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《水越 紗季&逢沢 夏海(P001)》 キャラクターカード(コンビ) 使用コスト5/発生コスト1/赤/AP50/DP40 【制服】 〔コンビ〕 [メイン/両方] [0]自分の「花木 優香&環 凛子」または「環 凛子&花木 優香」1枚は、ターン終了時まで+10/+10を得る。 (だから頑張りたいんじゃない。四人でこんなこと出来るのは今年で最後なんだから。) プロモカードで登場した赤色・【制服】を持つ水越 紗季と逢沢 夏海のコンビ。 花木 優香+環 凛子のコンビキャラのAP・DPを10上昇させる使用型テキスト効果を持つ。 対象は限られるものの、ノーコストで強化できるのは使いやすい。 《花木 優香&環 凛子(P002)》とは対をなし、互いに強化し合える。 プロモカードのみ存在し、夏色キセキのBOX購入特典。 カードイラストは電撃G sマガジンの版権絵。《花木 優香&環 凛子(P002)》と同じ絵が使われており、繋げると本来の絵が完成する。 フレーバーは第7話「雨にオネガイ」での紗季のセリフ。 関連項目 《花木 優香&環 凛子(P002)》 収録 夏色キセキ P-001 プロモカード 編集
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探索 [メイン]凛子:1nc+2 (1R10+2[0]) → [9]+2 → 11[11] → 大成功 探索 [メイン]フィー:2nc+2 (2R10+2[0]) → [10,10]+2 → 12[12,12] → 大成功 探索 [メイン]フィー:2nc+2 (2R10+2[0]) → [9,10]+2 → 12[11,12] → 大成功 行動 [メイン]フィー:2nc (2R10[0]) → [3,6] → 6[3,6] → 成功 行動 [メイン]涼寧:2nc (2R10[0]) → [1,3] → 3[1,3] → 大失敗 → 使用パーツ全損 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [4] → 4[4] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗 行動 [メイン]涼寧:1nc (1R10[0]) → [5] → 5[5] → 失敗 行動 [メイン]フィー:2nc (2R10[0]) → [5,9] → 9[5,9] → 成功 狂気 [メイン]フィー:1nc (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功 狂気 [メイン]凛子:1nc (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功 狂気 [メイン]涼寧:1nc (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗 行動 [メイン]涼寧:1nc+1 パイル (1R10+1[0]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗 行動 [メイン]凛子:1nc (1R10[0]) → [5] → 5[5] → 失敗 行動 [メイン]凛子:2nc (2R10[0]) → [1,7] → 7[1,7] → 成功 行動 [メイン]涼寧:2nc+1 (2R10+1[0]) → [6,10]+1 → 11[7,11] → 大成功 行動 [メイン]フィー:1nc+1 (1R10+1[0]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 対話 [メイン]凛子:1nc(+3) (1R10[0]) → [4] → 4[4] → 失敗 対話 [メイン]凛子:1nc(+3) (1R10[0]) → [7] → 7[7] → 成功 対話 [メイン]涼寧:1nc(+3) (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗 対話 [メイン]涼寧:1nc+3 (1R10+3[0]) → [9]+3 → 12[12] → 大成功 対話 [メイン]フィー:1nc+3 (1R10+3[0]) → [6]+3 → 9[9] → 成功 対話 [メイン]フィー:1nc+3 (1R10+3[0]) → [5]+3 → 8[8] → 成功 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [2] → 2[2] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [4] → 4[4] → 失敗 対話 [メイン]凛子:1nc(+3) (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功 対話 [メイン]涼寧:1nc+3 凜 (1R10+3[0]) → [1]+3 → 4[4] → 失敗 対話 [メイン]フィー:1nc+3 (1R10+3[0]) → [3]+3 → 6[6] → 成功 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1nc (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗 パイル [メイン]フィー:1na (1R10[1]) → [9] → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意) セイバー [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1) 連撃 [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [7]+1 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意) 切断 [メイン]フィー:1nc 切断 (1R10[0]) → [7] → 7[7] → 成功 パイル [メイン]フィー:1na (1R10[1]) → [10] → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意) パイル [メイン]涼寧:1na+1 (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗 パイル [メイン]涼寧:1na+1 (1R10+1[1]) → [2]+1 → 3[3] → 失敗 パイル [メイン]涼寧:1na+1 (1R10+1[1]) → [2]+1 → 3[3] → 失敗 セイバー [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1) 連撃 [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [9]+1 → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意) パイル [メイン]フィー:1na (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意) 切断 [メイン]フィー:1nc (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗 振りなおし [メイン]フィー:1nc (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功 セイバー [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [9]+1 → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意) セイバー [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意 連撃 [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [3]+1 → 4[4] → 失敗 パイル [メイン]フィー:1na 涼寧に (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意) パイル [メイン]涼寧:1na+1 (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗 セイバー [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [9]+1 → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意) 連撃 [メイン]凛子:1na+1 (1R10+1[1]) → [6]+1 → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意) パイル [メイン]フィー:1na (1R10[1]) → [5] → 5[5] → 失敗 雑談 [質問・雑談]天寺:1na (1R10[1]) → [3] → 3[3] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1na (1R10[1]) → [2] → 2[2] → 失敗 雑談 [質問・雑談]涼寧:1na (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意) 雑談 [質問・雑談]涼寧:1na (1R10[1]) → [9] → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意) 雑談 [質問・雑談]涼寧:1na (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意 雑談 [質問・雑談]涼寧:1na (1R10[1]) → [1] → 1[1] → 大失敗
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自ら作り出した「魔法使いの世界」をもとに「ファントムの世界」を作ろうとしていた仮面ライダーソーサラーこと、ファントムのドレイクをウィザードは倒した。 ソーサラーが作った世界は崩壊し・・・ 瞬平「晴人さん! 凛子「コヨミちゃん!」 晴人とコヨミが目覚める。 瞬平「あ・・・あ よかった!生きてる!生きてた~!」 そこは元いたビルの屋上で、凛子と瞬平と仁藤がいた。 使い魔のレッドガルーダとグリーングリフォンも浮かんでいた。 晴人「ここは?」 仁藤「コヨミちゃんはさらわれたっうしし、助けに行った晴人も行方不明だっうし、ムチャクチャ探したんだよなあ」 凛子「ガルちゃんたちが見つけてくれてよかった」 晴人「瞬平ちょっとベルト見せろ!」瞬平「あ・・ひゃあ!」 晴人が瞬平のシャツをめくるが、 魔法使いの世界で全ての人がつけていたベルトは無かった。 同じく凛子のズボンをめくるが、平手打ちを食らう。 仁藤・瞬平「「大胆・・・!」」 晴人「戻ったんだぁ・・・元の世界に!」 凛子「ちょっとアンタねえ!」 怒る凛子が晴人をつねる。 晴人「痛い痛い痛い痛い! いやこれには深いワケが・・・」 仁藤・瞬平「「やっぱ、女って怖えなぁ」」 凛子が仁藤と瞬平、晴人を追い回す。 晴人たちはドーナツ屋はんぐり~に場所を移した。 瞬平「ええ!ボクたちみんなが魔法を使える世界?えええ、いいなあ~ ボクも行きたかったなぁ~!」 晴人「一緒に行ってたらお前は魔法使えてないよ」 瞬平「あっそっか!・・・えっ ちょっと難しいですねえ」 仁藤「なあなあなあ あっちの世界のオレはどうだった?やっぱ強くてカッコよかったろォ?」 晴人「お前?う~ん、相変わらずのマヨネーズだった」 仁藤「そうだろそうだ・・・お前どういう意味だソレ」 晴人「だってお前、マヨ釣りしてんだぞ」 仁藤「マヨ釣り!?・・・ちょっと今度やろーぜ」 凛子「でもちょっと不思議よね 私たちみんな知らないうちに晴人君みたいに変身してたってことよね!」 晴人「ああ、店長たちもな」 凛子・瞬平・仁藤「「「えっ!」」」 コヨミ「輪島のおじさんも」 瞬平・凛子・「「「ええ~!?」」」 輪島「変~身!」 輪島は面影堂で一人変身ポーズをとっていた。 使い魔のバイオレッドゴーレムが呆れる様なジェスチャーをする。 輪島「何だよ・・・ちょっとやってみたかっただけじゃん」 凛子「ソレ見たかった~」 店長「はーい お待たせしました 今日のおすすめキラキラ花火ドーナツで~す」 仁藤「うまそ~!」 届いたドーナツに仁藤が躊躇いなくマヨネーズをかける。 店長「ちょっと何してんのよ!マヨネーズかけるんだったらウチのにしなさいよ!」 凛子「そういうコトじゃないでしょ!」 晴人「ブレーンシュガー!」 コヨミ「晴人!」 晴人「えっ?」 二人が魔法使いの世界で出会った少年・シイナが、あちらではソーサラーに殺されてしまった母親と歩いていた。 シイナ「行こ!」 シイナの母「うん」 晴人とコヨミは湾岸公園に移った。 コヨミ「マヤさん、この世界では幸せなのかな」 晴人「多分な」 晴人が指さす方向に赤ちゃんを抱いた妻と手を取り合うマヤが横切った。 コヨミ「よかった」 晴人「世界をひとつ、ぶっ壊した甲斐があったな」 晴人「行こう」 晴人とコヨミも一緒に歩き出す。 (おわり)
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《笑顔の練習》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト2/緑 [アプローチ/両方] 自分の「環 凛子」1枚のAP/DPの値を、ターン終了時まで40/40に変更する。その後、自分の「逢沢 夏海」と「水越 紗季」と「花木 優香」がいる場合、自分の「環 凛子」1枚は、ターン終了時まで+10/+10を得る。 (笑顔があまり得意じゃないので、毎日鏡を見て笑顔の練習をしています。) 夏色キセキで登場した緑色のイベントカード。 自分の環 凛子1枚のAP・DPを40に変更し、自分の逢沢 夏海と水越 紗季と花木 優香がいればさらにAP・DPを10上昇させる効果を持つ。 環 凛子専用の《ティーカップマーク》。変更値が大きいので強化コンバットトリックとしては十分。 さらに条件を満たせば実質AP・DP50に変更することが可能。 コスト0なうえにアプローチ・妨害の両方で使用可能。 環 凛子をメインとするデッキになら採用する価値は十分あるだろう。 カードイラストは第12話「終わらないナツヤスミ」のワンシーン。フレーバーはその時の凜子のセリフ。 関連項目 《ティーカップマーク》 収録 夏色キセキ 01-117 パラレル 編集
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《逢沢 夏海(020)》 キャラクターカード 使用コスト1/発生コスト2/赤/AP0/DP40 【制服】 このカードの名称は、ゲーム中、「環 凛子」としても扱う。 このカードが妨害に参加した場合、自分のポイント置き場にあるカード1枚を表向きにする。 (凛子だよ。) 夏色キセキで登場した赤色・【制服】を持つ逢沢 夏海。 環 凛子としても扱う効果、妨害した時に自分のポイント1枚を表にする効果を持つ。 妨害すればポイントソースを確保できる。対象に制限がないため使いやすい。 コスト1以上のコンバットトリックが発動しやすくなり、妨害を成功させやすくなる。 DPも40と十分で、壁として使える。 間違えやすいが、このカードは手札・デッキ・捨て札置き場・ポイント置き場・除外ゾーンでも環 凛子としても扱う。 カードイラストは第4話「ユカまっしぐら」のワンシーン。フレーバーはその時の夏海と入れ替わった凜子のセリフ。 関連項目 カード名を変更 《水越 紗季(042)》 《水越 紗季(043)》 《花木 優香(065)》 《環 凛子(085)》 《ことりちゃん(023)》 収録 夏色キセキ 01-020 夏色キセキスターターデッキ 01-020 編集
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BLOODY†RONDO メーカー 確認バージョン セーブデータ 3rdEye 修正なし SAGAOZ BLOODY†RONDO ルナ アリス セーブ3から 凛子 セーブ2から リネット セーブ1から 沙耶香 セーブ4から ★のところではCG差分回収のため逆の選択肢も選んでください。上記のCG差分は後で回想モードからでも回収できます。 ルナ ただの従妹だ認めるタダなら部屋を与える [セーブ1] おまえもう帰れそうだ、そういうのが好きなんだ敵の撃破を優先起きることにした [セーブ2] 傍観する [セーブ3] 同意できない 【ルナ END】 アリス セーブ3から 同意する★アリスの言葉に甘える★中に射精する 【アリス END】 凛子 セーブ2から 凛子に助け舟を出す同意できない 【凛子 END】 リネット セーブ1から どうして制服を着ている貴久が置いてったものだ [セーブ4] 敵の撃破を優先寝ることにした傍観する同意できない★中に出す 【リネット END】 沙耶香 セーブ4から 神津を逃がさないと寝ることにした傍観する同意できない★手で受け止めてもらう★受け入れる★奥をえぐって射精 【沙耶香 END】
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超人オリンピック予選終了後の会食会に突如乱入し、新世代超人(ニュージェネレーション)たちに勝負を挑んだ「最凶悪行超人軍団」との対決もいよいよ佳境。 ケビンマスクはザ・犀(サイ)暴(ボー)愚(グ)をマットに沈めるが、ダブルリングアウトを喫した。 リングを後にするケビン。 一人残った万太郎は最凶悪行超人軍団のボス、バロン・マクシミリアンに挑むが、真の姿を現したバロンの猛攻の前に失神してしまった! 最終決戦(ラストバトル)!キン肉万太郎よ永遠に バロン「ふっふふふふふ、ははははははは! ははははは!!」 不安げにリングを見る凛子、スグル。 万太郎はまだ目覚めない。 バロン「これで証明されたようだな。下らぬ愛や友情など、何の役にも立たんということが!」 たまき「そ、そんなことないよ!」 恵子「万太郎はきっと立ち上がるわ! ね、そうよね?」 キッドに同意を求めるたまきと恵子。 しかしキッドは何も答えない。ガゼルマン、セイウチン……他の新世代超人も同じだ。 たまき「キッド!」 恵子「セイウチン!」 たまき「ガゼルマン! どうしたの? みんななんで黙ってんのよ!?」 恵子「中野さん! 大丈夫よね……!?」 今度は解説の中野に同意を求めるが…… 中野「ざ、残念ですが、あの技を受けてしまっては……」 恵子「そんな……」 たまき「それじゃ、万太郎は!」 リングの方を見るたまき。 ジェイド「バロントルネードボム……」 チェック「空高く飛び上がり、まるで竜巻のような回転を加えながら、相手を頭からマットに叩きつける必殺技……」 キッド「その破壊力は、恐らく……」 ガゼルマン「ああ、キン肉バスターと同等…… いや、それ以上かもしれない……」 セイウチン「兄貴……」 ミート「く~っ……」 スグル「万太郎よ……!!」 バロン「よく分かっているではないか、正義超人の諸君。過去に私の必殺技を受けて、立ち上がってきた者はいない…… つまり万太郎は、もう立ち上がれないということだ。終了のゴングを、鳴らしてもらおうか。お嬢さん、あんたもこれまでですな……」 薔薇を潰しながら凛子に問うバロン。 凛子「あたしは信じてる…… 万太郎は、絶対に負けたりなんかしないわ!!」 バロン「まだそんな世迷言を! 現にキン肉万太郎は、ピクリとも動かないではないか!!」 その時、万太郎が立ち上がった! 観客がどよめく。 バロン「ん……?」 キッド、ガゼルマン「万太郎!!」 セイウチン「兄貴!!」 ミート「Ⅱ世!!」 吉貝「立った! なんとキン肉万太郎、立ち上がりました!!」 歓喜する観客たち。凛子も希望に目を輝かせる。 キッド「ふっふっふ、はははははは…… 忘れていたぜ! 闘っているのは、あのキン肉万太郎なんだ! 俺達が先に諦めてどうする?」 ガゼルマン「キッドの言う通りだ! あいつはいつだって、どんなにボロボロになったって、必ず立ち上がってきた!」 セイウチン「兄貴は僕たちの気持ちに、いつも応えてくれてた!」 キッド「この勝負、まだまだ決まったわけじゃねえぜ!!」 ミート「Ⅱ世……」 しかし、ミートの顔だけはまだ晴れない。 キッド「どうしたんだミート、そんな顔をして。万太郎は見事に立ち上がったんだぜ?」 ミート「無理ですよ……」 キッド、ガゼルマン、セイウチン「えっ?」 ミート「Ⅱ世には…… Ⅱ世には意識がないんです!」 ガゼルマン「それはどういうことだ!」 スグル「ただでさえ劣勢の中、ダメージは蓄積されていき、その上、万太郎はバロンのフェイバリット・ホールドまで食らってしまった。精神的にも肉体的にも、ダメージの限界はとうに超えておった……」 セイウチン「それじゃ、どうして!?」 スグル「正義の心じゃ……」 キッド、ガゼルマン、セイウチン「正義の心?」 スグル「悪行超人を野放しにはできない、凛子殿を救いたい…… 万太郎はその一心で意識を断ち切られてなおも立ち上がったのじゃ!」 ミート「しかし、それもここまで…… Ⅱ世にはもう闘う力は残っていません!!」 キッド「ふざけるな!!」 キッドを見るミート。 キッド「そんな理屈、万太郎に通用するものか!!」 ガゼルマン「もし万太郎が寝ているのなら、この俺が叩き起こしてやるさ!!」 セイウチン「よーし!」 リングサイドに駆け出す三人。 キッド「万太郎、起きろ!!」 ガゼルマン「何してやがんだ!!」 セイウチン「起きて、兄貴!!」 ジェイドとチェックもリングサイドへ向かう。 ジェイド「起きてください、先輩!!」 ガゼルマン「ジェイド……」 チェック「万太郎!!」 セイウチン「チェック……」 キッド、ガゼルマン、チェック「万太郎ー!!」 セイウチン「兄貴!!」 ジェイド「先輩!!」 ミート「皆さん……」 万太郎に声援を送る五人。 そしてミートも……。 ミート「Ⅱ世!! 起きてください! Ⅱ世──!!」 万太郎の手が微かに動く。 構えを取る万太郎。 吉貝「万太郎が、ファイティングポーズを取った!!」 キッド、ガゼルマン「万太郎!!」 セイウチン「兄貴!!」 バロン「ほほう、まだそんな余力が残っているとはな…… では二度とその腕が上がらぬよう、体中の骨を粉々に砕いてくれるわ!!」 ラッシュを仕掛けるバロン。 吉貝「おおっと、これは惨い!! 意識のない万太郎相手に、容赦なく掌底ラッシュだあ!!」 ミート「Ⅱ世……」 思わず目を背けるミート。 スグル「目を開けろ、ミート!」 ミート「王子…… いえ、大王様……」 スグル「お前は万太郎のセコンドじゃろう。どんな結果に終わろうとも、最後まで見届けるんじゃ……」 涙を拭うミート。 ミート「はい!!」 キッド「あれは!?」 防御姿勢をとる万太郎。 キッド、ミート「肉のカーテン!!」 吉貝「おおっと、これはキン肉マン直伝の肉のカーテン!! 掌底ラッシュをものともしないぞ!!」 キッド「受け継いでいたんだ!」 セイウチン「キン肉マンの…… いや、伝説超人(レジェンド)たちの心も、技も!」 バロン「少しは歯応えがなくてはな!!」 万太郎の頭を掴み、投げ飛ばすバロン。 自身も飛び上がり、技を仕掛ける。 吉貝「ああっと、この体勢は…… 誉れ落としだ!!」 チェック「その技は、万太郎には通用しませんよ!」 キッド「チェック!」 チェック「思い出すのです、万太郎!!」 チェックとの戦いの回想。 チェック「あなたは、私の必殺技“馬式誉れ落とし”を見事、攻略したではありませんか。さあ、バロンの誉れ落としも攻略するのです!!」 足を引っ掛け、頭突きをかます万太郎。 吉貝「万太郎、脱出!!」 中野「これは、チェック・メイトと闘った時と同じ脱出方法です!!」 バロン「こいつ…… 本当に意識が途絶えているのか?」 ミート「き、奇跡だ……」 スグル「いや、そうではないぞ!」 ミート「え……?」 スグル「これも日頃の鍛錬と積み重ねてきた経験が活きておるんじゃ。全ては、お前の訓練の賜物じゃよ」 バロン「ふん! 素直に倒れておれば、失うのは意識だけで済んだものを…… 次のバロントルネードボムでは、命を失うことになるぞ!!」 キッド、ガゼルマン、チェック、セイウチン、ジェイド「万太郎!!」 ミート「Ⅱ世!!」 歩むバロン。 バロン「ふふ……」 ジェイド、自らの徽章を掴む。 ジェイド「師匠(レーラァ)、お力をお貸しください…… 万太郎先輩、これを!!」 徽章を投げるジェイド。徽章が万太郎の右手に。 ジェイド「先輩は負けたりしない!! 奇跡を起こしてくれ、その友情の徽章で…… 先輩!!」 喉輪吊りされる万太郎。徽章が燃える。 手刀打ちで切り返す万太郎! 吉貝「あれは…… まるで、ベルリンの赤い雨……! 万太郎にジェイドの魂が乗り移ったのか!?」 ジェイド「万太郎先輩……!!」 キッド「そうさ! 万太郎はあんな奴に負けやしねえ!!」 ガゼルマン「何故なら、お前は一人ではない!!」 セイウチン「たくさんの仲間たち、たくさんの声援や、思いや期待を背負ってるんだからね!!」 チェック「万太郎! 早く目を覚ましてください!!」 ジェイド「先輩は、こんなところで負ける男ではないはずだ!!」 凛子「……万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 たまき、恵子「万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 キッド、ガゼルマン、セイウチン、チェック、ジェイド「万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 「万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 万雷の声援が万太郎に送られる。 一方、万太郎はと言うと…… 万太郎「も~、なんだよ、うっさいなぁ……」 ?「何をしておる、万太郎殿」 ?「早く目を覚ませ」 万太郎「ミンチ…… それにニンジャのおっさん。二人がいるってことは、もしかして僕は……!?」 万太郎は三途の川行きの船に乗っていたのだ。 万太郎「ひゃああ~~っ!! まだチューもしたことないのに~!!」 ミンチ「何を言っておるんじゃ?」 ニンジャ「思い出すのだ、万太郎よ。火事場のクソ力修練(チャレンジ)の闘いを……」 ミンチ「万太郎殿は、あの闘いを通じて『寛容』『無我』『友情』を手に入れ、そして完全なる火事場のクソ力を習得したはずじゃ」 ニンジャ「あの時のお主の闘い、見事だったぞ!」 万太郎「それじゃ僕は、まだ死んでないの?」 ミンチ「当たり前じゃ! 試合を途中で投げ出すほど、キン肉族の王子は落ちぶれてはいまい!」 ニンジャ「さあ、お主の居場所はここではない。早く目覚めるがいい!」 万太郎「目覚める?」 万太郎の耳に万太郎コールが聞こえてきた。 万太郎「ん? この声は……」 三途の川の水にたまきと恵子の姿が映る。 万太郎「恵子ちゃん、たまきちゃん…… それに、キッドやガゼルマン、セイウチン…… チェック・メイトやジェイドまで! みんなが、僕を応援してる…… それだけじゃない! 世界中のあらゆる人々に…… 今まで闘った超人(*1)たちも!!」 凛子「万太郎ーっ!!」 万太郎(凛子ちゃん…… そうだ…… 僕はまだ闘っていたんだ……!!) そして、ついに……!! ミート「Ⅱ世!!」 キッド「万太郎が目を覚ました!!」 スグル「万太郎よ、いい仲間を持ったな。正義、友情、そして愛。この三つの要素を兼ね備えた超人こそ、最強と呼ぶにふさわしい……! 万太郎よ! 今のお前こそが、最強の超人だ!!」 万太郎「こんなに…… 力がみなぎっている……!! うおおおおおおっ!!!」 万太郎の額に、闘争本能が最高に盛り上がったことを示す肉マークが浮かび上がった。 しかし、機先を制したバロンのボディブローが万太郎に突き刺さる。 バロン「そんなものはお前の実力とは言えんな!」 万太郎「ぐおおっ…… ぐはあっ!!」 倒れる万太郎。 会場がたちまち悲嘆に包まれる。 バロン「ズタボロでみっともなく倒れてる、その姿こそがお前の実力。見ろ、私の体を! 清らかなままだ。最強の超人とは、誰の力も借りず、ただ一人、己の力のみで、己のためだけに、世界を支配する者のことを言うのだ!!」 万太郎の頭を踏みつけるバロン。 バロン「超人の力は、人間を守るためにあるのではない! むしろ、人間こそが超人を恐れ、支配されるために存在しているのだ。ふふふふふふ、はははははは!! 恐れよ、人間よ! 我が前にひざまずけぇ!! はははははは、ははははははは!!!」 万太郎「怖くなんか…… ないよ……」 バロン「ん?」 万太郎「ぼ、僕も…… 僕の仲間たちも…… 僕の好きな人も…… そして地球のみんなも…… 誰もお前を…… 悪行超人を恐れたりしないよ!」 立ち上がる万太郎。 万太郎「なぜなら、どんなに強い相手であっても…… どんなに苦しく辛い目に遭っても…… 闘いを諦めなければ、必ず……」 万太郎の顔面に掌底を叩き込むバロン。 万太郎「必ず…… 必ず…… 必ず最後は正義が勝つからだ!!」 再び万太郎の額に肉マークが浮かび上がる。 火事場のクソ力が爆発する! 万太郎「うおおおおおおおおっ!!!」 バロン「なんだ、この力は!?」 万太郎「これが正義超人の底力だ!!」 回し蹴りを繰り出す万太郎。 バロン「うおおおお!!」 万太郎「うわっ!」 反撃をかわし、すかさずバロンの胴をクラッチする。 万太郎「ええやあ!!」 ジャーマンスープレックスを決める万太郎。 バロン「ぐあっ!!」 飛び、切り返すバロン。 万太郎「喰らえ!」 頭突きを繰り出す万太郎。 万太郎「キン肉…… ドライバーっ!!」 キン肉ドライバーを決める万太郎。 起き上がるバロン。 バロン「大口叩いた割にその程度かね? 蚊が刺したのかと思ったよ!」 しかし、バロンの足が痙攣し、バランスが崩れ、膝をつく。 バロン「何っ!?」 仮面に亀裂が入る! 吉貝「おおっと! バロン・マクシミリアン、やはりダメージは大きかったのか!?」 バロン「お、おのれ……! よ、よくも高貴にして気高く麗しいこの私に恥をかかせてくれたな……!! 許さんぞ!!」 万太郎にタワーブリッジを極め、そのまま飛び上がるバロン。 バロン「バロントルネードボム!!」 万太郎「うおおおおっ!!」 バロン「ぐううううっ!!」 万太郎「んぐおおあああああっ!!」 切り返す万太郎。 背中に踵落としを喰らわせるも、バロンにその足を掴まれる。 バロン「ひしゃげて死ねえ!!」 万太郎を投げ飛ばすバロン。 万太郎「ぐあっ!」 マットに叩きつけられる万太郎。 さらにその反動で、凛子が囚われているカプセルに向かって吹き飛ばされる。 たまき「ぶつかる!!」 が、寸前のところで止まる。 凛子「万太郎…?」 不敵な笑みを見せる万太郎。 凛子「あっ!!」 万太郎はリングロープを掴んで勢いを食い止めていた。 バロン「往生際が悪いぞ、万太郎!!」 万太郎「僕がロープを掴んだのは、自分が助かるためじゃない……」 狙いを定める万太郎。 万太郎「勝利のためだ!!」 ロープから手を放す万太郎。 ロープが戻る勢いで、万太郎がバロン目掛けて飛んでいく。 ミート「あの体勢は!!」 キッド、ガゼルマン、セイウチン、チェック、ジェイド「マッスル!」 中野、吉貝「マッスル!」 たまき、恵子「マッスル!」 凛子「マッスル!」 万太郎「マッスル・ミレニアム!!」 バロンを掴んで反対側のロープに突っ込む万太郎。 バロンの顔にロープが食い込む。 バロン「うおあああああっ!!」 万太郎「くあああああ!!」 バロン「効かぬ効かぬ効かぬわ──!!」 万太郎「うおおおおお!!」 ついにリングロープが切れる。壁に激突! バロン「うわああっ!!」 万太郎「ぐううううっ!!」 バロン「うわあああっ!!」 万太郎「ぬああああっ!!」 バロン「うわああああああああっ……!!」 黒い煙が巻き起こり、リングの周りの森にいた鳥たちが飛び立つ。 衝撃で地震が発生する。 吹き飛ぶバロン! 吉貝「さあ、闘いの決着は一体どうなったのか…… 正義と悪、二人の超人の行方はどこに!?」 黒煙の中から一筋の赤い光が差す。 吉貝「あの光は……あれはまさしく!」 光っていたのは、万太郎の額の肉マークだった。 奈落に落ちるバロン。 吉貝「や、やりました!! キン肉万太郎、絶体絶命のピンチを乗り越え、ついに! ついに悪行超人バロン・マクシミリアンを倒し、勝利しました~!!」 歓喜する観客! 万太郎「みんな…… ありがとう……」 凛子「万太郎……!」 万太郎「凛子ちゃん……」 凛子に微笑みを向ける万太郎の顔が一転して険しくなる。 凛子を捕らえていた飛行物体が、不気味な脈動を始めていた。 バロン(このままでは終わらん……!) 自爆する飛行物体。 万太郎「凛子ちゃん!!」 凛子「ああっ!!」 投げ出される凛子。走る万太郎。 万太郎「くっ…… 凛子ちゃ──ん!!」 凛子「万太郎──!!」 落下しながら手を伸ばす凛子。飛び降り、手を伸ばす万太郎。 万太郎「も、もう少し……」 が、手が届かず…… 凛子「きゃあああああ!!」 万太郎「凛子ちゃ~~~~ん!!」 最後の手段、放屁で加速する万太郎。凛子をキャッチ! 万太郎「もう安心だ!!」 凛子「万太郎…… ほんとに?」 万太郎「え……?」 しかし、まだ二人が落ち続けていることに変わりはないのであった。 万太郎「どっしゃ~~っ!!」 そこにキッド、セイウチン、チェック、ジェイドが駆け付けてきた。 キッド「全く!」 まずキッドが万太郎の足首を掴み、 ジェイド「最後まで……」 ジェイドがそのキッドの足首を掴む。 セイウチン「世話の焼ける……」 セイウチンがジェイドの足首を掴んで…… チェック「困った人だ!」 最後にチェス駒(ピース)チェンジ(*2)でグランドスラム形態(*3)に変身したチェックがセイウチンの足首を掴み、ガゼルマンに向けて六人を投げ飛ばす! チェック「うおおっ!!」 ガゼルマン「よっしゃ、来ーい!!」 ガゼルマンが吹き飛ばされ、事なきを得る万太郎。 凛子「ありがとう、万太郎!」 万太郎「う、うん。ね、ねえ、凛子ちゃん……」 凛子「ん?」 万太郎「チュ、チューしていい……?」 凛子を見つめる万太郎。 万太郎「な、なんちゃって! いや、嘘嘘、その、なんとなくご褒美というか、どさくさで、いいかな~と思っただけで、べ、別に嫌ならその……」 凛子「……いいよ」 万太郎「そうだよね、やっぱり……」 しばし、沈黙する万太郎。 万太郎「ええええええっ!?」 凛子「下ろして」 凛子を下ろす万太郎、ドキドキするキッドたち。 緊張する万太郎。 覚悟を決め、接吻するが…… 凛子は中野を身代わりにした。 万太郎「おえああああっ!!」 うがいをする万太郎と中野。 万太郎「こら、凛子ちゃん!!」 凛子「ごめん! なんか怖かったんだもん……」 万太郎「許さん!」 掴みかかる万太郎をかわし、その背中に抱きつく凛子。 凛子「万太郎…… あたし、本当は万太郎のこと……」 万太郎「えっ? い、今なんて言ったの?」 凛子「二度は言えなーい!」 走る凛子。 万太郎「お、教えてよ! 何か凄い信じられないこと聞いた気がするんだけど、ねえ!」 会場から離れた道路。 ケビンがバイクでいずこかへ走り去っていく。 ケビン「万太郎よ、お前を倒せるのは俺だけだ。リングで待っているぞ!」 万太郎たちは勝利を祝ってカルビ丼パーティーを始めていた。 スグル、ブロッケンJr.、テリーマンがそれを見守る。 キッド「相変わらずの食い意地だなぁ」 ミート「おかわりはいくらでもありますからね!」 ガゼルマン「にしてもこれは多いだろ……」 ミート「いえ、今日だけは何でも叶えてあげるんです」 万太郎「本当!? ミート、それじゃあね……」 セイウチン「いや、兄貴、慌てないで!」 チェック「カルビ丼は逃げませんよ」 万太郎たちを背に立ち去る伝説超人たち。 万太郎「おかわり!!」 そして、とあるリング。 観客席にはキッドたちの姿が。 気合を入れる万太郎。 ミート「いいですか、Ⅱ世……」 万太郎「うん、行こう!」 リングに向かう二人。 歩む万太郎。 ゴングが鳴る!! おしまい
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超人オリンピック予選終了後の会食会に突如乱入し、新世代超人(ニュージェネレーション)たちに勝負を挑んだ「最凶悪行超人軍団」との対決もいよいよ佳境。 ケビンマスクはザ・犀(サイ)暴(ボー)愚(グ)をマットに沈めるが、ダブルリングアウトを喫した。 リングを後にするケビン。 一人残った万太郎は最凶悪行超人軍団のボス、バロン・マクシミリアンに挑むが、真の姿を現したバロンの猛攻の前に失神してしまった! 最終決戦(ラストバトル)!キン肉万太郎よ永遠に バロン「ふっふふふふふ、ははははははは! ははははは!!」 不安げにリングを見る凛子、スグル。 万太郎はまだ目覚めない。 バロン「これで証明されたようだな。下らぬ愛や友情など、何の役にも立たんということが!」 たまき「そ、そんなことないよ!」 恵子「万太郎はきっと立ち上がるわ! ね、そうよね?」 キッドに同意を求めるたまきと恵子。 しかしキッドは何も答えない。ガゼルマン、セイウチン……他の新世代超人も同じだ。 たまき「キッド!」 恵子「セイウチン!」 たまき「ガゼルマン! どうしたの? みんななんで黙ってんのよ!?」 恵子「中野さん! 大丈夫よね……!?」 今度は解説の中野に同意を求めるが…… 中野「ざ、残念ですが、あの技を受けてしまっては……」 恵子「そんな……」 たまき「それじゃ、万太郎は!」 リングの方を見るたまき。 ジェイド「バロントルネードボム……」 チェック「空高く飛び上がり、まるで竜巻のような回転を加えながら、相手を頭からマットに叩きつける必殺技……」 キッド「その破壊力は、恐らく……」 ガゼルマン「ああ、キン肉バスターと同等…… いや、それ以上かもしれない……」 セイウチン「兄貴……」 ミート「く~っ……」 スグル「万太郎よ……!!」 バロン「よく分かっているではないか、正義超人の諸君。過去に私の必殺技を受けて、立ち上がってきた者はいない…… つまり万太郎は、もう立ち上がれないということだ。終了のゴングを、鳴らしてもらおうか。お嬢さん、あんたもこれまでですな……」 薔薇を潰しながら凛子に問うバロン。 凛子「あたしは信じてる…… 万太郎は、絶対に負けたりなんかしないわ!!」 バロン「まだそんな世迷言を! 現にキン肉万太郎は、ピクリとも動かないではないか!!」 その時、万太郎が立ち上がった! 観客がどよめく。 バロン「ん……?」 キッド、ガゼルマン「万太郎!!」 セイウチン「兄貴!!」 ミート「Ⅱ世!!」 吉貝「立った! なんとキン肉万太郎、立ち上がりました!!」 歓喜する観客たち。凛子も希望に目を輝かせる。 キッド「ふっふっふ、はははははは…… 忘れていたぜ! 闘っているのは、あのキン肉万太郎なんだ! 俺達が先に諦めてどうする?」 ガゼルマン「キッドの言う通りだ! あいつはいつだって、どんなにボロボロになったって、必ず立ち上がってきた!」 セイウチン「兄貴は僕たちの気持ちに、いつも応えてくれてた!」 キッド「この勝負、まだまだ決まったわけじゃねえぜ!!」 ミート「Ⅱ世……」 しかし、ミートの顔だけはまだ晴れない。 キッド「どうしたんだミート、そんな顔をして。万太郎は見事に立ち上がったんだぜ?」 ミート「無理ですよ……」 キッド、ガゼルマン、セイウチン「えっ?」 ミート「Ⅱ世には…… Ⅱ世には意識がないんです!」 ガゼルマン「それはどういうことだ!」 スグル「ただでさえ劣勢の中、ダメージは蓄積されていき、その上、万太郎はバロンのフェイバリット・ホールドまで食らってしまった。精神的にも肉体的にも、ダメージの限界はとうに超えておった……」 セイウチン「それじゃ、どうして!?」 スグル「正義の心じゃ……」 キッド、ガゼルマン、セイウチン「正義の心?」 スグル「悪行超人を野放しにはできない、凛子殿を救いたい…… 万太郎はその一心で意識を断ち切られてなおも立ち上がったのじゃ!」 ミート「しかし、それもここまで…… Ⅱ世にはもう闘う力は残っていません!!」 キッド「ふざけるな!!」 キッドを見るミート。 キッド「そんな理屈、万太郎に通用するものか!!」 ガゼルマン「もし万太郎が寝ているのなら、この俺が叩き起こしてやるさ!!」 セイウチン「よーし!」 リングサイドに駆け出す三人。 キッド「万太郎、起きろ!!」 ガゼルマン「何してやがんだ!!」 セイウチン「起きて、兄貴!!」 ジェイドとチェックもリングサイドへ向かう。 ジェイド「起きてください、先輩!!」 ガゼルマン「ジェイド……」 チェック「万太郎!!」 セイウチン「チェック……」 キッド、ガゼルマン、チェック「万太郎ー!!」 セイウチン「兄貴!!」 ジェイド「先輩!!」 ミート「皆さん……」 万太郎に声援を送る五人。 そしてミートも……。 ミート「Ⅱ世!! 起きてください! Ⅱ世──!!」 万太郎の手が微かに動く。 構えを取る万太郎。 吉貝「万太郎が、ファイティングポーズを取った!!」 キッド、ガゼルマン「万太郎!!」 セイウチン「兄貴!!」 バロン「ほほう、まだそんな余力が残っているとはな…… では二度とその腕が上がらぬよう、体中の骨を粉々に砕いてくれるわ!!」 ラッシュを仕掛けるバロン。 吉貝「おおっと、これは惨い!! 意識のない万太郎相手に、容赦なく掌底ラッシュだあ!!」 ミート「Ⅱ世……」 思わず目を背けるミート。 スグル「目を開けろ、ミート!」 ミート「王子…… いえ、大王様……」 スグル「お前は万太郎のセコンドじゃろう。どんな結果に終わろうとも、最後まで見届けるんじゃ……」 涙を拭うミート。 ミート「はい!!」 キッド「あれは!?」 防御姿勢をとる万太郎。 キッド、ミート「肉のカーテン!!」 吉貝「おおっと、これはキン肉マン直伝の肉のカーテン!! 掌底ラッシュをものともしないぞ!!」 キッド「受け継いでいたんだ!」 セイウチン「キン肉マンの…… いや、伝説超人(レジェンド)たちの心も、技も!」 バロン「少しは歯応えがなくてはな!!」 万太郎の頭を掴み、投げ飛ばすバロン。 自身も飛び上がり、技を仕掛ける。 吉貝「ああっと、この体勢は…… 誉れ落としだ!!」 チェック「その技は、万太郎には通用しませんよ!」 キッド「チェック!」 チェック「思い出すのです、万太郎!!」 チェックとの戦いの回想。 チェック「あなたは、私の必殺技“馬式誉れ落とし”を見事、攻略したではありませんか。さあ、バロンの誉れ落としも攻略するのです!!」 足を引っ掛け、頭突きをかます万太郎。 吉貝「万太郎、脱出!!」 中野「これは、チェック・メイトと闘った時と同じ脱出方法です!!」 バロン「こいつ…… 本当に意識が途絶えているのか?」 ミート「き、奇跡だ……」 スグル「いや、そうではないぞ!」 ミート「え……?」 スグル「これも日頃の鍛錬と積み重ねてきた経験が活きておるんじゃ。全ては、お前の訓練の賜物じゃよ」 バロン「ふん! 素直に倒れておれば、失うのは意識だけで済んだものを…… 次のバロントルネードボムでは、命を失うことになるぞ!!」 キッド、ガゼルマン、チェック、セイウチン、ジェイド「万太郎!!」 ミート「Ⅱ世!!」 歩むバロン。 バロン「ふふ……」 ジェイド、自らの徽章を掴む。 ジェイド「師匠(レーラァ)、お力をお貸しください…… 万太郎先輩、これを!!」 徽章を投げるジェイド。徽章が万太郎の右手に。 ジェイド「先輩は負けたりしない!! 奇跡を起こしてくれ、その友情の徽章で…… 先輩!!」 喉輪吊りされる万太郎。徽章が燃える。 手刀打ちで切り返す万太郎! 吉貝「あれは…… まるで、ベルリンの赤い雨……! 万太郎にジェイドの魂が乗り移ったのか!?」 ジェイド「万太郎先輩……!!」 キッド「そうさ! 万太郎はあんな奴に負けやしねえ!!」 ガゼルマン「何故なら、お前は一人ではない!!」 セイウチン「たくさんの仲間たち、たくさんの声援や、思いや期待を背負ってるんだからね!!」 チェック「万太郎! 早く目を覚ましてください!!」 ジェイド「先輩は、こんなところで負ける男ではないはずだ!!」 凛子「……万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 たまき、恵子「万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 キッド、ガゼルマン、セイウチン、チェック、ジェイド「万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 「万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)! 万太郎(マンターロ)!」 万雷の声援が万太郎に送られる。 一方、万太郎はと言うと…… 万太郎「も~、なんだよ、うっさいなぁ……」 ?「何をしておる、万太郎殿」 ?「早く目を覚ませ」 万太郎「ミンチ…… それにニンジャのおっさん。二人がいるってことは、もしかして僕は……!?」 万太郎は三途の川行きの船に乗っていたのだ。 万太郎「ひゃああ~~っ!! まだチューもしたことないのに~!!」 ミンチ「何を言っておるんじゃ?」 ニンジャ「思い出すのだ、万太郎よ。火事場のクソ力修練(チャレンジ)の闘いを……」 ミンチ「万太郎殿は、あの闘いを通じて『寛容』『無我』『友情』を手に入れ、そして完全なる火事場のクソ力を習得したはずじゃ」 ニンジャ「あの時のお主の闘い、見事だったぞ!」 万太郎「それじゃ僕は、まだ死んでないの?」 ミンチ「当たり前じゃ! 試合を途中で投げ出すほど、キン肉族の王子は落ちぶれてはいまい!」 ニンジャ「さあ、お主の居場所はここではない。早く目覚めるがいい!」 万太郎「目覚める?」 万太郎の耳に万太郎コールが聞こえてきた。 万太郎「ん? この声は……」 三途の川の水にたまきと恵子の姿が映る。 万太郎「恵子ちゃん、たまきちゃん…… それに、キッドやガゼルマン、セイウチン…… チェック・メイトやジェイドまで! みんなが、僕を応援してる…… それだけじゃない! 世界中のあらゆる人々に…… 今まで闘った超人(*1)たちも!!」 凛子「万太郎ーっ!!」 万太郎(凛子ちゃん…… そうだ…… 僕はまだ闘っていたんだ……!!) そして、ついに……!! ミート「Ⅱ世!!」 キッド「万太郎が目を覚ました!!」 スグル「万太郎よ、いい仲間を持ったな。正義、友情、そして愛。この三つの要素を兼ね備えた超人こそ、最強と呼ぶにふさわしい……! 万太郎よ! 今のお前こそが、最強の超人だ!!」 万太郎「こんなに…… 力がみなぎっている……!! うおおおおおおっ!!!」 万太郎の額に、闘争本能が最高に盛り上がったことを示す肉マークが浮かび上がった。 しかし、機先を制したバロンのボディブローが万太郎に突き刺さる。 バロン「そんなものはお前の実力とは言えんな!」 万太郎「ぐおおっ…… ぐはあっ!!」 倒れる万太郎。 会場がたちまち悲嘆に包まれる。 バロン「ズタボロでみっともなく倒れてる、その姿こそがお前の実力。見ろ、私の体を! 清らかなままだ。最強の超人とは、誰の力も借りず、ただ一人、己の力のみで、己のためだけに、世界を支配する者のことを言うのだ!!」 万太郎の頭を踏みつけるバロン。 バロン「超人の力は、人間を守るためにあるのではない! むしろ、人間こそが超人を恐れ、支配されるために存在しているのだ。ふふふふふふ、はははははは!! 恐れよ、人間よ! 我が前にひざまずけぇ!! はははははは、ははははははは!!!」 万太郎「怖くなんか…… ないよ……」 バロン「ん?」 万太郎「ぼ、僕も…… 僕の仲間たちも…… 僕の好きな人も…… そして地球のみんなも…… 誰もお前を…… 悪行超人を恐れたりしないよ!」 立ち上がる万太郎。 万太郎「なぜなら、どんなに強い相手であっても…… どんなに苦しく辛い目に遭っても…… 闘いを諦めなければ、必ず……」 万太郎の顔面に掌底を叩き込むバロン。 万太郎「必ず…… 必ず…… 必ず最後は正義が勝つからだ!!」 再び万太郎の額に肉マークが浮かび上がる。 火事場のクソ力が爆発する! 万太郎「うおおおおおおおおっ!!!」 バロン「なんだ、この力は!?」 万太郎「これが正義超人の底力だ!!」 回し蹴りを繰り出す万太郎。 バロン「うおおおお!!」 万太郎「うわっ!」 反撃をかわし、すかさずバロンの胴をクラッチする。 万太郎「ええやあ!!」 ジャーマンスープレックスを決める万太郎。 バロン「ぐあっ!!」 飛び、切り返すバロン。 万太郎「喰らえ!」 頭突きを繰り出す万太郎。 万太郎「キン肉…… ドライバーっ!!」 キン肉ドライバーを決める万太郎。 起き上がるバロン。 バロン「大口叩いた割にその程度かね? 蚊が刺したのかと思ったよ!」 しかし、バロンの足が痙攣し、バランスが崩れ、膝をつく。 バロン「何っ!?」 仮面に亀裂が入る! 吉貝「おおっと! バロン・マクシミリアン、やはりダメージは大きかったのか!?」 バロン「お、おのれ……! よ、よくも高貴にして気高く麗しいこの私に恥をかかせてくれたな……!! 許さんぞ!!」 万太郎にタワーブリッジを極め、そのまま飛び上がるバロン。 バロン「バロントルネードボム!!」 万太郎「うおおおおっ!!」 バロン「ぐううううっ!!」 万太郎「んぐおおあああああっ!!」 切り返す万太郎。 背中に踵落としを喰らわせるも、バロンにその足を掴まれる。 バロン「ひしゃげて死ねえ!!」 万太郎を投げ飛ばすバロン。 万太郎「ぐあっ!」 マットに叩きつけられる万太郎。 さらにその反動で、凛子が囚われているカプセルに向かって吹き飛ばされる。 たまき「ぶつかる!!」 が、寸前のところで止まる。 凛子「万太郎…?」 不敵な笑みを見せる万太郎。 凛子「あっ!!」 万太郎はリングロープを掴んで勢いを食い止めていた。 バロン「往生際が悪いぞ、万太郎!!」 万太郎「僕がロープを掴んだのは、自分が助かるためじゃない……」 狙いを定める万太郎。 万太郎「勝利のためだ!!」 ロープから手を放す万太郎。 ロープが戻る勢いで、万太郎がバロン目掛けて飛んでいく。 ミート「あの体勢は!!」 キッド、ガゼルマン、セイウチン、チェック、ジェイド「マッスル!」 中野、吉貝「マッスル!」 たまき、恵子「マッスル!」 凛子「マッスル!」 万太郎「マッスル・ミレニアム!!」 バロンを掴んで反対側のロープに突っ込む万太郎。 バロンの顔にロープが食い込む。 バロン「うおあああああっ!!」 万太郎「くあああああ!!」 バロン「効かぬ効かぬ効かぬわ──!!」 万太郎「うおおおおお!!」 ついにリングロープが切れる。壁に激突! バロン「うわああっ!!」 万太郎「ぐううううっ!!」 バロン「うわあああっ!!」 万太郎「ぬああああっ!!」 バロン「うわああああああああっ……!!」 黒い煙が巻き起こり、リングの周りの森にいた鳥たちが飛び立つ。 衝撃で地震が発生する。 吹き飛ぶバロン! 吉貝「さあ、闘いの決着は一体どうなったのか…… 正義と悪、二人の超人の行方はどこに!?」 黒煙の中から一筋の赤い光が差す。 吉貝「あの光は……あれはまさしく!」 光っていたのは、万太郎の額の肉マークだった。 奈落に落ちるバロン。 吉貝「や、やりました!! キン肉万太郎、絶体絶命のピンチを乗り越え、ついに! ついに悪行超人バロン・マクシミリアンを倒し、勝利しました~!!」 歓喜する観客! 万太郎「みんな…… ありがとう……」 凛子「万太郎……!」 万太郎「凛子ちゃん……」 凛子に微笑みを向ける万太郎の顔が一転して険しくなる。 凛子を捕らえていた飛行物体が、不気味な脈動を始めていた。 バロン(このままでは終わらん……!) 自爆する飛行物体。 万太郎「凛子ちゃん!!」 凛子「ああっ!!」 投げ出される凛子。走る万太郎。 万太郎「くっ…… 凛子ちゃ──ん!!」 凛子「万太郎──!!」 落下しながら手を伸ばす凛子。飛び降り、手を伸ばす万太郎。 万太郎「も、もう少し……」 が、手が届かず…… 凛子「きゃあああああ!!」 万太郎「凛子ちゃ~~~~ん!!」 最後の手段、放屁で加速する万太郎。凛子をキャッチ! 万太郎「もう安心だ!!」 凛子「万太郎…… ほんとに?」 万太郎「え……?」 しかし、まだ二人が落ち続けていることに変わりはないのであった。 万太郎「どっしゃ~~っ!!」 そこにキッド、セイウチン、チェック、ジェイドが駆け付けてきた。 キッド「全く!」 まずキッドが万太郎の足首を掴み、 ジェイド「最後まで……」 ジェイドがそのキッドの足首を掴む。 セイウチン「世話の焼ける……」 セイウチンがジェイドの足首を掴んで…… チェック「困った人だ!」 最後にチェス駒(ピース)チェンジ(*2)でグランドスラム形態(*3)に変身したチェックがセイウチンの足首を掴み、ガゼルマンに向けて六人を投げ飛ばす! チェック「うおおっ!!」 ガゼルマン「よっしゃ、来ーい!!」 ガゼルマンが吹き飛ばされ、事なきを得る万太郎。 凛子「ありがとう、万太郎!」 万太郎「う、うん。ね、ねえ、凛子ちゃん……」 凛子「ん?」 万太郎「チュ、チューしていい……?」 凛子を見つめる万太郎。 万太郎「な、なんちゃって! いや、嘘嘘、その、なんとなくご褒美というか、どさくさで、いいかな~と思っただけで、べ、別に嫌ならその……」 凛子「……いいよ」 万太郎「そうだよね、やっぱり……」 しばし、沈黙する万太郎。 万太郎「ええええええっ!?」 凛子「下ろして」 凛子を下ろす万太郎、ドキドキするキッドたち。 緊張する万太郎。 覚悟を決め、接吻するが…… 凛子は中野を身代わりにした。 万太郎「おえああああっ!!」 うがいをする万太郎と中野。 万太郎「こら、凛子ちゃん!!」 凛子「ごめん! なんか怖かったんだもん……」 万太郎「許さん!」 掴みかかる万太郎をかわし、その背中に抱きつく凛子。 凛子「万太郎…… あたし、本当は万太郎のこと……」 万太郎「えっ? い、今なんて言ったの?」 凛子「二度は言えなーい!」 走る凛子。 万太郎「お、教えてよ! 何か凄い信じられないこと聞いた気がするんだけど、ねえ!」 会場から離れた道路。 ケビンがバイクでいずこかへ走り去っていく。 ケビン「万太郎よ、お前を倒せるのは俺だけだ。リングで待っているぞ!」 万太郎たちは勝利を祝ってカルビ丼パーティーを始めていた。 スグル、ブロッケンJr.、テリーマンがそれを見守る。 キッド「相変わらずの食い意地だなぁ」 ミート「おかわりはいくらでもありますからね!」 ガゼルマン「にしてもこれは多いだろ……」 ミート「いえ、今日だけは何でも叶えてあげるんです」 万太郎「本当!? ミート、それじゃあね……」 セイウチン「いや、兄貴、慌てないで!」 チェック「カルビ丼は逃げませんよ」 万太郎たちを背に立ち去る伝説超人たち。 万太郎「おかわり!!」 そして、とあるリング。 観客席にはキッドたちの姿が。 気合を入れる万太郎。 ミート「いいですか、Ⅱ世……」 万太郎「うん、行こう!」 リングに向かう二人。 歩む万太郎。 ゴングが鳴る!! おしまい
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196 :=ナンセンスセンテンス 1/1=:2008/02/25(月) 04 26 37 0 ========================= _人は自分の感じるようにしか感じられない _それを忘れることで人は力強く生きていける ========================= 197 :=意味を喪失したプロローグ 1/2=:2008/02/25(月) 04 27 35 0 シュレディンガーの猫という言葉を知っているだろうか?とある箱の中に猫と1/2の確 率で毒ガスを発する物質を入れる。この箱が透明であるなら、箱の外にいる人間は、猫 が死んでいるかどうか認識することができる。しかし箱が透明ではなく、外からいかなる 方法を用いても中の状況を確認できない場合、猫の生死は"箱を開けてみるまで分から ない"。箱を開けた瞬間に、猫が生きているのか死んでいるのか認識される。それと同時 に、箱の中での出来事。つまり"過去"の出来事まで分かってしまう。 では、その過去の"時点"において猫はどのように認識されるべきだろうか? 複数の文献や小説ではこのように説明される。「猫は半分生きていて、半分死んでい る」、と。 シュレディンガーはこの例を一種のアイロニーとして、つまり半分死んでいて、半分生き ているなどという"矛盾した状態"は存在しないのであるから、箱は開けてみるまで"分か らない"。したがって、半分生きていて半分死んでいるなどという"矛盾"の生じる解釈に 対するアンチテーゼとして提示した。 198 :=意味を喪失したプロローグ 2/2=:2008/02/25(月) 04 28 56 0 この国には多数の行方不明者が出る。そして、彼らに対する警察のそれは、実にシレ ディンガー的である。人が消えて、それに事件性があれば、警察の出番である。 しかし事件性がない―――たとえば彼らが家出、夜逃げ、駆落ち、である"可能性があ る"ならば、彼らはシュレディンガー的な解釈を用いて事件性があるか”分からない"とし、 本格的な捜査には乗り出さない。 そんなわけでこの国には多数の行方不明者が存在 する。 行方が不明なのに存在するというのも変な話であるが、統計調査によると行方不明者 の捜索願だけで10万件。捜索願が提出されないケースを含めると20万人もの人が毎年 消えていく。彼らのうちの数割は家出、夜逃げ、駆落ちなどの事件性のないものだろう。 残りの数割は樹海で自殺、ドラム缶に詰められ東京湾の底、怨恨により石灰とともに森 の奥深く、精神異常者の玩具など、事件性を保持したまま闇の底に沈んでいく。 この物語は、行方不明者たちの最後の可能性たる精神異常者に蒐集される行方不明 者達について。そして、蒐集する者達について語ったものである。 202 :=語られるべきプロローグ 1/4=:2008/02/25(月) 16 50 42 0 桐野凛子がこの電車に乗ったのは30分ほど前のことであった。彼女は東京の端っこに て、ある人物に会うためにここにいた。 今より9日前、凛子が参加しているSNSのコミュニティ掲示板に奇妙な書き込みがあっ た。 ―――――――――――――――――――――――― はじめまして、桐野凛子様、高倉京香様、文野夏菜様。 貴方達はゲームに参加する権利を得ました。 興味がありましたら、以下の日時に以下の場所で。 メイドが貴女方を屋敷まで導くでしょう。 ●月●日●●時、▼▼駅前 from 殺されたがりやの忘却者  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―――――――――――――――――――――――― 203 :=語られるべきプロローグ 2/4=:2008/02/25(月) 16 51 33 0 同じ文面がメールで送られてきたら、凛子は機械的に削除を行っていただろう。しかしこ の書き込みがあったのはコミュニティ掲示板であり、このコミュニティに参加しているのは 三人だけ。それ以外のものは、書きこむことはおろか、内容を読むことさえできないはず である。 そして何より、桐野凛子(きりの りんこ)という彼女の本名が書かれていたこと。それが 彼女に機械的な行動を許さなかった。 204 :=語られるべきプロローグ 3/?=:2008/02/25(月) 16 52 42 0 殺されたがりやの忘却者は都市伝説のインターネット版である。 ある日ゲームへの招待状が届く。それは郵送であったり、メールであったり、或いはネッ トゲーム上のチャットの一画面であると言われている。 ゲームの内容自体はよくわかっていない。ネット上で氾濫している情報に統一性がない のだ。ただ、 【プレーヤーは命を賭け、ゲームに勝利すれば大金を得ることが出来る。 プレーヤーがゲームに参加するか決めるのは、内容を明かされてからでよい。】 、というのは、ある程度信頼できそうな情報に共通していた。 205 :=語られるべきプロローグ 4/?=:2008/02/25(月) 16 53 36 0 凛子は即、自分以外のコミュニティメンバーである《K》と《リルル》に教えてある、フリー メールを立ち上げた。倉木京香と文野夏菜が二人の本名であるかを確かめるためであ る。 受信メール1件。リルルからのメールだった。内容は、彼女の本名が文野夏菜(ふみの なつな) であることについて。凛子の本名が桐野凛子であるかについて。もしも本名であるならゲームに参 加するかどうかについて。 凛子は自分の本名と、携帯のメールアドレスを彼女に送った。 206 :=語られるべきプロローグ 5/?=:2008/02/25(月) 16 54 32 0 例の書き込みの名前が本名だと判断した後、凛子たちは携帯のメールで相談した。 書き込みが本物であるか。本物であったとして参加するのか。意外なことに、この議論は すぐに終わった。『参加してみたい。本物であるかなどどうでもいい』、と三人とも最初から 考えていたからだ。 凛子は隣の席に座っている少女を見る。彼女の名前は文野夏菜。"リルル"というHNで メッセ、チャット、SNSなどで三年間も交流してきたが、実際に会うのは今日が初めてであ った。 207 :=語られるべきプロローグ 6/?=:2008/02/25(月) 16 55 18 0 Kこと倉木京香とは現地集合の約束であったが、住んでいる方向が同じリルルとは先ほ どの駅で待ち合わせて合流した。 凛子と夏菜は両手に赤いリストバンドという目印を用意していたため、すぐに見つける ことができたのだが、夏菜という少女は凛子が想像していたのとは少し違った。 体の線は細く、顔が小ぶりなうえ、目が隠れるくらい前髪を長く伸ばしている。凛子が彼 女を見つけたとき、夏菜の方も凛子を見ていた。しかし足をもじもじしたり、手を挙げかけ たりと、挙動不審な態度を示すだけであった。凛子が近づいて、「あなたがリルル?」と尋 ねると、彼女は顔をリストバンドと同じ色にして小さく頷いた。そして「……あなたが桐野 凛子さんですか?」、と蚊の泣くような声で言った。しかも彼女の瞳は潤んでいた。凛子 が「そうよ。じゃあ行きましょうか」と言って歩き出すと、彼女は小さな歩幅でトコトコと付い てきた。 ネット上でのリルルという少女が、冷静でやや毒舌の口が達者な少女であったことを 考えると結構なギャップを感じずにはいられなかった。もしかしたら、リアルでのストレ スがネット上での口達者な少女を演じさせているのかもしれないな、と凛子は感じた。 208 :=語られるべきプロローグ 7/7=:2008/02/25(月) 16 56 09 0 やがて目的の駅に電車が着き、二人は目的地に向かった。そこには明らかに場違いな メイドが立っていた。秋葉原のような街であれば何の違和感もないのであろうが、このよ うな郊外の駅では明らかに彼女は周囲に溶け込めておらず、道行く人々の視線を一点に 集めていた。 しかも彼女は美しかった。顔は中性的でありながら、怖いほどに整っており、背は高く、 足も長く、均整の取れたプロポーションはメイド服の上からでもはっきりとわかるほどであ る。結っている黒髪ロングもメイド姿にフィットしており、その美しさをいっそう引き立てて いる。胸もEカップくらいはあるだろうか。 彼女の横にもう一人女性が立っていた。こちらもそれなりのプロポーションであるが、化 け物じみたプロポーションのメイドが横に立っているせいで、かなり損をしている。ショート カットで目つきがややきつく、強気な印象を受ける。 おそらく彼女がKこと、高倉京香(たかくら きょうか)だろう。 凛子達は彼女等と合流するべく、歩みを進める。 210 :=猫に真実は扱えない 1/11=:2008/02/25(月) 17 43 38 0 凛子達が近づいていくとメイドがこちらに気づいた。 「桐野凛子様と文野夏菜様でしょうか?」 「はい」 「本日はご足労願いまして真にありがとうございます。私は流千草(ながれ ちぐさ)と申し ます、以後お見知りおきを。ここにいらしたということはゲームに参加ということでよろしい でしょうか?」 思ったより低く、落ち着いた声である。クールビューティーとは彼女のためにあるような 言葉だな、と凛子は感心しつつも、気を抜かず確かめる。 「ゲームへの参加意思決定はゲームの内容を聞いたあとでいいと聞いたのですが・・・」 「勿論でございます。正式な参加意思表明はゲームの内容やルールを説明した後で結 構です。 主人はフェアなゲームを望んでおりますので。」 211 :=猫に真実は扱えない 2/11=:2008/02/25(月) 17 44 05 0 噂は正しかったのだ、と心の中で小さくガッツポーズしていると、メイドの横に立ってい た女性が話しかけてきた。 「それじゃどうする? 予定通り参加するの? あ、私は高倉京香。Kの中の人ね。」 ネット上でのKと同じように軽いノリである。どうやら彼女はネット上とリアルでの態度が あまり変わらない人のようだ。 「桐野凛子よ、よろしく。私はやるつもり。リルル、っと、夏菜はどうする?」 「・・・・・・私も参加する」 「それじゃあ三人とも参加ってことで、宜しくメイドさん。」 京香がまとめた。 212 :=猫に真実は扱えない 3/11=:2008/02/25(月) 17 44 47 0 「では、私の後についてきてください。」 メイドが歩き出す。歩く姿も美しいな、と一瞬見とれてしまい、慌てて後を追う。 暫く歩いていくと、一台の黒い車があった。 外見は普通の車であったが、中に乗ると外がまったく見えない。凛子達が驚いている と、メイドの千草が説明した。 「この車の窓は、外から中は見えますが、中から外は御覧になれません。ただし運転席 からは外が見えるようになっております。マジクミラーと携帯電話の覗き見防止シールを 組み合わせたような仕組みだと理解していただければ結構です。あなたがたがゲームに 勝利なされた場合、或いは、ゲームに参加しなかった場合、屋敷の場所を知られている と少々困りますので。何卒ご容赦願います」 213 :=猫に真実は扱えない 4/11=:2008/02/25(月) 17 45 17 0 ほとんど揺れない車に揺られて30分弱。やっと車は止まった。車の中で三人は雑談し ていた。夏菜は相変わらず瞳を潤ませ、声も小さかったが、赤くなりながら必死に会話に 参加しようとする姿には好意が持てた。京香は相変わらず軽いノリで、ネット上と同じ感 覚でおしゃべりできた。リアルで会うのも悪いものじゃないな。凛子は素直にそう思えた。 214 :=猫に真実は扱えない 5/11=:2008/02/25(月) 17 45 54 0 ドアを開くとそこには巨大な建造物が出現した。公民館や病院などを思わせるような、 直角を組み合わせたシンプルな作りであるが、マスカット色がその異常さを誇示してい た。周りは木々に囲まれているのだが、この建物は緑の中にとけ込むどころか、周りの 木々さえも異質にしてしまうような不気味さがあった。 「では、私についてきてください」 千草に案内されて、マスカット色のそれに入る。 建物の中は一面の青だった。カーペット、カーテン、床、天井、壁、ドアなどは言うに及 ばず、照明さえも青白い。 黙ってついて行くと、地下に辿り着いた。 215 :=猫に真実は扱えない 6/11=:2008/02/25(月) 17 46 18 0 「こちらに三つの部屋があります。御三方には、それぞれ違う部屋に入って暫くお待ちし て頂きます。後ほど主人がお部屋に伺い、ゲーム内容とルールを説明致します。」 凛子達は千草の言葉に従い、それぞれの部屋に入った。 部屋の中は建物の異質さにそぐわない普通の作りであった。壁は白で統一されており、 テーブル、ベッド、シャワー、トイレ、と一通り揃っている。そのままホテルとして使えるほ どであった。 216 :=猫に真実は扱えない 7/11=:2008/02/25(月) 17 46 43 0 たっぷり30分ほど待つと、ノックする音が聞こえた。凛子がドアを開くと、二人の人間が 立っていた。 片方はメイドの千草である。もう1人は、15歳前後の少年のようだった。スーツを着込 み、髪はオールバックで纏めており、背伸びしているような印象を受ける。顔立ちはあど けなさが残っているが、少し肌が白すぎる。化粧でもしているのだろうか。などと凛子は想 像を巡らせた。 217 :=猫に真実は扱えない 8/11=:2008/02/25(月) 17 47 08 0 「初めまして、桐野凛子さん。僕が貴女をこの屋敷に招いた宮月凪乃(みやつき なぎの) と申します。以後お見知りおきを。」 えらくハスキーな声でそう言って凪乃は手を差し出した。凛子も手を出し握手する。 「早速ゲーム内容についてお話しましょう。今回凛子さんたちにやってもらうのは部屋当 てゲームです。この地下室に三つの部屋があるのは分かっていますよね? みなさんに は自分がどの部屋にいるのか当てて頂きます。勿論、今の状態で当てるわけではありま せん。アイマスクをして、視界を遮った状態で回転して平衡感覚をなくした後に、部屋に 千草が案内する。そういうゲームです。」 218 :=猫に真実は扱えない 9/11=:2008/02/25(月) 17 47 37 0 「つまり勝率33%の運が全てのゲームってことですか?」 「いえ、それでは面白くありません。皆さんには部屋に傷をつけることや、印をつけること を許可します。その代わり僕と千草は、皆さんが食事をしている時間や、風呂に入ってい る時間に部屋の印を消すことや、ミスリーディングを誘うような印をつけさせて頂きます。 つまり私たち二人と皆さんの駆け引き勝負というわけです。」 なるほど、と思いつつ凛子は更に質問を重ねる。聞くべきことは全て聞いておいた方が 有利になるはずであるから。 219 :=猫に真実は扱えない 10/11=:2008/02/25(月) 17 48 04 0 「三人で相談してもいいのですか?」 「相談は自由ですが、制限をかけさせてもらいます。解答は明後日の昼として皆さんのス ケジュールは完全に管理させて頂きます。つまり部屋に入っている時間はそれぞれ別個 の部屋に待機していただき、食事の時や、お風呂の時間には自由に相談してもらって結 構です。今回のゲームに参加するかどうかも、よく相談してください。本日の22時頃に参 加するかどうか決めて頂きますので。千草、書類を」 「こちらが契約書とゲーム内容説明になります。どうぞ」 「どうも」 220 :=猫に真実は扱えない 11/11=:2008/02/25(月) 18 35 22 0 ふと、二人の雰囲気が変わった気がした。 「最後に一つだけ付け加えておきましょう。今回のゲームの基本は騙し合いです。しかし その契約書と説明の内容にだけは全く嘘がないことを。全てが真実であることを。僕、宮 月凪乃は殺されたがりやの忘却者の名に誓いましょう」 「私、流千草も殺されたがりやの忘却者の名に誓います」 二人は凛子の瞳を覗き込みながら誓った。理由は分からないが、凛子には二人の誓い が嘘ではないという確信に似た感覚があった。 「それでは。晩餐の時間になったら千草が呼びにいくからね。」 そうして二人は立ち去って行った。 221 :=真実 1/1=:2008/02/25(月) 18 36 14 0 ――――――――――――――――――――――――――――――― 契約書 この契約書に書かれている内容は全て真実であると誓う 殺されたがりやの忘却者  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ -挑戦者をプレーヤー、宮月凪乃と流千草をゲームマスターとする- 1.プレーヤーがゲームに勝利した場合、現金5億円を贈呈する 2.プレーヤーがゲームに敗北した場合、プレーヤーは自身の命 を含む全ての存在をゲームマスター側に捧げる 3.ゲームの内容は〔ゲーム内容説明〕のとおりである。こちらの 用紙についても、真実であることが保障される 4.ゲームマスター側の参加人物は、宮月凪乃と流千草のみで ある。その他の協力者は一切存在しない。 5.この契約書にプレーヤーがサインをすることにより、契約は成 立する。以後、ゲームから降りることは出来ない。 6.サインをする前にゲームに参加しないことを表明すれば、無事 日常に戻れることを保障する。 Sign,  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ――――――――――――――――――――――――――――――― 222 :=ゲーム内容説明 1/2=:2008/02/25(月) 18 37 08 0 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ゲーム内容説明 勝敗の判定方法 ・三日目の昼、内線で部屋に電話がかかってくる ・プレーヤーは自分のいる部屋がA,B,C,のどれであるか回答する (A,B,Cの記号については、下記の地図を参照) ・正解すればプレーヤーの勝利。誤答であればゲームマスター側の勝利 ・プレーヤーとゲームマスターは、それが直接的且つ物理的な妨害でな い限り、原則として何をしてもよい 223 :=ゲーム内容説明 2/2=:2008/02/25(月) 18 37 52 0 ┌──────────┐ │ ┌┐ | 【地下一階見取り図】 │ ┌┘│【階段】 | ┌──────┘ └─┘ └──────┐ │ │ │ │ │ ┏━━━━━━━━━━━┓ │ │ ┃ ┃ │ │ ┃ 食卓 ┃ │ │ ┃ ┃ │ │ ┗━━━━━━━━━━━┛ │ │ 扉 │ └───────────┠──┨─────────┘ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┌───────────┘ └─────────┐ │ 扉 扉 扉 │ │ ┌──∩──┰──∩──┰──∩──┐ | │ │ ┃ ┃ │ | │ │ A ┃ B ┃ C │ | │ │ ┃ ┃ │ | │ │ ┃ ┃ │ | │ └─────┸─────┸─────┘ | └────────────────────────┘ ――――――――――――――――――――――――――――――――
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ウィザード「とんでもない魔力の塊だ!」 【名前】 ジャバウォック 【読み方】 じゃばうぉっく 【登場作品】 仮面ライダーウィザード 【登場話】 第1話「指輪の魔法使い」 【分類】 巨大ファントム 【ゲート】 大門凛子(警視庁鳥井坂署の刑事) 【アンダーワールド】 幼かった頃に駐在だった父親と暮らしていた田舎町 【特色/力】 優れた飛行能力、口から放たれる高熱の炎、翼と脚に備えた鉤爪 【怪物モチーフ】 ジャバウォック 【その他のモチーフ】 節足動物 【詳細】 10mを超える巨体で軽々と飛行する巨大ファントム。 口からは灼熱の炎を吐き、2枚の翼と6本の脚には鋭い鉤爪を備え、触れた物を引き裂く。 更に表面は硬質の皮膚で覆われ、強力な武器となる太い尻尾を持つ。 父親の写真の入ったロケットをミノタウロスに踏み潰された凛子が絶望の淵に追い込まれ、その絶望から彼女のアンダーワールドに誕生した。 現実世界に実体化を果たす為に凛子の精神世界で暴れ回るが、ウィザードがエンゲージウィザードリングによって彼女の精神世界に侵入する。 ウィンガーウィザードラゴンと空中戦を繰り広げ、最期はスラッシュストライクを受け爆散した(それにより凛子のゲート化も阻止された)。 【余談】 「ジャバウォック」は『ジャバウォックの詩』(ルイス・キャロル原作の『鏡の国のアリス』に登場するナンセンス詩)の中でその存在を仄めかされている。 コウモリの翼、クモの足に似た巨大なワシの鉤爪、ドラゴンの尻尾を持った(挿絵では「チョッキを着たドラゴン」に似た)風貌をしている。 外見は翼竜を思わせる者の脚部は虫のような3対の脚が確認できる。 幼い頃の凛子が暮らしていた田舎町は喉かな田園風景が広がる素朴な美しさが特徴となっている。 ゲートとなった大門凛子役の高山侑子氏は過去に『超・電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』でマンティスイマジンの契約者の上原美来役としてゲスト出演している。