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Name✧ ♥ Twitter メイプル2で楽しんでいること えみるん Twitterはこちら プリ/SB/ストライカーで良く遊んでるよ!!ID/レイドなどの攻略やイベントなどS+などのランク報酬狙ったりする事プリで火力ってどんぐらいでるかな~? KTRF none トイレVer.2思案中 乱花 https //twitter.com/rankaiyo 楽しむことを楽しんでます!キャリーもするよ! ぐきゅ マゼンタ 連合はこれからも、前進あるのみだ。 だいたい会話。たまにダンジョン。たまに演奏。 いのぴー ぽちぃ! 超絶まったり!∩`ω´∩ MARUTOMA nats 冷蔵庫開けっぱなしの犯人 からゆき ナナヲ https //twitter.com/shiryuuu_12345 アバター・盗撮・オフィリアを信じる べにふうき leis のあ33 Girlsu(Curacao) https //twitter.com/Curacuracaocao ☆戦闘☆ ハルーラ クレランガチ勢 arucerd ちぇろろん/雪崩 https //twitter.com/Chello_nadare 色々演奏したり、レイド周ったり。土日の昼に主に活動中。 れじnaるど SNSは見る専 紅葉喫茶狩専門部 IDの効率とか考えてるよ だれか相互ID固定、しよう! 英璃杏 https //twitter.com/erianzu_maple2 探検!虹のかかったMAPが好き Velche 砂の人。ハウジングガチ勢 かたくり子 かっぱだよ JACKBUNNY https //twitter.com/JackBunny17 ぐるぐるまわろー♪ 野菜村 https //twitter.com/yasai6504 息吸ってる シプ くろち トリルイ だっすん らなこ Natrium ロザリス フィリたん @philitan1245へ チャットとかギルイベ(サバイバーとかビーチとか)とか! くるっこ とくる パープルいろ ぺぺらんご きりきりまぃ るちゃ様 のぴ太郎 クワえもん もでのこ りわ 霞草 霧莉香 夢月とも https //twitter.com/Muzuki_tomo りすのしっぽを見てスクショしてます。クリア出来ないダンジョンほど燃え上がるので、エンドコンテンツ大好きです! ぱんなちゃん imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 かもゆ imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 ange imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 mutk https //twitter.com/mutk10 にゃったゅ https //twitter.com/pstarpstyle_nya グリンカリ imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 メンバー一覧編集
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最新話 OP ep並行世界干渉 「ここは、お姉さんが少しばかり説明しておくわね。」 「誰にだよ。」 あらすじ 新しく開かれた「猫入箱万事代理店」の看板を立てているムカイと、指示を飛ばす幽香。 今日ものんびりまったりな日常が始まる。 解説 神農村にある何でも屋「猫入箱万事代理店」を舞台にしたストーリー動画。 動画を作るのが初めてで初期の頃は音が小さい。 また、2011年3月2日より本編過去話の「空にたゆたう雲のように」がスタートした。が、第2部作製のために削除。 2011年10月10日より、第2部「地下世界はいい香り」が始まっている。 登場人物 + ネタバレ注意 猫入箱万事代理店 名前 初登場回 備考 風見幽香 0話 主人公。「猫入箱万事代理店」の店長代理。料理担当でもある。 ムカイ 0話 力仕事担当。口は悪いが面倒見はいい。読書と釣りが好き。朴念神。 フランドール・スカーレット(ジョブチェンジフラン) 0話 副店長代理。漢字は苦手だが物覚えはいい。 クロ 0話 猫入箱万事代理店の店長。無駄遣いが多い。サボり魔だがカリスマはある。 ネタバレ注意 実は元死神。ミミックとコンビを組んでいた。元の姿はこれ 。 さらにネタバレ注意 実はクタニド家の先代バトラー。3000年前にふらりといなくなり、その頃から死神の仕事を始めた ミミック 0話 猫入箱万事代理店の副店長でクロの友人。常識人。ムカイの朴念神の原因。酒豪。研究は好きだが、デスクワークは大嫌い。 ネタバレ注意 実は元死神。クロとコンビを組んでいた。「異行の賢者」の二つ名を持つ。元の姿はこれ サイキカル(Psyqhical-Boss) 0話 猫入箱万事代理店の会計士。猫入箱の最古参メンバー。寺子屋の先生もやっている。酒が苦手。 エルクゥ 0話 猫入箱万事代理店の会計士。サイキカルの友人。元郵便局員。不幸体質。 ジョーカー 1話 新人。修行のために店に来た。朴念神。不幸体質。 ジャッジメント 10話 幽香の陰性召喚獣。いわゆるペルソナ。 黑魅霊 20話前編 ショボーンのマネージャー(?)。裏稼業としてバウンティハンター(賞金稼ぎ)をしている。クロの一番弟子。大食い。 ネタバレ注意 ミミックの実験の失敗で神農村へ。仕方がないのでしょぼーんと共にアルバイトをすることに。 ショボーン 20話前編 超時空演歌歌手。裏稼業の相棒でもある。 ネタバレ注意 上に同じく、演歌稼業の合い間にアルバイトをすることに。 村の人々 名前 初登場回 備考 アーカード 2話 喫茶店兼洋菓子店「あーかー堂」店長。 店員 2話 喫茶店兼洋菓子店「あーかー堂」店員。 ゼロ 3話 村長補佐。真面目。 イグニス 4話 村長補佐。チャラ男だが仕事は真面目。 輝夜 4話 村長。サボり魔。 肉屋 5話 北区にて肉屋を経営している。よく星熊勇儀(かーちゃん)にのされる。 八百屋 5話 八百屋。 魚屋 5話 壁|д°)F イカ 5話 勇儀 特別編 肉屋の嫁さん。酒好き。 京 13話 寺子屋に通っている少年。幽香のことが好き。 牧場の人? 21話 逃げた牛を捕まえてもらうために幽香に依頼してきた。 香霖堂 チルノ(アドベントチルノ) 2話 香霖堂の居候のハンター。レティの友人 ネタバレ注意 実は狼鬼組の跡取り。香霖堂で働いていたのは社会勉強のため レティ(アドベントレティ) 2話 香霖堂の居候のハンター。幽香の友人。ムカイが好きだが緊張してしまう。 森近霖之助 5話 香霖堂店主。 藤原妹紅 17話 香霖堂の居候。可愛い物好き。 名前 初登場回 備考 稗田家 名前 初登場回 備考 稗田阿求 11話 村の三大やくざ「稗田家」の頭。言葉に詰まると「あきゅぅ」と言う。 モノ・フリークス 21話 稗田家に世話になってる人。楽天家。 漢菩(かんふう)一門 名前 初登場回 備考 モブたち1(ジャック・ターナーEX) 16話後編 何故か襲撃してきた男たち。下に行けばいくほどロリコン。 モブたち2(カンフーメン) 18話 財布を盗んだ疑いでグリゼラを追っていた。 ギアノ 18話 漢菩一門組長。 副組長 18話 漢菩一門副組長(?)。 狼鬼(ろうき)組 名前 初登場回 備考 黄龍 22話 狼鬼組組長。現在の狼鬼組のトップであり敬謙な命蓮寺門徒 ネタバレ注意 チルノとは義理ながらも家族関係である ウィフ 22話 狼鬼組、狼衆狼頭。狼鬼組最年長にしてご意見番も兼ねる。 ネタバレ注意 実はチルノの次代引き継ぎにはどちらかと言うと反対で、彼女らしく育ってくれることを祈っている。 双角 22話 狼鬼組、鬼衆鬼頭にて敬謙な命蓮寺門徒。 ネタバレ注意 最近黄龍の老い先を案じ、黄龍と共にチルノに次代を継ぐように説得をしている ベアトリーチェ・ファミリー 名前 初登場回 備考 ベアトリーチェ 8話 最近できたマフィアグループ「ベアトリーチェ・ファミリー」の首領。ジョーカーにお熱。ただしヤンデレ。 ルガール運送 名前 初登場回 備考 アーデルハイド 8話 ルガール運送支社長。 いぬさくや 8話 ルガール運送社員。アデルのアシスタント。 冥界・冥府庁 名前 初登場回 備考 闇姫(殺人姫) 7話 死神。咲夜とはまったくの別人。実はこの姿は仮のボディで、第2部で本体に乗り換えて再登場する。 西行寺幽々子 7話(名前は1話から) 冥王。ノリがいい人。 魂魄妖夢 7話 死神。 ジェダ 1話(名前のみ) 元冥王。現在は地上で暮らしているようだ。 警察 名前 初登場回 備考 警察官 1話 メカ沢警部 8話 地獄界 名前 初登場回 備考 聖命蓮 9話 情報屋でアドバイザー。ミミックの旧友。 小野塚小町 9話 三途の川の船頭の死神。 四季映姫 9話 閻魔。 魔導店「サバトの集会場」 名前 初登場回 備考 パチュリー・ノーレッジ 10話 魔導店店主。古本屋でもある。 蕎麦屋「頂烈亭(ていれつてい)」 名前 初登場回 備考 霊紗 10話 蕎麦屋店員。 トキ 10話 蕎麦屋店長。 守矢神社 名前 初登場回 備考 東風谷早苗 11話 守矢神社の巫女。信仰を集めるために頑張っている。 洩矢諏訪子 16話おまけ(本編は20話前編より) 守矢神社の神様。あがり症。 八坂神奈子 20話前編 守矢神社の神様。ちなみに神社の女性陣は性的な意味で自重しない。でも全員元ネタよりは常識人。 けーくん 20話前編 守矢神社のお手伝い。常識人。 人形師の家 名前 初登場回 備考 神綺 12話 魔界神でアリスの母親。天然S。 アリス・マーガトロイド(フィサリス) 12話 東区の外れに住む人形師。サイキカルに好意あり。 ネタバレ注意 15話より猫入箱の一員となった。あとはうp主のサイキカルといえばこの人というステレオ観念があったかららしい。 後にサイキカルと結婚する。 紅魔館 名前 初登場回 備考 十六夜咲夜 15話前編 紅魔館のメイド長。過去の事件がきっかけでエルクゥを一方的に嫌っている。本気になると朔になる。ただし忠誠心は鼻から出る。 ネタバレ注意 実はジョーカーの姉弟子だが、「姉弟子」と呼ばれるのを嫌う。 紅美鈴 16話(名前は15話前編) 紅魔館の門番。勤務中に寝る癖がある。クリザリッドが好き。 レミリア・スカーレット 15話前編(名前のみ) 紅魔館の主。シスコン。 ザトラツェニェ・スカーレット(ザトラツェニェ) 16話 レミリアとフランの叔母。ジョーカーのことが好き。ただし彼女もヤンデレ。 博麗神社 名前 初登場回 備考 博麗霊武(博麗トキ) 19話 博麗神社の次代の巫女。トキと霊紗の娘。 博麗霊夢(にょいぼう氏作 腋巫女) 19話 博麗神社の巫女。面倒くさがり。 その他 名前 初登場回 備考 オズワルド 1話(名前のみ) 暗殺者。ジョーカーの師匠であり倒すべき目標。 ジャギ 1話 ガソリン泥棒。 迷惑客 2話 2人組。かぶっているのはモテスーツらしい。 ワカモト(Cv若本) 3話 南区に住む生物。数が多い。 ネタバレ注意 現在は改心し、14話より豚丼屋の屋台を始めた。 猫(橙) 4話 村の猫。クロをクロちゃんと呼ぶ。 猫(チェンシロウ) 4話 村の猫。クロを戦友(とも)と呼ぶ。 れみにゃ 4話 屋敷に飼われている猫。村一番の情報通猫。 Pupazz 4話 屋敷の使用人。 猫 4話 北区に住む情報屋の猫。れみにゃと敵対しているらしい。 鎧武者 6話 香霖堂の地下倉庫にあった人形。 マネキン 6話 香霖堂の地下倉庫にあった人形。 脱走した魂 7話 生前は殺人鬼。冥界・冥府庁の牢獄から脱獄した。 フォクシー 8話 いぬさくやを誘拐した犯人。ネスツの幹部。 ??? 11話 最低でも500年以上、空間ごと封印されていた生き物。 霧雨魔理沙? 12話 謎の生物。アリスのことが好き。 牛 21話 牧場から逃げた牛。 登場人物(第2部) + ネタバレ注意 登場人物 名前 初登場回 備考 雲居一輪 1話 尼のような恰好をした少女。外伝の「空にたゆたう雲のように」のようにの主人公だったが、うp主によって削除され、改めて登場(事実上の初登場)となった。「空に~」では聖白蓮を慕う真面目な性格だったが、今回再登場した際には精神的に幼くなった。うp主いわく「空に~」の削除理由は「コレガヤリタカッタダケー」とのこと。 牙神幻十郎 2話 死神。(性的な意味で)両刀使い。 イズコ 2話 新米の死神。 クタニド 4話 旧神。暇人でわがまま。冥界の事件に関わろうとしなかったが、幽々子との「交渉」によりクロと組むことになる ナイトゴーント 4話 クタニドの使い魔。苦労人。 用語解説 + ネタバレ注意 神農村 mugen街より、南に2時間ほど電車を乗ったところにあるあまり大きくはない村。 電車が月2回くらいしか来ない、2週間前の予約は3週間以上前にしなければ着かないくらいの疎開地。 大きく分けて北区、南区、東区、西区、中央区がある。 猫入箱万事代理店 南区にあるいわゆる「何でも屋」。「ねこいりはこよろずごとだいりてん」と読む。 依頼はあまり多くはないが、月給が手取りで10万、3食付と金銭面ではある程度恵まれている。 4年前からあり(店舗自体はつい最近)、設立当初はクロ、ミミック、サイキカルの3人でやっていた。 あーかー堂 東区ー北区連絡通路にある喫茶店兼洋菓子店。 この村で洋食を食べることが出来る唯一の店でもある。 香霖堂 東区ー北区連絡通路にあるよろず屋。レティとチルノが居候している。 やくざ やくざではあるが、一般人にむやみに手を出さない。 『稗田家』、『漢菩(かんふう)一門』、『狼鬼(ろうき)組』があり、 稗田家は南区、漢菩一門は東区、狼鬼組は北区を治めている。 また、最近西区に『ベアトリーチェ・ファミリー』というマフィアグループが出来た。 紅魔館 村に昔からある屋敷。フランの実家。西区を治めている。 ルガール運送 MUGEN市最大の運送業者。 この村の支社長はアーデルハイド。 博麗神社 南区の南端にある神社。 3年前までは重要な神社だったらしいが、現在は普通の神社。 幻想郷 人と妖怪が共存できることを願って作られた世界。 3年前の地殻変動により、居住区の大半を神農村に移送した。 並行世界移送列車 あらゆる並行世界に行くことの出来る列車。 南区ー東区の連絡通路に駅がある。 命蓮寺 北区にある寺社。 実質北区の管轄をしている。 コメント このような紹介をしていただきありがとうございます!気分屋ペースですがしっかり更新していきたいです! -- 壁|д°)F (2011-05-20 03 22 01) いつもいつも、更新ありがとうございます。それで、私なりに「これは」思った所を直させてもらいました。ハナコトバジャナイヨー、タダノヒユダヨー。 -- 壁|д°)F (2011-06-12 00 20 31) 番外編が削除されてるぞ -- 名無しさん (2011-10-29 14 26 44) されてるんじゃない。したんだ。 -- 壁|д°)F (2011-10-30 11 22 17) 名前 コメント マイリスト
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いらっしゃ…… Σ(`・ω・´)! ちょっと! なに遅刻してるのよっ! お給料貰って働いている自覚が足りないんじゃないの!? ほら、うなだれてないでとっとと着替える! どーせまた何も食べてないんでしょ? まかない置いておいたからちゃんと食べなさいっ! か、勘違いしないでよねっ! ふらふらの状態で働かれても迷惑なだけなんだからっ! ――もう、心配したんだからね。 スタッフへ しばらく書き込みできない場合はスレ上にて報告をお願いします 基本情報 ジャンル ADV 対象年齢 全年齢 完成日 未定 配布形態 フリーソフト プラットフォーム Windows 動作環境 吉里吉里の動作環境に準じる 現行スレ(VIP別荘!!にちゃんじゃないんだからねっ!!) ツンデレなヒロインが喫茶店で働くADVを作ろうぜ Part4 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1222861477/ 過去スレ 【スタッフ・アイデア色々募集中】ヒロインが喫茶店で働くADVを作ろうぜPart3 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1217500804/ 【開店☆準備中(仮)】ヒロインが喫茶店で働くADVを作ろうぜPart2【スタッフ募集中】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1212331512/ 【開店】ヒロインが喫茶店で働くADVを作ろうぜ!【開店】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1210082078/ 新専用絵茶(いっぱい描いてくれないと怒っちゃうんだからね!!) http //f01.rakugakichat.com/rentalRoom?userID=tunderex 絵茶注意事項 wikiについて 表示崩れ等トラブルを発見いたしましたら速やかにスレ上にてご報告ください。 可及的速やかに対処します。 スレへの書き込みについて 適度に改行していただけるとwikiへの転載時に編集が不要でありがたいです。 合計: - 今日: - 昨日: - まぁたまににちゃんでもスレ建てるんだけどね・・・2gzzcn
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タグ一覧 シリーズpart1 完結済み 懐の中身に対する疑念シリーズ 阿求 「結局のところ、彼にせよ鬼人正邪にせよ。精神的に優位に立ちたかっただけなんだ」 上白沢の旦那は、不意に○○と出合ったので。折角だからと甘味所に誘ったが。 ぜんざいを見つめながら、いきなり以前の依頼について私見を喋り出した時にはさっそく今回の行いを後悔しはじめていた。 最近は依頼が無い状態が続いていて。 上白沢の旦那からすれば『まぁ、そういう時もあるだろう』ぐらいの認識でしかなかったが。 知的好奇心による、脳への刺激ばかりを重要視している○○にとっては。依頼が無い状態と言うのは暇で暇でしょうがない、苦痛とすら言える時期なのだった。 「彼が、施しは出来る限り受けないと言う考えの持ち主であった事は、鬼人正邪が彼を気に入るうえで絶対に外せない要件でもあった」 上白沢の旦那からすれば、基本的に○○が解決に乗り出す依頼と言うのは。 ……稗田阿求がそう仕向けているから。名探偵には名相棒が必要だと言う、彼女の方針も多分に、理由としては存在するが。 「意地でも金を払おうとする男と、意地でも金を貰わずに負い目を感じさせようとした鬼人正邪……天邪鬼らしい展開だよ」 黙ってところてんを、二杯酢(お酢としょうゆの合わせ調味料)で食べながら聞いている。上白沢の旦那だって、巻き込まれる運命であるだけに。 ここ最近、依頼の方が一段落して待機の時期が長く続いている事に関しては。 基本的に寺子屋で教鞭をとる事が、主たる業務である上白沢の旦那にとっては。はっきり言って少し休めるぐらいにすら思っていた。 「あの後もそれとなしに調べたけれど。俺達が隠し通したり天狗の新聞で英雄譚をでっち上げたあの男。鬼人正邪にまだ対価を渡す気でいるよ」 慧音の人里に対する善意もあるから、さほどの月謝を取らずにやっているけれども。 だからこそ有形無形を問わずに周りの住人、子供たちの親は、月謝以外での対価を提供したがっている。 金勘定はもちろんの事、煩雑なうえに重要ではあるけれども。銭の絡む以上は真面目に取り組まなければと思えるので、まだマシですらある。 しかし有形無形の対価、これが最も厄介極まりない物であると上白沢の旦那は考えていた。 ある時は野菜だったり、魚だったりの食糧。またある時は、草むしりだったり寺子屋の修繕と言った労役。 「実際、件のあの男。鬼人正邪にどれだけ『して』もらったか、全部覚えているよ」 ○○は相変わらずぜんざいを見つめながら、私見を述べ続けているが。上白沢の旦那は、ところてんを二杯酢で食べながら全く別の事を考えていた。 実際、慧音が育てている家庭菜園。あれにも月謝代わりの手助けが随分と入っている。 あれは自分たち上白沢夫妻が食べる用の、つつましやかな物であるはずなのだけれども。 つい先日も、肥料を随分大量にいただいてしまった。 それ以外の部分でも、月謝以外の有形無形の援助は数えきれないし、覚えきる事も難しい。 「鬼人正邪の動向も若干気になるからね、継続的な調査はまだ続いてる。それによると正邪と密通した男は、明らかに蓄財を始めている」 ○○の私見と若干被るようで、そこは悔しいが。 有形無形の対価に対して、こちらも有形無形に限らずお返しをすると言うのが常態化してしまっていた。 寺子屋で勉学を教えている時点で、それこそがこちらの提供している行為ではないのかと考えたこともあるが。 慧音のついでとは言え、慧音と結婚した事で自分も『先生』と呼ばれて。 巷を歩けば、ほぼ自動的に頭を下げてもらえる今の状況は。はっきり言って、美味しかった。 有形無形を問わずに、その利益が思いのほか大きい事に気づいてしまった以上は、もう何も言う必要が無いとなってしまった。 「鬼人正邪に支払うためだろうね、あの蓄財は。最も鬼人正邪はこれからも拒否し続けるだろうけれども」 「支払いか……」 支払いと言う表現に対して、上白沢の旦那はようやく口を開いた。しかしそれは、ところてんが器からなくなったからと言うのが最も大きな理由であろう。 けれども、寺子屋の経営に対する周りの住人からの有形無形の支払いに対して。自分が依存していることは確実であった。 特に慧音の夫と言う立場。これに対して――種々の意味で――気持ちが良いと思った事は。 ああ、認めなければならない。一度や二度で済むはずが無い。 数えきれないほどある。 それに対して自分は、慧音に何を与える事が出来るだろうか。 そうだ、冷静に考えたら今食べているこのところてんの支払いだって。 元を辿って行けば慧音の事業からくるおこぼれだ。 以前の依頼の際、○○が考え事に夢中で。ようかんを稗田阿求に用意してもらって。 そしてなおかつ、食べさせてもらってまでいた姿に。通俗的に言えば『引いて』しまって。 親鳥とヒナ鳥より酷い。と思ってしまったが。 自分の懐事情を全て、慧音の事業に頼っている自分だって。○○とは何も違わない気がしていた。 ○○はなおも、自分の目の前にあるぜんざいを見つめ続けている。 相も変わらず私見を述べ続けているが、よくよく見れば普段の顔つきと比べて。 まるで楽しそうと言う気配が見えない。 依頼が図らずとも閑散期に入った事で、知的好奇心が満たせない事で鬱屈としているのだろうか? 「彼は、鬼人正邪との密通で手に入れた快楽等々の対価を支払いたがっている。支払いたいと切望しているんだ そしてその為の能力もある。鬼人正邪が支払いを受け取らないのは、また別の問題なんだ」 ……きっと違うだろう。依頼の閑散期に入ったが故に、自分の寄生的生活形態に嫌でも思いを馳せてしまったのだろう。 大丈夫だ、○○。それは自分も同じだ。 私だって結局は慧音の背中におぶってもらっている、ただそれだけなのだ。 慧音ならば自分がいてくれるだけで構わないと言ってくれるだろう。そう信じているし、実際に言われたら嬉しい以外の何物でもない。 けれどもそれで安堵してしまって、結局は何もしない自分がいるのもまた事実だ。 鬼人正邪に何が何でも支払いをしようとする――させるではなく、しようと言うのが彼の善性だろう――彼の方がよっぽど清いのでは? 「あの男の善性と言うか几帳面さと、鬼人正邪の天邪鬼的性格からくる対価の拒否。 これは水と油と思われがちだけれども、その実は水魚の如く交わると言うのが面白いね。 あの男はこれからも、鬼人正邪に操(みさお)を立てるだろうし。鬼人正邪も鬼人正邪で 愛想を付かされないように、他の男なんて作らないよ。遊郭での仕事は実入りが良いようだから続けそうだけれども。 引手茶屋の女世話役ならば、肌なんて許さなくとも。そもそも最初からそれは仕事の内に入っていないから。 少しだけ調べたけれども、最近の件の彼。ちょっといいお菓子とか食べているようなんだ。 あれはきっと、鬼人正邪から貰っている。 根が几帳面で善性があって、道徳心も人並み以上だから。腐らせることの方がもったいなくて、律儀に食べているんだ。 これは鬼人正邪としても、面白くて有利な展開だよ。 このままあの男が、鬼人正邪からのお土産を食べて続けていれば。彼はいわゆる『ヒモ』だ そんな状態に居続ける事を、生真面目な彼が耐えられるはずは無いけれども。 それ故に鬼人正邪は対価など絶対に受け取らない けれども彼は、対価を支払いたいと思い続ける。それもなんだか後ろめたさを感じる金じゃない。 高利貸しからの金や、保護者から貰う金じゃない。真っ当な稼ぎ――そう、真っ当な稼ぎだ!真っ当な稼ぎによる金を払い!責任を遂げたがっている! それがあれば、密通を続けるとは言え。彼と鬼人正邪の関係は、中々に対等な関係になれる!」 上白沢の旦那が殆ど喋らずにいるせいか。○○は自らの私見を…… ついには殆ど息継ぎをせずに喋りつづけていた。 いつもならば喋りたいだけ喋れ、俺は適当に相づちらしきものを打つだけだと、放任に限りなく近い無視を決め込んでいただろうけれども。 ヒモと言う言葉が強くのしかかってしまった。ヒモと言う言葉を使う時の○○は、強い顔をしていた。 そしてその後、取りつかれたように真っ当な稼ぎと言う部分に執着してしまった。 「○○」 自分が案外と何もしていない事を、○○は意図してなんていないだろうけれども、図らずに付きつけられた上白沢の旦那の気持ちは重い。 けれども今の話をやめてくれと言う、その理由を言ってしまうのも。自分が酷い小物に思えてしまって、言えなくって。 「ぜんざい、冷めたら美味しくなくなるぞ。それに妻が心配するだろう……どちらともの妻がね」 早く食べろといった塩梅の言葉しか出てこなかった。 「……そうだな」 それから更に数日後。 いっそのこと、何か依頼でも舞いこんできてくれないかと、柄にもなく切望し始めた頃であった。 「奇遇だな」 少し――日用品の、私物では無い――買い物をしていたら。○○から声を掛けられた。 ○○の脇には袋が抱えられていた。 「へぇ」 少しだけ面白い顔を、上白沢の旦那は浮かべた。稗田の婿殿らしくないからである。 「稗田の婿殿なら、殆どの買い物は。御用聞きが来てくれて、全部運んでくれる物と思っていたが。何だかおかしな光景だよ」 ○○のような、稗田阿求程の人物と結婚した人間でも。そう言う事はするのかと思うと。 面白いと言うか、意外だなと言う感情が出てきた。 「何たまたまだよ……依頼も無いし、頭を使えないから。散歩がてら鈴奈庵に面白そうな本でもないかと思ってね」 「ますますおかしな話だ。稗田家なら、一生かかっても読めないぐらいの蔵書があるだろうに」 「稗田家にある蔵書は、資料や歴史書ばかりだよ。学術書や教科書ばかりでは、息抜きと言うには辛い」 「ああ、なるほど……どこか喫茶店でも入るか?」 「うーん…………」 ○○の受け答えが、少しばかり遅かった。 間があると言うよりは、本気で何かを考えている様子であった。でも何を?喫茶店にはいる位……高い物じゃあるまいし。 確かに家で飲んだ方が安いとは思うが。 「いやいや、今日は借りた本をすぐにでも読みたい……それに懐の中身は有限のはずだから」 もっと謎めいていたのは、稗田家の婿殿ならば。そもそも稗田阿求の方が強く強く惚れているのだから。 喫茶店で飲むコーヒーぐらい……稗田阿求ならば、毎日何十杯でも飲める金額を、お小遣いとして渡してくれそうな物なのに。 そして稗田夫妻の間に何かがあると言う事は、慧音も何も言っていないし。その雰囲気だって感じ取っていない。 「……何かあったのか?」 上白沢の旦那が、やや恐々としながら。そして声を潜めながら聞く。 「…………考え事が多くてね。頭を動かしているのに、何も思いつかないんだ。その上いじくりまわしているだけなんじゃと言う疑念まで湧く」 まただ、また受け答えをしてくれるまでに妙な間があった。 そして何よりも上白沢の旦那を悩ませるのが、この意味深な言葉たちである。 その上その言葉たちは、○○と来たら友人であるはずの上白沢の旦那すら見ずに。 もっと遠く、上白沢の旦那の背中よりもさらに向こう側を見ていた。 「何かあるのか?俺の後ろに」 上白沢の旦那が振り返るが……老若男女問わずに通行人や荷物を運ぶ労働者が見えるのみ。 「それにそろそろ、今日は定例の荷物が稗田家に届く頃合いだ。阿求に力仕事はさせたくないから、もう帰るよ」 そう言いながら○○は、上白沢の旦那の方は相変わらず見ないで。歩を進めた。 「……すまない。でも荷ほどきは阿求にさせたくないんだ。俺ときたらこだわりが強いと言うか……その、ああ、うん。こだわりだな それと同時に重要な事は胸の内に秘めっ放しで」 そしてまた変な言葉を○○は喋り続ける。 思えば数日前に、甘味所でひたすら喋り通しだった時と同じような雰囲気を○○は持っている。 あの時○○は、前回の依頼で調査した男性。鬼人正邪と密通した男性の精神性をほめたたえつづけ。 ともすれば、自分たちの日々の生活における資力が無いようなことを。 すべた妻の権勢と事業とに頼っている風な事を言い続けた、あの時と同じ雰囲気であった。 「すまない、急いでいるんだ」 ○○は上白沢の旦那の肩に手をやって、急いで帰ったが。 すまないと言う時の声色は本物だったし……何よりも蒼白とした顔をしていた。 何かに怯えているような顔、そうとしか言えなかった。 「何だこれ?」 ○○のおかしな様子に、依頼の閑散期に入ってしまって活力ばかりが溜まってしまうと言う。 欲求不満からくる苛立ちとは違う物を見て取ってしまい、かといって答えを出すには材料が足りなさすぎる事から。 答えの出ない問題を、頭の中で堂々巡りさせていたら。その答えは、幸いにもすぐにやってきた。 ○○は興味のある事柄の一部始終を知るためならば、カギをこじ開けてでも押しとおる癖を持っているが。 その手癖の悪さは、逆算すれば誰かの懐に手紙を入れる事も可能とするほどに、卓越していた。 カバンの中に見慣れない封筒が入っていると思ったら、その宛名は○○であった。 様子のおかしい○○が入れてくれたのは、すぐに気付いた。 だからすぐに読んだ。普段はともかく、自分はやはり○○の事を心配していた。 けれどもその中身は、○○の苦境が書き記されていた。けれどもこんな苦境は、誰にも相談できないだろう。 一線の向こう側を嫁にした、○○と同じ種類の存在である自分にしか話せないであろう。 ○○だ、急にこんな手紙を君の私物の中に潜り込ませてしまってすまない けれどもこんな方法でないと、どこで誰が聞いているか分からないんだ。 数日前、君に誘われて甘味所に入ったよね?あそこでも阿求が気を使って、用意してくれた護衛がずっと俺たちを尾行していた。 普段ならば別にいいやと思っている、あの護衛の人たちも君との会話にまでは聞き耳を立てない。 けれども深刻そうな話はすぐに気付いて、阿求に報告する。 だから真実を話せなかった。 今から書き記すことを、もし荷が勝ちすぎて嫌だと思うのならばすぐに忘れてくれて構わない。 こんな方法で君に真実を話して、巻き込む私を卑怯者だと思ってくれても構わない。 けれども同時に、今から記すことは全くの真実だ。 明日来てくれたら、その証拠も見せる。けれどもこれは阿求には知られたくない。 阿求はずっと気に病んでいるからだ、上白沢慧音先生と違って自分の体は魅力に欠けているだけではなく。 生来の病弱さから、夜を楽しませることが出来ないと。常に気にかけてくれている。 だからこそ、彼女は自分の権勢と財力で、私に埋め合わせをしている。 そんな私の身に降りかかったこれを、阿求が知ったら。死人が何人出るか分からない。 もしも気になるなら、明日、世間話でもするような態度で私の部屋に来てくれ。その証拠を見せる。 私は今、何人かの出入り業者から。阿求からもらったお小遣いを。 横領されている。 横領されていると言う文字を読んだ瞬間、上白沢の旦那は即座にお手洗いに向かい。 ○○からの横領されていると言う告白の手紙を破り捨てて、全て流してしまった。少しでも欠片を残せば、そして見つかれば。血の雨が降ると確信できたからだ。 ――けれども。○○は被害者なのに、なぜこんなにも心を痛めなければならないのだろうか。 だが○○の回りくどさは、理解できた。 血の雨が見たいと言ってしまえるほど、屈折はしていないから。 感想 名前 コメント
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(チョコ) 目次 創作注意事項 概要 プロフィール 人物像 一人称・二人称 台詞例 容貌・服装 固有能力/女児符号女児符号 『プレデター』(捕食獣) 加速符号 各作品での活躍登場作品名 "姉"のアンコとの関係 行方不明の真相とラヴィリウリエル(体)と約束 他の人物の呼び方と紹介同僚 お客様 その他 関連イラスト 更新日:2024/02/10 Sat 09 50 24NEW! タグ一覧 創作注意事項 ネタやパロディOK 各種創作に自由に使ってOK カラーや服装のアレンジ可 概要 プロフィール 本名 チヨコ・エンジェルケーキ 愛称 チョコ 種族 キメラ…? 年齢 割りと若い 誕生日 9月18日 好きなもの 肉 酒 空を飛ぶこと 自由 嫌いなもの 野菜 不自由 人物像 アンコの中にいたもう一人の人格が形になった者。アナザーでは無く、一人の人物である。 基本自由人。 何者にもとらわれず、気の向くまま生きている。掴みどころのない性格。目上の者が相手でも物怖じしない。 常にマイペース。自由すぎて周り(特に姉のアンコや頼まれると断れないシトロン)がついていけない場合も。 腕っ節や実力は折り紙つき。純粋な戦闘力はのじゃロリ猫に近いが、頭に血が上りやすかったりまだ少し足りない。彼女に(勝手に)師事している。 師匠ののじゃロリ猫と同じく、気が乗らない事には全く動かない。が、胸の奥には熱い心を持っており、一度火がつくと鬼神のごとく暴れる。 店の崩壊など、本当にヤバい事情では、基本は傍観。空気を読んで、ここぞというときにだけ動く。 時折行方不明になるが、ある日ひょっこり帰ってくる。本当に連絡がつかない。 素行はあまり良くなく、口が悪い。怒ると相手がたとえ大物だろうが、殴り倒さないと気がすまない。 性…恋愛関係については割と奔放。好いた者にはとことん尽くす姉とは真逆である。 ただし拘りはある。とどのつまり自分が気に入るかどうか。 酒は好きだが溺れることは無い。普通に酒豪。勤務中に飲む事はあまりない。仕事が終わってからのじゃロリ猫と酒盛りする事はある。退屈で変化の無い日常は嫌いと愚痴る事も。 オウマがトキではお菓子のデリバリーを担当している。本当はパティシエとなる筈だったが…。 実はもの凄い料理下手なのである。 もの凄い料理下手なのである。(大事な事なので太文字で二回書く) 料理で店員をノックアウトできる。 サイケデリックな世界にトリップできる。 ときに命にかかわる。 酷い時には調理器具が腐食、溶解する。 面接で賞味したマーマレード曰く「食べられるものを食べられなくできる才能」「蠅もたからない」 コメントだけ聞くと、なんだか料理の評価に聞こえないが、本当にそうなのだ。 見た目からして不気味なオーラを漂わせる不穏な物体なものなら、危機を察して逃亡も可能だが見た目がうまそうだった為、一口含んで卒倒した。それを見たシトロンがブチぎれていた。 まずチョコは料理の基本概念を知らない。塩の入れすぎを砂糖で中和させようとする。あるいは単純に砂糖と塩を間違える。出汁取り、灰汁取りなどはしない知らない。 材料や調味料の代用が多く、分量も量らない。鶏卵を魚卵で代用したりする。「適量」を「適当」だと解釈する。具体的な量がわからないから、大は小を兼ねるとか言いながら、砂糖を一袋(1kg)とか入れる。 カラメルソースがないからといって、グレービーソースで代用する。フルーツを洗剤で洗う。うまいもの、好きなものを混ぜ合わせれば、よりうまくなると信じている。(プリン+肉など。) …見た目がうまそうなのが奇跡である。 チョコ「胃に入れば全部同じでしょ!」 アン「その前に口を通るのよ!」 始めはアンコが教えて行こうとしたが、あまりにも凄まじすぎて匙を投げてしまった。 まず包丁の使い方メチャクチャ。あらゆる食材は不揃いのぶつ切り。ぶつ切りどころか、切らずにそのまま投入することも。薄切り、千切り、みじん切りなどの区別がつかない。千切りを文字通り千枚に切ることだと解釈する。 千切りを千切る(ちぎる)ことだと解釈する。リンゴの皮をむこうとしても、質量が半分以下になる。剥こうとするだけまだマシで、剥かずに料理に入れようとすることも。 極めつけは台所が修羅場になる。鍋(または中身)を爆発させる。電子レンジも爆発する。オーブンだって爆発する。炊飯器が、冷蔵庫が、フードプロセッサーが・・・。鍋から黒焦げの煙が立ち昇り厨房に充満。完成前から床には皿が割れ放題…。(溶解した調理器具はカリーに直してもらい、調理家電はキョウのポケットマネーで買い替えた。) 基本的にはパティシエ達が厨房への侵入を許さないが、何らかの理由で包丁を持つと、オウマがトキ中に戦慄が走る。だれかがやめろと言ってもやめない。 それもその筈。本人は自分で自分の料理がひどいものだと思っていないのである。実際に自分で食って「おいしいのに」と不思議そうな顔をする。好物が人肉なあたり、味覚音痴なのかも知れない…。 その為、メローナが本人の気を損ねないよう、やんわりと「チョコちゃん、他の事 (調理意外) をやっておいて~」と言う光景が多発している。 ここまでチョコの料理の危険性について長々と書いてしまったが、「つまみ食いしたのじゃロリ猫が数時間も固まって動かなくなった」という事実だけで、どれ程凄まじい事か分かるだろう。 早い話、料理で殺人兵器を作りだす事が出来るのだ。チョコ本人は「亡くした友達みたいに美味しいご飯を作ってあげたい」と言っているが…。 また本人の預かり知れぬ所で第三者から悪戯や折檻道具に使われる事が多々ある。 一人称・二人称 一人称 私(読み方はあたし) 二人称 大抵の子は呼び捨て 台詞例 「私はチョコ!この喫茶店の空飛ぶ宅急屋!」 「アーンコ!なに悩んでんの?」 「楽しいことはするべき!自分の人生だもの、自由に生きるべきでしょ?」 「私に罪悪感を募らせようとしたって、無いんだから出来ないわよ」 容貌・服装 頭と背中にモノトーンの翼を生やした少女。透き通るような白い肌に、黒と白のグラデーションのような髪色は姉のアンコと同じだが、その瞳は澄んだ青色をしている。(深紅の瞳をしているアンコとは反対色の関係になっている。) 上半身は翼がある程度で人間とあまり変わらないが、太ももの辺りから青色の鱗がまるでニーソブーツのように覆っている。。(このブーツはゴツゴツとした鳥の足のような感触) その足の爪は怪鳥のように鋭く、自分の体重の約500倍の物まで運ぶ事が出来る。 また同年代の少女に比べ胸の発育がよく、臀部からは大きな白い尻尾が生えている。 服装はチャイナ風のグレーのトップスに、白いスカートを履いている。 足が異形なので、靴などは履くことは無い。 また、肘ぐらいまである髪を青いリボンで纏めており、独特な纏め方な為、『ベーグル』や『しいたけ』と呼ばれたりもする。 固有能力/女児符号 女児符号 『プレデター』(捕食獣) 【空間を飲み込む能力】 口の中が【異空間】に繋がっており、本体であるチョコ以外の飲み込んだもの全てを粉微塵にする能力を持っている。 本体を口に入れる事により、姿を完全に消す事も出来る。 この状態だと敵には姿は勿論、気配や匂いも察知されない。 逆に本体であるチョコ自身も敵の位置を確認する事が出来ない為、時々【異空間】から顔を覗かせる。 障害物を【ガオン!】と飲み込みながら移動していく。 チョコはプレデターの口に入ることで【異空間】に隠れ、敵の攻撃を受けず、ほぼ一方的に攻撃が可能。 その正体はチョコがアナザーアンコだった頃、心の奥底に封印されて孤独だった時に、自らの影を使って作り出したトモダチ。チョコはこの存在をとても大切に思っており、寄生されたり、喰われたりすると半狂乱になって取り戻そうとする。 加速符号 coming soon 各作品での活躍 登場作品名 モノクロ狂想曲 "姉"のアンコとの関係 アンコとは奇妙な姉妹関係に当たる。元々アンコと言う一人の少女だったが、アンコのストレスと喫茶オウマがトキの特殊な霊力、妖力が結びつき、アンコがとある事件で自ら封印した食欲や加虐心、記憶に邪悪な意志を持たせた。それがアナザーアンコの正体である。そのアナザーアンコがのじゃロリ猫との死闘に、淡雪や人間の少女達の女児符号が奇跡的に嚙み合った事で新しい生命が生まれたのだ。 太陽の髪飾りを持つ少女からは生となるエネルギーを。マイクを持った優しき少女から正気となる意志を。起きていたい少女から安眠のやすらぎを。何者よりも自由な黒猫から生き様を。 意志よりも強固な自我を持った事で生まれ出た命は、チョコと名付けられ、喫茶オウマがトキで雇われる。もうアンコの身体を乗っ取らなくていい。自分の身体が作られたから。もうプレデターと二人きりじゃない。皆がいるから。もう束縛されない。何故ならアンコと違う生命体だから。 行方不明の真相とラヴィリウリエル(体)と約束 アナザーアンコでは無いと言ったが、その名残りも全く無くないのかと言うとそうでもない。チョコは二カ月に一回の周期で人肉が食べたくなる。 その食欲は到底抑えきれる物では無く、放っておいてあの事件のように店を壊す事も出来ないため、店員や姉のアンコにすら何も告げず行方不明になる。腹の具合はおおよそ成人男性一人分あれば足りるのだが、本人の趣向か、小学生~中学生くらいの少女を三人程度食べてくる。 しかし、アナザーアンコの名残りがあるという事は、一時的に繋がっていたアンコの名残りもあるのである。アンコは友達を食べた事に酷くトラウマを抱えている為、食欲を満たす事はそのトラウマを刺激する事と同じ。捕食時には「美味しい…タベタクナイ…美味しい…ユルシテ…」と無意識に呟いている。 食欲とトラウマと言う矛盾した苦しみがある程度緩和されているのは、ラヴィリウリエル(体)のお陰である。彼女は殺しても死なず、またチョコの前に戻ってきてくれ、むしろ自ら進んで肉を渡してくれるのである。人を襲い、殺したくないが、人肉を食べなければならないチョコにとっては好感度爆上がりの人物である。彼女を勝手に『ラヴィ』と呼称し、親しく思っている。チョコにとって、ラヴィは漸く現れた何の気がねも心配もいらない友達なのである。 彼女のお陰で、人間世界でチョコに捕食される人間は一年に五、六人だけである。 また、チョコはラヴィリウリエル(頭部)との接点があまり無く、彼女達が二人で一人だとまだ気付いていない。もし気付いたら、一年における人間の少女の犠牲者は数十人に膨れ上がる事だろう。 実はオウマがトキで働くに当たって、店長代理であるメローナと、お店の従業員と訪れるお客さんには手を出さないという契約を結んでいる。チョコもそれを守っているのだが、つい手を出しそうになる(手を出した)人物が三人いる。 一人目は上記したラヴィリウリエル(体)。二人目はお巡りさんの岳人。三人目はキング・ショコラータ3世。 ラヴィリウリエルは言わずもながな、岳人は不死である為だろうか?(彼が不死だという事をチョコは知らない。)実質的に居候のショコラータは実はお客だと思っていないのだが、店員であるミンティアが怒るだろうから出来るだけ我慢している。 他の人物の呼び方と紹介 ※前半部分、紹介する人をお菓子に例えています。 同僚 メローナ:メロン味のキャンディ。優しい店長代理。代理って事はほんとの店長もいるのよね?会った事無いけど。 フロート:ソーダ味のキャンディ。マジでうるせ~。お袋か?!って感じでウザ~い。 アイベリー:イチゴ味のキャンディ。直情バカだけどちょっと気が合うかも。 シトロン:レモン味のキャンディ。ドジ。しょーがないから助けてる。代わりに私にも付き合って♪ マーマレード:オレンジ味のキャンディ。薄着で近づくと真っ赤になってテンぱるからとっても楽しい♪(姉の視線に気付いていない) プラム:もも味のキャンディ。イケメンに目がないマスコットガール。せわしない奴。 ピオーネ:葡萄味のキャンディ。私が表に出てこれたのはオウマがトキに来たから。もしかして実質の恩人? ミンティア:ハッカのキャンディ。曲がった事が大嫌いな武人らしい。あんまり接点無いのよね~。今度話してみようかな? マロロン:マカロン?マシュマロ?プラムの親友。なんかこう…ムキムキでキモイ… のじゃロリ猫先輩:ウィスキーボンボン。勝手に師匠呼びしてる。仕事終わったら呑まない?死闘でもいいぞ! だよロリ犬:バターのたっぷり入ったまろやかクッキー。なにかやると怒る口うるせ~奴。でもパイセンがやらかしすぎると一緒にとっちめる。 淡雪:ふわふわなわたあめ。いつも寝てんな…一度小さくなって髪に潜りこんでみたいぜ♪ ジュジィ:美味しい最中。悪ガキ~!苺ソースをハバネロソースに変えんのは流石の私でも駄目だと思う! ガネッタ:動物ビスケット(象型)。配達が無い日、よく一緒に掃除する。厨房に入ろうとするとなぜか全力で止められるんだよなぁ。 ピネ:ザクザククランチチョコ。いつも絡んでくるアンコの同僚。長々話してきて五月蠅い。 くゆり:クモ型のグミ。ぶりっ子デザイナー。センスは抜群な問題児。 ろくばん:しゅわしゅわドロップ。パイセンと吞む時お酒を作ってくれる。私もお礼に炭酸水あげる。 ラヴィリウリエル:まろやかロイヤルミルクティー。あんまり接点は無いけど、綺麗な髪をしてると思う。顏も整ってるし。 カリー:ビックリマンチョコ。サボりすぎると叱られる(物理)からしっかりしないと。(折檻されてる師匠を横目に見ながら)(なおのじゃロリ猫にダメージは無い) フルーグ:イチゴジャムのかかったアイスクリーム。身も心も甘~い子。おいしそ…ダメダメ!店員は食べないって面接の時約束したんだから! ミラ:鏡みたいに輝く氷砂糖。常連の岳人さんに気がありそうだな。ミラの為にも食欲我慢しなきゃだ!(ジュルリ) 神凪椛:モミジ饅頭。帰れなくなった半人間の子。天真爛漫で私でも振り回される…。 ロッカ:ゾンビゼリー。私とセンスが似てるかも。お弁当、とても美味しいわ。あなたのおじさん、料理上手ね。 お客様 暗やみる:ビターなココア。淡雪の友達。趣味が合いそう♪ ヤスカタ:柿が付け合わせになっているアップルパイ。病弱そうだから心配したけど、パイセンに付いていく体力があって驚いたわ。実は強いの…? 雪の嬢:クロカンブッシュ。凄い大喰らい。私も沢山食べるけど、この子は私の倍は食べるわよ。 コトリバコ:ゴシックケーキ。チョ、チョコと言っても私の名前は適当に付けただけで…。私を食べてもチョコ味はしないわよ! 岳人:チロルチョコ。なんだか彼を見ていると食欲が…。お客さんは食べちゃダメって約束したのに…うぅ…警察官さん美味しそう…美味し…かゆ、うま ソブリーヌ:虫歯菌。なんかあいつ見てるとモヤモヤする~!この感情は…同族嫌悪? 紫水龍香:恐竜の形のちょい辛スナック。あら?どこかで会った事あったかしら? ラヴィ:蜂蜜たっっぷりクッキー。友達!目の前で生き胆を取り出してくれる!刺激的で楽しいの!肝も甘くてジューシーでとっても美味しい! 私もお礼に何か作って持って行ってあげようかな?あ、でもいつも同じだと飽きるのよね。なんていうか、ハンバーグは好きだけど、一日三食ずっとハンバーグは飽きるでしょ?それと同じ。だから狩りをしに行くの。 エアリー・ルナ・デモニウム:王族用の高級素材を使ったブリオッシュ。私、褒められてる?!へへ、なんか嬉しいね♪ へティア・タートス:欠けたクッキーの一欠けら。お客だけど苦手な人。失礼しちゃうね!(味覚音痴の料理下手な為自覚が無い。) アデス:欠けたクッキーの一欠けら。お客だけど嫌いな悪魔。あんただってクッキー貰うまで大量虐殺してたじゃない。それを棚に上げて性根とかよく言えるわね。 ピオ:ネジ入りショートケーキ。上のと違って私の料理を美味しく食べてくれるいい人。 アーテラス:サソリ型チョコケーキ。ピオの育ての親のいい人。私の料理も美味しく食べてくれる。 キング・ショコラータ:チョコレートの王様。甘いものが食べたくなる時に目の前をウロチョロするからウザったらしい。食べたいけど、ミンティアが怒るだろうから我慢してるの。 宇治宮星空:甘いトラピストガレット。なんだか食欲湧かないのよねぇ。ありがたい事だけど不思議…。 ナツメの姐さん 絶品ホールケーキ。頼りになる大好きな姐さん。この人には何の気がねもなくハグ出来るし、安心して昼寝だって出来る!なんだって無意識に食べちゃう事が無いからね!安心して年相応に甘えられる唯一の大人…。 その他 過去というか黒歴史 はるか昔に亡くした少女 関連イラスト ウトウ様
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目次 【概要】カテゴリージャンル シナリオあらすじ 登場人物主人公 ヒロイングループ知り合いグループA 知り合いグループB 知り合いグループC 知り合いグループD 知り合いグループE 学院Aグループ 学院Bグループ 学院Cグループ 学院Dグループ お嬢グループ エンドパターン個別エンド グループエンド 全員エンド 【参考】もちーふ 関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 カテゴリー 構成 エピソード 思い付き ジャンル 18禁 リアル系 ウェイトレス ハーレム 孕ませ 処女 着衣エッチ スカトロなし Wピースなし 白目なし シナリオ あらすじ 主人公は実家が経営する喫茶店の一つを任される。 初顔合わせのとき勢いで40人の美処女ウェイトレスとH・孕ませる。 その後、毎日子作りH。 主人公は不審がって誰か黒幕がいるのではないかと探るようになる。 登場人物 主人公 男性。 処女厨。 童貞卒業は初顔合わせのとき。 絶倫。 ヒロイングループ 知り合いグループA 主人公の幼馴染。 4人 知り合いグループB 主人公の義理の家族たち。 4人 知り合いグループC 主人公の習い事仲間。 4人 知り合いグループD 主人公のバイト仲間。 4人 知り合いグループE 主人公のサークル仲間。 4人 学院Aグループ 主人公の出身校中心。 後輩に当たる。 4人 学院Bグループ 4人 学院Cグループ 4人 学院Dグループ 4人 お嬢グループ 令嬢1人 付き人2人 友人1人 エンドパターン 探り方によって黒幕(ヒロイン)が変化。 個別エンド グループエンド 全員エンド 主人公以外全員が共謀していた。 【参考】 もちーふ 炎の孕ませ同級生など 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/シリーズG ★★★ リアル系 創作/シリーズF ★★ ファンタジー系 タグ 構成 最終更新日時 2013-02-11 冒頭へ
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喫茶ルーモア・隻腕のカシマ 夢を観る者 輪がサチの家の前に着くと そこにはウロウロと家の前を行ったり来たりしている不審人物がいる 「……はぁ……疲れるんだよね、こういう展開」 「ん?……おぅ!輪、遅かったなぁ」 ボクサーだった 「サチに呼ばれたんでしょ?何で入らないのさ」 「いや、まぁ……緊張するっつうか」 「今、そういう状況じゃないでしょ?」 「でもよぉ……ピンチをチャンスに変えるのがヒーローだろ?」 「それはねぇ……自分のピンチをチャンスに変えるのが格好良いんであって 他人のピンチをチャンスに変えるのは悪役だから……分かる?ボクサーさん」 「へへへ、そっか……でもさ、アレだろ?カシマさんだし、大丈夫だよな?」 「……何その信頼……ちょっと……格好良いじゃないか……ちょ、ちょっとだけだからねッ」 「よしッ!いくかッ!!」 「……ふぅ……スルーされるとはね……じゃ、いくよ……」 * 二人がサチに案内されて一室に入ると、カシマが眠っていた 規則正しく胸が上下し、呼吸が乱れていない事が判る 縁側のある畳敷きの部屋で、布団に寝ているカシマを見ていると 問題など、どこにも無い様に思える ジャックが静かに座していた 真剣な眼差しでカシマを見つめる 「ジャック……カシマさんは?」 「……眠っていますね……私が来てからも10分の間ですが…… 外部の刺激に対して反応が無いところをみると昏睡と言っても良いかもしれません」 「原因は分からないの?何かこういう病気があるとか……」 「呼吸や反射機能には問題ありませんし、もう少し様子を見てみましょう」 「そう……」 「サチ、お茶を頂けませんか?少し、リラックスしてから考えてみようと思います」 「あ、はい……ハーブティーは嫌いじゃないですか?」 「好きですよ、ハチミツもあれば尚良い」 「お湯は沸かしてありますからすぐに用意できます……リビングへ移動しましょうか」 リビングへと移動する4人 それぞれがソファーへと腰をかけ、サチがキッチンへと向かう 数分で人数分のお茶が運ばれてくる 「手際いいなぁ」 「サチはルーモアでの仕事もよく出来てるってマスターが褒めてたよ」 「やだ、改まって言われると、何だか照れちゃうね」 「ローズヒップティーですね……いい香りです」 「ぅぉ……すっぺぇ……」 「すっぱいと思う方は、ハチミツを入れるか舐めながらどうぞ」 「このハチミツの瓶、うちのと同じだ」 「そうなの、これマスターに取り寄せてもらったの」 「あれ?……これ、うちのと味が違う?」 「これはオレンジの花のハチミツですね」 「ああ、そっか、うちでミルク用に使ってるのは違う花のハチミツなんだ」 「確かに、オレンジっぽい様な柑橘系の匂いがするなぁ……流石、姐さん良く判るなぁ」 「アネさん?……私の事ですか?ボボーリさん」 「……姐さんは確かにアンタのことをいったんだけどよぉ……ぼぼーり?って何?俺のこと?」 「そうですよ、ボボーリさん……違いましたか?」 「いや、明らかに違うだろ?!どこの国の名前だよ!!俺の名前は、ぼごぉりッ?!!」 トレーで、ポカンとボクサーの頭を叩くサチ 「ちょっとボクサーさん、静かにしてくださいっ」 「サチ?……お、おぅ……悪ぃ」 「ボボーリではなく、ボゴーリでしたか……失礼しました」 「違うだろッ!今、明らかに頭叩かれたからだったろ?!」 「もうイイでしょ……ボボーリでもボゴーリでもボクサーでもさ、似た様なものだよね」 「でも確かに、ジャックさん、よくオレンジの花のハチミツって判りましたね」 「そうだね」 「ラベルに"Arancio"と書いてありましたから」 「あらんちょ?」 「イタリア語で、オレンジの木という意味です」 「なるほど……ジャックさんイタリア語も話せるんですか?」 「話せませんが、少しだけ読めます」 「あ、このハチミツとローズヒップ合うね」 「組み合わせはマスターから聞いてるから間違いないですよ」 「確かに良いマリアージュです…… ローズヒップの酸味、柑橘の香りと甘みが調和していると思いますよ」 「ぉ?……確かに飲みやすくなったなぁ……でもこのハチミツお高いんでしょう?」 「高いですよ……聞きます?値段」 「……やめとくわ」 「さて、大分リラックスできましたね……ごちそうさまでした、サチ」 「美味しかった、ごちそうさまでした」 「おぅ!俺も緊張が解けて来た、ごちそーさん」 「お粗末さまでした」 * ジャックがカシマの様子を確認しに行き、数分で戻ってくる 変わりは無い、少し時間を置き、様子を見に行くを繰り返す お茶を飲んでから、1時間と少しが経過した頃だろうかジャックが口を開く 「現状では何ともいえませんが、気になる事が一つあります」 「気になること……ですか」 「人は眠る時、2つのパターンを繰り返しながら体と脳を休めています」 「2つのパターン……レム睡眠とノンレム睡眠のこと?」 「そうです、Rapid Eye Movement sleep──REM睡眠 ……これは急速眼球運動がみられる睡眠のことを言います」 「レム睡眠の時に夢を見ているんでしたっけ?」 「概ねその通りです……脳が情報を処理している時に見ている映像──夢を…… 現実の眼も追いかけている……だから、レム睡眠の時に夢を見る事が多いと言われている様です」 「それで、そのレム睡眠がどうかしたのかよぉ?」 「この1時間半──90分の間、10分毎に様子を見に行きましたが……」 「うん」 「常に急速眼球運動が見られました」 「つまり……レム睡眠中ってことなの?」 「ええ、通常……」 入眠時にはまずノンレム睡眠が現れ、続いて約1時間から2時間ほどでレム睡眠に移る 以後、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れ、レム睡眠はほぼ90分おきに20~30分続く 「長すぎるんです、レム睡眠が……それどころか、ノンレム睡眠をしていない様に思える」 「ずっとレム睡眠のままでいるってことですか……」 「言い換えれば……カシマは、寝ている間ずっと……」 "夢を見続けている可能性がある" * 「夢に関連した都市伝説による攻撃の可能性は?」 「否定は出来ません」 「もし、そうなら……いつ、その都市伝説と接触したんだ?」 「私は心当たりがありません……サチ何か憶えていませんか?」 「わたしも記憶にありません……ごめんなさい」 「輪はどうです?」 「……昨日の朝稽古に遅れたよね……夢見が悪いって言ってたかな?」 「そういやぁ、昨日はカシマさんの知り合いの軍人達に会ったなぁ」 「カシマの知り合いの軍人……都市伝説ですか?」 「うん、カシマさんと同じ"今の日本は平和か"っていう都市伝説の人達」 「……その彼等と話していた時のカシマは?」 「普通だったし、攻撃を受けたとかは無かったと思うよ」 「でもよぉ……あのメガネの副官とか怪しくなかったかぁ?あの時のこととか、約束みたいなこと言ってたし」 「……約束……ですか」 「そうかなぁ……あの人達は信じても良いと思うけど……」 「いずれにせよ決め手に欠けますね……直接、話しを聞きましょう、その都市伝説に」 「しばらくは学校町にいるって言ってたから……あの場所に行けば会えると思う」 「では、私と輪で行きましょう……仲介役、頼めますね?」 「うん、いいよ」 「俺は?」 「貴方はサチとカシマの様子を看ていて下さい、眼球運動があるかの記録も頼みます」 「分かりました……気を付けて下さいね」 「心配無用ですよ……輪は私が護ります」 「たぶん、敵対する様な人達じゃないから心配しないで待っててよ」 「うん……行ってらっしゃい」 * 1時間ほど経った頃だろうか、輪とジャックはサチの家へと戻ってきていた 「お帰りなさい、どうだった?」 「うん……たぶん、戦っているんじゃないかって」 「攻撃を受けているんですか?」 「私達もまだ何も知りません……詳しくは一緒に来て頂いた彼に話を聞かせてもらいましょう」 「"今の日本は平和か"の艦隊の副官さんに来てもらったから」 ジャックの後ろから、白い軍服を着たメガネの男が玄関内に入って来る 「失礼、お嬢さん……上がらせてもらう」 「あ……はい、どうぞ」 カシマの寝ている部屋へと向かう 「サチ、カシマの様子はどうでしたか?」 「ジャックさんの言っていた通り、ずっとレム睡眠が続いています」 「やはりそうですか……」 副官がジャックがしていた様にカシマの状態を診ていく 「ふむ……聞いていた通りだな」 「この状態に心当たりがあるのですね?」 「ああ、カシマが "隻腕のカシマ" となった時もこういう状態になったからな」 「カシマさんが隻腕のカシマになった?!」 「ああ……あの男は元々、カシマレイコに類似する都市伝説ではなかったという事だ」 「おい?……どういうことだ?」 「全く、揃いも揃って貴様等は……不自然だとは思わなかったのか?」 「不自然?……何が……ですか?」 誰もが怪訝な表情をする 「"傷痍軍人の鹿島"と"今の日本は平和か"という…… 本来は別々の都市伝説であるものが……ひとつの都市伝説として存在している事に、だ」 確かに最初は違和感を持った だが、共に過ごす内に……自然とそれを受け入れていた カシマはそういう都市伝説であると、疑いすらしなかった むしろ、副官の言った言葉の方が受け入れ難いとさえ思える そして、その事がカシマに異常を引き起こしている原因であるというのか 「じゃあ、カシマさんて……何なの?……普通の都市伝説じゃないってこと?」 「それをこれから説明しようというのだ」 副官の話が始まる それは長い物語だ カシマの過去が……今、語られようとしていた…… * 前ページ次ページ連載 - 喫茶ルーモア・隻腕のカシマ
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【トップ】【システム】【めにゅー】【アクセス】【予約フォーム】【メイド紹介】【ウェイター紹介】 現在次回開催に向けてホームページ改装のため見れないページなどが存在します。ご了承ください。 ★★★★期間限定メイド喫茶ニジカフェ★★★★ スタジオ「マエスタ」の教室スタジオを利用した期間限定イベントです。※最大3日間だけ! イベントの開催頻度は不定期です。ごめんなさい。 ★★ニジカフェについて★★ オタクカルチャーのイベントをお楽しみいただくために店内にはフィギュアやタペストリーを展示。 席数が少ないことからご予約してから来てもらえるとご帰宅準備も出来るので嬉しいです! ○イベント開催時間(予定) _
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