約 9,961 件
https://w.atwiki.jp/nicoutaite/pages/44.html
作詞:VALSHE 作曲:minato 編曲:齋藤真也 歌:VALSHE 翻譯:籃子 凌霜降 Butterfly Core (蝴蝶核心) 蝴蝶飛舞的身影劃破了大海原本的寂靜 那重疊交織的聲音驅散了如今的黑暗 一邊將身上的汗水擦去 還一邊踢開搖曳著的燈光 把被悲傷侵襲過後的今天的傷痕掩藏了起來 越急躁卻離得更加遙遠 沒理由地找尋所謂的意義 我隱藏在了天真裡 不願出讓的那份感情 察覺到了之後 就會不願意再失去 一直守護著某人的我現在更加地堅信 蝴蝶飛舞的身影劃破了大海原本的寂靜 你所見到的虛偽並不一定全部都是謊言啊 拋開了猶豫之後的回答也就是 選擇之日定會再次到來 這顆心比任何人都更熱烈地一直燃燒著 一定不會消失的 不僅非常地討厭著晴天 也憎惡著下雨的天空 如果迎著泛起的波浪若能將記憶消除的話 如果懷疑看不見的東西 就會看不到那正確的東西 歎息著被寬恕的每一天 在那看不見盡頭的每一天 守護著你根本不需要任何的誓言 到底是誰的過錯毀掉了這每一天 帶著那雙銀色的翅膀在暴風雨中一樣生存著 如果不去接觸任何人目光的話則最終也成就不了甚麼 變得破爛不堪的那所謂代價 我其實根本都不屑一願 我的這顆心將會比任何人的都要飛得高遠 用那眼睛看著 蝴蝶飛舞的身影劃破了大海原本的寂靜 重疊交織的瞬間將殘光深深印在心底 定會到達被染紅月亮的彼方 因為已經決定要跨越艱辛 就算沒有做出任何的改變 就算沒甚麼流傳下來 也定會拋開所有的猶豫回答你 選擇之日定會再次到來 這顆心比任何人都更熱烈地一直燃燒著 一定不會消失的
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/1521.html
発売日 2015年12月25日 ブランド Liar-soft タグ 2015年12月ゲーム 2015年ゲーム Liar-soft キャスト 萌花ちょこ(アリス),草柳順子(グレーテル),かわしまりの(オデット,オディール),水純なな歩(ラプンツェル),赤司弓妃(ゲルダ),桜城ちか(ドロシー,黒の少女) スタッフ 企画・原案・シナリオ:海原望 キャラクターデザイン・原画:大石竜子 シナリオ:海原望 タイトルロゴデザイン:しまさらゆめき タイトル画面デザイン:大石竜子 CGワーク:しまさらゆめき,大木犬太郎,aina,グランテール井上 楽園(MAP)ラフ:たかし 楽園(MAP)制作:Lem プログラム・スクリプトワーク:禾刀郷(codeX),日柳十夜(codeX),海原望 BGM:さっぽろももこ,ナッシュスタジオ FREE USE MUSIC,チャイコフスキー「白鳥の湖」 音声制作:株式会社アルカディア・プロジェクト 音声演出/収録:Ben 音声編集:uesama,SAI☆REN 音声制作担当:M.KOMIYA 録音スタジオ:アルカディア・プロジェクト・スタジオ ムービー制作:大木犬太郎 進行管理:Kobi スペシャルサンクス:エリンギ 販売:株式会社ビジネスパートナー 制作・著作:Liar-soft メインテーマ 「フェアリーテイル」 作詞:Rita 作曲・編曲:Blueberry&Yogurt 歌唱:Rita
https://w.atwiki.jp/voix/pages/15.html
順不同 うえあおい うえだ星子 上原さくら 上原さやか 上原ともみ 上原多香子 上原慶子 上宮あずさ 上岡麻佳 上戸彩 上村典子 上村貴子 上田みゆき 上田愛美 上田純子 上神真由美 内山侑子 内山理絵 内川藍維 内村みるく 内海慶子 内野ぽち 宇乃音亜季 宇佐美桃香 宇佐美涼子 宇和川恵美 宇左美陽菜 宇都宮奈央 梅田えりか 梅田貴公美 梅里ミーオ 梅里紗生 植田佳奈 植竹真子 植竹香菜 楳澤ジュノー 歌原仁美 浦和めぐみ 浦山紀子 海原ともこ 海原やすよ 牛川とこ 羽高なる 雨蘭咲木子 馬詰かおり 魚谷香織 鵜乃瀬朱香 鵜飼るみ子 鵜飼久美子 ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/nouryokukoukou3/pages/324.html
unahara「くそっ、畜生!」 unaharaが焦った顔になって突然走り出しました 僕は反射的に 「待ってくださいunahara!」 といって後を追いました 必死にunaharaを追いかける僕でしたが その努力の会もむなしく 細い入り組んだ路地を使われて見失ってしまいました 「おーい!unaharaー!どこにいますかー!」 でも叫んでしまったことがいけなかったのでしょう ?「風紀委員(ジャッチメント)ですの。海原海人さんについて聞きたいことがあるのですが?」 ツインテールの女子風紀委員に話しかけられました 「海原のことですか」 冷静に聞き返しました 風紀委員「はい。そうですの。」 そういって用件を言い始めました 風紀委員「今回のテロは海原財閥が主犯であるらしいのでその件について何かご存知ですの?」 こんなことを言われて黙っていられる訳ありませんよね 友達を迎え入れる日にそんな騒動を起こすなんて 信じられませんよね。普通 だからついこう言ってしまいました 「僕の友達がそんなこと目論む訳ありません」 この言葉こそがいけなかったのでしょう 風紀委員「では…」 といいその風紀委員は戦闘の構えを取って言った 風紀委員「共犯者の疑いがあるので拘束させていただきますの。」 続く
https://w.atwiki.jp/trpg_summary/pages/2076.html
KP 高生紳士 PL&PC 周央サンゴ:菅 M 了 しまどりる:大神ぎんが KPC 錦超彼方 配信 222/07/25 20 00- 【高生卓】鬼面の祭り【PL:周央サンゴ、しまどりる】 ハッシュタグ #宇宙組の祭り イラスト 海原カイロ:@unabarakairo ツイート 告知 配信告知 / 待機所案内 / 河川敷 感想 高生紳士 / しまどりる / 河川敷 立ち絵・イラスト 全員 / 錦超彼方 / 菅 M 了 / 大神ぎんが サムネイラスト / 海原カイロ FA 周央サンゴ
https://w.atwiki.jp/1548908-nt/pages/101.html
黒き人食い鮫 パック:?収録不明 融合モンスター 星5/水属性/魚族/攻2100/守1300 シーカーメン+キラー・ブロッブ+海原の女戦士 融合素材無し!(×シーカーメン ×キラー・ブロッブ ×海原の女戦士) 突然変異(メタモルフォーゼ)や簡易融合(インスタントフュージョン)でなら、使い道も。 融合素材が足りないDS遊戯王では、こちら等→融合素材代用法/融合応対不可モンスターズ 収録作:NT・SS・2007(※確認待ち項目)
https://w.atwiki.jp/genpatsu-seijika/pages/94.html
九電やらせメール:佐賀知事 自民系県議に働きかけ求める http //mainichi.jp/select/jiken/news/20110806k0000e040053000c.html 佐賀県の古川康知事が九州電力の「やらせメール」を誘発する発言をした問題で、 九電幹部が作成した古川知事の発言メモの概要が九電関係者への取材で分かった。 九電玄海原発(同県玄海町)2、3号機の運転再開に向け、九電に対し、支持者などを 通じて自民党系県議に働きかけるように求め、国主催の県民向け説明番組には賛成意見の 投稿を要請する内容になっている。 メモの概要によると、古川知事は「自民党系県議に選挙を通じて不安の声が寄せられて いることから、支持者にいろいろなルートで働きかけるようにする」「運転再開容認の立場から 番組にネットを通じ意見や質問を出す」の2点を求めた。 また▽運転再開に向けた動きを一つ一つ丁寧にやっていくことが肝要▽番組出演者のうち 1人は商工会議所専務理事を予定し、反対派は代表者選抜が難しいので普通の参加者を 選ぶことになる▽危惧される国側のリスクは菅総理の言動--など具体的な内容が記されていた。 古川知事と九電の前副社長ら幹部3人は番組放映5日前の6月21日、佐賀市の知事公舎で 面談。その際、知事は「経済界からも賛成意見を出してほしい」と伝えた。九電側は前副社長が 同席した佐賀支社長にメモ作成を指示。メモは原子力本部に渡り、社員約100人に送ったメールに 添付する形で広がった。 古川知事は面談での発言について「やらせメールを要請した事実はない」と否定し、九電の 眞部利應(まなべとしお)社長も「やらせは知事の発言が引き金ではなく、不正確な文書の作成が 誤解を与えた」と擁護している。ただ、今回判明したメモは県議への働きかけや番組参加者の 選定など、具体的で詳細なことから、古川知事の原発再稼働への積極姿勢を浮き彫りにする形となった。 佐賀県知事 具体的方法に言及 九州電力玄海原子力発電所の説明会を巡るメール問題で、佐賀県の古川知事は、 説明会の前に九州電力の幹部に対し、原発の運転再開を容認する意見を出す ことも必要だと伝えた際、「声の出し方としてメールやネットもある」と、具体的な 方法にも言及していたことを明らかにしました。 佐賀県の古川知事は、先月30日に記者会見し、玄海原発の運転再開を巡る説明会 の前に九州電力の当時の副社長らと面会した際、「経済界には運転再開を容認する 意見もあり、そういう声を出していくことも必要だ」と伝えていたことを明らかにしました。 これに関連して古川知事は、1日、記者団に対し、面会の際に「声の出し方として メールやネットもある」と述べ、具体的な方法にも言及していたことを明らかにしました。 これについて古川知事は「説明会には多くの人に参加してほしいというのが私の 持論であり、賛成意見を増やそうという意図はなかった。九州電力の第三者委員会には、 すべて話しており、最終的には分かってもらえると思う」と述べ、いわゆる「やらせメール」 を依頼する意図はなかったと改めて説明しました。この問題で九州電力には、知事との 面会の内容を記載したメモが残っており、九州電力の第三者委員会では、メモの内容を 分析して、知事の発言がメール問題に与えた影響を詳しく調べています。 http //www3.nhk.or.jp/news/html/20110801/t10014614651000.html 佐賀・古川知事のツイッター突然削除 「玄海原発再開」への非難から逃げた? 佐賀・古川知事、反原発派けなす発言を「お気に入り」に 「地震ごときを理由に原子力を否定するなんて、いったいどれだけ軟弱なんだ。 そんな女々しい奴は豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ」 といった反原発派を過激に否定する発言や、 「あなたのご英断に敬意を表します。これで九州経済のみならず日本経済が救われます。 これから反原発派からのいやがらせなどが増えると思いますが、がんばってください」 というメッセージをツイッターの「お気に入り」に登録していたことが指摘され、非難が寄せられていた。 http //www.j-cast.com/2011/07/07100803.html?p=all 玄海原発所長ら、佐賀知事に個人献金 4年で42万円 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の運転再開問題を抱える佐賀県の古川康知事に対し、 九電の歴代の佐賀支店長(現佐賀支社長)や玄海原発所長らが個人献金をしていたことが、 古川知事の政治団体の政治資金収支報告書で分かった。 献金額は役職の位に比例し、異動後も後任が同額の献金を引き継いでいた。 政治団体の「康友会」と「古川康後援会」の収支報告書(2006~09年分)によると、 九電幹部から4年間に計42万円の献金を受けていた。献金者は歴代の佐賀支店長と玄海原発所長を含む7人。 このうち佐賀支店長と玄海原発所長は、それぞれ年3万円を献金し、異動後も後任が同額の献金を続けている。 現副社長(元佐賀支店長)は07~09年に年5万円、同原発第二所長も06~07年に年1万5千円を献金していた。 電力会社は地域独占の立場を踏まえて企業献金を自粛している。九電も石油危機で大幅値上げした74年以降は自粛。 だが、00年代には、子会社による自民党の政治資金団体への献金や、 役員による前福岡県知事への組織的とみられる個人献金が発覚し問題視された。 asahi.com 2011年7月8日 http //www.asahi.com/national/update/0708/SEB201107080092.html 佐賀知事選 古川氏 九電から積極支援 集票や陣営運営 =2011/08/01付 西日本新聞朝刊= 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」を誘発するような発言が問題になっている同県の古川康知事が、 初当選から今年4月の3選まで全ての知事選で、 九電佐賀支社から運動員の派遣や集票活動など手厚い支援を受けていたことが複数の関係者の証言で分かった。 知事は九電幹部から個人献金も受けており、原発立地自治体のトップとして中立・公平な立場で再稼働を判断できるのか、論議を呼びそうだ。 初当選した2003年の知事選は新人6人による保守分裂の激戦だった。 知事の陣営関係者らによると、陣営から九電側に支援を要請。 佐賀支店(当時、佐賀市)幹部の指示で1日2人前後の社員が選挙事務所に連日詰め、有権者に電話で支持を呼び掛けたという。 古川知事は06年3月、玄海3号機のプルサーマル計画に正式同意。 共産党候補との一騎打ちになった翌年の知事選でも、九電はやはり知事を積極支援したという。 17日間の選挙戦でほぼ連日、管理職などが1日2人程度、交代で選挙カーの運転などを担当。 今年4月の知事選でも法定ビラに証紙シールを貼る作業などに従事したという。 九電は公的企業として特定候補の推薦はしない方針で、いずれの知事選でも古川知事を推薦していない。 知事選への支援について、ある九電幹部は「玄海原発を引き受ける佐賀県は九電にとって重要。 知事への貢献は支店幹部に対する社内評価の基準の一つ」と明かす。 古川知事の父は元九電社員だった。 陣営関係者は「そうしたつながりもあって、九電から強い協力を得られたのでは」と語る。 選挙協力について佐賀支社広報グループは「個人の意思で行っており、会社として承知していない」と回答。 古川康事務所の鶴丸岩男所長は「今年の選挙では支店(当時)の管理職が手伝いに来たが、個人ボランティアと認識している」とコメントした。 7月30日の会見で、古川知事は九電の支援について「政治姿勢に共感し、企業や団体の方が参加するのは問題ない」と語った。 また、九電の歴代支店長や玄海原発所長など7人は06-09年、古川知事の後援会に計約40万円を個人献金していた。 知事は、九電のやらせメール問題に絡み、経済界から再稼働肯定の声を上げるよう九電側に働き掛けたことを明らかにした。 ■“利益共同体”の関係 佐賀大の畑山敏夫教授(政治学)の話 組織ぐるみの実質的な企業選挙といえる。 個人献金も含め、電気事業者と知事が“利益共同体”としてもたれあってよいのか。 立地自治体の首長として原発事故などが発生した際、中立の立場で厳しい判断ができるのか。 県民にそんな疑念を抱かせる関係は日ごろから慎むべきだ。 http //www.nishinippon.co.jp/nnp/item/256253
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/1188.html
【種別】 人名 【初出】 十五巻 【解説】 『ブロック』に所属する男。 第七学区のマンション『ファミリーサイド』襲撃を指揮していたようだが、 海原によってあっさり殺害され、挙句アステカ魔術によって入れ替わるために足の皮膚を剥ぎ取られた。 手塩に期待されるぐらいには重要な能力(役割)を持っていたらしいが、 適当な雑魚のつもりで入れ替わった海原には、「あんなに弱いのが、組織の中枢を担っていたとは」と評された。
https://w.atwiki.jp/trpg_summary/pages/1456.html
DL すぎうらきりと SDL 結崎有理 PL&PC 高生紳士:美麗鷹子 藍月すりっぷ:紀巳嶋環 配信 2022/06/12 20 00- 【エモクロアTRPG】藍黄色の『蛹にはならない』【#藍黄色の家出】PL/藍月すりっぷ、高生紳士 ハッシュタグ #藍黄色の家出 イラスト 海原カイロ:@unabarakairo ツイート セッション告知『天国と地獄の間。きっとここは煉獄』 キャラクター紹介 コメント:高生紳士 / necoze 感想 高生紳士 / 藍月すりっぷ 1 / 2 イラスト・立ち絵 全員 / 美麗鷹子 / 紀巳嶋環 海原カイロ FA
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/156.html
第三次世界大戦集結から数ヶ月 戦争で傷ついた人々も、徐々にではあるがその傷を癒していった 季節は移ろい、ここ学園都市ではもうすぐ桜の咲く季節 柔らかな日差しが降り注ぐ空港、一人の少女が何かを待ち焦がれていた ~第23学区~ 絹旗「むう……遅いですね。そろそろ時間の筈なのですが」 絹旗「目をつけてた映画を投げてまで駆けつけたというのに……まったく」ブツブツ : : : 絹旗「超おかしいです。いくらなんでも遅すぎでは」 絹旗「まさか私が時間を間違えた? いや、何かに巻き込まれたとか……」 コツコツコツ... トテトテトテ... ??「あれ? そこのちっさい人影はもしや」 ??「きぬはた?」 絹旗「Σ」クルッ 滝壺「やっぱりきぬはただ」 絹旗「滝壺さん!…………ついでに浜面」 浜面「ついで!? 俺ついでなの?! これでも命張ったんだよ?!」 絹旗「うっさいです! この私に待ちぼうけさせるとは、超偉くなりやがりましたね!」 浜面「しょうがねえじゃん! 飛行機の運航スケジュールなんてこんなもんだろ?!」 絹旗「責任転嫁とは超見苦しいですね。 これから滝壺さんとの再会の感動に浸りたいので超黙っててください」 浜面「お前俺の扱い相変わらずなんだな?! 泣いてやるゥ!」 絹旗「泣いて気が済むなら超泣いててください。私の視界の外で」 浜面「ヴォォォォォ!」 <ヴオォォォォォ 絹旗「滝壺さんも元気そうで何よりです。最後に見たときは弱りきってましたし」 滝壺「ごめんね、心配かけちゃって。後遺症は少しあるけど、普通に生活する分には問題ないから」 絹旗「それを聞いて超安心です。これからは滝壺さんも普通の生活が出来ますね」 滝壺「うん、きぬはたも。それにしても、きぬはた」 絹旗「?」 ポスン 滝壺「ちょっと見ない間に背伸びたね」ナデナデ 絹旗「超! 成長期ですから!」フンス 滝壺「それに……」 絹旗「?」 滝壺「薄くだけど、化粧してるね。髪も伸びたし、大人っぽくみえるよ」 浜面「なぁにいぃぃぃぃ? 化粧だとぉ?! お父さん許しまへんでぇ!」 絹旗「ばっ……/// 超うっさいです! 超ウザいです! 超浜面は黙っててください!」 浜面「まったく、お前もしばらく見ねえ内に女らしくなったな。お父さんそっちの方が良いと思うぜ」 絹旗「はーーーまづらぁぁぁぁ!!」ウガー 浜面「ヒッ…!」ビクッ 浜面「……あれ?」 絹旗「//////」プシュー 浜面「え?! なにその反応?! そこはちっそパーンチとかブレーンバスターとかする場面だろ?!」 絹旗「むぅ……///」 浜面「ほら、こいよ! 自慢じゃないが、打たれ強さなら自信あるんだぜ?!」 絹旗「こんの超朴念仁!」メメタァ 浜面「ボルシチッ?!」 <ドゴォォォォォォォン 絹旗「はぁはぁ……このままじゃ滝壺さんが超苦労します! 浜面は乙女心を超学んできなさい!」 滝壺「大丈夫だよ、きぬはた。そんなはまづらも私は応援してる」 絹旗「滝壺さんは超優しすぎです!」 滝壺「そんなこと……あれ? はまづら?」 絹機「? あっ、あれは警備員?」 浜面「あたたたた……相変わらず容赦しねえのな、あいつ」 ???「よーぅ、浜面。元気そうで安心したじゃん?」 浜面「あ?……げぇっ、巨乳警備員!?」 黄泉川「ロシアでは大活躍だったらしいじゃん? いやー、男をあげたじゃん♪」 浜面「な、なんだよ、何しにきたんだよ、アンタ」 黄泉川「……決まってるじゃん?」ニヤリ 絹旗「超待ってください! いくら警備員でもキモイだけで連行するなんて超無体です!」 滝壺「はまづらはまだ何もしてません」 浜面「キモイだけで?! まだ何も?! アンタ達相変わらず辛口だね!」 黄泉川「お? そっちのは確かあの時の……元気になったみたいでなによりじゃん」 滝壺「その節はお世話になりました。あの、はまづらが何かしたんですか?」 黄泉川「まー、あえていうなら貯金じゃん? 日本にいた時に重ねたショッボイ軽犯罪の」 絹旗「……浜面」ジトー 浜面「うっ、何も言い返せねえ」 黄泉川「そんなワケだから、ちょっとお勤めに出てもらうじゃん♪……おい、連れていけ」 警備員達「イエス、マム!」 浜面「滝壺、すまねぇ! こんなことになっちまって!」 滝壺「はまづら、私待ってるから。10年でも20年でも待ってるから」 黄泉川「あー、お前の態度次第では半年ぐらいで一回出てこれるじゃん」 浜面「何?! ホントだな?!」 黄泉川「昔と違って可愛い彼女がいるんだし、今度は本気で頑張ってみるじゃん?」 浜面「よぉぉし、やってやらぁ!」 絹旗「警備員さん、これ以上滝壺さんを困らせないように、超ビシビシやっちゃってください」 黄泉川「そういうことならお任せじゃん」 警備員「さ、歩いた歩いた」ゲシゲシ 浜面「ちょ、痛ぇっての! もっと優しくしてくれよ!」 黄泉川「じゃ、こいつはちょっとお預かりするじゃーん」ノシ 絹旗「……行っちゃいましたね」 滝壺「……」 絹旗「これからどうしましょう」 滝壺「これ」チャリ 絹旗「? 鍵ですか?」 滝壺「むぎのが個人的に使ってた家の鍵。むぎのはロシアで暮らすから使っていいって」 絹旗「なんと、麦野が? 超気前のいいことですね」 滝壺「アイテム時代の隠れ家だと何が起こるか分からないから、って言ってたよ。 だから、もし住むところが見つからなかったら使えって」 絹旗「確かにその通りですね……では、超お世話になりましょう」 滝壺「第7学区にあるから、行ってみよう」 ~第7学区 某所~ 滝壺「ここだね」 絹旗「なんですか、これ……映画のセットですか?」 滝壺「違うと思うよ?」 絹旗「ツタに覆われた洋館……魔女でも住んでるんですかね?」 滝壺「とりあえず入ろうよ」ガチャガチャ ガチリ ギィィィィィ 滝壺「おじゃまします」 絹旗「ち、超おじゃま、します……」 滝壺「きぬはた?」 絹旗「違います! 超誤解です! ホラー映画チックなドアの開閉音に超ビビったとかじゃないですから!」 滝壺「そうか、きぬはたは怖いんだね」 絹旗「い、いえ、ですから……!」 滝壺「大丈夫だよ。そんなきぬはたも、私は応援してる」ナデナデ 絹旗「っ///」 : : : 絹旗「よ、よしっ。それじゃ超探検してみましょう!」 滝壺「おー」 ~1階~ 絹旗「超立派なキッチンですね。むしろ超厨房というべきでしょうか」 滝壺「レストランみたいだね」 絹旗「あまり使った形跡はないようですが」 絹旗「おおお! 風呂が超広いです!」 滝壺「きぬはたが好きな健康ランドみたい」 絹旗「いえ、さすがに超健康ランドには負けるかと」 絹旗「これは……食堂ですか?」 滝壺「(ツー)むっ、こんなにホコリが」 絹旗「麦野は使ってなかったのでしょう。ここで一人メシは超寂しいですから」 ~2階~ 滝壺「ドアがいっぱい」 絹旗「全部同じデザインの部屋でしたね。客用でしょうか」 絹旗「卓球台にビリヤード台に……」 滝壺「おお、きぬはた、ピアノがあるよ」 絹旗「遊戯室って言うんですか? アイテムが使ってた会員制サロンにもありましたね」 ~所戻って1階~ 絹旗「だいたい見終わりましたね」 滝壺「……」ウーン 絹旗(電波受信中でしょうか?) 滝壺(なんだろう、この違和感) 絹旗「滝壺さん?」 滝壺「……あっ、きぬはた。どうしたの?」 絹旗「時間も時間ですし、とりあえず超晩ご飯にしませんか?」 滝壺「うん、そうだね。私つくる」 絹旗「私食べる」 滝壺「手伝わなかったら、ご飯は冷蔵庫にあった消費期限切れの鮭弁だよ」 絹旗「さて、何からしましょうか? 超なんなりとお申し付けください」キリッ 絹旗「ほえにひても、ほほはふたひでふむには超おおひいでひゅね」モギュモギュ 滝壺「こら。行儀悪い」 絹旗「ゴクン 超失礼しました」 滝壺「もう一回」 絹旗「それにしても、ここは二人で住むには超大きいですね」 滝壺「そうだね……」ポク 絹旗「?」 滝壺「……」ポク 絹旗「……」 滝壺「…………」ポク 絹旗「」モギュモギュ 滝壺「!」チーン 滝壺「きぬはた、空き部屋がたくさんあるから、困ってる人に貸そう」 絹旗「はい? 確かに、2階には同じようなデザインの部屋がいくつもありましたが……」 滝壺「うん、それを使うの」 絹旗「でも、個室以外のスペースは超共有することになりますよ」 滝壺「なんか、そういう生活も楽しそうだな、って」 絹旗「むむ、確かに……アイテム時代のノリを思い出しますね」 滝壺「だからね、こういう感じで募集するといいと思う」カキカキ ┌─────────────────────────── │☆きぬはた荘☆ │ │入居者超募集中! │風呂/トイレ/キッチン/リビング/玄関 共同 │家賃 4800円/月 │身分経歴一切超不問 └─────────────────────────── 絹旗「きぬはた荘、ですか?」 滝壺「うん」 絹旗「あの……なぜ私なんですか」 滝壺「きぬはたの方が私よりしっかりしてるから、管理人さん」 絹旗「……は、はぁ」 滝壺「ね、面白そうだし。やろうよ」キラキラ 絹旗(滝壺さんがたまに見せるこの超行動力はいったい……) 滝壺「きぬはた?」 絹旗「ま、まあ、人が住んでたほうが家は傷みませんし、 空き部屋として超ほっとくよりはいいかもしれませんね」 滝壺「決まりだね」 絹旗「滝壺さんも共同管理人ということで超お願いします。流石に私一人は超不安ですので」 滝壺「じゃあ、この紙は明日にでも何枚か近所に貼ってくるよ」 絹旗(今気付いたけど、身分経歴超不問ですか?! 何が出てくるやら……) 滝壺「♪」 ――こうして軽いノリではじまった「きぬはた荘」 だが、このときの彼女たちは知る由もない 集まる入居者たちが一癖も二癖もある上に、ある 共通点 を抱えていることを ~第7学区 某所~ 白井「はあ……どうしてこうなったですの」トボトボ 婚后「そもそもの原因は、貴女にあるのではなくて?」 白井「わたくしは風紀委員としての勤めを全うしたまでですの!」ムキー 婚后「分からなくもないですが……」 ――前日深夜 常盤台学生寮208号室 白井「迷子を保護したのはいいですが……困りましたわね。 この時間では風紀委員支部も閉まってますし……」 打ち止め「Zzzzzz...」スピー 白井「……全く、こんな可愛らしい子をこんな真夜中に放り出すなんて。 保護者が見つかったらとっちめてやりますの」 打ち止め「だめだよぉ…………-た……」スピー 白井「……よくよく見たら、この寝顔、お姉様に瓜二つですの。 ……ちょっとだけ、ちょっとだけですの。ウヒヒヒヒ」 <ガガーーーン 白井「? 今のは?」 ガシャーーーーン ??「打ち止めァァァァァァァァ!」 白井「な、なんですの、貴方は?!」 ??「……てめェかァ、うちのクソガキ誑かしやがったのはァ!」 白井「誑かすとは心外ですの! わたくしは風紀委員として迷子を保護しただけですの!」 ??「迷子だァ?」ギロリ 白井「うちの、ということは貴方が保護者ですのね? こんな小さい子を 真夜中に放り出すなんて、何を考えてますの!」 ??「俺がコンビニ行ってる間に勝手に抜け出しやがったンだよォ!」 白井「言い訳なんて見苦しいですの! 挙句、女子寮の壁を破って侵入とは 殿方失格ですの! 神妙にいたしなさい!」 ??「うるせェェェ!」ウガー ??「俺はあの極寒の地で誓ったンだよ! 護りてェンだ! 失いたくねェンだ!! たった一つの幻想を守り抜くためなら、どんな現実とだって向きあってやる!!!」 白井(なんという覇気……これは本当に人間ですの?!) ??「クソガキを誑かす変態にはお仕置きが必要だなァ……」ドドドドドドド 寮監「白井! なんだ今の音h……な、これは何事だ?!」 白井「寮監! お逃げください!」 ??「自転パーーーーーンチ!!」 ドズズ...ン ――今に至る 白井「まさか拳一つで寮の一角を吹き飛ばすとは……お陰で、十数人の生徒が 路頭に迷う羽目になりましたの……」 婚后「その殿方、いったい何者だったのでしょうね」 白井「とんでもない能力者だということは確かですの。あの惨事で、怪我人が出ていないのは奇跡ですの」 白井「ひとまず、部屋を失った寮生の仮住居は確保して、残りはわたくし達だけですわね」 婚后「まったく、翌日まで待たせるなんて何事ですか。このわたくしを常盤台の婚后光子とs」 白井「後輩を優先してたらそうなりましたの。常盤台の婚后光子サマなら、きっとご自身の 後輩を優先するだろうと思っての配慮ですの」 婚后「とっ、当然ですわ! この婚后光子、いつでも可愛い後輩を第一に考えておりますのよ!」 白井(ちょろいですの) 婚后「そういえば御坂さんはどうされましたの? 貴女と同室だったのでは?」 白井「……お姉様は……行く宛があるからいい、と……あの類人猿の部屋に……」ブツブツ 婚后「し、白井さん?」 白井「嗚呼! お姉様ァァァ! 黒子は! 黒子はァァァァァァ!」ガンガンガンガンガン 婚后「白井さん! どうか落ち着きなさって! 人様のご住居の壁に頭突きはいけませんわ!」 白井「hjauお姉ahia様saljislw!」ガンガンガンガンガン 婚后「だっ、誰か! 風紀委員! 風紀委員を!」 : : : 婚后「落ち着きまして?」 白井「は……お恥ずかしいところを……穴があったら入れたいですの……」ズーン 婚后「いいえ、わたくしもNGワードを発してしまったようですので……気を付けますわ」 白井「気を取り直して……寮の改修が済むまでの仮住居を探さないといけませんの」 婚后「学舎の園の寮はすでに満室……自力で探すしかないということですわね」ハァ 白井「では、不動産の仲介業者さんのところに参りましょう」 ~monimoni 第7学区駅前店~ 業者「こちらの物件などいかがでしょう?」ニコニコ 婚后「わたくし、ユニットバスは苦手ですわ」 ――15分経過 業者「こちらの物件などいかがでしょう?」 婚后「窓が南向き? 暑くて駄目ですわ」 ――さらに30分経過 業者「こちらの物件などいかがでしょう?」アセアセ 婚后「キッチンがIH? 論外ですわね」 ――さらに2時間経過 業者「こちらの物件など……いか、が、でしょ……?」ゼーハー 婚后「インターネット回線がADSL? どこの遺跡ですの?」 白井「あの、ちょっとすみません。もう一度よーく話合ってから出直しますの」 業者「は、左様ですか……お力になれず、申し訳ございません(もう来んなバーカバーカ)」 白井「いえ、親身になって頂いて感謝しておりますの」ペコペコ ~第7学区 とある公園~ 白井「婚后さん! あなた、仮住まいを決めるつもりがおありですの?! わがままばっかりで!」 婚后「わたくしとて譲歩してますわ! エカテリーナちゃんをペットホテルに預けて、 ペット不可の部屋でも入れるように配慮しましたのよ!」 白井「あぁ、今日の婚后さんに何か足りないと思ったらあの蛇ですの」 婚后「蛇ではなくエカテリーナちゃんです! ああ、エカテリーナちゃん、今頃寂しい思いを…… それもぜーんぶ不甲斐ない飼い主とそこの風紀委員が悪いのですわ……」 白井「蛇の面倒までみれませんの!」ウガー 婚后「先程から蛇、蛇と……わたくしのエカテリーナちゃんを愚弄するのは許しませんわよ?」キリッ 白井「もう付き合いきれませんの。公園でも橋の下でも、お好きなところでお休みになるといいですわ」 婚后「(ヒクッ)白井さん、貴女……このわたくしを常盤台の婚后光子と知っての狼藉でして?」 白井「わたくしとて風紀委員の端くれ、譲れないときもございますの!」シャキン ――15分後 警備員「……で、能力を行使してケンカしたと」 婚后「わたくしが全て悪いのですわ……つい不遜な態度を……悪い癖だと自覚しておりますのに……」グスッヒグッ 白井「あ、あの、もう泣き止んでくださいな。その、わたくしにも至らない点がございましたので……」 婚后「白井さん……なんとお優しい……」ウルウル 白井(誰ですのこれは) 警備員「あー……十分に反省しているようだし、今回はここまでとする。今後は気をつけるようにな」 白井「ご迷惑おかけしましたの」orz 婚后「申し訳ございませんでした」orz ~第7学区 某所~ 白井「はあ……どっと疲れましたの」トテトテ 婚后「白井さん……先程は……」コツコツ 白井「もう気にしていませんの。それより日が暮れてますわ。早く仮住まいを……」 婚后「」スッ 白井「? 握手ですの?」 婚后「わたくしが涙を見せることができるのは、貴女ぐらいですわ。誇りに思って頂きたいですわね」 白井「……本当に口は達者ですのね」ガシィ 婚后「お互い様ですわ」クスッ 婚后「それにしても、どういたしましょう。今からだとホテルも取れないでしょうし……」 白井「学舎の園から遠いという理由でホテルを外したのは失敗でしたの」ショボーン 婚后「いっそ、わたくし達も御坂さんのところに……あら?」 白井「どうしましたの?」 婚后「いえ、学園都市にもこのような趣のある建物がございましたのね」シミジミ 白井(なんですの、これは。魔女の館?) 婚后「……あら?白井さん、こちらご覧になって」 白井「?」 ┌─────────────────────────── │☆きぬはた荘☆ │ │入居者超募集中! │風呂/トイレ/キッチン/リビング/玄関 共同 │家賃 4800円/月 │身分経歴一切超不問 └─────────────────────────── 白井「入居者超募集中……ですの」 婚后「白井さん、これは幸運かもしれませんわよ?」 白井「ですが……怪しさ爆発ですの」 婚后「こんなお洒落な洋館に住めるなんて、そうない機会でしてよ?」 白井(お洒落……?) 婚后「この共同というところも、普段から寮住まいのわたくし達には気になりませんし」 白井「それはそうなのですが……」 婚后「まあ、見学だけでもいたしましょうよ。ね」 白井「……しかたないですの。お供いたしますわ」 婚后「呼び鈴は……こちらかしら?」ポチットナ <ジャーンジャーン ギィィィィィ 絹旗「はい、どちらさんですかね?」 婚后「突然申し訳ございません。見学希望なのですけれど」 絹旗「(常盤台の生徒? いったいどうして……)まあ……どうぞ中へ」 婚后「お邪魔いたします」 白井「お邪魔いたしますの」 ――その後、部屋の造りをお気に召した二人のお嬢様は長時間迷い、 大声で罵り合い、議論をし尽くした上で入室を決めた ~???~ 「そう、学園都市に帰るんだね」 「なンだ? 私も連れてって とか言い出すつもりじゃねェだろォな?」 「こっちの研究所での調整があるし。そうでなくても、なんであなたなんかと一緒に?」 「ハッ! 俺も随分と嫌われたもンだぜェ」 「まっ、命を拾ってくれたことには一応感謝してあげてもいいけどね」クスッ 「あァ? なんだ、お前もそんなツラできンのか」 「えっ?」 「初めて会ったときは、腹ペコのカメレオンみたいなツラだったのによォ」ケラケラ 「うっわ、久々にムカついた」 「なにこれ? 名刺?」 「こっちの研究所でもなンとかなるンだろうけどな。 どうしても、って状況になったらそいつに頼れ。なンとかすンだろ」 「ふーん……まあ、記憶の片隅には置いといてあげるよ。最終信号と仲良くしなよ?」 「分かってらァ……ンじゃもう行くわ。せいぜい達者でなァ」 (……一緒に行けるんなら行きたいよ。でも今は……まだダメだから。 ……誰が腹ペコカメレオンだよ……人の気も知らないで、このモヤシ、朴念仁) 「…………死んじゃえ、バカっ……」グスッ ~数ヵ月後 第7学区 とある病院~ 冥土返し「うん、バイタルチェックは正常、脳波も異常なし。問題なしだね?」 ????「……うん」 冥土反し「メンタル面はどうかな?」 ????「気分はどうかってこと?フツー」 冥土返し「問題なし、と。キミが学園都市に来たいと、僕に接触してきたときはどうなるかと思ったけど」 ????「……」 冥土返し「まぁ、色々な意味で落ち着いたみたいで、僕としても一安心だね?」 ????「ゴメンね。先生にはお世話になりっぱなしだね」 冥土返し「まぁ、僕の患者となった以上はできる限りのことはさせてもらうからね?」 ????「患者に必要なものを揃えるのが仕事、だっけ? ……ところで、先生。最後のワガママを聞いてもらっていいかな」 冥土返し「最後?なにかな?」 ????「この病院を出ようと思う。いつまでも先生の優しさに縋ってられないしね」 冥土返し「詰まらないことを気にするんだね。キミは僕の患者だ、患者に優しくするのは当然だろう?」 ????「そうじゃないよ。ミサカは他の姉妹と境遇や立場が違う。 ここに置いてもらえてるのだって、無償のボランティアなんでしょ?」 冥土返し「……」 ????「だからここにいつまでも留まる訳にはいかない。 それで最後のワガママ。病院の外で生活するために、ID発行できないかな?」 冥土返し「やれやれ……どうして僕の患者は問題児ばかりなんだろうね? とはいえ、キミも今のままでは暮らしづらいだろうね?」 ????「……」 冥土返し「番外個体、ではなくより人間らしい名前があった方がベターということだね?」 番外個体「あくまで外見せ用の偽名だよ。この名前にも少なからずの愛着はあるんだからね?」 ~数日後~ 番外個体「へー、これがIDカードってヤツかー」ナデナデペシペシ 冥土返し「三澤真琴、17歳、能力はレベル4の発電能力ってことになってるからね」 番外個体「ミサカワースト、でミサワか。……写真もっとマシなのなかったの?」 冥土返し「僕の手元にはそれしかなかったものでね?」 番外個体「……ま、贅沢をいえる立場でもないよね」 冥土返し「キミの体調も安定しているし、いつでも出発していいからね? 但し、週に1回は必ず診せにくること。これは約束してくれ」 番外個体「うん、分かった。……それじゃ、もう行くよ。迷いが出ない内に、ね」 冥土返し「気をつけるんだよ……それと、キミは僕の患者だ。これは忘れないでくれ。 何かあれば、いつでも頼るんだよ?」 番外個体「うん、ありがとうね。先生」 コツコツコツコツ... ゴロゴロゴロゴロ... ????「あっ、番外個体じゃないですか、とミサカは怯えつつ声をかけます」ゴニョゴニョ 番外個体「? あ、19090号。……あなた、なんでいつもミサカのこと怖がるのさ」 19090「え、えーと、そのケモノ目が、怖いです、とミサカは目を逸らしつつ回答します」ゴニョゴニョ 番外個体「ひっどいなぁ。これも個性だと思ってよ、ねー?」ズイッ 19090「ぴゃうっ?! 至近距離から顔を覗き込まないでください! とミサカは既に涙目です」 番外個体「フヒヒ、ごめんごめん。あなたってばいじりがいがあるよねー」ケタケタ 19090「番外個体はイジワルですね、とミサカは怒りと恥ずかしさにプルプルしながら指摘します」プルプル 番外個体「ゴメンって。また今度、病院の食堂でケーキ食べさせてあげるから」 19090「ケーキよりも低カロリーな甘いものを、とミサk……なんでもないです」ゴニョゴニョ 19090「時に番外個体、今日はやけに大荷物ですね、とミサカはキャリーバックを眺めつつ尋ねます」ゴニョゴニョ 番外個体「あ、うん。今日で退院だから」 19090「えっ」 番外個体「あなた達にもお世話になったよね。これでも感謝してるんだよ?」 19090「いえ、そんな、ミサカはなにも……」ゴニョゴニョ 番外個体「ここに来てすぐの頃。右も左も分からないミサカに、色々と教えてくれたよね?」 19090「ま、まぁ、売店や食堂や喫煙所の場所ぐらいなら……」ゴニョゴニョ 番外個体「それに、一番最初に話しかけてくれたのもあなただよね」 19090「え、ええっ?そうだったのですか?とミサカは驚愕を露にします」 番外個体「ミサカの目が怖い怖い言ってるクセにさ、顔合わせば何か話してきたし」 19090「ミ、ミサカは色々な人と話して見聞を広めたい、とミサカは……」ゴニョゴニョ 番外個体「ともかく、さ。感謝してるんだよ、 お姉様 ?」 19090「確かに製造されたのはミサカの方が先ですが、番外個体の方が肉体年齢は上ですので、 この場合、ミサカから見て番外個体の方が姉にあたるのでは、とミサカはゴニョゴニョ」 番外個体「あはっ、細かいことは気にしないの。……それじゃ、もう行くね」 19090「えっ、あのっ、あっ……」 番外個体「他の姉妹にもよろしくね」ノシ 19090「あ……み、番外個体!」 番外個体「ん?」クルッ 19090「あの……また会えますよね?と、ミサカは恐る恐る確認をとります」ゴニョゴニョ 番外個体「週イチで診察があるから、そのときに会えるんじゃない?」クスッ 19090「よ、よかったです。あの、ケーキ楽しみにしてます、とミサカは別れを惜しみつつ手を振ります」ノシ 番外個体「またね」ノシ コツコツコツコツ... ゴロゴロゴロゴロ... 19090「…… お姉様 って呼ばれた……」ホワーン ~第7学区 某所~ 番外個体「勢いで飛び出してきたけど……住む所見つけてからでも良かったかも」 番外個体「まあ、2~3日ぐらいなら野宿でも問題ないか」 番外個体(あの人に遭えるといいな……先生も居場所は知らないらしいけど) 番外個体(MNWに繋げば分かりそうだけど、また負の感情を拾い集めてあの頃のミサカに戻るのもヤだし) 番外個体(……あの人もそれは望んでないよね、きっと) 番外個体(…………) 番外個体(って、19090に聞いてもよかったんじゃ)ハッ : : : 番外個体「サングラスを買った。これでケモノ目が怖いなんて言わせない」スチャ <キャンペーンチューデース 番外個体「あ……携帯電話か。そういえば持ってないなぁ」 番外個体「…………」 番外個体(IDカードあれば……か、買える、んだよね?)ドキドキ 番外個体(口座もあるし……うん、大丈夫なハズ!) 番外個体「あの、すいません!」ドキドキ ~30分後~ 番外個体「買えた……///」 番外個体「誰か番号交換……って相手がいないや」 番外個体(あの人はロシアに来るときに壊れちゃったって言ってたし) 番外個体「……ま、その内、ね」 : : : 番外個体「はー、もう夕方か……今夜はどこの公園で寝ようかな」トボトボ 番外個体「……ん、んん?なんだこれ」 ┌─────────────────────────── │☆きぬはた荘☆ │ │入居者超募集中! │風呂/トイレ/キッチン/リビング/玄関 共同 │家賃 4800円/月 │身分経歴一切超不問 └─────────────────────────── 番外個体「身分経歴一切超不問、か……」 番外個体「ここかな……なにこれ、お化け屋敷?」 番外個体「この際なんでもいいや。ごめんくださーい」 ギィィィィィ 絹旗「はいはい、どちらさんですか?」 番外個体「入居者募集のチラシを見てきたんだけど」 絹旗「ああ、そういうことなら、どうぞ。中で超詳しい話をしますので」 ――その後、大荷物を抱えた自称帰国子女は 大して説明も受けずにさっさと入室を決めた ~某日夜 学園都市某所~ 土御門「……今日の仕事は完了だ。みんな、お疲れさん」 海原「久しぶりの仕事だというのに、全く、簡単なお掃除でしたね」 土御門「海原、慢心と油断はいい結果に繋がらんぞ?せいぜい気を付けることだな」 海原「ご忠告痛みいります」 結標「一方通行はどうしたの? とうとう行き倒れたかしら?」 土御門「一方通行なら直帰だ。ま、やることやったんだから問題あるまい」 結標「よほど若奥様が恋しいのかしらね」クスクス 土御門「あいつのロリコンっぷりはもはや尊敬の域だにゃー」 : : : 一方通行「おォ?」ツー 打ち止め「あれ? あなたが鼻血なんて、またミサカでいけない妄想してたのね。ってミサカはミサカは頬を赤らめてみたり///」 一方通行「違ェよバカ! どォせ誰かが噂でもしてンだろォよ」ゴシゴシ 打ち止め「それはくしゃみだよってミサカはミサカは(ズビシッ)っていったーーい!」 土御門「さーて、俺も愛する妹の料理が待ってるから失礼するぜい」ノシ 海原「お疲れ様でした」 結標「お疲れ様」 海原「僕らはどうしましょう。朝までボウリングでもします?」 結標「能力使用アリなら受けてたつけど?」 海原「はは、勝てるわけないじゃないですか」 結標「ダーツなんてどう? 能力使用アリで」 海原「なんですか、いじめですか。まるで僕がウザい人間みたいですね」 結標「ようやく分かってもらえたみたいで嬉しいわ」 海原「ふふふ、これは手厳しい」 結標「貴方こそ、愛する妹の顔でも見に行ってくればいいじゃない」 海原「そう思ってましたが、病院の面会時間も終わってましてね」 結標「あら、残念ね。じゃあ、どうせ暇なのでしょう。夕食ぐらい付き合いなさい」 海原「同居人と一緒なのでは?」 結標「小萌は飲み会よ。ああなったら朝まで帰ってこないわ」 海原「そういうことならご同伴させて頂きましょうか」 ~第5学区 とある飲食店~ 海原「年頃の男女が、ディナーにファーストフードとはね」 結標「あら、奢ってもらう側の発言とは思えないわね」 海原「おっと、失言でした」 結標「私だって、ちゃんとした相手ならちゃんとした店を選ぶわよ」 海原「そもそも、その格好ではドレスコードにひっかかるのでは?」 結標「うっ、うるさい///」 海原「あ、ナゲットもらいますね」ヒョイパク 結標「ちょっと、それ最後の1個じゃないってあああ!」 : : : 結標「食べ終わったし帰ろうかしら」 海原「おや、腹ごしらえも済ませて熱いオールナイトでは?」 結標「ごめんなさい、理解できない」 海原「つれないですね」 結標「……貴方、さっきからやけに食い下がるじゃない。なに、寂しいの?」 海原「いえいえ、今日の寝床を確保したいだけですよ」 結標「おうちに帰りなさいよ」 海原「ないですよ?」 結標「は?」 海原「普段は公園とか漫画喫茶とかで睡眠をとってますね」 結標「いや……グループの隠れ家を使ってもいいのよ?」 海原「いやー、土御門さんや一方通行に遭遇する恐れがあると思うと」 結標「いい気分はしないだろうけど、問題なの?」 海原「逆に聞きますが、いつ猛獣が侵入してくるか分からない部屋で休めます?」 結標「……まあ、無理よね」 結標「じゃあ、現状は宿なしのその日暮らしってこと?」 海原「そうなりますね」 結標「貴方、それは問題よ。部屋を探したほうがいいわ」 海原「しかし、現状でもあまり不満はありませんが」 結標「屋根とドアがあるだけでも大分違うんだから、経験談的に考えて」 海原「そういうものなんですかね」 結標「……そうね、ちょうどいいわ。明日にでも部屋を探しにいきましょう」 海原「ちょうどいい?」 結標「私も部屋を探そうとしてたのよ。いつまでも小萌のところにいるわけにもいかないしね」 海原「ははぁ、それでちょうどいい、と」 結標「そういうこと。第7学区なら手頃な物件もあるでしょ」 海原「世にも珍しいあなたからのお誘いですし、乗っておきましょう」 結標「馬鹿にしてるの?……まあ、いいわ。今日は遅いから、また明日ね」 ~翌日 第7学区~ 海原「あの、結標さん」 結標「なにかしら」 海原「成程、勉強になりますね」 結標「……」ジッ 海原「結標さん? 立ち止まって何を凝視しているんです?」 結標「これ」 海原「なぜこんな住宅街のど真ん中に? 仲介屋さんなら駅前にありましたよ?」 結標「はぁ、わかってないわね。個人経営の不動産屋の方が地域に密着してる分、 お得物件を知ってたりするのよ。もちろん、当たり外れもあるけどね」 ┌─────────────────────────── │☆きぬはた荘☆ │ │入居者超募集中! │風呂/トイレ/キッチン/リビング/玄関 共同 │家賃 4800円/月 │身分経歴一切超不問 └─────────────────────────── 海原「……これはこれは……」 結標「ねえ、もうこれでよくない?」 海原「いや、しかしですね……」 風呂/トイレ/キッチン/リビング/玄関 共同 海原「これ、マンションとかじゃなくてどこかの家の一室ってことですよね?」 結標「? 何か問題なの?」 海原(ああ、そうだ。この人は居候ライフが長くて逞しくなったんだ) 結標「それより私たち……というか貴方の場合はここに着目すべきよ」 身分経歴一切超不問 海原「むむ……」 結標「貴方、これまでは良かったかもしれないけど、調べたら即ダウトなんじゃないの?」 海原「まあ、皮剥かれたらバレますよね」 結標「そうじゃなくても、そもそもが学園都市の人間じゃないんだし。 こういうところのほうが都合がいいんじゃない?」 海原「……まぁ、見るだけならタダですし」 結標「決まりね。行ってみましょう」 : : : 結標「あら、お洒落なお屋敷じゃない」 海原「そうですか? 僕には呪いの館に見えますが」 結標「ま、見方は人それぞれよね。インターホンはこれかしら?」ポチットナ <ジャーンジャーン ギィィィィィ 絹旗「はい、どちら様でしょうか」 結標「入居者募集の張り紙を見てきたのだけれど」 絹旗「……ご夫婦ですか? ウチは独り身向けですが、大丈夫ですかね」 海原「夫婦なんてとんでもない! ただの同僚ですよ」 結標「全力で否定しなくてもいいじゃない」 絹旗「まぁ、とりあえず中へどうぞ。まだ空き部屋はありますので」 ――その後、奇妙な二人組は女性側の意見が押し切られる形で採用され、入室を決めた 絹旗「超思いのほか、早く埋まりましたね」ベリベリ 滝壺「みんなどんな人なんだろうね」 絹旗「そうですね。個室以外は超共有スペースなんですし、 どうせですからみんな集めて自己紹介でもしてもらいましょうか」 ~同日夜 自宅1階 食堂~ 絹旗「という訳で超集まってもらいました。じゃ、そっちの方からどうぞ」 滝壺「きぬはた、急ぎすぎ。それに、まずは私たちから始めるべきじゃない?」 結標(なんであのツインテールが……!) 白井(なんであのピンクサラシが……!) 婚后(みなさまと自然に接するようになれれば良いのですけれど) 番外個体(ねっみィ) 海原(驚きました、これだけいて男は僕だけですか) 絹旗「んじゃ、私から。絹旗最愛っていいます。モアイって言ったヤツは超殴る。 能力はレベル4の窒素装甲です。超よろしく」 結標「え? 能力まで言っちゃうの?」 番外個体「別にいいんじゃなーい? ここにいる人間同士で闘う訳でもないしさ」 結標「……え、えぇ、そうね(彼女の言う通りね……ここは従っておきましょ)」 滝壺「じゃ、私ね。滝壺理后。能力はレベル4の能力追跡……だったけど、 身体壊しちゃったから今はあんまり使えない。よろしくお願いします」ペコリ 白井「お二人とも高位の能力者でしたのね……」 絹旗「大したことじゃないです。じゃ、そっちの席から時計周りでどうぞ」 結標「あら、私ね。この中には面識がある人もいるようだけど…… 結標淡希、能力はレベル4の座標移動よ。よろしくね」 白井(レベル4? あの反則能力でわたくしと同じ強度?! ウソですの!) 結標「ほら、次、貴女よ?」ツンツン 番外個体「……っあ、起きてる起きてる。ええと、ミサk……あ」 滝壺「?」 番外個体「(一人称ミサカはよしたほうがいいか) ええと、三澤真琴だよ。適当にミサワとでも呼んでくれていいから。 能力はレベル4の発電能力、よろしく」 海原(発電能力ということは御坂さんと同じですね……心なしか、似ているような) 白井(……気のせいでしょうか。最高に不機嫌なときのお姉様のお顔に似てますの) 婚后「次はわたくしですのね。コホン……常盤台の婚后光子とは私のことですわ! 能力はレベル4の空力使い。皆さま、よろしくお願い致しますわね」 結標(根っからのお嬢様なのね、育ちの良さが表れてるわ) 婚后(あぁぁぁ! またやってしまいましたわ……高圧的な態度はやめたいと思っていますのに……) 白井「真っ白に燃え尽きた婚后さんはほっといて。同じく、常盤台中学の白井黒子ですの。 能力はレベル4の空間移動ですの」 海原「驚きましたね。なんとレベル4の空間移動系能力者が二人もいるなんて」 白井「いえいえ、わたくしの能力などそちらの結標さんに比べると大したことありませんの」ジトー 結標(な、なによう……まさか、まだ根に持ってるの……頭上に4520kg転送しただけじゃない……) 番外個体「」スピー 婚后「こら、起きなさいな」チョンチョン 番外個体「ふぇ?」 海原「おっと、僕で最後ですか(ここは海原として振舞っておきましょう) 海原光貴と申します。能力はレベル4の念動力です。よろしくお願いします」 結標(あ、海原のプロフ借りるんだ) 婚后(なんと整った顔立ちですの……///) 絹旗「……あ、次は私ですか?私は絹旗最愛っていいます。モアイtt」 結標「ちょっと、何周させるつもりなのよ」 滝壺「きぬはた、1周で十分だよ」 絹旗「じゃ、これで超全員ということですので。改めてこれからよろしく」 「「「「「「超よろしく」」」」」」」 絹旗「……」 滝壺「夕飯を用意してあるから。みんな食べてって」 : : : 絹旗「超おーなーかーすーきーまーしーたー」チンチンチン⌒☆ 白井「絹旗さんでしたかしら? 少しは手伝ってくださいな」 滝壺「いいの。今日はきぬはたが作ってくれたから」 番外個体「」スピー 結標「この子も?」 滝壺「叩き起こして」 婚后「ほら、起きなさいな」ガンガン ~夕食~ 海原「おお、これは結構な塩梅ですね」 絹旗「この絹旗サマの手料理を食べれることに超感謝することです」フンス 結標(な、なんてこと……こんな小さい子にまで完敗だなんて……) 滝壺「あのさ、みんなに提案があるんだけど」 白井「なんですの?」 滝壺「この家、見ての通り個室以外は全部共有スペースなの……今日までは適当にやってたけど。 これからはお風呂の順番とか食事の当番とかで揉めないように決めたほうがいいと思う」 婚后「それは入居時に受けた説明の通りですし、みなさまも問題はないのではなくて?」 番外個体「集合住宅ってよりは下宿って感じだよね。絹旗さんが寮母さん(笑)」 絹旗「なんか超引っかかる言い方ですね……」 番外個体「( ゚3゚)~♪」 白井「食事係は、ちょうど7名おりますし、曜日毎に交代でいかがですの?」 海原「ですが、突発的な用事とかもあるでしょう」 白井「その場合は次の日の方と交代とか、回避策はございますの」 結標「白井さんに婚后さんだったかしら? 貴女達は学校があるでしょう。 土日は貴女達に任せて、平日は私達でまわす。どうかしら?」 婚后(むしろ、学校に通ってるのが私と白井さんだけというのが不思議ですわ……) 白井「私は問題ありませんの」 滝壺「あ、あと3食全部は大変だから、夜だけ。朝と昼はみんな好きなようにする形で」 絹旗「とりあえずそれでやってみましょう。やらなきゃ超見えない問題点もあるでしょうし」 ~夕食当番表~ ○月○週 月きぬはた 火たきつぼ 水みさわ 木むすめじ 金うなばら 土しらい 日こんごう 滝壺「できた」フンス 番外個体「じゃ、壁にでも貼っておこうか」ペタペタ 絹旗「今日が私だったので、明日は滝壺さんですね」 滝壺「夕食の時間に帰ってこれないときは絶対に連絡すること、みんな約束ね」 一同「らじゃ」 ――その他、食材の調達など、共同生活に必要なルールが順次決められた こうして、奇妙な偶然から集った大能力者たちの共同生活は始まるのであった