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P「響を愛してる、ただそれだけだ」 執筆開始日時 2011/12/22 元スレURL http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1324481044/ 概要 春香「プロデューサーさんったら冗談きついですよ〜」 美希「そうなのハニー!」 P「ん?俺は冗談なんか言ってないが」 響「…」テレテレ 美希(ひ、響の様子もおかしいの!) P「今、2人で式場探してるとこだから」 P「ちょっと静かにしてくれよな」 タグ ^我那覇響 まとめサイト プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
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tomcat起動・apache起動してるのに404が出て軽く時間とられた。。 最初tomcatが起動してないとか、いくつか立ち上がってるとかしてるのか?と思ってlog見てみたけどちゃんと404ってログが残ってる… そういえば昨日xampp入れたりしてなんか環境周りやったなーと嫌な感じが。 ということで環境変数も確認。大丈夫。 まさかなーと思って猫のweb.xmlとかserver.xml確認。大丈夫。 なんだ…これ以外に思い当たる節ないけど…つか、これで駄目なら自分の知識外ですけど…(汗 で、ふと見てみるとEclipseのPJに赤いばってん。 何だ?とproblems思ってみてみると、.m2以下にあるantjarのビルドパスがおかしい、と。 そういえばmavenの.m2でantをごっそり消してcleanかけて入れなおしたっけ。。 フォルダ探してみるとちゃんとあるんだけど… ビルドパスまで直してくれないのね。。。(涙 ってことで、maven2→UpdateDependencie?で参照しているライブラリ更新。 赤いばってんとれた。 無事画面も表示された。 解決b
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片目で異常に恋してる ジェニーハイ EXTREME Level 9.1 BPM 132 Notes 544 1 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 2 ①②⑤⑥ |①②③-| ③口⑧口 |④-⑤⑥| 口口④⑩ |-⑦-⑧| 口⑦⑨口 |--⑨⑩| 3 ①②口口 |①②③④| ③④口口 |⑤⑥⑦⑧| ⑤⑥口口 ⑦⑧口口 口口口口 ⑩口口口 口口口口 |----| 口口口⑨ |⑨-⑩-| 4 ⑤口口① |①-②-| 口③⑦口 |③-④-| ⑧口④口 |⑤-⑥-| 口⑥②口 |⑦-⑧-| 5 ④④口口 |①---| 口③③口 |②---| 口②②口 |③---| 口口①① |④---| 6 ⑩⑩②① |①②③④| 口口④③ |⑤-⑥⑦| ⑫⑧⑦⑤ |⑧⑨-⑩| ⑥⑪⑨口 |--⑪⑫| 7 口口②① |①②③④| 口口④③ |⑤-⑥⑦| 口口口⑤ ⑥口⑦口 口口⑧口 口口口口 口⑨口口 |----| 口口口口 |⑧-⑨-| 8 口口口① |①-②-| ①②④口 |③-④-| 口口口① ①口③口 ⑦口⑤口 口口口⑤ ⑤⑥口口 |⑤-⑥-| ⑧⑤口口 |⑦-⑧-| 9 ④①口口 |①---| ①②③口 |②---| 口③②① |③---| 口口①④ |④---| 10 ⑦口口② |①-②-| ⑤口口④ |③-④-| ③口口⑥ |⑤-⑥-| ①口口⑧ |⑦-⑧-| 11 口①③⑤ |①-②-| 口口口⑦ |③-④-| ⑧口口口 |⑤-⑥-| ⑥④②口 |⑦-⑧-| 12 ④⑥⑧口 |①-②-| ②口口口 |③-④-| 口口口① |⑤-⑥-| 口⑦⑤③ |⑦-⑧-| 13 ⑦口口④ |①②③④| 口⑦④口 |-⑤⑥⑦| ⑤①②⑥ ③口口口 口⑨⑧口 口口口口 口口⑩口 |-⑧⑨-| 口⑪⑫口 |⑩⑪⑫-| 14 ⑦口口② |①-②-| ⑤口口④ |③-④-| ③口口⑥ |⑤-⑥-| ①口口⑧ |⑦-⑧-| 15 口①③⑤ |①-②-| 口口口⑦ |③-④-| ⑧口口口 |⑤-⑥-| ⑥④②口 |⑦-⑧-| 16 ④⑥⑧口 |①-②-| ②口口口 |③-④-| 口口口① |⑤-⑥-| 口⑦⑤③ |⑦-⑧-| 17 ⑤口口⑤ |①②③④| 口④④口 |-⑤-⑥| 口②①口 |----| 口⑥⑥③ |----| 18 口口口口 |①②③④| ①②⑤⑥ |-⑤-⑥| ④③⑥⑤ 口口口口 口⑦⑩⑧ 口口口口 口⑨口口 |-⑦-⑧| ⑧口⑦口 |-⑨-⑩| 19 ⑨口口⑧ |①②③④| ①⑦口⑤ |-⑤⑥⑦| 口口⑥② |⑧---| 口③口④ |⑨---| 20 口口⑦口 |①②③④| ⑦口口口 |⑤⑥-⑦| 口②⑥④ ①⑤③口 ⑨⑧口⑩ 口⑩⑨⑧ 口口口口 |-⑧-⑨| 口⑪口口 |-⑩-⑪| 21 ⑧口口⑨ |①②③④| 口口⑤口 |-⑤⑥⑦| ②⑥口① |⑧---| ④口⑦③ |⑨---| 22 ⑦口口口 |①②③④| ⑤①⑥④ |-⑤⑥⑦| ⑦口②口 ⑤④口③ 口⑧⑨口 口⑩口口 口⑩⑬⑪ |-⑧⑨⑩| 口⑫口口 |-⑪⑫⑬| 23 ③④口③ |①②-③| 口口⑤② |-④⑤⑥| 口⑥口口 |⑦---| ⑧口①⑦ |⑧---| 24 口①③① |①-②③| ⑥口口⑥ |-④⑤⑥| 口②①口 口④⑤口 ⑩口口口 口⑧⑦口 口⑨⑨口 |-⑦-⑧| ⑦口口⑧ |-⑨-⑩| 25 口⑥⑤③ |①②③④| ⑥口口⑤ |-⑤⑥⑦| ②口⑦① |⑧---| ⑧④口⑨ |⑨---| 26 口⑤口口 |①---| ③口④④ |②---| ②口⑤⑤ |③-④-| 口①⑥⑥ |⑤-⑥-| 27 ④⑤①口 |①---| ⑥口⑦② |②---| 口口口③ |③-④⑤| 口口⑥口 |⑥-⑦-| 28 口⑥口口 |①---| ③口⑤④ |②---| ②⑦口⑥ |③-④⑤| 口①口口 |⑥-⑦-| 29 ④口⑥③ |①-②-| ③⑦口④ |-③-④| ⑤口⑧⑤ |--⑤-| ①①②② |⑥⑦⑧-| 30 口⑥口口 |①---| ③⑦口口 |②---| ②口⑤④ |③-④⑤| 口①口⑥ |⑥-⑦-| 31 ④⑤①口 |①---| ⑥口⑦② |②---| 口口口③ |③-④⑤| 口口⑥口 |⑥-⑦-| 32 口⑧⑦口 |①---| ④⑥⑤② |②-③-| ②口③口 |④⑤⑥⑦| ⑩①⑪⑨ |⑧⑨⑩⑪| 33 ②口④① |①-②-| ③⑦口③ |-③-④| ①口⑥② |--⑤-| 口④口⑤ |⑥-⑦-| 34 ①①口口 |①---| ①口口口 |②-③-| ③②口口 ②③口口 ④口口⑤ 口口⑥⑤ 口口⑥口 |--④-| 口口口口 |⑤-⑥-| 35 口①②口 |①-②-| 口①口口 |③---| 口口口口 ③口口口 口口口口 口⑥口⑥ ⑤口⑤口 |--④-| 口④口④ |⑤-⑥-| 36 ①①③③ |①-②-| ⑤⑦⑤⑦ |③-④-| 口口口口 |⑤-⑥-| ②⑥⑧④ |⑦-⑧-| 37 口①②口 |①-②-| 口口口口 |----| 口①②口 |----| 口口口口 |----| 38 ①①②② |①---| ①①②② |②---| ③③④④ |③---| ③③④④ |④---| 39 ①①口② |①---| ①口口② |②---| 口口④④ |③---| ③口④④ |④---| 40 ①①口口 |①---| ①①②口 |----| 口②口口 |②---| 口口口口 |----| 41 ①①⑤④ |①-②-| ②⑥⑦③ |③-④-| ③⑦⑥② |⑤-⑥-| ④⑤①① |⑦---| 42 ①②⑤⑥ |①②③-| ③口⑧口 |④-⑤⑥| 口口④⑩ |-⑦-⑧| 口⑦⑨口 |--⑨⑩| 43 ①②口口 |①②③④| ③④口口 |⑤⑥⑦⑧| ⑤⑥口口 ⑦⑧口口 口口口口 ⑫口口⑨ 口口⑩口 |⑨-⑩-| 口口口⑪ |⑪-⑫-| 44 ⑤口口① |①-②-| 口③⑦口 |③-④-| ⑧口④口 |⑤-⑥-| 口⑥②口 |⑦-⑧-| 45 ⑦⑦口口 |①-②-| ⑥⑤⑤口 |③-④-| 口③③④ |⑤-⑥-| ②⑧①① |⑦-⑧-| 46 ⑩⑩②① |①②③④| 口口④③ |⑤-⑥⑦| ⑫⑧⑦⑤ |⑧⑨-⑩| ⑥⑪⑨口 |--⑪⑫| 47 口口②① |①②③④| 口口④③ |⑤-⑥⑦| 口口口⑤ ⑥口⑦口 ⑧口⑩口 口口口口 口⑪口口 |⑧-⑨-| 口⑨口口 |⑩-⑪-| 48 ⑤①⑤① |①-②-| ②⑥②⑥ |③-④-| ④⑧③⑦ |⑤-⑥-| ⑦③⑧④ |⑦-⑧-| 49 ②②③③ |①-②-| 口口⑦口 |③-④-| 口⑥①口 |⑤-⑥-| ④①口⑤ |⑦---| 50 ⑦口口② |①-②-| ⑤口口④ |③-④-| ③口口⑥ |⑤-⑥-| ①口口⑧ |⑦-⑧-| 51 口①③⑤ |①-②-| 口口口⑦ |③-④-| ⑧口口口 |⑤-⑥-| ⑥④②口 |⑦-⑧-| 52 ④⑥⑧口 |①-②-| ②口口口 |③-④-| 口口口① |⑤-⑥-| 口⑦⑤③ |⑦-⑧-| 53 ⑦口口④ |①②③④| ⑦⑦④④ |-⑤⑥⑦| ⑤①②⑥ |----| ③口口口 |----| accuracy 99.5%
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475 名前:死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE[sage] 投稿日:2013/04/29(月) 02 21 13 ID U5TZa/8o [2/7] 突然だが、皆さんは守護霊というものを信じるだろうか。 そもそも霊なんてこの世には存在しないと思っている人が大半なのではないだろうか。 かくゆう俺も、霊否定派の一人だったりした。この世に幽霊なんて、馬鹿馬鹿しい。 そう考えていた。少なくとも、アイツに出会うまでは―― 死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) 「やべっ、遅刻する!」 勢いよく家を飛び出した黒髪の少年は腕時計を確認しながら、通学路を全力疾走していた。 彼の走りに合わせて揺れるネクタイに入っている二本線が、地元の高校の二年生であることを示している。 『……もう、諦めて歩きましょ』 何処からともなく透き通った声が聞こえるが、少年の周りには誰もいない。 「ふざけんなっ!!誰のせいで毎日遅刻してると思ってんだ!!」 中性的な顔立ちの少年は誰もいない空間に向かって話し掛ける。 もし何も事情を知らない人がこの様子を見たら、この少年――高坂春(こうさかはる)のことを間違いなく変人だと思うに違いない。 『だって……春が苦しそうだったから』 「ありがとな……って、苦しくさせたのはお前だ!!」 また誰もいない空間にノリツッコミをしながら春は全力疾走を続ける。校門が春の目の前に迫った瞬間―― 『……また遅刻ね』 「ち、畜生……」 『気にすることないわ。春のせいじゃないもの』 「だからお前のせいだよ!!」 ホームルームを告げる鐘が校舎に響くのを、春は聞きながらとぼとぼと校門を通った。 476 名前:死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE[sage] 投稿日:2013/04/29(月) 02 46 32 ID U5TZa/8o [3/7] 代々、由緒正しい高坂寺院の一人息子には守護霊が付くとの言い伝えがあった。 書物を辿れば高坂一族の起源は鎌倉時代、それこそ鎌倉仏教が栄えた時代まで遡るらしい。 数々の胡散臭い巻物によれば、高坂家の当時の一人娘が流行り病で亡くなってしまい、それを大層悲しんだ領主様が彼女を神格化しようと色々な話を作ったという、何ともアホくさい話だ。 それら空言の中に、高坂家の一人息子には、いつまでも守ってくれるようにその鎌倉時代の幽霊が付いてくれる、なんていう話があった。 理由なんてない、どうせ亡き娘の為に創られた戯言なのだから。 つまり、ただの作り話でしかなかった――はずだった。 放課後の教室で春は黒板の掃除をする。"一人で教室清掃を行う"。 これが本日の春に課せられた罰だった。 「くっそ……」 『……もう帰ろうよ、春。私、待つの疲れた』 「そうだな……ってお前幽霊だろうが!?」 『……?』 「お前だよ、お前!小春!」 春が指差した先には首を傾げる少女が"居た"。 巫女服を着ており、肩まで掛かる黒髪に人形のような端正な顔立ち。 街中を歩いた途端、皆が振り返る。そんな美人だった。 『やっと名前で呼んでくれた』 「……っ」 春は無視して黒板の掃除を再開する。いくら幽霊だからといってもかなりの美少女だ。 そんな美少女に微笑まれたらにやけずにはいられない。春だって17歳の健全な男子だ。 美少女の笑顔にドキドキするのは当たり前だが、幽霊に別の意味でドキドキする自分を認めたくはない。 『春……?』 「掃除中だから話し掛けるな。独り言を言ってる、変な奴に思われるだろ」 『……分かったわ』 今年の4月。 春の17歳の誕生日に彼女、高坂小春(こうさかこはる)はいきなり彼の前に現れた。 自分は鎌倉時代に流行り病で死んだ後、奉られ守護霊として春を守る為に蘇った、と。 いきなり意味不明な説明をされた春だったが、家系図や高坂一族の歴史と彼女の言っていることが一致していること。 そして何より春以外には姿が見えないことから、今まで自分が否定してきた幽霊を自ら認めざるを得なくなった。 「はぁ……」 しかし、春は思う。何が守護霊だ、と。 自分を"小春"と呼んでくれと宣ったこの自称守護霊のせいでどれだけ春が被害を被っているのか。 春にしか見えないにも関わらず四六時中話し掛けきて、無視すると耳元で嫌味を言われ、勉強していると遊ぼうといって邪魔をしてくる。 そのくせ容姿が抜群に良いから一緒にいると中々集中出来ないし、挙げ句の果てには最近、巫女服を脱いで『……抱いて?』とか言ってくる始末である。 おそらくこの前見た月9ドラマのラブシーンに影響されているのだが、そのせいで今朝も……諸事情により準備が出来ず、遅刻した。 更には俺が女子を話をすると『止めて』とか『そいつは高坂一族の敵よ』とかを耳元で呟いて邪魔してくる。 おかげでこの半年、春に出来た女子の友達は―― 「また遅刻したの、高坂君!?」 「あ、三好」 『……!』 「"あ、三好"じゃないわよ!毎回遅刻して!」 茶髪のポニーテールが良く似合う、隣のクラスの三好沙織(みよしさおり)だけだった。 一年生の時に仲が良かった彼女は、隣のクラスにも関わらず何かと春を助けてくれている。 「あはは……」 「もう……後はゴミ出しだけでしょ?……半分持つわよ」 若干顔を赤らめて三好はゴミ袋を半分持つ。何故顔を赤らめるのか、疑問に思いながらも春は沙織の申し出を有り難く承けた。 「ありがとう!いつも悪いな、三好」 「高坂君が億劫なのは今に始まったことじゃないしね」 「あはは……本当、ありがとな」 「べ、別に好きでやってるだけだから……」 夕焼けに染まった教室で仲睦まじく話す二人を、小春はじっと見つめていた。 「…………」 怒るわけでもなく、会話を邪魔するわけでもない。 三好を品定めするようにただ、見ていた。 477 名前:死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE[sage] 投稿日:2013/04/29(月) 02 47 18 ID U5TZa/8o [4/7] 「そういえばさ」 『何、春?抱いてくれるの?嬉しいわ』 「うん……って違うわ!」 結局、そのまま三好と下校した春は彼女と途中まで帰っていた。 三好は電車通学なので駅まで彼女を送った後、一人で暗くなった帰り道を歩く。 横には小春が寄り添っているが、勿論春以外には見えるはずもない。 「小春はさ、俺と三好が話してる時は何故か邪魔しないよな」 『……なんのこと?』 「なんのことって……」 『私は一度だって春の会話を邪魔したことはないわ』 「ただし男に限る、だろうが!」 ビシッと指差す春を小春は不思議そうに見ていた。 『…………?』 「お前のことだよ!」 小春のいる方を指差しながらもう一度突っ込みを入れる春。 この半年間、小春のマイペースぶりに何度翻弄されたことか。 二度と振り回されまいと誓うが、それが守られたことは一度もない。 「……まあ、良いや。邪魔しないなら良いし」 『……春』 「ん?」 『春は……あの三好とかいう女が、好き?』 「なっ――」 『好きなの?』 いきなりの質問に面食らっている春を、小春はじっと見つめる。 心の奥まで見透かされそうな瞳に、春は思わず目を逸らした。 「……べ、別に好きでも嫌いでもないけど」 『……そう』 春の答えに満足したのか、それとも興味がなくなったのか。 小春はそれ以上何も聞いては来なかった。 何故、小春はそんな質問をするのだろう。得体の知れない不安が、春の頭をよぎる。 「……何考えてんだ、俺は」 『どうしたの、春?私を』 「抱かんわ!」 首を軽く振りながら春はそんな不安も一緒に振り払った。小春は幽霊だ。 今は纏わり付いているが、そのうち成仏するだろう。だからそれまで彼女の我が儘に付き合ってやればいい。 すっかり暗くなった空を見ながら、春はそう思った。 478 名前:死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE[sage] 投稿日:2013/04/29(月) 02 48 00 ID U5TZa/8o [5/7] 「はぁ……」 ヘアゴムを取って三好はベットに倒れ込む。今日の出来事を思い返して、枕に顔を埋める。 「……また、駄目だった」 後一歩が踏み出せない。いつからだろう。気が付けば自然と彼を目で追っていた。 話していて、もっと話したいと思った。それが特別な感情だと気付いたのは最近のことだ。 彼が、高坂春が他の女子と話していると、何故かイライラしてしまう。 友達に相談して「それは恋だよ沙織!」と言われるまで、恥ずかしながら気が付かなかった。 というか今でも三好自身、まだ半信半疑ではある。 「なんで言えないかなぁ……」 今日だってチャンスは何度もあった。春とは中の良い友達。 なら"遊び"に誘うくらい簡単なはず。なのにその一歩を、三好は踏み出せずにいた。 「うぅ~」 足をバタバタされながらもどかしさに悶える。春はどう思っているのか。 ただの友達としか思っていないのか。三好の頭はそんなことで一杯だった。 だから―― 『……やっぱり理解出来ない』 「…………えっ」 『何で貴女なんかが、兄様……いえ春の目に留まるのか』 目の前に急に顕れた存在にすぐには気が付かなかった。 "それ"は無表情で三好を見下ろす。まるで下劣なものでも見るかのように。 あまりに突然の出来事に三好が反応出来ずにいると、巫女服を来た少女はゆっくりと三好の頭に手を置いた。 『何故、私が死んだか知ってる?』 「……………っ!?」 その時初めて、三好は自分自身が指一本動かせなくなっていることに気が付いた。 まるで金縛りにでもあってるかのように、喋ることすら出来ない。 『私にはね、"能力"があったの。触れた相手に乗り移れる、そんな力』 何も出来ない三好に少女は静かに語りかける。 『でもね、皆が私を畏れたの。父様も、村の皆も私の能力を……祟りだと言ったわ』 「…………」 『でもね、あの人だけは違った。私が大好きで兄様と慕っていた彼だけは、私を認めてくれていた』 三好は考える。一体この少女は自分にこんな話をして、どうするつもりなんだろうか。 少女の眼はまるで全てを吸い込んでしまうように真っ黒だった。 兄様?能力?全く意味が分からないが、このままでは恐ろしいことをされてしまうような気がした。 『だから、私が父様に殺されて、兄様も私を守ろうとして一緒に殺された時……誓ったの』 「……………っ!!」 急に三好の頭に激痛が走る。脳みそごと記憶をぐちゃぐちゃにされるような感覚。 身体は全く動かない中で、感覚だけはやたら鋭くなっている。 目の前にある少女の顔は相変わらず無表情で、何も写さぬ瞳は三好を見ているかさえ怪しかった。 『来世では必ず結ばれようって……まさか高坂家の長男として産まれてくるとは思わなかったけど』 クスッと笑い、少女は初めて表情らしい表情を見せる。 ただ、三好にとってはそれすら不気味だった。 『だからね、私がこの時代に霊として蘇ったのは、運命なの。兄様と瓜二つな……生まれ変わりの春と結ばれるのは……運命なのよ』 「…………っっ!!?」 あまりの激痛に三好は悶えようとするが、身体はぴくりともしない。 意識も段々朦朧とし、少女の声だけが脳に響く。 『……大丈夫。もう終わるわ。貴女の身体、"しばらく"借りるわね』 少女の冷たい微笑みが、三好が意識を失う前に見た最後の光景だった。 479 名前:死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE[sage] 投稿日:2013/04/29(月) 02 48 32 ID U5TZa/8o [6/7] 「わぁ!大きい!」 「ちょ、あんまりはしゃぐなよな!」 ポニーテールを揺らしてはしゃぐ三好を、春は慌てて追い掛ける。 超巨大テーマパークということもあり、目を離せばすぐに見失ってしまいそうだ。 「早く早く!私、こういうの初めてなんだから!」 「今時ここ来たことない奴なんて――」 「いいから早くっ!」 「うおっ!?わ、分かった分かった!」 三好に手を握られ春は思わず緊張してしまう。 最近、三好は積極的に春との距離を縮めていた。 今日のデートも三好から誘ったものだ。 春自身も三好のことは前から気になっていたので、正直まんざらでもないのだが。 「ほら!ショーに間に合わないよ!」 「よし、急ぐか!」 ぐっと手を握られて春はどきまぎする。 三好ってこんなに積極的だったっけ――そんなことも考えたが、事実積極的なので、これが本当の彼女なのだろう。 普段なら小春が邪魔して来そうな光景だが、ここ最近小春は姿を見せなくなっていた。 もしかしたら成仏してしまったのかもしれない。少し寂しい気もしたが―― 「あ、春!始まるよ!」 隣ではしゃいでいる三好を見ているとそれは些細なことのような気がした。 「……ね、春」 「何だ?」 「私のこと、好き?」 「……えっ!?」 「私は、春のこと好きだよ」 突然の告白に驚く春を三好はじっと見つめる。 全てを見透かしそうな目線に、思わず春は眼を逸らしてしまう。 ――何処かで感じたことのある目線。 「春……?」 「……お、俺も好きだよ三好のこと――」 言い終わらない内に三好は春にキスをする。 突然のことの連続で頭がパンクしそうな春に三好は―― 「嬉しい……。私、春好みの女の子に"なれる"よ。だから遠慮なく、"飽きた"ら言ってね?」 笑顔で囁いた。
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MUGENを配布しています お勧めスペックはMinecraft同様です。 上の動画はWinmugenです↑ ダウンロード
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おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (後編) ◆CMd1jz6iP2 (登録タグ) パロロワ 歪みねぇな デデーン 死七 m9(^Д^)やあ ようこそ、バーボンハウスへ。 この水はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。 うん、「また」なんだ。済まない。 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。 でも、この死亡表記を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない 「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。 殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思ってこの表記を出したんだ。 じゃあ、注文を聞こうか。 「別にね、怒ってるわけじゃないの。とりあえず燃やしていい?」 「言おうとしたじゃない、言おうとしたじゃない!」 ホテル前には、土下座するテトの姿があった。 その前にいるのはもちろん、首輪が爆発した「はず」のフランドール・スカーレットである。 「じゃあ、それは偽者なの?」 「偽者というか、首輪のカウント機能だけを起動させるリモコンなのよ……」 偽起爆リモコン。射程距離は10m。 機能は、使用した方向にいる全参加者の首輪の起爆音声だけを作動させること。 爆発することはなく、一回使うと6時間使用不能になる。 そう。全てはテトのブラフだった。 離れろと言っても、ブロリーが離れないことも分かっていた。 だから、苦渋の決断かのようにリモコンを使い、ブロリーを騙したのだった。 あとは、ここから逃げ出すように誘導するだけだった。 「まぁリモコンも作戦も、全部赤さんの発案なんだけどね」 「ラガナー……そうだ、ラガナーは!?」 その心配する声に、テトは笑顔で返す。 「大丈夫、手は打ってるわ。 あの魔導アーマーには、ヒールフォースっていう回復機能がついててね。 今、ゆっくりたちに赤さんの治療をしてもらって……」 「ゆ、ゆー、ゆーーー!!」 会話に割り込むように、ゆっくり魔理沙が跳ねてくる。 「どうしたの? もう治療は終わったの?」 「ゆー、ゆー、ゆぅぅ……」 ゆ、しか言わないゆっくりの言葉など、テトには分からない。 「も、もう……ア、アンタが何言ってるか、わかんないわよ」 テトには分からない。フランが青い顔をしている。 「や、やあね、どうしたのよ。フランちゃんだって言葉はわかんないでしょ?」 分からない。分からないはずなのに。 「―――、赤さん!!」 テトは駆け出した。 「よぉ……テト。う、まく……行ったじゃねぇか」 そこには、赤さんがいた。 何も変わらぬ姿で、青白い顔色となった赤さんがいた。 「ゆっくり、何やってたの!」 魔導アーマーの席にはゆっくり霊夢がいた。 「ゆー、ゆう、ゆうーーー!!」 カチカチとヒールフォースのボタンを押し続けるゆっくり霊夢。 「まさか……!」 マニュアルを取り出し、読む。 『ファイアビーム、サンダービーム、ブリザービーム、ヒールフォースは強力な兵器です。 連射回数を総合2発までと制限させていただきます。 6時間ごとに1発チャージされますので、計画的にご利用ください』 「ほ、ほら。二発まで撃てるって……なのにどうして?」 「おお、撃ってもらったぜ……おかげで呼吸が楽になった」 赤さんの返事に、テトは愕然とする。つまり、回復してこの程度なのだ。 「なにが無事だよ、よ! 全然無事じゃないじゃない!」 「……無事だよ。まだ、カズヤの意思を伝えることができる」 まったく知らない名前に二人は困惑する。 「兄貴の一人さ。あのブロリーと戦って死んだらしい」 「そんな……」 「まったくよぉ……ホントに歪みねぇ。アイツ、足引きずってたろ? きっと、カズヤがやってくれたのさ」 それに反応したのはフランだった。 「でも、人間なんでしょう? 無理よ、あれ……人間じゃないのよ」 「そうだなぁ。確かにカズヤはフランちゃんより力も弱い、特殊な能力もないパンツレスラーだ。 だがなぁ、それを補って余りある……「歪みねぇ意思」を持っていた」 歪みねぇ意思。それが何なのか聞こうとしたとき、赤さんは激しく咳き込む。 「「赤さん!!!」」「「ゆー、ゆー!!」」 「……すまん。教えてやりてぇんだが、時間がねぇみたいだな」 すでに、赤さんの顔色は白を通り越して土気を帯び始めている。 「フランちゃんよぅ……思うように頑張ってみな。いろんな奴と出会えば分かる、さ。 『歪みある生き方』と『歪みねぇ生き方』……どっちが楽しいかが、さ」 フランと話す赤さんを、テトはただ見つめていた。 自分と同じ、嘘とはったりだけで生きるやつだと思っていた。 だけど、赤さんの本質は自分とは違いすぎる。 彼の言葉を借りるなら、まさに歪みねぇ男だった。 「赤さん、私はどうすればいいの?」 思わずテトは赤さんに語りかける。 フランは赤さんに従い着いてきた。 おまけに過ぎない自分はこれから…… 「……よく聞けよ」 何を語ろうというのか。 一字一句逃さず聞き漏らしのないよう耳を傾ける。 赤さんは、大きく大きく息を吸い込み――― -- , -'"  ̄ ` 丶、 / ─-- / \| 知 / | る ─── i _ _ _ _ ヽ_ か  ̄ ̄ | /二` "二ヽ、 | 〉 よ _| _,ィiュミ r_,ィiュミ レ-| ! 二二二 ヾ! - ' r `ヽ  ̄´ | ∧ ── ___ ゙! 〃 ^ ^ ヽ l-/ 〉 ま i { ='"三二T冫 /´_ノ/\__ さ 二ニ _,ィヘ ヽ ヾ== 彳 / /`ー- 、 に _, ィ´ / l\ ト、 ー一 / / / \ 外 / |  ̄ ̄ ̄ `ー=彳_∠ _ ヽ 道 / | (‥) 〈_ \ l r'"`丶、 | / / ´ (_ ト、 | 【赤さん@ガチムチパンツレスリング 死亡確認】 ……赤さんは、それきり二度と動かなかった。 最後の最後まで、赤さんは自分を貫いて生きたのだ。 「私は実にばかだなあ……」 死に体の赤ん坊に何をすがり付こうとしていたのか。 これからのことなど、赤さんには知ったことではない。 まだ生きている、自分が決めることなのだ。 「フランちゃん、私はここで別れるわ」 テトの心は決まっていた。 今すべきことは、フランを懐柔することでも、赤さんの死を悲しむことでもない。 恩人を、一秒でも早く探すことだ。 「私、探したい恩人がいるの。朝になったら出歩けないフランちゃんと行動することは、できない」 「……そう」 何を言われるか、殺られるかとすら思った想像とは違い、フランは一言呟いただけだった。 「あのオモチャはあげるわ。急いでるんだよねぇ?」 「……ありがと。じゃあ、フランちゃん……無理しないでね?」 魔導アーマーに乗り込み、テトはホテルを離れた。 「……」 これで、良かったのかもしれない。 そう思ってしまう自分がいて、テトは心底嫌になった。 結局フランは、赤さんの嘘を信じたまま、真相に至ることは無い。 嘘を引き継ぎ、フランを利用することもできたかもしれない。 だが、テトは「命の恩人」を騙すことができない。 ブロリーに殺されるはずだった自分は、赤さんという犠牲を払い、今も生きている。 フランの奮戦があったからこそ、その話術でブロリーを騙し助かったのだ。 あの二人のどちらかが欠けていても、テトは死んでいた。 これ以上、恩人を利用できない。 怪我をしたフランを置いていったことに罪悪感はあった。 だが、テトが探す彼女は、フラン以上に儚い存在なのだ。 「大丈夫よ、きっと守って見せる。だから、無事でいて、ミクちゃん――!」 ミクちゃんを守って見せる。それが、テトの歪みない決意。 その決意をひんそーな胸に、テトは二匹のゆっくりを乗せ草原を突き進む。 ―――空は、僅かに太陽が昇り始めていた。 【B-2/一日目・早朝】 【重音テト@VOCALOID(亜種)】 【状態】:健康、悲しみ、強い決意 【装備】:魔導アーマー(左腕欠損、武装チャージ中0/2)@FF6、ゆっくり霊夢、ゆっくり魔理沙@ゆっくりしていってね!、偽起爆リモコン(6時間使用不可) 【持物】:基本支給品、ランダム支給品(0~2) 【思考】 1、ミクを探して守る。 2、フランが大丈夫か少し心配。 3、自分に害のある人物は詐欺してバーボンして切り抜ける 4、ブロリーに注意 5、「歪みねぇ意思」……か 「んっ……はぁっ、んぐ……」 テトが去ったあと、草原には小さな乱れた呼吸音と、何かを飲み干す音が響いていた。 その音の主は、もちろんフランドール・スカーレット。 ―――彼女が、ラガナーの遺体を啜る音だった。 目の前で「食料」へと変わった赤さんを見て、フランは堪えられなかった。 激しい怪我と疲労は、フランに食事を必要としていた。 テトが、すぐに離れなければ――彼女の目の前でも、噛り付いていただろう。 初めの一噛みで、赤さんの遺体は鈍い音と共に一部が砕けた。 「ア――ダ、メ。そう、ニンゲンはすぐ壊れ、るんだった」 まともに吸血したことなど「まったく」ないフランドールは、可能な限り優しく、噛み直す。 フランの喉を血液が潤すたびに、フランの外傷が見る見るうちに塞がっていく。 赤ん坊の血など、吸血鬼にとって極上のヴィンテージ・ワインと同じ。 495年を生きたフランにとっても、究極にして至高の味。 美味しくないはずがない、というのに。 「……おいしく、ないよ」 「……」 「どうしてだろ。おいしいけど……おいしく、食べれないよ、ラガナー……」 フランドール・スカーレットは、495年の生涯で人間を見たことがほとんど無い。 咲夜、魔理沙、霊夢を除いた人間を、フランはあまり知らない。 あとは宴会にやってくる人間を遠巻きに見ることくらいだ。 それ以外の人間は、全て「ケーキや紅茶」に加工されていた。 だから、その人間がどんな人間だったのかなど知る由も無い。 会話をしたことのある人間を、フランは食べたことがなかった。 「魔理沙や霊夢の血も、美味しいのに美味しくないのかなぁ」 『――さぁな。ただ、二度と話せないということが理由かもしれん』 「今のは独り言よー。質問なんてしてないわ」 左右を見て、空を見上げ、そこにはフランを除いて誰もいない。 「結局、また一人になったのか」 『ふむ、我は完全に無視か?』 「アンタは『人』じゃなくて『個』か『振り』じゃない」 さて、ここにはフランの言葉どおり一人しかいない。 かといって、一人芝居にしてはやたらと渋い声である。 『そこまで細かいことを言うな。それを言えば、君とて「人」ではあるまい』 剣である。 赤い柄の剣が、どこからか声を出していた。 「うるさいなー。またしまっちゃうわよ、ディムロス」 その名をディムロス。意思を持つ剣、ソーディアンである。 テトと赤さんと出会うより前。 フランは支給品を確認していた。 「まどうあーまー? こういうの、河童が好きなんだっけ? 私はいらないなぁ」 『む……なんだ、ここは?』 「あら、なにかいるの?」 ディパックから引き抜いてみると、それは赤い柄の剣だった。 『いったいどういうことだ……たしか、神の目を破壊して……』 「神の目?」 『なっ!? 君は、我の声が聞こえるのか!?』 「私、耳は聞こえるよ?」 何かズレた返答に、ディムロスは説明を始める。 自分はソーディアンと呼ばれる兵器であること。 ソーディアンの声は、資質のある人間にしか聞こえないこと。 「ふーん、魔剣なのね」 『魔剣などではない! ええい、それより君は何者だ、そしてここはどこだ?』 「うるさいねぇ。静かにしてなさい」 『なぁ!? ちょ、おまっ』 ディパックに戻されてしまったディムロスは、抗議の声を上げる。 『ええい、なぜしまう! 声が聞こえるということは、我を扱える素質がだな』 「いらない。あと、勝手に喋ったら捨てるからね」 『(我はどうなるんだ……)』 『まぁ、意外と早く使って貰えて何よりだ』 「炎の剣だからねぇ。私も得意だから使ってあげるよ。 ところで、ブロリーにもディムロスの声、聞こえてなかった?」 『そのようだな。素質に関係なく聞こえるわけということか……』 クスクスと、フランが笑う。 「テトたちにも教えてあげればよかったねぇ」 『黙っていろと言ったのはフランだぞ? 流石に首輪が鳴り出したときはどうするかと思ったがな』 「決めた、もう喋っていいよ。口うるさくしなければね」 『ふむ、それは助かる。正直、他者を驚かせてしまうことも危惧していたのだが…… ブロリーのような奴がいるのだ、喋る剣ぐらいどうということもあるまい』 ブロリーのせいで、ちょっとした異常など大した問題ではなくなっていた。 「ねぇ、ディムロス。ラガナーはどうすればいい?」 干からびてミイラのようになったラガナーを片手に、フランが尋ねる。 『埋めてやれ。血を吸ったことも含めて、彼の安息を守る義務がフランにはある』 「うん、わかっ……っ!?」 突然、フランは走り出した。 ディムロスも、ラガナーさえも置いたままに。 『どうした!? ……そうか!』 ディムロスも、理由に気がつく。 空に、日が昇る。 吸血鬼にとって忌むべき時間がやってきたのだ。 『フランは……ホテルに逃げ込めたようだな』 それには安心したが、ディムロスはこれからどうすればいいか悩む。 『誰か来るまでこのままか……短い付き合いのマスターだったな』 フランが戻ってくる頃には、誰かに拾われているだろう。 さすがに夜まで放置されなければ良いなと内心祈る。 その祈りが通じたのか、すぐに人は来た。 全身黒いタイツに黒いマント、さらに漆黒のヘルメットを被った人間だった。 『そこの黒ずくめの人間よ。我を拾ってくれないか?』 「何言ってんの、ディムロス?」 人間じゃなくて吸血鬼だった。 『うおお!? フランなのか、なんだその姿は?』 「いいでしょー。ラガナーの荷物に入ってたのよ」 その服は、「ゼロの衣装セット」という支給品らしい。 ゼロというのが何者かは知らないが、フランにとって全身を覆う服は都合がよかった。 「意外と平気かもしれないよー?」 この言葉に、実は嘘偽りは無い。 幻想郷の吸血鬼は、太陽に弱く、雨に弱く、豆にも弱い。 だが、太陽に当たれば即死するわけではなく、日傘で十分だったりする。 用は、直射日光に当たり続けなければ大丈夫という、結構いい加減な体の作りだった。 「ちょっとブカブカだけどね―――さ、ラガナーを埋めるわよ」 ホテルの脇に、ラガナーの遺体を埋めた。 ディムロスはスコップ代わりに使われ不機嫌だったが、特に道具も無いので仕方が無い。 「ごめんね、ラガナー」 『……しかし、残念だったな』 「ん、なにが?」 しまった、とディムロスは失言を悔いた。 忘れていたことを思い出させれば、彼女の感情を波立ててしまうのではと。 「なによ、言わないとまたしまっちゃうよ?」 『……ラガナーの言っていた、楽しいことだ。聞くことができなかっただろう?』 「えっ、そんなことないよ?」 予想外の一言に、思わず聞き返す。 『なに?』 「弾幕ごっこよりも面白いことは聞けなかったけど…… ラガナーやテトとお話ししたことは、弾幕ごっこと同じくらいには楽しかったわ」 その言葉は、ディムロスを安堵させた。 フランにも、いくらでも可能性がある。血塗られた運命だけではないのだと。 種族が違うために、人の命を軽視する面が多く不安は残るが。 『……そうか。良い経験を積んだな』 「でもブロリーと戦ったのも同じくらい楽しかったなー!」 前言撤回。 やはり血や争いからは切り離せないようだ。 「今度も、もっと楽しかったらいいなあ」 『そうだな。フランが出会い頭に吹き飛ばさなければ、面白い出会いもあるだろう』 「あら、弾幕から始まる交友もあるのよ?」 『死んだら交友は始まらん!』 別れを経て、フランは太陽の下を進む。 これから彼女の行く道が歪みある道にとなるのか、歪みねぇ道となるのか。 それは…… -- , -'"  ̄ ` 丶、 / ─-- / \| 知 / | る ─── i _ _ _ _ ヽ_ か  ̄ ̄ | /二` "二ヽ、 | 〉 よ _| _,ィiュミ r_,ィiュミ レ-| ! 二二二 ヾ! - ' r `ヽ  ̄´ | ∧ ── ___ ゙! 〃 ^ ^ ヽ l-/ 〉 ま i { ='"三二T冫 /´_ノ/\__ さ 二ニ _,ィヘ ヽ ヾ== 彳 / /`ー- 、 に _, ィ´ / l\ ト、 ー一 / / / \ 外 / |  ̄ ̄ ̄ `ー=彳_∠ _ ヽ 道 / | (‥) 〈_ \ l r'"`丶、 | / / ´ (_ ト、 | 【フランドール・スカーレット@東方project 生存確認】 【D-3 道/一日目・早朝】 【フランドール・スカーレット@東方project】 【状態】:全身に怪我 (再生中)、中度の疲労 【装備】:ディムロス@テイルズオブデスティニー、ゼロの衣装セット@コードギアス 【持物】:基本支給品×2 【思考】 1、面白いことを探す 2、ラガナーを守れなかったけど、右上・左上を殺す 3、歪みねぇ生き方? ※ディムロスの声は、誰にでも聞こえるようです。 ※ディムロスの使用により、術が使えるようになりました。 ※「ゼロの衣装セット」を着ているため、朝でも活動できます。翼も服の中なので飛べないかもしれません。 ※服が破れると太陽に晒される危険があります。 ※フランの能力は大幅に制限されています 空を飛ぶと大きく疲労します。 首輪、支給品、参加者の「目」は見えません。 よほどの弱点がある場合、見ることだけはできますが、手に移動させることはできません。 地面などの「目」は、手を握り締めると破壊できますが、大きく疲労します。 「な……なんだぁ?」 ブロリーは、何が起きたのか理解できなかった。 首輪が爆発して死んだと思ったら生きていた。 なぜ爆発しなかったのか考え、一つの結論を出す。 「フハハハハ! 間に合ったのかぁ?」 ブロリーは、走り続け別のエリアに抜けれたのだと思った。 実際、違うエリアにいたため、間違いではない。 「ところで、俺はどこにいるんだぁ?」 森の中のようだが、いったいどこの森なのかブロリーにはわからなかった。 「ここがどこだかわからなければ、俺は……寝るだけだぁ……」 ブロリーは木に腰掛け、眠りについた。 もうすぐ始まる放送を、彼は聞くことができるのだろうか? 【ブロリー@ドラゴンボール 生存確認】 【B-3 森/一日目・早朝】 【ブロリー@ドラゴンボールZ】 [状態]疲労(大)、全身に軽い怪我、右足首骨折 [装備]なし [道具]支給品一式、不明支給品1~3 [思考・状況] 1:ZZZ…… 2:全てを破壊しつくすだけだ! 3:腹を庇う必要があるか…… ※首輪が爆発しなかったのは、エリア脱出に成功したためだと思っています。 「無用心な男だ」 そのすぐ近くに、呂布は潜んでいた。 ブロリーの気弾を受け、呂布は森の近くまで飛ばされていたのだ。 「斬馬刀がなければ、危うかったかもしれんな」 呂布は、ブロリーの気弾を斬馬刀で受け止めた。 そのため、呂布自身は地面に叩きつけられたこそしたが、怪我にはいたらなかった。 「だが、そのために斬馬刀を……!」 呂布の持つ斬馬刀は、半分に折れていた。 ブロリーの気弾の威力に、耐え切れなかったのだ。 「すまぬ、俺が未熟ゆえに……」 呂布といえども、術師との戦い方など知らない。 慢心していたチルノにこそ勝てたが、メタナイトと共にいた女、そしてブロリーの攻撃に対処できなかった。 「……アレを使うとするか」 荷物から、何かを取り出す呂布。 取り出されたのは、盾であった。 イージスと呼ばれるそれが、素晴らしい防具であることは呂布の目にも確定的に明らか。 呂布の支給品であったが、斬馬刀を使うために盾を装備することはできなかったのだ。 折れた斬馬刀の重さなら、十分に片手でも使える。 「これならば、術を防ぎつつ戦えるはずだが……」 呂布にとってもあまり慣れぬ、剣と盾を装備しての戦い。 それだけではなく、呂布はイージスが生きているかのような錯覚を覚える。 「本来の持ち主にしか、完璧に性能を出し切ることはできんか……」 当然か、と呂布は思う。 自らの武器、方天画戟も真に使いこなせるのは自分のみ。 たとえ、関羽のような武人であれ性能を全て出し切ることはできないのだ。 「殺しあえというならば、最良の得物を渡せばよいものを……」 文句を言っても仕方なく、現状の武器に慣れるしかない。 慣れぬままブロリーに挑んだところで、結果は同じだろう。 「まずは適当な相手で肩慣らしと行くか……」 ブロリーから離れ、森を進む呂布。 自らの力を使いこなし、強者を打ち倒すために。 【A-3 館付近/1日目・早朝】 【呂布@iM@S演義】 [状態]腹部に打撲 [装備]折れた斬馬刀@るろうに剣心、イージス@FF11 [道具]支給品一式 [思考・状況] 基本思考:強そうな奴には片っ端から喧嘩を売る。優勝狙い 1:術師にも負けない。 2:チルノとはまた会ったら決着を着ける。 3:メタナイトと全力の決闘をしたい。 4:ブロリーとも決着をつけたい。 5:主催者も殺す。 ※イージスは意思を持っていますが、封印されているのか本来の持ち主でないためか言葉を発しません。 ※盾の性能を全て引き出すことはできませんが、使用することに問題はありません。 支給品解説 魔導アーマー@FF6 ガストラ帝国の標準的な魔導兵器。チョコボ程度の速度と強力な魔導兵器を持つ。 これには、ファイアビーム、ブリザービーム、サンダービーム、ヒールフォースが標準装備されている。 制限により最大連射2発。チャージには1発6時間を要する。 参考動画: 【FF6】20代後半の叔母さんが頑張ります【実況プレイ】 ディムロス@テイルズオブデスティニー 天地戦争の際に作られた決戦兵器。 中央部にあるコアクリスタルに人格や記憶、術を使うエネルギーが詰まっている。 刀身に炎を纏うことができ、使える術も炎の属性である。 性格は熱血漢で正義感が強く、面倒見がいい。 また、ディムロスのオリジナルはバルバトスを処刑した張本人である。 声優は置鮎龍太郎。 参考動画: お話が分かるだけのテイルズオブデスティニー ゼロの衣装セット@コードギアス 合衆国ニッポンポン! 参考動画: 【手描き】「スーパーニッポンデラックス!\(●)/」に絵をつけてみた イージス@FF11 盾レリック最終。ナイト最強の盾。 魔法の威力を軽減する効果もあるメイン盾。 ナイトの三種の神器の一つであることは確定的に明らか。 意思を持っているが、何らかの理由で喋らない。 ただし元々喋る機会も少ない。 偽起爆リモコン 使用した方向にいる全参加者の首輪の起爆音声だけを作動させる。 リモコンの有効距離は10m。 25秒くらいのカウントダウンを立木文彦の声で行うが、爆発は絶対しない。 本来の首輪爆破時と同一のカウントダウンかは不明。 一度スイッチを押すと、6時間使用不能になる。 sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) 時系列順 sm80 らららコッペパン sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) 投下順 sm80 らららコッペパン sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) 赤さん 死亡 sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) 重音テト sm89 こわれるこころいんばとろわ 明く茂る誠い心 sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) フランドール・スカーレット sm87 歪みねぇ世界 sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) ブロリー sm104 伝説のスーパーサイヤ人の殺し合い訓練学校 [強制参加] sm79 おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編) 呂布 sm105 三国武将達は大変な鬼畜野郎にハメられていきました
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小さな自営業を営んでいます。 自営業の資金繰りにキャッシングでお金を借りる事もしばしばです。 ライバル会社は数多くあり、ライバル会社が特典としてグッズを付けているのを見ると、 こちらも赤字覚悟で大枚をはたいてグッズを作り、 ライバル会社が豪華商品を格安で売っているのを見ると、 こちらも負けじと贅沢を極めた商品を作り出します。 そんな費用のためにはキャッシングは必要不可欠です。 商品を作るためにまずキャッシングで費用を借り、 商品が売れたらキャッシングに返済をする、というのを繰り返しているのです。 即日審査キャッシング ただ繰り返しているだけではなく、 しっかりと利益を回収できているので新たな資金にもなっていますし、 プライベートの生活も潤う事ができています。 趣味で始めた自営業ですが、あまりにも競争が激しいと気付きます。 世界一、とまではいきませんがせめて業界一と呼ばれるくらいにはなりたいものです。 そのためには赤字になってでも格安でよい商品を提供しなければなりません。 キャッシングやローンには非常にお世話になっており、 資金繰りには欠かせない大切な機関として重宝をしています。 銀行では断られてしまう当方、キャッシングが無ければやっていけません。
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元スレURL 遥「ねぇお姉ちゃん知ってる? 眠りが浅いのはリンパが溜まってるからなんだって~」 概要 用法容量を守って健全な姉妹えっちを タグ 近江遥 ^近江彼方 ^短編 ^かなはる 名前 コメント
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#blognavi サッカーを早めに切り上げてパワポを作ろうと研究室にいたら急に「ファン・フォン・ファン・フォン・ファン・フォン火事です、火事です、地下一階で火災が発生しました! 安全を確認のうえ避難してください!!」 15分ぐらいエンドレス・・・ 止まったと思ったら再び鳴り出す。 ウルセェヽ(#゚Д゚)ノ┌┛ 研究室を出ると飯塚さんがいて警報を無視していいのかなと思ったら、逃げたほうがいいということなので6階から1階まで階段で降りて研究棟前に行きますと、どこにこんなに人がいたのかというぐらい人がいました。研究発表も近いことからデータやパソコンを持って非難してる人も見受けられる。 警報が止むまで工作室で休憩するかと思っていったらやはり職人が工作してましたよ。お疲れです。 カテゴリ [ひとこと] - trackback- 2006年02月12日 16 23 38 名前 コメント #blognavi
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田代沙織 出演 画像・動画検索 Google/Yahoo!/Bing/NAVER/Baidu/YouTube 田代沙織「落ドル」 監督 IRRI メーカー イーネット・フロンティア 発売日 2010/4/23 通販 Amazon.co.jp DMM