約 308,093 件
https://w.atwiki.jp/lwetoho/pages/301.html
東方永夜抄 東方projectシリーズ 第8作。 2004年初出、正式リリース オススメ資料庫へ戻る Windows版東方Project第三段にして三部作の最終作の弾幕シューティング。 幻想郷の夜に上がる月が満月にならず、しかも夜が明けないという「永夜異変」の顛末を描く。 自機が2人組で必要に応じて切り替えるという特徴的なシステムであり、多数のキャラが登場する。 また、SpellPracticeという、ボスキャラのスペルカードのみに挑戦するモードを搭載しており、 ここでのみ見られるLastWordというスペルカードを登場させるには、特定キャラでクリアするなどの 条件がある、など、そのやりこみ度は東方Projectでも一、二を争う。 (なおZun氏はこのスペルプラクティスモードについて、とある理由から否定的な言葉を述べており、 実際にこれ以降の作品には搭載されていない) 主人公(自機キャラ) 博麗霊夢 八雲紫組 霧雨魔理沙 アリス・マーガトロイド組 レミリア・スカーレット 十六夜咲夜組 西行寺幽々子 魂魄妖夢組 見ての通り、東方紅魔郷からレミリア、咲夜が、東方妖々夢からアリス、紫、幽々子、妖夢が 自機キャラとして再登場している。 Boss Stage1 リグル・ナイトバグ Stage2 ミスティア・ローレライ Stage3 上白沢慧音 (Ex中Boss兼任) Stage4 博麗霊夢or霧雨魔理沙 (自機編成次第) Stage5 因幡てゐ(中) 鈴仙・優曇華院・イナバ Stage6 八意永琳,蓬莱山輝夜 ExBoss 藤原妹紅 以上16名。 見ての通り、永遠亭メンバーともこけーねはこの作品からの登場。 このページを編集
https://w.atwiki.jp/th_sinkoutaisen/pages/699.html
no +信仰 コスト 戦闘力 HP df 労働 知識 探索 特殊能力 411u +30 200000 007000 120 30 3 10 4 不死 とうとう本気を出した月の姫。Lunaticギアでありながら信仰値が+で破壊を持たない …と色々と異質な能力を持つカード。 ネトゲ率0%・弱攻撃から高倍率と戦闘に関しては隙が殆ど無く、弱攻撃では難題~を、中攻撃では神宝~をランダムで最高5回繰り出す。 強攻撃に至ってはフルコース確定と至れり尽くせりである。 運が良ければカード消費無しでフルコースと同様の攻撃も繰り出せるため非常に強力。 通常の輝夜と異なり、必殺を1枚、あるいは3枚置いて難題フルコースを発動することができないが、 代わりに6枚必殺をセットした場合はフルコースがさらなる進化を遂げる。 確実に仕留めたい相手がいる場合はコストは大きいものの、なるべくこのギアを使いたい。 しかし反動として次のターン開始時に輝夜(Easy)に戻ってしまう。また、防御力無視なども持たないため、鉄壁持ちが相手にいるとあっさり耐えられてしまうことも…… 強力ではあるが、他のLunaticギアの例に漏れず扱い辛いカードであることには変わりないので 上手く弱点を補えるように心がけよう。 月都万象展を使用すればギアが下がる可能性を緩和できる。上手く長時間残ってくれれば優位に立てるだろう。 しかし黒歴史で全てが終わる。相手が霊力を貯めていたら要注意。 なお、ヴァナの青魔道士にラーニングされないように。地獄を見ることになります。 攻撃 弱(強) 難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」*1*3 単体 戦闘力×0.3 5回 弱(強) 難題「仏の御石の鉢 -砕けぬ意思-」*1*3 全体 戦闘力×0.4 1回 弱(強) 難題「火鼠の皮衣 -焦れぬ心-」*1*3 全体 戦闘力×0.45 1回 弱(強) 難題「燕の子安貝 -永命線-」*1*3 全体 戦闘力×0.25 2回 弱(強) 難題「蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-」*1*3 単体 戦闘力×0.4 7回 中強 神宝「ブリリアントドラゴンバレッタ」*1*2*3 全体 戦闘力×0.3 1回 中強 神宝「プディストダイヤモンド」*1*2*3 全体 戦闘力×0.4 1回 中強 神宝「サラマンダーシールド」*1*2*3 全体 戦闘力×0.5 1回 中強 神宝「ライフスプリングインフィニティ」*1*2*3 全体 戦闘力×0.3 2回 中強 神宝「蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-」*1*2*3 単体 戦闘力×0.5 7回 *1対応する攻撃時に上から順に繰り出される。何発続くかはランダム。 *2強攻撃の場合、確定で5連続で繰り出される *3今日だけは本気だす6枚でフルオーケストラ 被夜止め時 特殊 新難題「月のイルメナイト」* 全体 戦闘力×0.3 1回 特殊 新難題「エイジャの赤石」* 単体 戦闘力×1.5 1回 特殊 新難題「金閣寺の一枚天井」* 全体 戦闘力×0.5 1回 特殊 新難題「ミステリウム」* 全体 戦闘力×0.4 1回 *戦闘開始時に4つの攻撃を連続で繰り出す 関連霊撃 なし 関連サポートカード 170s えーてるは心の癒し 輝夜×永琳 輝夜の修行効果2倍 171s てるもこは永遠の輝き 輝夜×妹紅 戦闘力高い方に合わせる 172s 止まった時の永遠亭 永遠亭 襲撃を放棄,霊力生産アップ 181s 今日だけは本気だす 必殺:輝夜 286s 東方ボスラッシュ レミ幽々輝夜神奈映姫 絆ブレイカ― 293s 月の祝福 ルナチャイルド×永夜抄 月光強化(・A・) 518s 月都万象展 輝夜 自動ランクアップ 519s いじめて姫うどん 輝夜×鈴仙 鈴仙に『根性』 252S さよなら人類 独立宣言:脱霊魔咲早妖 キャラ制限ボーナスLv1 250S 忘れ去られた百鬼夜行 独立宣言:脱人気キャラ キャラ制限ボーナスLv2 243s 永夜抄は月下の杯 独立宣言:永夜抄オンリー 249s 文花帖はブン屋の意地 独立宣言:文花帖オンリー 333s ♪竹取飛翔 テーマソング:輝夜のテーマ 秋葉原に行く 特別な入手方法 無し
https://w.atwiki.jp/touhou11/pages/34.html
蓬莱山 輝夜
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/924.html
輝夜(レス)1 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜「ねー○○ー」 ○○「な、何だ?」 輝夜「お風呂入らないのー?」 ○○「か、身体を洗ってからな」 輝夜「そんな事言ってずっと背中見せたままじゃないのよー。身体も洗い終わってるでしょ?」 ○○「か、身体を清潔にするのは良いことだからな」 輝夜「ふーん……じゃあ…(ざばっ」 ○○「え?」 輝夜「背中流してあげる♪(ぴとっ」 ○○「!?」 輝夜「あれぇー?どーしたのかなー?そんなに緊張しないでもいいでしょうに」 ○○「ぅ……ぁ……」 輝夜「どーしたの○○?耳たぶまで真っ赤よ。湯船にも入ってないのに湯あたりしたの…?」 ○○「あぅあぅあぅ…」 輝夜「ふふふー(ぱくっ」 ○○「ひゃうぅっ!? な、何するんだっ!(ずざざーっ」 輝夜「…ほんのり塩味…♪」 ○○「うぅぅぅ~~っ」 輝夜「ああもう涙目で耳押さえながらそんな表情されたら我慢できなくなっちゃうわぁ… (じゅるり」 ○○「ひぃっ! た、たすけてっ! えーりんさぁん!」 永琳「(ガラッ)あら、呼んだかしら」 ○○「え、永琳さッ」 輝夜「あ、えーりんも一緒に入るの?」 永琳「お邪魔でしたか?」 輝夜「ううん、そんな事無いよ……ところで○○、そんな隅っこでなんで蹲ってるの?」 ○○「え、えーりんさん! タオル! バスタオル! なんでそんな堂々と!?」 永琳「ここではこれが正常な格好でしょう?」 輝夜「そーだよね。なのに○○ったらずっと腰にタオル巻いて湯船にも入らないし、私の方をはっきり見ようともしないのよ」 永琳「照れているのね、でも大丈夫。すぐに慣れるわ……何事も経験ですよ……そう、実体験……(ごくり」 ○○「ひっ…!?(びくん」 輝夜「ちょっと、えーりん。○○は私の恋人なんだからね」 永琳「ええ、わかってます。私は手は出しません。大人しく湯浴みをしていますから」 輝夜「それならいいわ。と、言うことで○○、準備はOKね?」 ○○「な…なんの?」 輝夜「分かってるくせに♪(じゅるり」 ○○ 「ひっ……い…いや、いやぁ……」 輝夜「大丈夫よぉ…○○…これも裸の付き合いって奴だから…」 永琳「流石姫様。ですが温泉の長湯は身体に悪いので、程ほどにしておいてくださいね」 輝夜「いいですとも!」 ○○「やっ、やぁっ…! だ、だれか! 誰かたすけてぇぇぇっ……!」 14スレ目 118 ─────────────────────────────────────────────────────────── ショタry 〇〇「すげー!てるよすげー!」 輝夜「ふふん、そりゃ私は姫なんだから当然よ」 永琳「こんな昼間っから何やってるんですか姫様・・・」 輝夜「あ、えーりん。〇〇に私のカリスマを叩き込んであげてるのよ」 永琳「・・・いや、カードゲームじゃなくてもっとこう能力とか逸話とか・・・ボソボソ」 〇〇「でもえーりんてるよすごいよー!(某社長の嫁)さんまいもってるんだよ!」 輝夜「いやぁそれほどでもあるわねw」 永琳「そうですか流石は姫様ですね」(話題にはついていけないけど〇〇が可愛いからどうでも良いわ) 輝夜「・・・とまあ、こんな感じで私のカリスマを宣伝するのよ。 ほら、このカードはあげるわ」 〇〇「うおー!てるよありがとー!」 輝夜「ふふ、良いわよこの位・・・」(そんな物で〇〇に此処まで慕って貰えるなら安い物よ) 14スレ目 437 ─────────────────────────────────────────────────────────── 〇〇「あー・・・くそ、学校面倒くせー・・・」 輝夜「フッ・・・〇〇、私に任せなさい!」 一瞬で夜に。 〇〇「うおお!流石てるよ、すげえ!」 輝夜「ふふふもっと崇めなさいそして私と一緒にゲームの続きしましょう」 〇〇「もう夜明けか・・・そろそろ眠いのに」 輝夜「甘いわね〇〇!私に任せなさい!」 一瞬で夜に。 〇〇「てるよすげえ!愛してるよ!」 輝夜「ふふんもっと讃えなさいそして永琳が布団敷いてくれてるから一緒に寝ましょうハァハァ」 14スレ目 519 ─────────────────────────────────────────────────────────── 夢の中で輝夜とバイト先の青果売り場でエアーホッケーをやってる夢を見た やってるときの輝夜の笑顔がずっと頭から離れない だれか文章化してくれ ちなみに輝夜めちゃくちゃ強かった ハンデで俺のゴール前に箱みたいなのを置いてやってたけど 普通に入れられてた 531 「野菜くっさい場所ね……着物に臭いが染みつきそうだわ」 「お前な、俺の立場が悪くなるからせめて小声で言ってくれ」 「あら? 真実とは声高に言うべきものよ。そうね、例えば――」 「――ストップ! 何を言うかは気になるが、これ以上肩身の狭い思いをさせんでくれ……」 「度量の小さいこと。私の従者ならもっとしゃんとなさい」 「へいへい、申し訳ございません……って、なんで俺が謝らんきゃならんのだ! 第一俺が何時お前の従者にッ」 「あれは、なあに?」 「ちょ、人の話を聞けよ!」 「気の短い殿方は嫌われるわよ? そんなことはどうでもいいの。あれあれ、あの四角い奴よ」 「……はぁ、ほんとにこの姫様は」 「んー、あれはエアホッケーだな」 「えあほっけ? 魚でも並べるのかしら」 「いやいや、遊具だよ。円盤を打ち合って、相手のゴールに沢山入れたほうが勝ちっていうゲームだ」 「ふぅん、面白そうね……」 「やってみるか?」 「ふふん、いいわ! 勝負よ! 負けた方は勝った方の言うことを聞く。どうかしら?」 「随分と大きく出たな。吐いた唾飲まんどけよ?」 ――難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」 「ちょ、ちょっとまて! スペルカードは反則だろ! 不公平だ、横暴だぞ姫様!」 「何を甘いことを、これは勝負なのよ? 全力を尽くすことこそ相手への礼儀というもの、貴方も知恵を絞りなさい」 「――ああ、はいはい判りましたよ! それじゃ俺はこのダンボール箱でゴールを塞ぐが良いんだな?」 「別に構わないわ。さあ、貴方の番よ……私を楽しませなさい!」 「……はぁ、負けた負けた。流石に鉄板までぶち抜かれちゃ防ぎようがないぜ」 「あらあらあらあら、情けないわね。修行が足りないわ、修行が」 「まー、勝負は勝負……何でも言うこと聞いてやるから言ってみな」 「聞くだけで終わり。は無しよ?」 「馬鹿言うな、俺はてゐじゃねっつの!」 「あはは、冗談よ? そうね、こんなのはどうかしら……」 「何だか怖いな、もったいぶらずにさっさと言えよ」 「……わ、私が朽ち果てるその時まで、傍に居なさい!」 「わはは、なんだそれプロポーズか? いっちょまえに照れちゃって可愛いでやんの」 「なによー、人が折角勇気を振り絞ったのに、デリカシーの無い男ね!」 「悪い悪い、だってさ……そんなもん、頼まれなくたってそのつもりだっての」 「……うつけ」 14スレ目 531 534 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「〇〇、早速だけどげーせんに行きましょ?私あそこに行くのが夢だったのよ」 「いいよ・・・何かゲームのハイスコア総ナメしそうな気がするよ・・・」 「あら、その手のゲームは向こうでも出来るわよ、 私がやりたいのは・・・ぷりくらとか、ゆーふぉーきゃっちゃーとか、そっちの方ね」 「あ・・・また落ちた」 「そうそう取れる物じゃないからね」 「うん、でも新鮮な感じ。 向こうは欲しい物なんてすぐに永琳が用意しちゃうから・・・思い通りにならなくて歯痒いのも新鮮ね」 「よし、ちょっと待っててね・・・ほい!」 「む・・・〇〇に出来て私に出来ないのは腹立たしいわね、取れるまでやるわ、〇〇、コイン」 「う・・・出費が・・・」 「このカードを版面で動かすと、ゲームの中のキャラも動くんだよ」 「ふーん、スペルカードは使えないの?」 「当然」 「つまんないわね」 「筐体が壊れるだろw」 「最後はぷりくらね」 「ここ、男一人じゃ入っちゃいけないんですよ」 「どうして?別に写真を撮るだけでしょ?」 「うーん、盗難とか色々あったそうです」 「ほら〇〇、もっとくっついて?」 「で、でも・・・」 「駄目じゃない、フレームに入りきらないわよ?」 「でも顔近いです・・・」 「仕方ないわね・・・」chu 「余計な落書きは・・・要らないわね」 「輝夜・・・さっきのは?」 「良いじゃない、私達恋人なんだし?」 「そりゃ嬉しいけど・・・そんなアバウトで良いのかな」 「いや・・・深く考えると逆にこっちが恥ずかしくなるわよ///」 「でも」 「こら、女の子をあんまり困らせないの!いい加減にしないとこれブン屋に捌くわよ?」 14スレ目 562 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ねー」 「何ー?」 「んーと」 「おー何だー」 「どっかいこーよー」 「ぐだぐだ横になってる奴の言うことじゃないなー」 「そーだねー」 「んー」 「でさー」 「んー?」 「何言おうとしたか覚えてるー?」 「どっかいこーじゃないのー?」 「違うー」 「そっかー」 「でも忘れたからいいやー」 「そーかー」 「暑いねー」 「暑いなー輝夜ー」 15スレ目 370 ─────────────────────────────────────────────────────────── 最初の頃は、子供の頃に何度も聞いたお姫様だから会いに行った。 そのたびに、永琳に何度も止められて、何度も帰らされた。 弾幕から逃げたのだって、数え切れないくらい。 その度に、彼女は自分に会いに来てくれた。 さすがに毎回とは行かなかったけれど、彼女は会うたびに微笑んでくれた。 そして、夜が明けるまで彼女とお喋りをしていたんだ。 「○○程度、襲われても大丈夫って言うのに、永琳も堅いわね」 そう言ってくれる彼女に「そうだね」という反面、自分は寂しかった。 その時は分からなかったんだけど、その頃から好きだったんだと思う。 男なのに守れない、そんな自分が情けなくて。 そうして何度も会いに行くうちに、永琳は姫様に会わせてくれるようになった。 屋敷の中に座っていた姫様は、綺麗で、美しくて。でも、全然違っていた。 少なくとも、外で会ったあの姫様じゃない。 「いらっしゃい、○○。元気にしてた?」 そう語りかけてくる姫様は自分の知らない世界の人のようで そんなことないと必死に否定したくて、彼女を抱きしめようと近づき―― ここまで幻想して目が覚めた。暑さの馬鹿野郎 17スレ目 757 ─────────────────────────────────────────────────────────── 最近○○がよく遊びに来てくれて嬉しい。 夏だから行動的になってるのかな? その気ならいつでも私はOKなんだけど・・・ でも、中々悪戯をしてくれないので○○に聞いてみた。 「何で最近は毎日来てくれるのかしら?(私に会いたいの?)」 「いや、うちエアコン無いからねー。 てるよの部屋涼しいしーw」 orz 抱き着いてやる事にした。 「やめろー離せー暑いー」 「あはははは、乙女の純情を踏みにじりやがってこの野郎」 「ししょーあれってデキてますよね?」 「デキてるわねぇ」 17スレ目 772 ─────────────────────────────────────────────────────────── 朝起きたらおはようのキス、もちろん、姫様からだ。 キスをかわしたら因幡たちの分を含めた大量の朝食を作りにいく、永遠亭にいる俺の朝は早い。 最近は姫様も料理を手伝ってくれるので凄い楽だ。 そうやって二人の共同作業を終わらせて、八意先生や鈴仙、てゐを呼びにいく。 全員揃ってからいただきますなんだ。 朝食が始まれば俺は姫様に「あーん」をしてあげるんだ。 お互いに一口ごとに交代で「あーん」をしあうから時間がかかってしょうがない。 けど、しないと姫様怒っちゃうからな。 俺らが食い終わる頃には周りは仕事してるので俺も仕事にでるんだ。 主に人里への薬の行商だ、姫様も一緒なのでこれがまた楽しい。 永遠亭の主たるものがそういうことをしていいのかと初めは疑問に思ったが八意先生が笑顔で送り出すので問題ないのだろう。 おかげで人里じゃ薬売りの若夫婦として有名になってきたよ。 17スレ目 987 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜と一緒にのんびりひそーてんでもしたいなぁ 「輝夜強いなー」 「まーね」 「………」 「………」 「………」 「ねぇ○○」 「んー?」 「私とゲームしてて楽しい?」 「うん」 「仕事行かなくて平気?」 「うん」 「この服似合う?」 「うん」 「私って綺麗?」 「うん」 「私のこと嫌い?」 「んーん、大好き」 「////」 19スレ目 608 ─────────────────────────────────────────────────────────── そうだ! どうせなら、聞かせてやるさ! 輝夜! 好きだァー! 輝夜! 愛しているんだ! 輝夜ぁー! 幻想入りをする前から 好きだったんだ! 好きなんてもんじゃない! 輝夜の事はもっと知りたいんだ! 輝夜の事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい! 輝夜を抱き締めたいんだァ! 潰しちゃうくらい抱き締めたーい! 心の声は 心の叫びでかき消してやる! 輝夜ッ! 好きだ! 輝夜ーーーっ! 愛しているんだよ! 俺のこの心の内の叫びを きいてくれー! 輝夜! 一目あってから、輝夜を知ってから、俺は君の虜になってしまったんだ! 愛してるってこと! 好きだってこと! 俺に振り向いて! 輝夜が俺に振り向いてくれれば、俺はこんなに苦しまなくってすむ。 優しい君なら、俺の心の内を知ってくれて、俺に応えてくれるだろう。 俺は君を俺のものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを! 誰が邪魔をしようとも奪ってみせる! 恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる! でも輝夜が俺の愛に応えてくれれば戦いません 俺は輝夜を抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします! 力一杯のキスをどこにもここにもしてみせる! キスだけじゃない! 心から君に尽くす! それが俺の喜びだから 喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらう! 俺! 君がインペリシャブルシューティングの中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる! 19スレ目 968 ─────────────────────────────────────────────────────────── 永遠亭ー輝夜の部屋 「やった、これで30連勝ね♪」 輝夜がゲーム機で遊んでいる。そこへ、一人の男がやってきた。 男はいわゆる外来人、紆余曲折の結果、永遠亭に住んでいる。 「ま~たゲームですか、姫様・・・・・・」 「そうよ、悪い? だって楽しいんだもの」 「悪いとは言いませんが・・・・・・たまには里に出たりしたらどうですか?」 「出てどうするの?」 「どうって・・・・・・友達を作るとか・・・・・・」 「いやよ、面倒くさい。友達なんてすぐ死んじゃうじゃない」 「それは・・・・・・」 「あんただってそう。せいぜいあと60年、持っても80年程度でしょ。 私にとっては、あっという間だわ」 「・・・・・・」 「・・・・・・あーあ、何であんたなんか住ませちゃったかな。 こんなすぐ死ぬ人間なんか、親しくなったって・・・・・・別れが辛いだけなのにね」 「・・・・・・もし姫様が望むのなら、私も蓬莱の・・・・・・」 「おっとそこまで、不老不死なんてなるもんじゃないわ。私が言うんだもの、間違いない」 「姫様・・・・・・」 「馬鹿なこと言ってるヒマがあったら、こっちで私の対戦相手しなさい。命令よ」 「は・・・・・・」 男は輝夜の横に座り、輝夜と一緒に遊び始める。 すると不意に、輝夜が男に問いかけてきた。 「・・・・・・ねぇ」 「なんでしょう?」 「どうせあんたはすぐ死んじゃうんだろうけど・・・・・・それまでの間くらいは、 こうやって私の遊び相手をしなさいよ?」 「・・・・・・はい」 「約束よ?」 「ええ、約束です」 「うん・・・・・・」 こうして、永遠亭の一日は過ぎていく。仕事を忘れていた男が、 永琳に怒られるのはまた別のお話。 20スレ目 113 ─────────────────────────────────────────────────────────── 姫様と近所の穴場の温泉宿に行ってきた。 シーズンでもないから、宿泊客も少なく、温泉は貸切状態。 そしたら、姫様が調子にのっちゃって…… 輝夜「ねえ、○○……ふたりっきりね」 妖艶に微笑んでしな垂れかかって来る姫様なんだけど、よくみればいっぱいいっぱいなご様子。 それを見て、俺はしょうがないなぁーと「そこまでよ!」なことをしてあげるわけだが。 風呂に入りながらそういうことすると、のぼせるのは確実だったぜ。 そして、翌日風邪を引いて、姫様に看病してもらったよ。 ま、ついついちゅっちゅして、そのまま「そこまでよ!」になっちゃうわけですけどね。 流石に腰が痛いぜ。 そんな俺たちを、隣の部屋でこっそり監視している永琳と鈴仙。 20スレ目 305 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「皆バカねぇ……素直に頼めばいいだけじゃない、○○ーギュってして」 「ん? いいよ、こっちおいで、輝夜」 ぎゅっ 「あったかーい」 「そうだね、体もそうだが、何よりも心があったかくなるね」 20スレ目 902 ─────────────────────────────────────────────────────────── ん~……思ったのと違うな。 輝夜「いきなり抱きしめて、何よ」 いや、輝夜みたいなお姫様だとお香の匂いなのかなと思って。 輝夜「昔は焚いてたけど、今はしてないわよ……それにあれは体臭をごまかす為に服に焚き込めるものだったのよ」 消臭剤代わりなのか。 輝夜「それで私の香りは如何かしら?」 爽やかだけど、どこか甘い感じがして、色々と飛びそう。 輝夜「何が飛ぶのよ?」 主に俺の理性……あ、飛んだ。 輝夜「ちょっ、飛んだじゃないわ、きゃぁ」 21スレ目 246 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「弱い人間じゃあ天の月に触れることはできない、いくら叫んでも声を届かせることもできない。 でも、目の前の月になら触れることができる、声を届かせることができる。好きだ 輝夜」 22スレ目 37 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「あら○○、ちょうど良かったわ。スペカドローさせてくんない?」 「ⅩⅢも待ち遠しいの今の時期にⅧですかい。ご自由にどーぞ」 「ドロー!スペルカード!」 ゲシィッ! 「はぶっ!?姫様ご乱心!!」 「ドロー!スペルカード!ドロー!スペルカード!ドロー!スペルカード!」 バキッ!グシャッ!メメタァ! 「もうやめて下さい姫様!○○のライフはとっくに0です!」 「HA☆NA☆SI☆NA☆SA☆Iイナバ!もこーに負けた鬱憤が溜まってんのよ!!」 「ゲハッ!邪魔するな鈴仙!この愚民○○ッ姫様に触れられるならもとい姫様の心を癒やせるならば拳でも構わん!!」 「よく言った○○!それでこそ我が愚民!!ならば見せよう我がラストスペル!!」 「姫様バッチコーーーイ!!!」 「って私巻き添えー!!」 「止めなくていーんですかおっしょーさま?」 「いいのよ、あれも姫なりの愛情表現なんだから」 「………実はどーでもよくなってたりするだけ?」 「大分、ね」 23スレ目 509 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「なによ、あっという間にしわくちゃのお爺ちゃんじゃない」 「そういいなさるな、こちとらひ弱な外来人でさぁ」 ある晴れた日の午後、永遠亭の縁側にて。 竹林に咲いた花の数を数えながら、輝夜姫と一人の老人が、のんびりと茶を啜っていた。 あまりにも外見の差が離れている二人は、夫婦と言うよりも孫と祖父と言われた方がまだ納得出来るだろう。 「俺は人間。人間は土に帰って廻るのが土への礼儀でしょう」 「永遠の命よりも、私との育みよりも、自然の摂理を選ぶのね」 貴族さながら、優雅に茶を啜る輝夜。 対象的に、無作法に音を立てて茶を啜る老人。 「私よりも土が大事」 「それとこれとじゃ話が別、お前のことは愛してる。他の何よりも」 どちらともなく向かい合い、抱擁。そして接吻。 唇を押し付け合うだけの子供のものだが、輝夜は満足したようである。 「……じゃあ、どうして」 「どうしてもです。愛も重いが、永遠の命の罪も重い。自分があまりに重くては、いつかは潰れる」 どたばたと、廊下を走る騒音。 恐らくは兎達が駆けっこでもしているのだろう。 「ならば支えましょう。軽くしましょう。あなたの罪を綿に変えてあげる」 「それもいいけど――」 ごおん、と廊下に響く轟音。 恐らくは兎達が弾幕勝負でも始めたのだろう。 「ぶっちゃけ、耐えきれる自信が無い。だから」 「……」 「転生する、妖怪に転生して帰ってくる」 ぴたりと、音が止まった。 「……絶対よ。あの月と太陽が小さくなるまでに帰ってきなさい」 「あたぼうよ、俺を誰だと思ってやがる」 「ガーデニング好きの外来人でしょ」 違いない、と老人は苦笑して。 全くよ、と輝夜は呆れた。 この数日後、老人は静かに息を引き取り――さらに数日後、元気な兎の赤子が生まれたという。 23スレ目 833 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「もうすぐ引越しねえ」 「そう言うなら一寸は手伝ってくださいよ姫様。そのパソコンしまうんで貸してください」 「どっちもいやよ。永琳とうどんげと、あとイナバたちに任せればいいのよ」 「永琳さんとうどんげは彼氏さんのところに行ってますから、僕とイナバたちだけですね」 「ああ、そうだっけ」 「そうですよ。早く手伝ってください」 「だからいやだと何度(ry」 「・・・・・・本当に染まってますねえ」 「うるさいわ。・・・・・・こっちに来て一緒に寝ましょう」 「だから忙しいんですって」 「大丈夫よ。私が永遠を操るから」 「・・・・・・それなら、お言葉に甘えましょうか」 「それが良いわ」 23スレ目 995 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ワルプルギスの夜……ねぇ」 「あら…どうかしたの○○。折角の舞踏会だというのに、浮かない顔をして」 「ん、いや……そうか、輝夜は知らんよなぁ……何でも無いよ、気にしないでくれ」 「………4月30日から5月1日にかけて、ドイツのブロッケン山にて行われている魔女達のサバトがどうかしたのかしら?」 「なんで東洋のお姫様がそんな事に詳しいの!?」 「東洋と『月の』お姫さまよ。これぐらい、姫としての嗜みですわ」 「ああ、ゲームで覚えたのか。ファンタジー物だと時々出てくるしなー」 「し、失礼ね!?……コホン、それで、そのサバトがどうかしたの?」 「あー、なんだ……輝夜、魔女のサバトで何が行われるかは知ってるか?」 「……詳しくは知らないわ。最も、予想がつかない訳ではないけれど」 「多分大体あってるよ。サバトでは、魔女達は媚薬を作りながら祭りの参加者である悪魔や魔物達と次々とまぐわって、悪魔の王の降臨を悦ぶんだ」 「…………なるほど、奇しくも今は妖怪変化達の集まる祭りの場。それが本来のサバトの意味とだぶってしまったのかしら?」 「いやいや、仮にも義兄弟達の嫁にそんな悪感情を抱いた訳じゃないよ。ただ……なぁ…」 「…○○?」 「今説明した通り、サバトでのまぐわいはとっかえひっかえの乱交だ。つまり…その観点で行くと、輝夜も……俺以外の……」 「………………はぁ」 「ああ!?なんか痛い!?てるよの視線が凄く痛いよ!?」 「当たり前でしょう……貴方ねぇ。浮気や、不貞と言う要素は私から最もかけ離れた物じゃなくて?」 「う…そりゃぁ輝夜が人並み外れて貞操観念硬い事はよく知ってるけどさぁ…それでもつい想像しちまったというか…」 「全く…あの夜、貴方に全てを捧げた時に私が何を思っていたのか、滔々と語ってあげましょうか?」 「すいません俺が悪かったですいや本当に輝夜を信用してない訳じゃなくて」 「はぁ…………………でも、ある意味では面白い試みかもしれないわね」 「えっ……」 「そんな顔をしないで頂戴。もちろん、大切な背の君以外の殿方に操を捧げるような真似はしませんわ。ただ……」 「た、ただ?」 「貴方と私が、どれだけ愛し合っているのかを見せつけるのは面白そう」 「ちょっ、てる、輝夜っ!?顔が近い、顔が近いよ!?」 「うふふ…ねぇ……私の愛しい御方……」 「待て!パッチェさんが今にも飛び出しそうな様相でこっちを見てる!!それにここは全年齢………~~!?」 「……………ふぅ……してしまったわね、姦淫♪」 「は……いや、え……キスだけじゃ…って?」 「あら、知っているでしょう?私のいた時代、接吻だけでも人並み外れた姦淫とされていたのに」 「……えーと、つまり?」 「ここまでならば邪魔が入る事もないでしょう?少し疲れたから舞踏はお休みして、こちらの方を楽しみましょう♪」 「もしかしなくても酔ってるよねてるよさん!?そうだよね、考えてみればついさっき妹紅さんとワイン飲み比べしてたもんな!?」 「いいじゃないの、サバトですもの。私は葡萄酒に酔って、貴方は私に酔えば良いだけの事……」 「……ああもう!俺は酔った!!輝夜という最高の美酒に酔ったぞーーー!!」 「ふふ、思う存分味わって頂戴。貴方の不安が取れるまで、思う存分、ね……」 24スレ目 251 ─────────────────────────────────────────────────────────── 髪が長い&綺麗と言えば、やっぱり輝夜じゃない? 物語で何人もの男を魅了したその容姿は、○○に対しても効果抜群でしょう 「――男で私の髪に触れたのは、貴方が初めてよ」 なんて囁かれたら、身悶えそう。 ……実際、想像して身悶えた。 24スレ目 391 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜相手にガチで蓬莱の玉の枝を作ってみるとか一瞬考えたが、どう考えても修羅場にしかならなそうだから 素直に餅米を大量に買って永遠亭をあげてぺったらぺたらこぺったっこと餅つき大会を開催する事にするぜ!! 輝夜「あら、勿体ない。○○からの贈り物ならば、素直に受け取って床の間に飾ってもいいと思ったのに」 ○○「だからこそ不味いんだよ…月夜の晩に竹林を歩くときに後ろから燃やされないように気を付けなきゃいけないハメになりそうだし」 輝夜「ああ成程……確かにそれは不味いわね。そんな事が起きたら、私も歯止めが効かなくなってしまいそうだわ」 ○○(………普段はちょっとでも自制してたのか?) 輝夜「でも、だからと言って全て餅米に変えてしまう必要は無かったんじゃない?私への贈り物一つも用意してくれないなんて、釣れないお方」 ○○「ああ、それは今用意する所だから」 輝夜「え?」 ○○「おーいてゐやーい、ちょっと杵貸せー。おいおい、餅じゃなくてうどんげ突こうとしてどうすんだお前は……ホイっと」 輝夜「あら…貴方も餅つきに参加するの?…………あ、もしかして」 ○○「それではこれより、この不肖○○めが、輝夜姫さまが為に精一杯杵を振るい、貴方様の口に合う粗野にして美味なる餅を御作りしましょう」 輝夜「………ふふ、ええしっかりと頑張って頂戴。貴方の頑張りも愛情も、しっかりと味あわせて貰うわ」 ○○「でもさーてるよー…だからってこの不格好な餅をわざわざ能力使って永遠の物にして飾るのはやめちくりー……」 輝夜「あら、いいじゃない?これはこれで中々趣があるわ…愛情もたっぷりと感じるしね♪」 ○○「そう言ってくれるのは嬉しいけど、これを見る度兎達が『はいはい御馳走様』って顔するのが微妙に堪えるんだよぉ……」 (編者注:富くじが当たったら、という流れで) 24スレ目 461 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜「○○、私は昨日すごいことを発見したわ。自分を誉めたたえたいくらい」 ○○「なんだ?またげえむとやらで要らない知識を得たか?」 輝夜「ノンノン、要らない知識なんかじゃないわ。全能なる英知の結晶のカケラを手にしたと言いなさい」 ○○「へいへい。で、なに」 輝夜「これよ!」 一瞬で輝夜がキャストオフし、そこには――――― ○○「なっ……え、え……?」 輝夜「どう?似合うでしょ。その愚昧な瞳に一秒でも長くこのナイスボディを焼き付けておくことね。 それが私から親愛なる下僕への贈り物よ」 ○○「誰が下僕……い、いや、そんなことより」 黒ビキニ。能力使って一瞬で着替えたんだろうが、完璧な水着姿だった。 白い肌を引きたてるように体にフィットした、面積も少ない黒い布地。 何より出るとこ出てキュッと引き締まったその肢体から、俺は目が離せない。……さすが、腐っても絶世の美女だ。 輝夜「似合ってるかどうかなんて、聞くまでもないみたいね」 ○○「うるさい。で、何するんだ。ここには海はないのに」 輝夜「海なんてなくていいの。昨日やったぎゃるげーでね、ヒロインの水着イベントを見ることでルート固定のフラグが立ってたのよ!」 ○○「意味わからないんだが」 輝夜「つまり私の水着姿を見れば○○も私に永久就職!?」 ○○「違う!それ多分かなり間違ってるぞ輝夜!」 25スレ目 649 ─────────────────────────────────────────────────────────── 917 :名前が無い程度の能力:2009/09/04(金) 12 31 58 ID W8TSrsC2O ラブプラスみたいに幻想郷でイチャつけるゲームがやりたい。 ラブプラスすげえわ。 918 :名前が無い程度の能力:2009/09/04(金) 12 57 45 ID llDkwD0E0 セブンスヘブンのグレイジングハートをゲーム化して欲しいでござる 919 :名前が無い程度の能力:2009/09/04(金) 14 43 47 ID nxkJiFcU0 917 918 「へぇ、この私というものがありながらゲームの女の子にうつつを抜かすなんてねぇ……」 「い、いや。輝夜、これには理由があってだな!?」 「御託はいいわ。ゲームとは比較にならないぐらいのイチャイチャをやってあげるわ!!」 「ちょ、ちょ――まっ!!」 アーッ 「師匠~。アレどうするんですか?」 「糖尿病になりたくなければ放っておきなさい……」(私もアレくらいやったほうがいいのかしら?) 25スレ目 917-919 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「あいしてる」 「はいはいはい。ええ、そう……え!? ……ちょ、ちょっとぉ!正気なのかしら?」 「紛れも無く正気……酒入ってるけど……すぅ」 「……あらら。でも、今度はお酒なんかの力に頼らずに、ね……?」 そして輝夜にやさしく膝枕されたい 27スレ目 390 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜『では・・・ 難題「生涯飽くことなく、私と共に生きなさい」 蓬莱人にならなくてもいいから・・・その命が尽きるその日まで・・・ただ私だけを愛しなさい』 ○○『・・・正直、俺には重過ぎる難題・・・だな』 輝夜『そう・・・じゃあ諦m ○○『だから・・・』 輝夜『・・・?』 ○○『その難題、この「生涯」!その総てを費やしてでも解かせてもらうさ輝夜ァ!!!』 輝夜『・・・』 束の間とも永遠とも思える静寂・・・ 月に映った影は二つ・・・ ○○『・・・あれ、結構いい線行ったと思うんだけどn 再び訪れる静寂・・・ そして月に映っていた影は一つに・・・ 輝夜『んっ・・・まあ、あなたにしては上出来かしら?まだまだ及第点には及ばないけど♪』 ○○『んっ・・・手厳しいなぁ・・・ 百点満点だと思ったのに・・・』 輝夜『・・・でも忘れないでね』 ○○『?』 輝夜『あなたはまだ「難題」を解けていない』 ○○『だからそれはこれから・・・』 輝夜『難題が解けてない以上、私はあなたの求婚を受ける訳にはいかないわ』 ○○『なっ!?』 輝夜『だから私とあなたの関係は、あくまで『姫』と『従者』のままよ』 ○○『そりゃないぜ輝夜ァ・・・キスまでしたのに・・・』 輝夜『不満があるなら頑張って難題を解きなさい♪未来の旦那様♪』 ○○『生涯を賭けて頑張らせていただきます!!姫様!!』 輝夜『よろしい♪ じゃーあー・・・』 ○○『?』 輝夜『『従者』が頑張れるように『姫』からささやかな贈り物を・・・ ○○『・・・?・・・!!・・・!?!?』 27スレ目 895 ─────────────────────────────────────────────────────────── どさり、と目の前に袋が置かれた。 黒と白の2つ。 「もしもし輝夜さん」 「何よー?」 輝夜はこたつから顔だけ出して伸びていた。 「この黒い粉は何ですか?」 「カカオ」 即答ですかそうですか。 続いて俺はその横の袋を持ち上げ、尋ねる。 「じゃあこの白い粉は?」 「砂糖」 「これらをどうしろと?」 「今日はバレンタインでしょ?私からのプレゼントよ。嬉しがれ」 ハイ難題来ました。 「原料で渡されても…」 「私の材料で○○が作る。愛の形よね」 「愛の形は人それぞれですね。…まぁいいです。作ってきますよっと」 「期待してるわよー♪」 「出来ましたよ」 「シンプルね。シンプルイズベストよ。いただきまーす…」 ぱくり。 「にゃぁぁぁああああぁぁぁっ!!」 輝夜が絶叫した。 「あれ、どうかしました?」 「苦い!苦いって!99%とか無理!死ぬ!死なないけど!」 「苦いのもまた愛の形、と」 「何いい感じで締めようとしてるのよ!」 あれ。いいオチだと思ったのに。 「あ、実はカカオ控えめも用意してるんですけどね」 取り出した瞬間食われた。 「はむ。…はぁ、生き返った」 「ムダにリザレクションしないでくださいよ」 「○○のせいよ…ま、難題は解いたし許してあげるわ」 機嫌は直ったみたいで一安心。しかし何か忘れてるような…。 …………あ。 俺は思いつき、悪戯っぽく笑った。 「難題を解いたってことは俺が輝夜を好きにしていいってことで――」 「え、ちょ、うわなにをするやめ(skmdy 27スレ目 933 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ラブプラス騒動ねぇ、皆大変だな」 お茶を啜りながら、天狗の新聞を見て嘆息する。 「○○ー、リンコの髪型が何個か見つからないんだけどどうするの?」 「彼氏力ためて、特定の場所での相手からの質問をひたすら待てばいいよ」 他の皆は騒動になるほど詰寄られたみたいだけど、うちの姫様の場合ははまってるのが姫様のほうなんだ。 おかげでとても平和です。 ああ、今日もお茶が旨い。 29スレ目 591 ─────────────────────────────────────────────────────────── 妹紅「輝夜ぁ!ブッコロス!」 輝夜「あら、妹紅、あなたに構う暇はないわ」 妹紅「へ?」 ○○「あ、輝夜、待っていてくれた?」 輝夜「もう、女性を待たせるなんてダメね」 ○○「ごめん」 輝夜「いいわ、じゃあいきましょう○○(ギュ)」 ○○「ああ」 輝夜「と、いうわけで、貴方とやりあう暇はなにの、じゃあね」 妹紅「もこーん」 29スレ目 788 ─────────────────────────────────────────────────────────── てゐ「諸君ら、七夕祭りは昨日で終わってしまった しかし、○○がもたらした情報によると外の世界では8月にやる地域もあるらしい つまり……、来月も祭りだー!」 ○○「元気だなぁ」 輝夜「何言ってるのよ、子供はあのぐらい元気な方がいいじゃない」 ○○「まあそうだけど でも七夕を二回やるのはどうなんだろう……」 輝夜「別にいいんじゃない、たのしければ ……それに貴方と一緒にもう一度楽しめるなら私はうれしいわ」 ○○「それもそうだな 一ヶ月後を楽しみにするか」 縁側でお酒を飲みながらのそんな出来事 in7月8日 29スレ目 866 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜「永遠亭が財政難みたいよ」 ○○「だったらおまえも働いたら」 輝夜「イヤよ、お姫様の私がなんで働かないといけないのよ」 ○○「俺もイヤだ働きたくない」 輝夜「あなたが働きなさい」 ○○「おまえが働け」 輝夜「あなたが働きなさい」 ○○「おまえが働け」 輝夜「あなたが働きなさい」 ○○「おまえが働け」 輝夜「あなたが働きなさい」 ○○「おまえが働け」 輝夜「あなたが働きなさい」 ○○「おまえが働け」 2時間後‥‥‥‥ 輝夜「あ、あなたが‥‥‥は、働きなさい‥‥」 ○○「お、おまえが‥‥‥は、働け‥‥」 永琳「永遠亭が財政難になる度にいつもコレ‥‥」 てゐ「ホントに仲がいいね」 鈴仙「似た者同士、惹かれあい結ばれたニート二人」 永琳「さて、お二人に説教しますか」 てゐ「説教になったら二人共、互いを庇い合うんだよね」 鈴仙「庇い合うくらいなら二人で仲良く働けばいいのに」 てゐ「この二人に働けなんて紅魔館の門番に居眠りするなと言っている様なもの」 鈴仙「絶対無理という事ね‥‥‥」 場所が変わって紅魔館 美鈴「ハ、ハックションーー!ぐうぐう、すぴーー」 30スレ目 302 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「あなたが先立ったら私、永遠に喪に服し続けると思うわ」 「49日間くらいでいいんじゃないの?」 「だめよ」 ○○がぼんやりと返した答えに首を振り、 やけに楽しそうに輝夜は話し続ける。 「想像するだけでも悲しすぎて、それだけじゃ足りないわ。 黒い服を着て、華やかに飾ることもなく、涙に暮れて永遠に過ごすの。 こんなにも美しい私が、よ。もったいないと思わない?」 「輝夜には泣かないでいてほしいけど、黒い服もそれはそれで似合うと思うよ。 黒は女性を美しくするってどこかで聞いたことあるし」 「だめよ、だめだめ。私を黒一色に押し込めるなんて幻想郷の、いいえ宇宙の損失よ。と、言うか――」 いつの間にか○○の後ろに回り込んだ輝夜の腕が、包み込むように彼を抱きしめた。 「ほんと、鈍いわね。たかだか数十年で死んだりしないで、 ずうううっと、私と一緒にいなさいって言ってるのよ」 32スレ目 607 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜「本気を出す」 ○○「そう」 輝夜「リアクション薄くない?」 ○○「本気を出すじゃなくて、本気で出すだろ?」 輝夜「は?」 ○○「いや便秘――」 輝夜「――この死ねッ!!」 嫁を軽くいじって、顔を真っ赤にさせたい。 33スレ目 455 ─────────────────────────────────────────────────────────── 687 :名前が無い程度の能力:2012/10/25(木) 22 08 10 ID Cd/Pfpa20 686 さまざまな勢力が能力や外見などのステータスで指名をし、有力な男を取り合っている中 ただ一勢力…永遠亭だけが自分を、しかも一位で指名してくれて。 そこでびっくりして永遠亭の席を見ると代表の輝夜がこっちを見て満面の笑みでガッツポーズを決めており、 その横では永琳がやれやれといった風ではありながらどこか嬉しそうな苦笑を浮かべていた。 とか? 694 :名前が無い程度の能力:2012/10/26(金) 19 00 12 ID TW.TD.Fk0 687 の続き ○○「あ、あの、輝夜様…」 輝夜「あー、輝夜でいいわよ。で、何かしら?」 ○○「え、そんな畏れ多い…わかりました、ではそうさせていただきますが…。 …なぜ、私などを指名なされたのですか?情けない話ですが、容姿も能力も、あらゆる面でこれといってみるところはないと思うのですが…。 それに、輝夜さ…輝夜、に、認められるほどの難題をこなしたということも…。ただ何度かお目通りしたというだけで…」 輝夜「…やれやれ。…そうね、それに気づくのがあなたへの難題ということにしましょうか。 …私自身へ課した難題も、この調子だともうしばらくかかりそうだし」 ○○「え?そ、それはどういう…」 輝夜「それを言ったら難題にならないでしょうが。まあ、覚悟はしておくことね。…ふふっ、しかし…解き甲斐のあること」 自分への難題『好いた男の心』 (編者注:「ドラフト会議で一位指名を受ける」という話から) 33スレ目 687,694 ─────────────────────────────────────────────────────────── 慣れないながらも一所懸命○○を看病する輝夜 一粒飲むだけで完全に風邪が治る薬を調合して持ってきたけれど、 がんばる輝夜の姿を見てそっと引っ込め、普通の風邪薬にする永琳 輝夜と○○を見守る永琳って、 なんかよくある「娘の恋路を応援してくれるけど、どこかずれた母」みたいになりそう 33スレ目 712 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜「○○、さっきから無心に何すり鉢で潰してるの?」 ○○「いや因幡達がモチをつくらしいので便乗してそれ用の餡を。」 輝夜「緑色って事はウグイス餅でも作るの?」 ○○「陸前の国も名物に「ずんだ」と言う物がありましてね。これは大豆ですよ。」 輝夜「何か旨そうね。一口いい?」 ○○「完成するまでお待ちください。他の因幡にも、くるみと胡麻で作るよう 頼んでありますから。そしたら皆でご賞味してください。」 輝夜「ふふ、楽しみにしてるわ。餅と餡が余ったら2人で一緒に食べましょうか。」 ○○「そうくると思って姫様の分は別にとってあります。後に一緒に堪能いたしましょう」 34スレ目 246 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「うおおおお!ノーコンの為にプラクティスしたきゃノーコンでクリアしろとかマジおにちくやで輝夜さぁぁあああん!」 輝夜「かつて破られなかった難題をそうたやすく練習させたりしないわよ?」 「ああああ!輝夜のバカ!アホ!ニート!」 輝夜(スペルプラクティスがあるわよ。ボム使えないけど逆にノーボムの練習になるから頑張りなさい。) 「えっ?」 輝夜(もしノーコン出来たら膝枕の時間大サービスしてあげる) 「よっしゃ、これから毎日気合入れてスペル特訓や!」 行き詰まっている時に耳元で優しいこと囁かれてふやけたい 34スレ目 315 ─────────────────────────────────────────────────────────── ある日の夜 迷いの竹林の中にある永遠亭の一室では、1人青年が何やら机に向かって難しい顔をしていた その様子を少し離れた場所でせんべいをかじりながら、永遠亭の主である輝夜がぼんやりと眺めていた 青年は依然難しい顔をしながらそろばんを弾き、時折何かを帳簿に書いては消している ふと気付いたように青年はやおら口を開いた 「姫様、見ていて楽しいですか?」 「……別に。」 「そうですか……。」 やや面倒くさそうに返す輝夜、別に楽しくて見ているわけではない。 単に退屈なだけなのだ 輝夜は青年の膝に視線を落とす。 そこでは一羽の兎が丸くなって眠っていた 時折くあぁと欠伸をしている様子はまるで猫のようだと思ってしまう程だ 再び輝夜は青年に視線を戻す、それなりに目鼻立ちは整っているが、その小難しい表情の所為で少し残念なことになっている この青年、頭はいいし、顔立ちもいい。 普通の女性から見れば中々の優良物件なのだが 如何せん、普通の人間の一生など永遠を生きる輝夜にとっては一瞬に過ぎない。 輝夜もこの青年を自分の物にしてしまいたいと思ってはいるが、深い関係になるといつか来る別れが悲しいだけなので そういう事はとりあえず諦めているのだ。 「俺の顔に何かついてますか?」 どれくらい物想いに耽っていたのか、青年が訝しげな表情でこちらに話しかけてきた 「えぇっと……。 ねぇ○○? 貴方がここに来てどれくらいになるかしら?」 何を聞いているのか。 と言うかこれで誤魔化せたつもりなのか。 輝夜は自分で自分に突っ込みを入れていた 「どれくらいの期間だろうと、姫様にとっては大差はないのでは?」 「うるさいわね。 いいから答えなさい」 何をムキになっているのだろうか、自分でも訳がわからない 「……15年くらいだと思いますけど」 「そう……。 もうそんなに経つのね」 言われてみればそんな気がする 初めは竹林で迷っていた○○をペットの玉兎が拾って来た事だったか そんな事を想起している時、輝夜はあることに気がついた 15年も経っているのなら、いくらなんでもおかしいのではないか? いや、そもそもこんな所に10年以上住みついているような輩なのだから 元々普通じゃないのは分かりきっているのだけど。 だからってこれは幾らなんでもおかしくはないか、どうしても納得ができない。 そこまで考えた輝夜の口は自然に開いていた 「ねぇ○○?」 「……何ですか?」 「○○って人間よね?」 「……はい?」 そうこの青年、外見の年齢は人間でいうとどう見ても10代後半なのだ つまり 「姫様は普通の人間が15年も変わらない姿でいると思うんですか?」 「……分かっているわよ。 だから聞いてるんじゃない」 そういうことだ。 自分に仕えているこの青年は一体何者なのか もしかして蓬莱の薬でも飲んだのだろうか? いや、あの永琳がそんなことを許すはずがないし ― 姫様は自分の従者が何者かも分かっていないんですか ― などと失礼な言葉が聞こえた気がするが、そんな事はどうでもよかった いいから答えなさい、そう言おうとした時、不意に青年の膝の上に居た兎が口を開く 「姫様。 ○○は魔法使いですよ?」 「……嘘っ!?」 「こんなことで嘘ついてこの子に何の得があるんですか」 輝夜は驚いた、ここ200年くらいで一番驚いたかもしれない しかしそれなら納得だ、魔法使いは歳を取らない 「ん? 歳を取らない」 「姫様? さっきから気持ち悪いですよ?」 この男、主を主と思っていないのか しかしそんな些細な発言なんて今の輝夜にはどうでもよかった 「○○! 魔法使いってことは貴方歳を取らないのよね!?」 「当たり前じゃないですか」 「そうか……。 そうよね。 うふふふ……。」 「……気持ち悪い。」 (それなら半永久的に生きられるってことよね! ) その日から輝夜の猛烈なアプローチが始まった そう、あのかぐや姫が1人の男を落としに掛かったのだ 輝「○○、背中を流してあげるわ」 鈴「○○なら今日は神社の宴会に行ってますよ?」 輝「宴会なんて聞いて無いわよ。 何で教えてくれないのよ!」 鈴「いつも行かない癖になに行ってるんですか」 輝「○○、クッキー焼いてみたんだけど」 ○「焼き過ぎでしょう。 炭化してますよ?」 永「姫様、それは普通オーブンで焼くものであってスペルカードで焼くものじゃないんですよ」 て「焼き方が根本的に間違ってるウサ」 輝「○○、布団を温めておいたわ」 ○「このクソ暑い時期に何してくれてるんですか」 輝「○○、身体がダルいわ。 看病して頂戴」 ○「年がら年中ダルいって言っている人が何を今更。 というか蓬莱人が体調を崩す筈がないでしょう」 て「○○のこのスルースキル、なかなかのものウサ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○「師匠。 最近姫様がおかしいんですけど」 永「そうかしら?」 て「Lunatic Princessって言うくらいだから元々ウサ」 永「それは何か間違っている気がするけど……」 輝「ちょっと鈴仙! あなた男がいたでしょう!? どうやって落としたのか教えなさいよ」 鈴「何ですかいきなり~」 永遠亭は今日も平和である 34スレ目 369 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「ぐーやーゲームしようでー」 輝夜「これ」 ○○「なにこれ?」 輝夜「蓬莱の薬」 ○○「…」 輝夜「飲みなさいよ」 ○○「…俺の病気の話聞いたの?」 輝夜「病気とか、そういうの関係ない。やな奴だけどあんたといると退屈しなそうだし」 ○○「ぐーや、俺は不老不死には興味ないんだよ」 輝夜「…それは永遠の命を持ってから考えればいいじゃない。永遠の命があればマンガやアニメの最終回をむかえる前に死ぬこともないし」 ○○「ぐーや違う、違うんだよ」 輝夜「なんでみんなそう言うのよ!!永遠に生きるってことをみんな重く悪く考えすぎじゃない!?」 輝夜「おいしもの食べたい!面白いもの見たい!楽しいことしたい! それをもっと!ずっと!『感じたい』って思うことそんなに悪いことなの!? ワガママに生きることってそんなに許されないこと!?」 ○○「いや、なんも俺言ってな…」 輝夜「所詮あんたも月の民のやつらと一緒ってこと?私の為に生きてくれないならあんたなんか知らないしいらない!自己満足で勝手に病気で死ねば!?ふんっ!」 ○○「…」 輝夜「ふんっ!!」ダッ ○○「え?」 輝夜「オラァ口開けろ!!飲め!」グッ ○○「ちょっ!」グググッ 輝夜「飲めぇ…!」グググッ ○○「ぬごぉぉ…!だから、ぐーや…ちゃうねん…心までは永遠にはならないんだよぉ」グググッ 輝夜「綺麗事をぉ…!」グググッ ○○「ぐーやを好きな気持ちまでは永遠じゃないって言ってんだよ…」 輝夜「…!」 ○○「ぐーやワガママやからいつかきっと嫌気さして口ききたくなくなるかもしれんし、他の誰かを好きになるかもしれん ぐーやのこと好き『だから』永遠の命手に入れてもそれでぐーやのこと嫌いになったら 意味がなくなるやろ。永遠は辛すぎなんや俺みたいな普通の人間にとっては」 輝夜「…」 ○○「それにぐーやのこと好きやけどタイプちゃうもん…性格ブスやし…俺おっぱい星人やもん」 輝夜「なんでや私かわいいやろ!!」 輝夜「いなさいよ、私の隣に あんたが言うなら髪型ベリショにだっておさげにだってするし スク水だろうがブレザーだろうがハンモックだって着てやるわよ え、エッチだってまぁ、その、うん…色々…してあげないこともないし… …性格だってあんた好みに、調整ぐらい…わけないわよ…」 ○○「いや、そんなん意味ないやん。俺ワガママで性格ブスなぐーやが好きなんやからそんな健気なことされたら引くわ」 輝夜「なんやねんお前はたくぞ」 輝夜「私のこと、嫌いになんかさせないって言ってんのよ…」 ○○「ぐーやもうやなやつやん」 輝夜「おま」 ○○「いいのかよぐーや…俺こんなんだからいつかぐーやのこと飽きるか嫌うし ぐーやも同じように思うかもしれないよ? 愛しいって思えるのは永遠じゃないんだぞ」 輝夜「知っとるわそんくらい、でもだからってあんたを諦められるほど私潔くないから」 輝夜「私が飽きるまで…傍にいなさいよ」 ○○「…あーあーだからぐーや嫌いなんやワガママやから。でもぐーやお姫様やからな、ご機嫌とらんと後がめんどうやからなーご家老にどやされるもんなー」 永琳「おいご家老て誰のことや」 ○○「『ちょっとだけ』ワガママつき合わなしゃーないもんなー」 輝夜「ふんっそうやって構ってくれるのあんたぐらいだもの、みすみす手放すわけないじゃない」 輝夜「せっかくの『永遠』だもの…楽しくなきゃ損でしょ?」 ぐーやは絶対折れないどこまでも『ワガママ』貫くとこに魅力あると思うわ 35スレ目 218 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/304.html
「輝夜さま、今晩はいきなりどうしたんですか?」 「ん? あぁ、晩酌?」 「そうです。普段はイナバに頼むのに」 そういいながら俺は輝夜様の差し出した杯に酒を注ぐ。 一息にそれを飲み干して、輝夜様はため息をついた。 「いい加減に気付いてくれないかしら……って思ったの」 「は? どういう……?」 「はぁ、鈍感ね。ヒントをあげるわ、考えなさい」 こほん、と咳払いを一つ輝夜様はした。 そして、朗々と歌を詠みあげる。 「"秋の夜の月の光はきよけれど 人の心の隈は照らさず"」 「……相変わらず美しいお声ですね」 「褒めてないで考えなさい。全く……鈍感なんだから」 また、ため息を一つ。乱暴に杯を俺に向ける。 俺は杯に酒を注ぎながら、言った。 「意味は……存じております」 「え?」 「だから、その和歌の意味は存じております」 「え……冗談おっしゃい、貴方が何で知ってるのよ!?」 「以前輝夜様が口ずさんでおられたのを聞きまして。意味を自分で調べたのです」 笑顔でそこまで言った。段々と輝夜様が赤くなっていって、終いには俯いてしまった。 「知ってるなら……分かるわよね」 「はい、それはもう十分に」 「じゃあ……返して」 「返すって……返歌ですか?」 「そう。きちんと返してちょうだい」 これはしまった。返歌なんて考えていなかった。 少ない知識をひっくり返して、歌を詠む。 「"いつとても恋しからずはあらねども 秋の夕べはあやしかりけり"」 「……………………」 「……どう…ですか…………?」 「…………へったくそ」 「勘弁して下さい……。勉強不足でして」 「じゃあ私のところで勉強なさい」 「それって、いつもと変わらないんじゃないですか?」 「確かにそうね」 小さな小さな俺たちの笑い声が真っ黒な空にとけていった。 9スレ目 457 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「姫様? 何してるんですか?」 「ちょっとね。……ふふふ、これで良し。反応が楽しみだわ」 「まぁ~たネットですね? 夜更かしはいけませんよ」 「あら、肌が荒れたくらいじゃ○○は私のことを嫌いにはならないでしょ?」 「そんなことくらいじゃなりませんけど……。迷惑かけちゃいけませんよ」 「そうだけど……幻想郷で一番のカップルは私と○○だもの。それだけは譲れないわ」 「そうですね。…じゃ、もう寝ますんで。姫様はどうします?」 「私はもう少し反応見るわ」 「そうですか。じゃあ、お休み」 「あ、ねえ! 寝る前にキスしてあげる」 「あ゛~、いや、寝る前にそれはちょっと……」 「添い寝?」 「いや、ですから、そんなことをされたら悶々として寝れないじゃないですか」 「本望じゃない?」 「確かにそうですがっ!」 「分かったわよ、じゃあキスだけね」 「――んむ゛っ!? ……ぷはっ。いきなりは止めてくれよ…」 「悶々とする? ねえ、する?」 「ああ、するな」 「じゃあお布団へ行きましょ。めくるめく大人の世界よ」 「反応見なくていいのか?」 「○○の?」 「ちがうっ!」 9スレ目 826 ─────────────────────────────────────────────────────────── 永遠亭宝物殿 隠し部屋の奥には豪奢なベッドで眠る少年 その傍らに、蓬莱山輝夜は佇んでいた 「今晩は、○○……」 輝夜は穏やかに囁き、少年の頬を撫でて唇を重ねた。 満足げな笑みを浮かべると彼に覆い被さり 恍惚とした表情で彼の寝顔を見つめる。 「美しいわ○○ ……そう、貴方は美しいまま眠り続ける」 それは輝夜の永遠を操る能力 彼女の能力に囚われた彼は、年を取ることも死ぬこともなく ただ、眠り続ける 「愛おしいわ○○ ……貴方を誰にも渡しはしない」 彼の存在を知るものは居ない ただ一人、輝夜を除いては…… 「私のエンデュミオン……決して貴方を喪いはしない」 月明かりさえ届かない薄暗い部屋、輝夜は少年の衣服を丁寧に脱がせていく 永い年月、彼はずっとそうやって愛されてきた。 そして、彼女に愛され続ける限り、彼が目を覚ますことはない。 永遠に…… 10スレ目 484 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜、永遠を生きるお前にとって例え須臾の間であっても隣に居させてくれないか? 11スレ目 364 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○「輝夜、正月といえばなんだ!?」 輝「正月といえばお雑煮に凧揚げでしょう。今更何を…」 ○「ちっがーう! 正月といえば姫初めに決まってるじゃないか!」 輝「姫初m……///」 11スレ目 717 ─────────────────────────────────────────────────────────── 【Who s Raw!? Who s Sick!?】 俺が幻想郷に迷い込んでそろそろ1年。 所謂“昔ながら”の生活にも大分慣れてきたところだ。 博麗の巫女やワーハクタクの慧音さんには帰る事を勧められたが、結局俺は幻想郷に残った。 今更外の世界には戻れない。 “落雷を操る程度の能力”の持ち主なんかが外の世界に居ても迷惑なだけだと自覚している。 (ちなみに“雷を呼ぶ”訳ではない。雷雨の時にしか仕えない微妙な能力だ) こっちに来たお陰で能力の制御も上達したというのもあるし、俺を受け入れてくれた幻想郷に恩返しもしたい。 それに。 「○○、遅いわよ。まったく、相変わらず時間にルーズね」 「この竹林って何回来ても迷うんですよ。そこまで言うなら目印でも立てて下さいよ、姫」 「自分で立てなさい」 「酷いな」 永遠亭のお姫様と仲良くなれた。 彼女に出会って“帰りたい”と思わなくなったし、彼女も帰らせてはくれないだろう。 まぁそれでも――いずれ別れは来る。 彼女は不老不死ではあるが、俺の死は流石に避けられないから。 ……その辺の話をしたら本気で泣かれてしまった事があった。 慰めるのに七時間を要したのも、今となっては良い思い出……だ。恐らく。 「さて、○○。貴方を今日呼んだのは他でも無いわ。もうすぐバレンタインデーね」 「あー、そうですね。俺が来たのは弥生の月でしたから、こっちでその行事が来るのは初めてですよ」 「流石“元”外界人ね。話が早いわ。あのね、バレンタインデーには……」 「俺にチョコをくれるから楽しみにしておけ、と?」 「惜しいわ。貴方が作るチョコを永遠亭一同楽しみにしてるわ。頑張ってね」 「惜しいどころの話じゃないですねぇ!!」 流石は輝夜姫。ワガママ具合も超一流だ。 かつて『五つの難題』を出された貴族達に同情する。菓子を用意するだけで済む俺は恵まれてるのだろうか。 とはいえ、目の前に座って楽しそうに笑う彼女を見ると、それくらいならいいかとも思ってしまう。 俺みたいな特に目立たない風貌の男と仲良くしてくれる礼というのも兼ねておこう。 バレンタインデーの本分を忘れてる気がするが、気にしない。 「私のは勿論、瑛琳やイナバ達の分も用意するようにね。ああ、私への本命チョコは手作りを希望するわ」 「…イナバ、って鈴仙やてゐ……だけ、じゃ、ないですよね?」 「ええ、この永遠亭に住む“全てのイナバ”に、よ」 「はいぃっ!?」 前言撤回。俺は今、『六つ目の難題』に直面している。 アレか?姫がこないだ語ってた『新難題』ってこれのことか? 「そんなわけで帰って作業に取り掛かりなさい。これは命令よ」 「……どんだけ重労働を俺に強いるんですか、アンタは」 「あら……不満そうね。だったら……」 当然のように俺は文句を言うのだが、姫がこちらへと座ったままジリジリと近寄る。 膝を突き合わせるような距離まで近付いたところで、彼女は俺の手を握り。 「……お返しは奮発するわよ?永遠亭を上げて、ね?」 「 頑 張 り ま す 」 気がつくと即答していた。 「そう、嬉しいわ」と微笑む輝夜の表情は、絶世の美女という言葉が相応しいと思った。 実際に俺の顔は真っ赤だったし、心臓も破裂するんじゃないかという勢いで鼓動を繰り返していた。 100mを全力疾走したような勢いだ。 お返し云々はともかくとして、だ。(0.3倍返しウサ、とかあり得なくも無い) 何はともあれ、俺が彼女達の為にチョコをプレゼントするのは決まってしまった。 ……かつて彼女の難題に挑んだ貴族の気持ちが良くわかる。 こんな可愛いお姫様に頼まれたら、断れない。 「それじゃあ楽しみにしてて下さいよ。俺もお返しを楽しみにしますから」 「ええ、頑張ってね?」 頑張りますとも、お姫様。 ……頑張れ、俺。 ※ 「……姫、無茶を言うのも程ほどにしなさいな」 「いいのよ、永琳。これが私と○○の付き合い方なんだから」 「随分と○○が気に入っているのね」 「そりゃあ、ね。助けられちゃったし」 彼女は思い出す。 彼が永遠亭に運び込まれたのは、夏頃のことだった。 雷混じりの夕立が降り出した頃――○○は落雷を至近距離で受けて永琳の元へ運び込まれた。 そこで交えた会話が、輝夜と○○の出会いだった。 『自分の能力なのに制御を失敗したの?未熟者ね』 『誰が未熟者ですか?……ああ、俺ですね』 『すぐ自覚できない辺り重症ね。病気なんじゃないの?頭が残念になる病気』 『誰が病気ですって?……頭が残念なのは、昔からですよ』 今でも思い出せるほどだ。 運び込まれたのが“外界人”だと聞いて、興味本意で話し掛けたのがキッカケだった。 ○○のような「普通の青年」と接点が少なかった輝夜には、久しぶりの新鮮な刺激だった。 その後も何度か交流があり、今ではすっかりいい仲である。 「そこでね、永琳。……○○へのお返しにお菓子を作ってあげようと思うんだけど」 「はいはい、教えればいいんでしょ?」 「流石ね、永琳。それじゃあ早速始めるわよ」 「……本当に、手の掛るお姫様ね」 勝手知ったる仲、という具合で二人は台所へと消えて行った。 ――輝夜と○○の二人が、慣れないお菓子作りに苦しむ姿を射命丸文に撮られてたとか。 ――「永遠亭の姫、熱愛発覚!?お相手は○○かっ?!」という記事を作られたりとか。 ――○○に輝夜ファンである村の男達からカミソリレターを送り付けられたりするのだが。 それは別の話。 12スレ目 807 うpろだ885 ─────────────────────────────────────────────────────────── どうして私がネトゲに熱上げてる時に後ろで(・∀・)ニヤニヤと笑ってやがりますか(゚Д゚)ゴルァ! どうして私が悪いのにケンカになると先に謝りますか(゚Д゚)ゴルァ! どうしてお小遣かっぱらったのに文句一つ言いませんか(゚Д゚)ゴルァ! どうして部屋の掃除を嘘ついてあんたに押し付けたのに怒りませんか(゚Д゚)ゴルァ! どうして子供が出来ないのは私のせいなのに謝りますか(゚Д゚)ゴルァ! どうして自分が体調悪い時は大丈夫だと私を突き放して私が倒れるとつきっきりで看病してくれますか(゚Д゚)ゴルァ! どうして妻の私に心配掛けたくなかったからって病気の事を隠しますか(゚Д゚)ゴルァ! おまけにもって半年とはどう言う事ですか(゚Д゚)ゴルァ! 妻の私には何も言わないで医者の永琳に相談するなんてどういうことですか(゚Д゚)ゴルァ! 申し訳なさそうな顔で俺の事は忘れていい男見つけろとはどう言う事ですか(゚Д゚)ゴルァ! こっちの気持ちは無視ですか(゚Д゚)ゴルァ! 正直、あんた以上のお人よしで優しい男なんかググっても絶対見つかりませんよ(゚Д゚)ゴルァ! 私みたいなニート嫁にすんのはあんた位ですよ(゚Д゚)ゴルァ! 言い忘れてましたが私、赤ちゃん出来たんですよ(゚Д゚)ゴルァ! 親子でモンハンするって約束が叶いそうなのに何で生きられないのですか(゚Д゚)ゴルァ! そんな状態じゃ言い出せ無いじゃないですか(゚Д゚)ゴルァ! それでも言わない訳にはいかないから思い切って言ったら大泣きしながら私を抱きしめますか(゚Д゚)ゴルァ! 泣きたいのはこっちですよ(゚Д゚)ゴルァ! 生まれる頃にはあんたはこの世にいないんですよ(゚Д゚)ゴルァ! 元気な子だといいなぁってあんた自分の事は蔑ろですか(゚Д゚)ゴルァ! 見舞いに来た黒白とか紅白に何自慢してやがりますか(゚Д゚)ゴルァ! 病気で苦しいはずなのに何で姓名判断のサイト覗いてやがりますか(゚Д゚)ゴルァ! どうして側に居てあげたいのに一人の身体じゃ無いんだからと私を部屋に帰そうとしますか(゚Д゚)ゴルァ! どうしていつも自分の事は二の次何ですか(゚Д゚)ゴルァ! 永琳にいよいよダメだと言われ泣いてる私に大丈夫だよとバレバレの慰めを言いますか(゚Д゚)ゴルァ! こっちはあんたと幻想郷なくなっても生きて行きたいんですよ(゚Д゚)ゴルァ! それがもうすぐ終わってしまうんですよ(゚Д゚)ゴルァ! 私からあんたを取ったらネトゲしかなくなるんですよ(゚Д゚)ゴルァ! 忘れろと言われても忘れられる訳ないでしょ(゚Д゚)ゴルァ! 死ぬ一週間前に俺みたいな奴と一緒になってくれてありがとなですか、そうですか(゚Д゚)ゴルァ! こっちがお礼を言わないといけないのに何も言えず泣いちまったじゃないですか(゚Д゚)ゴルァ! あんなに苦しそうだったのに最後は私の手を握りしめて逝きやがりましたね(゚Д゚)ゴルァ! 何で死に顔まで(・∀・)ニヤニヤしてやがりますか(゚Д゚)ゴルァ! (゚Д゚)ゴルァ! (゚Д゚)ゴルァ! そんなのは良いから起きて下さい(゚Д゚)ゴルァ! 生まれてくる子どもを抱いて下さい(゚Д゚)ゴルァ! 子どもに微笑みかけて下さい(゚Д゚)ゴルァ! ちゃんと働くから永琳○○を助けてやって下さい(゚Д゚)ゴルァ! 家事一つ出来ない私に子供を育てろと言いやがりますか(゚Д゚)ゴルァ! 私はアンタがいないとだめなんですよ(゚Д゚)ゴルァ! そんなあんたが死んで5ヶ月... 子どもが生まれましたよ(゚Д゚)ゴルァ! 私に似て元気な女の子ですよ(゚Д゚)ゴルァ! 目元はあんたにそっくりですよ(゚Д゚)ゴルァ! どこかでやっぱり(・∀・)ニヤニヤしてますか(゚Д゚)ゴルァ! 私はこの子と何とか生きてますよ(゚Д゚)ゴルァ! あんたも遠くから見守って居てください。 -----------------------------チラシ裏-------------------------------------- 2chの有名なコピペ改変。 改変っていえるほど変わってはいないけど。 364を見ていたらどうしても。つまんなくてごめんなさい。 イチャってなくてごめんなさい。 改変前はこれです⇒ttp //ameblo.jp/waros/entry-10005755860.html --------------------------------------------------------------------------- 13スレ目 370 うpろだ980 ─────────────────────────────────────────────────────────── 月の姫が彼を拾った理由。それは気まぐれ以外の何者でもなかった。 強いて言うなら、永遠亭が男手不足だったから、という理由になるのだろうか。 「今日から私に仕えなさい。力仕事を貴方に任せるわ」 彼は月の姫の言葉に従った。 幻想郷という右も左もわからない見知らぬ土地で、縋るものは彼女しか居なかった。 「素直なのは美徳よ。私の名は蓬莱山輝夜。貴方の名は?」 「その……私には名がありません。あったかもしれませんが、もう忘れてしまいました」 「そうね、ならば今日から貴方は○○と名乗りなさい。良い名だと思わない?」 「はい…光栄です、輝夜様」 「姫でいいわ。私の力になりなさいね、○○」 こうして、幻想郷で一つの新たな主従関係が結ばれた。 彼は彼女に対して深い敬意と絶対の忠誠を露わにし、その内心にある想いを隠した。 主従である以上、主に恋心を抱くなど不忠にも程がある。 そう考えた彼は想いを心の奥底に沈みこませ、蓬莱山輝夜の配下として、新しい人生をスタートさせた。 が、一日、一週間、一ヶ月、一年と過ぎていくうちに。 「姫ー、朝ですよー。鈴仙が朝飯作って準備してくれてますよー」 「ん……ぅ……あと少し待って、○○……」 時間は容赦なく“慣れ”を産み、固い誓いも石が川を流れた後のように丸くなっていく。 二人は主従でありながら、世話焼き気質な兄と手間の掛かる妹のような関係になっていた。 勿論、彼は一年前と変わらぬ思いを抱いているし、輝夜もまた彼を従者として信頼していた。 とはいえ、ここは幻想郷である。従者が主にツッコミを入れるなど日常茶飯事。 程よいヌルさが二人の関係を少しずつ軟化させていたのもまた事実であった。 「ほら、布団被ってないで起きなさい。いい天気ですよ……っ?!」 「う……ん?」 無理矢理○○が布団を引っぺがすと、寝巻きをはだけさせた輝夜の肢体が露わにされた。 ○○はそのまま凍り付いたように動かない。主であり、想い人である人物の半裸を直視してしまったのだから、仕方ないとも言える。 一方の輝夜はというと、○○を意に介する事もなく枕もとの着替えに手を伸ばす。 「○○、おはよう。…どうしたの?そんなところで石化して」 「……誰のせいだと思ってるんですか、姫」 「勿論、乙女の布団を引っぺがした○○の責任よ」 「でしょうね!」 朝から全責任を擦り付けられながらも(実際、布団を捲ったのは他でもない○○だったのだが)、輝夜を起こすという仕事を終えた彼は部屋の外に出た。 着替えが終わると、二人で下へと降りていく。居間には食卓を囲んで輝夜の到着を待っている永遠亭の面々。 上座にあたる位置に腰を下ろすのを見届けると○○は一礼して、 「それじゃ、行って来ますんで。姫、あんまり永琳さんに迷惑掛けないようにお願いしますよ」 「あまり遅くならないようにね。それに、そんな心配されるほど子供じゃないわ」 「永琳さん、姫をお願いします。鈴仙とてゐも、頼んだぞ」 「わかってるわよ」「はい、○○さんも気をつけて」「んー、いってらっしゃーい。モグモグ…」 彼の仕事は永遠亭における雑務全般だ。主に力仕事を一手に引き受けている為、永遠亭で一番忙しい人物だとも言える。 今日は先日襲撃してきた藤原妹紅と主・蓬莱山輝夜の激闘の爪痕を修復しなければならない。 主な被害は屋根の一角の瓦が全部吹き飛んでいる点に尽きる。 これを修繕する為、人間の里まで瓦を調達に行く。○○が朝食も取らずに出かけたのはこの為だ。 「さーて、瓦は何枚要るんだろうな。…ま、3往復もすればなんとかなるか」 「相変わらず働き者ですねー」 「ん?その声は…文サンか。おはよう」 「どーも、おはようございます」 丁度竹林を出たところで上空からの声に前を向いたまま返事をした。 上を向かないのは「男としての礼儀(by○○」らしい。まぁ、文の服装に理由があるわけだが。 文は降りてくると同時にペンをメモ帖に走らせつつ、満面の営業スマイルで○○に問い掛けた。 「で、昨日の名勝負数え歌の結果はどうだったんですか?」 「俺乱入でノーコンテストだ。というより、取っ組み合いになったところで後ろからゲンコツをこう…」 ぶん、と振り下ろすような仕草を交えて答える。文の取材に対し当然のように答えるのは、最近では○○と山の上の神様くらいである。 「お陰で被害を最小限に抑えられたんだけど、結局瓦が酷い事になって……やれやれ」 「……なんていうか、貴方も変わりましたね。昔はもっとこう、ガチガチの頑固者、って感じだったのに。輝夜さんに手を上げるなんて、 一年前の貴方からは想像も出来ませんよ?」 「幻想郷(ここ)じゃ肩肘張るだけ無駄って気付いただけさ。あの新しい神社の巫女さんにもそう伝えておいて欲しかったんだけどね。 あと、俺が姫を殴るのは永琳さんが怒る前に止める為だ。永琳さんを怒らせると姫がゲンコツより酷い目に合うからな」 「あはは、そうかもしれませんね。そうそう、件の新しい巫女さんなら霊夢さんに倒されて少しは落ち着いたみたいですよ?」 「そりゃ何よりだ。それじゃ、俺は里まで出かけるんで長い取材はまた今度にしてくれるかい?」 「ええ。あ、最後に一つだけ」 「ん?」 「輝夜さんとの仲は進展しました?」 「っ!……はっはっは、何の事だかな?」 「いえ、別に~?それじゃ失礼しまーす!」 ニヤニヤ笑いを浮かべながら高速で飛び去る文を○○は忸怩たる思いで見送るしかなく。 溜め息を一つ付くと、里に向かってトボトボと歩き出した。 ※ 大工の棟梁、石材店の主と相談する事、数十分。 なんとか瓦を確保する事はできた。しかも大きな荷台まで用意して貰い、○○としては嬉しい誤算だった。 「いやー、日頃の行いが良かったのかな。これで往復しないで済みそうだ」 しかしそんな浮かれ気分も永遠亭到着と同時に打ち砕かれることになる。 「…あ、○○おかえりー」「おかえりなさい……」 永遠亭の外で○○を出迎えたのは呆れ顔のてゐと憔悴しきった鈴仙の二人。 輝夜と永琳の姿は見えないが、屋敷の置くから爆発音やら何やらが響いているのが聞こえ、○○は暫し茫然となった。 「……魔理沙がね。実験に使うから私が死ぬまで薬を借りてくぜー、って」 「今、姫と師匠が止めようとしてるんですけど……」 「……もうやだ」 ○○が弱弱しくその場に座り込むのと同時に白黒の影が玄関から超高速で駆け抜けて行った。 それを追うように輝夜と永琳が飛び出してきて、一旦着地する。 立ち止まった二人を見て空中に静止した魔理沙は息を切らせながらも、罪悪感を全く感じていない声で言い放つ。 「ケチケチしなくてもいいだろ?死んだら返すぜ」 「うちを紅色の屋敷の図書館と一緒にしないで頂戴。いいから止まりなさい!」 「永琳、こうなったら実力行使よ!」 輝夜の合図で二人が再び魔理沙を捕まえるべく飛び立とうとしたその刹那…… 「おっと、そうはいかないぜ。恋符―――!」 魔理沙が何の迷いもなくミニ八卦炉を、玄関前に並んでいた面々に構えた。 彼女からすれば、紅魔館の門を強行突破する時と何一つ変わらない気分だったのだろう。 しかし魔理沙の行動に慣れていない永遠亭の面々は完全に不意を突かれた格好になり―― 「―――『マスタースパーク』!!」 「姫!!みんな!!伏せろー!!」 事実上、永遠亭の門番も兼任している○○が真っ先に飛び出して、懐から符を取り出して―― 「石符――『マーブル・タイタン』!!」 輝夜や永琳、てゐ、鈴仙を庇うように両手を広げて、マスタースパークの直撃をその身で受けた。 「…………」 「なっ……アイツ……」 魔理沙はミニ八卦炉を構えたまま、驚愕の表情で立ち尽くしていた。 マスタースパークの直撃を受けた相手が微動だにせず、その場に両手を広げて立ち尽くしている。 それだけでも十分、驚くべき事だ。 相手がスペルカードを使ったも、予想外といえば予想外だ。 とはいえ、永夜異変の時には居なかった相手なので単なるリサーチ不足とも言える。 魔理沙が驚いた最大の理由、それは。 「…………」 人間だと思っていた○○が、物言わぬ大理石の像と化していたことだった。 「人間じゃなくて妖怪――だったのか?」 「そうよ。彼は外の世界で幻想と化したガーゴイル」 魔理沙の背後から、永琳の冷静な声が。 「能力は確か、“硬と軟を操る程度の能力”ね。自分の体限定らしいけど」 右手側からは、てゐの妙に楽しそうな声が。 「一年前、姫に仕えてから…ずっと私達の手伝いをしてくれてる人よ」 左手側からは、目を赤く染めた鈴仙の声が。 「――そして、私の大事な人。石の妖怪であるが故に、共に永遠を生きてくれるかも知れない人」 そして、眼前から静かな怒りに満ちた輝夜の声が響く。 「まて、話せばわかる」 「「「「 問 答 無 用 」」」」 顔面蒼白の魔理沙に四者四様のスペルカードが放たれ、本日最大の爆発が起きた。 その爆音の壮絶さは、遠くはなれた博麗神社の巫女がうたた寝から目を覚まし、すぐ二度寝するほどのものだったという。 ※ 「痛いぜ痛いぜ痛くて死ぬぜ……」 「それだけ軽口叩ければ十分よ。今度から、紅魔館気分で永遠亭を襲撃しない事ね」 「そうした方が利口だな……うう、こんな目にあったのは何時以来だ……」 四者の猛攻を受けた魔理沙は、そのまま永遠亭にUターンして永琳の治療を受ける事となった。 鈴仙とてゐは荒れた部屋の片付けに奔走していた。 そして、 「アレが噂のマスタースパークですか……マジで死ぬかと思いました」 「もう無茶しちゃ駄目よ。貴方は魔力さえあれば永遠に生き続ける。でも、体が砕けてしまったら修復できないのだから」 「だから“切り札”まで切ったじゃないですか」 「弾幕を飛ばさないスペルカードのどこが切り札よ。それに大理石ってモース硬度3の柔らかい物質じゃない」 「……クリスタライザー加工済みってことで一つ」 玄関でまだ下半身が石像化していた○○の前に輝夜は立っていた。 彼の能力は一つの硬度に安定させる事を目的としている。 故に、一度石化すると少なくとも半日は完全に戻ることは出来ない。 戻るにしても頭から順にゆっくりと人間の体と同程度の硬度に戻さないといけない、という制約があった。 無理に硬化と軟化を繰り返せば、体が耐え切れずにコナゴナに砕けてしまうだろう。 「でも、助けてくれてありがとう。私だけでなく、永琳やイナバ達も庇ってくれたのが嬉しいわ」 「お褒めに預かり光栄ですよ、姫」 「これは褒美よ、取っておきなさい」 「え……?あ、ちょっと待っ……!」 動けない○○の体に身を寄せ、彼に短い口付けを交わす。 「……どう取っておけばいいんですか」 「そのまま再び石化すればいいんじゃないかしら?」 「……勘弁してくださいよ……」 先程まで白い大理石の像だった○○の顔は真っ赤に染まり、輝夜は静かな笑みを浮かべる。 赤い頬に手を添えて、輝夜は静かに尋ねる。 「貴方は私と永遠を共にしてくれるかしら?」 「石像風情でよろしければ、いつまでも」 -END- -ここからチルノの裏- ガーゴイルって普通永遠に生きるわけじゃないと思うんだけど、気にしないでください。 -ここまでチルノの裏- 13スレ目 459 うpろだ995 ─────────────────────────────────────────────────────────── 輝夜にプロポーズされたい。難題を出したい。 僕の子供を産んでください。 僕が死んでも、僕のことを忘れないでください。 でも、僕のことで何時までも泣き続けないでください。みたいな。 ‥‥五つも思い浮かばないorz 365 :名前が無い程度の能力:2008/03/05(水) 23 10 17 ID 2KOq28HU0 364見て何か幻視した 「○○!私と結婚しなさい!」 「だが断る」 「えぇえええっ!?なんでよ!かぐや姫よ私!?伝説のかぐや姫が求婚してるのよ!? 数多の男性から求婚された伝説の美少女かぐや姫が求婚してるのよ!?」 「いや……そうは言われても…色々と難題がだな」 「何!?難題って何よ!二人でイクところまでイッちゃった仲じゃないの!えーりんだって○○ならおkって言ってたのよ!」 「おkって……まぁ、兎に角色々と難題が」 「だからその難題って何よ!忌々しいわね、私と○○の愛の旅路を邪魔するヤツ…………ッ! そうか妹紅ね妹紅だわええそうよ妹紅に決ってるわあの小娘考えたわね事もあろうに人のダンナに手を出すなんて」 「いや…ちょっと落ち着け輝夜」 「止めないで頂戴○○これは流石の私も鶏冠に来たわフフフあの芋娘久々に私の逆鱗に触れたわねジャンクにしてあげるわ!」 「あーほら落ち着け(ぎゅっ」 「ふぇええっ!?」 「妹紅は関係ないぜ。その問題っていうのはだな」 「……………(ぱくぱく」 「ん?どうした輝y」 「…………きゅ~(ぱたん」 「……気絶しやがったよコイツ」 「流石は○○ね。抱きしめるだけでイかせちゃうなんて」 「わざわざカタカナ表記にしなくてもいいです永琳さん。で、なんで冷蔵庫から出てくるんですか」 「気にしちゃダメよ。ところで、難題って何かしら」 「…難題というかお願いというか」 「例えば?」 「俺の子供を産んでくれ。 俺が死んでも、俺のことを忘れないでくれ。 でも、俺のことで泣いたりしないでくれ。 あと…」 「言うわねぇ」 「茶化さないで下さい…」 「むぅ、あと何なのよ」 「あら、おはようございます姫」 「ちょっと幸せすぎて死にかけたわ。で、あとのお願いはなんなの?」 「それは…まだ思いつかん」 「何それ」 「輝夜のように難題を5つ出そうとしたんだが……ぶっちゃけ思い浮かばない」 「…そんな事で私の求婚断ったっての…?いい度胸してるわね」 「そりゃ輝夜の恋人やってるからな」 「上手いわね」 「ちょっとそれどういう意味よ」 「○○、結婚してから考えたらどうかしら?」 「……それもそうですね。よし、じゃあ結婚するか輝夜」 「―――」 「ん、どうした?」 「あー……フリーズしちゃってるわね。というか昇天してるわね」 「えー」 「ああもうこういう所が可愛らしいわ……兎に角リザレクションするまで待ちましょうか」 13スレ目364、365 ─────────────────────────────────────────────────────────── 初夏の空気。 最近めっきり蒸し暑くなってきた陽気に押されて、夕涼み。 周りを竹林に囲まれた永遠亭は、常に涼しく、心地よい風が吹いている。 宵の口。 今日は薪拾いやら薪割りやら、重労働だった俺は珍しく一番風呂を頂いていた。 風呂をあがってみれば、太陽はすでに顔を隠し、残照だけが空を紫色に染めている。 縁側に腰掛ければ、御影石のたたきが裸足に心地良い。 クイッ 冷酒を呷る。 今日はちょっと趣向を凝らして、竹の水筒に竹のぐい飲み。 さっき山に入った時に、青竹をちょいと拝借して作ったもの。 取れたての竹の青臭い匂いも、こんな暑い日にはむしろ清々しく思える。 「いい香りだ」 酒も、竹も。 そう呟いたとき、 「それって、私のこと?」 後ろから声がかかった。 恋人の輝夜の声。 振り向いた先には――いつもと違った彼女が、いた。 「その動きってことは、私に気づいてなかったのね……」 拗ねたような声も、半端にしか耳に届かない。 そこにいたのは、 黒髪をアップにして、ポニーテールにまとめた輝夜だった。 「ねえ、何か言いなさいよ」 振り向いたきり、反応を示さない俺の頬を、つんつんとつつく輝夜。 いつもにまして身軽な浴衣でこそ、できる行動と言えなくもない。 「綺麗だ……」 「え?」 「あ、いや、その、思わず本音が出たというか、いつもと髪型が違って新鮮だったというか、 風呂上りの火照った顔が色っぽくて凄く可愛いうなじがえーとそのー……」 いかん。動揺しきっていて自分でも何を言っているかわからない。 しかし、輝夜は機嫌が直ったのか、 「ふふっ。ありがとう。嬉しいわ。 ……ここ、座るわね」 「あ、ああ……」 ふわりと、左隣に腰を下ろした。 そして、俺の肩にそっともたれかかる。 「私、綺麗だった?」 「あ、ああ。ポニーテールって新鮮だったから」 「うふふっ。 たまたま、湯浴みのあとに髪を解くのを忘れてきてしまったのだけれど、 あなたがいいのなら、何よりだわ」 照れて庭の灯篭のほうをなんともなしに見ている俺に、 そんな俺を見ていたずらっぽく微笑む輝夜。 「でも――」 「ん?」 「振り向く前に、私が来ていることに気がついて欲しかったわ。 “かぐや”の意味は、“輝く”を表すと同時に、“かぐわしい”をも表すもの」 輝夜は、先ほどより体を近づけると、そのまま胸に体を預けてくる。 頬が触れて、柔らかい感触が走った。 「たまさかには、髪を纏めてみるのもいいわね。 いつもは髪が邪魔で触れ合えない頬が、こんなに近く、直接触れられるのだもの。 ――どう? 馨しいでしょう?」 「ああ。なんだか爽やかな匂いがする。 若竹のような、柑橘系のような、そんな感じ――」 「一言で言うと?」 「うーん……。おいし、そう?」 「もう……。でも、あなたらしいわ。そうね、 味わって、みる?」 「へ?」 「葡萄酒のソムリエだって、そうでしょう? 目で色を見て、吸気で香りを感じて。 そして、味をみる――」 輝夜は、俺の膝に左手を置いてバランスを取ると、俺の顎に右手を添えて、 静かに、唇を重ねた。 唇を割って、舌が入り込み、絡まりあう。 上に、下に、右に、左に。 舌同士で追いかけっこを、相撲を、逢瀬を愉しむ。 唾液が交叉して、輝夜は、 こくん、と。 おとがいを鳴らして、それを飲み込んだ。 どちらからともなく唇を離すと、そこには一筋の橋。 「どうだった?」 懐紙を袂から取り出して俺の唇を拭いつつ、そんなことを尋ねる輝夜。 「甘かった」 正直に答える。というよりも、それしか答えようがない。 語彙のないことが悔やまれる。 「そうね、私も甘かったわ。 和三盆よりも甘くて、カステラよりも舌で蕩ける感じ。 私としたことが、もうすでにあなたに蕩かされているのね」 言葉と裏腹に、嬉しそうな輝夜の声。 そんな時、一陣の風が舞い降りる。 小さく、体を震わせる輝夜。 「初夏とは言え、夜風はまだ寒いわね。私はそろそろ行くわ。 ……たまには、一緒に寝る?」 「やめておく。このまま一緒に寝たら、輝夜に溺れそうだ」 「私は別に構わないんだけど……。 そうね。じゃ、今日のところは諦めるわ。 あなたには、あなたに溺れている私が掴まる、大きな太い棒でいて欲しいもの。 お休みなさい、○○」 チュッ 頬に可愛いキス、丸い息の感触。 そして、そのまま立ち上がると、彼女は奥へと音も立てずに入っていった。 「ふぅ」 俺は思い出したように、青竹の香の利きすぎた酒を含む。 物足りなさが残る。 「実際のところ、俺もすでに輝夜に溺れているんだろうな……」 ざわざわ――、ざわざわ――。 そんな呟きを聞いた竹たちが、隠れてそっと囁きあっていた。 うpろだ1147 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「あれ……? もしかしなくても私寝てた?」 「おはようございます」 卓に突っ伏していた顔を上げ、両目をこすりながら輝夜が○○に聞いた。 「ええ。この世のものとは思えないくらい美しい寝顔でしたよ」 「……褒めても何も出ないわよ。でもその好意は受け取っておくわ。ありがとう」 輝夜は満更でもないように笑う。 「『橘のにほふあたりのうたたねは夢も昔の袖の香ぞする』」 伸びをし、輝夜は一首詠んだ。 「この歌の意味、○○には分かる?」 「いえ、全然。覚えている歌は何首かありますけど、その歌は知らないです」 意味はこうよ、と言いながら輝夜は○○の隣に移動する。 「橘の香りがする場所でうたた寝してしまったせいで、橘の香を服に焚き染めていた昔愛したあの人の夢を見てしまった……」 何かを問うような瞳で輝夜は○○の顔を見上げる。 「でも、ここに橘はない。ただ単に詠んだだけなの。愛しいあの人の夢を見てしまったのは事実だけどね」 お互いの視線が交わり、暫く見詰め合うががどちらも口を開かない。ただ○○だけが何か言おうとして迷っている。 「夢に出てきた愛しいあの人が誰か知りたい?」 ○○は答えない。 輝夜はそれを肯定と受け取った。 「あなたのことよ」 「――えっ?」 呆けた顔をして○○は目しばたたかせる。 「――うたた寝をしてしまう前に見ていたあなたのこと」 輝夜は一呼吸の間を置き、続きの言葉を紡ぎだした。 「前から言っているでしょ? 私はあなたに恋しているの」 うっとりとした表情で輝夜は○○を見つめ、ごく自然に口付けをする。 「さて、ここで問題があるわ。あなたの香りは橘じゃないの。いったいどんな香りかしら」 これは私に与えられた難題ね、と輝夜は自嘲するかのように笑う。 「あなたの香りはあなただけのもので、他に同じ香りはない。――そんな答えもいいけど、それじゃあ面白みに欠けるわ。あなたの香りを詩に詠んでみたいの」 「あ、それじゃあ……俺も輝夜さんの香りを知りたい――歌に詠んでみたいです」 ○○は真剣な面持ちで輝夜を見つめる。 「あら、○○に出来るのかしら。外の世界では私がいた頃の歌は廃れてしまったと聞いているわよ」 「う、確かに……」 かつて学校の授業で作った歌を思い出し、○○は内心で悶絶して激しい後悔に襲われた。 「無理はしない方がいいんじゃない?」 表情の変化から○○の心境を察する輝夜。 「そうですね……」 ○○はがっくりとうなだれ、嘆息した。 「さてと。私は○○の香りがどんなものか知りたいわけだけど……」 「どうするつもりです? 永琳さんに分析してもらうとか?」 「何を言っているのよ。私が知りたいのはそういうことじゃないの。香りの成分なんて歌に詠んでも風情がないじゃない」 それもそうですね、と○○は苦笑する。 「『時鳥鳴くや五月の菖蒲草あやめも知らぬ恋もするかな』」 「どういう意味です?」 「分別のつかない恋をしてしまう、という意味よ。分かる?」 輝夜は○○の首に両手を回した。 「恋に落ちて分別のつかなくなった男女の物語くらい、あなたも読んだことがあるでしょ?」 二人の顔の距離が吐息がかかるほどに近くなる。 「……はい」 口付けをされた時とは違う香りに○○は戸惑いつつも輝夜の顔を見つめる。○○の視線は輝夜の整った眉の上をすべるように落ちていき、すっと通った鼻、先ほど触れたふくよかな唇、小さく綺麗におさめられたおとがいへと移動していく。 「今の私は分別を失っているわよ……?」 輝夜の夜天色の髪がさらりさらりと流れ、そこから漂う芳香が○○の心を誘惑する。 「か、輝夜さん……?」 先ほどの口付けと同じようにごく自然に○○を押し倒し、輝夜はその上に馬乗りになる。 「あなただけの香りを知りたいの。――永琳が言っていたわ。私が攻めで○○が受けだって」 「いったい何を根拠に……」 「月の頭脳と謳われた永琳よ。私達に気づかれずに調べることくらいわけないわ。それに満更でもないみたいじゃない」 妖艶な笑みを浮かべ、○○の顎を撫でる輝夜。 「そ、それは……」 「素直じゃないのね。それとも、私が勘違いしただけで、私に魅力がないのかしら。○○は永琳のような扇情的な体つきの方が好みなの?」 ○○は必死に首を横に振って否定する。 「で、でも、流石に昼間からこんなところでは……!」 「今の私は分別を失っていると言ったじゃない。歌にも詠んだわよ」 色を宿した瞳で○○を見つめる輝夜。 「だ、だからって――!」 「じゃあ夜だったらいいのかしら」 「そ、それは……」 ○○の顔がどんどんと赤くなっていく。 「いつだったらどんなことをしていいのかしら。はっきりと言って」 輝夜は意地の悪い笑みを浮かべながら○○の耳元で囁いた。 「あー、その……アレですよアレ。男女が懇ろになるのは夜と千年以上前から相場になっているじゃないですか」 出来る限り婉曲的な表現を使おうとする○○とそれを見て満足げに笑う輝夜。 「背の君がそうお望みならば、私は従います」 表情をいつものおっとりとしたようなものに戻し、輝夜は○○の体から自身の身を離した。 「……からかわれる方の身にもなってくださいよ」 ○○は半ば疲れきったような表情で身を起こし、乱れた衣服を整える。 「ごめんなさい。あなたを見ていると放っておけないのよ。それにね、からかいは愛情表現のひとつよ。からかえるかどうかで相手との距離をはかることが出来るわ。難題をふっかけるのとはわけが違うの」 「まあ、殺し合いをされるよりはマシですけど……」 「確か、○○が私を初めて見たのは私の上半身が吹き飛ぶ瞬間だったわよね」 「ええ」 ○○は言葉と同時に息を吐き出し、嫌なものでも思い出したように額を押さえる。 「私が最期に見たのはあなたを見つけて驚く妹紅の顔だったけど、あれは滅多に見られるものじゃないわ」 対する輝夜は珍しいものを見た時のことを思い出すように微笑んでいる。 「あんなところで殺し合いなんかしてたら、誰だって驚きますよ」 「普段は誰も来ないもの。けど、卒倒した○○を妹紅がここまで運んでくれたおかげで私達は出逢うことが出来た。言わば、あの殺し合いがきっかけね」 「まあそうですけど……」 身もふたも無い発言する輝夜だが、○○もその内容に同意する。 「長い時の中で、無限にやってくる過去の中で、あなたに出逢えたあの一瞬に本当に感謝しているわ」 今までとは違い、悪戯心のない曇りなき瞳で輝夜は○○を見た。 「過去は無限にやってくるから、その一瞬を大切にする」 「そうよ」 輝夜は○○を抱き寄せ、宝石を知らない子供が宝物にした硝子細工を扱うように、優しく愛おしそうに頭を撫でる。 「よく覚えていてくれたわね」 「……大切な人の生き方くらい覚えますよ」 ○○は顔を赤くしているが、抵抗する素振りもみせず全てを輝夜にゆだねている。 「――ありがとう」 輝夜はきゅっと○○を抱きしめた。 「ありがとう」 うpろだ1162 ─────────────────────────────────────────────────────────── ある満月の夜 輝夜「…………」 永琳「どうかしましたか?」 輝夜「昔のことを思い出していたの」 永琳「昔……というと月にいたころですか?」 輝夜「1300年くらい前よ」 永琳「外の世界にいたころですね。今でいう飛鳥・奈良時代あたりですか」 しばらく沈黙が続く 輝夜「知ってる?」 永琳「?」 輝夜「私ね、後悔していることがあるの」 永琳「……心当たりが多すぎて特定できませんが」 輝夜「ある人間に私が幻想郷入りすることを伝えたかった……でもできなかった……」 永琳「姫に想い人ですか。是非その話、聞きたいですね♪」 輝夜「そ、そんなんじゃないわよっ!!」 永琳「違いましたかー♪でも私が地上に来る前の話には興味あります」 輝夜「うぅ……わかったわよ……」 -1300年前- 竹取の翁の小屋…… そこはかぐや姫の噂を聞きつけて足を運ぶ男は後を絶たない。 今宵満月の夜も例外ではなかった。 男「いときよらなり……」 輝夜「……次」 こんなやりとりが何十回も続いていた。 この男はかぐや姫こと輝夜に求婚している。 しかしどんな言葉を投げかけようが宝物を貢ごうが拒み続けている。 輝夜(何でこんなおじさんの相手をしないとならないのよ。 もう今夜は打ち切ろうかな……) 次に入ってきた男は今までと違って10代半ばの少年であった。 おまけに同じくらいの年齢の少女を連れている。 少年「かぐや姫……?」 輝夜「いかにも」 少年「……こんなものか」 この言葉によって小屋どころか後ろの列まで沈黙が支配した。 そして当の本人である輝夜は目が点になっている。 少女「ば、バカ!何てこと言うんだ!!」 少年「あ……か、帰るか」 輝夜「今日の面会はこれで終わりにするわ……」 後ろに並んでいる貴族は色々な思いを抱いていた。 ある者はこれでライバルが一人減った、ある者はあのガキのせいで会えなかったなどなど…… 輝夜「おじいさん、四半刻ほど時間をもらうわ」 と言って返事を聞かずに小屋から出て行く。 -小屋からやや離れた場所- 少女「アホか!ヘタすると晒し首だぞ!」 少年「けどさ、いくら美しいといっても妹紅と比べたら大差ないし……」 少女「え……」 少女の顔が少し紅くなったのは気のせいではないだろう。 少年「それよりさぁ、かぐや姫はどうだった?」 妹紅「おかげで助かったよ。これも○○が協力してくれたおかげね」 ○○「少しばかり興味があったからお礼を言われるほどのことじゃないって」 妹紅「それでもおかげで顔を見れたのは事実なんだし。だけどかぐや姫って年は私とあまり変わらないように見える」 ○○「母上になっても傍から見れば姉妹だな」 こんな風に駄弁っているところに彼女は現われた。 輝夜「よかった。まだいたのね」 妹紅「おいおい、あれって……」 ○○「かぐや姫っ!?」 輝夜「何よ、妖怪でも見た顔をして」 妹紅「い、い……」 ○○「いかで……」 輝夜「無理してそういう言葉使わなくていいわよ。聞いている私まで疲れるわ」 ○○「……けど姫がこういう言葉を使っていいものなの?」 妹紅「お前だって貴族のご子息様なのに普通に使っているじゃないか」 ○○「妹紅と違って普段はご子息様やって固い言葉を使っているんだよ」 妹紅「私だって普段は貴族の娘をやっているんだ。○〇の前くらい楽させてもらってもいいだろ」 輝夜「私もああいう言葉はあまり好きじゃないわ。あんなのしゃべっていると頭まで固くなりそう」 妹紅「それは言えるかもね」 ○○「頭だけじゃなくウンk…ぐえっ」 妹紅「それ以上言うな、バカ」 輝夜「ふふっ、仲がいいのね」 輝夜はこの二人が羨ましかった。 月から追い出された身ゆえ、地上には友人と呼べるのはいないのだから…… 妹紅「こんなやつの友人やっている自分が信じられないよ」 ○○「それ結構傷つくんだけど」 妹紅「娯楽としては十二分だから一緒にいて楽しいけどね」 ○○「フォローしているつもり?」 妹紅「さあね、その蜘蛛の巣だらけの脳味噌で考えたら?」 輝夜「……二人ともいい友人なのね」 ○○「三人」 輝夜「三人?」 妹紅「……ああ、三人だね」 輝夜「私も……いいの?」 ○○「断る理由はないだろ?」 妹紅「そういうこと」 輝夜「本当に……ぐすっ……ぅ……」 妹紅「うわっ、泣き出したぞ。私じゃないからな」 ○○「と、とにかく落ち着いて、かぐや姫」 輝夜「輝夜…っ…」 妹紅「姫……?」 輝夜「姫……らない……か…や……って呼ん……」 ○○「輝夜、ほら泣かないで。きれいな顔が台無しだよ」 妹紅「……私は綺麗じゃないの」 ○○「見た目は五分と五分だけど性格は……」 妹紅「死ね!○○なんか消えろ!富士山の火口で蒸発しろ!!」 輝夜「ごめん…私のせいで……」 ○○「いつものことだから気にしなくていいって。それよりもう戻ったほうがいいんじゃない?」 輝夜「また…来てね?」 ○○「約束するよな、妹紅」 妹紅「勝手にすれば。私たちも帰るよ」 輝夜「ほんとだ。何だかんだいって仲がいいのね。待っているわ。」 -現代- 永琳「当時は妹紅とも仲が良かったのですね」 輝夜「今思うとあんな奴と仲良くして自分が嫌になるけど」 永琳「続き、聞かせてくれます?」 輝夜「気が向いたらね」 永琳「では気が向くまで待っています♪」 ─────── 永琳「失礼します」 輝夜「永琳?研究はいいの?」 永琳「はい、あとは時間を待つだけですから。ところで続きを聞かせてもらえますか?」 輝夜「……何のことかしら」 永琳「姫の初恋の話です」 輝夜「だーかーらーそうじゃないって!」 永琳「覚えているのですね。聞かせてもらえます?」 輝夜「………………」 -1300年前- 竹取の翁の小屋にて三人で団欒をしている ○○「勝手に上がっていいの?」 輝夜「おじいさんは竹を取りに行っているし今は私が主だからいいの」 妹紅「父上は人様の小屋を自分のもののように振舞う娘に求婚していたのか……」 輝夜「へー、あの中に妹紅のお父様がいたんだ。○○も求婚しに来たの?」 ○○「いや、それがさぁ……」 妹紅「うわぁっ!頼むから言わないでくれ!」 ○○「言っても減るようなものじゃないだろ」 妹紅「恥ずかしくて死んじゃう!!」 ○○「黙っていてもバレるんだから今言っても同じだって」 輝夜「そんなに恥ずかしい話?余計聞きたくなったわ」 ○○「さっき妹紅の父上が輝夜に求婚しに行ったっていうのは聞いたろ」 輝夜「うんうん」 ○○「もし輝夜が妹紅の父上に嫁入りしたら妹紅の母君になる」 輝夜「そうね」 ○○「だから自分の母君になるかもしれない相手を見たいからって誘われたんだ」 輝夜「それだったら○○が一緒に来る必要ないんじゃない?」 ○○「そうそう、そうなんだけど妹紅ったら……」 妹紅「言うな!言うなぁ!」 ○○「女が一人でかぐや姫に会うのはおかしいから……」 妹紅「……もう好きにしてくれ」 ○○「僕がかぐや姫に求婚し、妹紅はその付き添いという形にしてほしいって言われたんだ」 妹紅「………………」 三人の表情を天気に例えるなら ○○は快晴、妹紅は豪雨、輝夜は雪である。 輝夜「別に恥ずかしいことじゃないんじゃない?」 ○○「だよね」 輝夜「どんな人物か気になるのはごく自然だし、男の中に一人で女が混じるのも変な光景だし」 ○○「ところで相手は決まった?」 輝夜「何の相手?」 ○○「この話で"相手"と言ったら一つしかないって。そうだろ、妹紅」 妹紅「……あっ、そうね。誰の申し出を受け入れるの?」 輝夜「決まっていないわ」 ○○と妹紅は開いた口が塞がらなかった。 妹紅「あれだけいれば一人くらいは……」 輝夜「いないの」 ○○「んじゃあどうやって決めるんだ?」 輝夜「どうやって決めようかなー」 呆れてものも言えない二人である。 ○○「だけど輝夜は羨ましいな。各地から名のある貴族からモテモテで」 輝夜「私は○○と妹紅の方が羨ましいわ」 妹紅「嘘!?どうして!?」 輝夜「私は一日に何十何百もの男を相手にしないといけないの。 それに引き換え二人はこうして自由に外に出られる……」 妹紅「私は貴族の娘だって公にされていないからできることよ。 それにこいつは変わり者で有名だから外に出ても当たり前に見られるだけ」 ○○「変わり者なら妹紅に負けるけどな」 妹紅「わけない!」 ○○「ほー、屋敷の塀を乗り越えて僕の屋敷に侵入して藤原氏にこっ酷く叱られたのは誰だったかな?」 妹紅「あれ一回だけだろ!それ以降は普通に門から入っているじゃないか」 ○○「普通に貴族の屋敷の門を素通りできる時点でおかしい」 輝夜「………………」 妹紅「どうかした?」 輝夜「私も町を普通に歩いてみたいなって」 ○○「んじゃ歩くか」 妹紅「はぁ、本気で言っているの?」 輝夜「無理とわかって言ったことだから気にしないでいいのよ」 ○○「輝夜ってバレなければ歩けるんだろ?」 妹紅「そうだけどそれができれば苦労しない」 ○○「変装すればいいじゃないか」 輝夜「変装?」 ○○「別人になりすますこと」 妹紅「どうやってやるんだ?」 ○○「三人で考えれば一つくらい案が浮かぶはず」 輝夜「くすっ……」 妹紅「ふっ……」 輝夜「くっ…ふふふふふっ」 妹紅「ははははははっ!○○らしい」 ○○「やるんだろ?」 妹紅「ああ、そのバカげた案に乗ってやる」 輝夜「ふふっ、できるの?変装」 ○○「三人そろえば文殊の知恵って言葉があるからなんとかなるさ」 -現代- 永琳「くすくすっ、バカですね」 輝夜「バカ!?」 永琳「違いますよ、その○○という貴族です。まさか手段を考えずに結論を出すなんて……」 輝夜「あの思考には笑わずに入られなかったわ。……これが始まりだったのかも」 永琳「何か言いました?」 輝夜「な、何でもない!今日はここまで!」 永琳「では明日以降続きを楽しみにしていますよ」 輝夜「……期待しないでよ」 ────────── 永琳「姫」 輝夜「はいはい、わかっているわよ」 鈴仙「どうしたんですか?」 輝夜「永琳が続きを聞きたいんだって」 鈴仙「続きですか?」 永琳「姫の婚約者の話よ」 輝夜「初恋の人ッ!!」 永琳「初恋の人って認めてくれたのですね。ウドンゲも聞きたいでしょう?」 鈴仙「わ、私は……」 永琳「ウドンゲも興味があるみたいです」 輝夜「もう好きにして……」 鈴仙「恐れ入りますが、私は古語はよくわからないので現代語でお願いします」 -1300年前- 輝夜を町案内する作戦についての会議は毎日のように行われた。 初めに竹取の翁の小屋で変装する案が出たが、これでは翁に迷惑がかかるということで輝夜に反対される。 そうすると藤原家か○○の屋敷に絞られるのだが、妹紅の父親である庫持皇子に見つかったらとんでもないことになる。 結果○○の屋敷で行うことになった。 そして決行の日 ○○と妹紅のおかげで輝夜は○○の屋敷の前までたどり着くことができた。 輝夜「大きい屋敷ね」 ○○「妹紅の屋敷はこれより大きいぞ」 妹紅「んなこと言っているとすぐに夜になるよ。早く中に入らないと」 ○○「じゃあ僕は見張りを引き付けておくから妹紅は輝夜を例の方法で敷地内に入れて」 妹紅「了解。輝夜はこっちね」 ○○は門から屋敷の敷地内へ入っていった。 輝夜「どうやって入るの?」 妹紅「私が○○の屋敷に入って父上に叱られたって話覚えてる?」 輝夜「まさか……」 妹紅「そのまさかだよ。よっと」 妹紅は塀に軽々と登った。 輝夜「……確かにこれじゃあ貴族の娘だと言っても信じないでしょうね」 妹紅「悪かったね、貴族の娘に見えなくて」 輝夜「私にもそれをやれって?」 妹紅「そう決めたでしょ。手伝ってあげるから」 輝夜は妹紅の手助けにより屋敷に入ることに成功した。 妹紅「後は○○の部屋まで行ければ第一段階は終了ね」 輝夜「また妹紅のお父様に叱られるんじゃない?」 妹紅「バレてないから大丈夫。もしバレていてもその時はその時ね」 輝夜「くすっ……その言い方○○に影響された?」 妹紅「かもね」 二人は笑いながら○○の部屋へ行った。 ○○「よかった。二人とも無事だったか」 輝夜「おかげさまで」 ○○「次は輝夜を変身させる方だね。化粧だけでも行けると思うけど一応代えの着物も用意しておいたから」 輝夜「ありがとう。私のために……」 ○○「ありがとうは全てが上手くいって後に聞かせて欲しい」 妹紅「そうそう、まだ半分しか成功してないからね。始めるから○○は外に出て」 ○○「?」 妹紅「着替え中に誰か入ってきたらまずいでしょ。それとも生着替えを覗く趣味でもあるの?」 ○○「あー、はいはい」 ○○は部屋の外に出て行った 妹紅「どれを着る?」 輝夜「結構多いわね。この国になさそうなものまであるわ」 妹紅「○○の家は貿易商と繋がっているから異国の着物が結構あるんだよ」 輝夜「あっ、これなんかよくない?」 妹紅「上は桃色で月の刺繍……下は赤色で竹や楓とか……変なの」 輝夜「着てみないとわからないわよ。私はこれにするわ」 妹紅「変わった趣味ね。まあこれくらいの方がバレなくていいか」 -部屋の外- 臣下「○○様?」 ○○「どうしました?」 臣下「何故○○様が廊下に?」 ○○「藤原の娘が着替えておられます。嫁入り前の女子の裸体を見るわけにはいきません」 臣下「○○様、おなごに足元を見られるようなことは決して……」 ○○「わかっています。しかし今日のところは多めに見ていただけないでしょうか」 臣下「○○様のことでしょうからお情けをかけたのでしょう。失礼しました」 -部屋の中- 輝夜「○○って妹紅に劣らず貴族っぽくない貴族ね」 妹紅「私に劣らずっていうのが気に入らないね。けど前にも言ったけど変わり者で有名だし」 輝夜「私に会いに来ていた貴族は使用人を奴隷のような目で見ていたわ。 それに引き換え○○は臣下にも丁寧に接しているのよ」 妹紅「○○の父上のように放任主義じゃなかったら叱られているだろうね。それでも貴族かって。 だけどあのような態度のおかげで臣下の忠誠心もかなりのものだとか」 輝夜「妹紅に聞きたいことがあるの。ちょうど女同士だし」 妹紅「何?」 輝夜「○○のこと……どう思っている?」 妹紅「どうって……バカでお調子者で……だけど一緒にいないと寂しいかな。かけがえのない親友ね」 輝夜「じゃあ私が○○に娶ってもらっても文句ない?」 妹紅「な、何ッ!?」 輝夜「そんな大きな声出すと見つかるわ」 妹紅「悪かった……けど本気で言っているのか?」 輝夜「冗談よ。あくまでも例えばの話」 妹紅「じゃあ輝夜はどう思っているの?」 輝夜「私?だいたいは妹紅と同じよ。違うのは会ってからまだ日が浅いくらいかな」 妹紅「そう。○○が私が着替え中って言ったから念のために私も着替えておくか」 輝夜「妹紅は何にするの?」 妹紅「上はこの白いやつ、下は……この赤い変なものでいいか」 輝夜「下のものって男が着るようなものじゃない?」 妹紅「まっ、いいじゃないか」 輝夜「私のこと変わった趣味って言ったけど妹紅も人の事言えないわよ」 部屋の外と中でこんなやり取りが四半刻ほど続いて着替えも化粧も終わった 妹紅「もう入ってきていいよ」 ○○「やっとか」 ふすまを開けると現代と々服装の輝夜と妹紅の姿だった。 ただし輝夜は化粧をしているのを除いて。 ○○「これはまたすごいな」 輝夜「どう、似合う?」 ○○「とても似合っているよ」 妹紅「最初はどうかと思ったけど着てみれば何とかなるものね」 ○○「さすがにこんな化粧をして着物を着ていればかぐや姫だとは思わないだろう」 妹紅「それって私の化粧のウデがヘタってこと?」 ○○「違う違う、一目見て輝夜だとわからないくらい上出来っていう意味。 あれ、妹紅も着替えたのか」 妹紅「もし誰かが来たときのためだよ。私はどうかな」 ○○「妹紅、男になってみるか?」 輝夜「ほら言われた」 臣下「失礼します」 突然さっきの臣下が部屋に入ってきた。 臣下「○○様……そちらの方は?」 ○○「先ほど申した藤原の方と……」 輝夜「蓬莱山と申します」 臣下「蓬莱山様ですか」 妹紅「……そうそう、この方は京から参られた方よ」 臣下「京……それは大変だったでしょう。○○様のことをよろしくお願いします」 ふすまが閉じる 妹紅「ふぅ……」 ○○「ごまかせたぁ。だけど蓬莱山って変わった姓だね」 輝夜「だってさっきとって付けたようなものだし」 ○○「取って付けた?」 妹紅「姓があるのは貴族だけで、庶民は名前だけしかないの。それくらい知っているでしょ?」 ○○「そっか、輝夜はあの翁と嫗のとこだったか。だけどたいそうな名前だよ、蓬莱山って」 輝夜「着物と化粧でこんなに効果があるのね」 妹紅「ただ輝夜のことを知らないだけかもしれないけどね」 ○○「いいじゃないか。これで外に出られるんだから」 妹紅「そのことなんだけどさ、私は屋敷に戻らないといけないんだ」 輝夜「どうして?」 妹紅「父上が話したいことがあると言っていたの」 ○○「それなら仕方がないか。輝夜は僕が案内するよ」 妹紅「ごめん、二人とも……」 輝夜「謝らなくていいわ。もともとは私のわがままなんだし……」 妹紅「あっ、もう一度さっきの着物に着替えないと」 輝夜「というわけで○○は外に出てね」 妹紅が着替え、屋敷から出て行った。 ○○「それでは姫、私○○が案内させていただきます」 輝夜「喜んでお供させていただきます、○○様」 ○○「………………」 輝夜「………………」 ○○「…………ぷっ」 輝夜「……ふふっ」 ○○「あははははっ」 輝夜「ふふふふっ」 ○○「やっぱりこういうのは性に合わないや。行こう、輝夜」 輝夜「私も普通に話している○○の方がいいわ。よろしくね」 こうして輝夜と○○は町へ行く。 輝夜「とっても賑やか、これが地上の町……」 ○○「地上の?」 輝夜「違う違う、この地の町よ」 ○○「輝夜って他の町を見たことあるのかい?」 輝夜「それは……ないんだけど。それよりさ、勝手に着物を持ってきてよかったの? ○○のお父様のものなんでしょ?」 ○○「大丈夫、少しくらい消えたって気付かないよ」 輝夜「性格悪いわよ」 ○○「国の男全員が狙っているというのを知りながら町に出たいという誰かよりはいいと思う」 輝夜「むー」 輝夜は顔を膨らせている。 ○○「別に輝夜の事とは言ってないよ」 輝夜「じゃあ私のことを言っているの?」 ○○「当たり」 輝夜「はっきり言うのね」 ○○「ウソをついても意味がないからね」 輝夜「ひーどーいー」 ○○「いいじゃん、性格の悪さは互角なんだから」 輝夜「……そういうわけね」 ○○「どうかした?」 輝夜「妹紅が○○の屋敷に入り浸りになる理由がわかった気がするの」 ○○「それは是非聞きたいね」 輝夜「その常に前向きな考えとバカさ加減」 ○○「かわいい顔してなかなか毒舌なこと」 輝夜「か、かわ…………」 輝夜の顔がほんのり赤みを帯びた。 ○○「色々な人に言われているんだから今更だろ?」 輝夜「………………」 ○○「……輝夜?」 輝夜「えっ、ごめん何?」 ○○「美しいとか貴族たちにさんざん言われているでしょ?」 輝夜「そ、そうだけど……」 ○○「はっはーん、意識してる?」 輝夜「わけないわ、バッカじゃない?」 ○○「うわー、姫が面と向かって『バカ』って言葉使ったぞ」 輝夜「今に始まったことじゃないわ。それに○○や妹紅だって使っているし」 ○○「僕はそんな言葉は使いません」 輝夜「ウソなんでしょ」 ○○「はい、ウソでございます」 輝夜「……ふふっ、私○○のそういうところが好き」 ○○「それはどうも。僕も輝夜のこういう冗談に付き合ってくれるところが好き」 こうして町案内は特に問題が起こらず終わったのである。 輝夜「ところでさ、この着物もらってもいいかな」 ○○「さっき言ったはずだよ。なくなっても問題ない代物だって」 輝夜「なくなっても気付かれないの間違いでしょ。遠慮なくいただくわ ○○、今日は私のわがままに付き合ってくれてありがとう。 ○○と妹紅が協力してくれなければこんな事できなかったわ」 ○○「どういたしまして。成功したことを妹紅に伝えたら喜ぶと思うよ」 輝夜「○○……さっき私のこと好きって言ってくれたこと……」 ○○「んっ、何か言った?」 輝夜「な、何にも……?そろそろ小屋に戻らないとお客さんが来ちゃうわ また会うのを楽しみにしているわ」 -現代- 永琳「あらあら、さすがの姫も恋には臆病なのですか」 輝夜「私はいつでもおしとやかよ」 永琳「と姫は言うけれどウドンゲはどう思う?」 鈴仙「その……姫は……」 永琳「おてんばと言いたいみたいですよ」 輝夜「イーーナーーバーー」 鈴仙「それは師匠の考えじゃないですか!」 永琳「あら、私はウドンゲの気持ちを代弁してあげただけよ」 輝夜「イナバは今日の晩ご飯抜きね」 鈴仙「姫、師匠……酷いですよ」 ─────── 輝夜「やっぱり今日も聞くんでしょ?」 永琳「もちろんです。女はいくつになっても恋の話には興味がありますから」 輝夜「もう永琳は億単位なのに……」 永琳「そうれは姫も同じでしょう」 鈴仙「町でデートした後はどうなったんですか?」 永琳「ウドンゲも積極的に聞くようになったわねぇ」 鈴仙「あっ、いや……そのぉ……」 さすがに昨日晩ご飯抜きにされたのが答えたのだろう。 輝夜「今までどおり昼間に会って三人で話していたわ」 永琳「では五つの難題を出した時はそのことを○○に伝えたのですか?」 輝夜「私が伝えなくとも妹紅から伝わっていたわ。もちろん全員失敗に終わったことも」 -1300年前- ○○「輝夜……」 輝夜「言わなくていいわ。妹紅は来ないんでしょ?」 ○○「ああ……最近は僕の屋敷に来る回数まで減った」 輝夜「ごめんなさい……」 ○○「……帰るよ、僕も輝夜も今はまともに話せそうじゃないから」 輝夜「ごめんなさい……」 五つの難題によって輝夜、妹紅、○○の関係は崩れるのは予想していたことだが 現実に起こるとやはり三人には辛かった。 それから数日後も○○が翁の小屋にやってきた。もちろん一人で…… ○○「聞かせて欲しい。なぜ求婚を断り続けるのか」 輝夜「………………」 ○○「帝にも求婚されたのに断ったらしいね」 輝夜「………………」 輝夜(私は月の民だから、近いうちに蓬莱の薬の罪が許されて月に帰る日が来てしまうから) 言えなかった。 こんな事を言ったら○○ともう会えなくなる それなら帰るその日までこのことは黙っていてそれまで○○話したい そう輝夜は考えていた。 輝夜「ごめんなさい……今は言えないの」 ○○「そう……」 こうして3年の時が経ち…… 夜になると輝夜は外の月を眺めることが多くなった。 翁「かぐや姫、近頃月をよくご覧になられますな」 輝夜(そろそろここともお別れ……か) 輝夜「う……う゛ぅ……」 翁「かぐや姫!?」 地上で親しくなった人たちと別れなければならない。 そう思うと輝夜は泣き出してしまった。 そして8月の満月の日に月と地上の道ができ、月から輝夜を迎えに使者が来る そう翁に伝えた。 翁「まさか……」 帝が輝夜を無理矢理都に連れ帰ろうとしたときに 輝夜は姿を消し、地上の人間でないことを見せた。 そのため帝の求婚を断ることができたのだった。 輝夜(……これで○○や妹紅ともう会えないのね) 翁は自分の娘のようにかわいがっていた輝夜を手放すのは辛かった。 結果このことを帝に知らせ、当日の夜には軍隊が翁の小屋に配備されたのだった。 -現代- 永琳「そこからは私も知っています」 輝夜「じゃあ終わりね」 鈴仙「ちょっと待ってくださいよ。○○さんとはどうなったのですか?」 永琳「ウドンゲも言うようになったじゃない。私も是非聞きたいです」 輝夜「わかったわよ。あと少しだから最後まで話すわよ」 -1300年前- 使者の一人である永琳の手によって月の使節団は消えた。 輝夜が月に帰るのを拒んだためである。 帝に蓬莱の薬等を送り、輝夜は月に帰ったことにしてもらった。 永琳「姫、ここにいてはまた使者が送られてきます」 輝夜「そうなの?」 永琳「はい、ここから離れましょう」 輝夜「ま、待って!明日じゃ無理?」 永琳「月が私の裏切りを知ればすぐにでも追手を送り込みます そんなに時間はありません」 輝夜「じゃあ半刻……いいえ四半刻でいいから時間をちょうだい」 永琳「何をなされるんですか?」 輝夜「歌を書いてある人に渡すの」 永琳「その程度なら……まあ大丈夫でしょう」 -さらに3年前 五つの難題を出す前- 輝夜「そういえばさ、○○は誰かに求婚とかしないの?」 ○○「そうだね、父上も誰かに歌を送れとか言っていたよ」 輝夜「歌を送る?」 ○○「そう、5・7・5・7・7の文字で一つの歌が完成する」 輝夜「面倒な制限ね」 ○○「だけど5文字と7文字は聞こえがいいでしょ」 輝夜「~~~、確かにそうね。歌で恋文を書くの?」 ○○「残念、それだけだと半分不正解」 輝夜「後の半分は何なのよ」 ○○「文字通り半分だよ。上句である5・7・5で求婚する。 そして下句の7・7で返事を書く」 輝夜「それだとおかしな歌になるんじゃない?」 ○○「だから上句と下句で筋が通っていれば承諾、 通っていなければ拒否、そんなところだよ」 輝夜「本当にそんなことやるのか怪しいけどなかなか面白い方法ね。 あれ、じゃあ私のときは……」 ○○「これは貴族同士での求婚方法なんだ。 輝夜はおじいさんのところの娘だから当てはまらなかったんだよ」 輝夜「じゃあ例えば私から○○に送るっていうのはあり?」 ○○「いやいや、基本的に男から女に送るものだからそれはちょっと…… それにこれは僕個人のやり方だし……」 輝夜「じゃあ普通の貴族は?」 ○○「歌を歌で返す、それが一般的だよ」 -3年後- 輝夜はすずりと筆を取り、しばらく考える。 そしていい句が浮かんだのか書き出す。 永琳「書けたようですね。どんな歌ですか?」 輝夜「だめ!見ないでよ!」 こんなムキになる輝夜を見て永琳は微笑んだ。 永琳(とても大事なことなのね) 歌を書き終えると二人は翁と嫗、そして帝にお礼を言って小屋を後にした。 輝夜「永琳、少しだけ寄り道させて」 永琳「重要なことですか?」 輝夜「私にとっては重要なことよ」 永琳「わかりました」 寄った先は○○の屋敷である。 永琳を含む使者が来たのは今で言う午後11時。 あれからいくらか時間がたっているので見張りを除けば寝ている。 永琳「この屋敷に入るのですか?」 輝夜「そうよ。1分経たずに終わらせるわ」 輝夜は空から敷地内に進入し、○○の部屋の外まで来た。 そして先ほど書いた歌を窓から部屋の中に入れた。 輝夜(もう二度と会えないのよね…… 本当は歌じゃなくて口で気持ちを伝えたかった。 こんな歌送られても返す相手がいないなんて○○はどう思うんだろう。 最低よね、私……) 輝夜は屋敷から出て永琳とともにこの地を去った。 -現代- 永琳「結局片思いか両思いはわからずじまいですか……」 輝夜「せっかく話してあげたのにそれはないでしょ」 永琳「いいえ、聞いていて楽しかったですよ。姫の初恋の話」 鈴仙「○○さんはどうなったんですか?」 輝夜「知らないわよ。あれから一度も会わないでここに来たんだから」 永琳「もしかしたら転生していて、案外近くにいたりするかもしれませんね」 鈴仙「ところで姫、どんな歌を作ったんですか?」 輝夜「それは私と○○の間だけの秘密よ」 永琳「大丈夫ですよ。17文字で表現できるのには限りがありますから」 輝夜「永琳にだって教えないんだから」 永琳「姫様ぁ~お願いしますよぉ~」 輝夜「いーや。そんな駄々こねたような言い方しても教えない」 ────── 鈴仙「では行ってきます」 永琳「ナンパされてもホイホイついて行かないようにね」 鈴仙「ついてきません! それにナンパなんて……」 輝夜「何? 私をハブいて楽しいおしゃべり?」 鈴仙「姫、聞いてくださいよー 師匠ったら薬を売ったのはいいけど 私がナンパされてそのまま男人の部屋に行っちゃうなんて言うんですよ」 輝夜「へぇー、イナバなら騙されやすそうだし十二分にありえるんじゃない?」 鈴仙「ありえないです!!」 輝夜「そうそう、イナバはどこへ行くつもり?」 鈴仙「人里へ薬を売りにですよ」 輝夜「なら私も一緒に行くわ。外に出ないと体が鈍っちゃって妹紅に殺されるし」 永琳「あらあら、姫が自ら外出なんて珍しいでね」 輝夜「何よ、私がインドア派だって言うの?」 永琳「今までの経験からだと姫はインドア派ですね」 輝夜「永琳ひどーい」 今日の永遠亭もにぎやかである 輝夜「私は外に出るからね。アウトドア派だっていう証明にもなるし」 永琳「それなら私もお供します。さすがに二人であれば妹紅も手を出しにくくなるでしょうし だからウドンゲはお留守番お願いね」 鈴仙「は、はぁ……」 こうして輝夜と永琳は永遠亭を後にし、人里で薬を売りに行った 永琳「症状がかなり悪化しているわ。もう少し治療が遅ければ命にかかわっていたかもしれないわね」 輝夜「治療代は1000万ね。ビタ一文まけられない」 永琳「姫……」 輝夜「わかってるわよ、ジョークジョーク」 また、多少の医療行為もしたのであった。 薬も完売した後は、二人で里を散歩していた そして慧音が教えている寺子屋の前まで来たところ…… 輝夜「………………」 輝夜は立ち止まって一点を見ている 永琳「どうかしましたか?」 輝夜は無言のまま右手で指をさした その先には…… 慧音「ご苦労、やはり男がいると荷物運びが楽になるな」 少年「たしか慧音さんって半分獣ですよね。人間の僕よりも力があるn…」 慧音「そんな失礼な言葉を生み出す脳みそを頭突きで揺らしてやろうか?」 少年「け、結構です……」 慧音「まったく…… だが午前の授業はこれで終わりだしお昼にするか ……おい、●●どうした?」 ●●「こっちを見ている人が二人いるのですが」 慧音「んっ?確か……」 永琳「姫、あの二人がどうかしましたか?」 輝夜「似てる……」 永琳「?」 輝夜が二人の方向へ歩き出した それにつられて永琳も輝夜の後をついていった 慧音「ここにある消毒薬とかは前回受け取ったはずだが」 永琳「そうみたいね。私も今日は寺子屋には寄ることはないと思っていたんだけど……」 輝夜は●●をじーっと見つめている ●●「あの…どうかしましたか?」 輝夜「ほーんとそっくりね」 ●●「失礼ですがどなたでしょうか。僕はここで慧音さんのお手伝いをしている●●と申します」 輝夜「●●…… 私は輝夜。今日は薬を売りに来たの」 ●●「輝夜さんですか」 輝夜「輝夜でいいわ。それにタメ口で話して」 ●●「しかし初対面の方相手ですから、敬語は当然として敬称くらいは付けるべきでしょう」 輝夜「私がいいって言ったからいいの。それにあなたにさん付けされると気持ち悪いし」 ●●「わかった。これでいい?」 輝夜「うん、やっぱり●●とはこっちの方がいいわ」 慧音「輝夜、お前の話にはちんぷんかんぷんなことが多くないか?」 永琳「同感♪」 輝夜「私、変な事言った?」 永琳「まるで●●のことを知っているかのようですね」 慧音「●●は輝夜のことを知らないみたいだけどな」 輝夜「永琳、この前話したアレよ」 慧音「アレ?」 永琳「アレ…ですか? ああ、竹取物語ですか。 慧音、いろいろ説明することがあるからどこか座れるところない?」 慧音「まあいいだろう。空き部屋があるからそこにするか」 永琳「では姫、後でゆーっくり聞かせてくださいね♪」 慧音は永琳を空き部屋に案内しに行く と同時に輝夜は「また今夜も話すことになるのか」とため息をついた 輝夜「●●、私たちものんびりできるところへ案内してくれる」 ●●「んっ、いいけど」 と、こちらの二人も別の部屋へと向かった ●●「悪いね、お茶も出せなくて」 輝夜「別にいいわ。お茶を飲みにきたわけじゃないから」 ●●「ところであの薬師さんが言っていたように、輝夜は僕を知っているの?」 輝夜「半分正解半分不正解。1000年と少し前に●●と似たような人がいたのよ」 ●●「僕に似た人、ねぇ…… 1000年!?1000年って言った?輝夜って何さ…うぎゃっ!」 輝夜のビンタが炸裂 輝夜「淑女に年齢を聞くようなものじゃないわよ」 ●●「いきなり張り手をするような人が淑女だとはとても思えない……」 輝夜「う、うるさいわよ!!●●が変なこと聞かなければ何もなかったんだから!」 ●●「何か納得いかない」 輝夜「こんなバカなことを言うところまでソックリよ……●●と○○は」 ●●「ところでその人と輝夜は何だったの?」 輝夜「えっ? そ、それは……だからぁ……」 輝夜は顔を赤くして動揺していた まさか初恋の人に似ているからここまで上がりこんだなんて言えるわけがなかった ●●「はっはーん、輝夜はその○○って人にホの字だったっでわけか」 輝夜「わー!わー!わーっ!それはっ!!」 肯定はしていないが否定はしていない そんな輝夜の態度から図星だと●●は確信した 優越感に浸っている●●の様子を見て輝夜はもう諦めたようだ 輝夜「……ところでよく私の惚れた人の名前わかったわね」 ●●「さ っ き 言 っ て い た か ら」 輝夜「言った?」 ●●「言わなかったら当てられないよ」 輝夜「もしかして○○のこと知っているからじゃない?」 ●●「1000年も前の人のことを知っているわけないよ」 輝夜「そう…よね……」 輝夜はやや落ち込んだ表情をしている ●●「だけど不思議なんだよね。今日初めて会ったはずなのにすごく懐かしい感じがする。 一緒に出かけたりとかさ。あと誰か一人と三人でつるんでいたような」 輝夜「──ッ!?」 輝夜は驚いている 当然であろう、まさにかぐや姫として地上で過ごしていた頃をずばり言っているからだ 輝夜「●…●…… 和歌って知っている?」 ●●「5・7・5・7・7で季語を入れて一句作るやつ?」 輝夜「わかっているじゃない。これには……そう、面白い遊び方があるの」 ●●「面白い遊び方?」 輝夜「そうよ、ある人に教えてもらったの。最初に上句を歌い、相手が下句で返す」 ●●「それだとめちゃくちゃな歌ができない?」 輝夜「文句なら考案者に言って。私が上句を歌うから●●は下句を歌って」 望月の つれなく見えし 別れより ●●はボーっとしている 輝夜「変な歌だった?結構自信あったんだけど」 ●●「いいや、人の求婚手段を勝手に面白い遊びにされているのに呆れてね」 輝夜「求婚手段?」 ●●「知っているはず、これは僕専用の方法だって輝夜に言っただろ?」 輝夜「●●……?」 ●●「●●でもいいけど輝夜はそれでいいのかい?もっとふさわしい呼び方があるはずだけど」 輝夜「……○○」 ●●「そうそう、久しぶりにその名前で呼ばれたよ」 輝夜「本当…に、○…○……?」 ○○「信じられない?じゃあさっきの歌に抜けている箇所を教えようか 最後に名前である『蓬莱山』が抜けている」 輝夜「○○!!」 輝夜は●●、つまり○○に飛びついてきた そしてしばらく○○の腕の中で泣いていた 輝夜「だけど何で私のこと覚えているの?人間なら死んでいるはずよ」 ○○「ああ、僕は死んだ。おそらく転生したんだろうね」 輝夜「でも転生するときに過去の記憶は消されるって聞いたけど……」 ○○「完全に消えていなかったってことかな。閻魔様にでも聞けばわかると思うけど」 輝夜「聞いたところ閻魔様は説教好きだから会いたくない」 ○○「僕も説教はごめんだね」 輝夜「……くすっ」 ○○「だけど酷いよなー。人が寝ている間に勝手に歌を置いて蒸発しちゃうなんてさ」 輝夜「だ、だって……」 ○○「でも月に帰ったんじゃなかったけ?」 輝夜「表向きはね。けど私はここにいるわ」 ○○「確かにあの時のまんまだよ。何一つ変わっていない」 輝夜「で、さぁ…… 下句なんだけど……」 ○○「ほーんと輝夜って酷いなー。せっかく下句を作ったのに伝えるべき相手がいないなんて」 輝夜「わかったわよ。悪かったわよ、でもそれ以外の方法はなかったの!」 ○○「そっか…… 下句聞きたいかい?」 輝夜「むーっ、わかっているのに言わせる気?」 ○○「はいはい、では初披露でもしますか」 宵月ばかり 憂きものはなし 輝夜「意味は……」 ○○「上句にぴったりの下句だろ」 輝夜「意味…繋がってる……」 ○○「だから輝夜は酷いって言ったんだよ。せっかく求婚に答えているのに勝手にいなくなるなんて」 輝夜「今、なんて……」 ○○「輝夜が二番目によく知っているはず。このやり取りにどんな意味があるかは」 輝夜「一番は?」 ○○「考案者以外に誰が?」 輝夜は座り直してまっすぐ○○を見つめている 輝夜「不束者ですが、こんな私を娶ってもらえないでしょうか」 ○○はにっこり笑って輝夜の手を取る ○○「さて、返事はどのような方法がお望みかな?」 ○○は輝夜を引き寄せる。輝夜も抵抗するどころか○○の首に手を回した そして○○は輝夜に口づけをした…… ○○「さて、もう言えない理由を教えてくれるよね?」 輝夜「言えない理由って何よ」 ○○「帝たちの求婚を断った理由。本人たちはもういないのだから大丈夫だろ?」 輝夜「ああ、そっちね。帝は関係ないわ。あれは私自身に問題があるの」 ○○「と、言うと?」 輝夜「私は月のお姫様、永遠を生きる者、それから……」 ○○「月の人っていうのは本当なのか。それから?」 輝夜「……言わなくてもわかるでしょ」 ○○「99.9%合っているとは思うけど、0.1%で間違っている可能性もあるからね だから聞かせてもらうよ」 輝夜「性格悪いわよ」 ○○「昔からわかっているさ」 輝夜「……でもそんな○○が好きッ… 1000年前からずっと好きなのッ! これでいいでしょ?」 ○○「十分すぎるよ。これで勝手に消えたのは帳消しだ」 ●●もとい、○○は永遠亭に移り住むこととなった ○○は寺子屋の手伝いの心配していたが、慧音は 「一人で永遠亭と里を行き来できるまでは停職だ」 と言った もちろん普通の人間である○○には一人で竹林を歩けるほど強くはない 事実上○○は寺子屋の手伝いをやめるよう宣告されたのである -数ヵ週間後- 鈴仙「師匠ーっ」 永琳「どうしたの、○○に恋しちゃった? ダメよ、○○は姫専用なのだから」 鈴仙「違います! 姫と○○さんの歌の意味って何ですか?」 永琳「本人に直接聞いてみるのが一番じゃないかしら」 鈴仙「そうなんですけどね……」 鈴仙の顔が赤くなっていく…… 永琳「見てはいけないものを見てしまって、とても聞けるような状態ではなかったと」 鈴仙「は、はい……」 永琳「仕方ないわね、教えてあげるわ。この歌はね……」 -輝夜の部屋- 輝夜「満月も○○も冷たく思えたあの別れ以降……」 ○○「……夜、月が出ている時ほどつらい時間はない だけど冷たいのはむしろ輝夜じゃないか?」 輝夜「いいじゃない、今こうして同じ屋根の下で暮らしているんだから 私が○○に出した難題覚えているよね?」 ○○「『私を永遠に幸せにする』……」 輝夜「蓬莱人になった○○でも絶対に解けない難題よ。 99%の次は99.9%、その次は99.99%と決して100%にはならないの」 ○○「でも限りなく100%に近づけることはできる」 輝夜「○○……」 望月の つれなく見えし 別れより 蓬莱山 輝夜 宵月ばかり 憂きものはなし ○○ ○○が永遠亭に来てからの満月は 二人にとっては"憂きもの"から"あはれなるもの"となっていた 今夜も月の明かりが二人を照らすであろう 新ろだ15,18,21,45、108 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「輝夜、外に出ないのか? イナバたちとか、もう始めてるぞ」 七夕の夜。 ここ、俺がお世話になっている永遠亭では、七夕祭りの真っ盛り。 子イナバたちが、思い思いに願い事を短冊に結び付けている姿は、傍から見ていても微笑ましい。 ……時々の「世界征服」とか「百億万ドル」とかはどうかと思うが。 飾り付けも終わり、あとは主賓の到着を待つばかり。 ……だったのだが。 「私、行かない。 あなたも、ここにいてくれない?」 返事は、にべもないものだった。 残念ながら、俺の恋人たる輝夜は、お気に召さないようだ。 まあ、可愛らしい我侭はいつものことだし、なんだかんだ言って結局出てきてくれるのがいいところなのだが。 「おいおい。もうみんな待ってるんだぞ。 あんまり、困らせないでくれよ」 苦笑気味に言う。 彼女は、そっぽを向いたまま。 「……言ってくれたら」 「ん?」 「あなたが私と七夕を見たいって言うのなら、仕方ないから参加してあげる」 蚊の鳴くような声。 だが、こんなお願いもいつものこと。 「わかったわかった。 輝夜、お前と七夕を過ごしたいんだ。出てきて、くれないかな?」 「わかったわ」 二つ返事でOKすると、手元にあった手文庫から蒔絵の手鏡と鼈甲の櫛を取り出す輝夜。 ……すべて、計算ずく、か。 「じゃあ、先に行っているから」 「あ、ちょっと待って!」 急いで髪を整えると、俺の右腕に抱きつく。 碧の黒髪が、ふわりと肩を撫でた。 「さあ、行きましょう」 そして、皆の待つ中庭へと歩き出す。 「どうした、暇か?」 七夕祭りも一段落した頃。 俺は、一人でぽつんと縁側に座っている輝夜に声をかけた。 「ほれ、ジュース」 仏頂面をしている輝夜に、貰ってきたキャロットジュースの片割れを渡す。 もう一方は、俺のもの。 ぼうっと星空を眺めている輝夜に紙コップを持たせると、彼女の隣に座った。 「あら、来てたの?」 わずかにきしむ板の音が原因だろうか、今初めて気づきました、という顔の輝夜。 「酷いな、全然気づかなかったなんて」 「ええ、ごめんなさい。ちょっと考え事してたものだから」 それから、手に持った紙コップに気づくと、親の仇でも見つけたような顔で、一気に呷った。 沈黙。 俺も、いつもとは違う輝夜の様子に、何となく言葉が出ない。 気の早い松虫が、背中をかき鳴らし始めた。 時折の風が、七夕の笹を爪弾く。 向こうで星空の講義をする、永琳とイナバたちの声が、ひどく遠くにあるような錯覚を覚える。 そう、まるで、俺と輝夜だけ取り残されてしまったかのような。 「私、あの星、嫌いなのよ」 しばらくして、輝夜が口を開いた。 指差すのは、今日の主役、織姫星。 「織姫はね、いつも彦星を待っているだけ。 自分から会いに行こうとしないし、唯一会う機会だっていう七夕も、彦星が来るのを対岸で待っているのみ。 じれったいのよね。 どうして、自分から動かないのか。自分で運命を切り開こうとしないのか」 「でも、神様が決めたことなんだろう。どうしようもないんじゃないか?」 「じゃあ、あなたは私と離れ離れになったら、私が行くまでただ待ってる?」 「そんなことはない! 絶対に会う方法を見つけ出す!」 「でしょう。 私も同じ。あなたが傍にいない世界なんて、意味がないもの。 でも、彼女は違うのよ。ただ、待ってるだけ」 「だから、嫌いってか」 「そう。それに――」 コトン、と。 輝夜は、頭を俺の肩に乗せた。 「一年間も、会わないでいられるなんて信じられないわ。 この温もり。この優しさ。 私は、一日と耐えられない」 「だな。俺も同じだ」 俺は、彼女の頭に手を回すと、手櫛でさらさらと髪を梳く。 気持ちよさそうに眼を細める輝夜。 「ずっと、こうしていたいわ。 そして――。 いつか、この世が終わりになった時、あなたとの物語をハッピーエンドで迎えたいわ」 うpろだ1231 ─────────────────────────────────────────────────────────── 外を少し出歩くだけで氷精が蒸発しそうなほどの炎天下。 こんな日は大人しく部屋に引き篭もってのんびり過すに限る。 一人なら退屈でだらけきっていたのだけども、最近は○○がよく遊びに来てくれてるので退屈はしない。 春は仕事が忙しいとかで余り来てくれなかったけど、夏になってから毎日来てくれるようになった、夏だから開放的になって私を求めてくれてるのかしら。 その気なら私はいつでもALLOK、なんでもバッチ来いよ! なのに、○○は至って健全だった。 外界から持ち込んだというゲーム機を持ってきて一緒にプレイするだけなんてゲームは面白いけど……私のような美少女と二人っきりなのにそれはないわと思わず口に出しそうなほど自分に自信を無くしそうだ。 こうなったら、一度○○の本心を問い質しておいたほうがよさそうね。 「ねえ、○○」 「んー?」 私の膝を枕にしながらゲームをやっていた○○が気だるそうにこちらに顔を向ける。 あ、睫毛が意外に長い、くそぅやっぱりいい男だな……私の目に適うなんて光栄に思いなさいよ? 「何だー?」 おっとついつい見惚れちゃってた、いけないいけない。目的を果たさないと。 「○○は何で最近は毎日来てくれるのかしら?」 やっぱり、私に会いたいの? もしそうだったら凄く嬉しいわよ。 「てるよの部屋涼しいから」 は? それだけ? 思わず目が点になってしまった。 え? 何? それじゃ私に会いに来てるわけじゃなくて涼みに来てるだけってこと? …………何だろう、凄い敗北感。そして物凄く悔しい。 涼みに来てるだけとか悔しすぎるので覆い被さるように抱き着いてやる事にした。 「やめろー離せー暑いー」 「あはははは、乙女の純情を踏みにじりやがってこの野郎」 顔を真っ赤にして私の抱擁から逃れようと○○が暴れる。 ん? 顔を真っ赤に? そこまで暑いわけじゃないと思うのだけど。 暴れるのを抑えるために力を込めたら今度は大人しくなった、観念するのが早いのね。 「てるよ、当たってる」 大人しくなった○○が顔を赤くしながら小さく呟いた。 「あたってるって何が?」 「…………胸」 胸……あーそういえば私の薄い胸でもこれだけ密着すれば当たるわね。 でも、これで○○が私の魅力に少しでも気づけば。 「あの輝夜さん?」 「当ててるのよ」 蠱惑的な笑顔を浮かべ言い放ってやる、○○ったら照れちゃってかわいー。 その様子をニヤニヤしながら眺めていたら、不意にキスされた。 「据え膳食わぬなんとやらってね」 ちょっ……そのまま体を入れ替えられ床に寝かされる。 「ま、待ってこんな昼間から……んっ」 「いーや、待たないね。火をつけたのはそっちだからな」 抗議の声が○○の再度のキスで途切れさせられる、あ、舌入ってきた。 「っ……だめ、だって○○から私は」 そうだ、私は○○から何も聞いていない言われていない、女はいつだって証明が欲しいのだから。 「輝夜愛してる」 言った瞬間に間髪入れず○○が私の欲しい言葉をくれる。 もうずるいなぁ、○○はここぞという時には外さないんだから。 「私もよ」 返事を返しながら、○○を抱きしめて私は身を任せた。 「鈴仙、2~3時間はここに誰も近づけないようにしといてね」 「はい、師匠」 うpろだ1275 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/4355.html
蓬莱山輝夜〔ほうらいさん かぐや〕 作品名:東方永夜抄 作者名:[[]] 投稿日:2008年3月5日 画像情報:640×480px サイズ:69,135 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年3月5日 個別ほ 東方永夜抄
https://w.atwiki.jp/vipthmj/pages/552.html
蓬莱山 輝夜 能力名 ドラ蒐集型 効果 発動した次の順から3巡の間山にある限りドラを引いてくる 開かれているドラが複数ある場合は自摸ごとにランダムで選ばれ、そのドラが山にあるときだけ引く (Revision2より追加)ドラを引くたびに確率が下がる 絵師 霧咲白狐(another・水炊き) 感想 一応rev2弱体化組だが、その強さはまだまだ健在。 能力でドラを確保できる枚数には確率によるばらつきがあるとはいえ、山にさえあれば高確率で2枚は引いてこれるし、3枚を引くこともままある。山にあるのに1枚しか引けないということはまずないと思っていいだろう。元々山に3枚残ってない場合もあることも含めれば、実質的に弱体化は殆どされていない、と考えて差し支えない。ドラ暗刻も手元に1枚あれば充分期待できる。 能力発動のタイミングは開幕ぶっぱから汚いツモまでどれでも優秀。 開幕に近ければ近いほど「確実にドラを確保して点をあげつつ他家の打点を下げる」ことが出来るが、有効牌の少ない終盤のほうが「打点をあげながら和了に向かう」意味では優秀。このあたりは好みの部分が大きいが、和了出来なかったときのゲージ損失も考えるとゲージ速度の速い卓であれば序盤に、遅い卓であれば終盤に発動した方が有効か。 天敵はみすちーとメリー。同卓した場合に発動が期待できるのは最初の一回だけで、以降はまず封殺されると思っていいだろう。次にゲージが1つになったとはいえ能力を後出し可能なリグル。(追記 とはいえ、みすちーリグルはゲージ速度低下により序盤からある程度ぶっぱ気味に使っていくことで牽制することが可能。特にみすちーはゲージ2なのでストックを溜められる前にリードを広げるなり、ストックを溜めさせないようにするなりしたい。メリーは3ゲージなためゲージ速度差で有利とは言え追いつかれたら封殺されるのを覚悟すべきだが、こちらは相手も平打ちとなるため他家相手に不利がつくとはいえ、天敵という表現はそぐわないかもしれない) 他にも厳しいと思われるキャラはいるが、ゲージ一本の妖夢はこちらも牽制できるし、能力を使用して相手の上書きを誘い、他家を足止めすることも出来る。(能力発動リーチ以外であれば、当然ながら止められない場合も考慮する) カンドラ増加系は平和系の手ならば逆に利用できる場合があるし、利用できないカンを使う幽香には発動回数そのものが少ないという弱点があるので、そこまで気にする必要はないだろう。 とまぁ色々書いたけど、個人的には汚いリーチで一発ツモするのが一番楽しいと思う。 スカったときの絶望もツモったときの絶頂感を増幅する為のスパイスになるさ。 byいーあるさん
https://w.atwiki.jp/rds_th/pages/153.html
輝夜 原曲 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess Vocal めらみぽっぷ Lyric RD-sounds 概要 良夢側。 蓬莱山輝夜の曲。 考察 彼女の曲であろうから、ベースは「竹取物語」であろう。 今回は珍しく「良夢」で、地上に落とされた後に面倒を見てくれた竹取の翁とその妻の夫婦に育てられている夢を見ている。 小ネタ コメント欄 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/84.html
各キャラ紹介文 輝夜 と 永琳 ここは なんにもしないひめさま てるよとそのほごしゃのナス えーりんの AAを ほかん・かんらん する ぺーじ。 したの りんくから ゆっくり とんでね!!! _,, -──- ....__ えーりんまた私を養ってね!!!! ,...."´ i ̄! 。 `゙ ヽ _,.,,-──-- ..,, ./ 〈 匸 二! 〉 `.、 ,'' ゛' 〈 ゚ ! i, ヽ、 ;i / , '., ヽ,.'´ ̄` 7´  ̄ ̄ ´ ̄``ヽ ; ・・・・・・ ,' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ / / /! `ヽ ヽ / .i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ / // { / { ト、 | }ハ 、 ヽ | i !/ ー-! _| !/!, !ヽ i i |l{ { | ∧{ ヽ.{‐ヽト、ノ}ノハ ! ! .| i |_ _! (ヒ_] ヒ_ン ハ ! | lハハlヽ{_,.. ` 、.__ リ.ハl | | | | ! | " ,___, " | /i-┘ | ハ. (ヒ_] ヒ_ン ) ! l | | | | i | ゝ,. ノiヽ| .. ヽヘノ"" ,____, "" | | | l | | | i !- ;>,、 ____, ,.イ i ! | ハ { ヽ _ン } } j/ | | | ,イ | へ \__! ト, | | ` ヽ イ/ / ,′ .| | | ヽ| | ゛ヘ }><{` | | | > __,,. イ リ' / / +働.蓬莱山 輝夜1 働.蓬莱山 輝夜1 ■蓬莱山 輝夜 ■モヒカン ■ずれてるよ!!! ■全身 ■働けニート ■発狂 ■輝夜と妹紅 ■輝夜と早苗○楽屋裏 ■VIPPER閲覧中 ■ふたりはにてるよ! ■輝夜 と 魔理沙 +け.蓬莱山 輝夜2 け.蓬莱山 輝夜2 ■おお、こわいこわい ■扇風機 ■ゲラゲラ ■のびてるよ ■マジでっ!? ■アリスと友達になるスレ ■よあけ ■あけおめ ■散髪するとこんな感じ ■竹取飛翔 ■ゆっくりさんぽ ■今とどう違いがあるという ■herebook ■ジャミル ■妖怪こたつむり ■家事手伝い ■ななしのニート ■若き日の姫 ■姫様状態!! ■点取り占い ■きめぇ輝夜 ■お怒り +蓬.蓬莱山 輝夜3 蓬.蓬莱山 輝夜3 ■マジで? ■はやく寝なさい ■かわいい姫様 ■モンスターハンター ■かに ■ヨコハマ輝夜 ■ブロントさんといっしょ ■粉がキーボードに詰まらないよう注意○おやつ食べてないバージョン ■面接に行っては見たけれど ■整形輝夜 ■気にするな ■真剣? ■MSN ■きれいな輝夜 ■働いてるよ ■水着 ■ベルンカスてるよ ■デスク ■うー!うー!ってやつかわいい +莱.蓬莱山 輝夜4 莱.蓬莱山 輝夜4 ■お昼寝 ■灯油販売車 ■ニートって ■クリスマスの現実 ■期待 ■布団に潜ったてるよ○玄爺 ○進化 ■グレンダイザー ■グレートマジンガー ■アクセス規制で鬱 ■規制解除だー! ■スターサファイア? ■ファミ通 ■だってよwww +人.蓬莱山 輝夜5 人.蓬莱山 輝夜5 ■虚人「ウー」 ■蓬莱山 輝夜(~2010) ■猫耳 ■ッターン! ■ノースリーブ ■ブーッ ■激怒 ■輝夜のバイト先が潰れる! ■かぐや姫タイプ ■深淵 ■さとってるよ ■チェックしきれないゾ(蛸壺屋) ■捨てられてるよ ■パソコンの前で大爆笑 ■てるよと宝塔 ■融合 +永.蓬莱山 輝夜6 永.蓬莱山 輝夜6 ■横向きなのに正面向いてるよ ■買い物 ■露骨な票稼ぎ ■清々し あしたなり ■夢から覚めても悪夢 ■残金:1 ■タンコブ ■上向き ■リアルライブ ■読者サービス ■ヅラじゃない桂だ ■窓に!窓に! ■自信満々 ■どや顔 ■別アングル ■元本割れ +遠.テルヨフ1 遠.テルヨフ1 ■テルヨフ ■だらしねぇな ■変な顔 ■はいてない ■明止鏡水 ■食べられたうどんげ ■半目 ■性的な意味で食べられると思った結果がこれだよ! ■寝る子(?)は育ちすぎ ■どうしてはたらかないの? ■オヤスミマン ■テルヨフに添い寝 ■サダコフ ■邪視 ■もりあがってまいりました ■怪談 ■寝違えてるよ ■シンメトリー +の.テルヨフ2 の.テルヨフ2 ■パンツ提供 ■クーラー ■衣替え ■ズレテルヨフ ■ニートの言い分 ■ブリッジ歩き ■ホスキン(絵師)のテルヨフ ■起き上がったと思ったらこれだよ ■少し起き上がろうとしてみるテルヨフ +N.八意 永琳 N.八意 永琳 ■ナス ■焼きナス ■八意 永琳 ■ナスクリームコロッケ ■全幻想郷ナス化大作戦 ■大仏ナス ■なす板 ■鋼の救世主 ■乙女座り ■春ナス ■注射 +E.八意 永琳2 E.八意 永琳2 ■ナスダック ■顔芸ナス ■おわらナス ■しょうがナス ■おお、こわいこわい ■ナスー!! ■怪しいお薬投与 ■師弟 ■( ゚∀゚)o彡゚えーりん!えーりん! ■新種 ■ナス大量発生 ■もう9割ナス ■ナス戦車 ■ナスライダー ■誰か分からなかったようだ ■イイハナシダナー ■と思うナスであった ■ナス肝 ■牙をむく ■かわいいえーりん ■清純派 +E.八意 永琳3 E.八意 永琳3 ■エロナス ■ふくれナス ■えーりん先生と学ぶ、心の病気 ■セーラーナス ■整形ナス ■ヤクザ医師 ■ヨコハマ永琳 ■ナス(゙ーリン) ■正面 ■全身 ■レティの処方箋 ■うどんげビーム ■八頭身永琳 ■永琳と加藤 ■白いナス ■てゐ危機一髪 ■えーりんときもけーね ■ブラック・ジャック +E.八意 永琳4 E.八意 永琳4 ■な、なんだってー! ■ナス化薬 ■差し出し ■秋茄子ーリン ■Mr.ポテトヘッド ■水着 ■ヤゴコロ先生 ■八意ムーミン ■事業仕分けの被害 ■やれやれ ■何のことかな ■帽子無し永琳 ■上手に焼けました ■ウドンゲ知ってる? ■どうやってもナス ■優しさ ■えーりんってやつのナス顔な喉をゴロゴロしたい ■ゼブラーマン ■ブチギレえーりん ■永遠亭入院規則 ■疲れ ■ウィルス表2010 +E.八意 永琳5 E.八意 永琳5 ■新ナス ■脱衣 ■ヤゴコロ ■ホイミスライム ■プーさんの保護者 ■スナッチャー ■ナスカ ■スイカバー ■新人ナース ■七夕 ■えーみん +E.輝夜 と 永琳1 E.輝夜 と 永琳1 ■絶対に働きたくないでござる!!! ■( ゚∀゚)o彡゚えーりん!えーりん! ■働きたくなる魔法○Take2 ■夢 ■月刊買って来られた ■永遠亭の年末 ■永琳とPC○ドクターストップ ■シュール ■レミリアと比べて・・・ ■笑うナス ■なすび +T.輝夜 と 永琳2 T.輝夜 と 永琳2 ■依存症がもう限界 ■お正月(年賀状) ■今年こそは ■火矢 ■シロッコ ■幻想郷に来る前 各キャラ紹介文 輝夜 と 永琳
https://w.atwiki.jp/thpwiki/pages/89.html
基礎値 体力 840 移動 80 射角 5~95 基本ディレイ 530 弾1 判定 4 爆風 35 ダメージ 260 ディレイ 135 単発弾 弾2 判定 6 爆風 41 ダメージ 170 ディレイ 170 上方に魔方陣を飛ばし、そこからレーザーを撃ち出す 風・重力の影響を受ける 一定時間経過後加速し、それからさらに一定時間経過後着弾しなければ消滅 弾3 判定 3 爆風 17 ダメージ 50 ディレイ 160 若干ばらける6連弾。 弾4 判定 40 爆風 0 ダメージ 0 ディレイ 100 1発のみ弾幕を防ぐシールド アイテム・味方の弾幕にも反応 弾幕を防いだときに輝夜に30ダメージ ディレイ150増加される スペルカード スペル名 難題「蓬莱の弾の枝 ‐虹色の弾幕‐」 判定 3 爆風 35 ダメージ 105 ディレイ 200 EXP 300/600 約1.5秒後に15連弾に変化 スペルカード(変化後) スペル名 難題「蓬莱の弾の枝 ‐虹色の弾幕‐」 判定 3 爆風 17 ダメージ 30 ディレイ 200 EXP 300/600 若干ばらける15連弾 総評: どちらかといえば削岩寄りのキャラ。 単発弾の火力が控えめかつ大型削岩弾も持たないが、 全当てでダメージを取れる優秀な多段や、地形に隠れながら撃てる特殊な弾を持つ。 スペカの総削岩量は強力。できれば向かい風で使用したい。 2021/3/9修正 修正点 修正内容 弾1 威力240→260