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[国語担当] 真堂希 竹羽地清太郎 藤原掌太郎 [英語担当] 神夜優 [数学担当] 齋藤鷹人 佐崎京 雪村音々 [社会担当] 赤路虎之介 九条幸一 七瀬翼 [理科担当] 金沢拓美 水無瀬巴 中津海央輔 暁見小春 [情報担当] 白川あいな 日之影楓 [技術担当] 周藤森村 [音楽担当] 椿原晶 咲楽田時 藍川海 [美術担当] 赤路龍之介 落合千歳 三葉蒼 [家庭科担当] 志村亮太郎 [体育担当] 本堂斎 大凱源二 冬純晴 [保健担当] 波柴レオ 宮塚アーサー 小鳥遊加帆理 佐倉閑 [その他] 犬飼アヌビス真 (学食)埜々山由(司書) イルデリア=リオ=エリオット(フランス語) 雨月姫菜(教頭)
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仮面の教師「鈴川 令法」 読み:かめんのきょうし「すずかわ りょうぶ」 カテゴリー:Chara/男性 作品:装甲悪鬼村正 属性:闇 ATK:2(+3) DEF:2(+2) [自動:フレンド]このキャラがバトルした場合、バトル終了時にバトル相手のセットカード1枚を控え室に置いてもよい。そうした場合、このカードを控え室に置く。この能力は【裏】でも発動する。 [自動:パートナー]このキャラがバトルした場合、バトル終了時にバトル相手のセットカード1枚を控え室に置いてもよい。そうした場合、このキャラのレベルカード1枚を控え室に置く。この能力は【裏】でも発動する。 愛する美しき諸々よ。私のこの手で、破壊する illust:Nitroplus NP-107 C SC 収録:エクストラパック 「OS:ニトロプラス2.00 「装甲悪鬼村正」」 自身を代償にバトルした相手のセットカードを除去する効果を持つ。 単純に考えればかりそめの弟子「キャル ディヴェンス」等の方が使いやすいだろう。 タイミングの違いがあるため、完全下位互換という訳ではない。 採用する場合は非道の 武者 「鈴川 令法」&「真改」の存在も考慮したい。
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()は現在離脱している機体です ガンダムシリーズ (ガンダムmk-2・百式・メタス・リックディアス(赤 黒)×2・ネモ×2) DX・GX(ディバイダー、サテライトキャノン)・エアマスターバースト・レオパルドデストロイ (∀ガンダム・カプル×2・ボルジャーノン×2) (インパルスガンダム(フォース、ソード、ブラスト)・セイバーガンダム・ブレイズザクファントム・ガナーザクウォーリア) オーバーマン&シルエットマシン キングゲイナー・エンペランザ・ラッシュロッド・パンサー×3・ドーベック(赤 緑) ウォーカーマシン ザブングル・ウォーカーギャリア・トラッド11×2・ダッカー・カプリコ・ガバメント・ガラパゴス オーガス オーガス・モラーバーマーイ・モラーバーリーア LFO ニルヴァーシュtypeZERO・ターミナスtypeR909(ホランド機)・ターミナスtypeR606(マシュー機)・ターミナス typeR808(ヒルダ機) スーパー系 (マジンガーZ・グレートマジンガー・ダイアナンA・ビューナスA・ボスボロット) ゲッタードラゴン・レディコマンド・鉄甲鬼ロボ (ダブルスペイザー・ドリルスペイザー・TFO) (ザンボット3) (ゴッドシグマ) バルディオス (グランカイザー) (ビッグオー) アクエリオン アクエリオン(ソーラー、マーズ、ルナ) バンプレストオリジナル ガンレオン
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朝~昼
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No.01:ラック No.02:ポッキーむすめ No.03:芹沢慶治 No.04:ライリス No.05:キララ No.06:コモリー No.07:バロン No.08:フリード No.09:ルシャーティー・エィユゥミス No.10:ウルフィラ No.11:音神楽千彦
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英語科 数学科 国語科 理科 社会科 体育科
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※キャンペーンの現在状況 ・古代都市「シニディシア」を探すモルグレイヴ大学の学者、ヴァネッサに依頼されてゼンドリック大陸へ ↓ ・遺跡で壁画と古文書を発見。記述によるとさらに奥地に「生命の杖」を安置した遺跡(以下遺跡②)があることが判明 ↓ ・遺跡②で守護者を倒し、「生命の杖」ゲット ↓ ・遺跡①は血の海だー!ドロアームの奴隷狩り部隊にヴァネッサがさらわれる ↓ ・道中出会った「翠玉爪騎士団」のクノッペン少佐が協力を申し出るが、断る ↓ ・ドロアームの奴隷狩り部隊のキャンプに潜入しヴァネッサを救出! ↓ ・シャーンに帰還し、「生命の杖」をモルグレイヴ大学に預ける ↓ ・クンダラク銀行に預けてあった手がかりを受け取りに行ったら、銀行が爆発させられてた ↓ ・犯罪結社「ダースク」と交渉、「ボロマール・クラン」とは敵対 ↓ ・シャーンのあちこちで情報収集し、アナマトというハーフフィーンドが犯人であることがわかる ↓ ・アナマトが潜む熔岩地帯でアンデッドと戦う ↓ ・デヴィルの軍勢を従えたアナマトと決戦!壮絶な戦いの後勝利! ↓ ・シニディシアの手がかりとなる「銀の針と金の糸」を受け取る ↓ ・姿を隠した「ジョン」から連絡が入る ↓ ・「ジョン」は偽名でその正体は自称トゥエルヴのエージェント、ハラス・マーテン ↓ ・ハラスは地下竜教団の首領、「紫水晶の姫」に古文書(石板)を渡してしまっていた ↓ ・PCは平和裏に交渉すべく宝石(2,500GP相当)を調達 ↓ ・PCは「ノグラズの杖を渡せ!」と要求する異形の群れに襲撃されるが撃退 ↓ ・「紫水晶の姫」の住居である廃棄された塔で、おぞましいアンデッドと異形(クローカー)に襲われるが何とか撃退 ↓ ・うまく「紫水晶の姫」と交渉成立!コイツ、アダルト・パープル・ドラゴンでした。戦わなくてよかった… ↓ ・ところが塔の出口に待ち構えていたのはクノッペン率いる翠玉爪騎士団(アンデッドばっかり)だーっ! ↓ ・激しい戦いの後、なんとか撃退。でもクノッペンは滅んでいないっぽい ↓ ・古文書によって、シニディシアの手掛かりがダーグーンのクラール熱帯雨林にあることが判明! ↓ ・ライトニング・レイルでダーグーンへ出発。レイルで翠玉爪騎士団のアーティフィサー、ゲルトナーの襲撃を受けるがこれを一蹴 ↓ ・ダーグーンの首都、ラカーン・ドラールでリーシュ・ハルークと謁見。家臣との知恵比べ、腕比べでPCがそれぞれ活躍 ↓ ・ジャングルでエラドリンの女剣士フィオナを助ける ↓ ・遺跡の前で森の魔女ザゲーニと決戦!ザゲーニに操られていたエラドリンたちを正気に戻し、共にザゲーニを倒す ↓ ・いよいよ遺跡に突入!全てが明かされる時…!? ↓ ・遺跡でバウノーが水路に続く隠し扉を発見 ↓ ・水道に沿って遺跡の中心部へ ↓ ・回廊の壁画は「夢の民」とシニディシアの歴史について描かれていた。シニディシアの滅亡の原因となったのは強大なる不死の怪物「ザーゴン」! ↓ ・ザーゴンを倒した「夢の民」の王はもしやバウノー!? ↓ ・謁見の間で、宿敵クノッペン少佐との最後の戦いに勝利!クノッペンを滅ぼす ↓ ・最奥の部屋でタペストリーを発見。シニディシアの「失われた都」の位置が明らかになる…それはデーモン荒野!! ↓ ・そこにザーゴン教団の首領ドーンと、翠玉爪騎士団の新たな幹部?となったマリエが登場。彼らがもくろむのはザーゴンの復活!! ↓ ・時間稼ぎにけしかけられたザーゴンの雛を打ち負かすも,ドーンたちは既にシニディシアへ向かってしまった!急いで追わなくては…! ↓ ・「真紅の王冠号」をリーシュ王に用意してもらい、空路でデーモン荒野へ! ↓ ・しかし、「生命の杖」とヴァネッサが敵の手に落ちた…? ↓ ・「真紅の王冠号」の壮行会に翠玉爪騎士団が乱入!PCたちは「真紅の王冠号」クルーとともに敵を撃退 ↓ ・航行を続ける「真紅の王冠号」にイリシッドの潜入者テルンプルトゥが侵入!ゾリアットとのゲートを開いてファウルスポーンを呼び出し、飛空挺ごとPCたちを始末しようとするも何とかこれを撃退 ↓ ・機関部にダメージを追った「真紅の王冠号」は不時着、PCたちは蛮族たちから船を守り通す ↓ ・修理を終えた「真紅の王冠号」は再びデーモン荒野へ、しかしキャリオン峡谷上空で翠玉爪騎士団の「死の貴婦人号」の待ち伏せを受け、無数の小型飛空挺の襲撃を受ける ↓ ・他のクルーと協力して襲撃を退けたPCたちに襲いかかるサカーの将軍マラキとその乗騎、白竜サルジュニクス!PCたちは激戦の末これを退ける ↓ ・「真紅の王冠号」のダメージは大きく、修理と待機のためPCは徒歩でデーモン荒野に向かう! ↓ ・デーモン荒野はなんとアビスの第100階層「痩土(バレンズ)」と繋がっていた ↓ ・PCは自分自身の「滅び」の記憶から産み出されるさまざまな遭遇を潜り抜け、この階層の主、「荒廃の女王」ウーブリヴェと邂逅する ↓ ・デーモン・ロードたるウーブリヴェと交渉して、ひとかどの英雄と認めさせることに成功 ↓ ・同様にバレンズを突破してきたマリエと最後の決戦!フィージは師弟対決を制する ↓ ・エベロンに戻ってきたPCの目前に、ついに「失われし都市」シニディシアが現れた!←今ここ
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amazonで探す @楽天で #高校教師 を探す! 金22TBS 2003.01.10~2003.03.21 10.8% 公式HP wikipedia 前 ママの遺伝子 次 ブラックジャックによろしく Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 禁断の愛、再び 2003/01/10 14.9% 2 先生の秘密 2003/01/17 12.2% 3 眠れないふたり 2003/01/24 6.4% 4 哀しいデート 2003/01/31 10.7% 5 真夜中の対決 2003/02/07 10.6% 6 片想いのチョコ 2003/02/14 8.8% 7 ふたりが結ばれた夜 2003/02/21 10.2% 8 許されない嘘 2003/02/28 13.5% 9 壊れかけた先生 2003/03/07 11.2% 10 よみがえる純愛 2003/03/14 8.8% 11 永遠の愛と死 2003/03/21 11.0%
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amazonで探す @楽天で #高校教師 を探す! 金22TBS 1993.01.08~1993.03.19 21.9% wikipedia 前 十年愛 次 誰にも言えない Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 禁断の愛と知らずに 1993/01/08 20.4% 2 嘆きの天使 1993/01/15 15.5% 3 同性愛 1993/01/22 15.8% 4 僕のために泣いてくれた 1993/01/29 17.0% 5 衝撃の一夜 1993/02/05 19.5% 6 別れのバレンタイン 1993/02/12 17.6% 7 狂った果実 1993/02/19 22.0% 8 隠された絆 1993/02/26 25.8% 9 禁断の愛を越えて 1993/03/05 25.8% 10 俺たちの失敗 1993/03/12 28.3% 11 永遠の眠りの中で 1993/03/19 33.0%
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暗黒の夜空の中、星は大地に落ちて灯火となって空を照らしていた。 この部屋からは夜景が丸見えで、いつもなら彼女と二人で肩を並べて 街を見下ろし、甘い気分に浸ることができたに違いない。 だが今夜は違った。いつにない緊張が彼を、そして彼女を包んでいる。 「美佐……」 秀行はベッドの中の恋人に呼びかけた。 白い布の海に浸かった裸の女のなめらかな肌は、彼が思わず 触れてはならないと畏怖してしまうほどの美を備えていた。 女は短い髪を軽く揺らし、眼鏡の奥から彼を見つめて――いや、にらみつけている。 決して今の状況が気に入らない訳ではない。 ただ突然の求婚に対する戸惑いと、それを嬉しく思う本心を露にしたくないという 意地が鋭い視線に込められ、矢となって秀行を射抜いていた。 「……いつから?」 「え?」 軽く歯を食いしばった口からそう問いかけられる。 「いつから、結婚しようって思ってた?」 「え、うーんと……そうだなぁ……」 至近で見つめあって、わずかに考える。 その間に彼の頭をよぎったのは、彼女と過ごした日々の思い出だった。 学生時代に出会って、強気な女だなと思っているうちに なんとなく一緒に食事に出かけたり、映画に行ったりするようになって。 やがて冷たい態度の中に時折混ざる本音にも気づくようになって。 いつしか自分が彼女の数少ない理解者であることを誇りに思っていた。 教職を取って教師になると聞いたときは彼も賛成した。 実際の授業風景は見たことがないが、きっと毎日生徒たちを怒鳴り散らしているのだろう。 いつからだったろうか。ずっと彼女の隣にいたいと思い始めたのは。 初めての頃からだった気もするし、ふと先月くらいに思い立ったような気もする。 「うーん、いつからだっけなぁ……?」 「早く言いなさい。まさかわからない訳ないでしょ?」 「ごめん。やっぱりわからない」 隠したり気取ったりするのは性に合わない。 秀行は正直に自分の思った通りのことを口にした。 「……何よそれ、あんた馬鹿じゃないの?」 「そうかもしれない。でも君が好きだってのは本当だ。信じてほしい」 「馬鹿……」 美佐は頬を朱に染めてそっぽを向いた。 秀行もベッドの中に潜り込み、姫を迎える王子のように礼儀正しく彼女に手を伸ばす。 「美佐……」 軽く抱き寄せ唇を合わせる。 彼女は抵抗せず、大人しく秀行の口づけを受け入れた。 そのまま彼が舌を侵入させると、それに応えるように美佐も自分のを絡めてくる。 男女の唾と呼吸の交じり合う音が部屋に響いた。 やがて二人は満足したのか、名残惜しそうな唾液の線を虚空に描いて離れる。 「今日は、積極的……だね?」 「馬鹿……そんな訳ないじゃない……」 眼鏡に覆われた瞳がうるんで、今にも涙がこぼれそうだ。 不意に秀行の手がすっと伸ばされ、彼女のレンズを取り去ってしまった。 「あ、ダメ、眼鏡……!」 「今日は取ろうよ。何もつけてない美佐の顔、見たいんだ」 「…………」 男の手に頬を撫で回される感触に、彼女は軽く目を閉じた。 秀行の手が、今度は豊かな乳房に這わされる。 ぎゅっと握った手からややはみ出すこのサイズがいい。彼はそう思った。 美佐は気持ち良さげに身をくねらせ、なすがままになっている。 しかしその口は、いつものように彼に文句を言うのを忘れなかった。 「もう、そんなとこばっかり……」 「だって気持ち良くてさ」 「まったく、男ってホントにケダモノね」 体を震わせ熱い息を吐いて、彼に愛撫される若い女。 その扇情的な姿は、普段の彼女からはなかなか想像できないだろう。 秀行以外には決して見せない、女としての升田美佐の姿だった。 静かに彼女の双丘を揉んでいた秀行だったが、やがて彼女の体に口を寄せると 赤子のようにその乳首に吸いついた。 「あっ……!」 「うん、美佐のおっぱい、おいしいよ」 「ああぁっ……そ、それ、はあぁぁんっ…… !!」 乳房を口に含み、その先端を舌で転がすように舐めまわす。 優しくも激しい恋人の責めに、美佐は耐え切れず声をあげた。 生々しい男女の声は、盗聴器を通じて生徒たちの元にも余すことなく届けられていた。 “ああぁっ……そ、それ、はあぁぁんっ…… !!” 聞こえてくる嬌声に、彼らはそれぞれ顔を火照らせている。 「せ、先生……すごいね……」 「ああ……とてもあの鬼教師とは思えねー……」 息を荒くしてそんなやり取りを交わす。 “ひ、秀行ぃぃ……っ !!” “今日の美佐、いつもより可愛い……” “やだ、言わないでぇぇっ!” ふと栄太が顔をあげると、自分と同じく劣情に染まった顔の由紀と目が合った。 恋人の淫らな表情に彼は思わず目をそむけたが、マイクから流れてくる音声は 狭い部屋の中に響き、彼らの意識を肉欲で覆い尽くそうとしてやまない。 「――あ、俺ちょっとトイレ……」 「う、うん。行ってらっしゃい……」 このままここに居ては由紀に襲いかかってしまうかもしれない。 理性の危機を感じた栄太は、気をまぎらわせようとトイレを借りることにした。 部屋に残されたのは、真っ赤な顔で男女のさえずりに耳を傾ける三人の少年少女。 いつの間にか啓一が恵に寄り添い、その細い肩をぐっと抱いていた。 それを見た由紀がからかうように恵に尋ねる。 「恵……大丈夫? 顔真っ赤よ……」 「そんなの由紀だって……ね、啓一」 「ん? あ、ああ……」 力なく少年が答えたが、彼の意識の大部分が視覚と聴覚に注がれていた。 聞こえてくるのは女教師の甘い声と男女の絡み合う音。 そして見えるのは自分の分身たる黒髪の少女の熱っぽい横顔。 ふと気がつくと啓一の腕が恵の体に回され、指が彼女の柔らかい肉をつかんでいた。 (あっ、け、啓一……? ダメ、由紀が見てるのにぃ……!) (わ、わかってるよ……でも体が勝手に――) (それなら……ね? あっちの部屋で……) などと囁き合う双子をうらめしげに見つめ、由紀はひとりで座り込んでいる。 「ご、ごめん由紀。私たち、ちょっと気分悪くなってきちゃったから、向こうで休んどくね。 この部屋使ってていいから、あとお願い……」 「あー、はいはい。あたしに構わなくていいわよ。お大事に」 由紀はそう言って部屋を出て行く二人を見送った。 「くそ、恵のやついいなあ……。栄太、早く帰ってきてよぅ……」 “あぁっ、やめ、そこやだあぁぁっ!” 升田の喘ぎに下着がじんわりと濡れ、由紀は火照った体を持て余していた。 生まれたままの姿の女の秘所を、男の人差し指が貫く。 「や、あああぁっ !!」 美佐は声をあげたが、秀行の指は何度も抜き差しを繰り返して執拗に彼女を責めたてた。 陰部から止めどなく熱い液体が溢れ、激しい汁の音を響かせる。 「美佐のココ……すごいよ。溢れてる……」 「やめてええぇっ…… !!」 「ごめん、でもやめられないんだ……」 秀行の手が陰核に触れ、彼女は体をびくりと震わせた。 そこを責められるのは初めてではないのに、電流が走ったような衝撃が頭を駆け巡る。 美佐はベッドの上で跳ね回って子供のように叫んでいた。 普段しているセックスとはまるで違う快感に、彼女は逆らうこともできない。 男を待ち焦がれている女陰からとろりと汁が垂れ、シーツに染みを作った。 (こ、こんな……この私が……) 自分がここまで理性を失うことなんて考えられない。 それなのに、秀行の指が肉壷をえぐるたびかん高い嬌声をあげてしまう。 いつもなら怒りを込めた視線でこの男をにらみつけて震え上がらせるのに、 今は抵抗もできずに秀行の玩具になってしまっている。 悔しい。わずかに残った矜持はそう歯ぎしりしているものの、美佐の体は 恋人の指の動き、体温、息遣いの一つにまで反応して淫らな悲鳴をあげた。 「――んあぁぁあぁっ !?」 ひときわ大きく体が跳ね、彼女は自分が達してしまったことを知った。 まさかこの自分が、指だけでイカされてしまうとは。 美佐は呼吸を荒くして、よどんだ瞳で秀行の顔を見つめた。 「――み、美佐、大丈夫……?」 その気遣いが彼女に理性を取り戻させることとなった。 不意に目をつり上げて自分を憤怒の表情でにらみつける恋人を、彼は不思議そうに見返した。 「ど、どうしたの……大丈夫?」 「いちいち……き、気にしなくて、いいから…… !!」 「ご、ごめん……」 そのとき、美佐の目から一筋の雫がぽたりと垂れて二人を驚かせた。 「――美佐、泣いてるの……?」 「な、なんで……私…… !?」 「……安心して。僕は美佐のことが大好きだから、ずっとそばにいるよ。約束する」 そう言って秀行は彼女の体をぎゅっと抱きしめた。 「ち、ちが……秀行、やめて……!」 「美佐、美佐……!」 何とかして男の腕から逃れようとする美佐だったが、やがてそうしているうちに 暴れるのをやめて、じっと秀行に抱かれたままで大人しくなった。 「美佐……落ち着いた?」 「……ほんと、あなた馬鹿ね……」 小さなつぶやきが空気を揺らす。 裸の男女は、白いベッドの上で一つに重なり合っていた。 秀行のやせた体が強い力で美佐を押さえつける。 荒々しい男の動きに興奮と恐怖を感じ、彼女の声が裏返った。 「――秀行…… !?」 「ごめん……でも、僕もう……」 彼は辛そうに息を吐き、獣のような視線をこちらに突き刺していた。 自分の腿に当たる硬い男性器の感触に、美佐の心に怯えと期待が湧き上がってくる。 「もう……ムード考えてちょうだい。それにゴムくらいつけてよね……」 「き、今日は要らないと思って、持ってきてないや……あはは」 「ちょっと、あなたねぇ……」 口ではそうぼやきながら、美佐は自分にのしかかってくる男を愛しげに眺めていた。 硬くそそり立った肉棒が待望の挿入を果たそうと彼女の肉をかき分ける。 美佐はすっかり濡れそぼった膣に太くたくましい男性器を突き込まれ、嬉しそうに鳴いた。 「あぁっ……だ、だから入れちゃやだって、言ってるのにぃ……!」 「ご、ごめん……でも、すごく気持ちよくて……」 「馬鹿、で、できちゃったらどうするのよぉ…… !?」 「ちゃんと求婚はしたから、別にいいと思うんだけど……」 「わっ、私、そ、そんな……あぁっ、はしたない女じゃ……ない、わよぉっ……!」 自分の中を激しく前後する男に言葉だけは抗うものの、彼女の腕は秀行の背に回され、 結合部も盛大に汁を溢れさせて性交の喜びに震えていた。 それに応えるように、劣情に理性を溶かされた男も乱暴に女の腰をつかんで 力の限り自分の男性自身を打ちつける。 「はっ、はぁんっ、は、激しい……のぉっ!」 「み、美佐……! ミサぁ……好きだよぉっ……!」 「ん、もう……ひ、ヒデユキの……バカァっ!」 愛情を込めて恋人の名を呼ぶ女の顔は幸福感に満ち足りていた。 普段職場では決して目にすることのない、いや今まで付き合ってきた彼ですら 見たことがないほどの升田美佐の乱れようだった。 男の名を口にするたび彼女の体は喜びに震え、その相手に貫かれているという実感が ゾクゾクとした快感となって背筋を這い上がってくる。 鋭利な眼差しも冷徹な罵声も、トレードマークの細い眼鏡も失った彼女は いつもの生真面目で冷徹な女教師ではなかった。 グチャグチャと肉壷をかき回されて体をくねらせ嬌声をあげるその姿は 一人の淫らな女、一匹の雌に成り果てていた。 柔らかな寝床の上、二人の交わりはまだ終わるところを知らない。 水を流す音と共に、ようやく栄太がトイレから出てきた。 「あー、やっとチンコ収まった……」 げっそりした顔でそう漏らし、冷たい水で手を洗って部屋に戻る。 まさかあの鬼教師の絡みであんなに興奮するとは思わなかった。 少し甘く見ていたな、と苦笑いを浮かべて栄太は啓一の部屋のドアを開けた。 するとそこには――。 「……はぁっ、ああぁっ !!」 「――ゆ、由紀…… !?」 フリルのついた下着を足首までずらし、ミニスカートの中に手を伸ばして 自分の性器を愛撫し続けている栄太の恋人、坂本由紀の姿があった。 “はっ、はぁんっ、は、激しい……のぉっ!” 「ああぁ、升田のやつ、すごい……!」 水野兄妹は別の部屋に行ったのか、ここには姿がない。 由紀は教師の寝物語を聞きながらひとり自分を慰めていた。 「お、落ち着け、由紀!」 そんな由紀の自慰を止めようと、必死で彼女を押さえ込もうとする栄太。 だが校内でも有名な女傑たる由紀の力は栄太を軽く凌いでいる。 「え、栄太ぁ……あたし……」 「ちょ、ちょ、お前―― !?」 押さえ込むつもりが逆に押さえつけられ、彼の方が下になってしまった。 自分のあまりの情けなさに憤慨していると、由紀の手が伸びて栄太の顔を挟んだ。 「栄太、遅いぃぃ……ずっと待ってたのよぉ……?」 そのまま強引に唇を奪われ、口内に舌まで入れられる。 いつもより激しく情熱的なキスに翻弄され、栄太は彼女の思うがままになっていた。 「んむ……じゅるっ、ふぇーはぁ……はむぅ……!」 少女の短い茶髪が揺れ、一時的に彼の視界を覆った。 教師の情交の様子が赤裸々に流され、発情した恋人に口を貪られる現状にあっても 栄太は奇妙なほど冷静にこの状況を観察していた。 “ん、もう……ひ、ヒデユキの……バカァっ!” (升田のやつ、意外といい声で鳴くんだな。いつもあんな大魔神してるくせに。 あーくそ、でもこれ録音してるし、こうなったら後で何度も何度も聞き直してやる。 しっかしそれにしても、由紀の唇って柔らかいよなぁ。吸い心地抜群っつーか……) そのとき急に由紀が彼から離れ、息を切らして床に倒れかかった。 「由紀、どうした……?」 「ダメぇ……あたし、もう我慢できないよぅ……」 彼女は髪を振り乱し、物欲しそうな淫欲の眼差しで栄太の方を振り返った。 四つんばいになってヒクヒク蠢く性器を隠さずこちらに向けている。 「栄太……お願い、きてぇっ……!」 自分を求めて恥ずかしい姿を露にする少女を前に、栄太はごくりと唾を飲み干した。 他人の家、しかもいつ主が帰ってくるかわからない親友の部屋で恋人と交わるのは かなり抵抗があったが、彼も一人の男、この状況で断れるはずもない。 (――やれやれ、とんだ乱交騒ぎになっちまったな……ま、いいけど) 栄太はズボンの中から再び立ち上がっていた陰茎を取り出すと、 犬のような格好でこちらを待っている由紀に勢いよく侵入を開始した。 「ああぁ――入ってくるぅ……!」 快楽に蕩けた至福の表情で由紀が言い、積極的に腰を振り始める。 性器の繋がる至高の快楽に栄太は思わず息を漏らした。 栄太と由紀が交わっている部屋のすぐ隣、恵の部屋でも男女の営みが行われていた。 鍵のかかった部屋の中のベッドの上で、双子の兄妹が座って抱き合ったまま繋がっている。 「ん、はぁ……」 恵の桃色の唇が兄のそれを吸う。 彼女はとろんとした目で啓一を見つめ、上下ともに体を繋げていた。 彼らにしか聞こえない囁きが愛の言葉を交換していく。 (啓一……私、すっごい興奮してる……) (俺もさ。お前の心は俺の思い……だろ?) (こんなになってるの、やっぱり先生のせいだよね……) (確かに、普段怒鳴り散らしてるあの声で、あれだけやられちゃ興奮するよな。 まあもう充分堪能したし、続きはあの二人に任せよう) (そうだね啓一。君は私が……) 恵の膣は双子の兄をくわえ込んで離さない。 妹の強い締めつけと彼の肉を擦る柔らかな襞の感触に、啓一は目を細めた。 上を下への激しい性交ではなく、静かに抱き合ってお互いを見つめ合ったり 唇を寄せて相手の粘膜を食み合ったりする、そんな緩い交わりに二人は溺れていた。 「あはは、啓一の……私の中でビクビクしてるよ……」 「恵のだって、こんなに俺をぎゅーぎゅーしてるじゃないか……人のこと言えないぞ」 「そ、そんなこと……んっ、ないもん」 「嘘つけって。お前の考えてること、俺には全部わかるってのに……」 結合したまま笑顔で交わす、双子の穏やかな会話。 熱を持った息遣いと動悸した胸の高鳴り、そして相手を想う心を共有した兄妹は 優しく丁寧に愛撫を重ね、少しずつ絶頂への坂を上り始めている。 そして座っていた二人の体がふらりと揺れ、繋がったままベッドに横になった。 「あ、私が下でいいから……」 「いや、恵が上に乗れよ。たまには騎乗位もいいだろ?」 「でもあれ、啓一に入れてもらってる感じがいまいちしなくて……。 わかるでしょ、私の気持ち? お願い、啓一」 「やれやれ、わがままな片割れを持つと大変だ……」 そう言いながらも啓一は妹をベッドに仰向けにし、のしかかってゆっくり腰を振り始めた。 「あぁっ……や、やっぱり……これ、いい……!」 「ホントにもう、エッチな優等生もいたもんだ。学校の皆が見たら幻滅しますよ?」 「そ、そんな、こと言うと……怒る、よぉっ…… !?」 「おっと、また体を取られちゃたまらんからな。今日はがっちりガードしとくよ」 「け、啓一の……意地悪ぅっ……!」 体も心もよく似た双子の愛の語らいは、今夜も遅くまでかかりそうだった。 結局、あれから二回、休憩を挟んでもう一回。 秀行に散々犯され、何度も中に出された美佐だったが ようやく行為が終わり、冷静になって相手と見つめ合うことができた。 細い縁無し眼鏡の奥から冷ややかな視線が彼に注がれている。 「美佐、どうしたの……?」 「……どうもしてないわよ」 いつもの口調で冷たく告げる。その恋人の様子に秀行は少々不安になって、 慌てて美佐に向けて言葉を続けた。先ほど告白の際に見せた勇気は既にどこかへ消えうせ、 普段通りの彼女に逆らえない気弱な彼に戻っていた。 「ひ、ひょっとして怒ってる?」 「別に怒ってないわ」 「い、いや、なんか怒ってる……気がする……!」 「しつこいわね! あんたそんなに私を怒らせたいのっ !?」 「……ひぃっ!」 その怒鳴り声についびくりと縮こまってしまう。 恋人の情けない姿から目をそらし、美佐は突き放した声で言った。 「……まったく、いいようにしてくれちゃって。できちゃったらどうするの? いくら結婚をOKしたからって、無計画に赤ちゃん作っても困るわよ」 「ご、ごめん……」 「だいたいあなたはいつもそう。こっちに気を遣ってるフリしてる癖に、 肝心なところで気が利かないんだから。指輪もホテルも用意しといて 避妊具の一つも持ってきてないなんて、逆にこっちが恥ずかしいわ」 「う、うぅ……」 そこまで言ったところで、不意に彼女が表情を変えた。 こちらを横目で見つめ、軽く微笑んで囁いてくる。 「まあ、しちゃったものは仕方ないから、今回はいいわ。 でもこれから一緒になるんだったら、もっと私を満足させてよね?」 「み、美佐……?」 まさか聞くとは思わなかった彼女の優しい言葉に、秀行が呆然とする。 「ほら、ぼーっとしない。先にシャワー浴びてくるから、後始末お願い」 「え? あ、う、うん……」 「式の日取りも決めないといけないし、ご家族にもご挨拶しないと。 この忙しい時期にとんだ災難だわ、まったく……」 ぶつぶつ言いながら足を弾ませシャワーを浴びに行く。 いつになく明るい美佐の姿に驚きつつも、秀行は救われたような気分になった。 「ぼ、僕は……やったのか…… !? 美佐……ありがとう!」 告白したときの彼女の表情。ベッドで乱れる彼女の痴態。 そして自分を受け入れてくれた、聖母のように安らかな彼女の微笑み。 彼にとっては千夜のようにも感じた長い一夜が、やっと終わろうとしていた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 昼前、人間が一日で一番空腹を感じる時間。 廊下の角まで届きそうな女教師の叫びが教室を凍りつかせた。 「――佐藤君っ !!」 「……んあ? ふ、ふぁい……?」 「まったくあなたは、いつもいつも居眠りばかりで……!」 栄太の席の隣では、世界史担当の升田美佐が立ったままブルブル震えている。 クラスメートはみな氷のように固まって、次の瞬間には訪れるであろう彼女の怒号、 そしてそれに続く長時間の説教を覚悟していた。 だが全員の予想に反して女教師はキッと目を吊り上げて佐藤栄太をにらみつけ、 「……これからはちゃんと話を聞きなさい。わかったわね?」 と不機嫌な声で言っただけだった。 栄太は眠そうに目をこすり、へらへら笑いながら謝罪した。 「はい、すいません。どうも寝不足で」 「ちゃんと夜は寝なさい。ろくに寝ずに翌日の授業に支障をきたすなんて、もっての外よ」 「わかりました。先生は睡眠、ちゃんと取れてますか? 昨日とか」 「な、何言ってるの。もちろん私は規則正しい生活を送ってます」 「そりゃそうですよね。つまんないこと聞いてすんませんでした」 少しだけ言いよどんだ教師に栄太はにやけ顔でうなずいた。 そのまま教壇に戻っていった彼女の姿に、クラス中が静かにざわめく。 升田は何事もなかったように講義を再開し、穏やかに授業は終了した。 そのすぐ後の昼休み、栄太の親友の啓一が彼に話しかけた。 「――おい栄太、何やってるんだ?」 見れば、彼はイヤホンをつけてにやにや笑っている。 「ん、音楽鑑賞」 「絶対違うだろ。また今度は何をやってるんだか……」 どこからどう見ても不審な友人の様子を怪しく思いつつ、啓一は机の上に弁当箱を広げた。 そこへ短い茶髪の少女が現れ、パンの入った袋を彼に差し出した。 「ほら、三百七十円」 「おう、悪いな由紀」 いつも由紀に頭が上がらない栄太が、彼女に昼食を買いに行かせるとは驚きだった。 怪訝な顔の啓一の目の前で、由紀は嬉しそうに栄太のイヤホンの 片方を手にとって自分の耳につける。 「だってあたしもこれ聞きたいし。ねえ、啓一クンもどう?」 「? 何の話――」 そのとき、聞き返そうとした啓一の顔に突如閃きが走り、彼は全てを理解した。 顔を強張らせてひったくるように栄太のイヤホンを奪い取り、聞いている内容を確認する。 “美佐、可愛いよ……大好きだ……” “――んあぁっ、はぁん、いいのぉ……!” 「…………!」 予想通りの男女の痴態に、啓一は言うべき言葉を見失った。 そんな彼に、栄太が面白くて仕方ないといった表情で説明する。 「いやーあの日以来、二人ともすごい激しくてさあ……俺も先生の寝不足が心配ってわけよ。 だから心配のあまり、最近はこうやって先生の私生活が乱れていないか こっそりチェックしているんだ。偉いなあ俺、いやマジで」 「んでこれ、昨日のやつ? 升田もだいぶあの人に懐いたもんねえ……」 「…………」 いつかお前ら痛い目見るぞ、と思いながら啓一は窓の外を見上げた。 空は高く雲は細く、広々とした開放感が世界を覆っている。 「なあ、啓一」 不意に意識を呼び戻され、彼は栄太と由紀の方を向いた。 ああ、そういえば弁当食べないと、という心の声が聞こえてくる。 「何だよ。俺はもうそれ聞きたくないぞ。こないだはそれで大変だったんだからな」 「これ、いくらで売れると思う?」 「さあな」 心の底からため息をつきたくなって、啓一は椅子にもたれかかった。 「いっそ升田先生本人に売りつけたらどうだ。プロポーズの会話を録音してる人なんて ほとんどいないから、いい記念になるかもしれない」 「なるほど! さすが啓一、やっぱ賢い!」 ポンと手を叩き、目から鱗が落ちたと言わんばかりに栄太が感嘆する。 「このデータを裏に流されたくなかったら、とあの女を脅迫するわけだな! となると最初は匿名で、ちょっとずつ後からちらつかせて恐怖心を煽るのが効果的――」 「恵ぃぃっ! 何とかしてくれぇぇっ !!」 周囲が何事かと視線を向ける中、水野啓一は彼らしくもなく頭を抱えていた。 その頃、職員室では升田が上機嫌で座っていた。 稀有なことに鼻歌など歌いながら、薬指に光る指輪を優しく撫で回す。 「――おや升田先生、どうしました?」 偶然その横を通り過ぎようとした老人、校長が彼女に問いかける。 白髪頭の上司を眺め、彼女は嬉しそうに答えた。 「校長先生。実は私、結婚するんです」 「ほう、それはおめでとうございます。お相手はどんな方で?」 「そうですね。気弱で臆病、ついでに馬鹿で、しかも気が利かなくて……」 はにかんだ笑顔で婚約者の欠点をあげつらう女教師。 「は、はあ……そうですか……まあ、とにかくおめでとうございます」 校長は呆気に取られた表情でその場を去っていった。 「――でも」 誰にも聞こえない声で、最後に彼女はこう付け加えた。 「……とっても素敵な人なんですよ」