約 143,952 件
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/383.html
0255:心 ◆zOP8kJd6Ys D・Sは走っていた。 森を抜け、平野を駆け、琵琶湖の湖を通りすぎ、大阪を目指して走っていた。 あの胸に傷を持つ男は追ってきてはいない。少なくとも後方に気配は無い。 (撒いたか……だがちぃっとキツくなってきたな) あの男――D・Sは名前を知らなかったが――ケンシロウとの戦いで魔力を大分消耗してしまった。 このままアビゲイルのいるという福井県に向かってもいいが、やはり不安はある。 (今のままじゃ使える呪文は後一、二回ってところか。 馬鹿ならこのまま突っ込むだろうが、超天才たる俺様は無理せず機を待って休息を取るべきだな) 時間が経てばアビゲイルが移動してしまう恐れもあるが、敵との遭遇を考えると慎重にならざるを得ない。 (ま、俺様が負けるわけはねぇがな。だが呪いがある以上念を入れておくべきってことだ) 大阪には市街地がある。人が訪れる危険性も高いが、身を隠すにはうってつけの場所でもある。 そう判断し、D・Sは大阪へと足を踏み入れた。 市街地を進み、潜伏に適した民家を探す。するとほどなく、途中で道端にて倒れている女性を発見した。 「フン、死体か?」 何か有用なアイテムでも持っているかと近付き、様子を見てみる。 ザックには武器は何も入っていなかったが、女性にはまだ息があった。 D・Sはニヤリ、と笑う。 「くっくっく、どうやら俺様にも運が廻ってきやがったようだな……」 D・Sはその女性、姉崎まもりを抱え上げると、近くの民家へと入っていった。 セナがいじめられている。 大勢の身体の大きい男達に囲まれ、暴行を加えられている。 男達は下卑た笑みを浮かべ、楽しそうにセナに暴行を加える。 セナは泣きながら助けを求めていた。 その世界に音はない。セナの声も聞こえない。 だがまもりにはハッキリと判った。 『助けて! まもり姉ちゃん!』 セナは自分に助けを求めているのだ。 ――助けなきゃ、助けなきゃ、わたしがセナを助けなきゃ! 『セナを! いじめないで!!』 駆け寄ろうとするが、まもりの手足は鎖によって石壁に拘束されていた。 まもりは何とか抜け出そうと身体を捻ったり、鎖を引っ張ったりするが一向に鎖は解けない。 そうこうしているうちに男達は、今度は武器を持ち始めた。 金属バットで、バールのようなもので、角材でセナを打ちつける。 セナは血を吐きながら叫んでいた。聞こえはしない。それでも何かを叫びながら手を伸ばした。 『セナをいじめないで!』 まもりは必死に鎖を揺らす。 身をよじり、血が出るほどに手錠を壁に打ち付けても、自由になることは出来なかった。 『どうして私には力が無いの? 私はセナを助けなきゃいけないのにどうして!? 力が欲しい、セナを護る力が。この身体がどうなってもいい。心なんて失ってもいい。 命だって捨ててもいい。セナを、セナだけを護る力が欲しい……!』 ――― セナ! ――― ハッと、まもりは眼を覚ました。 目の前には銀髪の男がまもりに四つん這いにのしかかっている。 「ハァッハァッハッハ…」 「えっ?」 犬のように舌を出し、よだれを垂らしている男を見てまもりは生理的嫌悪感から悲鳴を上げた。 「きゃぁっ!」 バシーンと小気味良い音を立ててまもりの平手が決まり、D・Sは頭から民家の床に突っ伏す。 「ぐお、いきなり何しやがる!」 「こっちのセリフです!」 ふと気がつくと自分の制服は前を肌蹴させられ、ブラが露わになっている。 (まさか?) 最悪の場合を連想し、慌てて胸を隠しながら身体に異常が無いか調べる。 (ホ、どうやらまだ何もされてないみたい) 安堵し、キッとまもりはD・Sを睨みつける。 「ち、いいところで眼を覚ましやがって……どうせ俺のモンになるってのによ」 立ち上がり、忌々しそうな顔で近付いてくるD・Sにまもりは蒼ざめた。 確かに、これだけの大男相手に抵抗する術は自分には無い。 武器は、と荷物を探そうとして、まもりは少年に全て奪われてしまったことを思い出した。 場所は民家の一室。自分が居るのは部屋の隅にある小さなベッド。 窓はD・Sの後ろ側に一つだけ。入り口は右手側にあるが、そこに辿りつくにはD・Sの脇を通らねばならない。 逃げ場が無い。まもりは絶望感に支配される。 (私はここでこの男に弄ばれて、殺されてしまうの?) 身体が恐怖に震えだし、涙が溢れてくる。 (私には何の力も無い。セナを助けたいのに……私には…ッ) この身体がどうなってもいい、力が欲しい。私には無い力……が…… ふと気付く。 (この人は、力を持っているのかしら……私には無い力を) 「あの、私は姉崎まもりです。あなたは……なんというのですか?」 突然質問してきたまもりに怪訝な顔をしながらもD・Sは答えた。 「あん? 俺様は魔導王ダーク・シュナイダー様よ。 いずれ全世界を支配し、全ての女が俺のハーレムに入ることになる。そう、お前もだ…ククク」 「強い……んですか?」 D・Sはそれを聞くと一度俯き、低く笑声を漏らすと徐々に声を高め大笑いした。 「ぎゃーーーはっはっはっはっはっはっは! 俺様が強いかだと!? ぶぅわかぁめぇー! この宇宙に俺様より強い奴は存在せん!! この超絶美形主人公の大噴火的スーパーウルトラダイナミックわんだふりゃむぁジックに かかれば、どんな強大な雑魚だろうと一ミリ秒で消し炭にしてやることができる!! そう、首輪さえ外れりゃぁあの主催者どもも俺様の魔力で皆殺しにすることが超、可能!」 いきなり高笑いしながら自賛を始めたD・Sにまもりは全身をドン引きさせていた。 「あ、あの……」 「クックック、あのゴブリンどもめぇ~~このダーク・シュナイダー様にこれだけのことしてくれたんだ。 ただじゃすまさねぇ~~、首を刎ねた後串刺しにして口に餡子詰めてやるぞぉ~~。 おやッさん秘伝のタレに漬け込んだ後、弱火で炙りながら、 三人で仲良くだんご三兄弟を合唱させてやるぅ~~クックックックックック」 (な、何が何だか良くわからないけれど、とにかく凄い自信だわ……) ひとしきり哄笑を上げたあとD・Sは自分の世界から戻り、まもりの目の前でニヤリと笑う。 「それで? 俺様の強さを知ってどうしようってんだ? ククク、その打算的な眼。このダーク・シュナイダー様を利用する気マンマンてな顔だぜ」 D・Sの指摘に図星を指され、まもりはグッと言葉に詰まる。 それでもギュッと拳を握り締め、D・Sに対する怖れを振り払って声を絞り出した。 「取引です。私はあなたに弄ばれるくらいならこの場で舌を噛みます。 でも、私の願いを聞き入れてくれるなら私は……」 言いよどみ、キュッと目を瞑る。しかし決意を胸中で反芻し、言葉を続けた。 (この身体がどうなってもいい、心を失ったっていい、セナを……護るんだから!) 「私は、あなたの物になってもいいです。抵抗も自害もしません。 私には何の力も無いけれど……いえ、無いからこそ私はあなたの力が欲しい。 この身を捧げる代わりに、あなたの力を私に下さい」 まもりの決意の瞳をD・Sはニヤニヤしながら見つめる。 「ククク、い~い眼だ。何が目的かはしらねぇが気に入ったぜ。 まもりっつったか……いいだろう、俺様が力を貸してやる。 気にいらねぇ奴を殺すんだって、人探しだって協力してやる。ここの脱出だってな。 つーわけで、まずは手付けを頂こうか?」 D・Sはまもりの顎に手をやるとクイっと持ち上げた。 これから何をされるのか悟ったまもりは、ギュッと眼を瞑りその時を待つ。 (セナのために、セナのために、セナのために、セナのために……) D・Sの顔が近付き、その唇がまもりの唇に触れる―――その瞬間。 ドシュウッ! 突然、D・Sの身体が蒸気とともに発光した。 「え? な、何!?」 「う゛ーーーぞ!? あれってまだ有効だったの? まーじぇー!!?」 まもりは驚き、光と共に縮まっていくD・Sを呆然と見つめていた。 ちょいーーーん やがて発光が収まり、その場に佇んでいたのは……ぶかぶかのローブに身を沈めた少年だった。 「え? ……え?」 まもりはまだ事態が把握できない。 黒く短い髪に大きくつぶらな黒い瞳。見た目は10歳前後といったところだろうか。 少年は眠そうに目をこすると、周りをキョロキョロと見渡した。 まるで今気付いたかのようにまもりの姿を認めると、彼は口を開いた。 「ねーヨーコさんはー?」 (ええ~~~~~~~~~~!?) まもりはまだ事態が把握できなかった。 かつて、ゴーレム・ウォーという大戦争を引き起こし、全世界を恐怖に陥れた魔導王ダーク・シュナイダー。 彼は英雄ラーズ王子との戦いにて死亡するが、死の前に古の秘術によって転生を試みたという。 それを察知した大神官ジオはダーク・シュナイダーの転生先を捜し当て、赤子の内にダーク・シュナイダーを封印した。 その赤子の成長した姿こそが今まもりの目の前にいる少年、ルーシェ・レンレン(17)である。 美の女神イーノ・マータの力による封印を解くには処女の接吻が必要であり、 また逆に再び封印をする場合にも処女の接吻が必要となる。 D・Sは何度も封印を解かれる内に封印の効力が弱まり、自力で封印を解くことも出来るようになっていた。 ルーシェになることも少なくなり、彼は封印の呪法が処女の接吻であることなど綺麗サッパリ忘れ去っていたのだった。 しかしそんなことなど何一つ知らないまもりは目の前の事態に困惑していた。 (あのシュナイダーさんは一体何処へ行ってしまったの? この子供は一体何?) 「あ、あのボク? お名前は、なんていうの?」 ルーシェはまもりのほうを不思議そうに見た後、ニッコリと笑って答えた。 「ボクはルーシェ・レンレン。17歳だよ」 (わ、私と同じ歳!?) これにはさすがに驚愕する。 見た目にはどうしても10歳くらいにしか見えない。 何とか事態を把握しようと今度は別の質問を試みる。 「あの、さっきのダーク・シュナイダーさんは何処へ行ったのか知らない?」 ルーシェは俯いてう~んと唸り、顔を上げるとふるふると首を横に振った。 「そう」 まもりはガックリと項垂れた。 決死の覚悟をして取引をしたのに、これでは何の意味もない。 こうしている間にもセナは危険な目に遭っているかもしれないのに、自分にはどうすることもできないのだ。 殺して、殺して、セナの為に殺し続けなければならないのに……! 哀しくなってまもりの瞳から涙が零れ落ちる。すると何処からかしゃくりあげる声が聞こえてきた。 「ヒッ、ヒック……ヒ、ひえ~~ん」 顔を上げると、目の前でルーシェが顔をくしゃくしゃにして泣いている。 わけがわからず何故泣いているのか尋ねようとした時、ルーシェはまもりに縋り付いてきた。 「ねぇ、何で泣いているの? お腹痛いの? ひっく、ヨーコさんなら治してあげられるんだけど、 ボクは、ひっ、なんにもできないの、ごめんね。ねぇ、泣かないで……」 どうやらまもりが泣いているのを見て貰い泣きしたらしい。 (私を、心配してくれたの?) それを悟った時、まもりはたまらなくなりルーシェを抱きしめた。 「ごめんね。何でもないの……ごめんね」 この世界に堕とされて初めて向けられた純粋な心にまもりは泣いた。 涙が溢れて止まらなかった。 (……殺す? こんな何も知らない子供も? そんな、そんなこと許されるはずがない) 子供の時のセナが脳裏に浮かぶ。何の打算もなく純粋にまもりを信じきった瞳。 その姿がルーシェ・レンレンに重なる。 (私は全ての罪を受け入れることを覚悟した。セナの為に全ての罰を受け入れることを覚悟した。 セナに嫌われてもいい。憎まれてもいい。セナが生きていればそれだけで……でも。 こんな無垢な子供まで殺すなんて……) それは正に悪魔の所業。 ルーシェによって人の温もりを思い出し、それがどれほど取り返しのつかない事かとてもよく理解できる。 自分は人を幾人も殺し、既にその手は血塗れ、心は冷え切っていた。 その心をルーシェは再び人の温もりで包んでくれたのだ。それはまもりの心をどれだけ救ったことだろう。 (ありがとう、思い出させてくれて) まもりはルーシェの頬に手を触れ、優しく撫でた。 ルーシェは「んー」と猫のように気持ちよさげに頬をまもりの手にこすりつける。 それをまもりはとても愛しいと感じた。 (るーしぇくんを殺すことはまさに悪魔の仕業……だったら、だったら私は……) ポロポロとまもりは涙を零す。 ルーシェの頬に触れていた手を徐々に下げ、その首筋に触れる。 (だったら……) ――――――――――――――――――私は悪魔でいい 両手をルーシェの首にやり、渾身の力を込めて首を絞める。 「けはっ」 「ごめんね」 まもりは謝りながら強く頚動脈を締め付けていく。 ルーシェは一瞬で締め落とされ、気絶した。 「そしてありがとう。一瞬でも人の温もりを思い出させてくれて。 本当に嬉しかった……でもごめんね」 更に強く、強く、力を込める。 ルーシェの身体がビクンと痙攣する。 それきり、ルーシェは二度と動かなかった。 まもりはルーシェの身体を横たえ、しばらくうずくまっていた。 ……そして、フラリと立ち上がるとD・Sの荷物を自分の荷物へと入れて部屋を出た。 後ろは、振り向かなかった。 (セナの為なら、私はなんにでもなる……) 強い決意を胸に再燃させて……彼女は力強く地面を踏みしめた。 【大阪・市街地 /夕方】 【姉崎まもり@アイシールド21】 [状態]:殴打による頭痛、腹痛、右腕関節に痛み(大分引いてきている) 以前よりも強い決意 [装備]:装飾銃ハーディス@BLACK CAT、アノアロの杖@キン肉マン [道具]:高性能時限爆弾 荷物一式×3、食料四人分(それぞれ食料、水は二日分消費) [思考]:1、セナを守るために強くなる(新たな武器を手に入れる)。 2、セナ以外の全員を殺害し、最後に自害。 【ダーク・シュナイダー@BASTARD!! -暗黒の破壊神- 死亡確認】 【残り79人】 ※ダーク・シュナイダーはルーシェ・レンレンの姿で死亡しています。 時系列順で読む Back 0254 崖っぷちの正義と悪〈後半〉 Next 0256 奸な瞳 投下順で読む Back 0254 崖っぷちの正義と悪〈後半〉 Next 0256 奸な瞳 0234 似て非なる二人 姉崎まもり 0289 踊る少年少女 0246 そして彼女の行き着いた先 ダーク・シュナイダー 死亡
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25888.html
登録日:2012/01/07 Sat 09 19 11 更新日:2024/05/22 Wed 15 51 23NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 アズカバン エクスペクト・パトローナム キス魔 トラウマ ハリー・ポッター 吸魂鬼 接吻 死喰い人 看守 魔法生物 吸魂鬼は地上を歩く生物の中でも最も忌まわしい生物のひとつだ。最も暗く最も穢れた場所にはびこり、凋落と絶望の中に栄え、平和や希望、幸福を周囲の空気から吸い取ってしまう。 リーマス・ルーピン 吸魂鬼(ディメンター)とは、ハリー・ポッターシリーズに登場する架空の生物である。 【外見】 【生態】【吸魂鬼の接吻】 【弱点】【守護霊の呪文】 【魔法界における役割】【アズカバン】 【吸魂鬼と魔法省の関係】 【アズカバンの看守として】 闇の陣営として 【各巻の活躍】【3巻】 【4巻】 【5巻】 【6~7巻】 【呪いの子】 【余談】 【外見】 一応は人間と似通った輪郭を持つが、酷くやせ細っており2mを超す長身である。 全身を黒いマントで覆い隠しており、後述する吸魂鬼の接吻を行う時以外には素顔を見せることはない。稀に袖から覗く手などは 「冷たい灰色に穢れたかさぶたに覆われた、まるで腐乱した水死体を思わせる」 と形容され、肉体の他の部分も同様の見た目であると推察される。 頭部の形状も人間に近いが、眼は存在せず(退化している?)薄い皮膚に覆われたのっぺら坊のような見た目になっている。 そのため種族として『盲目である』という特徴を持つ。 ただ口は人間と同様の配置と形状であり、食事や吸魂鬼の接吻を行う際に用いられるなど重要な役割を果たしている。 総じて人間的な感覚からすれば恐ろしい外見を持った種族と言えるだろう。 【生態】 謎も多いが、基本的には人間の幸福な感情や魂それ自体を捕食し糧として活動する。 捕食の際には口を用い、大きく息を吸うようにして、人間の心から発せられる「幸福な感情」を吸い取る。 その力は凄まじく、吸魂鬼が近くにいるだけで人間は生きる活力を失ってしまう。 特に、ハリー・ポッターのように過去に悲惨な記憶を持つ者ほど吸魂鬼の影響を受けやすく、まともな身動きすらままならなくなり意識を失ってしまうことすらある。 またこの捕食行動と関連しているのかは分からないが、吸魂鬼の周囲は急激に気温が低下する描写が見られ、映画版では窓の水滴や湖が凍り付くなどの影響を与えていた。 また、外見の項目でも触れたように目に相当する感覚器官が存在しないため盲目である。 その代わりに人間の感情・生命力を感じ取ることができ、この能力で他の生物のことを認識している。 劇中で喋ることはないが、魔法省と協定を結んでアズカバンの看守を勤めたり、ある特定人物の個人的な依頼を請けていることから人間との意思疎通自体は可能なようだ。 また感情がないわけではなく、シリウス脱獄を受けた際には 「怒り狂っていた」 らしい。 寿命や繁殖方法などは明らかになっていないが、作中の描写では守護霊の呪文を除けば魔法に対してほぼ無敵とも言える耐性を持っており、食糧が足りている限り不滅に近い存在である可能性が高い。 【吸魂鬼の接吻】 この種族の最も恐るべき生態に、人間の魂そのものを餌食とする特異な捕食行動が挙げられる。 これは『吸魂鬼(ディメンター)の接吻(キス)』と呼ばれ、犠牲者に対してその口で文字通り接吻を行い、魂を根こそぎ吸い取ってしまうのである。 この忌まわしい捕食行動の犠牲者は生ける屍のような状態になってしまい、元に戻す方法も見つかっていないため、実質的に死ぬのと変わりがない。死後の魂の救済の可能性すら奪ってしまう事から、むしろ 死より悍ましい状態 なのかもしれない。 【弱点】 一見無敵とも思える種族だが、弱点も存在する。 例えば先述した盲目であり、生物を感情・生命力で判別しているという点である。 こうした認知方法のため実は個人の判別が苦手であり、人間の区別は曖昧らしい。(ある程度は発せられる感情で認識できるようだが) 加えて人間以外の生物の感情・生命力を感知するのも苦手である。 また捕食行動に関しても、幸福な感情以外の感情や、人間以外の動物の感情は吸い取ることができず、動物もどき(アニメーガス)が動物に変身した場合も吸い取れなくなる。 (動物の精神は人間のそれに比べると単純なため、吸魂鬼には 「対象の精神が単純になった=他の連中と同じく精神を病んだ」 と認識するらしい。目が見えないのでそう感じるしかないというのもある) 作中ではこうした弱点を突かれ、犠牲者のすり替えや捕食行動の回避、脱走といった人間側の抵抗を許しており、物語にも大きな影響を与えることとなった。 シリウス・ブラックがアズカバンに収監されていながら精神を病まなかったのはこれら全てが原因で、まず記憶を吸われないために「自分はどういう経緯で収監されたのか」を覚えていたため自分を見失うことを避けられ、また苦しくなれば吸魂鬼が理解できない犬に変身して影響を最低限にできた。 それでも精神的にはギリギリに追い詰められ、抵抗する気力もなかった(収監された経緯を知っているだけに、収監の遠因が自分にあるという悔恨の念や、もう一人の犯人が自殺したという認識から自分が責めを負うべきだという自責の念もあったであろう)が、 さらに彼がとある新聞を読んで「怒りが入り交じった妄執」を抱いたところ、吸魂鬼はそれに干渉できず、彼の気力を大いに奮い立たせた。 ただし「動物もどき」にある程度詳しいはずのルーピンも「抵抗できるとは思いもしなかった」と言及しているため、動物への変身だけでやり過ごすのは限界がある模様。 また弱点とは異なるが、吸魂鬼に幸福な感情を吸われて鬱になった犠牲者にチョコレートを食べさせると回復効果があるらしい。ルーピンが犠牲者に対してこの対処を行ったと聞いたマダム・ポンフリーは「ちゃんとした治療法を知っている」と喜んでいた。 【守護霊の呪文】 『守護霊の呪文(エクスペクトパトローナム)』は吸魂鬼の弱点の最たるものである。 幸福な感情を増幅した銀の霞のようなバリアを展開し、吸魂鬼の接近を阻むことができる。 熟練した魔法使いならば自身の魂の在り方を反映した動物型の守護霊を呼び出すことができ、吸魂鬼を撃退することも可能。 事実上、魔法使いが吸魂鬼に対抗するための唯一の手段であり、ルーピン曰く特に強力な守護霊ならば吸魂鬼を追い払うのみならず 滅ぼしてしまうことすら可能 である。 ただし非常に難易度の高い魔法でもあり、成人した魔法使いでも 守護霊を呼び出せるレベルの使い手は一握り なのが玉に瑕である。 【魔法界における役割】 魔法界でもその性質から忌み嫌われているが、イギリス魔法界の刑務所にあたる 『アズカバン』 では魔法省との協定で看守の役割を果たしている。 【アズカバン】 アズカバンはかつてエクリズディスという名の強力な闇の魔法使いの隠れ家であり、 マグルの船乗りを誘い込んでは拷問して殺害していた という曰く付きの島だった。 エクリズディスの死後に島を発見した魔法省が調査隊を送った所、島は吸魂鬼のコロニーと化していることが判明した。 エグリズディスが吸魂鬼を使役していたのか、たまたま隠れ家とコロニーが同じ島にあったのか、彼の死後に勝手に棲みついたのかは不明である。 (なおこの時の調査隊の報告によると、吸魂鬼はこの島で見たものの中では 最も恐ろしくない存在だった とのこと。どんな地獄絵図だったのか…) そんな曰く付きの島と吸魂鬼がなぜ監獄とその看守に納まったかというと、時の魔法大臣であるダモクレス・ロウルという人物が大きく関係している。 【吸魂鬼と魔法省の関係】 ダモクレス・ロウルは1700年代に反マグルの急先鋒として支持を集めて魔法大臣となった人物であり、非常に残虐、権威主義的な性格だった。 イギリス魔法界を綱紀粛清し、魔法使いが一丸となってマグルと対決することを目指した彼は、当時複数あった通常の魔法監獄を全て閉鎖し、 アズカバンと吸魂鬼を監獄と看守として再利用する ことを計画。人件費の削減(吸魂鬼は給料を欲しがらない)や脱獄の防止(当時の魔法監獄では脱獄が日常茶飯事だった)を盾に反対意見をねじ伏せて計画を推し進めた。 その結果、ロウルは吸魂鬼と協定を結び、吸魂鬼は囚人を提供される見返りにアズカバンの看守を担うこととなった。 ロウルの後任のパーキンソン魔法大臣もアズカバン容認派であり、ロウルとパーキンソンの在任期間の15年に渡ってアズカバンは監獄として運用され、その間の 脱獄はゼロ 。当初はあった批判的な意見も消えつつあるなど、その存在は既成事実化しかけていた。 そんな折に、アズカバンに懐疑的なエルドリッチ・ディゴリーがパーキンソンの後任として魔法大臣に就任。 ディゴリーは手始めにアズカバンを視察すると、吸魂鬼が囚人を気ままに餌食とし囚人が狂気と絶望に苦しめられている実態を目の当たりにして驚愕した。彼は視察を終えるとすぐさま調査委員会を立ち上げ、吸魂鬼を追放できないかを検討させた。 しかし調査の結果判明したのはアズカバンの吸魂鬼はもはや手のつけようがないほど数と力を増しており、もしも協定を破棄して囚人の提供をやめれば、イギリス本島にアズカバンの吸魂鬼の大群が襲来するだろうという恐ろしい事実だった。 この調査結果により魔法省内部ではアズカバン容認派が多数派となり、吸魂鬼の追放計画は頓挫。 それでもディゴリーは代替案の策定を強く求めたが、このタイミングで龍痘という難病にかかり病没。その後の長きに渡り、歴代の魔法大臣は アズカバンの非人道的な環境に目をつぶり続けたのであった。 【アズカバンの看守として】 皮肉なことに、吸魂鬼は看守としては非常に優秀だった。 劇中ではシリウス・ブラックとクラウチ・ジュニアの脱獄を許しているが、 逆に言うと 300年近くにわたりたったそれだけの脱獄しか許してこなかった ということでもある。 また吸魂鬼の恐怖は魔法界に知れ渡っており、誰であっても 「アズカバン送り」 という言葉には震え上がらざるをえなかった。 ハリーが「誰よりも勇敢」と語るルビウス・ハグリッドさえもが、一度吸魂鬼の脅威を体験してからは、再投獄を思うだけで震え上がり、口にすることも恐れたほど。 またハグリッドは 「法律を破ればアズカバンに送られる、それは何より怖い」 と述べたこともあり、吸魂鬼の恐怖が魔法界における犯罪抑止力となっていたのも、紛れもない事実なようである。 実際に、第一次魔法戦争後にイゴール・カルカロフが自分の知りうる闇の陣営の情報を全て吐いたのも、吸魂鬼とアズカバンへの恐怖によるものだった。 またアラスター・ムーディは悪人どもには然るべき処罰だと、アズカバンと吸魂鬼の果たす役割について比較的好意的に見ていた模様。 (四巻の過去編で、吸魂鬼への嫌悪を表すダンブルドアに「しかし、ああいう悪党どもには……」と言いかける場面がある) 現に名だたる死喰い人も吸魂鬼の影響には抗えず、闇の陣営随一の実力者であるベラトリックス・レストレンジでさえも投獄中はすっかりやつれてしまった。 闇の陣営として 経緯が経緯なので魔法省への忠誠心や看守としての使命感なぞまともにある筈もなく、ヴォルデモートの復活後は 「味わったことのない程の自由」 を約束されて魔法省から闇の陣営に寝返った。 この事によりアズカバンに収監されていた死喰い人が全て解放され、ヴォルデモートの勢力が強大化する一因となった。 (ただ前回ヴォルデモートが全盛期だった第一次魔法戦争の頃は、意外にも呼応はしていなかったらしい) その他にも事実上アンブリッジの私兵として魔法法廷に駐在したり、反ヴォルデモート陣営の捜索や排除のために魔法界を徘徊するなど有力な戦力として活動していたようである。 その後、第二次魔法戦争終結後に魔法大臣に就任したキングスリー・シャックボルトはアズカバンの閉鎖を決定した。 アズカバンに巣くっていた吸魂鬼達の去就については述べられていないため不明である。 【各巻の活躍】 本編でもかなりの存在感を見せている。 【3巻】 本編初登場(アズカバン自体は二巻から言及)。 囚人シリウス・ブラック脱獄という不祥事に怒り狂い、再逮捕のためアズカバンを離れて各地に配置された。 特にシリウスが収監中「あいつはホグワーツにいる」と寝言を言っていたことを受けて、ホグワーツ魔法魔術学校やホグズミードを中心に警戒網を張る。 しかしホグワーツ校長アルバス・ダンブルドアは闇の生物として忌み嫌っており、校内への配置に大いに反対した。 懸念は的中しており、クィディッチの試合中に発せられる大量の「幸福な感情」に魅せられ、任務を忘れて会場に乱入、大いに吸い上げた。 ダンブルドアはこれに激怒している。 その後、ハリーは彼らの影響力を打破するために「守護霊の呪文」を熱心に訓練。 3巻後半では冤罪と分かったシリウスを救出するのに成功した。 【4巻】 バーテミウス・クラウチ・ジュニアが実は脱獄していたという知らせを受けて、魔法省大臣コーネリウス・ファッジに随伴して再びホグワーツの門をくぐる。 二年連続で脱獄されたことで頭にきていたのか、クラウチJrを見るやいなやいきなり「キス」を実行してしまった。 「憂いの篩(ペンシーブ)」で描かれた過去編では、逮捕された死喰い人の法廷への護送を担当していた。 この記憶に飛び込んだハリーには吸魂鬼の影響などないにもかかわらず、その姿を見ただけで凍り付くようなあの感触を思い出していた。 【5巻】 なんと冒頭でいきなりダーズリー家の庭先、リトル・ウィンジングのプリベット通りに現れ、ハリーとその場にいたマグルの少年ダドリーを襲撃する。 これはハリーが間一髪「守護霊の呪文」を使って撃退したが、これが「未成年の魔法使いは学外で魔法を使わない」という禁則に触れたとして、ファッジからの攻撃を受ける切っ掛けとなる。 この突然の出現は、本巻後半でドローレス・アンブリッジから依頼を受けて動いたものと明かされた。 そして巻末のエピローグではいよいよ大々的に旗揚げしたヴォルデモート卿の陣営に与し、長らく務めてきたアズカバンでの仕事を放棄した。 当然、収監されていた元死喰い人も全員解放されている。 【6~7巻】 吸魂鬼がイギリス中に現れた為、イギリス全域が霧に覆われている(マグルには吸魂鬼が黒い霧に見える)。 また、7巻では死喰い人が吸魂鬼を呼び出す、制圧した魔法省に監視者のごとく居座るなど、完全に悪の手先になってしまっている。 【呪いの子】 とあるありえたかもしれない世界線で 大活躍 を見せる。 【余談】 作者のローリングがうつ病に罹患した時の心理状態を基に吸魂鬼の設定は考え出された。 またこうした恐るべき吸魂鬼だが、ダドリー・ダーズリーとハリーの関係修復に一役買っている。 7巻冒頭で、ダドリーは過去にハリーが吸魂鬼から自分を助けてくれたことへのお礼を言い、2人は熱い握手を交わす。 これは、ダドリーが吸魂鬼に吸われた時に脳裏に蘇った『過去の最悪の記憶』を見て激しい自己嫌悪に襲われ、 「自分はこのままじゃいけない」と自分の行いを省みるようになった為である。 物語終了後、2人はクリスマスカードを送りあう仲になっている。 追記・修正は吸魂鬼と接吻した方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 間違ってもファーストキスの相手にはしたくないね。こんな最初で最後のキスは嫌だわ -- 名無しさん (2013-12-09 15 05 43) 喋ないようだがどうやってファッジとかと意思疎通をしてたのだろうか -- 名無しさん (2014-05-04 21 10 51) ダドリーの最悪の過去って何? -- 名無しさん (2014-05-04 21 20 03) ↑自分の記憶で自分を客観的に見たことらしい -- 名無しさん (2014-05-04 23 03 38) 物語終了後どうなったんだろ?消えたのか、それとも捕らえられたのか -- 名無しさん (2014-06-13 01 54 42) 何となくだけどこいつらは撃退は出来ても倒すことは難しいそう -- 名無しさん (2014-06-13 02 01 21) ↑守護霊なら簡単に撃退・消滅できるらしいぞ。そんでもって守護霊の呪文は難易度こそ高いけど特別な才能が必要かというわけでもなく、DAに参加してる一般生でも訓練すれば簡単にできる。 -- 名無しさん (2014-06-13 02 19 35) ↑撃退は出来たけど消滅は出来たっけ? -- 名無しさん (2014-06-13 02 23 31) ↑一応出来たはず。リーマスが今の君じゃ消し去れず追い払う位しか出来ない的な事を言ってたはずだから -- 名無しさん (2014-06-13 09 18 35) どうして魔法省はこんなのを刑務所の看守にしてたのか。気まぐれに囚人の魂吸ったりしなかったのかな? それとも看守としての仕事自体はちゃんとしてたのか -- 名無しさん (2014-07-09 01 43 04) ↑囚人の希望が餌の役割になってたからwinwinだったってだけ -- 名無しさん (2014-07-09 09 41 33) 作中ではさも恐ろしい生物として恐れられてけど、ぶっちゃけあんだけ大量に集まって子供一人倒すのに大苦戦してるようじゃ脅威たりえるか微妙な気が。 -- 名無しさん (2014-07-19 16 03 27) ↑マグルの場合視認できず核ミサイルでも倒せないから恐ろしいとかいう次元じゃなくなるな -- 名無しさん (2014-07-19 18 08 46) ↑作中での微妙な扱いを無視していきなりマグル世界に話しすり替えられても・・・ -- 名無しさん (2014-07-19 18 27 11) >時を経て吸魂鬼になってしまう これソースなかったんじゃ無かったっけ?建て主か誰かがウダウダ言ってる間に閉鎖してそのままだが -- 名無しさん (2014-08-04 22 32 25) その後はどうなったの?しれっとアズカバンに戻ってるの? -- 名無しさん (2014-08-04 22 35 17) ↑アズカバンは闇祓いが管理してるらしい -- 名無しさん (2014-08-10 14 22 24) ほぼ丸々Wikipediaからの転載じゃない? -- 名無しさん (2014-09-22 17 26 37) かなり謎の多い(なぜ現れるだけで凍る枯れる、命令を与えてる者以外は無差別にキスするなど)ディメンターだけど最終的にこいつを完全に葬る手段なんてあんのかね?マグルは霧のようにしか見えない、映画版での描写からはまるで実体がないようだし、だとすればグリフィンドールソードか?そしてストーリー終了後は葬るつもりなのかね魔法省?もし葬る方法がなければ、多分ヴォル様やデスイーター除くと魔法界史上最強の生物じゃねディメンター -- 名無しさん (2014-09-25 05 05 14) ↑ヴォルデモートが強いのはこういう連中を従えてたのもあるな。米軍とかディメンター一匹で全滅できるというのがまた…… -- 名無しさん (2014-09-25 09 56 12) ↑9 子供を倒すのにも苦戦っていうが守護霊の呪文覚えてて尚且つそれが作れる精神力ないとじわじわ希望吸われて最期は廃人にされて詰むの忘れてるだろ。亀だかな -- 名無しさん (2014-09-25 10 00 37) 完全な守護霊を作り出せば、退却させるだけでなく消し去ることも可能。最終決戦ではハリーが創り出した牡鹿が、吸魂鬼を雲散霧消させている -- 名無しさん (2016-02-20 16 33 44) ディメンターとの意思疎通や、どうやって管理下に置いたのかプロセスが気になる -- 名無しさん (2017-06-21 23 45 32) 吸魂鬼は役者の意訳らしいが、なかなか良訳だと思う -- 名無しさん (2020-08-31 13 45 35) モチーフは「鬱の症状による苦痛」とのことだけど、「思い出したくもない過去の最も苦痛に満ちた記憶が勝手に鮮明に蘇る」とか嫌なところがリアルだな…… -- 名無しさん (2020-11-24 20 10 43) こいつがヴォルデモートにキスしたらどうなるんだろ?分霊箱で無効化されるのか、それでも魂吸われてヤバいことになるのか。 -- 名無しさん (2021-06-28 23 01 56) ↑7分の1の魂を吸われることになるじゃないかな? -- 名無しさん (2021-09-09 19 02 03) ダーズリーの例もあるから更生の役にも立つのかね。まあ、魔法省的には単純に閉じ込めるのに便利だからとしか思ってなさそうだけど -- 名無しさん (2021-09-09 19 29 20) そもそもアズカバンに刑期とか満期になったから出所って概念はあるんだろうか -- 名無しさん (2022-10-03 23 14 09) ↑出てくる頃には廃人か廃人一歩手前で魔法を使うことすらできず孤独死しそう 失恋のショックで使えなくなるくらいだから何年も治療せず鬱病状態とか無理だと思う -- 名無しさん (2022-10-04 03 11 34) ↑ -- 名無しさん (2022-11-29 23 03 48) ↑ミスって送ってしまった。アズカバンは刑期あるよ。5巻で服従の呪文にかかって神秘部に押入ろうとした騎士団員が、アズカバン6ヶ月収監の刑って日刊預言者新聞に出てる。あと2巻のハグリッドみたいに仮収監もあるし -- 名無しさん (2022-11-29 23 06 33) ダドリーが更生しているところを見る限り、本来は抑止力という側面より、更生させる能力を期待されていたのかもしれない。まあダンブルドアがこいつら嫌うぐらいだからダドリーは偶然かもしれんけど -- 名無しさん (2023-02-14 06 21 37) アズカバンが閉鎖されてからどうなったのか興味あるけど語られてないのね、第二次魔法戦争で看守としての有用性より生物としての危険性が強調されることになったから絶滅させる勢いで狩られいても不思議ではないけど特定の呪文以外効果薄いからそれは難しいか、でも追いやられてることになったのは想像に難くない -- 名無しさん (2024-04-25 10 29 33) そもそもコイツ等には死という概念があるのか? -- 名無しさん (2024-04-29 22 42 23) ↑消滅はするし一応それが生物的な死に当たるのかなぁ。一応生き物である以上は暫く「キス」できないと餓死するのだろうか? -- 名無しさん (2024-05-22 15 43 07) 人間相手なら優位に立てるが魔法生物といったものには弱いだろうな ゴブリンとか異種族は既に消滅させる道具なり呪文なり開発してそう -- 名無しさん (2024-05-22 15 51 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dq10_dictionary/pages/1972.html
概要 【あの人が今年もやってくる!? 星降る夜の大祭典!】?で手に入るイベントアイテム。 後編以降、【クリスマスライム】等イベントモンスターを倒すと飾りつけ用のアイテムと一緒に必ず落とすようになった。 使うとその場で【死のギフトボックス】と戦闘になる。 闇のギフトボックスを倒すとたまに【超合金キラーマシン】を落とす。 ちなみにどのイベント用プレゼントも10Gで店売り可能。 とはいえ、こんな少々危ない物を買わされる店員の心情はいかに。 なお、今回のイベント用アイテムはいずれも取引不可なので、バザーに出したり交換したりもできないため、 ダブりなどで不要になったものは売るか捨てるかするしかない。
https://w.atwiki.jp/anrakushi/pages/38.html
http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6094/1419163848/7-14 日本国内における積極的安楽死の法制化を希望する草案 (”安楽死”ではなく、”自死幇助”のほうが良い?) 序文 +... 日本国内における、薬物投与による積極的安楽死法についての法案成立に向けて審議を希望する。 本草案は、人間の幸福追求権と人権からの「自らの最期を自らで決定する」、尊い人間の意思を最大限に尊重する意思から法成立を望むものである。 安楽死とは、誰の意思でもなく、唯一無二の人間が自らの生命と人生に尊厳と誇りを持って生命を終わらせる方法である。 自己決定権の幅を広め、薬物投与による苦痛を最大限少なくした方法を、医師あるいは医療関係者、もしくは本草案成立後認められる安楽死処置を行う許可を受けた者が、 安楽死を望む人間に対し、責任と敬いの念のもとに生命の終了を手続きするものである。 人間は尊厳と誇りを持ち、限りある生を最大限に享受して生きる存在である。 苦痛が少なく、また安全であり、社会的人道的にも認められる、本草案で定める安楽死という方法で安穏に生命の幕を閉じることは、最期まで人間らしく生きることを貫く、 尊くそして価値ある選択肢である。 人間の幸福について、より良い平穏な最期を自らの意思で選択する自由を獲得するため、ここに「薬物投与による積極的安楽死法草案」を提出する。 本草案は自己の意思決定による積極的安楽死というものである。現在、社会的にこのような思想は少数派であるといえる。 しかし、少数派の声が多数派の陰に隠れて見落とされることがあってはならない。 また、日本国内では年間に3万人以上の自殺者がいる。自らの生命の終わりを苦痛の中で一人迎えた人々は身体的・精神的・経済的・心理的な苦しみの中で 自殺という手段を選ばざるを得なかった人々である。 このような草案を提出する生きている人間は少数と見えるかもしれないが、 その背景にいる年間3万人以上の、今は声なき国民の思いも込められていることを念頭に置き 「薬物投与による積極的安楽死法」を審議の上、実現されたい。 第一章 総則 +... 安楽死の定義 1、薬物投与による積極的安楽死とは、人権を持つ個人が、 自らの生命を自分の意思を持って尊厳ある形で終了させるべく、 医師をはじめとした医療関係者、 もしくは安楽死処置を行う許可を受けた者が、 安楽死を望む本人に対して規定の薬物を法に則った上で処方・投与し、 苦痛なく本人の生命の終焉をもたらすものである。 2、安楽死を適用する「本人」とは、自己決定力のある20歳以上の成人を指す。 第二章 適用範囲者 +... 安楽死を適用する者は以下の要件を満たす者である。 1、日本国内に住所があり、自己決定力のある20歳以上の成人であること。 2、身体的・精神的・経済的・心理的に耐え難い苦痛を感じており、これらの要素に回復の見込みがないこと。 3、苦痛の原因である身体的・精神的・経済的・心理的要素に対処する本人の人的・精神的・経済的負担より、安楽死を実行する負担のほうが下回ることを本人が納得の上、自覚・理解し、後者の選択のほうが幸福であると、本人が尊厳と人権のもとに認め、主張できること。 4、安楽死の実行により、安楽死を希望する個人が自分らしく尊厳を持って人生を終了させることを「幸福である」と本人が実感できる状況・精神状態であること。 第三章 適用者本人の権利と義務 +... 1、安楽死を適用する「本人」は、自らの生命を身体的苦痛・精神的苦痛・経済的苦痛・心理的苦痛の終了を求める意思を持ち、 その意思は安楽死を求めた時点から死後に至るまで最大限に優先・尊重される。 2、安楽死実行の時期、本人の意思による生命保険加入、 死後の財産処分、葬儀・埋葬の選択は本人の意思を最優先に取り決め、弁護士がその意思を生存中から死後において、責任を持って実行する。 3、本人が安楽死において希望する付随事項の手続きに関わる 医師、生命保険等の事業者、葬儀事業者は本人の希望を最優先に 手続をするものとする。 4、安楽死を希望する本人は安楽死を求めた時点からその実行まで、社会的・人道的に尊敬される行動をとること。反社会的行動や法的に逸脱した行動をした者は処罰し、安楽死する権利を認めない。 第四章 安楽死実行者の義務と認可、運営(安楽死を行う者、運営) +... 安楽死を行う者 1、本人の安楽死を実行するものは、医師、本草案成立後認可を受ける許可者、 本草案成立後認可を受ける医療関係者とする。 2、安楽死を実行する者は、許可を申請する時点で良識と安楽死に対する理解、安楽死を望む本人への敬意をがあり、運営における危険物管理等を遵守できる、責任能力のある20歳以上の成人とする。 3、認可手続きは、当該の省庁に届出ること。 4、安楽死を行う認可を受けた者は、安楽死を望む本人に薬物を投与するにあたり、旧来の自殺ほう助罪、殺人罪、医師法違反、傷害致死罪等の適用による罰則を受けない。 第五章 安楽死の審査と実行(安楽死実行前の審査、安楽死実行) +... 安楽死実行前の審査 1、安楽死を望む本人が身体的・精神的・経済的・心理的に耐え難い苦痛を感じていることを、安楽死を実行する医師、許可者は最大限に理解し、本人の穏やかな安楽死の実行まで滞りなく手続・実行をするものとする。 2、審査の基準は以下の通りである。 a 本人の苦しみが改善の見通しもなく耐えられないものであること。 b 本人の要求が自発的なものであり、それが持続していること。 c 本人が自らの状態と状況について完全に理解していること。 d 上記に対して、本人の主治医等以外の利害関係のない医師の確認を得ること。 e 実行は規定の薬物投与により、許可を受けた医師か安楽死を希望する本人の手によって行われること。どちらの場合においても医師はその場に居合わせ、本人の生命機能停止後は死亡診断書を作成すること。 3、審査は安楽死を望む本人の身体的・精神的・経済的・心理的苦痛を確認するものであり、弁護士が許可者の調査を補佐する。特に経済的苦慮においては本人が抱える問題に対し積極的に情報提供し、本人の意思を尊重して法的手続きを進めるものとする。 4、経済的に苦慮ある本人の安楽死実行に関する資金調達等についても、許可者や弁護士は、本人の意思を尊重した上での最善の結果になるよう助言・手続きを善処する。 第六章 罰則 +...
https://w.atwiki.jp/seirei_san/pages/819.html
ジルニトラ シークレットレア 必要魔力 24 飛行 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 8636 7225 15861 10000 誕生日 6月11日 身長 164cm 体重 52kg 3サイズ スキル 爆裂魔法陣効果 敵全体にかなり大きなダメージを与える 親愛度 コメント 低 あたしの名前はジルニトラ。スラヴの竜にして魔法神であるあたしを従えるほどの力があるか見極めさせてもらうわ。ただの軟弱者なら、手下の竜の餌となりなさい 中 ふーん、少しはやるじゃないの。だけどまだ、あなたを認めたわけじゃないからね。強いだけじゃなくて竜を従えるに相応しい気高さを、あなたが持ち合わせているか試させてもらうわ 高 どうやらあなたには竜を従える力があるようね。いいわ、あなたを認めてあげる!だけど、慢心しないでよね!これからも気高くありなさい! 嫁 あたしは、あなたを守護する気高き竜になるわ。あなたにはそれだけの価値がある…永遠の忠誠を誓うわ。つまり、一生あなたと一緒にいてあげるってことよ! 親愛度 セリフ 低 あたしを年寄り扱いする気!?まだまだピチピチよ! 竜は気高い生き物なのよ?そこんとこ、わかってるの? この格好、どうかしら?あたしもまだまだ若いでしょ? あんまりあたしに近づくと魔法で吹っ飛ばすわよ 中 この柔肌…やっぱりあたしって、まだまだ若いわね! あたしが美しいからって、そんなにジロジロ見ないでよ! か、髪の毛をひっぱらないで!あなた、失礼すぎるわよ! あたしの気高い翼に触るなんていい度胸ね! 高 あっ!?今、スカートの中を覗こうとしたでしょ!?え、えっちっ! 魔術を教えて欲しいの?しょうがないわねぇ… あなたは特別に、私のことをジルって呼んでもいいわよ お互い慢心せず、気高さを磨き合いましょう! 嫁 あたしみたいな年寄りでも、あなたは大丈夫なのかしら…? あなたの気高さにあたしはメロメロなのよ! ジルたん…そのあだ名はさすがにきついわね! 長い間生きてきたけど、これが恋って感情なのね! スキンシップ後 朝 おはようの接吻で、一日分のパワーをもらったわ! 夜 早寝早起きは長生きの秘訣よ…! なでなで そ、そこは逆鱗だからダメよ…! その他 誕生日 何度目の誕生日だったかしら…? ドラゴン&トレジャー ボス戦闘前:ここからは誇り高き竜の聖域。これ以上は進ませないわ! -- 名無しさん (2014-06-13 14 01 26) ドラゴン&トレジャー ボス勝利時:なるほど、どうやら訳ありのようね。ここから先は更に厳しい道のりになるわよ -- 名無しさん (2014-06-13 14 02 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/4879.html
#山崎賢人 amazonで探す @楽天で #山崎賢人 を探す! wikipedia 公式 ブログ instagram 27歳 youtube検索 dailymotion検索 Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao 放送日 年 タイトル 曜時局 視聴率 hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2022.10 28 アトムの童 日21TBS Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 主演 2021.06 26 夏への扉-キミのいる未来へ- 映画 Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 主演 2020.12 26 今際の国のアリス NETFLIX Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 主演 2019.10 25 時効警察はじめました 金23テレ朝 6.1% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube ゲスト 第8話 2018.10 24 今日から俺は!! 日22日テレ 9.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube ゲスト 10話 2018.07 23 グッド・ドクター 木22フジ 11.2% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 主演 2018.01 23 トドメの接吻 日22日テレ 6.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 主演 2017.11 23 氷菓 映画 Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 主演 2017.10 23 陸王 日21TBS 16.0% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2016.07 21 好きな人がいること 月21フジ 8.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2015.07 20 デスノート (テレビドラマ) 日22日テレ 11.6% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2015.03 20 まれ 帯08NHK 19.4% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2012.07 17 黒の女教師 金22TBS 9.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2010.07 15 熱海の捜査官 金23テレ朝 7.8% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube
https://w.atwiki.jp/miyabi733/pages/650.html
大変お手数ですが、真下から閲覧してください。 戻る これが、太陽が現在の様な形となった逸話――――――太陽は"光"であると同時に――――"闇"でもあるのだ…。 ―――だが、闇の太陽神の残した言葉の通り、その中に含まれる闇の力はまだ完全に消えたわけではない。『黒点』として密かに残り続け、近づく者を全て焼き払い、時に放射される線は生命に害を齎す。 」 再び光を取り戻した希望の光は後の世にて『太陽』の名を授かり、様々な生物達の生命の源となり、希望の象徴とされた。そして、その生みの親であるホルアクティは後の世にて一番最初に『太陽神』の名を授かる。 」 ホルアクティ「―――――。(闇を討ち払った煌く聖炎の鳳凰は、希望の光と共に世界を照らしていった――――この輝きは、どの世界に存在するどんな光よりも、壮大で、美しく見えたのであった……) 」 アドメラ「―――――― ! ! ! ! (聖炎の鳳凰が直撃すると同時にその身を希望の光へと包まれ、闇に染まりしその身は徐々に光へとなっていく)……ふふっ…♪今回は私の負けという事にしておいてあげましょう……♪けど、忘れたわけではありませんよね―――――"光と闇は表裏一体"…。光ある限り闇もまた在り、その逆も然り…♪…貴女が滅びぬ様に、私は決して滅びません♪…あはっ…!あははははははははははははははは――――――――――――――――(最後まで狂気に満ちた笑みは消えず、光の中へと消し去られていった…) 」 ――――――――ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!(光は闇を見事に討ち破り―――――)ババシュウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!(聖炎の鳳凰は、絶大なる闇の根源を見事に直撃し、"浄化"するかの様に光へと包んでいく) ホルアクティ「―――――。(押されようと表情一つ変えずにアドメラを見続けて)…貴女は言っていましたね…。『愛は希望よりも熱く、絶望よりも深い。』…確かにそれだけは間違ってはいません。―――ただ、貴女は"真実"の愛を知らない!!"守りたいという祈り"、"見捨てないという誓い"…その想いこそが真実の愛!―――貴女の言う愛は、独りよがりの思い込みに過ぎない!!(アドメラへと叫ぶと共に強大な闇をも上回る光で逆に押し返していき―――)―――――愛は………沈まないッ!!! 」 アドメラ「―――――ッッ!!(ギギギギギイィィィィィィィィィィ……!!!!)(二つの絶大な力がぶつかり合い、競り勝とうと徐々にホルアクティを押していく)……ふ…ふふっ……!!私は……絶対に貴女を手に入れて……私だけの――――――――――私だけの物にいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃッッッ!!!! 」 ――――― カ ッ ――――― ド バ シ ュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !!!!(規格外の対なる"光"と"闇"のぶつかり合いが轟音と共に世界に衝撃を走らせた…) 」 ホルアクティ「沈むわけにはいきません…!! シュ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ―――――――― " 聖炎鳳翔迅(エターナル・フェニックス) "!!!(それに対し、彼女の全身を包む聖炎はまるで巨大な鳥の様な形状を象る。絶望と言う名の死の淵から蘇り、希望の光を届けるべく羽ばたくその姿は――――――後の世に伝わる"不死鳥"の起源であると言われる…。)はあああぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!(黄金に煌く不死鳥は"絶対なる絶望"へと向かっていき、そのまま衝突する…!!) 」 アドメラ「今度こそ二度と這い上がれぬ絶望へと沈めてあげましょう…♪ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ―――――――― " 歪虚なる滅失(ストレインドゥーム)"!!!(アドラパノンへと今までの物とは比にならない闇の力を宿し、この宇宙をも滅ぼしかねない"絶対なる絶望"がホルアクティへと向かう――――) 」 ホルアクティ「(絶対に……負けるわけにはいきません…。世界のために、希望のために――――――)―――― シ ュ ン ッ !!(こちらもホルスピナーを構え、互いに相手へと向かっていく…) 」 アドメラ「――――――!!!…く……は……ぁ……ッ…!!!(ホルアクティの渾身の一撃が見事に決まり、吹き飛ばされて体勢を崩す)……ふ……ふふっ……!い、今のは……流石に効きました…よぉ……♪(よろめきながらも狂気に満ちた笑みは消えず、再び体勢を立て直して)…クスッ♪そう来なくては……面白くありません…。 ザッ……(再びアドラパノンを構え、ホルアクティへと向けて)―――― ダ ッ !!! 」 ―――――――― ド ン ゴ ォ ッ ――――――――― (希望の象徴たる輝く拳の渾身の一撃は、障害となる物全てを突き破る勢いでアドメラへと直撃する) 」 ホルアクティ「――――― シ ュ イ ィ ン ッ !!! ―― ギュイギュイギュイギュイ…… ――― ギ ュ イ ィ ィ ィ ィ ィ ン ッ !!!(先程のものを遥かに凌駕する速度でアドメラの懐へと飛び込むと同時に聖炎を灯したホルスピナーに力を込め―――――)―――――" 永光炸裂拳(サンバーストナックル) "!!! 」 絶対絶命の状況を見事に切り抜けるその力はまさしく"革命"。絶望をひっくり返し、希望へと変える光の太陽神の希望の炎は、後の世にて "革命聖炎(リバーサルフレア)"と呼ばれる事になる…。 」 ゴゴ―――――――― キ ュ オ オ オ ォ ォ ォ ォ !!!!(完全に光を失ったかと思われた希望の光は、ホルアクティの復活と呼応するかの様に光を取り戻し――――――再び自らを覆う闇を消し去っていく―――――――― 」 ホルアクティ「 コ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ (煌く聖炎を身に纏うと共に、身体や魂に入った傷は瞬く間に全て完治し、殆ど吸われかけた自らの生命と力は何事も無かったかの様に元に戻っているどころか、更に激しく増している)――――これが『光』です。……闇(あなた)には決してわからず、決して呑み込めない私達の力の起源ですよ……!(粉々に砕け散ったホルスピナーを再び生成しつつもアドメラに) 」 アドメラ「――――――ッ!?(即座にホルアクティから距離を取ると同時に驚愕して)…そんなッ!殆どの力を吸い取って…もうあの様な力は残ってないはず……!一体何処からそんな力が―――――― 」 ―――――――― カ ッ ―――――――― ゴ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ !!!!!!(この世に存在するどの様な物よりも輝く"光"の象徴がホルアクティを包み込み、同時に燃え盛る―――――――それは、全てを焼き尽くす劫火とは異なり、闇を照らし、討ち払う " 希 望 の 聖 炎 " ―――――――― 」 そして、それらが少しでも残されている限り―――――創造は、光は―――――――― " 六 祖 " は 不 滅 だ ―――――――― 」 ――――『希望』、『愛』、『絆』、『奇跡』―――――挙げればキリが無いほど溢れて来る創造を象徴とする『秩序』たる『光』。それらは、例えどんなに深い混沌、闇、絶望であろうと――――――完全に呑み込む事は出来ない―――――――――― 」 ホルアクティ「(――――――――――ここで私が呑み込まれれば、世界は"光"を―――"希望"を失ってしまいます…。…主様が私達に託した物、それら全てが深き闇へと消える…。…それだけは――――――それだけはぁっ!!!) 」 今、光の全てが闇色に溶け、深淵へ消えていこうとしている…。―――が、それでも決して失われなかった物があった……。それは――――――――― 」 ――――――――と、誰もが思った事だろう…。『これで終わり?』――――否、違う――――――――― 」 ホルアクティを取り込むアドメラの『穢れ』は極上の快楽を齎し、思考すらも浸食していった……。――――こうして、"光"は、"闇"へと完全に呑み込まれていった―――――――――――――――― 」 ホルアクティ「――――。(ああ――――私はこのまま…彼女と一つに……。……闇にも快楽にも呑まれて、融かされて、何も考えられな――――――わ………わ た し は ――――――――) 」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ………(ホルアクティの力が弱まっていくと同時に、彼女の創り出した希望の光も、その力を失っていき、闇へと覆われていく…) 」 アドメラ「(あぁっ…♪感じます…♪感じますよぉ…♪貴女の源が私に流れ込んでいくこの快感を……!これで私達は……本当の意味で一つ♪)グパァ―――シュルルルルルルルッ(更に禍々しい黒翼から無数の触手状の闇が伸びてホルアクティの身体を絡め取っていき、同時に彼女へと何かが注ぎ込まれていく。――――――――それは、『闇』、『絶望』、『喪失』、『旱魃』、『破滅』等……"黒き概念"の起源にして原初の混沌たる力、『穢れ』。彼女の"全て"を取り込み、浸食し、一つと化そうとするまであと少し――――――――) 」 ホルアクティ「ちゅ……はぁ……ぁっ…!はぁ……っ(こ、これ…は…ッ――――段々……力が――――――――) 」 アドメラ「(あぁっ……はぁぁんっ♪ホルアクティの全部、全部が私に――――うふふっ…♪ 貴 女 の 全 て は 私 の モ ノ ♪)…ちゅっ……ちゅううぅぅぅっ…♪(それは、単なる接吻に非ず――――狂気すらも超えた愛故にホルアクティの全てを自らへと取り込むべく、接吻を通してホルアクティから力の源を、命を吸い取っている。それはまさしく"死の接吻"――――) 」 ホルアクティ「――――――んんっ!?……はぁっ…!……ちゅ…んっ……!(唇を奪われて) 」 アドメラ「ふふっ♪――――私と一つになりましょう…♪…ん―――――――(そのままホルアクティの唇を奪っていった……) 」 ホルアクティ「――――ッ…!?(抱きかかえられて)…一体……何を―――――――― 」 アドメラ「ようやく……貴女を私のモノに出来る時が来ました…♪…フフフッ…♪(不敵に微笑みながらもホルアクティの方へと近づき、彼女を抱く様にして) 」 ホルアクティ「――――ぁ……っ…うっ…!…く……は…ぁっ…!!(だが、身体にも魂にも黒き闇の一閃を刻まれ、動く事すら困難な状態へと陥ってしまう) 」 その言葉通り、身体だけでなく、魂まで引き裂く凶刃――――並の者どころか、不死の者や神々にさえ死を齎す一撃を受けてもなお、生命の輝きが消えぬ辺り、流石神々の頂点に君臨する始祖神といったところか…… 」 アドメラ「ふふっ…♪私からの"愛"、ちゃんと受け取ってくれましたか…?身体だけでなく―――――魂までしっかりと私を刻み込んであげましたから…♪うふふっ…♪ふふふふふっ…!(崩れ落ち、倒れ伏したホルアクティへとアドラパノンを突き付け、嘲笑う様に彼女を見下ろして) 」 ホルアクティ「――――ッ!?(――――!!スピナー……が――――ッ!!)…ぐ――――――――か…はぁぁっ……!!!――――ザ゙ッ――ドサッ……(黒き閃が身体へと走り――――重く、深く刻まれると共にその場に崩れ落ちる) 」 ―――― ザ ァ ァ ン ッ !!!!(アドメラが振り向くと共に、ホルアクティへと黒き閃が思いっきり刻み込まれ…)―――― バ キ ィ ィ ィ ィ ン ッ !!!!(同時にホルスピナーが轟音を立てて粉々に砕け散る) 」 アドメラ「――――くふっ♪ダメですねぇ…♪一見冷静なようですぐ熱くなる…。――――貴女は、私には勝てません♪―――― ス ゥ ッ ―――― 」 ホルアクティ「く――――!!(バ サ ァ ッ !!)(凶刃が迫ると同時に大量の羽根を撒き散らし、瞬間移動でその場から消え、即座にアドメラの背後を取り…)バッ!!ギュイィィィィィンッ!!!再びホルスピナーを光速回転させ、攻撃耐性に入る――――) 」 アドメラ「フフッ♪ ―― ゴ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン !!!!(そのままホルアクティの目前へと迫り、アドラパノンの刃が絶大な闇の力に染まる……)先程のお礼です♪私からの痛みも――――しっかりと受け取ってくださいねッ! シュッ――――(先程よりも凄まじい勢い、そして威力でその凶刃は振り下ろされる――――) 」 ホルアクティ「――――っ!(それを目にしつつも何とか平静を装って) (…いけないっ…!!このまま彼女のペースに乗せられては――――) 」 アドメラ「初めにも言いましたよね?――――『私は貴女の全てが欲しい』……と♪…クスッ♪そ・れ・はぁ…♪――――"魂"、"心"、"身体"、"貴女から受ける痛み"、"貴女に与える痛み"――――数えればキリが無い程に…貴女のぜんぶ……ぜぇぇぇぇぇんぶが欲しいんですよぉ!!!あはははははははっ!!!あははははははははははははははははははははッ!!!!!…ズブッ…(後の世で"貪欲"の象徴と語られる程の限りない程の欲を露わにし、腹部に突き刺さった光の矢を侵食するかの様に取り込んでいく…)はああぁぁぁぁぁんっ♪…いいっ…!貴女の力が私の中にいぃぃぃっ!! 」 ホルアクティ「―――― …!!(……わ、わからない……!…最早、彼女が一体何を考えているのか――――!)(そして狂気を越えたその感情は、向けられた者の言葉を失わせ、この上無い戦慄を齎す…。) 」 アドメラ「ふふふっ…!うふふふふふふふっ…!!あはははははぁっ…♪(腹部へと光の矢が突き刺さっている状態にも関わらず、浮かべるのは苦痛の表情ではなく、快楽に満ちた表情…)私に深く深く…突き刺さるこの光が貴女だと思っただけで……貴女が私の中に入り込んで来る感覚が伝わって来るのです…♪―――はぁ…あぁんっ……♪貴女から与えられるこの痛みも…私の喜び♪…それは、"希望"よりも熱く、"絶望"よりも深いもの――――――"愛"ですよ……♪ 」 ホルアクティ「――――ッ!!(突然狂った様に笑いだすアドメラを見て)く、狂って……いるのですか……!?(今までのアドメラの態度に動じなかった彼女も、流石にこればかりは動揺を隠せない。もはや―――― 狂 気 を 通 り 越 し た " 何 か " を 孕 ん で い る か ら だ … 。) 」 アドメラ「―――……!!あっ…!!(ズ ド オ ォ ッ !!!)(閃光の矢に腹を貫かれ、一瞬表情を歪めるも…)―――ふふっ♪…うふふふふふふふっ…!!…痛ぁい……♪…痛いですよぉ♪ホルアクティ♪……でも…私には―――― こ の 痛 み す ら も 愛 お し い ♪(その表情は即座に喜び―――狂気の物へと変わり、ホルアクティに向けられる) 」 ホルアクティ「―――――はああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!――――ギュイギュイギュイギュイ…ギュイィィィィィンッ!!!(ホルスピナーが光速回転を起こして徐々にエネルギーが蓄積されていき…) ―――― バ シ ュ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ !!!!(爆発が晴れると共に、まるで"太陽"の如く光り輝くホルスピナーから闇を撃ち抜く閃光の矢が思いっきり放たれる…!!) 」 ――――バババババババ!!!―――― ド オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ !!!!(ぶつかり合うそれぞれの羽根が想像を超越する程の大爆発を起こす) 」 アドメラ「成程…。遠距離攻撃に入りましたか…。―――ですが!!( グ ワ ァ ァ ァ ァ ン ッ !!!)(背中の漆黒の翼から孔雀の様な無数の闇の羽根を展開し、ホルアクティのものと似てはいるも、それはまさに対照的で禍々しく、邪悪な気を醸し出していた…)―――――貴女と私は対極の存在。貴女に出来る事は、一部を除いて私にも出来る……という事をお忘れなく♪(微笑むと共に無数の闇の羽根を飛ばし、光の羽根を全て相殺させていき――――) 」 ホルアクティ「(亀裂の修復はいくらでも可能ですが、盾で攻撃を受け続けるのは良策とは言えませんね……。―――ならッ!!)キュオォォォォォ―――バサァッ! シャイィィィィンッ!!!(ホルスピナーが輝くと共に生じた亀裂が即座に消えていき、アドメラから距離と取ると共に、背中の黄金の翼にまるで孔雀の様な無数の光の羽根が展開され…)―――ババババ――――バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ン ッ !!!(展開された無数の光の羽根を全てアドメラへと放っていく。一つの羽根だけで星一つを軽く壊滅させる程の無数の光の羽根の雨がアドメラへと降り注ぐ…!) 」 アドメラ「フフッ…♪…貴女の護るための神器(たて)もその程度ですか…。―――決着も近そうですねぇ!!(星を容易く破壊する攻撃を受けても傷一つつかないホルスピナーに、彼女は確かに亀裂を入れていた…。もしこの戦いの場が一つの星だとしたら、"一回の斬撃で発生する余波"だけで容易に滅びていただろう…。) 」 ホルアクティ「――――ッッ!!!ガァンッ!!! ギィッ!!! ガギィッ!!! ―――― ! ! !(襲い来る全ての斬撃をホルスピナーで受け流していくが、彼女は気づいた――――ホルスピナーへと、亀裂が入っている事に…!) 」 アドメラ「フフッ♪…何も言わず黙々とするより――――(シュシュシュンッ…!!)(目にも止まらぬ乱打をひらりひらりとかわしていき…)――――お喋りも兼ねた方が楽しいじゃあありませんか♪( ズ バ ァ ッ ! ! ! ! ジャジャジャジャァンッ!!!!)("絶望"へと誘うアドラパノンでの禍々しい斬撃が何回もホルアクティを斬り刻んでいく) 」 ホルアクティ「…ッ!(アドメラの誘う様な仕草に少々動揺しつつも)お喋りが過ぎますよッ!!―――シュイィィィンッ! バ ッ ! !(両腕に輝く光を宿し、アドメラへと目にも止まらぬ速度で無数の光の拳を浴びせていく) 」 アドメラ「うふふふふっ♪……私の身体に――――魂にしっかりと伝わって来ますよホルアクティ…♪貴女の"力"が、"思い"が―――――"希望"を護ろうと、"絶望"(わたし)を消し去ろうと…貴女の感情の全てが力となって私の身に伝わって来る――――――――あぁんっ♪それだけで……興奮してしまうじゃありませんかぁ…♪ ―――ダッ!!!(両者が飛び掛かると同時に互いの武器が交差していき――――)ガキィンッ!!! ザァッ!!! ギィ――――シュゥッ! ドギィィィィィンッ!!!! ガギギギギギギギギッ!!!!("光"と"闇"の起源は、後の世で語られる"光速"を持ってしても知覚出来ない程の速度で激しくぶつかり合う。傍から見れば、『何も起こっていない』様に見える程に…) 」 ホルアクティ「――――。言っておきますが――――ダンスは私の得意分野ですよ? 」 アドメラ「―――――あはははははっ!!さぁ!最ッ高にステキなパーティしましょう!! 」 ホルアクティ「祓って見せましょう…。貴女も言った通り、貴女と私は対なる者――――"絶望を討ち祓う希望の光"ですから……ねッ!!!シュオオォォォォォォ―――ドドギュゥゥゥゥゥンッ!!!(アドメラの"闇の起源"とは対なる力―――――『全ての光の起源』とされる如何なる者も圧倒し、生きとし生ける者全ての生命の源となる永遠(とわ)の輝きは―――後の世にて『希跡の永光(ゴール・ド・レイユ)』と呼ばれた…。) 」 アドメラ「フフッ…♪(防がれると、反撃を避けるためにホルアクティから距離を取りつつも)…流石……と褒めてあげたいところ――――ですが、貴女に私の"闇"が祓えるでしょうか?――ゴォォォォォ……!!――グワンッ!!!(想像を絶する程の闇へと包まれていき、並の者では目にするだけでも屈してしまう程の禍々しさが身体中から溢れ出す。"闇の力の起源の一つ"とされるこの力は―――後の世にて『絶獄の永闇(ノウル・ド・レイユ)』と呼ばれる…。) 」 ホルアクティ「――――!!シュゥッ―― ガ キ ィ ィ ィ ィ ィ ン ッ ! ! ! !(斬りかかるアドメラを見ると、即座に左腕に"不死鳥"を象る黄金の円盤状の手甲、『ホルスピナー』を出現させ、アドラパノンによる一撃を見事に受け止める) 」 アドメラ「――――フフッ…あはははっ♪――あははははははははははははッ!!!!(ホルアクティから返事を貰った直後、狂った様に笑い出す)私、欲しい物は絶対に手に入れる主義でしてねぇ…♪―――――貴女の答えなんて聞いてませんよッ!!―――ギュォォォォンッ!!ビュゥッ!!!(念じると同時に、禍々しい闇によりて染まりし巨大な鎌、『アドラパノン』を出現させ、ホルアクティへと斬りかかる) 」 ホルアクティ「――――。(狂気を孕むアドメラの瞳を見つつも、全く動じず…)それは、告白と受け取っても良いのでしょうか?…では、私からも返事をお返ししましょう――――――――お 断 り し ま す 。 」 アドメラ「…クスッ♪私達は『光』と『闇』…。姿形は似ていても、本質は全くの真逆―――――でも、私は貴女の"全て"が欲しいんです…♪うふふっ…♪(一方的でかなり歪な物ではあるが、ホルアクティに対する執着―――言うならば"愛"を口に出して)…それに……(自らを侵食しようと、入り込んで来た"闇"と激しくぶつかり合う『希望の光』を見て)貴女が私のモノになれば―――"希望"は"絶望"へと変わりますし…♪(彼女もまた、『希望の光』を自分の物にしようと侵食していく"闇"の如く、黒き感情をホルアクティへと向ける) 」 シュオォォォン……!! ―――ギュオォォォォォォォッ!!!(だが、"闇"もただ消されていくだけではない。『希望の光』を自分の物にせんと、再び侵食を始め、それをまた『希望の光』は浄化しようと、激しくぶつかり合う……) 」 ホルアクティ「……一つに…?(表情を変えず、アドメラを睨み続けて) 」 アドメラ「消したい…?――――あはははっ!!…確かに、答えとしては間違っていないかもしれませんねぇ…♪私はですねぇ―――――"貴女と一つになりたい"んですよ…♪(突如意味深な言葉を口に出して) 」 ゴゥン… ゴゥン… ――――キイィィィィィィィ――ゴゴゴゴゴゴゴゴ…(絶望の"黒"へと染まりかけていた『希望の光』は、目の前の"闇"を消し去りたいという今のホルアクティの感情と同調するかの様に、自らを蝕む"闇"を徐々に浄化するかの様に消し去っていく… 」 ホルアクティ「――――――――。(一瞬歪んだ表情を再び鋭い物へと戻すと、先程よりも鋭くなった眼光をアドメラへと向け、静かではあるが、確かに"怒り"をその瞳へと宿していた…。)…貴女もしつこいですね。――――"あの時"も私を執拗に攻めて来て……そんなに私の事を消したいのですか? 」 アドメラ「希望だけに染まる―――――そんな世界、ちっとも面白く無いじゃありませんかぁ♪…だ・か・ら、こうして貴女の作り出した"希望"の象徴とやらを、"絶望"を振り撒くモノに変えてあげたんですよぉ♪ 」 ホルアクティ「――――ッッ!!!(自らの生み出した『希望の光』がみるみる内に変化していくと、表情を歪めて)…何て……事を……!!! 」 ――――グ ワ ァ ン ッ ! ……ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ(アドメラが手を触れた瞬間、『希望の光』は大きく揺れ、一部が黒く、『絶望』の色へと染まり始める…。そして、光は失われていないものの、近づきし者を全て灰も残さず消し去る"劫火"の如く獄熱を発したのだ…。 」 ????→アドメラ「(『創造神』に六祖という存在がいた様に、『破壊神』も同等の存在を生み出していた。彼女こそが全ての闇、悪などの始祖となる存在、『十幻魔(アポクリフォシス)』の一柱―――『アドメラ』――――――――)何をしに…ですかぁ?そりゃあもう……貴女が"希望を振り撒く"なんて事をしているので―――ちょっとお手伝いを…ですねぇ♪…くふふっ♪(まるで狂気を感じさせる瞳をホルアクティへと向け、『希望の光』へと手を触れる) 」 ホルアクティ「―――――――。(現れた自身の『影』でもある存在を――――忘れもしない彼女を見据え、先程とはまるで違う鷹の如く鋭い眼光を????へと向ける)…何をしに来たのですか?―――『アドメラ』。 」 ????「(そんなホルアクティの元へと、彼女と瓜二つではあるものの、靡く漆黒の髪に翼――――黄金に輝くホルアクティとは対照的な存在が現れたのだ)あらぁ…♪久しぶりに見かけたかと思えば――――中々面白い事をしていますね♪ 」 こうして生まれた『希望の光』は、安らぐ様な暖かさと輝きを齎し、全ての生命にとっての命の源となる―――――が……全てが上手くいくわけではなかった…。 」 ホルアクティ「―――――――。(『輝き』を得た宇宙を彼女は見渡す――――)―――――ちゅんちゅん♪これから星へと生まれてくる子達も、栄光の輝きで照らし続けますね。 」 こうして、彼女達は『創造神』が残した力を使い、初めて『星』と言う物を生み出した―――――そして、六祖の一柱、ホルアクティは生命を――世界を明るく導くべく、自らの力で『永遠に残り続ける希望の光』を生み出した…。『希望の光』は瞬く間に暗闇の世界に光を齎し、今を生きる全ての生命を輝かせ、照らしていった…。 」 彼女達は思った―――――主が私達を生み出してくれた様に私達も新たな生命を創っていき、暗闇に包まれたこの世界に"光"を、"希望"を宿していこうと―――― 」 暗闇の深淵とも言える『まだ何も無い』宇宙に、彼女達は存在していた。その彼女達こそ、『創造神』の一番最初に生み出した6柱の分身にして、原初の神々、『六祖(オリファディオン)』である……。 」 では、始めようではないか…。…太陽の誕生の秘密となる―――――隠された秘話を…… 」 この様に二面性を持つ太陽ではあるが、現代では様々な生物にとっての生命の源となっている。太陽が今の様な形になったのも、遡れば"あの時"の聖戦で善なる太陽の始祖の活躍あっての事であった―――――――― 」 太陽の象徴は『自由』、『栄光』、『希望』などの明るい物を意味するものが多い―――――が、そんな太陽にも恐ろしい面はある…。それは、世に存在するどんな炎よりも熱く―――近づきし者を跡形も無く消し去る"劫火"の象徴―――――――― 」 誰もが『太陽』という存在はよく知っているであろう。―――だが、太陽がどの様にして生まれたかまでは知らない者も多い 」 ―――――この出来事は後に『第零次聖魔大戦』と呼ばれ、本題はここから始まる…。 」 時が経つと共に、両者は自らの分身たる存在を何体か生み出していき―――――思想の違いなどでやがては『光』と『闇』は激突し……『創造神』と『破壊神』は引き分けという形で両者ともその姿を消した。この激突によって発生した爆発こそが後に『ビッグバン』と呼ばれ、"宇宙"を生み出したのだ――――― 」 かつて、まだ宇宙すら誕生していなかった"虚無"の時、そこに初めて何かが誕生した―――――――それこそが原初に誕生した"概念"―――――『光』と『闇』……その存在こそが、原初の『創造神』と呼ばれる存在と、それと対になる『破壊神』と呼ばれる存在である。 」 ――――――――時は、今より遥か昔に遡る……。 」
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/148.html
141: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/21(火) 16 52 42 そして三谷部が「一応警察にこのことを話すべき…」とまで言いかけた途端、東雲は両手を広げて「いや、それは止めておこう」と口を挟んだ。「だって、直接 (サツにチクったらどうなるかわかってるよな?)みたいなこと言われてないにしても、そいつ等は絶対チクらないか気にしてる。 気にして、またその情報提供者にお前かその身近な人間を監視させれば、お前が警察に話したかどうかすぐわかるんじゃないか? 結局、殊子ちゃんが狙われかねない」「そうか。糞ッ、どうすればいいんだ」「まあ、無理かも知れないが、とりあえずお前は休め。怪我も完治したわけじゃない。」「ああ、そうだな」 142: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/21(火) 17 22 58 三谷部は、この時は東雲が友達で居てくれたことに感謝した。東雲は頭の回転が早い。(もし、東雲がいなければ、俺は警察に話し、殊子を危険にさらしていただろう)と、三谷部は、内心では何だかほっとしていた。 しばらくして、三谷部は退院し、いつもとおり登校した。「馴、退院おめでとう」下駄箱前で殊子はやや俯きながらそう言った。何だか元気がないように見える。 「ああ、ありがとう。でも、なんかあんま元気ないな。何かあった?」「馴のことが心配だったに決まってんじゃん」 そう言って涙目になりながら、殊子は三谷部に飛びついた。「ごめんな、心配させ…ウグッ」ドン、と誰かに肩を叩かれ、振り向くと東雲がいた。「おっはよ! 良かったな殊子ちゃん。馴、殊子ちゃんいつもお前がいない間、ずっと元気なかったんだぞ?」 今日も何か元気なさそうだけど、と言おうとしたが、ここは空気を読んで言わないことにした。 143: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/22(水) 22 47 09 たったの1週間病院にいただけなのに、学校での生活がやけに懐かしく感じた。そんな懐かしい学校での1日を終え、帰宅して学校のバッグを自分の部屋の机に投げ捨て、制服は椅子の下に脱ぎ捨てて、ベッドでパンツ一丁で寝転がり溜息をついた時だった。 携帯から音楽が鳴り響き、画面を見てみると、一通のメールが。 monkey-shindou.d#4649*** 知らないアドレスだった。「迷惑メールか?」メールの文章は「お前の彼女いただき♪」と記されていた。添付された画像を見てみると、それは長い金髪の男と黒髪で長髪の女がベッドで裸で性行為をしている写真だった。黒髪の女はベッドに寝転がり、男に右足を持ち上げられていて、見えてはいけない部分が露わになっている。 とても柔軟な体なのだろう。持ち上げられた右足の膝が胸についていて、とてもつらそうな、しかしどこか気持ちよさそうにも見える表情をしていた。男は女の股間に顔を突っ込んでいて、顔が見えない。片方の腕で女の色白な脚を持ち上げながら、もう片方の腕で女の左の胸を鷲掴みにしていた。 その画像に吐き気がしたのか、三谷部は咄嗟に携帯を閉じた。胃袋から何かがこみ上げて来るような感覚に襲われ、トイレの便器に顔を突っ込んで、それを吐き出した。性行為に吐き気がしたのではなかった。三谷部が吐き気を覚えたのは、写真の女性だった。 その女性の顔は、間違いなく殊子だったからだ。よくアダルトサイトにあるような、例えばある女優の顔と女性の裸体をくっつけて合成し作られたアイコラのようなものだと、最初は思った。きっと、誰か殊子と仲の悪い誰かが誤解を生じさせようと下らないイタズラをしたのだと思った。 しかしそれにしては、よく出来過ぎている。普通、アダルトサイトにあるようなアイコラは下手な素人が作った故、暗い場所なのに顔だけがはっきり映っていたり、明らかにそれだとわかる。 しかし、この写真にはそんな不自然さが全く感じられないのだ。顔も他の風景も、高画質のカメラで撮ったのだろう、等しく鮮明なのだ。思い出せば思い出すほどに吐き気がこみ上げて来る。 これでもかと言う程吐いて吐いて、やっと収まり、口の中がまずかったので冷蔵庫にあったクリアウォーターで口の中を潤し、再び自分の部屋に戻ると今度は涙が出てきた。 144: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/23(木) 03 47 42 次の日。昼食を終えた三谷部は、昨日メールで届いた写真のことで殊子と屋上で待ち合わせていた。時計は12時45分を示している。寝転がって三谷部は時計を眺めながら、殊子を待った。 「遅ェな。何やってんだアイツ」 いつまで経っても来ない殊子に苛々しながら眺める空は灰色だった。古いメロドラマとかだったら、「私の気持ちは今、この空のように曇っていますわ」なんて言うのだろう。 そんなことを考えていたら、一滴の雫が空から降ってきて、それは三谷部の頬を伝い、下へ落ちた。「そういや、朝の天気予報じゃ午後から雨が降るとか何とか言ってたなぁ」しかし三谷部は、「雨が降ってきたから教室に戻ろう」 なんて行動はとらない。その後も雨は勢いを増すが、寝転がったまま動かない。普通ならばとてもそんな場所で落ち着いてはいられないだろう。しかし三谷部は、寝た。 どんな場所でもいい。休む場所が欲しかった。教室では、もう授業は始まっているだろう。 そこで寝たら、教師に叩き起こされる。それが嫌だった。 145: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/23(木) 13 07 37 結局、殊子は屋上には来ず、「委員会の仕事で忙しいからまた明日」というメールがきた。 家に帰ると、また携帯がなった。おそるおそる携帯をを開くが、東雲からのメールだった。「50000000円用意した。今すぐお前んちに行くから、待ってろ」 そのメールが来てから数分後、家のインターホンが鳴った。ドアを開けてみると、確かに東雲がいた。片手にPUMAのマークが入ったバッグを持っている。 「これ。例のバイクの持ち主に渡すんだ。1ヶ月後、いや、3週間後に」PUMAのバッグを差し出しながら言う東雲に、三谷部はいくつか疑問を抱き、素直にそれらを聞いた。「聞きたいことがあるんだけど、一回中に入ってくれるか」「ああ、入れてくれるのか」 そして三谷部は東雲を自分の部屋に招き入れると、早速質問を始めた。「まず聞きたいこと一つ目。そんな大金どこから出てきた? 二つ目。何故払う必要がある?」東雲は一度視線を天井へそらすと、質問に答えた。 「今まで隠してたんだが、俺、東雲コーポレーションって会社の社長の息子なんだ。学校じゃ社長の息子とか、そういう目で見られるのは嫌だから馬鹿なキャラやってたけど。ここだけの秘密な。」 「で、二つ目は?」 「確かにお前はやってない。俺という証人もいる。納得出来ないだろう。でも警察にも言えない状況だ。ここは悔しいがグッとこらえて、奴らに渡そう」 151: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/25(土) 07 09 06 そしてとうとう、約束の日が来た。三谷部は1ヶ月前の日と同じように、塾からの帰り道を歩いていた。50000000円と言う、大金を塾のバッグにつめながら。しばらく歩いて、バイクを見つけた場所までたどり着いた。「カネは持って来たんだろうな?」 157: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/27(月) 06 35 19 「ああ、この中にある」 三谷部がバッグを差し出すと、持ち主であろう男は見られたくないものを見られ、慌てて取り返すように乱暴にバッグを取り上げた。 「うわっ、マジだよ、50000000!」 その場にいた5人は揃ってバッグの中に夢中だ。 「それでもう、この件は水に流してくれよ」 言うと、その横にいた男が三谷部につっかかる。チンピラはドイツもコイツもこんな輩ばかりなのか? そんなことを考えながら三谷部はその男を睨み返す。持ち主であろう男はそれを片手いっぱいに制す。 「止めろ。余計な傷はつけるなと言ってたろ」 「誰が言ってたんだ?」 三谷部は咄嗟に聞いた。 「情報提供者の他に、今回のことを指示した奴がいるのか」 「テメェには関係ねぇ。悪いが、答えかねるな」 それだけ言い残すと、5人はダルそうな足取りで去って行った。 158: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/27(月) 06 54 30 翌日の昼放課。三谷部はまた、屋上で寝ていた。すると、上から降って来たのは雨じゃなく、石ころ。顔面に乗っていた、日光を視界に入れない為の教科書をどかし、上を見上げると、殊子がいた。 「ごめんね。こないだはホントに委員会が忙しかったんだ、ホントごめん」 「どうでもいいよ、別に」 「あ、そう。で、話って? ホラ、前に言ってたじゃん」 「馴れ馴れしく話してんじゃねえよ。二股かけてるクセに」 三谷部は前触れもなく、本題に入った。以前まではどれだけ殊子が輝かしかっただろうか。しかし今三谷部にとって、殊子はタラシでしかない。 「え……? 何のこと? あたしは……」 「黙れ!! だったら何だよこれ」 それを見た殊子は酷く動揺していた。それすら、三谷部にとっては胡散臭い演技以外の何物でもなかった。 「これ……………」 まるでパソコンがフリーズした時のように固まる殊子を横目に、三谷部は屋上から四階を繋ぐ階段への扉へと歩き出す。それでただ去るのでは物足りないらしく、こう吐き捨てた。 「残念だよ。始業式の時にした約束がもう破られて」 159: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/27(月) 06 58 08 殊子に例の写真を突きつけ、何だかスッキリしていた。 それから何日も経つが、殊子は三谷部に話しかけないどころか、クラスの友達とさえ話さなくなった。 161: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/27(月) 17 26 50 もうこのまま、殊子とは何もないまま終わるんだろう。残っていたのは、何だかわからないような心のモヤ。「もう恋なんてしない」なんて風に割り切れるなら、今頃こんなに気持ちが重くは無いだろう。 ヨリを戻したいわけじゃない。けど、三谷部は何だか、真実から目を背けてるような感じがした。 162: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/28(火) 17 54 56 いつも通り、三谷部は屋上で寝ていた。屋上に来るのが頻繁になったのは、きっと殊子の影響だろう、なんてことを考える度、首を左右に振った。 やはり未練があるんだろう。認めたくはないが、確かに未練があった。いきなりあんな写真を見せられたからって、簡単に忘れられる筈はない。そんな風に感傷に浸っていると、もうとっくに消した筈のアドレスからメールが来た。 『今から屋上に行く。あたし、死ぬから。良かったら来て。さようなら』 冗談にしてはつまらな過ぎる。しかし、殊子はこんな状況で冗談を言う程馬鹿じゃない。本当なら、おかしすぎる。 恋愛関係が崩れて、死のうと思う人間などいるのか。 「俺は、死ぬ程愛されていたのか」 とりあえず、屋上で待つことにした。 3分程経過しただろうか。屋上の扉のドアノブがガチャリ、と音を立てた。前髪は少し眉毛にかかっていて、制服の袖は肘までまくられている。スカートは短く、少し風が吹いただけでパンツが露わになってしまいそうだ。 風が吹く度、スカートを両手で押さえているのを何度見ただろう。「もうちょい長くすれば?」なんて言ったが、何故か一度も長くしたことはない。三谷部と並べば顎くらいの身長だ。 そんな小柄な殊子を、三谷部は愛していた。しかしもうその小柄な体は、写真に写っていた金髪の男に乗っ取られたのだ。 163: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/29(水) 16 55 24 その小柄な殊子は、三谷部に悲しげな目を向ける。しかし、そんな殊子と目が合っても、三谷部は一向に動じない。むしろ、睨み返している。それが嘘の表情だとわかっているからだろう。 殊子はそんな三谷部を余所目に、フェンスへと歩き、手前でピタリと止まった。 「本当にあたしのこと、もう嫌い?」 「あの男といて、随分楽しいんだな」 「え…?」 殊子は驚いて見せた。三谷部は殊子が益々憎かった。この期に及んでまだそんなふざけた芝居をするのか。 「そんな気ないクセに。俺のことなんて本当どうでも良かったんだな。自殺なんて、そんなつまらないギャグ」 「アイツだけじゃないんだ」 「は?」 「色んな男と遊んで、楽しかった。sexもいっぱいしたよ。楽しかった」 最早三谷部は、言葉を失った。そこまで堂々と言われたら、最早怒りも湧いてこない。 「じゃあもう逝くね。未練ないから」 そう言って殊子はフェンスをよじ登り始めた。 「…オイ!! 何やってんだ…」 殊子を止めようと、殊子の脚にしがみつくが、もう片方の脚で顔面を蹴られ、床に突っ伏した。 「アンタはもう、何言っても聞いてくんないじゃん」 殊子の顔面は涙と汗でぐしゃぐしゃだ。 164: 名前:(㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)J (HackerOF.g)☆09/29(水) 17 29 04 三谷部は唖然とした。この涙を見ても尚、演技だと言い切れるのか? 三谷部は言葉を失って、自問した。殊子は振り返ることもせずフェンスの一番上の場所まで行くと、そのまま一端下に降りることもせずに飛び降りた。 三谷部がハッとして下を見下ろした時には、もう遅かった。 グレーの砂で埋め尽くされている筈のグラウンドを、血が紅く染めた。もう何が何だかわからず、頭を抱えていると、下から悲鳴が聞こえてきた。 「何なんだよ」 その後、殊子は病院へ運ばれたが、手遅れだった。悲しめばいいのか、どんな感情を抱けばいいのかわからなかった。ただ、病院のベッドにある殊子の白い顔を見つめた。 死のゲーム 続き5
https://w.atwiki.jp/chronica-note2/pages/80.html
シャイターン 読み しゃいたーん 意味 シャイタン、とも。シャイターンの語意自体は、「悪魔」と訳されることが多い。サタン、ジンとの関連をも見よ 「聖戦のイベリア」における、もう一人の主役。伝承に謳われる「焔の悪魔」の事と思われる。 |外見的には、長髪の若い男で、背から被膜の破れたゴツい翼が生え、側頭部からは左右非対称の太い角が生えている。右の方がやや長く、角の内部が某怪獣のように鈍く発光しているように見える。また顔には隈取のような紋様が描かれている。 伝説によれば、「神が遣わした蒼氷の石」によって封じられたとされるが、おそらく神話に属するほどの太古の話であったため、その伝承自体は詩となって残ったが、肝心の「悪魔」に関する事は人々の記憶から消えていた。 ちなみに「悪魔」の方も、あまりに幽閉が長かったため、自分の名前さえも忘れてしまっていたという。(「忘れていた」と言うより、「考えることを止めた」状態だったのではないかという説も) それから幾百年か幾千年の時を経て、偶然にも彼の幽閉されている空間へ、半生半死の少女ライラが迷い込んでくる。 「悪魔」はライラへ契約を持ちかけ、彼女の生命を救い、彼女の望むことを叶えるうことと引き替えに、自由を得ることができたようだ。 ライラをパートナーとして解放された「悪魔」が、その後どのような業を積み、人類に禍福をもたらしたのかは定かではない。 歌の一節には「(今やor今はor未だor今も)“兄弟”同士で殺し合っているのか?」と人類の愚行に呆れるような発言をし、続けて「人類諸君、我こそが君たちの“敵”だ!」と大喝している。 いわゆる人類共通の絶対悪の宣言とも取れるし、人類全体に対して大規模な攻勢を予告する宣言とも取れ、結局、彼が聖戦の終結においてどのような役割を担ったのか、不明のままである。 |諸説あるが、どうやらこのシャイターンは「いい悪魔」である、とする説は、比較的強い。 まず「悪魔の契約」は、どんな条件であれ最終的に契約者を破滅に追いやるというトリックが隠されているモノだが、シャイターンはライラと契約を結ぶにあたり、念入りに「永遠を生きる苦行」が前提であると言い足した上で、契約の接吻を委ねた。 そればかりか、「誰を憎めばいい」と常々迷っていた彼女に対して、「人類の片方あるいは両陣営の殲滅」という最悪のシナリオの他に、「聖戦そのものを否定する」という道までも示してあげている。 もっとも、ライラとの契約を護る手段が「退ける」「滅ぼす」の二つに代表されているように、その手段については悪魔的なモノがあるかもしれない。 |そもそも「シャイターン(悪魔)」という名前は、彼が何かボソボソ呟いた声をライラが拾って「シャイターン(شيطان)…?」と一人合点したところから始まる。「悪魔」の方も奇妙な嗤いを浮かべてその名前を受け入れたというから、「まあソレでいいよ」的な諦観あるいは自嘲のニュアンスが含まれているかもしれない。 ちなみにこの時彼が何と言ったかも諸説あるが、アラビア語で話すライラにとって「馴染みのない異国の響き」だったらしい。 「ジャック・オ・ランターン(イングランド地方の鬼火・亡霊)」「シャルタン・マックロイ(ケルト神話の人物。ク・フリンの養父)」「『イシャット・マリク』(焔の王である:の意)」あたりが候補に挙がっているが、例によって不明。 征服民族が、被征服民の文化・信仰対象を悪魔・魔神と定義づけて調伏する事はよくあるので、「シャイターン」も、元々は名のある英雄・神・精霊の類であったかもしれないし、また別説として、本当に「サタン(イブリース/アル・シャイターン)」だった可能性も指摘されており、結局なにが言いたいかというとシャイたん可愛いよシャイたん。 |【或る詩の欠篇】は 地平には唯零があった・・・ キャラクター名 サ行 聖戦のイベリア autolink
https://w.atwiki.jp/1548908-08/pages/963.html
死のメッセージ「H」 パック 悪夢への誘い(P) 30170981 このカードは「ウィジャ盤」の効果でしかフィールド上に出す事ができない。