約 7,487 件
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/17105.html
ストリングス〜愛と絆の旅路〜 登場人物 コメント 『ストリングス〜愛と絆の旅路』(ストリングス あいときずなのたびじ)は、2007年4月28日に日本で公開された映画。デンマークでは、2005年9月9日に公開された。 登場人物 カゲボウズ:ハル サーナイト:エリト メレシー:ガラク ミュウツー:カーロ 声優繋がり コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場人物 サーナイト:エリト メレシー:ガラク ミュウツー:カーロ 声優繋がり -- (ユリス) 2019-11-02 19 47 56
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/6846.html
autolink() P4/SE15-33 カード名:永い旅路の途中 エリザベス カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《神》? 【永】あなたの手札が5枚以上なら、このカードのパワーを+2000。 【自】アンコール[あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) 私も…今は自分で決めた願い事があるのです レアリティ:C illust. 手札5枚以上でパワーが上がるアンコール持ち、という点ではアクションスター! 真に似ている。 しかしこちらはクロックアンコールなため手札5枚以上という条件を維持しやすく、その場合のパワーも高くなっているため前者より扱いやすい。 ちなみにクロックアンコールは処刑との相性がよく、このキャラ2体を同枠に登場させて互いにクロックアンコールし続けることで クロックを6枚まで増やし、その後に処刑を使用することで大量の手札増強が可能になる。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/47189.html
《光と闇の旅路》 R 光/闇文明 (3) 呪文 ■自分の山札の上から3枚見る。その中から光のクリーチャー、闇のクリーチャー、進化クリーチャーを全て手札に加える。もし3枚とも全て手札に加えたなら、相手のクリーチャー1体破壊できる。残りは好きな順序で山札の一番下に置く。 ■マナ武装5:自分のマナゾーンに光と闇のカードが合計5枚以上あれば、唱えたあと墓地に置くかわりに手札に戻す。 作者:リース族 フレーバーテキスト 少女と機械が見た物はあまりに壮大だった。深き谷底の地底には、朽ち果てたような巨大な白き龍が眠りについていた。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gennsousekai/pages/590.html
歩く。 「……」 歩く。 「……」 歩く……。 「……済まない」 そうして何時間が経っただろうか。どうしても嫌な予感が拭えず、先を行く連れに声を掛けた。 「……どうした?」 此方を向くこともなく、夕暮れの仄暗い残り火を灯りに、手に持つ地図を睨めつけながら答える連れ。 それだけ集中しているから此方を向かないのであって、顔を合わせづらいから向かないのではないと信じたい。 「もしや、今私達は、この広大な草原で迷っているのではないだろうか」 「……そんな訳はないだろう、イーゼル。私達はこの通り、 このコンパスとこの地図に従って動いているのだから、道を間違うはずがない」 そうだな。本当にそうならばどれだけ安心出来るか分からない。しかし…… 「そうか。ところで、私の目が節穴でないのなら、君の持っているコンパスはさっきから動いていないのではないか?」 「そんな馬鹿な……」 沈黙。 「……」 反転。 「……」 確認。 「……」 涙目。 「……どうしよう」 「やはりか」 「……済まない」 名を知らぬ連れの、普段の姿からは想像もつかない、 それでいて年相応といえば年相応な想定外のうっかりに、私は頭を抱えた。 裏路地の怪しい店で異常に安く売られていた、如何にもといった風体のオンボロビークルで 龍陽京を西方に発ってから、もう数日が経っていた。 予想通りというか何というか、既に壊れてしまったビークルは、切所も越えたということで、 道中見つけた架欄都市の商人に二束三文で鉄屑として売り払われ、私と連れの旅は徒歩の遅々としたものになっていた。 そんな中、ある集落へ立ち寄った際に、嘗て交流のあったドワーフの一族が造った古い塔があるという話を聞いた。 私もそれなりに長く世界を見聞しているが、ドワーフの姿は御伽噺の挿絵位でしかお目にかかったことがない。 長く音信が絶えているというからもう今は住んでいないかもしれないが、 もしかしたら本物のドワーフに会えるかもしれないということで、 私達は(正確には勝手に連れが)目的地を其処へ定め、購入した古い地図を片手に道を辿っていた。 ……のだが、連れが自分で見たいと言って私から地図を奪い取り、 自分のコンパスを見ながら勝手に先々へ進んで行ったのに、内心辟易しながら着いていった結果がこれである。 心中に、何時か私が悠久郷へ迷い込んだ時の様に、二人纏めて行き倒れるのではないかという 悪い予感が沸き起こってきた。 「さて。どうしたものか」 「て、天測は? 本で読んで少し齧ったことがある、やるだけやってみようか?」 「専用の器具もないのにどうやって? それに、縦しんば出来たとして、市販の本に書いてあるレベルの天測では、 場所は大雑把にしか分からないよ」 「……あぅ」 連れの提案した現状では殆ど役に立たない策を一蹴し、改めて考える。 差し当たって、思いついたものの内で使えそうなのは、明朝まで待って太陽の運行から方角を割り出し、 只管東西の何方かへ進むという無理押し戦術位か。 植生から割り出す手も無いではないが確実ではないし、周囲に特徴的なものも無いから地図と照合することも出来ない。 ……となると、今日は野宿ということになるか。他に手立てもないし、明日までは手持ち無沙汰だ。 食料や水もあるし、殊更にすることもない。焚き火を焚いて、さっさとテントを張って眠るのがいいだろう。 という訳で、その旨を伝えて、連れと共に早速辺りを調べ始めた。 完全に暗くなる前に何とか草が生えていない平地を発見することが出来たので、 そこに早速簡易テントを二つ設営し、中に荷物と寝袋を置いてから薪を探しにいくことにした。 夜の山野にあって火を焚かないのは、自ら獣に身を差し出すのと同じ自殺行為だ。 しかし、草原地帯ということで予想はしていたが、兎に角木がない。従って薪となるものも少ない。 空から照らす星々の光を頼りに、偶にぶつかる灌木から幾つか枝を手折って拝借しているが、果たして足りるかどうか。 とまれ、一先ず手で持つには多過ぎる程には集められた。小さくとも火があれば、獣も寄っては来まい。 悪魔や魔人、魔物の目撃例もないから、二人で交代に番をすれば大丈夫だろう。 一人、薪を抱えたまま一息を吐いて、そして、ふと夜空を見上げた。理由など特にはない。 強いて挙げれば疲れて伸びをしたかったからだが、実際唯本当に何となくだった。 そこには、思わず息を呑む様な……というと陳腐であるが、そうとしか形容し難い満天の星の海が広がっていた。 身体の内から湧き上がる感動とも驚嘆ともつかない感情に身を固めながら、 私は暫く、種々の宝石に飾られた天蓋を見ていた。 ……考えてみれば。こうして星空を見上げることなど、何時振りであろうか。 此方が終われば其方へ。其方が終われば彼方へ。彼方が終わればその果てへ。 世界の全てを見ようとして、この旅を始めてから過ぎる年月を幾つ経ただろうか。 何時でもそれは生き急ぐが如く忙しなく、これ程のんびりとしたことはなかった。 しかし、それが明確に変わったのは、あの娘……今の道連れと出会ってからだった。 始めは、見た目の割りにはかなり大人びていると思い、深い知識と聡明さに感嘆した。 次に会った時は、その理性と裏腹に豊かな感受性に驚いた。 三度目には、それらの下に子供らしい一面があることに親近感を覚えた。 以来、彼女と私は友誼を結び、時には示し合わせて共に旅をする様にさえなった。 そして、未だ旅の初心者である彼女に合わせる為に旅路を進む足取りは自然と遅くなり、 これまで自分が当たり前の様に熟してきたことを噛み砕いて解釈し直し、それを伝えて理解させることを繰り返した。 それを重ねる内に、心中何処かで焦る様に旅を急かしていたものが消えて、幾分かゆとりが出来た。 そして、彼女が居なくとも、自然と歩みはゆっくりとしたものになっていた。 以前の私ならば、連れの状態など関係無くこの夜道でも夜を徹して草原を進んでいた筈だ。 それが、こうしてこの星空を望んでいられるのは、彼女と出会ったからだ。 そう思うと、尚もこの景色に抱く感情は強くなった。 「おーい、イーゼル! 早くその薪を持って来てくれ!」 気付くと、テントの辺りでは連れが既に火を起こしていた。 どうやら薪がまだ足りない様で、私に催促のジェスチャーを送って来ている。 見ていて、余りやったことのない焚き火をするという体験を喜んでいるのがよく分かる。 「あぁ。少し待ってくれ」 心に残る感情を一旦仕舞い込み、彼女の方へ歩み寄る。 ……まぁ、とは言え。先の様なことを直接彼女に言うことは暫くはない。 少しの褒め言葉を二倍にも三倍にも受け取って図に乗るのが常の子供に、まだまだそんなことは言えない。 一度料理を褒めてその晩の飯が独創的過ぎるものになったことは忘れていない。 だからこそ、彼女には早く成長してもらいたいところだが…… ああして無邪気な笑顔を浮かべている内は黙っておくことにしよう。 「……何だ、イーゼル。そんな顔をして」 「何でもないさ。何時も通りだよ。私も君もね」 「……?」 ……尚。 朝目覚めてから、自分達がテントを設営した場所が 地図に載っている古い塔への一本道の上だと気付いたというのは、余談である。 era2
https://w.atwiki.jp/fantastical_world/pages/586.html
歩く。 「……」 歩く。 「……」 歩く……。 「……済まない」 そうして何時間が経っただろうか。どうしても嫌な予感が拭えず、先を行く連れに声を掛けた。 「……どうした?」 此方を向くこともなく、夕暮れの仄暗い残り火を灯りに、手に持つ地図を睨めつけながら答える連れ。 それだけ集中しているから此方を向かないのであって、顔を合わせづらいから向かないのではないと信じたい。 「もしや、今私達は、この広大な草原で迷っているのではないだろうか」 「……そんな訳はないだろう、イーゼル。私達はこの通り、 このコンパスとこの地図に従って動いているのだから、道を間違うはずがない」 そうだな。本当にそうならばどれだけ安心出来るか分からない。しかし…… 「そうか。ところで、私の目が節穴でないのなら、君の持っているコンパスはさっきから動いていないのではないか?」 「そんな馬鹿な……」 沈黙。 「……」 反転。 「……」 確認。 「……」 涙目。 「……どうしよう」 「やはりか」 「……済まない」 名を知らぬ連れの、普段の姿からは想像もつかない、 それでいて年相応といえば年相応な想定外のうっかりに、私は頭を抱えた。 裏路地の怪しい店で異常に安く売られていた、如何にもといった風体のオンボロビークルで 龍陽京を西方に発ってから、もう数日が経っていた。 予想通りというか何というか、既に壊れてしまったビークルは、切所も越えたということで、 道中見つけた架欄都市の商人に二束三文で鉄屑として売り払われ、私と連れの旅は徒歩の遅々としたものになっていた。 そんな中、ある集落へ立ち寄った際に、嘗て交流のあったドワーフの一族が造った古い塔があるという話を聞いた。 私もそれなりに長く世界を見聞しているが、ドワーフの姿は御伽噺の挿絵位でしかお目にかかったことがない。 長く音信が絶えているというからもう今は住んでいないかもしれないが、 もしかしたら本物のドワーフに会えるかもしれないということで、 私達は(正確には勝手に連れが)目的地を其処へ定め、購入した古い地図を片手に道を辿っていた。 ……のだが、連れが自分で見たいと言って私から地図を奪い取り、 自分のコンパスを見ながら勝手に先々へ進んで行ったのに、内心辟易しながら着いていった結果がこれである。 心中に、何時か私が悠久郷へ迷い込んだ時の様に、二人纏めて行き倒れるのではないかという 悪い予感が沸き起こってきた。 「さて。どうしたものか」 「て、天測は? 本で読んで少し齧ったことがある、やるだけやってみようか?」 「専用の器具もないのにどうやって? それに、縦しんば出来たとして、市販の本に書いてあるレベルの天測では、 場所は大雑把にしか分からないよ」 「……あぅ」 連れの提案した現状では殆ど役に立たない策を一蹴し、改めて考える。 差し当たって、思いついたものの内で使えそうなのは、明朝まで待って太陽の運行から方角を割り出し、 只管東西の何方かへ進むという無理押し戦術位か。 植生から割り出す手も無いではないが確実ではないし、周囲に特徴的なものも無いから地図と照合することも出来ない。 ……となると、今日は野宿ということになるか。他に手立てもないし、明日までは手持ち無沙汰だ。 食料や水もあるし、殊更にすることもない。焚き火を焚いて、さっさとテントを張って眠るのがいいだろう。 という訳で、その旨を伝えて、連れと共に早速辺りを調べ始めた。 完全に暗くなる前に何とか草が生えていない平地を発見することが出来たので、 そこに早速簡易テントを二つ設営し、中に荷物と寝袋を置いてから薪を探しにいくことにした。 夜の山野にあって火を焚かないのは、自ら獣に身を差し出すのと同じ自殺行為だ。 しかし、草原地帯ということで予想はしていたが、兎に角木がない。従って薪となるものも少ない。 空から照らす星々の光を頼りに、偶にぶつかる灌木から幾つか枝を手折って拝借しているが、果たして足りるかどうか。 とまれ、一先ず手で持つには多過ぎる程には集められた。小さくとも火があれば、獣も寄っては来まい。 悪魔や魔人、魔物の目撃例もないから、二人で交代に番をすれば大丈夫だろう。 一人、薪を抱えたまま一息を吐いて、そして、ふと夜空を見上げた。理由など特にはない。 強いて挙げれば疲れて伸びをしたかったからだが、実際唯本当に何となくだった。 そこには、思わず息を呑む様な……というと陳腐であるが、そうとしか形容し難い満天の星の海が広がっていた。 身体の内から湧き上がる感動とも驚嘆ともつかない感情に身を固めながら、 私は暫く、種々の宝石に飾られた天蓋を見ていた。 ……考えてみれば。こうして星空を見上げることなど、何時振りであろうか。 此方が終われば其方へ。其方が終われば彼方へ。彼方が終わればその果てへ。 世界の全てを見ようとして、この旅を始めてから過ぎる年月を幾つ経ただろうか。 何時でもそれは生き急ぐが如く忙しなく、これ程のんびりとしたことはなかった。 しかし、それが明確に変わったのは、あの娘……今の道連れと出会ってからだった。 始めは、見た目の割りにはかなり大人びていると思い、深い知識と聡明さに感嘆した。 次に会った時は、その理性と裏腹に豊かな感受性に驚いた。 三度目には、それらの下に子供らしい一面があることに親近感を覚えた。 以来、彼女と私は友誼を結び、時には示し合わせて共に旅をする様にさえなった。 そして、未だ旅の初心者である彼女に合わせる為に旅路を進む足取りは自然と遅くなり、 これまで自分が当たり前の様に熟してきたことを噛み砕いて解釈し直し、それを伝えて理解させることを繰り返した。 それを重ねる内に、心中何処かで焦る様に旅を急かしていたものが消えて、幾分かゆとりが出来た。 そして、彼女が居なくとも、自然と歩みはゆっくりとしたものになっていた。 以前の私ならば、連れの状態など関係無くこの夜道でも夜を徹して草原を進んでいた筈だ。 それが、こうしてこの星空を望んでいられるのは、彼女と出会ったからだ。 そう思うと、尚もこの景色に抱く感情は強くなった。 「おーい、イーゼル! 早くその薪を持って来てくれ!」 気付くと、テントの辺りでは連れが既に火を起こしていた。 どうやら薪がまだ足りない様で、私に催促のジェスチャーを送って来ている。 見ていて、余りやったことのない焚き火をするという体験を喜んでいるのがよく分かる。 「あぁ。少し待ってくれ」 心に残る感情を一旦仕舞い込み、彼女の方へ歩み寄る。 ……まぁ、とは言え。先の様なことを直接彼女に言うことは暫くはない。 少しの褒め言葉を二倍にも三倍にも受け取って図に乗るのが常の子供に、まだまだそんなことは言えない。 一度料理を褒めてその晩の飯が独創的過ぎるものになったことは忘れていない。 だからこそ、彼女には早く成長してもらいたいところだが…… ああして無邪気な笑顔を浮かべている内は黙っておくことにしよう。 「……何だ、イーゼル。そんな顔をして」 「何でもないさ。何時も通りだよ。私も君もね」 「……?」 ……尚。 朝目覚めてから、自分達がテントを設営した場所が 地図に載っている古い塔への一本道の上だと気付いたというのは、余談である。 era2
https://w.atwiki.jp/d_jack/pages/32.html
おろかモノの旅路>世界設定詳細 共有情報になればと思い、データベース的に作ろうかと画策しています。 まだ作成途中ですが、設定の共有に役立てば幸いです。&編集協力など是非おねがいします・・・!! 【おろかモノ】 【国】 【職業】 ジョイナー ∟ジョイナー協会 ∟モルポ
https://w.atwiki.jp/hiten_miraieigou/pages/47.html
第二章「旅路」 この世界は平行世界とで成り立ったいる。 僕は昨日まで慣れ親しんだ世界に別れを告げ、崑崙鏡の地に足をおろした。 クゥにこの世界を誘われたのは絶妙のタイミングだった。 僕のいたアクロニアの世界では大きな使命などなく、リングと云われるギルドに属して、修練とレアアイテム探しの日々に少し単調さを感じはじめていた頃だったからだ。 クゥとはこの世界に来るずっと前から続いている友人だ。 いつも相談に乗ってるのに、こっちから相談すると必ずこてんぱんに叩きのめされる。だが悪びらない彼の性格が余計な気をつかわずに済むため、いつの間にか長い付き合いになっていた。 クゥと共に過ごした世界は初めて出会ったその一度だけだったが、互いに別々の世界を歩みだしても、そこでの情報交換などを取り合っている。 僕がこの世界に転生を決めた理由は、クゥが相変わらずの同姓トラブルで、暫らくこの世界を離れたいと相談してきたからだ。 ならいっそ世界ごと交換してしまおうか?と、何気なく口にしたのが面白いと思ったらしい。僕も初めてクゥに告白されたときは面食らったが、今日まで付き合いが続いてるのは友情だ。と…かたく信じている。 今ではパソコンが媒体となって多数の平行世界を行き来できるようになっていた。 ベビーユニバース理論が解明され、反陽子や陽電子を素粒子と融合させると…みたいなことを学生のころに教わったが、まさか携帯電話並みに普及するとは考えもしなかった。 現世では平和な日々が続いている。僕らのような人間が平行世界に転生して、その世界の手助けや、世界全体に広がった「ゆがみ」を正すこともできるまでに浸透してきていた。 現実世界が無くならない限り帰る場所を失うことはないらしいが、既に社会現象いっぽ手前というところかもしれない。 鏡王クントゥとの話を終え、自分のいくべき道も理解したところで転生ポイントに立ち一呼吸をした。 やがて、からだが黄金色の光に包まれていく。 長陽城にでもくりだそうと光の中からでた途端、目の前に旅団の申し入れが届いた。 この世界では挨拶と云うものが存在しないのかな? と、ふと考えながら目を向けると医者の身なりをした少年がこっちを見ている。 つくづく男に縁が深いな…僕は心のなかで苦笑した。色々な世界を見て回ったが誰にでも打ち解ける性格が災いしてか恋人と呼ばれるような関係になったことは一度もない。唯一、告白されたのもクゥひとりというなんとも不甲斐ない人生だ。 蒼瑠璃色の瞳に青い長髪が少し冷淡さを感じたが、医者である以上、他人を思いやる気持ちがあるに決まっている。あくまで僕の偏見ではあるのだが…。 クゥからこの世界の情報はある程度仕入れていたけれど一人で行動するのはあまり好きではない。 いきなり旅団に誘われるとは思わなかったが、話だけでも聞いてみようとその申し入れをあっさり受けてみた。 もともと破天荒で明るい性格のせいか、どの世界にいっても歓迎されたし、闘いもそつなくこなしていた。彼次第だが気が合えば長い付き合いになるかもしれない。 人の出逢いとは元来そうゆうものだ。 「冬架」と名乗るその少年は話してみるとぶっきらぼうだが何処か親しみを感じられる。平行世界の経験は崑崙鏡が初めてのようで、この世界でもまだ日が浅いらしい。 冬架に街を案内してもらいながら、とりとめのない話をしていると彼から思いもよらない一言が飛び込んできた。 「流派をつくりたいんだ。協力してくれるか?アウスラ」 彼と流派をつくったらどんな未来になるんだろう…。淡い期待と興奮を覚えながら、いつの間にか僕は彼の背中を後押しして、成長の過程を見守ってみたいと考えていた。そんな気にさせる仲間に巡り合う確率は滅多にあるものではない。 「流派を興すには仲間があと四人は必要だね。二人で手分けして仲間を集めよう」 「そうだな。出来るだけ初めての奴がいい。アウスラ、勧誘は得意そうだから期待してるよ」 僕の物怖じしない性格を冬架に見抜かれたか。経験がない訳ではないし確かにそうゆうのは得意中の得意だ。 僕らは四人の仲間を探すべく長陽の城下町を走り回った。
https://w.atwiki.jp/sstabiji/pages/79.html
シリウス・フィーナ 「……ほんと、最後まで人騒がせね」 私は、今日一日がとても長く感じた。 私たちがトラスタ村を出てから、……本当に色々ありすぎた。 「でもー!素敵よね!いいなぁ、私も結婚したいなぁーっうふふっ!」 ルーラがうっとり、そして嬉しそうに飛び跳ねた。 「……誰とよ?」 私がルーラに質問した。 「もっちろん、私の王子様ー!」 青緑の少年の腕をぐいっと掴んでルーラがそう言った。 「……名前も知らないのに?」 ルーラにそう突っ込むと、思い出したかのように 「ああーっ!私そういえば命の恩人の名前聞き忘れたーっ!ねえねえ、君はなんて名前?」 「ブレス……トレアン・ブレスだけど……お前、さっきあんなことがあったのにまだ王子様って言ってんの? ……あほらし」 ブレスは、少し顔を赤らめながらそっぽを向いた。 「そんなことないってばーっ!いい名前ね、ブレスくん!よろしくーっ!じゃっくんもよろしくー!」 ルーラがぶんぶんとブレスの腕を振り回すように握手する。 「お、おいおい、俺も入ってんのかよ……まいったな」 ジャックがそう言った。 「そういえば、あなたはアルフレド王国に帰らなかったのね。どうして?」 私がそう訊ねると、ジャックは 「おいおい、さっきお節介なマリックから聞いただろ?やることがあるんだ。……なにより俺は、このブレスと探し物しないとな」 「そういうことなら、私たちもついていっていーいー?」 ルーラは無邪気にそう答える。 「ええっ……やだなぁ、騒がしい子は苦手なんだ……」 ブレスは、少しだけ嫌そうに答える。しかし、目線はあさっての方向だ。 ……もしかして、照れてる? 「おお、いいぜ!旅は人数が多いほうが有利だったりするしな!」 ジャックは、快く賛成してくれた。 「……ですって。あなたも異論はないわね?」 私はブレスにそう訊ねる。 「……足手まといにはならないでね」 ブレスはそう言って、なるべくルーラの顔を見ないようにしている。 「きーまりー!みんな、よろしくね!」 ルーラはジャックにも握手をした。 「……そういえば、誰か……忘れてねぇか?」 ジャックがふと思い出したようにそう言った。 「……そういえば……」 ブレスも、何か思いだそうとしている。 すると、遠くから声が聞こえた。 「はぁッ……はぁっ……!ジャックさーん、ブレスさーん!!」 ブレスのように長く、銀色の髪を束ねた蒼い瞳の少年と黒い猫が向こうから走ってきた。 「や、やっと終わりましたぁ……修復……そ、そちらの方は?」 走って来たせいか、すごく満身創痍な様子で少年は息を切らせながらそう言った。 「おう。おわったか。ありがとなープラチナ。……ってお前が破壊したんだけどよ」 ジャックがプラチナと呼ばれる少年にそう言った。 「私?私はルーラ!ルーラ・キャラット!よろしくね!隣のスカイブルーの髪の子がシリウスちゃん!」 ルーラは元気にプラチナに自己紹介する。 「シリウス・フィーナよ。宜しく」 私もルーラに続いて自己紹介をする。 「やあ。僕はプラチナ・ガーネットだよ。昨日この街にやってきたばかりなんだ!こう見えてアーチャーなんだ!」 プラチナと言った少年は弱々しい笑顔でそう言った。 『はーっはっはっはー!そして俺様はクロロン・エース様だ!』 ……プラチナの横にいた黒猫が、いきなり喋りだした。 「……その猫は、使い魔ね……?マジシャンでもないのに、どうして……」 私はそう言うと、プラチナは 「あ、あはははは!これは友人からの預かりものなんだよ!珍しいでしょ?喋る猫ー!」 ごまかすようにそう言った。 「ふぅん……?」 私は少し不審に感じたけど、深くは問い詰めなかった。 『お、俺様は猫じゃねえっ!クロロン・エースっていう名前が……!もが!』 「五月蠅いよ、クロ」 にっこりとプラチナが笑ってクロの首根っこを掴んだ。 「クロちゃんかーわいー!よろしくねーっ」 ぎゅむー!とルーラがクロを抱きしめる。 『ぎゃあああ苦しいいいい!!やめろ!小娘えええ』 クロが、ルーラの腕の中でもがいている。 そんな様子を、私たちは笑った。 そして新しい仲間を迎えて、私たちは歩き出す。 それぞれの目的を、果たすために。 人捜し、材料集め、あるいは愛するもののために。 私たちは次の旅路へと歩みだす。 その旅路を、いつかは終えるために。 【NEXT】腹が減っては戦はできぬ 【BACK】予感と胸騒ぎ3
https://w.atwiki.jp/kusanagi-world/pages/38.html
2007/7/24 更新 『ストリングス~愛と絆の旅路~』 10月10日(水)リリース 「ストリングス~愛と絆の旅路~」スペシャルBOX AVBF-26524~5 価格:¥6,300(税抜価格¥6,000) 収録内容2枚組DVD ストリングス<運命の赤い糸>ミニタオル 特製ブックレット(20P)、ストリングス・オリジナルポストカード(3枚)封入予定 片面2層/2枚組 《本編DISC》 16:9(※特典映像一部4:3)/ 音声(日本語吹替・オリジナル英語版)/ Dolby Digital 5.1Ch サラウンド/ 字幕(日本語・英語)/ 93分(本編)3分(特典映像)/COLOR 内容本編 日本版劇場予告編 テレビスポット キャスト スタッフプロフィール 《特典DISC》 16:9(一部4:3)/ステレオ/118分/COLOR 内容ジャパン・バージョンのスタッフ、キャストが語る『ストリングス~愛と絆の旅路~』の世界観とは? キャストメイキング(アフレコスタジオ等現場映像を多数収録!) 草彅剛、香取慎吾がデンマークでアンデルス監督と初対面が実現!(テレビでオンエアされた内容とは異なります) 舞台挨拶スペシャル(ジャパンプレミア、公開初日など) 海外版ドキュメンタリー「THE WORLD OF STRINGS」 「ストリングス~愛と絆の旅路~」通常盤 AVBF-26526 価格:¥3,990(税抜価格¥3,800) 片面2層/1枚組/16:9(一部4:3)/音声(日本語吹替・オリジナル英語版)/Dolby Digital 5.1Ch サラウンド/ 字幕(日本語・英語)/93分(本編)24分(特典映像)/COLOR 内容本編 日本版劇場予告編 テレビスポット キャスト スタッフプロフィール メイキング(日本版アフレコ風景及びメイキング映像を収録)
https://w.atwiki.jp/yumehenotabizi/pages/17.html
ギルド「夢への旅路」 オンラインゲーム、ルビニアサーガ(LuvibiaSaga)のエリュシオン鯖で活動するギルド 更新は不定期です