約 2,121 件
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/95.html
2スレ目 10-12、19 「幼稚園の先生とかって勝手にあだ名つけるよね」 「あー、そうね。あたし家では"あさちゃん"だったのに幼稚園では"あーちゃん"だったもんだからガキなりに戸惑ったわー。なんで違う名前で呼ぶの?って」 「あたしは名前二文字だから変わらなかったけどねー」 「教官はあっちゃんですか?」 「あ?」 「小さい頃のあだ名ですよぉ」 「ぶっ」 「笑うな小牧」 「……」 「笑うな手塚。いきなり何なんだ」 「実は柴崎とかくがくしかじかで」 「だからってお前、そんないきなり。堂上二正に失礼だろうが」 「笑いながら言われたくないわよ」 「それは俺の台詞だアホウ」 「それでどうなの? 答えなよあっちゃん」 「小牧貴様」 「教官の名前からだとあっちゃんかなって。あっくんて言いづらくないですか?」 「…………覚えてない」 「うっそだぁ」 「覚えてない」 「あっちゃんだったんだ?」 「あっちゃんだったんですね」 「黙れ」 「あっちゃーん」 「調子に乗るなよ笠原」 「すみません」 「じゃあ小牧教官はミッキーですね」 「…その名前はリアルで狩られるかもしれないからやめとこうね?」 「手塚はうーん、ひーちゃんかな?」 「意表をついてヒッキーじゃないの」 「待て柴崎なんでお前はそこにいる」 (…言えない…ピカリンって呼ばれてた事は絶対に言えない…) 「どうしたの?顔が真っ青よ…ピカリン♪」 「…!し、柴崎、何でそれを知って…!」 「お兄さん情報」 「ぴ…ピカリン…くっ…」 「笑うな笠原!」 「相変わらず子供じみた嫌がらせが好きな人だね」 「満面の笑みで言っても説得力ないぞ小牧」
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/37.html
1スレ目 226-230 酒は飲んでも、飲まれるな。 8月も、終わりに近づいた頃であった。 「一般人に夏休みがあるのに、俺に夏休みがないのはおかしい!」 夏休みがないのは俺らも同じです!という堂上の意見もあっけらかんと無視し、 玄田の宣言は図書特殊部隊の事務室に高らかに響いた。 「今日は飲むぞー!6時にミーティング室に集合っ!!」 その宣言に、堂上が額を押さえため息をついた。 ミーティング室、午後6時。 時間通りきっちりと集まっている図書特殊部隊は、さすがというべきか、律儀というべきか。 そして、図書特殊部隊でない柴崎が当たり前のように、その場にいるのもやはりというべきだろうか。 「酒盛り場がミーティング室っていうのも玄田隊長らしいですよね。」 隣を見れば、郁がチューハイををちびちび飲んでいた。 まだ半分も飲んでいないというのに、すでにうっすらと上気した頬は素直に愛らしい。 つい思ってしまったことに、思わず小さく舌打ちをすると堂上は、郁から目を逸らすように、すでに出来上がり、ドンチャン騒ぎが始まっている玄田たちのほうを見つめた。 「明日も通常業務があるんだから、あまりハメを外して飲みすぎるなよ。」 「あ、はい!…堂上教官は飲まないんですか?お酒。」 「…俺が飲んだら誰があの人を止めるんだ?」 あの人とは玄田を指しており、言わずとも玄田の今の状態でわかってしまうこの後の状況に、郁は堂上に対して同情を覚えた。 しかし、堂上篤の災難は玄田だけではなかった。 ドンチャン騒ぎも絶頂を迎えた頃。 「ぁ、玄田隊長ー。そこにあるお水取って下さい。」 すでにできあがった玄田は、隊長を使うんじゃねェー、年上をもっと敬えー、などの文句を言いながらも、 コップに水を注いで郁に渡す。 「ありがとうございます。」 玄田から受け取った水に口をつけた瞬間、堂上が止めるがすでに遅く、郁は3口ほど飲んだあとであった。 「ばかっ。お前それ日本酒・・・」 郁はストンッとコップを机の上に置いて下を向いたまま動かない。 「笠原?」 不審に思った堂上が、下から顔を覗く。 その距離まさに30cm弱。 「笠原」 もう一度名前を呼んだ瞬間、郁のドアップが堂上の顔の前にある。 何かが唇をかすめた。 「・・・・・・・・」 キスされたのだと理解できるまでに十数秒。 「なっ・・・・・・・・・・」 あまりの衝撃に言葉がでない堂上の隣で、絶叫が上がった。 何事かと思えば、郁が手塚に迫っている。 押しのけようと思えば、女である郁に手塚が負けるはずがないのだが、玄田にがっちりと押さえ込まれている手塚は、 必死の形相で、郁を引き剥がそうとしていた。 「やめろぉぉぉぉぉ!!ていうか、何してくれてんですかっ!玄田隊長!!!」 手塚の絶叫も知らんふりで、玄田は今の状況を楽しんでいる。 その横では、笑い上戸の小牧が腹を抱えて笑っている。 いかにも楽しそうだ。 そして、必死も戦闘をしている手塚と郁の横では、柴崎がカメラを構えていた。 「さーて、この写真はいくらで熟れるかしらねー。」 ウフフと笑いながらシャッターを切る柴崎は、恐ろしいとしか言いようがない。 当の本人は、手塚、チューーーー。などとわけのわからない発言をしている。 後、数10cm程のところで、いくの頭部に堂上の拳骨が落ちた。 そのまま意識を失った郁はパタリと崩れ落ちた。 「柴崎、カメラ。」 「はぁいっ」 柴崎からカメラを受け取った堂上は、気を失った郁をお姫様ダッコして立ち上がる。 「明日も普通に通常業務があるんだ。これで解散にしろ。いいですね、玄田隊長。」 堂上はそれだけ言うと、ミーティング室を後にした。 「あれじゃぁ、正真正銘の」 小牧の発言を柴崎が引き受ける。 「王子様ですよねぇ。」 近くでは、玄田がニヤついていたが、手塚には何がなんだかさっぱりであった。 さすがに女子寮に入るわけにはいかないので、とりあえず医務室のベッドに郁を寝かせる。 ベッドで眠る郁を見つめて、堂上は盛大にため息をついた。 「たく、こいつは・・・」 などと言いながら、郁の頭をなでる。 「・・・俺はお前を他の誰にもやる気はねぇんだよ」 堂上は、郁の額にキスを落とすとそのまま医務室から出て行った。 ───ちょっと、今のセリフ何!?どうゆうことっ!!? ―――し、し、しかも、デデデデコチューーーーーーーーーーーーー!!!? ―――ていうか、あたし何しでかしたのーーーーーーーーーーーーー!!!! 実は途中から意識のあった郁だが、起きるタイミングを見計らっていたらこの結果に辿り着いてしまったのであった。 「どどどどーしよーーー!!明日からどんな顔して堂上教官に会えばいいの!!?」 考えようとしても、気持ちがまとまらない上に気持ち悪い。 そして、頭痛が酷かった。 いくは考えるのを諦めて眠ることにした。 翌日、堂上宛に届いた手紙の最後の1文に堂上はがくりと肩を落とした。 そういえば、この間言い忘れていましたが、娘は大変酒に弱い子です。 1度チューハイ3杯でスゴイことに…。 上司の堂上さんにこのようなお願いをするのは、大変ご迷惑かもしれませんが、 あまり飲み過ぎないように注意していただけたら幸いです。 笠原 克宏 それは紛れもなく、郁の父からの手紙であった。 スゴイこととは、つまりキス魔かッ!!!!! 「そうゆうことは先に言ってくれ・・・」 克宏の忠告も空しく、全ては後の祭りであった。
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/76.html
1スレ目 661-664+669-672 郁にそそのかされた手塚、押し倒してみたら柴崎のほうが積極的だった。 柴崎の柔らかい舌が手塚の竿の上を這っていた。 先刻から手塚の竿を口にくわえて優しく吸いたて、鉄画家切羽詰ったうめき声を蒸らすとすかさず吐き出して、今度はチロチロと嘗め回していた。 どこで仕込んだのか、巧みな口唇愛撫で焦らしに焦らされた手塚がついに限界にきた。何しろ今回が初めてでコントロールは効かない。 唐突な射精に驚いて柴崎が顔をそらしたが間に合わず、一部が顔にかかった。柴崎は嫌がるそぶりすら見せずそのねばねばした液体を指ですくい、匂いをかいで口に運んだ。 その様子を射精の快感から立ち直っていない手塚が呆けたように見ていた。 「どう?このまま続けられる?」 柴崎の問いに手塚がせわしなくうなずいた。がっついて浅ましいと自分で分かっていても止められない。 柴崎が手塚の前でころりと仰向けになった。 「なあ、灯りをつけていいか?見るの初めてで・・・。」 何を見たいのかもちろん言わなくても柴崎には分かる。ベットサイドのリモコンで照明をつけると、時間貸しするホテルにしてはシックな室内が明るくなった。柴崎が膝を立てて脚を開くと、頬が恥じらいで赤く染まった。 手塚のてがそろそろと伸びて、ふっくらとしたラビアがぴったりと閉じている清楚なそれに触れた。柴崎の体が痙攣して切ない声が漏れた。 手塚がそっと女の部分にキスをすると、柴崎が小さく悶えてうっとりと目を閉じた。 中学生の頃以来、ずっと念願だったクンニがついにかなった。柴崎の割れ目をしたから上になめ上げるとわずかに塩味を含んだそれが愛液の味だと経験のない手塚にも分かった。 話に来ていたクリトリスらしいものを見つけてチュウチュウと吸うと柴崎が甲高い嬌声を上げた。 「柴崎、もう俺・・・。そのうまくできないかもしれないけど・・・。」 「いいよ、気にしないで。好きなようにしていいから。」 柴崎に優しく髪をかき撫でられて手塚も勇気付けられた。 柴崎の開いた脚の間に体を割り込ませ、右手でいきり立った竿の角度を調整し、ぐっと腰に力を入れたが、入らない。 柔らかい粘膜の感触はあるのに跳ね返されてしまった。柴崎の手が股間に伸びて、位置を微調整してくれた。どうやら狙いが上過ぎたようだ。 亀頭が粘膜のくぼみには待ったような感触がして、そこが入り口と分かった手塚は一気に挿入した。頭に血が上って優しくゆっくりという気遣いを忘れていた。 「う!いたっ!」 柴崎がうめいた。 苦痛を訴える柴崎の声に我に返ったてづかがやわやわと腰を動かした。 優しくのするとはいっても、具体的にどの程度の力を加えるか分からない。 「う!はぁはぁ・・・・・。」 考えうる限りゆっくりと腰を動かしているのに柴崎は苦しそうだった。 「もしかして!初めてか?」 手塚がようやく気づいた。初っ端からあまりに手馴れた所作にすっかり経験豊富と思い込んでいた。 「ごめん、気を使わせちゃった。思ったより痛くて・・・。でも、気にしないで、初めてがつらいのは普通だから。今日は手塚が好きにしていいよ。」 涙をためて柴崎が言った。ここで止めては帰って柴崎を傷つけるくらい手塚にも分かる。心の中でわびてピストンを開始した。かすれた悲鳴を上げる 柴崎を腕の中にしっかり抱いて、手塚は腰を打ちつけた。柴崎の苦痛は長く続きはしなかった。同じく本日初体験のの手塚がものの一分で果ててしまったからだ。 「なあ、こんなこと聞いていいのかどうか分からないけど、女ってみんな最初からこんなに手馴れたことするもんか?」 ベットに並んで座って幸せそうに体を寄せている柴崎に手塚が聞いた。 「図書館って今じゃH系も収集するでしょ。見るの好きなんだ。いつかしてみたいってずっと思ってた。 柴崎がポット頬を赤らめていった。つい手塚も実は自分も中学生以来、クンニが夢だったとカミングアウトしてしまった。 「その手のものには免疫あるつもりだったけど・・・。読んでてびっくりすることもあるわ。濃いこと考える人もいるんだなって。ねえ・・、いろいろしてみたいの。もちろん嫌だったら要って・・・。」 柴崎がもじもじしながらささやいた。 「いいよ、柴崎なら何をしても。」 手塚の回答はもちろん決まっている。 「ほんと?しても怒らない?そのときになって急に嫌がったりしない?」 柴崎の目がきらきらとうれしそうだった。手塚もうんうんと笑って頷いた。 「いやー!やーめーてー!」 絹を裂いたような悲鳴を上げているのは、手塚のほうだった。手塚の両手は一まとめにされて、咲いたタオルでベッドの支柱に縛り付けられていた。その手塚のうえに馬乗りになった柴崎の尻がある。 「よせ!俺にそんな趣味は!!」 手塚が悲痛な声を上げる。両手の自由を奪われる前に気づくべきだったと後悔したがもう遅い。 両足が自由なので蹴り飛ばしてやるくらいは造作もないが、もちろんそんなことはできない、戦闘職種の大男にそんなまねをされたら華奢な柴崎は無事ではすまない、できるわけがない。そんなことくらいこの柴崎ならとっくに計算ずみだ。 「何でもしていいって言ったじゃない・・・。」 切なそうに柴崎が言った。手塚の顔の上で柴崎の真っ白なしみひとつない尻が恥ずかしそうに揺れた。ぷっと言うかわいらしい音は柴崎の放屁だった。叫べば深々と吸い込んでしまうので手塚が静かになった。 「手塚が誘ってくれたから、期待してたんだもん。朝から我慢してとっておいたのにぃ・・・。」 柴崎の息が荒く、白い裸体がほんのりと桃色だ。最初っからこのつもりだったかと抗議の声を上げようとする手塚の目の前で柴崎の後門が盛り上がった。 思わす顔を背けた手塚の頬の上に、柴崎のあれがするりと校門から抜け落ちで乗った。日ごろから食物繊維と乳酸菌に気を使っているだけに、見事な快便だった。手塚が泣いた。 思ったよりひどい臭いでなかったころが救いだったが、生まれてからこれほどの仕打ちは受けたことがなかった。相手が柴崎でなかったら屈辱で狂い死んでいる。 柴崎が幸せそうにハッハッと弾んだ息をしている。これも愛情表現なんだと頭では理解できているので、屈辱とは思わないが頬の上に乗ったものの気味悪さはどうにもならない。 後にすっかり慣らされて、この手のプレイが好きになってしまう手塚だったがこのときは全身が鳥肌だった。それでも、今顔を動かせば頬の上の物が落ちてシーツを汚してしまうと心配してる手塚はさすがに育ちがいい。 柴崎の形のよい尻が降りてきて、手塚のかっと見開かれた目がおびえた。柴崎の股間に破瓜の血が少し見えた。 形のよい尻が手塚の頬の上のものをねちゃりと潰した。全身を強張らせて引きつった悲鳴を上げた手塚にかまわず、柴崎は尻を振って、茶色いねばねばそれを手塚の顔いっぱいに 擦り付けてしまった。 あまりの仕打ちに抵抗する気力も失った手塚の両手を解いてやり、風呂場に連れ込むと、柴崎は精一杯の奉仕をして体を隅々まで洗ってくれた。 「柴崎、今回のことはいいとして、こういうことは・・・。」 「今週末、外泊届けだしておいてね!」 手塚の言おうをしていることを途中でさえぎって柴崎が次の逢瀬の予定うを決めてしまった。改めて手塚が何か言おうとすると、すかさず耳を甘噛みして言葉を封じてしまう。 ついでに耳が弱いという弱手を手塚は知られてしまった。 「ね!ね!これ使おう!!」 はしゃいで柴崎が手にとったのはホテルの備え付けてあるローションだった。 手塚は使い方を知らなかったが、この時間が資するホテルはマットも用意してある。 図書館で研究した成果を遺憾なく発揮して、柴崎は完璧な風俗嬢にうなった。 その日の夜、寮の門限ぎりぎりになって精根尽き果てた手塚が帰宅した。何事かと心配する同室の仲間に答えもせず、手塚はベットに倒れこんだ。 昨日の疲労が抜けきらない手塚が重い足取りで図書館きんむにむかっていた。今日が訓練の日でなくてよかった。 「断ろう」これだけは心に決めていた。ディープ過ぎる趣味に付き合いきれなくとも、柴崎が振られる心配はないくらいの自惚れはある。が、一抹の不安がぬぐえない。 なんでもしていいと言っておきながら前言を撤回するのも後ろめたい。 次は「ペニパン」だと聞いたとき手塚はそれが何かわからなかった。出勤前に海外にサーバーをおいてあるアダルトサイトを開いて手塚は息が止まる思いだった。 このままでは処男散らされてお婿にいけない体にされてしまう! それでも柴崎にものすごく悲しい顔をされたらどうしようとつい考えてしまう。 「おはよう!」 図書館のエントランスで後ろから声をかけられた。品のいい柴崎の声だ。手塚が小さく飛び上がった。 「どうしたの?びっくりして本当に飛ぶ人はじめてみたわ。ふふふ。」 柴崎が笑っている。初体験を済ませると女は自信をつけて美しさが増すなんてくだらない妄言と思っていた手塚だが、そのサンプルが目の前にあった。柴崎からでる幸せのオーラがきらきらと光っている。最高の笑顔につい言うべきことを忘れて微笑み返してしまう手塚だった。 たまたま通りかかった女子館員の二人組が足を止めてひそひそ話をしたくらいいい雰囲気になっている。 業務の予定が立て込んでいるので二人はすぐに分かれた。背後で手塚の足音が遠ざかっていくのを聞きながら柴崎は受付のカウンターに向かう。笑って腺になっていた目がすうっと開き、唇の片方の端だけが持ち上がった。凄みのある悪女の笑いだった。
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/26.html
1スレ目 136-139 図書特殊部隊とて、慰安旅行なるものは存在している。 ハードな現場だからこそ、尚且つ隊のチームワークをより深めるものとして、 そしてお調子者が揃う特殊部隊にこんなにもお誂え向きのイベントを見逃すはずがなかった。 とはいえ、そう簡単に大勢の隊員を基地から離れさせられるはずもなく、班で行動することが基本を鑑みて、班毎に時期をずらしての変則的な慰安旅行となっている。 そんな慰安旅行が今回、堂上隊+玄田+柴崎という妙な組み合わせで行わ れることになった。 「一つ質問なんですが、柴崎はいいとして、どうして玄田隊長まで一緒なんですか?」 郁の最もな質問には小牧が答えた。 「玄田隊長はね、本当は全部の班に参加したいんだけど、ほら、そう簡単に基地を留守には出来ないだろう?だから、毎年行くのは一組だけって決まっているんだ」 更に言えば、玄田を呼べば、ただでは済まないことも目に見えているので、今回は有無を言わせず堂上班に押し付けられたらしい。 よくよく思い出すと、玄田に関して堂上は貧乏くじばかり引いているような気がする。 だから堂上は乗り気ではないのか、と郁は結論付けた。 柴崎の方は何かにつけて共に行動をしているし、得意の口で上を納得させたのだろう。 それにやはり男だけの旅行に女が一人で参加するというのも、世間から見れば問題なのかもしれない。 郁としては別に何の問題もないので、初めての慰安旅行が単純に楽しみだった。 でもって、損な役目を押し付けられたのは、やはり班長である堂上だった。 班長が羽目を外して酒を飲めるはずもないし、本当は自分よりも責任者であるはずの玄田は真っ先に羽目を外すのだから、その役目が堂上に回ってくるのは当然の結果だ。 鄙びた旅館だったが、風呂も料理も良かったのが唯一の救いか。 たった六人しかいないのに、大宴会の様相になりつつあるのだけは謎だったが。 既に手塚は柴崎と玄田の強力タッグに囲まれ、恐ろしいペースで酒を飲まされている。 あれじゃ明日は起きられなんいじゃないかと同情していると、こつんと何から肩にもたれかかってきた。 隣りに座っていた小牧が楽しそうに指す方向に振り向くと、一番手のかかる部下が気持ち良さそうに眠っていた。 「こ、こらっ!」 「静かに、堂上。そんな大声を出したら、起きちゃうよ」 その指摘に堂上は喉元まで出かかった言葉をぐっと飲み込んだ。 「気持ち良さそうに寝ているねえ」 楽しそうに笑う小牧を睨みつけつつ、堂上はちらりと郁の様子を伺った。 確かに見ているこちらが気恥ずかしくなるぐらい幸せそうな寝顔だ。 見続けていると、こっちがどうにかなってしまいそうで、堂上は出来うる限りの仏頂面を作って、 「飲めない酒を飲むからだ」 「まあ、そう怒らなくてもいいじゃない。さっきまで玄田隊長に酒の飲み方をレクチャーされてたみたいだしさ」 郁自身、酒に弱いことは自覚しているはずなので、きっと玄田の勢いに負けてしまったのだろう。 というか、あの人の勧めを断れる人の方が稀だ。 仕方ないとばかりに堂上は溜息をついて、乾杯の時に使ったビールに少しだけ口を付けて、気を逸らせた。 「起きたら起きたでまた大変だろうから、先に部屋に返してあげた方がよくないかな?」 「そうは言っても、この様子じゃ一人では戻れんだろう」 柴崎の様子を見る限り、彼女にも頼めそうに無い。 「部屋の合鍵は持っているんだろう?寝かせてやってくればいいじゃない」 「お、俺がかっ!?」 思ってもいなかった小牧の提案に、堂上の声は裏返った。 「上官として当然の配慮じゃないの?やましい気持ちがあれば別だけどさ」 口で小牧に勝てるはずもなく、堂上は乗せられたと自覚しつつも 「あるはずがない!」 と言い放ち、眠りこけた自分よりもでかい部下を担ぎ、宴会場から出て行った。 「全く、どうして俺が……」 ぶつぶつと文句を言いつつも、部屋に入ると既に布団が敷かれており、そこに郁を寝かせた。 よし、これで平気だろう、と立ち上がろうとする堂上を、すらりとした長いものが押し止める。 妙に柔らかいそれが何であるか気付いた瞬間、 「いっちゃ、やぁー」 こちらが驚くような甘い声は、堂上に超ど級の破壊力を持つ爆弾を投下した。 反射的に離れようとするのを郁は分かったのか縋るように抱きいてきて、堂上はますます身動きが取れなくなってしまった。 「な、何をっ……!」 それでも何か喋らなくてはとても冷静でいられない堂上に、郁は無邪気に微笑んで、 「ここにいて……ずぅーっと、いっしょなの」 まるで甘えるように抱きつく。 普段の郁からは想像もできない甘えっぷりだ。 落ち着け、落ち着くんだ。 こいつは酔っ払っているんだ。 これは酔っ払いの戯言なんだ。 堂上の頭の中では先ほどからけたたましいぐらいに警告のサイレンが鳴り響き、一刻も早く離れろと告げている。 だが、どうしても身体が動かない。 それでも不意に知ってしまった郁の身体の温かさに、あってはならない感情が堂上の何かを押し上げる。 「…………どーじょーきょーかん」 それがトドメとばかりに、堂上の中の何かが壊れた。 こんなにも自分の理性が脆いものだということを、堂上はこの時初めて知った。 「やあ、お帰り。大丈夫だった?」 役得であったはずの堂上に小牧が楽しそうに尋ねてきた。 堂上はといえば、これでもかといわんばかりの仏頂面で、 「散々だった」 やはり一人でなど連れていくべきではなかった。 あんな郁の姿を見てしまい、それで冷静さを失った自分のとった行動は紛れもなく失態だ。 あのまま郁が寝入ってくれなれば、今頃どうなってしまったか、考えたくもない。 やってられるかと、堂上は手酌でビールを一気に煽った。 このまま素面でなど、いられそうにない。 そんな旧友を前に、小牧は 「素直じゃないんだから」 と小さく笑った。
https://w.atwiki.jp/syutokenac/pages/203.html
この駅近辺のcafe電源情報の情報を集めております。 皆様の情報をお待ちしております。 編集できない人用↓店舗名・電源ありなし等記入してください 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/63.html
1スレ目 474 単純に、純粋に激しく上下。空気読めないから。 「教官みたいに俺もムツゴロウさん~」 とかは思ってない。 むしろ、 「痕つけてやる!!」 と吸うは咬むはつねるは揉み倒すは (起立したまま。お前の手は何本だ?)。 別冊情報どおり、やったかやらないかの線でいつも去られてたから 「若い女は締まるもんだ」 ぐらいにしか思ってなくて、柴崎が暴れようが声を殺して泣こうが、尋常じゃなくきつかろうが、 「ヤらせても凄い麻子様サイコー」 とか思いながら激しく上下。 で、麻子様失神、ふと我に返っておのが所業を見て、肌色絆創膏の意味を知り、激しく鬱るのであった。 (これならもったいぶりながらでもヒヒ爺ィにやらせてやった方がよっぽど痛くなくてお得だったかもね……?) 実は、ひどい目に遭いながらもなぜか悪い気はしていない麻子様であった。 「あーもー信じられない」 とかいって「貸し」が半端ない大きさになり、永遠に逆らえない奴隷と化す……? で、また、 「ちょっと! 補習よ!」 とまた呼びつけられる。 「絶交かと思ってた……」 とキョドりつつ応ずると、 「アンタのせいでハ○撮りの練習ができなかったじゃない!」 「そんなコトするのか!?体使うなって言ったろ!」 「弱みを握らなきゃ体張る意味がないじゃないのよ。いかにもこう繋がってます~ていうふうに撮る練習しなくちゃ。……アンタにそんなこという権利があると思ってるの?」 「ありませんですハイ」 ふふん、と不敵に笑う麻子様であった。 で、しっかり実地に準備しながら、 「あ、ちょっとここで止めて!脚こっちの方がいいわね、ハイ!」 「俺の顔を入れて撮るなよ。……消しとけよ、あとで」 「入れなきゃ分かんないでしょう!次ちょっとこっち向いて…… 体位はやっぱりあっちが良かったかしら……」 萎えそうな手塚であった。 それでも別れ際に、 「サンキュ。これでバッチリよ」 なんてあでやかに笑ってキスなんかされようものなら疲れも吹っ飛ぶと。 「体は触らせてもキスはさせるなよ……」 とつぶやいてしまう純情な 自分にまたへこむ手塚。 で、 「また任務か」 「そうよ、だから痕つけないでね」 付けてやる! 絶対解るところにキスマーク付けまくってやる! といきり立つ心中をまた読まれて逆に肩口なんか軽く咬まれて。 「ほ~ら、教官殿といっしょ~♪」 とからかわれる。 「それで、今のところ寸止めできてるのか?」 「さあ?」 「○出しだけはされるなよ……」 と最終防衛ラインが後退していく手塚。 寝取られの道に目覚めてしまう日も近いと。
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/554.html
by ID sijhdxjl0 氏(3rd take)※クリックで元サイズ表示 画像保管庫へ
https://w.atwiki.jp/chordprog/pages/151.html
あ か さ た な は ま や ら わ 数字記号
https://w.atwiki.jp/soraguni/pages/171.html
古参雑談民 界隈民でも数少ない聖人であり、みんなから慕われている。 雑談界隈の英雄といわれており、この人無しでは雑談は語れない 現在は引退している
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/45.html
1スレ目 287-288 「あっそこ…です」 「ここか?」 「ふぁ…ん!そこです、もっと強く…!」 「もっとか、よっぽどだなお前」 グリ 「ひぁっそれです!すごく気持ちいいです…!」 「次はお前だからな」 「はい、あ…!…でも教官みたいに巧く出来るか分かんないです…ん、はぁああ…」 「この体勢はやりにくいから、乗るぞ」 「はい、来てください…」 グリグリ 「あん!…っ…教官…最高です…」 「こういう時だけ調子がいいなお前は」 そういう堂上はやけに嬉しそうな口調で、小牧達はその様子を半眼で眺め続けていた。 「柴崎ー、堂上教官すごいよ!絶対マッサージ資格とれるよ!」 「…あぁ、そう」 「自分の疲労位自分で解消出来んでどうするんだ。お前も自分なりの疲労解消法を見つけろ!」 「これです、堂上教官のマッサージがこれからの私の疲労解消法です!」 「貴様上官を何だと思っとるんだ!!」 …壮絶な口喧嘩の最中も、堂上の指は止まる事無く、這うように郁の背中を押し続けている。 「なんかねぇ」 「なんだかなぁ…」 最初は意地の悪いメンバーで二人を煽って衆人環視で始まった、いつもの下らない嫌がらせである。 この子疲れが取れないらしいんですよ何かいい解消法はないですかねー? ほらそこは上官として体調管理のアドバイスを……… え?マッサージ?あら。じゃあ… 堂上、上官として笠原さんに教えてやりなよー。 なんてひたすらノリだけで2人を追い立てて始まった、マッサージ。 「あ…」 またしても色っぽい喘ぎ声が聞こえ出した。 堂上はとうとう無意識の内に口の端が上がり出している。 「……まるで何かを見せられてるみたいなんだけど」 「……もう、帰りましょうか」 二人は踵を返し部屋を後にする。 それに堂上達が気付いた様子はない。 「とりあえず皆に知らせてやろうよ」 「そうですね、私達を追い出した罰ですね」 なんの脚色もなく玄田や手塚に話してやろう。 『堂上教官が笠原を喘がせていた』。 何一つ嘘はない筈だ。 これで負けたような気分も失せるに違いないと、二人はにやにやとそれぞれの職務に戻った。