約 504,427 件
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/2315.html
無意味の精霊エクス・カイゼリオン コモン 光/水/闇/火/自然 7 8500 ムイミ・コマンド ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■相手は進化クリーチャーを召喚する時、名前の最初に「〜勇者」と言って召喚しなければならない。 ■相手が進化クリーチャーを召喚した時、必ず「フォームアップ!」とつけなければならない。 ■相手のクリーチャーが攻撃する時、相手はその攻撃に名前をつけなければならない。 (F)痛すぎるな・・・・・・いろんな意味で 作者:マイルス 代理作成:まじまん ま、簡単に言うとアルカディアスを相手が召喚、相(フォームアップ!、天帝勇者・アルカディアス!) この時につけた名前はデュエル中継続します 攻撃の時、相手クリーチャー(ドルゲーザ)、 相(ガイアスプラッシュ!!) 無意味かと思いきや、相手を精神的に追い詰めるクリーチャーです 評価
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/1374.html
無意味研究の悪魔の連ねる魔道書と無意味研究の天使の束ねる予言書の究極無意味な魔術講読 コモン 光/闇 コスト2 呪文 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置かれる。 ■カードを1枚引く。 (F)ムイミーとイミネーの研究はここから始まった! 作者:まじまん 光文明と闇文明に於ける、数少ないドローカード。そして無意味に満ちたカード。 ●ちゃんと『○○と□□の××』という法則に沿っているとはいえ、無意味に長い名前。 ●1枚使って1枚引くという、無意味な能力。 さすがは無意味研究の真髄。もちろんシリーズ化などいたしませんが(笑) DM-36覚醒編 第一弾にて《ガード・グリップ》が登場。 あちらに1枚1ドローという持ち味を奪われお役御免。 むー…それだとこっちは単にコスト論で損してるだけって事になるなぁ~…。こんなの無意味じゃなくって無駄だよね。 評価 これあのカード枠に入りきりますかね…?入れるとしたらものすごく細かい字になるでしょうね(笑 ODA 2~3行くらいに並べたら入るんじゃないでしょうかね? それにしてもこの名前とテキストの文字量のギャップがw まじまん 6/29.フレーバー追加しました。 まじまん
https://w.atwiki.jp/compe/pages/293.html
「うーん」 「どうしたんだ、ドラえもん」 腕を組んで何か悩んでる様子のドラえもん。 それに気づいた西片はどうしたのかと尋ねる。 「うん、リルルのことなんだけど…」 「まだ悩んでたの?さっきも言ったけど…」 「レミリアの言うことは分かるよ。だけど今は、別のことで悩んでて…」 「別のこと?」 「うん…今更こんなこと言うのもなんだけど…」 「そもそも…この名簿のリルルは僕たちの知ってるリルルなのかなって」 「はあ?知り合いって言ったのはあんたじゃない」 「そうだけど…何故か僕やのび太君とは離れたとこに名前があるし、ひょっとして全然関係ない人なのかなって」 そういってドラえもんは二人に名簿を見せる。 「僕とのび太君、レミリアとその知り合いの紫って人が近くに名前があるんだし、リルルも僕やのび太君の近くに名前があってもおかしくないと思ったんだけど…」 「へえ、そんなことよく気づいたわね」 「…それにしても、なんで俺の名前、苗字だけなんだろ」 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 「それで、二人はどう思う?」 「どう思うって言われてもねえ…確かその子、メカトピアって別の星の住人って言ってたわよね。だからじゃないの?」 「う~ん、西片君はどう思う?」 「そのリルルって人のことはよく知らないけど…そもそも知り合い同士が名前が近いってのが違うような気がするよ」 そういって西片は、「土方歳三」、「沖田総司」の名前を指さす。 「ほら、この二人とか、確か新選組の偉い人だろ?偽物って可能性もあるけど、本物なら近くに名前があるはずじゃないか?」 ちなみに情報交換の中で、ドラえもんは自分が未来のロボットで、タイムマシンで時間移動できることを明かしたので、西片の話は過去の偉人がいる可能性があるということを認識した上での話である。 「あ、ほんとだ……うーん、そっか。ごめん、僕の考えすぎだったよ」 レミリアと西片の話を聞いて、ドラえもんは納得したようだった。 「まあ、ファミリーネームがあるならともかく、『リルル』って三文字の名前だけなら、確かに別人の可能性もあるかもしれないわね」 「確かに、俺も知り合いが呼ばれたとして、『西片』って苗字だけだったら、知り合いとして認識されるか自信ないな…」 「ていうか西片、あんたのそれ、ファミリーネームだったの?名前すらないって、随分雑に扱われてるわね」 「ほんとなんで苗字だけなんだろう?家族とか呼ばれてたら見分けつかないだろうに」 「そうだね、パパとかママとか、未来の結婚相手とか」 「け、結婚相手?」 ドラえもんの何気ない一言に、西片は思わず一人の少女の姿を思い浮かべてしまい、赤面する。 (な、なんで高木さんの顔が!) 「あら?西片、あなた顔が真っ赤よ?そういう相手がいるのかしら?」 「そ、そんな!高木さんとはそんなんじゃ!……って、あ」 「へえ、高木さんっていうのね」 面白そうにニマニマと笑みを浮かべるレミリア。 「そのにやけ面やめろ!」 そんなレミリアにクラスメイトの姿を幻視した西片は、顔を真っ赤にしながら叫ぶのだった。 【E-8 草原/黎明2 10】 【ドラえもん@ドラえもん】 [状態] 健康、ミルドラースに対する怒り [装備] [道具] 基本支給品、ランダム支給品×3 [思考・状況] 基本行動方針 殺し合いには乗らない 1 レミリア、西片と行動する 2 のび太くん大丈夫かな... 3 リルルは僕たちの知ってるリルルなのかな [備考] レミリアのこと、幻想郷のこと、紅魔館のことを知りました 【レミリア・スカーレット@東方project】 [状態] 健康 [装備] [道具] 基本支給品、折り畳み傘@現実、ランダム支給品×2 [思考・状況] 基本行動方針 主催をぶちのめす 1 ドラえもん、西片と行動する 2 のび太という少年を探す 【西片@からかい上手の高木さん】 [状態] 健康 [装備] エコーズのDISC@ジョジョの奇妙な冒険 [道具] 基本支給品、高木さんのハンカチ@からかい上手の高木さん、むったん@けいおん [思考・状況] 基本行動方針 生還する 1 ドラえもん、レミリアと行動する 2 生還の方法を見つける さて、今回出てきたリルル別人説。 実際の所このロワのリルルはドラえもんたちの知ってるリルルなのだから、今回のこの考察はほぼ無意味かもしれない。 しかし、本当にそうだろうか。 このロワのリルルが、完全に別人でないと言い切れるだろうか。 ※ここからはややメタ的な視点での考察が行われます このロワでは、既に何人かの参加者が知り合い同士を名簿で近くに配置していることに気づいている。 そして、今回のドラえもんのように、一見知り合いと思われる人物が遠くに書かれていることに疑問を抱いている者も。 だがしかし、この考察に対しての穴と言える存在。 それがリルルなのだ。 彼女はドラえもんとのび太と知り合い…ぶっちゃけると同一作品のキャラにも関わらず、離された場所に書かれている。 その理由としては、リルルの出展作品が【ドラえもん】ではなく【ドラえもん のび太と鉄人兵団】だからなのだが、これについても疑問が残る。 何故なら、同じ劇場版キャラである「ロボひろし」が、単独枠でなく【クレヨンしんちゃん】の枠に入れられているのだから。 なお、リルルと似たような例としてヴィータとレヴィ、クレしんキャラと野原ひろし?などがあるが、レヴィの出展作品のマテリアル娘は、本編とは別の並行世界から更に分岐した世界線であるし、野原ひろし?に至っては昼飯の流儀の野原ひろしとすら呼べないような状態なので、分けられてることに問題はあまりないだろう。(特に後者は一緒に枠に入れられても困惑する) 話をリルルに戻すと、リルルの名簿位置については主催者の手落ちとして判断することができるし、実際その可能性が高い。 だが…もしもこれが手落ちでなかったとしたら? リルルがドラえもんやのび太と離されてることに、なんらかの意味があるとしたら? もう一つ、今度はこのロワにおけるリルルの話をしよう。 彼女はロワが始まってすぐ藍野伊月と出会い、佐々木哲平に対して不信感を強めていくのだが、その過程で一つ、気になることがある。 それは、10年後のジャンプで藍野伊月を作者としたホワイトナイトを見たリルルが、即座に時を遡る…タイムマシンの可能性にたどり着いたことだ。 実際に経験した佐々木哲平が有り得ないと言ったように、タイムマシンなどというものの存在、普通は思いつかない。 それを瞬時に思いつけるとしたら、それはその存在を知っている者だ。 しかしこのロワのリルルは、ドラえもんたちに助けられた直後のはずで、しずかちゃんによってタイムマシンの存在を知らされるのはもう少し先のはずなのだ。 ドラえもんの存在から導き出した…と考えられなくもないが、しかしこの時点でのリルルが、ドラえもんを未来人と知っていたとも思えない。 それなのに、彼女は何故タイムマシンという可能性に即座にたどり着けたのだろうか。 まあ、発想力がずば抜けてたからと言われたらそれまでだが。 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 ここまでの考察は、メタ的な視点まで利用して結構無理やりにひねり出した憶測のようなもので、稚拙な推理にすぎない。 実際のとこ、筆者である自分もリルルは普通にドラえもんやのび太の知ってるリルルの可能性が高いと思っている。 上記の考察や、ドラえもんたちのリルル別人説。 これらが実を結ぶのか、はたまた無意味な考察と化すのか。 それはまだ、誰にも分からない。 035:前触れなく始まるボス戦は大体みんなのトラウマ 投下順 037:殺し抗え、人であるがために 026:人間、吸血鬼、そして...狸? 西片 040:それが見えなくても、終わり ドラえもん レミリア・スカーレット
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/6251.html
無意味研究の大河ナンノ・E・ミモーネ 水 コモン コスト4 1000 ムイミ・コマンド ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手はカードを1枚引いてもよいし引かなくてもよい、引いた場合、自分もカードを1枚引かなくてよい、引かなかった場合、自分もカードを1枚引いても引かなくてもよい。 (フレーバー)無意味研究ノ成果ヲオ披露目シヨウ! 作者:晶牙 ムイミ・コマンド使わせてもらいました。
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1336.html
『いつも人が多いなあ~』 ホームの屋根から見下ろす黒井さん。 学生、子供連れ、会社員、旅行中の人―――色んな人がいる。 『今日は…何もしなくていいや』 黒井さんは屋根にごろんと寝転がる。 特にゲームしたい気分でもないし、途中下車の旅は別に行きたい所は無い。 たまにはこんな風に日向ぼっこして、のほほんと過ごすのもありかも。 『……襲ってこないよね~』 いつだったかは忘れたけど、噂の『正義の味方』が黒井さんを殺しに来た。 その人は、ゲームで捨てられた黒井さんを見つければ、存在も消えるだろうと考えてたみたいだけど、黒井さんは都市伝説から生まれた妖怪。 だから負けても姿をくらますだけ。 こうして黒井さんは正義の味方から逃れた………本当は死んでもいいけどね。 だって、黒井さんは勝手に生まれたから。 別に家族も友達もいないし。 存在しているから、なんとなく、存在しているだけ。 人間は、誰かの為に生きていて、誰かに望まれている。 確かな意味を持って、生きている。 意味の無い人間なんかいない。 では、黒井さんは? 答えは、『持ってない』。 黒井さんは、誰かの為に生きている訳でも、誰かに望まれている訳でも。 確かな意味を持って生きている訳でも、無い。 黒井さんは、ただ存在しているだけ。 いようがいまいが、どうだっていい。 だから正直言って、正義の味方が来たときは少しだけだけど、消えてもいいかなーって思ってた。 でもそんな気分でもなかったから、今度にした。 次あの人が来たら、消えようかな。 別に生きていたって、何にもなんないよ。 無意味な存在、だから。 いないのと、同じだね。 黒井さんなんか、いなくてもいいから。 都市伝説の幽霊は その憂いを隠すように 今日も偽りの笑みを浮かばせる コインロッカーの少女は 自身の存在を悟り 無意味に今日を生きる
https://w.atwiki.jp/hiriahai/pages/574.html
仮面ライダーディケイドに出てくる海東純一の名台詞である。 「台詞」の部分を変える事で、さまざまな状況で使えるため、非常に汎用性が高い。 シラクサ氏も多用する。 しかし、氏が使用する際は、最後の「だが無意味だ」は言わない傾向がある。 これは「だが無意味だ」という言葉がやや攻撃的であるが故に、それを発言した後に問題が起きないようにするためという旨を発言したとかしてないとか・・・ この事から、シラクサ氏は、相手を思いやる気持ち、懐の深さ、優しさがある人物だと見て取れる。 というか、ただのチキンである
https://w.atwiki.jp/isyo/pages/35.html
1 風吹けば名無し[]:2011/06/19(日) 20 03 31.22 ID jjt4bGaC プロ野球でピッチャーの球速表示ってあるでしょ? あれの意味がわからん 要は抑えればいいわけでしょ?タマの速さどうこうは関係ない 漫才コンテストのアホ審査員みたいなもんですよ あいつらはテンポやら間の取り方やらでしか芸人を評価しない そんな奴らにボロクソ言われながら本物の芸人になるんは簡単なことじゃない そこんとこほんま、ダウンタウンは立派やと思うわ 松本人志著 133キロ怪速球より http //hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1308481411/
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3404.html
※お兄さんが虐待するだけ、特に目的はないです 大きいのかごを背負い、近くの森へとやってきた。 少し開けた場所に着いた。今日はこの辺で良いだろう。 少し咳払いする、今日ものどの調子は良好だ。大きく息を吸って、 「ゆっくりしていってね!!!」 獣除けになるかどうかの大きさで叫ぶ。すると 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 返事とともにゆっくりが出てくる。普通の野生生物だったら逃げるのが 普通だと言うのに、これでは賢いとはいえないな。 出てきたのはれいむ1、まりさ1、それとありすとまりさのペア1。 多くいたらいたで問題はないんだが若干少ないな。 「おにいさんはゆっくりできるひと?」 「ゆっくりできる人だよ。森のみんなにお菓子をあげたくてね、 だから家族を呼んできてくれないかな?」 「ゆっくりりかいしたよ!れいむはおかあさんといもうとたちをよんでくるよ!」 「ありすとまりさはおともでちをよびにいくわ!」 そしてそれぞれどこかへ散っていった。と思ったんだがまりさが1匹だけ残っている。 「まりさはお母さんを呼びに行かなくていいのかい?」 「まりさにはかぞくがいないよ!だからあまあまちょうだいね!」 何がだからか知らないけどどうやら独り身らしい。 まりさにみんなが来たらあげるよと言ってしばらく待っていた。 だがこのまりさ、なぜかこっちばかりを見てくる。初めは荷物を隙あらば 取ろうとしているのかと思ったがどうやら俺のほうしか見てないようだ。 警戒しているのか近づくと離れていく。 自然に適応しようとしてんのかな、だが姿を見せている時点でその警戒心は無意味だ。 暇つぶしににじり寄ってみたり、体をびくっと動かしてみると 律儀にまりさをそれぞれ反応してくれる。 そんな遊びをしながら待っていると出てくること出てくること。 池にうごめく大量の鯉のように集まるではないか。 れいむは母親と2匹のれいむ(妹)たちを連れてきた、子はもうすぐ巣立ちできるだろう 親より2周りぐらい小さい。もう片方の親がいない様だがそんなことはどうでもいい。 ありすとまりさは子供はやはりいないようで友達のれいむ親子を連れてきたようで、 その親子は生まれてそんなに経っていない様に見える5匹の赤ゆっくりと親れいむの親子だ。 というかその大きさじゃまだ巣にいなきゃいけないような大きさだろ、バカれいむだな。 それと呼んできた奴らとは別の方向の茂みからぱちゅりーとまりさが出てきた。 話していないはずなのにお菓子のことは知っていた。 どうやら話を聞いていたが安全かどうかを確かめるために出てこないで様子を見ていたんだろう。 その狡賢さは称賛に値するかもしれないが、反面仲間を囮にする薄情者でもある。 そうでなきゃ自然の中で生きていけないんだろうが。 ここら辺に棲んでいるゆっくりが集めたわけだが俺はこいつらにお菓子をあげるために来たわけではない。 そろそろ始めようか。 「集まってもらって悪いんだけど、お前らにあげるお菓子はありません」 ゆっくりが騒ぎ出す、嘘吐きだとかいいからよこせとかゆーゆーとか喧しい。 さっきよりも3割増しうるさくなったかな、いやあまり変わらないな。 「お兄さんはゆっくりできない人です。だから早く逃げないとゆっくりできなくなっちゃうよ」 「うるさいよゆっくりきえてね!」 「まりさにおいしいものたべさせないといたいめみることになるんだぜ!」 「むきゅ!あのかごのなかにたべものがはいってるんだわ!」 「さすがぱちゅりーだぜ!」 聞く耳持たず、あれ?元々なかったな。警告しても逃げようとするのはいないし、 うろうろしたり、ゆーゆー泣いたり、喧嘩売ってきたりとまるで危機感知能力がないな。 「逃げるなら今のうちだぞ」 「うるさいんだぜ!まりさにひれふすがいいんだぜ!」 足にぶつかってくるが痛くない、でもうざい。 「うわーやられたー」 「ゆふん!まりさのつよさおもいしったかだぜ!」 ちょうどいい高さの枝が折れている木を発見。 「ぬわーなんてつよいんだー」 「ゆっへっへ、さっさとあまあまをよこすんだぜ!」 まりさを持ち上げ、枝に突き刺す。 「おそらをとんでるみだああぁぁぁ!!!」 枝が開いた口から出てくる、なんというか間抜けだな。 ゆっくりたちが集まっているほうに向いて、 「さあ逃げなきゃ死ぬぞ!」 今更逃げても遅いんだけどね。早速親れいむと3匹のれいむをかごに入れる。 「みんなにげてええぇぇぇぇ!!!」 「おかあさんをはなしてね!!」 「れいむおこるよ!ぷくー!」 親から先に入れていく、潰れたりしたらがっかりだからな。そして蓋をする。 くぐもって何言ってるのか聞こえないが「ゆっくりできない」だけは聞こえた。 次はれいむと赤ゆっくりたちは遠くへは逃げられないだろうから後回し。 ありすとまりさに近寄っていく。 「いなかもの!ゆっくりごろし!」 再三警告したというのにこいつは、呆れるしかない。逃がすはずもないが。 「ありすはまりさのかわりにやられてね!」 「ゆべぇっ!!」 おっと、まりさがありすをこっちに突き飛ばした。 いいねぇそのゲスっぽさはいいよ。 「まりざどうじでぇ!!!」 ありすを捕まえ、まりさを追いかける。 「まりさああぁぁありすを置いていくなんてひどい奴だなあぁ!」 「どおじでおいかげでぐるのおおぉぉぉ!!? ありずをづがまえだんだがらいいでじょおおぉぉ!!!」 「どおじでぞんなごどいうのおおおぉぉぉ!!!」 「そんなまりさはこうしてやる!」 ありすを両手で持って逆さにし、まりさに振り下ろす。 「「ゆぶべぇぇっ!!!」」 もちろん一回で終わらす気はない、何度も打ち付ける。 「えいやっほらよっどっこいしょーのしょ!」 「ぼおっやべっでっぐだっざいっ!!!」 「いだっいっゆっぐりっざぜっでぇっええっ!!!」 まりさの帽子はぺしゃんこに、ありすの飾りは砕けて、頭も平坦になっている。 ありすをまりさの上に乗せる、少し離れて助走をつけてジャンプする。 「トォーーーー!!」 左足を曲げ、右足を前に出しありす目掛けてキックする! グチャッっと音がして、そこには餡子とカスタードがぶちまけられた 何かが転がっている。散らばった金の毛が気持ち悪い。 靴底についたものを地面に擦り付けながられいむと赤ゆっくりのもとに向かう。 なんと赤ゆっくりは泣いていて親れいむはおろおろしているだけじゃないか! とりあえず親れいむによっていく。 「おにいさんはこっちにこないでね!」 いやいや、今更その反応はおかしいだろ。膨らんで威嚇しているがそんなことせずに 何かするべきだろうに。 「口の中に赤ちゃん入れたら?」 「おにいさんあたまいいね!あかちゃんはれいむのおくちにはいってね!」 「「「「「おきゃぁしゃんありがちょぉ!」」」」」 言われるまで気づかないとかどんだけバカなんだか、待っているのも面倒なんで 赤ゆっくりを口に放り込んでやる。れいむが今更逃げようとするので捕まえる。 こいつも捕獲するために懐から風呂敷を取り出す。風呂敷を広げ、 その上にれいむを置いてきつめに包み込む、これでお土産ゆっくりの完成だ! 持ち帰る分はこれでいいかと思い、帰ろうとしてあのまりさはどうしたかと あたりを見渡すがまりさはいなかった。全部を捕まえようとしたわけじゃないから 別にいいんだけどな。 最初に串刺しにしたまりさと一緒にいたぱちゅりーがクリームを吐いて苦しみながら どこかに這っていく、巣に戻ろうとしているのか? なんとなく面白そうだから付いて行こう。 「む…きゅ…む…きゅ…」 おおのろいのろい、ただでさえゆっくりの進む速度は遅いというのに 這っていくものだからさらに遅い。蹴り飛ばして帰っちゃおうかな、と思っていたら 木の下の穴に着いた。さっきまでいた開けた場所からほとんど離れていなかった。 ぱちゅりーはその穴にずりずりと入っていく。 「これでにんげんはぱちゅにてをだせないわっ!」 勝ち誇ったように胸(?)を張っているが穴の中はそんなに奥行きがない。腕を全部 入れれば届くだろう、だがそれでは面白くない。 というわけでかごに括りつけてきた松明の出番だ。何故つくったか? あると便利だからだ。 「むーきゅっきゅ!ばかなにんげんはまけをみとめなさい!」 いい感じにムカつかせてくれるなぁ、松明を入れたらどんな反応をするか楽しみだ。 「それじゃ、松明投入~」 「むぎゅっ!?あづいぃぃぃぃ!!!」 もうちょっとで届くところで寸止め、じわじわとあぶられて熱かろう。 「むぎゅうぅううぅぅぅ!!!やべでええぇぇぇぇ!!!」 「ははは、そ~れそ~れ」 横に避けようとしても俺が追いかけるから避けられない。 火にあぶられ続けて髪っぽいものが解けはじめている。 「おーい、息を吹きかければ良いんじゃないの?」 「むきゅ!?そんなこといわれなくてもわかってるわ!!!ぱちゅりーはかしこいんだから あたりまえでしょ!ばかなの?しぬの?」 一々挑発してきてうざいなぁ、息吹きかけたら逆効果だっつうの。 「ふーっふーっ、どうしてきえないのおおぉぉぉ!!?」 「もっと思いっきり吹きかけないとだめだよ~」 「しってるわよ!ばかなにんげんはだまってててね!!すううぅぅ…」 その時を待っていた! 大きく開かれたその口に松明を入れる。 「むぎゅぎゃぎゃびゃびゃびゃばばば!!!」 松明を引っ張り出してみると口はドロドロになっていて、皮は熱で溶けかかってるし、 目は左右別々のほうを向いている。まだ火は消えていないのだろう、時々ぼこぼこと音がする。 クリームを吐き出せないから死ねなくて、地獄を味わっていることだろう。 自分でやっといてなんだが気持ち悪いので穴に戻しておこう。 そういえば一人ぼっちのまりさはどこに行ったのかな、逃げたのなら人間の恐ろしさを 堪能してもらっただろうし、それでよしとするか。 かごも背負ったし、右手にはお土産れいむを持ったことだし帰ろう。 しばらく歩いていたら呼び止められた。 「おにいさん!みんなをかえしてね!」 大きさから見てもあのまりさだ、そいつが目の前に現れてゆっくりを返せという。 逃げたけどやっぱり戻ってきたのだろう、だが返してやる道理はない。 「嫌だと言ったらどうするんだい?」 「おにいさんをゆっくりできなくするよ!」 さっきのまりさがどうなったかもう忘れたのか?それほどまでに餡子脳なのか? そう思ったが違う、よくみれば今にも泣き出しそうな顔をして震えているじゃないか。 でも愚かだな、そんな無理してなんになる。 「わかった、今放してやるよ」 「ゆっ!?おにいさんほんとっ!!」 まりさは安堵の表情を浮かべている。俺は近くまで寄っていく。安心して緊張が解けたんだろう さっきまでのように逃げようとはしない。傍によって屈みこんだ。 「はやくみんなをはなしてね!」 まりさを両手で掴み、顔の近くまで持ち上げる。 「嘘だよバカ。どうして俺がそんなことするって信用できるんだ?どうして嘘だと考えないの?」 「だましたの!?」 「騙したのじゃねえよ、ゆっくりできなくするって何?俺は別にゆっくりできなくて構わないんだけど?」 「ゆううぅぅぅぅ」 「だからゆーじゃなくて質問に答えろよ、お前言葉も分からないほどバカなの?」 「まりさばかじゃ…」 「はいはいうっせえうっせえ、てかお前何今頃着てるわけ?遅すぎるにも程があるだろ、あれか? お得意のゆっくりしていたってか?ゆっくりし過ぎでみんなゆっくりできなくなってるけど? はい無駄な努力お疲れでーす」 「ゆっくりできないじじいはしんでね!!」 「死んでねとかそういう問題じゃねーだろ、お前これから永遠にゆっくりすることに なるかもしれないって考えなれないの?死ぬの?」 「おうぢがえるううぅぅぅ!!!」 「何?仲間見捨てて自分だけ逃げるってか、ひどい奴だねぇ無事に帰れるとか思っちゃってんの?」 「おねがいじまずぅぅぅぅもうかえらぜでぐだざいぃぃぃぃ」 「最初から出てこなければ何もなく帰れたのにねぇ、妙な正義感なんか出すからこうなんだよ。 お前らは怯えて逃げてれば良いんだよ、わかったか?」 「わがりばじだぁぁぁゆるじでぐだざいぃぃぃ」 「分かったようだな、なら生かして帰してやる。だが帽子はだめだ」 帽子をとり、まりさだけ地面に落とす。 「まりざのぼうじ!まりざのぼうじがえじでっ!!」 「駄目だね、罰として帽子は永遠にお別れだ」 帽子を細かく引き裂き、そこらにばら撒く。なんとも風情がないことだ。 「ばりざどっ!ばりざどぼうじぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」 「それじゃ、ゆっくりしていってね!!!」 笑いながら今度こそ家に帰ろう、まりさが必死こいて帽子の破片かき集めているのが笑える。 帰宅してお土産れいむはとりあえず置いといて、かごの中のれいむ親子で遊ぼうか。 蓋を外してひっくり返す。親もそうだが子も成体一歩手前な大きさだから重かった。 さすがに多すぎたか? 「ゆっ!」 「ゆぐっ!」「ゆべっ!」 「ゆぅ!」「ゆがっ!」「ゆばぁ!」 「ゆふっ!」「ゆぎっ!」「ゆぶぅっ!」「………!!」 上から小さい順に入れたから後から降ってくる家族に潰されてひどいことになってるな、 頭頂部から落下したから逃げることはできないし、最初に落ちてきた奴は痙攣してるし、 その次の奴も餡子を吐き出している。このままだと死ぬね、間違いなく。 「ゆううぅぅ!?どうしてえぇぇぇ!!?」 「れいむのいもうとがああぁぁぁ!!」 親と姉(最初に会った奴)が気づいて喚いている、何もできないだろうけど。 「おにいさんみてないでたすけてね!!」 「これじゃゆっくりできないよ!!」 やっぱりこっちに振るんですね。 「たすけてっていってるんだよ?きこえないの?ばかなの?しぬの?」 「はいはい」 誰が助けてなどやるものか、調理場へ包丁とフォークを取りに行く。 戻ってくるとまだ親れいむがほえていた。 「なにやってんの!?れいむたちがゆっくりできてないのにゆっくりしてるなんてばかなの!?」 うるさいなぁ、ならさっさと楽にしてやろう。 痙攣してるれいむに包丁を振り下ろす。 「でやぁぁぁぁ!一刀両断!!」 包丁はやわらかいゆっくりに深く切り込み………そして止まった。 やっぱり包丁は引きながら切らなきゃだめだよな、なんか目と目の間らへんで止まってるし。 包丁から手を離すと刺さったままで固定されているじゃないか。 「ゆがあああぁぁあぁ!れいぶうううぅぅぅ!!!」 「まっててね!ぬいてあげるからね!」 それ抜いたらまずいんだけどなぁ、あ~あ抜いちゃったよ。切ったとこから餡子が漏れ出してるじゃん、 これじゃあもう助からねえよ。 「ゆがああぁあぁぁぁあんこさんがとまらないよおおぉぉぉ!!!」 「ゆっくりできなくなっちゃうでしょおおぉぉぉぉ!?」 これも自業自得っていうのかね、とりあえず弱ってるれいむを手にとってフォークを突き刺す。 「ゆぎいいいぃぃぃぃ!!」 「ゆうぅぅうぅぅ!?なにやっでるのおおぉぉぉぉ!!」 「何ってこいつを楽にしてやってるんだよ、お前らみたいに言えばゆっくりさせてやっているっていうのかな、 永遠にゆっくりしていってね!ってか!はっはっはっは」 「わらうなああぁぁざっざとがえぜええぇぇぇ」 「まあ待ちなって、これで仕上げだからよっと!ぐ~るぐ~る、ぐ~りぐ~りってな!」 突き刺さったフォークでかき回す、これは少し楽しいかもしれない。 「つぐればがぎらばばでぎぜうぎぇらべぶらば」 「ぼうやべでえぇぇぇ!じんじゃうよおおおぉぉぉ!!!」 「やべであげでねっ!いだがっでるよっ!!!」 これなかなか体力を使うな、もういいや降ろそう。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛」 「ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆがあああああ!!!」 「どおじでぎょんなごどじゅるのおおぉぉぉぉぉ!!!」 「さあ次はどっちからゆっくりさせてやろうかぁ」 「……れいぶをざぎにじでね」 「おがあざんなにいっでるの!?」 「れいぶはずごじでもゆっぐりじでね!」 「おがあざんといっじょにゆっぐりじだいよおお!!」 おお、親子愛親子愛。何でこんな状況でゆっくりしようとするのかねぇ、 ここは命乞いするような場面でしょ、ゆっくりの思考は分からんわ。 「じゃあどっちかだけ助けてやろうか」 「ゆゆっ!それほんとっ!?」 おいさっきまでのは泣きまねか?顔芸か?まったく不思議物体め、 もう泣き止んでやがる。 「ただし、助かりたかったら相手を食い殺せ」 「「ゆ?」」 「わかってねえようだな、目の前のお母さんを、娘を食い殺したら助けてやるって言ってるんだよ」 「ぞんなごどでぎるわげないでしょおおぉぉぉ!!!」 「何言ってんだ、お前らには『さあおたべなさい!』があるだろ」 「ゆっ!」 まあ普通は躊躇うよな、人間で言えば相手を助けたかったら舌を噛みきれと言っているようなものだ。 「早くしないと俺は両方ともやっちまうぞ?」 決心がついたのかれいむは相手に向かって微笑んだ後、「さあおたべなさい!」と言った。 2匹同時に 相手が言ったことに驚き絶望した顔のまま2匹は真っ二つになった。 はっ腹が捩れる!苦しい!笑死にする! まさか同時に言うとは思わなかった!ゆっくりはこれだから面白い! 生まれながらにしてエンターテイナーだ! 腹筋が攣りそうになるまで笑って落ち着いた俺は饅頭になったゆっくりを我が家で一番でかい鍋に入れて お土産れいむの包みを開けた。 寝ている…普通に寝てやがるぞ。ゆぅゆぅとかむかつく寝息たてながら寝てやがる。 まずは中の赤ゆっくりたちを取り出そう、寝ているれいむの口を無理やり開けて中をのぞく。 おかしいな、赤ゆっくりが1匹も見当たらないぞ? れいむを口が下になるようにして持ち上げる、れいむが何か訴えているが無視。 振ってみたけど1匹も出てこないな?どこいったんだろう、風呂敷も広げてみても何も見当たらなかった。 そもそもれいむの口は開かなかったはずだから口の中にいなきゃおかしいんだが。 れいむ自身に聞いてみようか。 「れいむおはよう」 「れいむはゆっくりできなかったよ!あやまってね!あやまったらあまあまもってきてね!」 うぜぇすこぶるうぜぇ。でも聞くのが優先。 「そんなことより赤ちゃんどこ行った?」 「あかちゃん?………ゆゆっ!あかちゃんどうしていないの!?」 おいおい、母親は赤ちゃんを第一に考えるもんだろ、赤ゆっくりも哀れだ。 「本当に知らないのか?」 「ゆゆゆゆゆ、ゆゆっ!きっとおにいさんがかくしたんだね!あかちゃんをかえしてね!」 なんでそうなるの、こいつも嘘をついているようには見えないし、あれかな? 「れいむ、口の中甘くないかい?」 「あまあま~しあわせ~」 「じゃあ俺から逃げるときに赤ちゃんをどこに入れた?」 「おくちのなかにいれたよ!」 「ならなんで起きたら赤ちゃんはいなくて口の中が甘いの?」 「おにいさんがかくしたからっていってるでしょ!ばかなの?しぬの?」 「分からないなら教えてやる、お前が赤ちゃんたちを食べちゃったからだよ」 れいむが一生懸命考えようとしているのが分かる。 「ゆぐゆがああぁぁぁ!ぞんなわげないでしょおおおぉぉぉ!!」 やっぱりれいむの餡子脳は答えを拒否したか。 「赤ちゃん食っちゃうなんてお前は最低な親だな」 聞き取れない言語を話しているれいむを鍋にぶち込んで水と一緒に煮込んでやろう。 「この中で存分にゆっくりしていけ!」 水は全てれいむの口に入るようにして入れたから満足にしゃべることもできまい。 さて、煮込んでいる間に床をきれいにしておこう。 20分ほど煮込んだ鍋のふたを取ると、むせ返るほどの甘い臭いが広がってきた。 中には解けきらなかったリボンと髪が混ざってすごくグロい。 まあ俺が食うわけじゃないからいいんだけどね。 この見るに耐えないお汁粉モドキを犬の餌皿に入れる。 そして庭にある大型犬用の犬小屋の前に立つ。 「おい、飯だぞ、出てこい」 すると出てきたのは、ぶよぶよとした手足、蒼い毛が乗ったぼてっとした顔、 桃色のよく分からない服、そうれみりゃだ。 元々ここには俺が飼っていたシェパードが住んでいた。 そいつが亡くなってしまって一ヶ月ほどが経った時に現れたのがれみりゃだ。 俺がいくら蹴っ飛ばして追い出してもこいつは次の日にはケロッとしてまたいるのだ。 それに「ここはれみりゃのこうまかんなんだどぉ~」とか 「れみりゃにきやすくさわるんじゃないどぉ~」などとぬかしやがる。 それなら気の済むまでここに住めよとばかりに首に縄をくれてやった。 そうしてこいつは犬小屋の周りしか移動できなくなったというわけだ。 でもって今日は気まぐれに3日ぶりの飯を持ってきてやったというわけだ。 餌皿を地面に置いて聞く。 「これ食べたいか?」 「う~さっさとよこすんだどぉ~」 餌皿はれみりゃの手が届かないところに置いてある。 その餌皿をれみりゃがいる方とは別の方向に蹴り飛ばす。 「れみりゃのあまあまが~!」 目に涙を浮かべ、首に縄が食い込むのも忘れて必死に手を伸ばしている。 かわいい奴だよお前は。なんというか虐めたくなってしまう。 皿を拾ってまた餡子を入れて戻ってくる。 「ほら今度はちゃんとあげるからありがたく食えよ」 「う~♪ぐずはきらいなんだどぉ~」 泣き止んで今度は届く範囲にあるさらに手を伸ばす。が、 「あづいっ!!あづいどぉぉぉぉぉぉ!!!」 当たり前だ、さっきまで魔女の鍋よろしくぐつぐつと煮立っていたんだから。 手を思いっきり振っているが、餡子がうまくとれず足掻いている。 「出されたものはちゃんと食べなきゃ駄目じゃないか」 皿を手に取り、 「そぉい!」 頭にぶっ掛けてやる。 「あづいどぉぉぉぉぉいだいどぉぉぉぉぉぉざぐやあああざぐやあああぁぁぁぁ!!!」 あまりの熱さにそこら中を転げまわり苦しんでいる。 その滑稽な姿を見ながら俺は考えた。 どうしてこんなことしているのだろうか ゆっくりが嫌いだから? 違う、ゆっくりなんてどうでもいいと思っている。 害獣だから? それも違う、ここらに畑はないし家に進入しようとするのもいない。 だったらなんで? それはきっと『楽しい』からだ。 あいつらがバカな行動、身の程知らずな振る舞い、野生生物とは思えない習性、 苦しむ姿、絶望へと突き落とされた表情、どれもが好きなんだ。 だから俺は見返りなどない苦労をしてあいつらを虐めたりしているんだろう。 それには目的なんてない、手段など何だっていい。 今を楽しめればそれでいいんだ。 そんなことを思いながら俺はまたゆっくりを虐め続けるんだろう。 終 あとがき? ゆっくりを虐待するのに理由が必要か?と思い書いてみました。 そしたらこんなになりました。 俺は何がしたかったんだろう。よくわからん 今まであげたもの バカは死んでも ゆっくりを排除せよ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/2125.html
※お兄さんが虐待するだけ、特に目的はないです 大きいのかごを背負い、近くの森へとやってきた。 少し開けた場所に着いた。今日はこの辺で良いだろう。 少し咳払いする、今日ものどの調子は良好だ。大きく息を吸って、 「ゆっくりしていってね!!!」 獣除けになるかどうかの大きさで叫ぶ。すると 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 返事とともにゆっくりが出てくる。普通の野生生物だったら逃げるのが 普通だと言うのに、これでは賢いとはいえないな。 出てきたのはれいむ1、まりさ1、それとありすとまりさのペア1。 多くいたらいたで問題はないんだが若干少ないな。 「おにいさんはゆっくりできるひと?」 「ゆっくりできる人だよ。森のみんなにお菓子をあげたくてね、 だから家族を呼んできてくれないかな?」 「ゆっくりりかいしたよ!れいむはおかあさんといもうとたちをよんでくるよ!」 「ありすとまりさはおともでちをよびにいくわ!」 そしてそれぞれどこかへ散っていった。と思ったんだがまりさが1匹だけ残っている。 「まりさはお母さんを呼びに行かなくていいのかい?」 「まりさにはかぞくがいないよ!だからあまあまちょうだいね!」 何がだからか知らないけどどうやら独り身らしい。 まりさにみんなが来たらあげるよと言ってしばらく待っていた。 だがこのまりさ、なぜかこっちばかりを見てくる。初めは荷物を隙あらば 取ろうとしているのかと思ったがどうやら俺のほうしか見てないようだ。 警戒しているのか近づくと離れていく。 自然に適応しようとしてんのかな、だが姿を見せている時点でその警戒心は無意味だ。 暇つぶしににじり寄ってみたり、体をびくっと動かしてみると 律儀にまりさをそれぞれ反応してくれる。 そんな遊びをしながら待っていると出てくること出てくること。 池にうごめく大量の鯉のように集まるではないか。 れいむは母親と2匹のれいむ(妹)たちを連れてきた、子はもうすぐ巣立ちできるだろう 親より2周りぐらい小さい。もう片方の親がいない様だがそんなことはどうでもいい。 ありすとまりさは子供はやはりいないようで友達のれいむ親子を連れてきたようで、 その親子は生まれてそんなに経っていない様に見える5匹の赤ゆっくりと親れいむの親子だ。 というかその大きさじゃまだ巣にいなきゃいけないような大きさだろ、バカれいむだな。 それと呼んできた奴らとは別の方向の茂みからぱちゅりーとまりさが出てきた。 話していないはずなのにお菓子のことは知っていた。 どうやら話を聞いていたが安全かどうかを確かめるために出てこないで様子を見ていたんだろう。 その狡賢さは称賛に値するかもしれないが、反面仲間を囮にする薄情者でもある。 そうでなきゃ自然の中で生きていけないんだろうが。 ここら辺に棲んでいるゆっくりが集めたわけだが俺はこいつらにお菓子をあげるために来たわけではない。 そろそろ始めようか。 「集まってもらって悪いんだけど、お前らにあげるお菓子はありません」 ゆっくりが騒ぎ出す、嘘吐きだとかいいからよこせとかゆーゆーとか喧しい。 さっきよりも3割増しうるさくなったかな、いやあまり変わらないな。 「お兄さんはゆっくりできない人です。だから早く逃げないとゆっくりできなくなっちゃうよ」 「うるさいよゆっくりきえてね!」 「まりさにおいしいものたべさせないといたいめみることになるんだぜ!」 「むきゅ!あのかごのなかにたべものがはいってるんだわ!」 「さすがぱちゅりーだぜ!」 聞く耳持たず、あれ?元々なかったな。警告しても逃げようとするのはいないし、 うろうろしたり、ゆーゆー泣いたり、喧嘩売ってきたりとまるで危機感知能力がないな。 「逃げるなら今のうちだぞ」 「うるさいんだぜ!まりさにひれふすがいいんだぜ!」 足にぶつかってくるが痛くない、でもうざい。 「うわーやられたー」 「ゆふん!まりさのつよさおもいしったかだぜ!」 ちょうどいい高さの枝が折れている木を発見。 「ぬわーなんてつよいんだー」 「ゆっへっへ、さっさとあまあまをよこすんだぜ!」 まりさを持ち上げ、枝に突き刺す。 「おそらをとんでるみだああぁぁぁ!!!」 枝が開いた口から出てくる、なんというか間抜けだな。 ゆっくりたちが集まっているほうに向いて、 「さあ逃げなきゃ死ぬぞ!」 今更逃げても遅いんだけどね。早速親れいむと3匹のれいむをかごに入れる。 「みんなにげてええぇぇぇぇ!!!」 「おかあさんをはなしてね!!」 「れいむおこるよ!ぷくー!」 親から先に入れていく、潰れたりしたらがっかりだからな。そして蓋をする。 くぐもって何言ってるのか聞こえないが「ゆっくりできない」だけは聞こえた。 次はれいむと赤ゆっくりたちは遠くへは逃げられないだろうから後回し。 ありすとまりさに近寄っていく。 「いなかもの!ゆっくりごろし!」 再三警告したというのにこいつは、呆れるしかない。逃がすはずもないが。 「ありすはまりさのかわりにやられてね!」 「ゆべぇっ!!」 おっと、まりさがありすをこっちに突き飛ばした。 いいねぇそのゲスっぽさはいいよ。 「まりざどうじでぇ!!!」 ありすを捕まえ、まりさを追いかける。 「まりさああぁぁありすを置いていくなんてひどい奴だなあぁ!」 「どおじでおいかげでぐるのおおぉぉぉ!!? ありずをづがまえだんだがらいいでじょおおぉぉ!!!」 「どおじでぞんなごどいうのおおおぉぉぉ!!!」 「そんなまりさはこうしてやる!」 ありすを両手で持って逆さにし、まりさに振り下ろす。 「「ゆぶべぇぇっ!!!」」 もちろん一回で終わらす気はない、何度も打ち付ける。 「えいやっほらよっどっこいしょーのしょ!」 「ぼおっやべっでっぐだっざいっ!!!」 「いだっいっゆっぐりっざぜっでぇっええっ!!!」 まりさの帽子はぺしゃんこに、ありすの飾りは砕けて、頭も平坦になっている。 ありすをまりさの上に乗せる、少し離れて助走をつけてジャンプする。 「トォーーーー!!」 左足を曲げ、右足を前に出しありす目掛けてキックする! グチャッっと音がして、そこには餡子とカスタードがぶちまけられた 何かが転がっている。散らばった金の毛が気持ち悪い。 靴底についたものを地面に擦り付けながられいむと赤ゆっくりのもとに向かう。 なんと赤ゆっくりは泣いていて親れいむはおろおろしているだけじゃないか! とりあえず親れいむによっていく。 「おにいさんはこっちにこないでね!」 いやいや、今更その反応はおかしいだろ。膨らんで威嚇しているがそんなことせずに 何かするべきだろうに。 「口の中に赤ちゃん入れたら?」 「おにいさんあたまいいね!あかちゃんはれいむのおくちにはいってね!」 「「「「「おきゃぁしゃんありがちょぉ!」」」」」 言われるまで気づかないとかどんだけバカなんだか、待っているのも面倒なんで 赤ゆっくりを口に放り込んでやる。れいむが今更逃げようとするので捕まえる。 こいつも捕獲するために懐から風呂敷を取り出す。風呂敷を広げ、 その上にれいむを置いてきつめに包み込む、これでお土産ゆっくりの完成だ! 持ち帰る分はこれでいいかと思い、帰ろうとしてあのまりさはどうしたかと あたりを見渡すがまりさはいなかった。全部を捕まえようとしたわけじゃないから 別にいいんだけどな。 最初に串刺しにしたまりさと一緒にいたぱちゅりーがクリームを吐いて苦しみながら どこかに這っていく、巣に戻ろうとしているのか? なんとなく面白そうだから付いて行こう。 「む…きゅ…む…きゅ…」 おおのろいのろい、ただでさえゆっくりの進む速度は遅いというのに 這っていくものだからさらに遅い。蹴り飛ばして帰っちゃおうかな、と思っていたら 木の下の穴に着いた。さっきまでいた開けた場所からほとんど離れていなかった。 ぱちゅりーはその穴にずりずりと入っていく。 「これでにんげんはぱちゅにてをだせないわっ!」 勝ち誇ったように胸(?)を張っているが穴の中はそんなに奥行きがない。腕を全部 入れれば届くだろう、だがそれでは面白くない。 というわけでかごに括りつけてきた松明の出番だ。何故つくったか? あると便利だからだ。 「むーきゅっきゅ!ばかなにんげんはまけをみとめなさい!」 いい感じにムカつかせてくれるなぁ、松明を入れたらどんな反応をするか楽しみだ。 「それじゃ、松明投入~」 「むぎゅっ!?あづいぃぃぃぃ!!!」 もうちょっとで届くところで寸止め、じわじわとあぶられて熱かろう。 「むぎゅうぅううぅぅぅ!!!やべでええぇぇぇぇ!!!」 「ははは、そ~れそ~れ」 横に避けようとしても俺が追いかけるから避けられない。 火にあぶられ続けて髪っぽいものが解けはじめている。 「おーい、息を吹きかければ良いんじゃないの?」 「むきゅ!?そんなこといわれなくてもわかってるわ!!!ぱちゅりーはかしこいんだから あたりまえでしょ!ばかなの?しぬの?」 一々挑発してきてうざいなぁ、息吹きかけたら逆効果だっつうの。 「ふーっふーっ、どうしてきえないのおおぉぉぉ!!?」 「もっと思いっきり吹きかけないとだめだよ~」 「しってるわよ!ばかなにんげんはだまってててね!!すううぅぅ…」 その時を待っていた! 大きく開かれたその口に松明を入れる。 「むぎゅぎゃぎゃびゃびゃびゃばばば!!!」 松明を引っ張り出してみると口はドロドロになっていて、皮は熱で溶けかかってるし、 目は左右別々のほうを向いている。まだ火は消えていないのだろう、時々ぼこぼこと音がする。 クリームを吐き出せないから死ねなくて、地獄を味わっていることだろう。 自分でやっといてなんだが気持ち悪いので穴に戻しておこう。 そういえば一人ぼっちのまりさはどこに行ったのかな、逃げたのなら人間の恐ろしさを 堪能してもらっただろうし、それでよしとするか。 かごも背負ったし、右手にはお土産れいむを持ったことだし帰ろう。 しばらく歩いていたら呼び止められた。 「おにいさん!みんなをかえしてね!」 大きさから見てもあのまりさだ、そいつが目の前に現れてゆっくりを返せという。 逃げたけどやっぱり戻ってきたのだろう、だが返してやる道理はない。 「嫌だと言ったらどうするんだい?」 「おにいさんをゆっくりできなくするよ!」 さっきのまりさがどうなったかもう忘れたのか?それほどまでに餡子脳なのか? そう思ったが違う、よくみれば今にも泣き出しそうな顔をして震えているじゃないか。 でも愚かだな、そんな無理してなんになる。 「わかった、今放してやるよ」 「ゆっ!?おにいさんほんとっ!!」 まりさは安堵の表情を浮かべている。俺は近くまで寄っていく。安心して緊張が解けたんだろう さっきまでのように逃げようとはしない。傍によって屈みこんだ。 「はやくみんなをはなしてね!」 まりさを両手で掴み、顔の近くまで持ち上げる。 「嘘だよバカ。どうして俺がそんなことするって信用できるんだ?どうして嘘だと考えないの?」 「だましたの!?」 「騙したのじゃねえよ、ゆっくりできなくするって何?俺は別にゆっくりできなくて構わないんだけど?」 「ゆううぅぅぅぅ」 「だからゆーじゃなくて質問に答えろよ、お前言葉も分からないほどバカなの?」 「まりさばかじゃ…」 「はいはいうっせえうっせえ、てかお前何今頃着てるわけ?遅すぎるにも程があるだろ、あれか? お得意のゆっくりしていたってか?ゆっくりし過ぎでみんなゆっくりできなくなってるけど? はい無駄な努力お疲れでーす」 「ゆっくりできないじじいはしんでね!!」 「死んでねとかそういう問題じゃねーだろ、お前これから永遠にゆっくりすることに なるかもしれないって考えなれないの?死ぬの?」 「おうぢがえるううぅぅぅ!!!」 「何?仲間見捨てて自分だけ逃げるってか、ひどい奴だねぇ無事に帰れるとか思っちゃってんの?」 「おねがいじまずぅぅぅぅもうかえらぜでぐだざいぃぃぃぃ」 「最初から出てこなければ何もなく帰れたのにねぇ、妙な正義感なんか出すからこうなんだよ。 お前らは怯えて逃げてれば良いんだよ、わかったか?」 「わがりばじだぁぁぁゆるじでぐだざいぃぃぃ」 「分かったようだな、なら生かして帰してやる。だが帽子はだめだ」 帽子をとり、まりさだけ地面に落とす。 「まりざのぼうじ!まりざのぼうじがえじでっ!!」 「駄目だね、罰として帽子は永遠にお別れだ」 帽子を細かく引き裂き、そこらにばら撒く。なんとも風情がないことだ。 「ばりざどっ!ばりざどぼうじぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」 「それじゃ、ゆっくりしていってね!!!」 笑いながら今度こそ家に帰ろう、まりさが必死こいて帽子の破片かき集めているのが笑える。 帰宅してお土産れいむはとりあえず置いといて、かごの中のれいむ親子で遊ぼうか。 蓋を外してひっくり返す。親もそうだが子も成体一歩手前な大きさだから重かった。 さすがに多すぎたか? 「ゆっ!」 「ゆぐっ!」「ゆべっ!」 「ゆぅ!」「ゆがっ!」「ゆばぁ!」 「ゆふっ!」「ゆぎっ!」「ゆぶぅっ!」「………!!」 上から小さい順に入れたから後から降ってくる家族に潰されてひどいことになってるな、 頭頂部から落下したから逃げることはできないし、最初に落ちてきた奴は痙攣してるし、 その次の奴も餡子を吐き出している。このままだと死ぬね、間違いなく。 「ゆううぅぅ!?どうしてえぇぇぇ!!?」 「れいむのいもうとがああぁぁぁ!!」 親と姉(最初に会った奴)が気づいて喚いている、何もできないだろうけど。 「おにいさんみてないでたすけてね!!」 「これじゃゆっくりできないよ!!」 やっぱりこっちに振るんですね。 「たすけてっていってるんだよ?きこえないの?ばかなの?しぬの?」 「はいはい」 誰が助けてなどやるものか、調理場へ包丁とフォークを取りに行く。 戻ってくるとまだ親れいむがほえていた。 「なにやってんの!?れいむたちがゆっくりできてないのにゆっくりしてるなんてばかなの!?」 うるさいなぁ、ならさっさと楽にしてやろう。 痙攣してるれいむに包丁を振り下ろす。 「でやぁぁぁぁ!一刀両断!!」 包丁はやわらかいゆっくりに深く切り込み………そして止まった。 やっぱり包丁は引きながら切らなきゃだめだよな、なんか目と目の間らへんで止まってるし。 包丁から手を離すと刺さったままで固定されているじゃないか。 「ゆがあああぁぁあぁ!れいぶうううぅぅぅ!!!」 「まっててね!ぬいてあげるからね!」 それ抜いたらまずいんだけどなぁ、あ~あ抜いちゃったよ。切ったとこから餡子が漏れ出してるじゃん、 これじゃあもう助からねえよ。 「ゆがああぁあぁぁぁあんこさんがとまらないよおおぉぉぉ!!!」 「ゆっくりできなくなっちゃうでしょおおぉぉぉぉ!?」 これも自業自得っていうのかね、とりあえず弱ってるれいむを手にとってフォークを突き刺す。 「ゆぎいいいぃぃぃぃ!!」 「ゆうぅぅうぅぅ!?なにやっでるのおおぉぉぉぉ!!」 「何ってこいつを楽にしてやってるんだよ、お前らみたいに言えばゆっくりさせてやっているっていうのかな、 永遠にゆっくりしていってね!ってか!はっはっはっは」 「わらうなああぁぁざっざとがえぜええぇぇぇ」 「まあ待ちなって、これで仕上げだからよっと!ぐ~るぐ~る、ぐ~りぐ~りってな!」 突き刺さったフォークでかき回す、これは少し楽しいかもしれない。 「つぐればがぎらばばでぎぜうぎぇらべぶらば」 「ぼうやべでえぇぇぇ!じんじゃうよおおおぉぉぉ!!!」 「やべであげでねっ!いだがっでるよっ!!!」 これなかなか体力を使うな、もういいや降ろそう。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛」 「ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆがあああああ!!!」 「どおじでぎょんなごどじゅるのおおぉぉぉぉぉ!!!」 「さあ次はどっちからゆっくりさせてやろうかぁ」 「……れいぶをざぎにじでね」 「おがあざんなにいっでるの!?」 「れいぶはずごじでもゆっぐりじでね!」 「おがあざんといっじょにゆっぐりじだいよおお!!」 おお、親子愛親子愛。何でこんな状況でゆっくりしようとするのかねぇ、 ここは命乞いするような場面でしょ、ゆっくりの思考は分からんわ。 「じゃあどっちかだけ助けてやろうか」 「ゆゆっ!それほんとっ!?」 おいさっきまでのは泣きまねか?顔芸か?まったく不思議物体め、 もう泣き止んでやがる。 「ただし、助かりたかったら相手を食い殺せ」 「「ゆ?」」 「わかってねえようだな、目の前のお母さんを、娘を食い殺したら助けてやるって言ってるんだよ」 「ぞんなごどでぎるわげないでしょおおぉぉぉ!!!」 「何言ってんだ、お前らには『さあおたべなさい!』があるだろ」 「ゆっ!」 まあ普通は躊躇うよな、人間で言えば相手を助けたかったら舌を噛みきれと言っているようなものだ。 「早くしないと俺は両方ともやっちまうぞ?」 決心がついたのかれいむは相手に向かって微笑んだ後、「さあおたべなさい!」と言った。 2匹同時に 相手が言ったことに驚き絶望した顔のまま2匹は真っ二つになった。 はっ腹が捩れる!苦しい!笑死にする! まさか同時に言うとは思わなかった!ゆっくりはこれだから面白い! 生まれながらにしてエンターテイナーだ! 腹筋が攣りそうになるまで笑って落ち着いた俺は饅頭になったゆっくりを我が家で一番でかい鍋に入れて お土産れいむの包みを開けた。 寝ている…普通に寝てやがるぞ。ゆぅゆぅとかむかつく寝息たてながら寝てやがる。 まずは中の赤ゆっくりたちを取り出そう、寝ているれいむの口を無理やり開けて中をのぞく。 おかしいな、赤ゆっくりが1匹も見当たらないぞ? れいむを口が下になるようにして持ち上げる、れいむが何か訴えているが無視。 振ってみたけど1匹も出てこないな?どこいったんだろう、風呂敷も広げてみても何も見当たらなかった。 そもそもれいむの口は開かなかったはずだから口の中にいなきゃおかしいんだが。 れいむ自身に聞いてみようか。 「れいむおはよう」 「れいむはゆっくりできなかったよ!あやまってね!あやまったらあまあまもってきてね!」 うぜぇすこぶるうぜぇ。でも聞くのが優先。 「そんなことより赤ちゃんどこ行った?」 「あかちゃん?………ゆゆっ!あかちゃんどうしていないの!?」 おいおい、母親は赤ちゃんを第一に考えるもんだろ、赤ゆっくりも哀れだ。 「本当に知らないのか?」 「ゆゆゆゆゆ、ゆゆっ!きっとおにいさんがかくしたんだね!あかちゃんをかえしてね!」 なんでそうなるの、こいつも嘘をついているようには見えないし、あれかな? 「れいむ、口の中甘くないかい?」 「あまあま~しあわせ~」 「じゃあ俺から逃げるときに赤ちゃんをどこに入れた?」 「おくちのなかにいれたよ!」 「ならなんで起きたら赤ちゃんはいなくて口の中が甘いの?」 「おにいさんがかくしたからっていってるでしょ!ばかなの?しぬの?」 「分からないなら教えてやる、お前が赤ちゃんたちを食べちゃったからだよ」 れいむが一生懸命考えようとしているのが分かる。 「ゆぐゆがああぁぁぁ!ぞんなわげないでしょおおおぉぉぉ!!」 やっぱりれいむの餡子脳は答えを拒否したか。 「赤ちゃん食っちゃうなんてお前は最低な親だな」 聞き取れない言語を話しているれいむを鍋にぶち込んで水と一緒に煮込んでやろう。 「この中で存分にゆっくりしていけ!」 水は全てれいむの口に入るようにして入れたから満足にしゃべることもできまい。 さて、煮込んでいる間に床をきれいにしておこう。 20分ほど煮込んだ鍋のふたを取ると、むせ返るほどの甘い臭いが広がってきた。 中には解けきらなかったリボンと髪が混ざってすごくグロい。 まあ俺が食うわけじゃないからいいんだけどね。 この見るに耐えないお汁粉モドキを犬の餌皿に入れる。 そして庭にある大型犬用の犬小屋の前に立つ。 「おい、飯だぞ、出てこい」 すると出てきたのは、ぶよぶよとした手足、蒼い毛が乗ったぼてっとした顔、 桃色のよく分からない服、そうれみりゃだ。 元々ここには俺が飼っていたシェパードが住んでいた。 そいつが亡くなってしまって一ヶ月ほどが経った時に現れたのがれみりゃだ。 俺がいくら蹴っ飛ばして追い出してもこいつは次の日にはケロッとしてまたいるのだ。 それに「ここはれみりゃのこうまかんなんだどぉ~」とか 「れみりゃにきやすくさわるんじゃないどぉ~」などとぬかしやがる。 それなら気の済むまでここに住めよとばかりに首に縄をくれてやった。 そうしてこいつは犬小屋の周りしか移動できなくなったというわけだ。 でもって今日は気まぐれに3日ぶりの飯を持ってきてやったというわけだ。 餌皿を地面に置いて聞く。 「これ食べたいか?」 「う~さっさとよこすんだどぉ~」 餌皿はれみりゃの手が届かないところに置いてある。 その餌皿をれみりゃがいる方とは別の方向に蹴り飛ばす。 「れみりゃのあまあまが~!」 目に涙を浮かべ、首に縄が食い込むのも忘れて必死に手を伸ばしている。 かわいい奴だよお前は。なんというか虐めたくなってしまう。 皿を拾ってまた餡子を入れて戻ってくる。 「ほら今度はちゃんとあげるからありがたく食えよ」 「う~♪ぐずはきらいなんだどぉ~」 泣き止んで今度は届く範囲にあるさらに手を伸ばす。が、 「あづいっ!!あづいどぉぉぉぉぉぉ!!!」 当たり前だ、さっきまで魔女の鍋よろしくぐつぐつと煮立っていたんだから。 手を思いっきり振っているが、餡子がうまくとれず足掻いている。 「出されたものはちゃんと食べなきゃ駄目じゃないか」 皿を手に取り、 「そぉい!」 頭にぶっ掛けてやる。 「あづいどぉぉぉぉぉいだいどぉぉぉぉぉぉざぐやあああざぐやあああぁぁぁぁ!!!」 あまりの熱さにそこら中を転げまわり苦しんでいる。 その滑稽な姿を見ながら俺は考えた。 どうしてこんなことしているのだろうか ゆっくりが嫌いだから? 違う、ゆっくりなんてどうでもいいと思っている。 害獣だから? それも違う、ここらに畑はないし家に進入しようとするのもいない。 だったらなんで? それはきっと『楽しい』からだ。 あいつらがバカな行動、身の程知らずな振る舞い、野生生物とは思えない習性、 苦しむ姿、絶望へと突き落とされた表情、どれもが好きなんだ。 だから俺は見返りなどない苦労をしてあいつらを虐めたりしているんだろう。 それには目的なんてない、手段など何だっていい。 今を楽しめればそれでいいんだ。 そんなことを思いながら俺はまたゆっくりを虐め続けるんだろう。 終 あとがき? ゆっくりを虐待するのに理由が必要か?と思い書いてみました。 そしたらこんなになりました。 俺は何がしたかったんだろう。よくわからん 今まであげたもの バカは死んでも ゆっくりを排除せよ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/805.html
※お兄さんが虐待するだけ、特に目的はないです 大きいのかごを背負い、近くの森へとやってきた。 少し開けた場所に着いた。今日はこの辺で良いだろう。 少し咳払いする、今日ものどの調子は良好だ。大きく息を吸って、 「ゆっくりしていってね!!!」 獣除けになるかどうかの大きさで叫ぶ。すると 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 返事とともにゆっくりが出てくる。普通の野生生物だったら逃げるのが 普通だと言うのに、これでは賢いとはいえないな。 出てきたのはれいむ1、まりさ1、それとありすとまりさのペア1。 多くいたらいたで問題はないんだが若干少ないな。 「おにいさんはゆっくりできるひと?」 「ゆっくりできる人だよ。森のみんなにお菓子をあげたくてね、 だから家族を呼んできてくれないかな?」 「ゆっくりりかいしたよ!れいむはおかあさんといもうとたちをよんでくるよ!」 「ありすとまりさはおともでちをよびにいくわ!」 そしてそれぞれどこかへ散っていった。と思ったんだがまりさが1匹だけ残っている。 「まりさはお母さんを呼びに行かなくていいのかい?」 「まりさにはかぞくがいないよ!だからあまあまちょうだいね!」 何がだからか知らないけどどうやら独り身らしい。 まりさにみんなが来たらあげるよと言ってしばらく待っていた。 だがこのまりさ、なぜかこっちばかりを見てくる。初めは荷物を隙あらば 取ろうとしているのかと思ったがどうやら俺のほうしか見てないようだ。 警戒しているのか近づくと離れていく。 自然に適応しようとしてんのかな、だが姿を見せている時点でその警戒心は無意味だ。 暇つぶしににじり寄ってみたり、体をびくっと動かしてみると 律儀にまりさをそれぞれ反応してくれる。 そんな遊びをしながら待っていると出てくること出てくること。 池にうごめく大量の鯉のように集まるではないか。 れいむは母親と2匹のれいむ(妹)たちを連れてきた、子はもうすぐ巣立ちできるだろう 親より2周りぐらい小さい。もう片方の親がいない様だがそんなことはどうでもいい。 ありすとまりさは子供はやはりいないようで友達のれいむ親子を連れてきたようで、 その親子は生まれてそんなに経っていない様に見える5匹の赤ゆっくりと親れいむの親子だ。 というかその大きさじゃまだ巣にいなきゃいけないような大きさだろ、バカれいむだな。 それと呼んできた奴らとは別の方向の茂みからぱちゅりーとまりさが出てきた。 話していないはずなのにお菓子のことは知っていた。 どうやら話を聞いていたが安全かどうかを確かめるために出てこないで様子を見ていたんだろう。 その狡賢さは称賛に値するかもしれないが、反面仲間を囮にする薄情者でもある。 そうでなきゃ自然の中で生きていけないんだろうが。 ここら辺に棲んでいるゆっくりが集めたわけだが俺はこいつらにお菓子をあげるために来たわけではない。 そろそろ始めようか。 「集まってもらって悪いんだけど、お前らにあげるお菓子はありません」 ゆっくりが騒ぎ出す、嘘吐きだとかいいからよこせとかゆーゆーとか喧しい。 さっきよりも3割増しうるさくなったかな、いやあまり変わらないな。 「お兄さんはゆっくりできない人です。だから早く逃げないとゆっくりできなくなっちゃうよ」 「うるさいよゆっくりきえてね!」 「まりさにおいしいものたべさせないといたいめみることになるんだぜ!」 「むきゅ!あのかごのなかにたべものがはいってるんだわ!」 「さすがぱちゅりーだぜ!」 聞く耳持たず、あれ?元々なかったな。警告しても逃げようとするのはいないし、 うろうろしたり、ゆーゆー泣いたり、喧嘩売ってきたりとまるで危機感知能力がないな。 「逃げるなら今のうちだぞ」 「うるさいんだぜ!まりさにひれふすがいいんだぜ!」 足にぶつかってくるが痛くない、でもうざい。 「うわーやられたー」 「ゆふん!まりさのつよさおもいしったかだぜ!」 ちょうどいい高さの枝が折れている木を発見。 「ぬわーなんてつよいんだー」 「ゆっへっへ、さっさとあまあまをよこすんだぜ!」 まりさを持ち上げ、枝に突き刺す。 「おそらをとんでるみだああぁぁぁ!!!」 枝が開いた口から出てくる、なんというか間抜けだな。 ゆっくりたちが集まっているほうに向いて、 「さあ逃げなきゃ死ぬぞ!」 今更逃げても遅いんだけどね。早速親れいむと3匹のれいむをかごに入れる。 「みんなにげてええぇぇぇぇ!!!」 「おかあさんをはなしてね!!」 「れいむおこるよ!ぷくー!」 親から先に入れていく、潰れたりしたらがっかりだからな。そして蓋をする。 くぐもって何言ってるのか聞こえないが「ゆっくりできない」だけは聞こえた。 次はれいむと赤ゆっくりたちは遠くへは逃げられないだろうから後回し。 ありすとまりさに近寄っていく。 「いなかもの!ゆっくりごろし!」 再三警告したというのにこいつは、呆れるしかない。逃がすはずもないが。 「ありすはまりさのかわりにやられてね!」 「ゆべぇっ!!」 おっと、まりさがありすをこっちに突き飛ばした。 いいねぇそのゲスっぽさはいいよ。 「まりざどうじでぇ!!!」 ありすを捕まえ、まりさを追いかける。 「まりさああぁぁありすを置いていくなんてひどい奴だなあぁ!」 「どおじでおいかげでぐるのおおぉぉぉ!!? ありずをづがまえだんだがらいいでじょおおぉぉ!!!」 「どおじでぞんなごどいうのおおおぉぉぉ!!!」 「そんなまりさはこうしてやる!」 ありすを両手で持って逆さにし、まりさに振り下ろす。 「「ゆぶべぇぇっ!!!」」 もちろん一回で終わらす気はない、何度も打ち付ける。 「えいやっほらよっどっこいしょーのしょ!」 「ぼおっやべっでっぐだっざいっ!!!」 「いだっいっゆっぐりっざぜっでぇっええっ!!!」 まりさの帽子はぺしゃんこに、ありすの飾りは砕けて、頭も平坦になっている。 ありすをまりさの上に乗せる、少し離れて助走をつけてジャンプする。 「トォーーーー!!」 左足を曲げ、右足を前に出しありす目掛けてキックする! グチャッっと音がして、そこには餡子とカスタードがぶちまけられた 何かが転がっている。散らばった金の毛が気持ち悪い。 靴底についたものを地面に擦り付けながられいむと赤ゆっくりのもとに向かう。 なんと赤ゆっくりは泣いていて親れいむはおろおろしているだけじゃないか! とりあえず親れいむによっていく。 「おにいさんはこっちにこないでね!」 いやいや、今更その反応はおかしいだろ。膨らんで威嚇しているがそんなことせずに 何かするべきだろうに。 「口の中に赤ちゃん入れたら?」 「おにいさんあたまいいね!あかちゃんはれいむのおくちにはいってね!」 「「「「「おきゃぁしゃんありがちょぉ!」」」」」 言われるまで気づかないとかどんだけバカなんだか、待っているのも面倒なんで 赤ゆっくりを口に放り込んでやる。れいむが今更逃げようとするので捕まえる。 こいつも捕獲するために懐から風呂敷を取り出す。風呂敷を広げ、 その上にれいむを置いてきつめに包み込む、これでお土産ゆっくりの完成だ! 持ち帰る分はこれでいいかと思い、帰ろうとしてあのまりさはどうしたかと あたりを見渡すがまりさはいなかった。全部を捕まえようとしたわけじゃないから 別にいいんだけどな。 最初に串刺しにしたまりさと一緒にいたぱちゅりーがクリームを吐いて苦しみながら どこかに這っていく、巣に戻ろうとしているのか? なんとなく面白そうだから付いて行こう。 「む…きゅ…む…きゅ…」 おおのろいのろい、ただでさえゆっくりの進む速度は遅いというのに 這っていくものだからさらに遅い。蹴り飛ばして帰っちゃおうかな、と思っていたら 木の下の穴に着いた。さっきまでいた開けた場所からほとんど離れていなかった。 ぱちゅりーはその穴にずりずりと入っていく。 「これでにんげんはぱちゅにてをだせないわっ!」 勝ち誇ったように胸(?)を張っているが穴の中はそんなに奥行きがない。腕を全部 入れれば届くだろう、だがそれでは面白くない。 というわけでかごに括りつけてきた松明の出番だ。何故つくったか? あると便利だからだ。 「むーきゅっきゅ!ばかなにんげんはまけをみとめなさい!」 いい感じにムカつかせてくれるなぁ、松明を入れたらどんな反応をするか楽しみだ。 「それじゃ、松明投入~」 「むぎゅっ!?あづいぃぃぃぃ!!!」 もうちょっとで届くところで寸止め、じわじわとあぶられて熱かろう。 「むぎゅうぅううぅぅぅ!!!やべでええぇぇぇぇ!!!」 「ははは、そ~れそ~れ」 横に避けようとしても俺が追いかけるから避けられない。 火にあぶられ続けて髪っぽいものが解けはじめている。 「おーい、息を吹きかければ良いんじゃないの?」 「むきゅ!?そんなこといわれなくてもわかってるわ!!!ぱちゅりーはかしこいんだから あたりまえでしょ!ばかなの?しぬの?」 一々挑発してきてうざいなぁ、息吹きかけたら逆効果だっつうの。 「ふーっふーっ、どうしてきえないのおおぉぉぉ!!?」 「もっと思いっきり吹きかけないとだめだよ~」 「しってるわよ!ばかなにんげんはだまってててね!!すううぅぅ…」 その時を待っていた! 大きく開かれたその口に松明を入れる。 「むぎゅぎゃぎゃびゃびゃびゃばばば!!!」 松明を引っ張り出してみると口はドロドロになっていて、皮は熱で溶けかかってるし、 目は左右別々のほうを向いている。まだ火は消えていないのだろう、時々ぼこぼこと音がする。 クリームを吐き出せないから死ねなくて、地獄を味わっていることだろう。 自分でやっといてなんだが気持ち悪いので穴に戻しておこう。 そういえば一人ぼっちのまりさはどこに行ったのかな、逃げたのなら人間の恐ろしさを 堪能してもらっただろうし、それでよしとするか。 かごも背負ったし、右手にはお土産れいむを持ったことだし帰ろう。 しばらく歩いていたら呼び止められた。 「おにいさん!みんなをかえしてね!」 大きさから見てもあのまりさだ、そいつが目の前に現れてゆっくりを返せという。 逃げたけどやっぱり戻ってきたのだろう、だが返してやる道理はない。 「嫌だと言ったらどうするんだい?」 「おにいさんをゆっくりできなくするよ!」 さっきのまりさがどうなったかもう忘れたのか?それほどまでに餡子脳なのか? そう思ったが違う、よくみれば今にも泣き出しそうな顔をして震えているじゃないか。 でも愚かだな、そんな無理してなんになる。 「わかった、今放してやるよ」 「ゆっ!?おにいさんほんとっ!!」 まりさは安堵の表情を浮かべている。俺は近くまで寄っていく。安心して緊張が解けたんだろう さっきまでのように逃げようとはしない。傍によって屈みこんだ。 「はやくみんなをはなしてね!」 まりさを両手で掴み、顔の近くまで持ち上げる。 「嘘だよバカ。どうして俺がそんなことするって信用できるんだ?どうして嘘だと考えないの?」 「だましたの!?」 「騙したのじゃねえよ、ゆっくりできなくするって何?俺は別にゆっくりできなくて構わないんだけど?」 「ゆううぅぅぅぅ」 「だからゆーじゃなくて質問に答えろよ、お前言葉も分からないほどバカなの?」 「まりさばかじゃ…」 「はいはいうっせえうっせえ、てかお前何今頃着てるわけ?遅すぎるにも程があるだろ、あれか? お得意のゆっくりしていたってか?ゆっくりし過ぎでみんなゆっくりできなくなってるけど? はい無駄な努力お疲れでーす」 「ゆっくりできないじじいはしんでね!!」 「死んでねとかそういう問題じゃねーだろ、お前これから永遠にゆっくりすることに なるかもしれないって考えなれないの?死ぬの?」 「おうぢがえるううぅぅぅ!!!」 「何?仲間見捨てて自分だけ逃げるってか、ひどい奴だねぇ無事に帰れるとか思っちゃってんの?」 「おねがいじまずぅぅぅぅもうかえらぜでぐだざいぃぃぃぃ」 「最初から出てこなければ何もなく帰れたのにねぇ、妙な正義感なんか出すからこうなんだよ。 お前らは怯えて逃げてれば良いんだよ、わかったか?」 「わがりばじだぁぁぁゆるじでぐだざいぃぃぃ」 「分かったようだな、なら生かして帰してやる。だが帽子はだめだ」 帽子をとり、まりさだけ地面に落とす。 「まりざのぼうじ!まりざのぼうじがえじでっ!!」 「駄目だね、罰として帽子は永遠にお別れだ」 帽子を細かく引き裂き、そこらにばら撒く。なんとも風情がないことだ。 「ばりざどっ!ばりざどぼうじぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」 「それじゃ、ゆっくりしていってね!!!」 笑いながら今度こそ家に帰ろう、まりさが必死こいて帽子の破片かき集めているのが笑える。 帰宅してお土産れいむはとりあえず置いといて、かごの中のれいむ親子で遊ぼうか。 蓋を外してひっくり返す。親もそうだが子も成体一歩手前な大きさだから重かった。 さすがに多すぎたか? 「ゆっ!」 「ゆぐっ!」「ゆべっ!」 「ゆぅ!」「ゆがっ!」「ゆばぁ!」 「ゆふっ!」「ゆぎっ!」「ゆぶぅっ!」「………!!」 上から小さい順に入れたから後から降ってくる家族に潰されてひどいことになってるな、 頭頂部から落下したから逃げることはできないし、最初に落ちてきた奴は痙攣してるし、 その次の奴も餡子を吐き出している。このままだと死ぬね、間違いなく。 「ゆううぅぅ!?どうしてえぇぇぇ!!?」 「れいむのいもうとがああぁぁぁ!!」 親と姉(最初に会った奴)が気づいて喚いている、何もできないだろうけど。 「おにいさんみてないでたすけてね!!」 「これじゃゆっくりできないよ!!」 やっぱりこっちに振るんですね。 「たすけてっていってるんだよ?きこえないの?ばかなの?しぬの?」 「はいはい」 誰が助けてなどやるものか、調理場へ包丁とフォークを取りに行く。 戻ってくるとまだ親れいむがほえていた。 「なにやってんの!?れいむたちがゆっくりできてないのにゆっくりしてるなんてばかなの!?」 うるさいなぁ、ならさっさと楽にしてやろう。 痙攣してるれいむに包丁を振り下ろす。 「でやぁぁぁぁ!一刀両断!!」 包丁はやわらかいゆっくりに深く切り込み………そして止まった。 やっぱり包丁は引きながら切らなきゃだめだよな、なんか目と目の間らへんで止まってるし。 包丁から手を離すと刺さったままで固定されているじゃないか。 「ゆがあああぁぁあぁ!れいぶうううぅぅぅ!!!」 「まっててね!ぬいてあげるからね!」 それ抜いたらまずいんだけどなぁ、あ~あ抜いちゃったよ。切ったとこから餡子が漏れ出してるじゃん、 これじゃあもう助からねえよ。 「ゆがああぁあぁぁぁあんこさんがとまらないよおおぉぉぉ!!!」 「ゆっくりできなくなっちゃうでしょおおぉぉぉぉ!?」 これも自業自得っていうのかね、とりあえず弱ってるれいむを手にとってフォークを突き刺す。 「ゆぎいいいぃぃぃぃ!!」 「ゆうぅぅうぅぅ!?なにやっでるのおおぉぉぉぉ!!」 「何ってこいつを楽にしてやってるんだよ、お前らみたいに言えばゆっくりさせてやっているっていうのかな、 永遠にゆっくりしていってね!ってか!はっはっはっは」 「わらうなああぁぁざっざとがえぜええぇぇぇ」 「まあ待ちなって、これで仕上げだからよっと!ぐ~るぐ~る、ぐ~りぐ~りってな!」 突き刺さったフォークでかき回す、これは少し楽しいかもしれない。 「つぐればがぎらばばでぎぜうぎぇらべぶらば」 「ぼうやべでえぇぇぇ!じんじゃうよおおおぉぉぉ!!!」 「やべであげでねっ!いだがっでるよっ!!!」 これなかなか体力を使うな、もういいや降ろそう。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛」 「ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆがあああああ!!!」 「どおじでぎょんなごどじゅるのおおぉぉぉぉぉ!!!」 「さあ次はどっちからゆっくりさせてやろうかぁ」 「……れいぶをざぎにじでね」 「おがあざんなにいっでるの!?」 「れいぶはずごじでもゆっぐりじでね!」 「おがあざんといっじょにゆっぐりじだいよおお!!」 おお、親子愛親子愛。何でこんな状況でゆっくりしようとするのかねぇ、 ここは命乞いするような場面でしょ、ゆっくりの思考は分からんわ。 「じゃあどっちかだけ助けてやろうか」 「ゆゆっ!それほんとっ!?」 おいさっきまでのは泣きまねか?顔芸か?まったく不思議物体め、 もう泣き止んでやがる。 「ただし、助かりたかったら相手を食い殺せ」 「「ゆ?」」 「わかってねえようだな、目の前のお母さんを、娘を食い殺したら助けてやるって言ってるんだよ」 「ぞんなごどでぎるわげないでしょおおぉぉぉ!!!」 「何言ってんだ、お前らには『さあおたべなさい!』があるだろ」 「ゆっ!」 まあ普通は躊躇うよな、人間で言えば相手を助けたかったら舌を噛みきれと言っているようなものだ。 「早くしないと俺は両方ともやっちまうぞ?」 決心がついたのかれいむは相手に向かって微笑んだ後、「さあおたべなさい!」と言った。 2匹同時に 相手が言ったことに驚き絶望した顔のまま2匹は真っ二つになった。 はっ腹が捩れる!苦しい!笑死にする! まさか同時に言うとは思わなかった!ゆっくりはこれだから面白い! 生まれながらにしてエンターテイナーだ! 腹筋が攣りそうになるまで笑って落ち着いた俺は饅頭になったゆっくりを我が家で一番でかい鍋に入れて お土産れいむの包みを開けた。 寝ている…普通に寝てやがるぞ。ゆぅゆぅとかむかつく寝息たてながら寝てやがる。 まずは中の赤ゆっくりたちを取り出そう、寝ているれいむの口を無理やり開けて中をのぞく。 おかしいな、赤ゆっくりが1匹も見当たらないぞ? れいむを口が下になるようにして持ち上げる、れいむが何か訴えているが無視。 振ってみたけど1匹も出てこないな?どこいったんだろう、風呂敷も広げてみても何も見当たらなかった。 そもそもれいむの口は開かなかったはずだから口の中にいなきゃおかしいんだが。 れいむ自身に聞いてみようか。 「れいむおはよう」 「れいむはゆっくりできなかったよ!あやまってね!あやまったらあまあまもってきてね!」 うぜぇすこぶるうぜぇ。でも聞くのが優先。 「そんなことより赤ちゃんどこ行った?」 「あかちゃん?………ゆゆっ!あかちゃんどうしていないの!?」 おいおい、母親は赤ちゃんを第一に考えるもんだろ、赤ゆっくりも哀れだ。 「本当に知らないのか?」 「ゆゆゆゆゆ、ゆゆっ!きっとおにいさんがかくしたんだね!あかちゃんをかえしてね!」 なんでそうなるの、こいつも嘘をついているようには見えないし、あれかな? 「れいむ、口の中甘くないかい?」 「あまあま~しあわせ~」 「じゃあ俺から逃げるときに赤ちゃんをどこに入れた?」 「おくちのなかにいれたよ!」 「ならなんで起きたら赤ちゃんはいなくて口の中が甘いの?」 「おにいさんがかくしたからっていってるでしょ!ばかなの?しぬの?」 「分からないなら教えてやる、お前が赤ちゃんたちを食べちゃったからだよ」 れいむが一生懸命考えようとしているのが分かる。 「ゆぐゆがああぁぁぁ!ぞんなわげないでしょおおおぉぉぉ!!」 やっぱりれいむの餡子脳は答えを拒否したか。 「赤ちゃん食っちゃうなんてお前は最低な親だな」 聞き取れない言語を話しているれいむを鍋にぶち込んで水と一緒に煮込んでやろう。 「この中で存分にゆっくりしていけ!」 水は全てれいむの口に入るようにして入れたから満足にしゃべることもできまい。 さて、煮込んでいる間に床をきれいにしておこう。 20分ほど煮込んだ鍋のふたを取ると、むせ返るほどの甘い臭いが広がってきた。 中には解けきらなかったリボンと髪が混ざってすごくグロい。 まあ俺が食うわけじゃないからいいんだけどね。 この見るに耐えないお汁粉モドキを犬の餌皿に入れる。 そして庭にある大型犬用の犬小屋の前に立つ。 「おい、飯だぞ、出てこい」 すると出てきたのは、ぶよぶよとした手足、蒼い毛が乗ったぼてっとした顔、 桃色のよく分からない服、そうれみりゃだ。 元々ここには俺が飼っていたシェパードが住んでいた。 そいつが亡くなってしまって一ヶ月ほどが経った時に現れたのがれみりゃだ。 俺がいくら蹴っ飛ばして追い出してもこいつは次の日にはケロッとしてまたいるのだ。 それに「ここはれみりゃのこうまかんなんだどぉ~」とか 「れみりゃにきやすくさわるんじゃないどぉ~」などとぬかしやがる。 それなら気の済むまでここに住めよとばかりに首に縄をくれてやった。 そうしてこいつは犬小屋の周りしか移動できなくなったというわけだ。 でもって今日は気まぐれに3日ぶりの飯を持ってきてやったというわけだ。 餌皿を地面に置いて聞く。 「これ食べたいか?」 「う~さっさとよこすんだどぉ~」 餌皿はれみりゃの手が届かないところに置いてある。 その餌皿をれみりゃがいる方とは別の方向に蹴り飛ばす。 「れみりゃのあまあまが~!」 目に涙を浮かべ、首に縄が食い込むのも忘れて必死に手を伸ばしている。 かわいい奴だよお前は。なんというか虐めたくなってしまう。 皿を拾ってまた餡子を入れて戻ってくる。 「ほら今度はちゃんとあげるからありがたく食えよ」 「う~♪ぐずはきらいなんだどぉ~」 泣き止んで今度は届く範囲にあるさらに手を伸ばす。が、 「あづいっ!!あづいどぉぉぉぉぉぉ!!!」 当たり前だ、さっきまで魔女の鍋よろしくぐつぐつと煮立っていたんだから。 手を思いっきり振っているが、餡子がうまくとれず足掻いている。 「出されたものはちゃんと食べなきゃ駄目じゃないか」 皿を手に取り、 「そぉい!」 頭にぶっ掛けてやる。 「あづいどぉぉぉぉぉいだいどぉぉぉぉぉぉざぐやあああざぐやあああぁぁぁぁ!!!」 あまりの熱さにそこら中を転げまわり苦しんでいる。 その滑稽な姿を見ながら俺は考えた。 どうしてこんなことしているのだろうか ゆっくりが嫌いだから? 違う、ゆっくりなんてどうでもいいと思っている。 害獣だから? それも違う、ここらに畑はないし家に進入しようとするのもいない。 だったらなんで? それはきっと『楽しい』からだ。 あいつらがバカな行動、身の程知らずな振る舞い、野生生物とは思えない習性、 苦しむ姿、絶望へと突き落とされた表情、どれもが好きなんだ。 だから俺は見返りなどない苦労をしてあいつらを虐めたりしているんだろう。 それには目的なんてない、手段など何だっていい。 今を楽しめればそれでいいんだ。 そんなことを思いながら俺はまたゆっくりを虐め続けるんだろう。 終 あとがき? ゆっくりを虐待するのに理由が必要か?と思い書いてみました。 そしたらこんなになりました。 俺は何がしたかったんだろう。よくわからん 今まであげたもの バカは死んでも ゆっくりを排除せよ