約 173,352 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1102.html
違法改造武器 このページは『双子神姫』に出てくる違法改造武器の紹介です。(主に龍悪が作った武器です) 話の進行につれてこのページで武器の細かい紹介をしていきます。 この武器をコラボで使うのは大歓迎ですが、自分の武装神姫達が壊れないよう気をつけてください。 基本的に補足でも言うように神姫達の対神姫侵食度100までですが、オーナーと神姫達の親密度によって変化します。 そこら辺は自由に決めてけっこうです。 補足:『神姫侵食度』についての説明。 神姫侵食度は神姫のプログラムを侵食する数値です。(オリジナルです) 簡単に言ってしまいますと、神姫を壊すプログラムです。 違法改造武器関係は普通の武器より神姫に対して大幅な負担を掛けます。 更に武器のプログラムが神姫とのプログラムに同調しないといけないために、武器のプログラムが神姫のプログラムに侵入します。 そうする事によって神姫のプログラムに余計なプログラムがインストールされる事によって壊れていきます。 ですが、違法改造武器の武装解除すればプログラムがアインストールされ、侵食度が戻ります。 基本的に普通に販売している武装神姫達は侵食度100まで保ってますが、それ以上の数値を超しますと暴走し二度とその神姫は修復不可能になります。 アンジェラス、クリナーレ、ルーナ、パルカは生産元が違うのでノーマル武装神姫達と侵食度が違います。 ○ANGELUS(アンジェラス) 対神姫侵食度:???? ○CRINALE(クリナーレ) 対神姫侵食度:200 ○LUNA(ルーナ) 対神姫侵食度:180 ○PARCA(パルカ) 対神姫侵食度:300 ●メインウェポン 『アルヴォLP4ハンドガン』 系統:短銃・射撃・中 重量:3 攻撃:350 命中/HIT数:200/2 射程:25~180 必要:0 準備:5 硬直:50 スタン:0 ダウン:100 スキル:[反]クイックドロー 神姫侵食度:10 備考:原作とほぼ同じです。 ●サブウェポン プチマスィ~ンズ[TYPE:DOG]』 系統:オプション 重量:5 防御:10 対ダウン:0 対スタン:0 索敵:10 回避:0 機動:0 攻撃:- 命中:0 必要:- スキル:[追]ドッグファイトアサルト 神姫侵食度:25 備考:原作とほぼ同じです。 『プチマスィ~ンズ[TYPE:CAT]』 系統:オプション 重量:5 防御:10 対ダウン:0 対スタン:0 索敵:10 回避:0 機動:0 攻撃:- 命中:0 必要:- スキル:[追]サンドスプラッシュフィーバー 神姫侵食度:25 備考:原作とほぼ同じです。 『カッツバルゲル[中型ミサイル]』 系統:オプション 重量:2 防御:0 対ダウン:0 対スタン:0 索敵:0 回避:0 機動:0 攻撃:- 命中:0 必要:- スキル:[追] ヘルファイア 神姫侵食度:10 備考:原作とほぼ同じです。 『スティレット[小型ミサイル]』 系統:オプション 重量:1 防御:0 対ダウン:0 対スタン:0 索敵:0 回避:0 機動:0 攻撃:- 命中:0 必要:- スキル:[追] ヘルストーム 神姫侵食度:5 備考:原作とほぼ同じです。 『オプション』 系統:オプション 重量:4 防御:0 対ダウン:10 対スタン:10 索敵:10 回避:0 機動:0 攻撃:- 命中:0 必要:- スキル:[追] レーザー・オブ・ネメシス 神姫侵食度:30 備考:原作とほぼ同じです。 ●リアパーツ 『リアウイングAAU7』 重量:4 防御:30 対ダウン:10 対スタン:10 索敵:20 回避:40 機動:40 攻撃:50 命中:10 必要:0 スキル:[攻]エンジェリック・スラッシュ 神姫侵食度:20 備考:ノーマルのリアウイングAAU7のスキル、エンジェリック・スカイと違って違法版は攻撃型のエンジェリック・スラッシュです。 エンジェリック・スラッシュは高速スピードの状態で翼を相手に斬りつける攻撃です。 系統:突撃・中・遠 攻撃:500 命中/HIT数:100/1 射程:100~∞ 必要:0 準備:100 硬直:100 スタン:0 ダウン:200 ●アーマー 『セーラー服(水色・紺色・えんじ色)』 重量:1 防御:50 対ダウン:20 対スタン:20 索敵:0 回避:0 機動:0 攻撃:0 命中:0 必要:- スキル:- 神姫侵食度:5 備考:原作とほぼ同じ。 『プリーツスカート(水色・紺色・えんじ色)』 重量:2 防御:40 対ダウン:25 対スタン:25 索敵:0 回避:0 機動:0 攻撃:0 命中:0 必要:- スキル:- 神姫侵食度:5 備考:原作とほぼ同じ。 ●アクセサリー 『モナーテ・LRSSゴーグル』 系統:アクセサリ 重量:2 防御:0 対ダウン:0 対スタン:0 索敵:60 回避:30 機動:0 攻撃:0 命中:30 必要:- スキル:- 神姫侵食度:10 備考:原作とほぼ同じ ○オリジナル武器(龍悪自作武器)
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2858.html
Nagi the combat princess 僕もハヤテのごとくなりたい。 その思い一つで、少年は空へ飛び立つ。 ※この作品はハヤテのごとく!が大好きな筆者の影響で、多数のハヤテのごとく!要素を含みます、もちろんキャラは出ません。 ちなみにこの作品内で登場する武装神姫ナギは実在します、興味のある方はハヤテのごとく!!ナイトメアパラダイスをお買い求めください。ナギの同梱版はもう売ってませんが。 文章力の無さゆえ、分かりやすさ優先のために人間のセリフは「」神姫のセリフは『』で分けて表記します。 こういったものは初めてなので、至らない点があれば教えて頂けると幸いです。 プロローグ『悪夢の楽園より』 第1話『ナギのごとく!』1 2 3 4 5 第2話『生徒会役員になる者共』1 2 旧プロローグ『悪夢の楽園より』 神姫ナギ中心のssは初めて見ました。応援します、頑張って下さい! -- absa (2014-08-13 09 24 58) 主人公の神姫が武装神姫ナギですか。どんな話になっていくか楽しみですね。 -- Tストーク (2014-08-13 20 22 46) 更新&修正しました、応援ありがとうございます。ナギが主役というかそもそも出てくる作品を見たことがなかったので(まあ正式な神姫かと言われると怪しいので当然なのかもしれませんが・・・)、自分で書いてしまえと思い執筆するに至った次第でございます。ハヤテのごとく!のそもそものコンセプトのように皆様方人気作の間で細々とやっていこうと思います、よろしくお願いします。 -- 作者 (2014-09-02 03 08 23) 面白かったです♪ 続きたのしみにしてます(^^) -- なゆき (2014-10-12 11 49 04) 更新しました、なゆきさんありがとうございます。 -- 作者 (2014-10-19 05 06 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nekokonomasuta/pages/13.html
【武装神姫 MMS,Type FLOWER】 【ZYRDARYA】 「美しい花には棘があるって、ご存知?」 ジルダリアは第四弾としてジュビシー、フォートブラッグと共に発表された武装神姫だ、 副次効果のある武装群、ハイパーモードと呼ばれるパワーアップ等、他の神姫には存在しないトリッキーな装備が多いのが特徴。 その従来の系統と全く違う物を使いこなせるマスターは少ないものの、モノにした場合圧倒的な戦闘力をもたらす。 装甲は平均的に薄めだが、胸部から腹部にかけて完全に装甲版に覆われているなど改善点も多い。 ハイパー・モード時には【フローラルリング】が大型化し、圧倒的な機動力をもたらす。またこの葉をモチーフにしたフィンは非常に硬度が非常に高く、武装としても使用可能である。 【基本能力】 ジルダリアは特殊戦闘のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+2) 【格闘基本値】(+2) 【回避基本値】(+2) 【特殊】ハイパー・モード 『花粉』3HEX以内に存在する全ての敵の【各基本値】(-1) 【技能】 ジルダリアはキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 ジルダリア 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《シールドブロック》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《間接砲撃》 《複数目標攻撃》 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5) 【格闘修正】(±0) 【装甲値】 ( 5 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(+2) 【HP】 ( 24 ) 【パワー】 ( 5 ) 【シールド値】 ( 1 ) ○ジルダリア(ハイパー)(*1) 【基本性能】 【射撃修正】(+3) 【センサー性能】(±2) 【速度】(6:VTOL) 【格闘修正】(+3) 【装甲値】 ( 5 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(+5) 【HP】 ( 24 ) 【パワー】 ( 6 ) 【シールド値】 ( 1 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 6/ ±0 / ∞ モルートブレイド / 8/ ±0 / ∞ グラースプアイビー(1~2) / 9/ -1 / ∞ アレルギーペタル(*2) / 9/ -4 / 3 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 フレグランスキラー(*3) / 6/+4/ - / - / - / 10 / × / × ポーレンホーミング / 8/+5/ +2/ - / - / 8 / ○ / × フローラルリング(*4)/ 10/+3/ +3/ -10 / - / 6 / × / × (*1)HP50%以下で発動 (*2)命中した場合、ダメージを受けた側は1D10を振る。 パワー値以上だった場合、以後(1D3)ターンに渡って【各修正】(-1D6) (*3)命中した場合、相手の装甲を(1D3)減少させる。 再度命中した場合は、前回より1段階減少となる。但し累計が3を超えることはない。 (*4)ハイパーモード時のみ使用可能 【カスタムデータ】 ○ジルダリア(ノーマル) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (1)/ トランクチェストアーマー+リーフガントレット /《装甲+2》 《シールド(1)》 脚部 / (1)/ ルートグリーヴ /《回避+2》 背部U / (2)/ フローラルリング /《HP+4》 《ハイパー化》 武装 / (2)/ フログレンスキラー&ボーレンホーミング 計 /( 6 ) ○ジルダリア(ハイパー) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (1)/ トランクチェストアーマー+リーフガントレット /《装甲+2》 脚部 / (1)/ ルートグリーヴ /《回避+2》 背部U / (2)/ フローラルリング /《HP+4》 《射撃+3》 《格闘+3》 《回避+3》 《速度+1》 《VTOL》《パワー+1》《追加武装》 武装 / (2)/ フログレンスキラー&ボーレンホーミング 計 /( 6 )
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2670.html
A-超凄い B-凄い C-人形並み D-苦手 E-超苦手 「黒野白太 初期登場時十四歳 男 本作の主人公。小悪党のような言動が多いことから誇り無い者という意味で『刃毀れ(ソードブレイカー)』の異名を持つ。 六歳の頃から神姫バトルを始め七歳の時点で才能の限界を悟り才能以外のものを使って勝利する事を目指すようになる。 ルール違反は余りしないが神姫バトルにおいては勝利が全てであると考えおり勝利は二の次と考えている輩が嫌い。 勝利に拘る理由は両親とは疎遠で友人も少なく彼女も居ない自分が最も輝けるものこそが神姫バトルの勝利だと考えているから。 要は誰かに構って欲しいだけ彼女持ちとか友人が沢山居るとか勝利は二の次の主人公とかを目の敵にしている。 敵には容赦無いが自分と同じ『勝ちたいと思っている者』には優しく手助けを頼まれれば依頼人の善悪を問わず断らない。 八年間戦いようやくファーストランカーで運動能力も低く学校の授業も日常的な努力で追い付いている。 勝利への執念と行動力、同志への施しから一部では『いつでも首を差し出せる都合の良い責任者』として祭り上げられている。 本人はこれを悪いと思っておらず部下達を率いて主人公達に奇襲を仕掛けたこともある(今のところ一度も勝った事が無い)。 固有スキルは他のマスターの戦法や固有スキルを改造し自分のものにする『無能力者(オーダーデリート)』。」 「イシュタル 初期登場時稼働時間八年 ストラーフ型→ストラーフMk2型 黒野白太が所持する武装神姫。当時六歳で友達が居らず弱気だった彼を心配した両親により買え与えられる。 元々は初代ストラーフ型であったが稼働不可になった為にCSCと記憶を移植し現在のストラーフMk2型の機体になった。 現在の性格は当時幼かった黒野白太を支える為に演じたものであり一人称は「僕」でも「あたし」でもなく彼女独自の「私」。 戦闘は勿論のこと料理や裁縫や掃除など何でもこなせる上にやろうと思えば犯罪行為すらも可能な武装神姫ならぬ万能神姫。 誕生日にジルリバーズ型神姫の武装を改造したバイク『アスタロト』を買って貰いそれ以来はツーリングを趣味にしている。 困っている人物は見過ごせない性質を持っておりツーリング中によく人助けをしており一部からは武装ライダーと呼ばれている。 星に関するものを好んでおりバイクの名前も星に因んでいる。首と背中の付け根に星型の痣が有るとか無いとか。 マスターの存在によって大幅に弱体化しているが本来なら異名持ちクラス複数を相手にしても互角以上に戦える怪物。 それでも彼女が黒野白太をマスターとしているのは勝ち続けるよりも勝ちと負けを繰り返した方がいいと考えているから。」 破壊力-B スピード-D 射程距離-C 持続力-B 精密動作性-B 成長性-C 「赤見青貴 初期登場時十四歳 男 黒野白太の数少ない友人一人。中学入学を契機に神姫を始めており異名は無く実力も下の上といったところ。 警察官の父親を持っており父親の影響から身体を鍛える為に柔道の道場にも通っている(その片手間に神姫バトルをしている)。 中三の時点で身長百八十センチ以上の高身長を持ちスポーツ万能で学績もトップクラスと非の打ち所の無いスペックを持つ。 性格は天然なところがあり愛嬌があると言えるが空気が読めず他人の気持ちが分からず躊躇い無く地雷を踏む時もある。 だが良くも悪くも裏表が無く誰とも友達になれるので友達が多く黒野白太さえも彼を友人として見ている(妬んでいる)。 中学二年生の頃に所属していた神姫同好会を黒野白太に潰されたが恨んでおらず今も友好的な関係を築いている。 他県にある有名進学校への受験を控えており将来の夢は警察になる事では無く物理学者になる事。 黒野白太とは異なり彼は固有スキルを所持していない、スキルが無い事がスキルとも言える。 「バアル 初期登場字稼働時間二年 イーダ型 赤見青貴が所持する武装神姫。神姫バトルに興味を持った赤味青貴が中学入学を契機に買い与えられた。 勝利を第一の信条としており好きな漫画はアス○ロ球団で好きな言葉は「諦めたら試合終了ですよ」と昔の時代の体育系な性格。 初バトルでイシュタルに完敗して以来 彼女をライバル視しており勝つ為にあらゆる手を尽くしたが全て失敗している。 それでも諦めない不屈の闘志を黒野白太/イシュタル両者は高く評価しており経験を積めば大成するとまで言われている。 暇な時は赤見青貴の父親の仕事に協力しており持ち前の正義感と根性を発揮させ事件に対し体当たりの姿勢で臨んでいる。」 破壊力-C スピード-B 射程距離-D 持続力-B 精密動作性-D 成長性-B 「バッカス 初期登場時稼働時間二年 アーク型 赤見青貴が所持する武装神姫。神姫バトルに興味を持った赤味青貴が中学入学を契機に買い与えられた。バアルの相方。 情報戦こそが勝負を決すると信じており情報収集と頭脳労働が得意である事から行動派なバアルとは色々な意味で相性がいい。 勝つために手段を選ばないバアルとは異なり良識神姫で無茶苦茶なバアルを放置する赤見青貴の代わりに苦労している。 一般的なアーク型とは異なる性格の自分に苦悩しており自分と同じ境遇にありながらへこたれないバアルを尊敬している。 暇な時はバアル同様に警察の仕事に協力しており時にはバアルから離れて探偵の真似事などをしている。」 破壊力-C スピード-B 射程距離-C 持続力-C 精密動作性-B 成長性-D
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1317.html
vol2「フェリアの場合」 844 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 24 18 ID 3ip6GDwZ0 1弾→17歳(高3) 2弾→9歳(小4) 3弾→25歳(OL戦士、戦う専業主婦) 4弾→14歳(中3) 5弾→21歳(大学生) 6弾→16歳(高1) イラストでのイメージ 年齢と学年がバラバラなのは気にするな 845 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 25 55 ID 4nqqd8F50 1弾は16歳だろ・・・ 848 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 31 57 ID CG8QBuhF0 29歳がイイナ 849 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 32 23 ID zASH6Ay40 844 6弾→16歳(高1) choco絵で高1はないわー と思ったら丑寅だった クレイドル注文してくる 850 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 33 01 ID erxY7hP90 俺(26)的年齢イメージ 白17 黒17 犬11 猫10 兎23 武24 騎28 砲22 花16 種14 津16 魚34 鳥23 $24 丑19 寅18 建26 A21 Y20 蝶17 こんなもんかなぁ。 851 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 37 04 ID 4nqqd8F50 どんだけ魚姉熟女だよwwww 852 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 53 00 ID 5zK648BX0 850に勝手に便乗。 白17 黒16 忍18 黒白16 白黒16 犬14 猫12 兎20 水犬14 水猫10 武25 騎28 津15 花17 種15 砲18 魚25 鳥16 $21 丑16 寅14 建26 7弾はシラネ 津軽とエウクランテはパパン設定からこうなったけど… イーアネイラが17歳と100ヶ月≒25歳だけはガチ。 853 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2007/09/07(金) 14 53 21 ID HSUpHoWMO それ以来、 850の姿を見たものは居ない・・・・・ ■コナミ_武装神姫_>>PART_115より抜粋 「……」 「どうした?フェリア」 「私って…童顔なんでしょうか?」 「は?」 「私って一般に流通しているサイフォスに比べ、顔が幼く造形されているじゃないですか」 「ああ、それの事か」 風見記はふと、ある日の事を思い出していた。 ――去年の事 「んっふ~。風見記、買いに行くぞ」 「何をだ」 「武装神姫だ」 武装神姫。 MMSと呼ばれる人型ロボットの中で、最近人気を集めている機種だ。 全高約15㎝、小さな身体に武装を持ち、それを振るい戦う。 子供から大人、果てにはお偉いさんも所持する人間のパートナーである。 「ああ、以前流行ったメダロットみたいなもんか」 「…お前、ゲームじゃなくてMMSだぞ」 「え?そうなのか」 風見記は武装神姫をゲームソフトと勘違いしてたようだった。 「最近忙しいだろ?だから事務作業をしてくれるヤツがいた方がいいだろ」 「…つっても、何で武装神姫なんだ?別にMMSで同価格の奴なら別のがあるだろうに」 「そこは、ほら、ゴキブリ退治に」 「お前の汚い仕事場と違って、うちの家は害虫が発生しない」 「綺麗好きめ」 10分後、神姫センター 「これだ!これにする!」 さっそく巻馬が決めたようだ。 手に持っているのは、猫型MMS「マオチャオ」である。 「早い、いくらなんでも決めんの早すぎる」 「お前と違って俺はオタクの道を進んでんのよ!」 「強調するな」 店内を見回り、ふとショーケースに目が行った。 そこに陳列されていたのは、騎士型MMS「サイフォス」であったが、通常の物の比べ顔が幼かった。 手前に置かれている札を見ると 「『現品かぎり、当店オリジナルサイフォス用ヘッド』…」 そこから先、風見記はよく覚えてない。 気がついたら、限定ヘッドと素体、サイフォスの武装セットを買っていた。 巻馬曰く「俺よりも早いじゃん」 「限定品の衝動買いですか…」 フェリアは少し呆れた顔をする。 「んー…まあ、俺の好みだったってゆうか…ほら、アレだ」 「「俺のイメージしていたフェリアと同じ顔だ」…ですよね」 「ん。そうだ」 『フェリア』とは、風見記が執筆するファンタジー小説『フェアリーナイト』の登場人物の事だった。 「『140年ほど前、人の愚かさが具現化したかの如く怪物が現れた。 武器を用いて戦士達は戦ったが、この世のものとは思えない怪物の長「ガィディア」の前に 次々と倒れていった。 その中、橙色の髪を翻し、勇敢に戦いを挑んだ女戦士がいた。 その名はフェリア・リィーフィード』…だったかな」 「完璧です、一句の間違いもありません」 「…『白銀に光る剣を振るい、次々と魔物を切り捨ててゆく。 その姿に人々はある者は底知れぬ恐怖を抱き、ある者は恍惚とその姿に見惚れていた。 ……全てが終るとき、彼女の背中には鳥とも昆虫ともつかない羽を見たと言う戦士が数多く出た。 彼女の剣が相手の眉間を貫いた時、全てが終った。』」 気のせいか、風見記の表情が曇った。 「『これが俗に言われる「ガィディア戦争」である。 戦後の彼女の行方は不明である、相打ちになって戦死したと話す者もいれば、その力に恐怖した国が 幽閉していたと話す者、はじめからその様な人物は居なかったと話す者もいる。 しかし、私は「どこか別の世界に飛ばされた」と思っている』…一巻目序章、主人公の師となる人物の台詞です」 フェリアの表情も、暗かった。 「…」 「…巻馬は要望をよく聞いてくれて、本当にイメージに近い『想像』を描いてくれたよ」 「序章にのみ存在する後姿ですね」 「…伝説である都合上、本編にまだ登場していない設定がある」 「?」 「『彼女』は戦争時、まだ成人すらしていなかった。つまり彼女は少女だ」 「…それで?」 「俺のイメージする『フェリア』ってーのは、非常に曖昧なんだ。天真爛漫な事もあれば、底知れない悲しさを 顔に出すこともある、そして…偶像的なんだ」 「……心にある姿を、捉えられないんですね」 「そうだ」 「マキ…」 「ん?何だ」 「私は…『フェリア』の偶像なんでしょうか?」 「…」 「…」 沈黙 「…何言ってんだよ。お前はここに居る実像、『フェリア』とは違う」 「…そうですか」 「まあ、はじめはそうゆう側面もあった、が、今は違う」 一息ついて、続ける。 「家族…ナゴやケルスが増えてから、お前を偶像としてではなく、俺の恋人か妹と思ってる。」 「!」 「…んー、何て言ったら良いのかな」 「……グスッ」 「え!?」 「グスッ…グスッ…ウウ…」 フェリアは、泣き出していた。 「って、おい!?何で泣いてんだ!?何がいけなかった?」 「グス…違うんです、嬉しいんです」 涙で濡れた顔を向けた 「今まで…心配でした…。マキが楽しそうに『フェリア』の話をするたびに、「自分は偶像なのか」って…」 「アホ。そんな事心配してたのか」 「?え…」 「フェリアはフェリアだ、それ以上も以下も無い」 気のせいか、フェリアには風見記が照れているような気がした。 「…ありがとうございます」 微笑を浮かべながら、言った。 「あらあら、心配無用でしたね」 ナゴとケルスが部屋に入ってきた。 「ここの所、フェリアさんが暗いな、と思って。今のやり取り、ずっと見てましたよ」 「お前な、盗み見はよくない事だぞ」 「承知の上です」 ナゴはあたり前のように言った。 「個人的には年齢の話からそんな話まで発展したご主人の思考がいまいち読めない」 ケルスはフェリアに小声でこう言った。 「負けませんよ、自分」 その後。 3人共クレイドルで眠りについた後、風見記は仕事用のノートPCに向っていた。 開いたものは「フェアリーナイト」の原稿。 風見記は呟いた 「…『フェリア』は、俺の心にある偶像ではなく、お前自信なのかもしれないな」 ToBeContined… 武装神姫でいこう!?に戻る トップページ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/578.html
前へ 先頭ページへ 次へ ? コンタクトイエロー~第一ラウンド終了 1312時 諸島沖合 B3甲板上(VR空間) 「そんなに私の貞操が奪いたいんですかっ!?」 乱れた髪をなおしつつ素っ頓狂な内容で声を裏返して、途端に自分の言った言葉にマイティは顔を真っ赤にして口元を押さえた。自分はまだ混乱したままなのか。それにしても貞操がどうのとか、そんな言動がでてしまうなんて、自分は変人、いや変神姫なんじゃなかろうか? 「やっぱりマイティはシュリーク(金切り声)だよね」 ねここと一緒に正座して小さくなっていたシエンがおずおずと申し出て、マイティは再び叫んだ。内容は覚えていない。 オービルのおかげでフルコンディションになった装備を纏って、その場から逃げるように再出撃。クリムゾンヘッドに乗り込んだシエンと、簡易装備のシューティングスターのねここが僚機として後方についた。 ◆ ◆ ◆ 同時刻 11番コンソールルーム 誰が見ても一連の光景は単なるコメディにしか受け取れない。 だがマスターだけは、素直に笑えない状況にあった。 マイティはまだこの状況に適応し切れていないのではないか。その上にねこことのドタバタやシエンのどさくさにまぎれた告白が重なって、彼女は不安定になっているに違いない。そんな状態で、いま戦場で幅を利かせているという黄色い翼の五体と戦えるのだろうか。疲労は問題にならないほど回復しているし、装備もオービルという優秀なメカニックのおかげで新品同様になった。一見なにも不都合は無い。 アクセス直後に垣間見せたマイティの新たな問題。おそらく、新しい環境に適応するのに時間がかかる、という問題。これは自分が感じている以上に深刻なのではないだろうか? 神姫としてプリセットで含まれている人間そして人間空間との交流行動、武装神姫としてプリセットされているバトルという環境。 それら以外の部分で、マイティは戸惑う。今まで体験したことの無いほど多くの神姫がいる空間、同じ神姫から間接的にとはいえ「好きだ」と告白された状況。出てくればまだまだあるだろう。バトル自体に問題は無くとも、それ以外の混乱要素がバトルに影響を与えることは十分にありうる。 棄権、という選択肢がマスターの脳裏に現れかかった。 「――とにかく、まずは戦ってみる、か」 誰にともなく呟いて、マスターは椅子にもたれて画面を見つめる。 判断材料が足りない。危ないが――ここは様子を見ることにしよう。 ◆ ◆ ◆ 1315時 諸島上空(VR空間) レッド、ブルーどちらのチームも、すでにその戦力の半分を切っていた。 さっきより閑散としている。もう目と鼻の先に迫っている戦闘空域を望遠で眺めて、マイティは無感動にそう思った。 かといって、先ほどよりも戦いやすくなったわけではないだろう。後に残った者ほど、つまりは運が良い、強いということなのだから。それに双方ともにターゲッティングするべき敵が少なくなった分、自分が狙われる割合も高くなる。 結局、こうむる手間はそれほど低減しない。 しかしあと十五分ちょっとだ。 さすがに、もう過労でぶっ倒れることなどないだろう。 件の五機はすぐに見つかった。戦場の真っ只中で悠々と飛んでいる。うち一機がスノーボウを追いかけている。翼のマーキングまで判別できる距離に近づいていた。白い文字で大きく「4」。 シーカー、ターゲッティング。 「散開。黄色を狙うときはなるべくツーマンセルでやりましょう」 素直にシエンとねここが揃って離れる。二体とも重攻撃戦闘スタイルだが、コンビならその速度の遅さもカバーできるだろう。 マイティはぐんぐん距離を詰めて、イエローの後ろにつける。 BGM Sitting Duck(エースコンバット04・シャッタードスカイ オリジナルサウンドトラックより) 1317時 コンタクトイエロー 「サレンフェイス、援護します」 スノーボウのTACネームを呼ぶ。しかしどうしてサレンフェイス(仏頂面)なのだろうとマイティは疑問に思う。マイティは彼女の普段の性格を見たことがない。マイティと接したときだけ、スノーボウの感情は若干豊かになる。口数も増える。その事実をマイティはまだ知らないし、ましてやなぜスノーボウが感情を表に出さないのかなど思い当たるはずも無い。 《ラジャー、シュリーク。そいつは後ろに撃ってくるわ。マニューバーに気をつけて》 「了解・・・・・・」 といい終える間もなく、そのイエローの顔がこちらを向いた。 いや、全身ごと真後ろにくるりと反転しているのだ。航行軌道を変えずに。 「うっ!?」 ミサイルと機銃弾の雨あられが真正面から殺到してくる。推進力を前方に返して急激なエアブレーキ、武装神姫であるがゆえの機動。慣性を利用し機首を真下に振り向け、ブースト。ぎりぎりのところで射線から逃れる。 アラートが止まない。放たれた四発のミサイルのうち、二発が執拗に追いかけてきている。避けられた二発はノーマルのスティレットミサイルらしかったが、追いかけてきたほうは姿かたちは似ていても高機動にチューンされたまるきりの別物だった。以前の巡航装備ならその推力で振り切れるほどの速度だが、今の機動重視構成では逃げることはできない。迎撃するかミサイルの燃料切れを待つしかない。 が、迎撃しようにもマグネティックランチャーを後ろに向けることができない。自分の最大推力プラス大G旋回でなんとか相対距離を維持できるのである。頭を傾けて後ろを確認しようとすれば空気抵抗が増して危ない。シロにゃんに後ろを向かせてロックオン。スティレットミサイルを迎撃にあてる。 ガラガラガラガラン。翼に出ている四発を全部後ろ向きに落として断続的に発射。 しかし、 「だめです、全然当たってません」 シロにゃんが報告する。 今度はハンドガンで牽制射撃。アルヴォは速射性、カロッテは威力で補い合う。両方、ワンマガジンを撃ち切る。だめだ、当たっていない。 マガジンチェンジはしない。セミアクティブのサイドボードから直接、銃へ装弾される。銃の中からチキ、チキ、と弾が「生えて」くる。バーチャルだからこそできる芸当。 さらに撃つ。撃ち切る。当たらない。急旋回。一瞬ミサイルは目標を見失うが、すぐに振り返って追いかける。 再装弾。撃つ。撃ち切る。当たらない。 追いかけながら回避運動もしている、あのミサイルは。 特殊装備の絶対的な性能アドバンテージ。 マイティの意識に影が差す。 いやな感覚を振り切って、もう一度、再装弾。撃つ。 五発目で一発に命中、迎撃。間を置いて撃ち切る寸前で、もう一発に命中。ミサイルは爆散。 その間にシロにゃんが黄色の4を探し当てていた。推力全開、インメルマンターン。イエロー4は執拗にスノーボウを追い掛け回している。自分が寝ている間に敵から恨みでも買ったのだろうか。 再びイエロー4の後方につく。さすがのスノーボウといえど、そろそろ引き剥がさなければまずい。 《・・・・・・チッ》 通信混戦。それを分かっているかのような舌打ち。まん前の黄色から。 今度は目を離さない。相手がくるりと体をこちらに向けるのが分かった。 その回転している一瞬が大きな隙だった。 この距離ならば当たる。 スティレットミサイルを四発全弾発射。 黄色はちょうど背中を見せている。 当たった。マイティは確信した。 その確信を打ち砕く信じられない光景が、マイティの目の前で繰り広げられた。 相手の反転速度がいきなり上がった。あの速度ではこちら、真後ろで止まれない。止まる必要が無いのだとすぐに分かった。 イエロー4の両手から赤い光条が伸びたかと思うと、迫り来るミサイルをひと撫でした。ライトセイバーだった。 あっけなく四発のミサイルが真っ二つに切られ爆発。 炎の合間から、鬼のような形相をした色黒のアーンヴァルの顔が覗いた。 背筋が凍った。 同時にマイティは、不思議なことにイエロー4の顔を事細かに捉えていた。 インド系に整形されたマスク。つややかなブルーブラックのウィッグ。よく手入れされた整形。オーナーの愛情が込められている。 が、マイティはその愛情がイエロー4自身ではなく、どこかあさっての方向を向いているような気がしていた。 相対距離が同調し、二体の間がぴたりと止まる。 しまった、隙を与えた!? 気づいたときにはイエロー4は赤いライトセイバーを振りかざして、マイティの目前にいた。 やられる! 間に何者かが割り込んだ。 ヘッドセンサー・アネーロの後ろに白い猫の耳が隠してあった。彼女がねこみみを付けていることを、マイティはいまさら知った。 セイバーの熱。切り裂かれる音。マイティは間近で感じた。あまりにもリアリティのあるエフェクト。VRの高性能。 スノーボウがマイティの目の前でポリゴンの塵と化し、消えた。 マイティの瞳から戦意が消えた。 もはや倒す価値も無い。そう判断したらしいイエロー4は、フンと鼻を鳴らして飛び去った。 その後のことは、マイティは覚えていない。ただ、生き延びたことは確かだった。第一ラウンド終了の合図がけたたましく鳴って、われに返った。 世界が消失する。次に出るのはまたあのブリーフィングルームだろう。だがマイティは、このまま消えてしまいたい心持ちだった。 1330時 第一ラウンド終了 中間制空権報告 レッドチームの若干有利 第二ラウンドフィールド選定 「海岸線」 前へ 先頭ページへ 次へ ?
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1309.html
「どうもありがとうございます、お疲れ様でした、犬子さん」 「いえいえ、お役に立てて光栄です、マスターさん」 正座をして深々と頭を下げる――座礼するマスターさんにあわせ、こちらも武装神姫の関節構造の許す限りの範囲で真似た、似非正座姿勢で深々と頭を下げ、擬似座礼を行います。 絡まったコードを共同で解きほぐし、目を離せばUSB端子をスピーカー用マイク端子に繋ごうとするほどの機械オンチなマスターさんに僭越ながら私めが指示を出しつつ、今しがた無事にクレイドル及びPC接続キットの接続、それからついでにマスターさんのユーザー登録が完了しました。 クレイドルやPC管理といった管理環境が整って一安心と言うのもあるのですが、特にユーザー登録が完了したことに、私の感情回路は大きな満足を覚えています。 「そんなに嬉しいことなのですか、ユーザー登録は?」 「ええ、言ってみればマスターさんとの絆を、公式に認めてもらったということですから」 「なるほど、そういう捕らえ方もあるのですね」 「はい、武装神姫は、オーナーとの絆が深まることに喜びを感じるようになっていますから」 「そういうものなのですか」 「そういうものなのです。それに……」 「それに?」 私は似非正座から立ち上るとその場でくるりとターンし、可愛らしいポーズをキメて言葉を続けます。 「ユーザー登録をしていただくと、定期メンテナンス料金や公式通販利用時の割引やバトルロンド登録手続きの簡略化! 登録ユーザー様を対象とした限定パーツの販売や、最新の武装神姫情報満載のメールマガジンの無料配布といった、各種特典がもれなくついてきて大変お得なのですっ!」 「なんというか、明らかに今までと声のトーンと芸風が違うというか、非常に定型文かつ宣伝文句ですね」 「申し訳ありません、やはり私も商業商品である以上、販促活動の義務からはなかなか離れられなくて」 「世知辛いですねぇ」 「世知辛いです」 「ま、何はともあれ……」 「はい?」 「改めて、これからよろしくお願いいたします、犬子さん」 すっかりおなじみ、深々と座礼するマスターさん。 「はい、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします、マスターさん」 私も似非正座に座りなおし、精一杯の擬似座礼で応えました。 こうして私の、マスターさんとの生活が始まったのでした。 <そのいち> <そのさん> <目次>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2424.html
MMS戦記 登場MMS MMS戦記に登場する主な神姫を紹介します。 巡洋戦艦型MMS「ネメシス級」 :カタリナ社・第5開発局製 :主兵装備 艦首拡散素粒子砲 2門 主砲 3連装レーザー砲 4基 対空機関砲 8基 艦首ミサイル発射管 4門 対空ミサイル砲 8門 AI小型対空ミサイル 2基 爆弾、巡航ミサイル 他 艦首に超強力な艦載砲、拡散素粒子砲2門を搭載。艦載砲というより艦自体を巨大砲身とするため、艦の軸線に沿って照準も艦自体の姿勢制御をもって行う桁外れの破壊力を持つ大口径砲を有し、また主砲として3連装レーザー砲を4基、計12門装備し、単体の神姫としては随一の攻撃能力を持つ。センサーやレーダー類も優秀で主に遠距離からの艦砲射撃により敵目標を殲滅する戦術を得意とする。また速力も速く、強力なエンジンが生み出す出力は高い巡航性能を誇った。通常の戦艦型神姫と同等の攻撃力を持ち高速力であるが、防御力は抑えられたものとされ、「自艦の搭載する主砲弾の攻撃に耐えられるだけの装甲を施すのが戦艦型神姫のセオリーであるが、それを満たさない艦が巡洋戦艦型神姫である」と定義された。防御力を妥協して速力を優先したため、バトルロンドではその快速性能を生かして、通り魔のように一航戦で強襲するなど一定の成果を証明したが、結局、正規の戦艦型神姫との砲戦では迅速に戦闘力を失うなど限界もまた露呈した。そのため装甲戦艦型神姫から「戦艦のようなもの」と言われ小馬鹿にされることもあった。だが巡洋戦艦型神姫は、強力な砲力を持ち高速力を有するゆえに、装甲戦艦型神姫よりも使いやすい艦種として活躍する機会が多かった。 相当な数が量産され、同型艦で艦隊を組み、遠距離からの艦砲射撃や艦首主砲を一列に並ばせ、面での殲滅砲撃や大量の爆弾やミサイルを満載し絨毯爆撃を行うなどで圧倒した。 ちなみに名前の由来はギリシア神話の女神、「ネメシス」に由来と推定される。 重巡洋戦艦型MMS「ネプチューン級」 :カタリナ社・第5開発局製 :主兵装備 艦首収束素粒子砲 1門 3連ヘヴィ・ターボレーザー砲 4基 2連装ターボレーザー・キャノン 3基 艦首ミサイル発射管 4門 対空ミサイル砲 8門 三連装小型ミサイル発射筒 4基 後部ミサイル発射管 8門 連装対空レーザー砲 4基 AI小型対空ミサイル 2基 爆弾 巡航ミサイル 他 メネシス級巡洋戦艦型神姫を拡大・発展させさらに攻撃、防御、センサー、巡航性能、すべてを強化した上位艦である。2030年代当時は全長550mmを超え武装神姫の中でも最大級の巨体であった。防御力を速力で補うというコンセプトで設計された最大最強にして究極の巡洋戦艦と呼ばれた大型戦艦型神姫であった。しかし建造・維持に莫大なコストを要し、本艦だけ突出して他の戦艦型神姫よりも速度が速かったため、艦隊を組みにくいなどのスペックには出ない運用面での問題が多々あった。また本級は敵戦艦からの砲撃に耐えうる防御を、限定的に配していため同じ戦艦型神姫との砲撃戦では充分な防御能力を持っていないなどの問題点があったが、それでも数多くいる武装神姫の中でも最大級の火力と高速度を有しており高い戦闘能力を誇る武装神姫であった。 名前の由来はローマ神話における海の神、「ネプトゥーヌス」の英語読み。 夜間重戦闘機型MMS「ブラック・セイヴァー」 :カタリナ社・第3開発局製 :主兵装備 3.5mm素粒子砲 2門 レーザーバルカン砲 6門 マイクロミサイルランチャー 2基 思考性巡航ミサイル 4発 チャフフレア 夜間戦闘を主軸に置いたステルス重戦闘神姫。モチーフは第二次世界大戦中の双発の大型夜間戦闘機群。実際の運用方法も参考にされている。 可変能力を有しており、巡航モードとMMSモードの2種類に状況に応じて使い分ける。 強力な素粒子エンジンを5基搭載し武装は非常に強力であり、リアパーツ部に長大な素粒子砲を備えている。この素粒子砲は熱量が高いので抑えることができるように特殊な液冷却装置が組み込まれており、高い威力を持ちながらも連射することが可能。また一撃で戦艦クラスの神姫も撃沈可能な高い命中率を誇る神姫サイズの大型思考性巡航ミサイルを最大4発搭載できた。それらの強力な火器を正確に命中させることができるように全身にレーダーやセンサーが点在しており、電子戦も得意とする。全身真っ黒なのはステルス塗料を塗ってあるため。重武装、高速航行、重装甲の非常にデラックスなカタリナ社らしい戦闘可変航空神姫であったが、重量級の機体のため旋回性能は劣悪で、ドックファイトを挑まれると、どうしても大回りになってしまい横転性能も鈍いため、本機は一航行戦闘の一撃離脱戦法に徹した戦い方を行った。搭載力を生かして夜間侵攻用の戦闘爆撃機として利用されることも多く、電子装置も優秀だったため、強行偵察などにも使用された。かなりの高コストのゴージャスな神姫のため生産数は少なくバトルロンドでは滅多に見かけることはなく、存在はあまり知られていない。 名前の由来、セイバーとは騎兵隊の軍刀のことであり「黒い軍刀」という意味になる MMSモード 機動性に優れるが速度が落ちる。 バイザーをはずした素顔 巡航モード 速度に優れるが機動性が落ちる。 将校型MMS 「カトリーヌ」 :カタリナ社・第7開発局製 :主兵装備 無 大多数の神姫が参加するバトルロンドで部隊の統括および指揮を行うことに特化した特異な神姫。武装は一切持っておらず直接戦闘することを想定していない。主な運用方法は作戦・戦闘において任務達成のために他の神姫を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する。 マスターはあくまで「戦略」を担当し本神姫は「戦術」を担当し分業化することで戦闘を効率よく行うのが目的である。他の同じような将校型神姫や参謀型神姫と共に行動し司令部を設置することもある。基本的にマスターの補佐を行う参謀のような役割を行うが、場合によってはマスターの代理として神姫に命令を下したり指示する。武装はまったく装備していないが、1体いると集団戦闘では非常に重宝しこの神姫がいるかいないかで戦場は大きく変わる。 驚異的な演算処理能力を有しており、簡易的な未来予測も可能である。 脅威的な演算能力を有し、神姫を駒のように操る。 航空母艦型MMS 「レディ・レックス」 :カタリナ社・第5開発局製 :主兵装備 2mm単装砲 5基 1.2mm連装砲 2基 大型ミサイルランチャー 2基 サブロック魚雷 6基 武装神姫 等 カタリナ社第5開発局が開発した航空母艦をモチーフとした超巨大な武装神姫。全長600mm全幅150mmという現存する神姫の中でも桁はずれの巨体を誇る。 極めて特殊な性格を有する神姫である。すなわち本体としての攻撃能力は殆ど搭載した武装神姫に依存しているため、本神姫の戦力は搭載した航空神姫の能力や機数とそれらを指揮運用する能力で決まる。 最大の特徴である飛行甲板は航空神姫を離艦・着艦させると同時に、航空神姫に対する整備能力とバッテリー燃料や武器類の補給能力を有し、単独で航空戦を継続する能力を有する。重厚長大の巨体には桁外れの積載力、豊富な火力、重厚な装甲を持ち、また相当数の完全武装の神姫を搭載しレーダーやソナー、通信などを集約したCIC(戦闘指揮所)を内部に有しオーナーや内部のMMSとともにマン・マシン・システムを形成して、戦闘中の情報処理を一括して担うことが可能で、移動要塞として運用可能な本MMSはバトルロンドでは非常に大きな脅威として見られていた。 ステルス戦闘機型MMS 「ラドガ・テュポーン」 :カタリナ社・第3開発局製 :主兵装備 サイレンサー付サブマシンガン 1丁 マシンキャノン 2門 格納式マイクロミサイルポッド 4個 エネルギーサーベル 2本 アサルトナイフ 1本 ナックルシールド2個 カタリナ社の第3開発局が開発しステルスを重視して設計されたステルス神姫、レーダーに映りにくい形状や特殊塗装がされている。 全身に装備された格納式マイクロミサイルポッドや機関砲を装備し、コンパクトに火力がまとめらて見た目よりも重火力を持ち、巨大なリアブースターは爆発的な加速力を生み出し、機動性も高い。だが、欠点として防弾にはさほど関心がされておらず、防御能力に不満が残る。ステルス性を生かして夜間戦闘や視界の悪いフィールドなどのバトルロンドで活躍した。 2030年代前半に登場したやや旧式のMMSではあるが、2040年代でもまだまだ現役で相当な数が可動している。 「テュポーン」ギリシア神話に登場する暴風や台風の神という意味を指す。 ステルス戦闘機型MMS 「シュペル・テュポーン」 :カタリナ社・第3開発局製 :主兵装備 大型ライフル 1丁 マシンキャノン 2門 格納式マイクロミサイルポッド 4個 エネルギーサーベル 2本 アサルトナイフ 1本 ナックルシールド2個 ビームキャノン2門 現在使用されているティポーン型の上位機種、指揮官型として再設計された。武装が新たにビームキャノンが追加されバーニアも強化されたが、基本的なスペックはさほど変わらない。バランスのよい機体で高い機動性を持ち、全身にステルス塗料が塗られておりレーダーに探知されにくい。一撃離脱の戦法よりドックファイトなどの格闘戦が得意。 ちなみに「シュペル」とはフランス語で「スーパー」という意味なので、本機はテュポーンの上位機種「スーパー・テュポーン」になる。 2030年代の後半に普及し、2040年代でも遜色ない能力を有する。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/256.html
前へ 先頭ページ 次へ 第六話 恐怖の正体 鶴畑屋敷の客部屋に入るなり、理音は外套を脱いでベッドにダイブした。ダブルほどの大きさの客用ベッドは、金持ちらしいふかふかのやわらかい造りをしていた。飛び込んだ瞬間理音の体が半分も沈んだのである。 しっかりと手入れしてあるから、埃がたつはずもない。 「やわらかぁい」 甘くたるんだ声を出して理音はベッドの上でもがいた。きっと寝返りを打とうとしたに違いないのだろうが、部屋の宙で浮かびながらダイビングの一部始終を呆れ顔で見ていたクエンティンの頭には、もがいた、という動詞しか浮かんでこなかった。 「そんな歳にもなって大人気ない」 「いいじゃないの。ベッドダイビングはいくつになっても楽しいものよ。それに」 やっとのことで仰向けになった理音。 「こんなベッドで寝られる機会なんて、今ぐらいしかないわ」 ぱふぱふと羽毛布団をたたいた。その下のベッドマットは、どうやらやわらかいだけではなく就寝する人間の体系に合わせてベストな凹凸を作り出すハイテクベッドらしかった。微細なモーター音がクエンティンの聴覚センサーに入ってくる。無論理音には聞き取れる音ではないだろう。 「なんだか眠くなってきた」 「ちょっと、お姉さま、せめてお風呂に入ってからにしましょうよ」 「いいじゃないのよう。仕事し通しでおまけにひと騒動あったんだから、眠らせなさいよ。お風呂は朝でもいいわ」 外出時にしゃれっ気を出す人間ほどプライベートな空間の中ではズボラになるものだとはいつか心理学概説の本で読んだ気がするが、もしかして自分の主人がそういう人種なのかしら、とはクエンティンは今の今まで夢にも思っていなかった。 「これから何が起こるかわからないってのに……」 クエンティンはため息をつく。本当はため息ではなく、ただの排気、放熱なのだが。武装神姫は連続的な呼吸はしない。 「心配性ねえ」 理音はもどかしそうに上半身を起こした。 「もう傷はよくなってるわね」 クエンティンの体のヒビや傷は、もうすっかり修復されていた。 修理されたのではない。自然に直ったのだ。生物が怪我を治すように。 「アタシじゃないわ。エイダのおかげよ」 『ありがとうございます』 機械的な礼の返事だった。 新型、プロトタイプとはいえ、エイダと自分は同じ武装神姫のはずだ。なのになんでこんなに違うのだろう。 彼女に三原則はインプットされていない。彼女の持つ自己保存の欲求は、人工知能基本三原則とは別だろう。厳密には欲求ですらない。ただのコンピュータプログラムだ。 クエンティンの、死にたくないという感情とは別のものだった。少しは影響しているのかもしれないが、エイダと融合したクエンティンはデルフィとの戦闘時、三原則なしで、自己を保存したい、死にたくない、と思ったのだ。 武装神姫は人工知能である。欲求などというものはなく、すべてが陽電子頭脳の生み出したコンピュータプログラムに過ぎないはずだ。そして三原則はその根幹に根ざす、基本理念。幹のような、出発点なのだ。 別にプログラムが悪いわけではない。プログラムはプログラムでかまわない。プログラムであろうとそれで動いているクエンティン自身はそれを感情や欲求として感じているのだから、それで良かったのだ。何も思い悩むことはなかった。 今までは。 クエンティンはあるひとつの疑問に気がついた。 自分はどうしてエイダに違和感を覚えるのか? エイダも自分も同じ武装神姫だ。確かにエイダはすこし無感情なところがあるかもしれない。ちょっと無機的だなとも思える。 だがそれはよくよく考えてみれば、彼女の言うとおり「武装神姫」の「総合戦闘支援」のために感情を抑えられているのであって、つまり武装神姫としては自分となんら変わらないはずなのだ。 なのにどうして自分はさっき、彼女の自己保存への欲求を「ただのコンピュータプログラムだ」と思い切ってしまったのだろう? エイダも自分もプログラムで動いているはずなのに、プログラムで動いているはずの自分自身がプログラムを卑下している。クエンティンはその事実に突き当たった。 ちりちり。ゲイザーを出したときの手動プログラムの名残が、脳の片隅で弱くはじけた。軽い頭痛。 「何か深刻な悩み事がありそうね」 「お姉さま……」 「さっきから時々難しそうな顔をするから分かるわ」 再びクエンティンはため息。これは安堵の。お姉さまはなんでもお見通しなのだ。 クエンティンは理音の手のひらの上に降り立つ、そのままひざから崩れるようにへたり込んだ。 「お姉さま」 クエンティンは理音の顔を見上げずに言った。 「アタシはおかしいのかもしれない」 とつとつと語り始める。 三原則もないのに死にたくないと思った自分。エイダのコンピュータプログラムで動く頭脳を卑下した自分。 そもそもエイダによって自分の三原則が封印された時点で、自分はガラリと変容するはずなのだ。プログラムの根幹が封印されエイダのオリジナルの根幹に置き換わった瞬間、根幹を絶たれた自分はまったくの別人になるはずなのである。鶴畑興紀を殺そうとしたことは些細な問題だ。 「アタシ、変わった?」 「姿だけはね。あとはいつもどおりのクエンティンよ」 理音はそう答えた。 でも、それはおかしいことなのだ。 三原則がなくなっただけで、いつもどおりのクエンティン自身がそのままの状態でいることがあり得ないのである。 いや、あるいはもう変容してしまっているのだろうか? エイダのコンピュータプログラムからくる思考回路を卑下しているのだから。 ではそうやって卑下してしまう自分はいったい、何なのだろう? 「クエンティン……」 理音は何もいえなくなったように、ただクエンティンを見下ろす。 「お姉さま、アタシ怖い。自分が自分でなくなっていくみたいなの」 『申し訳ありません』 エイダが言う。 「ちがうよ、エイダは悪くない」 そんなはずはない。原因がエイダなのは間違いない。エイダが融合したせいでこうなってしまったのだ。 それでもクエンティンはエイダを責める気にはなれない。それはなぜか。 良心? ちがう。 エイダのせいで変わったのではなく、エイダと融合することによって自分のおかしさが分かったのである。 自分はもとからおかしかったのかもしれない、ということだ。 「お姉さま、アタシはいま、アタシなのかな」 クエンティンはあらためて尋ねた。 「……お風呂に入りましょう、クエンティン」 彼女を両手で包み込みながら、理音は言った。 浴室は客部屋に併設されたものだが、その広さは一般的なマンションの浴場とは比べ物にならないほどだった。面積だけで言えば小さな旅館の大浴場に匹敵し、しかし客部屋の浴室であるから大人二人以上が利用することは想定されていない。シャワーセットは一人分しかないし、浴槽も大人二人が寝そべって入ってぴったりの容積である。 窓側は一面ガラス張りで、地平線には都市部の夜景が見えている。だがそこ以外は外灯すら見当たらない。おそらくそこらはすべて鶴畑の私有地で、無駄な設備を省いているのだろうとクエンティンは予想した。外灯の代わりにえらく物騒なセキュリティ装置が仕込まれているに違いなかった。あのファランクス砲を見れば用意に察せる。鶴畑の土地はきっと治外法権なのだ。 いまのクエンティンには、ずっと遠くにある都市部が、まるで自分を拒絶しているように感じられて仕方が無かった。 湯船には紫色の花弁が浮かべられ、淡いラベンダーの香りが湯気とともに立ちのぼっていた。ラベンダーの香りは心を落ち着かせるというが、それは神姫にも効果があるらしかった。 いや、と思い直す。神姫にも、ではなく、自分だけに効果があるのかもしれない。神姫にラベンダーの香りはセンサーを刺激するだけで、「ラベンダーの香り」だとは分かってもそれで心が落ち着くなどということは無いはずだ。あってもそれは人間である主人のまねごとだろう。無意識の。 クエンティンは、心が落ち着いていた、と明確に感じていた。 心が、どうする、あるいはどうなる。そう感じる。それが問題だ。 武装神姫にそんなメタ的なものがあるとは思えない。武装神姫とはあくまで、身体は人工物であり思考はコンピュータプログラムであり、それで十分なのだ。それで自分らは満足であり、安心する。言い換えれば武装神姫はそうでなくてはならない。 現にその範疇から逸脱しようとしているらしい自分は、不安にさいなまれているではないか。それがラベンダーの香りで代わられたならどんなに良いだろう。 クエンティンはラベンダーの香りをいっぱいに吸い込んだ。それは陽電子頭脳や素体駆動部を冷却するための吸気でしかない。が、クエンティンは体内にまとわりついた不安を洗い流すようにラベンダーの香りを嗅覚センサーに刺激させ続けた。 「おまたせ」 カチャリとドアが開いて、理音が入ってきた。 小さなタオルで前を隠しているだけの姿だった、細い体格に似合わぬ大きな乳房は今にもタオルからまろび出そうにふるふると揺れている。豊満な女性のシンボルのすぐしたには薄く肋骨が浮かんでおり、すこしやつれた顔や、血色の薄い皮膚、そして慢性的な寝不足がたたって消えなくなった目の下の細いくまとともに、ある種独特のコケットリーを備えていた。 れっきとした大人の女性でありながら、まるで少女のような儚さを持っている。クエンティンはそんな感想を覚えた。これも武装神姫としてはおかしいのかもしれない。 「まったくもう、本当にいいカラダしてるわね」 さすがお姉さまだわ、と、クエンティンは言って自分の不安をごまかした。 「胸だけよ。頭じゃなくこっちに行っちゃった栄養を取り戻すのに、苦労したわ。学生の頃だけど。あとは痩せ細った骸骨みたいな女」 「いまどきの男の人は好きそうだと思うけどな」 「経験もないくせに、生意気言ってら」 「ぷー」 理音は湯船にゆっくりと浸かった。満杯のお湯が溢れだした。ほっそりとしていてもこれだけの体積があるのだ。もっと自慢してもいいのに、とクエンティンは思った。理音の両の乳房は湯船にぷかぷか浮くほどだった。 「あなたも入りなさい」 言われてクエンティンも湯船に入る。完全防水の素体は湯船に浸かったくらいでは壊れたりしない。が、理音の胸元に近づくことはできなかった。突起物だらけのこの体では、理音の肌をちくちくと刺激し、最悪傷つけてしまうおそれがある。いつものように抱きつくことさえはばかられてしまうのだ。 理音の白い皮膚は風呂の熱でピンク色に上気していた。エロティックな魅力が増す。アタシが男の人だったら間違いなく襲い掛かっているだろうな、とクエンティンは思った。 ……いま、アタシは自分を人間にたとえなかっただろうか? 「またそんな顔して」 理音は湯船からちゃぷりと手を出して、クエンティンの小さな頭をなでた。 「どんな風になっても、クエンティン。あなたはクエンティンよ。それは変わらないわ」 おいで、と、理音は招いた。 「でも」 「いいの」 クエンティンは慎重に、理音の胸元へと身を寄せた。特に右腕のブレードには気をつけた。フォールドされている状態では切れないが、それでも先っぽはこの体の中で一番とがっている。 理音は両手と胸元で小さなクエンティンを抱きしめた。 クエンティンは耳の突起に気をつけて、頬を胸にうずめた。 湯の熱と理音の体温が、クエンティンの量子活動効率を低下させる。心地よい眠気。 母親に抱かれるというのはこんな風なのかもしれない。クエンティンは感動していた。 だが、肝心の不安はすこしも消えなかった。 それでクエンティンは思い至った。 自分は、自分が変容することが怖いのではない。それはむしろ自然なことだ。自己とはうつろいゆくもの、変わってゆくものなのだ。学習や、環境や、体験で。 本当に怖ろしいこと。 それは、自分が武装神姫でなくなることだ。 「あーあ、もうこんな時間」 ベッドの横のカウンタテーブルに置かれた金細工の施された置時計の針は、すでに夜明けの方が近い位置を示していた。 理音は客用のガウン姿で、時々あくびをこらえつつ髪の毛を乾かしている。前は結んでおらず、緑色の下着があらわになっている。黒ぶちの眼鏡が置時計の横に置かれている。そういえば、自分の眼鏡はどうしたろう、とクエンティンは思い出した。 この体になったときから眼鏡をかけていない。あの道端で落としたか。 エイダに聞いても『分かりません』と言うだけだった。 『お望みであれば眼鏡を分子融合でお作りいたしますが』 そんなこともできるのか。 しかしクエンティンは、 「今はいいわ。たぶん邪魔なだけだから」 と断った。 理音が髪を乾かし終え、やっとベッドにとびこもうとした時。 ドンッ、ドンッ。 乱暴に扉を叩く音がした。 インターホンがあるくせに誰だろうと思い、理音はドアを開けた。 「アンタがお兄様の連れてきた女、ってやつか」 太った子供が立っていて、いきなりそう言い放った。 「あなた、どなた?」 ガウンの前を開いたまま、理音は眠たそうな目をこすりながら訊いた。 子供はわざとらしくうんざりして、 「鶴畑大紀だ。つ、る、は、た、ひ、ろ、の、り。知らないのか? これだからセカンドの有象無象は……」ぶつぶつぶつぶつ。 ずいぶん嫌な子供だ、と、クエンティンは思った。鶴畑、ということは、あの興紀の弟だろうか。それにしては似ていない。 「まあ、いい。お前、僕の相手をしろ」 こいつは何を言っているのだ。クエンティンは呆れた。言葉も無い。 「もう少し大きくなってからなら考えてあげるわ」 理音はかるくあしらおうとする。 「違う」 顔を赤くしたのがクエンティンには分かった。 「今から僕と神姫バトルしろと言っているんだ」 理音とクエンティンは思わず顔を見合わせた。 つづく 前へ 先頭ページ 次へ
https://w.atwiki.jp/nekokonomasuta/pages/10.html
【武装神姫 MMS,Type KNIGHT】 【XIPHOS】 「騎士の誇りにかけて!」 陽が照り注ぐ戦場を、蒼き風が駆け抜ける。後に続くは黒き影、それに重なる死屍累々。 長大な槍は地さえも抉り、その斬撃は何物も、介せぬ如きに叩き割る。 臆する物などあるものか! 煌く鎧に込められし、主の思いと共に在る。 我はサイフォス。騎士なれば。 『騎士型MMS サイフォス』 サイフォスは第三弾として紅緒、ツガルと共に発表された武装神姫だ。 第二弾以上の装甲で全身を覆い、重装甲で敵の猛攻に耐えて接近、白兵戦に持ち込み、破壊力のあるランスやブロードソードで一撃の下に叩き斬る戦術を得意とする。一瞬の瞬発力には欠けるものの、特に足回りの性能は高く、派手な剣撃を繰り出しても尚、高い安定性を誇る。 運動性寄りの紅緒に比べ、パワーを重視しているのが特徴。 また軽装鎧と重装鎧の二種類がデフォルトで用意されており、戦況や相性により装備を変更することである程度の柔軟性を得ている。 反面射撃武器はクロスボウのみと貧弱であり、また瞬発力にも欠けるため、正面からの打ち合いを好まない機体に対しての相性は悪い。 【基本能力】 サイフォスは白兵戦闘のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+1) 【格闘基本値】(+5) 【回避基本値】(+1) 【特殊】白兵戦の【威力】(+1) 射程11~に対する敵射撃【威力】(-1) 【技能】 サイフォスはキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 サイフォス 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《シールドブロック》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《捨て身》 《鉄壁》 《パワーアタック》 《回避フォーメーション》 《高速移動フォーメーション》 《集中砲火フォーメーション》 《防御フォーメーション》 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5) 【格闘修正】(+1) 【装甲値】 ( 7 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(-4) 【HP】 ( 28 ) 【パワー】 ( 7 ) ○サイフォス(重装) 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(4) 【格闘修正】(±0) 【装甲値】 ( 9 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(-8) 【HP】 ( 28 ) 【パワー】 ( 7 ) 【シールド値】 ( 2 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 7(8)/ ±0 / ∞ クリニエール / 8 / +2 / ∞ コルヌ / 10 / -2 / ∞ デファンス(1~2) / 12/ -7 / ∞ 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 ヘック / 9 / -8/ -4/-11/ - / 1M / × / × 【カスタムデータ】 ○サイフォス(軽装) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (3)/ ソルダットアルミュール /《HP+6》 《装甲+2》 《格闘+1》 《回避-2》 《パワー+1》 《追加ラック×2》 脚部 / (2)/ チェヴァルボッテ /《HP+2》 《装甲+2》 《回避-2》 背部U / / 武装 / (0)/ コルヌ&デフォンス 計 /( 5 ) ○サイフォス(重装) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ キャヴァリエアルミュール / 胸部 / (3)/ キャヴァリエアルミュール /《HP+6》 《装甲+4》 《回避-6》 《速度-1》 《パワー+1》 《追加ラック×2》 脚部 / (2)/ チェヴァルボッテ /《HP+2》 《装甲+2》 《回避-2》 背部U / 腕部 / (0)/ キャバリエ 武装 / (0)/ コルヌ&デフォンス 計 /( 5 )