約 540,846 件
https://w.atwiki.jp/erziehung-wakei/pages/14.html
教師とスクールカウンセラー 教育学と臨床心理学は、90年代の半ば愛知県で起きたいじめによる自殺事件を契機として、文部省が全国の学校にスクールカウンセラーを置くという方針を立てることで、大きな接点をもつことになった。 しかし、学校に臨床的なカウンセリングを導入しようという努力はもっと以前からあり、そのときには臨床心理学の専門家としてのカウンセラーではなく、教師がカウンセリングを学ぶことで生徒たちの相談活動を行う計画だった。実際にそれほど多くはないが、意欲的な教師たちがカウンセリングを学び、生徒の相談活動に従事した。また、学校では「生活指導」とか「生徒指導」という形で、生徒たちの学習以外の人間関係や精神的な指導をしてきた。優れた生活指導の教師たちは、生徒に現れたさまざまな困難を解決するのに大きな力を発揮してきた。 しかし、そうした教師自身の努力よりも、臨床心理士を中心とするカウンセラーの導入が進んだのは、結局教師という存在が、一般的には生徒の精神的な困難を解決するのには不適切であるという認識が強かったからであろう。 教師は生徒を指導する立場だから、生徒の上にあり、また成績をつけるために、一種の権力者のように生徒には思われがちである。自分の人生を左右するような成績をつける存在に対して、自分の悩みをさらけ出して、解決の糸口を見いだすための助言をもとめることは難しいと考えられ、そのために、生徒に対する権力的な要素のない相談者が必要であると考えられたのである。本当に教師は生徒に対して、上位者としてのみ存在するのか、逆にカウンセラーは本当にクライアントと平等なのかという問題は、検討してみる必要がある問題だが、ここでは少し具体的に教育の世界での悩みの対応方法をみてみよう。 日本は世界的にみても、ユニークな教育研究運動がたくさんある。民間教育研究団体と呼ばれる教師たちの自主的な研究団体である。その中に生活綴り方という手法で認識や感性、そして人間関係の形成を促進させている日本作文の会という団体がある。国際的にも注目されている実践方法である。 生活上なさまざまなテーマに基づいて日常的に作文を書かせるが、そのなかに悩みを綴った作文などが現れたとする。普段から生徒の書いた作文や日記に、赤ペンをいれて、感想やコメントを書き入れるが、いくつかを印刷して配布したりする。文章は会話と違って時間をかけて書くものであるし、読む方もじっくり、繰り返して読むことができるから、会話などと比較して、深いコミュニケーションが可能である。悩みを綴った作文を印刷し、みんなの前で読み、そうして討論したり、感想を言い合ったりする。それがいじめの問題であれば、いじめによって傷ついた生徒の心を理解することになる。また、家族のことが心配で不安な状態にあるとしたら、みんなで励ましたりする。もちろん、そういうことが可能なように、クラスを組織することも、また教師としての力量が問われるところで、自然にうまくいくわけでないことは云うまでもない。 こうした日常的な作文や討論を通して、クラスの関係が改善され、また社会を見る目が育っていく。残念ながら、このような実践をしている教師はそれほど多くはないし、また、社会全体の個人主義的な志向の中で、クラス全体での討論がやりにくい、あるいは反発する風潮もあるようだ。 しかし、優れた綴り方教師たちのクラスの運営は、個人的なカウンセリングなどではとうてい不可能な成果を示すことがある。 生活綴り方実践と比較すると、カウンセリングは方法的に大きく異なっているように思われる。 カウンセリングでも作文を書くことはあるだろうが、誰か他人を交えて討論するようなことはないにちがいない。 多くの場合、クライアントは一人であり、せいぜい家族を含む程度で、集団の形成とは無関係に成立している。集団療法というやり方もあるが、学級運営のような集団形成を目的としているわけではなく、あくまでも治療の方法として集団が利用されるわけである。つまり臨床心理学にとって集団は治療の手段だが、教育学にとっては実践の手段であると同時に目的でもある。 このことは次の第二の相違を生む。集団形成が目的でもある以上、集団の情報は可能な限り共有が目指される。作文をみんなで読みあうことはその端的な例である。しかし、臨床現場では情報はクライアントとカウンセラーおよび医師のみが共有し、その他への情報提供はクライアントの同意を必要とするし、必要最低限の範囲に限定されるべきものである。双方がテストを行うが、教育では解答の解説や結果の提示がなされるけれども、カウンセリングではそういうことはないだろう。 さて、こうした相違を踏まえて、価値観的立場と価値相対主義の問題をもう一度考えてみよう。 価値観をめぐって教育と心理臨床は正反対の立場にあることがわかった。しかし、この相違はふたつの職業が共存しうること、あるいはそれが望ましいことを示しているということでもある。以前のように、学校には教師だけが職業者として存在していて、教科だけではなく生活上の指導もすべて行い、それで事足りていた時代にはカウンセラーは必要なかっただろうが、現在では教育への期待は以前よりずっと大きくなり、また要求も多様化している。とても教師だけでは対応できないほどの複雑さになっているのである。特に多様な価値観をもった生徒や親がいる状況では、固定的な価値観で対応する場面しかもたないことは、問題が起きたときの解決能力を低下させてしまいがちとなる。したがって、学校も教育的価値を大切にしながら、価値観に対しては柔軟な対応をとることが求められているといえる。 また、価値相対主義といっても、あらゆる価値を平等に扱い、すべての価値を自分の価値観として拒否するわけではない。非常に限定されてはいても、基本的な人間的価値は是認し、その立場にたつのが価値相対主義であるとされている。 価値相対主義にたつ人たちと価値観的立場にたつ人がそれぞれの持ち場で活動することは、その協力がうまくいきかぎり問題解決能 力を向上させると言えよう。 ここに教師とカウンセラーというある面で対立する原則にたつ職業が協力可能な理由がある。しかし、その役割の相違を認識することもまた重要である。 付記 さて本論とは別に以上の点について、若干付記しておきたい。 上記の文章は、価値相対主義と価値観的立場における調和的立場を表明したように受け取られるかも知れないが、私の立場はそうではない。私自身は教育学者であるから、当然価値観的な立場にたつ。教育の方法的に相対主義にたつとしても、学の原則において、相対主義ではない。それは最初に教育学が価値観的な立場にたつと述べた通りである。 そうした立場から臨床心理学を見ると、方法的相対主義とは言い切れない現代社会の、特に若い世代の「傾向」について感じざるをえない。それは講義をしていて、ある対立する見解があることを紹介すると、必ず「両方とも教えるべきである」という立場をとる学生が圧倒的に多い。もちろん、教育の方法としては、それは間違いではない。しかし、それは多くの場合、「自分の価値判断回避」としての表明であるように見えるのである。 これは「現代学校教育論」における授業で扱う対象であるが、教育内容について争いがある場合どのように考えるべきた、というテーマで、アメリカにおける代表的な論争的課題である「進化論と創造説」の事例を紹介する。そうすると、上記のような立場を多くの学生がとる。つまり、両説に対立がある以上、学校では進化論も創造説も教えるべきであるという。 しかし、説の対立があるという場合、その対立は決して「一様」ではない。特に社会的な観点が入る場合には、決して純粋に科学的な対立ではなく、むしろ、一方の側は意図的に反知性の立場にたつ場合が、歴史的には少なくないのである。「由らしむべし、知らしむべからず」という言葉にあるように、意図的に真実を隠し、まったく科学的ではないことを学校教育で教えることは、決して珍しいことではなかった。日本の戦前の歴史教育で「神話」を歴史として扱ったことはその代表的な事例である。 おそらく「創造説」もそのひとつであると考えられる。 そうすると、進化論と創造説は科学の学説として対立しているのではなく、教育における真実を教えるか、そうでないかという対立である。真実を教えるべきか、そうでないかという「対立」においても、価値相対主義は成立するのだろうか。ここが問題である。 もし臨床心理学が、方法的にではなく、原則的にも価値相対主義に陥ってしまうとしたら、それは最終的な「人間的な状況の復興」に至らない活動になってしまう恐れもある。
https://w.atwiki.jp/ik-ben-wakei/pages/69.html
教師とスクールカウンセラー 教育学と臨床心理学は、90年代の半ば愛知県で起きたいじめによる自殺事件を契機として、文部省が全国の学校にスクールカウンセラーを置くという方針を立てることで、大きな接点をもつことになった。 しかし、学校に臨床的なカウンセリングを導入しようという努力はもっと以前からあり、そのときには臨床心理学の専門家としてのカウンセラーではなく、教師がカウンセリングを学ぶことで生徒たちの相談活動を行う計画だった。実際にそれほど多くはないが、意欲的な教師たちがカウンセリングを学び、生徒の相談活動に従事した。また、学校では「生活指導」とか「生徒指導」という形で、生徒たちの学習以外の人間関係や精神的な指導をしてきた。優れた生活指導の教師たちは、生徒に現れたさまざまな困難を解決するのに大きな力を発揮してきた。 しかし、そうした教師自身の努力よりも、臨床心理士を中心とするカウンセラーの導入が進んだのは、結局教師という存在が、一般的には生徒の精神的な困難を解決するのには不適切であるという認識が強かったからであろう。 教師は生徒を指導する立場だから、生徒の上にあり、また成績をつけるために、一種の権力者のように生徒には思われがちである。自分の人生を左右するような成績をつける存在に対して、自分の悩みをさらけ出して、解決の糸口を見いだすための助言をもとめることは難しいと考えられ、そのために、生徒に対する権力的な要素のない相談者が必要であると考えられたのである。本当に教師は生徒に対して、上位者としてのみ存在するのか、逆にカウンセラーは本当にクライアントと平等なのかという問題は、検討してみる必要がある問題だが、ここでは少し具体的に教育の世界での悩みの対応方法をみてみよう。 日本は世界的にみても、ユニークな教育研究運動がたくさんある。民間教育研究団体と呼ばれる教師たちの自主的な研究団体である。その中に生活綴り方という手法で認識や感性、そして人間関係の形成を促進させている日本作文の会という団体がある。国際的にも注目されている実践方法である。 生活上なさまざまなテーマに基づいて日常的に作文を書かせるが、そのなかに悩みを綴った作文などが現れたとする。普段から生徒の書いた作文や日記に、赤ペンをいれて、感想やコメントを書き入れるが、いくつかを印刷して配布したりする。文章は会話と違って時間をかけて書くものであるし、読む方もじっくり、繰り返して読むことができるから、会話などと比較して、深いコミュニケーションが可能である。悩みを綴った作文を印刷し、みんなの前で読み、そうして討論したり、感想を言い合ったりする。それがいじめの問題であれば、いじめによって傷ついた生徒の心を理解することになる。また、家族のことが心配で不安な状態にあるとしたら、みんなで励ましたりする。もちろん、そういうことが可能なように、クラスを組織することも、また教師としての力量が問われるところで、自然にうまくいくわけでないことは云うまでもない。 こうした日常的な作文や討論を通して、クラスの関係が改善され、また社会を見る目が育っていく。残念ながら、このような実践をしている教師はそれほど多くはないし、また、社会全体の個人主義的な志向の中で、クラス全体での討論がやりにくい、あるいは反発する風潮もあるようだ。 しかし、優れた綴り方教師たちのクラスの運営は、個人的なカウンセリングなどではとうてい不可能な成果を示すことがある。 生活綴り方実践と比較すると、カウンセリングは方法的に大きく異なっているように思われる。 カウンセリングでも作文を書くことはあるだろうが、誰か他人を交えて討論するようなことはないにちがいない。 多くの場合、クライアントは一人であり、せいぜい家族を含む程度で、集団の形成とは無関係に成立している。集団療法というやり方もあるが、学級運営のような集団形成を目的としているわけではなく、あくまでも治療の方法として集団が利用されるわけである。つまり臨床心理学にとって集団は治療の手段だが、教育学にとっては実践の手段であると同時に目的でもある。 このことは次の第二の相違を生む。集団形成が目的でもある以上、集団の情報は可能な限り共有が目指される。作文をみんなで読みあうことはその端的な例である。しかし、臨床現場では情報はクライアントとカウンセラーおよび医師のみが共有し、その他への情報提供はクライアントの同意を必要とするし、必要最低限の範囲に限定されるべきものである。双方がテストを行うが、教育では解答の解説や結果の提示がなされるけれども、カウンセリングではそういうことはないだろう。 さて、こうした相違を踏まえて、価値観的立場と価値相対主義の問題をもう一度考えてみよう。 価値観をめぐって教育と心理臨床は正反対の立場にあることがわかった。しかし、この相違はふたつの職業が共存しうること、あるいはそれが望ましいことを示しているということでもある。以前のように、学校には教師だけが職業者として存在していて、教科だけではなく生活上の指導もすべて行い、それで事足りていた時代にはカウンセラーは必要なかっただろうが、現在では教育への期待は以前よりずっと大きくなり、また要求も多様化している。とても教師だけでは対応できないほどの複雑さになっているのである。特に多様な価値観をもった生徒や親がいる状況では、固定的な価値観で対応する場面しかもたないことは、問題が起きたときの解決能力を低下させてしまいがちとなる。したがって、学校も教育的価値を大切にしながら、価値観に対しては柔軟な対応をとることが求められているといえる。 また、価値相対主義といっても、あらゆる価値を平等に扱い、すべての価値を自分の価値観として拒否するわけではない。非常に限定されてはいても、基本的な人間的価値は是認し、その立場にたつのが価値相対主義であるとされている。 価値相対主義にたつ人たちと価値観的立場にたつ人がそれぞれの持ち場で活動することは、その協力がうまくいきかぎり問題解決能 力を向上させると言えよう。 ここに教師とカウンセラーというある面で対立する原則にたつ職業が協力可能な理由がある。しかし、その役割の相違を認識することもまた重要である。 付記 さて本論とは別に以上の点について、若干付記しておきたい。 上記の文章は、価値相対主義と価値観的立場における調和的立場を表明したように受け取られるかも知れないが、私の立場はそうではない。私自身は教育学者であるから、当然価値観的な立場にたつ。教育の方法的に相対主義にたつとしても、学の原則において、相対主義ではない。それは最初に教育学が価値観的な立場にたつと述べた通りである。 そうした立場から臨床心理学を見ると、方法的相対主義とは言い切れない現代社会の、特に若い世代の「傾向」について感じざるをえない。それは講義をしていて、ある対立する見解があることを紹介すると、必ず「両方とも教えるべきである」という立場をとる学生が圧倒的に多い。もちろん、教育の方法としては、それは間違いではない。しかし、それは多くの場合、「自分の価値判断回避」としての表明であるように見えるのである。 これは「現代学校教育論」における授業で扱う対象であるが、教育内容について争いがある場合どのように考えるべきた、というテーマで、アメリカにおける代表的な論争的課題である「進化論と創造説」の事例を紹介する。そうすると、上記のような立場を多くの学生がとる。つまり、両説に対立がある以上、学校では進化論も創造説も教えるべきであるという。 しかし、説の対立があるという場合、その対立は決して「一様」ではない。特に社会的な観点が入る場合には、決して純粋に科学的な対立ではなく、むしろ、一方の側は意図的に反知性の立場にたつ場合が、歴史的には少なくないのである。「由らしむべし、知らしむべからず」という言葉にあるように、意図的に真実を隠し、まったく科学的ではないことを学校教育で教えることは、決して珍しいことではなかった。日本の戦前の歴史教育で「神話」を歴史として扱ったことはその代表的な事例である。 おそらく「創造説」もそのひとつであると考えられる。 そうすると、進化論と創造説は科学の学説として対立しているのではなく、教育における真実を教えるか、そうでないかという対立である。真実を教えるべきか、そうでないかという「対立」においても、価値相対主義は成立するのだろうか。ここが問題である。 もし臨床心理学が、方法的にではなく、原則的にも価値相対主義に陥ってしまうとしたら、それは最終的な「人間的な状況の復興」に至らない活動になってしまう恐れもある。
https://w.atwiki.jp/xr8drowa/pages/51.html
現在の状況 如月恭華 片木左子 片木右子 初来慎 姫上綾乃 間名瀬美雨 ヴェイグ・リュングベル マオ ユージーン・ガラルド アニー・バース ティトレイ・クロウ サレ 結城梨斗 金色の闇 モモ・ベリア・デビルーク ナナ・アスタ・デビルーク 黒咲芽亜 鳴上悠(主人公) 花村陽介 クマ 足立透 坂上闘真 峰島由宇 真目麻耶 クレール ライナ・リュート フェリス・エリス シオン・エスタール キファ・ノールズ 戦闘員21号 レヴィアタン 緋崎秀一 姫宮桜 花菱烈火 佐古下柳 紅麗 葵 黒神めだか 人吉善吉 球磨川禊 佐々木一兎 長谷川志甫 仲西景 穂高結衣 神崎人 天城高雅 折戸やすな ソーニャ 【残り48名】 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/1548908-tf3/pages/1198.html
松村成基:教師レジェンド3 合計47枚+05枚 上級06枚 ブラック・マジシャン×2 バスター・ブレイダー ホルスの黒炎竜 LV8 ホルスの黒炎竜 LV6×2 下級19枚 サファイアドラゴン×3 軍隊竜×3 スピア・ドラゴン ダブルコストン ドル・ドラ 沼地の魔神王×3 ヘル・ドラゴン ボマー・ドラゴン ホルスの黒炎竜 LV4×2 仮面竜×3 魔法16枚 大嵐 黒魔術のカーテン 強奪(禁) 強欲な壺(禁) サイクロン 死者蘇生 天使の施し(禁) 龍の鏡 早すぎた埋葬 ハリケーン ハンマーシュート 名推理 融合×2 ライトニング・ボルテックス 竜破壊の証 罠06枚 王宮のお触れ サンダー・ブレイク 聖なるバリア-ミラーフォース- 魔法の筒 炸裂装甲 レベル制限A地区 エクストラ05枚 超魔導剣士-ブラック・パラディン×3 F・G・D×2
https://w.atwiki.jp/voahaa/pages/54.html
教師名(敬称略) 『@真希乗艦の人』 Voahaa語検定1級所持。とても流暢なVoahaa語を喋ります! 一ヶ月410721円 『Theremin3rd』 Voahaa語検定2級所持。Voahaa語の本も出しています。 一ヶ月110720円 『Spend a day』 Voahaa語検定2級所持。このサイトの管理人です。 一ヶ月100000円 『DeathDragonBlade』 Govahaa語、Voahaa語共に準2級所持。どちらも教えてくれます。 一ヶ月150000円 『bush warbler』 Voahaa語検定準2級所持。コメントをよく書いてくれます。 一ヶ月90000円 新就任 『time limits』 Voahaa語、Govahaa語検定3級所持。見習い教師ですがGovhaa語検定を所持しています。 イベントのお知らせ 7月10日はVoahaa語創始者誕生日です!この日はイベントを開催します。 名前は『Voahaa語創始者誕生日おめでとう!ドキッ!ニんにくと納豆まみれの講習会!!』 場所は『日寺木公ニんにく農園』あの有名なひじき様がニんにくも提供してくださるそうです! 出演者はなんと、教師陣の方々とそして、一人特別ゲストが!! 新就任の「time limits」先生の講座も予定しております。 他の教師陣もたくさんのサプライズをしてくれます。 プログラムは当日配布いたします。 場所: 日寺木公ニんにく農園 時間: 7月9日11 00 ~ 7月10日11 59 まで 出演者 : Voahaa語教師陣の方々 Voahaa語支援者代表、ひじきただふみ ゲスト??? ※申し込みはVoahaa語学園にまでお願いします。 食事は全て、こちらでニんにくと納豆料理をご用意しております。 講習会に関してはいつもどおりで 教師陣の方々による講習会の出席申し込みは予約制です。 予め、ご確認の上お申し込みくださいますようお願いいたします。 何かご不明な点がございましたら下記の連絡先にご連絡ください。 連絡先:Voahaa語学園 ・・・・・・℡ 000-110721-4545 Govahaa語専門学部・・℡ ×××-†††-○○○ 学園メールアドレス・・・・nikahaebikusai4545@kusai.com ↓自由にコメントどうぞ @真希乗艦の人先生に受講お願いしたいのですが・・・ -- Voahaa語学習生 (2011-06-02 18 49 07) 返事送れてしまってすいません。すごく忙しくて・・・3日後なら大丈夫です。 -- @真希乗艦の人 (2011-06-07 01 53 09) 僕は5級とったばかりなんですが・・・ -- bush warbler (2011-06-07 01 53 41) おぎゃww5級かwwマダ上があるジャマイカwwwボゴーンw -- Theremin3rd (2011-06-11 14 27 21) DDB先生にGovahaa語を受講を申し込みたいのですがどうすればいいでしょうか? -- Voahaa語学習生 No.4545 (2011-06-14 16 55 03) 教師陣はみなさん忙しいみたいなので事前に予約でお願いします -- Voahaa語学園関係者 (2011-06-19 01 15 31) ↑2 お時間があるときにでいいので、メールください。→ nikahaebikusai4545@gmail.com -- DeathDragonBlade (2011-06-19 01 18 18) 大変勉強になりました。教師の方々、ありがとうございました!! -- Voahaa語学習生 (2011-06-24 23 59 56) また、何かあれば連絡してくださいねー -- DeathDragonBlade (2011-06-25 00 01 00) DeathDragonBlade先生の講習会にてこっそり受講させていただきました。Govahaa語は難しいですね -- @真希乗艦の人 (2011-06-25 00 04 51) Govahaa語は確かに難しいですよね。今度 DeathDragonBlade 先生の講習受けて見たいと思います -- Voahaa語学習生 (2011-06-25 00 07 00) Govahaa語っていうのは少し特別な人しか覚えることができません。私の講座を受ける際は少しテストさせて頂きます。 -- DeathDragonBlade (2011-06-25 00 10 13) こっそり受けていた -- @真希乗艦の人 (2011-06-25 00 10 37) すみませんでした -- 名無しさん (2011-06-25 00 10 50) おろろ、ミスしてしまった。少し疲れてるみたいなのでそろそろ休みます -- @真希乗艦の人 (2011-06-25 00 12 09) 今日、Theremin3rd先生の講習会に出席したんだが凄いね。他の教師陣も凄いが、本出してるだけあって説明が分かりやすかった -- Voahaa語学習生 (2011-06-26 01 57 18) ↑あまり話題にされないがSpend a day先生も凄かった。他の教師陣とは違う独自の講習方法を取り入れてるようだった -- Voahaa語学習生 (2011-06-26 02 00 45) 恐縮です m(_ _)m -- Spend a day (2011-06-26 02 02 37) ビシャビシャビシャ -- ビシャビシャウンチ (2011-06-26 23 31 45) @真希乗艦の人の講習会行って来たが凄すぎる。Voahaa語が激流に身を任せ同化している感じだった -- Voahaa語学習生 (2011-06-27 02 14 44) ↑一級保持者ともなると、本当に流れる感じに喋るよな。憧れちゃうよ -- Voahaa語学習生 (2011-06-27 02 15 50) Theremin3rd先生がスーパーハッカーって聞いたけどホント? -- Voahaa語学習生 (2011-06-29 23 22 59) イベントにはVoahaa語生徒はみんな参加することが決定したらしいな -- 名無しさん (2011-07-04 20 25 10) ↑なんでも、生徒がみんな予約したらしいね。学園のほうはごったがえしだったんだと -- 名無しさん (2011-07-04 20 25 55) 生徒のほかにも、関係者やあの超有名人なんかも参加するらしい -- 名無しさん (2011-07-04 20 26 34) しかも、教師陣の方々全員で講習会をトーク形式で開くらしい。すっげえ楽しみ -- 名無しさん (2011-07-04 20 27 07) 新就任のtime limits先生の講習楽しみだ~ -- 名無しさん (2011-07-04 20 27 42) time limits先生に会ったが、見習いとはいえただならぬ気を感じた -- 名無しさん (2011-07-05 22 56 00) あと3日か・・・楽しみだな -- 名無しさん (2011-07-07 17 16 40) お前らイベントだからってちょっとうるせーよ!おーっ!! -- ニカ様 (2011-07-07 17 17 10) ↑楽しみでしかたないんですね。わかります。 -- 名無しさん (2011-07-07 17 18 39) Hey!Jap!オレ様 -- Voahaaaaaaaaaaaaaaa! (2011-07-07 19 12 28) いよいよ今日の深夜からだな -- 名無しさん (2011-07-09 08 48 08) 1時間前からみんなで集まり、カウントダウンするんだっけね -- 名無しさん (2011-07-09 08 48 31) てか、席取りのためにもう出かけてる連中もいるんだってね -- 名無しさん (2011-07-09 08 49 10) ↑徹夜勢もいるらしいぞ -- 名無しさん (2011-07-09 08 49 32) とりあえず、休憩時間に入ったからここに書き込んでみる。なんというか凄すぎて感動 -- 名無しさん (2011-07-10 01 34 03) てか、あの農園に用意された席は全て満席。外野とか立ち見もいるってどういうことだよw -- 名無しさん (2011-07-10 01 37 49) さて、そろそろ休憩時間も終了だな。40分から始まるみたいだし、急がなきゃ -- 名無しさん (2011-07-10 01 39 04) プログラムは後日アップしますね -- Voahaa語関係者 (2011-07-10 01 39 29) 今帰ってきたあああああああああ -- 名無しさん (2011-07-11 01 06 50) あの感動は一言じゃ表せない -- 名無しさん (2011-07-11 01 07 11) 教師陣による特別講習・・・凄かったなぁ -- 名無しさん (2011-07-11 01 17 08) ↑トーク形式なのがよかったよな。お互いに色々な発見があったみたいだし -- 名無しさん (2011-07-11 01 17 29) サプライズもよかったよな -- 名無しさん (2011-07-11 01 17 55) ↑俺の一押しは@真希乗艦の人のサプライズだな。確かニんにく早食いであれは凄かった -- 名無しさん (2011-07-11 01 18 56) ぶっちゃけ、みんな凄かったがspend a day 先生のサプライズもよかったな。あんな動きは人間にはできねーよ -- 名無しさん (2011-07-11 01 20 11) ↑↑↑Theremin3rd先生はガチやばい。マジスーパーハッカー。呼吸するかのようにアカウントとっていく様は凄まじかった -- 名無しさん (2011-07-11 01 21 08) まさか、DeathDragonBlade教授がプロの狙撃手だとは想像できなかった -- 名無しさん (2011-07-11 01 21 54) bush warbler先生の超絶音ゲープレイもすごかったな。それ以外のことも色々やっていたが、音ゲー勢である俺にはたまらなかった -- 名無しさん (2011-07-11 01 22 40) time limits先生の体術はガチ勉強になる。 -- 名無しさん (2011-07-11 01 23 30) こう見ると、Voahaa語教師ってVoahaa語は勿論だがそれ以外のことでもエリートなのな -- 名無しさん (2011-07-11 01 24 04) ↑あくまで趣味程度に全てやっているそうな -- 名無しさん (2011-07-11 01 24 24) ↑そりゃVoahaa語本職だもんな -- 名無しさん (2011-07-11 01 24 42) ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ!ウェーイ! -- 手長垂れ目ざる (2011-07-18 00 01 37) ガイキチがいるな -- 名無しさん (2011-07-18 00 23 05) うわあ! -- Voahaa語学習生 (2011-07-20 20 19 21) うわあ! 四級うかったぞおおおおおおおおおおおおおおおお -- Voahaa語学習生 (2011-07-20 20 19 38) 3級受かりました!やったアアアアあああああああああああああああああああああああ -- 名無しさん (2011-07-22 12 15 30) 納豆はポピュラーな丸大豆納豆だが彼は納豆の日には雪割納豆を食しているそうだ。 -- bush warbler (2011-08-02 18 05 23) おっぱいおっぱい -- Voahaa語学習性 (2011-09-03 19 55 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3368.html
第十三章 家庭教師 ハルヒ達からの贈り物を目の前に「一年間頑張る」と決意を新たにした俺は、翌週行われた全校全教科試験という第一の難関に挑んだ。が……俺は試験中に絶望していた。 問題の意味が、どういった回答をすれば良いのか解らないのだ。 俺ってこんなレベルだっけ?とあらぬ方向へ行ってしまおうとする頭を無理矢理試験に集中させ、何とか全教科試験の日程をクリアした帰り道。がっくりと落ち込んだ俺を引き連れながら、佐々木と朝倉は「今日の試験簡単だったわね」「1年2年の総括問題だしね」などと和やかな会話をしていた。くそ、忌々しい。 こいつらの頭のレベルは半端じゃない事は十分解っている。聞けば朝倉は昨年一年間学年トップの座を譲り渡すことはなかった(と言うことになっている)そうだし、佐々木は言わずもがなだ。二人とも俺とはレベルが違いすぎる。これほど自分が無力に感じたことはなかったね。 これじゃあ、一緒に受験勉強をしようとは、おこがましくて言えないじゃないか。せめてもう少しレベルが上がってから……なんてことを俺は考えていた。 「キョン」 どうやったら「赤点スレスレ低空飛行」どころか「急速潜行深度100宣候」なこの自分の頭と成績をせめて海上まで浮上させる事が出来るかを考えていたとき、佐々木から声が掛かった。 「そう言えば、キミの志望大学を聞いてなかったね。どこなんだい?」 俺は、常の頭の中にある志望大学を答えた。もちろん、それはハルヒの志望大学でもあったわけだが。 「……キョン、偶然だな。僕もそこなんだよ」 は?何だと? 「キミと僕の志望大学は同じだと言ったんだよ。それにしても、君が北高に行っていた2年間で、そこまで学力を上げていたとはね。例のSOS団の活動とやらで、勉強する暇など無かったと思っていたのだが」 いや……あくまでも志望だからな?入れるとは言ってないぞ? 「キョンくん、大丈夫なの?あそこは日本の大学の中でも上位の大学よ。あたしの知っているキョンくんの成績だと、かなり無理があると思うんだけど……」 そんなことは百も承知だ。でもな、朝倉よ。理想は常に高く持たなきゃいけないんだ。 「キョン?それは理想じゃなくて妄想だよ。今のこの時期に妄想しているのはどうかと思うぞ。現在の自分が志望校に入れるかどうかを客観的に判断できないようではね」 佐々木の言葉が胸に刺さる。今回の試験の手応えだとスタートラインに立つことさえ出来ないだろうな。 「佐々木、朝倉」 俺は決心した。こうなったら、土下座でも何でもしてやる。世界のためなんて戯けたことは言わない。 俺のわがままと取って貰っても構わん。ハルヒの志望大学に受かりたいんだ。 「俺に勉強教えてくれ」 全教科試験の解答用紙が返却された日の放課後、俺たちは朝倉のマンションにいた。 長門の部屋とは違い、女の子らしい装飾のカーテンや小物など、一般的女子生徒の部屋だった。ただ、どことなく生活感というか生活臭が感じられないのは長門と一緒だな。 などと現実逃避をしている俺の前には、信じられないといった表情で返ってきた答案用紙と俺の顔とを交互に見比べる二人がいる。もちろん佐々木と朝倉だ。 「……キョン?」 佐々木はまるで、為す術もなく濁流に押し流されていく自宅を見ているときのような顔で俺に問いかけた。 「キミの志望大学のことなんだが、変更した方が良いんじゃないか?」 顔から火が出るほど恥ずかしい。 「何だか、以前よりも酷くなってない?」 朝倉、お前もそう言うか。考えてみれば、北高での授業は殆ど睡眠学習だったからな。一応、定期試験での赤点は免れてはいたが。 とはいうものの、一応進学クラスでこの点数はまずかったらしい。いや、マズイのだ。 他の一般クラスを含めた学年全体では赤点ギリギリクリアなのだが、Sクラスではかなり下の方……早い話が最下位だったのだ。 さすがSクラス、他の一般クラスに比べれば赤点ボーダーラインが平均で20点も上なのは予想外だったぜ。 「しかし困ったな。この点数では志望大学どころか、卒業できるかどうかも怪しいよ」 「それに、Sクラスの平均点が下がってるわ。クラス委員としても、何とかしないといけないわね」 「キョンに勉強を教えるのは吝かではないが、僕も塾があるし、受験生でもあるしね。全教科を教えるのは難しいし……」 「それはあたしも……」 捕らえた魔女をどのように処刑してやろうかと議論する、スペイン宗教裁判審問官のような会話を聞き流しながら、俺は人ごとのように朝倉の部屋の中を見回していた。 「キョン、キミの受験勉強計画が決まったよ」 佐々木の声で我に返った。 「朝倉さんと相談したんだけど、僕たち二人でキミの家庭教師をすることにした」 家庭教師?いや、分からないところを教えてくれるだけでいいんだが。 「それなんだけどね、キョンくん。あなたの答案用紙を見ていて思ったんだけど、どの科目も基礎を理解していないようなの。基礎が理解できなければ、応用もダメでしょ?」 あー、つまりどういうことだ。もっと分かり易く言ってくれ。 「具体的に言うと、夏休み前までに高校1年2年の全教科をやり直すってことさ」 な?? 「大学進学の第一関門であるセンター試験は、大学進学の基礎学力を計るものだから、その対策として基礎学力である高校1年2年の復習をやって貰うんだ」 え、ちょっと待て?えーと、2ヶ月半でそんなこと出来るのか? 「もちろん死に物狂いでやってもらうよ。でないとキミの希望は叶わないのだからね。ただ、僕も朝倉さんも自分の勉強があるから、それぞれ担当を決めてキミの勉強を見ることにする。現時点ではこれがベストの方法だと思うが、キミはそれでいいかい?」 待ってくれ。その、何だ。俺も進学塾とか言った方が良いんじゃないか?この答案用紙をお袋に見せたら、進学塾行きはほぼ確定なんだし。それに、俺の1年2年の復習に付き合わされることになるんだが、お前らはそれでいいのか? 「さっき僕が言ったことをもう忘れているのかい?センター試験は、高校1年2年の基礎学力試験だって。 僕たちだって、試験対策で復習をしなければならないことを忘れないでくれ。あと、教えられる方より教える方が何倍も理解が深くないといけないから、その点でもキミの家庭教師は最適なんだ」 なるほど、よく分かった。だが、塾の件はどうする? 「その件についてだが、僕が直接キミのお母様に説明するよ。塾通いは夏休みが始まってからでも遅くないと思う。基礎が出来てないのに、理解できない勉強を更に追加したくないだろう?」 そりゃそうだ。基礎工事が出来ていない所に建物は建てられないからな。 「科目の振り分けだが、特にキミは理数系が弱いみたいだからそっちは僕が担当する。文系は朝倉さんに担当してもらう。僕は今のところ火木金曜日が塾の日だから、月水土曜日だね」 「じゃあ、あたしが火木金曜日ね」 色々と迷惑掛けて済まん。ってあれ?日曜日はどうするんだ?休みか? 殺意すら感じさせる4つの瞳。 スイマセン、ヤスムヒマナンテナイデスヨネ。 「日曜日はここで一週間の成績を見る、理解力テストをすることにしよう。朝倉さん、いいわよね?」 「ええ、いいわよ」 毎週、日曜日に理解力テスト? 日曜日だと、それぞれ予定がある場合もあるだろうし……イイエ、ナンデモアリマセン。 更なる殺人光線を浴びたくなかった俺は、言葉を途中で飲み込んだ。 「じゃあ、これで決まりだ。今日は水曜日だから僕の番だね。早速キミの家に行くことにしようか」 答案用紙を俺に返却した佐々木は、そそくさと立ち上がった。 これから俺の家に行くのか?まだ、何の準備もしてないぜ? 仁王立ちになった佐々木は、呆れたような目で俺を見下ろしていた。 「……キョン。キミはやる気があるのか、無いのか?どっちなんだい?」 こうして、俺の受験勉強生活が始まった。 第十四章 前日1へ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3538.html
第十三章 家庭教師 ハルヒ達からの贈り物を目の前に「一年間頑張る」と決意を新たにした俺は、翌週行われた全校全教科試験という第一の難関に挑んだ。が……俺は試験中に絶望していた。 問題の意味が、どういった回答をすれば良いのか解らないのだ。 俺ってこんなレベルだっけ?とあらぬ方向へ行ってしまおうとする頭を無理矢理試験に集中させ、何とか全教科試験の日程をクリアした帰り道。がっくりと落ち込んだ俺を引き連れながら、佐々木と朝倉は「今日の試験簡単だったわね」「1年2年の総括問題だしね」などと和やかな会話をしていた。くそ、忌々しい。 こいつらの頭のレベルは半端じゃない事は十分解っている。聞けば朝倉は昨年一年間学年トップの座を譲り渡すことはなかった(と言うことになっている)そうだし、佐々木は言わずもがなだ。二人とも俺とはレベルが違いすぎる。これほど自分が無力に感じたことはなかったね。 これじゃあ、一緒に受験勉強をしようとは、おこがましくて言えないじゃないか。せめてもう少しレベルが上がってから……なんてことを俺は考えていた。 「キョン」 どうやったら「赤点スレスレ低空飛行」どころか「急速潜行深度100宣候」なこの自分の頭と成績をせめて海上まで浮上させる事が出来るかを考えていたとき、佐々木から声が掛かった。 「そう言えば、キミの志望大学を聞いてなかったね。どこなんだい?」 俺は、常の頭の中にある志望大学を答えた。もちろん、それはハルヒの志望大学でもあったわけだが。 「……キョン、偶然だな。僕もそこなんだよ」 は?何だと? 「キミと僕の志望大学は同じだと言ったんだよ。それにしても、君が北高に行っていた2年間で、そこまで学力を上げていたとはね。例のSOS団の活動とやらで、勉強する暇など無かったと思っていたのだが」 いや……あくまでも志望だからな?入れるとは言ってないぞ? 「キョンくん、大丈夫なの?あそこは日本の大学の中でも上位の大学よ。あたしの知っているキョンくんの成績だと、かなり無理があると思うんだけど……」 そんなことは百も承知だ。でもな、朝倉よ。理想は常に高く持たなきゃいけないんだ。 「キョン?それは理想じゃなくて妄想だよ。今のこの時期に妄想しているのはどうかと思うぞ。現在の自分が志望校に入れるかどうかを客観的に判断できないようではね」 佐々木の言葉が胸に刺さる。今回の試験の手応えだとスタートラインに立つことさえ出来ないだろうな。 「佐々木、朝倉」 俺は決心した。こうなったら、土下座でも何でもしてやる。世界のためなんて戯けたことは言わない。 俺のわがままと取って貰っても構わん。ハルヒの志望大学に受かりたいんだ。 「俺に勉強教えてくれ」 全教科試験の解答用紙が返却された日の放課後、俺たちは朝倉のマンションにいた。 長門の部屋とは違い、女の子らしい装飾のカーテンや小物など、一般的女子生徒の部屋だった。ただ、どことなく生活感というか生活臭が感じられないのは長門と一緒だな。 などと現実逃避をしている俺の前には、信じられないといった表情で返ってきた答案用紙と俺の顔とを交互に見比べる二人がいる。もちろん佐々木と朝倉だ。 「……キョン?」 佐々木はまるで、為す術もなく濁流に押し流されていく自宅を見ているときのような顔で俺に問いかけた。 「キミの志望大学のことなんだが、変更した方が良いんじゃないか?」 顔から火が出るほど恥ずかしい。 「何だか、以前よりも酷くなってない?」 朝倉、お前もそう言うか。考えてみれば、北高での授業は殆ど睡眠学習だったからな。一応、定期試験での赤点は免れてはいたが。 とはいうものの、一応進学クラスでこの点数はまずかったらしい。いや、マズイのだ。 他の一般クラスを含めた学年全体では赤点ギリギリクリアなのだが、Sクラスではかなり下の方……早い話が最下位だったのだ。 さすがSクラス、他の一般クラスに比べれば赤点ボーダーラインが平均で20点も上なのは予想外だったぜ。 「しかし困ったな。この点数では志望大学どころか、卒業できるかどうかも怪しいよ」 「それに、Sクラスの平均点が下がってるわ。クラス委員としても、何とかしないといけないわね」 「キョンに勉強を教えるのは吝かではないが、僕も塾があるし、受験生でもあるしね。全教科を教えるのは難しいし……」 「それはあたしも……」 捕らえた魔女をどのように処刑してやろうかと議論する、スペイン宗教裁判審問官のような会話を聞き流しながら、俺は人ごとのように朝倉の部屋の中を見回していた。 「キョン、キミの受験勉強計画が決まったよ」 佐々木の声で我に返った。 「朝倉さんと相談したんだけど、僕たち二人でキミの家庭教師をすることにした」 家庭教師?いや、分からないところを教えてくれるだけでいいんだが。 「それなんだけどね、キョンくん。あなたの答案用紙を見ていて思ったんだけど、どの科目も基礎を理解していないようなの。基礎が理解できなければ、応用もダメでしょ?」 あー、つまりどういうことだ。もっと分かり易く言ってくれ。 「具体的に言うと、夏休み前までに高校1年2年の全教科をやり直すってことさ」 な?? 「大学進学の第一関門であるセンター試験は、大学進学の基礎学力を計るものだから、その対策として基礎学力である高校1年2年の復習をやって貰うんだ」 え、ちょっと待て?えーと、2ヶ月半でそんなこと出来るのか? 「もちろん死に物狂いでやってもらうよ。でないとキミの希望は叶わないのだからね。ただ、僕も朝倉さんも自分の勉強があるから、それぞれ担当を決めてキミの勉強を見ることにする。現時点ではこれがベストの方法だと思うが、キミはそれでいいかい?」 待ってくれ。その、何だ。俺も進学塾とか言った方が良いんじゃないか?この答案用紙をお袋に見せたら、進学塾行きはほぼ確定なんだし。それに、俺の1年2年の復習に付き合わされることになるんだが、お前らはそれでいいのか? 「さっき僕が言ったことをもう忘れているのかい?センター試験は、高校1年2年の基礎学力試験だって。 僕たちだって、試験対策で復習をしなければならないことを忘れないでくれ。あと、教えられる方より教える方が何倍も理解が深くないといけないから、その点でもキミの家庭教師は最適なんだ」 なるほど、よく分かった。だが、塾の件はどうする? 「その件についてだが、僕が直接キミのお母様に説明するよ。塾通いは夏休みが始まってからでも遅くないと思う。基礎が出来てないのに、理解できない勉強を更に追加したくないだろう?」 そりゃそうだ。基礎工事が出来ていない所に建物は建てられないからな。 「科目の振り分けだが、特にキミは理数系が弱いみたいだからそっちは僕が担当する。文系は朝倉さんに担当してもらう。僕は今のところ火木金曜日が塾の日だから、月水土曜日だね」 「じゃあ、あたしが火木金曜日ね」 色々と迷惑掛けて済まん。ってあれ?日曜日はどうするんだ?休みか? 殺意すら感じさせる4つの瞳。 スイマセン、ヤスムヒマナンテナイデスヨネ。 「日曜日はここで一週間の成績を見る、理解力テストをすることにしよう。朝倉さん、いいわよね?」 「ええ、いいわよ」 毎週、日曜日に理解力テスト? 日曜日だと、それぞれ予定がある場合もあるだろうし……イイエ、ナンデモアリマセン。 更なる殺人光線を浴びたくなかった俺は、言葉を途中で飲み込んだ。 「じゃあ、これで決まりだ。今日は水曜日だから僕の番だね。早速キミの家に行くことにしようか」 答案用紙を俺に返却した佐々木は、そそくさと立ち上がった。 これから俺の家に行くのか?まだ、何の準備もしてないぜ? 仁王立ちになった佐々木は、呆れたような目で俺を見下ろしていた。 「……キョン。キミはやる気があるのか、無いのか?どっちなんだい?」 こうして、俺の受験勉強生活が始まった。 第十四章 前日1へ
https://w.atwiki.jp/kokigame/pages/398.html
オカズは27歳女教師 288 :名無したちの午後:2011/02/01(火) 22 25 19 ID 89VfzRd6P オカズは27歳女教師 http //pinktower.com/maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ050653.html 該当シーンは序盤の2シーンくらいしかないが、手コキが秀逸。 声優が好きなのもあって、オカズに困ったときに今でもよく頼ってる。 関連レス
https://w.atwiki.jp/tomatsu/pages/16.html
現在のお仕事 今放送されているアニメ等について書いています。 (現在作成中) 他地域やBS等で週遅れになっている場合は、過去のお仕事に記述が移っている可能性がありますので、そちらもご覧ください。 2009年3月6日現在
https://w.atwiki.jp/okumasan/pages/39.html
おくまさん ジローラモ=ゴッドよしのぼり=たかし=2世 海苔大魔王 神ノ虎高校の給食を作っている大魔王。 給食が海苔料理のみだったため、グルメなミスターHに殺害された。 担任 あらゆるクラスの担任。 突然いろいろな発表することが多い。 田中 パクちゃんのクラスの担任。