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田村 勤(たむら つとむ) タイガース史上に名を残す名ストッパーの一人。 1990年ドラフト4位、あだ名は「たむじい」 当時の監督だった中村勝広は田村を「ドラフトの隠し玉」と評した。 ルーキーイヤーの91年、左横手から繰り出されるMAX140km後半の快速球は威力抜群で直球で狙って三振が取れる投手として注目される。 翌92年快進撃の立役者の一人。この年は故障で前半しか活躍できなかったものの当時の球団記録である10連続セーブを達成するなど強烈なインパクトを残す。最終成績は5勝1敗14S 直球一本槍で勝負できるというスタイルは全盛期の藤川球児にも通じるものがあった しかし故障を何度も繰り返した結果、往年の球威は戻らず2000年オフにオリックスに移籍し2002年に引退オリックスでの引退試合が最初で最後の先発起用だった
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名前:田村 啓恭 読み:たむら けいすけ Keisuke Tamura 性別:男 歳:12歳 身長:160cm 能力:地中に入る 家族:母・父・妹 好物:ポテトサラダ 職業:小学生 血液型:O型 一人称:俺 誕生日:9月21日 説明:細目の少年。花内 充と仲良し。養子の妹がいる。ロリコン。機械いじりが得意で、6歳の時に限りなく人間に近いロボットの、琥珀と翡翠を作ったことがある。両親が共働きで、一人で寂しかった時に作られた。
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アニメ スタッフ-た行 名前:田村 仁 よみ:たむら ひとし 撮影 2012 TV - 夏目友人帳 肆 VFX 2012 TV - テルマエ・ロマエ アニメ スタッフ-た行
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0.闇の中へ 三人の死体を見下ろす。 人は死ねばただの死体だ。どんなに偉大な人物であろうとも。 目の前にあるのは、ただその事実だけだった。 部下が、もう一体の死体を搬入した。 扉の鍵を閉め、密室状態を作り出す。 あとは、隠し扉から逃走するだけだ。 組織の構成員のほとんどは、既にこの東京からの退避を完了している。あとは、ここにいる数人のメンバーだけだった。 組織を解散し、身分を偽装して、全国に散らばる。それで、命令は完遂だ。 組織のすべてを闇の中に葬る。 それでいい。 でも、 「いささか残念ですよ。あなたがたを生かしていれば、まだまだ面白いものが見れたかもしれない」 そう思わせるだけの魅力があの三人には備わっていた。 だが、それももう過去のことだ。 彼女はすべてを振り切るように、闇の中へと消えていった。 1.現代史小事典より 小早川ゆたか (中略) 幸星党総裁を辞任したあと、新星党を結成し初代総裁に就任したが、まもなく死去。 幸星党幹部密室殺人事件 新星党が結成後初の勝利をおさめた衆議院議員総選挙直後に、幸星党本部総裁室で党幹部四名(泉こなた総裁、柊かがみ幹事長、高良みゆき、永森やまと)の他殺体が発見された事件。 当時、総裁室は密室状態で、残された証拠が乏しかったことから、迷宮入りした。犯人はいまだに判明していない。 この事件で中核メンバーを一気に失った幸星党は解体し、党員のほとんどが新星党に移籍した。 第二次中央省庁再編 天原ふゆき内閣下で行われた中央省庁の再編のこと。 主な内容は下記のとおり。 (中略) これに伴い、副大臣制度を廃止して、担当大臣制度を創設した。各省には、総括大臣と複数の担当大臣が置かれることとなった。なお、総括大臣と担当大臣はともに憲法上の国務大臣として内閣を構成する。 対北朝鮮自衛戦争 天原ふゆき内閣末期に勃発した戦争。日本国初の防衛出動命令が発令された。 衆議院議員の任期満了を目前とした政治的には微妙な時期の戦争となった。 開戦前は一貫して対話路線をとっていた天原首相であったが、北朝鮮のミサイル攻撃(少なからぬ数の核弾頭が含まれていたと見られている)を全弾迎撃したあと、タンカー改装空母を用いて北朝鮮のミサイル関連施設・核関連施設を徹底的に叩くなど、積極果敢な反撃を指揮した。 その後の北朝鮮海空軍の攻勢を撃退して、北朝鮮軍の対日攻撃能力をほぼ喪失させた時点で、一方的に終戦を宣言し、戦争は終結した。ただし、北朝鮮政府はいまだに戦争状態は継続していると声明している。 天原首相は戦争の責任をとって新星党総裁を辞任。後任の総裁には岩崎みなみが就任した。ただし、天原ふゆき内閣自体は、衆議院議員総選挙が終了するまで、選挙管理内閣として存続した。 岩崎みなみ内閣 天原ふゆき内閣の次の新星党政権。 前首相天原ふゆきを厚生労働総括大臣に任命した異例の人事が話題となった。 閣僚は、下記のとおり。 内閣府 内閣総理大臣 岩崎みなみ(新星党総裁) 内閣官房長官 日下部あやの(新星党幹事長) 地方制度担当大臣 泉そうじろう 行政管理担当大臣 小早川ゆき 法務省 法務総括大臣 桜庭ひかる 司法制度担当大臣 成美ゆい 法制担当大臣 中谷あくる 警察公安担当大臣 桜庭ひかる(法務総括大臣兼務) 外務防衛省 外務防衛総括大臣 黒井ななこ 外務担当大臣 魔天ぱとりしあ 防衛担当大臣 日下部みさお 財務金融省 財務金融総括大臣 八坂こう 財務担当大臣 柊みき 金融担当大臣 宮河ひかげ 文部科学省 文部科学総括大臣 宮河ひなた 教育担当大臣 柊ただお 文化体育担当大臣 田村ひより 科学技術担当大臣 成美きよたか(経済産業総括大臣兼務) 厚生労働省 厚生労働総括大臣 天原ふゆき 医療保健担当大臣 天原ふゆき(厚生労働総括大臣兼務) 労働担当大臣 大原こまち 社会給付担当大臣 高良ゆかり 経済産業省 経済産業総括大臣 成美きよたか 第一次産業担当大臣 柊つかさ 第二次産業担当大臣 柊いのり 第三次産業担当大臣 柊まつり 運輸通信放送担当大臣 小神あきら(内閣広報官兼務) 資源エネルギー担当大臣 柊いのり(第二次産業担当大臣兼務) 国土環境省 国土環境総括大臣 白石みのる 国土開発担当大臣 兄沢命斗 環境担当大臣 音無りんこ 2.岩崎みなみ みなみは、地道にスケジュールをこなしていた。 カリスマも指導力もあるわけではないけれども、淡々と仕事をこなしていく。そういう意味では、彼女は前首相天原ふゆきのスタイルを引き継いでいた。 彼女がこの大任を引き受けることにしたのは、ゆたかの遺言──私のためじゃなくて、みんなのために生きて──を、彼女なりに実現しようと思ったからだった。 それゆえに、彼女はいつも真面目に仕事をしていた。 それは、まもなく政権二年目に突入しようという今でも変わらない。 コトン。 机のうえに、お茶が差し出された。 顔をあげると、そこにはあやのがいた。 「あやの先輩、すみません」 「岩崎ちゃん。ちょっと頑張りすぎじゃない?」 「そんなことは……」 「田村ちゃんやパティちゃんみたくなれとはいわないけど、適度に休まないと駄目よ」 ひよりとパティは、今、仕事そっちのけでコミケの準備にいそしんでいた。 まもなくお盆の時期。夏のコミケも近い。 「いえ、私は大丈夫ですから。ひよりとパティには、私から厳重注意いたします」 「今のところは公務に支障は出てないからいいと思うわ。度がすぎるようだったら、私がお仕置きしておくから」 あやのはそういい残して立ち去っていった。 みさおの弁では「あやのは怒らせると怖い」という。 みなみは、怒ったあやのの姿を想像しようとしたが、できなかった。 3.日下部みさお 「う~」 みさおは、防衛担当大臣室の机の上でダレていた。 対北朝鮮自衛戦争では自衛隊員の士気をおおいに鼓舞した元気娘は、書類を前に頭を抱えていた。 「みさちゃん」 柔らかく呼びかける声に顔をあげると、いつもどおりのあやのの姿があった。 「あやの~、助けてくれ~。難しいことはよくわかんねぇよ~」 「確かにこの問題はみさちゃんには荷が重いかもね。でも、これは政府全体の問題だから、みさちゃんだけに負担をかけるつもりはないわ」 現在抱えている問題。それは、対北朝鮮自衛戦争で活躍したタンカー改装空母関係の問題だった。 どうやら旧防衛省・自衛隊の上層部も預かり知らぬところで進められてきたらしく、タンカー改装空母整備計画の立案から、航空機搭乗員の訓練計画、改装資材備蓄の予算に至るまですべてが不明朗だった。文民統制の原則からして大問題である。 問題の発覚当時は北朝鮮をめぐって緊張が高まっていた時期だったので真相究明は後回しにされたが、戦後一年近くかけて調査しても真相はさっぱり分からない状態だった。 「よし、あやのと黒井先生にまかせた。私は逃げるぜ」 「それは駄目」 4.黒井ななこ 「ぶぇっクション!」 派手なクシャミが響き渡る。 「なんや、誰かうちの噂でもしとるんかな」 ななこは、珍しく仕事を早めに切り上げて帰ってきて、シャワーに入ったところだった。 「今日は久しぶりにネトゲでもするか」 今日はがっつりネトゲして、明日はチャットでもやろうと思った。 こなたがいなくなってからいまいち張り合いがないが、それでも飽きたわけではないから。 5.小神あきら 「はーい、小神あきらがお送りします政府広報動画チャンネル。今回の配信では、医療制度改革について、今抱えてる問題点からふゆきちゃんの改革案まで詳しく解説しちゃうぞ。大事な問題だから、みんなしっかり聞いてね」 あきらは、天職ともいえるその役目を今日も充分に果たしていた。 6.天原ふゆき とある墓地。 日傘を差して歩く彼女は、まさしく良家のお嬢様といった雰囲気が全身からかもしだされていた。 ふゆきは、今、対北朝鮮自衛戦争によって殉職した自衛隊員たちの墓を参るという短い旅の最中だった。本当ならもっと時間をかけたいのだが、公務もあるのでそうもいかない。 殉職者32名。一般国民に全く犠牲を出さなかったことの代償としては許容範囲内であるのかもしれないが、命に軽重はない。 彼女は、自分の命令によって死んでいった者たちに謝罪と感謝をささげるべく、忙しい公務の合間をぬって、全国をめぐっているのだった。 墓の前に立ち、供物をささげて、静かに手をあわせる。 短い墓参を終え、また次の地に向けて旅立つ。 この旅が終われば、厚生労働総括大臣としての最大の仕事、崩壊寸前の医療制度を根本的に構築しなおす仕事が、彼女を待っている。 7.桜庭ひかる 新星党本部。 ひかるは、いささか不機嫌そうに禁煙パイポをくわえていた。 ふゆきの茶が飲めないと、どうにも落ち着かない。 コン、コン。 ノックとともに、男が入室してきた。今では密かに桜庭機関と呼ばれている組織の部下だった。 「最重要捜索対象人物の現住所を特定しました」 簡潔な報告に、ひかるの眉があがった。 五年近くかけて追い続けてきた事件の真相が解明されるときがついに来たのだ。 8.八坂こう こうは、財務金融総括大臣室で頭を抱えていた。 北朝鮮をめぐる国際緊張から発生したインフレを利用したアクロバティックな財政金融運営で、国債残高を10分の1にまで圧縮してみせた「ギャンブラー大臣」の腕をもってしても、目の前にある問題は難題だった。 その難題とは、ふゆきが進めようとしている医療制度改革に必要な財源の確保である。 既に特別会計改革を徹底的にやっており、国庫には「埋蔵金」などどこにも残っていない(捻出した埋蔵金はほぼすべてを戦費と国債償還にあててしまった)。 このままでは、財源はまるごと国債でまかなうしかない状態だった。せっかく国債残高を圧縮したところであるから、それは避けたい。 しかし、名案はさっぱり浮かばなかった。 「う~」 「なにしけたつらしてんだ、八坂?」 こうが顔をあげると、そこにはひかるがいた。 「ひかるちゃ~ん、ふゆきちゃんに無茶しないでって言ってよぉ~」 「言って聞くようなやつじゃないぞ、ふゆきは。やると決めたら、どんな抵抗も淡々とスルーして、やりとげちまうやつだ」 ふゆきは、対北朝鮮自衛戦争のときもそうだった。 平和主義者の抗議の声も、右翼の徹底抗戦の声も、中国・韓国・ロシアの外交圧力も、さらにいえば、アメリカの意向すらも、淡々とスルーして目前の軍事的脅威の排除に努め、目的を達したらあっさりと幕引きしたのだった。 今度の医療制度改革も、どんな利権団体が抵抗しようとも、淡々とやりとげてしまうだろう。 「財源ないよぉ~」 「個人的意見だが、この場合は国債発行もやむなしだと思うぞ。医療制度改革のためだといえば、反対するやつもおるまい」 「私は反対で~す」 「最終的には、岩崎の判断になるだろうけどな。まあ、それはいいとして、私の裏の仕事の方で進展があった」 ガタン! こうは、思わず椅子を跳ねのけんばかりに立ち上がった。 9.成美ゆい 人のまばらな海岸。 ゆいは、真っ赤な夕日を眺めていた。 今日は休みをもらって、一人で車を(交通法規を遵守しつつ)かっ飛ばしてきたのだった。 この海岸は、海水浴場としては穴場で、夏真っ盛りでもあまり混雑しない。 ゆたかやこなたをつれてきたことも何回かあった。 ここに来たのは、ただなんとなくだった。 過去でことで感傷にひたる趣味は、彼女にはない。 彼女は常に能天気なお姉さんなのだ。 そうであることがゆたかの望み。ゆいはそれをよく知っていたから。 「さてと、旅館でもさがそうかな」 10.柊家 柊家の神社境内。 目立たない場所に、その墓石はあった。神道方式の墓石だ。 柊家一同がそろい、神道方式にのっとってお参りをする。 かがみの命日には早いが、みんな忙しい身の上のため、この時期しかスケジュールに空きがなかったのだ。 誰もが口には出さないが、やはりかがみがいないのは寂しいものだ。 11.高良家 ゆかりがぐっすり寝ている横で、小さな女の子が絵本を読んでいた。 この女の子は、みゆきが死んだあとに、ゆかりがもうけた子供だった。 若い外見ゆえに看過されそうだったが、それは紛れもない高齢出産で、医者からも止められた。しかし、ゆかりは産むという意思を変えなかった。 みゆきの代わりというつもりはないけれども、一人娘を失った喪失感は耐え難く、子供が欲しかったのだ。 絵本は女の子を寝かしつけるためにゆかりが読んでやっていたものなのだが、ゆかりの方が先に寝てしまった。 絵本を熱心に読んでいた女の子もやがてまぶたが落ち、眠りについていった。 12.泉家 泉そうじろうは、パソコンに向かっていた。 幸星党の発足から解体までを題材として、小説を執筆しているのだった。 一人娘を失ってから長く失意のどん底にあった彼だが、今では何とか立ち直っていた。 娘が生きていた証を何とか形にして残したいと思い、この小説を書くことにしたのだった。 「そう君、また徹夜? 少しは寝ないと駄目よ」 そうじろうが振り向くと、そこには、かなたがいた。 「かなた、来てたのか」 「お盆にはまだ早いけど来ちゃった」 「こなたは来れないのか?」 「来れないわ。自分でいうのも変だけど、あの世とこの世を自由に行き来できるのは、善人だけの特権だから。そう君には、前にも言ったはずよ」 「分かってはいるんだけどな」 13.真相 北海道、某地方都市。 彼女は近所のスーパーで買い物を終え、自宅に戻ってきたところだった。 玄関の前に、見覚えのある一人の女性が立っていた。 「桜庭先生……」 「よう、永森。久しぶりだな」 「お久しぶりです。とりあえず、中へ」 テーブルに向かい合って、座る。 差し出した茶に、ひかるは手をつけなかった。 すっかり警戒されてるわねと、やまとは思った。 「まあ、いろいろ聞きたいことはあるんだが、順番に行くぞ」 「どうぞ」 「泉と柊と高良を殺したのは、おまえだな?」 「はい」 「泉と柊は茶に混ぜた毒で殺し、高良は射殺で間違いないか?」 「はい。泉総裁と柊幹事長はあっさりやれたんですけど、高良先輩は毒の存在に気づいたようでして。拳銃を抜くのがあと0.5秒遅かったら、射殺されてたのは私だったでしょうね。毒は無味無臭だったはずなんですが、なぜ気づいたのか。いまだに分かりません」 「高良は博学だからな。茶の色の違いかなんかで気づいたんじゃないか」 「そうかもしれません」 「当時、幸星党本部で銃声を聞いたという証言は一つもないんだが、どういうことだ?」 「工作員のたしなみとして、拳銃は消音装置付きです」 「ふむ。で、三人の殺害は誰の命令だったんだ?」 「小早川元総裁です。私の手元に封緘命令書が届きました。幸星党総裁を辞任なされる前に下された命令である以上、総裁命令として有効と判断しました」 やまとがひかるに封書を手渡した。便箋を開き、中身を読む。 命令は簡潔そのもの。 クーデター計画が発動されそうになったときに、泉こなた、柊かがみ、高良みゆきを殺害すること。 殺害したあと、永森機関は解散し、構成員は全国各地に散って、身分を偽装して一般人として暮らすこと。 その二つが命じられていた。 「あいつらクーデターなんか企んでたのか?」 「はい。それも魔王計画──オタク文化帝国主義による世界征服計画──の一環でしかなかったんですが」 「世界征服って、あいつら正気か?」 「当人たちは本気でした。少なくても、中国幸星党とロシア幸星党による革命を起こして幸星党本部の傘下におさめるあたりまでは、詳細な計画ができあがってましたし」 「まるで、旧ソ連だな。そんな帝国など長持ちしないことぐらい、歴史を振り返れば明らかだろうに」 「別に長持ちさせる必要などありませんから。泉総裁の泉総裁による泉総裁のための帝国。泉総裁が生きてる間だけもてばいい。少なくても、柊幹事長と高良先輩はそう考えていたみたいですね」 「この世界は玩具じゃないんだぞ」 「泉総裁は、本気でそう思っていたみたいですが」 「呆れるな。まあ、それはいいとして、その魔王計画とやらは、小早川にはバレてたわけだ」 「計画書のファイルは隠しファイルでパスワードロックもかかっていたはずなんですが、小早川元総裁はコンピュータも結構お得意だったそうですから、パスワードを破って閲覧したのかもしれません」 「おまえの偽死体。あれは誰のだ?」 永森やまとの死体と見られていたものは、DNA鑑定の結果全くの別人だと判明していた。 しかし、厳重な緘口令がしかれ、この事実を知っているのは、警察内部でも極少数の者だけだ。 「部下が適当に見繕ってきたものなので、私は知りません。体格が似ている者の顔を整形して作成しました」 「別人だと判明した直後に、警察内部に怪情報が飛びかって混乱しまくった。これは、おまえらの仕業だな?」 「はい。DNA鑑定でバレるのは時間の問題でしたから、さらに時間をかせぐ必要があると判断しました」 「逃走経路は、総裁室の隠し扉、東京の地下下水道につながる通路で間違いないか?」 この隠し扉の存在についても、厳重な緘口令がしかれている。 「はい。もともとは泉総裁の命令で作った通路です。本人としてはネタのつもりだったのでしょうが、皮肉なものですね」 「そこまでしておまえの死亡を偽装したのはなぜだ?」 「他の構成員はともかく、私は表に出てる存在でした。小早川元総裁の命令、身分を偽装して一般人として暮らすことを実現するには、自分の存在を一度抹消する必要がありました」 「そういうことか。まあ、確かに命令を完遂するならそうするしかなかったのも事実だな。あと、話は変わるが、今問題になってるタンカー改装空母の件は何か知ってるか?」 「あれは、政府の正規ルートを通してません。第一次泉内閣当時、柊幹事長から防衛省内の協力者へ直接指示がいってます。当時は、空母を整備するとなると外交問題にも発展しかねなかったので、秘密裏に処理したといったところですね」 「予算はどこから出した?」 「一部は内閣官房機密費からまわしてますが、ほとんどは幸星党の裏金からです」 「裏金か。どうやって稼いだ金かは聞かないでおこう。この空母整備計画は、北朝鮮対抗が目的だったのか?」 「はい。世界征服計画といってもだいぶ先の話でしたから、それまでの間、現実的な脅威への具体的な対策が必要だとの判断だったようです」 「経緯はどうあれ、役にはたったからな。その点は柊に感謝すべきなんだろうな」 「私からも質問してよろしいですか?」 「いいぞ」 「どうやって私の居場所を特定しんたんですか?」 「住民基本台帳ネットワーク。あれのデータを片っ端から洗い出した。1億2000万人分全部、不審な経歴や痕跡がないか徹底的にな。この日本じゃ、身分を完全に偽装するには、戸籍と住民票の偽造が欠かせないからな」 「それをやられては、逃げようがありませんね」 「永森機関の元構成員はすべて警察の監視下にある。そして、おまえは、桜庭機関の直接監視下におかれる。余計なことはするなよ」 「我々は既に解散してます。再結成を命じられるのは幸星党総裁のみですから、もう不可能ですよ。でもいいんですか? 我々には処罰されるに足るだけの罪状がいくらでもありますが」 「おまえらの存在は歴史の暗部だ。表沙汰にするわけにはいかん。模倣犯が現れたら、今の日本のシステムじゃ防ぎきれんからな。それに、新星党初代総裁の小早川までかかわっていたとなれば、なおさらだ。新星党をスキャンダルに巻き込むわけにはいかん」 「それは理解できますが、あなたの立場なら、表沙汰にせずに始末することも可能でしょうに」 「無理だな。桜庭機関は総裁命令で、正当防衛・緊急避難以外の殺傷行為を禁じられてる」 「それは厳しいですね」 「そうだな。でも、そのおかげで、おまえらのようになることは避けられる」 「なるほど。賢明なご判断ですね」 「私の話はこんぐらいだ。邪魔したな」 ひかるは世間話でもしたあとのようにあっさりと、立ち去っていった。 そして、入れ替わるように入ってきた人物を見て、やまとはしばらく声も出なかった。 14.再会 「久しぶりだな、やまと」 「こう……」 目の前にいるのは、まぎれもなく、親友の八坂こうだった。 あの日以来、もう二度と会うことはないだろうと思っていたのに……。 そのあとの光景は、どこの青春ドラマだとでもいいたくなるようなものだった。 いきなりの殴り合いのあと、腹がよじれるほど馬鹿笑いして、そして、堰を切ったように号泣した。 二人とも、張り詰めていた何かがプツンと切れてしまったかのような、そんな感じだった。 そのあと二人は一晩中語り明かして、そして翌朝早くに別れた。 二人が何を語り合ったのか、それを詮索するのは野暮というものだろう。 15.あの世 こなた、かがみ、みゆき、ゆたかは、遅々として進まぬ長蛇の列に並んでいた。 この列は、地獄の閻魔様の裁判を受ける罪人たちの列で、ただいまの待ち時間は平均500年。ちなみに、善人は即決裁判で天国行きになるので、このように待たされることはない。 待ち時間が500年ではさすがに暇をもてあますので、娯楽はそれなりに整えられていた。 現世から複製した本やゲーム機、ゲームソフトがふんだんに取り揃えられてたし、現世のネットに接続してネットサーフィン等を楽しむこともできる。 ネトゲプレイヤーや2ちゃんねらー、チャットの住人に、あの世の者が少なからず存在する事実を知ったら、現世の人々はおおいに驚くに違いない。 かがみとみゆきは、読書。ゆたかは、ネット。こなたは、ゲーム。 それぞれ暇つぶしにいそしんでいる。 「あー、コミケ行きたーい」 こなたが、唐突にそう叫んだ。 「同人誌だって、複製で取り寄せられるんだから、わざわざ行く必要なんてないでしょ」 かがみがすかさず突っ込む。 「分かってないなぁ、かがみ。あの人ごみをかきわけて、同人誌をゲットする過程が大事なんだよ」 「さいですか」 「お母さんはいいよねー。自由にあっちに行けてさ」 「私らみたいな罪人は、そんな贅沢いえる身分じゃないわな」 「罪と一言でいっても、軽重はありますけどね」 フォローのつもりなのか、みゆきがそう発言した。 「確かに、ゆたかちゃんは情状酌量で天国にいってもいいぐらいよね」 「漏れ聞くところによると、実際そういう事例はあるそうですよ。私たちの裁判のときには、小早川さんに有利な証言をいたしますね」 「かがみ先輩、高良先輩、そんなに気をつかっていただかなくてもいいですよ。罪は罪ですから」 ゆたかが、チャットの手を休めて、そういった。 再び、チャット画面に視線を戻して、 「あっ。お姉ちゃん」 「なんだい、ゆーちゃん?」 「黒井先生が入ってきたよ」 「おっ、久しぶりだね。最近は忙しかったのかな?」 ゆたかがパソコンをこなたに譲る。 「正体バレるようなことすんなよ」 「分かってるよ、かがみん」 こなたは、神速のキー捌きでチャットをこなしていく。 「なんか、黒井先生、最近愚痴ばっかだよね」 「お姉ちゃんたちがいなくなって、寂しいんだよ、きっと」 あの世の緩やかな時間はまったりとすぎていく。 コメント・感想フォーム 名前 コメント 頭が痛い・・・結局アンチかよ。 -- 名無しさん (2012-03-18 23 56 04)
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暇だから女友達にイタメール その911 http //log2.lazy8.info/test/read.cgi/news4vip/1135792205/ 431 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 02 48.52 ID m5boUH610 逃げ帰ってきた… 俺の手首まで切るこたないだろOTZ 432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 03 46.11 ID cr1Gx1JA0 431 くやしく 433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 04 00.43 ID 0qfutqe/0 431 431 だからメンヘラには手を出すなとあれほど言ったのに・・・ 434 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 04 06.87 ID m5boUH610 あと 250と 285返信 「死ね」 今年厄年か俺は… 435 :せがらしか ◆gYINaOL2aE :2005/12/29(木) 10 04 44.07 ID cr1Gx1JA0 434 もう今年おわるよww 436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 05 00.21 ID L2RzYBkkO ひよこ もういいよ報告とか。つまらん 441 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 07 39.99 ID m5boUH610 432 いやどうも、俺が先に寝ちゃったことが気に食わなかったのか 手首に痛みを感じて起きると、うっすら傷跡が… 膝元に座ってて 涙目ですごい形相でにらまれて 怖すぎてダッシュで部屋出てきてしまった 今でもメールと着信がガンガン着てまつ 436 すまね。今怖くてだれかと関わりたい気分 安価なら下 486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 34 39.82 ID L2RzYBkkO ごめん、ひよこ…さっきは言い過ぎたよ(´・ω・`) 謝るお。 487 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 35 41.99 ID m5boUH610 486 ううん。気にしないで てか、誰?w 491 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 40 51.38 ID m5boUH610 486 あ、ごめ 436のひとか 全然気にしてないのでおっけっすよ 490 うん…流石に悪いことしちゃったかな メールの内容が、「死ぬ」から「殺す」になってきたよ マジコワス、でも元気が出てきたってことなのかな 492 :486 :2005/12/29(木) 10 40 51.33 ID L2RzYBkkO ひよこ 436だお。 気にしてないならまぁいいお、ぬるぽ( ^ω^) バイバイだおー(^・ω・^)ノシ 494 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 41 49.24 ID m5boUH610 492 (* ^ー゚)ノバイバイ 496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 43 14.50 ID zt50nZKS0 494 元気が出てきたとかじゃナスwww お前への感情が憎悪になってるぞ 497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 43 23.50 ID L2RzYBkkO (*1))ガクブル 寝てる場合じゃねーしwww 詳細キボンひよこ。死ぬなよ 501 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 45 58.30 ID m5boUH610 496 自分に対する憎悪より他人に対する憎悪が出てきたほうが 症状がましになってるのかなって 本にも似たようなこと書いてあったよ 497 「死にたい死にたい…」から 「どうして帰っちゃたの?殺したい」みたいなメールに… 安価要りますか…? 503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 46 41.29 ID zt50nZKS0 501 安価はやめとけ 504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 47 38.23 ID GyU7yVyO0 これはピザ子級の大型タゲが現れたかもわからんね 505 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 47 54.76 ID m5boUH610 503 うむ。 別タゲにしよか?メルトモだけども。 ちょっと寝れる気分じゃないんで、皆様の暇つぶしにでもなれば。 506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 48 04.31 ID E3soKynj0 501 自力でお願いしますwwwガクガクブルブルwww 「メンヘはイタメの鬼門」ということわざがありますwww 508 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 49 03.03 ID m5boUH610 506 初めて聞いたぜ?www ことわざの有り難味は身をもって知ったがwww 516 :497 :2005/12/29(木) 10 51 32.49 ID L2RzYBkkO ひよこ (*2))ガクブル てらあぶなさすだお(; Д ) ゚ ゚ もうこうなったら謝って暫く優しくしとけ。話はそれからだ。電話に出てちゃんと謝って「ほんとはお前が大切だ」みたいな。 タゲかなりの精神異常者だお、命気をつけろお。まじ。 517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 52 39.56 ID MQjWhyFI0 505 何はともかく,ドアの鍵は閉めておけ 外出るときは気をつけろ 520 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 54 18.59 ID m5boUH610 ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 【ニックネーム】 ひよこ勇者 【年齢】 26 【性別】 男 【性経験】 2人 【特徴】 見た目まじめ系キモス。エロゲ好き。ひよわ。 【タゲネーム】 かおり 【年齢】 20 (自称) 【性別】 おなのこ 【性経験】 数百人? 【特徴】 カワイス。しかしデカス。170以上ある 【タゲトとの関係】 大人のお風呂屋さんで知り合った。5回くらい指名してる ここ1年位メルトモだけ 【メールの方向性】 問わず。 【将来の関係】 プライベートでヤリタス。3万タカス 【相手に対する思い】 ヤリタス どんなメールでもいいが 犯罪になるような行動安価(殴るとか刺すとか)だけは勘弁 あとあれ、刺されるのもかんべんな(マジ) 530 523 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 55 35.16 ID m5boUH610 鍵どころかチェーン標準装備になったぜ マスク+サングラスで出歩くべきかなwww まあこっちは自力解除頑張ります タゲ的には純ハズレだったんだけどな・・・はぁ・・・ 524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 55 41.58 ID zt50nZKS0 さぐりメール入れた? これが初メール? 526 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 10 56 05.45 ID m5boUH610 524 初メールです。おきてるはず 529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 57 50.71 ID Y4sousp+0 526 お前はヤリたいばかりだなwwwww 530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 57 52.12 ID GyU7yVyO0 タゲのような仕事の人って 男が札束に見えるって本当? やっぱ俺もそうだった? 533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 10 59 04.80 ID 1cB6ko6d0 530 まずまずの滑り出しだなwww これならやれそうだwwwww 536 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 00 02.31 ID m5boUH610 530 送信 ホームページ今確認したところ、早番で出勤中みたい 客いなければすぐ返信来るはず 529 本能。スマネ 539 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 01 24.46 ID m5boUH610 533 マジか? よし、やれたら音声か写目かうpさせていただきますよ だから本気で苺plz 540 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 03 39.41 ID m5boUH610 530返信 「うーん…そう言う子もいると思うけど 私はちがうなあ。 特にひよこは特別だよ。来て欲しいって思うもん」 誰にでもこんなん返してんだろな 安価 550 550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 06 32.47 ID GyU7yVyO0 フン、どうせそれも営業スマイルだろ。 どうせいる客みんなに言ってるんだろ。 愛はお金で買えますか? 554 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 08 10.88 ID m5boUH610 550 ちょっときついかな? OK送信 555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 09 26.53 ID 9qdzkqWh0 554 まだまだ⊂(^ω^)⊃セフセフ!!! 568 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 14 47.75 ID m5boUH610 550返信 「違うよ。こんなお仕事してると みんなそんな風にしか思うのかな。 メールだってひよこにしか教えてないよ」 ほんとか?嬉しいなこの野郎 返信 580 580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 17 57.21 ID GyU7yVyO0 ウソをつけ。 お前の『特別』は果たして何人いるんだろうねえw 2ケタは確実かな?wひょっとしたら3ケタ?w 584 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 19 29.44 ID m5boUH610 580 OK。送信 って俺おまいのしか送って無…orz 595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 24 53.33 ID GyU7yVyO0 いやね、ちょっと君の働いてるところの幼女をお借りしたいんだけど。 イヤやましいことなんてないよ?これっぽっちもない。 601 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 26 20.01 ID m5boUH610 580返信 「嘘じゃないのに。 ひよこって時々自分に自信無いよね じゃあ今度、ご飯食べにいこっか?」 返信 610 595腕良すぎじゃw次は任せるぞ! 610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 27 56.42 ID GyU7yVyO0 ほーうそんなに言うならなー 今度俺が行った時タダでヤらせろや。 『特別』なんだからそんぐらいの優遇、当然だよな?w 613 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 30 04.91 ID m5boUH610 610 おいおい 下手したら終わっちまうぜ… しかし俺は勇者。安価が唯一の武器だ 送信 614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 32 49.25 ID qIOL5D3i0 ひよこがちょっと気の毒に思えたりもするが・・・まぁいいか 615 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 34 09.62 ID m5boUH610 614 いいのかYO! まあ俺も、正直やれるとは思ってないから良いがww 店行く気も無いし。最悪これっきりだww それよりもメンヘラ何とかしないと… 616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 35 15.49 ID zt50nZKS0 615 メンヘラは手をひいたほうが無難だぞ 618 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 37 10.12 ID m5boUH610 616 しかしいつのまにか すこしずつ好きになっている俺が居る あと多少なりとも責任を感じる なんとか立ち直る手助けくらいになれないかな、と。 まあその辺はいずれ。 今は現タゲとやらせてくれwwwタノムwww 625 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 42 02.30 ID m5boUH610 610返信 「どうしたの。嫌なことあったの? ただってわけには行かないけど、 私の取り分くらいなら引くよ。 今日出てるから、慰めてあげるよ(*^o^*)」 うはww金3000円しかないっす 頼むぞみんな!GyU7yVyO0! 633 633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 43 40.05 ID GyU7yVyO0 今すぐ仕事やめて俺の女になれ。特別なんだろ? 635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 43 41.57 ID E3soKynj0 そうじゃなくて、普通にデーととかしたい。 641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 44 26.43 ID qJoPVeJR0 633 強制苺ktkr 644 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 44 53.51 ID m5boUH610 635 おお、、ついにGyU7yVyO0の牙城が… 賢者様キタコレ!! 送信 652 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 46 23.48 ID m5boUH610 まちがったあああああああ!!!! ご免みんな!! そっちもおくるうう!!5通送る!! 許してください… 656 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 47 14.75 ID E3soKynj0 652 まだ慌てる時間帯じゃないww 落ち着けww 664 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 50 11.90 ID m5boUH610 俺眠いのかな とりあえず 「そうじゃなくて、普通にデーととかしたい。 」 「今すぐ仕事やめて俺の女になれ。特別なんだろ? 」 「今すぐ仕事やめて俺の女になれ。特別なんだろ? 」 「今すぐ仕事やめて俺の女になれ。特別なんだろ? 」 と送っておきました。 何で3回言うねん そして魔王強すぎるねん・・・ 692 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 11 57 43.15 ID m5boUH610 633+ 635返信 「ほんとに何かあったの? ひよこいつも寂しそうだから心配してるよ やらせるとか抜きなら会っても良いよ?」 いやそこ重要だから。抜いちゃうと サビ抜きどころかネタ抜きの寿司みたいになるから 返信 700 700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 58 44.35 ID 1cB6ko6d0 いやそこ重要だから。抜いちゃうと サビ抜きどころかネタ抜きの寿司みたいになるから 707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 11 59 47.06 ID qJoPVeJR0 700 ktkr 712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 00 35.43 ID GyU7yVyO0 安価近くて出遅れたww だが 700GJwwwww 714 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 00 38.61 ID m5boUH610 700 おま、、それ俺の本音www こいつ多分不人気で、指名欲しくて必死だから 終了はしないと思うが… 送信。 717 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 01 28.69 ID m5boUH610 712 重ねがさねわり。 15くらいにはしてたんだが今回近かったかも 737 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 06 54.79 ID m5boUH610 700返信 「そんなにしたいの? お店来れば良いのに」 金が無いんだよ!! 返信 750 750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 08 29.87 ID GyU7yVyO0 じゃあこうしろ。 俺とプライベートで会ってタダでヤろうぜ。 もちろん断るなんてしないよな?俺は特別だもんな。 756 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 10 13.58 ID m5boUH610 750 んと、その腕のよさには何か秘密が? 前後1秒も離れてないのにすごすぎだって! 送信。 こんな風に強気に出たほうがいいんだろうか 失うものは何もないから良いが。 758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 11 58.41 ID cr1Gx1JA0 756 い い こ こ ろ が け だ 759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 12 20.22 ID kVwoZqrq0 今北五七五 763 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 14 48.87 ID m5boUH610 759 とにかくね だれでもいいお やりたいの 773 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 19 21.07 ID m5boUH610 750返信 「なんかバカにしてない? むかつくんだけど」 タゲの新しい一面を見れた気がする。 見たくはなかったが 790頼む。フォローかつフラグでww 790 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 22 39.32 ID GyU7yVyO0 ハッ、ノーギャラになった途端にコレですかw ホント分かりやすい女だなお前ってw 愛はお金で買えますか?w『特別』はお金で買えるんですかぁ~?ww 807 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 24 25.81 ID m5boUH610 790 ま た お 前 かwww セクロスフラグ立ててくれってのに… まあ俺は着拒までは行くぜ!! 送信 858 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 36 29.46 ID m5boUH610 790返信 「ハァ?鏡見て来いよ きもいんだよ」 うーん、もしかしてセクロス無理かもしれないと思った。 870 860 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 37 23.55 ID GyU7yVyO0 ネタ抜きで札束に見えてんじゃねーの?ww 863 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 37 51.79 ID m5boUH610 860 それを言っちゃあおしまいよ 安価なら下 870 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 39 37.43 ID GyU7yVyO0 鏡なんか見たってしょうがないじゃない。 だってどんな顔だろうとタゲには札束に見えてるワケだしね?w アイハオカネデカエマスカ? 887 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 41 58.29 ID m5boUH610 870 送信… おまい、、あれか?天才か? そして俺は、ひょっとして脈無しなのか? 893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 42 54.21 ID 9H7gTFnY0 887 任せろへヴィー苺弾は装填済みだ 895 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 43 30.87 ID m5boUH610 893 おま、、期待しているぜ!! 928 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 49 20.26 ID m5boUH610 870返信 「もうメールすんな 店にもくるなよ 出禁しとくから」 これはひょっとしてやばいのか…? 何でこいつ怒ってんだろ?マジイミフ ラストになるかも 940 940 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 51 43.71 ID 9H7gTFnY0 フフフ...怒った顔も高見盛 950 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 53 32.82 ID m5boUH610 940 それさらにケンカ売ってないか? 可愛いっちゃ可愛い…か? 送信 956 :ひよこ勇者 ◆HOhlze7Wz2 :2005/12/29(木) 12 55 55.12 ID m5boUH610 あ、とうとうきた 「Undelivered Mail Returned to Sender 送信先のメールアドレスは存在しません」 スレ立ててくる… 962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 57 27.65 ID WdtLFqC60 956 wwwwww乙wwwwww 964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 57 30.57 ID MQjWhyFI0 956 本性が見えてよかったのでは?? 970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/29(木) 12 58 57.36 ID cr1Gx1JA0 ksk ひよこ勇者4
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田村神社 讃岐国一の宮、香川県高松市に鎮座する田村神社の御朱印です。 龍が描かれた書置きの御朱印です。 さぬき七福神霊場の「布袋尊」の御朱印です。 新四国曼荼羅霊場第11番札所の御朱印「田村大神」です。 ★この神社にはオリジナル御朱印帳があります。 田村神社の御朱印帳です。16cm×11cmです。 ★住所 香川県高松市一宮町286 -
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ある日の放課後。ひよりは友人を一人、自宅へ招いていた。完成した原稿を読んで貰うためだ。 「ん~……Good job!! ヒヨリの漫画は見るたびにスキルアップしてるでス!」 原稿にじっくり目を通し終えたパティは、グッと親指を立てて称賛の声を上げた。 「そ、そうかな? どうもありがとう」 重度のオタクであり、百合にも薔薇にも精通したパティは、ひよりにとって良き友人であり、また良き読者の一人だ。高校生が描いたり読んだりするのはちょっとどうかなと思われる作品も、気兼ねなく見せることが出来る。 「……しかしヒヨリ」 不意にパティが渋い表情になった。原稿を丁寧に封筒へ収めながら言葉を続ける。 「ここ最近のあなたの漫画には、足りないものがあるでス」 「足りないもの?」 パティは十分な間と溜めを取ってから、ひよりにビシリと指を突きつけた。 「ずばりっ、ボーイズラヴが足りてないのでス!!」 「や、やはりそこか……でも、私の周りって百合の妄想するには困らないんだけど、そっち系のモデルたり得る人がいないんだよね……」 「なにをなさけないこと言ってるですかヒヨリ! こんな時はアレを使うのでス!」 「あれとは?」 「偉大なる日本文化の一つ『脳内補完』でス! 未消化の伏線や設定の齟齬などの強い味方!」 「味方か? いやそれ以前に日本文化?」 「そのとーりでス! ベリーポジティブでアグレッシブなメソッド! はじめてしったとき、ワタシはカンメイを受けましタ!」 「それはまあいいとして、脳内補完をこの場合どう使えと?」 「チッチッチ……今ヒヨリは確かに言った! 百合の妄想するには困らない、と! ならばその妄想内で、そっくり性別を入れ替えてしまえばいいのでスッッ!!」 「そ、その手があったかーっ!!」 「そうすればめくるめくBLの世界! ミナミは冷徹そうな仮面の下に優しい心を秘めた長身の美少年! ユタカはそんなミナミを慕う病弱な童顔少年!」 「おおおっ……!」 「カガミとツカサは耽美で妖しげな関係を匂わせる双子の美少年! ミユキは知性溢れるクールな眼鏡の優等生(CV:森川智之)!」 「眼鏡キャラでBLは何と言っても森川だね!」 「Yes!! 『BLの帝王』の名は伊達ではありませン!」 「よーっし! 燃えてきたーっ!! やるよパティ! 次の本は表紙を見るだけで世の乙女という乙女を※※させるような極上のBL本を描いてみせるよ!!」 「Great!! オタクならやってやれだーッ!!」 オタク燃やすにマッチはいらぬ。妄想一つあればいい。 (とはいえ、ことはそう簡単に運ばないんだよねぇ……) パティに発破を掛けられた翌日。授業中にも関わらず、ひよりは漫画のネタを頭の中で練っている。 (仮に岩崎さん♂×小早川さん♂の方向で考えるとして……) 単純に性別を入れ替えて×××を○○○だけでいいなら苦労はしない。やはり百合と薔薇では色々と機微の違いがある。その辺りのリアリティをしっかり把握しておかなければ、目の肥えた読者には通用しない。 とはいえ、あまりリアルに男の同性愛を描くわけにもいかない。雑誌『G-○en』や『SAMS○N』などの世界と、乙女達が好む801の世界とは根本的に違っている。描くのはリアルゲイではなく、あくまでボーイズラヴなのだ。 (小早川さんは萌えが服着て歩いてるみたいなキャラだし、そのまま病弱だけど優しい少年……うん、病弱っていう点を前面に押し出すかな。あくまでキャラ付けとして。 岩崎さんも基本そのまま……うーん、多少ツンデレ気味にするのはどうかな。ぶっきらぼうなんだけど、ホントは小早川さんのことを凄く気に掛けてるみたいな――) 「――むら。おい田村!」 「は、はひっ?」 何度か呼ばれているのに気が付かなかったらしい。壇上の桜庭先生は不機嫌そうな面つきでひよりを見下ろしている。実際は背丈のお陰で見下ろすという風にはなっていなかったが、気分的に。 「随分熱心に考え事をしていたようだな」 「いえ、決してそんなことは……」 「ほう。ならば私の授業をとてもとても熱心に聞いていたわけか? それこそ私の声が耳に入らないぐらい」 「うぅ……すみませんでした」 「では罰としてこの問題を解け」 「はい……」 渋々と黒板へ向かうひより。 (……そういえば、桜庭先生ってBL系の読み物が好きなんだよね) 何か参考になる話は聞けないだろうか、とひよりはしばし考え込んだ。アニ研の顧問でもあるし、放課後ぐらいに話をする機会はあるだろう。 「……黒板前に立ってまたぼんやりするとは度胸があるな」 「はうっ!?」 問題が三つほど追加されましたとさ。 放課後。ひよりはアニ研の部室へと歩いていた。その途中、 「あ、かがみ先輩。こんちはっス」 「ああ田村さん。こんにちは」 廊下で三年生の先輩の柊かがみとばったり出会った。 「今日は泉先輩やつかさ先輩と一緒じゃないんスか?」 「別に四六時中一緒ってわけじゃないわよ」 「そうっスか? 泉先輩はともかく、つかさ先輩とは御神酒徳利って感じっスけど。神社の人だけに」 「あはは……まあ、否定はしないけどね」 何でもない会話をしているうち、ひよりはちょっと思いついて尋ねてみた。 「そういえばかがみ先輩って、ラノベ読むの好きでしたよね?」 「うん、そうだけど」 「つかぬことを伺いますが、BLについてはどうでしょうか?」 「え? ……び、びーえる?」 「そうっス。ボーイズラヴ。男同士がくんずほぐれつする、女性向けのやつっス。角川ルビー文庫のとか、読みますか?」 「い、いや、私は、そういうのは全然読まないから。本当に……」 顔を赤くして目を逸らし、殊更に興味が無いことを強調する。その様子を見て、ひよりはキラリと眼鏡を光らせた。 「つまりあれっスか。何かでそういうジャンルを目にする機会があって物凄く気になってはいるけど、最初の一歩を踏み出せず躊躇っていて、それでもなお好奇心だけは抱き続けている状態っスか」 「な、な、な……」 ひよりの発言がズバリ的を射ており、かがみは言い返せず口を金魚みたいにぱくぱくさせた。 「フフフ……図星ですね。真のオタクは自分の好きなジャンルに関しては第六感どころか第七感まで全開になるんスよ。いわば心のダメコスモ」 ひよりは不敵な笑みを浮かべながら、人差し指で眼鏡の位置をクイッと直す。どこから反射しているのか気になるほどレンズが光っていた。 「そ、そんなことないわよ。私、本当にそういうのに興味無いんだか――ひやあっ!?」 いつの間にやら傍へ忍び寄っていたこなたが、かがみのほっぺたをペロリと舐めた。 「なっ、こっ、こなた! 何すんのよいきなり!?」 「この味は嘘をついている味だぜ」 「またあんたはわけのわかんないことを……」 かがみは顔を真っ赤にしてよだれの付いた頬を袖で擦る。 「泉先輩、こんちはっス」 「こんちは、ひよりん。何やらかがみんと面白そうな話をしているじゃあないかね」 「こっちは全然面白くないわよ……」 かがみは大きなため息をついた。 「二人とも、いい加減にしてよ。私はオタクじゃないんだからそんなのまで興味は――」 「 嘘 だ っ っ ! ! 」 いきなりどでかい声を出すこなた。 「ちょっ……いきなり何よ。耳がキンキンするじゃない」 「ごめんごめん。でもかがみ、嘘はよくないよ」 「何が嘘なのよ」 「去年の年末、コミケでのことさ」 「!」 かがみの脳裏に、あの時のことが思い浮かぶ。こなたは話を続けていく。 「私はしっかり確認していたのだよ。かがみんがフルメタの18禁801同人誌を、顔を赤らめ食い入るように立ち読みしていたことを……!」 「しっ、してないわよそこまでは! ただちょっと覗いてみただけで――」 「ほらやっぱり読んだんじゃん」 「~~っ!」 誘導尋問に引っかかった。かがみの顔がまた真っ赤になる。 「あの場でいきなり購入するのは勇気がいただろうしね。かがみが買わなかったのもしょうがないよ」 「べ、別に私は買おうとなんて――」 「最初はみんなそう言うんだよ。恥じることはないんだよかがみん。最初の一歩さえ踏み出せれば、あとは滑り落ちるようなものだから……さて」 しみじみと呟くように語るこなたは、急に声のトーンを落とした。 「私が手に取り、これから買おうとする物は、ただの普通の何も変わらぬ成人向け同人誌だ。だが私は買える。微塵の躊躇もなく、一片の後悔も無くまとめ買いできる。何故なら私はオタクだからだ。ではあなたは、かがみん。 店には私が入っていこう。商品も私が手に取ろう。本をレジに出して代金を払い、カードのポイントも私が受け取ろう。だが買うのはあなたの煩悩だ。さぁどうする。命令を!! 私立陵桜学園三年C組、柊かがみ!!」 「な、何言ってんのよ、私は別に――」 「正直になっていいんだよかがみん。欲しいんでしょう。私が今度、代わりに買って来てあげるからさ」 「え、あ、う……」 何秒か何十秒かの逡巡。かがみが出した結論は、 「わ、私はホントそういうのいいから! もう行くから!」 脱兎の如く逃げ出した。 「……ちぇ。かがみを染め上げるチャンスだと思ったのに」 「でも泉先輩はBL系はあんまりでしょう?」 「まあね。オタに国境は無いって言うけど、ジャンルの好みはどうしようもないっていうか。……ところでひよりん、何でまたそっち系の話を?」 「今度、BLの同人誌を描こうかと思いまして。ネタを考えてる最中なんスよ」 「へー……『ウホッ! いい男』みたいな?」 「違います。まだ具体的な内容は決めかねてるんスよ」 「なるほど……それじゃ、頑張ってね」 「はい。失礼するっス」 こなたとも別れ、改めて部室へ向かい廊下を歩いていく。 またその途中、 「田村さ~ん!」 呼びかけられて振り向くと、ゆたかが小走りに駆けてきた。 「小早川さん、どうしたの?」 「田村さん、これから部活?」 「そう思ってたけど、何? どっか遊びに行くなら付き合うよ」 「さっきみなみちゃんと話してたんだけど、ちょっと評判のケーキ屋さんがあるんだって。喫茶もできるらしくて、良かったら三人で行ってみない?」 「おー、いいねー。行こう行こう」 (ナイスタイミング! こういうイベントはきっちり押さえておかないとね) 良いネタが拾えそうだと心の中でガッツポーズを取るひより。しかし彼女にとっての優先度はあくまで“二人との友情>漫画のネタ”であるので誤解の無きよう。 「一応部室の方に顔だけ出してくるから、先に昇降口で待ってて」 「うん」 そういうわけで、やってきましたケーキ屋さん。外観はこぢんまりとして、ところどころにお花など飾っている、いかにも女の子向けなお店だ。 中に入ると、ひより達と似た様な女の子連れで結構混んでいた。ショーケースには色とりどりのケーキが並んでいる。 「どれも美味しそうだね。みなみちゃん、どれにする?」 「うーん……」 悩むゆたかとみなみ。長引くとキリが無いので、ひよりが率先して決めてしまう。 「私はモンブランにするね」 「それじゃあ私は苺のミルフィーユで」 「じゃあ私は……ガトーショコラを」 注文したケーキを、早速喫茶室でいただく。 「おお、これは……!」 モンブランを一口食べてみて、ひよりが声を上げる。なるほど評判になるのも頷ける味だ。 「美味しい~! ほっぺが落ちそうだよ」 ミルフィーユを頬張るゆたかも、幸せそうな顔でそう言う。その隣のみなみも満足げだ。 「こんなに美味しいと、他のも注文したくなっちゃうね」 「でも、あまり食べ過ぎると、夕飯が入らなくなる……」 「うーん、それもそっか……」 「ゆたか。私の、少し食べる?」 「え、いいの?」 「うん……」 みなみはガトーショコラを一口分フォークに刺し、 「はい、あーん……」 とゆたかに差し出した。 「あーん」 ゆたかは口を開けてそれを受け入れる。 (ぐはぁっ!! 「あーん」とか、ナチュラルにバカップルの王道をかましてくれましたよこのお二人はーっ!!) その横で悶えているのは当然ひよりだ。 (この流れならば当然――!) 「じゃあみなみちゃん、私のも食べさせてあげるね」 ひよりは心の中でガッツポーズを通り越してロッキーのあのポーズを取っている。そんなことは露知らず、ゆたかとみなみはお互いにケーキを一口ずつ交換しあった。 「……田村さん? どうしたの?」 「はっ! いや、何でもないよ」 ゆたかが怪訝な様子でこちらを見ている。目の前の出来事があまりにストライク過ぎて、自重しろと考える間もなく妄想の世界に片足突っ込んでいたらしい。 「ねえ。田村さんのも一口交換しない?」 「うん、いいよ」 モンブランを一口分切り取ろうとしたひよりに、 「はい、あーん」 ゆたかがミルフィーユを一口分差し出した。満面の笑みで。 「ええっ!?」 (私もそれやるのっ!?) 泡を食うひより。その横でみなみが、 「それじゃあ……私のも」 こちらもガトーショコラを一口分、「あーん」という風に差し出した。 (な、何この唐突なハーレム状況!?) ゆたかとみなみが二方向からひよりに「あーん」とケーキを差し出している。 (こ、こういう状況は例えばかがみ先輩とかが置かれて映えるんであって、もちろんその場合は泉先輩とつかさ先輩が相手としてベター。いっそ高良先輩もいれて一対三とか――) 頭の中でそんなことを考えてどうにか平常心を保ちながら、ひよりは二人の差し出すケーキを何とか食べ終える。恥ずかしくて味はあまり分からなかった。 その日の夜。ひよりは机に向かいながら渋い表情で腕組みしていた。 「BLのネタ考えてたのに、ケーキ屋ではもう完全に思考が百合にいっちゃってたなぁ……」 それどころか危うく自分もそっちの住民になりそうだった。あの二人の天然バカップルぶりは、時に周囲をも巻き込む。もはや百合のリーサルウェポンだ。 ああいう状況で必要以上に羞恥というか狼狽というか……とにかく興奮してしまう自分は、既に手遅れかもしれない。ただの遊びとして気楽に応えるのが、ノーマルな女友達の反応ではないだろうか。 (父さん母さんごめんなさい……ひよりは生物として非生産的な嗜好に染まりつつあるようです……) その年でエロ漫画を描いてることの方が、よっぽど謝るべき問題ではないかと思われるが。 「はぁ……」 どうにも今日は火が点きそうにない。スケジュールにはまだ余裕があるし、早めに休んでしまおう。そう思い、ひよりは今日の作業を切り上げた。 ベッドに寝転がりながら少しでも参考にならないかとBL系のノベルなどを読む。そうするうちに眠くなり、いつしか電気を消して寝息を立てていた。 数時間が経過した。 突然、闇の中でひよりが目を見開いた。掛け布団を跳ね飛ばすや、机に向かって倒れ込むような勢いで駆け寄り、鉛筆立てに差してあったボールペンを引き抜くや手近に置かれていたメモ用紙に凄い勢いで何かを書き始めた。 およそ三分ほどして、ひよりはようやく手を止めた。 「…………いける……これはいける……!」 殴り書きした文章――漫画のプロットを読み返し、ひよりは震える声で呟いた。 夢のお告げというやつである。夢の中でネタが湧いたのだ。ほとんどの場合は起きたその瞬間に霧散してしまうそれを、今夜のひよりは根性と執念で書き留めることに成功した。 「いよーしっ! まずはネームだ!」 時刻が深夜二時を回っていることなど意にも介さず、ひよりは椅子に着き、用紙を引っ張り出し、ガリガリとペンを走らせていく。火が点くどころか、瞬く間に炎と化していた。 おわり
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Kouji Tamura 田村 康司【たむら こうじ】 ドラマシリーズ三部作2作目の『彩のラブソング』で登場したキャラ。 バンド「彩」でドラム担当。「彩」のリーダーで、作詞作曲担当の主人公の良き相談相手でもある。 物静かでめったに目を開かない人物だが、その音楽知識と冷静な態度でバンド内の兄貴分として頼られている。 彼が「彩」に入ったのも大沢巧実が声を掛けたのがきっかけ。 関連項目 キャラクター(五十音順) 彩のラブソング
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楽曲情報 曲名 ひよこぐも 読み ひよこぐも 作詞 戸田昭吾&pukumuku 作曲 たなかひろかず うた アヤカ・ウィルソン アニメーション 長井勝見 イラスト pukumuku 初回放送 2009年8~9月 再放送 2009年10~11月 歌い出し ぼくはだれ?ひよこぐも! 概要 「ひよこぐも」というキャラクターについて歌ったかわいい歌。 アニメーションは、ひよこぐもの作者pukumukuが描いたイラストを基にして作られている。 8月21日にはキャラクターブックなどの絵本やCDが発売された。 関連項目 キャラクター 本人 関連動画 リンク ひよこぐもブログ
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九戸郡 野田村 くのへぐん のだむら 関連項目 2006年夏合宿プレ 国道45号 岩手県 岩手県道217号 岩手県道268号 道の駅のだ 風景 タグ 「の」 岩手県 市町村 旅用語