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製作者 雪村 出場大会 第7回大会 【幕開き】 今となっては昔のことだが、奈良の都に美しい女がいた。 女の名は「なよ竹のかぐや姫」。 かぐや姫は月の都の者であり、八月の満月の夜、月からの迎えが奈良の都に降り立った。 哀れかぐや姫は天人に連れられ月へと帰っていくのだが、その月の使いの者の中に一羽の玉兎が紛れ込んでいた。 名を「玉兎の芒」。 月宮にて薬を作る一羽の兎だったが、月のものには珍しく地上へ興味を持ち、かぐや姫を迎えに地上へ赴く際、迎えの中に紛れ込んでいたのだ。 地上についた芒はこっそりと使いの者たちから離れ、地上を駆け出した。 見たことのない建物、月とは異なる空気、そして空に浮かぶ満月と星々。 文明こそは月宮の足元にも及ばないが、地上には様々な色があった。 初めて見る光景に目を輝かせていると、ふと、足元の青々しく生える草に目が止まる。 力強く生えるその草は月のものとは違い、太陽の匂いがした。 恐る恐る、しかし吸い込まれるようにその草を食んだその瞬間、しゃんと鈴の音が鳴り響く。 弾かれるように面を上げると、かぐや姫たちが月へと帰っていくのが眼に映る。 芒は天人の者へと駆け寄り、再び月へと向かう列に紛れ込もうとするが、不思議なことに列へ加われない。 何度も天人の光に弾かれ、いよいよ芒は声を張り上げた。 「天人様、天人様。玉兎の芒と申します。誠 勝手ではございますが、今宵の地上への列に忍び込んだ玉兎でございます。 忍び込んだ身、どんなお叱りを受けても構いません。どうか私めも月へと連れ帰って頂けませぬでしょうか。」 するとその声に気付いた一人の天人が振り返ったと思うと徐に眉をひそめた。 「嗚呼、玉兎、汚らわしい地上のものを食みましたね。かぐやではあるまい、たかが玉兎一匹。このような汚れた身のものを月へ返すわけにはいきませぬ。」 そう告げると呆ける芒には目もくれず、かぐや姫を連れた天人たちは月の都へと戻っていった。 * * それから幾年月が流れ、地上へ取り残された芒は奈良の山にてひっそりと暮らしていた 月へと嘆き、伸ばしても決して届かぬ腕を下ろすまでに二百年。 それから、それでも地上の暮らしも悪くないと見上げていた瞳を己のいる地面へと向けるのに、百年。 随分と時間がかかってしまったが、元より不老不死である月の住人。 月への未練を断ち切り、さて、この先長い年月を地上でいかにして過ごそうか。とそんな考えが頭に浮かぶようになった頃、 芒は一人の青年と出会った。 山で行き倒れになっていた青年は自分を「薬売り」だと言った。 どうやら薬草を取りに山へ来たとのことだが、野犬に襲われそのまま山中で行き倒れとなったらしい。 その上、その際に足を怪我していたらしく山も降りれない。 そんな薬売りの姿を見かね、仕方なしと芒は自分のねぐらへ薬売りを招きいれる。 変わりものなのか、それとも唯の阿呆なのか、薬売りは人とは異なる芒に臆する事はなく、 それどころか薬箱に興味を示した芒にどこか嬉しそうにその中身を開いた。 何百年ぶりかに香る薬の匂いは月の薬とは異なるものの懐かしさに溢れていた。 「これは嬉しい。薬に興味がおありのようだ。」 まじまじと薬箱を眺める姿に薬売りがそう問いかけると、芒はそっと薬箱の引き出しを閉じる。 「ええ、まぁ、少しばかり。」 「兎でありながら薬に興味があるとは、まるで月から来たようだ。」 「…お前は私が人では無いと分かっているのに怖くはないのか。」 「何を言うか。人であろうが無かろうが、行き倒れを介抱する親切な者が怖いわけなかろう。」 全くもって不可思議な薬売りはそう言ってまた嬉しそうに笑う。 それどころか「見たところ貴方はとても薬に詳しそうだ。もしよければその知識を分けて頂けぬか。」等と言うこの薬売りに芒はさらに目を丸くする事となる。 そしてあまりにも突拍子もない申し出に面をくらい 「そちらの知識と交換であれば。」 等と呆けた事を口にしてしまったが故に、薬売りの人間と芒との奇妙で騒がしい暮らしが始まることとなった。 * * ―――今となっては昔の事だが、あの人間と暮らした月日をふと思い出すことがある。 平成の世、時には妖怪に。時には人間に。 薬箱を背負い、ふらりふらりと、人と月、そして妖の知識を合わせた薬を売り歩く日々の中、ふと千年前の記憶が蘇る。 顔見知りの爺様は時折「この平成の世は昔と比べて住みにくくていけねぇ。」などと言っているが、なんのことはない。 芒にとっては千年前と変わらず、薬を作り、それを必要とするものへ売るだけのこと。 過去を忘れて生きるなど、なるほど人でないものにしてみたら茶飯事だろう。 ただ、今の世になっても 例えば、人や人でないものに薬を手渡したとき。 例えば、嗚呼、助かったと感謝の言葉を聞いたとき。 あの薬売りの男を面影を見るのだ。 汚れと言われたこの地上に残され千年と数百年。 平成の世になり26年。 どちらも存外、悪くはないものだ。 【閑話】 <ドアを叩く音と開ける音> ――なんだ、総大将の爺様か。珍しい。 ――なんだとはなんだ。じゃましていいかい? ――ダメだといっても上がり込むのがぬらりひょんだろうに。 ――そいつは違いねぇ。 ――…して、なんの用だ?と、いっても大方爺様のことだ、祭りの事かだろうて。 ――分かっているってなら話は早い。芒も祭りに出てくれねぇか。 ――断る。 ――なぜじゃ! ――ああいうものは若い衆にやらせておけばよかろうて。だいたい私は爺様の百鬼夜行には興味はない。 ――連れねぇこと言うなよ、芒よ。昔からの好じゃぁねぇか。 ――爺様こそ好なら引いてくれんかの。私に頼むのが間違いだ。 それともなんだ。何か理由があるのならば聞いてやらんこともないぞ。 ――…それがよぅ、お前さんの言う通りわけぇ衆は集まったんだが、古い馴染みがとんと集まんねぇ。 しかもなんだい、戦いはしねぇが観戦だけは意気揚々と来るつもりだから質が悪い。 若い衆だけも構いはしねぇが、それじゃあ俺ら古い輩の顔が立たん。 ――それで私というわけか。その様子じゃ散々断られてきた後と見える。 <芒がくつくつと笑う声> ――おめぇさんの言う通りだ。だから頼む。このとおりじゃ! <間> ――ひとつ条件がある。 ――条件とは。 ――祭りの合間に商いをさせてくれたら出ても良いぞ。 ――おお、それぐらいならなんてことはねぇ!わけぇ衆にむざむざ負けてやるのも洒落せぇ。存分に暴れてくるといい。 ――まぁ、薬箱の薬が切れない程度にはやらせてもらうさ。 【殺陣】 速く強い脚と聴力、そして大杵を使って立ち回る。 月の住人の為 不老不死で、身体も昔ほどではないが頑丈。 とはいえ胴を断ち切られたり、四肢を散り散りにされると元に戻るまでに一日かかる。 この状態に自ら調合した丸薬で能力を増やし立ち回る。 丸薬は一錠につき効果は十分。 三つまで同時に飲むことが出来るが、同じ薬を連続して飲むことはできない。(十分必ず開ける) 【丸薬】 眼薬 十分の間、眼力が上がり早いものや遠くのもの、また見えないものを捉えることができるようになる。 速薬 十分の間、自分の早さが倍になる。 重薬 十分の間、自分の重さが十倍になる。 力薬 十分の間、力が跳ね上がる。 知薬 十分の間、IQが300まで上がる。 獣薬 十分の間、大兎の姿になり身体能力が上昇する。
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SS第07話「ハッピバースデーまひる!」 「あかりを点けましょ、ろうそくに。お花も上げましょ、プレゼント。五人そろってパーティだ、今日は楽しい誕生日~♪」 朝からひな祭りの替え歌でうきうきとケーキを飾り立てているまひるがいた。自分の誕生日に自分でケーキを作るというのもおかしな気がするが、家族や友人には任せられなし、買ってくるのも芸がない。せっかく誕生会ということで友達を招待しているのだから、これくらいのご馳走はしなきゃと思う。それに夜には改めて家族でお祝いの食事に出かけるし、夕ご飯の面倒を見なくていいだけでもまひるには嬉しかった。 部屋の真ん中に大き目のテーブルを置き、真ん中にケーキを飾る。イチゴのつまみ食いは、製作者とメインの特権。飾りつけも完璧だ。最初は、則子からカフェ・アルジェントでやらないか? という案が出たのだけど、さすがにバレンタイ以降天城先輩と顔を合わ辛い。しかももうすぐ卒業式で逢えなくなってしまうし、なおさらだった。 「お姉ちゃん、ケーキ作ったの? ちょっとでかくない?」 あさひがテーブルの中央にデンと置かれてるケーキに目を丸くする。しかし、その目は『いーなあ、食べたいなー』という期待にあふれてる。 「別に作ってあるから、そっちを切り分けて食べなよ」「わーい」 一目散に台所へ向かっていくあさひ。やっぱり家族用も作っておいて良かった…。 準備がほぼ整ったところで、玄関のチャイムが鳴る。 「はーい」 まひるが返事をして玄関に出ると、かぐやと雪菜の姿があった。 「誕生日おめでとうございます」「今日はお招きありがとう」「いえいえ、どういたしまして」 玄関先でお辞儀をする三人。生真面目な挨拶に思わず笑みが漏れる。そのまま上がってもらって部屋に通す。 「本当なら私たちがパーティーとかやってあげるんだろうけど、ごめんねー」「別にいいよ、そんなの」 テーブルについてもらう。二人ともまひる特製の特大ケーキに驚いている様子だ。 「二人とも一緒に来たの?」とまひる。「うんん、玄関前でばったり委員長に会ったの」とかぐや。「則子と美香はまだ来てないんだね」と雪菜。 「たぶん、すぐ来るんじゃないかな? ご馳走を前に遅れてくるとは思えないし…」とまひるが言った直後にチャイムが鳴る。 「「おっ誕生日おめでとーっ」」 玄関先で元気な声が聞こえる。やはり思ったとおり則子と美香だった。彼女らもまひるに促されて部屋に入る。 「それでは、今日は私の誕生日を祝って…」と則子が第一声をあげる。「違うでしょ!」とお約束の突っ込みが。 飲み物をそれぞれのコップに注いで、再度乾杯の仕切りなおしをする。そしてバースディケーキのろうそくに火が点けられる。 「はーぴばーすでぃ、つーゆー~♪」 みんなの声が部屋中に響き、そしてまひるがろうそくの火を一気に吹き消して、拍手につつまれた。 「それでは、月宮かぐやさんと朝日奈まひるさんの初めての共同作業です」 美香が二人にナイフを渡す。まひるとかぐやは両手を添えてケーキにナイフを入れた。途端に湧き上がる拍手。雪菜までが苦笑しつつ拍手をしている。 「あんたたちねえ……。よし、のりぽと美香のケーキは小っちゃくてもいいよね」 かぐやからナイフを受け取りつつ、にっこりと笑うまひる。 「わーごめん」「洒落よ、洒落だってば」 慌てる二人。そんな二人の様子にまた部屋の中が笑いで満たされる。 ケーキを配り終わると、それぞれが持ち寄ったお菓子も開けて賑やかなパーティとなる。学校でのおしゃべりの雰囲気そのままに、次々と話題が移っていく。学校での噂話や先生の話、雪菜の兄貴自慢、則子の渾身のギャグ、そして大暴露大会とか。全員呼吸困難になるまで笑ったり、苦笑したり、シラケまくったり姦しい。 「宴もたけなわですが、ここで本日の主役まひるさんへのプレゼントタイムといたします」と、手を叩きながら則子が仕切る。 「では、月宮さんから順番に」と美香が提案して、そのまま時計回りにプレゼントを渡していくことにする。かぐやからのプレゼントは、きれいな写真の入った詩集(ただし英語版)。かぐや曰く「私が一番好きな詩集なの。英語は簡単だから読めるはず」だとか。雪菜からは、手作りのアクセサリー。そして、則子と美香からは共同でとのことだった。 「「じゃーん! カフェ・アルジェントの限定ロールケーキだ!」」 「それって、もしかして一日10本限定の奴?」 『限定ロールケーキ』と聞いてかぐやの瞳が輝く。 「ケーキ食べてまだケーキ食べるの?」と呆れる雪菜。 「結構、頑張りました!」「こんな時でもないと買えないです!」 則子と美香が自画自賛する。 「そして、まひるさんにはもう一つプレゼントがあります」と、則子が綺麗に包装された箱を取り出す。 「まあ、まひるにとってはこっちがメインかもね」と、美香がいたずらっぽく笑う。 「?」 まひるは理由が分からないまま開けてみる。則子と美香はそんなまひるをニヤニヤしながら見ている。 「あ!」 包み紙を取ると、『誕生日おめでとう 朝日奈さんへ』というバースデーカードのが添えられている。送り主の名前は天城先輩だ。開けてみると、キャンデーとクッキーとマシュマロの詰め合わせになっている。 「何やら天城先輩の苦悩が見えるような感じね」 雪菜の冷静な声だ。「こういうのは14日に贈るべきなんじゃないの?」 「さすがに3年生は、その頃は卒業しちゃうから難しいんじゃいかな?」 かぐやがフォローする。 「本当の春よりも先にまひるに春が来そうねー」と則子が茶化す。 「もーう、そんなんじゃないって」 まひるが顔を赤くしながら否定する。あまり深追いするとまひるが暴れそうなので、その辺で止めておくのがいいだろうと全員で思った。 そんなこんなで楽しい時間は過ぎ、夕方になる。さすがにまだ居るわけにはいかないので、かぐやたちはお暇することにした。 「みんな、ありがとうね。とっても楽しい誕生日だったよ」 まひるがお礼を言う。 「何の何の、今度はお返しを期待してるから」 則子がいたずらっぽく笑う。そして挨拶をして帰っていった。 部屋に戻ると後片付けをする。今まで賑やかだった部屋が静まり返って食器を重ねる音がやけに響く感じがする。カフェ・アルジェントの特製ロールケーキは結局みんなで切り分けて食べてしまった。 ふと目が天城先輩からのプレゼントに留まる。どんな気持ちでこのプレゼントを則子たちに託したんだろう? そんなことを思いながらカードを手に取る。男の人の字が先輩らしくて凄く良かった。次に会えるのは卒業式だろうか。 そんなことを考えていると、いきなりドアが開く。 「!!」 まひるは心臓が飛び出すかと思うくらいびっくりする。振り返るとあさひが立っている。 「あさひー、ノックしなさいよ」 「ちゃんとしたよ」 まひるの剣幕に『何言ってんの?』といった表情で答える。 「お母さんたち帰ってきたよ。出かける準備はどうかって?」 「ここを片付けたら行くよ」 まひるが返事をするとあさひがそのことを伝えに行く。 今度は家族とのお祝いだ。まひるの誕生日祝いは、まだまだ続く。
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暁に咲く詩 ◆Noo.im0tyw 「稟くん、本当にいったいどこにいるんですか……?」 暁に映える、オレンジの髪を持つ少女、『芙蓉楓』は、ただひたすらに『土見稟』を探し、森の中を彷徨い歩いていた。 春原という男の情報によれば、ほとぼりが冷めたら神社で稟に会えるはずなのだ。 ならば放送が終わった今、稟が神社に向かってやってくることも十分可能性がある。 幸い、禁止エリアに指定された場所から神社は程遠く、稟と話す時間もたっぷりできることだろう。 「鉄乙女さんに純一くん、生きているんですね……」 ポツリとつぶやく。二人とも楓の中では既に死んでいる存在であった。 その二人が生きていることに楓は正直驚きを隠せなかったが、今の放送で『稟』がちゃんと生きているという証をつかみ笑顔になる。 「稟くん、早く会いたいです……」 頬を赤らませながらポツリとつぶやく。客観的に見れば、ただの可愛らしい少女の像になっていたであろう。だが、彼女は既に人を殺す決意をしてしまった悪魔である。 天使の仮面をつけた、悪魔はどこまでも1人の男を愛していた。故にとってしまった獣道。 無垢がゆえに気付かぬ己の闇。その闇はどこまでも深く、光が指すことはなかった。 「稟くんに会えたら、まずは一緒にご飯を食べましょう。そしてそれから……」 稟に会った後のシュミレーションを脳内で再生する。その光景に浸ってるがあまり、 『――――――――ガサガサッ』 と、背後から草を踏み分ける音に飛び驚く。だが、 「誰ですか?せっかくいい気分だったのに……!!」 自分の妄想が邪魔されたことに腹立ち、音のした方向に銃を向ける。しばらくした後、木の後ろから現れたのは、意外な人物だった。 「楓……?」 「純一、くん……?」 そう、楓がこの島で最初に会った男『朝倉純一』がそこには立っていた。純一も純一でポカンとした表情でその場に立ち竦んでいた。 (本当に生きていたんですね…。純一くんは、稟くんほどじゃないけど信頼できますし、情報だけでも手に入れましょうか…) 銃口は地面へと向けつつあくまでも思考を回転させ、笑顔で何時間振りになるかわからない挨拶を純一に向かって言った。 「おはようございます、純一くん」 と………。 ◆ ◆ ◆ 銃声を聞きつけ、ひたすらその方向に走っていた『朝倉純一』は森の中を彷徨っていた。 「くそ…っ!! どこにいるんだよ一体!?」 純一は汗だくになりながらも仲間を懸命に探していた。 そんな時だった…あの鷹野とかいう奴の定時放送とやらが始まったのは。純一は一端走るのを止め、その場に座り込む。 『禁止エリアは――――。既に命を落としたのは、――――以上、11名』 地図に禁止エリアを書き終えた純一は拳を地面へと打ちつける。 「たった、6時間で11人も死んだのかよ!? そんなに殺し合いがしたいのか!?」 地面を殴りつつも、どこか安心している自分に腹がたった。 「あぁ、俺は生きてるし、仲間も死んでない。でもそういうことじゃないだろ……」 顔も、性格も何もわからない者たちが死んでいった。今度死ぬのは自分かもしれない…。 そう思うと、怖くなるがなんとか自分を奮い立たせる。 「こんな状況、音夢やさくらやことりが耐えられるはずないだろ…」 そう、自分よりも弱き存在を守らなければ…と、腰を上げ音夢たちの捜索を再開する。 しっかりと大地を踏みしめ、一歩また一歩確実に進む。 そんな何気ない行為が彼を発見させられる要因となった。 『誰ですか?せっかくいい気分だったのに……!!』 誰だかわからない相手に先手をとられる。木の後ろに立って、瞬時に相手の様子を確認するが、銃口がこちらに向いているだけであとはよく判らなかった。 (どうする…? こんなところで時間を食ってる暇はないんだけどな…) 逃げるのも一手。向き合うのも一手―――――。 (信じろ…。必ずしも人殺しとは限らないだろ?) 純一は、意を決し銃を持つ者に姿を現すことにした。 ―――開ける視界。その先に写るのは、自分がこの島で会った最初の人物、『芙蓉楓』その人だった。 「楓……?」 「純一くん……?」 お互いにポカンとした表情になるが、楓は銃を下げ笑顔で挨拶してくる。 楓と出会えた、そのことが純一をホッとさせた。 「楓……良かった、無事で…」 「はい。なんとか…」 楓ははにかみながら答える。数時間経っても変わらない眩しい笑顔。いつみても天使みたいだな、と純一は思った。 「純一くんは私とはぐれてからどうしてました?」 楓が俯きながら質問する。 「あぁ、確か目覚めたときにはもう楓がいなくて、必死にその場を逃げてきたんだ」 「すいません、私は怖くて先に逃げてしまいました……」 「いや、あの状況だ。しかたないだろ」 目覚めたとき楓がいなかったのはそのせいか……と純一は記憶の補填をしつつ話を続ける。 「その後は、港で休んで……そうだ、俺の友達をを見なかったか!?」 ハッと気付き楓に質問する。自分が共にいなかった時間、その間に会ったという可能性は否めない。 (頼む、少しでもいいんだ…。あいつらの情報。それだけでもあれば…) 祈りながら質問する。だが、楓から返ってきた答えは酷であった。 「すいません、純一くんのお友達にはお会いしてないです…」 その答えに純一はガクッとうなだれる。そこに、楓の冷たい声が純一に投げかけられる。 「純一くんは稟くんに会いました? 情報を手に入れましたか?」 「稟くん…あぁ、楓の探してる人か。すまない、まったく手がかりがない」 少なくとも自分がこの島に連れてこられたときから『稟』という言葉を聞いたのは楓の口からだけだった。 楓は満足いかない返答だったのかあきらかに落胆した表情を見せる。 「楓は俺とはぐれた後どうしてたんだ…?」 「私ですか…?私はまず春原さんにお会いしました。そして、次に鉄乙女さん、月宮あゆさんにお会いしました」 「いろんな人に会ってたんだな。その人たちはどうしたんだ?」 「春原さんは、稟くんが神社に向かってくれることを教えてくれました…」 「神社、か……」 呟き神社のあるであろう方角を見る。確かにこのまま行けば神社につくはずだろう。 「鉄さんと月宮さんは…?」 「月宮さんはどこかで生きてると思います。鉄さんは…」 「鉄さんはどうしたんだ…?」 まさか…と思い純一は楓を言及する。楓の顔は先程の落胆していた顔から打って変わり、笑顔になる。だがその顔は確実に狂気に染まっていた。 「鉄さんは…私が撃っちゃいました」 ―――――楓が人を殺した……? 信じられない言葉に口が開いたままになる。こんな少女が人を殺す。そんなこと考えられないし、信じたくなかった。 「どうしてだよ、嘘だって言ってくれよ、楓!?」 純一はただ楓に向かって叫ぶ。楓が嘘をついているその可能性をただ信じて。 「嘘じゃないですよ…?私は確かに撃ちました。でも、まだ死んでないみたいですね」 純一のポカンとする表情を無視して楓は続ける。 「何で驚いてるんですか? 鉄さんは稟くんの敵です。だから撃ったんです」 一点の曇りもない笑顔。それは自分が正しいと言ってる楓そのものの自信を表していた。 「春原さんが言うには、稟くんはもうそろそろ神社に着く頃なんです」 楓は笑顔のまま言葉を紡ぐ。純一にとって『稟くん』とやらがどこへ向かおうがもうどうでもよくなっていた。ただ友人だと思っていた少女が人を殺してしまった。その悲しさがただ胸をしめつけていた。 (稟くん以外はみんな敵か……。なら、俺も死ぬんだろうな…) 純一はそう予期していた。 「だから、こんな所で時間を食ってる場合じゃないんです」 楓の銃口が再び自分のほうへと向く。 「かったりぃ……」 自分は不甲斐ない男だった。そう自嘲する。妹と従兄妹、そして祖母との約束――――。 何一つ守れなかった。ごめんな、皆。俺は本当にダメ人間だった。でも皆はどうか生き残ってくれよ―――。 「痛いのは嫌だからな。一発で殺してくれよ?」 最後のつよがりを楓に見せる。 「大丈夫ですよ。鉄さんの時に練習しましたから」 「そうか、なら安心だ」 「えぇ、ではこれでお別れですね」 そう言うと楓は狙いを定め始める。 (音夢、さくら、ことり…。杉並…あとは頼んだぞ) 目を瞑り、最後の言葉を紡ぐ。 「バイバイ、純一くん」 楓がそう言いトリガーを引き始める。――――その時だった。 『――――――――』 声にならない叫びが上空から聞こえ、純一の前に立ちはだかる。 そして、楓がトリガーを引いたのも同時であった――――。 ◇ ◇ ◇ 自分の身体につく血。純一は初めそれが自分の体液だと思っていた。 だが、自分の目の前で血を出しながら倒れている少女を見て驚愕する。 「さくら――――っ!?」 「にゃはは…、良かったぁ。お兄ちゃん守れたよ」 笑顔で返答するさくら。だが、純一は困惑する一方だった。 「どうして!? どうしてさくらが俺を庇うんだよっ!?」 「ボクはお兄ちゃんのプリンセスだからねぇ。そしてナイトでもあるからだよ」 純一はただただ涙が止まらなかった。これから死ぬであろうさくらの姿を見て、悔しさと共に悲しさが溢れ出る。 『誰だかわかりませんが急いでるんです。死んでもらえますか…?』 純一たちの会話を遮り、楓はもう一度銃口を二人に向ける。 純一は懸命にさくらを守ろうとするがさくらによって阻止される。 「むぅ…。せっかく良いところなんだから邪魔しないでくれるかなぁ?」 純一の手を振りほどきつつ、さくらは立ち上がり、持っていた銃を楓に向け発砲する。 銃声と共に発射された弾は確実に楓の腕を捕らえた。 「ヒィッ。稟くん、稟くーん!!」 楓は泣きながら森の中へと逃げ込む。 「待てっ!!お兄ちゃんを殺そうとした罪をここで償えー!!」 懸命に楓を追おうとするが、1歩進んだところで純一に抱きかかえられる。 「もういいんだ、もうやめてくれさくら……」 純一は泣きながらさくらを止める。 「うにゅ…。お兄ちゃんがそう言うならもういい、か、な……あ、れ?」 突如さくらの身体が崩れ落ちる。 「―――さくらっ!?」 「にゃはは。ごめんね、お兄ちゃん。ボク、ここでお別れかも…」 「やめろ! 絶対にそんなこと言うなよ、さくら…。頼むから…」 純一の涙が頬を伝い、さくらの顔へと落ちる。 「良かったぁ。お兄ちゃん、僕のために泣いてくれるんだ…」 さくらは微笑みながら話しかける。 「ボクね、人を殺しちゃったんだ。一人だけだけどね…」 「いい、もうそんなことどうでもいいから喋らないでくれさくら。どこか治療できるところに運ぶからな!」 純一はさくらの話を中断させ、さくらを運ぼうとするが、これもまたさくらによって阻止される。 「いいんだよ、お兄ちゃん。ボク、自分のことは自分が一番知ってるからね」 「―――ッ」 純一の目から見てもさくらの傷は重症だった。それでも純一はどうにかしたかった。 「お兄ちゃんは今はボクの話を聞いて欲しいな。ボクの最後の言葉。お兄ちゃんだけへの言葉」 凛とした声でさくらは自分に投げかける。純一は涙をぬぐい、さくらの言葉を聴く。 「でね、ボク、人を殺した後に思ったんだ。こんな手じゃお兄ちゃんには会えないなって。でもね、ボク環ちゃんから予言を授かってたの。お兄ちゃんが近日中に殺されるって予言」 さくらの言葉に、純一は戸惑っていた。 「俺が…殺される?」 「うん、ボクの目の前でお兄ちゃんが殺されちゃう。そう環ちゃんは言ってた。だからお兄ちゃんを見たときに他の何も考えずにお兄ちゃんを助けなきゃって思ったの。ボクはね、嬉しいんだよ、お兄ちゃん。好きな人を守れた事が。だからこれっぽちも後悔してないよ」 涙を流しながら純一はさくらに相槌を打つ。 「本当はボクとお兄ちゃん。それに音夢ちゃんたち皆で生きて帰りたかったなぁ…」 さくらが咳きをする度に血が吹き出る。純一はもうさくらを直視できなかった。 けれどさくらの手が純一の顔を彼女の方向へと向けさせる。 「いい、ここが一番大事だよ…?」 さくらの声は段々と小さくなっていく。純一は聞き逃さないようにさくらの口に耳を近づける。 「ボクは、お兄ちゃんのことが大好きだよ。死んでもそれは永遠。先にあっちで待ってるけどお兄ちゃんはまだ来ちゃダメだよ? 杉並くんと一緒ならお兄ちゃんは無敵なんだから。それに音夢ちゃんたちもちゃんと守らなきゃだよ? じゃあ最後に…」 そこまで言うとさくらは純一に口付けをする。 「バイバイ、お兄ちゃん。大好き、だ、よ……」 それ以降、さくらが喋ることはなかった。 「――――さくらっ!?………クッ……」 溢れ出す涙を抑えきれず、純一はさくらを抱えながら泣いた。 ◇ ◇ ◇ 一通り泣いた後、純一はさくらを埋葬する作業に取り掛かった。 あいにく自分の手持ちに穴を掘れるモノはなく、それどころか持っていたはずの鉄扇すら消えていた。 ふぅ、と息を吐き穴を掘れそうなモノを探す。 「こんなもんしかない…か」 回りを見渡してもあるのは大きな石。木の枝。それのみだった。 そこで純一は穴を掘るのをやめ、簡単な墓石を作ることにした。大きな石でさくらのまわりを囲み、その上から木の枝をかぶせるというとても質素なものだった。 「さくら、ごめんな。ちゃんと埋葬してやるからな…」 さくらの墓に合掌し、決意を新たにする。 「音夢、ことり、杉並……。俺らは生きて帰らなきゃな」 さくらのミニウージーを片手に純一はその場を立ち去っていった―――――。 【芳乃さくら@D.C.P.S. 死亡】 【E-3 森の中 1日目 朝】 【朝倉純一@D.C.P.S.】 【装備:ミニウージー(24/25)】 【所持品:支給品一式 エルルゥの傷薬@うたわれるもの オオアリクイのヌイグルミ@Kanon】 【状態:体力回復・強い決意・血が服についている】 【思考・行動】 基本行動方針:人を殺さない 1.何としてでも音夢を探し出して守る。 2.ことり、杉並を探す。 3.殺し合いからの脱出方法を考える。 4.さくらをちゃんと埋葬したい。 【備考】 芙蓉楓の知人の情報を入手しています。 純一の参加時期は、音夢シナリオの初キス直後の時期に設定。 【芙蓉楓@SHUFFLE! ON THE STAGE】 【装備:ベレッタ M93R(21/18)】 【所持品:支給品一式 ブラウニング M2 “キャリバー.50”(ベルト給弾式、残弾200) ベレッタ M93Rの残弾40】 【状態:神社に向け逃走中 右腕に被弾】 【思考・行動】 基本方針:稟の捜索 1:何が何でも、最優先で稟を探す(神社へ) 2:稟を襲った可能性があるので、男性の参加者は皆殺しにする (岡崎朋也の話を信用しているので彼は除くが、朋也の顔は忘れているのであくまで『春原陽平』を信用している) 3:その男性に知人がいる場合、分かる範囲でその人物も殺す (竜鳴館のセーラー服を着衣している者は殺す) 4:できればネリネや亜沙とも合流したい 5:朝倉純一、彼を守った少女を殺す。 【備考】 稟以外の人間に対する興味が希薄になっている 朝倉純一の知人の情報を入手している。 水澤摩央を危険人物と判断 岡崎朋也を春原陽平と思い込む(興味がないため顔は忘れた) 朋也と(実際にはいないが)稟を襲った男(誰かは不明)を強く警戒→男性の参加者は稟と朋也(春原)以外全員警戒 鉄乙女は死んだと判断する 月宮あゆは自分に敵対しないと信用する(興味がないため顔は忘れた) 075 信じる者、信じない者(後編) 投下順に読む 077 赤坂衛の受難 075 信じる者、信じない者(後編) 時系列順に読む 077 赤坂衛の受難 050 夢と決意と銃声と―― 朝倉純一 100 I do not die; cannot die 052 許せる嘘か? 許されざる嘘か? 芙蓉楓 093 恋獄少女 057 二度と触れ得ぬキョウキノサクラ 芳乃さくら
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血みどろ天使と金色夜叉 ◆tu4bghlMI ゴウン、ゴウン。 絶え間なく続く駆動音がやけに耳障りだった。 大きなカーブを曲がる度に、枕木を一つ乗り越える度に、ボクのイノチが少しずつ減っていくのが何となく分かった。 身体が重い。ボクに圧し掛かっている人のせいだ。 名前も知らない。顔もよく覚えていない。ううん、もう思い出せない。 風が痛い。 音が痛い。 空気が痛い。 光が痛い。 闇が痛い。 振動が痛い。 世界を構成する全ての要素がボクに牙を剥く。 犯される。塗り替えられる。ドロドロに溶かされて食べられる。 真っ黒なトンネルを少しだいだい色に染めているランプの光が、眼球に突き刺さる。 ぐらぐら、ぼんやり揺れる。 ゆらゆら、ほのかに照らす。 でもよく見えない。 変、だな。ボク、視力には自信があったはずなんだけど。 嘲笑の文脈を含んだ溜息は暗闇に溶けた。 ゴウン、ゴウン。 神経が悲鳴を上げている。 まるで産まれたばかりの赤ちゃんみたいだ。泣くのが仕事って奴。 マトモに喋れないのも同じ。 喉がジンジン震えて、言葉が言葉にならない。 葉っぱになんてなれる訳がない。 芽ですらない。 痩せ細った土の中で枯れてゆく球根みたいなもの。 痛い、 苦しい、 どうしてボクが、 血が、 殺される、 壊れる、 死んじゃう、 やだ、 怖い、 助けて、 誰か、 ボクを、 救い出して、 死にたくない、 死にたく、ない。 ああ、そうだ。 ……ボクは死にたくなかった。 誰かに守られていた時も、独りになった時も、唯一貫かれていた意思はコレだけだった。 泣き喚いて、乙女さんの足を引っ張って、佐藤さんに騙されて、人を殺して。一瞬を乾いた笑顔で塗りたくっても、ボクはずっと怯えていた。震えていた。 いつか誰かに殺されてしまうんじゃないか。酷い目に合わされてしまうんじゃないか。 そんな思考がずっと脳味噌を馬鹿にしていた。 ゴウン、ゴウン。 でも、もうダメだよ。 自分でもどうして生きているのか、不思議なくらいだもん。 身体はもう、ほとんど死体と変わらない。ううん、ボクよりキレイな死体だってこの島には沢山あると思う。 右腕は潰れたトマトとスペアリヴ。 左肩はスプーンで抉られたミルクプリンみたいに白いものが一杯飛び出している。 全身の骨はバラバラ、グチャグチャで煮込んだらスープに溶けてしまいそう。 うん、きっと良いブロスになる。美味しい、美味しいシチューが出来る。 指先を動かす事もままならない。 眼球はくすんだガラス球。光は通すも、透しは悪い。 鼓膜はビリビリ、ズルリと爛れ、頭蓋を揺らす駆動音は最悪。 鼻腔をくすぐる鉄の匂い。ドラキュラも満腹になるだろう、箱詰めにされた血のジュース。 触覚は……あんまりよく、分からないや。たくさん、痛い。 口の中は擦り切れて、十円玉を舐めた時みたいな味がする。 ……あぁ、たいやき、食べたいなぁ。 ゴウン、ゴウン。 視界に何か明るいものが映った。 霞み、燃えて、歪んでいく光。思わず釘付けになる。目を凝らす。じっと凝視する。 ガクン、と身体が大きく揺さぶられた。 目の前がふいにボヤける。 その時、突然――光が満ちた。 ガタン、ドン。 「ぅ……ぁ……」 気のせいか周りが少し、明るくなったような気もする。 響いて来る音が変わった。全体的に軽くて、優しい音になったような感じ。 何だっけ、コレ。 うん、……エレベーター? じゃないや、えと……。 そうだ、ジェットコースターだ。 カタカタ音を立てて動くのも同じ。お腹の底がモヤモヤするような気持ちになるのも同じ。 そういえばしばらく遊園地なんて行ってない。 上を向くとそこにはぽっかりと丸い月。 赤い月。 夕焼けにそまったキレイなキレイな……。 「……ぉ……ぃ……聞こえ……るか?」 こ、え? 誰かがボクに話しかけている? よく見ると目の前に誰かが立っているような気がする。 やだな、怖いな。 さっきの人みたいにボクを傷付けるんじゃないか。 でも、恐る恐る目をしっかりと開こうとする。 どうせ、ちゃんと見えないだろう事は分かっている。 もしかして、もっと酷い目に会うかもしれない事も分かっている。 だけど―― ■ ……そりゃあ驚いたさ。 小屋から出て東進。住宅街を目指して歩いていたら、目の前にいきなり血だらけの箱が現れたのだから。 いきなり、ってのはまさにその言葉通り。 この島に飛ばされる時、周りにいた連中が青い光になって消えて行ったのと似ていた。 ビカーッと目の前が光ったと思ったら、突然数メートル先の空から箱が落ちて来たって訳。 まぁ落ちて来たって言っても、せいぜい地上30cmくらい。 意外と着地はソフトだったけど。 中でも何に一番驚いたってやっぱり臭い。 噎せ返りそうになるくらいのドギツイ血の臭いが酷いのなんのって。 見れば箱の側面にもベッタリ血が付着していたし、加えて『明らかに何かが中にいる』って事は嫌でも感じた。 デイパックからS W M10を取り出して弾丸を装填。 中から何かが飛び出してくる可能性を考慮して警戒は緩めない。 一歩一歩神経を研ぎ澄ませたまま接近。 時刻は放送も間近に迫った六時近く。 空も赤色を失い、次第に真っ黒なカーテンへと模様替えしつつある。 月の光だけが場違いだ。 真珠と柘榴石が混じった滑らかなスポットライト。黒と赤だけの劇場にこんな明るい色は要らない。 出来れば瑪瑙か瑠璃のライトならピッタリだったかもしれない。 「う…………何、さ……これ」 地獄絵図。その言葉しか頭の中に浮かばない。 余りにもショッキングな光景に構えていた拳銃を取り落としそうになった。 鬼か悪魔か死神か、この世のマイナスイメージを司るシンボルを片っ端から叩き込んでも、意図的にこのような構図は作れない気がする。 小さな風呂桶程の木の箱(多分トロッコという奴だ)に無理やりぶち込まれた二つの『人間らしき』もの。 片方はもう性別の判断すら付かない。加えてどう見ても死体だ。 顔面は削られて、何かノミのようなもので削られたみたいにボロボロ。僅かに空けられた口蓋からは一本の歯も見えない。 体中の皮膚がズタボロでこちらはどちらかと言えばカンナ使用後、という感じ。 見える範囲に赤くない部分を探す方が面倒だ。 心臓が弱い人間がコレを直視したら、心臓発作を起こしてもおかしくない光景。 いや、下手をすれば発狂しても可笑しくない。 人とはここまで残酷に死ねるのか、そう思わずにはいられない。 もう片方の女も相当酷い怪我をしている。 特に右腕。皮膚が裂け、肉が完全に破裂して、脂肪の黄色と骨の白が作るコントラストなんてまさに倒錯的。 男が流した血液が大分降りかかっているのだろう。全身血だらけだ。 唯一、顔だけはほとんど傷付いてないのが逆に疑問を誘う。 しかもこう、マジマジと眺めてみると中々可愛らしい顔つきをしている。 栗色の髪に赤いカチューシャ。おそらく中学生くらいか。それにしても偉く童顔だ。 勿論二人を埋葬するつもりなどこれっぽっちも無かった。 こんな所で無駄な労力を使う気は元々皆無。 何故この二人があたしの目の前に飛ばされて来たのか、気にはなるもののその理由がまるで分からない。 下手な藪は突付かない物だ。考えても分からない事は丸投げ上等で結構。 「ま、死人に口無しっていうくらいだからね……ん」 「……………ぁ……ぅ……」 「……あらら。…………おい、そこの死に損ない。聞こえるか?」 「…………ぅ」 驚いた。女の方から微かな喘ぎ声が漏れた。 息も絶え絶え、虫の息といった感じではあるが。 こんな状態になりながらも生に縋りつく辺り、人間の生命力って奴には感心させられる。 「喋れる?」 「…………ぅ……ん」 「あんた、名前は? 何処から来た?」 「……ぁ…………ぁ……………ゅ………ぅ……み…ぃぇ」 「…………あゆ? あゆでいいのか?」 朱色に染まった女は少しだけ口をぼんやりと開けると、何か沢山喋りたい事でもあったのかパクパクと魚みたいにソレを動かした。 でも何も聞こえない。何も出てこない。 しばらく金魚の餌やりに似た動作が繰り返される。女はパクパク口を動かす。 数分にも似た数秒後、ようやく諦めたのか小さく小さく首を縦に振った。 もう、限界が近いのかもしれない。あたしはそんな事をふと思った。 あたしはその名前に覚えがあった。 元々『あゆ』という名前は珍しい部類に入る。 もっとも本名が『あゆみ』だったりする奴らが、自分の事を『あゆ』なんて呼ぶのはよく見かける光景ではあるが。 名簿を確認した時に発見したもう一人の『あゆ』 自分と同じ名前。少しだけ興味を持った。それに……あの男とも出会ったから。 「……ああ。アンタがそうなんだ。……相沢祐一って分かるかい?」 「ゅーいち…………く……ん?」 「そ」 「わか……ぅ……よ」 必死で紡がれる言葉。 もう舌が回らないのか、まるで発声がなっちゃいない。 もしも、ここにいたのがアイツだったなら、この腕で思いっきり抱き締めてやったのだろうか。 それとも生きているのを見るのが辛いって、一思いに殺してやったのだろうか。 そんなの分からない。興味も無い。だってあたしは相沢祐一じゃない。 大空寺あゆだから。それはあたしがやるべき事じゃない。 「……会ったよ、あいつが死ぬ前に。あんたの事、心配してた」 「そっ……か……ぅーぃちく……ん、ボクの……こ、と」 女が眉を軽く潜めて弱々しく呟いた。 自分自身を『ボク』なんて呼ぶ女にこんなに短い期間で二人も出会うなんて。 珍しい事もあるものだと、ふと思った。 ■ あたしは自分と同じ名前の少女を血の溜まったバスタブのような箱から引きずり出すと地面にそっと寝かせた。 太陽の光が掛かるのさえ可哀想に思えたので、トロッコの影へ。 女にトドメを差してやるつもりも、背負ってどこかへ連れて行くつもりも無い。 どちらにしろ、もう助からない。 近くに病院があるとはいえ、連れ込めば治るとかそんなレベルの怪我では無いのだ。 強い奴が生きて、弱い奴が死ぬ。 ソレがこの島のルール、そんな事はもう痛いほど思い知った。 余計なお世話は自らの命を脅かす事になる。目の前の死にかけを救ってやる理由も共通点も無い。 ただ、月宮あゆという人間が存在したという事実を覚えておくだけ。 それに――あたしは時雨の仇を取らなければならない。 最期を見届けた訳ではない。だけど分かる。あの状況で時雨が死んでいないなんて、脳のイカレた夢想家の思考だ。 アイツは最後まで笑っていた。 自分達を襲ったのがほんの数時間前まで一緒にいた一ノ瀬ことみだと言う事を知らずに逝ったのがせめてもの幸せ。 だからあたしは復讐する。 アイツの優しさを、信頼を裏切った糞虫どもに地獄を見せるために。 「……じゃあな、ちゃんと死ねよ月宮。……化けて出たりしないように」 「……ばぃば……ぃ……ぅ……ぐぅ」 女は最後の断末魔のつもりなのか、訳の分からない台詞を吐いた。 手を振る力も残っていないのか、残った片方の手を開いたり閉じたりしてサインを送る。 大怪我を負っている自分を放って立ち去る相手に別れの挨拶をするなんて、不思議な性格をしている。 恨み言の一つも言われる覚悟はしていたんだが。 まぁ、ゾンビのように追いかけて来られても困るがね。絶命上等で思いっきり蹴飛ばしてしまいかねない。 女を放置して少し歩いてから足を止める。位置的にはF-5の丁度真ん中辺りのはずだ。 さてと、どうするか。実は少しだけ考えておきたい事項がある。 自分は商店街に向かい、爆弾を作るつもりでいた。 だがホテルから脱出した時、頭に血が上っていたような気がするのだ。 今になって、そのプランにはいくつか綻びが存在しているような気がしてならない。 何しろ問題点が多過ぎるのだ。 まず設備や道具の問題。住宅街、商店街にそう爆薬だの信管だのがゴロゴロしているとは思えない。 自分自身も爆弾のエキスパートという訳では勿論無い。そんな簡単に爆薬が作れれば、今頃この島は発破の嵐だろう。 ……そうだ、何の為の支給品だ。 マシンガンが支給されているのならば、それに追随するような武器が存在する可能性も高い。 あたし自身が拳銃、防弾チョッキ、閃光弾と相当バランスの良い"当たり"を引いている。 ならば他の参加者はもっと性能の良い道具を所持している、という仮説に辿りつく。 つまり『二人を血祭りにあげるために他の参加者を利用する』というプラン。 利用と言うのは少し言葉が悪いか。 少なくとも一ノ瀬ことみにしろ、佐藤良美にしろゲームに乗った人間なのだから一時的に他の連中と手を組むのは悪くない。 だが安易に他人を信用するのは危険。『ウサギの皮を被ったオオカミ』にあたしは見事に遭遇しているのだから。 他にも似たような輩が存在する可能性は無視出来ない。 難しい問題だ。 だが考慮に値するやり方。 さて、あたしはこれからどうすれば良いだろう。 【F-5 平原(マップ中央)/1日目 夕方】 【大空寺あゆ@君が望む永遠】 【装備:S W M10 (6/6) 防弾チョッキ】 【所持品:予備弾丸11発・支給品一式 閃光弾セット(催涙弾x1)ホテル最上階の客室キー(全室分)】 【状態:肋骨左右各1本亀裂骨折 肉体的疲労度軽、強い意志、背中が亜沙の血で汚れている、腕や衣服があゆと稟の血で汚れている】 【思考・行動】 行動方針:殺し合いに乗るつもりは無い。しかし、亜沙を殺した一ノ瀬ことみと佐藤良美は絶対に殺す。 1:本当に商店街に向かうかは考え中、あだ討ちに他の参加者を利用できないかと模索 2:二人を殺す為の作戦・手順を練る 3:なるべく神社方面には行かない 4:ことみと良美を警戒 【備考】 ※ことみが人殺しと断定しました。良美も危険人物として警戒。二人が手を組んで人を殺して回っていると判断しています。 ※ハクオロを危険人物と認識。 ※魔法の存在を信じました。 ※支給品一式はランタンが欠品 ※作る武器が爆弾か他のものになるかは次の書き手さん任せ ■ 女の人はどこかに行ってしまった。顔は良く見えなかった。 でもお月様みたいにキラキラ輝いていたような気がする。 ボクに酷い事をしたりもしない。 ボクを護ってもくれない。 ボクを治してもくれない。 だけど、それはある意味誰かに頼り切ってこの島で生き延びて来たボクには当然の報いのような気がした。 それに、一つだけ。幸せな事があった。 祐一君もボクの事を心配してくれていたと言う事実。 女の人の口からソレを告げられた時、バラバラになりそうなくらいの激痛に犯された身体が少しだけ楽になった気がした。 ぼんやりと空を見つめる。 もう夜だ。お空は黒に近い紺碧。 夕焼けの赤は波打ち際の貝殻みたいに地平線に吸い込まれてしまったようだ。 あぁ、月が綺麗だなぁ。 【F-5 平原・トロッコの影(マップ左)/1日目 夕方】 【月宮あゆ@Kanon】 【装備:なし】 【所持品:支給品一式】 【状態:瀕死(背中から出血中)、絶望、痛覚の神経が不能、五感が働かない、喉に紫の痣(声が出せない)、ひたいに割れ目、 左肩に深い抉り傷(骨が剥き出し)、右腕破裂、右足に銃傷(腫れ上がっています)、背骨骨折、骨盤に大きなヒビ 肋骨複雑骨折、膵臓出血、肺に傷、その他内臓に内出血の恐れ、左肩に打撲、右足首に打撲、背中を無数に殴打】 【思考・行動】 0:さようなら 1:死にたくない 2:誰か助けて 3:ごめんなさい 4:お腹へった 【備考】 ※放っておくと死にます。 ※悲劇のきっかけが佐藤良美だと思い込んでいます ※名雪の第三回放送の時に神社に居るようようにするの情報を得ました (禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化) ※土見稟(死体)はあゆの隣にある血だらけのトロッコの中。 142 カニとクラゲと暫定ヘタレの出会い 投下順に読む 144 先の先、後の先。 142 カニとクラゲと暫定ヘタレの出会い 時系列順に読む 144 先の先、後の先。 138 Hunting Field(後編) 大空寺あゆ 159 安息と憂鬱の狭間 136 蜃気楼の旅路へ~宣戦布告~ 月宮あゆ 153 選択肢
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登録日:2023/10/17(火) 14 14 00 更新日:2024/03/03 Sun 19 59 00NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 2023夏アニメ 23年夏アニメ Web漫画 アニメ ケモナー入門向け テレビ東京 フェーレンザイ 中国アニメ 中国神話 公式が病気 ←良い意味で 妖怪 漫画 神々 豪華声優陣 非人哉 『フェ~レンザイ -神さまの日常-』(原語 非人哉、直訳で「人ならざるかな」)は、中国発のWeb漫画、及びそれを原作にしたアニメ作品。 本項では主に漫画作品において記述する。 アニメ キャラクター・タイジョウ 余談 西遊記をはじめとする様々な中国の作品の神や妖怪が登場するコメディ作品。 制作は分子互动(fenzihudong)に所属する一汪空气氏が漫画を描いている。 4コマ漫画をアニメにするため、一話一話の時間がかなーり短い。 日本で例えるなら、カオスさを差し引いたポプテピピックに近い。 作風はジャンルで言うと「神話×現代×ギャグ」という風になっていて、特に東洋神話からの登場人物(登場非人?)が多い。 姉妹作品に「万聖街」という作品があるが、こちらは西洋神話の登場人物(というか悪魔)が多く、どちらが好みか結構分かれる。 でも結局は好みの問題なので作品としては両方楽しめる。因みにコラボエピソードが存在するが、日本語吹替はされていない。 ほとんどの登場人物が「日本人にとっての桃太郎」のような中国人が誰もが知る御伽噺や伝説を原典としており、作中では各キャラの原典にまつわる説明は控えめ。 筆で描いたような枠と、可愛い画風、ちょっと粗いカラフルな色で描かれており、某百科事典の言の葉を借りるのであれば、萌え水墨画と言える作風に仕上がっている。 この点はアニメにもしっかり受け継がれている。 アニメ 2018年に中国でショートアニメ化された。 2023年の7月からショートアニメをまとめた30分動画にしてテレビ東京系列で毎週火曜深夜に放送開始して、9月に終了してしまった… …と思いきや、公式が2023年10月の毎週日曜3時からyoutubeでプレミア公開されることとなり、ファンを歓喜させた。 ちなみに最終回は同年12/31日に公開、それとは別にtkvをはじめとした地上波でも10月、または11月から放送される。 キャラクター キュウゲツ(CV 内田真礼) 主人公。200年の修行を積んだ九尾の狐。 人の姿で、現代社会で真っ当に働いている。毎月の水道代とガス代、電気代の支払いに苦戦中。 働いている会社は東洋の仙妖に焦点を当てられがちだが、れっきとした会社で、ふつーの人間もいる。 かなーりどうでもいいが、伝承によっても違いはあれど狐って300歳経たないと人に変化できないんじゃなかったっけ… 鶏肉や鼠、イケメンに目がない。事実中学からの友達(鼠)が部屋に入ってくるタイミングが遅ければ、誰もいない部屋で生の鼠を丸かじりしている所だった事がある。インスタントラーメンが大好物。 生年月日は1808年11月30日。キュウゲツ(九月)なのに。 血液型はB型。兄がいる。 イメージ崩壊注意 実は10年前程はいわゆる中二病で、変な所でカッコつけたり、町中で意味が分からない行動に出たりするシーンが存在する。暖かい目で見てあげよう。 ちなみに時系列で言うと ある日本のアニメを見て髪を白に戻す(それまでは黒) ↓ フェーレン中学にて上記の行動を取る(*1) ↓ 現代(2018年以降) となっている。 ついでに言うと初恋の相手はとある青い犬(の妖怪)。 たまちゃん/小玉(CV 高橋李依) 嫦娥(じょうが)の玉兎で、キュウゲツの仕事仲間。 てっきりキュウゲツと同い年ぐらいかと思いきや、一応嫦娥最初の玉兎という肩書きもあって、玉兎が月餅(中国における月見団子)を作る会社(*2)の社長で、年齢は二、三千歳、大量の部下を持つ凄い人物である。特に月宮CCOというイケメントリオ忠実な部下が準レギュラーくらいで登場している。 贈り物として大量に送られた月餅にいい加減嫌気がさして、月餅を見つけると破壊を試みる、中秋月になると常にヤンデレ状態になる、もんのすごい顔になる、挙げ句の果てに月餅をガトリングガンを模した発射装置である種の兵器として転用するという、筆者の思考が少し違えば作品そのものが変わるんじゃないかというレベルの権限とキャラの濃さを有している。彼女の部下も同様。月宮では今日も月餅、昨日も月餅、明日も月餅状態で気を失う者すらいるが年に一度(新年)だけ餅が食べれる。この時は月宮中が歓喜する。 余談だがに月餅は手作業で作るが、彼女は月宮の自室でパソコンを所有していたり地球への製品の配送はロケットで行っている。 二次創作や一次創作時点でもネタキャラとして扱われている風潮があり、以上を除いた例を挙げても 腹黒い一面が結構チラ見できる。 吹き替えでも声優が本気を出している(狂気を見せている時が多い) キュウゲツがゴウレツの喉奥を覗く時に顔を突っ込んでいるのを見て「丸のみplay?(意訳)」と発言させる(*3) とまあこんな具合。 コウテンに熱烈にプロポーズされているが、それをかなり嫌っている。 ゴウレツ(CV 杉田智和) キュウゲツの同僚で、東洋竜。白色。 西海竜王の三男で、二千歳ぐらい。 かつて白龍と呼ばれ、あの三蔵法師を天竺まで連れていった。 いわゆる皇子といった立場の人物で、実はかなりの金持ち。中国だということを加味しても、独り暮らしでそれなりの広い家に住んでる。 胃袋の中は海になっていて、くしゃみをしたり吐くと中の魚を排出する。自分の手で出すこともできる。 天然気質。周りからはれっちー(烈ちー)と呼ばれる。 ナタ 観音さんが預かってる老人ショタ(?)。 人間社会の小学校に通っている。 体はレンコンで出来ているので、腕を千切って食べることも出来るし、割とすぐに修復する。それと蓮の葉を出して水中でも呼吸できる。 (同姓から)モテる見た目をしていて、本人はかなり嫌っている。キュウゲツからも某魔法少女のコスプレをさせられたりしている(*4) あどけない少年に見えなくもないが、三千年ほど生きており、竜殺しの伝説の持ち主。故に竜からは物凄く苦手意識を持たれている…というかある種の生存本能から常に逃げれるよう少しでも距離を取るという苦手意識を越えた何かを持たれている。本人は竜が好きなのに。 勉強は結構できない。例として「計算を間違える(まだ分かる)」「宿題(模擬裁判)を真面目にしない」「1月を英語で "one moon"、6月は何故か"s○x moon"と間違える」、アルファベットの、大文字と小文字について理解していない(*5)等、あのハクタクが手を焼く学習能力。 因みに2020年の目標は長高(*6)。2019年の目標は長高。…1950年の目標も長高。…うん。頑張れ。 観音大士/カンノン(CV 神谷浩史) キュウゲツの働く会社のリーダー格の一人。ナタの保護者。 本人は超がつく程に自由気ままに生活している…ように見える。 しかし、実のところナタ達3人の子供の保護者で、一人で4人分(同居している人数自体は5~6人)の家事と問題児3名の世話をしており、会社に出ると今度は一般常識からやや外れた問題ばかり起こすキュウゲツらに手を焼くというかなりの苦労人。 いつでもどこでもスタバコーヒー(に見える玉浄瓶)を飲んでいる。だが、キュウゲツやたまちゃんが飲んだ時は明らかに妖怪というより神に近しい姿となっている。これを常飲しているカンノンって一体… この液をふりかけることで他者を馬化しているシーンがちらほらあるが、真のその能力は「願いを叶える能力」。RPGで例えるならばMP無限バフ役 アイテム製造キャラ。 蓮華座(仏像等の台座の蓮の花をイメージしてもらいたい)は車のように使えるもので、お金さえ出せば(神であれば)買えないことはない、本当に車のようなアイテムとなっている。因みにカンノンさんが使っているものは地球に優しい充電式。 後光は四次元ポケットのような収納アイテムとなっているが、それ以外にも 入った物を別の場所に送り込む(*7) 光源として使える on、offを切り替えられる(ときたま故障) 充電器として、無尽蔵の電池替わりに使える(*8) 洗濯機で布と洗うと色が移る(というか布が光源になる) …何かデメリットもあった気もするが、前述の玉浄瓶と合わさってその気になればとんでもないことをしでかすんじゃないかというキャラに仕上がっている。 狂に近い馬好き。 コウテン(CV 高橋優斗) キュウゲツの仕事仲間。青い毛色をした犬の妖怪。 物凄いイケメン。…でも中身は子供。悪く言えば「愛すべき馬鹿」。 無邪気で呑気。よく笑って良く泣く。そして寝る。 たまちゃんに好意というより狩猟本能を持っている。熱烈なプロポーズ()に興味を示されないことを嘆いているが、中学校に在籍していた頃から他の人にはモテる。あのイケメンに目がないキュウゲツも惚れ込ませるイケメンである。 高い建築中のビルに住んでいる。でも高所恐怖症で、ジェットコースターや飛行機等が物凄い苦手。なので旅行は遠いところだと海を泳いでいく。…え? 二郎神(後述するヨウゼン)の元をよく訪れており、頭を撫でてもらうと喜ぶ。 因みにとある狐と兎のコンビには高所恐怖症であることを知られている。その上でジェットコースターに乗せられた。鬼か。 キュウゲツが二百歳位なのでこいつもそのくらいかと思いきや、実はヨウゼンとの出会いはヨウゼンが子供の頃、怪我をしているのをヨウゼンに助けられたのが始まり。つまるところ彼も二千歳ぐらい。キュウゲツ以外の同僚、年取りすぎでは。因みに怪我の原因はヨウゼン。 セイエイ(CV 鬼頭明里) おばさんじゃなくてお姉さん。女蛙(じょあ)という鳥の妖怪。 かつて海で溺死し、溺れ死んだことを恨み海を埋め立てようとする女蛙の伝承が元ネタ。 温厚な人物だが、水辺をみるとそれが金魚鉢であろうが海であろうが、ゴウレツの口であろうが病身の夫に作ったスープであろうが何がなんでも石を入れまくる。そこ、海に石を投げ入れても水位が上がるだけとか言わない。石をとにかく使うので工事現場から石を一つのカゴごと盗んだり(犯罪です)。 さっき言ったが夫がいる。いつも頭の上に乗っている白い鳥がそう。それに育児経験もある。それと画伯。 ヨウゼン(CV 三木眞一郎) 三つ目の二郎神。愛称は三つ目兄さん。 常に作業服の人だが、その性格から好かれやすい。あのたまちゃんやキュウゲツでさえ頭を撫でる彼と友好的に接している。 第三の目は消毒、変化を見破る、レントゲン、プロジェクター、ミラーボール(?)など無駄に多機能。一部は神力を使うので使うとけっこう疲れるらしい。 カンノンとは趣味等の面で仲が悪く、しょっちゅう火花を散らせている。 猫カフェを開いているが、最近は動物アレルギーになってしまっている。 ハクタク(CV 梶裕貴) 万物の知識に精通するとされる聖獣「白鐸」。 現代では観音大士の家に居候しながら作家や家庭教師をやっている、半引きこもりの青年。本が多い。 彼だけは自分が「非人哉という作品のキャラである」ことを自覚している他、他のキャラの行動を予測できたり(青い犬を除く)する等、チートもいいところの能力を持っている。自分がただの数字って知りながら良く平穏に暮らしてるな… とは言え、あくまでも「予知能力を持っている」だけなので未来を変化させたりすることはできない。 リュウメ(CV 上坂すみれ) ナタの同級生。 観音菩薩の侍女をしていたという伝説上の人物「龍女(りゅうにょ)」で、敖烈のいとこ。色は白がかかった青色。 クールなしっかり者…に見えて白澤ですら匙を投げるほど勉強できない子。 敖烈同様異性の好みが人とズレている。とはいえコウガイに好意を抱いているシーンはある。 コウガイ(CV 蒼井翔太) ナタの同級生。赤髪。 モデルは三蔵法師と敵対し父親ともども調伏され、後に観音の下で修行を積む事となる牛魔王の息子「紅孩児」。要は「西遊記」の敵キャラ。 仕事も勉強もできる熱血漢で、いつもナタをライバル視している。 牛魔王の息子だけあってかなりの実力を有するが、心は子供。 ジュウイチゲツ(CV 岡本信彦) キュウゲツの兄。妹を応援しているが、シスコンまでは行っていない。 作中では旅行に行くために豪邸を売りはらうが、財産共々丸々盗まれ路上生活をしていたところをキュウゲツに拾われ、居候している。踏んだり蹴ったりの次元じゃないぞ… キュウゲツを応援して色んな事をするが、大体失敗し、キュウゲツを怒らせて路上生活に戻っている。次の登場時にはちゃんと戻っている。 仙妖の友達が大勢おり、作者のネタ切れを防ぐキーパーとなっている。 中学時代は狐であることや恐らくキュウゲツと兄妹であること等を隠して陰キャ生活をしていた。成績は優秀であったとのこと。 ダッキ(CV 三森すずこ) かの有名な狐の妲己。詳細は本wikiの該当項目、及び白面金毛九尾の狐の項目に譲るが、基本的に無視してもらっても差し支えない。 ざっと説明すると、いわゆるサイコパスとその美貌で数々の国を地獄にしようと企んだが、大体の創作では結構な確率で失敗している狐だが、その性格を落ち着かせようと山奥でのんびり暮らしている。 表面は落ち着いたが内面はまだ狂暴(?)な頃の性格が残っている。 キュウゲツや前述のジュウイチゲツにおばあちゃんと呼ばれているが血縁関係はないらしい。 ・タイジョウ 鶏。変な声をしている。 準レギュラー並みの登場回数。 アニメ版ではまだしも、原作漫画ではある時期から斧を振り回し始める(物理)ケイテンに置き換わったのかかなりの回数登場している。 イケメンだが、体臭は獣臭いし、声も変だし、虫を食べようとするので基本嫌われている(*9)。 漫画版では何と初登場で読者と肉として捌こうと襲いかかったキュウゲツに全裸を見せる(*10)という誰得シーンを見せた。アニメ版では勿論服を着ている。 尚、中国語版では星君という名称で登場している。勿論関係はないですが、その他一切のことは分かりません! その他、様々な神々が登場する。無料で読めるので是非原作を読んでほしい。 余談 日本上陸時、その中国製という面や内容のつかまりにくさから余り流行らないのではないかと言われたが、ケモナーという文化が発展している日本人とゆるーい独特のテンポ、そして主要キャラはちゃんとオリジナルのキャラクターという要素が合わさり、それがちょうど良い年齢層に刺さり、爆発的とまでは行かずともコラボ企画も何度も計画されており、十分に成功したと言える。 ちなみに東京アニメアワードフェスティバル2024にて、何とワンピースや進撃の巨人、推しの子といった強豪を押し退けて何と7位に輝いている。 追記、修正は神々の皆様方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 神話系の前知識ゼロで見たのもあるんだろうが、項目内で比較されてるポプテとは別ベクトルでカオスだった -- 名無しさん (2023-10-17 17 00 37) 簡単に言うと「鬼灯の冷徹」とか「聖おにいさん」とかの中国神話版。西遊記とか封神演義とかちょっと齧ったことがある程度だけど面白い。 -- 名無しさん (2023-10-17 21 37 07) 名前 コメント
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「アンノーン捨てた子 ”絶交”」 解説 前回に引き続き、アンノーン主催の勝ち抜きバトルロワイヤル。 試合形式、ルールは前回と同じだが、今回は男女混成で南の国と北の国に分かれて闘う。 なぜ大会名がこうなったかと言うとうp主がタイトル名を当初ライアーゲームでやろうとした名残である。 今回も各パートの最後などにちょっとした寸劇が入っている。って言うかそれがメインじゃね? 出場資格に関しては選手紹介オープニングを参照。 尚、カプエスのグルーヴはEX固定。 出場選手 それぞれ60名ずつ、計120名 + 南の国、1Pサイド 右京さん クリザ American idiot モリガン クララ Reject No.253 ロール いろは かりん ティセ わぴこ 石馬戒厳 レイレイ ヒューゴー ブレイド 京堂扇奈 ダッドリー 殺人貴 ショー・疾風 オーガ このは ラオウ 社 東方不敗マスター・アジア パチュリー 八坂神奈子 沙耶 カーネル 廿楽冴姫 梅喧 ヴァニラ・アイス ミリア 春日野さくら 藤堂香澄 イグニス ジョニー 有間都古 山本 パーフェクトセル 西行寺幽々子 仮面ライダー2号(1号は前回戦死) ウィングゼロ ハクレイム ワラキアの夜 ドナルド ミズチ(前回先生のせいで神が抜けた) 遠野美凪 ホイホイ フィオナ エビルリュウ ファウスト バレッタ エビルケン 楓 ポチョムキン ギース(ナイトメア) サキエル オメガルガール ゲーニッツ 天草四郎時貞 + 北の国、2Pサイド 八雲紫 一条あかり リムルル 妖夢SS まこと モンゴリアン 前田慶次 ルルーシュ ドラゴン 春麗 イノ ドノヴァン 志々雄真実 シエル 軋間紅摩 赤朱秋葉 ELLA ワーロック(Easy) ヌール 倉田佐祐理 ルーシー・フェルナンデス サウザー ドラゴンクロウ 庵(AKOF) 古手梨花(覚醒) イングリッド シナモン 天野美汐 Q テスタメント 十三 アナザーブラッド クレス Ωアデル 神豪鬼 川澄舞 アンノウン アテナ・ハイデルン アクセル 新世界の神再び クアンド トキ(星バグ直った) メガマリ 獅子王 シン 琥珀 この胸に毛根ある限り カイ ヨハン ジョー東 色 ゼロ クリフ ジャッジメント オメガレッド K9999 承太郎 ハルク 壬無月斬紅郎 イグニス(ボスモード) + その他番外の人たち ジェネラル(カイザーナックル) ジャスティス DIO マグニートー ちせ ディズィー 月宮あゆ 神オロチ 葬志貴 鬼巫女 ヴァニラさん×2 レイ シン ユダ ベガ メカ沢 cv若本 ジル・バレンタイン ブロントさん レミリア・スカーレット 人気ナンバー1女子アナ お天気お姉さん? 守護者エミヤ 閣下 ギル ナコ月ルル娘 両儀式 ブロリー ペットショップ 鷲塚慶一郎 ロボカイ アッシュ・クリムゾン ダン 関連大会 アンノーン主催第1回男女バトルロワイアル アンノーン主催FINALバトルロワイアル コメント 毎回やるおまけおもしろいなあ。 -- 名無しさん (2008-09-22 13 59 25) 面白かったな。これはもっと評価されるべき。 -- 名無しさん (2008-10-08 07 06 44) 小ネタが面白かった。 -- 名無しさん (2008-10-13 15 40 55) 新作予告ktkr -- 名無しさん (2008-11-14 19 18 05) 新作予告キター!どんな大会になるかwktk -- 名無しさん (2008-11-15 09 55 36) 新作予告の時点で今までで一番面白かったんですがw -- 名無しさん (2008-11-15 10 10 35) 削除+更新停止か・・・楽しくみてただけにすごく残念だ -- 名無しさん (2009-03-07 19 44 22) と思ったら、FINALのリメイク作品来ましたよ!!! -- 名無しさん (2009-07-18 15 20 11) 名前 コメント マイリスト MUGENとか ニコMUGEN絵板 から Canik氏 画
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□学生 ▽幼稚園生 ○松井海流 ▽小学生 ○水原夏乃/○綾渡藍/○天照美紅/○松井春香/○隠岐田風吹 ▽中学生 ○松井あかり/○宇都宮帝/○雛江くるり ▽高校生 ○松井羽子/○枝野葉月/○北白川可奈子/○蘇芳魁人/○姫王子希里/○木戸恋夜/○倉橋健太 ○田中山 一郎丸/○嘉村京麻/○桜圭太/○音無綾乃/○綿居騎士/○中村英明/○ウィードさん ○松井亜季子/○明日斬斗 ○北崎剛樹/○斑一秋/○ルネッサンスYAMADA/○らいく/○結城怜治/○せいぎちゃん ▽大学生 ○天照天逢/○有里しぐれ □一般社会人 ○松井凛/○松井昇三郎/○ノー・フェイス/○寒田イチロー/○掃除のおじさん/○松井源慈/○鹿渡野・秋也 ○山田夜行/○天津陽次/○木村タカノリ/○正田平二/○渡辺雄大/○渡辺圭介/○新月真奈美 ○渡辺剛士/○美少女になった俺/○感謝のガッツ/○ひろし/○松井甚平/○地球壱強男/○月宮清史郎 ○コンナー・コートモ・アローカート/○トリフォリウム/○イスラ・テルミ/○イッチ/○正田練炭 ○鰻山アジュー/○リーゼロッテ・ワレンシュタイン/○シュワルツ・エイガー □裏社会 ○アウル・ストーレ/○ジャーキング/○リップ・A・ヘルズ/○波江賀集/○ザルナ・アエゴーシュマ ○樋渡剛蔵/○便利屋さん/○ブラットローズ/○燃得流ラファエル/○雨宮カリフォ/○湯沢樹 □異世界人(過去・未来人含む) ○松井雪彦/○ネルフィ・ゴルド・アザレスク/○オーリシュ/○クロー・コーガタ/○ラムド・ウィンチェスター ○神楽敦/○ティム・バーソン/○ジャンヌ・ダルク/○ジル・ド・レェ/○ジャスティス泡盛 ○エグザ・トランゼクス/○カピタン・スモール/○ガト子/○松井総一郎/○ガリュー/○レノ=カレラント ○渡辺勘兵衛/○ラ・イール/○田中撃/○エルザ・V・ファルネ □人外 ○日光仮面/○アリア/○渡辺/○カイザーオナニー/○DR-X/○ケイ・エス/○来栖真理亜 ○一首ビャクジン/○型式番号TX-24-14593/○沢岡勝次/○グラス/○蝗/○シェリー ○スカーレットバロン/○マツィ/○ゾンビのゾン子/○オプティオン/○イレイザー □神・悪魔・霊・概念 ○イータ・ノートン/○鋸(ソウ)/○”七不思議”トイレの花子さん/○“七不思議”十三階段/○ 幸福 ○メアリー・スー/○魔導翁シャガ/○ゴルディアス/○女神松井/○スイ □とある一人称小説 ○『俺』/『私』/○荘 昨紗(そう さくしゃ)/○『友人』/○『先輩』 □枠がよくわからないもの ○リンディア・フェイエス(教団とあるけど現実扱いの宗教? 異世界の宗教?) ○東平風左右太(現実世界の住人? 異世界人?) ○クダ・ヴォイド・キモティカ(設定的にどのカテゴリーに入れるべきか……) ○松井キラー(同上) ○ユーダホ・ンビモ(ネアンデルタール人は一般人? 人外?)
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一覧に戻る 00 03 12fripSide - future gazer (instrumental) 00 05 12お盆も一人ならオールナイトニッポン 00 06 55石川智晶 - スイッチが入ったら 00 11 22南里侑香 - 輝跡-kiseki- 00 15 49黒崎真音 - メモリーズ・ラスト 00 19 57SUN&LUNAR(桃井はるこ,野川さくら) - Romantic summer 00 23 42Larval Stage Planning - 君+謎+私でJUMP!! 00 27 28ULTRA-PRISM (月宮うさぎ×小池雅也) / Chorus:イカ娘(CV.金元寿子) - 侵略ノススメ☆ 00 31 55美嶋紅音,セップククロウサギ 栗林みな実 - 妄想少女A 00 36 11佐倉紗織,井上みゆ - ラブリー☆えんじぇる 00 39 35七森中☆ごらく部 - ゆりゆららららゆるゆり大事件 00 43 25土浦彩葉(井上麻里奈),近藤繭佳(荒浪和沙) 高梨奈緒(喜多村英梨) - アリアリ未来☆ 00 46 45高野真由子&いちごパンツ隊 - パンツ音頭 00 49 10小宮真央 - すかっとうーまん 00 52 37シスター・プリンプリン 00 56 32小宮真央&梨本悠里 - 魔法少女マロン&スカーラル 01 01 01小宮真央 - かくせいひろいずむ 01 03 59[インスト]菅野よう子 - 追憶のトランペット 01 05 35田村ゆかり - You Me feat. motsu from m.o.v.e 01 09 38シェリル・ノーム starring May’n ランカ・リー=中島愛 produced by 菅野よう子 - 恋はドッグファイト (FIRST LIVE in アトランティスドーム) 01 14 46黒崎真音 - fuss fuzz 01 19 20ROUND TABLE featuring Nino - Groovin Magic 01 23 45MELL - RIDEBACK -Re-mix ver.- 01 27 31有坂美香 - dis-[ENGLISH] 01 31 56加賀美セイラ - Follow Me Feat. Sound Around 01 36 47AKINO featuring bless4 - Genesis of Aquarion 01 40 00牧野由依 - アムリタ 01 45 04KOKIA - tell tell 坊主 01 50 05シェリル・ノーム starring May’n ランカ・リー=中島愛 produced by 菅野よう子 - ダイアモンド クレバス ~thank you , Frontier 01 56 45FictionJunction - stone cold 02 02 44fripSide - future gazer 02 06 52岸田教団 THE明星ロケッツ - リプル 02 10 39Kalafina - sprinter 02 15 43ちょうちょ - カワルミライ 02 19 49yoshiki*lisa - Destin Histoire / yoshiki*lisa (オープニング・テーマ) 02 24 13supercell - 君の知らない物語-TV Edit- 02 25 43eufonius - Idea 02 30 17KAORI - Tears Infection 02 34 55FictionJunction YUUKA - Silly-Go-Round 02 39 48桂ヒナギク with 西沢歩 starring 伊藤静 with 高橋美佳子 - 本日、満開ワタシ色!~逢いの手ver.~ 02 43 32美嶋紅音,セップククロウサギ 栗林みな実 - ワンウェイもちろん片想い (Bonus Track) 02 47 13篠ノ之箒(CV:日笠陽子) - SUPER∞STREAM 02 51 03石川智晶 - 不完全燃焼 02 55 12福山芳樹 - 真赤な誓い 一覧に戻る
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1月 + 開く 1月3日生まれ 純浦 咲 ウェーテン・ヘルハンデス 神代 睦月 1月6日生まれ 零園 アム 1月8日生まれ 可美 一絵 1月12日生まれ 氷室 直己 1月14日生まれ 楠神 零治 桜神 琴音 1月24日生まれ ビューテクレイン・ヘブンリー・フライト 1月21日生まれ 柊 真冬 幡東 譲 1月24日生まれ 螺良 栄一 1月30日生まれ 柏木 優斗 2月 + 開く 2月1日生まれ 双海 月 2月2日生まれ ガトー・パロサント 2月5日生まれ 小悪尉 2月6日生まれ 田中 大二郎 Die Jiro 2月10日生まれ 風前 灯火 2月11日生まれ 鬼沙羅 2月17日生まれ クラーイ 2月28日生まれ 惟村 萌無 代破魔 真神 まこと 2月29日生まれ 白阪 友実 3月 + 開く 3月3日生まれ 小野寺 真知 3月6日生まれ 岩見 幸奈 3月7日生まれ ロース・ジークエイス 3月9日生まれ 引田 索 Index Man 3月11日うまれ 紅魔 3月23日生まれ 彼岸 雛 3月24日生まれ 芦沢 丹那 3月26日生まれ 飛永 綾人 4月 + 開く 4月1日生まれ 零時 時人 4月3日生まれ 初嶺 頼実 4月4日生まれ ヘレーゼ 4月5日生まれ 幽月 リンネ 4月8日生まれ 朱鷺田 桜子 4月11日生まれ 百条 来太 4月14日生まれ 奏 愛美 4月15日生まれ 常盤 千歳 黒宮 柳 4月16日生まれ 九十九 奏 4月18日生まれ 霊置 功太郎 4月19日生まれ 天空 青海 4月20日生まれ 一青 葵 4月23日生まれ 長田 智樹 4月27日生まれ 白河 夜船 平方 三乗 4月29日生まれ 天帝 改斗 5月 + 開く 5月1日生まれ 花鳥 灯花 国生 仁 5月2日生まれ 緋鞠 芽衣 5月5日生まれ 櫛枝 真理音 マリオン・コーム・ブランチ 5月6日生まれ アロン・ヒ―デニス 5月12日生まれ 鏡道 唯 5月15日生まれ アール ノワイト 5月17日生まれ 日向 立葵 5月21日生まれ 渋男 5月23日生まれ 明日 優騎 三田 ルシア 5月24日生まれ クロエ・ティア 5月25日生まれ 中嶽 実生 5月26日生まれ 金剛 蝶花 5月27日生まれ 旺武鎧 6月 + 開く 6月1日生まれ ステイト・エルサート 6月7日生まれ 七瀬 栞 リシオン・セブン・シャロ 6月10日生まれ ロットゥ・ジークエイス 6月27日生まれ 栗栖 マドカ 6月29日生まれ 桜神 雅 7月 + 開く 7月5日生まれ 晴也 翔 7月13日生まれ 惟村 有人 7月15日生まれ 東 ナオト 7月20日生まれ 財前 カナト ベル・リペア 7月23日生まれ ドラエ 7月26日生まれ 天龍寺 慧 7月27日生まれ 南船 北馬 7月31日生まれ 有栖 8月 + 開く 8月2日生まれ 福月 穂香 8月8日生まれ 岡野 輝彦 8月10日生まれ 希丸 伊織 8月13日生まれ クロチリ 8月15日生まれ 指宿 愛 8月17日生まれ ハルトール・ワティル 8月21日生まれ オリジー 8月24日生まれ 地皇 レクス 8月25日生まれ うさぎ 8月31日生まれ ゴーディー・ブル 9月 + 開く 9月1日生まれ ブラッグ・ポッド 加賀 八九一 9月6日生まれ 仲宗根 沙瑛 9月7日生まれ 柊 眠夢 9月9日生まれ 九条 真知 9月12日生まれ シバタロウ 9月20日 黒澤 玄樹 9月24日生まれ グレン・ラグランジュ 9月26日生まれ 白雪 命 9月30日生まれ 冷水 有優 10月 + 開く 10月4日生まれ 月橋 星麗奈 10月8日生まれ 弱法師 10月17日生まれ 蓮見 楓 一ノ瀬 夢乃 ユメノ・ドリーミアン 10月18日生まれ 千藤 未波 10月21日生まれ 星原 日菜 10月24日生まれ 橋爪 恭美 10月30日生まれ 双石 蒼真 11月 + 開く 11月2日生まれ 摂華 11月5日生まれ 柏木 翼 高科 賢之 11月6日生まれ 灰狩 白雪 11月11日生まれ スレーテ・ヒーデニス 11月16日生まれ ポン左衛門 ヴァイオレ・スル・アムール ヴィオレ・オーリィ 11月18日生まれ 阿食 里美 11月30日生まれ 玉根 恵夢 12月 + 開く 12月1日生まれ 不破 烈 12月2日生まれ 宇那木 弾己 12月4日生まれ 松藤 優香 12月7日生まれ 九重 柚奈 12月13日生まれ ナナ ノノ 12月15日生まれ 紅山 朱里 12月17日生まれ 霧隠 千影 12月22日生まれ 宮間 歩 12月24日生まれ 暁 美夜 12月25日生まれ リーフデ・ヒーデニス すめらぎ 12月26日生まれ 音羽 裕夏 誕生日不明 + 開く 月宮 狼 朽葉 鶇 エミ アメ クロ 三成 椎名 ジャロル ヒガン 玉藻 代魔 潮戸 澪 牛鬼 常闇 無月 遼
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ATM 赤木しげる 一方通行 アナザーブラッド アル・アジフ アリス・マーガトロイド アリスフィーズ・フェイタルベルン アンパンマン 十六夜 咲夜 井ノ原 真人 伊吹 萃香 伊吹 風子 Index librorum prohibitorum 禁書目録 海の覇者リヴァイアサン 卜部 季武 エリー 王都のお姫様 テレス 大海恵 岡崎 朋也 カール・クラフト=メルクリウス カイジ 神尾 観鈴 カイル 覚醒・高峰清麿 鹿目まどか カフカ・サンビーム 上条当麻 神裂火織 川名みさき 霧雨 魔理沙 久瀬 クルップ 東風谷 早苗 琴姫 古明地 こいし 魂魄 妖夢 ザーグベルト 佐倉杏子 サフィ 沙耶 ジード 四季映姫・ヤマザナドゥ 弱肉体斉藤 射命丸 文 シュシュ 十二戦士 真・桂言葉 スピアード 西行寺 幽々子 シェリー・ベルモンド ゼロ 速攻の女剣士ナナミ 大銀河超一郎 第六天波旬 たいやき屋のおやぢ 高槻 高峰清麿 立華 奏 橙 月島 拓也 月宮あゆ DIO デモンベイン デュフォー デュミナスの賢者 ルーディ 天魔・夜刀 ドーン トキ 土御門元春 巴マミ ATM ・魔法カード「バーサーカーソウル」 赤木しげる ・狂気「倍プッシュ」 ・天才「思考操作」 ・早上がり「高速ツモ」 ・満貫「清一色」 ・役満「国士無双」 一方通行 ・高電離気体 アナザーブラッド ・血刃を放つ、刎ねよ ・血風を纏う、抱け ・血の水面に魅入る、写せ アル・アジフ ・アトラック=ナチャ ・イタクァ ・シャンタク アリス・マーガトロイド ・紅符「紅毛の和蘭人形」 ・蒼符「博愛のオルレアン人形」 ・魔符「アーティフルサクリファイス」 アリスフィーズ・フェイタルベルン ・魔王の暴虐 ・魔眼 アンパンマン ・新しい顔 ・「僕の顔をお食べ」 ・アンパンチEX 十六夜 咲夜 ・符の壱「連続殺人ドール」 ・傷魂「ソウルスカルプチュア」 ・クロースアップマジック ・幻在「クロックコープス」 ・幻在「クロックコープス」 2 ・幻象「ルナクロック」 ・幻世「ザ・ワールド」 ・「咲夜の世界」 ・メイド秘技「操りドール」 ・メイド秘技「殺人ドール」 井ノ原 真人 ・「筋肉センセーション」 伊吹 萃香 ・鬼符「ミッシングパワー」 ・萃符「戸隠山投げ」 伊吹 風子 ・「親衛隊召喚」 ・「ヒトデヒート」 Index librorum prohibitorum 禁書目録 ・竜王の殺息 海の覇者リヴァイアサン ・轟波「ダイダロスウェーブ」 ・支配「水の都を制圧する者」 ・大食「襲撃の大損害」 ・竜巻「渦中暴風域」 卜部 季武 ・覇の輪 エリー ・ウルソルト ・ゴウ・ソルド ・ジェルド・マ・ソルド ・ジャン・ジ・ソルド ・ソルセン ・ソルド ・ボルセン 王都のお姫様 テレス ・作法「姫君の立ち振舞い」 ・純心「姫君の祈り」 大海恵 ・ギガ・ラ・セウシル ・サイフォジオ ・サイス ・セウシル ・チャージル・サイフォドン ・チャージル・セシルドン ・マ・セシルド ・リマ・チャージル・セシルドン 岡崎 朋也 ・「願いの叶う町」 カール・クラフト=メルクリウス ・暗黒天体創造 ・流出「未知の結末を見る(アクタ・エスト・ファーブラ)」 カイジ ・ざわざわざわ 神尾 観鈴 ・「ゴール!」 カイル ・発炎「バーン・アップ」 ・鏡花「The moon in surface」 ・決意「少年の望み」 覚醒・高峰清麿 ・ガンレイズ・ザケル ・ザグルゼム ・ザケル ・ザケルガ ・ジケルド ・テオザケル ・バオウ・クロウ・ディスグルグ ・バオウ・ザケルガ ・マーズ・ジケルドン ・ラウザルク ・ラシルド 鹿目まどか ・魔女の浄化 カフカ・サンビーム ・ゴウ・シュドルク ・シュドルク ・シン・シュドルク ・ディオエムル・シュドルク 上条当麻 ・幻殺「そげぶの右手」 ・幻想殺し 神裂火織 ・七閃 川名みさき ・問い掛け「夕焼けの世界」 霧雨 魔理沙 ・恋符「マスタースパーク」 ・邪恋「実りやすいマスタースパーク」 ・彗星「ブレイジングスター」 ・天儀「オーレリーズソーラーシステム」 ・星符「ドラゴンメテオ」 ・星符「メテオニックシャワー」 ・マジックアブソーバー ・魔符「スターダストレヴァリエ」 ・魔符「ミルキーウェイ」 ・魔砲「ファイナルマスタースパーク」 久瀬 ・「オーディンソード」 ・風符「ヴァジュラ」 ・風符「ヴァジュラの叫び」 ・「キル・ザ・バイト」 ・終風「ジ・エンド・オブ・ヴァジュラ」 ・救世「テスタメント・オブ・クゼ」 ・「ザ・ワールド」 ・大次元「アナザーディメンション」 ・大破壊「ギャラクシアンエクスプロージョン」 ・「ダブルドラゴンブリザード」 ・「バベルの裁き」 ・「光と闇の一閃」 ・神器「フェイタルミラー」 クルップ ・デスペアードストラック ・ブルートルストーム 東風谷 早苗 ・準備「神風を喚ぶ星の儀式」 琴姫 ・超弾幕「ううううう」 古明地 こいし ・本能「イドの解放」 魂魄 妖夢 ・人符「現世斬」 ・獄炎剣「業風閃影陣」 ・獄神剣「業風神閃斬」 ・符の壱「二重の苦輪」 ザーグベルト ・「エンプティヴォルテックス」 ・タービュランスラッシュ 佐倉杏子 ・独りぼっちは、寂しいもんな サフィ ・宿命「運命改竄」 沙耶 ・構造組み換え ジード ・ドラグナ・ナグル ・セカン・ナグル ・サーズ・ナグル ・フォルス・ナグル ・フィフス・ナグル ・ドラグノン・ディオナグル 四季映姫・ヤマザナドゥ ・審判「ラストジャッジメント」 弱肉体斉藤 ・ペインボンド 射命丸 文 ・風符「風神一扇」 ・疾風「風神少女」 ・竜巻「天孫降臨の道しるべ」 ・風神「風神木の葉隠れ」 ・「無双風神」 シュシュ ・高水圧「ラルゴ・アンダンテ・アレグロ」 ・鏡花「The moon in surface」 ・心「少女の笑顔」 十二戦士 ・流星「スターダストエクスプロージョン」 真・桂言葉 ・「永遠に」 スピアード ・「黒死無双十三面待」 ・斬殺「九連宝刀」 西行寺 幽々子 ・桜符「完全なる墨染の桜 -封印-」 ・桜符「完全なる墨染の桜 -亡我-」 ・桜符「完全なる墨染の桜 -春眠-」 ・桜符「完全なる墨染の桜 -開花-」 ・死符「ギャストリドリーム」 ・寿命「无寿国への約束手形」 ・「反魂蝶 -一分咲-」 ・「反魂蝶 -伍分咲-」 ・「反魂蝶 -参分咲-」 ・「反魂蝶 -八分咲-」 ・亡舞「生者必滅の理 -眩惑-」 ・亡舞「生者必滅の理 -死蝶-」 ・亡舞「生者必滅の理 -毒蛾-」 ・亡舞「生者必滅の理 -魔境-」 ・霊符「无寿の夢」 シェリー・ベルモンド ・アイアン・グラビレイ ・オルガ・レイス ・グラビレイ ・シン・バベルガ・グラビドン ・ディオガ・グラビドン ・ニューボルツ・マ・グラビレイ ・バベルガ・グラビドン ・レイス ゼロ ・天烈刃 速攻の女剣士ナナミ ・玄武の構え ・朱雀の構え ・青龍の構え ・白虎の構え 大銀河超一郎 ・ヒロイズム 第六天波旬 ・太極「大欲界天狗道」 たいやき屋のおやぢ ・居合「タイヤキホーン」 高槻 ・CPU交換 ・エナジードレイン ・超絶天才「ピラニアンローズ」 高峰清麿 ・ザグルゼム ・ザケル ・ザケルガ ・ジケルド ・バオウ・ザケルガ ・ラウザルク ・ラシルド 立華 奏 ・ガードスキル「Absorb」 ・ガードスキル「Delay」 ・ガードスキル「Distortion」 ・ガードスキル「Handsonic」 ・ガードスキル「Handsonic ver2」 ・ガードスキル「Harmonics」 ・ガードスキル「Howling」 橙 ・鬼符「鬼門金神」 ・翔符「飛翔韋駄天」 ・方符「奇門遁甲」 月島 拓也 ・電符「炸裂毒電波」 月宮あゆ ・食い逃げ ・大量食い逃げ DIO ・「世界」 デモンベイン ・アトランティス・ストライク デュフォー ・ザケル ・ザケルガ ・ジガディラス・ウル・ザケルガ ・ジャウロ・ザケルガ ・ソルド・ザケルガ ・テオザケル ・バルギルド・ザケルガ ・レード・ディラス・ザケルガ デュミナスの賢者 ルーディ ・ワイズ・アース ・ワイズ・ウィンド ・ワイズ・スパーク ・ワイズ・ファイア ・ワイズ・ブリザード ・合成魔法「アシッドレイン」 ・合成魔法「ウォーターウォール」 ・合成魔法「スーパーコンダクター」 ・合成魔法「スフィア・ボム」 ・合成魔法「ダイヤモンドシールド」 ・合成魔法「バーストサンダー」 ・合成魔法「ハリケーンゾーン」 ・合成魔法「ボルケーノバレット」 ・合成魔法「リフレッシュアース」 ・無属性魔法壱術「マジカルバースト」 ・無属性魔法弐術「マジカルオーラ」 ・無属性魔法参術「マジカルフレア」 天魔・夜刀 ・太極「無間大紅蓮地獄」 ドーン ・火水符「炎氷爆花散」 ・五指炎弾「フィンガーフレアボム」 ・五指氷弾「グレイザーブリッツ」 トキ ・北斗有情破顔拳 ・秘孔・刹活孔 土御門元春 ・赤ノ式 巴マミ ・ティロ・フィナーレ