約 922,928 件
https://w.atwiki.jp/taleswords/pages/1500.html
エタの痕跡【アイテム クエスト品】えたのこんせき 真260武器「ブリニクルの魂の解放」に8個必要となる。 シオカンヘイム要塞(ハード)MOB全般がレアドロップする他、征服の勲章200個と交換で入手可能。 関連項目 世界樹の実 寒気の結晶 霜のたてがみ
https://w.atwiki.jp/thrones/pages/11.html
通称紅カイ。 なんか悪げなのが結構気に入ってマス^^ 戻る
https://w.atwiki.jp/thrones/pages/8.html
その日は朝から重く雲が垂れ込め、身を刺すように冷たかった。 カイはいつもと同じように、国際警察機構の一室で机に向かい、書類を片付けていく。 「ふぅ…」 一息ついて立ち上がり、大きく屈伸する。 同じ体勢での作業に、いい加減飽きてきていた。 ふと、窓の外の風景が目に入る。 (ああ、ついに降ってきたか…) 白いものがふわりと舞い降り始めていた。 まるで、妖精のようなそれは街を白く染めていく― すべてを白く包み込む雪に、神聖なものを感じずにはいられない。 身を浄められるような気持ちで、カイは少しの間雪を見入っていた。 ようやく仕事を再開して、積み上げられた書類の束と格闘する。 時折時計の針を気にしながらだったため、仕事に集中できていないのも確かで、カイにしては珍しく作業効率が悪かった。 それでもその日は何もなく平和に時間が過ぎて、すべてを片付け終わらぬままそろそろ仕事も終わり。 そんなタイミングで緊急呼出しがかかった。 (こんな時に…!!) 内心舌打ちして、呼出しに応じる。 「なんでしょう?」 平静を装っていたが、声のトーンが低くなった。 いら立ちを自覚して、カイはらしくないと苦笑する。 通信を入れてきた者は、慌てた様子で事の顛末を簡潔に伝えてきた。 「…分かりました。私もすぐそちらに向かいます。」 「お願いします!」 いくら用があっても、仕事を放りだせる性格でなく、カイは通信を切り 大きく溜息をつくと、重い足取りで警察機構を後にした。 遅くなってしまった。 待ち合わせの時間は、とうに過ぎている。 最速で事件の処理を済ませ、カイは急いで警察機構の自室に戻ってきた。 手早く片付けを終え、今度こそ邪魔が入らない事を祈りながら帰途につく。 街外れの小さな教会。 この時間ともなると、訪れる者も居らず雪の中、ひっそりと佇んでいる。 ミサも終わり辺りに人気はなく、自分の吐く息が白く見て取れた。 急いで駆け付けたカイは、弾む息を整え静かに扉を開いた。 そこに待ち人の姿を見付け、ほっと安堵の息を漏らす。 「遅くなって、すみません。待っていてくれたのですね」 天使のような姿の少女が、嬉しそうに駆け寄ってきた。 「もちろんです!カイさんから連絡を頂いた時、私びっくりしました」 「そう…ですか?」 「ええ。とても意外でした」 優しく微笑む彼女の笑顔に、カイは苦笑を浮かべる。 「私の方から呼び出しておいて、遅れてくるなど言語道断です。 本当に申し訳ありません」 すぐに表情を曇らせて、謝罪するカイに首を振り 「いえ。いいんです。きっとなにかあったんだなって、思いましたから。 何もないのに、約束を破るような人じゃない事は、よく知ってますから―」 「…ありがとうございます。そう言ってもらえると、少し気が晴れました」 ようやく笑顔を見せたカイに、少女も嬉しそうに微笑む。 時間がゆっくりと流れて。 「いけない。忘れるところでした」 思い出したように話を切り出して、 「早くしないと、ジョニーさんを怒らせてしまいそうですね」 カイは悪戯っぽく笑う。 コートのポケットを探り、小さな包みを取り出して、 「メリークリスマス。そして…ハッピーバースディ。」 「え?」 明らかに動揺して、ディズィーが困惑の表情を浮かべる。 「私にも祝福させてください」 カイの穏やかな微笑みに、促されるようにディズィーは包みを受け取った。 「ありがとうございます。大切にします…」 その存在を確かめるように、そっと握りしめ目を閉じる。 「そろそろ戻りましょう」 別れの言葉に慌てて、ディズィーはカイを見上げた。 「きっと、貴方の帰りを待っていますよ」 「あ…あの!ちょっと待って下さい…私にも…プレゼントさせてください」 慌ててカイの手を取り、引き止める。 「私に…ですか?」 「はい。今日がどんな日なのか、メイさんに聞きました。ですから…その… 私も持ってきたんです。」 ディズィーは少し戸惑いながら、可愛くラッピングされた袋を差し出した。 「ありがとうございます。とても嬉しいです」 カイは袋を受け取り、微笑む。 「開けていいですか?」 ディズィーが赤くなって下を向き、小さく頷いたのを見て、カイは丁寧に封を切った。 中から出てきたのは、ロングマフラーだった。 ところどころ目が不揃いなのは、恐らく彼女が自分で編んだものだからなのだろう。 彼女があまり器用でないと、以前言っていた事を思い出した。 何度も失敗を繰り返し、一生懸命編んだに違いない。 カイはマフラーを袋に戻さず、そのまま首に巻いた。 「とても暖かいです。編んだ貴方の気持ちが、伝わってくるからでしょう」 良い毛糸を使っているのはカイにも分かった。 何より、心を込めて編んだもの。 彼女の気持ちが心を暖かくする。 カイはその事を思うだけで、自然と笑みが漏れた。 そしてふと思い出す。 握りしめてきたディズィーの手が、氷のように冷たかった事を。 無理もない。 この寒さの中、長時間待っていたのだから。 自分のせいでこんな目に合わせてしまった。 カイはディズィーの笑顔に、いたたまれなくなる。 「すみません」 着ていたコートの前を開き、冷えきったディズィーの身体を抱きしめた。 「きゃっ?!」 突然の事に驚き、小さな悲鳴が漏れる。 「カイさん?」 「………」 返事はない。 ただ、抱き締められて。 強ばった身体から少し緊張が解ける。 「ぁ…」 (暖かい…) そっと目を閉じる。 服越しに伝わる体温が、心地よく安心できる。 ディズィーの身体にようやく体温が戻って、カイは手を解いた。 着ていたコートを脱ぎ、ディズィーにかける。 「着て行ってください。風邪でもひかせたら、私がジョニーさんに殺されそうですからね」 「でも!それではカイさんが…」 不安げな表情で、言い募ろうとするディズィーを、やんわりと制して 「私の事なら心配いりません。貴方にいただいた、このマフラーがありますから」 優しく微笑んで、カイはディズィーに手を差し伸べた。 「さぁ、もう戻らないと。随分遅くなってしまいましたし」 「はい」 弾けるような笑顔で、カイの手を取る。 二人はそのまま教会を出た。 「遅くなってすいません」 ジョニーに謝罪し、船内に消えるディズィーを見送る。 「ま、あんただから信用するが、こんな事はこれきりにしてくれ」 無言でカイが頷いたのを確認して、 「よ~し、出発だ」 合図と共に、飛空挺が舞い上がる。 カイはその影が見えなくなるまで、夜空を見つめていた。 戻る
https://w.atwiki.jp/tmnanoha/pages/384.html
??? ――― 「幾何学的」といっても良い部屋であった――― その複雑な文様は常人には使用の意図すら分かりかねる。 計器の数々。無数の生体ポット。 それらが整然と居並ぶ一室にて、中央に大きなソファとテーブルがあり そのテーブル上には存在感も露に―――チェス盤のようなナニカが置かれていた。 様々な駒が雑多に並べられるその盤上は、まるでそのルールを知らぬ子供が 手探りで並べたかのような不規則性を醸し出す。 ―――――――否、 まるで出鱈目で混沌とした配置のその盤の中央で――― 今、二つの駒が向かい合っている。 「ククク……」 中央のソファーには男がいた。 堪えきれぬと言った表情で笑いを漏らす男。 白衣に身を包んだ容貌――その口元には押さえ切れぬ愉悦。その目には狂気。 盤上の世界を、盤内で踊る駒を、嘗める様な手つきで弄ぶ。 「ふむ―――――」 中央のソファにはもう一人、男がいた。 白衣の影の対面に座る新たなる影。 黒衣に身を包んだ―――聖職者風の男が声を漏らす。 「その配置……初手としては些か振舞いすぎではないのか?」 「初めだからさ……クク。 これほどの祭だ。オープニングセレモニーは派手に行こうじゃないか!」 白と黒の両者。 その対処的な影が何やら不穏な言葉を交わす。 「それは構わんが、派手に踊らせ過ぎて駒が壊れなければ良いがな。 そちらの魔導士がどれほどのモノか知らんが―――英霊の御名は伊達ではないぞ?」 「壊れたら壊れたで構わんさ。 起承を待たずに主賓が壊れるのは確かに盛り上がりに欠けるが それもまた流れの一つと割り切ろう。」 白衣の科学者と黒衣の聖者の、誰も聞き知る事の適わない それは忌むべき揺り篭の胎内で行われる談話であった。 「さあ………打ち上げようじゃないか! でかくて奇麗で、見事な花火を!!」 甲高い嬌声が部屋中に響き渡る。 そしてそれが合図だったのか。 盤上で引き合わされた「エース」と「ナイト」の駒同士が この歪んだ空間の元に――――引き合っていく。 狂気の宴の始まりの闘い。 その幕が、今―――上がる。 ―――――― NANOHA,s view ――― (お父さん……お母さん……) 彼女は眼前の光景に絶句する。 目の前の、一つの結果に―――― (お兄ちゃん……お姉ちゃん……っ) それは考えられる最悪の事態。 彼女の脳がそれを瞬時に受け入れ、眩暈を覚える。 (アリサちゃん……すずかちゃん……ッッ!) 歯の根が合わず、カチカチと耳障りな音。 それは彼女自身の咥内から生ずる音。 裸で寒冷地に放り出されたような寒気が全身を襲い、その震えが止まらない。 呆然と立ち尽くす彼女。半狂乱で駆け出し、叫び出したい衝動。 それを―――唇を噛んで抑え込んだ。 「こちらスターズ1・高町なのはです…… クラウディア、聞こえますか?……こちらスターズ1……」 動揺を必死で押さえ込み、味方に通信を送る。 前後不覚の状況に陥った時こそ、今、出来る最善を尽くす。 このような事態に陥ってなお、彼女は彼女以外の何者でもなかった。 「スターズ1・高町なのはです……応答して下さい! ライトニング1・フェイトちゃん! はやてちゃん!」 しかしその呼びかけは空しく虚空に響くばかり。 彼女の声は誰にも届く事はなかった。 座標認識不可。音信不通。 計器その他一切が故障としか思えない数値を叩き出している。 「………………」 立ち尽くす彼女。 漆黒の空に灰色の雲がたゆたう。 まるで黒竜がその身を遊ばせているかのよう。 文字通り暗雲渦巻くその凱下にて―――― ミッド近郊の廃棄区画を思わせる廃墟が広がっている。 それは彼女―――白き魔導士の愛すべき故郷 海鳴町…………その、変わり果てた姿であった……… ―――――― 守れなかった…………… 手遅れだった…………… 後悔と絶望。胸が締め付けられる程の無力感。 目から溢れ出しそうになる涙を必死に拭う。 泣くのは出来る事を全部やってから……そう、自分に言い聞かせる魔導士。 表情は蒼白ながらも、持ち前の強き意思がギリギリの所で彼女の自我を保っている。 この事態――― 敵 もしくはそれに随する 何か の仕業であるのは間違いない。 そう、敵………JS事件の首謀者。 次元犯罪者ジェイルスカリエッティ。 (誰か……生存者……お願い…) 商店街の街並。 通い慣れた道。 見覚えのある交差点を辿り、無人の街頭にて折れそうになるヒザを奮い立たせ 魔導士は祈るように歩を進める―――― ―――――― SABER,s view ――― (シロウ………) 眼前の光景に絶句する。 目の前の、一つの結果に――――― (マスター………どこだ…!) それは考えられる最悪の事態。 マスターの傍を片時でも離れた自分の迂闊さを呪った。 (何を……何をやっているのだ私は…!) 奔放なマスターに頭を悩ませるながらも、その人柄を好もしいと思った。 かつて共に闘った彼の父親とはついには分かり合う事はなかったが この主となら―――信条に背く事なく我が剣を預けられる。 ならばせめて、いつ危機が迫っても良いように 令呪に異変を感じればすぐに馳せ参じられるよう神経を研ぎ澄ませていた。 なのに………… 歯の根をギリと噛み鳴らす耳障りな音。 それは彼女自身の咥内から生ずる音。 怒りと不甲斐無さで身を焼かれるような熱気が全身を襲い、震えが止まらない。 一心不乱に駆け出し、主の名を叫びたい衝動。 それを―――唇を噛んで抑え込んだ。 「………………」 猛りは一瞬。 敵の奇襲を受けた時こそ冷静に迅速に――― このような事態に陥ってなお、彼女は彼女以外の何者でもなかった。 「…………結界?転移? いや……」 端麗な眼差しが周囲を警戒、模索する。 眼前に広がる光景――― 彼女はさっきまで主の屋敷の一室に待機していた。 だが、異変を感じた時には既にこの場に放り出されていたのだ。 漆黒の空に灰色の雲がたゆたう。 まるで黒竜がその身を遊ばせているかのよう。 文字通り、暗雲渦巻くその凱下にて―――― 廃墟となった……冬木の町………… 夜の新都に一人―――騎士の王はただ立ち尽くす。 ―――――― この事態――― 敵 もしくはそれに随する 何か の仕業であるのは間違いない。 そう、敵……聖杯戦争のマスターとサーヴァント。 これが 敵 の何らかの策謀によるものだとしたら 自分がこうしている間にガラ空きの主を狙われるのは必定。 既に敵の手に落ちた可能性も十分にあるだろう。 焦燥に押し潰されそうになる騎士である。 希望的観測すら見出せない状況―――― (シロウ―――貴方の剣となり御身を守ると誓った……) その誓いを果たせぬかも知れないという焦りと不甲斐無さ。 かつて守れなかったモノ―――― 不意に頭につく幻視を――――必死に振り払う。 ヒザをつくのは出来る事を全部やってから。 衛宮士郎と共に歩いた新都の町並。 通った道、通った交差点を辿って歩を進める騎士。 苦渋に満ちた表情を隠そうともせず、最悪の予感を押し殺しながら 騎士は一人、影絵の町を彷徨う――― ―――――― ―――――― ジェイルスカリエッティ―――――― 彼が管理局の拘束を何らかの形で逃れ、脱走。 第97管理外世界・地球に逃げ込んだという報告は 機動6課……ことに高町なのはら地球出身の局員の心胆を震わせるに十分な報せであった。 何故、彼が地球に、という疑問もそのままに 故郷が戦火に晒されるという危機的状況を前に 八神はやては後見人達の協力の元、半ば強引に機動6課の再設立を申請。 上層部もJS事件で彼女らがスカリエッティを退けたという経緯 功績を踏まえ、事は迅速に進んだ。 任務上、フォワード陣の早期の合流が望めない状況だったが故に スターズ隊長・高町なのはを初め、フェイト、はやて、ヴォルケンリッターら 主力メンバーが先行して地球に降り立つ。 時間にして最短。何としてでも間に合わせる! その思いの元、6課総力を挙げての強行軍は しかし―――最悪の未来を回避する力にはならなかった……… 絶望に押し潰されそうになる魔導士だったが――― (おかしい………何か…) 藁をも掴む思いで生存者の探索を続ける、そのうちに微かな違和感―― 希望的観測に過ぎない些細な物であるにせよ―― 悲しみに染まりつつあったなのはの表情に、微かに懐疑の念が混ざる。 歩きなれた、住み慣れた町。 そのところどころに―――自分の記憶と違う場所がある? 散策しながら思考を回転させ、状況を整理していく魔導士。 まず第一にこの地がスカリエッティの蹂躙を受けた事を仮定する。 もし、それにより件の惨状になってしまったのだとしたら―――その跡……… 海鳴の人々の「そういったモノ」が、全くない事にまずは違和感。 もし眼前に広がる光景が文字通りの地獄絵図であったなら、いかに自制心を総動員したとて 彼女は嗚咽に崩れ落ちる体を支える事が出来たか否か。 そう、それは完全に廃墟と化したゴーストタウン。 初めから人の住んでいた熱気―――気配が稀薄なのだ。 母艦クラウディアから設定した転送先は地球での拠点と定めた「八神邸」 だが気がつけば全く別の場所に、他の隊員とも散り散りに飛ばされている。 (海鳴……でも、一体…) 彼女の心中は今や、悲しみよりも混乱と 最悪の結果を否定したい気持ちで綯交ぜになりつつある。 だがこの状況………何が起こるか分からないのは確かだ。 恐らくは敵地と化したこの地にて、いつまでも固まっているわけにはいかない。 火急の事態に対して「いつもの備え」を行う。 ……故に―――――気づけた。 「!!!」 魔導士の全身に緊張が走る! それは――確かにいた。 彼女を尾行してくるものの存在。 自分の50m後方をピッタリと――張り付いてくる影。 (敵……) 頬を伝う汗。 時空管理局機動6課所属スターズ隊長・高町なのは。 愛杖レイジングハートのセーフティ・ロック解除を確認。 思考を切り替える。 クリアに、より冷静に。 焦燥を浮かべていた顔が歴戦のエースの表情へと変わっていく。 深呼吸を一つ―――歴戦の教導官が後方の影に全神経を集中させる。 ―――――― 奔走する騎士の前方――― それは――確かにいた。 (………あれは…!) ほとんど反射的に街頭の影に隠れる騎士。 自分と同じく廃墟となった街を練り歩いているモノがいた。 遠目のビルの物陰に隠れながら、ソレを尾行する。 ガチャリと、自らの発する鎧の擦れる音に舌打ちをする。 数ある戦場にて幾千幾万の敵味方が仰ぎ見た、光り輝くその雄姿。 隠密行動などという行為からは最も縁遠い存在である。 簡単に言えば目立つ人なのだ。黙って立っていても――― 他人の後をコソコソとつけるなどした事もない身。 その、ぎこちなさを隠せない必死の追跡行が続く。 (……いっそ武装を解除して――いや、) ここは既に戦地だ。 どこから敵が狙ってくるかも分からない場所で武装解除するなど愚の骨頂。 しかし鎧が擦れる音が耳障りでしょうがない――― いつ敵にばれてもおかしくない、それは殊更、無様な尾行であった。 とはいえ、この不肖の事態において唯一の手がかりとなるモノを見逃すわけにはいかない。 サーヴァントではない…… その気配は感じない…… だが無関係かと言われれば微妙な―――その風体。 このような場所で、まるであつらえたかのように自分の前に現れた事もある。 身のこなしや佇まいからして素人のそれとは程遠い。 先手を取られ、不利な状況の中――― この件の企てがあの者の仕業であるなら、これはチャンスかも知れない。 主があの者の陣営に囚われの身となっていたとしたら ここで相手の身を抑える事によって出鼻を挫く事こそ突破口の一端。 「後ろ……いるのは分かっています。」 (…………っ!!) しかして騎士のそんな目論見は――― 「大人しく出てきて下さい。」 ―――呆気ないほどに、挫折。 前方の背中からかけられた声が、尾行に勤しむ騎士を嘲笑うように場に響く。 つくづく甘い考えだったと自嘲する騎士である。 そう……これが相手の策略ならば、自分はその網にかかった獲物だ。 相手の胎内にいるも同然の身で尾行など成功するはずもない。 相手は前方50m。 こちらに向き直り、騎士の方に真っ直ぐに杖の先端を向けて構える。 十分な距離。十分な間合い。 自分は見事に、まんまと誘われたのだ。 相手に気づかれてるとも知らず、慣れない間抜けな追跡を続けていた自分を叱咤する。 このような火急の事態に慎重に行動してるヒマなど―――初めからなかった! 覚悟を決める時―――騎士の顔が、常日頃のソレへと変貌していく。 其はサーヴァント・セイバー。 数多ある伝承において最強の剣の英霊と称されるその身。 眩いばかりの白銀の肢体を、今―――魔導士の前に現した。 ―――――― 高町なのはが騎士の尾行に気づけたのは、その追跡が不慣れだったという事もあるが ひとえに「ある備え」のおかげだった。 鉄壁を誇るなのはとて不意を突かれれば堕ちない道理は無い。 過去、奇襲による幾度かの敗北。一度はそれで生死の境を彷徨った事もある。 その教訓から、いつ敵が襲ってくるか分からないという状況に際し スフィアによるワイドサーチを小まめに飛ばす事を習慣つけていた。 そして、そんな事はつゆ知らぬ騎士。 相手の行動がその身の尾行を誘い、罠を張って自らを迎え撃つつもりだったと取る。 状況からそう認識した彼女はもはや相手を―――敵のマスターであると疑わない。 その距離、50mの間合い。 開けた視界に陣取り相手の出方を待つ魔導士と、物陰から姿を現した騎士。 苛烈な戦いぶりと裏腹に、常時は物静かな二人である。 こんな状況でなければ、恐らくは対話による相手との接触を図ったであろう。 しかし今現在、互いに精神的余裕はまるで無く この異常な状況の中で双方、もがく様に手がかり―――光明を求めて彷徨っていた。 要するに正常な思考とは程遠い状態であったわけで………… ―――――― NANOHA,s view ――― (………子供? 女の子…?) 少し戸惑う。 てっきり、スカリエッティと共に脱走した戦闘機人や ガジェットが出てくると予想していたから……… 多分、年の頃は15、6。 金色のキレイな髪に薄い緑色の瞳。西洋の人形みたいに整った顔立ち。 そして服装はそんな清楚さとは真逆の銀の西洋鎧に身を包んだ完全武装。 でもそれを全くアンバランスに感じさせない予定調和のような美しさを彼女は持っていて 敵地だというのに一瞬、その奇麗さに目を奪われてしまう。 それが目の前で敵意を剥き出しにして、私を睨んでいる人の風体……… 敵意―――そう、凄まじいまでの闘気。 一瞬で背筋に何かが這い上がってくるような感覚を覚えながら構える私に対し―― ダァンッッッッッッ!!!!、と―――― 耳を劈くような、アスファルトを踏み抜く音を彼女は場に撒き散らす。 「……ッ!」 息を呑む私。 何一つなかった。 交わす言葉も、何も。 一切の躊躇いも無く問答無用に、彼女―――白銀の騎士はこちらに突っ込んできた! 既に砲身を向けている私に対して真っ直ぐに、だ! 凄まじい踏み込み……初動の爆音を全くの置き去りにして発射された白銀の肢体。 まるでフェイトちゃんのテイクオフを思わせるようなフルスタート。 その迫力に、思わず上体が仰け反ってしまいそうになる。 その馬鹿げたスピードは私の視界から残像も残さず 反撃も迎撃も出来る十二分に対応可能な距離――― 50mという間合いの対峙を瞬く間に潰してくる。 でも……… 「アクセルシューター……!」 予め用意していた48のスフィア。 それが私の周囲に展開する。 どんなに速くたって―――奇襲でも機先を奪われたのでもない以上 先に相手の鼻先に銃口を向けている私の方が速いに決まっている。 あまりにも無策……この状況でそんな突撃をするなんて… 「シューーーーーートッッ!!」 デバイスや魔法の補助を受けての事だけど 超高速移動をする相手との戦闘訓練は十分に受けている。 もっとも相手は真正面からグングンと迫ってくるのだから狙いをつける必要もない―― 全弾斉射!!! まずは動きを止めて……ッ! ―――――― SABER,s view ――― こちらの動きが相手に筒抜けである以上 もはや問答の暇も交渉の余地も与えるつもりはない。元より交渉の材料などない。 何故なら敵の術中に嵌った時点でこちらの身は抑えられたも同然――― 敵サーヴァントがどこから狙ってくるかも分からないのだ。 不利な材料しか持ち合わせていない者が対話の席に着かされたとて まともな交渉になるはずがない。 敵の胎内で動かなければ、座して消化されるのを待つだけだ。 ならば――――まずは相手の頭を抑える! 絶対的に不利な状況の中、少しでも活路を開かねば何もならない。 勿論、それ自体が罠の可能性もあるだろう。 私の奮起を誘い、飛び出させたところを網に絡める事も十分に考えられる。 だが……事ここで深慮など愚の骨頂。 どんな姑息な罠だろうと、真正面から打ち破り、噛み砕いてみせる。 この身は………数多の戦場でそうしてきた、剣の英霊なのだから。 街頭から姿を現した私と相手の目が合う。 どうやら女の―――魔術師のようだった。 栗色の長髪を両端で結んだ風貌はどこかリンを髣髴とさせる。 その引き結ぶ口元には、蜘蛛の巣にかかった哀れな獲物を見るような優越感――― そのような嗜虐めいた感情は、表向きは見受けられない。 まあ、どのような罠があれど―――サーヴァントと向き合いながら 弛緩の空気を垂れ流しているようでは三流以下だろう。 向こうも相応に、この身を警戒しているという事以上の意味はあるまい。 だがメイガス―――それでも迂闊さは拭えないと知れ。 先ほどリンを引き合いに出したが、彼女は余程の理由が無い限り このようにサーヴァントと正面から向き合うなどという愚かな行為は絶対にしない。 その選択が高くつくという事を存分に教えてやる……魔術師よ! 「はぁっ!!」 敵との距離を即座に潰そうと踏み込む。 まずは我が前進、止められるものなら止めてみよ! 「アクセルシューター……!」 私が行動を開始した直後―――全く同時。 相手はこちらの動きに合わせて周囲に迎撃の魔術を展開する。 良い反応だ……私の動きを捉えているというのか…? 「シューーートッッーー!!」 鈴の音のような声が響き渡り、数十を超える魔弾がこの身に降り注ぐ。 その弾幕は直進を続ける我が視界を埋め尽くすほどの豪壮なものであり 相手が並の使い手では無い事を感じさせた。 だが……私はそれに構わず直進する。 それを受けて相手の表情が―――強張る。 その無数に放たれた魔弾が、私に触れるや否や――― まるで弾かれるように散華し、消滅したからだ。 「ええっ!!??」 驚きの声をあげる彼女。 残念だが魔術師よ。 この身には届かない………その程度の「魔術」ではな! 前 目次 次
https://w.atwiki.jp/bismarck24feel/pages/33.html
通番 戦闘日 アイテム AH売却日 価格 LS資金残(週) 2011_0000 - 前年繰越 - 835,732 835,732 2011_0001 2011/01/15 ランプ代 -180,000 655,732 2011_0002 2011/01/22 プラチナインゴット 661,132G 2011_0003 プラチナインゴット 2011_0004 ゴールドインゴット 2011_0005 ゴールドインゴット 2011_0006 マーリドの毛皮 2011/02/04 1,200 2011_0007 マーリドの毛皮 2011/02/04 1,200 2011_0008 マーリドのたてがみ 2011/02/04 3,000 2011_0009 2011/01/29 プラチナインゴット 661,132G 2011_0010 ゴールドインゴット 2011_0011 ゴールドインゴット 2011_0012 ゴールドインゴット 2011_0013 ポロッゴハット 2011_0014 ポロッゴハット 2011_0015 ポロッゴハット 2011_0016 2011/02/14 エンジェルストーン 667,332G 2011_0017 エンジェルストーン 2011_0018 エンジェルストーン 2011_0019 アダマンインゴット 2011/03/01 5,000 2011_0020 コースの腕輪 2011/03/01 1,200 2011_0021 コースの腕輪 2011_0022 コースの法衣 2011_0023 2011/02/19 プラチナインゴット 674,332G 2011_0024 プラチナインゴット 2011_0025 ゴールドインゴット 2011_0026 ゴールドインゴット 2011_0027 ケルベロスの肉 2011/02/28 7,000 2011_0028 2011/02/26 エンジェルストーン 674,332G 2011_0029 エンジェルストーン 2011_0030 エンジェルストーン 2011_0031 エンジェルストーン 2011_0032 有翼獅子のたてがみ 2011_0033 有翼獅子の毛皮 2011_0034 有翼獅子の牙
https://w.atwiki.jp/mhp2g/pages/769.html
キリンシリーズ【ガンナー】 特徴 基本性能 値段 防御力 火耐性 水耐性 雷耐性 氷耐性 龍耐性 装備一箇所 9800z 22 1 4 6 1 0 装備全箇所 49000z 110 5 20 30 5 0 10 25 35 10 5 最大強化全箇所 284500z 290 ※下段は防御力や防御属性の上下に影響するスキルを適用した後の数値(無い場合は下行を消す) 防具強化 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 LV10 LV11 LV12 防御力 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 強化素材 鎧玉 鎧玉 上鎧玉 上鎧玉 上鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 王鎧玉 王鎧玉 王鎧玉 王鎧玉 費用 834z 834z 1256z 1256z 1256z 1688z 1688z 2960z 2960z 2960z 2960z 防具強化 LV13 LV14 LV15 LV16 LV17 LV18 LV19 防御力 46 48 50 52 54 56 58 強化素材 真鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 費用 3960z 3960z 3960z 3960z 3960z 3960z 3960z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 キリンコルノ 属性攻撃+2 全耐性+3 千里眼+2 効果持続-2 O-- キリンの皮*1 キリンの雷角*1 キリンのたてがみ*3 ゴム質の皮*2 胴 キリンケープ 属性攻撃+2 全耐性+3 効果持続-2 O-- キリンの皮*1 ブヨブヨした皮*3 ゴム質の皮*2 ライトクリスタル*1 腕 キリングローブ 属性攻撃+2 全耐性+3 千里眼+2 効果持続-2 O-- キリンの皮*1 ブヨブヨした皮*2 ゴム質の皮*3 雷光虫*2 腰 キリンショルト 属性攻撃+2 全耐性+3 千里眼+2 効果持続-2 O-- キリンの皮*1 キリンの雷角*2 ゴム質の皮*2 電気袋*3 脚 キリンブーツ 属性攻撃+2 全耐性+3 千里眼+2 効果持続-2 O-- キリンの皮*1 ブヨブヨした皮*2 ゴム質の皮*3 電気袋*3 スロット合計/必要素材合計 5 キリンの雷角*3キリンのたてがみ*3キリンの皮*5ブヨブヨした皮*7電気袋*6ゴム質の皮*12ライトクリスタル*1雷光虫*2 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 属性攻撃 +2 +2 +2 +2 +2 +10 属性攻撃強化 全耐性 +3 +3 +3 +3 +3 +15 全耐性+5 千里眼 +2 +0 +2 +2 +2 +8 探知 効果持続 -2 -2 -2 -2 -2 -10 アイテム使用弱化 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発生するスキルのことです。
https://w.atwiki.jp/ragus/pages/174.html
Dark Rider 画像無し 種族 不明 レベル ?? POP場所 全域 POP条件 不明 戦利品 不明 備考 Dark Riderが通った場所にWarhorse Hoofprintが出現する Verdelet 画像無し 種族 Imp レベル ?? POP場所 J-6 POP条件 ???にミントドロップをトレード 戦利品 ヴェルデレトの翼 ミューズタリカー ソリテールケープ 備考 花鳥風月:死者の軍団Step2 Experimental Lamia 種族 Lamia レベル ?? POP場所 F-7 POP条件 ???にミルラをトレード 戦利品 ラミアEXの腕輪 滅鬼積鬼 オーラムクウィス エンキドゥレギンス アースグリップ ウォータグリップ 備考 花鳥風月:死者の軍団Step3 Mahjlaef the Paintorn 画像無し 種族 Soulflayer レベル ?? POP場所 H-7 POP条件 ???に破魔の書をトレード 戦利品 マジョラエフの杖 レギオンストゥクム オーラムガントレ オラクルブラコーニ ファイアグリップ サンダーグリップ 備考 花鳥風月:死者の軍団Step3 Tyger 画像無し 種族 Khimaira レベル ?? POP場所 H-8 POP条件 ???に野牛の燔肉をトレード 戦利品 ティガーの尾 八竜篭手エンフォーサー アンタレス オーラムアーメット オーラムキュイラス エンキドゥキャップ キマイラの尾 キマイラのたてがみ キマイラの角 備考 花鳥風月:死者の軍団Step4 Peallaidh 種族 Karakul レベル ?? POP場所 J-9 POP条件 周囲のWild Karakulとの抽選 戦利品 ナイトメアグローブ 備考 特になし Zikko 画像無し 種族 Imp レベル ?? POP場所 G-10 POP条件 沼に入り状態異常になるとPOP 戦利品 テンプラーハンマー イモータルサッシュ 備考 特になし Vidhuwa the Wrathborn 画像無し 種族 SoulFlayer レベル ?? POP場所 G-8 POP条件 周囲のSoulflayerとの抽選 戦利品 リュフトサイズ 備考 特に無し Aynu-kaysey 画像無し 種族 Qutrub レベル 80 POP場所 G-9 POP条件 2時間POP 戦利品 チンクエディア 備考 特に無し Khimaira 画像無し 種族 Khimaira レベル ?? POP場所 I-8 POP条件 3日POP 戦利品 オートクレール セブンアイズ キマイラの尾 キマイラのたてがみ キマイラの角 称号 キマイラカーバー 備考 HNM
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/2369.html
ネタページ:道具(TOL) ジェミニシェル ハリエットの花 ヴァレンスの剣 ギートのお守り ジェイの鈴 ノーマのノート いろあせたかけら グリューネの羽 ジェミニシェル きれいな貝殻。モフモフ族では縁結びの象徴と言われているこれを戴いた妹さんは大層喜んでおられました・・・しかし、毛細水道でフェニモールに譲ってしまったという。 ハリエットの花 月食の夜にだけ咲く珍しい花。名前をつけたのはレイナード夫妻摘んでしばらく経つとガラス細工のように硬化するという特性がある9年も枯れないとか、既に植物の域ではないw ヴァレンスの剣 ヴァレンス家の紋章が刻まれた剣。代々の当主が受け継いできたものどこぞの強盗が奪い去って以来5年間行方知れずになっていたこの剣を継いで彼女が名家復興を目指したかは余談となる ギートのお守り ギートのたてがみで作ったお守り。モーゼスの宝物モーゼス編ではお互いのたてがみで作ったお守りを渡しあって絆を誓った +「のうジェー坊、ちょっとだけ切ってくれんかのう。ワイのか・・・ おらぁ!!!!!!!! ジェイくんとの間にこういうものがあったかどうかは定かでないw ジェイの鈴 ジェイが赤ん坊の頃から持ってた鈴何気にどっかの大国の紋章が刻まれているこの子の出自、出生の秘密が握られている重要なアイテム・・のはず ノーマのノート 使い込まれて色褪せた古刻語研究ノート。ノーマの努力の結晶リッちゃんに教えてもらえば良かったんじゃ教えてもらわなかった理由はちゃんとゲーム中で言ってたよー いろあせたかけら 力を失い崩れ落ちたエバーライトの欠片かつてのシャーリィのブローチと素材的には同じもの グリューネの羽 記憶の戻ったグリューネに舞い降りた羽。不思議な輝きを持っている実はこの世界とは別の高次元から舞い降りてきたオーパーツだったりします
https://w.atwiki.jp/taleswords/pages/1501.html
世界樹の実【アイテム クエスト品】せかいじゅのみ 真260武器「ブリニクルの魂の解放」に8個必要となる。 シオカンヘイム要塞(ハード)MOB全般がレアドロップする他、征服の勲章200個と交換で入手可能。 関連項目 エタの痕跡 寒気の結晶 霜のたてがみ
https://w.atwiki.jp/infinity-pegasus/pages/26.html
アラクネ エルフの森にいる番人。 ネルファの洞窟にいるアラクネは交換してくれない。 糸? アラクネの糸? アラクネの抜け殻 糸? パンのたてがみ?(1)を糸?(1)に変えてくれる。 アラクネの糸? エントの枝?(2)を渡して叩くと出す。 アラクネの抜け殻