約 888,582 件
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/793.html
【リアルバウトハイスクール】からの出典 梳牙(くしけずるきば) 【リアルバイトハイスクール】支給品解説物資リスト【Dクラッカーズ】【Missing】【されど罪人は竜と踊る】【ウィザーズ・ブレイン】【エンジェル・ハウリング】【キーリ】【キノの旅】【ザ・サード】【スレイヤーズ】【チキチキ (神仙伝/烈風伝)】【デュラララ!!】【バイトでウィザード】【バッカーノ!】【ブギーポップシリーズ】【ブラッドジャケット】【フルメタル・パニック!】【マリア様がみてる】【ロードス島戦記】【終わりのクロニクル】【機甲都市伯林】【戯言シリーズ】【涼宮ハルヒシリーズ】【灼眼のシャナ】【十二国記】【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】【撲殺天使ドクロちゃん】【魔界都市ブルース】【魔術士オーフェンシリーズ】【楽園の魔女たち】【現実世界】【ラノロワオリジナル】 梳牙(くしけずるきば) 【被支給者】蒼い殺戮者(ブルー・ブレイカー) 【外見】木刀(赤樫、一般の木刀より太め?) 【初出】第011話:戦略的撤退 【原作】 鬼塚鉄斎が造った飛天流の正式の武器。 中に鋸の刃のような形の鉄芯の入った木刀で、ソードブレイカーと同等の機能を持つ。 また、単純な打撃武器としての能力も真剣に勝るとも劣らない。 ただ強度については、達人の居合で両断される程度なので少々不安が残る。 【↑1UP】 【TOP】 【1DOWN↓】 ←【マリア様がみてる】 ↑支給品解説 【ロードス島戦記】→
https://w.atwiki.jp/akasaki1969/pages/31.html
ら行 タグ 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ ルイズ,単独,人型,男性,その他ジャンル, ゼロの魔王 ライブ・ア・ライブ 魔王オディオ(オルステッド) ルイズ,単独,物体,その他ジャンル, ZERO A EVIL ライブ・ア・ライブ 魔王オディオ 未 ゼロとヲタ少女 らき☆すた らき☆すた世界にルイズが転移 未 楽園のゼロ 楽園の魔女たち マリア・ド・パルマーシュ 未 つかいま1/2 らんま1/2 早乙女らんま(乱馬) 未 約束の地ハルケギニア Riviera ~約束の地リヴィエラ~ エクセル 未 虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命 リトルバスターズ! 井ノ原真人 ルイズ,単独,人型,男性,現代, ゼロの斬鉄剣 ルパン三世 石川五ェ門 ルイズ,単独,人型,男性,歴史 ハルケギニアの狼 るろうに剣心 斉藤一 未 オッツ・キイムの使い魔 レヴァリ・アース ウリックとレム 未 使い魔の炎 烈火の炎 花菱烈火 未 風神が使い魔 烈火の炎 霧沢風子 未 レンタルルイズ~魔法使い、貸します! レンタルマギカ 葛城みかん ルイズ,複数,人型,男性,女性,現代,ファンタジー, 薔薇乙女も使い魔 Rozen Maiden 桜田ジュンと真紅 未 使い魔は紅き薔薇 Rozen Maiden 真紅 未 ゼロのミーディアム ローゼン・メイデン 水銀燈 未 ゼロの氷竜 ロードス島戦記 氷竜ブラムド ルイズ,複数,人型,男性,歴史 鷲と虚無 ROME[ローマ] ティトゥス・プッロ、ルキウス・ヴォレヌス ルイズ,複数,人型,男性,SF 失われた世界から新世界へ ロストワールド または フォゴットンワールド 名無しの超戦士1P2P 未 使い魔のゼロ ロックマンゼロ ゼロ 未 赤と桜のゼロ ロックマンゼロ ゼロ ルイズ,単独,人型,男性,ファンタジー, ゼロの皇帝 ロマンシング サ・ガ2 最終皇帝 ルイズ,単独,人型,男性,ファンタジー, ゼロの名君 ロマンシング サ・ガ 3 ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/693.html
【バイトでウィザード】からの出典 鉄パイプのような物 【バイトでウィザード】支給品解説物資リスト【Dクラッカーズ】【Missing】【されど罪人は竜と踊る】【ウィザーズ・ブレイン】【エンジェル・ハウリング】【キーリ】【キノの旅】【ザ・サード】【スレイヤーズ】【チキチキ (神仙伝/烈風伝)】【デュラララ!!】【バッカーノ!】【ブギーポップシリーズ】【ブラッドジャケット】【フルメタル・パニック!】【マリア様がみてる】【リアルバウトハイスクール】【ロードス島戦記】【終わりのクロニクル】【機甲都市伯林】【戯言シリーズ】【涼宮ハルヒシリーズ】【灼眼のシャナ】【十二国記】【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】【撲殺天使ドクロちゃん】【魔界都市ブルース】【魔術士オーフェンシリーズ】【楽園の魔女たち】【現実世界】【ラノロワオリジナル】 鉄パイプのような物 【被支給者】千鳥かなめ 【外見】鉄パイプのようにしか見えないと思われる。 【初出】第019話:鳥と翼 【原作】「団体」の特殊装備。 打つ、叩く、殴る、等が主な使用法ではないかと思われる。 硬度や破壊力を変化させることができ、使い方次第では一撃で人を殺せる ……らしい。熟練者がこれで斬撃を放ったりする描写があったりもした。 誰でも自由自在に使いこなせるような性質の武器ではない……らしい。 【↑1UP】 【TOP】 【1DOWN↓】 ←【デュラララ!!】 ↑支給品解説 【バッカーノ!】→
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/854.html
非参加者名簿(支給品) 【非参加者(支給品)一覧】 1/1【[[されど罪人は竜と踊る]]】 ○ヒルルカ 3/3【エンジェルハウリング】 ○ウルトプライド/○ギーア/○スィリー 1/1【[[キーリ]]】 ○兵長 2/2【[[キノの旅]]】 ○エルメス/○陸 1/1【[[ブギーポップ]]】 ○エンブリオ 1/1【[[ロードス島戦記]]】 ○[[カーラ]] 2/2【[[終わりのクロニクル]]】 ○G-Sp2/○ムキチ 2/2【[[灼眼のシャナ]]】 ○アラストール&コキュートス/○マルコシアス&グリモア 1/1【[[楽園の魔女たち]]】 ○地獄天使号 詳細リスト 略称クリックでキャラ紹介へ 略称は目次などで使用しているもの 凡例はこちら NO. 略称 名前 体 具 術 機 蘇 治 智 運 導 001 ヒルルカ ヒルルカ ♀ 002 ウルトプライド ウルトプライド 003 ギーア ギーア 004 スィリー スィリー 005 兵長 兵長(へいちょう) ♂ 006 エルメス エルメス ♂ 007 陸 陸(りく) 008 エンブリオ エンブリオ ♂ 009 カーラ カーラ ♀ 010 G-Sp2 G-Sp2(ガスプツー) 011 ムキチ ムキチ 012 アラストール アラストール ♂ 013 マルコシアス マルコシアス ♂ 014 地獄天使号 地獄天使号(ヘルズエンジェルごう) 凡例 名前が青=男性、赤=女性、黒=無性or不明、紫=特殊 但し名前の後に特記されている場合、精神的にはその性別になる。 無手での立ち回りに長ける 殺傷武器の扱いに長ける 魔法などの超常能力を持つ 機械の扱いに長ける 高い自己再生能力がある、異様にタフ 他者を治療できる能力を持つ 頭の回転が速い、知略に長ける 成り行きでなんとかなる 高い統率力を持つ
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/711.html
【涼宮ハルヒシリーズ】からの出典 バニースーツ一式 【涼宮ハルヒシリーズ】支給品解説物資リスト【Dクラッカーズ】【Missing】【されど罪人は竜と踊る】【ウィザーズ・ブレイン】【エンジェル・ハウリング】【キーリ】【キノの旅】【ザ・サード】【スレイヤーズ】【チキチキ (神仙伝/烈風伝)】【デュラララ!!】【バイトでウィザード】【バッカーノ!】【ブギーポップシリーズ】【ブラッドジャケット】【フルメタル・パニック!】【マリア様がみてる】【リアルバウトハイスクール】【ロードス島戦記】【終わりのクロニクル】【機甲都市伯林】【戯言シリーズ】【灼眼のシャナ】【十二国記】【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】【撲殺天使ドクロちゃん】【魔界都市ブルース】【魔術士オーフェンシリーズ】【楽園の魔女たち】【現実世界】【ラノロワオリジナル】 バニースーツ一式 【被支給者】アリュセ 【外見】兎をモチーフとして考案された、乙女の魅力を強化するための装束。 つけ耳、蝶ネクタイ、黒い衣装、網タイツ、白いカラーとカフス、しっぽのセット。 【初出】第104話:寝起きハイテンション 【原作】憂鬱、動揺 涼宮ハルヒが着用。 通信販売で購入したもの。 黒髪のクールビューティから暴力妻まで、対象がナイスバディであればあるほど破壊力と煩悩が増す漢のロマン。 決してハック神父が身に着けているところを想像してはいけない。 【↑1UP】 【TOP】 【1DOWN↓】 ←【戯言シリーズ】 ↑支給品解説 【灼眼のシャナ】→
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/689.html
【ザ・サード】からの出典 ウェポン・システム カタナ 【ザ・サード】支給品解説物資リスト【Dクラッカーズ】【Missing】【されど罪人は竜と踊る】【ウィザーズ・ブレイン】【エンジェル・ハウリング】【キーリ】【キノの旅】【スレイヤーズ】【チキチキ (神仙伝/烈風伝)】【デュラララ!!】【バイトでウィザード】【バッカーノ!】【ブギーポップシリーズ】【ブラッドジャケット】【フルメタル・パニック!】【マリア様がみてる】【リアルバウトハイスクール】【ロードス島戦記】【終わりのクロニクル】【機甲都市伯林】【戯言シリーズ】【涼宮ハルヒシリーズ】【灼眼のシャナ】【十二国記】【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】【撲殺天使ドクロちゃん】【魔界都市ブルース】【魔術士オーフェンシリーズ】【楽園の魔女たち】【現実世界】【ラノロワオリジナル】 ウェポン・システム 【被支給者】クルツ・ウェーバー? 【外見】大型の拳銃。 【初出】第048話:ダブル・スナイパー 【原作】0,2,3,5,6,7巻 パイフウの主要武器。 簡易ライフルに切り替えるための銃床と銃身も付属している。 【↑1UP】 【TOP】 【1DOWN↓】 カタナ 【被支給者】アイザック・ディアン? 【外見】ごく普通のカタナ 【初出】第044話:夜の工場倉庫にて 【原作】1巻~ 火乃香の使用武器 火乃香がジャンク屋で拾ってきた超硬質合金を、専門家に成型してもらったもの。 これがあるのとないのでは火乃香の風格が違う。 【↑1UP】 【TOP】 【1DOWN↓】 ←【キノの旅】 ↑支給品解説 【スレイヤーズ】→
https://w.atwiki.jp/godworldofvalkyrie/pages/179.html
イベント【神界のお正月】 サブイベント【魔女たちの宴】 イベント終了まで残り イベントについて 【神界のお正月】 ・新イベント【神界のお正月】(12/26 12 00~1/15 11 59)がスタートしました。 ・限定ワールドマップ「神の社」の制覇、聖宝コンプ、関連クエストのコンプ、限定魔女「アマテラス」の取得、が主な目的です。 ・新たな聖宝「扇」を集めることで、コンプ報酬として「シャボン」カードがもらえます。 ランキング報酬について 今回のイベントからレアリティURの追加に伴うものなのか、お年玉なのかランキング上位者への報酬が大きく変わっています。 ・ランキング上位者にはUR幽鬼2枚 ・URカードが貰えるのはランキング500位まで などの変更がありますので、狙っている方はご確認を 【魔女たちの宴】(年末年始特別イベント) ・通常エリア(神界マップと神界マップ2)に過去の限定魔女が期間限定で復活します。 ・1月7日にさらに二人の魔女「リヴァイアサン」と「織姫」が追加されました。 この影響で、既に登場している魔女の出現場所に変更があった模様です。 ・魔女は通常の限定魔女等と同じでLv1から出現します。倒すたびにLvがあがりますが、Lvはそれぞれの魔女毎に管理されているようです。 (行きますよ。我が君。靴の貯蔵は十分ですか!?) ・復活した魔女への特攻カードは、現在の特攻カード「SR狛犬」と「R機工天使」です。 名称 出現エリア 備考アルプ 神界マップ 1~3 -魔王 マモン 神界マップ 5 1/7エリア変更ヘルヴォール 神界マップ 6 1/7エリア変更魔王 ベルゼブブ 神界マップ 8~10 -アリス 神界マップ2 11~14 -リヴァイアサン 神界マップ 4 1/7追加織姫 神界マップ 7 1/7追加 新年スタートダッシュキャンペーン 2014年1月15日11 59まで ・魔女への挑戦回数が1.5倍 ・強化合成は全て大成功 が実施中です。 (私としては行動力が行動力が・・・後、ランキングもそれぞれの魔女の討伐数とかポイントも加味して欲しい今日この頃・・・) 神の社 ・エリア数は1~5の5つ 神界BINGO!「新年のお祭り騒ぎ」 今回もまたまた3×3のビンゴゲーム。一列揃う毎に報酬がもらえます。 真ん中がFree枠なので、都合8人です。 名称 出現エリア 備考出前娘 2-1ボス,2-2,2-3,3-1 上左ホッパー 5-3ボス 上中ポップコーン 1-1ボス,エリア1全体 上右 女神 キクリヒメ 4-3,4-4,5-2 中左Free(空白) (存在しません。) 中中墓守り 3-1,4-2,3,4 中右 シャボン 1-4,2-1,2-2ボス 下左狛犬 4-2ボス,4-3 下中鏡餅 1-4ボス,2-3,3-1 下右 ※コメントにて情報を提供、もしくは直接編集していただけると助かります。 コメント欄 早速の情報ありがとうございます。ここまで反映済みです。(しかし・・・・行動力増やしてくれればいいのになぁ・・・・) - 名無し(編集中) 2014-01-07 12 54 37 リヴァイアサン4-1〜4-3で発見 - 名無しさん 2014-01-07 15 26 39 あと織姫7-1〜7-4で発見しました - 名無しさん 2014-01-07 15 28 49 重ねてありがとうございます。ここまで反映しました。 - 名無し(編集中) 2014-01-07 19 55 45 wikiなので編集者の個人的な感想は要らないですね - 名無しさん 2014-01-07 21 46 29 アリスを狩ってるのに、アリスがドロップしないのは単に運の問題ですよね? - 宮藤椿 2014-01-08 09 46 34 アリスを狩ってるのに、アリスがドロップしないのは単に運の問題ですよね? - 宮藤椿 2014-01-08 09 47 06 魔女出現時をよく見れば載っています、どの魔女を倒しても貰えるのはアマテラスだけなので運が悪ければ1ターンキルされる魔王とかやるだけ無駄です。 - 名無しさん 2014-01-10 18 30 26 「どの魔女を倒しても貰えるのはアマテラスだけ」は違いますよ。体感的にメイン魔女のアマテラスよりは低い確率ですが倒した魔女がドロップします。 - 名無しさん 2014-01-11 18 23 52 それはもう、マモンさん270体倒してようやく二枚目のドロが来たね・・・ちなみにアマテラスは98体で二枚ドロした。個人経験ですまん。 - 名無しさん 2014-01-13 04 53 53 リヴァイアサンとアルプはゲットできましたよ!! - アース 2014-01-11 14 20 23 リヴァイアサンとアルプはゲットできましたよ!! - アース 2014-01-11 14 20 40 既出だと思うのですが、マモンのスキルどなたか教えてください - 名無しさん 2014-01-11 21 32 31 七つの大罪・強欲 (Lv1)全体250%の闇ダメージ10%。 - 名無しさん 2014-01-13 04 56 13 ありがとうございましたm(_ _)m - 名無しさん 2014-01-14 01 13 20 ちなみにホッパーもサブ魔女へのダメージはアマテラスと同じくらいなので特効あると思われ。いまさらだけど。 - 名無しさん 2014-01-13 04 57 37 名前
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/221.html
短編「図書館」シリーズ五話「水銀燈Ⅱ」 突然だが、私、真紅は図書委員だ。 元々本が好きで、中一のときに初めて図書委員になり… 気が付けば図書室、そして図書委員の常連となり早3年。 その間に図書室仲間ともいうべく、同じく本の好きな友達連も出来て、 図書館をよく利用する人の顔もかなり覚えた。 これは、そんな私の図書室でのある日の放課後のお話。 当番の日は、普通の掃除は免除になる。しかし代わりに広い図書室の掃除があった。 HR後に、同じ掃除箇所のクラスメイトに当番だから、と声をかけて歩き出す。 図書室にたどり着くと、みっちゃん先生が掃除機や雑巾を出して待っていたが、 金糸雀のクラスはまだHRが終わっていないようで姿が見えなかった。 紅「掃除に来たのだわ」 み「はーい。まだ急がなくてもいいけど…はじめるなら掃除機の前に机の雑巾がけをお願い」 金「遅くなりましたかしら~!」 み「じゃあ、一緒に雑巾ね。終わったら掃除機よ」 そして3人で手分けをして掃除を始める。 広い図書室全体を掃除するのは大変であるけれど、 毎日掃除しなければいけない部分はケシゴムのカスが散乱する勉強・読書スペースの周りだけなので、 掃除はそれなりに簡単だ。しかも、教室などの他の場所と違って、 ここには掃除機という文明の利器がある。ちゃっちゃと掃除すれば そんなに時間はかからない。 そして、その後は入り口の掃除中の札が外されて、放課後図書室の開店だ。 まず最初に返却ラッシュがあって、皆が次々と本を返却していく。 放課後はこの辺りが一番めまぐるしく、たまに友達などがその中に居ても 話なんてしている暇も無い。 今日はその中に水銀燈先輩の姿もあったけれど、さすがにこの時はちょっと手を振るだけ。 あっという間に次に並んだ人と入れ替わる。 それからしばらくたって、やっと列が全部掃けた頃に本を手に持った水銀燈先輩がやってきた。 銀「はぁい。今日はこれを借りていくわぁ」 差し出されたまず一冊目。A・ビアス著「悪魔の辞典」 紅「…良い趣味をしているのだわ」 この本は、私も前に少し読んだことがあるのだけれど。 世の中の様々な物や事柄が、ひねくれた視点と皮肉、そして頷かされる真実で解説されている。 たまにひねくれた考え方をする彼女にはある意味ぴったりな本かもしれない。 銀「久しぶりに読んでみたくなってたのよぉ」 2回目なのか…本の側に挟まる貸し出しカードを眺めてみると、たしかに前にも名前が並んでいた。 そうしてもう一冊貸し出されたのは、いつものライトノベル。 他のものよりも少し分厚い感じのするそのタイトルは、「楽園の魔女たち」 読んだ事の無いタイトルだ。 表紙に広がる楽しそうなイラストを眺めていると、カードを書きながら解説してくれた。 銀「それねぇ、結構面白いのよぉ。見覚えのある感じのキャラクターも居たりしてぇ…」 紅「例えば…?」 銀「別にそっくりってわけじゃないけれど、雰囲気がねぇ。 まず、あのいっつもにぎやかな雛苺ちゃんでしょぉ、 それにあなたに似た感じの子とか、蒼星石とか…はい、書けたわぁ」 書きあがった貸し出しカードが手渡される。それを受け取って、未整理分の山に加えていると 銀「これから部活だから、良かったら後で一緒に帰らなぁい?」 特に急ぐ予定はないので、当番が終わった後、部活が終わるまで図書室で待つのも悪くは無い。 紅「わかったのだわ。」 銀「ありがとぉ。じゃあ、なるたけ急いでくるわねぇ」 水銀燈先輩はそのまま急いで図書室から走り出て行く。 それを見送っていた所で、横で貸し出しカードを整理して記帳していた金糸雀が言う。 金「…あれ?水銀燈先輩って確か茶道部だったはずかしら。 でも茶道部は今日は活動日じゃないかしら…?」 紅「そうなの?私は前に文芸部の部室に入っていくのを見たのだわ」 金「そういわれてみれば、前に歴史研究会の発表にも名前があったような…」 …一体あの人はいくつの部活をかけ持ちしているのだろうか。謎は深まるばかり。 そのうちに、またいつものようにかしましい雛苺が現れ、 さらに水銀燈先輩の部活の謎が深まったりなど、いつも通りの光景が繰り広げられながら、 時間は過ぎていった。 貸し出し終了の20分前には、また本を戻しに行って帰ってこない金糸雀と それについていった雛苺もついでに連れ戻し、記帳を急ぐ。 そして、最後の貸し出しラッシュが終わり、当番の時間は無事すぎた。 当番時間が過ぎてしまえばもう帰っても良い。 金「また明日かしら~」 雛「また明日なの~」 下級生二人組は、司書室にも声をかけてから、ぱたぱたと楽しげに図書室を出て行く。 残った私は、みっちゃん先生に「別に全部はやらなくても後でやっておくよ?」と言われた 残りの記帳を済ませながら時間をつぶす。 それも終わって今日の貸し出し数を記入、提出し、借りた本を読み始める。 タイトルは、「楽園の魔女たち」先ほど水銀燈が借りていった本の一巻である。 ライトノベルなんて普段はあまり読まないのだけれど、しかし気になってしまったのだ。 なので、本を返却に行くついでに、棚から一巻を取り出して借りた。 一冊はもう読み途中の本を借りているので、これ以上は借りられない。 ページをめくって徐々に読み進めていく。 途中で、ああ、確かにこの子は雛苺と雰囲気が似ているかもしれない。 こんなに細かい所まで気が回る子じゃあないけれど。そんなことを考えてふっと笑ったところで… 後ろから唐突に何かが覆いかぶさってくる。 紅「きゃ!?」 銀「待たせてごめんねぇ」 水銀燈先輩だった。いつの間にか閉館時間も近くなっており、 部活もそろそろ終わるころあいと言った所。驚いた私の反応に満足したのか、 先輩はぱっと体を離すと、かばんを持ち上げて歩き出す。 銀「さ、そろそろ帰りましょうかぁ」 司書室のみっちゃん先生に挨拶をすると、彼女はとっとと図書室の出入り口へと歩いていく。 私は、ため息をついてから同じく司書室で挨拶し、その後を追った。 帰り道でしたのは、大体は普通の学校の事や、最近読んだ本の話。 道を歩きながら、あの探偵はどうだこうだ、と話し合う。 そんな中で、ふっと先ほどの本の話が出る。 銀「そういえばぁ、さっき読んでたでしょぉ。楽園の魔女たち」 紅「…ええ。気になったから読んでみることにしたのだわ」 銀「で、今のところの感想はどぉ?」 先輩が、にっこり笑って問いかけた。 紅「そうねぇ…雛苺は、確かに似ているかもしれないわ。 でも…私はあんなにすぐに激昂したりなんてしないのだわ」 銀「あらそぉ…?」 紅「しないのだわ!」 にやにやしながら言ってくる。思わず語調強く言ってしまい、慌てて口を押さえる 銀「ほらぁ♪」 結局、私は分かれ道まで延々とからかわれ続ける事になった。 そして分かれ道で、先輩はいつもの別れ間際の言葉を私に投げかける。 銀「じゃあねぇ、真紅ぅ。愛してるわぁ♪」 紅「…はいはい。先輩、また明日」 冗談とも本気ともつかない、手を振りながらのいつもの台詞。 初めて言われた頃は戸惑っていたものの、今はもう慣れた。 私は軽く受け流しながら微笑んで手を振り返し、見送ってから家路へとついた。 その日、本を読み終わってから寝て見た夢の中…私は魔法使いの弟子だった。 雛苺や金糸雀、双子達と一緒に、ぐーたらで面倒くさがりな水銀燈師匠から魔法を習う。 見たのはそんな、楽しげな日常の夢。 起きたらきっと忘れてしまう非現実的な夢の中で、 私はやっぱり先輩にからかわれていたような気がした。 次回「写真集の少女」
https://w.atwiki.jp/noth/pages/17.html
書籍データ 書籍名 流血女神伝 巻数 全25巻+外伝2巻 著者 須賀しのぶ イラスト 船戸明里 出版社 集英社 シリーズ名 コバルト文庫 発売日(1巻) 1999年7月1日 発売日(最新巻) 2007年11月1日 4 名無しさん@そうだ選挙にいこう 2000/11/06(月) 00 12 コバルトなら紺野緒雪の「夢の宮」と だれだったか忘れたが「流血女神伝」もいい。 あと、全然本がでないんですが「アル=ナグクルーンの紋章」 ホワイトハート、足の無い獅子は一見やおいですがセーフ イギリスモノのTVシリーズの推理もの好きな人とか にいいと思います 638 名前: イラストに騙された名無しさん 投稿日: 02/02/11 21 00 女の子同士の友情ものといえば、ここでの人気作品ってそうかも。 「楽園の魔女たち」強い女の子の友情。最強。 「マリアさま」強くはないかもしれんが、友情ものでは。 「流血女神伝」カリエ vs。 サジェなんて友情(ではないか。) ちょっと古いけど、三浦真奈美の「女王陛下の薔薇」は 友情>恋愛だったが。 十二国は紹介する必要はないかもしれんが、強い女の子の友情も。 そうそう、ちょっと前に出ていた、ラッキーのシリーズは めちゃくちゃ強い女性二人の友情もの。 219 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/04/05(木) 09 25 32 ID S3FfSr4a 217 自分も似たような経由で少女レーベルに手を出したので参考までに・・・ 「流血女神伝」ファンタージーの最高傑作の一つ。物語りも人物も濃い。 「風の王国」異国に身分を偽って嫁いだ女性の歴史ロマン。実在の人物/国をモデルにした作品。 あとノベル系?だと、 三浦 真奈美さん、荻原 規子さんあたりでしょうか? 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/majokkoxheroine/pages/55.html
最終話 『魔女たちのファンタジア』 言われた通りに蛸棒、もとい多幸棒を直せば何とかなるのかもしれないが、その使い手であるゆゆるちゃんに目を向けても、相変わらず意識を取り戻す気配はない。 そっとお姉さんを地面に降ろし、ついに三度目にして差し向けられる掃除機杖。 「さあ、もう邪魔者はいないわ」 込みあがる怒りをぐっと堪えながら、近づいてくる杖を睨む。 ――そして、唇に触れる寸前で握り止め、力を込めた。 「……何よ」 その怪訝な声に、決意を固める。俺が巻いた種、それによって芽吹いた悪は自分で摘み取らねばならんのだ。 「なあ、ちるるさん。あんたの過去に何があって、どんな辛い思い出がその心を捻じ曲げちまったのか、俺にはとても計りかねん」 「諦めたのかと思えば唐突ね、力でなら私を超えられるとでも思って?」 杖を握り返してくるちるるさんの力は、その質素な服装からは想像できないほど強く、俺の腕を押し戻す。正直言って半端じゃない、気を抜けば押し倒される。 「何ならあなたの愛も吸い取って腑抜けにしてあげるわ、私はそれでも構わないのよ」 徐々に熱を帯びる杖、聞こえる吸気音に嫌な汗が流れた。 勝算があるとは言え、それは僅かな望みでしかないのだから。 「その、愛を倍にして返すという力。本来あんたは大変優しい魔女なのではないかと、俺は想像しているのさ」 「それはお門違いね。人の愛を奪うのが私の杖の力、目覚めた私の真の力なのよ。そして愛の愚かさに気づかせるの、そんなの無駄だってね! 素敵でしょう!」 向けられた吸気口に、徐々に身体の力が抜け始める。 待っていたのはこの瞬間、しかしこれは一種の賭けかもしれない。 「違う、あんたは優しい魔女なんだ。その杖にそんな力はないと、お姉さんは言っていた。杖の力は魔女が一番強く願う心だと、きりりちゃんは言っていた。だからきっと――」 俺は、杖を掴んだ手に隠し持っていた木の実を握りつぶした。 「この杖は壊れているんだ」 したたる赤い液体が掃除機杖を染めていく。驚愕で見開かれるちるるさんの瞳。 「それはピアラの実! はっ、離せっ!」 「死んでも離すか! 自分を思い出せ!」 「貴様ァッ!」 繰り出された光る拳が俺の胸に突き刺さる。しかし痛みなどない。 恐らくは直ったのであろう掃除機杖によって作られた純白の輝きが、穏やかな気持ちとなって流れ込んでくるのみ。 「貰った愛を返す。単純なことだが一番大切な気持ちじゃないか」 「人間なんて……人間なんて誰一人それに応えてくれなかったじゃない!」 杖によって増幅された愛のハウリング。ちるるさんの身体から大量の白い蝶が溢れだす。 「俺が言うのもなんだが、人間を代表して謝らせてくれ。その儚い記憶力と、短い寿命を。あんたの雄大な愛、普通の人間はそれを受け止める器を持ち合わせていないんだ」 おびただしいほどの白い輝きが夜空を明るく照らし、きりりちゃんとお姉さん、そしてゆゆるちゃんの身体に群れをなす。 「し、しまった!」 光に包まれた三人の影が、ゆっくりと立ち上がった。 「よくわかんないけど、年貢の納め時っぽいわよ! ちるるさん!」 「その悲しみは理解できれど、この罪に情状酌量の余地はなし」 「あれ、おねえちゃん?」 人を心を変えるのは、なにも魔女の杖だけではない。 「すまんが、みんな。ここは俺にまかせてくれ」 俺は目の前の少女に最大級の愛を込めて、平手打ちをくらわしてやった。 乾いた音が響き、一瞬の静寂を取り戻す。 溢れる光の中、みるみる顔を歪ませるちるるさんの頬を、ぼろぼろと涙が零れ落ちた。 「うわーーーーん、どうじで―、どうじでなの、ぢるるわるぐないのにーーーー」 俺にも多少悪い部分があった事は認める。 ただ、この際申し訳ないが、そいつはこの手のひらに生じた痛みで相殺してやってくれ。 それにしても、いやはや――魔女ってやつはみんなこうなのだろうか? 「びぇーーーー」 「さあ、ゆゆるちゃん。多幸棒を」 泣きじゃくりながら撒き散らされる白い蝶に囲まれて、脇にひょっこりと現れたゆゆるちゃんの杖に実を塗りつける。 「たこうぼう?」 「そうだ、ちるるさんへ」 「たこぼうでしょ?」 「いや、そうじゃなくて」 これ以上続けるとややこしいことになりそうな上、ここは大変にシリアスな場面なので名前はひとまず譲ることとし、とりあえずちるるさんへと差し向ける。 ゆゆるちゃんが多幸棒をくるくると回すと、その口からは虹色の煙が噴出され、白い蝶と混ざり合うそれは、夜の闇を淡いパステルカラーで彩り始めた。 やがて煙が柔らかくちるるさんの身体を包んだかと思うと、泣き声は夜の闇へと静かに溶けていった。 ☆ ☆ ☆ 遠い地平線、昇る朝日が俺の意識と身体をぼかしていく。お姉さんによって書き換えられた召喚期限が満了したのだ。 おぼろげな視界の中、三人の魔女に囲まれて眠る、ちるるさんの姿があった。 その表情は涙を流しつつもどこか穏やかで幸せそうな、柔らかい笑顔で満たされている。どんな夢を見ているのか分からないが、きっと暖かいものであるに違いない。 それ以上の詮索は、男として無粋極まりないことだ。 ぺたぺたと俺の元へ走ってくるゆゆるちゃんが、頭で結わえた髪と一緒にお辞儀をする。 「ほんとうにありがとう。おねえちゃんもなかなおりするって」 「そいつは良かったな」 「うん」 凡人だって、その気になれば人の役に立つのである。 ☆ ☆ ☆ さてさて、社会人の夏期休暇というのは学生時代に比べると絶望的に短いわけで、そのうち約二日間という貴重な時間を、俺は魔女界で過ごしたことになる。 そこで繰り広げられた魔女たちの愛の応酬に多少食傷気味になっていた俺は、結局恋愛DVDを見る事も無かったのだが、まあ、どちらにせよ見なかった気もするので全く問題はない。周りに流されるのも今日で終わりだ。 しかし、それでも俺はあの時、あのタイミングで魔女界に行けたことを感謝せねばなるまい。魔女たちの無茶苦茶ぶりに翻弄されたとは言え、結果、自分も何か精神的な成長を遂げたと感じているからだ。 精神の成長なんて基準もへったくれもないように思えるが、特殊な環境の中で生活する俺には、それを計る物差しがあるのだ―― 洗面所から、甲高い声が響く。 「きゃーー」 「ゆゆるー、ちるるさんシャワーの使い方分からないってー」 「よーし、ゆゆるがおしえてあげよー」 部屋の窓を開けると、澄んだ青空と大きな入道雲が広がっていた。 「すみませんね、急に四人で遊びに来てしまって」 「や、気にしないでください。せっかくだからみんなで遊園地にでも行きましょうか」 爽やかに吹き込んでくる夏の風が、思いつきで付けていた風鈴を鳴らす。 少しだけ伸びていた自分の髪が目に入り、瞼を閉じた。 さて、次は彼女たちのどんなお話を書こうか、などと思案をめぐらせて見たところで、それほど思い当たることも無く、また、そうであれば無理をするのは自分の流儀に反することになるからして、やはりこの辺で筆を下ろそうかな、と思うのが俺らしくもある。 人生波乱万丈、誠に結構。されど波は穏やかなのが一番なのである。 完