約 7,430 件
https://w.atwiki.jp/hinokami/pages/90.html
サークルメンバーの場合、ログインするとさらに詳細なデータを表示できます。 主な担当 メンバー名 0.リーダー 火神はやて 1.音(音楽/声) haco+ ぎんろう けだま猫 しりさ ちゃ太郎 のん ひかりん 熊の子 狐悠 三田ルナ 大三元 土屋たわし 夜壮然 2.絵 mio-she でぃけ びゃっこう ぷなみ~ もこ んにゃら 甘れもん 坂田 3.文(小説/シナリオ) Mr.北海道 ぬかみそ ハムム 情人 八雲黄緑 4.物(グッズ等) ミストラル リィレン 怒M(怒Mわんこ先生) 5.情報(広報/プログラム) クロウト こんつ ふにゃも 夜月 遥伽彼方
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/16506.html
四神が外れ枠とは恐れ入り谷の鬼子母神である。確かに本家に比べると色々と物足りないが -- 2018-02-04 14 27 12 熊のぬいぐるみは何を暗示しているのか… -- 2018-02-04 17 09 07 絵はダイヤ級、性能はまあ… -- 2018-02-05 00 41 37 やっぱりレイラン可愛い。こんな表情でチョコ渡されたら簡単に墜ちるな。 -- 2018-02-05 06 53 28 これだれ? ってほどかわいいな、おい。今までの綺麗系からの路線変更が成功したと思う -- 2018-02-05 13 46 40 なんかキトキトする... -- 2018-02-11 13 42 19
https://w.atwiki.jp/unkochan-plus/pages/304.html
| 2009.09.19 | Saturday | 動画関連 | 20 41 | comments(46) | by 平成のタネマシンガン | ふぅ。只今。 ちょっと落ち着いたので執筆。 昨日6ぽけ上げた。内容確認せずに上げたので不安だったが、まぁ何も問題なかったのだろう。 (少なくとも苦情は来ていないので) 最近動画内のコメントしっかり目を通すようになったのだけど、編集するの反対派の方も結構いるみたいだった。 なかなか難しいもんだね。チンポ。 まぁ、好き勝手にやっていこうと思った午前二時の昼下がり。 コメレス?ワタシニホンゴワカラナイヨ。 ・・・神【59歳】「コメレスは一旦忘れて、次回からにしなさい。」 ・・・うんこちゃん「わかりますた」 コメント ふう。1コメか? 俺はうんこちゃんのすべてに賛成する どm 2009/09/19 8 45 PM お疲れ様です コメレス楽しみにしてます 六画面最高にワロタw 神 2009/09/19 8 47 PM 神のお告げなら仕方ない 引き続き米レスがんばって! 有袋類 2009/09/19 8 50 PM 神【59歳】がおっしゃるならしょうがない。 2009/09/19 9 05 PM とうとうコメ返信サボりやがったなw 暇なときにでも返信たのみます 2009/09/19 9 08 PM 神のお告げなら仕方ない 引き続き米レスがんばって! 有袋類 2009/09/19 9 14 PM これはコメ返し打ち切りフラグwww 荒ぶる男(15歳) 2009/09/19 9 28 PM コメレス無しか 神様(59歳)のお告げなら仕方ない ちなみに、編集はしないほうが好きですかね しげ 2009/09/19 9 37 PM 動画見たよ。 すごい進んだねー!! 流石、そろばん2段なだけあるわww あぁ、コメ面倒くさいだろうね。 気に入ったヤツだけとかにしたら? ま、うんこちゃんのしたいようにすればいいさぁ〜♪ per_69 2009/09/19 9 46 PM ワシの持ってるバチをちょっとお尻に入れてみてくれんかの? 神【59歳】 2009/09/19 9 55 PM 仕事お疲れ様です。 うんこちゃんの誕生日の日付が気になりすぎて夜、寝過ぎてしまう私に宜しければ教えていただきたいです。 休日は自宅警備員 2009/09/19 9 59 PM コメレスやめたか〜w ってか 蛟とのコラボしないか? イイかげんしてもいいだろ!w それか一緒に生やってみてくりゃれ? 2009/09/19 10 47 PM オブゲ(とかげ)のとこで感動しましたーあ! yk 2009/09/19 10 48 PM イーブイにどんなニックネームつけるのか期待。 そろそろ生配信やるのかな? ナポリタソ 2009/09/19 10 55 PM 初コメです 前から思っていたのですが ツモって何なんですか 狩人 2009/09/19 11 00 PM 神若いなwwww とりあえずうんこちゃんの好きなようにしても文句はないと思われ(・∀・) まぁ編集なくても腹抱えるほどおもしろいがwwwwww クー 2009/09/19 11 38 PM 勇者フィフティーン「コメレスなんてやってる暇があったら黙ってツモ」 tsk 2009/09/19 11 51 PM コメレス諦めフラグ乱立中ですよ、うんこちゃんwwwww まぁ、コメレスはしてくれなくてもいいので6画面を、6画面をうpしてくださいwww 生放送も復帰した蛟さんとの雑談ラジオも期待しといてやんよ!! 725 2009/09/20 12 04 AM さぼったなこの糞やろう 三田 2009/09/20 12 21 AM まあ、コメ返は大変だろうしやめても文句は言えないね。 蛟さんが復活してましたね。 またうんこちゃんとの雑談聞きたいので是非よろしくね、うんこちゃん。 若竹 2009/09/20 12 26 AM 神のお告げなら仕方ない くまのうほ活躍に期待しながらトイレ行ってくる くまのうほは俺の嫁 2009/09/20 12 28 AM イワヤマトンネルのトレーナーの射程って長いんだな。あの長さならどのくらいの大きさの巻き糞が作れるのだろうか。理系のうんこちゃん教えてください^^ て、勇者フィフティーンが言ってた。 ちくぼん 2009/09/20 12 40 AM オブゲはすごいと思ったwww 編集結構おもしろいし、 いいとおもうけどな・・・ 癒遊由 2009/09/20 1 41 AM ふぅ もちっこにゃんこ 2009/09/20 1 55 AM 脱るなwww仕事しろwwww でもうpはしてね( ・ω・`) 蚊さんが復活したようですね。 ここいらで例の起爆剤を投下してみては? ○○○こちゃん 2009/09/20 2 00 AM 神【59歳】のお告げならしょうがないww 編集はどちらでもいいです。 でもBGMは好きです。 ゼロ 2009/09/20 3 06 AM 蛟(か)さん復活しましたね。またコラボお願いしますお しろくろ 2009/09/20 3 14 AM うんこちゃんとスカイプしてぇ あと神(59)がおっしゃるなら仕方がない そういえばうんこちゃんさんの住んでる所はペットおkなんですか? 七味製薬 2009/09/20 3 26 AM 動画あとでみれたらみますω・`) 大学の課題におわれております レポート4000字かけと言われたらうんこちゃんさんはどうしますか?(サボる以外でおねがいします) ゴールデンババア 2009/09/20 4 20 AM 新しい試みをすれば賛否両論あるのは仕方のないことですよ。 一視聴者としては実況も編集もうんこちゃんの好きなようにやって欲しいですw その方が見ている側も楽しいのでw ドリー 2009/09/20 7 51 AM うぽつ。 いわやまとんねる終わったね。 予想以上に速かった気がす。 次回も楽しみにしてる。 おにちくな動画わいあーる! 妊娠何ヵ月か忘れた。 2009/09/20 7 54 AM 動画うp乙です!夜ごろ見ます(´∀`*) コメレス・・・神のお告げなら仕方ない というかもうピックアップで良いと思いますよー ちなみに編集はないほうが自分も好きです! こんこん 2009/09/20 8 21 AM 編集は音楽とうーちゃんのみ許す こまみゆ 2009/09/20 8 43 AM 右下回復しろよ bkmt 2009/09/20 10 53 AM 今回は神回だったなぁww さずがそろばん2段ですね〜w ぁ”〜糞でねぇゃ(ノД`)w なめっこ 2009/09/20 11 12 AM 無理しないでね! うんこちゃん大好き 2009/09/20 11 22 AM 更新おつかれさまです〜。 あんなにコメントあると返信も大変ですよねっwwとりあえず、自分のペースで更新したらいいと思いますよっ。 タイピングも若干遅いようですしww大変なら止めちゃっても大丈夫だと思いますよ。 それでも応援し続けますのでっ! 次回はジム戦デスヨねっ!頑張ってくださいっ! 唯 2009/09/20 1 09 PM 神が言うなら仕方ないw どっちも楽しいから編集するもしないもうんこちゃんの好きにすればいいさ 2009/09/20 1 37 PM うんこちゃんも、そうとうニコ厨だなwww 糞。 2009/09/20 2 04 PM うp乙!やっぱり6ポケにはコーラック効果があるね。動画見てたら、何の前触れもなく便意が来たよ(リアル話) おせっかいだけど、あんまり使わないポケモン(ぼいんすきナド)育て屋に預けるのもアリだと思うーよ。 ぽりばけつ(3回目) 2009/09/20 3 00 PM 生放送いつやるか前もって言ってね! 平日のお昼とかだったらうんこちゃんの為に学校休むよ!! やるやる詐欺なんて認めないんだから! 2009/09/20 5 54 PM うp乙 Part19 楽しみにしてるノシ 最終回まで 後60くらいか?? くでえ 2009/09/20 6 02 PM 神【59歳】のお告げとはいえ、ようやくコメレスをサボったかw まぁそれなりにがんばれ! ユウリ 2009/09/20 9 51 PM のえささんとのコラボも楽しみにしています。 自分も編集はしないほうが面白いと思いますが、OPはあった方がいいと思います。 2009/09/21 12 01 AM 初コメ 蛟との動画も期待してるからがんばってね。 6画面神がかり的に上達してるよねw うんこちゃんのうんこ 2009/09/21 12 52 AM 初コメで〜す☆三 パート1から見てきましたが、画期的な企画で驚きです(笑) うpはゆっくりでいいんで、四天王倒すまで逃亡しないでくださいね♪ オブチフアン 2009/09/23 3 04 PM
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/10452.html
越冬 (えっとう)熊 レベル:数 27〜30 2〜4 構成 名前 種類 レベル 初期付与 使用技 越冬熊 熊 27-28 ▲ 反撃、噛みつき、噛み破り・壱、噛み破り・弐、渾身撃、連打、気合充填・壱、呼び出し、威嚇、沈黙の吠え声、呪縛の吠え声、恐怖の吠え声 特徴 生命1400ほど 生息地域 越後:とール:中心 3pop、とール:南西 2pop、ちール:東 2pop ドロップアイテム 軍事クエスト:動物の毛皮、熊の毛皮 材料・他:熊胆、毛皮 装備等:小熊人形 入魂材:蛋白石+40、天河石+2、蛍石+2 その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/2640.html
凶暴な熊 レベル:数 25-31 1-3 構成 名前 種類 レベル 初期付与 使用技 凶暴な熊 熊 25-31 ▲ 噛みつき、噛み破り・壱、噛み破り・弐、連打、呪縛の吠え声、恐怖の吠え声、反撃 生息地域 三河:に−ヌ、に−リ 甲斐: 信濃: 武蔵:ち−ニ、ぬ−リ 特徴 敵対タイプがほとんどだが、一部では黄ネームがPOPすることもある。 Lv26の生命1320 Lv27の生命1371 ドロップアイテム 軍事クエスト:動物の毛皮、熊の毛皮、害獣の牙 材料・他:熊胆、毛皮 家具:熊皮の敷物 その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rsnovel/pages/154.html
第一話「家出娘は冒険者?」 1 891 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/20(火) 22 29 22 [ b6Gnz/6I ] 他人もすなるSSといふものを我もしてみむとてするなり と言うわけで投下~ 一口に冒険者といっても、さまざまな人種がいる。 己が身を盾に、ひたすら仲間を護らんとする剣士がいれば、決して敵と刃を交えず、ただひたすらにアイテムを拾うことに執念を燃やす剣士が。 仲間の剣に炎の力を与え、さらには凍れる一撃で敵を葬る魔術師がいれば、わざわざ初心者用ダンジョンにやってきてメテオを撃ち込み、「俺様tueeeee!!」を誇示する者。 昏き復讐に身を焦がすものもいれば、友達に誘われて始めてみました♪と言う冒険者も。 この物語は、ちょっと変わった二人組の冒険者の物語。 古都ブランネンシュルグと鉱山街ハノブ、神聖都市アウグスタをつなぐ東プラトン街道。 普段なら隊商たちや乗合馬車の行き交うはずが、しかし今日に限ってはほとんどそれらの姿は見られない。 代わりにいるのは、伝統的なロマの衣装に身を包んだ一人の少女だ。 歳は十代の後半くらいか。 ややくすんだ金髪を窮屈そうにフードに押し込め、手には簡素な横笛。 胸元には犬笛に似た意匠のペンダント。そして耳には不思議な光を放つ輝石のイヤリング。 ビーストテイマーか、サマナーと呼ばれる冒険者に間違いない。 ――うぉんうぉんうぉん 生理的嫌悪感を呼び起こす無数の蟲の羽音。 少女を取り囲んでいる蜂の群れのものだ。 これが、街道に人気のない理由。 普段なら森の奥に生息するはずの殺人蜂の群れが、なぜか街道付近に巣を作ってしまった。 そして、これを排除するために呼ばれたのが冒険者の彼女、フィーナだ。 ――ぅおんっ! 羽音がいっそう高まり、蜂の一群がフィーナを襲う。 だが、彼女はひるむことなく、構えた笛で蜂の群れを指し示し、 「Ha――h!」 鋭い呼気とともに気合が迸る。 と同時、彼女の傍らから飛び上がった影が、蜂の群れを吹き散らす。 渦巻く嵐。止まらぬ風。生きた竜巻。 ウィンディと呼ばれる風の精霊だ。 ウィンディはフィーナの攻撃命令を受け、蜂の群れを一気に吹き散らす。 優れた剣士や槍使いの手を煩わせる蟲の群れも、吹き荒れる疾風の中では無力。 たちまちのうちに切り刻まれ、地面へと落ちる。 そして、蜂の群れをウィンディに任せ、フィーナが走る。 例え働き蜂を仕留めた所で、すぐに沸いてくる。 確実なのは、元から断つこと。 「見つけたっ!」 大の大人でも抱えきれないほどに大きな、殺人蜂の巣。 彼女の接近に気づき、さらなる蜂の群れが巣から飛び出してくる。 フィーナは不敵に微笑み、手にした笛を唇に当てた。 渓谷を吹き抜ける風のような清冽な旋律が響き、蜂の群れを吹き払う。 そして、いつの間にか彼女の傍らには、燃え盛る炎の犬、ケルビーの姿。 「Ya――、Hah!」 彼女の声に合わせ、ケルビーの尾から炎が放たれる。 放たれた炎は狙いを外すことなく巣に突き刺さり、炎上させる。 「Yes!」 いまだ尾に炎を燈すケルビーと、そして蜂の群れを追い払ったウィンディを足元に従え、フィーナは誇らしげにポーズを決める。 と、視界の隅でがさりと茂みがゆれる。 「ん、まだいた? ――ケルビーっ!」 再び炎玉が放たれる。 命中地点から聞こえる、鈍い吼声。 「え――吼声?」 茂みを掻き分け、現れたのは―― 「く、くくく――!?」 一撃で巨岩すら打ち砕く、3ヤードを越える巨体。 その名は、キングベア―。 「クマ――――っ!!」 2 892 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/20(火) 22 29 59 [ b6Gnz/6I ] 後頭部に焦げ目をつくり、怒りに燃えた瞳でこちらを睨みつける。 蜂蜜は熊の大好物だ。 おそらく、先ほどの蜂の巣を狙っていたのだろう。 だがそれを彼女が燃やし、さらには熊自身にまで一撃を加えてしまった。 さすがに怒りもするだろう。 「えへへ……」 可愛く笑ってごまかそうとするが、 ――グァァァッッ!! 「やっぱ、許してくれないよねぇ~~っ!」 脱兎。 そんな形容詞が似合うような見事な逃げっぷり。 だが、怒りに震える熊は彼女を逃がしはしない。 吼声をあげ、地響きすら立てながらフィーナの後を追う。 「も、もう駄目ぇ~~っ!?」 熊の爪が、逃げる彼女の背中をかすめる。 その瞬間。 「ふっ!」 翻るスカート。 旋風のごとき回し蹴りが熊の側頭部に突き刺さり、1トン近いはずの巨体が大きく仰け反る。 「お嬢様、ご無事でしたか?」 枝毛一つない栗色の髪に、頭を飾るホワイトプリム。 エプロンドレス姿も美しい、その姿は正当なブランネンシュルグ系メイドの姿だ。 「ミーア、ナイスタイミング!」 フィーナの顔が、ぱっと明るくなる。 「ええ。メイドですから」 微妙に答えになっていないが。 「普段は路傍の石の如く気配を消し、されど主が求めし時は常にその傍らに。それがメイドたる者の務めです」 ミーアの蹴りに大きく仰け反った熊が、しかし大したダメージも無かったかのように起き上がり、こちらを睨む。 ミーアも負けじと睨み返し、構えを取る。 「わたくしが食い止めている間に、お嬢様はお逃げください」 「でも、私の足じゃすぐに追いつかれちゃう……」 フィーナの言葉に、ミーアは笑みを浮かべ、 「お嬢様がそこに連れているのは何ですか?」 「あ……」 言われて思い出す。 火犬、ケルビーの持つ能力を。 「さぁ、わかったのなら早く。わたくしもすぐにまいりますわ」 こくりと頷く。 「ミーア、気をつけて。――ケルビー、行くよっ!」 フィーナがケルビーの背に飛び乗る。 彼女を背に乗せたケルビーは一声唸ると、すさまじい速度で走り出す。 主人が走り去っていったのを確認し、ミーアは改めて熊と対峙する。 「たとえ主が見ていなくとも、常に奉仕は全力で。不肖ミーア=ウェズリー、お相手させていただきますね」 そして、キングベアーの咆哮が街道に響き渡った―― 3 897 名前: 891-893 投稿日: 2005/09/21(水) 12 43 34 [ Uoh8ZGD2 ] まさに、風を切るように走る。 フィーナは、ケルビーに乗って走るときのこの感覚が好きだった。 初めてケルビーを呼び出したときは、嬉しくて思わず鉄の道付近まで走っていったものだ。 帰りに道に迷ってしまい、途方に暮れていた時、名前を呼んだらすぐにミーアが駆けつけてくれた。 なぜ? と問うフィーナに、彼女はいつものように笑みを浮かべ、「メイドですから」と答えてくれた。 だから、大丈夫。 ミーアは絶対にいなくなったりしない。 たとえキングベアーが相手でも。 後方からはいまだに熊の吼声が聞こえる。 本当に、大丈夫だろうか。 かなり高レベルの冒険者でも、キングベアー相手には苦戦するという。 ひょっとしたら、いくら彼女でも…… 恐ろしい想像が脳裏をよぎり、フィーナは後ろを振り返る。 そこには誰の姿もない。 引き返そうか。今ならまだ間に合うかもしれない。 そう思って、ケルビーに引き返すよう命令しようとした時だ。 「お嬢様、戻ると危ないですよ」 聞きなれた声。 ふと横を見れば、見慣れたメイド姿が併走していた。 「み、ミーア!! いつの間に!?」 「メイドですから」 恐らく、フィーナを乗せている状態でもケルビーの速度は時速20マイルを越える。 それと併走していることも驚嘆に値するが、何よりいつの間に追いついたのかも気になるところだ。 だが、そんな些細な疑問より、彼女が無事だったことが嬉しかった。 「足止めはしましたけど、まだ諦めていないみたいです。とにかく、がんばって逃げきりましょう」 ミーアの言葉に笑って頷き、さらに速度を上げる。 ミーアも相変わらず涼しい顔でそれに追いつく。 後方からの熊の気配は近づきもせず遠ざかりもせずといったところか。 と、前方からこちらに歩いてくる人の姿。 魔術師とウルフマンの二人連れだ。 声をかけなきゃ、と思ったときにはすでにすれ違っていた。 「「あ……」」 フィーナとミーア、二人の声がハモる。 そして直後。 『うは、ありえねw 何でクマww』 『リザよろwwww』 そんな声が周囲に響く。 どうやら、不運な二人に八つ当たりしてクマの気も済んだらしい。 森が再び静寂に包まれる。 フィーナたちは、ゆっくりと立ち止まり、顔を見合わせる。 「ね、ミーア。これってMPK?」 「……不可抗力ではないでしょうか?」 ――――続きますっ <前 ▲戻 次>
https://w.atwiki.jp/blacklist/pages/318.html
【レアモンスター】へ アサルトベア [出現場所]デュゼム樹林(甲虫連隊撃破) [EXP]15[GOLD]0 [HP]?〜156 [弱]炎 [技]ベアクロー [落]力の欠片(+1)、黒曜石の斧 [盗]熊の爪 [場所]フィールド最奥 ◎=スタート、☆=レア、○=BOSS =‖=エリア移動 ━=直行ルート /=エリア無し ┌───┬───┬───┐ │***│***│***│ │***│***│***│ │***│***│***│ ├───┼───┼───┤ │***│***│***│ │***│***│***│ │***│***│***│ ├───┼───┼───┤ │***│***│***│ │***│***│***│ │***│***│***│ └───┴───┴───┘
https://w.atwiki.jp/evolution/pages/10.html
巨獣 ※赤文字素材は中山特産です。 百年巨獣 年数 巨獣名 ドロップ素材 幼年 プテラノドン ケツァルコアトルス 青ランク武器大荒獣皮 トリケラトプス ヴェロキラプトル 翡翠 大荒獣皮 五十年 渠豚 マムシ 紫ランク武器盤蛇の鱗 ヴェロキラプトル 大荒獣皮 百年 小白 盤蛇の鱗 エイシュ 負鷂 蜚労 ハエトリグサ 青ランク卵絳雲露 棘蜥蜴 マムシトカゲの鱗 神鷹 白雪の爪 盾牛 水牛の骨 蝙蝠 飛狼の皮 苔大虫 三葉の皮 早羚 骨羊の皮 虓鰐 虓鰐の皮 三百年 褐大虫 三葉の皮 鰐 鰐の鱗 炎狼 カツソのたてがみ 霜狼 カツソのたてがみ大荒獣皮霊片 蜚牛 ヤクのたてがみ 鱗蝠 飛狼の皮 コウカ 誇虫の羽 青蛍 誇虫の羽 五百年 蜚 牛蜚の皮大荒獣皮 ヘラジカ 蛍鹿の皮大荒獣皮 マムシトカゲ マムシトカゲの鱗 巨虎獅子 虎獅子のたてがみ トウコウ トウコウの皮 熠鹿 蛍鹿の皮 箆鹿 蛍鹿の皮 兕羚 骨羊の皮血玉の髄 梟泉 青鳥の羽 幻蝶 霧蝶の翼 鳧皋 鸛の爪 山蜘蛛 タランチュラの殻 驩頭 矛企の羽 点墨 誇虫の羽 パラサウロロフス 骨羊の皮元液 八百年 尾刺蠍 サソリの王の針 棘竜 滅蒙の皮 赤頭亀 赤頭亀の油 蟹王 陸蟹の殻金の鱗の甲血玉の髄 イナムシ ムカデの皮 鼠蝠 飛狼の皮俊足の羽 泊鹿 蛍鹿の皮 雛離 ラギョの尾 魚鰐 鰐の鱗 翡翠 青鳥の羽 千年巨獣 千年 霜熊 荊熊の棘 霜角犀 犀の牙 霜大虫 三葉の皮 燃牛 ヤクのたてがみ獣元の仙薬金の鱗の甲 顒 大荒獣皮 炎蝠 飛狼の皮俊足の羽金の鱗の甲 浮嵐 誇虫の羽誇虫の丹 三千年 炎兕 ゴウジの皮獣元の仙薬 助邪 盤蛇の鱗天蛇の牙 ヴェロキラプトル 千年獣魂 クジョ 瓊玉液 炎大虫 三葉の皮獣元の仙薬血玉の髄 霜虎獅子 虎獅子のたてがみ 炎虎獅子 虎獅子のたてがみ金の鱗の甲獣元の仙薬 鴻雀 赤白喙 霜鹿 蛍鹿の皮 氷鰐 鯱鰐の皮金の鱗の甲 炎鰐 鯱鰐の皮金の鱗の甲 鯨牛 水馬の骨獣元の仙薬 螭蝙 飛狼の皮俊足の羽 燭羚 骨羊の皮血玉の髄 勝雀 赤白喙 五千年 白狐 霊狐の毛皮 蒙蝎 サソリの王の針蝎甲の鋏 夭蛄 チンユェンの翼チンユェンの毒針 トリケラトプス 千年獣魂 旋亀 亀孽甲 羽瞿 瑝槃羽防具肩当て(飛羽) 桑婆 天蛇の牙盤蛇の鱗 炎角犀 犀の牙 八千年 炎熊 荊熊の棘 玉狐 霊狐の毛皮 骨竜 千年骨 鬿雀 摩奇の翅 石煌 煌の角 キメラ キメラ肩甲骨 陸吾 千年獣魂
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/3926.html
殿熊 2緑 クリーチャー ― 熊・侍 2/2 武士道1 あなたがコントロールする他の熊・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 あなたがコントロールする他の侍・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 38版の 218 [部分編集] 熊と侍のロード。 緑には侍があまりいないのは残念だが、熊のロードとして投入される可能性は充分にある。 また武士道があるので戦闘でも及第点か。 イラスト ● 目 ..-──- 、 ▲ ヽ , - ´~~` -、 / ● ● | \ 天晴 / | ( _●_) ミ ヾア 彡、 |∪| 、`\ノつ / __ ヽノ /´ヽ ノ (___) /
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/207.html
遊園地入り口にて人間五人とドール五体が佇んでいる。 ドールは五体ともお揃いの地味な上着とズボンを着ている。 人間側はそれぞれ何の変哲も無い私服姿だ。 やっと着いた・・・・ なんかここまで色々あったが、我々一向はついに遊園地の目前まで来た。 しかし、ここからが本番なのだ。気を緩めることはできない。 俺は各人に入場チケットを渡しながら言う。 マ:「いいか、これからくんくんのショーが始まるまで時間がかなりある。 その間、遊園地のアトラクションで遊ぶわけだが。」 俺はドール達をジロリと一瞥する。 マ:「はぐれないように、各パートナーから絶対離れないこと! いいな?」 皆:「は~い!」 遊園地内を移動するにあたりドール一体につき人間一人が付く算段になっている。 また、組み合わせとなった者同士は決して離れないようお互いを監視し合うことにもなっている。 で、各組み合わせは最初はこう決まっていた。 俺&蒼星石ペア ジュン&真紅ペア のり&翠星石ペア 巴&雛苺ペア みっちゃん&金糸雀ペア こう決めてはいたんだが、 昨日の説明会でこの組み合わせを発表した際、翠星石が何か言いたそうだった。 ずっとあとで蒼星石曰く、「ジュン君と一緒になりたかったんじゃないのかな?」ということらしい。 ということで俺は皆が歩き出す直前、組み合わせの変更を宣言した。 マ:「ジュン君。真紅と翠星石二人の面倒お願いな。のりちゃんはその補助で。」 ジ:「え!? な、なんで急に僕が二人も!?」 翠:「え!? な、なんでそんな急に、翠星石がチビ人間と!?」 の:「わかりましたわ~♪」 真:「・・・・。」 マ:「ほら、ジュン君、さっさと真紅と翠星石と手を繋いだ繋いだ! なんのために手が二本あると思ってんだ?」 俺はジュン君に真紅と翠星石と手を繋げるよう急かした。 互いに悪態をつきながらも渋々ジュン君を中心に手を繋ぎだす三人。ああ仲良きことは美しきかな。 いよいよ遊園地に入る。 の:「みなさ~ん、ここでチケットを係りの人に見せるんですよ~。」 俺が係りの人にチケットを渡してる時、先に入場した巴ちゃんがおずおずと近づいてきた。 巴:「あのう、ごめんなさい。」 マ:「ん、どした?」 巴:「雛苺がいなくなっちゃいました・・・。」 皆:「!」 え、えぇーー? 早い!早いよ! 雛苺さーーん!! 光の速さでいなくなった雛苺に対して俺は驚きを隠せなかった。 え? まだ全員入場してないよ? マ:「ちょっと皆ここで待ってろ!」 そう言うや俺は急ぎ入場し、辺りを見回す。 どこだ!? どこ行った!? いたーーーーー! 来場者に風船を配ってる熊の着ぐるみの背中に、雛苺がぺったり張り付いてるぅーーー! どうやら熊の着ぐるみの中の人は雛苺に全く気付いていないようだ。 マ:「こらーーー! な・に・を・やっちょるかーー!」 俺は熊の着ぐるみの方に迫った。 熊:「!」 熊の着ぐるみの人は怒鳴りながら猛然と迫ってくる俺を見て驚き、持っていた風船を手放してしまった。 天空に舞い上がっていく風船達。 マ:「あ・・・。」 しまった。熊の着ぐるみの人を驚かせてしまった。 そりゃ金髪のニイちゃんが怒鳴りながら迫ってきたら驚くわな。 雛苺はあい変わらず楽しそうに熊の背中にぶら下がっている。こ、この子は~! 俺は熊の着ぐるみの人に説明する。 マ:「すいませ~ん、あの、あなたの背中に連れの子がくっ付いてまして・・・。」 熊:「???」 我ながら何言ってるかわからんな。 俺は熊の着ぐるみの人の背後に廻り、雛苺を引っぺがした。 雛:「あう~~!くまさ~ん!」 マ:「こら! 勝手に行動しちゃ駄目だろ!」 雛:「うにゅ~! くまさんフカフカなの~♪」 この子は~! 完全にハイテンションだ。 熊:「・・・・。」 熊の人は俺をジ~と見ている。 マ:「あ、すいませんすいません。風船弁償します!」 先ほど俺が驚かしてしまったせいで飛んでった風船の弁償をせねばなるまい。 しかし、いくら出せばいいんだろう? 相場がわからん。 マ:「あのう、おいくらになるでしょうか・・・?」 財布を取り出した俺に、熊の人は盛んにイラナイのジェスチャーをしている。 お、こりゃラッキー。俺は人の好意は遠慮なく受け取るタイプだ。 マ:「んじゃ失礼しました~。」 俺は雛苺を小脇に抱え、そそくさと立ち去った。 なんか戻る間、背中に熊の人の視線を感じっぱなしだった。やはり怒ってたのか? さて、皆と合流を果たした俺。 巴ちゃんと雛苺には厳重注意だ。 黙って聞き入る巴ちゃん。 雛:「トモエを苛めちゃめーっなの~~!」 こらこら、誰のせいで怒られてると思ってるのだ。 マ:「ふむ、雛苺。まだよくわかってないようだな。あのな、巴ちゃんが叱られ・・・」 巴:「いえ、いいんです。私が目を離したのが悪いんですから・・・。」 なんか巴ちゃんが気の毒に思えてきた。 マ:「んじゃ巴ちゃんは離れないようずっと雛苺と抱っこしとくように。いいね?」 巴:「はい・・。」 雛:「わ~い。トモエ抱っこなの~!」 すかざず巴ちゃんに抱きつく雛苺。 今日の雛苺はいつにも増してテンションが高い。 無理も無いか、初めての遊園地だろうからな~。 さて、移動を開始する俺ら一行。 ドール達は物珍しげに周りをキョロキョロしっぱなしだ。 マ:「ではまず最初に乗るアトラクションはこれだ。」 俺はあるアトラクションを指差した。コーヒーカップだ。王道だな。 保護者同伴なら赤ん坊でも乗れる。 それぞれのコーヒーカップにおっかなびっくり乗り込むドール達。 真:「なんか、変な気分だわね。」 紅茶愛飲家の真紅は巨大カップの中で何か居心地悪そうだった。 それぞれのカップに全員乗り込み、やがてカップは動きだした。 俺は蒼星石と二人っきりで乗っている。 コーヒーカップといえば恋人同士の定番の乗り物だよな。 やべぇ、なんかその点を意識したらオラ年甲斐も無くドキドキしてきたぞ。 蒼:「わぁ、目が回るね~。マスター。」 マ:「いや、物足りないな。」 俺はカップ中央のハンドルを勢いよく回し始めた。 カップの回転速度が急激に高まる。 蒼:「わ、わ。ま、マスター! ちょっと、早いよ!」 マ:「舌噛むなよ。」 俺はさらに回す。 蒼:「わぁ~~~。」 ありゃ、調子に乗って回しすぎたか。 遠心力で体を支えきれなくなったのか、蒼星石が座ったまま俺の腰に抱きついてきた。 蒼:「目が、目が回る~~!」 あはは、俺もだ。 おやおや、俺らのとこの他にも高速回転してるカップがあるぞ。 ジュン君、真紅、翠星石、のりちゃんが乗ってるカップだ・・・ 翠星石がこれでもかと回している。何かムキになってるようにも見えるが、何かあったのか・・・? コーヒーカップが終了し、降りてきた俺、蒼星石、ジュン君、真紅、翠星石、のりちゃんは フラフラの千鳥足になっていた。 そんな俺らを写真に収めるみっちゃん。 翠:「フラフラするですぅ~。」 ジ:「だから止めとけって言っただろ。」 フラフラしながら言い合う二人。 真:「別に蒼星石のとこと張り合う必要なんて無かったのだわ。」 真紅もよろめきながら言う。 なるほど、翠星石も負けず嫌いだなぁ。 あ、のりちゃんがとうとうへたり込んだ。 マ:「大丈夫かよ。」 蒼:「マスター、お空がグルングルン回ってるよ~♪」 あ、蒼星石の目がヤバイ。 小休憩し、次のアトラクションに進む俺ら。 でかい怪しげな建物が見えてきた。 マ:「次はこのミラーハウスに挑戦だ。」 蒼:「ミラーハウスって何? マスター。」 マ:「鏡の壁で出来た迷路だな。 皆、出口に出ても全員揃うまで待ってろよ。」 そして、次々にミラーハウスに突入する我ら一行。 皆、辺り一面の鏡の壁に自分達が映し出される様に息を呑む。 蒼:「わぁ、僕がいっぱいいる。マスターも・・・。」 マ:「くれぐれもはぐれるなよ。・・・いて!」 曲がり角に気付かず、鏡に頭からぶつかってしまった。鏡のせいで前の状況がよくわからん。 蒼:「はは、何やってるの、マスター。」 翠:「さすがアホ人間ですぅ~♪」 蒼:「痛!」 翠:「痛!」 鏡に同時にぶつかる双子。いいものが見れた。 マ:「ははは、余所見してるから。」 やがてT字路に差し掛かった。 マ:「俺と蒼星石は左へ行こう。」(俺&蒼星石) 翠:「じゃあ、翠星石達も左へ行くですぅ!」(ジュン君&真紅&翠星石&のりちゃん) 巴:「じゃあ私達は右へ。」(巴ちゃん&雛苺) 金:「右に行くかしら~。」(みっちゃん&金糸雀) 二手に分かれる俺ら。 ジ:「けっこう広そうだね、この迷路。」 マ:「ああ、迷ったらけっこう悲惨かもな。」 またT字路に差し掛かった。 蒼:「どうしよう、マスター?」 マ:「左に行こう。」 翠:「じゃあ、翠星石達も左に行くですぅ!」 おいおい、ずっと付いてくる気か。 ジ:「いや、そろそろ分かれよう。あんまり狭い通路をゾロゾロ移動してもな。」 おや、ジュン君もしかして俺と蒼星石に気を使ってくれてるのか? 翠星石が少しごねたがジュン君が引き続き説得すると 翠:「チビ人間がそこまで言うなら、渋々承知してやるですぅ・・・。」 かくしてジュン君達は右への通路を進んで行き、俺と蒼星石だけになった。 歩みを再開する俺と蒼星石。 しかし、初めは侮っていたがなかなか本格的な作りの迷路だ。 しかもミラーハウスなものだから難易度はなお更高い。 さらにいくつか分岐点を通り、行ったりきたりしたが出口になかなか着かない。 つうか、他の人にも会わないな。 う~む。 蒼:「なんかここから一生出られない気がするね・・・。」 不安なのか蒼星石が手を繋いできた。 俺は優しく手を握り返す。 マ:「まぁ、いざとなったら『nのフィールド』使えば一発だけどな。幸いそこらじゅう鏡だらけだ。」 蒼:「あ、そうだね。忘れてたよ。」 蒼星石から不安な表情は消え去り、クスクスと笑い始めた。 さらに数分歩き回ったが出口に着かない。 う~む。 ?:「もう一生出られないんだわ~~!」 ?:「もう、みっちゃん泣いちゃ駄目かしら~。」 おや、この声は。 声がした方へ行くと、うずくまるみっちゃんを金糸雀が励ましてた。 これじゃどっちが保護者だかわからんな。 金:「あ、蒼星石達かしら~。」 こちらに気付いた金糸雀が明るい声を掛けてきた。 マ:「泣くこたぁないだろ、みっちゃん。」 まったくもう、いい大人が。 み:「でももう二時間も歩き続けてるのよ~!」 は? 蒼:「二時間って、まだ十数分しか経ってないと思うけど。」 金:「え?」 俺は携帯電話を取り出して時間を見た。うむ、十数分しか経っていない。 が、おかしい。電波が圏外になっている。そんな田舎か、ここは? むむむ、なにかおかしい。俺の中で不安感が急速に広がっていった。 マ:「よし、ひとまず『nのフィールド』で出ちまおう。蒼星石。」 金:「もう二回も『nのフィールド』を使ってみたけれど駄目だったかしら・・・。」 マ:「なんだと?」 蒼:「え、どういうこと?」 金:「二回とも鏡を通った瞬間、反対側の壁の鏡に出ちゃったのよ。」 むむむ。どういうことだ? マ:「とりあえず俺らも試してみよう。」 蒼:「うん、マスター。」 マ:「さ、金糸雀とみっちゃんも。」 横の鏡にダイブしようとした俺らだったが ?:「いけませんね~。ズルは。ペナルティを科しますよ?」 不意に声を掛けられた。誰だ? 10メートルほど離れた壁の鏡から、人が出てきた。 いや、人か? なんだこの兎頭は? 蒼:「ラプラス!」 ん、蒼星石のお知り合いさんか? でも、蒼星石の態度から、なんか相手は友好的ではないような・・・。 蒼星石と金糸雀は身構えている。 みっちゃんはいきまりの兎頭の登場に目をパチクリさせている。 ラ:「どうです? わたしが改築して差し上げたミラーハウスは。」 蒼:「なんだって、まさか・・?」 ラ:「はい、すでにここは私めの『nのフィールド』でございます。」 ん、何かおかしかったのはコイツの仕業か? マ:「おい、兎頭。」 ラ:「おや、蒼星石さんのマスター様でございますね。そちらは金糸雀さんのマスター様。 私は『ラプラスの魔』と申す、しがない道化師でございます。以後お見知りおきを。」 マ:「んなことはどうでもいい。さっさと元に戻すんだ。」 今日の遊園地ツアーを邪魔する者は何人たりとも許さんぞ。 ラ:「おや、私の迷路、お気に召しませんでしたか?」 マ:「今までに気に入られたためしがあるのか?」 ラ:「・・・・。」 兎頭は俺をじっと見据えた。 兎頭と数秒目が合う。なんだ、背筋が冷たくなってきた。 マ:「なんだ?」 ラ:「あなたは・・・・・ほお、これは凄い! まるで『切り札の塊』のような人だ! なるほど、ローゼンメイデンのマスターになるのも当然ですね。」 蒼:「?」 金:「?」 み:「?」 ラ:「・・・ここは大人しく退散しましょう。ではまた御機嫌よう。」 兎頭はそう言うと出てきた鏡へ消えていった。 マ:「なんだ? あの野郎。」 不気味で尚且つ勝手なやつだ。 蒼:「マスター、ここから脱出するよ!」 マ:「ん、ああ。」 ミラーハウスの出口にジュン君達と巴ちゃん達が待ちくたびれていた。 翠:「まったく、遅いですぅ~~!」 マ:「いや~、ごめんごめん。ラプラスとかいう兎頭にチョッカイ出されてさ。」 翠:「!」 真:「!」 雛:「!」 ジ:「!」 こいつら全員兎頭のこと知ってるのか。 真:「なんともなかったの?」 蒼:「うん、勝手に帰っていったよ。 金糸雀達が少し酷い目にあったみたいだけど。」 金:「二時間も迷わされたかしら~!」 金糸雀達は二時間と言ってるが実時間は十数分しか経っていない。 時間の感覚でも狂わされたんだろか。 マ:「大方皆と分かれて早々『nのフィールド』使ってズルしようとしたんだろ。 それであの兎頭にペナルティをくらったと。」 金:「くぅうう! 悔しいかしら~!」 ふう、さて、だいぶスケジュールが乱れてるな。 マ:「よし、気を取り直して、お昼ご飯にするか。」 雛:「ごっはん~♪ ごっはん~♪」 広い芝生まで移動し、敷物の上に弁当を広げる我ら一行。 弁当はあらかじめ各自で何を作ってくるかをちゃんと分担してあるから無駄がない。 いや~、蒼星石を始め、女性陣は料理の上手な人ばかりだからな、凄い豪華だ。 俺はオニギリを手に取った・・・が、なんだこのイビツな形は・・・ ん~? なんか視線を感じた。 真紅が俺を凝視している・・・。 てことは・・・ゆ、油断したーーー! これは真紅の握ったオニギリだーー! 一回真紅の作ったお菓子を食べてえらい目にあったことがあるのを思い出した。 く、オニギリがちゃんと握りきれていないため俺の手の中で崩れていく! 俺は女性が作ってくれたものをむげに出来ない性分なので必死にオニギリを口に運んだ。だが、 ゆがむゆがむ・・・崩れる崩れる・・・米が落ちる落ちる・・・ く、これは強敵だ。つうかよく今まで形を保ってたな。 俺はとうとう両手をフルに使いオニギリにパクついた。 マ:「・・・。」 しょ、しょっぺー!! 塩かけ過ぎだよぉ。 だがこれは想定内だ。俺は覚悟を持って口に入れたため、表情には出てないはずだ。 真:「・・・・。」 真紅がまだ見てるよぉ。 俺はすぐにでも飲み物で塩辛さに毒された口内を洗い流したかった。 真:「・・・・。」 マ:「うむ、このオニギリ美味いねぇ。」 俺は手に持ってるオニギリを全部平らげた。口内はえらいことになっていた。 蒼星石が無言でお茶が入ったコップを差し出してくれた。 ああ、蒼星石・・・・。そんな君だから俺は・・・。 俺はゆっくりとお茶を飲み干した。美味い、なんて美味いお茶なんだ。 よし、生き返った。次は・・・ 俺は玉子焼きを選んだ。口に放り込む。 マ:「・・・・!」 あま、甘~い! 砂糖入れ過ぎだよぉ。 先ほどのオニギリと違い、今回は覚悟がなかったため俺の顔は引きついた。 雛苺や金糸雀は実に美味しそうにこの玉子焼きを食べている。どういうことだ? う、うぐ。オニギリから続く急激な味覚の変化に俺の舌は痺れに近いものを感じていた。 むむむ。ジュン君や巴ちゃんは美味しそうに料理に舌鼓を打っている。 どうやら俺は数ある弁当の料理の中から地雷だけピンポイントに引き当ててしまっているらしい。 そうだ、蒼星石の料理を食べるんだ。今朝台所で甲斐甲斐しく弁当を作っていた蒼星石を思い出した。 これならハズレはない。 しかし・・・どれだ? みんな似たような弁当箱なので見分けがつかない。 思い出せ! 今朝蒼星石は何を作っていた!? ・・・・・思い出した! から揚げ作ってた! ってことは、から揚げが入ってるこの弁当箱だぁああ! 俺が蒼星石が作った弁当箱に箸を伸ばそうとした時、 蒼:「マスター、これ美味しいよ。」 マ:「え、うん。」 蒼星石に勧められて俺はミニシュウマイを口にした。 蒼:「さすがのりさん、お料理上手だなぁ。」 のりちゃん作ったやつか、確かに美味いが。 だがな、俺は蒼星石のを食べたいのだよ。 ミニシュウマイを食べ終え、再び蒼星石の作った弁当へ箸を伸ばす俺、だが 蒼:「マスター、これも美味しいよ。」 マ:「え、うん。」 蒼星石にまた勧められて俺は一口大のキッシュを口にした。 蒼:「みっちゃんさんもお料理上手だよね。」 みっちゃん作ったやつか。うむ、美味いな。 だがな、だがな、俺は蒼星石のが食べたいの。 キッシュを食べ終え、再び蒼星石の作った弁当へ箸を伸ばす俺、だが 蒼:「マスター、これも美味しいんだよ。」 ぶち マ:「俺は蒼星石が食べたいんだよ!」 あ・・・俺は蒼星石に向かって言ったあとハッと気付いた。 蒼:「え・・・?」 まずい。思わず口に出てしまった・・・というか言い間違えたよな、俺? あ・・・というかとんでもない言い間違えじゃないか? 周りを見るとみんな食事の手を止め俺と蒼星石を凝視してる・・・。 き、聞かれた・・・。 俺は顔から火が出そうだった。 蒼星石の顔も途端に真っ赤になった。湯気が出そうだ。 真:「乱れてるわね・・・。」 翠:「あ、あ、アホ人間・・・・てめぇって奴は・・・・!」 の:「凄いわねぇ・・・。」 ジ:「・・・。」 巴:「・・・。」 金:「食事中に言うべきことじゃないかしら~。」 雛:「蒼星石を食べちゃめ~っなの~。」 みっちゃんは俺と蒼星石の様子をカメラに収めている・・・・ マ:「あ、あ・・・ち、違う・・・い、い、いやぁあああああ!!」 蒼:「マ、マスター!」 俺はその場から脱兎のごとく逃げ出した。 「遊園地へ行こう5」に続く