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539助けに来たよ。ミオリネさん。1/52023/01/08(日) 23 32 29.66ID IQulu4m50 ガンダム家格納庫の隅にてひっそりと行われている密会。 そこには、ミオリネ・レンブランによって突如呼び出されたベルリ・ゼナムの姿があった。 ガンダム家三女であり、ミオリネの花婿でもあるスレッタ・マーキュリーと同年代である彼に相談があるという。 ミオリネ「今回あなたに来て貰ったのは、他でもないスレッタの事についてよ。同い年で、スレッタの事をよく知っていそうだし。」 ベルリ「スレッタの事はいいけど、なんで僕なんです?同年代なら他にもロランとかシーブックとかいるでしょう?」 ミオリネ「一度に大人数を集めて目立ちたくなかったのよ。他にも理由はあるけど…」 ベルリ「相談には乗りますけど、この状況を見られたらスレッタがなんて言うか…」 ミオリネ「スレッタはアスティカシアにある菜園の世話をする時間だから、絶対にここには来ないわ。安心して。」 ベルリ「それで、スレッタについての相談って?」 ミオリネ「あの子、最近おかしいのよ。」 ミオリネ「こう、花嫁として大切にされてるのはわかるのよ?でもそれが過剰というか、過激になってきて。」 ベルリ「…」 ベルリ「…お幸せに。それじゃあ僕はこれで…」 ミオリネ「ちょっと!まだ話の途中よ!」 ベルリ「なんなんです!?僕は相談があるって聞いてここにいるのに、これじゃ惚気で砂糖漬けでしょ!?」 ミオリネ「ここからが重要なのよ!」 540助けに来たよ。ミオリネさん。2/52023/01/08(日) 23 33 41.60ID IQulu4m50 ミオリネ「…ある日、アスティカシアの生徒に私が絡まれたのよ。まあ、珍しい事じゃないしその時は気にも留めなかったわ。」 ベルリ「ああ…アス高はエリート高だけど結構殺伐としてるって噂聞いたことがあるかも…」 ミオリネ「否定できないわね…それでその生徒たちは適当にあしらったんだけど、その後メールでちょっと愚痴ったのよ。スレッタに。」 ベルリ「何も問題無いように聞こえますけど。」 ミオリネ「翌日その子たちは学園でミンチになって発見されたわ。」 ベルリ「え?」 ミオリネ「別の日、私をホルダーの良いようにされてるトロフィーだとからかった生徒はその日の午後に教室でミンチになってたわ。」 ベルリ「えっ」 ミオリネ「さらに別の日、私にぶつかってきて謝りもせず悪態ついてきた生徒は当日の実習後に格納庫でミンチになって見つかったわ。」 ベルリ「そ、それとスレッタになんの関係が…」 ミオリネ「すべての現場では高速で飛来したガンビットと思わしき何かが目撃されてるわ。」 ミオリネ「ちなみに最初の一件以外はスレッタに報告すらしてないから。」 ベルリ「」 ベルリ「い、いやあ考えすぎでしょ?あのスレッタが?」 ミオリネ「アスティカシアで攻撃用ガンビットを精密に操れるパイロットなんて一人しかいないでしょ。」 ミオリネ「学校でも噂になりつつあるわ。信じたくないけれど。」 ベルリ「…」 ミオリネ「そういう訳よ。本題だけど、この問題に対処すべくアドバイスは?」 ベルリ「えぇええっ!?僕は無理でしょ!そもそも本人に確認してくださいよ!」 ミオリネ「怖いのよ。」 ベルリ「怖い!?」 ミオリネ「ミンチ事件を知ってから変な夢を見たの。私と親父が這う這うの体で、何故か銃を向けられて殺されそうになるの。要するに悪夢よ。」 ミオリネ「でも私と親父は助かった。あの子が…エアリアルがその銃を持った人をたたき潰したからよ。」 ミオリネ「血だまりの中に降りてきたスレッタが笑顔でこっちに歩いてくるのよ。そして言うの。」 541助けに来たよ。ミオリネさん。3/52023/01/08(日) 23 34 46.67ID IQulu4m50 スレッタ『助けに来たよ。ミオリネさん。』 ベルリ「…」 ミオリネ「あの子に『やめて』って言ったら、私、どうなるの?」 ミオリネ「あの子を傷つけるような事を言ったら…スレッタに失望されるような事があったら…私は…」 ベルリ「らしくないでしょ、ミオリネさんは!」 ミオリネ「でも…」 ベルリ「…そんなのまやかしでしょ!夢の中の出来事でしょう?」 ベルリ「それに、まだミンチ事件の犯人がガンビットだとはわかっていない!」 ベルリ「ファンネルにファング…バグにビットにいろいろある!」 ベルリ「あなたの信じた花婿を…あなたがスレッタを信じてあげなくちゃダメでしょ!」 ミオリネ「…!」 ベルリ「スレッタがあらぬ噂に苦しんで、それでもあなたがいるから学校に残って菜園の世話をやっているのに!」 ベルリ「あなたがその体たらくでどうするんです!?」 ベルリ「一応寮暮らしなのに、夕飯時に我が家の食卓にやってきて二人でイチャイチャしながら食事をするような事をしておいてぇっ!」 ミオリネ「いやそれは関係ないでしょ。」 ミオリネ「でも、まぁ。これで少しはスッキリしたわ。目が覚めた。」 ミオリネ「あんたの言う通りよ。私らしくなかった。」 ミオリネ「正面から問いただして、スレッタの無実を確認する。…無実じゃなかったとしても、きっちりやめさせるわ。」 ミオリネ「そんなことで私は喜ばない。私はあんたにそんなことしてほしくない…ってね。」 ベルリ「ミオリネさん…!」 ミオリネ「ねぇ、そのミオリネ『さん』ってやめない?私、一応スレッタの花嫁なのよ。」 ミオリネ「ガンダム家の家族なんだから。その堅苦しい口調もやめましょう。同年代なんだし。呼び捨てでいいわよ。ベルリ義兄さん。」 ベルリ「そっか、それじゃあミオリネもその取ってつけた『義兄さん』呼びはやめて呼び捨てしなさいよ!」 ミオリネ「…そうね。でも兄弟がいるって新鮮なのよ。アムロさんはかしこまらなくていいって言うけど、義兄さん義姉さん呼びも結構面白いわ。」 ミオリネ「まあ、ベルリはベルリでいいわね。六つ子?七つ子?みたいなものだし。遠慮は要らないってことよね。」 ベルリ「いつもの調子が戻ったみたいで、ほっとしたよ。早くスレッタの所へ行ったらどう?」 ミオリネ「そうね。そろそろ菜園の世話もいい頃合いだし…学校に戻るわ。ありがとう、ベルリ。」 ベルリ「まあ、僕も頼られて、家族という事を実感できた満足感はある!これからもよろしく、ミオリネ!」 ベルリ「…そういえば、僕に相談したもう一つの理由って?」 ミオリネ「それならもう問題ないから。気にしないでちょうだ\ピロリン/…?メールね。スレッタからだわ。ふふっ。」 542助けに来たよ。ミオリネさん。4/52023/01/08(日) 23 36 12.60ID IQulu4m50 From: スレッタ・マーキュリー 件名: お世話完了です! ミオリネさん。本日のメール2件目です! 菜園のお世話は無事に終わりました。今日もみんな元気に育っています。 トマトはもうすぐ収穫できそうなので、今度地球寮のみんなや家族に振舞いたいです! でもうちの家族は食いしん坊が多いので、足りないかもしれませんね…次はもっと沢山実ると嬉しいです。 そのためにも、菜園のお世話をもっともっと頑張ります! 今日は肥料をあげている途中に、ミオリネさんの菜園を悪く言うひどい人がいました。 でも安心してくださいね!その人は言ってもきかないので、反省してもらいました。 これでしばらくは大丈夫だと思います。エアリアルとみんなも張り切って頑張ってくれたので、あとで褒めてあげてくださいね。(私も褒めてほしいです!) ところで、お世話の最中にミオリネさんが恋しくなってしまいました。 あまりに恋しくなっちゃったので、みんなにミオリネさんの様子を聞いてみたんです。私の(私たちの!)お家にいたんですね。 ベルリとお話してたんですね。格納庫のすみっこで、二人きりで。 なんのお話ししていたか、私、気になります。 今、みんなと向かってます。待っててくださいね。 543助けに来たよ。ミオリネさん。5/52023/01/08(日) 23 37 52.21ID IQulu4m50 569 ミオリネ「……」 ベルリ「…?顔がひきつってますけど…どうしたんです?」 ミオリネ「Gセルフ出して。」 ベルリ「はい?」 ミオリネ「急いで!私をつれてここから逃げるの!」 ベルリ「えぇぇぇぇ!?」 ミオリネ「パーフェクトパックで!それが一番強いやつでしょ!はやくして!」 ベルリ「いや状況が呑み込めな\ピロリン/…え?スレッタからメール?」 From: スレッタ・マーキュリー・ガンダム 件名:勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず 本文なし ベルリ「」 ミオリネ「これでわかったでしょ!?急いでよ!」 ベルリ「ミオリネ・レンブランんんんん!?」 ミオリネ「これが『もう一つの理由』よ!」 おしまい 本編はいろいろあったけど…これでギャグっぽくなったはず! 544通常の名無しさんの3倍2023/01/08(日) 23 47 18.72ID 4YUjpw4i0 おつです パーフェクトパック装備のGセルフVSエアリアル改修型・・・ 世紀の一戦開幕か!? ガロード「さあさあ、この大勝負どっちに賭ける!?」 ジュドー「オッズは5.0:5.0、どっちが勝ってもおかしくないよ!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!! 596 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 03 07 ID ??? シン「ふ、朝日が目に染みるぜ…」 ルナ「シン、あんたいくら最近出番がないからって急にキャラ変えても無理があるよ」 シン「うるさいなあっ! 俺だって…俺だって必死なんだぁぁっ!!」 パリーン! レイ「種割れできるというのも、もはやいまどきの若手お笑い芸人の持ちネタ以上に無個性なものだしな」 ルナ「明鏡止水だって弁当についている緑のギザギザ並に無個性だしねえ、あ、シンはそれもできないか」 シン「う、う、うわあああぁぁぁ――――んっ!!」 ルナ「あらら、シン泣きながらどっか行っちゃった」 シン「……というわけで困っているんです……」 キラ「そうだよねえ。種割れなんて所詮演出の一環だしね」 アスラン「うーむ…種割れ持ちの共通の悩みだよなあ」 ラクス「わかりましたわ! 人事では有りません! ここは協力し合いましょう! とりあえず解散! そして3日後までにそれぞれ解決策を原稿用紙4枚以内にまとめて提出するのです!」 シン「あ、ありがとう皆! わかった! じゃあ3日後に!」 キラ「うん! 3日後にまたここで!」 マリュー「あら? シン君もう帰ったの?」 メイリン「………もう敵も味方もあったもんじゃないなあ……」 597 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 03 30 ID ??? 3日後 ラクス「というわけで第1回種割れ自分探しセミナーの開催ですわ~♪」 マリュー「なんだかやばげな名称ねえ」 メイリン「どうでもいいけどブリッジでやるのやめてほしいんだけどなあ…」 キラ「ちなみに種割れゲストとしてカガリも連れてきたよ」 カガリ「とりあえず早く終わらせてくれよ。今夜サハク家への出入りがあるんだからな」 ラクス「まだ紛争やっているんですの?」 カガリ「ああ、本当はもっと早く鎮圧するつもりだったんだが、サハク家め、アスハ家の脱税情報をリークさせて 民衆の大半を味方につけやがった…お陰で勢力が拮抗してしまったんだ… ミナを人質にとって無条件降伏をさせようとしたらミナが 『聞けオーブの民よ! 私1人の命ごときに何の価値があろうか? 価値とは国である! …価値あるものを自分達で勝ち取るのだ!』 などと言い出してますます結束を固めてしまったんだ…くそう! リーダーをなんだと思っているんだ!!」 メイリン「お前こそ国をなんだと思っているんだぁぁぁ――っ!!」 カガリ「くくくっ…愚かなる民衆どもよ…誰がオーブの支配者にふさわしいのか身をもって教えてやろう……」 メイリン「こいつ今始末したら世界はちょっとは平和になるんじゃないですか?」 ラクス「駄目ですわ~♪ だって私たちのものは私たちのもの。オーブのものも私たちのものですから」 メイリン「シンがオーブを逃げ出した気持ちがようくわかるよ…」 シン「俺が滅ぼすまでもなく勝手に滅びそうだなオーブ…」 ラクス「それはともかくとして…皆さん課題は出来ていますの?」 シン「ああ、もちろん!」 ラクス「では順番に発表していきましょう~♪ まずはアスラン~♪」 アスラン「え~コホン……そうだな、俺は名称を変えてみようと思う」 キラ「名称?」 アスラン「ああ! 『種割れ』という言葉がいまいちかっこよくないじゃないか! そこでだ、ヒーローらしい名称に変えるのさ!」 シン「……どういう名前に?」 アスラン「かっこよく英語読みをして『シードクラッシュ』! どうだ? これでばっちりだろ!?」 キラ「…」 ラクス「…」 シン「…」 キラ「それだけ?」 アスラン「ああ!」 ラクス「アスラン失格」 アスラン「え、なん……ひぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!」 メイリン「いきなり足元の床が抜けてアスランさんが落ちてったぁ――――!? こ、ここ確か高度4千メートルですよっ!?」 シン「役立たずには消えてもらう…そういうことだ」 キラ「グッバイだよアスラン」 598 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 04 53 ID ??? ラクス「さて、次はキラの番ですわ」 キラ「任せておいてよ。僕は最近ドラゴンボールを読んでいたんだけど」 ラクス「ふむふむ」 キラ「スーパーサイヤ人にあやかって種割れの次の段階を開発してみたんだ」 シン「なにっ!?」 メイリン「シン、どうしたの? ごくまともな発想だと思うけど」 シン「い、いや…実は俺が思いついたのと同じ方向性だったんだよ…」 メイリン「ありゃあ」 キラ「いくよ? まずは種出現!」 ギューン キラ「そしてこれが種割れの次の段階だぁぁ――――っ!! うおおおおおっ!!」 にょき メイリン「種から芽が出たああぁ――――っ!!」 ラクス「……それだけですの?」 キラ「……うん、これだけ…」 ラクス「効果は?」 キラ「この芽に僕の全ての力が篭っているんだ」 ラクス「…………(むんず)」 ぶち メイリン「芽を引きちぎったぁぁ――――っ!!」 キラ「あふううぅぅっ……」 メイリン「ああっ! キラ様の髪の毛が真っ白に」 ラクス「まったく…もぐ…キラも役に立たない…もぐもぐ…ですわね…これちょっと苦いですわ」 メイリン「食うなぁぁ――――っ!!」 ラクス「うふふふ……では私の出番ですわね………ふんっ!!」 パリパリーン!! シン「なっ!? 種が二つ割れたぁっ!?」 ラクス「そう…私自身の種と今取り込んだキラの種…これで力は2倍…くくく…単純だけど これほど効果的な方法はないでしょう?」 シン「ま、まさかそのためにキラを犠牲に…っ」 ラクス「うふふふ…この世は強者が正義なのですわあ。……そしてシン…今こそミネルバの重要な戦力である あなたを始末する絶好の機会!!」 メイリン「遊んでいるだけかと思ったらしっかりやっぱり黒かったぁぁ――――――っ!」 シン「くっ! 俺は…俺は負けない…っ! 見ろ! 俺の新しい種割れをぉぉっ!!」 ギュゥゥゥン メイリン「なにあれ……種にしては大きくない?」 シン「『種割れ』の次の段階!! より大きい『果樹割れ』だぁぁっ!!」 メイリン「よく見たらミカンだぁぁ――――っ!!」 ぶちゅぅぅ! メイリン「うげ…ミカンが汁気たっぷりに爆散した」 シン「おおおおっ! 石破っ天驚けぇぇんっ!!」 ラクス「面白いっ! ですがその程度ではぁぁっ!! ピンク天驚けぇぇん!!」 シン「ぐはぁっ!!」 ラクス「うふふふその程度ですか?」 599 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 05 53 ID ??? シン「なんのぉぉっ! もう一回だぁぁぁっ!!」 ぷちゃゃぁぁっ! メイリン「今度はトマトが潰れたぁ――っ!」 カガリ「ええいさっきから…私を無視するなぁぁっ!!」 ギュゥゥゥッ! メイリン「あ、カガリ様にも種が出現した!」 カガリ「シィードスプラァ――シュッ!!」 ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ!! シン「がはぁっ!?」 ラクス「ぬうっ!? 砕けた種の破片を全方位に吹き飛ばす無差別攻撃ですかっ!! やりますわねカガリさんっ!!」 カガリ「これが本当の種割れの使い方だぁぁ――――っ!!」 メイリン「もうなにがなんだかわからない――――っ!!」 カガリ「ふふふ……最強の種割れはこの私であるということを……うん? 電話? …なんだキサカ今忙し… なに! ミナが脱走!? 我が軍からも反乱が? ええい! 腑抜けどもめ! どいつもこいつも皆殺しだぁぁっ!」 メイリン「……ああ、カガリ様行っちゃったよ……ミナさん顔も見たことないけどどうか無事でありますように……」 ラクス「まあいいですわ…カガリさんとの決着は後でつけるとしてシン抹殺の目的は果たせたわけですし」 シン「まてよ…」 ラクス「!?」 シン「ま、まだ俺は……終わっちゃ…いない…ぜ」 メイリン「ああ、血まみれに見えて実は大半がトマトの汁なんだからおとなしく寝てたらいいのに…」 ラクス「うふふふ…そこまでして死にたいのですか? では引導を渡してあげましょう!!」 シン「そううまくいくかな!? 食らえ! カガリの技を見てたった今編み出したこの技を!! おおおおっ!!」 ギュウゥゥゥンッ!! メイリン「今度はヤシの実が出たぁぁっ!」 ラクス「なにをやろうというのです!? うっ!? 離すのです!」 シン「そうはいくか! ヤシの実を膝において! 敵の頭を思い切り叩きつける!! これが必殺の! コ コ ナ ッ ツ ク ラ ァ ァ ―――――――― シ ュ ッ !!!」 グワッシャァァ――ン!! ラクス「ぎゃぁぁぁ――――っ!! 」 シン「これが種割れの力だぁぁ――――っ!!」 メイリン「どっちかというとプロレスの力だよぉぉぉ――――っ!!」 600 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 06 32 ID ??? シン「……なあメイリン。俺少しは主人公らしくなったかな?」 メイリン「まあ…少しはねえ」 シン「そうか! ようし少しは自信がついたぞ! 早速帰ってじゃあなー!」 マリュー「もう行っちゃったわ…」 メイリン「うーん、シンはあんまり目立っていない今の方がいいと思うんだけどなあ」 マリュー「またまたどうして?」 メイリン「だって少年漫画の主人公って普通、人気投票では結果が低いものですから」 マリュー「………そういえばそうね。あ、じゃあなんだ、シン君って今が一番」 メイリン「ある意味主人公らしいんじゃないんですか? 実は」 ラクス「う、うううっ…ベルサイユ宮殿にいらっしゃい…ですわ~…」 メイリン「ラクス様変な夢見てるなあ。ああ、種出っぱなしにしちゃって…うん?」 にょきにょき メイリン「…………(キョロキョロ)」 ぱくっ。 [終わり] http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1132581388/596-600 >おまけ
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Part1:元カノが泊まりにきた Part2:元カノが泊まりに来たぜ? Part3:元カノが泊まりに来たんだおw Part4:元カノが泊まりに来ているうちに
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でんせつのS.Nuせいじんがやってきた【登録タグ て シゲリP 初音ミク 曲】 作詞:シゲリP 作曲:シゲリP 編曲:シゲリP 唄:初音ミクAppend 曲紹介 それでは皆さん、また会える日までねバイバイだね。(作者コメ転載) 歌詞 (PIAPROより転載) 熊が山にねやって来たよ 猿も木から滑り転げ それが素敵な地球号よ 緑の空気うますぎるぜ 僕らの星にやって来た宇宙人が 青い目をしたフランス人形姫の 物語を歌うよ もっともっと地球が好き 夜空に丸いお月様が あれは兎の住家だよね 星になったなら行けるかなあ 妖怪ベムも住んでるよね 月の引力にやられた地球人 月を食べたカメレオン、ハルマゲドンよ もっともっと月を食べて もっともっと成長しろ 光る星に夢をたくす まだ僕がねチビの時に ハレー彗星がね見れたんだよ また会える日までねバイバイだね あれが太陽すごい奴だ 全ての大地焼きつくすよ 真昼の力、サンパワー 土星がいくつ必要かな 金ならあいつが焼いた太陽だよ それを聴いた借金取りはあきれかえるよ もっともっと金が欲しい もっともっと欲がわいて もっともっと眠りたいね もっともっと夢を見たい コメント 作成乙!いい曲だ! -- 名無しさん (2012-02-04 20 01 11) 名前 コメント
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カード画像 基本情報 カード名 彼方より来たりて終わらせる者(かなたよりきたりておわらせるもの) / Harbinger of the Void カード種類 ユニット レベル 1 所属軍 侵略次元 属性 死影破滅の使者闇 ATK 7 HP 7 STK 1 カードID 2022GB04-106 レアリティ ★★★★ イラストレーター douzen カードテキスト 【召喚条件】[君の墓地の《悪夢の落し子》3枚を除外]する。そうしなければ、これを墓地に置く。■「ヴァニッシュ」 これが場に出た時、場の相手のカードを3枚まで選び、除外する。その後、ターン終了時までこれのSTK+3する。【貫通】 フレーバーテキスト 悪夢に名をつけてはならない。 ■解説・総評 関連 収録パック 第四弾「装着!俺がヒーローだ!」 名前
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その日、私は表の騒がしい声で目を覚ました。 う、もう朝か・・・・。 私は自室ではなくオフィスのソファで寝てしまっていた。 そうか、昨日は遅くまで文献を読み耽って、そのまま寝てしまったのだな・・・。 「ここだここだよ!間違いない看板出てる!!」 「わーん!! ウィリアム様ー!!」 寝ぼけ眼をこすっていると、騒がしい声はどたばたと階段を駆け上がる足音を伴って2階へ上がってきた。 そしてまたノックも無しにオフィスの扉がバーンと開け放たれた。 そして見知らぬ鎧姿の二人組の男が突っ込んで来る。 「申し訳ありませんウィリアム様!! 我々・・・・・・うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 と思ったら私を見るなり叫んで表へ飛び出していった。 何だ何だ一体・・・・。 とか思ったら気がつけば私にDDが寄り添ってすーすーと寝息を立てている。 う、いつの間にもぐりこんだんだ・・・・。エリスに見つかったら私がぶっ飛ばされるんだからやめなさい。 「ダメだ今ダメだお楽しみ中だった!!」 「あ、後にしようか1時間くらいでいいのかな!!」 人聞きわりーな楽しんでねーよ!!!!!!! 私は思わずドアの外に向けて絶叫したのだった。 男たちをオフィスの中へ入れて話を聞く。 2人はノルンの指示で本国から私に神剣を届けに来た部隊の隊員であった。 ちなみに若返った事は予めノルンには電信で連絡してある。 「しかし」 「軍用船で来た為に」 「入港許可が」 「降りなかったのです」 男たちがしょげかえる。どうでもいいが鬱陶しいので一区切りごとに交互に喋るのやめれ。 当たり前だ軍用船なぞ入港したら町の住民が何事かと思って騒ぎになるだろうに。 だから郵送でいいと言ったんだ・・・。 「やむを得ず小船で我々が入港し神剣をお持ちする事になりました」 「ところが・・・・」 ・・・ぬ・・・・まさか・・・・ 「海上で突然、族に強襲を受けまして、神剣が持ち去られてしまいました!」 そこでまた男たちがすみません!と頭を下げた。 何という事だ本当に狙ってる奴がいるとは・・・・。しかし、沖合いから小船でってそんな遠くから出たわけでもないだろうに、途中に襲撃してきそうな怪しい船なりいれば警戒はしなかったのか。 「いえ、族は1人で空から乗り込んできたんです」 「物凄く強い女でまったく歯が立ちませんでした。あっという間に神剣を奪い取ると来た時と同じように空を飛んで逃げてしまって・・・・」 えらく強い女が一人で空を飛んで襲って来たのか・・・・そりゃ突拍子も無いな、不意を突かれてもしょうがない。 しかし困った事になった。取り返そうにも海上の話では逃げ去った方向等参考にならんだろうし、空を飛べる強い女ってだけではなぁ・・・。 ふぅーむ・・・・。 しかし起きてしまった事をあれこれ言ってもしょうがない。私は一先ず男たちを船へと帰した。 「困ったわね・・・おじさま。大切な剣なのでしょう?」 起きて来て話に加わっていたエリスがコーヒーを出してくれながら言う。 まあ20年も自宅に放置しておいて今更大事ですというのも虫のいい話ではあるが。 しかしあの剣は私と契約している。他の人間が使ってもただの剣なのだがな。 上位のマジックアイテムの大多数は使用者との契約がなされて初めて本来の力を発揮する。私の神剣エターナルブルーもそうである。 とはいえ、取り返さねばなるまい。 私個人の問題としては諦めてしまえばそれまでだが、この話がきっかけで祖国が本腰入れて乗り込んできたら厄介だ。 シードラゴン島は国際協定でいかなる国も不干渉とされている。ただ口実があれば乗り込んでこようとしている国は多いはずだ。 今でも充分に各国身分を秘した調査員を送り込んで来ている事だろう。 失せ物に強い知り合いか・・・・カルタスに匂いで探してもらうとか・・・・ダメだ何を考えているんだ私は・・・・。 私は頭を抱えた。するとまたバーン!と扉が勢い良く開け放たれる。最近ここ訪れる人は皆ノックの風習を忘れてしまっているようだな・・・・。 「困っておるのじゃろうウィリアムよ。そういう時に何故この全知全能のわらわを頼らぬ?そなたも遠慮深い男よの」 うあ上階のテトラプテラ女王が来た。しかし何故私が困っていると・・・・神託か・・・・凄いなぁ。 「今日はそなたが失せ物で苦しむとの神託があったのじゃ」 やっぱり神託か。物凄い精度だ神託。 「後そっちの包帯娘とよろしくやってロール娘に殴られるとも神託があった」 「このどすけべー!!!!!」 ドガッ!!!! ぐあ冤罪だ!!! 事実確認の前に既に手が出ている。ああもう鼻血が・・・ティッシュティッシュ・・・・。 「どれ他ならぬそなたの頼みよ。その失せ物わらわが見つけてやろうかの」 や、まだ頼んではいないのだが・・・・てゆか今から頼みますお願いします。 明るいと集中できぬ、と言って女王が侍女たちに窓に暗幕を張らせた。オフィスが真っ暗になる。 応接テーブルの上の2本のロウソクだけが光源だ。女王の雰囲気とも相俟ってなんとも場が神秘的な空気になった。 でもそれが感じられなかったらしいDDは真っ暗になるなり寝息を立て始めた。わかりやすい娘だった。 女王が取り出した水晶玉に両手をかざして目を閉じる。すると水晶玉が淡い輝きを放つ。 「・・・・失せ物は剣か・・・・これはまた良い剣じゃの・・・・」 女王がつぶやく。ビンゴだ、これは頼りにしてよさそうだ。 「場所は・・・・・海上じゃの・・・・ん? これは・・・・・」 海上・・・・となると族は船の上か? 女王が集中を解いた。もうよい、と合図し侍女たちが暗幕を取り外す。急に戻った明るさに目をしばたたせる。 女王はなんとも微妙な表情をしていた。 「ちと面倒な事になっておるぞウィリアムよ」 そういうと女王は侍女に目配せした。間もなくその侍女が鳥篭を持って戻ってきた。 鳥篭には白いフクロウが一羽入っている。 「これはわらわの4つの使い魔の内の一つじゃ、今より現地の様子を直接そなたに見せようぞ」 そう言うと女王は鳥篭を開けてフクロウを出し、窓から空へと放った。 「しばし待つが良いぞ。使い間が見聞きしたものはこの水晶を通じてこちらへ伝える事ができるのじゃ」 ほほう、それは凄い。話半分に聞いてたけど本当にこの人全知全能なんじゃないのか・・・・等と思ってしまう。 それから20分ほど時間が過ぎて、再び女王はオフィスを暗幕で真っ暗にした。 「そろそろよかろう。見るがよい」 女王が水晶に手をかざす。淡い光を放った水晶はやがてある情景を映し出した。 海だ・・・・まだ海上を飛んでいる。 間もなく前方に巨大な黒い船が見えてくる。 !!!!・・・・・・軍用艦じゃないか・・・・しかもでかい・・・・。 旗を揚げている。そこにはドラゴンと槍の紋章があった。 「・・・・・竜帝国ガルディアス・・・・」 エリスが緊張で掠れた声で呟いた。 ガルディアスは北方、「竜の峰」と呼ばれる山脈を背負った軍事国家である。国土は狭いが国民大半が軍属であり、軍が傭兵として他国の戦争に雇われて出張ってくる。 その精強さは世界中に知れ渡っており、戦において相手方に竜の旗が見えただけで兵は戦意を喪失するとまで言われている。 ガルディアスを無敵たらしめているものは2つ。 飛竜を駆る騎士たち、ドラゴンナイト。 そして自身竜の血が混じった身体で生身で強大な戦闘力を誇る竜闘士、ドラグーン。 やがて視点は甲板上へと到達した。 広い甲板には7匹のワイバーンが並んで大人しくしていた。 ・・・・・竜騎士が7人も来ているのか・・・・・戦争ができるぞ・・・・・。 鼓動が早くなる。気付かない内に握り締めた拳にじっとりと汗をかいていた。 やがて視点は甲板上の2人の男女を捉えた。青い髪の女性とまだ表情にあどけなさの残る青年。 2人ともガルディアス軍の黒い戦装束を纏っている。 「あーあ・・・・僕も行きたかったなぁ。剣取りに行くの」 そう言った青年が手にしているのは・・・・神剣エターナルブルーだった。 「いいえ、海里。ほとんど戦闘らしい戦闘はしていません。あなたが来てもする事はありませんでした」 無表情で女性が答える。 「それにあなたのシルバーウィンドは大きくて目立つ。奇襲には向きません」 「シルバーだって長い船旅で身体が鈍ってるよ」 カイリと呼ばれた青年がワイバーンの内の1匹を撫でる。その1匹だけ特に身体が大きく他の6匹と違い銀色をしている。 ワイバーンが嬉しそうに低い唸り声を出す。 「早く戦いたいなぁ。凄い強いんでしょ?そのバーンハルトって」 「シトリン達が到着するまでは本格的な交戦は避けるべきです、海里」 女性が静かに言った。青年が明るく笑う。 「姉さんが来るまでには終ってるよ僕とルクがいれば! ルクはガルディアス最強のドラグーンなんだから!」 「いいえ海里。私は皇帝陛下にはかないません」 女性が静かに首を横に振って言う。 「あー、陛下は怪獣だもん一緒に考えたらダメだよ。・・・・それにしてもこの剣何の力も感じないよ?本当に強い剣なの?」 「その剣は契約により力を発揮します。所有者であるウィリアム・バーンハルトとの契約が有効な限りは他者が使っても普通の武器と同じです」 ふーん、と青年が神剣をひゅんひゅんと振った。 「そっか、姉さんのレーヴァテインも確かそうだったよね。同じかぁ・・・。ルクのグングニールもそうなんでしょ?今回は持って来てるの?」 「はい。今回は使用許可が降りていますので携帯してきています」 と、そこでピクンと反応した彼女がこちらに視線を合わせてきた。 「あれ? なんで海にフクロウ・・・・」 青年もこちらを見てくる。 「ウィリアム・バーンハルトですね」 名を呼ばれた。 「私はガルディアス帝国のドラグーン・ルクシオン。そして彼は『竜撃隊』隊長の雨月海里。あなたの神剣はここにあります。取り戻したければ・・・・」 そこでルクシオンと名乗った女性が殺気を全身から発した。水晶越しでもビリビリとそれが伝わってくる。恐ろしいプレッシャーだ。 「力ずくで取り戻しに来て下さい」 第17話 砂漠の女王と熱砂の迷宮← →第18話 2
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欠片 Scene~クレイドールに会いに行く~ アル「・・・怖いのか?」 クラウス「う・・・うるさいわね!!幽霊なんているわけ無いわよ!」 アル「(怖いんだ・・)」 クラウス「幽霊なんて人間が妄想したただの想像上の産ぶー」 クレイドール「幽霊ならいるデスよ?ここに。」 クラウス「うっきゃあぁぁぁぁああああぁぁぁ?!」 アル「しがみつくな。後ろに隠れるな。こんにちは幽霊さん。」 クレイドール「こんにちは。こんなところに人がくるなんて珍しいデスね」 クラウス「なななっ・・にゃっ!・・・っ!!」 クレイドール「怖がらなくていいデスよ人間さん。何もしませんデスよ。ほら。」 クラウス「そう言われるとちょっとかわいいか・・も。きゅー」 クラウス倒れる クレイドール「こら、だめでしょ驚かしたら。ごめんなさい」 アル「いえ」 クレイドール「それにしても珍しいわね、普通の人は多少なりとも驚くのに。」 アル「俺には恐怖っていうのが欠乏してるんですよ。」 Scene~遠い昔の記憶(Clous)~ 血、血、血。 血の海だった。 血の海の中心に少女が座っていた。 膝に女の人を抱いていた。胸が血で真っ赤に染まっていた 「おか・・あ・・・さん?」 少女が問いかけた。するとその女が微かに動いて、うっすら目を開けた。 「よかった・・クラウス・・・無事で・・。」 「おかあさん・・動いちゃだめ・・すぐに私の魔法で治してあげるからね。絶対死んじゃだめだからね・・?」 「クラウス・・ごめんね。約束、守れなくて。」 すると少女の目からいままで必死にこらえていた涙があふれだした 「すぐに治してあげるから・・こんな傷・・。だからそんなこと言っちゃいやだよ!」 手をかざして全力で魔力を傷に流し込む。しかし傷が大きすぎて流れ出る血を止めることができない 「とまれ・・とまれ・・とまれとまれとまれとまれぇっ!」 少女の頬に手がそえられた。 「クラウス・・止めなさい。魔力は血と同じぐらい大事なものよ。あなただけは死んじゃだめだわ。生きるのよ・・。生きていれば悲しいことも、きっと楽しいことだってあるわ。だから希望を捨てないで・・あなたには幸せになってほしい・・私の・・たいせつな・・」 手がほほを離れ、力無く落ちた 「おかあさん・・?」 Scene~フレアと打ち解けるシーン~ フレア「魔族は確かに悪い。破壊はそこから何も生み出さない。でもそれで私や私のお父さんを嫌いになってほしくないな。」 クラウス「・・・うん。そうだね。」
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上から来たぞ! 気をつけろ! ◆SH/Mp7eP/Q 少女は肩で息を切らし、呆然とした顔でその場に崩れ落ちた。 少女の目の前には、高い壁があった。しかしただの壁ではなく、ところどころに一定の間隔で凹凸がみられ、 夜で影が入ってはいるが、それでも認識できる鮮やかな彩色が施されている。 少女の下げるディパッグに入っていた地図には、その壁は『ホテル』という建物と評されており、 月の光を背後に隠すここは、ホテルの外壁の一つだった。 「あ……」 『未発達な文明の世界』から来た少女からすれば、曲がりなりにも文明をつぎ込まれて形成されるこのホテルは、 ひときわ目を引き、またその驚きを誘うものであろう。 しかし、少女の震える瞳をとらえて離さぬものは、ホテルではなかった。 手に持った四角い箱、その地面を向いた方から、小さな点が二つ、重ねる様に並び、赤く光っている。 少女の目の前――ホテルと少女を結ぶ短い直線状――に、一人の男が大の字で倒れていた。 静かに目を閉ざす男は、まだ少年といった顔立ちをしており、その顔を支える首にはやはり銀色の首輪が はまっていた。手と足をさらけ出す見かけない服には、あちこちに土や砂が付着している。 少年の眠る脇には少女の担いだディパッグと同様のものがつぶれて置いてあり、少年の腹の上には 今しがた、空からふわりと落ちてきた、一つの麦わら帽子が乗った。 少年から目を離し、少女は空に向かって背を伸ばす壁を見上げた。 少年は、落ちてきたのだった。少女がここにたどり着いたのとほぼ同時に。 そびえたつ外壁を眺めながら、それでも遥か届かない空の遠さに心から感嘆した。 同時に、どんっという鈍い衝撃と衝突音が、深く耳を貫いたことを思い出す。 この高さから落ちたのだ。どうあがいても、少年に命はないだろう。 悲しみに顔を歪め、恐怖が肩に手をかけた。 だが、少女は襲ってくるそれらを振り払うように立ち上がり、今だぴくりとも動かぬ少年の傍に歩み寄った。 □ ――少し前。 少女――エルルゥ――は、無情な空気が押し包んでいるこの殺し合いの舞台で、およそ似つかわしくない焦燥の面持ちを浮かべ、 世界を撫でまわすようなねっとりした風に不気味に囁く木々の合間を縫うようにして歩いていた。 くりっとした黒く大きな瞳に映るのは、月明かりに反射して照らされるけもの道。いつか、歩きなれた故郷を 思い出させるこの道は、一歩足を進めるたびにエルルゥの心へと奇妙な不安と安堵を同時に持ちかける。 手に持ったディパッグの重さが、身体を動かすたびに重さを伝えるそれが、なぜか心地よく思えた。 ふと前を見ると、視界が狭い気がした。暗さだけのせいではなく、心が落ち着いていないからだとわかった。 目を覚ますと、いきなり森の中に立っていたことは十分驚くに値する出来事だった。 一本の道。その両脇を背の高い木々に囲まれたここは、情景こそやはりふるさとに似ているが、トゥスクルなどとは まるで違う。奇妙な不安と安堵を同時に持ちかけるのは、言葉に表せない悪い空気がひしひしと感じられたからである。 ディパッグと言うらしい不可思議な袋を開き、思わず感心してしまうほど精巧に書き込まれた地図を見て、 ここがギラーミンという男性に宣言された、『殺し合い』――その会場だと知った。 背筋がぞっとした。 夢ではなかった。 2人の男女の意命が奪われ、高々とゲームのスタートを宣言された過去は、現実だった。 エルルゥはこれまで長いとは言えない人生だが、人の死を見たことないわけではない。 飯に困らず、友にめぐまれ、平坦で平凡だが明日を生きれるとわかっている者たちより、エルルゥは 死を身近に意識している。 エルルゥのいた世界は『戦』という形で国ぐるみの殺し合いが何度も行われていた。エルルゥもまた、自分の家族同然に親しい者 たちとの急な別れを、理不尽な時代の流れに帰るべき居場所と温かさを失ったことを、経験している。 だが、これは違う。 敵と味方、両極に分かれ狙うべきもののはっきりした殺し合いではない。誰が味方で、誰が敵かもしれない “ただの殺し合い”なのだ。そこには階級も地位も差別もなく、あるのは平等な立場で命を狙われる環境だけである。 闇に押し払うかのように目を見開き、ゆっくり喉を鳴らした。 殺し合いなどできるはずもない。自分は薬師なのだ。命を救う術なら多少なりに覚えがある。 命を終わらせることなど知らないし、覚えたくもない。 「どうすればいいの……」 歩みを止め、溜息を洩らすようにこぼれた呟き。 ディパッグに突っ込ませていたエルルゥの手が、名簿と書かれたものをつかんだ。 機械的に並べられた文字列の中にその名前を見つけたとき、言葉にできない何かが身体を貫いた。 頭の天辺から足のつま先尾の先まで凄まじい衝撃が駆け抜ける。 「うそ……」 エルルゥの心を激しく揺さぶったのは、知人の中に当然のように混じっている、たったの四文字の名前。 ベナウィ、カルラ、アルルゥ、トウカ、そして――――ハクオロ。 感情を感じることのできない、同じ字体で書かれている文字の中で、愛しきその名だけが特に強い光りを 纏っている様に感じられた。 「ハクオロさんは……だって……」 背中から木にもたれ掛ると、そのままずるずると地面に落ちた。 消えたはずだった、この名の持ち主は。大の神、『ウィツァルネミテア』と化し、 「いずれ会う」という約束を残して私たちの前から――もう一人の自分とともに封印され――消えた。 偽物だろうか? 私を動揺させて――しかし騙してなんになるというの? たいした力も人を持たず、殺す覚悟も持てない者を混乱させたところで、あのギラーミンという男のには 何のメリットがあるというのか。殺し合いの促進を目的としている――? ならば余計におかしい。それは、自分の生業でもある薬においても同じことだ。促進というものは侵され伏した力のないものより、 多少なりにも力と免疫のあるものへ働きかける方が、俄然効率がいい。 ならばわざわざ嘘を書く必要はない。しかし、ここである疑問がエルルゥの中で生まれた。 ギラーミンは自分で言っていたように願いを叶える力がある……? 頭を抱えるが、真偽などわかるはずもない。なぜならここにギラーミンはいないからだ。 再び出会うためにはすべてが終わったとき、生き残っていなければならない。 しかし、自分には……堂々めぐりになりつつある疑問をいったん中断させ、エルルゥは今にも爆発しそうな気持ちを なんとか理性で抑え込み、ディパッグの中を手探る続きを開始した。 次に出て来たのは3つ。ひとつは掌を少しはみ出すの大きさの、四角い箱。 もう一つは黒い線で赤と白の2色に塗リ分けられている完璧な球体。よく見ると中に蜂のようなものが見えた。 そして最後……ふちに引っ掛かってなかなか出てこなかったそれは――禍々しい空気を放つ、刀。 3つとも見たことも聞いたこともない未知の道具だったが、四角い箱の方は裏に張り付いていた、 説明書と書かれた紙が張り付けてあったので、すぐにとって読んだ。 書かれてある内容に目を通す。これは『探知機』というもので、横に付いているボタンを押せば この殺し合いに参加している人を探せる便利な道具なのだという。 読み終わった後、説明書をディパッグに戻して『探知機』すぐさま起動させてみると、箱の中心あたりに 赤い点が現れた。説明書には、持ち主が必ず中心に来るようになっている。とも書かれていたので、 これは自分で間違いない。そして、画面の右端にもう一つ――赤く小さな光がともっているのを見つけた。 「…………!」 心臓が唸る。 もしかしたら、もしかしたら……と、期待と焦燥感が心の中にある幕を、たやすく破って表に出かける。 が、しかし、そばに置いた刀が放つ、異様な存在感があと一歩のところで踏み留めた。 冷静に考えてみる。名簿を見る限り多勢いる参加者の中で、これが自分の知人である可能性は極めて低い。 もちろん同じような気持ちを持った穏便な人ならまだいいが、最悪、もしこの殺し合いに乗っている危険人物 だった場合は、自ら死地に赴くことになる。 殺すことのできない私なんかは、簡単に殺されてしまうだろ――――…… 「――――っ!」 はっとなり、頭を思いきり左右にふった。 考えても仕方がない。どんなに頑張って考えたって、いざその時が来るまでわからないことが世の中にはあるのだ。 それだけは自分が知っている、確信を持ってうなづけること。短くも、様々なことがあった今までの人生で学んだ真実。 エルルゥは身体に力を入れて力強く立ち上がり、重くてまともに使えそうにもない刀と赤白の球体をディパッグに詰めると、 片手に探知機を握りしめて、それが赤く示す場所へと歩き出した。 先へ先へと走る気持ちが身体を叱責し、がむしゃらに足を突き動かすせいか、どこかぎこちない歩き方だった。 そして――――、およそ数百m先、たどり着いた瞬間に目に飛び込んだ光景は、 見たこともない水平な高い壁から、地面に向かってまっさかさまに落ちる、少年の姿だった。 □ 膝立ちになり、少年の身体に触れてみようとした、その瞬間だった。 「…………ん?」 少年の目がパチリと開き、半開きで焦点の定まっていない寝ぼけ眼がエルルゥを見つめた。 エルルゥは「へ!?」と反射的に情けない声を漏らした。眼を見開いた表情に、唖然とした驚愕が広がる。 寝おきでまだ意識のハッキリしていないだろう少年は、エルルゥの顔をしばらく眺めると、 まるで何事もなかったかのようにあくびをかましながら立ち上がった。 「モフモフのベッドがあったからつい寝ちまっ……あれ、おまえだれだ?」 「え!? あ……はい! えーっとわたしはエル……」 「あ、おれはルフィ。海賊だ」 (先に名前聞いたのそっちなのに……!) んーっと気持ちよさそうに背伸びをしながら、自分で聞いた質問に悪気なく割り込んできた少年は、 腹の上にあった麦わら帽子に気付き、深くかぶった。 「かいぞく……?」 「なんだおめぇ、海賊のこと知らねぇのか?」 聞いたことのない単語に首をかしげると、ルフィもまたあれ? と不思議そうなものを見る顔になって、エルルゥよりも深く首をかしげた。 エルルゥが海賊について知らないのも無理はない。エルルゥのいた世界にも海はあったが、 エルルゥは生まれも育ちも四方を山と緑に囲まれた山村。 山賊という存在は知っていたとしても、自由気ままに海を行き、己の信念のドクロを掲げる者たちを 知る由はなかったし、知る必要もなかったのだろう。 「海賊ってのは…………そうだ! それよりエル!!」 「エルルゥです」 「エルルゥ! おまえあのギラーマンってやつがどこにいるのか知ってるか!?」 「い、いえ。わたしに言われても……あと、ギラーミンです」 鼻息を荒げて握り合わせた両拳を軽く打ち合わせ、くっそーとつぶやく。 なんだかものすごい剣幕とルフィが持つ明るい雰囲気に圧倒されてしまったが、 ふとそれ以前の疑問を思い出し、いくばくか緊張した面持ちに戻ると、口を開いた。 「……あの~、それよりも体は大丈夫なんですか? あんな高い所から落ちたのに……」 「ああ、それなら大丈夫だ! おれはゴム人間だからな」 白い歯を見せて楽しそうにしししと笑うと、ルフィは口の両端に指をひっかけて、思い切り引っ張った。 ルフィの口は手に引っ張られるままにどんどん伸びて、最終的には両腕を伸ばした長さまで広がった。 「…………!」 「な!」 同意を求めるように、ルフィはまたしししと白い歯を見せてエルルゥに笑いかけた。 対するエルルゥは、ただ眼を見開き、半開きにした口から吐息のような言葉を吐いていた。 歩んできた道は短いものの、今までいろんな人に出会ってきた。それは種族というものと、人柄という意味両方で。 だがさすがに、引っ張れば体が伸び、飛べるわけでもないのに高所からまともに落ちて無傷な『人間』は 見たことがない。 ルフィは自分のことを『ゴム人間』と言っていた。 おそらく、まだ見ぬ世界のどこかにそういう種族がいるのだろう。世の中にはまだ自分の 想像もつかない人たちが沢山いるんだなーと、緊張の解けた思考でのんきにそう思った。 とりあえず話をするために、ということでホテルの中に入り、 二階の階段を上がってすぐ目の前の一室に腰を落ち着かせた。 ディパッグを探り、探知機と赤白球体、変な雰囲気の剣を取り出して、ルフィに説明をする。 驚いたことに、3つめのあの変な雰囲気の剣は、ルフィの仲間――ゾロという人――の剣だというので、 惜しむことなくルフィに手渡した。 次に土と砂まみれの自分のディパッグを、ルフィは無造作にひっくり返し、ベットの上に散開させた。 出て来たのは名簿、地図、そして墨汁いらずの便利な筆。 色の悪そうな、斑点模様が毒々しいキノコと、銀色の硬くて長い棒。最後に出てきたものは細かい薔薇の 装飾が施されている、金色の如雨露だった。 ルフィは銀色の棒も金色の如雨露もいらないと言い、目の奥にぎらぎら光る興味のほとんどは 色の悪いキノコに向けられていた。 「これ! 食えんのかなー?」 「明らかに危なさそうですけど……」 薬師としての勘が、あのキノコはマズイものだとけたたましい警報を鳴らしたため、 エルルゥは半分涙目で訴えてくるルフィを振り切って、キノコを自分のディパッグにしまった。 頬を膨らましてふてくされたように寝ころんだルフィだったが、偶然目に入った名簿を見るや否や、 いきなり飛び起き、名簿を破れかねない勢いで握りしめると真剣な顔で食い入るように見つめた。 「ゾロ! ウソップ! チョッパー! それにワニまで。……一体……どうなってんだ!?」 広げた名簿を凝視して、ルフィは仲間だという人と、かつての敵だったという人の名を、訝しげに呼んだ。 感情をそのまま表すルフィの言葉を間近で聞き、エルルゥは顔を心配そうにゆがめた。 やはり、彼にも知り合いがいた。しかもそのうちの一人は国を乗っ取ろうとした極悪な男だという。 闇夜を粉々に打ち砕くかのような、ルフィの明るさに緩んでいた悪感情が身体の中に一気に吹き返す。 ここはやはり、殺し合いのための場所なのだ。 「おい、だいじょうぶかエルルゥ」 「はい、大丈夫です。大丈夫…………」 口ではそう言うが、知らずのうちに身体が震えていた。 とたん、ルフィの口調が真剣なものに変わり、無言のままおとなしくふかふかのベッドに寝転がった。 「ルフィさん……」 問いかけても返事が返ってこず、天井を見上げたままだった。 一転して訪れた沈黙は、心にゆるりと入り込んで、不安を生ませる。 エルルゥはうつむき、眼を瞑るだけで脳裏に蘇る楽しかったころを思い浮かべた。 あの頃は忙しかったし、大変だったけど、なんとか乗り越えることができた。 でもそれはみんながいたから楽しかったのだ。誰か一人が欠けていたなら、きっと今こうやって 過去を懐かしむこともできなかったはずだ。 知らず、眼元に涙がにじんだ。たった一人の私は、こんなにも弱い。だから逢いたい。 あの人に逢って、声を聞きたい。話が、したい。 「よし!」 ルフィが言った。決意を固めた眼でエルルゥを見ると、にっと笑った。 「エルルゥ! おまえの仲間、探しに行くぞ!」 「えっ!? だ、だけどルフィさんの仲間さんたちもあなたのことを探しているんじゃ……」 「ゾロたちなら……大丈夫だ!」 茫然と自分を見るエルルゥに、ルフィは続けた。 「あいつらはおれの仲間だからな! だから……あいつらはどんな目にあっても必ず生き残るって、 船長のおれが信じてやらねぇと……!」 エルルゥはルフィの眼を見た。黒いきれいな瞳の奥に、崩れることのない強い決意と、 絶対の信頼が硬く、収められている。 吐き出される言葉は風に交えて空気を揺らし、まるで世界を響かせるような揺るがない心から 紡がれるその一言一句が、他を圧倒する覇気すら帯びているように思えた。 「他の一体誰が信じるって言うんだ?」 その言葉は、強く、エルルゥの胸に響いた。 □ 「それじゃ、いきましょう」 「ちょっと待った!」 探知機を片手に外に出ようとしたエルルゥを、ルフィは肩を掴んで止めた。 「エルルゥ、しっかりつかまれよ!」 「え? いったい何を……!」 エルルゥが振り向いたとき、ルフィはいつの間にか開いていた部屋の窓から両手を伸ばし、 遠くにあった木を掴んでいた。 「ゴムゴムの……」 いやな予感がした。猛烈に。肩に手をまわしてルフィの身体をつかんだ。 ぐっと足を踏ん張らせた時、エルルゥはいやな予感が最高潮に達するのを理解した。 そして、それが当たっていたことも。よくわかった。 「ロケット!!!!!」 「ってきゃああああああああぁぁぁ!?」 叫び声だけをホテルの一室に残し、2人は文字通り、飛んで行った。 【E-3:一日目、深夜】 【エルルゥ@うたわれるもの】 [状態]:健康 [装備]:悟史の金属バッド@ひぐらしのなく頃に [道具]:基本支給品一式・首輪探知機・アミウダケ@ワンピース サカキのスピアー@ポケットモンスターSPECIAL・庭師の如雨露@ローゼンメイデン [思考・状況] 1:ルフィさんと一緒にハクオロさんたちを探す……きゃああぁぁ! 2:ルフィさんってもしかしてすごい人……? 3:殺し合いなんてできない 【備考】 最終話「うたわれるもの」よりあとから参戦。 【モンキー・D・ルフィ@ワンピース】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式 ・三代目鬼徹@ワンピース [思考・状況] 1:エルルゥの仲間を探す 2:ギラーミンブッ飛ばす! 3:ワニ(クロコダイル)は会ったらブッ飛ばす! 4:一応探すけど、ゾロ達は一人でも大丈夫だ! 【備考】 ※原作44巻(第430話)終了後から参戦。 ギア2およびギア3の能力低下、負荷は凄まじいものになっています。 ※ゴムゴムのロケットのせいで、2人ともかなりの速度でE-4方面に向かって飛んでいます。 【道具解説】 サカキのスピアー:ポケスペにおける、簡単にいえばサカキの6匹目のポケモン。 サカキの腕が作中最強クラスであるのも要因の一つだが、スピアーのスペックじゃ考えられない くらい凶悪な強さを誇る。しかし(一部を除いて)ポケスペにおいてはよくあることである。 アミウダケ :猛毒のキノコ。その毒の強さは口にしたら一時間も生きてられないほど。 庭師の如雨露 :翠星石の主武器。夢の中で人の木の成長を促進させるジョウロ。あまり戦闘向きではない。 【探知機の詮索範囲について】 直径3㎞(つまり三エリア)ぶんの範囲を探査可能。 時系列順で読む Back 正しい選択は Next 図書館までは何マイル? 投下順で読む Back 『希望』 ウィッシュ Next 図書館までは何マイル? GAME START モンキー・D・ルフィ 終わらない夢 GAME START エルルゥ 終わらない夢
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上から来たぞ! 気をつけろ! ◆SH/Mp7eP/Q 少女は肩で息を切らし、呆然とした顔でその場に崩れ落ちた。 少女の目の前には、高い壁があった。しかしただの壁ではなく、ところどころに一定の間隔で凹凸がみられ、 夜で影が入ってはいるが、それでも認識できる鮮やかな彩色が施されている。 少女の下げるディパッグに入っていた地図には、その壁は『ホテル』という建物と評されており、 月の光を背後に隠すここは、ホテルの外壁の一つだった。 「あ……」 『未発達な文明の世界』から来た少女からすれば、曲がりなりにも文明をつぎ込まれて形成されるこのホテルは、 ひときわ目を引き、またその驚きを誘うものであろう。 しかし、少女の震える瞳をとらえて離さぬものは、ホテルではなかった。 手に持った四角い箱、その地面を向いた方から、小さな点が二つ、重ねる様に並び、赤く光っている。 少女の目の前――ホテルと少女を結ぶ短い直線状――に、一人の男が大の字で倒れていた。 静かに目を閉ざす男は、まだ少年といった顔立ちをしており、その顔を支える首にはやはり銀色の首輪が はまっていた。手と足をさらけ出す見かけない服には、あちこちに土や砂が付着している。 少年の眠る脇には少女の担いだディパッグと同様のものがつぶれて置いてあり、少年の腹の上には 今しがた、空からふわりと落ちてきた、一つの麦わら帽子が乗った。 少年から目を離し、少女は空に向かって背を伸ばす壁を見上げた。 少年は、落ちてきたのだった。少女がここにたどり着いたのとほぼ同時に。 そびえたつ外壁を眺めながら、それでも遥か届かない空の遠さに心から感嘆した。 同時に、どんっという鈍い衝撃と衝突音が、深く耳を貫いたことを思い出す。 この高さから落ちたのだ。どうあがいても、少年に命はないだろう。 悲しみに顔を歪め、恐怖が肩に手をかけた。 だが、少女は襲ってくるそれらを振り払うように立ち上がり、今だぴくりとも動かぬ少年の傍に歩み寄った。 □ ――少し前。 少女――エルルゥ――は、無情な空気が押し包んでいるこの殺し合いの舞台で、およそ似つかわしくない焦燥の面持ちを浮かべ、 世界を撫でまわすようなねっとりした風に不気味に囁く木々の合間を縫うようにして歩いていた。 くりっとした黒く大きな瞳に映るのは、月明かりに反射して照らされるけもの道。いつか、歩きなれた故郷を 思い出させるこの道は、一歩足を進めるたびにエルルゥの心へと奇妙な不安と安堵を同時に持ちかける。 手に持ったディパッグの重さが、身体を動かすたびに重さを伝えるそれが、なぜか心地よく思えた。 ふと前を見ると、視界が狭い気がした。暗さだけのせいではなく、心が落ち着いていないからだとわかった。 目を覚ますと、いきなり森の中に立っていたことは十分驚くに値する出来事だった。 一本の道。その両脇を背の高い木々に囲まれたここは、情景こそやはりふるさとに似ているが、トゥスクルなどとは まるで違う。奇妙な不安と安堵を同時に持ちかけるのは、言葉に表せない悪い空気がひしひしと感じられたからである。 ディパッグと言うらしい不可思議な袋を開き、思わず感心してしまうほど精巧に書き込まれた地図を見て、 ここがギラーミンという男性に宣言された、『殺し合い』――その会場だと知った。 背筋がぞっとした。 夢ではなかった。 2人の男女の意命が奪われ、高々とゲームのスタートを宣言された過去は、現実だった。 エルルゥはこれまで長いとは言えない人生だが、人の死を見たことないわけではない。 飯に困らず、友にめぐまれ、平坦で平凡だが明日を生きれるとわかっている者たちより、エルルゥは 死を身近に意識している。 エルルゥのいた世界は『戦』という形で国ぐるみの殺し合いが何度も行われていた。エルルゥもまた、自分の家族同然に親しい者 たちとの急な別れを、理不尽な時代の流れに帰るべき居場所と温かさを失ったことを、経験している。 だが、これは違う。 敵と味方、両極に分かれ狙うべきもののはっきりした殺し合いではない。誰が味方で、誰が敵かもしれない “ただの殺し合い”なのだ。そこには階級も地位も差別もなく、あるのは平等な立場で命を狙われる環境だけである。 闇に押し払うかのように目を見開き、ゆっくり喉を鳴らした。 殺し合いなどできるはずもない。自分は薬師なのだ。命を救う術なら多少なりに覚えがある。 命を終わらせることなど知らないし、覚えたくもない。 「どうすればいいの……」 歩みを止め、溜息を洩らすようにこぼれた呟き。 ディパッグに突っ込ませていたエルルゥの手が、名簿と書かれたものをつかんだ。 機械的に並べられた文字列の中にその名前を見つけたとき、言葉にできない何かが身体を貫いた。 頭の天辺から足のつま先尾の先まで凄まじい衝撃が駆け抜ける。 「うそ……」 エルルゥの心を激しく揺さぶったのは、知人の中に当然のように混じっている、たったの四文字の名前。 ベナウィ、カルラ、アルルゥ、トウカ、そして――――ハクオロ。 感情を感じることのできない、同じ字体で書かれている文字の中で、愛しきその名だけが特に強い光りを 纏っている様に感じられた。 「ハクオロさんは……だって……」 背中から木にもたれ掛ると、そのままずるずると地面に落ちた。 消えたはずだった、この名の持ち主は。大の神、『ウィツァルネミテア』と化し、 「いずれ会う」という約束を残して私たちの前から――もう一人の自分とともに封印され――消えた。 偽物だろうか? 私を動揺させて――しかし騙してなんになるというの? たいした力も人を持たず、殺す覚悟も持てない者を混乱させたところで、あのギラーミンという男のには 何のメリットがあるというのか。殺し合いの促進を目的としている――? ならば余計におかしい。それは、自分の生業でもある薬においても同じことだ。促進というものは侵され伏した力のないものより、 多少なりにも力と免疫のあるものへ働きかける方が、俄然効率がいい。 ならばわざわざ嘘を書く必要はない。しかし、ここである疑問がエルルゥの中で生まれた。 ギラーミンは自分で言っていたように願いを叶える力がある……? 頭を抱えるが、真偽などわかるはずもない。なぜならここにギラーミンはいないからだ。 再び出会うためにはすべてが終わったとき、生き残っていなければならない。 しかし、自分には……堂々めぐりになりつつある疑問をいったん中断させ、エルルゥは今にも爆発しそうな気持ちを なんとか理性で抑え込み、ディパッグの中を手探る続きを開始した。 次に出て来たのは3つ。ひとつは掌を少しはみ出すの大きさの、四角い箱。 もう一つは黒い線で赤と白の2色に塗リ分けられている完璧な球体。よく見ると中に蜂のようなものが見えた。 そして最後……ふちに引っ掛かってなかなか出てこなかったそれは――禍々しい空気を放つ、刀。 3つとも見たことも聞いたこともない未知の道具だったが、四角い箱の方は裏に張り付いていた、 説明書と書かれた紙が張り付けてあったので、すぐにとって読んだ。 書かれてある内容に目を通す。これは『探知機』というもので、横に付いているボタンを押せば この殺し合いに参加している人を探せる便利な道具なのだという。 読み終わった後、説明書をディパッグに戻して『探知機』すぐさま起動させてみると、箱の中心あたりに 赤い点が現れた。説明書には、持ち主が必ず中心に来るようになっている。とも書かれていたので、 これは自分で間違いない。そして、画面の右端にもう一つ――赤く小さな光がともっているのを見つけた。 「…………!」 心臓が唸る。 もしかしたら、もしかしたら……と、期待と焦燥感が心の中にある幕を、たやすく破って表に出かける。 が、しかし、そばに置いた刀が放つ、異様な存在感があと一歩のところで踏み留めた。 冷静に考えてみる。名簿を見る限り多勢いる参加者の中で、これが自分の知人である可能性は極めて低い。 もちろん同じような気持ちを持った穏便な人ならまだいいが、最悪、もしこの殺し合いに乗っている危険人物 だった場合は、自ら死地に赴くことになる。 殺すことのできない私なんかは、簡単に殺されてしまうだろ――――…… 「――――っ!」 はっとなり、頭を思いきり左右にふった。 考えても仕方がない。どんなに頑張って考えたって、いざその時が来るまでわからないことが世の中にはあるのだ。 それだけは自分が知っている、確信を持ってうなづけること。短くも、様々なことがあった今までの人生で学んだ真実。 エルルゥは身体に力を入れて力強く立ち上がり、重くてまともに使えそうにもない刀と赤白の球体をディパッグに詰めると、 片手に探知機を握りしめて、それが赤く示す場所へと歩き出した。 先へ先へと走る気持ちが身体を叱責し、がむしゃらに足を突き動かすせいか、どこかぎこちない歩き方だった。 そして――――、およそ数百m先、たどり着いた瞬間に目に飛び込んだ光景は、 見たこともない水平な高い壁から、地面に向かってまっさかさまに落ちる、少年の姿だった。 □ 膝立ちになり、少年の身体に触れてみようとした、その瞬間だった。 「…………ん?」 少年の目がパチリと開き、半開きで焦点の定まっていない寝ぼけ眼がエルルゥを見つめた。 エルルゥは「へ!?」と反射的に情けない声を漏らした。眼を見開いた表情に、唖然とした驚愕が広がる。 寝おきでまだ意識のハッキリしていないだろう少年は、エルルゥの顔をしばらく眺めると、 まるで何事もなかったかのようにあくびをかましながら立ち上がった。 「モフモフのベッドがあったからつい寝ちまっ……あれ、おまえだれだ?」 「え!? あ……はい! えーっとわたしはエル……」 「あ、おれはルフィ。海賊だ」 (先に名前聞いたのそっちなのに……!) んーっと気持ちよさそうに背伸びをしながら、自分で聞いた質問に悪気なく割り込んできた少年は、 腹の上にあった麦わら帽子に気付き、深くかぶった。 「かいぞく……?」 「なんだおめぇ、海賊のこと知らねぇのか?」 聞いたことのない単語に首をかしげると、ルフィもまたあれ? と不思議そうなものを見る顔になって、エルルゥよりも深く首をかしげた。 エルルゥが海賊について知らないのも無理はない。エルルゥのいた世界にも海はあったが、 エルルゥは生まれも育ちも四方を山と緑に囲まれた山村。 山賊という存在は知っていたとしても、自由気ままに海を行き、己の信念のドクロを掲げる者たちを 知る由はなかったし、知る必要もなかったのだろう。 「海賊ってのは…………そうだ! それよりエル!!」 「エルルゥです」 「エルルゥ! おまえあのギラーマンってやつがどこにいるのか知ってるか!?」 「い、いえ。わたしに言われても……あと、ギラーミンです」 鼻息を荒げて握り合わせた両拳を軽く打ち合わせ、くっそーとつぶやく。 なんだかものすごい剣幕とルフィが持つ明るい雰囲気に圧倒されてしまったが、 ふとそれ以前の疑問を思い出し、いくばくか緊張した面持ちに戻ると、口を開いた。 「……あの~、それよりも体は大丈夫なんですか? あんな高い所から落ちたのに……」 「ああ、それなら大丈夫だ! おれはゴム人間だからな」 白い歯を見せて楽しそうにしししと笑うと、ルフィは口の両端に指をひっかけて、思い切り引っ張った。 ルフィの口は手に引っ張られるままにどんどん伸びて、最終的には両腕を伸ばした長さまで広がった。 「…………!」 「な!」 同意を求めるように、ルフィはまたしししと白い歯を見せてエルルゥに笑いかけた。 対するエルルゥは、ただ眼を見開き、半開きにした口から吐息のような言葉を吐いていた。 歩んできた道は短いものの、今までいろんな人に出会ってきた。それは種族というものと、人柄という意味両方で。 だがさすがに、引っ張れば体が伸び、飛べるわけでもないのに高所からまともに落ちて無傷な『人間』は 見たことがない。 ルフィは自分のことを『ゴム人間』と言っていた。 おそらく、まだ見ぬ世界のどこかにそういう種族がいるのだろう。世の中にはまだ自分の 想像もつかない人たちが沢山いるんだなーと、緊張の解けた思考でのんきにそう思った。 とりあえず話をするために、ということでホテルの中に入り、 二階の階段を上がってすぐ目の前の一室に腰を落ち着かせた。 ディパッグを探り、探知機と赤白球体、変な雰囲気の剣を取り出して、ルフィに説明をする。 驚いたことに、3つめのあの変な雰囲気の剣は、ルフィの仲間――ゾロという人――の剣だというので、 惜しむことなくルフィに手渡した。 次に土と砂まみれの自分のディパッグを、ルフィは無造作にひっくり返し、ベットの上に散開させた。 出て来たのは名簿、地図、そして墨汁いらずの便利な筆。 色の悪そうな、斑点模様が毒々しいキノコと、銀色の硬くて長い棒。最後に出てきたものは細かい薔薇の 装飾が施されている、金色の如雨露だった。 ルフィは銀色の棒も金色の如雨露もいらないと言い、目の奥にぎらぎら光る興味のほとんどは 色の悪いキノコに向けられていた。 「これ! 食えんのかなー?」 「明らかに危なさそうですけど……」 薬師としての勘が、あのキノコはマズイものだとけたたましい警報を鳴らしたため、 エルルゥは半分涙目で訴えてくるルフィを振り切って、キノコを自分のディパッグにしまった。 頬を膨らましてふてくされたように寝ころんだルフィだったが、偶然目に入った名簿を見るや否や、 いきなり飛び起き、名簿を破れかねない勢いで握りしめると真剣な顔で食い入るように見つめた。 「ゾロ! ウソップ! チョッパー! それにワニまで。……一体……どうなってんだ!?」 広げた名簿を凝視して、ルフィは仲間だという人と、かつての敵だったという人の名を、訝しげに呼んだ。 感情をそのまま表すルフィの言葉を間近で聞き、エルルゥは顔を心配そうにゆがめた。 やはり、彼にも知り合いがいた。しかもそのうちの一人は国を乗っ取ろうとした極悪な男だという。 闇夜を粉々に打ち砕くかのような、ルフィの明るさに緩んでいた悪感情が身体の中に一気に吹き返す。 ここはやはり、殺し合いのための場所なのだ。 「おい、だいじょうぶかエルルゥ」 「はい、大丈夫です。大丈夫…………」 口ではそう言うが、知らずのうちに身体が震えていた。 とたん、ルフィの口調が真剣なものに変わり、無言のままおとなしくふかふかのベッドに寝転がった。 「ルフィさん……」 問いかけても返事が返ってこず、天井を見上げたままだった。 一転して訪れた沈黙は、心にゆるりと入り込んで、不安を生ませる。 エルルゥはうつむき、眼を瞑るだけで脳裏に蘇る楽しかったころを思い浮かべた。 あの頃は忙しかったし、大変だったけど、なんとか乗り越えることができた。 でもそれはみんながいたから楽しかったのだ。誰か一人が欠けていたなら、きっと今こうやって 過去を懐かしむこともできなかったはずだ。 知らず、眼元に涙がにじんだ。たった一人の私は、こんなにも弱い。だから逢いたい。 あの人に逢って、声を聞きたい。話が、したい。 「よし!」 ルフィが言った。決意を固めた眼でエルルゥを見ると、にっと笑った。 「エルルゥ! おまえの仲間、探しに行くぞ!」 「えっ!? だ、だけどルフィさんの仲間さんたちもあなたのことを探しているんじゃ……」 「ゾロたちなら……大丈夫だ!」 茫然と自分を見るエルルゥに、ルフィは続けた。 「あいつらはおれの仲間だからな! だから……あいつらはどんな目にあっても必ず生き残るって、 船長のおれが信じてやらねぇと……!」 エルルゥはルフィの眼を見た。黒いきれいな瞳の奥に、崩れることのない強い決意と、 絶対の信頼が硬く、収められている。 吐き出される言葉は風に交えて空気を揺らし、まるで世界を響かせるような揺るがない心から 紡がれるその一言一句が、他を圧倒する覇気すら帯びているように思えた。 「他の一体誰が信じるって言うんだ?」 その言葉は、強く、エルルゥの胸に響いた。 □ 「それじゃ、いきましょう」 「ちょっと待った!」 探知機を片手に外に出ようとしたエルルゥを、ルフィは肩を掴んで止めた。 「エルルゥ、しっかりつかまれよ!」 「え? いったい何を……!」 エルルゥが振り向いたとき、ルフィはいつの間にか開いていた部屋の窓から両手を伸ばし、 遠くにあった木を掴んでいた。 「ゴムゴムの……」 いやな予感がした。猛烈に。肩に手をまわしてルフィの身体をつかんだ。 ぐっと足を踏ん張らせた時、エルルゥはいやな予感が最高潮に達するのを理解した。 そして、それが当たっていたことも。よくわかった。 「ロケット!!!!!」 「ってきゃああああああああぁぁぁ!?」 叫び声だけをホテルの一室に残し、2人は文字通り、飛んで行った。 【E-3:一日目、深夜】 【エルルゥ@うたわれるもの】 [状態]:健康 [装備]:悟史の金属バッド@ひぐらしのなく頃に [道具]:基本支給品一式・首輪探知機・アミウダケ@ワンピース サカキのスピアー@ポケットモンスターSPECIAL・庭師の如雨露@ローゼンメイデン [思考・状況] 1:ルフィさんと一緒にハクオロさんたちを探す……きゃああぁぁ! 2:ルフィさんってもしかしてすごい人……? 3:殺し合いなんてできない 【備考】 最終話「うたわれるもの」よりあとから参戦。 【モンキー・D・ルフィ@ワンピース】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式 ・三代目鬼徹@ワンピース [思考・状況] 1:エルルゥの仲間を探す 2:ギラーミンブッ飛ばす! 3:ワニ(クロコダイル)は会ったらブッ飛ばす! 4:一応探すけど、ゾロ達は一人でも大丈夫だ! 【備考】 ※原作44巻(第430話)終了後から参戦。 ギア2およびギア3の能力低下、負荷は凄まじいものになっています。 ※ゴムゴムのロケットのせいで、2人ともかなりの速度でE-4方面に向かって飛んでいます。 【道具解説】 サカキのスピアー:ポケスペにおける、簡単にいえばサカキの6匹目のポケモン。 サカキの腕が作中最強クラスであるのも要因の一つだが、スピアーのスペックじゃ考えられない くらい凶悪な強さを誇る。しかし(一部を除いて)ポケスペにおいてはよくあることである。 アミウダケ :猛毒のキノコ。その毒の強さは口にしたら一時間も生きてられないほど。 庭師の如雨露 :翠星石の主武器。夢の中で人の木の成長を促進させるジョウロ。あまり戦闘向きではない。 【探知機の詮索範囲について】 直径3㎞(つまり三エリア)ぶんの範囲を探査可能。 時系列順で読む Back 正しい選択は Next 図書館までは何マイル? 投下順で読む Back 『希望』 ウィッシュ Next 図書館までは何マイル? 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wikiからのお願い FAQ萌えっ娘もんすたぁ鹿verをプレイしていたら不具合が… ○○が出現しないよ?育てれないよ…?漏れの嫁がぁぁ バグかな?不具合かな?何なんだろう? あっているはずなのに嫁(萌えもん)鹿verが起動しないよ… 上記でも当てはまらない事が… wikiからのお願い 鹿氏は自力攻略を推奨しており、交換所網羅などの攻略サイトの設立は自重して欲しいとのこと。攻略で行き詰ったら掲示板、過去ログで調べるといいよ まず同梱の「説明書」「追加要素に関して」「更新履歴」「よくある質問」をよく読むこと。 Q 「説明書」とか読まないし(笑)読む奴はゲーマーの風上にもおけない(笑) A うん、きみには萌えもんは向いてないようだ まわれーみぎ FAQ 萌えっ娘もんすたぁ鹿verをプレイしていたら不具合が… Q 追加マップのダンジョン攻略後、鹿氏との戦闘勝利時にフリーズするのですが・・・ A きちんと上に書かれているエミュレーターでプレイしてますか? 上記のエミュ以外だとフリーズする可能性があります。 追加マップ中でレポート書いてパッチを上書きしないこと。 内部データが書き換えられているのでそれが原因なのかもしれません。 Q 事例1:殿堂入りしたのですが続きからではなく 初めからになってしまうのですがどうすれば… 事例2:1Mサブきばんがささっていませんって何ですか? A その対処法は萌えっ娘もんすたぁまとめのに書かれているので、 そちらを見てください。 Q ピカチュウの10万ボルト使ったらSEが鳴り止まない… フリーズなどは無いのですが、どのBGMでも常にSEが常に鳴っているのです。 パッチ適用前のFRでSaveLordしてみても直りません…。 A 音に関しては、エミュレーターの特性のようなものかもしれません。 発生したらセーブしてリセットをしてみてはどうでしょうか? 後、クイックロードを使用した際にも音が割れることがあると思います 上へ ○○が出現しないよ?育てれないよ…?漏れの嫁がぁぁ Q 他の人のverから鹿氏verにsavデータファイル名を リネームしたら嫁(もえもん)が性別転換したんだけど…orz A 必ず起きるのではなく、ポケモンごとにとある隠しパラメーターがありそれ次第で起きる パラメータの値が幾つだと♂か♀か、は改造ROMに依存するので 元のverROMに戻すと元に戻ります。 Q 事例1:卵の孵化なのですが、♂ばかりで♀はでるのですか? 事例2:いくら試してみても♂しかでないポケモンがいるのですが? A ※)鹿verではオリジナルのFire Redの性別をいじっていません。 卵の性別はおじいさんから卵を貰う時(もしくはそれ以前)に決定されるようで、 貰った後にセーブして何度孵化させても同じ性別に。 あとは、ポケモンごとの♂と♀の割合を通常のFire Redの攻略サイトに行って、 そのポケモンの性別比を調べましょう。 ※『『♂しか存在しない種もあります。』』※ Q 事例1 イーブイの分布で表示されてるのは誤表示?探しても見当たらない(´・ω・`) 事例2 ゴルバットがクロバットに進化しません。進化キャンセルされてしまいますが、仕様でしょうか? ちなみに色違いズバットから育てました。 A イーブイは野生で手に入るように改造されています。 全国図鑑を取るまで、全国図鑑のポケモンが育てられ(捕まえられ)ないです。 ゴルバットがクロバットに進化できないのは全国図鑑になってないせいです。 そして色違いはまったく関係ないです。 上記のように全国図鑑にしないと捕まえたり育てたり進化させる事が出来ない 嫁が存在します。 上へ バグかな?不具合かな?何なんだろう? Q ダメタマゴなる物が○番枠に出来ますけど何でしょうか? バージョンアップした後などにできるのですが・・・ A ポケモンの設定を変更された際にバグとしてダメタマゴが発生する可能性が あるようです。ダメタマゴは実際のFire Redなどで、PARなどでデータを いじっていると出てくるバグらしいです。萌えもんも一応改造ポケモンなので、 何かの拍子に出てくる可能性があるみたいです。出てきたら、 触れないようにしましょう。触ったら、バグが酷くなります。 気にならないなら放置しましょう。どうしても嫌だという場合には初めから始めましょう。 上へ あっているはずなのに嫁(萌えもん)鹿verが起動しないよ… Q タイトル画面が表示されず、入力も受け付けずゲームが始まりません 本体はVBA 1.8.0β3 元ROMはファイアレッドを使っています。 始まらない原因が全く分かりません… A 正常にromを吸い出せてないか、romが壊れているのかもしれないしれません。 または、romを間違っていたりしませんか? Q 他のverは正常に動くのですが一番やりたいこの鹿氏verは 何故かタイトルまでの映像は流れるのですが、 タイトルになった途端真っ暗になり何もできなくなります。 色々設定を変えてみたりVBAのバージョンを変えてみたりしたのですが 症状変わらず。ROMだけで通常のポケモンプレイできたので恐らくROMは 問題なしかと思われます。原因がわからず困ってます。 A ROMのバージョンは1.0ですか?バージョン1.1だと 正常動作しないことが多いみたいです。 上へ 上記でも当てはまらない事が… Q 色違い交換所ワカンネ 教えろ A 交換所はwiki掲示板の質問スレでだいたいの場所を bold(){どうしてもわからない場合}聞くことができます Q ∩( ´Α`)< 先生、「ここで、しつもんなんですけど***」… A ここで質問するより掲示板に鹿verスレがあるので そちらで活用する方が幸せになれるかもしれません 上へ