約 1,020,752 件
https://w.atwiki.jp/digimon-cs/pages/13.html
No. デジモン名 世代 種族 属性
https://w.atwiki.jp/digimon-cs/pages/10.html
No. デジモン名 世代 種族 属性
https://w.atwiki.jp/digimon-cs/pages/18.html
No. デジモン名 世代 種族 属性
https://w.atwiki.jp/digimon-cs/pages/28.html
No. デジモン名 世代 種族 属性
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/72.html
???「来たか・・・我が身体よ・・・!」 ???「・・・・・・」 ???「・・・・・・」 ???「待ちわびたぞ、この時を!デジモン達は・・・最後のディナーでも味わっているがいい・・・今日から・・・私がこのデジタルワールドを統べる王となる!来たれ我が身体よ!今こそ封印を解き放たん!」 ???「我は翼となり・・・」 ???「我は矢となる・・・」 ???「ハッハッハッハ!強大な力が我が身に!フフフフフフ・・・ハハハハハハァ!」 ???/???「・・・我が名は・・・」 ???「●●●●●●●●●●●●・・・なっ!?何事だ・・・!?身体が・・・」 ???/???「別れて行く・・・」 ???「・・・!?この姿は・・・!?私の・・・2体に戻ってしまう・・・何故だ!?何故ここまできて・・・」 ???「・・・混沌の力は無事に封印し終えた・・・その二人も、な・・・」 ???「達也・・・?達也なの・・・?」 ???「・・・?」 ???「俺は・・・人一人も救えない・・・こんなにも無力なのか・・・」 過去の夢を見ていた・・・人は、死ぬ前に過去を思い出すと言うが・・・ レーザーバーモン「気がついたか・・・戦う準備はいいか!?」 カオス「・・・お前と?」 レーザーバーモン「違う!周りを見ろ!」 ネオガーゴモン「やはり来たか・・・いや、来て貰わねば困るのだがな・・・我らの主『デミカオスモン』の分身、カオスよ・・・!我が名はネオガーゴモン!我が主を『アルティメットカオスモン』へと導く者なり・・・」 第15話 カオス「俺は誰かの分身っつー記憶は無ぇな。」 ネオガーゴモン「フム、失礼・・・分身というより・・・もう一つの身体・・・と、言うべきかな?」 カオス「・・・?」 カオスは状況をあまり把握できてはいないようだが・・・レーザーバーモンは、ネオガーゴモンの言っている意味が解るようだ。 レーザーバーモン「・・・・・・」 ネオガーゴモン「気づいたようだな・・・レーザーバーモン・・・」 レーザーバーモン「はぁ・・・僭称の野郎も、何故俺を選んだかね・・・コイツに少しでも『カオスモン』の意志があれば、俺は粉微塵にされていただろうってのによ・・・」 ネオガーゴモン「・・・さて、カオスよ。私は直ぐにでも貴様を主の下へ連れて行きたいのだが・・・生憎邪魔がいる様だ・・・そして、邪魔を消すのにはまた貴様が邪魔・・・今暫く黙っていてはもらえぬかな?」 カオス「黙ってろだぁ!?」 レーザーバーモンが、何かを悟った。そして、カオスに叫ぶ。 レーザーバーモン「奴め・・・封じる気か・・・カオス、逃げろ!」 カオス「・・・お前が言うなら、『黙って』逃げた方が良さそうだな・・・!あれ、俺はいつからコイツを信用したっけか?・・・最近疲れが溜まってるな・・・」 ネオガーゴモン「レーザーバーモン・・・貴様は昔からそうだな・・・邪魔をするのを好む・・・」 レーザーバーモン「残念ながら、邪魔しているつもりは無ぇんだけどよ。おっと、いけねっ。カオス!コイツ持って行きな!」 レーザーバーモンはそう言うと、カオスに電子機器の様な物を投げた。 カオス「ンだコレ?新型の携帯か・・・?」 レーザーバーモン「・・・今はそういう捉え方をしてくれてもいい・・・いずれ解るだろうからな。」 二人が話しているとき、やはりこのときを狙ってネオガーゴモンが攻撃を仕掛けた。 ネオガーゴモン「案外、敵にとっての好機を見せやすいものなのだな・・・ヘルガーゴイル!」 レーザーバーモン「やっぱ、相手しなきゃダメか・・・」 その頃、人間界・・・ 佐々木「なんだコイツは・・・!?」 僭称「私は・・・こんなデジモンは創った憶えは無いぞ!?」 ???「デジモン達の無念!デジモン達の怨念!人間よ・・・その身をもって知るがいい!!」 カズ「・・・・・・」
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2061.html
デジモンチャンピオンシップ 【でじもんちゃんぴおんしっぷ】 ジャンル 育成バトル 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル) 開発元 エピックス 発売日 2008年2月14日 定価 5,040円 判定 なし デジタルモンスターシリーズリンク 概要 システム 評価点 問題点 総評 余談 概要 アニメ『デジモンセイバーズ』が終了し、デジモン10周年も過ぎるという2008年。この頃は新デジモンが極端に少なく、ファンからは第二次デジモン氷河期と言われる時代である。 雲行きが怪しくなり始めた年の初めに、「育成」に重点を置いた原点回帰のこのゲームが発売された。 システム まず本作では「ケージ」の画面がゲームの中心となっている。 デジモンはケージの中に入れ、タッチで世話をする事となる。 世話の内容は携帯機と同じく、餌、掃除、怪我の治療などをタッチペンで行う。デジモンを複数飼っていると、腹が減ったと言ったりだウンチしまくったりと世話は忙しいが、今までのデジモンゲームにはないために新感覚で楽しい。 ケージには「デジモンのステータスをアップする」「デジモンの属性をアップする」「治療する」などの効果があり、効果のあるケージに置く事でなんらかのステータスが変化し、デジモンの育成に大きく関わる。 それぞれのケージは許容量と大きさ、形などが異なり、パズルの様に当てはめていく。最初はケージスペースも小さいが、テイマーランクを上げるにつれて大きくなっていく。 ケージは基本的に購入し、再び同じのを購入する事で効果の大きいケージを買う事もできる。 「こうげきが上がればぼうぎょが下がる」「リュウ属性が上がればケモノ属性が下がる」となっており、全ステータスカンストなデジモンは作れない。 最初はボタモン一匹だが、メニュー画面から「ハント」に出かける事で新しいデジモンを捕まえられる。 大まかに言えば『ポケモンレンジャー』であり、ワイヤーでデジモンを囲んで引っ張り、疲れたところをタッチして捕まえる。 ハントには様々な道具があり、銃を打ち込んだり、毒餌でおびき寄せて弱らせたり、電撃ワイヤーで痺れさせるなど、アニメ『デジモンアドベンチャー02』や『デジモンセイバーズ』で人間が道具でデジモンを虐げるのを反対していた内容とは真逆な事をやっている。 これらを使わずとも、高性能なワイヤーと逃げたデジモンをおびき寄せる餌さえあれば大抵のデジモンはハントできるのだが。 「プラグイン」と言うアイテムで、デジモンの居場所を知るレーダー、ステータスその場確認など、ハントを楽にする機能も多数ある。 ハントする場所は様々で、草原にはケモノ系、海にはミズ系、工場にはキカイヘンイなど場所にあったデジモンがいる。 また季節によって生息しているデジモンが異なり、夏は多く、冬は少なくなどの設定もなされている。 ハントする場所も作りこまれており、アニメ『デジモンアドベンチャー』の様に、自然豊かな場所に自動販売機や電柱など不条理な物が置かれているなど見ていて楽しい。 デジモンは育成することで、醍醐味の「進化」をする。 各種属性値・ステータス・バトル回数・勝率などの条件を満たせば、その場でデジモンは進化する。 だが時間を必要とせずに、条件を満たせばひょいひょいと進化してしまうため、作業感が強め。 また、デジモンはいつかはデジタマに戻り「デジタマ化」する。これが進化条件の究極体は多い。 しかしデジモンの保存と言う物が出来ないため、対戦や大会を行う前にデジタマ化するのは悲惨。 進化はあまりイメージを崩さずに、育成系の作品だけあってかなり自由になっている。 育成が非常に悪ければ、ヌメモンやスカモンなどハズレデジモンになってしまうのもお約束。 属性を1上げるだけでなれるのに、究極体かつ最強クラスのステータスを持つスレイヤードラモンとブレイクドラモンや、野生で出ないレナモンをデジタマ化させて進化させるのに成熟期のレオモンなど、簡単な進化と難しい進化の差が激しい。 デジモンが育ったところで、メニュー画面から「バトル」する事ができる。 デジモンは自動で動いて攻撃するが、作戦を決める事が出来る。「ノーマル」、必殺技を出しやすい「スペシャルアタック」、耐性・ステータスアップ、回復などのサポート技を使いやすい「サポート」の三種類。 基本的にスペシャルアタックが強く、必殺技をほいほい出してくれれば消耗も少なく勝ちやすい。また強敵にはサポートを出していくのもいいが、何分デジモンは自由に動くため、思った行動をしてくれない事多々。 バトル方式は全部で6つある。 「タイトルマッチ」は特殊な条件でバトルを行い、勝つと賞金を入手、何度か勝つとテイマーランクが上がる。 「完全体3体VS究極体1体」「マメモン系オンリー」「『デジタルモンスター』に出ているデジモンのみ」など、非常にバラエティに富んでいる。 タイトルマッチは、1年を構成する4つの季節・1つの季節を構成する8日の日にやるかが決められている。 いつでも行え、少しの金を得られる「フリーバトル」。 バトル回数や勝率が進化条件に関わるデジモンはここで戦う事が多い。 相手が究極体であろうと貰える金はかなり少なく、時間短縮や進化のために多くのプレイヤーが幼年期IIをボコボコにするのは日常茶飯事である。 ワイヤレス・Wi-Fiを用いた「Wi-Fiバトル」は、発売当初からマッチングしないとの情報が相次いだ。現在はWi-Fiサービスは終了している。 「パスワードバトル」ではデジモンをパスワードとして記録し、打ち込む事でそのデジモンとのバトルができる。 ただし、パスワードにはデジモンの名前は記録されない。 4年に1度の大会、タイトルにもなっている「チャンピオンシップ」では強いデジモンらと5連戦し、勝ち抜ければ優勝。ゲームクリアとなる。 全デジモンを図鑑に登録する事で、デジモンを一匹だけプレイヤー操作にする事ができる。的確に攻撃・必殺技・サポートを撃てるため、立派なバランスブレイカーだが、その頃には完全クリアと言っても過言でなく、一種のご褒美である。 ちなみに必殺技は、小さいキウイモンが突撃する「リトルペッカー」、ビッグマメモンがマメモンを投げる「ビッグスマイリーボマー」は再現されており、マイナーなところではガルダモンの「ファイアハリケーン」、メタルガルルモン(黒)の「ブリザードウルフクロー」などもある。 評価点 ちょこまかと動くデジモンが可愛らしい。 ドットの出来は良く、喜怒哀楽を体で表現してくれるため、世話をしている感じは強い。 ビクトリーグレイモンやズィードガルルモン、11周年になったが10周年記念デジモンのドラコモン系譜など、初めてゲームに登場するデジモンも多い。 タイトルマッチの関係か、初期のデジモンも多く登場している。 問題点 人間キャラの扱いが雑。 これは「ニンテンドーDSを通してデジタルワールドにアクセスしている」と言う設定があり、ゲームスタート時にもLOGINボタンをタッチする事となったりとデジタルワールドらしさを十分表現しているが、ゲーム内では一切の説明をされない。 主人公に挑んだりデジモンの取引を申し込むテイマー達や、主人公のサポートをしてくれるプレジテントやおかあさんはメールを介しての台詞しかなく、設定がよく分からない。とりあえず顔グラの一つでも欲しい所である。 公式ページで「行く手を阻む四天王」と紹介されている彼らは台詞も何もなく、ただの一テイマーにしか思えない。 テイマー達に至っては、台詞が印象に残らない程度にうざったい。オタク、ネット初心者、俺様系など妙にリアルなのだが。 登場デジモンの選出や一部の進化系譜がひどい。 全216体のうち、19体が色違いデジモン。しかも全体的にチョイスも微妙で、『デジモンワールド』出身の色違いデジモンばかり。 しかも「グレイモンとジオグレイモン」「ティラノモンとダークティラノモン」は姿も微妙に異なるのに色違いとなっている。 サンダーボールモンはX抗体バージョンとなっていたり、パッケージでは『セイバーズ』のアグモンだが、実際は普通のアグモンなどと、変なミスが目立つ。 ロイヤルナイツ、オリンポス十二神、七大魔王と肩書きを持つ究極体がカードαや『セイバーズ』に登場していたが、今回登場したのはデュークモン、アポロモン、ディアナモンと少なすぎる。 超究極体の概念もなく、大人気のオメガモンは登場しない。育成ゲーにそぐわないからと言う意見もあるが、似たようなデザインのインペリアルドラモンファイターモードやデュークモンはちゃっかり出ている。 容量的に厳しかったのか、「ギルモン→グラウモン→メガドラモン→デュークモン」「ブイモン→ブイドラモン→サイバードラモン→インペリアルドラモン」など、間に挟まるべきメガログラウモンやパイルドラモンは今回欠席である。 折角登場したドラコモン系譜もエグザモンのみが欠けてしまっている。 他にもレナモン系譜はキュウビモン(成熟期)まで、トリケラモン(恐竜型)はセントガルゴモン(サイボーグ獣)にしか進化できない、テイルモンがエンジェウーモンに進化できないなど、後者二つは容量不足と言うか設定ミスに近いものがあるため、悔やまれるところ。もっとも、このゲームに限らずデジモン育成ゲームには必ず付いて回る問題点ではあるが。 能力制限が存在する。 前述の通り、アニメ主役級のメジャーな究極体は強く、ペンデュラム出身のマイナーな究極体は弱い。 後者のプクモンはステータスの上限値が、前者のビクトリーグレイモンのステータス最低値にも届かないと言う理不尽さ。 好きなデジモンで最強を目指すという事はできず、バトルで最強に輝けるのは究極体のうちの僅かと言う格差的仕様。 その他、細かな点の仕様がおざなり。 デジタマ化したデジモンが時間進化をする時、前世の系譜を引き継いでしまう。 例・コロモン→トイアグモン→メラモン→時間進化でエテモンに進化。デジタマ化したので育て直し、コロモン→アグモン→グレイモンから時間進化でスカルグレイモンにしようとすると、何故かエテモンに進化してしまう。 これを解消するには、ハントの時にセッティングで「リリース」を行って、ハントするマップにそのデジモンを逃がすと言う行為が必要なのだが、時間はかかる上、デジタマ化回数などがリセットされてしまう。 通常のプレイではエンディング後にしか入手できないドラコモン系をエンディング前に入手するには、野生のオタマモンをデジタマ化させてプチモンにし、再びオタマモンにならない様にリリースする過程が必要になる。 ハントの仕様が適当。 あるプラグインを装備しなければ、自分がどれほどのデジモンを捕まえたのか、どれほどのアイテムを持っているかすら分からない。 またショット用アイテムは上位互換を含めずとも6種類、トラップは12種類あるのだが、一度に持っていけるのは1種類。デジモンによってアイテムの効きが異なるため、的確に使うには難しい。 そもそも多くの究極体への進化条件はデジタマ化回数であり、野生で捕まえたデジモンは勿論0。後半では条件のあるタイトルマッチに参加する程度にしか使われなくなる。 肝心の「チャンピオンシップ」の出来がひどい。 相手のチームはプクモン3体や完全体2匹と究極体と言うここまで来れたプレイヤーにとって非常に弱いチームや、「オズの魔法使い」や「桃太郎」など、強いがこういう時にネタに走っているチームもある。 決勝戦ではサプライズなんて物はなく、普通のチームが対戦相手である。 ちなみに「行く手を阻む四天王」は出場していない様子。 また、4年に1度開かれると言う設定なため、再挑戦にはゲーム内時間で四年かかる。 総評 やっている内は楽しいのだが、登場デジモンや変な進化系譜、作業感の強い進化など、違和感が目立ってしまう。 育成ゲーム好きや、デジモンの初心者には向いているソフトかもしれない。 余談 本作が発売してすぐにVジャンプから攻略本が出された。 しかし、発売直後の攻略本なのに全デジモンや進化条件、おまけに裏ボスまでが記載されている。いつものVジャンプクオリティは何処に行ったのか。 しかも誤表記が多く、「登場していないのに載っているリーフモンやロップモン」「ヘラクルカブテリモン(画像はハイアンドロモン)」「ピエモン(成長期)×6」など、気づかなかったのだろうか。(*1)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22089.html
登録日:2011/10/17 Mon 23 41 31 更新日:2024/07/24 Wed 13 54 42 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2000年問題 ウィルス ウィルス種 キメラモン ジョグレス進化 ズィードミレニアモン タッグテイマーズ デジクロス デジタルモンスター デジモン デジモンアドベンチャー アノードテイマー/カソードテイマー デジモンアドベンチャー: デジモンクロスウォーズ ブレイブテイマー ミレニアモン ミレニアモンが倒せない ムゲンドラモン ムーン=ミレニアモン ラスボス 千年魔獣 合成型 漫画版クロスウォーズ ←ムーンはネネの秘部を隠すのが仕事 究極体 終末の千年魔獣 融合 赤黒の双頭竜 邪心型 邪神型 次元と空間を自在に操る、闇と憎悪の究極合成獣(アルティメットキメラ)! 『ミレニアモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。 ●目次 【基本データ】 【概要】 【派生種】◆ムーン=ミレニアモン ◆ズィードミレニアモン 【関連作品でのミレニアモン】WSソフト『デジモンアドベンチャー アノードテイマー/カソードテイマー』 アニメ『デジモンアドベンチャー02』 ゲーム『デジモンテイマーズ ブレイブテイマー』 漫画『デジモンクロスウォーズ』 アニメ『デジモンアドベンチャー:』 【基本データ】 世代 究極体 タイプ 合成型 属性 ウィルス種 必殺技 ・タイムアンリミテッド時空を圧縮し、敵を亜空間に閉じ込める。 ・ディメンジョンデストロイヤータイムアンリミテッドで作り出した空間ごと敵を破壊する。 【概要】 禍々しさと様々なデジモンの生体データを持つキメラモン 圧倒的なパワーと様々な機械デジモンのデータを持つムゲンドラモン この二体が融合して誕生した闇と憎悪の究極合成魔獣デジモン。 倒すことは不可能とされているが、隠された融合の原因を解明することがミレニアモン攻略の糸口になるとされる。 モデルは2000年問題。 ミレニアモン系譜はロイヤルナイツや七大魔王という肩書きがないためか、アニメ・ゲーム作品において、テイマーズ以降は目立った活躍はなく、せいぜいゲームの隠しデジモンとして登場する程度だった。 しかも、アニメシリーズの間が開いた為、他の有名デジモンは登場したのにミレニアモン系は数年ほどゲーム等に登場しなかった事さえある。 元になったムゲンドラモンのパーツを持つデジモンは新しく登場したのにね…… しかし、漫画版デジモンクロスウォーズにおいて久々に登場し、その威容を見せつけた。 また、初代アニメのリブート作品『デジモンアドベンチャー:』でも、闇の勢力の最終兵器として登場した。 【派生種】 ◆ムーン=ミレニアモン 敵の心を切り刻む、憎悪と怒りの精神体(スピリッツ)デジモン! 世代 究極体 タイプ 邪神型 属性 ウィルス種 必殺技 ・デス・クリスタル邪悪な意思のエネルギーを具現化させたクリスタルとして撃ち出す。肉体的な殺傷能力は皆無だが、敵対する者の精神をズタズタに斬り刻む。 得意技 ・ディメンジョンデストロイアー ・クリスタルドロップ ・キラーライト ミレニアモンの内面世界に存在する精神体の邪神デジモン。 主にクリスタルの姿をしているが、ミレニアモンの闇の心そのものであるため姿形は固定されておらず、自身や敵対する者の怒りや憎悪といった負の感情によって変化する。 精神体であるが故に実体を持たず、あらゆる物理干渉を受けつけない。 倒すには本体であるミレニアモンを倒さなければならないが、それが可能な存在は極僅か。 万一倒されたとしても、肉体と分離して時間と空間を越えて何度でも蘇る。 巨大なクリスタルの中で蠢く影が非常に不気味。 なお、必殺技の『デス・クリスタル』はWSソフトの時点では アイテのニクタイがこなごなにくずれるまで とびつづける! と肉体的な殺傷能力アリアリな説明文であった。 また、最近では名前の間の“=”は付かないのが正のようだ。 ◆ズィードミレニアモン 邪神の最終形態!! その呪いは時空を超越する… 世代 究極体 タイプ 邪神型 属性 ウィルス種 必殺技 ・タイムデストロイヤー敵対する者を時空間の彼方へ吹き飛ばし、葬り去る。生還者は未だゼロ。 得意技 ・クロノ・パラドックス 時空間を飛び交い、全てのパラレルワールド・全ての時代を自由に往き来し、その全てを破壊せんとする究極邪神デジモンの王。 通常、デジモンは戦いに敗れると(例外もあるが最終的に)デジタマに戻る。 が、極稀に進化して蘇生することがある。 ズィードミレニアモンも同様に、激しい戦闘で死んだミレニアモン(とムーン=ミレニアモン)が、ある強い思念と闇の魂を持って蘇生したデジモンとされる。 全身に巻き付けられた帯は、能力を制限する鎖の様なものであるが、誰がこの呪縛をズィードミレニアモンに与えたかは不明。 また、この呪縛が解き放たれるとデジタルワールドに計り知れない破壊と破滅が降り注ぐと予言されている。 Z'd(ズィード)は海外サイトでも諸説あるが、『帰らぬ』やヘブライ語の『Ziyd(聖書からの言葉らしいが詳細不明)』が有力らしい。 【関連作品でのミレニアモン】 WSソフト『デジモンアドベンチャー アノードテイマー/カソードテイマー』 ミレニアモンの初登場作品。 デジモンアドベンチャーで選ばれし子供達に倒されたデジモンの生き残りであるムゲンドラモンと、キメラモンが融合し誕生した。 選ばれし子供達が倒したボスクラスのデジモンを蘇生させ、選ばれし子供達とパートナーデジモンのほぼ全員を捕らえることに成功。 だが、唯一取り逃がしたアグモンの導きによって連れて来られた秋山遼(リョウ)と戦う。 また、この後のワンダースワンの作品で、過去に選ばれし子供達に倒された悪のデジモンを蘇生させ、幾度となくリョウと戦う事になる。 しかし、ほとんどの作品でミレニアモンを味方デジモンにも出来る(味方にするにはかなり苦労するが…) タイムアンリミテッドは時間を操る技で、ゲーム作品によっては倒すターン数を調節しないといくらでも戦闘開始時に戻される。 また、アニメ無印のラスボス、アポカリモンを造り、解放した張本人ともされており、無印~02における黒幕であるといえるかもしれない。 アニメ『デジモンアドベンチャー02』 本編ではデジモンカイザー(=一乗寺賢)がキメラモンを作り出しているのだが、彼はミレニアモンの存在を知っている。 一度、秋山遼と共にミレニアモンと戦ったゲーム(タッグテイマーズ)があるので、その影響と思われる。 (タッグテイマーズは一部02本編と辻褄は合わない箇所があるものの、ウォーゲーム及び02の世界観に密接に関わるゲームである。) 更に言うと、賢がデジモンカイザーになった元凶もミレニアモン。 その理由はタッグテイマーズ及びディーワンテイマーズで語られる。 また、本編第43話「デーモン軍団の襲来」の賢の回想シーンでも一瞬だけミレニアモンが映っている。 ゲーム『デジモンテイマーズ ブレイブテイマー』 幾度となくリョウやアドベンチャー、02、テイマーズの選ばれし子供達と戦ったミレニアモンだが、リョウのパートナーになりたい一心で半ばストーキングを行っていたと判明。 最後にモノドラモンとジョグレスし、念願叶ってのリョウのパートナーとなった。 漫画『デジモンクロスウォーズ』 モノクロモン カブテリモン 強制デジクロス!! ガルルモン スカルグレイモン 強制デジクロス!! クワガーモン エアドラモン 強制デジクロス!! メタルティラノモン メガドラモン(*1) 強制デジクロス!! アンドロモン メタルマメモン 強制デジクロス!! デジクロス!! デジクロス!! デジクロス!! キメラモン!! ムゲンドラモン!! 強制デジクロス…!!! フハハハハハハハハ!!! 見たまえ!! なんという醜い姿だ!!! 古のデジタルワールドを暴虐のもとに支配したと伝えられる千年魔獣の再来だよ!!! レインゾーン戦にて、その場を退くためにダークナイトモンの命令に従い、シェイドモン(ネネ)(見た目は黒い影をまとった全裸の天野ネネ)が、古城中の捕らわれたデジモン達を無差別にデジクロスして誕生。 伝説では、無限の再生と自己増殖を行う攻略不能にして狡猾なデジモンらしいが、ネネにより未完全なダークネスローダーの強制デジクロスの影響か知恵者としての面影はなく、ただ暴れるだけの存在となってしまった。 タイキとキリハの活躍により、現在はゾーン移動空間に退けられていたが、バグラモンが回収。 ミレニアモン ダークナイトモン… …ッヒ…ヒッヒ…そぉうだ来ぉぉい…!!共に二つの世界を呑み込んでやろうぞォォ…!!ヒィ──ッヒッヒッヒッヒッゴギャアァアァァアァアァ 強制デジクロス…!!! もはや未来にその名を呼ばれることはないだろうが…忌まわしき太古の伝説に倣いあえてお前を名付けよう… 終末の(ズィード) 千年魔獣(ミレニアモン)…!!! バグラモンの城を突き破るほどの巨体は圧巻の一言につきる。 さらに強制デジクロスによりロイヤルナイツのデュナスモンや、絶望の心を反映した邪悪ゆえにバグラモンが封印していたデジモンも含め、ありとあらゆる物を取り込み続ける。 その規模は数日でデジタルワールドや人間界を飲み込むというまさに設定を踏襲した存在として降臨。 ちなみに力を抑制する帯がない。 また、ズイードミレニアモンの体中にはムーン=ミレニアモンと思わしきクリスタルも存在。 強制デジクロスの源であるネネを幽閉していた。 タイキ、キリハ、ネネ(ルミナモン)、コトネの4人分のクロスローダーを使い強制クロスオープンされた。 アニメ『デジモンアドベンチャー:』 今作では古代大戦において闇の勢力が作り上げた最終兵器だったが、暴走して世界を破滅の危機に陥れた存在となっている。 ケルビモンの転生体であるロップモンによれば、当時は帯のないズィードミレニアモンの姿だったようである(*2)。 最終的に6体の勇者と天使型デジモン達の捨て身の特攻で倒されたが、完全に消滅させることができず破片はデジタルワールド各地に散らばった。 その破片が黒い稲妻によって変化しさらに強大、凶暴になって復活することが判明している。 欠片だけでも黒い稲妻を呼び寄せて他のデジモン達を狂暴化させる力を持っているが、一方でデジモンを強制進化させるという側面もある為、デビモンやダークナイトモンといった闇の勢力の残党達がこれを活用している。 また、その恩恵にあずかろうとミノタルモンやメフィスモン、ベーダモンといった崇拝者達が各地で暗躍している姿が作中で確認されている。 現在は特に巨大な欠片がムゲン大陸の奥地にある古代大戦の激戦地「ファーガ」に眠っており、ベーダモン達によって復活の時を迎えようとしていた。 そして第49話。 様々なデジモンのデータを集めたセフィロトモンを依り代にし、遂に復活。 こちらはおなじみキメラモンとムゲンドラモンのジョグレス体である「ミレニアモン」の姿となっている。 ちなみにムチャクチャデカい。 本作で大型化したはずのウォーグレイモンすら豆粒どころかゴマ粒にしか見えない。 決戦においては、太一以外の子供たちはデータの中へ閉じ込められてしまうなか、太一とウォーグレイモンが一人戦い続ける。 そして、脱出を果たした子供達。 パタモンとテイルモンが究極進化を果たしたゴッドドラモンとホーリードラモンの「ゴッドフレイム」と「アポカリプス」の一斉攻撃を受け、遂に倒される。 …かに見えたが、ズィードミレニアモンの姿となり、充分過ぎるほどデカかったのが、さらに比べ物にならない巨体へ変貌。 だが、今まで出会ってきた大勢のデジモンたちの想いを受け取り、ウォーグレイモンは渾身の ガイアフォース を放つ。 その一撃はミレニアモンを消し去り、遂に古代大戦から続く戦いに終止符が打たれた。 だが、真の敵…巨大な破滅は… 時空を超え、究極の追記・修正を行う融合デジモン!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] デジモンのチート能力設定の頂点。勝てるデジモンいるのか -- 名無しさん (2014-01-14 00 59 13) 大輔のパートナーになりたかったなっちゃんよりヤンデレだな -- 名無しさん (2014-01-18 13 08 22) クロウォに登場したときも分解して攻略こそできたけど倒せはしなかったんだよなぁ…てか他メディアミックスより強いデュナスモンが返り討ちに遭った。恐ろしすぎだろ -- 名無しさん (2014-04-09 20 58 46) クロウォでの登場シーンがインパクトあったな。それ以来こいつが好きになった -- 名無しさん (2014-04-09 21 22 05) クロウォのはデジクロスで作った劣化した存在であの強さ これが本物だったらと思うと… -- 名無しさん (2014-04-09 21 24 37) ↑ロイヤルナイツ総出はおろかスサノオモンでも勝てる見込みが.... -- 名無しさん (2014-04-09 21 58 13) ズィードをインペリアルドラモンパラディンモードで初期化したらどうなるんだろう? -- 名無しさん (2014-04-09 23 30 06) ↑たぶんキメラモン、ムゲンドラモンのパーツの元となったデジモンの幼年期になる -- 名無しさん (2014-04-10 06 28 21) ↑一見倒せたように見えるけど、デジタマ化(倒した)訳じゃないんだな。 -- 名無しさん (2014-05-11 14 02 32) ラスボスじゃなくても、劇場版でもいいからアニメに出て欲しかったな・・・ -- 名無しさん (2014-05-11 17 12 22) 02で賢ちゃんの回想でリョウと一緒に一瞬映ってるんだけど、結局パラレル扱いだし。何にしても秋山遼というキャラと切り離せないから出しにくいんだろうな -- (2014-05-11 18 45 54) ズィードミレニアモンとオグドモンが戦ったらどっちが強いと思うか。 -- 名無しさん (2014-08-30 15 31 13) 漫画のズィードはもうデジモンと言うより災害みたいなもんだよな -- 名無しさん (2014-11-04 22 28 48) マジで言うとキメラモンの色変え、ムゲンキャノン背負ってるのじゃなくてムゲンドラモンの頭にパーツも色々入っているデザインにして欲しかったな。ムゲンドラモンの残骸データを取り込んでキメラモンが進化という解釈もできるからいいけど、没デザインでそう言うのもあったのかな? -- 名無しさん (2015-03-19 22 16 48) マジレスするとtriのラスボスこいつじゃね? -- 名無しさん (2015-04-25 03 52 50) ミレニアモンのパートナーネオか輝一にして欲しかった -- 名無しさん (2015-07-15 17 25 46) 漫画版キリハさんのパートナーが -- 名無しさん (2015-10-21 16 49 06) 漫画版キリハさんのパートナーが本物のミレニアモンだったらリリスモンやブラストモンを -- 名無しさん (2015-10-21 16 51 02) 漫画版キリハさんのパートナーが本物のミレニアモンだったらリリスモンやブラストモンを倒す事が出来るしZDミレニアモンに進化すればタクティモンやバグラモンにも勝ってる -- 名無しさん (2015-10-21 16 53 10) ↑8 両者が出てる時点でデジワーが滅ぶ -- 名無しさん (2015-10-21 17 20 15) ↑6 デジモンスタッフがミレニアモンのことを覚えているか怪しい そうだったらうれしいけど -- 名無しさん (2015-11-30 17 53 07) なんだただのヤンデレか、賢被害者すぎるだろ -- 名無しさん (2015-12-21 23 43 17) ミレニアモンも当初は遼を本気で倒そうとしてて、初めからストーキングしてた訳ではない。遼と自分が組めば最強だと言ってたけどそれもありえないとも言ってたし(間接的に実現したわけだけど)。 -- 名無しさん (2015-12-21 23 55 34) デジクロス体以外では数少ない合成型デジモン。そういう意味でもクロスウォーズのラスボスとしてはこれ以上ない適役だったんだよな -- 名無しさん (2016-02-27 08 11 19) 火の壁を越えてやって来たアポカリモンを作った辺り、こいつも火の壁の向こう側にあるところからやってきたのだろうかねぇ -- (2016-02-27 14 48 41) triやるならこいつとかデーモンとか、その辺の因縁デジモン絡みにしてほしかったんだが今のところ影も形もないな。カイザーは出てるが。やろうとすると賢ちゃんアドベンチャーになるから駄目かな -- 名無しさん (2016-03-14 15 03 01) そろそろゲームに再登場してほしいぜ。完全体のキメラモンと究極体のムゲンドラモンのジョグレスってのがゲーム的にチグハグになりそうでアレだけどエグイ見た目が好きなんだよ。 -- 名無しさん (2016-03-14 19 19 40) 23 漫画版キリハと出会っていたら最強のコンビ誕生していたかもな -- 名無しさん (2016-03-27 22 20 59) 5 漫画版クロォの本物のミレニアモンの強さはオメガモン互角くらいかもな -- 名無しさん (2016-03-29 21 59 18) triに出そうな伏線が張られまくってる件。15年ぶりの伏線回収やるんだろうか -- 名無しさん (2016-05-18 17 00 47) デクスモンやアルティメットカオスモンの方が凄そう -- 名無しさん (2020-11-15 11 37 54) ズィードミレニアモンっぽいシルエットで字幕がミレニアモンだったことに歴代の数々の誤植から心配されてるけど、まあ、ネタバレ防止でいいよね……? -- 名無しさん (2021-01-16 21 22 30) 16 輝一はどっちかと言うとファスコモンやツカイモンがパートナーになりそう。同じ闇属性だし。 -- 名無しさん (2021-09-04 07 58 13) あんな唐突に出てくるとは…通常話に出ていい敵じゃないだろコイツ -- 名無しさん (2023-01-29 10 13 09) カオスモンとジョグレス進化したらどうなるのか? -- 名無しさん (2024-07-24 13 54 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/236.html
前回のあらすじ 自らが戦う意味とルーチェモンがデジタルワールドを破壊する理由。この二つを愛は、夢なのか現実なのかもわからないまま、聞き覚えのある声を持つ『誰か』から問われる。 そして、愛を人質に、パルモンの前に現れたマイケル。パルモンのデジコアに埋め込まれている『秘伝書』もとい『テスタメント・チップ』は、ピコデビモンから進化したデビモンによって奪い取られてしまうのだった。 第三十一話 不機嫌なパルモン 朝食の用意ができた、というわけで、信一達は案内のゴツモンを先頭に廊下を歩いていた。 ちなみに、ゴールドブイドラモンはいつの間にかフレイドラモンになっていた。本人曰く、この姿が一番落ち着くらしい。 昨日は戦いが終わるや否や眠りについたため、長時間眠ることができたうえに、久しぶりに屋根のあるところで眠れたので、皆、すっきりとした面持ちである。 一名を除いて。 「頭がガンガンするぅ……」 大きなあくびを何度もしながら、おぼつかない足取りで、愛は進んでいた。足元で歩いているプロットモンが心配そうに見上げている。 「愛、やっぱり寝てたほうがいいんじゃない?」 パタモンを頭にのせた信一が愛の顔を覗き込む。疲れの色は見えないが、とにかく、非常に眠たそうであった。 愛は強く首を横に振った。 「今日はパルモンに色々質問をするんでしょう。あたしだって、パルモンに訊きたいことがあるもの」 そして、とってつけたように 「お腹も減ってるしね」 と、弱々しく微笑むのだった。 信一達が案内された部屋は、昨日と同じく、無駄に大きなあの部屋だった。 昨日の戦いの爪あとは嘘のように消え去っている。少年が壁に空けた穴もなければ、ソウエンが天井に空けた大穴もない。すっかり元通りだ。 いや、そんなことより、部屋に入った全員が一番に感じたのは、部屋中においしそうな匂いがたちこめていることだった。 「はやくいらっしゃい、冷めちゃうわよ」 部屋の中央に置かれている食卓に、すでにパルモンがついており、手招きしている。こころなしかパルモンの顔色が悪いようだ。まあ、もともと緑色であるから、なんとも言えないが。 信一達はというと、パルモンの顔色なんかに気づく気配もなく、近づくにつれ、どんどん強くなっていくいい香りに、歩くのがじれったくなってゆき、いつの間にか小走りで食卓に近づいていた。 そして、そこに並べられている湯気を出している美味しそうな食べ物の数々を見るなり、素早く席に着き、いただきます、と言ったのかどうかもはっきりしないうちに食事にかぶりついていた。愛も眠気なんか吹っ飛んでしまったかのように目の前のおにぎりをほうばっている。 その様子を見てパルモンは思わず苦笑した。 「昨日は夕食を食べていないものね。無理もないわ。さてと、ゴツモンはあの手袋を持ってきてくれるかしら?」 「はい。……あの、なにに使うのですか?」 すると、パルモンは意味ありげにフレイドラモンを一瞥して、 「長年行方不明になっていたあのチップがようやく見つかったわ」 と言うなり、自分も食事に手をつけ始めた。 ゴツモンが、妖しげなオーラを放つ黒い手袋を持ってきた時には、食事はあらかたなくなっていた。所要時間5分といったところか。 「パルモン様、おまたせいたしました」 ゴツモンが恭しく差し出した手袋を「ありがとう」と言って受け取ると、パルモンは早速はめた。パルモン独特の手の形にちゃんと対応してあるようだ。 「突然だけど、フレイドラモン、あなた、もしかして、昔のことを憶えていないんじゃない?」 満腹となり、幸せそうなため息をついていたフレイドラモンは、そう言われるなり、はっと真顔になってパルモンを見つめた。 「なんで、そのことを知ってるんだ」 「あなたが、デジメンタル・チップを持っているからよ」 「デジメンタル・チップ?」 耳慣れない単語に全員が首を傾げる。 「そもそもデジメンタルの説明からしなきゃだめね。デジメンタルっていうのは、古代種のデジモンをアーマー進化させることができる力を持ったアイテムよ。ちなみに、アーマー進化っていうのは、デジメンタルを使った進化のことね。 そして、デジメンタル・チップは、全てのデジメンタルのデータをそのままチップに記録して、デジコア――デジモンの心臓部に埋め込めるようにしたものよ。デジメンタルっていうのは複数あるから、チップにまとめることによって、そのチップ一つですませようとしたってわけなんだけどね。まあ、便利は便利だけど、とんでもなく負担がかかるのよ。チップを埋め込まれたデジモンの体に。だから、フレイドラモンに昔の記憶がないのもそのせいだと思う。チップの負担があまりにも大きくて、本来、記憶の保持に使われるはずのような部分までもが、チップの負担を請け負っていたんだと思う」 一息にそこまで言うと、パルモンが今度は、一言、一言噛み締めるように言った。 「このままだと多分、記憶喪失程度じゃすまなくなるわ。だから今から、あなたのデジコアからチップを取り除く」 「そんなの無理よ」 プロットモンが咎めるような声を上げた。それに続くようにして愛も、 「デジモンの心臓部ってことは、デジコアって体の中にあるんでしょ。そんなところからどうやって取り出すのぉ?」 と、あくびをしながらもっともな疑問を投げかける。 そのとたん、パルモンの顔があからさまに歪んだ。 なにか思い出したくないことでも思い出してしまったかのように。 「パルモン様、どうかなさいましたか?」 「なんでもないわ……」 心配気なゴツモンの問いかけをさらい退けると、パルモンはいつもの調子に戻っていた。 「まあ、アイが不思議がるのも無理ないわね。普通はそんなことできないもの。でもね、先代のワイズモンがとても便利な物を作ってくれたのよ。それがこれ」 そう言って、パルモンは自分がつけている黒い手袋を信一達に見せた。 「これは、デスハンドっていって、相手の体を傷つけることなくデジコアに触れられる優れものなの。これを使えば、ばっちりチップがとれるわ」 この時、ゴツモンはパルモンの異変に気づいていた。 感情を押し殺したような、淡々とした話し方。愛から質問されたときのあの反応……。 先代のワイズモンのころから仕えているため、パルモンとも長い付き合いになるが、こんなことは始めてだった。 「……あの、パルモン様。お加減がよろしくないのでは?」 パルモンは表情を全く変えず、小さく口を動かす。 「そんなことないわよ」 そんなことないわけがございません! 危うくゴツモンはそう叫ぶところだった。それほど、パルモンの今の返答はぶっきらぼうな響きがあったのだ。 しかし、自らの主にそんな失礼を侵すわけにもいかず、またもや、何事もなかったかのように話し始めてしまったので、ゴツモンは無理矢理その言葉を飲み込んだ。 「そういうわけだから、早速作業を始めてもいいかしら?」 まるで、一緒にお茶をいかが?とでも誘うかのように気楽に言うパルモンに、今から自分のデジコアを触られるフレイドラモンはドギマギしながらパルモンに問う。 「本当に大丈夫なんだろうな」 すると、パルモンは肩をすくめ、ため息をついた。 「けっこう痛い。……さぁ、さっさとやるわよ」 「え、ちょ、ま、待ってくれ。痛いって……」 フレイドラモンが言い終わらないうちにパルモンは右腕をフレイドラモンの胸の辺りに突っ込む。 「いっでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 こうして、フレイドラモンの疑問は自らの身をもって解決された。 フレイドラモンの絶叫がブリンプモンの中で響き渡っていたころ。 天に浮き、聖なる光を放つ白い城のような建物――サンクチュアリと呼ばれる神の宮に、場違いとしか思えない、黒い堕天使が吸い込まれていった。 堕天使はデビモンであり、その背にはパートナーであるマイケルを乗せている。 デビモンは本がびっしりと並べられた部屋にたどり着くと、マイケルを降ろし、ピコデビモンに退化した。 どうやら、図書室のようで、部屋の中央の大きな円の机には、12枚の翼をもつ天使が読書に興じている。 自分に近づいてくる存在に気づくと天使は顔を上げた。 「やあ、よくここがわかったね。戻ってきた、ということは『秘伝書』は手に入ったわけだ」 「どうにかね。でも、正式名称は『テスタメント・チップ』っていうらしいよ」 そう言って、マイケルはズボンのポケットに入っていた親指の爪ほどのチップを手に乗せ、天使に見せる。 すると、このサンクチュアリの主であり、デジタルワールドの神でもある、天使、ルーチェモンはあどけない顔で笑い、言った。 「これで、僕の望みが叶う時がぐんと近くなった」 つづく
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/130.html
第四章第12話「闇」 カオスロードの元にたどり着いた子供たち。しかし、そこにいたのはカオスロードだけでなく、倒したはずの騎士の元であるはずのクリスタルがあったのだ。そして、最終決戦が始まった・・・ カオスロード「さあ、混沌の騎士よ!僕に力を!」 クリスタルがカオスロードに吸収される。 カオスロード「ぐっ・・・ぐがああああああ!!」 毒々しい光がカオスロードを包み、爆発した。 その波動で城が半壊した。 デュークモンたちにもそれは及んだが、何とか防いだ。 そこに立っていたのは、一体、いや、一人の翼の生えた人間だった。 ???「我が名は、カオスロードダークフォースモード」 カオスロードダークフォースモード(以下カオスロード) 種族不明・属性不明・レベル不明。 カオスロードがさまざまなデジモンを取り込み、進化した姿。必殺技はすべてを消滅させる闇の波動弾を繰り出す「カオスグレイブ」と黄泉の剣「ダークフォースブレード」 を出現させ、敵を切り裂く「カオスファントムセイバー」だ! スサノオモン「なんだ・・・この姿は・・・」 インペリアルドラモン「進化・・・したのか?」 カオスロード「・・・・・!」 カオスロードがその巨大な翼を羽ばたかせると、半壊していた城は一瞬であっけなく消滅した。 子供たちは上空に逃げていた。そのしろが全壊する少し前、 階下にいた樹里たちも脱出していた。 樹里「あれが・・・カオスロード?」 レオモン「あっちにいる五人は啓人たちだな。」 ベルゼブモン「なんか・・・カオスロードの姿が変わっていないか?」 その時、街に攻めてきたデジモンをすべて撃退した子供たち(賢たち)がやってきた。 賢「状況は?どうなってるの?」 ヤマト「見ての通りだ・・・」 続く
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/18.html
その頃、南西を守護するよう指示を受けたアルフォースブイドラモンとクレニアムモンはデュナスモンとロードナイトモンの時ほどではないがやはりとても多い軍勢に苦戦を強いられていた。 「一体…何体いるんだ?」 アルフォースブイドラモンは息を切らしながらクレニアムモンに聞いた。 「軽く一万は超えてるな」 「一万も!?」 大輔はその発言にびっくりしすぎて飛び上がった。 「そんな数の奴等があんな扉に閉じ込められてたのか?あの扉の中は一体…」 Evolve58『森と空の王者 ガルダモンとアトラーカブテリモン』 『シャイニングVフォース!!』 『エンド・ワルツ!!』 アルフォースブイドラモンとクレニアムモンはその軍勢を一掃した。 軍勢の数はほんの少しだが減った。 「よし、この調子でこいつらを…」 と、そのとき… 『シャドーウィング!!』 『ホーンバスター!!』 二つの攻撃がアルフォースブイドラモンとクレニアムモンの背中に直撃した。 「グッ!」 「アルフォースブイドラモン!!」 「誰だ!?」 後ろを振り返ると赤い鳥のデジモンと昆虫のデジモンがいた。 「私はガルダモン。YMIR幹部の一員」 「自分はアトラーカブテリモン。同じくYMIR幹部の一員や」 ~データ解析~ ガルダモン 世代:完全体 種族:鳥人型 属性:ワクチン種 必殺技:シャドーウィング、ファイアハリケーン、イーグルクロー、クリムゾンクロー、イーグルツイスター アトラーカブテリモン 世代:完全体 種族:昆虫型 属性:ワクチン種 必殺技:ホーンバスター、メガブラスター、ワイルドスクラッチ、ライノチャージ、ライトニングチャージ 「完全体が相手か…なら、簡単だな」 大輔が余裕そうに言った。 「今の完全体と昔の完全体を一緒にしないことね」 「ワレ、後悔するで?」 「へっ!完全体が偉そうに!こっちは究極体なんだ!負けるわけない!アルフォースブイドラモン!!」 「あ、あぁ…『シャイニングVフォース!!』」 『ファイアハリケーン!!』 ガルダモンは熱風の嵐を呼んだ。 高熱を持つシャイニングVフォースだが、熱の温度ではなくファイアハリケーンの容量の大きさに耐え切れず飲み込まれてしまった。 「何!?シャイニングVフォースが!?」 『ホーンバスター!!』 「しまった!!」 アルフォースブイドラモンにアトラーカブテリモンの攻撃が迫ってくる。 「へっ!こっちの攻撃を防いでも御前たちの攻撃にそんな威力あるわけねぇだろ!」 大輔はまだ彼等の実力を知らない。 『魔楯アヴァロン!!』 クレニアムモンは左手に魔楯を持ち、アルフォースブイドラモンをその盾で守った。 弾き返したのは良いが、クレニアムモンは完璧に力押しされていた。 「おい!クレニアムモン!そんな完全体の攻撃なんてあたっても痛くねぇだろ!?それとも怪我するのが怖いのか?」 「御前は何も分かってない…」 「え?」 「御前はまだ奴等の強さに…奴等の力に気付かないのか!?」 大輔の態度でクレニアムモンは完全に激怒した。 憤怒とはこのことなのだろうか? 「御前は…もぅ…アルフォースブイドラモンのパートナー失格だ…」 「何でだよ!俺は思ったことを言っただけで…」 「その発言が仲間を…パートナーをどれだけピンチに追い込んでるのか分からないのか!?」 「なッ!!」 「もっと自覚しろ…それまで、発言するな…」 クレニアムモンは最後にその一言を言って終わらせた。 そして、アルフォースブイドラモンと共に敵に立ち向かっていった。