約 119,221 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5168.html
613 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/03/09(水) 22 52 06.06 ID ??? キーン コーン ハマーン・カーン コーン キーン コーン ハマーン・カーン コーン 学園校庭 ルー 「ふーっ。今日の体育はきつかったな~」 セシリー「ヤザン先生って、臨時講師だから、正式に採用されようと厳しいのよね」 ネーナ 「早く教室戻って、着替えようよ」 スタスタ ルー 「ん?なんかヒソヒソ話が聞こえる」 ルイス 「え?どうしたの?」 学園、B地区倉庫内 ガロード「へへ、できたぞ」 デュオ 「こいつは凄いな。まさに具沢山だ」 ビーチャ「このボリューム感が、たまらないんだよな~」 ジュドー「ああ、ルー様々ってとこだ。さあ、とっとと売っ払って、一儲けしようぜ」 ルイス 「何?この卑猥な会話・・・」 ルー 「あいつら、まさか私を隠し撮りしてたんじゃ・・・」 セシリー「そういえば先日、盗撮カメラが女子更衣室から出たって噂があったわね」 ネーナ 「まさかあいつら」 ルー 「ちょっとあんたたちー!」ガラガラガラッ ジュドー「な、なんだよ、ルー」 ルー 「なんだじゃ・・・あれ?いい匂い」 ガロード「急げ、2時限目の休み時間ってのは、育ち盛りにゃ、きつい時間帯だ!ここが稼ぎ時だぞ!」 ルー 「ねえ、その大鍋に、何が入ってるの?」 ビーチャ「ああ?カレーのルーに決まってんだろ。匂いで分かんねえのかよ」 ネーナ 「へ?」 デュオ 「ちょうどいい。女子ども、そこの炊飯器持って、俺たちと一緒に校庭へ来い」 セシリー「勘違いって、こと?」 ハマーン「ほう。聖なる学び舎で堂々と商売をしようとは、見上げた根性だな、おまえら」 ネーナ 「ちょっとちょっとちょっと。あたしたちは関係ないんだってばあ!」 セシリー「ダメだわ。聞く耳もってないみたい」 ギャーギャー 売店 シン 「ん?あいつら、またハマーン先生に追いかけられてんのかよ。懲りねえなあ」 刹那 「ガンダムパンをひとつくれっ」 カロッゾ「フハハハ、よかろう。105円だ」
https://w.atwiki.jp/kai_saki/pages/327.html
穏乃 ・・・ 18000 玄 ・・・ 42500 灼 ・・・ 21000 祐太 ・・・ 18500 東二局一本場、ドラは9p 祐太(……仮説立てて打ってみっかな) 34569五七3p8p東東西西 7p 祐太(最善最速は……これ切りだ!)タンッ! 東 玄(水原さん、少考してたけど……) 灼(……) チャッ… 祐太(……) 34569五七3p7p8p東西西 8p ――打、9索 祐太(……) 3456五七3p7p8p8p東西西 2p ――打、東 穏乃(東は対子落とし……?) 祐太(……) 3456五七2p3p7p8p8p西西 八 ――打、3索 次巡…… 祐太 「……」 456五七八2p3p7p8p8p西西 1 ――打、1索 玄(……ドラ…) 1367一三四赤五六4p赤5p9p9p 9p ――打、1索 灼(手、悪……) 穏乃(玄さんに連荘させるとヤバいぞー……!) 九巡目 祐太 「リーチっ」 タンッ 東9東31一 五2p7p(リーチ) 穏乃(おぉー祐太さんのリーチだ……) 灼(オリよ……) 玄(……)チャッ… 4赤567三四赤五六4p赤5p9p9p9p 赤5p ――打、4p 祐太(…押してきてるな) 二巡後…… …チャッ 祐太 「……ありゃま」 ■ ■■■■■■■■■■■■■ 穏乃 「どうかしましたか?」 祐太 「いんや、なんでも」 タンッ 6p 玄(ドラ……) 4赤567三四赤五六赤5p赤5p9p9p9p 9p 玄 「……」 チラッ ・ 祐太の捨牌 東9東31一 五2p7p(リーチ)中6p 玄 「カンっ」 4赤567三四赤五六赤5p赤5p (■9p9p■) 祐太(ドラ暗槓……か。もしかすっと本当に―――) 玄(……)タ…ンッ 8p 祐太 「それ……ロン」 パタッ! 456七八九2p3p4p8p8p西西 祐太 「裏無しで1300。一本付けだね」 玄 「はっ、はい!」 祐太(6pが思ったより浅い所にいたな……まぁアガれたし関係ねーか) 東9東31一 五2p7p(リーチ)中6p 穏乃(ありゃ? 7p切りリーチ?) 灼(ドラ筋の6-9p待ちに受けてればツモってるし……) 穏乃 ・・・ 18000 玄 ・・・ 40900 (-1600) 灼 ・・・ 21000 祐太 ・・・ 20100 (+1600) 祐太 「わざわざ暗槓するんだね。この捨牌ならドラは通せるだろーに」 玄 「あ、えーっと……その……あはは……」 祐太 「まぁいっか。多分そういうモンなんだろうし」 ハハッ ガラガラガラ… 祐太 「……次も試すか……今の延長で……」 ブツブツ… 東三局、ドラは7索 九巡目 祐太 「……リーチ」 タ…ンッ 北中白8p中2 八一5 (リーチ) 玄(こ、今度は負けないよ!) 5779三四四赤五六2p3p赤5p7p 7 玄(ドラはちゃんと来てくれてるし、4枚目の7索は山にいる) 玄(9索は穏乃ちゃんと灼ちゃんが1枚ずつ切ってるから、あるとすれば単騎しか……)スッ… 9 索 祐太 「 ……ロン。一発 」 玄(ふぇっ!?)ビクッ ―――ガッ! 一二三四五六七八九6669 祐太 「裏無しだけど満貫だね」 ニッ 玄 「は、はいぃ……」 穏乃(こ、今度も5索切りリーチで三面張を棄てて愚形に受けてる!) 灼(玄にドラが集まるのを見抜いてるとしか思えな……) 穏乃 ・・・ 18000 玄 ・・・ 32900 (-8000) 灼 ・・・ 21000 祐太 ・・・ 28100 (+8000) 祐太 「やっぱり壁を頼ってきたか……端牌なら幾らか捉えやすいね」 ブツブツ… 祐太 「……後は字牌がドラの場合だな。赤を含めても最低7、8枚はドラで固定される訳だから……」 ブツブツ… 灼(また何か呟いてる) 玄(この人……) 穏乃 「……祐太さん強いですね!!」 祐太 「お、そう思う? 修行の成果が出てるかな?」 ハハッ 穏乃 「修行?」 祐太 「そこら中を旅打ちしてんのさ。この前まで東京にいたんだけどね」 穏乃 「おぉー! カッコいい!」 祐太 「じゃあ続き行こっか―――」 スッ… …トントン 祐太 「……」 ピタッ 玄 「はーい」 ガララッ… 宥 「ちょっとごめんね玄ちゃ………あ」 祐太 「……ん?」 宥 「す、すみません。ちょっと失礼します……」 ペコッ 祐太 「あ、どうぞどうぞ。全然いーっスよ」 玄 「どうしたのお姉ちゃん?」 宥 「えっと、○○の間のお客さんが―――」 ボソボソ 玄 「ふむふむ」 宥 「――で、~~らしいの」 ボソボソ 玄 「なるほどなるほどー。じゃあ私が行ってくるね」 宥 「ごめんね……」 玄 「おまかせあれ!」 祐太 「……なぁ、あの娘ら姉妹なの?」 ボソッ 穏乃 「そーですけど……」 祐太 「ふーん。キミら二人とそこの姉妹と昨日の新子さんの5人組って訳か」 穏乃 「はい!」 灼 「……ハルちゃんが監督……」 ボソッ ――――――――――――――――――――――――――― 宥 「……す、すみません。お待たせしました」 祐太 「アッハイ」 宥 「玄ちゃ――あの、さっきまでお相手させて頂いてた者に急用が入ってしまいまして……つきましては……」 祐太 「あ~いいよもっとフランクな感じで。俺、水原祐太ね」 宥 「あ、ありがとうございます。松実宥と申します……」 ペコッ 祐太 「キミが妹さんの代わりに卓に付いてくれるって事でいいんだよね?」 宥 「は、はい……」 ――トントン 祐太 「あれ? また誰か来たけど」 宥 「ど、どうぞ……?」 ガララッ… 憧 「ちょっとシズ、皆で集まってるならあたしにも知らせなさい…………よ」 ピタッ 祐太 「お、新子さんも来たんだ」 憧 「あっ、ど、どうも……」 ペコッ 穏乃 「おぉ憧! どーしたの?」 憧 「灼さんがメールで教えてくれたんだから。皆集まって麻雀打ってるって!」 穏乃 「さっきまで面子揃っちゃってたから……」 憧 「……ていうか今も揃ってるけど」 穏乃 「さっきまで玄さんも居たからねー」 憧 「全員集合じゃない……」 穏乃 「あ、そーだ憧!」 憧 「な、何よっ」 穏乃 「祐太さん強いよ! 一緒に打とうよ!」 憧 「え……そーなの?」 穏乃 「うん!」 憧 「……」 チラッ 祐太 「……折角お姉さんも来てくれた事だしキミも打とーぜ」 灼 「私、抜けるから」 憧 「……じゃ、じゃあそうしようかな」 宥 「あったか~い……」 ガラガラガラ… 起親 ・・・ 松実宥 南家 ・・・ 水原祐太 西家 ・・・ 新子憧 北家 ・・・ 高鴨穏乃 東一局、ドラは北。 祐太 「……ありゃ」 一二六七2p赤5p6p8p8p9p東北白 憧(?) 宥 「ど、どうかしましたか……?」 祐太 「……いや、妹さんが居なくなった途端にドラが見えたからさ」 祐太 「やっぱり今までずーっとあの娘がドラ抱えてたんだなって思って」 灼(……やっぱり分かってたんだ……) 穏乃 「結構あっさり納得するんですね!」 祐太 「ん? ……まーね」 チャッ… 一二六七2p赤5p6p8p8p9p東北白 4p 祐太(嶺上だの海底だのダブリー裏4だの……理屈じゃ説明できねーようなモンには慣れてきた)タンッ 一 萬 祐太(もう『そういうものなんだ』って無理矢理納得しないとしんどいもんな)ハハッ 宥 「……」 憧 「……」 祐太(……っと、それより今は松実(姉)と新子さんがどんな打ち手なのか見極めないとね) 四巡目 祐太(ドラ対子……) 六七1p2p4p赤5p6p8p8p9p東北白 北 祐太(染めるか萬子の両面を活かすか……か。取りあえずはコイツかな)タンッ 東 憧 「…ポン」 ■■■■■■■■■■ (←東東東) 祐太 「ん~……」 六七1p2p4p赤5p6p8p8p9p北北白 2 ――打、2索 憧 「チー」 ■■■■■■■ (234)(←東東東) 祐太(……さっきまでの面子と比べると鳴き重視のタイプか) 八巡目 憧 「――ツモ。2000,4000です!」 二三四赤5p6p北北 4p (234)(←東東東) 穏乃 「まーた先制されちゃったかぁー」 憧 「あんたのギア上がるのもう少し掛かりそうだからね。今の内よ」 祐太(……) 五六七2p2p4p赤5p6p8p8p9p北北 パタリ… 宥 ・・・ 21000 (-4000) 祐太 ・・・ 23000 (-2000) 憧 ・・・ 33000 (+8000) 穏乃 ・・・ 23000 (-2000) 祐太(ドラ爆の次は鳴き重視麻雀ねぇ。そろそろ四合目くらい……中ボスあたりかな) 祐太(鳴き勝負なんて結構久し振りだ。錆びてなきゃ良いけど) ガラガラガラ… 祐太 「――よっしゃ。俺の親番だね」
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/40.html
澪「私にはっ!野暮用だなんて言ってさ!私はふーん程度にしか思ってなかったのに!!」グスッ 澪(ダメだ!) 律「ななっ!」 澪「お前はそれなのにっ、彼氏と2人で映画館に映画観に行ってさ!」グジュッ 澪(止まれ、止まれ、止まれ、止まれ!!) 澪「また私に隠し事してっ!2人で仲良く楽しそうに!!」ググッ 澪(別に律が悪いわけじゃない デートなんて誰だって付き合ったらするしわざわざ人に自慢するもんでもない) 澪「私にそんなに知られたくなかったのかよ!秘密にしたいのかよ!!」グスウッ 澪(いってる事がおかしい!間違ってるのは私なんだよ!!) 律「み、澪 もしかしてあの途中で出て行ったのは── まさか──」 澪「そうだよっ!私もあの映画館に行ってたんだ!!そしたらお前が来たんだ、私に内緒で彼氏と!!」 律「ち、違うんだよ澪!あれは、お前に隠してたのは」 澪「知らないっ!馬鹿馬鹿!!馬鹿律!!!」ズダッ バタンッ ダッダッダッダッダッ 律「澪っ!!」 紬「澪ちゃんっ!!」ダッ 紬「…!」キッ 紬「りっちゃん、どういう事なの?説明して!」 唯「はわわ」 梓「 」ポカーン 紬「とにかく!すぐ澪ちゃんを追わなきゃいけないから手短に!」 律「あ、ああ 土曜日に澪から連絡があったんだよ、出掛けないかって」 唯「それ私も来たよ、両親が帰ってきたから行けなかったけど…」 梓「私も来ました!私も家族で予定があったので断りましたが…」 紬「私も来たわ…」 律「でさ、まさかこれから別れる予定の彼氏とデート行くなんて言えないだろ?」 律「だから野暮用って濁しちゃったんだよ それが結果的にこんな事になっちまうだなんて」 紬(つまり 私が澪ちゃんの誘いを断ってなければ!!一緒に行けてたならまだ違ったかもしれないのに!!)バンッ 唯「ム、ムギちゃんまで」ドキドキ 律「っ!ホントに悪かったと思ってるよ 私があんな事言わず素直に打ち明けてたら」 律「そうだよ、彼氏と別れるなんて重大な話、まず初めに澪に相談するべきだったんだ!」 梓「律先輩…」 紬「そうね、でも怒りを覚えてるのはりっちゃんにじゃないの 私自身よ」 紬「私が断らなければ、一緒に行けてたら!!」 唯「ムギちゃんのせいじゃないよ…」 紬「澪ちゃんを追うわ!」ダッ ダッダッ ピタ クル 紬「? りっちゃんもはやくっ!」 律「ムギ」 紬「何、りっちゃん!?」 律「私はさ、こんなだし、ガサツだし、大雑把で、適当でさ」 律「澪の事、何も気づいてやれなかった」 律「数日前からおかしいなとは気がついてたんだけどな…」 律「それが全部私のせいだったんだ ホント親友失格だよな」ハハハ 紬「りっちゃん…」 律「ムギ、今の私が行ってもダメだ 私なんかに追いかける資格なんて無い」ギリッ 律「だからさ…」 律「澪を頼む!!」 紬「っ!!がってん!!」スタッ バタンッ タッタッタッタッタッ 唯「わ、私たちも行こう、あずにゃん!」タッ 梓「は、はい!」タタッ バタンッ タッタッタッタッタッ 律「…」 タッタッタッタッ 唯「はあ、はあ ムギちゃん速いよ」ゼーハー 梓「みっ、見失っちゃいましたね」ハアッハアッ 唯「澪ちゃんっ 一体何処に行ったのぉ?」 梓「とにかく校内を手当たりしだい探してみましょう!」 唯「う、うん!」 タッタッタッタッ スタタタタタッ 紬(私は澪ちゃんの力になるって決めた) 紬(それなのにこんな事になってしまったわ!) 紬(これは私の責任でもある!!) 紬(澪ちゃん、何処へ行ったの!?) スタタタタタッ ガラガラッ 紬「澪ちゃんの教室、にはいない」 ガラッ ピシャッ タッタッタ ガラガラッ 紬「私たちの教室、にもいない」 ガラッ ピシャッ 紬(となるとやっぱり…)タタタッ スタタタタタッ 紬(あと残されてるのは!そう、私たちの思い出の1ページ!) 紬(講堂よっ!!)グッ バターン! 紬(はあ、はあ) コッ コッ コッ コッ 紬「澪ちゃん」 コッ コッ コッ コッ 紬「私よ 今回の件ね、りっちゃんに悪気があったわけじゃないの」 コッ コッ コッ コッ 紬「ねえ澪ちゃん、顔を上げて?」 コッ 澪「う゛っ うぐっ む、むぎいいぃぃ!」バッ ダキッ 澪「うええええぇぇぇぇぇぇんん」グズッ 澪「ほんとにごめん゛っ!ムギに助けてもらって」ヒック 澪「勇気を貰って、立ち直らせようとしてくれたのに!」ウグ 澪「結局ダメだった!私はムギが思ってるほど強い人間じゃない」グスッ 澪「律が私の前から消えちゃうと思ったら… 律の事も祝福してやれなくて」ヒグ 澪「私は最低だっ」ウウ ギュッ 紬「澪ちゃん、落ち着いて?大丈夫だから ね?」ポンポン 澪「ム、ムギ…」 紬「それに、私こそごめんなさい」 紬「一昨日、無理を言ってでも澪ちゃんについて行くべきだった」 紬「そうすればこんな事にはならなかったのかもしれない」 澪「そんな事ないさ ムギには、たくさん助けてもらってる」ヒック 紬「ねえ、澪ちゃん 数日前に私に音楽室で言った事覚えてるかしら?」 澪「休み時間の時のか… 覚えてるよ」 紬「あの時の『嫌な人間』ってどういう意味なの?」 澪「どうもこうもないよ 私は今まで律に助けてもらってきた」 澪「あの時も言ったと思うけど今の私があるのは律のおかげなんだ」 澪「きっと私に付き合ってきたせいで、私は律からたくさんの物を奪ってきた」 澪「それなのに律は私のそばにいてくれた 私はそれに甘えてた、寄りかかってた」 澪「毎日暴力振るってるような女なのにさ、一緒に笑って、泣いて、遊んで、勉強して」 澪「だけど私はそんな律の幸せを心の底から祝ってやれなかった」 澪「彼氏が出来たって聞いてショックだった 我侭な理由でけいおん部のみんなにも迷惑をかけた」 澪「律も、ムギも、唯も、梓もみんな優しいんだ 迷惑かけたな、本当にごめんな」 紬「澪ちゃん…」 澪「何だ?幻滅しただろ?私はこういう女なんだ…」スクッ 澪「ごめん、ごめんごめんごめん」タッ コッコッコッコッ 紬「澪ちゃん!」 澪「!」ビクッ 紬「なんで…」 紬「なんで迷惑をかけちゃいけないの!?甘えちゃいけないの!?」 紬「出会ってまだ2年の私が澪ちゃんとりっちゃんの仲に口を出すのはおこがましいかもしれない」 紬「でも!私は気軽に迷惑をかけたりかけられたり」 紬「甘えたり甘えられたりするのが友達だと思うわ!!」 紬「少なくとも私はそう思ってる もっと迷惑をかけて!甘えてよ!澪ちゃん!!」 澪「いいのか?私は迷惑をかけてばかりだぞ?甘えてばかりだぞ?」 紬「私、人から頼りにされるのが好きなの!」 紬「ドントコイデス!」 澪「でもっ!」 紬「りっちゃんだって、澪ちゃんの事が好きだから何年も一緒にいるのよ!」 バンッ 梓「そうです!もっとみんなを頼ってください!」 唯「迷惑なら私もかけちゃってるしお互い様だよ~」 澪「梓…!唯…!」 15
https://w.atwiki.jp/kai_saki/pages/187.html
……東京。 怜(暑いなぁ……夏やなぁ……)フラフラ 怜(なんか怠くなってきたなぁ……どっかその辺の木陰で休もーか)フラフラ ボフッ! 怜「あいたっ」 菫「おっと、済まない」 怜「あれ? あんた白糸台の……」 菫「君は千里山の……」 怜「奇遇やな。こんな所で会うなんて」 菫「そうだな」 怜「…………じゃ、もう行くわ」テクテク 菫「あぁ」 怜「……」テクテク 怜「……」フラッ 怜「……」ガクッ 菫「お、おい。大丈夫か?」 怜「しんどい……」 菫(……) 菫「……つかまれ」 怜「えぇの? 私、敵やん」 菫「今はそんなこと関係ないだろう」 怜「……おおきに」 菫「どこか休める所を探そう」 怜「確か少し歩いたとこに公園があったよーな……」 菫「よし。行くか」 怜「……あい……」 ―――――――――――――――――――――――――― 怜「――で、着いたのはいいものの」 菫「……」 白望「だる……」グデー 怜「……先客おるし」 菫「確か彼女は宮守女子の……」 白望「……」チラッ 菫「ん?」 怜「私らに気付いたみたいやな」 白望「……暑い。喉渇いた」 菫「……」 怜「あ、私もー」 菫「……君達な……」ハァ 白望「だる……」 怜「しんどい……」 菫「そんな事を言われても、見たところ近くに店どころか自販機すらないぞ」 怜「店も自販機もあらへんけどアレならあるで」ユビサシ 菫「…………アレか」 ―――――――――――― ――――――――― ―――――― ――― とある雀荘 カランカラーン 店長「いらっしゃーい」 菫「……すみませんがお水を頂けませんか?」 怜「……」グダー 白望「……」グデー 店長「」 十分後 怜「いやー助かったわ。おおきに」 白望「ありがと……」 菫「……まぁ構わないが」 店長「じゃあついでに打ってくか嬢ちゃんたち!」 菫「いえ、遠慮し―――」 怜「私はえぇでー」 白望「涼しいしここから出たくない。外暑い」 菫「……」 店長「よし!決まりだな!」 店長「じゃあ空いた所は僕が―――」 カランカラーン 店長「――おっと、いらっしゃーい」 傀「……打てますか?」 菫(か、傀さん!?) 怜(なんでお兄さんが!?) 白望(やばい。だるい……) 店長「勿論です。丁度一人足りなかったんですよ!」 傀「……」ニヤリ 東、傀 南、白望 西、怜 北、菫 傀「傀……と呼ばれています」 菫(まさかこんな所で彼に会うとは。前に負けた事があるなんて他の二人には分からないだろうが……) 怜(まさかこの時期にお兄さんと会うとはなぁ。天敵が同卓しとるなんて他の二人には知られたくないわ……) 白望(……だるい。どうせ他の二人は知らないだろうし初対面のフリしよう……) カラカラ… 傀「…左8ですね。それでは開始です」 東一局、ドラは1p。 白望(観戦もしたしイメトレもした。けど実物と打つのは初めてだ)チャッ 3699二二四七八1p赤5p5p9p 1 白望(こっちの事なんて覚えてないだろうけど……) ――打、9p 怜(……どうやら、お兄さんとは随分と縁があるみたいやな)チャッ 一三三五七123東東南西發 發 怜(あんま無理せんで二着狙いでえぇかな? 弘世菫と宮守の小瀬川さんがお兄さんとぶつかっとる間に……やな) ――打、七萬 菫(さて。傀さんと打つのはこれで二回目な訳だが)チャッ 2p4p4p6p8p六七九479北白 7p 菫(彼の本性を知ってるのは今は私だけだ。ここは大人しく二番手で様子見か……) ――打、白 八巡目 菫(……張ったか) 2p4p4p6p7p8p六七67北北北 赤五 菫(三色は実らずだが打点はそれほど重要じゃない。いかに傷を浅くやり過ごせるかだ……傀さんの起家なら尚更な) ――打、2p 店長(あれ? ダマ?) 傀「……」タンッ 白望「……」コト… 怜(……あ。絞っとったつもりが聴牌や)チャッ… 三三11258東東南南發發 2 怜(お兄さんと打つ時は出来ればあんまり視たくないし、普通に打と……) ――打、5索 菫「……ロン。2600」 4p4p6p7p8p赤五六七67北北北 怜「!……はい」 菫(園城寺怜――照の話だと未来を見る事ができるらしい。だがその割にはあっさりと振ったが……?) 怜(弘世菫――白糸台のシャープシューターとか呼ばれとるんやったな。でも今のは射抜かれたって感じやなかったけど……?) 傀「……」 傀・・・25000 白望・・・25000 怜・・・22400 (-2600) 菫・・・27600 (+2600) 東二局、ドラは8p ガラガラガラ… 白望「んー……」 七七八九九2p7p8p8p2368 6 白望「……すんません。ちょいタンマ」 菫(親番の第一打で長考? 良い手なのか?) 怜(そういや船Qが言うとったっけ。『世の中には迷うほど手が高くなる奴がおる』……とか) 白望「……決めた」 七七八九九2p7p8p8p2368 6 コトッ… 3 索 店長(よ、よりによって3索!?) 三巡後 白望(……) 七七八九九7p8p8p26678 7 白望(……)チラッ 傀「……」 白望(流石にまだ大丈夫……だよね)ダル… ――打、2索 怜(四巡目で既に両面塔子外し。かといって染め手でもあらへん)タンッ 菫(どうやら宮守は順調に手が伸びているようだ。迷ったから手が高くなっているように見えるのは妙だが……)タンッ 傀「……」ツッ… 十巡目 白望(……張ったかぁ) 七七八九九7p8p8p66778 八 白望(捨て牌も変だし聴牌バレてるかな……傀さんに反撃されたらダルいからダマでいいや) ――打、7p 怜「……」タンッ 菫「……」タンッ 傀「……」チャッ… 11赤57五六七1p2p3p赤5p6p7p 8 タンッ! 1 索 店長(え? 聴牌崩し……?) 二巡後 白望「……ツモ。6000オール……」 七七八八九九8p8p66778 8 怜(強いなぁ) 菫(高目か……) 傀「……」 傀・・・19000 (-6000) 白望・・・43000 (+18000) 怜・・・16400 (-6000) 菫・・・21600 (-6000) 怜(……強いのはえぇけど、あんまり荒らし過ぎるとお兄さんに狙われるで?) 菫(前のように狙い合いの末に役無し聴牌に追いやられるなんてゴメンだからな。ここは大人しくしておこう) 白望(……目付けられたらダルいからこれ以上は止めとこうかな) 東二局一本場、ドラは北 傀「……」 ■■■■■■■■■■■■■ 白望(……) 怜(お兄さんは例によって見の状態なんやな?) 菫(正直、後半の大捲りに備えて飛ばないように少しでも点棒に余裕が欲しいところだが……) 三人( ( (……傀さんに狙われるのだけは嫌だ……) ) ) 傀「……」フッ… ……そして流局。 白望「ノーテン……」 菫「ノーテンだ」 怜「……私もや」 傀「……一人聴牌ですね」 パタン… 2p3p4p333888赤五六七七 白望(四-七萬待ちのタンヤオ・赤1……) 怜(たったの2600。とは言えあぁいう細かい積み重ねが後々効いてくるんや) 菫(どうやら彼はまだ本調子ではない事だけは確かなようだ) 傀・・・22000 (+3000) 白望・・・42000 (-1000) 怜・・・15400 (-1000) 菫・・・20600 (-1000) 傀「では流れ二本場です」 ガラガラガラ… 怜(お兄さんとは何回も打っとるんや。もう私は騙されんで) 菫(彼に負けた事があるというのが再戦の時に役立つとは皮肉なものだな) 白望(他の二人には悪いけど、私はもう大人しくしとこう。ダルいし) 傀「……」ニヤリ…
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5899.html
「サスペンス劇場・中学編~落としの濡れ衣~」 ~通学路~ 不良男「ふへへへ、ちょっと付きあってくれよ」 モブ子「やっ、離してください」 京太郎「おいやめろよ、嫌がってるだろうが」 不良男「オォン?ンダメェオンカッカ!?」 京太郎「文句あるに決まってんだろ。いいから離せや」 不良男「ンダラァ!」ブンッ 京太郎「おっと」ヒョイ 不良男「テメェヨケンジャ…っとっと」フラッ 不良男「うわぁぁぁ」 バッシャーン 京太郎「ありゃ、橋から落ちてやんの」 モブ子「あの…ありがとうございました」ペコリ フリョオ「テメーザッケンナ!」 京太郎(朝練あるし構ってらんねーな) 京太郎「さ、今のうちに逃げよう」 モブ子「はいっ!///」ポッ ~しばらく後・教室~ モブ子「あ、あの…すみません」 嫁田「はいはい?」 モブ子「須賀さんって方いらっしゃいますか?」 嫁田「えーっと…見当たらないな。咲ちゃん、須賀はー?」 咲「え、なんで私に訊くの?」 嫁田「いや詳しそうだし」 咲「詳しくないよ…。えと、今日は木曜だから朝錬で、今は走りこみしてるあたりかな?」 嫁田(詳しいなぁ) 咲「多分教室に来るのは27分後ぐらいだと思うよ」 嫁田「お、おう…(何その端数は?)。そういう事らしい」 モブ子「そうですか…」シュン 嫁田「あいつに何か用?」 モブ子「あの、今朝助けていただいて…改めてお礼が言いたくて///」モジモジ 咲・嫁田(む…?) モブ子「では出直してきます」ペコリ タッタッタ 嫁田(須賀がモテるとか許せん!情報収集だ!) …… ~27分後・教室~ 京太郎「ふぅ、朝練疲れたー」ガラッ 咲「あ、京ちゃん、おはよう」 京太郎「はよー」 咲「あのさ、今朝何かあった?」 京太郎「えっ?」 咲「京ちゃんを探してる人がいたから」 京太郎(げっ!あの不良、俺の事探してるのか…?) 咲「上履きの色からすると下級生だったよ」 京太郎「えっ、そなのか、結構(身長が)大きかったから年上かと思った」 咲「確かに(胸は)大きめだったけど…ってどこ見てるの変態!」 京太郎「えっ」 咲「それで、何があったの?」 京太郎「いやぁ、今朝、女の子に絡んでる不良がいてさ」 咲「あー、それを助けてあげたんだ?」 京太郎「まあそんな感じ」 咲「そっか、それで恋に落としちゃったんだね」 京太郎(故意に…わざと橋から突き落としたと思われてる!?) 京太郎「いや、故意じゃないって」 咲「恋だよ」 京太郎「違うっつーの…」 咲「違わないよ。少なくとも相手は恋だと思ってるよ」 京太郎「えぇ…」 咲「さっき探しに来たとき、そんな感じだったよ」 京太郎「うーん、逃げたのはまずかったかなあ」 京太郎(ちゃんと叩き潰しておくべきだったか…) 咲「えっ、逃げちゃだめでしょ」 京太郎「そうだなぁ」 咲「っていうかなんで逃げたの?」 京太郎「いやぁ、部活(朝練)あるし、よーわからん事はつきあってられん…って思ってさ」 咲(いまは部活一筋だし、よくわからない子とはつきあえないって事かぁ) 咲「そっか、ハンドボール頑張ってるもんね」 京太郎「おう」 咲「そういえば、また改めてお礼に来るって言ってたよ」 京太郎(お礼参りする気満々かよ…) 京太郎「マジか、何とかしないとなぁ…」 咲「うん、ちゃんとしといたほうがいいよ」 京太郎「でも何処の誰だかわからんからなぁ…」 嫁田「話は聞かせてもらった!!」ガラッ 咲「うわっ!びっくりした~…」 京太郎「唐突に現れるなお前は…。どこから聞いてた?」 嫁田「『朝錬疲れたー』から」 咲「普通に教室に入って聞いてれば良かったんじゃ…」 嫁田「あのガラッって登場の仕方一度やってみたくてさ」 京太郎・咲「あ、そう…」 嫁田「そんでさっきの件、気になったんで何処の誰だか調べておいたぜ」 京太郎「さすがだな。よし早速オハナシしに行くか」 咲「え!もうHRまでに15分も無いよ!?」 京太郎「まあ、割と慣れてるし、何とかなるだろ」 咲(慣れるほどモテモテなんだ!?) 咲「そ、そうなんだ」 京太郎「んじゃ、嫁田案内よろしく」 嫁田「おう!…っと、須賀の言ってる方でいいんだよな?」ッ 京太郎「え、なに俺のほうって?」 嫁田「いや、こっちの話だ。オッケー行くか」ッ 京太郎「行こう」 咲「いってらっしゃい…」 ガラガラ…ピシャ ンダテメェ! ノリコンデクルタァ イイドキョ…グッ テメ ハナセヤオラァ! オッオイ… ヒッ ウワァァァ アイエエエエエエ 咲「ん?上のほうが騒がしいけどなんだろう?」 ガラガラ…ピシャ 京太郎「ただいまー」 咲「えっ!はやっ!ちゃんとお話できたの?」 京太郎「おう、ハナシたら泣いてた」 嫁田(こわい襟首掴んで窓の外にぶら下げてから手をハナシて逆の手でキャッチしてたこわい) 嫁田「いやー見ててヒヤヒヤしたわ…」 京太郎「うん、意外と重かったわ」 咲「重い子だったんだ…。大変だったね」 京太郎「子っていうけど、あれ上級生だったぞ?」 咲「えっ、そうなんだ?上履きの色見間違えたかなあ?」 京太郎「咲はそそっかしいなぁ」 咲「えへへ…」 京太郎「まあ(不良が)謝ってきたし、これ以上余計ないざこざは起こらないと思うけど」 咲「ちゃんと(女の子に)謝ってきたんだね。えらいえらい」 京太郎「いや、別に偉くはないだろ…」 咲「そんなに謙遜しなくてもいいのに」 京太郎「えっ」 咲「でも京ちゃんモテるんだね…」 京太郎「まあ鍛えてるしな」ニコッ 京太郎(あのぐらいの体重なら片手で持てるぜ) 咲「はぁ…」 嫁田(…) 嫁田「そういや、さっきよくわからないことはつきあえないって言ってたけどさ」 京太郎「うん?」 嫁田「咲ちゃんだったらどうしてた?」 咲「ちょっ…嫁田くん!?」 京太郎「はぁ?」 京太郎(喧嘩売ってきたのが咲だったら?) ~~~~~~~~~ 咲『なんだてめ~もんくあっか~!』 ~~~~~~~~~ 京太郎「プッ…ククク」 咲「ちょっと!なんで笑うかな!?」 京太郎「いや、そーなぁ。咲だったら付きあってもいいかなぁ」 咲「えっ!?」 嫁田「ほう?」 京太郎「だって楽しそうじゃん?」 咲「///」 ケイカク ドオリ 嫁田(や京咲N1)ニヤッ その後、なぜか京ちゃんには嫁がいるという根も葉もない噂が流れ モブ子ちゃんの恋は儚く散ったらしいです なんでだろうね! おわり!
https://w.atwiki.jp/kai_saki/pages/406.html
ガラガラガラ… 祐太 ・・・ 73000 霞 ・・・ 9000 初美 ・・・ 9000 小蒔 ・・・ 9000 祐太 「一本場」 ツッ… 初美(東一局から役満ツモでスタートですか) 小蒔(そ、それにこの人、今……『御無礼』って……) 霞(まさか……) 東一局一本場、ドラは北。 八巡目 祐太 「……リーチ」 ツッ 西東3p南95p 8二(リーチ) チャッ… 祐太 「ツモ」 4p5p6p9p9p三四四五五六45 6 祐太 「6000と一本場オール」 祐太 ・・・ 91300 (+18300) 霞 ・・・ 2900 (-6100) 初美 ・・・ 2900 (-6100) 小蒔 ・・・ 2900 (-6100) 初美(あっという間にトビそうですー!?)ガーン 霞(やっぱり強い……) 祐太 「じゃあ…二本場……」 祐太(あーくそ……また頭痛くなって来やがった……)ズキズキ 小蒔(けど辛そうにしてます……早くしないと!) ガラガラガラ… 東一局二本場、ドラは四萬 チャッ… 祐太 「……」 3p4p8p8p四五七七八2357 2p 祐太(……ここはドラ筋の七萬を切って三-六-九萬の二度受けを……) 祐太(……) 祐太(……いや、違う)スッ… タンッ! 7 索 タンッ! 5 索 タンッ! 3 索 霞(両嵌落とし……?) 祐太 「……」 ツッ… 四 萬 初美(!) 霞(ドラまで……!) 小蒔 「あ、四萬ポンします」 四四 小蒔(これでドラ3ですっ) 祐太 「――ツモ」 パタッ 2p2p3p3p4p4p8p8p七七八九九 八 祐太 ・・・ 103900 (+12600) 霞 ・・・ -1300 (-4200) 初美 ・・・ -1300 (-4200) 小蒔 ・・・ -1300 (-4200) 小蒔(あわわわ……) 霞(3人とも箱下だなんて) 初美(こんなの初めてですよー) 祐太 「……えっと、普通に終わっちゃったけど」 初美 「ですねー……」 祐太 「除霊終わった?」 霞 「い、いえ……」 祐太 「……そっか」 霞(今の連続和了……まるで傀さんね) 2回戦 起親 ・・・ 初美 南家 ・・・ 小蒔 西家 ・・・ 霞 北家 ・・・ 祐太 ガラガラガラ… 祐太 「……ねぇ、ホントに除霊できんの?」 初美 「できますよー!」 祐太 「んー……なら良いけどさぁ」 小蒔 「……」 ウトウト… 霞(……小蒔ちゃんが寝たわ。この半荘から私達も本気で行きましょう) 初美(了解ですー) 東一局、ドラは5索。 三巡目 霞 「……」 トンッ 小蒔 「……ポン」 北北 祐太(オタ風……か) 初美 「……」 タンッ 小蒔 「ポン」 九九 祐太(三巡で2副露ねぇ……) 六巡目 チャッ… 祐太(……一向聴) 二二三四6p7p8p8p67799 赤5p 祐太(……)チラッ 小蒔 「……」 ■■■■■■■ (九九九→)(←北北北) 8p37p3p1 9p西 祐太(萬子は臭いな。まだ張ってはないだろうし処理しとくか)スッ… 二 萬 霞 「……」 チャッ ■ ■■■■■■■■■■■■■ トンッ… 2p 小蒔 「……ポン」 祐太(ありゃ?) ツッ… 8p37p3p1 9p西8 小蒔 「……」 ■■■■ (←2p2p2p)(九九九→)(←北北北) 祐太(あの河で2pポン……対々か)チャッ 二三四赤5p6p7p8p8p67799 8 ■■899 ■■668 ■■778 祐太(……こんな形からの8索打ちだとしたら索子は漏れなく危険牌だ) 祐太(こうなりゃ索子でもう一面子…だな)タンッ 8p 霞 「……ロンです。5200」 22赤567五五六六七七7p9p 祐太(やべっ、マジか) 小蒔 「……」 八東中白 (←2p2p2p)(九九九→)(←北北北) パタッ… 初美 ・・・ 25000 小蒔 ・・・ 25000 霞 ・・・ 30200 (+5200) 祐太 ・・・ 19800 (-5200) ガラガラガラ… 東二局、ドラは六萬 祐太(……)チャッ 1248二三三六七4p6p東北 3 祐太(重そうかと思ったけど第一ツモはナイス辺嵌張ときたか) ――打、東 初美 「ポンっ」 ガッ 東東 祐太(……ん) 五巡目 小蒔 「……」 タンッ 霞 「……」 タンッ 祐太(うし。北を……) 1234一二三三六七4p6p北 7p 祐太(……いや) 初美 「……」 ■■■■■■■■■■ (←東東東) 八四29 祐太(下家の娘は筒子の染め手っぽい……こっちを先に切っといた方がいいかもな)タンッ 4p 八巡目 祐太(……先制だ)チャッ 1234一二三六七5p6p7p北 4 祐太 「リーチ」 タンッ 北 初美 「……カン」 ゴッ 北北北 祐太(え? リーチ後に大明槓?) ……新ドラは9p。 祐太(まぁ俺としちゃドラ増えんならOKだけど)タンッ 7 索 六巡後 祐太(……ツモれねぇなぁ) 12344一二三六七5p6p7p 5 祐太(さっきまでは負ける気しなかったんだけど)タンッ 5 索 初美 「……ロンです」 祐太(あり? 染まってないのか?) 初美 「ザンニですねー」 祐太(役々の50符か。ちぇっ……)チャラッ 初美 「いえ、それじゃ足りませんよー」 祐太 「え?」 ――ガッ! 46南南南西西 (北←北北北)(←東東東) 初美 「……32000です。お兄さんのトビですね」 祐太 「!」 霞(流石はっちゃんね) 小蒔 「……」 ウトウト 初美 ・・・ 58300 (+33000) 小蒔 ・・・ 25000 霞 ・・・ 30200 祐太 ・・・ -13500 (-33000) 初美 「東二から御無礼でしたー」 祐太(にゃろ……) ―――――――――――――――――――――――――――――― ―――――――――――― ――――――――― ―――――― ――― 霞 「……今日はこの辺りでお開きに致しましょう」 祐太 「え? 俺はもっといけるけど」 初美 「また明日ですよー」 霞 「お部屋はご用意しております。そちらでお休み下さい」 祐太 「……そっか。了解」 ガタッ 祐太 「……」 チラッ 小蒔 「……」 スヤスヤ 祐太(……対面のあの娘、終始よく分からん安定しない打ち筋だったな。素人みたいだ) 祐太 「まぁいいか……。 じゃあお先っす」 スタスタ …パタン 小蒔 「う……ん……?」 初美 「あ、姫様が起きましたよー」 小蒔 「あれ? 水原さんは……? お祓いは終わったんですか?」 霞 「……いいえ。まだよ」 小蒔 「そうですか……」 霞 「はっちゃんの役満直撃のお陰で水原さんの身体を一旦離れはしたけど、未だにこの卓に潜んでるわ」 初美 「よほどあのお兄さんの身体を気に入ってるんですかねー」 霞 「……思ったより時間が掛かりそうだわ。明日からは巴ちゃんと春ちゃんにも協力してもらいましょう」 初美 「ですね」 小蒔(……)
https://w.atwiki.jp/kai_saki/pages/256.html
鹿児島、とある雀荘 男 「ロ……ン……」 パタリ… 12233456789南南 男 「いちまん…ろくせん…」 おっさん 「――げっ!」 リーマン 「ま、またトビ終了で ▲ 20万円かよ!?」 店員A(ややややばい! あの人完全に憑かれてますよ!) 店員B(どうすればいいんですか店長っ!) 店長(落ち着け、永水女子には連絡してある。もうすぐ専門家がお祓いに来てくれる筈だ!) 店員A(で、でも……) おっさん「ちくしょうパンクだパンク!もう付き合ってらんねーよ!」 バサッ 店員A「そ、そんな!もう少しだけでも―――」 リーマン「悪ィけど長く同卓してたらこっちまで憑かれそうなんでな」 ガタッ 男 「……」 フラ…フラ… 店員B「対面の人は残りみたいですが二欠けですよ……」 店長(まずいな。永水女子からは卓に縛り付けておくよう念を押されてる。今卓割れしたらどうなる事か……) ざわ… ざわ… < 「おいおい……大丈夫なのかよあれ」 < 「怖ぇなぁ……」 店長(他のフリー客を巻き込む訳にもいかないし……) 店長(くっ……俺達が入ってなんとか繋ぐしかないか……!) 店長 「おい」 店員A「は、はい」 店員B「なんですか?」 店長「こうなっちゃ永水女子が来てくれるまで俺達が踏ん張るしか無さそうだ」 店員A(!) 店員B「で、でも……」 カランカラーン… 巴 「す、すみません!お待たせしました!」 春 「……」 店員A(――き、来た!) 店員B(良かった!助かった!) 巴 「……それで、その憑かれている方は?」 店長 「あ、あそこの壁際の卓です」 巴(あそこの……)チラッ 春(壁際……)チラッ 男 「……あぁぁ……」 フラフラ… 巴(なかなか強いモノみたい………よし。頑張りますか!) 春(……!)ピシッ 巴(ど、どうかした?) 春(……対面) 巴(えっ)チラッ 傀 「……」 巴(あ、あの人っ……!?) ゾクッ 春(久し振りに見た……) 店長 「どうかしましたか?」 巴 「……一応聞きたいんですが、対面に座ってる黒服の彼は……」 店員A 「あ、あぁ……普通のフリー客ですよ。あの人だけはずっと卓についたままなんです」 店員B「こんな状況ですし、同卓した人がどんどん抜けてく中でラス半にしないでくれるのは正直有り難いですよ……」 傀 「お待ちしておりました……揃われたようなら始めましょう」 東、傀 南、狩宿巴 西、男 北、滝見春 ※20万・10万の完全順位制 東一局、ドラは5索 巴(なんで傀さんがここにいるのか知りたいところだけど) 男 「……」フラフラ… 巴(お金に関しては本家から渡されてるし問題ない。まずは男さんを助けるのが最優先だね) 春(今日はお祓いに集中……) 傀 「……」ニヤリ モブA「おいおい……あの黒服、笑ってるぜ」ボソボソ モブB「よく今までずっと同卓してたなぁアイツ」 ボソボソ 八巡目 男「……リー…チ……」 七六1西8p發 1p6(リーチ) 春(……)ピシッ 巴(? 変な捨て牌だけど……) 傀 「……」 春「チー」 ■■■■■■■■■■ (678) タンッ… 8p 店長(一発消し……でも多分その程度じゃ止まらないですよ) 男 「ツモ……」 …パタリ 4p6p7p8p9p二二456南南南 5p 男 「う…ら…」 コロッ 東 巴(っ……!) 春(……) 店長(さ、3000,6000……! やっぱり止まらないか!?) 傀 ・・・ 19000 (-6000) 狩宿巴 ・・・ 22000 (-3000) 男 ・・・ 37000 (+12000) 滝見春 ・・・ 22000 (-3000) 東二局、ドラは七萬 六巡目 傀 「ポン」 2p3p4p5p7p7p9p中 (北北北→) ――打、中 店長(……そう言えばこの人、初めて鳴いたな。今まで鳴きも放銃も和了も無かったのは妙だったけど) 巴(飜牌一鳴き……か。見たまま混一かな?) 春(……) チャッ… 男 「……リー…チ」 タンッ 南1p白8p三 4(リーチ) 店員A(うっ……) 店員B(は、早い!) 次巡 傀 「……」 チャッ… 2p3p4p5p7p7p9p 9p (北北北→) 店長(張った……けど!) 店員A(あの捨て牌に何を切る……!?) 南1p白8p三 4(リーチ) 七 店員B(自分だったら5p……いや、1pの早さからして2pでも通りそうかな?) 傀 「……」 ツッ… 7p 店長(ん? 一番少数派っぽい嵌6p待ちを選ぶとは……) 巴(傀さんは押してるの? いや、そもそもこれだけ早いと当たり牌読むだけ無駄って事かな)タンッ 男 「……」 タンッ スッ… 春「……」 ピシッ 6p6p8p二二赤五六112566 赤5 店員B(七対子も見て現物8p切りかな? 黒服の人が染め手なのは百も承知だけど、筋の1索も生牌だし他に安牌無いし……) 春 「……」 トンッ… 6p 店員B(えっ……!?) 傀 「 ロン 3900 」 2p3p4p5p7p9p9p (北北北→) 春 「……はい」 巴(うん。まずは和了癖がついてるのを抑えるんだね) 春(それが最善……) 男 「……」 3p3p3p4p赤5p赤5p5p678八八八 店長(聴牌に取って尚且つアガるには7p切りしか無かったのか……) 傀 「……」 フッ… 傀 ・・・ 23900 (+4900) 狩宿巴 ・・・ 22000 男 ・・・ 36000 (-1000) 滝見春 ・・・ 18100 (-3900) 東三局、ドラは8索。 四巡目 男 「…カ…ン……」 パタ… ■9p9p■ 新ドラは4p。 チャッ… 男「…嶺上…カ……ン」 パタ… ■中中■ 巴(!) 春(二連続……) ……新ドラは9p。 店長(うわっ……モロ乗り!?) 男 「リ…ーチ…」 ゴッ ■■■■■■■ (■中中■)(■9p9p■) 巴(こ、これで親ハネ確定……!) 春(危険……) 店長(親満確定してたのにリーチ……!?) 傀 「……」 ニヤッ… …ツッ 7 索 春(……ドラ表……?) 巴(急所……!) 巴「チーです!」 34三四六七八3p5p6p7p (768) 巴(防戦一方じゃお祓いできないし……男さんの親を流さないと!) ――打、3p 三巡後 春(現物……)タンッ 傀 「チー」 2389四六八4p赤5p北北 (二一三) ――打、北 店長(ん? 三巡前の7索切りもおかしかったけど、タンヤオすらつかない嵌二萬チー……?) 男 「……」 タンッ… 2 索 巴 「――ロン!3900です」 34四四六七八6p7p8p (768) 店長(偶然とはいえこの兄さんの鳴きで男さんが当たり牌を掴んだか) 春(…やっと直撃できた) 巴(もしかしてこの人もお祓いに協力してくれてるのかな……?) 傀 「……東ラスです」 チボッ… 傀 ・・・ 23900 狩宿巴 ・・・ 26900 (+4900) 男 ・・・ 31100 (-4900) 滝見春 ・・・ 18100 ガラガラガラ… 東四局、ドラは5p。 五巡目 男 「…リー…チ…」 ゴッ 春(……!) 巴(ま、まだ衰えないの……?) 春(現物)タンッ 傀 「チー」 ツッ… ■■■■■■■■■■ (6p5p7p) 巴(また鳴いた……) 店長(永水の娘達が来る前は全然動かなかったのに) 男 「……」 タンッ 傀 「ポンです」 ■■■■■■■ (南↑南南)(6p5p7p) 春(……)ピシッ 巴(聴牌だね。しかも高くは無さそう) 次巡 巴(……さてと)チャッ… 一一二三四五六六七4688 三 ・ 傀の捨て牌 二一9p發北3 9 巴(この辺りかな?)タンッ 4 索 傀 「ロンです……2000点」 パタッ… 2377五六七 (南↑南南)(6p5p7p) 巴(よーし。また男さんのリーチを抑えた!) 春(そろそろ勢いが収まるはず……そうすれば本格的にお祓いできる) 傀 ・・・ 26900 (+3000) 狩宿巴 ・・・ 24900 (-2000) 男 ・・・ 30100 (-1000) 滝見春 ・・・ 18100 店長(段々と男さんのリーチが不発になってきたぞ……この兄さんの仕掛けや和了に救われてるな) 巴(まさか傀さんが協力してくれるなんてね。理由は分からないけど、これなら簡単にお祓いできるかも) 傀 「……」 ニッ 巴(それにしても、前に姫様達と打った時はこの人自身が憑かれてるような感じだったのに……) 春(……今日は何も感じない) ガラガラガラ… 傀 「では南入ですね…」
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6080.html
ピッ コトッ 澪「ふーっ(ムギに話したら楽になったな)」 澪(ほんとムギには感謝しなきゃ…) 澪(ムギは応援すると言ってくれたけどやっぱ私の問題だもんな…) 澪(何時までも人に頼ってばかりじゃダメだ!) 澪(いよっし!明日からまた部活がんばるぞー!おー!) チチチチッ チュンッ チュンッ 澪「行ってきます!」 澪ママ「いってらっしゃい」 澪「今日はちゃんといるんだろうな…」スタスタ 澪「!!」ハッ 律「おっ!」 律「おっす!澪」ヨッ 澪「は、早いな 律らしくもない」 律「そろそろ女として一皮むけようと思ってなー」キリッ 律「まあ今でも十分いい女だけどな!」チラッ 澪「はは…は」 律「…(殴ってこない?)」 律「一体どうしたんだよ澪!」 澪「なっ 何がだよ」ビクッ 律「いつものツッコミはどうしたんだよ 澪こそ澪らしくない」 律「いつもバシーン!と殴ってくれるじゃんか」 澪「そ、そんな私を暴力振るうやつみたいに言うなよ…」 律「なんか澪おかしいぞ?どっか具合でも悪いのか?」 澪「私はいつも通りだよっ!!」バッ 律「!」ビクッ 澪「あ…」 澪「ご、 …いいから学校急ぐぞ!」タッタッ 律「うん…」テクテク スタスタ 澪(ダメだっ!昨日心に決めたのに!!ムギに勇気貰ったのに!!) 澪(実際に会うとどうしても律と自然に接する事ができない…) 澪(ましてや殴るなんて 律には彼氏がいるのに) 澪(私なんかが殴って、もしも律に何かあったら…) 澪(…あれ?じゃあ彼氏がいなければ殴っていいのか?) 澪(私は何を考えてたんだ?今まで律に何をしてきたんだ?) 澪(律は弱かった私を助けてくれた なのに私は?) テクテク 律(ったく、機嫌悪いな澪…) 律(まだ隠し事してたの怒ってんのか?) 律(昨日の夜忘れずにメールしときゃよかったぜ) 律(それにしたって様子が変だよな…) 律(ホントに具合が悪いのか?) 律(それとも先に彼氏つくった私に嫉妬してるとか!?) 律(冗談言ってる場合じゃないよな なーにが一皮向けるだよ!!) 律(澪と何年一緒にいると思ってんだ馬鹿律!なんで澪の事がわかってやれないんだ!) …… 紬(私、昨日は澪ちゃんの力になれたのかな…) ガラッ 紬「!(あっ!一緒に来てる!)」パアッ 紬「澪ちゃん、りっちゃん、おはよう」 澪「お、おはよう…」ズーン 律「おはよう、ムギ」ショボン 紬(あ…れ?2人とも元気がない?) キーンコーンカーンコーン ドタドタドタドタ!ガラガラッ! 唯「セーッフ!!」ズザー 唯「あ!みんなおはよ~」 キーンコーンカーンコーン 先生「じゃあこれで1時間目の授業は終了」ガラッ 紬(どうしよう… これは2人の問題…) 紬(んーん、私は澪ちゃんを応援するって決めたんだ!)ガタッ 紬「澪ちゃん、ちょっといい?」 澪「ああ」ガタッ ガラガラッ スタスタスタスタ 紬「部室なら多分誰もこないわね」ギイッ 澪「…」バタンッ 紬「澪ちゃん…」 澪「ごめん、ムギ 私はやっぱり強い人間にはなれないっ!」 澪「朝、律にあったら自然に振る舞えなかったんだ…」ポロポロ 紬「!!」 澪「それだけじゃない!それだけじゃ… 私は嫌な人間なんだっ」グズッ 紬「あ、あ…(こんな時私には何ができるの!?)」オロオロ 澪「グズッ ウック」 紬「…(友達が苦しんでいるのに私はっ!!)」ギリ キーンコーンカーンコーン 紬「あっ!」 澪「ズズッ」 澪「ムギ、心配かけて悪かったな!このままじゃ授業遅刻だ、急ごう」 紬「う、うん」 ギイッ バタン タッタッタッタッ 澪(ムギにまでこんなに迷惑かけてっ 私は嫌な人間だっ!) 紬(友達の為に何もしてあげられないなんてっ 私は非力な人間だわ!) ガラガラッ 澪紬「すいません、遅れました!」 キーンコーンカーンコーン 唯「いやっほー!お昼だー!」ワクワク 律「お前は元気だなー」 唯「私はいつでも元気100%だよ!!」ビシッ 澪「ははは…」 紬(私にも唯ちゃんの様な明るさと人を引き付ける力があれば…) 紬(お金なんていくらあっても何の役にも立ちはしないのに!) キーンコーンカーンコーン 唯「さ~てお茶会… じゃなくて部活だ~!」 紬「それじゃあ行きましょ~(今日の練習うまくいくかしら…)」 紬(結局澪ちゃんとりっちゃん、ほとんど会話してないし) 澪「さーてがんばるかー!!!」 律「おう!!!そうだなー!!!」 紬(うう… 澪ちゃん… りっちゃん…) ジャンジャ、ジャジャ、ジャーンン 唯「う~む」ムムッ 律「あはは… 私が走っちゃったな」アチャー 紬「も、もう一度やってみましょ」アセッ 梓「いつものけいおん部って感じがしないです」ショボン 澪「私も失敗多かったよ、ごめん」ズウーン 紬(やっぱり予感してた通り~)アセアセッ 梓「でも昨日はちゃんと練習やってないですし」 律「ああ、じゃあもう一回最初からな」 紬「いよ~し!みんな気合入れていこう~!」ビシッ 唯「あはは、ムギちゃんどうしたの?」 紬「失敗続きだから力を合わせてがんばろー!って(やっぱり私は唯ちゃんみたいになれないわ~)涙」 澪(ムギー…) 律「よしっ」 カンッカンッカンッカンッ タッタッタッタッ テクテクテクテク ペタペタペタペタ スタスタスタスタ トボトボトボトボ 梓「何だか今日は全然合いませんでしたね…」 唯「う~ん、やっぱり軽音は難しいね!全然軽くなんてないよね!」アハハ 律「ははは、懐かしいなソレ」 澪「もう2年も経つのか」 紬「軽音部もあと1年ね…」 梓(いよいよ先輩達とお別れ… そんなの嫌です!) 唯(今日の晩御飯はな~にかな!) 律(結局今日澪とほとんど喋ってねえ… どうすりゃいいんだ) 澪(あと1年でみんなバラバラになるのか… 律とも…なのかな) 紬(私はどうしたらいいの?何の力になれるの?) ヴーン ヴーン ヴーン 唯「誰か携帯なってるよ~」キョロキョロ 律「あ、私だ 誰からだろ」パカッ カチカチ 律「男からかー」 澪紬「!!」 唯「へ?」 梓「誰です、それ?」 律「あれ?」 律「お前らに言ってなかったっけ?」 唯「何が~?」キョトン 律「何って、私の彼氏の事」 梓「かれし?」 澪「…」ピクッ 律「うん」 梓「ってええええぇぇぇ!!」ドッカーン 梓「そんなの初耳ですよ!てか律先輩に彼氏ですか?」 律「おいおい梓 そりゃどーゆー意味じゃコラー」グリグリ 梓「あいたたたたた!」 唯「へぇ~、りっちゃんに彼氏か~」マジマジ 律「よせやい!あんまり見るなよー 照れるだろ!」 梓「律先輩と付き合うなんて一体どこのもの好きなんですか!?」 律「梓、さっきからてめー調子乗りやがって~」 ドタバタドタバタ 澪「…」 紬(澪ちゃん…) 唯「で、なんてきたの?」 律「おっと、本文チェックするの忘れてたぜ」 梓「痛いですぅ」ヒリヒリ 律「なになに 『部活終わってますか?時間合えばちょっと一緒に寄り道しませんか?ちょうど近くに来てるんです』」 唯「おおー デートのお誘いだね!」 梓「律先輩のくせに生意気です!」ベーッ 律「ほっほう そんなのは彼氏作ってから言えやー!」グリグリ 梓「ううーっ!」 澪(律が行っちゃう…!) 紬(私にできる事は… 何も無いのね) 律「それじゃ、悪いけどお先ーっ!」ダッ 唯「じゃあね~」 梓「さよならです!」 紬「!!」チラッ 澪「あ…」 タッ ─ リツガイッチャウ ─ タッタッ ─ リツガワタシノマエカラキエチャウ ─ タッタッタッ ─ ワタシヲオイテトオクヘイッテシマウ ─ 澪「り、律!」 律「ん?」クルッ 紬「澪ちゃっ!」 澪「…」 唯「??」 梓「先輩?」 律「な、何だ、澪」 澪「…」 紬「っ!」アワワ 澪「まっ …」 澪「…じゃあな 楽しんでこいよ」 律「お、おう」クルッ タッタッタッタッタッタッタッタッ 紬「澪ちゃん!!」 澪「それじゃ私達も帰ろっか」 紬「澪ちゃん…」 …… キーンコーンカーンコーン ドタドタドタドタ!ガラガラッ! 唯「セーッフ!!」ズザー 唯「あ!みんなおは… あれ?澪ちゃんは?」 紬「…今日は休みみたい」 律「体がダルいんだってさ」 紬(澪ちゃん… やっぱり昨日の事が…) 唯「そっか~ 心配だなあ」 律「最近澪なんかおかしかったからなー」 律「やっぱ体調崩してたのかな(ホントどうしたんだよ澪…)」 先生「それで、ここがこうであるからにして~」 唯(はあ… 澪ちゃん大丈夫かなあ) 律(ツッコミがいないと調子狂うなー と言っても最近の澪はつっこんでくれない訳だが) 紬(昨日… きっと澪ちゃんはりっちゃんの事を呼び止めたかった でもできなかった) 紬(休み時間の時 澪ちゃんは自分の事を『嫌な人間』と言ったわ) 紬(何か後ろめたい事でもあるのかしら…) 紬(応援すると言っておいて結局何もできてない私の方が口だけの『嫌な人間』だわ) 先生「なので、ここはこうで~」 キーンコーンカーンコーン 唯「んん~ 疲れた!」ノビノビ 律「で、今日の部活はどうするよ?」 紬「梓ちゃんがいるかもしれないしとりあえず部室には行っておきましょう」 唯「さんせー!」タタッ 律「んじゃ梓に澪の事話して解散って所でいいか」 律「澪抜きで個人練習してもいいけど今は個人よりもみんなで合わないことが課題だしな」 紬「そうね(多分、合わないのは澪ちゃんや私のせいよね…)」 ガチャッ 唯「あーずにゃーん!」ダキッ 梓「遅いですよっ先輩方」 律「いやー今日はちょっとな」 紬「今日の練習は残念だけど…」 梓「あれ?澪先輩休みですか?」 律「ああ、だから今日の部活は休みだ」 梓「それは残念です…」ショボン 律「その代わりに澪の見舞いに行こうぜ!」 唯「さんせーい!」 梓「それはいい考えですね!」 唯「ってターイム!危ない危ない忘れる所だったよー」 紬「何を忘れる所だったの?」 唯「昨日のりっちゃんのデートの話だよ!」ビシッ 律「あ、ああ 別に大した事じゃないよ」 唯「それで?それで?」ワクワク 梓「…」ジッ 律「梓、お前もかいっ!」 律「ん、ムギは気にならないのか?」 紬「気にならないわけじゃないけど…」 律「女の子同士じゃないとダメってか?」ヒヒッ 紬「もうっ!りっちゃんったら!」プンプンッ 律「まあでも、ほんと大した事ないんだって」 律「軽くお店入って服とか見てさ、コーヒーショップでコーヒー飲んだだけ」 唯「え~… りっちゃんそれだけなの?」 律「健全なお付き合いをさせていただいてますので」キラリ 梓「つまらないです!」プスー 律「お前らは私に何を期待してたんだよ…」 律「はいはい、この話はここで終了 見舞い行くぞー」 唯「おー!」 梓「おー!」 紬「お、おー」 紬(今お見舞いに行って、澪ちゃんりっちゃんに会ってくれるかな…) ゾロゾロゾロ 4
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/33.html
ゾロゾロ ピタッ 律「さて、到着ー!」 唯「アイアイサー!」 梓「早くインターホン押しましょうよ」 律「そう急かすでない!」ポチッ ピンポーン 澪ママ「はい」 律「あ、田井中ですけどー お見舞いに来ましたー」 澪ママ「あらーごめんなさいね ちょうど今病院行ってて」 澪ママ「あがって待ってる?」 律「あ、今人数いて邪魔になっちゃうんで」 澪ママ「そう?じゃあ明日は行くように言っておくわね」 律「おねがいしまーす それじゃ」 プツッ 唯「りっちゃん、どうだった?」 律「今澪病院行ってていないってさー 私1人じゃないから邪魔になるんであがるのは断っといた」 梓「そうですか… それじゃ仕方ないですね」 唯「じゃあさっきの話の続きを!」 律「だーかーらっ さっき話した以上でもそれ以下でもねーって」 梓「なんか先輩イマイチテンション低くないですか?」 律「はあ?」 梓「初めての彼氏、そして放課後デート!それなのにやけに淡々としてるというか」 律「んな事ねーよ」 梓「あやしいです!」 律「いいからさっさと帰るぞ!」 ゾロゾロ アオーン!オン!オン!オン! トボトボ 澪(あーあ 思ってたよりも遅くなっちゃったな…) 澪(木曜で平日なのにあんなに混んでるなんて) 澪(うう、寒い!まだ3月だもんな 年寄りが風邪ひくのも無理ないか) 澪(でもあんだけ待って貰った薬が頭痛止めじゃ損した気分だ…) 澪(薬局にでも寄ってバファ○ン買えばよかった) ガチャ 澪「ただいまー」 澪ママ「おかえりなさい」 澪ママ「そういえば律ちゃんとお友達がお見舞いに来てくれたのよ」 澪ママ「大人数だからってあがらずに帰っちゃったけど あとでお礼言っときなさい」 澪「うん 悪いことしちゃったな」 澪ママ「ご飯はどうする?」 澪「ご飯はいいや 明日に備えて寝ちゃう」 澪ママ「わかったわ」 タッタッタッタッタッタッタ カッチャン 澪「携帯はっと」ゴソゴソ パタッ 澪「そういえば病院行くからって電源切ってたんだっけ」ポチッ 澪「さて、と みんなにメールを」 ヴーン ヴーン ヴーン 澪「わっ 電源切ってたからセンターに溜まってたのか」 唯『澪ちゃんはやく元気になってねー!!』 梓『とても心配してます またはやく一緒に練習したいです!』 紬『澪ちゃん大丈夫?私にしてあげられる事はとても少ないけど… 何でも相談してね』 澪「唯… 梓… ムギ…」 律『お前がいないと調子狂うんだよ!だから明日は来いよ!絶対だぞ!!』 澪「りつぅ」ポロポロ 澪「グスッ みんなありがとう」 ピッピッッピッピッ 澪『ありがとな、唯 元気出たよ』 澪『迷惑かけてごめんな梓 明日は練習しよう』 澪『そんなに気負わないでくれ ムギにはすごく助けられてるからさ』 澪『ホントお前は私がいないとダメだな!明日は行けそうだよ』 澪「よし、と じゃあ明日に備えて寝よう」パチッ zzz zzz チュンチュンッ 澪「いってきます」 澪ママ「いってらっしゃい 気をつけてね」 ガッチャン 澪(やっぱり律に会うのはちょっと気まずいな…)スタスタ 澪(で、でも 律に会えない事自体の方がもっとつらい!)スタスタ 律「お!みーっお!おっはー!」タタッ 澪「!!」ドキッ 澪「お、おっす」 律「もう具合は大丈夫なのかー?」 澪「ああ、昨日病院で薬貰ってきたからな」 澪「あとさ、見舞いありがとな ちょうど病院行っててごめん」 律「きにすんなってー!私達けいおん部の友情は最強だぜー!!」ビシイッ 澪「朝からテンシュン高いな」ハハハ 律「んー」ジッ 澪「なっ、なんだよ」ヒキッ 律「いや、ここ最近元気なかったけどまだ本調子じゃないみたいだからさ」 律「まだいつもの澪じゃないなーって」 澪「そっ、そうか?」ドキッ 澪(やっぱりまだ心のつっかえが取れてないんだよな…) 澪(それに私が律にしてきた事への答えはでてないんだし…) 澪(律はこうやって明るく振る舞ってくれるし私といてくれる) 澪(でも本当は嫌なんじゃないのか?こんなすぐ暴力振るう女なんて) 澪(私は今回だって、律やムギ、みんなの好意に甘えてた) 澪(結局、何一つとして成長してないんだ…) 澪(あああ!どんどんネガティブな方向に考えちゃう!) 澪(律たす…け…)ハッ 澪「…」テクテク 律「…」ジローッ 律(なーんか暗いんだよなー) 律(ちっくしょー 私も澪やムギみたいに気の利く女だったらー) ガラガラッ 紬「あ!澪ちゃん、りっちゃん!おはよう」 澪「心配かけたな、おはよう」 律「おっす!」 澪「唯は…」キョロキョロ 澪「やっぱまだ来てないか」ハハ 律「最近ギリギリばっかだもんな」ヒヒ 紬(よかった~ 澪ちゃん、元気になったみたい!)ホッ キーンコーンカーンコーン ドタドタドタドタ!ガラガラッ! 唯「セーッフ!!」ズザー 唯「あ!澪ちゃん!おはよー!」 律「もはやお約束だな…」 唯「澪ちゃん元気になったんだね!」 澪「心配かけて悪かったな、もう大丈夫だ」 唯「よかった~!全員揃ってこそ私達けいおん部だもんね!」 澪「ああ!」 キーンコーンカーンコーン 先生「これで授業は終わりです」 起立!礼!着席! ガラガラッ ピシャ 唯「今日も疲れた~!やっと放課後だよ~」ノビーッ 律「爆睡野郎が何を言うかっ!」ビシッ 唯「あいたー!」ドタッ 澪「昨日は休んじゃったからな 今日はがんばるぞ!」 紬「おー!」 ジャジャ、ジャジャ、ジャーン! 唯「うぃ~ 疲れた~」ドサッ 律「お疲れー(今回は月曜程じゃないけどけっこういい感じだな)」フウッ 紬「みんなお疲れ様~(澪ちゃん、立ち直れたみたいね!)」ニコッ 梓「合ってましたし復調してきましたね!」ビシッ 澪「休み明けだからいい運動になるな(数日前より気分楽になったな)」フキフキ 8
https://w.atwiki.jp/2679450010/pages/193.html
北島マヤ 秋ソフト2 姫川亜弓 春ビビッド 月影先生 冬ダーク 速水真澄 夏スモーキー2