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登録日:2018/04/11 (水曜日) 15 47 00 更新日:2024/04/07 Sun 21 34 34NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 コピペ 佐世保市 地球代表 将棋 将棋星人? 棋士 歩武の駒 深浦康市 王位 羽生世代 藤井聡太の天敵 長崎県 順位戦 頭ハネ 深浦康市とは、将棋の地球代表である。 概要 まず以下のコピペをご覧いただきたい。 おまえら、もし地球に将棋星人が攻めてきて、向こうの大将と 地球代表が将棋一番勝負で対決し、負けたら植民地にされる という事態になったら、地球代表は絶対羽生でないとイヤだろ? 深浦でもいいのか?深浦に地球の命運を託せるのか? 羽生をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ 羽生の凄さを語る時にしばしば引き合いに出されたり、また他の分野での傑出した人物に改変されたりして使われるコピペなので、見たことがある人も多いだろう。 ……が、おそらく将棋に詳しくない人にはこのコピペを見たときに一つ疑問があがるはずである。 即ち。 「深浦って誰よ?」 ……残念ながら門外漢でも知ってる将棋の棋士となると、羽生藤井聡太ひふみんぐらいなもんで(藤井猛九段は泣いていい)、深浦九段のことを知っている人は余りいないだろう。 ここではそんな深浦九段のことを語っていきたい。 略歴 1972年、長崎県佐世保市出身。年代としては羽生とも近い世代である(そのため羽生世代にいれる場合もある)。 故花村元司九段に弟子入りし1984年に奨励会に入会。 師匠の花村は元真剣師(賭け将棋指し)。その強さを買われ編入試験を受けプロに転向した異色の経歴の棋士として知られ、 プロ編入後もA級順位戦で10期在籍・タイトル挑戦・一般棋戦優勝経験もある実力者であった。 しかし花村は翌1985年に急逝。先にプロ入りしていた兄弟子の森下卓が後見人となる。 1991年、19歳の時にプロデビューを果たす。 翌年度には全日本プロ将棋トーナメントで米長邦雄九段(永世棋聖の位を持ち日本将棋連盟会長も務めたレジェンド)を破って優勝。 またその次の年度では早指し新鋭戦で優勝し、早指し将棋選手権では決勝で羽生を破って優勝する。 これらの成績により新人賞と敢闘賞を受賞した、新進気鋭の若手として頭角を現してきた。 ……しかし、その後も勝率7割をキープするなど強さを発揮しながらも順位戦ではC級2組に留まり続ける(これについては後述)。 幸い、1997年にはようやく昇級、翌年にはB級2組まで上がり、その後紆余曲折あって、2004年についにA級昇級。A級は通算10期である。 タイトルについては1996年の王位戦が初めてで、この時の相手は羽生。1勝4敗でタイトル奪取はならなかった。 しかし、2007年に再び王位戦(やっぱり羽生)に挑み、4勝3敗でついに初タイトルを奪取する。 2008年には羽生のリベンジマッチを退けると、2009年には木村一基相手に3連敗を喫してからの4連勝で防衛に成功。 冒頭のコピペは実はこの羽生相手の防衛戦をやってる時に匿名掲示板に投稿されたコメント。だから羽生との比較対象が深浦なんである。 しかし2010年には広瀬章人に敗れ、無冠となった。 2017年には史上19人目となる通算800勝を達成している。 とまあ、 羽生相手に結構強い(一頃はハブキラーなんて呼ばれ方もされた) タイトル獲得経験者(王位3期)、一般棋戦でも優勝経験有 同じ時期に基本10人しかなれないA級棋士を10期も経験 と実はとても凄い人なのである。 ちなみに2017年度にフィーバーを巻き起こした藤井聡太、なんだかんだで12敗しているのだが、そのうちの1敗はこの深浦九段である。すごいぞー、かっこいいぞー! (そのあと藤井君の将棋に凄みが増して「何覚醒させてんだ」と言われたりしたが、それはまた別の話) アニヲタ的に関係のありそうなところを言うと、ヒカルの碁の二番煎じを狙った「歩武の駒」の監修を務めている。 恋愛流 棋士にはその棋風を表して、○○流と付けられることが多い。 ぐちゃぐちゃで混沌とした局面で力を発揮する米長邦雄は「泥沼流」、堅実な受けが特長の森内俊之は「鉄板流」といったように。 さて、深浦九段はというと… 恋愛流 。 その理由は、以下の発言から。 同じ相手のことを日常的に考えられる番勝負は好きです。 研究していても「この相手だったらどう指すだろう」と考えるのが好きなのだと思います。 対戦相手の好き嫌いはともかく、一人のことばかり考えるという点で番勝負は恋愛に似ているかもしれません。 他にも羽生とのタイトル戦をデートに例えたりもしてる。 やたらと対局中の羽生の所作に詳しかったり、羽生が眼鏡を外すとドキッとすると言ったり… 順位戦悲喜こもごも だがしかし。 やはり深浦九段について語るには、順位戦についての話題は外せないであろう。 順位戦については別のページを見ていただきたいが、この順位戦、昇級/降級において「頭ハネ」という(深浦九段にとっては特に)重要なルールがある。 要するに「タイの成績だった場合は前年度の順位でどちらが上位かを決め、これが昇級/降級のボーダーライン上だった場合、一方だけ昇級を逃したり降級となる」というものなのだが、 なぜか深浦九段、この頭ハネで引っかかることが 異様に多い 。 ざっと並べていくと、 1994年度、C級2組順位戦で 9勝1敗 で3人並んだため、頭ハネ。(久保利明が10勝全勝だったため、あと二人しか上がれなかった) 1999年度、B級2組順位戦で 9勝1敗 で3人並んだため、頭ハネ。(この時同点で並んだ一人、三浦弘行は1994年の時も同点だったりする) 2004年度、A級順位戦で最終局で羽生に敗れ、4勝5敗。5人が並んでいたが昇級直後で順位下位だった深浦が降級。 2006年度、またもA級順位戦で4勝5敗。6人が並んでいたが昇級直後で順位下位だった深浦が降級。(2年ぶり2回目) 2008年度、またもA級順位戦で3勝6敗。3人が並んでいたが昇級直後で順位下位だった深浦が降級。(2年ぶり3回目)ちなみにA級残留した一人は 三浦弘行 である……なんの因縁だ。ちなみにこれ、「初のタイトル保持者のA級からの降級」というちょっと不名誉な記録になってしまった。 特に「9勝1敗で昇級を2度逃した」のは今のところ深浦だけである。 尤も当人、この話題を振られると「全勝すればいいんです(=全勝できなかった自分が悪い)」と飄々としたものだったとか。 これを受けて、ヨハネスブルグコピペの改変したものが作られてしまっている。 深浦頭ハネコピペ 絶望したい棋士におすすめの棋戦 A級順位戦 B1で圧倒的強さを誇った深浦なら残留確実だと思っていたらよくわかんない棋力のやつらにボコられた 残り三局の時点で3勝3敗の5分だった深浦がその後一気に3連敗くらってB1に戻ってきた。 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると、頭ハネされた深浦だった。 B級1組上がりの1/2が頭ハネ経験者。しかも下位順位者がガチホモという都市伝説から「深浦ほど危ない」 「4勝すれば落ちるわけがない」といってA級に上がった深浦が1年後4勝5敗で戻ってきた。 「同じ事が二度も続くわけない」といって再びA級に上がった深浦が1年後やっぱり4勝5敗で戻ってきた。 「タイトルホルダーが落ちるはずない」と言ってA級に上がった深浦が1年後王位のままで戻ってきた。 「他の棋戦で対局したけど楽勝だった」と余裕顔で出て行った深浦がマジ本気のA級棋士にボコられて戻ってきた。 9位と10位は頭ハネにあう確率が250%。一度ハネられてまたハネられ、さらにハネられる確率が50%の意味 A級順位戦におけるフルボッコでの戦意喪失者は1年平均2人、うち約1人が深浦 そして「地球代表」へ 地球代表コピペは長い間将棋ファンの間で親しまれ、深浦が活躍すると必ず引き合いに出されるまでになった。しかし羽生の活躍は衰えを知らず、その残虐な勝ちっぷりにいつしか「羽生は将棋星人」というコピペが誕生する。サイヤ人に対抗する孫悟空になぞらえているのはいうまでもない。そして凶悪な羽生の棋力に対して必死に食らいつく深浦の姿から、実は深浦こそが地球人代表なのでは無いかとささやかれ始める。 深浦がコピペでオチ扱いされていた2008年から時は流れて2017年、将棋界のみならず世間全体がデビュー以来史上最多となる29連勝の快進撃を遂げた、最年少棋士であり羽生に続く"2人目の将棋星人"こと藤井聡太に沸いていた。 そして、叡王戦本戦トーナメント一回戦。ついに深浦も藤井と公式戦で一戦を交えることとなった。 この一局は混戦となり、両者1分将棋にもつれ込む大熱戦となるも、最終的には深浦が持ち前の粘りを見せ166手の熱闘の末藤井玉を詰ますことに成功した。 深浦は新手の将棋星人をも打ち倒したのである。 次戦、行方八段に嘘のようにボロ負けしたのは内緒。 そして迎えた順位戦A級最終日。 前年のソフト不正騒動(*1)の影響で三浦九段が別枠で残留したため11人での争いとなったこの年は最終日までに6勝が3人、5勝が3人となる大混戦であった。 最終日は通常全員一斉対局なのだが、先述の通り奇数人数であったため、一足早く全対局を消化していた羽生竜王(6勝4敗)が抜け番となっての対局。 上位陣は、6勝3敗が豊島八段と久保王将、5勝4敗で追うのが稲葉八段・広瀬八段・佐藤会長という状況。 この時点では「可能性としては6人プレーオフまであるけど、まあ順当に豊島八段か久保王将の勝ち抜けっしょ」という空気だったのだが……。 まず最初に終局したのが豊島広瀬戦。 豊島将之 ×-〇 広瀬章人 豊島八段と広瀬八段が6勝4敗に。この時点で、久保王将勝ち抜けor4~6人のプレーオフに。 続いて 稲葉陽 〇-× 行方尚史 佐藤康光 〇-× 屋敷伸之 残る5勝勢がふたりとも勝利。 まさかの 「5勝が全員勝ち、6勝の豊島が負ける」 という展開に。 「6人プレーオフあるか!?」という期待は最後まで続いていた久保-深浦戦にかかり、そして。 146手で深浦九段が久保王将を下し、ここに前代未聞の6人プレーオフ(と、ついでに深浦九段のA級残留)が決まったのだった。 この余りのメイクドラマに、ネットでも「もう深浦が地球代表でいいよ」という声が上がる。 ……そして迎えたプレーオフ第四戦、羽生-豊島戦。 ネット中継の解説をしていた深浦九段が雑談の中で奥さんから「パパ、地球代表になったんだって?」と言われたという話が。 コピペが当人にバレた瞬間である。 プレーオフ第五戦、稲葉-羽生戦でも引き続き深浦九段がネット中継の解説をしており、 最後に視聴者プレゼントの色紙を書いたのだが、そこには「地球代表 深浦康市」のサインがあったそうな。 地球代表面目躍如2021 しかし、その後はNHK杯で優勝する活躍を見せつつも、寄る年波には勝てず2019,2020年と順位戦では連続降級を喫した。 そして不調のまま迎えた2021年、王座戦二次予選を勝ち上がり、久しぶりのタイトル戦本戦へと進出した。 初戦の対局相手は前年に最年少タイトルを獲得し、直近19連勝中、20連勝へ王手をかけた藤井聡太二冠であった。 当時藤井二冠はA級の強豪広瀬八段に王手すらかけさせずに勝つなど、「このまま年度全勝してしまうのでは」という冗談すら囁かれる程の勢いを維持していた。 迎えた対局日、深浦九段はやや不利に追い込まれるものの、崩れない。そして粘りに粘り、藤井二冠の時間を削っていった。 焦る藤井二冠は、1桁へと移り変わりつつある持ち時間を横目に深浦陣へと攻め入った。 その攻めを深浦九段はひらりとかわし切り、持ち時間を十分残したまま完璧な反撃を行い、藤井玉を詰みへと追い込んだのだった。 ここを以て、「将棋星人」に対抗する「地球代表」としての名声はさらに高まり、深浦九段は数少ない「藤井聡太に勝ち越している棋士」の名を恣にしたのである。 そして次戦、飯島八段に嘘のようにボロ負けした。 2021年は無敵の快進撃を続ける藤井聡太に対して再び対局が組まれたのは10/31放送のNHK杯。この年の藤井は深浦、稲葉、豊島、齊藤の4名(*2)にしかこの時点で負けておらず、前年まで対戦成績が極度に悪く「藤井キラー筆頭」と目されていた豊島相手にも夏以降は内容でも圧倒するほどの強さを見せており、同日に指されていた竜王戦7番勝負第三局においても実力第二位の竜王豊島を完膚なきまでに叩き潰しつつあった。 その藤井を、深浦はボコボコに叩き潰す。対局後に藤井はNHKのカメラの前で机に伏せ、悔しさをあらわにした。 成績 王位 2007-2009年度(3期)、登場5回 王将 登場1回 棋聖 登場2回 NHK杯テレビ将棋トーナメント優勝(2019年度) ベスト4(1995, 2014, 2021年度、3回) 銀河戦優勝(2015年度) 準優勝(2001, 2009年度、2回) 全日本プロ将棋トーナメント/朝日オープン選手権者(朝日杯将棋オープン戦の前身)優勝(1992, 2002年度) 準優勝(1994年度) 他多数 余談 佐藤康光九段とは棋風が噛み合うのか、順位戦佐藤康-深浦戦は高確率で名局賞候補に上がる。 森下は王位戦で弟弟子(深浦)が羽生に挑戦する事と深浦の結婚が決まったので、結婚記念に深浦にはお手柔らかにお願いしたいと羽生に言ったのにもかかわらず、羽生は深浦を容赦なくボコボコにした上で、既婚者の羽生は「いや、結婚してこれから、もっと厳しいことが待ってますから」と森下に返答したと深浦の結婚式でのスピーチで語り会場は大爆笑になった。 奨励会入会を機に12歳で実家を出ている。始めは埼玉県の親戚の家に居候していたが中学卒業後からアパートで一人暮らしを始めている。 ゲーム好きで、先に挙げた稲葉-羽生戦の解説ではドラクエを例えに出しまくっていた。ちなみにフローラ派。 弟子の棋士には佐々木大地がいる。佐々木も長崎県(対馬市)出身でその縁で深浦への弟子入りを希望した。当時の佐々木は心臓の病気を患っており(現在はほぼ完治したとの事)最初は深浦は面倒を見れるか悩み森下にも相談したが、一家で転居する覚悟を見せた熱意に折れ弟子入りを認めた。佐々木はフリークラスでプロ入りしたが史上初の一年でC級2組に昇級する実績を残している。師匠と同じく藤井聡太君を負かしており、勝率も若かりし頃の師匠同様に高く、棋風も粘り強いところが似ている。しかし、順位戦では8-2の成績を三期連続で取るも一歩及ばず(うち頭ハネ二回)、竜王戦でも三期連続であと一歩のところで昇級を逃すなど、はやくも師匠譲りのところが出て来ている(そんなところまで似なくても...)なお深浦は地方出身の自分を花村師匠と出会わせてくれた恩から、基本的に自分と同じ境遇の地方出身者から弟子を取っており、大都市圏からは弟子を取らないことにしている。大都市圏なら師匠になれる人は沢山いるからとのこと。 追記・修正は順位戦で頭ハネをくらってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 [部分編集] 谷川や森内といったもっと知名度のある棋士の項目も作ったれや -- 名無しさん (2018-04-11 17 58 06) ↑地球規模で考えるんだ -- 名無しさん (2018-04-11 19 47 03) 9勝なのに昇級できなかったりとか、 -- 名無しさん (2018-04-12 17 18 50) つぐつぐ運がなさすぎる。同率上位で昇級できなかったり、同率下位で優先的に降級されたりと・・・ -- 名無しさん (2018-04-12 17 20 23) ネタにされがちだけど本当にすごい人なんやで… -- 名無しさん (2018-04-12 18 44 40) ちなみに同門の森下卓プロは九州出身ということもさながら入門時期も同じ。弟子の増田康宏は深浦の弟子の佐々木大地と新人王戦決勝で当たり見事優勝している。 -- 名無しさん (2018-04-12 21 58 50) ようやく羽生、加藤以外の棋士の項目も作られたか。あと大山、中原、谷川、米長先生らの記事も欲しいところ。 -- 名無しさん (2018-04-14 21 04 10) ↑俺も※2で言われたんだが地球規模で考えたら……… -- 名無しさん (2018-08-11 12 09 16) タイトル三期獲得の時点で超一流クラス 例のコピペも深浦が二流棋士だったらあっさり風化してただろう -- 名無しさん (2018-12-09 15 08 54) 深浦先生はどこかの対局の時にビアンカ派だとおっしゃっていたよ -- 名無しさん (2018-12-14 19 38 44) 追記・修正は順位戦で頭ハネをくらってから って、それだと将棋星人がこのページを改ざんするんですが・・・ -- 名無しさん (2019-07-12 20 51 55) この記事A級プレーオフだけ書かれてるけど実際は叡王戦が先のはず。その時からの流れだよ -- 名無しさん (2019-12-16 17 28 22) 叡王戦での「羽生さんを負かした棋士には責任がある」発言からの藤井聡太に逆転勝利ね。文春の記事にも順位戦よりこっちが紹介されてる -- 名無しさん (2019-12-16 17 30 22) 藤井二冠の20連勝を阻止する…さすが地球代表 -- 名無しさん (2021-05-06 21 36 18) 今後は豊島に並ぶ聡太キラーになるのかな? -- 名無しさん (2021-05-06 23 39 08) コピペでネタにするには惜しい偉人だなぁ -- 名無しさん (2021-05-07 01 02 09) 今ではこっちが地球代表で将棋星人羽入と藤井を迎え撃つ側になってる… -- 名無しさん (2021-06-27 10 48 30) 元のコピペも別に深浦プロが弱いって言ってるわけじゃないんだよな… -- 名無しさん (2021-10-31 03 15 40) 名前 コメント
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ファミコン将棋 竜王戦 【ふぁみこんしょうぎ りゅうおうせん】 ジャンル 将棋 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 I MAX 開発元 ホームデータ(現:魔法株式会社) 発売日 1991年2月15日 プレイ人数 1~2人 記録方式 パスワード、8桁の数字 定価 6,500円 判定 なし ポイント 初心者お断り大内延介九段(*1)作の詰将棋CPUの長考がひどい 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 概要 I MAXから発売されたファミコン最後の対局用将棋作品。 特徴 本作は竜王戦とあるが、トーナメントモード以外にも色々と用意されている。 テレビ画面でモード選択 本作はテレビ画面で番組を選ぶような感覚で以下のモードを選ぶ。 どのチャンネルも力が入ってはいる。 「竜王戦~トーナメント~」 本作のメイン。プレイヤーは決勝トーナメントに勝ち残ったアマチュアとしてプロ(CPU)を相手にトーナメントを勝ち抜いてファミコン竜王を目指していく。アナウンスが用意されているのも凝っている。 参加者は、アマ(プレイヤー)、すま、かたはら、かなた、あわず、なにかわ、よのなか、おおやみ、竜王。実際のプロ棋士のそっくりさんを意識している。 全部で4局。時間無制限。パスワード方式。トーナメントの組み合わせは変更可能。 CPU同士の対局は観戦するか飛ばすかを選ぶ事が出来る。 このモードのみ対局後に感想戦ができる。任意の局面から指し継ぎをすることもできる。負けた後に指し継ぎをして勝っても負けた事実を覆すことはできない。 「詰将棋」 出題は大内延介九段によるものである。 3手詰め、5手詰め、7手詰めが各10問ずつ収録されており、「三匹からの出題」という形式で3人の登場人物がそれぞれ担当している。 また、「あなたから出題」というモードも有り詰将棋を解いてもらう事も可能。メイン画面にいる3匹が回答する形になっている。 簡単な詰将棋なら瞬時に解く。また、時間をかければ15手詰めくらいは解いてくる。 3匹が出題してくる問題の盤面を再現すれば自分で解いて答えを教えて(バラして)くれる(こちらが解くときと違う変化、手数になることもある(*2))。 「将棋 実験室」 普通の対局モードで、2P対局やCPUとの対局、CPU同士の対局の観戦ができる。 CPUとの対局では、人造棋士に性格・戦法データ・思考時間を設定し、それによって10級から初段までのランク付けがされる。 こちらは思考時間の目安が5秒から540秒までの10段階で設定できる。 評価点 将棋の内容 CPUは強い 長考するだけあって強い事は強い。そして、後に発売される多くのSFC将棋にも刺さるパックマン戦法も通用しないので簡単には勝てない。総合的には下手なSFC、PSよりも強いとは言える。 ただ、ファミコン将棋では最も時間をかけて長考している割に簡単な詰みを逃している部分もある。 詰将棋 大内延介九段による出題であり、本作で最も価値があるものとされている。 詰将棋にありがちな正解手のみ受け付けるという仕様ではなく、CPUが詰将棋対戦という仕様が良い。 本作では対局は長考で悲惨な事になっていると言ったが、詰将棋に関しては短時間かつ的確に応手をやって来てくれるようになっており、誤答を咎めてくれる手順も参考になる。このあたりは本当に実用的であり現在でも通用する。 指した手が正解かどうかは指し返してくるタイミングで分かるようになっている(*3)。 正解、不正解によって3匹の1枚絵が表示されるが、これがいい味を出している(正解されて悔しがったり、不正解に対してドヤ顔をしたり)。 各手数ごとの10問を全て解くと、選択画面でその項目がグレーになって選べなくなる。全30問全て解いても特別な事は起きない。 構成は練られており、グラフィックが引き立てる 豊富な一枚絵 タイトルでは流れる滝のグラフィックが迎えてくれる。 テレビ画面でチャンネルを選ぶと言う趣向の凝らし方が面白い。 モードに応じてテレビ画面全体に画像が出て来るのも良い。例えば実験室では稲光も併用されている。 登場人物達には、口パク瞬きも用意されている。 竜王戦 対局相手の顔グラが用意されているのは勿論、こちらが勝利した際は敗者の弁を聞け、その時一枚絵が少し動き色々なセリフが用意されている。 対局中は鯉が飛び跳ねる。 優勝者への表彰状の文章は筆体で書かれており、胴上げの際は一枚絵が用意。だが表彰内容は…(後述) 詰将棋 3匹からの出題という形でこちらも全体像が用意されていて、表情が色々と用意されている。 実験室 ここだけは対局中にも相手の顔グラが出る。しかもアニメーションも併用されている。 盤面は手番に応じて上下反転する。2Pプレイでも自分のターンでは自動的に反映されるので地味に便利。 人造棋士が設定した戦法通りに指さない事があるのも人間臭くてよい。 賛否両論点 初心者には厳しい 説明書には駒の動かし方など初歩的な事が書かれているが、本作のCPUの強さはファミコンの中でも一二を争う強さである。 詰将棋も7手詰めまでしか用意されておらず、これで終盤戦を鍛えても対局で勝つのは厳しい。 問題点 CPUの長考 CPUの強さに比例するように、長考もひどい事になっている。 1手事に数分費やすためどうしても長期化してしまう。そのため時間無制限の竜王戦モードでは一局毎に数時間を費やさなければならない。また、観戦でもCPU同士の対局は15時間以上かかっている有様。 このため、肝心の竜王戦が看板倒れどころかクソゲーの条件さえ満たしてしまっている。本当に賞金一千万もらって胴上げまでしてもらえるなら話は別だが… 実験室の方でも、思考時間を最大に設定して対局させると7時間以上かかる。しかも、その割には簡単な詰みを逃したり、無駄合いで手数や時間を伸ばすのもプレーヤーを呆れさせた。 それなら一晩置いておけば翌朝見れると思いきや、対局は終わっているのみでリプレイを見ることも出来ない。 制限時間を突き付けられる事が無く、パスワードも毎回用意されている事を差し引いたとしても、流石に1局数十分はかかり過ぎであり、CPU対局としてはまったくもって使い物にならない。 その他 竜王戦で対局中は相手の顔グラが見えない。実験室では表示されていたのに残念。 優勝時の表彰では、賞金1,000万円と副賞の竜王位と御苦労さまですとの言葉がもらえる。もうちょっとマシな言い方はなかったのか… 詰将棋 出題は良いのだが、10問がランダムで出て来るため解きたい問題を選べないのは不便。ただ、一度解いた問題は全部解くまで再度出ないようになってはいる。 中断やリセットするとまたランダムで出題されるようになってしまう。 解答機能についても所要時間が表示されないのは不親切である。 5手詰めと7手詰めの問題の中に打ち歩詰めの禁手が発生する物が1問ずつあるが、実際にそれを指すと正解扱いになってしまう。 7手詰めの問題の中には王手をせずに寄せて5手で詰ましても正解になってしまう問題がいくつかある。 実験室 対局で駒落ちが出来ないのはマイナスポイントといえるかもしれない。 人造棋士の顔グラは2パターンあるのだが、2つ目の方がCPU同士の対局を観戦するときの後手番のみ見られる物となっていて勿体ない。1Pだとこちらの手番にかかわらずいかつい方の顔に固定されてしまう。 パッケージ詐欺 「初心者から有段者まで楽しめます!」とパッケージ裏にあるが将棋ゲームとしては中途半端なものになってしまっており、とても楽しめるものではなくなっている。とはいえこれは本作に限った事ではなく、ファミコンの性能ではプロの棋力に及ばなかったためだろう。 とはいえ、詰将棋だけは長考なしで応手をしてくるなど、現在においても通用する付加価値と言える。 総評 構成からグラフィックまで力が入っており、志の高さはうかがえる。 しかし肝心の竜王戦が長考によりまともに遊ぶにはきつい状態になっており、ファミコンの限界を突き付けられた作品になってしまった。 やはりハード性能的に無理があったのか、CPU対局としてのファミコン将棋は本作を持って最終作となってしまった。 本作の場合、大内延介九段による詰将棋という付加価値目当てに遊ぶのが無難だろう。 その後の展開 アイマックスは数か月後の11月に『ファミコン囲碁入門』を発売。 こちらも対局出来るFC囲碁としては最終作。FC将棋は振るわなかったが囲碁の方は成功したと言えよう。 翌年の1992年には、SFCで『SUPER将棋』を発売(*4)。 SFC初のまともな将棋であり内容的に『FC竜王戦』の正統進化版とも言える。尚、1992年度に発売されたSFC将棋ソフトはこの1作のみである。 本作の開発元のホームデータは、1989年3月3日に『早打ちスーパー囲碁』を発売している。後に魔法株式会社となり『将棋最強』も発売している。
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各賞など チームの勝利以外にも賞を個人賞を用意します。 2連勝賞 参加者は、基本的に2回の対局をする予定です。その2回の対局を2回とも勝つという偉業をこの賞で称えたいと思います。 hiami、SURARIN、kaede2、teaberry、cocota24、の5人でした。 あなた達がチームのエースです! 最速2連勝賞 2連勝した方の中で、さらに一局目と二局目の対局時間の合計タイムが最も短かったという偉大な方に、この賞を贈りたいと思います。 SURARIN、の二局合計で88分35秒でした。 素晴らしいスピードでした。 最長2連勝賞 2連勝した方の中で、さらに一局目と二局目の対局時間の合計タイムが最も長かった方に、この賞を贈りたいと思います。 cocota24、の二局合計で約142分でした。 素晴らしい熱戦でした。 ヨセ上手賞 2連勝した方の中で、さらに一局目と二局目の対局で、20目以内の(アマにとっては)小差になった方に贈りたいと思います。 (該当無しの可能性も高い賞です) 該当者は無しでした。(2連勝した方の中で、hiami、の15.5目勝ちが、唯一の小差での勝利でした) 切り込み隊賞 1回戦で勝ってチームに勢いをつかせた方に贈る賞です。 チームメイトは、あなたの勝利の報告を聞いて、とても励まされたことでしょう。 (部屋のチャットを見てないチームメイトもいたかもしれませんが…) 見事な先制攻撃でした。(2回戦には負けた人が該当者です。) toroimerai、mosumi2、geser、syuuken8、の4人でした。 不屈の精神賞 最初に1敗して、精神的ショックがあるにも関わらずに、見事にそれを克服して勝利をあげた功績を称えて、賞を贈りたいと思います。 Vortex、UFO、cato、RK12、kitson、の5人でした。 見事な精神力でした。 代打の神様賞 1回しか対局してないのに、見事に勝利という結果を残す。野球の代打で高打率を残す選手のように、難しい役割を果たした方を称える賞です。 見事な働きでした。 一回戦:Prodigious、underwaH、kait2 二回戦:khiro、uraemon、gakisan、Reverse 最速中押し勝ち賞 驚くべきスピードで早々と勝利をものにし、チームメイトに勝利の一報をとどけて、チームに勢いをつけた方に贈られる賞です。 (やはり部屋のチャットを見てないチームメイトもいたかもしれませんが…) 一回戦:syuuken8、21分50秒 二回戦:kitson、28分16秒 最長対局賞 長い対局は疲れて大変なものです。 そんな長丁場な対局を我慢強く打った精神力を称えて、贈られる賞です。 一回戦:Vortex VS hiami(勝ち)、約86分 二回戦:uraemon(勝ち)VS Gorobei、約64分 、cato(勝ち)VS mosumi2、約64分 幸運の女神賞 どちらが勝ってもおかしくないような微妙な対局のとき(棋力にもよりますが)、見事に幸運の女神に微笑を受けた方に贈られる賞です。 (もちろん実力も重要です) 一回戦:mosumi2、黒0.5目勝ち 二回戦:khiro、黒5.5目勝ち 参加賞その1 参加された方を称えて賞を贈ります。 惜しくも不屈賞を逃しました。 Gorobei、diru2、NH3CH2COOH、abben、の4人でした。 参加賞その2 参加された方を称えて賞を贈ります。 惜しくも代打の神様賞を逃しました。 一回戦:cyc、colorred、Heerowct 二回戦:VOCALOID、gumpy、tschan、sharo、yaranaio、Kotonoha 助っ人賞 プロの国際棋戦のCSK杯囲碁アジア対抗戦で、メンバー不足の台湾棋院へ、日本棋院からプロ棋士を助っ人を出してました。 今回の国際親善試合で、人数不足や層の薄いチームへの助っ人になってくれたみなさんに、感謝をして賞を贈りたいと思います。 助っ人のみなさんのおかげで、無事に3チームを保ちながら国際的な親善試合を開催することができました。 助っ人賞その1:diru2、syuuken8、cocota24、の3人でした。 助っ人賞その2 一回戦:Heerowct、colorred、kait2、Gorobei、の4人でした。 二回戦:Kotonoha、gakisan、yaranaio、sharo、の4人でした。 最優秀助っ人賞:cocota24、でした。(2連勝賞) 優秀助っ人賞その1:syuuken8、でした。(切り込み隊賞) 優秀助っ人賞その2:kait2、gakisan、の2人でした。(代打の神様賞) スキー賞 スキー場の雪原で、一間飛び(1、8メートルのジャンプ)に成功したものに贈られる賞。 該当者:xianren、Agzam の2名。 (*注:この2名は、大会の日に偶然にもスキーに行ってただけです。) 世界名人チーム(テスト運用による参考記録) 成績勝率方式で対局を組むようにしたので、採用されなかった世界名人戦方式ですが、あとよく考えたら成績勝率方式で対局を組んで、その対局の結果を利用して世界名人戦方式を進めることも不可能ではないことに気付きました。 世界名人戦方式も、結構人気がありました。 そういうわけで、世界名人戦方式も参考記録的にあてはめて、やってみたいと思います。 まず、世界名人戦の第一準決勝は、1月19日のプレ大会の0回戦の、アカリの碁 VS WCC をあてはめます。 アカリの碁が勝ちましたので(詳細は省略)、アカリの碁は、決勝戦に進出です。 1月26日の一回戦が、第二準決勝の WCC VS 香港 になります。 1月26日の二回戦が、決勝戦になります。 アカリの碁 VS ○×チーム。 具体例みたいな感じの例 ちなみに、世界名人戦で、Aチーム VS Bチーム があったとします。 Aチームの人がBチームから1勝したときは、1wp(WinPoint=勝利ポイント)を得ます。 Aチームの人がCチームから1勝したときには、1wpよりも小さくする感じです。 (Aチーム VS Bチーム の直接対決の結果が重要になるようにします。) Aチームの人がCチームから1勝したときのwpを得る計算式は (Aチーム VS Bチーム の対局数 )/2 = (Aチーム VS Cチーム の対局数)× Z という感じで、変数Zで求めたいです。 (これの場合は、 Z = 7/8 になります。↓↓) 例えば、Aチーム7人 VS Bチーム7人 、 Aチーム4人 VS Cチーム4人 だった場合、Aチームの人がCチームから1局勝ったときには、7/8wpにします。 Aチーム7人 VS Bチーム7人 、でAチームが4人勝ったら4勝。 Aチーム4人 VS Cチーム4人 で、Aチームが2人勝ったら、14/8wp。 Aチームは合計5wpと6/8wpです。 Bチーム2人 VS Cチーム2人 で、Bチームが1人勝ったら、Z=7/4なので、7/4wp。 となって1wpを超えてしまうので、こういうときには、1wpを超えても、1wpにしようかと思います。 Bチームは合計4wp。 Aチーム対Bチームは、合計勝利数で上回るAチームの勝ちです。 (何か計算式が不完全な感じですが・・・とにかくAチーム対Bチームの場合、Aチーム対Bチームの直接対決での勝利に比重を重く置く計算式にしたかったです。 すみません、今回はテスト運用なので細かいことは気にしないでください。) (なお、WCCの参加者と香港チームの参加者には、このことは説明してないので、知りません。・・・英語で説明するページを作るのが僕には無理なので・・・) 世界名人戦の参考記録のテスト運用の実際の様子 準決勝第二 WCCチーム VS 香港チーム WCCチーム 2勝(2wp) VS 香港チーム 2勝(2wp) ← 直接対決 WCCチーム 0勝(0wp) VS アカリの碁 4勝 香港チーム 2勝(1wp) VS アカリの碁 2勝 合計 (勝ち)香港チーム 3wp 、(負け)WCCチーム 2wp 決勝戦 アカリの碁チーム VS 香港チーム アカリの碁チーム 3勝(3wp) VS 香港チーム 2勝(2wp) ← 直接対決 アカリの碁チーム 5勝(25/12wp) VS WCCチーム 1勝 香港チーム 1勝(5/6wp) VS WCCチーム 2勝 合計 (勝ち)アカリの碁チーム 5と1/12wp 、(負け)香港チーム 2と5/6wp 世界名人戦の結果(テスト運用の参考記録) 名人:アカリの碁チーム 2位:香港チーム 3位:WCCチーム なお、世界名人戦の表彰式の非公式テーマ曲は、Queen, "We Are The Champions"でした。 今度の大会用のページV3.2 その2へ戻る http //www53.atwiki.jp/akarinogo/pages/53.html 大会用 アカリの碁 atウィキへ戻る http //www53.atwiki.jp/akarinogo/pages/35.html (逆コミの表なども書いてあります)
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関棋ネット順位戦 第1期の参加者受付を締め切りました。 106名の選手のみなさんがんばってください! 注 日程変更を依頼されます場合は、変更希望日を複数ご連絡お願いいたします。 関西棋院からは16名の棋士が参加しています。誰がどのIDで参加しているかは秘密(ほとんどばれているものもありますが)とさせていただきます。みなさん推理してみてください。結城聡、坂井秀至、湯川光久、中野泰宏、瀬戸大樹、金昞俊、村川大介、田村千明、孫英世、藤井秀哉、古谷裕、畠中星信、木和田一臣、三根康弘、河英一、小西和子、山田規喜、久保 勝昭(段、敬称略) お詫び:6/2・6/3の対局は対局室のトラブルにより、全員勝ち扱いとさせていただきます。ご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。 →第1期 クラス別リーグ戦表← →今週の対局(7/21,22 最終局)(7/17発表)← →今週の対局(7/14,15,16)(7/17日結果入力)← →対局結果(7/7 7/8)(7/10結果入力)← →対局結果(6/30 7/1)(7/3結果入力)← →対局結果(6/23 6/24)(6/26結果入力)← →対局結果(6/16 6/17)(結果入力)← →対局結果(6/9 6/10)(6/14結果追加)← →対局結果(6/2 6/3)(6/4結果記入)← →対局結果(5/26 5/27)(5/29結果追加入力)← →対局結果(5/19 5/20)(5/28結果入力)← →対局結果(5/12 5/13)(5/14結果入力))← →対局結果(4/28 4/29 4/30)(5/7追加))← →対局結果(4/21 4/22)(4/23記入))← →対局結果(4/14 4/15) (4/18更新)← →対局結果(4/6 4/7)← →対局結果(3/31 4/1)← →対局結果(3/24 3/25)← →対局結果(3/17 3/18)← リーグ戦成績表(7/17更新) A組 B組 C組 D組 E組 F組 G組 H組 I組 関棋ネット順位戦とは、初級者からプロ棋士まで棋力に関わりなくどなたでもご参加いただける関棋ネットの公式リーグ戦です。 関棋ネットはタイゼム囲碁のシステムを利用しています。関棋ネット、タイゼム囲碁、囲碁きっずアドバンス、goo囲碁の会員であれば参加可能です。参加費は無料です。(将来、有料化ないしTポイントをお支払いいだたく方式に変更する可能性がございます。) それでは順位戦の詳細をご案内差し上げます。 わかりにくい箇所があれば気軽にメール、電話でご相談ください。 会員であれば誰でも参加できる、参加費無料といった基本的なルールを申込期間中に変更することはありませんが、各クラスの定員(後述)といった細部のルールは変更する可能性がありますのであらかじめご了承ください。 かなり複雑なルールになっています。読むのが面倒だとお感じの方はまずお電話ください。 【参加資格】 関棋ネット、タイゼム囲碁、囲碁きっずアドバンス、goo囲碁の会員であれば参加可能です。 参加費は無料です。 クラス分け(後述)の必要がございますので、原則として3月10日24時までに昇降級戦を20局以上対局なさっている方に限らせていただきます。数局足りないといったケースにつきましては個別に事務局からご連絡を差し上げます。 【参加申込】 メール helpjp@tygem.com または電話 03-5474-3209で事務局までお申し込みください。 申込期間は2月25日(日)~3月10日(土)の2週間とさせていただきます。 お申し込みの際、参加希望IDと緊急時の連絡先(携帯電話、携帯メールアドレスなど確実に連絡がつくもの)をお伝えください。 急用が入ることだってあるでしょう。パソコンの調子が悪くなることだってあるでしょう。イベントにはトラブルがつきものです。何かあったらすぐに事務局にご連絡ください。事務局からご連絡差し上げることもあるでしょう。 【期間】 順位戦は1期4ヶ月、年3回の実施を予定しています。(対局期間3ヶ月、1ヶ月は予備+次期リーグ戦の募集期間) 対局数は所属するクラス(後述)によりますが、6局~11局となります。 毎週1局または隔週で1局の対局ペースですから、忙しい方でも無理なくご参加いただけるものと思います。キャッチコピーは「週に1度の真剣勝負!」でしょうか。週に1局では物足りないというみなさんもご安心ください。順位戦以外の企画も準備中です。 第1期順位戦はは3月~7月の開催となります。第1局は3月17日土曜日ないし18日日曜日に実施する予定です。 【対局】 手合い オール互先、持ち時間20分+秒読み30秒3回 会場 イベントサーバー(東洋証券杯サーバー)を予定しています。 日本室Ⅱは使用せずイベントサーバーのみ使用することになりましたのでご注意ください。 対局日 対局は原則として土曜日または日曜日の夜8時に実施します。 組み合わせおよび対局日時は事前にメール、電話でスタッフがお知らせいたします。 決められた対局日時に都合がつかない場合は対局日の3日前までに事務局までご連絡ください。スケジュールを調整させていただきます。 遅刻は原則として15分まで認められます。15分を過ぎた場合、相手の方の不戦勝となります。遅刻についてやむをえない理由がある場合は事前に事務局までご連絡ください。スタッフが相手の方にその旨ご説明申し上げ、相手方のご了承を得られた場合は日時を変更させていただきます。 (4/16追加)両対局者とも対局当日に連絡無く15分までに入室されてない場合は、 両者とも不戦敗となる場合がございますのでご注意ください。 【対局方法】 対局当日はスタッフが対局室を用意させていただきます。会場となるサーバーに接続すると「対局室に移動しますか?」という案内が表示されますので、「承諾」ボタンをクリックしてご入室ください。 両対局者がそろったところで白番に着席なさっている方(名前の横にドアマークがついている方)から対局申込を送ってください。 「対局申込」ボタンは碁盤の右下に表示されます。手番は対局開始時にランダムに決定されます。 【クラス】 順位戦はA・B・C・・・と級別にクラス分けされます。A~C級はさらに1組・2組に分かれますが、2つの組に格の上下はありません。 各クラスの定員は下記のとおりです。 A級1組(5名)/A級2組(5名) B級1組(5名)/B級2組(5名) C級1組(5名)/C級2組(5名) D級(10名) E級(10名) F級(10名+α) G級(10名) H級(10名) I級(10名)・・・以下同様 A・B・C級はプロ棋士(韓国棋院棋士含む)の参加を予定しています。1・2組に分けたのは対局数を調整するためです。 アマチュアでも好成績を修めた場合は当然A~C級に昇級します。実力がすべてのリーグ戦ですから我こそはと思われる方はぜひ挑戦なさってください。 対局は、同一クラス内の総当り戦とクラス対抗戦の2種類です。 総当り戦はイメージをつかみやすいでしょうから、ここではクラス対抗戦に絞って説明させていただきます。 クラス対抗戦はクラス単位の団体戦です。ひとつ上のクラス、ひとつ下のクラスと対戦します。E級を例に挙げれば、D級、F級の2クラスと対戦することになります。 クラス対抗戦の成績によって昇級者・降級者の人数が決まります。 具体的には下位クラスが勝ち越した場合(6勝4敗以上した場合)、昇級人数が2名から3名に増員されます。 クラス対抗戦は同順位の選手同士で対局します。E級とF級の対抗戦の場合、E級1位-F級1位、E級2位-F級2位、E級3位-F級3位、E級4位-F級4位、E級5位-F級5位・・・の要領で対局します。 A級・B級・C級は各組定員が5名ですから総当りで4局対局することになります。さらに、1・2組の交流戦、クラス別の対抗戦を実施します。ところで、A級1組の場合、クラス内の総当たり戦で4局、A級2組との交流戦で1局、B級1組との対抗戦で1局の計6局を戦うことになります。ひとつ上のクラスが存在しませんから、他のクラスに比べると対抗戦が1局少ないことになります。C級1組はD級の1・3・5・7・9位の5名と、C級2組はD級の2・4・6・8・10位の5名と対抗戦を行います。多少2組のほうが不利になりますが、これは許容範囲内としてご容赦ください。 人数が+αとなっている箇所は、第2期以降に参加される方のためのスペースです。途中参加に関するルールは今後、参加人数等を見ながら検討させていただきます。 各クラス内では1位から10位(5位)まで順位が定められています。順位戦終了後、成績上位者は昇級、下位者は降級しますが、勝数が同数となった場合は元の順位が上の選手が上位となります。 第1期のクラス分け、クラス内の順位はタイゼムランキング(待機者リストで「順位」として表示されている数値)を基準に主催者サイドで決定させていただきます。 【賞品】 各クラスの優勝者、準優勝者のみなさんには賞品をご用意いたします。 詳細が決定いたしましたら掲示させていただきますので今しばらくお待ちください。 【応援コーナー】 3月17日ミッション用の応援コメント投稿コーナーです。
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前のページ→VIP棋士紹介 続き→VIP棋士紹介3 永世ツンデレ もなか@ tritonsound marovip イラク人民 masa-ni 役満フラグ でっていう 琵琶湖@vip vip鰻屋 リーマンマン giko72 メガネのプリンス sephira81 vispom 仁しゃる nerv はな ⅱ クッキー船長 catpenguin fmo851 永世ツンデレ VIP将棋部の期待の新人。 駒落ちで日夜しごかれる。 よく対局で詰みを見つけたりと才能の片鱗を見せる。 もなか@ もなかとビールを与えないでください。 VIP将棋部の数少ない女性。 みんなのターゲット。 類似品にご注意ください tritonsound 麻雀好きな将棋指し。 それ以上は言えない。 marovip 振り飛車党で接続落ち四天王の一人。 将棋部に来て20連敗した伝説を持ち、負けた初心者に優しく語ってあげるのがもはや定跡。 合言葉は「ふむ」。 イラク人民 イラクからやって来た期待の新人。 異端の感覚派棋士で直感を頼りに手を見つけていく。 彼の才能が開花する事を願ってやまない。 masa-ni 釣りスレの大好きな男。 おっぱいうpスレを立てるも負けることを予測してなく負けたときにパニックになり 妹の制服をうpすることで許しを請うもののVIPPERマジ切れ。 追い込まれ5分かけて自分のおっぱいをうpするものの月面の映像と見間違うほどの 精神的ブラクラをうpしてきた。将棋の腕はいいらしいが胸のあたりは問題 師匠は明日香。ここからも変態さが伝わってくる 将棋では、四間飛車について異常なほど愛着心を持っている。というかそれ以外指さない。 最近あまり姿を見せなくなった理由として、死亡説やクサーノの臭いに耐え切れなくなった説、受験説が挙げられるが、 本人は至って元気そうなので、まあいいや ちなみに、大量のアイドル写真集のデータをたしか持っているはず 言ったらくれるかもよ! ちなみに、喋りに関してはVIP屈指の実力を持つ 無乳 微乳 貧乳 普乳 巨乳 スイカップ 爆乳 超乳 神乳 という従来の図式に陥没を入れようと企んでいる 役満フラグ いいえケフィアです。 絵が上手い。 ネカマも上手い。 短期間で将棋が強くなりリーマンをよく追放した。これは人として当然の行動である。 為替が上手くポムを従えている。 かなり頭が良く知略派 クサーノの弟子で将来が危ぶまれている。 最近は囲碁へと裏切り 皆から早く飽きないかと危ぶまれている。 すっかり囲碁部化してしまった 貴重な将棋部員を誘惑しないでください でっていう 基本的にお調子者である。 イケメンである。死ね。 皆から好かれる夢溢れる高校生だがイケメンなのが欠点。 最近はラジオにハマり日夜語っている。イケメンの分際で生意気な。 予想に反し良い声で、後はイケメンでなければ言うことなし。 サブ垢を大量生産し、ポイントデフレを発生させた。 琵琶湖@vip ニート四天王の一人。 自称「超時空シンデレラ☆ビワコちゃん」である ☆v(ゝω・)キラッ ニート、車ヲタ、ロリコン、スタンド使い、バイ、割厨、加齢臭がする等の多才な面もあるが将棋は弱い 琵琶湖の中はブラックバスとブルーギルで溢れかえっているのですよ☆にぱー びわこかわいいよびわこヽ(゚∀゚)ノであるですぅ~ 最近コロッケ化した。顔が広くマイページにはコメントがずらり 水は大切にしようね (` ェ ´)ピャー vip鰻屋 渋い新人。 オーラは明らかに40歳台。 しかし部員に将棋を教わるときの礼儀正しさは見習わなければならないものがある。 耳元のピアスでお洒落を気取っている。 リーマンマン #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ri-man2.JPG) 自称IQ120以上 リーマンマンだ! 試験日まで毎日将棋部に通い続け、不合格フラグを樹立、見事高校浪人という記録を達成。 投げやりになるリーマンに皆が説得を試みたが、 あまりのヘタレさに、ぶーん、ほぇす、あもり、せふぃらすと温厚な人が続々とぶち切れた giko72 アニメ・漫画・エロゲ全てを網羅しているオタク。 帰ったら必ずオナニーをするのが日課。 基本はトイレでこっそりヤる。 後の精子の匂いとティッシュの減りで親にバレている事は本人は知らない。 何が起こってもこればっかりはやめられない! 明日香にシゲマティーと呼ばれており快感を感じている。 捏造を模造と読む中学生に勉強を教えた事もあるが教え方がわるかったせいで、高校に落ちて高校浪人させてしまった。 おかげで中学生の人生は詰んでしまった。 あもりと仲が悪く犬猿の仲。 殺したいぐらいに憎んでおり未だ動機は不明。 彼との一番の思い出は amori0「美濃もんたって囲い思いついたwwうはww俺天才ww」 メガネのプリンス 垢はクルル曹長、タママ二等兵など 見かけによらず口はよろしくなく、「くそがああああ」が口癖 ^-^という顔文字で人を煽ってくる 明日香さんのお気に入り 将棋で負けると血管が切れそうになる。 最近は学校をサボってガンツをやるのが日課 カタンや麻雀等に誘っておきながら、いきなりコンビニに行きだすので注意 ガス止められても平気。ゴキブリも生息できない環境で暮らしている。 リアル将棋部に入り、大会出場するためバイトをして学費を稼いでいる VIPダメ人間偏差値1位。棋力でも仁より強いと自称し始めた。 ソーシャルゲーやってます。 下のリンクからはじめると、経験値UPアイテムがもらえます^~^ 一緒にTOY PLANETやろうよ! ▼専用URL http //hange.jp/invite/Z6oFztkrNgNROwJDAUgJGcOkGrYJtPAMOU2H0ALbPxc sephira81 将棋部の第一人者 彼がいなかったら今の将棋部はないだろう 将棋部内での屈指の実力者 vispom 為替でしにますた(´・ω・`) 留年四天王の一人。 アバターから見てわかるように、いかにも奥手な教授系キャラである。 ガラスのハートの持ち主でチキンハートの能力者。 実は絵が上手くユウモアのセンスのある絵を描く。 N県のせんとくんの中の人という噂がある 仁しゃる 仁藤(ニート) おなほ大学おなほつくり学科 リアル将棋でブイブイ言わしてるらしい nerv 巨根。 嘘をつくと伸びる魔法をかけられた。 その大きさはwikiに収まりきらないほどあり、長さは上を向けると襟元から頭が顔を出し、 角度はピサの斜塔より高く、破壊力はズボンを突き破るほど。 負け組クリスマスイブ杯に出場したのに、クリスマスの日に合コンに出るというあるまじき行為をして負け組杯から永久除名される。 ↑ 合コンでカラオケ行くことになったんだけど、店に入る直前に夜の街に走り去りますた…… そして暇だった友人を数人呼んでボーリングしますた( ^ω^) 受験勉強は6月になったら本気出す。 もう6月中旬に入るがまだハンゲにいる。 受験っておいしいんですか? 本日もネルフ級はとどまるところを知らない。 ω============================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================================⊃ はな ⅱ ひとづま。 はな Ⅱ〔リーマン愛してる〕 クッキー船長 どっかのサークルの一味だが、てっちに誘拐されてきた。 女に飢えてる童貞トリオのloveとてっちとリーマン求婚されており、本人は見苦しい男共を見て苦笑している。 男説が有力でどうみてもちんちんついてるのに、てっちとリーマンは違う違うと言い張っている。 インターネットのサイトを回覧している時に「クッキー(cookie)の~」と表示されたら犯人はヤス catpenguin チョコ行けば多分会えるよ fmo851 あえんの味がした(意味深) おおくのサブ垢を沢山持っている。 いろいろなサブ垢のせいでVIP将棋部ポイントインフレを起こした、もう一人の根源。 き○ガイが多いと言われるVIP将棋部の中でも指折りの猛者。 すきな属性は幼女で、ロリコンオナニストの一人で今やVIP将棋部最狂クラスの変態と言われている。 痴漢冤罪を食らったネカフェ難民。 現在はエリートロリコンとして現役活動中。 緑夢 グリーンに夢とかいてぐりむとよむらしい 麻雀部員のいじめられっこ かわいいかわいいといわれているがハンカノを3股している
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機甲盤古 第三十八章 http //www.comibook.com/cb421 <翻訳者コメント> 1ページ タイトル:神都敦煌[後編] 2ページ 黄雷「ご無沙汰しております。父上」 戴逢「よくできた息子だぜ。こいつ最近、機甲兵を2台も見付けてくれてな」 「俺が雷撃ミスった時も、こいつの機転で人に被害を出さずに済んだんだ」 黄亙「その右手は……」 黄雷「はい」 「これはその時に…」 「大したことはありません。修行が足りない証拠です」 3ページ 黄亙「……以後、気を付けるよう」 黄雷「……はい」 「戴逢様。申し訳ありません。色々と迷惑をかけてしまって…」 戴逢「迷惑?」 黄雷「私が機甲兵のことを持ち出さなければ…こんな大事にはならなかったのですが…」 戴逢「ハハ、何だそりゃ!」 「お前は天界の仕事に協力してくれたんだ」 「おかしいのは掟破りなあいつらの方…」 4ページ 戴逢「お前は何も悪くねって!」 黄亙「迷惑にはなっていないと?」 戴逢「当然だ。見習いにしとくには勿体ないくらいだぜ」 黄雷「……その様なことは…」 「父上…」 「折り入って、相談したいことがあります」 「間違いがあれば…正していただきたく」 5ページ 黄雷「守りたいものが、守れないのです」 「それは兵器のように、規則に反してしまうものだから…」 「しかしこのままでは…何か大事なものを失ってしまいそうな、そんな気がして…」 「私は…どうすればよいか…」 6ページ 黄亙「……雷」 「何を守り、何を守らぬか」 「私は、それをいつまでも教えてやれはしない」 「いずれは、お前も一人立ちをする」 「己のその目で、物事を見極めねばならないのだ」 黄雷「しかし…今は未熟者の身…判断を誤っては…」 黄亙「答えは、すでに見えているのではないか?」 「葛藤や過ちの責任を、誰かに委ねたい気持ちはよくわかる。しかし、分別のつかぬ程、お前はもう子どもではない」 7ページ 黄亙「己の過ちは己が背負う。雷よ、これはお前自身が選ぶことだ」 8ページ 黄雷「はい……はい! 父上!」 「戴逢様」 「しばらくここに残ります。どうか許可を!」 戴逢「どいつもこいつも機甲兵機甲兵…わっかんねーな」 「黄亙、あいつのやること」 「ちゃんと見といてやれよ?」 黄亙「……」 9ページ 魏恩「簡単に言うと仙試科舉とは…文字幻術を使った試験だ」 「座学ではなく」 「棋力、捜索力、妖怪への対処能力に至るまで…多種多様な才能を測る内容となっておる」 徐梅「そうなんですか。何だか不思議!」 10ページ 魏恩「受験者は5~6の関門を与えられ」 「合格は僅か10名ほど…」 魯泉「わ! 激戦だ!」 「でもきっと大丈夫!」 「盤古の力なら…どんな相手だろうと負けません!」 魏恩「…事はそう簡単には行かぬぞ?」 魯泉「ぼくは盤古を信じてますから」 魏恩「……魯泉。舞い上がるのは分かるが」 「一つ忘れておらぬか?」 魯泉「え?」 魏恩「言うたろう…仙試科舉は、文字幻術を使うと」 11ページ 魏恩「盤古はお前無しには使えぬだろう?」 魯泉「そ…それじゃあ…」 魏恩「受験者には書生の同伴が1名認められておる。すなわち――」 「お前は盤古と共に…」 「数千もの神霊達と競うことになる」 魯泉「え?」 「えええ!?」 12ページ 魯泉「ぼ…ぼくはただの農夫ですよ!? 神明の科舉になんて、そんな…!」 魏恩「この現状では致し方なかろう」 魯泉「で…でもぼくの頭じゃ、盤古の足手まといに…!」 魏恩「百も承知だ」 「慌てることはない」 「魯泉、今回は儂がついておる」 「傷が癒えたら」 「時間の許す限り、字を叩き込んでやろう」 13ページ 魏恩「盤古の実力を引き出す鍵は…お前だ」 「お前は、強くなければならぬ。良いな?」 魯泉「……うん」 霍安「………」 14ページ 允玄「まったく。あれ程の機械を女性一人で修理とは、頭が下がる」 「こちらで、サポートの手配でもしておきますか」 ヨーゼフ「Ah…皇帝陛下」 「トコロでお仕事ハヨロシイノデ?」 允玄「やってますよ? 携帯で」 ヨーゼフ「モシヤ…国のお仕事ヲソレ一台デ…」 允玄「ええ、そうですが?」 「もっとも、多忙な時分には二台使用しますがね」 ヨーゼフ「………!!!」 15ページ 守芬(魏恩によると、仙試科舉は7日後…) (それまでに修理を終わらせちゃえば、後は…) (いや……) (盤古の変貌の謎が、まだ残ってる) 16ページ 守芬(機体の損傷によって、陸文のかけたリミッターが解除された?) (けど仙縫鎭じゃ、何も変化は見られなかった。あれだけの損傷にもかかわらず。どうして?) (原因を突き止めない限り) (盤古は依然、兵器の脅威を秘めたまま) (仙試科舉じゃ、私は力になれない) (せめてこれだけは……) 「誰!?」 17ページ 盤古「黄雷さん…」 守芬「何の用よ?」 黄雷「メカ亀…」 「話がある」 18ページ 黄雷「お前は…」 「兵器だ」 「世のため人のため」 「無くしてしまうべきだと、オレは思う。」 (父上の言う通りだ…オレは、とっくに答えを知っていた) (ただ…認めたくなかっただけなんだ) 19ページ 黄雷「だが…それは間違っていた」 「人に危害を及ぼさず、守りさえするその姿。オレは…ずっとお前を誤解していた」 「この黄雷……」 「これまでの非礼、深くお詫びいたします」 盤古「っ!」 20ページ 黄雷「償いの証として貴方にお力添えを、申し入れます」 「私にできることがあれば、何なりと……」 「な…何泣いてんだ!」 盤古「すみません……」 「嬉しくて…つい…」 「ようやくわかっていただけたと思うと…」 21ページ 盤古「「兵器ではない」。そのお言葉…その御心……」 「肩の荷が下りました…黄雷さん……」 「本当に……ありがとうございます…!」 22ページ 盤古「しかしながら、黄雷さん…」 「仙試科舉に臨むのはそれがしですので」 「今回はお力をお借りできないのですよ」 霍安「そうでもないぜ?」 一同『!!』 守芬「霍安!?」 23ページ 霍安「虎ちゃんよ。盤古の助けになりたいってなら」 「1個提案があるんだが」 盤古「…提案?」 霍安「ああ……キミらも、仙試科舉に参加すりゃあいい」 守芬「は? 何よそれ?」 霍安「いくら盤古が能力に長けていたってよ」 24ページ 霍安「ガキんちょのボキャブラリーなんざ、高が知れてるだろ?」 「キミらも付いてりゃ、盤古のピンチにも助太刀できる」 「合格の可能性も大いに高まるってわけだ」 守芬「試験中に盤古を?」 黄雷「ふざけるな! それ、インチキじゃないのか?」 霍安「インチキ? やれやれ、オツムの弱いこって」 黄雷「何だと!?」 霍安「あのなあ……」 25ページ 霍安「十二生肖じゃ、ネズミが牛の背を借り、トップに躍り出ている」 「牛も牛でフライングだ。両者をズルだと非難する者もいるが、結局はどうなってるよ?」 守芬「あの…」 「神話を持ち出されても…関係無いでしょ?」 霍安「大アリさ! これもまた仙試科舉の体現」 「安心しなって。規則に書いてなきゃインチキにはならない」 「ボクも経験者だしね。話は聞くもんだぜ?」 黄雷「何?」 霍安「そういや魏恩が言ってたっけ?」 「仙試科舉に合格すれば…」 26ページ 霍安「妖怪…も、神明になれるってさ」 黄雷・守芬「!!」 盤古「霍安様…あなたは……」 霍安「ま、それはそれとしてだ。虎ちゃんは文字幻術が使えるからクリア」 「同伴の書生は文字幻術が不要。だから鍾の嬢ちゃんもオッケー」 「保証人はボクがなろう」 「これで、参加条件は整う」 「いかがかな? ご両名」 27ページ 黄雷(こいつのやり口は散々見てきた……) (霍安は信用できない!) (保証人なら、父上の方が適任……) (………いや……) (これはオレが背負うこと…父上には頼れないか) 守芬「あーはいはい」 「どうせまた良からぬことでも考えてんでしょ?」 盤古「黄雷さん。真に受けることはありません」 「助けがなくとも、それがしはやり遂げてみせます!」 28ページ 黄雷「やかまし」 盤古「!?」 黄雷「いいから助けさせろ。助けられろ」 「お前の意見なんて知ったことか!」 盤古「へ…ええ!?」 守芬「黄雷…」 黄雷「心配は無用だ。仙試科舉には多くの神官がいる。霍安も妙なマネはできないさ」 29ページ 黄雷「オレらの目的は、メカ亀の合格…機甲兵からの脱却だ」 「それを踏まえれば、悪くない提案ではある」 守芬「……」 「そうね」 盤古「守芬さん……」 守芬「いいのよ、盤古」 「やっとあなたの力になれるわね」 「霍安」 霍安「フッ」 30ページ・31ページ 黄雷「お前の提案を飲もう」 「オレらも、仙試科舉に参加だ!」
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', }iii´ ./.( ,ィ'´ `ヽ, 乂_ゝ-、 i }ii、 ゝッ`""´ ゞ,, `ヽ, }ミi ヽ ノ }ii{ ̄ゝi ,ィ'´ 、ノ `ヽ,_,ィ'´ ゞ} } ノ ノiii} ィ ゝイ }ゞィ __,, _,,,、、ッェ─__ ゞ´ i / ゞ.i}}シ /彡 ,ィ',ィ',ィ', ,ィ'三三ニニニニニ三ェ、,, ッッミ、 ゞヽ ィ,ィゞ´/ i´.}i ,ィ',ィ',ィ' イ彡ゞ''"´ ``"''ッ、ミミミミ、 i i.i i ∥ ,ィ'´,ィ',ィ',ィ',ィ' `ヽミミミiッ、 ゞ .ゝi}ii /.///ゝッ ヽミミミiッ、 i´.{ ,,,, ,ィ',ィ',ィ' .}i ヽミミッ、 iゝ } // ,ィ ///// .|、 (´ .ィ'".ヽ } ヽ ミ 、、 .i__} //// ノ//// i ', ノ;;;;;;;;;;|、 Ⅵミミミ シイ //// シ /// ) ノ >ー´;;i{ゞヽシ;;;;ゝ、 }i .Ⅵミミミ ,ィ' .//// .シ// ヽ /i i;;;;;;;;;;;;;;;;// ヾi,;;;;;;;;;;ヽ, Ⅷミミi i .,ィ' / イi ii シiii {ゞ、 /;;;;;;;;;;;;;/ノi i}i;;;;;;;;;;;;;{ ヽ i .}i ミミi }.i´´ // iヾ iiiiノ ,' ヾi,イ;;;;;;;/マ;;イ;;;i i;;;;;;ノi;;;;;;;}i }i iiiiii.ii } i ii ,., }iiii/ >;;;;;,ィ'´ .ヾ;;;;;;;i i;;;;;;/.ヽ;;;;;;i }i .iiii /.i }i .i´ '' ゞ, ゞ /;;;;;;;ノ__ノ ッェ};;;;;;;;i i;;;;i ヽ;;;}i .iiゞ }i.ii.ii /ii}i} ii} i i.,ィ /;;; イ ノ ,,,,ノニゞ===i {=≦ッ、|;;;;;}i .i .i}ii.ii ,ィ'ゞ""__/ }iiiiii .}i ii {iゞv, ././イ'´` /ニニ./ミェェェェi i彡、二i;;;;;;i、, .i .i}iii.ii / _,,ィシ´i iゞi i .i} .',シ .i.イ;;ヾイ_ノ ノニ二/ニニニ//i iニニ{,ニ.i;;;;;iニニヽ ___ノ i} i ,ィ'i | i iiii }ii、 ヾ}ミ匁シ>ー'''´ニニ二/ニニ,イ;;;;/||i iニニ}二};;;;iニニニゝニニニヽ, ノ ノ シノ __i | i {iii ヾミシ}ii==ニニニニニニニニ/ニニイ;;;;;イニi i}ニニ}ニイ;;iニニニニニニニニニゝ、 彡´ /´ 〈 ノ...{,} }ii iiッゞ}i ヽニニニニニニニニニ/ニニ.ゞ;;ノニニi i;;;iニニ}i.i;;;;;}、ニニニニニニニニニニムイ .ゞ ノ ,ィ'"" | 、、}iシゞ ´ .}ニニニニマ''''''"".iニニニイ;;/ニニi i;;ノニニム`´ ヽニニニニニニニニニニ{ `´ .,ィ ミi}iゞ´ /ミッiニニニニマヽヽヽiニニ/;;;;/ニ二i {ニニニ二i彡彡彡彡ヽニニニニニニゝェェ、 .〈 ii シ}}} イ=ニニ>''''"""´ iニニi;;;/ニニ二i }ニニニニニi彡 ,ィ'シ´ iニニニニニニニニニ≧、/ノイ..v .}iiシ イii .ノ .ッ、 ゝ、iニニ};;}ニニニニノ /ニニニニ二i彡´ `"'ー-=。} ̄""マ{i}.i.}シ´ i ミミッ、、 ヾ .iニニヾニニニニイノニニニニニ二.i ,ィ',ィ',ィ'シ `,ィイノゞ ッ、 ヾiヾゝ''''., ゞミミ`ゞミ、、.ムニニニニニニニニニニニニニニ二i 彡'´ _ イ""ゞイゝ'´ ヾi ,ィ''ヽ} ゝ、 ヾ ヾ}iニニニニニニニニニニニニニニニニ.} .シ'´ ニニニ 彡 イ __} .乂ゞ ヽ .iニニニニニニニニニニニニニニニニi ___ ゝー'''ノ ,ィ'彡i ,イ乂ィッイミ、 ィ-=-ー.、 iニニニニニニニニニニニニニニニニi イ ミ_,,,。イ´,ィ 彡彡ゞ 彡ゞ} ヾ .{ミミ、ー--ーー´、i{{,__ ノ {ニニニニニニニニニニニニニニニシ__,ィ'彡,ィ'イ 彡 ,ィ' ,ィ'シ,ィ',ィ' ,ィ' ノイ ノヾヾヾヾヾ`````ゞ___ノ`''iニニニニニニニニニニニニニニニi """""´´´´´´´´´´"""" """ "" ノ `'<ニニニニニニニニニニニ彡.>´`,ィ-´ ヽミニニニニニニニニニノ ´ |ニニニニニニニイ ゞ.イゞニシ .}ニi、 ミ三i、 + 108年前の姿 、、 、 _マ≧=┘\イ| -=7////////////7フ _////////////////≧ 7///////////マ////、 /イ//レヘ// W/,.=、マ//< |/{ヘ ' 'z_ニ-┐ ' rマト\ ヾ㍉、 ー’´ ┌ /i ヾ\、 ハ`゙〈 / `ヘ| _ ヾ\、 ,、ヽ ー イ=- ¨ . . \ヘヾ、 ノ ...`¨¨¨¨´ ........ . . . . . _,.ヽ _,. <=- _ . . ... _,. -= . . . ..` ー- _ イ圭圭圭! ! 「≧=べ´ `` ー- _ ヽ /圭圭圭圭! ! ! 、/ ̄/ヽ ___  ̄ _ \ /ヾ圭圭圭圭| i ! / /! マ圭圭圭圭/ ̄ \ヾ ヽ / マ圭圭圭| | | / / i マ圭圭圭卦; \ハ} ./ マ圭圭=! ! ! ./ / i マ圭圭圭圭i; ヾ / \ } 圭圭| |\ ∨ /_;.斗‘, .マ圭圭圭圭! ;ィ ‘, f ;=\ |圭圭i| !\λ7二 - ´λ マ圭圭圭圭; - '" ‘, ! . . ,イ `寸ニ圭| | ̄〈 べ_>¨  ̄ iム マ圭圭r;´ .〉 | . イ ,,_ `ヾ≠--=、 ||| | / _, -、 ;i;iム =- ´ ̄i ! / r┬.=x=x=x=x=x=x=x=x! i i. | ├!||─-<__,.、 ` ̄´ . | | / └─^-^-^-^-^-^-^-^-! | !_| |_||| / . ,r=ililT;Tリ i イ .| ! . . . . . !圭圭|「--`' ||| ̄ ̄ ̄/ . . ,イ |圭! |i! i! / .| .| _ 」 . . r‐佳圭=! |三才二三 二ゝイ` '`ーイ ! .!圭! i| !l / . | ` ̄i { . . . . .!圭圭圭| | . . . .ヾ . ∧ . .`7三 _ .;,;,;. . .| |圭! |! . i | / / 廴ヘ ∨'´|圭圭圭|! .ト、 . / .Tf\ . . / . . . . . \≧| |圭| | // ヾ{ i 圭圭圭! ! . ` . . .| ! . . .ヾ . . . . . . . . . ヾ | |圭| / 【名前】 八百万 元柳斎 重國 【個性】 紫炎(屍炎) 【AA】 現在の姿:山本元柳斎重國(BLEACH)/108年前の姿:兵頭(風祭)真介(戦国妖狐) - 能力値 棋力 21 八百万家14代目元当主。八百万百の曽祖父。123歳 個性:【紫炎(屍炎)】 思念、魂魄を焼き尽くす紫色の炎を発する個性。 魂魄を焼き尽くされたものは廃人(灰人)となる。 触れるだけでアウトな割とエゲツない個性だが、AFOはこれを受けてなおピンピンしていた。 108年前、AFOと11代目八百万家当主との戦いを目撃した生き証人。 AFOに挑み、生存している数少ない人。 個性発現で現代よりも世間が荒れていた時期、治安維持活動に携わる傍らで八百万家を継ぐため勉学に励んでいたある日に日本に流れ着いたAFOと遭遇。 直感的にAFOを禍を齎すものと感じ、決死の覚悟で臨もうとしたところで【金】の力を奮う11代目の介入により事は収まった。 止めを刺さなかった11代目の対処に納得できなかったものの、遺した言葉を無視することもできず、AFOを観察することに。 変わらぬ日々が続く中、3年を区切りにAFOとの新しい関係を始めようと決心したその日に様々なものを喪う。 鹿角の犠牲によりAFOとの間に“八百万家の人間を手を出さない”という契約を結ばれるが警戒は怠らなかった。 AFOを警戒して百やその母の文香を外に出さず、(合理的虚偽で)手中の珠のように大事にしていた。 そんな百に雄英入学を認めたのは5年前にオールマイトがAFOを倒したという報があったため。 AFOが生きていた事実を知ったからか、減っていた鍛錬を再開。一戦だけならエンデヴァー相手に勝率57%ぐらい。 信用はしていないが、これまで守られている契約を利用してブラックを保護しようとした。
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登録日:2011/11/17 Thu 22 36 48 更新日:2024/04/19 Fri 11 37 19NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 01年秋アニメ ぴえろ ほったゆみ アニメ テレビ東京 ハクではない ヒカルの碁 ヒカ碁 名作 囲碁 完結 実写化 小畑健 小畑健全盛期 幽霊 涙腺崩壊 漫画 神曲 終盤は鬱展開 週刊少年ジャンプ 集英社 千年の時渡る囲碁ロマン 『ヒカルの碁』はほったゆみが原作、小畑健が漫画、日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里(現:吉原由香里)監修の漫画作品である。 週刊少年ジャンプにて、1998年12月から2003年7月まで連載された。全23巻。 その後は、漫画の内容はそのままに作者のエッセイや特別イラストなど様々な付録が追加された完全版が改めて発売されている。こちらは全20巻。 テレビアニメは、2001年10月から2003年3月までテレビ東京系列で放送されていた。全75話。また、2004年1月には未アニメ化部分の原作を幾らかアニメ化したテレビSP「北斗杯への道」が放送された。 2020年には中国でネット限定で実写ドラマ版が配信され、2022年には楽天TVにて日本で配信され、TBSチャンネルでも放送されている。 ごく普通の少年が、現代に甦った天才棋士の幽霊に憑りつかれたことをきっかけに、囲碁の世界に魅せられ、成長していく様を描く少年漫画。 絵面として非常に地味な囲碁を題材としていながら、緻密で熱いストーリー構成と高い画力で囲碁ブームを引き起こした。 その影響は少年時代にこの漫画を読んでからプロの棋士になった人がいるほど大きい。 基本的に囲碁を全く知らない人でも楽しめるように描かれている。ただし、これを読んでもルールは覚えられない。 すべての対局に実際の棋譜を使用しているため、囲碁を覚えてから読むと二度楽しめる。 なお囲碁ルールの1つでもある「コミ」は連載途中の2002年よりこれまでの5目半から6目半に変更されているが、本作品では連載を通して5目半に統一されている。 作中においては第一話から最終話までの間に、1998年12月から2002年5月にまで及ぶ約三年半が経過している。 物語開始時には主人公は小学6年生であり、そこから中学校卒業直後までの成長が描かれた。 【あらすじ】 ごく普通の少年である進藤ヒカルは小遣い稼ぎの為に爺ちゃんの家の蔵を物色していた。 そこにあったのは古い血のついた碁盤。 ヒカルはその碁盤にとりついていた佐為と言う棋士の幽霊にとりつかれ、渋々囲碁を始めるが…。 ストーリーは佐為編(1~17巻)と北斗杯編(19~23巻)の二部構成になっている。 18巻ではヒカル以外の様々なキャラを主人公とした短編集が収録されている。 以下ネタバレ注意 【登場人物】 進藤ヒカル(CV.川上とも子) ちょっぴり生意気だがかわいげのあるフツーの男の子。ひょんなことから突然謎の囲碁好き幽霊(藤原佐為)に憑依されてしまう。 囲碁には全く興味がなく最初は佐為に言われるがままに打っていたが、回を重ねるごとに面白さに気づき自分で打つようになる。 塔矢らに感化され本格的に囲碁の世界に進むことを決意してからは、佐為や周りの大人たちを驚かせるほどの成長を見せる。 本作のリアル路線を反映して、ジャンプ主人公としては異色なほど作中勝率が悪い。前髪だけ金髪という、現実にいたら完全DQNなキャラデザ。 作中屈指の失言王。うっかりいらんことを口走って物語が進むこともしばしば起きたりする。 藤原佐為(CV.千葉進歩) 男です。もう一度言う男です。 「神の一手を極めていない」という執念から幽霊と化し碁盤に宿っていた元平安時代の天才棋士。 江戸時代に一度よみがえり、本因坊秀策(実在の天才棋士)に憑依していた。 秀策が病で亡くなった際に佐為も消滅し、再び碁盤へ宿っていたが、長い時を経てヒカルと出会った。 ヒカルの身体を通じて現代で再び囲碁を打つことで、「神の一手」を極めようとする。 その実力はまさに最強。初登場時で既にトッププロ以上の腕前を持つが、その後現代の碁を学び、「sai」としてネット碁上で伝説の存在と化す。 作中随一の萌えキャラ(?)。ヒカルにとっては囲碁の師であり、友人であり、手間のかかるペットのようでもある存在。 連載終了から15年あまり経った頃、現実のネットに謎の囲碁棋士「Master」が世界トップ棋士を続々と撃破していくという事件が起きた。 謎のアカウントがネットでトップ棋士を倒すという展開に「saiが本当に現れたのでは?」と連想する囲碁ファンも現れちょっとした騒ぎになったことがある。 トップ棋士の中には当時六冠・日本最強棋士の井山裕太の名前もあり、盤面の進行まで「sai vs toya koyo」がリアルで再現されたようなエピソードが生まれた。 なお、正体は囲碁AI「AlphaGo」の新バージョンなので当然saiではない。 塔矢アキラ(CV.小林沙苗) 本作品のライバルでありヒロイン。 父に当代最強のプロ棋士「塔矢行洋」を持ち、幼い頃から囲碁を仕込まれたサラブレッド。登場時点(小6)で囲碁の腕は既にプロ級。 作中でプロになり、10代棋士のトップランナーとなる。歳の割にとても落ち着いた好青年だが、囲碁に関してはとても熱い思いを持ち、ゆえに時として周りが見えていない。 碁会所で偶然対局したド素人のヒカル(中身は佐為)に敗れ、その後(悪気は無かったが)無知から囲碁棋士を愚弄するような発言をしてしまったヒカルに激怒。ヒカルをライバル視するようになる。 ちなみに第一部終盤で本因坊戦リーグ入りを果たしているのだが、入段2年目で14歳6~7か月で三大リーグ入りし2勝を挙げるレベルの棋士となると 2022年現在に至っても、どちらも現実の囲碁界ではいまだ現れていないレベルのとんでもない大記録。(*1) さらに現在では三大リーグ入りで段位に関係なく一気に七段まで昇段できるようになったので、もうちょっと昇段規定の改定が早ければ塔矢アキラ七段が誕生していた(まあ時間の問題だろうが)。 ●囲碁部 藤崎あかり(CV.かかずゆみ) ヒカルの幼なじみ。出番も少なく影も薄いが一応本当のヒロイン。 ヒカルの影響で碁を始めるが実力はイマイチ。ただ佐為は、重要な対局の前に彼女と打ってピリピリした気を鎮めるのも悪くないと語っている。 ……実は原作の最終巻となる23巻では彼女が登場しないどころか名前すら全く出てこなかったりする。 しかし可愛いので同人界では大人気。また、とある薄幸キャラのモデルとしてもそこそこ知られている。 筒井公宏(CV.津村まこと) ヒカルの先輩で葉瀬中囲碁部を一人で作り上げた、穏やかな性格の先輩。 定石をこよなく愛し、大会でも片手に本も持って打つほど。 アニメの最終回ではリア充になっており、彼女と一緒に歩いている所を加賀に目撃されている。 加賀鉄男(CV.伊藤健太郎) ヒカルの先輩で筒井の同級生。「囲碁部よりも囲碁が強い将棋部部長」で実力はかなりのもの。中学生でありながら煙草を吸っている不良。 幼少期に父親にアキラと同じ囲碁教室に通わされていた際に勝ちを譲られるという屈辱を受けた過去があり、「塔矢アキラ」と「囲碁」が大嫌いになった。 暗い過去の割にはカラッとした性格で後輩の面倒見も良い。 ヒカルが院生試験を受けると言った時、真っ先にヒカルの真意に気付き、半ば強引に突き放すような形で背中を押した。 自称伝説の筒井様。 「神の一手に一番近いのは?」という投票企画でなぜか並み居るプロを抑えて彼が2位を取った。 アニメでは煙草シーンは削除され、初登場における場面で碁盤に煙草を押し付けるシーンはガムに変更されている。 三谷祐輝(CV.浅川悠) クールな一匹狼でツンデレの不良。 最初は小遣い稼ぎの為オッサンの集まる碁会所で賭け碁をしていたが、イカサマの度が過ぎたために裏社会のイカサマ退治師である「ダケさん」を呼ばれて負け、一万円近い賭け金を失った。(スピンオフでは何故三谷が一万円近い大金を持っていたのか、ダケさんがいかにして賭け事のイカサマ退治師として稼いでいるかが描かれている。) ヒカル(というか佐為)が取り返した掛け金を渡すのと引き換えに渋々囲碁部に入部、大将として大会に出るようになる。 しかし打倒海王中を誓った矢先にヒカルが院生になると言い出したために激怒し、囲碁部に顔を出さなくなってしまった。 しばらくヒカルとは口も利かない仲だったが、ヒカルがプロ試験に受かったときは不器用ながら激励したり(アニメ版のみ) 佐為を失って落ち込んでいた時には熱く叱咤した。ついでに囲碁部にも復帰した。 可愛い姉がいる。 岸本薫(CV.櫻井孝宏) 名門海王中の囲碁部部長で大将。イケメンメガネ。腕前は中学囲碁部編の中で(アキラを除くと)最強格。 どこか達観したような冷静な性格だが、周囲から浮くアキラを気に掛けるなど、なんだかんだ面倒見は悪くない。 「院生一組」が化け物集団であることを読者に強く印象付けた「ブラックコーヒー」のエピソードは有名。 実は元院生で、ほとんど2組から上がれずプロを諦めたという過去を持つ。ヒカルが小学生の時に出た中学の大会に出ていなかったので、昨年まで院生だったと思われる。 ●院生(プロの研修生) 和谷義高(CV.高木礼子) 院生の仲間でヒカルの1つ年上。熱くひたむきで明るいナイスガイ。 プロの世界に詳しくないヒカルにとっては良い兄貴分。特に伊角さんと仲が良い。 ネット碁で鍛錬を積んでいて、saiと対戦し敗れ、正体を知ろうと行動時間や唯一送られた「強いだろオレ」のチャットメッセージから色々考察をする。 ヒカル、越智とともにプロ試験に合格しプロの道へ。 だがプロ入り後は、めきめきと頭角を現すヒカル・越智と比べてやや足踏みをしている描写が目立った。 そのため2ちゃんねるでは「和谷ムチャ(和谷+ヤムチャ)」という不名誉な称号を付けられてしまう。 伊角慎一郎(CV.鈴村健一) 成績は院生一組の中でも常に一位付近をキープしているが精神面が脆く、なかなかプロ試験に受からないでいた苦労人。 年長者であることとと優しい性格から、院生仲間には慕われている。 プロ試験編ではヒカルと並んで描写が多く、ある意味第二の主人公。ヒカルとの後味の悪い対局をきっかけに連敗を重ね、またしても不合格。 なおこの辺りからイケメン化し、もっさりしてたのが黒髪の月になった。 その後中国武者修行編を経て基礎的な棋力の向上と、長年の課題だったメンタル制御の技術を獲得。勝負強さを身に着け、ついに翌年のプロ試験で合格した。 その際佐為を失って失意の内にいたヒカルを立ち直らせるきっかけを作った。 ちなみに中国棋院にいた頃には楽平(レェピン)という名の和谷のそっくりさんと仲良くなり、勝ったり負けたり互角近い勝負を何度も繰り広げたらしい。 越智康介(CV.松岡洋子) メガネキノコ。プロ試験編でヒカルに立ちはだかる最大の障壁。 初登場時は12歳(ヒカルの一つ下)にして院生3位(その後伊角・本田を抜いて1位)の実力者だが、無愛想かつ遠慮のない言動で協調性は皆無。 しかし囲碁に対する情熱は本物で、負けた時はトイレに籠って涙を流しつつ長時間検討を行うほど。見た目は某虫野郎にそっくりだが内面は真逆である。 プロ試験では衝突もあったもののアキラに師事し、打倒ヒカルを狙うが敗北(プロ試験にはトップで合格)。 その後の同期の中で一番成績がいいようでヒカル同様一次予選を突破できていたり、北斗杯編では漢を見せる。 本田敏則(CV.櫻井孝宏) 伊角・越智に次ぐ院生順位の実力者。 ぶっちゃけイケメンでもなく人気があったわけでもないが、プロ試験の行方を占う要所要所で活躍した。 ヒカルの翌年(伊角さん・門脇と同期)にプロ試験に合格。あまり良い成績でなく今一つと自覚した中で行われた北斗杯予選で漢を見せた一人。 奈瀬明日美(CV.榎本温子) ヒカルの院生仲間。 出番もあまり多くなくそこまで強くもないが可愛い。が、院生一組なので上記の岸本薫より棋力はずっと高い。 第一回人気投票の段階では名前すらついていなかったにもかかわらず、「一組女子」名義(*2)で上位に食い込んだ。 ちなみに岸本はこの時のカラーページにて、奈瀬と対局して(ギャグ調ではあるが)苦い表情を浮かべる姿が描かれている。 その後あまりの人気のため、急遽名前が付けられ、スピンオフの読み切りが掲載された。 彼女の棋力はプロ入りは出来なくとも野球で言えば甲子園強豪校クラスなので、偶然立ち寄った碁会所で強面の男達を相手に無双していたら、デートしてたチャラ男に驚かれてフラれてしまう。なお院生仲間である飯島は、彼女が男と遊んでいたことを聞いて不貞腐れていた。 将来は本田と結婚するらしい・・・というデマが何故かまことしやかに流されている。(*3) 原作の最終話でも院生に所属しており、ヒカルとアキラのどちらが強いのかで喧嘩している後輩達をなだめている姿が描かれた。 ●プロ 塔矢行洋(CV.津田英三) アキラの父にして、最も神の一手に近いと言われる男。作中世界における現役最強棋士。 一時期8大タイトルのうち「名人・十段・碁聖・天元・王座」の5つを保持していた。 佐為はテレビで彼の対局を見てからライバル視している。 ある勝負を経て作中で引退するが、落ち着いた態度からは想像できないアグレッシブさを垣間見せるようになる。 桑原本因坊(CV.納谷六朗) 8大タイトルの一つ「本因坊」のタイトルホルダーの老人。 だいぶ年だが実力は本物。心理戦、盤外戦まで使ったありとあらゆる手で挑戦者を跳ね除ける。 ヒカルの素質をシックスセンスで見抜いた。 緒方精次(CV.藤原啓治) 塔矢行洋の門下生。ヒカルとそこまで親しくもないのだが、アキラが意識した彼を気になるのか何かと面倒を見てくれている。 ただsaiへの執着は非常に強く、ヒカルを執拗に問い詰めたこともある。 若年層プロのリーダー的存在で、後に師匠を倒して十段を得、さらに碁聖を得る。 伊角さんと同じくどんどんイケメン化。 普段着は青のワイシャツに白のスーツ。本人の人相の悪さもあって、ほとんどマフィアの若頭。 何気に「ヒカルの碁」と「(ヒカルが打った)佐為の碁」の両方を直接目撃した数少ない人物でもある。 倉田厚(CV.岩田光央) 作中では最初期から名前だけ登場していた若手の気鋭棋士。 一向に登場しないにもかかわらず段位がだけがどんどん上がっていくことから、どんなイケメン天才棋士だろうと期待されていたが、 その正体は愛すべきデブであり、読者に衝撃を与えた。 天才肌であり、囲碁を覚えてからプロ入りするまでの期間の短さはヒカルを凌ぐ上、ヒカルの成長の速さの裏には本人の素質のみならず、佐為という超優秀な師に毎晩指導を受けていたという事情もあるため、その点を考慮すれば彼も凄まじい才能の持ち主である。 ただ、プロになって以降の成長速度はヒカルの方が上回っていると思しき描写もある。 プロになったばかりのヒカルに碁会所で一色碁での対局を持ちかけた際には、仮にヒカルが終盤で悪手を打っていなければ勝利が危うかったほどに追い込まれており、「今自分が打っているのは塔矢行洋でも桑原でもないぞ。しかも進藤は一色碁は初めてだったはずなのに…」と驚愕していた。 この一色碁を機にヒカルのことをアキラと並んで今後警戒すべき新鋭として認めるようになる。 スピンオフでは、囲碁を始める前は中学生ながら競馬(*4)にハマっていた。 門脇龍彦(CV.高瀬右光) 元学生三冠王。割とチャラチャラしつつも大人な人物。 軽く受かると思ってプロ試験を受けようとした際に、たまたまた通りかかったヒカル(中身は佐為)に完膚なきまでに敗北、1年鍛えなおす決意をする。 もし門脇がそのまま受けていればヒカルは予選で当たって不合格になっていた可能性が高い。翌年伊角・本田と同期でプロになった。 アキラを除くと、ヒカルおよび(ヒカルが打った)佐為両方と面と向かって対局した唯一の人物。 あとやたらと個人情報をネットに流す友人がいる。 御器曽(ごきそ)(CV.麻生太郎廣田行生) みんな大好き麻生太郎ごきそプロ。 株でヒイヒイ言ってるらしく、囲碁フェスティバルに碁盤の材質を偽って売る悪徳業者を参入させた悪徳棋士。 「本因坊秀策」のニセ署名入り碁盤を高値で売っていたために佐為を激怒させ、さらに指導碁も数をこなすために素人相手にハメ手などを使っていじめまくったせいでヒカルの怒りも買う。 ボコボコにされていた素人の碁を佐為が引き継ぎ逆転されてしまい倉田から「やられごろのプロ」と言われてしまう。七段なのに 第二部序盤、本因坊戦二次予選で再登場。前回は油断していたらしいがやっぱりあっさりヒカルに負けた。 座間王座(CV.石住昭彦) 王座のタイトルホルダーを持つ棋士。長考する際、扇子をギシギシ噛む癖がある。 アキラの新初段シリーズの対戦相手として登場し、当初は互角で対等にしようと考えるも、アキラの態度が気に入らず、対局途中から本気を見せ、アキラを投了させ勝利する。 その後、塔矢行洋に王座のタイトルを奪われるも、翌年すぐに返り咲いた。 小畑氏のお気に入りのキャラクターである。 本因坊秀策 江戸時代に活躍した実在する棋士で、佐為がとりついていた(という設定)。 幼名は虎次郎。 ●北斗杯編 社清春(CV.石塚堅) 関西棋院所属のプロ棋士。寡黙だが負けず嫌いな性格。ヒカルと同い年であり、実力も伯仲している。 北斗杯予選でヒカルと熱戦を繰り広げる。その後社の実力を見て勝負を申し込んだ越智に勝利、北斗杯に出場する。 時として初手を「天元」や「5の五」に打つなど、挑戦的な手を放つ勝負師(でも後で倉田さんに「今のお前の実力では手に余る」と怒られた)。 手堅く進める碁も早碁もしっかり高いレベルでこなせるため、別に奇手に特化した棋士というわけではない。 父親の意向で高校進学を条件にプロ入りを許された。父親は毒親と言うわけではなく社の将来と囲碁界の将来を案じていた。 「囲碁のプロになりたいなー。」と思っている読者にある程度の現実を教えてくれる家庭環境のキャラクターである。 古瀬村(CV.川村拓央) 週刊碁の記者。物語終盤になって、前任の天野から仕事を引き継いだ。 彼が韓国に行った際、誤って本来の取材予定日とは違う日に韓国棋院を訪れたため、正規の通訳が来れなかった。それにより、あまり日本語が堪能でない現地の人物が仕方無く通訳をやる羽目になる。 このことがきっかけで後に大きな騒動へと発展することに。 一言で表せば、愛すべき馬鹿。それ故に読者からの好感度は意外と高い。 洪秀英(CV.伊東みやこ) 韓国のプロ棋士。 初登場は院生の時で、店の品物を落として気づかずに去り、それをヒカルが咎めようとしたら言葉が通じなかったため突然絡まれたと勘違いして韓国碁会所に逃走。そこで偶然また出くわしたヒカルと試合に。 慢心した性格であり、その上に当時はスランプも相まって勝負をすぐ投げ出す悪癖があったため、韓国側の人たちからもその性格を心配されていた。挑発しつつ久しぶりに全力で戦うも負け、名前を聞いてヒカルへのリベンジを胸にする。 北斗杯編で韓国代表として再登場する。嫌味と慢心は解消されており、ヒカルにも友好的に接していた。 驚くことにヒカルと再会するまでに2年とかからずして、自国の金康日(キムカンイル)九段を打ち負かすほどまでに腕を上げたらしい。故にその噂は日本棋院にまで 韓国の若手の有望株として高永夏と並んで語られるほどだった しかもヒカルとの再戦を夢見て、同時並行で日本語までマスターしていたという。(*5) 北斗杯本戦が終わった後には、念願だったヒカルとの対局をプライベートにて実現させるもまた敗れたことが語られている。 高永夏 韓国のプロ棋士。本作のラスボス。 ヒカルの一つ年上でありながら既に韓国国内でタイトル争いに加わり、トップの座を争う実力。日本での北斗杯に同行した韓国棋院関係者に「後2年以内に世界のトップに立てるか?」と聞かれて頷くほどの自信家である。 様々な行き違いが重なり本因坊秀策をバカにしたとヒカルに誤解される(*6)が、それを利用しヒカルを挑発。 北斗杯の日本戦で大将となったヒカルと戦うことになる。 実は「sai vs toya koyo」の時点で既に名前が登場していたりする。 余談だが、中韓のキャラクターの名前は姓以外は実在の棋士の名前がそのまま使われており、ヒカルと高永夏の対局も韓国のプロ棋士(李世乭)の棋譜が使われた。 ●その他 進藤美津子(CV.日野由利加) ヒカルのお母さん。突然囲碁にはまった挙句プロになると言い出す息子に振り回される可哀想な人。初めはぽっちゃりしていたが画風の変化と共に痩せて美人になっていった。 因みに旦那は放任主義なのかその辺を気にも留めず顔すら出てこない(アニメでは顔は出ないが声優は佐為と同じ千葉進歩氏が担当した)。 因みに連載開始時のモデルは作者であるほったゆみ。 ここで僕が追記・修正! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 囲碁覚えてから読み返すと、ヒカルはマジバケモノ。漫画ではまだ五目半でしたが、六目半になってもう十年ぐらい経つんですね。 -- 名無しさん (2013-09-16 20 13 58) そう言えば月姫のさっちんのモチーフはあかりなんだっけ -- 名無しさん (2013-09-16 20 30 47) 三谷は一匹狼ってか捨て猫。 -- 名無しさん (2014-01-01 19 10 30) 奈瀬はサービスシーンなんて皆無だと言うのに、そこはかとなく匂いたつエロさが堪らなかった。 カワイイ -- 名無しさん (2014-01-02 08 16 47) 終わりは置いといてほんと面白かったな -- 名無しさん (2014-02-04 22 47 42) 続きを書いてほしい。不可能じゃないと思うんだが。 -- 名無しさん (2014-02-04 23 30 42) てっきり、さいは女だと思ってました。 -- 名無しさん (2014-02-04 23 44 12) ↑誰もが通る道だから大丈夫だ。俺も佐為の唇のエロさから女と錯覚していた -- 名無しさん (2014-02-05 10 49 24) 門脇さんほんと好き ↑3 続編やった結果「やらない方が良かった」はよくあるからなぁ 見たいけど、そう言われてる間が華かなとも思う -- 名無しさん (2014-04-16 21 53 26) 今更ながらアニメ版を身始めた 面白いな -- 名無しさん (2014-04-17 01 56 26) ↑アニメ版も漫画版も本当に素晴らしいよ。終盤は本当に泣ける -- 名無しさん (2014-05-31 22 36 56) 囲碁のルールまだほとんど分からんのに面白いのは素直に凄いと思うわw よくぞまあ囲碁でヒット漫画が描けたなと…。 ↑2 アニメいいよな! 自分アニメ1話見て1発で惚れて、漫画集めたわ~。静かな中でパチパチ打つのは地味だったと思うけど、普通に良いアニメだった -- 名無しさん (2014-07-14 22 37 39) 伊角さんがイケメンになったのは髪伸ばしたからだと思ってた -- 名無しさん (2014-11-04 19 17 26) 少年誌で囲碁をテーマに漫画、てかなりの冒険だったろうに、あんなにウケたのは凄い。 -- 名無しさん (2014-11-04 21 50 01) なんでか知らないけど美津子さん(ヒカルのママ)が同人界隈で息の長い人気があるんだよなww -- 名無しさん (2014-11-06 19 13 45) なのに将来は本田と結婚するらしい。 マジか? -- 名無しさん (2015-05-02 00 16 14) ヒカルは院生にならないほうが面白かった -- 名無しさん (2015-05-02 00 26 50) 何故か無かった越智、本田、美津子さん追記。しかし美津子さんのあの人気は一体何処から来るんだ……w -- 名無しさん (2015-05-06 16 09 23) 登場人物が皮肉屋が多く友達にしたくないな -- 名無しさん (2015-10-13 11 13 13) ↑皮肉を武器にしたり、発破にしたり、あるいは楽しんだりする勝負の世界だからしょうがない -- 名無しさん (2015-12-10 11 30 16) 佐為と銀魂のゴリラが同じ声と知って姉がショック受けてたなぁ -- 名無しさん (2015-12-10 11 34 11) ↑ それ言ったら本田とギアスのスザクが同じ声なんだぞ。 -- 名無しさん (2015-12-10 12 00 06) 小学生のころ、ジャンプ立ち読みしてタイトルを『ヒカルの墓』と勘違いしていたのはいい思い出w -- 名無しさん (2016-02-11 00 08 12) 最後の勝敗は別にあれでもいいけど経緯が悪すぎるわ -- 名無しさん (2016-02-11 00 24 58) この項目は倉田と母が不意打ち過ぎる -- 名無しさん (2016-02-15 00 40 35) ヒカルのカッコが超スタイリッシュなのは他の本でも指摘されてたな。 -- 名無しさん (2016-03-12 23 41 44) ネットにリアルsai降臨中らしい -- 名無しさん (2017-01-05 00 15 10) 今思うとプロ試験の合格者が全員中学生とかいろいろおかしい -- 名無しさん (2017-12-20 10 57 11) あかりちゃん好き -- 名無しさん (2018-01-02 16 36 03) ヒカルは都民だから大会で実績を上げなくても院生になれたのは駄目だった -- 名無しさん (2018-08-30 12 48 33) ↑ ヒカ碁連載当時の日本棋院は大会実績関係なしで院生になりやすかったんですが。 君、関西棋院と日本棋院をごっちゃにしてないか? -- 名無しさん (2018-08-30 13 00 05) 未だに碁会所で三谷をフルボッコにした後佐為に粉砕されたダケさんの強さが実際どんなもんなのか気になる…海王の大将より強そうだし院生上位クラスはあるのかなぁ -- 名無しさん (2018-10-05 22 49 19) 俺のコメント無断削除されてるんだけどwww -- 名無しさん (2018-10-08 17 30 26) 努力だけが報われるわけじゃない。そういう事実めいた人間ドラマも描かれていて、考えさせられる作品でもあった。個人的には -- 名無しさん (2019-01-29 00 33 51) 新装版(だっけ?)のイラストが連載当時と違いすぎて違和感凄い。と思ったら最近また小畑さんの絵この頃に近い感じになってんのな。 -- 名無しさん (2019-01-29 00 59 30) ラストで最初に書かれてた「私の声が聞こえますか」があったし。実はサイは成仏したんじゃなく次の誰かに取り付いてるんじゃないだろうか -- 名無しさん (2019-03-03 23 18 01) ↑7 最近出てきたな、院生でもなんの大会実績もない、ただプロの研究会に出入りしてるだけの小学生の女流プロ。 -- 名無しさん (2019-03-04 00 43 43) マンガが連載して流行ってた頃は、囲碁教室や勉強会に参加希望者が殺到したんだけど、結局マンガの受け売りだから、すぐ飽きて辞める人も多かったとか -- 名無しさん (2020-03-01 04 47 01) ↑7 でもイカサマ懲らしめるのに自分もイカサマしてるからなあ 主観だが海王の大将にも勝てんでしょ 海王の大将は院生2組止まりで辞めたけど 佐為もダケさんの方は全く警戒せず片付けるし -- 名無しさん (2020-10-08 00 07 33) 佐為を入水自殺に追い込んだ奴はその後どうなったのか。 -- 名無しさん (2020-11-23 21 28 22) アニメの最後にあったミニコーナーに出てるのが後の七冠とは誰も思うまい。 -- 名無しさん (2021-10-27 17 15 47) 和谷がヘタレて見えるのは伸び悩みよりヒカルの実力と成長を恐れてる様がこれでもかと描写されたからだと思う。弟分だと思ってた相手がいつの間にか自分を追い抜いてて「天才」塔矢アキラと並び立つ存在になってるんだからそりゃ焦るよ。 -- 名無しさん (2021-11-16 23 27 54) シティハンターじゃないけどアニメEDの入りが最高 -- 名無しさん (2022-07-29 19 15 02) 韓国で既にタイトル戦に挑むレベルの高永夏=日本でリーグ戦には行けるけどタイトル戦前に敗退するレベルのアキラ、せいぜいアキラと同格近くのヒカル>自国の金康日九段に勝った秀英。………このパワーバランス見るとこの漫画の韓国はあまりに弱すぎでは? -- 名無しさん (2022-08-21 00 52 56) ↑このパワーバランスだとヒカルやアキラは韓国に移籍したら、すぐさまトップ棋士になれるレベルということになってしまうからなぁ。ヨンハとスヨンの設定はここまでバケモノにせずに「韓国の若手では特に有望」「自国の五段に勝った」くらいの物に留めた方が良かった感。 -- 名無しさん (2022-08-21 01 15 18) ↑逆にヨンハはもし日本でデビューし直したらリーグ入りは出来てもタイトル戦まで登ることは難しいというよく分からないことに……なまじ本人がヒカル戦の最中にアキラとヒカルを自分と対等の力の持ち主と認めてるせいで -- 名無しさん (2022-09-06 13 29 05) ↑タイトルホルダーがほぼジジイしかいない部分もそうだけど、リアル志向だとよく聞く割に実際はそこまででもないよね -- 名無しさん (2022-09-29 09 18 31) 名作なのは間違いないけど、ラスボスと主人公の因縁の作り方に関しては少年漫画でも五指に入る酷さだと思う。元凶の古瀬村って記者は作中でお咎め無しだわ、悪ふざけで騒動を大きくした永夏には負けるわ、で溜飲が下がらないし -- 名無しさん (2022-09-30 02 38 14) ↑ なお現実と比べるとあれでも日本の実力は大分盛られている -- 名無しさん (2022-09-30 09 49 17) ↑横からで悪いけど、それがラスボスとの因縁を急遽作り出すために主人公を、くだらない通訳ミスや嘘煽りに終始振り回されるピエロにすることと何の関係があるの? -- 名無しさん (2022-09-30 10 05 31) ↑スラムダンクやアイシールドなんかも負けて終わったけどあそこまで主人公サイドをピエロにはしてないし、負けた後のエピローグもがっつり描いてたからなぁ。最終巻は原作初期のヒカルとアキラのやりとりを延々と焼き直ししてただけのページで、各キャラのその後みたいなの1,2ページずつ描けたんじゃないだろうか。本選で空気過ぎた社とかトボトボ帰ったのを最後に出番無しのヒカル母とか一コマも出番無しのあかりとかフォロー欲しいキャラ多すぎてな…… -- 名無しさん (2022-09-30 10 17 49) ↑4古瀬村さんは悪い人ではないけど、「愛すべきバカ」と書くには少々無理のあるレベルだと思う。↑原点回帰として描かれたのかもしれないけど、佐為の視点でちょこちょこ感想入れてるの除けば一巻後半の内容を丸写ししてるだけだしね。院生の子供二人が語り手だったエピローグの方は好きだったけど。 -- 名無しさん (2022-10-06 02 17 59) まあ終盤は、しょうもない経緯でのヒカルの振り回されっぷりが見てて何とも言えない気分になったのは分かる。てかヒカルと倉田さんだったら、プロ入りまではともかくプロ入り後はヒカルの方が成長速度は上じゃないか?ヒカルはプロになって一年ちょいで高永夏と渡り合えるほどにまで成長したくらいだし。 -- 名無しさん (2022-10-31 19 37 46) この漫画は囲碁のルールを理解していなくても、面白く読めたというのが凄い。雰囲気とキャラでここまで読ませる作者の画力の高さがよく解る。それとヒカルもアキラも天才とは言え、青春の殆どを囲碁に費やしてるんだよな。あの年代の少年だったら野球やサッカーやバスケなんかに夢中になってそうだし。 -- 名無しさん (2022-12-26 09 52 28) ↑2一手なら佐為や塔矢父でも及ばない発想力を潜めていて、佐為が自分はヒカルのために復活憑依したと悟るシーンからすれば、ヒカルは囲碁界の歴史を残す天から選ばれし人間ってことは示唆されてるからな。作中描写じゃ遂に格上に一勝しないまま終わったからその点が伝わり難くなってしまったが、近未来はそいつら軒並み倒して第一人者にまで上り詰めただろう。 -- 名無しさん (2022-12-26 11 29 15) ↑プロ試験では、1位の越智含む自分より院生順位が上の奴らを倒していったけど、終盤は野良試合でのスヨンくらいか。個人的に北斗杯でも急遽因縁作ってぽっと出ラスボスにぶつけるより、前から因縁のあるスヨンと対局して欲しかった感はある。 -- 名無しさん (2022-12-26 12 15 57) ↑3物心着く前から囲碁漬けだったアキラはともかくヒカルは中学に入ってからは「他に趣味無いんか?」と言いたくなるくらい囲碁人間と化してたよな↑古瀬村さんが自分こそが諸々のトラブルの元凶だと知る姿が最後まで描かれなかったのもモヤポイントだわ。 -- 名無しさん (2022-12-26 16 24 47) OPの藤崎さんのミニスカ姿が可愛い -- 名無しさん (2023-06-19 11 06 18) 名前 コメント
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雁木実戦譜 三手角雁木 角を展開して持久戦模様の雁木の差し回し。 先手: 居飛車 後手: 三手角雁木 ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八銀 △4二銀 ▲7八金 △4三銀 ▲4八銀 △5四歩 ▲5六歩 △3二金 ▲5八金 △6二銀 ▲6六歩 △6四歩 ▲2五歩 △5三銀 ▲6七金右 △4一玉 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △5二金 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △6二飛 ▲7七桂 △7四歩 ▲6九玉 △6一飛 ▲4六歩 △3三角 ▲3七銀 △5一角 ▲1六歩 △8四角 ▲5七銀 △7三桂 ▲7九玉 △6五歩 ▲6八金引 △6四銀 ▲6五桂 △同 桂 ▲同 歩 △同 銀 ▲6四歩 △同 飛 ▲9七角 △6三飛 ▲6四桂 △6二金 ▲3八飛 △9五歩 ▲8六角 △9六歩 ▲9八歩 △7六銀 ▲3五歩 △8五銀 ▲3四歩 △8六銀 ▲同 歩 △6四飛 ▲4八銀右 △7六桂 ▲6七歩 △6八桂成 ▲同 玉 △4九角 ▲7六桂 △5八金 ▲7九玉 △5七角成 ▲同 銀 △3八角成 ▲6四桂 △7六桂 ▲5二銀 △同 銀 ▲同桂成 △同 金 ▲6一飛 △5一銀 ▲6八金 △同 金 ▲同 銀 △8八金 ▲6九玉 △4七馬 ▲5八金 △6八桂成 ▲同 玉 △7八飛 まで98手で後手の勝ち 【棋譜解説】 初手からの指し手 ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八銀 △4二銀 ▲7八金 △4三銀 ▲4八銀 △5四歩 ▲5六歩 △3二金 ▲5八金 △6二銀 ▲6六歩 △6四歩 ▲2五歩 △5三銀 ▲6七金右 △4一玉(第1図) これまでに右四間飛車を主体とした攻める雁木について解説してきた。しかし実戦では、そうそうすんなりと右四間が決まって破壊力で圧倒!という展開には中々ならない。今回はやや持久戦指向の三手角雁木の差し回しを解説してみよう。第1図までで雁木が大体完成。本譜では▲2五歩を△3三角と受けずに進行。 第1図以下の指し手 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △5二金 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △6二飛 ▲7七桂 △7四歩 ▲6九玉 △6一飛(第2図) ▲2四歩から一歩交換は先手の常套手段だが、雁木は気にせず進める。先手はあくまで居角のままで進めていく。実は相手とは何度か対局済みでこちらが雁木だということはバレているので、先手なりの雁木対策なのだろう。実際、雁木には居角は有効で、雁木の角を自角で迎え撃つ差し回しは雁木側もやりづらい。しかし、居角のままだとどうしても玉の囲いに制約が出てしまうデメリットもある。居玉・居角のまま対雁木に駒組みを進めていく構想は良いが、やはり居玉のままではいずれ苦しくなるだろう。 ▲7七桂は意表の一手だった。確かにここに桂をはねられると、△6五歩からの仕掛けが非常にやりづらい。雁木の攻めを完全に封じる狙いだろう。だが同時に後戻りできない桂跳ねは桂頭の弱点と7筋の防御の弱体化を抱えることになる。また自角の活用も難しくなる。雁木としてはそこを咎めていく指し方を目指したい。△7四歩はその第一歩で、△7三桂から無理やりにも△6五歩の仕掛けも見せているが、狙いは他にもあり。△6一飛が継続手だ。 第2図以下の指し手 ▲4六歩 △3三角 ▲3七銀 △5一角 ▲1六歩 △8四角 ▲5七銀 △7三桂(第3図) 先手の▲7七桂がなければ△6五歩▲同歩△同飛▲6六歩△6一飛と一歩手にしながら飛車を一段目まで引くのが手筋。本譜はその筋が無理なのですぐに△6一飛としている。▲4六歩は△4五歩を防いで雁木の攻めを完全にシャットアウトする狙い。攻める雁木でも解説したが、無理やり△4五歩をついて開戦できないこともないが、本譜では相手玉が角筋から遠く居角のため、その効果は薄いだろう。そこで、△3三角~△5一角~△8四角と角を3手で一気に右辺へ展開する。三手角雁木と言われる所以だ。雁木囲いの特徴の一つとして、このように囲いの隙間をスルスルと角が自在に動けるのが特徴だ。三手角雁木の場合も狙いは右四間飛車とからめて6筋だ。玉を睨んでいないので激しい急戦模様にはならないが、持久戦含みでじっくりと差し回し、先手の手薄になった左辺をねらっていく。このように△4六歩を突かれたり、雁木右四間からの急戦を封じられるような展開では三手角雁木でじっくり指す構想も有効だ。 3九への角の成り込みが見えているので▲5七銀と角道を遮断するのも自然なようだが、そこへ△7三桂。角頭を守りつつ、△6五歩からの仕掛けを狙っている。 第3図以下の指し手 ▲7九玉 △6五歩 ▲6八金引 △6四銀 ▲6五桂 △同 桂 ▲同 歩 △同 銀 ▲6四歩 △同 飛 ▲9七角 △6三飛 ▲6四桂 △6二金 ▲3八飛 △9五歩(第4図) △6五歩の仕掛けに▲6八金と下がった狙いがよく解らなかったが、低い陣形で迎え撃とうという構想だろうか? △6六歩と取り込む手もあるが、攻めは飛角銀桂からという格言に従い、△6四銀と攻め駒を追加していく。必然の桂交換から▲9七角~▲6四桂と飛先をおさえこんでくるが桂は勿体無いか。▲6四歩で十分? 次に△6六銀▲同銀△同角となると大変なので△3八飛と3九の地点を受ける。右に展開した角がよく働いてきた展開だ。こういう流れになれば雁木指しやすい。じっくり△9五歩と角頭にあやをつけていく。 第4図以下の指し手 ▲8六角 △9六歩 ▲9八歩 △7六銀 ▲3五歩 △8五銀 ▲3四歩 △8六銀 ▲同 歩 △6四飛 ▲4八銀右 △7六桂(第5図) 雁木としては8六の角を追い払い、△6四飛と桂をはらうことができれば勝ちだ。そこで繰り出した銀で角をいじめにいく。△6六銀と銀交換で相手に銀をわたすと面倒そうだ。先手も▲3五歩から袖に振った飛車を活用すべく攻めに出る。角・桂を犠牲にしつつ攻めあうも先手の飛車先はやや重く早い攻めができない。3七の銀は棒銀風に攻めに使う手もあるがそれでは遅すぎるので▲4八銀と飛車先を通しつつ、△5七角成と角を切る手にも備えた一手だろう。三手角雁木ではスパッと角を切って駒を補充して攻める手が常にある。特に相手が居角の場合は玉の囲いが窮屈かつ薄い場合が多いので、さらに狙える場面も多いかもしれない。△7六桂と守りの要の金を攻める。 第5図以下の指し手 ▲6七歩 △6八桂成 ▲同 玉 △4九角 ▲7六桂 △5八金 ▲7九玉 △5七角成 ▲同 銀 △3八角成 ▲6四桂 △7六桂 ▲5二銀 △同 銀 ▲同桂成 △同 金 ▲6一飛 △5一銀(第6図) △7六桂に▲5八金や▲6七金△なら△4九角、▲6九金なら△8八角、▲7七金なら△6五桂と、どう逃げても手が続く。▲6七歩と仕方なく受けるが、△4九角がさらなる急所攻めだ。以後、飛車交換から再度△7六桂と玉を縛ってじっくり寄せを目指す。先手も▲6四桂と伸ばした手を生かして▲5二銀とからんでくるが、ここで落ち着いて△同銀▲同桂成△同金。一見なんということのないごくごく自然な流れ。だがこのような流れは雁木にはよくみられる受け筋だ。玉の両小ビンに金が二枚いてそれらを上にいる銀がしっかりヒモをつけている。故に玉の小ビンからせめられても自然に受けさばいて玉は安泰。雁木囲いならではのさばきだ。この捌き方はしょっちゅう出てくるが、別に難しくもない自然なさばきなので、身に付けよう(と言うまでもないが)。先手の攻め駒は切れてこちらも駒を補充できた上、玉の小ビンは未だ金2枚(あるいは金銀)がしっかり守っていて安泰。角でも桂でも王手がかけづらい形だ。雁木の終盤ではよくみられる形。このときに雁木からの早い攻めがあれば勝ちやすい! だが、攻め筋が無ければこの形も固くはないのですぐに崩されて負けてしまう。まさにここが「勝負の分かれ目よん!」 ところで、雁木は玉の横がスカスカなので飛車に弱いため飛車交換は御法度。対振り飛車に使えないのもそのためだ。しかし、ここまで終盤にくればもう関係ない。実際に飛車を打たれても直ぐによるわけではないし、普通に合駒をするか、△4二玉とヒョイと上に逃げれば良い。雁木は陣形がスカスカしているので、前述のように角がスムーズに通れたり、玉もすりぬけて逃げ出すこともできるのだ。本譜は△4二玉に▲4一銀がイヤミなのでガッチリ受ける。雁木のこの金並びは銀の割り打ちや▲4四桂という筋もよく狙われるので注意。 第6図以下の指し手 ▲6八金 △同 金 ▲同 銀 △8八金 ▲6九玉 △4七馬 ▲5八金 △6八桂成 ▲同 玉 △7八飛(結果図) 持久戦模様で雁木もかなり崩されたが、まだまだ粘りがあり、直ぐにはよりそうもない。あとは慌てずに格言どおり、玉を包むように両側から寄せていけば自然に勝ちになるだろう。 雁木囲いはハッキリいってもろい、うすい! 雁木の固さを生かして攻め合い勝負!などという展開にはまずならない。ボロボロに崩されながらも連結した金銀が以外に粘りがあってその連結がくずされている間に攻めて勝つ!というパターンが多いと思う。もしくは囲いの隙間をぬって早逃げで入玉を目指す手もある。固さ&速さ重視の近代将棋ではこのようなうすい将棋は敬遠されがちだが、だからこそ雁木を指しこなし続ければ、受け攻め総合的な棋力もアップするかもよ!? ところで、だ。 この三手角雁木、kureはあまり採用しない。あまり上手く指し回せた事がないからだ。 序盤からスピード感が重視される近代将棋においては3手もかけて角を展開するというのは、やはり、あまり筋良い将棋とは言えないだろう、持久戦指向とはいえど。実際、三手角雁木でのkureの勝率はあまりよくない。(雁木自体では同レベル相手なら6割5分くらいとなかなか勝ってるよ!) やはり、勝ちにくい戦法だと思える。 まぁ、kureの指し方が下手糞なだけだろけどさ・・・。 kureの雁木を指しこなす講座
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テーマ01 ~ ノーマル四間飛車の戦い 振り飛車の王道と言われる四間飛車。 プロで見かけることは減ってしまったが、アマでは依然として指されている戦型である。 強敵である居飛車穴熊、いまだ有力な急戦策に四間飛車は対抗できるのだろうか。 四間飛車そのものの出現頻度や急戦・持久戦の割合、勝ちやすさなど、 四間飛車の現状についてあなたはどう考えますか? 四間飛車(もしくは対四間飛車)の勝率イメージ、 そしてあなたの考える四間飛車(もしくは対四間飛車)の有力な対策は? 【kame】 四間飛車と言えば昔はどこでも見かける戦法でしたが、今は自分のまわりではほとんど見かけなくなってしまいました(狼では時々指されています)。やはり居飛車穴熊の流行が大きいのではないでしょうか。四間飛車に限らず、角道を止める振り飛車を指すと相手には穴熊にされる割合が圧倒的に多いと感じていますし。 振り飛車に対する居飛車穴熊が優秀な戦法であること、そして四間飛車側の勝率が決して高くないことは振り飛車党の自分もしっかり認めていますが、個人的には穴熊にそこまで苦手意識はありません(5割は勝っている・・・はず)。好んで用いている穴熊対策としては、「銀冠+2筋位取り」があります(局面図参照)。 左辺で五分五分の捌き合いになっても、終盤で▲2四歩と突くだけで勝負形になるのが魅力です。端攻めの時に目標とする1三の地点には銀桂香の3枚が利いていますが、2三の地点には金銀2枚の利きだったり、銀1枚しか利いていなかったりという状況がほとんどです。2筋攻めは端攻め以上に効果的と言えます。 穴熊を相手にするにしても船囲いを相手にするにしても(あるいは自分で指すにしても)、「穴熊は堅いから相手にしたくない」、「船囲いは薄いから指したくない」と部分的な長所や短所ばかりに目を向けるのではなく、長所と短所の両方をしっかり把握・意識するのが大事だと思います(これが対策とも言えるのではないでしょうか)。「穴熊は堅くて遠いけど、上部からの攻めには弱いし、相手の攻めは細くなりやすい」、「船囲いは薄いけど、▲5九香や▲3九歩のように一手入れるだけで見違えるように堅くなるし、攻め込まれても上部に逃げ出す含みもある」という感じで。そしてこの考え方は囲いだけではなく、四間飛車や居飛車急戦といった戦法そのものにも当てはまると思います。 主催者のしまさんや見てくださる方の期待する回答とはズレがあるかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。 【兄重】 正直、四間飛車はあまり怖くないですお。 棋力が同じくらいなら居飛穴が勝ちやすいんじゃないですかお。藤井システムは四間飛車側が攻めるけど、居飛車の方が玉が堅いんで勝ちやすいと思うお。結論として四間飛車は時代遅れの産物と言いたいですお!!1 今月の対四間飛車の戦績ですかお? (ヽ ω`)5局指して1勝4敗ですお・・・ 【ayacho】 四間飛車といえば、個人的には藤井九段のイメージが強いです。 確かにプロ界ではあまり指されなくなったのかもしれませんが、アマの中では未だに優秀な戦法だと思います。 対居飛車急戦なら使う人次第で互角以上に捌き合うことは十分に可能、イビアナにも「藤井システム」というシステムが確立されているので使いこなせれば十分に戦えると思います。 僕は24に来始めた時は四間飛車ばっかり指していて、相手も2割くらい四間を採用してきたように思います。9割方急戦で、自分、対戦相手共に穴熊に囲ったのは1回ずつで、両方穴熊に囲ったほうが負けました。 最近はあまり指していませんが勝率は6割~5割5分程度だったと思います。 対四間の対策といいますと、振り飛車党なら、相振りにして問題無し。 居飛車党ならとりあえず穴熊にしておけば間違いないでしょう。急戦好きであれば、▲3七桂△4三銀型での▲4五歩からの仕掛けがお勧めです。 【いたち】 今年に入ってから対振り戦での出現頻度は2割程、全体では1割以下 急戦定跡に暗いので主に持久戦指向。 じっくり指されると難しいけど、攻めっ気が強い相手だと勝手に転んでくれて勝ちやすいイメージw そういう人が他の筋に振るようになって出現頻度が下がってるのかなとか思ってみたり。 とはいえタイトル戦で頻繁に出れば、自然と復活するのではないかと。 去年の竜王戦挑決や棋王戦準々決勝見る限り、ノーマル四間もまだまだ優秀だと思う(2局とも某王位だけどw) 経験上、最も有力な対策はやはり居飛車穴熊かと。 実際去年はそれでかなり勝ってたけど、一局指すだけでかなり疲れるので自然と作戦の選択肢から除外… 今は勝敗よりも指してて楽しめる戦法を選ぶようにしてます テーマ図での対四間勝率イメージは6割 角道が止まってなかったら1割減ってとこでw 【shimax】 今年から先手番でノーマル振り飛車も指すようになったが、四間飛車は指さない。 理由は先手番でも急戦があるから、あとはメジャーすぎる戦法だから。 急戦で少しでも不利になると、そこから持ち直すのは棋風的にかなり難しい。 だから持久戦はそこそこに、急戦はある程度余裕を持って戦える戦法を選びたい。 同じノーマル振り飛車でも先手三間飛車や先手中飛車は居飛車の仕掛けが難しいが、先手四間飛車だと有力な仕掛けがある。 当然互角ではあるのだが、居飛車も互角に戦える以上は個人的に少し選びにくい。 対居飛穴に関してはプロレベルでは若干苦しいが、アマレベルでは互角に戦えると思う。 ▲6六銀型は優秀な構えだと思うし、正しい戦い方、適切な終盤力を持ち合わせていれば互角。 居飛穴の固さがものを言うことも多々あるが、四間飛車がそう簡単に悪くなるわけではない。 この形は私自身かなり興味がある。 ということで客観的に見れば四間飛車は依然として有力じゃないかというのが私の意見。 一般的な四間飛車勝率イメージは全く互角の50%。私が指すと勝率30%。 【(´・(ェ)・`)】 プロの間ではノーマル四間が 減少傾向らしいですが、少なくともアマ間では 今も使用頻度が多い花形戦法ですね。 序盤の駒組みは覚えやすく、玉の守りも固いので 初心者でもおすすめだと思ってます。 対抗形は好きなので自分も四間に振ることは多いです。 自分が四間の時に相手が穴熊に組んでも それほどは気になりませんね。 5割は勝てると思ってます。 むしろ急戦の方が気を使います。 対四間の場合は自分も急戦を選ぶのが多いですね。 特に棒銀戦法が好きです。 以上 【きっど】 わたし居飛車党で急戦(基本的に早仕掛け)派なのであまり言うことないですが。。。 出現頻度→中級タブにいたときは四間飛車の出現率4割のイメージ。上級有段タブになるとだいぶ減った気がします。 四間飛車の現状ですけど、プロでは減ってますけどアマでは普通に有力だと思います。 居飛車側の対策としては穴熊が一番有力なんじゃないですかね。わたし穴熊指さないのでよく分かりませんが。。。 急戦だと棒銀が有力なんじゃないでしょうか?△3二銀型でも△4三銀型でも棒銀でいけるのは優秀だと思います。▲4五歩早仕掛けは△3二銀で待たれるとできないですし。。。でも△4三銀型なら早仕掛けや斜め棒銀もできるので有力だと思います。勝率イメージは、、何を選んでも一局で50%くらい? 先手四間飛車だとどうなんでしょうね? 個人的には居飛車の△6五歩早仕掛けは振り飛車側からの▲4五桂とかちょっと嫌なので早仕掛けするなら先手番のほうが好みです。まあ、定跡書とかでは互角の進行なのかもしれませんが。。。 個人的に後手番の急戦策としては△7二飛亜急戦が良いと思ってます。プロではけっこう勝率良いみたいです。でもやっぱ個人的な勝率イメージは何を選んでも50%。。。後手早仕掛けは気持ち50%切っているような気がしないでもないです>< 【(●´ー`)】 先手勝率のイメージは初期値(52%?)です。 四間飛車が得意なら後手を持って全く問題ない現役の戦法です。 ただし居飛車穴熊に対しては自分の得意な形を持つことが条件でしょう。 それが藤井システムでも立石流でも相穴熊でもまだまだ戦えると思ってます。 (●´ー`)が本気で指すとしたら居飛車側なら相手を見て急戦か居飛車穴熊。 四間飛車側なら藤井システム風の展開を目指します。 相穴熊も有力とは思いますが経験が少ないので。 四間飛車で勝つまでの苦労は多い、けどそれなりに勝てるはず。 新たに覚えるべき戦法ではないかもしれませんが、 今まで四間飛車指していた人が止める理由は全く無いと断言します! 【きらり】 しけんと聞いてまずイメージするのが、カンニング、一夜漬け・・・・・・。 ええと、四間飛車といえば、駒の全体的なバランスが良く、素早く囲える上に堅いという優秀な囲いである美濃囲いとの相性が良いので、相手が攻めてきたときのカウンターが気持ちいいくらいに決まる! ・・・そう考えていた時期が私にもありました。そう、あんなことが起こるまでは! 四間飛車 ― 私の一番の得意戦法。でも1年半前のあの日・・・まあ私の話はいいや。 四間飛車はバランスが良いと言われていますが、反面融通が利かないというか、少しでもバランスを崩すと途端におかしくなる感じがします。飛車先をどう受けるというのが常に課題で、角がいなくなってもいいように左金を左に上がろうものなら美濃囲いの堅さが活かせなくなる上にコビンと端の弱点だけが残って面白くないですし、穴熊に囲っても左金を玉側に寄せすぎると5三(5七)の地点の利きが無くなってしまったりと、とにかくバランスが悪い。自分から動きにくいというのも嫌なところの一つです。居飛車穴熊相手なら四間飛車から動くことは出来ますが、穴熊という堅い囲いの割には居飛車側のバランスは悪くない。一方的に居飛車側の利点だらけのような気がして、そんなのずるいよね・・・。 そんなわけで私は四間飛車を指すことが今はほとんどありません(相振りを除いて)。でももし四間飛車を指すとしたら穴熊に囲うと思います。私がオーソドックスに組んでも急戦されるとすぐ潰されちゃうんで。穴熊に囲っておけば、序盤で少々悪くなっても中終盤勝負みたいな感じに持ち込めますからね。でも悪くなること前提で考えます。 対四間飛車を指すなら居飛車穴熊に囲いますね。不思議なことに、自分が急戦するとなぜか相手を潰せないんですよ。 このように四間飛車っていうのは糞戦法なんです。ただ私にとってはね。私の棋風と合わないだけなんでしょう。受けがある程度出来る方なら優秀な戦法だと思いますよ。自分が四間飛車を持ったときの勝率のイメージは25%、対四間飛車なら35%、アマチュア一般的にはどちらも50%程度ではないでしょうか。 全体的にアマでは依然として四間飛車は有力という論調が目立った。 穴熊を指す、指していた居飛車党の棋士からはやはり穴熊は勝ちやすいとの声も聞かれたが、 その一方で振り飛車党の棋士からはむしろ急戦が大変との声もあり、 居飛車党・振り飛車党の意識の違いが垣間見える。 なおプロ棋界では鈴木八段、室岡七段、櫛田六段、窪田六段、中村亮介五段などの振り飛車党の棋士が四間飛車を指している。 藤井システムも時折現れては勝ち星を挙げており、完全に消えた戦法と化すのはまだまだ先のことになりそうだ。