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autolink MF/S13-T12 MF/S13-045 カード名:独りのランカ カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:5500 ソウル:1 特徴:《音楽》?・《愛》? ブレラ「ターゲット、アイランド1よりアイランド3へ移動。 ゼントラモールへ向かう模様」 レアリティ:TD C illust. 緑の1/0バニラ。 ネームシナジー以外は別段取り上げる特性は無いが、同タイトルで緑を中心に構築した場合レベル1にはコストの掛かるカードが多く入りやすい。 その為、ストックの消費を抑えるという意味でもこのカードは採用しやすいかもしれない。
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ふたりはひとり【登録タグ GUMI ふ 曲 素粒子49】 作詞:素粒子49 作曲:素粒子49 編曲:素粒子49 唄:GUMI 曲紹介 素粒子49氏 の12作目。 兄が歌詞と動画のアナグラムのアイディアをくれたので、夏をテーマに形にしてみました。(作者コメ転載) 歌詞 あれからもう二つの 歳をとる 二人はさよなら 今日が取り残される あの時の公園 また思い出すけど 失くした影 夏の終わり 秋がきて終わっても 初めての独りを これから また顔がみたいよ 話そうよ あなたの姿 明日も 通り過ぎることはなく 本当にぐうぜん あの日に会えた 輝いているあなた その時 ためらった 近づいて 迫ってしまいそうで 邪魔してしまいそうで あなたは奥に消える 話したところで 心 奪うことが出来たの? 顔を合わせられない 現在(いま)の私 横の誰にも 染まることもなく 二人は独りを思い出すけど 失くした秋がきて 二つの影 通り過ぎる もう取り残されることはなく 歳をとる コメント ふよふよする落ち着く曲 好きだなあ アナグラムすごいよ -- 名無しさん (2015-12-25 13 20 52) 名前 コメント
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【検索用 たったひとりのまほうつかい 登録タグ Synthesizer V た ベガチック 夏色花梨 曲 曲た 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ベガチック 作曲:ベガチック 編曲:ベガチック 唄:夏色花梨 曲紹介 世界に取り残された、たった一人の魔法少女の物語です。 曲名:『唯独りの魔法使い』(たったひとりのまほうつかい) Music Lyrics VEGACHICK Illustration コア Movie hao Special Thanks わたなか ボカコレ2022秋ルーキー参加曲 歌詞 (PIAPROより転載) 時を越えて今会いに行くよ 悲しみの海に溺れないように 君といたあの場所で 話したことは忘れたけど 二人笑ってたことは覚えているよ 今だって君がいるような気がして 泣きたいよ 独りきりは不安で 何か変わるの待ってた 「行かなくちゃ」 魔法なんて知らないけど 奇跡を願ってる 繰り返してゆく過去と未来 巡り巡る世界の果てで祈ってる 夜の暗闇もいつか明けるから 戻れない昨日にサヨナラ 明日を振り切るように走り出した 悲しみの影 飲み干して光になる 君といたこの場所は 今は独りぼっちの世界だよ 感傷の海に溺れないように 空に沈んで泳いでしまいたい 泣かないよ 新しい未来がきっと待っているから 「顔を上げて」 泣き事なんて言いたくはないから 大声で叫んだ 進む未来に君がいないなら 何度だって運命にも抗うから いつか君の笑顔取り戻すよ 廻る世界に君と立っていたい 手を伸ばせば時間が動き出すから 魔法解けても 僕の隣で笑って コメント 名前 コメント
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このページはこちらに移転しました 四畳半、俺独り 作詞/143スレ29 暮れる木曜日 外は雨 イカ臭い部屋に流れるは 暗い日曜日 逆再生 ただスレを保守し続けてる ああそうだよね、皆仕事だよね 学生さんだって遊んでるよね 投下無いよね、寝ても良いんだよね 起きたら新着(236)… 俺なんか居なくても世界は順調に回る 体育祭文化祭いつの間に終わってた 俺一人居なくても悲しむ人は誰もいない 四畳半の隅っこで膝を濡らし続けた
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独りの闇に溶けるモノ 作詞/一(にのまえ) 痛み 涙 黒く 染まる 腹に 溶ける 夜明け 来ない あなた 独り 心 怯え 黒に 飲まれ 闇に 迷う 桜 堕ちる ハラリ 舞うと 白く 刹那 光 逃げる 避ける 夜の 街に あなた 独り 震え 隠れ 光 求め あなた 独り あなた 独り あなた 独り 私 独り
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僕は誓ったんだ。 これからは強く生きるって。 ◆ ◆ ◆ 暗い暗い空。闇の海がどこまでも広がる。 闇の海の中にただ一つ金色の月がぽつんとたたずんでいる。 月から発せられた光が闇に明かりを灯す。 雄大な草原は緑ではなく黒を彩り、それ以外の色を写さない。 その中に僕、直枝理樹はいた。 「鈴……どうして……」 僕の目の前で吹き飛んだ幼馴染。 間近で見ていながら僕は何も出来なかった。 助けようとすることすら。 ただみっともなく震えて。 ……最低だ。僕って。 でもまだ僕にはやるべきことがあるはずだ。 「郷田真弓……ッ!」 鈴を殺したあいつだけは! ……許さない…… 許さない! ユルサナイ! 赦さない! ゆるさない! 絶対に赦さない! やっと。 やっと、あの『世界』を乗り越えて。 あのバスの事故から鈴と僕だけ生き残って。 二人で強く生きていこう―― でも、そんな決意も壊れた。 鈴が死ぬことで。 僕は永遠に一人ぼっちだ。 かけがえの無い仲間はバスの事故で死んで。 鈴はなぜか首が吹っ飛んで。 神様は僕からどれだけ大切なものを奪えばいいんだ! ふざけるな! 「絶対殺してやる……!」 郷田真弓。あなただけは!僕がこの手で殺す。 待ってて、鈴。 敵は必ずとるから。 仇をとった後は……。 鈴が寂しくならないように僕も逝くから。 【G-1/1日目・深夜】 【直枝理樹@リトルバスターズ!】 [状態]:健康 、激しい怒りによる自制心と判断力の欠如 [装備]:なし [道具]:支給品一式、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本:郷田真弓を殺す 1 郷田真弓を殺す。そのためなら…… 2 仇をとったら鈴が一人で悲しまないように死ぬ。 ※Refrain、虚構世界から一回目の脱出後からの参戦。 ※名簿を確認してません。 ※支給品を確認してません。 ◆ ◆ ◆ ……行ったわね。 「はぁ、疲れた~。今が深夜でよかった……真昼間だったら見つかってたわ」 あの子、間違いなく殺し合いに乗ってるわね。大声で殺してやるって叫んでたし。 こんなにも早く殺し合いに乗ってる参加者に会うとは思わなかったわ。 運がいいことに私が先にあの子に気付いて草むらに隠れたのに加えて時刻が夜だったから視界が悪かったこともばれなかったことにつながる。 相手が冷静でなかったことも要因にある。 そのおかげで何とかやり過ごせたけど。 「もうこんな緊張感はごめんだわ。麻雀と違って全然楽しめないし」 いくら悪待ちが好きだからってあの子の前にのこのこと現れるわけにもいかないし。 とりあえず、やり過ごせたことだし結果オーライね。 それにしてもみんな大丈夫かしら。まこ以外みんな巻き込まれているし。 「麻雀部部長として、竹井久として、皆を導かないと……!」 部の中では一番の年上なんだ、私は。冷静に、大局を見るんだ。 いつもみたいな悪待ちじゃない、和じゃないけど計算して、デジタルに。 「まこ、必ず皆で戻るから、待ってて……」 【G-1/1日目・深夜】 【竹井久@咲-Saki-】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:支給品一式、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本:生きて仲間と共に脱出 1 知り合いとの合流 2 大局を見据えて行動する 3常に冷静に…… ※直枝理樹が殺し合いに乗っていると認識しています。 Back それでも生きたいから 時系列順で読む Next The far end Back それでも生きたいから 投下順で読む Next The far end GAME START 直枝理樹 Next GAME START 竹井久 Next
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このページはこちらに移転しました 独りで歩く長い道 作詞/100スレ593 何気なく 白い紙で折りあげた 小さな翼の 飛行機が ついと押されて 風に乗る 何処となく 優しい風に誘われて なだらかな丘 滑り出し ざわめく音が 吹きぬける 燃やしきれない 憧れを 燃やしきろうと 悩んでは 消せぬ思いを 背負いつつ 焦がれた日々が 繰り返す 指先が 覚えた事をなぞるように 繰り返す事を 止められず ふいに手にとる 無垢の色 意味も無く 空にかざして見つめては 切り立つ崖の 前に立ち 溢れる思い こぼれだす 燃やしきれない 想い出を 燃やしきろうと あがいては 消せぬ思いを 見失い 突然闇が 訪れる 何処にも居ない その姿 見つける術が無いままに 何処にも居ない その影を 映す術も無いままに 孤独なら いつか慣れると呟いて 歩き出す足 戸惑って 振り返る過去 霞んでく 風が吹き なだらかな丘吹き抜ける 切り立つ崖の 向こうには 昇る朝日が 微笑んだ 燃やしきれない 希望だけ 燃やしきらずに 手にとって 消せぬ思いを しまいこみ 闇が立ち去る 日を待とう 願った事は届かない 思ったことも伝わらず 無言の日々が連なって 君の姿を消して行く 独りで歩く 長い道 探す影は見えなくて 遠くに続く道の上 足跡だけを残してた
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■名前・シリーズ名:4匹と独りキッチン ■通称:猫助(ぬこすけ) 特徴、傾向など 主なジャンル:和食、洋食、お菓子 タイトルキーワード:4匹と独りキッチン アイテム:亡き父の包丁と亡き母の割烹着、カエルさん 本人以外の家族が他界してるらしい。家も全焼した?父の包丁で指を落としかけた。 本人はお茶目。レシピが適当過ぎる。牛乳が消化できないらしい。ブライトを代用。 4匹の猫(ふーさん、かりんさん、ひろちゃん、ちび)が動画で、料理は動いてない場合が多い 巡回して時々レス返ししている 09.02.02 諸事情により一時休止したが、同年5月 第4回ニコニコ料理祭を機に復活 動画 【ニコニコ動画】マイリスト back
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このページはこちらに移転しました 独りの闇に溶けるモノ 作詞/一(にのまえ) 痛み 涙 黒く 染まる 腹に 溶ける 夜明け 来ない あなた 独り 心 怯え 黒に 飲まれ 闇に 迷う 桜 堕ちる ハラリ 舞うと 白く 刹那 光 逃げる 避ける 夜の 街に あなた 独り 震え 隠れ 光 求め あなた 独り あなた 独り あなた 独り 私 独り (このページは旧wikiから転載されました)
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広大な戦場に圧倒的な存在感と他の者に疎外感と絶望感、ちっぽけさを感じさせるあの男に 俺は心の底から尊敬、信奉した。 ——あの日までは—— マイテイ騎士団第13部隊待機所 「休憩しよう」 訓練も終わり、石で出来た殺風景極まりない壁や床で作られた部屋の扉をあけ 中央においてある赤い布の被さったテーブルの上に剣を置く。手元を見ると汗や砂の汚れがついていたが、構わず額を腕で拭った。窓から差してくる日光から逃げ、部屋の隅に出来ているちょっとした影に身を投じた。 「ロバート、疲れていないのか?」 テーブルの傍でつったっていた椅子に腰かけ、テーブルで頬杖をつくロバートを姿を俺は視覚に捕らえた。見るからに涼しい顔つきをしており、夏場のクソ暑い日差しを受ける4時間にも及ぶ地獄の訓練が行われていなかったかのようだった。奴は馬上、重苦しい鎧を纏って剣を握り幾度も訓練を繰り返していた。それだというのに—— 「俺は暑さには強いんだよマックス。あの程度の鎧、暑さ避けに丁度いいじゃないか」 ロバートは爽やかな笑顔を俺に向ける。 俺は頭を書きながらびっしりとした騎士団の制服のボタンを外し、パタパタさせて中に空気を送り込む。 「あのなーロバート。お前は異常なんだよ異常。何処が暑さ避けだ。寧ろ暑さ倍増させてんじゃねーかアレ。そこまで耐久性もないんだぜ?射撃型の剣術でもあの鎧は突き抜けるんだぞ」 日光に当たるのはいやだったが、ロバートとテーブルを挟んで奴の正面の椅子に座った。テーブルの上に乗り込む様に腕を置き、姿勢の悪い態勢になりながら俺は訓練用の鎧を罵倒した。 「簡単な話だマックス。鎧を着てても当たらなければいいんだよ」 奴は自慢気な笑みを浮かべながら姿勢を正し、俺と視線を合わせる。 「馬鹿馬鹿しいじゃねーかそんなもん。スピードは格闘型の方が圧倒的に上じゃん……あー、涼しくなってきた!」 窓から入る隙間風が肌にあたり、懐かしい記憶を蘇らせるような気分にしてくれる。再び、汗を拭い、頭を描きながら下唇を噛んだ。 「……それより、どうしてお前が13番隊なんだ、もっと上でもいいだろう…」 「下積み期間だろ、我慢すればいいさ」 「だってよ、お前は上官からもベタ褒めされてんだろ?この騎士団は実力重視じゃねぇか。だったらこんな扇風機もない部屋に閉じこもる必要なんてないんじゃ……」 話しの最中、ロバートを腰をゆっくりとあげ、光が差す窓に体を向けた。 「俺は今、他人を知らない、知らなくちゃならない。この下っ端の時期に色んな人がいることを知っておかないと、後々大変だ。敵国の歩兵がどれだけ強いかも知らないといけない。知らないことが沢山ある」 「……」 なんて言い返せばいいのか分からなかった。ロバートの言う事は全てに説得力を感じさせるものがあった。カリスマ性、だろうか……有無を言わせないような何かが、俺を常に楽しませていた。すると奴は振り返って俺に笑みを見せ、口を開く。 「それに、他のマイテイ人の型についても色々知らなくちゃならないだろ?俺達、”超特化型”なんだからさ」 「あぁ……そうだな!」 あくる日あくる日、俺達は訓練を終え、傷の舐め合いをし続け、試験に合格していき 見事に第1部隊のメンバーとなった。 ロバートと共に前線で戦い続け、俺達超特化型の凄さがマイテイ全体に知れ渡っていった。 ”人類最終兵器” ”月光” 俺達につけられたあだ名だった。月光が俺で、ロバートは兵器の方 紛争地帯は俺達が居れば、ロバートが居ればこちらの勝ちだ。そう言われる程にまでなり、俺はこのあだ名と共にアイツと更なる上を目指していったが…… 戦場に立つとアイツは180度、何もかもが違った。 口調、行動、表情……ロバートとは思えないものだった。 常に前線で敵を殺していき、その笑みは優しいものなんかじゃない。 悪魔だ 時に前線にいる味方すらも、その眼光で戦闘不能にする程、奴は戦場を蹂躙し尽くし、部隊員から尊敬と同時に避けられていた。 そのおかげで奴は人類最終兵器から”味方殺しのロバート”などと皮肉染みたあだ名をつけられるハメになった。奴はまんざらでもなさそうだったが…… 俺は怖かった アイツの留まりを知らない力の栄え方に。 だが、そんなアイツだからこそ、同じ戦場に立っていて、心強く思えた。尊敬できた。 それでも…… 紛争地帯 ダイアナ 俺はこの紛争の鎮圧戦で前線の部隊長を任された。ロバートは後衛で支援する形となり、俺の見せ場がやってきた。 超特化型は俺も同じ。ロバートと同じ力を持っている。ロバートだけに上にはいかなさい。妙な競争心が俺に緊張を走らせ、冷や汗が服にぴったりとつくのが分かった。部下からも尊敬されたい。俺は今回のこの戦いにチャンスを感じていた。 「頑張れよ」 これから最前線に行こうという時に俺は声のした方を振り返った。 カイルの隣に立つロバートが小さな笑みをうっすらと浮かべながら、俺を見ていた。 奴の表情と口調から感じたのは安心か、恐怖か。覚えていない。ただアイツのあの笑顔と冷えた口調に何か嫌気がさした。隣にいた、俺達の先輩であるカイルは、奴の言動に俺と同じような表情をしていたと思う。 嫌な予感がしたんだ…… 「あぁ…」 小さく返答し、俺は騎士達で作られた道の間を淡々とした足取りで潜りぬけ最前線に立った。敵が見える。地平線全て、敵と思われる人影で埋め尽くされていた。 それでも頑張ろう……俺の為に 「お前ら!畳み掛けるぞ!」 兵士達は雄叫びと共に豪勢に走り出す。俺はそれの道しるべとなり、馬を走らせた。敵さんもよくは見えないが、硝煙を上げてこちらに向かっている。正面からのぶつかり合いだ。マイテイ人の血が騒ぎ出し、心の奥底から快気が湧いて来た。 後、敵との距離は20m程まで迫った時だ 「楽しそうだな諸君、俺も混ぜてくれ」 風の如く現れ、冷えた口調で邪悪な笑みを浮かべながら 俺達と敵達の間に ロバートが立った。 走れなかった。俺もそうだが、後ろにいた兵士も、敵も……地平線を覆う程の敵兵全員が止まり、ロバートを見ていた。 全員感じていたんだ。アイツから感じる喉を締め付けられるようなオーラを、絶望を 「ロバート、お前は後衛だろ!さっさと持ち場に――」 「マックス、作戦など無意味。強さで前衛か後衛かは決まる」 「……何を言ってやがるんだ……!?」 「俺はこの戦いで様々な人を知れるのだぞ、マックス」 ロバートが口にしたその言葉が、俺に伝わる前には既に 奴の手中には鋼鉄の兜ごと頭部を粉砕され、鮮血で体を濡らした味方兵士の姿があった。俺達からロバートまでは10m程はあった。なのに…… 何が起きたのか、相手もこっちも分からなかったんだろう、静まり返っていた。さっきまで豪快な足音と勇ましい雄叫びが振動していた世界が、一気に無に還ったんだ。 ロバートが兵士を手から離すと、兵士は一気に倒れ込んだ。鈍い音が地面を伝わり、無の世界により静寂を連ねた。 「お前……何して……?」 口に出せたのは目の前の謎の行動に対する疑問だけだった。奴の表情は一段と爽やかで、ドス黒く、絶望だった。 「言っただろう、様々な人を知れる……といっても、そんなもの、殺人を綺麗に見せる言葉よ……理由などない、ただ俺の快楽の為、そして味方殺しという素晴らしい二つ名を称された。それを真に実行する」 奴は鋭く細い刃を腰から取り出し、軽く一振りする。 「他に何もあるまい」 俺が恐怖を耐えながら瞬きした瞬間、目の前で血塗れの敵兵士が顔面からつっこんできた。 「がっ!!」 あまりにも突然すぎた為、兵士と衝突し、後ろに倒れ顔に両手を添えた。 痛みが激しく、歯を食いしばり音を立てることしか出来なかった。 「いっつつ……ロ、ロバート、お前本当に一体何を考えてやが――」 それは 人間というには あまりにも残酷すぎた 俺が倒れ込み、体を起こすまでの数秒で敵軍の前線、全て……数百人が既に消えてなくなっていた。 あったのは人の残骸、手足や生首が転げ落ち、血がシャワーのように吹き出ていた。 その前線からゆっくりとこちらに不気味に笑いながらロバートは歩いてきやがった。 「そうだ、お前達は平等だ……どちらも同じ分だけ殺していかねばな……!」 奴が駆け出したところで、俺は急いで態勢を整えたが、靴底で目の前が真っ暗になり後頭部に強い衝撃を受けた 「あがっ!」 頭痛が激しすぎる。血腥い、熱い、気分が悪過ぎた。 俺は眼をゆっくりと開けながら上体を起こし、眼を開けた。 「……」 口すらも開かない、眼すらも見開けず、じーっと目の前の光景を見るだけだった 煙が舞い、砂が散らばり、地面が崩れ 血溜まりと肉塊しか転がっていない下界 この時は恐怖も絶望ももう感じていなかった。 俺は片膝ついて立ち上がり、死体の山の遥か上を見上げた。 そこにはこの下界に住み着く殺人鬼がこちらに背を向け、赤々しい空を見上げていた。 「ロバート……」 「マックス、俺は十分、人を知れたよ。ここまで楽しい殺戮ショーもなかった。カイルとお前以外誰一人として残さず殺した。一人として残らずな」 「…………」 奴の背中から溢れる満足感と快楽、充実感を感じると、俺は腰にぶら下げていた鞘から剣を取り出していた。 気が狂ったとか、そんなんじゃない。 今、奴と戦えるのは俺しかいない。俺だけなんだと。 「……俺を止めるのか?」 「最早止めようがねーよ殺人鬼。この戦で何人殺した……」 「分からん。ただこの地平を眺めれば次第にどれほどの魂が逝ったか分かるだろ」 この感情はなんだ? 絶望?恐怖?いや違う 「……それで、どうするのだ月光。俺と対峙し、刃向けるその態度、俺はそれだけを理由に貴様を殺せるのだぞ。俺と対等に戦えるのは世界でお前独りだ」 怒りだ 俺は握っていた剣で空間を一回引き裂き、緑に輝く瞳で殺人鬼をキッと睨み付けた。奴の余裕面が心底苛立たせた。この戦で自身の力に完全な確証と深意を見つけた奴は最早人間的感性を失っている。 殺人鬼の台詞に俺の中の何かがキレたんだろう。衝動的に口走り、そして 「決まってんだろうが 俺の月光で浄化してやる」 彼は柄を強く握り、眼を見開いた。 地面を粉砕する勢いで飛び上がり、汚い山の頂上に居るロバートの高さまで上がった所で彼は剣を叩き降ろすように一振りした。 剣が空間を斬る時には既にロバートの姿は無く、彼の剣は下にあった山を一刀両断するだけであった。 山は崩れ落ち、見る影もなく赤い液体を地面へと流すだけだった。 マックスの表情は変わらず、着地した瞬間に両手で握った剣を左方向へ縦に向ける。 鈍い鉄がぶつかり合う音と衝撃音が発生し、マックスの体に負荷がかかったのが見て取れた。 彼の剣にはサーベルが火花を散らしながらカタカタと音を立てながら接触しており、その柄元には殺意溢れるロバートの手がドンとあった。 「流石は超特化型マイテイ人マックス。月光だ。俺の斬撃を受止められるのはお前だけだろうな」 「お前の様な殺人鬼とこの何年間も過ごして来たなんて思うと反吐が出るぜ、味方殺し……」 両手を振り切り、反動で後ろに下がりロバートと距離をとり、地面に着地した瞬間ロバート目がけ螺旋状に回転しながら一突きの牙突を繰り出す。 繰り出される技に対し、ロバートはただいつも通りの暗い笑みを見せたままマックスの剣先を広げた手中で捕らえた。 「それで攻撃のつもりかマックス!」 刃はロバートの手を貫く事はない、手の平でただ火花を散らして止まっているだけ。 その間、ロバートは態勢が空中停止しているマックスに迅速な蹴りを入れる。 その蹴りの軌道上は空気が裂け、空間断列している軌跡が残っていた。 「それで攻撃のつもりかロバート?」 剣から手を離し、マックスは体をくるりと回転させながら宙に舞い上がり、ロバートの背後で着地し片膝ついた状態になる。 そのまま起き上がる勢いごと、ロバートの背後に手刀を伸ばした。 マックスの腕はロバートの腸を貫き、これまでにない汚れた血で服を汚した。 「流石は俺の同類だマックス……今の避けからの攻撃は流石にこの俺でも堪えたぞ」 貫かれた態勢からロバートはマックスを見下しながらも笑みを浮かべていた。 マックスは一瞬だが恐怖を表情に出しかけたが、唇を噛み、眼を数秒閉じた後ロバートとにらみ合った。 「今すぐその苦しみから解放させてやるよ」 マックスは小さく笑いながら腕を引っこ抜き、剣を拾いに行った。 砂のついた柄を持ち、軽く手中で廻しながら余裕面を噛ます彼の今の姿は、実に勇ましかったであろう。 …… …… アレから何分経ったんだ なんでだろうな、少しでも俺は勝てると思ったんだけどな 確かに勝てる雰囲気だったんだけどな 恐ろしいもんだよ……あの一撃、完全に運が向いてただけだったんだな。 俺は横になって赤い空を見上げていた。地面も今赤い、死んだ兵士の血じゃない。俺の血だ。俺の視線の隅に見える細長い何か……心臓の位置にある、地面にまで突き刺さっている何かのせいで俺は倒れているんだ。 あの殺人鬼の……何かのせいで…… 「マックス……お前はこの俺を世界で一番楽しませてくれた。何よりも楽しかったぞ。純粋に」 最早口を開いて奴に何かを言う事もできやしねぇ…… 血の量がおかしいんだ。流れてくる勢いもおかしいんだ……流れる音が自分でも分かるなんて 死んじまうのか、俺…… 「マックス、お前はよき親友だった……下っ端時代からの付き合いだ。俺も殺すのが辛いぞ。親友であるお前を殺すという歓喜を押さえ込むのは辛い、あまりにも辛すぎる」 ロバートが俺に視界に入った。片手に馬鹿でかい銃を持ってやがる。そして笑っていた。心底笑っている顔だった。あの時の、一緒に訓練していた時の笑顔だった。純粋に笑っていた奴を俺は死ぬ間際に見ていたんだ。 こういうの、普通なら親友として喜ぶべきなのか?それとも哀しむべきなのか…… 少なくとも、俺は…… 「口も聞けないか……ならせめて、ゆっくり眠れ。マックス。我が親友よ……」 俺はコイツを、許さない バァン! ——END——