約 61,688 件
https://w.atwiki.jp/suproy/pages/287.html
last moment 「叩き潰せ、ロボ!」 張り詰めた空気が叫びによって破られた。 セレーナとその乗機との間を遮断するように拳が振り下ろされるのと同時、 リョウトはアーバレストへと向かい駆けだす。 生身の戦闘に手馴れている彼女と、まともにやり合うのはやはり分が悪い。 だが、できれば無傷で機体を入手したいのも事実。 方法は一つ、彼女をアーバレストに搭乗させない。生身で確実に排除する。 立ち上った粉塵が視界を遮るが、それも計算のうちだ。 「ロボ、僕について動け!」 リョウトの命令に、ロボがゆっくりと立ち上がる。 そのままリョウトは、自分と他の機体二機を守るようにロボを動かした。 ・・・この状況で予想できる相手の動きは三つ。 粉塵に紛れこちらを襲うか、アーバレストへ向かうか、仲間を呼ぶために退くか・・・ 他の機体を背にしたこの状態ならば、どの動きでも対応できる。 (さて、どう動く?こちらに来るとすれば、右か、左か・・・) アーバレストとロボの右足の間に立つ。 左右に意識を集中しながら、対応策を思考。どちらから来てもその瞬間に殺す。殺せる。 そして微かな、本当に微かな音が・・・上から聞こえた。 「―――!?」 リョウトがその場から飛び退くよりも速くその目の前に女が降り立つ。 女に腕を取られ、そのまま一本背負いの要領で押さえ込まれる。 「チェックメイト・・・終わりよ」 操縦装置のついた右腕を極められる。 苦痛に歪んだ表情で、リョウトはセレーナの冷たい呟きを聞いていた。 「・・・どうやって、上から来たんですか?」 「ロボの拳からよ。命令と動きのタイムラグを利用してね」 セレーナの答えにリョウトは卑怯だなと口中で呟く。そして、 「取引をしませんか?」 と続けた。 「取引?素直にG-6に行くから、この手を離せって言うのかしら?」 茶化すような声色で、しかし力を緩めることなくセレーナは返す。 「違いますよ。このまま手を離して僕を自由にして欲しいという事です。 貴方に押さえつけられていたんじゃ、奴を追えないじゃないですか」 「何を言ってるのか解らないわね。そう言われて、手を離すと思う?」 「いえ。ただ、このままの状態だと余計なことまで口にしそうなんで。 例えば、G-6へ向かう理由とか・・・っ!」 リョウトがそう呟くと同時に、右腕に加えられる力が増す。 そして、セレーナは無表情にリョウトの首元に手をかけ、力を込めた。 「何をしているんだ、セレーナ!」 苦しい。掠れゆく意識の片隅に男の声が響く。 薄れ行くリョウトの視界に二人の男の姿が入る。 リュウセイと、それに支えられるように立つジョシュア。 それを見て、リョウトは・・・好都合だとほくそえんだ。 「邪魔をしないで!」 「危ねぇ!!」 「逃げろ!セレーナ!」 同時に放たれる、三人の叫び。そして、その上に更に重なるように轟音が響く。 それは、恐ろしい勢いで振り回された巨人の腕が廃ビルを倒壊させる音だった。 オートガード機能。操縦者の危機に発動するガードシステム。 緊急避難スペース内で見つけた説明書でその事を知っていたリョウトは、 自ら命の危機を招く事でシステムを作動させたのだった。 多量の破片が降り注ぎ、慌てて飛び退くセレーナ。 それを尻目に、リョウトはロボの右足へと飛び込む。そして・・・ 「飛べ!ロボ!そして全弾を発射しろ!」 ・・・奇しくもそれは彼が忌み嫌う悪夢が引き起こした事象と、全く同じ光景だった。 周囲の廃墟群へと撃ちこまれる数多くのミサイル。あらゆる場所で巻き起こる爆炎・・・ ロボが再び大地へと足をつけた時、その地は既に原形を留めてはいなかった。 右足のハッチを開け、リョウトは外へと降り立つ。 目の前には各部がが破損した上、横倒しになった試作2号機の姿があった。 (やりすぎたか・・・これじゃあ、機体を奪うどころじゃないな) おそらくはアーバレストも瓦礫の下なのだろう。うまく、発見できるだろうか? などと考えながら、周囲を見渡す。そして、彼はあるものを見つけた。 自機の方へと向かおうとしたのだろうか? 幾つかの瓦礫に埋もれたアーバレストを前に、それは倒れ伏していた。 それは、紫色の髪をした一人の女性―セレーナ・レシタール――だった。 頭からおびただしい鮮血を流しながら・・・ それでも彼女は、生命の証である微かな呼吸を繰り返している。 ただし、その下半身は荒地の中でも一際目立つ、巨大な瓦礫の下へと消えていたが。 (これは放っておいても死ぬかな・・・) 辺りへと意識を向けつつ、そう考える。そして、他の二人を探そうと身を翻し・・・ 「・・・そうだ」 唐突に、その足を止めた。 「くっ・・・」 黒煙の上がる焼け野原を、ジョシュアは這いずっていた。その背後には紅い、道。 全身の傷からの出血・・・特に大きな破片の刺さった太腿からの出血が止まらない。 しかし、今、彼の中にあるのは死の恐怖などではなく、爆炎の中で散り散りになった仲間の事だった。 (セレーナ・・・リュウセイ・・・無事でいてくれ・・・) だがその願いは、ぼやける視界に飛び込んできた、一つの光景によって破られる。 それは、瓦礫の下敷きになったセレーナと、その正面に立つリョウト・ヒカワの姿。 (なにを・・・しているんだ?) 彼はセレーナの前で何か小さな物体を弄っていたが、やがて、おもむろにその場にしゃがみこむ。 彼が手に持っているもの。霞んでしまって、よくは見えないものの・・・ ジョシュアの目には、それが腕時計のように、見えた。 (まさか・・・) 「やめ・・・」 大声で叫ぼうとして、口から血を吐き出す・・・どうやら、内蔵もやられていたらしい。 周囲の光景が、徐々に白に埋め尽くされてゆく。心なしか、痛みも消えていっているようだ。 ――もう・・・駄目か ――すまない、リム、親父・・・ ――俺はもう、帰れそうにも無い ――リュウセイ・・・無事でいてくれ ――クォヴレー、トウマ、後は頼んだ そして、さいごに・・・ ――イキマ・・・生き残れよ 親友への想いを胸に、ジョシュアは意識を閉ざす。 彼が最期に聞いたのは、とても微かな爆発音だった。 「・・・なんだ。これもルール違反とみなされるのか」 とてもつまらなそうな顔をして、少年はポツリと呟く。 彼の目の前には、今まで人間だったものがあった。 それから飛ぶ赤い飛沫が頬を濡らし・・・少年は心底、不快そうにそれを拭う。 (もう、ここにいる必要は無いな) そう考えながら、彼女の腕から操縦機を取り外す。 あと二人、リュウセイとジョシュアの姿が無いのが気になったが・・・ おそらくは瓦礫の下にでも埋もれてしまったのだろう。 それに、万が一生きていたとしても、この状況では脅威ではないはずだ。 「おまたせ、リオ・・・もうすぐ、あいつを殺せるから、待っててくれ」 少女の冷たい唇に自らのそれを重ねた後・・・リョウトはロボのステップにつかまる。 「行くぞ、ロボ。奴を探す!」 少年の言葉と共に、鋼の巨人が飛び立つ。 そのまま南へと狙いを定めると・・・鬼を求め、月光の中へと消えていった。 そして・・・少年が飛び去って数分もしない瓦礫の街を、一つの影が歩く。 彼の目に映るのは地獄のような光景。二つの死体。二つの機体。 「セレーナさーーん!ジョシュアさーーん!リュウセイさーーん!」 やがて、様子を見に来たのだろう。少年のような、小さな声がその場に響く。 しかし影は、自らを呼ぶ声に振り返ることも無く・・・目の前の機体に乗り込んだ。 全身の痛みを堪えつつ、損傷が激しい機体を無理矢理起動させる。 体を覆うビルの残骸は起き上がることで薙ぎ払う。折れた左腕に激痛が走るが耐える。 計器が死んでいるが問題ない。相手は肉眼で確認できる。 そして、白い色のその機体は、手にした物を前方に向けた。 「すまねぇな、皆・・・トリガーは、俺が預かるぜ・・・」 ・・・操縦桿へと重ねられた手に、幾つかの手が重ねられた気がして、彼は微かに微笑んだ。 「天上天下、一撃必殺砲だ・・・喰らいやがれ」 光。背後からの強烈な光に、リョウトは思わず振り返る。 そして・・・光の奔流に視界が霞む。必死に目を庇いながらもリョウトは叫んだ。 「回避しろ!ロボォォーーー!」 エルマがそこに駆けつけた時。そこにあったものは、姿を変えてしまった廃墟群と、二つの死体、 そして、試作2号機の中で微かな笑みを浮かべながら眠る、リュウセイ・ダテの姿だった。 【リュウセイ・ダテ 搭乗機体:ガンダム試作二号機(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY) パイロット状態:全身に激しい痛み、左腕を骨折、気絶中 機体状態:全身に激しい損傷、核を消費 現在位置:E-2 第一行動方針:ビッグオーの修理完了を待つ 第二行動方針:C-4、C-7の地下通路の探索、空間操作装置の破壊 第三行動方針:マイ、及び主催者打倒のための仲間を探す 第四行動方針:戦闘している人間を探し、止める 最終行動方針:無益な争いを止める(可能な限り犠牲は少なく) 備考:サドン・インパクトに名前を付けたがっている】 【ジョシュア・ラドクリフ 搭乗機体:なし パイロット状態:死亡】 【セレーナ・レシタール 搭乗機体:ARX-7アーバレスト(フルメタル・パニック) パイロット状況:死亡 機体状況:全身に損傷、瓦礫に埋もれている 備考:トロニウムエンジン グレネード残弾3、投げナイフ残弾2はアーバレストと共に残されています】 【2日目 22 15】 「は、はは・・・まだだ、まだ僕は死んでない・・・まだ、あいつを殺せる・・・」 右腕で両目を押さえ、必死にステップにつかまりながら、リョウトは笑っていた。 敵――ジョシュアかリュウセイか、どちらかは知らないが――の放った、最後の攻撃。 その光の奔流は、リョウトの視界を一時的に奪いはしたものの、 ロボを落とすまでには到っていなかった。 「はは、ははははははははは・・・ッ!」 勝ち誇った笑いは、リョウトが咳き込むことによって中断される。 その咳と共に吐き出された液体に、赤い色がついてる事を・・・むろん、彼は気づいていた。 あの状況で、あれだけの火力を出せる武器。 彼等の持つ武器の中で、それが出来るのは一つだけだった。 だが、しかし・・・それでも彼の笑みは消えない。 まだ時間はある。その前にアイツを殺せばいいのだ。そうすれば・・・ やがて、塞がっていた視界が徐々に戻ってくる。軽く、頭を振った後、下を覗き込む。 「リオ、ごめんね。怖かったろ、う・・・」 そこには、何も、存在していなかった。 リョウトは、声にならない叫び声をあげた。 【リョウト・ヒカワ 搭乗機体:ジャイアント・ロボ(ジャイアント・ロボ THE ANIMATION) パイロット状態:絶叫、放射能汚染 機体状況:弾薬を全て消費、下半身消失 現在位置:E-3 第一行動方針:???】 【2日目 22 30】 前回 第224話「last moment」 次回 第223話「全ての人の魂の戦い」 投下順 第225話「閃光」 第227話「東方不敗が死ぬ時、殺意は暴走する」 時系列順 第225話「閃光」 前回 登場人物追跡 次回 第220話「希望という名の泥沼」 リュウセイ・ダテ 第225話「閃光」 第220話「希望という名の泥沼」 ジョシュア・ラドクリフ - 第220話「希望という名の泥沼」 セレーナ・レシタール - 第220話「希望という名の泥沼」 リョウト・ヒカワ 第225話「閃光」
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/7619.html
407: 名無しさん :2022/01/21(金) 21 13 10 HOST sp49-98-167-226.msd.spmode.ne.jp 近似世界 1904~1905年 日露戦争 1904年。 ロシア帝国の南下政策をきっかけに、日本が独立保障している朝鮮を巡って大日本帝国とロシア帝国が激突。 満州や極東ロシアを舞台にした陸戦は、ロシア側の連戦連敗。ロシア帝国海軍の旅順艦隊も早々に撃破されていた。 勿論、ロシア側が日本を侮っていた……という訳ではない。 この頃の日本といえば、スペインやポルトガル、オランダ、イギリスといったその時々の覇権国相手に既に300年間も真正面から渡り合い続け、未だに列強上位に君臨する超大国であるからだ。 故に、黄禍論こそ盛り上がれど日本人に対する蔑視等は存在しなかった。 それでもロシア帝国が日本に対して勝負を仕掛けたのは、ひとつにイギリスとのグレートゲームを通じて覇権国とも渡り合える自国の実力に自信を深めていたこと。 もうひとつはシベリア鉄道が開通して、自慢の大兵力を極東に送り込めるようになったこと。 最後に、列強の陣取りゲームと化したアフリカ分割や、すぐ隣にある筈の中華への進出に参加しないばかりか、これを黙認(もしくは西欧列強に対する譲歩)するような姿勢をとった為である。 しかし、日本が用意した戦力はロシア側の最悪の想定すらも上回っており、世界最大の陸軍国家である筈のロシア帝国軍が一方的に粉砕されることとなっていたのだ。 408: 名無しさん :2022/01/21(金) 21 15 12 HOST sp49-98-167-226.msd.spmode.ne.jp 12月28日 現在、喜望峰を通過してインド洋に入ったロシア帝国海軍第二太平洋艦隊、通称バルチック艦隊も、日本海軍に対する勝利は考えられておらず、ただ満州の地にて数的優位を維持するロシア・清連合軍が日本陸軍を打ち破るまで日本海の兵站を掻き乱す事のみを求められていた。 そうして、はるばるマダガスカルまでやってきて友好国フランスの有するノシベ泊地に入港するまで後少し、といったバルチック艦隊だったが… 「北方に大型艦複数!!白地に赤の旗……日本海軍!!」 マダガスカル島東側の海上で日本海軍、連合艦隊の迎撃を受けることとなった。 「なんて巨艦だ……」 威風堂々といった連合艦隊を前に、バルチック艦隊司令長官ロジェストヴェンスキーは、そう呟くことしかできない。 なにせ、日本の戦艦「敷島型」は目測で全長250メートル前後……ロシアのそれと比較して倍近い大きさである。そのうえ、主砲搭も一般的な前後2基どころではなく、5基も載っている。 「総員戦闘配置!」 バルチック艦隊が、複縦陣から単縦陣に陣形を変更し始める。 「敵艦隊、回頭!」 しかし日本海軍は、綺麗な単縦陣のまま、バルチック艦隊の進路に被さるように回頭を始めた。 「こちらの頭を抑えるつもりか…?バカな、早すぎる。この距離では…慌てたか?」 彼我の距離は、当てるにはまだ遠い15000メートル。 「いや、日本海軍がそのようなミスを犯す筈がない……ということは…敵からは既に狙える距離だということか!?」 丁度単縦陣への変更が終わったバルチック艦隊に対し、進路変更が完了した日本艦隊が砲撃を開始した。 バルチック艦隊の先頭を走る旗艦「クニャージ・スヴォーロフ」に、連合艦隊第一戦隊の敷島型4隻の砲弾が降り注いだ。 その水柱は、大きく、多い。 それもその筈。 戦艦は30.5cmが4門あれば良い、というスタイルが一般的な時代に、日本は41cm連装砲を5基10門持つ前代未聞の巨大戦艦を投入してきたのだ。 根本的に、バルチック艦隊に成す術は無かった。 バルチック艦隊は反航戦でそのまま逃走しようと動いていたが、しばらくしない内に旗艦スヴォーロフが三笠の41cm砲弾に貫かれて爆沈する。 旗艦を破壊され大きく陣形が乱れたバルチック艦隊は、緩い複縦陣にバラけながらも当初の方向へ逃走しようとするものの、反航戦から後方に回り込んだ第一戦隊の集中砲火によって最後尾に居た海防戦艦ウシャコフ、セニャーヴィンが大破炎上し、後に転覆。 10ノット近く優速な日本艦隊はそのまま回り込み、逃げるバルチック艦隊に追い付き同航戦に突入。 距離10000メートルでの砲撃戦が行われた。 バルチック艦隊の擁する砲が最大でも30.5cm砲なのに対し、日本側は35.6cmや41cm砲が多数であり、まともに殴り合った時点で……勝負の行方は言うまでもないだろう。 数時間後、バルチック艦隊の船は全てが炎上し沈みかけているか、もしくは既に海中へと消えていた。 海面には、脱出したロシア水兵が多数浮かんでいる状況だった。 一方の日本艦隊といえば、まぐれ当たりの小破を除けば損害は無に等しかった。 戦闘が終わった後に隊列から離れた日本の駆逐艦は、水面に浮かぶロシア水兵を救助を始める。 この駆逐艦も、全長は同時代の他国駆逐艦の倍近い120メートルで、尚且つ12.7cm砲を連装3基6門に3連装魚雷発射管を3門装備する大型駆逐艦である。 同時代の装甲巡洋艦に匹敵する全長である為、他国からは暫く巡洋艦扱いされていた。 その様子を見ながら、連合艦隊司令長官が呟いた。 「……さて、後は遣欧艦隊の働き次第かね」 409: 名無しさん :2022/01/21(金) 21 16 08 HOST sp49-98-167-226.msd.spmode.ne.jp 今の日本は、未開の発展途上国でも非力な小国でもない。 自らの勢力圏にちょっかいを出され喧嘩を売られた以上、ここでなあなあに手を打ってしまえばオスマンや二重帝国の如き斜陽の老帝国と見なされてしまう。 力こそ全ての帝国主義時代に、それによるリスクを許容することはできない。 ここ最近は欧州の人間も、日本が投げ与えた中国で(ある程度は)健全な商売に勤しみ、お互いの領分を守るように東洋に手を出すことは無くなっていた。 故に日本も、欧州本国やその裏庭となったアフリカ、そして南米に手を出すことは無かった。 その消極的姿勢がロシアの侮りを生んだとするならば、極東の僻地でロシア人を殲滅しただけでは終われないのである。 410: 名無しさん :2022/01/21(金) 21 19 04 HOST sp49-98-167-226.msd.spmode.ne.jp 3ヶ月後、サンクトペテルブルク 「日本の戦艦だ!!!」 それは、唐突な出来事だった。 バルチック艦隊がインド洋で消息を絶ってからしばらく、ロシア帝国首都のサンクトペテルブルクに面するフィンランド湾は、旭日旗を掲げた艦隊で埋め尽くされた。 富士型戦艦4隻(41センチ砲連装4基8門)、扶桑型戦艦4隻(36センチ砲連装6基12門)を中核に多数の巡洋艦、駆逐艦で構成された大艦隊だ。 奇襲的な来寇のために機雷敷設艦は満足な仕事をする暇がなく、フィンランド湾は無防備な状態のまま、その艦隊を受け入れることとなった。 慌てて迎撃準備に走るのはペテルブルク前面に位置するコトリン島のクロンシュタット要塞とその周辺防衛施設だが、そこに日本海軍の奥の手が襲いかかる。 それは、40機程の複葉飛行機だった。 特務輸送艦と称して大型補給艦の中に紛れるよう連れてきた、秘密兵器である初期型の航空母艦2隻から発艦したそれらは、全機が250キロ爆弾を抱えた艦上爆撃機である。 ライト兄弟が動力飛行に成功したのが大体1年前で、その業績も知れ渡っていないこの時期は、空の敵といえばせいぜいが偵察用の気球や飛行船の時代。 その中で行われた大量の航空機を用いた爆撃は、ロシアはおろか世界にとって全く未知な攻撃であった。 対空兵器はもとより防空という概念すら無い中で、悠々と飛行する爆撃機達は露天の沿岸砲や陣地、積み上げられた弾薬等を目掛けて次々と爆弾を投下していった。 また、幾つかの機は催涙ガスを内包した弾体を投下しており、クロンシュタット要塞の機能は加速度的に失われていくこととなる。 そうして要塞の対応能力が十分失われたと判断した後、戦艦部隊による艦砲射撃が実施された。 本来、沿岸要塞砲と水上艦の撃ち合いは要塞側が圧倒的に有利と言われているが、それはあくまでも同水準の技術力を持つ相手であることが前提だ。 この場合、要塞…つまりロシア側が想定していた相手は最大でも30センチ砲の前ド級戦艦であるが、対して日本の投入した戦艦は2ランクは上の超々ド級戦艦である。(もっとも、この時期にはまだドレッドノートは登場していないが) その上、日本海軍は邪魔されること無く、その概念も無い相手に航空偵察および観測を行うことができる。 さらに、ロシアが極東を重視した為に要塞の強化工事も手付かずで、使える重砲や駐留兵力の殆ども極東に引き抜かれて僅かに1個旅団が残るのみ。 その僅かな兵力や要塞砲も、催涙ガス弾の投下によって機能不全を起こしはじめていた。 411: 名無しさん :2022/01/21(金) 21 20 10 HOST sp49-98-167-226.msd.spmode.ne.jp 日本の戦艦が火を吹く度に、コトリン島の大地が盛大に削られていく。 32門の41センチ砲と48門の36センチ砲が、史実硫黄島の3/4の面積しか無い島に叩き込まれているのだ。 徹甲弾も交えて行われる砲撃は、強化が不十分な要塞の外壁を貫き容易く破砕する。 湾外周部より日本艦隊に攻撃を加えようとしていた重砲も存在したものの、再度爆装した航空隊によって発見され、攻撃前に爆弾を叩き込まれて沈黙していった。 島全体が黒煙に包まれていく中、満を持して登場した輸送船が、コトリン島南部の海岸へと接近する。 その輸送船…後の世で言う揚陸艦が岸に接岸し、中から日本海軍陸戦隊の最精鋭部隊が飛びだしていく。 この部隊は、世界に先駆けて小隊単位で各種の自動式火器(史実ブローニングM1919、BAR、トンプソン相当)や重擲弾筒を装備した最先端の部隊である。 要塞内の戦闘では特に短機関銃が猛威を奮い、モシンナガンしか装備していないロシア兵をなぎ倒していった。 また、少数ではあるが戦車(ルノーFT-17相当)も持ち込んでおり、ロシア側は戦力引き抜きのせいで辛うじて戦車に対抗できそうな軽便な野砲も全て失っていた為、最早成す術は存在しなかった。 数日後、破壊され尽くした要塞跡に旭日旗が掲げられる。 同時にペテルブルグ市街では、どこからともなく日本の戦艦が次は市街地を焼け野原にする…という噂が立ち始め、各所でパニックが起きていた。 結局、ロシアはこの後要塞を奪還はおろか攻撃することも出来ずに、ペテルブルグに王手を掛ける日本海軍の威容に圧されながら講話を決意することとなる。 この戦いが欧州諸国に与えた衝撃は、極めて大きかった。 巨大戦艦や航空機などの新兵器は勿論だが、一番は、日本が欧州本国の首都を直撃する能力を持っていた点である。 日本が勢力圏に引きこもっているのは「出られない」からではなく「出ていかない」だけである。そんなメッセージを示すように行われたこの作戦は、大量の大型補給艦および輸送船を大量投入した上で、同盟国での大規模な補給に頼らず行われた。 つまり日本がその気になれば、一息で欧州に乗り込める事が明らかとなったのだ。 そうして欧州諸国は日本への畏れを新たにし、その研究に力を注いだ。 その中で注目された航空機や戦車、戦略的な上陸作戦、空爆による要塞攻略などの新概念は各国で盛んに研究され、その成果は後の第一次世界大戦で花開くこととなる。 412: 名無しさん :2022/01/21(金) 21 22 12 HOST sp49-98-167-226.msd.spmode.ne.jp 以上です、ありがとうございました。 せっかくの大陸日本なので逆バルチックしたいなぁ…と思って…。ペテルブルグ市民を観客に島一つボコボコにしてみました。
https://w.atwiki.jp/yuina/pages/68.html
―8― ―モレク鉱山 元々鉱山の町モレクの山男達が、鉱石の採取に使っていた鉱山で、それゆえに町のすぐそばにあるダンジョンでもある。 幸いな事に、内部の魔物は太陽光が苦手らしく滅多な事では鉱山の中から出て来る事は無い。 が、逆に言えば一歩でも中に入ればそれだけ危険度が増すとも言える。 「はっ!」 ディンは自分達の道を塞ぐ泥人形(クレイゴーレム) の一撃を、その巨大な剣を盾がわりにして受け止め、弾き飛ばす。 目の前にいるゴーレムは図体は人間より大きいが、せいぜい頭一つ分で、耐久力も見た目ほどは無い。 「クロスブレイク!!」 ゴーレムが二撃目を放とうというその瞬間、一歩下がったディンの前にティールが割り込み、その長い槍を振り回し、胸の辺りに十字の傷を刻みこむ。 その一撃で少しのけぞるようにふらつくゴーレム、ティールはそのままヒットアンドアウェーの要領で相手の射程から離れ、ディンはしゃがみこむように自らの体勢を低くした。 「アイスニードル!!」 さらにエミリアの呪文と共に放たれた特大の氷の槍が、しゃがみ込んだディンの頭上を通り抜け、その十字の傷に深々と突き刺さり、その傷はさらに大きく広がり、全身に微細な傷が刻みこまれる。 そして…… 「ディヴァインスレイ!!」 『神の一閃』に立ち上がる勢いも加え、氷の槍が突き刺さった箇所に渾身の一撃を放つ。 その瞬間、衝撃が耐久力を超えたのか、全身のヒビから崩壊を始め、崩れ去ったゴーレムは、乾いた泥の山になってしまった。 「うむ、このパーティーの初陣にしては上出来じゃな」 その泥の山を前に満足そうな笑みを浮かべるエミリア。 少しはなれたところに着地していたらしいティールは、微笑んで二人の元に戻ってきている。 「『盾』と『剣』と『大砲』……3つ揃っていればこのくらいは当然だな」 「『剣』は私の事かな? まぁ、確かに盾になるには私は脆いよね」 とは言っているが、その分彼女はあまりあるスピードとパワーを披露してくれている。 「じゃが、おかげで私も安心して魔法が使えるのじゃ。 一人増えただけで随分変わるものじゃな」 「まあ、鉱石探しの間だけのパーティーだけどね」 「それでも充分心強いのじゃ。 13にしてこれなら、私達くらいになったおぬしはどうなるのか楽しみじゃな」 「……冷静に考えたら、確かに末恐ろしいな」 ぱっと見、今の戦闘では全力を出しているようには見えなかった。 このサイズのクレイゴーレムならば、この鉱山ではそこそこ強めの部類にはいっているが、それをパーティーを組んでるとはいえ平然と相手にするということは、間違い無く”それなり”の力をもっているということになる。 「しかし質の悪い泥じゃなー。 不純物が多くて泥パックにすらならんぞ」 とかなんとか言っている間に、エミリアはどこからとりだしたのか、スコップでガシガシと泥の山をつついていた。 純度の高いクレイゴーレムの泥は、顔に塗ると美容にいいらしい。 ―ディンに言わせれば、魔物の残骸を身体に塗るのはどうかと思う、ということらしいのだが、エミリアが言うには『鉱石系のゴーレムは周囲にある自分の身体を構成しているのと同じ物質をとりこんで再生するため、残骸のそれはそのへんにある泥と実質何も変わらない』だそうである。 ただ、クレイゴーレムは基本的には『泥』のみを吸着するために、比較的純度の高いものが採れる事が多いらしい。 「……エミィ、それはもういいから次行くぞ」 「うむ、そうじゃな」 頭を抱えつつ呼びかけるディンの声に、その行動に飽きたらしいエミリアは、スコップをしまって立ち上がった。 「いつもこんな調子?」 「ん? まぁ、結果的に高く売れるアイテムが手に入るから、旅をするにしてもあの才能は重宝してるが……まぁ、そうだな」 「ふぅん」 この後に、頭痛の種でもあるけどな、と付け加え、聞こえていたらしいエミリアに杖の柄で一撃食らわされる。 その一劇は、つっこみとしては思いの外強烈だったらしく、物理的な頭痛に再び頭を抱えるディンだった。 「……しかし、こんなサイズのゴーレムが、こんな浅い場所にいるのは珍しいのぉ」 「っつ~…… そ、そういやそうだな。 このレベルなら、もう少し奥―『巣窟』付近にでも行かないと見られないはずなんだが……」 「たまたま出てきたんじゃないとすれば……上級モンスターが奥に住みついたとかかな?」 「上級だって?」 ティールの一言に反応するディン。 ―馬鹿でかい魔物を見た― それと同時に、モレクで酒場のマスターから聞いたその情報を思い出す。 「なるほど、強い者が住みつけば、弱い者は遠ざかる……自然の摂理じゃな」 「……だとすれば、巣窟内は俺達でも少しきついかもな。 覚悟して行かないと」 「……で、『巣窟』までどのくらいかかるの?」 「そうじゃな……それほど広いダンジョンでもないから、2~30分ほど歩けば大丈夫じゃろ」 「ま、とにかくジッとしてても仕方ないだろう。 先へ進む…ぞ……」 「ん? どうしたのじゃ?」 妙にディンのセリフの締めが歯切れの悪いものになり、エミリアはその顔を覗きこむ。 どうやら、なにかを見て絶句しているらしく……エミリアとティールは、ディンが見つめているのと同じ方向へと、恐る恐るその目を向けた。 「……げ」 この声は、二人のうちどちらの口から出てきたものなのだろうか。 そんな事も認識できなくなるくらい、衝撃的な光景が背後に広がっていた。 「……エ、エビルプラント」 「の、大群……じゃな」 どこから出てきたのか、わさわさと湧き出てくる植物系のモンスターであるエビルプラント。 毒々しい植物のつるがそのまま動き出したかのような外見は、ここまで群がられるとはっきり言って気持ち悪い。 確かに普段から群れている事の多いモンスターだが、これほどのものは二人でも始めてだった。 「ゴーレムが取り込んだ泥の中に潜んでいたか、今の衝撃で地中にいたのが目を覚ましたか…かもね」 そんな中で、ティールは冷静に状況を分析していた……ように見えたが、その表情は今までに無くひきつっている。 これはこれで動揺しているらしい。 「まずいな、逃げるにしてもこの数じゃ難しいぞ……」 なんとか平静を取り戻したディンが、改めて剣を構えて、目の前の大群と対峙する。 「……来るよ」 ティールのその声と同時に、エビルプラントの一団がこちら側に向かって攻撃を仕掛けてきた。 ディンは、つるのような全身をムチのようにしてくるその攻撃を、なんとかかわしつつ、数体を纏めて斬りとばす ティールはティールで常に一定の距離をあけるようにして槍をふるい、同様にそれらを切り裂いている。 「雷の精霊よ 我が前に在りし敵を包みこめ! サンダーコート!!」 同時にエミリアの声が響き、1メートル程度の円形範囲が、雷の渦に飲み込まれた。 ……しかし、それでもまだ収まりがつかず、徐々に周囲を囲まれてきている。 「くっ…!」 ディンの手が届くかという位置で、一体のエビルプラントの一撃がエミリアの身体を打ちつけた。 「エミィ!? 近づきすぎだ! 下がれ!!」 「……案ずるな、奥の手を使いにきただけじゃ」 そう言いながら差し出した手には、小さく硬い、ひものようなものが1本くっついている、赤い球のような物体。 その表面には『DANGER』と黒い文字で書かれている。 「っておい、それは……!」 「下がるのはディンの方じゃ!」 「ティ…ティール伏せろ!!」 「え?」 「フレア……ボム!!」 ディンの身体を押しのけて、マッチでひもの先端に火をつけて、エビルプラントの群がる中心部のあたりにその球を投げつける。 ……その数瞬後、轟音と激しい揺れと共に、敵の団体の中心から爆発し、燃え上がる炎。 植物系のモンスターであるエビルプラントは、炎系の一撃でよく燃えるようだった。 「ふぅー…危なかったのぉ」 爆発を逃れて残っていたものも一掃し、額の汗をぬぐうエミリア。 その表情は、そこはかとなく妙な爽やかさを演出する、清々しい笑顔だった。 言い換えれば『スカッとした』、という言葉が一番適応するかもしれない。 「危なかったのぉ、じゃない!! こんな洞窟で爆弾使って、崩落したらどうする気だ!!」 「あのまま出さなかったらどのみちタダではすまんかったじゃろ」 「……エミィって、爆弾持ち歩いてるんだ」 「うむ。 私は『氷牙』と『轟雷』の魔法のみじゃからな。 『炎』が弱点の敵に対応しようと思えば、それなりの道具がなければいかんのじゃ」 ミナルでレイスから『いつものアレ』という一言で受け取っていたものが、この爆弾だったりするというのは、本人達とディンのみが知る事である。 ……実際のところ、植物系との乱戦に放り込むのは今に始まった事でも無い。 「だからってお前なぁ…………はぁ……ったく。 そういやさっき一発食らってたが、大丈夫か?」 あきらめたように肩を落としながら、話題をかえるディン。 さすがにこれ以上無駄な論争をする気も起きなくなっていたらしい。 「む、ちょっと傷になっているようじゃな……」 腕でガードはしたのか、手の甲に一筋の傷。 ほんの少しだが、傷口から赤くはれあがっているようだった。 「こいつら毒あるからな、吸い出しとけよ」 「わかっておる……っと、ディン、やってくれるか?」 「バカ。 手なら自分でできるだろ?」 「冗談じゃよ」 そう言いながら悪戯っぽい笑顔を浮かべて、傷口から軽く血を吸い出すエミリア。 ディンはその様子を見計らい、その手を口から離したところで、傷口に自分の手を重ね、深呼吸を一つ。 「リラ」 そして口にするのは、聖術による治癒魔法。 本職である教会の者達には負けるものの、この程度の傷ならば、特に問題なく治せるようだった。 「ったく、お前が何度も怪我する理由が分かった気がするよ」 「自分の力不足か?」 「それもあるかもしれないが、マージナルがいちいち前に出すぎなんだ」 「じゃが、あそこに私がいなかったら、ディンが毒でも受けていたかもしれんぞ」 「それが俺(パラディンナイト)の役目だろ………大丈夫だとは思うが、一応毒消しも飲んどくか?」 手を離して傷が塞がったのを確認すると、今度は小さなカプセル状の錠剤を取り出す。 「用意がいいのはディンも同じじゃな」 そう言って笑いながら先ほど吸い出した口の中の血を水筒の水で流し、ディンに渡された錠剤を一粒、改めて口に含んだ水と共に飲み込んだ。 「……俺は爆弾まで用意するのは過剰だと思うぞ」 「確かに」 ティールも洞窟内の爆弾という行動には少しひやりとしていたらしく、苦笑してディンの言葉に同意している。 エミリアはどことなく不服そうな表情を見せてはいたが、二人が言いたい事は分かっていたのか、反論はせずに黙って立ち上がるだけだった。 「…さて、それじゃ改めて、『巣窟』に出発しようか」 そして、二人のそんな様子を眺めながら号令をとるティールの声。 その声に従い、三人はエビルプラントの焼け野原を後にした。 <<前へ 次へ>>
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4146.html
「ねぇ、麻夜」 「なにー?にぃにぃ」 「入学して、2ヵ月経ったけど・・・どう? 学校、楽しい? お友達とか、出来た?」 「うん! 面白い人が沢山いるクラスだよ♪」 放課後、漢と麻夜は2人で家路を辿っていた 兄妹2人、明るく平和に、学校の話をしながら 「そうなんだ、どんな人がいるの?」 「えっとね、やたら食う男の子とか結婚願望が強い女の子とか」 「・・・こ、濃いね・・・」 「にぃにぃは? 虐められてたりとかしてない?」 「僕も、大丈夫だよ。裂兄ぃもいるから」 「裂兄ぃ、ね・・・」 裂兄ぃ――黄昏裂邪の名が出た瞬間に、麻夜の眉がぴくりと反応し、目に憎悪と怒気が満ちる それを、ただ様子がおかしいとしか捉えなかった漢は、心配そうに尋ねた 「・・・麻夜、どうかしたの?」 「にぃにぃ、裂兄ぃにはあまり近寄らない方がいいよ?」 「ッ! ま、麻夜、そんなこと言ったら裂兄ぃに悪いよ―――」 「だって裂兄ぃはにぃにぃにあんなことした変態さんなんだよ!? いつまたにぃにぃがあの変態さんに襲われるかと思ったら、私・・・」 「っち、っちょ、と、麻夜・・・あれは、その、違う、から・・・あの、その・・・」 必死に、裂邪を擁護する為に言葉を模索する だが、その顔はまるで太陽が沈みゆく西方のように、徐々に徐々に朱く染まってゆく 「あ、あれは、その、だから・・・裂兄ぃも、僕のことを心配して、して・・・くれてただけ、だから・・・ だから、それで・・・それ、で・・・と、とにかく、裂兄ぃは悪くないよ!」 パシャッ、と機械音が響いた 一瞬何が何なのか分からなかった漢だったが、我に返ると、携帯電話を構えた麻夜の姿を確認した 「え、えっと、麻夜? どうして、撮ったの?」 「・・・何となく・・・」 と、本人は短く返すが、その裏では (やったぁ♪ 顔を赤らめたにぃにぃかぁいいよぉ♪ これも全部ッ・・・裂兄ぃ、まさかこの為にあんな遠回しのお芝居を・・・??) 激しく、誤解しているような気もするが、 勝手に納得してしまった以上、仕方ないだろう 2人は再び、我が家に向かって歩き始めた 「あ!」 と、声を上げたのは麻夜だった どうしたの?と漢が尋ねる前に、その答えは麻夜の見ている前方にあった 自分達と同じセーラー服を着た少女 その姿を見て、麻夜は手を振りながら駆け寄り、彼女に声をかけた 「おーい! 火音ちゃーん!」 麻夜の呼び掛けに、少女―――空出 火音は、ゆっくりと睨むように振り向いた 【 神 力 秘 詞 】 十之巻~燃エ上ガル 姉妹~ 火音の鋭い目つきは、麻夜が彼女に近づくにつれて和らいでいった とは言っても、それでも目つきは鋭いものであったが (火音 ・・・何じゃァ、麻夜か (麻夜 火音ちゃんの家もこっちの方なの? (火音 どの道を往こうがワシの勝手じゃァ・・・ところでそこの娘は誰じゃァ? きっ、と再び睨んだ先は、麻夜の後を追ってきた漢だった 睨まれた彼は、びくっ、と小さく飛び跳ねる 後輩を恐れる中学3年生とは、情けないものだ (漢 あ、あの、・・・は、初めまして、僕は神崎 漢 (麻夜 私のにぃにぃ (火音 ほォ・・・ワシは空出 火音、麻夜のクラスメイトじゃッ待たんかィ、“にぃにぃ”って何じゃ? (漢 あ、僕、男の子だから・・・ 漢ははっきりと見た 火音の目つきが、可哀想なものを見る目に変わっていく瞬間を (火音 ・・・ワシは帰るけんのォ (麻夜 あ、それなら一緒に帰ろうよ (火音 勝手にせェ、ワシはそんな下らんモンに興味は――――――ッ!! 突然、火音の動きが止まった かと思えば、彼女は嬉しそうに、楽しそうに、にやっ、と笑った (漢 ? ど、どうしたの――― (火音 下がっちょれ貴様等、“あいつ”が来よるけんのォ・・・ (麻夜 “あいつ”って? 麻夜の問いに、彼女は答えなかった その代わり、 「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!! 姉者ああああああああああああああああ!!!!」 声が、聞こえた 砂埃を撒き散らしながらミサイルの如く突っ走ってくるそれは、赤いランドセルを背負った少女 (火音 ッハ、やはり来よったか、バカ妹がァ!!! 彼女はそう叫ぶと、鞄を道端に投げ捨て、 スカートなのにも関わらず、恥じらうことなく艶やかな太ももを惜しみなく晒しながら足を天高く上げた (少女 ばぁぁぁぁくねつ!! ゴッドゥ!! スラァッシュ!!! 少女は走った勢いで大地を蹴って跳び上がり、その右手に巨大な光の剣を作り出した 思わず声を出す漢と麻夜だったが、驚くのはまだ早かった (火音 『大噴火』ァ!!! 頭上まで上げた足を一気に振り下ろし、地面に踵落としを叩き込む アスファルトが音を立てて罅割れ、その隙間から紅く熱い溶岩が染み出し、勢い良く噴き出した 少女は咄嗟に光の剣で溶岩を受け止め、直撃を回避するが、 (火音 隙有りじゃァバカタレがァ!! (少女 なっ―――――――あがぁっ!? 攻撃を防いだ少女の隙を突き、火音は跳び上がって少女の腹部に重い膝を入れた 苦悶の表情を浮かべて吹き飛んだ少女は、空中でくるりと身体を捻って着地し、態勢を整えた (少女 っくそ、流石は姉者、動きに無駄がない・・・ (火音 当たり前じゃァ! 伊達に5年も都市伝説と戦ォとりゃせんわァ!! (少女 でもっ!!! 少女は駆け出し、拳を強く握り締めて構えた (少女 俺はぁ!! 姉者を超えるぅ!!! (火音 舐めおってからにィ・・・ 徐々に近づく少女の動きを捉えながら、火音は右足を上げ、 左足の爪先を軸にして大きく回り始めた (火音 このバカ妹がァ!!! (少女 姉者ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 拳と蹴りが、激しくぶつかり合い、互いに互いを弾き飛ばした 態勢を崩れぬように保ち、2人は己の敵の姿を見据え、攻撃の構えを取る 完全に、漢達は置いてけ堀を食らっていた (漢 け、契、約者・・・で、でも、どうして、こんなことに? (麻夜 分かんないけど、凄い戦いだよ! それにあの子、火音ちゃんの動きについていけるなんて相当だよ! (漢 そ、そう、なの? (麻夜 うん! だって火音ちゃんの足、私より早いもん! それが理由になるのかと、漢が口に出しかけたが よくよく考えれば、数ヶ月前に彼女は漢の目の前で「口裂け女」を討伐していた 100メートル3秒の速さで走る「口裂け女」の動きについていけるだけでなく、 都市伝説と契約することなく都市伝説を倒した彼女も相当である つまり、まともな人間はこの場に漢しかいないということになる (少女 ばぁぁぁぁぁくねつ!! ゴォッドゥ!! フィンガァァァァァァァァァァァァァ!!! (火音 甘いわァ! 『大噴火』ァ!!! 燃え上がる赤い掌と、燃え滾る赤い溶岩がぶつかり、相殺する (麻夜 火音ちゃんは足技メイン、あの子は手技かぁ・・・ それにしてもあの子、一体何者なんだろう?? 何やら顎に右手を当てて興味深そうに観戦し始めた麻夜 漢はこんな危険な場所からすぐにでも逃げ出したがったが、 妹である麻夜を置いて行く訳にはいかず、何より足が動かなかった (少女 姉者・・・これで決めるぞぉ!! (火音 そう簡単に決められてしもォたら、ワシの名が廃るわァ!! 少女は両手に光を込め、そのエネルギーを右掌に纏わせた 火音は空中に跳び上がり、真円を描くように垂直方向にくるりと回転した (少女 石破天驚!! ゴォォォォッド!! フィンガァァァァァァァァァァ!!! (火音 『流星火山』!!! 輝く巨大な掌が撃ち出される 虚空が罅割れ、溶岩が噴き出される 両者の技が、激しくぶつかり合う―――――――筈だったが、 (少女 ッ!? (火音 何じゃァ!? 二人の間に割り込むようにして現れたのは、巨大な氷の塊 それが双方の攻撃を受け止め、役目を終えて溶けていった (麻夜 ・・・氷? (漢 それに、この感じ・・・何処かで・・・ 漢達は僅かに気づいていたが、 火音達は瞬時にその気配に気づき、氷塊の根源が在ろう方向を睨んで叫んだ (少女 清太ぁ! どうして俺達の邪魔をするんだぁ!? (火音 誰かと思ォたら貴様か小僧ォ!! ワシの妹を誑かしよってからにィ!! その先にいたのは、やや長髪の黒いランドセルを背負った少年――水無月 清太だった 2人の少女のブーイングに答えるように、少年も叫ぶ (清太 火音姉ちゃんそれ誤解だっ!? あと、ここで邪魔しなかったらここら辺全部焼け野原になるだろ!? (火音 それがワシに何の関係があるんじゃァ!? この人外魔境にのうのうと住みよるバカ者共が悪いんじゃろォがァ!! (清太 あんたその酷い性格いい加減直せよ!? 呆れたように溜息を吐くと、ふと、清太は漢達と目が合った (清太 あれ? どうやら、今気がついたらしい 漢と麻夜も、それで確信したようで、 (漢 あ、き、君、もしかして・・・ (麻夜 やっぱり! ソウルブラザーじゃないの! (清太 久しぶりだね麻夜姉ちゃん! それと・・・えっと・・・ (少年 あ、自己紹介はまだ、だったね・・・僕は、神崎 漢 (清太 俺は水無月 清太。宜しくな漢兄ちゃん! (火音 ん? 何じゃ、貴様等知り合いか? (漢 う、うん、ちょっとね (麻夜 ところで火音ちゃん、あの子は? (火音 ん? あァ、ワシのバカ妹、空出 実(ソラデ ミノル)じゃァ (漢 妹さん、だったんだ・・・ 何で姉妹同士で戦い始めたのか、彼には理解できなかった (実 しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 俺の清太への愛が足りないと思われてしまうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!? (清太 寧ろ捨ててくれっ!? 普通に喋れよもう! (火音 貴様ァ、ワシのバカ妹の心を弄ぶのも大概にせんかァ!! (清太 だから誤解だっ!? こいつが勝手に俺につきまとtt (火音 問答無用じゃァ小僧ォ!! (清太 ―――――――――――危ねぇっ!? 火音が跳び上がりムーンサルトの要領で回転し、虚空に踵落とし 先程、実に放った『流星火山』を再び行なおうとしたが、 清太は噴き出した溶岩を、右手を水晶化することで跡形もなく消し飛ばした (火音 ほォ、妙な能力じゃのォ・・・潰し甲斐があるわァ!! (清太 っちょ、俺は別にあんたと戦う気は――― (実 姉者ぁ!! どうして俺の清太を虐めるんだ!! (火音 じゃかァしい!! 貴様を虐めちょるのはその小僧だろうがァ!! (実 違う! 清太は心の底では俺の事を想ってくれている!! それに俺は、清太が傍にいてくれるだけで嬉しいんだ!! 幸せなんだ!!! (麻夜 綺麗な純愛だね・・・ぐすん、何だか泣けてきちゃった・・・ (漢 そ、それより、何だか嫌な予感が・・・ 彼の予感は当たっていた 既に姉妹は戦闘態勢に入っていた (実 清太を悪く言う奴はぁ!!! 例え姉でも地獄に堕ちろぉ!!! (火音 だから貴様はバカなんじゃァ!!! (清太 漢兄ちゃん! 麻夜姉ちゃん! この2人止めて!! (漢 え、えっと、そ、そんな、こと・・・ (麻夜 言われても・・・どうやって? (清太 とりあえず力尽くでいいから! じゃないと滅茶苦茶になるからっ! 涙を流して訴える清太の願いを、2人は受け入れた その後、彼等は3人で力を合わせ、2時間以上に及ぶ姉妹喧嘩に終止符を打たせた ...物語猶続 前ページ次ページ連載 - 神力秘詞
https://w.atwiki.jp/skynds4444/pages/22.html
スパイア物語 素材アイテムデータ モンスターから盗める、あるいはモンスターがドロップする素材アイテム 名称 売却額 入手方法 説明 石ころ 1GOLD カ・ボゥ(盗む)など なんの変哲もない小さな石ころ。石材としても使えないサイズのため、投げつけるくらいしか用途はないだろう ずた袋 1GOLD モブゴブ(盗む)など ゴブが大事そうに持っていたつぎはぎだらけの小さな袋。色とりどりの石ころや木の実が詰まっている。ゴブ達にとっては貴重品のようだが… 輝くゼラチン 1GOLD ジュエルスライム(ドロップ) 眩く輝くプルプルした物体。小さな衝撃ですぐ崩れてしまうため素材としての価値は皆無だが、これを専門に収集している好事家もいるとか… 欠けたナタ 3GOLD モブゴブ(ドロップ) 山ゴブ(ドロップ) ゴブが装備していた無骨なナタ。無理な使い方を繰り返したためか刀身が欠けてしまっている。復元出来れば武器として使えるかも 崩れた腐肉 3GOLD ゾンビ(盗む、ドロップ)など 魔物からこぼれ落ちた腐肉の塊。強い腐臭を放ち食用には全く向かないがその匂いには魔物を呼び寄せる効果があるようだ 木の枝 4GOLD モブゴブ(ドロップ) 手頃な長さの硬くしなやかな枝。釣竿等に加工される他武器にも使える 歪んだ鎧 9GOLD モブゴブ(ドロップ) 山ゴブ(ドロップ) ゴブが身につけていた鎧。ガタガタに歪んでしまっているがゴブの体を守り抜いてきた防御力は本物で、補修すればまだまだ使えそうだ 皮膜状の翼 11GOLD こうもり(盗む、ドロップ) 小さな獣が持つ薄い皮膜状の翼。なめらかな質感で服の材料として人気がある 分厚いゼラチン 12GOLD アクティブアクア(盗む、ドロップ)など スライムの肉体を構成している物質。プルプルテカテカした半透明な質感で弾力に富んだ素材。防腐処理を施し防具の裏地に仕込むことで打撃に対する耐久力を上げてくれる 蛇の皮 20GOLD サーペント(盗む、ドロップ) 巨大な蛇の皮を剥ぎ取ったもので、大きなウロコが連なる硬質な素材。持っているとお金が貯まると言われ一部の人々から人気のある素材だが、信憑性はない なにかの骨 23GOLD ネ・ズーミ(盗む) 腕ほどの長さのなんらかの生物の骨。モンスターが非常食として持っていることがある。十分な太さと硬さがあり投げつけられるとかなり痛い 魔獣の皮 25GOLD ネ・ズーミ(ドロップ) ウルフ(ドロップ)など 魔獣の身を包んでいた皮。なめして靴や服に加工される。加工していない皮は痛みやすいため取り扱いに注意 魔獣のキバ 29GOLD ウルフ(盗む)等 魔獣が持つ鋭いキバ。生き残るために研ぎ澄まされたキバは鎧を貫く鋭さと強靭さを備える。取り扱い時はケガに注意! 粘つく毒液 29GOLD ギル・シード(ドロップ)など 植物の魔物の体内に流れる毒液。頑固な粘りけが特徴で武器に塗りつけたり毒素を取り除くことで接着剤として用いられる 巨大な羽根 33GOLD コッコイービル(盗む、ドロップ)など 怪鳥が落とした大きな羽根。僅かだが風の力がこもっている。美しい色彩が目を引くが強度も高く、武具から美術品まで幅広く利用されている 変質した床材 38GOLD カ・ボゥ(ドロップ) 精霊と一体化していた石の床材。特殊な魔力を含んでおり、加工すれば魔力を弾く性質を持たせることができる 蟲の甲殻 40GOLD スティンガー(ドロップ)など 巨大な蟲の身を包んでいた甲殻。非常に硬く軽いため防具にもってこいの素材だが、劣化が早いため特殊な加工を施す必要がある 魔獣の剛毛 44GOLD ブラッドウルフ(盗む) ブル(盗む、ドロップ)など 魔獣の身体に生える丈夫な短い毛。剛毛だがツヤツヤとした心地よい質感で、色合いが様々なため好みにあわせて防具や衣服に加工される 毒蟲の針 48GOLD スティンガー(盗む、ドロップ)など 巨大な蟲が持つ岩をも貫く鋭利な針。根元には毒が詰まった袋があり、突き刺すと同時に致命的な毒を注入する 薄いウロコ 50GOLD ピラニア(盗む、ドロップ)など 空色に煌めく魚のウロコ。強度は低く防具には向かないが非常に美しいためスナパイア大陸ではこのウロコを用いた工芸品が多く作られている ゴブのバンダナ 53GOLD パイレーツゴブ(ドロップ) ゴブの海賊が頭に巻いていたバンダナ。薄汚れているがかなり丈夫に作られている。ゴブ達にとって海に繰り出すことは憧れであり、このバンダナは一種のステータスにもなっているようだ 鋭いヒレ 60GOLD サハギン(ドロップ)バラクーダ(ドロップ)など 獰猛な魚が持つ刃物のように鋭いヒレ。非常に薄いが岩をも切り裂く切れ味と頑強さを誇る しびれる触手 61GOLD クラゲモドキ(ドロップ) オオクラゲモドキ(ドロップ) ブヨブヨとした長い触手。僅かな電気を纏っており触れるとしびれる。主に漁に使われておりこの触手で網を作り魚をしびれさせて捕獲する 劇毒ゼリー 64GOLD 流出毒素(盗む、ドロップ) 地獄の汚水(ドロップ) 猛毒の体を持つスライムが落としたプルプルした緑色の物体。強力な神経毒を含むためとても危険な代物だが武器としての需要は高く刀身や矢じりに塗り込み使用される 帯電ゼラチン 69GOLD クラゲモドキ(盗む、ドロップ)オオクラゲモドキ(盗む、ドロップ) クラゲモドキの体の一部を切り取ったもの。刺激に反応して強力な電気を発する性質を持つ。分厚く丈夫なため絶縁体と組み合わせて防具に加工されることがある 光る石 70GOLD ムルゥ(ドロップ)など 精霊の核となっていた小さな石。ほのかに光を帯びている。魔力を放つものに近づけると光が強くなる性質を持ち、この性質を利用して夜道や暗所の照明として用いられている 柔軟なツル 70GOLD ギル・アスタル(盗む) スネークウィード(盗む、ドロップ)など 植物の魔物が持つ長くしなやかなツル。非常に丈夫で長持ちするためロープや弓の弦などに使われる 穴だらけのローブ 72GOLD ホロウ(ドロップ)など 血が染み込み黒く変色したボロボロのローブ。強い怨念が篭っているため不用意に身に纏った者は呪われてしまうといわれている 悪魔の翼 76GOLD インプ(ドロップ) ミニデーモン(ドロップ)など 小さな悪魔の腰から生えていた翼。とてもしなやかで手触りのよい良素材だが、素材元が不吉だとして扱いたがらない商人も多いという 大きな骨 78GOLD エンタングルボーン(盗む、ドロップ) カーススケルトン(ドロップ) 骨の魔物の一部。どこの部位かは分からないし不気味だが軽く丈夫なため使い道は多い 怪鳥のツメ 82GOLD アサシンイーグル(ドロップ)など 巨大な鳥の魔物が持つ大きな鉤爪。見た目に反してとても軽量で加工も容易なため、多くの武具に用いられる トゲだらけの蔦 88GOLD バスタースパイン(ドロップ) ポイズンウィード(ドロップ)など まるで手足のように蠢いていた凶暴な植物の強靭な蔦。細かく長いトゲが大量に生えており振り回すだけで武器としても扱えそうだ ヌルヌルの厚皮 90GOLD パラサイト(盗む、ドロップ) ラージパラサイト(ドロップ) パラサイトの皮。不快な臭いのするヌルヌルした体液に覆われているが極めて頑丈で熱の変化にも強い。体液を塩で擦り落としてから服や盾に加工する さらさらした粉 94GOLD ラフレシア(盗む、ドロップ)など 植物の魔物の花弁に詰まっていた爽やかな香りのする粉。癒しの効果があり散布するタイプの回復薬の原料として用いられている 血まみれのカマ 104GOLD シェルマンティス(ドロップ) ロックマンティス(ドロップ) 巨大な蟲が持つカマ状の脚。鋭いトゲが並んで生えており、獲物に深い傷を負わせるのに役立っている。常に血にまみれているため洗浄してから武器などに加工される。イメージは悪いが優秀な素材 魔獣の目玉 114GOLD レイジビースト(ドロップ) ウルフマン(盗む、ドロップ) 充血して真っ赤に染まった魔獣の目玉。不気味だが強力な疲労回復効果を秘めているらしく、需要の高い素材。魔よけのまじないに使われることもあるらしい ひしゃげた首飾り 129GOLD シャドウ(ドロップ)など 亡霊が落とした、奇妙な形状の首飾り。銀で作られているが所々赤黒く変色してしまっている。生前身に付けていた物だろうか… 分厚いウロコ 136GOLD スィームサハギン(盗む、ドロップ)など 巨大な魚の分厚いウロコ。ツヤツヤした質感で丸みを帯びており、外敵の攻撃を巧みに受け流す 煌めく元素 150GOLD フレイムオーブ(盗む)など 精霊の体を構築していた様々な属性を帯びたエネルギーの塊。属性の力に反応する性質を持ち、属性が付いた武器を強化できる 強酸の袋 164GOLD アシッドリキッド(盗む、ドロップ) バイオレンスアクア(盗む)など スライムが隠し持つ強酸の詰まった袋。内臓の一種だが決して腐らず非常に破れにくいため酸を取り出して普通の袋として利用する。取り出した酸は加工用として別途に利用される 眠りの霧 179GOLD 地底ゴブ(ドロップ) ナイトメア(盗む、ドロップ)など 特異な魔物が体内で生成する霧状の物質。睡眠作用を持ち、吸い込んだ者は即座に昏睡してしまうほど強力。その性質を利用して大型の魔物の捕獲に使用されることもある 艶やかな粘液 185GOLD ミュートアイ(盗む、ドロップ) バイオレンスアクア(ドロップ)など 魔物の重要な器官を保護していた粘液。強力な抗菌力と温度変化への耐性を持ち、優秀な軟膏や保護剤に加工される ギル種の鱗茎 200GOLD ギル・アスタル(盗む、ドロップ)など ギル・アスタルの地下茎。多大な栄養素を含んでおり、滋養強壮の食材として名高い 硬い傘 202GOLD アザケリタケ(ドロップ) キノコの魔物の傘の部分。硬さの中に弾力性もあり防具の素材に最適。毒の胞子が付いていることもあるためよく洗浄してから加工される ザラザラの皮 212GOLD シーモニター(ドロップ) ラスティアダー(盗む、ドロップ)など 魔物の丈夫な皮。鋭い爪や牙を持つ魔物から身を守るためか僅かに金属を含んでおり、斬撃に対して高い耐久力を発揮している 巨蟲の皮 240GOLD サンドワーム(盗む、ドロップ) シーワーム(盗む、ドロップ) クロウラー(盗む、ドロップ) 巨大なイモムシから剥いだ分厚い皮。信じられないほど丈夫で、剣や槍の攻撃をたやすく受け流す。加工処理は難しいが防具や盾の素材としては間違いなく一級品 黒い風切羽 256GOLD ヒドゥン(盗む、ドロップ) シャドウメーカー(盗む、ドロップ) 巨大な怪鳥の風切羽。刃のように鋭く長大で、飛行を助けるのと同時にすれ違い様に獲物を切り裂く凶悪な武器としても用いられる 燃え盛る体液 270GOLD バジリスク(盗む、ドロップ) 絶えず燃え盛る魔物の体液。草原に一滴落とすだけで焼け野原にしてしまう危険物であり、国によっては所持しているだけで罰せられる サメの皮 274GOLD ブルーシャーク(盗む、ドロップ) ホワイトシャーク(盗む、ドロップ) 海に生息する凶暴な巨大魚の皮。表面は逆立った小さなトゲ状のウロコが連なって生えており、触れたものを傷つける。トゲを粗く削り落として武器の柄に巻くことで滑り止めに加工される他、トゲを削らずにヤスリとしても用いられる 潤沢ゼリー 281GOLD アグレッシブアクア(盗む、ドロップ) アネモネ(盗む、ドロップ)など 水分をたっぷりと含んだゼリー状の物質。水を吸えば吸うほど膨らむ。含んだ水分の蒸発を防ぐ性質を持ち、熱帯地域では水筒代わりに利用されることもある
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2751.html
黄猿「ん~~?」 戦桃丸「・・・?」 黄猿「このちっこい娘はなにかねぇ~」 戦桃丸「こいつは新キャラだな…中野…梓だっけか?」 黄猿「ふぅ~ん」 戦桃丸(オジキが攻撃を止めた…・!?まさかオジキ…) 黄猿「…んっ~」 黄猿「この子だけが出る奴とかないのぉ?」 戦桃丸「まさかオジk…」 黄猿「ないかと聞いてるんだよぉ~?」 戦桃丸「そ、そんなの聞いた事ねぇーな」 黄猿「ん~この子が出るのはこれだけかい?」 戦桃丸「…他にもあるらしいぜ」 戦桃丸「だがこの海軍本部に売ってあるわけがねぇ」 戦桃丸「一番近くてシャボンディ諸島じゃねーかな?」 黄猿「…そうかい」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 部下B「失礼します!クザン大将!!」 青雉「どうした?」 部下B「このけいおんと言う物についてですが!もうすぐレンタルの返却日が過ぎてしまうのですが!!」 赤犬「レンタルじゃと?」 青雉「…そうか忘れてた、これ買ったんじゃなくて借りたんだっけ」 青雉「ちょうどいいや。ちょっくらシャボンディ諸島まで返しにいってくるわ」 部下B「いいんですか!?大将が無断で出て行って」 青雉「いつもの事だろ。それに今は黄猿も赤犬もいるんだぞ」 部下B「それはそうですが…」 青雉「んじゃ後はまかせたぞと」 部下B「は、はぁ…」 バタン 部下B「・・・で、では私もこれで」 赤犬「ちょっとまってくれんか?」 部下B「は、はい?」 赤犬「貴様、琴吹 紬という小娘をしっちょるか?」 部下B「け、けいおんの話ですか?」 赤犬「そうじゃ、琴吹 紬が出る話が見れるブルーレイ?分からんがビデオ持ってるか?」 部下B「わ、私はリアルタイムでしか見てませんが…」 赤犬「リアルタイム?よく分からんが、どうにかこの琴吹 紬が出る話を見れる方法はないかしっちょるか?」 部下B「は、はぁ…店とかに売ってあると思うんですが…」 赤犬「ほぅ…どこに売ってあるんじゃ?」 部下B「マリンフォードには売ってませんから…恐らく一番近くてシャボンディ諸島かと…」 赤犬「…そうか」 部下B「ま、まさかサカズキ様!?」 赤犬「安心せい、わしが出掛ける分、海賊共を捕ってくるわい」 部下B(クザン大将に、サカズキ大将…シャボンディ諸島はかなり騒ぎになるだろうな…) 赤犬「じゃあいってくるじゃけぇ」 ~~後日ジャボンディ諸島~~ 海賊A「おい、嘘だろ…」 海賊B「なんでこんなところに…」 黄猿「もしもーし」 海賊A「うわああああ!海軍大将の黄猿がいるぞぉー!」 海賊C「嘘だろ…ひ、ひぃいいい!」 黄猿「こちら黄猿~戦桃丸君~シャボンディ諸島ついたよぉ~」 黄猿「ふむふむ…アニメイトって所にいけばいいんだねぇ~」 海賊A「お、おい、あいつ油断だらけだぞ…今鉄砲撃てば…あいつ死ぬんじゃねぇか!?」 海賊A「そしたら俺の名前は一気に、お、俺はやるぞぉ!」 海賊B「ば、ばか!逃げるんだよ!」 バンッ! 海賊A「い、今弾は当たったよな…す、すり抜けたぞ…!」 黄猿「ん~、アニメイトってどこにあるんだろうねぇ~」 海賊B「馬鹿!能力者だよ!さっさと逃げるんだよ!」 海賊A「わ、わかったy…」 黄猿「もしも~し、君達アニメイトってどこか知ってるかい?」 海賊A「・・・・!?」 海賊B「い、何時の間に俺等の後ろに!?」 海賊A「う、うわあああぁぁぁ!」 黄猿「…人がせっかく道を聞いてるのにねぇ~」 ピッーーー! 海賊A「ぐわあぁぁぁ!!ぐふっ…」 海賊B「お、お前!!」 黄猿「ねぇ~アニメイトってどこか知らないぃ~?」 海賊B「ひ、ひぃ…!い、命だけは…!」 黄猿「…君も知らないようだねぇ…」 ピピピピピッ… 海賊B「ぐ、ぐわあああ!!」 海賊C「おい、お前等逃げるぞ!大将の黄猿が来てるらしいぞ!」 海賊D「ま、まじかよ!なんでこんなタイミングに!?」 海賊C「詳しい事はわからねえ!早く出航の準備を…」 青雉「なぁお前達…」 海賊C「!?」 青雉「最近俺物忘れが激しくてな?」 青雉「悪いが、ツタヤどこにあるか知らないか?」 海賊C「あ、あおきじぃぃぃ!!!」 海賊D「嘘だろ!青雉まで来てるのかよ!!!!」 青雉「なぁ、このままじゃ延滞料取られちまうんだよ…」 海賊C「に、逃げろぉーー!」 海賊D「うわあああああ!」 青雉「あらら…逃げちまったか…」 青雉「教えてくれたら逃がそうと思ってたんだが」 青雉「氷河時代!」 海賊「う、わああぁぁ…」 青雉「ツタヤ行ったら後で回収するから待っててくれよ」 海賊E「黄猿だけじゃねぇ…!青雉まで来てるぞ!」 海賊F「ちょwwどうしてこうなったんだwww」 海賊E「おい、気が狂ったか!?笑ってるぞ!?」 海賊F「大将2人も居て落ち着いて居られるかwwwやべぇよ、震えがと”ま”ら”ね”ぇ”ぇ”ww」 海賊E「おい、落ち着けっ…ってなんか無性に暑くなって来たな…」 海賊F「・・・・・う、うわああああ!」 赤犬「ちょっとそこの貴様等!アニメイトっちゅうもんはどこにあるかしっちょるか?」 海賊E「う、うわああぁぁ!赤犬だぁぁぁ!!」 海賊F「大将3人揃ってるじゃねーーかwwwwうわああわあああwww」 赤犬「死ぬ前に聞きたいもんがあんじゃが」 赤犬「貴様等アニメイトっちゅう所しっちょるか?」 海賊E「し、知らない…い、命だけは・・・」 赤犬「そうか…海賊が命を惜しむな!」 ガーーーン! 海賊「うぎゃあああああ!」 赤犬(まっちょれ…琴吹 紬!) 青雉「そこのでかいの、ツタヤどこにあるか知らないか?」 ウルージ「…くっ!3大将に会うとは不運!」 青雉「知ってるのか?」 ウルージ「・・・ここから先に行った所にあるぞ」 青雉「そうか…悪いが…」 ウルージ「逃がしてもらうわけにはいかないか…」 青雉「仮にも億越えだからな、さっきの小物のようには駄目なんでね」 ウルージ「・・・くっ・・・ここまでか…」 黄猿「…久しぶりだね~ドレーク将校、いや元将校かぁ~」 ドレーク「黄猿…何故このタイミングで3大将全員が動いたんだ!?」 黄猿「3大将?全員?」 ドレーク「何故疑問系だ!今このシャボンディ諸島に3大将全員来てると大騒ぎになってるぞ!」 黄猿「…全員?何故だろぉ~ねぇ」 黄猿「まぁそんな事はどうでもいいんだ…それより」 ドレーク「・・・!」キリッ 黄猿「アニメイトってどこにあるか知らないかい~?」 ドレーク「アニメイト…?なんだそれは…?」 黄猿「知らないのかぃ~?あっしはそこに用があるからきたんだけどねぇ~」 ドレーク「な、何が目的なんだ!?」 黄猿「最近流行のけいおんって奴のDVD?ビデオ?よくわかんないけど欲しいんだよぉ~」 ドレーク「け、けいおんって…あのけいおんか…?」 黄猿「そうだよぉ~知ってるのかいぃ~?」 ドレーク「…部下が数名詳しい者がいてな、俺も見てみたんだが…」 黄猿「へぇ~」 ドレーク「こんな物を買うためにきただと!?落ちた物だな!?黄猿!」 バッ! ピッーーーー! ドレーク「ぐはっ・・・!」 黄猿「裏切り者に落ちたなんて言われたくないねぇ…」 ドレーク「ぐっ…」 黄猿「君どうやら知らないようだし、きえなよぉ」 ドレーク「なっ!ぐわぁぁぁぁ!」 黄猿「…腹が立ってきたよぉ…どこにあるんだ?アニメイトォ…」 船員「船長!早く逃げましょう!」 ホーキンス「…戦闘勝利確立3% 戦闘敗北率97% 逃走成功率30% 戦闘死亡確率70% 条件を満たした時の戦闘回避率…99%」 黄猿「もしも~し、アニメイトってどこにあるか知らないかぃ~」 船員「ひぃ…来た…!」 ホーキンス「…アニメイトとは知らないがここより北に行けば 目的のものがあると出てるぞ」 黄猿「・・・信用してもいいのかい?」 ホーキンス「俺の占いは必ず当たる」 黄猿「分かったよぉ…」 シュッ! 船員「き、消えた!」 ホーキンス「戦闘回避成功」 カポネ・ベッジ「くそっ!くそっ!」 赤犬「どんなに兵力が高くてもこんだけのマグマがあれば皆飲み込まれて死ぬじゃろ」 カポネ・ベッジ「なんてこった…ここまでか…」 赤犬「お前はアニメイトを知らないといってたな…消えろ」 ゴゴゴゴゴゴ! カポネ・ベッジ「うぎゃあああああ!!」 赤犬「ええい!アニメイトは!けいおんを見れる奴はどこにあるんじゃ!」 赤犬「貴様等海賊はわしに道を教える事すらできんのか!」 赤犬「道案内もできんとは、生きる価値もない!」 赤犬「さっさと場所を教えるんじゃ!!」 海賊「これはひどい…火山が噴火したようにマグマが流れでてる…」 海賊「この世の終わりを見てるようだ…」 赤犬(むっ!あの看板!アニメイトって書いてあるぞ!) 赤犬(もしやあれが…) 海賊「み、見ろ!赤犬が猛スピードで走って行ってるぞ!」 赤犬「ようやく見つけたぞぉーー!!!まっちょれーー!!!」 海賊「なんだ!何を見つけたんだ!?」 赤犬「けいおん最新刊発売か…表紙に琴吹 紬もうつっちょるな」 赤犬「おい、店員、こんなぁくれんかのぅ」 黄猿「ん?」 赤犬「ん?」 黄猿「サカズキィ!」 赤犬「ボルサリーノ!」 赤犬「貴様何故ここにいるんじゃ?」 黄猿「そりゃこっちのせりふだよぉ~」 赤犬「…わしは貴様が向こうにいるだろうと思ってここにきたんじゃが…」 黄猿「まさかこの島に3大将全員が揃ってる話は本当なんだねぇ」 赤犬「…クザンがここに居るのは知ってたが…まさか貴様まで…」 黄猿「おいおい、お前が通ってきた道、ほとんど焼け野原になってるじゃないかぁ~」 赤犬「・・・・」 黄猿「・・・・」 青雉「おいおい、これはまずいんじゃないか?」 赤犬・黄猿「クザン!」 青雉「3大将全員が無断で海軍本部抜け出したってかなり問題になるんじゃないか?」 青雉「しかもお二人さんは一体何故このようなところに…?」 赤犬「・・・・・」 黄猿「・・・・・」 青雉「いや、この際何故ここにいるかなんて後回しだ」 青雉「それより今一番やるべき事は…」 赤犬「このままでは海軍本部には戻れんわい」 黄猿「だからせめてもの手土産を…」 青雉「もちろん全て帳消しにできるくらい…」 海賊「ひぃ…こっちにらみながら来てるぞ…」 海賊「まずい…まずいぞ・・・」 海賊「逃げろぉぉぉーー!!」 海賊「3大将が本格的に暴れるつもりだぁぁー!!!!」 ドンッ! ドゴン! ガシャ!! ~~~~~~~~~~~~~~~~ ナレーター「その後3大将はシャボンディ諸島にいる9割の海賊を捕らえる事に成功」 ナレーター「そこには億越えルーキーも数人いるとの事も」 ナレーター「センゴク元帥はこれに関しての原因を極力押さえるとして」 ナレーター「戦後の海賊狩りと説明した」 ナレーター「しかし一部知ってるものも数名いて」 ナレーター「一部では「3大将けいおん!事件」と言われていた」 ナレーター「こうして「けいおん!」の影響で大海賊時代の幕が閉じようとしていた」 END 戻る
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/185.html
みんす党ですが長野はスルーしません http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1244987658/ 【レス抽出】 対象スレ:みんす党ですが長野はスルーしません キーワード:シル子 51 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 13 40 神 ID ??? 37 わいるどさん シル子 そりゃあもう、無理矢理借金させて、用意させたんですよ。商人を脅して無理矢理金を貸し付けさせ、 ウェルキンは無理矢理借金をさせられ、その金で武装させられて、出陣させられる羽目になる、という。 66 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 17 53 ID ??? 51 シル子 まさに大災厄以外のなにものでもないですな。悪徳サラ金業者並みだ そりゃ進退願いも乱発されるわな 北方の復興、10年は遅れません?(汗 96 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 24 40 神 ID ??? 66 わいるどさん シル子 でも、それに飛びついてしまう、借金で首が廻らない貴族も多かったわけで。しかも中田副帝の法のおかげで、 昔ならば武装した郎党を背景に、借金棒引きや、繰り延べを押し通せなくなったので、文字通り破産して、泣く泣く 娘を借金のかたにして、貴族の地位を持っていかれる連中も少なくなかったわけで。 ウェルキンの例は、かなり上手く立ち回った例で、大抵の貴族は破産同然で、強盗騎士団を結成する直前まで 追い詰められたりしているのですよ。で、そういう追い詰められた連中が、それこそ映画「日本の一番長い日」に 出てくる帝國陸海軍将校みたいな、思いつめた表情で、ウェルキンのところに押しかけてきて、参陣しろー と。 そうやって、参陣させられた貴族も、また数多いわけで。 で、そういう無理矢理参陣させられた貴族らにやる気を出させるためにも、黒の零が必要だったのですな。 多分、黒の零が横流しされなかったら、そもそも戦争に参加する貴族の数は半分以下になっていたでしょう。 122 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 33 02 ID ??? 96 シル子 グスタファス公が換金作物を管理運営して商売のタネにしても、その時流に乗れなかった中世でいうところの「青い血」連中が溢れていたんですな むしろうまく乗れた人たちも、お前ん所は稼いでいるんだから金出せ、あと息子も出せ名誉であるぞとまくし立てられて頭を抱えていたんだろうなあ そして財産も後継ぎも失いますた、という貴族も出てきそうだ。いかん鬱になってきた 135 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 37 38 神 ID ??? 122 わいるどさん シル子 ですよん。おかげで北方貴族は、中田副帝との戦争以上の損害を、オスミナ侵攻で受ける羽目になったのでし。 そら、ここまで無理矢理な戦争に参加させられて、真面目にやる気になるかというと、それこそマニラ陥落後の ルソン方面軍みたいなもので、黒の零が討ち取られたと知って、とにかく国に逃げ帰る事しか考えていなかったでしょう。 168 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 45 16 ID ??? 135 シル子 それで追撃戦じゃー、といきりたつ貴族どもをモウルデンは押さえこんで、黒の零とパルナをきっちり回収、それから副帝に極秘電じゃなかった密書を送るわけで。 「貴国の機神、鹵獲せり」とだけ書いてある密書を。 で、鹵獲したことは当然極秘にしておいたんですが人の口には戸が立てられないとの言葉通りに漏れだしていく、と言った流れかと 196 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 52 06 神 ID ??? 168 わいるどさん シル子 ていうか、黒の零が捕獲された時点で、陣中に噂があっという間に広まって、脱走する部隊がひきもきらないでしょう。 で、そんな状態で無理矢理会戦やれば、そりゃ負けるわけで(w で、逃げ帰った連中が、言い訳代わりに、いや、あれは 黒の零が負けて奪われたから負けたんだ、と、言い訳するに決まっているわけで(w でも、多分ウェルキンの事だから、しんがりを努めて戦功を挙げて帰って来るんじゃないかと。 しかし、モウルデン卿も、怖い博打をうちますたなあ。天秤がわずかに傾いただけで、今度は本気の帝國軍が雪崩こんで きかねない、という。まあ、そこで賭けに勝つ当たり、けっして無能じゃないわけで。うん、大したものだ。 224 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/14(日) 23 58 51 ID ??? 196 シル子 そりゃもしなだれ込んできたら黒の零を西側に回すよ、という脅しも含んでいるわけで 思いっきりその準備は露骨に打つのです オスミナは手に入るけどおまえらの主力機神は丸裸になっちゃうけどいい? と無言で脅しをかけるわけで ええ、まんまミグ亡命事件みたいな構図に持っていくわけです。オスミナというチップをオールインして。 この場合、帝國が死に物狂いで奪回に乗り出してきたらモウルデンの負けです。けど、副帝はそうはしないと読んだわけで 242 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 04 22 ID ??? 224 シル子 あ、追記 まず帝國に戦前までの領土の復帰を打診、そして手打ちにしようという文を正式に送って、それでいて裏で露骨に(矛盾しているな)黒の零の輸送準備を進めている、と言った感じです 274 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 13 26 神 ID ??? 224 わいるどさん シル子 そこで、中田副帝が基本的に商売ができる人間で、損切りができる相手である、と、そう見切ったモウルデン卿の 人物眼が冴えますな! まあ、小国が生き残るためには、そういう能力は絶対に必要なわけですが。 というわけで、モウルデン卿は、中田副帝本人と会談して、自分の賭けが勝った事に安堵したと同時に、これから 中田副帝に眼をつけられて、ストレスで早死にするのを覚悟したのではないかと(謎 大変だなあ(棒 304 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 19 11 神 ID ??? 242 わいるどさん シル子 で、オスミナの動きに、帝國正規軍のスペツナツこと親衛戦闘猟兵がぞくぞくと浸透し、互いに見えないところで 暗闘が繰り広げられる、と。 貴族軍よりもよっぽど怖い戦争が繰り広げられるわけですな! うん、すばらしい。まるでブラクラみたいだ(謎 314 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 20 48 ID ??? 274 シル子 実はモウルデンは中田副帝と同年代で、それなりにライバル心を抱いていたんですよ だから彼についてかなり調べてあるんです それでまあ、かなわないと自覚しちゃうんですがそこでへこまずにオスミナを栄えさせる! と一大決心した時に攻めてきやがったわけで。しかも懇意にしていた貴族からの情報だと北方貴族の独断専行らしいとのこと おかげで微妙にヤケになっていたのも関係しているのかもしれません>大博打 まあ、悪人顔なのでかなり誤解されやすいんですが。彼の心の内を見抜くことができるのは姪のアークリンデだけだったり 340 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 25 26 ID ??? 304 シル子 小国なのにオスミナも情報機関持っていますので、それはもう面子とプライドをかけて壮絶な暗闘を 地の利を生かすオスミナと豊富な実戦経験と組織力で対抗する帝國側、うん、まわれ右して逃げたくなりますな! 373 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 32 52 神 ID ??? 340 わいるどさん シル子 うみゅ。というわけで、非常に楽しい事になるので、モウルデン卿の胃がいつまでもつか、とっても楽しい事になるかと(w 391 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 37 28 ID ??? 360 シル子 結局彼も旧来の貴族だったわけです>モウルデン ただ、それに固執しなかったことが彼の才能であるわけで で、もうひとつですが、それにアークリンデを乗せるか思いっきり懊悩していそうな アークリンデ自体は「かまいませぬ」の一言でさっさと行くでしょうが、内部貴族の統制を考えるとそれもできない。ただでさえ自分は嫌われているのだから そして何よりも、妹のように思っていた親族を敵国に渡すのは感情的にできないとわかっている。 てなもんで、また胃痛に悩まされる、と 412 名前: 【army 1161】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 42 59 神 ID ??? 391 わいるどさん シル子 うみゅ。で、中田副帝は中田副帝で、オスミナ相手に戦争やるわけにはいかないが、オスミナが下手打つようなら、 文字通り焼け野原にして塩を撒かないといけない。でも、それをやったら、本命の南方戦役の開始が10年遅れる。 というわけで、モウルデン卿が、こちらから投げたボールをどう投げ返してくるか、それをじっと観察しているのでしょう。 モウルデン卿が、ビジネスのできる男で、きるべき時に札を切れる男ならば、兵を引くし、それができないならば、 帝國の本気を見せないといけない、と。 何気に帝國に喧嘩を売った国は、片端から滅ぼしてきましたからねい。トイトブルグも、スミちゃん戦争でも。それを モウルデン卿は知っていますから、札をどう切るから、文字通り綱渡りの気分でしょうね。 451 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 52 34 ID ??? 412 シル子 で、ペトラとアルデルを戻し、国境も戦前の物に復帰する代わりに黒の零も返還するよ、と確約して雑談に入ったところでさりげなく切りだすんですよ そろそろ、吾輩の姪のアークリンデも婚姻の年に入りましてな。レイヒルフト殿、我が国に嫁いでくれる婿殿に心当たりはありませんかな、と。 ぎりぎりの妥協点で、アークリンデを国から出すわけにはいかないがこちらとしては同盟国になる用意はあるよ、とサインを送るわけで 抽出レス数:17
https://w.atwiki.jp/ooorowa/pages/30.html
約束した正義 ◆LuuKRM2PEg とある男は夢を見ていた。 この世の誰もが幸せであってほしいという、理想に満ちた夢。 それは人間誰もが大人に進むにつれて現実の不条理さを知って、ただの夢物語だと諦めてしまう世界。 しかしその男はひたすらそれを追い求め、突き進んだ。その途中にいかなる困難が待ち構えていようとも乗り越えた。 どれだけの裏切りがあろうとも、どれだけの悲哀があろうとも、どれだけの無情があろうとも――男は世界に覆われる絶望をどれだけ目にしても諦めなかった。 その途中、世界から消えることのない犠牲によって男は何度も壊れそうになる。いや、もう壊れてしまったのかもしれない。多くの命を救うため、少ない命を数え切れないほど犠牲にしたのだから。 それが理想のためだから。一切の争いがない、誰もが恒久的な平和を約束された世界を作るという理想。その為に男は殺しの技術を会得し、世界から一つでも多くの毒を殺した。 しかしようやく理想を遂げようとした矢先、男はまたしても裏切られてしまう。呪いと怨嗟が蔓延る闇の中で、愛する妻の形をした願いが自らの力によって叶う理想を見せた。 恒久的平和の代償として世界から家族以外の安らぎを全て滅ぼす光景。その為に流れる血や破壊されていく物の量は計り知れない。 だから男は願いを拒んで殺した。娘と一緒にクルミの芽を探しにいけないような世界に、安らぎなんてあるわけがない。 それでも世界の呪いは止まらなかった。まるで裏切った男への報復のように生まれた灼熱は、町を壊して人々を燃やし尽くし、それでいて男だけは助けている。 男はもう絶望することも出来ずに、地獄の中で阿鼻叫喚の声を聞くしか出来なかった。数えきることが出来ないほどの嘆きと絶望が責め立てる。 全てが終わった後、焼け野原の中で男は亡霊のように彷徨っていた。このまま死ぬのだと男は思っていた。 しかし男は、絶望に満ちていたと思われた世界の中でたった一つだけ最後の希望を見つける。 まだ一人だけ、救う事が出来た。 一人でも助けられて救われたと、男は思う。 それから男は五年間、幸せに満ちた毎日を送っていた。息子も、知り合いも、近所の人も誰も失うことのない、みんなが願った穏やかで平穏な日常。 しかしその代償に、娘とは生涯で二度と会うことが出来なくなった。男は何度も娘を救おうとしたが、呪いに侵された身体がそれを許さない。 その果てに彼は、自らの死期が近いと悟ったことで出来るだけ息子と多くの時間を過ごした。 ――子供の頃、僕は正義の味方に憧れてた 月の光が眩いある日の夜、男は息子と語り合う。 ――なんだよそれ。憧れてたって、諦めたのかよ ――うん、残念ながらね ――しょうがないから俺が代わりになってやるよ ――そうか。ああ――安心した 男はこの時、本当にいい月だと思った。 こんな穏やかになれたのは一体いつ以来か。こんなに幸せになれたのは一体いつ以来か。 そして、こんなにも優しい気持ちになれたのは一体いつ以来か――男は微笑みながら考えるが、答えは得られない。 世界を救うという夢を叶えられず、数え切れないほどの絶望によって自分を壊してしまった男は、最後に穏やかな安堵を胸にすることが出来た。 衛宮士郎が自分の夢を受け継いでくれると誓ってくれたおかげで。 そうして、衛宮切嗣は眠るように息を引き取った―― ◆ 「要するにこれは、各チームごとに分けた聖杯戦争の真似事……といったところか」 太陽の光が穏やかに輝く青空の下、黒いロングコートを纏った男が公園に備え付けられたベンチに腰掛けながら呟いた。 『魔術師殺し』という異名を与えられた男、衛宮切嗣は支給されていた一冊のルールブックを読み耽っている。愛用のタバコが銜えられないことに微かな寂しさを感じるが、むしろ緊張感を奪わなくなるからいいかもしれない。 我ながら他愛のないことを考えるようになった。そう自嘲しながら切嗣は今の現状を思い返す。 まず眼鏡を掛けたあの男、真木清人はここにいる六十五人で殺し合いをしろと言った。拒否権は全くなく、逆らう者は全員に巻かれた首輪を吹き飛ばすつもりらしい。 何の許可もなく人をこんな場所に放り込んだ挙句、殺し合いを強制。しかも聖杯戦争のように途中棄権も許されず、最後まで戦わなければ生き残れないのだから余計に性質が悪い。 悪趣味という言葉では言い表せない地獄だと切嗣は思った。こんな義憤を感じていい人間ではないことは分かっているが、それでも真木が許せない。 出来ることならかつてのように今すぐ真木を撃ち抜きたいが、そんなことは無理だ。今は落ち着いて情報を纏めなければならない。 「セイバーだけでなく、かつてのマスターやサーヴァント達がいるとは……」 ルールブックの一部に含まれていた、この殺し合いに参加させられた六五人。 その中にはかつて聖杯戦争でアイリスフィール・フォン・アインツベルンと共に召喚した最優のサーヴァント、セイバーの名が書かれていた。 それだけでなく聖杯戦争にマスターとして参加した雨生龍之介や間桐雁夜、彼らと契約を交わしたキャスターやバーサーカーの名前までもが書かれている。 これには切嗣も一瞬だけ目を疑った。この五人は聖杯戦争の末に、もうこの世界から消えた筈だったから。しかしそれは、切嗣自身にも同じことが言える。 切嗣に残った最後の記憶。それは養子である衛宮士郎と平穏な毎日を送った末に、聖杯の呪いによって息を引き取った筈だった。 だが今はこうして生きている。だからセイバーを始めとしたサーヴァントやそのマスター達がこの世界にいるのも、そういう事なのだろう。 しかも皮肉にも、かつて『魔術師殺し』と呼ばれ続けていた時代に纏っていたロングコートを着せられていた。 恒久的平和という名前の身勝手な理想の為に、多くの命を奪ってきた僕自身に対する罰だろうと切嗣は思う。 「あの男が言っていたグリード……こいつらも一筋縄ではいかなそうだな」 真木の言っていた『グリード』というチームのリーダー。具体的に何を意味するのかは分からないが、少なくともまともな存在ではないのは確かだった。サーヴァントと同じ戦場に放り込む時点で、何かしらの力を持っていると考えなければならない。 自分達の勝利条件はリーダー以外のグリード屠ることらしいが、リーダーとやらも真木の言うことも信用できなかった。そもそも事前に何の話もなく六五人を一箇所に放り込むような輩の言うことなど、信頼できるわけがない。 仮に奴らのルールに従って他の『グリード』を全て倒しても、自分達を生還させる保障なんてどこにもなかった。むしろ最後の最後で裏切りが待ちかまえている可能性の方が、ずっと高い。 かつて聖杯の真実を知り、自身の願いを最も望まない形で叶えられそうになったあの時のように。 「……君はきっと僕の事を恨んでいるかもしれないな、アイリ」 呆然と青空を見上げながら、もうこの世にいないであろうアイリスフィールの事を考えた。 地獄と呼ぶに相応しい暗闇の中、彼女を模した願いが見せた悪鬼の如き表情を忘れない。アインツベルン家を土壇場で裏切り、イリヤスフィールがアハト爺に囚われの身となってしまった。 その選択に後悔はないし否定するつもりもないが、後ろめたさはある。先程思わず彼女の名前を口にしてしまったのも、そのせいだった。 きっとアイリスフィールは今も自分のことを恨んでいるだろうと、切嗣は考える。しかし当然の報いとして受け入れる覚悟でいた。 愛する娘を我が身可愛さに諦めてしまった馬鹿な男には、お似合いの末路だろう。 でもその前にやらなければならないことが一つだけあった。 「……僕に再び戦えと、そう言いたいのか? 真木清人」 ここではないどこかからこちらを見ているであろう真木に対し、切嗣は宣言を始める。 一体どういう原理で自分達を蘇らせたのかは知らないが、奴が何らかの強大な力を持っているのは確実だった。それも忌むべき大聖杯に匹敵する程の。 それだけは認めてやっても良かった。 「いいだろう、戦ってやるとも。でも悪いが、お前の理想に共感するつもりはない……」 しかしだからといって、それと殺し合いに乗ることは繋がらない。むしろ切嗣にとって反抗の意志を強めさせるきっかけにもなった。 かつて聖杯戦争に関わって理想を目指した頃ならば、この六四人を皆殺しにした後に真木を殺そうとしたかもしれない。そうしなければ、悲劇はまた繰り返されてしまうから。 だけども今は違う。 「彼はこんな僕に約束してくれたんだ……僕の代わりになってくれると。だから僕はそれに答えなければならない」 今でも決して忘れることの出来ない、優しい光を放つ月夜の晩に士郎は言ってくれた。幾度にも渡る絶望によって夢を諦めた自分の代わりに、正義の味方になってくれると。 士郎はそう約束をしてくれたのだから、自分がそれを裏切るわけにはいかない。あのホールには『ワイルドタイガー』と呼ばれた男や犠牲にされた箒という少女のように、真木を許そうとしない人間がいた。 ならば、彼らのような者を一人でも多く助けることこそが、数え切れないほどの大罪を犯した自分に科せられた使命だ。いざとなったら、彼らの盾となってこの身を犠牲にする覚悟でいる。 とにかく今は、一人でも多くにキャスターやバーサーカーの危険性を伝える必要があった。あんな連中に好き勝手をさせては聖杯戦争の悲劇がまた繰り返される。 やるべきことを定めた切嗣はベンチから力強く立ち上がった。 「士郎、聞こえないかもしれないけどこれだけは言わせて欲しい。僕は君のおかげで夢を思い出すことが出来た」 切嗣の脳裏に思い浮かべるのは、とても強くてとても優しい少年の笑顔。 人の優しさを思い出せたのも、正義の味方をまた目指すことが出来たのも、生きる理由を取り戻すことが出来たのも――全ては士郎がいてくれたおかげだった。 だから切嗣はそんな彼に向けるように優しい微笑を向ける。ずっと前から壊れてしまった瞳の奥底に、士郎のおかげで取り戻せた暖かい感情を宿らせながら。 「……ありがとう」 【一日目-日中】 【E-3/公園】 【衛宮切嗣@Fate/Zero】 【所属】青 【状態】健康 【首輪】100枚:0枚 【装備】不明 【道具】ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本:士郎が誓ってくれた約束に答えるため、今度こそ本当に正義の味方として人々を助ける。 1:まずは情報を集める。 2:無意味に戦うつもりはないが、危険人物は容赦しない。 3:雨生龍之介や間桐雁夜、キャスターやバーサーカー、グリード達を警戒する。 4:セイバーと出会ったら……? 5:『ワイルドタイガー』のような真木に反抗しようとしている者達の力となる。 【備考】 ※本編死亡後からの参戦です。 ※『この世全ての悪』の影響による呪いは完治しており、全盛期の時代に纏っていた格好をしています。 ※令呪があるかどうかは後続の書き手さんにお任せします。 002:セカイノハカイシャ 投下順 004:Eの暗号/だから足掻き続けてるんだよ 002:セカイノハカイシャ 時系列順 004:Eの暗号/だから足掻き続けてるんだよ GAME START 衛宮切嗣 014 エアリアルオーバードライブ
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3524.html
635 :ハニワ一号:2016/07/18(月) 15 54 28 神崎島要塞概論 神崎島要塞とは神崎(嶋田)提督が転移前の艦これの世界にいたときに深海棲艦が総力を挙げて神崎鎮守府に侵攻してくる事態に備えて神崎島と周辺の島々に築き上げた一大要塞の事である。 神崎島の各地に海上の深海棲艦の大艦隊や侵攻してきた深海棲艦の揚陸部隊に対して効果的にダメージを与えられるように考えられて配置された試製51cm連装砲、46cm三連装砲、41cm連装砲、16inch三連装砲 Mk.7+GFCS、381mm/50 三連装砲改、20.3cm(3号)連装砲、SKC34 20.3cm連装砲、10cm高角砲+高射装置などの大中小の主砲や15.5cm三連装副砲、OTO 152mm三連装速射砲、12.7cm高角砲+高射装置、5inch連装砲 Mk.28 mod.2などの副砲といった艦これに出てくる装備だけでなくゲームの制限がなくなった事で艦これにはまだ出てきてない新開発した主砲や副砲などが神崎島の各地や周辺の島々に設置されていた。 むろん神崎島に配置された主砲や副砲はすべて改修によってMAX済みであり弾薬も改修MAX済みの一式徹甲弾と三式弾や新開発の高性能弾薬が使用されているのみならず高度な射撃管制システムが使用されていた。まさに史上空前の一大火力要塞ともいうべき陣容であった。また神崎島の配置されている主砲の位置が深海棲艦の偵察機などに把握されないように巧みな偽装工作が妖精さんによって施されている。 神崎島の基地航空隊は戦闘機、爆撃機、攻撃機、偵察機、戦略爆撃機など総計で数万機以上にもなるであろう規模の航空隊が神崎島の各地や周辺の島々に配置されて配備されている。震電改、烈風改、三式戦 飛燕、彗星(江草隊)、試製南山、流星改、天山一二型(村田隊)、一式陸攻 二二型甲、一式陸攻(野中隊)といった艦これに出てきた高性能の期待や高練度の部隊が熟練度MAX,改修可能機体はMAX状態で配備されていた。むろんゲームの制限が消滅した事により艦これに出てこなかった機体やジェット機などの新開発の機体も配備されていた。 さらに戦略爆撃機も富嶽やB-29(B-50)、B-36,その他の戦略爆撃機といった機体群がネームドの部隊や熟練度MAXで存在していた。また神崎島に侵攻してくる深海棲艦の大兵力を早期に発見するための偵察機や哨戒機も彩雲や試製景雲(艦偵型)などの高性能機体が改修MAXに熟練度は最高状態にあり多数が配備されるなど史上空前の一大航空要塞となっていた。 また戦略爆撃機だけでなく様々な巡航ミサイルや弾道ミサイルが配備されておりA9/A10や憂鬱の三式弾道弾相当の性能を持つ弾道弾などのミサイル群が多数配備されていた。 電探についても神崎島の各地や周辺の島々に22号対水上電探改四、14号対空電探、21号対空電探改、FuMO25 レーダー、32号対水上電探改、15m二重測距儀+21号電探改など艦これに出てくる電探やゲームの制限が消滅した事による新開発が可能となった電探などが全て改修でMAXレベルに強化にされて濃密なレーダー網を形成していた。 また対空機銃名も12cm30連装噴進砲、3.7cm FlaK M42、25mm三連装機銃 集中配備、Bofors 40mm四連装機関砲などが配備されていた。全てが改修MAXにして配備済みだった。これらの対空機銃に改修MAXの94式高射装置や10cm高角砲+高射装置などや新開発の対空兵器群や高射装置等を組み合わせて大量に神崎島各地や周辺の島々に配備してハリネズミのごとき対空陣地を形成していた。 636 :ハニワ一号:2016/07/18(月) 15 55 00 さらに上陸を許してしまった場合に備えて深海棲艦の揚陸部隊との陸上戦を想定した要塞陣地を建設しており、神崎島の地形を生かした罠やキルゾーンを神崎島の各地に作り上げていた。神崎島の地上だけでなく硫黄島の地下要塞すらも真っ青な神崎島全体の地下に張り巡らされた地下要塞陣地が建設された。 深海棲艦側の陸上部隊の迎撃にあたるのは、陸上担当の艦娘や妖精陸軍や妖精陸戦隊だ。妖精陸軍や妖精陸戦隊には一般妖精部隊だけでなくネームド妖精の軍指揮官や戦車部隊や狙撃手、歩兵らの精鋭が多数配備されていた。人手が必要なときは妖精が増加する妖精さんの特性によって神崎鎮守府は数万、数十万どころか数百万、数千万人以上の妖精兵を動員可能だった。なお有事が終結すると増殖しすぎた妖精人口はいつの間にか適正規模の妖精人口にまで減少するのである。適正規模にまでに減少した妖精は練度や能力が向上しているために増えすぎた仲間と合体して経験値や才能を引き継いた事で妖精のレベルが上がっているのではと言われている。 戦車部隊はM4中戦車(シャーマン)、M26重戦車(パーシング)、T-34、IS-3、V号戦車(パンター)、VI号戦車(ティーガーI・ティーガーII)、九七式中戦車(チハ)四式中戦車 、五式中戦車 、オイ車, マウス,ラーテといった大戦中の戦車だけでなく戦後の戦車や新開発の戦車が配備されていた。戦車や装甲車など軍用車両が神崎鎮守府には数万両以上存在していた。しかも妖精さんの謎技術によって自然に優しいエコ仕様となっていた。 神崎(嶋田)提督は神崎島の地下大深度に設置された司令部で指揮を執ることになっていた。もし総司令部が制圧された場合に脱出して戦闘を継続するための予備の司令部が地下要塞の各所に多数備え付けられて日本本土や他の鎮守府からの救援が来るまで徹底抗戦できるようになっていた。神崎島要塞地下には地下工廠が建設されて艦娘の建造や装備品の開発ができるだけでなく莫大な燃料・弾薬や資源・食料などが備蓄されていた。また建造によって誕生した艦娘のレベルを上げる演習所も設置されていた。自然回復する資源も地上ではなく地下からでも自然回復した資源を回収が可能だった。まさに長期間の持久が可能とする地下都市が神崎島地下に建設されていたのだ。 それでも神崎島陥落が不可避の最悪の事態が発生した場合は神崎提督が日本本土や他の鎮守府で再起するために神崎島を脱出した後に自動的に発動することになる神崎島に備え付けられた自爆装置によって神崎島に侵攻してきた深海棲艦をまとめて殲滅する計画であった。 妖精さんが神崎島要塞を建設した際に艦娘と同じ防衛能力を付与したために人類側の兵器では神崎要塞にダメージを与えることは不可能となっているが万が一の不測の事態に備えて地下要塞は核兵器、生物兵器、化学兵器などのNBC兵器にも対応でき長期間の籠城が可能となっている。神崎(嶋田)提督が深海棲艦の大軍の襲来に備えた要塞建設の途中から米帝プレイでの「僕の考えた理想の最強の要塞」建設が熱中してしまって無駄に凝ってしまった面は否定できないであろう。だがその甲斐があって神崎島要塞は史上空前にして最強の要塞として誕生したである。 637 :ハニワ一号:2016/07/18(月) 15 57 20 神崎(嶋田)提督は神崎鎮守府と大日本帝国が初接触した後に初来訪した政府要人や関係省庁の高官官僚、大日本帝国の陸海軍の高官たちに大日本帝国が神崎島を制圧しようとすればどんな結果になるかをわからせるために神崎島要塞の陣容を見せつけた。 「長門の主砲よりもでかい46㎝砲や51㎝砲が多数備えられた要塞をどう攻略しろと・・・。逆に戦艦部隊が大打撃または壊滅してしまうぞ!!」 「海軍、陸軍問わず帝国が保有する航空機よりも高性能な航空機を相手に攻略艦隊の空の守りをどうしろと・・・。数十隻もの空母の配備が必要となるぞ!!」 「神崎島を航空機で攻撃しても最初の一撃で大量に未帰還者を出して壊滅して神崎島への航空攻撃が不可能となってしまう!!」 「運よく上陸に成功しても化け物のような戦車や大量の火砲や機関銃が準備万全に待ち構えている・・・。しかも我が軍と違って豊富な弾薬を用意できるために弾薬の在庫を気にせずに容赦なくばらまいてくるぞ!!」 「しかも航空機による夜間攻撃や陸軍や陸戦隊の夜戦などに見られるように神崎鎮守府側の練度は高い事は明白だ・・・。」 「あの巨大爆撃機の群れを見たか・・・。我々が神崎島に野心を持って攻め込んだら日本が文字通り焼け野原となるぞ。現在の帝国には巨大爆撃機を迎撃できる機体は存在しないんだぞ!!」 その結果、大日本帝国は神崎島要塞の戦力と陣容をわかりやすく見せつけられる事になった大日本帝国関係者は大きな悲鳴を上げたのだった。そして初めて艦娘の艦隊だけでなく神崎鎮守府の戦力をこの目で見て実感した大日本帝国関係者たちは顔を青ざめるのを通り越して精神のSAN値を減らして卒倒するものが多数続出、神崎島要塞の視察が終わる事には帝国側はお通夜状態となっていた。 何しろ1937年当時の自国の戦艦で最大の主砲である長門型の41㎝砲よりも上の51㎝砲や46㎝砲が大量に配備されて、自国の保有する航空機よりも遥かに高性能な機体が数千機どころか万機以上の規模の航空部隊が配備され、これまた自国の保有する戦車よりも圧倒的に高性能な化け物のような戦車や装甲車が数千両以上場合によっては数万両以上存在しているのだ。そして侵攻の報復用に日本本土を射程内におさめる最低でもB-29以上の性能を持つ約5千機もの戦略爆撃機や弾道ミサイルが神崎島内地に展開されているのだ。(ちなみに太平洋戦争中アメリカが生産し作戦に投入したB-29の機体数は約3,900機である。) 神崎島要塞を視察した帝国関係者からもたらされた神崎島要塞の情報は当然のことながら日本政府や日本陸海軍を空前の大混乱に陥らせることになった。帝国軍の総力を持っても神崎島の攻略は不可能であり、神崎鎮守府を怒らせて戦闘に突入した場合は神崎鎮守府側に海だけでなく空からも一方的に帝国を焦土にできる戦力を保有しているのを見せつけられたのだ。この事実は、大日本帝国側の特に帝国内で常識的でまともな層から神崎鎮守府は怒らせてはいけない存在であり、神崎鎮守府を下にみようとしたり、舐めた真似をしてはならないと言う事を改めて理解させる事になるのである。 なお帝国の愚者たちは「なに神崎島が史上空前の要塞であろうとトロイの木馬の故事に習って共同演習などの名目で神崎島に日本軍を送り込み神崎鎮守府の首都である神崎市を奇襲攻撃して神崎市を占領し、神崎鎮守府の長を僭称する神崎博之の身柄を押さえれば神崎島は制圧できるのだ。」と神崎鎮守府側からすれば呆れるほどにバレバレな陰謀を真剣に練っていたのだった・・・。 638 :ハニワ一号:2016/07/18(月) 15 57 57 あとがき ハニワ一号の考えた神崎鎮守府要塞についての設定です。 神崎島要塞のコンセプトは米帝プレイによって建設された「僕の考えた理想の最強の要塞」ですw元々は神崎島に侵攻してくる深海棲艦の大兵力に対抗するためにつくられた要塞ですので艦娘なしで人類側が神崎島要塞を攻略するのは不可能となっています。また攻略ではなく核などによって要塞を破壊するのも不可能です。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/947.html
登録日:2011/04/02(土) 18 39 45 更新日:2023/11/04 Sat 00 02 32 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 OG SRW アインスケ アインスト アインストアイゼン←犠牲になったのだ… キョウスケ・ナンブ ゲシュペンストMk-Ⅲ ジ・インスペクター スパロボ スーパーロボット大戦 バンプレストオリジナル ベーオウルフ 大尉 森川智之 特殊鎮圧部隊ベーオウルブズ 俺達は生まれ変わる… 過去と引き換えに…… 『スーパーロボット大戦シリーズ』の登場人物 CV 森川智之 初出 OG2 名前の由来は中世イギリスの叙事詩の題名及び主人公の名前「ベオウルフ」から。 □プロフィール 平行世界の地球にある連邦軍・特殊任務鎮圧部隊ベーオウルブズ隊長。階級は大尉。 アクセル・アルマーの宿敵にして、シャドウミラー隊が平行世界への時空移動を試みざるを得なくなった最大の要因である。 その正体は名前から丸分かり、平行世界のキョウスケ・ナンブでありベーオウルフは異名。 アルトアイゼンの正式採用型であるゲシュペンストMK-Ⅲを愛機としており代名詞になっている。 彼が率いるベーオウルブズは平行世界におけるハガネとヒリュウ改の部隊に該当し、量産型ゲシュペンストを主力に非常に大規模な戦闘力を持つ。 その牙が狙う相手は敵味方関係が無く、彼らが戦った後の大地は焼け野原となる事で有名。 □設定の変遷 ベーオウルフ自身の人柄についてはOG2時点ではラミアの態度からキョウスケと大差が無い物とされていた。が、OGSにおけるシナリオ調整の結果、大きく変更された……そう アインスト化である リメイクにおいて新たなキャラ付けがなされ、その戦いは冷酷非道、顔には不気味なペインティングを施し、雰囲気もキョウスケと思えない物になっている。 また能力も化け物染みており、搭乗機を再生・進化させる事が出来るようになった模様。 言動がアインストに洗脳されていた際のエクセレンと酷似し、アインストの目的である「破壊と再生」「静寂なる世界」「純粋なる生命体の創造」を遂行しようとしている。 このように素性が変化したのは『キョウスケを狙うアクセルの行動に説得力を持たせるため』と思われる。 しかしファンのアインストに対する危機感が微妙なのか余り効果は無く、OGアクセルに対する評価に変化は見られなかった模様。 □余談 ファンからは『アインスケ』と呼ばれているが、この変化については"してるっぽい"と言うだけでゲーム中では言及されていない。 一応、アニメにおいてはアインスト化した事を肯定されたのでゲーム版の彼も同様だと思われる。 OGシリーズではIMPACTシナリオは終了したが未だにイエッツトなど、アインストに関わる事件は絶えないためもしかしたら近い将来、ゲーム版に彼が現れる可能性がある。 □各媒体での活躍 ■ゲーム OG2シナリオ冒頭でシャドウミラー隊を追い詰めるために登場。 アクセルの妨害により目標を仕留めそこなう。 この戦いについてはムゲフロの特典ドラマCDにて詳細が判明する。以降の出番は無い。 ■アニメ ジ・インスペクター第一話で登場 リュウセイを撃ち貫く。 その後、アクセルとの激しい死闘の末コックピットに直撃を受け、最後はリュケイオスの爆発に呑み込まれるが… 最終回にてまさかの再登場。 アクセルの攻撃による負傷から何らかの進化を果たしたらしく(おそらくリュケイオスを融合、掌握したと思われる)、ノイ・レジセイアに代わりアインストを掌握。 地球にアインストの種を植え付けようとするがATXチームとアクセルの妨害に会い、敗退した。 進化しすぎて外見がダンクーガノヴァのWILLみたいになってる。バリ自重。 □関連機 ■ゲシュペンストMk-Ⅲ 平行世界のアルトアイゼン。 赤いアルトと違い、機体色は青となっている。 仕様がリーゼと酷似している模様。 正式に採用された機体だけあって、性能はリーゼと同じもしくはそれ以上とされている。 以下、アニメ『ジ・インスペクター』での関連機体 ■アインストヴォルフ 一話冒頭におけるアクセルとの戦いでゲシュペンストMk-Ⅲが突如、形を変えた姿。 ファンからは『ブラスターアルト』などと呼ばれている。 ペルゼインを彷彿とさせる鬼のようなデザインとなり、その全長はソウルゲインを越える巨体。 カラーリングは赤に変更され、胸部にボルt……高出力砲撃機能が備わっている。 ただ、デカくなったせいかスラスターを使わずにドタドタ歩いていたので、持ち味の突撃力は無くなってる模様。 マリオン博士が見たらブチキレるんじゃなかろうか……。 しかし『こちら側』に来た際にはスラスターで飛んでいたので、狭い基地内での使用を控えた可能性もある。 デザインの元はおそらくOGクロニクルに登場したアクセルがベーオウルフと似ていると言ったイェッツト。 ■ノイヴォルフ 最終話において登場したMk-Ⅲが更に変化した姿。 ノイレジセイアを取り込んでおり基本カラーは白に変化している。 逆に各部意匠はアルトアイゼンに近くなった。 スラスターは更にかなり大型になっている。 ■ノイSRX ■ノイサイバスター ■ノイグルンガスト アインストを掌握したベーオウルフが繰り出した新型。 所謂、偽メカ軍団。それぞれが味方と連携したオリジナルに吹き飛ばされた。 イェッツトっぽいカラーリングなのはたまたまだとか。 素材がホワイトスターだからか? ■ノイGK 上の3機と同時に生み出された謎の機体。 ハガネ・ヒリュウ改側に対応した機体が無く、グレート雷門に似ている。 ■分身Mk-Ⅲ(仮) ベーオウルフが追跡を振り切るために生み出した機体。 赤と青の2体が登場。赤はヴァイサーガ、青は龍虎王を足止めするが必殺技で真っ二つにされた。 俺は作らなければならない…項目を…秀逸でなければならない… お前達は…望まれていない…項目を作る……だから……追記・修正するのみ、だ…! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 正直、放置しっぱなしの向こうの世界でウジャウジャ増えられても気持ち悪いので、アニメ版でこっちの世界まで追っかけてきてくれたのは好都合だったと思う。禍根はきっちり断ちたいね。 -- 名無しさん (2013-09-24 12 28 45) 向こう側は終わってそうだよなぁ………… -- 名無しさん (2013-10-20 17 04 06) 確かに新とかで暴れまわった経歴はあるが、あまり活躍の場がなくてSRXチームちょっと可哀想 -- 名無しさん (2014-01-04 03 46 20) アリエイルとフリッケライがベーオウルフみたいになれば強くなりそう -- 名無しさん (2014-01-22 09 06 55) 向こう側の話をゲームでしてみたい。ブランシュタイン一族死亡とか、ゼンガー行方不明、アラドは股間握りつぶされたらしい世界らしいけどキョウスケ達が敵というのも中々面白い -- 名無しさん (2014-01-22 09 11 40) ↑待て、アラドの奴は5トンの握力で名誉の~ってあれか、KX-6か。 -- 名無しさん (2014-01-22 14 32 43) ↑2 それ4コマネタじゃねーかww -- 名無しさん (2014-01-22 16 14 52) 誰かfigmaのエビルを魔改造して -- 名無しさん (2014-03-12 20 53 30) アニメでようやく脅威さが分かったな 単機でSRXぶちのめすってなんだよw -- 名無しさん (2014-03-12 21 21 59) 経歴だけでもバケモノなのに(少なくとも旧アニヲタ時代)アクセルの行動見直す原因にならなかったのが本当に不可解 -- 名無しさん (2014-03-12 21 29 19) ↑ こういうWikiとかで情報を手に入れれば納得しやすいんだろうけどね…いかんせんゲームだけではベーオウルブズの脅威やベーオウルフ自身の強大さが掴みづらいっていうのも事実なんだよね -- 名無しさん (2014-03-12 22 29 09) ↑×3ドラマCDでソウルゲイン相手に押し勝ってるからね。元のキョウスケがグルンガスト零式と互角に戦える技量持ってるから別段不思議でもない -- 名無しさん (2014-03-13 00 34 20) ↑そろそろキョウスケを特機に -- 名無しさん (2014-04-19 19 52 17) ↑キョウスケはアルトだからいいんじゃないか -- 名無しさん (2014-06-20 07 55 50) ↑アルト型特機をだな、マリオン博士って意味では? -- 名無しさん (2014-06-29 13 56 17) アルトは既に特機だからな(確信) -- 名無しさん (2014-06-29 14 00 29) 向こう側の世界では黄金大統領とベーオウルフが居るんだろうか -- 名無しさん (2014-06-29 14 02 29) ↑第二次OGの前日談だって明言してるアニメで倒しちゃったし、ゲーム設定だとテスラ研での戦いで倒したことになってそう。 ベーオウルフとの決着はアニメでつけようと思ったとか言ってたし -- 名無しさん (2014-08-25 19 12 13) 機体と言い中のアインスケともいい変貌すぎるだろ -- 名無しさん (2014-08-25 19 21 17) こちらのキョウスケもそのうち大尉に昇進できる、っていうフラグなのか? -- 名無しさん (2014-08-25 19 33 16) エクセレンモデルにして作ったミィはソフトだったけど、エクセレン本人が乗っ取られてたらこいつみたいになってたのかな -- 名無しさん (2014-08-25 20 51 44) キョウスケはシャトル事故を生き延びた強運持ちだけど、こっちは事故で死んでるんだよな -- 名無しさん (2015-02-08 23 36 07) ↑ こちら側のエクセレンとは明らかに違う人格崩壊っぷりから、死んでないまま回収されてアインスト化したせいであんなキャラになった説もある。 -- 名無しさん (2015-05-09 13 21 31) エクセレンの場合は単為生殖という手があるが男性だけでどうやって純粋なる生命体の創造をするつもりだったのやら -- 名無しさん (2016-06-07 14 49 19) OGMDでハーケンも来たことだし、シャドウミラーとの因縁そろそろ決着つけそうな気はする -- 名無しさん (2016-07-15 12 00 11) ミッターマイヤー「俺の旗艦がどうかしたのか?」 -- 名無しさん (2016-07-15 12 44 13) 今の鋼龍戦隊とやり合うならマジでアインストからツークンフトにならなきゃ勝てないよね -- 名無しさん (2016-07-24 00 44 21) ぶっちゃけクロスゲートがあれば過去のラスボス総出演も出来なくはないはずなのでその内復活するんちゃう? -- 名無しさん (2017-08-09 12 23 24) アクセルが狼(の群れ)って言ってるけど、どう見ても狼よりも魔獣だろ -- 名無しさん (2019-01-26 21 40 30) まぁフェンリルを代表格に狼や犬型の魔獣や神獣はソコソコいるし、ファンタジー物でもわりと定番ネタだからいいんじゃない?単に狼(ベーオフルフ)が率いる群れって意味かもしれないし。 -- 名無しさん (2019-08-18 04 03 59) 3つのウルブズのうち、もう一つはクライ・ウルブズだから後3つ目は何だろう? -- 名無しさん (2020-05-23 00 03 35) あっちの世界のクライ・ウルブズも反乱を起こしたシャドウミラーを追い詰めたってあったから、ベーオウルフみたいなバケモンになってるとか・・・? -- 名無しさん (2023-11-04 00 02 32) 名前 コメント