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{橋下・維新の会の組合つぶしに反撃を 教育・職員基本条例に反対する 公務員バッシングを許さない} http //megalodon.jp/2013-0819-2202-31/www.jrcl.net/web/web/frame12.0402b.html 【大阪】3・6労働基本権を守ろう・官民連帯集会が集会実行委員会(南大阪平和人権連帯会議、大阪東南フォーラム平和・人権・環境呼びかけ)主催で官民連帯集会が三月六日、エルおおさかでひらかれ、三〇〇人の労働者・市民が参加した。 司会の中村吉政さん(南大阪平和人権連帯会議副議長)は、「カラスの鳴かない日はあっても、大阪市長がテレビに出ない日はない」と述べ、最近の週刊誌に、橋下の秘書長が後援会長の息子だという記事が載っていたことを紹介。 大野進さん(南大阪平和人権連帯会議議長)は主催者あいさつで、二条例案(教育基本条例・職員基本条例)や施政方針演説で述べた地下鉄・バスの民営化、職員アンケート、組合適正化条例など一連の橋下手法を批判し、さらに「橋下は府労委の勧告後も違法な調査を継続し、現場にタクシーで乗りつけ関係書類を押収している。知恵を持ち寄りどうしたら倒せるか考えよう、五年前の公務員バッシングへの対応を教訓に今回は官民で共に闘おう」と呼びかけた。 教科書・日韓市民友好のための共同アピール http //megalodon.jp/2013-0819-2205-12/blogs.yahoo.co.jp/uil21/63037580.html 朝鮮学校ええじゃないか!春のモアパレード http //megalodon.jp/2013-0819-2219-55/blogs.yahoo.co.jp/tongil_615/37558188.html 賛同者名簿(団体・個人、受付順) ※2013年3月24日現在、310団体・個人(公表可のみ掲載) 印刷作業等の関係上、20日までの受付分を当日資料へ掲載させていただきます。 朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪 民族教育を支える研究者、大学教員のネットワーク・関西 大阪平和人権センター アプロハムケネットワーク チョソンハッキョを楽しく支える生野の会 東大阪の朝鮮学校を支援する市民の会 東大阪日朝友好の会 中大阪朝鮮初級学校とともに歩む会 城北ハッキョを支える会 北大阪朝鮮初中級学校を支援する会 南大阪朝鮮初級学校アプロハムケ 1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会 ハッキョ支援ネットワーク・なら 自治労大阪府本部 部落解放同盟大阪府連 大阪府教職員組合 大阪市教職員組合 在日韓国民主統一連合大阪本部 鄭祐宗(大阪大学大学院) 大阪府・大阪市の労働と人権問題を考えるネットワーク 労働と人権サポートセンター・大阪 馬場徳夫 全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部 全日本建設運輸連帯労働組合近畿地区トラック支部 全日本港湾労働組合関西地方大阪支部 オモニ連絡会 辻淳子 永岡浩一 対話で平和を!日朝関係を考える神戸ネットワーク 金泰賢(キムテヒョン) 井前弘幸 安西玲子(岐阜地下壕研究会) アイヌ・ラマット実行委員会 出原昌志(アイヌ・ラマット実行委員会共同代表) 池田宜弘(アジアこどもプロジェクト代表) 太田利信 岩村義雄(神戸国際キリスト教会 牧師) 功能大輔 金日宇(ウリハッキョ(朝鮮学校)を記録する会) 民族教育ネットワーク 日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪 在日本朝鮮人総聯合会大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県本部 在日本朝鮮大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県商工会 在日本朝鮮青年同盟大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県本部 在日本朝鮮民主女性同盟大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県本部 在日本朝鮮大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県青年商工会 在日本朝鮮留学生同盟大阪・兵庫・京都地方本部 宋連玉(青山学院大学教授) 滝沢秀樹(大阪商業大学教授) 文京洙(立命館大学教授) 高龍秀(甲南大学教授、民族教育基金呼びかけ人) 鄭雅英(立命館大学教授) 伊地知紀子(大阪市立大学准教授) 裴光雄(大阪教育大学准教授) 宋基燦(大谷大学教員) 綛谷智雄(神戸医療福祉大学教員) 蔡徳七(大阪大学教員) 吉坂泰彦(元交野市議会議長) 金明秀(関西学院大学教授) 長 志珠絵(神戸大学教員) 小林知子(福岡教育大学教員) 飛田雄一((財)神戸学生青年センター館長) 柏原貴司(中大阪朝鮮初級学校とともに歩む会) 石川哲朗(東京都在住) 高用哲(同胞保護者連絡会) 高賛侑(ノンフィクション作家) 廣岡浄進(大阪観光大学教員) 駒込武(京都大学教員) 太田修(同志社大学) 鍛治致(大阪成蹊大学准教授) 河かおる(滋賀県立大学教員) 中島智子(プール学院大学教員) 中村知絵(アーチスト) 中尾哲則(日本労働党大阪府委員会委員長) 金優綺 早瀬成子 在日韓国青年同盟大阪府本部 在日コリアン青年連合(KEY) 李月順 朝鮮学校に教育保障を!オッケトンムの会 初瀬龍平 大阪東南フォーラム平和・人権・環境 原科浩 川村洋子(城北ハッキョを支える会) 松田幹雄(城北ハッキョを支える会) リブ・イン・ピース9+25 梁愛舜 民族を考える研究会 仲野 誠(鳥取大学教員) 大阪コリア文化教室 許玉汝 朴栄致(朝鮮学校保護者) 向井希夫 奥見沖子 山田淳子 長崎由美子 近畿コンクリート圧送労働組合 I(アイ)女性会議・大阪 ふぇみん大阪 中西とも子(箕面市議) 木村真(豊中市議) 日本基督教団大阪教区日韓宣教協約委員会 カトリックシナピス 琴基徹 中沢浩二 酒井ひろゆき(社民党・豊中市議) 永久睦子 井上ひろゆき 宮原光一 八塚勇一 川口洋一(社民党・高槻市議) 服部良一 玄順愛(朝鮮女性同盟) 岡元浩一 大村淳(城北ハッキョを支える会) 大村和子(城北ハッキョを支える会) 金英哲(弁護士) 藤本伸樹 山本かほり(愛知県立大学教員) 玄完植(北大阪朝鮮初中級学校) 伊藤健太郎 朝鮮学校を支える宝塚市民の会 田中ひろみ 藤井幸之助(アプロハムケ北大阪) 申哲文 中尾尚 文彰浩(群馬県太田市) 全国金属機械労働組合港合同 大阪朝高ラグビー部の全国制覇を夢見る会 館山英夫 李芳世 李淳明 竹内龍男 横道昭子 活動家集団思想運動・関西事務所 小川町シネクラブ・関西 深江伊都子(なかまユニオン) 井手窪啓一(なかまユニオン委員長) なかまユニオン なかまユニオン大阪市分会 前野江利子 本田福蔵 田中充郎(なかまユニオン) 兵頭圭児 新聞うずみ火 久保きよ子 山下慶喜(茨木市議) 国賀祥司(泉佐野市議) 大阪教育合同労働組合高校支部 イラク平和テレビ局inJapan 小川たか子 立間節子(I女性会議大阪) 樋口洋一(牧師) 小林明(牧師) 松浦悟郎(カトリック大阪主教) 山中佳穂 星川洋史(関西共同行動) 東谷誠(日本基督教団部落センター運営委員長) 夫貞生(女性同盟大阪府委員長) 大阪朝鮮高級学校オモニ会 女性同盟生野西支部 申千玉 許敬子 尾澤邦子 仲野誠 野崎朋子 藤永壯 野村生代 加来洋八郎 有元幹明 金容錫 曺国順 なめるな国民を!守ろう憲法!憲法を守る意思表示の会 行動する会働き人 平和の糧 日本人民委員会 橋下NO!市民連絡会 無防備地域宣言運動全国ネットワーク 「月桃の花」歌舞団 平和と民主主義をめざす全国交歓会 「入れ墨調査」処分を撤回させる会 朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(こっぽんおり) 髙正子 西川桜子 奥野さんを支える叫ぶ石の会 日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク 田中直子 柳学喆 東中オモニ会 労働組合なにわユニオン 民族を考える研究会 朝鮮総聯兵庫県姫路支部 兵庫女性同盟姫路支部 薬谷礼子 大森順子 日韓問題を考える東大阪市民の会 李京順 中山茂 李鉄 浅田義信 永久教子 古賀滋 宮本弘子 川嶋繁夫 かじもとけいじ 協同センター・労働情報 酒井ひろゆきとともに歩む会 塚本正治 金相哲 裵明淑 ㈱コーイキ輸送 海老鼻康三(㈱コーイキ輸送代表取締役) 水野浩重 樋口元義 中井元明 大寺美也子 朴友江 吉田寅次郎 佐藤大 朴珠栄 かせたにともお 松尾哲郎 岸本淳子 薬丸礼子 古橋雅夫 郡山修二 小野利明 古志峻 中村勉 金成大(朝鮮学校保護者) 大野貞枝 在日本朝鮮人大阪人権協会 金沢満(朝鮮語を学ぶ会代表) ヨンデネット大阪 松田善法 松田佳子 池辺幸恵(日朝音楽芸術交流会会長) 髙松昌子(子ども全国交歓会) 山本清子 谷口一雄(雑草の会事務局長) 谷口博文(雑草の会) 京都生協の働く仲間の会 民族教育基金 大野ひろ子 朝鮮総聯兵庫県西神戸支部 李珍雨 木村威英 塚本光則(つかもとみつのり、高校教員) 関大校友連絡会 崔秀光(チェスガン) 金哲雄 小川秀人 和田充弘 河光貴 石打謹也 永好和夫 吉田照之 高橋秀典 大森正子 小倉真佐子 五味久美 釋永輝彦 宇野田尚哉 上野都 有限会社アシスト 姜京富 金政基 鄭昌彦 李憶水 金在鳳 文炳皓 裴泰奎 医療法人同友会 共和病院 梁宗三 コリアボランティア協会 宮本明美 糸井弘子 加堂妙子 はな介護サービス(朴正子) 大星なるみ 金栄子 塚本光則 リチンウ 朴建實 大東政幸
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文明の特徴 塔が自動うpするのでTRです。TRは序盤楽だが 徐々につらくなり、Lv6はかなりつらいのでTRしつつも 射程ユニットを出すといいと思う。 あと、周りの敵を吸いまくるので周りに間違いなく嫌われるw 味方のこと、後半のことを考えるとあまり選ばない方がいいかもしれない。 始めにすること まずは即帝をする。 石を3人で堀り、連続建築を心がける。 (連続建築が出来るようになったら石堀りを少し減らしても良い。) 兵はあまり出さなくてもいいが、序盤を乗り切るために少しは出す。 基本的な流れ 塔をある程度建てていればLv4まではぬくれる。 だが、序盤に石を結構掘る必要があるため内政の伸びはあまり良くない。 塔のうpは好みでするといい。別にしなくてもいい。 内政が完成したら ゴーストソルジャーのカールマルテルを出す。 おそらく投石までには出ると思う。 そのあとは射程ユニットを出し、HP、APは一気に上げる。 Lv6の爆破工作船 TR最大の難関。防衛位置評価にもあるように、プレイヤー3は 必ずTRは避けるようにw 他の文明でもかなり塔が壊される。 ここからは兵メインと考え、兵のHP、APを上げる。 まぁそれでも文明的にここら辺が限界。 本気で塔のHP、APは上げたことがないがおそらく爆破工作船で(ry
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"国家能力" "特殊ユニット" ユニット名 所属 長所 "戦術指南"
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?cmd=upload act=open pageid=30 file=war_wagon.gif htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 ■文明ボーナス 町の人の視界+3 石を切り出す人の作業速度+20% 塔、砲台のアップグレードコスト無料(砲台には科学の研究が必要) 塔の射程、城主の時代+1、帝王の時代+2 ■チームボーナス 投石機の射程+1 ■固有ユニット 戦車(HPの高い弓騎兵) 亀甲船(HPの高いガリオン船) ■固有テクノロジー 神機箭(シンキチョン):遠投を除く投石器の射程+1 帝王の時代に真の力を発揮する癖のある文明。森、michiなどではその強さ故か禁止されることも多い。 戦車投石編成は破壊的威力。 グリアラでも投石を大量投入はかなり強烈だがそんな余裕あるなら他編成でもいけるって話。 軍事属性:弓、砲撃兵器 主な編成:弓騎兵、槍大砲、砲台鉄砲ハサーetc 前衛:槍散兵、弓などが主になる。TRは強いが警戒されてやすい。 後衛:即城からの騎士が安定する。内政ボーナスがほぼないので、アドバンテージはない。うまく立ち回っていくしかない。帝王では戦車という選択肢もあるがコストがコストなだけに出せないとおもったら他のユニットを考える。重石弓や散兵、矛槍といった待ち編成か。大砲あるので待ち編成は充分生かせる。射程の長い投石もあるし。フルアップはしないが近衛剣士もでる。弱いけど騎兵系つかうならハサーも研究しておきたい。
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ケルン(Köln) は、ドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のライン河岸に位置し、ラインラント地方の主都とされる都市。フランス名はコローニュ(Cologne)。 【画像】 1000ピース ジグソーパズル 月夜のケルン大聖堂 概要 紀元前38年にローマの軍営地が置かれた。その名はゲルマン民族ウビエルにちなんで、オッピドゥム・ウビオルム(Oppidum Ubiorum)と呼ばれたが、この地の出身であったアグリッピナ(皇帝ネロの母)の功で都市権を付与され、この地の総督府所在都市になったことで、コロニア・クラウディア・アラ・アグリッピネンシウム(もしくはコロニア・アグリッピネンシス、「アグリッピナの植民都市」) と呼ばれるようになった。このコロニア(植民都市)がケルンの語源である。 中世にはケルン大司教座がおかれ、「北のローマ」の異名をとるほどに繁栄した。文化的にはケルン画派などを輩出し、商業的にはハンザ同盟都市のひとつとしてリューベックと競った。なお、ケルンで教鞭を執った思想家には、アルベルトゥス・マグヌス、マイスター・エックハルト、ドゥンス・スコトゥス(ジョン・ダン・スコット)などがいた。 ハンザ同盟の衰退とともに一度は繁栄に翳りが見えたが、19世紀後半以降、近代工業化に成功し、再興を果たした。1248年に起工されたケルン大聖堂が完成を見たのもこの時期であり(1880年)、この大聖堂は現在ユネスコの世界遺産リストに登録されている。 なお、フランス名コローニュは、化粧水オーデコロンの語源になっている。これは「ケルンの水」を意味するフランス語オー・ド・コローニュ(Eau de Cologne)のことである(*1)。 【画像】オーデコロン(ケルニッシュ・ヴァッサー) ノストラダムス関連 ノストラダムス『予言集』では、以下の詩篇でコローニュへの直接的言及がある。 詩百篇第5巻43番(未作成) 詩百篇第5巻94番(未作成) 詩百篇第6巻40番(未作成) 詩百篇第8巻51番(未作成) また、語源に遡って、「アグリッピナの都市」または単に「アグリッピナ」でケルンを表している事例もある。それは以下の2例である。 詩百篇第3巻53番 詩百篇第6巻4番 地図 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
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最近のお勧め記事 Unknown (Unknown) 2010-01-24 17 39 17 蝶のコスプレした極左の爺さん婆さん 被害を装う朝鮮総連関係者 ↑の変な集団に抗議した一般市民に掴み掛かる警官 大変興味深い内容になってます (1/2)朝鮮人による歴史捏造の水曜デモを粉砕! http //www.youtube.com/watch?v=27NIWNcCIlM (2/2)朝鮮人による歴史捏造の水曜デモを粉砕! http //www.youtube.com/watch?v=01JvlrFxAe8 5分45秒~ 「外国人参政権さえ通れば日本は韓国ソウル政府の思い通りの国になりますよ」 http //www.youtube.com/watch?v=aag9rpGb5So 外国人参政権に関しては最初に民団が韓国政府にたいして、 韓国国内で永住権を持つ外国人に選挙権を与えるようにロビー活動を開始した。 韓国政府は、「選挙権は大韓民国国民の神聖な権利である」として要求を拒否したのだが、 民団側の「韓国の永住権を持つ日本人に選挙権を与えることで、 日本で永住資格を持つ韓国人への選挙権付与が前進する」という説得に最終的に応じることになった。 このロビー活動の中で、民団は「外国人参政権さえ通れば日本は韓国ソウル政府の思い通りの国になりますよ」と 韓国の国会ではっきり答弁し韓国政府を説き伏せていった。 ■検察 VS 民団 という構図がほぼ明確なのに、どこの局も核心を触れようとしないのはなぜですか?(笑)。 この事実が公に報道されるのは、何年後・・、何十年後・・。 その頃までに、日本人と支那人が入替わってなければいいのですが。 民団と民主党の絆 http //www.youtube.com/watch?v=Dwm5W4kHZZo http //sankei.jp.msn.com/politics/situation/100113/stt1001130124000-n1.htm http //tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1252388875/ 「小沢!逮捕!小沢!逮捕!・・」小沢逮捕を望む声、聞こえましたか?民団の新年会に出席した、反日民主党議員の皆さん。 http //www.youtube.com/watch?v=Bvd5ZCC9Swc http //www.youtube.com/watch?v=9ShV83wEM24 http //www.youtube.com/watch?v=lsnLl52WQTM
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ソード系 アイテム名 必要能力 レアリティ 攻撃力 命中力 最大付加 追加能力 EXアタック 備考 ソード 攻撃力82 1 25~60 15 46 回避力-5 - - ギガッシュ 攻撃力169 2 55~100 18 32 回避力-5 - - ブレイカー 攻撃力258 3 100~150 20 18 回避力-10 - - クレイモア 攻撃力316 4 150~200 23 16 回避力-10 - - キャリバー 攻撃力371 5 210~255 25 10 回避力-10 - - ドラゴンスレイヤー 攻撃力480 9 345~352 30 34 回避力-15 バーニング 総督府クエ褒章Hit25 フロウウェンの大剣 攻撃力430 9 230~300 28 28 運+5 - セット装備 ラストサバイバー 攻撃力470 9 275~321 30 31 HP+20回避力-15 フィル - クレイジーチューン 攻撃力412 9 200~255 30 0 - カオス LOGiN CUP ~Maximum Attack 2nd Stage~ 撃破数ランキング上位1位~100位、上位101位~200位プレゼントPSO BB一周年記念感謝第二弾バトルフェストーナメント 2位、3位 賞品 ザンバ 攻撃力710 10 310~438 38 38 - バーサーク - ダークフロウ 攻撃力971 11 756~900 36 15 - 波動 侵食遺伝子フロウ チェインソード 攻撃力700 10 500~525 36 15 回避力-15 ガッシュ - ツミキリ 攻撃力910 12 700~756 40 50 - 光壁 (PBケージ全消費攻撃(20以上で発動、量によって威力に変化) 封印ノダチを装備して敵を23000体倒すと入手 デイジーチェイン 攻撃力400 9 350~410 32 0 - カオス EP4プレゼントアイテム フロウウェンの大剣[3060] 攻撃力378 10 135~243 7 12 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3064] 攻撃力387 10 164~248 13 16 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3067] 攻撃力379 10 200~256 5 21 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3073] 攻撃力385 10 197~262 15 34 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3077] 攻撃力401 10 121~255 12 32 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3079] 攻撃力402 10 290~300 25 9 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3082] 攻撃力388 10 211~273 17 12 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3083] 攻撃力382 10 261~283 19 11 回避力-15、運+5 - - フロウウェンの大剣[3084] 攻撃力680 10 300~320 34 85 回避力-15、運+5 - - ラコニウムアクス 攻撃力880 10 700~750 40 25 回避力-5 バーサーク 単体ロック ヴィクターアクス 攻撃力400 10 300~420 44 20 - フィル 単体ロック 封印ノダチ 攻撃力710 11 400~525 35 0 - ヘル ランダムで自分がスロー装備中に敵を23000体倒すとツミキリになる。 秋子おばさんの包丁 - 9 1~200 1 0 - - EP4プレゼントアイテム 芸の道 攻撃力412 9 255~255 30 0 - ハブック - 赤のソード 攻撃力630 10 400~611 37 52 - シーズ - 金槌 攻撃力129 9 120~185 35 0 - ダーク EP4プレゼントアイテム
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五箇条のご誓文 (1)五箇条のご誓文 それにしても、総聯絡み、朝銀絡みとなると、どうも我々は腰が引けてしまうようである。朝銀大阪の検査しかり、万景峰号の監視もしかりである。 もう一つの例として、昨年11月に新聞紙上でも報じられた“五箇条の御誓文”の件も改めて委員会の席上で取り上げた。これは、23年前に当時の社会党衆議院議員が仲介をし、国税庁と総聯の傘下団体、在日朝鮮人商工連合会(朝鮮商工連)の間で取り交わされたとされる五項目の合意のことである。 その五項目とは以下の通りである。 1.朝鮮商工人のすべての税金問題は、朝鮮商工会と協議して解決する。 2.定期、定額の商工団体の会費は損金(必要経費)として認める。 3.学校運営の負担金に対しては前向きに解決する。 4.経済活動のための第三国旅行の費用は損金として認める。 5.裁判中の諸案件は協議して解決する。 これらの合意に基づき、商工連は団体交渉権の成立を主張、確定申告や税務調査への対応は原則として個人で行なわず、商工会を窓口にして行なっている、という。つまりは、商工連の印鑑さえあればノーチェックで必要経費として通してくれる、などという話は、総聯を少しでも知る人間ならば皆知っていることである。国税庁は不満そうな顔付きで「特定団体とのいかなる合意も存在しない」と合意そのものの存在を真っ向から否定した。それは、そうだろう。そんな不公平を明らかにしたら、真面目な納税者が反乱を起こす。 しかし、国税庁がどんなに否定しても、相手である商工連の梁守政氏は「絶対に既得権は守る」と高らかに宣言し続けている。これはいったい、どういうことなのか。そもそも基本的に、彼らには納税の義務感がない。 日本に納税するよりは、肉親、親戚のいる北への送金こそが愛国事業と考える。 わが国の真面目な中小零細企業に対し、長時間かけて税務調査が入り、御土産と称してなにがしかの追加徴税を行なう税務署だが、相手が束になってかかってくると急に気弱になるようでは、フェアではないし、大局的な国家のコストとして、割りが合わないではないか。 小池百合子(現環境大臣)のコラム (2)五箇条のご誓文による総連の脱税の実例 116回-衆-予算委員会-05号 1989/10/17 ○浜田(幸)委員 その方のお名前は、日本の名前で柳勲さんといいます。 朝鮮名を姜勲さんといいます。 人の社会でよく言う北朝鮮関係のドンと思って間違いありませんか。 ○城内政府委員 ただいま御質問の人物は栃木県の朝鮮人商工会の会長をしております。 朝鮮人商工会は朝鮮総連に加盟している団体と承知しております。 ○浜田(幸)委員 私の調査によれば、彼はあなたの言われるとおり小山市の名士であり、 彼の経営する会社は次のとおりだと言われております。 株式会社プラザ・ヒカリ、売り上げ十五億六千八百五十万円、 昭和六十年—六十三年五月、納税額四十八万円。 有限会社銀星会館、売り上げ七千四百四十六万円、納税額ゼロ。 ヒカリ観光、昭和六十一年七月—昭和六十二年六月、 売り上げ二十億四千七百万円、納税額ゼロ。
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| 2008.09.29 所信表明演説 。反日マスコミは批判したが、櫻井よしこ氏を初めとする健全な国民は高評価 2008.10.03 「竹島は固有の領土」とする答弁書を閣議決定 2008.10.06 「麻生氏は外相時代、中韓との関係を損ねた」とするNYタイムズ紙の捏造批判記事に反論投稿 2008.10.07 日本の不良債権処理の成功経験から、米国に対し資本注入を促すよう指示 2008.10.10 北朝鮮経済制裁の半年延長を閣議決定 2008.10.12 G7行動計画を支持、日本は外準活用の支援表明=IMFC ★重要★ 2008.10.15 2年ぶりに拉致対策本部の会合を開く 2008.10.16 一次補正予算成立 ⇒※詳細はこちら ★重要★ 2008.10.17 北朝鮮制裁の徹底を中川財務・金融相が指示 2008.10.19 安保理事国に当選。非常任理事国としては史上最多の10回目 2008.10.25 IMFがアイスランドに緊急融資。アイスランド外相の政治顧問が「日本のおかげ」と感謝 2008.10.27 日印安保共同宣言に署名。インドと安保、経済、環境、エネルギーなど幅広い分野で戦略的協調 ★重要★ 2008.10.29 朝鮮総連傘下組織を家宅捜索。税理士法違反容疑(無資格で確定申告書作成) 2008.10.31 大陸棚拡張を国連に申請決定。日本国土の倍が新たな海底資源の採掘領域へ ★重要★ 2008.11.01 水産庁、韓国漁船の違法操業の防止強化の方針決める 2008.11.14 IMF専務理事が、麻生総理のIMFに対する資金提供・リーダーシップ・多国間協調主義を評価 (英語版 ) 2008.11.14 麻生首相「金融危機打開には、日本の経験が有効」とする論文を米紙に寄稿 2008.11.14 大陸棚拡張を国連に申請完了 2008.11.15 日本と世銀が途上国の銀行支援ファンド設立決定 2008.11.20 麻生首相から書状を受け、「生きていて申し訳ない」が口癖の上原さんが誇りを取り戻す 2008.11.23 日露首脳会談で、事務レベル領土交渉への反映・平和条約を要求。露大統領「領土問題を次世代には委ねない」 2008.11.24 中国の胡錦濤国家主席との会談を通じ、金融危機での日本の存在感を内外へ印象付ける 2008.11.27 税理士法違反で朝鮮総連傘下団体元幹部を逮捕 2008.11.27 朝鮮総連傘下団体の捜査中に公妨容疑で逮捕 2008.11.27 集中豪雨被害を受けたパナマ共和国に対し緊急援助 2008.11.28 事故米不正転売の次官ら幹部25人を処分。農水相は報酬自主返納 2008.12.03 国連で日本が提出した「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」が圧倒的賛成多数で採択 2008.12.03 税理士法違反で朝鮮総連傘下団体総務部長を逮捕 2008.12.09 外務省HPの「竹島は日本の領土」という宣伝資料を10カ国に拡大 2008.12.09 豪雨による洪水被害を受けたイエメン共和国に約80万ドル(約9,000万円)の緊急無償資金協力 2008.12.13 初めて政府主催で拉致問題の集会を開く 2008.12.16 「道徳・情操教育を拡充」「教科書ページ倍増」教育再生懇 第2次報告案 ★重要★ 2008.12.17 社会保障費抑制のため、年金特別会計の「埋蔵金」から1400億円程度を充当する方針を固める 2008.12.17 食品偽装業者をすべて公表するため、JAS法の運用指針を改正 2008.12.17 交付税増額分で雇用を創出するよう、地方6団体に要請 2008.12.17 公益法人から1076億円を国庫に返納させることを決定 ★重要★ 2008.12.17 商店街活性化の政策ビラを配布 2008.12.18 高潮被害を受けたパプアニューギニア独立国を緊急援助 2008.12.18 ミャンマー難民約30人を2010年度から試験的に受け入れ 2008.12.18 障害福祉サービスへの報酬を2009年4月から平均5.1%引き上げ 2008.12.18 日豪の安全保障協力促進の共同文書発表。防衛協力と情報共有の促進 2008.12.18 高潮災害にあったパプアニューギニア独立国に約1,300万円相当の緊急援助物資を供与 2008.12.19 教育再生懇を再開。「理念」より「質」の点から公立学校を学力アップさせ、新たな内需喚起狙う ★重要★ 2008.12.19 改正国家公務員退職手当法が成立。在職中の不祥事発覚で退職金の強制返納が可能に ★重要★ 2008.12.19 民主党とマルチ業界の癒着に関する中間報告。来期通常国会で追及へ 2008.12.23 パレスチナ自治区への無償資金協力「ジェリコ市内生活道路整備計画」に関する書簡の交換 2008.12.24 省庁の娯楽費廃止 行政コスト557億円カット ★重要★ 2008.12.24 失業者に旧公団空き家活用 471戸・家賃2割引き 2008.12.26 コレラが流行してるジンバブエへ150万ドル(約1億6,950万円)の緊急無償資金協力 2008.12.26 社保庁のヤミ専従問題で現役・OB計40人を刑事告発 ★重要★ 2008.12.27 「非正規」支援へ雇用促進住宅3万戸供給 2008.12.27 竹島問題パンフレットを新たに7か国語で作成 2008.12.27 郵政民営化の負の部分の一部見直しを検討 2008.12.27 2008年版「国民生活白書」で悪質商法損害の泣き寝入りを無くし、集団で救済する展望 2008.12.28 農業法人への出資制限を1社当たり10%以下から25%以下に緩和し、企業の参入促す方針 2008.12.28 コメ減反の廃止も含め見直し検討。価格への影響も試算する方針 2008.12.29 内定取り消し企業の社名公表の具体的基準案5項目作成。 2008.12.29 特別会計の健全性指標(支払余力比率)を予算書に記載し、透明性を向上させる方針 2008.12.29 中曽根外相がイスラエル外相と電話会談、攻撃自制求める 2008.12.30 「派遣村」への対応に万全を取るよう支持 (ただし、派遣村は麻生叩きの道具⇒派遣村の正体) 2009.01.02 厚労省が派遣の皆さんのため講堂を宿泊用に開放 2009.01.03 1千万ドル提供を餌にパレスチナに停戦を要請 2009.01.04 厚労省、派遣村のために旧学校施設を宿泊用に開放 (ただし、派遣村は麻生叩きの道具⇒派遣村の正体) 2009.01.04 中国のガス田「樫」単独開発に対し、「合意違反」と抗議 2009.01.04 時効見直しの勉強会設置。殺人は引き上げも 2009.01.05 中国が一方的にガス田掘削を行ったことに対し、河村官房長官と中曽根外相が強く非難 2009.01.05 舛添厚労相、製造業への派遣規制を示唆 2009.01.06 海賊対策でソマリア沖への海自派遣を検討する作業チーム設置 2009.01.06 グリーン・ニューディール構想。環境投資で今後5年で市場規模70兆円→100兆円、新規雇用80万人 2009.01.06 日本初の海底資源(石油や希少金属等)の詳細な開発計画策定 2009.01.07 「竹島は日本領土ではないとした日本の法令発見」という韓国に外務省が反論 2009.01.07 鳩山総務相、日本郵政のオリックスに対する「かんぽの宿」70施設の譲渡契約にストップ ・(その他記事 ) 2009.01.07 海賊新法を検討。外国船舶の護衛・任務遂行目的で直接危害を加える武器使用を可能に 。PT設置 2009.01.08 出身省庁による「渡り」あっせん禁止の明記検討 2009.01.08 アフリカ東部で誘拐された赤羽さんを無事解放 2009.01.08 「日韓新時代共同研究プロジェクト」合意。学術・経済・国際貢献での協力を加速化 2009.01.08 元兵士の社会復帰支援のため、国連開発計画(UNDP)を通じてスーダンに16億円贈与 2009.01.08 年金記録漏れ対応処理の迅速化のため、280人→500人体制 2009.01.09 海賊対策で作業チーム初会合 2009.01.09 中国軍近代化で自衛隊配備見直しのため、防衛大綱改定に着手 2009.01.10 元駐日米大使、中山恭子首相補佐官に拉致問題を新政権に伝達することを約束 2009.01.10 地方と直接意見交換するため、山口俊一首相補佐官(地方再生担当)を全国に派遣 2009.01.10 次回国勢調査にネット回答を導入し、回答率の向上を目指す 2009.01.11 米ニューヨークで開かれる「海賊対策関係国会議」に代表を派遣し、関係国と連携強化狙う 2009.01.11 首相「世界舞台に経済協力」 日韓財界人に表明 2009.01.11 ポト派裁判に24億円拠出 2009.01.11 住宅確保など、派遣先企業の責任を明確化 2009.01.11 ガザ即時停戦訴え 2009.01.12 北朝鮮問題は「日韓米連携が重要」で一致 日韓首脳会談 2009.01.13 かんぽの宿譲渡問題で鳩山法相「会社分割認可する気持ちない」「資産価値を調査」 2009.01.13 ガザ停戦へ共同歩調確認 2009.01.13 海賊対策、日本の貨物運搬なら外国籍船も保護対象に 2009.01.15 不正経理防止法案提出へ。公務員の裏金づくりに懲役3年 ★重要★ 2009.01.27 二次補正予算成立 給付金の年度内完全実施は困難 ★重要★ 2009.01.28 「当面は景気対策」その先に「消費税増税」…麻生首相の施政方針演説 ★重要★ 2009.01.29 麻生首相とオバマ大統領が「電話会談」 早期の首脳会談実現で一致 2009.01.29 公務員OBの「渡り」認めず=麻生首相 ★重要★ 2009.02.01 8カ所に水害予報センター ゲリラ豪雨対策で設置へ 2009.02.04 尖閣諸島周辺にヘリ搭載巡視船を常置 海保、領海侵入監視を強化 2009.02.10 不発弾被害に10億円基金 沖縄対象で創設へ 2009.02.14 IMF拠出で署名=過去最大の1000億ドル-中川財務相 2009.02.19 政府 ソマリア支援グループ「ソマリア国際連絡グループ」(ICG)に参加 2009.02.23 「日韓新時代共同研究プロジェクト」が発足 2009.03.04 平成20年度・第2次補正予算関連法成立 2009.03.05 「米、尖閣諸島に安保適用」 官房長官が確認 2009.03.06 ニート引きこもりの支援法案を閣議決定 2009.03.07 海外協力隊を200人増員 外務省、雇用対策も 2009.03.11 政府・与党「よかった」 田口さんと金元工作員面会 2009.03.18 海洋基本計画を閣議決定 EEZ資源の商業化明記 2009.03.18 ODA不正情報の窓口開設 外務省 2009.03.19 在留カード「台湾」表記 入管法改正案 2009.03.27 北ミサイル「破壊命令」 安保会議経て防衛相が発令 2009.03.30 ソマリア沖海賊対策で海自護衛艦が警護を開始 2009.03.30 「日本型ワークシェアリング」の促進のための残業削減雇用維持奨励金の創設 2009.03.31 障害者自立支援法改正案を閣議決定 2009.03.31 国交省、直轄国道の18件を一時凍結 効果が費用下回る 2009.03.31 政府、社会資本計画を閣議決定 交通網充実など12重点目標 2009.03.31 官僚の「渡り」を年内に廃止 天下りで政令を閣議決定 2009.03.31 北朝鮮ミサイルで自制要求決議 衆参両院 2009.03.31 障害者自立支援法改正案を閣議決定 2009.04.01 重病患者の往診車が緊急車両に 2009.04.03 6月からワーキングホリデー実施=日本と台湾が合意 2009.04.03 海賊対策でジブチと交換公文 2009.04.10 対北制裁延長閣議決定 2009.04.17 北朝鮮への金融制裁 政令を閣議決定 2009.04.17 日米「北朝鮮の14団体の海外資産を凍結」 2009.04.21 軍事スパイ行為を抑制する改正外為法・主に産業スパイを抑制する改正不正競争防止法成立 ★重要★ 2009.05.08 政府、人事院臨時勧告を完全実施 公務員の夏ボーナス減 2009.05.11 国家公務員のボーナス減で740億円節約 人勧完全実施で 2009.05.21 不起訴不当や起訴相当の議決が2回なされると強制的に起訴される改正検察審査会法施行 。後に「麻生の置き土産」 と呼ばれるが、平成16年(小泉政権時)に制定された法律。 2009.05.23 「太平洋環境共同体」の創設へ 島サミット 2009.05.27 防衛相補佐官を新設 改正防衛省設置法が成立 2009.05.29 消費者庁法が成立 2009.06.05 船員の再就職支援を8年ぶり再開 高速割引や不況で廃業・減便 2009.06.13 国連安保理 北朝鮮に出入りする貨物への検査や対北融資・援助の禁止を含む金融制裁などを柱とする追加制裁決議案を全会一致で採択 2009.06.16 対北朝鮮、全面禁輸を閣議決定 2009.06.19 タクシー運賃特措法が成立 過度の低価格競争に歯止め 2009.06.19 海賊対処法が成立 外国船舶の護衛も可能に 2009.06.19 首相と閣僚、今夏のボーナス2割返納 2009.06.19 「エネルギー協力強化」日イラク外相が合意 2009.06.22 JAL政府監視下で再建支援へ 2009.07.01 国連待機制度に自衛隊の後方支援部隊を登録 2009.07.03 北方領土は「日本の領土」明記 改正北方領土特措法が成立 2009.07.05 与那国島に「陸自配置」 国境の守り、意思明示 2009.07.08 不法滞在者対策を強化 改正入管難民法 2009.07.13 改正臓器移植法が成立 参院A案を可決 2009.07.15 クラスター条約に正式加盟 日本が批准書提出、14番目 2009.07.16 モンゴル ウラン開発協力の覚書に署名 2009.07.17 レアメタル備蓄増強 景気悪化で価格安定 2009.07.18 日米 「核の傘」公式協議で一致 2009.07.26 アフリカ食料支援、多収穫コメ開発へ 2009.08.13 定額給付金、思ったより消費を刺激 地域独自策に効果 | ※日本前向新聞さんでも麻生内閣の実績一覧 を作られたようです。 当サイトの内容と合わせて、内容に過不足がないように修正してください。 | 更新ルール 日本前向新聞 から実績を探すと良いでしょう。 この年表はコピペにも使います。以下の点を守って更新してください。 (1)実績および実績候補以外は載せない ※この項目は「経過」なので内容の近い複数のリストもある。どうすべきか議論必要。 「実績」とはまでは言えない部分は別項に移行必要。 (2)内容が一目でわかるように書く(記事のタイトルのままだと理解できない場合が多い) (3)リンク切れにならないサイト(MSN産経・時事ドットコム・有名ブログ・2chスレ) をリンクにするか、キャッシュを取る。 ※Yahoo!・読売・朝日・毎日はあっという間にリンク切れになるので使わないこと (4)文字数は一行に収まるように凝縮させる 麻生政権の実績に戻る。
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145 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:2015/10/10(土) 23 16 14.24 ID WLgHKXml [1/4] 第2話『装甲列車とサークル』 大陸南部 ハイライン侯爵家が南部に港町を建設する計画は周辺地域に降って湧いた好景気をもたらしていた。 旧ノディオンの商人リュードは侯爵家の要請もあり、王都で開いていた店を畳んでハイライン侯爵領に向かっていた。 資産と家族の人数はそれなりにあるので馬車を七台仕立ててることとなった。 同様にハイライン侯爵領に向かう旧ノディオン住民達と合流し、馬車15台の大規模なキャラバンのようだ。 いずれも商人ばかりだから間違いでもない。 安全の為に傭兵も20人ばかりを雇っている。 いずれも十代から二十代の傭兵達なので、3人いる娘や妻や3人の妾に手を出さないか心配である。 だが三十代、四十代の傭兵など信用ならないから仕方がない。 この年代の傭兵は腕も悪いし、度胸も無い連中ばかりなのだ。 最近は街道もだいぶ整備された。 日本の連中が年貢や鉱物資源を輸送する為に整備したのだ。 街道の横には煙を立てて動く列車の線路が敷かれている。 この線路に沿えば日本の軍隊のいる治安のよい町や村に通じているわけだ。 だからといって完全に安全というわけではない。 南部地域は元々亜人の諸部族が多く住んでおり、帝国は彼等の族長に辺境貴族の称号を与えて支配領域の保障を与えていたのだが帝国は滅び王国にその力はない。 亜人達は各部族内部でも分裂や権力闘争が起こっているらしい。 王国の後ろ楯である日本も介入する様子は全くみせずに放置している。 そんなことを考えていると、リュードの近くで後方を警戒していた傭兵が胸を矢で貫かれて馬車から転がり落ちていく。 リュードは指揮を執る傭兵隊長にかわり大声を張り上げる。 「敵襲!!」 馬車のスピードを上げ、傭兵達は各々持ち場で警戒をして武器を抜き放つ。 だが森の中から放たれた数本の野矢が傭兵二人の命を奪う。 「山賊か?」 森の木々の間から馬車に並走して矢を射ってくるのは・・・ 「ケンタウルスか!!」 森から街道に30騎ばかりが唸り声を上げながら躍り出てくる。 「まずい、女達を守れ!!」 傭兵隊長が叫んだ瞬間に体に矢を数本生やして馬車から転がり落ちる。 ケンタウルスの目的は女と酒だ。 なぜか人間の若い娘に目が無い彼等は、発情した顔を剥き出しにして襲い掛かってくる。 傭兵達も弓矢で応戦するが、その数をまた一人一人と減らしていく。 「冗談じゃ無い。後払いの料金は少なく済むが、全滅されちゃ意味はない。急げ、馬車のスピードを上げろ!!」 馬車の壁に貼られた『時刻表』によればそろそろ遭遇するはずだ。 馬車が1台横転し、亭主が刺され女房がケンタウルスに抱えられている。 助ける余裕はない。 「もうすぐ・・・もうすぐだ!!」 また、1台の馬車が車輪に槍を差し込まれて横転する。 あの馬車には年頃の姉妹を乗せていたはずだ。 後ろで怯える娘達を同じ目に合わすわけにはいかない。 その時、リュードが求めていた汽笛の音が聞こえてくる。 「来たぞ、日本の装甲列車だ!!おいお前!!馬で先導して救援を求めろ。」 予めこちらの状況を知らせる為に馬に乗っていた傭兵の一人に命じる。 馬に鞭を入れて煙を上げる汽車に向かって走らせる。 ただ汽車は線路の上以外は動くことが出来ない。 だが装甲列車の機関車から、筒状の何かを口に着けた車掌がこのまま街道を走り抜けろという声が伝わってきた。 なんと大きな声だと驚くが、馬を操る手を止めるわけにはいかない。 キャラバンと機関車が対抗車線側にすれ違い、ケンタウルスの群れがそれに続く。 大陸東部 新京特別区 西区 許忠信は転移前は中華人民共和国国家安全部第十局(対外保防偵察局)に所属し、日本国内で外国駐在組織人員及び留学生監視・告発、域外反動組織活動の偵察などの任務に携わっていた。 転移後、新香港に移住したが日本後に堪能なことと、転移前の経歴を買われて新香港武装警察公安部の一員として、新京で中華料理店の皿洗いとして情報収集の活動を行っている。 先日、新京で林修光主席が遭遇した日本人の尾行を7人の同僚と行っていた。 「主任、李と田のチームが撒かれました。」 「くそ、またか・・・」 尾行対象は明らかに尾行を意識した行動を取っている。 唐突に建物の中に入り別の入り口から出ていったり、階段を登ったかと思えばそのまま降りてきたりを繰り返したりしてこちらの尾行チームが二組も撒かれたのだ。 尾行対象はハイライン侯爵家令嬢ヒルデガルドの従者斉藤光夫。 まだ、新京大学の四年生である。 今も学生街の一角の複雑な路地を歩いて、許と新人の王成明の尾行を受けている。 「他の連中との合流は無理だな。まったく、どこまで行く気だ。」 ぼやいていると斉藤はビルの地下に入っていく。 何やら地下街になっているようだが、この時間はほとんどの店が閉まっているのは看板から伺える。 「一人ずつ入るぞ、先に行け。」 情報機関の人間として、些か不安を感じさせる王成明は転移前は日本に留学していた学生だった。 相当な日本被れだったが日本通だったこともあり、公安部にスカウトされたが情報部員としては三流もいいところだった。 王がビルの入って数分後、許も地下街に入る階段を降りていく。 たがその行く手を塞ぐ男がいる。 左目に眼帯、十字架を首から掛け、黒いパーカーにはドクロと羽がプリントしてあり、指には一つずつ指輪が嵌めている。 ズボンも黒いジーンズで靴は黒い安全靴だ。 「待ちな・・・あんたは同胞じゃない・・・ここから先を行く招待状は持ってないだろう?」 許は警戒して、背中のホルダーに隠した拳銃を使うか迷う。 しかし、黒い男は左腕を前へ伸ばし、鼻筋へ左手人差し指を合わせる、右肩をあげ右手をピーンと伸ばすという奇妙なポーズを取っている。 あまりに奇妙な動きに対応を躊躇してしまう。 許は中国人だ。 黒目黒髪で基本的に日本人とは見分けはつきにくい。 『だが一瞬で同胞では無いと見破られた。こいつはただ者ではない。王は通れたのか?あいつどうしたんだろう・・・』 「我が左手に刻印されし、暗黒の炎に抱かれて灰となるか。封印されし、左目に封印されし魔眼の魔力に魅入られるか・・・選ぶがいい・・・」 許は一目散に階段を掛け上がって逃げ出していった。 『奴は何を言った?魔力だと、そんな馬鹿な・・・ついに日本人も魔力を手にいれたというのか?』 現在までに転移してきた人間で、魔法が使えるようになった事例は1例しか確認できていない。 在日米軍のパイロットで、皇都空爆を行ったB-52の編隊長だった男だ。 現在は行方不明で暗黒神の大神官となっているらしい。 まずはこの場を退き、本部に連絡してこの男を観測する準備を整えねばならない。 「行ったか・・・何者だ?」 黒い服の男の後ろから二人の男が現れる。 斉藤とこの場の取り仕切っている後藤だ。 「いや、それより黒川さん何してるんですか?」 後藤が床に目をやると、黒ずくめの男が苦悶の表情で転がりまわっている。 「中学時代の多感な自分を再現して身悶えして転がってるだけだ。ほっといてやれ。」 「・・・まあ、それはいいとして・・・斉藤さんつけられましたね?当局の奴等でしょうか・・・」 「それはそこの彼に聞けばいいさ。」 二人が振り返ると数人の男達に拘束された王成明がパイプ椅子に座らされている。 「き、貴様らはいったい何者だ!!」 斉藤が苦笑いしながら答える。 「何者?おかしなことを聞くね。我々は君の同胞だよ。」 怯える王に後藤が扉を開けて部屋の中に招待する。 「ようこそ、我々の世界へ・・・」 数日後、行方不明だった王成明から郵送辞表が届けられた。 『僕は自分が行くべき世界を見つけました。』 と、書かれていたので新たな異世界転移かと物議を醸しだした。 大陸南部 ケンタウルス自治伯領 ケイトレン氏族トルイの町 ケンタウルス族は大陸において、大族長が自治伯爵として帝国に任命され、その武力を背景にそれぞれの氏族の縄張りを統合して自治伯領として存在していた。 大族長は世襲ではなく族長選挙によって選ばれる。 帝国が滅び王国にその統治機構が変わってもその盟約は存在したが、問題は王国がケンタウルス族を武力を背景に抑えることが出来なくなりつつあることになった。 このトルイの町のケンタウルス人口は五千人、人間は主に奴隷が千人ほど。 町は当然ケンタウルスに優しいバリアフリー完備だ。 族長の名前は町の名前そのままのトルイ。 後継者が跡を継げば町の名前は代わる。 その族長トルイは怒り心頭で客人を待っていた。 「遅い、エリクソンはまだか!?」 召し使いの人間の女達は投げ飛ばされる杯に怯えきっている。 トルイはケンタウルス族の中ではこれでも理知的な方だ。 人間の商人と組み獣の革や工作物に使える骨。 この地域の特産物である病気によくキノコやニンジンを各氏族から集め、商人に高値で売り付けて利益を得る。 周辺の鉱山で奴隷に採掘させている鉱物資源。 狩猟部族であるケンタウルスが町を築いていることからもその辣腕ぶりが伺えるだろう。 そして各氏族の族長には安値で卸した酒や奴隷女をあてがい機嫌を取ることにも長けている。 そんなトルイが怒っているのは館の庭に並べられていた町の若衆の遺体30体ばかりが原因である。 遺体のほとんどは体に穴を開けられ、原形を留めていない者も多い。 若衆の遺族代表は館の中に。 他の遺族も館を取り囲んで騒ぎ立てていた。 そこに商人エリクソンがやってくる。 場所が場所だけに馬車が使えない。 うっかり使ったらケンタウルス族の中には襲ってきたり、嫁に欲しいとか言い出すものがいる。 少し高価だが地龍に車を曳かせた龍車で館の門を潜り、トルイのもとに参上する。 ケンタウルス自治伯領との折衝や交易の独占権を持つ帝国貴族シルベール伯爵は商場(あきないば)を割り当てて、そこで交易を行う権利を商人に与えて運上金を得ていた。 エリクソンはその一人でこのトルイの町の交易の独占権を持つ商人だった。 「これはまた・・・派手にやられましたなあ・・・」 事前に聞いてはいたが、勇猛なケンタウルス族がここまで一方的にやられるとは思ってもいなかった。 「貴様のいう通りにキャラバンを襲ったらこの様だ。まさか貴様、我々を嵌めたのではないか?」 エリクソンは首を振って否定する。 確かに長年の商売敵のリュードに対する恨みからケンタウルス族を煽ったの間違いないが、失敗は望んでいない。 「冗談じゃない。あのへんはあんたらが詳しいというから、襲撃を一任したんじゃないか。日本の装甲列車が通る時に襲うとは思ってなかったしな。」 確かに若衆達が襲撃したのは予定より早い時間だった。 襲撃は夕暮れの予定だったが、昼日中に襲っている。 若い女の姿に興奮して暴走する若衆の姿がトルイにも目が浮かぶようだった。 「判った信じよう。」 トルイか手を挙げると、遺族達が退室していく。 エリクソンは安心してない。 トルイがこの程度でことを納める筈が無いからだ。 「貴様のことは信じるが、今回の件で族長会議での面目は丸潰れだ。次の大族長を選ぶ会議での不利になる。失った倍の日本人の首か、女を手に入れねばこの町での立場まで弱くなる。 貴様もそれでは不味かろう。」 「何をお考えで?」 「また列車を襲う。ただし今回は装甲列車じゃなくて襲いやすいのだ。一週間やるから考えろ。」 さても厄介なことになったとエリクソンは苦虫を潰していた。 大陸東部 新京特別区から海岸に沿って南に50キロ。 車両が通れるように舗装された道路の終点に大陸総督秋月春種が、秘書官の秋山や護衛のSPを引き連れて視察に訪れていた。 一行は先に完成していた市役所庁舎ビルの会議室に入る。 窓から見える光景はほとんど原野の土地でブルドーザやショベルカーが、整地作業を行っている。 会議室ではレーザーポインターでプロジェクターに映し出された画像や動画を解説する責任者の朝比奈順一部長の話を聞いている。 「市役所や駐屯地、港湾、電気、ガス、水道、通信、病院のインフラ設備も完成しております。 第一期の団地も現在は内装工事中。 病院、駅、学校に関しては、来年着工になります。」 「まあ、上出来だろう。 最初の住民は新京からの異動組に単身赴任で来てもらうから家族はいない。 インフラ設備の職員や自衛官、警察官、役所の職員。 2月いっぱいはそれで済むはずだ。」 秋月の言葉に全員が頷く。 新京特別区の住民は来年の1月をもって、人口が二百万人を越える。 大半が団地や寮住まいだが、こちらの大陸で財を成した者が一軒家を建築する光景も珍しくもなくなった。 中には新京を飛び出して大陸の他の町に住民に混じって生活の居を移した者もいる。 だが日本本土からの移民希望者は新京の住民の20倍はいる。 そこで新京の開発も一段落した頃から新都市開発を進めていたのだ。 官民合わせて異動組が2月から3月に生活を始める。 その後は家族を呼び寄せて、彼等の穴を新着の移民で埋めていく。 「民間からの工場やスーパーの建築、一軒家の購入の要望も殺到しています。 新京からの引越し組も考慮して、移民組第一期の居住は6月あたりになります。」 秋山は新京からの要望も合わせた話を語る。 移民の問題は現時点で問題はない。 秋月は次の問題を提起する。 「次の案件は・・・これは大事だな。 この市の名前は何にするか一般公募か・・・」 「名称、由来、構想・・・まあ、新市民に夢と希望を抱かせる誤魔化しですな。」 秋山は容赦がない。 秋月はスルーして話を進める。 「大々的に募集してくれ。 締め切りは今月中だ。」 「手配致します。 ところでこの新都市開発計画とは関係無いのですがもう一件よろしいでしょうか? 例のアンフォニーの代官が決まりました。」 秋月は総督府執務室に飾られたマーマン王のホルマリン漬けを思いだしてうんざりした声で話を続けるよう促す。 わざわざ代官の任命に総督府が関与することは少ない。 わざわざこの場で議題にあげるのは、代官当人に大きな問題を抱えているからだ。 「どうも日本人のようなんです。」 秋月秘書官も困惑したように説明をはじめた。 大陸中央部 旧皇室領現子爵領 マッキリー 第四分遣隊分屯地 マッキリー子爵は帝国解体時は、男爵に過ぎなかったが日本との和平に尽力して昇爵と加増を勝ち得た人物である。 その子爵領では金、銀、銅、石炭、ニッケル、ボーキサイトが採掘されて大陸総督府が管理している。 ニッケル、ボーキサイトについては現在は唯一の鉱脈であり、重要視されている。 その為に混成部隊である第四分遣隊は300名と各分遣隊の中でも最大規模であり、1機ではあるが唯一汎用ヘリコプターMi-8、ヒップが配備されている。 石炭が採掘出来ることから、新京と王都を繋ぐ東西線東部方面の中間地点としての賑わいも見せている。 「浅井治久二尉、入ります。」 入室して敬礼すると、分屯地司令の朝倉三等陸佐の答礼を受ける。 「浅井二尉、二年間のお勤めご苦労だった。君が補佐官だったおかげで任務は楽をさせてもらえた。昇進は来年になるが先に一つ派遣任務を司令部から命令された。」 浅井二尉は一等陸尉に昇進後、 来年創設される第七分遣隊90名の指揮官となる。 この分屯地には研修の一環として赴任していた。 「現在、建設中の第六分屯地のアンフォニーに新たな代官が任命され赴任する。新領地ということもあり、現在新京で留学中のハイライン侯爵令嬢も視察として同行することになり、このマッキリーを列車で通過する。貴官もこれに同行し一連の行動を視察せよ。また、これは第六分遣隊の進捗状況を貴官の参考にする為でもある。」 「はっ、浅井二尉命令謹んで拝命致します。また、この度のご配慮感謝致します。第四分屯地での毎日は大変勉強になりました。マディノの地でも精励していきたいと思います。」 二人は握手をかわし、朝倉は浅井に椅子に座るよう促す。 「しかし、代官の視察ですか。たぶん監視せよと総督府あたりからの指示なのは判りますが、問題のある人物なのですか?」 「詳細はこちらにも伝えられていない。総督府はよほど知られたくないらしいが、機密にも指定されていない。民間絡みじゃないのかな?とにかく明後日の1000時にマッキリー駅、王都行き『よさこい3号』で、令嬢を伴って乗車している。これに同行せよ。」 明後日 昨晩の送別会で散々に酒を飲まされた浅井二尉であったが、習慣から朝6時に起床して身なりを整え分屯地を後にすることにした。 分屯地の受付では、カラシニコフ小銃を持った歩哨や警衛、受付の隊員達から 「浅井二等陸対し・・・捧げ銃!!」 の敬礼を受けて、少し涙目になってしまった。 駅には一時間早く到着して汽車を待っていた。 汽車は定刻通りに停車する。 鉄道公安官にAK-74を初めとする護身用の武器をほとんど預け、自身はマカロフ PM拳銃と予備の弾装1個を携帯して列車に乗り込む。 座席は指定席だ。 令嬢と新任代官は同じ車両に乗るよう手配されているのだ。 青と黒を基調とした騎乗服に身を包み、ポニーに結んだブロンドドの髪を靡かせている美少女だった。 歳は十代半ば。 透けるような白い肌を持ち、ぴっちりとした軍服が彼女の均整の取れたスタイルを強調している。 「レディ・ヒルデガルドさんですね。お初に御目にかかります。自分は陸上自衛隊二等陸尉、浅井治久と申します。アンフォニーまで同行を命じられました。よろしくお願いします。」 貴族令嬢への敬称『レディ』と日本人風に『さん』付けしている完全に失敗な挨拶だが、浅井は気が付かずに握手を求める。 だがその手は若いリクルートスーツを着た男に握られる。 「お初に御目にかかります。この度、アンフォニー領の代官として着任することとなった斉藤光夫と申します。道中、短い間ですが宜しくお願いします。」 丁寧な挨拶だが目が笑ってない。 同時に周囲から敵意が一斉に向けられるのを感じた。 周辺の座席の若い男達が一斉にこちらを見てるのだ。 「ああ、お気になさらずに。彼等は代官所のスタッフと研修生です。」 「研修生?」 「お気になさらずに。」 強調されて困惑する浅井にヒルデガルドは、クスクスと笑っている。 「ヒルダでいいですわ。楽になさって下さい。」 「・・・、お言葉に甘えて・・・」 ようやく座席に座ることが出来た。 ギスギスした車両はたいへん居心地が悪かった。 ヒルダとの会話には支障はなかった。 大貴族ほど日本語を学んでいるし、ヒルダは新京に留学出来るくらい優秀なようだ。 日本人の方が大陸での言語を学ぶのに苦労している。 大陸の統治に旧帝国の貴族や役人を排除出来なかった一因でもある。 会話は進み、旅程について話が進むとヒルダが浅井の赴任地について訪ねてくる。 「浅井様が赴任するマディノというと、旧マディノ子爵領の?」 「はい、『横浜広域魔法爆撃』で改易となったマディノ子爵の領地だった場所です。」 「確か金、銀、銅の鉱山があったかしら?日本の鉱物資源の欠乏は切実のようね。」 「まあ、そんなところです。」 今度は浅井が斉藤達を睨み付けるが、斉藤は意にも介さない。 「姫様は新京の留学生ですからその辺りは授業で習いますよ。我々が教えるまでなくね。二尉殿は我々が大陸技術流出法に違反してないか心配のようですが、あの法律は木材を使った技術は規制してないし、農業に関しては奨励しているくらいですからご心配なく。」 確かに木材技術は日本としては眼中に無いし、食料生産の向上は望むところなのだ。 「単刀直入に言おう。大陸総督府は今回の代官就任に注目している。君たちが危険かそうじゃないかだ。だいたい君らは一体何者なのだ?」 斉藤は自信満々に答える。 たぶん、用意してあったような発言だった。 「ただの就活中の大学生ですよ。」 そのどや顔をおもいっきり殴りたかった。 睨み付ける浅井をヒルダが話掛けてきて会話が変えさせられる。 「浅井様、前々から疑問だったのだけど、日本は、鉱山を発見したり開発するの早すぎないかしら?どうやって見つけてるの?あと、やたらと金、銀、銅に片寄ってるのは何故なのかしら?」 答えていいものなのか浅井は迷ってしまっていた。 金、銀、銅、それに加えて鉄が多いのは最初から帝国や貴族たちが発掘したのを接収したからだ。 それ以外、石炭、亜鉛、鉛、ボーキサイト、ダイヤモンド、ニッケル、カリウム、リチウムに関しては、帝国が設立した学術都市での調査記録に基づいている。 他にも色々発見はしているのだが転移当時の鉱山労働者の数が少なかった日本には手がつけられなかったのだ。 現在は鉱山労働者を教育、経験を積ませて順次鉱山に割り振っているのが現状だ。 同時に冒険者を雇って、未開発鉱山からサンプルを持ち帰らせたりしている。 「私は自衛官なので専門外のことはわかりませんな。」 お茶を濁すことにした。 「自分も聞いていいですか?」 斉藤からの質問である。 身構えるが内容はたいした質問でじゃなかった。 「なんで分遣隊の隊員さん達は東側の装備なんですか?」 転移6年目 南樺太道 大泊郡深海村(旧サハリン州ダーチェ) 日本に返還された南樺太は食料増産を目論む日本政府によって、幾つもの開拓団が組織された。 中心となるのは転移前に廃業した農家や漁師達で、第三次産業に従事していた者達である。 もちろん一朝一夕に畑は出来ないし、漁船だって足りてるわけじゃない。 それでも南樺太に駐屯する陸上自衛隊第2師団の隊員達が手伝いに来ることもあって、ようやく東京への出荷が出来る規模の生産が可能となっていた。 そんなある日、人口四千人ほどの豊原市に隣接する深海村に三千人ほどの第二師団の隊員が展開していた。 動員されているのは豊原の第2普通科連隊、第2後方支援連隊。 住民達は普段は地引き網や開墾を手伝ってくれる隊員達が怖い顔をしてある倉庫のような建物を包囲しているのに驚愕していた。 隊員の中には村の娘と恋人関係或いは結婚した者も多いが誰もが家族にも理由を明かさない。 不安がる住民を代表して、村長と駐在が村の代表数人を引き連れ自衛隊の仮設司令部を訪れていた。 「お騒がせして申し訳ない。」 開口一番、第二師団団長穴山友信三等陸将が頭を下げてくる。 三等陸将は自衛隊の大幅な増員を受けて、予てより計画されていた将・将補の2階級制度を4階級制度にした為に出来た階級だ。 だが呼びにくいので部下達すらいまだに陸将としか呼称してくれない。 「穴山団長、我々としても朝っぱら自衛隊さんが大挙して押し掛けてきた困惑している。村の中じゃ、ここにもモンスターが出たのかと怖がっている者も多い。機密とかに縛られてるあんたらの事情も理解は出来るが、村の者を安心させる発表を欲している。そこらを説明してくれないだろうか?」 村長は元は大阪の住民だ。 樺太開拓は様々な地方から集まった住民がいるため、極力標準語で喋っている。 北海道ではいまだに存在する『隣の町の人間が何を喋ってるか判らない』問題を南樺太にまで持ち込まない為だ。 故郷への郷愁を断ち切る為でもある。 「そうですな・・・、皆さんはニコラス・ケイジが昔主演した武器商人の映画を観たことがありますか?」 唐突に始まる映画鑑賞会。 ソ連崩壊によりウクライナで将軍の叔父を訪れた主人公は、叔父が管理する基地で膨大に保管されている兵器を売却して富を築いていく。 「この保管基地がですね。実はこの村にもあったんです。」 名称は第230保管基地。 2008年、ドミートリー・メドヴェージェフ大統領が承認した「ロシア連邦軍の将来の姿」に従い、ロシアの各師団は一度全て旅団に改編された。 さらにもう一歩進めて、第230保管基地は平時には基幹部隊と装備のみ維持し、戦時に完全編成の第88独立自動車化狙撃旅団として展開する予備旅団の基地となった。 そして日本転移に巻き込まれ、日本政府の支援の代償に千島列島と南樺太を返還すると、各地に点在していたロシア軍北サハリンに集まり統合された。 「ところがですな問題はもう1つありまして、樺太にも千島にもロシア製、いや東側の武器弾薬を造る工場なんてこの世界にはどこにも無いわけです。さらに新設の部隊を創設出来るほど、ロシア人人口に余裕があるわけでもない。ならばいっそ我々に造らせてしまえと。この保管基地はそのサンプルとして譲渡されたわけです。これには同系統の装備をしている新香港の意向でもあるわけですな。まあ、我々も武器弾薬の消耗は悩みの種でしたからな。」 安全が確認され、保管基地の地下倉庫の扉が開けられる。 そこには無数のロシア製兵器がところ狭しと鎮座している。 その規模には同行した村長や駐在はともかく穴山団長や隊員達も驚いている。 「とても旅団用の数じゃないな。」 自分達第二師団はずっとこんな連中と対時していたのだと冷や汗が流れた。 転移から九年目 大陸中央部 東西線『よさこい3号』 「その後、山口の第17普通科連隊にロシア製兵器の転換訓練が行われた。大陸派遣を命令させて6っの分遣隊が同連隊から組織されて今に至るわけだ。」 あれだけ敵意を向けていた斉藤やスタッフ達が、浅井の話を聞き入っていた。 久し振りの本国の話も聞けたからというのもあるだろう。 次はこちらが彼等に聞く番と考えていると、全員の携帯から一斉に着信音が鳴り響く。 浅井や斉藤達だけでなく、車両に乗り合わせた日本人乗客からもだ。 「安否メールか。」 浅井が携帯から確認したのは、新京から出た日本人に配布された総督府からの安否確認を行うサイトに繋がるメールだ。 災害やテロが発生した時に一斉に送信される。 もとは警備会社が顧客サービスに使用していたシステムだ。 そして、内容も書き込まれている。 「テロ警戒か・・・君らは護身用の武器を持ってきたか?」 大陸中央部 旧皇室領現子爵領 マッキリー 町の片隅で一頭のケンタウルスが弓を構えていた。 傍らには商人エリクソンから派遣された男が目標を指差して頷いている。 「あいつを殺ったら俺は一族に復帰できるとトルイの叔父貴は行ってたんだな?」 ケンタウルスはトルイの甥でセルロイ。 素行の悪さから一族を追放され、マッキリーの鉱山で荷車を運ぶ日雇い人夫をして過ごしていたが、ようやくチャンスが巡ってきた。 セルロイは一撃離脱の騎射の名手である。 ビルの路地から飛び出し、一騎駆けで目標の陸上自衛隊第四分遣隊隊長朝倉三等陸佐が軽機動車の後部座席に乗り込もうとするところを騎射する。 「往生せいや!!」 肩を射抜かれた朝倉三佐の部下達が離脱しようとするセルロイを銃撃で蜂の巣に変える。 「隊長!?」 「大丈夫だ。肩に刺さったがこれくらいなら・・・」 だが朝倉三佐は青い顔をして口から泡を吹いて倒れる。 「これは・・・毒か!?救急車だ、救急車を呼べ!!」 慌てる隊員達を尻目に見届け役の男は人ゴミの雑踏に紛れ込んで消えた。 大陸中央部 旧天領トーヴェ 第5分遣隊分屯地 第5分遣隊は各分屯地の中でも最小で僅かに50名しかいない。 分屯地も小規模であるがT-72戦車、2К22ツングースカ自走式対空砲、2S19ムスタ-S 152mm自走榴弾砲などが1つずつ格納庫に鎮座している。 専門の隊員も足りないので普通科から人数を借りて教育して運用したりしている。 現在、この分屯地には10名の隊員しかいない。 鉱山、居住区の警備、市街地の巡回、訓練中などで4個分隊が留守にしているのだ。 「先生、よろしくお願いします。」 「オウ、マカセロ」 分屯地の営門で警衛任務にあたっていた加藤二等陸士は信じられない者が街中からこちらに歩いてくるのを目撃する。 身長210センチほど、角の生えた兜からはタテガミを靡かせている。 肩鎧には一角馬の頭部を模した金属で造形されている。 鎧は蹄を模したデザインで全身鎧だ。 ベルトも蹄の形の紋章のバックルとなっている。 腰鎧も装着して、分厚い金属の盾と巨大なバスターソード。 それなりに強そうな騎士に見える。 問題は顔が馬だったことだ。 「獣人?」 疑問を口にしたところで、巨大な剣で脇から凪ぎ払われた。 馬の騎士は剣を見て不思議そうな顔をしている。 剣で斬り裂くつもりがケプラー繊維の防弾・防刃ベストがそれを防いだのだ。 馬の騎士は大して力は込めていなかったのだが、衝撃で五メートルは飛ばされた加藤はあばら骨が折れて気を失っている。 防刃ベストも穴だらけでもはや使い物にならない。 飛ばされていく加藤を警衛所から目撃した宮崎陸士長は即座に分屯地に鳴り響く警報のボタンを押す。 これで現在分屯地にいない部隊にも連絡がいく。 同時に受付業務にあたっていた前川一等陸曹が机の引き出しから、拳銃を取り出して受付ブースから発砲する。 馬の騎士よろめきこそしたが、盾や鎧に拳銃弾の穴を開けただけだ。 宮崎陸士長も壁に立て掛けているAK-74を窓口から発砲する。 「馬鹿な効いてない?」 今は亡き帝国の重装甲騎士団のプレートメイルすら穴だらけに出来る拳銃で相手にダメージを与えられていない。 だが警報を聞いて隊舎から出てきた隊員が撃ったAK-74も加わると、衝撃で仰け反っていたが盾を構えられると途端に防がれてしまう。 そして、その太い足からの瞬発力で銃口を定めさせない。 さらに三人の隊員が建物から出て来る。 一人が銃撃しながら牽制し、二人が加藤を担架に積んで建物に引き返しながら後退する。 警衛所から出てきた前川一等陸曹は今更ながら相手を誰何する。 「貴様、何者だ!!何が目的だ!!」 「ダダノルロウノダバデアル。ベツニオヌシラニウラミハナイガ、イッショクヒトバンノオンギ二アズカリオヌシラノクビヲショモウスル。」 人間の言葉に慣れて無いのだろう。 聞き取りずらいがなんとなく意味は理解できた。 問題は相手の目的だ。 現在、戦えるのは残っているのは普通科の5名。 残りは通信科1名、医官2名、飛行科1名、負傷者1名。 重火器のほとんどが持ち出されて分屯地には残っていない。 だが簡単に首を獲らせるわけにはいかない。 新たに駆けつけた二人も警衛所の反対側から銃撃を浴びせる。 隊舎の1人も玄関から発砲して、3方向から防御を崩そうと攻め立てる。 だが自衛隊側の誤算は彼らの考える鎧甲冑はあくまで人間の騎士のものを想定していたことだ。 馬の騎士の鎧兜盾一式の重量は、人間の騎士の物の四倍の重量があり、その分装甲も分厚くなっている。 それらを着こなしてなお軽いフットワークでこちらに接近してくる。 遮蔽物も利用してきてこちらとの戦い方も理解している。 そして獣人特有の痛覚の鈍さが 多少のダメージを無視した戦いを繰り広げてくる。 銃撃を避けながら、隊舎の普通科隊員が壁に追い詰められていく。 隊員の持っていたAK-74が剣で破壊される。 「マズヒトリメ。」 「舐めるな。」 普通科隊員の首が斬り落とされる。 だが斬り落とされる寸前、防弾・防刃ベストのアタッチメントに装着していた手榴弾のピンを引き抜いていた。 「サテツギハ・・・グホッ!?」 手榴弾の爆発に巻き込まれて、馬の騎士は爆風で転がってくる。 前川も宮崎もマカロフ PMの銃弾を浴びせまくる。 だが数発命中しただけで飛び退かれて 「ハッハハサスガニイマノハシヌカトオモッタゾ。ケッコウイタカッタナ。」 血塗れの馬の騎士が起き上がってくる。 鎧がかなり破壊されたのを見て剣を鞘に納める。 「マアヒトリハヤッタシギリハハタシタ。」 天に向かって嘶くと、営門のゲートを潜って巨大な白馬が現れる。 この白馬も馬用の鎧が着せられている。 その白馬に颯爽と馬の騎士が乗り込む。 宮崎は後ろから銃弾を撃ち込もうとしたが、前川に止められる。 このまま戦えば死人が増えるだけである。 「アアマダナノッテナカッタナ。ワガナハアウグストス。ソシテワガアイサイセレーヌデアル。ソレデハサラバダイカイノヘイシタチ。!!」 去っていく白馬の馬の騎士に隊員達は戦う気力も無くして立ち尽くして見送るしかなかった。 「な、なんだっだんだアイツは・・・」 大陸中央部 東西線沿線 70騎のケンタウルスが線路に石や斬り倒した木を積んでバリケードを築いている。 エリクソンの金の力と日本への反発を利用して、各領地の貴族達にケンタウルスの通過を黙認させた。 そして、『よさこい3号』は間もなくここを通過して停車を余儀無くされる。 トルイはここに一族の戦士全てをここに集めた。 「男は首を斬れ、女は全部連れ帰る。マッキリーとトーヴェの日本軍は動けん。この機を逃すな!!」 『『『おおぉぉ!!!』』』 機関車の汽笛の音が聞こえる。 バリケードに気がついてブレーキを架けている。 「車両の両側から矢を射る。 連中はまだ何が起きてるか知らないはずだ。 女は殺すなよ、突撃!!」 半数に別れたケンタウルスは弓に矢をつがえながら駆け出した。 『よさこい3号』車内 浅井は斉藤達が持ち込んだ物を並べて呆れ返っていた。 鉄道公安官の二人もこれが何のか理解できなかったらしい。 「てっきりおもちゃかと・・・」 女性公安官の建川は困惑している。 実際の物を見て浅井が思ったのは模型か夏休みの自由研究である。 「間違いなく使えるんだな?」 「使い捨てだがね。まあ、4発が限界だが。」 斉藤は自信満々だ。 サークルのメンバーが組み立ている。 手順の確認を取っていると、前方車両から公安主任の久田がやってくる。 「来ましたよ、ケンタウルスがいっぱい。マッキリーとトーヴェのテロと同様です。」 「安否メール通りだな。」 列車の乗員、乗客達はすでにテロの情報は伝わっていた。 各々が身を守る準備を始めている。 ヒルダが護身用のレイピアを抜いて宣言する。 「こちらも歓迎の準備は整いましてよ。」 「よし、戦える奴等を配置に付けろ。」 王都ソフィア 第17普通科連隊戦闘団司令部 王都にて各分遣隊を派遣する基幹部隊である。 すでに半数もの隊員を分遣隊に派遣したが、戦力の半分は集中してこのソフィアに駐屯して、近隣の盗賊や帝国残党、モンスター退治を一手に引き受けている部隊でもある。 その司令部に次々と訃報が届けられる。 所用で留守にしていた連隊長碓井一等陸佐は幕僚達からの報告の数々にこめかみに青筋を立てている。 「マッキリーで朝倉三佐が殉職されたとの報告がありました。」 「トーヴェで大林陸曹長の戦死に続き、加藤二等陸士が内臓破裂で死亡したとの報告がありました。」 机の上に被害などの報告書が山と積まれている。 「どこもかしこも馬、馬か・・・鉄砲玉に出入り、列車強盗とは恐れ入る。最近、馬にケンカ売られるような事態はあったか?」 「南部で装甲列車がケンタウルスの略奪集団を攻撃した事例が二週間ほど前にありました。その報復ではないかと思います。」 「その件は総督府が役人送って、シルベール伯爵と交渉中だろ?交渉中に手を出して来やがったのか?あと鉄道公安本部から要請の件はどうなった。」 「マッキリーの連中が朝倉三佐の敵討ちだと、Mi-8に普通科1個小隊が乗り込み現地に向かっています。」 自分の留守中でも対応していた幕僚達に満足する。 「だかこの出入りの馬頭はなんだ?こんなのが今までノーマークだったのか?」 「その件に付きましては、王国外務省が総督府に取り次いで欲しいとの連絡がありました。あちらが何やら情報を持っているようです。」 大陸東部 東西線沿線 東西線、『よさこい3号』先頭車両は当然機関車である。 運転台には機関士と助手が交代要員も含めて四名が乗り込んでいた。 昔は三名で運用していたが失業者対策と労災の問題がそれを許さなかった。 機関士大沢は最初にバリケードを発見すると列車にブレーキを掛けて停車し、助手を車掌に知らせに行かせた。 「まずいな司令車から銃を持って来い。」 二両目の炭水車の梯子を登って、三両目の司令車に向かう。 司令車には列車乗務員の待機室や通信室、食料や水の保管庫、武器庫、発電機が置かれている。 話を聞いた車掌の岡島は 「鉄道公安本部に電話だ。」 もう1人の車掌平田が受話器を手に取る。 「こちら『よさこい3号』、大規模な襲撃を受ける可能性有り、線路上に石を積まれ進路を防がれた、救援を求む。襲撃者はケンタウルスが数十頭・・・頭だよな?数十人か・・・数十匹かな?」 「どっちだっていいさ。」 平田は武器庫から猟銃を取り出している。 何れも散弾銃でシトリ525だ。 「四丁を機関車に2丁は我々が使う。森山くん達の2丁と後尾車両の建川さん、久田さんの分。」 銃を渡された車内販売員の女性、森山と川田にも銃が渡される。 「あの・・・やはり私達も?」 「訓練は受けてるだろ?お客様と自分の身の安全は守るんだ。」 国鉄職員としての公務員の義務でもある。 機関車の運転台では機関助手達が炭水車の中や運転台の壁に身を潜めて手渡された銃に弾込めをしている。 「おやっさん・・・」 「情けない声を出すな。一時間もしないうちに鉄道公安本部や自衛隊から援軍が来る。それまで持ちこたえればいいだけだ。開通当初は山賊だの帝国残党だのゴブリンだのが襲ってきて蹴散らしてやったもんだ。」 大沢の言葉に機関助手達が勇気付けられる。 「おやっさん来ました!!左右に別れて、弓をこちらに向けてる!!」 「奴等は密集している。狙いなんぞいらんから、通過する音が聞こえたら銃口だけ隙間から出して、とにかく外にぶっぱなせ!!体を壁から出すなよ?」 大量の蹄の音が接近を告げている。 左右に2丁ずつ散弾銃。 ケンタウルスの集団が最初の一頭が炭水車に到達すると一斉に発砲された。 至近距離から互いに効果範囲がカバーしあうように放たれたため、ケンタウルス四頭が転倒、3頭が死亡し、1頭が後続のケンタウルス達に踏まれ死亡した。 攻撃されたことを悟ったケンタウルス達は一斉に上半身を後ろに捻り、前進しながら騎射を敢行してくる。 「おやっさあ~ん!?」 「馬鹿、頭あげんじゃねえ。」 立ち上がろうとした助手の服をつかみ引きずり倒す。 トルイは倒された戦士達が起き上がらないことを憂慮を覚える。 だがまずは前進を優先させた。 「四騎ずつ残して前進だ!!」 司令車両では平田と岡島が銃眼から銃を射っていた。 司令車両はモンスターや武装勢力の襲撃に備えて窓はなく、壁は鉄板を貼り付けてある。 外の状況は外部カメラで確認できる。 狙いは外部カメラから確かめたので、機関車で不意打ちを受けたトルイ達は少し距離を取っていたが、右側で3頭、左側で2頭が撃ち殺される。 「あの穴に向けて一斉射!!」 ケンタウルスは何れも弓の名人である。 鉄張りしてある司令車両とはいえ、一ヶ所に20本もの矢がほぼ同時にに命中すれば、2、3本は壁に刺さって車掌達を驚かす。 平田は驚いて銃から手を離して後ろに転がっている。 「だ、大丈夫か。」 「ああ、当たってはいない・・・すまない。」 だがケンタウルス達の武器は弓矢だけではない。 「やれ。」 左右から3頭ずつが紐に球形の物体をくくりつけて投擲してくる。 車両に当たると同時に爆発する。 「爆弾!?」 「馬鹿な、そんな物が使えるのか?」 たが司令車両には穴は空いてない。 外側に幾つか燃えてる部分はあるが極僅かな損害だ。 だが銃眼や矢で開けられた穴から幾つかの物体が侵入し、壁や床を破壊した。 迂闊に壁際に近付けなくなった。 「外部カメラも破壊されたか・・・」 傷ついた穴にはケンタウルス達の馬力とスピードで威力を増した破城槌が両側から叩きつけら穴が拡大されていく。 最後尾車両 望遠鏡で前方車両の戦闘を覗き見てた斉藤は眉を潜める。 「まずいですな。」 「そうですの?」 望遠鏡をヒルダに渡すとサークルのメンバーを集める。 「諸君、あれはてつはうだ。」 「てつはう?」 ヒルダも混じって聞いてくる。 「「てつはう」は鉄や陶器の容器に火薬を詰め込み、導火線で火をつけて相手に投げつける擲弾です。巨大な爆裂音をたてて爆発するので、人馬がその音に驚いたと記録されていますがそれほどの破壊力はありません。」 「何が不味いの?」 「ネタが被りました。」 斉藤とヒルダのまわりでもサークルのメンバーが座席を車両から取り外して即席の砲座を作っていた。 座席を2つ重ね合わせて紐で縛る。 問題は砲身だ。 だがそこに和紙を塗り作り上げた紙の筒を重ねた座席の真ん中にセットする。 すでに内部に火薬と導火線は仕込んでいる。 「ネタは被ってるからもう一工夫。やれ!!」 「座席、後で弁償が必要かしら?」 左右に2門ずつ。 座席の砲台は、紙砲の発射の衝撃を可能な限り固定して狙いをぶれさせないためだ。 紙砲の中に装填された日本版てつはうが四発発射される。 てつはうはこちらに向かってくるケンタウルスの集団内部の足元にそれぞれ着弾する。 「鎌倉武士なら馬がケガした程度かも知れないが、連中は人馬一体。さて、どれほど効果があるか・・・」 斉藤が望遠鏡で確認すると、負傷して倒れたケンタウルスが八頭。 反対側も六頭が負傷して倒れている。 「死んでないみたいね。」 「動けなくなれば上等です。」 だが爆煙の中から10頭ずつのケンタウルスがそれぞれから飛び出してくる。 機関車や司令室への攻撃していたケンタウルスは留まっている。 「怒らせたみたいですから客車に立て籠りますよ。」 「紙砲はいいの?」 「どうせ試作品で一発しか撃てません。さっさと逃げますよ!!」 紙砲を補強していた座席はボロボロになっている。 紙砲がどうなったかは見るまでも無いだろう。 大急ぎで斉藤やヒルダ、サークルのメンバーは客車に乗り込んでくる。 「予定通りこっちに引き付けたから、浅井様は辿り着けたかしら?」 四号車 浅井二尉は車両内部を姿勢を低くして移動し、司令車まで後一両のところまで来ていた。 持っている武器はマカロフ拳銃一丁と途中で取り外した座席。 四号車の屋根に連結部からよじ登る。 司令車は先程から爆発にさらされていたが意外に破損は少ない。 だが破城槌やてつはうが交互に叩きつけられて、穴が空くのは時間の問題だろう。 屋根の上から先ず右側のケンタウルスを始末することに決めた。 ケンタウルスの腰に紐で括りつけられたてつはうに、9mmマカロフ弾を三発命中させてあたり爆発させる。 そのまま破城槌を持っていた四頭に銃口を向けて発砲する。 重量物を持っていたケンタウルス達は回避行動も取れずに3頭を射殺、1頭が地面に倒れ伏す。 予備のマガジンに交換して、てつはうを持っていた2頭も始末した。 「残り6発・・・」 浅井の存在に気がついた左側のケンタウルス達が矢やてつはうを放ってくるが、屋根まで持ち込んだ座席を盾に移動し、司令車両の屋根に飛び付く。 だが幾つかのてつはうに仕込まれていた土器の破片が、座席の隙間から背中や足に当たる。 「痛・・・」 幸い刺さりはしなかったようだ。 叫びたいのを我慢して、手近にいた破城槌を持ったケンタウルス2頭に残りの弾丸を全部叩き込んで射殺する。 半分は八つ当たりだ。 槍に持ち変えたケンタウルスが屋根の上で転がる浅井を狙うが、屋根の扉を開いた平田が散弾銃で槍持ちを射殺し、岡島が浅井を車内に引き摺って中に入れる。 「状況は?」 ようやく一息付けるが休む暇はない。 「機関車両に8頭にこちらは四頭、最後尾車両に25頭までは確認できてます。」 司令車両には各車両からの内線から報告が来ている。 「こちらは悪い知らせだ。拳銃の弾がもう無い。」 岡島と平田は顔を見合せて苦笑する。 「ご安心をこちらも弾切れです。でも預かってたものがありましたよね?」 「ああ、そいつを取り来た。」 機関車両 「おやっさん弾切れです」 「俺も・・・」 「自分もです・・・」 機関助手達は猟銃を置いて、スコップを持つ。 「馬鹿野郎、撃ちすぎだ。」 だが大沢ももう二発しか持ち合わせていない。 まだ、この機関車両を攻撃してくるケンタウルスは7頭もいる。 だが司令車両の屋根から再び飛び出した浅井の手には、出発前に鉄道公安官に渡して預けていたAK-74が握られていた。 司令車から炭水車に移り、一頭ずつ撃ち殺していく。 「大丈夫ですか?」 「若ぇのを一人、死なせちまったよ・・・」 大沢が矢が数本刺さった機関助手の一人を床に寝かせて、他の二人は泣きはらした目をしている。 「おまえさん自衛隊だな、援軍かい?」 「自衛隊だが乗客です。」 「そうか、まだ続くんだな。」 車掌の二人もこちらに合流してくる。 「お前ら全員、シャベルとツルハシを持て!!」 「おやっさん、さすがにそれは無茶だ!!」 平田が大沢を止めにはいる。 銃弾が残っているのは浅井だけだ。 ケンタウルスにシャベルやツルハシで勝てるとは思えなかった。 「勘違いするな、俺達の相手はあれだ!!」 大沢が指を指した方向は線路の先、石や木が積まれたバリケードがそこにあった。 「機関車さえ動けば馬なんざ引き離せる。援軍の到着なんか待ってられねぇ!!」 途端にシャベルを持って駆け出し、助手達もそれに続く。 「浅井さん、我々も行きます。乗客を前の車両に誘導して下さい。」 「わかりました。なるべく連中から見えないバリケードの向こう側から崩してください。ああ、そうだ。救援の連絡から何分たちました?」 「25分。」 車掌達と浅井も反対方向に走り出す。 ケンタウルス達は途中の車両のドアや窓を一つ一つ破壊していたが中には侵入出来ないでいた。 「狭ぇ・・・」 外部の扉を破壊して内部に入ろうとしたが、下半身の馬の巨体では壁に体を擦りながら進むことになる。 天井も低く、弓を縦にも横にも構えられない。 客室に通じる内部扉はさらに小さく、大柄なケンタウルスでは嵌まって動けなくなる者が続出した。 窓ガラスも強化ガラスで、頑丈でどうにか割っても破片で手を切る者がやはり続出した。 全ての車両がブラインドを締めていた為にどの車両に乗客がいるのかを確かめる必要があったのだ。最後尾車両に一度は到達したが、もう一度分散して探索に当たっている。 「くそ、ラチが明かないな。」 族長トルイは予想以上の被害と時間のかかりように苛立ちを見せていた。 「族長!!一番後ろの扉からなら直接中に入れるし、破城槌が使えるぞ。」 「でかした!!さっさと破壊して、矢を叩き込め!!」 乗客達は最後尾にある10号車両を放棄して、九号車両に移動していた。 ケンタウルス達に見付からないように身を屈めてである。 10号車両の後尾連結部入り口は外部に剥き出しになっていたので破城槌で破壊された。 ケンタウルス達は麻痺毒を塗った矢を入り口から放つ。 応戦が無いのを確認すると、客室に侵入に成功する。 だがボックスシート、4人掛けの向かい合わせ式の座席の通路はやはりケンタウルス達には狭かった。 それでも一頭ずつ中に入り、通路を進むが、反対側のドアが開いた瞬間、鉄道公安官の建川と久田が猟銃で撃ってきた。 逃げ場の無い先頭のケンタウルスは体に穴を開けて絶命し、後続のケンタウルスの進路を塞ぐ。 逃げようとしたケンタウルスは座席に阻まれて方向転換が出来ない。 「だめだ族長、狭すぎて狙い撃ちされてる。こっちは不利だ。」 「ふん、ならばこの車両には乗客はいないのだな。応戦してる連中を引き付けておけ。」 「如何なさるので?」 「まどろっこしいことは止めだ。壁を直接ぶっ壊す。まずはてつはうを1個ずつ車両に放り込んで連中の位置を確認しろ。その車両にロープを窓枠にくくりつけて引っ張る。端を破城槌をぶつけて剥がしやすくしろ。」 大陸南部 シルベール伯爵領 迎賓館 シルベール伯爵家は長年の間、ケンタウルス自治伯領と帝国の仲介役としての役割を担ってきた。 帝国が滅びた後も、王国と日本国大陸総督府の代理人として彼等との仲介を任せられている。 その為に領内に迎賓館を設け、日本の大陸総督府の外務局長杉村をはじめとする代表団とケンタウルスの長老会議代表団との会談の場を設けていた。 「日本国が我が種族の若衆30名を一方的に虐殺したのは甚だ遺憾です。謝罪と賠償を要求したい。」 「ケンタウルス若衆は日本国管理地域である鉄道線路沿線で略奪行為を働いていた。これは明らかに犯罪である。当方は犯罪行為に対し、実力を行使したに過ぎない。要求を拒否する!!」 「帝国並びにそれを継承した王国では、ケンタウルス自治伯領内での人族に対する治外法権が認められている。線路はともかく事件の起きた地域の沿線の街道は自治伯領の境界線に接している。そして、確実に十数頭は自治伯領内で殺害されている。これは法に反する行為ではないかね?」 南北線沿線の『ケンタウルス若衆によるキャラバン襲撃並びに装甲列車による撃滅』事件は、地域の名前を取って、ジェノア事件と呼称されることとなった。 当初は脳筋のケンタウルスなど力を背景にすれば容易く主導権を握れると思っていた。 総督府外務局は法を背景に弁護士の如く抵抗してくるケンタウルス長老会議代表団に意外な苦戦を味わうことになる。 なぜこんな会談が行われているのか? 傭兵やケンタウルスに多数の死者が出ていることからうやむやにするのは良くないと王国側から責任の所在を求める要請があったからだ。 総督府側は拒否もできたのたが、会談を受けたのはケンタウルス族に対する自治に対する介入が出来る機会と侮っていたことが大きい。 休憩を挟むこととなり、外務局員達は用意された迎賓館の部屋で予想外の苦戦に憤る。 「なんなんだあいつらは?我々が想定していたイメージとはだいぶ違うぞ。」 「ケンタウルス族は粗野で野蛮、そう考えてましたな?だが考えてもみて下さい。彼等は帝国から自治権を勝ち取った種族ですぞ。武力だけなら帝国は彼等の自治権など認めなかったでしょう。」 シルベール伯爵は仲介を担うが別に中立というわけではない。 伯爵の領地は年貢の他にケンタウルスと商人による交易に対する権利を認める運上金によって莫大な利益を上げて成り立っている。 「主な商品は傭兵、狩猟により得られる肉や毛皮、自治領特有の果実といった物です。 他にも医薬品や音楽を初めとする美術品、工芸品。 つまり野蛮な風俗とは別の文化的な側面があります。」 官僚達はシルベール伯爵の話に聞き入っている。 「ケンタウルスは性欲の強い種族ですが、腹上死は彼等の死因の上位にあたります。」 全員複雑な顔となった。 女性の官僚もこの場にいるのだから勘弁して欲しい話題である。 「ですが老齢に達すると性欲が霧散し、突然美術や医術、哲学に魔術、政治といったこと学問的なことに対する欲求が起こり極めようとします。長老と呼ばれる彼等がそうです。彼等は大族長や族長の諮問を担当する賢者達であり相談役なのです。」 「先にそれを話して欲しかった。」 「勘違いなされては困りますが、私は別に貴殿等の味方というわけでわないのですよ?寧ろ貴殿等が私の権益を犯さないか憂慮している。」 シルベール伯爵は自分の知識や経験が交渉には不可欠だと、自分達に売り込んでいるのだと杉村は悟る。 外務局員達は深刻な顔で対策を考えている。 その中若手の局員が思い詰めたように呟く。 「性欲が抜けて賢者に?・・・賢者モードか・・・」 杉村はその若手に書類を叩きつけた。 「つまらんことを言うな。」 「賢者モードとは何ですか?」 シルベール伯爵も真面目な顔で聞いてくる。 だが総督府と連絡を取っていた局員がパソコンを通じてプリントアウトしてきた書類を杉村に見せると彼の顔は豹変し、まわりの局員達も書類を見せられ雰囲気が変わっていく。 シルベール伯爵も場の空気が変わったことを悟る。 まるで示しあわせたかのように沈黙する外務局員達を不気味に思いつつ会議が再開される。 「話の続きの前に現在起こっている事態を説明しましょう。まず我々は今回の会談を打ち切る準備があります。」 突然の総督府外務局の豹変ぶりに長老達も緊張を新たにしていた。 大陸東部 東西線『よさこい3号』 機関車から少し離れた場所、ケンタウルス達が築いたバリケードを、機関士大沢達が必死に突き崩していた。 「壁の外側は最後だ。連中に気がついたら台無しだからな。」 「おやっさん、外側だけなら機関車で強引に突破できないかな?」 車掌の平田の提案に大沢は考え込む。 だがシャベルを持つ手は休めていない。 列車を傷付けない為と前方が確認出来ないから今回は停車させた。 しかし、バリケードをある程度排除し、状況が確認出来た今なら出来ると言える。 「やれるな・・・よし、お前らは機関車を動かす為に戻れ。俺らはもう少しバリケードを薄くする。準備が出来たら俺らも戻る。」 機関助手達を機関車に戻らせ、車掌達とバリケードの撤去作業を続ける。 九号車両の壁が破壊され、鉄道公安官の二人と浅井は八号車両に移動したが、ここの壁も破壊され始めた。 浅井のAKも久田と建川の猟銃もすでに弾はない。 「さて、白兵戦か。二人は下がっててくれ。」 「いえ、もう少しお付き合いしますよ。」 浅井はナイフを鉄道公安官二人は鉈を構える。 刃渡りはどう見ても浅井のナイフよりでかい。 「なんでそんな物が列車にあるんだ?ナイフと交換してくれ。」 「倒木が線路にあった時の為です。後は・・・刺又が二本有ります。」 そこにヒルダと斉藤達もやってくる。 「連中の弓矢を三セットばかり奪いました。扱ったことのあるのが姫様だけなので・・・」 「あら、私も使えるわよ。」 乗客の中から恰幅のよい主婦が名乗りを上げる。 「多少、ブランクがあるけどJK時代は弓道部だったから。和弓だから勝手が違うかもだけど、心得がない人よりはマシでしょ?」 JKと言われて浅井、斉藤、久田が顔を見合わせるがヒルダが弓を主婦の市原に渡す。 狭い通路で使うのだから期待は出来る。 「てつはうもまだ2個あります。直接、投擲する必要がありますが。」 色々とツッコミたいところがあったが、てつはうは土器で出来ているし火薬自体はすでに大陸でも流通しているので大陸技術流出法には違反していない。 「乗客の中に七人ばかり冒険者をしている日本人もいます。今は貨物車から彼等の武器を持ち出させています。日本刀や薙刀とか持ってきてましたね。」 転移から九年、大陸進出してくると六年も経過すると色んな日本人が出てくる。 「前方車両のドアを守らせてくれ。乗客の移動は勘づかれないように頼む。」 「浅井さん壁が破られた!!連中が入ってくる。」 「八号車両客室を放棄!!鍵を掛けて、七号車両で抵抗線を作るぞ。」 通路ならケンタウルスも自由に動けずこちらが有利だ。 腕時計で時間を確認する。 「通報から45分・・・」 族長トルイは些か焦っていた。 連れてきた兵は自分も含めて70騎ばかり、既に戦死が18騎、負傷して戦えないのが16騎。 戦でもないのに半数がやられたことになる。 「大損害だ。割には合わん・・・」 「族長、もう退くべきではないか?今なら近くの村でも襲って首をとって日本人ということにしておけば面目は立つ。」 顔は焼いとけば問題はない。 女はその場限りになるが、事が済めば口を封じればいい。 日本人どもにも一矢を報いた。 「よし、退くか。角笛を」 言い掛けたところで先頭の機関車が煙突から煙を吹き出し、下方からは水蒸気を噴出させ始めた。 バリケードからは数人の人間が機関車に駆け出している。 事態が理解できないトルイだが、列車がゆっくりとだが動き出すと失敗を悟る。 「連中逃げ出す気だ。いかん、早く角笛を吹け!!」 このままでは兵達が列車に追撃したまま付いて行ってしまう。 だが撤収の角笛は警笛にかき消される。 25騎ものケンタウルスが動き出す列車を追撃のために駆け出す。 列車の内部には5頭のケンタウルスが乗り込んだままだ。 「つ、連れ戻せ!!」 7号車両では突撃してくるケンタウルスを、久田と斉藤が刺又二本で押し止める。 狭い通路で走れないケンタウルスなら何とか押さえ込める。 座席の陰から浅井が鉈を振り回してるので勢いを殺したのも大きい。 市原とヒルダが弓でケンタウルスを射ると、後続のケンタウルスが前進できなくなる。 たがそこからケンタウルス達が矢を放ち久田に二本が刺さる。 「久田さん!!」 建川が久田を引きずりながら七号車両に移動しようとする。 だが久田が口から血と泡を吹き出している。 痺れる体で手だけ動かして、全員に六号車両に移動するよう指差す。 次にてつはうを指差した。 浅井達が六号車両に移動すると、サークルのメンバーがてつはうの導火線に火を着けて、七号車両に放り込んで七号車両のドアと六号車両のドアを閉める。 爆発音とともにドアが揺れる。 だがすぐにケンタウルスの姿がドアの窓から見える。 顔は血まみれだ。 「久田さんが・・・」 泣き顔の建川が敬礼しているので、浅井もそれに倣う。 「五号車両からは乗客が避難しているのでここらで食い止めたい。」 車掌の平田がシャベルを持ってやってくる。 「車両を切り離しましょう。」 「走行中に出来るんですか?」 「本来は配線やブレーキ管を外さないといけないのですが時間が無いから強引に切り離します。まずは連結機を切り離してから一つ一つ鉈で斬ります。」 平田が作業に入るが、岡島の声が車内放送で鳴り響く。 「バリケードに突っ込みます。何かに掴まりながら頭を守ってください!!」 全員が座席に捕まると何かに衝突したような衝撃が車内を揺るがしといく。 機関車 大沢達を乗せた機関車はゆっくりと加速を続け走り始める。 可能な限りに勢いを付けて、バリケードを吹っ飛ばして突破しないといけない。 機関助手達は必死に石炭を竈にくべている。 「いけ、いけ、いけぇ~い!!」 手を振り回しながら声援する大沢の声に応えるように機関車の先頭部分がバリケードにぶつかり、粉砕しながら土砂を撒き散らす。 機関車周辺を駆けていたケンタウルス達が土砂を浴びて転倒していく。 機関車は震動しながらバリケードを突破してさらに加速を続ける。 「やったあ!!」 大沢は歓声を挙げるが肩に矢を受けていた。 そのまま崩れ落ちる。 「おやっさん!!」 「退け、退くんだ!!」 トルイは追い付いた兵達を一人一人に声を掛けて列車の追撃を止めさせる。 合流した29騎のケンタウルスは負傷した16騎を回収して、撤退しようとする。 死体も18騎。 「数が合わないな、列車の中か・・・」 証拠は残したくないが長居は危険だった。 どうせ東部地域にケンタウルスの集落は無い。 列車の中のケンタウルスの素性を洗っても自治伯との繋がりを思わせる物は持たせていない。 流れのケンタウルスが勝手にやったと言い逃れが出来る。 遠ざかる列車を尻目に引き換えそうとすると、奇怪な羽音が上空から聞こえてきた。 「なんだ、この音は?」 同時に森の中からこちらを囲むように斑模様の緑の服を着た集団が現れる。 木々の間から銃を構えているのが判る。 「バカな日本兵だと、どっから現れたのだ。」 日本軍が駐屯する主要な町には見張りを置いてあったはずだ。 例え日本の車がどんなに早くてもケンタウルスの伝令に勝てるはずがない。 たが現実に目の前にいるのは・・・ 困惑するトルイ達の前に低空をホバリングするMi-8TB、ヒップEの機首の備え付けられた12.7mm機銃が火を噴いた。 族長トルイは一瞬にして、真っ先に肉塊となった。 同時に列車から七号車両以降が切り離された。 ケンタウルス達は車両に向かって逃げ出す。 そこなら攻撃を受けないと考えたからだ。 だが半包囲していた陸上自衛隊の第4分遣隊の隊員達が前進しながら銃撃を開始する。 「ケンタウルスの指揮官以外の生死を問わない。まあ、無理に捕まえる必要も無いがな。」 隊長の進藤一等陸尉の命令のもと、ケンタウルス達は一騎、また一騎と駆られていく。 そこに切り離された車両が線路で止まっているが乗客はとうにいない。 そのことは『よさこい3号』から連絡を受けている。 ケンタウルス達はそんなことは知らないので車両に集まっていく。 「いいカモだな、馬か?撃滅しろ。」 切り離された列車の中にいたケンタウルス達は先頭車両から飛び出し、遠ざかっていた列車に追い付いていく。 一匹が手摺を掴もうとしたところで、ヒルダのレイピアがドアの隙間からケンタウルスの手の甲を貫く。 「しつこいですわよ。」 反対側の手摺に掴もうとした一匹も浅井が鉈で手首ごと切り落とす。 残りの3頭は斉藤が転がしたてつはうの餌食となった。 ケンタウルス達が掃討され、再び汽車が停車する。 隊員達によって、乗客が外に出てきて治療や事情聴取を受けている。 「おやっさんしっかり!!」 「いやだよお、おやっさん、いかないでよう!!」 泣き叫ぶ機関助手達を尻目に、浅井と斉藤達はケンタウルスの荷物を漁る。 大半はケンタウルスの肉体ごとミンチに混じっていたが、車両近くのケンタウルス達は背後から銃弾を受けただけだ。 「あった!!」 ケンタウルスの腰ベルトに毒、毒消し、麻痺の薬が入った小瓶を手にいれた。 「これを機関士に」 斉藤の助言、毒を使うものは解毒薬も持ち歩いているはずという言葉に従い、賭けには勝ったようだ。 ケンタウルスの薬を人間に使ってよいかは迷ったが、このままではどうせ死ぬ。 投薬後、顔色や呼吸が正常に戻ったことから薬が効果は確かめられた。 大沢機関士はヘリで一足早く新京大学病院に運ばれることになる。 やはり人間には人間の為の医療の方が安心出来る。 精神的に 「浅井二等陸尉、よく持ちこたえたものだな?」 仮設テントの指揮所で、進藤一尉がその労を労う。 「二人も死なせてしまいました。そして、乗務員や乗客の奮戦の賜物です。」 「二人とも公務員として、国民に殉じた。御冥福を祈る。国鉄と鉄道公安本部は激怒してたよ。我々もだよ。大陸総督府は自衛隊に報復を許可した。」