約 19,793 件
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/520.html
※主人公の名前は「浅倉 又一」に設定しています(*1)。 太字表示されたサブタイトルはイベントビューワー上にあるものです。 尚、ゲームのテキスト上における人名表記はフルネームですが、名前のみに統一します。 『文緒との夏祭り』 ~8月30日・夜~ 文緒から電話が来た。 文緒「もしもし、村上ですけど。あ、浅倉君。どうしたんですか、こんな時間に。 ……はい。図書館は明日も開いていますよ。返却期限には間に合いますから大丈夫です。わざわざ電話で確認してくれたんですね。 ……………………。 ……ええっと。そ、そういえば夏休みはなにをしていましたか? どこかに出かけたりしましたか? あの、もしよかったら……。あ、やっぱりなんでもないです。 ……………………。 ええと、では失礼します……。 あ、あの……やっぱりちょっと待ってください! じ、実は明日の夜、お祭りがあるんですけど…… よかったら、私と一緒に行きませんか? も、もちろん先約があるのならそちらを優先してください。 え? 浅倉君も私と行きたかったんですか? ……あ、ありがとうございます。勇気を出して誘ってよかったです……。 それでは明日の夜、神社の境内で待ち合わせということで……。はい……お祭り、楽しみにしていますね。」 8月31日 ~神社~ 文緒「あ、浅倉君。こっちです。はい。私も今来たところですよ。実を言うと、少しだけ不安でした。浅倉君が来てくれないのではないかと思って。」 【[楽しみにしてたよ]を選択。】 文緒「本当ですか? よかったです。私も、今日は朝からそわそわしてしまって……。お祭り、たくさん楽しみましょう。」 +以下は好感度の上がらない選択肢の返答です。 【[他に相手がいなかったから]を選択。】 文緒「そうですか……私なんかで申し訳ないです。でも、ひとりでいるよりきっと楽しいですよ。」 【[本当は気が乗らなかった]を選択。】 文緒「そうですか……。なんだか無理を言ったみたいですみません。でも、せっかくですから一緒に見て回りませんか?」 文緒「今日は花火もあるみたいですね。楽しみです。 そうだ。まずは神社にお参りしましょう。お願いごとがあるんです。」 鈴を鳴らして手を2回叩き、願掛けをする。 文緒「…………………………。 ……お待たせしました。真剣にお参りしていた、ですか? そうですね。大切なお願いがありましたから。 内容は……ええと、内緒です。内緒なものは内緒です。そんな顔しても教えてあげませんよ。 え? 賑やかな方に行ってみたい、ですか? 浅倉君がそう言うなら……いいですよ。」 ~金魚すくい~ 文緒「うわぁ……お祭り、素敵ですね。 提灯のオレンジ色と藍色の空とのコントラストがとても幻想的です。祭り囃子も流れてきて、まるで現実じゃないみたいです。 それにしても、いろいろな屋台が出ていますね。金魚すくいや射的……。 金魚すくいが得意なんですか? 一度に十匹すくったことがある? すごいですね……。ええと、私は……一匹くらいならありますよ。 やってみたい、ですか? わかりました。行きましょう。」 金魚すくいが終わった。 文緒「浅倉君は本当に金魚すくいが得意なんですね。まわりの人も驚いてました。私は……残念でしたけど、とても楽しかったですよ。 それに浅倉君は優しいんですね。自分ですくった金魚を男の子にあげるなんて。ふふ。あの子、ずっと金魚のことを見ていましたからね。」 鐘が鳴る。 文緒「あ、もうすぐ盆踊りが始まるみたいですよ。えっ? 一緒に行こう、ですか?」 【[2人で踊りたい]を選択。】 文緒「浅倉君、どうしたんですか? 急に手を引っ張ったりして……。わ、私と踊りたいのですか? あの……どうしても…? ……わかりました。浅倉君がそこまで言うのなら、行きましょう。」 +以下は好感度の上がらない選択肢の返答です。 【[村上さんの踊りが見たい]を選択。】 文緒「ええっ!? でも私……踊りは苦手で……。踊るかどうかはともかくとりあえず行ってみよう、ですか? わ、わかりました。」 【[みんな踊ってるし]を選択。】 文緒「みんなが踊ってるから……ですか? お祭りの楽しみはそれだけじゃないと思いますが……。でも、浅倉君がどうしてもと言うのなら、行くだけ行ってみましょうか。」 文緒「もうすぐ始まるみたいですね。」 ~盆踊り~ 文緒「思っていた以上に賑やかですね。音楽を聞いていたら、なんだかうきうきしてきました。知っている人たちも何人かいますね。みんな楽しそうに踊っています。」 クロエ「文緒サーン。」 文緒「あ、クロエさん。こんばんは。クロエさんもいらしてたのですね。」 クロエ「お祭りは日本の伝統行事だから、見逃せませんヨ。もちろんワタシも盆踊りに参加します。これを見過ごす手はありませんヨ。踊りに行きましょう!」 そして3人は、踊る人たちの中に入っていった。 クロエ「文緒サーン。ワタシの踊り、どうでしょう?」 文緒「とても素敵ですよ、クロエさん。」 クロエ「さあ、文緒サンも一緒に踊りましょう。」 文緒「え、で、でも……。浅倉君はどうしますか? ……あ、浅倉君も踊るんですね。……わかりました。恥ずかしいですけど、私も浅倉君と一緒なら……。」 一緒に踊り始める。 文緒「私、盆踊りは初めてなんです。こ、こんな感じで大丈夫でしょうか? 浅倉君は上手ですね。」 クロエ「文緒サンもお上手ですヨー。」 文緒「そ、そうですか? ありがとうございます。」 踊り終わって…。 クロエ「盆踊り、とっても楽しかったですネー。日本の伝統行事をタンノウしましたヨ。 今度は屋台に突撃します。お面屋さんに行きたいのですヨ。日本のアニメキャラクターのお面、絶対ゲットしてきますネ。 では、ごきげんよう。」 クロエと別れた。 文緒「ふぅ……最初はうまく踊れるかどうか心配でしたけど、やってみると意外と楽しかったです。 え? 私の踊りが可愛かった、ですか? そんなにまじまじと見ていたんですか? は、恥ずかしいです……。 でも浅倉君と一緒に踊ってよかったです。いい思い出ができました。」 花火が上がる。 文緒「きゃっ! ……花火ですか。いきなりなのでびっくりしました。す、すみません。しがみついてしまって。あの、浅倉君……?」 左隣から見つめる文緒。 文緒「……………………。」 (文緒をタッチして2人の気持ちを近づけよう!) 【画面をタッチ(*2)。】 文緒「浅倉君……。もう少しこうして……いたいです……。」 【画面をタッチ。】 文緒「浅倉君……私、今日のこと絶対忘れません。勇気を出して、誘ってよかった。」 【画面をタッチ。】 文緒「夏休みが始まった時は、こんなに素敵な思い出ができるなんて想像もしていませんでした。浅倉君とは、いろいろなところに行きましたし……それがとても楽しくて…その……なんだか、ずっと夢の中にいるようで…… ……ええと、うまく言えなくてごめんなさい。でも、この気持ちだけはきちんと伝えておきたくて……。私と一緒の時間を過ごしてくれて…………本当にありがとうございます。 あの…さっき神社でなにをお願いしたのか知りたいですか? 実は……これからも浅倉君いろいろなところに一緒に行って、経験して……同じ時間を共有できれば……嬉しいなって。……そんなお願いをしたんですよ。 浅倉君……あなたは、どんなお願い……したんですか?」 スタッフクレジット 『笑顔の図書館』 文緒「こんにちは、浅倉君。今日も図書館に来てくれて嬉しいです。ゆっくりしていってくださいね。もちろんお静かに……ですけど。ふふっ。」 茉莉「わぁ、格好いいですね。」 クロエ「素敵ですネー。これが日本のヤマトナデシコです。」 エレナ「さすがは文緒ちゃんだわ~うんうん。」 文緒「今日はいつもより図書館が騒がしいですね。」 館内で騒いでいる3人の元へ。 文緒「あの、みなさん? 図書館ではお静かにお願いします。」 真尋「先輩、村上先輩!」 文緒「どうしたんですか? 夏目さんまでそんなに大きな声を出して。」 真尋「今日、掲示板に張られたばかりの校内新聞読みましたか?」 文緒「新聞部のですか? いえ、私はまだ見てないですけど。」 真尋「じゃあ、一緒に来てください。浅倉君も、ほら早く。」 文緒「今は仕事中なんですけど……夏目さん!?」 茉莉「あっ、噂のご本人登場ですね!」 クロエ「文緒サン、待ってましたヨ。」 文緒「あの……これはいったい……?」 真尋「この記事の見出し、読んでみてください。」 文緒「『図書館の才媛、地元書店でも大活躍』…って、ええっ!? しかもこの本を抱えてる写真、私じゃないですか!? このお店……天凛堂ですよ……ね?」 茉莉「新聞部の方が撮影したみたいなんですけど、気づきませんでしたか?」 文緒「い、いつの間に? 全然気づきませんでした。浅倉君は知ってましたか? えっ!? 知ってたんですか? どうして教えてくれなかったんです? 私が仕事に集中していたから声を掛けられなかったんですか? そ、そうだったんですね……。」 エレナ「記事の続きも読んでみて~。」 文緒「『取材によると村上文緒さんはきびきびと接客をこなし、誠実な対応が好評とのこと。店主の話では夏休み期間に顧客が倍増。商店街の話題をさらっている。その姿に知られざる村上さんの新たな一面がかいま見られた気がした』 ……こ、これって。知られざる一面って……なんだか恥ずかしいです……。 ……でも、確かにそうかもしれませんね。浅倉君と一緒にアルバイトをして、新しい自分を見つけられた気がします。 店内で雨漏りがあった時、夢中で本を守ったり……。最初はぎこちなかった接客も、なんとかできるようになりました。 大変だったけど、これまでとは違う、かけがえのない時間を過ごせたと思います。それにこの夏休みは……図書館でお話しをしたり、遊園地に行ったり……。 そのどれもが浅倉君と一緒でした。夏休みの思い出は浅倉君とのことばかりです。私は、それがとても楽しかったです。浅倉君は……どうでしたか? ……そうですか。そう言ってもらえると、嬉しいです……。 ……………………。」 真尋「急に黙り込んでどうしたんですか、村上先輩?」 文緒「いえ、なんでもないです。ただ……。」 真尋「ただ?」 文緒「今年の夏休みは特別で、とても楽しかったな……って。」 エレナ「文緒ちゃん。こっち向いて。又一くんも並んで並んで。」 文緒「はい?」 エレナがシャッターを切る。 エレナ「校内新聞用に一枚撮らせてもらったわ~。又一くんとのツーショット。さて、どんな写真になったかなっと……。 あらあら? 今日はすっごくいい表情が撮れちゃったかも~。」 文緒「あ……。」 写真の中の文緒の表情は、以前よりもずっと素直な笑顔だった。 エレナ「どうかしら、文緒ちゃん?」 文緒「……はい。とても、その……いいと思います。望月さん、どうもありがとうございました。 え? 浅倉君、なんですか? 私の新しい一面……新しい笑顔が見れて嬉しい? そ、そんな、恥ずかしいです……。 でも、前に比べると少しだけ、素直に笑えるようになったの……かな? これも浅倉君のおかげですね。……ありがとう。」
https://w.atwiki.jp/zakjp/pages/17.html
ヤクルトは基本投手のチームというより打撃のチームだから打てないとこういうふうにずるずるとまけこんだりするだよね 特に村上がここまで結果が残せれないのも他球団も去年苦汁をなめさせられたわけで村上に対しては徹底的に研究してきた結果なのかもしれんね どこかで目覚めればそこから本来の村上のようになるかもしれんしそうはさせないのが他球団でもある 去年は村神様とあれだけ持ち上げていたんだからヤクルトファンもこういう不調の時こそ余計な批判をせず辛抱して見守るべきだと思うよ 史上最年少22歳の三冠王。6億3年契約やマンションの賞品など若くして大金、そして賞賛の数々。 普通のパターンであれば、今年こんな風になる方が必然かもしれませんね。我々は大谷選手みたいなスーパーマンに少し慣れ過ぎたのかもしれません。だって見た目から今年は明らかにオーバーウェイトですしね。ダルビッシュも驚くくらいに 何となく2年目の村上と被る部分があっていってみればスタートラインに戻っちゃった感はあるかもしれない。あの時は小川監督が辛抱強く起用し続けたけど、高津さんがこのまま村上と心中するというのであれば2年目のシーズンのような気持ちでいれば少しは気が楽になるかもしれない。その代わり今年のペナントは捨てる覚悟が必要になると思うけど。 やるべき事の一つに村上の起用を考える必要があるんじゃないか? こんだけ打てないのにずっと使い続ける理由は何だ?開幕から1ヶ月この調子だぞ。 打てない原因がわからないまま使い続けてもしょうがないと思うけどな。 チーム打率190、村上の打率148… 他の選手はスタメンや打順を入れ替えたりしてるけど村上だけは入れ替えない。 チーム打率よりも打てない村上に頼ったままでは、今の状況は変わらない。 高津が勇気ある決断をしてくれる事を求む。 何で去年からこんなに調子が悪いのかね。 日本シリーズで泣きを見た一因。 真剣に自分を見直さないとチームも使い方に困る。しばらくはホームランよりも素直なセンター返しで率を上げるとか、何か目標を立ててやってみなよ。 前後のサンタナもオスナも頑張ってるぞ。 言葉や態度だけでも前向きにいてもらわないとアカンからな。何度も言うが村上が打たないことにはチームの浮上はない。去年の村上みたいな選手が出てくりゃ話は別だが、そんな上手い話はある訳ないから。信じて付いてきてとヒーローインタビューで堂々宣言したんだから、信じたくなるようなモノを後は結果で示してくれ。頼むよ、マジで。 スワローズの各バッターは大きいの狙いすぎてやいないか? 昨日の青木のようなセンター返しを心掛けた方が良いと思うが。 まず、吉村に勝ちをつけてあげて欲しい。 吉村で連敗脱出できれば流れも変わってきそう。 本当に光が見えませんね。バットが下から出てアッパースイングになっている選手が多いように感じます。ミートに徹し、こつこつつないでいけば、どうにもならない状態から脱け出せるのではないでしょうか 村上を使い続けるのも、4番に置き続けるのも理解はできる 悪いから外しますなんて選手ではない だが元山を使ったことだけはどうにも解せない 病み上がりの山田を外すにしても武岡でいい 一軍に残るラストチャンスだとしてもそんな余裕があるチーム状態でもない 数年前から、選手層の薄さが不安視されていたが、ここへ来て、村上、山田、長岡、塩見の代わり選手がいない。もちろん、レギュラークラスではなく、控えクラスの人がいない。二軍には、まだまた、ヒヨコくらい。 高津監督が二軍で教えた選手を使い切ったかな。
https://w.atwiki.jp/kolia/pages/2274.html
改行ズレ/画像ヌケ等で読み辛い場合は、ミラーWIKI または図解WIKI をご利用ください さらに、戦後一世を風靡したマルクス主義者たちにとっては、打倒すべき対象である天皇のイメージは“悪ければ悪いほどよかった”。こうして、息苦しい記憶に裏打ちされた「暗い情念」と、占領軍による権威づけと、イデオロギー的利益とが結び合わされ、この三位一体の黙契が実証的な精神を押さえ込んできたのが戦後精神史の一般的な風景だった。この流れに掉さして、「創られた伝統」を増幅させたのが、宗教史の分野では村上重良であり、憲法学の分野では宮沢俊義であり、政治思想の分野では丸山眞男だった。 ~ 新田均(憲法政治学者)『「現人神」「国家神道」という幻想』(2003年) <目次> ■1.戦後民主主義者の思想の枠組み ■2.丸山眞男「天皇制ファシズム論」と反論◆1.丸山テーゼと、その検証 ◆2.丸山テーゼに代わる昭和初期日本の政治・思想状況モデル ■3.村上重良「国家神道論」と反論◆1.「国家神道」に関する事実検証 ◆2.自虐史観を完全に払拭する3STEP ■4.ご意見、情報提供 ■1.戦後民主主義者の思想の枠組み 「社会主義・共産主義への“進歩”を「歴史の必然」と考えるマルクス主義者・戦後民主主義者(進歩的文化人)によって、進歩に逆行する反革命、すなわち「天皇制ファシズム(日本ファシズム)」と断罪された戦前期日本の国家体制、およびマルクス主義の二段階革命論に関するまとめページ」(↓下記)を参照。 マルクス主義と天皇制ファシズム論 このページでは、分野毎の各論(①丸山「天皇制ファシズム論」、②村上「国家神道論」の内容検証・反論)をまとめます。 ■2.丸山眞男「天皇制ファシズム論」と反論 丸山眞男は1946年5月に発表のデビュー論文「超国家主義の論理と心理」、翌1947年6月の講演「日本ファシズムの思想と行動」で、一気に戦後言論界のオピニオン・リーダーに躍り出て、以降1960年の反安保闘争でも活躍し、戦後民主主義者の代表として長期にわたって左翼陣営に大きな思想的影響を及ぼした政治学者である。 東京裁判史観と密接に結び付いた彼の「天皇制ファシズム論」は、戦後マスコミ・教育界の絶対的な思想的ベースとなり、現在でも強くその影響をとどめている。 ◆1.丸山テーゼと、その検証 ※サイズが画面に合わない場合はこちら をクリック願います。 現代政治の思想と行動 増補版 丸山眞男 (著) 1964刊 1974増補出版社 / 著者からの内容紹介戦後日本を代表する政治学者・丸山眞男の『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)にならぶ主著。「戦後日本社会科学の精神的起点の一つ」(道場親信)と評され、「丸山学派」とよばれる多くの学者に影響を与えた。三部に分けられ20本の論文が収録されている。各論文は、講演調、書簡体、対話体と、ヴァラエティにとんだ歯切れのよい文体でつづられており大変読みやすく、また著者自身による詳細な「追記および補註」も読者の理解を助けてくれる。第一部には「日本ファシズム」をめぐる論考がおさめられている。特に「超国家主義の論理と心理」の与えたインパクトは大きく、その後の天皇制分析の出発点となった。「軍国支配者の精神形態」では「無責任の体系」というキーワードで日本の支配機構を分析、戦争責任問題の分析への道をひらいた。第二部にはファシズムと同時に共産主義の問題も論じている。第三部では政治学の基本的な概念を整理した文章がならんでおり、著者自身の時代状況への対応も見ることができる。「現代における人間と政治」では、『独裁者』などチャップリンの映画からときおこし、知識人の役割についての考察を深めている。半世紀たった今も、全く色あせるどころかますます輝きをます政治学的考察の宝庫。★評価中共と毛沢東を激賞しスターリンの「功績」をも懸命に擁護して、日本とアメリカの「ファシズム化」に警鐘を鳴らし続けて「本物の知識人」たちを“啓蒙”した丸山眞男の主要論文集。怪番組NHK JAPANデビュー第二回:天皇と憲法の思想的な源流もここにある! 丸山眞男の時代 竹内 洋 (著) 2005.11刊内容(「BOOK」データベースより)戦後の市民による政治参加に圧倒的な支配力を及ぼした丸山眞男。そのカリスマ的な存在感の背景には、意外なことに、戦前、東大法学部の助手時代に体験した、右翼によるヒステリックな恫喝というトラウマがあった。本書は、六〇年安保を思想的に指導したものの、六〇年代後半には学生から一斉に背を向けられる栄光と挫折の遍歴をたどり、丸山がその後のアカデミズムとジャーナリズムに与えた影響を検証する。★評価『日本主義的教養の時代―大学批判の古層』のもう一人の中心的編集者。1942年生まれの著者はまさしく学生時代に丸山眞男の強い影響を受けた世代だが、それだけに鋭く丸山氏の矛盾点・問題点を突いている。戦前から続く丸山と蓑田胸喜の浅からぬ因縁、戦後の学生運動への共産党の干渉、1960年の安保闘争、その後の全共闘など「丸山眞男の時代」を簡潔に描き出しており、読み易い。 知識人とファシズム―近衛新体制と昭和研究会 マイルズ・フレッチャー (著), 竹内 洋 (翻訳), 井上 義和 (翻訳) 内容(「BOOK」データベースより)自らの理念を現実化すべく国策関与を深める蝋山政道、三木清、笠信太郎ら当代随一の知識人たち。はたして1930年代は「暗い谷間」だったのか?戦後思想を規定した丸山眞男の誤謬を撃ち、昭和戦前期のイメージを根源から塗り替える。 ★評価日本思想研究家M.フレッチャーによって1982年に著された本書を2011年にようやく翻訳。既に80年代にフレッチャーは昭和研究会の理論家の思想遍歴から、丸山テーゼは成り立たないことを論証していた。全体に良訳であり、巻末の訳者竹内洋氏による丸山テーゼの今日的状況を含めた解説も分かりやすい。お勧め。 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 井上 義和 (著) (上記のM.フレッチャー『知識人とファシズム』の訳者の一人) 2008.6刊内容(「BOOK」データベースより)国家的危機の時代における大学の使命とは何か。欧化一辺倒の東京帝国大学に学風改革を迫り、高度国防国家を標傍する政府とも命がけの思想戦を繰り広げた東大生たち。戦時体制下で宿命的に挫折した“日本主義的教養”の逆説を読み解き、日本型保守主義の可能性を探る。目次第1章 「右翼」は頭が悪かったのか―文部省データの統計的分析第2章 政治学講義と国体論の出会い―『矢部貞治日記』を中心に第3章 学風改革か自治破壊か―東大小田村事件の衝撃第4章 若き日本主義者たちの登場―一高昭信会の系譜第5章 学生思想運動の全国展開―日本学生協会の設立第6章 逆風下の思想戦―精神科学研究所の設立第7章 「観念右翼」の逆説―戦時体制下の護憲運動第8章 昭和十六年の短期戦論―違勅論と軍政批判第9章 「観念右翼」は狂信的だったのか―日本型保守主義の可能性★評価現代の日本会議に繋がる国民文化研究会の母体となった昭和10年代の右翼学生運動の系譜を追い、左翼が壊滅した後、国家改造を進める革新右翼(国家社会主義者・アジア主義者)と激しく対立した観念右翼(伝統保守・日本主義者)の論理と活動の一段面を論証した好著 ◆2.丸山テーゼに代わる昭和初期日本の政治・思想状況モデル ※サイズが合わない場合はこちら をクリック 丸山テーゼは、故意に革新右翼・観念右翼を区別せずに、「狂信的な右翼ファシスト」と一括りにして、激しく糾弾しているが、 (1) 昭和初期の日本の政治・思想状況を解明する上で、この両者を区別する必要性があることは、革新右翼の代表である昭和研究会の理論家であった矢部貞治氏(政治学者)の戦後に発表された記録から早くに知られており、 (2) 1970年代には、伊藤隆氏(歴史学者)が、「進歩(欧化)-復古(反動)」軸と「革新(破壊)-漸進(現状維持)」軸の2軸に、左翼・右翼などの諸思想・勢力を位置づけ、 1 「進歩(欧化)-革新(破壊)」象限に位置する左翼は1930年代半ばに壊滅したが、 2 その後「復古(反動)-革新(破壊)」象限に位置する右翼から、「復古」をより志向する「観念右翼」と、「革新」をより志向する「革新右翼」が分離して、1940年の近衛新体制運動を巡って対立した。 3 近衛政権は、凡そ自らのブレイン集団である昭和研究会を中心とする「革新右翼」の路線に引きずられる形で支那事変を長期化させてしまい、さらに大東亜戦争へと追い詰められていった。 4 しかし敗戦が続く中で、「革新右翼」は後退し、「観念右翼」が、元の親英米派・旧体制派の自由主義者・重臣層と連携して戦争の幕引きを図った。 とする構図を提唱している。 (3) 上のモデル図は、伊藤隆氏の「進歩(欧化)-復古(反動)」軸の「反動」を「伝統」に置き換えて、下の政治的スタンス5分類・8分類図に附合する形式に、「観念右翼」「革新右翼」「左翼」「オールド・リベラル」を各々位置づけたものである。 -... ※サイズが合わない場合はこちら をクリック ■3.村上重良「国家神道論」と反論 村上重良は戦後の宗教史の第一人者とされ、慶応大・龍谷大講師を勤めた人物である。 その主著『国家神道』(1970年刊)および『慰霊と招魂―靖国の思想』(1974年刊)は、終戦後まもなくの時期にGHQによって出された「神道指令」や、東京裁判の審理進行に合わせて提示された丸山眞男「天皇制ファシズム論」をベースとして、神道や靖国神社を「天皇制ファシズムによる侵略戦争のイデオロギー装置」と激しく批判し、戦後のマスコミや日教組の神道批判・靖国神社批判に「学問的根拠」を与えた、とされる。 以下、村上「国家神道」論の内容と、新田均氏の下記の著作による反論、および関連する近代日本精神史の出来事を列記します。 ◆1.「国家神道」に関する事実検証 ※サイズが合わない場合はこちら をクリック。 『国家神道』 村上重良(著)内容紹介国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで80年間、日本人を精神的に支配しつづけた。本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にとっていかなる意味をもったかを追求する。★評価★神道や靖国神社を批判する戦後左翼のバイブルとなった一冊。 ↓下は残念ながら現在絶版です。復刊アンケートにご協力願います。http //www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=39829 「現人神」「国家神道」という幻想 新田 均 (著) amazonで一部ページを拝見できます。豊富な実証的研究により、「明治以降の日本は北朝鮮のような異常な絶対主義君主国家だった」という立花隆など左翼の大嘘を完全に打ち破る名著※amazonの内容紹介より一部引用「現人神」「国家神道」??これらの言葉から、現代の日本人はどんなイメージを連想するだろうか。おそらく、狂信的な「天皇崇拝思想」と、それを支えた「国教制度」といったとこだろう。そして、この「日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度」は「明治政府が日本の近代化のために考え出した」などとされている。だが著者は、「そのような認識は思い込みに基づく幻想にすぎない」と喝破する。それは最近の実証的歴史研究の成果に照らしても明らかなのだが、これが意外と世間では知られておらず、歴史の専門家でさえ、少し分野が違っただけで知らない者が大多数なのだという。世間で知られていないことがそれほど大きな意味を持たないなら、それでもかまわないのかもしれないが、この「幻想」はわが国の首相の靖国神社参拝問題や政教関係訴訟、さらには教科書問題や外交関係にまで影を落としている。“虚像”が誰によって、いかにして創られたかを検証する。「「現人神」「国家神道」とは、日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度である」との嘘八百の言説に異議あり! こういったイメージが幻想に過ぎないことを、実証的歴史研究の成果に照らして明かす。 ◆2.自虐史観を完全に払拭する3STEP STEP1 「日本は韓国を侵略した」 → ×(嘘) 韓国はなぜ反日か?参照 ↓ STEP2 「日本は中国を侵略した」 → ×(嘘) 中国はなぜ反日か?参照 ↓ STEP3 「明治維新以降(あるいは戦前)の日本は異常な天皇制ファシズム国家だった」 → ×(嘘) 当ページの解説参照。但しその際に浅薄な皇国賛美史観に陥らないよう注意しましょう(⇒国体とは何か② ~ その他の論点参照) どうせなら早くSTEP3まで行きましょう。 ■4.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 大変意義のあるサイトに敬意を表します。国家神道に関する村上重良・新田均両氏の著作は歴史の事実と整合性がない、と云うのが現在の評価ではないでしょうか。佐藤雉鳴『神道指令・日米の錯誤』にそのことが記されています。二人の著作ではGHQ文書の解明ができていないということらしいです。 -- チキン (2012-03-09 09 27 32) 今晩は。佐藤氏のサイトを少し見ましたが、佐藤氏個人の独自解釈を強く打ち出している方という印象をまず受けました。こちらの政治思想・政治理論シリーズは、今の日本において「保守」として押さえておくべき「常識」とは何か、ということに主眼をおいて編集しており、新田均皇學館大学教授の論は、その検証内容の実証性・検証結果の総合性から見て、まさにこの「保守の常識」に合致する内容足り得るものと思量し当ページにて紹介しています。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 15 55) これに対して佐藤氏の論は、教育勅語の「内外」という文言の解釈に関する佐藤氏の異論申し立てから全てを演繹している感があり、本人の独自解釈ばかりで検証が浅く総合性に欠けるように思います。因みに教育勅語については、明治40年に文部省が公式に発表した英訳があり、そこでは「中外」は「in all places」となっていて「中外」を「宮中と民間」とする佐藤氏の独自解釈はやはり妥当ではないと思います。詳しくは教育勅語とその精神を参照願います。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 30 18) 補足すると、「保守として押さえるべき常識」とは具体的には、チャンネル桜・日本会議といった実績のある保守系団体・メディアの打ち出している公式的な見解、ということにほぼなります。新田均教授の見解は、この条件に該当すると思われます。これに対して佐藤氏の論は、単なる個人の独自解釈であり、かつ一見したところ、内容が散漫で結局読者の頭を混乱させる効果しかなく、むしろ有害との印象を受けました(従って、現時点では却下)。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 58 45) 以下は最新コメント表示 大変意義のあるサイトに敬意を表します。国家神道に関する村上重良・新田均両氏の著作は歴史の事実と整合性がない、と云うのが現在の評価ではないでしょうか。佐藤雉鳴『神道指令・日米の錯誤』にそのことが記されています。二人の著作ではGHQ文書の解明ができていないということらしいです。 -- チキン (2012-03-09 09 27 32) 今晩は。佐藤氏のサイトを少し見ましたが、佐藤氏個人の独自解釈を強く打ち出している方という印象をまず受けました。こちらの政治思想・政治理論シリーズは、今の日本において「保守」として押さえておくべき「常識」とは何か、ということに主眼をおいて編集しており、新田均皇學館大学教授の論は、その検証内容の実証性・検証結果の総合性から見て、まさにこの「保守の常識」に合致する内容足り得るものと思量し当ページにて紹介しています。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 15 55) これに対して佐藤氏の論は、教育勅語の「内外」という文言の解釈に関する佐藤氏の異論申し立てから全てを演繹している感があり、本人の独自解釈ばかりで検証が浅く総合性に欠けるように思います。因みに教育勅語については、明治40年に文部省が公式に発表した英訳があり、そこでは「中外」は「in all places」となっていて「中外」を「宮中と民間」とする佐藤氏の独自解釈はやはり妥当ではないと思います。詳しくは教育勅語とその精神を参照願います。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 30 18) 補足すると、「保守として押さえるべき常識」とは具体的には、チャンネル桜・日本会議といった実績のある保守系団体・メディアの打ち出している公式的な見解、ということにほぼなります。新田均教授の見解は、この条件に該当すると思われます。これに対して佐藤氏の論は、単なる個人の独自解釈であり、かつ一見したところ、内容が散漫で結局読者の頭を混乱させる効果しかなく、むしろ有害との印象を受けました(従って、現時点では却下)。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 58 45) 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
https://w.atwiki.jp/sakura398/pages/1415.html
さらに、戦後一世を風靡したマルクス主義者たちにとっては、打倒すべき対象である天皇のイメージは“悪ければ悪いほどよかった”。こうして、息苦しい記憶に裏打ちされた「暗い情念」と、占領軍による権威づけと、イデオロギー的利益とが結び合わされ、この三位一体の黙契が実証的な精神を押さえ込んできたのが戦後精神史の一般的な風景だった。この流れに掉さして、「創られた伝統」を増幅させたのが、宗教史の分野では村上重良であり、憲法学の分野では宮沢俊義であり、政治思想の分野では丸山眞男だった。 ~ 新田均(憲法政治学者)『「現人神」「国家神道」という幻想』(2003年) <目次> ■1.戦後民主主義者の思想の枠組み ■2.丸山眞男「天皇制ファシズム論」と反論◆1.丸山テーゼと、その検証 ◆2.丸山テーゼに代わる昭和初期日本の政治・思想状況モデル ■3.村上重良「国家神道論」と反論◆1.「国家神道」に関する事実検証 ◆2.自虐史観を完全に払拭する3STEP ■4.ご意見、情報提供 ■1.戦後民主主義者の思想の枠組み 「社会主義・共産主義への“進歩”を「歴史の必然」と考えるマルクス主義者・戦後民主主義者(進歩的文化人)によって、進歩に逆行する反革命、すなわち「天皇制ファシズム(日本ファシズム)」と断罪された戦前期日本の国家体制、およびマルクス主義の二段階革命論に関するまとめページ」(↓下記)を参照。 マルクス主義と天皇制ファシズム論 このページでは、分野毎の各論(①丸山「天皇制ファシズム論」、②村上「国家神道論」の内容検証・反論)をまとめます。 ■2.丸山眞男「天皇制ファシズム論」と反論 丸山眞男は1946年5月に発表のデビュー論文「超国家主義の論理と心理」、翌1947年6月の講演「日本ファシズムの思想と行動」で、一気に戦後言論界のオピニオン・リーダーに躍り出て、以降1960年の反安保闘争でも活躍し、戦後民主主義者の代表として長期にわたって左翼陣営に大きな思想的影響を及ぼした政治学者である。 東京裁判史観と密接に結び付いた彼の「天皇制ファシズム論」は、戦後マスコミ・教育界の絶対的な思想的ベースとなり、現在でも強くその影響をとどめている。 ◆1.丸山テーゼと、その検証 ※サイズが画面に合わない場合は こちら をクリック願います。 現代政治の思想と行動 増補版 丸山眞男 (著) 1964刊 1974増補出版社 / 著者からの内容紹介戦後日本を代表する政治学者・丸山眞男の『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)にならぶ主著。「戦後日本社会科学の精神的起点の一つ」(道場親信)と評され、「丸山学派」とよばれる多くの学者に影響を与えた。三部に分けられ20本の論文が収録されている。各論文は、講演調、書簡体、対話体と、ヴァラエティにとんだ歯切れのよい文体でつづられており大変読みやすく、また著者自身による詳細な「追記および補註」も読者の理解を助けてくれる。第一部には「日本ファシズム」をめぐる論考がおさめられている。特に「超国家主義の論理と心理」の与えたインパクトは大きく、その後の天皇制分析の出発点となった。「軍国支配者の精神形態」では「無責任の体系」というキーワードで日本の支配機構を分析、戦争責任問題の分析への道をひらいた。第二部にはファシズムと同時に共産主義の問題も論じている。第三部では政治学の基本的な概念を整理した文章がならんでおり、著者自身の時代状況への対応も見ることができる。「現代における人間と政治」では、『独裁者』などチャップリンの映画からときおこし、知識人の役割についての考察を深めている。半世紀たった今も、全く色あせるどころかますます輝きをます政治学的考察の宝庫。★評価中共と毛沢東を激賞しスターリンの「功績」をも懸命に擁護して、日本とアメリカの「ファシズム化」に警鐘を鳴らし続けて「本物の知識人」たちを“啓蒙”した丸山眞男の主要論文集。怪番組NHK JAPANデビュー第二回:天皇と憲法の思想的な源流もここにある! 丸山眞男の時代 竹内 洋 (著) 2005.11刊内容(「BOOK」データベースより)戦後の市民による政治参加に圧倒的な支配力を及ぼした丸山眞男。そのカリスマ的な存在感の背景には、意外なことに、戦前、東大法学部の助手時代に体験した、右翼によるヒステリックな恫喝というトラウマがあった。本書は、六〇年安保を思想的に指導したものの、六〇年代後半には学生から一斉に背を向けられる栄光と挫折の遍歴をたどり、丸山がその後のアカデミズムとジャーナリズムに与えた影響を検証する。★評価『日本主義的教養の時代―大学批判の古層』のもう一人の中心的編集者。1942年生まれの著者はまさしく学生時代に丸山眞男の強い影響を受けた世代だが、それだけに鋭く丸山氏の矛盾点・問題点を突いている。戦前から続く丸山と蓑田胸喜の浅からぬ因縁、戦後の学生運動への共産党の干渉、1960年の安保闘争、その後の全共闘など「丸山眞男の時代」を簡潔に描き出しており、読み易い。 知識人とファシズム―近衛新体制と昭和研究会 マイルズ・フレッチャー (著), 竹内 洋 (翻訳), 井上 義和 (翻訳) 内容(「BOOK」データベースより)自らの理念を現実化すべく国策関与を深める蝋山政道、三木清、笠信太郎ら当代随一の知識人たち。はたして1930年代は「暗い谷間」だったのか?戦後思想を規定した丸山眞男の誤謬を撃ち、昭和戦前期のイメージを根源から塗り替える。 ★評価日本思想研究家M.フレッチャーによって1982年に著された本書を2011年にようやく翻訳。既に80年代にフレッチャーは昭和研究会の理論家の思想遍歴から、丸山テーゼは成り立たないことを論証していた。全体に良訳であり、巻末の訳者竹内洋氏による丸山テーゼの今日的状況を含めた解説も分かりやすい。お勧め。 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 井上 義和 (著) (上記のM.フレッチャー『知識人とファシズム』の訳者の一人) 2008.6刊内容(「BOOK」データベースより)国家的危機の時代における大学の使命とは何か。欧化一辺倒の東京帝国大学に学風改革を迫り、高度国防国家を標傍する政府とも命がけの思想戦を繰り広げた東大生たち。戦時体制下で宿命的に挫折した“日本主義的教養”の逆説を読み解き、日本型保守主義の可能性を探る。目次第1章 「右翼」は頭が悪かったのか―文部省データの統計的分析第2章 政治学講義と国体論の出会い―『矢部貞治日記』を中心に第3章 学風改革か自治破壊か―東大小田村事件の衝撃第4章 若き日本主義者たちの登場―一高昭信会の系譜第5章 学生思想運動の全国展開―日本学生協会の設立第6章 逆風下の思想戦―精神科学研究所の設立第7章 「観念右翼」の逆説―戦時体制下の護憲運動第8章 昭和十六年の短期戦論―違勅論と軍政批判第9章 「観念右翼」は狂信的だったのか―日本型保守主義の可能性★評価現代の日本会議に繋がる国民文化研究会の母体となった昭和10年代の右翼学生運動の系譜を追い、左翼が壊滅した後、国家改造を進める革新右翼(国家社会主義者・アジア主義者)と激しく対立した観念右翼(伝統保守・日本主義者)の論理と活動の一段面を論証した好著 ◆2.丸山テーゼに代わる昭和初期日本の政治・思想状況モデル ※サイズが合わない場合は こちら をクリック 丸山テーゼは、故意に革新右翼・観念右翼を区別せずに、「狂信的な右翼ファシスト」と一括りにして、激しく糾弾しているが、 (1) 昭和初期の日本の政治・思想状況を解明する上で、この両者を区別する必要性があることは、革新右翼の代表である昭和研究会の理論家であった矢部貞治氏(政治学者)の戦後に発表された記録から早くに知られており、 (2) 1970年代には、伊藤隆氏(歴史学者)が、「進歩(欧化)-復古(反動)」軸と「革新(破壊)-漸進(現状維持)」軸の2軸に、左翼・右翼などの諸思想・勢力を位置づけ、 1 「進歩(欧化)-革新(破壊)」象限に位置する左翼は1930年代半ばに壊滅したが、 2 その後「復古(反動)-革新(破壊)」象限に位置する右翼から、「復古」をより志向する「観念右翼」と、「革新」をより志向する「革新右翼」が分離して、1940年の近衛新体制運動を巡って対立した。 3 近衛政権は、凡そ自らのブレイン集団である昭和研究会を中心とする「革新右翼」の路線に引きずられる形で支那事変を長期化させてしまい、さらに大東亜戦争へと追い詰められていった。 4 しかし敗戦が続く中で、「革新右翼」は後退し、「観念右翼」が、元の親英米派・旧体制派の自由主義者・重臣層と連携して戦争の幕引きを図った。 とする構図を提唱している。 (3) 上のモデル図は、伊藤隆氏の「進歩(欧化)-復古(反動)」軸の「反動」を「伝統」に置き換えて、下の政治的スタンス5分類・8分類図に附合する形式に、「観念右翼」「革新右翼」「左翼」「オールド・リベラル」を各々位置づけたものである。 -... ※サイズが合わない場合は こちら をクリック ■3.村上重良「国家神道論」と反論 村上重良は戦後の宗教史の第一人者とされ、慶応大・龍谷大講師を勤めた人物である。 その主著『国家神道』(1970年刊)および『慰霊と招魂―靖国の思想』(1974年刊)は、終戦後まもなくの時期にGHQによって出された「神道指令」や、東京裁判の審理進行に合わせて提示された丸山眞男「天皇制ファシズム論」をベースとして、神道や靖国神社を「天皇制ファシズムによる侵略戦争のイデオロギー装置」と激しく批判し、戦後のマスコミや日教組の神道批判・靖国神社批判に「学問的根拠」を与えた、とされる。 以下、村上「国家神道」論の内容と、新田均氏の下記の著作による反論、および関連する近代日本精神史の出来事を列記します。 ◆1.「国家神道」に関する事実検証 ※サイズが合わない場合は こちら をクリック。 『国家神道』 村上重良(著)内容紹介国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで80年間、日本人を精神的に支配しつづけた。本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にとっていかなる意味をもったかを追求する。★評価★神道や靖国神社を批判する戦後左翼のバイブルとなった一冊。 ↓下は残念ながら現在絶版です。復刊アンケートにご協力願います。http //www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=39829 「現人神」「国家神道」という幻想 新田 均 (著) amazonで一部ページを拝見できます。豊富な実証的研究により、「明治以降の日本は北朝鮮のような異常な絶対主義君主国家だった」という立花隆など左翼の大嘘を完全に打ち破る名著※amazonの内容紹介より一部引用「現人神」「国家神道」??これらの言葉から、現代の日本人はどんなイメージを連想するだろうか。おそらく、狂信的な「天皇崇拝思想」と、それを支えた「国教制度」といったとこだろう。そして、この「日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度」は「明治政府が日本の近代化のために考え出した」などとされている。だが著者は、「そのような認識は思い込みに基づく幻想にすぎない」と喝破する。それは最近の実証的歴史研究の成果に照らしても明らかなのだが、これが意外と世間では知られておらず、歴史の専門家でさえ、少し分野が違っただけで知らない者が大多数なのだという。世間で知られていないことがそれほど大きな意味を持たないなら、それでもかまわないのかもしれないが、この「幻想」はわが国の首相の靖国神社参拝問題や政教関係訴訟、さらには教科書問題や外交関係にまで影を落としている。“虚像”が誰によって、いかにして創られたかを検証する。「「現人神」「国家神道」とは、日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度である」との嘘八百の言説に異議あり! こういったイメージが幻想に過ぎないことを、実証的歴史研究の成果に照らして明かす。 ◆2.自虐史観を完全に払拭する3STEP STEP1 「日本は韓国を侵略した」 → ×(嘘) 韓国はなぜ反日か?参照 ↓ STEP2 「日本は中国を侵略した」 → ×(嘘) 中国はなぜ反日か?参照 ↓ STEP3 「明治維新以降(あるいは戦前)の日本は異常な天皇制ファシズム国家だった」 → ×(嘘) 当ページの解説参照。但しその際に浅薄な皇国賛美史観に陥らないよう注意しましょう(⇒国体とは何か② ~ その他の論点参照) どうせなら早くSTEP3まで行きましょう。 ■4.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 大変意義のあるサイトに敬意を表します。国家神道に関する村上重良・新田均両氏の著作は歴史の事実と整合性がない、と云うのが現在の評価ではないでしょうか。佐藤雉鳴『神道指令・日米の錯誤』にそのことが記されています。二人の著作ではGHQ文書の解明ができていないということらしいです。 -- チキン (2012-03-09 09 27 32) 今晩は。佐藤氏のサイトを少し見ましたが、佐藤氏個人の独自解釈を強く打ち出している方という印象をまず受けました。こちらの政治思想・政治理論シリーズは、今の日本において「保守」として押さえておくべき「常識」とは何か、ということに主眼をおいて編集しており、新田均皇學館大学教授の論は、その検証内容の実証性・検証結果の総合性から見て、まさにこの「保守の常識」に合致する内容足り得るものと思量し当ページにて紹介しています。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 15 55) これに対して佐藤氏の論は、教育勅語の「内外」という文言の解釈に関する佐藤氏の異論申し立てから全てを演繹している感があり、本人の独自解釈ばかりで検証が浅く総合性に欠けるように思います。因みに教育勅語については、明治40年に文部省が公式に発表した英訳があり、そこでは「中外」は「in all places」となっていて「中外」を「宮中と民間」とする佐藤氏の独自解釈はやはり妥当ではないと思います。詳しくは教育勅語とその精神を参照願います。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 30 18) 補足すると、「保守として押さえるべき常識」とは具体的には、チャンネル桜・日本会議といった実績のある保守系団体・メディアの打ち出している公式的な見解、ということにほぼなります。新田均教授の見解は、この条件に該当すると思われます。これに対して佐藤氏の論は、単なる個人の独自解釈であり、かつ一見したところ、内容が散漫で結局読者の頭を混乱させる効果しかなく、むしろ有害との印象を受けました(従って、現時点では却下)。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 58 45) 以下は最新コメント表示 大変意義のあるサイトに敬意を表します。国家神道に関する村上重良・新田均両氏の著作は歴史の事実と整合性がない、と云うのが現在の評価ではないでしょうか。佐藤雉鳴『神道指令・日米の錯誤』にそのことが記されています。二人の著作ではGHQ文書の解明ができていないということらしいです。 -- チキン (2012-03-09 09 27 32) 今晩は。佐藤氏のサイトを少し見ましたが、佐藤氏個人の独自解釈を強く打ち出している方という印象をまず受けました。こちらの政治思想・政治理論シリーズは、今の日本において「保守」として押さえておくべき「常識」とは何か、ということに主眼をおいて編集しており、新田均皇學館大学教授の論は、その検証内容の実証性・検証結果の総合性から見て、まさにこの「保守の常識」に合致する内容足り得るものと思量し当ページにて紹介しています。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 15 55) これに対して佐藤氏の論は、教育勅語の「内外」という文言の解釈に関する佐藤氏の異論申し立てから全てを演繹している感があり、本人の独自解釈ばかりで検証が浅く総合性に欠けるように思います。因みに教育勅語については、明治40年に文部省が公式に発表した英訳があり、そこでは「中外」は「in all places」となっていて「中外」を「宮中と民間」とする佐藤氏の独自解釈はやはり妥当ではないと思います。詳しくは教育勅語とその精神を参照願います。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 30 18) 補足すると、「保守として押さえるべき常識」とは具体的には、チャンネル桜・日本会議といった実績のある保守系団体・メディアの打ち出している公式的な見解、ということにほぼなります。新田均教授の見解は、この条件に該当すると思われます。これに対して佐藤氏の論は、単なる個人の独自解釈であり、かつ一見したところ、内容が散漫で結局読者の頭を混乱させる効果しかなく、むしろ有害との印象を受けました(従って、現時点では却下)。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 58 45) 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
https://w.atwiki.jp/kolia/pages/1825.html
改行ズレ/画像ヌケ等で読み辛い場合は、ミラーWIKI または図解WIKI をご利用ください さらに、戦後一世を風靡したマルクス主義者たちにとっては、打倒すべき対象である天皇のイメージは“悪ければ悪いほどよかった”。こうして、息苦しい記憶に裏打ちされた「暗い情念」と、占領軍による権威づけと、イデオロギー的利益とが結び合わされ、この三位一体の黙契が実証的な精神を押さえ込んできたのが戦後精神史の一般的な風景だった。この流れに掉さして、「創られた伝統」を増幅させたのが、宗教史の分野では村上重良であり、憲法学の分野では宮沢俊義であり、政治思想の分野では丸山眞男だった。 ~ 新田均(憲法政治学者)『「現人神」「国家神道」という幻想』(2003年) <目次> ■1.戦後民主主義者の思想の枠組み ■2.丸山眞男「天皇制ファシズム論」と反論◆1.丸山テーゼと、その検証 ◆2.丸山テーゼに代わる昭和初期日本の政治・思想状況モデル ■3.村上重良「国家神道論」と反論◆1.「国家神道」に関する事実検証 ◆2.自虐史観を完全に払拭する3STEP ■4.ご意見、情報提供 ■1.戦後民主主義者の思想の枠組み 「社会主義・共産主義への“進歩”を「歴史の必然」と考えるマルクス主義者・戦後民主主義者(進歩的文化人)によって、進歩に逆行する反革命、すなわち「天皇制ファシズム(日本ファシズム)」と断罪された戦前期日本の国家体制、およびマルクス主義の二段階革命論に関するまとめページ」(↓下記)を参照。 マルクス主義と天皇制ファシズム論 このページでは、分野毎の各論(①丸山「天皇制ファシズム論」、②村上「国家神道論」の内容検証・反論)をまとめます。 ■2.丸山眞男「天皇制ファシズム論」と反論 丸山眞男は1946年5月に発表のデビュー論文「超国家主義の論理と心理」、翌1947年6月の講演「日本ファシズムの思想と行動」で、一気に戦後言論界のオピニオン・リーダーに躍り出て、以降1960年の反安保闘争でも活躍し、戦後民主主義者の代表として長期にわたって左翼陣営に大きな思想的影響を及ぼした政治学者である。 東京裁判史観と密接に結び付いた彼の「天皇制ファシズム論」は、戦後マスコミ・教育界の絶対的な思想的ベースとなり、現在でも強くその影響をとどめている。 ◆1.丸山テーゼと、その検証 ※サイズが画面に合わない場合はこちら をクリック願います。 現代政治の思想と行動 増補版 丸山眞男 (著) 1964刊 1974増補出版社 / 著者からの内容紹介戦後日本を代表する政治学者・丸山眞男の『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)にならぶ主著。「戦後日本社会科学の精神的起点の一つ」(道場親信)と評され、「丸山学派」とよばれる多くの学者に影響を与えた。三部に分けられ20本の論文が収録されている。各論文は、講演調、書簡体、対話体と、ヴァラエティにとんだ歯切れのよい文体でつづられており大変読みやすく、また著者自身による詳細な「追記および補註」も読者の理解を助けてくれる。第一部には「日本ファシズム」をめぐる論考がおさめられている。特に「超国家主義の論理と心理」の与えたインパクトは大きく、その後の天皇制分析の出発点となった。「軍国支配者の精神形態」では「無責任の体系」というキーワードで日本の支配機構を分析、戦争責任問題の分析への道をひらいた。第二部にはファシズムと同時に共産主義の問題も論じている。第三部では政治学の基本的な概念を整理した文章がならんでおり、著者自身の時代状況への対応も見ることができる。「現代における人間と政治」では、『独裁者』などチャップリンの映画からときおこし、知識人の役割についての考察を深めている。半世紀たった今も、全く色あせるどころかますます輝きをます政治学的考察の宝庫。★評価中共と毛沢東を激賞しスターリンの「功績」をも懸命に擁護して、日本とアメリカの「ファシズム化」に警鐘を鳴らし続けて「本物の知識人」たちを“啓蒙”した丸山眞男の主要論文集。怪番組NHK JAPANデビュー第二回:天皇と憲法の思想的な源流もここにある! 丸山眞男の時代 竹内 洋 (著) 2005.11刊内容(「BOOK」データベースより)戦後の市民による政治参加に圧倒的な支配力を及ぼした丸山眞男。そのカリスマ的な存在感の背景には、意外なことに、戦前、東大法学部の助手時代に体験した、右翼によるヒステリックな恫喝というトラウマがあった。本書は、六〇年安保を思想的に指導したものの、六〇年代後半には学生から一斉に背を向けられる栄光と挫折の遍歴をたどり、丸山がその後のアカデミズムとジャーナリズムに与えた影響を検証する。★評価『日本主義的教養の時代―大学批判の古層』のもう一人の中心的編集者。1942年生まれの著者はまさしく学生時代に丸山眞男の強い影響を受けた世代だが、それだけに鋭く丸山氏の矛盾点・問題点を突いている。戦前から続く丸山と蓑田胸喜の浅からぬ因縁、戦後の学生運動への共産党の干渉、1960年の安保闘争、その後の全共闘など「丸山眞男の時代」を簡潔に描き出しており、読み易い。 知識人とファシズム―近衛新体制と昭和研究会 マイルズ・フレッチャー (著), 竹内 洋 (翻訳), 井上 義和 (翻訳) 内容(「BOOK」データベースより)自らの理念を現実化すべく国策関与を深める蝋山政道、三木清、笠信太郎ら当代随一の知識人たち。はたして1930年代は「暗い谷間」だったのか?戦後思想を規定した丸山眞男の誤謬を撃ち、昭和戦前期のイメージを根源から塗り替える。 ★評価日本思想研究家M.フレッチャーによって1982年に著された本書を2011年にようやく翻訳。既に80年代にフレッチャーは昭和研究会の理論家の思想遍歴から、丸山テーゼは成り立たないことを論証していた。全体に良訳であり、巻末の訳者竹内洋氏による丸山テーゼの今日的状況を含めた解説も分かりやすい。お勧め。 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 井上 義和 (著) (上記のM.フレッチャー『知識人とファシズム』の訳者の一人) 2008.6刊内容(「BOOK」データベースより)国家的危機の時代における大学の使命とは何か。欧化一辺倒の東京帝国大学に学風改革を迫り、高度国防国家を標傍する政府とも命がけの思想戦を繰り広げた東大生たち。戦時体制下で宿命的に挫折した“日本主義的教養”の逆説を読み解き、日本型保守主義の可能性を探る。目次第1章 「右翼」は頭が悪かったのか―文部省データの統計的分析第2章 政治学講義と国体論の出会い―『矢部貞治日記』を中心に第3章 学風改革か自治破壊か―東大小田村事件の衝撃第4章 若き日本主義者たちの登場―一高昭信会の系譜第5章 学生思想運動の全国展開―日本学生協会の設立第6章 逆風下の思想戦―精神科学研究所の設立第7章 「観念右翼」の逆説―戦時体制下の護憲運動第8章 昭和十六年の短期戦論―違勅論と軍政批判第9章 「観念右翼」は狂信的だったのか―日本型保守主義の可能性★評価現代の日本会議に繋がる国民文化研究会の母体となった昭和10年代の右翼学生運動の系譜を追い、左翼が壊滅した後、国家改造を進める革新右翼(国家社会主義者・アジア主義者)と激しく対立した観念右翼(伝統保守・日本主義者)の論理と活動の一段面を論証した好著 ◆2.丸山テーゼに代わる昭和初期日本の政治・思想状況モデル ※サイズが合わない場合はこちら をクリック 丸山テーゼは、故意に革新右翼・観念右翼を区別せずに、「狂信的な右翼ファシスト」と一括りにして、激しく糾弾しているが、 (1) 昭和初期の日本の政治・思想状況を解明する上で、この両者を区別する必要性があることは、革新右翼の代表である昭和研究会の理論家であった矢部貞治氏(政治学者)の戦後に発表された記録から早くに知られており、 (2) 1970年代には、伊藤隆氏(歴史学者)が、「進歩(欧化)-復古(反動)」軸と「革新(破壊)-漸進(現状維持)」軸の2軸に、左翼・右翼などの諸思想・勢力を位置づけ、 1 「進歩(欧化)-革新(破壊)」象限に位置する左翼は1930年代半ばに壊滅したが、 2 その後「復古(反動)-革新(破壊)」象限に位置する右翼から、「復古」をより志向する「観念右翼」と、「革新」をより志向する「革新右翼」が分離して、1940年の近衛新体制運動を巡って対立した。 3 近衛政権は、凡そ自らのブレイン集団である昭和研究会を中心とする「革新右翼」の路線に引きずられる形で支那事変を長期化させてしまい、さらに大東亜戦争へと追い詰められていった。 4 しかし敗戦が続く中で、「革新右翼」は後退し、「観念右翼」が、元の親英米派・旧体制派の自由主義者・重臣層と連携して戦争の幕引きを図った。 とする構図を提唱している。 (3) 上のモデル図は、伊藤隆氏の「進歩(欧化)-復古(反動)」軸の「反動」を「伝統」に置き換えて、下の政治的スタンス5分類・8分類図に附合する形式に、「観念右翼」「革新右翼」「左翼」「オールド・リベラル」を各々位置づけたものである。 -... ※サイズが合わない場合はこちら をクリック ■3.村上重良「国家神道論」と反論 村上重良は戦後の宗教史の第一人者とされ、慶応大・龍谷大講師を勤めた人物である。 その主著『国家神道』(1970年刊)および『慰霊と招魂―靖国の思想』(1974年刊)は、終戦後まもなくの時期にGHQによって出された「神道指令」や、東京裁判の審理進行に合わせて提示された丸山眞男「天皇制ファシズム論」をベースとして、神道や靖国神社を「天皇制ファシズムによる侵略戦争のイデオロギー装置」と激しく批判し、戦後のマスコミや日教組の神道批判・靖国神社批判に「学問的根拠」を与えた、とされる。 以下、村上「国家神道」論の内容と、新田均氏の下記の著作による反論、および関連する近代日本精神史の出来事を列記します。 ◆1.「国家神道」に関する事実検証 ※サイズが合わない場合はこちら をクリック。 『国家神道』 村上重良(著)内容紹介国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで80年間、日本人を精神的に支配しつづけた。本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にとっていかなる意味をもったかを追求する。★評価★神道や靖国神社を批判する戦後左翼のバイブルとなった一冊。 ↓下は残念ながら現在絶版です。復刊アンケートにご協力願います。http //www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=39829 「現人神」「国家神道」という幻想 新田 均 (著) amazonで一部ページを拝見できます。豊富な実証的研究により、「明治以降の日本は北朝鮮のような異常な絶対主義君主国家だった」という立花隆など左翼の大嘘を完全に打ち破る名著※amazonの内容紹介より一部引用「現人神」「国家神道」??これらの言葉から、現代の日本人はどんなイメージを連想するだろうか。おそらく、狂信的な「天皇崇拝思想」と、それを支えた「国教制度」といったとこだろう。そして、この「日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度」は「明治政府が日本の近代化のために考え出した」などとされている。だが著者は、「そのような認識は思い込みに基づく幻想にすぎない」と喝破する。それは最近の実証的歴史研究の成果に照らしても明らかなのだが、これが意外と世間では知られておらず、歴史の専門家でさえ、少し分野が違っただけで知らない者が大多数なのだという。世間で知られていないことがそれほど大きな意味を持たないなら、それでもかまわないのかもしれないが、この「幻想」はわが国の首相の靖国神社参拝問題や政教関係訴訟、さらには教科書問題や外交関係にまで影を落としている。“虚像”が誰によって、いかにして創られたかを検証する。「「現人神」「国家神道」とは、日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度である」との嘘八百の言説に異議あり! こういったイメージが幻想に過ぎないことを、実証的歴史研究の成果に照らして明かす。 ◆2.自虐史観を完全に払拭する3STEP STEP1 「日本は韓国を侵略した」 → ×(嘘) 韓国はなぜ反日か?参照 ↓ STEP2 「日本は中国を侵略した」 → ×(嘘) 中国はなぜ反日か?参照 ↓ STEP3 「明治維新以降(あるいは戦前)の日本は異常な天皇制ファシズム国家だった」 → ×(嘘) 当ページの解説参照。但しその際に浅薄な皇国賛美史観に陥らないよう注意しましょう(⇒国体とは何か② ~ その他の論点参照) どうせなら早くSTEP3まで行きましょう。 ■4.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 大変意義のあるサイトに敬意を表します。国家神道に関する村上重良・新田均両氏の著作は歴史の事実と整合性がない、と云うのが現在の評価ではないでしょうか。佐藤雉鳴『神道指令・日米の錯誤』にそのことが記されています。二人の著作ではGHQ文書の解明ができていないということらしいです。 -- チキン (2012-03-09 09 27 32) 今晩は。佐藤氏のサイトを少し見ましたが、佐藤氏個人の独自解釈を強く打ち出している方という印象をまず受けました。こちらの政治思想・政治理論シリーズは、今の日本において「保守」として押さえておくべき「常識」とは何か、ということに主眼をおいて編集しており、新田均皇學館大学教授の論は、その検証内容の実証性・検証結果の総合性から見て、まさにこの「保守の常識」に合致する内容足り得るものと思量し当ページにて紹介しています。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 15 55) これに対して佐藤氏の論は、教育勅語の「内外」という文言の解釈に関する佐藤氏の異論申し立てから全てを演繹している感があり、本人の独自解釈ばかりで検証が浅く総合性に欠けるように思います。因みに教育勅語については、明治40年に文部省が公式に発表した英訳があり、そこでは「中外」は「in all places」となっていて「中外」を「宮中と民間」とする佐藤氏の独自解釈はやはり妥当ではないと思います。詳しくは教育勅語とその精神を参照願います。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 30 18) 補足すると、「保守として押さえるべき常識」とは具体的には、チャンネル桜・日本会議といった実績のある保守系団体・メディアの打ち出している公式的な見解、ということにほぼなります。新田均教授の見解は、この条件に該当すると思われます。これに対して佐藤氏の論は、単なる個人の独自解釈であり、かつ一見したところ、内容が散漫で結局読者の頭を混乱させる効果しかなく、むしろ有害との印象を受けました(従って、現時点では却下)。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 58 45) 以下は最新コメント表示 大変意義のあるサイトに敬意を表します。国家神道に関する村上重良・新田均両氏の著作は歴史の事実と整合性がない、と云うのが現在の評価ではないでしょうか。佐藤雉鳴『神道指令・日米の錯誤』にそのことが記されています。二人の著作ではGHQ文書の解明ができていないということらしいです。 -- チキン (2012-03-09 09 27 32) 今晩は。佐藤氏のサイトを少し見ましたが、佐藤氏個人の独自解釈を強く打ち出している方という印象をまず受けました。こちらの政治思想・政治理論シリーズは、今の日本において「保守」として押さえておくべき「常識」とは何か、ということに主眼をおいて編集しており、新田均皇學館大学教授の論は、その検証内容の実証性・検証結果の総合性から見て、まさにこの「保守の常識」に合致する内容足り得るものと思量し当ページにて紹介しています。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 15 55) これに対して佐藤氏の論は、教育勅語の「内外」という文言の解釈に関する佐藤氏の異論申し立てから全てを演繹している感があり、本人の独自解釈ばかりで検証が浅く総合性に欠けるように思います。因みに教育勅語については、明治40年に文部省が公式に発表した英訳があり、そこでは「中外」は「in all places」となっていて「中外」を「宮中と民間」とする佐藤氏の独自解釈はやはり妥当ではないと思います。詳しくは教育勅語とその精神を参照願います。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 30 18) 補足すると、「保守として押さえるべき常識」とは具体的には、チャンネル桜・日本会議といった実績のある保守系団体・メディアの打ち出している公式的な見解、ということにほぼなります。新田均教授の見解は、この条件に該当すると思われます。これに対して佐藤氏の論は、単なる個人の独自解釈であり、かつ一見したところ、内容が散漫で結局読者の頭を混乱させる効果しかなく、むしろ有害との印象を受けました(従って、現時点では却下)。 -- ページ作成者 (2012-03-10 01 58 45) 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
https://w.atwiki.jp/giin/pages/838.html
政党 名前 よみ 住所 TEL FAX Mail HP Blog Tw FB Yt テスト 山田 太郎 やまだ たろう てすとてすとてすとてすとてすとてすとてすとてすと 999-8888-9999 999-8888-9999
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/395.html
ページ:1 2 作品 ■▲▼ 乾いた公園 飴玉を喉の奥で転がして 逆上がり 人工的なグレープが 僕の細胞を壊してたとしても 空は入道雲すら作れないから チャラ 野良犬が女の子に噛み付いて 薄ボケた浮雲が笑うまで 地面を蹴って 蹴って 蹴って ぐるん ぺたっ ぐるん ぺたり 僕のポケットに何が入っているのか 知りたい痩せたジャングルジムが ゴホンとひとつ咳払いをして 「もしもし 少年の成り上がりで青年の成り損ないの 深緑で米国製のポロシャツをお召しになっている そこのあなた」 ぐるん ぺたっ ぐるりん ぺったり ほら 見ろよ ジャングルジムなんて興味ないのにさ ぐるん ぺたり ぐるるるん ぺったり 「あなたの その・・・右のポケット・・ いやぁ!違った違った!もといもとい! 左のポケット そうです 左のポケットには 涼しげな雰囲気というか奥行きと言うか シャバめいた妙味があるように感じられるのですが 一体そこには何が・・・・」 だから嫌なんだ 晴れてるってのは罪悪なんだ 僕は言ってやるんだ 「おい ここには何も入っちゃいないよ」 と そして靴跡のついた 砂と砂の間に光る石英の砕けた粒子に 唾を吐くんだ ぐる ぺたっん カルシウムナンテステテシマエ ぺたん 「そうですかぁ オホオホッホ 失礼千万! しかしですねぇ そこには 金物臭い尖んがった匂いが立ち込めてまして 例えば 牛を殺す時に使うような道具が あるような気がしたんですよ 失礼!失礼! オホホホホッホ 」 野良犬は女の子に噛み付く時間で 身包みひっ剥がして ガブリとやる時間で ぐるん ぺたり ぐるるぅん ぺたっ 僕は少しだけ唇の端っこを上げた 783-785 名前:乾いた公園 投稿日:2005/07/10(日) 09 47 38 ID p01kEoAy 【コメント】 824 名前:鍵盤@携帯 投稿日:2005/07/17(日) 00 19 58 ID taNGduW3 なんだか酷い経過ですね。 こんなツマラナイ詩に時間を費やすのは無駄だと思います。 なので、え~っと僕が失格になりますね。 「乾いた公園」を書きました。 はい。これで決着ついたでしょ? あとで(日曜の夜になりますが)トリップ付けてまた来ます。 はい。以上。 審査員さんお疲れ様でした。 439 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 34 19 ID 8wh+C41W >783 :乾いた公園 1/3:2005/07/10(日) 09 47 38 ID p01kEoAy いい青年が公園なんかに居るんじゃねぇーよ。って、口の端を引きつるように持ち上げ……かなぁ 混沌とした遊園地が幽遠・優艶 詩の世界だ。 442 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 00 26 43 ID PdGC/4q8 783-785 冒頭の4連が、なんといっても、いい。ジャングルジムの空虚な 語りかけが大部分を占める詩だけど、それよりも冒頭部のほうがよっぽど乾い た空虚さを感じる。その点では、構成にやや難あり、というところですか。 446 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 05 ID UFFkGu27 783乾いた公園 ジャングルジムがいいねえ。 ぐるん ぺた ぐるりん ぺったり という 擬音もいい(あ、今日は祇園祭りだ) どんなふうにも読めるわけだけで、またどんな風に読んでもいい詩だね。 ちなみにね、野良犬が心象風景の中の暴力と性欲の象徴だとして、 晴れてて乾いちゃった男=自分てなあ、潤いのない心象状態かな。なんとなく憤ってるんだけど それを乾いたユーモア感で包んであるところが良かった。 【得点】 4点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 (審査後に鍵盤氏はリタイアしています) ■▲▼ さびしぃんじゃぁー 裏切り者と言わんばかりの追求 そりゃぁたしかに三日坊主 細くやわらかに満遍なく とは撒いてない そろそろ強くなった 日差しに木陰のさわやかさ こんなに気持ちの良い憩いのひととき 皆々それぞれに 楽しんでいるじゃないか これでいいじゃないか 何しにきたと訊かれそうな そっけなさは 辛かったのさ 一人ぽっちの寂しさ哀しさ 寒くなるってしまう それなのにまるで契約でもしたような あつかましい 云われ方だ 楽しんでほしいよ 空の明るさ快適さを さて明日はどうしよう 今様の季節らしく 嫌がられてみるか 鬱陶しいと 787 名前:さびしぃんじゃぁー 投稿日:2005/07/11(月) 11 34 56 ID lwAql5nq 【コメント】 439 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 34 19 ID 8wh+C41W >787 :さびしぃんじゃぁー:2005/07/11(月) 11 34 56 ID lwAql5nq いい歳シテ、茶目っ気だしたンじゃーーー かなぁ?? 442 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 00 26 43 ID PdGC/4q8 787 梅雨の擬人化、という面では、上手く表現できていると思います。作者 の、そこはかとない優しい視点も感じるよね。一方で、ポエジーに届いている かどうか、という面では、微妙なところ。 446 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 05 ID UFFkGu27 787 さびしいじゃあ これもちょっと笑った、擬人化した天気の神さまかな? もうちょっと色づけが欲しいとこ ■▲▼ color to you 深夜十二時丁度 一日雨が降らなければ 私は骨を折る 両腕に青筋を立て 面には笑顔をたたえて 私は骨を折る コンビニで三六八円のビニール傘 その骨を一日一本 今日で全てを折り終えた 私は世界で最も 暴力的なシンデレラ せっかくの梅雨だというのに お天道様は 十三日間空を濡らさない 私の身体も 四九日間血を流さない そろそろ時間かしら 明日は ビニール傘の残骸をかき分けて 外に出なきゃ コンビニに新しいビニール傘を 買いに行かなくちゃ それのついでに ストリップ劇場にも行こうかしら でも、本当は知っている 明日こそ雨が降る事を 明日も血が流れない事を 私は、知っている 何時もの梅雨が始まり 恵みの雨が嘲ながら この身を撫で回す事を 788-789 名前:color to you 投稿日:2005/07/11(月) 15 26 11 ID nvAP+Gsi 【コメント】 817 名前:さい ◆YkbutFA6Pw 投稿日:2005/07/16(土) 22 54 02 ID If0TfKX2 788-789color to you ギシギシと破綻したような文章で全体が包まれてるねえ。意味は問わない。この感覚好きだなぁ。 439 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 34 19 ID 8wh+C41W >788 :color to you 1/2:2005/07/11(月) 15 26 11 ID nvAP+Gsi 骨を折る……て、のが、インパクトあるが、まだ消化不足かなぁ……?? 442 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 00 26 43 ID PdGC/4q8 788-789 「世界で最も暴力的なシンデレラ」ってんですが、あまり「らし さ」を感じませんでした。根底に流れるイライラ感なのかな、それを上手く言 い表せないもどかしさを感じます。 447 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 26 ID UFFkGu27 788 color to you 傘の骨を折っていく必然性みたいなもんがわかんなくって そのせいで詩全体の説得力が足らないみたいです。 雰囲気はいいもんがあるのでちょと惜しい。 【得点】 1点 さい ◆YkbutFA6Pw:1点 ■▲▼ 霧散 雨が降る 俺の中で 雨が降る やけに白い雲が 俺の脳に絡みつき クシャクシャに蝕んで 混ざり合って そこから薄汚れた雨を降らすのだ 雨は激しく肺腑を打ち 居た堪れない苦しさは この空洞の身体に響き渡り 俺の嗚咽となる 腕を振るうと 叩きつけられた水が 指を震わして その反動は反動を重ね 俺を醜く踊らせるのだ 身体中から漏れる 或いは 染み出でる水は 干乾びた地面に届く前に 色素を失ったような大気の中で 蒸発して消えた ぽっと出る水蒸気は 俺に対する憐憫のように思えた いっそ 身体に巣くう雨を降らしきり カラカラに干乾びて 崩れ去り 無表情の風に 埃と一緒に舞い上げられ霧散できたら 霧散! その響きは 俺の冷え切った胸を弾ませた 予期しなかった力強い鼓動に 俺は情けなく ひび割れた地面に突っ伏した 興奮に身体が痺れた ずるずると 地面に顔を擦りつけながら 俺は 雨が遠いことを祈った 790 名前:霧散 投稿日:2005/07/11(月) 17 01 21 ID 2xxJkpbm 【コメント】 439 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 34 19 ID 8wh+C41W >790 :霧散:2005/07/11(月) 17 01 21 ID 2xxJkpbm 霧散 > 降らす > 崩れ去り >擦りつけ この関係が、なぜ、 > 「俺は 雨が遠いことを祈った」 ったのか? ……読み取れなかった。 443 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 01 02 11 ID PdGC/4q8 790 ずいぶんと強いことばの連続です。が、全体的に古臭さを感じます。 内面の葛藤や嫌悪を、「雨」と比喩する必然性についても、説得力が不足して いるかなあ。 447 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 26 ID UFFkGu27 790 霧散 雨を心の中の負の感情に喩えてるみたい。 ■▲▼ 空梅雨 今年は空梅雨だなと、空を見上げれば 無数の蛙がゲコゲコと降ってくるではないか とうとう、蛙が降り出したかと 黒い傘を刺す 道は蛙で埋め尽くされ 時々すれ違いざまに 知らぬ人が蛙を踏みつけていく そのたびに カエルは ゲコ と鳴いて ペシャンコになっていく 道行く人々が ゲコ ゲコ と蛙を鳴らしていくので しまいには踏まれていない蛙まで鳴きだして大合唱を始める これが俗に言う蛙時雨かと思いながら家路を急ぐ 家に帰ると娘がお父さん今日は蛙が降ってますねと 普通に言うので私もあぁ降っているなと答える 嫁も貴方今日はやけに蛙が降ってますねというので そのおかげでうるさないと答える 水場も無いコンクリートの上で一日中蛙は鳴き続けたが 一晩明けてみると、全部の蛙が干からびていた 私は一匹一匹に墓を作ってやる 戒名も付けてやる 娘が後に続いて花を供えてやる 妻が念仏を唱えてやる 死骸の後を辿っていくと 湖についてそこでは生き残った蛙たちが鳴いている ポツリポツリ とようやく雨は降り出した 791 名前:空梅雨 投稿日:2005/07/11(月) 19 59 29 ID 8+oT+5Fs 【コメント】 817 名前:さい ◆YkbutFA6Pw 投稿日:2005/07/16(土) 22 54 02 ID If0TfKX2 791空梅雨 一口サイズの満足感。オチに何か調味料かけて欲しい気はするけど。 440 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 37 03 ID 8wh+C41W >791 :空梅雨:2005/07/11(月) 19 59 29 ID 8+oT+5Fs 踏まれるとゲコゲコ なんて、すごい。 だが、ユーモラスも、かえる田からかなぁ? 443 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 01 02 11 ID PdGC/4q8 791 「かようびのよる」って絵本があって、それは多数の蛙が空を飛んでる んですね。それを思い出しました。蛙にいちいち戒名までつけるおかしみはあるけど、ちょっとストーリーの洗練さが足りないかなあ。 447 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 26 ID UFFkGu27 >791 空梅雨 ああ、この一面の干からびたかえるの死体は惚れた。 しかし一個づつ供養するんはえらいこっちゃだね。 【得点】 3点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 さい ◆YkbutFA6Pw:1点 ■▲▼ 空梅雨に紫陽花色の掌 朝八時、学生達で混み合う通学路 ひび割れたコンクリートに 陽射しの刺さる喉 今年は空梅雨らしい 季節に正しく咲いたはずの紫陽花の殆どが 既にもう枯れていることに驚いていたら 後ろから掛けて来た知恵遅れの中学生が 僕に大きな声であいさつをした 何かを失ったままの僕の頭の奥がずしりと痛み 黙ったままの僕の手を彼は握った 汗ばんだ皮膚同士が熱を持ってまじり合う 生きている、それだけの事実を久し振りに思い出した僕の睫毛は 周囲を完全に無視して新しい梅雨を覚えていった 792 名前:空梅雨に紫陽花色の掌 投稿日:2005/07/11(月) 21 45 47 ID P0veh9S+ 【コメント】 817 名前:さい ◆YkbutFA6Pw 投稿日:2005/07/16(土) 22 54 02 ID If0TfKX2 792空梅雨に紫陽花色の掌 普通なんだけど、すごくカラカラしてて良いな。若々しくて好感触。 440 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 37 03 ID 8wh+C41W >792 :空梅雨に紫陽花色の掌 :2005/07/11(月) 21 45 47 ID P0veh9S+ かなり重量感のある「生きている」だなぁ、……ちょっと物足りない書き足りない……かなぁ? 443 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 01 02 11 ID PdGC/4q8 792 テーマとしては、面白みがありそうです。やはり気になるのは表現の生 硬さ、でしょう。3連めや最終連(「何かを」とか、手をつないだだけで生を 実感するとか)に、特にそれを感じました。 447 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 26 ID UFFkGu27 >792 こういうのってケッコウ好きです。 情景詩と人間詩をあわせたような温かみがあります。 452 名前:モコモコ ◆Moco/9DDpQ [sage] 投稿日:2005/07/17(日) 20 32 32 ID 1sv8QAbf 792 空梅雨に紫陽花の掌を書きました 読んでくださった方々ありがとうございます。お疲れ様です。 チャンプのおふたり、おめでとうございます 【得点】 1点 さい ◆YkbutFA6Pw:1点 ■▲▼ 傘 青空 腹が立つ 雨 俺の役目=出番 人=降ると困る 傘=振らないと困る 作物=恵み 太陽=いらない 豪雨=絶対必要 自分=? 自分=必要である? 自分<青空 自分>雨 現在 青空 青空=不必要 自分=不必要 青空 腹が立つ 793 名前:傘 投稿日:2005/07/11(月) 23 49 30 ID HIh2KX4P 【コメント】 798 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/07/13(水) 01 55 11 ID 7SD7fHIL 3点 793 :傘:2005/07/11(月) 23 49 30 ID HIh2KX4P 明快で共感湧く。傘の心境。 817 名前:さい ◆YkbutFA6Pw 投稿日:2005/07/16(土) 22 54 02 ID If0TfKX2 793傘 これはこれで完成されてる。美しい。着地も悪くない。 440 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 37 03 ID 8wh+C41W >793 :傘:2005/07/11(月) 23 49 30 ID HIh2KX4P これ、わらった、こまった、困惑した。 よかよか、仕事があればよか 443 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 01 02 11 ID PdGC/4q8 793 こりゃあ詩じゃなくて骨組だな、という印象を抱いて、ああそうか、と 納得しました。傘だから骨組にしたんだな、と。そういった面白みはあるね。 447 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 26 ID UFFkGu27 793 傘 僕は傘なわけね。まあ、それだけの内容なわけだけど =を巧く使ってある技法がいい。 5 名前:スプリング ◆0zNSR4UTE. [sage] 投稿日:2005/07/17(日) 19 28 06 ID 1Y64P66N すみません。 嘘だと絶対に思ってしまうでしょうが、俺が傘を書きました。 役に立たない傘に心をつけてみると面白いかな、と。 さて。チャンプの件ですが、 鍵盤氏が脱落したというのもそうなんですが、 題を決めれないし、こんな奇跡が起きて勝てたような詩で チャンプっていうのは、どうも腑に落ちないというか。 6 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2005/07/17(日) 19 48 58 ID ASW6V1wx 5 お題「入学」のときも似たようなことがありましたね。 「こんなつまらない詩がチャンプなんて駄目。辞退したい」 お題「駅」のときも、低得点だったために暫定チャンプが延長審査を 承認してしまい、poemを交えてスレは荒れてしまった気がします。 上手な作品=チャンプではありません。棚からボタモチのように、幸運な作者が獲得する ものだと思います。「腑に落ちない」なんて言わずに、「傘」を支持した審査員は確かに存在 しますので、安心してチャンプを受け取りませう~。 7 名前:スプリング ◆0zNSR4UTE. [sage] 投稿日:2005/07/17(日) 19 54 58 ID 1Y64P66N 6 分かりました。。。 とりあえずチャンプを受け取ります。 【得点】 4点(チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 さい ◆YkbutFA6Pw:1点 ■▲▼ オーバーラップ 皮膚のコンマ数ミリ下で ヒリヒリと肉を焦がし収縮する 刺青。 英数字。 (汗が。 疵口に汗が沁みるな) 教練。 1 2 3 死 5 6 死 7 死 死 10 ・ ・ ・ 感情の有る二次創作物だった。 ぼくら。 ―――――――――― 上空を見上げると 鮮烈な逆光の中 黒い巨大な鳥が(その時は鳥に見えた) 悠々と旋回していた それに呼応するかの様に 「センセイ」の無味乾燥な声 (というよりも「音」と呼んだ方が正しいのだろうか) が、陽炎の奥で、 グラウンドの四隅にある古びた放送塔から響いてきて まだ自由時間の最中だったが、ぼくら は「コーシャ」に半ば無理矢理押し込められた。 (ちなみに、コーシャ、とは「校舎」だとか、或いは「公社」とか。そんな意味だったように記憶している) 年初に塗り替えられたばかりの その生成りの外壁に 反響し合っていた「センセイ」の声が、 暫くの間余韻に化けて 辺りの空間を静かに支配していた。 <次に聴こえて来たのは けたたましいまでの連続した発砲音で 僅か後、遠くの方で爆発音――> 鉄の鳥はその流線型の体躯から もくもくと灰煙を吐き出し 西の海の彼方へ風に乗って流れて往く 僕達は「コーシャ」の2階の窓ガラスに貼りついて ずっと見ていた ぼくら の誰かが歓声をあげる ぼくら もそれに続く 青い天空に 一筋の雲 それは 綺麗だった 綺麗過ぎて 何だか呆けた。 ―――――――――― ねー、ぼくら 選ばれて此処に来て、さ、 うん。 自ら望んで、此処にいる訳でもある、 まあね。 サッカーボールが唯 罅割れた無人のグラウンドを駆ける 不幸 だとか――― うん。 間違っている だとか ・・・・・・ 言う人は言うけど うん。 困るよね ・・・・・・まあね。 何時の間にか 視界の隅の灰色がその口腔を広げ、 久しぶりの 雨が来る うん。 涙雨 (笑) よせよ (笑) 夕食を済ませた後にはもう 本降りになった雨粒が 激昂するかの様に大地を叩く。 ぼく はそれをぼんやりと暫く見ていたが 明日に備えて早めに就寝することにした。 「何故雨は降るのか」 なんて、 当時は考えもしなかったな。 794-796 名前:『オーバーラップ』 投稿日:2005/07/11(月) 23 56 59 ID iHb0dcEi 【コメント】 440 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/07/12(火) 12 37 03 ID 8wh+C41W >794 :『オーバーラップ』 1/3:2005/07/11(月) 23 56 59 ID iHb0dcEi 何か思い出して、回想して、述懐して、ちょっと、反省しているのだろうか? 最後に、思いもしなかったと、云うのは??? 443 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/07/14(木) 01 02 11 ID PdGC/4q8 794-796 印象的なシーンやことばが、いくつもいくつもあって、それなの に、詩の世界自体はなかなか頭に入って来ない。なんつーかなあ、ことばには 広がりを感じるんだけど、世界の広がりが少ないのかなあ。 447 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/07/16(土) 21 47 26 ID UFFkGu27 794 オーバーラップ 異世界なんだろうなあ、 村上龍の5分後の世界みたいな雰囲気がする。 ケッコウ考えて構築してある世界みたいなんだけど、記述が少なすぎて 目の当たりにできないのがすごくもどかしい。 459 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. [sage] 投稿日:2005/07/19(火) 08 10 03 ID gqcAAVow こんにちは。歩くセクシャルハラスメント、久々のヒゲルドです。 『オーバーラップ』を書きました。 急な思いつきで何だかもう、時間もないし長くなりそうで面倒になるから適当な 短さで終えたりして、見事に中途半端なものになりました。皆様のご指摘のとおりです。 久々に、読み返して 「あっちゃあ~」 と全身が紅潮し局部も萎えるような作品が出来あがりました。 にも関わらず加点してくださったカノープスさんありがとう。 寸評くださった方もありがとう。 あ~りがと~う あ~りがと~~~~う 感謝~して~ それでは俺の駄作よ、、安らかに眠ってください。○ーメン。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/yuuta00/pages/154.html
いやいや、微妙~ どこぞの評論家は1.2のおもしろみはあまりないが、 3でうまくまとめている・・・ ようなことを言っていたが、全く逆の感想だな。 1.2でわかったことを3で丁寧に説明して話てる感じ。 これで4がなかったら、ショック。
https://w.atwiki.jp/politika/pages/547.html
引っ越しました! 新しいサイトはこちらをクリック
https://w.atwiki.jp/mhp2g/pages/910.html
黒子シリーズ【ガンナー】 基本性能 値段 防御力 火耐性 水耐性 雷耐性 氷耐性 龍耐性 装備一箇所 15500z 28 4 3 3 -1 4 装備全箇所 77500z 140 20 15 15 -5 20 330 最大強化全箇所 z 未記入 ※下段は防御力や防御属性の上下に影響するスキルを適用した後の数値 防具強化 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 LV10 LV11 LV12 LV13 防御力 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 強化素材 鎧玉 鎧玉 上鎧玉 上鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 重鎧玉 重鎧玉 王鎧玉 王鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 費用 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 黒子ノ面隠 気配+2 底力+3 精密射撃-1 砲術+3 O-- 金獅子の尖角*2 金獅子の黒毛*3 火竜の逆鱗*1 鋼の上龍鱗*3 胴 黒子ノ装束 気配+2 底力+3 精密射撃-1 砲術+3 --- 金獅子の尖角*1 金獅子の黒毛*4 鋼の上龍鱗*2 鋼龍の翼膜*2 腕 黒子ノ篭手 気配+2 底力+3 精密射撃-1 砲術+3 O-- 金獅子の尖角*1 金獅子の尻尾*2 鋼の上龍鱗*2 蛇竜の上皮*2 腰 黒子ノ帯 気配+2 底力+3 精密射撃-1 砲術+3 O-- 金獅子の尖角*1 金獅子の黒毛*4 鋼の上龍鱗*2 蛇竜の上皮*2 脚 黒子ノ足袋 気配+2 底力+3 精密射撃-1 砲術+3 O-- 金獅子の尖角*2 金獅子の黒毛*2 鋼の上龍鱗*2 蛇竜の上皮*2 スロット合計/必要素材合計 4 金獅子の尖角*7金獅子の黒毛*13金獅子の尻尾*2鋼の上龍鱗*11鋼龍の翼膜*2蛇竜の上皮*6火竜の逆鱗*1 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 気配 +2 +2 +2 +2 +2 +10 隠密 底力 +3 +3 +3 +3 +3 +15 火事場力+2 精密射撃 -1 -1 -1 -1 -1 -5 砲術 +3 +3 +3 +3 +3 +15 砲術王 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発生するスキルのことです。