約 16,297 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2170.html
――――未明、基地の外―――― まだ太陽も顔を現していない時間に、男は滑走路に腰掛けていた。眼前に広がるであろう青い海は、太陽が現れればその姿を見せてくれるのだろうか。 朝の冷たい外気を鼻腔に取り入れ、男は口から息を吐く。 空が白む。まもなく日の出だ。 「『あの時』も、『あの時』も、こんな景色だったな」 男は低い声で――獣のうなり声のような声で小さくつぶやく。憎いのか苦しいのか、楽しいのか、それは声色からはつかめない。 「いや……そうだ。そうだった。私の記憶の中の光景は……いつも『これ』だった」 厚い夜闇を剥ぎ取るように、海面から真白い光が上り、空を染める。 「そして幾度も思うのだ……日の光とは、こんなにも美しいものだったか、と」 男は立ち上がると、踵を返す。最後に一つだけ呼吸を落とすと、男は基地へと歩き出し、再び眠る――はずだった。 耳を劈くような警報が響き渡り、周囲に危険を知らせる。夜間哨戒中だったサーニャとエイラが敵機を発見したのだろう。 男はハンガーへと走る。狼のような瞳をその顔に浮かべて。 ――――空中―――― 空にあがっているのは、七人である。夜間哨戒中のエイラとサーニャ、朝の訓練のために早起きを心がけている坂本に宮藤、リーネ、ペリーヌ、そして、日の出を眺めた男である。他の面々は警報に眼をさまし、今離陸の準備を行っているのだろうか。 「敵は一機、先日シャーリーさんとペリーヌさんが交戦した空母型です」 サーニャが報告をしている最中にも、芥子粒のような黒い影から砂粒のようなネウロイが吐き出され、高速で編隊へと向かう。 「ペリーヌ、何か留意すべきことはあるか?」 「はい、あの空母型は、前回攻撃を加えることはなく撤退しました。攻撃はおそらく小型ネウロイだけかとおもわれますわ」 はきはきとした声でペリーヌは答える。さすがに前回お預けを食らった相手を前に、坂本にじゃれつく余裕は無いようだ。 「けっこう遠いんダナ。まあ、この人数じゃあお気の毒だけどナー」 エイラは至極だるそうに言う。彼女からしてみれば、ネウロイがいくついようが物の数ではないのだから。 「宮藤とリーネは私の僚機に入れ! ペリーヌ! お前は俺の二番機だ!」 その指示に宮藤とリーネ、そして一瞬送れてペリーヌの返事がイヤホンを揺らす。 「エイラとサーニャはあのデカブツを狙え! ペリーヌと俺は小型ネウロイを――」 そのとき、坂本のインカムに男の声が響く。 「お話の最中失礼します。こちら『エクスキャリバー』……いえ、俺大尉です。こちらの固有魔法で頭数を減らしますから、五秒だけ指揮権を私にいただけませんか?」 ペリーヌは、坂本の声をさえぎった男に憤慨したようだ。苛立ちを隠しもせず、険しい顔で背後から男をにらみつけている。 「俺の固有魔法? 一体どんなものだ?」 「説明は長くなりますから、見てもらったほうが早いです。ただ味方も巻き込むものなので、指揮をしなければ仲間が墜ちます」 その言葉に坂本は少々考え、結論を出した。 「了解した。皆聞いたな? 俺の指示に従え」 その言葉に、スピードを上げて敵に向かう味方は立ち止まる。何が起こるのか、気になっているようだ。 「全機、申し訳ない。これより臨時に指揮をいただく。全機私より前に出ないでくれ。特出しているユーティライネン中尉とリトヴャク中尉、進路を逆に取れ。宮藤軍曹、もう少し後ろに。そう、それ以上前には出るな」 わずかに怪訝そうな顔で、六人は男を中心として編隊を組む。小型ネウロイは高速でこちらへと接近している。が、男は右の掌を前方へ向けるだけだ。 「眩しいから眼を閉じていてくれよ」 男がそう叫んだ瞬間、シャーリーとペリーヌが見た青白い光が空を引き裂いた。光の半径は優に三メートルはあるだろうか、その光の筋が空を切り、雲を分かつ。射出された小型ネウロイは光の筋に飲み込まれ、すっかりと蒸発してしまったようだ。 そして光の筋は遠方の空母型ネウロイも巻き込んだのだろうか、煙の筋を立ち上らせ、芥子粒の高度が徐々に下がっている。 「以上、こちらからの指示は終了する。少佐、ありがとうございました」 汗を流しながら、男は通信を終了する。皆は今起こったことが理解できないようだ。 「なんて魔法だ……っと、全機編隊を維持しつつ前進! あのネウロイを落とすぞ!」 坂本はペリーヌの隣からすばやく編隊の中央に移動し、編隊を引き連れる。ペリーヌは若干残念そうだったが、再び隣に来た男の様子に、わずかに違和感を覚えた。 全員のイヤホンに男の声が流れる。ペリーヌの隣を飛ぶ男は、悪意に満ちた笑みを浮かべていた。 「ー♪ーー♪ー♪♪ーー♪」 「歌? この歌は……」 「おい俺ー! 何歌ってんダヨ!」 サーニャとエイラの質問に答えたのは、ペリーヌであった。 「ラ・マルセイエーズ。ガリア国歌ですわ」 「へぇー。きれいな曲ですね」 宮藤のその言葉に、わずかにペリーヌの顔は曇る。この歌の歌詞は、平和な意味の歌詞ではないのだから。 ぴたりと、歌がやむ。芥子粒ほどの大きさだった空中空母は、悠然と彼女らの前に存在していた。だが、その空母の左舷には、大きな穴が見え、そこからわずかに紅色のコアが露出していた。 先ほどの攻撃は、小型ネウロイで減衰されながらもここまでの破壊力を見せているのだ。そしてその超破壊により、再生が追いついていないのだろう。 「ダミーのコアでは無いな。全機攻撃開始!」 七人は露出したコアに向け、攻撃を加える。MGにブレンガン、7.63mm、フリーガーハマーやボーイズ、13mmに剣戟がコアへ襲い掛かり、微塵の容赦もなくコアを砕く。 「コアの破壊を確認! 確認した!」 その声に周囲は沸き立つ。男は汗をぬぐうと、一回だけ宙返りをする。 細い飛行機雲が線を引き、白い破片がきらきらと輝いた。 ――――午後、談話室―――― 皆が一様に勝利の報告に沸く中、坂本とミーナ、バルクホルン、そして男の四名は、厳しい顔で言葉を交わす。今回の空母型は、あっけなさすぎたのだ。 「本来護衛を付け、敵の懐深くに軍を配備するのが空母だが、あのネウロイには護衛はいなかった」 「ええ。サーニャさんも管制塔も、敵機は一機だった、と報告しているわ」 坂本とミーナは天井を向き、考え込む。確かに、人間が想像する空母の運用としては、ありえないのだ。艦載機だけで武装も護衛も付けない空母など、対空火器のない基地そのものなのだから。 「これが囮である可能性は?」 「いえ、どこの部隊も大規模な攻撃を受けた様子は無いわ。一体どういうことなのかしら……」 三人が考えをめぐらす中、男は口を開く。 「今回の空母が敵の最新鋭で、本来は輸送機の役割を果たしていたということは?」 「それも考えられるが、武装の無い輸送機だ。艦載機でどうにかできるものだと鷹をくくっていたか」 「まあ、考えても仕方が無いわ。次回の敵襲は数日後になるだろうから、皆は休暇を取っていいわよ。ただしあまり遠くへは出ないでね」 ウインクをしながら、ミーナは言う。疑問はどうであれ、新型ネウロイを撃墜したことが嬉しかったのだろうか。 「それにしても俺! あの光線はすさまじいな! 雲霞のようなネウロイが一瞬で消し飛んだぞ!」 「少佐が私を信頼してくれたおかげです。今までの場所では、なかなか指揮権をいただけませんでしたから」 背の高い男が背筋をかがめて頭を下げる光景は、なかなかに滑稽なものである。 「さあ、俺大尉もゆっくり休んでね。今度もこうなるとは限らないから」 ミーナの声が男の心を揺らす。楽な戦争には、なるはずは無いのだ。 男は反射的にモーゼルを撫でる。冷たい金属が、指の先から体温を奪っていった。 Intermission1、ラッキースケベなんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃないんですからへ
https://w.atwiki.jp/kancolle/pages/216.html
各種装備のデータは → 装備一覧 ← ケッコンカッコカリ後のステータスは → 艦娘データLv150 ← 千歳・千代田 を、「甲」から更に改造すると、水上機母艦ではなくなります。 水母:千歳 → (Lv10~)千歳改 → (Lv12~)千歳甲 軽母:→ (Lv15~)千歳航 → (Lv35~)千歳航改 → (Lv50~)千歳航改二 大鯨 は改造すると、潜水母艦ではなくなります。 潜母:大鯨 軽母:→ (Lv25~)龍鳳 + 改装設計図 → (Lv50~)龍鳳改 比較対象:軽空母 No 背景色 意味 1 優秀値(1標準偏差超) 2 優秀値(2標準偏差超) 3 高コスト(1標準偏差超) 4 高コスト(2標準偏差超) 5 平均的なスロット数との違い 6 改造時に改装設計図が必要 鳳翔型 軽空母 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 25 鳳翔改? 25 29 0 39 0 79 30 79 40 49 59 低速 3 42 14 16 12 - 30 30 龍驤型 軽空母 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 30 龍驤改 25 29 0 39 0 79 12 59 45 59 59 高速 4 43 9 24 5 5 40 40 改二可 龍驤型 軽空母 【改二】 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 157 龍驤改二 75 40 0 48 0 79 15 59 50 62 69 高速 4 55 18 28 6 3 40 45 飛鷹型 軽空母 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 65 飛鷹改? 25 29 0 69 0 79 12 59 50 59 69 低速 4 66 18 18 18 12 45 45 66 隼鷹改? 25 29 0 69 0 79 30 79 50 59 69 低速 4 66 18 18 18 12 45 45 改二可 飛鷹型 軽空母 【改二】 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 208 隼鷹改二 80 40 0 74 0 79 41 84 55 62 84 低速 4 66 24 18 20 4 45 50 祥鳳型 軽空母 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 94 祥鳳改? 25 29 0 39 0 79 12 59 45 59 59 高速 4 48 18 12 12 6 40 40 113 瑞鳳改 25 29 0 39 0 79 40 89 45 59 59 高速 4 48 18 12 12 6 40 40 千歳型 軽空母 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 104 千歳航改? 35 34 0 69 0 79 12 59 57 64 69 高速 4 56 24 16 8 8 45 40 改二可 105 千代田航改? 35 34 0 69 0 79 12 59 57 64 69 高速 4 56 24 16 8 8 45 40 改二可 千歳型 軽空母 【改二】 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 121 千歳航改二 50 34 0 72 0 79 13 59 58 65 69 高速 4 59 24 16 11 8 45 40 122 千代田航改二 50 34 0 72 0 79 13 59 58 65 69 高速 4 59 24 16 11 8 45 40 龍鳳型 軽空母 No 名前 改造Lv 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運(初期) 運(最大) 耐久 装甲 回避 速力 スロット 総搭載 搭載1 搭載2 搭載3 搭載4 燃料 弾薬 特徴 185 龍鳳 25 20 0 48 0 64 20 69 39 38 49 低速 3 31 18 7 6 - 35 35 190 龍鳳改 50 32 0 62 0 74 24 79 48 57 62 低速 4 45 21 9 9 6 35 40 コメント 最新の30コメントを表示しています。 コメント機能がなくなっていたので復活させました。 -- 名無しさん (2013-12-28 23 00 00) あきつ丸とかまるゆとか建造時間的には通常建造で出てほしいよ。大型は資材消費多過ぎ;; -- 名無しさん (2014-01-12 13 17 15) ↑あきつ丸はともかくまるゆは「ハズレ」と名言されてるだけに仕方ない -- 名無しさん (2014-02-02 20 52 56) まるゆは一隻二隻じゃ効果薄いが、それなりの数集まると結構な数値の運を上げられちゃうからな・・・通常建造で出せたら色々マズいのかも -- 名無しさん (2014-02-09 13 40 37) 運の所の色分けが間違っている気がします。瑞鳳が軽空母トップなのに、鳳翔と隼鷹がトップ扱いです。 -- 名無しさん (2014-02-28 23 26 51) あきつ丸ってなににつかえるんだ?俺の長門艦隊にいれてもいいのか?? -- 名無しさん (2014-03-09 08 23 04) あきつ丸は本体より装備が美味しい(建造時に遠征資源が増加する大発、改造で対潜艦載機の三式とカ号が手に入る)あとは艦載機で烈風や紫電改二も搭載できるんでそれで制空権取るぐらいか。 -- 名無しさん (2014-03-15 22 27 31) コメントの部分を折りたたみを付けてみました。艦娘データ(最終形のみ)の板にも書いておきますがいらなければ、修正お願い致します。 -- 名無しさん (2014-03-30 19 46 41) 龍驤改二の総搭載数が間違ってます -- 名無しさん (2014-06-01 13 38 04) ↑修正したのかどうかは知らんけど、自分とこは18/28/6/3で間違ってないぞ -- 名無しさん (2014-08-30 10 59 23) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/10866.html
このページはこちらに移転しました 原子力空母はいらないBy市民団体 作詞/おちんこまんこ 作曲/せきゆ 平和ってなんだろうね 防衛力で作られるものさ 日本を守る役に立つかもしれないものをいらないと言い、 日本を攻撃する核には何も言わない 何が市民団体だ どこの市民だっつうの うざいんだよ、朝鮮総連系プロ市民 在日無職生活保護団体の間違いだろ えっ、無防備宣言して非武装中立? いい病院紹介するよ・・・ 音源 原子力空母はいらないBy市民団体
https://w.atwiki.jp/aegiswiki/pages/201.html
性能諸元 艦級:天城級 分類 原子力空母(CVN) 排水量 101,600 t 全長 333 m 全幅 41 m 機関 蒸気タービンギヤ減速4軸推進 A1B 原子炉 2基 ボイラー+タービン 巡航速度 30 ノット 必要乗員数操艦 2,180名 艦載機数 ヘリ40機 航空機60機 兵装 ファランクス CIWS 6基 ESSM 短SAM8連装発射機 4基 RAM 近SAM21連装発射機 4基 MTHEL 戦術高エネルギーレーザー 価格(基本~強化後) 50億㌣ 特徴 ステルス性配慮の船体 50年間交換不要の新型原子炉A1B(米Bettis社製第一世代空母用原子炉) 小型アイランド(新型二波長帯レーダーと複合マスト) (海上捜索およびESSM誘導用)多機能レーダー MFR(Multi Function Rader)AN SPY-3 アクティブ・フェーズド・アレイXバンド・レーダー 3面 広域捜索レーダー VSR(Volume Search Rader)アクティブ・フェーズド・アレイSバンド・レーダー 3面 将来拡張余裕としての5%空間マージン より広い飛行甲板 操艦人員の削減 総乗員(5,680人) 発電能力 (19.2万kw) 個艦防御ミサイル 近接防空ミサイル(RIM-116) 個艦防空ミサイル(ESSM) 戦術高エネルギーレーザー(MTHEL ) 艦番号 艦名 CVN-206 天城 CVN-207 赤城 CVN-208 葛城
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2361.html
697 :taka:2013/10/26(土) 13 24 46 開戦より三ヶ月が経過し、太平洋の戦域の収束が始まった。 米軍は日本海軍の更なる東進を阻止すべく、ミッドウェー島及びハワイ島の絶対死守を決断。 必然的にアメリカ本土~ハワイ島~ミッドウェー島の航路は重要さを一気に増した。 何せ、2つの島に数百機の戦闘機に爆撃機、ミッドウェー島に5000の海兵隊、 ハワイには5個師団に要塞守備隊、海兵隊を合わせれば8万の将兵が駐屯しているのだ。 米軍にとって2つの島を日本軍から守るのに必要な事は何か? 敵機動艦隊を壊滅させるのも確かだろうが、大前提として補給線を維持する事だ。 飛行機で言えば代替え機、補修用の部品、爆弾から魚雷に銃弾や機関砲弾、航空燃料が必要となる。 予備役を含めれば二島で10万を超えそうな将兵も、飯を食うし病気にもなるし、実戦にも訓練にも弾は居る。 本土から遠く離れた島に10万もの大兵力を展開させ、それを維持させるだけの物資弾薬がどれほどの量か。 米国であればそれを維持するのも容易いだろう……邪魔さえ、入らなければの話であるが。 そしてこの邪魔者達は、この日米の戦争に置いて日本が誇る機動艦隊と同じぐらいアメリカ海軍に恐れられ憎まれた。 今まさに彼らの攻撃を受けているこの哀れな船団のように、散々煮え湯を飲まされたからだ。 「3番艦が被雷、落伍します!」 「ガッデム! 護衛艦の電探は何をしてやがるんだ! ジャップの潜水艦を捕捉出来ないだなんて。 これだけしこたま攻撃を受けてるのに1隻も見つからないとはどういう事だ!」 船団の旗艦で悲嘆を叫びをあげる海軍大佐の嘆きもむべなるかな。 ハワイを発った時には、この護送船団には大小15隻の輸送船と、西海岸からやってきた護衛用駆逐艦及びリバー級フリゲートが10隻前後。 更に旗艦として軽巡洋艦が護衛艦隊の総指揮をとった。ハワイとミッドウェーに配置されたカタリナ飛行艇も可能な限り対潜哨戒に参加した。 しかし、開戦から続く不景気な戦況を味わい続けた米海軍将兵、そして輸送船に乗った増援の兵士たちは不安を拭えなかった。 何せ、ハワイに来るまでも何度か雷撃を受け、少なからぬタンカーや輸送船が大破、沈没している。 そんな悲惨極まりない彼らではあるが、彼らには希望があった。 ハワイで合流する護衛艦隊に、非常に心強い存在が居たからだ。 「大丈夫だ……ハワイで護衛空母と合流さえすれば、俺達の船団はジャップの潜水艦なんかに負けはしない!」 力説している艦長の視線に、先行している護衛艦の艦尾に魚雷が命中し爆雷が大爆発して轟沈する光景が映っていた。 護衛空母。 正規空母より搭載機数や対空兵器の搭載量は低く、排水量も半分程度。 その分大量生産が可能で場合によっては商船などからの改造も可能。 脆弱性から機動艦隊同士の殴り合いには向かないが、航空機輸送や主要航路の哨戒、敵潜水艦などの狩りだし等には最適と言える。 英独戦での海上航路確保の重要性を戦訓として学んでいた米海軍は、当然世界有数の海軍国である日本に対する戦術を幾つも検討していた。 勿論、日本海軍が多数の長距離用潜水艦を保有している事は明白であり、それらに対する対抗策に護衛空母が構想として乗っていたのも事実である。 ただ、戦争直前の海軍の方針は正規空母の生産を優先していた。彼らは自分達が負けるわけがないと信じきっていたからだ。 しかし、その方針も開戦から僅か数ヶ月で変更せざるを得なくなった。 序盤の序盤でいきなり太平洋方面に展開している空母の半分が撃沈、更に1隻が撃沈されエンタープライズも大破し長期の修理を余儀なくされている。 こうなれば尚更正規空母の生産と機動部隊の再建を急がねばならないのは当然だったが、恐るべき海狼達の暴食の宴がそれに待ったをかけた。 護衛艦の電探にも感知できず、北米の西海岸にすら姿を現す潜水艦隊が、米国の主要航路を食い荒らしまくったのだ。 重いボディーブローを絶えず打ち込まれるこれらの通商破壊は、無尽蔵の生産力と人材を誇る米国ですら悲鳴をあげた。 甚大な損害を重ねながら任務を続ける護衛艦隊の将官達。 このままでは航路が全て遮断されると猛抗議してくる海運業界の突き上げを食らいまくった海軍は方針をまた変えた。 698 :taka:2013/10/26(土) 13 25 17 「このままでは本土以外の米軍の拠点が全て干上がってしまう! 忌まわしい日本の潜水艦隊を撃滅する事も優先されねばならない!」 かくして護衛艦と護衛空母の増産の促進、それに搭乗する潜水艦ハンターのパイロット達の育成が始まった。 これらの努力は第六艦隊の補助艦艇である伊号に損害を与え、活動を抑制するなどそれなりの効果を上げた。 だが、日本側にとってこれは想定していた事態の内だった。 史実に置いても甚大な損害を連合国に与えたUボートを封殺した原動力の1つは護衛空母だった。 動く海上航空基地とも言えるこれらによって大西洋のエアカバーは完成し、潜水艦にとっての安息の海域は無くなったのだから。 ならばどうするか。 答えは簡単である、傘をへし折ってしまえばいい。出てくる端から全て。 ついでに、傘に乗っかっている鬱陶しい連中もやっつけてしまおう。 「見ろ、おいでなすったぞボーグ級だ。ハワイで船団に合流した奴だな」 覗いていた潜望鏡を下ろしつつ、呂号の艦長は口の端をにやりと吊り上げた。 「平安丸の戦隊司令部より通達。ボーグ級を攻撃する艦へ魚雷斉射を許可する。ボーグ級を決して逃がすな、轟沈を期せよ、との事です」 「言われるまでもなし、各艦に通達。敵哨戒機を回避する為、ボーグ級並びに護衛艦へ聴音雷撃を実行せよ。 割り振りは打ち合せの通りだ。護衛戦力撃滅後、通常雷撃により船団を攻撃しこれを殲滅すべし!」 「艦長、張り切ってますな」 「1万トン程度とは言え空母だしな。それに魚雷の使用制限が解除されると清々する」 「些か活躍し過ぎて、魚雷の生産が追い付かないのと生産割り当てで芋を引いた水雷戦隊から抗議が来たそうですね」 「ったく、ふざけた話だよな。活躍出来なくて抗議が来るならまだしも、活躍して文句なんか言われたくねぇよ」 電探からのデータを算出し、襲撃版に打ち込みながら艦長はぼやいた。 べらんめぇな口調の艦長であるが、仕事は流石17万トンを撃沈した潜水艦エースである。 ボーグ級の航路を割り出し、6本の魚雷全ての発射データも素早く打ち込んでいく。 やがて全ての準備が整い、後は攻撃を待つのみ。 ボーグ級への攻撃開始とともに護衛艦隊への攻撃が開始されるので、今は静かなままだ。 そう、まるで嵐の前の凪のように。 「目標ボーグ級。1番から6番まで連続発射。てぇー!」 死神から六本の魚雷が放たれ、ボーグ級の横っ腹目掛けて突き進んでいく。 この時ボーグ級から飛び立った3~4機が対潜哨戒を行っていたが、ボーグ級への六本の雷跡が見えるまで随分時間がかかった。 通常、この時代の潜水艦は潜望鏡を上げれる深度まで浮上し、潜望鏡を見ながら襲撃を行う。 勿論その時には上空から船体は視認しやすくなり、搭載した小型対潜爆弾での攻撃も船団への警告も容易となる。 だが、呂号は最新型の電探により潜航したまま、正確に敵艦を雷撃する事が可能だった。 故にこの哨戒戦法は呂号対策として不十分である事を米海軍はこの船団の悲劇を持って知る事となる。 699 :taka:2013/10/26(土) 13 25 48 ボーグ級は艦載機からの連絡で慌てて回避を行おうとしたが、既に手遅れだった。 艦底に到達した魚雷の磁気信管が次々と作動。艦尾を掠めていった六本目を除き5本の魚雷がボーグ級の真下で爆発した。 僅かな生き残りの士官によると、文字通り身体が宙に浮き上がり次の瞬間猛烈な爆発で床に叩きつけられたという。 例え正規空母の強度でも堪えようがない爆発と船体に開いた穴は、もはやダメージコントロールだの防水隔壁だの問題にならない状態であり。 総員退艦の命令すら出せず、船団の希望であり心強い護衛艦隊の大黒柱であったボーグ級は被雷から僅か2分足らずで海底へと沈んでいった……。 だが、それを悲嘆する暇は護衛艦隊にも、船団にもなかった。 護衛艦隊はボーグ級への被雷を合図にするかのような一斉攻撃を受け、重大な損害が続出し組織的な反撃すら行えず。 船団はパニック状態に陥り接触事故が相次ぎ、護衛艦隊を駆逐した呂号の群れが通常雷撃に移行する前に8隻が損傷し2隻が沈没する有り様。 最終的に護衛艦隊は2割、船団は3割しか海上に留まれず。(しかも損傷艦多数 生き残りは漂流者を救助する余裕すらなく距離的に近いミッドウェー島に逃げ込んだ。 海上は漂流者達の悲鳴や「ヘルプ!」と叫ぶ声で溢れかえり。 翌々日にミッドウェー島からやって来た艦隊によって救助されたのは海上に放り出されたたった3割だったという。 あまりにも血が流れた所為か、戦後深夜にこの海域を通過すると真っ暗な海面から助けを求める声が聞こえるという噂が流れた。 「そう言えば艦長、何故ボーグ級に六本も魚雷を撃ち込んだのです? 上手く当てれば二発で沈むと思いますが」 「ああ、それに関してだがな」 任務終了後、補給のため海上母艦に向けて移動している呂号の艦長室。 航海日誌を書き込んでいる艦長にふと副長が疑問を投げかけると、渋面の艦長は声を抑えてこう答えた。 「副長、米国の護衛空母には大体20機から30機位の戦闘機か艦爆を搭載できる。 つまり、今日潰したボーグ級には戦闘機なら20~30人、艦爆なら40~60人のパイロットが乗っていた訳だ」 「そうなりますね」 「パイロットを育成する大変さは航空畑の連中から嫌という程聞いている。米国だって同じだろうよ。 船員と同じくパイロットも戦う技術者だ。基礎技術を教え込み、飛行機を操るという実施を行う。 海上の船から飛んで広い海原から敵船を探し、正確に位置を味方に知らせる哨戒機パイロットも一人前になるのにさぞ手間がかかるだろうよ」 「はい、それは確かにそうですが……それが?」 「今日、ボーグ級を一気に沈めたのはな。その育てるのに大変なパイロットを根刮ぎ海に沈める為だ。艦から逃げ出す暇すら与えずにだ。 飛行機は工場が稼働して材料があれば次を作れる。だが、人間はどうだ? 無知で飛行機に乗った事もない奴を一人前に育て上げるまでどれくらいかかる? それこそ、ひと通り出来るようになるまでに育てるだけで巡洋艦が出来上がるぞ。ベテランだのになるには更に実践を積んで生き延びなければならない。 上層部はな、優れた対潜哨戒任務を行えるパイロットが育つ前に海の底へと送る事で後々の航空的技量の優位維持と潜水艦戦での優位を維持するつもりなのさ。 これから護衛空母と、それに乗るパイロットは呪われた運命をたどるんだろうな。我々呂号に寄って集って狙われ、残さず海に沈められるんだ……」 「………」 とある米国船団の船員が吐き捨てた言葉。 「何が護衛空母だ。あいつら護衛艦隊や船団のどれよりも真っ先に沈みやがる」 やおい
https://w.atwiki.jp/mazyugaku/pages/106.html
個人情報 【氏名】クラウディア・アルバートン 【年齢】26 【顔写真】lw´- _-ノv 【階級】Corporal(兵長) 【所属】第9戦闘攻撃飛行隊/医務科 【役職】VFA-9 Sub Leader/医療スタッフ 【乗機】Yak-133MKK 【性別】女 【身長】163cm 【体重】47kg 【血液型】O(RH+) 【髪型】セミロング 【髪の色】プラチナブロンド 【瞳の色】赤 【好きなもの】食べ物全般(特に鶏肉とお米) 【嫌いなもの】煙草の煙、シュールストレミング 【免許・資格】航空機操縦士・ヘリ操縦士 設定 ボン生まれ、ベルリン育ちのドイツ人。 のほほんとした、緩い雰囲気を持っており、普段はとてもマイペース。 しかし、有事の時の彼女の俊敏な動きには目を見張るものがある。 とにかく食べることが大好きで、超が付くほどの大食い。 彼女の食べてもあまり太らない体質が、それを増長させている。 昔はドイツ空軍のアーデルハイトの部隊に 中尉として所属していたが、自主除隊。 シベリアに住んでいた時、もう一人の友人とともに アーデルハイトにシベリアで暮らすように勧める。 空母シベリアに興味を持ち、艦載機パイロットとして 再び、アーデルハイトと空を舞うことを決意する。 幼い頃は医師を目指していた。 アーデルハイト・シュライヒとは幼なじみ。 自室保管銃器 H K USP TACTICAL(.45ACP) 1挺 .45ACP弾 数十発 予備マガジン 数個
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/10030.html
KC/S31-053 カード名:千歳型軽空母2番艦 千代田(ちよだ)航 カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:7000 ソウル:1 特徴:《艦娘》?・《軽空母》? 【永】 このカードの下にマーカーがあるなら、このカードのパワーを+5000し、ソウルを+1。 【永】 このカードは相手の効果に選ばれない。 【自】 他のあなたのバトル中の「千歳型軽空母1番艦 千歳航」がリバースした時、このカードの下にマーカーがないなら、あなたはそのキャラを、このカードの下にマーカーとして裏向きに置いてよい。 さあ!艦爆隊、艦攻隊、出番よ! レアリティ:C ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 千歳型水上機母艦1番艦 千歳甲 1/0 4500/1/0 緑 早出し元 千歳型水上機母艦2番艦 千代田甲 1/0 4500/1/0 緑 早出し元 千歳型軽空母1番艦 千歳航 2/1 7000/1/1 緑
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/10029.html
KC/S31-052 カード名:千歳型軽空母1番艦 千歳(ちとせ)航 カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:7000 ソウル:1 特徴:《艦娘》?・《軽空母》? 【永】 このカードの下にマーカーがあるなら、このカードのパワーを+5000し、ソウルを+1。 【永】 このカードは相手の効果に選ばれない。 【自】 他のあなたのバトル中の「千歳型軽空母2番艦 千代田航」がリバースした時、このカードの下にマーカーがないなら、あなたはそのキャラを、このカードの下にマーカーとして裏向きに置いてよい。 艦載機の皆さんも、行きますよ。 レアリティ:C ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 千歳型水上機母艦1番艦 千歳甲 1/0 4500/1/0 緑 早出し元 千歳型水上機母艦2番艦 千代田甲 1/0 4500/1/0 緑 早出し元 千歳型軽空母2番艦 千代田航 2/1 7000/1/1 緑
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/8130.html
発条空母ゼンマイティ(OCG) エクシーズ・効果モンスター ランク3/水属性/機械族/攻1500/守1500 レベル3モンスター×2 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、 手札・[[デッキ]]から「ゼンマイ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。 また、フィールド上に表側表示で存在する 「ゼンマイ」と名のついたモンスターが破壊され自分の墓地へ送られた時、 このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、 そのモンスター1体を選択して手札に戻す。 エクシーズモンスター ゼンマイ ゼンマイ補助 リクルート 墓地再利用 機械族 水属性
https://w.atwiki.jp/mazyugaku/pages/76.html
Ka-25PLやMi-14PLの後継機として開発された艦載対潜ヘリコプター。 Ka-25PLと同様の二重反転ローターを持った機体であったがKa-25PLよりも胴体が延長されている。 また夜間および悪天候下での作戦能力が強化され、自動ホバリング機能の採用など、 対潜ヘリコプターとして完成された設計となっている。 本空母に搭載されているものも定期的に改修がなされており、古い機体ながらも一線級の性能を保っている。 仕様(Ka-27PLのもの。あくまで参考程度に。) 乗員: 2 - 3 名 全長: 12.25 m 全高:5.40 m 全幅:3.80 m 主回転翼直径:15.90 m 空虚重量: 6.1 t 通常時離陸重量: 10.6 t 発動機:クリーモフ設計局 製 TV3-117KM ターボシャフト ×2 出力:2225 kW ×2 最大離陸重量:12 t 性能 巡航速度:250 km/h 超過禁止速度:291 km/h 航続距離:1000 km 戦闘航続距離:760 km 航続時間:3時間30分 戦闘行動半径:200 km 上昇率:600 m/min 実用上限高度:5000 m ホバリング上昇限度:3500 m 搭載量 オペレーターまたは乗客3名 または4tまでの機内積載物または5tまでの機外積載物 機内搭載兵器重量800 kg 武装 対潜魚雷 ×2 深度爆弾 ×2 対艦ミサイル ×2 ロケットランチャー ×2