約 4,977 件
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/8581.html
フロイド 名前:Floyd デビュー:『きつねと猟犬2 トッドとコッパーの大冒険』(2006年) 概要 ウェイランとフロイドは双子のブラッドハウンドで、犬のバンド「シンギン・ストレイズ」のメンバー。緑色の首輪のほうがフロイド。コンビでチームのブレーンを担っている。 キャッシュとディキシーのいつもの喧嘩に悩まされながらも、こっそり喧嘩の結果で賭けをして楽しんでいる。 エピソード きつねと猟犬2 トッドとコッパーの大冒険 スカウトマンのウィンチェル・P・ビッカースタッフが来場するステージに参加するため祭へやってきた犬のバンド「シンギン・ストレイズ」のメンバーたち。しかし公演直前にボーカルのディキシーとキャッシュが喧嘩になり、メンバーのグラニーローズ、ウェイラン、フロイドは不安になる。ビッカースタッフが来る前日の公演はディキシー抜きで行われたが、ステージを鑑賞していた子犬のコッパーの歌声がキャッシュの目に留まり、コッパーが代役、コッパーの親友の子狐トッドが世話役に選ばれる。 親友のコッパーが遠い存在になっていき、トッドはシンギン・ストレイズの加入条件である「野良犬」をコッパーが満たしていないことを暴露。キャッシュはコッパーを解雇し、グラニーローズ、ウェイラン、フロイドも楽しむ心を失ったキャッシュから離れていく。 その後、再びボーカルを失ったキャッシュ、グラニーローズ、ウェイラン、フロイドのもとに「ディキシーが大変なことになった」とトッドが駆け込んでくる。彼らがコッパーの声のするほうへ走ると、そこへ同じくキャッシュを心配して駆けつけたディキシーの姿があった。これはシンギン・ストレイズを仲直りさせようとしたトッドとコッパーの計画であり、彼らが誘導された場所はビッカースタッフのトレーラーだった。シンギン・ストレイズのパフォーマンスに感激したビッカースタッフは、シンギン・ストレイズを束ねるライル・スノッドグラスと契約を締結。シンギン・ストレイズはトッドとコッパーに別れを告げるのであった。 登場作品 2000年代 2006年 きつねと猟犬2 トッドとコッパーの大冒険 声 ジム・カミングス(2006年) 立花敏弘(2007年)
https://w.atwiki.jp/mitlocke/pages/521.html
ティンダロスの猟犬 (クトゥルフ神話TRPG) 使用条件 条件なし 効果 [全般][対抗(チョムバ等)] この能力カードは対象がダイスを振り直した時、 または「時」、「タイム」と名の付く能力を使用した時に使用できる。 対象は精神力チェックを行い、失敗した場合、自身の精神力に[火力:20]の損害判定を行う。 以降対象は戦闘の度1D6を振り、5以上が出た場合、戦闘にティンダロスの猟犬が参加する。 ティンダロスの猟犬の能力値、能力はキャラクターシートを参照する。 戦闘に参加したティンダロスの猟犬は、対象にのみ攻撃を行う。 1度使用するとこの能力カードは失われる。 備考 この能力カードへの意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/romaroma/pages/218.html
"下町の猟犬"ゼロ "はうんど・いん・ざ・だうんたうん"ぜろ スタイル:カタナ●・チャクラ・イヌ◎ 年齢:40代後半 性別:♂ 外見:金髪碧眼でがっしりとした体躯の男性。 シナリオ『一夜限りの馬鹿騒ぎ』にて、ハロウィンの夜に復活した"暴力警官"ゼロ。 本来は使命を果たした後に再びあの世へと戻るはずであったが、完全に復活してしまった。 色々手続きが面倒なため、正式にブラックハウンドに復職してはいないが、協力者として権限を与えられているらしい。 下町の頼れるおっさんとして、アサクサ辺りを徘徊中。
https://w.atwiki.jp/mochewiki/pages/1349.html
《古代の機械究極猟犬(アンティーク・ギア・アルティメット・ハウンドドッグ)》 融合・効果モンスター 星9/地属性/機械族/攻 2800/守 2000 「古代の機械参頭猟犬」+「古代の機械」モンスター1体 ①:このカードが融合召喚に成功した場合、相手のLPを半分にする。 ②:このカードは1度のバトルフェイズ中に3回まで攻撃できる。 ③:このカードが攻撃する場合のダメージステップ終了時まで、相手は魔法・罠カードを発動できない。 使用キャラクター オベリスク・フォース デニス・マックフィールド タグ一覧 古代の機械 融合モンスター
https://w.atwiki.jp/romaroma/pages/238.html
"運送猟犬"アレクセイ "はうんどえくすぷれす"あれくせい スタイル:◎イヌ・カゲ・●カゼ 年齢:30代後半 性別:♂ 外見:金髪灰眼のスラブ系の男性。髭を蓄えがっしりとした体格から、典型的なロシア系の熊おやじとなっている。 現在、ブラックハウンドの機動隊に所属しており、補給回収担当のマルチドライバー。彼はいついかなる場所であろうともありとあらゆるヴィークルを使って補給や回収をこなし、他の隊員の信望を勝ち得ている。 かつてはバーブチカ所属の"死の運び屋(デスエクスプレス)"と呼ばれた暗殺もこなす運び屋であった。それは娘のライカが"ツヴィトーク"に所属させられていたため、抜けさせるためにバーブチカで働き続けていたのだった。 だがライカ救出後、ブラックハウンド隊員の烏山の説得に応じ、過去の経歴を消して今のアレクセイとしての経歴を得た。 いつかライカの前に父親として名乗り出ることを夢見て、アレクセイは今日もN◎VAを駆け抜ける。 隊員達には『髭のおっさん』や『安心の髭親父』などと呼ばれているらしい。
https://w.atwiki.jp/tiscampaign/pages/476.html
名称:『神の猟犬』『嗅ぎ屋』『鼻(ね)』 種族:人狼 年齢:26 性別:男 所属:特務執行機関JUDAS 国籍:ブルガリア クラス:人狼 職業:贖罪者・咎人 外見:耳を削ぎ落とし聖印の入った目隠しをした禿頭の男。 しなやかな筋肉をぴったりとした革のスーツで包み鋲打ち首輪を装着して いる。 「しかし、私は目が見えないわけではない。 確かに周囲の世界は見えない。しかし、それは他のものを見ているからなのだ ―――私の心を喜びで満たすものを」 「ほう、それはなんだね?」 「神の顔を見ているのだよ、死ぬまでずっと」 ケルの女預言者 第一章 設定 かつて、偉大なるイエズス・キリストに従わず異教の偽神を信じ、忠実なる神の使徒達を次々と屠った蛮族の暗殺者。 捉えられて後、真にして唯一なる宗教の崇高なる教えを9年間かけて説かれ、絶対の信仰に目覚める事となる。 帰化した後も己の罪を悔い、自ら眼を潰し耳を殺ぎ鼓膜を破り舌を切り取って改悛の意を示し、残りの自らの人生をただ只管に神の声の導くままに捧げる事を誓った。 曰く、神の姿以外を見る必要は無く、神の声以外を聞く必要は無く、神の言葉以上の言葉を必要としない。 只、神の敵を見分ける為の鼻と、神の敵を追う為の手足と、神の敵を屠る為の牙があれば良い。 我は忠実なる神の僕であり、神に仕える事こそ最大の喜びである。と。 異教時代に勧告に3度応じなかった事から、捕らえられた際に『狼』の罰を受けた結果、異常に感覚の発達した人狼となってしまったが、それすらも神の導きである。と認識している。 四足で這い、人狼の超感覚を駆使して神の敵を追跡する事を得意としている。 戦闘能力はJUDAS内では下の中だが、汎用性が高く神の教えに忠実である為に、他の構成員に貸し出され神敵を狩りだすために利用されることが多い。 任務に従事していない時は、座敷牢の中で自らの体を責め抜いている。
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/13218.html
古代の機械究極猟犬(アニメ) 融合・効果モンスター 星9/地属性/機械族/攻2800/守2000 「古代の機械参頭猟犬」+「古代の機械」モンスター1体 (1):このカードが融合召喚に成功した場合、相手のLPを半分にする。 (2):このカードは1度のバトルフェイズ中に3回まで攻撃できる。 (3):このカードが攻撃する場合のダメージステップ終了時まで、 相手は魔法・[[罠カード]]を発動できない。 アンティーク・ギア ドッグ 地属性 機械族 直接ダメージ 融合モンスター 行動制限 連続攻撃 関連カード 古代の機械混沌巨人(アニメ) 古代の機械参頭猟犬(アニメ)
https://w.atwiki.jp/mitlocke/pages/523.html
ティンダロスの猟犬 ランク:S S(クトゥルフ神話) 属性 ・性別不明 ・上級の独立種族 ・時の腐肉喰らい ・神話生物 敗北条件 固有の敗北条件なし パラメータ ESP能力レベル 0 ESPパワー 0 耐久力 6 精神力 0 能力 ・神話生物[戦闘前][常動] このキャラクターはCカードを受け取ることが出来ない。 このキャラクターは精神力が0以下であることで死亡しない。 ・行動判定[戦闘][特殊][常動] 自分のチェックフェイズ毎に1D6を振り、 4以下の場合は「前脚」、5以上の場合は「舌」を使用し格闘攻撃を行う。 ・前脚[戦闘][格闘(白兵):1] 他の格闘コラムと同時に使用できない。 能力名を宣言することで、この格闘コラムを使用した攻撃は火力を2D6によって判定する。 ・舌[戦闘][格闘(白兵):1] 他の格闘コラムと同時に使用できない。 能力名を宣言することで、この格闘コラムを使用した攻撃は、 耐久力に損害判定を与えず、精神力に1D3のダメージが与えられる。 ・鋭角の住人[戦闘][常動] 丸、円、玉、球、弾、ボール、リングと名の付く攻撃を受ける時、 このキャラクターの受ける損害判定コラムが+5される。 また、エネルギー吸収ボールによってこのキャラクターの攻撃が防御された時、 このキャラクターはエリミネイトされる。 このキャラクターシートはキャラクターとして扱わない。 このキャラクターシートが破棄される場合、代わりにゲームから取り除かれる。 備考 ティンダロスの猟犬は不死の存在であり、時間の角に住んでいる。この概念はとても難しく、ティンダロスの猟犬に関してのみ使われる概念である。人間が一度でも彼らと接触すると、猟犬はその人間をどこまでも追いかけてくる。彼らは時間の角と関係があるため、部屋の隅などの鋭い角度(120°以下)のあるところから実体化して出てくることができる。ティンダロスの猟犬が現れるときには、まず部屋の隅から煙が出てきて、その煙から頭が現れ、それから体全体が出て来る。ティンダロスの猟犬は対象に撃退されればたいていの場合それであきらめてしまうが、撃退するのは至難の業である。また、対象になった者に手を貸そうとした者も襲われる。 猟犬は攻撃するのに前足か舌のどちらかを使う。 ティンダロスの猟犬は体全外が青っぽい膿のようなもので覆われおり、前足による攻撃で殴打された場合、対象の体にこの粘液上のものが付着する。この膿のようなものは生きていて活性のものなので、相手に毒のダメージを与える。 舌による攻撃が成功すると、対象の体に出血や痛みを全然ともなわない深い穴ができる。このような奇妙な傷をつけられた犠牲者は、POW(パワー、精神力)を1D3ポイント永久的に失う。 ティンダロスの猟犬を見たことによる正気度消失は1D3/1D20。 普通の猟犬とは全く似ていない。 このキャラクターへの意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yuzz/pages/13.html
――札幌は、世界で唯一「超能力」を公認している都市である。 フェイト・ブラッドレイ Fate=Bradley. 元凶の元凶の元凶。大抵のことは大体こいつのせい。 見かけは中学生くらいの少年。軍帽がトレードマーク。 横暴にして身勝手。日々災厄(本人曰く「面白い事件」)の種を探して札幌の街を歩き回っている。 「ヴァンパイア」 携帯ストラップ程度の大きさの「吸血コウモリ」と「献血コウモリ」を無尽蔵に呼び出せるフェイトの能力。 黒の「吸血コウモリ」によって対象の血(生命力)を奪い、赤の「献血コウモリ」によって奪った生命力を注入する。 コウモリたちはフェイトの思い通りに動くが、一体一体はちまいので子供でも叩き潰せる程度の弱さしかない。 別名「コウモリ弾幕」。 朱鷺村・伊鳥(ときむら・いとり) 常に着物姿で「現地人でも使わないような」似非江戸弁で話す兄ちゃん。 ススキノにある和風を売りにしたラブホテル「西鶴」の屋上に住んでいる。 江戸っ子らしく粋と人情を重んじるが、生粋の道産子。 数年前に身重の妻と唯一の肉親である弟を殺されている。 (フェイトの画策により自らの手で犯人グループに復讐を果たしているのだが、ショックから事件直後から犯人を殺害するまでの記憶が抜けている。 また、この時家族の仇の元へ導く事と引き替えにフェイトの「猟犬」になる事を了承しているのだが、同上の理由で覚えていなかった。) ススキノで暮らし始めた後、捨て犬を拾う感覚で拾ってきた連星に懐かれ、現在でも共に暮らしている。 「瞬息一閃」 通常の人間が認識するものとは異なる時間の「流れに乗って」行動できる。 理論は超スピードだが、本人が高速で動いているというより「高速の世界(周囲が遅く動く世界)」の中で移動している、と言った方が正しい。 意図して他人をこの「異なる時間が流れる世界」に同乗させる事も可能。 黎・連星(ライ・リンシン) 伊鳥を兄貴と呼んで懐いている少年。わんこ属性のアホの子。 度を越えた方向音痴。伊鳥に拾われた際にも「大通公園から出られなくなり」道を尋ねた不良たちを怒らせた挙げ句帰り撃ちに全滅させて大泣きしていた。 壊滅的にアホなので口頭での現在位置確認は伊鳥以外には不可能とされている。 アホである事を除けば感情豊かで明朗快活、市場などのおばちゃん達などにも好かれている。 中華(広東語圏)風の名前だが、本人は中国語は一切喋れない。 「漆黒の魔王」 本来の能力は「重力」そのものを操る、重力系の能力全ての頂点に位置する強力な力であるが、それ故に稀少種とも呼ばれ狙われる危険性も孕んでいる。 その為常に能力をセーブ(出し惜しみ)しており、普段は能力の一端「斥力」だけを使用している。 また、喧嘩の際、無意識に腕や武器などに重圧をかけ、通常以上のダメージを相手に与える傾向がある。 葉月堂・那由多(はづきどう・なゆた) 食事処「葉月堂」の住み込みアルバイトをしている少女。 姓は店名から、名は非常に大きな数を表す「那由多」。 小柄で華奢な体格で、控えめだが一本芯の通った「大和撫子」を絵に書いたような性格。 聡明だが葉月堂で働き始める以前の世俗の時事に対しての知識にのみ疎い。 食事処で働いているが料理の腕はオーナー直々に包丁を持たないよう懇願されているレベル。 「未来視」 現在得ている総ての知識から完全な結末をも知り得る能力。 推理小説ならば、事件が起こる以前に被害者と犯人がわかるようなもの。 しかし、必要な「情報」が欠けていた場合、そこから紡がれる未来図は不完全になる。 レジス・ルブラン Régis=Lebrun. 中央部でバイト三昧のフリーターのフランス人青年。 「西鶴」にも週何日かの多いペースでスタッフとして入っており、屋上の住人である伊鳥・連星や常駐客のナナとは知り合いである。 危険なことは出来るだけ避けたい、性格的には普通の小市民。 行動範囲が広い為か、そこそこの情報通。 バイトの理由は美大に入る為らしく、絵や似顔絵描きが特技。 触れた物質に(固体⇔液体⇔気体⇔固体の)変化(三相間の構造相転移)を起こすことができる。 あらゆる物質の融解・昇華・凝固・凝結を自在に起こすが、凝固は型がなければ自然の重力に逆らえない。 これらの変化は常温で長くとも数秒間で行われる。 あらゆる防壁を無に返す強力な能力だが、気化させることで有害物質を吸い込む危険性が常に付き纏う。 アレッサンドラ・ナナ Alessandra=Nana. 「西鶴」の一室を年単位で借り切っている変り者のイタリア娘。 一日の半分を眠っており、起きてる時は飯作って食ってるか風呂入ってるか遊んでるか。 睡眠欲と食欲だけしかないと言われる。 基本的に睡眠中にのみ自動発動する能力で、範囲内の相手の精神を「自分の夢の中」へ強制的に引きずり込む。 夢の中ではどんな事も起き、そして彼女の夢の中は彼女の完全な支配下にある。 夢の中で負った傷は現実の肉体にフィードバックされるが、逆もまた然り。 彼女がそれを許した能力者ならば、範囲内でもこの能力に捕われないでいる事が可能
https://w.atwiki.jp/pawapokerowa/pages/166.html
最高の猟犬 ◆7WJp/yel/Y 愛は周囲を警戒しながら北上していた。 忍者にとってこの手の隠密行動はお手の物、薄暗い闇の中を疾走していくその姿には一分の迷いもない。 草むらを疾走しながら愛は考える。 あの場に居た人間は少なく見積もっても五十人を超えていた。 そして、先ほど相対した三人は誰もが愛を殺し得ても不思議ではない相手だった。 それは純粋な実力が愛以上だと言う意味ではない。 愛の手持ちの武器がこの筒状のものだけという今の状況では戦闘に限界があるからだ。 現に何故か大した動きではなかった教頭斎に愛は殺されかけた。 その上、窮地に現われたあの女のように戦闘において優れた人間も居る。 だがあの傷では長くはない、死んではいないだろうが満足に動ける傷でもないだろう。 しかし、あの女ほどの腕前の人間がゴロゴロしていると仮定すると生き残ることは難しい。 様々な観点から見ても愛が確実に生き残れる方法は現時点では皆無。 贔屓目に見ても五分五分で死んでしまうだろう。 それも当然だ。 武器らしい武器はなく、忍術は威力も落ちていて体力の消費も著しい。 完璧に詰んだわけではないが苦しい状況に変わりはない。 だが、愛はまだ死ぬわけにはいかないのだ。 野球人形を完成させることで、ある国の殿と姫様の月光への覚えをよくして仕事を増やしてもらわなければいけない。 そのためなら戦えない、愛のような戦うための人間でないただの人を殺す事もやむを得ない。 愛は悪人ではないが忍者だ、任務を成功させるためには関係のない人々を殺す覚悟もしている。 とにかく今はどのようにして生き残るかを考えなくてはいけない。 「!」 そこで立ち止まる。 目の前に一人の女が居たからだ。 愛は身を低くして草むらに隠れ、女の様子を窺う。 女の手元には見たことない種類の銃と、妙な形をした黒い盾が握られている。 今は何とか隠れているが、この距離で銃を相手に戦うのは無謀だ。 しかし、先ほどの教頭斎や背中を斬りつけた女もそうだが妙な服装をしている。 紫色の硬そうな素材を使った服装、南蛮から入ってきた新しい服なのだろう。 今の流行ものなのだろうか? いずれにしろ貧乏一門である月光には縁のない代物だ。 さて、ここでどうするか。 忍術を使えば勝てない事もないが、かなりの体力を消費してしまい先ほどのように万が一があれば死んでしまう。 しかし、ここであの女を倒すとあの銃を得ることが出来る。 最高は銃だけを奪ってここを去り、あの女を生かして愛が動くことなく人数を減らさせる事だ。 先ほどのような醜態を晒さないためにも殺傷力の高い銃を奪っておきたいところ。 愛は身構えて姿勢をさらに低くする。 デイバックから筆記用具とコンパスを取り出して、女の左右に向かって投げつける。 そして、二つが落ちる前に静かに、だが素早く駆け出す。 愛の手刀が狙うのは女の首。 筆記用具とコンパスに気をとられる間の一瞬の隙があれば十分だ。 この手刀が当たらないわけがない、愛は忍者、つまりは暗殺の専門家である。 気絶をさせて小銃と他の武器を奪う、それが愛の狙いだった。 「なっ!?」 「動きはいい……だけど、残念賞ね。 隠れる時はもっと慎重にしたほうがいいわよ」 だが、手に広がった感触は柔らかいながらも硬い首の感触ではなく鈍い痛みだった。 女の持っていた奇妙な黒い盾によって手刀は防がれたのだ。 つまり目の前の女は愛に気付いていた、そして愛はのこのこと誘いに乗ってしまったのだ。 だから筆記用具にもコンパスにも気をとられることなくその盾で防ぐ事が出来た。 愛は激しく動揺するが、それでも身体に動きが染み付いているのか考えるよりも早く次の攻撃へと移る。 だが、女は愛が攻撃へと移るよりも早く鋭い蹴りを放つ。 愛はそれを無理やり後方に下がる事で何とか避ける。 だが、これは一番してはいけない動き。 当然の如く女はその銃を発砲する。 愛が自分のした悪手に気付く頃には避けられるはずもなく脳天を撃ち抜かれ――。 「……え?」 なかった。 銃からは弾は出ずにニヤついている女がいるだけだ。 女は銃を懐に納めて何もしてこない。 愛はその行動の真意が掴めずにうろたえていると女は口を開いた。 「ふふ、あんたも殺し合いに乗ってるのね」 「……あんた『も』ってことは」 「ええ、私も乗っているわ。さすがに『アレ』は私じゃ倒せないもの」 『アレ』とはあの巨大なからくりの事だろう。 確かにあれは凶悪なまでの強さを誇っている。 あの『ばりあー』なるもので近寄らせずに『びーむ』なるもので人を焼き払う。 なにより大きいというのはそれだけで強いのだ。 「かと言ってこの銃一本と自分の腕だけで全員を皆殺しに出来ると思うほど私は自信家じゃない。 仮に私がこの場で一番強いと仮定しても、どんなアクシデントが起こるかわからないんだもの」 「……結局、何が言いたいの?」 愛は半ばこの女の言いたい事を察しつつも訊ねる。 女はニヤりと笑みを深くして言った。 「私と手を組まない? さっきの動きは見事だったわ、誘いに乗っちゃったのは減点対象だけどね」 予想通りの言葉だ。 確かに手を組めば生き残る可能性はグンと上がるだろう。 だが、同時に常に裏切りに怯えなければいけない。 相手は殺し合いに乗っていると明言しているのだ、握手をした瞬間に心臓を撃ち抜いてもおかしくはない。 「あんたも思ってたんでしょ、自分だけじゃ無理があるって。 その包帯も誰かにやられたいい証拠じゃない」 「……信じられないわね、そんなこと」 「まあ、そうよね。 殺し合いに乗って最後の一人になるってことと手を組むってことは大きく矛盾してるもの。 でも一人だけで生き残れるかしら? それなら条件付きででも手を組むのが利口なやり方というものじゃない」 「条件?」 その言葉に少しだけ興味が惹かれる。 条件付きとは一体どういう意味なのだろうか? 「ええ、例えばそうね。 残りの人数が三割をきれば同盟は解消、次の放送までは命を狙わない期限付きの同盟とかね。 もちろんこれは例えばの話、最後の二人になるまでずっと組んでいてもいいわよ」 「へえ……」 中々面白い話だ。 これがツボに嵌れば、かなり有利な展開になるだろう。 ツボに嵌る前に死んでしまう可能性もあるが、一人よりは確実性もある。 ……目の前の女が裏切らないと言う前提がつくが。 「どう、いい話だとは思わない?」 「そうね……」 「嘘はつかないわ。どう、乗ってみる?」 目の前の女はそんな友好的な姿勢を見せていると言うのに隙はちっとも見せない。 かなりの食わせ物だがそれぐらいの方が同行者としては都合がいい。 このままでは袋小路、何時死んでもおかしくない。 二人なら戦闘の際にも楽だし、何より見張りが出来る分ゆっくりと身体を休めることが出来る。 愛は女に目を合わせて力強く頷いた。 「ええ、乗るわ」 「そう、友好的な関係が築けて私も嬉しいわ。 私の名前は白瀬 芙喜子、あんたは?」 「私は愛、風賀の国に住む月光の忍者よ」 「…………は?」 先ほどまでの薄気味悪さすら感じる余裕が飛び去り、女は愛の言葉に目を丸くした。 ◆ ◇ ◆ 白瀬は中々調子の良いスタートだと心の中で思っていた。 支給品はさおりちゃん人形とフライパンという目も当てられないものではあった。 だが、チンピラを一人殺して銃器を手に入れ、目の前の忍者装束の女とも同盟を組めそうなのだ。 白瀬が彼女と手を組もうと思った理由は主に三つ。 一つは先ほど言ったとおり自分一人では生き残れる自信がなかったから。 どんなに強力な装備で身を固めようと何が起こるかはわからない。 もう一つは愛の動きがCCRのエージェントと比べても、いやそれを十二分に上回る動きだったからだ。 白瀬や灰原、八神たちトップクラスのエージェントと何の遜色もない、かなりの腕前だ。 白瀬に手刀を振り下ろす時の動きに迷いがなかったこともポイントが高い。 最後の一つはあのホールで元同僚にして恋人である八神 総八郎らしき姿を見つけたから。 八神は身体能力、射撃の精度、その場の閃き、どれをとっても白瀬の一つ上をいっている。 まともにぶつかってはまず負ける。 と言ってもお人よしの八神が殺し合いに乗っていると思えないし。 ひょっとしたら、甘い彼のことだからとっくに気の狂った人間に殺されているかもしれない。 そんなことは白瀬は許せない。 強者ならば八神は容赦しないだろう、だから彼を殺せる可能性の高い弱者は一刻も早く殺さなければいけない。 「ええ、乗るわ」 そこまで考えていると目の前の女が返事をした。 100%の安心は出来ないが、当面の裏切りは恐らくない。 この女も馬鹿ではないはずだ。 同盟を組んでいたほうが何倍も有利だとはわかっているだろう。 「そう、友好的な関係が築けて私も嬉しいわ。 私の名前は白瀬 芙喜子、あんたは?」 白瀬は尋ねる。 目の前の女はやはり警戒を解かずに口を開いた。 「私の名前は愛、風賀の国に住む月光の忍者よ」 その唐突な、頭を心配してしまう言葉に思わず白瀬は――。 「…………は?」 そんな普段の姿とはまるで似合わない、間の抜けた声を発してしまった。 そして瞬時にその言葉の意味を理解しようと頭を働かせる。 『フウガ』の国。まず白瀬はそんな国を知らない、そして言い回し的に戦国時代のニュアンスを感じる。 そして戦国時代といえば武士と裏で暗躍する間者、つまり忍者が思い浮かぶ。 目の前の女、愛の服装は忍者忍者している。 白瀬はそこまで考えてようやく悟った。 (ああ――――電波ね) 不意に思い出す、歩行者天国で見かけた一つの集団を。 その中心にはピンク色の髪をしてフリフリの服を着た如何にも頭の悪そうな女が居た。 つまりは目の前の女はそれだ。 それと同種、ベクトルは全く違うようだが。 (……かといってせっかくの同盟、しかも相手は強者、ここで放り投げる理由にはならないわね。 それに『風賀の国』という私の知らない組織の中の『月光』という部署なのかもしれない。 そう思いなさい、思い込むのよ白瀬芙喜子) 何故電波がこんな戦闘能力を持っているのかは知らない。 知らないが、それはどうでもいいことだ、些事に過ぎない。 白瀬は必死に目の前の事柄から逃げていた。 「…………………………………よろしく」 「ええ、こちらこそ。貴方はどこの国のものかしら?」 「…………………………………日本よ日本、決まってるじゃない」 「ニホン? ああ、日の本ね、確かに決まってるわよね。 その服装は南蛮由来のものかしら?」 「…………………………………エエ、ソウデスヨー」 白瀬は真剣に頭痛を感じていた。 これからこの電波に悩まされ続けると思うと当然ともいえる。 白瀬は頭を軽く振って真剣な表情に無理やり作り変えて愛へと向き直る。 「同盟を組む際に二つつだけ約束して欲しい事があるのよ」 「……何かしら?」 「大したことじゃないわ。 一つは危険な状況で見捨てても文句は言わない、相手を庇う必要なんて全くないって言うこと。 もう一つはただある男、ひょっとするといないのかもしれないけど、八神 総八郎って男にだけは手を出さないで」 「? 別に構わないけど……殺されそうになった時は約束できないわ」 「ええ、そこまでは強要しないわよ」 「……良かったら話を聞かせてもらえないかしら、当たり障りがない程度で構わないから。 恋人かしら? それとも自分の手で殺さないと許せない仇か何か?」 「彼とは一線を越えた仲よ」 「なるほど、その男を生かしたいのね」 愛は納得したと言わんばかりに首を縦に振る。 この薄気味悪い女にもそんな人間らしい思考があったのだな、と少し安堵しながら。 その愛に向かって白瀬は――。 「違うわ。 私はただ彼をこの手で殺したいだけなの」 朗らかに、今まで以上に気持ちのいい笑顔でそう返した。 「………………………………は?」 今度は愛が愕然とする番だったようだ。 白瀬はそんな愛に気付いているのかいないのか言葉を止めようとしない。 「私は綺麗に死にたかったんだ。 職業の関係上、御伽噺の主人公みたいに物語の後は平和に暮らしました、なんて結末は絶対に望めない。 それでつい最近そのときが来たんだけど死に損なっちゃったわけ。 ちょうど死に際を看取ってくれって頼んだ彼も居たんだけどね。 その後、私は必死に考えて答えを出したの。 私の死は彼に見届けてもらえなかった。だったら、彼の死に際は私が見届けるって決めたの。 それをするには私が殺すのが一番確実でしょ?」 とんでもない理屈である。 綺麗に死に損なったから代わりに彼氏は殺す、なんて理屈で殺される男の身にもなってみろと言うものだ。 白瀬は喋りすぎたかと少し反省した表情になり、コホンと咳払いをしてから愛に話しかけた。 「ところで貴女の武器はなにかしら? まさか何もないの?」 「使える武器は何もないわ。 他には何か筒状のものが一つ……使用方法は書いてないわ」 愛がデイバックから取り出したものは変わった起伏を描いた重火器。 その重火器の名はパンツァーファウスト、いわゆるロケット弾である。 「へえ、当たり――って程でもないわね、一本だけなら」 確かに車ぐらいなら軽く吹き飛ばせる威力はあるだろうが一つだけならあまり有効だとは言えない。 それでもフライパンとさおりちゃん人形に比べれば十分に当たりというものだ。 「これは私が預かっとくわ。どうせあんたじゃ狙いもつけられないでしょ。 代わりにフライパンあげるから」 「……正論だけどイラッと来るわね」 そんなふて腐れた愛を尻目に白瀬はふと考える。 パンツァーファウストを手に入れ凄腕の自称・忍者を仲間に出来た今もう一人を追う必要はあるのか。 攻め込むよりも防衛する方が勝率は高いことを考えると、どこかに拠点を築くのも面白いかもしれない。 だが、武器を持っているかもしれない人間を見逃すのは痛い。 さて、拠点を築くか、それとも先ほどまでの方針と同じくもう一人を探すか―― 【E-3/草原/一日目/黎明】 【白瀬芙喜子@パワプロクンポケット8表】 [状態]健康 [参戦時期] 最高の猟犬後 [装備]ベレッタM92(13/15)、ロケット弾 [道具]支給品一式(不明支給品0~2)、予備弾倉×5、さおりちゃん人形@パワポケ6裏、ケチャップ(残り1/4程度) [思考] 基本:優勝する 1:さて、どうする――? 2:戦力増強のため弱者から倒す、強者は後回し 3:愛と共に行動する 4:もし八神が参加していれば最優先で殺す 【愛@パワプロクンポケット5裏】 [状態] 右わき腹に傷(応急処置済み) [装備] なし、 [参戦時期] 月光ルート途中 [道具] 支給品一式、フライパン [思考・状況] 1:自分が生き残ることが第一 2:そのためなら白瀬や他の人間を殺すのもやむ負えない 3:一先ずは白瀬と共に行動する [備考] ※同盟を組む条件の詳細についてはは後続の書き手さんにお任せします。 投下順に読む 029 父と息子の思惑← 戻る →031 南へ東へ珍道中 時系列順に読む 027 炎上からの脱出← 戻る →031 南へ東へ珍道中 前へ キャラ追跡表 次へ 013 くのいち GO! GO! GO! 愛 052 華麗なるかな二流 025 野丸太郎は『普通』に過ごしたい 白瀬芙喜子 052 華麗なるかな二流