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俺「うぅ~寒っ!!」 冬の朝というものは凄く寒い そして今日は外一面 雪景色である 俺「今日は手がかじかんでカメラのシャッターが切れないな・・・・」 俺「そういえば昨日、施設班がミーティングルームに何か設置してたな・・・何だろう? 」 そう思いながら、朝のミーティングに向かう ― ミーティングルーム ― 俺「おはようございます」 俺は体を縮めながら、部屋に入り挨拶をする ミーナ「あら、俺さん。おはよう」 坂本「おはよう!俺」 宮藤「おはようございます、俺さん」 リーネ「おはようございます!」 ペリーヌ「おはようございます」 バルクホルン「おはよう、俺」 お馴染みのメンバーがあいさつを返してくる その前に、俺は驚く光景が目に入ってきて、挨拶が耳に入ってこなかった 俺「……何なんですか? これは……」 そこには夜間哨戒メンバー以外のみんながテーブルを載せた布団みたいな物に体を入れていた 大きさは、5,6人入れそうなやつが3つ並んでいる 宮藤「あっ、これはですね "コタツ"って言うんですよ」 俺「コタツ? 」 坂本「そうだ。 扶桑の伝統的な暖房器具だ。 俺も中に入ってみろ、暖かいぞ」 俺「お言葉に甘えて…」 俺はコタツの中に恐る恐る体を入れてみる 俺「おお…すげぇ暖かい…」 俺は予想以上に体が温まるコタツにただ単に驚いた 坂本「温まるだろ?はっはっはっはっ」 俺「本当に暖かいなこれ…」 そういえば、エーリカとシャーリー、そしてルッキーニの返事が無かったな… 俺「エーリカとシャーリー、ルッキーニは何処にいるんだ? 」 俺はみんなに問いかけてみる バルクホルン「ハルトマンならコタツの中で寝ている…まったく…」ハァ バルクホルンは呆れた感じでため息をつく ペリーヌ「あと、あのやる気の無いお二人さんもこの中で寝ていますわ…」 ペリーヌは呆れながら、コタツの中を指差す 俺「ははは…」 俺は普段とあまり変わらないような気がした 坂本「おっ、もうこんな時間か…」 坂本は時計をちらりと見て、何かを思い出したらしい 坂本「みんな、訓練の時間だぞ!!」 坂本はコタツがらぬくっと出て、みんなに大声をあげる 宮藤「えぇ~!? 」 宮藤は嫌そうな声をあげる リーネも少し嫌そうな顔をしている ペリーヌ「坂本少佐…もう少し後でもよろしいかと…」 いつもは坂本少佐万歳みたいな反応をするが、雪が降るほど寒い日の訓練はさすがに嫌らしい 坂本「動けば寒さなど忘れるぞ!ほらっ、全員外へ急げっ!!! 」 坂本はコタツに入りながら寝ているエーリカ、シャーリー、ルッキーニを起こし、無理やり外へ引っ張り出した 宮藤、リーネ、ペリーヌも渋々 坂本について行く バルクホルンはやる気満々で外に出て行く すげぇ訓練魂だ… ここミーティングルームに残ったのは、俺とミーナさんだけだ ミーナ「ふふっ、みんな嫌そうだったわね」 俺「そうですね… 外、寒いですもん… 」 ミーナ「私は書類を片付けに執務室に戻るわ」 ミーナは覚悟を決めたかのように、コタツから出た ミーナ「やっぱり寒いわね… 」 ミーナは体を震わせた 俺「お仕事がんばってください」 ミーナ「ふふっ、ありがとう」 ミーナは微笑えんで、ミーティングルームを後にした 俺「なんか眠くなってきたな… 」 俺は重くなってきたまぶたには逆らえず、眠りに落ちた 俺「う、うぅ~ん… 」 俺は目を覚ました。眠っていた時間は2、30分程であった そして周りを見渡すと、目の前にはエイラ、その隣にサーニャが居た エイラ「おっ、起きたな」 サーニャ「zzz……」 サーニャは寝ている 俺「……エイラ…と、サーニャか……」 俺は目をこすりながら言う エイラ「眠そうダナ… 」 俺「…まぁね」 俺はコタツに入りながら、体を伸ばした 伸ばしたときに、俺の足がエイラの足に当たった エイラ「痛っ! 何だよぉ… 」 エイラは不機嫌そうな顔をする 俺「悪い…」 俺は素直に謝る エイラ「もう少し丁寧に謝れ! 」 エイラは足をぶつけてきた 俺「おい!なんだよ!」 俺も負けじとやり返す コタツの中では俺の足とエイラの足での戦争が始まった エイラ「えいっ!私に逆らうとは百年早いっ!!」 俺「お、おい!エイラ、少しは手加減しろって! 痛ぇっ!!」 コタツの天板はガタガタと揺れる サーニャ「う……うぅん………」 俺・エイラ「!?」 サーニャが目を覚ましそうだ 俺「静かにやろうな……」 エイラ「うん……」 サーニャが再び眠りについた所で俺たちは戦争を再開する 俺《おりゃっ!エイラ喰らえっ!!》 エイラ《ふふふ、そんなもん効かないゾ》 俺とエイラのやりあいもしばらく続いた 俺《そろそろあきらめろっ!》 俺は少し力強く足で攻撃した エイラ《そっちこそ、あきらめ…あんっ!!》 俺《!?////////////》 いきなり色っぽい声を出したので、驚いた エイラは顔を赤らめて、こう言った エイラ《……どこ触ってんダヨ……//////》 俺は足先の位置を確認した。足を動かして… この行為がさらにエイラの顔を赤らめることになる エイラ《お、おい!////////そんなに…んん!…動かす…はっ!……》 俺は足先の位置が正確に分かった これはマズイ場所にあると…… 俺は急いで足をエイラから離した 俺《ご、ごごごごごごめん!!!悪気は無かったんだ!!》 エイラ《…………//////》 エイラは顔を赤らめて、黙ったままである 俺《…エイラさん?………》 反応が無いエイラに俺は再度、問いかける エイラ《………お……ん………い………》 エイラは俺と目を合わせず、小さい声でボソッとしゃべる 俺《えっ?なんて言った?》 エイラ「俺の変態バカ早漏!!/////////////」 エイラはミーティングルームに響き渡るほど、大きい声で叫ぶ 俺「あう!?」 俺……最後の一言が一番、効いたよ…… エイラは顔をさらに赤くして、息も荒くなっている 男にとって屈辱の言葉を浴びせられた俺はただうつむいて、黙り込んだ その時 サーニャ「う……うぅん……どうしたの?……エイラ……」 サーニャが目を覚ました エイラ「サ、サーニャ!?な、何でもないゾ……」 サーニャ「……エイラ…顔赤いけど、大丈夫?……」 エイラ「こ、これは……///////」 エイラは俺の方を睨んできた そして、サーニャもエイラの視線の先に気づいたのか、俺のほうを見てくる サーニャ「…俺さんが何かやったの?………」 俺「い、いや……」アセアセ 俺は嘘をつこうとした だが、次のエイラの一言は、サーニャが今まで抱いていた俺のイメージを180度転換させた エイラ「コイツが私の変なところを触ってきたんだっ!!//////////」 俺「oh…………」 サーニャ「………俺さんって、いやらしい人だったんですね……見損ないました…」 俺「」 俺は、しばらくの間、2人から変な視線で見られることになったのは言うまでもない
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ミニョクの暖かいパンツ ミニョクの石鹸の香りがする、 脱いだばかりの暖かいパンツ。 このパンツを履くと体力が上昇する。 効果 ミニョクの石鹸の香りがする、脱いだばかりの暖かいパンツ。このパンツを履くと体力が30.00%上昇する。 + 各レベルごとのステータスと効果 Lv 攻撃力 HP 効果 1 0 0 30.00% 2 20 100 30.00% 3 21 110 31.50% 4 22 120 31.50% 5 23 130 31.50% 6 24 140 33.00% 7 25 150 33.00% 8 26 160 33.00% 9 27 170 34.50% 10 28 180 34.50% 11 29 190 34.50% 12 30 200 36.00% 13 31 210 36.00% 14 32 220 36.00% 15 33 230 37.50% アーティファクト一覧へ戻る
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あたたかいきのきだんしゅう【登録タグ あ 小説 本 楠樹暖】 暖かい樹の奇談集 著者:楠樹暖 イラスト:JIN 本紹介 コメント 名前 コメント
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ある朝、学校へと向かう道。 「はー」 楓がはいた息は白く、それを見ると、より寒さが実感できた。 「今日も寒いでござるな」 「そうだな」 私は短く答えて、コートの中に顔を埋める。 すると、いきなり楓が私の手を取った。 「真名の手、冷たいでござる」 「毛糸の手袋はする気にならない」 「ならば」 楓は私の指と自分の指を絡め、しっかりと握ってしまう。 「これで、暖かいでござろう?」 「……お前だって、冷たいじゃないか」 「ふふ、暖めあうでござるよ」 ……まあ、いいか。 寒い朝も、これならすぐに暖かくなるさ。 「……それとも、どこかでゆっくり、暖めあうでござるか?」 「……帰りまで、待て。この色欲忍者め」 「あいあい♪」
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あたたかいいきもの【登録タグ あ ピコン 初音ミク 曲】 作詞:ピコン 作曲:ピコン 編曲:ピコン 唄:初音ミク 曲紹介 どうもピコンと申します。今年こそ夏を乗りこなせたらいいな。(作者コメ転載) 歌詞 (piaproより転載) 咲いた花を見ていた 慣れたふりをしていた 触れた冷たくなった 君のこと 夢なのに寂しくなって 夢なのに寂しくなって 夢なのに 夢なのに Twilight Twilight Twilight 切なくて 行かないで行かないで夏がまた いかないで 枯れた花を見ていた 飽きて忘れられた 街の角にあるんだ 添えた花 さようならも上手くなくて 自分(僕)のこと嫌いになって 無理をして 無理をして 「さようなら」も聴けなくなって 悪口も聴けなくなって 寂しくて 寂しくて Twilight Twilight Twilight 切なくて 行かないで行かないで夏がまた いかないで Twilight Twilight Twilight 切なくて 行かないで行かないで夏がまた いかないで コメント 立てました! -- ろんろん (2018-07-05 14 13 22) ピコン様はこれが一番好き -- 名無しさん (2018-07-10 23 04 45) 名前 コメント
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11月も終盤に差し掛かり、とうとう冬将軍とやらが日本全国に到来した今日この頃。 まだ9月頃の陽気が忘れられない私にとって、ここ数日の急激な寒さはさすがに堪える。 冬と言えば、朝の布団から出る時も辛いけど、夜の寝ようとして布団に入った直後のあの布団の冷たさもそれと同じぐらい辛かったりする。 電気のついてないこたつと同じで、余計に寒く感じるんだよね。特に足先が。 その上、私は小柄だから、布団の空き面積が大きくてなかなか温まってくれないんだよね。 だから、冬は毎日冷たい思いをしながら無理矢理眠りについていたのが去年までの私のパターンだった。 でも、今年の私はそうはいかない。 今年こそ、今年こそはホットで幸せな夜を満喫して見せるっ! 「…というわけで、先にベッドに入って暖めておいてね。かがみん♪」 「私は湯たんぽ代わりかよ!」 そうツッコミを入れつつも、ちゃんと先にベッドに入って私の為に暖を取ってくれるかがみ。 これは、ツン:デレ比が2:8ぐらいの状態だね。 まぁ、どうせいつも一緒に寝てるんだから、それくらいは甘えないとさ♪ 「う~、冷た~い!」 布団を被って早々にかがみがそんな声を上げる。 あっ、やっぱりかがみも寒いんだ…。 そう思うと、なんだか居ても立ってもいられなくなった。 「ん、じゃあ、私がかがみを暖めてあげようではないか~」 「ひっ! 冷たいっ!」 そう言い終わるよりも前に、私はベッドに転がるように入り込んで、その勢いでかがみを抱き締めた。 抱き締められたかがみは、更に小さな悲鳴をあげる。 「あ~、かがみの体あったか~い…」 「もう、暖める筈のあんたの体の方が冷たくてどうすんのよ…」 「大丈夫だよ。ずっとこうしてたらすぐに暖まって来るからさ」 「…誰かが見たら、既に暑苦しいって言われそうだけどね」 かがみが苦笑混じりの表情で、既に密着している私の体に腕を絡ませる。 かがみの感触を直に感じて、私はある事に気づく。 「…ねぇ、かがみ?」 「なぁに、こなた?」 「……またちょっと太ったでしょ?」 私はかがみのお腹をちょいと摘んでみてそれを確認する。 「うっ…。し、幸せ太りよ…」 まっ、そういう事にしておきましょうかね? もしも、今からかがみがダイエットを始め出しちゃったら、この絶妙な感触も味わえなくなりそうだしねっ! みなみちゃんが遊びにやってきたへ続く コメントフォーム 名前 コメント (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-05-05 22 59 06) 尊い…… -- 名無しさん (2020-11-12 02 38 25) 幸せ太り遂に来た いつまでも お幸せにと心から願う -- ラグ (2009-02-02 04 02 18) 幸せな光景だ…こなかがにはいつまでも幸せな関係でいてもらいたいですね( ̄∀ ̄)b -- にゃあ (2008-12-02 04 09 48)
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SG/W27-015 カード名:暖かい世界のため 未来 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:10000 ソウル:2 特徴:《音楽》 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から3枚まで見て、カードを1枚まで選び、手札に加える。残りのカードを控え室に置く。 【自】あなたのクライマックス置場に「流星」が置かれた時、前列にこのカードがいるなら、あなたは相手の前列のレベル3以下のキャラを1枚選び、ストック置場に置いてよい。そうしたら、相手は自分の控え室のレベル1以下のキャラを1枚まで選び、舞台の好きな枠に置く。 わたしがしたいのはこんな事じゃない レアリティ:U 戦姫絶唱シンフォギアG収録 13/12/10 今日のカード。 CIPサーチとCXシナジーでの相手キャラのストック送りを持つ。 サーチ能力は加えるカードを問わないので、イベントが重要となるネオスタンシンフォギアではありがたい能力。 CXシナジーは飛龍型正規空母 飛龍改二などのパワーの高いキャラの除去に有効。 しかし対象が前列限定なので、ゲーム後半で除去したい後列を対象に出来ない。またストック送りもアンコールを封じる点はいいが、相手の圧縮を助けてしまう点が問題になる。例によってアンタッチャブルにも無力である。 原作において未来が纏った神獣鏡は聖遺物由来の力を分解する力を持っている。WSにおいてもガングニールなどのイベントで登場したレベル3キャラをレベルの低いキャラに戻すことでこの点を再現できるが、“撃槍・ガングニール”響は上記の通りアンタッチャブルを持つので対象にできない。 ・対応クライマックス カード名 トリガー 流星 2
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想いを乗せての続き。 気づけば十二月。コートを手放せないほど、寒い毎日が続いていた。 かじかんだ手を座席の下からでる温風にあて、手のかじかみを和らげる。 「バスから降りたくないよ~」 こなちゃんは両手をお尻の下に敷き、体を丸め駄々をこねる。 「何行ってるのよ、早く降りるわよ。つかさもいつまでもそうしてないの!」 お姉ちゃんだけは元気だ。 「はぁ~い」 お姉ちゃんに続いてバスから降りると、冷たい風が髪をなびかせ、耳を赤く染まらせる。 露出した足と頬が寒さのせいでヒリヒリと痛みを感じ、ふぅ……と小さく吐いた息でさえ真っ白に広がっ ていった。 ―冷たい風と暖かい手― 「さぶぅ~」 「ほんと嫌になるよねぇ、この寒さ」 バスを降りてから学校までのほんの短い時間でさえ、苦痛なほどの寒さだった。 同じように学校へ向かう生徒達もマフラーを目の下まで持ち上げたり、スカートの下にジャージを着てきたりと、工夫をして寒 さを凌いでいた。 その中にカップルもいて、手を繋ぎ男の子のポケットに入れて女の子は嬉しそうに微笑んでいる。彼女達だけはまるでこの寒さ さも楽しんでいるように見えた。 「ねぇねぇ! 手繋ごうよ!」 すごいいいこと思いついちゃった! って思ったのに、お姉ちゃんは「はぁ?」の一言でつれない。 「ラブコメなんかであるあれ?」 でもこなちゃんは、言葉のキャッチボールを受け取ってくれた。 「うん、ポケットの中で手を繋いだら暖かいかなって」 「やったことないけど、あれってそんなに暖かいのかな?」 「だからやってみようよ! ね、お姉ちゃんも」 「なんでそんな恥ずかしいことしないといけないのよ! 絶対嫌!」 お姉ちゃんは頑なだった。 「むぅ、じゃあこなちゃんしよ?」 「うん、いいよ」 こなちゃんは、ポケットから出した手を、私に差し出し、私はその手を取った。 握り締めたその手を自分のポケットにいれる。 初めは冷たかった手が徐々に熱を持ってくる。なんだか心まで温かくなってくる。 やっぱりドラマとか漫画のように好きな人と繋いでるからなのかな? 「あったかいもんだねぇ意外と」 「うん、手だけをポケットに入れててもなかなかあったかくならないのにね」 「かがみもやればいいのに、ほらほらこっちの手があいてますよ」 こなちゃんは右手をお姉ちゃんに差し出す。 「だから嫌よ! 恥ずかしい」 しかしお姉ちゃんは顔を真っ赤にしてぷいっと顔を背けてしまう。 「もう~素直じゃないんだから~」 「高校生が3人で手繋いでるとか変でしょうが!」 「寒いから手を繋いでるんだなーとしか思わないよ、ねぇつかさ」 「そうだよ」 こなちゃんを援護してみたけれど、 「あんたらの基準はあてにならん」 結果は変わらず。 「じゃあ後でみゆきさんにも聞いてみよう。三対一ならさすがに私達が正しいって証明できるでしょ」 「できねーよ。ってか、みゆきまで巻き込むなよ」 お姉ちゃんはうなだれて知り合いだと思われたくないと私達の少し前を歩き出した。 「もう……、手ぐらいいいじゃんか。繋ぎたかったのになぁ」 こなちゃんは残念そうに小さく呟く。 聞こえてしまった。 聞きたくなかった。 暖かく感じていた手が冷たくなる錯覚。 「つかさどうかした?」 「え? どうもしてないよ?」 私は作り笑いを向ける。 そしてその冷たくなった手を温めなおすように、ぎゅっと握り締めた。 その時ビューっと一際強い風が吹いた。 「さっさと行くわよ。私だって寒いんだから」 お姉ちゃんは走り出す。 「だったら手を――」 「それとこれとは話が別!」 追いかけるように走りだすこなちゃんにつられ、私も走り出した。 その手を離さない為に。 * * * 走ったおかげか、学校に着いた時には、体全体がホカホカとあったまっていた。 かなりの体力と引き換えに。 「どうしたんですか、お二人とも息を切らして」 「はぁ……はぁ……お姉ちゃんが走るから……」 「一緒に走って来たんですか?」 「うん……あったまったけど、それ以上に疲れたよ……」 こなちゃんはカバンを机の横にかけると、机に突っ伏した。 「でも泉さんがこんなに疲れるなんてめずらしいですね」 「それはね……たぶん、私を引っ張ってたから」 「つかささんを、ですか?」 「うん、手を繋いでたから、自然とこなちゃんに引っ張ってもらう感じに……エヘ」 「なるほど、それで」 ゆきちゃんはクスっと笑ってから優しく微笑む。 「よかったですね」 「うん」 私もそれに応えるように微笑んだ。 「手を繋ぐという行為は、人間だけに与えられたもので、まだ人類が直立歩行に進化したくらいのころ手で 気持ちを通じ合わせていたそうですよ。『人間の手は人間のこころときわめて密接に連関していて、手は人 間の頭脳の触知しうる所産のみならず、触知しがたい思想までもかたちづくった』と人類学者のカッシング は言ったそうです」 「なんだか難しいね……」 「えっと……、つまりですね、言葉では伝えにくい事や、伝わらない事でも、そうやって手を繋いだりする ことによって、心が伝わるものなのではないかと、私は思いますよ」 「そういえば子供の頃とかお母さんと手を繋いでると安心したよね、それと同じようなもの?」 「そうですね。手を繋ぐというのは簡単そうに思いますが、手というのは体の中で一番感覚が鋭い部分なん ですよ。だからこそ、一番気持ちが伝わる部分でもありますし、そこを相手に預けることによって相手にと って心を開くのと同義なのかもしれませんね、それが安心に繋がるのではないでしょうか」 「ゆきちゃんすごいねぇ~」 「い、いえそれほどでは、医学の勉強の予備知識としてたまたま読んだ本に書いていただけですよ」 「手ってすごいんだね」 私は手のひらをまじまじをみる。なんの変哲も無い手に見えるけど……。 「でも手を繋ぐのは一人ではできないんですよ。掴んだり握ったりすることはできますけど、繋ぐっていう のはお互いが相手の手を握るという行為を継続させた結果なんですよ。二人の気持ちがないと成立しないん です」 ゆきちゃんはふふっと笑って言った。 「それに冬はカイロ代わりになりますからね」 「ゆきちゃんには何でもお見通しなんだね」 「あら、何の事でしょう?」 ゆきちゃんは手を頬に添えにっこりと微笑んだ。 繋いだ手から私の気持ちが少しでも伝わっていればいい。 そう願わずにはいられなかった。 * * * 私も席につき、椅子を少し横に向け、後ろの席のこなちゃんの頭を見下ろす。 「こなちゃん、ありがとね」 私の声にぬっと顔を上げたこなちゃんは 「え? 何が?」 不思議そうな顔をしていた。 「いろいろ」 私は微笑んでみせた。 こなちゃんは益々わからないといった様子で首をかしげた。 こなちゃんにとっては、何気ない事だったのかもしれない。だけど私は、上手くいえないけど、心が温 かくなるような、そう、お母さんに手を繋いでもらったときのような穏やかで優しい気持ちになっていた。 昨日より今日、今日より明日。私はこなちゃんを好きなっていく。 前はそんな自分が怖かった。なのに今は、こんなにもあたたかい気持ちなのはなんでなんだろう? 私はこの気持ちを忘れないように、こなちゃんの温もりが残る手をぎゅっと握り締めた。 第五章「雪が溶けたら何になる?」に続く。 コメントフォーム 名前 コメント
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8-40クリア、淑女の茶会冒険進捗60%で解放 平均レベル:120 セーブポイント:1 MAP1 ⑦から宝箱ではなく⑧の方が歩数が稼げるか。 Gの後はスタミナ、ヘラを取った後に祝福を取ること。 祝福後D→スタミナ→15へ。濃霧のためスタミナが画面に映らないが手前まで行けば取れるのでOK MAP2 目の前の敵を倒して、書類を見る(ストーリー発生) 4方向とも入り口の敵2体倒すと鍵が出現。 正規ルートで進めば中央のブロックは無くなるので、スタミナを切らさずに宝箱を回収することが可能 正規ルート以外は宝箱が一応取れるが、なんの意味もない。 宝箱 A:ダイヤ300 B:レア黒曜石6 C:レア黒曜石6 D:金貨800K E:精霊の星屑200、血濡れのブーツ(エリート重甲足) F:金貨800K G:虹の石100 H:レア黒曜石12、予言の法衣(エリート+ローブ体神殿) I:精霊の星屑1000 J:金貨1400K K:水晶召喚券5 L:カタリナ
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今朝は妹のボディプレスを受ける寸前に起きたようだ。 以前のような、あの忌々しい夢を見たわけでもないのにな。 その証拠にたった今、ドアを開けた妹が「なんだー。もう起きてたの?つまんなーい」などと言っている。 珍しいこともあるものだな。槍でも降ってこなければいいが。 適当に妹をあしらって部屋から追い出すと、太股から脹脛(ふくらはぎ)にかけて、違和感があることに気付いた。 シャミセンが足の間に挟まっていた。 上半身だけをベットから起こし、布団を捲り、気持ちよさそうに寝ている雄猫を眺める。 西高東低の気圧配置の冬真っ盛りの中で、暖かい寝床を求めた結果らしい。 どうやら、起きる気はないようだ。 せっかく早く起きたというのに三文の徳が得られないとは、なんだか損をした気分になる。 起こしても良かったのだが、あまりにもスヤスヤと良い顔をして寝ているので、 なんとなくそのままにしておくことにした。ハルヒもこんな顔で寝ていれば可愛い…って何を考えているんだ俺。 妄想を振り払うついでに眠気も覚めるように、顔を左右に振ると、 近くに置いてあった携帯電話の着信ランプが点滅していることに気付いた。 夜中に誰かからメールがあったのだろうか。またハルヒか? 料金プランを変更してから、やたらと電話やメールが増えたからな。 とりあえず、手を伸ばして確認しようとしたそのとき、 「フシャーーーーー!!!!!」 シャミセンが威嚇をしている。間違いない。 待て。落ち着け。いつ起きたのかは知らないが、何故、俺を威嚇するんだ!? 目を見開いて、尻尾を太くするシャミセンは初めて見るぞ。何が起きたんだ!?俺が何かしたか!? さては長門か。いや、それともドッキリか。看板はどこだ。 俺がそれなりに驚いて怯えつつ冷静に分析していると、当の本猫は少し落ち着いたようだ。 足から少しずつ離れながら、目線はこちらを向いたまま後ずさりをしている。 あのー。そのままだと、ベットから落ちるぞ。シャミセン。 「フギャ!」 落ちた。猫がバランスを崩して落ちた。ベットから落ちた。 猫の三半規管には詳しくないが、その持ち前の感覚で体勢を立て直すことはできなかったのだろうか。 あれは木から落ちたときだっけっか。今度、哲学者の名前を付けられた黒猫の本を読み返してみよう。 おい、大丈夫かシャミセン。 猫なのに腰を抜かしているのだろうか。再起不能に陥っている猫に手を貸そうとすると、 急に飛び上がり、さらに俺から距離をとった。なんだ、ピンピンしているじゃないか。 そういえば、携帯に何か来てたんだったな。どれどれ。 From 古泉 Sub 緊急です 本文 大きな閉鎖空間が発生しました。 涼宮さんと何かありましたか? と入力しているうちに消滅したようです。 原因は不明ですが、またすぐに発生する可能性があります。 起こしてしまったのであればすみません。 なんのこっちゃ。 ん?もう一件あるな。 From 長門 Sub 本文 涼宮ハルヒの人間としての存在が消滅し、一時的に彼女の力が弱まっている。 しかし、完全に消えてしまった訳ではない。 安心して。 彼女の部屋の暖房器具が故障していることが確認されている。 無意識的に力を使い、暖かい場所に適したものに変化した可能性がある。 あなたの家には猫がいたはず。 万が一のことを考えて、丁重に扱って。 また、厄介なことになったな。 シャミセンはドアを開けようと頑張ってカリカリと爪を立てて奮闘しているが、暖簾に腕押しだ。 ドアで爪を研いでほしくなかったのと、早く元に戻ってほしいのと、ちょっと遊んでみるかの三択があったが、 後の事を考えて夢から覚めてもらうことにした。 逃げ回るシャミセンを必死に追いかけて、傷だらけになりながら、やっとのことで捕まえてこう言ってやった。 そんなに寒かったのか。ハルヒ。 ぎゅうっと抱きしめてしばらくすると、シャミセンは何事もなかったかのように毛づくろいを始めた。 大欠伸もしている。嗚呼、俺もこんな風に平和に暮らしてみたいもんだ。 まぁ、団長さんに振り回されている方が楽しいから、こっちでもいいか。 さて、シャミセンの相手をしていたらあっと言う間に家を出なければならない時間になっていた。 これは、まずい。 予鈴ギリギリで教室へ駆け込むと、ハルヒが俺の首の辺りを見て、一瞬ハッとした表情をしてから、話しかけてきた。 「おはよう、キョン。その傷どうしたのよ?まさか、いじめられているの?だったらSOS団の総ry「そうなんだ」 「えっ…?」 「今朝な、猫にギッタンギッタンに引っかかれるといういじめに遭ったんだ」 「そ、そうなの?あの大人しいシャミセンが…なの?」 「誰もシャミセンとは言ってないぞ。何か心当たりでもあるのか?」 「あ、う…な、何でもないわよ。ちょっと夢でね」 「そうか、抱きしめてやったら急に大人しくなってな、今まで暴れていたのが嘘みたいに静かになって、まるで…」 「まるで、何よ?」 「どっかの誰かさんみたいだったな」 「…!」 ありゃりゃ、顔を真っ赤にして大人しくなってしまったようだ。やれやれ。