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《A7研究室》 魔術開発的観点から新世界を始めとするケイオスの未解明地帯を調査・検証する目的で立ち上げられたプロジェクト、並びにそれに携わるチーム アルカノス魔法学校.?の優秀な生徒、卒業生、他分野に秀でた外部協力者等で結成されている 創設理念は『未解明脅威の発見・対策への貢献』『新技術開発・発展への貢献』の2つ 発足当初はクリシスと森の国に眠る禁忌の存在を認知した学生によるサークル活動程度の機微だった 現在も少数の精鋭、外部協力者で成り立っている 現在は一部政府機関に認知され、一部の情報を共有し未解明脅威の発見・対策を共通目的として活動している メンバーはそれぞれ魔術を中心にそれを補助する技術・技能に特化した者で構成されている アルカノス魔法学校卒業生以外に外部協力者が参加している メンバー (※追記可能) ◆ ルーフェルド・ファルケンシュタイン アルカノス魔法学校OB。創設メンバーの一人で現存メンバーの中では古参 専任科目は"占星科" "精霊科" "神話科"の3科目 魔術世界における良家の生まれだが、跡目争いに嫌気が差し家督を全て譲り身を引く 条件として得た資金を元手に『趣味』の世界へ没頭することにした 15歳でメンバーに抜擢され、森の国を中心とした現在判明している新世界の地域発見に一部貢献した ルーフェルド家は魔術世界における名家であり、その歴史においても最良の魔術師とされている為周囲から近寄り難い印象を抱かれていた 当の本人は家に居場所がないことよりも此方が精神的負担となっていた為、現在の居場所である第7研究所においてはメンバーと対等に、気さくに接することができるよう画策している ◆ ウィルバー・アーミテイジ アルカノス魔法学校OB。専任科目は"伝承科" "生物科"の2科目 当時伝承科教授だったゴドウィッジ・ラングレーと共に森の国へ研究に向かい、 彼の補助として大いに貢献し生還の立役者となった実績を持つ 魔術の素質、知識量は(魔術世界における)凡人程度だが、その真価は窮地における直感力、 状況に対する迅速かつ正確な判断、何より生存に特化した先見的視点にあるという 率先して発言することはなく、必要な場合のみ軌道修正を提言するスタンスだった 平凡な一般家庭の生まれだが、冒険家の父の影響なのか銃器の扱いに長けている他、 政府軍のそれとは異なる系譜のマーシャルアーツを獲得している。取得経緯は明かしていない 魔術世界・一般人類世界に対する隔たりを意識せず、双方の技術の併用に抵抗がない 同僚曰く『魔術師ではなく、研究マシーン』 ルーフェルド曰く優秀な研究員である為リーダーへ抜擢されたが、"趣味"を優先する為断っている 実績 内容 貢献者 詳細 クリシスの化石片発見・除去 ルーフェルド ウィルバー 森の国より回収。生体データを検証しデータを回収、政府機関へ提供。サンプルは危険性を考慮し置換え魔術の応用によってケイオス上から抹消した .
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トップ|基礎知識|会話|合体|調教|攻略|マップ|魔獣|魔法|アイテム|その他 研究機関 マップ|宝|施設|出現魔獣 マップ フィールド 水中 地上 🅐:ガルフ島 上へ 宝 No. 場所 名称 No. 場所 名称 No. 場所 名称 1 - パナケルン 2 - マグネタイト 3 - ソーマ 4 - アモンクロー 5 - ドルニードル 6 - ミュートのたね 7 - 魔獣(NO.114) 8 - パナケルン 9 - まこつのゆびわ 10 - マグネタイト 11 - ひかりのまもり 12 - 魔獣(NO.115) 上へ 施設 なし 上へ 出現魔獣 パーティLv      魔獣Aグループ           魔獣Bグループ           魔獣Cグループ       ドロップアイテム  マッカ PLv23 LV24〈グルガン〉オロバス 1体 LV25〈ドラグゥーン〉ラドン 1体 LV24〈バネッサ〉パワー 1体 マグネタイト 3 2040 PLv25 LV24〈グルガン〉オロバス 2体 LV25〈ドラグゥーン〉ラドン 1体 1390 PLv23 LV24〈グルガン〉オロバス 2体 LV24〈バネッサ〉パワー 1体 マグネタイト 3 1380 PLv25 LV25〈ドラグゥーン〉ラドン 2体 LV24〈バネッサ〉パワー 1体 1310 PLv25 LV25〈ドラグゥーン〉ラドン 2体 660 上へ
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究極の名を冠する非合法で違法な異能研究機関。 目的や思想や主義などが存在せず、ただただ未知の力への知的好奇心のみが彼らを突き動かす、純粋なる科学者たちの楽園。 オメガサークルは取り潰された双葉学園付属の研究機関「兵器開発局」の残党で結成されたものである。 兵器開発局はあまりに倫理を超越したイリーガルな実験などに手を染めているために、危険分子として双葉学園によりその存在は抹消されている。二年前の人造人間エヌR・ルールを生み出した「超人製造計画」が取り潰しの決定打になったようだ。 オメガサークルは元々数人の研究員のみで結成されたのだが、今では数多くの研究員と研究施設を持っている。 彼らは主に異能者の研究に没頭し、低レベルの異能者を拉致し、能力を改造手術により無理矢理にひきあげている。 その資金源は改造人間たちを様々な組織、軍事企業に売り渡すことで手にしている。 ちなみにコードネームは音楽用語からつけられている(これはシェアするときには無視してもいいレベルですけど) トップに戻る
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研究機関が担うサイエンスコミュニケーション -国立研究所 -公立・私立研究所 -大学 -ファンディングエージェンシー
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皇立学術会議協力研究機関(おうりつがくじゅつかいぎきょうりょくけんきゅうきかん) +目次 登場作品ヴェスペリア 関連リンク関連項目 登場作品 ヴェスペリア 帝国における、国立の最高機関の一つ。 論文の査読や研究発表、機関誌の発行、研究討議が認められた唯一の機関であり、魔導研究の最高峰である学士号・ミシカ博士号検定試験も管轄している。 ▲ 関連リンク 関連項目 魔導士 リタ・モルディオ ▲
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リンク:放射能情報(研究機関・学会) ツイート 福島第1原発近くの病院から 内部被曝通信 (坪倉正治氏)http //apital.asahi.com/article/fukushima/index.html 研究機関ではありませんが、福島第一原発近くの総合病院医師坪倉氏が、内部被曝について情報を発信されています。 福島第一原発から23キロにある総合病院で働く血液内科医・坪倉正治さんが、住民と共に内部被曝について考えます。 研究機関 緊急被ばく医療研修 http //www.remnet.jp/ 本ホームページは、文部科学省の委託事業として、公益財団法人原子力安全研究協会が運営しています。 被ばく、放射線の性質を学ぶ資料が多いサイト。(管理人コメント) (独立行政法人)放射線医学総合研究所 http //www.nirs.go.jp/information 独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)。放射線と人々の健康に関わる総合的な研究開発に取り組む国内で唯一の研究機関 放射線被ばくに関するQ A http //www.nirs.go.jp/information/info.php?i20 緊急被ばく医療Q A http //www.nirs.go.jp/hibaku/qa/index.htm (独立行政法人)国立がん研究センター 東日本大震災関連情報 http //www.ncc.go.jp/jp/shinsai/index.html GEPR (アゴラ研究所が、運営するウェブ上の仮想シンクタンク) http //www.gepr.org/ja/ 株式会社アゴラ研究所 医学系学会からの情報 日本産科婦人科学会 「東日本大震災に関わるお知らせ」http //www.jsog.or.jp/news/shinsai_index.html 放射線被曝に関する情報。妊婦や乳幼児を育児している方向け。 日本放射線影響学会 http //wwwsoc.nii.ac.jp/jrr/ 日本医学放射線学会 http //www.radiology.jp/ 母乳中の放射性物質濃度等に関する調査について(国立保健医療科学院) 妊娠中の女性や育児中の母親向けに放射線への心配に答えるパンフレット(厚生労働省) 妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について(2011/03/24) 放射線被ばくなどに関するQ&A Ver.3 (2011/03/22更新) 放射線被ばくに関する基礎知識【放射線医学総合研究所のページ】 日本核医学学会 http //www.jsnm.org/ 一般社団法人 日本放射線科専門医会・医会(JCR) http //www.jcr.or.jp/
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EDF研究機関に投稿されたオリ武器です。 陸戦兵 ペイル 現行スレ イーグリッド隊員の研究室PART3 ↓過去ログ イーグリッド隊員の研究室 イーグリッド隊員の研究室Part2 ↓掲示板のテンプレです。 ドラッグしてCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けして下さい 陸戦兵 種類: 名前: 威力: 弾数: 連射: 射程: 精度: 装填: 説明: ペイルウイング 種類: 名前: 威力: 弾数: 連射: 射程: 精度: EN: 装填: 説明: 他、必要に応じて 爆破: 誘導: 集弾: ズーム: 起爆条件: 起爆時間: 設置数: 索敵距離:
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ガルムが目を覚ますと、そこは見慣れたサイバースタジアムの待合室だった。 「うう・・・ん、あれ?私は・・・?」 「おおっ!目を覚ましたかガルム君!よかった!よかった!」 「本当によかった、これで送別会が始められるねぇ」 ガルムに声をかけたのはキタヤマとパラフィリアであった。 傍にはオルトとハルの姿もある、二人はガルムを抱えてサイバースタジアムまで帰ってきたのだ。 「それでは皆さん!サイコデュエリスト研究機関の今までの栄光に!乾杯!!」 「「かんぱーい!!」」 パラフィリアの音頭で乾杯を交わすと、皆は今までの思い出について語り合う。 だがガルムはまだ自分の状況について釈然としない様子だった。 「私、何で寝ちゃってたんだろう・・・?誰か知りませんか?」 「ああ・・・えっと・・・」 ハルは今日あった出来事、あのドクター・クロキの事をガルムに伝えるか迷っていた。 しかし、一言「知らんな」と切って捨てるオルトの姿に、自分も黙っていようと決めた。 『今日の送別会が終わったら、この町を出ようと思っている』 ハルはサイバースタジアムへ向かう途中、オルトが呟いた言葉を思い返していた。 「これ以上お前達のバカに付き合っていられないから」それが理由だとオルトは語った。 だが、その発言の真意をハルは理解していた。 (これ以上自分の戦いに皆を巻き込みたくない・・・そうなんやな、オルト) オーカスやエルギフ、彼ら邪神結社との因縁にオルトは一人、ケリをつけるつもりなのだろう。 そんな無謀な戦いに挑もうとするオルトをハルは止めたかったが、彼のすまし顔の裏に覗く決意の前にはそれも叶わなかった。 昔語りに盛り上がるキタヤマとパラフィリアの横で、二人謹厳な雰囲気のオルトとハル。 そんな空気を妙に思ってか、ガルムはオルトに話しかけた。 「あのっ、研究機関が閉鎖されたら皆バラバラになっちゃうんですよね・・・?」 「ああ、そうだな・・・」 「じゃあオルトさんとももう会えなくなっちゃうんでかね・・・」 「・・・」 ガルムの言葉をオルトは無言で受けとめた。 「じ、じゃあっ!いつか私がもっと強くなったら・・・その時は私と・・・またデュエルしてくれませんか!?」 「・・・いいだろう」 そう言ってオルトは少し・・・微笑んだ、それはガルムが始めて見た表情だった。 「ホントですねっ!約束ですよっ!」 「はいはーい!皆さん少し注もーく!」 夜もふけてきた頃、パラフィリアが手を叩いて呼んだ。 「それでは、宴もたけなわといったところ名残惜しいけれど、いよいよこの送別会もお開きの頃合いとなっちゃいました。 最後にプロフェッサー・キタヤマよりお言葉でーす!」 パラフィリアに促され、キタヤマは咳払いをして前に出た。 「え~最初は第五の力を発見しようとやって来たこの研究機関ですが、思えばこの数年間いろんな出来事がありました・・・ そして得た最高の仲間であるキミ達は、第五の力よりずっと価値のあるものだった、そう私は思っております。それでは解散!・・・の前に、一つ重大発表があります」 そう言うとキタヤマはいつの間にか手にしたスイッチを押した。 すると床がパックリと割れ、下から巨大なパネルがせり上がってくる、パネルには・・・『祝!キタヤマ塾開設!!』の文字! さらに爆発と共に、何者かが部屋に飛び込んできた。 「フハハハハッ!驚いてもらえたかな?研究機関の諸君!!これからも一同、デュエルに精進するがいい!!」 現れたのは『サイバー・ドラゴン』のマスクを被った男、謎のデュエリスト、サイバーマンである。 しばし、あっけに取られるオルト達。 「・・・!?おいプロフェッサー!!どういう事だこれは!」 「フフフ、驚いたかねオルト君!実はサイバーマン君が秘密のコネを使ってスタジアムを買い取ってくれていたのだよ! 今よりサイコデュエリスト研究機関は『キタヤマ塾』として再始動する!!そう!これからの時代はデュエル塾だよ!!」 「いやぁ、そんなに驚いてもらえるとボク達も秘密にしていたかいがあったというものだよぉ」 「何が秘密だ!バカバカしい、俺は付き合わんぞそんな物!!」 「ええ~困るよオルトォ、今度大手デュエル塾のADSと対抗試合やるってもう申し込んじゃったんだからぁ」 「知ったことか!!」 オルトは一人部屋を後にしようとする。 「何だよ、ノリが悪いなぁオルト君。何か用事でもあるっていうのかい?」 「いいじゃん、どうせ大した用でもないんだろう?一緒にやろうよぉオルトぉ~」 「・・・」 無言で出口へと向かうオルト。 しかしここでパラフィリアは意地悪そうな笑みを浮かべ言った。 「それともぉ~?もしかして、オルトさんともあろう方が尻尾を巻いて勝負から逃げ出すんですかぁ~?」 「いやいや、違うよパラフィリア君!研究機関が無くなった今、彼はもはや"元"オルト君だからねぇ、ハッハッハ!!」 「・・・チッ!」 パラフィリアとキタヤマの挑発に、オルトは舌打ちして近くにあった椅子に座りなおした。 二人は、クロキよりすっとオルトの思考パターンを見抜いていた。 「まぁ、もう少しお前達のバカに付き合ってやるのも悪くないか・・・」 「せやな!何を今更水臭いってとこやで!ADSだろうが何だろうがかかって来いってもんや!!」 「フハハ!そうこなくては!貴様らの熱きデュエル、これからも楽しませてもらうぞ!」 再び湧き上がる研究機関・・・改めキタヤマ塾のデュエリスト達。 「それじゃあもう一度乾杯といきますか!」 「いいですね!ほら、"元"オルトさんもこっちに来てくださいよ!」 「やめろその呼び方は・・・俺は西院、西院倖一だ」 「そうですか・・・じゃあ改めてよろしくお願いしますね!西院さん!」 「それではキタヤマ塾の門出を祝って・・・!乾杯!!」 「「かんぱーい!!」」 かくして、西院とキタヤマ塾の新たな戦いは始まったのであった・・・
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アメリカ ジョン・ウォーデン ソヴィエト・ロシア アレクサンドル・ドヴォルニコフ
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その男は、無限に広がる暗黒の空間を漂っていた。 全てが無と還っていくこの世界で彼の存在を留めていたもの、それは心の中で燃え上がる憎悪であった。 「必ず・・・"奴"をブチ殺す・・・俺に二度も敗北を味わせた"あの男"を・・・」 しかし、深く傷ついた男にもはや立ち上がる力は残されていなかった。 ただ悠久の時の中、ゆっくりと闇に消化されていくのみ・・・のはずであった。 突如、何か強い力が男を引っ張る感覚がした。 まるで大きな手が自分を掴み取っているように闇の中を進んでいく。 やがて彼はどこかに叩きつけられた。 全身がじんじんと痛む・・・久しく忘れていた感覚に男は驚いた、自分に肉体があるのだ! 遠く、何者かの声が聞こえてくる。 「・・・功です!・・・様!この私の技術が・・・!」 「・・・事だ・・・だが、本・・・に・・・使え・・・?」 彼らが何を話しているのか、覚醒したばかりの男に理解することはできなかった。 だが再び肉体を得た今、彼が何をするのか、それは決まっていた。 「今度こそ貴様を葬り去る・・・!待っていろ・・・オルト!!」 季節は年末。 イルミネーションの輝く虹裏の街は、今日もクリスマス、年越しと賑わっている。 しかし、街はずれにポツンとそびえるスタジアムはそんな盛況とは無縁であった。 フィールドを照らす照明は一つもなく、膨大な数が並んだ観客席に腰掛けるものもいない。 ただ一人、そんな様子を眺めため息をつく者がいた。 白いコートをたなびかせる男の名は西院倖一、サイコデュエリスト研究機関エースデュエリスト『オルト』の称号を持つ者である。 だがその肩書きも今となっては何の意味も成すものではなかった。 全ての原因は今年とある企業が開発した『質量を持つソリッド・ビジョン』にある。 この革新的な発明により、デュエルを取り巻く環境は一変した。 その中でもカード実体化というアイデンティティを失ったサイコデュエリスト研究機関への打撃は大きかった。 予算の削減、相次ぐ研究所の閉鎖・・・それはここ研究所may支部も例外ではなかった。 今日この日をもって、may支部は閉鎖となり、データ収集を目的としたデュエルリーグ計画も凍結される。 折角建造したこのサイバースタジアムも来月には取り壊し工事が始まるとのことだ。 オルトはスタジアムを見つめ、研究機関での日々を振り返っていた。 この数年間、様々な人々との出会いと別れがあった。 結果から言えば、研究機関で成し遂げたことは何も無かったかもしれない。 だがこれまでの日々は決して空虚なものではなく、むしろ非常に充実したものであったとオルトは感じていた。 もっとも履歴書には別の言い訳を考えなくてはならないが。 「何やオルト、もう来てたんか」 自分を呼ぶ声に振り返ると、そこには青髪の少女が立っていた。 「・・・ハルか」 「あんたもパラフィリアに呼ばれたんやろ?」 「ああ、最後ぐらいはきちんと締めたいからな」 may支部が閉鎖となる今日、パラフィリアによってデュエリスト達での送別会が企画されていたのだ。 だが待つこと10分、オルトとハル以外に参加者の姿はなかった。 「フン、パラフィリアの奴が時間にルーズなのは今に始まったことではないからな」 「せやけどガルムちゃんまで来ておらへんのは変な感じやな、あの子だったら普通30分は前から来るやろ?」 「確かにそうだな、まぁあいつも受け入れ先を見つけるとかで忙しくしているようだが・・・」 そんな時、ふとオルトの携帯電話が鳴った。 着信はガルムからと表示されている。 しかしスピーカーの先から聞こえてきたのはガルムのそれとは違う、だが聞き覚えのある声であった。 『ククク・・・久しぶりだなァ、オルトォ』 「その声・・・!まさか貴様・・・エルギフか!?」 声の主、それはオルトとの因縁深きデュエリスト、そして二度のデュエルに敗れ消滅したはずの男、エルギフのものであった。 『ご名答ォ!勘のいいテメェならもう分かってるとは思うが、ガルムを人質にとっている…トフキビルで待ってるぜェ』 エルギフの声はそれだけを伝えると一方的に電話を切った。 「チッ!最後の最後まで面倒をかけさせやがって・・・!」 「えっ!?ちょ・・・何が起こったんやオルト!?」 トフキビルへと一目散に駆け出すオルト。 事態を飲み込めぬハルはただ彼の後を追いかける他なかった。 虹裏町の北東にある人通りもまばらなビル街、その一角に東部双葉金融ビル、通称トフキビルはあった。 遠い昔に会社が倒産した後、立ち入った者が行方不明になるといった事件がたびたび発生したため、今では誰も寄り付かない廃墟となっている。 実はこのビルには異世界に繋がる空間のひずみが存在しており、それこそが全ての異変の原因であるのだが、それを知るものはごく一部しか存在しない。 オルトとハルは暗いトフキビルの階段を昇っていた。 「ゼェゼェ・・・なる程、そのエルギフちゅう奴がまた蘇ったみたいやと、まぁ"二度あることは三度ある"って言うしなぁ」 ハルはようやく追いついたオルトから今までのいきさつを聞いていた。 「でも一つ気になるんは何でそいつがこのビルを指定したかや、カクリバンのことは結社でも一握りの人間しか知らんはずやで」 「ああ、だが俺達があれこれ考えるよりも直接聞いてみた方が早そうだな」 そう言うとオルトは階段を昇った先の、屋上階へ繋がる扉を開いた。 そこには、床に横たわるガルムの姿があった。 「ガルム!」 「大丈夫かいな!?」 「安心しろ、この女は気を失っているだけだ」 声のした方を向く二人、そこにいたのは思いもよらぬ人物であった。 「・・・!!貴様はオスカー!?」 「バカな!?カクリバンでの戦いで奴は確かに死んだはずやで!!」 赤いナポレオンコートを纏ったその男はかつてオルト達の前に立ちはだかった邪神結社最高幹部オスカー・ファイゲンバウムに瓜二つだったのである。 「お初にお目にかかるな、我が名はオーカス・ファイゲンバウム、邪神結社幹部にしてオスカー・ファイゲンバウムの息子だ」 「何・・・!?オスカーに息子がいたのか!?」 「そういやそんな噂を聞いたことはあったけど・・・まさかホンマの事やったとは・・・!」 父親とたがわぬ風格を放つオーカス。 オルトも負けじと対峙する。 「なるほど、親父と同じ手を使いやがって。敵でも取りに来たということか」 「フン、一つ勘違いしているようだな。俺は・・・」 「そうそう、オーカス様はゲストに過ぎねぇ。テメェは俺の獲物なんだからよぉ!」 オーカスの話を遮り、男が二人割って入ってきた。 一人は黒いコートを着た銀髪の男、もう一人は学者のようないでたちをした痩せこけた男である。 「やはり貴様かエルギフ、それにその男は・・・まさかドクター・クロキか!?」 「ヌフフ、その通りですヨォ。覚えてくれていて光栄ですネェ、オルト君」 学者風の男、オルトにクロキと呼ばれたその人物はニヤニヤと不気味な笑みを浮かべ答えた。 「何やオルト、こいつの事も知ってるんか!?」 「ああ、この男はドクター・クロキ。かつて俺達と同じ研究機関に所属していた男だ」 「そうです、人工デュエリストについて研究しておりました・・・そうそう、それを造ったのもワタシでしたっけ」 そう言ってクロキはハルが抱えている少女を顎で差した。 「えぇ!?じゃあこいつがガルムちゃんのおとん・・・!」 「おっと勘違いされては困りますネェ、ワタシの娘?こんなのが?そんなもの見るに耐えない失敗作、駄作ですヨォ」 「な・・・何やて!・・・やばいでオルト!こいつホンマに最低のクズや!!」 憤慨するハルをよそにオルトはクロキに対して尋ねる。 「だがあんたはガルムを造ったのを最後に自ら命を絶ったはず・・・なぜここにいる。そこのエルギフも」 「まあまあ、そう慌てずに。順を追って話しますヨォ」 おどけるような大げさな身振りでクロキは今までのいきさつを語りだした。 「機関での研究ライフはワタシにとってとうてい満足できるものではありませんでシタァ。当然です、あまりに技術レヴェルが低すぎるのですから。 そんな時です、邪神結社がワタシに声をかけてきたのは、ワタシはもちろん二つ返事で返しましたヨォ。己の死を偽装し、結社に寝返ったのです。 結社の技術力はもうサイコー!パーフェクトの一言です。ここでワタシは意気揚々と研究に打ち込んできました」 とここで上機嫌だったクロキの態度が一変し、オルトを憎々しげに睨んだ。 「ですが最近ネェ、キミ達のような邪魔者のせいで結社の構成もガタガタなんですヨォ! ワタシが研究を続けるために、確固たるポジションを手にしなくては!それにはワタシの有能さをアピールすることが必要不可欠! そこでワタシが目をつけたのがキミと、このエルギフ君なのですヨォ!」 クロキに紹介されたエルギフは、ククと狂気をはらんだ笑みを漏らす。 「見たまえ!ワタシの実験によってエルギフ君は今までとは比べ物にならないパワーを得て蘇った! 彼がキミを打ち倒す姿をオーカス様にご覧いただければ、ワタシの地位は揺ぎ無いものになること確実!!」 「ククク・・・そういう事だ、さぁ俺とデュエルしてもらうぜぇオルトォ!!」 ゆっくりとオルトに詰め寄るエルギフ。 いまだ目を覚まさないガルムを抱えながら逃げ切ることは難しいだろう。 もっとも、尻尾を巻いて逃げるという選択肢は今のオルトにはなかった。 「フン、俺を出世の足がかりにしようなど、随分ナメられたものだ。いいだろう、そのデュエル受けて立つ!」 ビル風が吹き付けるトフキビルの上、二人のデュエリストが対峙する。 ハルはガルムの介抱を続けながら、この様子を固唾を呑んで見守っている。 「こいつ、何ちゅう殺気や・・・随分ヤバそうな連中やけど、負けるんやないでオルト!」 一方オーカスとクロキもどっしりと構え、二人の戦いを観戦する。 「ヌフフ、キミのデータは全て把握している・・・勝ち目などありませんヨォ、オルト君」 「見せてもらおうかドクター・クロキ、貴様の技術力とやらを。そして・・・父上を破ったデュエリストの実力を!」 今、オルトの最後の戦いが始まろうとしていた・・・。 「「デュエル!!」」 つづく・・・