約 63,492 件
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/381.html
このバトル・ロワイアルは過酷な世界だ。 単なる人と人による殺し合いだけではない。 大海原の神は全てを飲み込むかのように沈めていく。 ナチスの残党の人狼は己の最期を飾るために奔走する。 番長たる聖騎士は変わることなく浄化の為人を剪定していく。 超人類が、アギトが、ヒューマギアが、鬼狩りが、ミーム汚染の産物が、 戦国乱世の如く、各地にて戦いを繰り広げては、やがて人が消えていく。 何も成せない魔法少女がいた。 後の事を頼まれた少女を無惨に殺され、 ただ純然たる暴に敗北して打ちひしがれている。 逃げることしかできない少女達がいた。 相手は主催の差し向けた刺客。加えて悪辣な陰陽師一行の乱入。 集いこそした者達はただ仲間を犠牲に生きながらえることしかできない。 最悪の置き土産を仲間から受け取った少年がいた。 事実を知ればただの茶番。しかしその事実を語る者は誰もいない。 折れないハートを折る為の、死して尚纏わりつく呪いを与えられて。 自分が守る側だと思った相手に守られた刀使がいた。 守ってくれとは頼んでない。けれど彼はそれでも動いた。 患った病に苦しむ姿が、妹と重なると言うその程度の理由で。 既に多くの命が散り、多くの人達に傷痕を残していく戦い。 百を超える参加者たちが、このありふれた六時間でどれだけ散ったのか。 時代はさながら戦国の中、ただ一つだけ平穏な場所が存在していた。 「今のは8だな!」 「いや、3だだ。近い数字ではある以上、 基礎訓練になるって言うのが完全に否定はできねえな。」 「あ、ホントだ……ってその位置から見えるのか!?」 「彼は仮面ライダーのようだからな。こればかりは実戦経験の差がある。」 「ドロー!」 此処、バッティングセンターだけは至って平和であった。 厳密には平和なわけではない。あくまで此処は神を名乗る男による舞台の一部。 未だ逃れてなおぢない。首輪と言う現実を教えてくれるものはすぐそこにある。 彼等は別に楽観視などしているわけではない。百雲もリゼもできる限り訓練を続け、 足手纏いにならないぐらいの成長が今必要だから此処に留まって鍛えている。 (ココアやチノ達は大丈夫なのかな。) だからと言って、リゼは心愛達の安否が気にならないかで言えば嘘になる。 リゼは運が良かっただけで、殺された麻耶のような可能性だって否定できない。 こうして専用ぶきなるものもあるが、それが他の皆にもあるのかどうかも分からない。 かといってそれを気にして焦って動いてしまえば、それこそ主催の思うつぼだ。 庇わせることを想定して、あえて出会いやすいように配置していた可能性もあるが。 専用ぶきから逆にこうやって訓練して時間を食わせるのが目的もあるのでは、 なんて思ったりと不安は表にこそ出してはいないものの、募っていくばかりだ。 (何より、私は戦いすら起きてない。) 特にこの数時間、敵らしい敵にリゼは出会ってすらいないのだ。 百雲はゴブリン突撃部隊に襲われたので戦いの意味を知っている。 橘や大我は元より戦いに身を置く仮面ライダーをしていたわけだ。 なのでただ一人だけ戦いとは、命掛けとは何か縁遠いものに見えてしまう。 麻耶が殺されたのは目撃したが、言ってしまえばそれだけなのだ。 張り付くような殺意や敵意。そういうのとまったく出会ってない。 基礎訓練も大事だが、実戦も大事なのではと思い始めた時。 平穏なこの場所にも事件は舞い込んでくる。 「な!?」 ボールの番号を見ようと集中していたところ、 遠くない位置からの爆音と、間もなく飛んできたボールに対して、 場外から飛来してきた何かがぶつかることでリゼの方へとボールと共に転がる生物。 「あ、さっきの……」 緑色の肌に簡易的な防具と武装をした異形の生物。 百雲を襲っていたゴブリン突撃部隊と同じようで、 あれは集団でいたことからそれなりの数はいることが分かる。 だが問題なのは、先の音から続いて派手な轟音が止まらないことだ。 参加者がいるのか、それともあの侍のようなNPCがいるのか。 何にせよ、危険な存在である可能性があることは否めない。 「俺達が確認してくる、てめえらは此処で待ってろ!」 この手の状況に慣れている大我達が即座に動く。 橘も即座に動こうとするが二人の方へと振り向き、 「建物の破壊が目的だった場合には備えておくんだ。 戦闘に参加しろとは言わないが、警戒は怠るな。 まずいと思ったら此方の事は考えずに逃げてもいい。 身の安全を最優先する……これを忘れるな。」 そう言ってから大我の後を追う。 見解としてはどちらも正しいことではある。 どちらの選択をとっても間違いとは言いきれない。 ただ、残された二人は顔を合わせると橘の方に従い、外に出られる場所に移動しておく。 先のゴブリンは死体で飛んできたから問題はなかったものの。次もどうかは別だ。 そうなると余計な心配をかけることになるので、そういう意味でも様子を見に行く。 NPCが大群でいるとかであれば、今度は戦えるかどうかの確認も必要故に。 この先の戦いで思いあがらない為にも、今一度自分達がどうなってるかを知りたくもある。 そして、外で何があったのかと言うと。 「最初からこうするべきだったな。」 アテムの戦いを見届けていない方の海馬は冷めた目で周りを見やる。 周囲のモンスターが種族も属性も関係なしに泡を吹いて倒れており、 何が起きているか端から見ては異様な光景とも言えるだろう。 その正体は彼の背後を飛ぶ、三日月の翼を三つ持つ青紫の龍。 パンデミック・ドラゴン。ライフを対価にモンスターの攻撃力を下げる効果を持つ。 名前の通りウイルスのように相手を弱らせる、ウイルスコンボを使う海馬らしいカードだ。 攻撃力も2500とそれなりに高いのもあいまって、雑魚は攻撃力を下げる効果で無力化。 残っている奴は当人の攻撃力で消し飛ばせば、大概の事はなんとかなってしまう。 先ほどまではブルーアイズの火力にものを言わせて周囲を蹂躙していたのだが、 この程度で済むのであれば、先程のは過剰火力であったことがよくわかった。 単純な攻撃力ではない。モンスターの特性もまたこの世界では勝手が変わってくる。 この辺はもう一人と違い、ビッグ5のバーチャルゲームを経験してないが故と言うべきか。 少しばかりこの戦いには手探りでカードの扱いと言うのを試しているのもあり、 時間の経過の割には余り動けていなかった。 (此処だけNPCがやたら多い理由はおおよその予想が付くな。) このエリアにだけ妙にNPCが集まってきていることが、 もう一人の海馬同様空をモンスターに乗って徘徊して気付くことができた。 ゲームに例えられた舞台。となれば、ゲーム的な理由が存在する可能性は高い。 ゲームにおける敵が多い場所とは何があるのか。 殺し合いのバトルロワイアルのゲームをジャンルとするなら、 簡単に起こりうるものがあるとするとして、いくつか心当たりはある。 他にも選択肢はあるにはあったが、後で考察していくことにして三つを考えていく。 ①何かしらのイベントの為に用意されていたNPC。 ②何か重要なものがこのエリアにあるから配置されたNPC。 ③参加者が動かなさすぎているから向かわせたNPC。 ①については多くのゲーム全般に存在するもの。 特定のタイミングにドロップ率アップや、大量にゲットするチャンス。 レイドバトルと言った集団戦闘を想定して用意した、と言う可能性。 ただこれはないと判断した。理由は単純で、殺し合いに乗るなら集団の形成が難しい。 複数人を想定してるイベント。殺し合いを盛り上げるのはどちらか? 確実に乗った側だ。 乗った側がただただ損をするだけだ。物の数にならないとでも言うかのような、 絶対的な力を持っているとかであれば話は別かもしれないが格差は必ずある。 ゲームで実装してもやりこんだ人とやりこんでない人でどうしても差が出るが、 此処では寧ろ運営としては、太客となる存在なのは乗った側の人物になる。 それを乗ってない側の方が得をしやすい状態になってしまうのは好ましくない。 奴もクリエイターの端くれならば、面白みのないイベントなどやらないだろう。 ②についてはRPGにおいてはありふれた要素になる。 別にゲームに限らない。行ってほしくない場所ほど厳重にするのはありがちだ。 開けられたくない金庫を頑丈にした結果、何かがあると分かってしまうような。 加えて檀黎斗はそも首輪を解除して立ち向かって来いとでも言いたげな宣言している。 最初から首輪と言う生殺与奪の権利を握ってる以上、美遊と言う人質は最初から必要ない。 つまり、元より首輪の解除、ならびに殺し合いの脱出は想定済みとしているのならば、 ゲーム感覚で言えばボスを倒す、希少なアイテムを揃える、そういったものが挙げられる。 ただ、これの場合も確率が低い。約100人ぐらいで構成されている殺し合いで、 広大な舞台を探索しきるのはまず不可能だ。乗った参加者がいれば捜索も更にままならない。 よほど誰もが行くであろう場所、と言う目印のようなものでもなければならないだろう。 例えば、檀黎斗に縁の深い場所となるものが存在するとか、そう言うのでもない限りは。 実際に、彼に縁の深い場所には縁のあるNPCがいたわけだったりするが。 ③はFPS、格闘ゲームなどの対人戦を前提とするゲームの停滞の阻止。 知り合いがいたとしても積極的にそいつを探すとは限らない。 もう一人の海馬は遊戯に執着はないのが最たる例である。 まあ、海馬の場合は積極的に動くのでさして問題にはならないが。 やむを得ず動かないのであれば、動かざるを得ない状況へと追い込むためのもの。 禁止エリアと言うFPSにありがちな対策は確かにあるが、それだけでは不足と感じたのだと推測する。 例えば『この周囲のエリアに脅威となる参加者がいなくなってしまった』と言った類だ。 いなくなってしまえば、エリアを一つ移動してもまた安全圏に居座り続けるだけになる。 それはゲームとしては面白くない。ゲームと言う部分に強いこだわりを持つのであれば、 つまらなくなる部分や不公平な部分は潰していくに限る。 ゲームクリエイターとしては当然の行為だ。 なので海馬は妙にNPCが多いこの街へと降りることを選んだ。 NPCの強さは海馬からすれば所詮は有象無象、或いは馬の骨程度のもの。 さしたる苦労もすることなく簡単に決着がついた。 「やはりいたか。」 他の考察を考えようかと思ったいたところ、 推測は当たって騒ぎを聞いて駆け付けた二人が、 近くのバッティングセンターから飛び出す。 さして傷を負ってないところを見るに交戦はほとんどしてないのだと分かるものの、 ベルトは様になっている以上仮面ライダーとしての経験はあるらしいことは伺えた。 「おい、てめえはどっちだ。」 大我が注目するのはコートにつけられた装飾。 KCのロゴ。これはデイバックにもつけられているロゴと一致する。 加えて相手は一人でいるのもあって、警戒に値するだけの存在だった。 特に百雲と違い彼もまたデュエルディスクが様になっていることから熟練者だと察せられる。 裏ボスとしてあの男が用意していたところで、なんらおかしくないのだと。 「フゥン。俺は殺し合いなど欠片も興味はない。 俺は人のロゴをこうして勝手に使って使用権も払わず、 クリエイターの風上にも置けぬ輩と宿命のライバルに用があるだけだ。」 敵意がないことを示す為、パンデミック・ドラゴンを消しカードをデッキに戻す。 先ほどの暴威の一端を見ていたのもあり、その気になれば遠慮なく暴れられるはず。 態々後手に回るような真似をするようにカードを戻したのもあって、敵意はないと判断する。 「どうやら敵ではないようだな。此処で話すのもあれだ。中で話そう。」 死屍累々の場所で話すと言うのもアレなので、 五人はバッティングセンターの中へ戻り話し合う。 互いに得た情報は決して無益とは言い難いものだ。 この戦いの鍵となりうる存在である仮面ライダーとデュエルモンスターズ。 しかも主催となる男や部下が知り合いなので得られたものは決して悪くない。 (なおこの海馬の方ではデュエルモンスターズではなくマジック&ウィザーズだが) とは言え、それ以外参加者に出会えてないことから進展してないのは問題だが。 もう一人の海馬の存在もまた、心愛の存在に信憑性を持たせてくれる。 「仕方ないとは言え時間を費やしすぎたな。俺たちも流石に動くべきだ。」 改めて情報戦において出遅れてることを実感する大我。 百雲のデッキもそういうモンスターはいないため、移動手段が乏しい。 なので徒歩で移動することもあいまってどうしても時間を食っていた。 事実、この数時間で出会ったのは動いてないリゼ達と誰とも出会えてない海馬のみ。 仮面ライダーの力を使えば容易でも、百雲がついてこれない。 これについては橘も同じであり、基礎訓練も相まって動かずにいたツケでもある。 訓練自体は大事だが、これ以上の時間はロスするのは余り良くない。 「俺はモンスターで移動するが、貴様らは……」 「あ、あの海馬さん。」 少し及び腰になりながら百雲が手を上げる。 大我と少し似ているが鋭い目つきで圧が強いところは、 厳格な父と重なる部分があって何処か苦手な雰囲気があった。 友人の琴音が男性に対して嫌悪感を抱いていたのは、 そういうところもあったのかなとも頭の隅で考えつつ。 「時間を使うのでダメだと思うんですが、 ぼくと一度だけデュエルしてもらえませんか?」 デッキの回し方は十分わかった。 2種類の効果を同時に扱えないウィッチクラフトデッキ。 覚えることに時間はかかったが立ち回りはおおよそではあるが理解している。 だがデュエルを実践で試すなら、デュエリストと相手するのが一番だ。 自分のデッキは熟練者から見てちゃんと扱えているのかを。 「あ、殺し合いとかそう言うのじゃなくて、純粋なカードでの対決で……」 勘違いされそうだったので、 慌てふためきながら誤解を解こうとする。 デモンストレーションでは単純なデュエルとかの場合だと、 ダメージがないと言うのが証明されている。無傷で実戦を行えるのは、 デュエルモンスターズ同士のぶつかり合いにおける一つの強みだ。 「初心者か。経験は詰むに越したことはあるまい。 いいだろう。だが俺は相手が誰であろうと容赦はせんぞ。」 「そうしないと、実力も分からないから……お願いします。」 曲がりなりにも最強のデュエリストを倒すべく研鑽してきた男だ。 実力は高く、だからこそ自分がどの程度理解できているかが大事になる。 念のためもしダメージがないのは嘘なのかを試す為適当なモンスターで殴り、 ダメージがないままライフをゼロにできたことを確認してからデュエルを始める。 ただし、海馬のモンスターのサイズの都合窮屈なので外に出てからのデュエルだが。 「行くぞ、デュエル!」 「え? えっと……デュエル!」 初めてデュエルディスクが稼働し、形を変えていく。 まるで逆手持ちに握る刃物のようなそれではあるが、 此処においてはある意味刃物よりも優れた武器かもしれない。 「先行は貴様にくれてやる。」 「え、じゃあ、行きます。手札から魔法カードウィッチクラフト・クリエイションを発動。 デッキからウィッチクラフトモンスター、シュミッタを手札に加えてそのままを通常召喚。」 ウィッチクラフト。 それは魔女たちによる工芸をテーマとしたデッキ。 絵や陶器、宝石と言った工芸を専門の分野に精通した魔女たちバイストリートに集う。 ハンマーと呼ぶべきか怪しい謎の武器を持った、赤髪の少女が登場する。 「シュミッタの①の効果! 手札の魔法カードのウィッチクラフト・バイストリートと、 シュミッタ自身を墓地へ送ることでデッキからウィッチクラフトモンスター、 ウィッチクラフトマスター・ヴェールを守備表示で特殊召喚!」 入れ替わるようにして登場するのは、気だるげにあくびをする青髪の少女。 クリスタルのような鉱物でできた椅子へと座り、余裕の表情を浮かべる。 「更に墓地のシュミッタの②の効果で自身を除外することで、 デッキからウィッチクラフトカードであるウィッチクラフト・サボタージュを墓地に。 ターンエンドと同時に墓地の2枚の効果を発動! バイストリートは②の効果、 サボタージュは①の効果を使用してない場合に発動できる効果があって、 バイストリートはフィールドに表で置いて、サボタージュはそのまま手札に加える。」 「私はカードゲームに特別詳しくないが、 結果的に手札がないのにこえは結構いいんじゃないのか?」 大富豪やUNOと言ったオーソドックスなカードゲームでも、 手札が多いとそれだけやれることが増えて逆転の目が多くなりやすい。 或いは強い札を維持したまま勝利することができる道筋を作りやすい。 デュエルモンスターズに浅くとも、その辺りの理解はリゼにも十分ある。 「大富豪等の要領であれば確かに有利だが、 大富豪で手札が割れているのは同時に痛くもあるな。」 「だがカードゲームになれてる動きだ。 手札がある程度露呈するとしても、この盤面が欲しかったんだろうな。」 元々デュエルファンタジーと言うアプリにおいて、 即死コンボを繰り出すぐらいのガチ勢ではあった身。 デュエリスト以上ではないにしても、常人よりはよっぽどとっつきやすい部類だ。 「俺のターン、ドロー……フゥン。 最初のデュエルではあるが、このデッキは存分に戦いたいようだな。」 「え。」 引いたカードを目にしながら海馬は笑みを浮かべる。 やはりこのデッキはそうでなければな、とでも言わんばかりに。 「俺は手札の青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を見せることで、 手札のこのカードを特殊召喚する! いでよ! 青眼の亜白龍(ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)!!」 空に舞い降りるはその名の通りと言うべき青き眼を持ち、 白銀のボディを持った荘厳にして強大なドラゴンの姿。 何かの回路のような線が浮かび上がっており、ドラゴンではあるものの独特の姿をする。 「な、手札消費なしでいきなり3000だって!?」 ヴェールが守備力2800で、 色々手間をかけて出したことを考えれば、 ただ手札を見せる程度で攻撃力3000をポンと出してくる。 いきなり遠慮のない動きだと言うのがよくわかる。 (けど、まだ大丈夫。) 百雲が表で置いたバイストリートには、 ウィッチクラフトモンスターに1ターンに1度破壊されなくする効果を持つ。 攻撃力で勝っていても破壊できなければ意味はなく、加えてヴェールの効果もある。 戦闘で突破するのは容易ではないのが分かる。 「オルタナティブの効果発動! 相手モンスターを一体を対象に破壊する!」 「なら、バイストリートの効果適用! ウィッチクラフトモンスターは1ターンに1度破壊されない!」 「ならば二発目だ! 手札から魔法カード滅びの爆裂疾風弾(バースト・ストリーム)を発動する! フィールドに青眼の白龍が存在する場合に発動可能で、相手フィールドの全てのモンスターを破壊する!」 オルタナティブの口から立て続けに放たれるブレス。 一度目こそ耐え凌いだものの、二度目は容易くモンスターが消滅する。 「待て待て! そのカードはオルタナティブであって、 えっとブルーアイズ……なんとかじゃなかっただろ!?」 「喚くな小娘。オルタナティブにはフィールドか墓地、 どちらかに存在する限りは『青眼の白龍』として扱う効果を持つ。 テキスト上はオルタナティブだが、場にいる限りは青眼の白龍と言う名前になる。」 「あ、ああ。そういうことか……」 「だがあのカード、使うと青眼の白龍は攻撃できなくなるらしいな。」 「分かるのか?」 「これからデュエリストの敵もいるだろうからな。 どういうゲームかを覚えておくことは攻略に必須だ。 無策で突っ込むよりは無駄なく覚えておくに限る。」 デュエルのルールを理解するべく、 大我はアプリでカードを確認しつつ状況を理解する。 だが問題なのは攻撃できないことそのものではない。 オルタナティブは元より破壊効果を使うと攻撃宣言ができなくなる。 デメリットにデメリットを合わせることで損失を減らしてる立ち回りだ。 「中々強かな奴もいるようだな。 だが無論デメリットも対策済みだ。 俺はデッキから青眼の白龍を墓地へ送ることで、 手札からロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者を特殊召喚する!」 骨のような鎧とマントを着こなし、 ブルーアイズの頭部に類似した法螺貝のような笛を持った、 人型のモンスターが続けざまに召喚される。 「更に俺は手札の強靭!無敵!最強!を墓地へ送ることで、 ドラゴンの独裁者の効果を発動! 墓地に存在する青眼の白龍を特殊召喚する!」 オルタナティブから回路のような線を取り除いた、白き龍が横に並ぶ。 海馬にとっては三千年も前からも続く、長い付き合いのカードにしてエースモンスター。 彼の背後を舞うだけでそのドラゴンは様になってると言ってもいいだろう。 「ま、まずいんじゃないのか?」 「だが青眼の白龍が攻撃できなくなるなら、 あれも同じ名前のカードである以上攻撃はできないはずだ。」 「フゥン、その程度で止まるならば凡百のデュエリストにすぎん 俺は二体の青眼の白龍をリリースし、このモンスターを特殊召喚する! 現れろ、青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)!!」 二体の龍が渦のように混ざり合ったかと思えば、 その渦から姿を見せたのは、首が二つになったブルーアイズだ。 美しさを損なうことなく、しかしどこか猛々しさを感じさせる姿になる。 「更に魔法カード死者蘇生により、墓地からブルーアイズを復活させる。」 「しかし攻撃はできないはず。何故此処あのモンスターを……」 「俺のフィールドに青眼の白龍が召喚されたことにより、 墓地に存在する罠カード強靭!無敵!最強!の効果を発動する! このカードをフィールドにセットし、発動後ゲームから除外する。」 「な、なんだかまずくないか?」 相手は攻撃できないデメリットをうまく回避し、 更に捨てたカードすら計算に入れてデッキを回している。 素人であるリゼでも流石に相手のプレイングが優れてるのが分かってしまう。 「まずいに決まってんだろ。あのカード、 使えばブルーアイズが他のカードを受け付けなくなる上に、 戦闘でも破壊できずブルーアイズの名前がついてりゃいいからツインバーストも対象だ。」 「ちょ、ちょっと待て! するともぐもは……」 「次のターンがきてもあのドラゴンを突破することはできない、か。」 ただでさえ高い攻撃力を持っているのに、破壊してどかすことすらできない。 海馬が遠慮していないのがよくわかる瞬間だ。 「バトルだ! 独裁者とツイン・バーストで貴様にダイレクトアタック!」 笛からの超音波と、双首の龍のブレス。 攻撃のソリッドビジョンのリアルさに、 思わず百雲は屈みながら避けようと思ってしまう。 無論二重の意味で意味はなく、怪我はなければライフは減るだけだ。 (これが、本物のデュエリスト……) ライフ8000で始まったデュエルのはずだが、 今のダメージは4200。既にライフを半分以上削られたことになる。 ライフがあれば多少のダメージは気にせずに済むが、相手の攻撃力を見るに、 相当な攻撃力を持っているパワータイプのデッキであることは間違いない。 下手なダメージでも致命傷になりかねない。慎重に立ち回る必要があると。 「俺はカードを一枚場にセットし、ターンエンド。」 「もぐも! まずはモンスターの数を減らそう! あの独裁者はどうやら攻撃力が低いみたいだし───」 「いや、それはどうだろうな。」 「え?」 「どうやらドラゴンの独裁者は、 フィールドにブルーアイズがいる場合攻撃対象を自分で選べるそうだ。」 いつの間にか橘もアプリを開いており、 カードの効果を確認しながら互いのデュエルの盤面を理解していく。 カードこそ集める仕事ではあったのだが、カードゲームとは縁は余りない。 なのでどういう意味かを細かく理解してるわけではないにしても、 攻撃を誘導すると考えれば戦いにおいて厄介な効果と言えるだろう。 特に遠距離攻撃のギャレンからすればそれだけでやりづらくなる。 「さっきセットした強靭無敵だっけ、 あれはお互いなんだろ? 罠の効果を受けないんじゃないのか?」 「あれはブルーアイズに効果を与えてるわけじゃない、といったところだろうな。」 高い攻撃力。付与される耐性。戦闘もままならない。 デュエルモンスターズに対する見解が浅い三人では、 この盤面を覆せる攻略法は見つからないままだ。 (どうやって、どのカードだったら突破が……!?) どうすれば攻略できるのか。 焦って手札のカードを見ながらあの盤面の突破の仕方を考える。 何度もテキストを見たりアプリで確認していても不安は拭えない。 仁王立ちで構える男が、とても強大で恐怖の象徴にすら見えてしまう。 (あれ、ダメ……?) 圧倒されそうだった。 まだライフがあると言うのに手札だって十分ある。 考えればきっと逆転できる。決闘者は多くは考えるだろう。 けれど百雲は初めてだ。今この盤面を前に、勝てる気がしないと。 これが熟練の人間と、初心者による決定的な差なのかと折れそうになる。 「デュエルの腕はセンスはあるようだが、此処では通用せんぞ。」 「え……?」 「貴様が見るべきなのが敵ではなく手札の時点で分かる。 もしこれが戦いならば、貴様が視野を阻めてる間にも敵は待たん。 あの三人が傷ついている中でも、貴様はテキストに集中するつもりか?」 その言葉に返すことはできない。 これがデュエルだから。死ぬことはないから。 そんな風に楽観的に捉えたままデュエルしていた。 もし今の二十秒程度の時間で戦局が変わってしまったら、 後は泥沼だ。延々と足を引っ張り続ける未来しか想像できない。 「実戦であればどうなっていたかを想像するがいい。 貴様はそのデッキを扱えてるのかもしれないが、未だ借り物だ。 借り物の力で己の魂を偽ろうとも、貴様自身は何も変わりはしない。 この程度で折れるようならば、貴様は戦場に立たないことだな。 カードと言う武器を手に、まやかしの自信に思い上がれば死が待っているぞ。」 「お、おい。がんばろうとしてるもぐもにその言い方はないだろ!」 「この程度で折れるような奴が本番で戦えると励ますつもりか貴様はッ!!」 覇者の一喝のような剣幕に、リゼも口をつぐんでしまう。 橘も大我も、海馬の言ってることは刺こそあるが事実ではある。 一刻を争う中で心の余裕がないのであれば、戦うべきではないと。 此処は遊びではなく、命懸けの場所なのだから。 「フン! 戦う理由や信念ならどんな弱小な奴にも存在する! 此処であればそこの二人にも、当然貴様ら二人にもある話だ。 重用なのはあるかどうかではない。それに押し潰されるか、守り抜けるかだけだ。 貴様らにはそれがあるのか、今一度、貴様ら自身に問いかけてみることだな。」 海馬は別に百雲を気遣うつもりは欠片もない。 M&Wは小さい子供でも全米チャンピオンにも勝てるカードゲームだ。 此処では無力な一般人が怪物も倒しうることができる可能性を秘めた最高峰の武器。 それを扱うだけの覚悟や信念もないならば、端から戦うべきではないのだと。 信念すらないのでは、王国においてこき下ろした城之内以下でしかないのだから。 (信念……) 改めて百雲は考える。 あくまで百雲の世界は一般的な世界だ。 カードゲームで命懸けの戦いなんかしない。 仮面ライダーと言うヒーローも存在しない。 リゼ達と同じで、どこにでもあるありふれた日常の人間。 だから信念と呼べるものはなく、あるとするならばある種のわがまま。 男としても、男の娘としても、しかし女扱いも違うとして嫌がったのを思い出す。 これは我がままであって信念でも何でもない。これを信念などとのたまったら、 海馬からは『貴様など瓦礫の中にでも埋まっていろ』とでも一蹴されるだろう。 確かに琴音を助けたいと願ったように。自分を否定しなかった人達を守りたい。 そういう信念はあるかもしれないが、それだけでは足りえないだろう。 それだけで戦ってこの有様では、薄っぺらいものと言われてしまいそうで。 (でも、魂なら……) このデッキは主催によって支給され、 大我から譲ってもらった借り物であり、 少し調子づいていたのは何処かにあったのかもしれない。 カードの効果は変わらない。特殊な力でもなければ成しえないことだ。 だから自分の芯となる魂のデッキであれば、カードなどテキストを見る必要はない。 (信じてなかったのは、ぼくなのかな。) 魂とは、ある意味そういうことなのかもしれない。 テキストを見ると言うと分かりにくいが言い換えれば、 自分が手足を動かす際に手足を見ることをしていると言う事だ。 自分と共に戦うそれを、信じてないからそんなことをしているのか。 ならこのデッキを手足のように。このデッキを己の魂のデッキとしなければ。 男と呼ぶにも、女と呼ぶにも言い難い狭間を揺蕩う。 学ランでいるのが嫌だ。黒いランドセルなのが嫌だ。 違和感でしかなかったその感情は、敵のような認識へと至り、 喉仏ができた際は錯乱して喉を抉り取ろうとする程に暴走した過去。 その結果、家庭事情が色々と歪んでしまうことになってしまっている。 そんな複雑であってもその魂を貫き通せ。海馬はその事情を知らないが、 ある意味では百雲にとっての激励としては的確な物とも言えた。 (ぼくがぼくでいられたのは、人に信じて貰えたから。) このデュエルを見守っている三人を見やる。 最初に寄り添ってくれた琴音、クエスチョンの皆、恋人である哲。 他にも、別に自分の性別に対して何か思ったりすることのない此処で出会った人たち。 性別について気にせずいてくれるのも、それはある意味では性別を信じてくれてると言う事。 (だったら、ぼくだってこのデッキを信じないと。) この信念を、この想いと共にデッキを動かす。 カードゲームは基本、誰かと向き合って行うものだ。 対戦相手を、相手のフィールドを見ないで戦うものではない。 前を見て敵と向き合う。それがデュエルの基本とも言える。 「……ぼくのターン、ドロー!」 「立ち上がるか。ならば見せて見ろ! 借り物ではない、貴様自身のデュエルで俺に刃を向けろ!」 「はい! 魔法カードウィッチクラフト・サボタージュの効果発動! 墓地に存在するウィッチクラフトモンスターのヴェールを特殊召喚して、 魔法カードウィッチクラフト・コンフュージョンを発動! このカードは、 ウィッチクラフトを含む素材を手札・フィールドから墓地へ送り融合召喚を行う! 手札のウィッチクラフト・ハイネと、フィールドのヴェールを素材として融合! 融合召喚に必要な素材は、魔法使い族モンスターとのウィッチクラフトモンスター。 融合召喚! これがこのデッキのエース、ウィッチクラフト・バイスマスター!」 渦の中から現れるのは『融合』モンスターとは言うが、 ブルーアイズのように混ざってると言うのとは違うものだった。 眼鏡をかけた緑の服の女性と、紫のドレスが特徴的な女性、 そして黒い服に身を包む妙齢の女性が精悍な顔つきで現れる。 ジェニー、エーデル、ハイネ。三者のウィッチクラフトが三位一体となり、 何処かへ行方をくらましたマスターであるヴェールに代わって、 ハイネが一時的な代理管理人(バイスマスター)を務める姿でもある。 「それが貴様のエースか。だが攻撃力はブルーアイズに届かんぞ?」 攻撃力は2700。確かに高い攻撃力ではあるが、 3000のブルーアイズにはわずかに届かない。 デュエルモンスターズにおいて攻撃力は1でも上回れば基本負けることはない。 (大丈夫、ジェニーの効果は一番分かってる!) 低レベルにもちゃんとモンスター効果がある。 麻耶の戦いを見たことで、特にそのことを重視していた。 だからレベル1のジェニーについては理解が他のよりも深い。 このカードは、言うなればルールのすり抜けができるのだと。 「魔法カード成金ゴブリン発動! 相手のライフを1000回復させる代わりに、 デッキから1枚ドローする効果にチェーンする形でバイスマスターの効果を───」 「そうはさせんぞ! セットされた強靭!無敵!最強!を発動! ブルーアイズモンスターであるツインバーストを対象に発動し、 このターンツインバーストは戦闘で破壊されず、他のカード効果を受けず、 戦闘を行った場合そのモンスターを破壊するが、バイストリートがある以上無意味であり、 更にツインバーストは元々戦闘で破壊できず、戦闘を行って相手モンスターを破壊できなかった場合、 そのモンスターを除外する効果があるがな。だが貴様の目論見は分かっている。そううまく行かせん。」 「ん、今何があったんだ?」 百雲の目論見が全く理解できず、 一人納得する海馬に三者は首をかしげる。 「えっと、バイスマスターは魔法使いか魔法カードの効果を発動したら、 それにチェーン……パズルゲームの連鎖みたいなものって言えばいいのかな。 することで効果が発動できるんだけど、今発動できなかったのを考えると、 間に挟まれちゃうと効果が発動できないんだと思う。」 「うん? 私にはさっぱり分からんぞ。」 「多分だが、変身しようとした俺からベルトを奪えば、変身が行えない。 バイスマスターはその変身に当たる部分が効果で、そこを妨害されたのか?」 「橘さんのその例え方ならわかる、かな……?」 別の例え方であれば、 その意味はなんとなく分かると言えば分かる。 大富豪ではローカルルールに8切りと似たようなものだと。 「なら次は魔法カードおろかな埋葬発動! デッキからモンスターカードを墓地へ送る効果だけど、その効果にチェーンして……」 「させるか! 永続罠真の光を発動! 効果は発動できるが今は効果を使わないでおこう。」 「やはりうまいな彼は。熟知してる動きだ。」 真の光にはブルーアイズのサポート効果があるが、 効果を今すぐ使わないのは、バイスマスターの発動を妨害用に残しておくためだ。 無駄のないプレイングセンスは、一朝一夕で身につかないものだと伺える。 (ヴェールをチェーンすれば行けるけど、 ムキになって使うのが目的かも……使うのはやめよう。) 「次はどうするつもりだ?」 「おろかな埋葬の効果処理でデッキかウィッチクラフト・ジェニーを墓地へ送り、 そのままジェニーの②の効果! 墓地のこのカードとウィッチクラフト魔法カードを除外して、 ジェニーはその効果を得る! サボタージュを除外したのでジェニーの効果はサボタージュの効果、 ウィッチクラフトを墓地から特殊召喚する効果になって、ぼくはもう一度ヴェールを守備表示で特殊召喚する!」 「フゥン、なるほどな。まさか抜け道を使ってくるか。」 「抜け道?」 「ウィッチクラフトのカードは全部が1ターンに1度、 ①か②の効果どっちかしか使えねえ。だから二度目の効果は使えない筈だ。」 「え、でも今サボタージュの効果をもう一回使ってただろ?」 「そこが抜け道だ。今のはジェニーのモンスター効果によってコピーしているものだ。 つまりウィッチ・クラフトジェニーがサボタージュの効果を内蔵したと言う事になる。 サボタージュの発動制限は存在するが、ジェニーの効果となってる今それは関係ない。 よって今のは、サボタージュの効果を発動ではなく、ジェニーの効果でヴェールを復活させている。」 「え、ん? ちょっとまて。さっぱり理解が追いつかない。」 「要するにあれはカード名が違うってことだろ。 SNSとかで別アカウントを使って懸賞に当たるとかと同じだ。」 「ふ、複雑なんだなこのカードゲーム。」 分かるような、分からないような。 説明を別の喩えであってもなんだか引っかかる。 麻耶のデッキもそういう感じで複雑なデッキだったから、 あの時は対抗しようがなかったのではと思えてくる。 初心者に渡して使いこなすには相当の訓練が必要だと察した。 「そしてこれにチェーンして今度こそ!」 「当然させん! 真の光の効果を発動し、手札と墓地に同名カードが存在しない、 青眼の白龍のカード名が記された魔法か罠である、究極融合(アルティメット・フュージョン)をデッキからセットする!」 「クッ、悉く発動が決まらないな。」 「裏を返せばあの男はそれだけあのカードを警戒してると言う事だ。 あのカードを妨害し続けないと、海馬は不利になるってことになるだろうな。」 (多分、こうして手間取らせるのが目的なんだよね。) ヴェールには手札の魔法カードを見せることで、 見せた枚数×1000ポイント攻守を加算する効果を持つ。 攻撃力を容易に5000や6000にはね上げることができれば、 いかに耐性を与えられたブルーアイズでも殴り抜けられる恐れがある。 モンスターが強大でも、ライフを0にすることができれば勝利なのだから。 だから此方の手札その効果を爆発的に使われない程度に消耗させられている。 「ならヴェールの効果発動! 手札の魔法カード、ウィッチクラフト・スクロールを墓地へ送って、 フィールドのモンスターを全て無効にするけど、チェーンするカードは……」 「……ないな。」 「よし! ならバイスマスターの効果発動!」 やっと攻めに転じられる。 戦いの場であることは弁えなければならないものの、 自分のペースになると分かると少しだけ嬉しくなってしまう。 「魔法使いか魔法カードの効果が発動した場合、 それにチェーンすることで三つの効果の内一つを適用できる。 三つの効果の内『墓地のウィッチクラフト魔法カードを一枚手札に加える』効果を適用して、 墓地からコンフュージョンを回収してバトル! バイスマスターでドラゴンの独裁者に攻撃! 効果が無効になってるから独裁者の効果は使えないまま、ヴェールの効果を発動! 手札の魔法カードであるコンフュージョンを見せて、攻撃力を3700にアップさせる!」 三者の三位一体となった魔術が、 独裁者を消し飛ばしその余波が海馬を襲う。 その差は2500。成金ゴブリンで回復したのもあり、 海馬のダメージと比べると少ないが大きく前進できたと言ってもいいだろう。 「エンドフェイズに入って、墓地のスクロールの効果発動! スクロールもバイストリートと同じで②の効果を使ってない場合フィールドに表で置くけど それにチェーンしてバイスマスターの効果で『デッキからレベル6以下のウィッチクラフトモンスターを特殊召喚する効果』で、 ウィッチクラフト・ポトリーを守備表示で特殊召喚して、更に墓地のクリエイションの回収効果を発動して、 それにチェーンしてバイスマスターの効果で『フィールドのカードを1枚破壊する』効果を適用して、真の光を破壊する!」 「……な、なにがなんだかさっぱりだ。」 物凄く長い詠唱をしているかのような、 数式の方がまだ理解できる範疇の言葉が百雲から飛び交う。 カードゲームに精通した人間だからこそスムーズに説明できているが、 そんなもの他人から見たところで分かりはしない。 「慣れないゲームはそんなもんだろ。」 「俺は真なる光の強制効果により、 表でフィールドから離れたことで俺のフィールドのモンスターを全て破壊する。 ただし、耐性を得ているツインバーストを破壊することはない……フゥン。 冷静にカードを見ているな。それが貴様の実力と言ったところか。」 「でも、まだ勝てたわけではないです。」 「その通りだ。この瞬間手札のブルーアイズ・ジェット・ドラゴンの効果発動! 俺の場か墓地に青眼の白龍が存在し、フィールドのカードが破壊された瞬間に発動し、 このカード手札、墓地から特殊召喚する!」 今度はブルーアイズを文字通りジェット機にしたような、 独特なフォルムをした機械のようなドラゴンが空を舞う。 次から次へと攻撃力3000が飛び交うのは圧巻と言うほかない。 「俺のターン、ドロー! 言っておくがジェット・ドラゴンが場にいる限り、 俺の他のカードは貴様の破壊効果を一切受けない。」 「バイスマスターの破壊効果では破壊できないってわけか。 だがヴェールの効果がある上、バイストリートの耐性もある。」 「その上戦闘すればヴェールで返り討ちにあうってことだよな?」 素人では突破困難に見えてくるが、 それすらも容易に突破してくるのではないか。 なんてことをリゼでも想像してしまう。 「俺は魔法カード強欲な壺を発動し、デッキからカードを二枚ドローする。」 (手札の増強。ツインバーストは戦闘すると、 破壊できなかったモンスターを除外してくる。 だからヴェールで止めるなら攻撃宣言の時が……) 「俺は手札から魔法カードクロス・ソウルを発動! 互いのプレイヤーは互いのモンスターを使って生け贄召喚を行うことができる! 貴様の手札に上級モンスターがいれば、そいつを俺のモンスターを生贄にできるが……」 (あ……しまった!) 本来ならばクロス・ソウルは相手も利用できる。 場合によっては多大なリスクを伴うカードではあるのだが、そこは問題ない。 手札のカードは殆どが墓地から回収したものと、ヴェールの効果で見せている。 全てが魔法カード。つまり。そのリスクを受けることがないと分かっていて発動していた。 絶対にモンスターがいないと分かっているからこそできる行為だ。 「けど、その前にボトリーの①の効果! シュミッタと同じコストと効果だけど、スクロールの効果を適用するよ! バイストリートと同じで、スクロールを捨てる魔法の肩代わりにする形で発動! 更にこれにチェーンして、バイスマスターの効果を……」 「させんぞ! セットされた究極融合を発動! 手札、フィールド、墓地から融合素材となるモンスターをデッキに戻し、 ブルーアイズを素材とする融合モンスターを融合召喚することができる!」 (ヴェールの効果を使えばバイスマスターの妨害ができるけど、 ヴェールの効果は1ターンに1度。此処で使ったら妨害の手段を失ってしまう。 此処は使わないのが大事……だと思いたいなぁ。) 「ないならチェーンの逆順処理だ。俺は究極融合の効果により、 墓地のブルーアイズ二枚、そして同じカード名のオルタナティブをデッキに戻し、融合召喚! 貴様に見せてやろう。神にも匹敵する、史上最強にして華麗なる殺戮兵器! 降臨せよ! 青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)!!」 顕現するのはツインバーストを超える三つ首のドラゴン。 ツインバーストの美しさとは別に、猛々しさを特化させたかのような、 勇ましいドラゴンがこのエリアに咆哮と共に君臨する。 「こ、攻撃力4500!?」 さっきまで攻撃力3000だ2800だで戦ってたのに、 素で4500と言うのはリゼからは出鱈目に見えてしまう。 姿も凶暴なドラゴンと思うと、威圧感が別格だ。 「……次にポトリーの効果で、ヴェールを守備表示で特殊召喚するよ。」 「最後に俺はクロス・ソウルの効果により、 ヴェールとバイスマスターを生贄に、手札から三体目のブルーアイズを生け贄召喚する!」 ジェット、ブルーアイズ、アルティメット。 数々の高打点のモンスターが揃っている海馬の盤面。 合計の攻撃力は10500。普通ならライフが一瞬で消し飛ぶ。 「ヴェールの効果を使えば俺のフィールドのモンスターはすべて無効。 ツインバーストの除外も、ジェットのバウンス効果いずれも無効されるか。 そして戦闘で破壊しようにもバイストリートと自身の攻守の上昇の三段構え。 貴様の手札は全て魔法。守備力4800ともなればアルティメットでも倒せんな。」 「じゃあ、このターンは凌げるんだな───」 海馬がそう言うってことは、このターンは大丈夫。 「だが貴様に次のターンはない。」 そう思っていたが、 その程度で負けるようならばアテムを追い求めてなどいない。 勝利宣言とも言うべき宣誓に、リゼと百雲の表情が凍り付く。 「俺は手札から魔法カードアルティメット・バーストを発動! 俺の場に存在するアルティメットはこのターン三回攻撃を行うことができる!」 「どういうことだ? それだけではこの盤面は突破できない筈だ。」 「まだだ。アルティメット・バーストには更にもう一つの効果がある。 それはそのアルティメットが戦闘を行う間、相手は全てのカードを発動を封じる!」 「!?」 魔法も、罠も、モンスター効果全てが封殺される。 それではバトルの時しか使えないヴェールは攻守を上げられない。 しかもあれは魔法で付与したもの。アルティメットは効果を持たないモンスター。 ヴェールの効果を使ったとしても、三回連続攻撃は覆すことはできない。 「バトルフェイズに入る前だ。ヴェールの効果を使うなら今の内だ。」 分かっている。ヴェールの効果と言っても、 使えるのはモンスターを無効にする効果だけであって、 戦闘を行う時にしか②の効果は使用することはできない。 「……ヴェールの効果発動! 手札のクリエイションをコストに、 相手フィールドのモンスター全ての効果を無効にする!」 「バトルだ! アルティメットの攻撃! アルティメット・バースト!」 三つ首の龍から放たれる光のブレス。 全てを蹴散らす、文字通り強靭にして無敵であり最強の攻撃。 「ッ、バイストリートの効果で1ターンに1度バトルで破壊されない!」 この効果は発動ではなく適用。 発動を封じられてる中でも耐性はついている。 結末は分かっている。だとしても、足掻くことを放棄してはいけない。 これを実践と捉えたならば、時間を稼ぐことは決して無駄ではないのだから。 もし時間を稼げば、本当の戦いならその間に大我やリゼが駆け付ける可能性もある。 「アルティメットの攻撃! アルティメット・バースト!」 あくまでそういう場合であり、 今回については本当に一時しのぎの無意味な行為だ。 光に飲み込まれたヴェールは再び消滅し、百雲を守る手段は何もなくなる。 「これで終わりだ。アルティメットの攻撃、アルティメット・バーストッ!!」 最後は百雲を飲み込んでいく。 ツインバーストの時とは違って、 更に強大な力を前にしても百雲は前を向いたままで、 光りに飲み込まれながらライフを尽きさせた。 「腕はいいようだが、まだ甘いな。」 デュエルが終わった後は、 五人はオープンカフェで支給された食事をとる。 よくあるコンビニ弁当の類だが、食えるだけありがたいものだ。 今後も食えるとは限らないので食えるだけに食っておくべきではあるが、 海馬と大我は三人と離れた場所でそれぞれ一人で食べていた。 「貴様はテキストの勘違いをしている。」 「え、間違ってるようには……」 「バイスマスターのテキストをよく見ることだな。」 バイスマスターは魔法使いか魔法カードにチェーンすることで発動できるが、 此処に『自分』とは書かれてない。つまり、相手の魔法使いや魔法カードもトリガーだ。 つまりクロス・ソウルにチェーンしても、究極融合にチェーンしてもいいと言う事だった。 此処が一番のプレイングミス。使っていれば戦局は大分変わっていたかもしれないのだから。 とは言え、想像してみても選択肢を見誤って負けてそうなイメージがあって軽く唸る。 「此処には異なる世界もある。普段ならば非科学的だといいたいところだが、 魔法と言ったものを使う輩のいる可能性もある。それを利用すれば戦局は有利になるだろう。」 「……はい!」 少女のような可愛らしい顔つきなのは変わらない。 それでも、何かが成長したかのような顔つきになっている。 「えっと、褒められてるんだよなあれ。」 「多分な。アイツは素直に言わないタイプだってのは分かる。」 (君も大概だと思うが。) 出会った際の二人のやりとりを見るに、 彼も不器用な人間であることなのは想像に難くない。 現に、二人揃って三人とは別々の席で食事している辺りが似ている。 「だが、焚きつけておいて貴様に死なれては俺の沽券に関わる。 貴様がそのデッキを十割とはいかずとも、八割は使いこなせるだけの腕になるまで鍛えてやる。」 「え。」 自分の腕は把握した。後はデッキを信じ抜くだけ。 概ね分かったものの、まさかの二回戦。 百雲当人も引きつった表情になる。 「食べ終えたら次のデュエルだ。 今度は俺のライフを半分削ることだな。」 「え、えええええ!?」 「なあ、あれほっとくのか?」 「あれぐらいは慣れねえと、今後きついだろ。」 それはごもっともではあるが。 困惑する百雲をよそに時間は過ぎていく。 海馬と言う、教えを乞うには余りにも頼もしい存在なのは間違いなく、 今よりもずっと強くなれるのはある意味保障される時間になるだろう。 放送か、或いは予期せぬ襲撃者か。平穏な時間は遠からず終わりを迎える。 【F-2/一日目/早朝】 【海馬瀬人@遊☆戯☆王】 [状態]:健康 [装備]:海馬瀬人のデッキ&新型デュエルディスク@遊☆戯☆王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:この決闘を粉砕したのち、アテムと決着をつける 1:檀黎斗と闘うための方法を模索する。あの自称神はこのオレが粉砕してくれるわ! 2:首輪を解除したい 3:アテム及び共に存在しているであろう遊戯を探す。 そうそう死ぬとも思えないが、お友達が死んで心に隙が生まれれば万が一があるかもしれない。 器の遊戯の実力にも興味がある。当然凡骨は放置だ 4:残酷にも殺された少女(条河麻耶)のように闘う意志も牙も持たぬ参加者と遭遇した場合、保護も検討してやろう。 5:百雲を鍛えてやる。貴様を焚きつけて死なせるのは俺の沽券に関わる。 [備考] ※参戦時期は本編終了後から映画本編開始前のどこか。 【天々座理世@ご注文はうさぎですか?】 [状態]:健康 [装備]:リゼ専用スピアー@きららファンタジア [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2 [思考・状況]基本方針:橘さんと一緒に黒幕を倒してみんなを助ける! 1:もぐもと一緒に橘さんに特訓してもらって、みんなを守れる仮面ライダーになる。 2:ココアとチノとメグともぐもは私が守るんだ! も 3:マヤを殺した金髪の男は間違いなく危険人物だ。いつか私が倒してマヤの仇を取ってやる 4:二人いるココアについては両方を信じる! 5:私も押し潰されないようにしないとな。 [備考] ※「ナイト」の戦い方を理解し始めました 【橘朔也@仮面ライダー剣】 [状態]:健康 [装備]:ギャレンバックル@仮面ライダー剣 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2 [思考・状況]基本方針:剣崎の分まで人々を助ける。ゲームマスターも倒す 1:リゼやその友達、及びもぐもは必ず俺が守る 2:リゼともぐもに戦い方を教える。 3:決闘者の意味すら知らない参加者まで集められてるのは、どういうことだ? 4:葛葉紘汰……君の名前は忘れない [備考] ※参戦時期は最終回後。 ※遊戯王OCGのルールを多少把握しました 【百雲龍之介@不可解なぼくのすべてを】 [状態]:健康、花家大我の白衣を着用 [装備]: デュエルディスクとデッキ(ウィッチクラフト)@遊戯王OCG [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:大我さんと一緒に生きて帰る 1:海馬さんに鍛えてもらう。 2:大我さんの優しさを信じるっ! 3:このデッキを、魂のデッキって言えるように。 [備考] ※参戦時期は少なくとも十四話以降かつ二十三話までのどこか ※遊戯王OCGのルールとウィッチクラフトの回し方をだいたい把握しました。 海馬とのデュエルで、さらに成長するかもしれません。 ※先行ドローをしてませんが、別にドローしてもいいことに気付いてません。 (ZEXALまでなので先行ドローがOK) 多分時期に気付きます。 【花家大我@仮面ライダーエグゼイド】 [状態]:健康 [装備]: ゲーマードライバー&バンバンシューティングガシャット@仮面ライダーエグゼイド [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1 [思考・状況]基本方針:このゲームは俺がクリアする 1:もぐもは俺の患者だ。レベル2で倒せるようなNPCに負けるようなやつじゃ、 一人でこの決闘を生き抜けねぇだろ(翻訳:もぐもは俺が守る) 2:ゲンムの情報は出来る限り広めてやる。 3:無数に存在する世界ってのはどうやら嘘じゃなさそうだな。 4:基礎訓練、マジかよ。 5:あんまり戦わせるべきじゃねえが、患者の意見を尊重するのも医者か。 [備考] ※参戦時期は仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング終了後 ※遊戯王OCGのルールを多少把握しました 056 鬼械戦線 投下順 058 これはバトル淫夢でもBB劇場でもない 055 Introduction:未完成の君達へ 時系列順 060 Stronger ─負け犬たちの後夜祭─ 033 Questionな性別 天々座理世 073 懺恨のJudgment 橘朔也 花家大我 百雲龍之介 024 未来への第一歩 海馬瀬人@遊☆戯☆王
https://w.atwiki.jp/comic8/pages/1184.html
灼眼のシャナをお気に入りに追加 情報1課 <灼眼のシャナ> #bf 外部リンク課 <灼眼のシャナ> ウィキペディア(Wikipedia) - 灼眼のシャナ Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <灼眼のシャナ> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <灼眼のシャナ> #blogsearch2 成分解析課 <灼眼のシャナ> 灼眼のシャナの83%は犠牲で出来ています。灼眼のシャナの8%は乙女心で出来ています。灼眼のシャナの5%は愛で出来ています。灼眼のシャナの2%は欲望で出来ています。灼眼のシャナの1%は成功の鍵で出来ています。灼眼のシャナの1%は株で出来ています。 報道課 <灼眼のシャナ> ポピパが初のトリに! 『ANIMAX MUSIX 2021』出演後のPoppin’Party(愛美さん、大塚紗英さん、西本りみさん、大橋彩香さん、伊藤彩沙さん)に独占インタビュー! ステージから見た観客の進化とは? - アニメイトタイムズ あふれる健康美を半額で。『ライザのアトリエ』セール中!【電撃衝動GUY】 - 電撃オンライン 『ANIMAX MUSIX』開催!ウマ娘、Roselia、GRANRODEOら19組熱唱 小倉唯も「うまぴょい」【公式レポート】|オリコン|北國新聞 - 北國新聞 「シキザクラ」東海オンエアとしみつ&虫眼鏡、アニメで描かれる岡崎の見慣れた風景に「あの暴れん坊チキンまで? なんでここまで再現するの!?(笑)」 - コミックナタリー 特集・インタビュー - コミックナタリー 三木一馬が“クラハアニメ部”に出演。『SAO』を語る - 電撃オンライン アニメ「呪術廻戦」京都校キャラ一覧 学長・先生・各学年の情報や声優を網羅 | インタビュー・特集 - ABEMA TIMES 「灼眼のシャナ」「爆れつハンター」がマンガワンで読める、KADOKAWAコラボ第2弾(コミックナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「Fate/Zero」放送開始!2011年秋アニメを振り返る - アキバ総研 7689円が8割引きで1537円。電撃文庫の格ゲーが今だけ鬼安!【電撃衝動GUY】 - 電撃オンライン 『THE ROUDOKU 2』一等星の恋〈Swing by〉 イベント情報 - アニメハック - アニメハック 声優「釘宮理恵」さんが演じたテレビアニメキャラ人気ランキングTOP34! 第1位は『銀魂』の神楽! 【2021年最新調査結果】(1/5) | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 「釘宮理恵」さんが演じたテレビアニメキャラで一番好きなのは?【人気投票実施中】 | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ Kindleストアで『狼と香辛料』1~17巻が5,276円など! 人気ライトノベル合本版がセール中 - 窓の杜 【50%OFF】Kindleで「KADOKAWAラノベ一気読み! 2000年代伝説」フェア開催 『灼眼のシャナ』『狼と香辛料』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』合本版が半額に - - ねとらぼ スクエニ、『とある魔術の禁書目録 幻想収束』で「灼眼のシャナ」とのコラボイベント「とある紅蓮の炎髪灼眼」の開催が決定! | gamebiz - SocialGameInfo Arc、『灼眼のシャナ 封絶バトル』のiOSアプリ版とAndroidアプリ版の事前登録を実施中 事前登録特典で限定SRカード2種がもらえる! | gamebiz - SocialGameInfo Arc、「灼眼のシャナ」初のソーシャルゲーム『灼眼のシャナ~封絶バトル』を「Mobage」でリリース キズナパートは釘宮理恵さんらによるフルボイス実装 | gamebiz - SocialGameInfo Arc、『灼眼のシャナ~封絶バトルR』を「DMM GAMES」でリリース | gamebiz - SocialGameInfo ガンホー、『ディバインゲート』で『灼眼のシャナIII Final』とのコラボが決定! 2月19日より「シャナ」や「ヘカテー」などの人気キャラが登場 | gamebiz - SocialGameInfo 【石川由依さんに釘宮理恵さんに保志総一朗さんも!】5月30日がお誕生日の声優さんは? - マイナビニュース 声優・釘宮理恵さん、『銀魂』『呪術廻戦』『鋼の錬金術師』『ゼロの使い魔』『アイドルマスター』など代表作に選ばれたのは? − アニメキャラクター代表作まとめ(2021 年版) - アニメイトタイムズ 「カブトボーグ」がJ COMの無料チャンネルでまさかの再放送! 「次回予告がウソ」「ヒロインが週替わり」数々の伝説残したカオスアニメ - - ねとらぼ J テレの『アニおび』4月のラインナップはセブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-』『人造昆虫カブトボーグ V×V』など5作品を、平日25時から日替わり放送! - PR TIMES 川田まみ、「緋色の空」「JOINT」「No buts!」など名曲のMVをフルサイズで公開 - BARKS 『狼と香辛料』『灼眼のシャナ』などKindleストアでラノベ合本版がお買い得 - 窓の杜 電撃文庫がコンテンツプロデュースで贈る! ライトノベル×リズムゲーム『おねがい、俺を現実に戻さないで! シンフォニアステージ』リズムゲームパートの詳細情報を発表! - PR TIMES 『灼眼のシャナ』×『とあるIF』コラボイベント開幕! “シャナ”や“悠二”が登場 - 電撃オンライン 【灼眼のシャナ(1期)】声優情報と作品概要・あらすじ紹介 - AppMedia(アップメディア) 【灼眼のシャナ(2期)】声優情報と作品概要・あらすじ紹介 - AppMedia(アップメディア) 【灼眼のシャナ(3期)】声優情報と作品概要・あらすじ紹介 - AppMedia(アップメディア) 『狼と香辛料』『灼眼のシャナ』など長編ラノベの全巻半額セールがスタート! 『ニンジャスレイヤー』全21巻も実際安い - - ねとらぼ 【平成17年】のアニメといえば? 「灼眼のシャナ」「バジリスク」ほか、放送作品をご紹介 - アニメ!アニメ!Anime Anime 「灼眼のシャナ」コキュートスをイメージしたネックレスなどアイテム3種 - コミックナタリー 『天華百剣 -斬-』と『灼眼のシャナ』のコラボ記念で2,000個のメロンパンが配布 - 株式会社KADOKAWA 『天華百剣 -斬-』と『灼眼のシャナ』コラボ!! ログインするだけでシャナの大好物メロンパンが手に入るぞ - AppBank 『天華百剣 -斬-』灼眼のシャナコラボが開始。ガチャではURシャナが手に入る - 株式会社KADOKAWA スマホゲーム『天華百剣 -斬-』でTVアニメ『灼眼のシャナ』とのコラボイベント開催! - http //spice.eplus.jp/ 美少女剣撃アクションRPG『天華百剣 -斬-』、TVアニメ『灼眼のシャナ』とのコラボを開始! - PR TIMES 『灼眼のシャナ』『涼宮ハルヒ』のいとうのいぢ氏がキャラクター原案を務めたTVアニメ『ななついろ★ドロップス』がBDBOXに! - アニメイトタイムズ 『灼眼のシャナ』26タイトルのまとめ買いで11,477円!Kindleストアで700冊以上が対象の電撃25周年記念フェア - 窓の杜 【モンスト】『灼眼のシャナ』の評価と使い道! 亜人族のアタッカーとして優秀! - AppBank 川田まみ、fripSideらのテーマ曲収録「灼眼のシャナ」「とある科学の超電磁砲」ベスト発売 - 音楽ナタリー 電撃25周年記念『灼眼のシャナ』『とある科学の超電磁砲』BESTアルバムが登場! 1月24日(水)同時発売! - アニメイトタイムズ 「灼眼のシャナ ~封絶バトル R~」と「ストライクウィッチーズ 軌跡の輪舞曲 Blitz」のクロスコラボキャンペーンが開始 - 4Gamer.net 「灼眼のシャナ~封絶バトルR」が本日サービス開始。新機能「学園」「大運動会」が実装に - 4Gamer.net Arc、2017年5月にリリース予定の『灼眼のシャナ~封絶バトルR』の事前登録を開始 PCブラウザゲームとAndroidアプリで配信予定 | gamebiz - SocialGameInfo 「灼眼のシャナ~封絶バトルR」が2017年5月に配信。TVアニメ「灼眼のシャナ」を題材とした戦略型マルチバトルゲーム - 4Gamer.net 【事前登録】アニメ版『灼眼のシャナ』を題材にした戦略型マルチバトル!『灼眼のシャナ~封絶バトルR』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 【ディバゲ研究室】『灼眼のシャナIII Final』コラボが本日(2/19)よりスタート | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 「ディバインゲート」で「灼眼のシャナIII Final」コラボイベントが2月19日11:00スタート。シャナ/ヘカテーらコラボキャラ4名のイラストを掲載 - 4Gamer.net 【ディバゲ研究室】『灼眼のシャナIII Final』コラボが2/19(金)よりスタート! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com ツンデレなヒロインの出てくるおすすめアニメ3選 - music.jpニュース Arc、『灼眼のシャナ 封絶バトル』でクエストイベント「戦場に集いし強者編」を開催中 マルチバトルステージが登場! | gamebiz - SocialGameInfo 『灼眼のシャナ 封絶バトル』の新イベント「戦場に集いし強者編」でマルチバトルが可能に - Game Deets ハルヒ、シャナのいとうのいぢ先生の個展が中野で7/30から開催 - 週刊アスキー - 週刊アスキー 灼眼のシャナ(テレビアニメ) - アキバ総研 『灼眼のシャナ』「釘宮病」を知りたい方に - あにぶ 「灼眼のシャナS」と「灼眼のシャナIII」がBD-BOX化 8月27日同時発売 - アニメ!アニメ!Anime Anime 感動のフィナーレ! 灼眼のシャナIII最終話アフレコインタビュー - ASCII.jp 「灼眼のシャナⅢ-FINAL-」最終回アフレコ終了 最後のシャナは一体? - アニメ!アニメ!Anime Anime 最終回直前! TVアニメ『灼眼のシャナIII』、キャスト陣のコメントを紹介 - マイナビニュース アニメ質問状:「灼眼のシャナ」足掛け7年、ついに完結 王道の強さを再確認 - まんたんウェブ TVアニメ『灼眼のシャナIII-FINAL-』、メイド喫茶でファン感謝イベント開催 - マイナビニュース 注目アニメ紹介:「灼眼のシャナ3」 原作800万部の人気作品 いよいよ「最終章」 - まんたんウェブ ALTIMA:黒崎真音参加ユニットがアニメ「灼眼のシャナ3」ED曲を担当 - まんたんウェブ 灼眼のシャナ:アニメ・ファイナルシーズンが今秋スタート - まんたんウェブ ラノベ絵師ファイル:「灼眼のシャナ」のいとうのいぢ 「感性に従って絵を添えて……」 - まんたんウェブ 「メイプル」,「灼眼のシャナ」タイアップ第4弾。新アバター登場 - 4Gamer.net 「テイルズウィーバー」タイアップイベント開始でNPC「シャナ」が登場 - 4Gamer.net 新OVAシリーズ「灼眼のシャナS」が、10月からBD/DVD化 - AV Watch メロンパンも販売開始。「マビノギ」でアニメ「灼眼のシャナII」とのタイアップが本日より開始 - 4Gamer.net んがっ! 白濁を口元に滴らせるシャナ&ヘカテー! これはさすがにヤヴァイぜ! (1/5) - ASCII.jp いとうのいぢ先生の「灼眼のシャナ」が目印!「電撃文庫MAGAZINE」12月10日誕生 - 電撃オンライン 『灼眼のシャナII』 OPテーマ『JOINT』 川田まみオフィシャルインタビュー - アニメ!アニメ!Anime Anime 劇場アニメも絶好調の「灼眼のシャナ」フィギュアが7月発売! - 電撃オンライン 情報3課 <灼眼のシャナ> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ 灼眼のシャナ このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/xghshuthj/pages/529.html
(レッドアイズ・アンデットドラゴン) 効果モンスター/レベル7/闇属性/[[ドラゴン]]族/攻撃力2400/守備力2000 このモンスターは自分フィールド上に存在する 「真紅眼の黒竜」1体をリリースして特殊召喚することもできる。 このモンスターは「真紅眼の黒竜」としても扱うことができる。 このモンスターの種族は「アンデット族」としても扱うことができる。 このモンスターが破壊された場合、このモンスターを 自分フィールド上に特殊召喚することができる。
https://w.atwiki.jp/majicaa/pages/2256.html
⊂ニニニニニニニ=- {__]_ / / ⊂ニニニニニニニ \___ / / ⊂ニニニニ (二二ニ=- / / ⊂ニニニニ (_____ -/{ // _____ ⊂ニニニ (___ _人 /// /\ ⌒\ ]___ ,x<⌒\______] -}_{{_/  ̄ ̄) \__]_/∧ \\_{____'⌒\} } {__ ___ (__/}__ ------\ ∧__[__ [_厂 ̄\ }_厂}( //⌒)} ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_____}/∧} } }/ }{hfむ〕 { {hノ} _}___________ \/ ̄ ̄ ̄ ̄\}ノ}/ ノ{_〕ヒ}. /ノ__ノ _}⌒}______⌒\ \八八hn ∧く { _]__ノ //  ̄ ̄厂\_,ノ⌒\\ \__,ノ /∧]- 人_______//C) _/  ̄厂/⌒ /}⌒\- \__/// /}___] _/⌒\_______// }ノノノノ ノ. /\ '⌒∨ / __ノ⌒\n厂 /⌒\]ノ}//⌒⌒⌒´ //⌒)}__ {_ノ {/ }_ノ { ̄ { /__ノ⌒}/ く/ //__} _ノー‐∧ ∨ }ー } // }\ }\_ } ノ⌒ \ // . \人__)ノ }\厂}\厂 } // \__}人__)ノ // // // Keeneye Aven / 慧眼のエイヴン (3)(青) クリーチャー — 鳥(Bird) 兵士(Soldier) 飛行 サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。) 2/3 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ohomodachi/pages/30.html
「アロンの杖花咲きて‐この言葉は奇跡を表す。つまりヘレンが物の名前という概念を認識したことを奇跡と表現しているんだ、わかるか?」 概要 入学当初の我々に、「神からの啓示」を受けたヘレン・ケラーの心情を解説。 挿絵は秀逸で一見の価値あり。 関連項目 神からの啓示
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/10678.html
アイテム 道具 流派技能 流派開眼の書・弐 (リュウハカイガンノショ2) 分類 価値 重量 特殊効果 その他 道具 1 0.1 流派の悟り 取引不能 スタックアイテム 効果 型の成長が通常より伸びる 入手情報 吉兵衛のクエストを失敗すると貰えましたー -- お篠さんのクエ成功で入手しました。 -- 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/chaosgvg/pages/489.html
レンジャー スナイパー ハンター アーチャー バード・ダンサー クラウン・ジプシー ミンストレル・ワンダラー レンジャースキル スナイパースキル ハンタースキル アーチャースキル バード・ダンサースキル クラウン・ジプシースキル ミンストレル・ワンダラースキル アイコン スキル名 種別 対象 最大Lv 取得条件 ヘルモードの杖 アクティブ・演奏・ダンス 自分中心 5 集中力向上Lv10楽器の練習・ダンスの練習Lv10 略称(原名) ヘルモード(Her Mode) 装備制限 楽器・鞭装備時のみ Lv 1 2 3 4 5 消費SP 20 30 40 50 60 持続消費SP 5秒ごとに5 変動詠唱時間(ms) 0 ディレイ(ms) 0 持続時間 10秒 15秒 20秒 25秒 30秒 射程 使用者中心直径7×7(半径3マス) 効果範囲 ≡①②③≡①②③≡①□□□□□□□①②□□□□□□□②③□□□□□□□③≡□□□★□□□≡①□□□□□□□①②□□□□□□□②③□□□□□□□③≡①②③≡①②③≡★=使用者□=効果範囲≡と①=射程外範囲 クラウンとジプシーが両方取得出来るので勘違いされやすいが合奏スキルではない(冠・占共通の演奏・ダンススキル) シーズモードで、なおかつ演奏の範囲内にワープポイントがある場合にのみ使用可能なスキル。 味方キャラクター(PTメンバーおよびギルドメンバー)にのみ効果があるスキルで、PTメンバーでもギルドメンバーでもないキャラクターには一切の効果が無い。 演奏の範囲内に入った全ての味方キャラクター(演奏者本人を除く、以下同じ)は、バーサークを除いた全ての補助魔法が消える。 演奏の範囲内に居る全ての味方キャラクターは、スキルを一切使う事が出来ない。(範囲から出れば使えるようになる) 演奏の範囲内に居る全ての味方キャラクターは、一切の魔法を受け付けなくなる。 演奏しながら歩くことが出来ない。 アドリブも出来ない。武器持ち換えによる中断は可能だが、中断しても本来の持続時間の間は動くことが出来ず、棒立ちになるので、あまり高レベルを取ると使い勝手が悪くなる。 移動が出来ないので大魔法が振り注ぐロキの切れ目で耐えて展開すれば、スキルは使えないが大魔法を気にせず味方がロキ役を殴れる がしかし、肝心の雷鳥が、雷鳥の魂があっても発動の瞬間にヘルモードの効果で魂も切れるので魔法に自力で耐えないといけない。 1項目1ページで情報募集中、ソースもあれば是非 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/10526.html
青き眼の乙女(OCG) チューナー(効果モンスター) 星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0 このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。 その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。 その後、自分の手札・[[デッキ]]・墓地から「[[青眼の白龍]]」1体を選んで特殊召喚できる。 また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが カードの効果の対象になった時に発動できる。 自分の手札・[[デッキ]]・墓地から「[[青眼の白龍]]」1体を選んで特殊召喚する。 「青き眼の乙女」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 チューナー リクルート 下級モンスター 光属性 攻撃無効 蘇生 魔法使い族 関連カード 青眼の白龍 青眼の白龍(初代) 青眼の白龍(OCG) 青眼の白龍(DM4)
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/15980.html
青き眼の激臨(OCG) 速攻魔法 このカードを発動するターン、自分は「[[青眼の白龍]]」しか召喚・特殊召喚できない。 (1):このカードを含む、自分の手札・フィールド・墓地のカードを全て裏側表示で除外し、 [[デッキ]]から「青眼の白龍」を3体まで特殊召喚する。 モンスター除外 リクルート 罠除外 魔法 魔法除外 関連カード 青眼の白龍 青眼の白龍(OCG) 青眼の白龍(初代) 青眼の白龍(DM4)
https://w.atwiki.jp/xghshuthj/pages/424.html
効果モンスター/レベル7/闇属性/[[ドラゴン]]族/攻撃力2400/守備力2000 このモンスターは自分の手札またはデッキから 「真紅眼の黒竜」1体を墓地へ送り、 手札から特殊召喚することができる。 このモンスターは「真紅眼の黒竜」としても扱うことができる。 フィールド魔法が表側表示で存在しない場合このモンスターを破壊する。