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254. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 18 44.81 ID zAka2DWh0 「行くよ〜。ゆいちゃん真拳超奥義『ゆいちゃん☆ドキドキ☆スゴロク』」 ゆい先輩はルンル〜ンと鼻歌を歌いながら、スゴロクをやるために準備をしています。このときの会場の気持ちは、対戦相手のカスミさんはもちろん、さっきから、私に罵声を浴びせてくる人たちとも、一致していたでしょう。 (……プール関係ないじゃん) 「さてと、サイコロを振ってと……ちぇ、1か」 「はっ。スターミー、こうそくスピンさせながら、たいあたり!」 「1マスと……さて、私の技の始まりだよ」 「!?」 今まで、プールだった場所がどこかの音楽室みたいな場所に変わりました。真ん中では二人の女の子が勉強をしています。……どこかで、見たような人っていうか、私とゆい先輩(大)ですが。 255. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 19 37.08 ID zAka2DWh0 『あ、間違えちゃった。消しゴム、消しゴムっと』 私は周りを見ると、ちょうど良い所に消しゴムがあります。それを取ろうとして…… ぺタ。 『『あ』』 ちょうど、消しゴムを取ろうとしたのか、私の手とあずにゃんの手が触れ合ってしまいました。 『あ、ごめんなさい。手が触れてしまって』 『いいよ、きにしなくても』 あずにゃんと手が触れちゃった。 ドキドキ。 256. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 20 33.21 ID zAka2DWh0 「スターーーーミ」 スターミに電流が走ります。 「なんなのよ、この技は」 「この技はドキっとすることをすごろくで体験することで、敵にダメージを与えるんだよ」 フンスと得意気に解説するゆい先輩。 「さて、サイコロを振ってと。やった、6だよ。6マス進めて、と」 「スターミー、もう一度、攻撃よ」 スターミーは再び攻撃態勢になります。しかし、ダメージで反応が鈍っていたのか、ゆい先輩の技が発動します。 257. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 21 34.77 ID zAka2DWh0 ある夏の日の休日にて。 『突然、夕立だなんて、運がないよ〜』 今日、私達はお出かけをしていた……のはいいんだけど、突然夕立が起きて、急いで走るはめに。 『ゆい先輩。あそこで雨宿りしましょう』 私達はバス停の屋根の下に入りました。 『急に雨が降るなんて、運が悪いですよね』 『うん、そうだ……ね』 私はたまたま、目をあずにゃんの方を見たんだけど、雨で濡れているからか、服が透けていて、ブ、ブラが透けて……女の子同士なんだから気にするのもおかしいのかもしれないんだけどさ。い、一応、好きな女の子のだし…… 『どうしたんですか?』 『な、なんでもないよ』 ドキドキドキドキ。 258. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 22 04.59 ID zAka2DWh0 「スターーーーーーミ」 スターミに電撃が走ります。 「……」 会場全体が異様に静かになりました。きっと、このふざけた技にあきれているのでしょう。そんな空気を知ってか、知らずか、ゆい先輩はのんきにサイコロを振ります。 「やった、また、6だ。6マス進めてっと。後、3マスだ」 259. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 22 38.50 ID zAka2DWh0 電車にて 『今日は疲れたね』 『そうですね』 今日は二人で遊園地に行ってきたんだ。こういうのをデートっていうのかな?こう思うのはおこがましいかな?なんて考えてたら、ふと、右肩が重くなった気がした。 『どうし……!?』 『……すう……すう』 隣を見るとあずにゃんが可愛らしい寝顔で可愛らしい寝息を立てています。し、し、しかも、私の肩で!! ドキドキドキドキドキドキドキドキ。 260. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 24 18.95 ID zAka2DWh0 「スターーーーーーミ」 スターミに稲妻が走ります。 「……」 ゆい先輩の攻撃のたびに会場の雰囲気が重苦しくなっているような気がします。 「……なあ。あのゆいってのと、トレーナーのあずにゃんって可愛くないか?」 「ああ。大きさこそ違うけど、見かけはそっくりだしな。単体でも十分なのに2人揃えば、破壊力は倍以上になるぞ」 さっきまで、私にブーイングしていた人たちも急に意見を変え出しました。そして、どこから、ともなく、 「ゆーいあず、ゆーいあず」 と、コールが始まりました。 「え、何なんですか、急に」 周りを見ると、さっきまで、ショーをしていた人や準備をしていた人、司会者まで、つまり、ジムの関係者まで、コールに参加しています。これじゃ、カスミさんが1人に……と思って、カスミさんを見ます。 「ゆーいあず、ゆーいあず」 ……カスミさんまでコールに参加しています。……これじゃ、スターミーは会場でものすごくアウェーです。せめて、私だけでも、心の中でちょっとだけ、応援してあげましょう。ゆい先輩は周りのそんな空気を気にしないで、やっぱりサイコロを振ります。 「やったー。ちょうど、3だ。1,2,3、と。わーい、ゴールだよ〜」 今度はどこの場所なんでしょうか?どこかの教会のようです。ん?あそこにウエディングドレスを着ているのは、ゆ、ゆい先輩!? 261. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 25 05.48 ID zAka2DWh0 『いよいよだね』 私はバージンロードで愛しの人が来るのを待つ。まあ、バージンじゃないんだけどね。ここまでくるのにいろんな人からの反対があったけど、なんとか、ここまで来れたよ。なんて、考えてきたら、愛しの人が入場してきた。 『……あずにゃん』 私は愛しの……あずにゃんが入場してくる姿に見惚れてしまった。一歩一歩近づいてくるたびに、私の心臓がドキドキってしてくる。そして、なんやかんや、あって、つ、ついに誓いのキスに。 『……唯先輩』 愛しのあの子が目を閉じる。私はその子の唇に私の唇を近づける。 ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ 262. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 25 54.14 ID zAka2DWh0 「くらえ、 ゆいちゃん真拳超奥義『君の心にサンダーボルト』」 ビシャーっと、スターミーに雷が落ちます。しかも、さっきまでとは全然威力と時間が違い、10分くらい、スターミーは雷による電撃を喰らっています。……なんて、冷静に考えてますけど、私の頭も今の映像でショート寸前なんですけどね。だ、だって、あれ、私ですし、相手は大きさこそ違えど、ゆい先輩ですし。せめて、今のゆい先輩がこれくらい大きければ、こんな未来も……なんて、何考えてるんでしょうか。 「スターミ……」 スターミーは力尽き、プールに落っこちて、プカプカと浮いてしまいました。 263. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 26 48.64 ID zAka2DWh0 「スターミー、戦闘不能。ゆいの勝利。よって、あずにゃん選手の勝利です」 ワーワー、という歓声があがるとともに、 「ゆーいあず、ゆーいあず、ゆーいあず、ゆーいあず」 というコールまで、始まりました。 「みんなー、ありがとねー」 それに答えるように、ゆい先輩は手を振りながら、浮き輪でプカプカと浮きながら、私のところに戻ってきます。 「どうだい、あずにゃん。見事に勝利したよ!」 「そ、そうですね。よくやりました」 ナデナデ。 「えへへ〜」 「ゆーいあず、ゆーいあず、ゆーいあず、ゆーいあず」 という、歓声の中、私達は退場して行きました。 264. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 27 24.11 ID zAka2DWh0 「こ、こんなにくれるんですか」 「ええ。盛り上がったからね。そのお礼」 今、私は今回のショーのお礼とジム戦の勝利として、お金をもらったんですけど……。 「10万円は多すぎませんか」 「これでも少ない位よ。それくらい盛り上がったんだから」 たしかに、盛り上がりましたけどね。 「それに、あんなに楽しいバトルは久しぶりよ。これからも頑張ってね」 「ありがとうございます」 265. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 31 34.21 ID zAka2DWh0 「あずにゃん分、補給〜」 私達はジムを後にし、ホテルに向かいます。 「今日はたくさんのあずにゃん分を消費しちゃったよ〜」 「そうですね。今日は大活躍でしたね」 私はゆい先輩を抱っこしながら、言います。 「えへへ〜。頑張ったでしょ?」 「普段から、これくらい頑張って下さい」 「あうう〜。あずにゃん先輩は厳しいな〜」 「なにを言ってるんですか」 そういえば、最後に、結婚式みたいな風景がありましたけど、ゆい先輩にも見かけはこんなでも、18歳ですし、恋愛に興味でもあるんでしょ うか?ちょっと聞いてみましょう。 「ゆいせんぱ……あっ」 「う〜ん、ムニャムニャ」 ゆい先輩は私の腕の中で寝てしまってました。 「今日は頑張りましたもんね」 私はゆい先輩の頭をなでながら、起こさないように、帰路に着きました。 266. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/04(土) 08 32 49.44 ID zAka2DWh0 ハナダ編? 「VSカスミ」 終了 273. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 06 04.36 ID jngqW+4w0 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム デルビル イーブイ ニューラ 澪 ゼニガメ 律 リザード サワムラー ニョロゾ ムギ フシギダネ 純 うい クチバ編? 「VSマチス」 以下投下 274. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 07 06.92 ID jngqW+4w0 「ここがクチバジムですか」 「そうだね。それより、もうジム戦?もう少し、のんびりしようよ〜」 「なにを言ってるんですか。律先輩でさえ、バッチ3個なんですよ。このまま、のんびりしてるわけには行きません」 「それ、りっちゃんに失礼だよ」 私達は、朝早く、ハナダのホテルを出発し、クチバシティに到着しました。ポケモンセンターでの回復も済ませ、早速、挑戦することに。 「じゃあ、入りますか。……失礼しまーす」 私はクチバジムの扉を開きました。 275. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 07 45.52 ID jngqW+4w0 「どうしたんだい、お嬢ちゃん。ここは子供が来る場所じゃないよ」 マッチョな男の人が話しかけて来ました。 「あの、ジムリーダーに挑戦したいんですけど……」 「お嬢ちゃんが?変な冗談はよしてくれよ」 ハッハッハッと笑って相手にしてはくれません。 「こら!私達はジムリーダーに挑戦したいって言ってるんだよ。ちゃんと話を聞いてよ」 ゆい先輩はたまりかねたのかそう言いました。 「おいおい。ジムに戦いに来たのに幼稚園の妹連れかい。マチスを舐めちゃいけないよ」 「む。私は幼稚園の妹じゃないよ。年は18歳で、立派なポケモンなんだよ」 「そうかい、そうかい。分かったから、お姉ちゃんと帰りな」 「むう〜」 「……おい、何をしてる」 276. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 08 41.59 ID jngqW+4w0 「何って、訳の分からないガキを……って、マチスさん」 後ろから、軍人さんのようにマッチョな人が出て来ました。 「お嬢ちゃんは何をしに来たんだい?」 「あ、はい。私はジムリーダーに挑戦したくて……」 「なるほど。それでこいつに何を言われたんだ?」 「それは……」 「その人、私達を馬鹿にして、取り次いでくれなかったんだよ」 私が答えるよりもゆい先輩が答えました。 「なるほどな〜。それはいけないな〜、おい」 「申し訳ありません、マチスさん」 「あなたがマチスさん!?」 このマッチョさんが、っていうのは失礼ですけど、ジムリーダーよりも軍人さんとか格闘技とかやってたほうがいい気がしますね。 「うーん、なるほど」 そんなことを考えてたら、マチスさんがジロジロと、見てきます。 「なあ、お嬢さん。ジム挑戦よりもミーたちの助手にならないか?」 277. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 10 03.60 ID jngqW+4w0 「はい?」 「さっきの男みたいなマッチョな男しかいなくてね。君のような可愛いガールが来てくれれば、むさ苦しいジムでも、少しは華やかになるもんだ」 「すいません。せっかくのお話ですけど、旅を続けたいので、お断りします」 「それは仕方がないね。ではどうだい。私との勝負で決めるというのは?」 「はい?」 「私との勝負で勝てば、バッチをあげよう。負ければ、私達のジムに所属するというのは?」 「あの、さっき、お断りしたんですけど……」 「それは聞いたさ。だから、これは賭けだよ。ペナルティ。それとも、自信がないかい?」 278. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 10 33.94 ID jngqW+4w0 そう言われると、ムッ、としますけど、そんな挑発に乗ってはいけませんね。相手はジムリーダー。こっちも十分に負けるかもしれないんですから、慎重にいかないといけません。 「なにを言ってるの。私とあずにゃんのコンビが負ける訳ないよ。いいよ、その挑戦受けて立つよ!」 「ちょっと、ゆい先輩。そんな簡単に……」 「大丈夫。あずにゃんには私がついてるんだから。どーんと、大船に乗った気でいなさい」 タイタニックでないことを祈りますが。……まあ、たしかに、ゆい先輩はまだ一度も大事なところで負けてはいませんが。 「オーケー。では、早速、始めよう」 279. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 11 06.98 ID jngqW+4w0 私は今回、戦うフィールドに案内されました。今までのように特殊ではなく、ごく普通のフィールドです。 「勝負は3対3。ルールは点取り試合です。マチスが勝ったら、挑戦者がマチス専属メイドになり、挑戦者が勝ったらバッチを掛けていただきます」 「え、いつの間にそんなことに……」 今までのバトルで一番負けられない戦いが始まろうとしています。 280. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 12 06.80 ID jngqW+4w0 「まずは先鋒戦です。用意はいいですか?」 「いつでもいいぜ」 「こっちも大丈夫です」 「それでは……」 「「「バトル開始」」」 「いけっ、マルマイン」 「きてください、ニューラ」 「ニューラ?昨日は出さなかったのに」 「昨日、ゆい先輩が寝た後に簡単に練習したんです」 「あ〜ん、もう。起こしてくれればよかったのに〜」 「マルマイン、先制を取って、ころがる攻撃だ」 「ニューラ、みきってください」 猛烈な勢いで転がってくるマルマインの攻撃をニューラはみきってかわします。 「一度、かわしても地獄は続くぜ」 マルマインは向きをかえ、再び、ニューラに向かってきます。 「ニューラ、かげぶんしん!!」 ぎりぎりのところで、なんとか、かわします。しかし、これでは……。 「かわしてるだけじゃ、勝てません。なんとかしないと……」 マルマインは向きをかえ、またもや、ニューラに向かってきます。 281. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 13 05.09 ID jngqW+4w0 「あずにゃん、あずにゃん」 足元にいたゆい先輩は私の体をよいしょ、よいしょと登って私の耳元にささやくように言います。 「なんですか。ニューラ、かげぶんしんで、もう一度、かわして」 ニューラは再び、残像を作って、マルマインのころがる攻撃をかわします。 「マルマインの横を狙えばいいんだよ」 「はい?」 「だから、転がってくる前後は無理だけど、その横なら、何とかなるんじゃないかな?」 「なるほど」 確かにいい作戦です。 「オラオラ、どうした。かわしてばかりじゃ勝てないぜ」 マルマインはまた、向きをかえ、ニューラに迫ります。だんだんと、勢いも増してきてます。 「ニューラ、こうそくいどうで、よけて。そして、マルマインの横にばくれつパンチ」 寸前のところでかわし、マルマインの横にばくれつパンチを叩き込みます。 「マルマイン!」 ガッシャーン その衝撃で、壁まで、ふっ飛んでしまいました。 282. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 14 17.36 ID jngqW+4w0 「マルマイン〜」 マルマインはばくれつパンチの効果で混乱しています。今がチャンスです。 「ニューラ、アイアンテール!」 ニューラは自分のシッポを固くして、マルマインに攻撃を仕掛けます。マルマインは混乱しているため、かわしきれず、見事に命中しました。 「さすが、あずにゃん。同じ、ネコだから、ニューラの使い方がバッチリだね」 「なにを言ってるんですか」 それにしても、ゆい先輩は何者なんでしょうかね。ニビジムの時でも、アドバイスしてくれましたし。もしかしたら、トレーナーとしての才能もあったりして。……なんて、まさかね。 「ニューラ、きりさく攻撃です」 「調子に乗るなよ。マルマイン」 ニューラの鋭いツメが見事にマルマインに命中……したと思いましたが、マルマインをすり抜けてしまいました。 283. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 14 49.79 ID jngqW+4w0 「そんな、命中したはずなのに」 「かげぶんしんを使えるのはそっちだけじゃないぜ、キュートガール。マルマイン、でんじはだ」 ニューラは油断していたこともあり、まともに受け、マヒ状態になりました。 「さて、トドメだ。マルマイン、ギガインパクト!!」 マヒしていて、動きの悪い状態、かつ、距離も近いため、まともにくらい、上に飛ばされて、そのまま、落下してしまいました。 「ニューラ、戦闘不能。マルマインの勝利。よって、マチスに1ポイント。1対0」 「よく頑張りました、ニューラ」 私はニューラを戻します。 284. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 15 33.72 ID jngqW+4w0 「では、次鋒戦です」 「これで決めろ、エレブー」 「頑張って下さい、ハッサム」 これで負けたら、終わり。そう思うと、緊張してきますね。 ナデナデ。 さっきから、私に肩車されている、ゆい先輩が私の頭をナデナデしてきました。いつもとは逆なので、変な気分ですね。 「大丈夫だよ、あずにゃん。あずにゃんには私がついてるよ。だから、落ち着いて」 「わ、私は落ち着いてますよ」 「なら、大丈夫だね」 ニコッと笑顔で言ってくる、ゆい先輩。……まったく、たまにこんなことをしてくるんだから、油断ならない先輩です。 285. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 16 04.17 ID jngqW+4w0 「ハッサム、先制攻撃です。バレットパンチ」 「エレブー、受けて立て、かみなりパンチ」 2匹の拳が激突します。プシューと煙があがりますが、どうやら、互角です。 「ハッサム、距離をとって、シザークロス」 「エレブー、距離をとって、かわらわりだ」 ハッサムのはさむをクロスさせる攻撃とエレブーの拳が再び、激突する。やはり、互角で、ジリジリと力比べを始めます。 286. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 16 58.41 ID jngqW+4w0 「やるな、ガール。エレブー、距離をとって、十万ボルトだ」 「ハッサム、ここは、いったん引いて……」 「あずにゃん、ここは引いちゃ駄目だよ。一気に攻めなきゃ」 「そ、そうですね。ハッサム、アイアンヘッドで攻めて下さい」 ハッサムは距離をとる、エレブーに近づき、エレブーに頭突きを食らわします。 「エレブ〜」 エレブーは目を回して怯んでいます。今がチャンスです!! 「ハッサム、さっきのお返しです。ギガインパクト!!」 ハッサムの持てる力の全てを集めた突撃がエレブーに直撃し、マチスさんの横を通り越して、壁までふっ飛ばされてしまいました。 「エレブー、戦闘不能。ハッサムの勝利。よって、梓選手に1ポイント。1対1」 287. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 18 30.70 ID jngqW+4w0 「やるな、ガール」 「よくやったよ、あずにゃん。よしよし」 ナデナデ。 「そんなに撫でないでください。それよりも、ゆい先輩につなげましたよ。頑張って下さいよ」 「任せなさい」 「君がポケモンというのは知ってるよ。ジムリーダーの中でも噂だ。よく分からない、リトルガールにタケシ、カスミが負けたってな」 「噂になってるの?照れちゃうな〜。えへへ〜」 ゆい先輩は顔を赤らめて、照れています。 「さて、じゃあ、ミーの最後のポケモンで相手をしよう。来い、ライチュウ!!」 288. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 19 08.03 ID jngqW+4w0 「最後に大将戦です」 「では、早速、ゆいちゃん真拳で……」 「させるな、ライチュウ。十万ボルトだ」 ライチュウの繰り出した十万ボルトがゆい先輩に襲い掛かります。 「よけて、ゆい先輩!!」 しかし、よけきれずに、ゆい先輩に直撃しました。 「あぶぶぶぶぶぶ」 「ゆい先輩!!」 「トドメだ。メガトンキック!」 しびれて、動きの鈍っているゆい先輩のおなかににライチュウのメガトンキックが炸裂し、私の横を抜けて、壁まで飛ばされてしました。 289. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 20 03.71 ID jngqW+4w0 「ゆい先輩!!」 壁まで飛ばされて、地面に倒れてしまった、ゆい先輩に私は駆け寄ります。 「梓選手。バトルポケモンに触れたら、その場で、あなたの負けですよ」 「そんなこと言ってる場合じゃ……」 「それじゃあ、キュートガールの負けでいいのかな?正直残念だよ、そのリトルガールはもう少し強いと思ったんだが、買いかぶり過ぎたかな?」 「……ゆい先輩の実力はこんなものじゃありません!!」 私は、ゆい先輩に駆け寄らなきゃいけないのに、マチスさんのその言葉に腹が立った。 「ゆい先輩はこの程度で負けるポケモンじゃないんです!」 「では、あそこで気絶してるのはなんだい?審判、早く、判定をしてやれよ」 私はここで負けてしまうのでしょうか。負けるのは自分の実力のせいだからにしても、ゆい先輩を馬鹿にされるのは嫌だった。 「あ、はい。ゆい、戦闘ふの……」 「……待って、まだ、終わりじゃないよ……」 その時、ゆい先輩の声が聞こえました。 290. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 20 51.30 ID jngqW+4w0 私はこのまま、負けちゃうのかな?あずにゃんに自信満々に「任せてよ〜」、って言ったのに、情けないね。でも、本当は、こんな所で負けてる場合じゃないんだよ。本当だったらさ…… 『くらえ、ゆいちゃんパンチ』 『やられたわ〜』 『どうだ、ゆいちゃんキック』 『くそ。まいった』 『トドメだよ、ゆいちゃんビーム』 『うわ、降参だよ』 『やった〜、これでポケモンリーグ優勝だよ〜』 『ありがとうございます、ゆい先輩。ゆい先輩のおかげで、優勝することが出来ました』 ナデナデ。 『えへへ〜』 『それで、あの、ゆい先輩に言わなきゃいけないことがあるんです』 『なんだい?なんでも言いなよ』 『……実は前から、ゆい先輩のことが好きでした』 『……あずにゃん。それは私もだよ』 『ゆい先輩』 『あずにゃん』 私とあずにゃんの唇が1つになる。 291. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 22 20.93 ID jngqW+4w0 ってなるためにも、私は、澪ちゃん、りっちゃん、ムギちゃんっていう(恋の)ライバル達を倒さなきゃ、いけないのに。それにあずにゃんだって心配してるよ。大丈夫だよって、安心させてあげたいのに、体に力が出ないよ。ああ、走馬灯のように昔のことが蘇ってくるよ〜。 『ゆいよ。時として、心というのは時として実力以上の力を引き出すのじゃ』 『少年漫画みたいに?』 『まあ、そうじゃな。例えがあれじゃが……。その力を出すためにも、守らなきゃいけないことがあるのじゃ』 『なにを?』 『決して、諦めないことじゃ。例え、どんなに痛くて、苦しい時でも大切なものを守りたいという気持ち。その気持ちが、時として、更なる力 を出せるんじゃ』 『……言ってて、恥ずかしくない?』 『うるさい』 ……そうだ。私はここで倒れちゃいけないんだ。痛い、しびれる、苦しい。それでも、私は立つんだ。あの子の為に。 292. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 23 04.45 ID jngqW+4w0 「……待って、まだ、終わりじゃないよ……」 その時、ゆい先輩の声が聞こえました。弱弱しくも、生まれた子馬のように立ち上がろうとしています。 「ほほう。まだ、立つのか。ナイスファイトだね、リトルガール。……いや、ゆい。トドメだ、ライチュウ。のしかかりだ」 「ゆい先輩。よけてくださーーーーい!」 バーン。 ゆい先輩のいた所に、ライチュウの技は見事に決まりました。 「そ、そんな」 ベタッと私はひざをついてしまいました。自信満々に任せてって言ったのに。嘘つき。 「これで終わりだな」 「それはどうかな?」 293. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 23 39.21 ID jngqW+4w0 そんな声とともに、ライチュウの体が少しずつ浮き上がります。 「ゆい先輩……!?」 「なんだと!?」 「これぞ、ゆいちゃん真拳奥義『火事場のゆいぢから』」 ついに、ゆい先輩はライチュウを持ち上げました。 「とりゃー」 ゆい先輩はライチュウを投げ飛ばしました。 「今から、見せてあげるよ。ゆいちゃん真拳の真髄を!」 294. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 24 29.12 ID jngqW+4w0 「真髄だと!?」 マチスさんはこのバトルで初めて、驚愕の顔になりました。 「……ゆい先輩、大丈夫ですか?」 「大丈夫だよ。今から、あのライチュウを倒すから待っててね」 自信満々の顔で言うゆい先輩。 「……はい。頑張って下さい」 「うん。さて、 ゆいちゃん真拳究極奥義『告白☆パニック』」 「なんですか、その恥ずかしい技の名前は!?」 せっかくのいい場面が台無しです。 「この奥義はいろんな所で告白を行い、ダメージを与えるんだよ」 「まったく、意味が分かりません」 「まあ、任せんしゃい。見てれば分かるよ」 「ライチュウ。サッサと仕留めるんだ、ワイルドボルト」 ライチュウは電気を纏って、突撃してきます。しかし、ゆい先輩はさっきまでとは打って変わって華麗にかわします。 「さて、私の奥義スタート!!」 周りのステージがどこかの学校の屋上に変わります。そこを見るとやっぱり、私とゆい先輩(大)がいます。 295. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 26 11.03 ID jngqW+4w0 ある夕方の屋上 『なんだい、あずにゃん。部室じゃ話せないことって……』 『ごめんなさい、こんなところに呼び出したりして』 『それは別にいいんだけどね。なにか、悩みとかあるの?部室じゃ話せない内容なのかな?』 『そうですね。悩みといえばそうかもしれません』 『それなら、澪ちゃんとかの方がいいんじゃない?私よりも適任でしょ?』 『あ、いえ。これは唯先輩じゃなきゃいけないんです。聞いてくれますか?』 『いいよー』 『唯先輩は女の子が女の子を好きになるっておかしいと思いますか?』 『はい?あの、いきなりなんなのかな?』 『つまりね、私は唯せんぱ……ううん。平沢唯が好きなんです。友達としてじゃなくて、恋人として』 『は、はい?冗談だよね?冗談に決まってるよね。もう、やだな〜、あずにゃんたら、ハハハ〜』 『冗談に見えますか?』 『……本気?』 『はい』 『私でいいの?澪ちゃんとかじゃなくて』 『唯先輩じゃなきゃ駄目なんです』 『……いいの?私、本気にしちゃうよ。取り消すなら、今のうちだよ?』 『何度も、言わせないで下さい。私は唯先輩が好きなんです』 『私も、あずにゃんのことが好きだよ』 『唯先輩』 『あずにゃん』 夕日をバックに二人はお互いの体温を確かめるように抱き合った。 296. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 27 11.61 ID jngqW+4w0 「ライチュウーーーーーーーーーーーーー」 ライチュウの体がビリビリと電気を喰らいながら、真っ赤に熱を持ち始めました。今までの、口に出すのも恥ずかしいですけど、『アツアツ☆パラダイス 』や『ゆいちゃん☆ドキドキ☆スゴロク』を合わせてるような感じですね。さすが、究極奥義ですね。……なんて、冷静に考えてる場合じゃありません。 「なんですか、ゆい先輩。今の映像は」 「今の映像?ただの告白シーンだけど?」 「そうじゃなくて、配役が……」 「あ、逆の方がよかった?あずにゃんたら〜。先に言ってくれればいいのに〜」 「そうじゃなくて…」 「それじゃ、次に行くよ〜」 「話を聞いてくださーい」 297. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 28 34.25 ID jngqW+4w0 ある、枯れないで1年中咲いている桜の下で。 『どうしたんですか、唯先輩。こんな所で』 唯先輩は桜の木に手を付いて、上を見上げていた。 『桜の木にお願い事をしてたんだよ』 唯先輩は私が問いかけると、桜の木に寄りかかりながら言いました。たしか、この桜の木には願い事がかなう伝説があるって、噂があるらしい ですね。 『それで、お話って……』 私の言葉を待たずに、唯先輩は言った。 『今日、あずにゃんを呼んだのはね、大事な話があるからなの』 『それは聞きました。そのお話って……』 『………私、あずにゃんが好きなんだ。友達としてじゃなくて』 唯先輩はその瞳に涙を浮かべながら、頬を真っ赤にして言いました。それはそうでしょうね。私は女で、唯先輩も女、つまりは同姓ですから。もし、失敗したとしたら、同性愛者として、自分の好きな人に嫌われる可能性もあるんですから。 『……嫌だったかな?』 唯先輩は不安そうに私を見てくる。今にも泣き出しそうだ。いつもの唯先輩とは大違いだ。きっと、そんな顔にしてしまったのは私のせいなんだろう。だから、私は言った。 『私も好きですよ』 私は桜の木に寄りかかる、唯先輩に近寄った。 『だから、いつもみたいに笑って下さい。私は唯先輩の笑顔が好きなんです』 唯先輩はちょっと驚いた顔をしたけど、すぐに笑顔で言った。 『えへへ〜、ありがとう、あずにゃん』 『そういえば、桜の木に何をお願いしたんですか?』 『勇気を下さいって、お願いしたんだよ。本当はうまくいきますようにって、お願いしたかったんだけど、それはずるいことだと思ったんだ。……それから、あずにゃん。一緒に願おう』 『何をです?』 『ずっと一緒に居られますようにって』 『……そうですね』 それは願わなくても、大丈夫ですけどね。……それでも、桜に願っておくのも悪くはないでしょう。そう思いながら、私は大切な人と願いました。 298. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 29 22.33 ID jngqW+4w0 「ライチュウーーーーーーーーーーーーーー」 ライチュウの体から、大量の電流が流れ、ライチュウ自体はでんきタイプですから、こうかはいまひとつみたいですがそれでも十分なダメージを受けてるようです。それだけでなく、まるで、火あぶりになってるように、体中が赤く、プシューと湯気を立てているようです。こちらは電流よりもダメージを与えていて、ライチュウはたまらずに座り込んでいます。もっとも、プシューと湯気を立てているのはライチュウだけでなく、私もですが。 「あ、あ、あ、あ、あのゆい先輩。今の映像は」 「今の映像?もっと、見たいの?」 「ち、ち、違います。だから、唯先輩と私のシーンは……」 「あれはフィクションだよ。それとも、実際にしたいの?私はいつでも、歓迎だよ〜」 「違います!!それよりも、ライチュウにトドメを」 「おっと、そうだった」 299. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/06(月) 20 30 04.16 ID jngqW+4w0 ゆい先輩は右手に炎を、左手に電気を発生させ、左手の電気を右手にそえます。そして、炎と電気がゆい先輩の右手に集まり、炎のなかにビリビリと電気が流れます。 「ゆいちゃん真拳究極奥義『ゆいちゃん☆ストレート』」 命名センスは悪いですけど、そのストレートは苦しんでるライチュウに決まり、さっきのお返しとばかりにふっ飛ばされました。 「ライチュウ〜」 目をグルグル回しながら、立ち上がりますが、そのまま、気絶してしまいました。 「ライチュウ戦闘不能。ゆいの勝利。よって、梓選手に1ポイント。1対2。よって、梓選手の勝利です」 8
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『これでいいね』 『そうですね。じゃあ、火をつけましょう』 そして、劇中の『私』は集めた落ち葉とラフレシアに火をつけ始めます。 『ギャーーーーーーーーーーーー』 ラフレシアが燃えてる間に、焼き芋ができました。 『パクパク、おいしいね』 『そうですね』 『……アーン』 『なんですか、突然』 『食べさせあいっこしようと思って』 『何を恥ずかしいことを言ってるんですか』 『まあまあ。アーン』 『……アーン、パク。モグモグ』 『おいしい?』 『……はい、とっても』 『おっと、そういえば、火を消さなきゃね』 「キャーーーーーーー」 場面が転換し、ちっちゃいゆい先輩がさっきから、燃えて苦しんでる、ラフレシアにどこからか持ってきた消防車のホースでラフレシアに水をあてます。 「ふう~、火はちゃんと消さなきゃね」 いくら、効果はいまひとつとしても、消防車の水はなかなかの勢いなのでそれなりにダメージを与えてますね。 「次が最後かな?ルーレット、スタート!……2だ。では、スタート」 『節分』 『早速、始めようか』 『はいです』 『おにはーそとー』 『ふくはーうちー』 ゆい先輩(大)と『私』はラフレシア……ではなく、後ろにむかって、豆をまき始めます。ラフレシアは安心しきったのか、はなびらのまいで劇中の『私』達を無視し、ゆい先輩(小)に向かおうとします。 「ちゃんと豆まきしないと駄目だよ。じゃないと、鬼さんが来るんだよ」 ゆい先輩(小)は呟きます。ラフレシアの攻撃がゆい先輩(小)に迫る直前に、ラフレシアは後ろから、掴まれたのか、急に動きが止まりました。 「ラフレシア」 ラフレシアが後ろを振り返ると、顔が人みたいで、体全体が青っぽい化け物が立っていました。 「ほら。ちゃんと、豆まきしなかったから、あ○おにさんが来ちゃったよ」 あの、化け物みたいのは、口をパクッと開けて、ラフレシアを襲い掛かりました。 「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 今までで一番の叫び声をあげます。そんな中、劇中の『私』達は…… 『豆まきも終わったし、年の分だけ、豆を食べよう』 『なんでも、地域によっては自分の年数よりも一個多く食べると、体が丈夫になって、風邪を引かないっていうところもあるらしいですね』 『そうなんだ~。あずにゃんは物知りだね~』 ナデナデ。 『……えへへ』 と和やかな雰囲気をしています。その一方で、ラフレシアは食べられないように抵抗を繰り返しているんですから、すごい光景ですね。しかし、ゆい先輩の体力が尽きたのか、ルーレットが消えて、劇中の『私』達やあ○おにさんも消えました。 「ラフ……」 ラフレシアも体力は少ないですが、それでも、何とか、立ち上がります。 「さすがに強いね。出てきて、ゆいぐるみ!」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン 再び、ゆいぐるみを出す、ゆい先輩。 「でも、ゆいぐるみの奥義はさっき破られたんじゃ……」 「さっきとは違うんだよ、あずにゃん。では、ミュージックスタート(ふわふわ時間を想像して下さい)」 もう一度、ゆいぐるみの攻撃がラフレシアに迫ります。しかし、さっきとは違い、ラフレシアは抵抗できずに、殴られ放題です。 「さっきは体力満タン。でも、今は立っているのもやっと。状況が全然違うよ」 なるほど。確かにそのとおりですね。 「ふわふわ時間、ふわふわ時間」 このフレーズになると、たしか、ゆいぐるみが上に行くんですよね、たしか。そう思って、見ても、ゆいぐるみは上に行かずにラフレシアに集まります。そして、ラフレシアを胴上げし始めます。その高さはだんだん高くなっていき、天井くらいまで上がりました。ラフレシアの重さもあり、すごい勢いで落下してきます。 「くらえ、ゆいちゃん真拳奥義『ふわふわ☆胴上げ』」 ラフレシアは落下してきますが、ゆいぐるみは受け止める気配もなく、そのまま、地面にラフレシアは叩きつけられて、動かなくなりました。 「ラフレシア、戦闘不能。ゆいの勝ち。梓、1ポイント、1対2。よって、この勝負、梓選手の勝ちです」 「やった~」 「すごい。……これが、ゆいちゃんの力なのね。完敗だわ」 ふう~、今回も勝ちましたね。やれやれです。 「やったよ~、あずにゃ~ん」 ピョコピョコッと、駆け寄ってくる、ゆい先輩。 「よくやりましたね」 「そうでしょ、そうでしょ」 ちょっと、興奮して言うゆい先輩。 「私、頑張ったよ、いつもより」 「いつもそうして下さいよ」 「参りましたね」 エリカさんが近寄ってきます。 「まさか、こんなに強いなんてね」 「えへへ~」 「では約束のバッチですね」 私はエリカさんから、レインボーバッチをもらいました。 「素晴しいバトルでしたね」 エリカさんは手を差し出してきます。 「あ、ありがとうございます。エリカさんもとっても、強かったです」 私もその手をギュッと握手を交わします。 「ありがとう。よければ、また、バトルしてね。その時にはもっと、強くなってみせるわ」 「はい。私も今よりも強くなります」 「それは楽しみね」 私達はタマムシジムを後にします。 「明日はデ~ト、デ~ト」 私の頭の上で、楽しそうに、鼻歌を歌うゆい先輩。 「楽しそうですね」 「うん!当たり前だよ~。あずにゃんとデートだもんね~」 嬉しそうに言うゆい先輩。といっても、ずっと、2人(?)で旅をしてるんですから、今更、そんなに喜ばなくても、いい気がするんですが、と言おうとしましたけど……。 「えへへ~」 嬉しそうに笑うゆい先輩を見て、 「私も楽しみです」 そう言いました。 タマムシシティ編① 「VSエリカ」終了 ※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ミニリュウ 澪 ゼニガメ 律 リザード サワムラー ニョロゾ ムギ フシギソウ カポエラー 純 うい タマムシシティ編② 「嵐の前の休息」 以下、投下 こんにちは、中野梓です。今、私はポケモンセンターの前にいます。 「そろそろかな?」 私は腕時計を見る。9時45分ですね。ゆい先輩との待ち合わせの時間は10時なのでもうすぐ来ますね。どうして、待ち合わせをすることになったのか、昨日のことに遡ります。 昨日の夜 「ルンルンル~ン」 気分よく、鼻歌を歌いながら、明日の準備をしています。 「明日は何時くらいに出ましょうか」 私が問いかけると、ゆい先輩はやれやれ、といった感じで、答えました。 「あずにゃん、分かってないよ」 「何がでしょうか?」 「デートっていうのは、待ち合わせから始まるんだよ」 「そうなんですか?」 「そうなんだよ!」 力強く言う、ゆい先輩。まあ、私自身そんな経験もありませんから、よく分かりませんけど。 「普通にここから、一緒に行ったほうが効率的な気もするんですけど」 「あずにゃんよ。デートに効率性を求めてはいけないんだよ」 「は、はあ」 「とにかく、明日は待ち合わせしてから、一緒に行こう」 「でも、どこでですか?」 「とりあえず、ポケモンセンターで10時に待ち合わせをしよう」 「分かりました」 というわけで、ポケモンセンターの前で待ってるんですけどね。時計を見ると、9時50分。そろそろ、来るでしょうか。 「あずにゃ~ん」 そんな声とともに、ピョコピョコと走ってくるゆい先輩。 「ハア、ハア……お待たせ。待たせたかな?」 「まあ、少しだけですけど……」 「あずにゃん、ここは『私も今来たとこです』って言うところじゃないのかな?」 「なにを言ってるんですか。そんなに形に拘らなくても、楽しければいいじゃないですか」 私が言うと、ゆい先輩は虚をつかれた顔をして、 「そうだね」 と言いました。 「私、デートとかしたことなかったから、ついつい、興奮しちゃって……。そうだね、楽しく行こう」 笑顔で私に言う、ゆい先輩。 「では、行きましょうか」 「待って、あずにゃん」 「何ですか?」 私がゆい先輩の方を向くと、ゆい先輩は手を出してくる。 「手をつないで行こう」 「……はい」 私はゆい先輩の小さい手を握って、タマムシデパートに向かいました。 そして、タマムシデパートに。 「大きなデパートだね」 「そうですね。何階から行きましょうか?」 「えーと、特に決まってないし、1階から、順番に回って行こうよ」 というわけで、1階から、回って行くことにしました。 1階 「ここはサービスカウンターみたいですね」 「そうみたいだね。あ、あそこに案内板があるよ」 「行ってみましょう」 案内板を見てみると、1~5階、それに屋上といった感じで、意外に小さいんですね。まあ、今まで、マサラタウン暮らしで大きな建物もそんなに見てこなかったんですけど。 「あずにゃん、あずにゃん」 「なんですか、ゆい先輩」 「今、私達は手を繋いでるよね」 「そうですね。でも、それが何か?」 「周りから、どう見えてるのかな?もしかして、恋人同士とかに見られてたりしないかな?」 ちょっと、興奮気味に言うゆい先輩。 「どうでしょうね」 多分、仲のよい姉妹か従姉妹同士に見えるんでしょうね。ゆい先輩が同じくらいなら、別の見方もあったのかもしれませんが、容姿が幼稚園児 ではね。さすがにご機嫌なゆい先輩には言えませんけど。 「じゃあ、2階に行こうか」 「はい」 2階 2階にはトレーナーズマーケットとして、ボールやキズグスリ、ドラッグストアとして、タウリンなどの能力値アップの道具や、ディフェンダーなど戦闘中に能力アップさせる道具が売っているみたいですね。 「町のショップとは違うね」 「それはそうですよ。町のショップの本店らしいですし」 「何か、買い物する?」 「そうですね……」 私はバックを見てみる。少し、ボールやきずぐすりも補充しておいた方がいいかもしれません。 「じゃあ、しましょうか」 「うん」 私達はとりあえず、店内を回ることに。 「あ、あずにゃん。これ、な~に?」 ゆい先輩が持っているのは、ディフェンダーですね。 「それはディフェンダーですね。それを戦闘中に使用すると、防御力がその戦闘中だけですけど、防御力が上がるんですよ」 「ふ~ん、なんか、使いづらそうだね」 「そうですね。だから、あんまり使われないんですよね」 「そっか~、あずにゃんは物知りだね」 「そ、そうですか」 「あ、照れてる。可愛い~」 「う、うるさいです。サッサと棚に戻してください」 「はーい」 3階 3階は洋服が売ってるみたいですね。 「あずにゃん、服を買おう」 「そうですね、高いのは無理ですけど、私もほしいです」 「じゃあ、行こう」 私達は洋服売り場に入りました。 「どの服がいいかな?」 私が選んでいると、 「……あずにゃん」 ゆい先輩の沈んだ声が聞こえてきました。 「どうしたんですか?」 「大変なことに気がついたよ」 「何に気がついたんですか?」 「ここには、私に合う服がないんだよ」 「ああ……」 ゆい先輩は18歳といっても、見た目は幼稚園児ですしね。 「では、子供服売り場にでも、行きますか」 「それはさすがに……」 「私もついて行きますし」 「うぅ、なら、いいかな?」 とりあえず、子供服が売ってる場所に来ました。 「どれがいいかな?」 ゆい先輩が1着1着、丁寧に探しています。その、後姿がなんともいえませんね。 「どうしたの?」 「何がですか?」 「何か、ニヤニヤしてたから」 「気のせいですよ」 「そうかな?」 「そうですよ」 「なら、いいけど」 怪訝な顔をしつつも、再び、服を選び始めます。いけない、いけない。どうやら、考えてたことが表情に出てたらしい。自重しないといけませ んね。そうこうしてるうちにゆい先輩の服も選び終わりました。 「では、レジを済ませて、次の階に行きますか」 「待って、まだ、欲しい物があるの」 「何ですか?」 「下着~。あずにゃんを誘惑できるようなセクシーなのが欲しいんだ」 「……3枚で1000円とかそういうのでいいですよね」 「冗談だから、怒んないでよ~」 29
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「では行くよ。ゆいちゃん真拳コスプレ奥義『R☆R』」 ボン と、煙がゆい先輩を包み込みます。 「ついに発動するわね、ゆいちゃんの技が……」 ナツメさんがそう呟きます。そして、煙が消えて、ゆい先輩の姿が現れましたが……。 「ゆ、ゆい先輩、その姿は……」 ゆい先輩は白い帽子を被り、白いワンピースを着ています。か、可愛いです。 「ふふん、どうだい、あずにゃん。私の格好は」 「ま、まあまあですね」 「……本当に?」 「ほ、本当ですよ」 「くすくす、あずにゃん、かわいいよ~。お持ちかえり~」 ゆい先輩は私に抱き着いてこようとします。 「待って下さい、ゆい先輩。これ以上近づいたら、失格になってしまいます」 「おっと、危ない、危ない」 ゆい先輩はフーディンに向き直ります。 「フーディン、先制を取るのよ、サイコカッター」 「フー……」 フーディンは技を出そうとしますが、何かに技を受けたかのように、壁際まで飛ばされてしまいました。 「い、今のは……」 「今のは、ゆいちゃん真拳奥義『ゆいちゃん☆パンチ』略して、ゆいパンだよ」 「す、すごいですよ!拳が見えませんでした!」 「ふふん、どんなもんだい!」 「フーディン、怯まずに、サイコキネシスよ」 フーディンはゆい先輩に念力を送ろうとします。 「甘いよ!」 ゆい先輩は鉈を振り、フーディンの技を無効にします。……鉈? 「しっくりくるね、ギー太」 ゆい先輩は鉈っぽいものを撫でます。 「今度はこっちの番だよ。いっくよ~」 という言葉とともに、いつもの劇が始まります。 『ねえ、ゆい先輩』 ゆい先輩との下校の途中、私はゆい先輩に話しかけました。 『な~に、あずにゃん』 『……皆さんはなにか、私に隠し事とか嘘とかついていませんか』 『何を言ってるの、あずにゃん。あずにゃんにそんなことするわけないよ』 『嘘ですよね』 『どういう意味かな?』 『してますよね、私に隠し事』 『……じゃあ、あずにゃんは私達に隠し事や嘘をしてないのかな、かな?』 『し、してませんよ』 『嘘だよね』 『う、嘘じゃありませんよ』 『嘘だっ!!』 というゆい先輩の言葉とともに、『嘘だっ!!』という文字の大群がフーディンに突っ込み、ダメージを受けます。 「これぞ、ゆいちゃん真拳奥義『弾幕☆アタック』」 ゆい先輩はギー太(鉈)を構えます。 「これで、終わりだよ。行くよ、ギー太」 「くっ、フーディン、しっかりしなさい」 「ディン」 「さあ、行くよ」 ゆい先輩はギー太(鉈)を持って、フーディンに向かっていきます。 「フーディン、テレポート!」 フーディンは姿を消し、向かってくる、ゆい先輩の背後に現れました。 「ディン(終わりだ)」 フーディンはゆい先輩に向かって、サイケこうせんを出そうとしますが、ゆい先輩の姿が消え、フーディンの背後にまわります。 「フーディン君、みーつけた」 ゆい先輩はギー太(鉈)を振り上げます。なにか、雰囲気が違う気もしますが、気のせいでしょう。 「いくよ、サムちゃんに教えてもらった、技を見せてあげよう。喰らえ、れんぞくぎり!」 ゆい先輩はフーディンの背中を切りつけます。技はあれですけど、れんぞくぎりはむしタイプの技。フーディンはエスパータイプなので、弱点 になります。しかも、切りつけるごとに威力が増す技、これはいい攻撃です。 「このまま、決めてください、ゆい先輩!」 「フーディン、避けるのよ!」 フーディンはギー太(鉈)で切りつける、ゆい先輩から、テレポートで距離をとります。 「ふう~、疲れちゃった。コスプレ解除」 ゆい先輩はボンッという煙とともに元の格好に戻りました。 「ゆ、ゆい先輩、コスプレ解除しちゃって、大丈夫なんですか」 「大丈夫だよ~。それとも、私のコスプレ、もっと、見たかった?それならそうと、言ってくれればいいのに~」 「ち、違いますよ。このまま、力押しで勝てたかもしれなかったじゃないですか」 「ち、ち、ち。さっきもナツメさんが言ってたでしょ。力が全てじゃないって」 「場合によりけりだと思いますけど」 「まあ、とにかく、行くよ。来て、ゆいぐるみ!」 ゆい先輩は手をパンッ、と鳴らすと、ゆいぐるみがたくさん落ちてきます。今までと違うのはゆいぐるみ、1体1体にギー太も着いていることです。 「さてっと、行くよ、ギー太、ゆいぐるみ」 ゆい先輩の掛け声で、ゆいぐるみはフーディンを、いや、フィールドを取り囲むように、していきます。 「では、ミュージックスタート!(ギー太に首ったけを想像して下さい)」 ゆい先輩がギターを弾き始めると、ゆいぐるみもギターを弾き始めます。その音楽は衝撃波となり、フーディンに襲い掛かります。 「ディーン!」 フーディンは四方から、来る衝撃波を避けきれずに苦しんでいます。なるほど、フィールドの外、ぎりぎりに囲むようにすることで、テレポートを封じてるわけですね。 「さあ、クライマックスだよ!」 ゆい先輩やゆいぐるみのギターにエネルギーが溜まっていきます。 「ゆいちゃん真拳超奥義『ゆいちゃんエネルギー弾withゆいぐるみ』」 全てのエネルギー破がフーディンに直撃し、フーディンは気絶しました。 「フーディン、戦闘不能。ゆいの勝利。梓、1ポイント。2対1。よって、梓の勝利です」 「やりましたね、ゆい先輩!」 「うん!」 「やれやれ、完敗よ。それじゃ、バッチを渡すわ」 ナツメさんはゴールドバッチを私に手渡します。 「ありがとうございます!」 「ふう~、まさか、ここまで強いとはね、驚きよ」 「えへへ~」 「じゃ、次も頑張ってね」 「あ、もう少し、お話しませんか」 「くす、こう見えてもショックなのよね、負けるの。だから、1人になりたいの」 「す、すいません」 「ごめんなさいね、また、戦いましょう」 「はい!」 ―――― 「ねえ、あずにゃん」 ヤマブキジムを出て、しばらく歩いていると、私に抱っこされてるゆい先輩が話しかけてきます。 「なんですか?」 「そろそろ、私達もキスをすべきだと思うんだよ」 「そうですねー、たしかに、キスを……って、キス!?」 「そう、キス」 「な、な、な、何を言ってるんですか」 まだ、ルージュラの時のことを振ってくるんですか。 「そんなに動揺しなくても……。あずにゃんは嫌?」 「嫌とかじゃなくて、その……。もっと、こういうのはムードとかですね。そういうのがですねえ。……だいたい、私達は恋人(仮)なんですから」 「その(仮)はいつ取れるの?」 「え、えーと、そのー、ですね」 「あずにゃん。私ね、あずにゃんのこと好きだよ」 ゆい先輩は私の目を見て、真剣に言ってくる。これには、真剣に答えないといけないですよね。 「わ、私は……ゆい先輩のことが……!!」 「……くす、冗談だよ」 「ゆい先輩のことが……はい?」 「冗談だよ」 「……」 「こういうのは、答えを無理強いしちゃいけないよね。あずにゃんの気が向いた時でいいよ、答えは」 「……」 そういうゆい先輩の手は震えている。能天気そうにみえるけど、きっと、怖いんでしょう。 「ゆい先輩」 「ん?」 「今はまだ、ポケモンリーグに専念していきたいから……答えは……ポケモンリーグが終わってからでいいですか?」 「…私は言ったよ、あずにゃんの気が向いた時でいいって」 「そうでしたね」 私達に一瞬の沈黙が流れる。 「さて!シリアルな雰囲気はおしまいっ!ケーキを食べに行こう」 「シリアル?それをいうなら、シリアスですよ」 「おおっ。そうだったの?まあ、いいや。ケーキを食べよう」 「……そうですね」 私達はケーキ屋さんに向かいます。 (……ゆい先輩。待ってくださいね。ポケモンリーグが終わったら、……答えを出しますから) 「では、行きましょう!ゆい先輩」 「おお!」 私は新たな誓いを胸に一歩を踏み出しました。 ヤマブキシティ編② 「VSナツメ」終了 ※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ハクリュウ ポリゴン2 プテラ 澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ 律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス 純 うい カビゴン ゲンガー グレンタウン編① 「ラプラス争奪戦・前編」 今回のメンバー ゆい ハッサム プテラ イーブイ ハクリュウ ガルーラ 私達はグレンタウンに行くべく、セキチクシティにやってきました。 「とはいっても、どうやっていくべきでしょうか」 「船で行けばいいんじゃないの?」 「それはそうなんですけどね。ポケモンでいけたら、安上がりだなあって」 「なら、テラ太は?」 「まあ、そこが一番、無難ですけどね。でも、なるべくなら、なみのりをさせていきたいと思ったんですよ」 「でも、私達のメンバーに私達を乗せて、海を渡れるのはいないね」 「ですよねー」 仕方がないですね。ここは船で……。 「梓ちゃん!」 突然に誰かに声をかけられ、振り返ると、そこにはアンズさんがいました。 「あ、アンズさん」 アンズさんは私が気がつくと、こっちに走り寄ってきました。 「お久しぶり……といっても、まだ、そんなでもないですけど、とにかく、お久しぶりです、梓さん」 「こ、こちらこそ」 「やっほー」 「ゆいさんもお久しぶりです」 「それで、アンズさんはどうしたんですか?」 「どうしたはこっちの台詞ですよ。サファリゾーンでの一件が終わったら、すぐにどこかに行っちゃいますし」 「ハハハ」 あの時は大変でしたからね。 「でも、それも仕方がないことですよね」 「はい?」 「これ、梓ちゃんですよね」 アンズさんが見せてきたのは澪先輩に見せてもらった新聞です。 「……」 「サファリゾーンでの一件を解決させて、すぐにシオンの事件も解決させちゃうんですもん。まるで、お2人は正義の味方みたいです。というか、正義の味方です」 「えへへ~。そうかな?」 「そうですよ。お二人なら、人間とポケモンをつなぐ、救世主になれますよ」 「なんですか、それ」 「最近ではポケモンを道具のように利用する人が増えてますからね」 「ロケット団みたいにですか」 「最近ではロケット団だけでなく、一般の人でも、強くない奴はいらないって、捨てる人もおおいですからね」 「それはひどいですね」 「ここはぜひ、2人の仲の良さを見習ってもらいたいですよ」 「な、何を言ってるんですか」 「えへへ、私達ってそんなに仲良さそうに見える?」 「ええ。もう、ただのポケモンとトレーナーに見えないくらい」 「そうかな、そう見える?えへへ」 嬉しそうににやにやする、ゆい先輩。 「ところで、梓さん達はここにいるんですか?」 「実はかくかくしかじか」 「まるまるうまうまというわけですか、なるほど」 アンズさんは少し、考えるような仕草をし、こう言いました。 「やはり、ポケモントレーナーとして、バッチを集めるならば、船などではなく、ポケモンに乗って行くべきですね」 「でも、私の手持ちでは厳しいんですよね」 「実はこんなものがあるんですよ」 アンズさんが見せてきたのは、『サファリゾーン・復興企画 3人抜きで、ラプラスゲット』と書かれたチラシでした。 「へー、こんなものがあるんですか」 ラプラスですか、なるほど。 「それにしても、よくこれだけ企画がありますね」 「まあ、ここだけの話。サファリゾーンの園長さん、結構お金にがめついので」 「なるほど」 「世知辛い世の中だね」 「アンズさんも出るんですか?」 「残念だけど、ジム関係者は出れないの」 「それは残念です」 「出るなら、早く行きましょう。期限が今日なので」 「今日!?」 私はもう一度、チラシを見るが確かに今日って書いてあります。 「それじゃ、いきましょう」 アンズさんは私の手を握って駆け出そうとします。 「待って!!」 ゆい先輩はアンズさんを止めます。 「どうしたんですか?」 「その手、よくない」 ゆい先輩はアンズさんが握ってる私の手を指差します。 「おっと、これは失礼しました」 アンズさんは私の手を離します。 「これはゆいちゃんのでしたね」 「なっ!?」 「分かってくれて、嬉しいよ」 「な、何を言ってるんですか!サッサといきますよ」 私はゆい先輩を抱き上げ、アンズさんを急かします。 「照れてるんですか?」 「……アンズさん」 「……すぐに案内しますよ」 「ここが会場ですか」 ラプラスが賞品なので、たくさんの人で溢れています。 55
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※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム デルビル イーブイ ニューラ 澪 ゼニガメ 律 リザード サワムラー ニョロゾ ムギ フシギダネ 純 うい クチバ編② 「梓争奪戦②・ゆいVS紬」 以下、投下 「あの、私が参加しっちゃっていいんですかね?」 「気にしなくていいのよ」 私達は、今、ポケモン大好きクラブ主催のパーティにムギ先輩と参加しています。というのも……。 ~~~ 『こんなところで会うなんて、偶然ですね。もう、てっきり、イワヤマトンネルを抜けて、シオンタウンに行ってるとばかり……』 『実は、明日、サントアンヌ号でやるパーティに参加しなきゃいけなくてね』 そういえば、ムギ先輩はお嬢様でしたね。 『なるほど。しばらくは足止めなんですね』 『まあ、明後日には出発するんだけどね。……ところで』 『はい?何ですか?』 『いや、あなたの腕の中にいるゆいちゃんだけど……』 『ガルル』 『なんで、私に威嚇してるのかしら?』 『さ、さあ。時々、私にも、よく分からないことをするので』 『まあ、いいわ。それよりも、時間ある?』 『ポケモンセンターに行ってからなら、ありますけど』 『それじゃ、私と一緒に行ってほしいところがあるの』 『いかがわしいホテルは駄目だよ。そんなのこのわた……モガ』 『え、えーと、どこですか?』 『ポケモン大好きクラブのパーティ』 ~~~ というわけで、この夕食会に参加はしてるんですけど……。 「ねえ、どう、このスリープ。可愛いでしょう?」 中年くらいの年齢で眼鏡をかけた金持ちそうな女の人が話しかけてきます。 「そうですね、えーと、眼が特徴的で可愛いと思います」 「あら、分かる?そうね、まずこの目がね……」 上機嫌に自分のポケモンの魅力を語り始めます。このパーティーでは、いろんな所で、ポケモンの自慢をしています。 「あなたの自慢のポケモンを見せてくれる?」 さっきの女の人が自分の自慢話が終わったのか、もっとも、全然聞いていませんでしたが、聞いてきます。 「私の自慢のポケモンですか?それは……」 「もちろん、私だよ~」 今まで、ケーキを食べていた、ゆい先輩が得意げに胸を張って、話に入ってきます。 「あなたが?あ、なるほど。お姉ちゃんといっしょにポケモンごっこをよくしてるのね」 「違うよ~。私は妹でもないし、立派なポケモンだし、これでも、18歳なの!」 「あなたは見かけは子供で、中身は大人だと?」 「そうだよ」 それはどうでしょうね。 「それじゃあ、どこぞの名探偵じゃない。とすると、このパーティでも殺人事件が起きるのかしらね」 「そんな、私は死神少年じゃないよ。あずにゃん、いつものを」 いつもの動作をします。 「分かってもらえたかな、私がポケモンだということを」 「ええ、分かったわ。ところで、あなた」 「は、はい」 「このポケモンを交換してくれない?」 「それは……」 「駄目だよ。私はあずにゃんと居たいの!!」 そう言って、ゆい先輩は私の後ろに隠れてしまいました。 「あら、そうなの?それは残念だわ。……それにしても、あなたはすごいのね」 「何がですか?」 「こんなにポケモンになつかれるなんて。それだけで、立派な才能よ」 「あ、ありがとうございます」 「はあ~、疲れました」 さっきの女の人との会話を終えて、ちょっと、隅の方に来ました。 「パクパク」 「さっきから、食べてばかりですけど、太らないんですか?」 ちょっと失礼な気もしますけど、聞いてみました。 「私はいくら、食べても太らないんだよ」 「そうなんですか」 「どう、梓ちゃん。楽しんでる?」 「あ、ムギ先輩。いろんな人やポケモンを見れて、楽しいですね」 「それはよかったわ。ゆいちゃんも楽しんでる?」 「うん!」 「そう」 ナデナデ。 ムギ先輩はゆい先輩の頭を撫でます。 「えへへ~」 気持ちよさそうに笑う、ゆい先輩。何でしょうか、見ていて、微笑ましい光景のはずなのに、胸がムカムカするというか、なんていうか、あまり気分のいいものじゃないのは何ででしょうか。 「やあやあ、紬君」 「あ、会長さん」 そんなことを考えていたら、白いひげをした、少し、偉そうな人が来ました。 「あの、ムギ先輩。その人は……」 「ああ。この人はこのクラブの会長さんで、私のおじいちゃんと友達なの」 「会長さん!?」 さすがはムギ先輩。なんていう人と知り合いなんですか。 「それで、これが、今日招いたお友達かい?」 「はい。こちらが、中野梓ちゃん。こっちの小さい子がゆいちゃん。これでも、ポケモンなの」 「よろしくお願いします」 「よろしくねー」 「うむ。よろしく。君がポケモンなのは聞いてるよ。さっきから、話題になってるよ」 「そ、それはどうも」 「ところで、1つ頼みがあるんじゃが」 「何ですか?」 「実はな、ムギ君とバトルしてもらいたいんじゃ」 「はい?それはかまいませんがどうしてですか?」 「な~に、今日の余興じゃよ。ただ、その子を使ってほしいのじゃ」 「ゆい先輩をですか?どうしてですか?」 「その子が戦ってる姿が見てみたいという、会員もいるのでね」 「なるほど」 たしかに、こんな能天気にケーキを食べてる子がどんな戦いをするのか興味を持つのは当然だと思いますけど。 「でも、ポケモン大好きクラブの方って、バトルとか嫌いなんじゃ……」 たしか、このクラブの会員って、自分のポケモンの自慢話とか、見せびらかしたりとかをするのが好きなはずです。 「嫌いってわけじゃないんじゃがな。あまり好きではないのは事実じゃが。まあ、純粋な好奇心というのもあるな。どうじゃ、やってくれないかな?」 「分かりました。ムギ先輩、頑張りましょうね」 「ええ」 「それでは早速、準備に入ってくれないかの?」 「はい。……といっても、準備は特にないんですけど。あ、でも、その前に、えっと、お手洗いに…」 「では、10分後に始めようか」 「はい。じゃあ、ムギ先輩。ちょっと、ゆい先輩を頼みますね。すぐに戻りますから」 「任せてちょうだい」 「パクパク。美味しいね、これ」 「気に入ってもらえたかしら」 「うん。それにしてもよかったよ。ムギちゃんは違うみたいで」 「何が?」 「別になんでもないよ」 澪ちゃん達がそうだったから、ムギちゃんもかなって思ったけど、さすがにそれはなかったね。 「ところで、ゆいちゃん。ちょっとお願いがあるの?」 「お願い事?なんだい、私が解決してあげよう」 私は紅茶を飲みながら、機嫌よく言った。 「実はね、梓ちゃんを私にくれない?」 「ぶー」 「どうしたの、ゆいちゃん。急に噴き出して」 「やっぱり、私の周りはあずにゃん以外、敵だらけだ」 私は生まれて初めて、神様を呪いました。 「今回のバトルで勝ったらでいいから」 「そんな可愛らしくお願いされても、あずにゃんは私のなんだよ。いいよ、その挑戦受けてたつよ。この物語はきっと、私があずにゃんを守るために懸命に戦って、結婚するための物語なんだね」 「きっと、それは違うと思うわ」 「とにかく、私はりっちゃんも倒したんだし、ムギちゃんも倒すよ」 「りっちゃんを倒したの?でも、りっちゃんは私たち三銃士の中でも最弱の存在。それくらいで調子に乗らないほうがいいわ」 「どうでもいいけど、りっちゃんの扱い、皆酷くない?」 「お待たせしました。あれ、どうしたんですか?」 なんか、2人の間に重苦しい雰囲気が流れてる気がするんですけど、気のせいですかね。さっきまで、あんなに仲よさそうだったんですから。 「別になんでもないよ。ね、ムギちゃん」 「そうよ、なんでもないわよ」 2人とも、清清しい笑顔で言う。やっぱり、気のせいなんでしょう。 「じゃあ、始めましょうか。ね、ゆいちゃん」 「そうだね、ムギちゃん」 私が居ない間に何があったんでしょうか。こんなに仲がよくなるなんて。……ちょっと、面白くない気分になるのは何ででしょうかね? 「それでは、今回の特別イベント。琴吹紬さんと中野梓さんの特別バトルを行います。なお、今回のバトルでは中野梓さんは世にも珍しいポケモン、ゆいちゃんを使っていただきます」 「さて、頑張ろう」 屈伸をして、気合を入れるゆい先輩。 「気合入ってますね、ゆい先輩」 「当たり前だよ。負けられない戦いがここにはあるんだよ」 フンスといつもよりを気合が入っています。いつも、こんな調子ならいいんですが。 「それでは、準備はよろしいですね」 「はい」 「ええ」 「「「バトル開始!!」」」 「きて、フシギソウ」 「頑張ってくださいね、ゆい先輩」 「フシギソウ。ハッパカッターよ」 フシギソウから、葉っぱが忍者の手裏剣のように発射されます。 「かわして、ゆい先輩」 「いつも、簡単に言うけど、私、基礎的な能力って低いんだよね~」 なんて、言いながらも、寸前のところでかわします。 「なら、これなら、どうかしら。エナジーボール」 フシギソウの蕾にエネルギーが溜まって攻撃してきます。 「それも無駄だよ~」 ゆい先輩はひらりとかわします。 「やりました!ゆい先輩、反撃です」 「それはどうかしら?」 「!?」 「ふん、強がっていら……あだっ!!」 バタン、とゆい先輩が転んでしまいました。ゆい先輩の足には、草が絡まっています。この技は……。 「くさむすび!?」 「油断は大敵よ、梓ちゃん」 なるほど、さっきの2つの技は囮だったんですね。さすがはムギ先輩。 「フシギソウ、今がチャンスよ。光のエネルギーを溜めて」 「これは!?早く、逃げてください!」 「そんなこと言っても、取れないよ、これ」 「トドメよ、ソーラービーム」 フシギソウの蕾の部分から、光の光線がゆい先輩に向かって、飛んできます。 「ゆい先輩!!」 「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 ゆい先輩は逃げ切れずに、直撃しました。煙でまだ、見えませんが、このまま、ダウンでしょうか。 「さすがは、琴吹会長のお孫さんだ。ポケモンも強い」 「でも、ゆいちゃんの技も見たかったわね」 「まあ、見かけだけのマスコットだったわけだな。私たちには大歓迎だけれども」 皆さん、勝手なこと言ってますが、ゆい先輩の強さはこんなものじゃありません。そのことを知ってるのはこの会場だけでも私だけですね。……って何、得意げになってるんでしょうかね。煙もなくなってきて、いよいよ、ゆい先輩の姿が見えてきました。 「お、おい。あれ、見ろよ」 「あ、ああ。ボロボロじゃないか」 確かに、ゆい先輩の体はところところ、焦げていて、服もボロボロです。……まさか、本当によけきれずに直撃したんですか。私が顔を青ざめていると、 「ふう~、危ない、危ない。直撃するところだよ」 とのんきな声が聞こえてきました。よく見ると、焦げているのは、ゆいぐるみですね。 「これぞ、 ゆいちゃん真拳奥義『ゆいぐるみバリアー』」 「す、すごい」 「こんな技初めてみるぞ」 会員の方々も驚愕の声が聞こえてきました。 「さて、ムギちゃんには悪いけど、ここからは私のワンマンショーだよ。行くよ、ギー太。D・Dモード」 D・Dモード?律先輩の時に見せたあの技ですか。しかし、律先輩に通じても、果たして、ムギ先輩に通じるでしょうか?なんて、律先輩に失礼ですけど。 「さて、行くよ。ゆいちゃん真拳奥義『ゆい戯王GX』」 バーン、と煙みたいのがゆい先輩の周りを包みます。 「ついにあの子の技を見れるぞ」 「一体、どんな技を繰り出すのかしら」 周りの会員の人たちも興味津々です。まあ、私自身も把握してませんが。おっと、煙が消えてきました。その姿は……はい? 「……あの、ゆい先輩。なんていう格好をしてるんですか」 ゆい先輩の姿を見ると、へんな仮面をしていて、マントまで羽織っています。 「私はゆい先輩じゃないよ」 「じゃあ、何なんですか?」 「私の名前は、正義の味方ゆいちゃんマン」 「えー…」 いろいろと突っ込みたいことはたくさんあるんですけど……。 「ゆい先輩は女の人なのにマンっていうのは?」 「細かいことを気にしては駄目だよ、あずにゃん君」 「は、はあ」 まったく、また、訳の分からないことをして、皆さん、呆れ返って…… 「まさか、あれは伝説のアズリストの1人、 正義の味方ゆいちゃんマン !」 「え、なにを言ってるんですか、ムギ先輩」 「そうか、あれが……」 「私も噂では聞いたことがあるけど、実物を見るのは初めてよ」 え、何ですか、これ。有名なんですか。そもそも、アズリストって何なんですか。 18
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―――― 「……もう、一時間も経っちゃいましたか。そろそろ、やめますか」 こうして、振り返ると、ゆい先輩とも長く旅をしたんですね。初めはどうなることかと思いましたが、今ではなくてはならないそんざ…… って何を考えてるんでしょうか。でも、そう考えても問題ないくらい、私を助けてくれましたし。 きっと、ゆい先輩がいなかったら、私はここにはいなかったですし……って、私はさっきから、ゆい先輩のことばっかり考えていますね。 どうしたんでしょうか。 「えー、まだ、いいじゃん」 「そうだよー、もっとしてよー」 私がそんなことを考えていると、女の子達が話しかけてきました。 「別にいいですけど、時間は大丈夫ですか?」 「うん。だから、続きー」 「おつきみやまの話をしてー」 「はいはい。じゃあ、続きを……」 「私も、一緒に聞かせてもらえないかしら?」 いきなり、大人びた声がしたので、びっくりして、その声の方を見ると、髪の長い眼鏡をかけた綺麗な女の人が立っていました。 「あの、どちら様ですか?」 「あ、失礼。私は山中さわ子。さっき、あなた達の会話が聞こえてきたから、悪いと思ったんだけど、聞かせてもらってたの」 「そうなんだ~」 「いいよ、お姉ちゃんも一緒に聞こう」 ゆい先輩と女の子達に温かく迎えられる、山中さん。でも、私には1つの疑問が生まれました。この人はいつから、聞いていたのでしょうと。 さっきまで、近くに人がいませんでしたのに。私の気のせいかな? でも、それだけじゃない。なにか、私の勘なのだけど、この人は、何回も会ってるのロケット団の1人よりも、なにか、別の意味で違った恐怖を感じます。 「どうしたの?怖い顔してるよ、あずにゃん」 「べ、別になんでもないです」 「それで、私から、提案があるんだけど、聞いてくれる?」 「何ですか?」 「話を聞くのもいいんだけど、バトルを見せてくれない?」 「バトル?」 「だって、あなたみたいな、ポケモンのバトルなんて興味あるじゃない?」 「そういえば、そうだね」 「ゆいお姉ちゃんのバトル見た~い」 私は再び、疑問が出てきました。だって、私がゆい先輩をポケモンだと証明したのは、だいぶ前です。 その時には山中さんは確実にいなかったです。仮にいたとしたら、とっくに、私達の会話に入ってきてもいいはずですし。 「いいよ、見せてあげる」 「ちょっと、ゆい先輩」 「な~に、あずにゃん」 「勝手に決めないで下さい。この子達にも予定があるかもしれませんよ。それを置いても、夜ですし」 私は山中さんから、早く離れたかった。だって、今までのどの敵よりも怖い気がしましたから。 「私達は大丈夫だよ」 「そうだよ、ちょっとくらいなら」 「ほら、皆も言ってるし、大丈夫だよ」 「それじゃ、外に出ましょうか」 皆、山中さんの誘導で、外で、バトルをすることになりました。ポケモンも全員回復していますが、なにやら、不安です。 とりあえず、近くの森の中に。街頭もないので真っ暗です。 「真っ暗だね~」 「ちょっと、怖いよね 「おばけ出そうだよね」 「おばけ!?あずにゃ~ん、怖いよ~」 ギュッと、抱きついてくる、ゆい先輩。でも、怖そうではないので、ただ、抱きついてきただけでしょう。 「ここで、バトルですか?」 「ええ」 さっきから、この人の放っているオーラが怖いです。何か、異質なものを感じます。 「それじゃ、始めましょう」 「え、ええ」 「あずにゃん、よけて!!」 私はその声を受けて、奇跡的に素早く避けることができました。私がいたところにはサイドンの鋭いツメが刺さっていました。 後、一歩遅れていたら…… 「何をするの、さわちゃん!!」 私が背筋を凍らせていると、ゆい先輩は山中さんに言いました。 ……まだ、会ったばかりなのに、さわちゃんというあたり、社交性が強いといいますか、なんというか。 「何って、バトルよ。命がけのね」 「ふ、ふざけないでください。きてください、ハッサム。バレットパンチ」 私はハッサムを出して、先制攻撃を仕掛けます。 「サイドン」 サイドンもそれを受け、ガシッと両手を持ち、力比べを始めます。 「ふ~ん、強いわね。……でも」 「……!! あずにゃん、ニュー太を出して!」 「え!?」 「ハッサム」 力比べをしている、ハッサムの背中に、空気の刃が襲い掛かります。 「サイドン」 その攻撃で、怯んだ、ハッサムをアームハンマーで地面に叩きつけます。 「ハッサム! 後ろからなんて、卑怯ですよ」 「卑怯?どこがかしら?それよりも、次の攻撃に気をつけなさい」 「!?」 その瞬間、空気の刃が今度は私達に向かってきました。私は何とか、それをかわします。 「あずにゃん、他のポケモンを出さなきゃ」 「そうですね。来てください、ニューラ、デルビル」 「そんな、2体でどうするの?サイドン」 倒れている、ハッサムにアームハンマーで追撃を加えていた、サイドンがこちらを見ます。 ……まずいですね、この2体じゃ、あいつにはきついです。 「ハッサム」 その隙を突いて、ハッサムは素早く、起き上がり、こうてつのはさみを使った、メタルクローでサイドンを引き裂きます。 「ハッサム!!今のうちです。デルビル、これに火をつけて下さい」 私はデルビルにそこらへんに落ちてた、枝に火をつけてもらいました。 「君達はこれを持って、宿泊所まで逃げてください」 「……でも、お姉ちゃんは?」 「私はこの悪い人を倒してから、戻ります」 「大丈夫?」 「死んじゃ嫌だよ」 「大丈夫です、私にはゆい先輩もついてますし」 「!!」 「そっか。ちゃんと無事に帰ってきてね」 「はい。明日は一緒に朝食を食べましょうね」 「うん」 「ニューラ、デルビル。この子達の護衛をして。終わったら、すぐに戻ってきて」 「ニューラ」 「デルビル」 「そんな簡単に行かせると思ってるの?」 再び、空気の刃が襲い掛かります。 「しゃがんでください!!」 私の合図で皆、しゃがんでかわします。 「早く、行ってください。出てきて、イーブイ」 私はイーブイを出します。しかし、相手がどんなタイプか分からない以上、対処のしようがありませんが、ひとつだけ、確かなことがあります。 この技はおそらく、エアスラッシュ。だとすると……。 「イーブイ、これで進化してください」 私はイーブイをかみなりのいしでサンダースに進化させます。エアスラッシュはひこうタイプの技で、覚えられるのはひこうタイプです。 だとすると、相手はひこうタイプ。ならば、でんきタイプのサンダースが有効です。 「サンダースね、なるほど。でも、どこからの攻撃か、分からなければ、意味がないわね」 その声とともに、空気の刃が迫ってきます。……でも、これで場所が分かりました。 ジリジリ。 「どうして、後ずさるんですか!」 「……あずにゃんはあれに私が勝てると思う?」 「……やっぱり、無理ですか」 ここは退くしかないですか。私は、サンダースとハッサムを戻し、逃げ出そうとします。 「私が逃がすと思う?」 サイドンは私達に向かって、突撃しようとしています。 「ゆい先輩、早く逃げますよ!」 「うん。……イテッ」 私に向かってこようとするゆい先輩が ドテッ。 と転んでしまいました。 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 「あう~、大丈夫だよ~」 「あ、危ないです、ゆい先輩」 サイドンはハッサムを粉砕した、アームハンマーをくらわせる為にゆい先輩に向けて、拳を振り上げます。 「ご、ごめんなさい。あめちゃんあげるから、許して~」 「サイドン」 サイドンは拳を振り落とします。 「危ないです、ゆい先輩」 私はゆい先輩を庇うように覆いかぶさります。でも、きっと、無駄でしょう。その拳は私もろとも、ゆい先輩を粉砕するでしょう。 そんなことを考えながら、私はその拳が振り下ろされるのを待った。 「ニューラ」 ドーン。 私が最後を覚悟した時、ニューラの鳴き声とともに、サイドンが倒れる音が聞こえます。 「ニューラ」 「デルビル」 「ニューラ、デルビル」 この2匹が戻って来てくれたら、まだ、戦えます。 「よし、じゃあ、行きますよ」 「待った、あずにゃん」 「何ですか?」 「抱っこして~」 「……」 私はゆい先輩を抱っこして、ついでに頬をつねります。 「いふぁいよ、あずにゃん」 「とりあえず、無事に逃げましょう」 「結局、逃げるの?」 「まだ、相手は2匹のみ。そのうえ、まだ、敵が隠れているかもしれませんから」 私達は改めて、逃げ出します。 「サイドン」 サイドンは起き上がり、再び、こちらに向かいます。 「ニューラ、こおりのつぶてで、サイドンを足止めしてください。デルビルは私達を先導してください」 それぞれの連携で、私達は逃げ出しました。 「いいコンビネーションね。でも、無駄よ」 空気の刃が私達の行く手を遮ります。 「また、クロバット!?」 もう、回復したんですか。私はもう一度、サンダースを出します。 「無駄よ、今度は移動するもの」 その言葉通り、逆の方から、空気の刃が襲い掛かってきます。 「……くっ!?」 私は何とかかわしますが、完全にかわしきれず、腕にかすってしまいました。 「あ、あ、あずにゃん、腕から血が……」 「かすり傷ですから、心配しないで下さい。……くっ」 とはいっても、ちょっと痛いですね。 「あずにゃんの綺麗な肌が……プチ」 「あの、ゆい先輩。どうしたんですか?」 「……あずにゃん、降ろして」 「で、でも……」 「いいから!!」 「は、はい」 「何をする気か知らないけど、無駄ね」 空気の刃がゆい先輩に向かって迫ってきます。 「フン」 ゆい先輩はお玉を出し、空気の刃が出てきたところに投げます。……って、お玉!? 「クロバット」 しかも、命中し、クロバットが出てきました。 「ゆいちゃん真拳超奥義『無我の境地』」 そういうと、今度はクロバットに10万ボルトを仕掛けました。 「クロバーーーート」 クロバットはその攻撃で、大ダメージを受けながらも、つばさをうつ攻撃でゆい先輩に迫ります。そして、 その攻撃はゆい先輩に命中……したかと、思いましたが、すり抜けてしまいました。 今度はかげぶんしん!?そして、横から、ハイドロポンプ攻撃を仕掛けます。さっきから、次々と、不規則にバトルスタイルが変化します。 一体、ゆい先輩に何が…!? 「この奥義はある週刊漫画雑誌から、編み出した技なんだよ~。今まで、見てきた、技を繰り出すことができるんだ」 そう言うと、クロバットにかみなりパンチを当てて、クロバットはふっ飛んで、気絶しました。 「やったね!」 ゆい先輩は私に向かって、笑顔でVサインをします。 ドキン。 あれ、なんですか、私の心臓。まるで、気になる子の笑顔を見て、ドキンってなる、主人公みたいな感覚は。その時、 バシーン。 「ニューラ!」 ニューラがサイドンに叩きつけられました。あの,サイドンの戦闘力は一体……!? 「まだ、私がいるよ。いっくよ~、 ゆいちゃん真拳……くっ」 その時、ゆい先輩の足がガクッと崩れ落ちました。 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 「う、うん(この奥義はすごい、あずにゃん分を使うから、あずにゃん分が不足しちゃったよ。でも、ここで私が倒れたら……)。 早く倒そう、ゆいちゃん真拳コスプレ奥義『ゆいDEメイド』」 バーンと煙がゆい先輩を包み込みます。しかし、いつも、思いますが、この、ネーミングセンスは何なんでしょう。 煙が晴れると、ゆい先輩がメイド服姿です。……正直、可愛いです。 「さて、時間もないから、行くよ」 『ゆい。今から、お仕事を頼むから、よろしくね』 『うん』 あれ?いつもと違いますね。『私』はなんていうか、主人みたいな格好をしていますが、ゆい先輩のほうは大きさはそのままです(服装はメイド服)。 というより、主人みたいな『私』以外はいつもみたいにフィールドも変わってませんし。 『それで、お仕事はな~に』 『私』はサイドンを指さし、 『あの、置物を綺麗にして下さい』 ニコッと怖いことを言う『私』。 『分かったよ』 ピョコピョコってサイドンに近づくゆい先輩。 『まずは、洗剤をかけないとね』 サイドンに何かをかけるゆい先輩。 「サーーーーーーーーイドン」 サイドンの体がプシューと煙をあげて、溶け出しています。 『あ、間違えて、硫酸かけちゃった。テヘッ』 ……可愛らしく言うゆい先輩だけど、やってることは恐ろしいですよね。ちなみに、テヘッてところで、一瞬見惚れてたのは内緒です。 『気を取り直して、お掃除をしよう』 サイドンにあらためて、洗剤をかけるゆい先輩。 『あずにゃんのた~めな~らえんやこ~ら~』 鼻歌を歌いながら、のんきにサイドンを洗い始めるゆい先輩。歌はちょっとあれですけど。 「サーーーーイドン」 洗剤の泡が目に入ったのでしょうか、目を擦って苦しんでいます。 『さて、水をかけて、お終いっと』 どこから、持ってきた、ホースを持って、サイドンに水をかけます。サイドンの弱点はみずタイプ。サイドンは苦しそうにもがいています。 『あずにゃんお嬢様、サイドンのお掃除終わりました』 『よくやりましたね、ゆい』 ナデナデ。 『えへへ~』 『次はモップがけです』 『ハーイ』 「サイドン、いい加減に倒しなさい」 「サイドン」 『お掃除、お掃除~』 サイドンの進む道をモップで掃除し始めます。果たして、モップが意味あるのか分かりませんが。サイドンが足を一歩踏み出した時、ツルッと 滑って、転びました。 「どうして……あっ!」 22
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ケロテレビランキング アルバム2021年12月 ←2021年11月 | シングル | BD/DVD | 2022年1月→ + 【ランキング動画を見る】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm39863029 https //www.nicovideo.jp/watch/sm39863029 順位 変動 CD名 アーティスト タイアップ 発売 月間売上 累計売上 1 新 Ignite a Noise - ブラックスター キャラソン 12/21 12070 12070 2 新 Fate/Grand Order Original Soundtrack V - Fate/Grand Order サントラ 12/22 11778 11778 3 新 BANG!!! EGOIST ビルディバイド OP 11/30 7911 7911 4 新 約束 - IDOLY PRIDE ベスト 12/22 6804 6804 5 新 A Tiny Winter Story 南條愛乃 - 12/22 6094 6094 6 新 THE STORY OF FEATHER 黒澤ダイヤ(小宮有紗) ラブライブ! サンシャイン!! キャラソン 22/1/1 5830 5830 7 新 恋のWa・Wo・N - THE IDOLM@STER ミリオンライブ! キャラソン 12/22 5580 5580 8 新 Belle revolte 鈴木愛奈 - 12/1 5051 5051 9 新 呪術廻戦 0 オリジナル・サウンドトラック - 呪術廻戦 サントラ 12/22 4946 4946 10 新 旅人の唄 大原ゆい子 無職転生 ~異世界行ったら本気出す~ ベスト 12/22 4363 4363 11 新 THE IDOLM@STER Project LUMINOUS THE IDOLM@STER キャラソン 12/1 3599 3599 12 新 DON’T LET MI KNOW 柿原徹也 - 12/24 3312 3312 13 ↓ One Last Kiss 宇多田ヒカル シン・エヴァンゲリオン 主題歌 3/10 3236 228569 14 新 BLUE 雨宮天 - 22/1/5 2865 2865 15 新 RED 雨宮天 - 22/1/5 2810 2810 16 新 COVER~LOVE~ 諏訪部順一 - 12/15 2802 2802 17 新 Fly Out!! 伊波杏樹 - 12/8 2785 2785 18 新 深呼吸 三澤紗千香 - 12/22 2777 2777 19 新 .Link 豊永利行 - 12/8 2363 2363 20 新 Belle Epoque ALI PROJECT - 12/22 2320 2320 ←2021年11月 | シングル | BD/DVD | 2022年1月→ 月間 | 週間
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杉山めぐみをお気に入りに追加 杉山めぐみとは 杉山めぐみの69%は真空で出来ています。杉山めぐみの17%は気の迷いで出来ています。杉山めぐみの13%は大阪のおいしい水で出来ています。杉山めぐみの1%は世の無常さで出来ています。 杉山めぐみ@ウィキペディア 杉山めぐみ 杉山めぐみの報道 アニメ『無職転生』第21話「ターニングポイント2」PV公開!“ヒトガミ”の存在を語るオルステッドとは? - JMAG NEWS アニメ『無職転生』内山夕実・加隈亜衣出演生特番が12月4日(土)に配信決定!大原ゆい子のスタジオライブも - JMAG NEWS ソニー生命カップ第43回全国レディース大会が開幕、ベスト16が出揃う [テニス](テニスマガジンONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 杉山愛、長女の生後100日にお宮参り 晴れやかな家族4ショット公開「全てに感謝です」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 地域の家庭と飲食店結ぶ「すぎなみこども弁当」 1食200円で提供、子育て支援で - 高円寺経済新聞 杉山めぐみをキャッシュ サイト名 URL 杉山めぐみの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 杉山めぐみのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 杉山めぐみ このページについて このページは杉山めぐみのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される杉山めぐみに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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発売日 2011年7月28日 ブランド BOOST ON/HERMIT タグ 2011年ゲーム BOOST ON HERMIT PSP 世界でいちばんNGな恋 キャスト 夏野こおり(陽坂美都子),一色ヒカル(香野麻実),風音(天城夏夜),榊原ゆい(澤嶋姫緒),先割れ丼(芳村理),まきいづみ(陽坂穂香),先割れスプーン(佐々木),事務台車(上坂喜兵衛),胸肩腎(熊崎吉則),先割れチョップスティック(八須永文太郎),如月葵(長谷川倫子),茶谷やすら(本田真鶴),城崎彦太(尾関剛志),本多啓吾(晴彦),紫陽花(澤嶋順平),おおくぼけんたろう(西川),このかなみ(木下) スタッフ(追加パート・PSP版スタッフ) シナリオ:歌鳥一(株式会社エッジワークス),眞島浩一(株式会社エッジワークス),蘭堂歩(株式会社エッジワークス) シナリオ監修:HERMIT 原画:みこしまつり エグゼクティブプロデューサー:東加津彦 制作プロデューサー:細田邦治 ラインマネージメント:細田貴昭 制作ディレクター:片山卓哉,新川知 グラフィック:椎名正樹,Longshot LLC OP・EDムービー:HONKAN プログラム:仲山裕昭 スクリプト:佐藤大助,にょ デバッグ:高野正道,ポールトゥウィン株式会社 音響制作・SE制作:株式会社アスガルド 印刷物デザイン:柴崎結佳 営業:真弓貴,黒田達夫 広報:黒田達夫,片山卓哉 Web制作:七瀬希,ミツル スペシャルサンクス:フォントワークス株式会社 制作:有限会社レジスタ 製作・販売:株式会社アスガルド ©2011 Will plus/HERMIT/BOOST ON OPテーマ 「陽だまりコイゴコロ」 作詞・作曲・歌:片霧烈火(CLOSED/UNDERGROUND) 編曲:橋本鏡也 EDテーマ 「いとしさの糸」 作詞・作曲・歌:片霧烈火(CLOSED/UNDERGROUND) 編曲:ロドリゲスのぶ
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[部分編集] 【庄子 裕衣(しょうじ ゆい)】 プロフィール リンク 関連グッズ ▼レビュー +... ・ 【庄子 裕衣さんの出演作品】 超次元ゲイム ネプテューヌ