約 16,299 件
https://w.atwiki.jp/kancolle/pages/1288.html
コメント機能がなくなっていたので復活させました。 -- 名無しさん (2013-12-28 23 00 00) テスト -- テスト (2013-12-28 23 11 23) そういえば正規空母勢って改二無いんだよね、史実に基づくとこうなるってことなのかな・・・ -- 名無しさん (2014-01-17 23 12 47) そもそも改二がある艦自体そんなに多くないしな -- 名無しさん (2014-01-25 00 47 38) 史実に基づけば艦娘なんて無いんだから、改2改3とドンドンやってけばいいと思うけどね -- 名無しさん (2014-01-27 03 16 53) ↑身も蓋もないことをw -- 名無しさん (2014-01-31 08 20 25) でも改二改三とレベルキャップを開放して新しい海域を開放していかないとゲームとして終わってしまうからね -- 名無しさん (2014-01-31 13 55 59) 改二なり、新しい艦の実装なり新しい海域の解放なりしないとそろそろ先細り感が出てきていると思う。 -- 名無しさん (2014-02-01 03 47 57) 改二にされやすい条件として誰もが手に入れられる可能性がある艦、注目を集めている艦というのがあるから、その観点から見て改二になるとしたら赤城さんかな?、 -- 名無しさん (2014-02-03 21 04 27) そっか。正規空母は唯一改二がない種族なのね、ほしいなー -- 名無しです (2014-02-03 22 15 47) 潜水艦や揚陸艦も改ニ無いだろう -- 名無しさん (2014-02-04 18 15 17) 蒼龍と飛龍って回避10違うのか、今確認して気づいたわ 運も低いし蒼龍カワイソス -- 名無しさん (2014-02-06 02 16 14) ↑それを言ったら大鳳なんて運一桁だよ、大量の資材投入して作るのにね・・・ -- 名無しさん (2014-02-06 20 46 03) 海外艦が揃い始めたら新海域は特定の国の艦しか出撃不可って言うこともありそう -- 名無しさん (2014-02-09 01 59 16) 海外艦かー・・・米英の艦は後回し、史実でガチで殺しあった仲だし最悪実装しないかもしれんから、そうなると空母はほぼ増えないことになるな。 -- 名無しさん (2014-02-09 19 13 34) ↑自分は海外艦は要らんけど、海外ユーザーも増えつつあるし運営が行き詰まったらもしかしたら・・・可能性は否定できないかも。 -- 名無しさん (2014-02-11 11 02 50) ドイツ艦に関しては今春から配備って公式で言われてるから確実だが、ドイツには空母ないしな・・・グラーフ・ツェッペリン無理矢理出すか? -- 名無しさん (2014-02-11 20 13 30) 大鳳ちゃんかわいいから育て甲斐ある -- 名無しさん (2014-02-12 02 03 24) 瑞鶴改の搭載数て14-15-10-6に成ってませんか? -- 名無しさん (2014-02-12 19 30 35) ↑補給してないんじゃない? -- 名無しさん (2014-02-13 19 37 45) 加賀ケッコン後、耐久・87 運・18 -- 名無しさん (2014-02-14 20 13 56) ケッコンカッコカリ後の補給の数値を暫定的に記載しました。耐久とか変わるんだけど表記どうすんだろうか -- 名無しさん (2014-02-14 20 46 46) 赤城ケッコン後、耐久・85 運・17 -- 名無しさん (2014-02-14 22 27 38) ↑x5 ウチのは24/24/24/12で合ってるよ?自分も補給してないだけなんじゃないかと思うけど・・・? -- 名無しさん (2014-02-14 22 39 21) 赤城ケッコン後、燃料・63 弾薬・63 合ってるかな? -- 名無しさん (2014-02-15 02 21 46) そんな事より、俺の鳳翔さんを改二スロ4にしてくれ -- 名無しさん (2014-02-19 04 00 26) ↑運営に祈るんだね・・・^^; -- 名無しさん (2014-02-23 22 22 14) ダメージ計算の影響で加賀より五航戦のが攻撃強くなるんだよね -- 名無しさん (2014-02-24 00 00 22) ↑×7 GJ 耐久に関しては共通欄をも一つ用意してそこにケッコンカッコカリ後は正規空母は一律耐久+8とか書くといいんじゃなかろうか?若しくは上の注意書きみたいなところに耐久+8と書くとか? -- 名無しさん (2014-02-27 01 53 28) ごめん↑書いた人だけど蒼龍飛龍は耐久+7なのね・・・二航戦カワイソス、正空最弱な蒼龍さらにカワイイス -- 名無しさん (2014-02-27 01 57 48) 翔鶴ケッコン後、耐久+8 運+6 -- 名無しさん (2014-03-10 22 36 44) 運はランダムなんだから書いても意味ない希ガス -- 名無しさん (2014-03-28 09 27 53) 後もう1つ。コメントの部分を折りたたみを付けてみました。艦娘データ(最終形のみ)の板にも書いておきますがいらなければ、修正お願い致します。 -- 名無しさん (2014-03-30 19 47 35) 飛龍改二キター!! -- 名無しさん (2014-06-06 19 20 57) 空母系は次は祥鳳だと思って育ててたのにまさかの正空・飛龍だった。つか、またしても榛名はスルーなんだ・・・ -- 名無しさん (2014-06-06 20 23 25) 今日の演習、どの艦隊にも飛龍がいてちょっと笑えたw -- 名無しさん (2014-06-06 21 59 48) 蒼龍改二はやいなwww -- 名無しさん (2014-07-18 03 19 59) 飛龍いないからね、楽しみで準備が早くなっちゃったのね、仕方ないねw -- 名無しさん (2014-07-18 06 54 02) 雲龍は改装設計図が必要ですぞ -- 名無しさん (2014-08-13 01 05 03) さて、翔鶴改二はいいとして、改二甲は設計図とカタパルトが要るんだが、どう表記すればいいんだろうか? -- 名無しさん (2015-09-26 02 02 38) ↑新しく色を加えますかね? -- (名無しさん) 2015-09-28 10 54 55 それと14年3月にコメント折り畳まれたようですけど不要と思ったので展開に戻しました。 -- (名無しさん) 2015-09-28 10 55 26 緑字を 設計図など の一まとめにしてみました -- (名無しさん) 2015-09-28 12 51 02 葛城はおらんのか -- (名無しさん) 2015-12-16 07 54 36
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/314.html
■蒼鳥級空母(天海提督の決断)概要 艦歴 (妄想)性能諸元 エピソード 参考文献 ■蒼鳥級空母(天海提督の決断) 概要 建造期間がかかりすぎると判断されて建造中止にされた大鳳の代艦として設計された新型空母。 重装甲ながらも航空機搭載能力が低い大鳳型と、航空機搭載能力は高いが装甲が薄い翔鶴型の間を取る形で設計された。 その結果飛龍型と同等の航空機搭載能力を持ちながら大鳳型に迫る装甲も併せ持ち、なおかつ帝國海軍空母最速の最大速力36ノットと言う高速航行能力も有している。 航空主兵の考えにより対空能力にも細心の注意が施されており、高角砲72門、機銃172門と言う当時の戦艦を遥かに上回る程の対空能力を誇る。 その為、帝國海軍最大の正規空母となったが、ブロック工法の採用などにより建造期間10ヶ月と言う短さで建造可能だった。 外見は飛龍型を1回り大きくした形だったが、対空砲の数により識別は難しくなかったらしい。 3艦(1番艦蒼鳥、2番艦弥生鳥、3番艦小鳥)建造され、そのいずれもが終戦まで残存した。 艦歴 +蒼鳥 1941年12月1日 起工 1942年9月7日 竣工 10月 第1機動艦隊第3航空戦隊に所属、同機動艦隊旗艦となる 1942年11月22日 真珠湾を出港 11月25日 ロサンゼルス沖海戦に参加、Z旗を掲げる(ここまで天海提督の決断) 1943年1月1日 遣欧第2機動艦隊に所属 1月21日 セイロン沖海戦にて損傷、呉に修理のため帰還 5月30日 マダガスカル沖海戦に参加 8月16日 スエズ沖海戦に参加 10月29日 東地中海海戦に参加、機関大破し、呉へ修理のため回航 1944年4月7日 西地中海海戦に参加 5月16日 ジブラルタル沖海戦に参加、僚艦損傷のため呉に帰還する 10月29日 ドーバー沖海戦に参加 1945年3月10日 バルト海海戦に参加 +弥生鳥 1942年1月17日 起工 10月 竣工 10月23日 第10艦隊に臨時編入、柱島泊地を出港 11月 第1機動艦隊第3航空戦隊に所属 11月22日 真珠湾を出港 11月25日 ロサンゼルス沖海戦に参加(ここまで天海提督の決断) 1943年1月1日 遣欧第2機動艦隊に所属 1月21日 セイロン沖海戦に参加、僚艦損傷のため呉に帰還する 5月30日 マダガスカル沖海戦に参加 8月16日 スエズ沖海戦に参加 10月29日 東地中海海戦に参加、僚艦損傷のため呉に帰還する 1944年4月7日 西地中海海戦に参加 5月16日 ジブラルタル沖海戦に参加、大破し、呉へ修理のため帰還 10月29日 ドーバー沖海戦に参加 1945年3月10日 バルト海海戦に参加 +小鳥 1942年5月 起工 1943年3月 竣工 4月 遣欧第3機動艦隊に所属 1944年3月20日 喜望峰海戦に参加 7月20日 ニューヨーク沖海戦に参加 11月4日 ノルマンディー上陸作戦に参加 (妄想)性能諸元 排水量 45000トン 全長 290m 全幅 水線幅:20m 吃水 平均9m 飛行甲板 長さ:270m x 幅:30m エレベーター2基 機関 主缶:機関 ロ号艦本式専焼缶10基 艦本式タービン4基4軸 200,000hp 速力 36ノット 航続距離 18ノットで9,700カイリ 乗員 1400名 兵装 40口径12.7cm4連装高角砲18基 25mm4連装機銃43基 装甲 飛行甲板:80mm(DS鋼板15mm、CNC鋼板65mm) 搭載機 72機 +... あくまで翔鶴型より計算した物であり、実際にこの規模であったかどうかは不明 信濃型と比べると明らかに小型だが、この世界では『信濃』は建造されないため帝國海軍最大の空母である事に揺るぎは無い。 エピソード 第2次世界大戦終結10年後にジェット機運用可能な空母に改装されている。 参考文献 Wikipedia 翔鶴型航空母艦 天海提督の決断 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/zertierra/pages/10.html
AC-03 サンタ・ムエルテ型Santa=muelte class 画像 画像2 データ 一言 全長 367 コメント 全幅 97 喫水 17 建造国 ザーティエラ王国 配備数 1隻 排水量 約85000t 竣工 2020/11/10 乗員 火砲 対空 CIWS×3,RAM×2,戦闘機×45機 対潜 対潜ヘリ×8 LAC-03 サン・マルコ型Santa=muelte class 画像 画像2 データ 一言 全長 367 コメント 全幅 97 喫水 17 建造国 ザーティエラ王国 配備数 1隻 排水量 約85000t 竣工 2020/11/10 乗員 火砲 対空 CIWS×3,RAM×2,戦闘機×45機 対潜 対潜ヘリ×8 LAC-03 サン・カタリナ型Santa=muelte class 画像 画像2 データ 一言 全長 367 コメント 全幅 97 喫水 17 建造国 ザーティエラ王国 配備数 1隻 排水量 約85000t 竣工 2020/11/10 乗員 火砲 対空 CIWS×3,RAM×2,戦闘機×45機 対潜 対潜ヘリ×8
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/15326.html
KC/S67-017 カード名:巡潜甲型改II潜水空母2番艦 伊(い)14 カテゴリ:キャラ 色:黄 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4000 ソウル:1 特徴:《艦娘》・《潜水空母》 【永】 相手の後列のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+1000。 【自】 このカードがサイドアタックした時、あなたは他の自分のキャラを1枚選び、そのターン中、ソウルを+1。 んっふふ~!イヨの攻撃いっちゃうよ~! いけー! レアリティ:C 「艦隊これくしょん -艦これ-」5th Phase収録
https://w.atwiki.jp/dangerousss4/pages/387.html
野試合SS・空母その1 ◇◇◇ 『あの時あの瞬間、別の行動をしていたら』 そういった「もし、たられば」の世界について思いを馳せたことは、誰しも経験があるだろう。 これは、そんなIFの世界の物語。 ほんの少し、たった1つの行動の違い。 それは波紋となって世界を塗り替えて。 時空を超越する争いも、異なる色彩を生み出していく。 ◇基準世界・希保志遊世◇ ザザザッ…… ノイズの様な音が走り、懐中時計から文字が浮かび上がった。 『【サバンナ】希保志遊世VS撫津美弥子』 「おっと?」 「これが迷宮時計の対戦相手と戦闘空間の告知ってやつね。場所はサバンナ……なかなか過酷そうね」 「なんだ、探検しがいのある場所じゃないか」 「また調子のいいこと言って……っと相手は名前からして女性みたいね。戦闘だからってあんまり酷いことしちゃダメよ」 「なぁに、大丈夫さ。俺がそんな酷い男に見えるか?」 「どうだか。少なくともレディの扱い方を心得ているようには思えないわ」 「うぐ…… でも相手が殺す気満々だったなら、酷いことをしないなんて約束はできないぞ。流石にその時は殺してでも生き残るつもりだけど、いいよな?」 「そうね。何もせず首を差し出すなんて御免だわ。遊世が死んだらアタシは……」 「……? なんだ?」 イオが陰りのある表情をしたように見えた。 遊世に死んでほしくないという思いからイオの表情が曇ったのかと遊世は思った。勿論、そういった意味もあるだろう。しかし先の言葉には、何か他のニュアンスも含んでいるようにも思われた。 しかし、遊世がその事について深く考えようとした次の瞬間には、笑みを取り戻していた。 「いえ、なんでもないわ。とにかく相手次第で臨機応変に対応しましょ」 「……」 ◇分岐路◇ 此処が、1つの分岐点。 ここで遊世がイオに対して強く追求するか、あるいは気にしないかでその後の展開は変わっていく。 読者諸兄が知っている世界は、『気にしない』という選択肢を取った時の世界。 ここから先は、『強く追求したら』というIFの世界。 未知の展開へ歩を進めていく。 ◇◇◇ 「……なぁ、イオ。誤魔化さないで教えてくれ」 「何を?」 「さっき言い淀んでた言葉の続きだよ。俺が死んだらどうなるだって?」 「……」 「今度の戦いで俺は本当に死んでしまうかもしれない。その時どうなるんだ? 戦闘時にまで余計な気がかりは残しておきたくない。なぁ、頼むよ」 「……わかったわ。いずれ話さなくてはならないとは思ってたから。ここで話すのもいい機会かもしれない。――私ね、遊世が死んだら死ぬの」 「……ッ! そんなの初耳だぞ! それは、俺と契約したからなのか? 契約者が死ぬと妖精も一緒に死ぬのか?」 「概ね合ってる。けど、『一緒に』ということではないわ。契約者が死ぬと、妖精の活動に必要なマナが足りなくなって、ある程度の期間を過ぎると死ぬの」 「それなら、俺以外の別の人間と契約してしまえばいいんじゃないのか?」 「それが出来たら苦労しないわ。妖精が物質世界で契約できるのは生涯に一人だけなの。だから遊世が死んだらアタシも死ぬって言ってるの」 「そうか……じゃあ例えどんな強い対戦相手が来ても死ぬわけにはいかないってことだな」 いつになく真剣な遊世の表情に、イオは一瞬言葉を忘れていた。 取り繕う様に、笑みを浮かべて返答する。 「……嬉しいことを言ってくれるじゃない。それってアタシを死なせたくないってことでしょ?」 「当然だ! 俺は、イオはこれ以上ない程最良の相棒だと思ってる。今まで何度も迷惑かけちまったけど、一緒にいて、傍に居て、とびっきり楽しかった。だから、これからも一緒に生きたい。天国や地獄に一緒に向かうなんて御免だ。なぁ、イオもそう思わないか?」 イオは、遊世の固い決意をその眼差しから汲み取った。 最良の相棒。 その一言が何より嬉しかった。 イオ自身も、遊世のことをそう思っていたから。 「……そうね。うん、確かに。この迷宮時計の戦い、なんとしてでも二人で生き延びましょう」 「あぁ、必ずだ。場合によっては降参をしてでも生き延びるぞ」 「うん!」 「よし、それじゃあ準備を始めるぞ……って、うわっ、なんだコレ!」 突如、二人の心臓に当たる箇所から光が走り、互いを結ぶ一本の線となった。 そして、線の中央から光が強くなり、大きく膨張していき、そして破裂した。 遊世があまりの眩しさに一瞬目を閉じ、開いたその時には、光の線は消えていた。 何が起こったのか呆然とする遊世の疑問に、イオも若干狼狽しながら答えた。 「これは……簡単に言ってしまえば、契約のランクアップを示す現象よ」 「ランクアップ? 何か変わるのか?」 「そうよ。お互いの会話がテレパシーで出来るようになるのよ」 「それって凄いことじゃないか! でもなんでいきなりランクアップなんてしたんだ?」 「お互いの絆が一定以上深まると契約はランクアップするのだけど……」 絆が深まった理由。 それはお互いが最良の相棒だと認め、共に生きるという強い決意を行ったからに他ならないだろう。 「……くすっ」 「……ははっ」 二人は顔を見合わせてから、照れ笑いを漏らした。 なんだか無性に恥ずかしかったのだ。 そして笑い声は大きくなっていく。 「あははははははっ!」 「はははははははっ!」 通じ合った喜びを、共に噛みしめるように。 ◇基準世界・上毛早百合◇ 「今日はお前たちに話がある」 そう言われて、早百合と糸音は上毛衆頭領に呼び出された。 「話とは、何なのだ? 事務仕事だったら私は嫌だぞ。そういうのは糸音がやるといいのだ」 「そうやって事務仕事を私に押し付けるから、いつまで経っても出世できないのですよ。見なさい私を。そういう地味な仕事もちゃんとこなしていたからこそ、この若さでグンマー捕虜収容所の所長という大任を背負っているのです!」 そう、糸音は出世街道を歩んでいた。対する早百合は、ひたすら戦闘訓練に明け暮れるだけの日々を過ごしていた。 頭領は、一度咳払いをしてから、言った。 「ふむ。事務仕事は後で早百合に頼むとして」 「そんなぁ!」 「今回はお前たちに重大任務を与えようと思ってな。もっとも、任務を受けるのは任意だ。両方、或いはどちらか一人が受けてくれれば良いと私は思っているが、代わりは他にも居る」 「戦闘任務か!? それなら喜んで受けるのだ!」 「戦闘任務でもあるが、その前に長期間の探索任務を含む。詳細は任務を受ける者にしか伝えられないが、どうだ。受けるか?」 「私、糸音は受けます。重大な任務というのであれば、喜んで。早百合はどうするのですか?」 「……」 ◇分岐路◇ 此処が、1つの分岐点。 ここで早百合が任務を受けるか、あるいは受けないかでその後の展開は変わっていく。 読者諸兄が知っている世界は、『任務を受けない』という選択肢を取った時の世界。 ここから先は、『任務を受けたら』というIFの世界。 未知の展開へ歩を進めていく。 ◇◇◇ 「……受けるのだ。どうせ暇だしな。たまには糸音との任務も良い。不甲斐ない糸音をアタシがサポートしてあげるのだ」 「不甲斐ないのは貴方でしょう? この前だって――」 頭領が咳払いをした。 糸音は慌てて頭領の方に向き直る。 「二人共受けてくれるとは、私としても嬉しいことだ。では、これより任務の詳細を伝える――」 有り体に言えば、それは欠片の時計探索の任務だった。 更に見つけた折には、迷宮時計の戦いに参加し、全ての欠片の時計を統合せよ。そしてグンマーの悲願を叶えよ。……そういう内容だった。 それから早百合と糸音は任務に出かけた。 任務の道中、早百合と糸音は仲を深め、そして早百合が欠片の時計の所持者となった。外の世界に触れ、考え方も変わった。彼女らは、グンマー人をグンマーという呪縛から解き放つ為に迷宮時計の力を使おうと決めていた。 だがそれが悲劇の幕開けになるということを、二人は理解していなかった。 それは迷宮時計を手に入れた後、彼女らが迷宮時計に掲げる願いについて隠れ家で語っていた時の事だった。 「グンマーの呪縛から解き放ったら、きっとグンマー人は凄い事になるのだ!」 「そうですね。グンマー人のポテンシャルは目を見張るものがありますから。きっと自由の元に素晴らしい発展を遂げていくと思――」 糸音の言葉の途中、聞き覚えのある咳払いが聞こえた。 それはこの場に居るはずのない者。上毛衆頭領のものだった。 早百合と糸音は総毛立った。何故なら彼女らの願いは、任務で指定された叶えるべき願いとは異なっていたからだ。それを頭領に聞かれたのだ。裏切りと判断されてもおかしくない。 部屋の壁に黒い光が灯り、それが頭領の顔になった。 「ふむ。時折監視をしていてよかったな。しかし残念だ、お前たちには期待をしていたのだが、よもやそんなくだらない思想に染まるとはな」 「くだらなくないのだ! この願いが叶えば――」 「早百合。今は反論している場合ではありません。恐らく既に私達を始末する暗殺者が派遣されているはず。すぐにここから逃げないと!」 糸音が言い終わるや否や、玄関の方で爆発音がした。早百合達は、窓を蹴破って逃走を開始した。 ◇◇◇ さて、これにて準備は整った。 分岐路における双方の行動に関して、どちらを選んだ方が良かったかなどと善し悪しを計ることはできない。 ただ、本筋の世界とIFの世界。二つが共に存在しているということだけ。 それ以下でも以上でもない。 ◇◇◇ もし、仮に迷宮時計に性格というものがあるならば。 人々はその性格をどの様に評するだろう? 評価する側の性格、立場によって評価は変わってくるだろう。 けれど、人々は概ねこの言葉に賛同するのではないだろうか。 “迷宮時計はタチが悪い” 迷宮時計は人々を戦いへと駆り立てる。 戦いを望んだ者も、望まぬ者も、強制的に戦場へと誘う。 対戦相手、戦場も多種多様ながら、どれも最終的には悲劇を生む組み合わせばかりだ。 迷宮時計が決めるその組み合わせ決定に、果たして恣意的なものは一切入っていないのだろうか? 迷宮時計に関わった多くの者は「否」と答えるだろう。「悪意を感じる」、と異口同音に言うに違いない。 真実は分からない。 けれど、一つ確実に言えることがある。 遊世と早百合が本筋の世界と違う選択をしたことで、迷宮時計は組み合わせの再選択を始めたのだ。 より切なく、より救いの無い物語を求めるかのように。 迷宮時計は稼働し始める。 それは、悪魔の如く。 舌なめずりをして結果を待ちわびるように。 ◇◇◇ 迷宮時計の告知が。 書き換わっていく。 ザザザザザザザッ―――― ――――『【サバンナ】希保志遊世VS撫津美弥子』 ――『【※※※※】希保志遊世VS※※※※』 ザザザザザザザッ―――― ――――『【闘技場】刻訪結VS上毛早百合』 ――『【※※※※】※※※※VS上毛早百合』 ザザザザザザザザザザザザザザッッ!! ザザザザザザザッ!!! ザザザッ!!!! ――――『【空母】希保志遊世VS上毛早百合』 ◇◇◇ ミッドウェー海戦。 日本が大敗を喫した海戦として覚えている人も多いことだろう。 事実、日本はこの戦いで航空母艦を4隻失っている。 その犠牲の中には正規空母「赤城」も入っていた。 今回の迷宮時計を巡っての戦いの舞台は、その赤城である。 グンマーのほぼ中央に位置する複成火山を由来として名付けられたその名前は、上毛早百合にとって馴染み深いはずだが、現在居る甲板が赤城のものだとは気付いていない。 正味な所、そんな艦名を気にしている場合ではないのだ。 日時は、1942年6月5日午後7時頃。 赤城の飛行甲板は米軍の爆撃により各所が炎上していた。 既に船員も総員退去している。 そこに、転送された者が二人。 希保志遊世。 カウボーイハットや革のジャケットなど、冒険者然とした格好の男だ。 一瞬遅れて召喚された重力妖精イオと共に、この場の惨状を見て呆気に取られている。 「遊世……これは……」 「あぁ。降参する案は無理だな。なんとしてでも勝たなきゃならない。こんな所に取り残されたら死ぬだけだ。イオ、覚悟を決めるぞ」 「うん。そっちも気を抜かないでね」 上毛早百合。 褐色肌にポンチョを羽織った少女だ。四肢と額に黒い布が巻いてある。 早百合は呪符の機能の一つである「念話」を使い、上毛糸音と会話していた。 通常、時空間の違う状況で念話を行うことは非常に困難であるが、早百合の呪符に供給される莫大な呪力が半ば強引にそれを可能にしていた。 早百合は頭領が派遣した暗殺者と戦う糸音を置いて、転送されてきた。彼女の安否が気がかりだった。 「糸音、そっちは大丈夫か?」 『私を誰だと思っているのですか? この糸音に敗北という二文字はありません。それより自分の心配をした方が良いのではないですか? 戦場が空母なんてどうせ碌な状況じゃないのでしょう』 「察しがいいのだな。考えうる限り最悪の状況なのだ。でも、なんとかするのだ」 『えぇ。そうして貰わなくては困ります。せっかくこの私が迷宮時計を譲ったのですからね』 「任せるのだ」 それぞれの会話を終え、互いに向き合う。 彼らが居る位置は甲板の後部。周囲には炎上し逆さになった戦闘機などが転がり、火の手が激しいこともあって動ける範囲は限られている。 早期決着をしなければ、彼らが立っている場所にも火が回ってくるかもしれない。 お互いに、追い立てられる様な焦燥感を感じながら睨みあっていた。 先に口を開いたのは、早百合の方だった。 「念の為に聞くが、お前が希保志遊世でいいのだな。そっちのちっこいのは何だ?」 「あぁ、俺が遊世さ。こいつは俺の相棒でイオっていうんだ。俺の名前を知ってるってことはお前が上毛早百合だな?」 「うむ。そして……」 早百合は懐から一枚のカルタを取り出し、掲げる様に遊世達に見せた。 「『力合わせる二百万』。私の呪符にはこの言葉が刻まれているのだ。グンマー人が持つ呪力を――なんだ? そんなものではアタシは殺せないぞ?」 早百合は呪符の説明を止めて、嘲る様に笑った。 遊世がホルスターから「クロックワークブランダーバス」を引き抜いて、早百合の方へと向けたからだ。 「そうか」 乾いた音が響いた。 遊世が、早百合の言葉に構わず発砲したのだ。 但し、心臓や頭部などの急所を狙ったものではない。 炎が周囲の物を燃やし続ける音に加え、「主よ人の望みの喜びよ」の旋律が流れだした。 早百合の手に持つカルタに、風穴が空いていた。 「――今は容赦できるような状況じゃないんだ。悪く思うなよ」 遊世は、硝煙をふっと息で消しながら言った。 彼は、イオと共に生きる為に本気だった。 ◇◇◇ 迷宮時計の告知が書き換わった後、対戦相手の名前を見てまず最初に浮かんだのが「上毛衆」という存在だった。 彼はただの冒険者である。未開の地とも呼ばれるグンマーの戦闘部隊の詳しい情報など手に入る訳がない。 されど、彼は冒険者である。放浪の折、都市で生活する者ではそう簡単に手に入れられない情報を耳にすることだってある。それが未開の地に関する情報なら、特に注意して覚えていてもおかしくはない。冒険者という存在は、いつでも未知の存在というものが大好物なのだ。 さて、遊世が上毛衆について知っている情報は「『上毛カルタ』という呪符に呪力を込めて異能を引き出し戦う呪術師の部隊」ということのみ。 一見、特筆すべき情報では無いように思える。けれど、少しでも対戦相手の対策を取りたい遊世にとっては充分価値のある情報だった。 遊世が情報を元に考えた対策は至極単純だった。 ――呪符を使って戦うというのであれば、呪符を使えなくしてしまえば良い。 そして、期せずしてその機会は舞い降りた。 早百合がカルタをわざわざ取り出してこちらに見せてきたのだ。 最初は頭部と呪符、どちらを狙うか迷っていた。二つを連続で狙うという選択肢はない。クロックワークブランダーバスは一度に弾を一発しか装填できず、オルゴールの曲が鳴り止むまで再装填できないからだ。 当然のことながら、頭部を狙って殺せるのであればそれ程簡単なことはない。 けれど早百合の言葉を聞いて、頭部を狙うのは止めにした。 敵である早百合の話を丸呑みした訳ではない。ブラフの可能性もある。 それでも本当だった時の可能性を考慮し、呪符を狙う方が得策だと考えた。 先の早百合の発言から鑑みるに、彼女は遊世が銃を取り出したのは命を奪う為、すなわち心臓や頭などの急所を狙うはずだと考えていた節がある。 その意表を突く形で射撃をすれば、呪符を壊せる可能性は高いと判断した。 万が一、防がれたとしてもその防衛手段が明らかになる可能性も高い。相手の能力が分かるというのは大きなアドバンテージになる。 そこまで考えて、遊世は発砲したのであった。 ◇◇◇ カルタを破壊された早百合は、一瞬呆気に取られた後、肩を震わせた。顔は俯いており、表情を伺うことはできない。 「……そうか。カルタを見せたのは、最低限の敬意を払ったつもりだったのだが、貴様には戦士の誇りは無いと言うのだな」 「生憎俺は戦士じゃなくてトレジャーハンターだ。誇りだの戦いの流儀だのなんざ知らないさ。……このまま畳み掛けるぞ、イオ!」 「わかった!」 イオがナイフを重力で操りながら、突進する。 遊世は右手に投擲用ナイフを、左手に鞭を持ち援護態勢に入る。 対する早百合は迎撃を迫られる。 切りかかってくるイオのナイフを棍で防ぐ。 その隙間を縫うように、飛来する遊世のナイフを投擲用カルタを放ち弾く。 カルタを放った隙を狙い、イオが別の箇所に斬りかかり、それを防ごうとするとその隙を突いて遊世の鞭やナイフが迫ってくる。 呪術を使用しなくとも、鍛えられた戦闘技術で凌げるはず。そう思っていた早百合だったが、敵は予想以上に連携が取れていた。 早百合は知らないことだが、遊世とイオはテレパシーを使って互いの攻撃のタイミングを合わせているのだ。 早百合が身体強化系の呪法を使えばそれでも拮抗するのかもしれなかったが、今の早百合は確実に押されていた。 「ぐっ、このっ! 消えたり現われたりしやがって……! 鬱陶しいのだ!」 そして、テレパシーによる連携の他に、早百合が苦戦している理由がもう一つあった。 それは、契約による召喚「サモン・イオ」の連続使用という遊世達の戦法。 イオが突如消えて、ナイフだけがその場に残り、角度を変えてナイフが早百合に迫ってくる。そんな事象が何度もあった。 それは、遊世が早百合の死角となる背後や足元などにイオを召喚し、イオが重力でナイフを引き寄せるという行動によるものだ。 半径10メートル以内の任意の場所への召喚。本来離れた位置に居る妖精を呼び出す為のそれは、イオを瞬間移動させる能力として機能していた。 『イオ、投擲用ナイフのストックから残り1本だ。そろそろ“アレ”を』 『おーけー! こっちはいつでもいけるよ。召喚タイミングはそっちに任せた!』 更に。 遊世達は呪術がつかえない早百合相手ならば、ほぼ必殺となるであろう技を用意していた。 「サモン・イオ!」 実際に行う行動としては、単純だ。 まず、イオを早百合の胴体の内部に召喚する。 イオは物質世界に於いて、全ての物質を透過する。それは例え人間の血肉であっても。だから、人間の内部に入ることも可能なのだ。 そして、後は重力で周囲のナイフを引き寄せるだけ。 それだけで必殺は事足りる。 今まで投擲されたナイフは、早百合によって弾かれ、早百合の周囲にばら撒かれていた。 つまり、それを引き寄せることで、早百合を狙うナイフの全方位攻撃と化すのだ。 「なるほど、面白いことをするのだな」 しかし。 しかしである。 遊世達は、前提を間違えていた。 前提が誤りならば策も通らぬというのが道理というもの。 故に、この攻撃は必殺とはなりえなかった。 「「消えた……!?」」 その驚愕は、イオと遊世、二人共が感じた。 一瞬早百合の姿が消え、ナイフがぶつかり合う音がしただけだった。 そしてそれを上書きするように再び現れる早百合。 上書きから逃れたナイフの柄だけが、パラパラと落ちていった。 「呪術が使えなければ」。その前提が既に間違っていたことを、遊世達は思い知る。 絶句しながらも、遊世は必死に頭を働かせていた。 (アレはきっと、呪術。瞬間移動には思えなかった。ならばイオと同じような透過性を持っていて、更にナイフの存在が上書きされたことから、――いや、そんなことは今はどうでもいい。まず考えるべきは、どうして呪術が使えるかということだ。アイツの呪符は破壊したはずだ。ならば、何故? いや、もしかして――!!) 遊世達は、前提を間違えていた。 それは全方位攻撃を仕掛けるよりもっと前。 呪符を撃った時の前提を。 『あの呪符を撃てば、相手は呪術を使えなくなるはず』 遊世はそう考えていた。 それは「早百合が掲げたカルタこそが本物である」という認識から導き出されたもの。 その認識、その前提こそが間違っていた。 遊世は早百合が呪符の説明をし始めた時のことを思い出す。 ――早百合は懐から一枚のカルタを取り出し、掲げる様に遊世達に見せた。 ――「『力合わせる二百万』。私の呪符にはこの言葉が刻まれているのだ。」 「くそっ! そういうことか……」 「私は何も嘘はついてないぞ? 誰も見せたカルタが呪符だとは言ってないのだ」 そう。遊世が撃ったカルタは、呪符ではない只のカルタであった。 早百合はカルタを撃たれた後のことを思い出す。 ――呪符を破壊された早百合は、一瞬呆気に取られた後、肩を震わせた。 肩を震わせたのは笑っていた為。 こうも簡単に策にハマるとは思わなくて、遊世が滑稽に思えたのだ。 ――「生憎俺は戦士じゃなくてトレジャーハンターだ。戦いの流儀なんざ知らないさ」 (そういえば、貴様は戦士ではないと言ってたな。だが――) 「生憎、アタシも戦士ではなく呪術師なのだ!」 呪術師に戦士の挟持やプライドなどという物はない。 むしろ『呪術師たる者、どんな卑怯な手を使ってでも勝て』。そう教えられてきた。 早百合にとって、呪術師の慣例として呪符を見せるというのはどうにも隙があるように思えて仕方なかった。そこから、この策を思いついたのだった。 相手の使えるナイフを大幅に減らせたことで、この策は収穫があったと言えよう。呪術を先にみせてしまっていたら、警戒されてこうも上手くはいかなかったかもしれない。 そしてこの策にはもう一つ収穫があった。 イオが自分の体の内部に召喚されたこと。そしてその召喚で早百合が特に怪我を追うことはなかったこと。つまり、イオも早百合の透過呪術と同じように物質透過できるということが分かった。そして上書きによる攻撃を行ってこなかったことから、恐らく常に物質透過状態であり存在の上書きはできないことも分かった。 (ということは、狙うべきはあの男の方だな。妖精の方を狙っても無駄なのだ。) 「では今度はこちらから行かせてもら――は?」 今度は早百合が攻撃を仕掛ける番――ではなく、呆気に取られる番だった。 横から炎上する戦闘機が迫ってきたからだ。 イオの吸引性による攻撃である。 「ぐっ!」 そして、遊世が投げたナイフが足の甲に突き刺さる。 別のものに目を取られている隙に、攻撃を仕掛ける――意識の虚をつく攻撃の基本ともいえる戦術だ。 そして足の痛みに気を取られている間に、既に戦闘機は回避しても避けきれない程迫ってきた。 遊世達は、そこまで計算してこの戦闘機とナイフによる攻撃を仕掛けたのだ。咄嗟の思いつきではあったが、その実、絶大な効果を発揮していた。この窮地を抜けられなければ、早百合は圧殺される。 早百合は、一瞬の間に判断を迫られる。 早百合の得意呪術は、透過呪術と呼ばれる外呪の「虚」。 この呪法こそが、銃を向けられた際に「そんなものではアタシは殺せない」と言った訳でもある。 銃弾を透過して避ける練習なら何度もしてきた。引き金を引くタイミングと銃口をしっかり見ることが出来れば、八割の確率で回避に成功できるようになった。 けれど一瞬透過すれば事足りる銃弾と違って、戦闘機の様な巨大なものは数秒透過しなければならない。 それは上から二番目の等級である玖の段に位置する早百合の「虚」でも不可能。彼女はまだ全身透過は一瞬しか出来ないのだ。 ならばどうするか。 呪術を使わない生身では当然ながら対抗しきれない。 早百合の使える呪術は、外呪の「虚」以外に3つ。 物質生成の造呪の「成」は論外。速度上昇の攻呪の「疾」を使ったとしても回避しきれない。 そして、残るは攻撃力上昇の攻呪の「滅」。しかし今の早百合の等級では平均的な戦闘魔人と同程度の威力。約2トンに及ぶ重量の物体を破壊できる威力ではない。 それでも。 早百合は、拳を強く握りしめた。 ◇◇◇ それは早百合と糸音が暗殺者と戦っている最中、早百合が転送される刻限が迫ってきた時のこと。 「悪いが糸音、そろそろ私は転送されてしまうはずだ」 「分かりました。私のことは気にせず行ってきて下さい。それと、“アレ”は忘れずに装備してますよね?」 「当然だ。万が一の時、なければ困るからな」 早百合は四肢と額に巻きつけた黒い布に意識を向ける。しっかり結ばれてることを確認し、頷いた。 「では、気をつけて」 「うむ」 ◇◇◇ 四肢と額に巻かれた黒い布。 それは言うなれば、「呪布」という新しい呪装。 呪力が通りやすい糸で編まれた布に莫大な呪力を溜めた、呪力タンクとでも呼ぶべきもの。 糸は糸音が生成し、呪力は早百合が一度に扱える限界量の呪力を注いだ。これは二人が協力関係になければ生まれることのなかった代物。絆によって生まれた逸品なのだ。 使い方は単純。体に巻きつけた呪布を解き放つことで、布に込められた呪力が使用者に提供される。 本来これは、呪力タンクという性質からも分かる様に、何らかの理由で呪力の供給が断たれた時に代わりの供給源として使用する目的で造られた物。 しかし、この呪布にはもう一つの使い道があった。 それは、強制的かつ一時的な呪術の等級上昇。 超過剰と言える程の呪力を纏うことで、一部の呪法は本来の等級よりも高い効力を発揮することがある。 その一部の呪法とは、攻撃力上昇や防御力上昇などの効果を持つ比較的扱いやすいと言われる呪法。 そう、早百合が扱う攻呪の「滅」もまたその対象である。 (――感謝するのだ、糸音) 体に巻かれた呪布の全てが、弾け飛んだ。 通常使う分に加え、四肢と額の5つ分の呪布。すなわち早百合の全力の6倍の呪力が拳に集まる。 「攻呪の『滅』 全呪布解放(アンリミテッド・バースト)!!!!」 あまりの膨大さに可視化された呪力が、どす黒い光の奔流となってその場を覆い尽くした。 打ち込んだ拳を起点に、戦闘機が砕ける。 粉々になった破片は、早百合を避ける様に飛散し、早百合に微塵も傷を負わせなかった。 しかし、自力で扱える呪力の総量を越えた超大な呪力を纏った代償として、右手のあちこちが出血し、拳の骨はボロボロに砕けていた。 それでも。そんな負傷は知ったことかと早百合は前に進む。 今度こそ自分が攻撃する番だと主張するように、速く、疾く、前へと走った。 恐らく、遊世たちには打つ手はもう殆ど無い。そう判断したから。 事実、遊世とイオにもはや策など無かった。 攻撃手段も限られていた。イオの援護をしている間に弾を再装填していたクロックワークブランダーバスと、アーミーナイフのみ。鞭は早百合を止める有効打にはなりそうもなかった。 遊世はアーミーナイフを投擲した。イオの重力で軌道を変化させた攻撃。 しかし容易く透過で回避された。 そして、早百合は遊世と手を伸ばせば届く程の至近距離に到達する。 その距離は、早百合にとって即死させることのできる圏内だ。 透過した手で急所を上書きすれば、相手は絶命する。 遊世はむざむざ倒される訳にはいかないと、鉄の破片を握った拳を振るう。破片をイオが引き寄せることで、拳が加速し威力も上がる。 されど早百合にも加速する手段はある。攻呪の「疾」。 早百合はひらりと回避し、絶命の一手を打とうとする。 右手は使えない。 けれど、残る左手は使える。 早百合は、左手を切断しようとした自分を止めてくれた友の言葉を思い出す。 ――「やめて下さい……! それは、あなたの、大事な左手でしょう!!」 (糸音が守ってくれた左手。この左手で、決着をつけてやるのだ……!) 左手を透過。遊世の心臓を透過した手で貫き、上書きする。そして引きぬいた。 それはあっさりと。 拍子抜けする程簡単に終わった。 だが。 心臓がなくなり、後ろに倒れようとする遊世の耳に。 意識が途絶しそうになった遊世の耳に。 「遊世ーーーーーッ!!!!」 最良の相棒。 イオの言葉が耳に届いた。 「がっ、ァッ……!」 如何なる奇跡か。 倒れようとしたところを、遊世は踏みとどまった。 途絶しそうな意識の中、イオの顔が浮かぶ。 (オ、レは――! アイ、ツを――――死なせる、わけ、には、――――!!) 震える手でクロックワークブランダーバスを握りしめ、早百合に向けようとする。 そんな死に体のあがきともいえない行動、手で払いのけさえすれば、遊世は倒れるだけだった。 けれど。 その時早百合は、そんな余裕すらなかった。 ◇◇◇ 一瞬前のこと。 イオが遊世の名を叫んだその瞬間。 早百合もまた、一番親しい者の声を聞いていた。 『がッ、あああああああああああッ!!!』 呪符から聞こえる糸音の断末魔の叫び。 そして途絶えた呪符の念話。 「糸音ェーーーーーッ!!」 察せられるのは、最悪の事態。 早百合は絶叫した。 涙を流し、忘我の境にあった。 目の前の遊世のことなど、目に入っていなかった。 ◇◇◇ 『ィォ…………』 『……ッ!』 一方、イオは小さな、本当に小さなテレパシーの声を聞いた。 まだ僅かながら意識があるのを感じて、一筋の希望を感じた。 遊世のクロックワークブランダーバスを握った右手が動いたのを見て、イオはやるべきことを理解する。 ◇◇◇ 遊世は、皮一枚でつながっているような意識の中、クロックワークブランダーバスから鉛弾を放とうとする。 だが、手が震えて照準が定まらない。 ここで決まれば勝てるかもしれないが、ここで外せば確実に負けてしまう。イオが死んでしまう。 その恐怖が余計に手の震えを大きくする。 それでも意識がなくなる前に撃たなければならない。 意を決して引き金を引こうとしたその瞬間。 「遊世。大丈夫。アタシが付いているから」 そっと。 右手を何かに暖かく包み込まれたような錯覚を覚えた。手の震えが収まった。銃口がぴたりと早百合の額に向けられている。 それはイオの吸引性によるもの。彼女が銃の位置を正しく補正していたのだ。 (ありがとな、イオ――) 安心感と感謝の念を抱きながら、彼は引き金を躊躇いなく引いた。 「ぁ……」 早百合は思い出したかのように、現状を理解した。 けれど、もはや勝利に対する執着など微塵も無かった。 勝って元の世界に戻っても糸音はいない。その時点で、勝負などどうでもよかった。 勝ち上がって最終的に欠片の時計を統合すれば、糸音を取り戻すことはできるのかもしれない。だけどそれまでの期間、糸音無しで生きていくことは今の早百合には無理だと悟ってしまった。 むしろ、糸音と共に天に召されるこの結末が、祝福の様に思えた。 そうして早百合は撃たれた衝撃のまま、逆らうこと無く倒れた。 時間の差としてはほんの一瞬の差だろう。 けれど、遊世の方が長く意識を保っていたのは事実だ。 早百合の時計の所有権が自分に移ったのを感じながら、遊世も意識の糸が途切れた様に倒れた。 遊世と早百合。 彼らは共に、大事な存在が居た。 もはや切っても切れない程強く結びついてしまった存在が居た。 片やその存在に支えられ、片やその存在を失い。 それが、決着となった。 きっと、糸音と共に迷宮時計探索の任務に行かなければ、誰かを失ったからといって早百合がここまで脆く崩れることなどなかっただろう。 きっと、自分が死んだらイオも共に死ぬという事実を聞いていなければ、ここで踏ん張ることは出来なかっただろう。 つまりは彼らが行った選択。それこそが勝敗を分けたのだ。 これから約7時間後。 空母「赤城」は魚雷処分により、海の底へと沈んでいくこととなる。 ◇◇◇ 【空母】 勝者:希保志遊世 敗者:上毛早百合 ――しかし、これはあくまで1つの勝負の結果に過ぎない。 希保志遊世は勝ち上がってしまったことで、これからも戦いに強制的に駆り出される。 タチの悪い時計が主催する悲劇は、延々と続いていく―――― 【END】 このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/kancolle/pages/998.html
V ___ V /`ヽ/}/ ´ `丶/ヽ/ \./ /}/ \_ 、 \ / / / | /、 ヽ \ ヽ / / / ∠'; /_ヽ ヽ ヽ }/ .l ,' / |/}/ ヽ ', } / l 「ヽ |/ ∩ ∩ | |l j / ',ヽィ |. ∪ ∪ | |l {/ \ }i , , , , j 八 八 _, ,.ィ′ ミッドウェー? なにそれ、美味しいの? ` =‐-t--r-ァ </ , '`iヽヽ//、 i| ; / ,'个-`_8 、`、 / ,' ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 、ヽ / / V ___ V : / /`ヽ/}/ ´ `丶/ヽ/ \ :人./ /}/ \_ 、 \ :  ̄て / / / | /、 ヽ \ ヽ : / / / ∠'; /_ヽ ヽ ヽ } : _人人人人人_/ .l ,' / |/}/ ヽ ', } / : > ん―! < l 「ヽ |/ ィ== ==、 | |l j / :  ̄^Y^Y^Y^Y^ ̄ ',ヽィ |.O゜/// ,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i =― \ }i , , ;'`;、、 、. . 、 , ,. `゙ . ゙ `''' ,'.´ -‐i ≡=― 八 '、; ... , . .、. ',. . _;.;;..; ..‐'゙  ̄  ̄ =-― ` =‐-t--r-ァ イ/ : , '`iヽヽ//、 i| ; / ,'个-`_8 、`、 / ,' ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 、ヽ ___ / ´ `丶 / \ / / | ノ、 ヽ / / /'; /ヽ ヽ l ,'ハ/ー νレー ヽ ノ .l 「ヽ |ノ ∩ ∩ | |l V ヽィノ ∪ ∪ |. |l どうよ!ね、多聞丸、見ててくれた? l | }i , , , , j | |/| 八 ▽ .ノ / .  ̄ ` =‐-t--r-ァ ' ̄ , '`. ヽ//、 i| ; / ,' //_ 、`、 / ,' // ) 、ヽ , ---- .、_ , イ ´ ____ `ヽ、 / / /´__◎_゙_ヽ, ヽ、 / / /´ /./| .∧`.、ヽ`, ,´ i i─入/ } /__l_i .i |/ l | l/{/ } /´ }l|`| .| .i'|「ヽ| | ∩ }/ ∩ !| | ! | |ヽィi |. U U .| | ! | | | | | , , , , リ| .| 五航戦、翔鶴、 1乙します! ! ! | | |_ _, .イi | ヾ|、|'| !、=‐-t--r-ァ イ/| l .i\|ヽ_{_'`iヽヽ//、 i / ノ,リ i / ,「シl-`= 、`、´´ ', / ,' ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 、ヽ ____ _. / ,.イ〈{>'" "'<{∠,フ , / / ヽ \. / / / / / ヽ ヽ/ / / /'; /\ ヽ ',| l ,' / \ }/}' /ヽ ',} || l 「ヽ八(. ∩ ∩ ', |} || ', ヽィl|` ∪ ∪ | || l',| }\ 八 , , , , 厶イ | l ',| l | ` } |\ _, ,.イ {´ | jl ',| l! | . } | >r--r < | { / ハ }j ハ{ .j ノ , '`iヽヽ//、 ', ヽ{ } / }/. / ,'}ス{___8 、`、 / ,' ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 、ヽ 一 慢 |'´ /‐''´ `゙ヽ`゙ヽ、`イ/ 〈{>' 〈 航 心 // / ヽ \ \//.. .. 〈 慢 え 戦 が | /___ __ / .. .. .. .. . | 心 | ま 許 | /´__◎_゙___. ./ .. .. .. ..〈 !? マ で さ 〉 l | l| l| / // / ジ だ れ | |」l 十 /リト| 、| | /l‐! 〃/L よ る ヽ |l !⊥!ヽ 〃| ,⊥L!| リ=ミ| lレ'´〃 /ヽ__r ┬‐、/ ね の / || lL! ヾ/ ! 「し!{| ハ| 「_! /i (_, ヽヾ │ はr | | 、 l;;;! _l ;;;;レ | l |、L !. _L;;;ノ__, |; |レ'⌒ヽ | |  ̄  ̄ j| | | | |人__人_j_ |{ '、 〈 ノー'^ー^ ゝ〈 /| | ハ キ /ハ ヽ ヽ ̄`l | キ ハ _ヽ ̄`l u / | | ハ ャ |/ !ヾ ヽ/Y'Yl 〈 モ | | | ヽ.__j / | l', ハ ハ ヽ ヽ ヾ! | .| | '´| │ 〉/ ,' ヽ/),. -r' ' ヽ\ | jl ', ハ ハ // ヽ∨ | .| | / | | |' レ' /リ__ //__} / ハ } ハ ハ 〉|__ ', 、 V , '! イ ヽ -'‐'´,.ィ // / ヽ } / } / ||.|シ{ ; ;; ; ; | /〈 /}ス{ ; ;; ;\//' l ̄ヽ∨ ∨ ヽ; ; ; ; ; ; ; ; | / |/⌒ヽ /´,' ; ; ; ; ; ; ; ; ;\,';~l,' / | } __,. ⌒ ー=ミ、 __/ .\. ,,.ィ. ´ i \\. / / / /l | \ヽ. \. / / / / j /\ \ \__ } j/ / j / /-‐‐ヽ . `. \_,.ィ7} ノ 〃 /{ /-‐j /} /,ィ=ミ } i... \ \{ /´{/,ィ=ミ }/ 以〉} / | \ `、 ハ 〈 以 /イ /} j ____ ,.ィ{7" ト、 `、ハ , j/ フ j′ /|| || || || ||\,.ィ{7" ト、 `、 ', __ ィ . / {[ ̄|| || || || || |,.ィ{7" | ト、 Ⅵ、 ( ) , ' / \≧=‐rr‐r,.ィ{7"_|∨ | | ト、 ‘; .、 /V⌒'く、 }} ||,.ィ{7"||  ̄ ̄]} | l 川、 ∨i个 . ._,.、< _/ /´ ̄ ̄ヽ.}} ,.ィ{7" || || i{ ̄. ヾゝ八ト、 \{ {/}∧ // / }}ィ{7"|| || || i{. 、 ト、 \ /T{{/ ./ / .,.ィ{7" || || || i{ 二航戦飛龍! 1乙します!. 、 ト、 ∨ ヾ{_/ ,..ィ{7" }} || || || i{ 、 ト、 /∨ / ,.ィ{7" }} || || || i{. 丶 / L{__/^ヽ′ ,.ィ{7" { }} || ̄ ̄|| i{ 丶 / { ⌒ヽ、 ,.ィ{7" ', }} ||__|| i{. 丶 / ,ノ /\ ⌒ヽ、ィ{7" ′ }} || || || i{ 丶 / / /′ \, ―― 、 ′ l〕 || || || i{ \ ,′ ,' /′ /´〈 く> \ ∧ }} || || || i{ \j / {i / ィ{7"`〈 , -‐ ー=く⌒\ }} || || || i{. /\{ {l/ ィ{7" 〈 rfゞ'´ \ }} || || || i{ / \// ̄ ̄``ヽ { f'⌒'く゛` ..、 ) }} || || || i{ __くヽ, -―‐ -、尸ー 、 /{_} ' ヽ} ,! !゙ i / / /' ; ヽ ヽ ! ,' / /⌒'; ハ '; リ ,' ノ ;'__ l ム ! } i ,'/7 l,.__` レレイ,.__l ; イ ', / /イ ' ; ', ̄ . ´ ̄| イノi i i! ヽ /イ 八 {゙i !` __ ノ! i ', iし '’ / ! / ゙ | |丶 ` ´ィ" !| '; _i';._ / , ' / _゙_/= `´ トヽ’ _」 /ヽ!、 =キ i ! ノ / _! i i! // `- _└i ,' ・ コ i{二 | レ/ /、 ', l i!ヽ r// /  ̄| i ト', /! {_i ヽ ', _l__il!、// ./ / lイ'ゞ" ', =|= / ヽ ヽ_l ヽ , _! l≠‐'- . / l __ ', 〇、 /ハ |_二 } -‐i ! | `ソ l=く//ソ'`゙、 i ! l |‐―イ / _」-===!=== _,ィ !、 ! . ‘, ー十 ヽ! '; | ,.! ム='ぐ .、 ̄ ̄ /" >rァ! . ハ O ` i ` く ',\、 \ .、--i ! /イ l __ . //, ー'’  ̄ i ヽ キ ! i l ! !i j' ̄¨Tド=-zz/ ハ / ヽ ! i | レく / ,.-lドキ=zィ/ ', / _ X ! ! ! /_ . ≠ l__」 ` ‘,  ̄t=- 、_ - {、 l ! 7 ス_ ,.- l- , ・ /', `i、 ロ ll !/¨-!L -‐一.7 //ロ/’l、.',_ r-ィ くハ _____________ ///////////////////////////\ .|`|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| 龍驤 .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| .|/|/////////////////////////////| ヽヽ///////////////////////////// .\\/////////////////////// /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ r‐┬=== ‐- 、 ∠二ニ<j__・|_・_|・_」 8_iト、 `マ二二 >-=≠=━- {. ⌒ヽ + マフ´ /\ jXrテミxZ≦ハ ∧ + ┼ ノ. l |化i ヒソTKj i ∧ /+. 从ヒソ . _,、 "" ノ! l ' ∧ /. /∧"" 「__ノ .ィ( !. j ' 八 〈∧/. // ∧>‐ュ {{工i从 ! / jト、 V∧jル!入' / 「 |/ \/ \ij\) ル'入ノ + V∧ rァ'. | jトx/⌒X/.」 ハヘ }K「「「j冊K! Ⅴ厂.  ̄. /. K `≠〒彡! 片!. . i/\!/ ∨/. 片j. / f二ヽ V. _ ム斗テ⌒ヽ/ ノ ヽ ∧ /. ´. / { __`∨ 乂メ ∧ \ 〈 _ i / `ヽ´⌒ヽ. /. 〉 r「二}  ̄ / } i二く ム rfj二{__ /{ |二/ /. 人二7 `ヽ. /从 .|7入二ニ>x /∠二 Ⅴ ∨斗1  ̄ !二フ´ ̄ ̄( r‐≠ ∠二二 7 /⌒'" ! |フ´ . /⌒ _ノ入  ̄`/ /. ! i _斗< ` ー -- / /. . _ . i i _. -‐ '´ ∧ _ _ノ!「⌒ ト --^ト、´ ∧ _二 ノ/ _ _ -‐ レ⌒ヽ.{ //. X i! /. ヽ . 〈 \! ./. j! Ⅴ≠=== - 7| ト --=≠彡! _ マ二二二7 | マ二二二ニj _. ´ マ二二.7 | マに二ニフ Ⅴ__.ヲ j Ⅴ.__/ _,,. _ _,. - ''" ;;;;;;;; `ヽ、 |_,,. -‐ o ̄ ! o 「 ┤ | o l ゚/ / ̄ヽj__,,. -‐ ' "´ ̄「ヽ` "<  ̄ ヽ / . . . . . ./ . . .i ̄「T .ナ〒t―‐ -- t‐` . .\ / . . . . . . . .!. . . . | . .! |/ レ' \ . 、 . . \ . . .l / . . . . . . . /l . . . | . l \ . 、i`ー--`. . .l / . . . . . ./ i| . . . i .l _/ \ l_ . . . . .i , . . . . . . . / 〉'⌒ヾ! ,, ___ ,, l ヽ . . . l / . . . . . . ./ . . { 、 / ! 〉ノ . . . . l //〉 . . . . . . / `ー--'>ゥ . ,____.;L . イ . . . . . . i ;l '´ //!. . .,! / | ト--┼ --l |/!. /! . .l '! /'´ .//|/ .l l_,.⊥_,」 / .l ./ / ./ .l ト-‐┼--┤ / l . . . . . . . . ! . . . . .l / . . . . . . . . . . . . . | ,. . ´ ヽ ` 、 / / , 、 `ヽ、 , ´ / / / / ,∧ . / / / / / ./_| | | | . | | | | { | /| |TlT} } } } } { { | |从 { { |二/ /, / / / / 〉从 { { ___ ヽ{ /イ/_/_}/ イ〈 / 、ム{ Vzリ` ´Vzリ∨} \ / / / ∧ . . . . ' . . . /イ ヽ / / / { 人 _ .イ ∧ } } { { { ,>- > ´__ <^\__} _ _ / / 从 \ / ∨ /-< ̄/ /´ /`ヽ \ / , // 、ヽ∨ / / | } / / / 、_〉∨_/| / / | / _,. ¨´ /-',.. ∨ / ; / ´ _> ´ , ´ }、¨´ / / // / /∧ / , / , { , / , } { { { . { / / / , | `ー- ∧ r-\___、___,..イ / / | | > \ `ヽ/⌒\____..イ、 , |/ | <___{ \ / |/ Ⅵ \ / } \/⌒\ イ、 /\ \  ̄ ̄/ } `ヽ ===/⌒Y `ヽ、 ゝ イ `ヽ }、 「二二ノ _  ̄ ̄ ̄´ ∨ . | /、 } /⌒^ヽ /^Y } ∧ ∧ { `∨ /、___', /__〉 .|´ . / } \/ {、 == } / ,/ | 、} , | } | \ |/ /} { ', / , ゞ | \ 、 / 〉 / . , j / / ` 7 { ヽ { , . / ⌒} / , | 〉 / . // / / . } / l / , . /イ i / , . , / ヽ i l , 、 |
https://w.atwiki.jp/ej3sgcu5vx/pages/786.html
空母ヲ級(艦隊これくしょん~艦これ~/深海棲艦) [部分編集] /《 〃ニニニ/\ニニニニ\ /ニニヾ=彡ニ{ ̄ ̄ヽヽ \/ヽ>ニ=\ /ニ乂_ノニニニト\ \_}_/´\ニニヽ /ニ/ /ニニニニニニ>--ヘ\〉」 >" /ニニム _ // /ニニ=/ __ヽニニニニニ> //〉ニニム/ ./ /入_/ニ/_ノ_{/ /ノ7/ニニニニム〈_/ニ=ム/ } /=/ /=} / /,ィァ=zxl ィニニニニ\≧ニニ} / 〉 / / /_} / 〈川 乂ソ \(ァ=、V⌒Vニヽ}ニ}/ / { 入/lニ/ / } ミ=- {ソ》 /} \ニニ/ / \ l/ /} /_/┬- _ ′厶イ/\ \/ ヽ> // /{ { | / ̄7<ノL_ニ \ \ > ´ // ∧{ { |__/_/////∧\ \ \ / // / ィニ≧≦/¬\///////∧__,〉 } } 〈 // /_ ノ′/=/ ヽ///////∧ /l / __ ∧ {_/ // / ./=7 j ∧///////∧// / ィ圭′ \ / l { j V从 / . /l ∧\//////\ / イ圭/ / ./八 ', / ノ ヽ /- / )∧ ‐<///\ / イ圭/ / }//i} i′ i / ///∧/ ヽ ///\ィ佳Ⅳ ./ ////! l -=彡イ /////∧ ト////佳圭/ / /////从 {//////ハ l///佳圭》\./ /.///////人 V//////ハ l/ 佳圭》/// \ .///////////i| ト ヽ//////}-==l |佳圭》/////// / ///////////l .{ ヽ、 /_ \///}ニニニ{圭Ⅳ////////━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +オブサーバー案/その1 オブサーバー案/その1 空母ヲ級 L【水/悪】 《能力値》 L体力:AA+ L攻撃:D L防御:B L特攻:D L特防:B L素早さ:D 【スキル】 L【変種】:原種である「深海棲艦」種とは異なる生態を持つ、【オールドタイプ】を無効化する。 L【KY】:支援系スキルの発動確率に+1/統率B以上で手持ちに出来る。 L【ヲ…(ツイッター)】:PTに参加しているとき、低確率で相手のHP1/8ダメージを与える L【ヲ…(イイね!)】:PTに参加しているとき、低確率で味方のHPの1/4を回復 L【ヲ…(ふえない)】:PTに参加しているとき、低確率で味方の「防御」と「攻撃」を逆転させる。(1T)/上昇対象外 L【ヲ…(なぜだ?)】:PTに参加しているとき、低確率で味方の「特攻」と「特防」を逆転させる。(1T)/上昇対象外 L【軍略】:低確率で自分のダメージ表+1/相手のダメージ表-1のどちらかを行う 【専用】 L【ヲ…ヲヲ…?(ん、なんかあった…?)】:自分のHP1にして味方に【確定防御】を付与。/バトル中1回 【確定防御】:瀕死になる攻撃をHP1で耐え、そのTで瀕死にならない。 [部分編集] +○○案/その2/// ○○案/その2 名前 L【タイプA/タイプB】 《能力値》 L体力: L攻撃: L防御: L特攻: L特防: L素早さ: 【スキル】 L【役割】: L【付随スキル】: L【種族特性】: L【特殊】: L【伝説種】: L【天賦の才】:「」種の頂点たる【固有種】、体力以外の全能力値「2」ランク上昇/天賦異名付与 L【金冠サイズ】::「」種の最大サイズである【固有種】、体力を「3」ランク上昇/HP+150 L【種族①】: L【種族②】: L【種族③】: L【種族④】: L【○○のヌシ】:野生異名付与/追加効果 L【異名】: L【野生異名】: L【伝説異名】: L【天賦異名】: L【極スキル】: L【特権】: L【PTスキル】: L【汎用スキル】: 【専用】 L【】: 【備考】 戻る
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2949.html
646 :Monolith兵:2014/04/30(水) 22 08 29 ネタSS「民営空母出撃す!」 1939年に始まった第2次世界大戦は、当初こそまやかし戦争といわれるほど平穏の中にあったが、翌年には急襲によりフランスが降伏し、イギリスは大陸の足がかりと同盟国を失い、欧州で孤立することになった。 一旦は日本の支援を断ったイギリスも、さすがに形振り構わなくなり、日本にさまざまな支援の要請をし、40年末には参戦することになった。 そして、日本陸海軍が欧州に派遣されることになったのだが、欧州に向かうのは何も軍隊だけではなかった。 「こちら3番機、9時方向に潜水艦発見!」 古めかしい複葉戦闘機、93式艦戦を操る栗原高志は眼下で輸送船を狙おうとするUボートを見つけ、報告してすぐに緩降下に入った。そして、翼下に吊り下げた60キロ爆弾を叩きつけた。暫くすると海面から複数の水柱が真上に吹き上がる。 『油が上がったぞ!撃沈だ!!』 無線機から同僚の高橋から撃沈確実の報告が入った。栗原は小さくガッツポーズを作り、海面を見下ろした。見ると、確かに重油が浮かび上がっているのが見て取れた。そこに、1機の93式艦戦が反復爆撃をしようと降下しているのが見えた。 これは、栗原の戦果を疑っているのではなく、Uボートの艦長の中には重油やごみ等を魚雷発射管から放出して、あたかも撃沈されたかのように偽装するものがいるのだ。それを防ぐためにダメ押しである。 『今夜は酒盛りだ!本当にイギリス様様だな!』 いつも厚化粧したけばけばしいオカマ…もとい戦闘主任のお豊が大声で喝采をあげていた。 日本が第2次世界大戦に本格参戦して以降、日本は多くの艦艇をイギリスに派遣していた。しかし、それでも護衛艦艇は数が足りなかった。そこで穴埋めというのは語弊があるが、補完に使われたのが海援隊を初めとする民間軍事会社であった。栗原の所属する極東警備株式会社も日本から遥々イギリスへと来ていたのだ。 といっても、極東警備は日本が参戦する前からイギリスと契約を結び船団護衛の任務についていた。これは、極東警備が保有する唯一にして最大戦力の艦が関係していた。 647 :Monolith兵:2014/04/30(水) 22 09 30 「3番機これより着艦する。」 『着艦を許可する。』 栗原は着艦しようと速度を落としてゆっくりと降下していく。タイヤが甲板に接触し、機体が着艦フックに係りようやく機体は停止した。 「ふう。いつやってもひやひやするな。」 そういった栗原が降り立ったのは空母だった。だが、民間会社が空母を保有するなどで気はしない。極東警備が保有するこの梁山泊は貨物船を改造した空母もどきなのだ。貨物船としての機能は保有しつつ、艦上部に飛行甲板だけを載せた質素なものだ。エレベーターも無く艦載機は全て露天駐機で、8500トンと空母としては小型ゆえに艦載機数はわずかに6機。防御火器も海軍ほど潤沢ではなく、旧式の75ミリ単装高角砲2基2門と12.7ミリ対空単装機銃がわずかに7基7丁あるだけだ。 こんな失敗兵器を各国とも空母としては見なしてはおらず、極東の民間軍事会社が変な空母もどきを持っているようだ、と笑い話になるくらいだった。じっさい、梁山泊は航空機を載せられる貨物船でしかないのだ。 だがここに来て、梁山泊は護衛艦、対潜艦として優秀な性能を見せ付けていた。いくら艦載機数が少なかろうと、旧式ながらも航空機を運用できるのは対潜水艦戦では大きなアドバンテージとなるのだ。梁山泊の活躍を見て、ロイヤルネイビーも艦艇の不足を補うために貨物船やタンカー改造の空母もどきを複数整備しているほどだから、梁山泊はイギリスの船乗りたちにはかなり知られた存在になりつつあったのだ。 「んもー、高志ちゃんったらいつの間にかこんなに成長しちゃって☆」 「え、い、いやー、まぐれですよ、まぐれ。」 栗原はこのなれなれしいオカ…上司にたじたじになりながらも答えた。お豊は性格はこんなだが、操縦の腕は確かだし、空に上がると性格も頼もしくなるので無辜にはできないのだ。 「でもー、入社して半年でもう潜水艦撃沈4でしょう?凄い、凄すぎるわー。ついでに私も撃沈してー♪」 そう言って栗原に抱きつこうとするが、一瞬の差で何とかこのオカマから逃れることができた。そして、艦内へと足早に逃げていく。お豊は唯の冗談だったらしく、その場でけらけら笑うだけで追いかけてこなくて、ほっとした栗原だった。 648 :Monolith兵:2014/04/30(水) 22 10 07 このようにして、梁山泊は地中海や北海の船団護衛をしていたが、プリマスに3日間の入港する事となった。艦載機の部品の補充や各種弾薬の補充などを行うためだ。 このころになると、イギリスには日本の航空部隊が多数派遣されるようになり、中には96式戦闘機が配備されたりしていた。梁山泊も一度は96式の導入を考えていたが、さすがに空母もどきでは飛行甲板の長さが足りなかった。その代わりに、梁山泊を元に作られたMACシップ用のシーハリケーンを93式と入れ替えていた。また、艦爆も旧式の94式から(外見は旧式だが)ソードフィッシュに入れ替えており、戦闘能力は格段に上昇していた。 「おー、あれが天城に赤城か。でかいなぁー。」 高橋が港から出て行く第7艦隊の空母を見ながらしきりに感嘆の声を上げていた。しかし、栗原はそんな気にはなれなかった。それもそのはず。空母飛行隊という接点の無かった所とはいえ、海軍航空隊は栗原の古巣なのだ。あの理不尽な日々を思い出して、素直に空母を見て喜ぶなどということは出来そうに無かった。 「おーい、ここにいたのか。探したぞ。」 そう言って、二人に声をかけたのは戦闘機隊2番機を預かる小笠原であった。 「どうした。何かあったのか?」 栗原も疑問に思い首をかしげた。 「帰るんだよ。もう戦争も終わったし、太平洋のほうはきな臭いから、今度は太平洋で一儲けだってよ。」 欧州大戦はイギリスの判定負けという結果に終わり、ドイツは西が片付いたことで安心して東に、ソビエトとの戦争に突入していた。現在も規模は小さくなったが船団護衛の仕事はあったが、イギリスはよほど日本を勢力圏外に追放したいのか、連合国から蹴り出し、遣欧陸軍をカナリアへ追いやり、海軍は追い返した。 そんな中梁山泊は契約期間が残っていたためにこれまでヨーロッパにとどまっていたが、それもこれまでのようだった。 「ほお、次はアメリカ相手か。」 「日本に戻っても海上護衛総司令部か海上保安庁に組み込まれるんじゃないんですか?これまでのように傭兵家業は無理だと思いますけど・・・。」 「それは心配ない。海援隊の先例もあるからな。」 海援隊は日露戦争や第一次世界大戦では、確かに海軍の元で船団護衛に従事したが、報酬はそれほど安いものではなかった。それに、イギリスで潜水艦1隻ごとに幾らという報酬制を多くの民間軍事会社が体験したのだ。日本もこの戦力を有効に活用するために、イギリスの例に倣おうとするだろう事は想像できた。 「ま、日本に帰れば豪遊できるぞ。これまで貯めに貯めたからな!」 高橋はそう言って豪快に笑った。 649 :Monolith兵:2014/04/30(水) 22 10 59 1942年8月も半ば、梁山泊は大西洋の上にいた。パナマ運河を使って日本に戻るルートを使おうとしていたのだが、ここにきて最悪の事態に見舞われていた。 「ここまで来てこれか…。」 極東警備社長である落合は艦橋で聞いた報告にそう呟いてため息を吐いた。1942年8月16日、とうとう日本はアメリカに宣戦布告をしたのだ。これにより、梁山泊は敵地に1隻残されることになってしまったのだ。 「どうしますか?引き返しますか?」 「いや、燃料が持たない。ジミーのところで補給するつもりだったからな・・・。」 そう言って落合はまたため息を吐いた。こうなれば駄目もとでマイアミに行ってフロリダ沿岸輸送の元に身を寄せるのもいいかもしれない。そうなれば、日本との戦争に借り出されるだろうが、どうせ日本ではアメリカ相手には勝てないだろう。ならばいっそ、勝つほうに立った方が後々のことを考えるといいかもしれない。 「進路このまま。フロリダに向かう。」 落合は迷いを振り切り、しっかりとした口調で言った。 「そろそろ陸地が見えてもいいはずなんだけどな。」 「何も見えませんよ。って、見えました。」 落合社長の決断で、フロリダに向かうことになった梁山泊だったが、いくら近づいても軍事も民間も無線が入らないという奇妙な事がおきていた。あの日本よりも遥かに発展したアメリカから何の電波も入らないというのは余りにも不可解なことであった。 また、哨戒機や哨戒艦の類とも接触することは無かった。いくらアメリカがレーダー後進国といっても、飛行機の一つや二つには合いそうなものだったが、それも無かったのである。 ここまでくると不気味になり、アメリカを刺激しないようにこれまで艦上空にしか飛ばさなかった艦載機を陸地に向けて偵察に向かわせたのだ。 ソードフィッシュで偵察していた角兄弟が梁山泊に戻り、偵察結果を報告した艦橋には重苦しい雰囲気が漂っていた。 偵察の結果、フロリダと見られる陸地は見つかったが、そこに町は無くただ廃墟が広がっていただけだったというのだ。 「日本軍が爆撃でもしたのか?」 「無理ですよ、日本から何千キロ離れていると思っているんですか。」 「だよな。」 落合と川中が角兄弟が撮った写真を見ながらそんな事を話し合っている。 「あ、あの、偵察していると陸地のあちこちに池が沢山あったのですが、津波が来たと言う事は考えられませんか?」 そう言ったのは角の兄のほうだった。 「何?」 「俺は岩手出身で、三陸地震の時の津波だとあんな風に陸地に水が残っていたんです。だから津波が来たんじゃないかと思って…。」 「ありうるな。…となると、ジミーのところに寄る事も出来んし、もしかするとパナマまで津波が押し寄せてるかも知れん。だとすると、今のうちならパナマを?いや無理だな。」 650 :Monolith兵:2014/04/30(水) 22 11 39 その時、上空哨戒中のハリケーンから連絡が来た。 『10時方向に駆逐艦を含む船団を確認。駆逐艦は4本煙突の模様。』 そちらの方を双眼鏡で覗くと、確かに黒煙が見えた。暫くすると駆逐艦が1隻見えてきた。 『駆逐艦は全て4本煙突、クレムソン駆逐艦。』 それを聞いて落合は直感的にジョンソンの会社、フロリダ沿岸警備の艦ではないかと考えた。無線で相手の船団に連絡を取るように言うと、程なくして陽気な声が聞こえてきた。 『いよー、落合、久しぶりだな。』 「久しぶりだなジョン。街が壊滅してるから、お前さんもくたばったかと思ったがそうでもなかったようだな。」 『いや、くたばりかけたぜ。ただ、うちで雇ってる日本人が早く艦を沖に出せといってな、おかげであのでかい波、ええとツナミってのをやり過ごすことが出来たぜ。…陸上の施設と知り合いや家族は沢山死んだがな。』 「…そうか。」 『それで、どうしてここにいるんだ?今は日本と戦争中だってわかっているだろう?』 「帰る前に戦争が始まったんだよ。でだ、頼みがあるんだが。」 『奇遇だな、俺もお前に頼みがあるんだ。』 こうして、奇跡的に助かったマイアミ沿岸輸送と極東警備は敵国同士の民間軍事会社という関係の中、互いに協力し合いマイアミの復興を進めていくことになる。特に、梁山泊が積み込んでいた各種物資はマイアミ復興に役立ち、航空機を運用できる貨物船として貴重な航空戦力や貨物輸送で縦横無尽に活躍した。 もちろんアメリカからの梁山泊と乗組員の引渡し要請があったが、マイアミ沿岸輸送は自分の所の社員と庇い、フロリダを初めとする近隣州なども彼らの協力で僅かずつでも復興が進んでいた為に、合衆国への引渡しに頑として抵抗した。この事は噂として広がり、後に各国の新聞で紹介される事になる。 当然日本でも紹介され、敵国で復興支援する人情の人々と記事を飾った。無論、彼らへの反発もあったが、政府がこの事に触れて、「目の前で助けを求める人がいて助けるのは当然のことだ。」と言った為にそれほど騒がれることも無くなった。 後に欧州連合軍がフロリダに進駐した際、悪名高きドイツ親衛隊が東欧ほど非人道的な行いを行わなかったのは、日本と事を構えたくないドイツと、これ以上日本の心象を悪くしたくないイギリスの思惑があったためと言われている。 そして、マイアミ沿岸輸送と極東警備、梁山泊の名はフロリダの歴史教科書に名を刻むことになるのであった。 おわり
https://w.atwiki.jp/kcs4/pages/45.html
翔鶴型航空母艦1番艦の翔鶴です。 装備や錬度が未熟ですが、一航戦の加賀さんや妹の瑞鶴のように 皆さんと肩を並べたいと思っています。 メインクラスはBr、サブクラスはRaで主に弓での狙撃とwbの方たち のアシストなどをやらせていただいてます。 暁ちゃんや瑞鶴たちを守れるようにがんばっていきます。
https://w.atwiki.jp/new2souennokanntai/pages/190.html
丁字有利>同航戦>反航戦>丁字不利の順で有利。 では? - a (2019-06-30 22 29 15) 修正しておきました。 - 名無しさん (2019-07-01 00 36 17) カサブランカの旗艦スキルが柵適地となっていたため、索敵値に変更 - 名無しさん (2018-04-12 08 54 12) コロッサス ☆5 旗艦技 艦隊戦の達人Ⅲ、軍略戦技 砲戦緊急退避、攻撃戦技 絨毯爆撃、(空き)、戦術 火力上昇Ⅱ - 名無しさん 2018-03-11 17 49 21 砲戦緊急退避は、伊勢の熟練提督の直感と同じ説明文 - 名無しさん 2018-03-11 17 51 14 自分用に欲しかったのでソート表作成しました - 名無しさん 2018-03-10 14 44 22 別ページに移動しました - 名無しさん 2018-03-10 17 23 43 加賀 星6 未強化 順に1162 624 265 0 111 124 150 163 0 141 cost 30です - 名無しさん 2018-02-03 20 48 42 アークロイヤル 星6ステ 上記表の左から順に 2069*624*167*0*99*140*119*179*0*161 - 名無しさん 2018-02-03 16 13 59 追加しました。 - 名無しさん 2018-02-03 18 18 05