約 2,774 件
https://w.atwiki.jp/earthmukamuka/pages/262.html
ニコニコ動画/料理/ニコニコキッチン 2007-10-28 【リンク】 ニコニコ動画(RC2) ニコニコ動画 開発者ブログ ニコニコ動画まとめwiki ニコニコ動画マニア(RC) Wikipedia-ニコニコ動画 美味しい朝食の作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm368398 美味しいカレーの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm586717 美味しいオムライスの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm568149 美味しいチャーハンの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm712321 美味しい豚肉の焼き方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm408725 美味しいもやし炒めの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm362569 美味しい青椒肉絲の作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1057429 美味しい麻婆豆腐の作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm519455 美味しいハンバーグの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm619843 美味しいうどんの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm379125 美味しいそばの茹で方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm435758 美味しいスパゲティの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm355423 美味しいスパゲティの作り方・リベンジ http //www.nicovideo.jp/watch/sm486838 美味しいスパゲティの作り方・アレンジ http //www.nicovideo.jp/watch/sm554727 美味しい焼きそばの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm923571 美味しい冷やし中華の作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm696477 美味しい袋ラーメンの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm813287 美味しいとろろの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm388451 美味しいごま和えの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm674918 美味しい粉ふきいもの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm658057 美味しいイカのさばき方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm965928 美味しいあじのさばき方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm459547 美味しいわらび餅の作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm744657 美味しいプリンの作り方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm602629 美味しいホットケーキの焼き方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm538971 美味しいアイスコーヒーの淹れ方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm351819 美味しいコーヒーの淹れ方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm333524 美味しいアルコールの飲み方 http //www.nicovideo.jp/watch/sm860869 戻る Amazon 健康応援レシピ1000 DS献立全集 Nintendo DS しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル ~最高峰の料理長が教える家庭料理 Nintendo DS
https://w.atwiki.jp/sponsoracjapan/pages/10523.html
テレビ朝日系列 テレ朝系ネットセールス テレ朝系ネットセールス 2023年10月19日(木) 共通事項 絨毯の上に オリックス生命、株式会社ファーマフーズ、司法書士法人 中央事務所、エスビー食品 以外カラー表記 8時00分~9時55分 羽鳥慎一モーニングショー A枠 1’00”…オリックス生命 0’30”…Yellow Hat B枠 1’00”…レディースアートネイチャー、unicef(PT) C枠 0’30”…ヨドバシカメラ、meiji 明治、ニトリ、hoyu D枠(前クレのみ表示・ローカルスポット含む) 0’30”…日商エステム、COSMO(コスモ石油) 12時00分~13時00分 大下容子ワイド!スクランブル 12時台前半 2’00”…株式会社 ファーマフーズ(1’00”扱い) 1’00”…オリックス生命 0’30”…司法書士法人 中央事務所 12時台中盤 1’30”…「今を生きる楽しさ」を! Japanet 1’00”…はなさく生命 13時00分~13時30分 徹子の部屋 前半 1’30”…自然の恵みをお届けします。世田谷自然食品 0’30”…ミキプルーン 13時30分~13時45分 DAIGOも台所~きょうの献立 何にする?~ (ABCテレビ) 1’00”…レディースアートネイチャー 0’30”…エスビー食品、はなさく生命、フマキラー 19時00分~20時54分 林修の今知りたいでしょ! 2時間SP 19時台前半 0’30”…ZOJIRUSHI、アサヒビール、LION、SUNTORY 19時台後半 1’00”…世田谷自然食品 0’30”…アデランス、アサヒビール 20時台前半 1’00”…ライフネット生命 0’30”…山本漢方製薬、glico、アートネイチャー、KIRIN(キリンビバレッジ・PT) 20時台後半 0’30”…SUNTORY、RIZAP、meiji 明治、SoftBank、アサヒビール 21時00分~22時00分 ゆりあ先生の赤い糸 ♯1 [新] 1’00”…Kao 0’30”…カーポートマルゼン、meiji 明治、朝日生命、小林製薬、Daiwa House、Aj AJINOMOTO、はなさく生命、ヤマザキ(山崎製パン)、ニトリ、アサヒビール、みずほ銀行(PT)、KIRIN(キリンビール・PT) 22時00分~23時16分 報道ステーション 21時台終盤、22時台前半の読み上げは一律1’00”扱い 21時台終盤 0’30”…高砂熱学、M A CAPITAL PARTNERS、アイリスオーヤマ、KIRIN(キリンビール・PT) 22時台前半 0’30”…Yakult、TOPPAN、中外製薬 + AC JAPAN(PT)*アイングループ 自粛分 23時台前半(前クレのみ表示) 0’30”…TOYOTA、JFE 23時20分~24時21分 アメトーーク! 後半(ローカルスポット含む) 0’30”…SUNTORY、アイフル、GungHo、アコム
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2676.html
紙の花 むかし俺の家に泊まりに来た須藤と見たドラマに 『私は一生枯れない花以外はいらないの』というセリフがあった。 当時まだ小学1~2年だった俺はセリフの本質も理解できずに なんかロマンチックだなー、とぼんやり思っていたような気がする。 今から思えばあのセリフは完全に、冷めゆく愛を見透かした ヒロインからの"別れのセリフ"で、ロマンチックというよりは シビアでドロドロしたものだったのかもしれない。 たしかそのセリフを聞いたあと俺は すぐ須藤に『俺も枯れない花が欲しい!』とねだり、 ロマンチックやファンタジーという言葉からは程遠いあいつは 『そんな花あるわけねーじゃん』という夢も希望もない言葉でバッサリ切り捨てた。 当時ものすごく泣き虫君だった俺はその言葉でまた泣かされて 冷酷非情に見えて案外気を使うタイプのあいつは地味にオロオロしてた憶えがある。 翌朝須藤は、紙で作った大量の花をバサッと俺に投げかけて 『これなら一生枯れないだろ』と困ったような顔で言い放った。 須藤の目元には濃いクマができていて、俺が眠ったあと 一人で黙々と紙の花を作り続けたというのが丸わかりだった。 突然の出来事にビックリして少しの間固まっていた俺は 沢山の花を見て何だかまたもや泣きたい気分になった。 紙の花にまみれて、音もなくボロボロ泣く俺を見た須藤は 何を勘違いしたのか"しまった失敗した!"というような顔をして 『それで駄目なら本物の花やるよ、枯れる度にオレが新しいの持ってきてやる!』 と、もはや趣旨と違ってきている微妙な案を提出した。 なんか妙にこそばゆいが、その時いわゆる嬉し泣きをしていた俺は 嗚咽で上手く発音できないまま、たしか『この花が一番嬉しい』とか そんな感じの返事をしたんじゃなかったかなーと思う。 --- 「おい高梨、飯できたぞ。」 「ん?」 昔と比べるとだいぶ低くなった須藤の声で、俺は記憶の世界から帰還した。 「はーい、今行きまーす!今日の献立なにー?」 須藤の作る美味い飯は、食べるのが大好きな俺にとって 一日の中で最高の楽しみといっても過言ではなく。 この時ばかりは全てを放り投げてでもキッチンに突撃してしまう。 「竜田揚げ、なめこの味噌汁、ほうれん草の御浸し、冷奴、炊き込みご飯、以上。」 「よっしゃー!俺炊き込みご飯大好き!」 須藤が淡々と本日のメニューを読み上げる度、俺のテンションはじわじわと上がっていく。 さっきまで"あのドラマ"の再放送を映しだしていたテレビを消してキッチンへと走る。 食べ終わったら須藤に、あの紙の花まだ折れるのか聞いてみようと思った。 いたずら電話
https://w.atwiki.jp/animefate/pages/29.html
第一話 虚と出会った一人の少女 身体が滅びゆく中、俺は一人の女にこう問うた。『俺が怖いか?女』と。すると女は答えた。『怖くないよ』と。その言葉を聞いたとき、俺の胸中に去来したものは なんだったのだろうか。そしてこの身が完全に滅びる直前『そうか』と俺はつぶやき、世界から消え去った。 しかし、俺はまたこうして意識を取戻した。いや、意識だけではない。この身体も、あの時塵となって滅びたはずの俺の身体も俺自身も知らぬ間に 再び形作られている。それだけではない。あの世界、俺たちが暮らしていた世界とはまた別の場所に、俺は現れた。 そう、聖杯戦争というゲームのために。そして自分のマスターを勝利へと導くために。 周囲を見渡してみると、すっかり葉を落とした木の群れが吹きすさぶ風にその枝を揺らし、太陽も西の空へと大きく傾いている。 蝋燭の最後の残り火のような儚い光をしばし見つめた後、俺はゆっくりと歩を進める。俺が現れた雑木林を少し進むと、 まだ年端もいかない子供たちが何やら鉄の棒を手に切り合いの真似事に興じていた。俺はその子供たちの前に歩み出て、こう問うた。 「おい、手の甲を見せろ」 「え、いきなり何?お兄さん、え、ちょっ!」 答えも聞かずに俺はその子供の両手を取り手の甲を確認する。俺のマスターならば令呪があるはずだが…ない。そしてそれはもう一人の子供も同じだった。 まあ、こんな子供が俺のマスターであるわけがないか。そのまま俺は子供たちに背を向けて、雑木林を後にした。 どれくらい歩いただろうか、すでに東の空は夜の闇に染められ、西の空に日没前の最後の灯を残すだけになった。 何故だ?あの光を見ると妙に寂しい気分になるのは…その儚い光を見つめたまま一歩一歩歩を進めて行き、ある家の前で歩を止める。 その家の玄関の前に付けられた表札には『八神』と書かれていた。何故か俺はこの名が妙に気にかかり、その家のドアを何回か叩く。 しかし、家主が現れる気配はなく、この名が気にかかったのも一時の雑念に過ぎないと打ち払ってその場を後にしようとしたとき、 俺の眼前には一人の少女の姿があった。足が弱いのか車椅子に乗り、その膝の上には今買って来たであろう夕食の材料が詰められていた。 そして、その少女は俺にこう問うた。優しく、慈愛に満ちた声で。 「あれ、お兄さん、うちになんか用ですか?」 私の名前は八神はやて。歳は8歳や。これからよろしゅうね。私は幼いころからお父さんもお母さんもいなくてな、私の足もお医者さんにも原因がわからない 障害があるんやけど、お父さんの友人ちゅう人からいろいろ助けてもろうてなんとか一人でも暮らしていけてるよ。 まあ、私の身の上話なんかこの辺にしといて、今何をしてるかっちゅうとね、この前ひょんなことから仲良くなった月村すずかちゃん、っちゅう女の子と 一緒に図書館で勉強中や。私は足が弱いからすずかちゃんと同じように学校に通うこともできないんやけど、こうしてすずかちゃんと一緒に勉強中に 学校の事とかいろんな話を聞いてそれに思いを馳せてみるだけでも、私は満足なんや。 「あれ、はやてちゃんどうしたのその手の甲のアザ。なにか模様見たくなってるけど」 「うん、それがね、私にもよくわからないんよ。数日くらい前に朝起きたら、手の甲にこれが浮かび上がっててな」 「そうなんだ、早く取れるといいね」 そのあとも私はすずかちゃんと勉強しながら楽しくおしゃべりをして私語したんやけど楽しい時間ちゅうのはどうしてこうあっという間に 過ぎてしまうもんなんやろうね。図書館も17時で閉館時間を迎えて、私はすずかちゃんと図書館前で別れるとそのまま車椅子をこいで、近くのスーパーに向かったんや。 今日の夕食の献立を考えながら、私はスーパーで材料を調達するとそのまま家にまっしぐらや。私は一人暮らしやから買う材料も一人分でええし、 楽でええよ。まあ…一人で食べるご飯が寂しくないと言えば嘘になってしまうけどな。そうして、日没前のおひさまの光を背にして私は20分くらいかけて 自分の家までたどり着いたんやけど、その日はいつもと大きく違うことがあったんや。全身白ずくめで、左の頭には何やら角みたいなものがついとるし、 肌の色も不気味なほど真っ白で、表情も全くと言っていいほどなかった。せやけど私にはな、なぜかその人が悪い人には見えんかったんや。 だから私は、目の前のその人に、こう話しかけたんや。 「あれ、お兄さん、うちになんか用ですか?」 「お前が、この家の主か。いや、別にこの『八神』という名が妙に気にかかっただけだ。他意はない。邪魔したな」 そういってその白装束のお兄さんは私から去ろうとしたんやけど、通り過ぎざまに私はそのお兄さんの手を掴んで引き留めた。 その手は…お兄さんの真っ白い肌には似合わないくらい、暖かった。 「あはは、お兄さん、八神なんてありふれた名前を気にかけるなんて変わっとるなあ。これから夕食を作るんやけど、よかったら食べていかへんかな?」 「お前のような小さな子供が食事を作る?親はどうしている?」 「うん、私な、今よりももっと小さいころにお父さんもお母さんも亡くしてもうてな、今はお父さんの友達っちゅう人から助けてもろうて、一人で暮らしてるんや」 「その歳で…か。今までずっと一人で食事をしてきたわけだが、寂しくはなかったのか?」 「寂しくないといえば嘘になってしまうけど、仕方ないやんか。で、どうするんや?夕ご飯、食べていくんか?」 「ああ、ご馳走になろう」 そして私はそのお兄さんをキッチンまで案内して、夕食の準備に取り掛かったんやけど、如何せん一人分の材料しか買ってへんから、考えてた献立とは 違うものを作らざるを得なくなってしもうたな。そこで冷蔵庫の中身と相談して、急きょ献立を練り直した私が思い立ったメニューは、肉じゃがや。 他にも、肉じゃがと一緒にお味噌汁を作って、お魚を焼いたり、サラダを作ったりして、いつものようにバランスのとれた夕食の完成や。 そんで出来上がった食事をテーブルの方へと持っていこうとしたら、お兄さんが無言で私の手から料理を持っていき、テーブルに並べたんや。 「お兄さん、お客さんなんやからそのまま座っててええよ、私が全部やるから」 「気にするな。何故だかわからないがこうしなければいけない気がしただけだ」 「うふふ、ほんまに変わった人やなあお兄さん。ほんなら、手伝ってもらおかな。炊飯器からご飯をよそってもらえるかな」 「わかった。他には何をすればいい?」 「うん、それだけやってもらえればあとは食べるだけやから、もうええよ」 そんで準備も出来て、私たちは食事に箸を付けたんや。せやけど誰かとご飯を食べるんは、ほんま久しぶりやなあ…何せ前がいつだったか思い出せへんくらいやし。 それにしても…このお兄さん一体何者なんやろなあ、先も手伝ってもろうたし悪い人ではないのは確かなんやけど得体の知れないのも確かやし、 ここははっきりさせておきたいところやね。 「お兄さん、あなたは何者なんです?食事時にする話ちゃうっていうのはわかってるんやけど、どうしても気になってもうてな」 「別に気に病むことではない。知りたければ教えてやる。俺は、俺の仕えるべき主人を探している。悪いがそれ以外のことは教えられない」 「ううん、お兄さんにもいろいろ事情がありそうやし、私もそこまで深くは聞かへんよ。せやけど、その代わり一つ相談に乗って欲しいんや」 「俺では有用な助言は与えられないと思うが、それでもよければ話してみろ」 「うん、実はな…」 そんで私はセーターの袖を軽くめくって、昼間すずかちゃんに指摘されたアザをお兄さんに見せたんや。するとな、お兄さんの表情が一変したんや。 いや、無表情なのは相変わらずなんやけど、明らかに驚いた様子ってゆうたらええのかな、そんな感じや。するとな、そのお兄さんが言うたんや。 「まさかここで俺のマスターに巡り合うとは…俺のクラスはアサシン。俺の本当の名はまだ教えることはできないが、この聖杯戦争必ずお前を勝利に導くことを約束しよう」 マスター?クラス?アサシン?聖杯戦争?なんや訳のわからへん単語ばかり並べられてもうて、この状況を整理するためにも、一度説明してもろうたほうがよさそうやな。 そんで、お兄さんに話してもろうた大まかな流れがこれや。この冬木の地には聖杯っちゅうどんな願いも叶えられる宝物が眠っていて、 その聖杯は時が来ると7人の魔術師を選ぶんやそうや。聖杯に選ばれた魔術師は私のように手の甲に『令呪』ちゅうアザができて、これが 目の前のお兄さん、アサシンをはじめとするサーヴァントっちゅう過去や異世界から召喚された英霊を使役するためのもんなんやって。 そして魔術師たちはサーヴァントたちを戦わせ、最後の一人になるまでそれは続き、最後に残った魔術師がどんな願いも叶えられる聖杯を手に入れられる、 この戦いを『聖杯戦争』っちゅうんやそうや。せやけどなあ… 「私、別に叶えたい願いなんてあらへんよ。ただ、今までと同じように静かに平和に暮らせれば私はそれで満足なんや」 「本当にそう思うのか?聖杯を手に入れれば不自由なマスターの足も治せるというのに」 「聖杯を手にいれるには他のマスターやサーヴァントを全部倒さなきゃならないんやろ?そうまでしてこの足を治したいなんて思わへんよ」 「…マスターはそう思っていても、他のマスターも同じように思っているとは限らない。他人を害しても叶えたい願いというのはあるものだ。ならば」 「そんなマスターたちから、人々を守るために戦うというのも一つの在り方ではないだろうか?」 お兄さんのさっきの話には続きがおうてな、霊体であるサーヴァントに人の魂を食べさせることでサーヴァントを更に強くすることができるんやそうや。 つまり、自分のサーヴァントを強くするために、何の罪もない人々を襲うマスターが現れてもおかしくないっちゅうことや。 …そんなの、私は耐えられへん。聖杯なんていうまやかしもんのために多くの人々が傷つくなんてこと、あっていいはずがない。 ならば、私の進む道は一つだけや。 「せやね、聖杯を求めるだけが聖杯戦争やない。罪もない人が犠牲にならないためにも、私はこの戦いに参加する必要があるんやろうね」 「それでこそ俺のマスターだ。こうして考えてみると、聖杯はマスターのような優しい心の持ち主も必要と考えてマスターを選んだのかもな」 これから私とアサシンの向かう戦いはきっと厳しいものになるやろう。せやけど、アサシンと一緒なら大丈夫。そんな気がするんや。 ほな、いこか。アサシン。
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/369.html
読書の時間 ◆Wf0eUCE.vg 太陽は高く、時刻はじき正午。 ここは端っこジーワン駅。 人気はなく喧騒もなし。 ただページを捲る音だけが響いていた。 本当にここが戦場なのかと疑いたくなるほどに静かな世界。 駅のベンチに座りあたしは本を読んでいた。 そのすぐ隣で、同じく金ピカに輝く男が本を読み漁っている。 あたし達はモノレールを待っていた。 駅に到着したのは10時になろうかという時刻だった。 時刻表によれば次の到着は正午。 待ち時間は長く、歩いたほうが早いんじゃないかと言うあたしの意見は、モノレールに乗りたいという意見(わがまま)に却下され。 こうして、待ち時間を潰すため、何故か大量にある本を読み漁っているのだった。 あたしが今読んでいるのは金ピカがすぐさまほっぽらかした『BATTLE ROYALE』という本。 持ち辛いったらない位の分厚さに、重々しいまでの黒の外装。 黒の外装に似つかわしく、その内容は――――殺し合い。 とある国の中学校から選ばれた一クラスの生徒達が、隔離された小島に集められ、最後の一人になるまで殺し合いを強要される。 殺戮。虐殺。疑心暗鬼。 あらゆる最悪が詰め込まれたバトルロワイアルから果たして主人公は生き残れるのか? まあ、だいたいストーリーはそんな感じだ。 それを読み耽りながら、あたしの頭に思い浮かぶ感想は、主人公の性格が気に食わねぇなぁ、とか、面白いとか面白くないとかいうモノではない。 なんと言うか、それ以前にこれは………… 「ねぇ金ピカ……」 「なんだ、蜘蛛女。その本の感想でも述べたいのか? 語りたいのであれば勝手に語れ。面白ければ耳を傾けてやらん事も無いぞ」 本を読む手を止めるでもなく、興味なさげに相槌を返す金ピカ。 「そうじゃなくて。いや、全然違うってわけでもないけど。 この話って、さあ………なんか今の状況と似てない?」 あたしの言葉に耳を傾ける気になったのか、金ピカは本を読む手を止めて目を細める。 「ほう……どこが似ているというのだ?」 「どこって、まんま殺し合いって状況に、この首輪でしょ? あと禁止エリアとかルールは大体一緒じゃない。 だから――――」 「――――だから、この物語がこの遊戯のモデルなんじゃないか? そう言いたいのであろう?」 「あ、うん。その通りだけど」 金ピカは少しだけ愉快そうな顔をしながら、こちらの意図など見透かしたような言葉を放つ。 そういえば、こいつは先にこの本を読んでいるのだから、同じ考えに至ってもおかしくはないわけか。 「そうだな、これを見たなら大半のモノがそう思う。 そして、こう擦り込まれるワケだ。 ”殺し合いの話をモデルにしているのだから、この状況も殺し合いに違いない”と。 それだけの話だ。その小道具がここに存在することに、それ以上の意図は無い。 意図が読み取れたのならば、それ以上読んでも無駄というものであろう?」 「いや、擦りこまれるもなにも、実際殺し合いじゃないの、これ?」 金ピカの口ぶりだと、まるでこの状況が殺し合いじゃないと言っているように聞こえる。 今のところ金ピカという安全圏にいるあたしは呑気なものだが、実際すでに死者も出てるれっきとした殺し合いだ。 「ああ、そうだな。本質がどうあれ、殺し合いに違いはあるまいよ。 そしてこの話を参考にしているのも確かだろう。だが本質は別にある。 聖杯戦争と同じだ。殺し合いなど本質を隠すための隠れ蓑に過ぎん。 よいか? この場合、考えるべきは共通点ではなく相違点だ」 「相違点……? この本の話と今の状況と違う点ってこと?」 「そうだ。例えば相違点の一つに能力制限があるか。 この一点だけを取っても、この実験の本質がある程度は見えてくる。 この実験は一見すれば壺毒に近い。だが、その実まるで違う。 壺毒は死にこそ意味がある。能力制限などは死を遠ざける足かせにしかならん」 「まあ……たしかに。てか逆効果じゃん」 こっちからしても無駄に動き辛いし、あのオッサン、何でこんな制限つけてんだ? 「その通りだ。端からつまらん制限などつけずにおけば、半刻と待たずこんな遊戯は終わっている。 そうなっては困るのだろう。 つまり、この実験の”死”に意味はない。 意味があるのはその過程なのだろう」 「過程って……」 呟いてみて、すぐさま思い至る。 死の過程、そこにあるもの。 なんてことはない、それはあたし達には慣れ親しんだものに過ぎない。 「……そっか、戦いか」 こんな場所で病死や老衰もあるまいし、死ぬとしたら戦って死ぬ以外にはありえない。 あたしの答えを聞いたギルガメッシュは満足げに口の端を吊り上げる。 「そうだ、我とお前が最初に出会ったときを思いだせ。 本来戦いにすらなりはしないこの我と貴様ですら”戦い”になったであろう? 能力制限はそのためのモノだ」 力の差がありすぎれば、それは戦いではなくただの虐殺にしか為り得ない。 確かに、力の差が縮まれば戦いは生まれるだろう。 「さて、時に蜘蛛女。貴様の能力制限はどうなっている?」 「どうって、エレメントは少し強度が落ちてる感じがするけど…… そう言や、チャイルドに至っては完全に出せないわね」 よくよく考えれば、エレメントは出せるのにチャイルドだけ出せないのもおかしな話だ。 本来セットのはずのモノが片方だけ出せなくなるとはどういうことだ? 「その”チャイルド”とはどういったものだ?」 「どうって聞かれても、あたしも詳しくは知らないわよ。 エレメントと同じでHiMEの能力と言うか……なんと言うか……」 チャイルドがなんなのかと聞かれても答えられるはずも無い。 そこらへんの詳しい事情は凪かチビッ子学園長辺りに聞いてほしい。 「当ててやろうか? チャイルドとは大方、召喚獣のようなものであろう?」 「あ。そうそう、そんな感じ。 って、何でわかったの?」 「簡単な話だ。能力制限が”戦い”を生み出すためのモノとして。 なぜこれに限って”制限”ではなく完全に”禁止”されているのか。 その理由を考えてみろ。 そうすれば自ずと推察できる話だ」 「えーっと……強すぎて戦いにならない、とか?」 ジュリアや玖我の犬コロはともかくとして、藤乃や鴇羽のチャイルドは桁が違う。 あれに暴れられては会場は一瞬で火の海、瓦礫の山だ。 「ほう。大きく出たな蜘蛛女。 それはこの我を相手取っても同じ事が言えるのか?」 「…………あ」 そうだ、ここにはチャイルド並の、それ以上の化け物がゴロゴロいるワケだ。 強さという点なら、チャイルドだけ封印される謂れはない。 むしろ化け物相手ならチャイルドが在ったほうが、まだ戦いになるだろう。 「では何故それに限っては弱体化ではなく封印なのか? 他の能力とそれの違いは何か? 答えは簡単だ。 それが本人とは別の意志を持つモノを生み出す能力だからだ。 つまり、それに戦わせては意味がない。 きっと”本人”が”戦う”ことに意味があるのだ」 「なにそれ、結局のところ戦ってなんの意味があるの? っていうか、そんな理由でHiMEだけ能力封印だとか、なんか不公平じゃない?」 「たわけ、そのようなこと我が知るか。 だが、なにか目的のために封印されているのなら。存外、目的が達成されれば封印は解かれるかもしれんぞ? まぁ、どうでもいい話だが」 ふん、と興味なさげにギルガメッシュは吐き捨てる。 いやいや、こちらにすれば死活問題なんですが。 「さて、他の相違点と言えば、禁止エリアがあるか」 HiMEの死活問題には本当に興味がないらしく、早くも次の話題に移る金ピカさん。 ……まあ、いいけど。チャイルドよりもこいつに戦ってもらったほうがとりあえずは安全だし。 「って、ちょっと待って。禁止エリアはあるじゃない、この本のルールにも」 「名目と効果は同一だろう。だが宛がわれる意図と役割が違えば別物だ。 そもそも、この禁止エリアとはいったい何のために存在するのだ?」 「なんでってそりゃ、動ける場所を限定して遭遇率を上げたり、隠れてるやつ等をあぶりだすため、とかそんなんじゃないの?」 まあ、この本の受け売りだけど、そんな感じで間違いはないだろう。 「ああそうだ。我も初めはそう思っていた。 だが、蓋を開けてみればどうだ? まるで無意味な場所ばかりを指定し、人が集まるような拠点は放置だ。 適当に決めているワケでもあるまいし、これでは炙り出しも何も無いだろう」 あまり気に止めてはいなかったけど、確かに、言われてみればそうだ。 まだ禁止エリアは三箇所、偶然で片付けられる範疇とは言え、一つも施設は封鎖されていない。 それどころか施設を避けているようにも思える。 「これは見方によっては、参加者を誘導しているようにも見える。 さて、奴は参加者をどこに誘導し何をさせたいのか。 はたまた、何を見つけさせたいのか。 まあこれに関しては次の放送を聞けばよりハッキリとすることか」 金ピカは誰に話しかけるでもなく一人、自らの言葉に頷く。 自己中ここに極まれりといったところか。 「ああ、放送と言えば、奴はこんな事を言っていたな。 ”一人、螺旋の力に目覚めた”と。 何故わざわざご親切にもこんなことを明かす必要がある? 嬉しさのあまり口を滑らせたか? それこそまさかだ。これ程の事を行う輩がそんな迂闊な阿呆でもあるまい」 何が楽しいのか。 語りながら、ギルガメッシュは口元に笑みを張り付かせている。 「大体これほど書物が支給されている時点でおかしな話だ。 これを凶器にする訳でもあるまいし 大体本当に殺し合いをさせたいのなら本など支給する必要はあるまい。 では本とは何だ?」 「いや、なにって本は本でしょ?」 「たわけ。本とは情報だ。 この舞台。施設といい、図書といい。奴の発言といい。 あからさまなまでに参加者を釣る情報という餌がばら撒かれいる。 まるで何かに気付いて下さいと言わんばかりにだ。 は。これでは釣堀か何かのようではないか。 ここまで露骨過ぎては釣られてやる気にもならん。 もっとも、釣り餌に喰らいついた者(さかな)の末路など語るまでもないだろうが」 嘲笑うかのような冷笑。 それはきっと、ギルガメシュの言うところの釣られた魚に向けられたモノだろう。 あのオッサンがキャッチ&リリースするようなエコロジストでもない限り、釣られた魚はまな板の上ということか。 「結局のところ奴は情報を明かしてなにがしたいのか? 何故明かす? 何故見せる? 何を明かす? 何を見せる? その意図は? その意味は? いったい奴は、何を期待している?」 矢継ぎ早にギルガメッシュは問いを投げる。 その問いかけは誰へ向けたモノか。 あたしに対してか、己に対してか。 それとも、ここいない誰かへか。 少なくとも答えを知らないあたしは押し黙るしかない。 「まあよい、残りは宿題だ。己で考えておけ」 元から答えなど期待していなかったのか、それとも、既に答えを得ているのか。 金ピカはあっさりと問答に見切りをつけ読書を再開する。 先ほどの話で色々気になるところはあったのだが、こうなってはもう駄目だろう。 こいつに一度失った興味を取り戻させるなど、この殺し合いを生き残ることより困難だ。 金ピカが先ほどから熱心に読み耽るのはやたらと分厚い一冊の本。 ティム・マルコー著『今日の献立一〇〇〇種』。 本を読み進めながら、ギルガメッシュは満足げな笑みを浮べている。 献立見ながら笑う様はなんかアレだ。 「……ねぇ。面白い、それ?」 「悪くはない。 生きた人間を材料に錬金術を用いた”賢者の石”とやらの創り方が書かれているが。 この錬金術も、我の知る――穴倉の輩が使う――錬金術とも形態が異なるようだ」 …………スゲエ献立だな、ティム・マルコー。 「足りぬものを一から創るのではなく、既にある余所から持ってくるのは効率的だ。 増えすぎた余分なものから使える部分を抽出して、道具を生み出すこのやり方は理想的とも言えるであろうよ」 本当に感心したような声でそう呟くギルガメッシュ。 だが、さっきこいつは、その材料が、なんであると言ったか? 「余分なモノって……人間がってこと?」 「そうだ。今の世は余計なモノで溢れている。 我の時代の話なのだがな。 十人の奴隷を選び、その中で“いなくともよい”モノを殺そうとした事がある。 どうなったと思う?」 我の時代、という謎発言はスルーして。 無視する訳にもいかないので、一先ず考えてみる。 「そうね……全員殺した、とか?」 奴隷なぞ皆殺しだぁ、とか言って。 こいつの性格ならやりかねない。 だが、ギルガメッシュはあたしの言葉に頭を振る。 「いやいや。それがな、一人も殺せなかった。 いかな人足とは言え無駄なモノなどいなかったのだ、かつての世界には。 だが、現界してみればどうだ? 今の世ならば十人どころか何千という人間を選んだところで、殺せない人間など出てこまいよ。 なんとも人間に優しい世界になったものだ」 そう言ってギルガメッシュは皮肉げに肩をすくめる。 その様は酷く残念がっているようにも見えるし、酷く楽しんでいるようにも見える。 「ただ無価値なものが数ばかりが溢れている世界なぞ、見ているだけで気色が悪い。 わかるか? 多いという事は、ただそれだけで怖ましい。 怖ましきは一掃するが正義というものだろう? 我は豪勢な物を許す。装飾華美など最も愛でるべきものだ。だが余分なモノに与える意義などない。 そんな無意味で無価値な余分なモノなぞ、生きる権利をすら勿体ない。 せめて穢れた生の苦より救うために死を遣わせるのが、情けと言うものであろう?」 驚くほど冷たい赤い瞳。 こいつは本気で多いというだけで人を無価値と断じている。 そしてこいつは、本気でそんな理由だけで人が殺せるのだろう。 「まあ、この場所に集められたものはある程度の人選はされているようだ。 多少の小石はあれど、無価値なものは少なかろう。その点はよい。 だが、選定はあくまで我が行う。奴の定めた人選なぞ、畜生にも喰わせてしまえ。 弱者はいらん、我が統べるに値するはあくまで強者のみだ。 この程度の事態で脱落するような輩は我が統べるに値しない。 蜘蛛女。我の従者となれたこと、もっと喜んで良いのだぞ」 あーそーっすか。光栄すぎて涙がでそうだ。 モノレール早く来ねーかな。 「まあ、このままこの実験とやらが進めば、必然的に我が統べるに値する強者が生き残るだろうが。 こんな遊戯は早めに潰すに限る。これ以上おめおめと人間が殺し合うのを放置しておくのも性にあわぬからな」 正直、驚きだ。いや、マジで。 この自分のこと以外考えていない、散々人を無価値と断じてきた男から、まさか、他の参加者を心配をするような発言が飛び出すとは。 「……どういう風の吹き回しよ。アンタがそんなこと言うなんて?」 「驚くことはあるまい。我は、我以外の者が人を殺める事を善しとせん。 人が人を降せばつまらぬ罪罰で迷おう。その手の苦しみは楽しくもないからな」 本に目を落としたままギルガメッシュはそう言った。 むちゃくちゃな奴だけど、こいつにはこいつなりの正義心があるのかもしれない。 まあ、その正義心もむちゃくちゃなのが問題なんだけど。 「さて、モノレールも見えてきたか、直に放送だ。準備しておけよ蜘蛛女。 定時内容の他に、きっと奴がつまらんことを抜かすぞ」 くっ、と喉を鳴らしながら、ギルガメッシュは本を(あたしの)デイバックに仕舞い込む。 「つまらんことって、何よ?」 「さてな。聞けばわかることだ。 精々聞き漏らさぬようにすることだ」 そう言ってギルガメッシュはベンチから立ち上がった。 あたしも同じく席を立つ。 太陽は高く、時刻はじき正午。 ここは端っこジーワン駅。 人気はなく喧騒もなし。 モノレールが駅に到着する。 静寂に鳴り響くブレーキ音。 それを掻き消す様に天上から声が響いた。 【G-1 道路/一日目 昼】 【結城奈緒@舞-HiME】 [状態]:健康、眼帯を外したい [装備]:衝撃のアルベルトのアイパッチ@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日- [道具]:支給品一式、パニッシャー@トライガン、全てを見通す眼の書@R.O.D(シリーズ) 、奈緒が適当に集めてきた本数冊 、『原作版・バトルロワイアル』 、『今日の献立一〇〇〇種』 [思考] 基本思考:面倒なのであまり戦いたくない。ヤバくなったら真面目にやる。 1:とりあえず金ぴかと一緒に行動する 2:攻撃してくる人間を殺すのに躊躇いは無い 3:藤乃にはあまり会いたくない ※本の中の「金色の王様」=ギルガメッシュだとまだ気付いていません。 ※ドモンの発した"ガンダム"という単語と本で読んだガンダムの関連が頭の中で引っ掛かっています。 【ギルガメッシュ@Fate/stay night】 [状態]:健康 [装備]:巳六@舞-HiME、黄金の鎧@Fate/stay night [道具]:支給品一式、シェスカの全蔵書(1/2)@鋼の錬金術師 [思考] 基本思考:打倒、螺旋王ロージェノム。【乖離剣エア】【天の鎖】【王の財宝】の入手。 1:モノレールを用い、北上する。出会えば衛宮士郎を殺す。具体的な目的地のキーワードは【高速道路】【河川】 2:異世界の情報を集めておく。 3:宝具、それに順ずる道具を集める 4:目障りな雑種は叩き切る 5:ドモンに不快感 6:エレメントに興味 ※学校の図書館には様々な異世界の歴史を記した本があります。 (ただしどれだけ関係ない話があるか、どこまで詳細かは不明。 少なくとも参加者の名前や能力については述べられていない。 また1stガンダム~ガンダム00まで全黒歴史を紹介するなど、関係ない情報も相当数紛れている) ※主催者による監視を警戒しています ※今日の献立一〇〇〇種はシェスカの全蔵書から出てきた物です。 ※参戦時期は原作死亡時。 時系列順で読む Back 鉄の、無敵の、 Next 読子達がみてる 投下順で読む Back 鉄の、無敵の、 Next 読子達がみてる 141 金ぴかと本と熱血格闘家とあたし 結城奈緒 181 ギルガメッシュ先生の黄金授業 141 金ぴかと本と熱血格闘家とあたし ギルガメッシュ 181 ギルガメッシュ先生の黄金授業
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/772.html
47 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 09 50 57 0 4年くらい飼ってる猫を溺愛し、ぶっくぶくに太らせたトメ。 見かねてご飯を少なめにしたりすると、烈火のごとく怒り出す。 「みーちゃん(猫)と私は一心同体なのよ。 みーちゃんのご飯を粗末にするってことは、私のご飯を粗末にすることよ。 おによめー、おーにーよーめーーーーー」と叫ぶのでみっともない。 トメは散々甘やかして太らせるけど、 車乗れないからなんかあった時に獣医に連れて行くの私たち。 結局先生に叱られてダイエット指導されるのも私たち。 夫もこれには何も言えず、娘も息子も重くて猫と遊べず。 家族全員でトホホ状態。 昨日、トメの誕生日だったのでやってやりました。 2万円のアンゴラのセーターがほしいと、何かにつけてアピってたんですが、 1缶500円の輸入ものキャットフード40缶購入。 よく行くペットショップにて、飾りのように置いてあるヤツ。 オーガニックの無添加で猫の健康にいいんだそうな。 トメも常々「誰があんな高いの買うのかしら?」と言っていた。 昨日は特別にトメの好物の用意はなく、コロッケに焼き魚に煮物に漬物のごく普通の食事。 「今日は私の誕生日なんだけど……」と来たので、 「一心同体のみーちゃんの健康を気にして、体によさそうなキャットフードを買いました」 「私には?」 「だから、トメさんと一心同体のみーちゃんに、長生きしてもらいたくてキャットフードを以下(ry」 「でも私の誕生日」 「トメさんとみーちゃんは一心同体だから以下(ry」 しばらくこんな応酬していたら、ぎゃふんって顔して、「もういい!」と食事し始めました。 食べ終わった後、「私とみーちゃんを一緒にしないで」と捨て言葉を吐いて。 晴れて一心同体は解除されたので、これからみーちゃんはスリム猫を目指して長いダイエットに突入します。 48 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 09 57 38 0 ∧,,∧ ミ,,・∀・ミ 47GJ ミuu_@ 49 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 09 58 14 0 47 あははははGJ! 50 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 10 02 03 0 47 太らされるぬこたんが可哀想なので、 ものすごくGJ!!! 51 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 10 05 14 0 47 とてもよろしい 52 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 10 06 19 0 トメに猫缶をあげるのかと思って途中までどきどきした(・∀・) 53 :名無しさん@HOME:2007/10/25(木) 10 17 52 0 いい人だね。コロッケに焼き魚、...いい献立じゃないか。 トメさん長生きするよ。 次のお話→69◆6/QLq/PHlo
https://w.atwiki.jp/sponsoracjapan/pages/16123.html
テレビ朝日系列 テレ朝系ネットセールス テレ朝系ネットセールス 2024年8月21日(水) 共通事項 絨毯の上に オリックス生命、司法書士法人 中央事務所 以外カラー表記 8時00分~9時55分 羽鳥慎一モーニングショー A枠 1’00”…レディースアートネイチャー 0’30”…クリナップ B枠 1’00”…オリックス生命、SUNTORY SUNTORY WELLNESS C枠 1’30”…あんしんインプラント(PT) 0’30”…Kowa D枠(前クレのみ表示・ローカルスポット含む) 0’30”…SUNSTAR、おたからや 12時00分~13時00分 大下容子ワイド!スクランブル 12時台前半 1’00”…はなさく生命、オリックス生命、レディースアートネイチャー 0’30”…P&G、司法書士法人 中央事務所 12時台中盤 1’30”…「今を生きる楽しさ」を! Japanet 13時00分~13時30分 徹子の部屋 前半 1’30”…自然の恵みをお届けします。世田谷自然食品 0’30”…司法書士法人 中央事務所 13時30分~13時45分 DAIGOも台所~きょうの献立 何にする?~ (ABCテレビ) 1’00”…オリックス生命、レディースアートネイチャー 0’30”…フマキラー 19時00分~20時54分 くりぃむクイズ ミラクル9 2時間SP 学校クイズで鈴木福VS英樹 中田喜子! 20時台前半 0’30”…明治安田、アサヒビール、司法書士法人 中央事務所、M(McDonald s) 20時台後半 1’30”…「今を生きる楽しさ」を! Japanet 1’00”…アサヒビール 0’30”…NISSHIN OilliO 日清オイリオ、ニトリ、Hisamitsu(久光製薬) 21時00分~21時54分 科捜研の女 ♯7 1’00”…NISSAN 0’30”…ヤマザキ(山崎製パン)、LION、サカイ引越センター、黄桜、宝くじ、SEKISUI(積水化学グループ)、B-THREE、MENARD、ライフネット生命、kewpie、ニトリ、大正製薬 21時54分~23時10分 報道ステーション 21時台終盤、22時台前半の読み上げは一律1’00”扱い 21時台終盤 0’30”…三井住友海上 MS AD INSURANCE GROUP、ユニクロ UNIQLO、HEBEL HAUS、kaneka 22時台前半 0’30”…はごろもフーズ、SUZUKI、ORIX MONEY、KIRIN(キリンビール・PT) 23時台前半(前クレのみ表示) 0’30”…NIPPON STEEL 日本製鉄、積水ハウス 23時10分~23時40分 熱闘甲子園 (ABCテレビ) 特別セールス絨毯なし CC 0’30”…Daiwa House 本編スポンサー 2’30”…Coca-Cola※(1’00”扱い・0’30”=番組コラボCM) HH 0’30”…P&G 23時45分~24時15分 かまいガチ 後半 0’30”…ソニー損保、Kowa(PT) 24時15分~24時45分 くりぃむナンタラ 0’30”…TOYOTA、GINZA DIAMOND SHIRAISHI
https://w.atwiki.jp/sponsor20/pages/249.html
06 30-07 25 新春皇室特別番組「天皇ご一家 ふれあいの絆」 勘定奉行(1 00")、東建コーポレーション(1 00"・PT)、タマホーム 07 25-07 30 TXNニュース ノンスポンサー 07 30-08 25 世界で働くお父さん 予習復習スペシャル 勘定奉行(1 30")、永谷園(1 00"・PT)、モーサテシンポジウム(PT) 09 30-11 25 歌いーな!新春スペシャル 勘定奉行(1 00")、須藤石材(1 00"・0 30"扱い)、アート引越センター、番宣45秒×1 11 30-12 30 歴史が変わる!?影武者列伝!〜影武者 徳川家康見どころSP〜 0 30"…JP郵便局、映画 武士の献立、BRIDGESTONE、楽天カード 12 30-14 00 仲間由紀恵の蒼い地球8 A枠1 00"…勘定奉行 0 30"…FUJIFILM、ABC-MART、大塚製薬、ビックカメラ B枠1 00"…勘定奉行 0 30"…三菱電機、TOYOTA、MENARD、スターツ、番宣15秒×1 14 00-16 00 そうだ旅に行こう元日SP フランスベッド(1 00")、葬儀会館 TEAR(PT)、永谷園(PT) 16 00-18 00 元祖!大食い王決定戦〜全国縦断!新女王発掘戦〜 水の救急隊(1 30")★□、ARROW(1 00")★□、番宣30秒×1 18 00-21 54 新春カラオケ★バトル12 夢の共演!波乱の下克上スペシャル A枠1 00"…勘定奉行、永谷園(PT) 0 30"…NISSAN、GREE、AEON、JT、番宣15秒×1 B枠1 00"…タケモトピアノ、SEIKYO SHIMBUN(0 30"扱い) 0 30"…三菱地所、EYEMETRICS、SANKYO、鶴弥、FUJIFILM、番宣15秒×1 C枠1 00"…DAIHATSU、勘定奉行 0 30"…ライフリー、ビックカメラ、CHOYA(PT)、proactiv(PT) D枠1 00"…積水ハウス 0 30"…SUBARU、ニトリ、オルファカッター、SoftBank、エディオン、BANDAI(PT)、永谷園(PT)、番宣15秒×1 21 54-24 20 映画『モテキ』 A枠1 00"…勘定奉行□、HUAWEI★□ 0 30"…FUJIFILM、Volkswagen、バンダイナムコゲームス、ニトリ、JT、三菱地所、日本生命 B枠1 00"…HUAWEI★□、勘定奉行□ 0 30"…HINO、ヨドバシカメラ、アート引越センター、ブレイブフロンティア、SUNTORY C枠0 30"…ビックカメラ、楽天カード、GREE、大東建託 24 20-24 25 TXNニュース ノンスポンサー 24 30-24 55 続編決定!大東京トイボックス先取りSP GungHo(1 00"・PT)、番宣30秒×1 24 55-25 25 今夜もドル箱Vお正月スペシャル 楽園(1 00")★□、newgin(1 00")、永谷園(PT)、番宣30秒×1
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/978.html
雨が上がり、次第に雲は霧散し消えてなくなる。 それとは別に、俺の目の前では今もまだ、泣き、嗚咽し、止まない雫を瞳から落とす少女…。 「うぅっ…、うあぁ…っ! ひっ…ひっく…うぅくっ…!!」 少女…ニューラが泣き続ける理由を俺は知ることになる、元のトレーナーから…虐待を受け、 彼女を公園に放置したことによる数々の凶行、それでも彼女は抗い、そこに待ち続けることによって 自身のプライドを守ろうとした。 しかしその行為は時間を伴えば伴うほど周囲からの非難を寄せ付けるようになり、 怒号や憐憫の視線を突きつけられる、それを厭う彼女は苦痛を覚える上に、次第に 捨てられたという事実を受け入れざるを得なくなってしまう、 ニューラの涙の理由の一つはそれだろう。 「……………」 今さっき、俺達は元のトレーナーの所へ行き、彼女の尊厳を守る為の誓いを立てさせた、 彼女の自由…それも、彼女へ与える強制や脅迫や精神的な苦痛からの除外からなる、魂からの自由だ。 …先程からゴル姉がいないのはそのためだ、ソイツに法的な手段でのニューラを逃がす方法を叩き込んでる。 俺はニューラと一緒にぽつりぽつりと歩きながら、無言で彼女が泣き止み、回答を待つ。 〝これから、どうするか〟ということを――――― ……………………………………………………………………………………………… 一旦家に戻る事にする、ニューラは泣き止みはしたが、口を閉ざしたまま黙している。 俺自身も性格上、黙っているということに少しばかり苦痛を感じていたが、 ここで俺から切り出したりしてしまうと彼女は『自分がどうしたいか』という気持ちに迷いが出てしまう。 ここで別れ、彼女が再び野生として暮らしていくのか、それとも…家に来るのか…。 「…ねぇ、その…聞きたいこと、あるんだけど…」 「…ん、なんだ…?」 出来るだけ優しく、話しやすいように口を開いた彼女へ応対する。 「私…これからどうしたらいいのかな…? 私の仲間は一定の周期で住む場所を移動してしまうから もう仲間のところに戻ることはできない…、ここら辺じゃあの公園とあなたの家しか知る所がないの…」 「やめとけよ、あの公園は…、バカの吹き溜まりだぞ? …家でいいだろ」 「で、でも…あなた萌えもんが嫌いって…」 「あぁ、嫌いだ、けど、嫌いと言い続けてる自分の方がもっと嫌いになっちまった…」 「……!!」 「俺には出来ない、お前を護る事なんて到底無理だ、なんて台詞に身を任せていた自分が バカらしくなってな…」 驚愕の視線で俺を見つめるニューラ、それは思いがけない発言…。 そして… 「……いいの? 私…バトルとか…弱くて、役に立たないよ…?」 「…無理すんなよ、もうトレーナーと萌えもんって関係は嫌なんだろ?」 「だ、だって…あなたのお母さん、トレーナー養成校の講師なんでしょ? じゃ、あなたも 少なからず、その知識を持ってるから…その…」 「親不孝者だな、俺には知識なんてゼロだ、 学ぼうともしなかったよ、ハハハハ!(つーか、これの作者も金銀止まりだしな)」 「……なんだか絶対受け入れてもらえない気がしてきた…」 からからと笑いながら話す俺を冷ややかな視線で失笑するニューラ、 笑ってくれたのは嬉しいんだが、何もそんなに気にすることか? 「…んーふーふー…♪ 聞いたで~、ママさんに報告する絶好のタネ」 「ひゃっ?!」 「おわぁっ?! ご、ゴル姉?! なんでここに?! あ、アイツに説明してたんじゃなかったのか?!」 「ん? 終わったで、ママさんと確認取りながら、あのトレーナーとその母親に書類書かせたわ、 母親の恨めしそうな顔ったらなかったわ~、ウチじゃなくてあのトレーナーのこと睨みよるんやからな♪」 「…………」 「……恐…」 改めて認識した、この短時間で法的処置を纏め上げて、相手側に書かせてしまうとは…、 母親から学んだ知識をさも面白おかしくこなしてしまうゴル姉に驚嘆を通り越して恐怖を覚える。 「さてと、しょうもない話はこれくらいにして、早よう家に戻らんとなぁ、ママさんにある程度事情を話したから 家族会議せんと…」 「う……なんとなく恐い…」 「ゴル姉…、さっきのなんだけど…、マジでチクるのか…?」 「さぁてなぁ~? そういえば晩御飯刺身の盛り合わせがええなぁ~♪」 「うぅ…随分と高い口止め料だけど、仕方がないか…」 「あ、ウチが脅迫してるみたいな言い方やめてくれへん? ウチは晩御飯の献立考えてただけや、せやろ?」 にっこり笑いながら不可視の威圧感を携えて、問いかけてくるゴル姉、 駄目だ、勝てる訳がない…。 「し、しかしだな、献立というからには他の人の意見も参考にすべきだ、 にゅ、ニューラは何が食べたい…?」 「……………」 「お、おい?」 「…さ、刺身の盛り合わせ……」 何処か恍惚とした表情と、遠い目で呟く少女、 それはリクエストをしたのでなく、ゴル姉の一言がきっかけで無我の境地へと旅立ってしまったためのようだ。 「………(オイオイ)」 「…で、アンタは晩御飯何がいいんや?」 「……刺身でいいです…」 俺の意見は最初から無に等しく、視線を落としながら財布と相談し始めた、 漱石さんが4人…、これから買う刺身の盛り合わせは少なく見ても人数分で1600円程、 …今月は質素どころの問題じゃ済まない生活を強いられそうだ…。 因みに、人数は4人で俺、ゴル姉、ニューラ、母さんとなる、 父さんは転勤中で、シンオウの方まで行っているから頭数には入らない、つーか入れたらマズイ。 スキップをしながら歩く上機嫌のゴル姉とニューラに視線を向け思う、 (幸せそうな顔してからに…) 彼女の止まなかった雨は消え、雲の合間から一筋の光が差し込んだように見えた、 それは俺自身にも言えることであり、彼女たち萌えもんと真正面から向き合えることだろう、 これからの家族会議などをを考えると問題は山済みで、一筋縄ではいかない現実が待ち構えているかもしれない、 しかし、この時俺は決めた、どんな現実だろうと乗り越えて、互いを理解しあえる間柄となれるように…。 ……………………………………………………………………………………………… あとがき ちょっと盛り込みが浅く、前回作のあらすじ+後日談のようになっているので、全体像を考えたらもしかすると今回は 前編、中編、後編の三つで構成されるストーリーになるかもしれません。 ちなみにこの主人公、この時点では理解し合うということをスタンスにしているので、 恋愛感情を抱いていくのはまだまだ先の話になります。 主人公の想いはどのように変化し、彼女達との関わりはどのようになるのか、 皆さんと一緒に見ていけたらと思います。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/1505.html
No.4 紬「焼きそば」 とある休日 憂「(わ!このぬいぐるみもかわいいなー)」 憂「(お姉ちゃんにプレゼントしたら喜ぶかな…)」ジー スタスタ… 憂「(ん?あれ?)」 憂「(今紬さんがいたような…)」タタタッ 憂「あれ?いない…見間違いだったのかな…?」クルッ 紬「わっ!」 憂「きゃ!」 憂「て、紬さん!」 紬「うふふ、憂ちゃんを見かけたからお話しようと思ってたの」 憂「はぁ…(紬さんはおしとやかだけど子供っぽい部分もあってかわいいな///…)」 憂「でも紬さんとこんなところで会うなんて意外です。今日はお一人なんですか?」 紬「ええ、たまには一人でお出かけするのもいいかと思って、いろいろなお店を回ってきたの」 憂「…で、その両手いっぱいの荷物ですか…」 紬「実物を見るとついついいろいろ買いたくなっちゃって♪」ドッチャリ 憂「あはは…」 憂「!そうだ!紬さん、私これからスーパーに行くんですけど一緒に行きませんか?」 紬「もちろん、ご一緒させてもらうわ」 紬「私スーパーとかあまり行ったことがないから凄く楽しみ!」 憂「じゃあ、行きましょうか」 紬「うん!」 紬「わぁー…ここがスーパーなのね!果物にお魚にお菓子に調味料に日用品に…何でも揃っているわ!!」キラキラ 憂「はい」 紬「まぁ!2リットルのお水が88円ですって!こっちではティッシュペーパーが5箱で195円!さらにポ イントまでついてくるの!?なんてお買い得なの…!」 憂(紬さん、楽しそうだな…) 紬「憂ちゃんは今日何を作る予定なの?」 憂「はい、肉じゃがを作ろうと思うのでジャガイモとか牛肉とか玉ねぎを買おうと思ってます」 紬「毎日献立を考えてるの?」 憂「はい。栄養バランスを考えて献立を組むのが楽しいんです」 紬「いいわね、そういうのなんだか憧れちゃう…」 憂「紬さんはお料理とかはしないんですか?」 紬「時々はするのだけど…普段はうち専属のシェフの方が作ってくださるから…」 憂「そうなんですか…(やっぱりお嬢様だなぁ…)」 紬「あ!」 好物の文字が目に入り紬は思わず声を上げた 憂「どうしたんですか?」 憂は不思議そうな顔で紬の方を向く 紬「見てみて!焼きそばって書いてあるわ!」キラキラ 『焼きそば』の文字を確認し 紬は目を輝かせた 憂「あぁこのカップ焼きそばのことですか」ヒョイ 紬「…?屋台で売っている焼きそばとは違うわね…」 首をかしげる紬にちょっとおかしさを覚えつつ 憂は説明を加える 憂「これはカップ焼きそばですから。インスタントラーメンみたいなものですね」 紬「!てことはいつでもどこでも食べられるの!?」 驚きのあまり 紬は身を乗り出して憂に質問した 憂「まぁお湯さえあれば…」 憂は少し驚きながらも 答える 紬「まぁ…!」キラキラ 感心のあまり 紬は無意識に叫んでいた 紬「すいませーん!ここにあるカップ焼きそば、全部ください!!!」 店員「え!?」 憂「ちょっ!?紬さん!?」 ・・・・・・・ 憂「たくさん買いましたねー?」 紬「うん。十個くらい買っちゃった」 こうしてみると 紬は本当に焼きそばが好きなようだった 世間話を膨らませていると いつの間にか商店街の終わりにまで来てしまっていた 紬「じゃあ憂ちゃん、ここでお別れね 今日は楽しかったわ」 憂「私も紬さんと一緒に買い物できて楽しかったです!」 そういった後 二人は顔を見合わせて微笑んだ 紬「じゃあまたね!唯ちゃんによろしくね」 憂「紬さん、さようなら!」 ・・・・・・・・・ 家に帰ると紬は 早速買ってきた焼きそばの調理に取り掛かった 紬「あぁ…ついにこの時が来たのね!」 紬「まさか焼きそばが食べられるなんて…!」 感動のあまり 思わず声が漏れてしまう 斉藤「紬お嬢様。お湯の準備ができました」 執事の斉藤も 張り切ってお湯を沸かしてくれた 紬「ご苦労さま。そこにお湯を置いて頂戴」 斉藤「かしこまりました」 調理を前に 気合いを入れなおす 紬「これで準備は万端ね…頑張って作りましょう!」ベリリッ フタを開けると 様々な袋が入っていることに気づいた 紬「あら!かやくは別の袋に入っているのね!」 箱の側面の注意書きもよく確認する 紬「…ふむふむ、お湯を入れる前に入れてくださいと書いてあるわ、早速入れましょう!」 紬「しゃらんらしゃらんら~」バララッ 鼻歌を歌いながら紬はかやくを入れていった 紬「!ソースも別なのね!」 再び注意書きを確認する 紬「えーとソースは…お召し上がりの直前にかけるのね!わかったわ!」 紬「じゃあお湯を入れて3分待ちましょう」コポポ 最後の仕上げとばかりに紬は丁寧にお湯を注いだ 三分が経過した 再び注意書きを確認する 紬「…えーと、三分たったらお湯を捨てるのね!」 完成を間近にし 紬の頭にはできたての焼きそばが浮かんでいた しかし、そこには油断も生まれていた 紬「しゃらんらしゃら…」ドバッ ボトッ 紬「あ」 紬「」 翌日 紬「…ていうことがあったの」ズーン 紬は昨日の出来事をかすれるような声で話した 澪「あぁ…湯切りの時麺をシンクに落としちゃったのか…」 澪はうんうん、とうなずき共感のそぶりを見せる 律「まぁ、そう落ち込むなって。誰もが一度は通る道だよ」 律も紬を励まそうとする 澪「律なんかコンビニで買ったカップ焼きそばを外で湯切りして地面に麺を落としてたからな」 律「う、うっせーし///」 紬「うふふ…」 澪と律のやりとりを見て 紬も少し元気を取り戻した 唯「そういえば昨日は憂と一諸に買い物したんだって、ムギちゃん?いいなー、私も行きたかったよ」 唯は昨日 憂から聞いたことをうらやましそうに話した 紬「うふふ…今度は一緒に行きましょ?唯ちゃん」 昨日のことを思い出し さらに紬には元気が湧いてきた 律「!そうだ!そういえば近所に新しいやきそば屋さんがオープンしたんだった!ムギ!みんな!行ってみないか!?」 突然、律が提案をする 紬「!?本当!?いいの!?是非!!行きましょう!!」 律のはからいは 紬が元気を完全に取り戻すには十分すぎるものだった 唯「ムギちゃんノリノリだね~」 澪「ほんと…楽しそうだよな」 律「よーし!そうと決まればしゅっぱ~つ!」 紬「おー!」 拳を高く上げ 紬は叫んだ 紬が叫んだ後 少し遅れて扉が開く音がした 梓が小走りで部室に入ってくる 梓「申し訳ありません!遅くなりました!」 梓の入室もおかまいなしに 律は扉に向かって歩き始める 律「よーし梓も行くぞー、焼きそば屋さん」 梓「えっ!?ちょっ…練習は!?」 梓の素っ頓狂な声が部室に響いた 終 戻る