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開催国 日本 主催者 日本中央競馬会 競馬場 東京競馬場 創設 1996年5月12日 距離 芝1600m 格付け GI 賞金 1着賞金9200万円 出走条件 サラブレッド系3歳牡馬・牝馬(国際)(指定) 負担重量 定量(牡馬57kg、牝馬55kg) NHKマイルカップ(エヌエイチケイマイルカップ)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1600メートルで施行する中央競馬の重賞競走(GI)である。 競走名は、寄贈賞を受けている日本放送協会の略称「NHK」に由来している。 概要 1953年から1995年まで東京優駿(日本ダービー)のトライアル競走として施行されていた「NHK杯」を前身としている。当時はクラシック競走に出走できなかった外国産馬や短距離適性のある馬に目標となる大レースを4歳(現3歳)春季に創設しようという気運が高まり、1996年に春の4歳(現3歳)マイル王決定戦として新設された。 創設当初より外国産馬が出走可能なほか、指定交流競走として所定の条件を満たした地方競馬所属馬も出走が可能となっていた。 出走資格 サラ系3歳(旧4歳)の競走馬(牡馬・牝馬) JRA所属馬 地方競馬所属馬(所定の条件を満たした馬のみ) 外国調教馬(9頭まで) 出走可能頭数:最大18頭 以下のトライアル競走にて所定の着順に入着した馬は優先出走できる。 地方競馬所属馬は以下のトライアル競走で優先出走権を得た馬、およびファルコンステークス・桜花賞・皐月賞で2着以内に入着した馬、マーガレットステークスの1着馬、その他JRAの春季開催で施行する芝の3歳重賞競走(GI競走は除く)における優勝馬が出走できる。 残りの馬は通常の収得賞金の総計が多い順に出走できる(残る1枠が複数の同収得金額馬だった場合は抽選で出走馬が決まる)。 未勝利馬(収得賞金が0の馬)には原則として出走権がないものの、トライアル競走で優先出走権を得れば出走できる。 トライアル競走 競走名格付施行競馬場施行距離競走条件優先出走権 ニュージーランドトロフィーGII日本の旗中山競馬場芝・外1600m3歳牡馬・牝馬3着以内 国際競走・指定競走 騸馬は出走できない。 負担重量 定量で牡馬は57kg、牝馬は55kgである。 賞金 2014年の1着賞金は9200万円で、以下2着3700万円、3着2300万円、4着1400万円、5着920万円。 歴史 1996年 - 4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の重賞競走として新設。 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳牡馬・牝馬」から「3歳牡馬・牝馬」に変更。 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。 2009年 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。 重賞格付け表記をGIに戻す。 歴代優勝馬 回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主 第1回1996年5月12日東京1600mタイキフォーチュン牡31 32.6柴田善臣高橋祥泰(有)大樹ファーム 第2回1997年5月11日東京1600mシーキングザパール牝31 33.1武豊森秀行植中倫子 第3回1998年5月17日東京1600mエルコンドルパサー牡31 33.7的場均二ノ宮敬宇渡邊隆 第4回1999年5月16日東京1600mシンボリインディ牡31 33.8横山典弘藤沢和雄シンボリ牧場 第5回2000年5月7日東京1600mイーグルカフェ牡31 33.5岡部幸雄小島太西川清 第6回2001年5月6日東京1600mクロフネ牡31 33.0武豊松田国英金子真人 第7回2002年5月4日東京1600mテレグノシス牡31 33.1勝浦正樹杉浦宏昭(有)社台レースホース 第8回2003年5月11日東京1600mウインクリューガー牡31 34.2武幸四郎松元茂樹(株)ウイン 第9回2004年5月9日東京1600mキングカメハメハ牡31 32.5安藤勝己松田国英金子真人 第10回2005年5月8日東京1600mラインクラフト牝31 33.6福永祐一瀬戸口勉大澤繁昌 第11回2006年5月7日東京1600mロジック牡31 33.2武豊橋口弘次郎前田幸治 第12回2007年5月6日東京1600mピンクカメオ牝31 34.3内田博幸国枝栄金子真人ホールディングス(株) 第13回2008年5月11日東京1600mディープスカイ牡31 34.2四位洋文昆貢深見敏男 第14回2009年5月10日東京1600mジョーカプチーノ牡31 32.4藤岡康太中竹和也上田けい子 第15回2010年5月9日東京1600mダノンシャンティ牡31 31.4安藤勝己松田国英ダノックス 第16回2011年5月8日東京1600mグランプリボス牡31 32.2C.ウィリアムズ矢作芳人(株)グランプリ 第17回2012年5月6日東京1600mカレンブラックヒル牡31 34.5秋山真一郎平田修鈴木隆司 第18回2013年5月5日東京1600mマイネルホウオウ牡31 32.7柴田大知畠山吉宏(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 第19回2014年5月11日東京1600mミッキーアイル牡31 33.2浜中俊音無秀孝野田みづき NHKマイルカップの記録 レースレコード - 1 31.4(第15回優勝馬ダノンシャンティ) 最多勝騎手 - 3勝 武豊(第2回、第6回、第11回) 最多勝調教師 - 3勝 松田国英(第6回、第9回、第15回)
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主催者 日本中央競馬会 競馬場 東京競馬場 創設 1951年7月1日 距離 芝1600m 格付け GI 賞金 1着賞金1億円 出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定) 負担重量 定量(3歳54kg、4歳以上58kg、牝馬2kg減) 安田記念(やすだきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1600メートルで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。農林水産大臣賞が正賞となっているため、正式名称は農林水産省賞典安田記念と表記される。競走名は日本中央競馬会初代理事長・安田伊左衛門の功績を称えることから付けられている。 概要 1951年、競馬法の制定や東京優駿大競走(日本ダービー)の創設など日本競馬の発展に尽力した日本中央競馬会初代理事長・安田伊左衛門の功績を称え4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走安田賞として創設、第1回は東京競馬場の芝1600mで施行された。1951年当時としては古馬の重賞は全て2000m以上で開催されており、古馬が出走可能なマイルの重賞はこの安田賞が初となる。個人名を冠した重賞競走も日本初であった。 1958年、安田が5月18日に死去したため名称を現在の安田記念に変更。1960年からは施行距離を芝1800mに変更したが1962年には芝1600mに戻した。1967年は東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝外回り1600mで施行、1972年は流行性の馬インフルエンザの影響により1ヶ月遅れの7月23日に施行した。 1984年からはグレード制施行に伴い最高位のGIに格付けされ、方式にもいくつかの変更が加えられた。施行時期を優駿牝馬(オークス)の前週に移設(これに伴い出走資格も5歳(現4歳)以上に変更)、負担重量を定量に変更、更に混合競走に指定され外国産馬の出走が可能になった。これにより春のマイル最強馬決定戦として位置付けられ、同年に新設された秋のマイルチャンピオンシップとマイル最高峰の双璧を成す競走として施行される事になる。 1993年からは国際競走に指定され外国調教馬が出走可能になり、更に1995年からは指定競走に指定、地方所属馬が出走可能になった。1996年からは施行時期を東京優駿(日本ダービー)の翌週に移設されたことにより再び出走資格を4歳(現3歳)以上に変更。2004年からは国際セリ名簿基準作成委員会により国際グレードのGIに格付け、2005年からは香港ジョッキークラブとの提携でアジアマイルチャレンジを構成した(2011年を最後に休止)。 創設当初はそれほど重要視された重賞競走ではなく、ハンデキャップ競走として施行されていた。実際、1983年までの日本競馬界は長距離重賞最優遇の時代であり、血統の都合などから長距離適性がない短中距離馬にとってはあまりにも不遇の時代であった。1600m以下の重賞は番組形態も整理されておらず、重賞がポツポツと年間カレンダーに点在する状況だった。また賞金額に関しても短距離戦は安く抑えられており、1983年の当競走の優勝賞金は3200万円と他の長距離重賞に比べて安めに設定されていた。この事からも当時の短中距離馬の冷遇ぶりは伺える。それでも春季の締め、東京競馬春開催最終日のメインレースとして行われる当競走は当時の美浦所属である一線級の短中距離馬が揃う名物レースであり、短距離重賞が一時的に整理される前年の1980年までは古馬が出走可能な1600m以下の短距離重賞競走では最大の賞金額を誇った。1983年までは年によって前後はあるものの、基本的に東京優駿の2週間後、宝塚記念の翌週。東京競馬上半期最終日の掉尾を飾る重賞として行われていた。 しかしこの状況も1984年のグレード制施行により大きく変わる。短距離路線の番組形態が整理されるとともに、当競走については最高格のGIに格付けされたことに伴い斤量を定量に変更。優勝賞金を5000万円に大幅増額。名実ともに日本の春のマイル最強馬決定戦となる。その後、国際レース化され2004年には国際グレードのGIに格付け、2005年からはアジアマイルチャレンジを構成したため香港マイルやドバイデューティーフリーと並ぶアジアのマイル最強馬決定戦として定着。日本で最も歴史と伝統があり、最も格の高いマイル重賞として世界的にも知られる事になる。国内のマイラーのみならずスプリンター、中長距離馬にとっても栄誉の一戦であり宝塚記念と共に春の最強馬を占うレースとして君臨する事になった。現在では、「春の東京GI5連戦」のラストを飾るレースである。 秋の天皇賞や秋華賞、エリザベス女王杯、ジャパンカップが直近にあるマイルチャンピオンシップと違い春季は中距離のGIレースが無く6月下旬開催の宝塚記念は梅雨時である事を嫌い、中長距離馬であっても特に重馬場を苦手とする馬は安田記念を春の最大目標とする陣営が多くなってきている。故に短中長距離の一線級の豪華メンバーが一堂に集う事が多い。そのためJRAのGIレースの中でも大きい注目を集めるレースの1つである。売上規模も有馬記念、日本ダービー、天皇賞、ジャパンカップ、皐月賞に次ぐ規模であり例年160億円前後を売り上げる。また、アジアマイルチャレンジの最終戦となった事により(現在は休止)世界的にも注目されるレースとなり、香港やUAEなど海外から有力馬が多く遠征している。外国調教馬ではハートレイク(1995年、UAE調教馬)、フェアリーキングプローン(2000年)、ブリッシュラック(2006年、ともに香港調教馬)が本競走に優勝した。 直線の長い東京コースで行われるマイルGIということもありスピードだけでなく相応のスタミナも要求される。歴代の優勝馬にもギャロップダイナ、オグリキャップ、ウオッカなど中長距離の重賞の優勝経験を持つ馬が多い。秋の同じ距離で行われるマイルチャンピオンシップとは対照的に1番人気がかなり不振であることも特徴的で、1992年以降馬番連勝複式馬券で万馬券が10回飛び出すなどかなり波乱の様相が出ている。 上述の通り、1984年にGI格付けされて以降は施行時期の変更に伴い3歳馬の出走が不可となっていたが、再度施行時期が移設された1996年に再び出走可能になった。同じ競馬場・距離で行われるNHKマイルカップから中3週で斤量が同競走よりも3kg軽い(NHKマイルカップは牡馬57kg、牝馬2kg減)という有利な条件ではあるものの、東京優駿を最大目標にする陣営が多いことから当競走への出走自体が少なく、2011年のリアルインパクトは59年ぶりの3歳馬の優勝(GI格付け以降では初V)であった。 現在の優勝レイの配色は、赤色地に金色文字となっている。 出走資格 現在 2014年以降の出走馬選定方法は以下のとおり。出走枠は18頭まで。 原則サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬及び本競走に出走登録した外国調教馬(9頭まで)。 JRA所属競走馬は、以下の順で出走馬を決定する(地方馬で2歳馬競走を除くGI競走1着に入った馬も含む)。 レーティング順位の上位5頭に対しては優先出走が認められる(牡馬・セン馬は110ポンド、牝馬は106ポンド以上であることが条件)。 その他の競走馬は「通算の収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI(JpnI)競走の収得賞金」の総計が多い順に出走できる。 地方競馬所属馬は以下の競走のいずれかで所定の成績をあげると本競走に出走できる。 4歳以上 競走名格付施行競馬場施行距離必要な地方馬の着順備考 高松宮記念GI日本の旗中京競馬場芝1200m1・2着 マイラーズカップGII日本の旗京都競馬場芝・外1600m本競走のステップ競走指定 中央・地方の所属を問わずに、1着で優先出走権を付与(2014年から) ※谷川岳Sは除く。 谷川岳ステークスオープン新潟競馬場芝・外1600m1着 京王杯スプリングカップGII日本の旗東京競馬場芝1400m1・2着 ヴィクトリアマイルGI日本の旗東京競馬場芝1600m牝馬限定 3歳 競走名格付施行競馬場施行距離必要な地方馬の着順備考 ニュージーランドトロフィーGII日本の旗中山競馬場芝・外1600m1・2着本競走のステップ競走指定 橘ステークスオープン京都競馬場芝・外1400m1着 NHKマイルカップGI日本の旗東京競馬場芝1600m1・2着 この方式になってからは優先出走順位をめぐって以下の状況が出ている。 2012年に出走したペルーサは収得賞金順で19番目であり、本来は除外の対象となっていたのだがレーティング値が登録馬中トップの120(前年の天皇賞3着)と評価され、優先的に出走が可能となった。一方、この影響でショウナンマイティが直近の重賞競走(大阪杯)を勝っていながら優先順位が19番目となり、本競走除外の憂き目に遭った(同週の鳴尾記念に変更)。 そのショウナンマイティは翌2013年にも登録したが、収得賞金順が20番目でありまたも除外の可能性があった。しかし、発表されたレーティングが登録馬中3番目の119(前年の宝塚記念3着)と評価されたことでこの年は優先出走が認められた[2]上に2着となった。 以前 2011年の出走資格は以下のとおり。 基本はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬及び本競走に出走登録した外国調教馬(9頭まで)。 地方所属馬は当年のマイラーズカップ・京王杯スプリングカップ・ニュージーランドトロフィー・高松宮記念・NHKマイルカップ・ヴィクトリアマイル、海外で実施されたアジアマイルチャレンジのいずれかの競走で1着・2着の入賞馬及び谷川岳ステークス(2011年まで)・葵ステークス(2009年まで)・橘ステークス(2010年から)の1着馬は出走権(優先出走権ではない)で出走できる。 JRA所属馬は出走登録馬のレーティング順位の上位5頭に優先出走権が与えられる(ただし同年に実施されたアジアマイルチャレンジ対象競走で2着以内に入着したJRA所属馬は上記よりも最優先で出走できる)。 残りは通算の収得賞金と前年の安田記念開催節から6月1日までの収得賞金算入額の合計が多い順で出走権が与えられる。 負担重量 定量で3歳は54kg、4歳以上は58kg、牝馬は2kg減である。 第1〜33回はハンデキャップ。第34〜45回は57kg・牝馬2kg減・南半球産4歳馬1kg減だった。 賞金 2014年の1着賞金は1億円で、以下2着4000万円、3着2500万円、4着1500万円、5着1000万円。 歴史 1951年 - 東京競馬場の芝1600mの4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走、安田賞として創設。 1958年 - 名称を現在の安田記念に変更。 1960年 - 施行距離を芝1800mに変更。前年の9月1日から日本競馬の時計表示が変更になったのに伴い、時計が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。 1962年 - 施行距離を芝1600mに戻す。 1967年 - 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝外回り1600mで施行。 1972年 - 流行性の馬インフルエンザの影響で7月に順延開催。 1984年 - グレード制施行によりGIに格付け。1着賞金は3200万円から5000万円に増額。 施行時期をオークスの前週に移設されたことにより、出走条件が「4歳(現3歳)以上」から「5歳(現4歳)以上」に変更。負担重量を定量に変更(負担斤量は牡馬・騸馬は57kg、牝馬は55kgに設定)。混合競走に指定。農林水産省賞典の副称が付く。当競走で史上最多の22頭が出走。 1990年 - 元地方笠松所属のオグリキャップがJRA転厩馬として史上初の制覇。 1993年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は5頭まで出走可能となる。 1995年 - 指定交流競走に指定され、地方所属馬にも門戸が開かれる。アラブ首長国連邦のハートレイクが外国調教馬として初制覇。 1996年 - 施行時期を日本ダービーの翌週に移設されたことにより、出走条件が「5歳(現4歳)以上」から「4歳(現3歳)以上」に変更(4歳(現3歳)の負担斤量は牡馬・騸馬は54kg、牝馬は52kgに設定)。 5歳(現4歳)以上の負担斤量が牡馬・騸馬57kg、牝馬55kgから牡馬・騸馬58kg、牝馬56kgに変更。 元地方浦和所属のトロットサンダーがJRA転厩馬として史上2頭目の制覇。 1998年 - 藤沢和雄が調教師として史上2人目の連覇。異なる馬での連覇は史上初。 2000年 - イーグルカフェが当年のNHKマイルカップ優勝馬として史上初の出走。 香港のフェアリーキングプローンが外国調教馬として2頭目の制覇。また2着にはディクタットが入り、初の外国調教馬のワンツー。 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。 2004年 - 国際セリ名簿基準作成委員会より国際GIに指定。安藤勝己が地方競馬出身の騎手として史上初の優勝。 2005年 - 外国調教馬の出走枠が9頭に拡大。アジアマイルチャレンジに参加。 2006年 - 香港のブリッシュラックが外国調教馬として3頭目の制覇。1着賞金が9400万円から1億円に増額。 2008年 - ウオッカが日本ダービー優勝馬として初制覇。 2009年 - ウオッカが史上3頭目の連覇。また2着にはディープスカイが入り、初の2世代日本ダービー優勝馬のワンツー。1981年マイラーズカップ(カツラノハイセイコ・オペックホース)以来、28年ぶり2度目となるダービー馬によるマイル対決となった。 2011年 - リアルインパクトが3歳馬として59年ぶり、GI格付け以降での初制覇を記録。また、グレード制施行後としては史上初となる1勝馬の古馬GIを制覇。大井所属の戸崎圭太が地方競馬出身の騎手としては5人目の中央GI制覇。 2012年 - アジアマイルチャレンジが一時中止。ストロングリターンが1分31秒3のコースレコードで優勝すると同時に、ダノンシャンティが持っていた日本レコードを0秒1更新。 2013年 - ロードカナロアが優勝し、現行のGI競走スケジュールになって以降、3月の高松宮記念と合わせて春のスプリント・マイルGI競走を初めて連勝した馬となった。 歴代優勝馬 回数施行日競馬場距離調教国・優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主[要出典] 第1回1951年7月1日東京1600mイツセイ牡31 38 0/5保田隆芳尾形藤吉岩崎利明 第2回1952年7月6日東京1600mスウヰイスー牝31 39 0/5保田隆芳松山吉三郎高峰三枝子 第3回1953年6月14日東京1600mスウヰイスー牝41 38 1/5保田隆芳尾形藤吉鈴木健之 第4回1954年6月6日東京1600mフソウ牡51 41 2/5高橋英夫鈴木信太郎中村正行 第5回1955年6月12日東京1600mクリチカラ牡51 38 4/5森安弘明尾形藤吉栗林友二 第6回1956年6月10日東京1600mヨシフサ牡41 38 2/5渡辺正人中村広岡田吉信 第7回1957年6月9日東京1600mヘキラク牡41 38 4/5蛯名武五郎藤本冨良浅井礼三 第8回1958年6月1日東京1600mラプソデー牡41 37 2/5坂本栄三郎小西喜蔵椎野浅五郎 第9回1959年6月7日東京1600mヒシマサル牡41 37 3/5小野定夫矢野幸夫阿部雅信 第10回1960年6月5日東京1800mオンワードベル牡41 50.2高橋英夫二本柳俊夫樫山純三 第11回1961年6月11日東京1800mホマレボシ牡51 49.7八木沢勝美稗田敏男川口文子 第12回1962年6月10日東京1600mトウコン牡41 38.3山岡忞矢野幸夫塩飽望 第13回1963年6月2日東京1600mヤマノオー牡41 36.6森安弘明内藤潔山口米吉 第14回1964年6月7日東京1600mシモフサホマレ牡51 37.2油木宣夫矢野幸夫遠田光子 第15回1965年6月6日東京1600mパナソニツク牝51 37.6嶋田功稲葉幸夫那須野牧場 第16回1966年6月5日東京1600mヒシマサヒデ牡41 39.5小野定夫稗田敏男阿部雅信 第17回1967年5月21日中山1600mブツシヤン牡51 36.3大和田稔二本柳俊夫河野魁 第18回1968年6月30日東京1600mシエスキイ牡51 36.7郷原洋行大久保房松小林庄平 第19回1969年6月1日東京1600mハードウエイ牝41 35.9加賀武見柄崎義信鈴木健司 第20回1970年5月31日東京1600mメジロアサマ牡41 35.9矢野一博保田隆芳北野豊吉 第21回1971年6月20日東京1600mハーバーゲイム牝41 36.8野平祐二野平省三小川乕三 第22回1972年7月23日東京1600mラファール牝41 38.4中島啓之奥平真治高木美典 第23回1973年6月10日東京1600mハクホオショウ牡41 35.7伊藤正徳尾形藤吉西博 第24回1974年6月9日東京1600mキョウエイグリーン牝51 35.7東信二境勝太郎松岡正雄 第25回1975年6月8日東京1600mサクライワイ牝41 36.6小島太高木良三(株)さくらコマース 第26回1976年6月13日東京1600mニシキエース牡51 36.6森安重勝森安弘昭小林清 第27回1977年6月12日東京1600mスカッシュソロン牝41 35.1横田吉光古賀嘉蔵飯田正 第28回1978年6月11日東京1600mニッポーキング牡51 35.1郷原洋行久保田金造山石祐一 第29回1979年6月10日東京1600mロイヤルシンザン牡41 35.7的場均大久保房松鄭恩植 第30回1980年6月8日東京1600mブルーアレツ牡51 36.0嶋田功見上恒芳佐野済 第31回1981年6月7日東京1600mタケデン牡61 36.7増沢末夫元石孝昭武市伝一 第32回1982年6月13日東京1600mスイートネイティブ牝51 35.0岡部幸雄野平祐二和田共弘 第33回1983年6月12日東京1600mキヨヒダカ牡51 35.8増沢末夫森安弘昭清峯隆 第34回1984年5月13日東京1600mハッピープログレス牡61 37.8田原成貴山本正司藤田晋 第35回1985年5月12日東京1600mニホンピロウイナー牡51 35.1河内洋服部正利小林百太郎 第36回1986年5月11日東京1600mギャロップダイナ牡61 35.5柴崎勇矢野進(有)社台レースホース 第37回1987年5月17日東京1600mフレッシュボイス牡41 35.7柴田政人境直行円城和男 第38回1988年5月15日東京1600mニッポーテイオー牡51 34.2郷原洋行久保田金造山石祐一 第39回1989年5月14日東京1600mバンブーメモリー牡41 34.3岡部幸雄武邦彦竹田辰一 第40回1990年5月13日東京1600mオグリキャップ牡51 32.4武豊瀬戸口勉近藤俊典 第41回1991年5月12日東京1600mダイイチルビー牝41 33.8河内洋伊藤雄二辻本春雄 第42回1992年5月17日東京1600mヤマニンゼファー牡41 33.8田中勝春栗田博憲土井肇 第43回1993年5月16日東京1600mヤマニンゼファー牡51 33.5柴田善臣栗田博憲土井肇 第44回1994年5月15日東京1600mノースフライト牝41 33.2角田晃一加藤敬二(有)大北牧場 第45回1995年5月14日東京1600mハートレイク牡41 33.2武豊S.スルールゴドルフィン 第46回1996年6月9日東京1600mトロットサンダー牡71 33.1横山典弘相川勝敏藤本照男 第47回1997年6月8日東京1600mタイキブリザード牡61 33.8岡部幸雄藤沢和雄(有)大樹ファーム 第48回1998年6月14日東京1600mタイキシャトル牡41 37.5岡部幸雄藤沢和雄(有)大樹ファーム 第49回1999年6月13日東京1600mエアジハード牡41 33.3蛯名正義伊藤正徳(株)ラッキーフィールド 第50回2000年6月4日東京1600mフェアリーキングプローン騸51 33.9R.フラッドI.アラン劉錫康 第51回2001年6月3日東京1600mブラックホーク牡71 33.0横山典弘国枝栄金子真人 第52回2002年6月2日東京1600mアドマイヤコジーン牡61 33.3後藤浩輝橋田満近藤利一 第53回2003年6月8日東京1600mアグネスデジタル牡61 32.1四位洋文白井寿昭渡辺孝男 第54回2004年6月6日東京1600mツルマルボーイ牡61 32.6安藤勝己橋口弘次郎鶴田任男 第55回2005年6月5日東京1600mアサクサデンエン牡61 32.3藤田伸二河野通文田原源一郎 第56回2006年6月4日東京1600mブリッシュラック騸71 32.6B.プレブルA.クルーズW.ウォン 第57回2007年6月3日東京1600mダイワメジャー牡61 32.3安藤勝己上原博之大城敬三 第58回2008年6月8日東京1600mウオッカ牝41 32.7岩田康誠角居勝彦谷水雄三 第59回2009年6月7日東京1600mウオッカ牝51 33.5武豊角居勝彦谷水雄三 第60回2010年6月6日東京1600mショウワモダン牡61 31.7後藤浩輝杉浦宏昭山岸桂市 第61回2011年6月5日東京1600mリアルインパクト牡31 32.0戸崎圭太堀宣行(有)キャロットファーム 第62回2012年6月3日東京1600mストロングリターン牡61 31.3福永祐一堀宣行吉田照哉 第63回2013年6月2日東京1600mロードカナロア牡51 31.5岩田康誠安田隆行(株)ロードホースクラブ 第64回2014年6月8日東京1600mジャスタウェイ牡51 36.8柴田善臣須貝尚介大和屋暁 安田記念の記録 レースレコード - 1 31.3(第62回優勝馬ストロングリターン) 2着との最大着差 - 6馬身(第15回優勝馬パナソニツク・第28回優勝馬ニッポーキング) 最多優勝騎手 - 岡部幸雄 4回(第32、39、47、48回) 最多連続優勝騎手 - 保田隆芳 3連覇(第1~3回) 最多勝調教師 - 尾形藤吉 4勝(第1、3、5、23回) 1番人気馬の単勝最高支持率 - 59.6%(第49回グラスワンダー) 1番人気馬の単勝最低支持率 - 12.05%(第62回サダムパテック、1番人気馬の単勝支持率としてはグレード制が導入された1984年以降最も低い)