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律「今日は澪が泊まりに来るという事でちょっとしたイベントを用意してるんだけど」 澪「イベント?なんだそれ」 律「知りたい?」 澪「知りたい」 律「じゃーん!これ借りてきたんだ」 澪「なんだ、ただのDVD観賞会じゃないか」 律「普通のDVDじゃないぞ?今話題沸騰のとびっきり怖いホラー映画なんだ」 澪「……」 澪「じゃ、私帰るから」 律「……」ガシッ 澪「は、はなせっ!」 律「今夜は楽しい夜になりそうだなー澪」 澪「いやだっ!そんなのいやだぁぁぁああ……!」 ウィーン カチャカチャ 律「始まったぞ」 澪「……」 律「こらこら、目つぶってたら何も見えないだろ?」 澪「律のそういうところ本当に嫌い」 律「うっ…まぁそう言うなって……怖いもの克服したいってこの前言ってたじゃん」 澪「それは確かにそうだけど…」 律「こんなもの所詮作り物なんだからさ、そう思えば怖くないだろ?」 澪「そ、そうだよな…こんな事現実にある訳ないんだから…」 律「その調子調子…ってうわいきなり怖いな…」 キャアァァァァァx!! 澪「うわぁぁぁあああ!!」 律「……」ビクッ 澪「だめだっ!私にはやっぱり…」プイッ 律「……」ニヤニヤ …… 律「流石話題になるだけあるなー、けっこう怖かった」 澪「そうか?そんなに怖くなかったぞ?」 律「……」 澪「ちゃ…ちゃんと最後まで見たんだからなっ!」 律「うわっ?!澪の背後に女の人が!」 澪「わぁぁぁぁぁ?!」 律「……」 澪「……」 律「びっくりした?」 澪「……」 澪「私本当に律の事嫌いになりそう」 律「怒るなよーみおー」 澪「もうこんな時間じゃないか」 律「寝ますか、澪が私のベッド使っていいよ」 澪「えっ、別にお布団でいいけど」 律「いいって、いいって…優しいでしょ?」 澪「優しいと思ってるならそんなDVD借りてくるな」 律「やっぱり怖かったんじゃん、大丈夫?一緒に寝てあげようか?」 澪「おやすみなさい」モゾモゾ 律「……」 律「冷たい奴め…」 …… 澪「ん…」 澪「……」ムクリ 澪「といれ…」 「キミが澪ちゃんだね」 澪「?!」 澪「えっ…はっ……え…?」 「会えて嬉しいよ」 澪「り、律…!なんか知らない人が!」 澪「律?…りつー?!」 澪「どこ?どこいったんだよー?!」 「りっちゃんならほら、あそこに…」 澪「へっ?」 澪「うわぁぁあああ!!!」 澪「律が…!律が殺されてるぅぅぅぅ!!」 「次はお前の番だあああああ!!」 澪「うあわぁぁぁぁ!!やめてっ!呪わないでぇぇぇ!!」 …… 律「むにゃ…」 律「うぅ…」ムクリ 律「さむいなぁ…トイレトイレ…」 澪「んっ…うぅ……んー…!」モゾモゾ 律「?」 律「なんかうなされてるな」 律「みおー?」 律「みおってば」 澪「んん…ん…」 ピュー 律「うぅさむぅ…」 律「なんでこんなに寒いんだ…?いくらなんでも今晩冷えすぎじゃ」 律「あっ窓あいてるし」 律「誰だー窓あけっぱなしにしてるのは!」ピシャン 律「……」 律「私だ」 ブルブル 律「うぅ…やばい漏れちゃう…!」トコトコ 澪「んっ…んー……!やだ…ついて……こないで…」モゾモゾ 2
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律「今日は澪が泊まりに来るという事でちょっとしたイベントを用意してるんだけど」 澪「イベント?なんだそれ」 律「知りたい?」 澪「知りたい」 律「じゃーん!これ借りてきたんだ」 澪「なんだ、ただのDVD観賞会じゃないか」 律「普通のDVDじゃないぞ?今話題沸騰のとびっきり怖いホラー映画なんだ」 澪「……」 澪「じゃ、私帰るから」 律「……」ガシッ 澪「は、はなせっ!」 律「今夜は楽しい夜になりそうだなー澪」 澪「いやだっ!そんなのいやだぁぁぁああ……!」 ウィーン カチャカチャ 律「始まったぞ」 澪「……」 律「こらこら、目つぶってたら何も見えないだろ?」 澪「律のそういうところ本当に嫌い」 律「うっ…まぁそう言うなって……怖いもの克服したいってこの前言ってたじゃん」 澪「それは確かにそうだけど…」 律「こんなもの所詮作り物なんだからさ、そう思えば怖くないだろ?」 澪「そ、そうだよな…こんな事現実にある訳ないんだから…」 律「その調子調子…ってうわいきなり怖いな…」 キャアァァァァァx!! 澪「うわぁぁぁあああ!!」 律「……」ビクッ 澪「だめだっ!私にはやっぱり…」プイッ 律「……」ニヤニヤ …… 律「流石話題になるだけあるなー、けっこう怖かった」 澪「そうか?そんなに怖くなかったぞ?」 律「……」 澪「ちゃ…ちゃんと最後まで見たんだからなっ!」 律「うわっ?!澪の背後に女の人が!」 澪「わぁぁぁぁぁ?!」 律「……」 澪「……」 律「びっくりした?」 澪「……」 澪「私本当に律の事嫌いになりそう」 律「怒るなよーみおー」 澪「もうこんな時間じゃないか」 律「寝ますか、澪が私のベッド使っていいよ」 澪「えっ、別にお布団でいいけど」 律「いいって、いいって…優しいでしょ?」 澪「優しいと思ってるならそんなDVD借りてくるな」 律「やっぱり怖かったんじゃん、大丈夫?一緒に寝てあげようか?」 澪「おやすみなさい」モゾモゾ 律「……」 律「冷たい奴め…」 …… 澪「ん…」 澪「……」ムクリ 澪「といれ…」 「キミが澪ちゃんだね」 澪「?!」 澪「えっ…はっ……え…?」 「会えて嬉しいよ」 澪「り、律…!なんか知らない人が!」 澪「律?…りつー?!」 澪「どこ?どこいったんだよー?!」 「りっちゃんならほら、あそこに…」 澪「へっ?」 澪「うわぁぁあああ!!!」 澪「律が…!律が殺されてるぅぅぅぅ!!」 「次はお前の番だあああああ!!」 澪「うあわぁぁぁぁ!!やめてっ!呪わないでぇぇぇ!!」 …… 律「むにゃ…」 律「うぅ…」ムクリ 律「さむいなぁ…トイレトイレ…」 澪「んっ…うぅ……んー…!」モゾモゾ 律「?」 律「なんかうなされてるな」 律「みおー?」 律「みおってば」 澪「んん…ん…」 ピュー 律「うぅさむぅ…」 律「なんでこんなに寒いんだ…?いくらなんでも今晩冷えすぎじゃ」 律「あっ窓あいてるし」 律「誰だー窓あけっぱなしにしてるのは!」ピシャン 律「……」 律「私だ」 ブルブル 律「うぅ…やばい漏れちゃう…!」トコトコ 澪「んっ…んー……!やだ…ついて……こないで…」モゾモゾ 2
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1 2 3 2011/12/21 澪と律 ※澪ちゃん http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1324394035/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 隠蔽工作が可愛いww -- (名無しさん) 2014-02-05 03 30 34 >澪「…」キリッ >澪「うん、どうみてもおねしょした人には見えない」 かわええww てかりっちゃん自分のパンツ履かれるの別にいいんだw -- (名無しさん) 2013-06-13 05 14 08 これは酷い -- (名無しさん) 2012-07-06 06 02 34 あんまり面白くないな 百合でもないし こっちでもいいとか言ったヤツは作者か? -- (名無しさん) 2012-06-04 17 40 29
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律「えっ 今さら?」 澪「えっ」 律「いや、いっつも自信満々でとてつもない世界観を披露してくるから」 澪「……書いてる時はいいんだよ、深夜でテンション上がってるし、 ちょっと変かな?って思うとこがあっても、まあいいかって」 律「ちょっと…?」 澪「みんなに見せた時もまだ書き上げた時の高揚感を引きずってて 自己満足に浸っていられるんだけどさ」 律「唯もムギも基本的に褒めるばかりだからな」 澪「梓は思うところがあっても文句言えないだろうし」 律「まあちょっとアレな歌詞を面と向かって否定できるのは私くらいだよな」 澪「そうなんだよ、悪いところを言ってもらえないから勘違いしちゃって」 澪「ちょっとアレってなんだよ!!」 律「自分で言い出したんだろ!」 「なんだかんだ言ってライブも好評だったし、別にいいだろ」 澪「でもしょせんクラス内とか学校内とか、身内だけの盛り上がりだから」 律「ライブハウスでもそこそこウケてたし」 澪「いや、プロ志向のバンドに混じって浮いてたよ」 律「ロンドンでも一応盛り上がったし」 澪「あいつら外人だし、どうせ私の歌詞なんて理解できてないよ」 律「日本人でも理解に苦しむ時があるんだけど」 澪「願い事も悩み事もホッチキスで綴じちゃおうってどういう比喩表現なんだよ」 律「知るか」 澪「中辛のカレーが大人味ってどういう事なんだよ!!」 律「こっちが聞きたいんだよ!! 澪「そういえば律に歌詞を褒められた事ってなかったよな」 律「澪を傷つけたくなかったし、自分にウソをつきたくなかったんだ」 澪「いったい何が言いたいんだ」 ミエナイキコエナイ 律「うわべだけの薄っぺらい褒め言葉なんていらないだろ?」 澪「いや、私はただ……」 律「マフラー巻いたムギの後ろ姿が男性の卑猥な部分に見えるとか そんな事ばっかり書いてたらそりゃ却下するよ」 澪「書いてないよそんな事!」 律「あと『後輩の髪がよく見ると長すぎて怖い』とか 『生徒会長の奇妙なメガネフレーム』とか」 澪「もはやただの陰口だ」 律「正直、スランプの時に歌詞を見せられるのは生き地獄だったよ」 澪「どんな歌詞だったんだよ……」 律「もう思い出したくない」 澪「忘れてくれ」 澪「お前らはいいんだよ、どうせムギが作った曲を演奏してるだけだしさ、 恥ずかしい歌詞は自分が書いたわけじゃないって顔して」 律「恥ずかしいってわかってるなら途中で思いとどまってくれ」 澪「お前や梓は人が作った曲や歌詞にやいのやいの言うだけだよ」 澪「お前らはあれか、胸だけじゃなくて心まで貧しいのか」 律「やかましい」 澪「大体ふでペンってなんなんだよ、そんなの使ったことないんだよ」 律「それは知らないけど」 澪「それでバンド名が ぴゅあぴゅあ☆ とかだったら痛すぎるだろ」 律「だから却下しただろ」 澪「ちやほやされるのは唯の書いたやつばっかりだよ」 律「いや、澪のもそんな恥ずかしいわけじゃないだろ」 律「でも『大切なあなたにカラメルソース』だけはちょっと」 澪「あれはムギが凄いな」 律「認めちゃった」 澪「いいんだ、どうせ私は黒歴史ノートとか電波なブログに 痛いポエムを書き連ねて引きこもってるのがお似合いなんだ」 律「しっくりくるな」 澪「否定してくれよ」 律「あのな、お前が自分の歌詞をどんなに恥ずかしく思っててもな、 お前が書いた歌詞は放課後ティータイムの歌詞なんだよ」 澪「私たちの?」 律「みんなで持ち寄った歌詞の中から、みんながお前の歌詞を選んで、 ムギが作った曲を私たち全員で演奏して、唯やお前が歌うんだ」 澪「でも私は……」 律「ギターがいて、ベースがいて、ドラムがいて、ボーカルがいて、 曲を作ってくれる奴がいて、歌詞を書いてくれる奴がいて、 私たちができる事を一つに合わせてさ」 律「その中のどれが欠けてもダメなんだよ、それがバンドだろ!」 澪「律……」 律「お前が書いた歌詞があったからこそ、今までのライブがあったんだろ? ムギが作った曲に合わせて練習して、それを聞いてくれたみんながいて、 それでもお前は今まで書いてきた歌詞が恥ずかしいと思うのか!」 澪「私は……」 ただ、律に気付いて欲しかっただけなんだ。 いつも真っ先に見せた歌詞に、想いを込めて。 大切な言葉を、歌声に隠して。 律「澪が歌詞を書く時ってさ」 澪「ん?」 律「ちょっと遠回し過ぎたり、例えが難解すぎたりする時があるけどさ」 澪「なんだよ、また作詞批判か」 どんなに寒くてもぼくは幸せ 白い吐息弾ませて駆けてくキミを見てると 律「片思いの歌詞が多いだろ?」 澪「……そうかも」 律「ああいう恋に憧れてるのかなって」 切り揃えた髪がとても似合ってる でも前髪をおろしたキミの姿も見てみたい 澪「あ、雪降ってきた」 律「ごまかすな」 何から話せばいいのかな 『好き』から始めていいかな 舞う雪 踊った気持ちみたい なんかうれしいね 澪「なんだよ、歌詞について改めて聞かれるのって恥ずかしいんだよ」 律「前からちょっと聞いてみたかったんだ」 澪「……何を?」 律「誰かをイメージして書いてるのかなーって思ってさ」 澪「何を言わせたいんだよ……」 ボソッ 律「え?」 澪「なんでもないっ」 こんなに鮮やかな白く光る街 キミとぼくで歩きたい 手を繋いでならいいのにな 澪「どうせ私の歌詞は夢見がちで、メルヘンすぎて子供っぽいよ」 律「すねるなよ」 澪「歌詞を褒められるどころか新しい歌詞の感想聞いただけで なぜか急に首を絞められたこともあっただろ」 律「へ!? あ、あー……あれな…冬の……」 澪「なんだったんだ、あれ」 いたずらな笑顔がとても似合ってる でも頬を赤くして照れてるキミも見てみたい 律「だってお前、差出人も何も書かないでポストに入れられてたらさ」 澪「もしかして、私がポストに入れといた歌詞を何かと勘違いしたとか?」 律「いやあの」 どうして言葉が出てこないのかな 辞書でも引いてみようかな 降る雪 止まない気持ちみたい ちょっと切ないね 澪「例えば……」 律「雪、ずいぶん降ってきたなー」 澪「おい、ごまかすな」 律「でも、私はあのストレートな歌詞が好きだよ」 澪「……本当?」 律「唯のボーカルもいいけどさ、本当は澪に歌って欲しかった…かな」 こころの奥で 大きく息をしよう 胸が痛むことも増えた気がするけど でもその分キミのこと想ってるって気づいたよ やっぱりね 澪「いま、褒めた?」 律「熱でもあるのか?」 澪「……初めて褒められた」 律「そんな事ないだろ……たぶん」 明日もいつもの場所に行くよ 駆けてくるキミを待つよ 初雪 待つような気持ちがほら もっと弾んで 律「澪」 澪「ん?」 律「私、好きだぞ」 澪「えっ!?」 何から話せばいいのかな 『好き』から始めていいかな 舞う雪 踊った気持ちみたい なんかうれしいね 律「澪の……」 澪「あ、あの……」 律「歌詞が」 澪「かっ………」 紬「……そのクリスマスの夜、彼女たちは少女から大人にな 律「待て、何の話だ」 紬「えっ、みんなで歌詞を書いてこようって……」 澪「だからなんでお前は小説風に歌詞を書いてくるんだよ!?」 梓「歌詞だったんですね、今の……」 紬「ノンフィクションの」 律「デタラメ言うな」 唯「後は曲をつけるだけだね、ボーカルはやっぱり澪ちゃんで……」 澪「ムチャ言うな」 律「冗談ばっか言ってないで、真面目に歌詞作ろうぜ」 紬「でも冬の日を澪ちゃんに歌って欲しかったのは本当でしょ?」 律「なんで知ってるんだよ!?」 唯「えっ」 律「うっさい、何でもないっ」 梓「リア充爆発すればいいのに」 律「中野っ!」 おわれ 戻る
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/4603.html
澪「えっと、確か律の下着棚はここだったよな」 澪「あれ?違った、こっちか」 澪「?!」 澪「ない…」 澪「どこにもない…」 澪「なんで?なんで一枚もないんだよぉぉ…!」 澪「いや…そういえば昨日の夕方…」 …… 律「いやぁ、快適快適♪」 澪「なんで部屋に戻って一番初めにする事が下着を履き替える事なんだよ…はしたないぞ」 律「今日体育で汗かいたから気持ち悪かったんだよー」 澪「お風呂まで我慢できないのか?まったく…」 律「澪だってよくやってんじゃん、人の事言えないって」 澪「なっ…そ、そんな事ない!」 律「またまたぁ」 …… 澪「………」 澪「確かこの辺に脱ぎ捨てて…」 澪「あった…」 澪「こ、これは…」 澪「このシミは…」 澪「ものすごく抵抗あるな…このパンツ履くの」 澪「ノーパンか律の履いたパンツか…究極の二択だな…」 澪「…」 澪「履こう…それしかない」 澪「よく考えれば律だっておねしょした私に自分のパンツ履かれるんだからそうとう気持ち悪いよな…」 澪「これもちゃんと洗って返すからな、ごめんな律…」 澪「……」 聡「あれ?澪さん来てなかったっけ?」 律「まだ寝てる」 聡「なんで起きてこないの?」 律「色々あるんだよ」パクパク 聡「?」 澪「とりあえず私の方は問題なしだな」 澪「鏡…鏡…」 澪「…」キリッ 澪「うん、どうみてもおねしょした人には見えない」 澪「あとはこの布団とシーツか…」 澪「これはどうすれば…」 澪「まずは一目でそれと分かってしまうこの盛大なシミをなんとかしないと…」 澪「とりあえず乾かしてみよう」 澪「律、ドライヤー借りるぞ」 澪「……」 ゴォー… 澪「おお、乾く乾く」 澪「これならすぐに全部乾かせそうだぞ」 澪「この調子で濡れてる所を全部乾かせば…」 澪「ほら元通りに…」 澪「」 澪「うわぁぁぁ…!」 澪「黄色いシミがそのままくっきり地図になってるぅぅ!」 澪「こ、これはまずい…」 澪「やっぱりちゃんと洗濯しないとダメだ」 澪「どうしよう…早くどうにかしないと律が戻ってきちゃうぞ」 澪「……」 澪「いい事考えた」 澪「律の寝てた布団と一式すり替えちゃおう」 澪「そして律が寝てた布団は私が片付けたという事にしておけば…」 澪「時間がない…これしかない…」 ……… 澪「よ、よし…間に合った……」 澪「これだけ万全を喫せばなんとかなる筈だ」 律「澪ー、遅いぞ?もうみんなご飯食べちゃったぞ?」 澪「…あっあぁ、ごめんな律」 律「あれ?布団が変わってる」 澪「模様替えしておいたんだ、どうだ?前より良いだろ?」 律「私が寝てた布団かぶせただけじゃんか…っていうかなんで制服着てるんだよ」 澪「そ、そろそろ帰ろうと思って…」 律「えー?もう帰るの?学校休みなのに?」 澪「あぁ、ちょっとやる事があるんだ」 律「えー…どっか遊び行こうって約束したじゃん。やっぱり怒ってるのか…?」 澪「そ、そんな事ない!私こそごめんな律…それじゃあな!」イソイソ 律「……」 澪「……」 律「なぁ澪、なんで布団持ち帰るんだよ」 澪「…!」ギクゥ 律「さてはお主布団泥棒だなっ!」 澪「い、いや…私が寝た布団だからちゃんと洗って返そうと思って…当然だろ?」 律「どんだけ礼儀正しい人なんだよ…」 澪「いいからこの布団は洗って返すから!」 律「そんなに洗いたいんなら別に良いんだけど一人じゃ持てないだろ?」 澪「持てる!」 律「階段降りれないぞ?私も手伝うよ」 澪「えっ?ちょっと律…!やめっ」 律「いいからいいから♪」 澪「(うわぁぁぁ…!私がおねしょした布団を持つなぁぁぁ!!)」 律「澪の家まで一緒に運んであげるよ」 澪「いや、本当にいいから…!」 律「遠慮するなよー」 澪「玄関までで大丈夫!」 律「そっか、それなら…」 澪「それじゃあな律!」 律「あっ、ごめん澪。一つだけ聞いてもいい?」 澪「な、なんだ?」 律「別にいいんだけどさ、なんで私のパンツ履いてるんだ?」 澪「……」 律「……」 澪「(バレてる?!?!)」 澪「な、なぜそれを…!なんで履いてる事を…」 律「いやさっき階段の下から見えちゃってさ」 澪「……」 律「ちょっと疑問に思ったから…」 澪「は…は……」 律「?」 澪「履いてないよ?そんなの履いてない」 律「さっき自分で履いてるって言ってたぞ」 澪「……」 律「……」 澪「お、おじゃましましたっ!」 律「あっ、おい澪ぉ!」 澪「……」タッタッタ 律「はやっ!」 ……… 律「……」 律「澪の奴…なんか様子がおかしかったな…」 律「やっぱり私があんなDVD無理やり見せたから…」 律「はぁ…もっとちゃんと謝るべきだったなぁ…」 律「……」 律「はは、模様替えとか訳分かんない事しちゃってさ」 律「……」バフンッ 律「なんか眠くなってきたな…休みだし二度寝っていうのもいいか」 律「……」モゾモゾ 律「……」 律「……」 律「……」 律「くっさぁぁぁぁぁぁ!?!?」 直後澪に携帯電話にかけ続けた律であったが 澪が電話に出る事は一切なかったという 終わり 戻る