約 173,349 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1177.html
「これですか……アレより少しその…」 「しょうがないでしょ、初期の物なんだし……」 「でもカッコいいの~♪」 私たちの目の前にあるのは、2つのユニット。 その名は【クロスバイザー】 ねここの飼い方・EX 01 それはある日の事、ネットを暇潰し代わりにしていたねここがそのページを発見したのが始まりでした。 「みさにゃんみさにゃん、何コレ~?」 と、居間のテーブルに置いてあるノートPCの前でネットをしていたねここが声を上げる。 「ん、何かな~」 「これ♪ 何か物凄くカッコいいのっ!」 私もひょいっとPC画面を覗き込むと、そこにはまるでガン○ムかガオガ○ガーかと思うほどのヒーローロボットの写真が…… あれ、でも違和感が……って、コレ装着してるの神姫よね。頭部どう見てもアーンヴァルだし。 サイトを確認すると、武装神姫関連の画像掲示板みたいだ。でもコレ純正品ではないわよね……でもその割に物凄いしっくりとしている。 まるで初めから武装神姫用に作られたように。 「えぇと……アムドライバー?」 添えられていた文章には『アムドライバーシリーズ ネオボードバイザー・ソードダンサー』と記載されていた。 確か武装神姫のメーカーが数年前に出していたシリーズ……だったかな、確か。 そういえばやたら出来が良いって評判になってたっけ。結局私は買わず終いだったけれど。 同じメーカーならマッチングの良さも納得なのかな。 他の記事も読んでいくと、このシリーズは全体的に武装神姫と高い互換性がある事がわかってきた。 「ふむー……つまり、ねここもコレ欲しいの?」 「うん♪」 にぱっ、と満面の笑みで返してくるねここ。うぅ……その顔には弱いなぁ。 「ねここ~、あの剣みたいなバイザーでぴゅーん!っておもいっきり飛んでみたいの。それで合体してずばぁ!っとカッコよく決めちゃうの♪」 「私にも一機調達して頂けませんか? 私の場合はこのネオボードバイザー・ガンシンガーを希望します。 ガンシンガーは中~遠距離戦闘用ですので、ねここのサポートには最適かと」 と、何時の間にかねここの隣でPC画面を見つめていた雪乃ちゃんもそう宣言してるし。 「……しょうがない、買っちゃいますか♪」 「わぁい☆」「ありがとう御座います、姉さん」 ねここはぴょんぴょん飛び跳ねて、雪乃ちゃんは礼儀正しく一礼してそれぞれ喜びを表現している。 「でもコレってもう絶版品よね、とりあえずオークションでも見てみますか……げ」 ちょっと固まる私、そこに表示されているお値段は予想より0が結構多い…… 「みさにゃん、ココに『武装神姫との互換性が確認されたため需要が急増、高騰中』って書いてあるの……」 ガックリと肩を落としながらそう報告してくれるねここ。 みんな考える事は同じって訳だ……アハハハ……いやこの値段じゃ買えないって。 「う~ん、オークションだから過剰にあがってる可能性もあるけれど、どっちみち今回はパスね。今ちょっとお金無いし」 「……はぁぃ」 ねここはへにょん、と体育座りで俯いてしまう。うぅ、そのポーズはこっちまで凹むから止めてほしいなー…… 「他にはえぇと……中古ショップ類を」 しかし見る所全滅だらけ。あってもオークションと似たり寄ったりのお値段でちょっと手が出ない。 どうも大抵の大会で使用に問題がないみたいで、武装神姫ユーザーが一気に買って行ったらしい。 「……お手上げね、諦めましょ」 「……にゅぅ」 「……ねここ、お風呂行きましょ、ね?」 トボトボと雪乃ちゃんに支えられて去ってゆくねここ。でもワガママ言わなかったから成長したね、うん。 ……まぁ今月の金欠はねここのせいなんだけど…… それから数日後 「え~と、お目当ての本はと」 「みさにゃんアレじゃないの~?」 「お、アレだね。ねここよく見つけた、褒めて遣わす♪」 うりうりとねここの髪の毛をくしゃくしゃっしてあげる。ねここはごろにゃーな表情をしてとっても気持ちよさそう。 ちょっと思い立って、私たちは古本屋のブックオンに来ていたり。 いやエリ○88を急に読みたくなって買いに来たんだけどね……あはは。 しかしちょっと高いかなぁ、中古なのにこのお値段は……これならこの前出た300版を新品購入してもいいかも。 「姉さん、此処の店舗は子供服売り場も併設されてるようですね」 と、傍らでゴル○13を物色していた雪乃ちゃんがふと気づいたらしく、ふ指摘する。 雪乃ちゃんが指差した方向には確かに、 『子供服、ベビー用品、玩具類』 との看板が天井からぶら下がっていて。 ……玩具類かぁ、こういう所の方が意外と掘り出し物があるのよね。一応覗いてみようかな。 と、本を棚に戻してから玩具コーナーへと移動する私たち。 「雑多ねぇ……」 玩具コーナーにはカゴに入った箱無しTOYの山や、今年~数年前程度の戦隊シリーズ、 放送60年を超えようという仮面ライダーシリーズのライダーベルト等、思った以上に種類が豊富で結構面白い揃えになってる。 「……これ、バイクのサイドカー部分だけじゃない」 うん、逆の意味で価値をわかってない商品まである…… 「…みさにゃん…みさにゃ~ん…」 物色するために肩から棚に移動していたねここの声が聞こえてくる……って、姿が見えず声だけが。 「姉さん、そこの箱の裏です……」 「わ、わかってるわよ。ちょっとボケてみただけじゃないっ」 ……という事にしといて欲しい、ぐすん。 等とちょっと凹みつつ箱を掻き分けていくと、奥には埃塗れになったねここの姿が。 でも、その顔はとても満足げで 「にゅふふ~♪ 発見しちゃったのっ!」 と、自分のサイズの数十倍はあろうかという箱をズリズリと隣から引っ張り出してくる。 (88) 「あ、コレって」 「そっ!アムドライバーなの♪ 」 確かにパッケージには、以前画像掲示板で見たようなデザインのロボット…パワートスーツかな、この場合、が描かれている。 「……でもコレはデザインが違いますよ。クロスバイザーって書いてありますし……」 雪乃ちゃんがすまなさそうに突っ込みを。 「んー……確かにそうみたいね」 手持ちの携帯モバイルで軽く調べてみたら、やっぱりねここが欲しがっていたネオボードバイザーとは別物で、初期の製品らしい。 あ、でも割と評判は良いみたいね、初期の製品にしてはって話だけれど。 「でもでも、このデザインなんか気に入ったの~♪ それにっ」 ズリズリと箱の端を押して回転させるねここ。あ、値札見せたいのね……あら、このお値段は。 「すっごいお安いの~。これなら買ってもいいよね、みさにゃんっ☆」 確かにこの値段は定価の1/4、かなり安い。 まぁパッケージは風雨に晒されたのか劣化しているけれども、中身に問題がなければ許容範囲かな。 「じゃ、コレ買っちゃおうか♪」 「おー♪」 大型ビーグルのキャタピラが唸りを上げ、勇ましく荒野を駆け抜けてゆく。 『雪乃ちゃん、【エキドナ】の調子はどう?』 ヘッドフォン越しに状態を尋ねる、私たちはテストも兼ねてタッグバトルに参戦していた。 「良好です。モーターの回転音もクリアですし、今の所は何の問題も見受けられません。」 高出力のじゃじゃ馬マシンを難無く乗りこなしながら、そう返事を切り返してくる雪乃ちゃん。 雪乃ちゃんはバイクのようなエキドナに搭乗する都合上、普段のハウリン装備は装着できず頭部バイザーのみを装備している。 今回ほぼ武装はエキドナ頼みという訳だ。 『来るよ、前方150!』 「了解。牽制を掛けます」 両脇に設置されたビームキャノン“ブルドガング”が眩い閃光と共に発射される。 牽制と言ってたけども狙いは正確で、一気に接近しようとしていたバッフェバニーパーツ装備のアーンヴァルは、 直線加速から即座に回避シークエンスへと移行。間合いを取りつつカロッテTMPを乱射してくる。 「その程度では倒せませんよ」 呟く雪乃ちゃん。 それは伊達ではなく、エキドナの装甲でソレを跳ね返し、逆にブルドガングで畳み込むように速射を掛ける。 圧倒的な火力の差に耐え切れず、岩陰の向こうへと後退してゆくアーンヴァル。 「……此処で此方も引いていては大局が変化しませんね。ねここ到着まであと……よし」 ブォォォォン!!!と回転数を一気に上げ猛追する体制に入る。 荒野の荒地なのに、ハイウェイを走るかのようなスピードと安定感で爆走してゆく。 そのまま一気に相手の隠れた岩をジャンプ! ドリフトを掛けながら岩陰を制圧射撃していく。 隠れていたアーンヴァルは至近弾多数を受け、高出力ビームの余波でダメージを負いそのまま行動不能に陥る。 「もう一人……何処にいます」 「ココよっ!」 途端岩陰と反対方向から突然出現するもう一体のアーンヴァル! 瞬間両手にしたアルヴォLP4ハンドガンを乱射、いや正確な射撃で無防備な雪乃ちゃん自身に確実にHITさせてくる。 「ちぃっ!」 雪乃ちゃんはエキドナに急加速を掛けウィリー状態に、底面を防壁に仕立て上げ急場を凌ぐ。 相手のアーンヴァルは翼を装備せず、脚部ブースターだけで器用にまるで空中でステップを踏むような動作で追い詰めてくる。 大型マシンだと小刻みな動きには対応しにくい。火砲も使えず防戦一方になる雪乃ちゃん。 「ユキにゃんっ!」 次の瞬間、ねここが閃光の様に二人の間に乱入する。騎乗しているのはクロスバイザー“オルトロス”高速移動用特化されたバイザーだ。 「一気にいくよー! アーマーパージっ」 「OKですっ」 ねここの叫びと共に装甲が強制パージ。同時に雪乃ちゃんのエキドナからも後部パーツが外れ、ねここの方へと飛んでいく。 「チェンジ!ブリガンディ・モードッ!!!」 オルトロスがたちまち巨大な下半身へと変形、そこにねここがドッキング。ついでエキドナが変形した上半身が覆いかぶさる様に合体! わずか数秒で武装神姫の数倍のボリュームはあろうかと言う大型パワードスーツが完成する。 「にゃんこ合体!ねここバイザー!!!」 ジャキィィィィン! と決めポーズを取るねここ。 ……馬子にも衣装…… 「ふっふっふ~」 と自信満々の表情でアーンヴァルを見つめる。相手はその大きさに明らかにたじろいでいる……そりゃそうよね。 「それじゃ、いっくよー!」 どんな物凄い攻撃がやってくるのかと身構えるアーンヴァル。…………あれ? シーンとした音だけがフィールドに響き渡る。 そしてねここが一言 「……う、うごけにゃぃ」 コケッ、という音がしそうなほどに関係者一同が崩れる。いや私もなんだけど。 『ねここ、それマトモに歩けないから足のブースター使って移動するのっ』 「りょ、了解なのっ! とぁー!!!」 『あ、ダメそんな一気に吹かしたら!!』 カカト部分に当たるメインスラスターを一気に全開にしたら当然前のめりになってしまうわけで。 ……そして落下予測地点には、ねここにうっとりと見惚れていた雪乃ちゃんが…… 「……え」 ガッシャーーーーーン!!!!! 『試合終了。Winner,ヘンゼル&グレーテルチーム』 「はぅぅぅぅ……」 「予想…外…です…バタリ」 そこには倒れた衝撃で戦闘不能になったねここと、下敷きで下半身ぺっちゃんこになってしまった雪乃ちゃんが…… そしてこの日の出来事は、直ちに風見家の黒歴史になったのでありました。 ちゃんちゃん。 トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2394.html
武装食堂 小さな町の、小さな食堂。 そこには、神姫を連れた変わったコックさんがいました。 ちょっと不器用だけど頼りになるその人との出会いは、やがて僕の、私の、みんなの運命を少しづつ変えていくのでした―。 著・ばるかん ※一部設定をMighty Magicよりお借りしています。 ※コラボ歓迎。また、他作品様のキャラクターが登場する事があるかもしれません。 不定期更新です。早かったり遅かったり。 ※物語の関係上、実在の地名と架空の地名が混在していることがありますが、ご容赦ください。 更新の履歴。 2012/1/7・・・全話更新完了。 3/3・・・第二十話+αをUP. 5/25・・・第二部スタート、第二十一話をUP. 5/27・・・番外その3を二編に分けUP. 8/24・・・第二十二話をUP. 10/3・・・第二十三話をUP. 2013/2/23・・・第二十四話をUP. 2013/8/18・・・第二十五話をUP. 2014/8/10・・・お知らせを追加。 ◆お知らせ◆ どうも、お久しぶりですばるかんです! 初めての方ははじめまして! 前回の更新からほぼ一年たってしまいました!そろそろ本編の方を再開したいと思います! ……とまあ、あいさつはこのくらいにして、 なんとこの度、8/15~17日に開催されるコミックマーケット86にサークル出展いたします! ワーイ!告知がおせえよバカ! 今回はコピー本の頒布を行う予定です。詳細は以下に記しました。 コミケにご来場の方々はぜひお立ち寄りくださいませ。 ―以下、本の詳細― この夏、アイツらが帰ってきた! アキラ「ホントだわ!一年近くも放っておかれたわ!」 なんと武装食堂の面々が同人誌に!? ストーリーは完全描き下ろし! 雅「んなことやってないで本編を進めなさいよっ!」 ではスペースも惜しいので紹介スタート! アキラ&雅「こるあああああああ!!」 武装食堂 夏休み特別編 『有明大決戦! ビートルA VS FOREVER 『G』 』 ―――ある日、明石食堂を訪れた謎の神姫。 「おなか、すきました」 その神姫は、何も持っていなかった。 「アキラさんのお料理、気に入ったんですか?」 「アンタ、名前とかないの?」 「……じゃあ、カナってよんでください」 謎の神姫『カナ』と、心を通わせるメリー。 「どうして、くぬぎの樹ばっかり見てるんですか?」 「……さびしいなぁって。きれいだけど、それがよけいにさびしいの」 「じゃあ、私と友達になりましょう」 「ともだちって?」 「あ、んーと……口で説明するのは難しいんですけど、えへへ」 時を同じくして、有明で開催される「ビートルAフェスティバル」。 「早く早く! 行きましょうよアテナさん!」 「ちょ、ちょっと! そんなに引っ張らないで!」 ―――しかし、ちびっこたちの夢は無残に打ち壊される――― 「ぐぎぎ……」 「クレアっ! 貴女、クレアを離しなさい!」 「このおおっ!『紅葉おろしっ!』 「なんでですかカナさん……どうしてこんなことするんですか……」 「カナはね、生きてみたいの」 「カナさんっ!」 「あなたは一体! 何者なんですか!」 スプーンと、ちっぽけな虫けら。 これは、たったひと夏だけの、精一杯生きたかった少女の物語。 8/15(金)、西こ―17a「ばるかん星」にて頒布予定! ……はい、以上があらすじです。 アキラ「長げえな!」 雅「あれ!?アタシの出番少なくない!?」 お楽しみに! 第一部 登場人物たち・・・微妙にネタバレを含むかもしれません。 第一話 塩と米だけで 第二話 鰯も七度洗えば鯛の味 第三話 箸とスプーンとおしゃべり子猫 第四話 味噌汁とナミダ 第五話 お酒は二十歳になってから 第六話 欲望の蟹・・・※微エロ、神姫破損描写あり。また、ウサギのナミダ、HOBBY LIFE,HOBBY SHOPとコラボしてます。 第七話 あなたの街を宣伝! 第八話 ボヌールからの挑戦状 前編・・・深み填りと這上姫より設定の一部をお借りしています。 第九話 ボヌールからの挑戦状 後編・・・深み填りと這上姫より設定の一部をお借りしています。 第十話 やって来た小町娘 第十一話 思い出のおせんべい 第十二話 ヒーローにかけた夢 第十三話 灰染の女神 第十四話 チョコレートケーキを追跡せよ!・・・HOBBY LIFE,HOBBY SHOPとコラボさせて頂きました。 第十五話 桐皮町コーヒー・フルーツ戦争 第十六話 ファンシーズのオーナー 第十七話 悪意のオードブル・・・ウサギのナミダおよびキズナのキセキより設定の一部をお借りしています。 第十八話 一人じゃない 第十九話 火事とケンカは! Aパート 第十九話 火事とケンカは! Bパート 第二十話 アテナから勇者へ 番外コーナー 番外その一 ヂェリー・パニック・アンド・ラブ・・・色ボケテンタクルスのせいでピンクシーン有り。また、ぐだぐだリンゴのSSとコラボさせて頂きました。 番外その二 食人姫 (しょくじんき)・・・桐皮町の物語の裏で起こっていた、ある出来事。 ※暗いかもしれないです。 番外その三 にっくきむねのにく ♯1・・・15cm程度の死闘の世界にお邪魔しました。 番外その三 にっくきむねのにく ♯2 第二部 強襲、クロノスの使徒 暗躍する時の神と、立ち向かう女神たち。 敵は、過去から襲いくる。 第二十一話 どっちが美味しいんでショー 第二十二話 コノ頃都ニ流行ルモノ・・・深み填りと這上姫ならびにデュアル・マインドより神姫の二つ名をお借りしました。 第二十三話 しょうゆ・あ・スマイル 第二十四話 俺がメリーで私がアキラさんで・・・15cm程度の死闘よりキャラクターおよび地名をお借りしました。 第二十五話 俺がメリーで私がアキラさんで 中編 ~女神様の憂鬱~ こちらの作品より、設定やキャラクターの一部をお借りしております。 ウサギのナミダ及びキズナのキセキ HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 深み填りと這上姫 15cm程度の死闘 デュアル・マインド 今まで桐皮町に来て下さった作者様の作品へのリンクです。接客担当のメリーともども、感謝、感激、雨あられなのです。 Forbidden Fruit すとれい・しーぷ 15cm程度の死闘 深み填りと這上姫 第十三話をアップしました。うん、新展開というかライバル登場回という扱いが正しいかもしれませんね。(汗 お楽しみ頂けるといいのですが…… -- ばるかん (2011-08-10 23 06 14) にゅう様 今回(十三話)はクレアが大変な…・と、ここから先は読まれてからのお楽しみということでm(_ _)m -- ばるかん (2011-08-10 23 08 40) ひつじ様 ありがとうございます。すとれい・しーぷの方もこれからどうなっていくのか楽しみです。応援しております! -- ばるかん (2011-08-10 23 10 52) 最新話読ませていただきました。新キャラはラプティアスですか、PSPバトルマスターズでの相棒なので感慨深いです。今回確かにクレアが大変なことになっていましたね、無事立ち直れるのか。アテナの過去やメリーの過去に何があったのか、謎が明かされるのを楽しみにしています。次回は予告から見るといつもの嫉妬メリーが発動しそうでこれはこれで楽しみです(ぉぃ -- にゅう (2011-08-13 23 43 05) やっとこさ第十四話です。次回はインターバルなのかなぁ(え -- ばるかん (2011-08-26 22 38 20) にゅう様 アテナの過去もおいおい明かしていこうと思います。長編とかになるかもしれませんね……。 -- ばるかん (2011-08-26 22 43 32) 第十四話、楽しく拝読致しました。ところですみません、三ヶ月ほど前に食堂へのお誘いを頂いたのですが、竹櫛鉄子とコタマの二人をお伺いさせてもよろしいでしょうか。時系列的に古くなり、さらにコタマが暴言を吐きそうで申し訳ないのですけど、ぜひテレビで紹介されたカツカレーを食べに行きたく、よろしくお願いします。 -- にゃー (2011-08-27 16 23 48) にゃー様 もちろんウェルカムですよ!ご来店楽しみにお待ちしております。 -- ばるかん (2011-08-27 22 38 30) 夏祭りのお話だというのに、アップが九月になってしまいましたorz 次回以降もちょっとだけ夏のエピソードが続きますよ~ -- ばるかん (2011-09-12 22 15 06) いつもながら明石食堂の日常を楽しく読ませていただいております。個人ならありそうな風呂上がりのアレの好みの話ですが町内規模にするとは新しいですね。ちなみに私はコーヒー牛乳派ですw -- にゅう (2011-09-14 12 47 46) 十六話、再び事件発生です!長くなりそう……。 -- ばるかん (2011-09-17 22 28 25) にゅう様> 私もコーヒー好きですw 飲むヨーグルトもけっこういけますよ! -- ばるかん (2011-09-17 22 30 29) 最新話読みました。久方ぶりのシリアスの長めな話になりそうですね。ボケ突っ込み役とばかり思っていた友人にあんな背景があるとは思いませんでした。健吾くんもこれから精神的に成長しそうで続きが待ち遠しいです。 -- にゅう (2011-09-18 12 54 20) にゅう様> この後は結構ストレート(?)になると思いますよ(汗 できるだけ早く書き上げますので……。 -- ばるかん (2011-09-30 23 08 17) 最新話、こうなると多くは言えませんね。頑張れ、男の子。 -- にゅう (2011-10-01 01 48 50) 更新に一ヶ月……しかも予告したものと違うタイトルに……(トホホ ですが、予定していた内容に変更は無いので、お楽しみ頂ければと思います……。 -- ばるかん (2011-10-30 22 57 34) にゅう様> なんとか男を見せられてるストーリーになっていれば……と思います。良ければお読み下さい……。 -- ばるかん (2011-10-30 22 59 51) 最新話読みました。やっぱりこういう展開は熱くていいですね!多くのカッコいい大人の姿を見てきた少年はカッコ悪い大人を精神的に圧していくのはスッキリします。そして出るべき場面は落とさない主人公、ここからの逆転、期待しています! -- にゅう (2011-10-31 00 40 21) 迷ったあげくに十九話を二分割しました。遅くなってしまって本当に申し訳ないデス…… -- ばるかん (2011-12-23 22 49 45) にゅう様 >ここから逆転でございますヨ! -- ばるかん (2011-12-23 22 50 45) 第十九話、待ってました! 健吾君のがんばりにどう決着が付くのか楽しみで、待ち焦がれておりました。二話分割の大ボリュームに、オールキャスト登場の大盤振る舞い、そして健吾君とクレアの活躍にワクワクしながら読み切りました。女の子のために戦う女の子はかっこいい! そのマスターのために戦う神姫もやっぱりかっこいいですね。それにしても和葉ちゃんは天使すなあw 次回はアテナの過去も語られるとのことで、ますます楽しみです。 -- トミすけ (2011-12-24 21 00 04) ワルモノに正義の鉄槌を下す瞬間ほど、スカッとする場面はありませんね! 某レイガン使いをも唸らせる右ストレートに敬意を表して、ニボシヂェ・・・ニトロヂェリーで乾杯! -- にゃー (2011-12-25 21 52 12) 最新話、読ませていただきました。熱い展開の後の最後の健吾くんへの「お礼」……思わずニヤケてしまいました。……アッシュさんに会いたいと我が社の約一名が熱望していますが、黙殺しておきますね -- 五色リンゴ (2011-12-26 12 49 04) 新年あけましたということで、古いお話のちょっとした変更を行いました。主に三点リーダから六点リーダへの変更です。 今年も食堂の面々ともどもよろしくお願いいたします -- ばるかん (2012-01-04 22 41 48) トミすけ様 >ありがとうございま……って、女の子のために戦う『女の子』……だと……(間違ってはいないです) 楽しんでいただけたようでなによりです。 アテナの過去はもう少しお待ち下さい…… -- ばるかん (2012-01-04 22 46 56) にゃー様 >ンフ、ヂェリーもいいけどそちらさんの面白そうなアプリも試したいわね。アテナちゃんが『にゃによこれ!?』とか言ったら面白いと思わない!? -- ばるかん&玲子さん (2012-01-04 22 49 42) 五色リンゴ様 >ふむふむ、どなたですかな? わたくしとしても是非お会いしたい。ミリタリータイプの神姫の方が多いようですから、武器やマスターの愚痴についてじっくり語り合いたいですなぁ -- ばるかん&アッシュ (2012-01-04 22 52 21) これは失礼しました。「女の子のために戦う男の子」ですよね(^^; 申し訳ございませんでした。次章の更新を楽しみに待っています。 -- トミすけ (2012-01-05 23 27 57) トミすけ様> いえ、謝って頂かなくても、むしろそう書いたのが私なので(笑) 次回はなるべく早く上げたいと思います -- ばるかん (2012-01-05 23 43 59) 最新話読みました。商店街勢大暴れで長かった戦いもようやく決着がつきましたね。最初の頃に比べて健五君もクレアも精神的に成長していますね、最後にオチはついてましたがw 次回はアテナの過去の話でしょうか。クレアもどんな形で戻ってくるのかも楽しみです。 -- にゅう (2012-01-20 01 38 36) 二十話をアップしました。今回をもって一応の一区切りとしたいと思います。次回からは第二部とな……ればいいなぁ(汗) -- ばるかん (2012-03-03 22 47 38) にゅう様> あのオチはどうしてもつけたかったんです!( -- ばるかん (2012-03-03 22 48 48) ↑途中で送信してしまいました…… つけたかったんです!(笑) クレアはまあ、予想されていた方もいらっしゃるかなという感じになりました。 -- ばるかん (2012-03-03 22 50 38) 最初の方で読むのを中断していたのを思い出し、一気に読みました。……ここまで血沸き肉躍ったのは久しぶりです。第一話から最新話まで興奮しっぱなしでした。第二部を楽しみにしています。 -- 第七スレの6 (2012-03-08 21 01 45) アイデアをひねり出しながら最近放送中のアニメを視聴 「そうかー、這い寄る白子の頭に犬子がフォークを突き刺して、その犬子にジャス子さんがムスコ(ムスメ?)ニウム補給のため抱きつくのかー」なんてろくでもないことを考えていたら更新履歴にでかでかと間違った記載を何か月もしていたことに気づいて悶絶 そんなこんなで第二部です。 -- ばるかん (2012-05-25 00 43 49) >第七スレの6様 血沸き肉躍るとまで言っていただいて感激です。第二部は今以上に更新ペースを上げて頑張りたいと思います。 -- ばるかん (2012-05-25 00 46 26) (番外その三で)ハナコ登場とお伺いして、少し顔を出すくらいかなーと思っていました。ですので、団体様でお越し頂いて、こちらのメンバーも多数出して頂いて、しかも貧乳革命でしっちゃかめっちゃかに・・・始終ハラハラニヤニヤしながら拝読しました。いろいろと感想はあるのですが、ハナコ達の雰囲気や細かな描写などをそのまま再現頂いたことの嬉しさが一番です。本っ当にありがとうございました。あと、是非またお越し下さい。我が町内はいつでも混沌を受け入れますよフフフ・・・大きいは正義! -- にゃー (2012-05-29 01 38 33) チャリで来ました。今回のコラボ作品はコラボ先(にゃー様)の雰囲気を崩していない、とても良い作品だと思います。ハナコ、タマちゃん無双になるかと思いきや、先に組織が呆気なく崩れ去るというw思い切り笑わせていただきました。また読んでみたいです!…何事も両手に収まるくらいの大きさがちょうどいいんですよ…(ドヤァ) -- 白田黒乃 (2012-06-01 17 17 46) おぉ!外伝と繋がりましたか! どうにも気になっていたのがすっきりしました! 反魂香…サトミタダシ…(ボソッ -- 名無し (2012-08-27 02 34 36) いよいよアニメ武装神姫が開始しますね。なんとかその前に最新話をアップできました。そして、ずっとお返しできていなかったコメントの方にお答えしたいと思います。 >にゃー様 ふ、ふんだ!貧乳の良さを分からせるまで、私たちはなんどでも、な・ん・ど・で・も -- ばるかん (2012-10-04 00 08 51) 途中送信・・・ な・ん・ど・で・もよみがえりますよ! メリー -- ばるかん (2012-10-04 00 10 01) >白田黒野様 読んでくださりありがとうございます。ふ、ふん!貧乳だって両手に収まるじゃないですか!(負け惜しみ) -- ばるかん (2012-10-04 00 13 04) >名無し様 ぼくらの~まちのおくすりや♪さ♪ん~♪……私は1・2よりも4が好きですかね。それはさておき、ハンゴンコウというプログラムは、今後のストーリーに大きく関わってきます。どんな関わり方をするのか、楽しみに待っていてくださいませ。 -- ばるかん (2012-10-04 00 24 32) 最後のは…まさか、井川の…? -- 通りすがりの武装紳士 (2012-10-04 22 24 04) ぎゃーっ!気がついたら半年たってました!ち、違うんデスよ、別に夏コミだとか艦〇れだとかにうつつを抜かしてたわけじゃないんデスよ。…はい、言い訳でした。すみません。次回更新は早めに行います。 -- ばるかん (2013-08-18 00 56 26) 遅ればせながらコメ返しを… 通りすがりの武装紳士様 …やはりというべきか、お気づきになられましたね。「彼女」には、今後のエピソードで重要な役を演じてもらうつもりです。 -- ばるかん (2013-08-18 00 58 33) コミケ参加おめでとうございます! 私もサークル参加しますので、ご挨拶できると嬉しいです。……確認したら、どうもお隣同士みたいですよ? -- トミすけ (2014-08-11 12 21 35) >トミすけ様 調べてみたらホントにお隣でしたね(笑) 会場でお会いしましたら、ぜひその時はご挨拶させていただきます -- ばるかん (2014-08-12 23 38 39) おかえりなさい。ずっと待ってました…♫これからも執筆頑張って下さい、応援しています! -- absa (2014-08-13 09 08 40) 名前 コメント ―――― 武装食堂 コメントログ
https://w.atwiki.jp/busou_bm/pages/52.html
項目 説明 LOVE 神姫との親密度です。LOVEが上がるほど、武装ランクとコスト上限が上がります。最大20。→端的に言うとレベル。LOVE・COST・武装ランク 武装ランク 装備できる武器のランクです。このランクが上がるほどより強力な武装を装備出来るようになります。最大5。 LP ライフポイントです。ダメージを受けると減り、0になると負けです。最大9999。アビリティによる上昇は制限なし。 SPD スピードです。数値が高いほど移動するスピードが上がります。最大100。アビリティによる上昇は制限なし。 DEX 命中率です。数値が高いほど攻撃の命中精度(追尾性能)と、ロックオン距離が上がります。最大100。アビリティによる上昇は制限なし。 CHA 魅力です。数値が高いほどライドレシオゲージが上がりやすくなり、減りにくくなります。 DEF 防御力です。数値が高いほど受けるダメージが減ります。最大999。アビリティによる上昇は制限なし。 火器耐性 火器属性に対する耐性です。この数値が高いほど火器属性の攻撃に強くなります。 光学耐性 光学属性に対する耐性です。この数値が高いほど光学属性の攻撃に強くなります。 COST この値を超えない範囲で、神姫の装備を自由に変更できます。(ただし武装ランクは無視できない) 最大900。 「武装神姫BATTLE MASTERS」解説書参照 戦闘終了時のライドレシオゲージの量・ライドMAXになった回数に応じて経験値が入るため、 CHAを高くすると結果的に取得経験値が増えることにつながります。 ―各神姫能力値一覧表― 何も装備していないときの神姫固有のステータス値。 武装エディット画面でアビリティ一覧を表示する際、神姫自身の+アビリティは青文字で表示される(装備によって±0以下になっている場合は表示なし)。 Loveが上がっても変化しない。 例:アーンヴァルMk.2型とマオチャオ型が同じ装備だった場合、LPは50の差が出る。 ただしアビリティの違いから、ストラーフ型の攻撃力のように基本ステータスを覆しているものもある。 名前 LP ATK SPD DEX CHA DEF +アビリティ -アビリティ ハウリン 450 45 4 2 40 40 攻撃力+1,LP+1 DEX-1 マオチャオ 350 40 5 5 40 35 スピード+1,SP+1 防御力-1 アーク 350 40 6 4 40 40 ブースト性能+1,スピード+1 SP-1 イーダ 300 40 5 4 40 40 ブースト性能+1,スピード+1 LP-1 ゼルノグラード 350 45 3 6 40 40 攻撃力+1,DEX+1 スピード-1 アルトレーネ 400 40 4 4 40 50 防御力+1,LP+1 ブースト性能-1 アルトアイネス 450 40 4 4 40 50 攻撃力+1,LP+1 SP-1 アーンヴァルMk.2 400 45 4 7 40 45 スピード+1,DEX+1,SP+1 - ストラーフMk.2 400 35 4 6 40 40 攻撃力+1,防御力+1 - フブキ 400 40 4 4 40 40 DEX+1,SP+1 攻撃力-1 紗羅檀 400 40 4 4 40 40 SP+1 LP-1 ベイビーラズ 400 40 4 4 40 40 攻撃力+1 SP-1 ガブリーヌ 400 40 4 4 40 40 ブースト性能+2 DEX-1 蓮華 400 40 4 4 40 40 スピード+1,SP+1 攻撃力-1 ラプティアス 400 40 4 4 40 40 攻撃力+1,ブースト性能+1 防御力-1 アーティル 400 40 4 4 40 40 スピード+1,DEX+1 ブースト性能-1 各神姫ライドレシオMAX時の上昇能力 ライドレシオMAX状態の間はダッシュ速度が上昇し、ダッシュやターンによるブーストゲージの消費量、RAやアタックチェイン使用時のSP消費量が半減する他、 素体毎に異なる能力ボーナスが得られます。 名前 上昇能力 ハウリン 防御力,スピード,ガードブレイクダメージ マオチャオ 攻撃力,武器エネルギー回復速度,スピード アーク 攻撃力,スピード,ガードブレイクダメージ イーダ 防御力,武器エネルギー回復速度,スピード ゼルノグラード 攻撃力,武器エネルギー回復速度,ガードブレイクダメージ アルトレーネ 攻撃力,防御力,ガードブレイクダメージ アルトアイネス 防御力,武器エネルギー回復速度,スピード アーンヴァルMk.2 防御力,武器エネルギー回復速度,スピード ストラーフMk.2 攻撃力,武器エネルギー回復速度,ガードブレイクダメージ フブキ 攻撃力,スピード,ガードブレイクダメージ 紗羅檀 攻撃力,武器エネルギー回復速度,ガードブレイクダメージ ベイビーラズ 攻撃力,武器エネルギー回復速度,スピード ガブリーヌ 攻撃力,防御力,武器エネルギー回復速度 蓮華 攻撃力,武器エネルギー回復速度,スピード ラプティアス 防御力,武器エネルギー回復速度,ガードブレイクダメージ マリーセレス 防御力,武器エネルギー回復速度,ガードブレイクダメージ アーティル 攻撃力,防御力,スピード 攻撃力 与ダメージが約50%アップ。 スピード SPD値がアップ。全キャラ共通のダッシュ速度ボーナスと効果が重複するので、例えばアーンヴァルとストラーフのSPD・スピード+アビリティを同等に調整しても、アーンヴァルの方がダッシュ速度は上になる。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2451.html
第2部 「ミッドナイトブルー」 第4話 「night-4」 西暦2041年 5月21日 23:00 『大阪府 大阪市 鶴見緑地センター店』 シンと静まり返った公園内の大池の端の桟橋で何人かのオーナーと神姫たちが集まっていた。 チーム名「アルファ艦隊」 □将校型MMS 「ナターリャ」 SSSランク「演算」 オーナー名「伊藤 勝成」♂ 70歳 職業 古物商店主 □ 航空母艦型MMS「ツラギ」 SSランク 二つ名「アタックキャリア」 オーナー名「金川 登」♂ 40歳 職業 模型店長 □重巡洋戦艦型MMS 「マキシマ」 SSランク「ワルキューレ」 □重巡洋戦艦型MMS 「ヴィクトリア」 SSランク「砲女神」 □巡洋戦艦型MMS 「ノザッパ」 Aランク オーナー名「野木 恵」♀ 24歳 職業 ネオニート □戦闘機型MMS 「アオイ」 Aクラス オーナー名「立花 一樹」♂ 24歳 職業 事務機営業マン □夜間戦闘機型MMS 「ツクヨミ」 Aクラス オーナー名「衛山 進」 ♂ 24歳 職業 物流設備管理者 □ステルス戦闘機型MMS 「フェリア」 Sクラス □ステルス戦闘機型MMS 「アネット」 Aクラス オーナー名「今宮 遥」 ♀ 23歳 職業 商社営業員 □ 剣士型MMS 「ノロヴァ」 Aランク □ 騎士型MMS 「バートリー」Aランク □ 戦乙女型MMS「オタリア」Sランク □ 悪魔型MMS 「ニパラ」 Sランク □ 戦闘爆撃機型MMS 「マレズ」 Sランク □ 戦闘機型MMS「カグラ」 Aランク □ 天使型MMS 「レコア」Sランク □砲台型MMS 「ルーシ」Aランク 桟橋に横付けしてある巨大な航空母艦型神姫の甲板でナターリャが煙草を一服する。 ナターリャ「・・・・」 ナターリャはぼんやりと暗闇の湖を眺める。 桟橋の上でガヤガヤと騒ぐ完全武装の神姫たち。ガチャガチャと武装を鳴らしてあにやら喚いている。 金川「夜帝?夜帝だとォ!!!」 小太りの男性が上ずった声で叫ぶ。 アオイ「な、あの夜帝だってェ!!そいつが今日の相手かよ」 ツクヨミ「ま、マジかよ・・・やべえ」 戦闘機型のアオイとツクヨミは目をまん丸と開いて叫ぶ。 ノザッパ「なんだぁ、てめえら知ってるのかよ」 マレズ「有名だぜ、夜帝はよォ・・・こりゃ下手すると全滅すッぞ」 立花「その夜帝ってそんなにヤバイのか?」 衛山が肩をすくめる。 衛山「あんまし聞いたことねーな」 金川「き、君たちは知らないのか・・・」 アオイ「真夜中の12時にしか現れないSSS級のランカーだ。何がヤバイってこいつは本物だからだ」 衛山「本物?何が?」 ツクヨミ「ガチで最強なんだよ・・・夜間戦闘でアイツに勝てる神姫は存在しねえ・・・」 マレズ「ああ・・バトルロンドではソイツは夜中にしか出没せず、遭遇することはめったにないから今まで存在はあまり知られてないのもあるが、一番の理由は対戦相手をほとんど一撃であっという間にすれ違いざまに撃破していくので姿を見ることも不可能だ。倒された神姫は相手の姿を見ることが出来ないので実際には存在しない架空のランカー神姫だと思われていたぐらいだ。姿を見ることも出来ずにぶっ殺されるんだよ・・・」 衛山「ええええ!!?」 アオイ「SSSランカーの武装神姫を舐めるなよ、連中は他の武装神姫とは一線を画している。イリーガル神姫とか、そんなチャチで生易しいものじゃないんだ。違法改造された強化イリーガル神姫よりも数万倍も恐ろしいのが連中、SSS級のランカー神姫だ・・・この関西地方になんで、イリーガル神姫がいないのか理由が分かるか?」 立花「し、知らん」 アオイ「ほんの一握りのSSS級ランカー神姫が一匹残らず喰い殺したからだ・・・今から戦う相手はそんな連中なんだ・・・」 ツクヨミ「はあーーーエライことになったぞ」 ノザッパ「もう、お前らそんなこと言うなよ!!アホ」 金川「おう、なんてことだ・・・」 今宮「上等じゃない」 スラッとしたスーツを着た今宮が、缶コーヒを飲む。 今宮「SSS級と言っても所詮は、一体の神姫・・・今日は戦艦型神姫もいれば航空母艦型もいる・・・艦載機も数は十分、ざっと見ただけでも数十体はいる。1個機動MMS艦隊を丸々投入するんでしょ?」 立花「おおー遥、お前も来ていたか」 衛山「久しぶりー」 今宮「立花に衛山、野木までいるの?ちょっとした高校の同窓会かな?」 今宮のカバンの中から黒い神姫が顔を出す。 フェリア「どうやら着いたようですね」 アネット「どうせ、またろくでもない神姫と戦うんだろうさ・・・」 ため息をつくアネット。 今宮「今日の相手はSSS級のランカー、『夜帝』よ」 アネット「そらきた」 フェリア「・・・上等じゃない・・・」 野木「よく来てくれた遥、立花に衛山、君たちの力が必要だ」 野木がひらひらと手を振る。 立花「SSS級だって?勝てるのかよ」 野木が甲板にいるナターリャに指を指す。 野木「今日は諸葛亮のような優秀な軍師を呼んだ。SSS級の将校型MMS、ナターリャ将軍だ」 ナターリャがぴっと敬礼をする。 ナターリャ「ナターリャだ。今宵のバトルロンドは私が航空母艦内で指揮を取る。諸君らは神姫のサポートをお願いする」 立花「なるほどね」 今宮「高級将校か、贅沢の極みだな。おまけに戦艦型に航空母艦型神姫もいやがる」 衛山「一体なにがはじまるんです?」 ナターリャ「第三次世界大戦だ」 ブオオオーブオオオオー ツラギが汽笛を鳴らす。 桟橋に集まる神姫たち。 ナターリャがカツカツと靴音を立てて、ツラギの甲板に上がる。 ナターリャ「諸君 私はバトルロンドが好きだ」 虚ろな目でつぶやくナターリャ ナターリャ「諸君 私はバトルロンドが好きだ」 ナターリャ「諸君 私はバトルロンドが大好きだ」 殲滅戦が好きだ 電撃戦が好きだ 打撃戦が好きだ 防衛戦が好きだ 包囲戦が好きだ 突破戦が好きだ 退却戦が好きだ 掃討戦が好きだ 撤退戦が好きだ 平原で 街道で 塹壕で 草原で 凍土で 砂漠で 海上で 空中で 泥中で 湿原で このバトルロンドで行われるありとあらゆる戦闘行動が大好きだ 戦列をならべた砲台型神姫の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ 空中高く放り上げられた敵神姫が効力射でばらばらになった時など心がおどる 戦車型神姫の操るインターメラル3.5ミリ砲が敵戦車型神姫を撃破するのが好きだ 悲鳴を上げて燃えさかる武装から飛び出してきた敵神姫をM7速射拳銃でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった 銃剣先をそろえた歩兵型神姫の横隊が敵神姫の戦列を蹂躙するのが好きだ 恐慌状態の新兵神姫が既に息絶えた敵神姫を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える 敗北(サレンダー)主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない 泣き叫ぶ慮兵達が私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げるアルヴォ軽機関銃にばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ 哀れな抵抗者達が雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを装甲列車型神姫の列車砲撃が都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える 圧倒的な物量の機甲MMS師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ 必死に守るはずだった仲間たちが蹂躙されむごたらしく殺されていく様はとてもとても悲しいものだ 機動MMS艦隊の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ ヘリ型神姫、戦闘攻撃機型神姫に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ 諸君 私はバトルロンドを地獄の様なバトルロンドを望んでいる 諸君 私に付き従う武装神姫戦友諸君 君達は一体何を望んでいる? 更なるバトルロンドを望むか? 情け容赦のない糞の様なバトルロンドを望むか? 鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?」 桟橋に集結した神姫たちが叫ぶ。 『バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!!!バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!!!』 ナターリャ「よろしい ならばバトルロンドだ 我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ だが起動してきてから戦い続けてきた我々にただのバトルロンドではもはや足りない!! 大戦争を!! 一心不乱の大バトルロンドを!! 我々はわずか1個機動MMS艦隊 数十人に満たぬ武装神姫にすぎない だが諸君は 一騎当千の古強者だと私は信仰している ならば我らは 諸君と私で軍集団となる!! 我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を開けさせ思い出させよう SSS級のランカーに恐怖の味を思い出させてやる 連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる 天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる 桟橋にいる神姫たちが胸を叩く 神姫「CSC、CSCの火だ!!」 ナターリャ「我々の戦闘団でバトルロンドを燃やし尽くしてやる」 神姫たちが叫ぶ。 「将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!」 野木「なんだこれ?」 立花「うわあ・・・」 衛山「武装神姫のノリってようわからんわ」 ナターリャ「そこ、うるさいよ」 ナターリャが苦笑いをするオーナーたちに指を指す。 今宮「はいはい、どうぞ続けてください将軍」 ナターリャ「SSS級のランカーMMSでさえ、恐怖で怯え、逃げ出すようなバトルロンドを!!」 すっとナターリャが手を掲げる。 ナターリャ「さあ・・・諸君、地獄を作るぞ・・・時間、合わせ・・・5・4・3・2・1・・今!作戦開始!!」 神姫たちがタイマーをセットする。 野木「リアクターに火を入れろ」 マキシマ「こちらマキシマ、機関始動」 ノザッパ「ノザッパ、出港します」 立花「アオイ、エンジンの暖気は?」 アオイ「へへへ、十分だぜ」 金川「ツラギ、錨を上げよ」 野木が呆れた顔でナターリャに聞く。 野木「おい、将軍閣下殿?作戦開始と言ったが、作戦名はなんだ?」 ナターリャ「ミッドナイトブルー」 野木「どういう意味だ?」 ナターリャ「ミッドナイトブルー (Midnight Blue) は色のひとつ、直訳すると「真夜中の青」となる」 野木「ほっ!そりゃぴったりの作戦名だな」 野木はシンと静まりかえった湖に照らし出され濃いブルーに包まれた湖を眺める。 ナターリャ「ミッドナイトブルーだ」 暗闇の桟橋から出港する・・・・艦隊を見送るオーナーや神姫たち・・・・ 23:30 アルファ艦隊は出港した。 それが見送るオーナーや神姫たちにとって最後に見た姿だった。 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>・第5話 「night-5」 ? 前に戻る>・第3話 「night-3」 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1573.html
過去と流血に囚われし、嘆きの姫(その二) 第三節:怨霊 ゆっくりと、幽鬼の様な動きでその姿を見せたのは……神姫ともその他の MMSとも判断しがたい、軍隊風の装束に身を包んだ12センチの少女だ。 否……軍隊風、というのは正確でない。どちらかというと“戦闘機”だ。 流暢な日本語で捲し立てるその娘を見て、私は率直にそんな印象を抱く。 「来るなって、言ってるでしょ!?……貴女、やっぱり当局なのね!」 「日本語が分かるのか。いや、私達は権力を持たぬ……只の民間人だ」 「嘘よ!アタシを叩き壊す為に来たのよ、奪う為なんだわ!そうよ!」 「マイスター、この娘……脚が……ううん、腕も全部……武器ですの」 ロッテが青ざめた様な表情で呟く。彼女の言う通り、私達の眼前に居る MMSの姿は酷く歪だった。両脚が、無骨な武器に置換されていたのだ。 左脚は、膝にパイルバンカーらしき杭が見える。脛にもシリンダー風の 構造物があるが、これも恐らくは何らかの武装だろう。足は人のそれと 違い、ソリの様な板状の装置になっていた。右脚も同様だが、こちらは 膝にアンカーの様な物とリールが見て取れた。ワイヤーランチャーか? 両腕には重火器風の鉄塊がぶら下がっており、掌も無骨な鉄拳である。 「絶対そうだわ……そんな眼でアタシを見て、貴女も憎いのよッ!!」 「憎い、かどうかは分からぬ。そなたは、コレと関係があるのか……」 「そんな事どうでもいいでしょ!?どうせ全部分かってるクセにッ!」 彼女はストイックかつ無骨な姿とは裏腹に、ヒステリックな声で叫ぶ。 背にセットされている二本の曲剣には深紅の染みが幾つかこびりつき、 その腰には鉄で出来たスカートと……無骨な拳銃が二挺下がっていた。 更に肩胛骨の辺りには、巨大な二枚のバインダーと三角形のユニットが セットされていた。先程は、これを利用して飛んでいたのだろう。だが そんな武装と胸元の装甲板を揺らして、彼女は尚も狂った様に吼えた。 「そうよ!“ドクトル”や“マヨール”を殺して“妹”達も壊して!」 「……マイスター、この娘ひょっとしたら……アレかもしれないもん」 「アレって何!?人間の味方気取ってるんじゃないわよ、ガラクタ!」 クララが私に耳打ちするのを、彼女は聞き逃さない。しかし、ここまで 過敏になっているというのはやはり“AIPTD”か何か……ともかく 超AIに対して強いプレッシャーが掛かっているのは、疑い様がない。 単に凶暴化しているにしては、被害妄想が強い気がするのだ。無理矢理 そういう調整をされたのかもしれんが、ともあれ彼女は何かおかしい。 単純に殺人の命令を受けている、という訳でもなさそうだが……むぅ。 「……ガラクタなんかじゃないです!あた……この娘達は違います!」 似た様に一度人間を拒絶した茜……アルマが、咄嗟に叫んだ。慌てて、 『あたし達』という言葉は呑み込んだが、彼女は既にお見通しだった。 小刻みに震える手で茜を指差し、彼女はキッパリと言い切ってみせる。 「何言ってるのよ!声や動きで分かる、アンタもその玩具達と同じよ!」 「うっ……そうです、あたしも武装神姫。貴女だって、そうでしょう?」 「違うわよッ!!あたしは……あたしは“ロキ”!あたしは……ッ!!」 アルマの正体を看破した所まではいい。だが彼女は、その後の言葉が全く 続かない。ロキという名を告げた所で、激しく肩を振るわせ始めたのだ。 ……数秒の沈黙を破って、呪いを吐き出す様にロキは己の正体を告げた。 「“戦略級殲滅型MMS”……“ハザード・プリンセス”の零号機よ!」 「ハザード……プリンセス?“ラグナロク”が創った、MMSの名か?」 「ッ!?やっぱりアンタ、知ってるのね!絶対、壊しに来たのよッ!」 私の呟きに、ロキが再び烈火の如く激昂する……歩姉さんを殺したMMS。 そんな“予感”に囚われる意識を振り払い、私は彼女を見据えた。躯は、 武装神姫と何ら代わらないサイズである。これをテロや暗殺に用いようと 企んだ“ラグナロク”の邪心に、吐き気さえ催す……が、ここは我慢だ。 「落ちついてくれ、私達は壊しに来た訳ではないのだぞ……ただな?」 「嘘だッ!!そう言って人間は、アタシ達を騙して壊したのよ!!?」 「えと……さっきから、壊した殺したって……話が見えてきませんの」 「トボけないでガラクタッ!人間は、飽きたら玩具を棄てるのよ!?」 錯乱しているのか何なのか……至極真っ当なコミュニケーションさえも 成り立たないまでに、ロキは怒り狂っていた。いや、むしろこれは…… そう、“憎悪”。世の全てを恨み、嫉み……憎み、蔑む。そんな姿だ。 神姫にも“心”がある以上、そういう感情に支配される可能性はある。 だが、いざ目の前にすると……これ程まで憎悪の力は強いのかと思う。 「ロキ、と言ったか……そなたを使役する“ラグナロク”の……」 「いないわよそんな奴ッ!?もう誰も、アタシの側にはいない!」 そんな彼女を目の前にして、私達の心によぎったのは……哀しみだった。 歩姉さんの仇かもしれないMMSなのに、何故そこまで世界を憎むのか…… そうまでに歪み腐れ傷ついた“心”の存在が、とても哀しく思えたのだ。 「……私は本当に、お前の身に起きた出来事を知らぬ。話してくれぬか」 「ふん!何処まで嘘ばかり言えば気が済むの!?良いわ、言ってあげる」 「お願い、なんだよ……それを知れば、ボクらにも何かできる筈だもん」 「無理ね。むしろアンタ達も、“人間”から今すぐ逃げたくなるわよ!」 ──────何が、あったのかな……道化の神に……? 第四節:憎悪 “道化の神”の名を冠するMMSは、シェードの深奥に隠された瞳で私達を 睨み付ける。表情こそ見えぬが、明らかに殺気の混じった視線を感じる。 そして、一拍置いてから彼女は語り始めたのだ……己の呪わしき宿業を。 「アタシは、“ラグナロク”の博士……“ドクトル”に作られたのよ」 「……そう言えば、戦略級とか零号機と言っていたな。試作型なのか」 「そうよ。アタシは後に産まれた十二人の“妹”達……その姉だった」 私は話を聞きながら、納得する。彼女の装備は、全て人間社会に対する “兵器”なのだと……そう、彼女は『人間を殺す為の兵器』なのだと。 しかし、必ずしもそれだけではなかったという痕跡も……見えてくる。 「人間の顔なんてないカメラアイの妹達もアタシも、皆大事にしたわ」 「大事にって……商品のサンプルだからって意味、じゃないのかな?」 「違うわ!それもあったかもしれないけど、色々遊んでくれたのよ!」 ロキは語る。自分達の閉じた世界で、なお創ってくれた人間……そう、 “ラグナロク”の面々は人間味溢れる態度で、彼女らを愛したのだと。 クララの抉る様な質問を、血を吐く勢いで否定したロキの態度が証拠。 「イタリアで、電車を“プラズマ・ボマー”で壊した後だってそうよ」 「ッ!?……い、イタリア……?その時に、創造主はなんと言った?」 「何も言わないわ!でも、撫でてくれたのよ……笑ってくれたのよ!」 神姫は須く『マスターの為にある事』を第一義として生きる。ならば、 神姫の試作品を元として産み出されただろうこの娘も、神姫達と同じく 『自分を使ってくれる人の為に働く』事を、その喜びとしていたのだ。 目の前のロキが歩姉さんを殺した……その事実と、神姫としての因子を 受け継いでいた哀れなる姫。二つの事象が、私の中で渦を巻いていく。 「最初は“ベルンハルト”も“マヨール”も、冷たかったけど……でも」 「でも、その内に笑って貴女を抱きしめたりしてくれた……んですか?」 「そうよッ!他の人間なんか知らない、アタシ達の大事な人だったわ!」 「例えどれだけの人間を殺しても、その人達が笑ってくれるなら……?」 「構わないわ!だから……だから、アタシは望まれるままに戦ったの!」 彼女の腰に下がる血塗れのマチェットが、その歴史を証明する物だろう。 神姫のサイズならば、爆破工作だけと言わずに様々な裏の仕事が出来る。 ……残酷な様だが、理論上は非常に効率的だった。唯一の誤算は、作った “ラグナロク”の連中自身に、制御し切れない感情が産まれた事だろう。 そしてその“想い”は、知らず知らずにロキを“道化”へと換えたのだ。 「でも……でも、そんな事をした為に“ラグナロク”は壊滅しましたの」 「そうよ!アタシは皆に笑ってほしかっただけなのに、他の人間がッ!」 ただ愛するが故に屍山血河の道を突き進んだロキは、しかしその行いが 遠因となって、愛する人達を永遠に喪ってしまったのだ。自分がいくら 悪を為していたと認識しても、“想い”はそう簡単には精算出来ぬ物。 「あいつらは、あいつらは……何も言わずに皆を撃ち殺したのよッ!」 「……そう言えば“妹”さんは、その時どうしていたんですの……?」 「八人が人間達に壊されて……四人が、何処かに連れて行かれたわッ」 ロキの声が震える。彼女の脳裏に浮かぶのは、楽しかった思い出か…… それとも“悪”として滅ぼされた、愛する人々と“妹”達の断末魔か? “神々の黄昏”という名に相応しい、苦い余韻を伴って組織は滅びた。 だが唯一この世に遺されただろう彼女の“心”は、果たしてどうなる? 「“ベルンハルト”は、自分を盾にしてアタシを逃がしてくれたのよ」 「……そして、この東京まで逃げてきたのかな?たった一人で……?」 「一人じゃないわ!運び屋が持ってきたの!でも、でもアイツら!!」 そして……そんなロキの傷心に毒を塗り込んだだろう“運び屋”。やはり その者は二流……神姫を扱う者としては、三流以下のゲスだった様だな。 ……そう。私はこの時、ロキが最早『神姫と同じ娘』に見えていたのだ。 私の心を揺さぶる様に……ロキが、己に降りかかった最期の災厄を語る。 『畜生、ベルンハルトの奴!こんな玩具を俺に寄越しやがって……ッ』 『な、何するのよ!?やめて、こんな暗い所に押し込めないでよ!!』 『煩ぇ!お前の運び先なんて教えられてねぇんだ!人形が喋るなッ!』 『嫌!なんて突然、皆怖い顔してるのよ!?“マヨール”だって……』 『黙りやがれ!お前がはしゃいだ所為で足が着いたんだろうがッ!!』 『ぁ──────ッ』 あくまでもその運び屋は“荷物”としてロキを認識したのだ。恐らくは、 それまでロキが触れる事の無かった、組織の末端だったのだろう。信じる “ラグナロク”の構成員に、邪魔な玩具として扱われるという仕打ち…… 彼女に産まれた“人への憎悪”を増幅したのは、間違いなく彼らだろう。 そして恨みを払拭する事もなく……彼らはロキのシステムを停止させる。 彼女はスリープ状態でも記憶・記録を整理し続け……憎悪を、純化した。 「……気が付いたら、箱の中。それを破壊して出てきたら、ここよ!」 「自分でも知らない内に、秋葉原まで持ち込まれて……なの、かな?」 「そう、アタシはここで“棄てられた”!人間なんて、そんな物よ!」 ──────人間の為に、生きて……人間に、殺されたんだね……。 第五節:疑念 彼女は……ロキは、泣き叫んでいた。無論だが、涙を流す機能は備わって いないだろう。仮に備わっていたとしても、このヘルメットでは見えぬ。 下手をしたら、シェードの下にあるのは単なるカメラかもしれない。だが 私は……私達“四姉妹”は、強く感じていたのだ。哀しき“神の涙”を。 「アタシは、だから……自分が壊れるまで、復讐する事にしたのよ!」 「復讐?……人に、ううん。人間の存在する文明全てに……ですの?」 「そうよッ!もう、人間なんて信じない!だから、全部壊すのよ!!」 モノトーンの躯を揺らし、彼女は強い怨嗟の声を上げた。己を裏切った この世全ての悪となり、何もかも打ち砕くと吼えたのだ。しかし……。 「どうして、ですか?もう一度、誰かを信じてみる気になりません?」 「なるわけないでしょ!そう言う人を皆殺しておいて、何を言うの!」 「しかしだ……お前が愛して信じていたのも、また同じ人間なのだぞ」 もし彼女の語った事が全て真実ならば、私は彼女を止めねばならない。 無論、それは彼女を壊して『正義の為に戦う』等という、偽善に満ちた お題目を吐く為ではなく……私のエゴとして、彼女に止まってほしい。 「違うわ!同じ人でも、あの人達と他は違う!違うのよッ!そう……」 「ッ!?マイスター、下がって!拳銃を抜いた……撃たれるんだよ!」 「アンタも違うッ!冷たくてゴミみたいで、居る価値もない人間ッ!」 しかし憎悪に振り回されていたロキは、初めて遭った私の言葉を聞かぬ。 腰に下げていた両手の拳銃を抜き、私達にその照準を合わせたのだ……! いや、違う!この銃口の向きは……ロッテとクララか!?私は、焦った。 「そうね、このガラクタを壊せばハッキリするでしょ!そうでしょ!?」 「だ、ダメです!この娘達を撃つなら、まずあたしから撃って……ッ!」 「嫌よ!まずこのガラクタから壊して、それから殺してあげるわ……!」 『だめッ──────!!!』 ロキの厳つい指が動き、拳銃の引き金を引いた。先程の爆発と同じ様な、 プラズマの波紋が空気中を伝わり、文字通り光の速さで弾が飛んでいく。 ……最早、思考さえも追い付かない刹那の瞬間。私は、無意識に動いた。 「……ぐ、ぅぅ……!?……くぅ、手が……痛い……なッ」 「え……嘘?マイスター、何を……してるん、ですか……」 「……そんな、マイスターの手が……血が、流れてますの」 「ボクらを、庇って……手で、弾丸を受けたの……かな?」 皆が気付いた時、私は二つの弾丸を手に受けていた。咄嗟に両手を伸ばし 茜の肩にいるロッテと、己の肩に座ったクララを庇ったのだ。幸い、指は 全て付いている。激痛で意識が消し飛びそうになるが、深い傷ではない。 だが伝う血は涙の様に零れて、地と私の手を濡らす。そして彼女は……! 「嘘よ……嘘、嘘よ嘘!嘘よッ!?何故、そんなのを庇うのよ!?」 「……彼女らが、私の大切な“妹”だからだ。護るのは、当然の事」 「嘘ッ!人間なんか、アタシ達なんてどうでもいいんでしょ!!?」 「……誰が何時、ロキ……お前をガラクタと言った。全くもう……」 他ならぬ彼女……撃ったロキ自身が狼狽えていた。私だって、何故こんな 無謀な事をしたのか、と問われると……これしか応え様がない。しかし、 これで分かった。彼女は、己を“要らないガラクタ”と思いこんでいる。 となれば、彼女の憎悪を解きほぐす糸口も……見えて来るという物だな。 「……わからないわ。わからないわよ!何故、人間なのに何故ッ!?」 「マイスター、血が出てます!これ、早く止めないと……拙いです!」 「気をしっかり保ってほしいんだよ、マイスター!……今は、退いて」 「マイスターを、やらせはしませんの……ここは、退いてください!」 ロッテもクララも、私の身を思い量って“魔剣”を手に盾となる。茜は、 HVIFを纏っているのも忘れ“アルマ”として、私を抱きかかえる…… 血の流れに意識が遠のきつつも、“妹”達の勇姿はしっかり見えていた。 「なんでなのよ!?人間なんて身勝手で怖くて、庇っても意味無いわ!」 「意味は、ありますの……この人は、わたし達の“愛する人”ですのッ」 「愛する人の為に戦ってきたのは、他ならぬ貴女がやった事なんだよ?」 「だから、あたし達は……マイスターの、晶さんの為に戦うんですッ!」 「……わからない。アタシ、人間が分からない!貴女達も分からない!」 明らかな怯えの色を見せつつも、ロキが背中の翼を広げる。悪魔のそれを 想起させる変形を見せたバインダーを使い、彼女は東京の空へと消えた。 追い掛ければ届くのかもしれないが、今の私に追い縋る事は叶わぬ様だ。 「行っちゃいました……それより、マイスター!?大丈夫ですかッ!?」 「これは……一応掛かり付けの外科医さんが近所にいますの!そこへ!」 「分かったんだよ!マイスター、気をしっかり保って。傷は浅いんだよ」 「すまないな、皆……痛ッ!何、かすり傷だ……大した事は、ない……」 ──────哀れな姫様を、きっと助けてあげるからね……? 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/558.html
第三間幕。ぱっと光るスポットライト。 光の下にレジカウンター。その上には銀細工が誂えられたヴィネットのクレイドル。 そのクレイドルに敷かれたクッションの上にくつろぐ、先ほどとは違う服装と髪形をしたフェスタとヴィネット。 こちらに気付き、立ち上がる二人。 フェスタ「みなさん、こんにちは! お久しぶりのフェスタです。第三幕、ご覧頂きありがとうございます」 ヴィネット「Guten Tag。ヴィネットです。これにて『2036の風』第一編を終了します」 二人、クッションに腰を下ろして足を崩す。 フェスタ「ねぇ、姉さん?」 ヴィネット「?」 フェスタ「第二間幕でリカルドさんが言おうとしていたのは「いつものように怒ってる」って事だったのかな(笑) なんてね」 ヴィネット「ふふっ・・・えぇ。どうやら。そうらしいわね」 フェスタ「・・・(滝汗)」 ヴィネット。やさしげな声と裏腹に、その真紅の視線は鋭く細められている。フェスタ、慌てて口を開く。 フェスタ「えっと、とにかく。これで全12幕の四分の一が終わった事になるんだけど・・・今回のお話は私と姉さんが会った時の話」 ヴィネット「・・・確か。5月だったかしら。最初の感想は「また随分と・・・」だったけど」 フェスタ「ごめんなさい」 ヴィネット「いいのよ。あの時期、そういう『神姫』である事を無視する人が多くて・・・私も苛だっていたの」 フェスタ「・・・バトルブームだったよね。武装だけのショップとかもオープンしたし」 思い出すように言うフェスタ。苦笑するヴィネット。 ヴィネット「まぁ・・・それも悪いとは言わないけど・・・大事なことを忘れなければ」 フェスタ「うん。そうだね。私もバトルは嫌いじゃないな」 ヴィネット、ゆっくりと頷いてみせる。 ライト、少し暗く。 ヴィネット「さて・・・皆様。神姫のボディはご周知の通り、専用のファクトリーで作られております。そして、設計などはクラリネットやエレティレス、ミネルヴァといった・・・武装神姫と呼称される以前の神姫シリーズを土台とし、継続して行われております」 フェスタ「私たちは『お母さん』から、体を受け継いだけど・・・でも。そう考えると・・・」 フェスタ、嬉しそうに笑う。 風一つ。 ヴィネット「私たちのように濃い絆がなくとも・・・」 フェスタ「全ての武装神姫がたくさんの『母』から生まれた『姉妹』である。と言えるかもしれないね?」 ライト、更に暗く。 フェスタ「第二編は、ここから大分離れた場所のお話が三つ」 ヴィネット「二つと一つ。と言えるかもしれないわ」 フェスタ「うん、そうだね。でも凄いなぁ・・・二人とも」 ヴィネット「えぇ、ホント。私達よりもはるかに行動的よね」 笑い合う声が響く中。 消灯。 第三幕。了。 2036の風
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1448.html
キルケの初バトル・前編 「そう言えば礼奈、キルケにはバトルさせるのか?」 「うーん・・・考えてなかったな。キルケはどう?バトル興味ある?」 「はい、やってみたいです。実はこんな日が来た時のために訓練はしていたので」 キルケは少し嬉しそうな顔で、ストラーフにしては丁寧な口調で答えた。 「いつの間に・・・ま、いいや。センター行こ!兄さん、一緒に行こうよ!」 「あぁ、わかった。ただし俺とタマはバトルしないぞ。キルケと違って、タマはバトルが好きじゃないからな。」 「もったいないなぁ、武装神姫なのにバトルしないなんて」 「何も戦うだけが武装神姫じゃないんだ。な、タマ」 「うん!」 とりあえずセンターには同行する。わりと近所にあるので、通いやすい。 「さぁ、着いたぞ」 「わーい!」 中は広く、たくさんの神姫のオーナーがいた。 「みんな神姫持ってる!すごーい!」 「そりゃ神姫センターなんだから当たり前だろ」 「シュミレーションバトルの申し込みをしないと」 礼奈は辺りを見回した。すると、受付らしきものを見つけた。 「あ、多分あれだ!」 「よし、行こう」 「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?」 「シュミレーションバトルをやりたいんですけど・・・」 「初心者の方ですね?それなら、こちらでユーザー登録をお願いします」 その後礼奈のユーザー登録などを済ませ、いよいよ対戦相手を決めることになった。 「まだバトルの経験は浅いからな・・・相手も初心者がいいだろ」 と和章が言ったので今戦えるユーザーから初心者を検索。ちょうど一人いた。 「じゃあこの人で」 相手はエウクランテのマスターらしい。 ストラーフの基本装備は機動性に欠けるから、飛行できるエウクランテには不利だが、同じレベルの相手が一人しかいない今、変える訳にもいかない。 「気をつけろ、相手は空を飛べる。ストラーフの基本装備じゃちょっとキツイぞ」 「わかった。気をつけるよ。」 「何ならタマの装備一応持ってるから貸してやろうか?」 「いいの?じゃ、お願い」 こうして出来た装備は、脚にGA2サバーカレッグパーツ、背中にDTリアユニットplus+GA4アーム、胴体にマオチャオタイプのアーマーと腕だが、腕の先はサブアームの代えの手パーツになっている。 見事に忠告を無視した装備となった。 その代わりに武器はシュラム・リボルビンググレネードランチャーやモデルPHCハンドガン・ヴズルイフと遠距離用にしてある。これなら起動性が悪くても攻撃できるが、正直キツイと思う。 「準備できたよ!じゃ、行って来るね!」 「頑張れよ。」 「がんばってねー!」 後編につづく 第一話に戻る ネコのマスターの奮闘日記
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2456.html
MMS戦記 登場MMS MMS戦記に登場する主な神姫を紹介します。 戦乙女型MMS 「アルトレーネ ヴィオラ」 :ディオーネコーポレーション・アームズ・イン・ポケット社共同開発 :主兵装備 ブラオシュテルン 1本 ランドグリーズ 1本 ジークリンデ 1挺 素体部分をディオーネコーポレーション、武装部分をアームズ・イン・ポケット社という異例のタッグ体制で開発された機体。各所に配置されたクリスタルアーマー内にはそれぞれ小型コンデンサを内蔵。副腕部、脚部などへ独立したパワー供給が可能となり大柄なアーマーにも関わらず高い機動力を獲得している。また特徴的なスカートアーマーは展開して格闘用武器、変形して高機動用ウイングへと転用できる多用途なユニットとなっており、優れた攻守のバランスを実現している。さらにヴィオラでは、新規に開発された専用ライフル-ランドグリーズによって従来苦手としていたミドル~ロングレンジの戦闘にも十分に対応可能となった。 攻守ともに隙のない性能を備えた蒼い機体は対戦相手に威圧感を与えるのに十分なデザインとなった。 戦闘攻撃機型MMS 「グリフォン」 :カタリナ社第2開発局製 :主兵装備 1.2mm機関銃×1挺 3.5mmレールキャノン×1門 ショットライフル×1挺 ハンドカノン×1門 ハフ・グーファ×2発 ヒートソード×1本 プチマシーン「弾着観測猫41型」 カタリナ社第2開発局が設計、開発した戦闘航空神姫。アキュート・ダイナミックス社が開発したワシ型MMS「ラプティアス」の飛行特性はおおむね優れていたが、兵装搭載力と火力、防御力などの性能に不満がもたれていた。このためカタリナ社で強化改良機の計画が立てられて最終的にヤマネコ型とワシ型の9割のパーツの共有性を持つ同機の改型ともえいる「グリフォン」が再開発された。大型火器の運用能力が付与されて有効な戦闘攻撃機となり、バトルロンドでは対地、対艦、対大型重MMS攻撃などで有効に運用された。 戦闘機型MMSとしては優秀な性能を持つレーダーと長射程レールキャノンの装備により、近接交戦能力についても他の戦闘機型MMSに劣らぬ空戦機動と有効な重武装を持つ強力な戦闘MMSである。しかし欠点としてコストが高いことと、重いため操縦にクセがあり、左右非対称のため安定性が悪いなどの欠点があるため、少々使い手を選ぶ武装になってしまった。名前の由来は上半身は鷲、下半身は獅子の半鳥、半獣の幻獣の「グリフォン」。ワシ型とヤマネコ型を合体させたまさに本機にふさわしい名前である。 全身に装備された重装備の数々、不要になった場合は投棄可能。 突撃戦闘艦型MMS 「ヴォストーク」 :カタリナ社第5開発局製 :主兵装備 スタンダートミサイル4連装発射機×2 2mmCIWS機関砲×2 連装VSL×2 大型ヒートクロー×2 艦首魚雷発射装置×2 メガビーム砲×2 カタリナ社が開発した新鋭の突撃戦用大型MMS。 本MMSの特徴は、なんと言ってもアーンヴァルのエンジェリックスカイ以上の超高速性能(厳密な速度は不明)で水上、陸上、氷上を走り回り、多数の砲門から放たれるミサイルで獲物を追い詰め撃墜したり、接近戦用に両脇の大型クローで真っ二つに両断する。目の前のもの全てを巨体でなぎ倒し轟音を奏でながら猛スピードで突っ込み、両脇の大型クローでなんでもぶった切る姿はバトルロンドでは非常に恐れられた。 水陸両用で、特に他のMMSでは航行や走行が困難な浅瀬や湿地でも、まったく速度を落とさずに移動でき通常のMMSよりはるかに高速で機雷、魚雷、地雷などの兵器に対して反応しにくい点など特殊な長所も多いが・・・大騒音によって敵に事前に察知されやすいこと、バッテリーをドカ喰いするので行動時間が短い、整備・維持に莫大なコストが必要、運用方法が特殊すぎて扱いにくいなどがデメリットとされ、結局、特殊すぎるMMSのため本格的に運用できるオーナーも少なく、極小数が生産されただけで終わった。 大型MMSのクセにやたらと機動性と速度は速く、高機動タイプの神姫であっても機動性についていけないほどの機動性を発揮するが、その分、他の大型MMSと比べて装甲は薄い。 重邀撃戦闘機型MMS 「アステ・リオン」 :カタリナ社第2開発局製 :主兵装備 1.2mm機関銃 2門 ヒートナガマキ 1本 バーストレールガン 1挺 ミサイルランチャー 2基 カタリナ社第2軍事開発局が秘密裏に開発していた最新鋭次世代型MMS。ガーリオン型MMSをベースに最先端テクノロジーの運用と既存の信頼性の高い武装とコンセプトを加えた堅実で強力な新世代機。 野心的な重戦闘神姫。リアパーツ、副腕に新型の超強力な大出力素粒子エンジンを搭載しカナード翼を設け、加速力、高速性能、抜群の運動性、重武装と重装甲を有し長大な航続距離を兼ね備えており、数多くいる武装神姫の中でもトップクラスの性能を有する。しかし、大出力素粒子エンジンは整備、維持には莫大なコストが発生し、コストパフォーマンスは最低だったため結局、完全受注生産の高級武装神姫として極小数が販売されただけにとどまった。 圧倒的な加速性能と速度を持つ武装を生かした一撃離脱の強力な攻撃で、相手を強襲するスタイルを好む。バトルロンドでは全身に装備された強力な武装をもちいて対戦相手の武装神姫を撃ち殺している。一撃離脱の強襲攻撃の威力は凄まじく、重装甲の戦艦型MMSでさえも一撃で叩き割られるほどである。最高速度の攻撃は、音速を超え衝撃波と摩擦熱で全身が真っ赤に燃え上がり、プラズマが周囲を取り巻くとさえ言われる。 エンジンの開発製造には、高い技術を有するカタリナ社以外の外注工場で製造されたとの噂もある。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/132.html
【マルコ・ソロネス】 明日香の相棒である格闘戦特化天使型MMS。 性格は真面目。誇り高く正義感が強い。一人称はボクの男まさりな武装神姫である。 ウイングとプロペラントタンク、脚部ブースターアーマーをオミットし、軽量化を図ると共に四枚の白い翼を背負い高機動化を図っている。 武装は電磁サーベル。このサーベルは出力を最大にすることで、敵神姫のAIを一時的に負荷でシャットダウンさせる攻撃、シャイニングアイシクルを放つことが出来る。 ただしこの技はレギュレーション違反のため非公式バトル専用装備である。 格闘能力は一流であり、明日香の性格とあいまって知名度は別の意味で高く、公式リーグにも参加しているもののバトル自体が成立しないことが多くてランクは低い。 なお名前の由来は堕天して魔狼となった第七座天使、マルコシアスである。
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/135.html
AAバトルロワイアル(シリーズ) AAサロンに作られたスレッド。リレー参加型。 2chのAA(アスキーアート)キャラ達が登場人物。 初回は完結。(パート2は未確認)3は打ち切り。4と5は完結。6は打ち切り。 7は一度リスタートを経たが、それでも半ばで停滞したため夢落ちエンドで強制終了。 外部リンク ■支援サイト AABR保管庫(1と2のまとめサイト、消滅) AABR4保管庫(4のまとめサイト、消滅) AAバトルロワイアル5(5と6のまとめサイト、消滅) AA大辞典(仮)(消滅) ■スレッド [03-03-15] AAバトルロワイアル [03-04-01] AAバトルロワイアル2―THE SURVIVAL PROGRAM― [03-05-27] AAバトルロワイアル3―AA BATTLE ROYALE― [03-07-24] AABR(すぐDAT落ち) [03-08-12] AAバトルロワイアル4-AA BATTLEROYALE [03-10-14] AAバトルロワイアルFINAL?-AA BATTLEROYALE(重複) [03-10-26] AAバトルロワイアル4~第二幕~ [03-12-19] 【生き残る】AAバトルロワイアル5th【たったの一人】(すぐDAT落ち) [04-01-23] AAバトルロワイアル5 -You must survive.- [04-04-04] AAバトルロワイアル5 -You must survive.- Part2 [04-10-17] AAバトルロワイアル6 [05-07-07] AA Battle Royale 7 [05-07-28] AA Battle Royale Ⅶ [06-08-17] AAバトルロワイアル7 [07-07-01] AAバトルロワイアル7 [09-11-07] AAバトルロワイアルNEXT(現行スレ) [03-04-02] AAバトルロワイヤル・雑談スレッド [03-05-19] AAバトルロワイアル・雑談スレッド2 [03-08-11] AAバトルロワイアル-雑談スレット3 [03-11-03] ■■■■■■AAバトルロワイアル雑談スレ■■■■■■[04-05-01] AAバトルロワイアル・雑談スレ Part2 [04-11-30] AAバトルロワイアル6・雑談スレ Part2 [06-07-26] AAバトルロワイアル7 雑談スレ[06-10-21] AAバトルロワイアル7 雑談スレPart2 [09-11-09] AAバトルロワイアルNEXT 雑談スレ(現行スレ、閉鎖) 【コメント】 -9 -- 9お (2006-12-09 21 12 01) 復興は無期延長ですかね? -- w (2007-03-18 21 14 19) 復活できるもんならやってみたいが・・・ -- 名無しさん (2007-03-21 23 04 23) 7保存庫ってあるの。。 -- 名無しさん (2007-04-14 19 56 37) いんや。ない。 -- 名無しさん (2007-05-03 01 12 07) 雑談スレでなにやら変化があるが、まだ見てる熟練書き手はいるのだろうか -- 名無しさん (2007-05-26 15 10 48) AABR4だけは名作 -- 名無しさん (2007-06-24 18 40 38) このまま終わるなんて悔しいぜ -- 名無しさん (2008-02-12 13 52 41) 終わりたくないお -- 名無しさん (2008-07-30 19 15 48) AABR5はかなりいいセンスだったな。 -- 竹中茂夫 (2008-12-21 20 19 27) 復興!!http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/38304/1257588583/ -- えwwww (2009-11-08 15 19 10) ※閉鎖 AAサロンにもhttp //kamome.2ch.net/test/read.cgi/aasaloon/1292844046/l50 -- c (2010-12-21 15 15 14) 名前 コメント