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燃えろロボコン 色 出演者 備考 黄色 ママ 水色 ロボコン
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燃えろアタック 毎週金曜19 30~20 00(ANB) 視聴率はビデオリサーチ調べ(関東地区) 参考資料:テレビ視聴率季報・関東版ほか 【表組】 # サブタイトル 放送日 視聴率 1 翔べ!明日に向かって 1979/01/05 16.3% 2 母と同じコートに立つ 1979/01/12 15.3% 3 狙え!エースアタッカー 1979/01/19 14.3% 4 UFOサーブと対決 1979/01/26 15.1% 5 北へ、そしてふる里へ 1979/02/09 14.9% 6 初めて知った母の秘密 1979/02/16 13.4% 7 オリンピックへの道 1979/02/23 13.7% 8 秘密兵器をあみだせ 1979/03/02 12.8% 9 コートに散るライバルの火花 1979/03/09 14.9% 10 ライバルの挑戦状 1979/03/16 12.6% 11 白富士の新エース 1979/03/23 14.7% 12 めぐり逢った幻の母 1979/03/30 14.4% 13 母がくれた必殺のスパイク 1979/04/06 14.1% 14 新しい敵!新しい挑戦 1979/04/20 13.2% 15 トスは誰のために 1979/04/27 13.4% 16 恐るべき魔女姉妹!! 1979/05/04 12.5% 17 羆おとしと鬼コーチ 1979/05/18 12.3% 18 母にとどけ十八丈太鼓 1979/05/25 15.7% 19 波と石とバレーボール 1979/06/01 13.3% 20 涙のブロッカー魂 1969/06/08 10.9% 21 跳べる青春、跳べない青春 1979/06/15 12.9% 22 栄光へのバックトス 1979/06/22 12.2% 23 涙のファーストラブ 1979/06/29 13.7% 24 父と母の再会 1979/07/06 17.1% 25 ジュン、母さんを忘れろ! 1979/07/13 12.4% 26 対決した幼なじみ 1979/07/20 14.9% 27 え?!リカがお見合い!? 1979/08/03 10.3% 28 太地シスターズの秘密 1979/08/10 12.8% 29 決戦!インターハイ 1979/08/17 12.1% 30 戦った・そして日本一は!? 1979/08/24 11.4% 31 転較してきた天才少女 1979/09/07 12.8% 32 ジュンとゆか・二人のエース 1979/09/14 15.2% 33 くだかれたエースの誇り 1979/09/21 15.1% 34 さよなら!わが青春コート 1979/09/28 15.3% 35 プクちゃんの挑戦 1979/10/05 14.9% 36 コーチに捧げる逆転クロス 1979/10/12 12.8% 37 優勝!三年生パワー 1979/10/19 11.1% 38 三年生を追い出せ 1979/10/26 15.2% 39 友情のヒグマおとし 1979/11/02 15.1% 40 白富士、北海道へ行く 1979/11/09 14.4% 41 北国に燃える闘魂 1979/11/16 14.2% 42 母さんの特訓日記 1979/11/23 12.4% 43 オリンピックの新星たち 1979/11/30 13.4% 44 これが全日本チームだ!! 1979/12/07 13.3% 45 新白富士のデビュー戦!! 1979/12/14 14.5% 46 Wヒグマおとしと虹 1979/12/28 15.7% 47 振袖に誓うジュンの涙 1980/01/04 10.1% 48 エースを狙う不敵な新入部員 1980/01/11 13.8% 49 ヒグマおとしは通用しない!? 1980/01/18 15.2% 50 ゆか、なぜ私を裏切るの 1980/01/25 15.8% 51 日本一コンビの秘密 1980/02/01 14.9% 52 白富士に吹くつむじ風 1980/02/08 14.7% 53 エースの座を追われたジュン 1980/02/15 15.2% 54 幻のスパイクを求めて 1980/02/22 15.1% 55 オリンピックの重さ 1980/02/29 16.0% 56 炎のフライングレシーブ 1980/03/07 14.0% 57 ふたりで作った愛のスパイク 1980/03/14 14.1% 58 べールをぬいだ必殺技 1980/03/21 14.2% 59 さようなら三年生 1980/03/28 14.0% 60 青春コートの十字路 1980/04/04 14.4% 61 幻のスパイクに賭ける! 1980/04/11 19.5% 62 異国にとどけ小さな願い 1980/04/18 16.6% 63 失われたチームワーク 1980/05/02 14.8% 64 一番星は母さん星 1980/05/16 14.2% 65 完成!幻のスパイク 1980/05/23 13.1% 66 オリンピックに行けるのは 1980/05/30 16.7% 67 ゆかに何がおこったか 1980/06/06 14.1% 68 選考会・ジュンが危ない?! 1980/06/13 11.6% 69 死なないで!ゆか!! 1980/06/27 13.6% 70 ジュン、母さんと呼んで 1980/07/04 14.2% 71 明日への旅立ち 1980/07/11 15.6% 平均視聴率 14.06% 最高視聴率 19.5% #61…1980/04/11放送 最低視聴率 10.1% #47…1980/01/04放送
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『プロ野球MAX 2012』プロモーションビデオ プロ野球MAX 2012をやってみました プロ野球MAX COM戦攻略 【プロ野球MAX】多田野が27奪三振1安打完封勝利 プロ野球MAX2012を実況play!part1 プロ野球MAX today`s無料パック&10連パックノーマル開封 プロ野球MAX 消える打球 プロ野球MAX 21800Pガシャ使いました プロ野球MAX2012 - 「MAX収穫祭 (裏)」 プロ野球MAX ホームラン集 プロ野球MAX ストレートだけでCOM戦クリア プロ野球MAX [推薦] プロ野球MAX2012 クリスマス☆大作戦 聖澤のスクイズで糸井がホームにつっこむ―プロ野球MAX
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 実況パワフルプロ野球 【じっきょうぱわふるぷろやきゅう】 ジャンル 野球・育成 対応機種 Nintendo Switch 発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント 発売日 2019年6月27日 定価 6,980円(税別) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 新機種1本目の恒例としてモード数は少なめサクセスはリメイク元から大幅減少イベントも改悪されている新モード「トレジャー」などの追加要素は好評単体の作品として見ればそこそこの出来 実況パワフルプロ野球シリーズリンク 概要 モード解説 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 おなじみの野球シリーズ『実況パワフルプロ野球』のNintendo Switch向け第1作。 任天堂据え置き機では2009年の『実況パワフルプロ野球NEXT』以来の発売となる。携帯機込みでも2016年の『実況パワフルプロ野球 ヒーローズ』(3DS)以来だが同作はプロ選手が未収録だった。 地味に横浜DeNAベイスターズが初めて任天堂機種に登場したパワプロでもある。 タイトルには含まれないが、パッケージおよびタイトル画面には近年コナミとNPBが協業しているeスポーツ大会「eBASEBALL」のロゴマークが表記されている。またパワプロ25周年記念作品でもあり、記念ロゴがパッケージに印刷されている。 コンシューマー作品で『実況パワフルプロ野球』単独名義の作品は実は本作が初。初代からして『 94』である。 このネーミングの理由は「わかりやすいタイトルの方が良いな」とのこと。ファミ通のインタビューで「ナンバリングではないタイトル」と明言されており、サブシリーズに相当する作品である。 ユーザーからはハード名付きで『パワプロSwitch』と呼ばれることが多い。また同年に発売された唯一のパワプロなので稀に『2019』とも呼ばれるが、こちらは『2018』の2019年度対応アップデート版と混同されやすい。 ちなみに非コンシューマー機作品では1998年にWindowsで同名のソフトが発売されているほか、スマートフォンにて同名のソーシャルゲーム(パワプロアプリ)が配信されている。 時期が近い『2018』と比べるとモード数は格段に少ない。各種インタビューや後述のサクセスの移植経緯などを見る限り、長らく任天堂ハードでパワプロが出ていなかったことを考慮した新規層向けの作品であると言える。 2019年度の選手データを収録。後にアップデートでレギュラーシーズン終了時のデータに更新された。 モード解説 「サクセス」 『9』の5つのサクセスのうち、「パワフル高校編」「あかつき大附属編」の2シナリオのみ収録。 基本的に忠実な移植だが当然能力システム等は近年の仕様に合わせられており、特殊能力は仲間からコツを教わるシステムに変更されているなど細かい部分は改変が入っている。 『9』同様1年の入学時から3年の夏までの通しプレイ。高校は2つのみだが彼女候補は5人全員が登場している。 『9』のリメイクが選ばれた理由として、「近年のサクセスはキャラクター数が増えて初心者が入りにくい部分があった」と語られている。 余談だが、本作のメインセレクトBGMも『9』のアレンジである。 「トレジャー」 2022年時点でメインシリーズには収録されていない本作独自の新規モード。チームを率いて大会を勝ち抜き、「秘石」「トロフィー」などのアイテムを集め選手やチームを育成していく。育成した選手はオリジナル選手として登録することもできるが、登録した選手はチームから外れた扱いとなる(オリジナル選手枠として登録することは可能)。 選手およびチームには能力に応じてG~Sのランク分けが行われる。初期能力は基本的にG~F、稀にEと言う程度で、初期能力に応じて秘石の使用回数が変化する。超低確率で天才型が出現することも……。 オリジナル選手も最大5人まで登録可能。サクセス等で作成した選手を助っ人にできる。 対戦相手は主に実在プロ球団。更にはOBやMLBに移籍した選手によるドリームチームに挑むことになることも……。 低ランクの秘石は他モードをプレイした後にも手に入ることがある。 「対戦」 多人数プレイモードが充実。従来の交互プレイの対戦だけでなく、打撃、守備、投球、配球をポジション別に分類して最大4人でプレイすることが出来る。 例として二遊間をそれぞれ別プレイヤーが担当したり、捕手がコース・配球を決めて投手が2度押しタイプ操作でコントロールしたりなど、遊び方は自由自在。 ボールを打ったときなどに「カッキーン!」などの擬音表現が表記されたり、LRダッシュのガイドが追加されているなど細部の表現強化が見受けられる。ちなみにLRダッシュは攻撃側全員の入力が反映される。 擬音表現は『パワポケ14』のものとほぼ同様であり、ある種逆輸入とも言える。ただ同作はほぼHR確定時にしか出なかったのに対し、本作では比較的良い当たりという程度でも良く表示される。 実在選手の紹介文が追加されており、登板時や打席に立ったときなどに表示されるようになった。 「ペナント」「マイライフ」 『2018』とほぼ同様の内容。ただしオリジナル変化球が習得できなくなっている。 その代わりアップデートで「月刊コロコロコミック」とのコラボである「幻影(ミラージュ)ストレート」を変化球ラボで取得可能。 マイライフの彼女候補は『2018』同様。一方サクセスからの引き継ぎキャラに関しては本作に合わせて総入れ替えとなっており、こちらも『2018』同様オリジナル選手で開始した場合やサクセスで彼女が居なかった場合はマイライフで改めて登場するようになっている。 歴代ヒロインでも人気が高い栗原舞や七瀬はるかを嫁にできることから大いに好評だった。もちろんあの姫野カレンも……(*1)。 「ホームランアタック」 おなじみのホームラン競争だが、本作はスコア制になった。 飛距離がスコアに直結するだけでなく、HRが出にくい球場ほどスコアに補正が掛かるため、あえてナゴヤドームなどHRを打ちにくい球場を選ぶ選択肢も。 こちらもローカルマルチで最大4人対戦が可能。またOB選手もこのモードで獲得することになる。 評価点 久々の3年制サクセス 近年のサクセスは基本的に1年制であり、1回のプレイを長く遊ぶよりも周回プレイを意識した内容となっていた(『2018』の五竜郭高校編など例外あり)。 一方今作は基本的に『9』当時のままであり、ワンプレイが長い一方周回しても有利になることはない、現代の目線から見るとかなり異色な作風となっている。 なお、古いのは作風だけであり、練習で得られる経験値が可視化されていたり、次の試合までのターン数が確認できたりとUI部分はきっちり近年の作品に併せて快適化されている。 結果、下準備を意識しなくても強い選手を育成しやすくなっている。 試合の難易度が初心者向けに調整されている。 本作は『11』以降のように難易度選択が可能になっており、ロックオンなし強制だったオリジナル版の『9』より格段に難易度が低下している。 もちろんロックオンなしの代わりに試合での経験点を大幅に上昇させる「エキスパート」も選択可能。 トレジャーモード とにかくチーム全体を育成していかないと大会で勝ち抜くのは非常に困難だが、逆にチームの育成が仕上がってくると高ランク選手を量産できる格好の育成場となる。 ドリームトロフィーを入手できるくらいになると超特殊能力(金特)ですら好きなものを選んでつけられる。 また、初期能力が低いほど秘石の使用回数が多くなるため、必ずしも初期能力が高い選手が良いわけではない。そのため相対的に天才型を粘る必要性が薄くなっている。 マイライフモード 『9』の彼女候補(栗原舞、四条澄香、芹沢茜、七瀬はるか、姫野カレン)と結婚が出来るようになった。 サクセスからの彼女引き継ぎも可能。引き継がなかった場合の出会いイベントもちゃんと書き下ろされている。 ちなみにマイライフモードが登場したのは『10』なので、『9』のヒロインがマイライフに登場する機会は今までなかった。 準レギュラーキャラで出番が多い七瀬はるかも『2012』ではマイライフに彼女引き継ぎが出来なかったため、本作がマイライフで結婚出来る初のパワプロとなった。 各モードは基本的に『2018』の移植が多いが、大きな劣化点もない。 賛否両論点 トレジャーモード 上述のように環境を整えれば非常に優れた育成環境となるのだが、そこまでたどり着くまでが長い。序盤は良くてDランクレベルの選手で戦わなければならず、チーム全体を仕上げて行くには相当な時間が掛かってしまう。 ファミ通の記事曰く「ハック スラッシュのRPG」。この表現は言い得て妙であり、とにかく敵に勝って秘石やアイテムを集めていかないと全く先が見えてこない。 良くも悪くもスルメゲー的な色合いが非常に濃いモードであり、合わない人はすぐにやめてしまうのは否めない。 マイライフモード パワポイント・パワショップが存在しないため「みんなの評価」「バントバット」が入手できないため2018より不便。 七瀬はるかとの結婚条件が「20億の豪邸を購入」するというもの。 ただし、はるかが要求するのではなくはるかの父親が「病弱な娘の生活基準を下げたくない。君の事は認めているが最後のワガママを聞いてくれ」とプレイヤーを娘の交際相手として認めつつ、娘を大事に思うが故の行動であるため理解が出来る行動である。 はるかと結婚したまま引退すると、主人公を政治家にしようと持ちかけて来る選択肢がある(どちらを選んでも大差はない)。 問題点 モード数の大幅な削減 「栄冠ナイン」や「LIVEシナリオ」といった好評だった要素がことごとくオミットされており、オンラインで遊べる要素は対戦だけと非常に寂しい出来。 『実況パワフルプロ野球ポータブル』やPS3版『2010』のように新機種移行時には半ばお約束となってしまっている。 ただ、「サクセス」「ペナント」「マイライフ」といったパワプロを象徴するモードに関しては本作ではなんとか残している。 ペナントモード スカウト機能が、ただのPS4版の劣化である。 ポジションを指定できず、ただランダムで連れてくるだけというものになぜか劣化している。 ドラフトで事前に誰を連れてきたか確かめることができない。 簡易化したいのなら、指定した能力の選手がただ来てくれるだけのような難易度を下げたものにすべきであろう。簡易化しても難易度が上がっているのなら意味がない。 カレンダー上でのオート進行が非常に遅い。 サクセスの数が原作から大きく削られている 『9』で5つあった高校のうち「パワフル高校」「あかつき大附属」の2つしか収録されていない。ちなみにカットされているサクセスは「そよ風高校」「恋恋高校」「球八高校」である。 特に恋恋高校はシナリオも好評で非常に人気が高く、『9』の目玉といってもいいサクセスであり、収録されていない事が判明した時にはファンから大きく叩かれていた。 フォローすると恋恋はこのシナリオが正史の時系列に絡み、その他の作品において色々と関係してくる重要な内容であり、単体で完結する高校では決してない。とはいえ、だからこそ初心者にシリーズの魅力を理解してもらうには外せない内容だったと思われるのだが。 また恋恋は7回から試合を全操作しなければいけない仕様(なお球八に至っては1回から)のため他より難易度が高く、初心者に向かないという理由で省かれた可能性はある。しかしその割には通常と同じシステムのそよ風高校もなぜか収録されていない。 当時のパワプロは今からプレイするには色々不便な点が多いため、難易度が高いサクセスでも調整するなどして入れて欲しかった所である。今作では自分だけ操作、ピンチとチャンスと9回全操作など自分の好みの設定にできるようになっており、恋恋がもし入っていればプレイしやすくなっていたはずなのだが… また上記の通りUI周りは最適化されたが、一方昔のサクセスにありがちだったバッドイベントの発生率の高さなどはそのままであり、良くも悪くも古風な作風となってしまっている。 『9』でパワフル高校でしか発生しなかったソース焼きそばの匂いで集中力を欠いて監督評価が下がるなどのバッドイベントがなぜかあかつき大付属でも発生する。 イベント数も『9』と比べて削減されている。 そよ風高校に関しては2年秋以降で阿畑が登場せず、九十九の友情イベントでも登場するほかオリジナル変化球イベントが無くならず共通イベントに昇格したためか元の面影が少しでも残っている一方、ほかの2つはあおいが登場するのは試合前後のみ、2年秋にもなぜか投げている、球八は1年目から敵で出てくるなど、他の予選の雑魚高校と全く同じ扱いになってしまっていて、恋恋ファンが更に落胆しているものである。 ドラフト会議直前の監督の台詞が統一され、あかつき大付属の千石監督のセリフがパワフル高校の大波監督と同じになっている(『9』の時は「お前を呼んだのは他ではない」から始まったが今回は「お前もプロ野球選手になりたいと言っていたよな」に変わっている)。 継承選手システムが削除されている。 BGM等の設定ミス 高校選択画面とプロローグでBGMが『9』と逆になっている。 試合BGM等、なぜか一部が『2018』のサクセスのものとなっている。そのため通常試合のBGMは『9』のリメイクと『2018』の流用の2パターンとなってしまっている。また、3年の甲子園決勝でアンドロメダと戦う試合のBGMも『2018』のものである。 監督が背番号を発表すると言いながら、実際に発表されているのが打順となっている。再限度以前に本当に野球を知っているのかどうかさえ疑うミスである。 削除された3つの高校の扱いについて + 『9』を含めたネタバレ注意 そよ風、恋恋、球八ともに『9』からオミットした分をフォローするようなイベントの追加はほぼ存在しない。 そよ風高校 前述の通り、彼女の削減はないため、『9』ではそよ風高校のマネージャーだった彼女候補の芹沢茜は今作ではそよ風以外のみで登場するのだが、そよ風高校を削除したことに伴って、茜が阿畑やすしと結ばれるルートも削除されたことになる。これにより、阿畑と茜が結婚する『10』以降の物語とは繋がる可能性が今作では存在しない。 マイライフモードでも阿畑は一切登場しないため、阿畑と茜は会話すら本作では行わない。また阿畑を含むサクセスキャラを含むアレンジチームは参戦できず、サクセスキャラの顔で登録したオリジナル選手の場合は自動でパワプロくん(デフォルト)の顔に修正されてしまう。 彼女を含め、○○○の評価が上がった!の際のアイコンがプレイしている高校に限らず、舞はパワフル高校、澄香はあかつき大付属とそれぞれホーム校の制服を着ているが、収録されなかった茜とはるかはどちらもパワフル高校の制服になってしまっている(本作で両者がホーム校の制服を着た姿で登場することもない)。 しかし、上記の通りのようなことになっているにもかかわらず、九十九宇宙が茜に関して阿畑に勝てなかったことを示唆する台詞は削除されていない。このため設定の整合性が取れていない状態となっている。 恋恋高校 『9』では1年目では部員不足であるため敵校で登場する可能性なし、2年目秋では早川あおいがベンチ外(*2)と、『9』の恋恋高校編のシナリオに基づいた敵校出現設定が他校でプレイした場合もなされていたが、本作では1年目から登場する可能性がある他、あおいが出場しないパターンがない。 上記に伴い、『9』ではあおい出場停止の可能性があるために差分を考慮したのかザコプロが試合前会話に登場していたが、今作ではあおいが試合前会話に登場するように変更された。 それ自体はいいのだが、その会話が『9』では当然存在しなかったあおいの体格をネタにする『2012』以降から現在にかけてのノリ(*3)の内容となってしまっており、旧作準拠の雰囲気を求めていたファン中心に非常に不評である。 そして、そのあおいの会話は本作では試合前の台詞のみとなってしまい、同じ他校固有の常連組である阿畑イベント(オリジナル変化球など)がそよ風限定から各校共通(置き換えられる?形であかつきのライジングショット取得イベントは削除)に昇格したのと比べるとかなり冷遇されてしまっている。 また、『9』やパワフェスの恋恋高校ではマネージャーであり彼女候補の七瀬はるかは、今作では恋恋以外でしか登場しないほか、マイライフモードでもあおいは登場しないため、2人が親友であるという設定が消滅している。 球八高校 この高校も恋恋高校同様に『9』のシナリオに合わせて敵校として登場する高校であり、『9』では登場は3年目のみだった。しかし、今作では恋恋同様に別の年でも敵校として登場してくる。 にもかかわらず、2年目で球八に勝利しても台詞は当時と同じ「ゲームオーバー」(*4)である。3年目まではチャンスがあるのではないか? また、この敗北台詞自体、球八高校が今作に存在しない以上、『9』をプレーしていなければプレイヤーからすると意図の分からない発言である。 新規の画面演出をオフにできない ボールを打ったときの擬音表現、走塁時のLRダッシュなど様々な演出が追加されているが、そのいずれも表示をオフに出来ないためこれらが要らないというプレイヤーにとっては邪魔に感じる。 オリジナル選手の共有機能が貧弱 本作は「LIVEパワプロ」のような選手共有機能がなく、従来作のパスワードも存在しないため離れたプレイヤーに選手を渡すことが不可能。 ローカル通信での送信は可能なため身近なプレイヤー同士でのやりとりは出来る。 次回作ではPS4版とさえも連動可能になった。 オープニング 非常に短く、サクセスの映像に至ってはパワプロ君やザコプロくんが机をなぎ倒しながら走り回って暴れるだけの精神年齢の低い行動をしているという見てて恥ずかしいだけのものであり、削除廃校となったそよ風や恋恋のキャラはもちろんとして、なんと猪狩兄弟らすら登場しない。当然、3Dであるということ以外はクオリティは『9』には遠く及ばない。 そもそも期待されていたのは、『9』のアニメ映像の3D化であり、このお粗末なOPに肩透かしを食らう形となった。 唯一『9』のOPと共通しているのは、12球団選手の出番の短さのみである。 総評 新ハード1作目としては半ばお約束のモード大削減であり、近年の作品と比較するとややボリューム不足。 本作独自の売りと言える点は「トレジャーモード」と『9』のサクセス再録といったところである。 しかしこのサクセスに関しては上記の通り丁寧にリメイクされたとは言い難く、シナリオの大幅削減も相まってこの作品だけで『9』の魅力を理解することは到底不可能である。 素直に話を楽しみたい層は、当時のシステムの不親切さを差し引いても中古のパワプロ9を手に取った方が良いだろう。 一方で既存のモードについては重大な劣化点はなく、モードの不足を了解の上で購入するなら問題なく楽しめる。 ローカルマルチプレイの大幅強化もあり、パーティーゲーム的な楽しみ方も出来るだろう。 余談 本作のパッケージに「eBASEBALL」のロゴが刻まれているのは上記の通りであり、実際に2020年3月21日に「eBASEBALL全国小学生大会」にて本作を用いた大会が開かれる予定であった。 ……のだが、中止となり、残念ながら本作がeBASEBALLの公式ソフトとして用いられることはなかった。 本作とのタイアップとしてパワプロ初の公式コミカライズである『謎すぎ!熱血野球少年パワプロくん!』(小松清太郎)が別冊コロコロコミックSpecialで連載されていた。 矢部や大豪月、猪狩やあおいといった人気キャラも登場してはいるものの、やはりコロコロだけに良くも悪くも著しいキャラ崩壊や『地獄甲子園』さながらの怒涛のギャグ展開が目立つ。 上記「eBASEBALL全国小学生大会」の優勝者が漫画に出演できる予定であった。 本作のキャラデータは翌年の『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』(Switch/PS4)に引き継ぎ可能。Switch版は当然だが、『2020』のLIVEパワプロは機種間の送受信に対応しているため、間接的にPS4版に送ることも出来る。 また『2020』のサクセスには本作のキャラがゲスト出演している(*5)(*6)。また開発時に本作の要素がかなりフィードバックされていることが明かされている。 ちなみに恒例となっている公式のプロ野球選手の対戦動画は、本作のものは既に非公開となってしまっているが『2020』の方の紹介動画で本作の特徴である4人マルチプレイが引き続きフル活用されている。どのようになっているか気になる人は確認してみるといいだろう。 任天堂側もSwitch本体のCMで本作のプレイ画面を採用する、Nintendo Directで紹介映像を配信するなどかなりバックアップに力を入れており、結果として前作『2018』のPS4版とほぼ同程度の売り上げを記録した。 かつて本作同様に新規層向けに制作された『NEXT』はセールス的に苦戦を強いられたが、今回はそのリベンジを果たすことができたと言えるだろう。 その後、『2020』がSwitchに発売され、実に12年ぶりに任天堂ハードでメインシリーズが発売されることとなった。 2021年11月25日に発売された『パワプロクンポケットR』は本作をベースとして制作されている。(ソース)
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実況パワフルプロ野球2012 実況パワフルプロ野球2012ID+ゲーム名 大学野球編体力MAX やる気MAX Selectで所持金MAX 各経験値999 最後の週 オリジナル変化球マリンボール ワンシーム クレッセントムーン ミラージュナックル マイライフSelectで所持金9億9999万 体力MAX 調子MAX その他ど真ん中 ID+ゲーム名 _S NPJH-50594 _G JIKKYOU POWERFUL PRO YAKYU 2012 大学野球編 体力MAX _C0 Success HP _L 0x0098D468 0x00000064 やる気MAX _C0 Success yaruki _L 0x0098D334 0x00000000 Selectで所持金MAX _C0 Success Money Max _L 0x2098C68C 0x000F423F 各経験値999 _C0 kinryoku _L 0x1098D46C 0x000003E7 _C0 binsyou _L 0x1098D46E 0x000003E7 _C0 gizyutu _L 0x1098D470 0x000003E7 _C0 henka _L 0x1098D472 0x000003E7 _C0 seisin _L 0x1098D474 0x000003E7 最後の週 _C0 success lastweek(L+up) _L 0xD0000002 0x10000110 _L 0x0098C544 0x00000004 _L 0x0098C546 0x00000009 _L 0x0098C547 0x00000002 オリジナル変化球 マリンボール _C0 Marine Ball _L 0x0098D300 0x00000083 _L 0x0098D301 0x0000007D _L 0x0098D302 0x00000083 _L 0x0098D303 0x0000008A _L 0x0098D304 0x00000083 _L 0x0098D305 0x00000093 _L 0x0098D306 0x00000083 _L 0x0098D307 0x0000007B _L 0x0098D308 0x00000081 _L 0x0098D309 0x0000005B _L 0x0098D30A 0x00000083 _L 0x0098D30B 0x0000008B _L 0x0098D30C 0x00000000 _L 0x0098D30D 0x00000000 _L 0x0098D30E 0x00000000 _L 0x0098D30F 0x00000000 _L 0x0098D310 0x00000000 _L 0x0098D311 0x00000000 _L 0x0098D316 0x00000019 _L 0x0098D317 0x00000003 _L 0x0098D318 0x000000DA _L 0x0098D319 0x00000020 _L 0x0098D31A 0x00000008 _L 0x0098D31B 0x00000004 ワンシーム _C0 One Seam _L 0x0098D300 0x00000083 _L 0x0098D301 0x0000008F _L 0x0098D302 0x00000083 _L 0x0098D303 0x00000093 _L 0x0098D304 0x00000083 _L 0x0098D305 0x00000056 _L 0x0098D306 0x00000081 _L 0x0098D307 0x0000005B _L 0x0098D308 0x00000083 _L 0x0098D309 0x00000080 _L 0x0098D30A 0x00000000 _L 0x0098D30B 0x00000000 _L 0x0098D30C 0x00000000 _L 0x0098D30D 0x00000000 _L 0x0098D30E 0x00000000 _L 0x0098D30F 0x00000000 _L 0x0098D310 0x00000000 _L 0x0098D311 0x00000000 _L 0x0098D316 0x00000000 _L 0x0098D317 0x00000000 _L 0x0098D318 0x000000D4 _L 0x0098D319 0x00000064 _L 0x0098D31A 0x00000005 _L 0x0098D31B 0x0000000C クレッセントムーン _C0 Crescent Moon _L 0x0098D300 0x00000083 _L 0x0098D301 0x0000004E _L 0x0098D302 0x00000083 _L 0x0098D303 0x0000008C _L 0x0098D304 0x00000083 _L 0x0098D305 0x00000062 _L 0x0098D306 0x00000083 _L 0x0098D307 0x0000005A _L 0x0098D308 0x00000083 _L 0x0098D309 0x00000093 _L 0x0098D30A 0x00000083 _L 0x0098D30B 0x00000067 _L 0x0098D30C 0x00000083 _L 0x0098D30D 0x00000080 _L 0x0098D30E 0x00000081 _L 0x0098D30F 0x0000005B _L 0x0098D310 0x00000083 _L 0x0098D311 0x00000093 _L 0x0098D316 0x000000F5 _L 0x0098D317 0x00000002 _L 0x0098D318 0x000000D8 _L 0x0098D319 0x0000003A _L 0x0098D31A 0x00000007 _L 0x0098D31B 0x00000004 ミラージュナックル _C0 mirage knuckle _L 0x0098D300 0x00000083 _L 0x0098D301 0x0000007E _L 0x0098D302 0x00000083 _L 0x0098D303 0x00000089 _L 0x0098D304 0x00000081 _L 0x0098D305 0x0000005B _L 0x0098D306 0x00000083 _L 0x0098D307 0x00000057 _L 0x0098D308 0x00000083 _L 0x0098D309 0x00000085 _L 0x0098D30A 0x00000083 _L 0x0098D30B 0x00000069 _L 0x0098D30C 0x00000083 _L 0x0098D30D 0x00000062 _L 0x0098D30E 0x00000083 _L 0x0098D30F 0x0000004E _L 0x0098D310 0x00000083 _L 0x0098D311 0x0000008B _L 0x0098D316 0x000000C0 _L 0x0098D317 0x00000072 _L 0x0098D318 0x000000DC _L 0x0098D319 0x00000076 _L 0x0098D31A 0x0000000E _L 0x0098D31B 0x00000003 マイライフ Selectで所持金9億9999万 _C0 MyLife Money Max _L 0x20A88078 0x0001869F 体力MAX _C0 ML HP _L 0x10A879FC 0x00000064 調子MAX _C0 ML tyousi _L 0x10A879FE 0x000001F4 その他 ど真ん中 _C0 domannaka _L 0x20114390 0x3C080000 _L 0x2011439C 0x3C0940C0 ※動作未確認
https://w.atwiki.jp/purosupi2011wiki/pages/25.html
プロ野球スピリッツ4(PS2版) プロ野球スピリッツ4(PS3版) 発売日:2007年4月1日 機種:プレイステーション2 プレイステーション3
https://w.atwiki.jp/purosupi2010wiki/pages/38.html
プロ野球スピリッツ3(PS2版) プロ野球スピリッツ3(XBOX360版) 発売日:2006年4月6日 機種:プレイステーション2 XBOX360
https://w.atwiki.jp/purosupi2012wiki/pages/29.html
プロ野球スピリッツ3(PS2版) プロ野球スピリッツ3(XBOX360版) 発売日:2006年4月6日 機種:プレイステーション2 XBOX360
https://w.atwiki.jp/purosupi2010wiki/pages/39.html
プロ野球スピリッツ4(PS2版) プロ野球スピリッツ4(PS3版) 発売日:2007年4月1日 機種:プレイステーション2 プレイステーション3
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実況パワフルプロ野球6 【じっきょうぱわふるぷろやきゅうしっくす】 ジャンル スポーツゲーム(野球) 対応機種 ニンテンドウ64 メディア 128MbitROMカートリッジ 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテイメント大阪(ダイヤモンドヘッド) 発売日 1999年3月25日 定価 7,800円 判定 良作 ポイント サクセスはバリエーション豊富な6つの大学編ドラマティックペナント登場横浜ベイスターズ優勝年のデータN64サードパーティで最も売れたソフト 実況パワフルプロ野球シリーズ 概要 評価点 進化した野球部分 特殊能力の新規追加 ドラマティックペナント バリエーション豊富なサクセス 問題点 総評 余談 概要 言わずと知れた人気野球ゲームのメイン6作目。N64パワプロとしては3作目。 西川直樹、藤岡賢治などこれまで主要だったスタッフが前作『5』を最後に『パワポケ』シリーズの制作で離脱(*1)したため、本作は実質的に新しいスタッフで開発した作品となる。 本作は大学野球編。実力主義・試合オンリーなどのバリエーションが登場。 本作のペナントは従来の試合進行型に対し、ドラマティックペナントモードを追加。 同年のPS1版パワプロ 99と並んで横浜ベイスターズ黄金期と言える一作。本作のシナリオは対横浜のシチュエーションが多い(*2)。 初代『パワプロクンポケット』とはパスワードの他GBパックで連動して選手のやり取りが出来る。 調子による影響のブレが大きくなった。 評価点 進化した野球部分 体感球速が上がり、ストレートが使いやすくなった。 但し、ホームランになりづらくなったともいえる。 難易度「ふつう」以前のcpuがストレートを投げる事が多くなり、バットに当てやすくなった。 cpuの予測打ちがなくなり、三振を取りやすくなった。 特殊能力の新規追加 「代打○」「満塁男」や投手版の「威圧感」などが新規追加された。これによりまた選手の個性が事細かくなった。 ミートカーソルの伸び縮みが激しい「初球○」「三振男」が追加。またピッチャー用に、それに近い位置付けの「四球男」も追加。 前作まであった「一発病」の逆バージョンとして「逃げ球」も追加された。 それまで「しりあがり」がトータルではプラスだが1.2回はマイナスだったので一概にプラスと言い切れないものだったが、本作から基本からスタートして上がるのみとなった。 併せて、それまでのマイナス部分のみを取り上げたマイナス能力「スロースターター」が追加。「しりあがり」の代名詞だったオリックスの星野などは「しりあがり」と「スロースターター」を両方とも持っており前作の特徴を引き継いだ形になっている。 その一方で選手個人名の特殊能力が「桑田」のみになり、新庄式キャッチは誰でもできるようになった(守備練習で阪神を使っていると最初の説明で教えてくれる)。 ドラマティックペナント これまでは普通の日程を消化するだけの試合モードだったペナントモードに追加された新モード。 説明役のコーチさんは大きな口が付いている異色の人物。 キャンプを行う事でペナント中でも選手の能力値を上げることが出来るようになった。 2月のキャンプ投手・捕手・内野手・外野手の4ポジションの練習メニューを決め、第6クールまで練習を繰り返す。 上手く行けば全員絶好調や能力値を上げた上でペナントレースに挑めるが、失敗すれば怪我をしたり不調だったりしてしまう事もある。 本作のドラマティックペナントのキャンプは練習内容が非常に凝っているのだが、それ故にキャンプで時間が非常にかかるという欠点を抱えるようになってしまったため後のシリーズではドラマティックペナントは廃止され、キャンプは簡略化された。 しかしペナントでの育成要素という要素は後のシリーズにも残り、今ではパワプロでは何よりペナントを楽しみにしているファンを獲得する事へ繋がった。 バリエーション豊富なサクセス 前作『5』では、3種類の高校があったがマネージャー以外の登場人物が完全に使い回しであり、あまりバリエーションがあるとは言えなかった。 しかし本作は6大学で矢部以外のチームメイト(その矢部もするめ大学では仲間にならない)が大きく変わり、ストーリー的にも育成しやすい選手にも特徴が出た。 熱血大学とするめ大学を除き、後輩選手はピッチャーの江崎、セカンドの豆山、キャッチャーの熊谷で固定。 大学編だが本作も3年で行われるため2年生の4月から始まる。 金銭の概念があり、上手くやりくりする事も重要になってくる。 最初に選べるパワフル大学は、癖のないオーソドックスな大学。良くも悪くも初心者向けだが強い選手を作るには物足りないという「パワフル系」の特徴は本作から。前作『5』のパワフル高校はむしろ強い選手を作りやすかった。 あえて言うなら仕送りが少ない一人暮らし。 どう頑張っても終盤は家賃・部費等の生活費が仕送りを上回り、アルバイトをせざるをえなくなってしまう。ある意味現実の大学生に一番近い学校である。 常識人故に影が薄い猿橋先輩と、無茶な練習メニューで主人公たちを振り回す椿本先輩が登場。マネージャーは正統派な春菜ちゃん。 条件を整えた状態で椿本先輩に相談すると守備位置コンバートを勧められサブポジの体得が可能。逆に守備能力が高いとノック系練習が最高レベルになるなどのメリットもある。 あまり特徴のない大学だがピッチャーに関しては変化球にマイナス補正がかかってしまうことや、反対に野手では打撃練習を特定回行うことで「流し打ち」が体得できるなどどちらかと言えば野手向き。 設定上ではあかつき大に次いで強いという設定であり、他大学でぶつかる時は固定選手は居ないものの特に守備のロジックは優秀なので中々の強敵として立ちふさがる。 熱血大学は山間部にある大学。最初は主人公と矢部しか部員が居ないため必然的に最初からキャプテンになる。 他の部から部員を勧誘し、奢りや差し入れでやる気を出させて乗り切る。 このためパワフル大学以上に金銭面でのやりくりが厳しくなっている。 各部のキャプテンまで引き抜ける。彼らが本大学における固定キャラで、それぞれ高い能力を持つ。またランダムながら彼らに依存したイベントも発生する。 3年時以降でチームメイト評価が低いと一定確率で矢部にキャプテンを奪われるイベントが発生するが、狙って起こそうとしない限りまず起きないので、さほど気にする必要はないだろう。また一度降格してしまうと二度と復帰できない。 キャプテン降格後は「チームメイト評価」だけでなく「キャプテン評価」が出てくるがこれがどんなに低かろうと野球ができるだけのメンバーさえいればレギュラーとして試合に出ることができる(*3)。 しかし2年生の秋までに部員を集めて1勝でもしないと廃部になってしまう。 『初代パワポケ』『パワポケ4』『パワポタ3(竹ノ子高校)』『パワプロ2016(草野球編)』に通じるノリである。 育成以前にクリア自体が運ゲーであり、腕があっても運が悪ければゲームオーバー一直線の大学であることが批判の対象となる(後述)。 問題点だらけだが、開始直後からキャプテンである(当然試合にも必ず出られる)という大きな利点はある。運に負けなければチームメイトをじっくり育成できる上に他部キャプテンという優れた人材もいるので最終的なチーム力は圧倒的であり、終盤の試合を勝ち抜けられるようになる確率自体は高い。部員と金銭の管理で失う時間を試合で稼げる経験点でカバーすることになるのだが、そこまで到達するには茨の道を覚悟したほうがいいだろう。 また、裏口(後述)も熊谷もいないため変化球はダメな球種に限られることから6大学の中で最もピッチャーの育成に向いていない。 各部主将スカウトによりチームのカスタマイズ自由度が高い反面、上記通り江崎ら3人の後輩は登場しない。マネージャーはパワフル・あかつきと同じく春菜ちゃん。 対戦相手として登場するときはピッチャーとキャッチャーに二人の「黒木」バッテリーが登場。両者とも剛球・豪腕を持つパワータイプ。(*4) 官僚大学は学力重視の大学。勉強して学力を保たなければ退部にさせられるリスクがある。 その代わり親からの仕送りが多く、パワフル・熱血に比べて資金繰りの苦労が少ないのが特徴。他の大学と比べて資金繰りに費やす時間を勉強に費やす形になる。 しかしながら勉強中に新たな練習方法を思い付く上、成績が良ければ練習器具も貰えるため勉強で潰れた分のリカバリーは充分可能である。そして学力の低下もかなり緩やかなためデメリットとしては薄い。 筋力面では他大学より効力の弱い腕立てで経験値が少ないためパワーヒッター及び速球投手は作りにくい反面、変化球や守備の経験点が多く、技巧派の選手を作りやすい。 資金面での苦労が少なく野球部に野球をやる気のない部員が多い事も手伝って(*5)レギュラー獲得が非常に楽。早い話が定期的に勉強さえしていれば余裕のある生活を送れる上に練習効率もそこそこ上がるため、クリアするだけなら最も簡単な大学でもある。 但し後述のリストライベントが発生すると仕送りの多さが裏目に出てバイト地獄に陥る。 ランダム要素は強く期間も短いが、キャプテンの大倉先輩のイベントをこなすと「守備偉人伝」を貰い受け、レアな特殊能力や変化球を体得可能(*6)。 また特殊変化球の体得は裏口マネージャーに相談することで早期に体得が可能という強みがある(他の大学では4年時に加入する熊谷に相談するしかない)。 前作の白鳥学園と同じくマネージャーが男。ただ白鳥学園ではそのことで不満ブーブーだったのに対し、この大学の部員たちはあまり気にしていない様子。実際相談して圧倒的にマイナスだった白鳥学園の冬野に対し、裏口は若干リスクはあれども特にピッチャー育成では特殊変化球を早期に使えるようになるなど相談して有用なのでプレイヤーとしても好感度は高い。 仏契(ブッチギリ)大学は軍国主義のような雰囲気が特徴の大学。 練習も危険なものが揃っておりパワー型の選手を育成しやすい。野手限定ながら これまで高嶺の花だった「威圧感」を体得できる のが特に魅力。また「広角打法」も他の大学よりもがぜん習得しやすい。反面守備が穴だらけなので投手プレイにはお薦めできない。 「リフレッシュ系練習」はストレッチ系統ではなく体力と技術が少し上がり、タフ度とスタミナが少し下がる「練習をサボる」というものになっているためタフ度の維持が少々難しい。因みにコレの場合、名実ともに堂々とサボッているはずなのに「ポジションシンキング(妄想)」や「サボリぐせ」と違って各人の評価が下がることはない。「気付かれずサボるのも技術のうち」ということか? また、合宿ではそれができずハードトレーニングのいずれかをせざるを得なくなるので常に豪華な合宿所を選ぶのは勿論、合宿前の体力にも気を付ける必要がある。 『魁!!男塾』のパロディが盛り込まれており、校舎外見が男塾に酷似している事に始まり、練習内容の油風呂、声出し、剣山腕立等も全て男塾名物から来ている。そして監督の「大豪月」様は男塾塾長江田島平八や三号生筆頭大豪院邪鬼を思わせる。 とどめは序盤で行われる魔心込式なる儀式について「古く中国に伝わる人を思い通りに動かすための儀式。昔、この技に操られた9万の人がシルクロードを歩いた」という一見もっともらしい説明文が書かれ、果てには「人民書刊『人間あるかなきゃ』より」という限りなくどこかで見たことのある出版社のパロディまで登場しているのも特筆すべき点であろう。 大豪月様のご機嫌を取るのが最も重要な大学であり、雑用の他、他校への妨害工作も重要になってくる。妨害工作をしないとあかつき大・するめ大以外の大学でもミット移動が見えない。 大豪月様は4年生時に投手として出撃なされる。またアマチュア最強の黒獅子重工の「社長」とは強敵(とも)としてライバル関係である。 あかつき大学は猪狩守も所属している仏契大学以上の努力主義。 最初は三軍から始まるが、年に数回の入れ替え試験に合格していけば二軍、一軍と上がって行ける。一軍は練習器具が充実しているため一軍をキープすればオールAの強い選手も作れる。オールAは入れ替え試験の難易度的に野手が狙い目である。 試験による「実力主義」サクセスは以後のパワプロでも良く登場する(「11」の帝王大学など)。しかし本作のあかつき大は入れ替え試験の難度が高い。猪狩も打ちにくいが、それ以上に「そこのお前」が強いという意見もある。というのも基本的な能力では猪狩の方が高いが変化球はスーライダー、カーブ、フォークと割と打ちやすい変化球しか投げないのに対して「そこのお前」(三軍時を除く)は変化量こそ小さいものの全通りの変化球が使えるので的を絞りにくいのだ。 また投手の投球試験は打者に輪をかけて厳しい。3軍はまだしも2軍以上になると何処に何を投げても打たれる為、相手がどれだけ打ち損じてくれるかを祈るだけの運ゲーと化している。更に3軍では変化球練習をさせてもらえないため、一歩間違えると勝負の決め球さえ用意できないまま2軍と3軍を行き来するだけの大学生活になることも決して珍しくない。 変化球に関しては1軍在籍で行うと見た目こそ同じではあるものの他大学で行うよりも、その経験値が4割高で入る(2軍なら他大学と同じ)という特徴がある。HスライダーやSFFなどの特殊な変化球こそ4年時までおあずけとはいえ2年時の6月から最後まで1軍をキープすれば基本の球種なら変化球レベル合算20程度は余裕でできる(*7)。 野手におけるこの大学特有イベントとして3・4年の夏合宿前に監督に守備適正をチェックされてコンバートされるというものがある。 これは椿本キャプテンの守備チェックと似ているが「最低限の妥協レベルに達しているか?」のみに絞られた形でチェックされ、それに満たないと強制的にポジションを変えられてしまい、その上元のポジションがザブポジションとして残らず完全に忘れる形になってしまう(*8)という、まったくトクのないもの。 大体目安として、それぞれ対象である走力、肩力、守備力がC(10)ほどあれば回避できる(*9)。 最終的には最もダメポジションなファーストまで落とされてしまう。既に底辺であるファーストの場合は、このイベント自体が発生しない。 先輩2名とマネージャーはパワフルと同一。イベント内容もほぼ同じだが、猪狩がいる分少し変化がある(*10)。 敵として登場した時はミット移動を見せない強豪およびこの大学を選んだ時は影山スカウトと強制的に出会う大学としてそれぞれ登場する。 するめ大学は「試合進行オンリー」サクセス。ある意味の努力主義。キャラ立ち絵はなくテキストのみで進行し、ひたすら試合を勝ちあがる。負ければゲームオーバー。 この大学のみ、能力100・10・10・10で「ケガしやすい」or「センス○」のレア天才パターンが出ることはなく、育成タイプは「おまかせ」固定。 投手で育成すれば投手能力の他、野手能力も非常に上がり強打も兼ね備えた二刀流選手が育成しやすい(ただしリメイクの「サクセス・レジェンズ」では二刀流のような成長はしない。)。 とはいえ打撃力こそピッチャーにしては破格の高さに成長するものの変化球は特殊なものが習得できず基本のダメな球種に限られてしまう痛手はいかんともしがたく投球技能面だけを見ればそれほど高いものは期待できない。また進行(勝利)と同時にスタミナも強制的にグングン急上昇していくのでリリーフピッチャーの育成は不可能。 漫画「アストロ球団」のアストロナインを元ネタにした「サダメナイン」の一員として勝ち上がっていく。 なおサダメナインのメンバーには前作に登場した鮫島(但し台詞やイベントはない)の他、老人キャプテン「田中まさる(85歳)」が居る。田中は一塁、鮫島は三塁だが、プレイヤーのポジションと被った場合、二塁手になる。 鮫島と田中を除き名前ランダムのモブ選手だが、次作『99』の冥球島以降、選手全員によくわからない固定名が付く。 + 以下、老人キャプテン・田中まさるの正体と結末 ラスボス黒獅子重工に勝利すると、田中まさるがどこかへ居なくなる。 しかしその場に古いバットだけが残っており、主人公はそれを見て不思議な気持ちになってその古いバットを持ちかえる。 恐らく田中まさるは幽霊(パワポケで言う所の「具現化」)ではないかと思われ、未練を果たした事で成仏したのかもしれない。 彼女候補もお嬢様白川、ガングロ大学生鬼塚、学園のマドンナ雨宮などバリエーションがあるが、本作では条件を満たせば看護婦の加藤京子を彼女に出来る。 また保険の勧誘員をしている矢部徳子も登場。矢部の姉であるが外見は全然違う。育成しやすい有能な彼女候補。 地方戦のBGMがアップテンポな曲に変化。スタッフいわく『侍ジャイアンツ』を意識したものらしい。 実況パワフルプロ野球 99では冥球島でのBGMとして使用されている。 全国大会の対戦相手として、シリーズお馴染みのナックルボーラーの阿畑やすし率いる「近代学院大学」や『パワポケ1』に登場した荒井三兄弟にそっくりな六つ子・金村が入れ替わりというイカサマを堂々と行ってくる「むつご大学(*11)」、やっつけな学校名やモブ選手の弱さ等意図的にかませとして作られたとしか思えない「カレッジ大学(*12)」等、個性的なチームが揃う。 ボスとして、『パワプロ5』から実質続投となる山口(*13)率いる「帝王大学」、4年目ラスボスのアマチュア王座決定戦では最強の社会人チーム「黒獅子重工」が立ち塞がる。 問題点 一貫して育成的にもシナリオ的にもキモとなるイベントが尽く運任せ。いくら腕があっても運の無さに泣かされる展開が多々ある。 何よりも辛いのがするめ大学を除きキャプテンになっても地方大会では選手の全員操作が出来ないという仕様だろう。全員操作が出来ない以上はプレイヤー(主人公)がいくら頑張っても負けてしまう事も多く、いきなり2連敗してあっさり優勝を逃すことも日常茶飯事。実質全国大会への出場は運任せになっておりシナリオ上のラスボスである黒獅子重工との決戦も行えるかは完全に運次第。 実力主義のあかつき大学ですら当然この仕様で、猪狩が物凄い勢いで炎上して負ける事も決して珍しくない。 この為序盤から1勝を要求される熱血大学はあかつき大学よりもクリアが難しいという意見さえある。(ただし勝ちやすくする方法はある。仕様を知った上で対策を取れば、熱血は試合では比較的勝ちやすい方である) リメイク版のサクセス・レジェンズではキャプテンであれば全試合7回表から操作可能なため、この点は改善されている。これによりクリアが安定する一方、熱血大学では仕様上ゲームのテンポが大きく悪化するなど一長一短だが。 また、各大学にもそれぞれ個性が付いたものの、良くも悪くも片や無個性のパワフル大学と、片や完全実力主義のあかつき大学及びするめ大学はいいにしても、熱血大学、官僚大学、仏契大学のイベントは殆どが運。 仏契大学の場合、大豪月様の特別練習が売りなのだが、イベントの発生は完全ランダム。当然卒業まで1度も練習が発生しないことも珍しくない。 また、妨害工作マニュアルについても、最初に貰える1巻は成功に運が絡むものばかりなので、必ず成功する2巻及び3巻を早く貰いたいところだが、新しいマニュアルを貰うイベントの発生条件が「監督評価を一定以上にしたあとランダムで発生」というものなので、監督評価を上げたらあとは運任せで待ち続けるしかない。当然卒業までマニュアル1巻のみで妨害工作を続ける羽目になることもざら。尚、後述の「人のウワサも75日作戦」も2巻に収録されている。 一方合宿中に特別練習が立て続けに発生した場合は極めて悲惨。この特訓は体力が無くなるまで練習をやらされるのだが、序盤でぶっ倒れようものなら病院送りにされた挙句、能力と評価を大幅に下げられる。いくら体力が満タンでイベントが発生しても立て続けに特訓をやらされれば入院を回避する方法はない。 官僚大学は大倉キャプテンの入学経緯の秘密と、内角監督の悪巧みがあるのだが、このイベントの発生もかなり運が絡む。 大倉に相談することでフラグが立つので仏契大学よりは発生確率を上げられるもののやはり運任せであることは否めない。またこのイベントを発生させないと、官僚大学において3年生以後に野球部が存続している理由に矛盾が生じてしまう(一応フォローらしきイベントは入っているが)。 + 大倉章キャプテンと内角監督の悪巧みの真相 実は大倉は内角の手によって官僚大学へ裏口入学をしている。内角が大倉を裏口入学させたのは、大倉の父が議員をしており、議員の力を使えば官僚大学の学長になれると見込んだためである。この弱味を握られたがために、大倉は野球への熱意を失い「勝者が敗者を管理して人生は成り立つ」というあまりに夢のない姿勢になってしまった。 更に内角は「自分の評価が下がるから」と成績の悪い野球部を疎んでおり野球部を潰そうと企んでいる。現にこのイベントの最中「野球部解散をチームメイトに告げないと裏口入学をバラし、企業への内定を取り消させる」と大倉を脅す場面まである。 最終的に主人公の叱咤を受けた大倉が野球への熱意を取り戻したことで、野球部解散は白紙となった。当然ながら大蔵は監督と決別、企業への内定も断る形になってしまった。 ちなみにこの内角監督、野球部の成績がよくなった途端、これまで何の指導もせず試合メンバーも大倉に任せきりだったくせに「私の指導が間違っていなかったことが証明された」「試合を見ていた学長が喜んだ」「これからも私の出世のために頑張ってください」と急に掌を返す典型的な小物である。 この一連のイベントを通らない限り、本来官僚大学野球部は内角の息のかかった大倉によって解散が発表されていた可能性が高いのだが、イベントを通らなかった場合でも廃部通達は一切なく、ドラフト(4年生秋)までプレイ可能だったりする。 一応前述の「野球部の野球部の成績がよくなったので私の指導が間違っていなかったことが証明された」という内角の発言から、方針転換があったという解釈も出来る。 また、このイベントとは関係ないが、「学力試験時及びその後の追試の際に入院していると留年となりゲームオーバー」という仕様があるため、テスト直前に交通事故に遭うと問答無用でゲームオーバーになるという面もあるが、こちらは発生確率の低さからあまり問題視されていない。この時期に交通事故に遭ったら泣いていいレベル。 最も運に泣かされるのは熱血大学。官僚大学及び仏契大学は育成・シナリオ面での運要素こそあれ、育成は兎も角クリアするだけなら運には泣かされないが、熱血大学はクリア自体に運が絡む。 熱血大学は極端な人員不足であり、入学した地点での部員はキャプテン兼監督の勝、主人公、矢部の3名のみ。主人公がキャプテンとなった2年生の春から部員勧誘をしてメンバーを集めるのだが、この勧誘の成否は完全ランダム。(とはいえ、やり方を誤らなければ9人は簡単に集まる) 更に人員が集まったとしても2年目の秋までに1勝しないと野球部が廃部になってしまうのだが、前述の通りキャプテンでも地方大会は全員操作出来ないという本作の仕様上、主人公がいくら頑張っても試合で勝てるかは運任せ。つまりは2年生の秋までは完全な運ゲーになってしまっている。早い話が前作の赤とんぼ高校で多発した「主人公がいくら頑張っても試合で勝てず廃部になり2年生でゲームオーバー」という悲劇を本作でも繰り返してしまった。 これに選手育成まで視野に入れるとなると更に悲惨。せっかくキャプテンを引き抜けたのに試合に負け続けてあっさり廃部へ追い込まれたり、逆に試合に勝てていっても有力なチームメイトを勧誘出来ずその後の育成がままならなくなるなど何もかもが運任せ。楽しめない人には全く楽しめないシナリオとなっている。 一応、2年のうちからキャプテン部員をピッチャー(テニス部斉藤or陸上部黒木)を含め3人以上引き抜ければ、元々彼らは能力が高く、最終的なチーム力は文句なしに最強クラスになり運に恵まれればその固有イベント発生で主人公自身の強化にもなるなど利点があるには違いないが、強打者系野手の育成ならより仏契大学の方が有利な上に、その象徴的な特殊能力「威圧感」まで体得できるのであまり魅力はなく全大学が使えるようになるとパワフル大学とともに利用価値は皆無同然になる。 監督が起用されておらず、一応たった1人の部員であり「キャプテン」である勝がいるのに、これとは別に野球部部長(といっても廃部勧告をするだけで何もしない(*14))なる人物がいるなど、熱血大学の設定はかなりツッコミどころが多い。 この他にも神社に現れる横森くるみとの交際と末路、矢部徳子のアイドルデビュー、浪速に借金をしてフェードアウトする鬼塚、大豪月様の秘密など見るのが困難なイベントが多数存在する。 横森のイベント群は、非効率かつ発生自体がランダムなイベントを、非現実的な回数分こなさなければならない。しかもイベント完結後に交通事故に遭いそうになると発生する追加イベントまで完備。無事見られた人は果たして存在するのだろうか?なお今作の交通事故発生率はかなり低い。 彼女候補のうち、野球超人伝をくれる雨宮冬実と加藤京子は付き合うのが極めて困難。加藤と知り合う条件は、ダイジョーブ博士の能力アップ手術に失敗すること。 この二人にも1年目の誕生日プレゼントが一応設定されているが、まっとうなプレイで貰うことは不可能に近い。 試合で活躍するとドラフト1位指名されなくなってしまう。 1位指名されるには影山スカウトと知り合わないままスカウト評価を一定数上げることなのだが、影山スカウトと会うイベントの発生条件が「試合で活躍する」という条件のため、「クリアの為スカウト評価をあげようと試合で活躍した結果、1位指名されなくなる」というミスマッチな事象が発生してしまう。そもそも試合外でスカウト評価を上げること自体が難しいのだが。 また、強制的に影山と出会うあかつき大学では主人公はドラフト1位指名されることはない。 手っ取り早く1位指名を狙いたいのなら、仏契大学でプレイした上で「人のウワサも75日作戦」をやりまくればよい。ただし人間的には褒められた行為ではないし、こんな方法で1位指名されても嬉しくはないのだが。 もっとも1位も3位も結果的に差はない(6位の場合のみ背番号が選べない)ので致命的なものではないが、やっぱり1位指名された方が嬉しいので残念な感は否めない。 サクセスの試合で、プレイヤー側の大学では、野手のスタメンは同じポジション同士だと打撃パワーの最も高い選手が選ばれ、他のパラメータは参照されない。 毎試合オーダーを組み直すのが地味に面倒。 バグがある。 故障率が練習前の体力で計算される(*15)、ミートカーソルを8に上げると直後に7に戻されてしまうといったものなど。 パワフル大学の監督「加山」は、相談すると稀にイベントが発生し、最終的に特殊能力を得ることができるはずなのだが、バグによりイベントが途中で終わってしまう。 家賃が上がるイベントがランダムに発生し出費が多くなる事が多い。 母親に相談すれば仕送りを増やしてもらえるが、家賃を5000円上げたのに対し母親の仕送りは3000円しか増えないなど完全に出費が抑えられるわけではなく、周1回分のコマンドパスになるので結果的にバッドイベントとなる。 尚、仕送りに関する相談はイベント発生直後でなければ発生しないので相談し忘れるとそのサクセス中はずっと出費が増えたままで過ごす事となる。 極稀に起こる父親のリストライベント 父親が会社をリストラされてしまったために仕送りが送られてこなくなるというかなりヤバいイベントである。 このイベントは仕送りの多い官僚やあかつきでは致命的で、月一で新薬のテストのバイト(ダイジョーブ博士のパワーアップ手術の報酬をお金に置き換えたような代物)をしないと生活すら困難になるレベルで選手育成の危機に陥る。 反対に仏契大学は元々の支出が少ないため、ある程度の貯蓄があれば解除(下記)まで乗り切れることが多い。 このイベント発生後は、この状態解除にあたる「父親が再就職」が確率で発生するようになるのだが初期状態の金額に戻るだけで母親に相談して増額してもらった分は加味されないため上記の方法などで乗り切っても、やっぱり元よりは苦しくなる。 特殊能力に関する問題 マイナス特殊能力の「三振男」を試合で一度でも三振すると試合後に25%の確率で取得してしまう。後の作品では1度三振した程度で取得することはなく、あまりにも厳しい条件といえる。 「寸前×」も官僚大学限定ながら「マネージャーに相談して特定のイベントで特定の結果になる」という簡単なことであっさり取得してしまう(ピッチャーの場合、特殊変化球を覚えるために相談するのが有効なのでその流れで取得してしまいがち)。 にもかかわらず、どちらも除去手段が非常に限定されていて育成に組み込みづらいのが痛い。 中継ぎ・抑え投手に、ペナントを進めるにあたって重要な特殊能力の「回復〇」がどの大学でも取得出来ない。一方で「回復×」は初期能力として持っている場合が多く、こちらも除去手段がかなり限られている。 サクセス中限定ながら「サボリぐせ」も熱血大学の場合、彼女系のレアイベントでしか除去できず詰みに近い状態になる(*16)。 一応他大学と違い初期能力でつくことはなく、「遊ぶ」→「夜遊び」ぐらいでしかつかない上に、その遊びに頼らなくてもヤル気は上がりやすいからあまり「遊び」を選ぶ必要がないのが救いと言えば救い。 総評 サクセスのボリュームが大幅に増え、複数の高校・大学でバリエーションを出すというのは以後のパワプロでもおなじみの要素となった。 反面サクセスはまだまだ運任せな要素や粗削りな点も多く、本格的に改善されていくのは次回作からと言える。 ドラマティックペナントでの成長要素も以後に繋がる要素である。ニンテンドウ64パワプロの到達点であり、パワプロシリーズから見ても重要な一作の一つと言えるだろう。 余談 矢部のオタクキャラが定着したのは今作から。 矢部のお気に入りアニメで、パワポケシリーズでも都度登場する「ガンダーロボ」は今作から。とあるイベントでは主題歌を熱唱する矢部の様子も見られる。 『5』のOPで既に「漫研に入ろうとしたが主人公に無理やり誘われた」という要素はあった。 元々スタッフ間では「大学編は安易でつまらない」という意見があったが、「放浪編」「宇宙編」などのアイディアでも微妙という事で大学編となった。この他にも「父親から逃げ回る」「音ゲー的なミニゲームを入れる」等の案もあったが「野球ゲームを作っているから」というあまりに真っ当かつ見方によってはつまらない理由で没案となった。 なお関係性があるかは不明だが、『パワポケ1』には音ゲーのミニゲームがあり、『パワポケ9』は事実上「放浪編」「宇宙編」である。 主人公がドラフト1位になれない場合は当然1位は猪狩なのだが(一応例外はある)、猪狩はあかつき大学プレイ時に大炎上を繰り返えそうが、試合に負け続けようが、シナリオ上問答無用で1位が確定している。また主人公に試験で滅多打ちにされようが、野球部をサボって短期間とはいえ失踪しようが1軍から外れることはない一方、主人公はろくな練習もさせていないのに強制コンバートさせる、主人公をグランドにグラブを置きっぱなしにするなと叱るくせに自分のではないと嘘を吐いた途端「よく手入れされている」と掌を返す、「1軍でも無い選手の相談には乗る価値がない」と言っておきながら1軍になったところでろくな相談にも乗らないなど「梅田監督は猪狩贔屓兼主人公逆贔屓」とネタにされた。 またこのネタがゲーム雑誌で取り上げられたこともあり、その際スタッフは「猪狩のご両親から何か貰ってるんでしょう(笑)」と回答していた。おいおい…。 後の作品では猪狩側の内面も描写されるようになり「試合に負けた責任を感じて自暴自棄になった猪狩を主人公とチームメイトが励ます」「猪狩が2軍落ちした主人公を励ましたり練習に付き合う」「決め玉の取得や先輩に勝つための特訓に付き合う」等のイベントが追加され、少々嫌味ながらも純粋に良きライバルという地位を確立させるようになる。 反面梅田監督についてはこれといったフォローはないばかりか、「9」で同系列ながらもそれなりの実績を残す上に選手の贔屓もしない千石忠監督が登場したことにより「厳しい割には実績も指導能力も人間性も2流」とますますネタキャラになってしまった。 あかつき大学の梅田監督の強制コンバートのイベントは実は「メインのポジションのみを強制的に変えられる」というだけなので、サブポジションは一切関与されない。 例えば椿本キャプテンの相談イベントでファーストから外野にコンバートされた後(メイン「外」ザブ「一」の状態)に走力をケガなどで落として、梅田監督のチェックに引っ掛かる基準でファーストに強制コンバートされるとメインが「一」でザブにも「一」があるという珍妙な選手ができる。 PSPのリメイク版『サクセス・レジェンズ』はシステム面は基本的に改善されているものの、初期能力が低いなどで育成効率が悪く評判は芳しくない。 またガラケーアプリとしてもリメイク移植された。 初期から特殊なフォーム 野手の場合「王」、投手の場合「野茂」と名前を入力し、顔を標準の色にすると50%の確率で一本足打法、トルネード投法を使う選手が登場する。 現役時代の王貞治氏は左投げ左打ち一塁手だが、右打ちや別のポジションでも問題なく可能。『99』以降は特殊フォームも普通に選べるようになった。 前作ではまるでバーゲンセールのように「威圧感」を持った選手がゴロゴロいたが本作では、それもかなり限られたものになっている。 その中で「アベレージヒッター」「パワーヒッター」「チャンス〇」等が一切なく「体当たり」ぐらいしかない鈴木健(西武ライオンズ)は「威圧感」が保持されている。