約 2,519,533 件
https://w.atwiki.jp/artonelico01/pages/112.html
概略 「音科学の父」の娘「シュレリア」 「エレノ」の娘「シュレリア」(本項で説明) レーヴァテイル・オリジンの「エオリア」 出典
https://w.atwiki.jp/atgames/pages/282.html
メッシュレイヤー ブラック 分類 : ヘアスタイル 2009年2月ガチャ@セルフィ「ラブリー・スウィートハート」ビター高確率版
https://w.atwiki.jp/point_mile/pages/119.html
サイト名 還元率/ポイント(円) 備考 ドル箱 1% ECナビ 0.4% http //www.bidders.co.jp/
https://w.atwiki.jp/atgames/pages/243.html
メッシュレイヤー ホワイト 分類 : ヘアスタイル 2009年2月ガチャ@セルフィ「ラブリー・スウィートハート」スウィート高確率版
https://w.atwiki.jp/atgames/pages/261.html
メッシュレイヤー パープル 分類 : ヘアスタイル 2009年2月ガチャ@セルフィ「ラブリー・スウィートハート」ビター通常版
https://w.atwiki.jp/division2tips/pages/33.html
span.plugin_treemenu3 ul{ list-style-type none; list-style-image none; } ul.treeline li not( last-child) before{ content ┣ ; } ul.treeline li last-child before{ content ┗ ; } span.cursor{ cursor pointer; text-decoration underline; font-weight bold; } ul.first_list{ padding 0; margin 0; } 【Horizon Forbidden West】 【Horizon Forbidden West】トップページ 武器一覧 【HFW】狩人の弓 【HFW】長弓 【HFW】スパイクスローワー 【HFW】シュレッダーガントレット その他 【HFW】機械獣の弱点属性一覧 【HFW】コイルで付与されるスキル毎のダメージ・属性蓄積値への効果 関連サイト Horizon Forbidden West PS公式
https://w.atwiki.jp/cfvanguard/pages/337.html
→純真の宝石騎士 アシュレイ軸
https://w.atwiki.jp/irosumanoss2/pages/273.html
MEX「さて、結構やられたがどうするか」 ガッツ星人ボルスト「あの虎三蔵はバターになったしな」 ユーロ「諸君、この際増量した方が良いと思うのだが」 シュレッダー「そんなもの適当に集めればいいだけだろう」 がりぞー「というかがりぞー様の出番これだけかよ!!!」 エシディシ「(出番が少なすぎて)あんまりだああああああああああああああああああああ」 MEX「うるせぇ、お前ら黙れ」 エシディシ「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉれぇぇぇぇぇぇぇの出番がぁぁぁぁぁぁぁぁ」 クランゲ「…」 MEX「こいつら無視しよ」 ジョーカー(プリキュア)「それより次回の作戦は何にしましょうかねぇ」 MEX「次は…あそこだ。そう、沢芽市だ。沢芽市を襲撃するのだ…」 ジョーカー(プリキュア)「……面白くなってきましたねぇ」 本当に完
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/4517.html
《アミュレット・ドラゴン》 融合・効果モンスター 星7/闇属性/ドラゴン族/攻2900/守2500 「ティマイオスの眼」+「ブラック・マジシャン」 このカードは「ティマイオスの眼」の効果でしか特殊召喚できない。 自分のメインフェイズに魔法カードを墓地から三枚まで取り除くことで、 このカードはターン終了時まで、攻撃力が取り除いたカードの枚数×300ポイントプラスされる。 この効果は1ターンに1回しか使えない。 part16-885 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2558.html
小早川ゆたかは、通学カバンを机の上に置いた。 今日は厚い教科書を必要とする授業が少ないので、カバンは軽い。 ゆたかは高校に入学してから、毎日が楽しみだった。それは、岩崎みなみという親友がいるからだ。 はじめて会ったのは、陵桜学園の入試の時。試験後に気分が悪くなってトイレにいったゆたかに、 みなみはハンカチを――本人はあげたつもりだったが――貸してあげた。 その後二人は、学校説明会の制服採寸の際に再会する。 二人は同じクラスになり、徐々に親密になっていった。 いつも体調が崩れ、周りのテンションを下げてしまうため友達がいなかったゆたか。 そんなゆたかにとって、自分のことをいつも見守ってくれているみなみは本当に大切な親友だった。 ゆたかは、教室を見回した。 まだ、みなみは来ていない。 (いつもこの時間帯で来ているのになぁ。もしかして、寝坊でもしたのかな?) ゆたかは、カバンの中の教科書を、机の中に入れると、暇になった。 小さな欠伸を一つして今日はどんなことを話そうかボンヤリと考えた。 この間おすすめしたテレビドラマは見てくれただろうか。 チェリーちゃんはなにか面白いことでもしたのだろうか。 今週の休み、面白そうな映画がやっているそうだから、一緒に見に行こうと約束しようか。 ゆたかは立ち上がり、みなみちゃん早く来ないかなと思いながら、校庭を見た。 校庭は妙に人だかりが出来ており、慌ただしく騒いでいる。 遅刻しそうで、焦っているのか? しかし、時間は十分にある。 なぜか、校門から出ていく生徒が次々と増えていき、様子がおかしく、ゆたかは妙な胸騒ぎを覚えた。 「小早川さん!!!!」 「ユタカ!!!!」 田村ひよりとパトリシア・マーティンが、息を切らして教室に入ってきた。 「どうしたの?田村さん、パトリシアさん」 「いい?落ち着いて聞いて、小早川さん……」 ひよりのその言葉に、ゆたかは、嫌な予感がした。 『落ち着いて聞いて』なんてセリフは、ドラマによくあるセリフだ。 主人公の悲報を知らせる、一歩前のセリフ。 「岩崎さんが……岩崎さんが……!!」 「トラックに、ヒかれました……!!」 「!!!!」 ゆたかは、二人に一瞥もしないで、教室を出た。 校門を出て、事故現場に向かおうとしている人の後についていくと、拉げた大きなトラックに、 人だかりが出来ている。 その周辺には、警察がパトカーで、一般人が入れないように見張っている。 ゆたかは、人だかりを掻き分け、みなみの元に向かった。 「ゆたか!」 警察官の一人に、姉の成実ゆいがいた。 「みなみちゃんは……!?」 ゆいは、首を横に振った。 「……ゆたか、見ないほうがいいよ。ここは私にまかせ……」 ゆたかは、ゆいの静止を振りほどいて、「KEEP OUT」と書かれてある黄色いひもをくぐり抜け、 事故現場に入っていった。 トラックが、電信柱に突っ込んでいた。 トラックはへこんでおり、フロントガラスは粉々に砕けてほぼ真っ白になっている。 その近くには、頭から血を流し、セーラー服の白い部分が、血で赤く染めている女子高生が横たわっている。 みなみだ。 ゆたかは、慌ててみなみの元に駆け寄った。 「……みなみちゃん?」 呼んでも、返事はしなかった。 ゆたかは、みなみを抱き起こし、顔を覗きこんだ。 みなみの顔は、眠るように目をつぶっており、頭からの血が目元に垂れており、血の涙を流しているようだった。 「みなみちゃん……?」 ゆたかは、放心状態で、呟いた。 ――目の前が、真っ暗になった。 そんな気がした。 「ねぇ、みなみちゃん。起きてよ」 ゆたかは、みなみをゆする。 みなみは首が居座っておらず、ただゆたかのゆすりにまかせてブラブラ揺れているだけだった。 「嘘はやめてよ……お願いだから」 ゆたかは、目の前の光景が信じられなかった。 いや、信じたくなかった。 何度か呼べば『ゆたか』と返事してくれる。 そう願って、ゆたかは何度も呼びかける。 「起きてよ……みなみちゃん……みなみ……ちゃん……」 しかし、そんな願いも叶わず、ただみなみは目をつぶったままだった。 「あ……あ……あ……」 みなみの顔に、ゆたかの涙が落ちて、血と混ざり合った。 「いや……いや……いやいやいやいや…… いやだよ……みなみちゃん……私を一人にしないでよ…… もう……一人は……いやだよ……」 ――か。 「――ッ!! みなみちゃん!お願いだから、目を覚ましてよ!! お願い!もう一人は嫌だよぉ! みなみちゃん!みなみちゃぁん!!」 ――たか。 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! 起きて、起きてよぉ!! 保険委員だから、私の体調が崩れたら助けるって言ったじゃない!! 私が寂しくないように、ずっと一緒にいるって、約束したじゃない!! もっともっと、思い出を作って、学校生活を楽しもうって……!!」 ――ゆたか。 「ああああああああああああああああ!!!!!! みなみちゃんみなみちゃんみなみちゃんみなみちゃんみなみちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」 「ゆたか!!!!」 「――ッ!?」 ゆたかは、重たい体を起こし、辺りを見回した。 自分の部屋だった。 目の前のみなみは、ゆたかを心配そうに覗きこんでいる。 「……あれ」 ゆたかは、自分が泣いていることに気がついた。 「もしかして……夢?」 「ゆたか、随分うなされてたよ。大丈夫?」 「……みなみちゃん?」 目の前のみなみは、血にまみれたみなみではない。 いつもの、優しそうな瞳のみなみだ。 「みなみ……ちゃぁん……!」 ゆたかは、みなみに抱きついた。 「ゆたか……?」 「よかった……、よかったよぉ……夢で、本当によかった……! みなみちゃぁぁぁん……」 ゆたかは、みなみの胸で子供のように泣きじゃくった。 みなみは、そんなゆたかの頭を優しく撫でてあげた。 「……ごめんね。取り乱しちゃって」 「気にしないで」 日曜日の午後一時。灰色の雲が空を覆っているため、太陽が見えず、今にも雨が降り出しそうだ。 この日、ゆたかはみなみと出かける約束をしていたのだが、ゆたかの体調が崩れてしまい、 お出かけはキャンセルになってしまった。 そこで、みなみはゆたかのお見舞いに行き、部屋に入ると、ゆたかがうなされているのに気がつき、 慌てて起こしたそうだ。 「夢の中でうなされるなんて、悪い夢でも見たの……?」 みなみは途中で、口をつぐんだ。 「いや、うなされるほどの悪い夢なら、無理に思い出さなくていい。 ごめん……変なこと聞いて」 「……私ね」 ゆたかが、中原中也の詩でも朗読するように寂しそうに呟いた。 「……みなみちゃんが……事故にあって死んじゃう夢を見たんだ」 「…………」 みなみは、黙ってゆたかの話を聞いた。 「私が学校でね、みなみちゃんのことを待っていると、みなみちゃんがトラックに轢かれたって聞いて、 慌てて飛び出したら……みなみちゃんが……血まみれになって倒れてて…… それで、何度も何度も呼んだんだけど、全然反応してくれなくて……」 「…………」 「私、すっごく怖かった。みなみちゃんがいなくなっちゃうって……。 ……ごめんね。不謹慎な夢を見ちゃって」 「ゆたか」 みなみが、口を開いた。 「例え夢のなかでも私のことをそんなに心配してくれて、嬉しい。 友達から、そんなに心配されたことなかったから……」 「みなみちゃん……それは私もだよ。 私も、友達のことで、こんなに悲しんだことって、みなみちゃん以外になかったから」 そう言うと、二人は笑い合った。 「……ねぇ、みなみちゃん」 ゆたかが、言った。 「『100万回生きたねこ』って、知ってる?」 「いや、知らない……」 「その猫はね、100万回生きて、100万回死ぬって、猫なんだ。 100万人が猫を可愛がり、100万人がその猫が死んだ時泣いて悲しんだ。 でも、猫だけは泣かなかったってお話」 「…………」 「ある時、猫は誰の猫でもなかった。 野良猫になってたんだ。 猫は、メス猫に大人気で、誰もが猫のお嫁さんになりたがっていた。 でも、一匹の白い猫は、猫に見向きもしなかった。 猫は、何度も白い猫に自分をアピールして、とうとう告白した。 ……今まで、猫は何もかも嫌いだった。でも、白い猫だけは、本当に好きと思えた。 白い猫が亡くなった時は、猫は、初めて泣いた。 100万回も泣いた。 そして、白い猫の隣で、動かなくなったんだ」 「……悲しいお話だね」 「白い猫って、セリフが「そう」と「ええ」しか言わないんだ。 多分だけど、感情を表に出すのが、苦手だったんじゃないかな。 みなみちゃんみたいに……」 と言い、ゆたかは慌てて口を塞ぎ「ごめんっ」と謝った。 みなみは、笑いながら「気にしないで。本当のことだから」と言った。 ゆたかは、話を続けた。 「ネットでね、 『100万回も生きておきながら、どうして白い猫以外のモノを愛することができなかったのか?』って 批判もあった」 ゆたかは、少し間を置き、また話を続ける。 「……私は、分かるんだ。 どうして、猫は100万回もの生きることを繰り返しておきながら、誰も好きにならないかって」 それから、ゆたかは灰色がかった雲に覆われた空を見上げた。 「……何度も失ってしまうから。 仮に好きなものが手に入っても、死んだら、また無に戻る。 失う悲しみを、100万回も味わいたくないから……」 「……それ、なんとなく分かる。私もチェリーを飼い始める前、一匹の犬を飼っていたことがあるから。 その犬が死んだ時、すごく悲しくて、二度と犬なんか飼わないって決めて…… でも、結局寂しさのあまりチェリーを飼ったけど……」 「そうなんだ……やっぱり、動物って死ぬと、すごく悲しいよね…… だから、好きになることなんて、しなかったんだろうね。猫も。 そうすれば、失う悲しみを味わうことが無いから。 ……皮肉なことに、百万回の生きることを終わらせるのは、誰かを好きになることだったけど」 ゆたかは、まだ空を見上げていた。 「……中学の頃ね、私は、あまり友達がいなかった。 いつも体調を崩して、周りのテンションを下げて、誰かと仲を深める時間があまりなく、 友達のことについて、あまり知らなかった。 ……いやだった。 私は何とか友達を作ろうと本当に決意したのは、三年生の時だった。 とても気のよさそうな女の人と、同じクラスメイトになれた。 その人は、山口さんと言って、クラスの人気者だった。 ……友達になりたい。もう一人にはなりたくないって、思ったから、頑張って、友達になろうと……。 三年生は、1学期の内に、修学旅行があるから、その人と同じ班になれた。 最初は、あの人も私に付き合ってくれた。 アイスクリームをおごってくれたり、オススメのお土産とかも教えてもらった。 ……全て順調だった。けど、遊園地に行った時だった。 私はそこで、体調を崩してしまい、班の人の足を引っ張ってしまった。 山口さんは、私のことをよく気遣ってくれた。 私は、トイレに行って、みんなにジュースを奢ろうと自販機で買い、みんなの元に向かった時、 私のことについて話していたの」 『みんなー、おまたせー……』 『……ねぇ、小早川さんって、どう思う?』 『うーん……なんかさぁ、ちょっと言いにくいんだけど、みんなの足引きずっているよね』 『うんうん、それにさ、自分だけ馴れ馴れしく山口さん、山口さんって。 あの子、友達いないんじゃない?』 『ねぇ、山口さん、あなた、小早川さんのこと、どう思う?』 山口さんは、少し考えて言った。 『……小早川さんの体が弱いことは分かっている。 けど、正直に言うと、疲れちゃった。 みんなと、色々なところをもっと見て回りたかったけど、小早川さんが……』 ゆたかの手から、アルミ缶のジュースが、一本滑り落ち、カランという乾いた音が響いた。 『ちょ、ちょっと山口さん!』 『あ……』 山口さんは、しまった、という表情をして、私を見た。 私は、平静を装いつつ、班のみんなにジュースを差し出した。 『あの……ジュース買ってきたんですけど、 あ、落ちたのは私が飲みますから……』 気まずい沈黙が流れる中、最初に口を開いたのは、山口さんだった。 『あ、ありがと……小早川さん。 でも、落ちたジュースのほうが私の好きなジュースだし。 あまり気遣わないで』 それに続いて、班のみんなも「ありがとう」と言ってジュースを受け取った。 それだけだった。 後は、ほとんど会話がなく、私もただ、突然振られた話題に相槌を打つだけだった。 そして、修学旅行の帰りの船の中。 私は、声を噛み殺して泣いた。 友達を作ろうと努力をし、仲を深めようと思ったら、山口さんの足を引っ張っていた。 友達に、そして自分に苦しい思いをするくらいなら、 もう、友達なんかいらない。 もう、誰とも好きになんかならない。 私は、今まで山口さんに対して積極的に話を振っていたけど、あの話を聞いてから、 あまり近づかないようになった。 ……夏休みに入った。 山口さんは、友達と遊びに行った際、日射病で倒れ、帰らぬ人になった。 みんな、山口さんの死に悲しんだ。 でも、私だけ泣かなかった。 まるで、眠っているような山口さんの顔を見ながら「かわいそう」とだけ思った。 こんなことなら、修学旅行で、もっと山口さんに思い出を作らせるようにしておけばよかった、と考えた。 百万回生きた猫みたいに、泣いて悲しむことなんて、なかった。 「……でもね」 そこで、ゆたかは一呼吸置いた。 「みなみちゃんと、出会って、初めて家族以外の人を本気で好きになれたんだ」 ゆたかは、自分の指をいじった。 「いっつも体調を悪くするけど、みなみちゃんは、全然嫌な顔をしないで、ずっと私と付き合ってくれている。 多分だけど、私の体が悪くなかったら、みなみちゃんのこと、ちょっと怖い人って思ってたかも」 ゆたかは、自分の顔を掻きながら笑った。 「……猫の気持ちも、なんとなく分かるの。 どうして今まで人を好きにならなかったのか、死には慣れていた猫が、白い猫を失った時、 100万回も泣いたのか」 ゆたかは、また空を見た。 いつの間にか、雨が降り出していた。 「だって、夢の中でみなみちゃんがトラックに轢かれた時、私は、初めて思いっきり泣いた。 山口さんの時は、涙なんて出なかったのに。 いつのまにか、みなみちゃんは私にとって、本当に大切な人になっていた。 ……ごめんね。私ばっかり長くおしゃべりして」 「……じゃぁ、私は、ゆたかにとって白い猫ということ?」 ゆたかは、顔を赤くして頷いた。 「……そうかも。まぁ、猫と白い猫の関係って、夫婦だったんだけどね」 二人とも顔を赤くして、また笑いあった。 それから、二人は昨日見たテレビ番組のことや、こなたが徹夜でネトゲーをしていること、 みゆきが歯医者をズル休みしたことなどの話をした。 ゆたかは、一つ欠伸をした。 「……眠いの?」 「うん……ちょっと疲れちゃった。 ごめんね。お話の途中なのに」 「ううん。気にしないで。ゆたかは病人なんだから、ゆっくり眠らないと」 そういうと、みなみはゆたかの頭を軽く撫でた。 ゆたかは、微笑み返した。 「……それじゃぁ、ちょっと休ませてもらうね。 お休み……」 「お休み。ゆたか」 みなみは、ゆたかが眠りに落ちるまで母親みたいに頭を撫でる。 ゆたかは、可愛らしい寝息をたてながら眠った。 みなみは、ゆっくりとゆたかの頭から手を離すと、本棚を見回しゆたかの話していた100万回生きたねこの 本を探した。 本はすぐに見つかった。絵本だった。 赤い文字で『100万回生きたねこ』と書かれており、 中央には、立派で、寂しそうなトラねこが大きく写っている。 みなみは、素敵な絵をじっくりと眺めながら、絵本を読んで聞かせる母親のようにページをめくっていく。 絵本を読み進めていくと、白い猫を抱いて泣きじゃくっている猫の絵があった。 みなみは、そのページの文章を、無意識に朗読した。 ある日、白いねこは、ねこの となりで、しずかに うごかなく なっていました。 ねこは、はじめて なきました。夜になって、朝になって、 また 夜になって、朝になって、ねこは 100万回も なきました。 朝になって、夜になって、ある日の お昼に、ねこは なきやみました。 ねこは、白いねこの となりで、しずかに うごかなく なりました。 ねこは もう、けっして 生きかえりませんでした。 100万回生きたねこ 作・絵 佐野洋子 出版 講談社 1977年10月20日 第一刷発行 定価:本体1400円(税別) *全国学校図書館協議会選定図書 *中央児童福祉審議会推薦図書 コメントフォーム 名前 コメント 面白かったです 色々考えさせてくれる作品でした -- FOAF (2012-08-13 18 09 26) 最高です 感動しました -- 名無しさん (2010-05-24 21 17 31) 最高の感動を味わいました それにしても作者も保管庫の閲覧者もスレの住人も良い人ばかりですよね 感動を素直に表すって大事だと思います *してる方々にも、なんだか感動しちゃいました -- 名無しさん (2010-04-03 05 55 47) ネ申 この絵本よく読んだ -- ひより (2010-04-02 18 59 28) 名作だ GJ -- 名無しさん (2010-01-17 10 24 23) うまく言えないけど深い感動が残りました -- 名無しさん (2009-06-30 00 53 06) 感動した以外の言葉が浮かばない gj -- 名無しさん (2009-06-25 22 33 02)