約 3,801,376 件
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/682.html
魔法少女リリカルなのはBR Stage04 虹の星剣 ◆19OIuwPQTE /09「星の輝き-ViVid-」 金居へと飛び掛かり、双剣を同時に振り下ろす。 掲げる様に持ち上げられたパーフェクトゼクターが、双剣の攻撃を阻む。 バク転するように跳びのき、突撃と同時にレヴァンティンを振り抜く。 金居は応じるようにパーフェクトゼクターで迎撃する。 それによりレヴァンティンとパーフェクトゼクターが鍔競り合う。 レヴァンティンからパーフェクトゼクターを通して、金居に稲妻が伝播する。手元の剣から伝わる雷撃に、金居の動きは鈍らざるを得ない。 そこへバルディッシュを槍のように突き出す。 金居は辛うじてそれを躱し、距離を取る。 パーフェクトゼクターを構える金居は、明らかに困惑の表情を見せていた。 なぜならヴィヴィオの剣筋は、金居にとって酷く見覚えがあるモノだったのだ。 「貴様、まさか……」 「あなたの戦い方、“覚えさせて”いただきました」 それもそのはず。 今のヴィヴィオの剣技は、双剣を使った自分の剣技そのものだったのだから。 それが常ならば、分は金居にあっただろう。 ヴィヴィオが使うのは自らの剣技であり、所詮は借り物。 その利点も欠点も、金居は熟知している。 その対処は容易に過ぎる。 だが、ヴィヴィオの持つデバイスがそれを覆していた。 ライオットブレードとなったバルディッシュ。 サンダーアームを受けたレヴァンティン。 この二機はその刀身に高圧電流を伴い、接触する度に金居に雷撃によるダメー ジを与えてくる。 ダメージ自体はたいした事はない。 だが、これにより金居は、ヴィヴィオの攻撃にまともな対処ができないでいた。 金居が剣を振り下ろす。 それを僅かに下がることで躱し、返すようにバルディッシュを振り下ろす。 返しからの切り上げで防がれる。 そこにレヴァンティンを突き出す。 回避と同時に右回転し、遠心力を加えた一撃が迫り来る。 マッハキャリバーで急加速し、前進することで回避する。 パーフェクトゼクターの一撃を受け止める事はしない。 金居のパーフェクトゼクターを使った攻撃は強力だ。 速度こそ双剣の時ほどはないものの、その威力はスバルのリボルバーナックル を、ただの一撃で大破寸前にまで追い込んだ事からも窺える。 故に、攻撃は常に私から。 もし受け手に回ってしまえば、戦いの形勢は逆転しかねない。 今の私の攻撃はライオットブレードとサンダーアームの効果により、接触する 度に相手に電撃を流し込む。 それにより、パーフェクトゼクターに力が乗る前にその攻撃をキャンセルする。 痺れを切らした金居が、バルディッシュによる一撃を左腕で直接受け止める。 高い切断力を誇るライオットブレードに、腕を半ばまで切り裂かれるが、それでも刃の侵攻は止まった。 バルディッシュから流れる高圧電流を耐え抜き、パーフェクトゼクターを大き く振り被る。 「バルディッシュ! レヴァンティン!」 『Load cartridge.』 『Schlange Form.』 バルディッシュがカートリッジをロードし、その魔力を受けたレヴァンティン がシュランゲフォルムへと変化して、パーフェクトゼクターを絡め取る。 サンダーアームの効果はまだ続いている。 パーフェクトゼクターを握る腕ごと拘束された金居は剣を手放す事が叶わず、 結果、両腕から高圧電流が流れ込む。 「ガア――――ッ!!」 金居は二重の雷撃によるダメージで動けない。 その絶対の隙にバルディッシュを引き抜き、金居の心臓へと突き出す。 だが――― 「言った筈だ! 俺を舐めるなとッ!!!」 「ッ―――! しまった!」 金居は雷撃に耐え、自らの腕に絡まったレヴァンティンを力の限り引っ張る。 私は堪らず体勢を崩し、レヴァンティンを手放してしまう。 そこへパーフェクトゼクターが降り抜かれる。 どうにかバルディッシュで防ぐも、バルディッシュがまたも弾き飛ばされる。 金居はレヴァンティンを振り解き、パーフェクトゼクターへとエネルギーを籠 め、今まさに止めの一撃を放たんとする。 そのパーフェクトゼクターの一撃は、壊れかけのリボルバーナックルでは、た とえ聖王の鎧越しでも防ぎきる事は出来ないだろう。 可能な限りの速さで体勢を立て直し、その一撃を回避する。 しかし、私が体勢を立て直すよりも早く、必殺の一撃が放たれた。 「死ねェッ!!!」 「ッ―――!!!」 稲妻の如く突き出された一撃。 体勢を崩した私では防ぐ事も避ける事も敵わない。 それでも諦めず、聖王の鎧に魔力を集中させようとした、 その時だった。 ふわりと、風に飛ばされてきたものがあった。 どこか見覚えのある、一枚の白い羽根が、一瞬だが金居の視界を遮った。 『Wing Road!』 その隙を見逃さず、マッハキャリバーが金居の一撃を迎撃した。 すぐにマッハキャリバーの狙いを看破し、その指示に従う。 『Calibur shot, left turn!』 ウィングロードで体を無理やりに回転させ体勢を立て直し、金居を蹴り飛ばす。 それによって、今度は金居が僅かに体勢を崩す。 『Shoot it!』 そこに渾身の力を籠め、スバルのリボルバーナックルを叩き込む。 金居はパーフェクトゼクターを盾に防ぐが、それでも十数メートルの距離を弾 き飛ばされる。 ――――それと同時に、右手からリボルバーナックルが壊れる音が聞こえた。 もともと壊れかけていたスバルのリボルバーナックルは、今の一撃で限界を超 え、ギンガの物と同じように大破してしまったのだ。 『……Thank you, and good bye. My best buddy.』 マッハキャリバーが別れを告げる。 それがどちらに対してのものか、などと考える意味はない。 だって彼女たちは、いつもずっと一緒だったのだから。 金居はまだ防御姿勢を崩していない。 おそらくこれが最後のチャンス。 金居に自分が知る限りでもっとも強力な拘束魔法を掛け、その体を固定する。 「レストリクトロック!」 「――――――ッ!?」 それでも金居を相手に拘束していられる時間は、僅か数秒。 ならその数秒の内に、私の最高の魔法を以って決着をつける! 「バルディッシュ!」 『Riot Zamber.』 すぐさまバルディッシュを回収し、カートリッジをロード。 バルディッシュをライオットザンバー・カラミティに変化させ、正眼に構える。 それと同時に、周囲の空間に虹色の輝きが次々に現れ、バルディッシュの刀身 へと集束してゆく。 星空から流星が落ちるように、それは集い、輝きを増していく。 その流星雨はまるで『星の光(スターライト)』 彼女の母と同じ、集束魔法特有の輝きだった。 金居に遠距離攻撃は効かない。 それはどれ程の威力のものであろうと変わりがない。 金居への攻撃は直接的なものか、ゼロ距離からのものに限定される。 故に攻撃の通用するゼロ距離へと肉薄し、 直接剣を叩き込む――― 「ッ――――!!」 だが金居は、もうすぐ全てのバインドを破ろうとしてた。 間にあわない。 このままでは振り抜く前に抜け出され、直撃を避けられてしまう。 かと言って、追加拘束は出来ない。 この魔法は制御が難しい。今は私自身の詠唱を必要とする魔法は使えない。 ――――ならばイチかバチか、金居の次撃に合わせて叩き込む! そう決意した直後だった。 緑色に輝く鎖が、金居を再び拘束したのだ。 「ヴィヴィオ! 今の内に!」 ユーノの言葉に頷き、大きく構えを落とす。 傍から見ればその体勢は、力を溜める肉食獣そのものだ。 刀身に集められた魔力が、臨界点へと達する。 ベースとなった魔法の名残か、虹色に輝く刀身に金色の雷光が迸る。 金居は必死で抜け出そうともがいている。 刀身に圧縮された魔力は、もはや暴発直前の様相だ。 マッハキャリバーのホイールが地面と摩擦し咆をあげる。 「行くよ、これが私の全力全開―――!」 ―――駆ける。 A.C.Sによる加速を得たマッハキャリバーが、彼我の距離を一瞬で零にする。 数秒と経たずに、金居の目前へと跳び上がる。 「スターライトザンバー―――!!」 その魔法(キセキ)の真名と共に、星の剣を振り上げる。 刀身が一際眩く輝き、昇り始めた太陽よりも強く、崩壊する世界を照らし出す。 交錯する視線。 ここに決まる勝者と敗者。 その差は、他者を利用し、自分だけを信じた者と。 他者を信じ、仲間との絆を紡いだ者との差だった。 「――――ブレイカー――――!!!!」 炸裂する虹の極光。 その輝きは、周囲の全てを飲み込み、長き戦いの終わりを告げる旭光となった。 体力は完全に底をついた。 マッハキャリバーは稼働限界を超えてスタンバイモードへと戻り、バルディッシュもアサルトフォームへと戻っている。 そして極光が炸裂した爆心地では、 金居が半壊したパーフェクトゼクターを支えに、再び立ち上がっていた。 ユーノさんが驚愕の声を上げる。 それも当然だろう。 あの一撃の直撃を受けて立ち上がれる者など、普通はいない。 しかも金居の胸にある大きな傷跡が、見る間に再生されていく。 ユーノさんはその事実に絶望感を顕わにする。 けど不思議と私は、危機感を感じなかった。 スバルのデイバックから、一枚のカードを取り出す。 それはジョーカーと書かれた一枚のトランプ。 このカードを取り出した理由は、自分でもよく解らない。 ただ、このカードが自分を使えと言っているように感じるのだ。 そしてそれは正しかったようで、金居は腹部のバンクルに手を当てた後、目に 見えて狼狽する。 それにどんな意味があったのか、私には分からないが、金居にとっては致命的 なことであるらしい。 ジョーカーのカードを片手に金居へと歩みよる。 「ア、アァアアアア――――!!!!」 追い詰められた金居が、パーフェクトゼクターを振り上げ斬りかかってくる。 だがパーフェクトゼクターは、聖王の鎧に阻まれるまでもなく、金居を拒絶す るかのように自壊した。 「………………ふん。 今回は、ここまでか」 それを目の当たりにした金居は、そう小さく呟いた。 ジョーカーのカードを押し当てる。 最後の武器を失った金居は、もう抵抗をしなかった。 ジョーカーは、彼の世界でケルベロスと呼ばれるカードと同じく、 金居――ギラファアンデッドを封印した。 /10「安らぎの場所に向かって」 クレーターの中央付近で、スペードのKと書かれたカードを拾う。 近くにはデイバックがあり、当然それも拾い、中身を確認する。 中にはハンドグレネードとRPG-7、天道さんの持っていた爆砕牙、それと先ほ ど拾ったトランプと同種の、ハートのAと3から10の9枚が入っていた。 ユーノ君の結界を出て行動しているのは、身体の調子を見る為と、私にも何か できる事がないかと、周囲を捜索していたのだ。 結果見つかったのは、金居が使っていた赤いレイピアと、仄かに魔力を感じる 青白く輝く鉱石。それとキングの物と思われるデイバックとカードだけだった。 今一ぱっとしない結果に、もう一度捜し回ってみようかとも考えたが、今はま だ無茶は出来ない。 もし探すのであれば、ユーノ君達と合流してからにする。 クレーターの外へと飛翔し、大きく息を吐く。 体の調子は悪くない。 まだあちこちが痛み、戦闘行動を執るのは難しいだろうけど、普通に移動する 分には問題ない。 問題があるとすれば――― 「レイジングハートは大丈夫?」 『自動修復可能範囲内ではありますが、時間がかかります。 現状、戦闘行動を行うのは厳しいでしょう』 「そっか。やっぱり……」 今戦闘を行えば、レイジングハートが壊れる危険があるという事だ。 この後にナンバーズが控えている今、レイジングハートと一緒に戦えないのは 非常に厳しい。 実家が古流武術の道場であるため、多少なら刀の心得もあるが、やはり自分は 魔導師なのだ。 自分の相棒が戦えないというのは、酷く心許ない。 その時だった。 何処からか、誰かの走る足音が聞こえた。 序で聞こえたのは、自分の名前を呼ぶ声だった。 「なのはママ!」 「なのは!」 「ヴィヴィオ! ユーノ君!」 声の方向へと振り返ってみれば、ヴィヴィオとユーノが走ってくる。 思わず体の痛みを忘れて駆けだした。 そしてある程度の距離まで近づくと、ヴィヴィオが跳び付いて来た。 それをしっかりと抱き止める。 「ただいま、なのはママ」 「お帰りなさい、ヴィヴィオ。 よく頑張ったね、えらいぞ」 「うん!」 お互いに抱きしめ合い、約束の言葉を交わす。 聖王になっても感情に飲まれる事なく、自分の意思で戦えたヴィヴィオを目一 杯褒める。 無事帰る事が出来たら、何かご褒美を上げなきゃいけないと思う。 「なのは、もう動いて大丈夫なの?」 「なんとかね。ユーノ君の方こそ、怪我してない?」 「ヴィヴィオのおかげで、なんとかね。 なのはが動けるんなら話が速い。 時間がないから手短に言うよ」 そう言うとユーノ君は座り込んで、自分のデイバックを目の前の地面に置いた。 私もユーノ君にならって座り込み、抱えていた三つのデイバックを地面に置く。 ヴィヴィオも同様に座り込んで、デイバックを地面に置いた。 それと同時にユーノ君が、ラウンドガーダー・エクステンドを発動する。 「ユーノ君、これは?」 「説明や作業の間、少しでも回復できるようにね。 大丈夫。僕は後方支援が基本になるからね。 戦闘ではなのは達ほどには魔力を消費しない。 て言うか、むしろこういう時こそ後方支援の出番だろ」 「それもそうだね」 そう言って思わず苦笑する。 そしてユーノ君は咳を一つ、真顔になって喋りはじめた。 「じゃあ始めるよ。 まず、全員の荷物を簡単に整理するんだ。 自分が持っておいた方がいいモノ、持っておきたいもの。 使える物や使えない物。全部だ」 「それはいいけど、一体なんで?」 そう聞くと、ユーノ君は一際真剣な声で言った。 「もうすぐ会場の大崩落が始まると思う」 「大崩落?」 「そう。この会場を維持していた核と言える部分が、既に機能していない。 今は余剰魔力でなんとか持ってるけど、それももうすぐ尽きる。 そうなったら、底の割れたバケツみたいに、一気に中の物が零れ出す。 つまり、この会場があっという間に崩落するんだ。 そうなる前に魔法陣で安全な場所まで転移する」 つまり、今は小康状態となっているが、会場に響いている振動や轟音は、この 世界の悲鳴の様なものなのか。 「よく分かったね、そんなこと」 「魔法陣を調べた時に、ついでにね」 「それで、安全な場所って? やっぱり、プレシア達のいた所?」 「いや、多分そっちには転移出来ない。 言っただろう、核がないって」 通常、転移魔法は使用者が目的の場所の座標を知らなければ、術者が望んだ場 所へは転移出来ない。 これは転移魔法を知る者なら誰でも知っている常識である。 当然、ユーノは勿論、なのはだって知っている。 そしてなのは達はプレシアのいた場所の座標を知らない。 ならば何故ここに来たのか。 それはここの転移魔法陣が“使用者の望んだ場所へと転移させる”機能を持っ ていたからだ。 そしてそれは、八神はやてが二度実践し、確かであると証明している。 一度目はヴィータの所へ、二度目はスバルの所へと。 そして当然、はやては二人の居場所――つまり座標など知らなかった。 ならば何故はやては望んだ場所へと転移出来たのか。 それはその魔法陣とこの会場、そして参加者に関係があった。 魔法陣があるエリアは【E-5】。つまり会場の中央に存在する。 そして会場の端と端はループしている。言い換えれば、端から端へ転移しているのだ。 この時点で魔法陣が会場のループに関係がある事は、容易に想像がつく。 そこから発展させれば、会場の構成そのものにもだ。 もし魔法陣が会場を構成する上で重要な機構であるならば、会場の中であるならばどこへ転移させるのも容易い事だろう。 なにしろ会場そのものだ。何処に何があるかなど、容易に把握できる。 後は使用者のイメージを受け取り、その人の望んだ場所、あるいは物の近くへと転移させればいいだけだ。 ユーノは魔法陣と会場を解析した際に、それらの仕組みを大凡ではあるが把握 したのだ。 魔法陣を維持するエネルギー源たる核が、同時にこの会場の核である事も。 そして既にその核が存在していない事も、また同時に。 もし核が健在であれば、そのエネルギーの流れを逆算して核の座標を割り出し、 そこに転移する事も可能だったかもしれないが、エネルギーの供給が断たれた 以上、それは不可能だ。 「じゃあどこに転移するの? この会場から出られないんじゃあ、何処に至って危険だよ」 その説明を大雑把に聞いた私は、目の前が真っ暗になるような感覚を覚えた。 「あるだろ、一つだけ。 衛星軌道上に上る事も可能で、次元跳躍も可能な空中戦艦が」 けどユーノ君は自身を持ってそう断言した。 それを聞いて私も、思い当たるモノが一つだけあった事に気づく。 「あ……そうか、“聖王のゆりかご”!」 「そう。ゆりかごなら、この会場の崩落にも耐えられるかもしれない。 もしかすれば、元の次元に帰る事だってね。 幸い、こっちには艦長役もいる事だし」 「へ……? それって、私のこと?」 いきなり話を振られたヴィヴィオが、困惑気味に聞き返してくる。 その様子を見て、私とユーノ君はクスクスと笑った。 「まあとにかく、そういう事だから」 「解った。でもなんで荷物の整理を? 時間がないならい出来る限り急いだ方がいいじゃないのかな」 「時間がないと行っても、別に一分一秒を争う訳じゃない。 時々、大きい振動が起こるから勘違いしやすいけどね。 この振動は、結界の核がなくなって、維持できなくなった部分。 つまり、ループ機能とかが壊れ始めているからだと思う」 それはつまり、先ほどまで繋がっていた空間が、いきなり断絶したという事。 いわば次元震に近いものなのだろう。 「それに転移が上手くいったとしても、“何が起こるか判らない”からね。 すぐに対処できるように、出来る限りの準備はしておくべきだ」 その言葉に頷く。 私達はこのデスゲームの開幕を始め、突発的な出来事に翻弄され続けている。 なら、今度だって何が起こるか判らないのだ。 「よし。これで多分大丈夫だと思う」 目の前には三つのまとめられたデイバック。 私達の手元にはそれぞれのデバイスや武器があった。 レイジングハートは現在、自動修復機能をフル稼働させてる。 当分は戦闘に出せない。 バルディッシュやレヴァンティン、マッハキャリバーはヴィヴィオが持ってる。 元々砲撃魔導師な上、まだダメージでまともに動けない私よりは、ヴィヴィオ の方が接近戦には適任だからだ。 ケリュケイオンは私が持っている。 最初はユーノ君に渡そうとしたんだけど、ユーノ君いわく、 「ケリュケイオンで使える補助魔法はもう覚えた。 アスクレピオスの補助があれば自力で使えるから、ケリュケイオンはなのは が使ってあげて」 との事。 ユーノ君はよく私を天才だって言うけど、ユーノ君だって十分凄いと思う。 ちなみにアスクレピオスは、私と合流する前にスバル達の遺品と一緒に拾った らしい。 蒼天の書はユーノ君が持っている。 ヴィヴィオは前衛だし、私では蒼天の書の魔法を使いこなせないからだ。 しかし、現在保有するデバイスの中で一番特異なのが、私の持つ紫紺色の宝玉 状態のデバイスだろう。 それはヴィヴィオに支給されたボーナス支給品で、十年前のレイジングハート と殆ど全く同じ形状の、色彩とAIだけが違うデバイスだった。 いつ、どこで、どうやって作られたのか。持ち主はいったい誰なのか。 ルシフェリオンと名乗った彼女は、自己紹介を済ませると黙りこんでしまって、 何も聞く事が出来なかった。 けど、力は貸してくれるようなので、レイジングハートの力を借りれない今は、 それだけでも有り難かった。 非常時用の武器は、刀の心得がある私が爆砕牙とデザートイーグルを、ユーノ 君は赤いレイピアを持っている。 ヴィヴィオは、いざとなれば素手でも平気、との事だ。 その他の道具は、私はスバルが身に着けていた指輪と天道さんが持っていた羽。 二人の形見に、と思ったのだ。 ヴィヴィオは壊れたデバイスと、キング達が変化した謎のトランプ。 ボーナスが支給された以上、死亡した事にはなっているのだろう。 ユーノ君が一番数が多くて、余ったデイバック二つに、それぞれ重火器と完全 に使い道のない道具を入れている。 道具の確認を終えたところでユーノ君が立ち上がり、デイバックを肩に担ぐ。 同様に私達も立ち上がり、自分の荷物を背負う。 「さあ、行こう」 その言葉に頷き、私たちは魔法陣の元へと移動した。 足元には淡く光る魔法陣。 その光は小さく明滅し、今にも消えそうだった。 この魔法陣が会場の維持に関係しているのなら、この魔法陣が消えた時にこの 会場も完全に崩壊するのだろう。 「みんな、準備はいい? だいぶ荒い転送になると思うから、気をつけて」 ユーノ君が魔法陣に手を当て、魔力を流し込みながら言った。 その言葉に私とヴィヴィオは頷く。 「僕が転送のサポートをするから、ヴィヴィオはゆりかごを強く思い浮かべて。 一度行った事のある君の方が、座標の特定がしやすいんだ」 その言葉に従い、ヴィヴィオはゆりかごを強くイメージした。 それと同時に、あの場所で死んだ、まだ幼かったフェイトを思い出した。 自分に、嫌いにならないで、と言った少女。 今の自分なら、彼女を助けられたのだろうかと考えて、首を振る。 助けられるかどうかじゃなくて、絶対に助けだすんだと。 会場の崩壊と共に罅割れていく空を見上げる。 もう二度と、あんな思いはしたくない。 そして同時に、誰にもさせたくないとも思う。 だから、全てを救う事は出来なくても、この手の届くところにいる人たちは、守って見せる。 そう心に誓う。 魔法陣の淡い魔力光が次第に強く輝き出す。 それはまるで、消える寸前の蝋燭の輝きのようだった。 「行くよ、みんな! しっかり掴まってて! 座標確認! 場所、聖王のゆりかご! 転送、開始―――!!」 その声の直後、魔法陣が一際強く輝き、光が私達三人を飲み込んだ―――― 【キング@魔法少女リリカルなのは マスカレード 封印確認】 【金居@魔法少女リリカルなのは マスカレード 封印確認】 【2日目 朝?】 【現在地 ?-? 聖王のゆりかごへ転移中】 【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】全身ダメージ(大)、魔力消費(中)、バリアジャケット(エクシードモード)展開中 【装備】ルシフェリオン(6/6)@魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-、{ケリュケイオン、レイジングハート・エクセリオン(6/6、中破)}@魔法少女リリカルなのはStrikerS、爆砕牙@魔法妖怪リリカル殺生丸、デザートイーグル(4/7)@オリジナル、{翠屋の制服、すずかのヘアバンド}@魔法少女リリカルなのは 【道具】支給品一式、カートリッジ詰め合わせ(残り20発)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、アンジールの羽根@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【思考】 基本:誰も犠牲にせず極力多数の仲間と脱出する。 1.聖王のゆりかごへ向かう。 2.ユーノとヴィヴィオと共に脱出する。 【備考】 ※ブラスター3を使用しました。何らかの後遺症が残っている可能性があります。 【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】聖王モード、疲労(大)、魔力消費(小~中?)、ダメージ(小)、 肉体内部にダメージ(小)、騎士甲冑展開中、リンカーコア消失、強い決意 【装備】{バルディッシュ・アサルト(6/6)、レヴァンティン(3/3)、マッハキャリバー、レリック(刻印ナンバーⅦ、融合中)、St.ヒルデ魔法学院の制服}@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式、{リボルバーナックル(右手用、大破)、リボルバーナックル(左手用、大破)、クロスミラージュ(破損)、フリードリヒの遺体(首輪無し)}@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ラウズカード(ジョーカー、ハートのA~K、スペードK、ダイアK、クラブのK、スペードKとダイアKのブランク、コモンブランク)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【思考】 基本:みんなの為にももう少しがんばってみる。 1. なのはママの様に強くなる。もう二度と暴走しない。 2. 聖王のゆりかごへ向かい、起動させる。 3. みんなと一緒に、生きて帰る。 【備考】 ※現在使用している魔力は、レリック(刻印ナンバーⅦ)によるものです。 ※スターライトザンバーブレイカーを習得しました。系統は集束砲撃魔法です。 【ユーノ・スクライア@L change the world after story】 【状態】全身に擦り傷、肩に切り傷、疲労(大)、魔力消費(大)、強い決意 【装備】{アスクレピオス、シルバーケープ}@魔法少女リリカルなのはStrikerS、蒼天の書@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS、{バリアのマテリア、ジェネシスの剣@}魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【道具】支給品一式×2(食料有り)、支給品一式×2(食料無し)、ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ、双眼鏡@仮面ライダーリリカル龍騎、治療の神 ディアン・ケト@リリカル遊戯王GX、サイドバッシャー@魔法少女リリカルなのは マスカレード、キングと金居のデイバック(道具①②) 【道具①】RPG-7+各種弾頭(照明弾2/スモーク弾2)@ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL、ハンドグレネード×4@魔法少女リリカルなのはStrikerS、C4爆弾@NANOSING、クレイモア地雷×3@リリカル・パニック、バベルのハンマー@仮面ライダークウガA’s ~おかえり~、イカリクラッシャー@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER 【道具②】リンディの茶道具一式(お茶受けと角砂糖半分消費)@魔法少女リリカルなのは、砂糖1kg×5、ガオーブレス(ウィルナイフ無し)@フェレットゾンダー出現!、浴衣(帯びなし)、セロハンテープ、分解済みの首輪(矢車、ユーノ、ヴィヴィオ、フリードリヒ)、首輪について考えた書類 【思考】 基本:なのはの支えになる。 1.ここにいる全員を何としても支えて、脱出する。 2.聖王のゆりかごへ向かう。 3.ゆりかごに着いたら、今後の対策を考える。 4.ここから脱出したらブレンヒルトの手伝いをする。 【備考】 ※ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerSによって使用できる補助魔法を習得しました。アスクレピオスの補助があれば使用が可能です。 ※魔法陣は、この会場を構成する上での『要』である可能性があると推測しました。 【全体の備考】 ※【E-5 瓦礫の山】に中規模のクレーターが出来ました。 ※会場はもう間もなく崩壊します。 【カートリッジ詰め合わせ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 高町なのはに支給されたボーナス支給品。 名前通りの代物。 カートリッジ各種が、計30発入った箱。 【ルシフェリオン@魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-】 ヴィヴィオに支給されたボーナス支給品。 星光の殲滅者の所有デバイス。 性能は第二期(A's)のレイジングハート・エクセリオンと同程度。 性格は非常に無口と思われるが、詳細不明。 【スターライトザンバーブレイカー】 ヴィヴィオが戦いの中で習得した“集束砲撃魔法”。 なのはのスターライトブレイカーとフェイトのプラズマザンバーブレイカーを合体させたもの。 儀式魔法による雷のエネルギーではなく、周囲の空間の魔力をザンバーの刀身に集束し、強力な砲撃として一気に放出する攻撃魔法。 本来は定石道理に、“対象を拘束し、その後に砲撃する”のが基本である。 が、今回劇中で使用したのは、マッハキャリバーのA.C.Sを用いて高速突撃し、零距離砲撃を行う、“スターライトザンバーブレイカーA.C.S”である。 ちなみにイメージは某騎士王の聖剣。 Back 魔法少女リリカルなのはBR Stage03 紡がれる絆 時系列順で読む Next 魔法少女、これからも。(前編) 投下順で読む Next 魔法少女、これからも。(前編) 高町なのは(StS) Next 魔法少女、これからも。(前編) ユーノ・スクライア Next 魔法少女、これからも。(前編) ヴィヴィオ Next 魔法少女、これからも。(前編) キング GAME OVER 金居 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/itmsanime/pages/590.html
【作品名】魔法少女リリカルなのは OP 【曲名】innocent starter 【歌手】水樹奈々 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのは ED 【曲名】Little Wish ~lyrical step~ 【歌手】田村ゆかり 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥150 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのは (第12話)挿入歌 【曲名】Take a shot 【歌手】水樹奈々 田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 主題歌 【曲名】PHANTOM MINDS 【歌手】水樹奈々 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【補足】魔法少女リリカルなのは第1期全13話をベースにストーリーを再構築した完全新作劇場版アニメ 【作品名】魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 挿入歌 【曲名】Don't be long 【歌手】水樹奈々 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/43.html
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第13話【命の理由】 はやて「失くしてしまったもの。起こってしまった出来事。過ぎ去っていった過去の時間は、 変えることができない。だから、失いたくないと思う。守りたいと思う。守るために、強くなりたいと思う。 選んだのは、戦って勝ち取ってゆくこと。見えない未来を、望んだ形に変えてゆくこと。 魔法少女リリカルなのはStrikerS…始まります」 アギト「生まれた時のことなんて覚えてないし、人間で言う親…マイスターが誰かなんてこともあたしは知らない。 ただ静かに、たぶん随分長い間、眠ってただけ。気がつけば、白い部屋で実験動物。 自分が、何のために生まれたのかが分かってただけに、辛かった。 死ぬ自由すらなく、苦しいまま、いつか…心と身体が壊れて終わるんだって、思ってた。 それが変わったのは…何だかひどくごつごつした手のひらと、小さな女の子が、あたしの前に現われてから」 ゼスト「なんだ?」 ルーテシア「おいてっちゃうの?」 ゼスト「あれは、古代ベルカ式。レプリカではない。純正の融合機だ。火災に気づいてやってくる局員が見つければ、 丁重な保護を受けるはずだ」 ルーテシア「そこでもまた、実験動物?」 ゼスト「ここの連中ほど、ひどいものではない。…そう、思いたいがな」 ルーテシア「ゼスト。連れていってあげよう?」 ゼスト「…いいのか?」 ルーテシア「うん。この子もきっと、私たちと同じだから」 アギト「あんなん思い出したのは、あいつらのせいだな。氷結魔法を使ってた、変なバッテンマークをつけた白い融合機。 たぶん、あいつのロードの…赤い、騎士。あいつは…ロードのいない融合機の寂しさとか、知らねぇんだろうな。 くっそぉ!!何かムカつく!!あんのバッテンチビめ!今度会ったら、絶対燃やしてやるぅ!!」 なのは「すみません、シグナムさん。車出してもらっちゃって」 シグナム「何。車はテスタロッサからの借り物だし、向こうにはシスターシャッハがいらっしゃる。 私が仲介したほうがいいだろう」 なのは「…はい」 シグナム「しかし、検査が済んで何かしらの白黒がついたとして、あの子はどうなるのだろうな」 なのは「あー。当面は六課か教会で預かるしかないでしょうね。受け入れ先を探すにしても、 長期の安全確認が取れてからでないと…」 シャッハ「騎士シグナム。聖王教会、シャッハ・ノエラです」 シグナム「どうされました?」 シャッハ「すみません。こちらの不手際がありまして。…検査の合間に、あの子が姿を消してしまいました」 シャッハ「申し訳ありません!」 なのは「状況はどうなってますか?」 シャッハ「はい…。特別病棟とその周辺の封鎖と避難は済んでいます。 今のところ、飛行や転移。侵入者の反応は見つかっていません」 なのは「外には出られないはずですよね?」 シャッハ「ええ」 なのは「では、手分けして探しましょう。シグナム副隊長」 シグナム「はいっ」 シグナム「検査では、一応危険反応はなかったのですよね?」 シャッハ「ええ。魔力量はそれなりに高い数値でしたが、それも、普通の子供の範疇でした」 シグナム「しかし、それでも」 シャッハ「悲しいことですが、人造生命体なのは間違いないです。どんな潜在的な危険を持っているか……」 シャッハ「逆巻け!ヴィンゲルシャフト!!」 なのは「ごめんね。ビックリしたよね?大丈夫?」 ヴィヴィオ「あ…」 なのは「立てる?」『緊急の危険はなさそうです。ありがとうございました、シスターシャッハ』 シャッハ『あ…はい』 なのは「始めまして。高町なのはって言います。お名前、言える?」 ヴィヴィオ「…ヴィヴィオ」 なのは「ヴィヴィオ…。いいね。かわいい名前だ。ヴィヴィオ、どこか行きたかった?」 ヴィヴィオ「ママ…いないの」 なのは「!!…ああ、それは大変。じゃあ一緒に探そうか」 ヴィヴィオ「……うん」 フェイト「臨時査察って…機動六課に?」 はやて「うん…。地上本部にそういう動きがあるみたいなんよ~」 フェイト「地上本部の査察は、かなり厳しいって…」 はやて「……ぅぅ。うちはただでさえ、つっこみどころまんさいの部隊やしな~」 フェイト「今配置やシフトの変更命令が出たりしたら、正直、致命的だよ?」 はやて「う~ん…何とかのりきらな…」 フェイト「……。ねぇ、これ、査察対策にも関係してくるんだけど。六課設立の本当の理由、そろそろ聞いてもいいかな?」 はやて「……そやね。まぁ、ええタイミングかな。今日、これから聖王教会本部、 カリムのところに報告に行くんよ。クロノ君もくる」 フェイト「クロノも?」 はやて「なのはちゃんと一緒についてきてくれるかな?そこで、まとめて話すから」 フェイト「うん」 フェイト「あの…何の騒ぎ?」 なのは「あ、フェイト隊長。実は…」 ヴィヴィオ「やだぁ~!!!行っちゃやだぁ~!!!!!」 はやて「エース・オブ・エースにも、勝てへん相手はおるもんやね~」 なのは『フェイトちゃん、はやてちゃん…。あの…助けて!』 はやて「スバル、キャロ。とりあえず少し落ちつこか?離れて休め」 フェイト「こんにちわ~」 ヴィヴィオ「え?」 フェイト「この子は、あなたのお友達?」 なのは「ヴィヴィオ。こちらフェイトさん。なのはさんの大事なお友達」 フェイト「ヴィヴィオ、どうしたの?」 ヴィヴィオ「……」 なのは『とりあえず、病院から連れて帰ってきたんだけど、何か、離れてくれないの』 フェイト『ふふっ、懐かれちゃったのかな?』 なのは『それで、フォワード陣に相手してもらおうと思ったんだけど…』 スバル・ティアナ・エリオ・キャロ『すみません…』 フェイト『ふふっ、いいよ。任せて』 フェイト「ねぇ、ヴィヴィオはなのはさんと一緒にいたいの?」 ヴィヴィオ「……うん」 フェイト「でもなのはさん、大事なご用で、お出かけしなきゃいけないのに、 ヴィヴィオが我侭いうから困っちゃってるよ?この子も、ほら」 ヴィヴィオ「うぁ…ぅ」 フェイト「ヴィヴィオは、なのはさんを困らせたいわけじゃないんだよね?」 ヴィヴィオ「…うん」 スバル『な、何かフェイトさん。達人的なオーラが…』 エリオ『フェイトさん、まだちっちゃい甥っ子さんと姪っ子さんがいますし…』 キャロ『使い魔さんも育ててますし』 ティアナ『あー!更にあんたらのちっちゃい頃も知ってるわけだしねぇ~』 フェイト「だからいい子で待ってよう?ね」 ヴィヴィオ「…うん」 なのは「ありがとね、ヴィヴィオ。ちょっとお出かけしてくるだけだから」 ヴィヴィオ「…ぅ…うん」 なのは「ごめんね~。お騒がせして」 はやて「いやぁ~。ええもん見せてもらったよ」 なのは「ぅ……」 フェイト「ふふっ」 はやて「しかし、あの子はどうしよか?何なら、教会に預けとくんでもええけど」 なのは「平気。帰ったら、私がもう少し話して、なんとかするよ」 はやて「そぉか」 なのは「今は、周りに頼れる人がいなくって、不安なだけだと思うから」 スバル「書類仕事苦手ぇ~」 ティアナ「今日はライトニングの分も引き受けちゃったしね~。…それでも、保育士もどきよりは楽だわ」 スバル「え~。私は結構楽しかったけどなぁ~っと」 ティアナ「…ああ。それ昨日の」 スバル「アルトが記録した、各種の詳細データ付き。あれだけのことをしでかして、 使ってたのは魔力じゃなくて別系統のエネルギー。そんなの、身体の中に内包してるってことは… やっぱり、こいつら…。ん?あぎっ!!…ティ、ティア?」 ティアナ「馬鹿ねぇ。こいつらが何なのか考えるのなんて、あたしらの仕事じゃないでしょ? 判断するのはロングアーチスタッフと隊長たち。あたしらが作ってんのは、その判断材料としての報告書。 分かったらさっさと作業」 スバル「んん……はぁい」 ティアナ「それに確定が出たとしても、あんたが悩むことじゃないでしょ?ちゃんとしてなさい」 スバル「ティア…。うん、ありがと」 ティアナ「うっさいっ」 カリム「どうぞ」 なのは「失礼します。高町なのは一等空尉であります」 フェイト「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官です」 カリム「ああ、始めまして。聖王教会教会騎士団騎士、カリム・グラシアと申します」 カリム「私たちは個人的にも友人だから、いつも通りで平気ですよ」 クロノ「と、騎士カリムが仰せだ。普段と同じで」 はやて「平気や」 なのは「じゃあ、クロノ君、久しぶり」 フェイト「お兄ちゃん、元気だった?」 クロノ「!!それはよせ。お互い、もういい歳だぞ?」 フェイト「兄妹関係に年齢は関係ないよ、クロノ」 はやて「さて、昨日の動きについてのまとめと、改めて、機動六課設立の裏表について。それから、今後の話や」 キャロ「何か、本当に普通の子供だよね」 エリオ「うん…」『この子が人造魔道師素体だとするなら、知識や言語がはっきりしすぎてる。 人工受精子なら、こうはならない。たぶん、記憶があるんだ。元になった人物の』 キャロ「エリオ君?」 エリオ「!」 キャロ「どうかした?」 エリオ「あ、ご、ごめん!何でもない!」 キャロ「?」 エリオ『プロジェクトFは、まだどこかで続いてる』 クロノ「六課設立の表向きの理由は、ロストロギア・レリックの対策と、独立性の高い少数部隊の実験例。 知っての通り、六課の後見人は僕と騎士カリム。それから僕とフェイトの母親で上官、リンディ・ハラオウンだ。 それに加えて、非公式ではあるが、かの三提督も設立を認め、協力の約束をしてくれている」 なのは・フェイト「!」 カリム「その理由は、私の能力と関係があります。私の能力、プロフェーティン・シュリフテン。 これは最短で半年、最長で数年先の未来。それを詩文形式で書き出した、預言書の作成を行うことができます。 二つの月の魔力が上手く揃わないと発動できませんから、ページの作成は、年に一度しかできません。 予言の中身も、古代ベルカ語で、解釈によって意味が変わることがある難解な文章。 世界に起こる事件をランダムに書き出すだけです。解釈ミスも含めれば、的中率や実用性は割とよく当たる占い程度。 つまりは、あまり便利な能力ではないんですが…」 クロノ「聖王教会はもちろん、次元航行部隊のトップもこの予言には目を通す。 信用するかどうかは別にして、有識者による予想状況の一つとしてな」 はやて「ちなみに、地上部隊はこの予言がお嫌いや。実質のトップが、この手のレアスキルとかお嫌いやからなぁ」 なのは「レジアス・ゲイズ中将。だね」 クロノ「そんな騎士カリムの予言能力に、数年前から少しずつ、ある事件が書き出されている」 カリム「古い結晶と無限の欲望が集い交わる地。死せる王の下、聖地より、かの翼が蘇る。死者たちが踊り、 なかつ大地の法の塔はむなしく焼け落ち、それを先駆けにあまたの海を守る法の船も砕け落ちる」 なのは「それって…」 フェイト「まさか」 カリム「ロストロギアをきっかけに始まる管理局地上本部の壊滅と…そして、管理局システムの崩壊」 レジアス「査察の日程は決まったのか?」 オーリス「人員は確保しました。週明け早々に行います」 レジアス「連中が何をたくらんでいるやら知らんが、土にまみれ血を流して地上の平和を守ってきたのは我々だ。 それを軽んじる海の連中や蒙昧な教会連中に、いいようにされてたまるものか! 何より、最高評議会は私の味方だ。そうだろ?オーリス」 オーリス「はい」 オーリス「機動六課について、事前調査をしたのですが、あれはなかなか巧妙にできています。 さしたる経歴もない若い部隊長を頭にすえ、主力二名も移籍ではなく本局からの貸し出し扱い。 部隊長の身内である固有戦力をのぞけば、後は皆新人ばかり。そして何より、期間限定の実験部隊扱い」 レジアス「ふん。つまりは使い捨てか」 オーリス「本局に問題提起が起きるようなトラブルがあれば、簡単に切り捨てるでしょう。そういう編成です」 レジアス「小娘は生贄か。元犯罪者にはうってつけの役割だ」 オーリス「まぁ、彼女はそれさえ、望んで選んだ道でしょうけれど」 はやて「ほんなら、なのはちゃん、フェイトちゃん」 なのは「うん」 フェイト「情報は十分。大丈夫だよ」 はやて「……あのな!」 なのは・フェイト「?」 はやて「私にとって、二人は命の恩人で、大切な友達や。六課が、どんな展開と結末になるかは、まだわからへんけど」 なのは「その話なら、出向決める時に、ちゃんと聞いたよ?」 フェイト「私もなのはも、ちゃんと納得してここにいる。大丈夫」 なのは「それに、私の教導隊入りとか、フェイトちゃんの試験とか、はやてちゃんや八神家の皆、 すごくフォローしてくれたじゃない」 フェイト「だから今度ははやての夢をフォローしないとって」 はやて「あかんなぁ。それやと、恩返しとフォローの永久期間や」 なのは「あはははは!」 フェイト「友達って、そういうもんだと思うよ」 なのは「八神部隊長。今のところ、部隊長は何も間違っていないであります」 フェイト「だから大丈夫。いつものように、堂々と命令してください。胸をはって、えへんと」 はやて「……うん!!」 なのは「ただいまぁ~」 ヴィヴィオ「!!」 フェイト「ただいま~」 なのは「ヴィヴィオ。ただいま。いい子にしてた?」 フェイト「ありがとね。エリオ、キャロ」 エリオ「いえ」 キャロ「ヴィヴィオ、いい子でいてくれましたよ」 なのは「そう」 はやて「グレアムおじさん……。あたしの命は、グレアムおじさんが育ててくれて、 うちの子たちが守ってくれて、なのはちゃんたちに救ってもらって。 あの子が、初代リインフォースが残してくれた命や。あんな悲しみとか後悔なんて、 この世界の誰にもあったらあかん。あたしの命は、そのために使うんや」 次回予告 スバル「出動待機の日々。続く訓練と、日常と」 なのは「機動六課の行く先と行き場のないあの子。私に今できること」 スバル「次回魔法少女リリカルなのはStrikerS第14話」 なのは「Mothers&Children」 なのは・スバル「Take off!」
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/45.html
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第15話【Sisters&Daughters】 ギンガ「戦闘機人。それは、人の身体に機械を融合させ、戦闘能力を飛躍的に高める研究。 しかし、成功例の少なさや人道的理由を初めとする様々な問題点から、研究は中止され、 ついにはその存在そのものがタブーとされた。今回機動六課が担当する事件に戦闘機人が姿を現し、 私たちは事件捜査への更なる協力を申し出た。 戦闘機人事件は、私たち家族にとって重要な意味を持つ事件だから。陸士108部隊、ギンガ・ナカジマ」 ヴィータ「ティアナは今日もあたしとやるぞ」 ティアナ「はい!」 ヴィータ「突撃型のさばき方、第6章!」 ティアナ「お願いします!」 なのは「ギンガ」 ギンガ「はい?」 なのは「ちょっと、スバルの出来を見てもらっていいかな?」 ギンガ「あ、はい」 なのは「一対一で、軽く模擬戦。スバルの成長、確かめてみて」 ギンガ「はい!」 シグナム「なるほど。悪くない」 なのは「はい」 ヴィータ「ああ。二人とも、なかなかだ」 ティアナ「スバル、お姉ちゃんっ子だからね~。ギンガさんも、スバルに結構甘いし」 シグナム「スバルは、だいぶ使えるようになったな」 なのは「入隊以降、ずっとクロスレンジの基礎固めをしてきましたから」 ヴィータ「あたしとなのはが毎日毎日ぶったたいて、鍛えてるしなぁ~。あれぐらいは」 ヴィータ「反応は悪くなったぞ。スピードがおっつかなかったか」 スバル「あ、ああ…ありがとうございます!」 なのは「ギンガ、どう?スバルの成長は」 ギンガ「ビックリしました。攻防の切り替えが、すごくスムーズで、威力も段違いで」 なのは「合格?」 ギンガ「はい!ものすごく」 フェイト「しばらくは、同じ部隊だから、一緒に頑張ろう」 ギンガ「はい!」 なのは「せっかくだから、ギンガも入れたチーム戦。やってみよっか?フォワードチーム五人対、前線隊長四人チーム」 ギンガ「ぅえぇ!?」 スバル「いや、あのね、ギン姉。これ、時々やるの」 エリオ「隊長たち、かなり本気で潰しにきますので」 ティアナ「まずは、地形や幻術を駆使して、何とか逃げ回って」 キャロ「どんな手を使っても、決まった攻撃を入れることができれば、撃墜になります」 ヴィータ「悔しい気持ちのまま、反省レポート、まとめとけよ~」 スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!」 ティアナ「出動があっても、大丈夫なくらいには…限界ギリギリまでですね~」 キャロ「密度濃いんです」 ヴィヴィオ「おはよーございます」 マリエル「あ、えっと、おはようございます」 シャーリー「おはよう、ヴィヴィオ」 ヴィヴィオ「うん。しつれーします」 マリエル「あ、どうも。ご丁寧に…」 ヴィヴィオ「ママー!」 なのは「ヴィヴィオ」 フェイト「危ないよー。転ばないでねー」 ヴィヴィオ「うん」 なのは「大丈夫。地面柔らかいし、綺麗に転んだ。怪我はしてないよ」 フェイト「そ、それはそうだけど…」 なのは「ヴィヴィオ。大丈夫?」 ヴィヴィオ「うぁ、えっく、え」 なのは「怪我してないよね?頑張って、自分で立ってみようか?」 ヴィヴィオ「ママぁ~」 なのは「うん?なのはママ、ここにいるから。おいで」 ヴィヴィオ「え、ぇぁ、うぇ~」 なのは「おいで」 フェイト「なのは、駄目だよ。ヴィヴィオまだちっさいんだから」 なのは「あ」 ヴィヴィオ「フェイトママ」 フェイト「気をつけてね。ヴィヴィオが怪我なんかしたら、なのはママもフェイトママも、きっと、泣いちゃうよ?」 ヴィヴィオ「ごめんなさい」 なのは「もう、フェイトママちょっと甘いよ」 フェイト「なのはママは厳しすぎです」 なのは「ヴィヴィオ。今度は頑張ろうね」 ヴィヴィオ「うん」 シャーリー「あんな感じです」 マリエル「ああ。二人の子供かぁぁぁぁああうえぇぇ!?」 キャロ「ヴィヴィオ、髪の毛かわいいね~」 ヴィヴィオ「なのはママのリボン~」 なのは「アイナさんがしてくれたんだよね?」 ヴィヴィオ「うん!」 スバル「いい感じだよ~ヴィヴィオ」 ヴィヴィオ「えへへ」 マリエル「なるほど。保護児童なのね」 エリオ「僕の時と同じような感じです」 シャーリー「なのはさんが保護責任者。後見人がフェイトさんです」 マリエル「そっか」 ティアナ「しっかしまぁ。子供って泣いたり笑ったりの切り替えが早いわよね」 ギンガ「スバルのちっちゃい頃も、あんなだったわよね~」 スバル「え!そ、そうかなぁ?」 シャマル「リインちゃんも」 リイン「え~!?リインは初めっから割と大人でしたぁ~!」 シグナム「嘘をつけ」 ヴィータ「身体はともかく、中身は赤ん坊だったじゃねぇか」 リイン「う~。はやてちゃん!違いますよね!?」 はやて「あはは。どうやったかなぁ?」 なのは「ヴィヴィオ。駄目だよ。ピーマン残しちゃ」 ヴィヴィオ「あ~。苦いのきらーい」 フェイト「え?おいしいよ?」 なのは「しっかり食べないと、おっきくなれないんだから」 ヴィヴィオ「うぅ~~」 はやて「あ~、そやなぁ。好き嫌い多いと、ママたちみたいな美人にはなれへんよ?」 ヴィヴィオ「う~~~」 シグナム「スバルたちは、マリエル技官と外出か」 シャマル「いつもの健康診断よ。クラナガンの医療センターまで」 オーリス「機動六課からは、材料はでませんでした」 レジアス「そうか。公開陳述会まで間もない。より有利な交渉材料を押さえておかねば」 オーリス「引き続き、こちらの査察部を動かします。それよりも、本局査察部や一部の部隊が、 こちらを調べて回っているようです」 レジアス「いつものことだ。いつものようにこなせ」 オーリス「本局査察官に一人、やっかいな希少技能保有者がいます。本腰を入れられたら、 深いところまで探られる可能性もありますが」 レジアス「チッ。いまいましい。全ては必要あってのことだ。連中に理解させるには、まだ時間と実績がいる」 オーリス「最高評議会からの支援は、いただけないのでしょうか?」 レジアス「わしが問い合わせる。アインヘリアルのほうはどうだ?」 オーリス「三号機の最終確認が遅れていますが…順調です」 レジアス「遅らせるな。陳述会前には終わらせておけ」 オーリス「これから視察に行く予定です」 オーリス『例のプランといい、アインヘリアルといい、過ぎた力と思わなくもないが…』「あの方の…選んだ道だからな」 レジアス「教会のみならず、本局のご老人方も、何事か動かれているようですが」 評議員「三提督か?気にせずともよかろう」 書記「その通り」 評議長「彼らにはもう、人も世界も動かせはせんよ。陳述会はおまえに任せる。これまで通りでよい」 レジアス「はっ!」 評議長「そう。これまで通りでよい。何にも、問題は、ない」 ディエチ「新しい身体、どう?」 ウーノ「いいに決まってるわ。あなたたちの動作データが生きてるもの」 クアットロ「妹たちも皆順調です~。ナンバー7セッテ。ナンバー8オットー。 ナンバー12ディードも基本ベースとIS動作までは完成です」 ディエチ「9番ノーヴェと11番ウェンディの固有武装も、無事完成」 ウーノ「2番ドゥーエ。5番チンクは既に任務中。良いペースね」 スカリエッティ「祭りの日は近いな。君たちも楽しみだろう」 ウェンディ「あー。武装も完成したし、ドカーンと一発、暴れてみたいっすね~」 スカリエッティ「君たちは最前栄耀の能力だ。存分に暴れられるとも」 ウェンディ「だって。楽しみだねぇ~ノーヴェ」 ノーヴェ「別に。あたしは、確かめたいことがあるだけだし。あたしたちの王様がどんな奴か。 そいつは本当に、あたしたちの上に立つのにふさわしいやつなのかどうか」 ウェンディ「まぁ、よくわかんないけど。それ、すぐ分かるんっすよね?」 スカリエッティ「そうとも。準備は整いつつある。一つ大きな花火を、打ち上げようじゃないかー! ははは、あははっはははっは!間違いなく、素晴らしく楽しいひと時になる!あははは、はははっははは」 ギンガ「スバル」 スバル「ん?」 ギンガ「この先たぶん、戦闘機人戦があると思うんだけど」 スバル「うん」 ギンガ「しっかりやろうね」 はやて「今日、教会のほうから最新の予言解釈が来た。やっぱり、公開意見陳述会が狙われる可能性が高いようや」 フェイト「うん」 はやて「もちろん、警備はいつもよりうんと厳重になる。機動六課も、各員でそれぞれ警備にあたってもらう。 ほんまは、前線丸ごとで警備させてもらえたらええんやけど、建物の中に入れるんは、私たち三人だけになりそうや」 フェイト「まぁ、三人揃ってれば、大抵のことは何とかなるよ」 なのは「前線メンバーも大丈夫。しっかり鍛えてきてる。副隊長たちも今までにないくらい万全だし」 フェイト「皆のデバイスリミッターも、明日からはサードまで上げていくしね」 はやて「ここを押さえれば、この事件は、一気に好転していくと思う」 なのは・フェイト「うん」 なのは「きっと、大丈夫」 次回予告 なのは「地上本部の警備に向かう私たちと、待舎で見送る機動六課メンバー」 フェイト「襲撃は静かに、そして突然に」 なのは「次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第16話」 フェイト「その日、機動六課(前編)」 なのフェ「Take off!」
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/9634.html
魔法少女リリカルなのは StrikerS Blu-ray BOX Blu-rayBOX発売日:12月3日 ・放送開始直前イベント「リリカル☆パーティーIII」オープニング映像 ・前期ノンクレジットオープニング ・前期ノンクレジットエンディング ・放送開始直前イベント「リリカル☆パーティーIII」ダイジェスト ・変身シーン完全版 ・TV-CM集(PART1/PART2) ・後期ノンクレジットオープニング ・後期ノンクレジットエンティング ・第26話ノンクレジットエンディング ・出演声優インタビュー 2007年4月放送開始。魔法少女リリカルなのはA sの続編。劇場版に魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1stが、新TVシリーズに~ViVidがある。 2014年12月3日、初のBlo-rayBOXが発売。 http //www.nanoha.com/archive3/ 監督 草川啓造 原作・脚本 都築真紀 キャラクターデザイン 奥田泰弘 メカニックデザイン 宮澤努 美術監督 片平真司 色彩設計 田崎智子 撮影監督・3DCGI監督 中山敦史 2Dモニターデザイン 福士直也 編集 布施由美子、野尻由紀子 音響監督 亀山俊樹 音響効果 高梨絵美 音楽 佐野広明 エグゼクティブプロデューサー 上村修 アニメーション制作 セブン・アークス 脚本 都築真紀 絵コンテ 草川啓造 杉山正樹 友田政晴 久米一成 うえだひでひと 日野一 井上修 井草かほる 武内宣之 福田道生 静野孔文 吉田泰三 櫻井美知代 大森英敏 園田雅裕 長尾粛 まついひとゆき 演出 中山敦史 畠山茂樹 古川政美 久米一成 吉田泰三 内山まな 笹木史郎 喜多村菜穂 宮崎修治 園田雅裕 作画監督 小森篤 橋本貴吉 藤原利恵 久米一成 内田孝 古池敏也 清山滋崇 小田裕康 飯村真一 清水慶太 倉橋希 大城勝 鈴木佐智子 阿部智之 石山寛 青嶋克己 佐藤天昭 ■関連タイトル 魔法少女リリカルなのは StrikerS Blu-ray BOX DVD 魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.1 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ ボーカルベストコレクション 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01 藤真拓哉画集 Vividcolor ドラマCD StrikerS サウンドステージX 魔法少女リリカルなのはStrikerS原画集 上巻 魔法少女リリカルなのはStrikerS オフィシャル ファンブック 魔法少女リリカルなのはStrikerSビジュアルコレクション〈上〉 Figma 魔法少女リリカルなのは StrikerS 高町なのは バリアジャケット Ver. figma リリカルなのはStrikerS フェイト・T・ハラオウン バリアジャケットVer. アルター フェイト・T・ハラオウン 真・ソニックフォーム アルター シグナム 1/7スケールPVC塗装済み完成品 Gift 八神はやて 水着ver. 1/4スケール PVC塗装済み完成品 グッドスマイルカンパニー ティアナ・ランスター 1/8スケールABS PVC塗装済み完成品 アルター 1/7 聖王ヴィヴィオ アルター スバル・ナカジマ 1/7スケールPVC塗装済み完成品 フィギュア・ホビー:魔法少女リリカルなのはStrikerS コミック版 都築真紀・長谷川光司/魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS 1巻
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/50.html
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第21話【決戦】 ヴィータ「闇の書の守護騎士。あたしたちはたぶん、レリックや空へ上がったゆりかごと同じような、 ただの兵器だったんだと思う。はやてが、あたし達に生きる意味をくれて、 罪を償いながら一緒に過ごしてきて、いつの間にか10年、大切なものはずいぶん増えちまった。 はやてと仲間たちと、教え子たちと。守らなきゃならねぇもんがある。だから、戦うんだ!」 ユーノ「聖王のゆりかごのデータ、さすがにかなり少ないけど、発掘は無事完了。今送るよ」 クロノ「ああ。こちらから艦隊と前線全てに送信する」 リンディ「あの船の危険度は?」 ユーノ「極めて高いです。先史時代の古代ベルカですらすでにロストロギア扱いだった古代兵器。失われた世界、アルハザードからの流出物とも…」 クロノ「…アルハザード」 リンディ「我が家にとっては、あまり思い出したくない名前だけど」 ユーノ「その真偽はともかくとして、最大の危険は軌道上に到達されること。軌道上―二つの月の魔力を受けられる位置を 取ることで、極めて高い防御性能の発揮と地表への精密狙撃や魔力爆撃が可能となるっていうのは、 教会の伝承にあるとおりだけど。こっちの調査では、次元跳躍攻撃や次元空間での戦闘すら可能とある」 クロノ・リンディ「!」 ユーノ「その性能が完全に発揮されれば、時限航行隊の艦隊とも正面から渡りあえるかもしれない」 リンディ「軌道上に上がる前に、止めないといけないのね」 クロノ「対抗策は!?」 ユーノ「鍵となる聖王がそれを命じるか本体内部の駆動炉を止めることができれば」 クロノ「鍵の聖王、ヴィヴィオがスカリエッティの戦闘機人に操作されてる可能性が高い」 リンディ「スカリエッティの逮捕でも、止まる可能性はあるのね」 アルフ「お母さん、クロノ。スカリエッティの逮捕はフェイトがやってくれるよ」 リンディ「アルフ」 アルフ「フェイトがずっと頑張って、今まで追いかけてきたんだ。きっと捕まえてくれる」 ゆりかごのほうでは、はやてを中心に航空魔道師たちが必死にガジェットと応戦中。 はやて『それにしても、大きい。外からやと、魔道師が何人集まろうとどうにもなれへんなぁ』 「ミッド地上の航空魔道師隊。勇気と力の見せ所やで!」 魔道師一同「はいっ!!」 魔道師『高町一尉!奥へと進めそうな突入口が見つかりました!突入隊20名が先行しています!』 なのは「はやてちゃん!」 はやて「外周警戒はあたしが引き受ける!なのはちゃん、ヴィータ。いってくれるか?」 ヴィータ「おう」 なのは「了解」 ヴィータ「AMF!?」 なのは「内部空間、全部に?」 魔道師『別働隊、通路確認。危険物の順次封印を行います』 フェイト「了解!各突入ルートはアコース査察官の指示通りに」 魔道師『はい!』 フェイト「ありがとうございます、シスターシャッハ。お二人の調査のおかげで迷わず進めます」 シャッハ「探査はロッサの専門です。この子達が、頑張ってくれました。このまま奥へ!スカリエッティの居場所まで!」 フェイト「はい」 ティアナ「確認するわよ。あたしたちはミッド中央、市街地方面。敵戦力の迎撃ラインに参加する。 地上部隊と協力して向こうの厄介な戦力、召喚師や戦闘機人たちを最初に叩いて止めるのが、あたし達の仕事」 スバル「他の隊の魔道師たちはAMFや戦闘機人戦の経験がほとんどない。 だからあたしたちがトップでぶつかって、とにかく向こうの戦力を削る!」 キャロ「後は、迎撃ラインが止めてくれる、というわけですね」 ティアナ「そう」 エリオ「でも、何だか。何だかちょっとだけ、エースな気分ですね!」 ティアナ「そうね」 キャロ「ガジェットも戦闘機人も、迎撃ラインを突破されたら、市街地や地上本部までは一直線です」 スバル「市民の、安全と財産を守るのがお仕事の管理局員としては、絶対!行かせるわけにはいかないよね」 ティアナ「後は、ギンガさんが出てきたら」 エリオ「優先的に対処」 キャロ「安全無事に確保」 スバル「うん」 ティアナ「よっし、行くわよ!」 ティアナ『こっちは結界の中。ライトニングもスバルも分断距離と戦力負担はかなり大きい。 背中を見せたら、その瞬間で終わる!』 『ライトニング、スバル!作戦、ちょっと変更。目の前の相手、無理して一人で倒す必要はないわ。 足止めして削りながら、それぞれに対処。それでも充分、市街地と中央本部は守れる』 ノーヴェ「ばっかじゃねぇの!そんなに時間かかんねぇよ!」 ウェンディ「あんたは捕獲対象じゃねぇっすから。殺しても怒られねぇっすからね~」 ティアナ『念話が聞かれてる?』『通信は以上!全員、自分の戦いに集中!!』 シャッハ「これは、人体実験の素体?」 フェイト「だと思います。人の命をもてあそび、ただの実験材料として扱う。あの男がしてきたのは、こういう研究なんです」 シャッハ「一秒でも早く、止めなくてはなりませんね」 フェイト「はい」 フェイト「シスター!」 シャッハ「フェイト執務官。こちらは無事です、大丈夫。戦闘機人を一機、捕捉しました。 この子を確保しだい、すぐにそちらへ合流します」 セイン「……」 フェイト「了解しました」 トーレ「フェイトお嬢様」 フェイト「っ…」 トーレ「こちらにいらしたのは帰還ですか?それとも、反逆ですか?」 フェイト「どっちも違う。犯罪者の逮捕、それだけだ」 なのは「ヴィータちゃん。あんまり飛ばしすぎる」 ヴィータ「はぁ、はぁ、うるせぇよ。センターや後衛の魔力温存も、前衛の仕事のうちなんだよ」 なのは「うん」 管理局員「突入隊、機動六課スターズ分隊へ」 なのは「はい!」 管理局員「駆動炉と玉座の間、詳細ルートが判明しました」 ヴィータ「っ…」 なのは「真逆方向?」 ヴィータ「突入隊のメンバーはまだそろわねぇか?」 管理局員「各地から緊急徴兵していますが、後、40分は」 ヴィータ「仕方ねぇ。スターズ01とスターズ02、別行動で行く」 管理局員「了解しました。急いで応援をそろえます」 なのは「ヴィータちゃん!?」 ヴィータ「駆動炉と玉座のヴィヴィオ。かたっぽとめただけで止まるかもしれねぇし、 かたっぽとめただけじゃ止まらねぇかもしれねぇんだ。こうしてる間にも、外は危なくなってる」 なのは「でも、ヴィータちゃん。ここまでの消耗がっ」 ヴィータ「だからあたしが駆動炉に回る。おまえはさっさとヴィヴィオを助けて来い」 なのは「でも!」 ヴィータ「あたしとアイゼンの一番の得意分野、知ってんだろ? 破壊と粉砕。鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン。砕けねぇものなぞ、この世にねぇ。 一瞬でぶっ壊しておまえの援護に行ってやる。さっさと上昇を止めて、表のはやてに合流だ」 なのは「うん。気をつけて!絶対、すぐに合流だよ!?」 ヴィータ「あったりめーだ!」 そしてティアナのほうは一人にナンバーズ二人で悪戦苦闘。 幻影を作るも看破され、ノーヴェに攻撃をもらってしまう。 ティアナ『こんな狭いところで二人相手じゃ、持ちこたえるのが精一杯。 結界破壊スタッフが来るまで、なんとしてでも生き延びなきゃ!』 ウェンディ「ディード!あんたも?」 ディード「オットーの指示。あの幻術使いは確実に仕留めておかないと、面倒だって」 キャロ「あなたはどうして?何でこんなことするの!?」 ルーテシア「…」 エリオ「こんなところで!こんな戦いをする理由はなんなんだ!?」 キャロ「目的があるなら教えて!悪いことじゃないなら、私達、手伝えるかもしれないんだよ!?」 ルーテシア「っ…」 ゼスト「局の騎士か?」 シグナム「本局機動六課、シグナム二尉です。前所属は首都防衛隊。あなたの後輩ということになります」 ゼスト「そうか…」 シグナム「中央本部を、壊しにでも行かれるのですか?」 ゼスト「古い友人に、レジアスに会いにゆくだけだ」 シグナム「それは、復讐のために?」 ゼスト「言葉で語れるものではない。道を、あけてもらおう」 シグナム「言葉にしてもらわねば、譲れる道も譲れません!」 アギト「グダグダ語るなんてな!騎士のやるこっちゃねぇんだよ!」 リイン「騎士とか!そうでないとか!お話をしないで意地をはるから戦うことになっちゃうですよ!」 アギト「うるせぇバッテンチビ!剣精アギト、大儀と友人ゼストがために!この手の炎で!押して参る!」 リィン「祝福の風、リィンフォースツヴァイ。管理局の一員として、あなた方を止めさせて貰います!!」 スバル『ギン姉に怪我させちゃうから、振動はさいは使えない。狙うのは、打撃や破壊じゃなくて、 魔力ダメージでのノックアウト。ギン姉と、本気の勝負なんて生まれて初めてだけど』 「私が絶対!助けるから!」 ヴィータ「ここまでくりゃ、もうちょっとだ。カートリッジもまだある。大丈夫。楽勝だ」 「あんとき、なのはを落としたのは、てめーらの同類か!ざけんなよ。一機残らず、ぶっ壊してやるうぅぅ!」 次回予告 なのは「続く戦い、傷ついてゆく隊員たち。立ち向かう痛みと立ち向かえない痛み。 消せない過去とそれぞれの傷跡。次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第22話、Pain to Pain、Take off!」
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/28.html
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第1話 【空への翼】 0071年 4月29日 ミッドチルダ臨海第8空港 スバル・モノローグ『小さい頃から私は、本当に弱くて、泣き虫で。 悲しいこととか、辛いことに、いつもうずくまって。ただ、泣くことしかできなくて』 地上本部局員「うわぁっ!ダメだダメだ!こっちはダメだ!」 「この先に子供が取り残されてるぞ!何とかならないのか!」 「さっき本局の魔導師が突入した!救助は彼女がしてくれる!」 スバル「おとーさん…、おねーちゃん…うわぁああっ。痛いよ…、熱いよ…こんなのやだよう…帰りたいよう…」 スバル「助けてけて…誰か…助けてぇっ……?!きゃぁっ!」 なのは「良かった…間に合った…。助けに来たよ。よく頑張ったね。偉いよ」 スバル「あ…う…う…」 なのは「もう大丈夫だからね。安全な場所まで、一直線だから」 レイジングハート(Upwards clearance confirmation.)「ファイアリングロック、解除します」(A firing lock is canceled.) なのは「一撃で地上まで抜くよ!」 レイジングハート「オーライ、ロードカットリッジ。バスターセット」 なのは「ディバイーン!バスター!」 「こちら教導隊ゼロワン。エントランスホール内の要救助者、女の子一名を救助しました」 地上本部局員「ありがとうございます!さすがは航空魔導師のエースオブエースですね!」 なのは「西側の救助隊に引き渡したあと、すぐに救助活動を続行しますね」 地上本部局員「お願いします!」 スバル「あ…」 スバル・モノローグ『炎の中から助け出してもらって、連れ出してもらった、広い夜空。 冷たい風が優しくて、抱きしめてくれる腕が、暖かくて。 助けてくれたあの人は、強くて、優しくて、かっこよくて。 泣いてばかりで、なにもできない自分が情けなくて。私はあの時、生まれて初めて心から思ったんだ』 0075年 4月 ミッドチルダ 臨海第8空港付近 廃棄都市街 スバル・モノローグ『泣いてるだけなのも、なにもできないのも、もういやだって。強くなるんだって』 スバル「ふっ!ふっ!はぁーっ!」 ティアナ「スバル。あんまり暴れてると試験中にそのオンボロローラーが、イッちゃうわよ?」 スバル「ふぇーっ、ティーアー!ヤなこといわないでー!ちゃんと油も注してきたー!」 スバル・ティアナ「おはようございますっ!」 リインフォースⅡ「さて、魔導師試験の受験者さん2名、揃ってますか?」 スバル・ティアナ「はい!」 リインフォースⅡ「確認しますね?時空管理局陸士386部隊に所属のスバル・ナカジマ二等陸士と」 スバル「はいっ」 リインフォースⅡ「ティアナ・ランスター二等陸士」 ティアナ「はいっ」 リンイフォースⅡ「所有している魔導師ランクは、陸戦Cランク。 本日受験するのは陸戦魔導師Bランクへの昇格試験で、間違いないですね?」 スバル「はいっ!」 ティアナ「間違いありません!」 リインフォースⅡ「はい!本日の試験官を務めますのは、私、リインフォース・ツヴァイ空曹長です。よろしくですよー」 スバル・ティアナ「よろしくお願いします!」 はやて「お、さっそくはじまってるなー。リインもちゃんと試験官してる…。ふふっ…」 時空管理局 二等陸佐 八神はやて フェイト「はやて!ドア全開だと危ないよ。モニタでも見られるんだから」 時空管理局本局 執務官 フェイト・T・ハラオウン はやて「はーい」 フェイト「この二人がはやての見つけた子たちだね」 はやて「うん…ふたりともなかなか伸びしろがありそうなええ素材や」 フェイト「今日の試験の様子を見て、いけそうなら、正式に引き抜き?」 はやて「ん…直接の判断は、なのはちゃんにおまかせしてるけどな?」 フェイト「そっか」 はやて「部隊に入ったらなのはちゃんの直接の部下で、教え子になるわけやからな」 レイジングハート「範囲内に生命反応、危険物の反応はありません」(There is no vital sign in the range,There is no dangerous object either) 「コースチェック、終了です」(Check of the course was finished) なのは「ん、ありがとう。レイジングハート。観察用のサーチャーと、障害用のオートスフィアも設置完了。 私たちは全体を見てようか」 レイジングハート「イエス、マイマスター」 リインフォースⅡ「二人はここからスタートして、各所に設置されたポイントターゲットを破壊。 あ!もちろん破壊しちゃダメなダミーターゲットもありますからね。 妨害攻撃に気をつけて、全てのターゲットを破壊。制限時間内にゴールを目指してくださいです。 なにか質問は?」 スバル「あ…えーっと…」 ティアナ「ありません!」 スバル「ありません!」 リインフォースⅡ「では、スタートまであと少し、ゴール地点で会いましょう、ですよっ!」 ティアナ「レディーッ!ゴウッ!」 はやて「おぉ、始まった始まった」 フェイト「お手並み拝見、っと」 ティアナ「スバル!」 スバル「うん!中のターゲットは私がつぶしてくる!」 ティアナ「手早くね!」 スバル「オッケーイ!」「ロードカートリッジ!リボルバーッ!シューート!」 ティアナ「落ち着いて…冷静に…。…ぁっ!」 スバル「いーいタイム!」 ティアナ「当然!」 フェイト「うん。いいコンビだね」 はやて「そやけど、難関はまだまだ続くよ。特にコレが出てくると、 受験者の半分以上は脱落することになる最終関門…、大型オートスフィア」 フェイト「今の二人のスキルだと普通なら防御も回避も難しい、中距離自動攻撃型の狙撃スフィア…」 はやて「どうやって切り抜けるか…、知恵と勇気の見せ所や」 スバル「いーくぞぉーっ!」 ティアナ「スバル、うるさい!」「よし。全部クリア!」 スバル「この先は?」 ティアナ「このまま上。上がったら最初に集中砲火が来るわ。オプティックハイド使って、 クロスシフトでスフィアを瞬殺!やるわよ!」 スバル「了解!」 フェイト・はやて「あっ…!」 なのは「んっ…」 ティアナ「5!4!3!2!1!」 スバル「ふっ!」 スバル・ティアナ「ゼロ!」 ティアナ「クロスファイヤーッ!」 スバル「リボルバーッ!」 スバル・ティアナ「シューッ!ト!」 フェイト「なるほど…これは確かに伸びしろがありそうだね」 はやて「ふふっ、そやろ」 フェイト「残るは、最終関門」 スバル「イエーイ!ナイスだよティア!一発で決まったね!」 ティアナ「ま、あんだけ時間があればね。」 スバル「普段はマルチショットの命中率あんま高くないのに、ティアはやっぱ本番に強いなー!」 ティアナ「うっさいわよ!さっさと片付けて、次に…!」 スバル「ん?」 ティアナ「スバルっ防御!」 スバル「うわっ!」 ティアナ「んあっ!」 スバル「ティア!」 はやて「…!なんや?」 フェイト「サーチャーに流れ弾が当たったみたいだけど…」 なのはトラブルかな…?リィン、一応様子を見に行くね」 リインフォースⅡ「はいです、お願いします」 レイジングハート「私もセットアップしますか?」(Am I set up?) なのは「そうだね。念のためお願い」 レイジングハート「オーライ、バリアジャケットスタンディンアップ」 スバル「ティア!」 ティアナ「騒がないで。なんでもないから!」 スバル「嘘だ!グキッっていったよ!捻挫したでしょ?」 ティアナ「だから何でもないってっ、くっ。あ、た…」 スバル「ティア…。ごめん、油断してた…」 ティアナ「あたしの不注意よ…。アンタに謝られると、かえってむかつくわ。走るのは無理そうね…。最終関門は抜けられない」 スバル「ティア…」 ティアナ「あたしが離れた位置からサポートするわ。そしたら、アンタひとりならゴールできる」 スバル「ティア!」 ティアナ「うっさい!次の受験の時はあたし一人で受けるつってんのよ! スバル「次って、半年後だよ?」 ティアナ「迷惑な足手まといが居なくなれば、あたしはその方が気楽なのよ」「わかったらさっさと…でっ…!ほら、はやく!」 スバル「ティア、あたし、前に言ったよね。 弱くて、情けなくて、誰かに助けてもらいっぱなしな自分がイヤだったから管理局の陸士部隊に入った…」 「魔導師を目指して、魔法とシューティングアーツを習って、人助けの仕事に就いた…」 ティアナ「知ってるわよ。聞きたくもないのに、何度も聞かされたんだから」 スバル「ティアとはずっとコンビだったから、ティアがどんな夢をみてるか、 魔導師ランクのアップと昇進にどれくらい一所懸命かも、よく知ってる! だから!こんなとこで、私の目の前でティアの夢をちょっとでもつまづかせるのなんてイヤだ! 一人で行くのなんて、ぜったい嫌だ!」 ティアナ「じゃあどうすんのよ!走れないバックスを抱えて、残りちょっとの時間でどうやってゴールすんのよ!」 スバル「裏技!反則取られちゃうかもしれないし、ちゃんと出来るかもわからないけど…うまくいけば二人でゴールできる!」 ティアナ「本当?」 スバル「あ、あー、えーと、その、ちょっと、難しいかもなんだけど…、ティアにもちょっと無理してもらうことになるし… よく考えるとやっぱり無茶っぽくはあるし…そのなんというか、えと、ティアがもしよければっていうか…あの…」 ティアナ「うあーっ!イライラする!グチグチいっても!どうせアンタは自分の我が儘を通すんでしょ?! どうせ私はアンタの我が儘に付き合わされるんでしょう?!だったら、ハッキリ言いなさいよ!」 スバル「二人でやれば、きっと出来る。信じて、ティア」 ティアナ「残り時間、3分40秒。プランは?」 スバル「はっ…うん!」 はやて「お、出てきた」 フェイト「うん。あれ…?だけど…」 はやて「あっ!直撃!?」 フェイト「ん、違う…」 はやて「高速回避?いや、ちゃうなぁ…」 フェイト「あの子、ティアナは囮」 はやて「ということは…」 ティアナ「フェイクシルエット…コレ、めちゃめちゃ魔力食うのよ…。あんまり、長く保たないんだから…、 一撃で決めなさいよ!でないと、二人で落第なんだから!」 スバル「うん!」『私は空も飛べないし、ティアみたいに器用じゃない。遠くまで届く、攻撃もない。 できるのは、全力で走ることと、クロスレンジの一発だけ!だけど、決めたんだ。 あの人みたいに、強くなるって!誰かを、何かを、守れる自分になるって!』「ウイング!ロード!」 ティアナ「行って!」 スバル「いーーっくぞおおおおおーっ!でやあああああっ!うぉおおおおおっ!うっおおおおおっ!」 「一撃!ひっっとおおおぅ!ディバイーン!バスタアアアッ!」「はぁっはぁっはぁっ…」 ティアナ「やった?」 スバル「なんとか…! ティアナ「残り、あと1分ちょい。スバル!」 スバル「うん!」 リインフォースⅡ「あ!来たですねー!」 スバル「あと何秒?」 ティアナ「16秒!まだ間に合う!」 リインフォースⅡ「ハイ!ターゲット、オールクリアです!」 スバル「魔力!ぜんかいいいいいいっ!」 ティアナ「ちょっ!スバル!止まるときのこと考えてるんでしょうね?」 スバル「え?あっ…!」「うわぁっ!」 ティアナ「嘘ぉ!」 リインフォースⅡ「あ、なんかチョイヤバですー」 スバル・ティアナ「うわあああああああっ!」 なのは「アクティブガード…、ホールディングネットもかな…」 レイジングハート「アクティブガード、アンド、ホーディンネット」(Active Guard and Holding Net.) リインフォースⅡ「んんんんんっ!二人とも!危険行為で減点ですっ! 頑張るのはいいですが怪我をしては元も子もないですよ!そんなんじゃ、魔導師としてはダメダメです!」 ティアナ「ちっさ…」 リインフォースⅡ「まったくもう!」 なのは「ハ、ハハハ。まーまー」「ちょっとびっくりしたけど、無事で良かった。とりあえず試験は終了ね。お疲れ様」 スバル「あっ、んっ」 リインフォースⅡ「むーっ」 ティアナ「あっ」 なのは「リィンもお疲れ様。ちゃんと試験官できてたよ」 リインフォースⅡ「わーい!ありがとうございます!なのはさん!」 なのは「まぁ、細かいことは後回しにして…、ランスター二等陸士」 ティアナ「あっ、はいっ」 なのは「怪我は足だね。治療するからブーツ脱いで」 リインフォースⅡ「わっ!治療なら私がやるですよ!」 ティアナ「あ、えと…。すみません…」 スバル「なのは…さん」 なのは「うん」 スバル「ああっ!いえ、あの!高町、教導官、一等空尉!」 なのは「なのはさんでいいよ。みんなそう呼ぶから」「4年ぶりかな?背、伸びたね。スバル」 スバル「…っ!えと、あの…あの…」 なのは「うん…また会えてうれしいよ」 スバル「うっ…」 はやて「さて…、なのはちゃん的に二人はどやろ?合格かなぁ?」 フェイト「ふふっ。どうだろうね?」 次回予告 なのは・フェイト「きっかけとはじまりは4年前の空港火災。炎のなか、いくつかの出会いがあって、 いくつかの決意がそこから生まれて。 次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS 第2話 機動六課 Take off!」
https://w.atwiki.jp/itmsanime/pages/1169.html
【作品名】魔法少女リリカルなのはStrikerS 前期(第1~17話)OP 【曲名】SECRET AMBITION 【歌手】水樹奈々 田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのはStrikerS 前期(第1~14話)ED 【曲名】星空のSpica 【歌手】田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのはStrikerS 後期(第18~26話)OP 【曲名】MASSIVE WONDERS 【歌手】水樹奈々 田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのはStrikerS 後期(第15~26話)ED 【曲名】Beautiful Amulet 【歌手】田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのはStrikerS (第24話)挿入歌 【曲名】Pray 【歌手】水樹奈々 田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/51.html
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第22話【Pain to Pain】 はやて「ミッドチルダの空に舞い上がった巨大船、聖王のゆりかご。 軌道上までの上昇を許せばミッド地上の全てが人質。訪れたのは未曽有の危機。 六課メンバーも総員出動。スカリエッティのアジトへと向かったフェイト隊長。 地上での戦闘機人の対応に向かうフォワード隊。ゆりかご内部へと突入したスターズの隊長二名。 タイムリミットは、後二時間と、少し」 ディエチ「この作戦、あまり気が進まない」 クアットロ「あ~ら?どうして~?」 ディエチ「こんな小さな子供を使って、こんな大きな船を動かして、そこまでしないといけないことなのかな? 技術者の復讐とかそんなのって」 クアットロ「あ~あれ。あんなのドクターの口先三寸。ただのデタラメよ?」 ディエチ「そうなの?」 クアットロ「ドクターの目標は初めから一つだけ。生命操作技術の完全なる完成。そして、それができる空間作り。 このゆりかごはそのための船であり、実現のための力。ま、今回の件で軽く何千人かが死ぬでしょうけど、 百年経たずに帳尻が合うわよ。ドクターの研究はぁ、人々を救える力だもの~」 ディエチ「……」 クアットロ「どうしたの?ディエチちゃん。お姉さまやドクターの言うこと、信じられなくなっちゃったぁ?」 ディエチ「そうじゃないよ。そうじゃないけど。ただ、こんなに弱くてちっちゃい命が、 それでも生きて動いてるのを見ちゃうと、この子達は別に関係ないんじゃないかって」 クアットロ「姿を見る前なら平然とトリガーをひけたのに、ねぇ?」 ディエチ「はぁ、ごめん。気の迷いだ。忘れて」 クアットロ「そぉ?」 ディエチ「命令された任務はちゃんとやる。そうしないと、地上のお姉や妹たちも面倒なことになるしね」 クアットロ『お馬鹿なディエチちゃん。あなたもチンクやセインみたいなつまんない子なのね。 うふふふふ。なんにもできない無力な命なんて、その辺の虫とおんなじじゃない。 いくら殺しても勝手に生まれてくる。それを弄んだり蹂躙したり、 籠に閉じ込めてもがいてるのを眺めるのって、こーんなに楽しいのに!ねぇ?』 ラグナ「あのね、あの時の。あの事故の後から、お兄ちゃんと私、何だか上手く話せなくなっちゃったけど。 昔みたいに戻れたらって。左目もね、傷、もう消えたでしょ?眼帯ももうしなくてよくなるって…」 ラグナ「あの!お兄ちゃんが元気になったら、私たちまた昔みたいに話せるかな!?」 ヴァイス「なんともまぁ、情けない話でね。てめぇの失敗から逃げて、責任から逃げて、未だに向き合えてねぇから、 またしくじって、この様だ。何にもふっきれてねぇから、おれぁまだラグナの目をまとも見れねぇ。 あいつを、ストームレイダーを手にとれねぇっ」 ザフィーラ「どう生きるかどう戦うか、選ぶのはおまえだ。おまえが目を覚ますまで、 見守ってやってくれとアルトたちに頼まれていたが、その役目ももう済んだ」 ヴァイス「旦那!あんた、そんな身体でどこへ?」 ザフィーラ「やらねばならぬことがある」 ルーテシア「ドクターは私の探し物、レリックの11番…それを探す手伝いをしてくれる。 だから、ドクターのお願いを聞いてあげる」 キャロ「そんな、そんなことのために」 ルーテシア「そんなこと。あなたにとってはそんなことでも、私にとっては大事なこと」 キャロ「違う違う!探し物のことじゃなくて」 ルーテシア「ゼストももうすぐいなくなっちゃう。アギトもきっと、どこかへ行っちゃう。 でも、このお祭が終わればドクターやウーノたち皆で11番を探してくれる。 そしたら母さんが帰ってくる。そしたら私は、不幸じゃなくなるかもしれない」 キャロ「違う!それ違うよ!」 ルーテシア「あなたと話すの、嫌い」 キャロ「違うんだよ。幸せになりたいなら、自分がどんなに不幸で悲しくても、 人を傷つけたり不幸にしたりしちゃ駄目だよ!そんなことしたら、欲しいものも幸せも、 何も見つからなくなっちゃうよ。 あたし!アルザスの竜召喚師!管理局の機動六課の魔道師!キャロ・ル・ルシエ!」 エリオ「同じく、エリオ・モンディアルと飛竜フリードリヒ!」 キャロ「話を聞かせて!レリック探しも!あなたのお母さん探しも!あたし達が、機動六課の皆が手伝うから! あなたの名前は…」 クアットロ「戦いの最中、敵の言うことに耳を貸しちゃいけません。邪魔なものが出てきたらぶっち殺してまかり通る。 それがあたしたちの力の使い道。ルーお嬢様にはこの後、市街地ライフライン停止ですとか、 防衛拠点のぶっ潰しですとか、色々お願いしたいお仕事もありますし~」 ルーテシア「クアットロ、でも、」 クアットロ「あ~、迷っちゃってますね~。無理もないです。純粋無垢なルーテシアお嬢様にそこのは毒なんですね。 ルーお嬢様が迷ったりしないようにしてあげま~す。ドクターが仕込んでくれたコンシュテレーション・コンソール で誰の言うことも聞く耳を持たない無敵のハートをプレゼント!」 フェイト『AMFが重い。早くこの二人を倒して先に進まなきゃいけないのに。 だけど、ソニックもライオットも使えない。あれを使ったら、もう後がなくなる。 スカリエッティまでたどり着けなくなったら最悪だし、逮捕できても他のみんなの救援や援護に回れなくなる』 スカリエッティ「いやぁ~、ごきげんよう。フェイト・テスタロッサ執務官」 フェイト「スカリエッティ!」 スカリエッティ「私の作品と戦っているFの遺産と竜召喚師、聞こえてるかい?」 エリオ・キャロ「!」 スカリエッティ「我々の楽しい祭の序章はいまやクライマックスだ」 フェイト「なにが、何が楽しい祭だ!今も地上を混乱させてる重犯罪者が」 スカリエッティ「重犯罪?人造魔道師や戦闘機人計画のことかい?それとも、私がその根幹を設計し、 君の母君プレシア・テスタロッサが完成させたプロジャクトFのことかい?」 フェイト「全部だ」 スカリエッティ「いつの世も革新的な人間は虐げられるものだよね」 フェイト「そんな傲慢で、人の命や運命を弄んで」 スカリエッティ「貴重な材料を無差別に破壊したり、必要もなく殺したりはしていないさ。 尊い実験材料に変えてあげたのだよ。価値のない、無駄な命をね」 スカリエッティ「普段は冷静かつ温厚でも、怒りと悲しみにはすぐに我を見失う。君のその性格は、まさに母親ゆずりだよ。 フェイト・テスタロッサ」 ゼスト「シグナムと言ったか、あれは良い騎士だな」 アギト「え?」 ゼスト「あの剣才に炎熱能力。おまえが言っていた理想のロードにちょうど適合するな」 アギト「な、なんだよそれ!」 ゼスト「あの太刀筋は紛れもなく真正の古きベルカの騎士。おまえと同じように、どこかで保存されて眠ってでもいたか」 アギト「違うよ!なんでそんなやつが管理局にいんだよ!」 ゼスト「魔力光の色までおまえと適合する。だとするなら、あるいは」 アギト「やめてくれよ!敵だぞあいつは!頼むよ、あたしのことなんて考えないでさ、自分のために全力で頑張ってよ」 ゼスト「ああ」 シャッハ「遺伝子データの照合でヴィヴィオの元となった人物の出身年代が判明しました。 約三百年前、聖王時代の、古代のベルカの人物です。ヴィヴィオのママは、その当時の人物でしょうから」 なのは「もう、この世にはいないってことですね。 ただ、ヴィヴィオはママって言葉を自分に特別優しくしてくれる人のことだと思ってるみたいですし」 シャッハ「でも、本当に良く懐かれています。このままご自分の娘さんに?」 なのは「受け入れ先は探してます。あの子を必要としてくれて、受け入れてくれる…温かい家庭を」 シャッハ「あの子は嫌がりますでしょうに」 なのは「幸せにしてあげられる自信がありません」 シャッハ「どうして?」 なのは「私は、いつも自分のことばっかりで、優しい母親になれる資格も、たぶん、ありません。 それになにより、私は空の人間ですから」 シャッハ「縁起でもない!」 なのは「可能性の話です。一度は落ちてますしね」 シャッハ「ですが」 ヴィヴィオ「ママ」 なのは「ん?ヴィヴィオ、どうしたの?」 ヴィヴィオ「ママ、しょんぼりしてたから」 なのは「あはは、ほんと?」 ヴィヴィオ「うん。ママ、いい子」 なのは「うん。ヴィヴィオは優しいね。平気だよ。ヴィヴィオが元気で笑顔でいてくれたら、 なのはママもいつだって笑顔で元気だから」 なのは「いちいち相手してられない」 ディエチ「駄目だクアットロ。手がつけられない」 クアットロ「まぁ。予想の範疇よ。あの人の終幕はここ、玉座の間だから。どこも思ったよりは粘ってるけど、 ま、時間の問題ね。私たちはゆっくり、見てればいいわ」 次回予告 ティアナ「逃げることのできない、自分だけの戦い」 スバル「自分が憧れた、本当に欲しかった強さ」 ティアナ「勝利を掴むのは、いつだって踏む出す勇気」 スバル「次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第23話」 ティアナ「Stars Strike」 スバル「思いを込めて」 スバティ「Take off! 」
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/82.html
魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯1 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯2 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯3 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯4 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯5 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯6 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯7 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯8 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯9 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯10 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯11 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯12 魔法少女リリカルなのは 魔法辞典♯13