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見たことのない森を抜け出すのは案外簡単だった。 新世界の森林に比べ自然の数が少ないから、早く抜け出せたのかもしれない… と、フーナは思いながら急ぎ足で草原を歩行していた。 後ろの方ではみんなが氷冬とチルノフに陽の日差しが当たらないよう物で影を作りながら歩いている。 二人の呼吸は荒くなるばかり。早く何処かの建物に行かなければと辺りを見渡すと、丘の方角に何やら小さな建物が見えた。 背後のみんなにそれを指して一斉に駆け出す。 近づいてみると、それは展望台だった。ちゃんと屋根の付いていて、高い位置に建っているだけあって下方より断然涼しかった。 氷冬&チルノフ『いきかえるぅ~…。』 展望台の円状テーブルにベターと倒れ込む二人を見てみんなは少しだけ吹いた。 カービィ「わぁ~!みてみて、海が見えるよー♪」 どうやらこの展望台は海に面しているらしい。下方からは丘が高くて全然見えなかったが、ここから見渡す景色は美しい蒼の世界だった。 伊達政宗「ほう、結構いいところじゃのぉ。」 林檎姫「伊達さん、今度ここへデートしにいきませんか?」 伊達政宗「む、むぅ……。」(赤面) デデデ「全く、メタナイトとワドルディも惜しい奴らだゾイ。こんな楽しい冒険を楽しめないんだからな。」 エスカルゴン「私としては奴等は来なかった方がよかったと思いますでゲスが…。」 デデデ「何ゾイ!?まさか貴様、この楽しみにを一人占めにしようと企んでおるなっ!?」 エスカルゴン「んなわけねえでゲシょうが!あくまで二人の為を思って言ったんでゲスよー!ていうか、んなこと陛下に言われたくないで―――アゲェーッ!!」 シン「やれやれ…っと。」 シンは空いている木製の椅子に座り込んだ。 ふと下の方を見ると、隣の空席の上に新聞紙が畳まれて放置されていた。 シン「誰かの忘れ物か?ちょうどいいや。」 新聞に手を伸ばし、広げて記事に目を通す。 シン「どら――――――!!!」 リョウ「あれ?シン君その新聞どうしたの?」 シン「…リョウ、それよりもこれ…。」 リョウ「なになに~……え――――――ッ!?」 レイナ「ちょっとちょっと二人とも、なにしてるのよ――――!!…嘘……。」 新聞に目を通した三人の表情が一変した事を異変に気付いたフーナは彼らの元に近寄った。 フーナ「どうしたの…?」 そう言って彼女も記事に目を通す。 ニュース記事には【殺し屋の神の軍団 完全崩壊 混沌の女神による裁きか?】と大きくその事が取り上げられていた。 フーナ「混沌の…女神?」 シン「おい、そう言えばさっき…今この世界の日付は5月14日って言ってたよな…レイナ。」 レイナ「ええ…確かにそう言ってたわ。」 フーナ「…?」 話の内容が全く理解できないフーナは小首を傾げて不思議に思うばかりである。 シン「……ヤバいぞ、これは。」 リョウ「そんな…じゃあ僕たちは今、あの頃に戻って来たって言うの…!?」 伊達政宗「何じゃ?ワシにも見せてくれよ。」 林檎姫「伊達さん、先ずは私から見えるんだからね。」 ロイゼ「何だよ、俺にも見せてくれよ。」 やがて殆どが「新聞を見てみたい」と言ったのでシンはテーブルの上にそれを広げた。 やはり、記事を見て表情が一変する人が殆どだった。 デデデ「ん、何ゾイこれは?」 カービィ「殺し屋の神……?何だか物騒な組織名だね。」 エスカルゴン「おや…これは確か、歴史書で見た事があるような…。」 氷冬「…?」 スカーフィ「かう…?」 フーナを含むこの6名だけ、どうやら記事の内容に関しては無知だったようだ。 シン「……リョウ、“奴ら”が動くぞ。」 リョウ「殺し屋の神の軍団が潰れたんだもんね…“僕たちによって”。」 レイナ「殺し屋の神たちよりも“ヤバい組織”がね…。」 チルノフ「これって…確か“世界を変えよう”とか何だの言っていた…。」 ロイゼ「俺たち…“奴らによる革命”が起きる時代に来たって言うのか…っ!?」 伊達政宗「……“バンプ”…。」 林檎姫「混沌の……女神…。“世界が滅ぼされかけた”あの日に…。」 フーナ「ちょ…ちょっとみんな、どうしたの?」 スカーフィ「そうだよ~、なんだか顔色悪いよ?」 デデデ「ドゥハハハハ!!熱中症で頭でもイカれたかゾイ?」 エスカルゴン「んな訳ないでゲシょうが!」(汗) カービィ「うーん……。」 氷冬「……もしかして、私たちは…。」 フーナ「…氷冬?」 氷冬「あの人たちだけが知る時代に来てしまったのかもしれないわね。新世界、或いは別世界にいた私たちが知る由もなかった時代に。」 フーナ「それって……。」 スカーフィ「ねえねえ~!なんのことなの?みんな教えてよぉ~!」 スカーフィは手を振って新聞の周りに固まっている彼等に向けて言った。 するとシンが一人…彼女に顔を向けた。 シン「知らねえなら……全てを話そう。」 【みんな無事なよう】or【戻る】or【暗黒の歴史】へ
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Meet the Skrulls『ミート・ザ・スクラルス』 (シリーズタイトル、マーベル) 出版:2019年3月〜2019年6月(全5話) 概要 地球で一般人として暮らし潜入ミッションを遂行するスクラルの5人家族のストーリー。 集者ニック・ロウによると、スクラル人の一家が潜入エージェントとなるストーリーの構想はずっと温めていたが商業的に難しいため実行できなかったところを、映画『キャプテン・マーベル』の制作開始により実現に至ったとのことである。 登場人物 ワーナー家(スクラルの潜入工作員ファミリー)カール・ワーナー:スクラル名「クルル(Klrr)」。一家の父。家族が任務を遂行できるように厳しく管理するが、実は行方不明になった末娘のことをずっと想っている。 グロリア・ワーナー:スクラル名「ガイア(G'iah)」。カールの妻であり一家の母。偽装夫婦ではなく、3人の娘たちは実際にクルルとの間に生まれた子たちである。議員の秘書として政界から任務を遂行する。 マディソン・ワーナー:(スクラル名不明)長女。調査対象の娘と人間関係を構築し、ミッションを遂行。 アリス・ワーナー:スクラル名「アルクス(Alkss)」。本作の主人公的存在。マディソンと同じく調査対象の娘と人間関係を構築するミッションを帯びるが地球人に対し友好的な感情を持ち、任務を遂行できないでいる。 アイビー・ワーナー:スクラル名不明。過去のミッションで行方不明に。家族は彼女が死んだと思っていて、その記憶が暗い陰を落としている。 スクラル人 モロス(Moloth):ワーナー家の直属の上官。カールとコンタクトをとり指示を送る人物。 地球人 エージェント・エコー・リマ:プロジェクト・ブロッサムの殺し屋。スクラルを識別できる装置を使用し殺害を続けている。 アイアンマン:プロジェクト・ブロッサムはスターク・アンリミテッド社と関係が深いらしい。 あらすじ スクラル人を識別・殺害を遂行するプロジェクト・ブロッサム。今日もあるスクラルの一家が殺し屋エージェント・エコー・リマによって殺害された。 そんな中、アメリカ人の家族として地球で潜入調査を行うワーナー家だったが、次女のアリスは地球人に好意を持ち、任務を進めることができないでいた。 アリスは友人との関係を思うように構築することができず、学校の蝶観察フィールドワークでいじめられ、蝶に変身して逃げ出してしまう。 このときの痕跡が後でエージェント・エコー・リマによって追跡され、アリスに殺し屋の魔の手が迫る。 結末 アリスはエージェント・エコー・リマを返り討ちにして殺害。 末娘のアイビーは生きていて、彼女の血液を抽出し利用することがプロジェクト・ブロッサムにおけるスクラル識別テクノロジーの根幹だった。母ガイアたちはアイビーを発見し救出。 指揮官のモロスはスクラルを裏切っていて、何者かから報酬を得るためワーナー家を攻撃。カールは射殺されるが、残りの一家4人でモロスに反撃し殺害。 なお、スターク・アンリミテッド社がプロジェクト・ブロッサムに関与していたことをトニー・スタークは把握しておらず、陰で手を引いていたのはあるクリーの男だった。 モロスの策略によりワーナー家は裏切り者としてスクラルの上官たちに報告されてしまい、スクラルと地球人の両方のコミュニティから分断されてしまったワーナー家の生き残った女たち4人は変身を繰り返しながら流浪の生活を余儀なくされる。 ストーリーは"ROAD TO EMPYRE THE KREE/SKRULL WAR"へと続き、クロスオーバー"Empyre"へと続いていく。 アメコミ@wiki
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ハンター×ハンター コミックス5巻のことを楽しく雑談してください。 ついに最終試験終了! 殺し屋に友達はいらない…兄の冷酷な言葉に追いつめられ、失格となったキルア。 その友を救うべくゴンは、クラピカ、レオリオと共に暗殺一族の故郷、ククルーマウンテンへと向かう!! 名前 コメント
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【作品名】るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― 【ジャンル】漫画 【名前】外印 【属性】機巧芸術家 【殺人数】30人 【長所】筋力、速度、技巧の全部がおかしい 【短所】趣味が悪い(顔も) 【備考】呉黒星の差し向けた殺し屋30人を全員抹殺 vol.1
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Black Dahlia vo.Wendee Lee / 井澤 詩織ロレンツォ・メディチの右腕であり、仕事を何より楽しむ殺し屋。謎の多いその経歴は、止まる事を知らずに何十年も続いてると言う。今も行動を続けるターゲットは二名いるが、その内始末するつもりでいる。オットモ及びトムにサイボーグ化された体のメンテナンスをやってもらっている。背中に切り裂かれた痕があり、仮面の下には何かが隠されているらしい。 ストーリー その昔、スカルガールの襲撃で酷い負傷を受けた彼女はアンチスカルガールラボの設立者であるヴィクター・ガイガー博士の手によって武装サイボーグとして復活した。そしてビッグバンドのように、ピーコックやペインホイールが誕生するまでの期間スカルガール対策研究室に在籍していた。その後ラボから離脱した彼女は現在メディチマフィアお抱えの殺し屋として雇われている。ライフジェムを盗んだフィッシュボーンギャングのメンバーを全員バラバラに惨殺し、リトル・インスマスの入り江に捨てた。しかしミス・フォーチュンだけはライフジェムを飲み込んだため、殺しきれず生き延びたのだった。スクィグリーのストーリーにも登場。コンティエロ家の抹殺を依頼され、スクィグリーを殺害した。 トリビア 「ブラック・ダリア」はアメリカで実際に発生した未解決殺人事件の被害者、エリザベス・ショートのニックネームから。黒い服を好んだことがその由来らしい。ブラック・ダリアはASGラボの中でもプロトタイプのサイボーグである。メディチマフィアでセレベラの足に隠している剣のように暗器を用いる女暗殺者を教育している。ラボの在籍中に発狂してしまったらしく、かつては今の彼女とは全く違い、暗殺者となる前は別の名前を持っていた。彼女の右腕の武器はアームセルストライカーを参照していると思われる。ステージメディチタワーの背景として登場する。年齢は50〜60。間違われやすいが、彼女はエルフ族ではなく人間である。「ダリア=エルフ族」という噂が広まったのはAlex氏が耳の尖ったダリアのアートをいくつか描いていたために生じた誤解であり、「彼女はれっきとした人間である」と述べている。 ギャラリー
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ストーリー •ダメ人生を送る中学生ツナの家に、家庭教師がやって来た!見た目赤ん坊、本業殺し屋の目的は、ツナをマフィアの10代目にすること!死ぬ気になれば何でもできる!?と命がけのお勉強が、始まった! コミック情報 ・1巻~18巻 次回アニメ情報 ・標的69 「とんでも犯罪3兄弟」
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ラノでよむ ※一部不快な表現と描写ががあります。ご了承ください。 夜道を歩いていると、黒いセーラー服姿の女の子がゴスロリファッションの女の子を殺していた。 ぼくはその横を、アイスを舐めながら通り過ぎる。 やっぱりガリガリくんはソーダ味に限るね。夏になるとやはりガリガリくんが恋しくなる。でも案外コーラ味も悪くない。冷たい感触が口の中に広がって、ソーダの清々しい味わいが爽やかだ。 サンダルをつっかけながら、こうして虫の音を聞きながら夜の道を歩くのは案外気持ちがいいものだ。だけど頬を撫でる風は生暖かく、汗でシャツがベタベタする。 どうにも今日は夜になっても暑さは引かず、姉がどうしてもと駄々をこねたので、ぼくはコンビニまでアイスを買いに出かけさせられた。ぼくと姉はほかの兄弟たちと違い、一緒のアパートに住んでいる。姉が家事をこなしているため、こうした雑用などはぼくの担当になっていた。 まったく、こんな夜更けにアイスなんて食べたら太ると言ったのだけれど、一度駄々をこね始めた姉は子供よりも性質《たち》が悪い。逆らって機嫌を悪くされても面倒なので、仕方なく姉の大好きなピノを買ってきた。ついでに朝食用の牛乳とパンも変えたし、ちょうど良かったかもしれない。 歩きだとコンビニまで少し距離があるので、いい具合に疲れた。家に帰ったらお風呂に入ってもう寝よう。きっと暑さも気にせずよく眠れるに違いない。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよそこのあんた!」 後ろから女の子の叫ぶ声が聞こえてきた。多分きっとおそらくぼくのことじゃないだろう。呼びとめられるようなこともしていないし、振り返るのもめんどくさい。 「待てって言ってるでしょ!」 そんな声が真後ろから聞こえてきて、ぼくのほっぺたにちょっとした痛みが走った。なんだろうと思っていると、赤い液体が地面にポタポタと落ちている。大量の血がぼくの頬から流れているのだ。火傷でもしたかのように頬が熱く、ジンジンと少しずつ痛みが増大していく。 「なにするんだよ。痛いじゃないか」 ぼくはポケットからハンカチを取り出して、自分の頬に当てる。そのハンカチはピンク生地にウサギの刺繍の入ったやつで、どう見ても姉のだ。可愛いピンク色がどんどん赤黒く染まっていく。どうやらまた間違えて持ってきてしまったようだ。恥ずかしいなぁ。 「痛い、じゃないわ。あんた、見たでしょ!」 そんなことを言われ、ぼくはようやく目の前の女の子に視線を向ける。 そこには可愛らしい女の子が顔を真っ赤にして立っていた。それだけなら逆ナンかしらん? と思ったかもしれない。だけどその女の子の手には、ずいぶんととがっている攻撃的なデザインのナイフが握られていた。 女の子は震える手でナイフをぼくの首筋に突きつけ、まるで親の仇と対峙しているかのような怖い目で睨んでいる。 彼女がそうするように、ぼくも彼女を観察する。 歳は中学生くらいだろうか、茶色いセミロングの髪の毛に、整った目鼻。健康状態を気にしたくなるほどに細い体を、血に塗れた黒いセーラー服が包んでいた。それはまるで喪服のようだ、なんてどうでもいい感想を抱いてしまう。 その女の子の足元に視線を落とすと、やはりそこにはもう一人の女の子が死んでいた。いや、違う。殺されているのだ。 犯人はこの中にいる。 犯人はぼく以外だ。 つまり、 「きみがその女の子を殺したの?」 ぼくがその死体を指差すと、セーラー服の女の子はびくっと一瞬体を震わせた。その死体はその女の子と同じくらいの年齢だ。ゴスロリファッションに身を包んで、顔には派手な化粧がなされている。だけど体中のあちこちが赤く染まっている。それは紛れもなく血だ。 腹部からは臓物がはみ出、四肢は損壊され、右の目玉はえぐり出されている。吐き気をもよおすような死臭がぼくの鼻をツンと刺激する。蒸し暑さもあってか、その匂いは強烈なものになっていた。やれやれ、しばらく肉を食えなさそうだ。 セーラー服の女の子のナイフには血が付いている。誰が見ても彼女が殺したのだと思うだろう。いや、それ以前にぼくは彼女がこのゴスロリ子(仮名)を殺している瞬間を見てるんだけどね。これで事件は解決。|証明終了《Q.E.D》。めでたしめでたし。 「そうだよ。あたしが殺したんだ。悪いか」 ピノが溶けちゃうからもう帰りたいなぁと思っていると、女の子は目をそらしながらそう言った。今更犯人の自白だ。 「そりゃあ、人を殺すのは悪いことなんじゃないのかな。ゴミのポイ捨ての次くらいには罪深いことだと思うよ」 「安心しなさい。こいつはこの双葉区には存在しないことになっている人間なのよ。死体さえ始末しちゃえば警察だって騒ぎはしないの」 「ふうん」 聞いてもいないのに、セーラー服の女の子はペラペラと喋り始めた。まるで口を動かしていないとどうかなってしまいそうな感じを受ける。 「こ、こいつは傭兵集団、“|少女地獄《ステーシーズ》”の一人なの。あたしの商売敵なのよ。だから殺した。文句ある!?」 「別にないよ。つまり君も殺し屋ってこと?」 ぼくがそう尋ねると、なぜか彼女は誇らしげに鼻をふふんと鳴らした。ちょっと照れたように笑い、その顔はただの女の子にしか見えない。顔も体も血塗れということを除けばだけど。 「そうよ、あたしはフリーの殺し屋。“殺戮凶刃《ジェノサイドカッター》”の野村《のむら》千波《ちなみ》とはあたしのことだ!」 「ふうん。それじゃあ千波ちゃんって呼ぶよ。それで千波ちゃん。殺し屋がそんなほいほい本名を名乗っていいの?」 「あっ! 駄目だ。忘れなさい」 「うん。わかった。忘れたよ千波ちゃん」 「よろしい」 セーラー服姿の女の子改め、千波ちゃんはそう頷いて納得してくれた。うん。これでようやくぼくも帰れる。コンビニの袋の中のピノが溶けだして、箱がぐじゅぐじゅになっちゃってるし、ぼくのガリガリくんももうすでに地面を這うアリさんたちのごちそうと化している。まったくついてないなぁ。まあいいや、帰って早くお風呂に入ろう。たまには姉と入るのも悪くないかもしれない。 「じゃあね千波ちゃん。おやすみ」 「はーい。おやすみー」 そうして手を振ってから帰路につこうとしばらく歩いていると、後ろから猛ダッシュしてくる音が聞こえた。 「おやすみ、じゃないわよこの野郎!」 千波ちゃんはぼくを蹴り飛ばして、転んでしまったぼくの上に馬乗りになる。文句を言う前に千波ちゃんはナイフの切っ先をぼくの鼻先に向けた。 なんだよまったく。まだお喋りしたいのかなぁ。少しは空気を読んでほしい。 「どうしたの千波ちゃん。忘れ物?」 「ふざけないで! あたしはお前を殺すの! 殺し屋が殺しの現場を見られて放っておくわけないでしょ!」 「ああ、なるほど。納得した」 そりゃあ、千波ちゃんが怒るのも無理ないだろう。 「大丈夫だよ。ぼくは警察にも学園の風紀委員にも誰にも喋らないから」 「そ、そんなこと信用できるもんか。死体を片づける手間が倍になっちゃったけど、あたしはお前を殺す。プロの殺し屋として殺してやる」 「何言ってるんだよ千波ちゃん。本当のプロはこんな目立つ殺し方しないし、こうやって喋る前にもう殺しは完了してるよ。えっとなんだっけ? 『ブッ殺すと心の中で思ったならッ! その時既に行動は終わっているんだッ!』だっけ? なんか昔読んだ漫画でそんな事を言ってたよ。それに保身のための、依頼なき殺人なんて、それじゃただの殺人鬼だ。ぼくの兄と一緒だ」 「う、ううううるさい。殺す。殺すんだ!」 そう言う千波ちゃんの小さな肩は震えている。どうやら彼女はまだ殺しに慣れていないようだ。あのゴスロリ子ちゃんだって、おそらく慣れない殺人に高揚して、あんな無意味に死体を破損させているんだろう。まるで初めてのお使いでもする幼稚園児のようだ。可愛いなぁ。 しかしこのまま殺されるのは簡便だ。姉がお腹をすかしてアパートで待ってるんだからね。 仕方ない。 「『大丈夫。安心して。ぼくはきみの味方だ。誰にも喋らないよ。約束する』」 ぼくは言葉に魔力を込めた。その言葉を聞き、千波ちゃんの強張った顔が一変し、ナイフを地面に落とす。 「ほ、本当? 信用していいの?」 千波ちゃんは信頼できる友人と話しているかのようにどっと安堵の表情になる。これが僕の持つ異能だ。嘘を相手に信じ込ませる能力。ぼくの言葉に疑いをもつものはこの世に存在しない。ぼくが白と言えば黒でも白になる。 「『ああ、本当だよ。千波ちゃんは可愛いなぁ。こんな可愛い女の子を裏切る男なんていないよ。さあ安心してよ』」 「うん!」 千波ちゃんはさっと離れ、ぼくの手を取って起き上がらせてくれた。よかった、単純な子で。 「さて、それじゃあ今度こそぼくはサヨナラさせてもらうよ」 じゃあ、と手を挙げてさっさと退散しようとするが、千波ちゃんはぼくの腕をつかんだまま放さない。女の子とは言え、やはり殺し屋なのか、その力は強くて振りほどくことができなかった。 「なんだい」 「ねえ、あたしの味方ならこの死体処分するの手伝ってよ」 なんてことを言い出すんだろうか。これ以上面倒なことをぼくにやらせるのか。千波ちゃんには困ったものだ。 「あのね千波ちゃん。自分のお仕事なんだから、事後処理まできちんと自分ひとりでやらないとだめだよ。そんなんじゃ立派な殺し屋になれないよ」 ぼくは千波ちゃんの肩にぽんと手を置いてそう諭すが、彼女はイヤイヤと首を横に振り、目に涙を浮かべてぼくの目を見た。その上目遣いはなんともあざといものだ。だけどこんな顔されては何も言えなくなってしまう。 「だって、だって。本当はあたし一人でちゃんと処理できたはずなのよ。お師匠様から譲り受けた“屍喰い猫”がいれば死体の始末なんて簡単なんだから」 「しぐいねこ?」 聞きなれない言葉に首をかしげる。それはいったい何なんだろう。 「そう、屍喰い猫。死体を食べる猫ちゃんよ。殺し屋稼業には欠かせない相棒なんだけど、ここに来る途中で逃げられちゃったの」 死体を食べる猫。そんな気持ち悪い猫なんて聞いたこともない。だとするとその猫はラルヴァか何かだろうか。 「なるほどね。その猫がいなくなったのに人を殺しちゃったから困ってるわけだ」 「そうよ。このゴスロリ女と戦ってる時に、ケージから逃げ出しちゃったの。だからね、死体の後始末を手伝ってとは言わないわ。せめて屍喰い猫を探すのを手伝ってよ!」 「いやだよめんどくさい」 「断るならやっぱり殺す。百回殺すー!」 そう言ってまたもやナイフをぼくのほうに向けてきた。まったく、最近の子供はキレやすいというのは本当だよ。非常識極まりないね。 まあ、ようするに迷子のペット探しだ。ぼくが所属する探偵部としてもそういう依頼を受けたことは多くある。迷子のペットをこのくそ広い双葉区で探すだけの簡単なお仕事です。 「いいよ。手伝ってあげる。でも報酬はもらうよ。ぼくはタダで人助けするほど善人じゃないからね」 「報酬? エ、エッチなのは駄目だからね! 脱ぎたてのパンツ頂戴とか言わないでよ!」 千波ちゃんは顔を赤くし、スカートを押さえた。いったいどんな妄想をしているんだろうか。困ったものだ。 「女子中学生のパンツなんて興味ないよ。報酬はそうだな、コンビニのアイスでいいよ」 「え? そんなのでいいの?」 「ああ。姉のピノもぼくのガリガリくんも溶けちゃったからね」 生憎アイスを一個ずつ買う金しか持ってなかった。アイスを買って帰らなかったら姉の機嫌が悪くなってしまう。なんとしてもアイスは買って帰らなければ。 「ありがとう! じゃあちゃんと屍喰い猫を見つけられたいっぱいアイス奢ってあげる……えっと、そう言えばまだあんたの名前を聞いてなかったよね?」 「『ぼくの名前はアンドロメダクリスティーヌ三世だよ』」 「へーそうなんだ。素敵な前だね!」 異能を使って偽名を名乗ったけど、どうにも変な名前で呼ばれるのはしっくりこない。別に本名を知られても困ることはないので、やっぱり名前を名乗ることにしよう。 「ごめん。今のはナシ。嘘」 「えーなんで嘘つくのよー」 からかわれたと思ったのか千波ちゃんはぷりぷりと怒っている。ぼくは自分の名前を彼女に告げた。 「ぼくの名前は中也《ちゅうや》。夏目《なつめ》中也だ」 後編につづく トップに戻る 作品保管庫に戻る
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使用システム サタスペ DD カオスフレアの人 参加メンバー ”紅のならず者”ユーリィ・ラスプーチン【カルマ】荒事屋/親分/情報屋 暁美・ポムワート【カルマ】マネージャー/色事師/音楽無頼 小野 燐【カルマ】荒事屋/親分/キジルシ ジョニー・プリンス【カルマ】参謀/親分/殺し屋 ログファイル HTML版
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アイザック=ネテロ クロロ=ルシルフル ゲンスルー 団長の手刀を見逃さなかった殺し屋 ネフェルピトー パリストン=ヒル ヒソカ=モロウ メルエム レオリオ=パラディナイト HUNTER×HUNTER 特徴(HUNTER×HUNTER) 十二支ん 念能力 組織(HUNTER×HUNTER) ハンター協会 幻影旅団 種族(HUNTER×HUNTER) キメラアント
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495 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 23 12 59 ID ggq0zks1 石川補佐「あのぉ~龍子総帥~グリズリー将軍の部隊が全滅しちゃいましたぁ~」 龍子総帥「WARS軍は無敵の軍隊だ!!なんとしてフォクシーボールを手にいれろ!!」 石川補佐「えぇ~と~今、フレイア将軍の部隊が出撃しちゃいましたぁ~」 龍子総帥「なんとしてもフォクシーボールでダーリンの心を私だけのものに・・・ブツブツ」 石川補佐「えぇぇ~世界制服しちゃいましょうよぉ~」 龍子総帥「うるさい!私のそばに立つな!!私の胸が小さく見えるだろ!!」 石川補佐「そんなことありませんよぉ~」 龍子総帥「それから・・・もしフレイア将軍が失敗したら・・・殺し屋ビューティー市ヶ谷を呼べ!!」 石川補佐「えぇ~あの世界一のつもりでいる殺し屋ビューティー市ヶ谷さんをですか?」 龍子総帥「そうだ・・・これで私の明るい結婚生活が・・・ブツブツ」 真帆「おぉ!!フォクシーボール見つけたぞ!!」 社長「!?なぁぁ!何すんだよ!いきなり俺の股間を握りやがって!?」 真帆「これフォクシーボールだぞ。7個集めるとちょっといいことがあるらしいぞ。くれ。」 社長「7個って・・・大体ひとりにつき2個しかないもんどうやって奇数集めるんだ・・・・ってやらなぞ絶対!!」 真帆「そんなこといわずに欲しいぞ。」 フレイア「お遊びはそこまでにして頂きましょうか?」 社長「何者だ?」 真帆「あれはWARS軍だぞ。あいつらもフォクシーボールを狙ってるぞ。」 フレイア「あら・・・なかなかいい男じゃない・・・優しくしてあげるからフォクシーボールをお出しなさい。」 社長「・・・・・・ど、どうぞ」 真帆「社長、なんでズボン脱いでるんだ?」 スパーキングネオやってたら、こんな妄想が・・・ダメだこりゃ(´・ω・`)