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灼熱のレッドドラゴン 属性 火 MAX Lv 30 Aスキル ハードラッシュ+ 潜 在 能 力 (1段階) (2段階) ランク B HP 635 Sスキル ファイアボール (6) (3段階) (4段階) コスト 8 攻撃 486 進化元 レッドドラゴン (C+) (5段階) (6段階) No.0183 種族 ? 編集 進化先 紅炎龍スザク (B+) (7段階) (8段階)
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001_270_%90%C2%82%CC%90%F9%95%97.jpg 原案 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/tcg/1214472212/270 水単だととんでもない事になるユニット。 中盤でも手がつけられないが、箒と滅びの粉塵は勘弁。 名前 コメント
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闘技大会!氷牙竜と炎戈竜 ベリオロス&アグナコトルの2頭同時狩猟。6回まで力尽きても大丈夫なので諦めずにじっくり戦おう。 これまでの闘技場を舞台とした闘技クエストの傾向から、不滅と思われていたボウガンが選択武器から外れている。 近接武器4種からの選択となっているので、専業ガンナーの方は注意。 お互いに弱点属性となる攻撃を使うため、同士討ちでのダメージが大きい。 セオリー通りにどちらか片方を先に倒す方が後半戦を安全に戦えるのだが、 武器の弱点となるモンスターを別々に狙う方が早く討伐出来る。 閃光玉を使うと、ベリオロスはあさっての方向に行ってしまい、アグナコトルはあまり動かない。 アグナコトルが軟化したのを確認したら、アグナコトルに(可能ならベリオロスにも)閃光玉を当てる。 これで少ない時間ではあるが、分断する事が出来る。 片手剣 装備 発動スキル 武器 イフリートマロウ 早食い+2気絶無効見切り+1 頭 ガブルGヘルム 胴 ガブルGメイル 腕 ガブルGアーム 腰 ガブルGフォールド 脚 ガブルGグリーヴ 支給アイテム: 回復薬×10、回復薬グレート×10、砥石×20、携帯食料×10、消散剤×5、生命の粉塵×2 毒投げナイフ×5、麻痺投げナイフ×5、シビレ罠×1、支給専用閃光玉×2 音爆弾×2、支給用大タル爆弾×2、小タル爆弾×2、秘薬×1 攻略 ベリオロスの連続攻撃による(パートナーの)気絶が非常に怖いので、ベリオロスの翼を徹底的に狙おう。 太刀とは互いに弱点属性を狙える関係にあるので、1人1殺で分断して戦うと死角からの不意打ちが減り安定する。 相方がハンマーの場合はアグナコトルに睡眠爆破をしかけて出来るだけダメージを稼ごう。 大剣 装備 発動スキル 武器 焔剣リオレウス 氷耐性+20集中捕獲名人 頭 バギィGヘルム 胴 バギィGメイル 腕 バギィGアーム 腰 バギィGコイル 脚 バギィGグリーヴ 支給アイテム: 回復薬×10、回復薬グレート×10、砥石×20、携帯食料×10、消散剤×5、生命の粉塵×2 火消しの実×2、麻痺投げナイフ×5、落とし穴×1、シビレ罠×1、支給専用閃光玉×1 大タル爆弾×3、小タル爆弾×2、秘薬×1 攻略 防具の耐性の関係でベリオロスには滅法強いが、アグナコトルの攻撃では致命傷になるので注意。 集中があるものの素早いベリオロスには当てづらく、スキの多いアグナには属性の関係で効果が薄い。 ベリオロスに麻痺ナイフやシビレ罠を使って溜め斬り3を多く叩き込んで早めに討伐したいところ。 相方が太刀なら落とし穴と麻痺投げナイフを併用して、長時間アグナコトルを軟化させてアシストしよう。 ハンマー 装備 発動スキル 武器 グレートガイアルク天 見切り+2斬れ味レベル+1なまくら 頭 魔刃のピアス 胴 ガブルGメイル 腕 アロイGアーム 腰 レウスGフォールド 脚 レウスGグリーヴ 支給アイテム: 回復薬×10、回復薬グレート×10、砥石×20、携帯食料×10、消散剤×5、生命の粉塵×2 強走薬グレート×2、眠り投げナイフ×5、シビレ罠×1、支給専用閃光玉×2、音爆弾×2、秘薬×2 攻略 唯一属性が無くダメージがあまり期待できない。また防御が低くガードも回避性能も無いため苦戦しやすい。 斬れ味+1が発動してるが同時になまくらも発動してる為、最小限の手数でスタンを狙っていきたい。 どの武器と組む場合でも睡眠爆破は必ず決めること。 アグナ硬化中のスタンにだけ気をつけて積極的にねらっていこう。 音爆弾でのもがき中にスタンさせると音爆弾の拘束とスタンの拘束が被ってもったいないので 音爆弾の効果が切れた瞬間にスタンできるようにすると無駄がない、落とし穴の際も同様。 太刀 装備 発動スキル 武器 南蛮太刀【鮫斬】剛 回避距離UP回避性能+2寒さ【小】無効暑さ倍加【小】 頭 ベリオGヘルム 胴 ベリオGメイル 腕 ベリオGアーム 腰 ベリオGフォールド 脚 ベリオGグリーヴ 支給アイテム: 回復薬×10、回復薬グレート×10、砥石×20、携帯食料×10、消散剤×5、生命の粉塵×2 火消しの実×2、毒投げナイフ×5、シビレ罠×1、支給専用閃光玉×2、支給用大タル爆弾×1、秘薬×2 攻略 防御も高く2つの回避スキルがあるので機動力が高い。常時武器出し状態でも問題ないだろう。 むしろ納刀中にスキが生まれるので相当距離が開かない限り出しっぱなし推奨。 アグナコトルのビームすら余裕で回避できるので、火耐性の低さは気にならない。 とはいえビームの直撃をもらうと致命傷には変わりないのでアグナの挙動には気をつけること。 爆弾は開始即使うか、残り1体になった時に使うといい。ハンマーがいる場合は眠りナイフと併用すること。 コメント 2体のモンスターの機嫌次第で戦いやすさが大きく変わるのでクリアタイムに差がでやすい。 ただ体力自体は非常に低く設定されてるためSランクを狙うのは難しくない。 同士討ちも有効なダメージ源になるのでソロでやる場合は積極的に狙っていきたいところ。 オススメは片手 太刀、太刀 太刀、ハンマーはどの武器とも相性がいい。 -- 名無しさん (2009-12-08 15 24 28) 同士打ちの際に属性・肉質は依存しない。 -- 名無しさん (2009-12-12 02 32 16) 同士討ちは、アグナの前にベリオを誘導するとやりやすい。上手くいけば、熱線も当たる。 -- 名無しさん (2010-02-14 12 26 20) ↑↑ 捕食関係と特にイビルジョーの存在で同士討ちの仕様が変更された可能性あり。 -- 名無しさん (2010-02-15 20 24 54) ベリオが熱線で死んだw -- 名無しさん (2010-02-15 21 51 55) 太刀太刀でアグナが軟化していないときベリオを切っていたら7分で終わった。ちなみに支給大タルは入ったらすぐ使った。 -- 名無しさん (2010-02-15 21 57 13) 名前 コメント
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クンプーのモンスターメモリー No.5176 レア度 10 レベル 1 最大Lv99 スキル 万里駆ける 暁の風 進化素材 コスト 100 HP 2321 ターン(最短) 40(15) タイプ 攻撃 攻撃力 2309 Lスキル 無し 主属性 火 回復力 394 進化元 桜炎龍・クンプー 編集 副属性 なし EXP 進化先 なし 覚醒 覚醒アシスト / 毒耐性 / チームHP強化
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ソロプレイを一緒に戦ってくれるなかまキャラが登場 なかまキャラを強化してさらにパーティを強化 いままでストーリーに出ていたキャラもなかまになるかも!? 2015/11/25実装 ※スキルの効果はスキルレベルMAX時の値です。 ※ページ内画像はゲーム内より引用。掲載している画像の所有権・著作権は、各権利所有者に帰属します。 SSR(MAXLv:80) ミレイ 入手方法 奥義・スキル 水 / 回復 プレミアムガチャ 【奥】ディアン・ケート:味方全体のHPを44%回復、味方全体の状態以上を1つ回復する(コスト65) MAXHP:1079 アイススフィア:敵単体に水属性ダメージ(威力105 / リキャスト2秒) MAX攻撃力:1550 水霊の加護:味方全体の水属性攻撃力22.5%UP(効果時間:9秒 / リキャスト25秒) MAX防御力:848 ヒールⅢ:味方単体のHPを72%回復(リキャスト10秒) - アイスレインジ:敵単体に水属性ダメージ(威力165 / リキャスト31秒) - ゼゼ 入手方法 奥義・スキル 闇 / 特殊 プレミアムガチャ 【奥】冥府・闇狼拳:敵全体に闇属性ダメージ(威力209 / コスト60) MAXHP:1083 ダークストライク:敵単体に闇属性ダメージ(威力77 / リキャスト2秒) MAX攻撃力:1949 シェイドブレイク:敵単体に闇属性ダメージ(威力110)、自分の闇攻撃15%UP(効果時間:7秒 / リキャスト15秒) MAX防御力:876 ダメージキュア:自分のHPを44%回復(リキャスト60秒) - ダークコンボ:敵単体に闇属性ダメージ +SSR強化素材一覧 炎属性 0→1 1→2 2→3 3→4 雷属性 0→1 1→2 2→3 3→4 水属性 0→1 水氷の魔導書×1、アクア・エキス×2、幻光石×1 1→2 水氷の魔導書×1、水氷の粉塵×2、アクア・グリモア×3、幻光石×3、トュガトュガのアニマ×5 2→3 水氷の魔導書×2、水氷の粉塵×3、アクア・グリモア×4、幻光結晶×3、トュガトュガのヴェロムアニマ×3 3→4 アクア・グリモア×3、トゥガトゥガのヴェロムアニマ×5、覇者の証×3、幻光結晶×3 光属性 0→1 1→2 2→3 3→4 闇属性 0→1 常闇の魔導書×1、ダーク・エキス×2、幻光石×1 1→2 常闇の魔導書×1、奈落の粉塵×2、ダーク・グリモア×3、幻光石×3、九尾のアニマ×5 2→3 常闇の魔導書×2、奈落の粉塵×3、ダーク・グリモア×4、幻光結晶×3、九尾のヴェロムアニマ×3 3→4 SR(MAXLv:70) レクトア 入手方法 奥義・スキル 炎 / 回復 プレミアムガチャ 【奥】オライエンケア:味方全員のHPを44%回復(コスト65) MAXHP:908 レイジングフレイム:敵単体に炎属性ダメージ(威力105 / リキャスト2秒) MAX攻撃力:1233 ヒールⅢ:味方単体のHPを回復(回復力66 / リキャスト10秒) MAX防御力:848 フレイムシールド:味方全体の炎耐性28.1%UP(効果時間:10秒 / リキャスト30秒) - ニア 入手方法 奥義・スキル 炎 / 攻撃 クエスト:グラドール4層 【奥】火舞・カグツチ:敵全体に炎属性ダメージ(威力170 / コスト55) MAXHP: ホムラソード:敵単体に炎属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: カグラ:敵単体の炎耐性20%DOWN(効果時間:12秒) MAX防御力: グレンスラッシュ: - パウラ 入手方法 奥義・スキル 炎 / 攻撃 期間限定イベクエ:パウラとの出会い 【奥】火飛拳拳・ファイニャン:敵単体に炎属性ダメージ(威力185 / コスト50) MAXHP: ファイニャン:敵単体に炎属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: 集気法Ⅱ:自分のHPを44%回復(リキャスト60秒) MAX防御力: ニャンバーン:敵単体に炎属性ダメージ/やけどの効果(威力125 / リキャスト22秒) - ベレッタ 入手方法 奥義・スキル 光 / 攻撃 プレミアムガチャ 【奥】メーティスバデレール:敵全体に光属性ダメージ(威力198 / コスト45) MAXHP:940 ウィスダムソード:敵単体に光属性ダメージ(威力77 / リキャスト2秒) MAX攻撃力:1550 アメとムチ:自分の光属性攻撃22.5%UP(効果時間:16秒 / リキャスト40秒) MAX防御力:900 教壇の剣:敵単体に光属性ダメージ(威力121)、敵単体の防御力10%DOWN(効果時間:7秒 / リキャスト20秒) - フィニアス 入手方法 奥義・スキル 光 / 防御 クエスト 【奥】飛翔剣・ライトグローリー:敵全体に光属性ダメージ(威力180 / コスト45) MAXHP: ライトスラッシュ:敵単体に光属性ダメージ(威力140 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: アテンション:自分に敵の敵対心を集める(敵視5.5 / 周囲10マス/リキャスト6秒) MAX防御力: ブルードインパルス:敵に光属性ダメージ/敵対心を集める(威力140 / 敵視13 / リキャスト17秒) - アセナ 入手方法 奥義・スキル 闇 / 攻撃 イベント:Christmas Night(2015.12.1~12.15)期間中に信頼度100達成で正式加入 【奥】ダークナイトムーン!:敵全体に闇属性ダメージ(威力155 / コスト40) MAXHP: シャドウ:敵単体に闇属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: ダークフォール:敵単体に闇属性ダメージ(威力116)、敵単体の闇耐性10%DOWN(効果時間:7秒) MAX防御力: ダークドレイン:敵単体に闇属性ダメージ(威力100)、ダメージの20%回復 +SR強化素材一覧 炎属性 0→1 炎の本×1 豪華の雫×2 ファイア・エキス×1 幻光の破片×1 1→2 業火の魔導書×1 ファイア・エキス×2 ファイア・グリモア×2 幻光の塊×2 幻光石×1 2→3 豪華の魔導書×2 灼熱の粉塵×2 幻光結晶×2 ファイア・グリモア×3 幻光石×3 ジャボーカマのアニマ×3 3→4 雷属性 0→1 1→2 2→3 3→4 水属性 0→1 1→2 2→3 3→4 光属性 0→1 光の本×1 輪光の雫×2 ホーリー・エキス×1 幻光の破片×1 1→2 2→3 3→4 ラファエルのヴェロムアニマ×3 幻光結晶×3 騎士の証×3 闇属性 0→1 闇の本×1 床闇の雫×2 ダーク・エキス×1 幻光の破片×1 1→2 常闇の魔導書×1 ダーク・エキス×2 ダーク・グリモア×2 幻光の塊×2 幻光石×1 2→3 常闇の魔導書×2 奈落の粉塵×2 幻光結晶×2 ダーク・グリモア×3 幻光石×3 九尾のアニマ×3 3→4 幻光結晶×3 九尾のヴェロムアニマ×3 騎士の証×3 HR(MAXLv 60) シャルル 入手方法 奥義・スキル 炎 / 回復 クエスト:セルバラの森2層 【奥】オールヒール:味方全体のHPを20%回復(コスト65) MAXHP: フレイム:敵に炎属性ダメージ(威力100 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: ヒール:味方単体のHPを回復 MAX防御力: リヴァイヴ:味方単体を魂から復活 - アーシャ 入手方法 奥義・スキル 雷 / 特殊 クエスト:デゼル=タウル2層 【奥】デザートスパーク:敵単体に雷属性ダメージ(威力170 / コスト35) MAXHP: サンダーカット:敵単体に雷属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: スパーク:味方全体の雷属性攻撃力17.6%UP(効果時間9秒) MAX防御力: サンダーラップ:敵単体に雷属性ダメージ、敵の攻撃力10%DOWN(威力120 / リキャスト32秒) - カイサル 入手方法 奥義・スキル 雷 / 特殊 プレミアムガチャ 【奥】パストレリック:敵単体に雷属性ダメージ(威力193 / コスト40) MAXHP:703 ライトニングスフィア:敵単体に雷属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力:1070 サンダーブレイク:敵単体に雷属性ダメージ(威力116)、敵単体の雷耐性10%DOWN(効果時間:7秒 / リキャスト15秒) MAX防御力:653 サンダードレイン:敵単体に雷属性ダメージ(威力110 / リキャスト60秒)、ダメージの20%回復 - ストラド 入手方法 奥義・スキル 水 / バランス クエスト:マルマル2層 【奥】アクアニャンパンチ:敵単体に水属性ダメージ(威力185 / コスト50) MAXHP: いちげにきにゃ~:敵に水属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: きゅうけいにゃ~:自分の最大HPの44%を回復(リキャスト60秒) MAX防御力: きあいにゃ~:敵に水属性ダメージ/自分の防御力10%UP(威力90 / 効果時間6秒 / リキャスト12秒) - ラウル 入手方法 奥義・スキル 闇 / 特殊 クエスト:オライエン2層 【奥】ダークリベリオン:敵単体に闇属性ダメージ(威力190 / コスト55) MAXHP: シェイド:敵単体に闇属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力: ダークエンハンス:自分の攻撃力12%UP(効果時間12秒 / リキャスト32秒) MAX防御力: ダークセイクリッド:自分のかしこさ12%UP(効果時間21秒 / リキャスト62秒) - クロロ 入手方法 奥義・スキル 闇 / 攻撃 プレミアムガチャ 【奥】暗心闇黒:敵全体に闇属性ダメージ(威力182 / コスト50) MAXHP:723 陰あそび:敵単体に闇属性ダメージ(威力70 / リキャスト2秒) MAX攻撃力:1066 暗闇ぼっち:敵単体に闇属性ダメージ(威力121)、自分の闇攻撃力15%UP(効果時間:7秒 / リキャスト15秒) MAX防御力:657 影踏み:敵単体に闇属性ダメージ(威力138 / リキャスト11秒) +HR強化素材一覧 炎属性 0→1 1→2 2→3 幻光石×1 幻光結晶×1 ジャボーカマのアニマ×1 騎士の証×3 3→4 雷属性 0→1 雷の本×1 雷電の雫×2 幻光の破片×1 1→2 2→3 幻光石×1 幻光結晶×1 デブラモのアニマ×3 騎士の証×3 3→4 水属性 0→1 1→2 2→3 幻光石×1 幻光結晶×1 トゥガトゥガのアニマ×3 騎士の証×3 3→4 光属性 0→1 1→2 2→3 3→4 闇属性 0→1 1→2 2→3 幻光石×1 幻光結晶×1 九尾のアニマ×3 騎士の証×3 3→4
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街理由 朝 男 集会所・朝 集会所・夜明け前 集会所・早朝 集会所・朝 連行 侵入者 焦げ 焦げ臭い 何処? 男 悪夢の続き 創った記憶 ”コレ”の使い道 カインとキール 探索 男と少女 炎王龍 男と男と龍 雄叫び 全力 撃!! 弱さ 集結 狩人対龍 建物 街 理由 砂漠の近くに聳え立つ物々しい巨大な門。 塀の隙間からは銃口やら砲台が覗いている。 特に目を引くのは正面にある大きな二つの穴、何でも対・龍兵器なんだそうだ。 そう、これら全ては街を龍達から守るための武装なのだ。 その門の前に立つ三人と一匹。 「・・・首が痛くなるね。」 門の下から門の上を眺めるゲドが言う。 「馬鹿なことやってないで早く中に入るぞ。」 何故彼らがここに居るのか? その訳はこの前の馬鹿騒ぎまで遡る。 「・・・カイン、何か用があって来たんだろう?」 酔いが冷めてゲッソリとしているカインにゲドが言う。 「あぁ、少し羽目を外しすぎたな。・・・嬢ちゃんは何をしてるんだ?」 ゲドをホールドしたまま眠るルディを指差してカインが言う。 「思いのほか力が強くてね。何でこんなドウでもいいことには力が出るんだろうね?」 首を傾げるゲド。カインはゲドに抱きついているから力が出ているんだと思った。 「・・・兎に角本題に入ろう。最近砂漠の街にイーオスやらのモンスターが集まって来ているそうだ。そして、その中に多くのガブラスが居たらしい。」 ガブラス;飛竜種に分類されるモンスター。飛竜にしては体が小さく、さして強い訳では無い。 特性としては常時低い場所を飛び回り毒液などで攻撃してくる。 更に、その不気味な外見や、古龍が現れる共に多く見られるため不吉の予兆とされる。 イーオス達が集まっているだけでも注意が必要なのだ。その上不吉の象徴まで現れたとなっては、街は自ずと警戒せざるを得ない。 「と言う訳で、砂漠の街に警備に行く事になった。無論お前達が付いて来るかどうかは自由だが。」 カインが説明を終える。 「・・・つまりガブラスが居るってことは、古龍が出るかもしれないんだね?」 嬉しそうにゲドが言う。 「まぁギルドとしては嬉しくないがそう言う事だ。」 カインが言う。 「わかった。じゃあその街に行こうか。」 と言う訳で彼らは現在街に居るのだ。 街にはギルドの召集もあってか多くのハンターが居た。 「ひ、人が多いですね。」 明らかに緊張した面持ちでルディが言う。 「嬢ちゃん、手と足が同時に出てるニャ。」 ムサシが笑いながら言う。 それを聞いてルディがワタワタと歩調を整えている。 厳つい外見同様、重苦しい空気が支配する鉄壁の街。 不吉の予兆が告げるとおりこの街では惨劇が起こるだろう。 しかし、惨劇とは常に龍が齎す物ではない。 朝 街に到着した次の日の朝・・・ 何時もとは違う寝室で目を覚ますルディ、ココはハンター用の宿屋だ。 この街は中心部にギルドや酒場、一般人用の家等がある。 それの周りに武器工房や雑貨店、そして更に外側、つまり外壁に一番近い所にハンター用の宿がある。 この街の外周である宿屋付近の道は細く入り組んでおり大変迷いやすい。 何でもモンスターの襲撃等があった場合迅速にハンターに処理してもらい、街への被害を抑えるためらしい。 (街の住人ではない流れのハンターは被害を受けても構わないとも取れるが・・・) そのため、宿賃は格安の上一部屋は案外広く、ハンターとしての道具を置くには十分なスペースがある。 ルディは身支度を整え部屋の扉を開いた。 「おはようございます。」 「おはよう、嬢ちゃん。」 互いに挨拶をかわす面々。 「じゃあギルドに行くぞ、くれぐれも離れるなよ?」 カインが保護者の様なことを言う。 因みにこの街の道を把握しているのはカインだけなのではぐれると即座に迷子になる。 因みに今からギルドへ今回の警備を受ける手続きをしに行くのだ。 蟻の巣の様に張り巡らされた道をズンズン進んでいくカイン、そしてそれに付いて行く三名。 まだ朝だと言うのに薄暗い道。 人一人がやっと通れる道。そのあまりの細さに、正面から人が来たらどうするのかと思ったルディだが、カイン曰く街の人はこの辺りまでは来ないし、ハンター達はこの時間帯は皆街の中心に向かうから問題無いそうだ。 「でもこんなに狭いとハンターの武器が使い辛いんじゃあないですか?」 ルディが質問する。 「それはその時がきたら解る。」 カインが言う。 その細い道は幾重にも分岐しており、ふと脇道を覗き込めばハンター用の弾や薬を売る店。 はたまた何かの頭や、臓器を売っている怪しげな店までもある。 その商品はハンターにしては貴重な素材なのだが、一般人から見れば気味が悪いだけである。だから街の人はこの辺りに来ないのだとルディは納得した。 そのため客も少なく、ハンターがチラホラ居るだけだった。 「おじさんこの瓶詰めはいくらかな?」 そんな怪しげな商品の中でも特にやばそうな瓶を持ってゲドが言う。 「ちょっとゲドさん、カインさんが行っちゃいますよ!」 ゲドを注意するルディ。そんな彼女の目に不意に脇道の更に脇道にいる男の姿が映った。 男 その男は背中に背負った双剣、全身バラバラで統一感の無い装備がある人物を連想させる。 「・・・ゲドさん?」 無論そんな訳はない、ゲドは今少女の隣に居るのだ。 しかし、その風貌と周りを漂う空気が狩りをする際のゲドを連想させたのだ。 ただその男の装備は何故か薄ら赤く見える。 足元の何かを見ている様だが暗さと狭い脇道のためよくは見えない。 男がヘルムを外した。その顔は酷く笑っている様な気がした。 そして男は足元の何かに手を伸ばす。その時何故か少女は目を逸らした。見てはいけないと反射的に判断したのだ。 「何をやってるんだ、お前ら!?」 突如後ろから現れたカインに首を鷲掴みにされる二人。 「早く行くぞ。」 常日頃ガンランスを使っているため、あっさりと人二人を引き摺っていく。 「おじさん、またね~。」 暢気に手を振るゲド。手には先程の瓶詰めがあった。 「ちょ、カインさん離してください、歩けますから。」 ルディがカインに引き摺られながら慌てて言う。 そんなやり取りをしている内に先程の男の記憶は少女の記憶の底へと消えていった。 寧ろ少女は早くその光景を忘れたかったのかもしれない。 余りにも怪しい赤が少女の網膜に焼き付く前に・・。 集会所・朝 街の集会所、無論村のそれとは比べ物にならない。 家屋の大きさ、ハンターの数、そして賑わいが段違いだった。 「ひ、人が…多すぎです…。」 テーブルに着くと共にルディが崩れ落ちる。 どうやら人波に酔ったようだ。 「大丈夫かい嬢ちゃん、普通の街はこの位居るもんだよ?」 グッタリするルディにゲドが話し掛ける。 「まぁこれでも飲むニャ。」 其処へ厨房から出て来たムサシが何かを持ってやって来た。 「やぁムサシ、厨房は借りれそうかい?」 「夜なら使わせてくれるそうニャ。はい嬢ちゃん。」 そんな話をしながらムサシが半透明の液体を差し出す。 「何ですかコレ?」 「飲めば分かるニャ。」 笑って言うムサシ。 明らかにその顔は怪しい。 「美味しいよ、コレ。」 気付くとゲドがビンの中身を半分程飲んでいた。 「飲まないの嬢ちゃん?」 「飲みます!」 ゲドの質問に即答するルディ。 「い、イタダキマス!」 覚悟を決め一気に飲み干す。 「…案外普通れふ…れ?」 普通な味だったため油断したルディを急激な睡魔が襲う。 そして少女は深い眠りに落ちて行った。 「…で、中身は何だい?」 その様子を見てゲドが言う。 「睡眠袋の中身を薄めたヤツニャ。疲れた時は眠るに限るニャ。」 そう言ってムサシが笑う。 「あぁ~、だから眠いん、だ…ね。」 時間差でテーブルに崩れ落ちるゲド。 「普通は即効で利くんだけどニャ…ヤッパリ変な物ばっかり食べてるからかニャ?」 そんなゲドを見て首を傾げるムサシだった。 集会所・夜明け前 微かに騒ぐ大人たちの声、漂う酒の香り、そして沢山の食事の臭いがゲドの意識を覚醒させる。 「・・・おはよう、食事の時間かい?」 「もうこんばんはを通りこしてお早うなのニャ。」 寝惚けるゲドにムサシが応える。 「ムサシこれを頼むよ、あと今何時だい?」 ゲドは今朝買った瓶詰めを出しながら言う。 「日が昇る少し前ニャ。あと嬢ちゃんを起こしておいてニャ。」 ムサシが言いながら厨房へ消えて行った。どうやら丸一日近く眠っていたらしい。 横を見るとルディが未だに眠っていた。 「お、やっと起きたか?」 其処へ集会所のドアからカインが入ってきた。そう言えば朝からあまり見ていなかった。 「何処に行ってたんだい?」 「武器を受け取りにな。」 どうやら前言っていた武器が完成したらしい。 全体がシルバーのガンランス、ガンチャリオット。龍属性があるらしい。 「・・・カイン、これ貸してくれるかな?」 「いいが・・・何に使うんだ?」 カインの問いに対してゲドは笑うだけだった。 そしてゲドはガンランスを構えると龍撃砲の準備をしだした。そして銃口を天井に向けた。 「おいゲド、お前ガンランス使えるのくぉあ!?」 カインが言い切る前に龍撃砲が放たれた。 ズガァァア!! 激しい爆音が集会所に響くと共にゲドが反動で吹っ飛んだ。 それらの音で眠っていた人々が目を覚ました。 「・・・おはようございます。・・ってゲドさん!?」 目覚めたルディの目に飛び込んだのは壁に上半身が埋ったゲドだった。 「使えない武器を使うなよ、っと。」 そう言うとカインがゲドを引っこ抜いた。 「目は覚めたかい、嬢ちゃん?」 そんな光景を見てルディのボーっとした意識が一気に目覚めた。 「目は覚めましたけど、その壁どうするんですか?」 ルディが言う。まぁ壊したんだから修理費を払うしかない。 「大丈夫だ、此処のオーナーは俺の部下だ。」 サラッとカインが言う。 「部下ってどういうk・・」 「お待たせニャ~。」 ルディが理解する前にムサシがやって来た。 「オッサンはああ見えてギルドの偉いさんなのニャ。」 耳元でムサシが言う。そうは見えないなぁ、と思うルディだった。 「さぁ、食事にしようか?」 既にテーブルに着いたゲドが言う。その声に従い皆が席に着いた時だった。 「失礼します。此処に外道の餓鬼、もといサイ・グランはいますか?」 集会所に朝日と共に男が1人入ってきた。 集会所・早朝 集会所に入ってきた男はハンターの割りに線の細い体だった。 全身の装備はゲリョス素材の様だが、装備に着られている感がある。 背中に担いだランスが男の小ささのせいでかなり大きく見える。 その男は余りにも小さかった。 「ゲドなら此処にいるが・・・ん?お前何してるんだ?」 そんな男、と言うよりも少年に近い人物にカインが話し掛ける。 知り合いなのだろうか? 「あれ、何で旦那がいるんですか?」 どうやら少年もカインの事を知っている様だ。 「ワシはガキ達のお守りだ。」 そう言いながらゲド達を指差す。 「・・・カインさん、あの人は誰ですか?」 ルディが会話に割って入る。 「コイツはギルドの人間だ。ツマリ、ワシの部下だ。名前はマr・・・」 「自分の名前はキール・レッドです、ヨロシク。」 明らかにカインが言いかけた名前とは違う名前を言う少年。 「あぁすまん、今はキールか。・・・と言うことは何か問題があったんだな?」 「そうです旦那。で、サイ・グランは何処でしょう?」 「俺がそうだけど。後俺を呼ぶ時はゲドで頼むよ。」 「失礼しました、ゲドさん。」 近くに来てぺこりと頭を下げるキール、どうやらルディよりも小さい様だ。 「しかしキール、ゲドが何かしたのか?」 ギロリとキールを睨むカイン、たじろぐキール。 「イヤァ・・大変申し上げ難いんですけど聞きますか、皆さん?」 「聞かせてもらおうか?」 言いながらキールの肩に手を掛け座らせるカイン、明らかにプレッシャーを掛けている。 「で、では説明します。」 恐る恐る話を始めるキール。 彼はギルドの人間で一応ハンターらしい。 仕事は今回のようにハンターが集まる場所へ赴き、ハンターが起こす暴動等の問題を解決する事なんだそうだ。 (あんな小柄な体でその仕事が勤まるとは思い難いが・・・) そして、昨日の昼頃何名かの仲間と街を巡回している時にアルモノヲ見つけたらしい・・・。 「・・・・ある物って何ですか?」 ルディが問う。 「いやぁ、こんな場所でこんな事言いたく無いんですけどね・・・」 チラリとカインを見るキール。あまり話したく無い様だ。 「話せ。」 一言でカインが言う。顔は笑っているが目が笑っていない。 「い、言いますよ。・・・後悔しないでくださいよ?」 「いいから早く話せ。」 再びカインが言う。 それを見てキールが小さく溜息を吐いた。 「・・・死体ですよ。」 集会所・朝 「死体?」 カインがキールの言葉を鸚鵡返しにする。 「はい、正確に言うと殺しです。犯人は頭が逝っちゃてるみたいで被害者の女性はバラバラでした。」 気まずそうにキールが言う。 「で、なんで俺に関係があるのかな?」 ゲドが言う。 「死体の一部にですね・・・明らかに人が喰いちぎった痕があったんですよ。そのためゲドさんが参考人として上がったんですよ。」 其処まで聞くとゲドとカインは呆れ顔になった。 「何でそれだけでゲドさんが疑われるんですか?」 ルディが怒り気味に言う。 「・・・ワシが説明しよう。」 カインが口を開いた。 ゲドは砂漠で遭難した際に連れていたハンターが死亡している。 それは其処に居た角竜と相打ちになったからなのだが、その3人死体に食い千切られた後があったらしい。 その傷はゲネポス等の仕業なのだが、一部の人間が飢えたゲドが死体を食したのだと噂を流したのだ。 「・・・と言う訳でゲドは一部の街には入ることすら拒否されるし、こういった問題がある度に疑われるのさ。」 「誰も人間みたいに不味い物なんか食べないのにね。」 ゲドが笑いながら言うが、カインは深く溜息をついた。 「コイツは毎回こんな事を言うから何時まで経っても噂が消えないんだ。」 ルディはその言葉で納得した。 「因みに犯行は昨日の朝方らしく、その時現場付近でゲドさんが目撃されてますしね。」 キールが付け足す。 「で、でもゲドさんはその時私と一緒に居ましたよ。あと商人のオジサンも。」 ルディが言う。 「身内の証言にだと説得力に欠けるんですよ、まぁそのオジサンは探して置きますんで後で特徴を教えてください。念のためギルド内で暫く大人しくしておいてもらえませんか?近隣の貴族が五月蠅いんですよ。」 キールがカインの方をチラチラ見ながら言う。 因みに近隣の貴族とはゲドの血縁者である。大方、ゲドの父の遺産を目当てで騒ぎを大きくしようとしているのだろう。 「まぁ俺は美味しい御飯がでるなら軟禁でも構わないよ。ムサシは連れて行くけどね。」 ゲドが気楽に言う。こういった事は前にも何回かあった様だ。 「まぁお前がそう言うんなら仕方ないが・・・ゲドが軟禁中に事件があったら即座に開放しろよ?街の周りにはモンスターが息を潜めてるんだからな?」 「わ、わかってますよ旦那。」 カインの言葉にキールが慌てて答える。 この時ルディは何か、肝心な何かを忘れている気がしたが思い出せずにいた。 連行 結局ゲドはキールに留置所に連行される事になった。 (留置所と言ってもこのギルドの中にある個室な訳だが。) ルディはゲドが連れて行かれる前にある物を貰った。 「何か危ない事があったら’コレ’使ってね。まだ犯人がぶらついてるかもだからね。」 怖いことをサラッと言うゲド。 手渡された’コレ’は小タル爆弾の様だった。 ルディが何かと質問してもゲドは使えば解ると言うだけだった。 ムサシはゲドに着いて行ったので集会所にはカインとルディだけだった。 「嬢ちゃん、悪いがワシはこれから此処の長と対策を考えないといけないから一緒にはおれんのだ。だからなるべく1人で居ないで宿か此処に居てくれよ?」 カインがすまなそうに言う。 「・・・はい判りました。」 そう答えるルディだったが正直、かなり不安だった。 モンスターに狙われている上、殺人鬼まで居る街で一人ぼっちなのだから。 1人になったルディは宿に戻り1人装備の手入れをしていた。 今回持ってきたのは鳥幣弓、瓶の装備できる種類がティガアローより多く融通が利くので今回はコレを持ってきたのだ。 武器を磨きながらボーっと考え事をするルディ。 始めはルディは1人で狩りに出ていた。しかし今となってはそれは考えられない。 正直な話、ルディは飛竜の前に立つだけで足が振るえるのだ。 それでも今まで戦ってこれたのは一言で言うならばゲド達と居たからである。 強いハンターと一緒だったから自分はまだ生きているのだ。 自分の力ではなく、人の力で生き残っているのだ。 だからルディの頭の中では1人では飛竜と戦う事など出来ない。自分1人では何も出来ない。そう言った考えが渦巻いている。 突然1人になった自分には何か出来ることはあるのだろうか? そんなことを考えながら1人溜息をつく。 この宿には知り合いは居ない。 今何か起これば1人で対処しなくてはいけない。 この街には多くのハンターが集まっているが所詮は他人なのだ。 しかもその中には人殺しが混ざってるかも知れない。 「・・・・ハァ。」 また溜息をつく。どうも1人で居るとネガティブな方向に思考が働くらしい。 その時、外から鐘を打ち鳴らす音が聞こえてきた。 侵入者 外から響く鐘の音、ルディは窓から外を見下ろした。 すると街の中に大量のゲネポスやイーオスが入ってきていた。 ルディのいる宿は最も防壁に近い、此処はすぐに奴らに囲まれるだろう。 ルディは急いで装備を整え鞄に荷物を詰め込んだ。 回復薬、薬草、各種の瓶、閃光玉、煙玉、そして先程ゲドから貰った小タル爆弾の様な物・・・ 手当り次第鞄に詰め込んでいる時だった。 バコォォォォ!! 「う、ウアァァァ!!!?」 ドアを蹴破る音、そして店主と思われる悲鳴が聞こえてきた。 ドアを蹴破り弓を構えるルディ、その時回復薬やら瓶やらが鞄から零れ落ちるが気にも留めない。 ドアの向こうでは襲い掛かってくるゲネポスを店主が棒切れでギリギリ防いでいた。 店主とゲネポスの距離が近い、今拡散矢を撃てば確実に店主にも矢が当たる。 ルディはそう判断し、全速力で駆け出した。 右手に持った矢をギュッと握り締め奥歯を食い縛り、渾身の力を篭めてゲネポスの頭に叩き込む。 「アアァァァァァ!!!」 小さな爆発と共にゲネポスの頭が吹っ飛んだ。 「フゥ・・・大丈夫ですk・・ ガシャァァァン ルディが店主に話しかけようとした時だった。 先程ルディの居た部屋からガラスを突き破る音がした。 そして直ぐに三体のゲネポス此方に気付き向かって来た。 横に広がり迫ってくるゲネポス達、ルディは素早く強撃ビンをセットし狙いを定めた。 弦に力をこめゲネポスが近付くのを待つ。 「弾けぇ・・・ろぉ!!」 叫ぶと共に弓から矢が発射される。五つに避けた矢がゲネポスに襲い掛かる。 こんな狭い通路で避ける術などない、小さな爆音が響くと共に炎の赤と飛び散る血渋きの赤がルディの視界に広がった。 「・・・大丈夫ですか?ってアレ?」 ルディは店主に声を掛けようとしたが其処に姿は無かった。既に逃げ出していた様だ。 仕方なくルディはさっき落とした道具を拾いに行こうとしたが再びガラスが割れる音を聞いたので、諦めて外に出ることにした。 しかし、この時大人しく宿屋に残った方が安全だったかもしれない・・・。 焦げ 宿から出たルディの目の前には、先程窓から見た景色とは全く違う景色が広がっていた。 「え…ぅっ!?」 ルディはその光景に吐き気を催した。 ルディの辺り一面に真っ黒に焦げた肉片が飛び散っていたのだ。 それが元人間やランポス種と解る物から、判別がつかない程グチャグチャになった物まで。 そして周りの建物にも血痕と黒い焦げ痕が着いていた。 そして防壁には何かの侵入を意味する大きな穴が開いていた。 そしてその穴の正面には家屋を破壊して出来た新しい道が続いていた。 街の外には防壁の穴へ向かってくるイーオスやらゲネポスやらがわんさかといる。 それに引き換えルディは一人だ。 ここに居るのはどう考えても危険だ。早く街の中心へ、仲間の下へ行かなくては。 ルディはケムリ玉を使い気付かれる前に細い脇道へ入って行った。 素早く行く為なら破壊された跡を通れば良いのだが、あの道幅だとゲネポス達に囲まれる恐れがある。 そうなると弓使いのルディに勝機は無い。 それにルディはあの道からは堪らなく嫌な何かを感じていた。 後ろからはゲネポス達の鳴き声がする。大半はあの道へ入った様だが、少しは此方にも入って来た様だ。 迷路の様に入り組んだ道、後ろからは敵の声が聞こえる。 この状況では早く、仲間の、ゲドの下へ行かないと力尽きるより早く少女の心が壊れてしまう。 「……ゲドさん。」 少女は後ろを振り向かずに走り出した。 焦げ臭い ギルド内で話し合いをしていたカインらも鐘の音を聞いて、建物の屋上に飛び出した。 屋外にでると二方向から焦げ臭い、嫌な臭いが漂って来ている事が直ぐに解った。 「何があった!?」 見張りの男に話しかけるカイン、男の話によると数分前に防壁が二箇所破壊され、各々から発生した黒煙が此方に向かって来ているらしい。 話を聞いたカインは屋上に設置してある双眼鏡を覗き込んだ。 確かに火災が少しずつだが此方に向かって来ている。まるで生き物の様に・・・。 「ん・・・アレは?」 更に拡大して見るとチラリと青い影が見えた。リオソウルとは明らかに違う青・・・カインはそれに心当たりがあった。 そちらとは反対側の黒煙を覗くと、今度は赤い影が見えた。間違えないあれは・・・ 「・・・古龍だ。」 カインが息を呑む、巨大な力を持つ古龍の侵入を許してしまった。しかも相手は2匹。 まだ奴らは街の外周、ハンターの居住区に居る。そこは元々人が少なく、もし人が居てもそれは一般人ではなくハンターだ。 多少は被害が少ないだろう。 しかし街の中央、一般人の居住区まで侵入を許せばその被害は計り知れない。 住民を避難させようにも街中に溢れつつあるイーオスやガブラス達がそれを許さないだろう。 つまり何としても此処に奴らが来る前に息の根を止めねばなるまい。 「ギルド各員に告ぐ、今すぐ一般人をこのギルド周辺に非難させろ。 手の空いてる者はハンター達を可能な限り居住区と商店区の間に集めろ。 その後ガンナーは矢倉に昇れ、飛んで来る者は虫一匹逃さず打ち落とせ! 片手剣、双剣使いは道に入って手当り次第敵を倒し進み続けろ! 残りのハンターは二人組みを組み全ての脇道の出口で待ち伏せろ! 絶対に居住区にモンスターを入れるなよ? 最後に、軟禁室に居るゲドを出しておけ、奴は戦力になる。その後は赤い影の方へ向かわせろ、いいな?」 カインが叫ぶ様に言う。 「承知しました。しかし、青い影はどうします?」 横に居たキールが問う。 「お前とワシで対処するしかなかろう?」 キールを見てニヤッと笑う。 「マジですか・・・自分龍退治は 専門外なんですが?」 「そこら辺のハンターよりはましだろう?さぁ早速準備に取り掛かれ!!」 そう言いながらキールを部屋へ引っ張って行くカイン。部屋では黒い岩の様な装備と銀色の槍がカインを待っていた。 何処? 少女は走り続けていた。 しかし少女は細い迷路をイーオス達を撃退しつつ我武者羅に走り続けたため、今の自分の位置を把握して居なかった。 道端に転がるハンターやゲネポス達の死骸、中には屍を貪っている所へ出くわしたりもした。 その度に少女は嘔吐を繰り返したため胃の中は空っぽ、体力も確実に限界に近付いている。 「ここは・・・何処?」 少女は辺りを見渡すが同じ様な建物ばかりだ。 その上、空を見ることも出来ないので方角すら解らない。 ルディは体力を回復するべく道端に腰を下ろした。 何か食べた方がいいのだが、生憎食糧を持ってないし、肉を食べる気分ではない。 ギぃャァア! 不意に近くの脇道から悲鳴が聞こえる。 ルディは弓を構えその脇道に駆け寄った。 バッと脇道に飛び出したルディだったが、その道は真っ赤に染まっていた。 「ったく、食事の邪魔しやがって・・・。」 全身の装備がバラバラの男が其処には居た。 男の前には、双剣で切裂かれたであろうイーオスが頭を縦に真っ二つにされていた。 「ん、こんな所で何をしているのかなお嬢さん?」 男が話掛けてくる。その顔はニッコリと笑っている。 ルディは、人に会えた安堵感からその男に近寄ろうとしたが、小さな疑問がその足を止めさせる。 先程聞こえた悲鳴は人間の、女性のものでは無かったか? 「さぁお嬢さんこっちにおいで。此処は危ないぜ?」 男が笑顔のまま近付いて来る。 後退りをしながら辺りを見回すルディ。 真っ赤な肉片だらけの水溜り 直視するだけで吐き気を催すそれをジッと見つめる すると其処には明らかに切断されたもと人間の欠片が混じっていた。 「さぁ、早くこっちへ」 「!!???!」 ルディは男の歯が赤く染まっていることに気付いた。 少女の顔が恐怖に染まる。 目の前の男は間違いなく殺人犯だ。 本当なら胃の中の物をリバースするところだが、丁度胃の中は空っぽだ。 ルディは即座に反転すると、再び迷路へと駆け出した。 「ハッ、待てよお嬢さん?」 無論男が追ってくる。 まさかこんな緊急事態に人に襲われるとは思っても見なかった。 そんなことを考えつつ少女は二度目の疾走を開始した。 男 ルディはなるべく細く、看板や空き箱などの障害物がある道を全速力で駆けていく。 男の方が足は速い様だが、ルディよりもずっと体が大きい。だから障害物だらけの道を選んだのだ。 そうすれば男を少しでも時間を稼げるはず… しかし、そんな少女の考えごと切り裂く様に障害物を破壊し男は突き進んで来る。 「待ちなよ、お嬢さん!!」 後方から男の声が響いてくる。 男の双剣の切れ味は凄まじく、まるで其処に何も無いかの様に切り裂いていく。 先程から距離は対して離せてはいない。 このまま行けば体力を消耗しているルディが捕まるのは時間の問題だ。 「…嘘?!そ、そんな!!」 少女が絶望の声を漏らす。 少女の目の前にはある筈の道が無く、真っ黒に焼け焦げた瓦礫が全ての希望を塞いでいた。 「もう逃げるのは終わりかい、お嬢さん?」 唯一残っている道から男が出て来る。 少女は泣き出したかった。何も考えず、目の前の死から目をそらし、ただ赤子の様に泣き出したかった。 (諦めちゃうの、役立たずさん?) ふと頭の中から聴こえる嘲笑が少女の最後の理性を留めさせた。 落ち着け、考えろ、眼前まで迫った死から逃れる方法を… グルグルと思考を走らせる。しかし余りにも時間が足りない。 どうにか時間を稼がないと… 「何故アナタは人を食べるんですか!?」 それは少女の頭に唯一浮かんだ苦し紛れの一言だった。 狂った殺人鬼にそんな事を聞いても無駄… 「何故、人を食べるかって?そんなの決まってるだろう・・・」 …そう無駄な筈だった。 「何故人を喰うかって、それは…」 男が突如頭を抱え出す。 それは少女に残された最後の時間、男が考えている内に活路を見いださなくてならない。 まるで少女の事など忘れたかの様にうずくまる男、その頭には何時も見る悪夢が流れていた。 何時も同じ所で終わる悪夢。 …その夢の続きには彼の最も忘れたい記憶、彼が狂ってしまった訳が刻まれている。 悪夢の続き この洞窟に閉じ込められて何日が経ったか・・・それすら解らない。 隣に居た女性はもう動く事はない。 そして男にも例外なく死が迫ってくる。 こんな所で死にたくない。 男がそう思う度に女の最後の言葉が蘇る。 (「私を食べればいい・・・」) それが蘇る度に男は首を振る。 このまま体力を消耗すれば男は確実に死ぬだろう。 死ぬのは嫌だ・・・ 女の体はまだ微かに温かい、少しずつ氷像へと変化しつつあるソレを眺めながら男の意識は薄れていった。 数日後・・・・・ 雪山からは男だけが下山してきた。 その目は真っ赤に腫上がっており口の周りは嫌な赤で染まっていた・・・ だが男はその時は何も覚えていなかった。女が居ない理由も、口を染める赤い紅の訳も・・・ だが男の記憶は犯した罪の消滅を許さなかった。 毎晩、あの日の雪山での出来事が夢で繰り返される。 何故いま自分が生きているのか?その訳は夢の結末を見なくても解る。 それは男が女を食べたからだ。 その事実を否定することなど出来ない、今自分が生きていることが何よりの証拠である。 男は女を、人を食べたのだ。 夢がその事実を思い出させる度に、男は狂いそうになる。 何故人を食べたのか? この事を肯定出来なければ男は壊れてしまう。 何故人を食べた? 腹が減ったから?ソレしか方法が無かったから?女がソレを望んだから? そして、男は自分を肯定する理由を見つけた。 「俺は人しか食べないと死ぬんだ・・・そういう病気なんだ。だから食べないといけないんだ。」 男はこの時既に狂っていたのだろう。 自分が犯した罪を肯定するためだけに創られた空想、ソレが彼が人を食べる理由。 狂ってしまった男はその後もその空想に捕われている。 彼はその後村人を全て殺し、食べた。それは狂った彼にとっては仕方の無いことで済まされる。 そして村を出た彼はひたすらに龍を殺し、あの夢を見るたびに人を食べた。 最早彼は自分が誰だったかすら覚えていない。彼を覚えている人間も居ない。 ただ腹の底から湧く龍への憎しみと、空腹だけが彼を動かしていた。 創った記憶 「俺は人を食べたいんじゃない、食べないといけない病気なんだ。・・そうじゃなきゃ俺が人を、アイツを食べる訳なんてない!!」 ルディの前で男が発狂したかの様に暴れだす。 「だから喰われてくれよ、お嬢さん!!」 男がルディに向かって突っ込んでくる。その目からは涙が流れている様だった。 しかしそんな事を気にしている場合ではない。咄嗟に鞄に手を突っ込むルディ、そして小さな玉を掴んだ。 「ゥリャァァァア!!」 躊躇い無くソレをブン投げる。 放物線を描くソレはすぐに空中で眩い閃光と共に炸裂した。 「くぅア!!?」 閃光が男の網膜に焼きついた。 ルディが投げたのは閃光玉、そしてソレに男が怯んだ隙に男の脇を駆け抜けるルディ。 「待てよお嬢さん。」 ルディが駆け抜けた後に男の声がする。無論殺人鬼を待つ筈もなくルディは逃げ切るつもりだった。 ほんの一瞬だけ首筋に痛みが走る。だがそんな物は大した傷ではない。 しかし次の瞬間ルディは地面に這いつくばっていた。 此処から逃げ出したい、その意思に反して体は言うことを聞かない。無性に眠い・・・・ ふと気付くとルディの視線の先にはナイフが落ちていた。その刃には薬がたっぷりと塗られている。 眠い・・・ 恐らくあのナイフは眠り投げナイフ・・・ 早く逃げないと男が視力を回復してしまう、だが眠い・・・・ (「何か危ない事があったら’コレ’使ってね・・」) ゲドの言葉がルディの頭を過ぎる。 眠気をどうにか振り払いもう一度鞄に手を入れる。・・・あった! 鞄から小タル爆弾の様なソレを取り出した。 最後の意識を振り絞り、矢でソレに着火する。 シューーーーッボン 火が着けられた爆弾は空高く飛び上がり爆発した。・・・その後は何も起こらなかった。 「え・・・嘘・・・・・・。」 絶望に包まれながら少女の意識はマドロミに溶けていった。 そして男が視力を取り戻したその時だった。 激しい爆音と共に瓦礫が吹き飛ばされた。その瓦礫によって少女の逃げ込んだ脇道は完全に塞がれた。 男が爆発のあった方向に振り返ると其処には赤い影が立っていた。 男は過去の記憶から直感的にソレが何か気付いた。 「龍だな、奴と同じ、あの雪山の奴と同じ龍なんだな!!!?」 男は叫びながら双剣を抜く。 少女の事などもうどうでも良い。 壊れた彼の中で唯一あの日から変わらず残って居るのは悪夢とその憎しみの対象だけなのだから。 ”コレ”の使い道 ルディが打ち上げタル爆弾を使った直後・・・ 「・・・ん!?」 ゲドが聞こえる筈の無い爆発音に反応する。 「サイ・グラン緊急時につき軟禁を解除しに来ました。」 部屋に入って着たギルドの男が言い鍵を開けようとする。 「其処をどけぇ!!!」 「エ?ぅごぉぁぁあ!!!??」 男が鍵を開けるようとしたときゲドがドアを蹴破った。そのまま男は気絶した。 「ムサシ、嬢ちゃんがアレを使ったみたいだ。」 装備を整えながらゲドが言う。 「外も大分騒がしくなってきてるニャ。・・・・しかし、結局アレってなんだったのニャ?」 ムサシが外を見ながら質問をする。 「あぁ、アレはね・・・」 ゲドがルディに渡した打ち上げタル爆弾、あの中身には古龍の血が詰められていたのだ。 つまり爆弾が上空で爆発すると辺りに龍の血の臭いが飛散するのだ。 「それを俺が嗅ぎ取るって訳だよ、大まかな位置も解るからね。」 装備を済ましたゲドが言う。 「お前の嗅覚はどうなってるのニャ?」 「ムサシよりは優れているよ、食べ物限定だけどね。そうだ、宿に封龍剣を置きっぱなしだから持ってきてくれるかな?」 ゲドが笑いながら言う。 「いいけど、いったんゲドと離れると探し出せる自信が無いニャ。」 ムサシが言う。今街は外周に行くにつれ混乱が激しくなっているだろう。ムサシの意見は当然である。 「コレの臭いなら解るだろう?」 ゲドが言いながらマタタビの束を取り出した。 「それなら一発で解るニャ。後で寄越すニャよ?」 ムサシがニヤリと笑う。 「あぁ全部あげるよ。ソレより早くしないと嬢ちゃんが心配だよ。」 ゲドが不安げに言う。 「・・・ゲドが他人の心配とは珍しいニャ。」 ムサシがニヤニヤしながらフルフル装備に着替える。 「俺だって何時も食べ物のことばかり考えてる訳じゃないよ。嬢ちゃんは大切な仲間だからね。」 苦笑いをしながらゲドが言う。 「じゃあ俺は先に行くからなるべく早く頼むよ。」 そう言うとゲドは窓ガラスをブチ破って飛び降りていった。 「・・・相当焦ってるニャ、ゲド。やっと異性に興味が出たのかニャ?」 ムサシが厭らしい笑いを浮かべる。 「さて、ニャアも行くとするニャ。」 大剣を担ぎ外に出るムサシ、街の外側へと続く道は奥に行くにつれ紅や黄で染まっていた。 「・・・コレはなかなか面倒くさそうニャ。」 ムサシは小さく溜息をはくと色彩豊かな道へ突っ込んで行った。 カインとキール 此処は狭い路地、青年の目の前には道を覆い尽くすほど巨大な青い影。 青い影に近付くだけで青年の体はチリチリと焼け焦げていく。 煌めく粉が辺りに漂った次の瞬間激しい爆発が空間ごと青年を吹き飛ばす。 爆発をモロに喰らった青年はその勢いのまま地面を滑って行く。そんな青年の頭を黒い装備の男がガッチリとホールドする。 「旦那、やっぱ自分には無理です。」 「黙れキール、奴と戦うか今ワシに殺されるかどっちがいい?」 全身を黒のグラビモス装備で固めたカインが、ギリギリとキールの頭締め付ける。 「そんな殺生な。自分、龍は専門外ですよ、そうじゃなくてもアレは化け物でしょう?」 キールが迫る3人のハンターをなぎ倒す青い影を見て言う。 「古龍だから一筋縄ではいかんだろうな。しかし此処は人の縄張りだ。縄張りに入ってきた以上ハンターのジンクスとやらも関係ない、数を持って奴を叩きのめす。」 「そんな無茶苦茶な・・・」 カインの言葉にキールが文句を言う。 「良いからお前も本気を出せ、装備を整える時間くらいは稼いでやる。何時もの武器に代えて来い。」 「出来れば帰って来るまでに奴を倒して欲しいですn、イタタタタタ!!!」 カインがキールの頭を更に締め付ける。 「良いからさっさと行って帰って来い。いいなぁ!?」 言うと共にカインがキールをブン投げた。返事をする間も無くキールは脇道へと消えて行った。 「おい近接武器はいったん下がって傷の手当てをしろ。こんなに狭いんじゃ戦えたもんじゃない、ガンナーはありったけの拡散弾をぶち込めぇ!!」 カインが叫ぶと共に建物の屋上にいるガンナー達が一斉に拡散弾を発射した。 激しい爆発が青い影を中心に炸裂する。しかしそれ以上の爆風が全てを吹き飛ばした。 そして湧き立つ煙の中から青い影が再び現れた。 「来い炎妃龍、ナナ・テスカトリ!!」 カインが雄叫びを上げた。 見下す様な視線を飛ばすナナを睨みつけるカイン。 突進を繰り出してくるナナをヒラリとかわすカイン。 ナナがカインを向き直った時には眼前に銀色の銃口が構えられていた。 「まずは一発だ。」 ニヤリとカインが笑う。 次の瞬間竜撃砲がナナの顔面に炸裂した。 苦痛と怒りに顔を歪めるナナ・テスカトリ、今度はカインが見下す様な視線を飛ばす。 「さぁ、こっからが本番だ。」 言うと共に咆哮と爆音が街に轟いた。 探索 ルディを探し、血の臭いを求め脇道を駆けるゲド。 少し広い空間にでる度に血溜まりで待ち構えるハンター達に間違えて攻撃されるが、それを何事も無かったかの様にカワし走り続けた。 ゲドは今胸の中にモヤモヤが渦巻いていた。 ルディを1人残し離れた後、警報が鳴ってから胸のモヤモヤが取れないのだ。 街に潜む殺人鬼、侵入したモンスター達、そして先程から漂う生きた龍の臭い。 それらの要因が胸のモヤモヤを大きくさせる。 あの少女が心配で堪らない、一体自分はどうしてしまったのか? そのモヤモヤがある感情が原因であることをゲドは理解出来ずにいた。 脇道を突き進むにつれ細くなる道が、紅や黄、紫で埋め尽くされる。 『其処を退けえぇぇ!!』 振りかざす一対の剣が、ゲドが通る道の全ての色を赤く染めあげて行った。 古龍の血の臭いがドンドン近くなる、それにつれて焦げ臭いも増していくがそんな事はどうでも良い。 早くルディを探し出さなくては!! 血の臭いの最も濃い場所へ辿り着いたゲド。 辺りからは何者かが戦い、暴れ回る破壊音がする。 周りの雑音は気にも留めずゲドは臭いの源を探し続けた。 山の様な瓦礫を払いのけていく、すると見覚えのある桜色が目に映った。「嬢ちゃん!?大丈夫か、嬢ちゃん??!」 瓦礫の中から救い出した少女はピクリとも動かない。 「冗談は止めてくれよ…ルディ…」 ゲドは少女を抱きしめながら祈る様に呟くが少女から返事は無い。 モヤモヤが更に大きくなる。それに伴い更に強く少女を抱き締める。 「く…苦しいです、ゲドさん。」 少女が痛みで目を覚ました。 バッと抱き締める力を緩めるゲド。 「あれ、ゲドさん泣いてるんですか?」 虚ろな瞳の少女が何時もの口調で話しかけてくる。 更に涙がこみ上げてくるが、ゲドは何も言わずもう一度少女を抱き締めた。 男と少女 ルディの無事を確認し一安心するゲド。 胸のモヤはスッカリなくなったが、それと共に今の自分の行動が何時もと違う事に気付く。 何故自分は少女を抱き締めているのか?確かに心配ではあったが何も抱き締める事はなかろうに… そう考えると急に恥ずかしくなって来た。 「悪い嬢ちゃん、今のは忘れてくれ。」 顔を若干赤くしつつ、焦って少女を拘束する腕を放した。 腕から解放された少女の顔はそれ以上に真っ赤だった。 「大丈夫かい、嬢ちゃん?」 何時もの調子を取り戻したゲドがルディを見て言う。 「は、はひ大丈夫です。」 ルディが返すが呂律が回っていない。 そんな彼等を余所に瓦礫の向こうからは激しい爆発音が鳴り響き続けている。 「嬢ちゃん…誰か戦ってるのかい?」 ゲドがルディに聞く。 ルディは先程の事を思い出し、一部始終をゲドに話した。 街に侵入してきたゲネポス達、破壊されて出来た焼け焦げた道、脇道に響く悲鳴、少女を襲う殺人鬼… 「ナルホド…ねぇ。」 何時もの表情で話を聞くゲドだが、内心穏やかではなかった。 ゲドは砂漠で目覚めたあの日から今まで、連れのハンターが死んでも特に何も感じなかった。 しかしルディが襲われたと言う話を聞いて、怒りの感情が湧き上がっている。 しかしゲドは何故その様な感情が湧くのか理解出来ずにいた。 今までゲドと組んだカインとムサシ以外のハンターは、一回狩りに行くだけの関係だった。 大抵の者はゲドの奇行に堪えかね去っていくか狩場で死んで行った。 つまり長くルディと組んでいた為に家族に近い感情を抱いていたのかもしれない。 自分の記憶にはない家族の幻影を… しかしイマイチその結論ではこの感情は説明出来ない。 グルグルと回る思考を吹っ飛ばす様に爆発音が響いた。 その時ゲドの思考が一つに纏まる。 自分の感情も、殺人鬼の事も今は後回しだ。今やる事… 「まぁ色々あるけど…まずは食事にしようか。」 何時もの様に狂喜の笑みを浮かべる餓鬼の姿が其処にあった。 炎王龍 ルディはゲドの指示で崩れかけた建物の屋上へと向かっていた。 ゲドが言うには屋上なら敵の攻撃が届くことは殆どないし、安全に狙いをつける事が出来るから、だそうだ。 可能な限りスピードで階段を駆け上がり、壊れかけた扉を蹴破った。 「なっ!!?」 屋上に出た少女の視界の三分の一は紫で埋っていた。 そして紫は毒を吹き出しながら少女目掛けて滑空してくる。 空を埋め尽くす大量の不気味な紫、ガブラスだ。 「敵だらけじゃないですか・・・」 少女は小さく舌打ちをすると弓を構えた。 「ぅっりゃぁぁぁ!!」 叫びと共に放たれた矢が空を覆う紫を赤と紅に変えていく。 そして爆破で出来た空間ではもう1つの戦いが行われている。 赤い龍と対峙する男が1人。 龍は雄々しい二本の角に風に靡く赤い鬣、突き刺す様な眼光、そして周りの空気は蜃気楼の様に赤く揺らめいている。 炎王龍、テオ・テスカトルだ。 そんな炎龍とは対象的に全身黒く焦げ付き、今にも倒れそうな男が1人。しかしその瞳だけは殺意の炎を燈し続けている。 「お前らさえ居なければ・・いなければ・・イナケレバ・・・アアァァァアア!!!」 まるで火が着いた様に加速し、待ち構える炎龍に駆け出す男。 「オッラァァァ!!!」 其処へ蒼い男がドロップキックを顔面に叩き込んだ。 そのまま地面を転げる二人の男、そして先程突っ込もうとしていた場所が劫火で焼き払われた。 「君が殺人鬼かな?」 ムクリと起き上がった蒼い男、ゲドが男にナイフを突き付けて言う。 「そんな事はどうでもいい、今は奴を、龍を殺すんだ・・・そうだ殺すんだよ!!!」 イマイチ男との会話が成立しない。 「さっきの蹴りは嬢ちゃんに手を出した分だ。だけど・・・正直俺も今はあの龍にしか興味が無いんだよ。まぁ後でキッチリ落とし前を付けて貰うけどね。」 ゲドがニヤっと笑う。 「俺は奴らを殺す、殺すだけだ!!!」 回復薬を飲み干し、ビンを投げ捨て男が叫ぶ。 「勝手にしなよ、俺は食事をするだけだ。邪魔はしないでくれよ。」 ゲドも双剣を研ぎながら言う。 そして二人はほぼ同時に赤い影へと駆け出した。 男と男と龍 二人が同時に炎龍を射程圏に捉える。 それと共に周りの空気が灼き着く様に纏わりついて来る。 テオ・テスカトルの能力は自身の周りに放出される灼熱の熱波。 それは一撃の威力は無くとも、確実に近付く生命を枯渇させる。 そんな地獄の中でも二人の心は折れはしない、この程度で溢れ出る食欲を、腹の底から湧き上がる殺意を止められはしない。 熱波を掻き分け、一気に駆け寄る。 そして二対の剣が高々と振り上げられた。 「イタダキマス♪」 「死ねぇぇえ!!!」 互いが各々に叫び剣を振り下ろした。 炎龍の赤い体を鮮血がさらに赤く染める。 ゲドはナイフに付着した血をベロりと舐めとった。 「ヤッパリ古龍は最高だね♪」 顔が崩れる程の狂った笑いに染まる。 ソレとは対照的に自身に降りかかる返り血を不愉快そうに見る男。 何やらブツブツと同じ言葉を繰り返す。 「…そが、糞がぁ!!」 狂った様に男が叫ぶ。 そして二人は同時に鬼人化の構えをとった。 炎龍の両サイドから血飛沫が飛び散る。 激しい猛攻を受ける炎龍は、それらを振り払うべく体を捻り爪を振るう。 それを苦もなく二人はかわす。 その時僅かだが炎龍と二人の距離が離れた。 辺りに光を反射しつつ飛び交う粉塵。 一瞬だけ勝ち誇った様な笑みを浮かべ炎龍が奥歯を打ち鳴らす。 それに呼応する様に辺り一面に紅蓮の炎が爆裂する。 街中を赤、そして黒に染め上げる爆発、およそ生物が生き長らえるなど不可能な攻撃。 しかし次の瞬間、炎龍は我が目を疑った。 未だ立ち込める噴煙を駆け抜け、二人の男が視界に飛び込んできた。 そして再び激しい斬撃を浴びる炎龍。 …この人間共は確実に殺す必要がある。 炎龍は鼓膜を突き破る様な雄叫びをあげる。 辺りを取り巻く熱波は二人を焼き尽くさんと更に熱を上げる。 今二人の前に本気の炎王が姿を現した。 雄叫び ここはゲド達が居る場所のほぼ反対側の街の脇道(最早道としての原型は留めていないが・・・) 「五発・・・・目ぇ!!!」 カインの怒号と共にガンチャリオットが竜撃砲を吹き出す。 激しい爆撃を受け怯むナナ。 しかしその顔には未だに余裕がある様に見える。 「っく、化けモンが・・」 カインが舌打ちをする。 カインは見て取れる程疲労している。 周りの建物ごと吹き飛ばすような攻撃が繰り返された結果、辺りの高台は殆ど破壊されカイン以外のハンターは今退避している。 つまりカインはこの十数分の間1人でナナの相手をしているのだ。 そして竜撃砲を乱発した結果、ガンランスの放熱が追い着かず槍の先端は真っ赤に焼け付いたままだ。 カインは最後の回復薬を飲み干すと再びガンチャリオットを構える。 「ウォラァァァ!!」 そして雄叫びと共に駆け出した。 ナナもカイン目掛けて突進してくる。 カインの渾身の一撃が放たれるが皮一枚抉っただけだった。 ナナの巨大な腕がカインを捉える。 「ぐぅっ!?」 辛うじて盾で防ぐが、盾ごと壁に減り込んでいくカイン。 因みにナナもテオ同様全身から熱波を放っている。 壁にめり込み身動き1つ取れないカインの体を熱波がジリジリと焦がしていく。 焼き付く空気に苦しむカインを見るナナの瞳はまるで狩りを、殺戮を楽しむ人間の様だった。 「ぅおおおぉぉぉぉぉおお!!」 突如轟く雄叫び、それに驚き一瞬だがナナの力が弱まる。 「六・・・発目ぇぇぇぇ!!!」 その隙を見逃さずカインが六度目の竜撃砲を放つ。 激しい爆撃が龍の力と共に炸裂する。 踏鞴を踏み後退するナナ・テスカトリ。 「チェェェストォォォォ!!!」 再び雄叫びが木霊する。 それと共にカインの後ろに残った建物から1つの影が飛び降りた。 刹那、煌く刃がナナの角を砕き顔面を一閃した。 豪快に舞う血飛沫、悲鳴を上げナナが後退る。 「お待たせしました旦那。」 カインの目の前にはニヘラ顔のキールが立っていた。 全力 カインの目の前に立つキールは先程の装備とは違い、劇の衣装の様な物を着ていた。 手に持つ大剣は竜人族の物とは異なり、かなり薄く軽そうだった。 そして背中には同様の物が後四本ほど背負われている。 「来るのが遅いんだよ。」 カインが弾をリロードしながら言う。 「いや、まさか龍相手にコレを使うとは思ってなかったので引っ張り出すのに手こずりまして…とりあえずあるだけ持って来たんですよ。」 ヘラヘラしながらキールが言う。 いまキールの頭装備は顔をむき出したままなのでかなりヘラヘラ顔が目立つ。 短い会話を終えると2人は後ろに向き直った。 そこではナナが黒煙を吐きながら待ち構えていた。 「行くぞ。」 「了解です。」 二人が武器を構えた。 カインは正面から突きを繰り出した。 ナナはそれをかわしつつ突進を仕掛けて来た。 素早く盾でナナの巨体を受け流すカイン。 ナナは勢いを緩めずそのままキールに突っ込んでいく。 ナナが正面に迫ってもキールはニヘラ顔だった。そしてほんの少しだけ横に移動し難なく突進をかわす。そしてすれ違い様に一太刀を浴びせた。 ガギィィン 響く鈍い音、キールの剣はナナを切り裂きつつも真っ二つに折れてしまった。 「やっぱり龍相手にこの装備は厳しいですね。まぁ後四本有るわけですが。」 キールが淡々と言いながら二本目の剣を構えた。其処へ再びナナが突っ込んで来る。 キールは全く同じ様に一閃を放つ。 ガギィィン 再び響く鈍い音、剣は真っ二つに折れたがさっきよりも数段深くナナの足を切り裂いていた。 足を斬られバランスを崩し地面に滑り込むナナ。 「その武器でコレは上出来だ。」 カインが言いながら突きを繰り出す。 その突きは、深くナナの右顔面を抉った。その一撃で仰け反るナナ。 「龍以外なら剣一本で足りるんですけどね。」 愚痴っぽく言うキールの腕には三本目の剣が握られていた。 そして一瞬の内に剣を振り抜いた。 ガギィィン 三度響く鈍い音。 三本目の剣は己が生命と引き換えにナナの尻尾を切り落とした。 「後二本か…。」 呟く様に言うキール、その顔はさっきと全く同じヘラヘラしたものだった。 撃!! 角を折られ、尾を切断された無様な姿でモガくナナ。 其処へ間髪入れずに翼へ突きを繰り出すカイン。 ナナの悲鳴が響く。 青く美しい体はすでに血みどろに染まっていた。 ナナは体を無理やり立て直し、辺りに粉塵をバラマく。 「離れろ!」 「言われなくとも。」 カインが言うより早くキールは逃げ出していた。 「…あのやロォォォ!!?」 言ってる内に爆発に巻き込まれ吹っ飛ぶカイン。 そして立ち込める爆煙からナナが上に向かって飛び出した。 「逃がすな、撃ち落とせ!!」 カインが起き上がりながら叫ぶ。 それと共に周りで待機していたガンナー達が弾丸を打ち出す。 ガギン ナナの皮膚に複数の弾丸が食い込む。 そして一拍置いた後爆発した。 空を飛ぶ龍を落とすには十分な一撃の筈だった。しかしナナは最後の意地で飛翔を続ける。 逃げられる。そう思ったその時だった。 「これで残り一本ですか…」 いつの間にか建物に登ったキールが溜め息をついている。 そして背中に残った二本の内の一本に手をかけて、ナナ目掛けて建物の屋上から跳躍した。 空中で行われる素早い動作、ナナの翼に狙いを定め垂直に刃を突き出した。 渾身の一撃と共に砕ける刃。 「ぅおりゃぁぁぁああ!!!」 それでも更に力を篭める。刃は砕け散りながらもナナの翼を貫いた。 今度こそバランスを崩し地面に向かい落下するナナ。 「旦那、後は頼みます。」 「任せろ。」 キールの声に答えカインが笑みを浮かべる。 天に向け突き立てられた銀色の塔、其処へ真っ直ぐ墜ちていくナナ。 ガンチャリオットがナナの体に深々と突き刺さった。 そして辺りにシューっと言う音が響く。 「7発目…ラストだ。」 カインの一言ともにナナの体内で最後の竜撃砲が炸裂した。 ナナの体を爆撃が貫くと血を噴出しながら動かなくなった。 それと共にカインも座り込む、体力が限界の様だ。 「全く、年だけはとりたくないな…ん、キールどこに行くんだ?」 カインが歪に歪んだガンチャリオットを引き抜きながらキールに言う。 「まだ本職が残ってますんで。」 そう言うとキールは最後の剣を背負ったまま街の路地に消えて行った。 弱さ 熱波で身を焼かれ、度重なる攻撃を受けつつも目の前の赤い影に攻撃を繰り返す男。 しかしそんな男をあざ笑うかの様に赤い影は力を振るい続ける。 一撃が死に繋がる極限状態の中なのに、何故か男の頭は冷静にあの日の悪夢を思い出していた。 あの日の悪夢が起きた訳、単に運が悪かったんだ。 …果たして本当にそうなのか? 甘い依頼に飛びついたのは自分だ。 情報の収集を怠り、古龍と出くわした。 仲間の女すら守れず、見殺しにした。 そして自分はその女を… 男は今まで、殺戮を繰り返し、女と同じ人を食べる事でその罪から目を逸らしてきた。 狂った道を歩み、名前さえ忘れた…筈だった。 しかし今龍に挑み、限りなく死に近い戦いの中で今の自分が偽りである事に気付いてしまった。 本当は狂ってなどいない。名前だって今はハッキリと判っている。 あの日の悪夢の訳…全ては己が弱かったからだ。 全ては甘い考えを持って狩りに望んだ自分の責任。 その瞬間男の腕から力が抜けて行った。 男を今まで突き動かしていた物は全て彼自身が創り出した幻影だったのだから。 それに気付いた彼にもう力など残っている訳がない。 人を斬り、手入れもロクにされず振るわれていたインセクトスライサーは、戦意の喪失と共にあの日と同じ様に折れてしまった。 ガクリと膝を突き、熱波に焼かれ倒れる男。 そんな彼を炎王はまるでゴミでも見る様な眼差しで見た後、尻尾の一撃で吹き飛ばした。 壁に全身を打ち付け朦朧とする意識の中、男の目に映ったのは龍と愉しげに戦う鬼の姿だった。 集結 鬼は剣を振るい続ける。降りかかる炎王の爪撃を全てかわし、懐深くに潜り込み鮮血を飛び散らせる。 端から見ればゲドが優勢に見えるが、そうではない。 いくら斬撃を叩き込もうが圧倒的に火力が足りない。 波の竜ならば十分な攻撃だが、相手は人智を超越した生物、古の龍なのだ。 その回復能力は他の追随を許さない程驚異的なのだ。 ただ切れ味だけに特化したシエロツールでは僅かなダメージしか与えられない。 その上、炎王の能力は近付く者を灼き尽くす熱波、戦いが長引けば長引く程ゲドの体力は消耗していく。 しかしゲドの顔は笑っている。狂った様に… ゲドはテオの両目を切り裂くと一旦距離を取った。 「フゥー…暑いな、全く。さっさとバラして食事と行きたいな。なぁムサシ。」 「全くニャ。」 何時の間にか全身が真紅の猫がゲドの傍らに立っていた。その手には妖しげに光を放つ翠の剣が握られていた。 「結構時間がかかったね?」 「これでも急いだのニャ。」 言いながら剣を手渡すムサシ、主の手に渡り獲物を前にした封龍剣が歓喜の叫びを上げる。 天敵とも言える封龍剣の存在を感じ取った炎王は熱波の熱をさらに上げる。 「さて…あの熱波をどうにかしないとね…ん?」 突如テオに複数の矢が放たれる。が、熱波により弾かれた。 「ぃっけぇ!!!」 響く叫び声と共に再び矢が放たれる。 今度の矢は鋭く、的確に熱の壁の隙間を突き破り炎王に直撃し毒を吹き出した。 「あ、居たんだね嬢ちゃん。」 ゲドとムサシが同じ事を言う。 「酷い言いようですね。ガブラスと戦ってたんですよ!!」 ルディが叫ぶが2人は笑うだけだった。 そんな事をしている内に炎王の目は再生が終わりかけていた。 「さぁ、皆揃った事だしメインディッシュと行こうか?」 ゲドが高々と封龍剣を構え叫んだ。 ムサシとルディも各々に武器を構える。 「ではイタダキマス♪」 再びゲドの顔が狂喜に染まった。 狩人対龍 封龍剣を手にしたゲドがテオに突っ込む。 それを阻止せんとテオが紅蓮の炎を噴き出す。 「ニャッホォォオイ!!」 ゲドが炎に灼かれる寸前でムサシが大剣でゲドを打ち上げた。 綺麗な放物線を描きゲドがテオの後ろに着地する。そして間髪入れず乱舞を叩き込んだ。 飛び散る鮮血と封龍剣から噴き出す龍の力がゲドの視界を赤く染め上げる。 テオは即座に振り返るが既にゲドの姿は無かった。 「ニャアリィヤァァア!!」 その隙にムサシがテオの無防備な後部に力を極限まで溜めた一撃を放つ。 テオは微かに怯むが直ぐに振り返る。しかしムサシの姿も其処には無かった。 2人とも何時の間にか熱波の外に退避していた。 まるでカラカう様な2人の行動に炎王は怒りを露わにする。 建物を背にする2人目掛けて突進するテオ。2人はそれを両脇に避けてカわすがテオはそのまま建物に激突した。 アッサリと建物の壁を粉砕する炎王だが、その頭部に無数の矢が打ち込まれた。矢から噴き出す毒が一時的にテオの熱波を消し去った。 テオが建物を見上げると少女が此方に向け弓を構えていた。 テオの苛立ちは更に上昇する。 辺りに舞う粉塵、怒りにまかせ奥歯を打ち鳴らす。刹那、激しい爆炎が炸裂した。 「きゃあ!?」 その爆撃でルディの居る建物が大きく傾いた。 それを見たテオは再び辺りに粉塵を飛散させた。 「嬢ちゃんよりも俺の相手をしてくれよ?」 クスリと笑うような声がすぐ傍から聞こえて来た。 次の瞬間テオの視界が蒼に変わり瞬時に朱に染められた。 炎王の眼前で繰り出される乱舞はその顔をズタズタに引き裂き、力の象徴である角を無惨にへし折った。 「ヒャハハハハハ」 返り血を浴び続ける男は狂喜の笑みを浮かべながら、狂った様に笑い声を上げる。 飛散した粉塵は気付けば風に流され消え去っていた。 炎王は目の前の鬼を振り払う為に豪腕を振り下ろす。が、笑い続ける男は地面を転げアッサリと回避する。 「ニャリィャアァァァア!!」 ゲドに気を取られたテオの尾に大剣の一撃が叩き込まれた。 炎王の尾はその一撃を弾き返す。しかしその代償に尻尾の肉は大きく抉れ、骨は砕かれた。 もはや尻尾は皮一枚で辛うじて繋がっているだけである。 「もう終わりなのかい、化け物?」 化け物の目の前では鬼が笑っている。 建物 憎らしそうに封龍剣とゲドを見ながらテオが後退する。 「さぁ、そろそろディナーになってくれるかな?」 言いながらゲドが近寄って行く。 数も、力も、明らかに炎王の劣勢。テオはギリッと奥歯を食い縛る突進を繰り出した。 ゲドが小さく笑う。 無論今更そんな攻撃が当たる訳が無い。炎王もそれを理解した上でこの攻撃を仕掛けていた。 アッサリとゲドとムサシが突進を避ける。二人が後ろを振り返るとテオが既に攻撃のモーション入っている。 その攻撃は千切れかけた尻尾での一撃、この距離では当たる筈が無い。 が、テオが尻尾を大きく振った瞬間だった。 ブツンッ 嫌な音と共に炎王の顔が苦痛に歪むが、その顔は確かに笑っていた。 「なっ!!?」 ゲドとムサシを届くはずの無い炎王の一撃が襲う。炎王は自ら尻尾を千切り飛ばしたのだ。 予想外の一撃を受け、少女の声虚しく吹き飛ぶ二人。 「糞が!!っ?!」 ゲドが体勢を立て直した時、辺りには既に煌く粉が舞っていた。 素早く飛び退く二人の後方で激しい爆発が巻き起こる。 「キャア!!?!」 爆発の反対側からルディの悲鳴が聞こえる。 声の方を振り向けば煙の向こうのルディの居る建物が崩れかかっている。 「嬢ちゃん横の建物に・・・って言っても無理だよね。」 叫ぶのを止めゲドが駆け出す。 辺りは煙に包まれ何処にテオが居るのか解らないが、全力で駆け抜ける。 建物が崩れるより早く、傾いた壁を駆け上がる。重い装備をした人間とは思えないほどの動きでルディの元へ辿り着く。 「口を閉じた方が良いよ?」 「え、えぇぇぇぇえ!?」 ルディが言葉を発するより早く、ゲドはその体を小脇に抱え、崩壊する建物から数メートル下へ飛び降りた。 横で少女が絶叫を上げるが全く気にしない。 「ん!?」 落下するゲドの横を煙から飛び出した何かが通り過ぎた。赤い何かが・・・ 「チッ、逃げやがった。」 ゲドが小さく舌打ちをする。 通り過ぎた赤い影は紛れも無く炎王龍だった。 ズシンという落下の衝撃がゲドの足を痺れさせる。 「くぅ・・・ムサシ、奴は何処に行った?」 「恐らく街の城門ニャ。」 フラフラと飛ぶテオを見ながらムサシが言う。 テオはダメージが大きいらしく不安定な飛行をしている。 「アレなら追い着けるね。」 そう言うとゲドはルディを抱えたまま再び建物を昇りだした。 そして建物から建物へと跳躍を開始した。 ムサシもそれに続くが抱えられたルディだけは悲鳴を上げっぱなしだった。
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概要 バックステップからの攻撃が回転だけじゃなくブレスも吐いてくる バックステップ時の距離が遠いとブレスなので回転だと思って余裕で近づこうとしたら大変なことになる なお、怒り時のブレスは3WAYでかつ相当横の面でも範囲が広いので注意すること なんかもじもじしてるなー?と思ったらパリーンしてくるので攻撃せずに素直に退避すること 地面に爪を立てた後のハリケーンアッパーみたいなあれはデュラの右手側に判定が強いので 可能であれば左手側に退避すること 範囲も円を描きながらハリケーンが移動するので思いもよらぬ位置でも直撃するので注意 攻撃範囲から逃げられないと思ったら素直にダイブの準備をすること HC素材 ランク 素材名 オススメ用途 下位 氷狐竜の冷殻 笛:ザザミ・ティン 上位 氷狐竜の凍殻 凄腕 氷狐竜の氷殻 弓:水竜弓【猛】 攻略 ブレス バックステップの距離が長いとブレスを吹いてくる 怒り時は3WAYになるので正面側にいる場合は退避すること 当たり判定が短いため、デュラに向かって前転で回避もできる ブレス後は挑発モーションが確定なのでタコ殴りするといい 竜巻 左爪を地面に突きたてデュラの右側に3つの竜巻を起こす 左側にいると安置だが、右側はほぼ全面攻撃が飛んで来る 少し離れていると竜巻の間を抜けることもできるが、 近い場合はいっそのことデュラ本体に当たるほうがダメージを抑えられる また、デュラの左側にいる場合も攻撃時の尻尾に当たり判定があるので近いと尻尾に飛ばされる 尻尾の戻りにはダメージ判定がないため、モーションを確認後であれば攻撃が可能 ただ攻撃チャンスってほどチャンスはないけどね コンボ 爪とぎの後にバックジャンプし、打ち上げ攻撃+追撃のパリーンで更にダメージは加速した! どう見ても根性対策の攻撃です。本当にありがとうございました。 着地までに粉塵などで回復できれば問題ないので味方が打ち上げられたら落ち着いて粉塵を飲もう
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カインを抱えての半壊した機械塔の登頂は終わりを迎えた。 最上階――おそらくここにローザはいる。そう……遂に三人がそろう時がきたのだ。 バロンの門出から此処まで、きちんとした形で向い合うのは初めてだ。 「テラ」 だが……その前にもう一つやらねばならぬ事がある。 今までのセシルの長い旅路の中に、付き合ってくれた仲間――その一人である老魔道士テラ。 彼はどうなったのであろうか? 封印されし究極魔法メテオ。 テラがそれを行使した事は最前のゴルベーザとの会話でわかっていた。 そして、その事実が何を意味するのかもセシルには理解できていたのだ…… 最も今のゾットの崩壊っぷりをみればただならぬ事がおこっているのは理解できるであろう。 最上階には今までの狭苦しく張り巡らされた迷路とは違い、がらんどうとした大広間が広がっていた。 下の階へと続く階段と最深部へと続く扉以外には何もない殺風景な場所だ。 「テラ……!」 下の階でもあの荒廃っぷりだ。事の元凶であろうこの場所は他の場所と比べても、一段と崩壊している。 粉塵は大量に舞い、息苦しい。先を見通す事は更に厳しい事だ。ましてやそんな場所で人を探すなど殆ど不可能 と言ってもいいくらいだ。 「テラ!」 だが、セシルはその名を呼び続けた。 彼は間違いなく此処にいる。確信があった。それに、一刻も早く彼に合わなければ手遅れになってしまう。 「セシルか!?」 何所かから自分の名を呼ぶ声が聞こえてきた。 「シドか? どっちだ!」 「こっちじゃ」 シドの声が終わる頃には走り出していた。 カインを抱え、降り注ぐ粉塵の中を歩く。見通しの立たない視界にもやっと慣れてきて、周りが良く見えてきた。 「テラ」 ようやくの思いで辿りついたシド達の元には想像通りの光景が広がっていた。 シドとヤン。その二人の中心にいる人物テラ――まるで二人に看取られるかのように地面へと寝そべっている。
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【悪者】 〔あ〕 逢坂 伊織 亜麻谷 朱羅 エネミ・ドラグラ 炎龍 呪井 小此木 佐久穂 悪羅崎 死死 〔か〕 空刳人形 黒風 白雨 クリア・ノート グレイブ・ジョーンズ 黒崎 乱舞 グール・ビギンズ 黒耀 八鬼 湖々宮 人 〔さ〕 サークレット・ネオ・ファルディア 釈迦堂 壱百 死境 七海 白崎 燐火 鈴裡 螢 ゼロ=ティターニア 〔た〕 高杉 淳平 田中 浩平 月影 陽 栂野 玲(スリーピー・ホロウ) 〔な〕 〔は〕 〔ま〕 三ツ谷 衆 モナ 〔や〕 余世継 桐 〔ら〕 雷幻 人見 〔わ〕 【上へ】
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