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430 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 23 23 51 ID Zdgtt/jK 話のネタとして活かせれば、料理もタバコも脳内補完。 花嫁修行中のいつきに包丁の使い方から教えてやる筆頭とか 魚一匹さばくのにわざわざ六爪流使う筆頭とか 料理好きでも腕は酷い筆頭とか エロパロスレ的には手取り足取り料理を教えつつ、いつきの腰を……おや雪が降ってk こんな感じか? 「ちょっと何するだ。」 「花嫁修行なら料理と同じ位こっちも大事なんだぜ。」 「…こ、こっちって?おらじゃなくておめえが悪さしてるだけでねえか!」 「Ha!だがな、夫婦にはsexの相性も大事なんだぜ?」 「何の相性だって?おらおめえの話す言葉が全然わからねえだ。」 「分からなくたってheartが通じあってればノープロブレムだぜ。」 「何がしたいんだかわからねえが、擽ったいだけだべ。放すだ……ひぁ!」 「(口笛)良い声だ。」 「何処触ってるだよ!変態!助平!やっぱりおらに酷いことする気なんだな!」 「大丈夫。ちゃんと良くさせてやっからよ。俺はテクニシャンだぜ?」 「だから何言ってるかわからないだよ!やめ……!」 「Ha!良い顔だ。熱くなって来たぜ!…ちゃんと勉強しろよ。」 こんな感じですか?分かりません そして英語の綴りが分からない悲劇orz
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【作品名】豪快に打つ(作・濱康太) 【ジャンル】四コマ漫画 【名前】こいつ(豪快に打つ) 【属性】野球選手(プロかは不明) 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】バット所持 特殊能力の他は成人男性並み 【防御力】ヘルメットを着用 【素早さ】成人男性並み 【特殊能力】 バットを振る勢いを利用して、左腕の手首から肘までをまっすぐ伸ばし続けることができる 作中では2コマ目で打席にてボールを打ち、そのまま「腕も豪快に伸びたー!」と実況されながら腕を数m伸ばし、 続く3コマ目で「月も打ったー!」「豪快!」と実況されながらバットで月を弾き飛ばし、 4コマ目で「太陽系惑星も全部打ったー!!」「豪快!!」と実況されながら太陽系惑星をバットで全て弾き飛ばした 弾き飛ばした惑星は最低でもそれぞれの惑星の直径分程度は移動している 左腕が宇宙に出ても平気らしい 【長所】ダルビッシュと呼ばれている 【短所】ダルビッシュではないらしい 【戦法】対戦相手の前で素振りをして、その勢いで対戦相手方向へ左腕を伸ばしてバットで弾き飛ばす 【備考】漫画「斉木楠雄のΨ難」16巻収録(2016年) 参戦 vol.120 93 303 格無しさん 2018/05/06 16 57 13 298 299 了解 こいつ(豪快に打つ) 考察 腕が超伸びる超火力のバットスイングが可能なヘルメット装備の野球選手 ただし素早さは「成人男性並み」なので一般人相応の草野球選手かな 能力的に刃物持ちの壁より上は確実かな、そこから上がっていく ○3 正直じいさん〜田舎のプレスリー:鍬なら大きく振りかぶらなきゃ大ダメージにはならないだろうし得物ごと弾き飛ばし勝ちか × 前原圭一with自転車:水鉄砲の回避距離がないぞ、まあ同速でも自転車で轢かれたら体勢崩してバットスイングは難しいか、そのまま殴打負け ○ ケシカス:ボディープレスで遠くまで飛んでいけるとはないしバットで弾き飛ばし勝ち ○ 夜神月:昔スポーツやってたボールペン持ち成人男性程度ならバットで弾き飛ばし勝ちかな ×3 男(失われた伝説を求めて)〜上倉浩樹(漫画版虹色のスケッチ):刃物持ち成人男性は顔とか狙わられたらきついか?一応負け × 高満:これ素早さ欄「素早く」だとどのくらいの時間か分からないような… あと「スコップ」だけだと大きい方と小さい方の両方とも該当するけど 人を埋めているなら多分大きい方か、まあ同速スコップで顔とか突かれたらきついか?一応負け × みのもんた:刃物持ち成人男性は顔とか狙わられたらきついか?一応負け もっと素早さ寄越せって感じがする考察結果に、位置はここかな >男(失われた伝説を求めて)>こいつ(豪快に打つ)>夜神月>ケシカス=前原圭一with自転車>
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671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 10 42 06 ID DgjJ5f0e「おはよぉ~」 「おっす、こなた」 「こなちゃんおはよ~」 バス停でかがみとつかさに遭遇したこなたは、 つかさの表情を見て何かに気づく。 「つかさ、どうしたの?」 「え?」 「いや~、やけに満足そうというか嬉しそうというか…」 「そう?」 結論から言うとつかさのその表情の訳は、 昨日かがみと一緒に寝たからである。 そんな話をしているとかがみがソワソワしている。 そんなかがみに気づいたこなたは、さらに疑問に思う。 「かがみどうしたの?」 「えっ、な、何よ!何でもないわよ!」 「なんか今日二人とも変だよ?」 「そ、そうかな…」 「ひょっとして、姉妹の超えてはいけない一線を越えt」 「違うっつーの!」 こんなやり取りの中、つかさは昨日の出来事を回想していた。 672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 10 42 32 ID DgjJ5f0e*** 昨日の夜。 「お姉ちゃん、ちょっと宿題が分からないんだけど…」 「どれどれ、ちょっと見してごらん。」 つかさが、わからない宿題を片手にかがみの部屋を訪れる。 かがみのおかげで一通り宿題を終えることができたつかさは、 「ねえ、お姉ちゃん、今日一緒にお風呂入ろ」 「と、突然どうしたのよ。つかさがそう言うなら、 入ってあげないこともないわよ。」 実は、一番そうしたがっているのはかがみの方。 さらに風呂でつかさが、追加注文を出す。 「お姉ちゃん、今日一緒に寝よ」 「って、今日はどうしたのよ?いつも以上にベッタリじゃない。」 「うん。だって、夕方やってた病気の番組が怖くて…」 「あんたホラー映画だけだったんじゃないの。」 「ああいうのも、苦手というか…エヘヘ」 風呂から上がった二人。 つかさがあることを言い出す。 673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 10 42 52 ID DgjJ5f0e「今日はお姉ちゃんに頼りっぱなしだから、 お姉ちゃんの髪梳かしてあげるよ。」 「いいわよ、それぐらい。」 「ええっ、でも…」 「つかさがそこまで言うなら、じゃあお願いするね。」 髪の毛を梳かし終えると、 「今日はちょっと早いけど、もう寝ようかな…」 「つかさはいつも寝るの早いわよね。」 「エヘヘ」 かがみのベッドに入る二人。 つかさはベットに入るとすぐにかがみに抱きつくように横わたる。 「もう寒い冬でもないのに、こんなにひっついたら暑くて寝れないわよ。」 「いいじゃん。」 しばらくすると二人は深い眠りについてしまった。 ピッピッピッピッ! カチッ 「う~」 674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 10 43 13 ID DgjJ5f0e翌日、タイマーの音とともに目を覚ますかがみ。 つかさは、タイマーの音にうっすらと反応するものの起きる気配がない。 「おーい、つかさ起きろー。」 「あと5分だけー、ホントにー。」 いっこうに起きようとしないつかさの頬っぺたを、 ツンツンとつつきだすかがみ。 「ふぁ~、もうそんな時間なの?」 「もう、7時半よ。起きないと遅刻するわよ。」 急いで制服に着替え、朝食を済ませる2人。 そして、今朝こなたにあったというわけだ。 *** やけに冴えたこなたは、 「ひょっとして昨日二人は風呂から睡眠までを共に過ごしたとか?」 「…(こいつは何でこういう事だけは正確の読むんだ。)」 「…(昨日の事話したらお姉ちゃん怒りそうだし…)」 「え、まさか本当に当たってるとか?」 「う、うるさい!早く学校に行くわよ!」 「うん。」 【終】 675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 10 44 36 ID DgjJ5f0eアニメの名言織り交ぜたりしました。 ちょっと、かがみのつかさに対する態度が違う気がしますが… なんだかんだで、かがつか(つかかが)6作品に到達w 676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 13 32 27 ID kqlBBAOMそんなに書いてるのかw いつもつかかがSS堪能させてもらってます! 677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 14 35 38 ID pft5DKGr立ったのは先月なのに、小ネタもSSもずいぶん増えたもんだ まったく感謝の言葉もないねぇ
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第2話「追跡、錬金、スケボーズ!」 第3話「ブシドー、見つけたり。」 第4話「アントルーパー・ラビリンス」 第5話「燃えよ!斗え!レスラーG!」 第6話「超A級☆ネジれスター」 第7話「さよならサボニードル」 第8話「グレイトなきずな」 第9話「ダッシュで京都!修学旅行!」 第10話「炎の京都!~悲恋・ケミー雷電事件~」 第11話「キャッチ!スパイだ!?ライダー失格!?」 第12話「暴走ライナー!暗黒ライダー!」 第13話「とりもどせ!ユージョーXフォーエバー!」 第14話「パクっとレックス!キケンなエックス」 第15話「掴めハッピー!輝けガッチャリバー!」 第16話「クライシスXmas!オロチ事変」 第17話「ムーンブレイク・メッセンジャー」 第18話「駆け抜けろ!進化のファイヤーロード」 第19話「りんねの夜明け!変身・マジェード!」 第20話「微笑む天使、笑えぬ真実」 第21話「マッドウォリアー!黒炎のヴァルバラド!」 第22話「愛は刃(サーベル)!ケミー・ストーリーは突然に」 第23話「いつも心にズッキュンを」 第24話「急転直下!禁断の鋼鉄ライダー!」 第25話「若きセンセイの過ち」 第26話「悪意をハバム、漆黒の風(ウインド)」 第27話「ガッチャ!クロスホッパー!」 第28話「ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り」 第29話「この村は泣いている」 第30話「ライバル参上!?ガッチャとジュリエット」 第31話「暗闇のふたり、互いを信じて。」 第32話「現る大王!人形たちのジレンマ」 第33話「伝説(レジェンド)ライダー?100年早いな!」 第34話「オンリーワン!すべての道はゴージャスに通(ツー)ず」 第35話「ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらない」 第36話「ケミーの起源!我は理解する」 第37話「ホッパー1とたからもの」 第38話「虹の彼方に」 第39話「ガッチャ完了!クライマックス101!」 第40話「邪悪降臨!三倍偉大な冥黒王」 仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド EPISODE 2 OPナレーション(おまけ)第2話~第16話 第17話~ 第2話「追跡、錬金、スケボーズ!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……高校生・一ノ瀬宝太郎が、バッタのケミー・ホッパー1とガッチャーンコ! 錬金術師・九堂風雅の導きにより、仮面ライダーとなった宝太郎は、自らを「ガッチャード」と名乗った。勝利の余韻もつかの間、担任教師のミナトが現れた。その目的とは…… 第3話「ブシドー、見つけたり。」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ケミーと出会い、錬金術師を目指すことになった高校生・一ノ瀬宝太郎が、秘密の学校・錬金アカデミーとガッチャンコォ! 超ハードな入学テストを独特な方法でクリアしたのだった。しかし、そんな宝太郎を見つめる謎の男、その正体は…… 第4話「アントルーパー・ラビリンス」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……アッパレブシドーと仲良くなりたい一ノ瀬宝太郎と、謎のイケメン・黒鋼スパナがガッチャンコォ! スパナから一本を取った宝太郎は、ブシドーを見つけるのだった。アッパレスケボーでマルガムを倒したその時、もう1体のマルガムがりんねを襲う! そこに現れた新たな戦士とは…… 第5話「燃えよ!斗え!レスラーG!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ケミー回収に向かった宝太郎とりんね。そこに冥黒の三姉妹・ラケシスが作り出したアリ迷宮がガッチャンコォ! ラケシスの狡猾な罠をかわし、2人の協力プレーで見事に、迷宮を脱出したのだった。次々と襲い来る冥黒の三姉妹、その目的とは…… 第6話「超A級☆ネジれスター」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ケミーと共に生きることを夢見る一ノ瀬宝太郎が、レスラーGとタッグを組んでプロレスジムを守る老レスラー・旭とガッチャンコォ! 人間とケミーの熱い友情に、宝太郎たちは新たな可能性を見たのだった。だが、人間の感情は、時に悪意に傾いてしまうこともある…… 第7話「さよならサボニードル」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……クールでキザな超A級錬金術師・黒鋼スパナと、スパナをつけ狙う男・鉛崎ボルトがガッチャーンコ! ボルトの卑劣な攻撃を物ともせず、ヴァルバラドとガッチャードはマルガムを倒した。順調にケミーカードを集めていく宝太郎たち。今日は、どんなケミーとの出会いが待っているのだろうか…… 第8話「グレイトなきずな」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……人間とケミーの友情を信じる一ノ瀬宝太郎と、サボテンのケミー・サボニードルに出会った少年・理玖がガッチャーンコ! ニードルホークで戦うガッチャードだが、突如、ドライバーからサボニードルが逃げ出し、上空で変身解除してしまった。宝太郎の運命はいかに! 第9話「ダッシュで京都!修学旅行!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……父親想いの小学生・砂山理玖と、弱虫で臆病なサボテンのケミー・サボニードルがガーッチャンコォ! 確かな友情で結ばれた2人だったが、錬金術の掟により、離れ離れになってしまう。宝太郎は、再びすべてのケミーと自由に暮らせる未来を作ることを決意するのだった。 第10話「炎の京都!~悲恋・ケミー雷電事件~」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……一ノ瀬宝太郎は京都へ修学旅行にやって来た。親友の加治木はオカルト好きの女性・姫野聖とガーッチャンコォ! 運命の恋に落ちたのだった。そこへ、冥黒の三姉妹・クロトーが現れる。宝太郎たちを追い詰めるマルガム。しかし間一髪のところでゴルドダッシュが到着。さあ、逆転勝利をガッチャせよ! 第11話「キャッチ!スパイだ!?ライダー失格!?」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……修学旅行のさなか、クロトーが仕向けたマルガムとガッチャンコした宝太郎。しかし、仲間たちの援護と、加治木の熱い思いにより、マルガムを撃破した。一方クロトーは、レベルナンバー10のケミー・UFO-Xを捕獲。今、冥黒の三姉妹による恐ろしい企みが動き出そうとしていた。 第12話「暴走ライナー!暗黒ライダー!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……突如現れたUFO-Xを追う宝太郎と錆丸は、一度倒したはずのスパイダーマルガムとガーッチャンコォ! UFO-Xを巡って戦い勝利を収めるも、UFO-Xには逃げられてしまう。しかし、倒したマルガムに変身していたのは意外な人物だった…… 第13話「とりもどせ!ユージョーXフォーエバー!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……冥黒の三姉妹によって作られた悪意の結晶ドレッドライバーと、鶴原錆丸がガッチャンコ……誕生した仮面ライダードレッドの圧倒的な力の前になすすべのない宝太郎たち。だが、逆転のチャンスは必ずある。負けるなガッチャード! 錆丸を助け出せ! 第14話「パクっとレックス!キケンなエックス」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……錆丸を助けたい宝太郎の願いにUFO-Xがガーッチャンコォ! エクスガッチャリバーを新たな形へ錬成しスーパーガッチャード クロスユーフォーエックスへとパワーアーップ! ドレッドライバーの支配から錆丸を助け出したのだった! 錬金術師として、仮面ライダーとして、少しずつレベルアップしていく宝太郎。大物錬金術師を目指し突き進め! 第15話「掴めハッピー!輝けガッチャリバー!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……恐竜の写真を撮りたい少女・爽と、恐竜のケミー・エックスレックスがガーッチャンコォ! 冥黒の三姉妹がガッチャードライバーを奪おうと襲い来る中、爽の父親・間辺を通じて、人間を食べるエックスレックスの本当の気持ちに気づいた宝太郎は、新たなパワーアップを果たすのだった! 第16話「クライシスXmas!オロチ事変」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……森で出会った間辺親子を守るため、宝太郎とりんねは、冥黒の三姉妹とガーッチャンコォ! 絶体絶命のピンチに陥るも、みんなの応援を力に変えて立ち上がった! レベルナンバー10を仲間に加え、ますます頼もしくなった宝太郎。しかし、新たな脅威はすぐそこまで迫っている…… 第17話「ムーンブレイク・メッセンジャー」 これまでの『仮面ライダーガッチャード』は……夢を探す高校生・一ノ瀬宝太郎が、錬金術によって造られた不思議な生物・ケミーとガーッチャンコォ! 錬金術師・九堂風雅の導きによって、仮面ライダーガッチャードとなった! 頼れる仲間と共に数々の戦いを経験し、冥黒の三姉妹を追い詰めたガッチャード。しかしそれは、真の敵との戦いの前触れに過ぎなかった……。 第18話「駆け抜けろ!進化のファイヤーロード」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……グリオンが作り出したムーンマルガムとガーッチャンコォ! ガッチャードデイブレイクの助けを借りて一度は倒すが瞬く間に再生してしまう。さらに、錬金アカデミーの教師ミナトが冥黒の三姉妹と共に現れた! 宝太郎たちを退学させ、記憶を消去すると宣言したミナトは、ドレッドへと変身。ヴァルバラドのケミーカードを奪うのだった。 第19話「りんねの夜明け!変身・マジェード!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ガッチャードデイブレイクの導きにより、過去へ移動した宝太郎が、幼き日の自分とガーッチャンコォ! ケミーと友達であった自分のルーツを思い出し、メラメラの錬金術によってファイヤーガッチャードとなった! 宝太郎と共に人とケミーを守る決意を固めた仲間たちも集い、キッチンいちのせ連合がここに誕生した。 第20話「微笑む天使、笑えぬ真実」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ケルベロスマルガムの暴走に巻き込まれたアトロポスと、九堂りんねがガーッチャンコォ! 身を挺してアトロポスを守ったりんねは、仮面ライダーマジェードの力を取り戻した。ガッチャードとマジェード、2人の仮面ライダーは力を合わせ、グリオンの脅威に立ち向かっていく。 第21話「マッドウォリアー!黒炎のヴァルバラド!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……死者を弄ぶエンジェルマルガムの謀略により、黒鋼スパナが両親の死の記憶とガッチャンコ。マッドウィールを取り込み、ウィールマルガムとなってしまった。絶望の淵に立つスパナ。果たして、このまま闇に飲み込まれてしまうのか……。 第22話「愛は刃(サーベル)!ケミー・ストーリーは突然に」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……怒りの炎でウィールマルガムとなった黒鋼スパナが、自分を支えてくれる人々の想いとガーッチャンコォ! 力を制御し、ついに仮面ライダーヴァルバラドとなった。グリオンの脅威にケミーの回収、そしてミナトのこと。まだまだ課題は山積みだが、若者たちは明日に向かって突き進む! 第23話「いつも心にズッキュンを」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ヴァンパイアのケミー・ズキュンパイアと、銀杏蓮華がガーッチャンコォ! 人間のエネルギーを吸い取る危険な力を止めるため、キッチンいちのせ連合が立ち上がった! そこへ冥黒の三姉妹クロトーが立ちはだかる。ケミーがなぜ人々を苦しめるのか? その真相とは? 第24話「急転直下!禁断の鋼鉄ライダー!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……人々のエネルギーを吸い取る能力を持つケミー・ズキュンパイアと、より強いマルガムになろうとするクロトーがガーッチャンコォ! 敵の作戦に利用されかけるも、宝太郎とりんねの後押しを受け、ズキュンパイアは、宝太郎と共に戦う決意をしたのだった。ケミーたちはまだまだ、無限の可能性を秘めているのかもしれない…… 第25話「若きセンセイの過ち」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……グリオンの企てにより、宝太郎たちの持つケミーカードがプテラマルガムのワープ能力とガーッチャンコォ! ホッパー1が、そしてすべてのケミーカードが奪われてしまった! しかし、再び現れた宝太郎は唯一残ったスチームライナーをテンライナーへと進化させ、アイアンガッチャードへと変身した。一体何が起こったのか? 第26話「悪意をハバム、漆黒の風(ウインド)」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……10年前の事件に囚われたミナトと、ミナトを救おうとする生徒たちがガーッチャンコォ! みんなの思いを拳に乗せアイアンガッチャードのパンチが炸裂した! しかし、禁断の錬金術によるダメージは着実に宝太郎に積み重なっていく。果たして、ケミーたちを取り戻し、グリオンの企みを阻むことが出来るのか!? 第27話「ガッチャ!クロスホッパー!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……暗黒の扉を開くためグリオンが放ったドラゴンマルガムと、仮面ライダーウインドへと変身した九堂風雅がガーッチャンコォ! 圧倒的な力でドラゴンマルガムを撃破した。しかし、卑劣なグリオンの不意打ちにより風雅は消滅してしまう。未来を託された宝太郎たちはテンライナーに乗り、グリオンの待つウロボロス界へと旅立つのだ。 第28話「ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……暗黒の扉を開いたグリオンと、3人の仮面ライダーがガーッチャンコォ! ドレッド参式の圧倒的なパワー。だが、宝太郎はケミーを信じた。そしてクロスホッパーが、プラチナガッチャードが誕生したのだった。ついにグリオンを倒した宝太郎たち。人とケミーが秘める可能性は無限大だ! 第29話「この村は泣いている」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……祖母の住む九つ村で銀杏蓮華がオバケ騒動とガ~ッチャンコォ! 突如現れた謎の退魔師・スターシャイン星野とパンドラ加治木。さらに宝太郎とりんねも巻き込まれるが、正体はケミーだとわかり、事件は終わったかに見えた。だが…… (スターシャイン星野)まだ終わらない。星への供物が奉げられし時地獄への扉が開き灼熱のいぶきがこの世に吹きすさぶ…… 第30話「ライバル参上!?ガッチャとジュリエット」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……蓮華のおばあちゃんが住む九つ村で宝太郎たちが謎の連続事件とガーッチャンコォ! 犯人のキュウビマルガムにキックを放つと、なんと!温泉が湧いてきた! 事件はケミーの力を借りて村を守ろうとするお狐様の仕業だったのだ。季節は春。更なる出会いが彼らを待っている。 第31話「暗闇のふたり、互いを信じて。」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……3年生になった宝太郎たちに、転入生の九十九静奈がガ~ッチャンコ~! りんねたちと共に、演劇部の御厨を助けるため、『ロミオとジュリエット』を演じることになった。そこへ、アトロポスがマンモスマルガムと共に襲来。静奈を氷漬けにし、ガッチャードも凍らされてしまう。戦えりんね! がんばれ仮面ライダーマジェード! 第32話「現る大王!人形たちのジレンマ」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……演劇部存続をかけてお芝居に挑戦する宝太郎とりんねに卑劣な幻を見せるクラーケンマルガムがガーッチャンコォ! しかし、演劇のセリフからヒントを得たりんねの作戦により見事に打ち破ったのだった! グリオンを倒しても終わらない敵との戦い。気をつけろ! 次なる脅威はすぐそこまで迫っている。 第33話「伝説(レジェンド)ライダー?100年早いな!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……冥黒の三姉妹・クロトーと一ノ瀬宝太郎が、異世界の敵ハンドレッドの軍勢とガーッチャンコォ! 思いがけず共闘した2人は力を合わせ、必殺のライダーキックでカッシーンの大隊長を撃退した。次々と現れる彼らの目的とは? そして現れた冥黒の王。今、世界に危機が迫っている。 第34話「オンリーワン!すべての道はゴージャスに通(ツー)ず」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……突如異世界から襲来した敵・ハンドレッドと宝太郎たちがガーッチャンコォ! 激闘を繰り広げる中、ついに、大軍勢が押し寄せて来る。その時、黄金に輝く仮面ライダーレジェンドが降臨した。ハンドレッドを一網打尽にする圧倒的パワー! そして見よ! 伝説は今、新たな伝説となる! 第35話「ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらない」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……一ノ瀬宝太郎と、異世界から来たゴージャスな男・鳳桜・カグヤ・クォーツが再びガーッチャンコーーーー! 以前の記憶をなくしてしまっていた宝太郎だが、カグヤと共に戦う中でもう一度絆を結んだ……はずが…… 第36話「ケミーの起源!我は理解する」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ハンドレッドの破壊兵器・ドゥームズクロックと、宝太郎&カグヤのダブルライダーがガーッチャンコォ! 世界の壁を超えた2人の友情により見事に敵の作戦を打ち砕いた! 勝利を喜ぶ宝太郎たち。だが、彼らはまだ知らない。これから始まる、冥黒王ギギストの恐ろしい陰謀を…… 第37話「ホッパー1とたからもの」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ついに動きだした、冥黒王ギギストと、一ノ瀬宝太郎がガーッチャンコォ! 宝太郎の中に眠る力を奪うべく襲いかかった。マルガムを倒し、奪われたスケボーズをガッチャしようとする宝太郎。しかし、そこに倒れていたのは、変わり果てたスケボーズの姿だった……。 第38話「虹の彼方に」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……ギギストの手によって、マルガムへ変えられたホッパー1と一ノ瀬宝太郎がガッチャンコ……親子を守るため、ホッパー1マルガムを撃破した宝太郎は…… 第39話「ガッチャ完了!クライマックス101!」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……一ノ瀬宝太郎が、101体目のケミーの卵と不思議な世界でガーッチャンコォ! ケミーのために料理するうち本来の明るさを取り戻した宝太郎は錬金術の極意をつかみ、レインボーガッチャードとなった。ついに、101体目のケミー・ニジゴンもガッチャした宝太郎。残るケミーは、あと2体だ! 第40話「邪悪降臨!三倍偉大な冥黒王」 前回までの『仮面ライダーガッチャード』は……一ノ瀬宝太郎が、解放された最後のケミーとガーッチャンコォ! これにて101体全てをガッチャ! さらには冥黒王ギギストもレインボーガッチャードとケミーたちの力によって撃破し、世界には平和が訪れた。 (ジェルマン)だが、冥黒王が1人だなんて誰が決めたんだい? 仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド EPISODE 2 (バトラー)前回までの『仮面ライダーレジェンド』は……輝けるマイロード、鳳桜・カグヤ・クォーツ様が、オーロラカーテンによって仮面ライダーガッチャードを呼び出しレジェンド! 果たしてマイロードは世界をハンドレッドの魔の手から救い、ガッチャードをゴージャスにすることができるのでしょうか? イッツゴージャスタイム! OPナレーション(おまけ) 第2話~第16話 錬金術によって生まれた奇跡のモンスター、ケミー。ケミーカードの封印が解き放たれたとき、1人の少年に運命が託された。 第17話~ 奇跡のモンスター・ケミーとケミーカードを手にした3人の若き錬金術師たち。それぞれの思いを胸に、彼らの戦いは加速していく! データベース 仮面ライダー
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2005年12月OVA発売。 http //www.e-tnk.net/anime/anime_my_santa_top.html 監督 中村憲由 原作 赤松健 キャラクター原案協力 綾永らん キャラクターデザイン 柳沢まさひで サブキャラクターデザイン・総作画監督 塩川貴史 美術監督 小濱俊裕 美術設定 平澤晃弘 色彩設計 若菜陽子 撮影監督 沢直人 編集 和田光弘 音響監督 鶴岡陽太 音響効果 斎藤みち代 録音調整 椎原操志 録音助手 田中文章 音楽 坂本洋 アニメーション制作 TNK 脚本 滝晃一 佐藤勝一 絵コンテ 中村憲由 演出 中村憲由 羽生尚靖 作画監督 塩川貴史 長森佳容 番由紀子 ■関連タイトル いつだってMyサンタ! DVD-BOX いつだってMyサンタ!「my saint」~「いつだってMyサンタ!」BGM+キャラソンRemix~ いつだってMyサンタ!キャラクターソング 1 原作コミック いつだってMyサンタ!
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いつやるか? 今でしょ! 本書のタイトルでもある名文句が東進ハイスクールのCMで一躍有名になった、いま一番旬なカリスマ予備校講師・林修先生の初の著書。参考書ではなく、受験にも仕事にも使える人生のアドバイスがつまった自己啓発本です。2013年には、トヨタのCMに起用されたことからブレークに拍車がかかり、「今でしょ! 」は流行語大賞の呼び声も。遅咲きの東大卒カリスマ予備校講師が、自らの豊富な体験を凝縮させて書きあげた「学び」の詰まった人生の指南書です。 (amazon商品紹介より) 右画像をクリックするとamazonの商品紹介へ行けます レベル 選択肢 投票 難関 (0) 応用 (0) 標準 (0) 基本 (0) 口コミ 読みやすいのであっという間に読めました。 半分ぐらいはギャンブルの話(笑)勉強の話はわずかでどっちか言うと人生訓です。
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その夜…… 「……ちょっと、調子に乗りすぎちゃったな……。 それにしても、かがみ……」 こなたのことは嫌いじゃないけど…… こなたの気持ちがどうしても固まってるのなら……私…… 「かがみ……私のこと、どう思ってたんだろ……」 私だって、かがみのこと嫌いじゃないけど、 それは友達として……のはずなのに、 何だろう、この胸が締め付けられるような感じは…… この気持ち……前にも……どこかで…… (……ここは……どこ……?) そこは私の部屋ではないけど、見覚えのある場所。 周囲からは歓声。 (ここは……そうだ…… 私かがみ達とコンサートに来てたんだっけ……) 正面ステージからは、私の好きな声優の歌声が聴こえる。 だけど、正面には背の高い男。目的の声優の姿は見えない。 (うう、邪魔だよ~…… 折角入場できたのに、これじゃ……) 「ほら、こっち」 (あ……) 左から私の手を引っ張る、優しく微笑む人。 (そうだ……かがみはこの時に席譲ってくれたんだ…… ……そっか、今私が見てるのは……) 気がついたら、朝日が部屋を照らしていた。 今のは……夢……? いつの間にか、寝ちゃってたみたい。 でも見た夢の感覚、いや現実に体験したあの時の感覚は 今でも鮮明に残ってる。 あの時は、コンサートを見れた感動で しばらく惚気てたんだと思ってた。 でも……今なら、あの時感じた気持ちの理由も分かるよ。 私は……本当は……。 後編「幸せはいつも傍に」へ続く コメントフォーム 名前 コメント
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ビートニクでいくには とても付き合いきれないぜ クロスオーバーなんてものは 年寄り共が聴けばいい 俺はいつでもビートが欲しい 踊りだすようなビートが欲しい だからいつでもロック ロック ロッケンロール あの忌まわしいメロディーが どこへ行っても流れてる ソフトメローな音楽が どこへ行っても聞こえるぜ 眠気を誘うBGM 退屈すぎるAOR だからいつでもロック ロック ロッケンロール 馬鹿な奴らが何を言おうと関係ないのさ しらけた奴らが何を聞こえちゃいないぜ 満足なんかしちゃいない 不満ばかりのの毎日さ あきらめてなんかいないさ 道徳なんか蹴っ飛ばせ だからクールじゃいられないぜ だからしらけちゃいられないぜ だからいつでもロック ロック ロッケンロール
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第5回らいつべプラモコンテスト 最優秀作品 GENさん 参加作品 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (5_2.jpg) TROPさん imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (5_3.jpg) ケーグさん imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (5_4.jpg) gusさん imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (5_5.jpg) Hatiさん imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (5_6.jpg) らむさすさん まーぼーさん
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『君と、いつまでも』 柔らかな春の日射し。 桜舞う校庭を吹き抜ける風は、まだ冷たい。 今日から三年生。薔薇学園で過ごす最後の一年。 玄関前に、新しいクラス編成が貼り出されていた。 それを食い入るように見詰める私と、ジュン。 お互いの名前を見付けて、ほぼ同時に、吐息する。 僅かに白くなった息が、春風に流されて、消えた。 「また、貴方と同じクラスになったのだわ」 「本当に、ここまで来ると腐れ縁だよな」 まさか、三年連続で同級生になるなんて、思ってもみなかった。 腐れ縁……か。せめて『運命の悪戯』とかロマンチックなことを言って欲しい。 そういうところで、ジュンはデリカシーと言うものが無かった。 下駄箱に続く階段を登りかけて、ジュンは立ち止まり、振り返った。 「――いつまでも、一緒に居られるといいな」 よく見なければ気付かないほど小さな微笑み。 私は小走りに彼を追い掛けて、耳元で、そっと囁いた。 「ええ。これからも、ずっと――」 なにげない日常にも、よく見れば新しい発見がある。 その事に気付いたのは、休み時間の教室だった。 ジュンが眺めていた雑誌を、興味本位で覗き込んだ私は、 そのページに印刷されていた情景写真に、一瞬で惹き込まれていた。 海の底の写真。まるで、ギリシャの神殿を想わせる石筍の列。 こんな光景を目にしたのは、写真や映像を含めても、初めての事だ。 「どうしたんだ、真紅。ぼぅ……っとしちゃって」 「え? ああ、その写真が、あまりに素敵だったから、つい」 「これか? うん。確かに凄いよなぁ」 「そうね。竜宮城って、こんな感じなのかしら」 「……いつか、一緒に行ってみたいな」 いきなり妙な事を口走った私に微笑みかけて、彼は写真の説明をしてくれた。 どうやら外国の、海底に水没した鍾乳洞の写真らしい。 ――世界は広い。 素直にそう感じたとき、学校という空間が、如何にちっぽけな世界であるかを知った。 そして、少しだけ不安になった。 こんなに小さな世界ですら、私には広く思えるのに……。 学校を卒業して、世間に放り出されたとき、私は何をすればいいのだろう。 そもそも、何がしたいのだろうか? 自問すると、返ってくる答えは、ひとつだけ。 ――ジュンと一緒に居ること。 私の望むことは、ただ、それだけ。 ゴールデンウィークの直前、私とジュンは大喧嘩をした。 理由は、馬鹿馬鹿しいくらいに他愛ないこと。 今から振り返れば、そう思って笑い飛ばせるけれど、あの時は違った。 まあ、結局……連休半ばには寂しくなって、どちらからともなく仲直りしたけどね。 私たちは仲直りの際に、ひとつの誓いを交わした。 いつまでも、一緒に居るから。 これからも、ずっと側に居るわ。 その誓いどおりに、私たちは休日でも、都合を付けて会っていた。 普段の生活でも、なんとなく傍らに居る二人。 周囲の目には、恋人同士に映っているのだろうか。 私たちは、世間一般に言うようなカップルではない。 ジュンが告白してくれた事は一度として無いし、その逆も然り。 世俗的な通過儀礼を、私たちは経験していなかった。 でも、私たちは互いの気持ちを解っていたし、意志の疎通も完璧だった。 人の気持ちは、言葉にしなければ伝わらないなんて話は、ウソ。 分かり合おうとする想いさえあれば、気持ちは自然と通じるものなのだから。 二人の関係を例えるなら、影――だろうか。 私は彼の影。そして、彼は私の影。 境界は明瞭なようで、本当は全てがグレーゾーンなのかも知れない。 今更、側に居たいと願う必要もないほど、私たちは密接な関係を築いていた。 傍らに居ることが、呼吸するくらい、ごく自然なことだと思えるくらいに。 十八年の歳月が育んだ二人の絆は、多分……生涯、変わらない。 私も彼も、それで充分、満ち足りた気持ちになれた。 「ジュン。一緒に帰りましょう」 「ああ。帰ろうか」 ジュンはいつだって、笑いながら、私の願いを聞いてくれる。 ――それは、私も同じ。 彼が望むことなら、なんでも叶えてあげたいと思う。 見返りなんて、最初から求めてはいない。 いいや……それだと、語弊がある。 本当のところ、彼の笑顔を見る事こそが、私にとって最高の見返りだった。 一学期が終わり、明日から夏休みを迎えようと言う日、私たちの関係は少しだけ発展した。 と言っても、単に世俗的な通過儀礼を終えただけなのだけど。 私にとって、その日は人生最良の思い出となった。 そして、ジュンにとっても、そうであって欲しいと思った。 ――八月初頭に開催される、町内の夏祭り。 私たちは、誓いの指輪を交換した。 勿論、露天の安っぽい指輪である。 普通の高校生に買えるアクセサリーなんて、このくらいが限界。 けれど、売っていた指輪はどれも、素直で洒落たデザインをしていた。 左手の薬指に填めた、お揃いのチェインリング。 それを眺める度に、私は笑みを堪えることが出来ず、頬を緩めた。 ジュンは、そんな私の肩を、優しく抱き寄せてくれる。 いろんな露店を冷やかして回る間、彼はずっと、腕時計を気にしていた。 少しくらい、私の浴衣姿を褒めてくれてもいいのに……とか、ちょっと欲求不満。 「そろそろ、花火を打ち上げる時間だな」 「そうね。例の場所に行きましょう」 私たちは寄り添いながら、学園裏の城址公園に行き、例の場所に向かった。 子供の頃から来ている、花火を見るための、秘密の特等席。 周囲には、誰も居ない。 夜空を彩る大輪の花が、恥じらう二人の表情を、柔らかく照らし出す。 私たちは掌を合わせ、指を絡ませ合いながら……。 ――互いのファースト・キスを捧げ合った。 夏休みも半ばを過ぎた頃、私たちは二人きりで、海に行った。 世間では『夏を征する者は受験を征す』とか言われているけれど、私たちは気にしない。 受験に成功しようが、失敗しようが、一緒に居ることに変わりはなかったから。 照りつける太陽の下、私はパーカーを羽織って、パラソルの陰に隠れていた。 別に、肌が弱い訳ではない。 水着だって、今日のために気合いを入れて選んだほどだ。 しかし、なんと言うか……コンプレックス? 我ながら、実にくだらないと思うのだけれど、やはり他の娘たちのスタイルを見ると、 尻込みせずにはいられなかった。 「折角きたのに、泳がないのか、真紅?」 「……ええ。もう少し、波打ち際が静かになってからね」 「そっか。確かに、あの人混みじゃあ泳ぐ気にならないよな」 だったら、何か飲み物とか買って来るよと言って、 ジュンは焼けた砂の熱さに飛び跳ねながら、海の家へと走っていった。 私は独り、読んでいた本を閉じて、沖合に目を向けた。 すると偶然にも、浮き輪にしがみついている子供の姿を見付けた。 明らかに、様子がおかしい。沖へ沖へと流されている。 このままでは、あの子が危ない。 咄嗟にそう判断した私は、パーカーを脱ぎ捨て、砂浜に走り出していた。 海に飛び込み、あの子を目指して、泳ぐ。 ひたすらに泳ぐ。 懸命に泳ぐ。 その子の元に辿り着いた私は、すぐさま異変に気付いた。 沖に流される速度が、尋常ではない。 見る見るうちに、砂浜から引き離されていく。 この時、私はまだ『離岸流』というものの存在を知らずにいた。 このままでは拙い。でも、どうしたら? 子供が掴まっている浮き輪は、二人が縋り付くには小さすぎる。 遠ざかる砂浜に目を遣ると、異変に気付いた他の海水浴客たちが、 こちらを指差して騒ぎ出していた。 その人混みの中から、浮き輪を手にした男性が飛び出し、こちらに向かって泳いでくる。 彼……ジュンだと、私には直ぐに判った。 ――いつまでも、一緒に これからも、ずっと―― 頭の中で繰り返される、あの言葉。リフレインと言うのだろう。 だが、安堵したのが悪かったのか、両脚が攣り、私は水底に沈み始めた。 苦しい。息が出来ない。 鼻腔に浸入した海水が、奔流となって喉や気管に流れ込んでくる。 ごめんなさい、ジュン。私……もうダメかも知れない。 そう思った矢先、私は力強く腕を引っ張られて、気付けば水面に浮かび上がっていた。 浮き輪を手渡されて、しがみつくと、私は激しく噎せ返った。 どのくらい、そうしていただろうか。 私が落ち着きを取り戻した時……周囲に、ジュンの姿は無かった。 私と、流されていた子供は、駆けつけたモーターボートに救助された。 けれど、ジュンが居ない。 彼は……ジュンは、何処に居るの? 何処に行ってしまったの? ずっと一緒に居るって、約束したのに……。 今朝だって、誓いの指輪を見せ合ったじゃない。 悪い冗談は、止めてちょうだい! ジュン……お願いだから、こんな意地悪は止して! 私を、これ以上、悲しませないで! お願いよ。ねえ、お願いだから……。 後になって聞いた話だと、私は半狂乱になって、地元警察や漁協の人たちに、 ジュンを探してくれるよう食ってかかっていたそうだ。 海上保安庁の職員も合流して、周辺海域の捜索が行われた結局―― ジュンが発見される事は、遂に、なかった。 それからの日々は、何を、どうしていたのか判らない。 勿論、今でも、当時の事を思い出せない。 記憶が、完全に抜け落ちていた。 私が、やっと自身の呟き声に気付いたのは、九月も末の事だった。 夏休みから……あの事故から、ずっと鬱ぎ込み、引き籠もっていたらしい。 食事のとき以外、部屋のドアは固く閉ざされたままだったと言う。 誕生日に、ジュンがプレゼントしてくれた手縫いのぬいぐるみを抱き締めて、 時に、小鳥が愛の歌をさえずる様に…… 時に、哀話を囁きかける様に…… ブツブツと独り言を喋っていたそうだ。 そして今朝、私は微睡みの中で、不意に気が付いた。 彼が会いに来られないなら、私が会いに行けば良いのだ、と言うことに。 何故、こんな簡単な事が、今まで思いつかなかったのだろう。 私は、すっかり人っ気の無くなった砂浜を訪れていた。 夏の日に、二人で来た砂浜―― 貴方は、なにか飲み物を買ってくるって、言ってたわね。 今度は私が、貴方のために、飲み物を買ってきてあげるわ。 「ねえ、ジュン……貴方は、なにが飲みたいのかしら?」 訊ねても、吹き抜ける風は、何も答えてくれなかった。 ――ジュン 私が愛した、最初で、最後の男性。 彼は今も、この海のどこかで眠り続けている。 だから、私が起こしに行くわ。 そして、また……二人、一緒に。 長月の西空が朱に染まりだした頃、私は、靴も服も身につけたまま、海に入った。 流石に、水は冷たい。 だけど、私の熱い想いを冷やすことなど、出来はしない。 いつまでも彼と一緒に居るためならば、私は灼熱の大地でも踏破してみせる。 凍てつく氷河でも、渡りきってみせる。 誰にも邪魔はさせない。 何者にも遮られはしない。 全ては、ジュンに出会うための、試練に過ぎないのだから。 一歩……また、一歩。 膝から太股へ……そして腰まで、水面に呑み込まれて行く。 どの辺りまで行けば、離岸流にぶつかるのだろう。 ああ、もう……歩いているのが、もどかしい。 いっそ、泳いでしまおうか。 そんな考えが思い浮かんだ矢先、私の身体が、ふっ……と流され始めた。 もう、泳いだ方が速そうだ。 服が肌に張り付いて、酷く泳ぎにくい。 それでも、私は平泳ぎの要領で、沖を目指した。 身体が、ますます軽くなっていく。 泳いでいると言うより、流されている感覚が、強くなっていった。 「やったわ、ジュン。このまま、貴方の所まで行くわ」 私は仰向けになって、潮流に身を委ねた。 右手に握り締めていた紅茶のペットボトルを、胸元に押し込む。 ここまで来て、折角のおみやげを落としたりしたら、彼に笑われちゃうわ。 さあ、私を彼の元に運んでちょうだい。 いつしか、空一面に星が瞬き始めていた。 なんて綺麗なのかしら。 そう呟きながら、私は夏祭りの夜に見た、花火を思い出していた。 二人が初めて、身も心もひとつになった、あの夜―― 私たちの関係が、これからも続いていくことに、何の疑いも抱いていなかった。 まだ、終わりじゃない。 これからも、続けていくのよ。 私たちの関係を―― 二人の人生を―― 私の頬を、涙が一粒、零れ落ちた。 嬉し涙なのか……悲しい涙なのか……よく、解らない。 瞼を閉じた私の身体は、静かに……ゆっくりと沈んでいった。 波の中で、私は、たゆとう。 なんとなく、揺りかごに寝かされていた赤ん坊の頃に還った様な気分がした。 とても、心地が良い。 「そろそろ、目を覚ましたらいかがですか、お嬢さん?」 唐突に話しかけられて、私の意識は一瞬にして目覚めた。 誰も居ないものと思っていたのに、いつの間に?! 振り返ると、タキシードを着た、ウサギ男が立っていた。 頭には小さなシルクハットを頂いている。 「初めまして、お嬢さん」 「貴方……誰なの?」 「日常と非現実を渡り歩く道化に、名など有りませんよ。 ワタシはただ、お嬢さんの要求を耳にして、お節介を焼きに来ただけです」 「お節介、ですって?」 自らを道化と名乗ったウサギは、こっくりと頷いた。 この道化ウサギは、どう言った素性の者なのだろう? 日常と……非現実? そもそも、ここは何処なの? 海の中かと思っていたけれど、どうも違う。 「私は、死んでしまったの?」 「そうとも言えるし、そうでないとも言える」 「訳が分からないのだわ。禅問答をしている暇はないの」 「せっかちですね。短気は損気というのを、ご存知無いですか?」 ああ言えば、こう言う。煩わしいウサギだ。 私には、貴方に構っている暇なんて無い。 ジュンを、探さなければならないんだから。 「どこを探すつもりですかな」 道化ウサギは、まるで私の心を読んだかのように薄笑いを浮かべた。 「ように……ではなく、ワタシには読めるのですよ。 ここは、非現実世界ですからね」 「……それなら、私の目的も解っているでしょう」 「勿論。だからこそ、道化の分を弁えず、アナタの前に現れたのですよ。 彼の居場所をお伝えするために……ね」 「っ! 貴方、ジュンが何処に居るのか、知っているのね?」 「この非現実世界の事ならば、何でも知っておりますよ」 私は、心の奥底から湧き出してくる感情を抑えることが出来なかった。 道化ウサギに縋り付き、あらん限りの声で、叫んでいた。 「教えてっ! ジュンの元へと、私を連れていって!」 その為に、私は此処まで来た。 ジュンに会う……ただ、それだけの為に。 道化ウサギは徐に頷き、指を鳴らした。 今度こそ、私は海の中を漂っていた。 けれど、相変わらず、非現実世界に居ることも理解していた。 何故って? だって……海の中でも、普段どおりに呼吸が出来るんだもの。 頭の中に、あの道化ウサギが話しかけてくる。 『彼の居場所は、アナタも既に知っているはずですよ』 (既に、知っている? いいえ……解らないわ) 『思い出しなさい。彼が、教室で眺めていた雑誌を』 突然に、私は思いだした。 休み時間の教室で、ジュンと眺めた、あの雑誌……。 確か、水没した鍾乳洞の写真が載っていた。 竜宮城って、こんな感じなのかしら。 いつか、一緒に行ってみたいな。 あの日、私と彼が交わした言葉。 あの時の事を、ジュンが今も忘れずにいてくれたのだとしたら―― 『行き先は決まりましたか? それでは、望みなさい。 願いが強ければ強いほど、より近くへと行けるでしょう』 願いの強さなら、誰にも負けない。 私は彼の側に行く。 絶対に、ジュンを見付けてみせる! 私の意識は、海中を駆け抜け、海底に眠る洞窟へと飛び込んでいた。 無秩序に立ち並ぶ石筍の間を、するりするりと泳いで行く。 真っ暗な筈なのに、洞窟の中は照明が当てられているかの様に明るかった。 もうすぐよ、ジュン。 私は、もうすぐ貴方の元に辿り着く。 暫く行くと、岩壁に突き当たった。ここで終わり? いいえ……彼は間違いなく、この先で、私を待っている。 左薬指のチェインリングが、私に、そう語りかけていた。 真上に泳いでいくと、不意に、水面を突き抜ける感触があった。 この鍾乳洞は、全てが水没している訳ではなく、所々に空気溜まりが有るのだ。 海中から陸に上がって、私は目の前に広がる光景に絶句した。 荘厳……それ以外に表現する言葉が見付からなかった。 何千年、何万年という歳月を費やして形作られた、鍾乳石の神殿。 神殿? いいえ、違うわ。ここは、大自然の作り出した夢幻の城。 此処こそが、竜宮城。 私と貴方が一緒に来たいと、願っていた場所。 私は、徐に歩き始めた。 ここに、ジュンが居る。早く……一秒でも早く、会いたい。 その衝動が、歩くスピードを、更に加速させる。 いつの間にか、私は走り出していた。 ――真紅。会いに来てくれたんだね。 彼の声。ずっとずっと聞きたかった、ジュンの優しい声。 「ええ。来たのよ、私。ジュンに会いに来たの」 だって、約束だもの。 いつまでも、一緒にいるって。 声のした方へ向かって、一心不乱に走り続ける。 ジュンは岩影に横たわって、駆け寄る私に穏やかな眼差しを向けていた。 「こんな恰好で、ごめんよ。なんだか、とても億劫なんだ」 「当然よ。こんな所に、一ヶ月も隠れていたんだもの」 「そっか……もう、そんなに経ってたんだな」 「貴方は酷い人なのだわ。 竜宮城に入り浸って、いつまでも、帰ってきてくれないんだから。 早く戻らないと、私がお婆さんになってしまうじゃないの」 「ははは……そう言えば、浦島太郎の伝説って、そんな話だったね。 竜宮城で三年を過ごす間に、地上では三百年が過ぎてた――って」 「ええ。でも、今なら間に合うわ。一緒に、戻りましょう」 そう言った私に、ジュンは頚を横に振って見せた。 「ごめん、真紅。それは出来ないんだ」 「そんなっ! 何故?! どうしてっ?!」 「なぜならば……僕はもう、竜宮城の食べ物を口にしてしまったから」 それが、どうしたと言うのだろう。 その程度の事で、何故、帰れなくなるのか? ……解らない……判らない……分からない。 「真紅。僕はね、もう……死んでしまってるんだよ」 聞いた瞬間、新手のブラックユーモアかと思ってしまった。 「ウソ…………よ、ね?」 私の問いに、ジュンは苦しげな表情を浮かべて、顔を背けた。 彼の姿がぼやけて、霧のように掻き消えた。 その後に残されていたのは、白骨死体。 右手の薬指には、夏祭りの夜、露天で買い揃えたチェインリングが填められていた。 間違いない。この人が、ジュン。 私の最愛の人。 涙が止まらなかった。再会できた歓びと、別れなければならない悲しみと、悔しさで。 私は胸元から紅茶のペットボトルを抜き出して、傍らに置いた。 「ジュン……このお茶ね、貴方のために買ってきたのよ」 私はジュンの頭蓋骨を拾い上げて、胸に抱いた。 会いたかった。心の底から、そう思う。 たとえ貴方が、どんな姿になろうとも……貴方を想う、私の気持ちは変わらない。 ジュン……世界の誰よりも、私は貴方を愛しています。 涙に濡れた頬を、ジュンの頭に擦り付ける。 ひんやりした、冷たい感触。 こんなにも冷え切ってしまったのね、貴方は。 だったら、私がこうして、暖めてあげる。 これからも、ずっと―― 私は、この上なく満ち足りた気分で、ジュンの頭を抱き締めていた。 道化ウサギが、姿を現すまでは。 「彼との再会は、果たせたようですね」 「何の用なの? 冷やかしに来たのなら、帰ってちょうだい。 私は今、とても幸せな気持ちなの。邪魔されたくないわ」 「ほう……それは、本人の意思を尊重しなければいけませんね。 しかし、本当にそれで良いのですか?」 「……くどいわね。なにが言いたいのかしら?」 「彼を連れ戻さなくて良いのですか? と、訊いているのですよ」 どういう事だろう。意味が、よく解らない。 「平たく言えば、彼を甦らせたくはありませんか……と言う事です」 「!! そんな事が、本当に?!」 「黄泉戸喫という言葉を、聞いたことはないですか?」 「? いいえ、無いわ」 「イザナギと、イザナミの話として有名なのですがね。まあ、良いでしょう。 彼は、さっき言っていましたね。竜宮城の食事を、口にした――と」 そう言えば、ジュンは確かに、そう言っていた。 「黄泉戸喫とは、その地に縛られてしまうこと。 彼はもう、竜宮城から抜け出せなくなっているのですよ」 「だとしたら、甦らせるなんて不可能じゃないの!」 からかわれている気がして、私は声を荒げた。 しかし、道化ウサギは目を細めて、私が持ってきた紅茶のペットボトルを指差した。 「あれが、役に立つのですよ。現実世界との繋がりを、取り戻すためにね」 「この紅茶を、どうしようと言うの?」 「彼の亡骸に振りかけなさい。そして、願うだけ。簡単な事でしょう」 「……確かに。でも、解せないわね」 「何がです?」 「なぜ、貴方が、そこまでお節介を焼くのか……と言う事よ」 問われて、道化ウサギは頭を掻いた。 そして「今度のお嬢さんは、また勘の良い娘ですね」と苦笑混じりに呟く。 「それについては、いずれ……話すことも有るでしょう。 ですが、今は彼の件を急いだ方が良いですよ」 言われるまでもない。 私は骨を並べ直して、紅茶をまんべんなく振りかけた。 ジュンの亡骸が、ふたたび光を取り戻す。 「…………真……紅? 僕は、一体――」 「っ! ジュン! ジュンっ!」 私は、いまだ朧気なジュンの身体を、両腕でしっかりと包み込んだ。 まだ冷たい。でも、待ってて。きっと温もりを取り戻してあげるから。 「さあ、早く行きなさい。カウントダウンは始まっています。 鬼ごっこの鬼は、一秒だって待ってはくれませんよ」 「解ったわ。ジュン! 私の手を掴んで! いつまでも、ずっと――」 「ああ。行こう。ずっと一緒に!」 私の左手に、ジュンの右手が重ねられ、しっかりと繋がれた。 安物のチェインリングが、再び、二人を結び付けた。 私はジュンの手を握り締めて、来た道を辿り、出口へと向かった。 背後に、何だか判らないけれど、恐ろしい者の気配を感じる。 もの凄いスピードで、追いすがってくる。 思わず振り返ろうとした私を、ジュンが叱責した。 振り返っちゃダメだ。前だけを見て、逃げ続けるんだ。 そうだ。後ろに有るのは、悲しい過去だけ。 私たちは前だけを見て、幸せな未来に向かって、進み続けなければいけない。 ――僕には、君が居る 私には、貴方が居る―― その想いを胸に、私たちは光の溢れる世界へと飛び出していった。 潮風のにおいと、潮騒のざわめき。 目を覚ましたとき、私は見たこともない磯に横たわっていた。 身体を起こして、辺りを見回す。 何処なの、此処は? それに、ジュンは何処に? 彼が居た痕跡は、無い。まさか、全て夢だったの? 左手に、繋いだ手の感触が残っている。 でも、あれは……非現実世界でのこと。強く願えば、なんでも叶う世界。 「また、こんな喪失感を抱かせるなんて……。 ジュン。貴方は、本当に酷い人なのだわ」 後から後から、涙が溢れてきた。 こんな夢なら、いっそ、見ないままの方が良かった。 こんな想いをするくらいなら、いっそ、ここに来なければ良かった。 私は泣きながら、磯を歩き始めた。 足元は起伏に富んでいて、とても歩きづらい。 涙で目が霞んでいたせいか、私は蹴躓き、ごつごつとした岩場に倒れそうになった。 ――危ないっ! そう思った瞬間、私は力強い腕に、抱き留められていた。 私を支えてくれたのは―― 「危なかったな。気を付けないとダメだぞ」 「ジュンっ! 貴方……今まで何処にっ!」 「ちょっと、飲み物を買いに行ってきたんだよ。約束だっただろ?」 あの日の約束を、ずっと憶えていたなんて……。 「でもさぁ、行ったは良いけど、財布を持ってなかったんだよな」 「…………バカ。貴方って、本当に――」 その後の台詞は、声が詰まってしまって、巧く言えなかった。 けれど、私も彼も、この一言だけは、しっかりと伝え合っていた。 『君と、いつまでも』 幸せな二人の様子を、道化ウサギは崖の上から見下ろしていた。 その表情は、我が子を見守る父親のように優しい。 道化ウサギは指を鳴らして「お幸せに」と呟くと、突風と共に消えた。 彼が、最後に使った魔法の効果だろうか。 朝日の中で抱き合い、口付けを交わす二人のチェインリングは、 ひときわ輝きを増していた。