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第2話 私が生まれた時には、この大昔の海上油田を改造して作った基地には20数人かの大人の人間たちがいて、そして そいつらは全員が男の人で、私たちの「父さんたち」だった。 私がどの「父さん」の娘なのかは、はっきり言ってよく判らない。 なにしろ、私みたいな…茶色でも金髪でも黒髪でもない、オレンジ色の髪をした男なんて居なかったからだ。 確かに「父さんたち」は人種も年齢もバラバラで、若いのもおっさんなのも居た。 妹たちの中には、明らかにこの人が父親だろうなって判る子も居る。 けど、一番最初の子である私は、父親が誰なのか特定する手がかりがあんまり無かった。 髪の色だけじゃなく顔立ちも肌の色も、誰とも似ていなかったからだ。 でも、それはどうでもいい。 確実なのは私は母さんから生まれた娘で、母さんが私のこの世で一番敬愛する人だってことだ。 母さんは昔、この基地じゃない別の場所……大きなタンカーを改造して造った移動式の街というか、避難民の寄り合い所帯 みたいなところで暮らしていたんだけど、その船がグランキョに襲われた。 運良く母さんは避難ポッドに入る事が出来て、その後数ヶ月ぐらいでサルベージされて助かったんだけど、 その代わり、母さんを引き揚げたのはこの基地の男たち。 他に身よりも無いし、行くあても無かったから、母さんはこの基地で男たちと一緒に暮らす事になった。 母さんが12歳ぐらいの頃だって。 母さん自身、自分の正確な誕生日とかわからないから、だいたいそんくらい。 私は母さんが、産んだ時から数えてくれたから今自分が15歳だってわかるけど。 それから一年経たず、母さんは私を産む事になった。 「若い母さんだな……美人だ」 「まあね、私、母さんが12か13ぐらいの時の子だし」 母さんと私たちが写ってる写真を見せた時に、それを言ったときのあいつは物凄く変な顔をしていた。 で、その後、これに関する話題は全く聞いてこなくなった。 普通、そういう事を男が気にする? 産ませる側の癖してさ…… 変な奴だな、と私は思った。 まあ、30年だか40年前だかの時代の人間の考える事はどうでもいいけどね。 どうせ、あいつも男なんだし。 まあ、それはともかく。 それから母さんは私が15歳の誕生日を迎えるまで、ずっとこの基地で暮らしてきた。 1年が経過するたびに娘の数は増えていって、今では姉妹が13人。 最年少は3歳。 ……よく産んだもんだよね、母さんも。 グランキョの攻撃も年々激しくなっていって、「父さんたち」も一人、二人、と死んで行った。 基地には時々訪れる、母さんが昔住んでたような大きな船を改造した避難船とか、遠い陸地のほうからサルベージや交易に 訪れる船なんかもあって、もしかしたらその中に居た大人たちも「父さんたち」の一人だったかもしれないのだけど、その人たちもいつしか、来なくなった。 多分、グランキョに襲われて沈められたんだろうと思う。 優しかった父さんも、嫌いだった父さんも居た。 最後まで残ってた、私たち娘に一人一人違う刺青を体に入れた若い中国系の父さんと、名前をつけたイタリア系の父さんが死んで、 ついに基地の大人は母さんだけになってしまった。 末っ子のロンが1歳になるかならないか、って辺りだったと思う。 それからの母さんは、女手一つで私たちを育てた。 育児と同時進行で、ガンベレットに乗ってサルベージに出かけたり、 基地の修理や点検をしたり、引き揚げてきた機械を再生させたり。 もちろん私たちも、母さんを手伝った。 小さい子たちは母さんと一緒にガンベレットに乗せてもらうのを特に嬉しがったし、上の子達は整備や修理の仕方や、操縦の仕方を習った。 13歳を迎えた子は操縦桿とペダルに手足が届くようになるので、コクピットでの座る場所が母さんの膝の上から後ろ席のシートに変わる。 そうして、ガンベレットの使い方やサルベージの手順、グランキョとの戦い方を教わるのだ。 私は2年間、母さんの後ろでナビを勤めた。 前席に替わる事もあったし、妹…ルチェやラーナの教習を私が受け持つ事もあったけど、基本的には私と母さんがコンビでサルベージを行ったり基地を防衛してきた。 母さんは、もう十年以上「父さんたち」と一緒にガンベレットを扱ってきた事もあって、操縦技術は物凄く上手かった。 グランキョのAIを出し抜き、その弱点を突いて、戦えば必ず勝った。 17隻ものグランキョを相手にし、追って来る魚雷を全部避け、最終的に間抜けな蟹たちをを水没したビルの下敷きにしてやった事もある。 でも、あの日は勝手が違った。 いつもの海域、いつもの深度。 いつもの海底地形で、いつものソナー反応で、いつものサルベージ作業、そのはずだった。 その日だけは、そうじゃなかったんだ。 「そっちの黒い頭がコッコドリッロ。 チビ助がタルタルーガ。 スクアーロは機嫌が悪いとすぐ噛み付くから気をつけて。 いつも機嫌悪いけど。 おっきい魚のビニール風船を抱えてるのがペーシェ。 元気なのがビングイーノで、隣がガッビャーノだけど、この子はメーヴェって呼んであげてね。 バッグを抱えてるのはチコーニャ。 でチコーニャと腕を組んでる色白そばかす娘がチーニョ。 赤い頭のフォーカとオターリャは双子だけど、この子達は手の甲の刺青で判別してね。 ちなみにフォーカの方がお姉さん。 それで、ラーナが抱っこしてるのが、末っ子のロントラ・マリーナ。 長いからロンもしくはマリーナって呼んでるけど」 その大部分が10歳以下であろう幼い少女たちに纏わりつかれながら、俺は困惑していた。 正直、紹介をされても数が多すぎて誰が誰だか判らない。 なんでこんな、小さい子ばかり何人も居るんだ。 ムスっとした表情で黙りこくっているラーナという三女が両腕で抱えている3歳児が、キャアと無邪気に笑う。 その顔に眩しいものを憶え、愛想笑いを返してやると末っ子・ロンが嬉しそうにまた笑い返した。 が、それを抱いている13歳くらいのラーナは仏頂面でこっちを睨み続けたままだ。 長女だというヴィーペラの方を向くと、 「……ラーナはいつもそんな感じだから、気にしないで」 と苦笑いで言われた。 だが次女のルチェルトラからも、少し離れた所から不審の視線を送られ続けている。 下の子たちからはともかく、この姉妹……俺をサルベージしてくれた恩人である少女たちの、年長組みの子らからは どうも歓迎されて無いような雰囲気を覚えていた。 「ねえ、どうして海の底で眠っていたの?」 「アズミって変な名前ー!」 「このバッジなあに?」 「背が大きいねー、きっとルチェより高いよ!」 「ねー、そんな長袖の服着てて暑くないの?」 「アズミ、アズミ! こっち見て、ほら!」 過半数を超える小さい女の子たちは俺の服を引っ張ったり持ち物を物珍しそうに眺めたり、俺に矢継ぎ早に質問をしたりと忙しなく、そして喧しい。 兄弟がおらず、自分より年が下の子供が周囲に居なかった俺は、はっきりいってどう扱ったらいいのか解らない。 それにしても、どうしてこの子達はこんな好奇心旺盛に俺に構ってくるのだろうか。 ちなみに現在、歩きながらこの「基地」の案内と説明をされている途中である。 「……大人の男の人は随分久しぶりに見るからね。 みんなはしゃいでるのよ」 ヴィーペラはそう言って笑った。 ここに大人の男がいないっていうのは、最初彼女たちは微妙にはぐらかしていたが、最終的には説明してもらっている。 それは俺をかなり驚かせたが、もっと俺を驚かせたのは、俺が海の底で眠っている間に数十年くらいは 年月が過ぎていたと言う事で、それを聞いた時俺は思わず頭を抱えた。 最悪というのは、こういう事だ。 俺は文字通りの浦島太郎状態で、海上自衛隊はとっくの昔に壊滅しており、人類同士の戦争もほぼ決着が付き、 そして今はAIを搭載した無人兵器が人間を襲っている。 戦前のSF小説みたいな状態が現実になっていた。 いや、あの戦争も充分SF小説で予見されてたような状態だったけどな。 さらに何の因果か、絶海の孤島の海上油田の廃墟に、女の子たちと野郎一人。 ハーレム系のギャルゲか何かか。 笑えない冗談だ。 どうせ女の子なら、どうしてもっと年齢が上の方のお姉さん方を用意してくれないんだ。 俺はロリコンではないし、ましてやペドフィリアでもない。 女の子たちの半数以上が10歳以下って、戦前のマンガやジャパニメーションでも少ないんだぞ。 どんな需要だよ。 畜生、呪うぜ神様。 もともと別に信じては居なかったけど。 というか、既に俺の時代には宗教なんてものを信じる奴は本国が消滅して合流・吸収された元アメリカ海軍系の一部の連中ばかりで、 殆どの日本人は信仰とかに拘りを持ってなかったし、伝統ある八百万の神様の神社や仏様の仏閣は海の底だったわけだが。 「電源施設と居住区は第1階層だけど、屋上のヘリポートにも小屋が立ててあるの。 で、あんたはとりあえずそこに住んでてくれる?」 屋上へ向かう階段を登りながら、ヴィーペラにそう言われる。 なんだそりゃ。 さっき居住区を通りかかった時は、だいぶ部屋が余ってそうな感じだったんだがな。 「お前なあ……年頃の女の子が何人も居るのに、一緒に暮らすつもりか? 大昔の男はそうだったかどうかしらないけどさ」 俺が不満を口にすると、後ろに居たルチェルトラがあきれた声で返してくる。 ああ、そうでしたね。 いくらガキでローティーンって言っても、15とか14とかの女の子も居るんでしたね。 軍隊に入ってこの方、女との付き合いが無かったもんでね、デリカシーに欠けて申し訳ありませんでしたね。 だがな、そういう事を言うんだったら、お前らこそ服装とかに気を使ってもらいたいんだが。 俺がそう言うと、前後でヴィーペラとルチェが不思議そうな顔をする。 ……もしかして、判っていないのだろうか? 俺が問題にしたいのはお前たちの格好だ。 年頃の乙女を気取るなら、もう少しその……露出をだな。 そろいも揃って下着なのか水着なのかよくわからん、ブラとパンツ程度しか無いような狭い布地で胸と下半身を覆ったものしか 体に身につけていないのはどうかと思う。 小さい子らはワンピースタイプの水着みたいな格好だが、ヴィーペラは紐水着みたいなセパレーツに薄いTシャツっぽい (微妙に透けてる)のを上に着てるだけだし、ルチェは下乳が見えてる、ラーナに至ってはパンツがローライズだ。 コッコドリッロという子は下がスパッツだからまだいい。 タル…なんだっけ、タルタルーガ?は11歳児がマイクロビキニとか着るな。 上は辛うじてチューブトップだから許すとして。 いや別に、お前たちの胸とか尻とか裸とか見たって別に面白くもなんとも無いが。 「……何言ってんの? 暑いじゃん。 それよりあんたはそんな、全身ウェットスーツみたいなのにジャケット羽織って、暑くないの?」 「服に使える合成素材は少ないんだ。 私たちは妹たちの服を作って、その余りで自分たちのを作ることにしてる。 それでも、下の方の子は上の子のお下がりが多い」 ……そうでしたか。 ちなみに俺の着ているのはガンベレットの操縦士が着用する潜水服で、深海での体温の保護・調節維持とか 長時間行動中の筋肉と精神の疲労を電気刺激で癒してくれるとか、色々便利な機能が付いているスーツだ。 地球上どこでも暑いのは俺の時代からそうだったし、現にこれを着ているから暑くない。 ちなみにジャケットもほぼ同じ機能が付いてて、スーツとはセットだ。 ただ体に妙にピッチリするのと、ゴムみたいな質感に包まれてるのとで着心地と動き心地は慣れないと気持ち悪い。 「いっくよおおおおおおおお!!」 暑い日差しが照りつける屋上ヘリポートの床を、ピングイーノ、愛称ピングが走り抜ける。 思いっきり助走をつけて、ヘリポートの端っこからはるか下の海面に向かってジャンプした。 俺が、おい!?と声を掛ける間もなく、叫びながらピングは落下してゆき、やがてドボン!!という大きな水音が聞こえてくる。 ピングが飛び込んだ地点まで行って下を覗き込んでみると、美しいブルーの波間にピングが顔を出して笑いながらこちらを見上げて手を振っていた。 「早くおいでよーっ!!」 いや、おいでって言われてもな……と俺は呆れる。 ここから海面まで、結構な高さがあるぞ。 あんな小さな子がよく平気でダイブが出来るもんだ。 そう思っていると、嬌声を上げながらまた一人、小さな女の子が俺の隣を走り抜けて海へと飛び込んで行った。 飛び込む瞬間、顔だけ俺のほうを振り向いて、ニコっと笑って小さく手を振る。 左頬に書き込まれた可愛らしいカモメの刺青が、妙に俺の印象に残った。 そして、その子も水柱を上げて海面にダイブ。 数秒して顔を出し、俺のほうを見上げてまた笑った。 まあ、すぐ海に飛び込んで泳げるという点では水着状の服というのも便利なのかもしれないな。 ……たしかあの子はガッビャーノとか言った、気がする。 そして彼女のメーヴェという別名が、ドイツ語でカモメを意味する事にも気付いた。 そう言えば……ヴィーペラとルチェはそれぞれ左右のわき腹に、ラーナがおへその隣に動物の刺青を入れているのも思い出す。 確か、蛇、トカゲ、カエル…他の子たちも、それぞれ腕やら背中やら太ももやらに、一つずつ生き物の刺青をしている事に今更気付いた。 俺が、ヘリポートの隅のほうに立てられている廃材で組み立てられた小屋の方へ歩いていくと、 小屋の整理をしていたヴィーペラが「何?」と言いたげな顔をして振り返る。 ……ちょっと待て。 この小屋は物置か何かに使われていたんじゃないか? 明らかに古臭い大小の、雑多なガラクタばかり出てきてるんだが。 「ああ、ピング? 変わった子でしょ。 ああやって高い所から飛び降りるのが好きなのよ。 本人は”空を飛んでる”つもりなんだとか言うけど、あんまりああやって飛び込み続けるもんだから、 『空を飛ぼうとしてるペンギン』みたいだって、父さんたちが名付けてね……それで、ピングイーノ。 今じゃ、他の子も真似してああやって海に飛び込むようになっちゃってね……」 いや、俺が訊きたいのは女の子がいきなり海に飛び込んだことでは無いんだが。 ペンギン……そうか、あの子の左腕上腕に入ってた刺青は、ペンギンだったのか。 つまり、この少女らは自分らの名前に合わせた刺青を、体に入れているのだ。 納得が行ったが、それってどうなんだ? 俺の居た時代の女の子たちには、いや女の子に限らず、刺青を入れる文化なんてマンガの中のヤクザしか居なかったから どうも刺青というものには違和感を覚えてしまう。 女の子が、それもあんな小さい頃から体に彫り物なんかをして、モラル的にどうなんだろう。 まあ、モラルなんて俺がいた時代でも、建前上のものぐらいしか残ってないような者だったけどな……。 そういう風に考えていた真後ろを、また誰かが歓声を上げて走って行き、そして海に飛び込む。 今度の水音は二つだった。 「こらーっ! スクアーロ! ペーシェ! お前たちまで飛び込むんじゃない!! ああもう……ラーナ、悪いけど水タンクの残量見てきてくれないか? あいつら上がった時に風呂に入れないといけないし 足りなくなったらまた精製しとかないと」 ルチェが海面ではしゃぐ妹たちに叫んでいるようだが、返って来るのは楽しそうな笑い声ばかりだ。 ラーナが無言で頷いて、小走りで階段を下りてゆく。 それにしても、ラーナって子は無口だ。 他の女の子たちがあんなにはしゃぎ回り……今も自分たちも海に飛び込もうとする双子の女の子をルチェが 追い掛け回している様子とかに比べると、どうも大人しすぎて浮いている。 「ラーナは『仏頂面のカエル』。 悪い子じゃないんだけど、元々大人しい上に、どうも人見知りする子だから……。 母さん以外に懐かなくて、父さんたちにもあまり好かれてなかった。 まあ、ラーナの方から父さんたちの事を、好いてなかった感じはするけれど」 俺がラーナの降りて行った階段の方を眺め続けていると、ヴィーペラが片付け作業をしながら語り始めた。 特に訊いては居ないし、教えてくれと言ったわけじゃないが。 それとも、そんなに気になっているように見えたんだろうか? 「……ちなみに私とルチェも、小さい頃は父さんたちになかなか懐こうとしなかったみたいで、おかげで 『毒蛇娘』とか『獰猛な肉食トカゲ』とか言われて、それが名前になったの」 ……それは難儀な事だ。 そんな名前をつける親も、かなりどうかしてると思うけどな。 それにしても、髪とか肌の色とか、同じ姉妹とは思えないほど似てない子も多いな、と俺は呟いた。 中には何人か、容姿に共通性のある子もいるのだが。 「そりゃそうよ、私たち、みんな父親が違うんだから。 ああ、双子は別ね。 あと、タルタとチコは父親同じっぽい感じ。 ペーシェとロンは、確率半々って所かな」 ヴィーペラはこっちを向くと、事も無げに言った。 俺は少しの間その言葉の意味を考えて……少なからず動揺した。 おい、それってつまり……「父さんたち」ってのは、そういう事か!? 「父さん」と、他の人「たち」って事で無くてか!? 「あー、懐かしい! これどこに言ってたのかと思ったら……」 そう言って彼女が見せてきたのは、棚の上に置かれていた写真立てだった。 今より幾らか幼いヴィーペラと、彼女を背中から抱きしめて笑っている、日焼けした逞しそうな若い女性の写真だ。 「それ、サルベージした中にたまたままだ生きてるカメラとフィルムがあったから、父さんの一人が取ってくれたのよね」 二人で写真を除きこみながら、懐かしそうにヴィーペラが説明する。 俺は、随分と若い母さんなんだな、と何気なしに言った。 そして写真の中の、ヴィーペラ達の母親であるという女性は、とても美しかった。 全体的に漂う母親らしい慈愛の優しさと、多くの苦難を乗り越えてきたであろう、無い面の強さが外見の美しさに現われている、 そんな感じで表現できる人だと俺は思った。 「まあね、私、母さんが12か13ぐらいの時の子だし」 ……その言葉に、俺は絶句するしかなかった。 何なんだそれは。 つまり、その……「父さんたち」ってのは、まさか。 その時、俺は旧に俺は後ろから両腕を掴まれた。 驚いて振り返ると、そこには双子の姉妹が揃って俺の両脇に立ち、 両方の腕を小さな両腕でしっかりと捕まえていた。 待て、なんで引っ張る? え、何? どこに連れて行くって? ちょっと、押すなって。 そっちは海……おい!? 危な……っ!? 朝から連続した驚愕の事実との対面に、かなり動揺していた俺は情けなくも4歳児の女の子二名に拘束されたまま 抵抗も出来ずに引っ張られ、海へと突き落とされた。 水音を立てて海中に沈む直前、俺は双子の姉妹であるフォーカとオターリャ…『いたずらアザラシ』『悪巧みアシカ』と それぞれ呼ばれている少女らが、ハイタッチをして笑っているのを見た。 少女たちとたっぷり海水浴につき合わされた後、シャワー室で一緒に真水で海水と塩分と洗い流し、俺は再び ヘリポートまで上がって自分に割り当てられた小屋に戻ってきた。 今の俺は、ジャケットとスーツの上を脱いで上半身裸だ。 あれから、ヴィーペラとルチェが二人して小屋を綺麗に片付けてくれたようで、どうにか寝られる位には整っている。 電気も付くという話だったし、急ごしらえで作られたベッドもある。 とりあえず、ジャケットとスーツを適当な所に干しておく。 明日には乾いているだろう。 それから、ギシギシという音を立てるベッドにゆっくりと腰掛けた。 これ絶対、適当なマットを適当な台や木製の椅子の上に乗せただけの代物だろ。 ……サルベージされ、蘇生されてから驚きの連続の一日だった。 何十年も海底で眠り続け、目覚めた時には古巣の海上自衛隊は消滅していた。 相棒がどうなったのかもわからず、確認する術は無い。 それにしても、あの戦争を生き残った海上自衛隊が、今は影も形も無いってのは無常感を俺に刻み込む。 第三次世界大戦が始まると同時に、世界でも有数の戦力を保有していた海軍である海上自衛隊は当然の如く同盟国アメリカに 借り上げられ、世界各地に出張する事になった。 日本としては手放したくは無かったんだろうが、そうも行かないのが政治と外交のつらい所。 数年間、海外の様々な戦場で死線を潜り抜けた海上自衛隊の精鋭たちは、結局アメリカが大量破壊兵器で事実上消滅したのを機に 逆にアメリカ海軍を吸収して凱旋したが、その頃には海面上昇によって日本は半分以上水没、とても国を維持できる状態じゃなかった。 仕方なく、大量の被災民を抱えた上で新生海上自衛隊は住める土地を求めて戦う事になったんだが、 陸自と空自が壊滅し、陸上戦闘なんか出来ない状態になってた日本と自衛隊は海上と海中に縄張りを持つ事しか出来なかった。 それが、海上交易国家、新生日本の誕生だ。 しばらくは海上運送と沈んだ資源を引き揚げるサルベージ業を一手に引き受け、そこそこの勢力を保っていたんだが、 海底の資源をサルベージしたいのは日本だけじゃない。 当然、敵対する国家と戦争中の関係をそのまま持続した戦争になる。 無人水中攻撃艇「グランキョ」はそうして、海上自衛隊に対抗するために投入された。 皮肉な事に、グランキョを作ったのもガンベレットを製作したのと同じ、国を失くしたイタリアの亡命技術者で、 しかも元々同じ開発プロジェクトの同僚というより共同研究者。 元を同じくする親戚というか兄弟のエビとカニが、水中で戦いあう事になったわけだ。 そして、海上自衛隊を散々苦しめたグランキョは、今もしぶとく生き残って戦い続けている。 ちなみにどうでもいい事だが、ガンベレットとグランキョはどちらも「陸戦形態」に変形する機構を持っている。 通常は潜水艇だが、脚を展開して陸上に上がり、戦闘を行えるようになっている。 元々は海から進入して強襲揚陸作戦をするための機能というか、このシリーズの開発コンセプトがそうなのだが、 海上自衛隊がそれを採用したのは、いずれ機を見て住むための陸地を奪い取るためだった。 戦車とか装甲車とか、かつての自衛隊が保有していた戦闘車両は今は海の底だっため、代わりの陸戦兵器を調達する必要があったのだ。 だがはっきり言って、無用な機能だと思う。 確かに格闘モードによる接近戦は、結構有効な戦術として使えたし、格闘用アームは水中作業用のマニュピレーターとしても便利だった。 が、可動部が多くなると整備の手間が増えるし、そもそも俺も相棒も水中戦は何度も経験したが、ついぞ陸戦の機会なんぞ無かった。 海上自衛隊が、新生日本が戦いで疲弊し消滅してしまうまでに、陸上を占拠している敵国に対して侵攻作戦を開始できたかどうかはかなり怪しい。 陸戦なんかまず起こらなかったんじゃあないか、と思う。 つまりだ。 腕は10歩譲って、有用だと言ってもいい。 歩行するための脚は要らない。 無用の長物だ。 しかし、脚はハイドロジェットと兼用だ。 厄介な事に。 これが別々だったら、外して重量軽減の役に立ててやるのに。 そして代わりに、緊急浮上時用のフロートでも取り付けてやる。 相棒が生きていた頃は、共に何度も陳情申請を繰り返したものだが、最後まで聞き入れられる事は無かった。 ……そうだ。 相棒は死んだのだ。 仮に沈み行く母艦から脱出できていたとしても、何十年も経った今も生きているわけが無い。 あの時仮眠に入る前に潜水母艦の待機室で最後に交わした言葉が、相棒との永遠の別れになった事を思い出し、 俺は感傷に浸りながらベッドに寝っ転がって目を閉じた。 夕飯の時間になってもあいつが降りてこないので見に行くと、眠っていた。 仕方が無いので起こすのも悪いから、そのまま寝かせておく事にする。 昼間、小屋の片づけをしている間は妹たちの遊び相手になって貰ってたし、相当疲れただろう。 小さい子たちの相手は私も疲れる。 一人二人ならいいんだけど、多いしね。 一応あいつの分の皿は、取り分けておいた。 後で目を覚まして降りてきた時の為。 まあ結局、次の日の朝になるまで起きてこなかったけど……。 夕食の後は、騒ぐ下の妹たちを上の子たちで手分けして寝かしつけるのに一苦労だ。 最近はタルタやスクアーロが下の子たちの相手を手伝ってくれるようになったけど、母さんが死んだ直後は本当に大変だった。 ピングは寂しがってメソメソ泣くし、チーニョは夜中に起きて泣き出すし。 母さんがいなくなった分、私やルチェやラーナといった年長組みが、自分も泣きたいのを我慢して、妹たちを慰めてあげなければならなかった。 それでも、もう4ヶ月もたてばそれぞれ母さんの死から立ち直って、少しずつ成長してゆく。 とくに『暴れワニ』のコッコは自分も4番目のお姉さんで、5番目の『頑固カメ』タルタよりも年上なんだ、という自覚が 出てきたのか妹たちを寝かしつける時には率先して絵本を読み聞かせたりするようになってる。 だから、その日の夜は、昼間に結構大きなイベントがあったにも拘らず、興奮覚めやらぬ妹たちを寝かしつけるのにさほど時間は要らなかった。 おかげで、皆寝静まった後に年長組みだけで秘密で話し合う機会が作れた。 「ヴィーペラは、あいつの事をどう思ってるんだよ。 親しげに話しかけたりなんかして」 居住区からもヘリポートからも離れた反対側の区画にあるクレーンの近くで、手すりに寄りかかりながらルチェは不満そうな声を上げた。 議題は主に、あいつの事だ。 私たちが沈没船から引き揚げて、蘇生させた、アズミダイスケとかいう、男の人。 見た感じ、割と若い人で、そんなに悪い感じはしなさそうではあった。 小さい妹たちがあれだけ興味を示したように、この「基地」にはほぼ2年ぶりとなる、大人の男の存在。 それは、「父さんたち」を思い出させ、どこか懐かしさを私たちに与えると同時に、不安にもさせる。 妹たちの中には物心付く前に「父さんたち」が死んでしまって、ほぼ初めての「男性」との接触になる子も居る。 だが、優しい父さんばかりではなかった事を、上の子たちはしっかりと憶えてもいるものだった。 「あいつはさ、結局、男なんだ。 私たちの潜在的な的。 貞操の危機って奴?」 そう、あいつも昼間、言っていた。 私たちの肌の露出がどうのこうのって事を。 幼い頃は、「父さんたち」に見られていても気にしなかった。 でも、15歳になった今は、なんとなくわかるような気がする。 意識する、と言う事を。 「あたしだってもう子供じゃないんだ。 母さんが、父さんたちに何をされていたのかぐらい知ってる」 昼間のあいつの顔も思い出す。 あいつは言葉には出さなかったけど、その表情が明らかにそう言っていた。 異常だ、と。 それは何となく私も予感していた。 私はどうやって生まれたのか。 どうして父親が、あの中の誰なのか判らないのか。 それを考えるのは、とても怖い。 自分が自分でなくなってしまうかのような、そんな不安がある。 ルチェはどうしてそんなに強く、きつい調子で言うんだろう。 私は母さんの子だ。 それでいいじゃないか。 父さんが誰だっていいじゃないか。 「優しい父さんもいたけど、私たちが「年頃」になるのを狙ってた父さんもいた。 2年前に最後の父さんたちが死んでなかったら、今頃どうなってたかわからないよ」 普段喋らないラーナも、珍しく自分の意見を言う。 しゃがんで尻餅をついて、こっちを見上げてくる妹の顔は、明らかに怖がっている。 ……そう、そういう事だ。 最後の二人の父さんたちは、私たちに優しいほうだった。 でも、同時に余り好きで無い父さんや、明確に嫌いだった父さんとも、彼らは仲間で、十数年をこの基地で暮らしてきたんだ。 母さんと。 母さんを見つけて、この基地に置いて、そして、私たちを産ませた……。 「どうすんだよ、ヴィーペラ。 あいつ、このままここに置いておくのか? だったらあたしは、間違いが起こらないように、全力であいつを見張ってなくちゃ行けない。 妹たちになんかあったらどうすんだよ?」 私は、ルチェとラーナにそう突き上げられても、返すべき最適な答えをまだ持っていなかった。 俯いたまま、最年長で、1番上のお姉さんで、妹たちを死んだ母さんの代わりに守っていくべき立場である私は、 妹たちに何も答える事が出来ないでいた。 (続く) ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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2012年03月31日(土)広島県・広島グリーンアリーナ OPEN/START 17 00/18 00 キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour「JPN」 特設サイト http //www.perfume-web.jp/cam/JPN/ 関連リンク 広島グリーンアリーナ http //www.sports-hiroshima.jp/hpsc/ 広島空港 http //www.hij.airport.jp/ JR広島駅 http //goo.gl/sQKMd 広島電鉄 http //www.hiroden.co.jp/ 広島交通 http //www.hiroko-group.co.jp/kotsu/index.htm 広島バスセンター http //www.h-buscenter.com/ のりんさいくるHIROSHIMA http //norin-cycle.jp/index.html 「JPN」会場付近情報 http //goo.gl/yg0K5 JPN広島リンク おすすめ食事処 http //g.co/maps/y8usf 観光案内リンク 広島県観光ホームページ http //www.kankou.pref.hiroshima.jp/index.html 平和記念公園 http //www.kankou.pref.hiroshima.jp/hiroshima/spot/0621.html 広島平和記念資料館 http //www.pcf.city.hiroshima.jp/ 原爆ドーム http //www.city.hiroshima.lg.jp/toshiseibi/dome/index.html 広島城(広島城址公園) http //www.rijo-castle.jp/ 広島護国神社 http //www.h-gokoku.or.jp/ MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 http //stadium.rcc.jp/ 宮島水族館 - みやじマリン http //miyajima-aqua.jp/ 宮島観光公式サイト(嚴島神社) http //www.miyajima-wch.jp/ 宮島観光協会(嚴島神社) http //www.miyajima.or.jp/index.html しまなみ海道観光マップ http //www.go-shimanami.jp/ 尾道観光協会 http //www.ononavi.jp/index.html 岩国市観光協会公式サイト http //www.iwakuni-kanko.jp/ 福山市 鞆の浦・仙酔島 http //www.tomonoura.co.jp/ 福山観光協会 http //www.fukuyama-kanko.com/ 呉観光協会 http //www.urban.ne.jp/home/kurecci/ 呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム http //www.yamato-museum.com/ 海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館 http //www.jmsdf-kure-museum.go.jp/ ひろしま清盛 http //www.hiroshima-kiyomori.jp/ 聖地巡礼リンク アクターズスクール広島(ASH) http //www.tss-tv.co.jp/actors/ NAVIA http //www.nakamurakosha.jp/navia/ 三井ショッピングパーク アルパーク http //www.alpark.net/ エールエール地下広場 http //www.yaleyale.co.jp/012_chika/012_chika.html 基町クレド パセーラ(1Fふれあい広場) http //www.pacela.jp/ 広島アステールプラザ http //www.cf.city.hiroshima.jp/naka-cs/ 広島PARCO(本館10Fクラブクアトロ、新館9Fタワーレコード) http //www.parco-hiroshima.com/ 広島クラブクアトロ http //www.club-quattro.com/hiroshima/ タワーレコード広島店 http //www.parco-hiroshima.com/page/shop/detail/?id=2524 ひろしま駅ビル ASSE(アッセ) http //www.asse.co.jp/ 広島本通商店街(本通ヒルズ、Tabio) http //www.hondori.or.jp/ 本通ヒルズ http //goo.gl/X9sSm 靴下専門店Tabio(タビオ)広島本通り店 http //www.tabio.com/jp/store/kutsushitaya/0088/ 東急ハンズ広島店(2Fピッコリーノマリオ) http //hiroshima.tokyu-hands.co.jp/ 紙屋町シャレオ http //www.shareo.net/ 旧ダイヤモンドシティソレイユ(現イオンモール広島府中)(3Fフタバ図書TERA) http //goo.gl/ix9oU フタバ図書TERA http //www.futabatosho.co.jp/shop/shop_detail.php?id=18 ALSOKホール(旧広島郵便貯金ホール) http //www.rcchall.jp/alsokhall/ LisuLisu http //www.lisur.jp/lisulisu/index.html アリスガーデンhttp //www.chushinren.jp/alice/index.html イオン宇品店 http //www.aeon.jp/aeon/ujina/ 旧広島サティ(現広島段原ショッピングセンター) http //danbara-sc.com/index.jsp 旧サンデーサン白島店(現ココス白島店) http //alike.jp/restaurant/target_top/532387/ 安神社 - おぎおんさん http //yasujinja.com/ 牛田大橋http //goo.gl/KW60p コムズ安佐パークhttp //www.fresta.co.jp/company/related_company/coms/index.html 広島市立鈴張小学校 http //www.suzuhari-e.edu.city.hiroshima.jp/ 広島市立清和中学校 http //www.seiwa-j.edu.city.hiroshima.jp/ 広島市立牛田小学校 http //www.ushita-e.edu.city.hiroshima.jp/ スタジオ橘高なつ http //www.ekiten.jp/shop_2909904/ 道の駅 豊平どんぐり村 http //www.donguri.gr.jp/ グルメリンク むすび むさし http //www.musubi-musashi.co.jp/ 広島アンデルセン http //www.andersen.co.jp/hiroshima/ はっさく大福 http //0845.boo.jp/hassaku/ バッケンモーツアルト http //www.b-mozart.co.jp/ にしき堂「やき餅咲ちゃん」「生もみじ」 http //www.nisikido.net/ ピッコリーノマリオ 東急ハンズ広島店 http //www.sanmario.com/r15/index.htm マリオデザート 並木店 http //www.sanmario.com/r1_namiki.htm お好み村(あとむ(サイン色紙あり)、八昌) http //www.okonomimura.jp/ お好み屋 八誠(店内の壁にサインあり) http //goo.gl/sgww1 お好み焼 みっちゃん総本店 http //www.okonomi.co.jp/ お好み焼き 麗ちゃん http //www.o-reichan.jp/ お好み焼き 八昌(薬研掘) http //goo.gl/HbjP 田の久(お好み焼き) http //goo.gl/RPkVR くろべえ(お好み焼き) http //goo.gl/UxZ0m HAZEYA(お好み焼き) http //goo.gl/s34ev 大漁酒場 魚樽本店 http //goo.gl/xSzkj Perfumeゆかりの地:広島聖地巡礼マップ 930 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/01/30(月) 02 38 46.40 ID nJ2F9Hff モーリー・ロバートソン が、Perfume広島ゆかりの地を御案内 ナビア ~本通り ~アンデルセン http //www.youtube.com/watch?v=meJPtCqoVt0 feature=related 553 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/02/20(月) 23 43 45.72 ID R5UF181O Perfume 聖地:広島巡礼マップ http //maps.google.com/maps/ms?hl=ja ptab=2 ie=UTF8 oe=UTF8 msa=0 msid=205782575075363891015.00049b9b1a4f0f0b7faed 739 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/02/21(火) 06 02 10.36 ID L6aRNoJS 〉〉553 他、 宇品のサンマリ会場 HFM 白島のサンサン(跡) アルパーク は作成中か・・・ ソレイユ はBcLのインスト みにいったなあ 91 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/02/21(火) 21 48 25.72 ID HEOw7yEh 広島きてるな! ASH のある広島市南区有名人マップ http //www.city.hiroshima.lg.jp/minami/gaido/map/minato/pdf/13.pdf ん? ASH が書かれてない!Perfume涙(P-;)ひどいよ 160 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/02/23(木) 21 38 10.47 ID 4XJ8CDMQ [2/2] どんぐり村 があ~ちゃんで かしゆかは中心部だったけ のっちは福山市 内で 162 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/02/23(木) 21 47 06.50 ID BA69gAjd [1/3] かしゆかは牛田町 というて広島の中心よりちょっとはずれた山の上。 公務員の宿舎とかある高級住宅街。 東京でいうと文京区小日向かな。 186 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/02/23(木) 22 18 44.16 ID N63kVEPR [1/2] グリーンアリーナ至近のアストラムライン 県庁前駅 から3駅目が牛田 http //astramline.co.jp/route.html その辺、には違いないのだが、もっと牛田 らしい場所 例えばNHK「20歳の挑戦」 などに出た牛田小学校 に行こうとするとアストラムライン 牛田駅 からでは徒歩10分ぐらいかかるので グリーンアリーナからだと「紙屋町 」バス停より広電バス (緑色のバス)6号線で 広島駅 周辺からだと広電バス 5号線で「牛田本町 」バス停まで乗ればよい http //www.hiroden.co.jp/bus/city/popup/no6.htm http //www.hiroden.co.jp/bus/city/popup/no5.htm バスで牛田本町 に着く直前、この写真の舞台となった「牛田大橋 」を通ることになる 191 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/02/23(木) 22 21 27.33 ID N63kVEPR [2/2] 訂正 牛田大橋 を通るのは6号線のみで 広島駅 方面からの5号線は牛田大橋 を通らない 333 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/05(月) 21 41 55.36 ID NOqUn7kH [1/2] 広島聖地巡礼 Perfumeゆかりの地がどんどんなくなっていく お好み村 ソニア、段原サティ 、白島のサンサン 、HMV 広島店、フタバ図書 牛田店 345 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 21 45 54.97 ID Ur621PVF [2/5] 〉〉333 TSS住宅展示場も無いよね 108 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/06(火) 18 41 29.45 ID eCxwZXLY http //www.youtube.com/watch?v=eDz-E6VIzaE#t=3m40s こんな動画見つけた。なんかもの凄く恥ずかしい気持ちになるww この頃は「ぱふゅ~むです」が先でその後に名前だったんだね 794 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/07(水) 02 50 17.32 ID 4pKls6e8 [2/2] この動画あったのか 知らなかった http //www.youtube.com/watch?feature=endscreen NR=1 v=0w2H-Lqb7Ao http //www2.biglobe.ne.jp/~optimist/perfume/tabegoro.html RCC住宅展示場プルミエは、広島西飛行場の隣り だったね 今の結婚式場アヴェニュー があるあたり http //www.r-avenue.co.jp/rits/ 31 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/08(木) 14 21 28.62 ID vkwsk0x+ のっちがASH 帰りによく酔ったという広島駅ビルASSE また改装したね http //www.asse.co.jp/ ここは昔、小さい店がいっぱい入っててゴチャゴチャしてたんだが、 今は昔の面影がほとんどなくなった いい意味で垢抜けたが残念でもある。 昔とあまり変わらないのは中央の階段部と、レストラン街の風車?(笑) 560 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/08(木) 22 30 50.82 ID c/Ogmd61 [3/3] おいおいライブは武道館と沖縄だけじゃないで 世界に進出しても広島が聖地じゃけぇ 広島ぁ忘れんさんなよ Perfume広島聖地巡礼 マップ http //maps.google.com/maps/ms?hl=ja ptab=2 ie=UTF8 oe=UTF8 msa=0 msid=205782575075363891015.00049b9b1a4f0f0b7faed http //maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8 brcurrent=3,0x355a82d110a1f3f7 0x3168cdff1bb18dae,0 source=embed oe=UTF8 msa=0 msid=105220782062161116101.0004859dc6995f384c45a Perfumeの広島公演は次は何年も先になるかも知れんの 聖地がどんどん無くなっとる。巡礼お早めにの 562 名前:ファンクラブ会員番号774ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/08(木) 22 31 33.13 ID c/Ogmd61 [4/3] ◎基本的ないごき 「広島の若い子は行くところがないんで本通り を何度も行ったり来たりする」 て言うMステ 発言でうけたように、多くは本通り を中心とした場所にあり徒歩巡回可能。 少し離れているASH 、 旧厚生年金会館 、アステールプラザ 、旧ダイヤモンドシティソレイユ 、 牛田大橋 、牛田小学校 、アルパーク などはバス、広電 、JRなどで行ける。 運賃は広電 (路面電車)が安いんじゃが、進むんが遅いけ気の短い方はバスやJRを利用したんがええの このうちASH へは、のっちファンは広島駅南口(表口)バス乗り場④ から 「広電バス 」5号線、大学病院行きか http //www.hiroden.co.jp/bus/city/popup/kakudai2.htm 乗り場③ から「広島バス 」26-1、旭町方面行き乗車をお薦めしたい。 http //www.hirobus.co.jp/route-bus/hiroshimaeki.html ゆうんが、のっちは、ぱふゅ~む加入後は、かしゆか家の車で広島駅 からASH まで 便乗したゆうとるが、それまでは、上の二路線のどちらか早く来た方に 乗っていた可能性が高いけーじゃ。 これらより離れた安神社 、鈴張 、豊平どんぐり村 へは、やはり車がないと厳しい。 安神社 へはJRかバス。JRなら可部線 下祗園駅 下車。バスはよう知らん。 安神社 へは牛田 からのつなぎがいええかも知れんが、この間は公共交通がないけ タクシー利用となる。牛田 はタクシーはすぐ拾える。安神社 は一般には知られとらんけぇ 運転手さんに「祗園大橋 を通って、祇園のゆめタウン(または祇園のイズミ) 」と告げる 順調に行けば1000円程度と思う。ゆめタウン が見えたら手前の信号で降り、 歩いている人に安神社 はどこかを聞く。この辺は人が歩いているので教えてくれるで 鈴張 へはバスが1日3本あるらしいが、行きはあっても帰りがない。タクシーもいないとこ 市内中心部から鈴張 まで、車で約1時間。どんぐり村はさらに20分くらいかかる。 中国道の広島北インター を起点に来る人はいいが、中心部から行くのは険しい。 どんぐり村 のむさし でメシでも食うてりゃぁ4時間仕事じゃ あ~ちゃん信者にゃワリいが、ちょうど季節もええけぇ平清盛の宮島 か、岩国錦帯橋 、 尾道 、福山鞆の浦 あたりに行った方がええんじゃないかの 998 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/09(金) 06 05 35.52 ID IHo8kmAo 〉〉560 ☆南区民文化センター ☆☆☆ BEE-HIVE Performance Tour 2003 summerの会場。俺、このときはスルー。 ☆TSSビル 9F アクターズスクール広島スタジオ ☆☆☆ ポリ嵐 ワンマンライブ会場。俺、初参戦ライブ。 ☆イオンモール広島府中ソレイユ 3Fフタバ図書TERA ☆☆☆ BcLのインスト 会場。俺、BcLのインスト で見に行く。 ☆アリスガーデン ☆☆☆ パルコ 前の広場。タワーレコード広島 主催のインストア で使用される。俺、BcLのインスト で見に行く。 ☆宇品港 ☆☆☆ サウンドマリーナ2009 出演。俺、ビニールシートと弁当を提げて見に行く。 ☆サンデーサン白島店 跡(現ココス白島店 )☆☆☆ ポリ嵐 のMCで白島のサンサン (サンデーサン )がココス に変わってたって話で盛り上がる。 このへんも追加よろしく 余談だが、白島のサンサン は広島人には超有名でサンデーサン で待ち合わせして前の広島アリーナ でボウリング がお決まりのデートコースだった。 (東京でいうと六本木アマンドみたいな) 後、車を買ったら、最初のドライブは岩国 方面に行って帰りは「山賊 」で食事も定番中の定番。 247 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/09(金) 14 01 05.13 ID Hd1rE03V [1/3] 前スレ998 ☆アリスガーデン ☆☆☆ パルコ 前の広場。タワーレコード広島 主催のインストア で使用される。俺、BcLのインスト で見に行く。 年表にないようだが、詳しく教えて欲しい。 日付けは正確にいつ? BcLのインスト をアリスガーデン でやったの?タワレコ の店内? タワレコ がまだ本館にあったときだよね 詳しく聞きたい。 319 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/09(金) 16 19 21.80 ID bIA2i4QT 〉〉247 ごめん、それ書いたの俺だけど BcLのインスト じゃなくてポリ のインスト だわ。 俺ポリ 新参だからポリのインスト は行ってないと勘違いしてた。 広島フタバ にポリ の初回盤が大量に余ってたのを見たので間違いない。 アリスガーデン は近くの喫茶店の2Fからガラス越しに見たよ。 250 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/10(土) 17 04 38.93 ID 57EulyIA [2/2] 上の落選書き込みながらなにげにTV見てたら (いつも!ガリゲルSPECIAL祇園Walker ) 広島の祇園 紹介で安神社 !宮司の口から パフュームのリーダーのあ~ちゃんが そこの水のみ場で よく子供の頃遊んでました。コンサートなどが有るとファンの方が 沢山来てくれて、お守り等がよく売れるので、ありがたい事です。 みたいな話してた。これって kmszだった!? 259 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/03/10(土) 17 21 39.94 ID /sZRWvU3 [3/10] 〉〉250 2009年に放送した二十歳の挑戦 で、あ~ちゃんが訪れてた神社でしょう その後、3人でASH に訪れてASH の生徒からメーッセージ色紙を送ってもらって あ~ちゃん泣いちゃうですよね! タモステ でも出てきましたね。 263 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/10(土) 17 23 43.09 ID zuVmGIns [1/7] 〉〉259 色紙渡した生徒の一人が、モーニング娘。 さんの時期エースなんだってな。 270 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/10(土) 17 30 17.51 ID zuVmGIns [2/7] 〉〉265 あら、そうでしたか。 生徒の中で、緑の服を着てインタビューに答えてる子。 鞘師りほ さんと言うそうだ。 827 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/17(土) 23 39 02.91 ID TJZ9IUYE 広島でのお花見お薦めしようと思ってたんだが 少し早いみたいだね残念 こないだここ通ったけど、後ろの景色あまり変わらない マンションの屋根とか木の感じとか橋の汚れもそのまま この写真、かしゆかが小学校2年に上がる前に広島に来て数日後 1996年の4月頭に撮られたものと思う つまり広島公演のほぼ16年前 かしゆかはこの橋 の近くに住んでいたらしいね 156 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 11 02 32.03 ID OnVgILki [2/3] 突然ですが 広島に来られる方で、安神社 に行く人もいると思うので、行き方をまとめてみます まとめといってもかなり長文になるとおもうのでスマソ まず、JRだと可部線下祗園駅 が最寄りですが、おススメしませんw 路面電車orバスで横川駅 まで行かないと乗れないので(広島駅 からでも乗れますが) そのままバスで安神社 まで行った方が合理的です その上、下祗園駅 から安神社 まで徒歩で10分くらいかかります で、バスですが、まず、安神社 の目の前に「上祇園 」バス停があります ただし、この路線は広島交通 (ラインカラーがオレンジのバス) 「旧道経由」川内線 安佐大橋 行きの一本に限られます http //www.hiroko-group.co.jp/kotsu/rosen_jikoku/all-map/kawauchi-m.html この路線はバスセンター を経由しないので、グリーンアリーナの最寄は33番(帰りは27番) (「[ 紙屋町 http //g.co/maps/cgeq2]]」「八丁堀 」と名のつくバス停はこの他にも多数あって、間違えやすいので注意) http //www.hiroko-group.co.jp/kotsu/pdf/syousaimap.pdf 時間は1時間に1~2本しかありません、所要時間は紙屋町 →上祇園 が時刻表から読んで約21分 広島駅 行きも所要時間は同様(なんだかんだで30分)なので、開演に間に合うのは土曜日が16時49分、日曜日は13時39分でしょう 紙屋町 発(安佐大橋 行き参照) http //www.hiroko-group.co.jp/kotsu/rosen_jikoku/all-jikoku/oobayashi-pdf/o_5.pdf 上祇園 発(広島駅 行き参照) http //www.hiroko-group.co.jp/kotsu/rosen_jikoku/all-jikoku/midorii-pdf/m_38.pdf もう一つ、安神社 から少し歩いたところに「今津 」バス停があります。徒歩5分くらい 位置関係はこの地図を見てください。 こちらを通るバスは多数あります。バスセンター を経由する便も多数あります。広島電鉄 (緑色のバス)も使えます バスセンター からだと7番と8番のりば発の「新道経由」北方面のバス全て(急行「ノンストップ」便は除く) http //www.h-buscenter.com/timetable/kougai.html 今津 から帰るときは行き先表示に「センター」の文字があるバスに乗ってください、数分に1本やってきます http //www.hiroko-group.co.jp/kotsu/rosen_jikoku/all-jikoku/oobayashi-pdf/o_17.pdf 間違えてバスセンター に行かないバスに乗った場合でも紙屋町 (原爆ドーム の前)で降りればおK 181 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 11 47 41.22 ID DyRV9Qor 広島について2 東部河岸緑地(工兵橋東~牛田大橋付近) :あの牛田大橋 の写真の後ろに写っている桜並木。 2010年4月1日放送の「大窪シゲキの9ジラジ 」かしゆかがオススメ花見スポットに挙げた(音源ナシ。スマソ) http //hfmweb.jp/blog/9jiraji/2010/04/perfume.html http //www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1143521926458/index.html 186 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 11 57 55.24 ID WWrHqryP 広島について3 コムズ安佐パーク :広島北インター そばのショッピングセンター。ORICON STILE インタビュー記事であ~ちゃんが言及。 http //www.oricon.co.jp/music/interview/2011/perfume1103/index.html http //www.fresta.co.jp/company/shop/shopdetail.php?skey=62 171 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/24(土) 15 58 36.72 ID Y2NYY6zL [2/2] 開演まで宮島いくなら途中JR井口駅で下車してアルパークへいってもいい。 http //www.alpark.net/ アルパークはASH時代を含めて何度もイベントに出演した 聖地の一つだし、ステージが組まれる東棟2階時計の広場は 基町クレド前広場と同様、昔からほとんど変わってない 「club TK」でヘソ出しサンタ衣装で踊るのもここ http //www.youtube.com/watch?v=EfCeY57jyTc feature=endscreen NR=1 http //www2.biglobe.ne.jp/~optimist/perfume/021214/alpark.html アミューズの柴矢氏が座ってるのがこの階段 この階段に向かい合う形でステージが組まれる この階段下の写真は上写真のオジサンの右横、階段下のゴミ箱(灰皿?)のあるあたりと推定 ここからは広電井口駅から広島電鉄に乗り換え ほぼ全部広島駅行きなので原爆ドーム前か、紙屋町下車、徒歩でグリーンアリーナまで7、8分 173 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/29(木) 00 02 25.68 ID L4jWhiuG 江川の野... 広島聖地追加情報 http //perfume2480.blog.fc2.com/blog-category-3.html あ~ちゃんがよく話す、近所のスーパー(の)モデルとしてプロデビューした「コムズ」 からくり時計は現在も健在と判明 http //www.oricon.co.jp/music/interview/2011/perfume1103/index.html あ~ちゃん広島に帰った時、鈴張まで行ったんだな。おばあちゃんはまだ居るのだろうか のっちも「覚えてる!」と言っているが、昔あ~ちゃん家で合宿した時、一緒に見たのかな 「コムズ」は安佐北区鈴張の手前、飯室 広島市内から広島「北」インターを過ぎて下り坂、約700m、最初の信号(飯室交差点)手前左側。 なお、この交差点の右角にあるセブンイレブンも、ここに20年近くある http //www.mapion.co.jp/phonebook/M02005/34106/L34108010900000000059/ 清和中の通学路でもあり、あ~ちゃんファミリーも馴染みと予想 付近のコンビニで当時から現存しているのはここだけと思われる。 星〇〇団地って言ったのか? 今は別の人が住んでると聞いた ここから星〇〇や鈴張小までは車で5~10分だが、どんぐり村までは更に15分~20分かかる A地区,E地区,D地区って何てこと言うんじゃ どこを指すのかは分からん 406 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/29(木) 00 59 32.73 ID ceQM3mds [1/9] 広島の店グルメじゃないけど、かしゆかオススメの「リシュリシュ」載ってないね 絶対男ぼっちで入れないガーリーな小物屋だけどw 738 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2012/03/29(木) 14 38 10.01 ID ceQM3mds [6/9] かしゆかお気に入りの店貼っとくね。待ってたら会えるかも?w http //www.lisur.jp/lisulisu/index.html 206 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/30(金) 03 10 34.67 ID Hcw6Mqq7 [2/2] ダイヤモンドシティソレイユ(イオンモール広島府中)の 3階フタバ図書TERAのイベントスペース http //hiroshimafuchu-aeonmall.com/ http //hfmweb.jp/blog/satoru/ 2006年1月21日「コンピューターシティ」インストアライブから ほとんど変わってない 3、4畳程度の狭さ 乃木坂46の中元日芽香はこの時、握手してもらったのか? http //blog.nogizaka46.com/himeka.nakamoto/2012/02/002838.php お好み焼き・五エ門 http //ameblo.jp/mewazama/entry-11027065766.html#main 539 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2012/03/30(金) 14 09 02.00 ID a683Gvev [2/2] 広島現地レポ 今日牛田行って来た 桜はまったく咲いてない 来週の週末はこうなると予想 露店は組まれていたが営業はまだ。あ~ちゃんがここで食べたという「はしまき」があるかは 確認出来ず。かしゆかも広島の花見の名所として勧めたっていうから Perfumeファンの広島花見聖地として認定 いやここしかかしゆかてゆうかあり得な~い♪ 近くの方はまた来週も来んさいやー ここは地元民には「安田女子校の裏」などという言い方で定着しているが ネットではあまり検索できない。開花時期は平和公園なんかと大体一緒 むさしでむすび買ってここに行ってもいい http //www.musubi-musashi.co.jp/shop/index.html 広島駅や中心部から牛田へ行くバスがある グリーンアリーナや本通り、紙屋町からはアストラムラインで牛田でなく白島で降りて欲しい 目の前がASH2002年春の発表会が行われた旧広島郵便貯金ホール(ALSOKホール) http //www.tss-tv.co.jp/actors/photo/exhibition/006_2002spring/exhibition2002.htm のっちが「Everyday at The Bus Stop」を歌うのがここ http //www.youtube.com/watch?v=NcgDVrvnXnU 近くにコンビニ・ポプラがある。牛田近辺はここしかコンビニがない。食料と酒はここか、 バスで行って牛田で下車なら、牛田のスーパーで調達。 アストラムライン白島駅から安田女子高の正門前を通れば桜の咲く土手に出る。川の向こうが牛田 明日は雨予報で「おしい」が、日曜は晴れると予想。 【テクノポップユニット】Perfume 2222【SSA の余韻…】 【テクノポップユニット】Perfume 2242【怒涛のブログ更新】 【テクノポップユニット】Perfume2243【エントリー思案中】 【テクノポップユニット】Perfume 2244【ガイシの足音】 【テクノポップユニット】Perfume 2257【global.com始動】 【テクノポップユニット】Perfume 2259【50ケ国配信開始!】 【テクノポップユニット】Perfume 2261【幸せの青い封筒】 【テクノポップユニット】Perfume 2262【阿鼻叫喚祭開催中】 【テクノポップユニット】Perfume 2265【静岡チケ到着中】 【テクノポップユニット】Perfume 2272【GO!FES 2012】 【テクノポップユニット】Perfume 2273【春一番】 【テクノポップユニット】Perfume 2281【エコパ戦闘モード】 【テクノポップユニット】Perfume 2287【大阪2日目レポ祭り】 【テクノポップユニット】Perfume 2288【そして広島へ....】
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/347.html
17 :<平成日本召還> ◆OZummJyEIo:2007/03/15(木) 11 42 19 ID vrfouxkY0 ○ 第二次メクレンブルク事変 編8 1/4 ――1 メクレンブルク王国と 大協約 第14軍団の停戦終了時(※基本的に平成日本政府の立場は、メクレンブルク王国の同盟国として、 国防への支援を行っていると云うものであり、又 大協約 側としても詳細な情報も無いままに“帝國”― ―平成日本と全面的な戦争を行うのは危険であると判断している結果だった)、陸上自衛隊の実戦部隊は は第1独立装甲連隊のみであった。 メクレンブルク王国の近海まで、第2師団の2個普通科連隊を基幹とした戦力を乗せた第4次メクレンブルク王国支援船団が 到達してはいたが、船団の王国到着までにはまだ2日近い時間を必要としており、更に問題として、 港湾設備が乏しい為、部隊を揚陸させるだけでも丸1日は必要。 更には、部隊の戦闘準備を整える為に休養も含めて1日は欲しいと云うのが、メクレンブルク王国支援団の 幕僚たちが出した答えだった。 戦端が再び開いた状態で、丸1日の編成時間を必要とするのはある意味で贅沢な話ではあったが、 第2師団の将兵達は2週間以上も船に揺らされていたのだ。 いざ実戦ともなれば、出来る限り万全の体制で戦わせたいと云うのが本音であった。 故に、現時点で福田一佐の手駒と呼べるのは、第1独立装甲連隊のみなのだ。 「もう少し、あと一週間でも後だったらね」 湯飲み茶碗片手に呟く福田一佐。 場所はメクレンブルク王都の近郊に設けられた自衛隊駐屯地、ヤマシロ。 名前で判る通りこの駐屯地の置かれた辺りは、60年以上も昔に発生した反乱時に“帝國”海軍の戦艦 山城 が、 反乱軍を焼き払った場所であった。 諸々、反乱軍を焼き払った 山城 と“帝國”は、旧シュベリン王国にとって守護の存在となってはいたが、 それにしても破壊力が圧倒的過ぎたのだ。 その跡を見た自衛官達も、半世紀前に存在し、そして今は途絶えた暴力、或いは戦艦と云う存在の力に、 感嘆の念を覚えていた。 尚、そんな王都の近郊の土地が大規模に残っていた理由は、第1にはメクレンブルク王国が貧乏であった、 荒れた場所の再建を行うだけの予算に乏しかったと云うものがあった。 (当時の“帝國”の投資は、主にバレンバンの油田地帯と港湾設備に集中しており、“帝國”消失時にはまだ、 本格的なシュベリン王都への投資は行われていなかったのだ) 更には、破壊の力が振るわれた地、或いは、焼き払われた者たちの恨みが残る地として、人々から 忌避されていたのだ。 それ故に、であった。 又、比較的シュベリン飛行場に近かった事もある。 合せて約60km平方。 この広大な土地が、平成日本に貸し出されたのだ。 第3施設団の手によって作られた其処は、外見こそみすぼらしくはあったが、その機能は十分なものが 整備されていた。 建物こそ後回しにされてはいたが、各種対空装備や通信網は完備しており、又、司令部などの主要施設も、 コンテナとコンクリートでの即製ではあるものの、十分な強度を持った地下施設として設営されていた。 対地戦闘への配慮は、余りなされてはいないが、これは駐留先のメクレンブルク王国との政治的な問題、 乃至は、メクレンブルク王国への配慮が原因であった。 自衛隊は面倒事、支援に入ったにも関わらず彼我の能力差から侵略者――或いは抑圧者の如く見られる事を 警戒したのだった。 その事を政府部内では、主に純軍事的な視点から問題視する向きもあったが、自衛隊側としては、 2000年代初頭のイラクへの派遣以降、営々と蓄えてきた派遣先の住民の慰撫工作の経験から、軍事的問題よりも 政治的問題を回避した方が、長期に亘る駐留の場合、問題を引き起こさないと学んでおり、それ故にの判断であった。 無論、万が一敵軍が接近した場合は、即座に準備が出来る様に測量他、資材の準備などは滞り無く行われている。 が、現在は盗人などの不心得者対策が主なものであった。 「 大協約 としては、その一週間が致命傷になる。そう判断したのでしょうね」 傍らに立っていた情報幕僚が相槌を打つ。 「我々に攻撃の意図は無くとも、彼らから見れば………」 「軍事の基本やからね。相手の意図では無く能力にそなえるゆうのは。にしても、殴りかかってくるのは短期やね」 お国言葉を交えた嘆息に、周りに居た者たちは微笑を浮かべた。 精鋭の1個連隊に、更に1個師団が上陸してくるのだ。 脅威と見られても仕方が無い。そう福田一佐も理解していた。 「全くです」 518 :<平成日本召還> ◆OZummJyEIo:2007/03/15(木) 11 42 52 ID vrfouxkY0 ○ 第二次メクレンブルク事変 編8 2/2 無論、笑ってだけはいられない。 情報を正確に集め、数限られた部隊でもって、このメクレンブルク王国を護りぬかなければならないのだ。 そしてここに情報幕僚が居る理由は、偵察の報告を纏めたからだった。 否、情報幕僚だけでは無い。 メクレンブルク支援団 に属する幕僚達の殆どが顔を揃えていた。 「 大協約 側は軍を3つに分散させています」 情報幕僚の操作に従って、個々人の携帯パソコンに表示されていた地図に情報が追加されている。 第1が、既にフォアポンメル王国を出撃して来ている部隊。 素直に街道沿いにメクレンブルク王国へと迫るその部隊は、その統制が良く取れている様子から錬度の高さが窺え、 まず間違いなく 大協約 第14軍団の正規軍部隊であると推測出来た。 次に2番目が、メクレンブルク王国の東側に存在するデンミン王国から出撃した部隊だ。 やや南回りに進軍してくるこの部隊、此方もある程度の人数は居るが行軍は速度こそあるものの、 航空写真で見てすらも規律は見られず、錬度の低さが見て取れた。 ダークエルフとメクレンブルク王国軍から付けられた騎士(連絡将校)の情報で、 大協約 軍が戦時に兵を集める 集成師団だと推測された。 そして第3の集団。 此方は、フォアポンメル王国やらやや北周りからメクレンブルク王国に迫っていた。 ただし、その動きは鈍い。 陽動の可能性もあったが、フォアポンメル王国から出撃している時点で、錬度の高い事が予想された為、 十分に警戒する必要があった。 都合、3方から迫られているのだ。 各軍はそれぞれが、最低でも4000名からの規模と推測されている。 都合、12000名。 対する自衛隊とメクレンブルク王国軍は、3000をやや上回る程度の人間しか居ないのだ。 どう護るか。 どのように軍を動かすか。 悩ましい所ではあった。 特に、陸上自衛隊部隊とメクレンブルク王国軍の指揮系統が、完全に統一されていると云う訳では無い、 この状況では。 一応、カナ女王直々に軍へは『ジエイタイの“要請”は、出来る限り応じるべし』との命令が出されてはいたが、 軍には軍の面子があり、おいそれ簡単に従う訳にはいかないのが現実であった。 その治世の永さもあって、メクレンブルク王国に於いて軍および国民から絶対と言って良い忠誠を捧げらた カナ女王ではあったが、そのカナ女王の言葉をもってしても、軍や国の面子と云うものを完全に取り払わせる事は 不可能であったのだ。 「まぁ予定通りの対応をすればいいでしょう。防衛計画M-3号ですね」 増援が傍まで来ているのだ。 無理をして攻勢に出る必要は無い、と。 基本的には守勢で、増援到着後、適時反撃に転じる、と。 ある意味で極めて自衛隊らしい作戦計画だった。 但し、第1の敵戦力集団との交戦に関しては、その方面を預かっている善行二佐からの上申を受け入れる形で、 些か攻撃的な案が選択されていた。 これは、まだ敵の後方に前線に立っている戦力と同数か、それ以上の戦力が存在するが為にであった。 それらをひきずりこむ積りなのだ、スィムラ砦に。 あるサブカルチャー好きの幕僚などは、『ナニ、支援ありの六芒郭攻防戦をやると思えばいいのさ』と笑っていた。 無論、大半の幕僚はその意味を理解してはいなかったが。 そして意味を判った幕僚は、一言『どちらかと言えば、熊本城防衛戦だな』と混ぜ返していた。 尚、歴史好きの福田一佐は素直に“変則釣り野伏”と呼んでいた。 閑話休題 兎も角、戦争の基本ラインは決まった。 「では予定通り、空自にはフォアポンメルの物資集積所を叩かせます」 より正確に言えば、 大協約 第14軍団の拠点をだ。 人員の多い 大協約 軍、その弱点を突くと云う話だった。 広義の意味での兵糧攻めであった。 519 :<平成日本召還> ◆OZummJyEIo:2007/03/15(木) 11 43 22 ID vrfouxkY0 ○ 第二次メクレンブルク事変 編8 3/4 「それで結構です。後はデンミン王国ん方も忘れずに叩いておいて下さい。たしか別系統でしたね?」 最後の言葉は末席に座った特務情報幕僚、ダークエルフ族のライル二尉へと向けられたものだった。 立ち上がって頷く。 「はい。基本的に兵員を動員する場所へ、物資の集積は行われる事となっております」 平時から、武器のみならず弾薬までたっぷりと蓄えているのだ。 如何に 大協約 が金満家であるかを良く示していた。 「と云う事だ。航空参謀、優先順位はフォアポンメル王国、敵航空戦力策源地、そしてデンミン王国だ」 「………それでしたら」 「ん?」 作戦幕僚が口を開いた。 「それでしたら、いっそデンミン王国からの第3集団自体へも空爆を行ってはどうでしょうか?」 この集団は錬度が乏しいのだ。 1度か2度、本格的な爆撃を行えば、その進行速度をかなり減じる事が期待出来ると告げた。 「………出来ますかね、航空参謀?」 航空自衛隊からの幕僚(自衛隊の統合運用が始まって以来、連絡将校としてでは無く、幕僚として、 正規スタッフに組み込まれている)が、自分のパソコンを操作して確認する。 弾薬の備蓄分、兵員の状況などを。 回答は一言。 可能ではあるが、その場合は投射できる量が減ると云う事であった。 「優先順位から考えて、デンミン王国の物資集積所への投射分を回す事になります。その場合には両者への 攻撃規模が低下しますが………」 如何に航空自衛隊の攻撃力が高かろうとも、その弾薬が備蓄出来ていなければ意味が無いのだ。 そして備蓄量は、お世辞にも豊富とは言い難かった。 ありていに言って、航空隊の全機を爆装出来るのは4回だけであった。 1回分は、非常時用に残しておく必要があり、そうなると3回分を分ける事となるのだ。 なかなかに問題であった。 「………そうなると本末転倒ですね。良いですね。ならデンミンからの集団へは特科で対応しましょう。 予定通り第3中隊戦闘団で対応させますが、モラルブレイクを狙う意味で第7特科連隊の待機位置を、 フォアポンメルへの街道よりもやや南側まで進出させましょう」 第7特科連隊は、現在その全てが99式自走155㎜榴弾砲を定数装備しているのだ。 その機動力は折り紙付きであり、又、その攻撃力は通常弾ですらも30kmを超える大射程を誇っているのだ。 その能力は暴力的ですらあった。 「念のため、第3大隊は連隊本部へ残しましょう」 第1独立装甲連隊の残余戦力で予備の戦闘団を作るのだ。 3個の普通科中隊と1個の特科大隊が基幹である。 尚、北の第3の集団への対応は、第5中隊戦闘団に戦闘ヘリ部隊を全部、支援に付けているのだ。 無論、駐留場所はバレンバン油田、平成日本の生命線であった。 「指揮権は………」 「面倒ですね」 思い出したように湧き出してきた指揮権の問題に、顔を歪める福田一佐。 暫定的、そして非常時であるとは言え、形式的にみれば中隊の指揮官である二佐が、連隊の指揮官である 一佐に命令をするのだ。 諸々、問題ではあった。 「そうですね、こなると米軍が羨ましいですね」 ため息を漏らす、福田一佐。 米軍、アメリカ軍は本来の階級ともう1つ、階級が制度的に存在するのだ。 任務に応じた階級への配置。 ある意味で極めて合理的な、アメリカらしい行為であった。 520 :<平成日本召還> ◆OZummJyEIo:2007/03/15(木) 11 43 59 ID vrfouxkY0 ○ 第二次メクレンブルク事変 編8 4/4 「此方の方は、意見具申として纏めましょうかね――主席幕僚?」 「了解です」 元々、階級の問題を言い出せば、第11普通科連隊の指揮官である福田も同じ一佐であり、第7特科連隊の連隊長と 同じ階級であったのだ。 先任(先に階級に任じられていた)が為、面倒は回避出来たが、それが何時までの続くとは思えないのだ。 特にこの様な、自衛隊の国外での戦闘任務が多発するであろう状況では。 「未来の話は別として、今回は“要請を受けて”として誤魔化しましょう。何時までもこうでは困りますがね」 実際問題として、第7特科連隊の連隊長はそんな困った人格の主では無いので、これで今回は無視出来るだろうが、 軍の規律と云う意味では、悪しき前例となりかねないのだ。 早急に改善すべき事であった。 「はっ!」 些か泥縄的ではあったものの、陸上自衛隊も動き出してたのだった。
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千葉県・房総半島沖で起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごは近づく漁船団に構わず自動操舵(そうだ)で直進を続けていたことが22日、分かった。清徳丸の前方の僚船が、あたごをレーダーで確認したのは衝突の約30分前で、ほかの船も相次いで確認。あたごのレーダーにも船団が映っていたとみられるが、衝突1分前まで、かじを切れる状態ではなかった。 南西に進む船団の中で、清徳丸の前方を航行していた幸運丸の堀川宣明船長(51)によると、レーダーであたごを確認したのは、19日午前3時半ごろ。衝突の約30分前で、あたごは幸運丸の左前方約11キロを船団に向かうように進んできたという。 清徳丸の後方にいた金平丸と康栄丸もあたご右舷側の緑灯を前方に確認した。 同4時ごろ、あたごは幸運丸の前方約2.7キロにまで近づいたが、減速やかじを切らなかったため、幸運丸は右にかじを切り、あたごから遠ざかりながら回避したという。 堀川船長らは21日の会見で、ホワイトボードにそれぞれの航跡を示しながら説明。「あたごのレーダーは漁船より性能がいい。30分以上前から(船団が)映っていたのではないか」と指摘した。 [時事通信社] [ 2008年2月22日6時3分 ]
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西暦2020年8月3日 03:09 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 森の中 エルフ第二氏族の村 「これは、返してもらうよ」 縛り上げられた最先任軍曹エルフに言いつつ、原田三尉は装具を身につけている。 周囲では海兵隊の人間が遠慮のない視線を向けており、部下たちが彼と同じように手早く戦闘準備を整えている。 海兵隊の支援を得た彼らは、大して苦労する事もなく装備を取り返す事に成功していた。 「特になくなったものはないようですね」 どうやったのか戦闘準備を完成している陸曹が報告する。 「それはいい事だ。国民の血税で購入した物をなくすわけにはいかないからな」 89式小銃を装填し、腰に挿した拳銃の安全装置を確認する。 周囲ではヘリコプターの立てる爆音が響いている。 「貴様、どうするつもりだ」 床に転がされたエルフが尋ねる。 どうするって?決まっているじゃないか、害獣を駆除するんだよ。 俺の部下たちが死んで、お前らみたいな存在が生き残っていていいわけがないだろう。 小屋の中まで差し込んでくる照明弾の明かりの中で、原田は完全に狂った笑みを浮かべ、小銃を構えた。 「原田三尉、気持ちはわかるが弾薬の浪費はよせ」 いつの間にか、戸口のところに佐藤が現れていた。 その隣には、こちらに向けて小銃を構えた二曹の姿もある。 「佐藤一尉?」 「救出が遅れて申し訳ないな。今回の作戦にはマスコミや外務省の人間も来ている。 悪いが、エルフたちの身柄は預からせてもらうよ」 佐藤の隣をすり抜け、次々と陸士たちが突入してくる。 原田が止める間もなく、室内に転がされていたエルフたちは連行されていった。 「判断能力を持っているウチはいいが、あまりにもおいたが過ぎるようだと後送するぞ」 「気をつけます。ヘリはどれに乗ればいいのでしょうか?」 「二曹に案内させる。後始末は任せておけ」 未だに小銃を手放さない二曹に案内されつつ、原田たちは捕虜生活に別れを告げた。 既に周辺の征圧は完了しており、散発的に聞こえていた銃声も途絶えている。 上空を見れば、非武装の民間機らしいヘリが一機、着陸態勢に入っている。 「外務省の鈴木か、まったく、こんな最前線までご苦労な事だ」 一応、地上部隊の指揮官とされている佐藤は、出迎えのために着陸地点へと向かった。 「お疲れ様です、外務省の鈴木です。 お元気そうで何よりですね佐藤一尉」 「遠路はるばるお疲れ様です。早速会談ですか?」 挨拶もそこそこに、佐藤は本題に入った。 「ええ、先方に余り損害は出ていませんよね?」 「事前に徹底されましたからね。ご案内します。こちらへどうぞ」 早くも降下した部隊が撤収を始める中、佐藤と鈴木は連れ立って村の中を歩いていく。 あちこちに負傷し、武装解除されたエルフたちの姿がある。 遅れて到着した衛生が、診療所を開いてそれを治療している。 「いやいや、今回の作戦は良いプロモーションになりますよ。 勇猛果敢で慈悲の心を忘れない我が自衛隊員。 映像効果と合わせて、きっと国民の心に焼きつくでしょう」 「まあ、映像効果のために大軍を動員できたというのは嬉しい話です。 国内世論に遠慮して少数精鋭で突入するよりは遥かにマシですからね」 上空を飛び回るヘリコプターの集団を見上げつつ佐藤が言う。 「その国内世論とやらを作るための作戦ですからね、少数精鋭で地味に行うわけにはいきませんよ」 「それはありがたい事です。映画とは違い、小規模な部隊では行える事に限界がありますからね」 会話を交わしつつ、彼らはこの村の代表が捕らえられている小屋へと足を進めた。 西暦2020年8月3日 03:12 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 森の中 エルフ第二氏族の村 「それでは、皆さんは我々と敵対する道を歩むというのですね?」 先方の主張を聞き終えた鈴木は、静かに言った。 室内は静まり返っている。 「顔を殴られた後に喜んでケツを差し出すようなバカに私が見えるとでも言うのか?」 縄を解かれた先任軍曹エルフは、怒りに燃える目を鈴木に向けている。 この状況でここまで敵意をむき出しに出来るというのは感動すら覚えるな。 第三者の視点でそれを眺めつつ、佐藤は内心で呟いた。 「そちらが先に手を出したという事を忘れないで頂きたい」 「それは貴様らの兵士が我々の住処に近づいたのが原因だと言っただろう!」 「ならば、その前にそちらに手を出しているグレザール帝国に手を出さない理由はなんなのでしょうな?」 にやけた表情で鈴木が尋ねる。 理由は既にわかっている。 グレザール帝国は五つの軍団のうち、一つをこの大陸に派遣している。 軍団といえば名前は立派だが、その数は一個師団に辛うじて手が届く数だ。 しかし、数は揃えられても組織立った行動が苦手なこの世界では、訓練の行き届いた一個師団と言うのは驚異的な存在であるといえる。 大方、その武力を恐れて沈黙していたのだろう。 「我々の戦力を、ここに展開している程度の小規模な部隊だけだと思わないほうがいいですよ」 「どういう意味だ?」 「言葉通りの意味ですよ。我々は二十万以上の軍隊を持っています。 もちろん、保有する兵器も、剣だの弓矢だのといったチャチなものではありません。 それを扱う隊員たちも、高度に訓練されています。ああ、これは皆さんもよくご存知ですな」 チラリと皮肉を混ぜる。 「後でわかる事ですが、今回我々がそちらのお仲間を余り死なせなかったのは、殺せなかったからではありません。 殺すだけならば、我々はもっとスマートに、そして完璧に行えます。 いいですか?我々は、あえて、殺さなかっただけなんです」 鈴木の言葉に、相手は沈黙を保っている。 見たところ、怯えているわけでも、怒りを堪えているわけでもないようだ。 まあそうだろうな。 やはり第三者的な視点のまま、佐藤はその原因を考察した。 この村は、グレザール帝国と旧連合王国、さらにはエルフの第一、第三氏族に挟まれる位置に存在している。 そこで、強力な人間側にも、同族であるエルフたちにも組することなく、最低限の損害で独立を維持するという事は難しい。 それなりの政治的センスを持っているからこそ、目の前のエルフはこの村を残す事ができたのだろう。 「何が目的だ?」 長い沈黙の後に、彼女はようやくそう言った。 鈴木の表情が、満足げに緩んだ。 西暦2020年8月2日 02:59 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 森の中 エルフ第二氏族の村近郊 「それで、結局のところ君はこう言いたいんだな?」 長々とした鈴木の演説を遮り、統幕長は言った。 「ただの人質救出作戦ではなく、出来るだけ派手なショーにしたいと言いたいんだな?」 「まさにその通りです閣下」 鈴木は愉快そうに言った。 「ここの所、情勢が安定しているために国民は飽きています。ただの戦闘では足りない。 かといって吐き気を催すような凄惨な殺し合いも勘弁です」 「内陸部が舞台では、我々は余り出番はないな」 海将が腕を組んで言う。 空将と陸将が、親の敵を睨むような視線を向ける。 「陸上自衛隊は、近隣の部隊から習志野の空挺まで、なんでもお出ししますよ。 必要ならば大陸に展開しているヘリもありますしね」 「大陸は歩くには距離がありすぎるでしょう。どうです?どうせならば派手に空挺降下を決めては? 近接航空支援も目標が更地になるまでやりますよ」 口々に二人は提案する。 次の戦争が始まるまでに、彼らは出来るだけ予算と発言権を確保しておく必要があった。 何しろ次の戦争は、恐らく長く続く。 そこでは、制海権の確保と通商破壊が必要不可欠である。 グレザール帝国を屈服させるには、海上自衛隊の大規模な拡大は避けては通れない道である。 活躍せねばならない。 活躍し、国民の脳裏に焼き付けなくてはならない。 そうしなければ、不十分な人員と予算で次の戦争を戦わなくてはならなくなる。 陸将も空将も、必死だった。 鈴木の提案は、そんな彼らにとって魅力的だった。 何しろ、人気取りが出来るような作戦を、是非とも派手にやってくれと言うのだ。 断る理由はない。 「航空自衛隊には何と言っても空挺降下の支援と、あとは照明さんを担当していただきましょう」 なにやら考え込みつつ、鈴木は言った。 彼の頭の中では、次々とプランが策定されているようだ。 「照明?」 「照明弾を、短時間で出来るだけ大量に落としましょう。 夜闇の中で行えば、さぞかし綺麗な光景になるでしょう」 「ライトアップされた夜の中、勇猛果敢に空挺降下する我が自衛隊員。絵になる光景ではあるな」 他人事のように海将が言う。 「もちろんの事、救出が目的である事は忘れていません。 せっかくこの世界に溶け込んでくれているようですが、海兵隊の偵察に協力していただきましょう」 つい先ほど、航空攻撃で更地にしましょうと言っていた空将が、しれっと言う。 陸将が内心でよく言うよと呟く。 「城塞都市ダルコニアにいる海兵隊の偵察ですか。 もったいなくはありますが、しょうがないですね」 仕方なさそうに鈴木が言う。 正体を偽ってこの世界に潜入した海兵隊の偵察班は、その少なからぬ数が任務に失敗し、撤退するか殺されるかしていた。 手駒として気軽に動かすべき存在ではないが、自衛隊員が捕虜になっているとなれば、渋るわけにもいかない。 「外から目をひきつける空自と、周辺を征圧する陸自。 先発し、捕虜の安全を確保する海兵隊としましょう。 詳細は皆さんに立てていただくとして、私は私なりに行動させていただきます」 「だがちょっと待ってほしい」 場の空気が動き出した時、文部科学省の代表が口を開いた。 「前任者では思いつかなかったような、なにか有益な対案があるのでしょうか?」 下らない事を言うのならば摘み出すぞと言外に言いつつ、鈴木は尋ねた。 「いや、戦闘を派手にやるという事自体に問題はない様に私個人は感じた」 「では何か?」 「できれば、余り相手を殺さない様にはできないだろうか? いや、南京大虐殺を繰り返すつもりか、とか、戦中の軍国主義がどうのとか、下らない事を言うつもりはない。 ただ、国民の戦意を高揚させつつも、邪魔者は殺す、という論調を何とか出来ないかと思ってね」 その後、長々と説明は続いたが、彼が言いたいのはこうだった。 国家の敵は殺すという論調は、今の世代に限って言えば、大いに効果がある。 別の世界に放り出されたという絶望感。 日々目減りする資源、食料、統制される生活。 国民には、何らかの形で娯楽を提供し、士気を維持する必要がある。 しかし、その次に続く世代には、ある程度抑えた情報を与える必要がある。 大人から入ってくる情報が壊す殺す踏み潰すでは、情操教育としてあまりにもよろしくない。 選択肢が戦争しか思いつかないような世代を、出来れば作りたくはない。 「なるほど、確かに将来を見据えれば、そういった考えも重要ではありますね」 自分が外務省の要職についた後に、戦争だけを声高に叫ぶ部下たちが入省してくる姿を想像しつつ、鈴木は言った。 「ならばできるだけ、殺す事を控える方向で考えていただけませんか?」 陸将を見つつ、彼は続けた。 「もちろん、自衛官に損害が出ない範囲で、です」 当然のように付け加える。 軍人に手かせ足かせをつけても、自己満足以外は得られない事を、鈴木も文部科学省の男も歴史から学んでいた。 「そういうお話であれば、できるできないではありません。 現場と話し合いつつ、最善を尽くしましょう」 陸将は頷き、席を立った。 空将も当然のように立ち上がる。 「詳細は出次第ご報告します。 それでは自分たちはこれにて失礼します」 「よろしく頼む。他の者も何か提案があった場合には速やかに申し出て欲しい。 我々は会議をするためにこの場にいるのであって、椅子を暖めるためにきている訳ではないからな」 統幕長が締めくくり、会議は閉会した。 文部科学省の前の担当者が更迭されて以来、粛々と進行していたこの会議は、この日を境に活発的な討議の場所へと戻った。
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この上なく簡潔明瞭に仕上げ、さらに3つの条件を満たして作成した究極の階級表です♪ ☆☆☆3つの条件☆☆☆ ① 自衛隊とKOFキャラの関連性 ② バランス面(永久称号を算出) ③ 2進数の重みで作成 リセット GAME OVER 0 変態 テリー選択 1 兵隊 (▲1R▲) VS チャン 2 下士官 (▲2R▲) VS 山崎 4 准士官 (▲3R▲) VS ビリー 8 士官 (★4R★) VS Mrビッグ 16 元帥 (★5R★) VS ギース 30 総統 (◆6R◆) VS ルガール 60 天空人 (◆7R◆) VS オロチ 120 漢 (◆8R◆) VS ゴッドルガール 240 (完)ED エンディング 480 ☆☆☆ゲームのルール説明☆☆☆ ▲は短期エリア → 2日、4日、8日 ★は中期エリア → 16日、1ケ月 ◆は長期エリア → 2ケ月、4ケ月、8ケ月 となっています。色のついた図形は、各エリアのボスです♪ 短期エリアボス ビリー(ギースの右腕) 中期エリアボス ギース(悪のカリスマ) 長期エリアボス ゴッドルガール(完全なる絶望) ☆☆☆追記☆☆☆ (3日) チャン体力ゲージ点滅 (6日) 山崎体力ゲージ点滅 (12日) ビリー体力ゲージ点滅 (21日) Mrビッグ体力ゲージ点滅 (45日) ギース体力ゲージ点滅 (90日) ルガール体力ゲージ点滅 (180日) オロチ体力ゲージ点滅 (365日)ゴッドルガール体力ゲージ点滅 ☆☆☆あなたの永久称号を算出☆☆☆ 1日以下 → あんたは変態です。(この称号は誰でももらえます) 2日以上オナ禁を240回以上達成 → あなたは兵隊に匹敵するレベル称号です。 (チャンコーハン) 4日以上オナ禁を120回以上達成 → あなたは下士官に匹敵するレベル称号です。 (山崎竜二) 8日以上オナ禁を60回以上達成 → あなたは准士官に匹敵するレベル称号です。 (ビリーカーン) 16日以上オナ禁を30回以上達成 → あなたは士官に匹敵するレベル称号です。 (Mrビッグ) 30日以上オナ禁を16回以上達成 → あなたは元帥に匹敵するレベル称号です。(ここまで行けたら登竜門を突破!) (ギースハワード) 60日以上オナ禁を8回以上達成 → あなたは総統に匹敵するレベル称号です。 (ルガールバーンシュタイン) 120日以上オナ禁を4回以上達成 → あなたは天空人に匹敵するレベル称号です。 (オロチ) 240日以上オナ禁を2回以上達成 → あなたは選ばれた漢です。 (ゴッドルガール) 480日以上達成 → あなたはオナ禁を完全にクリアしました♪ 重要! 一度手に入れた称号は、リセットしても永久にあなたの称号です♪ 少しでも楽しんでくれれば幸いです♪ シンプルオブザベスト
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西暦2020年8月15日 21:58 日本本土 「ご覧下さい!自衛隊の誇る最精鋭部隊、習志野空挺部隊が登場しました!!」 テレビの中では、女性のレポーターが興奮した様子で叫んでいる。 彼女は大陸から帰還したばかりの習志野空挺部隊、その帰還式典を中継していた。 「・・・のように、自衛隊は大陸での積極的な民主化活動を、精力的に行っているようです。 それではスタジオに戻します。大木さん?」 「はい、大木です」 画面が切り替わり、都内のスタジオが映し出される。 神経質そうな眼鏡の男が画面中央に座っている。 「自衛隊の活動もあり、食料、資源の大陸からの供給は、ますます活発になっていく事でしょう。 それでは次のニュースです。 新潟県新潟市で警察官が殺害された事件で、新潟県警はテロを含めた様々な視野から捜査活動を行っていると発表しました。 新潟県警本部前から、吉田さんのレポートです」 食料、資源が大陸から流入を始めているこの時期、日本国内は平和だった。 石油の安定した供給から電力制限は解除されており、また、配給される食糧も、従来に比べると質・量共に向上していた。 救国防衛会議はそれをどこそこ省のおかげと強調せず、あくまでも『我々が行った』という表現を行っているため、国民の多くは彼らを心から支持していた。 「国民の支持率はなおも向上しています」 救国防衛会議の面々は、その言葉を聞いても表情が優れなかった。 「また、資源、食料の供給も、初期投資に力を入れたおかげで順調です。 現状を維持できれば、今年度秋には相当量の収穫が望めます。 資源に関しても同様です。 鉄道の敷設が順調に進んでいる事から、石油の供給も好調です。 パイプラインの建設さえ終われば、さらなる安定供給が望めるでしょう」 「もうそれはいい」 経済産業省の代表の報告を遮り、統幕長は警視庁の代表に話を振った。 「上陸した敵の工作員は発見できたのか?」 「えー、現在のところ捜索中であります」 「逃走経路は?敵の目的は?協力者はいると考えていいんだな?」 「敵の目的は不明です。 また、敵は現在も逃走中であり、車輌を奪われたという通報、あるいは不審者を見たという報告もありません。 この事から、反体制的な思想を持つ人物が協力しているものと思われます」 そこまで言うと、警視庁の代表は語るべき言葉を失った。 現在警察が掴んでいる情報および想定している事は、全て伝えてしまったからである。 「公安の方はどうなのかね?」 着席したままのオールバックの男性に統幕長が尋ねる。 刑事警察とは異なる情報源と思考を持つ公安警察の代表ならば、何かを掴んでいるかもしれないと思ったからである。 「それならばまず、そちらの情報本部に尋ねてみるべきではありませんか?」 「それはもう聞いた。警視庁の方と変わらぬ見解だった。 国内の思想犯についてならば、そちらの方が詳しいだろう? なにか、ためになる情報はないのか?」 統幕長の質問に、公安の代表は溜息を漏らしつつ答えた。 「運転免許を持っていて、自家用車を所持している思想的に反体制的な人物。 それだけでもかなりの人数があります。 それに加えて、昨年の自衛隊との戦闘で身内を殺された者もかなりの人数です。 友人や親戚や同志がそこで死んだ者も、と考えていくと、私はこの会議室にいても安心できないくらいです」 静まり返る室内で、彼は言葉を続けた。 「もちろん我々は我々なりに行動を開始しています。 ご安心下さい、必要な情報が手に入れば、皆さんにお知らせしますよ。 失礼、電話のようです」 言いたいことだけ言うと、彼は携帯電話を取り出しつつ勝手に退出していった。 後に残された一同は、自分たちの敵が想像以上の多い事に青くなりつつも、今後の方針についてを話し合おうとした。 扉が破るように開け放たれたのは、その瞬間だった。 「統幕長!!」 飛び込んできたのは、部屋の外で待機しているはずの副官だった。 会議中は内線電話を使わなければならないのにも関わらず、彼はノックもせずに全力で飛び込んできた。 「何だ?落ち着いて言ってみろ」 一瞬で非礼を咎めるべきではないと判断した統幕長は、極力穏やかな口調で尋ねた。 「新潟市内で爆弾テロです!」 「なんだと!!」 警視庁の代表が叫びつつ立ち上がる。 直後に彼の携帯電話が鳴り始める。 「ここで通話して構わん。 それで、被害状況は?」 「じぇ、JR新潟駅内部の五箇所で爆発がありました。 駅構内に進入していた各線が被害を受け、被害者の総数は不明との事です!」 「ふざけやがって!やりやがったな!!」 民間人に多数の被害が出たと聞いた瞬間、統幕長の理性は消え去った。 誰もが唖然と彼を見る中で、電話に答えていた警視庁の代表が口を開いた。 「爆発は連鎖的に発生したようです。 新幹線乗り場付近の喫茶店で第一の爆発。 次に付近の男性トイレ、ゲームセンター、その先のファーストフード店、最後は更にその先の連絡通路という順番だそうです」 「被害状況は!?」 吼えるように統幕長が尋ねる。 「わ、わかりません。 爆発の影響で新幹線ホームが崩落しており、また、駅の反対側に逃げようとした民間人が将棋倒しになっているとの事です」 「警察はすぐに緊急配備と救援を。 陸上自衛隊からも出せるだけの応援をだせ」 「「わかりました!」」 警視庁の代表と陸幕長は、同時に答えるとそれぞれの携帯電話相手に怒鳴りだした。 メンツを丸潰しにされた挙句に多くの国民を殺傷された救国防衛会議の行動は早かった。 駐屯地で待機していた部隊は軒並み防衛出動の名目で狩りだされ、民間の医療機関からは拉致同然に医師や看護士が動員された。 発生から二時間が経過した23時、新潟駅前は、ロータリーから近隣の百貨店まで全てを徴発した自衛隊による野戦病院へと形を変えていた。
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Q.「韓流ごり押し」って言うけど本当にそんなに韓流ばっかりやってるの? A.フジテレビは韓流ドラマだけでも週に40時間放送しています。ちなみに親日国である台湾のドラマや反対側のお隣であるアメリカのドラマはほとんどやっていません。 韓流ドラマ以外にも様々な番組で「韓流特集」が組まれているので全てを合計すると週168時間のうちの3分の1以上が「韓流」を放送していることになります。 また韓流とは全く関係のない番組でも「ごり押し」は止まりません。海上自衛隊特集番組の最後のシーンでユースケ・サンタマリアが突然「時代は少女時代!」と叫んだなどの事実があります。 ちなみに 今年のHEY!HEY!HEY!wwwwwwww 4/25 K-POP特集 少女時代 KARAお宝映像 2PMの肉体美 5/02 K-POP FTISLANDが初登場 5/09 チャン・グンソク&ビックバン 5/16 K-POPイケメン登場 5/23 K-POP少女時代 ビックバン 5/30 放送休み 6/06 K-POP 少女時代特集 6/13 K-POP 少女時代 6/20 K-POP 人気ビースト登場 6/27 K-POP特集 7/04 KARA緊急出演! 7/11 K-POPヒット曲集 7/18 東方、少女時代、2PM出演 7/25 700回記念SP! K-POP KARA出演!←ここで遂にハングル字幕を出す 8/01 K-POP新人特集
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ヘリテージング100選 2006年に毎日新聞社創刊135年を記念して選定された近代遺産。 近代遺産を公募し、応募データに基づいて2006年(平成18年)10月29日に選考委員会が開かれ、100件の近代遺産が選定された。 新聞紙上での発表は2006年(平成18年)11月16日、12月26日、2007年(平成19年)1月24日の3回に分けて行われた。 後援は、国土交通省、文化庁、社団法人日本観光協会、財団法人日本ナショナルトラスト。 企画にあたっては、株式会社博報堂とヘリテージング研究所が協力を行っている。 ヘリテージング 明治維新から昭和戦前までの間に造られた、近代遺産のすべてを観光の対象とする観光レジャーの一形態。 建築・建造物の文化的価値や学術的価値とは別に、「なつかしい」「めずらしい」「うつくしい」という感動要素があじわえるかどうかという観光価値を重視しており、ヘリテージング100選においても、この観点から100件の近代遺産が選定されている。 選考委員 伊東孝(日本大学理工学部教授) 岸本葉子(エッセイスト) 増田彰久(写真家) 朝比奈豊(毎日新聞社常務取締役主筆) 一覧 北海道 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋りょう群(タウシュベツ川橋梁、第三音更川橋りょう、第五音更川橋りょうなど) 上士幌町 函館市内(旧函館区公会堂、函館ハリストス正教会復活聖堂、元町・末広町周辺の和洋折衷住宅など) 函館市 小樽市内(日本銀行旧小樽支店金融資料館と北のウォール街、旧日本郵船(株)小樽支店、小樽市鰊御殿など) 小樽市 野外博物館北海道開拓の村(旧浦河支庁庁舎、旧開拓使工業局庁舎、旧北海中学校など) 札幌市 青森県 弘前市内(旧第五十九銀行本店本館、弘前学院外人宣教師館、旧弘前偕行社、旧弘前市立図書館、旧東奥義塾外人教師館など) 弘前市 岩手県 小岩井農場 雫石町 盛岡市内(旧盛岡銀行、旧第九十銀行、紺屋町番屋など) 盛岡市 宮城県 旧登米高等尋常小学校校舎 登米市 野蒜築港事業関連遺構(石井閘門、東突堤・西突堤、北上運河など) 石巻市、東松島市 秋田県 旧小坂鉱山事務所・康楽館 小坂町 藤倉水源地水道施設 秋田市 十和田ホテル本館 小坂町 山形県 山形市郷土館(旧済生館本館) 山形市 山居倉庫 酒田市 福島県 天鏡閣 猪苗代町 蔵の町・喜多方(甲斐本家、井上合名会社・金忠、安勝寺本堂など) 喜多方市 安積疏水関連施設(十六橋水門、十六橋、麓山の滝など) 猪苗代町、会津若松市、郡山市 茨城県 水戸市水道低区配水塔 水戸市 シャトーカミヤ 牛久市 栃木県 イタリア大使館別荘記念公園本邸 日光市 日光金谷ホテル 日光市 旧下野煉化製造会社煉瓦窯 野木町 群馬県 碓氷第三橋梁(通称:めがね橋) 安中市 富岡製糸場 富岡市 埼玉県 日本煉瓦製造(株)旧煉瓦製造施設ホフマン輪窯6号窯 深谷市 蔵の町・川越(陶舗やまわ、埼玉りそな銀行川越支店(旧第八十五銀行本店)など) 川越市 千葉県 犬吠埼燈台 銚子市 富津元洲堡塁砲台 富津市 東京都 隅田川近代10橋(勝鬨橋、清洲橋、永代橋など) 中央区、江東区 丸の内かいわい(明治生命館、東京駅など) 千代田区 銀座・日本橋かいわい(日本銀行本店、三井本館、築地本願寺など) 中央区 上野の杜かいわい(旧岩崎久弥邸、台東区立旧東京音楽学校奏楽堂、東京国立博物館表慶館など) 台東区 神奈川県 富士屋ホテル 箱根町 横浜・関内地区(横浜市開港記念会館、神奈川県立歴史博物館、横浜赤レンガ倉庫など) 横浜市 横浜・山手地区(外交官の家、ベーリック・ホール、横浜市イギリス館など) 横浜市 多摩川下流の河川施設(川崎河港水門、六郷水門…など) 川崎市川崎区、東京都大田区 山梨県 甲府市藤村記念館(旧睦沢学校校舎) 甲府市 長野県 旧開智学校 松本市 読書発電所施設1構(読書発電所、桃介橋、柿其水路橋) 南木曽町 軽井沢万平ホテル 軽井沢町 新潟県 旧新潟税関庁舎 新潟市 大河津分水路 燕市 佐渡金山産業近代遺跡(大間港、佐渡金山、大竪坑など) 佐渡市 富山県 入善町下山芸術の森発電所美術館 入善町 石川県 禄剛埼灯台 珠洲市 金沢市内(石川県立歴史博物館、石川近代文学館、尾山神社神門など) 金沢市 福井県 敦賀港かいわいレトロ建築群(敦賀市立博物館、赤煉瓦倉庫など) 敦賀市 岐阜県 関西電力(株)大井ダム 恵那市 静岡県 大井川鐵道 島田市 旧マッケンジー住宅 静岡市 愛知県 名古屋市・産業観光関連(松重閘門、トヨタテクノミュージアム産業技術記念館、ノリタケの森など) 名古屋市 名古屋市・東山地区(東山給水塔、鍋屋上野浄水場旧第1ポンプ所、東山植物園温室など) 名古屋市 博物館明治村 犬山市 三重県 伊勢大橋 桑名市 六華苑(旧諸戸清六邸) 桑名市 滋賀県 近江鉄道電気機関車群と鳥居本駅 彦根市 京都府 舞鶴・赤れんが倉庫群 舞鶴市 琵琶湖疏水施設群(水路閣、蹴上インクライン、旧九条山浄水場ポンプ室など) 京都市 大阪府 南海本線浜寺公園駅 堺市 大阪市・中之島界隈(大阪市中央公会堂、大阪府立中之島図書館、日本基督教団大阪教会、浪花教会、綿業会館本館、大阪倶楽部など) 大阪市 泉布観 大阪市 兵庫県 余部鉄橋… 香美町 神戸旧居留地(旧居留地十五番館、旧居留地38番館、神戸市立博物館、商船三井ビル、チャータードビル、神港ビル、海岸ビルなど) 神戸市 奈良県 日本聖公会奈良基督教会礼拝堂 奈良市 JR旧奈良駅舎 奈良市 奈良ホテル 奈良市 奈良国立博物館 奈良市 和歌山県 旧和歌山県会議事堂(一乗閣) 岩出市 鳥取県 仁風閣 鳥取市 島根県 旧大社駅 出雲市 興雲閣 松江市 岡山県 倉敷市・美観地区(倉敷アイビースクエア、大原美術館など) 倉敷市 津山洋学資料館 津山市 広島県 旧海軍施設群(幹部候補生学校庁舎、海上自衛隊呉地方総監部庁舎、旧呉鎮守府司令長官官舎(入船山記念館本館)など) 江田島市、呉市 山口県 山口県政資料館 山口市 旧秋田商会ビル 下関市 徳島県 脇町劇場・オデオン座 美馬市 徳島市水道局佐古配水場ポンプ場 徳島市 香川県 豊稔池 観音寺市 愛媛県 別子銅山跡およびその関連施設(旧水力発電所、芦谷川鉄橋、第四通洞など) 新居浜市 松山市内(道後温泉本館、萬翠荘(愛媛県立美術館分館郷土美術館)、ロシア人墓地など) 長浜大橋 大洲市 高知県 一斗俵沈下橋 四万十町 福岡県 河内貯水池堰堤 北九州市 柳川市内(西洋館(立花家迎賓館)、並倉など) 柳川市 旧三池炭鉱関連施設群(旧三井港倶楽部、旧三池炭鉱宮浦坑煙突、三井港閘門など) 大牟田市 門司港レトロ地区(門司港駅、北九州市旧門司三井倶楽部、北九州市旧大阪商船など) 北九州市 佐賀県 武雄温泉新館および楼門 武雄市 旧筑後川橋りょう(筑後川昇開橋)および筑後川導流堤 佐賀県佐賀市、福岡県大川市、福岡県柳川市 長崎県 端島(軍艦島) 長崎市 長崎市東・南山手地区(グラバー園、大浦天主堂、東山手洋風住宅群など) 五島列島・平戸の天主堂群(青砂ヶ浦天主堂、田平天主堂、紐差天主堂など) 新上五島町、平戸市 熊本県 旧国鉄宮原線コンクリートアーチ橋りょう群(廣平橋りょう、菅迫橋りょう、幸野川橋りょうなど) 小国町 三角西港 宇城市 八代郡築の干拓施設(旧郡築新地甲号樋門(郡築三番町樋門)、郡築二番町樋門) 八代市 大分県 竹田市・農業水利施設群(白水溜池堰堤水利施設、明正井路一号幹線一号橋、若宮井路笹無田石拱橋、鏡石拱橋など) 宮崎県 綱ノ瀬橋りょう 延岡市 鹿児島県 曽木発電所遺構 伊佐市 集成館事業施設群(旧集成館機械工場(尚古集成館本館)、旧鹿児島紡績所技師館(異人館)、旧吉野植林所事務所(磯工芸館)など) 鹿児島市 沖縄県 樋川(ヒージャー)群(仲村渠樋川、垣花樋川、宝口樋川など) 南城市、那覇市 関連項目 名数 行きたいところ この項目のタグ 「へ」 旅用語 百選 タグ「百選」がついた項目 かおり風景100選 / 新東京百景 / ちば眺望100景 / 21世紀に残したい日本の自然100選 / 日本さくら名所100選 / 日本の音風景100選 / 日本の滝百選 / 日本の地質百選 / 日本の都市公園100選 / 日本の渚百選 / 日本の白砂青松100選 / 日本の道100選 / 日本の夕陽百選 / 日本の歴史公園100選 / 日本百景 / 平成の名水百選 / 平成百景 / ヘリテージング100選 / 房総の魅力500選 / 水の郷百選 / 名水百選 / 名湯百選
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237 :<平成日本召還拾遺物語 その2> ◆OZummJyEIo:2007/01/26(金) 20 15 08 ID Nz0LbtT60 ○高速多機能艦 竹の戦い5 1/5 ――1 第4041警備中隊の展開は、若干の齟齬こそあったものの順調に実施出来ていた。 地元出身のオルトルが街道の情報を提供し、これに独立警備大隊では第1中隊にのみ編成されている 偵察隊が中隊本隊に先行して収集した地形の情報を兼ね合わせているのだから、ある意味で当然かもしれない。 ある意味で示威行動をも兼ねている為、煌々とライトを点灯して進んでいる009式装輪装甲車の群れ。 そのやや後方の車内で、中隊指揮官は手元のディスプレイを確認していた。 ザベィジ側から得られた情報。 外務省国外戦略資源庁が収集した情報。 物見遊山と称して、地方へと足を伸ばした偵察隊が集めていた情報。 ダークエルフ族から供出された情報。 第4041警備中隊に先行する偵察隊が収集した情報。 そして、竹のUAVが収集した情報。 それらが見事に纏め上げられて表示されていた。 「こうしてみると莫迦のお陰でスムーズに進むな」 誰に言う事もなく呟いた中隊指揮官。 無論、莫迦とは井伏だ。 この言葉の理由は単純である。 井伏が愚にも付かない戦略論を打っていた間に先発させていた偵察隊が収集していた情報を含めて、 何事にも抜かりの無い中隊先任下士官が、気を利かせて整理してていたのだ。 そもそも、情報を得る事は簡単でもその整理分類は簡単では無い。 特に、不整地を疾走する事で大変に揺れる事となる車内で、それをするのは大変な事である。 それが、出来ているのだ。 怪我の功名、正にその言葉通りだった。 中隊指揮官が内心で危惧していた外務省との対立に関しては、外務省のザベィジ総責任者の大野か、 抗議では無く詫びの通信が届いていた事から、無視出来る話となっていた。 そう詫びである。 仕方が無い(該当地域を担当していた外務省の人間が井伏しか居なかった)とは云え、ロクでもない奴を 派遣してしまった事を丁重にであった。 中隊指揮官が恐縮してしまう程に、であっった。 少しばかり時間を戻してみよう。 第4041警備中隊へと派遣した井伏資源調査官が、当の第4041警備中隊によって拘束された。 その一報に、ザベィジ領事たる大野は素の表情でハァ? と言葉を漏らしていた。 但しその表情は、困惑と云うよりも嘆息にも似たものであった。 又か。 又やったのか、との。 情報の疎通の為に派遣した筈の資源調査官が、何故に協力しに行った筈の自衛隊によって拘束されるのか。 通常であればそこに疑問を持つのではあるが、以前より井伏の性癖――国家の指針に対する不満を隠さず、 気分が高揚すれば、誰彼構わずに自分の国家論を述べる事を知る大野は、疑問を抱かなかったのだ。 いらん場所で、いらん事を言ったに決まっている。 ため息を、鼻息で吹き飛ばして、腹立たしさを腹の中で捏ねる。 売国的省益優先主義者の分離に成功したと思ったら国士様の跳梁か、外務省には莫迦しか居ないのか。 罵声を漏らそうとする口元を、大野はさり気ない仕草で塞ぐ。 それは極真っ当な社会人として見栄だった。 秘書を兼ねる敏腕の特別派遣情報官であり、かなりに魅力的な女性であるアスラの前で、見苦しい 真似はすまいと云う。 「どうされますか?」 微笑ましいとすら言える大野の行動にアスラは、ダークエルフ族としての鋭敏な感覚で把握しつつも、 大野の面子を慮って無視の態度を示した。 「どうもこうも無いよ。第404の方へは僕から詫びを入れておこう。作戦中の隊へは………うーん、 まぁ後からかもしれないけど、此方へもだね」 238 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/26(金) 20 15 12 ID 7mhmSsMQ0 で、今度は被害地域が広がるんですね 239 :<平成日本召還拾遺物語 その2> ◆OZummJyEIo:2007/01/26(金) 20 15 43 ID Nz0LbtT60 ○高速多機能艦 竹の戦い5 2/5 一応、言及はしておいた方が心証が良いだろうとも続ける。 「………井伏資源調査官に関しては?」 「少し自衛隊の所で頭を冷やさせよう。話を聞くのはそれからで良いよ。まぁアチラとしても変な事は しないだろうしね。それよりもザベィジ政府へとの方が先だよ。万が一、話が先に政府に行ったら面倒だからね」 「はい。では私はアポイントメントの方を」 「うん。御免、面倒だけど今から宜しくね」 先手を打つ事で、被害を局限させる。 それは軍事にせよ外交にせよ、リスクマネージメントに於いて共通する事であった。 ――2 国境付近を進む第4041警備中隊。 殆ど未整備地と言って良い程に荒れた街道ではあったが、009式装輪装甲車の足回りはしっかりと 大地を捉えていた。 009式装輪装甲車。 元々は将来装輪戦闘車両シリーズと呼ばれていたものの成果だった。 但し、状況の変化によって内容はかなり変わっていた。 最大のものは目的だろう。 全普通科(歩兵)部隊へと普及させると云う目的が外され、防衛庁の国防省昇格に伴って重要度の上昇した PKO等の海外派遣任務へと投入する部隊の為にとされたのだ。 理由は様々であったが、結論として言える事は1つ。 装輪装甲車は、敵との正面からの交戦には不適格である――ただそれだけであった。 低価格である事や、機動性の高い事は長所ではあったが、戦場に於いてそれだけでは意味が無いのだから。 無論、装輪と装軌では求めるものが違うと云う意見もあるにはあったが、そもそもとして、であるならば 何故に普通科の足として採用するのかと云う疑問へと帰結するのだ。 一寸した攻撃から搭乗員を護れる程度の装甲を持って、前線以外の場所の機動に使用するのであれば、 装甲化したトラックの方がコストパフォーマンスが激しく高いのだ。 正論である。 故に、陸上自衛隊は次期主力歩兵戦闘車輌を装軌式装甲車と決めた。 極真っ当な陸上自衛官は歓喜したと云う。 但し、問題が1つあった。 開発中の将来装輪装甲車シリーズである。 官僚組織の宿痾として、一度決めた(予算の付いた)事は最後まで実行したがるのは陸上自衛隊でも 同様ではあったが、防衛庁の省昇格に伴って誰もが傷つかない形で解決出来たのだった。 こうして陸上自衛隊は、装輪装甲車をPKO向け部隊と広域展開指定部隊に採用する事で普通科の足を 護ったのだった。 閑話休題 さて、陸上自衛隊にとっては鬼子にも等しい009式装輪装甲車ではあったが、その使用実績は意外にも 良好なものであった。 日本人の作る兵器の悪癖たる凝り性が良い方向へと発揮されたのだ。 重装甲にして重武装。 装輪装甲車としての概念に対して、ある意味で真っ向から喧嘩を売るコンセプトの本車輌は、PKO等の、 様々な任務にて自衛官の身を護りぬいていたのだ。 正面が20㎜級の直撃に耐久出来、また側面でも12.7㎜を防ぐ。 火力はテレスコープ弾の開発の遅れから、89式歩兵戦闘車でも採用している35㎜が採用されてはいたが、 必要十分――と云うよりも、十分に大威力な火砲であるのだ。 機動性以外のあらゆる面で、009式装輪装甲車は優秀な装甲車であったのだ。 そしてそれは、この転移等と言う信じがたい状況下に於いても同様であった。 だがしかし009式装輪装甲車がその性能を十全に発揮してはいても、それが作戦の良好なる進捗に 直結するものでは無かった。 240 :<平成日本召還拾遺物語 その2> ◆OZummJyEIo:2007/01/26(金) 20 16 16 ID Nz0LbtT60 ○高速多機能艦 竹の戦い5 3/5 「阻止されただと?」 中隊指揮官が眉を歪めた。 通信機の向こう側、報告を上げたのは偵察隊だ。 本隊に先行してザベィジとガァバン国境へと向かっていたのだが、それが不可能になっていると言う。 『ええ。一応、こちら側とされている場所な筈なんですが、火を持った連中が道を塞いでるんです』 「馬鹿な真似を。連中は何を考えてやがる」 『さっぱりですな。コッチの車輌を見て気勢を上げてますんで、まぁ見事に興奮状態でして』 「………正気を無くした群集かよ」 面倒だな、と顎先を撫でる。 第4041警備中隊の車輌に、警察が使う様な放水車は含まれて居ない。 群集を傷つけずに下げる事は困難であった。 『人員の規模は上を見ても50名には行かんでしょうね』 「街道を塞いでいるのか?」 『というよりも、平地の全部ですね。見事に塞いでやがります』 「たった50名だろ? 強引に行けんか?」 『狭すぎるんですよ、ここ。峠みたいな場所ですんで』 偵察隊は、左右への展開が行い辛いのだと続けた。 バイクはまだしも、軽装甲機動車では無理だと。 そもそも、軽装甲機動車の不整地踏破能力はそれ程に高く無い。 にも関わらず夜間、初めての場所を越えようとすれば、スタックするのがオチである。 敵愾心の強い連中の前で車輌がスタックしてしまえば、しなくても良い苦労をする羽目になるのだ。 厄介な状況であった。 「判った。対応を考えるんで、チョイとまってろ」 『了解です』 通信機を切って、振り返る中隊指揮官。 視線の先には生まれて初めて装甲車にのって、車酔いをして青い顔になったオルトルが座っている。 「大丈夫か?」 「まぁ何とか、ですが………」 口元を押さえつつオルトル。 可愛そうにと、気遣わしげにその姿を見つつも中隊指揮官の口は任務を優先して動く。 「悪いが聞きたい。国境線、ポイントb――悪い。この街道からベイン地方への道が暴徒によって封鎖 されている。他に道は無いかな?」 「207号線が、ですか………なら、あー225号線を使えばベインへと進む事が出来ますが、そうなると、 20km程後ろに下がる事になりますし、それに、かなり北周りをしますんで………207号を使うよりも 50kmは確実に遠回りです」 「それしかないか」 中隊指揮官が事前に得ていた情報とも合致した。 が、彼としては地元民らしい裏道情報を望んでいたのだが、それは無かった。 「都合70kmか」 “帝國”支配下にあったザベィジでは、距離などの単位は全て“帝國”に準じており、又、測量自体も、 “帝國”が実施している為、その数値は当てに出来た。 が、その数字は問題であった。 夜間であり、路面状態を警戒しつつ進むのだ。 70kmの道のりを踏破するのに下手をすれば、4時間は掛かる危険性があった。 現状で包囲され、苦境に陥っているダークエルフ族難民にとって、その時間は致命傷になりかねない ものであった。 241 :<平成日本召還拾遺物語 その2> ◆OZummJyEIo:2007/01/26(金) 20 16 46 ID Nz0LbtT60 ○高速多機能艦 竹の戦い5 4/5 「是非も無し、だな」 中隊指揮官はため息を漏らした。 ――3 『あっ、あー私はザベィジ国の地方巡視官オルトルです。ここはザベィジ国の領土です。貴方がたは わが国の領土へと不法に侵入しています。速やかに退去して下さい。繰り返します。ここはザベィジ国の 領土です。貴方がたはわが国の領土へと不法に侵入しています。速やかに退去して下さい』 ハンドスピーカー越しでも、緊張の色を隠せ無い声でオルトルは呼びかける。 その後ろには中隊指揮官と警護の自衛官が付き添い、さらにその後方へは威圧する様に、エンジンを掛け ライトを点灯させたままの装甲車の群れがあった。 50人にも満たない群集相手には、些か大人気ないとも言える様な体勢ではあったが、中隊指揮官は コレがお互いに被害無く通過できる最善の方法だと思っていた。 どんな人間が、戦闘車両の迫力に耐えられると言うのか。 ごく真っ当な判断だ。 だがしかし彼は、1つの事を忘れていた。 相手がキチガイにも類される集団だった云う事を。 「ここはもうガァバンの領土だ。腰抜け貧弱のザベィジ野郎はとっとと下がりやがれ!」 「そうだそうだ」 「それに俺たちには理はあるぞ! 大協約 で認められている、ダークエルフ狩りの途中だってな。 ガァバンの国内に巣をはりやがった汚いダークエルフを駆除するんだ。邪魔はするな」 軽装甲機動車ならまだしも、35㎜砲を搭載する009式装輪装甲車を前にしてこの態度である。 ある意味で立派なものだと言えるだろう。 呆れる様な気分で群集を確認する中隊指揮官。 蛮勇狂気。 或いは一向一揆みたいなものかと、群集が松明と共に武器として持った農機具の群れを見て思う。 そう、群集は手に手に、鍬や鎌の様なものしか持っていないのだ。 にも関わらず、近代兵器に対して一歩も引かない。 呆れるしか無かった。 『わが国は、ダークエルフに対する迫害を支持しません。それにここはわが国の領土です。ガァバンの 法は関係ありません。退去して下さい』 「ふざけるな! 我が王らの情けで存在する様なザベィジの分際で!!」 「そうだそうだ! その言い様は不敬だ!! 貴様はガァバンを舐めているのか!!!」 理屈抜き。 何と言うか、どこかの半島の事を思い出す中隊指揮官。 だが思い出しで、苦笑しているだけでは済まない。 中隊指揮官にも目的はあるのだから。 オルトルの肩を叩く。 その合図にオルトルは、安堵した様な表情でハンドスピーカーを中隊指揮官に渡した。 『私は日本国陸上自衛隊ザベィジ派遣群の火場二尉です。貴方がたガァバン王国住民が、ザベィジ国内より 自主退去しないのであれば、ザベィジ政府の要請から実力行使を実施します』 道案内もだが、この為にオルトルは部隊に随伴したのだ。 日本国陸上自衛隊第4041警備中隊が、随時に能力を発揮出来る様に。 中隊指揮官――火場二尉の言葉と共に、009式装輪装甲車の砲塔が一斉に動いた。 照準を合せる様に、筒先が下を、群集を狙う。 正に大迫力。 「繰り返します。貴方がたが、ザベィジ国内より自主退去しないのであれば、実力を持って排除します」 が、群集の反応は意外なものだった。 242 :<平成日本召還拾遺物語 その2> ◆OZummJyEIo:2007/01/26(金) 20 17 19 ID Nz0LbtT60 ○高速多機能艦 竹の戦い5 5/5 「馬鹿な、ニホンはわが国を支援するのでは無かったのか!?」 「そうだよな? 確か日本は“帝國”では無い。無条件でダークエルフを庇護しないって聞いたぞ!」 「そうだそうだ。ならニホン、コッチを手伝え!!」 予想外。 否。 それよりも絶望にもにた気分を味わう火場二尉。 ナニが原因かなどと悩むまでも無かった。 火場二尉は、外務省の夜郎自大、大馬鹿野郎の井伏だと直感した。 大方、ザベィジ領内に不法侵入した連中と接触したのだろう、と。 火場は知らぬが、それは事実だった。 調査をする労働力にも不足していたが為、井伏は国境を越えて侵入して来ていたガァバンの国民を “現地住民”と称して雇用していたのだ。 だからこそ群集はある意味で自衛隊に、ニホンへと近親感を抱いていた。 俺たちを、オラが国を、この地方の雄として認めている大国だと。 暢気な群集。 性質悪い冗談のような状況。 だが火場の内心は、諧謔の欠片も無かった。 それを一言で言うならば、あーあ。である。 馬鹿が勝手な行動をして、更に馬鹿集団が調子にのったので俺は実力行使を、それも穏当では無く 過激なソレをせざる無くなったと。 無論、理由は、隣にいるオルトルである。 平成日本は決してザベィジ国を見捨てない。 約定を違える事はしない。 その事を、身をもって示さなければならなくなったのだ。 その事を言わずにおれば良かったのだがな、と哀れみにも似た感情を群集に抱きつつ火場二尉は、 オルトルへと尋ねる。 この様な場合、どうするのか、と。 「どうする、とは?」 疑うような目で火場二尉を見るオルトル。 当然と言えば当然だろう。 内心で井伏へと万を超える罵声を浴びせつつ、火場二尉は謹厳な軍人としての表情を作る。 「ザベィジ国としての対応です。彼らは暴徒であり、国内へと侵入した武装集団です。そして我々は、 貴方がたザベィジの要請を受けて動きます」 火場二尉の言葉の裏にあるものを察したオルトルは、小さく笑った。 力なく。 「武装した流民の流入をわが国は歓迎しません。彼らが自主的に退去しないのであれば――殲滅します」 いっそ優しいといえる声色で告げるオルトル。 「それは要請として判断して宜しいですかな?」 「ええ。お願いします」 「了解しました」 己が指揮車とした009式装輪装甲車へと戻る火場二尉。 その背をオルトルは黙って見つめた。 第4041警備中隊は、その保有弾薬の1割を消費し、それから再び行動を開始したのだった。