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このページでは、Odyssea自作連載交換小説を目的としている。 ルール 内容は基本自由。キャラ出しても殺しても視点変えても無規律で荒唐無稽でもいいが、できるだけ前の人に続くように書く。 文字制限は無いが、約400~2000字以内が好ましい。 書き終わったら、必ず名前を括弧で括って書くこと。 交換小説なので、連続投稿は禁止。 前の人の文を勝手に書き換えない。(話し合いの末、許可を得たなら可) ラノベからの設定のパクリなどは特に指摘しないが、人として限度があるので、最低限のアイデンティティーを持つように。 過疎ったら積極的に書いていこう!! 以上を踏まえて、規則を守って楽しく続けましょう! 第一話 番外編第一話 第二話 第三話
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名称 価格 入手方法 備考 ブレイサー手帳 - ロレント遊撃士協会アイナから貰う レシピ手帳 - ロレント市内リノン総合商店で貰う 魔獣手帳 - シェラザードから貰う リベール王国地図 - リベール通信 第1号 100 購入:リノン総合商店(ロレント)※序章のみ リベール通信 第2号 100 購入:リノン総合商店(ロレント)※1章~ グローサー・ミネ(ボースマーケット)※『定期船失踪事件』達成まで リベール通信 第3号 100 購入:グローサー・ミネ(ボースマーケット)※『定期船失踪事件』達成~ リベール通信 第4号 100 購入:グローサー・ミネ(ボースマーケット)※2章~ カーネリア 1巻 100 購入:グローサー・ミネ(ボースマーケット)他:ロレント市内酒場横に住むレトラから貰う カーネリア 2巻 100 購入:グローサー・ミネ(ボースマーケット)他:ヴェルテ橋で兵士ハロルドから貰う カーネリア 3巻 - 他:ハーケン門でオリビエとの会話イベント→兵士が呼びにきて外に出た後すぐに戻ってマルコに話しかける カーネリア 4巻 - 他:ボースマーケットのグローサー・ミネ前のリブロから貰う(南街区での一連のイベント終了後) 実録・百日戦役 - 他:第1章ストーリークエスト『南街区の強盗事件』中でヨシュアから貰う 選択肢で「「私でも読める?」を選択
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アクセス解析 あ 怪しげなレシピ 海の妖精の紋様図 ウィーリント歴史書1 ウィーリント歴史書2 ウィーリント歴史書3 ウィーリントの剛剣製法 エシュロア伝記1 エシュロア伝記2 エシュロア伝記3 エシュロアの秘術製法 か 解読の書 完全な海底遺跡の宝の地図 完全な大砂海の宝の地図 完全な東方の宝の地図 黒い蝶の手紙 黒爺のサイン 古代王国の技術書 古代王国の古文書 古代王国の歴史書 黒蝶の幻夢剣 黒雨の儀式魔術 黒雨の記録書1 黒雨の記録書2 黒雨の記録書3 黒蝶の密書1 黒蝶の密書2 黒蝶の密書3 黒蝶編第1章・導かれる者の記憶 黒蝶編第2章・惑い進む者の記憶 黒蝶編第3章・戦乱と出会いの記憶 黒蝶編第4章・孤独な暗闇の記憶 黒蝶編第5章・影と花の記憶 黒蝶編第6章・忘れられた者の記憶 黒蝶編第7章・眠りたる者の記憶 黒蝶編第8章【黒蝶】・黒を選びし者の記憶 黒蝶編第8章【真王】・終焉を導く者の記憶 黒蝶編 終幕への標 開発日誌その1 開発日誌その2 開発日誌その3 開発日誌その4 開発日誌その5 凶王の居城跡の絵図(昼) 凶王の居城跡の絵図(夕) 凶王の居城跡の絵図(夜) さ ジョブライセンス ジョエルの手紙 初心者ダンジョンの絵図(昼) 初心者ダンジョンの絵図(夕) 初心者ダンジョンの絵図(夜) 白い封筒 潜入の命令書 た 大砂海の通行証 追跡の命令書 天空島からの書簡 天空の羊皮紙 東方大陸渡航免状 時の流砂の古文書 ダンジョン指南書第一巻 ダンジョン指南書第二巻 ダンジョン指南書第三巻 ダンジョン指南書第四巻 ダンジョン指南書第五巻 ダンジョン指南書第六巻 ダンジョン指南書第七巻 ダンジョン指南書第八巻 ダンジョン指南書第九巻 ダンジョン指南書第十巻 伝説の冒険家の日記1月7日 伝説の冒険家の日記1月20日 伝説の冒険家の日記2月10日 伝説の冒険家の日記2月13日 伝説の冒険家の日記3月9日 伝説の冒険家の日記4月6日 伝説の冒険家の日記5月12日 伝説の冒険家の日記6月5日 伝説の冒険家の日記6月19日 伝説の冒険家の日記6月20日 伝説の冒険家の日記7月11日 伝説の冒険家の日記7月12日 伝説の冒険家の日記10月28日 伝説の冒険家の日記11月6日 な ナナホシの噂 ナナホシの噂2 ナナホシの噂3 ナナホシの噂4 ナナホシの噂5 ナナホシの古文書の切れ端 ナナホシの手がかり ナナホシの武器の製法・序 ナナホシの武器の製法・壱・右 ナナホシの武器の製法・壱・左 ナナホシの武器の製法・弐 [[]] [[]] [[]] は 廃坑地図・完全版 廃坑地図・東 廃坑地図・西 廃坑地図・南 廃坑地図・北 バザールの交易利用券1 バザールの交易利用券2 光の章の記憶~1~ 光の章の記憶~2~ 光の章の記憶~3~ 光の章の記憶~4~ 秘伝レシピの書1巻 秘伝レシピの書2巻 秘伝レシピの書3巻 秘伝レシピの書4巻 秘伝レシピの書5巻 粉塵の魔術書 ヘアスタイルブックvol.1 ぼろぼろの指南書第六巻 ぼろぼろの指南書第七巻 ぼろぼろの指南書第八巻 ぼろぼろの指南書第九巻 ぼろぼろの指南書第十巻 ま 真っ黒な羊皮紙 魔法書 魔法の縮小装置 満月の平原 立ち入り許可証 ミメットの手紙 や やぶれた海底遺跡の宝の地図 やぶれた大砂海の宝の地図 やぶれた東方の宝の地図 闇の章の記憶~1~ 闇の章の記憶~2~ 闇の章の記憶~3~ 闇の章の記憶~4~ 闇ルート交易証書 妖精王国全記録 妖精たちの秘伝のレシピ書その1 妖精たちの秘伝のレシピ書その2 ら 竜の言葉 レシピブック1巻 レシピブック2巻 レシピブック3巻 レシピブック4巻 レシピブック5巻 レシピブック6巻 レシピブック7巻 レシピブック8巻 レシピブック9巻 レシピブック10巻 わ 和国交流の証書 「和の国」との交易証1 「和の国」との交易証2 和の古文書
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書物という異界7:民衆の心に堆積した異界の古層 カルロ・ギンズブルグ 『ベナンダンティ 16-17世紀における悪魔崇拝と農耕儀礼』 (せりか書房,竹山博英・訳) 16世紀の北イタリア・フリウーリ地方の異端審問記録に「ベナンダンティ」と呼ばれる謎の者たちの記録が見出される。彼らは皆「シャツを着て生まれてきたものたち」,つまり羊膜をまとったまま生まれた者で,ある年齢に達すると夜の集会に参加するようになるという。四季の斎日の木曜の夜になると,身体から魂が抜け出し,野原に飛んで行って魔術師・魔女と戦うというのである。 (作成中)
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名称 解説 入手先 聖書 オーディンによって洗礼文章が書かれた書物。読んだものは法術のスキルポイント+1。2回まで読み取り可能。 貰い物:カレン 黄金の魔導書“アヴァロン” 魔術師の廃屋でフェイトが拾った、どうやら神力が切れているようだ 拾得物(フェイト):マサラタウン
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書物 森近 霖之助の加入後、店番を任された本読み妖怪から購入出来るようになる。 パッシブスキル書と弾幕書の2種類に分かれている。 ■パッシブスキル書 ステータスを上げるタイプの書物。 書物名 説明文 買値 HPアップ -Easy- HPが少し上がる。 300 HPアップ -Normal- HPが上がる。 1,500 HPアップ -Hard- HPがそこそこ上がる。 7,500 HPアップ -Lunatic- HPが割と上がる。 2,500 SPアップ -Easy- SPが少し上がる。 300 SPアップ -Normal- SPが上がる。 1,500 SPアップ -Hard- SPがそこそこ上がる。 7,500 SPアップ -Lunatic- SPが割と上がる。 2,500 攻撃力アップ -Easy- 攻撃力が少し上がる。 500 攻撃力アップ -Normal- 攻撃力が上がる。 2,500 攻撃力アップ -Hard- 攻撃力がそこそこ上がる。 12,500 攻撃力アップ -Lunatic- 攻撃力が割と上がる。 3,000 防御力アップ -Easy- 防御力が少し上がる。 500 防御力アップ -Normal- 防御力が上がる。 2,500 防御力アップ -Hard- 防御力がそこそこ上がる。 12,500 防御力アップ -Lunatic- 防御力が割と上がる。 3,000 敏捷アップ -Easy- 500 敏捷アップ -Normal- 2,500 敏捷アップ -Hard- 12,500 敏捷アップ -Lunatic- 3,000 精神アップ -Easy- 500 精神アップ -Normal- 2,500 精神アップ -Hard- 12,500 精神アップ -Lunatic- 3,000 ■弾幕書 アイテム欄で使用することでスペルが使えるようになる。弾幕は火・地・水・風・雷・冷気の6つの属性と回復がある。 書物名 説明文 消費SP 範囲 買値 火弾幕の書 火属性の弾幕 4 敵・単 500 強火弾幕の書 火属性の弾幕の強化版 7 敵・単 2,000 火弾幕の書・散 火属性の全体弾幕 7 敵・全 1,000 強火弾幕の書・散 火属性の全体弾幕の強化版 16 敵・全 4,000 地弾幕の書 地属性の弾幕 4 敵・単 500 強地弾幕の書 地属性の弾幕の強化版 7 敵・単 2,000 地弾幕の書・散 地属性の全体弾幕 7 敵・全 1,000 強地弾幕の書・散 地属性の全体弾幕の強化版 16 敵・全 4,000 水弾幕の書 水属性の弾幕 4 敵・単 500 強水弾幕の書 水属性の弾幕の強化版 7 敵・単 2,000 水弾幕の書・散 水属性の全体弾幕 7 敵・全 1,000 強水弾幕の書・散 水属性の全体弾幕の強化版 16 敵・全 4,000 風弾幕の書 風属性の弾幕 4 敵・単 500 強風弾幕の書 風属性の弾幕の強化版 7 敵・単 2,000 風弾幕の書・散 風属性の全体弾幕 7 敵・全 1,000 強風弾幕の書・散 風属性の全体弾幕の強化版 16 敵・全 4,000 雷弾幕の書 雷属性の弾幕 4 敵・単 500 強雷弾幕の書 雷属性の弾幕の強化版 7 敵・単 2,000 雷弾幕の書・散 雷属性の全体弾幕 7 敵・全 1,000 強雷弾幕の書・散 雷属性の全体弾幕の強化版 16 敵・全 4,000 冷気弾幕の書 冷気属性の弾幕 4 敵・単 500 強冷気弾幕の書 冷気属性の弾幕の強化版 7 敵・単 2,000 冷気弾幕の書・散 冷気属性の全体弾幕 7 敵・全 1,000 強冷気弾幕の書・散 冷気属性の全体弾幕の強化版 16 敵・全 4,000 回復魔法の書 基本の単体回復魔法。回復力小 4 味・単 2,000 回復魔法強の書 応用の単体回復魔法。回復力大 8 味・単 8,000 広範囲回復魔法の書 16 味・全 4,000 広範囲回復魔法強の書 30 味・全 16,000
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著:3スレ目 104殿 1 永禄5年、前年におこなわれた宿敵上杉輝虎との第四次川中島決戦 武田典厩信繁、山本道鬼勘助らが鬼籍に入り、武田家は新たな局面を迎えていた 高遠に信玄四男、諏訪四郎勝頼が領主としてやってきたのはその永禄5年であった 三郎兵衛は所用があり高遠城に立ち寄った際の話である (`・ω・´)昌景「おおう、向山出雲殿、何をやっておられるのじゃな?」 向山出雲とは勝頼高遠入城に際し、信玄より勝頼側近として遣わされた七人の侍大将の一人である [´△`]出雲「これはこれは、、飯富様、いえ、勝頼様が甲府から持ってこられた荷物を整理しておるのです」 勝頼側近はどちらかというと文治派が多く、利に敏い連中ばかりで三郎兵衛はあまり好感を持っていなかったのであるが この向山出雲は甲斐の寺社を寄進したりと穏やかな人物で、三郎兵衛とも仲が良かった。 (`・ω・´)昌景「ほう、それはそれは、、しかし、たくさんの書物じゃな。どれ、それがしもお手伝いいたす」 [´△`]出雲「あいすいませぬ、この書物の多くは長坂釣閑斎様が勝頼様のために内外から取り寄せたものです」 (`・ω・´)昌景「(長坂殿か、彼は文治派の統領としてわれら武断派の中では嫌うものが多いが、意外にいい所があるではないか・・・)」 [´△`]出雲「?どうなされました」 (`・ω・´)昌景「いや・・・ほう、この書物は『あーさー王と円卓の騎士』とな」 [´△`]出雲「それは南蛮渡来の書物ですな、イスパニアよりさらに遠い国の軍記物とか」 2 (`・ω・´)昌景「南蛮の軍記物、興味がありますな」 [´△`]出雲「それがしもさらりと読んだことがありますのでかいつまんであらすじを」 南蛮でも最も西方に位置する「ぶりたにあ」という国 あーさーなる王が紆余曲折ありながら国を一つにまとめ、 円卓の騎士と呼ばれる優れた家臣たちの助けもあり、 「ぶりたにあ」を統一に向かっていく [´△`]出雲「そんな話でございます」 (`・ω・´)昌景「優れた王の元に集う優れた家臣たち・・・・まるで我が武田家のようじゃな!」 [´△`]出雲「そうでございますな、あーさー王の家に伝わる伝説の聖剣えくすきゃりばーというものがありますが さしずめ、これは武田家でいえば楯無の鎧ですかな?」 (`・ω・´)昌景「それで、あーさー王はぶりたにあを統一できたのか?この話の結末はどうなるのじゃ?」 3 [´△`]出雲「・・・それは」 若干言いよどみながら出雲は話を続けた ほぼ「ぶりたにあ」を制したあーさー王。 しかし、崩壊の種は思わぬところにあった。 呪われた子と呼ばれたあーさー王の息子 もるどれっど卿の謀反により、国を二分する戦となり もるどれっど卿はあーさー王に殺され、あーさーもまた 深い傷を負い、死んでしまう。。。 (`・ω・´)昌景「・・・・・・・・・・」 三郎兵衛は出雲が言いよどんだわけがわかった。 鋭敏な向山出雲は既に甲府において信玄とその嫡子義信との不和がこれ以上ないものとなっていることを 既に知っていたからである。 [´△`]出雲「・・・しかし、あーさーと円卓の騎士たちは南蛮において最高の騎士たちであると今においても讃えられております」 (`・ω・´)昌景「ふむ・・」 三郎兵衛は手に取った本を片付け始めた。 出雲も黙々と片付け始めた。 城の窓から、遠掛する勝頼の姿が見えた。まだ20になったばかりの勝頼は初々しく、そして活力に満ち溢れていた。 (`・ω・´)昌景「勝頼様もたくましくなられた」 [´△`]出雲「ええ・・・」 二人は少し救われた気持ちになった。 この時はまだ、二人は知らなかったのである 真に武田家にとって「呪われた子」が誰であるのか。 13年後、二人は長篠の地でともに果てることになる 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 22 30 33 ID urllbMw2 [´△`] 向山出雲守 勝頼側近の一人、甲斐の寺社に寄進をした 現在の甲府市南部に領地を持つ古い国人衆の一人 勝頼側近には他に小田切孫右衛門・安部宗貞・竹内与五右衛門・小原継忠・同下総守(継忠の兄)・秋山紀伊守がいる 生没年は諸説あるが一説には1537年~1575年。 一族の向山又七郎は板垣信方、駒井高白斎と連判状を作ったり、甲相同盟推進をしたりと有能な外交官であったよう。 一族の向山正盛は武田家滅亡後、徳川家康に使え旗本として江戸時代を迎えることになる 顔文字AAはロッテの渡辺俊介を流用(なんとなく
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装備-書物 書物 付加される装備オプションは、 計略攻撃・命中率・クリティカル率・反撃力・最大兵力です 画像 名前 階級 レベル 性能 強化時 初期オプション 装備オプション(MAX値) 計略書 中級 1 計略攻撃:10 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 張角の太平要術書 英雄 10 計略攻撃:30 強化時+5 計略回避:4% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 破れた語録 下級 15 計略攻撃:12 強化時+2 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 語録 中級 15 計略攻撃:32 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 論語 高級 15 計略攻撃:60 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 美女連環之計書 英雄 20 計略攻撃:50 強化時+6 命中:5% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 破れた詩集 下級 25 計略攻撃:22 強化時+2 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 羊皮の詩集 中級 25 計略攻撃:52 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 曹植の銅雀台賦 高級 25 計略攻撃:90 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 賈詡の彭越橈楚 英雄 30 計略攻撃:71 強化時+6 速度:9 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(74) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(3.6%) 反撃力(3.6%) 守備力() 最大兵力(74) クリティカル率(3.6%) ダメージ減少() 公孫瓚の兵法書 英雄 30 計略攻撃:71 強化時+6 物理回避:8% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 兵法書 中級 35 計略攻撃:72 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 孫臏の兵法書 高級 35 計略攻撃:114 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 陶謙の月旦評書 英雄 40 計略攻撃:137 強化時+8 命中:15% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(99) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力(99) クリティカル率() ダメージ減少() 呉子 希少 40 計略攻撃:160 強化時+8 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 乾象暦注 中級 45 計略攻撃:88 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 典論 高級 45 計略攻撃:138 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 群書治要 伝説 48 計略攻撃:192 強化時+10 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 貂蝉の纁色簪 英雄 50 計略攻撃:200 強化時+9 計略回避:15% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(124) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(6.1%) 反撃力(6.1%) 守備力() 最大兵力(124) クリティカル率(6.1%) ダメージ減少() 諸葛亮の心書 伝説 50 計略攻撃:250 強化時+10 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(174) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(8.6%) 反撃力(8.6%) 守備力() 最大兵力(174) クリティカル率(8.6%) ダメージ減少() 司馬穰苴の司馬法 神話 50 計略攻撃:300 強化時+12 計略:10 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(249) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(12.4%) 反撃力(12.4%) 守備力() 最大兵力(249) クリティカル率(12.4%) ダメージ減少() 商君書 中級 55 計略攻撃:110 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 時要論 高級 55 計略攻撃:165 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 治論 希少 58 計略攻撃:232 強化時+8 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(7.1%) 反撃力(7.1%) 守備力() 最大兵力() クリティカル率(7.1%) ダメージ減少() 袁術の図讖書 英雄 60 計略攻撃:266 強化時+9 反撃力:8% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 王符の潜夫論 伝説 60 計略攻撃:300 強化時+10 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 太公望の六韜三略 神話 60 計略攻撃:360 強化時+12 計略回避:10% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 歴史書 中級 65 計略攻撃:130 強化時+4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 奇策 高級 65 計略攻撃:195 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(4.7%) 反撃力(4.7%) 守備力() 最大兵力() クリティカル率(4.7%) ダメージ減少() 書経 希少 65 計略攻撃: 強化時+8 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(161) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(8.0%) 反撃力(8.0%) 守備力() 最大兵力(161) クリティカル率(8.0%) ダメージ減少() 左丘明の春秋左氏伝 英雄 70 計略攻撃:311 強化時+9 命中率:9% 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 司馬遷の史記 伝説 70 計略攻撃:350 強化時+10 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(244) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(12.1%) 反撃力(12.1%) 守備力() 最大兵力(244) クリティカル率(12.1%) ダメージ減少() 老子の道徳経 神話 70 計略攻撃:420 強化時+12 ダメージ減少:100 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(349) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力(349) クリティカル率() ダメージ減少() 握奇経 高級 75 計略攻撃:225 強化時+6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(111) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(5.5%) 反撃力(5.5%) 守備力() 最大兵力(111) クリティカル率(5.5%) ダメージ減少() 軍政軍志輯佚 希少 75 計略攻撃:300 強化時+8 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(186) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(9.2%) 反撃力(9.2%) 守備力() 最大兵力(186) クリティカル率(9.2%) ダメージ減少() 劉彩の青竹扇 神話 75 物理攻撃:480 強化時+12 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 曹操の孟徳新書 英雄 80 計略攻撃:356 強化時+9 速度:4 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 劉基の百戦機略 伝説 80 計略攻撃:400 強化時+10 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(279) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(13.9%) 反撃力(13.9%) 守備力() 最大兵力(279) クリティカル率(13.9%) ダメージ減少() 于吉の太平清領書 神話 80 計略攻撃:480 強化時+12 速度:6 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(399) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(19.9%) 反撃力(19.9%) 守備力() 最大兵力(399) クリティカル率(19.9%) ダメージ減少() 司馬懿の黒羽扇 神話 80 計略攻撃:520 強化時+12 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 諸葛亮の鳳羽扇 神話 80 計略攻撃:520 強化時+12 [装備時に統率Lv5発動] -味方全体に適用 -攻撃力+5% 速度+3 装備制限:10星諸葛亮 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(399) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力(399) クリティカル率() ダメージ減少() 周瑜の大都督指揮棒 神話 80 計略攻撃:520 強化時+12 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃() 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率() 反撃力() 守備力() 最大兵力() クリティカル率() ダメージ減少() 貂蝉の花鱗簪 神話 80 計略攻撃:520 強化時+12 [装備時に誘惑Lv5発動] -味方全体に適用 -貫通力+5% 着用制限:10星貂蝉 物理攻撃() 物理防御() 物理回避() 速度() 計略攻撃(399) 計略防御() 計略回避() 回復力() 命中率(19.9%) 反撃力(19.9%) 守備力() 最大兵力(399) クリティカル率(19.9%) ダメージ減少()
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レマナーダ 第1章:サンクレ・トールとレマンの誕生 その時代にはシロディールの帝都は死して、記憶の中に残るのみとなっていた。戦乱とナメクジによるがごとき飢えと不道徳な支配者たちにより西が東から分離し、コロヴィアの別離が四百年にも及び、大地がこの別れにより病んでいたからである。かつては偉大であった西方のアンヴィルとサーカル、ファルクリアスとデロディールの王たちは、傲慢と慣れにより盗賊の王のごとき存在となり、盟約を忘れてしまった。国の中核においても状況は大差なく、神秘師や偽の聖蚕の王子たちが薬で正気を失うか邪なるものの研究に没頭し、玉座に座る者が不在の時代が何世代も続いた。蛇および蛇の警告は無視され、大地は亡霊や冷たい港の深き穴により血を流した。王者の栄光の証であるキム=エル・アダバルの護符でさえ失われ、人々はそれを見つけようとする理由すら見出せなかったといわれている。 このような闇の中でフロル王は、いずれも西方の息子たちや娘たちからなる、十八より一人少ない騎士たちを引き連れ、失われしトウィル以遠の地から出立したのであった。フロル王は啓示の中で来たるべき蛇たちを目の当たりにし、先人たちの描いた境界線を全て癒せればと考えたのである。そんな彼の前にようやく、太古の時代の女王であるエル=エスティアその人に似た精霊が現れた。その左手にはアカトシュの竜火を持ち、その右手には盟約の玉石を持ち、その胸には傷があり、その押し潰された両足に虚無をこぼし続けていた。エル=エスティアおよびキム=エル・アダバルを目にしたフロル王とその騎士たちは嘆き悲しみ、跪いて全てが正されるよう祈った。精霊は彼らに語りかけ、我は万人の癒し手にして竜の母であるが、汝らが幾度も我から逃れたように、我も汝らが我が傷み、すなわち汝らとこの地を殺すそのものを知るまで、汝らから逃れることにする、と口にした。 そして精霊は彼らから逃れ、彼らは悪党と成り果てた自らを嘆きながら、手分けをして丘の間や森の中を探したのであった。彼女を見つけたのはフロル王とその従士の二人だけで、王は精霊に語りかけた。美しいアレッスよ、聖なる雄牛とオーリ=エルとショールの美しき妻よ、私は汝を愛している、そして再びこの地に息吹を吹き込まんと欲す。それも痛みを通じてではなく、盟約の竜の火への回帰をもって、東と西を統一させ、滅びを捨て去ることで。そして王の従士は見た、精霊が王に肌を曝し、近くの岩に「そしてフロルは丘にて愛した」と刻み、契りの場を目の当たりにしながら死んでいくのを。 残りの十五人の騎士たちがフロル王を見つけた時、王は泥の山にもたれかかり、果てていた。彼らはそこで道を別ち、何人かは正気を失い、トウィルの向こうにある故郷へと帰り着いた二人はフロルのことは口にせず、彼のことを恥と感じ続けた。 だが九ヶ月を過ぎると、かの泥の山は小さな山となり、羊飼いや雄牛たちの間でささやき声が聞こえた。丘が成長し始めて間も無い頃に少数の信者たちがその周囲に集まり、それを金の丘、「サンクレ・トール」と名づけた。そして彼の産声を耳にした羊飼いのセド=イェンナが丘を登り、その頂上にて丘から生まれし赤子を見つけ、「人の光」を意味するレマンと名づけたのであった。 そして赤子の額にこそキム=エル・アダバルがあり、ありし日の神に約束されし竜の火が燃えさかっていた。そしてセド=イェンナが白金の塔の階段を上るのを邪魔する者はおらず、彼女が赤子レマンを玉座に置くと、彼は成人のごとく言葉を発し、「我こそシロディールなり」と口にした。 第2章:騎士のレナルド、豚の剣 玉座が空位となった時期にて、蛮行に身を落とした王たちのくだらぬ紛争の中で、キム=エル・アダバルは再び失われた。西と東が結ばれることはなく、他の地はいずれもシロディールを蛇そして蛇のごとき人々の巣と見なしていた。そして以後四百年もの間、レマンの玉座は別たれたままとなり、忠実なる騎士たちの一団の画策のみが国境の崩壊を防いでいた。 この忠実なる騎士たちは当時名を名乗ることはなかったものの、その東方由来の剣と塗られた目で知られ、かつてのレマンの近衛隊の末えいであると噂された。その中の一員であるレナルドと呼ばれる騎士がクーレケインに力を見出し、戴冠までの道を手助けしたという。後になって初めて、レナルドがそうしたのが嵐冠の神ことタロス、当時の栄えある皇帝タイバー・セプティムに近づくためであったことがわかり、またさらに後に、レナルドが豚に師事していたことがわかった。 竜の旗の騎士たちには長きに渡る栄光こそが妻の役割を担っていた。彼らは他の者を知らず、かつて多くの海の向こうにて兄弟であり、今やペイル・パスの剣の降伏と呼ばれた法のもとで兄弟であった。吸血鬼の血を引くこの兄弟である騎士たちはレマン以後も何世代にも渡って生き長らえ、その寵児であったとぐろの王、ヴェルシデュ・シャイエを守り続けた。蛇の隊長のヴェルシューがレナルドとなり、そして黒き投げ矢がサヴィリエン・チョラックに食い込んだ際には北西の守護者となった。 [このあたりでページが破かれていることより、この古代の書物の残りの部分が失われていることがうかがえる。] 歴史・伝記 赤3
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書物という異界2:とある異界の百科事典 クラフト・エヴィング商會 『すぐそこの遠い場所』(ちくま文庫) 「とある世界についての百科事典」という体をなした小説と言えば,ベオグラード出身の文学者・作家であるミロラド・パヴィチの『ハザール事典』[男性版/女性版](東京創元社)が有名だが,それについてはまたの機会に譲るとして,ここでは日本の作者による,ささやかな事典小説を一つ。作者(ら)はブックデザインにも定評があり(先ごろ創刊された「ちくまプリマー新書」の装丁も手がけている),視覚的にも楽しい一冊である。 読者が手にするのは,『アゾット事典』。それは子どもの頃に祖父から話を聞きながらも読むことの叶わなかった事典である。しかし祖父の亡き後,作者は祖父の書棚の最上段から探し出してきたのであった。 それは「アゾット」(AZOTH)という名の「世界」についての事典である。事典はまず「AZOTHという名前について」から始まり,「アゾットの「21のエリア」について」,「世界の回転について」,「アゾットの言語について」と続く。さらに進むと読者の耳慣れない項目が現れる。「忘却事象閲覧塔」,「雨師」,「残像保管庫/残響音保管庫」,「哲学サーカス団」などなど。登場する物事はどれも,これまで出会ったことのない新奇なものであるが,妙に懐かしい心地を呼び起こすものばかりだ。なぜだろうか。思うにそれは,そうした物事のすべてが「この世のものでありながらこの世のものでない」,あるいは「異世界のものでありながら異世界のものでない」ものだからなのではないだろうか。まさにアゾットとは,タイトルの示す如く「すぐそこの遠い場所」なのだ。 ここで特別に,お気に入りの一項を丸ごと御紹介しよう。 ●夕方にだけ走る小さな列車 エリア7「パープル・エッジ」は,実に広大なエリアである。というより,ここでは何もかもが長く引き伸ばされているかのように見える。 この現象を象徴するものとして,このエリアの夕方の「長さ」がある。このエリアで流れる時間のほとんどが「ひき伸ばされた夕方」のように感じられるのだ。 夕方の始まる,とろんとした眠たさに始まり,夜がおりてくる一瞬手前の最後の青い光芒まで。夕方特有の数時間が,ここではほぼ一日を費やし,蜜が充たされるようにゆっくりと過ぎてゆく。 この時間の中では誰もが輪郭を失い,人のみならず,語られる言葉すらぼんやりとして,すべてが長く影をひいている。 このエリアでは,このようにいつでも10月であるような時間たちのことを,いつからか「彼は誰の刻」と呼びならわしてきた。 実際ここではそんな夕方的憂愁の力に丸めこまれ,誰ひとりとして「彼方の人物」の正体を見極められない。その「彼は誰か?」といぶかる時間さえ,どこまでも長く影をひいている。 このエリアには「夕方にだけ走る小さな列車」(正式名称はダンテズ・イヴニング・レイルロード)の停車場があり,ここはすべての列車の発着駅でもあるため,駅舎は列車の小さな車体に反し,とてつもなく大きい。プラットホームは両端が確認できぬほどで,どこまでも永遠に続いている。そこへ,わずか2両編成の小さな車両が到着するのだから,いったい,この滑走路のように長いホームのどこで列車を待てばよいのか,途方に暮れること必至である。 「そんなこと駅長に訊けばよい」 と思うかもしれないが,ここは「彼」がどこにいるか確認できないことで有名な場所なのである。駅長とてすぐに見つけられるものではない。駅長を見つけられるくらいなら,列車の方がよっぽど見つけやすい。 それだけではない。 この列車は「夕方にのみ走る列車」なのである。したがって,乗車するためには,一日中夕方であるようなとりとめのない時空の中から「本物の夕方」を的確に感じとらなければならない。それゆえ「夕方音痴」の乗車希望者は,どこまでも乗り遅れることになる。 だが,そうあわてることもないのだ。 ここには夜は来ないし,もちろん朝だって来ない。 ここでは,ただひたすらの夕方が永遠に繰り返されているだけだ。 永遠の夕方の中で,永遠に乗り遅れるがよろしい。 それは,ほとんど天国に来てしまったかのような,心地よくも憂鬱な開放感である。 「夕方」と「永遠」と言えば,ボルヘスの哲学的エッセイ「永遠の歴史」(『永遠の歴史』,ちくま学芸文庫)に,この上もなく美しい箇所があったではないかと思い出し,久しぶりに書棚から取り出しその本を開いてみた。しかしボルヘスの「永遠」は,「静穏な月夜」であったことが判明した。人の記憶など頼りにならないものだ。 『アゾット事典』の編者は冒頭でこう述べている。「世界はどこまでも混沌とし,そして,本当に大切なことは次から次へと忘れ去られているように思えてならない。にもかかわらず,私たちはよほど重大な謎でも生じない限り,「はてな?」と首をかしげることもなく日々をやりすごしている。しかしそもそも私たちは,この世界をどれほど理解しているというのだろう?」。さらに言うには,「私は物忘れのひどい「記憶係」であり,「そもそもこれって,どうしてなんだっけ?」とつぶやき続ける事典編集者である。それでも,なんとか「忘却の谷」の崖っぷちまで,そろりそろりと出かけてゆき,ひっそりとつかみ取ってきたものだけを,そのまま編集したのが,この「事典らしきもの」だ」。 我々は「物忘れのひどい動物」である。果たしてそのことは不幸なことなのか幸福なことなのか。たとえば本を読んでもすぐに内容を忘れてしまう。しかしそのお蔭かどうか,その同じ本を読み返そうと思い立ち,また新たな発見が生まれることになる。書物は出会いを与える。それは新しい出会いでもあり,同時に懐かしい旧友との再会でもあるのだ。 書物を読むことは逆説的にも,ぽっかりと開いた「忘却の谷」の存在を指し示す。しかしその「忘却の谷」こそ,「すぐそこにある遠い場所」であり,それがまさに異界なのかもしれない(menocchio)