約 9,446 件
https://w.atwiki.jp/1548908-nt/pages/51.html
登場デュエリスト:真崎杏子 カードトレード:以下の中からランダムで選んでくる(A→|←Bこの表記は固定) ●真崎杏子→ ←プレイヤー もけもけ 魔性の月 ピケルの魔方陣 踊る妖精 マジシャンズ・サークル→ ←賢者の宝石
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/110.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91】 【92】 【93】 【94】 【95】 【96】 【97】 【98】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1335458702/ 【前】 597 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/08(火) 00 38 10.38 ID Ahpd/T+W0 [1/2] 650 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/09(水) 00 37 00.99 ID k1LbWgSy0 [1/2] 684 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/10(木) 00 17 55.74 ID mXPSfYyl0 [1/2] 749 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/11(金) 00 15 38.82 ID wddil/Jy0 [1/2] 850 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/13(日) 00 41 29.37 ID aCKJb++R0 [1/4] 897 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/14(月) 00 46 32.94 ID lUrj3pMy0 993 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 00 42 24.06 ID wFRCFO5b0 [1/2] 597 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/08(火) 00 38 10.38 ID Ahpd/T+W0 [1/2] 5月8日、今日は晴れたね杏子ちゃん! 今日は珊瑚海海戦が起こった日でヨーロッパ戦勝記念日 第33代アメリカ合衆国大統領ハリー・S・トルーマンの誕生日で哲学者ジョン・スチュアート・ミルの命日 1945年5月7日にドイツが降伏文書に調印して連合国がヨーロッパにおいて勝利し、 5月8日を以ってヨーロッパにおける全ての戦闘が中止されたことを記念して今日は「ヨーロッパ戦勝記念日」とされる トルーマン大統領は日本への原爆投下を承認した事やマッカーサーを更迭した事で有名だ 原爆投下に対しては米国内でもかなりの反発があったらしいが、トルーマンがそれを強行したと言われる また、トルーマンは1941年6月24日のニューヨーク・タイムズには彼のとんでもない言葉が残されているみたい 「もしドイツが勝ちそうならロシアを、ロシアが勝ちそうならドイツを助けねばならない。 そうして彼らが出来るだけ多くを殺すよう仕向けるのである」 恐ろしすぎて笑えないね杏子ちゃん また、今日は「ゴー(5)ヤー(8)」の語呂合せで「ゴーヤの日」とされているようだよ ごめんね杏子ちゃん。わたし、ちょっとゴーヤは好きじゃないの… その代わりに杏子ちゃんにトロピカルなジュースを奢ってあげるね なんか暇だなー わたしは暇つぶしに杏子ちゃんのアホ毛を引張ってみることにした ターゲットの杏子ちゃんは酷い寝相でおへそを出して絨毯の上で寝転がっている さーて、じゃあさっそく一本抜いてみるとするよ! 「痛っ!」 あれ?寝てたんじゃなかったの杏子ちゃん? 「あんたに今起されたところだ!」 杏子ちゃんはちょっと涙目になっていた。痛かったのかな? ごめんね杏子ちゃん。悪気はなかったの! 「嘘つけ!人の髪の毛引張っといてさすがにそりゃないぜ」 それにしても杏子ちゃんのアホ毛ちゃんって甘い味がするねぺろぺろちゅぱちゅぱ 「うわっ!汚いからやめろよ!///」 そんな事言ったって杏子ちゃんのアホ毛ちゃん美味しいんだもん 今度はそっちの生えてる方のアホ毛ちゃんをぺろぺろさせてもらおうかな? 「おいばかやめろ」 嗚呼、杏子ちゃんの頭とってもいい匂いがするよぉ/// 「ふっざけんじゃねぇ!そろそろいい加減怒るぞ?」 あんあんぺろぺろあんあんあん!!!/// 「」バシッ え? 「気持ち悪…」 え?… 「きめーんだよ、あんた」 えっ?… 「正直引くわ…」 … そ、そ、そんな事言っちゃって照れてるんだね?あんあんぺろぺろ!!!!1 「やめろよ」バシッ ご、ごめんなさい… その日は結局、一度も杏子ちゃんは口を利いてくれなかった でも、「いただきます」と「ごちそう様でした」だけはちゃんと言ってくれた でも、本当にそれだけ?美味しい?って聞いても無言で食べる杏子ちゃん 聖女の顔も三度までってわけだね杏子ちゃん… 自業自得とは言え、今日一日はすごい寂しい思いをする事になっちゃった。 でも杏子ちゃんに冷たくあしらわれるのも…悪くないかもしれないなぁ 寧ろ、ちょっと癖になっちゃいそうだよ/// コメント 650 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/09(水) 00 37 00.99 ID k1LbWgSy0 [1/2] 5月9日、呼吸を整えて杏子ちゃんとあんあんあん! 今日は日本初の飛び降り自殺があった日で、赤軍がプラハを占領した日 鎌倉幕府初代将軍源頼朝の誕生日で詩人フリードリヒ・フォン・シラーの命日 プラハの戦いは5月5日から始まっており、ナチス・ドイツが8日に降伏文書に調印したにも関らず、 ソビエト赤軍によるプラハへの攻撃は5月11日まで続いたという 因みに旧日本軍も降伏後(ポツダム宣言受諾後)、樺太の戦いや占守島の戦いもソ連軍と交戦しているが、 日本の場合、日本が正式に降伏文書に調印したのは9月2日の事なので、 日本の対ソ戦とドイツのプラハの戦いは少し勝手が違うかもしれない 源頼朝はいい国(1192)つくろう鎌倉幕府で有名な鎌倉幕府初代将軍だ でも最近は1192年より1185年という説の方が有力みたい。これじゃあいい箱作ろう鎌倉幕府になっちゃうね なんか鎌倉幕府って地味だよね杏子ちゃん って言おうと思ったけど鎌倉幕府は源氏将軍、摂家将軍、宮将軍とけっこう忙しい時代だったね やっぱり地味なのは室町幕府かな?わたしはけっこう好きだけどね また、「アイスクリームの日」みたいだよ。社団法人日本アイスクリーム協会が1965年に制定したんだって たまにはアイスクリームでも食べてみようか杏子ちゃん! 今日は杏子ちゃんと一緒に鎌倉にやって来たよ! 鶴岡八幡宮とかを観光ついでにアイスクリームを買ったの 杏子ちゃんは舌をちろちろさせてアイスクリームを舐める 美味しい?と聞くと杏子ちゃんは快く頭を縦に振ってくれたの そんなご機嫌な杏子ちゃんと一緒にわたしは海岸の方に歩いていった それにしても日が伸びたね。この前はもう真っ暗だったのに綺麗な夕陽が輝いているよ 「なぁ」 杏子ちゃんは凛々しくも可愛らしいお顔でわたしの顔を見つめる ヤダ…///見つめ合うと素直にお喋り出来ないよぉ/// 「津波のような侘しさに怯えてるかい?///」 うん///めぐり逢えた瞬間から杏子ちゃんの愛に怯えてるの/// 「そんなこと言わないで死ぬまで好きと言ってくれよ///」 鏡のような夢の中で微笑みをくれた杏子ちゃんにならいいよ/// 「へへへ///」 わたしの馬鹿に付き合ってくれてありがとね/// じゃあそろそろ夜のラブラブタイムを始めようか?/// あんっ///濡れた性みたいに妖しげに五臓六腑を駆け抜けるような激しさだよぉ/// 「どうだい?あたしとあんたのロマンティックな愛のジュースは?///」 もっと抱きしめて!///わたしのどがからからだよぉ///杏子ちゃんの愛に枯渇してるの/// 「しかたねーやつだな///あたしの愛が刃を剥くぜ?」 ,/ i / !,...'/__ _ ,rヘ、 , / レ( i ; -i, > / / ,ヽ/(` ̄ ̄ ̄`─`‐,| ;. .──‐┐ / ゝ,( ` ヘ ヘ /そ i、 ,ム' , , ^ 、 \-.、 / / | ヽ ).、 , < / ∠ノ ヽ , 、 ` V r 、_ ゝ __, , ,ノ ヽ. rx,ヘ ̄ フ // ヽ`.十─ , rヽ、└,_ ム< ∧ ゝ, -/ /7' \i \ /.x ゝ___/ ハ ゝ,「.'./,ァ / \ ,x ──.\ / ` ─ .i ! ヽ ./ /,,, ̄ ̄ _ ̄ ̄ ̄,,, / ' ,ノ /. ゝ ./ 〈 r 'ゝ' ヽ / / /i┘ / V<i. .、 i ) フ ! ,/ | ヾ >.、 ゝ ` .V.x`┐、 `____ ,! ゝ (--.! i ヽ∧ ' >x、 |ヽヾ!- ノ!< ,〉 _ i__ノヽ' i >┐-x二O'__ > `ヾ ---, ノ,..--、 ヽ Y--x / i iヽ、 ヽ、 \ ヽ「iノ /__, / i .〉 .} 〉 ヽ `ヽヽ  ̄ , 「 .i ム ' ` - ' ヽ ` .ヽ、 .,/,丿,ム ̄ ヽ __/`--' vv') ̄ ヽ ゝ-vニ'‐'__/ 〉 ` ̄ ^.─ コメント 684 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/10(木) 00 17 55.74 ID mXPSfYyl0 [1/2] 5月10日、孤島で杏子ちゃんと二人きりで暮らしてみたいなぁ 今日は最澄と空海が遣唐使として入唐した日でイギリス軍がアイスランドに侵攻した日 清和天皇や伏見天皇の誕生日で小説家二葉亭四迷の命日 空海と最澄は唐から密教を持ってきた事で有名だが、この二人は書物の貸し借りを巡って絶交したらしい 最澄は空海に「経典を見せてほしい」と頼んだところ、空海は「お前にはまだ早い」と答えたみたい 昔、テレビか何かで見ただけだから詳しくは覚えてないの。ごめんね杏子ちゃん 知っての通り空海の方が最澄より唐で学んだ期間は長い。だから、空海の方が密教には詳しかっただろう 最澄ももっと唐で長く学びたかっただろうけど、日本に帰らねばなかったの。因みに最澄は空海より年上。 なんか最澄が少しかわいそうに思えてくるね。プライドがズタズタだよ! 二葉亭四迷は『浮雲』や『平凡』を著した小説家 夏目漱石はI love youを「月が綺麗ですね」と訳したけど、四迷は「私、死んでもいいわ」と訳したみたい なんかロマンチックでいいね杏子ちゃん また、今日から17日までは「愛鳥週間」らしいよ そういえばこの前トキの赤ちゃんが生まれたとかニュースでやってたね ちゃんと元気に育つといいね杏子ちゃん! 杏子ちゃんはバードウォッチングとかに興味があったりするのかな? なんて聞くのは無粋だよね。杏子ちゃんは鳥の観察よりも焼き鳥を食べたりする方が好きだもんね! 「やっぱ焼き鳥屋の焼き鳥はうめーな!」 そうだね杏子ちゃん。スーパーの焼き鳥とは比べ物にならない美味しさだよ 「スーパーとかのも嫌いじゃないけど、やっぱり焼き鳥屋の焼き鳥には敵わねーよなー」 特にレバーは焼き鳥屋さんのとスーパーのじゃ天地の差だよね 「あー。なんとなく分かるな、それ」 杏子ちゃんは美味しそうにレバーをもぐもぐしている。杏子ちゃんのレバー。えへへ、杏子ちゃんのレバー/// 「どうしたんだ?そんなニヤニヤしてさ」 ううん、なんでもないよ! 「でも、焼き鳥食ってるとなんか美味い飲み物とか一緒に枝豆とかが欲しくなるな」 ビールとか焼酎とか?おつまみにはイカの一夜干しとかもいいよね! 「あんた…まさか飲酒してるのか?おつまみのチョイスもなんかおっさんみたいだぞ」 そんなことしてるわけないよ!未成年の飲酒は禁止されているんだよ杏子ちゃん! でも、大人になったら杏子ちゃんと一緒に居酒屋めぐりとかしてみたいな! 「へへ、あたしも楽しみにしてるよ。でもあんたって本当にチョイスがおっさんみたいだなー」 でも居酒屋メニューって美味しいの多くない?ホッケとか唐揚げとか焼き鳥とか… 「確かにそう言われてみるとそうだな。デザートのバニラアイスとかも美味そうだし……」 よだれ出ちゃってるよ杏子ちゃん!ぺろぺろぺろぺろぺろりんが 「わっ!きたねーからやめろよぉ///」 汚いなんてとんでもない!杏子ちゃんの涎は透明で綺麗で甘くて美味しい聖水だよ/// あぁん、止みつきになっちゃうよぉ/// 「バカ///口の中にまで舌入れてくるなよぉ///」 ごめんね杏子ちゃん/// でも、杏子ちゃんの涎が美味しすぎていつもこうやって摂取してないと禁断症状になっちゃう/// 「仕方ねーな///あたしもあんたとキスしてないと禁断症状になっちまいそうだよ///」 あの木の枝を見て杏子ちゃん。仲睦まじそうな鳥の番がわたし達の事を見ているよ 「仲良さそうな鳥だな。まるであたし達みたいだ///」 杏子ちゃんったら/// わたしと杏子ちゃんは比翼連理だね/// コメント 749 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/11(金) 00 15 38.82 ID wddil/Jy0 [1/2] 5月11日、久しぶりに杏子ちゃんが鯛焼きをはむはむしていた 今日は大津事件が起こった日でノモンハン事件が発生した日 呉の初代皇帝孫権や初代柳生藩主柳生宗矩の命日でもあるよ ノモンハン事件は1939年に起こった日ソ両軍の国境紛争事件だね 「事件」とは言っても、実際、日ソ両軍はかなりの量の戦車や航空機を戦闘に動員しているよ 日本とソ連はこの軍事衝突は一国境紛争に過ぎないとしていたみたいだけど、 中国とモンゴルは「ハルハ河戦争」と称しているみたい 柳生宗矩は将軍家御流儀としての柳生新陰流の地位を確立した剣術家だよ でも杏子ちゃんと言ったら槍だよね!でも槍術ってあまりメジャーな言葉じゃないね 流派としては竹内流・新陰疋田流・鹿島神流・宝蔵院流というのがあるみたい 槍術と一口に言ってもかなりの種類の槍術があるみたいだよ 使う槍にも素槍・大身槍・鎌槍・管槍・手突槍と色々な種類があるんだって 杏子ちゃんの槍はどの部類に入る武器なんだろうね? 蛇腹剣?多節棍?でも、これじゃあ最早「槍」じゃないよねー… もう「杏子ちゃんの槍」って分類でいいんじゃないかな? そういえば、最近は魔女が少ないとかで杏子ちゃんの華麗な槍捌きを見ていないなー 平和なのは何よりだけど偶には杏子ちゃんの華麗な魔女狩りを見てみたいなと思ってしまうのでした 「すごい嵐だなー。ってこの前もこんな天気じゃなかったか?」 そうだね、杏子ちゃん。最近はお天気が不安定で嫌だよね さっきから風とか雷とか五月蝿くて気が滅入るよ…。 「こう、昼からこんな真っ暗だと色々とやる気がなくなっちまうよな」 本当にその通りだよ!だって、暗くて杏子ちゃんの可愛らしいお顔がよく見えないもんね 「照れるじゃんかよ…。それに暗けりゃ電気を点けりゃいいじゃんか」 確かにその通りなんだけど、何かこんなお昼から電気つけるのが悪いような気がしちゃうの ほら、世間は『節電しよう!』みたいな風潮じゃない 「でもあんた夏にはクーラー、ガンガンにつけるんだろ?」 うっ…。それを言われるとちょっと困っちゃうなー 「そんな神経質になって節電する必要なんかねーって。必要な時には使えばいいんだよ それで、あとは無駄遣いしないように気をつけりゃいいだけだしさ」 確かに…。もっともな意見だね杏子ちゃん! でも、電気はつけないよ杏子ちゃん 「どうしてさ?」 こんな天気だし何かをやるにしてもやる気が湧かないと思うの だから、偶にはお昼寝なんかしてみようかなーって 「確かに昼寝するんなら電気点ける必要もないな」 それで、杏子ちゃんも一緒にお昼寝する? 「そうだな、あたしもあんたと一緒に昼寝することにするよ」 寝台の上でわたしは杏子ちゃんにぴったりくっついて目を閉じる 「なんでそんなあたしにぴったりくっついてんだ?」 雷が怖いの。激しい風の音がわたしの不安を掻き立てるの 「不安?一体何の不安さ?」 こんなに頻繁に雷が落ちる音を聞いているとそのうちここにも落ちてきちゃいそうで怖いの ━━ババリバリッシュ!ズドドドドーン!━━ ほら、また雷が何処かで落ちたよ。ひょっとしたら今日のうちに撃たれて死んじゃうかも 「心配症だな」 雷がここに落ちてきたら杏子ちゃんはわたしのこと助けてくれる? 「あぁ。間に合えばな」 間に合わなかったら? 「そしたら悪いがあたしと一緒に雷に撃たれて死んでくれ」 杏子ちゃんは寂しがりやさんだね 「だってひとりぼっちは寂しいじゃんか」 うん、ひとりぼっちは寂しいよね それに杏子ちゃんと一緒に死ねるならわたしも本望だよ さあ、変な事考えてないでそろそろ寝よっか? 「そうだな。あたしの手、ギュッとしててもいいぞ」 ありがとね、杏子ちゃん。お言葉に甘えさせてもらうよ コメント 850 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/13(日) 00 41 29.37 ID aCKJb++R0 [1/4] 5月13日、今日は雨が降らなかったね。やったね杏子ちゃん! 今日は金閣寺の上棟式が行われた日で宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で決闘したとされる日 浄土宗開祖法然の誕生日で戦国武将武田信玄の命日でもある 金閣寺というのは通称で正式名称は鹿苑寺、臨済宗のお寺だよ 室町幕府の第三代将軍足利義満の時代の文化、所謂北山文化に代表される建築物として有名だね 罰当たりな事に1950年に21歳の或る大学生に放火され、金閣寺の貴重な文化財が数点消失してしまったの その5年後の1955年に再建されたのが現在の金閣寺の姿だという 武田信玄は戦国時代の武将の中でも最も知名度の高い武将の一人だよね わたしはあまり戦国武将についてよく知らないけど風林火山くらいなら知ってるよ杏子ちゃん! そういえば、風林火山って孫子の言葉らしいね また、今日は「メイストームデー」らしくて別れ話を切り出すのに最適な日とされているみたい こんな記念日わたしたちにはいらないよ!ねっ、杏子ちゃん? カレンダーを見ると今日は先勝。「先んずれば即ち勝つ」の意味らしい 午前中は吉、午後二時より六時までは凶とされるとか 「『善は急げ』ってやつだな」 それの反対の意味の諺に『悪は延べよ』ってのもあるんだよ杏子ちゃん 「へー。でも悪はしない方がいいよな」 そういうニュアンスも含まれて入るみたいだよ でも、先勝って早起きが苦手なわたしにはちょっと勿体無いなー 先負の方がわたしには合ってるよ。勝負事には向いてない日らしいけど 「でもその先負って魔法少女には向いてないよな」 確かにそうだね。でも、あくまでも迷信だからそんなに気にしない方がいいよ 「そうだな。そういえば、『赤口』ってのはどんな日なんだ? 仏滅とか友引とか大安とかはなんとなく字から分かるけど赤口は何か分からねーんだよな」 赤口はわたしの記憶が合っていれば確か六曜の中で最悪な凶日だったと思うよ 「死」を連想される物に注意すべき日とされるとかどうとか聞いた事があるの よくわたしには分からないけど赤って字は火の元とか刃物とかを連想させるらしいよ 赤口は午前11時頃から午後1時頃までは吉でそれ以外は凶なんだって 「どういうことだオイ…あたしのイメージカラー赤だぞ…」 まぁ、迷信だからね。でも、わたし赤口はけっこう好きだよ 「どうしてさ?あんたの話によると赤口って最悪じゃねーか」 ううん、そっちの赤口じゃなくてこっちの赤口だよ 「赤」い杏子ちゃんの可愛らしいお「口」、とっても潤っていて綺麗だよ/// 「そっちかよぉ…///」 そう言えば今日は先勝だから何をするにしても早くしちゃった方がいいね/// 「いったい何をするっていうのさ?///」 分かってるクセに///杏子ちゃんお顔真っ赤だよ? まだお日様が顔を出したばっかだっていうのに杏子ちゃんったら/// 「そういうあんたの顔も真っ赤だぞ?///」 じゃあしよっか?/// 「あぁ///」 こうしてわたしと杏子ちゃんは午後になるギリギリまで激しく愛し合ったの/// コメント 897 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/14(月) 00 46 32.94 ID lUrj3pMy0 5月14日、今日も杏子ちゃんに恋してるよ! 今日は紀尾井坂の変が起こった日で、チャールズ・チャップリンが初来日した日 社会改革家ロバート・オウエンの誕生日で鎌倉時代の随筆家吉田(卜部)兼好の命日 紀尾井坂の変は1878年に起こった内務卿大久保利通が殺害された事件のことだよ この事件によって維新の三傑が全て亡くなった事になるね 維新の三傑は倒幕・維新に尽力した木戸孝允・西郷隆盛・大久保利通の3人を指すの ロバート・オウエンは人間の活動が環境によって決定されるとする環境決定論を主張したの 日本の環境決定論というと和辻哲朗の『風土』を思い出すね さぁ、今週も一緒に頑張ろうね杏子ちゃん! どうも最近は怠け癖がついてしまっていけない 休日は杏子ちゃんに起される事もしばしば だから、わたしはdecide、determineしたの! このグダグダを直さなくては、と まず初めに杏子ちゃんが起きる1時間前には起床して、朝ご飯を作り始める 最近はバタートーストとかごはんですよだけとか朝ご飯に手抜きしちゃってたから、久しぶりに本格的なのを作ろう 今日の朝ご飯の主食はトーストだけれど、それだけじゃ芸がないよね せっかくだからウインナーにスクランブルエッグ、ハッシュドポテトも付けよう こんな早くにキッチンに立ったのは久しぶり。正直、ちょっと眠いよ… でも杏子ちゃんが美味しそうに食べてくれる姿を想像すれば、こんな眠気は他愛ない フライパンの上で踊るウインナーが食欲をそそる匂いを放つ その匂いに釣られて寝癖でボサボサの髪型の杏子ちゃんが起きてきた リボンはつけていないみたいで髪はおろしたまま。この姿の杏子ちゃんもとってもcuteだよ 「おはよう。今日は早いな~」 杏子ちゃんは眠たそうな目をこすりながらわたしのそばにやってきた おはよう杏子ちゃん、もうちょっとだから少し待っていてね 「おっ!今日の朝ご飯はなんか豪華そうだな!」 杏子ちゃんが笑顔を見せてくれた。それはとっても嬉しいなって でも、同時にこのくらいの朝食で「豪華」だなんてわたしはいったい今までどんな手抜きをしていたんだろう… ちょっと滅入ってしまったけど、これから改善していけばいいよね 杏子ちゃんは朝ご飯が待ち切れないようでわたしの隣で穴が開きそうなほどにフライパンの上のものを見つめる 「なぁ、まだか?まだか?」 杏子ちゃんはついにそわそわし始めた。やっぱり食べるのが好きな娘は可愛い そこでわたしは杏子ちゃんに食器棚からお皿を持ってきてくれるようにお願いした 「おう、任せろ!」 杏子ちゃんはバタバタと足音を立てて食器棚の方へ向かった 杏子ちゃんったらはしゃぎすぎだよ こんなに美味しそうに朝ご飯を食べる杏子ちゃんなんて久しぶりに見たよ いつもの手抜き朝ご飯でも「美味しい」って言って食べてくれる杏子ちゃんだけど 今日の杏子ちゃんはいつもより美味しそうに食べてくれているの お口の周りはケチャップだらけ。まるで幼児みたい。でも、そこがいいんだけどね 「こんな豪華な朝ご飯を食べられるなんてあたしは幸せだなー」 杏子ちゃんにそう言ってもらえるわたしはもっと幸せだよ! 「でも、どうしたんだ?いつもの朝ご飯も美味いけど今日のは飛びっきりで美味いよ!」 うん、最近わたしってだらしなくなってきたでしょ? この前だって杏子ちゃんに起してもらっちゃったし… だからそろそろ生活を規則正しいものに改善しようと決心したの! それでまずは早起きしてちゃんと朝ご飯を作ろうと思ったんだ ごめんね、今まで朝ご飯、手抜きばっかしちゃって 「手抜きだなんて思ったことはないぞ?」 ありがとね、杏子ちゃん。じゃあ明日からずっと卵かけごはんでいい? 「うっ…。確かに卵かけご飯は嫌いじゃないけどずっとはちょっと…」 えへへ、嘘だよ、嘘。ちゃんと明日も手間隙かけた美味しい朝ご飯をつくってあげるからさ 「なんだよビックリさせんなよー」 ごめんね杏子ちゃん。でも、杏子ちゃんの反応って見てると面白いからついからかいたくなっちゃうの ちょっと早起きして、ちょっと手間をかけて朝ご飯を作るだけで杏子ちゃんはこんなに喜んでくれる ならば、早起きしない理由なんてないよね? コメント 993 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 00 42 24.06 ID wFRCFO5b0 [1/2] 5月15日、杏子ちゃんは今日も可愛いね! 今日は五・一五事件が発生した日でアメリカから沖縄が返還された日 婦人運動家の市川房枝の誕生日で飛鳥時代の豪族蘇我倉山田石川麻呂の命日 五・一五事件は日本帝国海軍の青年将校が首相官邸に乱入し犬養毅首相を暗殺した事件 「話せば分かる」「問答無用」という犬養首相と青年将校のやりとりは有名だよね この事件により加藤高明内閣以来続いた憲政の常道が破られ、本格的に軍部の台頭が始まっていくの 蘇我倉山田石川麻呂は大化の改新後の政府において右大臣に任命されるの でも、謀反の疑いをかけられてしまい、中大兄皇子に攻められ山田寺で自害したよ そういえば、今日はローマ神話に登場する商業神メルクリウスの祝日に因んで「商人の祝日」らしいよ メルクリウスというと某聖槍十三騎士団・黒円卓第十三位のチート魔術師さんを思い出しちゃう 因みにacta est fabulaは最大の教父アウグスティヌスの言葉らしいよ さて、今日も杏子ちゃんと未知を既知に変える愛の作業を始めようか 早起きするだけでは健康的ではない 人間には毎日、適度な運動が必要なの 杏子ちゃんは職業柄もあってそれには問題がなかったみたいだけど、 最近は魔女の出現件数が減っているので身体が鈍っているみたい まぁ、勿論平和なのが一番いいことだけどね 一方、わたしと言えばここ最近殆んど運動らしい運動をしていない だからと言って別に体重が激増してしまったとかそういうわけではないけれど でも、やっぱり運動は大切だよね そんなわけで、今日の朝は杏子ちゃんと朝のお散歩をする事にしたの 本当はジョギングとかの方がいいんだろうけど、そんな事したらわたしが死んじゃう それにジョギングに適したジャージとか、そういう衣類は持っていない 学校で使用する肌の露出度の高い体操着やはっきり言ってダサいジャージもあるけど、そんなの絶対着たくない 杏子ちゃんにそういうのを着せるのは眼福かもしれないけど自分が着るのは絶対に嫌だ だから、普段のカジュアルな服でお散歩するだけ。因みに杏子ちゃんはいつものパーカーとホットパンツ姿。 杏子ちゃんはお口にお菓子を咥えながら気分良さそうにわたしの前を歩いている 朝の町は人通りも少なく、暑くもないのでけっこう快適なの たまに吹く風は冷たく感じる事もあるけど、身を寄せ合えば温かい それでも寒い時は杏子ちゃんがパーカーを貸してくれる こんな感じに杏子ちゃんと他愛ない事をお喋りしながら見る朝日の輝きは美しいの おしゃべりに夢中になりすぎて、いつの間にかに知らない道を歩いている事もしばしば でも、別に気にしないの お散歩は何処を歩いているかは重要ではなく、どんな気持ちで、何を思って、歩いているかが重要だと思うから だからわたしは杏子ちゃんと一緒ならどんな状況でどんな道を歩いていても幸せなの お菓子を口に咥えた杏子ちゃんの後を付いて行くのも好き 八重歯を見せて笑う杏子ちゃんと手をつないで歩いて行くのも好き 杏子ちゃんに手を引かれながら知らない道を歩くのも好き 杏子ちゃんの手を引いてお気に入りの道を進んで行くのも好き だからわたしは杏子ちゃんと一緒にお散歩をするの 今思い返すと、「健康の為」なんてただの口実だったのかもしれない ただ杏子ちゃんとお散歩するのが好きで、でも最近それをしてないなって思って、 それで杏子ちゃんを連れて朝からお散歩に出かけたのかもしれない ひょっとしたら杏子ちゃんには甚だはた迷惑な話かもしれない それでもきっと杏子ちゃんは笑ってわたしと一緒にお散歩をしてくれただろう だからわたしはそんな杏子ちゃんの好意に甘えて幸せな朝のお散歩を満喫する ごめんね杏子ちゃん。そして、ありがとね杏子ちゃん。 そろそろ鯛焼き屋さんが開店する時間だ 今日のお礼に杏子ちゃんにたくさんの鯛焼きを買ってあげよう コメント 【前】
https://w.atwiki.jp/radiomati/pages/43.html
【URL】http //apricot0071xx.radilog.net/ 【性別】女 【職業】お面狂 【特技】結婚詐欺 【決め台詞】結婚しよっか! 【好きなもの】お面 【紹介文】 突如ラジオ待ちに現れたアカサギ、この女の甘い声に騙された 男は数知れず・・・現在も順調に被害者を増やしている。 でもこの子に言われたら断れないよね。 「結婚しよっか!」 お料理ラジオをするも手際の悪さが露呈してしまったりドジっ子な一面もある。 しかしそれも計算のうちなのかは不明。杏子恐ろしい子・・・。 ちなみに広場では某固定としても活躍していたお方です。 最近では路線を変更してお面マニアまるだしである。 リスナーからの「黙ってる時はお面のこと考えてるの?」という問いに 「黙って無くてもお面のことしか考えてない」という 四六時中お面のこと考えてる発言をしたくらいである。 いつかはお面のことだけを話し続けるお面ラジオをしたいという願望すら持っている。 それくらい今の彼女にとってお面は不可欠なのである。 ちなみにお面というのはお面を被って活動をしている某バンドのことを指す 決してお祭りとかで売っているお面とかではない。 尚、ラジオ中にお面の話題を振るととてつもなく食いつくため、 ラジオ中にはなるべくお面の人の話を避けたほうがいいかもしれない。 お面の人の話をする人=結婚しよっか!に繋がるため、 彼女に好かれたくないならお面の人というワードは禁句。
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/45.html
【01-10】【11-20】【21】【22】【23】【24】【25】【26】【27】【28】【29】【30】【31-40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 元スレ:http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1301453433/ 174 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 00 08.03 ID Kb9IB6G30 175 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 00 17.13 ID EsvfEmPO0 177 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 00 21.59 ID pzlMbuOhO 546 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/01(金) 00 00 12.39 ID DEy/h2FAO 547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/01(金) 00 00 20.21 ID sSdJHFEq0 548 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/01(金) 00 00 33.84 ID Ke6mQNYU0 806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 00 00 13.75 ID sSdJHFEq0 810 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 00 01 27.38 ID BM8xry250 174 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 00 08.03 ID Kb9IB6G30 さぁて、準備を始めようか なぁに、幸せになれるちょっとした魔術の準備さ ハハハ、杏子よ、恐れずともよい さぁ、こっちに来て手伝っておくれ 日が堕ちるまで時間はそう長くないからね 先ずは儀式場の準備だ 儀式はこの函、つまりこの部屋で行おう 愛の方角に寝台を向け 外からの光を立つために黒のカーテンで窓を覆う 月には人を狂わせる魔性の力があるというからね 僕を狂わせるのは杏子、君一人で充分だからね ふふふ・・・顔が紅いぞ佐倉杏子 おいおい恥ずかしいからって叩かなくたっていいじゃないか杏子 おっと、まだ準備の途中だったね でも、もう準備の大半は出来ている 焦らなくていいよ 時に杏子よ 君はもう身を清めたかい? ふむ・・・そうか、真紅の薔薇の風呂は気に入ってくれたか それはよかったよかった ではここにある神の子の血を共に飲もうではないか なに?未成年だって? ハッハッハ面白い事を言うね杏子よ やはり君は敬虔な子のようだ 僕の見る眼は間違っていなかったようだ いいかい?杏子 君は今まで魔女と闘い、沢山の者を救ってきた 生命的にも 精神的にもだ 僕もその一人だ そんな杏子をどうして責められようか それがたとえ神様だろうとしても さぁ、飲みたまえ杏子 そして僕たちはこれから愛の魔術を行う 誰にも止められない 止めさせない さぁ、私を狂わせてくれ! コメント 175 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 00 17.13 ID EsvfEmPO0 はぁ・・・あんこちゃんと宇宙旅行に行きたい。 近未来・・僕とあんこちゃんは宇宙へ旅行する事になるの。 あんこちゃんはとても楽しみにしてるみたいで、「チョー楽しみ!」と大興奮なの。 当日、僕達は宇宙船に乗っていざ宇宙へと旅立つの。 どんどん地球から離れていく中、あんこちゃんは窓から外を見て「わーすげえすげぇ!」と目を輝かせているの。可愛い。 とりあえずご飯を食べる事にした僕とあんこちゃん。 あんこちゃんは宇宙食に興味津々のようで「これ上手いのか?」と言いながら吟味しているの。 中身を出すと宙に浮いちゃって、それを見たあんこちゃんは必死になって食らいつくの。 僕はその姿がおかしくてクスクス笑っちゃうんだけど、あんこちゃんに気づかれて「ウゼェ!!」って怒られちゃうの。 しばらくした後、宇宙の景色を見ていた僕とあんこちゃんは何だか良い雰囲気になっちゃうの// 僕「あんこちゃん」 あんこちゃん「な、なんだよォ///」 僕「スケベしようや・・・」 あんこちゃん「!?///い、いいぜ・・//」 僕とあんこちゃんは宇宙という無の空間・・無重力の中、裸で浮きながら抱き合うの・・・ そして・・僕の下半身のスペースシャトルは、あんこちゃんのブラックホールの中に吸収され、やがてビックバンを起こしてしまうの/// コメント 177 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 00 21.59 ID pzlMbuOhO はぁ…あんこちゃんかわいい。 あんこちゃんと一緒に山へイチゴ狩りに行くの。 あんこちゃんは前日からワクワクしていて、その姿を見てるだけでも幸せなの しばらく山を登ると、イチゴがたくさん出来ている場所に到着するの。あんこちゃんは「早く採ろうぜ!早く早く!」とせっかちになってるの。 僕達は力を合わせて採ろうとするの。高い所にあるイチゴを肩車で もちろん僕が下であんこちゃんが上のポジションなの。 この時、あんこちゃんの太ももの感触が肌に伝わってきて、ちょっとおっきしてしまうけど内緒なの// そして、たくさんのイチゴを収穫して僕達は喜びながらイチゴを味わうの。 あんこちゃんは「チョーうめぇ!」と大満足。その笑顔を見られただけで僕はもうどうなっても良いの… 帰宅してから、僕はあんこちゃんにこう告白するの… 「あんこちゃん。イチゴのように狩っていいかぃ?」と。 あんこちゃん「あたしを食うかい?//」 そして、僕はあんこちゃんの未成熟な二つのイチゴを頂いちゃうの/// コメント 546 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/01(金) 00 00 12.39 ID DEy/h2FAO 杏子ちゃんと一緒に買い物に行きたい。お菓子や食料品が沢山売ってるコンビニに行きたい。 ジャンケンで負けちゃって僕の奢りなの。にししって笑うあんこちゃんの八重歯がかわいい。 あんこちゃんはコンビニに入ってカゴを持つの。沢山買うために張り切ってるの。そして僕は後からついて行くの。 まずあんこちゃんはまっすぐにパンコーナーに行くの。そこでハンバーガーを買うの。 それであんこちゃんは、「これ温めてもらう?」ってハンバーガーを二つふにふにしながら訊くの。 一つは僕のぶんで、僕は嬉しくなって「うんっ」って言うの。 かごにハンバーガーを入れたまま今度は冷たいお菓子コーナーに行くの。 あんこちゃんはガリガリ君を物欲しそうに見てるのけど直ぐに窓の外を見て、寒い夜空を見て、次のコーナーに行くの。 そしてパックに入ったみたらし団子三個セットを買うの。あんこちゃんは棒までペロペロするのが好きなの。 ぼくはあんこ団子三個セットを買うの。あんこが大好きだから… 最後に駄菓子コーナーに行くの。あんこちゃんはお互いがくっ付いたチューペットを一つかごにいれるの。 「二人で分け合おうね」って言うあんこちゃんの顔をじぃっとみると、顔を赤くして可愛い。 雰囲気を変えるようにあんこちゃんはうまい棒をとるの。あんこちゃんはコンポタ味、僕はサラダ味。(これも後ではんぶんこしようねっ。) 量は多いけど、そんなに高くはない買い物をした後、二人で肩を触れ合わせながら家に帰るの。時々袋が当たってガサガサいうの。 それで、二人でパーティー気分で食べるの。結局団子もチューペットもうまい棒もはんぶんこするの。 それで、夜は僕のうまい棒を咥えてもらうの。チューチュー吸ってもらうの。 僕の方はふにふにしたあんこちゃんのあんこをぺろぺろしたり、お尻にねるねるねーるねを入れたりして遊ぶの。 それで一回合体して、二人で暖めあって寝るの。 二人は幸せなの…。 コメント 547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/01(金) 00 00 20.21 ID sSdJHFEq0 あんこちゃんと一緒に、山へハイキングに行きたい。 山といっても、そんなに高い山ではなくて、裏山程度の山。 頂上へは舗装された道路がぐるり、ぐるりと螺旋状に通っていて、結構遠いの。 だから、半分くらい登ると二人とも疲れて無口になってくるの。 そしたら、山の斜面に湧き水が湧いているのを見つけるの。 あんこちゃんと目を見合わせて、そこで休憩することにするの。 あんこちゃんは疲れた体を斜面にもたれ掛けるようにして、上を向いて、小さい滝のような湧き水に口をつけるの。 僕はあんこちゃんの湿った髪、上気した顔、ごくごくと咽喉を鳴らしながら見える白い首筋、そして口からこぼれる水を見て、 綺麗だな…と思うの。 僕もあんこちゃんの様に飲もうとするけど、格好がつかないと思ったから手ですくって飲むの。 そして山登り再開。 今度はあんこちゃんの髪のように赤い、野いちごが頂上へ行く途中になっているの。 僕たちは、その甘酸っぱい野いちごを食べたり、摘んだりしながら元気に頂上へ行くの。 それで、頂上で二人で一緒に鐘をつくの…一生一緒にいれますようにって。 帰りは楽しく降りて、家に帰って二人でシャワーを浴びて、野いちご料理を食べるの。 そして夜は、僕があんこちゃんに湧き水を飲むときのような表情をさせてあげるの。 それであんこちゃんの甘酸っぱいところを舐めたり、摘んだりするの。 そして、山で摘んだ野いちごをあんんこちゃんの大事なところに入れて…突くの/// コメント 548 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/01(金) 00 00 33.84 ID Ke6mQNYU0 すまない、杏子 心から陳謝しよう どうやら僕には君を幸せにする事が出来なそうだ もとより僕にそんな資格なかったのかもしれないが・・・ ここでお別れだ 杏子 幸せになりなよ 君と過ごした太楽しかった輝くしい日々は絶対に忘れないよ 永遠に記憶に留めておこう (木から鳥がバサァと飛び立つ) (舞台は暗転 ここで杏子泣き出し私の襟袖を?む) ・・・っておいおいおいおいおい!! 何泣いているのさ? ホラ今日の日付を見てよ (ここで私、カレンダーを見せ、今日の日付を指す) そうさ・・、今日はエイプリルフール(虚偽の日)さ (杏子、紅潮しつつも涙を流す) ごめんごめん・・・いやぁ、ここまで感情をあらわにしてくれるとは嬉しいよ (私、杏子の頭を優しく撫で、涙を手で拭う) 「・・・」 (杏子、紅潮しつつもムッとした表情で私を見上げる) 本当にごめん・・・ 「なら・・・」 (杏子、更に紅潮して言う) 「なら・・・本当に悪いって思ってんなら行動に表せよ・・・バカ・・・」 (杏子、目を瞑り顔を私に近づける) ごめんな・・・杏子 (私、杏子にキスをする) コメント 806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 00 00 13.75 ID sSdJHFEq0 時間が無かったので過去スレのあんこちゃんポエムあんこーる はぁ…あんこちゃんと一緒に初詣に行きたい。 あんこちゃんの着物姿はとっても可愛いの。思わず見取れてたら「チョーウゼエ//」って怒られちゃった。 場所は明治神宮。さすが元日だけあって凄い人なの。あんこちゃんがはぐれないようにしっかり手を握ってあげないと。 ようやく順番が来て、僕はお祈りするの。(「あんこちゃんと一生幸せに暮らせますように」) 参拝が終わって僕はあんこちゃんが何を祈ったか尋ねるの。 あんこちゃんは顔を真っ赤にして「う、うるせぇ///」 って拗ねちゃったの。どうしたんだろう? 帰りはじゃがバターやイカ焼きなどを食べるの。あんこちゃんの幸せそうな顔。はぁ 帰宅するとあんこちゃんはモジモジしながら僕に近づいてくるの。「なぁ、スケベしようか//」 僕はビックリしたけどうれしくて押し倒しちゃったの。 こうして・・・姫始めを楽しんで一年が始まるの/// コメント 810 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 00 01 27.38 ID BM8xry250 あぁ、なんて事だろう 杏子がいっぱいいる 可憐な杏子が沢山いる なんて幸せなんだろう されど・・・ こんなに沢山に乗っかられると些か苦しい・・・ 嗚呼これが愛の重みというやつか ならば それを一身に受け止めよう (暗転) 鳥「チュンチュン」 (寝台にて) ん?うわっ(杏子、私の頬をつつく) 「おい!いつまで寝てんだよ・・・ったく・・・」(杏子 頭を掻く) あれ・・・?夢? 「どんな夢見てたんだよお前」(杏子、呆れ顔) 星の数ほどの杏子に押しつぶされる夢(私、起き上がりながら背伸びをする) 「大丈夫かよ お前の頭・・・」(ジト目) ははは・・・ 「でもさ」(杏子、少し語気を強める) 「それって浮気だよねェ?」(不満そうに) え? 「傷ついたなー? 謝るなら態度で示してほしいなー」(ジト目) ・・・(私、杏子にキスをする) 「んっ・・・バカ///」 / / / / / | l l ヽ ヽ / | | / / ./ .| | l l iヽ `、 ,! / | イ .ハ /l / | i ト .| | | ! ! | /| | / | | | / |i | il / | | / / | | リ | i | | |`Tr 、| | .l| |i | / | .ii レ/| |.、 | |l | i ヽ | | Vヽ- __,| /, -七t レ ./ | !| | |l ii、 | -  ̄レ リ | /ニ | リ | |.! |Y r、 .ヽー―‐ 、___,, | ィ , | .| V | | | .i|ヽ.!///// ////// / ,イ,r'´イ / V l 、 ′ '´ ,/,イ l | / / `ヽ ___ , r ´ l lV / / `r t 、 _` イ_´. l l | ./ / .| .ヽヽ、__ , -..=.-' | ..l l | / , _ _ _ _ _ _.-'、 . . . . . .li,.イ, 、 . . . /-、| l 、 l / //Y`ヽ / / ソ / . . | | ̄ ̄ ̄`ヽ ヽ / // . l / / / . . . . . .| | ヽ . \ コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/83.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71】 【72】 【73】 【74】 【75】 【76】 【77】 【78】 【79】 【80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1318184255/ 71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/10(月) 20 09 04.72 ID TCd74haY0 [5/14] 75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/10(月) 20 33 43.90 ID LW9bXNwt0 147 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/11(火) 00 24 00.88 ID fanYDkUY0 [1/6] 333 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 00 31 37.03 ID I/fgw6qw0 [1/5] 372 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 03 34 30.69 ID t0MOAQVa0 [2/2] 416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 16 33 07.42 ID 0w+j/b1I0 [11/20] 510 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/13(木) 00 02 14.69 ID KP+7osyj0 516 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/13(木) 00 31 44.77 ID eAt+tWOH0 [1/8] 633 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/14(金) 00 27 08.76 ID HSwmmzSc0 636 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/14(金) 00 34 08.74 ID Xl+jyOKX0 813 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/15(土) 00 00 01.55 ID RD5yHr2Q0 821 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/15(土) 00 41 44.16 ID NtPGO9iR0 [1/5] 827 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/15(土) 01 22 33.39 ID kfZTtcB80 947 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/16(日) 00 16 35.08 ID oB57lgR60 [1/2] 71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/10(月) 20 09 04.72 ID TCd74haY0 [5/14] 杏子ちゃんと出会ってから半年が経ったね 子供のころから惚れやすい俺だけど、杏子ちゃんへの愛は他とは全然違うんだ はるか昔、多分前世の頃から俺と杏子ちゃんは結ばれていたんだね 俺が杏子ちゃんと出会えたのは、その前世の因果による運命だと思うんだ のばらの如く、俺と杏子ちゃんの因果は絡み合って決して離れない よほどの事があったとしても、俺と杏子ちゃんは決して離ればなれにならないんだ めぐりめぐって、また杏子ちゃんと俺は結ばれるんだよ コメント 75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/10(月) 20 33 43.90 ID LW9bXNwt0 杏子ちゃん 何故私は貴女に出逢ってしまったのか こんなに胸が苦しくなるのなら愛など知るべきではなかった 貴女に逢うべきではなかった 薔薇の棘が心臓を穿ち、蔓が私の心臓を締め付ける 貴女が愛おしい 愛おしすぎて苦しい 切ない 貴女の笑顔を見るたびに私は絶望する 私なんかでは貴女に釣り合わないのだと しかし涙は流さない 貴女の哀しむ姿は見たくないから ありがとう杏子ちゃん 大好きだったよ杏子ちゃん 幸せな時をありがとう そしてどうか、私を許しておくれ お願い、私の事を忘れておくれ 私は全ての痕跡を燃やし尽くして旅立つ 杏子ちゃん、貴女は私なんかに出遭ってはいなかったのだ 貴女は相応しい人を探しておくれ もう、私は貴女の前に姿は現さないから幸せになって さぁ、挨拶は仕舞いだ 私の意識と景色は落下する そして優しい音とともに生温かい鉄の匂いが私を包む コメント 147 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/11(火) 00 24 00.88 ID fanYDkUY0 [1/6] 全ての可能性を失った世界であたしは生きてた 希望も幸福も何もいらない 求めるものは魔女と寝床と食い物だけだ 乾いた砂っぽい林檎は腹に溜まるだけで全く美味くねぇ ジャリジャリするだけだったよ、ほんと でも食っていかないと生きてられない たとえ、それがマズくても、不正に手に入れたものでもだ 食い物を腹に容れるとあたしはすぐさま走り出した 魔女を殺す為に街を駆け、すぐさまそいつに喰らいつく 其処は戦場 血と硝煙の匂いが身体にこべりつきそうなほど魔女の血を浴びた あたしは真正面から魔女に向かった だから、怪我をしてアバラの2本や3本を折る事なんて珍しい事でもなかった それどころか何も感じなかった だって、魔法で治せばいいだけだから あたしは魔女を狩る為の殺戮マシーンと化していたのかもしれない 別に自嘲しているわけでも絶望しているわけでもない だって、あたしはもう全部諦めちまってるから あたしは親父を殺した あたしは母さんを殺した あたしは妹を殺した 直接に手を下したわけではないと言っても、あたしの所為でみんな死んだのは変わりない 白目を剥き、口から思い出すのも嫌になるほどのものを垂らして首を吊った親父 そのすぐそばの母さんと妹は腹と胸を刺され、血の海に臥していた 辺りには酷い臭いが充満していた それは死臭と絶望の臭い あの忌々しい記憶はいつ思い出しても吐き気がする あの変わり果てたあたしの愛する家族に対してではない あたしの浅はかさに対してだ だからといってあたしは後悔も言い訳もするつもりはない どんなに嘆いたってあたしの罪は消えないんだから だから、あたしは幸福なんて求めない 最近あたしは自分の罪を棚に上げて、幸福を求めてしまう 家族全員を皆殺しにしたあたしが だって、まどかが優しすぎるから 一度、彼女にはあたしの過去を全て曝け出した 勿論、軽蔑され絶交される事をも覚悟して しかし、まどかはあたしを拒絶しなかった それどころか、泣きながらあたしのことを抱擁してくれた あたしはそれから幸せを求めるようになってしまった 彼女のつくる料理は美味い 彼女と食べる料理は美味い そう、まどかはあまりにも優しすぎたんだ あたしは自問自答する 家族全員を不幸に陥れたあたしが一人でいい気分をしていいのか あたしだけが幸福になっていいのか 一度考えてしまうとなかなか寝つけなくなる そうするとまどかが心配そうに大丈夫?、とあたしの顔を覗いてくる あたしは何でもねーよ、と答えまどかのことを抱きしめる あたしは果たしてどうすればいいんだろうか コメント 333 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 00 31 37.03 ID I/fgw6qw0 [1/5] まどかはバカがつくほど優しすぎるから、あたしが何か考えこんでいると心配そうにあたしの顔を覗いてくる あたしのことなんか無視して寝ちまえばいいものをあたしのことをいつも気遣う どうしたの、何か辛いことがあったならわたしに相談して?、って ったく・・・こっちはあんたの所為で悩んでいるってのにさ・・・ あんたは優しすぎるんだ あたしはその優しさを享ける資格なんてねーんだ あたしは幸せになっちゃいけない人間なんだ いや、人間ですらないかもしれない 『魔女』だ そう 人の心を惑わせる『魔女』 なのに、まどかと一緒にいる心が落ち着いて、幸せな気持ちになっちまうんだ 魔女の気配がする そうこっちだ 町外れの方向・・・たしかに魔女のいそうなところだ あたしはソウルジェムの反応する方向へと槍を構えて走り出す 辿り着いたところは・・・あたしの親父の教会だった ふざけやがって・・・ひとの大切なところに結界なんて張りやがって あたしは久しぶりに腹が立った でも、端から見たら『魔女』が魔女に腹を立てるなんて滑稽なもんだと笑うだろうな あたしは自嘲しながら結界の方に目を向けると見覚えのあるものが落ちていた 鞄だ 確かこれはまどかが通学に使っていたものだったはず・・・ まさか・・・! あたしは嫌な予感がした その鞄を拾い確認してみる くそ・・・嫌な予想が的中した 鞄にはまどかの名前が記されていたんだ あたしは急いで魔女の結界に跳びこむ 頼むから無事でいてくれ・・・ 白黒の教会を水に沈めたようなところ 重力というものが感じられなく、上も下も右も左もはっきり分からないようなところだ そこにあたしの探していた人はいた まどかは無数の宙を舞うテレビを持った悪魔とも天使ともわからないもの(おそらく使い魔だろう)に身体を弄ばれている 引張られたり伸ばされたりして、まどかは泣きながら悲鳴をあげていた ぶっ殺す・・・ぶっ殺す殺す殺す殺ス殺殺殺・・・。 あたしは無意識のうちにブツブツと呟いていた。 あたしは槍を最大にまで伸ばし、思いっきり振り回す こういうタイプの使い魔を使役する魔女は大して強い力を持った奴じゃない 数に隠れてこそこそとした卑怯で弱っちい奴なんだ だから数を減らしていけば確実にボロが出る 使い魔たちは悲鳴をあげながら身体を刺され、抉られ、斬り刻まれて大量の血飛沫をあげながら散っていった その中で一際大きな声をあげる奴がいた こいつが魔女が 使い魔の持っていたテレビの中の影のような女が頭を抱えながら金切り声のような悲鳴をあげる こいつか、まどかを苦しめたのは・・・ あたしは怒りの限りに魔女に向かって槍を突き刺す そいつは鼓膜の破れそうな悲鳴をあげながら灰のようになって消え去っていった そして魔女の空間は砕け散った まどかは腰を抜かして震えている 立てるか?とあたしは彼女に手を差し伸べた うん、ありがと、とまどかはあたしの手を取った まどかはまだ身体を震わせていた 無理もないよな・・・こんな目に遭ったんだから いや、違う、違ったんだ あたしは見てしまったんだ、恐ろしいものを 教会の扉の金具に映っていた全身に返り血を浴びた真っ赤なおぞましい化け物を そいつはまどかに手を差し伸べているあたし自身だった やっぱ、あたしって魔女なんだな コメント 372 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 03 34 30.69 ID t0MOAQVa0 [2/2] 僕は彼女に、天真爛漫で誰よりも笑顔が似合う彼女に惹かれていた。 ――私もあんたのこと好きだよ、メシ食わしてくれるしな 結局のところそれだけだった、僕自身が彼女のことをどう思おうと 僕と彼女の関係はそれだけだった、ともすれば消えてしまうほどの、 いや、もしかしたらはじめからなかったもしれない、そんな程度の関係でしかなかった。 そしてそれさえももう過去のこと、一文無しになった僕に、 君に食べ物をあげられない僕に、君と一緒にいる資格があるのかい? 「ばかやろう」 彼女は俯き、泣いているような怒っているようなどちらとも言い難い声で僕にそう告げた。 「ご飯なんてどうでもいいんだよ、自分でもよく分からないけど アンタが一緒にいてくれなくちゃ、私の隣にいてくれなくちゃ嫌なんだよ。」 顔をあげた彼女の瞳からはぼろぼろと大粒の滴があふれていた。 「いなくならないでよ。」 彼女の顔は真っ赤で、涙でくしゃくしゃになり、 僕はこんなに儚くも愛おしい彼女の顔を見たことがなかった。 「ごめん」 僕はそう言って彼女を胸に抱き寄せる 「ごめん」 愚かだった、こんな簡単なことに今まで気が付かなかったなんて、 僕は彼女と一緒にいていいのだと、いや、もう決して彼女を放さない。 コメント 416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 16 33 07.42 ID 0w+j/b1I0 [11/20] 「あんあん」あんあんするだけで、歌になる 「ANAN」あなたのあんあんが、歌になる 世界中にあるあんあんを、一緒に歌えたらいいね あなたの国のあんあん。歌えばほら、笑顔になる 「??」「Eine Füllungsfüllung」 世界中に溢れてる杏子ちゃんは、ほらその手の中 13人の杏子ちゃんのように、13つの海山を越えてゆけ 「Un remplissage rassasiant」「Un ripieno di ripieno」 あんあんするだけで、歌になる 声を合わせて。あなたのあんあんが風になる 東に生まれ西に沈む。遠い山を越える太陽 北から南へ飛ぶ鳥。あんあんも届く、風のように あんあん空に響け 星の夜に、ひかる朝に 友達や家族のように。あんあんしてほら手を繋ごう 隔たりもなにもない、この星は、つながってる コメント 510 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/13(木) 00 02 14.69 ID KP+7osyj0 今日はあんこちゃんと一緒に、たこ焼きパーティーをしたの。 少し前に、福引で当てたたこ焼き焼き機で週末にパーティーをしようって言ってたの。 帰りに材料を買って帰ると、あんこちゃんはもう待ちきれないって様子で待っててくれたの。 だから、急いでたこ焼きの準備をしたの。 粉をといで、具材を切って、紅しょうがと青海苔を用意して、いよいよパーティーの始まりなの。 スイッチを入れて温まった鉄板に粉を入れていく横で、あんこちゃんがタコやイカやチーズを入れていってくれてるの。 火が通ってくると、ほのかにいいにおいを感じながらもどんどん回転させていくの。 いよいよ、最初のたこ焼きが焼きあがったの。 僕もあんこちゃんも、待ちきれなくて一気にお口に入れちゃったの。 そうしたら、とっても熱くて二人ともすぐにグラスを傾けたの。 熱さがのど元を抜けると、こんどは美味しさが口中に充満していったの。 タコやイカ、それにチーズもとっても美味しくって、二人ともどんどんたこ焼きを口に運んでいったの。 そして、あっというまにたこ焼きが空っぽになったの。 僕もあんこちゃんも、自然にまたやろうねって言葉が出てきたの。 後片付けをしてお風呂からがると、あんこちゃんはまだ起きてたの。 こっそりとプレゼントしたたこ焼きのおっきなぬいぐるみをギュッとしながら、ベッドの上でごろごろしていたの。 でも、僕に気がついたとたん、とたんに布団をかぶって静かになっちゃったの。 そんなあんこちゃんをしばらく見ていたら、いつの間にかあんこちゃんは眠っちゃったの。 そんなあんこちゃんの様子を眺めながら、リビングからほのかに香ってくるたこ焼きのにおいを感じつつ、僕も眠りに就くの。 コメント 516 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/13(木) 00 31 44.77 ID eAt+tWOH0 [1/8] ポタポタと液体が教会の床に落ちる音が沈黙の中で響く 足元に目を落とすと赤い血 さっきの魔女の返り血が見える 目の前には怯えた様子のまどか さっき、あたしが手を差し伸べた所為で彼女の手の平には血がついてしまった ったく、やっぱあたしは最低だ 幸福を与えてくれた人の心をグチャグチャにしてしまった 美味い飯をつくってくれたまどかを怖がらせてしまった 温かい寝床を貸してくれたまどかを怯えさせてしまった あぁ、これじゃ昔と一緒じゃないか あたしを愛し、育ててくれた家族をあたし自らが滅ぼしてしまったように きっと、このままずっとまどかと一緒にいたら彼女まで滅んでしまうだろう やっぱ、あたしなんかが幸福を手に入れたいと願うなんて傲慢以外の何者でもなかったのだろう あたしはふと思い出す 『人の心を惑わす魔女め お前は悪魔だ 化け物だ』 親父にそう罵られたのもここだったっけか・・・ いつ思い出しても気分のいいもんじゃないな、ほんと これはどうしても慣れることができない そして、心の中で自嘲した あたしはまどかに背を向けた ごめんな、ただそう一言だけを残して教会を後にする ━━はずだったんだが、まどかがあたしの手を握って止めた 「杏子ちゃんはどうしてそんなこと言うの?」 泣きそうな声でまどかが言った あんたをこれ以上傷つけたくないからだ、あたしはそう返して手を振り解こうとする しかし、まどかは必死にあたしの手を握って放さない あたしと一緒にいるとみんな消えていくんだ、あたしはまどかに消えてほしくないんだ 「そんなことないよ!」 まどかはとうとう泣いてしまった 見ただろ、あたしが闘っているのを。見えるだろ、この返り血をあびた魔女みたいなあたしの姿が 「杏子ちゃんは魔女なんかじゃない!」 初めてだった。まどかがこんなに強く意志を露にしたのは あたしは情けないことに戸惑ってしまう 「もし、それでも杏子ちゃんがわたしの目の前から消えてしまうって言うんなら、まず、わたしを殺してからにして」 馬鹿野郎!命を粗末にするようなことを言うんじゃねぇ・・・! 「その馬鹿野郎の命を救ってくれたのは杏子ちゃんなんだよ? 杏子ちゃんが助けてくれなかったら、わたしは今ここにいないんだよ?」 あたしはふと思い出した 親父の言葉を 『杏子、助けを求めている人がいたら必ず手を差し伸べてあげなさい』 そう言われたのも、確かこの教会だったな・・・ 「ねぇ、杏子ちゃんは何か悩んでいるんでしょ?」 まどかがあたしに近づいてくる 「だって、いつもの杏子ちゃんだったらわたしを優しく抱きしめて、大丈夫か?、って言ってくれるはずだもん」 まどかがあたしを優しく抱きしめてくる 「でも、それがないってことは杏子ちゃん、とっても疲れてるってことだよ」 「だから、今日はわたしが杏子ちゃんを、心配しないでいいんだよ、って抱きしめてあげるんだ」 まどかはあたしの頭を優しく撫でる 「辛かったんでしょ、苦しかったんでしょ、でももう大丈夫 わたしが全部抱きしめてあげるから」 気付いた時、まどかの顔は涙でぼやけてちゃんと見られなかった でも、肩の荷が全て降りたような気がして、とても心地の良い安らぎを感じたんだ コメント 633 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/14(金) 00 27 08.76 ID HSwmmzSc0 僕は椅子の中に入りたい。『人間椅子』になりたい。 ただ、僕が入った椅子に座ってほしいのはただ一人、杏子。 椅子の布と綿越しに杏子の体温と、体の感触が伝わってくる。 僕は必死に勃起を抑えながら、全身で杏子を感じたい。 杏子が魔女狩りに疲れて僕の入った椅子に体を投げ出した時は、 聞こえないように小声で「お疲れ」と言って、 杏子の疲れが良くとれるように、気づかれない程度に体をゆすって、 マッサージ器の役割を果たしてあげたい。 そうする内に、僕の入った椅子に愛着を持ってほしい。 そして……僕の事も、愛して欲しい。 そんな空想をしていると、どこからか杏子の声が聞こえた気がしたので、 読んでいた江戸川乱歩の本から顔を上げた。 ……馬鹿馬鹿しい。杏子の声が聞こえるはずがない。 僕は現実の人間で、杏子は架空の存在だ。どうやっても、交われない。 しかし、だ。頭の中でならいくらでも交われる。愛し合える。 だから僕は今日も、脳内宇宙へとジャンプする。 コメント 636 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/14(金) 00 34 08.74 ID Xl+jyOKX0 人肌の温もりが恋しかったのか こうしていると、とっても落ち着く まどかの優しい抱擁の中で涙を流すあたし 涙と一緒に心の靄が払われ、どす黒い濁りが全て流れ出た気がした さっきと比べて心も身体も軽く感じる まるで浄化されているみたいだ 「落ち着いた、杏子ちゃん?」 まどかがあたしの眼を見て優しく言った うん・・・、とあたしは小さく頷いた 「杏子ちゃんはせっかくこんなに可愛いお顔してるんだからさ」 まどかがあたしに顔を近づけてくる 「いつも笑ってないともったいないよ」 あたしの唇に甘く柔らかいものが触れた 「んっ・・・」 ぷはぁ、とまどかがあたしの唇を解放する まどかの口から引いた唾液の糸は夕日の輝きを受けて美しい橋が架かったようだった な、何すんだよ!、と大きな声をあげてしまった 「少しは元気になったかな?」 まどかのほっぺたには、あたしの顔についていた魔女の返り血が擦れてついていた 「わたしね、お願いしにここまで来たの」 お願いってなんだ・・・? 「うん、最近杏子ちゃん元気なかったからどうしたのかな?って考えてみたの それでね、わたしは杏子ちゃんに教えてもらった杏子ちゃんのご家族のことを思い出したんだ 杏子ちゃんが思い悩んでるのなら多分ご家族関係だろうねって」 ステンドグラスが夕日を受けて、もの寂しく教会の中を彩っていた 「この教会は杏子ちゃんが、あたしの家族との思い出の場所、って教えてくれたよね そこにわたしが来るなんておこがましいかもしれないけど、どうしてもお願いしたくて来たの どうか杏子ちゃんを責めないでください、って」 まどかの声が教会に儚げに響く 「杏子ちゃんの家族に、そして神様にそうお願いしたんだ でも、勝手に神聖な教会を穢してバチが当たっちゃったんだね だから、わたしは魔女に襲われちゃったんだね」 そんなこと━━ 「でも杏子ちゃんがわたしのことを救ってくれた だから、わたしはこう思ったの わたしは赦されたんだって」 「でも、わたしの罪は決して消えることはないから だから、わたしは杏子ちゃんを大切にするの」 『汝隣人を愛せよ』 聖書の言葉を思い出した 『杏子、大切な人に対する愛は何があっても忘れてはいけないよ』 親父の言葉を思い出した あたしの大切な人・・・もちろん、まどかだ あたしはまどかを愛していいのか?あたしなんかにそんな資格あるのか・・・? いや、愛さなくちゃいけないんだ・・・ 嗚呼、あたしは何を悩んでいたのだろう なんて馬鹿なことをしていたのだろう あたしがすべきことはたった一つだったはずなのに、あたしはそれを見失い勝手に不安がって臆病になっていた もうあたしは迷わない この大切なことを気付かせてくれたまどかの為に そして、それを実践し、親父の教えを実践して天国の家族に償いをする為に あたしはまどかを思いっきり抱きしめた 「いきなり恥ずかしいよ・・・」 ごめんな、ごめんな、でもまどかのお陰で大切なことを思い出せた だから、あたしはまどかを永遠に愛すよ 「永遠に・・・? わたしと結婚してくれるの?」 結婚か・・・ 日本じゃ難しいだろうけど約束する 絶対、いつか、まどかと結婚する 「杏子ちゃん///」 あたしはもう迷わない、生涯まどかを愛し続けていくつもりだ コメント 813 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/15(土) 00 00 01.55 ID RD5yHr2Q0 今日はあんこちゃんと一緒に紅葉狩りに行ったの。 紅葉シーズンになって、あんこちゃんがどこかに出かけたそうだったから 急末になったら出かけようねって誘ってたの。 最初は、年よりくさいって行ってたけど、いざ電車に乗り込むとあんこちゃんは ご機嫌で窓の外を眺めていたの。 鈍行でしばらく走っていると、外の景色が色鮮やかになってきたの。 そのまま、山の中に入ってしばらくして、ピクニックコースがある駅に着いたの。 駅から出ると、きれいに色づいた紅葉が僕とあんこちゃんを出迎えてくれたの。 上にも下にも、たくさん散りばめられたその紅葉を見ながら、山道をどんどん進んでいったの。 簡単なコースだったから、すぐに見晴らしのいい高台まで到着したの。 眼下に広がる景色は、それはもう色鮮やかで、思わずあんこちゃん以外をファインダーに収めちゃったの。 その場所で、おうちを出る前に作ったお弁当を広げて、二人で仲良く食べたの。 紅葉とあんこちゃんを見ながらだと美味しさも二倍になるねって言ったら、 ひざを思いっきりけられたの。 帰りの車内では、あんこちゃんは疲れたみたいで眠っちゃったの。 でも、最寄り駅に着く手前で目を覚ましたの。 おなかが空いたみたいだったし、ちょうど日も落ちてきたから、夕食は近くのファミレスに入ったの。 そうしたら、ちょうど秋料理フェアをやってて、キノコや山の幸がたっぷりのメニューが並んでたの。 気がついたら、二人でお腹がいっぱいになるまで食べちゃっていたの。 おうちに帰って、お風呂からあがると、あんこちゃんはもう眠っちゃってたの。 涼しくなって、掛け布団までかけて心地よさそうに眠るあんこちゃんを見ながら、 僕もまぶたの裏に焼きついた色鮮やかな景色を反芻しつつ、眠りに就くの。 コメント 821 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/15(土) 00 41 44.16 ID NtPGO9iR0 [1/5] 『杏子ちゃん、君は至高に美しく可愛い』 これはわたしに価値命題などではない これはわたしの永遠の事実命題だ 誰もそれを打ち崩すことはできない この事実命題が生じると同時に【超越命題】が自然発生することになる 『わたしと杏子ちゃんの関係は永遠だ』 君はわたしの永遠の恋人だ! わたしの君に対する恋心はレギーネ=オルセンを愛したキルケゴールよりも深く わたしの君に対する愛情はグレートヒェンを愛したかのファウストよりも敬虔だ 激しい情熱的な愛情の喜劇は花火のように一瞬に全てをかける 恐ろしいほどに深い信仰はかのアウグスティヌスの如く この命題は証明する前に証明しようがない わたしの存在の根本をなすものだからだ 神の証明というアポリアと同様に超次元的なものなのだ・・・ わたしのもっている理性や感性、全ての言葉ではそれを言い表せない そういえば、このような言葉があった 『初めに言葉があった 言葉は神とともにあった 言葉は神であった』 これは何を指しているか。これはとんでもないことを表しているのだ 世界を御陵威で照らす絶対的な全知全能の神ですらこの命題を解決できない わたしの使っている言葉は神によって与えられた神性である しかし、その全知全能たる神の与えたその神性でさえ、このアポリアを打破することはできない 嗚呼なんと恐ろしいことか! 嗚呼なんと光栄なものか! わたしは今!茲で!神すらをも驚愕させるアポリアと向かいあっているのだ! わたしは嬉しい!至高の杏子ちゃんを愛し、そのことによって命題を証明しようとしているのだ 全ては愛から生まれる 全ては愛が育む 全ては愛に還る わたしは神を超越し超越世界で杏子ちゃんと愛の美酒を呑むのだ! そして、そこで本当の永遠の真理を手に入れるのだ 杏子ちゃん・・・君は神様を信じるかい? 「あぁ・・・信じてるよ 今までは酷い人生だったけど、あんたと逢えたのはきっと神様のお陰だからな」 ふふ・・・それは違うよ杏子ちゃん わたし達がこうして今、愛を育みあっているのは互いが互いを求めたからだよ 「恥ずかしいこと言うなよ///」 照れる事はないよ杏子ちゃん わたしは神様から生命を授かった時から杏子ちゃんを求めていたんだから でも、わたしは神様に感謝しているよ わたしと杏子ちゃんの為にこんなに美しい舞台を用意してくれたのだから だから神様に見せてあげようよ 「何をさ・・・?///」 分かってるくせに わたし達の舞台を創ってくれた神様にわたし達の愛を見せつけて感動させてあげよう 愛はきっと、言葉以上に神性の高いものだから 「神様に見られてるなんて恥ずかしいなぁ///」 嫌かな? 「いいや、誰に見られても構わないさ あたしのあんたに対する愛は海よりも深いからな」 わたしの杏子ちゃんに対する愛も天の果てよりも高いところにあるからね じゃあ、目を瞑ってくれるかな? 「あぁ・・・初めてだから優しくしてくれよ・・・///」 うん、じゃあ神様に見せてあげようか わたし達の 「愛ってやつをさ」 わたし達は至高の愛をぶつけあい、混ぜ合った そして、それは一つのカタチに姿を変えるだろう そしてわたし達はその尊いものを互いに支えながら愛し、育んでいくだろう コメント 827 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/15(土) 01 22 33.39 ID kfZTtcB80 杏子ちゃんは神にかけがえのないものを奪われた だから、杏子ちゃんに与えてあげるんだ それはちっぽけなものかもしれない 奪われたものと比べようがないくらいに それでも杏子ちゃんを幸せにしたいから それでも杏子ちゃんに笑っていてほしいから だから、杏子ちゃんに与えられるものは全て与えてあげるのさ コメント 947 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/16(日) 00 16 35.08 ID oB57lgR60 [1/2] わたしは杏子ちゃんを至高に愛している 杏子ちゃんの身体を愛しているのではない 杏子ちゃんの精神を愛しているのではない 杏子ちゃんそのものを愛しているのだ わたしの愛に呼応するかのように杏子ちゃんも絶えずわたしのことを愛してくれている 互いの愛が互いの愛と混ざり、調和して至高美の愛へと止揚する しかし、これではまだ足りないのだ 杏子ちゃんとわたしの間から真理を見出すのはまだ足りない よく真美善と言われるが真は美と善の弁証法によって姿を表すのだ わたしと杏子ちゃんの中に美なる愛は存在するが善とは何かが分からないのだ 故にわたしと杏子ちゃんは善なる愛について考察せねばならない アリストテレスに言わせればこうだ 最高善とは幸福であることであり、それは決して快楽ではない この点においてはもう既に解決している わたしと杏子ちゃんは互いを愛する事に至福を感じているのだから プラトンは最高のイデアは善のイデアであるとも語っている この荘厳で偉大なる人類の歴史の中の賢人らがそのように語るのならそうなのだろう わたしと杏子ちゃんに課せられた最大のアポリアは善の探求にあるようだ 善とは何か? それは社会的な規範に是とされる存在、行為など、と見做されている カントもこう語っていた 『汝の意志の格率が常に同時に普遍的立法の原理として妥当するように行為せよ』 善なる道徳律を獲得しそれを普遍的なものにせねばならないようだ 大衆も帝王も神すらをも納得させられるもの・・・そんなものがあるのだろうか? ━━否、確かにそれはあった 人類はそれを礎にして今日まで歩んできたのだ それ故に、人類は無数の喜劇と無数の悲劇を演じていたではないか! どうして、今まで気付かなかったのだろう! わたしと杏子ちゃんのアポリアは解決した! 既にわたしと杏子ちゃんはそれを持っていたのだ わたしは今までとんだ思い違いをしていたらしい 真美善は分けられるものではなかったのだ! 総ては同じものだったのだ 3つのペルソナが一体であるように真も美も善も同じものだったのだ そう、それは紛れもなくわたしと杏子ちゃんの間に育まれる愛のことであったのだ! やっと成し遂げた わたしと杏子ちゃんの存在証明を これで哲学は卒業だ アポリアよ お前は人生最大の敵であり 最も深く語りあったわたし達の友であった 今では苦悩や葛藤すらもが懐かしい 神よ、真理よ、わたし達の至高の友人らよ どうか君たちに希う わたしと杏子ちゃんの魅せる真理を祝福しておくれ さぁ、杏子ちゃんよ、わたしとともに超越した世界で永遠にこの幸福を謳いあおう! コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/25.html
【01-10】【11】【12】【13】【14】【15】【16】【17】【18】【19】【20】【21-30】【31-40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 元スレ:http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1299160479/ 77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 23 56 42.38 ID 9lLMDB220 82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/04(金) 00 00 05.25 ID PBaeMZTf0 77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 23 56 42.38 ID 9lLMDB220 あんこちゃんと何時ものようにリの字で寝てるとね夢のなかに"て んし"が出てくるの。それで『お前の願いを叶えよう』っていうのね。 この時僕は廻りを見て、天使の顔を見ていうの。「今まで通りの 生活ができますように」そしたら天使が『お前は一人だぞ』って。 きづいてないんだなって僕は思って言うの。「君が居るんだよ」っ て、あんこちゃんの顔をした天使に言うの。 コメント 82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/04(金) 00 00 05.25 ID PBaeMZTf0 あんこちゃんと一緒に「魔法少女まどか☆マギカ」を見るの。 このアニメとっても面白くて、これを見て、あんこちゃんと沢山お話してから一緒に寝るの。 あんこちゃんは佐倉杏子っていうキャラがお気に入りみたいで、実は僕もなの。 この間あんこちゃんと一緒にショッピングに行ったときは、二人で杏子が食べてた鯛焼きを食べたくらい好きなの。 それで、今二人とも杏子ちゃんがどうなるか、とても気になってるの。 特にあんこちゃんは、昨日僕が「明日杏子は死ぬんじゃないか…」なんて言ったらあんこちゃんは泣きそうな顔をしながら、 『死なない、杏子は絶対しなねーよ』っていう位気になってて、感情移入してるの。 それを見て僕も、僕も杏子には死なないで欲しいと思う。 見れば見るほど、あんこちゃんに似てて、アニメで杏子ちゃんが嫌な思いをすれば、まるであんこちゃんが嫌な思いをしたように胸が痛む。 それに、杏子には杏子の望んだことを実現させて欲しいとも思う。 あんこちゃんだから、っていう理由だけじゃもうなくて…杏子ちゃんの性格、境遇、何もかもを受け入れた上で言えるの。 僕は、怒って泣きそうになりながらほっぺをぷくーって膨らませるあんこちゃんに、そうやってつたないながらも説明するの。 そしたらあんこちゃんはとっても喜んでくれて、僕達は抱きしめ合うの。 あんこちゃんは耳元で、「あたしはもう自分があんこなのか杏子なのか分からなくなってるの」って囁いてきて、僕は「それで良いんだよ」って。 あんこちゃんとキスするの。 コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/66.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81】 【82】 【83】 【84】 【85】 【86】 【87】 【88】 【89】 【90】 【91-100】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1328979134/ 80 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23 59 55.73 ID ok31frIi0 [4/4] 178 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 05 53.84 ID 5fA2/yR50 [1/4] 318 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/15(水) 00 04 33.02 ID bxW4dDRg0 [1/5] 412 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/16(木) 00 01 27.41 ID zuU0gqxh0 [1/4] 505 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/17(金) 00 16 34.49 ID bC2KXifY0 [1/6] 613 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 00 06 32.21 ID bC2KXifY0 [6/6] 699 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 00 18 19.19 ID pNNtmD8u0 [1/6] 822 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/20(月) 00 03 26.91 ID pNNtmD8u0 [6/6] 931 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/21(火) 00 05 45.27 ID nH9OkY1g0 [1/2] 80 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23 59 55.73 ID ok31frIi0 [4/4] 2月13日、そろそろ2月もあと半分だ 今日は坂下門外の変で安藤信正が水戸の浪士に襲撃され負傷した日で、英・米空軍が無防備都市宣言していたドレスデンを空襲した日 鎌倉幕府第3代将軍源実朝やその甥公暁の命日である 公卿は第2代将軍源頼家の子で、暗殺された父頼家の仇討ちとして実朝を討ったとされ、その公卿も即日暗殺されてしまったという しかし、実は頼家を殺害したのは実朝ではなく北条氏の手兵によって殺害されたとされている それを北条氏が公暁に頼家を殺害したのは実朝である、と唆した事により公暁が実朝殺害に至った つまり頼家・実朝、そして公暁は全て北条氏の思惑通りに動かされて、そして死んでいったのだ こうして源氏将軍が途絶えてからは北条氏が権力を握り幕府を思うままに支配していった 源氏将軍の後にも摂家将軍、宮将軍と将軍職は続いたが、やはり北条氏、執権の傀儡にすぎなかったといえる こうやって歴史を見ると昔はかなり血生臭かったという事がわかる わたしと杏子ちゃんが生まれた時代が平和な時代でよかったと切に思う だから平和に感謝してわたしと杏子ちゃんは優しい愛を育むの はぁ、行きたかったなぁ・・・とわたしは溜め息をつく 「どうしたんだ?溜め息なんてついて」 ワンダーフェスティバルっていうイベントが昨日あったんだけど、遠くて行けなくてね・・・ 「そりゃ残念だったな。でも、そんな溜め息ばっかついてついてると幸せが逃げてっちまうぞ~」 杏子ちゃんはわたしのほっぺたをつんつんしてわたしを慰めてくれる。優しいね杏子ちゃん 「ほら、十六茶でも飲んで元気出しなよ?」 まだ残ってたんだね十六茶・・・。正直、ちょっと飽きたなって 「少なくともあと20本は残ってるぞ」 うへぇ・・・ 「あんたはそんなもったいないことしないと思うけど、捨てたりすんなよ? どんなに飽きたって食い物飲み物なしじゃあたし達は生きていけないんだからな」 軽そうに杏子ちゃんは言うけれど、その言葉には重みがあった きっとそれは杏子ちゃんの過去に因るものだろう 「あっ、ごめんな偉そうに言っちまって」 ううん、杏子ちゃんの言う通りだよ。それにまだ賞味期限切れるまで時間あるから少しずつ飲んでいけば大丈夫だよね わたしと杏子ちゃんはお風呂に入っていた。時間は8時、ちょっと早いかな? 「お風呂は温まるなー」 湯気で色んなところが霞んで見えてしまうのが残念だ 「冷蔵庫で冷やした十六茶美味しいな、あんたも飲むかい?」 わたしは杏子ちゃんからそれを受け取ってごくごくと全て飲み干した 温かいところで飲む冷たいものはやっぱいいね! 「いい飲みっぷりだな!でも、全部飲んでいいなんて言ってないぜ?」 ごめんね、杏子ちゃん。今ちょっと冷蔵庫から持ってくるね 「そのすっぽんぽんの姿でか?」 杏子ちゃんの言葉に思わずわたしは耳まで赤くしてしまう 「別に持ってこなくたっていいさ。だって、目の前にお茶よりももっといい飲み物があるからな」 杏子ちゃんはわたしの身体を舐めるように手を回して、一通り撫で終えるとぎゅっとわたしの身体を抱きしめた 恥ずかしいよぉ杏子ちゃん…/// 「あんたが恥かしがってくれた方が、あんたのミルクは甘くなるからな///」 そんなことっ…///ないよぉ/// 「そんなことあるんだよな、それが」 んっ…///根拠は何なの?/// きゃっ…!///そんなとこ触っちゃ駄目だよぉ…/// 「統計さ///」 そう言って杏子ちゃんはわたしの唇を貪り、撫で尽くし、舌を絡ませる 「ほおら、あたしの言った通り、今のあんたはとっても甘くて美味しいよ…///」 杏子ちゃんはわたしのことをとっても甘いって褒めてくれたけど、杏子ちゃんもとっても甘くて美味しかったよ/// コメント 178 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 05 53.84 ID 5fA2/yR50 [1/4] 2月14日、所謂バレンタインだ 今日はウァレンティヌス司祭が処刑されたとされる日で近衛文麿が昭和天皇に米英との講和を唱える上奏を行った日 万能人レオン・バッティスタ・アルベルティや第31代内閣総理大臣岡田啓介の誕生日 もともとヴァレンタインは聖ウァレンティヌスに由来するものだとされ、かなり血生臭いお話のようだ どうやらそれはローマ帝国の時代にまで遡るものらしいが、事実としてはどうであったかは分からない 当時、ローマでは、2月14日は女神ユノの祝日で、ローマの宗教行事は野蛮であるという印象を与える為に、 初期キリスト教会が創作したという説もあるらしい でも、日本はクリスマスもお正月も存在する国だからバレンタインの起源なんてものはあってもないようなものかもしれない 日本でのバレンタインは主に女性が男性に親愛の情を込めてチョコレートを贈る、というものだが、それは日本独自のものらしい 言うまでもないが日本のバレンタインは殆んどキリスト教の関連はないと言ってもいいかもしれない 文化というものは姿を変えて伝播する事もあるので日本のバレンタインもそれの一種のようなものだろう 杏子ちゃんは教会の娘という立場からバレンタインを見ると微妙な位置に立っているのかもしれない それでもきっと杏子ちゃんはチョコレートをもらったら喜んでくれるだろう だから、わたしは「日本のバレンタイン」で杏子ちゃんにチョコレートをプレゼントしてあげるの 「こんなに貰っていいのか!?」 杏子ちゃんはアホ毛をぴょこぴょこ動かしながら尻尾を振って喜んでくれた 今日はバレンタインだからわたしは杏子ちゃんに手作りチョコレートをプレゼントしたの 4種類も作っちゃったけど全部本命チョコだよ! 「ひゃっほう!やっぱあんた最高だよ!」 杏子ちゃんが頬擦りしてくる。円環の幸せに導かれそうだよ!/// 「それにしても、あんたも可愛いことするじゃないか/// クリームでLove Me Do なんてさ///」 そう言われるとちょっと恥ずかしいな/// 「でも味は最高だよ!あんたも食えよ」 ううん、わたしはいいの。だって、杏子ちゃんの為に作ったんだから 「よくなんかねーよ!あんたと一緒に食べた方があたしももっと幸せになれるからな」 杏子ちゃん…/// 「ほら、口あけろよ///」 あーん/// 本当だ、自画自賛は恥ずかしいけど我ながらによく出来てるね/// 「そういえば、こっちの小さい3つの玉みたいなチョコは何なんだ?」 これは試験的に作ってみたものだよ。ひょっとしたら不味いかもしれないから小さく作ったの 「あんたが作ったものが不味いわけないじゃん!」 杏子ちゃんはそのチョコをひょいっと摘み口の中に放り込んだ 「ん?美味いけど不思議な味がするな…。どこかで飲んだような」 うん、十六茶だよ!十六茶チョコ!不味くない? 「不味くなんかねーよ!それにしてもチョコと十六茶を混ぜるなんてその発想はなかったよ」 じゃあ、わたしもお一つ頂こうかな。・・・うん、意外と悪くないね! 最後に一つ残っちゃったね 「そうだな」 どうする杏子ちゃん 「二人で食べようぜ…交互に口移しして///」 うん///わたしもそのつもりだったよ/// 杏子ちゃんは最後の一つのチョコの表面に舌を這わせて、それをわたしの口に入れる わたしはそのチョコを舌の上で転がして、杏子ちゃんと唇を密着させる そして、舌で転がして杏子ちゃんの口に移す これを何回も何回も繰り返す 「さっきのより甘いな///」 そうだね/// 「それに何だか温かいな///」 わたしと杏子ちゃんの濃厚なミルクが混ざったチョコだからね/// こうやって転がし合っているとチョコレートは溶けて消えてしまった でも、わたしと杏子ちゃんはそれに気付かずにお互いの唇と舌を貪り合っていた いつの間にかにわたしは杏子ちゃんの身体を、杏子ちゃんはわたしの身体を思いっきり抱きしめていたの チョコレートも甘いけどやっぱ杏子ちゃんには敵わないよ/// コメント 318 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/15(水) 00 04 33.02 ID bxW4dDRg0 [1/5] 2月15日、久しぶりに雨が降っている 今日は西南戦争が始まった日で、WWⅡ期にシンガポールのイギリス軍が山下奉文中将率いる日本軍に無条件降伏した日 哲学者のアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドや九鬼周造、天文学者ガリレオ・ガリレイ(ユリウス暦)らの誕生日だ 山下奉文と言えば「イエスかノーか」と英軍に降伏に迫ったとして有名だが、実際はそのような高圧的な態度ではなかったという 日本語の拙劣な通訳と新聞などでの脚色が組み合わさって「イエスかノーか」という言葉が有名になってしまったのだろう 実際、山下は日本国内で英雄視されており、軍歌「比島決戦の歌」では「陸には猛虎の山下将軍」というフレーズもある また、日本軍が真珠湾を攻撃する前に宣戦布告なしでコタバル奇襲を行ったが、その時の指揮官は山下である ホワイトヘッドと言えば「西洋の全ての哲学はプラトン哲学への脚注に過ぎない」という「過程と実在」におけるくだりは有名だ 九鬼周造はメジャーな哲学者ではないが三木清や和辻哲郎、西田幾多郎などと同様に日本を代表する哲学者の一人だ 彼はあちこちに留学しており、フランスではベルクソン、ドイツではハイデッガーに師事したと言われる また、彼がフランスで若い頃のサルトルから直接的にフランス哲学・フランス語を教わっていたという逸話もあるそうだ わたしも海外に留学してみたいなと思う。勉強はしたくないけれど それじゃあ、ただの海外旅行か・・・ でも、一度は杏子ちゃんと一緒に海外旅行をしてみたいと思うの 今日のお昼ご飯は久しぶりに外食だ と言っても、ただのファミレスだけどね 雨のお陰かお客さんの数は少なめだった 「ドリンクバーって本当にお得だな!」 杏子ちゃんはメロンソーダをストローでちゅーちゅーと吸っている ストローを咥えた杏子ちゃんの唇・・・とっても可愛らしい 「久しぶりに十六茶以外のものを飲んだ気がするよ!」 ごめんね、杏子ちゃん・・・。でも、あと3本で終わるから我慢してね 「おいおい、何謝ってるのさ。あたしは十六茶も好きだよ?」 杏子ちゃんはランチセットのハンバーグをもぐもぐさせながら言う 「雨だと色々と滅入るけど、実際に外に出てみると違うもんだな 食い終わったらちょっと散歩でもして帰らないかい?」 うん、いいよ。杏子ちゃんとなら雪の日でも槍の日でも一緒に散歩したいな 「槍が降ってきたらあんたを抱えて避けるのが大変そうだな」 わたしのこと抱えちゃうの?わたしちゃんと避けられると思うけどなー 「それはないね。結構あんた抜けてるところあるしおっちょこちょいだし」 酷い言われようだね、杏子ちゃん 「でも、安心しろよ。本当に槍が降ってきたらあたしが抱えて、あんたのことを守ってやるからさ」 えへへ、その時はよろしくね。わたしの王子様♪ ファミレスで食事を終えたわたし達は町を見下ろせる丘にやって来た 去年の夏に杏子ちゃんと一緒に夜空を眺めた丘だ わたし達は傘を指しながら雨の町を眺める 雨の所為だろうか。出歩いている人数は少ないようだ 「雨の景色ってのも乙なもんだね。空はとても綺麗なんて言えるもんじゃないけれど」 でも、たまにはこういうのもいいよね。雨の音をBGMに杏子ちゃんと雨の町を眺めるのも 「雨の音は景色を眺めるだけのBGMじゃないぞ?」 杏子ちゃんは差していた傘を畳みわたしの傘の中に入ってきた 相合傘だね…/// 「なぁ、しようぜ…///」 杏子ちゃんはそう言ってわたしの唇を奪った 瀟瀟と降る雨の中、わたしたちは曲を奏でる それは雨の中で奏でる雨奏曲で杏子ちゃんと奏でる杏奏曲だった コメント 412 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/16(木) 00 01 27.41 ID zuU0gqxh0 [1/4] 2月16日、今日の杏子ちゃんのアホ毛は5本だった 菅原道真が大宰府へ向けて出発した日で、ロッキード事件の証人喚問が開始された日 狩野派絵師狩野永徳や経済学者有沢広巳の誕生日 ロッキード事件は大規模な汚職事件だが、「記憶にございません」という言葉が流行したのも、これが契機らしい 確かに有用性のある言葉だ、流行るのもよく分かる 杏子ちゃんがわたしのとっておいたプリンを食べちゃった時、杏子ちゃんを問いただしてみたら 顔を青くして「あたしの記憶にないね」って言ってたのを思い出した 結局、その時はお仕置きとして杏子ちゃんの身体を2時間くらい弄繰り回させてもらったの 別にプリンくらいどうでもよかったけど、嘘はやっぱり良くないからね でも、お仕置きなのに杏子ちゃんはとても幸せそうに悦んでいて、あれじゃあお仕置きになってなかったかもしれない そんな事を言ってるわたしも偶に杏子ちゃんにお仕置きされる事があるけど、やっぱりわたしも悦んでしまう お仕置き、説教ってのは愛情を以って行うものだから、そうなってしまうのも仕方がないのかもしれない 愛情の込められていないお説教なんて、それは説教じゃない。ただのウサ晴らしだ そう考えると、心を鬼にして子供を叱れる親というものは凄いと思う わたしも杏子ちゃんもお互いの事を思って叱ったりするけど、いつの間にかに愛の営みになっているのだから 嗚呼素晴らしきかな此世界、世界は愛の御陵威で満ち溢れているよ 杏子ちゃんは布で何やら赤い宝石を磨いている 卵のような形で全てを吸い込んでしまいそうな真紅の宝石を黄金の杯のようなものが支えている わたしがそれを見たのは久しぶりだ。確か杏子ちゃんの話だとそれは「ソウルジェム」と呼ばれるもの 魔法少女の契約、願望の現実化の代価として魔女との戦いを架せられる契約によって生み出されるもの 魔法少女が魔法少女たる事を証明する魂の輝きを放つ大切な宝石らしい 「よし、これでオッケーだな!」 杏子ちゃんは見事に拭き終えた宝石を見て「これでよし」と呟いた どうやら杏子ちゃんはパーカーのポッケ中にその宝石を入れていたらしいのだが、それを忘れてポッケにお菓子を入れてしまったらしい その結果、ソウルジェムはお菓子で汚れてしまったという だらしのない杏子ちゃんでも流石にマズイと思ったようで、それを綺麗にしようと思ったとか 先ずは濡れた布で汚れを落としてから、乾いた布で拭いて仕上げを終えた杏子ちゃんは一仕事終えたような顔をしている そんな頑張った杏子ちゃんにわたしはホットココアを出してあげるの 「ありがとな!一仕事した後の甘いものは格別だな」 杏子ちゃんは喜んでくれたようでわたしもとっても嬉しいなって わたしは杏子ちゃんの綺麗にしたソウルジェムを見てうっとりしてしまった 「そんなに珍しいか、あたしのソウルジェム?」 うん、テレビとかお店とかで何度か宝石を見た事はあるけどこんなに綺麗な宝石は初めてだよ きっと杏子ちゃんのソウルジェムだからだろうね 「嬉しいこと言ってくれるじゃないの、ちょっとくらいなら触ってもいいよ」 え?本当にいいの?ソウルジェムは魔法少女にとっては大切なものなんじゃ…? 「あぁ、とても大切なもんだ。でも、あたしはあんたに心を預けられると思ってる。 だから、あんたに触ってもらえるなら光栄だよ」 杏子ちゃんにそんな風に思ってもらえるなんてわたしは世界一の幸せものだよ 杏子ちゃんのお言葉に甘えて布越しにソウルジェムを触ってみる 「ひょっとして指紋とか気にしてるのか?そんなのあたしは気にしないから地肌で触ってみろよ」 でも、わたしの指紋なんかがついたら折角の綺麗なのが汚れちゃうよぉ… 「そう卑下するなって。それに寧ろあたしはあんたに指紋をつけてもらいたいって思ってるんだ あんたの痕跡をソウルジェムに残してもらいたいんだ… ってなんか恥ずかしいな、へへ…///」 杏子ちゃん…/// 分かったよ、わたしの痕跡、ちゃんと残すね わたしはそっと杏子ちゃんのソウルジェムに触れる。それはとっても温かかった もうちょっと痕跡を残しちゃおっかな? うん、わたしの愛の痕跡を/// わたしは杏子ちゃんの魂の宝石にそっと口付けをする。やっぱりそれは温かかった 「なんだかあたしの身体まで熱くなってきちまった/// あたしにもキスしてくれよ///」 じゃあ、次は杏子ちゃんに痕跡を残すね/// わたしは火照る杏子ちゃんの身体を抱きしめて、その柔らかそうな唇を塞いだ もちろん、それはとっても温かくて、美しくて、甘かったの そして、わたしと杏子ちゃんは海に臨む小さな丘の上に愛の記念碑を建てたの/// コメント 505 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/17(金) 00 16 34.49 ID bC2KXifY0 [1/6] 2月17日、今日は何か嫌なものを見た 今日はジョルダーノ・ブルーノが火刑に処せられた日で、中川昭一財務大臣兼金融担当大臣が朦朧会見の責任をとり辞任した日 『舞姫』などで有名な小説家の森鴎外や『檸檬』などで有名な梶井基次郎の誕生日でもある ブルーノは宇宙が無限であると主張し、コペルニクスの地動説を擁護したことで有名な哲学者だ 彼は異端であるとの判決を受けても決して自説を撤回しなかった為に火刑に処せられたという そういえば今日は「天使の囁き記念日」と言われているらしい 1978年2月17日に北海道幌加内町母子里の北海道大学演習林で最低気温氷点下41.2℃を記録したことに由来するみたい 因みに天使の囁きとはダイヤモンドダストの比喩。なんともロマンチックな表現なのだろうか でも、天使の囁きと言うとわたしは別のものを想起する。そう、杏子ちゃんの声だ 甘くて優しい杏子ちゃんの声は天使の比喩がピッタリだ 夜の営みの時の杏子ちゃんの愛の囁きは本当に天使のようで声を聞くだけでわたしは神の国に行けてしまうような気になる だから、わたしは今日も杏子ちゃんが囁いてくれるように杏子ちゃんを愛するの 気が付いた時、わたしの身体は宙を飛んでいた そして、地面に叩きつけられた。トラックに撥ねられたようだ 痛みは感じない。否、感じられないのかもしれない ふとわたしは気が付く。景色が赤色に染まっているのを 鉄の臭いがわたしの嗅覚を刺激する。自分の鉄だ。赤い鉄の液体だ。 私の網膜には沢山の人の像が映る。皆、わたしを見ている。倒れたわたしを 誰かがわたしの身体を持ちあげたようだ。人々はその「誰か」を非難する 「そのままにしておけ」「救急車を待て」「素人が動かすんじゃない」 「誰か」は言葉にならない大声を張上げた。「誰か」はわたしを担いでその場を人間離れした跳躍力で離脱した 「誰か」は涙声でわたしの名前を呼び続けた。「あたしの魔法でなんとかしてやる」と言ってくれた その「誰か」の身体はとても温かくて安心出来るものだった 人気のない所で「誰か」はわたしの身体に「魔法」を施した。でも、もう遅かったようだ 何も感じない。ただ、赤髪の少女が顔をぐしゃぐしゃにしながらわたしに魔法を施し続ける 「誰か」はわたしの大好きな恋人だった。わたしは自分の最期を予期した。 わたしは満足だった。大好きな人の腕の中で息絶えるのが わたしはそこで死んだ。 わたしの身体はなかった。ただ触覚を除いた感覚だけがある。 まるで神の視点から世界を見ているようだった。 わたしの目(身体がないのに「目」というのは違和感があるが)の前には泣き続ける少女の姿があった パーカー姿のポニーテール。可愛らしい目と八重歯が特徴的な・・・。わたしの恋人だった 彼女は何度も地面を殴りつけて、そして泣いていた。わたしはそれを見るのが辛かった。 しかし、わたしへの追い討ちは留まる事を知らなかった。 彼女が地面を殴りつけているとパーカーからころんと何かが転がり落ちた それは黒く濁った赤い宝石。殆んど真っ黒だったが少しだけ赤い光を発していた 彼女はそれを見て、涙を落とした。 「なんであたしを置いて逝っちまうんだよ…ずっと一緒だって約束したじゃんか…」 その涙が宝石の上に落ちる。すると、その宝石からは僅かな赤の光すら消え失せた。 そして何やらどす黒い濁りのようなものを発し、宝石に亀裂が入った。 しかし、彼女はそれに気付いてすらいないようだ。否、気付けないのかもしれない。 更に彼女の涙が宝石の上に落ちる。宝石は悲鳴を挙げて砕け散った すると彼女はその場に倒れ混み、魂が抜けたように横たわる そして得体の知れない「何か」が現われた。 わたしの記憶はそこで途切れている 「おい!大丈夫か!?」 その声でわたしは目を覚ました。その声は杏子ちゃんのものだった 「悪夢でも見たのか?凄い魘されていたぞ?」 わたしはわけがわからなくなっていた。ただ、安堵からか涙だけが零れ落ちる 「おい!どうしたんだよ!」 わたしはそれを話そうにも呂律が回らず言葉にならない 杏子ちゃんは察したように、わたしの身体を抱き寄せた 「何を見たか知らないけど、落ち着くまで胸貸してやるよ。でも、落ち着いたら話してくれよ」 恐ろしすぎて何も話せないよ・・・ でも、杏子ちゃんの身体はとても温かくてわたしはすぐに眠ってしまった コメント 613 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 00 06 32.21 ID bC2KXifY0 [6/6] 2月18日、三寒四温、温はまだ来ないのだろうか 田沼意次が老中に就任した日で、アメリカのクライド・トンボーが冥王星を発見した日 戦国大名上杉謙信や新選組隊士斎藤一の誕生日である 冥王星と言えば2006年まで惑星とされていた事で有名だが、現在は準惑星に区分されている 因みに冥王星は英語でPlutoでローマ神話の冥府を司る神らしい ギリシア神話で言うところのハーデースに相当する神様だ 上杉謙信は軍神などの異名を持つ戦国大名として有名だが、初名は長尾景虎だった のちに関東管領上杉憲政から上杉氏の家督を譲られ、上杉氏と名乗るようになったという 田沼意次は賄賂政治で失敗というイメージが強いが、近年は研究により再評価されている人物の一人だとか 時代も変われば評価も変わる。至って当然の事だろう。芸術の世界では顕著にそれが分かるだろう だから、杏子ちゃんのお父さんもいつか評価される時が来るかもしれない 信者だった人がお義父さんの教えを思い出して、「今になって思うと、あの話は素晴らしいものだったなぁ」と 宗教という世界では非常に難しい事かもしれないが、お義父さんの説く「新しい信仰」も見直される時が来るかもしれない もし、見直されなかったとしても自分の教説を多くの人に知ってもらえたと知ったら、天国のお義父さんも喜んでくれるだろう そして、杏子ちゃんもきっと喜ぶだろう。そんな日がいつか来る事を願ってわたしは杏子ちゃんの身体を今日も抱きしめる 杏子ちゃんが軽々と振り回すそれは予想以上に重かった わたしの質量が小さい事を踏まえても、これはとても重すぎる 持ち上げるだけで肩が外れてしまいそう。こんなの振り回すなんて杏子ちゃんはやっぱり凄いなぁ 「あたしは魔法少女だからな。つーか、あんま無理すんなよ?怪我したら大変だからな」 そういえば杏子ちゃんの槍は戦ってる時に多節棍みたいになってたけど今は普通の槍の状態だね 「基本は槍の形だよ。武器も持った事のないあんたがそんなの振り回したら危ないからな」 わたしはそんな危ない事しないよぉ…。それに、振り回す力なんてないし 「それもそうだな。 もういいか?あんた腕がプルプルしてるぞ?」 うん、ありがとね杏子ちゃん わたしがお礼を言うと杏子ちゃんはひょいっと槍をわたしの手から取ったの そして、魔法少女の姿を解いていつものパーカー杏子ちゃんの姿に戻る そういえば、魔法を解くと武器も一緒に消えちゃうんだね 「確かにそうだな。あたしの知ってる限りでは」 ちょっと杏子ちゃん、腕触ってみてもいい? 「ん?別に構わないけど」 杏子ちゃんはそう言ってパーカーの袖を捲り素肌を晒す。わたしはそれを触ってみる。すべすべだよぉ…/// あんな重い槍を軽々と持ってしまうというのに杏子ちゃんだったけど、超人強度1000万のマッチョウーメンというわけではなかった わたしと比べたら確かに筋肉はあるかもしれないけれど、それでも普通の女の子と大差ないように見える 「あぁ、筋肉か。あたしそんなについてないと思うんだけどなぁ」 でも、そんな華奢な身体であんな重い槍を自在に操れるなんて杏子ちゃんは凄いね! 「たぶん、魔法少女だからじゃねーかな?あたし自身、そんな自覚してるわけじゃないけど身体能力とかが上がってるんだと思う ひょっとしたら常に肉体強化みたいな魔法がかかってるんじゃねーのかな?よく分からないけど」 ねぇ、杏子ちゃん。わたしが武器を持つとしたら何がいいと思う? 「…あたしはあんたに戦わせたりしないしよ。それにテキトーな理由で契約をさせたりもしない」 分かってるよ。仮の話だよ仮の話。わたしの願いは杏子ちゃんと一緒にいる時点でもう叶ってるし 「そっか。疑っちまって悪かったな・・・。 で、あんたに合う武器だったか。弓矢とかどうだい? もちろん、弦を引いたりするにはそれなりに力もいるだろうけど剣とか槍とかと比べたらラクだと思うよ」 弓かぁ…。銃火器とか大砲とかの方が色々爆発とかして燃え上がれ~って感じで強そうだけどなぁ 「銃火器って結構重いらしいよ?あと、大砲は個人的にやめてほしいな。なんか技にイタイ名前とか付けそうだから」 技名?何の事? 「いや、何でもねーよ!やっぱ、あんたは弓矢が一番似合うと思うな、色んな意味で!」 色んな意味って? 「だって、あんたはあたしの心を射抜いちまったじゃねーか///」 杏子ちゃん/// 今日は一晩中わたしの愛の弓矢で杏子ちゃんの心を狙い撃つよ/// コメント 699 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 00 18 19.19 ID pNNtmD8u0 [1/6] 2月19日、今年の今日は雨水らしい 今日は硫黄島の戦いが始まった日で昭和天皇の日本全国巡幸が開始した日 天文学者ニコラウス・コペルニクスの誕生日で日本海軍の大将近藤信竹の命日でもある 硫黄島の戦いといえば大東亜戦争での日本本土の戦いとして有名で、これを題材とした作品は多々ある 日本軍の指揮官は名将栗林忠道陸軍大将であったが、彼は硫黄島の地で戦死し、日本軍はこの戦いで敗北した しかし、この戦いは米軍の完全圧勝というわけではなく、稀有な事に米軍の損害が日本軍の損害を上回ったという コペルニクスといえば当時主流だった天動説を覆し地動説を唱えた人物として有名だ 哲学者イマヌエル・カントはコペルニクスの名を借り、自身の哲学をコペルニクス的転回と称した 実際にカントの認識論は従来の哲学の常識に対し、人間は物自体を認識することはできず、人間の認識が現象を構成するのだと説いている これから派生してパラダイムの転換をコペルニクス的転回と言う事があるそうな 因みにわたしのパラダイムもある出逢いを機にシフトした。そう、杏子ちゃんとの出逢いだ 何の目的もなく夢もなく惰性的に生きていたわたしの人生は情熱的で生き生きとした生に溢れた人生になった このようにわたしの世界観は杏子ちゃんとの出逢いによってコペルニクス的転回を為した されど、わたしの世界はまだ転回を行うだろう。杏子ちゃんとの愛が増せば増すほど更に世界は姿を変えるだろう わたしは十分杏子ちゃんの愛を育んでいると自信を持って自負出来るが愛は無限に無限だ。だから世界も無限だ 久しぶりの杏子ちゃんの教会 教会の掃除をする為に来たわたし達。でも、もう掃除は終え一室で一息ついているところだ 「そういえば、今日でちょうど一年だ。あんたにあたしのことを話したのは」 杏子ちゃんも数えていたんだ。勿論、わたしも数えていたけどね 「正直、不愉快じゃなかったか?聞かれてもないのに勝手に自分の不幸話なんて聞かせちゃってさ 普通はこういう話ってのは他人に話すもんじゃなかったんだろうけど、あんたになら話してもいいかなって思ってさ」 不愉快だなんてとんでもないよ。それに嬉しかった。同時に悲しくて辛かったけどね 杏子ちゃんがそういう話をしてくれるってことはわたしに心を許してくれたってことだもんね 「まぁ、そういうことになるかな?でも、今だから言うけれどあの時、完全にあんたに心を許したわけじゃねーんだ 久しぶりに話し相手…いや、友達が出来て話してみようかと思ったんだ。でも、ドン引きされてもおかしくない話だよな」 でも、たとえ少しでもわたしに心を許してくれたってだけでわたしは嬉しいよ 「ほんと、あんたは優しいな。でも、ああやってあんたに話せたのもある程度気持ちの整理が付いていたからかもな」 気持ちの整理・・・どういうこと? 「けっこう前にあたしに魔法を教えてくれた人がいたって言ったじゃん?その人にその話をしたんだ もちろん、その人もあたしのことを慰めようとしてくれた。でも、あたしはそれを素直に受け取れなかった それどころか勝手に暴走して挙句の果てにはその人と武器を交えて絶交しちまった」 杏子ちゃん… 「でも、あんたと逢ってからしばらくしてその人に再び逢った。きちんと謝ったってわけじゃねーけど一応関係は修復できた なんでだと思う?あんたに逢えたからだよ」 わたしに逢えたから?どういうこと? 「あんたがあたしの傍にいてくれたからだ。あんたが捻くれたあたしを素直にしてくれたからだよ あんたがあたしに忘れていた何かを取り戻してくれたんだ」 よく分からないけどわたしが杏子ちゃんの役に立てたなら本望だよ 「役に立ったなんてもんじゃねーよ。あんたはあたし自身を変えてくれた。 正確に言えば取り戻してくれたって言った方が合ってるかもしれないけど、あんたがあたしを導いてくれたことには変わりないさ」 そう言うとわたしの反対側の椅子に座っていた杏子ちゃんがわたしの隣の椅子に移った 「本当にあんたのお陰であたしの人生が180度変わったよ。本当にありがとな…」 杏子ちゃんはゆっくりとわたしの身体を抱きしめてくれた でも、杏子ちゃん。わたしの人生を転回させてくれたのも杏子ちゃんなんだよ? 魔法少女になって一回、惨劇と決別で一回、そしてわたしとの出逢いで一回 杏子ちゃんの世界はいったいどれだけ変わり続けてきたのだろう でも、わたしの存在が杏子ちゃんの人生を良い方向に転回させる契機となっているのなら、わたしにとってそれ以上の幸福はない だから、わたしは杏子ちゃんの世界をもっと幸せに、良い方向に導く為に今晩も杏子ちゃんを愛するの コメント 822 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/20(月) 00 03 26.91 ID pNNtmD8u0 [6/6] 2月20日、最近は何故か杏子ちゃんの寝相がよくなった 今日は小林多喜二が特高警察の拷問により築地警察署で亡くなった日で、大阪ドームが完成した日 小説家の志賀直哉や詩人の石川啄木、プロレスラーのアントニオ猪木らの誕生日でもある 小林は『蟹工船』を著したプロレタリア作家として有名だが、危険思想を抱懐しているとして特高警察にマークされていた 特高警察とは大日本帝国の秘密警察であり、多少相違点はあるがナチス・ドイツのゲシュタポのようなものだ 志賀直哉は白樺派を代表する小説家として有名で『暗夜行路』、『和解』などの著作がある また、今日は「交通事故死ゼロを目指す日」らしい。わたしも交通時には気をつけないと でも、わたしはいつも事故を起してしまうの。毎晩、毎晩、杏子ちゃんと愛の交通事故をね 杏子ちゃんとの愛の正面衝突、杏子ちゃんとの愛の玉突き事故、全部激しい愛の物語だよ 長い時間、永劫回帰したネタは新鮮味が欠けて真の意味で「美味しい」寿司とは言えないのかもしれない しかし、高級な御寿司屋さん、例えば久兵衛なんかにはとてもじゃないけれど行けない 一貫食べただけで財布が空っぽになってしまうという高級寿司。それだけ美味という事だろうか そういえば杏子ちゃんが以前に言っていた言葉を思い出した 「奇跡ってのはタダじゃないんだ」「希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる」 「そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ」 そう、高級なお寿司を得る為にはそれに吊り合う対価を払わなくちゃいけないんだ。当たり前だよね でも、わたしはそれをいつか杏子ちゃんに食べさせてあげたいと思っている だから今日は回転寿司で我慢してね杏子ちゃん 「我慢も何も美味いじゃん、ここのお寿司」 杏子ちゃんは中トロをもぐもぐしながら言った。口元には醤油が付いている。かわいい 回転寿司で満足してくれる杏子ちゃんは優しいね。でも、どうせなら高級なお寿司も食べてみたいと思うでしょ? 「あたしは高級なもんより美味しいもんの方が好きだな。それに高級=美味いとは限らないだろ? マツタケは高級品らしいけど、特別アレが美味しいものだとは思わないけどな。」 「それにあたしはどんな高級品より、あんたが作ってくれたもんの方が好きだよ」 嬉しいなぁ杏子ちゃん/// じゃあ、今度試しにお寿司でも握ってみようかな? 「ほんとか!?あたし楽しみに待ってるよ」 杏子ちゃんはそう言いながら回ってきたウニに手を伸ばした そういえば杏子ちゃんがメロンとかプリンに手を着けないなんて珍しいね 「あぁ…。親父が本部から破門される前、まだ一般水準の暮らしが送れた頃に家族で回転寿司に来たことがあったんだ それで、その時にあたしがメロンに手を伸ばしたら親父はブチ切れたよ 娘のあたしを、寿司を食べに来ているのにメロンを食うなんて言語道断、無粋にも程があるぞって罵った それから、あたしは回転寿司でメロンやスイーツに手を伸ばさないようにしたんだ」 け・・・けっこう厳しい人だったんだね、お父さん… 「でも、今思い返すと親父が言ってたことは道理に適ってると思うんだ。あの時は理解できなかったけどな それにあの頃の親父は確かに厳しかったけど、とっても優しかった 母さんがあたしとモモに「金皿は一人二枚まで」って言ったんだけど親父は好きなだけ食っていいって言ってくれたんだ 親父曰く食い物でケチケチしてたら心まで貧しくなってしまう、なんだってさ」 厳しい面を持ちつつも優しい面を持つお父さん…。現代社会に求められている素晴らしいお父さんだったんだね 「あぁ、本当に良い人だったよ…」 杏子ちゃんは遠くを眺めるような感じで言った 「でも、あの頃のことを思い出せたのはあんたと一緒に回転寿司に来ることができたお陰だよ。ありがとな」 お礼には及ばないよ。それに杏子ちゃんからお義父さんの話が聞けてわたしも嬉しいよ 一度も会った事もない人だけれど、杏子ちゃんの話から温かさが伝わってくるよ 「あたしも親父の話を出来る相手がいて嬉しいよ。親父のことを良く思ってない人もけっこういるだろうし、 それ以前に親父のことなんか知らないって人も多いだろうしな あたしはあんたの優しさを知ってるからあんたに何でも話せるんだ って長話しちまったな、寿司がカピカピになっちまうよ」 そしてその晩、わたしと杏子ちゃんは一緒に愛のお寿司を握ったの…/// コメント 931 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/21(火) 00 05 45.27 ID nH9OkY1g0 [1/2] 2月21日、久しぶりに寝ている杏子ちゃんの舌を掴んでみた。噛まれた。気持ちいい。 今日はジャンヌ・ダルクの異端審問が開始された日でマルクスとエンゲルスの『共産党宣言』が出版された日 陰陽師安倍晴明の誕生日で哲学者バールーフ・デ・スピノザの命日である 哲学者マルクスの影響は凄まじく、マルクス主義の思想は多方面に広がった 彼の影響を強く受けた代表として挙げられるのがレーニンやスターリン、毛沢東だろう スピノザはデカルトやライプニッツと並ぶ合理主義哲学者として有名だ 彼はユダヤ人の子として生まれたが、当時のユダヤ教の信仰のありかた等に対して批判的な態度を取り破門された 神即自然の思想を唱えた為に彼はキリスト教神学者に非難され、無神論者として攻撃された しかし、彼の思想は後の世のヘーゲルやドゥルーズらに批判されつつも評価されていたという また、今日は「国際母語デー」と呼ばれているらしい 言語と文化の多様性、多言語の使用、そしてそれぞれの母語を尊重することを推進することを目的とする日のようだ だから、今日はいっぱいの言葉を用いて杏子ちゃんと愛を語り明かすの 杏子ちゃんは先ほどから「眼がかゆい」と言って手で擦っている 見たところ充血しているというワケではないが、ひょっとしたら花粉症かもしれない 些か早いかもしれないが、2月現在、耳鼻科では花粉症の患者さんがちらほらと訪れるという スギ花粉のピークは三月頃だが、早い人は既に発症してしまっているらしい わたしも毎年花粉症に苦しめられるので、春の到来は素直に喜べない 杏子ちゃんの様態を見たところ鼻水や咳は出ていないようなので、ただ眼がドライアイ状態になっているだけかもしれない それでも、杏子ちゃんが苦しんでいるのを見るのは嫌なので目薬を差してあげる事にした 杏子ちゃんは「いやだ」とジタバタして抵抗したが、我慢出来たら雪見大福を買ってあげると交換条件を出したら抵抗を止めてくれた わたしは杏子ちゃんに膝枕をして、杏子ちゃんの瞳を見つめる。わたしの顔が映っていた 「そんなにじっくり見つめんなよ…///」 わたしの瞳にも顔を赤くした可愛らしい杏子ちゃんの顔が映っていた じゃあ、目薬を差すから動いたり瞬きしたりしないでね杏子ちゃん、とわたしは杏子ちゃんの顔を押さえる 「やるなら一思いにやってくれ…」 うん、分かったよ。我慢してね、杏子ちゃん…。杏子ちゃんの瞳に目薬が一滴落ちる 杏子ちゃんの瞳に一粒の潤いが満ちると同時に「あんっ!///」と杏子ちゃんは身を震わせる 目をしばしばさせる杏子ちゃん。少し落ち着いたのか瞬きのスピードが遅くなった 潤った杏子ちゃんの瞳にはわたしの顔が映っていた 眼って不思議なもんだね、杏子ちゃん。 Iのeyeに映る杏子ちゃんはこんなに愛らしいなんて運命のようなものを感じるよ 「はは、上手いな。でも、ただの言葉遊びだろ?」 うん、確かにただの言葉遊びだよ。でもeye(眼)を通して愛を見るなんてロマンチックだと思わない? それにわたしはeyeがあるから「逢い」があって、そこから愛が生まれると思うの 同時にeyeは「遭い」も視る事があるからeyeは相反する二つのものを見るってことになるね 「面白いな、でもそりゃ当たり前だよ。この世界には希望もあれば絶望もある。上手く五分五分で吊り合ってるのさ でも、絶望があるから希望がある。闇があるから光があるんだと思うよ」 RPGのラスボスみたいな事を言うね、杏子ちゃん 「茶化すなよ。そういえば、さっきあんたに目薬差してもらったお陰ではっきりとあんたの顔が見えるよ それに痒みも痛みもなくなったし。これでちゃんとあんたのことを愛してやることができるな」 でも、恋は盲目って言うよ?ひょっとしたら恋っていうのはぼやけているものなのかもしれないね 「そうかもね、でもあたしがあんたに抱いてる気持ちは恋じゃなくて愛だから関係ないね」 杏子ちゃんはそう言うとわたしの身体を抱き寄せた 「うん、やっぱりものははっきりと見えた方がいいな。あんたの可愛い見られないなんて損にも程があるよ」 ありがとね、杏子ちゃん。ところで、その目でわたしの愛は見えるのかな?/// 「あぁ、見えるよ。とっても可愛らしくて、綺麗で、ちょっとえっちな色をしている愛だな」 これも目薬のお陰だね。目薬、めぐすり、愛ぐ薬・・・。流石に考えすぎかもしれないね お互いの眼の中で、お互いの愛は出逢って結ばれたの コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/76.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71】 【72】 【73】 【74】 【75】 【76】 【77】 【78】 【79】 【80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1321806987/ 16 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/21(月) 07 59 31.08 ID Djd8nvhk0 144 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 00 18 49.99 ID 6PDXhO2t0 [1/5] 166 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 08 23 59.48 ID Zh4W9nT50 362 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 00 32 06.99 ID 6MNIp9SV0 [1/10] 461 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 21 05 02.86 ID X5ON9p3U0 523 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 00 22 45.37 ID 5xR3lp/W0 [1/7] 667 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 00 15 07.91 ID 2RRGLSb+0 [1/5] 766 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 00 33 08.00 ID SRfMu3Zh0 [1/4] 860 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/27(日) 00 25 15.31 ID dd46Ns9W0 [1/4] 943 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/28(月) 00 18 06.40 ID eDt6AL5D0 16 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/21(月) 07 59 31.08 ID Djd8nvhk0 杏子ちゃんの一日は朝食作りに始まる いつも友達のお世話になってばかりじゃダメだと杏子ちゃんは常日頃から思っていた だから杏子ちゃんは早起きして朝食を作る 目玉焼きはちょっと焦げてしまったが、友達は喜んでくれたので杏子ちゃんは幸せだった そんな杏子ちゃんたちの朝食はシュガートーストに目玉焼きにアルトバイエルンだ コメント 144 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 00 18 49.99 ID 6PDXhO2t0 [1/5] はぁ・・・この空気どうしよう これに関しては完全にわたしのミスだった 注意が足りなすぎたよ・・・ 常に、このような状況を想定してUSBフォルダに移しておくべきだったかもしれない または、名前をもっと分かりにくいものに変えてカモフラージュしておくべきだったのかもしれない 杏子ちゃんは、ディスプレイをじーっと見て、顔を赤らめている 「お前、こんなものを・・・///」 杏子ちゃんはわたしの作品を見て紅潮している でも、わたしの方が大きな羞恥心を感じているのは間違いないだろう この気持ち、親にノートを見られた時の恥かしさによく似ている 余りに恥かしすぎて顔から火が出そうなほどだよ そう、わたしは杏子ちゃんに自作のSSを読まれていたの そのSSは全てわたしと杏子ちゃんの愛の物語なの 実際の体験などを元にして、わたしの願望を全て叩きこんだもの わたしは森羅万象万物一切をわたしと杏子ちゃんの愛の物語に変換する能力を持っている その能力と努力の集大成が、このSSたちなのだ そのファイル数は500を軽く超える わたしは全ての物語一つ一つにそれぞれの想いを込めた、いわば愛し子のような存在だ でも、やっぱり、杏子ちゃんにそれを見られてしまうは恥ずかしいの しかも、恥かしそうに音読をされたときたらもう・・・ 事の起こりは杏子ちゃんの一言だった 「この前の写真、見せてくれよ」 この前というのは杏子ちゃんと一緒に遊園地にいった時のことだ わたしはPCを起動させマイドキュメントを開いたの 今になってわたしは思う 何故マイピクチャから開かなかったのか、と わたしはその時、お湯を沸かしていたことを思い出して、 杏子ちゃんにその中から自分で探し出すようにお願いして、PCの前から離れたの そして、5分後くらいに再び戻ったら杏子ちゃんが顔を真っ赤にしてわたしの物語を小さな声で音読してたの そして、今に至るってわけなの/// 「なぁ、これはいったい何なのさ?///」と杏子ちゃんが顔を赤くしてわたしに訊く わたしは杏子ちゃんの顔を直視出来ずないよ・・・ 「別に怒ってないからさ、だからこれは何なのか教えてくれねーか?///」 わたしは、その文章はわたしの願望です、と俯いたまま言ったの 杏子ちゃんは「はぁ・・・」と溜め息をつき、わたしの肩に手を置いた 呆れられちゃったのかな・・・杏子ちゃんに嫌われちゃったのかな・・・ そんなことを思っているわたしに杏子ちゃんは優しく囁きかけるように言った 「別にあんたが何を妄想しよーとあんたの勝手だけどさ」 「でも、どーせなら、妄想なんかしてないで実際にあたしにそうすればいいじゃん///」 え?、と思いわたしは頭を上げる 「あたしはここにいるんだ。だからさ、実際にお前がしたいようにしてくれればいいんだよ///」 「それに恥かしかったけどさ、あんたがあたしのことをどんだけ思ってくれてるかってことが分かったし・・・」 「嫌な気分はしなかったよ///」 杏子ちゃんはそう言って、わたしに抱きついてきた わたしは杏子ちゃんのその寛大さに感動したよ/// 「なぁ、これから毎日、あんたのあの物語を消化していかないか?」 「毎日、あんたの考えた一日を実行していくんだ、物語のまま終らせたらもったいないよ///」 そう言うと杏子ちゃんはわたしと唇を重ねた これはわたしの記念する処女作のシチュエーションだ/// ちゃんと、読んでくれていたんだね・・・/// 記念すべき第一作目のわたしと杏子ちゃんの物語 それは最高の愛の喜劇となった コメント 166 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 08 23 59.48 ID Zh4W9nT50 杏子ちゃんの一日はご奉仕に始まる メイド服を着せられて恥ずかしがる杏子ちゃんだけど、実は満更でもないご様子 大好きな主を起こす為、杏子ちゃんは毎朝その少女のほっぺをつつく たまに主に布団に引きずり込まれることもあるが、それもやはり杏子ちゃんにとっては満更でもない そんな杏子ちゃんの作った朝食はお味噌汁に焼おにぎりだ コメント 362 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 00 32 06.99 ID 6MNIp9SV0 [1/10] 可愛い杏子ちゃんを連れて今日はお出かけ 今日は杏子ちゃんにお洋服を買ってあげるの パーカーにホットパンツといったお馴染みの服装もいいけど わたしは杏子ちゃんにスカートを穿かせたいの 魔法少女のコスチューム以外のスカート姿を見てみたい だから、わたしは杏子ちゃんとお買い物に来たの 杏子ちゃんにはファミレスでパフェ奢ってあげる、と言って付いてきてもらったの 杏子ちゃんは洋服買いに行こうというと、なんだかつまらなそうな顔をするから 今日はいっぱい杏子ちゃんのお洋服を買えた 試着で疲れたのか杏子ちゃんはグッタリしていた ご褒美に苺パフェを奢ってあげたらすごい喜んでくれたけど じゃあ、そろそろ杏子ちゃんに戦利品を身につけてもらうことにしようかな そう思って、わたしは杏子ちゃんに新しく買った服を着てくれるようにお願いする 疲れたから寝たいと言っていたけど、雪見大福を買ってあげるよ、と言ったら着ると即答してくれた 杏子ちゃんは着替えるからと言って隣の部屋に移動する わたしも杏子ちゃんの可愛らしい姿を収める為に一眼レフのデジカメを取り出す 隣の部屋から杏子ちゃんがわたしを呼ぶ どうやらお着替えタイムは終ったようだ さぁ、お手並み拝見といこうか、可愛い杏子ちゃん そして、わたしは部屋の扉を開く そこには天使がいた 可愛らしい天使は顔を赤らめて恥かしそうに立っている 白を基調とした服装の杏子ちゃん スカートはヒラヒラのフリルつきでまさにアイドルのような杏子ちゃん マイクを渡してステージに立てば、きっと誰もがアイドルだと思うだろう また、チラリチラリと見えるその太ももは美しくて美味しそうなくらいだ わたしはこの感動を収めようとデジカメを取りだす すると杏子ちゃんは顔を真っ赤にして、それだけはやめてくれ!恥かしくて死んじまう、と訴えた でも、撮らせてくれたらピノを買ってあげると約束すると、渋々了承してくれた わたしが杏子ちゃんの素晴らしい姿に見蕩れていると杏子ちゃんは小さな声で訊いてきた 「似合ってるか?」と 当たり前だよ、と答えると杏子ちゃんは仄かに嬉しそうな表情になって、また訊いてきた 「じゃあ、あたしがこういう服を着るとあんたは幸せになってくれるのか?」と 「もし、あんたが幸せになってくれるんなら、こーいうのも悪くないかなって思ったんだ・・・///」 照れくさそうに言う杏子ちゃんはまるで恋する優しい無垢な少女のよう わたしは嬉しくなって杏子ちゃんの身体を抱きしめる 「あっ・・・///恥ずかしいだろ///」 こうさせてくれると、わたしはもっと幸せなんだけどな/// その日以来、杏子ちゃんは新しいお洋服を買いに行こうと言っても嫌そうな顔をすることはなかった コメント 461 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 21 05 02.86 ID X5ON9p3U0 杏子がいつでもそばにいる 隣で笑ってくれる 恐怖も脱ぎ捨て 踏み出せる 杏子がいつでもここにいる 今なら何も怖くない 今宵もあんあんしよう 円環まで届くよに 杏子と出逢えた喜びが 力強く抱きしめる 昔諦めた 青春を 杏子と出逢えた偶然に 本当に救われたから 今宵もあんあんしよう 円環まで届くよに 杏子と二人で泣き笑い たまには喧嘩し すれ違い 願うのならいつまでも…… だけど 杏子は二次元で俺は三次元で 夢の終わりは知ってて 願うのなら その日まで共に 杏子と肩寄せて泣き笑い 時には朝まで語り合い そんな日々が続くと 今日も信じている 杏子がいつでもここにいる もう俺はひとりじゃない 人は歴史から忘れても あれからどれだけ経つのだろう 杏子とふたりで生きた 確かな証が 円環まで届くよに 願うのなら ただ も一度逢えるよに...... コメント 523 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 00 22 45.37 ID 5xR3lp/W0 [1/7] そろそろ11月も終って12月になる 12月と言えば年末ワルプルギス級のイベント、クリスマスがある 正確にいうとクリスマスイブ、クリスマスといった方がいいのかな? まぁ、どっちにしろクリスマスだ わたしは来るべきその日の為にクリスマスツリーを出して飾り付けをしているの 杏子ちゃんは「ちょっと気が早くないかい?」と言いながらも飾り付けを手伝ってくれている そういえば杏子ちゃんは教会の娘さんだった やっぱ、杏子ちゃんはクリスマスに思い入れでもあるのかな? そう思って杏子ちゃんに聞いてみた 「別にクリスマス自体に特別な思い入れがあるってわけじゃねーけど、 どんなに生活が苦しくてもクリスマスの時だけは比較的豪華なもんが食えたのはよく覚えてるよ」 「あたしやモモが心配しても、親父は『今日くらい好いものを食べてもいいだろう』ってパーティにしてくれたもんだ」 昔を懐かしむような口ぶりで杏子ちゃんは続ける 「それにウチは貧乏だってのに親父が無理してお菓子買ってきてくれて、枕元に置いてくれたりもしたな わざわざサンタの格好なんかして、あたしの枕元にポッキーをよく置いておいてくれてたな~」 いいお父さんだったんだね・・・ 「あぁ、とっても優しい人だったよ・・・」 そう言う杏子ちゃんの横顔はやはり寂しそうだったの わたしが杏子ちゃんに出来ることはないかな・・・ そう考えていると名案が浮かんできたの 今年のクリスマスパーティーは教会でやらない?、と杏子ちゃんに提案してみたの 「あたしの教会でか?」と杏子ちゃん うん、その通りだよ杏子ちゃん わたし、実は一度教会でクリスマスパーティーやってみたいと思っていたんだ! それに、あそこなら杏子ちゃんの家族と一緒に楽しめると思うの わたしももう一度お義父さんに挨拶したいしね 『杏子ちゃんとは仲良くやっています』って 「はは、やっぱ変な奴だなアンタは・・・」 杏子ちゃんは目を押さえながら、少し笑ったような声で言う しまった、余りにも軽率すぎたかもしれない ごめんね、杏子ちゃんのことも考えないで・・・、とわたしは自分の軽はずみな発言を謝る 「いや、謝らないでくれ ほんとアンタは優しいやつだな」と杏子ちゃんはわたしの頭をワシャワシャと撫でてくれた 「うん、そうしよう 今年のクリスマスはみんなでパーティーだ!」 杏子ちゃんはわたしの身体を寄せて抱きしめてくれた 気持ちいい・・・/// 「アンタのお陰で久しぶりに楽しいクリスマスになりそうだ、ありがとな」 そう言って杏子ちゃんはわたしのおでこに優しくキスをしてくれた 今年の杏子ちゃんと過ごすクリスマスは最高の聖夜になりそうだ きっとお義父さんもお義母さんもモモちゃんも喜んで下さるだろう コメント 667 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 00 15 07.91 ID 2RRGLSb+0 [1/5] わたしは今まで自分のことをダメな人間だと思っていた 自分が悪いことをした覚えなどはないが、ともかく自分のことを好きになれなかった 別にわたしが他人に故意に迷惑をかけ、他人からわたしの人格を否定されたというわけでもない 別にわたしは他人のことを考えず、傍若無人な振る舞いをするエゴイストというわけでもない おそらく生まれながらの性分、先天的な卑下気質と云うものがわたしの中にあったのだろう わたしはそれを苦痛と感じることはなかったし、それがわたしの性格なのだろうと考えていた 確かに世間一般では自信を持てだの自分を卑下するなだの云われているので、 このようなわたしの性格は社会的に見て、決して好いものではないということは自覚していた しかし、別にこの性格の所為で実生活に支障が来たされるというわけでもないのでわたしはそれを放っておいた そう、あの日までは その日、わたしはいつものように杏子ちゃんとお喋りをしながら惰性でテレビドラマを見ていた 温かいお茶を啜り、煎餅をぼりぼりと齧りながら杏子ちゃんはテレビを見ながら呟く 「こいつ、あたしみてーなエゴイストだな」 こいつとはドラマの登場人物の一人で、劇中では自分勝手な行動ゆえに破滅の道を辿っている それにしても杏子ちゃんがエゴイストということはどういうことなのか? わたしはそれについて杏子ちゃんに訊いてみる 「前にも話したと思うけど、あたしの家族はあたしのエゴの所為でいなくなっちまったんだ それから、あんたに逢うまでは心を殺して、社会的に罪と呼ばれることを沢山してきた 自分が生きる為に、他人を不幸にしてきたんだ。流石に怪我を負わせることはしなかったけどさ」 杏子ちゃんはやや自嘲めいた口調で続ける 「そんな哀しそうな顔をすんなよ。これはあたしがやってきた事実だし、それを背負う覚悟も出来ているからさ あんたが笑っててくれないと、あたしもけっこう辛いんだ」 杏子ちゃんは強いんだね。わたしなんてダメ人間だからそんな行動力ないよ、とわたしが呟くと杏子ちゃんは不快そうな顔をした 「自分のことを悪く言うような事はやめろ」 でも、とわたしが言い返そうとすると杏子ちゃんの言葉が遮った 「あたしの前で、あたしの大好きな人の悪口を言うのはやめろ いくらアンタだからっていっても、そんなのあたしが許さない」 わたしは苦笑してしまった 確かに杏子ちゃんはエゴイストだね わたしの最愛の恋人はわたしの自嘲すらをも許してくれないらしい 「あぁ、言っただろ?あたしはエゴイストだって」 杏子ちゃんは口角を上げて、八重歯を見せながら言った 分かったよ杏子ちゃん、最愛の恋人のお願いだ もう杏子ちゃんの前で自分を卑下するのはやめるよ 「悪いね、あたしのエゴに付き合ってもらっちゃって」 気にしないでいいよ、杏子ちゃん でもその代わりに、わたしのエゴにも付き合ってもらうからね杏子ちゃん そう言ってわたしは杏子ちゃんの甘く柔らかい唇にキスをする エゴイストは必ず滅び去ってしまうものなのだろうか? それなら、わたしは喜んでエゴイストとなろう 最愛の杏子ちゃんと共に深淵の泡沫となって沈んで、滅びよう エゴイスト同士、愛を貫いて、愛のもとに散華しよう コメント 766 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 00 33 08.00 ID SRfMu3Zh0 [1/4] 炬燵で伸びて寝ている杏子ちゃん それを見ているとわたしの心も癒されるね ぴょこんとはねた杏子ちゃんのアホ毛はいつ見ても可愛らしいの 杏子ちゃんに近づいてみるとすぅすぅという寝息が聞こえるよ! 杏子ちゃんの口に指を入れてみる 温かくて気持ちいいよ わたしは調子に乗って舌を掴んでみた 「起きてるぞ・・・何すんだよ・・・」と杏子ちゃんが呆れたような声で言う わたしはバレちゃったか、とふざけた感じで答え、杏子ちゃんのお口から指を抜こうとする しかし、杏子ちゃんはわたしの指にしゃぶりついてきたの/// 「あんた、あたしが寝てるうちになんか食っただろ!?」 杏子ちゃんはあからさまに不機嫌そうだった 「この味は・・・あんた、あたしのかっぱえびせん食っただろ!?」 しまった、さっき小腹がすいて食べてしまったお菓子は杏子ちゃんのものだったのか 杏子ちゃんはまだ、わたしの指にしゃぶりついて離れない・・・/// わたしは杏子ちゃんへの謝罪の気持ちも含めてディナーをレストランでとった 今はその帰り道 どうやら杏子ちゃんは機嫌を直してくれたようでよかった 「あんたがあたしのかっぱえびせん食ってくれてよかったよ。お陰で今日はハンバーグが食えたからな♪」 杏子ちゃんはご機嫌に鼻歌なんて歌っちゃっていてとても可愛いよ/// 「あ、そこでアイス買っていこーぜ!」と杏子ちゃんがコンビニを指差す やれやれ、杏子ちゃんの胃袋はブラックホールみたいだね そして、わたし達は小さなアイスクリームを買って、帰路に戻った 「寒い冬にアイスを食うってのも乙なもんだな」と杏子ちゃん それはわたし達がコートを着てぴったんこしてるから寒くないんだよ/// 「恥ずかしいこと言うなよ~///」と杏子ちゃんはふざけ合うような感じでぶつかってきた あっ・・・! その衝撃でわたしのアイスクリームはベチャと道路に落ちてしまった 杏子ちゃんはあわてて、落ちたアイスクリームを拾う 「ごめん・・・ふざけすぎた この落ちたのとあたしのを交換しよう」 杏子ちゃんはそう言うと落ちて砂利だらけになったアイスクリームを口に入れようとする ダメだよ杏子ちゃん!、とわたしは杏子ちゃんの持っているアイスクリームを取り上げたの 「返してくれよ・・・食い物を粗末にしちゃいけねーんだ・・・」と今にも泣きそうな杏子ちゃん わたしはそんな杏子ちゃんを抱き締めて言う そんなのダメだよ!食べ物を粗末にしちゃいけないっていう杏子ちゃんの意見は正しいかもしれないけど、 それで杏子ちゃんがお腹を壊しちゃったら本末転倒じゃない! 「だって・・・だってぇ・・・」 杏子ちゃんはついに泣き出してしまった さっきの太陽のように笑っていた杏子ちゃんと別人のようだ よしよし、とわたしは泣いている杏子ちゃんを抱きしめた 「ごめん・・・なさい・・・」と杏子ちゃんは何回も何回も言ってくる こっちまで釣られ泣きしてしまいそうだよ・・・ わたしは泣きじゃくる子をお母さんが宥めるようにずっと、よしよし、と頭を撫で続ける 杏子ちゃんは家に着いてもしばらく泣いていた 杏子ちゃんは強いようでいて実は脆いのかもしれない だったら、わたしがちゃんと支えてあげないと!、と思うわたしなのでした コメント 860 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/27(日) 00 25 15.31 ID dd46Ns9W0 [1/4] カチカチとクリック音が静かな部屋に響く ディスプレイには地図が映る、グーグル先生のマップだ わたしは今度行くつもりの展覧会の会場を調べているの すこし時間がたつと、暇そうにしていた杏子ちゃんがにきょこっとわたしの肩から顔を出してディスプレイを覗き込んだ 「なに調べてんだ?」 杏子ちゃんは「ホイ」とポッキーをわたしに渡しながら質問したの 今度行こうと思っている展覧会の会場を調べてるの、と答える 「展覧会っていうとアレか?夏に行った『空海展』みたいなものか?」 よく覚えてるね杏子ちゃん、楽しかった? 「空海より、帰りに食った醤油ラーメンの方が印象に残ってるな」 杏子ちゃんらしくて、ついつい微笑みが零れてしまう 「あたしも連れてってくれるよな?」と目をキラキラさせる杏子ちゃん 勿論、杏子ちゃんも一緒について来てくれると嬉しいよ!でも退屈じゃない?杏子ちゃん?、と訊いてみる 「確かに展覧会自体には興味はないけどさ、あんたと一緒なら何処にいっても楽しめる気がするよ この前の空海展もあんたとお喋りしながら色々見て回るのは楽しかったしな」 その言葉に嬉しくなって、わたしは杏子ちゃんをわたし向きに膝に乗せて頭をなでなでする 「へへ、そんなに撫で回すなよぉ・・・///照れんだろーが・・・バカ・・・///」 杏子ちゃんは満更でもないような顔をして、わたしの胸に顔をすりすりしてくる 昔のちょっとトゲトゲしてた杏子ちゃんも可愛かったが今の杏子ちゃんも可愛いなって/// でも、こういうことは杏子ちゃんがわたしに心を開いてくれているってことだよね そう思うと無性に杏子ちゃんが愛らしくなって、もう一度頭を撫でてぎゅっと抱きしめる えへへ、杏子ちゃんの身体って温かいね/// 「そういえばその展覧会ってのはいつ行くんだ?」と杏子ちゃんがすりすりしながら上目遣いで訊いてくる たしか12月の下旬、年末だったと思うよ、と杏子ちゃんにすりすりしながらわたしは答えた 「クリスマスの後か・・・」と杏子ちゃん ちゃんとクリスマスにプレゼント買ってあげるからね、杏子ちゃん! 「あたしは、あんたと一緒ならそれだけで幸せなんだけどな もう、ひとりぼっちのクリスマスは嫌だからな・・・」 クリスマスだけじゃなくて、年越しもお正月も・・・、ずっと一緒だよ! 杏子ちゃんはひとりぼっちなんかじゃないよ! 「うん・・・ありがとな」 杏子ちゃんの天使のような唇がわたしのほっぺたに触れた ディスプレイにはスクリーンセイバーがかかり、もうクリック音もしない ただ、わたしと杏子ちゃんの愛の調べだけが部屋に響いていたの コメント 943 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/28(月) 00 18 06.40 ID eDt6AL5D0 今日は日曜日だというのに、少し憂鬱だ せっかくの休日だというのにアイツは風邪をひいて寝込んじまった 最近、夜更かしが多かった所為かもしれない これからは、もう少し体調管理を意識しないとな、あたしもあいつも そんなことを考えながらあたしは買い物カートを少し早めに走らせながらパーカーのポケットから紙切れを取り出す あいつから渡されたメモだ あとはネギと卵と牛乳か・・・ さっさと買って、さっさと帰ろう 流石のあたしも、恋人が風邪で寝込んでいる時に悠長に菓子のコーナーで指を咥えて迷っているわけにはいかない あいつはちゃんと風邪薬を飲んだから熱も少しは下がってきたところだろうか それでもこういう時ひとりぼっちは心寂しいもんだ 早く帰ってあいつのそばにいてやらないとな 買い物を終えるとあたしは足早にスーパーから出る すると何やらいい匂いがしてきた 匂いの方に視線を向けると美味しそうな屋台の団子屋があった お土産に1パック買って行くか そして、あたしは団子屋のおじさんからみたらし団子を1パック買った おじさんは「お嬢ちゃんは可愛いからおまけで2本プラスしておくぜ」と言ってくれた あたしはおじさんにお礼を言って小走りで帰路につく 早くあいつにこの団子を食べさせてやらないとな 重い荷物を持って坂道を突っ走るというのは流石の魔法少女でも疲れるもんだな あたしは息を切らせながらドアを開け、ただいまと恋人に自分の帰りを知らせる するとあいつはわざわざ玄関まで迎えに来て「おかえり杏子ちゃん」と言ってくれた あいつの様子を見ると、どうやらかなり体調は良くなったようだ 念の為にあたしは恋人のおでこに手を当てて、熱を計ってみる うん、熱は下がったようだな でも、顔は何故か火照っているな 「杏子ちゃんがいきなりおでこ触るからだよ///」 はは、いつものあいつに戻ったようだ あたし達は炬燵で温かいお茶(あたしが淹れた!)を啜りながら団子を食べる 「このお団子はあんこが甘くて美味しいね」 そうだな、確かに今まで食べてきた団子のあんことしては甘い方だ 今度、行ったらおじさんにまたお礼を言わなくちゃな その時はあたしの最愛の恋人を連れていこう こいつは世界の誰よりも可愛いから、あのおじさんもまた、おまけしてくれるかもしれないしな そんなことを思っていると、恋人があたしに顔を近づけてきて、あたしのほっぺたに舌を這わせた 「ほっぺにあんこ付いてたよ」 ああ、やっぱこいつは世界の誰よりも可愛いよ あたしは恋人をぎゅっと抱きしめた コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/51.html
【01-10】【11-20】【21-30】【31】【32】【33】【34】【35】【36】【37】【38】【39】【40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1303465097/ 139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/23(土) 00 03 16.18 ID rpw+JU3Q0 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 00 00 56.24 ID cKGiQxT70 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 02 39 10.96 ID PNq9J4nT0 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/25(月) 00 01 10.83 ID cKGiQxT70 897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 00 00 09.18 ID N7IHKNYq0 943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 02 23 42.15 ID 2NaiH/oB0 139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/23(土) 00 03 16.18 ID rpw+JU3Q0 暗黒の一週間を越え ついに晴れ舞台がやってきた 災厄の壁を越えて 皆 一丸となって一つの劇を演じて魅せた 待望の深夜 輝かしき栄光の夜 皆が待ち侘びた瞬間だった 其れは何とも形容し難い結果だった 成功だ そして劇は終幕を迎える 劇が幕を閉じし時 栄光の夜は終焉を向かえ 切なさと寂しさの香りを漂わせた朝がやって来た 私の想い人は其の劇を美しく飾った 彼女は共演者らと労いの饗宴を行うはずだったらしいが 私の為に舞い戻ってきてくれた 「恋慕の蒼剣士」「総ての救済の桃弓神姫」「慈母の黄銃士」「流転する漆黒翼の時空魔術師」らとの労いを後回しにして迄 私の想い人「隣人の真紅の聖女」は彼女らを最高の友人であると述べ、彼女らとの記念写真を私に見せた http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1557417.jpg なるほど、皆優しそうな者でよかった 何より私の想い人、杏子の嬉しそうな表情が何とも言えない 私と共にいる時の笑顔と別の笑顔 種類の違う笑顔だ やはり杏子には笑顔が似合う 泣き顔やしゅんとした表情にもそそるものがあるが 向日葵のような笑顔には到底勝らない それにしても私は幸せ者だ 私より幸せな者などいようか、否、いないであろう 神に感謝すべきか、運命に感謝すべきか 答えは其の両方でもない 杏子に感謝すべきだ そして杏子の友人らに感謝すべきだ ━━私の杏子に笑顔を与えてくれて有難うと━━ 杏子から受け取った写真をもう一度見返す よく見ると、杏子以外の少女もかなりの美少女だ 可憐で凛としていて、それでいて優しさを兼ね備えている ・・・ ・・・・・ 「オイ!」 ん? 「聞いてんのかよ!?」 何だい? 「猿みてーに鼻の下伸ばしてんじゃねーよ!」(仔犬が噛みつくの如く) やきもちかい? 「・・・分かってんなら聞くんじゃねーよ・・・バーカ///」 はは、杏子はやはり杏子だ コメント 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 00 00 56.24 ID cKGiQxT70 繰り返す、私は何度でも繰り返す 君の笑顔が見たいから 春も夏も秋も冬も 朝も昼も夕暮れ、夜も 甘いミルクの漂う中で 苦い紅茶の溢れる園で An ANko anan An Anko anan NO! I am Kyoko!! あんこ 「きょうこ」 あんこ 「きょうこ!」 あんこ 「きょうこ!!」 きょうこ 「あんこ!!!あっ・・・」 きょうこ(チュッ) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1561413.jpg 何度でも繰り返す Anko anan Anko anan コメント 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 02 39 10.96 ID PNq9J4nT0 はぁ・・あんこちゃんの足の匂いを嗅ぎたい。 僕はあんこちゃんを自宅へとお誘いするの。 あんこちゃんはいつも素足にブーツを履いていて、まるで石田純一みたいなの。 僕はあんこちゃんの為にケーキを作って二人で食べようとするの。 あんこちゃんはあぐらをかいて豪快にケーキを食べていたの。可愛い。 僕はあんこちゃんの素足から香る匂いに気がついていたんだけど、本人には指摘しないの。 だんだんその匂いが心地よくなってきちゃって、僕は病みつきになっちゃうの。 そして「トイレに行く」と言って部屋を出る僕。 実は我慢できなくなっちゃって、玄関にあるブーツの匂いを嗅ぎに行くの。 玄関へとたどり着く僕。そして・・僕はブーツをペロペロして思いっきり匂いを嗅いじゃうの//// コメント 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/25(月) 00 01 10.83 ID cKGiQxT70 彼女は遊戯でも本気で行う純真無垢な可憐なお花 ならば私も全力で応えよう 「覚悟はいいかい?」 私は出来てる 準備はいいかい? 「アタシは出来てる」 (そして鐘は告げる その刻を) 「急げっ!売り切れちまう」 OK承知している(杏子in買い物カートで店内を爆走) 『ただいまより牛肉のタイムセールを行う 欲しけりゃ勝手に持っていけ』 よし今日はすき焼きだ 「よっしゃ!」 ダメだ時間がない コメント 694 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/25(月) 05 36 32.13 ID LEzTF8pqO 泣きそうな、目に涙ためて見つめてるの 僕が「大丈夫?」 って聞くと 「お前の方こそ大丈夫なのかよ!」ってボロボロ泣き出しちゃうの 平気だよ泣かないでと呼び掛けると あんこちゃんは「泣いてなんかねーよ!」 と言って僕に抱き着いて大泣きしちゃうの 泣き止んで落ち着くまで、しばらく抱き合うの 泣き止んだあんこちゃんは僕から離れないし僕も離れたくないの だから、今日はあんこちゃんと一緒に寝たいなってお願いをしてみるの あんこちゃんは真っ赤に腫らした目で僕を見ながら 「しょーがねーな」っていってくれるの コメント 897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 00 00 09.18 ID N7IHKNYq0 【もし佐倉杏子がヤンデレだったら】 ━━夕飯の材料を買いにきた僕━━ ━━其処でばったりと出会った知り合いの美樹さやか━━ ━━どうやら美樹さんも夕飯のカレーの材料を買いに来たそうだ━━ ━━世間話をしながら買い物をしてバイバイと分かれる僕━━ ━━それをマイハニー佐倉杏子は後ろから見ていたのだった━━ ━━しかし、それを僕が知るわけもなく・・・━━ (♪=QBのテーマ) 第壱話 「そんなのアタシが許さない」 ふぅ、ただいまー(家に入る) 「おかえり」(杏子、玄関でお出迎え されど顔は笑っていないしいつものような元気な声音ではない) どうしたの?顔色が優れないようだけど(僕は荷物を下ろす) 「別に。それより今日、何か変な事なかったか?」(抑揚の少ない口調で) ん、変なこと?なかったけど 「なんで嘘つくんだよ・・・」(声のトーンが下がる) え!? 「アタシ知ってんだぞ・・・ お前がさやかと一緒に買い物してるの・・・」 あぁ、うん、買い物途中で出会ったんだ 美樹さんもはカレーだって 「どうして!!」(声を荒げる) !(ビクンッ) 「どうしてお前がさやかと一緒に買い物してんだよ!!」 だから途中で会ったん━━━━ 「だから、会ったからって一緒に買い物する事はないだろ!!!」 「私には留守番してろって言った癖に・・・」 杏子は花粉症だろ? 今日は花粉の量が凄いって天気予報で言ってたからね 「ふーん・・・」 間 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1569522.png 「嘘だろ!!」(バァンと音をたてて踏む杏子) 「本当はさやかと会う為にアタシに待ってろって言ったンだろ!!」 ちょっと、誤解だってば! 「嘘つくな!!!お前の携帯にさやかのアドレスが入ってるのも知ってんだぞ」 確かに美樹さんのアドレスは入ってるけど、それは連絡網の━━ 「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!」 「お前、浮気しようとしてるだろ!!」 「アタシがここにいるのに!!!」 「そんなのアタシが許さない」(杏子、僕を思い切り抱きしめる) 杏子・・・ 「お前はアタシの大切なモンなんだ!!誰にも渡すもんか!!」(杏子、泣き出す) ごめんね杏子(なでなで) 変な勘違いさせて杏子を苦しめちゃったみたいだね・・・(涙を拭う) 僕はずっと杏子の傍にいるよ(杏子を抱きしめる) 「ひっく・・・えぐ・・・っ・・・」(杏子、声にならない) よしよし(杏子の背中を撫でてやる) 落ち着いたかい? 「うん・・・・・・あの、その、さっきはごめんな?」(涙目で) いつも溜め込んでいたのだろうか? 杏子があそこまで感情をあらわにするとは ちゃんと杏子を支えていかないとなぁと決意する僕なのでした コメント 943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 02 23 42.15 ID 2NaiH/oB0 畳の上に正座してあんこちゃんは俺が淹れたあつーい緑茶を飲むの。 あんこちゃんは猫舌だからなかなかその緑茶が飲めないの、 でも食べ物粗末にできないから、ちびちびとふーふーしながら飲んでるの。 そうこうしているうちになれない正座であんこちゃんは足が痺れちゃうの! そこで、必死に我慢してるあんこちゃんの足を俺はつんつんとするの。 「ば///、ひゃう///、な、なにしやがんだてめー」ってあんこちゃんは怒るんだけど、俺はそこでもっとつんつんするの。 あまりの痺れにあんこちゃんは悶えちゃって畳に緑茶をこぼしちゃうの。 そしたらあんこちゃんが泣きそうになっちゃって、あわてて俺は「ごめんね」って抱きしめてあげるの。 そしたらあんこちゃんは「ばかぁ・・・」って俺の肩の中で泣いて甘えてくるの!///// コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/49.html
【01-10】【11-20】【21-30】【31】【32】【33】【34】【35】【36】【37】【38】【39】【40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1302532511/ 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 00 19.64 ID dEVTN2FQ0 22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 03 40.01 ID kuPuuSXE0 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 17 54 38.80 ID mXMlonQhO 172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 00 04 14.08 ID ilqqdTq80 193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 03 07 20.60 ID Pli1bqSHO 280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/13(水) 23 58 38.39 ID KI4xvdzl0 284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/14(木) 00 06 06.82 ID oDAbBDqd0 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/15(金) 00 07 03.27 ID 2XABrhcw0 517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 00 22.81 ID LpPXEhtO0 523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 08 34.22 ID 3ZUF1n280 702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 00 09 58.72 ID LoSmlueG0 733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 03 51 16.34 ID LnkGcouSO 734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 04 11 13.64 ID qOeWM11A0 844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 00 54.68 ID LyI87zzM0 847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 03 36.68 ID y4+R6f7g0 933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 20 27 51.49 ID ULj7I+7/O 968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 23 59 39.99 ID 3LUYjH+z0 977 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 07 19.93 ID pfc3hJeW0 969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 00 24.96 ID kI4bDqf40 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 34 12.12 ID sbZczKteO 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 00 19.64 ID dEVTN2FQ0 はぁ・・あんこちゃんと一緒にお祭りに行きたい。 季節は8月で、暑い日々がまだまだ続いてるの。 夕方。近所の神社でお祭りが開催される事を知った僕とあんこちゃんは行く事にするの。 あんこちゃんはせっかくだからと、赤色の浴衣を着ているの。 僕はその姿に見惚れてしまうんだけど、あんこちゃんが「ど、どうした?//」という声で我に返るの。 さっそく神社に着いた僕達。あんこちゃんは良い匂いを漂わせる屋台を見て、お腹をグーッと鳴らしてるの。 この時、あんこちゃんは「腹減ってんだ!しょうがないだろォ///」と言って顔を真っ赤にしてしまうの。可愛い。 僕はそんなあんこちゃんのために屋台で好きな物を奢ってやることにするの。 あんこちゃんは焼きそばやフランクフルト、イカ焼きなどを買って上機嫌になってたの。 僕はてっきりあんこちゃんが全部食べるんだろうと想ってたんだけど、あんこちゃんは「二人で分けようか」と言って僕にもくれたの//// そのあと、手を繋ぎながら打ち上げ花火を見た僕達。何だかとっても良い雰囲気になるの・・・ 僕はこの日、あんこちゃんに告白しようと決めるの・・ 帰宅後、僕は真剣な顔をあんこちゃんに向けるの。 あんこちゃんは普段とは違う僕の様子に気がついたみたいで、「な、なんだい?」と言うの。 そして僕はこう言うの 「あんこちゃん・・・スケベ・・しようや・・」と。 それを聞いたあんこちゃんは「な・・///・・・・い、いいぜ?//」と僕を受け入れるの! そして・・僕のフランクフルトをあんこちゃんに食べられちゃったり、あんこちゃんの綿飴をペロペロしたりしちゃうの/// そのあと、僕のイカ焼きはあんこちゃんの中に浸入しちゃって、激しく盆踊りしたあとに盛大な打ち上げ花火を発射するの/// コメント 22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 03 40.01 ID kuPuuSXE0 恋は人を狂わせ焦燥させ破滅させる禁断の果実 されどその禁断の果実を越えたところには愛、神の国がある 恋するものよ 恋で終焉を迎えれば来るは死 されど愛に成就した者は神や天使から祝福を得るだろう ガブリエルやミカエル、ラファエル、ウリエルといった天使達が汝らを祝福するだろう 原罪から逃れる手段は最高の愛、永遠の愛のみである その愛は崇高で高邁にして唯一絶対なる一者(ト=ヘン) 根源(アルケー)などといったチャチなものではなく唯一なる一者(ト=ヘン) おっと余談が多すぎたか それでは始めようか 未知を既知へと変化させる愛の物語を 奏でよう協奏曲 されど其れは現世への鎮魂歌 ━━幕開けだ━━ (星降りの夜 館の外で佇む杏子と私) 流星がそろそろ降ってくるだろう 「本当に見えんのかよ 流れ星なんてさぁ」(欠伸をフワァと) 心配ないよ 星は己の命を焦がし私達の記憶にいい思い出をつくってくれるだろう 「本当かよそ━━」(流星が夜空に煌く) (そして次々と流星は夜空を流れ落ち幻想世界を構成する) 「きれーだな・・・」(星を眺めウットリしながら) あぁ、綺麗だよ(杏子の頭を撫でながら) 「え?」(きょとんとする杏子) 杏子がとっても綺麗だよ 星の明かりすら劣るくらいにね 「なっ・・・・・・バーカ///」(杏子、紅潮する) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1521047.jpg なんの比喩(メタファー)でもない ただの現実(リアル)を言ったにすぎない コメント 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 17 54 38.80 ID mXMlonQhO 激しい戦いが続いてあんこちゃんの槍が折れちゃうの 僕は新しい槍を打ってあげるの 渾身の一本の最後の仕上げに、炉の中に 僕は飛び込んで、槍とひとつになるの… コメント 172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 00 04 14.08 ID ilqqdTq80 暗黒の夜が訪れる 白銀の吹雪が天を駆ける 黒と白のコントラスト ヘルヘイムとニヴルヘイムとの出逢いといおうか 九つの世界の第三層 忌まれし世界が現在顕現する されどここは神の王宮(ヴァルハラ)よ 隻眼にして戦闘の父 ミーミルの水を含みルーンの叡智を秘めた賢者オーディンの加護 神の加護のもとにどうして穢れや禁忌を恐れるというのか そこに立脚する2人 破壊の枝であろうが勝利の剣であろうが彼らの絆は裂く事は出来ぬ さぁて演じて魅せようか 神々のもとで 我らは道化となろう それが滑稽であったとしても 清く愛の詩を奏でよう さぁ、角笛を吹こうか━━━ (吹雪が咆哮する山小屋にて) 遭難してしまったが、このような所に山小屋があって助かった(コーヒーを啜る) 「電気も通ってるしな」(コーヒーに砂糖を入れる) まぁ、吹雪が去るのを待つしかないだろうね ううっ(鼻をすする) 「大丈夫か?寒いのかい?」(杏子が寄り添ってくる) 大丈夫さ、ちょっと雪の障気にあてられただけさ 「身体、こんなに冷えてるじゃねーか!」(杏子、私の体温を肌ではかる) 「しかたねーな・・・///」(ギュッ) 杏子? 「離れんなよ・・・風邪ひいたら大変だからな///」(ほのかに紅潮) わかったよ ありがとう杏子(杏子の頬にキスをする) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1524187.jpg もう何も寒くない 杏子の愛が私の心を温めてくれる コメント 193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 03 07 20.60 ID Pli1bqSHO はぁ…あんこちゃんと一緒にキャンプに行きたい。 桜散る5月、僕とあんこちゃんは、田舎の山にキャンプに行くの。 あんこちゃんはそこで行うBBQが楽しみみたいで、とてもウキウキしているの 電車に揺られて2時間。僕達は目的の駅に到着してそこからしばらく歩きはじめるの。 そして数十分後、僕とあんこちゃんは山の入口あたりのキャンプ場に着くの。 さっそくテントを作る僕達。あんこちゃんは「作るのチョー大変だな」と一生懸命になってるの。 テントを作り終わった僕達は、ちょっとお腹が空いてしまうの。 特にあんこちゃんはお腹がグーグー鳴ってて、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしちゃうの!可愛い。 そんな訳でBBQを始める僕達。串に野菜やお肉を刺して盛大に焼くの。 良い匂いが立ち込めてきて、あんこちゃんがよだれを垂らしていたんだけど僕は見なかったフリをしてあげるの… そして食べはじめる僕達。山の空気も良いし、こういう所でやるBBQは格別なの あんこちゃんは「チョーうめえ」と凄い勢いで食べてて幸せみたいなの その夜、テントから外の星空を見ていた僕達は、何だか良い雰囲気になるの… 僕「なぁあんこちゃん…スケベしようや…」 あんこちゃん「////」 そして…テントを張った僕のウインナーは、あんこちゃんに食べられてしまうの/// コメント 280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/13(水) 23 58 38.39 ID KI4xvdzl0 あんこかわいいよあんこ。 あんこちゃんを抱きしめてちゅっちゅしたい。 あんこちゃんは、凄く嫌がるんだけど強引に抱きしめたい。 魔女に一緒に立ち向かうためにあんこちゃんにしごかれたい。 あんこちゃんと一緒に体を鍛えるうちに、あんこちゃんの態度が だんだん変わってくる/// いつの日か、あんこちゃんが俺を認めてくれる日がきて 俺の愚息をあんこちゃんにしごかてしまう。 我慢できずに、あんこちゃんを押し倒し中だししちゃう。 そして、結婚して幸せな一生を送りたい。 コメント 284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/14(木) 00 06 06.82 ID oDAbBDqd0 現世の向こうに何があるのだろうか 深淵から覗く悪魔は何を語るか 天上より謳う天使は何を語るか そこはエデンか煉獄か それは知恵の実、もしくは髑髏か 甘くも明るく美しく されど其れは苦しみと切なさを兼ね備えている 快楽と苦痛は同義か ならば禁欲する事は快楽に溺れる事か 人間の知りうる範疇を越えた命題を証明するのは誰か 神だと 残念だ君は 人間の認識し得ないものに真理を委ねると言うのか こんな証明誰にでも出来る 人が原罪と共に持ち得る至高の宝 堕ちたアダムとイヴの子等よ カインとアベルと同じ人の子よ 愛をもってここに世界の真理を証明しようか それは光栄な事よ (Honor) さぁ、始めようか 前代未聞、前人未到の愛の証明を いざ━━━幕開けだ━━━ (夜の花畑にて 月は満ち 星は煌き 優しい風邪が万物を抱擁する) 「きれーだな」(辺り一面の花を見て) 杏子には劣るがね 「馬鹿いってないでお前も見てみろよ」(私の腕を引く) あぁ、綺麗だ この世も捨てたものじゃないな 「・・・」(ジト目) どうしたというのだ杏子よ 「やっぱアタシ以外に色目使うとすげームカつく・・・」(ムスッとする) 仕方ない困ったちゃんだね(杏子を抱きかかえる) 「おまっ・・・いきなり何しやがる!」(真っ赤になる杏子) 愛を奏でるだけさ 「バーカ・・・///」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1527018.jpg 世界のどんな花より杏子の笑顔に勝る花はない 佐倉杏子という花に花言葉を与えるとしたら 『永遠絶対なる究極の愛』とでもいおうか コメント 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/15(金) 00 07 03.27 ID 2XABrhcw0 これは現か幻か 空は赤く染まり 黒い月が哂っている 眼前に広がるおぞましく夥しい異形の数々 あるものは打ち果てたミイラの如き容貌 あるものは黒衣を纏った黄金の髑髏が真紅の大鎌を背負っている また、あるものは鷹と獅子を混ぜたような忌々しき獣 グリフォンというやつか そして黒い雨が瀟瀟と降り始める 冷たさも感じぬほどの不気味に感じがした 発狂してしまいそうだった 胸糞悪いとかそのような次元ではないのだ しかし、私の心を平安に保ってくれる存在私の隣にあった 恐怖は薄れ希望が無尽蔵に湧いてくる 不思議なものだ こんなにも心が温かい 眼を瞑ると其処には一本の白銀の剣があった ━━剣を握れ━━ ━━証明しろ━━ ━━汝の愛の強靭さを━━ ━━さぁ、いこうか━━ ━━幕開けだ━━ (公園某所 空は赤く 黒い月 そして黒い雨が降る中 二人は互いに背を任せながら異形の群れと対峙していた) 「クソッ!なんなんだよこいつら!!」(杏子、飛翔し槍で異形の群れを薙ぎ払う) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1530155.jpg 魔女じゃないのか?(私、剣を奮い迫り来る異形を断つ) 「魔女だとしたら、なんでお前が闘えるんだよ!」(着地と同時に第二波の異形を薙ぎ払う) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1530165.jpg 確かに それにこの剣もきになるしね(剣を前に突き刺しこちらも第二波を血に染める) 「ほんとなんなんだよ!」(杏子、槍を巨大化させて最後の異形の顔面を引き裂く) 一応、おわったみたいだね(汗だくな私) 「みたいだな・・・」(杏子も一汗かいたような感じ) 「そんな事よりお前のその剣はなんなんだよ!」 わからない・・・けど必要な力な気がする・・・ 「前にも言ったよねー 遊び半分で武器を持つなって!」 これが遊び半分に見えるかい? 「んっ・・・・・・ごめん悪かった・・・」(シュンとする杏子) 気にしなくていいよ それよりこれからの事を考えよう(杏子の頭を撫で) 「んっ・・・こんな時にやめろよな///」 これが夢でも現実でもどうでもいい 私の答えはたった一つだから コメント 517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 00 22.81 ID LpPXEhtO0 ポエム二代目だけど、正直ネタ切れだってばよ・・ はぁ・・あんこちゃんと一緒に赤ちゃんを育てたい 僕とあんこちゃんはある夜、契りを交わしちゃうの・・/// 僕があんこちゃんの中に放った種は、順調に成長しちゃってあんこちゃんのおなかがだんだん大きくなってくの そして数カ月後・・僕とあんこちゃんの間にはとっても可愛い女の子が生まれちゃうの! あんこちゃんはとっても喜んでいて、「これからは三人家族だな!」って幸せな家庭を想像しているの。 そんな幸福な日々を過ごしていた僕は、ある日重い病気を患っちゃうの。 お医者さんいわく、あと数カ月の命だろうと宣言されるの。 それを知ったあんこちゃんはとっても悲しんでいて、夜遅くになると隠れて泣いていたの。 そしてついに僕の病気が悪化しちゃって、危篤状態になっちゃうの。 僕は意識が薄れていく中で、誰かが呼んでいる声が聞こえるの 「おっきろー」と。 …そう、あんこちゃんという存在は僕の夢の中の人物だったの・・・ 僕はしばらく落ち込んでいたんだけど、ずっとこんな調子じゃいけないと決意するの。 そして・・・僕はこれからは妄想の中であんこちゃんといちゃいちゃするの/// ~FIN~ コメント 523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 08 34.22 ID 3ZUF1n280 おぉ、運命の女神(モイラ)よ 一つ教えてくれ 貴方は私を憎んでいるのか それとも試しているのか この夢とも現とも断言できないこの情景 紅い夜に 漆黒の雨 灰色の雷 笑う黒き月 そして紫めいた恐ろしい霧が世界を包む まわりは屍 それもこの世のものとは思えぬ異形の数々の死骸 これは地獄か煉獄か まぁ、どちらでもよい この手に握りし白銀の剣で我が究極の愛を証明してやろう 眼を開き、その脳裏に焼き付けるがいい運命の女神よ 貴女が月のように満ちたり欠けたりして、常に留まらないものだとしても私を支配する事はできない 愛によって貴女の車輪の中から崩壊させて 運命に対する愛の優位さを教えてやろう ━━賽は既にふられたのか━━ ━━そのルビコンの先に待つは絶望か希望か━━ ━━どちらを選択するも汝次第━━ ━━ならば、その答えはもう決まっているはずだ━━ ━━其れを口にするな、行動によって示せ━━ (凄惨な戦闘を終えた私と杏子 黒い雨は止まず、さらに灰色の稲光まで見えてきた) 「一体全体どういうことだ・・・」(杏子、つぶやく) ・・・・ 「魔女でもない、使い魔でもない、こんなのアタシは見た事ねーぞ」(イライラしたように) 先ず、場所を移そうか 雨粒が不快だから(杏子の手を握る) 「あぁ、そうだな 」 (人気のない廃墟) 濡れはしないがやはり不快な光景だな 「怖いかい?」 否定はしないさ http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1533224.png (杏子、私を抱きしめる) なっ・・・(驚きを隠せない私) 「大丈夫だ アタシがあんたを護るから」 ありがとう でも私も闘える 「でも、怖いだろ?分かるさ、アタシもそうだったから」 ・・・・ http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1533233.jpg 「だから護ってやるよ!でも・・・いざという時は頼りにしてるぞ・・・///」(ギュッ) 当たり前だよ 怒りの日だろうがなんだろうが私には関係ないね 私を邪魔するものは全て打ち砕いてやろう 杏子の為なら神をも砕いてやる コメント 702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 00 09 58.72 ID LoSmlueG0 嗚呼、温かい日差しが心地よい 優しい風が頬を撫で、甘い果実の香りを感じる 鳥の囀りは調和して秩序のある調和を奏でている 川のせせらぎは日の光を受けて宝石のよう 平穏な日常を非日常だと感謝しよう 日常なんて存在しない事を知る 万物は流転するように毎日が常である事は決してない 今の平和は誰が齎したものか 神の恩寵か 運命の悪戯か 私はそんなの信じない 否、信じる必要がないと言い直そうか 何故なら答え(アンサー)はここにある そうだろう? 私は彼女と協奏曲を奏でる 私は彼女と輪舞曲を奏でる その題材は ━━『愛』なんてどうだろうか━━ (色々あって、悪夢のような赤い夜を突破した私と杏子は 京都で夜桜を見ながら散歩する 風は優しくも切なく 懐かしい香りがした 空には三日月が出で 舞い散る桜はとても趣きのあるものだ) 「なんとか終わったな」(しみじみと) そうだね 大した事なかったね 「当たり前だろ」 流石ベテランだね 「バカ・・・そういうことじゃなくて・・・」(赤らめる) ん? 「お前とアタシが組めばみんなザコってことさ・・・///」 当たり前じゃないか 二人の愛の前では神様だって跪くだろうよ 「よくそんな恥ずかしいことを言えるな」 だって真実じゃないか 「はは、お前らしいな」 そうかい おっともうこんな時間だ、お腹も減ったしそろそろ旅館に戻ろうか 「食うかい?」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1536749.png もらうよ、ありがとね(杏子の額にキスをする) 「お前いつもキスするな・・・///」 可愛い君が悪いんだぜ 「バーカ・・・///」 「でも嫌いじゃないぞ」(ゴニョゴニョと) なんか言った? 「別になんでもねーよ!」 夜桜も三日月も金閣寺も綺麗だけど 杏子の方が比べものにならないくらい綺麗だよ コメント 733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 03 51 16.34 ID LnkGcouSO あんこちゃんと夜明けまで語り明かしたい 家族がいなくなったという俺と同じ境遇のあんこちゃんとなら話が尽きることなく喋れるだろうな そしてしゃべり疲れて一緒に眠るのです おやすみあんあん コメント 734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 04 11 13.64 ID qOeWM11A0 「ほんと私って馬鹿・・・」あんあんあーあんあんあんああーん泣いてばかりいる さやかちゃん。あんこのお巡りさん。困ってしまって「一人は寂しいもんな」 あんあんああーんあんあんああーん 844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 00 54.68 ID LyI87zzM0 今日はあんこちゃんと秋葉原にいくことにしたの あんこちゃんは秋葉原に行くのがはじめてみたいだから「ちょーすげー!」と独特の雰囲気に驚いてるみたいなの 早速散策しているとあんこちゃんは町に並ぶ秋葉飯に目が釘付けみたいなの 通りすがるお店に入ってはあんこちゃんはおいしそうなご飯をどんどん平らげていくの あんこちゃんは食べ物に目が無いみたいの 一生懸命食べ物を頬張るあんこちゃん可愛い 流石のあんこちゃんもお腹がいっぱいみたいで僕たちは秋葉名物メイド喫茶で一休みすることにしたの 店内には可愛らしい衣装を着たメイドさんでいっぱい 僕とあんこちゃんは目を丸くして初めてのお店に興味津々なの 突然店員さんがあんこちゃんに「せっかくですしメイド服着てみませんか?」と話しかけるの あんこちゃんは戸惑いながら「いいよー、あたしには似合わないよ」と遠慮しちゃってるの 僕がせっかくだから着てみようと誘ってみると、あんこちゃんは顔を赤くして俯いて首を縦に振ってくれるの! そしてメイドあんこちゃんのお披露目 まさにその姿は天使のようで僕は目を奪われてしまうの 周りのお客さんからの反響もすこぶるよく店長さんにスカウトまでされてしまう始末だったの 恥ずかしそうに僕の元にかけよってるあんこちゃんを見て、僕は周りのお客さんにあんぱんをぶつけられてしまうの! 帰り際あんこちゃんのメイド姿が素晴らしかったことを力説したらあんこちゃんは「二人っきりのときまた着てやるよ…///」と言ってくれたの! 顔を真っ赤かにしてあんこちゃんは可愛いなもう///!!! コメント 847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 03 36.68 ID y4+R6f7g0 見上げれば 星は堕ち 明けぬ空 深淵の 黒に染められ 嘆く声 耳を塞いでも 響く音 閉じ篭る 光たち 黒い街彷徨い 瞳の中に宿る色 オニキスの様に漆黒を纏う 裾を翻し 踊れ舞い踊れ 熱に浮かされた タランテラよ 軋む革靴は 足を蝕んで 這いずる常闇へ 零れ消える 裾を翻し 走れ駆け上がれ とぐろ巻く黒の 螺旋階段 昇れど昇れど 闇は果てなく それでも止まない 追慕の記憶 好きな唄を彼女と謳え 汝の伴奏で愛を具現化してみせよ (部屋には私と杏子の二人 黒いグランドピアノを奏でる私 唄を謳う杏子 時刻は夕方 外では鴉が鳴いている 子供は家への帰路を進む) 「紅く紅く 燃え上がる空 永久の 契にも似て 朝な夕な 祈り続ける この幸を」(杏子、私の伴奏に合わせ謳う) うん、やっぱ杏子は唄がうまいね 流石は教会の娘さんてところかな 「うまかったか?」(眼をキラキラ輝かせて) うん、とっても 天使のような歌声だよ 昇天しそうだったぜ 「やめろよ恥ずかしい///」(顔を赤らめてを小突く) はは、そろそろお腹減ってきたね 何か食べるかい? 「食うかい?」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1541088.jpg はは、ありがとう そろそろ夕飯の準備をしないとね 「アタシも手伝うよ!」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1541096.jpg ありがとね杏子 杏子マジ聖女 そう思うのでした コメント 933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 20 27 51.49 ID ULj7I+7/O 杏子ちゃんが可愛過ぎて今日も生きるのが辛い 本日は杏子ちゃんを呼んで家でぐーたら。 漫画を読んだり、一緒にゲームしたりして楽しく遊ぶの。 杏子ちゃん、格ゲーはあまりやったことないみたいで絶賛大興奮。 「楽しいな、これ」と僕に笑いかけるの。 そこで僕は「愛しいよ、杏子ちゃん」と囁くの。 「な、な、な…っ」って杏子ちゃんは林檎ちゃんになっちゃって可愛い そんなリンゴちゃんに僕は不意打チッス 杏子ちゃん起動停止しちゃってもう可愛いったらもう可愛い だけどすぐに再起動して僕はリアルでもバーチャルでもふるぼっこ。 最終兵器杏子。 ぼくは床に突っ伏す 杏子ちゃんもやり過ぎたと思ったみたいで「お…おい? 大丈夫か?」なんて甘い声でふわああああああああああ杏子ちゃんちゅっちゅっ 僕は杏子ちゃんのソウルジェムを強奪 「あっ」って杏子ちゃんが言い終わる前にソウルジェムべろんぺろんぺろぺろペペロンチーノ 「ひゃあっ! おい馬鹿やっめ…んんっ///」ひやぁあああああああんこちゃんの喘ぎ声はほんまに癒しのオルゴールやで! コメント 968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 23 59 39.99 ID 3LUYjH+z0 道端でいつも見かける女の子は食べ物を咥えてることが多い 昨日はポッキーで一昨日はたい焼き、その前はリンゴだったか それより以前はさすがに曖昧なのだけど、思い返せばいつも何かを食べていた 人目を惹きそうな赤い髪をしているのに他の人はまるで空気のようにその女の子を扱っている 私だけがその子を見守っているんじゃないかという錯覚に襲われて、その子から目を離せなくなった というわけで、私は赤い髪の女の子にあげるお菓子を持って、いつもの道を通った そして、いつも通りその女の子とすれ違う瞬間、そっとお菓子を差し出した 「お前…。いやなんでもない」 女の子は予想以上に驚いた顔をして、私の差し出したお菓子をまじまじと見つめている たい焼きを食べていたところから、餡子が好きなのだろうかと和菓子を選んだ 手を出さないところを見ると、あのたい焼きが特別だったのかもしれない 「これ、あたしにか?」 女の子はようやっとそれだけを訊ねてお菓子と私の顔を交互に見やる その通りだと答えると、大きな瞳が少しだけ輝いて、物を受け取ってくれた コメント 977 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 07 19.93 ID pfc3hJeW0 現実が罅割れてゆく 眩暈の中 何が見えた? 君の奏でる聖歌は 死への招待状 眠りを覚ます闇 深く蠢く 絡み合う運命と 心に爪を裁てる 堕ちて逝く 慄き叫び崩れ 終焉の果て 最誕の声 暗黙の黙示録 運命を咎める時間はない 怒りの日には 下されるだろう 歓喜と嘆き 全て君の掌に 委ねられた 私は何を知るか(ク・セ・ジュ)? 己の死?死を記憶せよ(メメント・モリ)というのか? ━━嫌だ、まだ死にたくない━━ (10tトラックが凄い速さで私を轢いた 相当な骨折をしたらしい 鮮血を流しつつ 杏子に支えられて帰路につく私 辛うじて意識はある 杏子、魔法で私の傷を癒す) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1544297.jpg 痛い・・・まさかトラックに轢かれるとは思わなかったよ(立ち眩み) 「喋るな・・・」(杏子、気遣うように) 大丈夫だって 出血して骨折もしているだろうが意識はある 「いいから黙れよ これ以上喋るな」(語気を強めて) そんな事言わないでくれ まだお喋りしていたい━━━(口を押さえられる) 「喋るなって言ってんだろ!」(杏子、怒る) ・・・ 「アタシは腹が立ってんだ・・・なんでアンタがこんな目に遭うんだよ・・・」(涙目になる) きっと運命だろう 運命には逆らえない 人間は運命の奴隷さ(自嘲めいて) 「そんな事言うなよ!アンタは何も悪い事してねーじゃねーか!」 杏子・・・ 「もう大切なもんを失くしたくねーんだよ・・・」(ついに泣き出してしまう) (私、杏子を撫でる) 「バカ・・・立場が逆だよ・・・」 ごめんね杏子・・・ 「フン・・・完治したらなんか奢れよな・・・」 うん ごめんね杏子 だがまだ生きている まだ杏子の笑顔を見たいんだ 死ぬわけにはいかないぜ 「…ありがとよ」 ぶっきらぼうにお礼を言うところを見るに、彼女は人からお菓子を貰うことに慣れていないのかもしれない 知らない人から物を貰うということに抵抗のある年頃だからかもしれないが そこでようやく、フォローを入れるのを忘れていたのに思い当った 怪しくない人物であることと、お菓子には何も入れてないことを必死にアピールする 「大丈夫大丈夫、においでわかるよ」 危うく通報されるところだったかもしれない 私が一息つくと、女の子は満面の笑みを見せてくれた 「あんた面白いな、またよろしくね」 これからは、あの子にお菓子をあげる時間を作ることにしようと思った コメント 969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 00 24.96 ID kI4bDqf40 はぁ・・・あんこちゃんにプレゼントをあげたい。 僕とあんこちゃんはとあるショッピングモールに買い物に行くの。 あんこちゃんはあまりこういう所に来た事がないみたいで、ちょっとウキウキしていたの。 僕はあんこちゃんと一緒にお洋服屋に寄ったり映画を見たりと、ショッピングモールを満喫するの。 映画を観終わって、再び色々なお店を見て回る僕達。 あんこちゃんは小物屋で足を止めるの 僕はどうしたんだろう?と思ってあんこちゃんの視線の先を見ると、可愛らしいリボンがたくさん並んでいたの。 あんこちゃんはそれを見てボソッと「いいなぁ・・」と呟いたのを、僕は聞き逃さなかったの・・・ 僕があんこちゃんを見てるのを気付いたみたいで、「な、なんでもねぇよ!行こうぜ!」と言うの。 その日は帰宅しちゃうんだけど、あんこちゃんはしばらく溜息を付いていたの。 確か数日後はあんこちゃんの誕生日。僕は閃いたの! 次の日、僕はあの小物屋で赤リボンと黒リボンの二本を購入するの。 店員に「プレゼント用に包みますか?」と聞かれるんだけど、僕は「大丈夫です」と言うの。 そして誕生日当日の夜・・・ 僕はあんこちゃんに料理を振舞ってパーティーをするの。 あんこちゃんは「チョーうめえ!」と喜んでくれるの。僕はその姿を見るだけで幸せなの。 そして僕は、あんこちゃんにプレゼントを渡す時が来たの。 あんこちゃんに「ちょっと待ってて」と行って部屋から抜け出すの。 5分後・・ 僕「あんこちゃん」 あんこちゃん「な////」 僕「お誕生日おめでとう。プレゼントだよ」 あんこちゃん「なにやってんだよォ///」 そう・・僕は全裸に赤リボンを、隆起したイチモツに黒リボンを巻いて、僕自身をプレゼントしちゃうの//// 僕「あんこちゃん・・スケベ・・しようや・・」 あんこちゃん「い、いいぜ////」 こうして僕は、プレゼントした二つのリボンであんこちゃんを縛るプレイをして遊んじゃうの//// コメント 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 34 12.12 ID sbZczKteO はぁ…杏子ちゃんと食べ歩きの旅をしたい 僕が食べ歩きの旅に行こうと言うと杏子ちゃんは目を輝かせながら「おう!」と快諾。 うきうきしてる杏子ちゃん可愛いなぁ… 「それでそれで? いつ行くんだ?」と杏子ちゃんは質問。 僕は結婚してから、つまり新婚旅行だよって言うと「っ/// な、何言ってんだよ///」と真っ赤になって照れる杏子ちゃん。 だけど次の瞬間、「わ、わたし達はまだ結婚出来ないだろ…だから、旅行に行けないじゃん…」なんて落ち込んじゃった… そんな事ないにゃん! 婚前旅行という物があるにゃん! さぁ行こう! 「い、今からか!?」 びっくりする杏子ちゃんの手をとり、僕達は日本中を食べ歩き。 最後に食べるのはもちろん杏子ちゃん。 というわけで 991なら杏子ちゃんが皆の夢におじゃまします コメント