約 772,561 件
https://w.atwiki.jp/tokiwa/pages/121.html
自慰人形たちの放課後 立ち読み版 第一話 La traviata その日の午後、清陵大学附属中等部の生徒は全員でオペラを鑑賞することになっていた。演目は椿姫。誰もが名前くらいは聞いたことがあるほど有名なオペラだったが、春海はこれまで見たことがなかった。 だからといって、オペラを鑑賞するのが初めてというわけではない。春海の家、筒木家はかなりの名家で、オペラを鑑賞する機会は日常的にあったからだ。 劇場に入り決められた席に着く。舞台の幕が開くと豪奢なドレスが真っ先に目に留まった。アイボリーのベルラインのドレスは艶やかで、落ち着いた色なのにとても華やかに見える。それはスカートの部分に数段のフリルが着けられていて、そのフリルの縁が金糸で出来ているからだ。スカートの下にはパニエが重ねられているのだろう。ふっくらとしたシルエットがとても美しい。 金糸のレースは胸元にも飾られていて、開いた襟ぐりの周囲から袖まで繋がっている。袖はレースとフリルで出来ており、細い腕の先にはドレスと同じ色の手袋がはめられている。手袋の縁にもやはり金糸のレースがあしらわれており、一層華やかに見える。 美しい衣装と美しい歌、もの悲しいストーリー。どれも春海の好みだった。ラストシーンでは涙が自然に浮かんで、ハンカチで何度も目頭を押さえなければならなかった。 うっとりと余韻に浸りながら春海はクラスメイトたちと一緒に劇場を出た。周囲を歩く誰もがオペラに感動し、言葉熱く語っていた。春海はポーカーフェイスを装い頷くだけの返事をしていたものの、内心では両手を上げて意見に賛同したいと思った。 感動の余韻はだが、ある声が聞こえたところですっぱりと途切れてしまった。 「わたし、椿姫は好きではないんです」 耳に入った声に驚いて春海はそっちを見た。春美から少し離れたところには一人の美しい少女がいた。滑らかな肌、艶やかな長い髪、そして少女の顔立ちはとても愛らしい。少女は愛らしい顔に愁いの表情を浮かべていた。この少女は学校では有名人だ。もちろん名前も知っている。木之下つばさ。それが少女の名前だ。 木之下家はかなりの名家で、春海の筒木家よりも歴史は浅いが、現在では格上と評されている家だ。だが春海は眉を寄せて思わずつばさの方に歩き出した。 「どうしてお気に召さないの? とても素晴らしいオペラですのに」 つばさは名家の娘ながら気取らず奔放にふるまい、家柄などに左右されず、皆に気さくな態度で接する。そのためつばさに憧れる生徒は数多くいる。現に今日もつばさの周囲には、まるでつばさをガードするかのように取り巻きの女子生徒たちが固まっていた。 横から口を挟まれると思っていなかったのか、つばさを取り巻いていた女子生徒たちが鋭い目で春海を睨む。だが当のつばさは不思議そうに首を傾げ、微かに笑った。 「お気を悪くなさったのならごめんなさい。わたしの感性に合わない、というだけですから」 楚々と笑って会釈をしたつばさが静かに去る。それを無言で見送っていた春海に何人かの生徒たちが駆け寄ってくる。口々に大丈夫か、無闇に声を掛けない方がいい、などと言われて春海は今度は彼女たちを見てため息を漏らした。 つばさと同様に春海にも取り巻きと言えるような存在がいる。純粋に春海を慕っている生徒がいないわけではないが、彼女たちの多くは筒木の名に惹かれて集まってきているのだ。 「何でもありません。少し、気になっただけです」 つばさを見たのはこれが初めてではない。取り巻きがいることも知っていた。けれど、感動の余韻を一言で消し去ってしまったつばさに、どうしても理由を訊きたかったのだ。だがそれを説明するのも煩わしい。春海はいつものように取り巻きたちに無難な返答をしてから教室に戻った。 帰宅したらもう一度、パーソナルシアターであのオペラを観ることにしよう。そうすればこの、言いようのない苦い気持ちも和らぐに違いない。そう思いながら春海は観劇の後の授業を受けた。その間もつばさのあの言葉は頭から離れなかったが、春海はその理由をあえて考えないようにした。 ごきげんよう、といつもの挨拶を交わしたクラスメイトたちが教室を出て行くのを待つ。春海の取り巻きの中には側に残ろうとしたものもいたが、観劇を終えてからの春海の機嫌の悪さを察したのか、挨拶を返して去って行った。 迎えの車はもう校門前についているだろう。誰もいなくなった教室で春海はため息を零してから、深く息を吸って俯き、目を閉じて静かに息を吐き出してから顔を上げた。 「ごきげんよう、ごきげんよう、ごきげんよう」 苦い顔で何度か繰り返してから、春海は鞄を机に叩きつけた。 「もう、限界! 何でさよならとか、バイバイとか、普通の挨拶は駄目なの!?」 幼い頃から躾けられてきたからこそ、本当は知っている。 クラスメイトたちのほとんどは春海から離れたところでは、他の学校の女子生徒と変わらぬ言葉で会話をしていることを。 そのほうが普通で当たり前だということを。 「何であたしは普通の話はしちゃ駄目なの!? 学校の帰りにお店に寄ったり、美味しいものを食べたり、可愛いものを見たり、買ったり、どうして出来ないの!」 溜まった鬱憤を吐き出してから深呼吸をする。春生まれだから春海という名前が付けられた通り、春海は進級してすぐに十四歳になった。もう駄々をこねるような年ではない。そのことは充分に判っている。そしてこうやって声を張り上げたところで、何も変わらないことも知っている。 クラスメイトを始めとする周囲の生徒が筒木家の娘である春海に媚びているだけだということも、幼い頃から何一つ変わってはいない。そしてそのことを知っていても春海は我慢し、周囲に合わせ、顔には作り笑いを貼り付けて過ごしている。 時折、馬鹿馬鹿しくなる。家柄に吸い寄せられて春海に媚びるのは生徒たちだけではない。パーティー会場で馴れ馴れしく話しかけてくる見知らぬ若い男達も同じだ。それを思い出した春海は吐き気を覚えて口許をハンカチで押さえた。 いけない。まただ。 幼い頃はきらきらとしたパーティーの雰囲気がとても好きだった。テーブルには食べきれないほどの美味しいご馳走が並び、大人たちは陽気に話していて、多少のいたずらも笑って見逃してくれる。同じくらいの年の男の子たちも春海と一緒にはしゃいで遊んだ。ドレスを汚さないようにね、という母親の笑顔の忠告に頷いてはいたが、パーティーの雰囲気につられて遊びすぎてしまい、庭に出て裾を汚してしまうこともよくあった。だがそんな春海を両親は叱らなかった。だから春海はパーティーが大好きだった。 だが今は違う。春海が幼い頃から両親はパーティーに呼ばれた子供を抜かりなく観察し、春海と遊ばせる相手を厳密に選別していたのだ。そのことを春海はもう知っている。今もそうだ。春海に話しかけてくる男は必ず、先に両親に挨拶をすることが義務づけられているようだ。その関門をクリアした者だけが、春海と話が出来る。 筒木は古くから続く家柄だ。だから両親は筒木の家にプラスになるように春海の相手をチョイスしているのだろう。そのことに春海が気付いたのは、中等部に上がった時だった。両親が朝食の席で春海の婚約者をそろそろ決めなければという話をし始めたのだ。驚く春海を余所に、父親と母親は男の名前を挙げては結婚相手に相応しいかどうか話し合っている。そんな二人を見た春海は漸く気付いた。 自分は両親にとって人間ではないらしい。彼らにはその気はないのかも知れないが、春海にはそうとしか思えなかった。まるで商品のように扱われている気分だった。 だから今日見たオペラのヒロインである椿姫が羨ましく思えた。悲しい最期を迎えはしたものの、彼女には心から愛してくれる相手がいて、そしてその相手を彼女も愛することが出来たのだ。それにひきかえ自分は愛や恋をすることはおろか、それがどういうものなのか知ることすら許されない。だから劇中の彼女に憧れ、そして同時に羨ましく思えたのだ。 劇場で見たオペラのラストシーンを思い出し、深々とため息を吐いた春海は、背後に気配を感じて慌てて振り返った。 教室の後ろのドアにもたれて立っていたのはつばさだった。くすりと笑ったつばさが目を細めて舐めるような視線で春海を見る。その視線が不気味に思えたが、春海は何事もなかったかのように平然と訊ねた。 「木之下さん、この教室に何かご用でも?」 「奇妙な声が聞こえたので様子を伺いに」 楽しげに笑ってつばさがゆらりと動いて机の間を縫うように歩いてくる。その足取りはとても軽い。どうやらさっきの声を聞かれてしまったようだ。そのことに気付いた春海は目を合わせられなくなり、ぎこちなくつばさから目を逸らした。 人形のように愛らしいつばさの人気は止まるところを知らず、中等部だけではなく、高等部にまで噂が流れているようだ。常につばさを取り囲んでいる生徒たちが、つばさのファンであると自称していることも春海はよく知っていた。 「椿ね。そういえば」 足音も立てずに近づいてきたつばさが、そんなことを言いながら春海の顔を覗き込む。どういう意味だろう、と思った春海は、何となくつばさの方を向いて頬を染めた。いつの間に距離を詰めたのか、つばさが至近距離まで顔を近づけていたのだ。 「だから、椿。筒木の木と、春海の春を合わせたら椿でしょう?」 吐息がかかるほど間近に寄ったつばさが囁く。間近で見てもつばさはぞくりとするほど肌が美しく、髪は異様なほどに艶やかだ。それに何だか甘い香りがする。深く息を吸い込んだ春海は、緊張と言い知れない不気味さを懸命に押し隠して返事した。 「素敵ね。考えたこともなかったわ」 微かに笑って春海は失礼、と断って机から離れようとした。が、その寸前につばさに手首をつかまれる。 「今度から筒木さんのことを椿姫とお呼びしてもいいかしら?」 細い指は意外にもしっかりと春海の手首に食い込んでいる。うろたえた春海の視線が無意識に揺れる。その隙を狙っていたのか、つばさが擦り寄ってくる。 今日は何故、つばさは一人でいるのだろう。いつもは色んな生徒に取り囲まれていて、一人でいるところなど見たことがない。あの時以外は。 手首をつかまれた春海は身動きが出来なくなっていた。その間につばさが妖艶な笑みを浮かべて身体を寄せてくる。制服越しに触れられた春海は全身を強ばらせた。脳裏にまざまざとあの時のことが蘇る。 ある時、つばさが一人の女子生徒と絡み合っているところを、春海は偶然見かけてしまった。誰もいない暗い教室のドアが少しだけ開いていたから、気になって閉めようとした時だった。ドアの隙間から中を覗くと微かな声が聞こえた。机に座った女子生徒がつばさに唇を奪われるところを見かけた春海は、思わず足を止めて二人の様子に見入ってしまったのだ。 机に腰掛けた女子生徒は足を開いているように見えた。ブレザーとブラウスのボタンも外され、露わにされた女子生徒の乳房をつばさはしきりに弄り回していた。弄られるのが嬉しいのか、女子生徒は蕩けそうな顔をしてつばさにすがりついていた。そんな女子生徒の足の間に挟まれる格好で立っていたつばさが、不意に振り返って意味ありげに笑った。 そこで春海は我に返って慌ててその場を離れた。あれはもしかして情事の最中ではなかったのか。そう考えるだけで春海の顔は真っ赤になった。恥ずかしさと同時に得体の知れない何かがこみ上げてくる気がした。 胸を締めつけられるような苦しさを覚えて、春海は苦い顔で声を吐き出した。 「あなたには、判らない、自由なあなたには、絶対に判らない!」 「なあに? 今度は八つ当たり?」 首を傾げたつばさが楽しげに笑う。その笑いには嘲りがこめられている気がして、春海は唇を噛みしめてつばさの手を振り解いた。すると、つばさがそれを待っていたように、邪険にされて傷つきました、という顔をする。普段なら例えそんな意図が透けて見えても春海の方から謝るのだが、今はそんな気になれなかった。 「迎えが来ているので失礼しますわ」 素っ気なく言って春海は鞄を大事に抱えるようにして歩き出した。そんな春海の背中につばさの笑い混じりの声が飛んでくる。 「今晩が楽しみです。良かったら連絡をください。……あ、わたしの連絡先をお伝えした方が良かったかしら?」 そんなもの知っている訳がないし、知る必要もない。連絡する気になるはずがないのだから。心の中でそう言いつつも、春海は黙って教室を出た。 続きが気になる方はこちらで購入できます!
https://w.atwiki.jp/kopikopipe/pages/83.html
高校生の頃、冬場に本屋で立ち読みをして 帰ろうとしたら、女子高生のバイトに呼び止められて いきなり「あんた!万引きしたでしょ!」と大声で怒鳴られ有無を言わさず 周りの男の通行人らに取り押さえられた そのまま事務室まで連行されてもう一人の女子高生店員が店長呼びつけて 店長はバイトの女子高生に「いったい何の本を盗ったの」と聞いて 「よくは見えなかったけど数十分もぞもぞしていて気になってこいつを見ると 背中に本を隠しているらしく、背中にうっすら本の形が見えた!」 と言ってきて、いきなり俺の背中をまくし上げた でも、俺の背中には本なんて無い 「あれ?」と言った女子高生更に俺の下まで半分ぐらいをいきなり脱がしたけど本なんて無い 「どうして…」と言って顔面蒼白になる女子高生二人組、状況が分からない店長 おもむろに俺が背中のTシャツの貼るほっかいろを取って「もしかしてこれと勘違いしたの?」 「あ・・・」と、顔色が凄く真っ白になっていく女子高生 つまり、俺が背中に貼っていたホッカイロが本の形に見えて俺が隠し持っていたと勘違いしていたと言うこと 女子高生二人組おもむろに泣きながらごめんなさいの連呼、 店長もひたすら謝って商品券みたいなのを何枚か渡そうとしたけど、 「ふざけるな!!」と怒鳴って商品券と女子高生の連絡先だけもらって帰った 今でも当時の状況を思い出しただけでムラムラしてくる
https://w.atwiki.jp/worldpeace/pages/9.html
過ち、はじめまして_2で検索してねで検索してね ↓↓↓↓過ち、はじめまして。 過ち、はじめまして。あらすじ 好意を寄せていた大学の同級生・朝雛と研究室の教授との浮気現場を目撃してしまった吉田。次の日、浮気を止めるよう訴えると、朝雛は「私が何を考えてるか知りたい?」と言い放ち吉田をホテルに連れ込む。憧れの女性とのエッチで童貞を捨て去った吉田だが、哀しい感情が込み上げてきて、一人涙してしまう。しばらく何事もなく振舞う朝雛にヤキモキしながらも、メールで呼び出されると、急いで駆けつけた吉田は、そこで……。若者のリアルな生態を綴ったダークでビターな恋愛狂想曲!! 「過ち、はじめまして。」で検索してね ↓↓↓↓過ち、はじめまして。 過ち、はじめまして。以外のおすすめコミック 本当にあった快感エッチ告白 「はぁん、その舌がたまらないよお」「いつも以上に彼らが男らしく見えて…」「教室でこんなことをしているとは、誰も想像していないでしょう…」欲しがりなシロウト女たちのリアルなエッチが満載!! 人妻女教師と元教え子の嫉妬渦巻く禁断不倫、失意の派遣社員が受けるサディストナンパ男の調教プレイ、性的欲求不満たっぷりの肉食系OLは酔った勢いで社内3P…、女友達と2人旅で羽目をはずして擬似4Pする彼氏持ち女子大生…、棒投稿雑誌に寄せられた素人女性たちの過激体験の数々を漫画化した実話短編集!! 「本当にあった快感エッチ告白」で検索してね ↓↓↓↓本当にあった快感エッチ告白 EROSサバイバル 美女達が衆目の面前で脱ぎ、悶え、感じる!前代未聞の生放送バトル!会員制インターネット番組、『EROSサバイバル』!勝てば天国!負ければお色気地獄!視聴者は昇天確実!現役T大生の胡桃沢明日香がパートナーに選んだのは、性に関しては超人的な知識と記憶力を持つ童貞ニート・設楽 楽!明日香はエスカレートする羞恥攻撃に打ち勝ち、賞金100万ドルをゲット出来るのか!?限界ギリギリのSEXYトーナメント、開幕! 「EROSサバイバル」で検索してね ↓↓↓↓EROSサバイバル 義父の肉嫁 舅・富蔵と義弟・光二に前から後ろから、やられ放題のみつ子。 やがて二人のモノを彼女自ら求めるようになる。 毎朝トイレで、光二の朝立ちを処理し、部屋ではお尻を突き出し男のミルクをおねだり。 義母の前で、娘の前で、浮フ顔とは裏腹に男によがりつく。 ある日、光二を誘い和室で欲望にふけっていると、義母・澄江が二人の庭師と共に部屋に入ってくる。 焦ったみつ子と光二はとっさに裸のまま押し入れに隠れるのだが、そこで卵zしなかった光景を目撃することに?。 「義父の肉嫁」で検索してね ↓↓↓↓義父の肉嫁 ぷるるん新入社員 この就職難のご時世に何とか新入社員として入社を果たした巨乳OL有村ちゃん、しかしその外資系の会社には「オッパイジリ式」という驚愕の社風が…!! 「ぷるるん新入社員」で検索してね ↓↓↓↓ぷるるん新入社員 良介くんの幸せな日常 とっても幸せ~で股間に刺激的な毎日が始まった!就活中の良介が引っ越してきたのは、美人な管理人に、ナイスボディなお姉さん達ばかりのオンボロアパート。 管理人であり、従姉であり、初恋の人である香菜のオッパイ攻撃で迎えられた良介は、彼女の指導の下、アパートの修理や掃除を任される。 さらにスケベなОLや、巨乳女子大学生の濡れたアャRに向って腰を振りまくり、女性住人達の性のケアまでするハメに。 憧れの管理人さんの穴まで、もう一歩? 「良介くんの幸せな日常」で検索してね ↓↓↓↓良介くんの幸せな日常
https://w.atwiki.jp/tokiwa/pages/103.html
ちく★びーむ 立ち読み版 「だから! 揉んでくれないと駄目なの! む、胸を!」 声を張り上げた瞬間、情けなさと悔しさと恥ずかしさが同時にこみ上げてくる。ちょっと声が大きすぎただろうか。笠井真由実は真っ赤になりつつも目の前に立っている髙野正志を睨みつけた。大体、何度も説明しているのに聞こえない聞こえないという正志が悪いのだ。八つ当たり気味なことを考えつつ、真由実は正志の反応を待った。 「へっ?」 「呆けたふり、止めてくれる!? わたしだって好きでこんなこと言ってる訳じゃないんだからっ」 口を開けて驚いたような呆れたような表情をしている正志に真由実はそう言い放った。今に始まった事じゃないが、正志は時々、こんな風に呆けたような顔をする。そういう時は大抵、ろくな事にならないのだ。 「もう一度、言ってくんない? ぜってー有り得ないことを聞いた気がするんだ」 「嫌よ!」 顔を寄せて言った正志を避けるように横を向き、真由実は腕組みをして拒絶した。もう一度言うなんて冗談じゃない。死んでも……まあ、実際には死ねない訳だが、とにかく真由実は同じことを繰り返して言うことを拒否した。 大体、正志の目尻はすっかり下がってしまっている。十六年の付き合い、いや、乳児の頃には付き合いと呼べるかどうかは判らないが、とにかくそれだけ長い時間付き合っていれば、相手の考えていることも自然に判るようになるものだ。 どうせろくなことを考えていない。真由実はにやけている正志を横目に見て、今度はふん、と言いながら背を向けた。 「ぜえっ、た、い、嫌!」 絶対、のところに特に力をこめて真由実は言った。 「そっか。小声でぼそぼそ言ったり、いきなり怒鳴ったりするから何言ってるか良くわかんなかったんだけど、嫌なら仕方ないよな」 背後から聞こえてきた声に反応し、真由実は真っ赤な顔をして振り返った。 「さっきのは聞こえたでしょ!? にやけてるし!」 腕組みをしてうんうんと頷いていた正志の顔を指差し、真由実は怒鳴りつけた。 本当ならあんなことは言いたくなかったし、出来る事なら黙っていたかった。特に正志に言えば小躍りして喜ぶのは目に見えていたし、何より、自分がそんな身体になったことそのものが恥ずかしかった。真由実は苛々しながら正志の額を指で押さえた。 「とにかく! さっきのは聞こえたはずよ!? 無駄に繰り返させないで!」 こうして二人きりで部屋にいることも珍しいのだ。普通、真由実はこんな風に自分の部屋に正志を入れたりはしない。それはそれ、これはこれ、と私生活は分けているつもりだったからだ。 勢いに押されたのか、正志が少し弱気になって言う。 「いや、だってさ。お前、これまでずっと、俺がちょっと乳触っただけで、キレて、半殺しにしてくれたじゃん」 この前なんか、マジ、走馬燈浮かんだもんな……。 そう続けて遠い目になった正志を睨みながら、真由実は唇だけ笑いの形にしてみせた。 「当然よ。年頃の女の子の胸に触って、無事でいられると思う方が悪い!」 確か数日前だったか。正志がじゃれて胸に触った時に真由実はここぞとばかりに反撃をした。もちろん相手が正志だから体術しか使っていないが、得意技の連撃を入れた。 だがその連撃は今では使えない。いや、少なくとも正志には使えなくなった。 「ということは、わたしの言ったことは理解出来たってことよね?」 情けなさと恥ずかしさがぶり返す。だが真由実は出来るだけ平静を装ってそう訊ねた。こうなったそもそもの原因が自分にあるため、身体が変わったことを後悔するつもりはない。反省はもちろんするが、今はこの身体でどうやって戦っていくかを考えなければならないのだ。 真由実も正志も、普段は学校に通う高校生なのだが、有事の際には戦闘員として働いている。二人が所属している組織の名は『ルシフェル』。敵対している勢力は天使と呼ばれ、実際に人の形に似た身体をしており、背には大きな翼を生やしている。しかも人間離れした身体能力を備えており、通常人では戦えないのだ。 真由実は幼い頃から戦闘員になるために修行を積み、格闘術を身につけた。そして正志は生まれつき持っていた超能力を使い、二人でコンビを組んで戦っている、というわけだ。 だがしかし、先日の戦闘で真由実は自らの読みの甘さが原因で大怪我を負った。いや、怪我というには生ぬるい。攻撃を食らった瞬間、真由実の意識はなくなり、身体もめちゃくちゃに潰されたのだ。 真由実の命を救うため、そしてルシフェル内で密かに行われていた研究成果を試すため、その実験は行われた。実験は成功。真由実はこうして無事に意識を取り戻した。 ただし、身体は全部機械になってしまった。その説明を受けた時、真由実は気絶するかと思うくらいのショックを受けた。が、意識を取り戻し、命を取り留めただけでも十分だ。それに聞くところによれば、身体能力は以前と比べものにならないくらいに上がっているという。更に驚くことに、真由実の身体には様々な武器が内蔵されているというのだ。 火力を伴ったということは、これまで以上に強い敵と戦うことが可能だ。が、その一方で使い方が多少やっかいなモノがあった。それが正志に説明した方法で機能する武器なのだ。 さりげなく真由実の手を退けた正志が真剣な表情で言う。 「乳揉めっていうんだろ。本当に良いんだな? 後から触った分、百烈ビンタとか無いよな?」 「しっ、しないわよ! 仕方ないでしょ! そうしないと機能しないらしいし!」 「機能ってなんだよ? まさかとは思うけど、お前……」 そこで声を途切れさせ、正志はそれまでに見たことのないようなもの凄い真面目な顔になった。真由実は軽く事情を説明しようと思ったが、正志の表情を見て困惑した。負傷した後、正志には入院していたと報されたとは聞いた。もしかして本当は正志はとても心配してくれていたのではないだろうか。そう思うと真由実は少し気が咎めた。 黙ってて悪かったかな。どう説明しよう。 そんな風に悩んでいると、正志が言った。 「お前があんなことになったっていうのに、姉貴が妙にテンション変でおかしいと思ってたんだけど、お前、姉貴の実験台にされて改造でもされたのか?」 「その通りですがなにか」 正志の言ったことが余りにも正確だったので、真由実は無表情になってそう答えた。研究者たちを仕切っていたのは確かに正志の姉だった。正志の姉が研究していたというのも初耳だったが、研究者達を取り仕切る立場にある、というのも真由実は今回の件で初めて知った。 あの姉にしてこの弟ありよね……。 正面からじっと正志を見つめて真由実は心の中で呟いた。姉は機械化人間の研究者、正志は幼い頃から女子の身体に興味津々、真由実はうっかりお医者さんごっこに付き合わされるところだったのだ。 改造された真由実は機械化人間というのだそうだ。だが正直、真由実はその言葉に違和感があった。人と違うところと言えば身体機能とメンテナンスくらいだ。 「身体がぐちゃぐちゃになってて、こうするしかなかったんだって聞いたけど」 呟くように言って、真由実は振り返って机の上に乗った大きな冊子を取り上げた。今時、何で紙にわざわざ書いてあるのかというと、正志の姉曰く、データが外に漏れると困るから、なのだそうだ。真由実は軽々と冊子を取り上げ、テーブルにそれをどん、と乗せた。 「えーと……ここよ」 目印に付箋を付けておいたページを開く。怪訝な顔をした正志もその場にしゃがんで冊子に顔を寄せた。 「ここの、ほら。え……と」 そこに書いてある文字を読むのが恥ずかしく、真由実は言葉に詰まった。機能の名前を記されている場所を押さえた真由実の指が自然と震える。 「『ちくビーム』ってなんだよ! 姉貴のセンスって、わかんね!」 真由実が言うより早くそう言って正志が爆笑する。真由実はかっとなって、つい手を上げた。 視界にターゲットのマークが表れる。瞬時にターゲットの分析が行われ、人間であると視界の隅に表示される。 「そこは笑うとこじゃない!」 ターゲットが人間の場合、真由実の身体は自動的に調整され、腕力などが抑えられる。真由実は無意識なのだが、機械が勝手にそうするのだ。真由実が振った手は正志の頬にヒットした。……が、普通にビンタで済んだ。 「って、スマン」 叩かれた頬を押さえた正志が意外にも反省している風な顔になる。デリカシーの欠片くらいはあるのかも、と思って真由実は判ればいいのよ、と頷いた。 「で、この武器を機能させるには、その、つまりアレよ。さっき言ったような事が必要ってこと」 真由実は説明をしてから顔を上げ、ぺたんと床に座った。恥ずかしいし情けないが、戦うためには仕方ない。それに真由実は意外に感じていた。本当のことを知ったら例え相手が正志でも、かなり引くのではないかと思ったのだ。なのに今の正志を見る限りでは抵抗感はなさそうだ。そのことに真由実は内心ほっとした。 「それじゃあ、揉むぞ」 真顔で言った正志が手を伸ばし、真由実の胸に触る。正志の手の動きを見つめていた真由実は眉を寄せて言った。 「それは触る。っていうか、撫でてどうするの!」 服の上から胸をさわさわと撫でられて真由実は呆れ顔になった。前とは違い、今は機械だから触られたところで別に何ともない。正志の姉曰く、いちいち感じていたら戦闘に差し支えるから、なのだそうだ。 「それにその位置から触ったら、正志にビームが当たるけど」 斜め前に座っていた正志に警告してみる。すると正志が慌てたように手を引っ込めた。まさかビームが湾曲して後ろに飛ぶとでも思っていたのだろうか。 「バックから揉めってか? それと、お前、あんなに感度良さげだったのにどうしたんだよ!?」 この前はちょっと触れただけで、可愛い声出してたのに! 続けてそう叫んだ正志を睨み、真由実は真っ赤になった。 「ばか! なっ、なによ、その、かっ、感度、とか! そっ、そういうの、戦闘に関係ないじゃない! それにっ、そっ、そんな、声とか、だっ、出してないわよ!」 テーブルを押して立ち上がり、真由実はどもりながらそう言い返した。それにつられたのか、正志も立ち上がる。真由実は正志が何かを言う前に背を向けた。 「とっ、とにかく! さっさとしなさいよ! ばか!」 「わーったよ。こんな感じで良いか?」 背後に迫った正志が後ろから胸をつかみ、乱暴に揉みしだく。真由実は無意識に声を上げた。 「やっ、ん、痛……」 瞬く間に視界に赤い文字が点灯し、ターゲットのマークが出る。一気に緑のフィルタが掛かった視界に驚き、真由実は懸命に文字を目で追った。ターゲット未確認、ビームを発射するかどうかという質問が英文で表示されている。 「確かに生身の女のコの乳と全然感触違うな。少しは感じるみたいだし、もっと行くぞ」 真由実が戸惑っている間に正志が指に力を込め、絞るように胸をつかみ、強く揉み始める。真由実はどうしていいのか判らず焦り、正志に寄りかかって呻くように言った。 「か、感じて……んっ、なんか……あ! なっ、ない、し……」 緑色に染まった視界の真ん中にターゲットが固定される。真由実が意識しない間に発射準備が整い、yes/noの文字が表示される。 「や、やだ、こんな……いやっ! ああっ、触って、も」 大丈夫だって言ったのに! そう真由実が続けようとした瞬間、身体の中でがちん、と何かが嵌る音がした。唸る音がした直後、真由実の服の胸の部分が千切れ飛び、真っ青な二条のビームが発射された。 部屋の壁が溶け、大きな穴が空く。真由実は驚きに息を飲み、視界にずらっと並んだ文章を慌てて読んだ。どうやらさっき出した声がyesと判定されてしまったらしい。さっきまで胸を揉みしだいていた正志の手もいつの間にか離れている。 「うはっ! すげー威力だな!」 それまで黙っていた正志が嬉しそうに言って笑う。呆然としていた真由実ははっと我に返り、服が破れて露出してしまった胸を腕で抱えるようにして隠した。 「とっ、とにかくっ、これは、最終手段だから! 周囲への影響も大きいし、エネルギーを凄く消費するから、あんまり使わないようにって言われてるし!」 仕組みもよく判らないままに、真由実はそう主張した。何も感じないと言われていたのに、嘘吐き! と、内心で正志の姉を罵倒する。 「しかし、狙いとかどうやってつけるんだ? 下手に揉んでる最中に発射されたら俺の腕消し飛ぶんじゃないか?」 なんか音がしたから慌てて手を離したから良かったものの。そう続けて正志が頭をかく。ちらりと正志を肩越しに見てから、真由実は小声で説明した。 「照準はほぼ自動で設定される仕組み。普通は天使以外には設定出来ないみたい。でも……さっき、その……」 ターゲットマークが出ていて、出してしまった声がyesと判定されていたことを真由実は白状した。正直、死ぬほど恥ずかしい。 「そもそも、ビーム発射するのに、なんで俺がお前の乳揉む必要があるんだ? 愛の力とかそーゆー奴か?」 にやにやと笑う正志を振り返り、真由実は大声で喚いた。 「ばか! あっ、愛とか、恥ずかしいこと言わないでよ! 理由はわたしも知らない! お姉さんに訊けば!?」 真由実は恥ずかしさに真っ赤になり、正志を軽く蹴飛ばした。笑いながらよろけた正志が大人しく部屋を出て行く。正志がいなくなった部屋で、真由実はもう一度、ばか、と呟いた。 ビームで穴が空いた壁の修復が始まった。青いシートの張られた壁を振り返り、真由実はため息を吐いた。ルシフェルに所属しているメンバーは必ず保険に加入することになっている。特殊保険のため、世界中で適用される他、真由実のケースのように戦闘レベルを測る目的の行為により破損したものに対しても適用される。そのことを思い出して真由実はうんざりした。 別に戦闘レベルを測った訳じゃないんだけど。 今朝も父母に文句を言ったのだが、それが一番いい理由だからと押し切られてしまった。本当のことを言えば良かったのかも知れないが、まさか説明中に胸を揉まれてうっかり声を出してしまったとは言えない。 これじゃ、お嫁に行けなくなっちゃうかも。 しゅんとしつつ歩いていた真由実の視界にポインターが出る。真由実は自然とそっちを向いた。隣に住んでいる正志が、いつものように姉にドアから蹴り出されたところだ。ため息を吐いて正志の家の門を開けると正志が道路に転がり出てくる。 「くっそー、姉貴の奴! 自分の所業を棚に上げやがって!」 正志が頭を押さえて喚く。大きな音を立てて閉まったドアを見ていた真由実は門を閉めて正志に近付いた。いつもなら門でぶつかって止まるのに今日は飛距離が伸びている。いつもより三メートルは余計に飛んだ。正志はそのことを判っていないらしい。ちょっとしたいたずらに成功し、良い気分になって真由実は正志に駆け寄った。 「おはよ。いつも元気よねー」 朝っぱらから姉弟喧嘩が出来る正志に感心をこめて頷いてみせる。そこでようやく正志は真由実に気付いたらしい。 「おう。真由実か。姉貴に話は聞いたぜ」 壁に寄りかかって拗ねていた正志が軽い動作で身体を起こし、いつものように真由実のスカートをめくろうとする。だが真由実は正志のその動きを目で捉え、手を押さえた。 出来た! いつもなら正志の素早さにスカートをめくられ放題になっていた真由実は目を輝かせて正志の手を払った。 「何を聞いたの?」 朝から調子がいい。やっぱり機械の身体だと反射速度も違うようだ。いや、それ以前に物を目で捉える速度が格段に上がっている。以前の真由実は勘は良いし、反射神経も良かったが、今のこの速度にはかなわないだろう。 機嫌を良くした真由実とは反対に、正志はむっとしている。 「なんで避けるんだよ! 幼稚園のころから十二年。お前のパンツの色を確認するのは朝の日課だろ!」 「日課じゃない! 正志が勝手にめくるだけでしょ!」 喚きつつ、さらに学校に向かって歩きながらの二撃目の正志の手を真由実は片手で止めた。だがそっちは囮だったらしい。正志が左の膝を使ってスカートをめくろうとする。その動きを真由実ははっきりと見て取れた。 正志の手を払ったその手で、膝をぱしっ、と受け止める。にっこり笑ってみせると正志が喉の奥で呻いた。 それまで悔しそうな顔をしていた正志が、急に嫌な笑いを浮かべる。 「真由実。命令だ。止まれ」 は? そう言い返そうとした真由実はだが、意志に反してぴたりと動きを止めた。正志の膝が手の下をすり抜ける。なのに真由実はその場に釘付けになってしまった。視界や表情くらいは多少は変えられるが、動けない。 「ちょっと! なによ、これ!」 焦った真由実は慌てた声を上げた。今の正志は余裕の笑みを浮かべている。 「戦闘の時、いつもお前は俺の言うこと無視して突っ込んでくだろ?」 「あっ、当たり前じゃない! 正志はサポーターで、わたしがアタッカーなんだから!」 確かにこの間も正志の制止の声を無視し、がむしゃらに敵に突っ込んだせいで怪我をしてしまった。だが攻撃のタイミングが遅れてしまったら、相手が先制することが多い。そうなると特殊フィールドを張られることがあるのだ。 天使が張る特殊フィールド内では、超能力を持っていても不利になることが多い。逆にこちらが先攻して有利なフィールドを展開出来ればいいのだが、真由実と正志のペアにはガード役がいない。要するに有利なフィールドを展開してくれる者がいないのだ。 だから二人には強い敵は回されない。相性の合うガードが見つからないからだ。だが真由実達だけではなく、ガードの付かないペアは多い。 「だから、その認識が間違ってるんだよ! 攻撃寄りだけど、お前はあくまで壁役! 俺様がアタッカーなんだってば!」 威張っているつもりなのか、腕組みをして真由実の前に立った正志がきっぱりと言い切る。 「は!? これまでわたしがアタッカーで、正志がサポーターだったじゃない!」 年に一度、ペアの能力の確認が行われるのだが、その時にも真由実の言った通りの判断が下された。おまけに攻撃力も上がり、さらに反射速度まで速くなっているのだ。これで攻撃しない手はない。 「フロントがお前で、バックが俺っていうのは決まってたが、二人チームなんだから、どっちがアタッカーでどっちがサポーターかあるいはガードかとか、明確に決まって無かっただろ!」 頭を抱えた正志がそんなことを言う。真由実は怪訝な顔をして正志をまじまじと見た。 「だってわたしに体術で勝ったことないじゃない」 それに正志にはあの卑怯技があるじゃない。そう付け足すと正志が目を吊り上げる。それを見て真由実は慌てて言い直した。 「訂正。短距離テレポートとか、レビテーションとかあるじゃない。それでサポートしてくれてたでしょ?」 そこまで言ってから真由実は顔をしかめた。 「で。どうでもいいけど、わたし、何で固まってるわけ? 正志のところについてるポインターが赤くなってるんだけど」 ここが住宅街とはいっても朝だ。人の通行はたまにある。やり取りしている二人を不思議そうに見て過ぎた若い女性も、群れになって過ぎていった小学生たちにも、真由実の視界にいる間はポインターはついていた。だがそのポインターの色は白だ。さっきまで正志についていたポインターも白かった。 「だから、姉貴とか、上のヤツらが出した結論が今の状況なわけ!」 「ちょっと……待ってよ。わたしにサポートに回れってこと!? もしかして、正志の掛け声でわたし、止まったままなの!?」 正志の言いたいことは何となく判るような気がする。要するに前回の一件で、ルシフェルの管理官たちが真由実の行動を問題視したのだ。正志を制止を振り切って攻撃に走って負傷したからだろう。 だが制止を振り切ったのはあれが初めてじゃない。これまで何度もあった。そのことを思い返して真由実ははっと気付いた。これまでそれが当たり前だと思っていたが、もしかしてこれまで大した怪我をせずに済んだのは、正志のサポートと運があったからなのではないだろうか。 ちょっと待ってよ、と呻くように呟いて真由実は瞬きをした。するとまるで写真をめくるようにこれまで戦ってきた様々な敵が視界に表示される。だが機械になる前に見たのとは違う。敵の姿と共に色んな場所に矢印が表れ、戦闘能力値が未確認と表示されているのだ。 「サポートに回れっていうのとも違う。これからも、お前の方がアタッカー的な役割を占める割合は多いだろうから安心しろ」 さっきまで偉そうにふんぞり返っていた正志が真剣な表情になっている。真由実は頷こうとして眉を寄せた。 「ちゃんとした話し合いが必要みたいね。……でも、動けないんだけど」 さっきの体勢で固まったまま、真由実は困ったようにため息を吐いた。それまで真面目な顔をしていた正志が思い出したように手を叩く。 「あ、そうだ! パンツの色の確認がまだだったな。真由実。スカートのすそ掴んでガバっとまくり上げてくれる?」 「なっ、何でそんな……えっ、ちょっ、ちょっと待って!」 焦った声を上げつつも真由実は正志の言った通りにスカートの裾をつかみ、自分からスカートをめくり上げた。 「きゃあああああ!」 真由実は訳が判らないまま悲鳴を上げた。何で正志の前で自分からスカートをめくっているのか判らない。こんな真似、これまでかつてしたこともないし、これからだって嫌だ。なのに実際の真由実は悲鳴を上げつつも制服のプリーツスカートをめくっていた。 「おおおお! これは! すげええっ! 生きてて良かったぁっ!」 目をぎらぎらさせた正志が真正面にしゃがみ込み、至近距離でスカートの中を覗く。真由実は必死で手を下ろそうとしたが、どうやっても下ろせない。 「やだ! 変態! 見ないでよ! ばか! 信じらんない! ちょっとっ、ばかっ、なに考えて」 正志がにやにやしながら手を伸ばす。真由実は必死で身を捩ろうとしたが、どうやっても動けない。あと少しで正志の手がショーツに届く。悲鳴を上げようとした真由実は次の瞬間、口を開けたまま目を見張った。 何故かは判らないが、しゃがみ込んでいた正志が声もなくその場に崩れ落ちる。それと同時に真由実の身体は自由になった。 「こ、の、変態!」 地面に転がって何故かぴくぴくしている正志を靴で何度も踏みつける。もちろん人間用に力は自動的に落ちているから問題ない。真由実は心ゆくまで正志の背中をにじった。 「くのっ、くのっ、くのっ! よくもわたしの、見たわね! このっ、反省しなさい!」 何度か踏みつけてから真由実は深呼吸して正志から足を下ろした。まだ手足の先を震わせながら正志がのろのろと起き上がる。 「くそー、姉貴のヤツ……。これじゃあ生殺しじゃ、ねーか……」 ぶつぶつと呟いた正志ががっくりと地面に沈む。真由実はきっちりとスカートを足の間に挟み込み、正志の傍にしゃがんだ。 「ちょっと。さっきの変態行為は今ので許してあげるから立ってよ。早くしないと遅刻よ?」 視界の隅にはいつの間にかデジタルの時計が表示されている。便利ではあるが、いつも時間を気にしていなければならないような感じがする。真由実は近くに落ちていた棒きれで正志の頭をつついた。 「ほら、早く。ただでさえ学校にはあんまり行けないんだから」 「スタンガン食らったみたいなもんだから、身体が動かねえ。だっこを要求する」 「何でわたしが!?」 仰向けにごろんと寝返りを打った正志が腕を伸ばす。真由実は正志を殴ろうと思って腕を振り上げ……ようとした。が、実際には腕を伸ばして言われた通りに正志を抱え上げてしまう。 「……ちょっと。まさか、この格好で学校に行けと?」 腕の中にちゃっかりと納まった正志を下目で睨み、真由実は出来る限り低い声で言った。機械になったためか、正志のことを抱えても負担には感じない。だが何故、こんな真似を身体が勝手にしてしまうのかが判らない。何となく正志の命令には逆らえないようになっているということは判るのだが、その事実から真由実は目を逸らしていた。 「そうしないと、遅刻しちまうだろうが」 嬉しそうににやけた正志が言う。真由実は奥歯を噛みしめて黙って歩き出した。本当は今すぐにでも正志を放り出してしまいたい。なのに腕は動かないし、このままだと本当に遅刻してしまう。 「後で覚えておきなさい」 歯を噛み合わせたまま、真由実は恨みをこめて正志に言った。言葉にこめた感情を察知したのか、それまでへらへらしていた正志が慌てたように愛想笑いした。 続きが気になる方はこちらで購入できます!
https://w.atwiki.jp/marukosblog/pages/6.html
あえぎ声はお静かにで検索してね ↓↓↓↓あえぎ声はお静かに★ あえぎ声はお静かに★あらすじ 「入れてやろうか、彼氏に内緒で」彼氏がいるのに、幼なじみにトロトロになるまで奥を弄られ、開発途中のうぶなカラダは、あえぎ声を漏らすだけ…。初めての一人暮らし。彼氏とのHを、隣人に聞かれてしまった結斐子。しかもこの隣人、結斐子にイジワルばっかりしていた幼なじみ・葵だった!「心置きなく彼氏とお部屋Hできる様になるため」と称して始まった、幼なじみの淫らな特訓は、徐々にヒートアップしていき…!? 「あえぎ声はお静かに★」今すぐ読んでみる ↓↓↓↓あえぎ声はお静かに★ あえぎ声はお静かに★ほか、お勧め 鬼畜プロデューサー諏訪吉雪 諏訪吉雪をよく知る人物は彼をこう呼ぶ。 「鬼畜プロデューサー」と… 今日もまた、アイドル達が彼の餌食となるのだった。 Qカップグラビアアイドル「秋山咲夜」のマネージャーからもちこまれた依頼…。 それは、グラビア引退を防ぐため彼女を犯すことだった。 そしてついに、決して浮ヨでることのない、秘密の収録が始まった…。 「鬼畜プロデューサー諏訪吉雪」で検索してね ↓↓↓↓鬼畜プロデューサー諏訪吉雪 36時間かくれんぼ 捕まった女は、服を引き裂かれ下着を剥ぎ取られ、生臭い男の欲をブチ撒けられる!!トイレ、ロッカー、倉庫、教室…隠れ場所を探して逃げる女生徒たち。 じわじわと追い詰めるのは、鬼となった男子生徒!! 「36時間かくれんぼ」で検索してね ↓↓↓↓36時間かくれんぼ 秘蜜の花嫁~世にもみだらなる宿命 昨日まで、どこにでもいるようなフリーター娘だった私が、まさかある宿命を持った、この世でたったひとりの花嫁だなんて…!! しかも、その証拠は私のカラダからあふれ出す、イヤラシイ液体に秘められていて------!? 代々受け継がれる謎の絵師の家系…その若き美貌の当主に嫁がされるはめとなった主人公・雀を世にもみだらで恥ずかしい試練が次々と襲う!!! はたして、その先に待ち受ける想像を絶する結婚生活とは……!!? 「秘蜜の花嫁~世にもみだらなる宿命」で検索してね ↓↓↓↓秘蜜の花嫁~世にもみだらなる宿命 イケイケ淫魔殿 上品な人妻編 ヤクザ夫婦の勇次と美紗の下に高校時代の巻上げ奴隷の鴨田から健康ランドの無料招待状が届いた、散々いじめた相手からの招待状だったので、あやしんだ二人だったが、出かけてみると、大サービスの連続であった。 しかし、油断したとき、鴨田の復讐ののろしが挙がった。 二人の運命やいかに 「イケイケ淫魔殿 上品な人妻編」で検索してね ↓↓↓↓イケイケ淫魔殿 上品な人妻編 堕ちる女 離婚調停のため、ある男のもとに訪れた女弁護士。 夜の生活での 不 が夫婦不仲の原因と聞かされていたが、それは真っ赤なウモセった。 女弁護士は男に辱めを受け、なぶられ、凌辱の限りを尽くされる。 彼女を雇った妻の真意は…? 「女弁護士蹂躙」ほか、女たちが快楽に溺れていく瞬間を描いた「堕ちる女」シリーズ。 「堕ちる女」で検索してね ↓↓↓↓堕ちる女
https://w.atwiki.jp/ren-con/pages/37.html
※店員 キャラ名 解説 備考 登場頻度(A~E) レントン このスレの主人公 いつの間にかコンビニ経営が本業化している?作中における常識人ゴタゴタのせいで不運な事も A セツコ アルバイト店員その1 セッちゃんスイーツ大好き B ステラ アルバイト店員その2 シンと仲がいい A 麗花 アルバイト店員その3 『不幸だわ』が口癖 D エウレカ アルバイト店員その4 レントンの嫁 B ホランド リフチャンプ 暴露本で権威が地に落ちたコンビニ経営権を剥奪された雑誌編集長の座を下ろされた挙げ句の果てに逮捕された事も劇場版の内容の所為で、他の月光号大人組み共々、フロスト兄弟達からスパロボ逆補正で死亡枠協会に誘われた事もリフブームの過ぎた現在では一般的には、もう過去の人(?) A ムーンドギー アルバイト店員その5 俺がガンダムだ E シン ステラのことが好き? コンビニ難民その1実質アルバイト店員兼準主人公的存在 A 鉄也 清掃のプロ 床の摩擦係数がなくなるまでやる、ロボットだからマシーンだからダダッダー D ※客 キャラ名 解説 備考 登場頻度(A~E) カツ 立ち読みの王者 コンビニ難民その2 C ガロード ティファの彼氏レントンの友人 よくコンビニでイチャつく C ティファ ガロードの彼女 同上 B エニル ガロードのストーカー ガロードをゲットしようと色々やっている? E ランド ザ・ヒートだがスレ内ではマイペース 料理が得意らしい D アスラン お得意様? キラやラクス達のサイフ代わり女性関係とストレスで前髪が大ピンチ C ベガ大王 ベガ星連合の盟主 作中に置ける人格者で模範客 A レイ 隠れゲーマー 課長 D ※要注意客 キャラ名 解説 備考 登場頻度(A~E) 要注意度(A~E) ルナマリア シンのことが好き? ステラをライバル視しているうまい棒好きの女ブタマリア・ホークとも A A アポロ 食い逃げの常習犯 要注意客その1 C B ゲイナー 店内でゲームをするレントンの友人 要注意客その2 C E シンシア 同上 要注意客その3 D E ロジャー 割引交渉の常習犯 要注意客その4 C D クワトロ ロリコン系雑誌の常習者 要注意客その5 A A グエン ショタコンの御曹司 要注意客その6 A A アサキム 中二病 12店目で片玉になった貯金を全て盗られた14号店目にて入院16号店で玉無しに・・・ B A キラ 最強のニート 購入代金の10割はアスランのツケ C E シャギア トラブルメーカー 最近『なりきり王道伝説』という番組を始めた A A オルバ トラブルメーカーブラコン? 同上 A A ※他 ロラン コンビニ内最後の砦 行き過ぎたネタに月光蝶ならぬ月光号システムを発動する B タルホ ホランドの妻 ホランドの妻 B デューイ ホランドの兄 ホランドの兄 B キラケン キラケン 最近は影が薄い C メイリン ルナマリアの妹 アスランの回復役 C アポリー クワトロの部下 ラジオ「オールナイトヤーパン」のパーソナリティ自分のことを名前で呼ぶ 「アポリーはねぇ…」 E ロベルト クワトロの部下 ラジオ「オールナイトヤーパン」のパーソナリティヒゲのあるほう E ガウリ 多分忍者 ヤーパンの文化はこの人に聞け!たまに間違えるけど! C カガリ オーブのえらいひと ボケ担当 C アナ姫 姫 ロリコンの最大の犠牲者 D
https://w.atwiki.jp/tokiwa/pages/120.html
機娘乱劇オーバードライブ 立ち読み版 プロローグ 人々の怒声、甲高い悲鳴、半狂乱の泣き声。それらがあっという間に街を埋め尽くした。どこからともなく現れた異形は、あるモノは昆虫にも似ていて、あるモノは獣にも似ている。様々な形のソレに共通するのは、人間を捕食する習性を持つ、ということだった。 それらは俗に魔と総称されている。一目ですぐにこの世界に相容れない異物と判るためか、自然とそれらの存在は魔と呼称されるようになったのだ。 人がそれらを魔と呼んで恐れるのは、例えば色彩が自然でなかったり、サイズが普通でなかったりといった、目に見える判りやすい理由だけではない。判りやすくいうなら、得体の知れない恐怖、嫌悪感、憎悪など、負の感情を否応にも刺激されるからだ。 せき止めていた水が溢れるように魔が街を埋め尽くす。紫と深い藍のまだらに覆われた巨大な蚯蚓(みみず)のような魔が地を這い、刺だらけの口で逃げ遅れた人間の足を噛む。悲鳴を上げた者は足、腕と末端から徐々に食われていく。途中で失血死出来ればまだ幸せかも知れない。だがこの蚯蚓(みみず)型の魔は生きた人間の脳を好物としている。口から放つ液体は強力な止血効果や覚醒効果を持っており、魔に喰われかけた人間は最期まで意識を保ったまま、喰われる恐怖によって意識を蝕ばまれ、発狂寸前まで到達させられる。そこまでいって、ようやくこの蚯蚓(みみず)型の魔は、頭蓋を割って中身を啜るのだ。 狼や豹に似た獣型の魔や、蜥蜴(とかげ)や小型の肉食恐竜に似た爬虫類型の魔のやり口も大差はない。人々を嬲るように襲って動けなくしてから、まずは腸(はらわた)を喰らい、覚醒効果を持つ唾液で意識を保たせたまま、頭蓋を噛み砕いて脳を喰らうのだ。 悲鳴や怒号がひときわ大きくなる。十数メートルほどの体躯の巨大な獣型の魔が現れ、建造物を破壊し始めたのだ。新たに現れた大型の獣魔は、小型の魔のように、人間を手足や内臓から丁寧に解体しながら喰うような非効率な事はしない。鋭く大きな牙で建物や車を齧りながら人を丸呑みしていく。 大型の魔には、巨大な触手を建造物に巻きつけ粉砕しながら人間を体内に取り込んでいくモノや、竜巻のような空気の渦で建造物を粉砕し体内に吸い込むモノなど、様々な形のモノが確認されているが、体内にとりこんだ人間がどうなるのかは解明されていない。だが大型の魔も可能な限り、人を生きたまま体内に取り込もうとする性質がある事が判明している。となれば、巨大な魔の内部では、小型の魔に喰われるのと同レベルの捕食行為が行われている可能性が高かった。 大型獣魔によって街が瓦礫と化すまでには、そう時間は掛からなかった。最後に残ったショッピングモールを地下まで抉って人を飲み下す。餌に出来る人間が居なくなったためか、大型獣魔は今度は周囲の小型の魔に矛先を向けた。 魔には基本的に共食いをする習性は無いのだが、人を食らった直後だけは違う。他の魔が得た栄養素を奪い取ろうとするかのように、その時だけ共食いを行うのだ。小型の魔が人を喰らうのに時間をかける事。そして人を食った魔どうしで共食いする習性を持つこと。そのおかげで、魔の最初の攻撃を逃れる事ができた者は、避難に必要な時間を得ることができる。 蚯蚓(みみず)型の魔を獣型の魔が喰らい、獣型の魔同士が死闘を繰り広げる横合いから、大型の獣魔が争っていた魔を地面ごと丸呑みする。魔の大発生から数時間後には、街だった場所には、大型獣魔と、人を食いそびれたために大型獣魔の餌となることを逃れた、ある意味幸運な小型の魔しか残っていなかった。 やがて生き残った小型の魔はゆっくりと辺りをうろつき始め、大型獣魔は眠るように動きを止めた。その上空を小さな航空機が通り過ぎる。この国の軍事組織が装備する、無人偵察機だった。 この無人偵察機は、兵器を用いて大型獣魔を倒すために飛んでいる訳ではない。大型の魔は休眠状態に入ると、刺激せずに放置しておけば、長くて十日程度で消え去ってしまう。逆に、爆撃や砲撃を行なって刺激を与えると、何のダメージも与えられないどころか、パワーアップして行動が活発化し、さらなる被害を招くことになる。無人偵察機は大型獣魔が休眠状態に入ったことを確認すると共に、その位置を正確に記録するために投入されているのだ。 何機かの無人偵察機が空を横切り、日も暮れた頃、魔が徘徊する廃墟に数人の人影が現れた。全員、この国の軍人が着る緑色の迷彩服を着込んだ軽装備の女性だった。しかし、なぜか、彼女達が着ている迷彩服は、戦闘服では無く薄地の作業服だった。 迷彩服の女性達は慎重な足取りで、まずは小型の魔に近づいていった。だが小型の魔は彼女達に反応する様子は一切なく、完全に無視して通り過ぎていく。彼女達は頷きあうと、今度は大型獣魔に迫った。 迷彩服の女性達たちが近づいても大型獣魔は休眠状態を解く様子はない。近づいた彼女たちは散開して四方から取り囲むように配置につくと、大型獣魔を観察しはじめた。彼女達はカメラなどの機器は使用せず、何故か左手を股間部分に添えていた。股間に添えたられた指は、敏感な突起があるはずの部分を、つまんでひねったり、押し込んだりという動きを繰り返している。彼女達の表情は真剣そのもので、股間をまさぐる指の動きはまるでスイッチを弄っているかのように規則的で、自慰を行なっている風ではない。 迷彩服の女性達による大型獣魔の観察は十数分ほど続いた。観察を終えた彼女達は再び集結すると、次に街の被害状況の確認を始めた。街のあちこちに散らばる無残な遺骸を見つめる彼女達の表情は沈鬱だったが、冷静さを失う事はなかった。ショッピングモールだった場所にさしかかった時、中の一人が驚いたような表情で瓦礫の一角を指さした。 「あそこ、見て」 ショッピングモールの地階の隅だった場所の瓦礫に埋もれるようにして、震える一人の子供の姿があった。子供の周囲に落ちているのは瓦礫だけではなかった。千切れた誰かの腕、誰かの頭、誰かの足……そして真っ赤な血だまりが子供の前にあった。ただ一人生き残った子供は虚ろな眼差しでそれらを見つめて黙っていた。強い衝撃を受けて子供の精神状態が希薄になったため、魔に気付かれなかったのだろう。 しかし、迷彩服の女性の一人が声を上げた事で事態は急変した。子供の瞳が感情の色を取り戻すと、近くをうろついていたいた狼のような姿をした魔がぴくりと反応したのだ。子供を発見した迷彩服の女性が舌打ちをして、驚くほどの機敏さで子供の傍に駆け寄り手を差し伸べる。 「もう大丈夫よ、こっちへ!」 迷彩服の女性は鋭い声でそう言って片手で子供を抱き上げると走りだした。 「要救助者確保! 小さな女の子です!」 子供を片腕で抱き抱えて走る女性が、近づいてきた仲間に告げた。 「観察対象に動き無し。貴官は要救助者と共に全速で拠点へ帰投すること。送り狼に対する迎撃要請はこちらから出しておく。武運を祈る」 「了解しました」 近づいてきた仲間は迷彩服の女性達のリーダーだったようだ。子供を抱えた女性は命令に従い、仲間から離れるように走った。大型の獣魔を起こしてしまうという最悪の事態は避けられたようだが、狼型の魔は子供を追ってくるだろう。迷彩服の女性達は、小型の魔が相手なら対抗できる手段を持ちあわせていたが、この場でそれを実行するには大型獣魔を起こしてしまうというリスクを伴う。少なくともそのリスクだけは避けなければならない。 「しっかり、しがみついていてね」 子供は迷彩服の女性が自分を助けようとしてくれていることを理解したのか、黙って頷き、力を込めて彼女にしがみついた。それを確認して女性はスピードを上げた。彼女の走行スピードは驚くほど早い。野生動物並の加速力と、バイク並みの最高速度を兼ね備えているようだ。柔らかな女性の胸に顔を埋めようとした子供が違和感に気づいたように驚いた顔をして頭を上げた。女性の胸の内部には金属のような硬い感触があった。 「おっぱい、かたいよ?」 怪訝そうな表情でそう告げる子供に、迷彩服の女性は苦笑しつつもすぐに返答はしなかった。真実を安易に告げ、子供に万が一でも暴れられると困る。だが黙っていると逆に不信を招く可能性もある。女性は逡巡した後、子供の問いに答えた。 「わたしの身体は、実は機械で出来ているの。でも、だからこそ、こんなに速く走れるのよ」 「きかい? すごい!」 そう言って、子供は再び迷彩服の女性の胸に顔を埋めた。子供は彼女が機械だということを疑いはしなかったようだ。ひょっとしたら子供なりに機械だから強い、などと勘違いしたのかも知れない。 子供を抱いた迷彩服の女性は舗装された幹線道路を逸れ、彼女が配備されている部隊が拠点としている場所へ向かった。彼女を追いかけてくる文字通りの送り狼である狼型の魔を迎撃する体勢は既に整っていた。迷彩服の女性は、体内に搭載された通信機で受信した命令に従い、速度を落として道の両脇に設置された機関銃座の間を通り抜ける。 二つの銃座から一斉に銃弾が放たれる。小型の魔に対してなら銃器も威力を発揮する。人間相手ならかすっただけで致命傷を与えることが可能な機関銃弾が命中して、狼型の魔は地面に倒れ込む。致命傷を負ったかに見えた狼型の魔だが、傷がすぐさま回復し始める。しかし、回復するより先に機関銃弾が次々と命中する。数十発の銃弾を浴びてボロボロになった狼型の魔はあっけなく消滅した。 迷彩服の女性が速度を落として数分進むと、拠点である天幕群が現れた。歩哨の敬礼を受けながら、彼女は通信で命令された通り、軍医が居る天幕に直接向かった。 子供を抱いたまま、未舗装の足場の悪い道を高速走行したために、迷彩服の女性の駆動システムには想定以上の負荷がかかっていた。予定に無い行動を取ったために燃料の消費も激しく、ただちに整備と燃料の補給を受ける必要があった。しかし『新型偵察車両』として開発された彼女のような存在が、実際に軍の部隊に配備され、運用されたのは今回が始めてだ。なんらかのトラブルが発生するのは想定内の事態だった。不具合があった部分は今後、改良していけば良いのだ。 『新型偵察車両』である女性は、衛生兵に子供を預けると、子供と別れ、整備を受けるために、彼女の製造元の企業から派遣されている技術者の元に向かった。 子供は意外なほど元気で、怪我もなく、出された食事をぺろりと平らげた。しかし、身元に関する質問をされると不思議そうな表情で判らないと答える。完全に記憶を失っているようだった。汚れた衣服を脱がせた時に、意外な事実が判明した。髪が長く、綺麗な顔立ちをしているのでてっきり女の子だと思われていた子供は、実は少年だったのだ。 明らかな急性ストレス障害の症状を示している少年に、軍医は精神安定剤と睡眠導入剤を与え寝かしつけた。救助された時の状況から考えて、少年は孤児になっている可能性が高いと軍医は考えた。場合によってはこのまま記憶を戻さない方向で治療をした方が良いかもしれないとカルテに記した。軍医の所属するこの部隊は『新型偵察車両』の運用を行うために編成された特殊な部隊だった。少年をこのまま保護することはできない。軍医は正規の救助部隊へ連絡し、少年の身元の確認と、緊急援助医療チームへの引渡しを行うべく手配した。 翌日になって、無事に避難出来た人数は街の総人口の五割を切っているであろう事が判明した。最近の魔の襲撃事件の中では犠牲者の比率が異常に高かったが、今回初めて投入された『新型偵察車両』による調査の結果、街の人口を上回る数の魔が出現した事が既に判明しており、五割も生き残ったのは奇跡に近いと判定された。恐らく街全体で魔に対する避難訓練を欠かさず行ってきたことが功を奏したのだろう。 避難民を受け入れた近隣自治体の避難所には医療施設もすぐに併設された。重傷者や急病患者は病院に搬送されるが、避難した人々の殆どが魔によって人が喰われる凄まじい光景を目の当たりにしている。この医療施設は避難民に心理的な治療やケアすることを主目的に設置されたのだ。 特殊部隊から医療施設に移された少年の身元は、あれだけ特徴的な容姿であるにも関わらず数日たっても判明しなかった。医療施設の医師は、特殊部隊の軍医がカルテに記した通りの方針で少年に心理的な治療を施す事を決意した。 それから更に数日後、今回の魔による襲撃事件で孤児となったと思われる子供達は、各地の施設などに引き取られることになった。『新型偵察車両』に保護され生還を果たした少年は、この国で最大手の製薬会社の経営する児童保護施設に引き取られる事になった。 その製薬会社は、魔の体液などを元に新薬を作り出しているなどという後ろ暗い噂が絶えない企業だった。少年の受け入れ先となる児童保護施設も人体実験を行なっていると、まことしやかに噂されていた。 その噂を裏付けるかのように、少年を引き取るために医療施設に現れたのは、社会常識も知らないような、白衣を着た若い研究者だった。全国を巡り魔に痛めつけられた避難民を治療することを生業に選んだ医療施設の人々と、後ろ暗い噂の絶えない大企業をバックに研究を行なっている研究者の男は相容れない存在だった。何故なら医療施設を訪れた研究者は小型の魔さえ一匹たりとも出現することがなく、それ故、住人の誰もが魔と無縁の生活を送ることが出来る……聖域(サンクチユアリ)とも呼ばれ金持ちの集まる街と噂される、清陵(せいりよう)市で生まれ育っていたからだ。 医療施設の人々はそんな男に少年の身柄を引き渡して良いのだろうかと考え、だが同時に命令には逆らえないことも判っていた。研究者が持っていたのは正式な身柄引き受け書類であり、それはもう既に少年の行く先が決まっていることを意味していたからだ。 こうして少年は、白衣の研究者と共に清陵市へと旅立った。 【第1話】とりあえずはカラオケで 隣のクラスのとある女子……同じ学校の生徒だけじゃなく、他の学校の生徒も密かに狙っているという噂の美少女が、手ひどく振られたという話で教室は賑わっていた。と言っても、卒業式を間近に控えた教室にはクラスメイトはまばらにしかいない。 中高一貫に近い制度を持つこの私立中学の生徒の大半は、内部受験で高等部に進学するため、オリエンテーションだの説明会だの部活動の見学だので高等部の校舎に通うことの方が多いためだ。 教室に残っている生徒の七割ほどはスラックスを穿いている。別に男子生徒が多く残っている、という訳ではない。この学校の女子制服はスカートだけでなくスラックスも用意されており、とても寒い二月の半ばともなれば、女子生徒でもスラックスを穿(は)いてくる者が増える、という訳だ。 憂鬱な気分で机に突っ伏していた大塚(おおつか)陵(りよう)はのろのろと頭を起こした。 「やけにテンション低いな、アヤちゃん」 「何度も言うが、俺の名前はアヤじゃなくて陵! 綾(あや)って字は糸偏(いとへん)だ!」 前の席のクラスメイトが言うことにむきになって言い返してから、陵は深々とため息を吐いた。えー、と不満顔をしたクラスメイトが陵の頭を何故か撫で回す。陵は不機嫌な顔でその手を邪険に振り払った。 「なでるな!」 「いやほら。威嚇してる猫は逆に構いたくなるという習性が」 訳の判らないことを言いながらクラスメイトが笑うのを見て、陵は更に不機嫌な顔になった。アヤちゃんだの猫だのと好き放題に言うのは、目の前にいるこいつだけじゃない。友人のほとんどは陵のことをまるで女の子のように扱ってはからかうのだ。陵はふて腐れて横を向き、ため息を吐いた。 「それで? あいつ、何で振ったんだよ」 「あー。何かブスだから振ったとか言ってるらしいけど?」 「ぶ……す?」 信じられない言葉を聞いて陵は目を丸くした。頷いたクラスメイトがさりげなく教室の隅に目をやる。そこには陵たちとは別の男子のグループがいた。その中に噂の少女とデートしたらしい問題の男子生徒を見つけ、陵は顔をしかめた。 「あいつ、清陵(せいりよう)行くって噂だけど」 「うえ。マジで?」 「あの野郎、成績だけは良かったからな」 潜めた声でそんなことを話している間に、問題の男子生徒が席を立ち、さっさと教室を出て行ってしまう。男子生徒の名前は名倉(なぐら)隆史(たかし)という。授業中に堂々と寝ていたり、エスケープしたりするため、クラスでも問題児扱いされている生徒だ。一部のクラスメイトは触らぬ神にたたりなし、といった感じで隆史のことを完全に無視していたりもするのだが、当人はそうされることを別段何とも思っていないらしいとも聞いたことがある。 うえー、と舌を出してから陵は目の前の席のクラスメイトに向き直った。 「名倉が行くんなら、俺、進学先変えようかなあ」 「え、そりゃもったいないだろ」 驚いた顔で言われ、陵はそうだよなあ、と小声で言ってため息をついた。私立清陵高等学校は全国的なレベルで最難関校のひとつと言われている全寮制の私立高校だ。 この学校で内部受験に落ちるほど成績が低い陵が受かるはずがない。専願なら確実に受かる別の私立高校を受けた方がいい。などと渋る担任教師を拝み倒して、陵は清陵高校を受験した。両親はそれで気が済むなら構わない、と受験を許してくれた。 最初は反対していた担任教師も、陵が真剣に受験勉強を始めたのを見て協力してくれるようになった。本音は、これだけ真剣に勉強しているなら、学力が上がって公立高校の受験に落ちる事はないだろうという考えだったようだが。 だが奇跡は起きた。試験結果発表の日、清陵高校のサイトに陵の受験番号が記載されていたのだ。そして昨日、陵の自宅に入学手続きに関する書類が郵送で届いた。その書類には学生寮の案内パンフレットも入っていた。間違いない、本当に合格したのだ、と陵はパンフレットの入った封筒を見て改めて実感した。 「清陵なら学生寮に入ったら地下鉄乗らなくて済むし」 「おまけに結衣ちゃんとも一緒だし?」 にやにやと意味ありげに笑いながらクラスメイトが言う。陵はふて腐れた顔をして横を向いた。結衣(ゆい)ちゃん、というのは教室内で噂の的になっている美少女の名前だ。フルネームを及川(おいかわ)結衣(ゆい)という。 「死ぬほど勉強してやっと受かったんだし?」 「ああ、そうだよ! 悪かったな、バカで!」 「いや、アヤちゃんはバカじゃなくてやれば出来る子だったんだよ」 よしよしと笑いながらクラスメイトがまた頭を撫でようとする。陵が憮然(ぶぜん)として立ち上がって避けると、タイミングよく休憩の終わりを報せるチャイムが鳴った。 班ごとに決められた掃除場所に向かいながら陵はため息を吐いた。オリエンテーションで内部進学組がいない今日も、なぜ、わざわざ掃除までしなければならないのだろう。西校舎の階段に辿り着き、陵はさっそくほうきでごみを掃き始めた。 そもそも地下鉄がいけないのだ。今朝の登校時もまた阿呆な痴漢が勘違いして触ってきたことを思い出しつつ、陵は淡々と掃除を進めた。踊り場でいったん、ごみをちり取りで集めてごみ箱に突っ込む。おしゃべりをしながらモップで階段を拭く女子生徒をちらりと見やってから、陵はまたため息を吐いた。 今朝は最悪だった。痴漢に遭遇し、いつものごとく勘違いしている奴に向かって怒鳴りつけようとしたところに、たまたま結衣がいたのだ。どうやら痴漢被害を受けた現場を目撃されてしまったらしく、結衣は真っ赤になっていた。今朝のことを思い出しながら陵はぎりぎりと歯軋りをした。ちり取りを持って構えてい男子生徒が怪訝そうな顔をする。 「おい、アヤちゃーん」 「アヤじゃない! 俺は陵だ! 綾は糸偏だ! ちょっと背が高いからっていい気になるなよ!」 我に返った陵は喚き返してわざと乱暴にほうきを動かし、ちり取りにごみを叩き込んだ。うわ、と慌てた声を上げた男子生徒が恨めしそうに陵を見おろす。 「いや、オレもそんなに高くねーだろ。普通じゃん。それにアヤちゃんは、それくらい身長あれば充分だろ」 「そこ。騒いでないでさっさとしてよ。拭けないでしょ」 階段にいた女子生徒が文句を言う。陵は、春の身体測定から三ミリだけど伸びたもん、と呟きつつ涙目になりながら、男子生徒から離れて仕方なく掃除を再開した。 担当教師に掃除が終了したことを報告し、教育用(スタディー)端末(タブレツト)に電子はんこをもらってから陵は帰途についた。地下鉄に乗らなければならないと思うとうんざりする。最寄り駅に向かう陵の足取りは自然と重くなった。この時間帯の車両は朝ほど混雑しているわけではない。主な乗客は学生だというのに、何故か陵は痴漢の標的にされる事があるのだ。 ふと足を止めて南の方に目をやる。そこには小高い丘があった。その丘に建っているのが清陵高校だ。小高い丘の上にある清陵高校を仰ぎ見て陵は目を細めた。立ち止まった陵の傍を同じ中学校の生徒が通り過ぎる。 三月末までに寮に入るんだっけ。入学手続きの冊子に書かれていたことを思い出し、陵は思わず表情を緩めた。 清陵高校の建つ丘の斜面には、高級マンションのような外観の真新しい学生寮が建っている。以前は一棟しかなかったのが、数年前に全寮制へと移行するにあたって増設されたのだという。今では男女別、寮費のランク別で数棟あるらしい。 学生寮に入ってしまえば、もう不快な痴漢にあうこともない。そしてその現場を結衣に見られることもないのだ。陵はぐっとこぶしを握りしめて一人で頷いた。 一人で力を込めて頷いていた陵は、ふと視線を感じて目を上げて硬直した。何故か傍に結衣が立っている。 「おっ、及川さん!?」 陵は驚きの余り、ひっくり返った声で言った。 「あなた、大塚くん、よね?」 澄んだ声で結衣が問い掛ける。陵は緊張に身をかたくしつつ、慌てて何度も頷いた。まさか名前を覚えてもらっているとは思わなかった。嬉しさに舞い上がりそうになりつつ、陵は慌ただしく周囲を見た。幸い今は、陵を熱心にからかってくれる悪友連中の姿はない。よし、と心の底で気合いの声を上げ、陵は改めて結衣に向き直った。 今日の結衣は長い髪をポニーテールにまとめている。目はぱっちりとしているし、顔立ちだって悪くない。いや、それどころか。どこから見ても可愛いと言っていいだろう。今はコートを着ているため目立たないが、スタイルも抜群に良い。手足もすらりと長く伸びて、黒いソックスにくるまれた足首は手折れそうなほど細い。レディスコートの裾とニーハイソックスの間にちらりと覗く数ミリの絶対領域が眩しすぎる。 なのに何で隆史は結衣のことをブスなどと言ったのだろうか。教室で聞いた話を思い出しつつ陵は内心で首を捻った。 「う、うん。そうだけど、なに?」 思い詰めたような表情をしている結衣に陵は自分からそう訊ねた。 「あの……!」 思い切ったように言ってから結衣がうつむく。それを見た陵は目を丸くして息を詰めた。 このパターンは! これまでに見たアニメや漫画、それから悪友連中から仕入れた情報を参考に陵は一つの答えを出した。このパターンはもしかして恋の告白なのではないだろうか。そう考えた陵は緊張しきり、耳まで真っ赤になった。 「え、えっと! あの、ここで聞いてもいい話?」 周囲を慌ただしく見回して陵は口早に言った。何しろここは道のど真ん中で、帰宅する生徒もたくさん居る。 「そうよね! ご、ごめんなさい。その、一緒にカラオケでも行かない?」 一緒にカラオケ! 陵は内心で全力で叫び、がくがくと何度も頷いた。陵につられたのか、結衣の顔も赤くなっている。ぎこちなく歩き出し、陵は上ずった声で問い掛けた。 「いっ、行く! 行きます! ええと、清陵センターでいい? 歩いて行けるし」 清陵センターはその名の示すとおり、この清陵市の中心にあたる駅がある繁華街だ。近年の社会情勢の変化により、都心の繁華街並みに発展している。 地下鉄の路線は公園を避けるように道路に添って遠回りしているため、中学校の最寄り駅からは三駅先になる。そのため遠く感じるが、公園を突っ切れば実際には歩いて三十分ほどしかかからない。 陵と並んで歩き出しながら結衣がこくんと頷く。 「二人っきりになれればそれで……」 恥ずかしそうに俯いて結衣が小声で言う。陵は今すぐにでも結衣に抱きつきたい衝動を堪え、笑ってみせた。 【第2話】カワイイ系と綺麗系 今日はカラオケ屋も暇なのか、二人だというのに案内された部屋はかなり広かった。おしぼりを持ってきた店員が部屋から出て行ったところで、陵はええと、と話を切り出した。 「あの、それで? 話って?」 テーブルを挟んで陵と向き合い、おしぼりで手を拭いていた結衣が顔を上げる。少し照明の暗い部屋でも結衣の頬が赤くなっていることが見て取れる。陵は内心、どきどきしながら結衣の返事を待った。 「大塚くんって、二組よね?」 「え? う、うん。そうだけど」 ちなみに結衣は隣のクラスの一組で、担任の教師は英語担当だ。結衣のことは出席番号も知っている。結衣の情報を思い浮かべつつ陵は頷いた。 「その……」 小声で言った結衣が口ごもって俯く。陵は緊張しつつごくんと唾を飲んだ。やっぱりここは自分から告白した方がいいのかも知れない。そんなことを陵が思った矢先に結衣ががばっと顔を上げる。 「あたしのこと、噂になってない? もしなってたら教えて欲しいの!」 「俺も及川さんのことが! って、はい?」 結衣が、あなたが好きです、と告白するのだと思いこんでいた陵は、そう言ってしまってから顔を強ばらせた。無意識に手から力が抜け、握っていたおしぼりがぽとりとテーブルに落ちる。少しの間、硬直した後、陵は言葉を強引に絞り出した。 「え、ええと? 噂?」 混乱する頭を押さえて陵は小声で訊ねた。 「やっぱり……噂、流れてる?」 鬱々とした表情で結衣が言う。陵は眉を寄せてしばし考え込んだ。どうやら結衣は告白するために話しかけてきたのではないらしい。そのことに気付いた陵はぐったりと身体の力を抜き、ソファの背もたれに寄りかかった。 「噂っていうか……及川さんが振られたらしいっていう話は聞いたけど」 脱力しつつ陵は素直に答えた。 「……みんな、知ってるの? 遠慮はいらないから、男子の間でどんな話になってるか、大塚くんの知ってる限りで構わないから、教えて欲しいの!」 急に勢いよく言って結衣がテーブルに身を乗り出す。そう、結衣はあの問題児に振られたという話だったのだ。振られたということは、結衣はあいつに告白したということだろう。冷静に考えればそんな結衣が自分に告白してくるはずがない。ははは、と疲れた笑いを浮かべて陵はがっくりとうなだれた。 「知ってるっていうか、及川さんが名倉とデートしたらしいって話だったかな」 陵はのろのろと顔を起こして小声で言った。 「それって、あいつが、言ってまわってるってこと?」 「うーん。俺は本人から直接聞いたわけじゃ無いからわからないけど、名倉から聞いたって言ってた奴が居たな。あと、その……」 ブスって言ってたらしい。そう言いにくくて陵は言葉を濁した。 「あたしにへんに気を遣う必要無いから。っていうか、本当の事が知りたいの! どういう噂になってるのか、自分のことなのに、誰も、ちゃんと教えてくれないし……」 おしぼりをぎゅっと握りしめ、結衣が真剣な顔をして言う。陵はどう言えばいいのか困ってしまい、結衣からさりげなく目を逸らした。 「あの……気にしなくていいと思う。みんなは名倉が酷い奴だって言ってたし、及川さんのこと悪く言ってたわけじゃないから」 頭をフル回転させて考えた挙げ句、陵はそう答えた。だが結衣の反応は陵が思っていたのとは違っていた。 「気にしなくていい、はもう沢山なの! 知ってるんだったら、本当の事教えてよ! あたし、あたし……」 震える声で言った結衣がいきなり泣き始める。陵はうろたえて慌てて制服のポケットを探った。だがこんな時に限ってハンカチがない。 「あっ、あの、俺が聞いたのは、及川さんが、その……ブスだって」 泣き出した結衣をどうしていいか判らず、陵は正直に言った。俯いて顔を覆って泣いていた結衣が上目遣いに陵を見る。 「他には無い? その……、あの……男子の間でしか話さないような感じの話題とか、そういうのは?」 「男子の間で? いや、この話って男子も女子もなんか盛り上がってたけど? 名倉の感覚って変だ、実はヤバイ趣味持ってるんじゃないの? とか、そういうの」 教室でのうわさ話を思い出しながら陵は真顔で答えた。どうやら結衣はブスと言われたことは特に気にしていないらしい。それ以外のことを気にしているらしいが、陵には意味がよく判らなかった。 「大塚くんが知っているのは、名倉君があたしの事をブスだって言って振ったってそこまでなのね?」 少し安堵したような顔で結衣が言う。だがその顔はどことなく不安そうだ。陵はうん、と頷きながら唇を尖らせた。 話がうますぎると思った。どうやら結衣は噂の真相を確かめたくて話しかけてきたらしい。残念な気持ちになって陵はこっそりとため息を吐いた。そのため息が聞こえたのか、焦ったように結衣が謝る。 「ごめんなさい。わざわざこんな不快な話で時間をとらせて。でも、誰も、何も教えてくれないし、どこまでどういう噂になってるのか、わからなくて」 「そうだよな。噂されてる当人って判らないもんだと思うし。でも俺が聞いたのはそれだけだから。女子の中には、あれだけ可愛くても振られるんだ~。みたいなことを言ってる奴もいたけど」 自分の持っていたハンカチで涙を拭い始めた結衣をちらりと見てから陵はそう言った。中には結衣の可愛らしさをやっかむような発言をしていた女子もいた。そのこともついでに陵は話して聞かせた。 「あたしも自惚れてたかもしれないし、案外、そのコたちの言ってること正しいかも」 自嘲するように結衣が言う。それを聞いた陵は慌てて首を振った。 「そんなことないって! 及川さん、マジ可愛いし! 男子の間で凄く人気あるし!」 今度は陵がテーブルに身を乗り出して力説した。目元をハンカチで拭っていた結衣が少しだけ口許を緩める。 「ありがとう。でも、大塚くんに言われるとちょっと微妙」 いたずらっぽい笑みを浮かべた結衣を見つめ、陵は耳まで赤くなった。泣きやんだ結衣の目元はちょっと赤くなっている。 「び、微妙ってどういうこと?」 引き込まれるように結衣を見つめて陵はそう訊ねた。 「えっと、なんて言うか、その、男女の枠取っ払って考えて、うちの学校で一番の美人って大塚くんじゃない?」 少なくともあたしはそう思うけど。結衣が首を軽く傾げてそう続ける。陵はびしりと表情を強ばらせ、首を力一杯横に振った。 「ないない! そんなことない! ぜったい、及川さんのが可愛いって!」 「そう、そこなのよ。人の好みはそれぞれとしても、あたしは、可愛いって言われるでしょう? 綺麗、じゃなくて」 「え?」 急に真顔になって言った結衣を凝視し、陵は言葉を詰まらせた。これまで陵はそのことを疑問に思ったことはなかった。だが指摘されて初めて判った。確かに結衣の噂はよく聞くが、大抵は可愛いという話だ。 だがそれがどういう意味なのかまでは判らない。可愛いは可愛いでいいのではないだろうか。陵は腕組みをして首を傾げた。 「どう違うんだ?」 「感覚的な問題だから難しいけど、アイドルとか女優とか見てて、この人って可愛い系だなあとか、綺麗系だなあとか、違いあるのわからない?」 どうやら話している間に落ち着いてきたらしい。穏やかな表情で結衣が言う。内心、ほっと息を吐いて陵は正直に首を振った。 「よく判らないかも。俺が可愛いって思うことあんまりないし、綺麗……綺麗はもっと判らないなあ……」 考えながら口許に手を当て、陵は顔をしかめた。綺麗、綺麗、と口の中で何度か呟いてみる。だが記憶を辿っても人の顔とか体つきを見て綺麗と思ったことがないのが判る。 「絵とか、風景とか、そういうの見て綺麗っていうのは判るような気がするんだけど」 必死で考えを巡らせてから陵はそう答えた。 「あたしは大塚くんって綺麗系だと思うよ。ビジュアル系のバンドでボーカリストとかしたら人気出そうな感じ」 笑い混じりに言われ、陵は渋い顔をした。それと似たようなことを、クラスメイトの男子や悪友連中にも言われたことが何度もある。その時はどうせからかわれているのだと思っていたが、結衣までがそんなことを言うとなると、実は正直な感想だったのかも知れない。思わず陵はため息を吐いた。 「何か、ほら。今朝も恥ずかしいとこ見られたじゃん。だから、俺のことを女だと勘違いするアホがいるってのは知ってる」 鼻の頭にしわを寄せて陵はぼそぼそとした声で言った。 「えっと! ああいう時は、びしっと反撃したほうがいいよ! 抵抗しないと勘違いするし!」 急に焦ったように結衣が言う。陵は苦笑してうん、と頷いた。 「いつもは怒鳴りつけるんだ。でも今日は及川さんがいて驚くのが先で、だからその隙に痴漢に逃げられたんだよ」 「減点1! 事実だとしても、女の子のせいにするのはダメ!」 そう言いつつ、結衣の顔は笑っている。つられて笑いながら陵は肩を竦めた。 「仕方ないだろ。さすがに好きな女の子にそんなとこ見られたら、冷静じゃいられないって」 一緒にいられることが嬉しくて、陵はついつい本音を零した。言ってしまってから慌てて口を手で覆う。 「もしかして、今、さらっと告ってみたりした? 大塚くんってば?」 それまではしゃいだ笑い声を上げていた結衣が、潜めた声で言う。ばつの悪さに横を向きながら、陵はそうかも、とぼそりと言った。 「……大塚くんって、女の子のこと可愛いって思うことあんまり無いって言ったよね?」 額を押さえて結衣が呻く。どうやら混乱しているらしい。だがそんな結衣の態度に注意を向けることが出来ないくらいに陵もしっかり混乱していた。 「仕方ないだろ。及川さんは可愛く見えるんだからっ」 ふて腐れた顔で言ってから陵は耳を触ってみた。やっぱり思った通り、耳まで熱くなっている。陵は真っ赤な顔をして恐る恐る結衣を見やった。 「……今は、返事待ってもらえるかしら?」 真面目な顔をして結衣が言う。成り行きで告白する格好になった陵は、赤い顔をしたままこくんと頷いた。 不意にドアがノックされる。緊張に身を固くしていた陵はびくんと震えて慌ててドアの方を見て、思わず返事をしてしまう。のんびりとした挙動でドアを開けた店員の男が軽く会釈をする。 「お取り込み中すみませーん。えー、当店はワンオーダー制でしてー、ご注文してもらわなきゃ困るんですけどー」 やけに間延びした喋り方で店員に言われ、陵は慌てて何度も頷いた。にやにやと意味ありげに笑った店員が、備え付けのタブレット端末を使った注文方法を説明してから、来た時と同じようにのんびりとした挙動で去る。陵は何度か瞬きをしてから首を傾げた。どうも今の男に見覚えがあるような気がする。 「あ、注文、どうする?」 ふと我に返って陵は慌ててテーブルに乗っていたメニューを開いた。 「あたしはグレープフルーツジュースで」 一緒になってメニューを覗き込んだ結衣が言う。うん、と頷いてから陵はタブレット端末を操作してグレープフルーツジュースとホットミルクを注文した。 続きが気になる方はこちらで購入できます!
https://w.atwiki.jp/ren-con/pages/18.html
初代スレ 101 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 20 27 50 ID 9rawOOsE 100 レントン「クワトロさん。閉店間際になってからドリームライブやりに来るの止めてくれませんか?」 126 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 01 16 48 ID Hp7629Mi シン「甲児さん何やってるんですか…」 甲児「いやセツコのパンツが白だなんて覗いてねーよ!!」 クワトロ「やはりな」 154 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 23 13 23 ID EOBtAMgv レントン(姉さん・・今日は深夜業です、正直出撃後は辛いです) レントン(でも1つ判った事がありました) クワトロ「む・・・レントンか・・・」 レントン(あのクワトロ大尉も深夜になるとこっそりとエロ本を買いに 来るんです・・・) クワトロ「こんな性分だから、何時までたっても嫁さんができん」 レントン(聞いてないッス・・・) レントン「ありがとうございましたー」 レントン(姉さん、クワトロ大尉はロリが好きみたいです) 229 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 07 49 46 ID 2uw3Re8o レントン(姉さん、皆さんから本を入荷するよう頼まれました。) 「メールさんが『たま○クラブ』…まさかもう子供が?」 「ホランドが『ひ○こクラブ』…キャラじゃないよなやっぱり」 「桂さんは『○っこクラブ』…まさかこれを参考にアテナさんとの関係修復を考えてるのかな…」 「クワトロさんは、と…『アリ○クラブ』…?」 レントン(姉さん…やっぱりクワトロさんは真性です…) クワトロ「レントン君、レモン○ープルも頼むよ。」 255 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 12 34 09 ID KIdqKExG レントン(姉さん…ステラさんとドロシーさんに続いてモームが時々手伝ってくれるようになりました) レントン(人手が増えるのはとても助かります) レントン(ただ、クワトロ大尉が横目でこちらを見ながら店の前を行ったり来たりするようにもなりました) レントン(やっぱり、あの人、本物の…) 287 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 16 04 19 ID 2uw3Re8o レントン(今日は珍しくティファとエニルさんが一緒に立ち読みしてます) ウイーン レントン「いらっしゃ…いっ!」 クワトロ「……」 オルソン「……」 ジャミル「……」 ハリー「……」 レントン(姉さん…グラサン sが二人を囲むように立ち読みしてます) ティファ「……(大尉、何でこんな近くで…)」 エニル「……(なんか気になるな…)」 レントン(グラサンで隠れてますが、多分エニルさんの谷間を見てるようです。クワトロさん以外…) クワトロ(甘いな少年…実はみんなティファを凝視してるぞ。何故なら我々は皆…) 400 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 04 50 22 ID bXH3PREh 仮面の男「関西○交はあるか?」 レントン(姉さん…こいつ絶対クワトロ大尉です。つーかコンビニにそんなもの置けるわけないだろ) 410 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 09 31 05 ID rN7rnCHS クワトロ「狙いが定まらん… ええい ままよ!」 レントン(姉さん クワトロさんがまた表紙買いをして行きました) クワトロ「認めたくないものだな 若さゆえの過ちというものを…」 454 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 13 55 09 ID wsXmDx2o レントン(姉さん・・・クワトロさん以下数名の要望でちょっと報告しにくい雑誌を大量に入荷してしまいました) アムロ「なんでロリコン雑誌ばかりを並べる!? これでは少年たちへの規制が一層厳しくなる! 性の冬がくるぞ!」 クワトロ「現在の品揃えはニーズをまったく考えていない! だからラインナップを増やすと宣言した!」 アムロ「自分の趣味ばかり揃えるなどと!」 クワトロ「私、sy・・・クワトロ・バジーナが改善しようというのだ、アムロ!」 アムロ「エロだよそれは!」 クワトロ「私がもたんときが来ているのだ!」 レントン(姉さん、僕も大人になればクワトロさんの気持ちがわかるんでしょうか・・・) 480 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 18 05 25 ID ccEkZ7Jz レントン(姉さん・・・コンビニにもヤーパンのDVDを入荷してほしいとの リクエストがあったのですが入荷されたのが 魔法少女リリカルなのは 紅 もえたん こどものじかん …これをリクエストしたのはグラサンに違いない) 549 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 23 12 55 ID zqtn46Ih レントン(新たに注文してほしい本を皆さんに聞いてみました) -アムロの希望『週刊新車情報』- レントン(多分…地方ネタです…) -ジロンの希望『学○ 世界爬虫類図鑑』- レントン(見てると食欲がわくそうです…) -クワトロの希望『プチト○ト』- レントン(…やっぱり。てかまだ注文できるもんなんでしょうか…) -風見博士の希望『団鬼六名作集 緊縛の団地妻』- レントン(……もう、どうにでもなれです…) 550 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/08(水) 23 17 21 ID REExXXiQ ゲイン「ここだけの話だが、コンビニで堂々とロリ写真集を売っていた時代もあったんだぜ。じゃあな!」 レントン(姉さん…クワトロ大尉がエルダーの時間移動技術に興味を抱いたようです) 633 名前:それも名無しだ[] 投稿日:2008/10/09(木) 13 03 45 ID z+R85Op6 レントン(姉さん、新たに『ガンダムヒロインコレクション』という食玩を入荷しました) クワトロ「ええぇい、なぜハマーンばかりなのだっ!ララァ私を導いてくれ!」 ???「兄さん・・・」 653 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/09(木) 16 13 00 ID 6vumtSf+ クワトロ「注文しておいたDVDは届いているかね」 レントン「届いてますよ。コレっすね?」 魔法少女リリカルなのは『Strikers』 レントン(姉さん・・・クワトロ大尉が苦い表情してます・・・何か間違えたんでしょうか・・・) 683 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/09(木) 20 15 17 ID lASIbnFW レントン(姉さん…最近クワトロ大尉が女性スタッフにまで注文付けるようになりました…) 689 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/09(木) 20 37 34 ID U+SdpZFY レントン(姉さん、ついに成年誌コーナーがロリ系の雑誌に3分の2以上占拠されました) 隼人「ふっ、あんたにはガッカリだぜクワトロ大尉!」 クワトロ「ええぃ、ロリこそが真なる性の革新である事が何故分からん!」 隼人「ふっ・・・ロジャーの旦那の言葉を借りるがロリが好きな人々の中にボインちゃんが好きがいてもいい・・・自由とはそういうことなのさ」 レントン「お願いですから店の中で暴れないでください!」 レントン(姉さん、この場合ロリ巨乳と言うニッチな物が好きな人はどうなるんでしょう) 768 名前:それも名無しだ[] 投稿日:2008/10/10(金) 01 41 13 ID pyb6KL8g レントン(今日はブライト艦長が視察に来ている) レントン「ありがとうございました。」 ブライト「うまくやっているようだな。」 レントン「はい。」 ガー レントン「いらっしゃいま…」 ティターンズの方々がゾロゾロ ヤザン「ここがエゥーゴのコンビニか。ふ~ん、買い甲斐のあるロリ雑誌がいっぱいじゃないか。ん!?何で2次元ものが置いてないんだ!!どうゆうことだよ!!!バ○バグを出せ!!」 ジャマイカン「やめろヤザン!お前一人でどうこうできると思うな!!」 ヤザン「ちぃ!バカが!!」 ブライト「ロリの2次元って…赤い彗星より気持ち悪いな…」 バスク「一般将校は黙っていろ!」 バキッ ブライト「ぎゃふッ!」 エマ「ブライト艦長!」 シロッコ「ヤザン、無いものは仕方ない。後でセブ○イレブンに寄るから我慢しろ。とりあえず、ロリものの成人誌を全てもらっていくよ。」 立ち読み中のクワトロ「何?!それでは私は明日から何を心の支えにして生きて行けば良いのだ!一冊ぐらい残してくれ」 シロッコ「ダメだ!」 クワトロ「お前にそんな決定権があるのか!」 シロッコ「代わりにレコアをやろう」 クワトロ「いらん!せめてサラにしろ!」 レントン(姉さん…どうやらガンダム系の人達は変態しかいないようです) 880 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/10(金) 23 09 23 ID JkUvW96A レントン(姉さん、今日はアナ姫が手伝いをしてくれています。あ、お客さんが来ました) クワトロ「これをいただこう」 アナ「レントン、これはどんな本ですか?」 レントン「えーっと…ってなんて本をアナ姫に見せてるんですか!!」 クワトロ「姫の反応を見たかった。そう言えば君の気がすむのだろう?」 アムロ「貴様程の男が…何と器の小さい…!」 クワトロ「私、クワトロ=バジーナが(自主規制)しようと言うのだアムロ!!」 アムロ「エロだよそれはっ!!」 レントン(姉さん、この後お二人にアナ姫が説教してました。何故か俺も一緒に説教されました…) 893 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 00 16 54 ID t3MgoF6G (姉さん……恐れていた日がやってきました) (クワトロ大尉がついに本物の女の子を連れています) ミネバ「シャア、これはどういうものなのだ?」 クワトロ「こちらの蓋をあけて飲む、飲み物です」 ミネバ「そうか、やってみせよ」 クワトロ「勘違いしないでくれたまえ、レントンくん。知人からしばらく預かってくれと頼まれただけだ」 (姉さん……どこまで信じたらいいのかわかりません) クワトロ「おや、ちょっと目を離した隙にどこへ?」 レントン「あ、いまモーリスたちが連れて行ったっす。同い年くらいの子供って珍しいですからね」 クワトロ「……そうか」 (こういうとき、サングラスの下で何を考えてるのか分からないのは便利ですね、姉さん) 933 名前:それも名無しだ[sage ] 投稿日:2008/10/11(土) 06 02 05 ID 4e0YT0rY クワトロ「『赤い』きつねがないのだが。」 レントン「すみません、売り切れッス。緑のたぬきならありますよ。」 クワトロ「『緑』か・・・『緑』・・・。しかたがない、それをもらおう。」 レントン「ありがとうございましたー。」 クワトロ「・・・」 レントン「(かなり落ち込んでました・・・。クワトロさんは赤いきつねがかなり好きみたいッス)」 934 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 06 10 37 ID gAmkvDbq レントン(正直、幼女ネタ以外でクワトロさんを見かけたのが意外ッス…) 956 名前:それも名無しだ[] 投稿日:2008/10/11(土) 12 24 02 ID dtl3uUZC クワトロ「レントン君、注文していたコミックLO画集を…」 レントン「すいません、かなりの人気商品なんで全然入荷されないっす…」 クワトロ「!? ええい、なんということだ!!!!」 数日後 レントン「客来ないし、暇だからTVでもつけよう」 プチッ ニュースキャスター「緊急速報です。あの赤い彗星こと、シャア・アズナブルが地球圏に対し宣戦布告を行いました… レントン(姉さん…もう駄目ですあの人…。いえ、それ以前に世の中にロリコンが多過ぎです…) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ren-con/pages/36.html
ある事件がきっかけで、ボン・マルシェと多元世界に最後の日が訪れようとした… 16 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 12 35 43 ID F723Nr7y レントン(姉さん…『ZEUTH人物名鑑』という本が世間ではベストセラーらしいです) ガロード「うひゃー、俺のこと『極悪MSハンター』だってさ。笑えねー」 ゲイナー「えーと『世界中に聞こえた告白は記憶に新しい。が別の少女と毎夜遊び、若い女教師と同棲中』って」 ゲイン「ほほう『孕ませた子は放置、怒る義兄を容赦なく撃つ』か。なんともまあ」 ルナマリア「『赤いザクに乗っているだけあって必中に必要なSPも3倍』なによこれ!」 セツコ「私はヒドイ内容がびっしり延々と……ウワーンシクシク」 シン「セツコさんだけでなく女性はみんな酷い事を書かれてるな。誰がシスコンの脇役だコラ!」 ロジャー「私が『自称・交渉人。自由という言葉を履き違えた暴力クレーマー』だと!!」 ドロシー(的確な表現ね) アナ姫「一応事実ではありますが悪意に満ちた書き方ばかりしている本ですね」 シンシア「ホント、ほとんど良い所は全然書いてないね。あ、誤字みっけ『アスラン・ズラ』になってる」 アスラン「ヅラじゃないザラだ! キラの所にも『種死の主人公』と誤記してある。結構適当だな」 レイ(随分と的確な誤記だな) ルナマリア「筆者は新連邦出版となっているけど誰が書いたのかしら?」 ゲイナー「ここ見て! フロスト兄弟が未来からデスティニープランを止めにきた英雄っぽく書いてある」 ゲイン「アサキムも大極の追求者とか何とか難しくて見栄えのする漢字を並べてあるな」 ガロード「あいつら! 俺はともかくティファにまでヒドイ事を書いてやがって許せねぇ!」 シン「見つけ出してぶっ飛ばす!!!」 アサキム「違う違う! 誓ってセツコ以外に面倒な嫌がらせはしないってば! ギャー!」 シャギア「私達ではない。断じて違うぞ! 話し合いを要求……ギャー!」 オルバ「わざわざ自分のこと『英雄』なんて書くかよ恥ずかしい! ギャー!」 レントン(そういえばなんでZEUTHの人物名鑑にフロスト兄弟やアサキムが載っているんだろう?) 【エーデル・ベルナル】 世界に法と秩序をもたらす現代に舞い降りた美しき女神。その才能は神をも超え(ry 19 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 12 57 25 ID oeVJMEDp 16からしばらくして・・・ シン「厚揚げとがんも、エーデル准将のツケで」 セツコ「あんまんとタイヤキ、エーデル准将のツケでお願いするわね」 シャギア「からあげクンをエーデル准将のツケで頼む」 レントン(姉さん・・・なぜか最近アデランさんではなくエーデル准将のツケで買い物する人が増えました。不思議です・・・) アスラン「アデランじゃない! アスランだ!!」 レントン「うわっ! いつの間に!?」 エーデル「キェェェーッ! あいつら、よくも私の貯金で・・・よくもおおおおおををを!!」 25 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 13 53 02 ID PLetTA5v 19 UN放送 エーデル「新地球連邦政府准将のエーデル・ベルナルです。 最近ZEUTHが経営するコンビニエンスストアは深刻な社会不安を招いています。 未成年者達による万引きや窃盗といった犯罪、 理不尽で無理な要求をする客の増加、 さらに店内では常にいかがわしい行為が行われているのです!」 レントン(姉さん、エーデル准将があっさりキレました) エーデル「その結果、ZEUTHは堕落し働かない若者が増え ストレスで戦闘不能に陥る兵士が出る始末なのです。 このような腐敗した組織が存在すること自体間違いなのです! 私は新地球連邦軍の総力を持ってコンビニの即時閉店を行う構えです!」 レントン(姉さん、一応ピンチのようですw) 29 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 15 19 08 ID iZcGekpu 25 UNでは逆祭りだろうなぁ……。 准将キレた、とか。 レントン(企業に介入するな、と本社は公式声明を出したそうです。でも本社って何してるんでしょうか) この緊急事態に立ち上がったのは、常連である敵勢力であった 40 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 17 54 36 ID MtvCgYNq 25 月面・スカルムーン基地 エーデル(映像)『私は新地球連邦軍の総力を持ってコンビニの即時閉店を行う構えです』 ガットラー「これは…」 ベガ大王「なんという強攻策、さすがのワシでもそこまでせんぞ!」 ガンダル「これは由々しき事態ですぞベガ大王!あの店は我らスカルムーン連合を暖かく迎えてくれる店… もし閉店しようものなら、我々はどこで立ち読みをすればいいのですか!?」 ガガーン「確かにあの女狐の言う通り問題は山積みだ…」 ヒューギ「だが、それだけの理由で閉店させるわけにはいかん!あの店にはすばらしい所も沢山ある!」 ガンダル「ベガ大王、ご決断を!」 ベガ大王「うむ。ボン・マルシェを守るため、スカルムーン連合はエーデル・ベルナルに対し徹底抗戦を宣言する!! 各々方、ついて来てくれるな?」 ヒューギ「無論だ、あの店にはジークやリィルも世話になっているからな。」 ブッチャー「立ち読みが出来んのは流石に許せん、ガイゾックも協力するぞ!」 ガガーン「この空気…エルダーも協力しないわけにはいかんな」 ガットラー「我らアルデバロンも共に戦おう!」 ガンダル「では、百鬼帝国以下の諸勢力にも連絡を入れておきましょう。同志は多いほうがいいですからな」 ベガ大王「うむ、頼んだぞガンダル司令」 銀河号・ブリッジ ドミニク「大佐、異星人達の申し出を受け入れるのですか?」 デューイ「当然だ、あの店が無くなればホランドをからかいに行けんからな。 それに、君もあの店には世話になってるだろう?」 ドミニク「それはそうですが…」 科学要塞島 ブライ大帝「ベガ大王に返事を送れ、百鬼帝国もボン・マルシェを守るべく共に戦うと!」 ヒドラー「百鬼ブラァイ!」 ブライ大帝「エーデル・ベルナル、我ら鬼の怒りを思い知るがいい!」 アトランディア 頭翅「翅無しの異星人に協力するのは忍びないが…太陽の翼がいるあの店を守るためだ…」 双翅「じゃあ、あいつらと一緒に戦うんだね!?」 頭翅「当然だ…両翅殿も、よろしいですな?」 両翅「仕方あるまい、あの店にはケルビム兵達も世話になってるからな」 続きます 41 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 18 01 14 ID Xp0704R+ とりあえず大特異点ってのがユニウスセブンではなくボン・マルシェなのは間違いないな スカルムーン連合が送った檄文は各地の諸勢力を決起させた。無論彼らも立ち上がった 43 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 18 20 43 ID MtvCgYNq 40続き ドームポリス・ウルグスク ゲラバ「兄貴!ボン・マルシェが閉店の危機だってさ!」 ホーラ「何だと!?まだあの店で悪役らしい事を全然やってないのに! どうすりゃいいんだよー!」 ティンプ「ホーラ、ならいい話があるぜ」 ホーラ「何だと!?詳しく聞かせてもらうじゃないか」 ティンプ「アスハム殿の話によれば、月の異星人達がボン・マルシェを 守るべく共に戦う同志を募ってるそうだぜ」 ホーラ「何っ!?それでアスハムはその話に乗ったのか!?」 ティンプ「ああ。シベ鉄やセントレーガンもあの店の常連だからな。 どうだ、あんたらも奴らと一緒に戦わないかい?」 ゲラバ「どうする、兄貴?」 ホーラ「閉店を阻止するためだ、やってやろうじゃねぇか! ティンプ、お前はどうするんだ?」 ティンプ「決まってるだろ?俺もあそこにゃ世話になってんだ。エーデルの姉ちゃんと戦うぜ」 プラント首都・アプリリウス市 デュランダル「エーデル・ベルナルも随分と思い切った事をした物だ。 このような強攻策をとれば反発する者も出て来るだろうに…」 ハマーン(映像)『現に月の異星人達はボン・マルシェを守るべく共に戦う同志を募っているそうだ。』 デュランダル「ああ、知っているよ。彼らからお誘いも来ている」 ハマーン『で、ザフトはその申し出を受けるのか?」』 デュランダル「当然だとも、あの店はこの多元世界の象徴だ。閉店させるわけにはいかんよ」 ハマーン『承知した。ではアクシズも動くとしよう』 月面・自由都市コペルニクス市 オルバ「兄さん、ボン・マルシェ連合にシロッコやギンガナム艦隊も加わったそうだよ」 シャギア「そうか…エマーンやチラム、オーブはどうしている?」 オルバ「どうも彼らは中立を貫いてるみたいだ…彼らだってあそこの常連なのにね」 シャギア「分かった。では我らもボン・マルシェを守るために戦おうではないか」 オルバ「そうだね兄さん。もし閉店したら、アスランへのツケが出来なくなっちゃうからね」 レントン(姉さん、ボン・マルシェを中心に世界が大きく動こうとしています…これからどうなっちゃうんでしょう?) 46 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 18 25 23 ID ba1bz4Vo 43 待て、その流れは最終回だ このスレが終わってしまうw 54 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 19 40 35 ID F723Nr7y 43 レントン(姉さん……予想以上に大事です。安易に新連邦政府と戦争などしたら、また人が死んでしまいます。どうしたら……) ツィーネ「レントンくんいるー? ちょといいかな?」 レーベン「エーデル様、各地の反感は予想以上に強大です」 シュラン「このままでは被害が拡大するばかり。騒ぎの元凶たるUNネット住人は状況を楽しんでしまっています」 ツィーネ「法と秩序のためには、落としどころってのが大切なんだけどね。エーデル様、お耳を拝借……」 エーデル「……分かりました。早急にサミットの手配を取りなさい」 ジエー「アイアイサーのアラホラサッサー!」 ナレーション(cv:永井一郎) 『ネタの増えすぎたZRUTH達がコンビニへ癒しを求めるようになって既に7スレが過ぎている。 月光号の内部にあるコンビニ、ボン・マルシェは多次元におけるの心の故郷として愛され 人々はそこで立ち読みをし、物を買い、雑談し、そして癒されていった。 多元世紀元年、地球から最も遠い新連邦は法と秩序を名乗りボン・マルシェへに営業停止を求めてきた。 その数日あまりのUN上の戦いで各勢力は総人口の約半数をコンビニ支持へと打ち立てていった。 そして人々は次第に膨れ上がる事態に恐怖した』 ベルトーチカ『ご覧ください。今、第一回多元世紀サミットを終え、各勢力首脳がコンビニを出てきました! 一体、椅子もない店内でどのような会談が持たれたのでしょうか! 記者会見へと移ります!』 エーデル「……という結論に達し、我々各首脳の合意を持ってボンマルシェを中立地帯とし今後、 法と秩序の名の下に次元平和の象徴として特別保護区域とすることに相成りました。 他にも今回の会談で非人道なMAP兵器の使用制限、分かり難いフラグの廃止などが決定しております」 ベルトーチカ『資料によりますと児童ポルノ保護や商業区で起動兵器を使っての脅迫などの禁止、 UNを利用しての事実無根な中傷の禁止など様々な項目が制限される模様です』 ナレーション(cv:永井一郎) 『そして後世、この第一回多元世紀サミットを『ボンマルシェ会談』そして『ボンマルシェ条約』と呼ばれるようになる』 ガロード「なーんだ。結局、前と変わらないじゃん」 ゲイナー「そうでもないさ。変わるのもエクソダスだけど、変わらないこともエクソダスだよ」 シン「そうでもないよ。これで月の奴らや百鬼の連中も大手を振って買い物に来れるってわけさ」 レントン(姉さん……雨降って地固まる。今日もボンマルシェは平和です) 58 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 20 00 39 ID MtvCgYNq 54から数日後 ベガ大王「さて、早速買い物に来たぞレントン君!」 ブライ大帝「この時期はホットドリンクが恋しくなる、甘酒とあんまんをくれんかね」 レントン「まいどありがとうございます~」 頭翅「太陽の翼、いつも食い逃げばかりしている君が店内の掃除をしているとは…」 アポロ「しかたねぇだろ、ホランドに働けって言われたんだからよ」 デューイ「ホランド、たまにはゲームコーナーでハイパーストリートファイターⅡでもやらないか?」 ホランド「いいぜ、今度こそ勝ってやる!」 デューイ「無駄な事を…お前が私に勝つ事など出来んよ」 ステラ「皆、仲良し…ステラ、嬉しい♪」 シン「そうだな…ん!?」 ステラ「どうしたの?」 シン「ス、スカイフィッシュが大挙してこっちに迫ってきてる!!」 ステラ「本当だ~」 アデット「ここの楽しい感情に惹かれてきたんだろうね。これもボン・マルシェが平和な証拠だよ」 63 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 20 07 23 ID 7PruXCXV 58 オルバ「しかしレントン君、平和とは壊されるために存在する物だと思わないかい?」 シャギア「そう、我々はトライアングラーやペンタゴナーを望んでいる!」 レントン「暇なんですか・・・?」 シャギア「割とね」 オルバ「それにこれは僕ら兄弟の生きがいでもあるんだよ」 65 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 20 12 09 ID wNowP9pa 54 オルバ「ねえ、この条約を見る限りツケについては、特に 明言されてないね兄さん」 シャギア「そうだな、オルバよ。というとで育毛剤と脱毛剤を、アスランの ツケで」 オルバ「中身を入れ替えて、キラ名義でアスランに送るんだね?兄さん」 レントン(悪です、この人たち本当に悪人です)
https://w.atwiki.jp/thereis/pages/10.html
秘密の通学電車?シツケの時間?で検索してね ↓↓↓↓秘密の通学電車~シツケの時間 秘密の通学電車~シツケの時間あらすじ 塾帰りの亜美が乗る車両にぞろぞろと帰宅ラッシュのサラリーマンが乗り込んでくる…そんな中、男達で溢れかえる社内をかき分け、亜美のすぐ後ろに中年の男が滑りこむように割って入ってくる…そして、男は亜美が抵抗しないのをいいことに柔尻を撫で始める… 「秘密の通学電車~シツケの時間」で検索してね ↓↓↓↓秘密の通学電車~シツケの時間 秘密の通学電車~シツケの時間他、おすすめコミック 昭和エロ-農村行進曲- 昭和時代…大地主に嫁いだ新妻は年老いた主人に欲求不満の日々をつのらせていた…。 ある日、大根畑で卑猥な形をした大根を収穫し悶々としているところを男子学生に見られ…。 日本の原風景の中で繰り広げられる豊かな性の妄想スパイラル! 「昭和エロ-農村行進曲-」で検索してね ↓↓↓↓昭和エロ-農村行進曲- 契-ちぎり- 加賀敦=関西最大の広域指定沫ヘ団、室生組・若頭補佐=。 跡目の坊を、害なす輩からお守りするのが俺の役目。 血で血を争う抗争、欲望渦巻く生業。 安い面子、若い意地。 義理を通す為ならば、情も安寧も全て捨て去る任侠渡世。 その中を道ならぬ想い*Vとの絆≠ケに秘め浅ましい獣は今日も往く=。 ハード&バイオレンスに、切ない漢たちが織り成すBLの世界を描ききる。 「契-ちぎり-」で検索してね ↓↓↓↓契-ちぎり- 本気なら間違ってもいいんだよ …5年前。 親同士の再婚で姉妹になった、姉の美穂と妹のまゆ。 新しい家族の中で、上手く振る舞う美穂と、馴染めずにひとり寂しい思いをしていたまゆ。 そんなまゆに、有り余るほどの愛情を注ぎ、まゆの味方になってくれたのが美穂だった。 まゆは、いつしか美穂の中に自分の居場所を見い出すようになっていた。 女子校生になっても、友だちも羨む仲の良い姉妹のふたり。 そんなある日、まゆは美穂の良からぬ奄ィにする。 まゆはそんな奄ゥら美穂を守ろうとしたのだが……純粋な脆さ、美しき儚さ、曖昧に存在するふたつの純心。 本作、『キスより特別なものって…ある?』に加え、男ひとり女ふたりの複雑な三角関係の中でふたりの女の子の間で曖昧に存在する純心を描いた『本気なら間違ってもいいんだよ』の、珠玉の読み切り2編! 「本気なら間違ってもいいんだよ」で検索してね ↓↓↓↓本気なら間違ってもいいんだよ 嗜好の悦楽 美術教師をしている橘は、小さいときに見た1枚の絵が、自分の性癖を刺激して、大人になった今でも、その変態度は増すばかり。 今日も放課後に、中性的な男の子を脱がせて、デッサンという名の元に、身体を弄んでいる・・・「瞳の中のミューズ」街のどこかで、振られちゃったそれぞれの2人の女の子ですが、傷心旅行先で、出会います。 露天風呂で飲んだせいか、互いの身体にふれるまでになり、ちょっとやさしく、うんとやらしくなって・・・「冬空にわすれもの」他、女の子のせつないエッチがたぁっくさん!! 「嗜好の悦楽」で検索してね ↓↓↓↓嗜好の悦楽 先生、私とHしたいんでしょ?~教え子と初体験! 冴えない女子校新米教師が教え子の毒牙にかかる…!?放課後、最近遅刻の多い女子生徒を呼び出した新米教師の君。 遅刻の理由を問いただしていると、女子生徒は発展途上の身体を武器に誘惑をしてきた!自分の立場と目の前の若い身体、どちらを選ぶ?タイミングを見計らいながら教え子の誘いに乗るのだ。 思春期を迎えた教え子の心は気まぐれに揺れ動く…。 タイミングを見誤ると大変なことになるぞ。 誘導しているのは教え子か君か…!?駆け引きと小悪魔女子校生の誘惑ボディを愉しめ! 「先生、私とHしたいんでしょ?~教え子と初体験!」で検索してね ↓↓↓↓先生、私とHしたいんでしょ?~教え子と初体験!