約 2,767,523 件
https://w.atwiki.jp/lordofvermilionarena/pages/77.html
ラー(神族-023) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ラー.jpg) 初出:α2 / データ更新日:20150701 ステータス No. 神族-023 タイプ 大神 召喚コスト 80 射程 近距離(350) Illust オサム CV 慶長 佑香 Lv1 Lv20 HP 898 1032 AP 65 75 ATK(物理攻撃力) 101 116 POW(魔法攻撃力) 0 0 DEF(物理防御力) 81 93 RES(魔法防御力) 62 71 MS(移動速度) 825 AS 0.78 0.90 口承 口承 ヘリオポリスの太陽神、それがラー様であります。古来より、朝の度に東から昇って、夕の度に西に沈んでいく太陽は、あらゆる生命の源であり、その運行に命の神秘が現れている…ひいては、それを司る太陽神は、神々の中でも最も至高の存在と考えられておりました。 しかしながら、何が原因なのか…誰かの陰謀…その容姿ゆえ…はたまたそれ以外か…ヘリオポリスの神々たちの関係性を見るに、ラー様はさほど敬われていないようにお見受けできるのですが…気のせいでしょうか…。 いえ、敬われていないだけで、皆様方から愛されているのは確かなのですが。 アクティブスキル:ゲル・アーペイ 指定タイプ 円 効果タイプ 状態異常・弱体 消費AP 60 / 50 / 40 クールダウン 65 / 55 / 45 一定時間自身の周辺の敵ユニットにサイレンスを1秒間付与し,MSを1秒間低下させる。[低下MS(%):10 / 15 / 20][効果時間:4 / 5 / 6] パッシブスキル:カー・メレウト 指定タイプ ― 効果タイプ 強化 1.自パーティーの神族ユニットが被ダメージすると自パーティーのすべての神族ユニットのATKが6秒間上昇する。この効果は10回まで重なる。[上昇ATK(%):1 / 2 / 3] 2.自パーティーのDEFが上昇する。[上昇DEF:40 / 60 / 80] コメント [部分編集] ここにコメントを記述 動画
https://w.atwiki.jp/anabang/pages/585.html
伊東かなえをお気に入りに追加 伊東かなえのリンク #blogsearch2 伊東かなえ@ウィキペディア 伊東かなえ 伊東かなえとは 伊東かなえの60%はカルシウムで出来ています。伊東かなえの37%は花崗岩で出来ています。伊東かなえの3%は魂の炎で出来ています。 ローカルとは ローカルの64%はカテキンで出来ています。ローカルの34%はやらしさで出来ています。ローカルの1%は罠で出来ています。ローカルの1%は気合で出来ています。 伊東かなえの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 伊東かなえ このページについて このページは伊東かなえアナのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される伊東かなえアナに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/aaa333/pages/2686.html
☆羞恥心 弱虫サンタ ひまわり 我が敵は我にあり 羞恥心 悲愴感 泣かないで 陽はまた昇る ■アラジン 陽はまた昇る ソ ー ソ ー ミ ソ ラ 休符 ソ ー ソ ー ミ ソ ラ 休符 めっちゃいい! -- ロックバード (2008-12-20 15 38 17) ヘキサゴン乙w -- ヘキサゴンで見ました (2008-12-26 15 30 33) この曲聞くと明るくなる!皆、歌上手! -- 尚夏♪ (2008-12-27 10 56 34) 3たしかにね!元気になるぞぉぉォ! -- 名無しさん (2008-12-29 09 52 29) 最後なんて悲しい(ノД`)「みんな大好き」 -- スザンヌ (2009-01-02 19 19 33) みんな大好きです -- ゆめ (2009-01-06 14 57 47) アラジン最高 -- しほ (2009-01-07 16 18 33) すげーーーの -- 野久保 (2009-01-18 11 34 21) 応援歌にもなったーーーーーー -- 98 (2009-02-14 21 54 34)
https://w.atwiki.jp/announcers/pages/601.html
伊東かなえをお気に入りに追加 伊東かなえアナのリンク #blogsearch2 伊東かなえアナをキャッシュ サイト名 URL 伊東かなえアナ@ウィキペディア 伊東かなえ 伊東かなえアナとは 伊東かなえの60%はカルシウムで出来ています。伊東かなえの37%は花崗岩で出来ています。伊東かなえの3%は魂の炎で出来ています。 ローカルとは ローカルの64%はカテキンで出来ています。ローカルの34%はやらしさで出来ています。ローカルの1%は罠で出来ています。ローカルの1%は気合で出来ています。 その他のローカル女子アナ 三浦綾子中村理恵仲山今日子塩地美澄小林咲夏尾辻舞後藤美菜子生田明子田野辺実鈴魚住咲恵 ページ先頭へ 伊東かなえ このページについて このページは伊東かなえアナのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される伊東かなえアナに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/sakots/pages/205.html
【鏡音リン】 昇る日は何色だ (オリジナル) 【Act.2】 曲名:昇る日は何色だ 作詞:サ骨 作曲:サ骨 編曲:サ骨 唄:鏡音リン 歌詞: 今日もまた朝が来る 白み始める空に 頭を出した太陽がふてぶてしく 地平の果ての先に あの光の向こうに 俺にはすでに見えている キミはどうだ 新しい朝 毎日 同じようでもまた違う 明ける空の色 吹き抜けるビル風の間から覗く 太陽はいつも変わらない 笑顔を見せるよ 突き抜けて走り去るモノクロの影を 背中に乗せて飛び越える 風になりたい 今日もまた朝が来る 張り詰めた空気の中 全てお見通しのような顔の太陽が 悲しいほどに明るく つらいほどに輝く 俺たちはもう知っている 広い空に 流れて消える毎日 違うようでもまあ同じ 繰り返すままに 今日の朝 影の色は少しだけ青く 昇る太陽の色はまだ白く瞬いて この広い空の中雲ひとつもなく それでもまだ輝くまま 全てを照らすよ 吹き抜けるビル風の間から覗く 太陽はいつも変わらない 笑顔を見せるよ 突き抜けて走り去るモノクロの影を 背中に乗せて飛び越える 風になりたい
https://w.atwiki.jp/naoya-card/pages/669.html
昇る日の追撃 光属性 コスト1 呪文・対抗・QF 相手の場の直也を1枚破壊する。その後、墓地から光属性の【スラッシャー】直也を1体場に出せる。 このカードを発動したターン、自分の闇直也以外の直也は攻撃できない。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4946.html
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 《虎よ! 虎よ! あかあかと燃える 闇くろぐろの 夜の森に どんな不死の手 または目が おまえの恐るべき均整を つくり得たか? …またどんな肩 どんな技が おまえの心臓の筋を 捻じり得たか? おまえの心臓が 脈うち始めたとき どんな恐ろしい手が 恐ろしい足が用いられたか? どんな槌が? どんな鎖が? どんな炉に おまえの脳髄が入れられたか? どんな鉄床が? どんな恐ろしい手力が その死を致す恐怖を むずと掴んだか?》 (ウィリアム・ブレイクの詩集『無垢と経験のうた』中の「虎(The Tyger)」より) 度重なる戦火に燃える、天空の大陸アルビオン。 シティ・オブ・サウスゴータから敗走し、スカボロー港に集結していたトリステインの敗残兵は、 ロサイスから艦隊に乗って回りこんできたゲルマニア軍の奇襲により、完膚なきまでに殲滅された。 「ハハハ……なんと他愛もない、鎧袖一触とはこのことか!」 勝ち鬨をあげるゲルマニア軍。そこへ内陸側から、風竜に乗った将校たちが味方の旗を持って飛んで来た。 小柄で痩せた指揮官の男は、《ガンダールヴ》のルーンを持つアドルフ・ヒードラーだ。 「やあ諸君、奇襲は成功したようじゃないか。これぞまことのトラ・トラ・トラ、だな」 「おお、ブラウナウ伯爵! いや、ヒードラー総督閣下!」 「いやいや、自分は総督代行ぐらいでいい。アルビオン属州総督の責務は、ハルデンベルグ侯爵に担わせて差し上げよう。 ちょっと狩りをしてきたところだ。アルビオン軍数万とトリステインの殿軍は、地獄へ落ちてしまったよ」 ゾロゾロと数百ほどの将兵が彼の前に集まり、整列して右手を斜め前に突き出し敬礼する。 「「ジーク・ハイル(勝利万歳)! 総員、傾注!!」」 ヒードラーはにこやかに微笑み、片手を挙げて敬礼に応えた。 「ジーク・ハイル。うむ、ご苦労だったね諸君。この新兵器、ティーガー戦車の威力はどうだったかな?」 「素晴らしい、の一言です! ご覧下さい、この地獄のような光景を! 敵の死体の山を!」 廃墟から立ち昇る熱と血肉と硝煙の臭いに、将校は酷く興奮している。 「自走する車に、強力な大砲を乗せるという大胆な発想! 寸分の狂いもなく組み上げられた分厚い鋼鉄の板! それにこの精巧なカラクリ! まさに芸術品です! ゲルマニアのメイジが総掛かりで研究しても、とうてい同じものはできますまい!」 異世界からもたらされた超兵器、《ティーガーⅠ》。 全長8.45メイル、全高およそ3メイル、重量は12万リーブル(約56トン)。前面装甲の厚さは10サントにおよぶ。 第二次世界大戦中にナチス・ドイツが開発した、当時最強の重戦車である。 光の矢のように発射される8.8サントの徹甲弾は、秒速750メイル以上の速度で回転しながら、 2リーグの距離から8.4サントの分厚い鋼鉄製の装甲板をぶち抜くことができ、内部で炸薬が爆裂する。 副武装として7.92ミリメイルMG34機関銃×2、NbK39 90ミリメイルSマイン発射機×6。 ハルケギニア程度の文明世界の軍事兵器としては、馬鹿と冗談が総動員というところだ。 強力なメイジかドラゴンの群れでもなければ、まずこれに立ち向かうことはできまい。 今のところ整備と操縦は部下の悪鬼に任せてあるが、訓練しだいでは普通の人間にも扱えるようになろう。 さらにティーガーⅡ、ヤクトティーガー、シュトゥルムティーガーなども、ロマリアから持って来てある。 記録によれば、始祖ブリミルが降臨した『聖地』の門は、数十年に一度活性化する。 そして《ガンダールヴの右手の槍》として、その時代の地球上でもっとも強力な武器をもたらしてくれるという。 ただ基本的に個人用なので、機甲師団として運用できるほどの物量はないし、 ミサイルや戦闘機の大半は墜落して破壊されていた。まあ、AK-47だけはコンテナごと山ほど来ていたが。 砂漠の中にある聖地は、かなり放射能で汚染されているのかもしれない。 さてしかし、一つ問題がある。 始祖の秘宝、『祈祷書』と水のルビーは、ルイズ・フランソワーズともども地獄へ落ちてしまったようだ。 これでは始祖の虚無が復活するのに必要な《四つの虚無》、つまり担い手・使い魔・秘宝・ルビーの四組が揃わない。 おそらく始祖でなければ、あの門を正しく潜るのに必要な知識は持っていないだろう。 だが、あれらは六千年もの間、このハルケギニアなる文明世界を守護してきた強力なマジックアイテムだ。 四大王国同様、一時的に埋没しても、消えてなくなることは決してなかったという。 まぁ、そのうち松下やルイズともども、現世に戻ってくるだろう。 なんなら悪魔に命じて地獄まで回収に行かせてもよいのだし。うん、さしたる問題ではない。 最後には我が神《シーレン》様を復活させ、ハルケギニアも地球も地獄も天界も、我らが膝下に屈服させてくれよう! ヒードラーはそう思案してほくそ笑み、拳を振り上げてゲルマニア軍を激励する。 「では諸君、天下無敵のゲルマニア軍よ、さらに進軍しよう! 不実のアルビオンを掌中におさめ、ロンディニウムの異端者クロムウェルどもを滅ぼそう!! ジーク・ハイル!!」 「「「Sieg Heil!! Sieg Heil!! Sieg Heil!!」」 「…………」 ヒードラーに、否、ダニエル・ヒトラーに背負われていた魔剣デルフリンガーは、ずっと沈黙したきりであった……。 さて一方、地獄を歩いていた松下・ルイズ・シエスタ・佐藤の一行は……。 「……なんとも、図体ばかりでかくて悪趣味なフネねぇ……冥土の渡し舟に、デザインをどうこう言いたかないけど」 深淵の縁に設置された桟橋には、死人の爪で作られたフネ・ナグルファルが繋留されていた。 これに乗れば、目的地である地獄の中心まで二日ほどで着く、というのだが。 「これでもまだ小さなほうです。ちなみに帆布は死人の皮膚で、綱は髪の毛で、櫂などは人骨でできていますが。 私ども『案内人』は、この地獄でそれなりの生活を営んでいましてね。 たまに深淵から浮き上がってくる小型のフネを捕らえて、こうして移動に使うんですよ」 「実に乗る気が起きないフネね……って、私ども?」 「まあフネの上をご覧下さい。なんか白っぽい、虫みたいのがたくさんいるでしょ?」 なんと、フネに群がってさまざまな作業に携わっているのは、みな『案内人』と同じ姿の異形のものばかりではないか。 「「!?」」 「私どもは、地獄に湧く蛆虫のようなもので、生物でもなければ亡者でもありません。 妖怪、と言うものが一番近い存在でしょうか。……さ、どうぞお乗りください。そろそろ出港です」 一行はフネに乗り込むと、しばらく深海のように静かでひんやりした船内を歩き、適当な座席を見つけて座る。 すると異形のものたちは、静かに『死を讃美する歌』を歌い出し、続いてお経のような『別れの歌』を歌った……。 実に縁起でもないが、出港の準備が整ったようだ。 ピイイーーーッ、と桟橋のそばで異形のものが笛を吹き、チリンチリンと寂しげな鈴の音を響かせた。 「出港ぉ…………っ!!」 ギギイイイ~~ッ、と納骨堂の扉が開くような不気味な音を立てて、怪異なるフネは深淵の底へと出港した。 肌を切るような雪風に乗り、ふわりと真っ暗な虚空へ浮き上がる。 ……そしてしばらくグラグラ揺れた後、どうやら安定軌道に入ったようである。 船員と話していた案内人は、そそくさとルイズたちの席に戻ってきて、ガイドを再開する。 「ええ皆様、大変お待たせいたしました。反逆地獄コキュトス巡り、これより終点に向かいます。 よろしければこの毛布をお使いください。機内食が出せませんで申し訳ありませんがね」 よく喋る案内人の冗談を、松下が毛布を受け取りながら鼻で笑う。 「はは、きみも言っていた通り、我々亡者に食事は不要だよ。霊的な飢渇を癒すため、供物などを食べることはできるが。 しかし冥土のものを水一滴でも口にしてしまえば、二度と現世には帰れなくなるじゃないか」 案内人は体内から淡い燐光を放ちつつ笑い返し、説明を続ける。 「さて、この反逆地獄は四つの円に分かれています。 外側からカイーナ、アンテノーラ、トロメア、ジュデッカ。 それぞれに、愛するべき肉親、自分の祖国や党派、守るべき客人、大恩ある主人を裏切った罪人が幽閉されています。 まあ、見て楽しい光景でもありませんし、全部上空を通り過ぎてしまいますが。 中心に突き刺さっているのが、造物主たる神を裏切った《悪魔大王》だというのは、先ほどお話しましたね」 左側の硝子窓の向こうに、黒々とした岩山のような、両腕を左右に広げた悪魔大王の姿がぼんやり見える。 数百リーグも彼方にあるはずだが、圧倒的な迫力と存在感だ。見ているだけで体が、いや霊体が重圧を感じる。 ぐいぐいとフネごと吸い寄せられていくような、異様な重圧である。 「あの悪魔大王の醜悪な頭は三つあり、各々の顔色は赤と黄色と黒で、これは三つの大陸に住む三つの人種を表します。 全身は黒い毛に覆われ、頭には山羊のような角が生え、耳からは大蛇が出ています。 背中には六枚の蝙蝠に似た皮翼があって、これを羽ばたかせると吹雪が起こり、反逆地獄全体を凍りつかせます。 また彼はその巨大な三つの口で、落ちてくる罪人の魂を吸い込んでは噛み砕き、硫黄の煙とともに吐き出しているのです。 まるで噴煙を上げる火山のように……」 「……そいつは、なぜ神様に反逆なんてしたの?」 ブリミル教では、悪魔に関する神学的知識はまだ整っていないようだ。 ルイズは子供のように、案内人と松下に質問していくほかない。 「ふぅむ、諸説ありますね。 有力な説は、自分が神より優れていると思い込み、宇宙の支配者になりたいと願ったというもの。 もう一説は、神が自分に似せて人間というものを創造し、自分の地上における代理人とした時、 土くれなどに跪くことはできないとして背いたというもの。つまり罪状は『高慢』と『嫉妬』による不服従です。 彼はもともと最初に創造された偉大な天使であり、神に次ぐものとして君臨していたのだそうですから」 「……でも、神様は全知全能で、完全に善なる存在でしょう? なんで神様の作った世界は、こんなに罪と悪に満ちているの? なぜ神様に敵対するような、悪魔が存在できるの? そいつらが反逆した時に追放なんてしたりせず、すぐ消滅させてしまえばよかったのに……」 ルイズはそう言うと、頭から毛布を被り、不安そうに震えてうつむく。 松下が案内人に代わって答えた。 「神を、善悪とか強弱とかいった、平凡で不確かな人間の尺度で測るべきではない。 悪魔も神の被造物であり、宇宙のシステムを管理する天使の一種だ。 人間に試練を与え、霊的成長を促す《神の影》というべきかも知れん。 神は善も悪も、天使も悪魔も、平和も災いもともに造るのだよ。万物は唯一の源泉から発する。 全ては神が与え、神が取り去るのだ」 《私が主である。他にはいない。私の他に神はいない。 あなたは私を知らないが、私はあなたに力を帯びさせる。 それは、日の上る方からも、西からも、私の他には誰も神がいないことを、人々が知るためだ。 私が主である。他にはいない。 私は光を造り出し、闇を創造し、平和をつくり、災いを創造する。 私は主、これらすべてを造る者である》 (旧約聖書『イザヤ書』第四十五章より) 明快な答えだ。だが、それを聞いたルイズの震えは、ますます酷くなった。 足元にぽっかりと穴が開き、すーっと底なしの深淵に落ちてしまいそうな感覚に襲われる。 ……おお、神が、神が悪を造った、だなんて。 ごくり、と唾を呑み込み、ルイズはさらに質問する。 「じゃ、じゃあ、人間はなぜ罪を犯し、争い、悪事を働くの? 悪魔のせい? それとも神様のせい?」 松下は即答する。 「いいや、人間自身のせいだ。 自由意志の悪用、無知、無明、欲望……あるいは《原罪》のせいとも言える。 神の目から見れば、すべて人間が心に思い図ることは、生まれながらに悪く、罪深い。 外から人の中に入るものは人そのものを汚さないが、心の内側からはあらゆる罪悪が出て来るじゃあないか。 悪魔は人間に悪事を唆すが、行為の決定権は人間の側にあるのだから。 ……そして彼らの罪業は、終わりの日に裁かれるのだ」 ルイズはしばらく黙りこくったあと、ぼそりと呟く。 「終わりの日……ハルマゲドン、ラグナロク、神々の黄昏……。 そして古い世界の終末と、そこの案内人は言っていたわね……」 「ああ。ぼくらが布教している『千年王国』の小冊子を読んでいないのか? これから起きるであろう大艱難について、簡単に預言しているぞ」 松下がそう言うと、シエスタがポケットから件の小冊子を取り出し、ルイズと佐藤に手渡す。 ルイズは興味なさそうにパラパラとページをめくり、松下が興奮したような口調で説教を始めた。 「厳しい冬が何年も続き、激しい疫病と飢饉、全世界規模の大戦争、地震や洪水などの天変地異が起きる。 魔物や盗賊が跳梁跋扈し、人心は腐敗し、食と富と快楽と権力に対する渇望が、罪深い人間どもを衝き動かす。 現世の終わりは近い。今まさに、現代文明の大破壊が起ころうとしている。 天から炎と隕石と熔鉱が降り注ぎ、選ばれた人間だけが救われ、悪人は地獄の炎で焼かれるだろう!」 ―――完全に異端だ、邪教だ、カルト宗教だ。犯罪的狂人のたわごとだ。 しかし、ブリミル教の聖職者たちが説く抹香臭い教えより、妙に説得力があるように感じるのはなぜだ。 ここが地獄の深淵で、あそこに悪魔大王が鎮座ましましているからだろうか。ああ、なんだか口の中が渇く。 「わ、私たちは、ていうかマツシタは、せ、世界を滅ぼそうとしているの?」 ルイズの発言にシエスタが気色ばむが、松下は彼女を手で制した。 「社会のひずみを生み出している、腐った現体制を打倒する程度のことはする。 そして築き上げられるのが、人類究極の目的である理想的な世界国家『千年王国』だ。 最終的に世界を滅ぼすのは、創造者である神自身だよ! 陶工が使い物にならない作品を、みな砕いてしまうように。 悪に汚染された古い世界が、最後の審判を受けて滅びるのは、神が定めた必然、摂理だ。 天体が回転し太陽が東から昇るのと同様、止めようがない」 松下は、危険な終末論を口から吐き出し続ける。 「太古の昔から、何度も繰り返し《生命の大絶滅》は起きている。おそらく霊的な革命、進化に必要なのだろう。 我々のすべきことは、その時が近づいていることを告げ知らせ、なるべく多くの人間を救いに導くことだな。 ぼくはメシア、救世主なのだから。 ……とはいえ、救われる人間というのも、神が既に定めているのかも知れんが」 ルイズにはもう、頭を抱えて髪をかきむしることしかできない。 ああ、自分には理解できない。いや、したくない。すれば自分は、真の貴族どころか、正気の人間でなくなってしまう! 「―――――はぁ、神学問答はこれぐらいにしましょう。とにかく、早く現世に帰還しなきゃ。 アルビオンやトリステインは、ハルケギニアはどうなっているのかしら……」 「現世のことは天に任せるんだな。今は休息の時だ。 早めの精神力回復のために、瞑想のテクニックをいくつか教えておくよ」 佐藤は黙って二人のやりとりに聞き入りながら、メシアの著した小冊子に目を通していた……。 《栄光あれ 讃えられてあれ サタンよ かつて君臨した天の高みにおいても また今 事やぶれて 沈黙の内に夢想にふける 地獄の深みにおいても 我が魂がいつの日か 知恵の木の蔭にて 御身の傍らに憩えるようになしたまえ 御身の額の上に 新たな寺院のように その小枝が広がるであろう時に》 (ボードレールの詩集『悪の華』中の「サタンへの連祷」より) (つづく) 前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ
https://w.atwiki.jp/anapang/pages/376.html
伊東かなえをお気に入りに追加 伊東かなえアナとは 伊東かなえの60%はカルシウムで出来ています。伊東かなえの37%は花崗岩で出来ています。伊東かなえの3%は魂の炎で出来ています。 伊東かなえアナ@ウィキペディア 伊東かなえ 伊東かなえアナの報道 児童が描いた「お菓子の家」再現 屋上や外壁などクッキーふんだんに 兵庫・赤穂の製菓店(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 声優・伊藤かな恵さん、『しゅごキャラ!』『花咲くいろは』『とあるシリーズ』『神のみぞ知るセカイ』『プリティーシリーズ』など代表作に選ばれたのは? − アニメキャラクター代表作まとめ - アニメイトタイムズ 伊東かなえアナをキャッシュ サイト名 URL 伊東かなえアナの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 伊東かなえアナのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 伊東かなえ このページについて このページは伊東かなえのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される伊東かなえに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/gendaigoyaku/pages/23.html
505p 顕仏未来記 沙門 日蓮 之を勘う 1 釈尊の未来記を挙げる 法華経の第七の巻、薬王品には、 「我が滅度の後、後の五百歳の中に、この閻浮提に広宣流布して断絶することがないであろう」 等と述べられている。 日蓮が一たびは歎(なげ)いていうには、 今は、仏滅後、すでに二千二百二十余年も経っている。 一体いかなる罪業があって、仏の在世に生まれ合わすことが出来ず、 また正法の時代に生まれて、 人の四依といわれる迦葉(かしょう)・阿難(あなん)・竜樹(りゅうじゅ)・天親(てんじん)等の 菩薩に会えなかったのだろうか。 さらにまた、像法時代の天台・伝教等にも会えなかったのであろうかと。 また、一たびは歓喜していう。 一体いかなる幸があって後の五百歳(末法)に生まれて、 この薬王品の真実の文を拝見することが出来たのであろうかと。 釈尊在世に生まれたとしてもこの真文にあうことはなかった。 なぜならば乳味(にゅうみ)「華厳」・酪味(らくみ)「阿含」・生蘇味(しょうそみ)「方等」 熟蘇味(じゅくそみ)「般若」の前四味の説法を受けた人は、未だ法華経を聞いていないからである。 また正法・像法時代に生まれたとしても、少しも意義がない。 なぜならば法華経は、既に説かれていたが、 南三北七ならびに華厳・真言等の学者は法華経を信じなかったからである。 天台大師は法華文句巻一に 「後の五百歳、すなわち末法の始めから、遠く末法万年・尽未来際にいたるまで 妙法が流布し、一切衆生が沾うであろう」等といっているが、 この文は広宣流布の時を指すのであろうか。 また伝教大師は守護国界章上に 「正像二千年は、ほとんど過ぎおわって、末法が、はなはだ近づいている」 といっているが、これは末法の始めに生まれることを願い慕(した)っている言葉である。 故に、時代の比較によって、身に備えた果報の優劣を論ずるならば、 506p 日蓮は正法時代の竜樹・天親に超えているばかりでなく、 像法時代の天台・伝教にも勝れているのである。 2 末法の留難を明かす 問うていうには、 後の五百歳の記文は別にあなた一人を対象として説いたものではないのに、 どうして特にこのことを喜びとしているのか。 答えていうには、 法華経第四の巻、法師品には 「仏の在世中でさえ、なお怨嫉が多いのであるから、ましてや仏の入滅の後には、 さらに大きい怨嫉が競い起こるであろう」 といっている。 天台大師も法華文句に、この法師品の文を 「仏の在世においても、なお怨嫉が多い。まして仏入滅後の末法のにおいてはなおさらである。 その理由は、なかなか教化し難いところにある」 と記している。 妙楽大師は、さらに法華文句記に 「理在難化(りざいなんげ)とは、 この理由を明かす真意は、末法の衆生が教化し難いことを知らしめることにある」 と釈している。 智度法師は天台法華疏義纘(てんだいほっけしょぎさん)に 「俗世間のことわざに、”良薬口に苦し”というように、この法華経は、 人・天・声聞・縁覚・菩薩の五乗が人生の目的であるという偏見に執着することを打ち破って、 その目的は成仏することであるとする故に、 人においては爾前の凡位の者をしりぞけ、聖位の者を呵責し、 法においては、諸(もろもろ)の大乗を排し、小乗を破折する。 乃至(ないし)そのために、このように破折をうけた五乗・凡聖の徒輩が、正法流布を妨げる」 と述べている。 伝教大師は法華秀句巻下に 「妙法が流布するのは、その時を語れば、像法の終わり末法の始めである。 その地を尋ねれば、唐の東・摩羯国(まかつこく)の西である。 教えをうける人を尋ねれば五濁悪世の末法に生をうけた本未有善(ほんみうぜん)の衆生であり、 闘諍堅固(とうじょうけんご)の時の人である。 法華経法師品に 『如来の現在にすら猶怨嫉が多い、況(いわ)んや滅度の後をや』と予言しているが、 これはまことに深いわけのある言葉である」 等といっている。 この伝教大師の秀句の文は、 一見これを著(あら)わした大師の時代に相当するように見えるが、 本意は末法の初めである今を指すのである。 「正法像法は、ほとんど過ぎおわって、末法がはなはだ近づいている」 との釈文は、実に深い心をもった言葉ではないか。 また薬王品には 「悪魔・魔民・諸天竜・夜叉(やしゃ)・鳩般茶(くはんだ)等が、様々な災いをなすであろう」 と説かれている。 この中の「等」とは、この陀羅尼品(だらにほん)に、 「あるいは夜叉・あるいは羅刹(らせつ)・あるいは餓鬼・あるいは富単那(ふたんな) あるいは吉遮(きつしゃ)・あるいは毘陀羅(びだら)・あるいは犍駄(けんだ) あるいは鳥摩勒伽(うまろぎゃ)・・あるいは阿跋摩羅(あばつまら) あるいは夜叉吉遮(やしゃきつしゃ)・あるいは人吉遮(にんきつしゃ)」等をいうのである。 この文は、先の世に爾前権教である四味三教、ないし外道・人天等の法を持得(じとく)して、 その結果、今生には悪魔や諸天竜、諸人等の身を受けた者が、 円教・実教である法華経の行者を見聞して、 その行者に種々の難を加えるであろうということを説いているのである。 3 末法の弘教の方軌を明かす 疑っていうには、 正法像法の二時を末法と比べてみると、時も衆生の機根も、共に正像は末法よりも特に勝れている。 それなのに薬王品の後五百歳の文は、どうしてその勝れた正像の時と機とを捨てて、 ひとえに末法を指しているのであろうか。 答えていうには、 仏の御本意は凡夫には測(はか)りがたいので、まだ日蓮もこのことは証得していない。 だが試みに一義を考えてみると、 まず小乗教をもって正像末の三時を勘案してみると、 正法一千年間には教行証の三つが具(そな)わっている。 像法一千年には教と行だけがあって証果はない。 末法には教だけあって行と証がないのである。 そこで法華経をもってこの教行証について考えてみると、 正法一千年の間に教行証の三つを具えているのは、釈尊在世において法華経に結縁した者であろうか。 その後、これらの人が正法時に生まれて小乗教の教と行を縁として、小乗教の証果を得るのである。 像法時においては釈尊在世の法華経に結縁がきわめて薄いために、 小乗教で証果を得ることはなくて、権大乗教を縁として、十方の浄土に生ずるのである。 ところが末法においては、大乗教・小乗教の益は共にないのである。 まず小乗教は教だけは残っているが、行と証はなくなっている。 507p 次に、大乗教においては、教と行だけは残っているが、 冥益(みょうやく)、顕益(けんやく)の証はまったくなくなっている。 そのうえ正法・像法時代に立てたところの権大乗教・小乗教の二つの宗派は 漸次(ぜんじ)に末法に入ってからは、その執着心がいよいよ強くなって、 小乗教で大乗教を批判したり、権教の教義で実教の教義を破ったりして、 国中にこうした謗法の者が充満しているのである。 そのために仏教を誤って三悪道に堕ちる者は大地微塵よりも多く、 正法を修行して成仏する者は、爪の上の土よりも少ない。 こういう時期に当面して、諸天善神はその国を捨てて離れ、 ただ邪天・邪鬼等だけがいて、王臣・比丘・比丘尼の身心の中に入り住んで、 これらの人々に法華経の行者に対し悪口を言ったり、 謗(そし)り辱(はずかし)めたりさせる時になっている。 しかしながら、如来滅後五五百歳において、四味・三教等への邪(よこしま)な執着を捨てて 実大乗教である法華経に帰依するならば、 諸天善神ならびに地涌千界等の菩薩が必ず法華経の行者を守護するであろう。 法華経の行者は、この諸天善神や地涌の菩薩などの守護の力を得て、 本門の本尊・南無妙法蓮華経を一閻浮提に広宣流布させていくであろう。 この姿は、たとえていえば、 威音王仏の像法の時に、不軽菩薩が「我深敬(がじんきょう)」等の 二十四文字の法華経をもって彼の国土に広宣流布して、一国から杖や棒で迫害されるという 大難を呼び起こしたようなものである。 不軽菩薩の二十四文字と日蓮のこの五文字とは、 その語は異なるけれども、本意は同じであり、 その時の像法の末と今の末法の初めとは、弘教の方軌がまったく同じである。 また不軽菩薩は、初随喜(しょずいき)の人であり、日蓮は名字即の凡夫であり、 同じく本因妙の行者(法華経の行者)なのである。 4 末法の御本仏を明かす 疑っていうには、 あなたを末法の初めの法華経の行者であると決定することは、何をもって知ることが出来るのであるか。 答えていうには、法華経に次のように説かれている。 法師品には 「釈尊在世でさえも怨嫉が多い。まして滅後末法に法華経を持ち弘める者には、 それにもまさる怨嫉が起こるであろう」と。 勧持品には 「滅後末法において法華経を弘める者には、多くの無智の人が、悪口を言い、 罵(ののし)るなどし、さらに刀で切りつけ、杖で打つ者がいるであろう」と。 同じく勧持品には 「一度ならず二度までも法華経の行者は所を追われるであろう」と。 また、安楽行品には 「世間のあらゆる人は仏に怨嫉し、正法を信じようとしない」と。 また不軽品には 「法華経を説けば、増上慢の衆が、杖木(じょうもく)や、瓦、石などでこの人を打ちたたき迫害する」と。 また前に述べた薬王品にも 「悪魔、魔民、諸天竜、夜叉、鳩般茶等の魔や悪鬼がつけこんで、さまざまな災いをなすであろう」 等と説かれている。 これら法華経の明鏡について、 仏語を信じさせるために、日本国中の王と臣下及び四衆の行為に当てはめてみるに、 この経文に符号するものは日蓮よりほかに、一人も見当たらない。 時を論ずるならば、末法の初めで、まさに「その時」にあたっており、 それゆえ、 もし日蓮が出なかったならば、仏語は虚妄(こもう)になってしまうであろう。 非難していうには、あなたは大慢の法師であって、その慢心ぶりは、大天に過ぎ、 四禅比丘にも超えていると思うが、どうでろうか。 答えていうには、 あなたがこの日蓮を軽蔑する重罪は提婆達多(だいばだった)の犯した逆罪に過ぎ、 無垢(むく)論師の罪にも超えている。 我が言葉は、大慢に似ているように聞こえるかもしれないが、 それは仏の未来記をたすけ、如来の実語を顕すためである。 それゆえ日本国中において、 日蓮を除いてほかに、誰人を選び出して法華経の行者をいうことができようか。 あなたは法華経の行者である日蓮を誹謗しようとして、仏の未来記を虚妄にするものである。 それこそ、まさに大悪人ではないか。 508p 5 月氏・漢土に仏法無きを明かす 疑っていうには、 確かに釈尊の法華経の予言はあなたに当てはまっている。 ただし、日本のみならず、インドや中国にも法華経の行者がいるのではなかろうか。 答えていうには、 全世界に二つの日があるわけがない。 一国になんで二人の国主がいようか。 いるわけがないではないか。 同じく法華経の行者は全世界にただ一人のみである。 疑っていうには、 何を根拠として、あなたはこのことがわかるのか。 答えていうには、 月は西から出て東を照らし、 日は東から出て西を照らす。 仏法もまたこの大宇宙の法則どおりである。 正法ならびに像法時代には、 仏法は西のインドから、中国、朝鮮、日本へと次第に東へ伝わり、 末法においては、 南無妙法蓮華経の大仏法が、東のこの日本から、西へと流布してゆくのである。 妙楽大師は、法華文句記の巻十に 「これは仏法の中心地たるインドでは仏法を失って、これを四方に求めていることではないか」 と、述べている。 これはインドには仏法はないという証文である。 また中国においては、 宋の高宗皇帝(こうそうこうてい)の時に、 金が東京開封府(とんきんかいほうふ)を占領してから現在にいたるまで、 百五十余年の歳月を経過して、すでに仏法も王法も共に滅んでしまった。 中国における大蔵経の中には小乗経はまったくなくなっており、 大乗経もそのほとんどを失ってしまった。 その後、日本から中国へ天台僧の寂照(じゃくしょう)等が少々経文を渡した。 しかしながら、中国においては仏法を持ち、伝えていく人がいないので、 それはちょうど木石の像が法衣を着、鉢を持っているようなもので、 何の役にも立っていない。 故に遵式(じゅんしき)は天竺別集に次のように述べている。 「始め、釈尊の仏法が西から伝わってきたのは、ちょうど月が西から東へ移っていくようなものであった。 今、再び東の日本から仏法が返ってきた。これはちょうど太陽が東から昇るようなものである」 等と。 この妙楽大師や、遵式等の釈のとおりならば、インドや中国においては、 すでに仏法を失ってしまったということが明確である。 問うていうには、 インド、中国に、仏法がないことはよくわかった。 では南閻浮提以外の東西北の三洲に仏法がないということは、どうしてわかるのか。 答えていうには、 法華経の八の巻・勧発品第二十八に 「如来の滅後において、法華経を南閻浮提の内に広宣流布して、永久に断絶させないように するでありましょう」 と説かれている。 この経文にある「内」の字は、 東の弗婆提(ほつばだい)、西の瞿耶尼(くやに)、北の欝単越(うつたんのつ)の三洲を 除くという文証である。 6 御本仏の未来記を明かす 問うていうには、 釈尊の未来記があなたの身の上にあてはまることはよくわかった。 それではあなたの未来記はどうなっているのか。 答えていうには、 釈尊の未来記に従ってこれを考えてみるのに、 今はすでに後五百歳の始め、すなわち末法の始めに相当している。 末法の真の仏法は、必ず東土の日本から出現するはずである。 ゆえに、その前相として、必ずや正法・像法時代に超えた天変地夭があるだろう。 いわゆる釈迦仏の誕生の時、仏が法を説いた時、また仏の入滅の時に起こった瑞相には、 吉瑞も凶瑞も共に、前後の時代に比べるべきものがないほどの大瑞であった。 仏は聖人の本である。 経文を見ると、釈尊が誕生した時の有様は、五色の光が四方をすべて照らして、 夜も昼のように明るかったと説かれている。 また、釈尊が入滅の時には、十二の白い虹が南北にわたって現われ太陽は光を無くしてしまって、 闇夜のようになったと説かれている。 その後、正法・像法二千年の間に内道・外道の多くの聖人が出現し、 滅していったけれども、この釈尊の時のような大瑞にはとうてい及ばなかった。 しかるに、 去る正嘉年中から今年に至るまでの間に、あるいは大地震が起こり、あるいは大天変があって、 これらは、あたかも釈尊の生滅の時の瑞相のようである。 釈尊のような聖人が生まれてきていることをまさに知るべきである。 大空には、大彗星が出現した。 だがいったいどのような王臣が、この瑞相に対応するのであろうか。 また大地を傾動して、三度も振裂したほど激しいものであった。 だが、どのような聖人、賢人の出現をもって、この瑞相に当てることができるのだろうか。 これらの大瑞は、一般世間における普通の吉凶の大瑞ではない。 これはひとえに、 大仏法が興隆し、釈尊の仏法が廃れるという大瑞であることをまさに知るべきである。 509p 天台大師は、法華文句の巻九に次のように述べている。 「雨のあげしさを見て、雨を降らせている竜の大きさを知ることが出来る。 また蓮華の盛んなのを見て、その池の深さを知ることが出来る」と。 妙楽大師は、法華文句に釈して 「智人は事の起こる由来を知り、蛇は自ら蛇を知っている」と述べている。 7 妙法流布の方軌を示す 日蓮はこの道理を覚知して、すでに二十一年になる。 そのために日ごとに災いをうけ、月ごとに難をこうむってきた。 とくにこの二、三年の間の難は大きく、すでに死罪にまで及ぼうとした。 今年また今月は、万が一にも助からない生命である。 世の人々はもし私の言うことについて疑いがあるならば、詳しいことは弟子に問われるがよい。 生涯の内に無始以来の謗法の罪業を消滅出来るとは、なんと幸福なことであろうか。 また、いままでに、見聞出来なかった教主釈尊にお仕え申し上げられるとは、 なんと悦ばしいことであろうか。 私はこのような大利益を得たのであるから、願わくは私を害した国主等を先ず最初に化導しよう。 私を助ける弟子等のことを釈尊に申し上げよう。 また私を生んでくださった父母には、死なないうちにこの南無妙法蓮華経の大善をおすすめしよう。 この数々の大難によって、 今、夢のように、宝塔品の要である六難九易の文章を証得することが出来た。 宝塔品には、次のように説かれている。 「もし須弥山をつかんで、他方の無数の仏土に投げようとも、それはむずかしいとはしない。 乃至、もし仏の滅度の後、悪世末法においてよくこの法華経を説くということは、 これこそ非常にむずかしい」等と。 伝教大師は法華秀句に次のように述べている。 「浅い爾前権教につくことはやさしいが、 深い法華経を持つことはむずかしいというのは釈尊の教判である。 しかし浅い小法を捨てて、深い大法につくことこそ、丈夫の心である。 この教えにしたがって天台大師は釈尊の信順し、法華宗を助けて中国に法華経を宣揚した。 叡山の一家(伝教大師)は天台大師の法を承(う)けて法華宗を日本に弘通した」と。 安房国の日蓮は、おそらくは、釈尊、天台大師、伝教大師の三師に相承し、 法華宗を助けて、末法に南無妙法蓮華経を流通するのである。 ゆえに釈尊、天台大師、伝教大師の三師に日蓮を加えて、三国四師と名づけるのである。 南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。 文永十年太歳癸酉後(たいさいみずのととりのちの)五月十一日 桑門(そうもん)日蓮之(これ)を記(しる)す
https://w.atwiki.jp/thvision/pages/1594.html
《天に昇る魂》 No.974 Command <第十一弾> NODE(1)/COST(0) 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:瞬間 抵抗(2) 目標の〔あなたの場の表向きのキャラクター1枚〕を破棄する。その後、〔あなた〕はライフポイントをX得る。Xはこの効果で破棄したキャラクターの必要ノードに等しい。この効果では「-」は5として扱う。 「また生きたまま冥界に来て…。そんなに死にたいの?」 Illustration:OrGA コメント 最序盤から使用出来るライフ回復カードだが、自分の場のキャラクターを1体破棄する必要があるため、アドバンテージの損失が非常に大きいカード。ノードの高いキャラクターほど回復量が増えるが、果たして回復量に見合う損失かどうか考えてほしい。 除去カードや離反工作などに干渉することで、自分の損失を最小限にするという方法で使用することも可能。 が、結局はキャラクターがいなくなってしまうので、アドバンテージの損失は避けられない。 1/0と軽い、抵抗があるので無効化されにくいという利点はあるものの、やはり素直に是非曲直庁の威令などでカウンターした方がいいかもしれない。 どうしても積むならば、最低でも罠符『キャプチャーウェブ』とのコンボだけは用意したい。 関連 第十一弾