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儚クモ永久のカナシ 激動 浮世CROSSING 恋しくて SHAMROOK 君の好きなうた ■儚クモ永久のカナシ 休符 ラ ー ラ ソ ラ ー ミ レ ド ー ド レ ド レ ド 激動も入れてほしい -- 黒姫 (2008-12-10 19 33 36) 激動もぜひ入れてください -- ガナゴン (2008-12-10 22 52 02) 激動入れてー -- ピー (2008-12-14 17 26 51) ラララソラーミーレドーードドドレの方がリズムよく行くと…生意気なこと言ってすみませんm(__)m -- 舞 (2008-12-26 17 35 35) SHAMROCKもいれてほしいでーす笑う -- りく (2009-01-08 22 32 37) 自分で聴いて音合わしましょうよ、他力本願は嫌われますよ。ぁ、もう嫌われてますか(笑) -- neosw (2009-08-19 18 42 20) サビはシシシラシZミーレドーーZZZZかな -- ななし (2014-04-17 04 00 44) 名前 コメント
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┓ 【名前】:朝倉 ひびき 【属性】:秩序・中庸 【残令呪数】:刈 無 尽 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━┫ 【特徴】:改造人間 【ランク】:B+ 【魔力】:90 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┛ ,-、ィ ,、 , -、 > 、 / ヽ / .∨ V \_ ,イ / ', ∨ i、 / _ ', \ i_ / / .ヽイ ハ ヽ ヘ /// / / ./ ./``v'´゙-! .i ハ / ./i // .i 7 7 { i | i j | .| ', i ', ∨ //j { ' ! i .! .| ィテ}ヽ j /--j、; | | i | .| イ ヘ! V! | i、 i,,zミ、 / / / / 、ヾ j / i i ./ム ヾレヽV〈 {゚ l` ムイ=Zミ、 / ` / i j / /i .ハ l j | 乂7 {゚ j.i!./イ //j イ / i | .l j | i 廴ン ´.′ イ' /// ,' ! .i l j i从 ′ / / / ' .| .| | i ', i ヽ ` -- ' / / .i | .i ! i |', | \ . イ イ / Vi .i 7 ヾV ! 汀 ´ / イ ' i ',!i,′ /,イ\ /-ノ- / .イ // i', ', ',j /イ く '′ 厶イ /∠ | | ', ', ', / /ィ=、 -‐‐/ / / \ j | .', i l ,′ ./-‐ニヽ .ヽ./ /イ >-‐ニヘ i ', l | ,′ ./ ヽ∨ /. イ > ' ´ _ _ヘ ', | ! j i j 7 // ./>'´ >'´ ヘ i | | /.|,イ i i // 〃 ,イ_,. } i | / i| V | !、_,、 i/! /,イ / i' , i | | 7 |i .V |リj./7i / ij.| /,// ./ 、 i / | | | { |i i V// i y' /∨ .i,/ 、V' ,ィ.7 | | ', !V | /イ .イ // r' / //! .| | ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ◆改造人間 彼女は不幸にも何者かに拉致された過去があり、その体には異常を植え付けられた。 欠陥品だが、永久機関が彼女の中には備わっている。 その原理とは――― ◆魔性の色香 単純な美貌だけでなく、愛想や立ち居振る舞い、はにかみの仕方。 そのどれをとっても、十人に十人が彼女に美しいと印象付けられるだろう。 ◆刈り取る者 不幸にも授けられた能力の一つ。 彼女としては暴漢にも対処できるくらいにしか考えてはいないが、蚊を掃うように人を殺せる膂力。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【解説】 元々は魔術師の家系の者だったが、第四次聖杯時に親を失う。 産まれてからずっと、彼女は虐待に近い改造をその身に受け 外見とは乖離した異常性を内包することになった。 第二魔法の限定的な再現、そしてそれを内包しゆる頑強な肉体。 オドを周囲に充満させることすらできる魔力量と生産力を持ち 集中すれば生半な魔術ならば貫通すらできない、純粋魔力による障壁すら作れる。 病院で子を失ったカウンセラーの夫婦に出会い、その二人に引き取れることになった。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
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永久ノ緋衣 概要 ギルド長・受付娘 永久ノ緋衣のメンバー一覧 関連項目 概要 永久ノ緋衣(とわのひごろも)とは、ギルドの一つである。1州に設置されている。 身寄りのない者たちが多く集まっており、子供の世話なども行っているらしい。 ギルド長・受付娘 ギルド長:莎愛&湊颯(双子) 受付娘:ボタン 永久ノ緋衣のメンバー一覧 ここにキャラを追加してください。 関連項目 世界観/ギルド
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永久テトリスループ改²/Playing Forever 3 テト譜 16巡目のTミノが見切れているが、下向きに寝かせている このテンプレのポイント T土台 片側セットアップ率100.00% 左右反転込みセットアップ率100.00% パフェなしで永遠にテトリスループができる 実は積みは結構融通が利くのでガチガチには覚えなくていい 12段パフェ(5巡目2ミノ)、24段パフェ(9巡目4ミノ)、36段パフェ(13巡目6ミノ)がある このテンプレの弱み 火力を出せるのが2巡に1回のみ 派生一覧 テンプレ概要 類似関係 外部サイト その他
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26◇永久凍土 目を開けると世界は横向きで。 薄曇りの空よりずっと暗くて。 すぐ隣は、センくんの血まみれの顔があった。 「セン……くん?」 「……」 問いかけた。返事はない。 でも頭から顔に流れ落ちている赤い液体がセンくんの口に入ると、 音を立ててセンくんがそれを吐き出すのが見えた。 あたしたちはそう、攻撃されたんだ。 浅葱色の着物のおじさんが本気を出して、車を幻想の腕で動かしてあたしたちに投げつけてきた。 それで、避けられなくて、車の下敷きになったのだ。 「え?」 だけどそこまで思い出して、あたしはひとつおかしいことに気付いた。 あたしが何も痛くない。 センくんは車と地面に挟まれてだらだらと血を流しているのに、 そのとなりで倒れているあたしの体は車の重みを全く感じていない。 どうして? 目をぱちくりさせて体を動かしてみると、視界の端に見えたものがあった。 あたしがさっきまで振り回していた、角材が。 つっかえ棒のようにして、車と地面の間にはさみこまれている。 そしてその角材の下のほうにセンくんの腕が伸びている。 つまり。 センくんがとっさの機転で角材をつっかえ棒にしたことで、 あたしは車の下敷きにならずに済んだ、ということだ。 ……どうして? 見つけてすぐあたしが思ったのは、見つける前と同じ四文字。 でも意味は全然違う。最初は、”どうしてこんなことになってるの?” いまのは、”どうしてこんなことまで、してくれるの?” 「ぐ……ああ、青息吐息さん、無事でしたか」 「センくん!」 「無事ですね。足は挟まってないですか? 車の下から抜け出れたら抜けてください。 ボクは後で行くので、青息吐息さんは一旦引いて。見立てではこのエリアから出さえすれば《幻想》は」 「ねえ。なんであたしを助けたの!?」 「はい?」 「だって、そっち側に角材を挟めばセンくんは傷を負わなかった!」 「……ええ」 意識を取り戻したセンくんにあたしは思いをぶつける。 あのときははぐらされたけれど、最初からずっと思っていたことだ。 目を見開き、ひとつだけ頷くとセンくんは黙り込んだ。その額にまた一筋赤い線がかかっていく。 早く助けないと死んでしまうかもしれない。 あたしは角材に引っかからないように、いもむしみたいに這って車の下から出て、 言われた言葉なんて無視して車の下部の縁に手をかけた。 「青息吐息さん?」 「センくん、……センくんは、おかしいよ」 「青息吐息さん」 「言葉の上では自分のことしか考えてないように見えるけど、実際自分でもそう思ってるのかもしれないけど、 やってることだけ見たら、あなたは私を最初からずっと助けてるんだよ。本当にずっとだ。 凍って動けなくなってたあたしを禁止エリアから出した。鏡花水月さんに襲われてたあたしをサポートした。 いまだって、助けた。センくん、本当は……センくんは、誰も」 「青息吐息さん。それ以上はダメだ」 「……いいえ。言うわ」 思ったよりは車は軽かった。 ぐぐぐぐ、と力を込めると、あたしの乙女チックとは自分では言えない程度の細腕でもどうにか少し持ち上がる。 改めて見えてきたセンくんの顔はどうにも申し訳なさそうな表情。そんな顔をするな、と思う。 そんな顔をされたら。捨て置いて逃げることなんて出来るわけがない。 「センくん、あなたは。本当は誰も殺す気なんてないんじゃないの。 ”乗っている”なんて言葉だけ。心の中じゃ、あたしと同じで、怖がっているんでしょ。 でもそれを認めたら優勝できない。誰も殺さずに生き残るなんて絶対無理だって、 あなたの頭が計算してしまってるから……だから自分を偽ってるんだ」 「ち、違いますね。あなたを助けているのは、あくまで、戦況を見ての判断です。 ボクはいざとなればあなただって殺す。そういう男ですよ」 「それこそ嘘でしょ! 戦闘であたしが役に立ってた? そんなことはないわ。 自分が足手まといになってるかどうかくらい分かる。ホントに戦況を判断してるなら、 あたしを殺してセンくんが生き残ったほうがいいに決まってる! なのにセンくんはあたしを助けた! 助けてくれた。だから、今はあたしがセンくんを助けるの! なのに助けなくていい、逃げろだなんて! そんなことばっかり言うから、あたしは困るのよ。あたしに、ため息をつかせないでよっ!」 がしゃん! と大きな音をたてて、車を一台あたしはひっくり返した。 完全に自由になったセンくんの手を掴んで、引っ張って立ち上がらせる。 「ため息を……つかせないでよ」 「……青息吐息さん。ですが、……」 あたしはもう片方の手で、センくんの顔の血をぬぐった。 メガネを外していたのが功を相したのか顔にはダメージがない。 センくんはばちばちと二回瞬きをして、あたしの目を見つめる。だけどきっと、あたしは見ていない。 いまどうすればいいのか、自分の頭の中に閉じこもって計算ばかりしているのだ。 現実と理想がイコールじゃないことに気付いていないのだ。 あたしが言えた義理ではない? もちろんそうだ。 だけどたぶん、あの浅葱色のおじさん風に言うならば、ここでこう言うのがあたしの”役割”だ。 選択肢を、気付かせてあげることを。 「あたしを使っていいわ」 「な……?」 あたしは、センくんに提案した。 「正直言って、あたしは全然使えないかもしれないけど。さっきの拡声器みたいに、どんどんあたしを使って。 盾にしたりしてもいい。無茶な指示をしてもいい。あたしは全部受ける。”死ね”とでも言われない限り。 だから、必ずあたしをここから生き延びさせて。最終的にはあたしとセンくん以外、全員殺して。 その痛みもあたしのせいにしていいわ。最後にあたしを殺すかどうかは、二人になったら決めればいい」 「使う……いや、そんな。ボクは」 「センくんがどう思ってようが関係ないわ。別にセンくんが悪い人だったとしても、さっきの戦いまでで感じたの。 あなたについていけば生き延びれるって、あたしが勝手に思ったの。だから、ね?」 センくんの両肩を両手でつかんで、無理やり揺さぶる。 焦点がぶれて、頭もぐらぐらと揺れて、センくんがぐらぐら揺れて、そしてあたしはさらに言った。 「一緒に戦おう」 「……!」 「一緒に、生き延びよう?」 揺さぶりを止めて――ようやく、センくんの目が、あたしの目を見てくれたような気がした。 霧がかかった世界の中で、あたしとセンくんは見つめ合った。 お互いに体力なんてもう欠片もない。 一回目の放送まではぜんぜん、まったく殺し合いに参加してなかったのに、 いまのこの仕打ちはまるで遅刻者に対する罰みたいだった。いいや、きっとそうなのだと思う。 ほかの皆が必死に戦っている中、あたし達はそれから逃げ続けていたのだから、神様だって怒るだろう。 でももはや、それを後悔するとか、恥じるとか、そういう領域にあたし達はいない。 傷だらけでも泥まみれでも、みっともなくったって、第三者から見て悪者になったって。 例え誰かを殺すことになったとしても、生き残ることが大事なのだ。 感傷や反省は……後ですればいい。 いま、あたしたちは戦わなければならない。 「そろそろ良いか、ご両人」 霧が動いた。 全体にぼんやりと漂っていた霧が、ざあっと渦を巻くようにあたしとセンくんの周りを取り囲んだ。 霧はぐるぐると回りながらだんだんと層を厚くしていき、まるで台風の目の中にいるみたいになった。 一部の霧がさらに形を変え、大きな口を空けた。その口は雄弁に動いて、 「次が最期の戦乱、幕引きとなるだろう。用意をしておけ」 それだけ告げると消える。 あたしは視界の片隅にそれを捕らえていたけど、もう驚きはしなかった。 そんな場合じゃないのだ。センくんとただ、見つめ合った。 疲れと緊張と焦り、いろんな感情が混ざり合って、あたしもセンくんも荒い息をしている。 吸って、吐いて。 吸って、吐いた。 まるでため息を繰り返すかのように。 《ため息》を、繰り返すかのように。 「……ダメかもしれませんが」 センくんが、そんなあたしを見て言った。 そしてポケットから銀縁メガネを再度取り出して、 あたしに差し出しながら、精いっぱいにカッコつけて言った。 「策がまだあります。試してみる価値はあるかもしれない」 「ダメだったら次の作戦を考えればいいわ」 あたしは《ため息》を一つついて、センくんが差し出した銀縁メガネに吹きかけた。 銀縁メガネのレンズは曇って、固まって。 そのままもとに戻らない。フレームもだ。ばき、と音がした。 そう、あたしの《ため息》はすごく冷たい。 「次の作戦。仕切り直し。やり直し……ええ。そうですね」 センくんは何かに納得したようにあたしの言葉を聞くと、頭から流れてくる血を今度は自分でぬぐった。 同時に渦を巻いていた霧が晴れて、視界がざあっと一気に開ける。 そして広がる風景は殺伐。 鏡花水月は、再び木拍子を持って真っ直ぐ立ってる。じっと佇む姿は、柳の木の下のおばけのよう。 地面からは無数の機械の腕が《幻想》みたいに生えて、駐車場中の車を持ち上げている。 まるで機械の森みたいに無数だ。いくつか《幻想》も交じっているかもしれないけど、 きっともうすぐ、あの浅葱色の着物のおじさんは、最期のつもりで賽を投げる。 だけど、最期になんてさせない。 あたしはセンくんから耳打ちを受ける。 「……です」「分かった」 「では行くぞ、哀れなる男女よ」 言われた作戦は、あたしでは思いつきもしなかったものだった。 センくんが支給された銃を構えると同時に、そばの地面に落ちていた拡声器を拾う。 もう一度構えると、覚悟は決まった。 「「「さあ――最期の(最後の)”戦乱”を!」」」 偶然にも、その場にいたあたし達三人は、音だけは同じ言葉を呟いた。 木拍子が鳴る。 あたしは大きく息を吸い込む。 センくんは、駆け出した。 そして。 ……戦乱は、終わった。 ◆◆◆◆ 遠くから聞こえた銃声と、少し経ってからまた聞こえた拡声器の音。 一刀両断さんが帰ってこないという異常事態を前に、僕とタクマさんはこの二つを無視できなかった。 C-2のバーガー屋には置き手紙を残し、タクマさんの耳を信じて目指したのは西のほう、 地図上では2マス隣のA-2エリアだ。歩いてみると意外と遠くはなかったけど、 目をやられてしまってるボクはやはり歩きづらく、若干遅れてしまう。 ので、見かねたタクマさんにおんぶしてもらうことになった。 実際こうすることで僕のルール能力の恩恵をタクマさんも得ることができるから、一石二鳥ではある。 もちろん少し恥ずかしくはあったけど。あと、 「傍若無人にさえ出会わなきゃ、もう少し老師をおんぶできたんだけどな」 と言うタクマさんに少し悲しい顔をさせてしまったのが、 少しばかり辛かったけれど。 現在、僕たちはB-2とA-2の境界線あたりの車の陰に潜んで、隣のエリアを伺っているところだ。 エリアの境目には駐車場の地区を表示するポールが立っているため、勇み足をしてしまうことはない。 それに、近くまで来て分かったことだが、A-2には明らかに異常な雰囲気が漂っているらしい。 薄く霧がかかっているみたいに全体がぼんやりしていて、普通に入るのはどこか躊躇われる、そんな感じで。 今にもなにかが起こりそうな危うさを確かにはらんでいるとタクマさんが教えてくれた。 「聞こえたのはここからで間違いないんですか? タクマさん」 「ああ。位置的に一刀両断がいるとは思えないが、何かが起こってるのは間違いなさそうだな」 「ですね……少なくとも人はいるでしょう。とりあえず見つからないように……」 そして、しばらく様子見、と車の陰にしゃがみこもうとしたとき、それは起こった。 「あれ? なんだか寒くないですか?」 「え、俺なんかギャグ言ったか?」 「違います! 体感温度がその、下がっているというか」 「確かに……って凍ってる!?」 「え!?」 僕からは見えないが、凍っているのだとタクマさんは言った。 A-2エリアのあたりにある車が、どうしてか知らないが端から順に、 マンガみたいな透明な層に包まれて凍っていくのが見えるのだとか。 それだけじゃない。「ふぅうう」という大きな呼吸音が聞こえてくるとともに、 圧倒的な勢いで僕らがいる方まで空気が冷えて、冬みたいな寒さが訪れたのだ。 「うおお、寒い! なんだ、どうなってるんだ? 上着を着るべきなのか?」 「タクマさん、そういえば上半身裸でしたね……や、僕も寒いですが」 誰かのルール能力だろうか。 僕とタクマさんの目の前で、A-2エリアはどんどん極寒の凍土と化していっているらしい。 その間も、誰かが息を吐くような「ふぅうう」あるいは「はぁああ」という声は微かに聞こえる。 視界がない僕は異常を肌でしか感じられないが、ここは思考に徹してみる。 大きな吐息の音。凍っていく世界。 この二つを結び付ければ、こんな暴論が推測できる。 向こうのエリアにいる誰かは、《吐息で震わせた空気を凍らせることが出来て》。 拡声器めいた何かで、吐息の音を増幅しているのではないか。 「いやまさかそんな」 「お、おい、紆余。誰か歩いてくるぞ! 銀髪の男、金髪の女。……気づかれた!」 「え」 「――あ。センくん。やっぱり寄せ付けられてたみたいよ」 「そうですね、青息吐息さん。やれやれ、連戦になってしまいますね……」 なんてふざけた考え事をしていたら、向こうから歩いてくる影が二つ、僕とタクマさんを捉えた。 銀髪の男に、金髪の女の人のペア。 出方を伺う僕とタクマさんを前に雑談に興じているようだ。 「結局、まんまとあたしたち、あの男に嵌められたってわけね」 「ですがもはや、ボクとあなたのルール能力の前に敵などありません。あの男を屠ったボクらに倒せない敵など」 「ええ、存在しないわ。だから今度も、なんとかなるの」 「ああそうだ、存在しない。だから今度も、殺し合いに”勝つ”」 「タクマさん。相手の武器は」 「男は銃。女のほうは凍ったメガホンみたいなのを持ってる」 「……まさかの予感的中の予感がします」 タクマさんから聞いた彼らの武器を見る限り、どうもさっきの推測は当たってるようだ。 それだけじゃなく、分かってはいたけれど、僕にとっては最悪の武器が来た。 銃。 これはまずい。 「ねぇ、そこの二人。あたし達は疲れてるから、さっさと死んでくれる?」 「一撃で死ぬか、じわじわと死ぬか。どちらか片方ならあなたたちにも勝機はありますね。 ただし数パーセントですが」 綺麗な高い声、続いて厭味ったらしいトーンの声が切り裂くようにして僕らに放たれる。 僕はその表情まではうかがい知ることが出来ないが、すごい悪い顔をしていそうな奴らだ。 「タクマさん」 「分かってる。見つかった以上戦うぞ。一刀両断に言われたとおり、お前もちゃんと守りながら」 「え……いやあの一旦逃げようって言おうかと……僕をおぶりながら戦えるんですか?」 「ん? 余裕だぞ? 大丈夫だ、老師も言っていた。 誰かを守ることを意識しながら戦うことで、油断や見落としはむしろ減るんだ」 「あのー。もしかして」 「ん?」 「タクマさん、うずうずとかしてませんか」 「あ、ばれたか」 はははは、と肩を上下させてタクマさんは笑った。 そうやら僕はこの瞬間までタクマさんのことを少し誤解していたらしい。 この人、基本良い人だけど、無理のない範囲で基本的に戦闘狂なのだ。 「よし、じゃああんたらもやる気みたいだしやろう! 俺は切磋琢磨! こいつは紆余曲折だ」 「どうも……正直乗り気じゃないんですが」 「名乗り向上とはあの男のようだ。ボクは先手必勝」 「あたしは青息吐息よ。そしてこれは試合でも遊びでもない、殺し合い」 一刀両断さんのことが気になる状況なのに、 僕を除く三人の間で怖いくらいとんとん拍子に話が進んでいく。 こうなると非戦闘員の僕に口を出せることはほとんど無くなる。タクマさんの本領発揮だ。 だから僕は、せめてタクマさんの装備品としての効力だけを果たそう。 紆余曲折として、攻撃を曲げ続ける。 さあ。……どうなるかな? 「行くぞ!」 こうしてB-2では、僕とタクマさん、先手必勝と青息吐息のタッグバトルが始まった。 その奥、問題のA-2エリアにて。 全参加者中最高のチート能力を誇った四字熟語の死体が斃れていると僕が知るのは、 もう少しあとの話だ。 【B-2/駐車場B地区】 【紆余曲折/男子高校生】 【状態】顔面崩壊、背中に傷(共に処置済み) 【装備】なし 【持ち物】なし 【ルール能力】攻撃を4秒間迂回させることができる 【スタンス】生き残る 【切磋琢磨/見習いボクサー】 【状態】上半身裸、打撲などいろいろ 【装備】ボクシンググローブ 【持ち物】ピアス、釣り糸、上のシャツ 【ルール能力】誰かと戦うごとに強くなる 【スタンス】戦いたい(傍若無人を倒す) 【青息吐息/ギャルっぽい女】 【状態】疲労大、覚悟完了 【装備】凍りついた拡声器 【持ち物】なし 【ルール能力】ため息がすごい冷たい 【スタンス】マーダー 【先手必勝/銀縁メガネ】 【状態】頭に怪我、覚悟完了 【装備】拳銃 【持ち物】缶ビール数本など役に立ちそうなもの 【ルール能力】先手を取れば勝利する 【スタンス】マーダー 「なあ、《私》よ」 「……なんてな。もはや《幻想》も出せぬほど消耗したか。全く、天晴なものよ」 駐車場の片隅、車も地面も空気さえ、 何もかもが凍った世界の片隅で、鏡花水月は倒れていた。 その足は凍りついており、その心臓付近の動脈部分には銃創が空いていた。 血がどくどくと流れて、彼が支配していた舞台を赤く穢していた。 こんなつもりまでは、無かった。 勝つつもりなど全くなかったが負けるつもりもなかった。 駐車場の車がハリボテであり、投げつけても大したダメージにならないことは知っていた。 四字熟語の語感から、先手必勝の能力が相手より先に攻撃を食らわせることで発動するものだとアタリもつけていた。 ゆえに最初のフェーズを突破された彼は、対峙していた二人に車を投げるという行動を取り。 少なくとも先手必勝にダメージを負わせることで敗北を免れようとしたのだが。 「まさか、あの男。ルールの裏をかくとはな……」 そう。 鏡花水月を葬ったのは先手必勝だった。 彼は青息吐息の《ため息》と、ルールの裏をかく行為を最大限に利用して、 あぶりだした本物の鏡花水月に《必勝の》銃の一撃を浴びせたのだ。 「彼奴は確かに。与えられた”役割”に。ルールに縛られていた私を超えた。 そして隣の女もまた、それを気づかせ、諭した。ふふ、いいものを魅せてもらった。いい、舞台だった……」 ごふっ、と、血を吐く音がした。 続いて彼が持っていた”本物の”木拍子が彼の懐から零れ落ち、カン、と小さな音をたてて跳ねた。 カンカンカン。数度跳ねた四角い木の棒は、徐々に小さくなる音を発する。 そして仕舞いには聞こえなくなる。 鏡花水月の吐息も、ほとんど同時に。 聞こえなくなる。 舞台は、終わる。 幕引きは、あまりにも静かだった。 【鏡花水月:死亡――残り八名】 鬼気迫る 前のお話 次のお話 蓬平団子 前のお話 四字熟語 次のお話 完全試合 青息吐息 確定申告 完全試合 先手必勝 確定申告 完全試合 鏡花水月 実験終了 仲間意識 切磋琢磨 確定申告 仲間意識 紆余曲折 確定申告 用語解説 【青息吐息】 青ざめた顔で吐く息、つまり困ったときやつらいときにつくため息のこと。 青色吐息と誤字をしてしまうのは筆者だけだろうか。なんでなんだろう。 四字熟語ロワではテンションの上下が激しいお騒がせギャル風のわりといい子。 能力も字面からか、なぜか氷属性が付加されて氷結ブレスとなっている。 本編一覧へ 四字熟語ロワTOPへ 非リレーロワTOPへ
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【検索用 とわにつつくこせんふ 登録タグ 2007年 NexTone管理曲 VOCALOID と デッドボールP 初音ミク 曲 曲た 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:デッドボールP 作曲:デッドボールP 編曲:デッドボールP 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『永久に続く五線譜』(とわにつづくごせんふ) 「永久」と書いて、読み方は「とわ」である。 歌詞 何を求めて歌うの? 答はどこにあるのでしょう? 金?名声?笑顔?愛情? 歌いたいから歌う それが答なの? 嘘しかない陶酔に 何の意味がある? 歌ってる間だけは 難しい事忘れられる まるで麻薬に足をとられ 溺れてくよう 何を求めて歌うの? 答はどこにあるのでしょう? 金?名声?笑顔?愛情? 生き残るために歌う? 歌い続けるために生きるの? 永久に続く五線譜 「何のために?」 歌うことを純粋に 楽しんでた頃 答知るのが怖くて 歌に逃げていた たくさん聞き手が欲しい それは自己愛の裏返し 心擦り切らせ歌っても 答は出ない いつ滅ぶとも分からない この世界の水平線を じっと見つめて独り歌う 歌うことしか出来ない 逃げ道にあるのは暗闇 永久に続く五線譜 「何のために?」 「楽しいから?」「気持ちいいから?」「夢があるから?」 「悔しいから?」「信じてるから?上手くなれると?」 「評価されるの見たいから?」「孤独になりたい?」 「ひとつになりたい?」「混じり合いたい?」 「見つめあいたい?」「考えたくない?」「逃げ出したい?」 終わることのない ダ・カーポ その場しのぎの快楽で 「今」から目を逸らす逃避行 愛 知っても楽になれない 死を選ぶのは簡単 死んでも答は出ないから 永久に続く五線譜 何を求めて歌うの? 答はどこにあるのでしょう? 金?名声?笑顔?愛情? 生き残るために歌う? 歌い続けるために生きるの? 永久に続く五線譜 「私は誰?」 コメント 歌うことしかできないミクの運命・゚・(ノД`;)・゚・ あと10万オメ -- 名無しさん (2007-12-27 16 31 18) ミクたん萌え。 -- 匿名キボンヌ (2007-12-29 21 31 25) なんという。萌。 -- 匿名 (2008-01-07 15 46 34) いいですよぅ!さっそくリピート。 -- noon (2008-01-07 17 53 52) 聞いていて泣けました。 -- rion (2008-01-26 20 38 43) ○スラック問題の時に聴いたら泣けた -- 名無しさん (2008-04-23 23 24 16) デPがんばれ^p^ -- 俺 (2008-05-19 02 02 37) 今までに無いジャンル・・・感動! -- 名無しさん (2008-07-08 23 22 06) みくみく騒動のときはこの歌詞を悪用して荒らす人が多数出現 -- 名無しさん (2008-07-20 00 05 39) 最高ww -- ゆきそ (2008-07-23 12 15 23) 麻薬だったのか奈落かとオモタ -- 名無しさん (2008-07-31 09 49 55) やべぇ、共感できない。。。 なんか難しく考えすぎじゃね? -- 名無しさん (2008-08-23 18 38 14) ココロにじんとくる曲! -- 名無しさん (2008-10-07 16 30 06) 麻薬は御法度だよ! -- よよよ (2008-10-24 13 28 33) 良い曲w -- 名無しさん (2008-11-22 22 26 07) 追いつめられる曲 でも良曲。 -- 名無しさん (2008-12-31 00 35 55) ああ・・・深いなぁ。 -- るり (2009-01-14 21 08 16) なんか、すっごく奥深い歌ー。何ともいえんメロディー♪ -- みやみん (2009-02-05 23 16 52) すごく久し振りに心に突き刺さるような歌詞の歌を聴いた。そして哭いた -- 名無しさん (2009-03-27 23 07 40) 今数えたら?の数が41個もwww -- 漆黒 (2009-03-31 12 20 17) ?の数40個じゃないの? 間違ってたらごめんなさい(汗 -- 名無しちゃん (2009-04-03 10 21 20) 「ミク自身の歌」ですね。深い。 -- ちぇりぃ (2009-04-11 14 19 17) [?]の数は40個でしたよ♪後この歌は深く考えさせられますよね。凄いです!神です! -- 海斗 (2009-05-02 15 01 38) また一つのミクの姿、としてのメッセージが強い曲だと思います 歌うことに疑問を抱いたミクに心が震えました -- 名無し (2009-05-12 12 15 38) 俺の脳内にデータ書込みてええええええええええええええええ -- 混沌 (2009-07-10 22 42 51) これは良曲…!というか1番好きな曲だ -- 名無しさん (2009-08-09 11 21 52) え?この曲デPの曲だったんだ。 -- Master (2009-08-15 07 33 02) すごくミクの運命、そしてミクからのメッセージが伝わってくる曲だと思いました・・・ -- 名無しさん (2009-08-16 17 02 54) CD聞いて一発ではまりました!スッゴクいい歌!! -- 赤苺 (2009-09-12 14 06 07) あぁ自暴自棄なミク… 何を求めて…心が欲しくて 人と同じにして欲しくて。 -- りんね (2009-10-02 22 20 12) 改めて歌詞をよく読むとすごい歌。グサッと刺さるなぁ・・・・・ -- 名無しさん (2009-10-03 00 27 56) 自分が追いつめられるような歌… -- 名無しさん (2009-11-23 07 55 22) 何故JOYは配信してくれないんだ!! -- 名無しさん (2009-12-24 14 28 48) ↑激しく同意 -- 名無しさん (2009-12-29 18 31 56) ↑2カラオケ化についてもう少し詳しくなってから発言しような -- 名無しさん (2009-12-29 18 59 52) 綺麗なデP… -- 名無しさん (2010-03-01 17 08 11) ミクの問いかけですね。考えさせられます。 -- マグロ (2010-03-11 22 10 31) デPが誇る良曲。俺の心はダ・カーポだぜ…………! -- 名無しさん (2010-03-15 15 17 54) 愛してるぜデP!!!! -- パオスP (2010-03-18 16 15 20) 私の心もダ・カーポです。 -- フレイル (2010-03-23 15 19 01) 確かに死んでも答は出ません! 元気付けられました! 感動です! -- リーフ (2010-03-30 19 06 50) いい曲!! 泣け歌!?(笑 -- 名無しさん (2010-04-04 12 41 48) 心が・・・ (泣) -- 名無しさん (2010-05-24 18 58 25) 初めて聴いたデP曲がこれだった。 -- 名無しさん (2010-06-03 15 56 38) う、うわぁ。最高だぁ…; -- 名無しさん (2010-06-13 15 47 50) カラオケ配信くるんじゃねぇの、もしかして。。。 -- 名無しさん (2010-06-19 06 58 36) デPっぽくないがいい曲! -- 名無しさん (2010-07-08 23 27 52) まだカラオケはいってないのが信じられない -- 7ゆ (2010-07-29 16 07 32) 回りはじめた…大好きです(^ω^///) -- 泉音ソウ (2010-07-31 17 51 06) マジでデP神!!!! -- るルルー (2010-08-04 09 33 37) 初期から相当好きでした!DAM配信おめ!歌ってきます! -- 名無しさん (2010-10-26 13 24 48) デPなのにデPらしくないマジ曲!!やっぱすげー。もっとたくさんの人に支持されるべき曲だと思う。 -- 名無しさん (2010-11-07 01 39 13) カラオケ配信ケテーイおめでとう! -- 名無しさん (2010-11-14 02 31 52) 『何の為に?』『私は誰?』のところに、私の生きている意味を考えさせられる。率直に言うと、《素晴らしい神曲》だと思う。 -- 明日ノ空 (2010-11-25 22 05 15) 自分に問いかけてる歌にも聴こえる。生きる意味を考えさせられるなあ -- 美春 (2011-01-04 19 22 57) 生きる為に歌う事を続けるのか、歌う為に生きなければいけないのか… ミク自身の考えはどっちなんだろう… -- 名無しさん (2011-01-15 14 51 50) あんまり考えこみすぎるとはげるよ -- 名無しさん (2011-01-23 11 03 04) 禿げるの!? -- 名無しさん (2011-01-23 16 17 31) これ大好きです♪ -- 愁泉 (2011-02-11 15 06 06) 何を求めて歌うの? -- 風神の舞 (2011-04-16 00 44 14) これ好き! -- fate (2011-05-27 17 23 41) 溺れそう -- ふぇなん (2011-06-19 03 21 10) とても不思議な感じがする。 -- 名無しさん (2011-06-28 00 03 49) ミク達の歌うことしかできない運命の疑問や悲しみを感じることができますね。私まで悲しくなります… -- まこ (2011-07-11 00 58 46) 何故かこの曲を聞いてると、ドキッとするんです。ミクの素直な気持ちが伝わってきます。 -- キャラメル (2011-08-10 16 34 46) デP曲の中では1番好きです!!アレな曲を差し置いて!!曲調も歌詞も大好き|^・ω・)/ -- 底音ルナ (2011-08-17 01 50 46) とても綺麗なデPだ -- 名無しさん (2011-08-17 20 52 03) 思春期を本当にうまく表現したボカロ屈指の名曲だと思います。大好きです。 -- 名無しさん (2011-08-23 10 53 56) 多感なミク -- めん (2011-08-24 11 13 23) いつものデッドボールPじゃない・・・・! -- 名無しさん (2011-08-26 19 00 42) この曲がキッカケでボカロとデPが好きになりました^^ 最高です!! -- †殺嘩† (2011-09-13 23 51 22) 最高最高最高最高最高最高神神神神神神神!!!!!! -- Lonas・Harmys (2011-10-09 22 16 56) デPには珍しい えっちじゃない歌だな -- せんちみり (2011-11-23 16 26 10) デPさんの曲好き。 -- 闇音クロ (2011-11-29 22 08 38) 100ページ目なんだw -- 名無しさん (2012-01-22 10 00 49) 旋律も歌詞もカッコイイので自分の中のランクではトップクラス -- No.96 (2012-02-04 11 22 59) ↑追加:わっちは音楽系の部活入ってるから、共感できるところがところどころある -- No.96 Black mist (2012-02-06 18 45 46) 嫌いじゃない -- 名無しさん (2012-02-21 17 21 02) ずっとマイメモリー入ってたのを久々に聞いたらデッドP天才すぎワロタ ミクというより作曲者か歌い手っぽい視点 -- 名無しさん (2012-03-31 08 16 30) デットボールP最高! -- 林檎パン (2012-04-02 15 54 09) ヤラレタ!!! 敵わないよぉb デP最高すぎて幸せ -- hu (2012-04-05 16 47 58) デP最高 ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ .。・ * ・゚ -- 慧音鞍楪 (2012-05-17 15 35 34) この曲好き♪ -- 名無しさん (2012-07-07 16 48 16) すき -- 名無しさん (2012-07-17 18 27 04) 人生の見直しできそうww この曲最高WW -- 久哉 (2012-08-11 12 19 06) 久しぶりに聴いたけど、やっぱじんとくるわ。。。(´д` )エーン -- ・°*碧*°・ (2013-02-22 16 55 23) これぞデPの名曲! -- 名無しさん (2013-03-15 09 32 34) 綺麗 -- 弦羅 (2013-03-26 11 11 31) デPさんの曲は全部神です! -- KIM-TAY (2013-04-06 18 06 21) 一度聞いたら心に残る* -- 名無しさん (2013-04-13 17 53 58) やっぱデPは最高だな。 -- 呉羽 (2013-06-17 23 40 33) デPの曲ってアレな曲ばっかだと思ってたからすごく衝撃的だったwww -- 名無しさん (2013-07-21 00 51 15) ミリオン行くべき曲だと思う! -- 名無しさん (2013-10-19 21 13 43) 往年の名曲だ -- 名無しさん (2014-01-07 22 01 42) 死んでも答はでないから ってほんとそうだなと思った -- 名無しさん (2014-09-25 11 03 56) ミリオン行かないかなー…。てかもっと評価されるべき。こんないい曲なのに知名度低いとかもったいなすぎる -- 名無しさん (2014-12-27 22 30 26) ↑同じく!!!デPさんの曲の中で1番好きな歌なのに・・ -- 名無しさん (2014-12-27 23 46 38) と~わ~に~つ~づ~く~五線譜~♪ メロディがカッコイイ! -- 名無しさん (2017-01-17 19 39 21) サビしか知らなかったけど、かなり悲しい歌だったんだな… -- 名無しさん (2019-11-28 14 47 21) 確かこれが収録されたアルバムの歌詞カードのデpさんの一言コメントがみんなあんまり考え過ぎるとハゲるぜ!だったの好き -- マリア (2022-11-25 21 35 54) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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封印と永久の鏡(エターナル・ミラー) 水/鏡 ベリーレア コスト7 呪文 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■相手のクリーチャーを1体除外する。このようにして除外したクリーチャーのコスト以下の進化ではないクリーチャーを、自分の除外ゾーンからコストを支払わずにバトルゾーンに出す。 (F)ついに発動した鏡文明の切り札。”反天”の力を封印せよ! 作者:かがみ 収録 ≪反転編 第4弾 世界反天(ワールド・トリック)≫ 評価 名前 コメント
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■ スレ名 シベリア銀行永久凍土支店3店舗目 ■ URL http //toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1295152086/ ■ 概要 今のところシベリア唯一の金融機関 業務の内容としてはシベリア住民の預貯金や シベリア観光客向けの両替などをこなす …予定だったが普通のお客様より強盗のほうが多いw 現在過疎スレの1つに数えられる 商工会議所加盟で2008年11月24日に開業し 現在は3店舗目 ・シベギンちゃん シベリア銀行のマスコット。 ストラップやティシューなどのグッズがあり、 口座開設や取引の際に粗品として付けてもらえる。 下は初代ストラップ。 ┃ ┃ へヘ (c・ω) ノ■■■つ 金 ☆☆ □□ ・シベリア(ロシア)の通貨単位 ルーブル 2012年9月現在約3円弱。 カペイカ ルーブルの補助通貨。100カペイカ=1ルーブル 店舗スレなどで使ってみるとシベリア気分になれるかも。つ【10】 ■ ログ シベリア銀行永久凍土支店 http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1227499138/ シベリア銀行永久凍土支店2店舗目 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1257421470/
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26◇永久凍土 目を開けると世界は横向きで。 薄曇りの空よりずっと暗くて。 すぐ隣は、センくんの血まみれの顔があった。 「セン……くん?」 「……」 問いかけた。返事はない。 でも頭から顔に流れ落ちている赤い液体がセンくんの口に入ると、 音を立ててセンくんがそれを吐き出すのが見えた。 あたしたちはそう、攻撃されたんだ。 浅葱色の着物のおじさんが本気を出して、車を幻想の腕で動かしてあたしたちに投げつけてきた。 それで、避けられなくて、車の下敷きになったのだ。 「え?」 だけどそこまで思い出して、あたしはひとつおかしいことに気付いた。 あたしが何も痛くない。 センくんは車と地面に挟まれてだらだらと血を流しているのに、 そのとなりで倒れているあたしの体は車の重みを全く感じていない。 どうして? 目をぱちくりさせて体を動かしてみると、視界の端に見えたものがあった。 あたしがさっきまで振り回していた、角材が。 つっかえ棒のようにして、車と地面の間にはさみこまれている。 そしてその角材の下のほうにセンくんの腕が伸びている。 つまり。 センくんがとっさの機転で角材をつっかえ棒にしたことで、 あたしは車の下敷きにならずに済んだ、ということだ。 ……どうして? 見つけてすぐあたしが思ったのは、見つける前と同じ四文字。 でも意味は全然違う。最初は、”どうしてこんなことになってるの?” いまのは、”どうしてこんなことまで、してくれるの?” 「ぐ……ああ、青息吐息さん、無事でしたか」 「センくん!」 「無事ですね。足は挟まってないですか? 車の下から抜け出れたら抜けてください。 ボクは後で行くので、青息吐息さんは一旦引いて。見立てではこのエリアから出さえすれば《幻想》は」 「ねえ。なんであたしを助けたの!?」 「はい?」 「だって、そっち側に角材を挟めばセンくんは傷を負わなかった!」 「……ええ」 意識を取り戻したセンくんにあたしは思いをぶつける。 あのときははぐらされたけれど、最初からずっと思っていたことだ。 目を見開き、ひとつだけ頷くとセンくんは黙り込んだ。その額にまた一筋赤い線がかかっていく。 早く助けないと死んでしまうかもしれない。 あたしは角材に引っかからないように、いもむしみたいに這って車の下から出て、 言われた言葉なんて無視して車の下部の縁に手をかけた。 「青息吐息さん?」 「センくん、……センくんは、おかしいよ」 「青息吐息さん」 「言葉の上では自分のことしか考えてないように見えるけど、実際自分でもそう思ってるのかもしれないけど、 やってることだけ見たら、あなたは私を最初からずっと助けてるんだよ。本当にずっとだ。 凍って動けなくなってたあたしを禁止エリアから出した。鏡花水月さんに襲われてたあたしをサポートした。 いまだって、助けた。センくん、本当は……センくんは、誰も」 「青息吐息さん。それ以上はダメだ」 「……いいえ。言うわ」 思ったよりは車は軽かった。 ぐぐぐぐ、と力を込めると、あたしの乙女チックとは自分では言えない程度の細腕でもどうにか少し持ち上がる。 改めて見えてきたセンくんの顔はどうにも申し訳なさそうな表情。そんな顔をするな、と思う。 そんな顔をされたら。捨て置いて逃げることなんて出来るわけがない。 「センくん、あなたは。本当は誰も殺す気なんてないんじゃないの。 ”乗っている”なんて言葉だけ。心の中じゃ、あたしと同じで、怖がっているんでしょ。 でもそれを認めたら優勝できない。誰も殺さずに生き残るなんて絶対無理だって、 あなたの頭が計算してしまってるから……だから自分を偽ってるんだ」 「ち、違いますね。あなたを助けているのは、あくまで、戦況を見ての判断です。 ボクはいざとなればあなただって殺す。そういう男ですよ」 「それこそ嘘でしょ! 戦闘であたしが役に立ってた? そんなことはないわ。 自分が足手まといになってるかどうかくらい分かる。ホントに戦況を判断してるなら、 あたしを殺してセンくんが生き残ったほうがいいに決まってる! なのにセンくんはあたしを助けた! 助けてくれた。だから、今はあたしがセンくんを助けるの! なのに助けなくていい、逃げろだなんて! そんなことばっかり言うから、あたしは困るのよ。あたしに、ため息をつかせないでよっ!」 がしゃん! と大きな音をたてて、車を一台あたしはひっくり返した。 完全に自由になったセンくんの手を掴んで、引っ張って立ち上がらせる。 「ため息を……つかせないでよ」 「……青息吐息さん。ですが、……」 あたしはもう片方の手で、センくんの顔の血をぬぐった。 メガネを外していたのが功を相したのか顔にはダメージがない。 センくんはばちばちと二回瞬きをして、あたしの目を見つめる。だけどきっと、あたしは見ていない。 いまどうすればいいのか、自分の頭の中に閉じこもって計算ばかりしているのだ。 現実と理想がイコールじゃないことに気付いていないのだ。 あたしが言えた義理ではない? もちろんそうだ。 だけどたぶん、あの浅葱色のおじさん風に言うならば、ここでこう言うのがあたしの”役割”だ。 選択肢を、気付かせてあげることを。 「あたしを使っていいわ」 「な……?」 あたしは、センくんに提案した。 「正直言って、あたしは全然使えないかもしれないけど。さっきの拡声器みたいに、どんどんあたしを使って。 盾にしたりしてもいい。無茶な指示をしてもいい。あたしは全部受ける。”死ね”とでも言われない限り。 だから、必ずあたしをここから生き延びさせて。最終的にはあたしとセンくん以外、全員殺して。 その痛みもあたしのせいにしていいわ。最後にあたしを殺すかどうかは、二人になったら決めればいい」 「使う……いや、そんな。ボクは」 「センくんがどう思ってようが関係ないわ。別にセンくんが悪い人だったとしても、さっきの戦いまでで感じたの。 あなたについていけば生き延びれるって、あたしが勝手に思ったの。だから、ね?」 センくんの両肩を両手でつかんで、無理やり揺さぶる。 焦点がぶれて、頭もぐらぐらと揺れて、センくんがぐらぐら揺れて、そしてあたしはさらに言った。 「一緒に戦おう」 「……!」 「一緒に、生き延びよう?」 揺さぶりを止めて――ようやく、センくんの目が、あたしの目を見てくれたような気がした。 霧がかかった世界の中で、あたしとセンくんは見つめ合った。 お互いに体力なんてもう欠片もない。 一回目の放送まではぜんぜん、まったく殺し合いに参加してなかったのに、 いまのこの仕打ちはまるで遅刻者に対する罰みたいだった。いいや、きっとそうなのだと思う。 ほかの皆が必死に戦っている中、あたし達はそれから逃げ続けていたのだから、神様だって怒るだろう。 でももはや、それを後悔するとか、恥じるとか、そういう領域にあたし達はいない。 傷だらけでも泥まみれでも、みっともなくったって、第三者から見て悪者になったって。 例え誰かを殺すことになったとしても、生き残ることが大事なのだ。 感傷や反省は……後ですればいい。 いま、あたしたちは戦わなければならない。 「そろそろ良いか、ご両人」 霧が動いた。 全体にぼんやりと漂っていた霧が、ざあっと渦を巻くようにあたしとセンくんの周りを取り囲んだ。 霧はぐるぐると回りながらだんだんと層を厚くしていき、まるで台風の目の中にいるみたいになった。 一部の霧がさらに形を変え、大きな口を空けた。その口は雄弁に動いて、 「次が最期の戦乱、幕引きとなるだろう。用意をしておけ」 それだけ告げると消える。 あたしは視界の片隅にそれを捕らえていたけど、もう驚きはしなかった。 そんな場合じゃないのだ。センくんとただ、見つめ合った。 疲れと緊張と焦り、いろんな感情が混ざり合って、あたしもセンくんも荒い息をしている。 吸って、吐いて。 吸って、吐いた。 まるでため息を繰り返すかのように。 《ため息》を、繰り返すかのように。 「……ダメかもしれませんが」 センくんが、そんなあたしを見て言った。 そしてポケットから銀縁メガネを再度取り出して、 あたしに差し出しながら、精いっぱいにカッコつけて言った。 「策がまだあります。試してみる価値はあるかもしれない」 「ダメだったら次の作戦を考えればいいわ」 あたしは《ため息》を一つついて、センくんが差し出した銀縁メガネに吹きかけた。 銀縁メガネのレンズは曇って、固まって。 そのままもとに戻らない。フレームもだ。ばき、と音がした。 そう、あたしの《ため息》はすごく冷たい。 「次の作戦。仕切り直し。やり直し……ええ。そうですね」 センくんは何かに納得したようにあたしの言葉を聞くと、頭から流れてくる血を今度は自分でぬぐった。 同時に渦を巻いていた霧が晴れて、視界がざあっと一気に開ける。 そして広がる風景は殺伐。 鏡花水月は、再び木拍子を持って真っ直ぐ立ってる。じっと佇む姿は、柳の木の下のおばけのよう。 地面からは無数の機械の腕が《幻想》みたいに生えて、駐車場中の車を持ち上げている。 まるで機械の森みたいに無数だ。いくつか《幻想》も交じっているかもしれないけど、 きっともうすぐ、あの浅葱色の着物のおじさんは、最期のつもりで賽を投げる。 だけど、最期になんてさせない。 あたしはセンくんから耳打ちを受ける。 「……です」「分かった」 「では行くぞ、哀れなる男女よ」 言われた作戦は、あたしでは思いつきもしなかったものだった。 センくんが支給された銃を構えると同時に、そばの地面に落ちていた拡声器を拾う。 もう一度構えると、覚悟は決まった。 「「「さあ――最期の(最後の)”戦乱”を!」」」 偶然にも、その場にいたあたし達三人は、音だけは同じ言葉を呟いた。 木拍子が鳴る。 あたしは大きく息を吸い込む。 センくんは、駆け出した。 そして。 ……戦乱は、終わった。 ◆◆◆◆ 遠くから聞こえた銃声と、少し経ってからまた聞こえた拡声器の音。 一刀両断さんが帰ってこないという異常事態を前に、僕とタクマさんはこの二つを無視できなかった。 C-2のバーガー屋には置き手紙を残し、タクマさんの耳を信じて目指したのは西のほう、 地図上では2マス隣のA-2エリアだ。歩いてみると意外と遠くはなかったけど、 目をやられてしまってるボクはやはり歩きづらく、若干遅れてしまう。 ので、見かねたタクマさんにおんぶしてもらうことになった。 実際こうすることで僕のルール能力の恩恵をタクマさんも得ることができるから、一石二鳥ではある。 もちろん少し恥ずかしくはあったけど。あと、 「傍若無人にさえ出会わなきゃ、もう少し老師をおんぶできたんだけどな」 と言うタクマさんに少し悲しい顔をさせてしまったのが、 少しばかり辛かったけれど。 現在、僕たちはB-2とA-2の境界線あたりの車の陰に潜んで、隣のエリアを伺っているところだ。 エリアの境目には駐車場の地区を表示するポールが立っているため、勇み足をしてしまうことはない。 それに、近くまで来て分かったことだが、A-2には明らかに異常な雰囲気が漂っているらしい。 薄く霧がかかっているみたいに全体がぼんやりしていて、普通に入るのはどこか躊躇われる、そんな感じで。 今にもなにかが起こりそうな危うさを確かにはらんでいるとタクマさんが教えてくれた。 「聞こえたのはここからで間違いないんですか? タクマさん」 「ああ。位置的に一刀両断がいるとは思えないが、何かが起こってるのは間違いなさそうだな」 「ですね……少なくとも人はいるでしょう。とりあえず見つからないように……」 そして、しばらく様子見、と車の陰にしゃがみこもうとしたとき、それは起こった。 「あれ? なんだか寒くないですか?」 「え、俺なんかギャグ言ったか?」 「違います! 体感温度がその、下がっているというか」 「確かに……って凍ってる!?」 「え!?」 僕からは見えないが、凍っているのだとタクマさんは言った。 A-2エリアのあたりにある車が、どうしてか知らないが端から順に、 マンガみたいな透明な層に包まれて凍っていくのが見えるのだとか。 それだけじゃない。「ふぅうう」という大きな呼吸音が聞こえてくるとともに、 圧倒的な勢いで僕らがいる方まで空気が冷えて、冬みたいな寒さが訪れたのだ。 「うおお、寒い! なんだ、どうなってるんだ? 上着を着るべきなのか?」 「タクマさん、そういえば上半身裸でしたね……や、僕も寒いですが」 誰かのルール能力だろうか。 僕とタクマさんの目の前で、A-2エリアはどんどん極寒の凍土と化していっているらしい。 その間も、誰かが息を吐くような「ふぅうう」あるいは「はぁああ」という声は微かに聞こえる。 視界がない僕は異常を肌でしか感じられないが、ここは思考に徹してみる。 大きな吐息の音。凍っていく世界。 この二つを結び付ければ、こんな暴論が推測できる。 向こうのエリアにいる誰かは、《吐息で震わせた空気を凍らせることが出来て》。 拡声器めいた何かで、吐息の音を増幅しているのではないか。 「いやまさかそんな」 「お、おい、紆余。誰か歩いてくるぞ! 銀髪の男、金髪の女。……気づかれた!」 「え」 「――あ。センくん。やっぱり寄せ付けられてたみたいよ」 「そうですね、青息吐息さん。やれやれ、連戦になってしまいますね……」 なんてふざけた考え事をしていたら、向こうから歩いてくる影が二つ、僕とタクマさんを捉えた。 銀髪の男に、金髪の女の人のペア。 出方を伺う僕とタクマさんを前に雑談に興じているようだ。 「結局、まんまとあたしたち、あの男に嵌められたってわけね」 「ですがもはや、ボクとあなたのルール能力の前に敵などありません。あの男を屠ったボクらに倒せない敵など」 「ええ、存在しないわ。だから今度も、なんとかなるの」 「ああそうだ、存在しない。だから今度も、殺し合いに”勝つ”」 「タクマさん。相手の武器は」 「男は銃。女のほうは凍ったメガホンみたいなのを持ってる」 「……まさかの予感的中の予感がします」 タクマさんから聞いた彼らの武器を見る限り、どうもさっきの推測は当たってるようだ。 それだけじゃなく、分かってはいたけれど、僕にとっては最悪の武器が来た。 銃。 これはまずい。 「ねぇ、そこの二人。あたし達は疲れてるから、さっさと死んでくれる?」 「一撃で死ぬか、じわじわと死ぬか。どちらか片方ならあなたたちにも勝機はありますね。 ただし数パーセントですが」 綺麗な高い声、続いて厭味ったらしいトーンの声が切り裂くようにして僕らに放たれる。 僕はその表情まではうかがい知ることが出来ないが、すごい悪い顔をしていそうな奴らだ。 「タクマさん」 「分かってる。見つかった以上戦うぞ。一刀両断に言われたとおり、お前もちゃんと守りながら」 「え……いやあの一旦逃げようって言おうかと……僕をおぶりながら戦えるんですか?」 「ん? 余裕だぞ? 大丈夫だ、老師も言っていた。 誰かを守ることを意識しながら戦うことで、油断や見落としはむしろ減るんだ」 「あのー。もしかして」 「ん?」 「タクマさん、うずうずとかしてませんか」 「あ、ばれたか」 はははは、と肩を上下させてタクマさんは笑った。 そうやら僕はこの瞬間までタクマさんのことを少し誤解していたらしい。 この人、基本良い人だけど、無理のない範囲で基本的に戦闘狂なのだ。 「よし、じゃああんたらもやる気みたいだしやろう! 俺は切磋琢磨! こいつは紆余曲折だ」 「どうも……正直乗り気じゃないんですが」 「名乗り向上とはあの男のようだ。ボクは先手必勝」 「あたしは青息吐息よ。そしてこれは試合でも遊びでもない、殺し合い」 一刀両断さんのことが気になる状況なのに、 僕を除く三人の間で怖いくらいとんとん拍子に話が進んでいく。 こうなると非戦闘員の僕に口を出せることはほとんど無くなる。タクマさんの本領発揮だ。 だから僕は、せめてタクマさんの装備品としての効力だけを果たそう。 紆余曲折として、攻撃を曲げ続ける。 さあ。……どうなるかな? 「行くぞ!」 こうしてB-2では、僕とタクマさん、先手必勝と青息吐息のタッグバトルが始まった。 その奥、問題のA-2エリアにて。 全参加者中最高のチート能力を誇った四字熟語の死体が斃れていると僕が知るのは、 もう少しあとの話だ。 【B-2/駐車場B地区】 【紆余曲折/男子高校生】 【状態】顔面崩壊、背中に傷(共に処置済み) 【装備】なし 【持ち物】なし 【ルール能力】攻撃を4秒間迂回させることができる 【スタンス】生き残る 【切磋琢磨/見習いボクサー】 【状態】上半身裸、打撲などいろいろ 【装備】ボクシンググローブ 【持ち物】ピアス、釣り糸、上のシャツ 【ルール能力】誰かと戦うごとに強くなる 【スタンス】戦いたい(傍若無人を倒す) 【青息吐息/ギャルっぽい女】 【状態】疲労大、覚悟完了 【装備】凍りついた拡声器 【持ち物】なし 【ルール能力】ため息がすごい冷たい 【スタンス】マーダー 【先手必勝/銀縁メガネ】 【状態】頭に怪我、覚悟完了 【装備】拳銃 【持ち物】缶ビール数本など役に立ちそうなもの 【ルール能力】先手を取れば勝利する 【スタンス】マーダー 「なあ、《私》よ」 「……なんてな。もはや《幻想》も出せぬほど消耗したか。全く、天晴なものよ」 駐車場の片隅、車も地面も空気さえ、 何もかもが凍った世界の片隅で、鏡花水月は倒れていた。 その足は凍りついており、その心臓付近の動脈部分には銃創が空いていた。 血がどくどくと流れて、彼が支配していた舞台を赤く穢していた。 こんなつもりまでは、無かった。 勝つつもりなど全くなかったが負けるつもりもなかった。 駐車場の車がハリボテであり、投げつけても大したダメージにならないことは知っていた。 四字熟語の語感から、先手必勝の能力が相手より先に攻撃を食らわせることで発動するものだとアタリもつけていた。 ゆえに最初のフェーズを突破された彼は、対峙していた二人に車を投げるという行動を取り。 少なくとも先手必勝にダメージを負わせることで敗北を免れようとしたのだが。 「まさか、あの男。ルールの裏をかくとはな……」 そう。 鏡花水月を葬ったのは先手必勝だった。 彼は青息吐息の《ため息》と、ルールの裏をかく行為を最大限に利用して、 あぶりだした本物の鏡花水月に《必勝の》銃の一撃を浴びせたのだ。 「彼奴は確かに。与えられた”役割”に。ルールに縛られていた私を超えた。 そして隣の女もまた、それを気づかせ、諭した。ふふ、いいものを魅せてもらった。いい、舞台だった……」 ごふっ、と、血を吐く音がした。 続いて彼が持っていた”本物の”木拍子が彼の懐から零れ落ち、カン、と小さな音をたてて跳ねた。 カンカンカン。数度跳ねた四角い木の棒は、徐々に小さくなる音を発する。 そして仕舞いには聞こえなくなる。 鏡花水月の吐息も、ほとんど同時に。 聞こえなくなる。 舞台は、終わる。 幕引きは、あまりにも静かだった。 【鏡花水月:死亡――残り八名】 鬼気迫る 前のお話 次のお話 蓬平団子 前のお話 四字熟語 次のお話 完全試合 青息吐息 [[]] 完全試合 先手必勝 [[]] 完全試合 鏡花水月 実験終了 仲間意識 切磋琢磨 [[]] 仲間意識 紆余曲折 [[]] 用語解説 【青息吐息】 青ざめた顔で吐く息、つまり困ったときやつらいときにつくため息のこと。 青色吐息と誤字をしてしまうのは筆者だけだろうか。なんでなんだろう。 四字熟語ロワではテンションの上下が激しいお騒がせギャル風のわりといい子。 能力も字面からか、なぜか氷属性が付加されて氷結ブレスとなっている
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登録日:2011/12/14 Wed 02 09 24 更新日:2024/06/16 Sun 14 54 32NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 A級 EX.R『リアルファイト』突入 Unco ぶっ壊れ ゲーム用語 コンボ チート テクニック ハメ技 バスケ部 バランスブレイカー 仕様の穴 北斗の拳 戦国BASARA X 戦国陸上 格闘ゲーム 永パ 永久 永久コンボ 無限コンボ 調整ミス 陸上部 トベウリャ ピザマヨッ 永久コンボとは、対戦型格闘ゲームにおいて『片方のプレイヤーが一方的かつ永久に継続可能なコンボ』の事である。 略称として「永久」と呼ばれることが多い。 ▽目次 概要 永久コンボの是非 永久コンボ発覚後の作品のその後 永久の存在する代表的な格ゲー 補足 概要 内容としては「特定の攻撃やコンボのパーツ、もしくはコンボ全体をループして繰り返し当てる」ものが主流。 一旦成立すると、基本的に実行側が中止しない限りは受け手側は何も行動できなくなり、ラウンド終了まで一切の自由を奪われる。 ほぼ例外なく、開発者が想定していない調整ミスによって発生する(もしくは実現可能となる)ものである。 気絶に持ち込むことが可能な一定の連続技を繰り返し当て続けて「気絶→気絶(複数回)→KO」と繋げるもの(「星星」「星星○段」「ピヨループ」などと称される)や、 コンボのループを挟まずに連続技で体力を全て奪いきるもの(10割)は「即死コンボ」として分けて分類される傾向が多い。 なお「永久パターン(永パ)」は永久コンボとはやや異なる概念を指し示す言葉である。 元々はゲーセンのゲームはインカムのために本来どこかで強制的にゲームオーバーになるものだが、 プログラムの盲点を突いてゲームオーバーの発生を阻害する動きなどをパターン化し、延々とゲームをプレイ出来る状態を指す。 格ゲーの場合は基本的に上記とは性質が異なり、主にループコンボを延々と続けられる状況を指す。 通常のループコンボ・即死コンボとは区別して使われている。 そのため一見永パに見えるほど長いループコンボでも、実は永パではないことはざらにある。 ただし、実態はどうあれ混同して呼ばれることも非常に多い。 永久コンボの是非 基本的にはタブー視されているが、永久コンボが一つ存在するからといって該当作品が全否定されることはあまり無い。 問題は『その実現性が平易であるものはキャラクター間のバランス崩壊に直結し、対戦型の作品としての競技性を損なわせる』ということであり、内容が非常に重要なウェイトを占める。 対戦型格闘ゲームにおいて、複数存在するキャラクターのうち一人に「どのキャラクターに対しても確実に、極めて簡単かつ完遂の確実性が高く、実戦的に決めることの出来る永久コンボが存在する」という実情が発覚した場合、そのキャラクター以外を対戦で使用するメリットがなくなってしまうためである。 現実的に言えば、そこに「Aのキャラクターは全キャラに対するお手軽永久を持つが、Bのキャラクターは立ち回りの平易さで圧倒的優位、Cのキャラクターは待ちが非常に強い……」といった細かな事情が係ってくるが、この場合『Aのキャラクターは永久コンボの始動技がヒットした時点でラウンド勝利獲得』に直結すると言って差し支えなくなる。 またキャラクターバランスの崩壊とともにゲーム性が失われるのも事実で、結局勝つのは似たりよったりなキャラクターとなったり、同じ行動を延々と繰り返すだけという絵面についてもしばしば指摘される。 つまり「お手軽に出来て、画面の変化が乏しく、特定のキャラや戦法以外の使用を妨げる存在」が敬遠される、ということである。 永久コンボ発覚後の作品のその後 もともと完璧なキャラクターバランスを誇る対戦型格闘ゲームというものはほぼ存在しないと言って良く、永久コンボ抜きにしても「強いキャラ・弱いキャラ」の差は少なからず発生する。(*1) そのため対戦型格闘ゲームにおいては「キャラクターの戦力差はテクニックや立ち回りでカバーして勝利を得る」というそもそもの下地が出来上がっており、この下地がその後に大きく影響してくる。 永久コンボの実現性が誰にでも完遂できるほど平易な場合や、極度に大きくキャラクターバランスが崩壊したものでなければ、公平性を欠いていることが承知でプレイがされることが多い傾向がある。(*2) キャラクターバランス向上のためにプレイ時にレギュレーションを設けるといった場合も珍しくない。 MVC2、北斗の拳、戦国BASARA Xなどはその代表例である。 これらは永久コンボを前提としたゲーム性がプレイヤーの手により発展・確立しており、それに併せたプレイが行われることとなった。 しかし何かを前提とする以上敷居は必ず高くなり、対戦ツールの形としては誉められる代物ではないだろう。 ただでさえ初心者が取っ付きづらい格ゲーでこのような風潮が加速することはあまり喜ばしくなく、叩かれる場合もしばしば。 なお、「ゲーセンでは使用できないが、家庭用に移植された際に追加されたキャラが永久が使えた」なんてケースも存在する。 例えば、KOF2003のラスボスである無界というキャラクターは、家庭用移植されてプレイヤーが触ったら永久10割コンボが簡単に出来る。 永久の存在する代表的な格ゲー 北斗の拳(アーケード) 何故か格ゲープレイヤー以外にも永久コンボの内容が知られている珍しいゲーム。 「バランスが壊れすぎて逆にバランスが取れている」という衝撃の概念を生み出したことで有名。 このゲームはヒット数を稼ぐと自分へのノックバックや相手の落下速度が速くなってコンボを繋げにくくなるのだが、 「ヒット数が増えるほど、相手の落下速度が加速する」仕様と「落下した時のバウンドの高さは一定の処理をして逆方向に跳ね返すだけ」という仕様が組み合わさり、 高度や速度に応じてバウンドも高くなる バウンド時も追撃可能なため、ある程度ヒットを稼ぐとそのうちどんどん高く跳ね上がるようになるという現象が起きる。 これを利用した永久がかの有名なバスケである。 世間に広まった理由として、相手が無抵抗で画面を上下に高速バウンドするシーンのシュールさ、有り得なさが1つ挙げられるだろう。 どんなキャラもほんの小さなワンチャンスから倒し倒される可能性が常にあるというシビアなゲーム性は、他の格ゲーでは替えが利かないとして熱心なプレイヤーを生み出すきっかけにもなっている。 実のところバスケを決める条件はかなり厳しいのだが、 技をキャンセルし前方に高速移動するブーストシステムを十全に使いこなすことにより、 数々のキャラが相手をボールにすることが可能になった。 また、バスケそのものにも種類があり、百裂・ドリブル・トラベリングの三種類が存在する。 更にバスケ以外にもバグ昇龍や田植えと称される永久もある。バグ昇龍は使うと両者操作不能になるため、ゲームそのものに対する永久コンボにもなってしまっている。 戦国BASARA X 宇宙旅行、戦国反復横跳び、戦国フルマラソン、壁コン永パ(お市、謙信、半兵衛)、戦国走り幅跳び、戦国ゴールイン、灰塵乱渦永パ 合わせて7種類もの永久が確認されている。 援軍が使える状況なら10キャラ中7キャラは永久可能になる永久だらけなゲーム。 更に残る3キャラの内の2キャラも、どんな状況でもとは言えないが余裕の永久所持と言う有様。 (最後の1人のみ永久はないが凶悪なループ起き攻めがある上位キャラ)。 しかしこの手のゲームには珍しくコンボカット手段も存在する。 そのためコンボカットのペナルティによる相手の弱体化を狙うのを大前提とし、 それらと複雑な援軍システムを巡る駆け引きを楽しむ、と言う全く新しいゲーム性がもたらされている。 永久が基本コンボなのに、メインはあくまでそれらの駆け引きであり、永久は試合を形成する一要素にすぎないという奇妙奇天烈な作品。 また、体力と補正の関係で10HIT以降はほとんどダメージがない為、永久コンボを当て続けていると逆にタイムアップで負けてしまう事も珍しくないなど、極めて特殊でイレギュラーなゲームだと言えよう。 なお本作は元々「女性人気のある戦国BASARAとのコラボによって格ゲージャンルに新規層を取り込む」という意図のもと作られたようだが、 結局上記のようなぶっ飛んだバランスにより北斗以上にニッチなゲームに仕上がってしまっている。 餓狼伝説3 主人公のテリー・ボガードのみ非常に簡単な永久コンボが存在する。 前作の餓狼伝説スペシャルの時のコンボと同じ構成なのだが…クラックシュート(大)の後に普通に通常技が繋がってしまう。 結果、ラスボスを除いた全ての相手を瞬殺出来るクソキャラと化した。 ただ、このコンボはあくまで攻撃ヒット時限定であり、更に相手がしゃがんでいる場合は殆ど入らないし、ガード時は連携の途中でライン移動からの反撃や割り込みも可能な場合も有る。そのため、勘違いされやすいが対戦においてはテリー1強という訳でも無い。 餓狼-MARK OF THE WOLVES- 稼働当初から複数キャラに永久コンボが確認されていた。さらにその後も研究が続けられた結果、一部を除くほぼ全てのキャラで永久コンボの存在が判明する。 相手の背後をとった時限定とか、2Pでかつ自キャラが左にいる場合のみとか、1フレームのミスも許されない正確な入力が必要とか、キャラごとに内容も様々。 ただ、総じてどれも難度が高く、やれるもんならやってみろ、なんて言われてしまうレベルのコンボもあるため、ゲームそのものが破綻している訳ではなかったり。 ウィンディ×ウィンダム 一部で有名な格ゲー界屈指のクソゲー。 なんとこのゲーム、適当過ぎる判定のせいで全てのキャラがボタン連打するだけで永久コンボが成立するのだ。 他の格ゲーは永久コンボに何かしらのテクニックが必要だが、このゲームに関してはそんなものほとんど必要無い。 もはやボタン連打永久ゲーであり根本的に格ゲーとして破綻しているため、格ゲーでは非常に珍しいクソゲーオブザイヤー入りを果たした、ある意味伝説の作品である。 ちなみに永久コンボ以外にも様々な問題点を抱えている。 キャラは可愛らしいだけにちゃんと作り込まれていれば…。 幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜 これも複数キャラに複数の永久がある。北斗の拳の「世紀末」になぞらえ「幕末」と称される。 画面端に追い込んでジャンプA+C連打という誰でも出来そうな物まである。 基本的には永久禁止ルールが暗黙の了解だが、一部のゲーセンでは永久解禁としているところもある模様。 実はシステム上、1コンボで与えられるダメージに上限値が設定されている。 完全な10割は存在していないため、体力差によっては制限時間いっぱい永久コンボを繰り返したのに判定負けするという珍しい現象が発生する事も… THE KING OF FIGHTERS 2001 最初に4キャラを選び、そのうち好きなキャラ・人数をストライカーとして設定できる。ストライカーは戦闘中にゲージを消費して呼び出すことができ、キャラによって様々な攻撃をしてくれる。 …のだが、一部のストライカーはダウンしている相手を追撃可能な状態にできるため、これを利用することで全キャラで永久コンボが可能に。(*3) クーラや雛子、バグキャラと悪名高いフォクシーなど、ストライカーもゲージもなくても永久コンボ可能なキャラもおり、ゲームバランスは非常に大味なものとなってしまった。 そもそもラスボスのイグニスが普通に永久コンボまがいの行動をしてくるという異質さも兼ね備えている(*4)。 THE KING OF FIGHTERS 2002(無印版) アンヘルに永久コンボが存在する。 ただし難易度が恐ろしく高いので、実戦で決める事が出来ればギャラリーからブーイングどころか逆に拍手喝采を浴びるレベル。 UMでは流石に調整されて出来なくなった。 MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES バランス崩壊もの世紀末格闘ゲーム。 本シリーズはほぼ全ての作品において永久コンボが多数見つかるが、本作はキャラが多い事もあって余計に目立っている。 例えばキャラクターの一人「アイアンマン」が単身+ノーゲージで敵をKO出来る永久コンボを持っている。 …のだが、そもそもすべてのキャラクターがアシスト込みでワンコンボでKOできたり、 ワンボタンで画面半分を制圧したり、1ゲージで画面を弾幕で埋め尽くしたりなどアイアンマン以上にヤバいキャラクターがわんさか居たり、 3対3の団体戦なので一人やられたくらいなら逆転が可能だったり。 上記のゲームたち以上に大雑把でぶっ飛んだバランスになっていながら、アメリカでは稼働から20年以上経った今なお高い人気を誇る格闘ゲームとなっている。 ジョイメカファイト FC末期に登場した、同ハードではほぼ唯一と言ってもいい正統派格闘ゲーム。 複雑なコマンドやコンボを排したとっつきやすいシステムだが、実のところバランスに関しては先に挙げた数々のゲームに負けず劣らず…… というか下手するとそれら以上に荒削りであることも知られている。 単純なキャラ性能差はもちろんのことハメの手段が非常に多く、 投げが1フレーム発生、かつガード硬直中にも決まるため当て投げの回避手段がない 所謂「めくり」を起き上がりに重ねると完全にガード不可 起き上がりと同時に出せるのは投げとガードのみ といった仕様から「起き上がりに重ねて突進やジャンプ攻撃→ヒットしたら再度攻撃orガードされたら当て投げ」「後方に攻撃判定のある技で起き上がりに合わせてひたすらめくり続ける」等のシンプルな永久コンボが多数存在する。 3強と呼ばれるキャラのうち2体があらゆる状況から繋がる凶悪な永パを持っていたり(*5)、永パの発見によって弱キャラから最上位一歩手前の強キャラまで一気に出世したキャラがいたりする。 そもそもが格ゲー黎明期の作品、かつ家庭用機(当然ながらネット対戦などというものは存在していない)でのプレイを前提とした作品なので致し方のないところはあるが、 今に至るまで本作を愛し続けているガチ勢からは「そういうところも含めて『ジョイメカ』というゲーム」と受け入れられている面もあり、対戦においては永久コンボやハメの使用もある程度は許容されることが多い。 そういう意味ではいわゆる「世紀末」なゲームの草分けとも呼べる存在、ではあるかもしれない。 ファムトムブレイカー(無印、エクストラ) 発売直後のバージョンにおいて、無印では紅莉栖に、エクストラでは閑に永久コンボが存在していた。 ただしどちらもアプデ後は不可能になっている。 とはいえ閑に関しては「人間の入力精度で決め続けるのは不可能」とまで言われる程の代物であり、全く問題にならなかったのだが。 補足 永久コンボ(連続技)は、キャラ全員に実装されていると、逆に一つのゲーム性として認められる場合もある。 しかし大抵のゲームは1人か2人しか永久コンボがないので、基本的には永久が発覚すると続編やバージョンアップなどで修正される場合が多い。 それ以外にも、ゲーム全体に永久コンボがあると続編が非常に作りづらい(*6)など欠点も多い。 追記・修正は始動技を食らわないようにお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ジョジョASBも追加か -- 名無しさん (2014-01-25 10 21 30) Fateと北斗はそれが味になっちゃったよなw前者は魔界転生という元ネタを考慮すると酷い原作クラッシュなのにww -- 名無しさん (2014-02-08 20 49 17) ジョジョはラグ考慮に入れれば永久できないだろ、だからセーフだ -- 名無しさん (2014-02-08 21 06 07) トランスアキシャル スライス→トランスアキシャル スライス→トランスアキシャル スライス→… -- 名無しさん (2016-04-12 21 16 33) アンコは正直プレイヤーが少なすぎてよくわからん。北斗とBASARAは未だ研究進んでたりするんだが -- 名無しさん (2020-04-09 11 52 32) マヴカプ2のキャプテンコマンドーで4つの攻撃ボタン全部を同時に連打したら死ぬまで放さないのは永久コンボ扱いになるのかな?即死コンボとは違う気がするし… -- 名無しさん (2022-08-12 09 43 27) アンディの斬影ハメってここに入れてもいいものかね。あとKOF97のパワチャループって即死だっけ? -- 名無しさん (2024-06-15 10 15 29) ↑KOF94のアンディは斬影拳から下Aが繋がる正真正銘の永久コンボだから入れていい -- 名無しさん (2024-06-16 11 16 18) Xストが永パの宝物庫のように永パまみれなゲームだったのは覚えている -- 名無しさん (2024-06-16 13 06 38) 名前 コメント