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隣は何をする姫ぞ──あるいは晩秋 秋である。景色がセピア色からモノトーンへと遷移し、人々や神姫の “心”にも変化をもたらす時期である……そして、『何とかの秋』と 散々使われるフレーズが示す通りに、その変化は様々なアクションを 行わせる不思議な力を持っている。何故、わざわざ秋なのだろうか? MMS部品を買いこんだ客を見送りつつ、私・槇野晶はそう考える。 「はむはむ……やっぱり焼きたてが一番おいしいですの~♪あむあむ」 「こらこらロッテ、食べすぎると……ガスは出ぬが、腹に溜まるぞ?」 「今なら大丈夫ですの!食事機能のエネルギー変換効率がいいですの」 「……そう言う物なのか?さしずめロッテは“食欲の秋”という所か」 そう。人と若干異なるとは言え、“心”を備える神姫も例外ではない。 流石に普通の神姫であれば有り得ぬが、ロッテが発現させたのはまさに 人で言う“食欲の秋”であった。私がおやつに買ってきた石焼き芋を、 彼女はかれこれ一個半は平らげていた……何?ってちょっと待てっ!? 「ロッテ!私や皆の分はどうしたのだ、四個しか買っていない筈だぞ」 「あ゛っ!ご、ごめんなさいですの~!?甘くて美味しいからついっ」 「はぁ……仕方ない、今食べかけのを私と半分だ。いいなロッテよ?」 「は、はいですの~……でもマイスターとコレで間接……きゃ~っ♪」 「ぶぐっ!?ぐ、ごふぅっ!!な、なんて事を言うかこの娘はッ!?」 ロッテから半分取り上げた芋を口に運んだ所で、思いっきり噴き出す。 た、確かにこれは間接キスだがな……いきなりそんな事を言われると、 此方も一気に来て、堪らなくなってしまう……何だ、何か文句あるか? 変に意識すると意識が乱れる、ただそれだけだ。それ以外にはないッ! 「全く……そう言えば、アルマとクララは何処で何をしているのだ」 「あ、アルマお姉ちゃんはブースにいますの♪お芋、運びますのっ」 「有無。では、肩に乗って持っていてくれ……っと、アルマや~?」 「ふっ、せあっ!まだまだ、もっと打ち込んでくださいモリアン!」 『No problem(では続けます、回避行動を選択してください)』 という訳で私は芋の入った紙をロッテに持たせ、アルマの元へ向かった。 戦闘訓練用のウレタン式ブースでは、両手に“ヨルムンガルド”を持った アルマと、同じく両手に“デストロイ・マチェット”を携えたモリアンが 真剣での組み手をやっている所だった。これは……少々過激ではある物の “スポーツの秋”と言えなくもないか?とりあえず、声を掛けてみるか。 「アルマ、これアルマや。随分と精が出る様だが、休憩も必要だぞ?」 「え?あ、マイスター!そうですね、三十分は打ち込んでました……」 『Negative(バッテリー残量に不安があります)』 「そう、ですか?じゃあ、モリアンは充電して下さい。ありがとうっ」 『No problem(マスターのお役に立てたのならば)』 「我が“妹”ながら感心だな。重量級ランクのバトルが近いとは言え」 「えっと……なんだか気分が高揚して、躯を動かしたくなったんです」 充電用のポッドに戻るモリアンを見送って、アルマのボディチェックを 眼鏡の機能で行う。傷は殆ど無く、機能不全も無し…実に健康的だな。 清々しい彼女の顔は、幸せそうに食べていたロッテの顔とは別の意味で 眩しかった。神姫でも関節用モーターの不全等、“躯の鈍り”はある。 それを予防する意味でも、適度な運動は実に良いのだ……可愛い奴め! 「動いたら栄養補給だ。まずはコレを食べて、それから充電だな?」 「わあ……温かそうなお芋、ですね。じゃあ、遠慮無く頂きますっ」 「有無、さて。茶を用意せねばならん……クララも呼ぶか。クララ」 「……返事がないですの。さっきテーブルで読書してたんですけど」 アルマを肩に乗せ、ロッテから芋を受け取って渡す……その間も、私は クララの名を呼ぶが、反応がないな。ロッテの言っていた大テーブルへ 向かってみない事には見つかりそうもない。三人で、彼女の元に赴く。 テーブルの上には……見事に突っ伏して寝ているクララの姿があった。 「……すぅ、すぅ……むにゃ、マイスター。そんな所触ったらダメだよ」 「この娘は……どんな夢を見ているのだ?というか、“寝言”なのか?」 「えっと、休眠時はデータ整理をしてる事もありますし……多分きっと」 「人間でも眠りで整理をする、って前にマイスターが言ってましたの♪」 ロッテの言う通りなのだが……彼女の寝言は、ちょっとドキドキする。 私の何を整理して何を夢見ているのか、期待と不安が一瞬よぎるのだ。 だが、このまま寝かせておく訳にも行かない。何故か?彼女の下にある 人間サイズの本が、クララの寝返りでクシャクシャになりそうなのだ。 これを見る限り彼女の場合、“読書の秋”という事らしかったが……。 「クララ、クララ!起きてくれんと、本が皺だらけになってしまうぞ」 「ん……?むにゃ、マイスター……?あれ、止めちゃったのかな……」 「止めた?……止めたって、一体何をだ。“夢”の話か、クララよ?」 とりあえず本から降りたクララにも芋を差し出して、私は茶を準備する。 だがその背に、思いも掛けない言葉が浴びせかけられたのだ……うぅッ! 本当に、本当に……可愛い奴らめ!後で、色々とお返ししてやらぬとな。 「うん。ボクを一杯抱きしめて撫でた上で、頬にキスまでしたんだよ」 「な゛ッ!!?ななななっ、なんて夢を見ているのだ!クララッ!?」 「あー……だってマイスター、最近作業と仕事ばかりでしたからねっ」 「だからマイスターは“恋の秋”を満喫するといいですの、ってね♪」 「茶化すな三人ともッ!でも……そうだな、夕方は適当にぶらつくか」 ──────恋する、なんて言葉には……まだならないからね。 メインメニューへ戻る
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NAVER まとめ まとめ作成| 会員登録 (無料)| ログイン まとめトップ バーベキュー(202) キャンプ(260) アウトドア(751) レシピ(10721) 料理 【BBQ・バーベキューレシピ】作ればHERO!?簡単!うまい!差をつける料理まとめ 簡単でイケテルBBQレシピのまとめです。筆者が実際によく作っていて滑り知らずのレシピをまとめました。是非今年の夏はこちらを!!※画像出典元URLは画像拝借しただけなので当まとめとは関係ないのであしからず 更新日 2013年08月20日 上X下BLYRAさん 530お気に入り 262727view お気に入り追加 出典ikkt.blog.so-net.ne.jp 【焼き芋】 うまくいくとただのさつまいもが スイートポテトのごとく甘くなります。 ■材料 ・アルミホイル ・新聞紙 ・さつまいも 1、さつまいもを新聞紙で包む 2、1を濡らす!!そして水が垂れてこないくらいに絞る (おにぎり握るみたいに新聞紙ごとギュッとやるとちょうどいいです。) 3、2を更にアルミホイルで包む 4、炭の中へ直接放り込む。 真ん中に置かないで端っこへ たまに火に面してる部分を変えてくださ。 5、竹串が刺さるくらい(30~45分位?)になったら完成 出典blogs.yahoo.co.jp 【絶品!!玉葱丸焼き】 ■材料 ・アルミホイル ・新聞紙 ・玉ねぎ ・その他あれば…ローズマリー・バター・醤油・ハーブソルト等お好み 1、玉ねぎを皮もむかずローズマリーと一緒に(なくてもOK。)新聞紙で包む 2、1を濡らす!!そして水が垂れてこないくらいに絞る (おにぎり握るみたいに新聞紙ごとギュッとやるとちょうどいいです。) 3、2を更にアルミホイルで包む 4、炭の中へ直接放り込む。 真ん中に置かないで端っこへ たまに火に面してる部分を変えてくださ。 5、竹串が刺さるくらい(30~45分位?)になったら完成 ※同様の作り方でにんにくやじゃがいもとかも絶品です。画像の紹介コメントを入力 出典marron-dietrecipe.com 【焼きおにぎり】 外はカリッカリ。中はフワッフワの最高の焼きおにぎりです。 ■材料 おにぎり 醤油・だし醤油等 1、おにぎりを握る 2、網の端の方でひたすらゆっくり焼く ※網にくっつけないコツは無駄にちょこちょこ触らないことです。 放置あるのみ 3、焼き目がついたらお好みでハケで醤油など塗る 出典www.kirin.co.jp 【ホイル焼きりんご】 ■材料 ・りんご…1つ ・グラニュー糖…適量 ・バター…適量 1、りんごを半分に切り、芯を抜いておく。 2、バター、グラニュー糖を混ぜたものをりんごに塗る。 3、後はホイルで包んで15分ほど焼くだけ♪ お好みで蜂蜜をかけましょう♪ 出典momchi.blog37.fc2.com 【焼きトウモロコシ】 ■材料 ・皮付きのとうもろこし 1、切らず、皮もむかず炭の中に投下! 以上! あみの上で輪切りを焼くのなんかより ジューシーで甘い焼きとうもろこしが出来上がります 出典nsakanaya.exblog.jp 【アスパラ焼き】 ■材料 ・アスパラ ・オリーブオイル ・塩 ・コショウ ・スーパーとかにある野菜入れたりする半透明の袋 1、袋にアスパラを入れてオリーブオイルをあえる 2、塩&胡椒投下 3、上記を焼くだけ シンプルですが美味しいです。 出典cookpad.com 【カマンベールフォンデュ】 ■材料 ・カマンベールチーズ ・ソーセージ ・フランスパン ・エリンギ 等などお好みで ・アルミホイル 1、アルミホイルで器を作る 2、カマンベールチーズの上部をナイフで切り取る 3、網の上に載せて、最初皿やフォイルで蓋をする 4、まわりで適当に焼いた具材をフォンデュ♪ お好みで白ワインを足したり バジル等のハーブ、オリーブオイルを足しても美味です。 【特性ネギ塩ダレ】 ■材料 長ネギ チューブにんにく 塩 胡椒 ごま油 ネギをみじん切り 上記をあえる! 既成品のタレいりません。 豚トロとか豚バラにめっちゃあいます! 1 公式/ドコモオンラインショップ www.mydocomo.com ドコモのスマホ・携帯がネットでカンタン予約!最短2日でお届けします。 Ads by Yahoo! JAPAN 関連まとめ バーベキューで大好評だった意外おいしい食材リスト集 2013年06月20日|949158 view 【マジ助かった!】キャンプ・バーベキューに持っていくと意外に便利なもの 2013年07月26日|720463 view 【バーベキューBBQ】 都内近郊 手ぶら、または材料のみ持参、電車で行けるバーベキュー場 2014年04月20日|144857 view おすすめまとめ 五輪が追い風に?「有明」が人気の街に変貌してる(゚д゚)! 2014年04月25日|106262 view なんと壮大な仕掛け…今度の「相棒」に期待感たかまる! 2014年04月18日|479849 view ミネラルウォーター界に新風。「果汁」入りの水が出た! 2014年04月24日|229267 view カテゴリ一覧 総合 旬のまとめをチェック ガールズ ファッション,美容,コスメ,恋愛 ニュース・ゴシップ 事件,ゴシップ,スポーツ,海外ニュース エンタメ・カルチャー 映画,音楽,本,マンガ,アニメ おでかけ・グルメ 旅行,アウトドア,デート,カフェ,ランチ 暮らし・アイデア インテリア,ライフハック,家事,節約 レシピ おかず,お弁当,おつまみ,簡単レシピ カラダ エクササイズ,ダイエット,肩こり,健康 ビジネススキル キャリア,転職,プレゼン,英語 IT・ガジェット Webサービス,スマートフォン,アプリ デザイン・アート クリエイティブ,写真,イラスト,建築 雑学 トリビア,不思議,名言,逸話 おもしろ ユーモア,ネタ,癒し,動物,びっくり 定番 過去の人気まとめをチェック お気に入り追加 530 上X下BLYRAさん 運営サイト 関連まとめ バーベキューで大好評だった意外おいしい食材リスト集 【マジ助かった!】キャンプ・バーベキューに持っていく… 【バーベキューBBQ】 都内近郊 手ぶら、または材料… キャンプで食べたい!アウトドア料理のレシピ集【お肉料… 【簡単】キャンプに行ったら作りたい!ダッチオーブンを… おすすめまとめ 新スポット続々。湾岸エリアに「豊洲革命」がきてる…! なんと壮大な仕掛け…今度の「相棒」に期待感たかまる! ミネラルウォーター界に新風。「果汁」入りの水が出た! 五輪が追い風に?「有明」が人気の街に変貌してる(゚д… 公式まとめ SUBARU公式まとめ SUBARU公式まとめ 話題の「アイサイト」体験談も。スバル車のレビュー・体験談を更新中! 内容について運営スタッフに連絡 NAVER リンク 会社概要| 利用規約| プライバシー| ヘルプ| 公式ブログ © LINE Corporation
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10302011 ヤフオクで革も縫えそうなパワードミシンを購入しました(うにょさんと同じ物ですが、自分専用で...OrZ...)。 このミシンは業務用と同じような構造らしく、かなりパワフルだそうな...お試しに作りたかった革製品を作ってみました。 まずはiPadケースです。 きりっぱなしの革のエッジにパイピングを施してみました。牛革を使用して手触り抜群です。 iPadを入れてみたときの絵がこちら...見えないところにスタイラスペンを差し込むところも作っています。 でも、革は難しい...ずれますし...のびますし...これからぼちぼち修行していきたいと思います。 ちなみにこちらはいつもの文庫本カバーです。こちらも牛革を使用して、さらっと作っています。素人作なので相変わらずな品質ですが、100圴よりは見目ましでしょう(苦笑)。 今回の文庫本カバーは管理人ミシン購入記念という事で、もし欲しい方がおられましたら、読者プレゼントということで無料にて贈呈したいと思います。 ご希望の方は『管理者にお問い合わせ』まで、タイトルにブックカバー希望と書いて、ペンネームやプログへの感想等をお送りください。 こちらで適当に抽選を行い、当選された方のみにメールを送ります(そこで、住所等の送付先をお伺いします)。 決して応募の段階では個人情報は送らなくてOKです。締め切りは11月05日23時59分までのタイムスタンプとさせていただきます。 はてさて、応募者はくるですかねぇ(笑) .....追記、上記応募を締め切りました。AU555N様に当選いたしました。おめでとうございます。近日中にご連絡いたします。今しばらくお待ちください。(11062011) 10152011 iOS5ついに発表。IPhone4Sも発表と賑わいを見せていますね。私も遅ればせながらiPad2のうぷを終了....動かないアプリが出てくるなどのトラブルに巻き込まれています。(気に入っていたアプリが3本不調....Audio Player, Planetaryは音楽系アプリ、 AppBankが情報収集用....起動時に落ちたり、操作による不安定さ向上です)。 特に私には期待する恩恵もなく、フォルダに移動できないNewsstandにいらつく(コンテンツそのものは有償)し、SiriちゃんはiPadには遊びにきてくれないみたいだし、なんだかなーな、iOS5祭りです。 そこでiOS5今のところ残念記念でスタイラスペンキャップを作ってみました。 Bambooのスタイラスペンを好んで使用していますが、約2ヶ月でペン先が破れてしまう管理人....上着のポケットにペンをさすのも躊躇してしまいます。 昨夜(夢の中で)思いついたペンキャップを作ってみました。 いたちさんの鉛筆キャップを1つ頂戴しました。 そのままでは長過ぎるのと、キャップがペンの根元まで入りませ。まずはキャップをカットします。 リューターで根元側の内部を薄皮一枚削ります。 表面を慣して完了。キャップのイボイボが転がり防止にもなります。お気に入りのアイテムになりました。 10092010 連休ですね、久しぶりに管理人もお休みです。家族サービスの一環でファミリーBBQの報告です。 マリアさんのリクエストで薫製もメニューに追加です。住宅街なので、冷薫は無理です。ここ数年はダッチオーブンを燻煙器代わりに使用しています。 豚バラブロックを岩塩とハーブで仕込んでおきます。今回はヒッコリーチップによる燻煙です。 途中経過を確認します。外部に煙が逃げないのと温燻なので経過観察は重要です。燻煙中はココット農場の雑草取りをマリアさんと二人でいそしみます(今日はイタチさんは小用で外出中、夕方には合流予定です)。 中まで焼けてるかなぁ?ナイフで切り込みを入れて、中を確認します。いい香り...つまみ食い的衝動が駆け巡ります(笑)。 もちろんこの後にマリアさんと管理人でお毒味をした事は言う間でもありません(笑)。 ぼちぼち完成と言う事で、皿に切り分けます。 味を薄めにして作ってみました。うまいですねぇ、家族全員大喜びです。イタチさんもちょうど完成を見越したようにご帰宅でした。 薫製完了後はすぐにサツマノイモ(OrZ)を放り込みます。炭焼き芋の準備です。 今回は小ぶりのサツマイモを準備しました。 焼き上がりはこんな感じです。各人のおなかにあわせた大きさという事で。女性陣は薫製の味替えに、パクついています(笑) 小ぶりですが、ほくほくです。中はこんな感じ、おいしかったです。 豚バラ、レバー、ロースなんかを焼き焼きしながら、ソーセージもトウモロコシも忘れずに。いたまりチームが初の焼き方に回ったり.... コールマンのランタンまで持ち出して、暗くなるまで楽しんだBBQでした。 10032010 管理人の財布...実は手作りです。見よう見まねの適当なのですが...(笑)...今まで使ってきたもの(約1年くらい?)に色々と不備が気になってきたので、新しい物をこの週末に作ってみました。 これまでにペンケースやシース(ナイフの入れ物)、マウスパッドなんかを作ってます。革細工って好きなんですよね....雑だけど(涙) 革素材は端切れとして売ってある革....大きさや厚さ、色が不揃いですが、自分で使うので気にしません。 ざっくりと必要な大きさに裁断します。nimocaが中に入るような大きさの折りたたみ式財布を作ります。 それから、適当なカード(ポイント系)が入って落ちないようなしきりを用意して...ミシンで縫い込みます(半面単位で) これらを裏表にあわせて縫い込みます。ミシンでは到底針が通らないので手縫いになります。本当は菱目打ちなんて言う道具があり、これで下穴を丁寧にあけて縫い込んでいくのですが...あいにく道具を持っていません。 ハンドステッチ(10年以上前から愛用している極太スティッチ道具)で無理くりに穴を突き開けながら縫い込んでいきます。 基準となる直線も引かずにグイグイ....縫い後がガタガタです(あぅぅぅぅ..)。 結果としてこんな感じになりました。 こっちは割と見る事のできる面ですが...やはり工具が必要かなぁ? しばらくはこれを愛用していく予定です。ちなみに前回作った分はマリアさんがどこかへ持っていってしまいました。どうするんだろう?
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登録日:2014/06/02 Mon 10 03 21 更新日:2024/04/21 Sun 00 41 10NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 すっげぇキモイデザインだな! すっキモ アニカビ アニメオリジナルキャラクター アニメカービィ ツンデレ トッコリ ハチドリ 小心者 愛すべきバカ 捻くれ者 星のカービィ 星のカービィキャラクター項目 毒舌家 瀧本富士子 焼き鳥 生意気 祖先は海賊の相棒? 繊細 鳥 \なんだ?すっげぇキモイデザインだな!!/ トッコリとは、テレビアニメ版『星のカービィ』に登場するキャラクターの一羽である。 CV:瀧本富士子 概要 ププビレッジに住んでいる黄色い小鳥。ゲームに登場するツイジーやクラックツィートに似ているが無関係のオリジナルキャラクターである。 一部では「焼き鳥」のあだ名で呼ばれることもあるが、 実際に本人も作中(後述)にてそう表した事もあり、若干蔑称の意も含まれているため時と場合をわきまえるように。 一人称は「おいら」または「俺」。 羽ばたいた状態で空中静止できる事からハチドリの仲間と思われる。 体の小ささではロロロ&ラララとためを張れるぐらい小柄。 準レギュラーとしての出番が多く、その幅も脇役からメインまで様々。 ただし、性格には結構難があり…(後述) 人物 村の住民サイドでは、というか作中屈指の絵に描いたようなひねくれ者。 なおかつとても生意気であり、尊敬するクー以外に対しては誰であっても口が悪く、毒舌。傍若無人、ワガママ。 冒頭の台詞はその毒舌の一種に過ぎず、たとえ自分を食おうとした獰猛な生物相手にも変わらない。 同居人のカービィに対しても口うるさく、初期の頃はデデデと利害の関係で共謀したりその後もしばしば彼について皮肉を言ったり心無い発言をしたりするので、 放送当時は「オリキャラが既存キャラを貶める」という構図から彼のアンチも少なくなかった。だまれトリ 分かりやすい程のひねくれ者ゆえか、いつも村人を見下したような態度を取る。 (まあ本当に愚かな人民連中だからある意味間違ってはいないのだが) 当然村人からもあまり良い目で見られていないが、トッコリ自身は意外と繊細で傷つきやすい一面も。 特に自分が村においてはぐれ者であることを自認しているため、 自身のルーツに関しては正体が判明するまでナーバス気味だった。 任天堂には一応味方サイドのキャラなのに最初は人間のクズの様な連中など他にもいるが、それらは大抵後に紆余曲折を経て好人物へと豹変するのがパターンである。 が、トッコリに関しては終始ろくに反省をしなければ態度もあんまり改めないという有様。少なくともナイトメアどもよりかは善良だが。 このブレなさはある意味芸術的である。 ひどさを極めると芸術ね。 しかし一方、何だかんだお人好しでもあるらしく、内心ではカービィの事を気遣っているので険悪な関係ではない。 また、フーム達の協力が難しい場面では代わりに保護者の役目を務めており、意外と積極的にサポートを行う。 口は悪い、素直な性格じゃないが居なくてはならない味方でもある。が焼け石に水感が強い。 早い話がツンの強すぎるツンデレ 確かに性格にかなり難があるがどこか憎めない辺り後のゲーム作品に登場するマホロアとは一見似ている。 というか、星のカービィシリーズにおける憎めない憎まれ役はアニメの部ではコイツ、ゲームの部ではマホロアの二大巨頭である。まあトッコリは根は悪い奴では無く、マホロアは根が嘘つき故に本心が読めない奴なので似て非なる連中ではあるが。 なおこの手の「軽薄で無神経な仲間キャラ」自体は、任天堂作品全体でみれば全然珍しくない。 話に関わる主なエピソード 大変!戦士のおうち探し(2話) カービィとトッコリが初めて遭遇した回。 彼が自分の巣を気に入ってしまい、このままだと乗っ取られかねないため カービィの追放を企むデデデ大王の口車に乗せられ、カービィの行く先々で家探しを妨害し続けた。 最終的に巣の隣にカービィの家が完成すると、それを横取りする形で乗っ取る。 しかし、当のカービィは巣のほうが気に入ってしまったので、以後その形がずっと続く事となった。 おかげでフーム達の苦労は無になってしまったのだが…… ただしテレビを見る際はカービィも家の中に入し、時折カービィと一緒に寝ている描写もあるので、以降はカービィの同居人といった位置付けになった。 初期の話は何かとキャラ設定のブレが目立つがトッコリの性格はこの時点で決定づけられていた模様。 怒れ!ウィスピーウッズ(5話) カービィ一行とピクニックに来たはいいが、肝心のカービィがはぐれてしまったのでフーム達と共に捜索。 迷い込んだ森がウィスピーの森だと分かった途端にガクブルし、かつてクーから聞いた話を語る。 その後、森の出口を探す役目を任されたものの、夜になっても出口どころかカービィもフーム達も見つからず合流するまで怯えっぱなしだった。 最後はデデデの装甲車にカービィ達ともども回収される中、トッコリだけ何故かそのままフェードアウトした。 迷子のダイナベイビー(23話) トッコリ大活躍その1。 親とはぐれてしまったダイナベイビーを魔獣化させようと企むデデデ達の策略を阻止すべく、あっちへこっちへ奔走した。 ラストのオチで最後までカービィに付き合った自分はお人好しだと発言をしている。 栄光のプププグランプリ(35・36話) トッコリ大活躍その2。 一人ではレースの出場資格が与えられない、何より頼りないという事でカービィの助手役を買って出る。 (マシンの宇宙艇は非常に狭く、フームはブンのパートナーに回っていたので適任だったと言える) レース中はカービィへのアドバイスを行ったり、居眠りをしだしたカービィに代わってマシンの操縦を担うなど活躍し、デデデの妨害や他のレーサー達を相手にうまく立ち回らせた。 アニメ新番組・星のデデデ(49話) 村人達と一緒にアニメーターとして地獄の作業に取り掛かる。 手が翼なのにペンが持てるという謎の器用さも発揮。 声優も担当しているが肝心の役がいない。 センチメンタル・カービィ(51話) なぜか村人達から避けられるカービィに対し、憶測で「お前は嫌われたんだろう」とヒドイ事を言ってしまい、 後にフーム達からこっぴどく非難された。 お前が言うな 実は、カービィがププビレッジに住んで1周年の記念パーティーを開く予定であり、 サプライズがばれてはいけないため村の皆はカービィと迂闊に話せなかった、というのが真相であった。 しかし、よくよく考えてみるとトッコリだけその事を知らされていない辺り、村のはぐれ者っぷりがうかがえる。 「おいカービィ! 家出するなら行き先くらい教えろ!じゃあな!」それじゃ家出になりません。 わがままペット、スカーフィ(56話) 途中でスカーフィに食べられてしまう。が、すぐに吐き出される。 その直後に「オレはそんなに不味いってのか!?」と命知らずな発言をした。もし不味くなかったら羊のようになっていたというのに…。 トッコリ卿の伝説(70話) トッコリ大活躍その3。 よそ者ゆえに村から孤立していたトッコリだが、ある時彼の祖先が有名な海賊の相棒だと分かり有名人になる。 すっかり気を良くしたトッコリは村人達と一緒に、その海賊が隠した財宝を探しに向かう。 が、財宝の眠る洞窟では思わぬ真実を知ってしまい… ラストのオチを是とみるか否とみるかはあなた次第。 まわれ! 回転寿司(73話) カービィが自宅に出回る回転寿司を食べまくる中、焼き芋がそのまま乗った「焼き芋寿司」が登場。 その際「ま、焼き鳥寿司よりはいいわな」と言う自虐ネタを披露した。 トッコリが画面に出ると焼き鳥と呼ぶファンの間の文化はこのセリフが由来。 合体ロボ リョウリガーZ!(82話) カービィと共に「男の料理大会」へ出場しようとしたが、出場資格のフードプロセッサーが届かずやきもきしていた。 そして、デデデの顔をしたフードプロセッサーを見たときにトッコリが漏らした感想が、冒頭の 「なんだ?すっげぇキモイデザインだな!」 だったという訳である。 トッコリをネタ的に有名たらしめた迷言でもあり、界隈では縮めて「すっキモ」と略されたりされなかったり。 襲撃!カラスの勝手軍団(87話) カラスのボス、クロウエモンが魔獣化した際に身につけた鳥類の洗脳能力に巻き込まれ、操られてしまう。 この時はクーも一緒に操られており、クロウエモンを倒すまで続いた。 「ここはどこ?」 「わたしはだあれ?」 「クー様でしょう!」 飛べ!星のカービィ(100話) コックカワサキ、ダコーニョ軍曹らと共に時限爆弾のセットに向かう。 が、同時刻にカービィとナイトメアが戦いを繰り広げ、フームは敵にさらわれたままという状況にもかかわらず 現地で何も考えずに時限爆弾のタイマーを起動するという理解不能な暴挙を働き、 もし一歩間違えたら大変なことになっていた。 ただ、同行していたダコーニョ軍曹もこの行動を一切とめなかったり、メタナイト卿も余裕が無くなっていたこともあったが、無茶な作戦をあっさり了承するなど、トッコリ1人を槍玉に挙げるのは間違いである。さらに、この瞬間は基地を監視しているカスタマーサービスが、コックカワサキ特製のレバニラ炒めを食べさせられ悶えていた場面=監視が途切れた貴重なチャンスなので、彼らには豪運があったといえる。 また、この回自体が止むに止まれぬ事情でシナリオに矛盾が生じたので仕方ない部分もある 最終的にはカービィの下敷きにされこれまでの愚行の報いを受ける形となる。この場面で溜飲が下がった視聴者も多かったのでは? 追記・修正はトッコリに家を乗っ取られた人…黄色い鳥を飼っている人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 確かこいつ字が書けたよな -- 名無しさん (2014-06-02 10 25 20) 焼き鳥って確かアコルの木に棲みついている動物と対立した時にリックが言った「焼き鳥にして食ってやる!」が元だっけ -- 名無しさん (2014-06-02 15 54 53) ウザいところが好きなキャラ。すっきもでファンになった。腹筋死んだし。 -- 名無しさん (2014-06-02 19 41 00) トッリコ「この世の全ての食材に感謝を込めて、イターダキマス!!」 -- 名無しさん (2014-06-02 19 47 49) 憎たらしいけど嫌いになれないwww -- 名無しさん (2014-11-04 19 34 57) 俺は好きだがな -- 名無しさん (2015-12-18 17 50 05) 結構的を射てる台詞も多いしな -- 名無しさん (2016-01-28 19 48 56) 口が悪いけどなんだかんだで面倒見がいいカービィの兄貴分って印象だった -- 名無しさん (2016-03-18 23 14 12) アラジンのイアーゴみたいなキャラにしたかったのかな -- 名無しさん (2016-08-24 18 29 16) カービィ版チャゴス王子、エコロ -- 名無しさん (2017-01-14 19 37 03) この性格がかえって好きだわw -- 名無しさん (2017-01-18 18 40 05) コイツとブンとナイトメアってMOTHERシリーズのポーキーがキッタリハッタリに分割されたようなキャラだな。見た目がブンで中身がトッコリ、邪心がナイトメア。 -- 名無しさん (2017-02-01 21 01 01) トッコリが嫌いだった当時トッコリこそがナイトメアの本体でカービィのベッドで寝るのはいつかカービィに悪夢を見せてやろうと企んでいるのかと思った。 -- 名無しさん (2017-07-11 20 51 03) ?「だまれトリ」 -- 名無しさん (2018-04-23 21 38 51) カービィやフーム達のサッカーに混ざってたりしてたし基本仲は悪くなさそうなんだよね -- 名無しさん (2018-04-24 20 55 35) アニメドンキーのポリーロジャーって鳥に似てる、中の人違うけど声も似てるし 因みにあっちの方がウザさは上だった -- 名無しさん (2019-05-28 19 08 40) 割と印象的だったのは「貯めるぞい!のろいの貯金箱」かな。最終的にデデデ人形vsカービィ・カワサキ・トッコリという不思議な組み合わせで戦うんだけどトッコリの「吸い込んじまえ」という策がえげつなさ過ぎて笑った回。 -- 名無しさん (2020-07-24 20 13 10) 最新作のとあるボスを見てトッコリのすっキモ発言が甦ったのは自分だけじゃないはず。 -- 名無しさん (2022-03-31 19 27 10) マホロアは憎めないってより憎まれつつ愛されてるってか… -- 名無しさん (2022-04-11 18 09 10) アニメが合法で見れるようになったけど今の世代はトッコリのキャラを受け入れられるかどうか。 -- 名無しさん (2022-08-12 00 12 18) アニメ自体かなり本編とは違う味の作品だからそこまで問題にならない気もする。マホロアとは流石に質の悪さが違うし… -- 名無しさん (2022-08-18 23 30 03) 確かに毒舌だけど的をえているし、なんやかんやと味方だったからそんなに嫌いではなかった。むしろデデデや民よりはまとも···だったかも? -- 名無しさん (2023-03-14 18 14 35) フームやブンの目の届かない所ではカービィの保護者?相棒?してたしな。俺は好き。 -- 名無しさん (2023-05-05 01 37 06) 愚民どもと違って捻くれ者ではあるが良識はあるしな -- 名無しさん (2023-05-05 03 41 07) 名前 コメント
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静葉2 新ろだ574 ――赤とか黄とか、綺麗だな。 自分の語彙及び表現力に軽く絶望しつつ、改めて周囲を見回す。 色彩豊かな衣装に身を包んだ大地はその肌を見せず、天を仰げば零れる光が天然のステンドグラスを引き立てる。 紅色、黄色、褐色、はたまた緑色。同じ木でも少しずつ濃淡が違い、立ち位置を少し変えるだけで受ける印象も変わる。 幻想の名がつく世界だけはある、今日だけで何度感嘆の溜息が口から漏れ出たことかわからない。 妖怪の山は今まさに紅葉が見ごろ――と聞いてやってきたのだが、どうやら大当たりだったらしい。 しゃくり、さくり。色付いた葉っぱが足の裏で音を立て、目だけではなく耳からも風光明媚が入り込んでくる。 あまり乱暴に踏みすぎたりしないようにゆっくりと歩いていく。景色を楽しむことが目的の一つであるから、苦にはならない。 ふと――、赤や黄の間に新しい色が見えた。肌色の細長い棒状の物のようだ。 その物体はよく知っているが、それゆえに猜疑心と好奇心が生まれ、自然とそちらへ足を向かせていた。 さく、さく、さく。 「静、葉……?」 はたして、よく知っている物体こと人型の足は、どんな紅葉よりも大きい紅葉から伸びていた。 大きい紅葉はよく見れば紅葉を模した服だとわかる。そして、そんな紅葉の持ち主はこれまたよく知っている人物だった。 秋静葉。秋を司る姉妹神の姉にして、何を隠そう“今まさに紅葉が見ごろ”の情報発信源である。 うず高く集められている落ち葉の塊は、しかし自然に積もったかのように違和感なく周囲に溶け込んでいた。 一際綺麗な葉を選んだのか、落ち葉で作られたベッドはついつい自分も寝てみたいほどの出来栄えであった。 だが、それはできない。これは一人の少女のためだけにあるものだ。 この光景を、どうやって例えればいいのだろうか。まるで芸術品のよう? それとも童話のお姫様のよう? その名の通り、静かな一枚の葉となって眠る彼女は、何人も触れてはならぬ神聖なものであるかのようだった。 気がつけば息をしてなかった、気がつけば膝を地面に付いていた、気がつけば何かが頬を伝っていた。 ――ああ、そうだ。確かに彼女は神なのだ。 ざわりと体の奥底で何かが蠢き、背中を駆け上って脳天を打った。それはきっと自分自身だったのだ。 見えない糸が腕に絡みつき、ゆらゆらと侵さざる聖域へ己を誘導していく。 優しく、静かに、そうしないとすべてが壊れてしまいそうで――そっと、僅かに震える手のひらを少女の頬へと添える。 「綺麗だ……」 消え入るような声で呟く。目の前にある幻想に対して、それしか言えない自分の語彙と表現力が恨めしい。 黄葉の如く鮮やかな髪の下、薄く閉じられたまぶたはまだ開かれないようだ。 そのことに安心したような、残念なような、不思議な気持ちを抱きながら、目線を下げていく。 ちょこんと乗っている小さな蕾のような鼻を通り過ぎ、少しだけ開いている唇が目に入る。 口紅などは塗ってなさそうであるが、とても瑞々しい。服は紅葉、髪は黄葉、そして口は赤い花弁が咲いている。 注意深く耳を澄ませば、風流な秋の風、もとい愛しき少女の呼吸が聞こえてくる。 ――ああ、そうだ。俺は彼女を愛している。 たとえば、自分が景色を楽しみにきただけの観光者ならば、あるいは敬虔な信者であるならば。 この神の領域に近づかず、祈りを捧げてそのまま引き返すということもあっただろう。 しかし愛している。彼女を、神としてではなく、ただ彼女として、どうしようもなく愛している。 山を訪れたのも紅葉を見るためだけではない。“今まさに紅葉が見ごろ”という遠回しな彼女の誘いに、密やかな期待もしていた。 そうだ。俺は、秋静葉に狂っている。 「ん、ふ――」 息苦しいのか、眠り姫の口から吐息が漏れる。 残念ながら、愛しい少女をその息苦しさから救うことはできない。なぜなら、彼女の口を塞いでるのは俺の口なのだから。 強く、けれど痛くないように、唇と唇の隙間を埋める作業を続ける。 なんだろうか、この柔らかさは。押せば、こちらの唇が沈み込む。かと思えば張りのある弾力で押し戻してくる。 逆に引こうと思えば、表面が吸い付いてるかのようにこちらを離そうとしない。神なのに魔性さをも感じる。 ただ唇を合わせているだけで頭がくらくらとしてきた。彼女の魅力は何度確認しても飽き足りることはない。 ノックアウトされて気絶してしまわないように、そろそろと慎重に舌を突き出していく。 己の口を抜け、少女の唇に触れた途端、背筋をぞくりと快感が走り抜ける。危ない、一瞬気が遠くなった。 唇の合わせ目でゆっくりと左右に舌を動かし、神の唇の味というものを脳髄に焼き付ける。やばい、凄く、甘い。 甘美な味を楽しみながら、少しずつ唇を割って入っていく。焦ってはいけない、焦っても海が割れることはない。 唐突に、舌の進攻を止める。舌先に当たる硬い感触から、歯のあたりまで進んだのだと判断する。 優しく、赤子の頭を撫でるように、舌で歯を軽く触れていく。なるほど、静葉の前歯はこういう感じなのか。 歯の感触を楽しんだ後、更に奥にあるものへと舌を伸ばす。目指せ、神の舌。などと考えた瞬間――、 「むぁ?」 意味の判別できない疑問系の呻きを響かせて、寝ぼすけの神様が目を覚ました。 やや半目気味なのはまだ眠気に捕らわれているからなのか、それともこの状況に呆れているからなのか。 できれば前者がいいな、と思いつつ、ばっちり目が合ってしまって、なんだか動くに動けず硬直してしまっている。 そんなこちらを見て何を思ったのか、神の少女は半目を三日月状にしならせる。それが意地の悪い笑顔だと気付く時には、既に舌を絡み取られていた。 くぬりくぬりと、口腔内で二匹の獣が踊る。静葉の舌は快活に跳ね、貪欲に絡み、俺の精神を犯していく。 負けじとこちらも舌を動かすが、もはや己の意思で動かしている自信はない。あるいは、神の御意思とやらに突き動かされているのかもしれない。 くちゅ、ちゅ、くちゃ。いやらしい音が唾液と共に落ち葉の上に重なり落ちていく。 時折、どちらともなく喉が鳴る音も聞こえる。神の唾液は、やはり甘美で淫靡な味わいだった。 溶けている。間違いなく、俺の舌は、口は、精神は少女と溶け合っていた。今や、俺と静葉は二人で一つの、淫らなイキモノとなっている。 だから、わかる。彼女が少しずつ、けれど急速に高まっていってるのがわかる。 もっと激しく求めるか、あるいは少し落ち着いて求めるか。そう迷っているのがわかる。このままでは達してしまうから、でももっと欲しいから。 俺は、見たい。このまま彼女が昇りつめていくのを見たい。神様がそうなってしまう様を見てみたい。 「ん、んん――!」 こちらの思いを察したのか、子供みたいにいやいやと頭を左右に振る。しかしその動きは小さいものだった。 大きく動いて口が離れてしまうのはもっと嫌――。少女の濡れた瞳はそう語っていた。 小さな抵抗をも断ち切るために、両手でしっかりと彼女の頭を固定し、絶対に逃げられないようにする。 よりいっそう激しく舌で責め立てるが、それに呼応してあちらの舌も激しさを増す。あまりの快楽に舌が根元から抜け落ちるかと思った。 舌の動きに反比例するかのように、段々と静葉の眼が焦点を失っていく。そのとろけた表情を見るだけで、こちらが果ててしまいそうである。 「あ、あ――あ――」 少女の口から艶かしい声が漏れ出る。脳がそれを認識した時、脳内麻薬の分泌がどれほど異常な量だったのか知りたい。 互いに興奮は覚めやることを知らず、もっともっとと激しく加速していく。だが、どうやらここが限界の地点であるようだった。 両手を頭から背中に移動させ、静葉の体を強く、強く抱きしめる。少女の手も痛いほどにこちらの背中を掴んでいる。 口だけではなく身体の隙間も埋める。最後は互いの鼓動を感じながら、というのが二人の暗黙の了解だ。 「――――ッッ!」 びくんと少女の肩が、全身が、大きく痙攣する。俺しか見てはいけない顔で、俺しか聞いてはいけない声で、秋静葉は行き着くところへ行き着いた。 歯に全力で挟まれている舌が痛いが、今の自分にとってはそれさえも快楽と幸福をもたらす要因でしかない。 何度か続いた痙攣はやがて納まり、突っ張っていた手足から力が抜け、全身が脱力してこちらへとしなだれかかってくる。 それでもまだ口を離していない。離せば魂まで離してしまいそうで、どちらも離そうとしない。 噛まれた部分が裂けていたらしく、血の味が口の中に広がっていく。静葉の舌が傷に沿って踊り、ぞくぞくとした快感が走る。 ちら、と少女の目が一瞬だけ下方を向いた。気のせいか、ただでさえ上気した頬が余計に赤くなったように思える。 すわ物の怪か、などと思いつつ視線の先を追ってみれば、なんと己自身というケダモノがいきり立っていた。 なるほど、確かに俺は静葉と一緒に昇ることはできなかった。少しだけ申し訳なく思う。 その気持ちは向こうも同じなのか。言葉には出さず、恥ずかしげに上目遣いだけで聞いてきた。 ――する? 断れる道理があると思うのか。天地神明に誓ってそれはない。何より、今更止まれる自分なんて存在するはずもない。 それに確か、『紅葉乱れる中で乱れたい』とかいう願望を前に酒の席で聞き出した覚えがある。なんとおあつらえ向きか。 口づけを続けたまま、体勢と位置を変えようと足を踏み出して、 ぐに。 奇妙な感触を得た。 「…………」 つい口を離して下を見てしまった。寂しさの象徴でもある神様が秋を飛ばして冬が来たみたいな顔をするが、そちらに顔が戻らないように努力する。 足の下にはまた足があった。正確には、誰かの足を踏んづけているということになる。足は落ち葉のベッドの中に埋もれていた。 ちょっと、いや本当にちょっとだけ血の気の引く音が聞こえた気がする。少々乱雑に落ち葉をどかす。 はたして現れた物体は、またしても俺のよく知っている物体であり、やっぱり神様だった。 秋穣子。秋を司る姉妹神の妹にして、将来は義妹になるのかなあとか思っている少女だ。 死んではいないし、怪我も見当たらない。気絶というか、どうも寝ているだけのようだ。その寝顔は穏やかとは言い難いものではあったが。 ふと、愛しき恋人の方を振り向く。眩しいほどの笑顔に目が潰れそうだった。以前にもあんな表情を見たことがある。 どうやら今回の姉妹喧嘩の勝者は姉であったらしい。だからといって妹をベッドのスプリング、あるいは焼き芋未遂に仕立て上げるのはどうかと思うが。 なんとなく気が抜けてしまった。とりあえずこのまま将来の妹を放っておくわけにもいかまい。 そう思って穣子を担ごうとすると、 「んむっ――」 また口を塞がれた上に、落ち葉のベッドの上に押し倒されてしまった。上に跨る静葉の顔は、今までにないぐらい扇情的だ。 ……そういえば、聞き出した願望には『妹が寝てる横でしてみたい』とかいう倒錯的なものもあったような……。 べろんべろんに酔わせた上でのことなので、さすがに本気ではないだろうと思っていたが、ばっちりしっかり秘めた野心があったらしい。 ひょっとして、すべて最初からそのために仕掛けてあったんじゃないだろうか。あの“今まさに紅葉が見ごろ”の台詞から。 もっと直接的に誘ってくれればいいのにと思いつつも、そんなところが静葉っぽくてたまらなく可愛いとも思う。 そうして、互いに互いのボタンに手をかけて外そうとし、 「オヲトシハーベスター!」 どっかん、と吹き飛んだ。芋娘がいつのまにか復活していたようである。 いきなりスペルカードはやめてくれ、と言いたいが、姉の仕打ちを考えたら言葉に出して言うことはできない。 「狂いの落葉!」 愛しい愛しい少女も、即座にスペルカードで応戦する。その弾幕の展開の仕方はいつも以上に容赦がない。 どこん、どかん、どーん。 紅葉以上に色とりどりの破壊物体が飛び交い、風情とかそんな感じの言葉と一緒に葉っぱを吹き飛ばしていく。 見慣れた光景ではあるが、無性に虚しさを感じるのはなぜだろうか。あー、ついに落ち葉のベッドが崩壊した。 穣子はともかく、静葉は普段はもっと静かで大人しいんだがなあ……。まあ、原因を考えると頬のにやけが止まらないのは否定できないが。 やれやれ、こうなってしまうと収まるまで少し時間がかかる。紅葉の代わりに姉妹の踊りを見て、目の保養とするとしようか。 ――その後、結局夢の情事がなされることはなく、仲直りの焼き芋パーティーが催されましたとさ。 ま、仲良きことは紅葉よりも美しきかな、ということで。どっとはらい。
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清澄高校 須賀キョータロー 麻雀部員。好きなタイプは振り返り美人。垣間見える首筋が超大事なのは秘密のつもり。 宮永サキ 麻雀部員。好きなタイプは引っ張ってくれる人。面倒を見てくれる人に懐く。 原村ノドカ 麻雀部員。好きなタイプは好きになった人。一途も一途。近づきたいけど戸惑い気味。 片岡ユーキ 麻雀部員。好きなタイプは手を握ってくれる人。こんなとき、どうすればいいのか分からない。 染谷マコ 麻雀部員。好きなタイプは 竹井ヒサ 麻雀部長。好きな食べ物はフレンチトースト。耳を口に含んで甘く噛んだり。 阿知賀女学院 新子アコ 麻雀部員。好きな食べ物はオムライス。誰かが作ると言ったから最近好きになりました。 高鴨シズノ 麻雀部員。好きな食べ物は山菜ごはん。催してる途中は下を向くので見つけやすい。 松実クロ 麻雀部員。好きな食べ物はパンナコッタ。舌の上で転がすと飲乳プレイ気分で凄く楽しい。 松実ユウ 麻雀部員。好きな食べ物は赤から10番鍋。残り汁は飲み物。 鷺森アラタ 麻雀部長。好きな食べ物は卵ぼーろ。舌で舐めてすりつぶし、見せつけるように嚥下。 赤土ハルエ 麻雀顧問。好きな食べ物は踊り食い。活きが良いのを味わうのが大好き。 龍門渕 天江コロモ 麻雀部員。好きな食べ物はアユの塩焼き。ワタの苦さにセーフティマージンで腹部は全て残す。 龍門渕トーカ 麻雀部長。好きな食べ物はオードブル。種々の属性を手広くそろえられるから。 井上ジュン 麻雀部員。好きな食べ物はわんこそば。小さいのをたくさん食べるということにちょっとときめき。 沢村トモキ 麻雀部員。好きな食べ物はどん兵衛。自室に電気ポットと一緒に大量常備。 国広ハジメ 麻雀部員。好きな食べ物は湯葉差し。三枚あれば隠せる気がしている。 鶴賀学園 蒲原サトミ 麻雀部長。好きな食べ物はバーベキュー。熱くなるけど油が飛ぶ。選択肢は全裸エプロン。 加治木ユミ 麻雀部員。好きな食べ物は桃のタルト。フォークの先で桃色のそれをつんつんと突くのが好き。 東横モモコ 麻雀部員。好きな食べ物ワカサギの天ぷら。毎年湖の凍る冬が楽しみでならない。 津山ムツキ 麻雀部員。好きな食べ物はラーメン。待ち時間は精神統一、食事時間は一心不乱。汁は飛ばさない。 妹尾カオリ 麻雀部員。好きな食べ物はホットケーキ。生クリームを作るとき、濡れたハンドミキサーを使ってしまう。 風越女子 福路ミホコ 麻雀部長。好きな食べ物はおにぎり。自作の具は数十種類。一つ一つは小さいが形が完璧。 池田カナ 麻雀部員。好きな食べ物は猫マンマ。四つん這いで食べてみたいが家では我慢。 吉留ミハル 麻雀部員。好きな食べ物はガトーショコラ。自作は凝りすぎて甘くなりすぎる。 文堂セイカ 麻雀部員。好きな食べ物は冷やし中華。マヨネーズは添えるクチ。つい歌を口ずさむ。 深堀スミヨ 麻雀部員。好きな食べ物はオクラのベーコン巻き。揚げてソースで、食べ過ぎて悩んでしまう。 久保タカコ コーチ。好きな食べ物はキャラ弁。うさぎやくま。誰にも見せずコソコソ食べる。 白糸台 弘世スミレ 麻雀部長。好きな食べ物は天津飯。掛かったトロミの黄金色。市販のトロミ剤を買ってみようか思案する。 宮永テル 麻雀部員。好きな食べ物は卵焼き。甘く、甘く、砂糖大量投入。ちょっとジャリっとする。 大星アワイ 麻雀部員。好きな食べ物はビーフストロガノフ。食べたことは無いけど、つよそう。 渋谷タカミ 麻雀部員。好きな食べ物は抹茶そば。啜る音を録音して一層高みを目指している。 亦野セイコ 麻雀部員。好きな食べ物はハゼの煮付け。その場で捌き下処理もお手の物。 千里山高校 清水谷リューカ 麻雀部長。好きな食べ物はおもちプリン。本物とは全く別物でも、名前だけで大好き。 園城寺トキ 麻雀部員。好きな食べ物はクリームアンパン。三つくらいは一度にいける。 江口セーラ 麻雀部員。好きな食べ物は枝豆。豆を全部出して塩をまぶして掻き込む。 船久保ヒロコ 麻雀部員。好きな食べ物はカロリーメイト。食べればなんでもいいけどメープルはお気に入り。 二条イズミ 麻雀部員。好きな食べ物はパスタ。カルボナーラは部長がニヤつくので自重している。 愛宕マサエ 部活監督。好きな食べ物は冷奴。油ものや肉に添えてだしつつ、娘達より多く食べる。 新道寺女子 白水マイル 麻雀部長。好きな食べ物は焼き芋。落ち葉掃除は率先して。芋は家から持ってくる。 鶴田ヒメコ 麻雀部員。好きな食べ物は煮豚。タコ紐を巻くのは大得意。ついでに自分にも。 花田キラメ 麻雀部員。好きな食べ物はカレーライス。ちょっと汚いネタは(下ネタの中では)苦手。 安河内ヨシコ 麻雀部員。好きな食べ物はあんみつ。一口食べてはお腹のお肉を触ってみる。気にはするけど食べるのはやめられない。 江崎ヒトミ 麻雀部員。好きな食べ物はジャムトースト。変なジャムはとりあえず買い漁る。 プロ勢 小鍛治スコヤ 女性プロ。好きな食べ物は肉じゃが。色々レシピを聞いたりして試行錯誤中。 戒能ヨシコ 女性プロ。好きな食べ物はビシソワーズ。飲んでると白いのが飲みたくなる。 藤田ヤスコ 女性プロ。好きな食べ物はカツ丼。精力はガッツリ付けていくタイプ。 三尋木ウタ 女性プロ。好きな食べ物は牛鞭。ここ一番では必ず食べていく。食後は上気気味。 瑞原ハヤリ 女性プロ。好きな食べ物はいなりずし。舌で嬲るように味わっていく。見せつける。 野依リサ 女性プロ。好きな食べ物はすっぽん。ひとーつ人世の生き血をすする。 福与コーコ 女性アナ。好きな食べ物はパウンドケーキ。作るよりも食べさせてもらうもの。 針生エリ 女性アナ。好きな食べ物は酒盗。外では絶対に言わないようにしているが、解説に暴露された。
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暗い嵐の夜だった。 犬走椛は見張り小屋の屋根の上に座り込んでいた。 彼女の千里眼が映す光景は絶望。その絶望を撮していたカメラは今、遺品として彼女の手元にある。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 小山ほどの大きさはあるゆっくりの大群が、幻想郷を埋め尽くそうとしていた。 椛の目には人間達が必死の抵抗を試みる様子が、最期の足掻きをする様子がはっきりと見て取れた。 人間の里。 里の多くの人間が妖怪と戦う力を持っている。だが、大きさが違いすぎた。 最強の蟻が最弱の象には勝てないように、巨大なゆっくりには人間の火力では到底致命傷を与えることは出来なかった。 無力な人間は蹴散らされるのみ。無駄死にのみが繰り返される。 そう、人間では。 巨大なゆっくりの前に立ちはだかる一人の半獣。 天に向かうバッファローホーンには可愛いリボン、聖獣ハクタクの血を引く上白沢慧音の火力であれば規格外のゆっくりであっても対抗できうる。 初撃、無数のレーザーに貫かれたゆっくり霊夢が爆散する。 それを見て慌てて宙に逃げたゆっくりれみりゃの背後から同じく無数の小弾が迫り、ゆっくりれみりゃを再生不可能なレベルにまで破壊する。 空中で破壊した。それがいけなかった。 ゆっくりれみりゃを一言で言い表すと「動く肉まん」である。 中の餡は水分を含んで重く、しかもれみりゃ自身の体温で常にホカホカ。 冷まさないと口に入れることすらおぼつかない。 そんなものが空中で粉々になった。元の体積は人間の数千万倍以上。 破片の重さだけでも十分凶器になる。そんな規模の代物がホカホカで加速しながら降ってきたのだ。しかも、降りしきる雨の粒に勝るとも劣らない密度で。 よけられるはずがなかった。 1回のミスで戦列は崩壊。かろうじて生き残った者も行進するゆっくりの群れに潰されたり、最期の力を振り絞って立ち向かったりした。 戦力のほぼ全てを失った人間の里にもはや為す術はなく、黙って嵐が立ち去るのを待つしかなかった。 あとに残るのはホカホカの肉片と冷たくなりつつある肉片。 「「「さめてもおいしいよ!!!」」」 話を数日戻す。 悲劇の数日前から幻想郷は大雨に見舞われていた。発達した秋雨前線と大型台風により、地表をそのまま削りそうな嵐が吹き荒れていた。 八雲紫などは「オンダンカは嫌ねぇ」などと藍相手にグチっていた。 その頃はまだ彼女にもグチるだけの余裕があった。 ある家庭では雨漏りの対処に追われ、あるゆっくり加工工場では出荷が滞り、原料のゆっくりがダブついていた。 その加工工場では備蓄ゆっくりが過去最高レベルで寿司詰めになっていた。 「おしくらまんじゅうにもあきたよ!!!」 「つぶれまんじゅうになっちゃうよ!!!」 そんなゆっくり達の鳴き声に付き合う見張りの職員は、いい加減うんざりしながらペットのゆっくり霊夢に餌をやりに事務室に戻っていく。 「霊夢さんは俺の嫁、これジャスティス」 三十路童貞はそんなことを呟きながら、ゆっくり霊夢が焼き芋をパクつくのを眺める。眺めるだけならよかったが、 餌の形状から連想ゲームが始まり、ついつい股間がヒートアップしてしまった。 クールダウンに多大なエネルギーを消費した職員はそのまま昼寝を始める。 「きもいったらありゃしないよね!!!」 いびきを立てる職員が寝ている傍らでシエスタと決め込むゆっくり霊夢も物騒な寝言を吐く。 そのまま1人と1体は永遠の眠りを始めた。 だれのせいという訳ではなかった。 見張りをサボった職員にしても、彼1人でどうこうできた事ではないし、 今回の大雨を予見できなかった工場の設計者が悪いという事でもない。 ただ単純に運が悪かった。 数日間降り続いた雨によりダダ余り状態の水は各地で様々な許容値を突破し、下水を逆流し、とうとう工場内に流れ込んだ。 「ゆー!?」 「つめたいよ!」 「おぼれちゃうよ!ゆっくりたすけてね!」 だが悲しいかな。この世界に溺死する饅頭などありはしない。 水を吸い込んだ饅頭はどんどん膨張していく。饅頭の膨張率というものはあなどれない。 腹一杯饅頭を食した後に水を飲んだ人間の胃が破裂したこともあるのだ。 膨張するゆっくり達はただでさえすし詰め状態であった状態からさらにぎゅうぎゅう詰めになり、そしてついに臨界点を突破した。 のちに「ゆっくり融合現象」と名付けられるその現象は、 ゆっくりに強力な圧力を加えることでゆっくり同士が分子レベルでの融合現象を起こし、巨大な1体のゆっくりとなるというものだ。 結果、数百体のゆっくり同士が融合し、巨大なゆっくりが都合数百体出現した。 現象の命名者である東風谷早苗はこう語る。 「もう二度と奇跡を信じたりしないよ」 そして悲劇が起こった。 「ミッシングパー「いきなりおおきくならないでね!!」 「びっくりするよ!!!」 「夢想天生最後十びょ「ほんきにならないでね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 巨大なゆっくり達は雨を吸収し、さらに巨大化していく。 だが、幻想郷は狭い。膨張していくゆっくりの一部はいつしか天界に到達し、水平方向のスペースはもはや限界だった。 そして圧力は再び臨界点を突破する。融合したゆっくりは幻想郷とほぼ同じ大きさ。 1体のナマモノとしては大きすぎた。自重で崩壊する超巨大ゆっくり。 残骸は地上に降り注ぎ、地盤をめくり上げ、成層圏にまで到達させた。 幻想郷滅亡の日であった。
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名前 コメント 川柳部 作成中 ほとんどできた。部活動として認められるまでは地下活動? -- スフィン (2010-05-24 15 49 55) 【ページ作成】画像いれちゃう?:肖像画のアップロード方法ページ -- ふじこ (2010-04-27 18 46 40) 【ページ変更】 イベント に「ライブ 告知 − うくれれっコ」という欄を追加。「ライブ 告知(本来は半角スペース無し。このページが検索でヒットしないように半角スペースを入れています。)」というキーワードで検索をかけてページ一覧を表示するように変更。 -- おさやん (2010-04-27 07 15 00) 【ページ作成】 編集部/お仕事です : 編集部員向けに編集作業を依頼するページ。 -- おさやん (2010-04-26 02 43 01) 【ページ名変更】 「うくれれっコ」→「うくれれっコ世にはばかる」 -- おさやん (2010-04-25 19 18 10) 【ページ作成】 コメント : コメントのログを外出しにしている際に使われるコメントページをまとめています。ページ名の頭が「コメント/」で始まるページは勝手に拾います。更新日付順に並ぶのでコメントをチェックする際には使いやすくなるかも? -- おさやん (2010-04-25 05 40 27) アンケート/うくれれっこの成分分析 として、生まれ年や血液型に関するアンケートをつくってはみましたが。フォーム呪文を使いこなせていないので、使い勝手がわるいかも。。。。 -- BijouA10 (2010-04-24 14 10 50) 【ページ作成】アンケート アンケート用紙を一覧にするページです。右メニューのアクセス順の上に入れておきました。 -- おさやん (2010-04-24 14 05 58) 【ページ作成】プロフィール作成しちゃう?:プロフ作成ページを作成。くどいな -- ふじこ (2010-04-23 02 38 19) 【ページ作成】 弾き語り部 : 弾き語りの部活動のページを作成。 -- おさやん (2010-04-22 07 11 00) 【ページ作成】 うくれれっコ : 各地のうくれれっコを紹介するページ。 -- おさやん (2010-04-21 01 04 34) 【メニュー構成変更】 メニューの「New!」表示を増量。 -- おさやん (2010-04-20 07 50 03) 【メニュー構成変更】 「部活動」というカテゴリを追加しました。 -- おさやん (2010-04-20 07 26 56) 【ページ変更】れれ飲みの音源を追加しました~ -- ふじこ (2010-04-19 15 16 54) 【ページ名変更】 「編集部/トラブル報告書」 → 「とらぶったー」 -- おさやん (2010-04-13 07 38 36) 【ページ作成】 ハッシュタグ : ハッシュタグの説明をするページです。 -- おさやん (2010-04-11 20 09 24) 【ページ作成】 wiki編集のFAQ : 各ページのコメント欄とかにある質問&回答は用が済んだらココにまとめていきましょう。 -- おさやん (2010-04-10 19 27 38) 【ページ作成】 編集部/トラブル報告書? : 編集作業において何らかのトラブルが発生した場合の報告書。 -- おさやん (2010-04-09 04 52 32) 【ページ作成】 展示室 : イラストや写真などの画像を展示していくページを作成。 -- おさやん (2010-04-05 02 51 29) 【ページ作成】 2010-04-18 『第1回 FFT祭』 : イベントのページを作成。 -- おさやん (2010-04-04 08 35 30) 【ページ作成】 イベント/雛形/参加者募集A : イベントの参加者募集用の雛形ページを作成。 -- おさやん (2010-04-04 08 00 09) 【ページ作成】 2010-04-11 『第2回 クレG祭』 : イベントのページを作成。 -- おさやん (2010-04-04 07 59 13) 【ページ作成】 イベント : イベント情報掲示用のページを作りました。 -- おさやん (2010-04-04 04 04 00) 【ページ名変更】 「ウクレレこれくしょん」を「うくれれ遍歴」に変更 -- おさやん (2010-03-31 03 01 43) 【ページ変更】 れれとり/曲集の「コピペ文例集」からコメント欄を削除。ページ内の余分な区切り線を削除。 -- おさやん (2010-03-30 04 55 09) いとがっちが重ねてくれた焼き芋焼酎ブルースをセッションのとこにくっつけた -- かおるこ (2010-03-29 13 20 08) 【ページ名変更】 「くだらない唄を作ろう」を「うくれれ抱えて作曲を」に変更。 -- おさやん (2010-03-29 04 13 50) 【ページ名変更】 「プレイリスト」を「うくれれ音源のまとめ」に変更。内容の整理。 -- おさやん (2010-03-28 17 03 24) あ、さらにリンク色を変更してあります。青 → 緑。 -- おさやん (2010-03-28 16 29 04) 【ページ更新】 うくれれ練習部屋 の内容を整理。 -- おさやん (2010-03-28 16 28 37) リンク色を変更しました。灰色 → 青。 -- おさやん (2010-03-28 07 50 45) 【ページ作成】 企画室 : 新しいコンテンツの企画・立案・妄想膨らまして議論してまとめていくコーナー。 -- おさやん (2010-03-28 06 37 12) 編集部員テーブルでおさやんを編集長にしたw -- ふじこ (2010-03-26 20 28 34) 【ページ作成】 更新内容(自己申告)? : このサイトのページを作成、変更、削除した際に誰が何をどうしたのかを自己申告する場です。 -- おさやん (2010-03-26 07 21 18)
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編集の練習 地上120m&観光スポット で「ととのう」初体験に興奮…空前のサウナブームで新たな目玉へ【北海道発】 - www.fnn.jp 1999年公開『マトリックス』はすごかった! “驚異の映像革命”と空前のブームを振り返る (2021年12月11日) - エキサイトニュース 音声SNS「クラブハウス」、瞬間ブームから描く次章 - 東洋経済オンライン 【札幌市西区】西区は韓流ブーム?JR琴似駅近く5588内にできた韓流マート、SHIN MART(シンマート)に行ってきました - 号外NET 札幌市西区・手稲区 「死んだ犬は弁当ゴミと一緒に処理」「餌は2日に1回、水は川から」…元従業員が告発 悪質ペット繁殖業者逮捕《ペットブームで飼育頭数は2倍強に》 - 文春オンライン 本田直之ら食のスペシャリストと巡る鹿児島。再ブーム目前の薩摩焼酎の現場に迫る!(GOETHE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 令和に再ブーム!引退ライブ前に激怒、三浦友和と相合い傘…山口百恵のオーラ溢れる秘蔵写真(女性自身) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ズームライオンが先駆的なカーボンファイバー複合材技術をリリース:htmlspecialchars($row_Recordset1[ name_JP ]) ? :福島民友新聞社 みんゆうNet - 福島民友 プラダのダウンジャケットがファッショニスタの間でブーム到来! - フロントロウ 「ミニ四駆」いま4度目のブーム、かつて熱中した親世代が「子供と一緒に楽しめる」 - 読売新聞オンライン 4度目のブレイク 令和のミニ四駆ブームに迫る 新着動画 動画 - 読売新聞 「マイブーム」が自分の首を絞めることになった―みうらじゅんが不安をポジティブに変換させた“呪文”(Yahoo!ニュース オリジナル Voice) - Yahoo!ニュース 懐かしのスタジャンが再ブーム!? いま選ぶべきは「ソフネット」の超万能なコレ!(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『あなたの番です』がブームになった2つの要因 映画&SPドラマで考察熱が再来?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 永野芽郁、“マイブーム”ピアノ演奏の目標を明かす「テレビで披露しますよ!」 (2021年12月10日) - エキサイトニュース カクテル風のノンアル飲料「モクテル」が一大ブーム! コロナ禍の酒類提供制限も追い風 - 日刊ゲンダイ ブームで増える「サウナ」 アナリストが選ぶ“今年アツかった限定施設”2選 - ニフティニュース とやまx私xフォト「マイブーム」ムーンライト伝説(富山市)|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン] - webun.jp FC版初代『ファミスタ』が発売35周年。野球ゲームブーム巻き起こした超定番ソフト。3900円というお手ごろ価格も魅力だった【今日は何の日?】(ファミ通.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 渋沢栄一ブーム、なお熱く 出身地の埼玉・深谷 - 産経ニュース 新たなブーム到来?柿は焼いたらおいしくなる、簡単激ウマ「焼き柿」レシピ - まぐまぐニュース! コロナ禍で需要が「爆発」。約1000万円のラグジュアリーな極小住宅『ルナ』をのぞいてみた(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース BTSのJINの自作曲「スーパーマグロ」がブーム…日本のネットユーザーは「東海」表現を問題視(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新スター誕生! 茅場町〈パーカーハウスバターロール〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン - カーサ ブルータス こういう大人になりたい… 『マツケンサンバ』終わらないブーム 有馬記念へ「 牡馬 牝馬 騙馬」!?(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「BTS(防弾少年団)」のV、ネトフリ「イカゲーム」ブームに参加…遠くから見ても後光がさすほどの男前っぷり(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 後藤真希、写真集ブーム止まらず!3度目重版が決定 SNSで絶賛相次ぐ「想像以上の内容!」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自称・ペットの「おしっこ始末係」 中国で空前の犬・猫ブーム (東方新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Snow Man 渡辺翔太、擬人化ドラマ番組『ヒトなら』出演 ブーム再燃の“ルーズソックス”役に挑戦 - リアルサウンド 俳句ブームの立て役者・夏井いつきがプロフェッショナルに登場! プロフェッショナル 仕事の流儀 - nhk.or.jp 『イカゲーム』の世界的ブームにも通じる? 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魔理沙7 6スレ目 522 「年末には、酒だぜ」 「いきなり飛んできて何用だ?」 冬の夜中にここまで来るとは。 「寒くなかったか?」 「寒いぜ。もの凄くな」 「ごくろうさまだ」 「なんだつれない奴だな。飲み明かそうぜ」 魔理沙が家にやってきた。 「今年あった嫌なことを酒を飲んで忘れ、新年を迎える。良いことじゃないか」 ちなみに新年まではまだ数週間ある。 「ほんとうは?」 「眠れなくて暇だったんだ」 「ああそうかい」 どこまで本当なのか分からない。 魔理沙を中に案内し座らせる。蝋燭に火を灯した。 「おお。なんだかロマンチックってやつだな」 「安い酒と野菜の漬物くらいしかないんだけど」 「構わないぜ」 「すまんな」 酒瓶数本と漬物を持って魔理沙の前に座る。 茶碗に注いで軽く持ち上げた。魔理沙もそれに倣う。 「乾杯」 「二人の夜に……ってやつか」 「ああそうだ。君の瞳に乾杯」 「ははは」 何時間経ったのか。 俺も魔理沙も良い具合にできあがってきていた。 宴会の時は酔って騒ぐのが礼儀というものだが、今は二人だけだった。 神社の宴会の時の魔理沙はどのように振舞っているのだろうか。出席したことがないから分からない。 妖精悪魔幽霊妖怪が跋扈している神社の宴会になど恐ろしくていけない。 魔理沙は魔法使いで、かなりの実力があるらしい。前に本人が言っていた。 俺はただの一般人だ。 「魔理沙さぁ」 「なんだ?」 彼女とこうやって夜に呑み合うのはこれで十回目程度だろうか。 「夜に暇なんだったら他の奴のところに遊びにいけばいいんじゃないのか?」 「んんー」 こうやって二人でいるときは魔理沙が一方的に喋って俺がそれに答える。それをどちらかが潰れるまで続ける。 「なんで俺のところに来るんだ?」 「そうだな」 酒の席でつまらない質問だったが、魔理沙は気にしないようだった。 「なんで?」 「夜眠れなくて暇な日っていうのが、そんな多いと思うか?」 じっと魔理沙が見つめてくる。彼女のその言葉の意味するところがわからなかった。 「いや、おまえに限ってそんな日があるとは思えん」 「そうかい」 いつもは酔う前も酔った後もガンガン喋ってくるのだが、今日はどうしたことか。ずいぶんおとなしい。 「まあ普通は夜寝てるよな。起きてるのは妖怪とか悪魔とか」 「そうだぜ。だからおまえのところに来るんだ」 俺も寝てるんだよ。とは言わない。 「おまえが来るたびに家のお酒が無くなるんだよ」 「そりゃあ、二人で呑んでたらそのくらいは当然だぜ」 家の中は蝋燭の火だけで照らされている。魔理沙の顔くらいは見えた。 「今度から自分の酒は持参してほしいもんだ」 「肝に銘じておくぜ」 魔理沙は泣き上戸だったろうか。 「それは前にも数回聞いたぞ」 「安い酒なんだろう? ケチケチするな」 さっきから俺は何を考えているのか。支離滅裂だ。 俺も相当酔っているようだ。 「綺麗だな」 「蝋燭?」 魔理沙が突っ伏していた顔を起こしてポツリと。 もう潰れて寝たものだと思っていた。その寝顔を肴にして俺は呑んでいた。 「でも私はもっと派手なのがいいぜ。この三十倍はありそうなのが」 そんなでかいものはどっかの屋敷かお城とかにしかない。三十倍の大きさの蝋燭も無いだろうが。 「……」 じっと火を見つめている。瞳にそれが映って、魔理沙の顔がとても綺麗に思えた。 ゆらゆらと瞳が揺れる。 「どうした。らしくない」 「私にだってな……こんな日は存在するぜ。……一応な」 「まーそうだな。女の子だもんな魔理沙も」 「……そう、私も女だ。忘れちゃいけないぜ」 身体を起こしてこちらに顔を向ける。酔っ払いの顔だった。 その顔を正視できないのは俺も酔っ払っているからか。 茶碗を呷り顔を隠すようにした。 「女には憂鬱がつきものだぜ」 「そうらしいな」 「そして私は今憂鬱だ」 「みたいだな」 「私は女か?」 「そうだ。可愛い少女で魔法使いだ」 酔っ払いをまともに相手にできない。いつものように適当に相槌を打つ。 その態度が気に食わなかったのか、突然魔理沙が立ち上がった。 何事かと吃驚する間もなく、酒瓶を引ったくりそれを一気に呷った。腰に手を当てて。 「おいよせ」 立ち上がり強引に取り返した。安い酒だが、一気飲みなどするとどうなるか分からない。俺ならまだしも、魔理沙はまだ少女の年齢だ。 多少中身がこぼれてしまった。一杯程度か。もったいない。 舌打ちし文句を言ってやろうと魔理沙を睨む。 顔は前髪で隠れていた。 ということは俯いているということだ。 まさか…………泣いてる? んな馬鹿な。 首を振って阿呆な妄想は消し去った。 あの魔理沙が泣くのだろうか。 少し屈んで高さを合わせた。魔理沙とは身長差がそれなりにあるのでこうしないといけない。 そうしてやっと見えた彼女の顔は無表情だった。ほら泣いてない。 こっそりと安堵の息を吐いて頭に手を置いてやる。 「ごめんな」 以前にもこうやって頭に手をやって撫でてやったら怒られた。 子供扱いするなと。 俺のほうが年上だ。 魔理沙を助けてやれるのは俺以外にもいるだろうが、今は俺しかいない。 自惚れだ。 「……なんで謝る」 やっとこちらを見てくれた。表情にも変化が見れた。不満そうだ。 そういえば意味も無く謝るなと怒られたこともあった。怒られてばっかだった。 「癖だ。俺は困ったら謝ってしまうんだ」 「その癖、直したほうがいいぜ。正直嫌だ」 そう言うと俺の手を頭からどかした。 俺も背筋を伸ばす。もう屈んでる必要はない。見上げてくる魔理沙が頭を下げた。 蚊の鳴くようなか細い声で 「すまん」 「なんで謝る」 「嫌な女だぜ、私」 「気にするほどじゃ無いな」 素っ気無く返した。冷たいかもしれないが、言ってしまっては仕方ない。 気まずい沈黙。 俺と魔理沙との会話は単純だ。 魔理沙がボールを投げて俺が受け取る。投げ返すことはあまりしない。 ただひたすら魔理沙の言葉をもらうのが基本だった。 矢印は魔理沙から俺へ向けられるが、俺から魔理沙へ向けられることは今まで滅多になかった。 ひたすら受身の俺は、魔理沙の一方的な調子が合っていたのだ。 まさか、その彼女といて重苦しく感じられるとは思わなかった。 悔しい。 「……今日は泊まっていくのか?」 一応、訊いておいた。 この雰囲気で再開してもしょうがない。今日はお開きだ。 稀にだが、魔理沙は泊まっていくことがある。だから一人暮らしの俺でも布団は二人分だ。 「いや、今日は帰るぜ。お邪魔さまだ」 「そうか。で」 帽子を被り箒を持つ、帰り支度をしている魔理沙に訊いた。 「次はいつ来るんだ?」 驚いた顔でこちらに振り向いた。 いつも通りの言葉だ。 これは挨拶のようなものだった。別れの挨拶だ。 何回も繰り返して、もう俺の中ではシステム化してしまったものなのだろう。頭に浮かべるより速く発した言葉。 それをこんなにも驚いている。不思議である。 考えてもどうせ分からないだろうし、構わず続ける。 「せめていつ頃来るのか教えてくれよ。酒無しでも構わないのならいいんだが」 「……そうだな。気が変わった」 帽子を脱いで箒をその場に立てかけている。 俺のには答えてくれなかったが。 「あ?」 「今日は泊まっていくぜ。酒が抜けてないのに空なんか飛んだら危ないしな」 少し笑ったように見えた。 なぜか魔理沙は泊まっていくようだ。 何を考えているのか分からん。酔っ払っているのだろう。 窓際のベッドには魔理沙が座っていた。その横に俺が布団を敷いて寝ている。 蝋燭を消した今は窓から差し込む月明かりだけが視力を助けている。 「今日は疲れたぜ」 「そうだなー。魔理沙もお疲れだ」 「女はたいへんなんだ」 「勉強になります」 「恋する乙女ってやつだ」 「なるほどね」 感慨深そうに言ってくる。 乙女は酒を酔うほど呑むのだろうか疑問だ。 「この場合、恋する乙女ってのは私のことだな」 「そうですかい」 「私は誰に恋してると思う?」 「俺か?」 「そうだ」 「ありがてぇな」 まだ酔っ払っているのか魔理沙は。ありえないことを口にしている。 その言葉に何も感じなかった俺も相当酔っているのか。 もっと喜んだらいいのに。 冗談を言っているように、笑いながら、魔理沙はぺらぺら喋る。 「出会ってから今まで、いつ惚れたのか、いつそれに気づいたのか分からないけど、私はおまえが好きなんだ。会うたびに微笑んでくれる、ご飯くれたり、 私の無茶な要望にも文句言っててもそれなりに叶えてくれたし、素っ気無かったり子ども扱いしたり、おまえといると楽しいんだぜ」 ベッドを叩きながら笑う。なにがそんなに可笑しいんだ。笑うところが見当たらない。 寝ていた体を起こす。無邪気にベッドに腰掛けている魔理沙を見上げた。 魔理沙の顔は逆光になって見えなかった。笑っているのか? そうでないのか? どちらでもいい。 ずっと訊きたいと思ってたを訊いた。 「おまえ酔っ払ってるのか?」 「さあな。どうおもう?」 質問を質問で返すか。 「分からないが、とりあえず告白されたからには答えなくては」 正座して向き直る。言っておくが、俺は酔っ払ってはいない。酔いは醒めた。 そう信じたい。酔っているのだとしたら最悪だ。 しっかりと彼女を見据え、言い切った。 「俺も好きだ。愛してる、魔理沙」 「……いつから?」 「一目惚れで、それに気づいたのがその次の日」 覚えている。初対面で大きな笑顔だった彼女を。空からやってきた魔理沙を。 魔理沙が微笑んだ。……気がした。 顔がすっと近づいてくる。 「嬉しいぜ。夢みたいだ」 「夢かもしれない」 「そうか。だったら、好きなようにしないと損だぜ」 「ああ」 近づいてくる彼女に合わせて俺も近づく。 唇が触れ合う。それだけ。 魔理沙が倒れ掛かってきた。座ったまま抱きとめる。 「……あったかいな、おまえは」 「魔理沙も」 抱きついてくる力が強まった。ぎゅっと、きつく。 吐息を体にかけられた。 胸に顔を埋めた魔理沙が吐いたものだった。長い長い、なにもかも吐き出すような息。 その息に紛れて言った言葉を聞き逃さない。 「あぁ……幸せだぜ」 「俺も」 「おまえも、好きなようにしたほうがいいぜ?」 「じゃあこうする」 抱いたまま頭を撫でてやった。魔理沙は嫌がらない。そのまま撫でてやる。 彼女の寝息を確認するまでずっと。 魔理沙が目を覚ました。 「おぅ……おはようございます」 「おはよう」 ベッドから身を起こす。もう朝だ。どちらかというと昼に近い。 俺は、あのまま寝た魔理沙をベッドに寝かしてやってからずっと起きていた。寝たら夢になってしまいそうで。 今この瞬間が夢でないという保証もない。なにしろ眠い。 自分の体を見下ろして、魔理沙がポツリと言った。 「あー……よし、襲われてないぜ」 「疑ってたのかよ」 魔理沙はニヤリと笑い 「こんな可愛い魔法少女だ。男なら誰でも据え膳だぜ」 「意味わからん」 彼女に帽子と箒を渡してやる。それを笑顔で受け取る彼女に訊いてみた。 「なあ、昨日のこと覚えてる?」 「昨日と言ったら、おまえが酔って裸踊りをしたところまでしか覚えてないぜ」 「してないが、そうか」 やっぱり魔理沙は酔っ払っていたのだろうか。それならそれでいい。良いことがあったことに変わりない。 いつかまた、今度は俺のほうから告白するのも悪くないと思えるようになった。 「おまえのほうこそ、昨日なにがあったか覚えてるのか?」 意地悪そうに訊いてくる。 「俺も、魔理沙が酔って俺に告白してキスしてきたとこまでしか覚えてないぜ」 「そうかそうかそうか」 魔理沙はいやらしい笑みを崩さず頷く。 グイッと両手を挙げて背筋を伸ばした。もう帰るのだろう。 帽子を手に取り被ろうとする魔理沙に、慌てて言った。なんとなく、今帰してしまうのは惜しいと感じた。 「あ、朝飯……とは言えないが、昼飯とも言えないんだが。なんか食べてく? 作るぞ?」 「おお。嬉しいぜ。ありがたく頂いていこう」 その笑顔がまぶしいと思った。 ただ単に陽光が差し込んできただけだったが。 魔理沙が帰ったらゆっくり寝よう。さすがに眠いから。 あの出来事を、寝たら忘れてしまうかもしれない。夢のようなあの夜が夢になってしまうかもしれない。 それも構わないだろう。 とりあえずは、これからも魔理沙と一緒にいられそうだ。 「作るのなら早くしてほしいぜ。腹ペコだ」 「はいはい」 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 584 今年のクリスマスも何もなかった。 恋人同士で過ごす聖夜なんていうのは、きっと都市伝説に違いない。 一人でぼんやり空を眺めていると、一筋の光が見えた。最初はただの流れ星だと思っていたのだが、どうやら違うようだ。 それ自体が星を撒き散らしながら、一直線にこちらへ向かってくるような星は僕は聞いたことがない。 「――――――!」 数秒後、それなりに片付いていた僕の部屋は廃墟と化していた。まさに嵐が過ぎた後のようだ。 もっとも、その嵐の元はここにいるのだが。 「よっ、メリークリスマスだぜ」 「……魔理沙か」 その少女、霧雨魔理沙は何事もなかったかのように僕に笑いかけてきた。 怒る気力も出ないので、精一杯の愛想笑いで応えてやる。 「なんだ、せっかくのイブの夜だってのにお前はまた一人身か?」 「ほっといてくれよ。……ところで、魔理沙は何の用なんだい?」 「そんなの決まってるだろ。ほら」 魔理沙は背中に担いでいた白い袋を高々と掲げた。 おそらくはサンタクロースを意識しているのだろうが、基本的に白黒の服装である彼女にはどうも似合っていなかった。 「ふーん。で、僕には何をくれるんだい?」 「わかってるなら話は早いぜ。これだ」 魔理沙が取り出したのは、鮮やかな装飾の施された箱であった。 「これは何かっていうとな……」 そう言うと、魔理沙はそのラッピングを解き始めた。即座に開けるのなら飾り付ける意味がないじゃないかと突っ込みたくなったが、とりあえず黙っておいた。 「クリスマスっていったらこれだろ? ケーキだぜ」 「へぇ……しかし変な形をしているな」 「し、仕方がないだろ! 初めて作ったんだから……あ」 お世辞にも整っているとは言い難いチョコレートケーキが、箱の中から姿を現した。 僕が少しコメントしてやると、魔理沙はまたあっさりと自滅した。 顔を赤くして下を向いている。 「魔理沙の手作りねぇ……」 「い、いいから早く食えよ!」 魔理沙が押し付けるようにしてケーキをさしだしてきた。 顔がチョコまみれになるのは嫌だったので、僕は近くの食器棚から皿とナイフを取り出した。 どうせ魔理沙も食べるだろうから、皿はニ枚持っていく。 「ほら、これに取り分ければいいさ」 「妙に用意がいいじゃないか」 「これぐらいは誰でも持ってるだろう」 魔理沙の言葉を軽く受け流しながら、ケーキにナイフを入れた。 二つに切り分けると、その物体はいよいよ原形を留めなくなってきたが、食べられれば問題はないだろう。 「じゃ……いただくよ」 僕は箸でケーキをつまんで口に運んだ。あいにくフォークなどという素敵なものは持ち合わせていなかったのだ。 チョコの味が口の中に広がる。決してしつこくなく、ちょうどいい甘さだった。 「なかなか美味しいじゃないか。食べ物は見た目によらないんだな」 「あー、だからそれはもういいだろ」 それからしばらくの間、そのケーキを堪能していた。 僕は自分の分を半分ほど食べ終えたところで、魔理沙の分が全然減っていないことに気がついた。 「どうした、食べないのか?」 「いや、そうしたいのは山々なんだけどな……」 見ると、魔理沙の皿の上で箸が奇妙なダンスを踊っていた。どうやら、魔理沙は箸をうまく扱えないらしい。 「なぁ○○、フォークとかないのか?」 「あれば使ってるさ」 「そうか。うーん…………じゃあ○○、これ」 「うん?」 魔理沙は僕に箸を渡すと、大きく口を開いて静止した。 その意図がわからず、僕のほうも動きが止まってしまう。 「…………」 「……何やってるんだ?」 「いやだからさ、食べさせてくれよ。それ使えるのお前しかいないんだから」 「ああ」 ようやく合点がいった。僕は箸でケーキをつまむと、魔理沙の口の中へ放り込んだ。 「ん…………おお、これは美味いじゃないか」 ものを美味しそうに食べることに関しては彼女の右に出るものはいないだろう。 そんなどうでもいいことを考えながら、僕は満足そうに口を動かす魔理沙の顔を見つめていた。 「……ありがとな」 魔理沙の顔が、なぜか少し赤くなっていた。部屋の暖房が強すぎたのだろうか。 「なぁ○○」 「なんだい?」 「…………きだぜ」 「え?」 僕は窓を開けながら、背中で魔理沙の話を聞いていたため、その言葉の一部しか聞き取れていなかった。 今一度、魔理沙に聞き返す。 「ごめん、よく聞こえなかった。もう一度言ってくれないか?」 「……なんでもない」 「?」 魔理沙はまた下を向いてしまった。心配になり、その顔を下から覗き込む。 「どうしたんだい? どこか具合でも……」 「いや、だ、大丈夫だぜ! それより!」 「ん?」 「今日はここに泊まってもいいか?」 「別に構わないけど」 「サンキュ」 そう言うか早いか、魔理沙はすぐに横になってしまった。 布団を敷くから待てと言ったが、彼女はそれきり起きてこなかった。仕方なくそのままにして、毛布をかけておいてやる。 僕は再び窓の外を眺めた。 「メリークリスマス、か」 見上げた夜空には、ちらほらと雪が降り始めていた。 こうして僕のクリスマスは、それなりに楽しく過ぎていったのだった。 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 585 今日はいわゆるクリスマスというやつだ。 もう幻想郷にいる僕にはあまり関係ないのかもしれないけど。 そんなことを魔理沙に話してみたわけだ。 「ふーん。おまえの世界だと、クリスマスってのが今日になるわけだ」 「うん」 「めでたいのか?」 「えーと、みんなで騒いで美味しいもの食べる」 「こっちの宴会と変わらないじゃないか」 「そう言われてしまうと」 「しかもこっちは年に何回もやる。私たちの勝ちだぜ」 「勝ち負けがあるのね……あ、クリスマスには、プレゼントがもらえるんだよ」 「なに? おまえ、そういうことは早く言わないとダメだぜ」 「ごめん。って、その手はなに?」 「プレゼントだ。欲しいぜ」 「魔理沙……残念だけど」 肩に両手を置いてかぶりを振る。 諭すように言ってあげた。 「クリスマスプレゼントは、良い子にしてた子供しかもらえないんだ」 「なに?」 眉を顰めて驚く魔理沙。心外だと言わんばかりに 「私は子供だぜ。しかも良い子だぜ」 「なんでそう当然そうに言えるんだろう……」 「ひどいぜ」 「わかったよ……で、魔理沙は何がほしいの?」 「おまえ」 「はい?」 「おまえが欲しいぜ。身も心も。……ダメか?」 いつもどおりの口調だが、顔は真っ赤だった。ついでに瞳も潤んでいる。 いきなりだったので、僕は返す言葉が出てこなかった。 「や、やっぱりいい。忘れてくれ。バカなことを言っちまったぜ」 帽子を深く被って顔を隠す魔理沙。そっぽを向かれてしまった。 ……ちょっと泣き顔だった。 そんな魔理沙を優しく包み込んであげる。 ちょっと照れくさくて、苦笑してしまった。 「バカだな魔理沙は」 「う、うるさい。なんだよ急に」 「とっくに、僕は魔理沙のものだよ。知らなかった?」 「そっ……そいつは、知らなかったぜ。なんだ。えへへ」 帽子で隠れて見えないが、きっと魔理沙は耳まで真っ赤なはずだ。それととびっきりの笑顔。 くるりとこちらを向いてきた。 やっぱり笑顔だ。 魔理沙がキスをしてきた。不意打ちだったから、一秒と触れることはなかった。 それでも魔理沙は笑っている。 「じゃあ、さっきのプレゼント無しにしてくれ」 「あ……まだそれ引っ張るんだ」 「そうだな。じゃあおまえとの子どもが欲しいぜ」 「ちょ、それは」 「いやか?」 「いやじゃないしむしろ嬉しいんだけど……魔理沙はまだ子どもだから、さ」 「愛に年齢差は関係ないぜ。それにおまえもほとんど同じくらいじゃないか」 「あ~……じゃあ、予約。うん予約にしとこう」 「それでもいいか。私とおまえとの子どもだ。予約しとくぜ」 「何年後のクリスマスだろうね」 「私はいつでもいいんだぜ。おまえさえよけりゃ」 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 770 里のはずれの目的地。男が一人ぽつんと焚き火をしているのが目に入った。 上空の私に気がついて、露骨に首をたれる。 思わずニヤリとしながら男の傍まで降りていく。 「珍しい奴が珍しい所で珍しい事してるな」 「騒々しい奴が騒々しく現れて騒々しく近づいてくるな」 「そんなに褒めるなよ。照れるじゃないか」 「褒めてねえよ、魔理沙」 いつのも挨拶を済ませて、私は焚き火から突き出ている一本の枝に目をとめた。 「で、まだ焼けないのか?」 その先に突き刺さっているであろう物体の事を聞くまでもない。 間違いなく焼き芋だ。 「一応言っておくが、一つしかない」 「私のために焼いておいてくれたんだろう? 愛されてるな」 そういって焚き火に近寄り手をかざすと、後から聞こえよがしなため息が聞こえた。 いつもの諦めた合図。今日も私の勝ちだ。 「どれ、もういいか?」 「あぁ、もういいぞ」 そう言って男は焚き火から枝を引っこ抜く。その先には芋の形をした新聞紙。 私はそれを受け取って新聞紙をはがしていく。 「お、美味そうだな。ていうか、新聞をこんなふうに使ったら、文が怒るんじゃないか?」 「古新聞の有効活用だ。むしろ褒めてくれるさ」 「そうかね?」 まぁ、むしろ気にしたりしないのかもしれない。 「おお。美味そうだな。 よし、お前にも半分やるぜ。バレンタインだ」 一日遅れだけどな。とは口に出すまでもなかった。 「一日遅れの上に元々俺のだよ」 「まぁいいじゃないか」 「いいけどな」 半分に割った焼き芋を手渡し二人でかぶりついた。 「それにしても美味いな」 「あぁ。美味いな」 「風情があるからかね」 「お前と一緒だからな」 ………… 「照れるなよ」 「いや、無理だろ。照れるぜ。というか恥ずかしい奴だな。それにキザだぜ」 「焼き芋うまいなぁ」 「お前も照れてるんじゃないか?」 「ま、な」 ──────────────────────────────────────────────── 7スレ目 90 「茸狩りに行こうぜ」 霧雨魔理沙が自由奔放、且つその場の気分に合わせて行動をしていることに加え、彼女の使用する魔法に魔法の森の茸が必要不可欠である事を考えれば このような発言が出てくることも至極当然、そうでないのがおかしいとも言える。 それでも彼女の傍らについている男――○○が頭を抱えるのは仕方が無かった。 なぜなら……… 「だからと言って人が気持ち良くまどろんでいる時にわざわざ起こしにくるんじゃなぃ……」 そう、今は深夜なのだ。 もう少し詳しく言うなら、草木も眠るような時間帯であるということぐらいか。 「全くお前はいつもいつも突然というか何と言う、っくあぁぁ……」 注意の声も語尾には覇気が無くなっている。 彼が浮かべた欠伸の数はついに二桁に突入し、目尻に浮かんでいる涙もその眠気を存分に表現していた。 「別に普通だぜ?」 だがそんな事でかの霧雨魔理沙が反省、まして罪悪感を感じるわけも無く、夜中であっても白昼と変わらぬ姿を見せている。 寧ろ二割ほど元気が増している様にさえ感じるのは、きっと隣の人物と相対的に見ているからなのであろう。 「そう思うのはお前だけだろうよ。…ったく、何で俺がこんな事……」 一方の○○はさっさと事を済ませて再び心地よい夢の世界にダイヴを決め込みたかったので、眠たげながらも手をせかせかと動かした。 寝ている彼を叩き起こす魔理沙も魔理沙だが、それに付き合ってわざわざこうして苦労している彼も大概である。 というのも彼には彼女の申し出を断れない理由があるわけで。 「当たり前だろう。恩義ってのは返すためにあるんだぜ?」 ここに訪れた当初身寄りの無かった○○に雨風凌げる家屋と一日三食の食事を提供しているのは、何を隠そう第一発見者の霧雨魔理沙なのだ。 その対価として何かを支払うのは人道的にも道徳的にも当然であるのだが、 「だからってこれは過剰労働じゃないのか…」 やっぱり彼は納得がいかなかった。 それもその筈、魔理沙の要望はどれも度を越えたものばかり。 初めの内は納得していたものだがそれが次第に無理やりになり、果てには自分に言い聞かせるのも諦める。 そりゃ愚痴もこぼれるし胃も痛むってもんである。 「それはお前の考えすぎだ。物事は客観的に捉えなくちゃいけないぜ?」 「誰がどう見ても世論は俺に味方すると思うんだが」 「それこそが自己中心的な思考ってやつだ」 魔理沙が屈み込んで茸の採取に勤しむ○○の顔を覗き込んで意地の悪い笑みを浮かべる。 ああ言えばこう言う。屁理屈はその弾幕の如き力技で押し通す。 それが霧雨魔理沙、其の人となり。 だから堂々と在りもしない胸を張って泥棒家業などという悪行を罪の意識など感じずに続けられるのだろう。 単に、神経が図太い。 いい加減自分の反論も徒労にしか成らない事を彼は徐々に認識し始め、大きな溜息で会話を締め括った。 ―――もう籠も一杯だ。 「もう十分だろ、帰るぞ」 一言だけ吐き捨て、○○は魔理沙からの返答も待たずに一方的に歩き出す。 少々ぶっきら棒と言われればそうかもしれないが、眠気と疲労がピークに達している彼にとってはその対応はまだ穏便なものであった。 が、 「まあ待て」 突如魔理沙にがっしと腕を掴まれる。 当然の如く、○○の足はその場で止まった。 「……何だ」 「今日はそんなクレームだらけのお前を、この私が直々に労ってやろうと思ってな。さあ喜べ」 「明日で結構だ」 ぐいっ 「明日って今さ」 「いや、お前何言ってる」 「女性からの申し出を断るなんて失礼な奴だ」 「真夜中に枕元で魔砲をぶっ放して人を起こす様な輩を世間一般はレディーとは呼ばん」 「まあいいさ。どの道お前に拒否権は無いからな」 「それは労いじゃ無いだrって、うおおおおおぉぉぉぉ---!?」 あっという間に100km/hの世界へご招待。 ○○の意見など聞く耳持たず、魔理沙は腕を掴んだまま箒で空へと滑空した。 「ちょ、おま、寒い!スピード落とせっ、こら!!」 「あー、良く聞こえんな?」 「こんの野郎おおおぉぉぉ!!」 「野郎じゃなくてアマ、だ。言葉は正しくな」 「ばっちり聴こえてるじゃねぇかああああぁぁぁぁ……―――!」 その日の夜は曇りなのに、一筋の流れ星がやけにはっきり北の空に流れたそうな。 「着いたぜ」 「……まさかあの世じゃなかろうな」 「残念、森の外れだ」 たっぷり10分ほど夜の空中散歩を楽しんだ後、箒は漸く目的地に降り立った。 ○○の頭には少々白髪が浮かんでいる。まあ霜なのだが。 「これで大した事無い持て成しだったらその暁には……」 既に心情は怒りを通り越していて、次の呆れの更に先にある絶望に達していた。 だがやっぱり魔理沙はそんな事を気にも留めていない。 「ま、苦言を吐くのはこいつを見てからにしてくれ」 ん、と○○が垂れていた頭を上げる。 果たしてその目に映ったものは………… 「こいつは……」 「な、言っただけのことはあるだろ?」 勝ち誇ったように魔理沙が口を吊り上げる。 事実○○は言葉を返すことが出来なかったのだから、今回の勝者は彼女なのだろう。 顔を上げたその先にあったのは、満開に咲き誇る一本の桜。 何処か幽玄に見えるのは周りの鬱蒼と茂った樹木とのコントラストの所為か。 今が盛りとばかりにその手を一杯に広げて自身の存在を存分に主張していた。 「偶然ここに流れ着いたんだろうな。私しか知らない特等席だぜ?」 今は魔理沙の解説も○○の耳には入ってこない。 それほどに目の前の光景は、彼の心を、目を奪い、虜にするほど素晴らしかった。 「で……あの…、その、………どうだ?」 どれだけの時間見惚れていただろう。 ふいに聴こえてきた魔理沙の声で○○は我に返り、声のする方に目を向ける。 そこには紅くなった顔を背け、ちらちらと横目で彼の顔色を伺うような魔理沙の姿が。 今の桜と同程度とまでは行かないが、その見慣れない彼女の仕草に幾らか○○は驚いた。 そして今が好機、とばかりに急に開き直ってみる。 「んー、そうだな」 「や、やっぱり、迷惑だったか?その、無理やり連れて来て……」 いつも通りならここで「何を今更」と返していることだろうが、それでは勿体無い。 日ごろの仕返しという事でもう少し焦らしてみよう、という考えが○○の頭に浮かんだ。 「確かに、寒かった」 「……ああ」 「俺の言葉も無視して勝手に飛んでいくしな」 「うぅ……」 「普通だったら怒って当然の事だ」 「…………」 途端にしおらしくなり、項垂れる魔理沙。 いつも見てる傍若無人な彼女とはまるで180度違う。まるで別人の様だ。 「でもな」 しかし、その一言で俯いていた魔理沙の顔が上を向く。 「この桜だったらそれぐらいの目にあっても見に来たいと思う」 これは嘘偽りでない、○○の本心だった。 その言葉を聞いた途端、彼女の表情に見る見る光が戻って来る。 「……ああ、何せ私が見つけたんだからな!」 そして先ほどまでの悲しみに濡れた顔は何処へかと消え去り、いつも通り、否、それ以上の微笑みを浮かべる霧雨魔理沙が、そこにはいた。 ……○○が密かにチクショウ、こいつ中々可愛いところあるじゃないか、とか思ったのは永遠の秘密である。 「……しかし、何でまた?」 数刻後、さっきから気になっていた率直な疑問を○○が尋ねた。 「おいおい、私が一番最初に言った台詞を覚えてないのか?」 すっかり調子も戻り、普段見かける通りになった彼女がいそいそと何かを取り出す。 「私はお前を労ってやるって言ったんだぜ? それにこんな花の下でやる事と言ったら、一つしかないだろう」 ドン、と○○の目の前に現れたのは、『水道水』と書かれたラベルの貼られている大き目の瓶だった。 桜の花の満開の下、舞い落ちる花弁を肴に二人は盃を交わす。 「ふむ、花見で一杯、か」 「悪くないだろ? おまけに絶世の美少女まで付いて言う事無しだな」 「自分で言うと格が下がるって知らないのか?」 「ところがどっこい、奇妙な事に私が言っても大丈夫なんだな」 「そりゃあ森田も吃驚だ」 いつもと同じ遣り取りも、この時ばかりは言葉が弾む。 「……綺麗だな」 「ん? 私の事か?」 「魔理沙がそうだと思った方」 「そうか、そうか」 「……本当に、綺麗だ」 「当たり前だな」 通い合うのは言葉と心、重ね合うのは思いと掌。 「……好きだぜ」 「桜がか?」 「○○がそうだと思った方」 「ふーん」 「お、もう空だな。注いでやろうか?」 「知ってる、俺もだ」 「……音速が遅いぜ」 「っと、お代わり足してくれ」 そんな二人の仲睦まじい様子を、桜だけが静かに見守っていた。 「こ、これは特ダネです! まさかこんな所で逢引きの現場に出くわすとはぎゃああああぁぁあぁ!!」 「お前容赦無いのな」 「人の恋路を何とやらってヤツだ」 訂正。桜+αが密かに垣間見ていた。 ▽▽▽▽ あとがきんちょ 桜の花の下から人間を取り去ると怖ろしい景色になります。 最近連投気味でディ・モールトごめんなさい。 とりあえず、あと残す所はフランちゃんとウフフぐらいか。 ▽▽▽▽ ──────────────────────────────────────────────── 里のはずれの目的地。男が一人ぽつんと焚き火をしているのが目に入った。 上空の私に気がついて、露骨に首をたれる。 思わずニヤリとしながら男の傍まで降りていく。 「珍しい奴が珍しい所で珍しい事してるな」 「騒々しい奴が騒々しく現れて騒々しく近づいてくるな」 「そんなに褒めるなよ。照れるじゃないか」 「褒めてねえよ、魔理沙」 いつのも挨拶を済ませて、私は焚き火から突き出ている一本の枝に目をとめた。 「で、まだ焼けないのか?」 その先に突き刺さっているであろう物体の事を聞くまでもない。 間違いなく焼き芋だ。 「一応言っておくが、一つしかない」 「私のために焼いておいてくれたんだろう? 愛されてるな」 そういって焚き火に近寄り手をかざすと、後から聞こえよがしなため息が聞こえた。 いつもの諦めた合図。今日も私の勝ちだ。 「どれ、もういいか?」 「あぁ、もういいぞ」 そう言って男は焚き火から枝を引っこ抜く。その先には芋の形をした新聞紙。 私はそれを受け取って新聞紙をはがしていく。 「お、美味そうだな。ていうか、新聞をこんなふうに使ったら、文が怒るんじゃないか?」 「古新聞の有効活用だ。むしろ褒めてくれるさ」 「そうかね?」 まぁ、むしろ気にしたりしないのかもしれない。 「おお。美味そうだな。 よし、お前にも半分やるぜ。バレンタインだ」 一日遅れだけどな。とは口に出すまでもなかった。 「一日遅れの上に元々俺のだよ」 「まぁいいじゃないか」 「いいけどな」 半分に割った焼き芋を手渡し二人でかぶりついた。 「それにしても美味いな」 「あぁ。美味いな」 「風情があるからかね」 「お前と一緒だからな」 ………… 「照れるなよ」 「いや、無理だろ。照れるぜ。というか恥ずかしい奴だな。それにキザだぜ」 「焼き芋うまいなぁ」 「お前も照れてるんじゃないか?」 「ま、な」 6スレ目 770 ──────────────────────────────────────────────── 7スレ目 307 日も落ちて、家でぼーっとしていると魔理沙がやってきた。 どうも霊夢と勝負して負けたらしく、不機嫌そうな顔で不満や愚痴を零し続ける。 「なあ、やっぱりお前も弾幕ごっこの強い女がいいのか?」 「あんまり気にした事はないけど、魔理沙が強かったら最高だな」 「じゃあ今の私はよろしくないのか」 そう呟くと、そのまま魔理沙は帰っていった。 翌日、家でぼーっとしてたら扉を吹っ飛ばして魔理沙が飛び込んできた。 「霊夢に勝ったぜ! どうだ、これなら最高だろ!」 ああ玄関の修理必要だけどそれ以上に魔理沙かわいいよ魔理沙 ──────────────────────────────────────────────── 7スレ目 314 「魔理沙、今から言うのは閂の話だ。ところで紅魔館の図書館に行くんだが俺と付き合ってくれないか?」 ──────────────────────────────────────────────── 7スレ目 436 魔「はあー○○の作るご飯は本当にうまいな」 ○「そうか?まあ、それが俺の能力だしな」 魔「謙遜するなって」 ○「まあこんな料理でよかったら毎日作ってやるよ」 魔「ま、毎日って・・・・・////」 ○「ん?なんか変なこと言ったか?」 魔「い、言ってないぜ、そうか毎日か・・・・」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 686 最近魔理沙の様子がおかしい、毎日のように遊びに来るのだ まあ別にそれはかまわない。 むしろ暇だからちょうどいい、だが来るときの格好が奇妙だ 3日前は俺がもといた世界の学生服のようなものを着ていた 「どうだ?○○」と感想を聞かれたので 「それは男物だったはずだが」といったら その後のことは何も覚えていない、なんか世界が真っ白になった 一昨日今度はうどんげのようなウサギの耳を生やしていた 「これはどうだ?」 また聞かれたので俺は 「変なきのこでも食べてはえてきたのか?」と聞いた そしたら口に変なきのこをぶち込まれて気を失った きのこはうまかったから味噌汁の具にした 昨日今度は巫女の格好をしていた、霊夢が着ているような 変形したものではなく、普通の神社のものだった 例によって感想を聞かれたので 「霊夢が着ているやつのほうがかわいいよな」 って言ったらマスタースパークが…… そして今日は来なかったで とりあえず最近のマリサの奇行について何か知らないか パチュリーに尋ねようと紅魔館の図書館に来た 門番は誰かに襲われたのか気絶していた 「あなた気づかなかったの?」 用件をを話すとパチュリーは驚いたように言った 「何がだ?」 そういうと彼女はため息をついて一冊の本を取り出した 「その原因はこれよ」 その本はどうも俺の世界のファッション誌のようだ しかし中身はかなり濃いというかコスプレとかが中心だった 「魔理沙はこれの真似を?」 「そうよ、『○○の気を引く方法はないか?』って聞かれて 『○○の世界の格好でもすればいいんじゃない』って見せてあげたのよ」 「しかしまたマニアックなものを……」 俺は本のページをめくりつつ言って気づいた 「俺の気を引く?」 「そうよ、あなたの鈍感は知ってたけどこれほどとはね」 パチュリーは呆れたように言った 「知らなかったな、てっきりちょうどいい遊び相手程度に思われてると……」 確かに俺は鈍感かもしれない するとパチュリーは本に目を落としながら 「まああなたのその反応を見る限り意味はなかったようね」 と言った 「これは……ちょっとな」 マニアックすぎるというかなんというか 「俺は今のままが一番いいと思うんだが」 「全く、それは魔理沙に言ってあげなさいよ」 「そうだな、もう感想答えるのもめんどくさいしな」 そういって俺は倒れていた門番を思い出した 「そういえば魔理沙きたのか?」 「ええ、その本はあなたに効果がないからって新しい本を借りていったわ」 「新しい本?」 「ええ、あなたの世界の本でタイトルはたしか……」 俺はその本のタイトルを聞き挨拶もそこそこに図書館を飛び出た そのままの勢いで魔理沙の家に急いだ 「魔理沙入るぞ!」 ノックもせず魔理沙の家のドアを開けた 「○○!?」 魔理沙の手にはいろいろな化粧品が握られていた 「魔理沙、一回しか言わないからな」 俺は大きく息を吸い 「俺は今のままのお前が好きだ、だからそういうことしないでくれ」 と一気に言った 「○○……」 魔理沙は化粧品を机に置いた 「本当か?信じていいんだな」 「ああ、俺は今の魔理沙が好きだ」 そう言って俺は彼女を抱き寄せた そして落ち着いてから二人して自分たちの行動にお互い テレながら一緒にすごしていると 魔理沙が 「でもなんでこんなにいきなりなんだ? 今まで全然だったのに」 「いやそれは魔理沙が持っていった本がさ……」 俺は机の上の本に目をやった そこには顔を黒く塗り、唇を白くした山姥の様な女性が写っていた ───────────────────────────────────────────────────────────