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呪具専門骨董商 A氏 ある日の通話記録 呪い、呪い、呪い… 最近では随分と簡単にその言葉が使われるようになっちまった ゲームってやつの影響かねえ この装備は呪われています! これは呪いの剣です! ってかい? それとも映画のせいかねぇ これは呪いのビデオです 本当にあった話なんです とかねぇ まあ昨今のエンタメに文句があるわけじゃあないさ ただね、これだけは心のどこかに残しとかなきゃいけねえんだ 呪いは、怖いもんだ 簡単に触れちゃいけねえもんだ ん?どんな呪いが一番怖いかって? ああ、アタシが触れちゃいけねえって言っているのに聞いてくるってことは、マジなんだね 村崎組二代目の坊ちゃん。あんた、呪いとやり合うんだね 悪いけどアタシも簡単に情報を出すほどのお人よしでは… 手付に千万、勝利で二千万、優勝で三千万? ハハハハ!そいつは豪気なもんだ! そんだけ出してくれるって言うなら話は別さ。アタシは商売人。お力を貸しましょ 明日?構いやしません、そちらに伺います ええ、ええ、分かりました 一日いただけるんなら用意できますよ え?どんな呪いが一番怖いか早いうちに聞いときたい? そうさねえ 最近は 「本当に怖いのは生きている人間なんです!」 …なんて小賢しい理屈を抜かす奴もいるけど… 馬鹿言っちゃいけねえ。いつだって本当に怖いのは死者の魂さね 死者の無念、悔い もっと生きたかったってぇ祈り、こんな死に方したくなかったって懇願 二代目、何度だっていうけどね 呪いは怖いもんだ 特に妄念(・ ・)が詰め込まれた呪いは! もしそんな呪いとやり合うことになったら…悪いことは言わねえ 何もかもを失う前に逃げちまいな… イグニッション・ユニオン二回戦 前々日 村崎大亜別邸 「嘘だろ…!鬼と元怪物狩りの夫婦が落ちるか!?ぱりなリサーチ事務所、想像の倍は強いじゃねえかよ…対策考えねえと…お相撲ブラザーズも!?誰だよ“AGAIN”はちんけな詐欺師って言ったのは!?」 村崎大亜別邸。村崎揚羽は、今後の対策を練るために一回戦の内容と結果を分析していた。 優勝候補筆頭である鬼と元怪物狩りの夫婦の敗退 お相撲ブラザーズを襲った無残な結末 無名の警備員による伝説のアイドル撃破 “本物”であった天使と悪魔 想定外に想定外が積み重なる事態。揚羽は先のことを考えてぐしゃぐしゃと頭を掻きむしった。 そんな揚羽の頬に缶コーヒーがあてられる。 「冷たぁ!?」 「なーに一人で唸ってんのよ。先のことを考えすぎるのはアゲハの悪い癖。まずは、次の相手に集中!」 息抜きのための缶コーヒーを買ってきたのは刃山椿。 「あー、悪い。ちょっと予想外のことが起きすぎてパニクってたわ…切り替え!切り替え!」 パンパンと自らの頬を叩き鼓舞をする。 「んじゃ、ツバキ!少しでも勝率上げるためにもう一度映像分析すっか!」 そうして、二人食い入るように 【放火しに来ましたーズ】と【スラム街に舞う白鳥の子としがない坊主】の一回戦の映像を見つめた。 「放火しまくっているけど自身に火傷は無し。炎無効化。全ての炎を?自分が付けた炎を?」 「放火する際にガソリン使用。自分から炎を出したりは出来ない?」 「号令で炎を拡散、炎操作系」 「おそらく束縛能力である『お茶会』中も炎は奇妙な動きをしている。炎の自動操作?」 「『あの子たち私が何もしなくても動くよ?みんな助けてくれるの』っていう本人の言葉はブラフじゃなくてマジっぽいな!常時発動 自律型!」 「身体能力は並。放火に対して執着」 「根性がある。最後まであきらめないタイプ」 淡々と二人は映像を分析し、気が付いた事実をどちらともなく述べていく。 「…アゲハ。一応聞くけど、これら全部がブラフの可能性は?」 「…おそらくない。何度も見直したけど、決着の間際にも炎は非合理的というか、かなり好き勝手に動いてた。少なくとも自律型の炎というのは間違いないと思う」 「つまり、放火した際の炎に自由意思を与えた上で、従え、かつ自分には危害を及ばなくする能力…ってことか」 分析結果を総括した椿の耳に、揚羽の嘆きが飛び込んだ。 「…あ~~~~…もう~~!!相性悪いじゃん!自律行動の炎とかさぁ!俺が自分を透明化しても多分追ってくるじゃん!それにこの子、ブラフとか効かないタイプじゃん!いいから燃やす!ってタイプじゃん!!!やりたくねぇ~~!!」 “切り込み椿”が村崎揚羽の前でだけは年齢相応の弱音を吐くように、 “闇の王”は刃山椿の前でだけはどうしようもない愚痴を漏らす。 いつものことと言わんばかりに揚羽は軽くため息をつき、デコピンを一つ放った。 「あだぁ!!」 「ハイ考えすぎぃ!ったく。本番では吹っ切れんのに準備段階ではビビるよなアゲハは。次、私たちの現状分析!」 そう言うと椿は、自分たちと【アップダウンコネクション・フロム・ロンドン】との一回戦の映像を流し始めた。 そうして同じように分析していく。 「放送のマイク、感度結構良いな…指示を出来る限り小声にして正解。あれ以上大きくしてたら拾われていたかも」 「それだとヤバかったね。アゲハの指示は単純な音声ってのは知られたくないし」 「透明の高木の上に座って浮遊しているように見せたけど…通るよな?」 「…多分。見る限りそこまで不自然じゃない。もしかしたら違和感を覚える参加者もいるかもしれないけど、透明化まではたどり着かないと思う」 「【アップダウンコネクション・フロム・ロンドン】の作戦会議を放送のマイクが拾ってんだよな~!これが痛い!『何故空間を削る能力を初手に発動しないか』から始まって、ブラフの可能性にも言及している…空間切除(スペース・イグジッション)への警戒は弱まっちゃうかもなあ」 「計四回もやるんだからさ、ある程度の情報の漏れは割り切らなきゃしょうがないでしょ」 村崎揚羽と刃山椿のコンビは決して弱くない。 応用性の高い能力と非常に練られた連携は、達人クラスを相手にしても十二分に立ち向かえることは一回戦でも証明されている。 しかし、全ては“能力を秘匿できていること”が前提である。 自分たちの手札がどこまで晒されているかの把握は、二人の生命線ともいえるのだ。 故に分析が欠かせない。 「アゲハのレシート作戦が上手くハマって、相手を透明化できたのは大きいね。映像で見ると斧の人の肉体が消失しているように見える。警戒してくれるんじゃないかな」 「大きいって言うなら、ツバキが全身を炎に包まれても声を上げなかったことかな。あれで死霊の騎士(スケルトンナイツ)がかなり不気味な存在と認識されたはず」 「私はただ根性張っただけで、プランを事前に練ってくれてるアゲハの方が…」 「俺は特に何もしてないって。事前に罠を張ってただけ…命がけのツバキの方が…」 互いに謙遜し合う二人がいる部屋の扉が、がらりと開けられる。 「ハイハイお二人さん、いちゃつくのはそこまでデスよ~!」 乱入してきたのは下衆山根津太郎。 村崎組序列三位にして隠密作戦の要。 「あ、下衆山さんお疲れッス。頼んでた件、どうでした?」 「坊ちゃんの読み通りでしたねぇ~。今度の相手のお嬢ちゃん、能力の秘匿なんて全然考えないタイプデスよぉ。イグニッション・ユニオンエントリー受付カウンター前で一悶着起こして、能力はほぼ全て明らかになってますねぇ~」 受付時の乱闘を映した防犯カメラの映像、小学校の卒業アルバム、中学での評判、成績表…火友に関する情報をドサドサと机に置いていく。 「アルバム見る限り、能力の開花は結構早いみたいデスねぇ~!ほらこれ、修学旅行に火と一緒に写ってますよぉ~」 「となると能力の習熟度はかなり高いと考えていいか…一回戦でも体捌きは素人だったけど能力はスムーズに使用していたもんな」 「まぁなんにせよ、これだけあれば女の子の方は十分対策できるんじゃない?問題はさ、アゲハ…もう片方でしょう?」 もう片方。呪物ゴーレムという名で大会に登録された、呪物の集合体。 本大会には人外や半人外が多くエントリーされているが、得体の知れなさ、底の見えなさという点では随一の怪物である。 「こいつに関しては専門家の意見が必要だよな…」 「あ、坊ちゃん、その専門家が先ほど来られたみたいデスよぉ」 「マジ?じゃあ早速こっちに案内してくれない?」 数分後、いかにも商売人といった感じの太鼓腹をした大男が大量の荷物と共にやってきた。 「…あんたが二代目ですかい?本当なら名乗るべきなんでしょうが…呪物専門に商売やってるとね、名前を知られるってのも致命傷になりかねないのよ。申し訳ないけど、“A”で通させてもらいますよ」 “闇の王”に切り替えた揚羽が相対する。 「別に構わん。たかが名前一つで機嫌を損ねるほど我は狭量ではない」 「そいつはどうも…じゃあ早速ですが、一回戦の映像を流していただけますかい?呪物ゴーレムの解体といきましょ…」 椿と揚羽で散々繰り返し見た一回戦の映像が、Aの前で再び流される。 「…この右腕にあるのは、まず間違いなく“妖刀・ネオ村正”。自動的に斬りかかってくる意志ある妖刀さね」 そういうとAは古びたファイルを一つ差し出した。 「うちで把握してんのはこれくらいよ。目ぇ通しといていただけりゃ…」 揚羽がAから買ったのは情報。 一回戦の映像で分かる限りの、呪物ゴーレムを構成する呪物に関しての情報を仕入れる。 何時間もかけて呪物に対するレクチャーが行われる。 「右足はおそらく“去る夢”、左足にあるのは“七人岬”、右肩は“旗門馬”、左肩は“交姦蛇螺”…いやいや!とんでもないですねえ!行方知れずになっていた上級呪物の博覧会!」 「…ふむ…呪物の扱いでは随一と噂される貴様の目から見ても、やはりこの呪物ゴーレムとやらは危険か?」 “闇の王”として大仰な言葉を吐く揚羽にAは大きく頷く。 「こんな厄ネタが今まで埋もれていたってことの方が信じられない!あ、これは説明不要ですかね?爆発オチ太郎レプリカだ」 流している映像はまさにクライマックス、爆発オチ太郎レプリカがスラム街の二人に対して炸裂した場面だった。カオスそのものの展開に揚羽は、ふんと一つ鼻を鳴らす。 「“爆発オチ太郎レプリカ”…運命を歪曲し、闘争の結末を爆発オチに収束させる呪物…であったか。確かに恐ろしいが対策がないわけではない…というより、もはや底の知れた手だ」 虚勢ではなく、本心から揚羽は告げた。 「我が知りたいのは『その先』だ。立ちはだかるであろう、呪物ゴーレムの『底』を知りたい」 それはつまり、映像では見えてこない先の話。 「…ゴーレムを構成している呪物は、どれもこれも恐ろしい逸話持ちの呪物…。それらを取りまとめ、“核”となっている呪物があるとしたら…。これらの上級呪物よりも一段上の呪物で、行方が分からなくなっているものなんて数点しかない。思い当たるブツの資料は持ってきましたよ」 くすんだ古文書、乱雑にまとめられたファイル、いつの時代かも分からない巻物が、ドンと鈍い音と一緒に置かれた。 「では二代目!幸運を祈ってますよ!出来るなら優勝して追加料金!よろしく願います!」 嵐のように去っていくA。 それが置いていった大量の資料。 下衆山が仕入れた今生火友に関する大量の資料。 それらとの格闘に揚羽と椿は覚悟を決めて挑むのであった。 とある将校の日誌 最終頁 ■■■■年■月■日 失敗した。失敗した。失敗をしてしまった。 呪物により大日本帝國に勝利をもたらす、その発想自体は間違っていなかったはずだ。 ただ、結論から言うと、我々の見通しは甘すぎた。 アレは、死者の妄念を顕現させると聞いていた。 ならば、先の空襲で息絶えた人々の御霊がアレに集まると思っていた。 鬼畜米英どもに無残に散らされた同朋の御霊が集まると思っていた。 そうすれば、文字通り一億火の玉、憎き赤鬼どもを焼き尽くせると思っていた。 だからアレの封印を解いたのだ。 それだけはやめろと警告する巫女たちを殺し、封印を解いてしまったのだ。 嗚呼。恐ろしい。恐ろしい。恐ろしい。 確かに同胞の魂は集まった。 しかし我々は死者の妄念を甘く見ていたのだ。 妄念は、消えないからこそ妄念なのだ。 浅葱色のだんだら羽織。新選組の命が。 赤備え。武田騎馬隊の無念が。 この国に渦巻くありとあらゆる妄念が吸い寄せられた。 軽く見ても数百年分の妄念が集まったのだろう。 それらにとって鬼畜米英など知ったことではなかったのだ。 ただただ生者を憎み、自分を打ち倒した者が作った世を憎み、破壊衝動を持て余していたのだ。 アレは手近にいた新兵を核として取り込んだあと、妄念を集めて具現化した。 アレは新選組のように剣を操り、同胞のように銃を撃ってみせた。 僧兵のように槍を操り、甲賀の忍びのように駆けた。 取り込んだ妄念の技を全て使えるのだろう(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)。 我が国の、過去数百年の妄念たちの技を!! 今ならまだ間に合う。 残った魔人部隊、残った爆薬、全てを使えば再封印は可能だろう。 私は当然死ぬだろうが、それはもはや仕方のないことだ。 私の魔人能力、『一欠けらの遺書』によりこれを書き残している。 これを見ている君よ。 今、私が愛する大日本帝國は存在しているか? もし存在しているのなら、何とか再封印に成功しているということだろう。 平和な世でこれを見ていることを切に祈る。 この大馬鹿を反面教師とし、アレの封印だけは解かないでくれ。 もし我らの力が及ばず、半端な封印になってしまっていたら… この世に数多ある呪物を集めてくれ。呪いに呪いをぶつけることで中和が可能かもしれない。 頼む。未来の友よ。アレだけは世に放ってはいけないものなのだ。 あの、仔禽箱(コトリバコ)だけは。 ???の見る夢 それは、暇をしていた。 することがなかった。 それは、生物ではなかった。 偶然にも知性を得た無生物の塊。 故に生きるための欲求が備わっておらず、なにかをするということがなかった。 いつ意識が宿ったかなど覚えてはいない。 ただ、人間は自分に力を求めていた。それだけは確かだ。 あるいは泣き、あるいは怒り、あるいは懇願し、それの力に頼った。 それが力を振るうたび誰かが死んでいった。そして誰かが笑っていた。 ただひたすらにそれを繰り返していた。 そうして人間の願いに応え、応え続け、いつしか持て余す存在として封印された。 情熱なんてない。 目的なんてない。 欲求なんてない。 何かに熱くなるだとか、何かを求めるだとか。 そんなこととは無縁であった。 それは、そのままであれば長い長い時間をかけて朽ちてゆくはずであった。 その暇にどっぷりと浸かった知性を突如として刺激するものが現れた。 精神干渉の一種であるとそれは判断した。 ただ暇で、拒絶する理由がないから従った。それだけであった。 ―――それだけのはずであったのに。 それの胸に、何か温かなものが宿った。 彼女は、自分よりはるかに脆弱で小さな彼女は。 それとコンビを組もうといった。 それを相棒と呼んだ。 友なる炎と呼んだ。 こんな自分を。 それの胸に火が灯る。 熱が走り、冷たいはずの全身が脈打つ。 『彼女に何かできたなら』 欲求などないはずのそれは、ただそう考え続ける。 一回戦を経て、ますますその想いは強くなる。 「トモ…ダチ…」 それは、出せないはずの言葉を振り絞る。 その言葉の意味もよく分からないのに振り絞る。 「ボク…ヒトモ…トモダチ!トモダチ!」 意味も分からないその言葉は、それの胸を熱くする。 「ボク…マケナイ…ヒトモヲ…マケサセナイ…!!」 それは、今日も闇に呟いている。 今生火友の見る夢 某市住宅街 今生火友宅。 「ふにゅにゅ…もっと燃やす…すやー」 一回戦、素人にもかかわらずジャイアントキリングを起こして見せた張本人は本当に気持ちよく眠りこけていた。 「にゅへへ…コンビナート爆破…すぴー」 それにしても気持ちよさそうなアホ面である。 今生火友を突き動かすものはシンプルにして苛烈な放火に対しての欲求。 一回戦での大放火を反芻し、幸せそうにゆぴゆぴと眠る。 我燃やす。故に我在り。 「むひゅひゅ…一緒に燃やす…燃やすの…」 今日は普段の夢とすこしだけ違うようだ。 今までは放火の浪漫を分かってくれる存在がそばにはいなかった。 呪物ゴーレム。彼(?)が現れるまでは。 「えへへ…一緒にいっぱい燃やすのだ…一緒に…いつまでも楽しく…」 イグニッション・ユニオン第二回戦 戦場:橋 【闇の王と骨の従者】と 【放火しに来ましたーズ】は戦場である橋に同時に転送された。 両チームが転送されたのは、東京都の港区芝浦地区と台場地区を結ぶ巨大な吊橋。 橋梁としては芝浦側アプローチ部1465m+吊橋部918m+台場側アプローチ部1367mが一体で建設された雄大かつ美しいフォルム。正式名称は「東京港連絡橋」。 通称、レインボーブリッジが二回戦の戦場であった。 最東部に【闇の王と骨の従者】。 最西部に【放火しに来ましたーズ】が配置された。 全長1700メートルのレインボーブリッジの両端に転送された両者はすぐさま行動を開始した。 「うお~~!!燃やせ!燃やせ!ファイア~~!!」 今生火友はすぐさま周囲に火をばら撒き放火を始める。 それは戦略とかではなく、“単純にやりたいから”。本能に従い火友は炎をばら撒く。 (だぁ!戦場が広い!手勢を増やされる前に接近するぞツバキ!) (了解!振り落とされんなよ!) 村崎揚羽と刃山椿は手勢を増やされる前に潰そうと高速で接近を図る。 透明化したキューブに乗り、“闇の王”としての威厳を保ったまま空中移動をし今生火友に接近する。 1700メートルの距離を詰め、“闇の王”が今生火友に近づいたころには、レインボーブリッジに設置されていた車は派手に燃え尽き、友なる炎(フレンドリーファイア)の支配下に置かれていた。 早速、手勢とした炎たちを“闇の王”へと差し向けようとした火友に、揚羽が語りかける。 「まあ待て、少女よ…我は、能力のある者を蹂躙しようとは思わぬ…」 海上に堂々とそびえるレインボーブリッジを見下ろし、空中から揚羽が語りかける。 「貴様が有能であること、放火に並々ならぬ熱意を持っていることは一回戦で分かった…一億。我が優勝したら優勝賞金のうち、一億をくれてやろう。一億あれば趣味で放火を楽しむ場も用意できるであろう。無為な戦いなどする必要はない。疾く降参せよ」 一億を担保とした降参勧告。 「色々調べさせてもらった。貴様は戦いたいわけではない。殺したいわけではない。最強を示したいわけでもない。放火がしたいだけだ。ならば、我が場を整えてやろう。それに加えて一億あれば、趣味の放火をするには困らぬであろう…」 慈悲深き目で揚羽は火友を見下ろす。 「無為に争いをする必要などない…今なら間に合う…降参するのだ、少女よ」 その勧告を、火友は笑い飛ばす。 「悪いけどね!わたしの放火はさ!燃やさせられる(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)ものじゃないんだよね!人に強制されて、お情けで細々とやる放火なんて真っ平御免!」 周囲の炎を搔き集める。 ゴーレムも臨戦態勢に入る。 「燃やすという欲求は!わたしの胸に従う!心の炎に従う!わたしは!わたしがやりたいから燃やす!燃やしたいから燃やす!!!」 「…自分第一か…強欲であるのだな」 「魔人はぁ!そういうもんでしょうがぁぁ!!」 友なる炎(フレンドリーファイア)全開。 事前につけていた火が猛烈な勢いで揚羽に襲い掛かる。 揚羽は冷静に、椿に指示しキューブを上方へ移動。 中空へと避難し炎を躱した。 「愚か者が…我の誘いを跳ねのけるとはな…!」 仰々しく両の手を天に掲げると、揚羽の瞳が紫に光る。 「これでも!そう言えるか!?空間切除(スペース・イグジッション)!!」 揚羽の透明化の能力の射程距離は約1km。 レインボーブリッジ周辺の海の水深は大体深さ10~20m。 悠々能力射程距離圏内。 揚羽が目を輝かせた瞬間、揚羽の直線状の海水が消え去り、海底が剥き出しとなった。 (と、いっても長くやりすぎるとぼろが出るからな。一瞬でも海水を消失させた。それが肝要!) すぐに能力を解除し、魔眼による攻撃で一瞬海が割れたかのように偽装する。 「…さあ!少女よ!これでも我に逆らうというか!!?」 壮絶な能力を前に、無意識に火友は後ろに下がる。 呪物ゴーレムを矢面に立てる。 それこそが揚羽の狙い。 魔眼の幻影に怯えさせ、呪物ゴーレムを表に立てさせ、距離を取らせることこそが狙い。 (悪いな!お前みたいなタイプは!初手必殺こそが必勝の型!!) 「死霊の騎士(スケルトンナイツ)!深淵の波動(アビス・オーラ)!」 揚羽は、問答の間にこっそりと透明化した椿を火友の背後に移動させていた。 そうして、死霊の騎士(スケルトンナイツ)とした椿を後ろから襲わせる。 深淵の波動(アビス・オーラ)としたキューブを前面から向かわせる。 いわゆる挟み撃ち。 呪物ゴーレムは前方からの深淵の波動(アビス・オーラ)に気を取られるだろう。 その虚を突き後ろから不意打ち一閃。 死霊の騎士(スケルトンナイツ)をいきなり後ろから出現させるのは違和感があるかもしれないが、召喚自体は一定の距離であってもできる…この戦いを見ている参加者はそう判断するであろうと踏んだのだ。 (いきなり火友の後ろに骸骨騎士…多少違和感はあるかもしれないが、初手なら通じる!透明化まではたどり着かない!) 確信を持った至上の不意打ち。 呪物ゴーレムを危険と判断したからこそ、能力が正確に読める火友に的を絞り瞬殺を狙った。 この狙いは的確であった。 火友はこの不意打ちに全く反応できず、背後から日本刀を突き立てられて一瞬で絶命した。 ―――そうなるはずであった。 「ヒトモォォォォォォォ!!!」 呪物ゴーレムが“交姦蛇螺”を発現した。 自身と対象の位置を入れ替える呪物。 揚羽は、呪物ゴーレムの執着を見誤った。 あくまで呪物ゴーレムは兵器であり、火友の指示によって動く機械人形と判断していたのだ。 しかし、呪物ゴーレムは火友を守りたいという強い意志を持っていた。 本来であれば呪物に宿らないであろう意志が、確かに存在していたのだ。 だから、呪物ゴーレムは火友の身代わりに椿の不意打ちと、 透明化されたキューブの一撃を受け入れた。 めしゃりと、鈍い音がして呪物ゴーレムの体に大きなひびが入った。 これを受けるのが人間であったなら、即死していたであろう。 “闇の王と骨の従者”の勝利で終わっていたであろう。 しかしそうはならなかった。 身代わりとなった呪物ゴーレムに多大なダメージが入りはしたが、機能を停止はしなかった。 ただ、呪物ゴーレムを呪物ゴーレムたらしめる核が覗いただけであった。 漆黒の、核が覗いただけであった。 椿と揚羽の体に電流のような恐怖が走る。 呪物ゴーレムから覗いた核。それは、存在してはいけない悍ましい品として映った。 呪物ゴーレムの核には、一つの小さな箱が収まっていた。 初手の不意打ちで箱はだらりと開き、中身を晒していた。 どこまでも深く、底が見えないかのような闇。 人を焼いた時のような、生臭い嫌な香り。 肌を突きさす針のような殺気。 ギチギチと害虫同士が肌をこすり合わせるような不快な音。 舌に届く妙に甘ったるい感覚。 五感全てを不快にさせる闇が核には満ちていた。 核を晒した呪物ゴーレムが、火友に話しかける。 「ア…ボク…ヒトモ…マモル…マモルカラ…」 感情などないはずのゴーレムが、火友のために我が身を犠牲にする。 嗚呼、しかし根本のところでゴーレムは間違っていた。 「ニンゲンハ…チカラガホシイ…チカラガ!ニンゲンハホシイ!マカセテマカセテマカセテ!ヒトモ!ヒトモ!チカラヲチカラヲアゲルカラ!ダレニモマケナクシテアゲルカラァァァァ!!」 呪物ゴーレムは、人間すべてが力を求めていると本心から思っていた。 そうして、善意から、今生火友に力を捧げることに決めた。 その決断がもたらす結果に思いを馳せることも無く。 力を注ぐことを決断した。 呪物ゴーレムの核たる箱からは闇よりもなお濃い、黒色の触手が飛び出た。 山椒魚の尾を彷彿とさせるぬめぬめとした触手は、火友の脳髄と脊髄に突き刺さった。 どくり、どくりと鈍い音を立てて、“何か”が今生火友に注ぎ込まれていく。 「あ、あ、アア、ア!アヒ!ウヒ!アハハヒィ!」 仔禽箱(コトリバコ)が火友を取り込んでいく。 ぐるんと火友の目が裏返り白目を晒した。 プツンと軽い音がしたかと思うと、火友の鼻から一筋赤黒い血が垂れた。 こうして、今生火友は呪物ゴーレムの胸部に収まった。 仔禽箱(コトリバコ)とともに核となり一体化した。 ゴーレム、仔禽箱(コトリバコ)、今生火友は境のない一個の存在となった。 それはもはやゴーレムでも火友でもない。 呪物人間・火友とでも評するのが正しいだろうか。 「ア…アア…力が…溢れて…ア!ア!アアアアアアアアア!!!」 ゴーレムの胸にいる火友が大きく叫ぶ。 此の世のものとは思えない、ゾッとするような大絶叫であった。 その叫びを合図に、“何か”が空に渦巻き始め、次々仔禽箱(コトリバコ)…否、呪物人間・火友に飛び込んでいく。 ―――村崎揚羽と刃山椿にとって最大の幸運。それはここが鏡の世界であったこと。 この世界の死は死ではない。故に掬い上げる死者の妄念が存在しない。 仮に現実世界でこの最悪の呪物、“仔禽箱(コトリバコ)”が解放されていたならば。 その国に残る無念、妄念、死者の魂を吸い上げ、血肉としていたことだろう。 空襲の、原爆の、大震災の、津波の、この世の不条理に摘み取られた魂が集められ、調伏不可能な史上最強の呪霊として顕現していただろう。そうならなかったことは紛れもない幸運であった。 そして。 ―――村崎揚羽と刃山椿にとって最大の不運。それはここが鏡の世界であったこと。 この世界の死は死ではない。故に掬い上げる死者の妄念が存在しない。 故に。“仔禽箱(コトリバコ)”は次なる対象として敗者の無念(・ ・ ・ ・ ・)を吸い上げた。 夢を見て戦場に馳せ参じるも、その夢を果たせなかった敗者たちの妄念を吸い上げた。 「アアアアアアアアアア!!!」 呪物人間・火友は此の世のものとは思えない大絶叫を放ち続ける。 そうして妄念は、全て彼女に収まった。 敗者の妄念の数は十六。 とびきり強い魂を持った妄念が十六。 【よいねむりお】 災禍 音夢離 『遊園地で踊ろうよ(ナイトメア・イン・ザ・ミラーボール)』 災禍 熾瑠 『遊園地で踊ろうよ(ナイトメア・イン・ザ・ミラーボール)』 【ザ・人間ズ】 忘れっぽい天使・リン 『君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則』 清廉のキョンシー・ヨニ 『法則(Rule)』 【スラム街に舞う白鳥の子としがない坊主】 ジョー 『秘密のティータイム』 反男 『無我無中』 【アップダウンコネクション・フロム・ロンドン】 ガートルード・ビアリストック 『可燃性の愛(ゲット・ハイ)』 八百 九十九 『壊れやすい恋(ゲット・ロウ)』 【運命の機織り達】 糸霧 竜也 『運命の糸切り鋏(シザーズ・オブ・モイライ)』 白詰 ゆき 『無限葉の白詰草(インフィニット・クローバー)』 【お相撲ブラザーズ】 東海龍 勝正 『地遁の術』 レオナルド・西雲海 『天遁の術』 【幻想企画】 阿僧祇なゆ 『おもちゃ箱』 クロスケ 『ラーニングメソッド』 【鬼と元怪物狩り】 クロムウェル・バッテンフォール 『独断専行唯我独尊』 百合子 『鬼神』 全ての力が仔禽箱(コトリバコ)に収束する。 全ての力を仔禽箱(コトリバコ)は行使する。 仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱 仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱 嗚呼 地獄が 見ている 仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱 仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱仔禽箱 二回戦 決着まであと三十分 (アゲハ…これやばくないか?) (多分な!とりあえず距離取るぞツバキ!キューブで離れる!) マイクに拾われない程度の小声で二人は意思疎通をする。 透明化したPSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)のキューブに乗り距離を取る。 何をしてくるか分からない相手とは距離を取る。勝負の鉄則である。 「あああああああああああ!!」 呪物人間・火友が雄たけびと共に右腕を、掲げた。 右腕に、不気味なタトゥーが浮かび上がる。 『可燃性の愛(ゲット・ハイ)』×『鬼神』 「燃え!モエ!燃えろおおおおおおおお!!!」 超絶の出力で呪物人間の右腕から炎が噴き上がる。 (危な!!) PSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)を操作し躱す。 ガートルードの火炎能力を百合子のフィジカルで倍増した猛烈な炎。 距離を取っていたから間一髪躱すことができたが、もう少し近くに位置取っていたら躱しきれなかったであろう。 「うおぁぁぁああああああああああ!!!」 その猛烈な炎を、呪物人間・火友は周囲にばら撒いていく。 ばら撒かれた炎は友なる炎(フレンドリーファイア)で統率されレインボーブリッジに広がっていく。 燃える、燃える。橋が。車が。何もかもが。 「ギャハハハハハハハハハハ!!!」 仔禽箱(コトリバコ)の力に飲み込まれた火友は夢中で火を撒く。 “闇の王”など眼中にないかのように。 (ツバキ!攻めよう!多分だが、まだ呪物と彼女は融合しきっていない、不安定だ!安定したらどうなるか予想もつかない!!今しか勝機は無い!) (…マジ?あれに勝負を…?あ~!もう!覚悟決めるしかないのかよ!!) (とりあえず地上に降りよう!PSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)のキューブは攻守の要だ。移動手段に使わない方がいい!) (了解!!) 椿はPSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)を操作し地上に降り立とうとした。 その瞬間、上空の空気の塊がぐにゃりと歪んだ。 まるで巨大な腕のように、大気が椿と揚羽に襲い掛かってきた。 『天遁の術』 (うおおおおおお!!!??) “闇の王”の威厳が崩れないように二人して必死に悲鳴を飲み込む。 あまりに理不尽な力の行使に慄きながらもなんとか躱し、地に降りる。 やっと“空”から逃げたと安堵したのもつかの間。 今度は“地”が荒れ狂った。レインボーブリッジが嘘のように歪曲し揺れ暴れる。 『地遁の術』 アスファルトがまるで粘土のように自在に動き二人を捕らえようとする。 (待て待て待て待て!アゲハぁ!!これってもしかして!!?) (マジかよ!最悪の展開だ!核になってるのは仔禽箱(コトリバコ)だ!!おそらくは一回戦で敗退した奴らの能力を全て使えるぞ!あのゴーレム?女の子?ああもう!合体してるからどっちか分からねえ!) (どっちかなんてどうだっていいでしょ!アゲハの言うとおり、こんなのが完成した日には勝てっこない!攻める!悪いけど、多分アゲハを守る余裕がない!私一人で行かせてもらう!!) 椿は猛然と駆けていく。 揚羽を呪物人間・火友と遠く離れた位置においてから、単身突撃する。 (力に振り回されている今なら!まだなんとかなる!) 電子機器を通し揚羽に指示を出す。 (アゲハ!キューブをぶち込む!合わせて!) 「…!少女よ!ここまで化けるとは思わなんだぞ!喰らえ!深淵の波動(アビス・オーラ)!」 椿は透明化したキューブを揚羽のセリフに合わせて叩き込む。 PSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)は“人を直接傷つけることが出来ない”という制限を持つが、呪物人間は人ではない。少なくとも刃山椿は今立ち向かっている相手を人間ではないと認識した。 (喰らえや!PSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)出力全開!透明化したキューブの不意打ちを防げるもんかよ!!) 半ば勝利を確信する椿。 しかしそれをあざ笑うかのように、火友がにんまりと嫌な笑いを浮かべた。 『運命の糸切り鋏(シザーズ・オブ・モイライ)』 魔人案件専門トラブルシューター、糸霧竜也の能力。不運の糸を視て、それを断ち切る事ができる能力。 不可視の攻撃であろうと、そこに害意があるのなら問題ない。 妖刀・ネオ村正を振るい、呪物人間・火友はキューブの攻撃をあっさりと逸らした。 (クソが!遠距離攻撃無効化?よく分からねえけど…だったらぶった切るまで!!) 『地遁の術』により揺れる地面、襲い来る友なる炎(フレンドリーファイア)を強引に無視して椿は駆ける。若くして村崎組序列二位に登りつめるだけの不撓の精神力を十全に発揮する。 真正面から飛び、切りかかる。 そのように見せた。 跳んだ瞬間に自らの真横に透明のキューブを発現。 空中にあるそれを椿は思い切り蹴飛ばした。 奥義・千変居合斬り。中空で動きを変える玄妙なる居合斬り。 (これを見せるのは準決勝か決勝にしたかったけど…そんなこと言ってらんねえ!) いかな呪物人間とて、力が馴染まないうちならばこの技は見切れない。 椿はそう読んで刀を振るった。 そして実際それは見事にガードのための太い両腕をすり抜け、核である火友の首筋に叩きこまれた。 「えへ!エヘヘヘヘヘ!無駄だぁ~無駄だよン~」 『鬼神』 心身に、天元突破した凄まじい力が常に与えられる能力。 百年以上最強として君臨した鬼、百合子に備わっていた能力。 日本刀の一撃程度では傷一つつかなかった。 「でも…嫌だなぁ~日本刀で殺そうとするなんyぎふぇあh、酷いdのあなああああ!【不運】だなぁああかwf「れs!!」 もはや意味すら通らない言語を吐き出す火友。 その火友の右眼球が薄黒く濁ったかと思うと、眼球から植物が生えてきた。 「うひゃはyhyじゃpjwれpk!!」 それは、四つ葉のクローバー。 『無限葉の白詰草(インフィニット・クローバー)』 自分の身に降りかかる害を与えようとしたものに、不運を押し付ける能力。 ゴロゴロと空が濁り始め、あっという間に豪雨が降り注いだ。 (まずい!) すぐに揚羽は能力を発動し、椿の周囲一メートルに降る雨を全て透明にした。 雨程度に能力を発動するのは怪しまれるかもしれないが、椿の体に沿って雨が透明化されては、 【実際の人間を部分的に透明化して骸骨剣士に見せかけている】 ということがバレかねない。 「フハハハ!この雨は能力か!?しかし!我が魔眼で消失させれば問題なし!!」 (苦しいか!?しかしこれ以外に言い訳が思いつかねえ!) なんとか“闇の王”としての威厳を保ちつつ、椿に告げる。 「死霊の騎士(スケルトンナイツ)!我の下に戻れ!こやつは貴様では斬れん!」 揚羽の指示に従い椿が戻ろうとする。 「うぎゃはははハハハハぁぁ!!」 それを逃がすまいと、天から雷が降り注ぐ。 『無限葉の白詰草(インフィニット・クローバー)』の効力は十全に発揮された。 椿は必死に身をよじりながら揚羽のもとへ逃げ帰ったが、雷鳴一閃。 愛刀に雷が一つ落ちた。 (うぐあぁぁぁぁ!!) 全身を雷が苛む。近接戦闘型魔人特有のタフネスで即死だけは免れたが、半死半生、死の一歩手前まで刃山椿は追い詰められた。 (…ごめん、アゲハ…デカいのもらっちまった…アレには…勝てない…勝てないよ…ごめんよ…) “切り込み椿”は村崎揚羽の前でだけは年齢相応の弱音を吐く。 なんとか揚羽のもとまで戻ったはいいものの、完全に心をへし折られていた。 全身を火傷と雷撃傷に覆われているにもかかわらず、苦痛の声一つ盛らさず揚羽のもとに戻ったこと自体が一つの奇跡であった。 (…悪い。ツバキ。俺が弱いばかりに修羅場を背負わせて…) (…謝るなよ…ああ、でも本当にごめん…私じゃアレには勝てないんだ…) (ツバキで勝てないなら誰でも無理だよ…だからさあ、普通じゃない方法で(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)勝つ) 一回戦の敗者のすべての能力を操る化け物相手に、「勝つ」と。 戦闘能力が皆無にも関わらず「勝つ」と揚羽は宣言した。 (…!?勝つ?どうやって?) (そんなもん、ハッタリ、口三味線しかないでしょ。物理的に勝てないならさ。大丈夫。そっちは得意分野だから…) 明白なまでの虚勢。長い付き合いである椿には揚羽が無理していることが痛いほど理解できた。 それでも。それでも揚羽に頼るしか勝機がないことに歯噛みをした。 「フハハハハハ!ここまで!ここまでとはな!褒めて遣わそう少女よ!我自ら相手してやろう!!」 武器も、戦闘能力も持たず、村崎揚羽は最悪の呪物の核となった呪物人間・火友に向かい歩みを進めた。 二回戦 決着まであと十五分 村崎揚羽はゆったりと呪物人間・火友に歩みを進める。 戦闘能力がないにもかかわらず、村崎組序列二位が完敗した相手に真正面から向かっていく。 「うおああああぁぁぁせじおかwp!」 『地遁の術』 アスファルトが隆起する。 『天遁の術』 頭上の大気が圧し潰しにかかる。 『鬼神』により引き起こされた竜巻が迫る。 『無限葉の白詰草(インフィニット・クローバー)』による豪雨が打ち付ける。 それらは猛烈な勢いで村崎揚羽を傷つける。 右耳が吹き飛んだ。 左目が潰れた。 あばら骨が粉砕された。 膵臓が潰れた。 それでも揚羽は歩みを止めない。 痛みに顔面を歪めながらも、歩みを止めない。 そうして、ついに揚羽は呪物人間との距離5mにまで接近した。 「アギャハハハハぁぁぁぁ!!」 可燃性の愛(ゲット・ハイ)によるバーナーのような炎攻撃。 揚羽の右腕は焼き切られレインボーブリッジに転がった。 それでも揚羽は進んだ。 「…惨めであるな。少女よ」 そうして、上から目線で呪物人間・火友に語りかけ始めた。 命乞いならいざ知らず、まさかの説教。 あまりにも予想外の言葉に場が静まる。 その虚を突き、揚羽は続ける。 「少女よ。貴様は何を求めて大会に参加したのだ?最強になるためか?人を殺すためか?」 堂々と、失った腕など気にしないと言わんばかりに続ける。 「貴様は!我の誘いを一顧だにせず振り切ったではないか!あの誇り高い姿はどこに行ったというのだ!?一億など下らぬと!燃やすという欲求は自身の胸に従うといったのは嘘だったのか!?今の貴様はなんだ!?呪物程度に、燃やさせられている(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)ではないか!!」 ビクリと火友が震える。 (ああ…馬鹿なことやってんなぁ俺。こんなの、この子が素に戻って能力を行使したら瞬殺されちゃうじゃん。…それでも、方法がこれしか思いつかないんだけどさあ) 揚羽の冷静な部分が、自身の無謀を指摘するが意図的に無視をする。 「ここを見よ!」 大仰に、左手で周囲を指さす。 「貴様の友なる火は!豪雨で消えてしまっているではないか!何をしているのだ!?放火が、火こそが、貴様のありようではなかったのか!?」 揚羽の無理矢理な弾劾に、火友が反応をする。 「うる…さいな!雑魚が!生意気を…!」 会話に乗った時点で、揚羽の土俵であった。 「ハ!貴様が本気であれば我を殺すなど容易かったであろう!我が従者を滅することも容易かったであろう!それをしなかった!殺しに重きを置かなかった!断言しよう!!貴様は!呪物に抗っているのだ!」 村崎揚羽は残った左腕を差し出す。 「さあ!立て!立ち上がれ!呪物など振り切れ!燃やすのではなかったのか!自らの意志で!放火するのではなかったのか!!」 「だ…騙され…てたまるか!お前は…自分が負けたくないから…!わたしをこの呪物から離そうとしているんだ…適当なことを言って…勝とうとしているんだ…!!」 呪物による殺戮衝動と、自身の放火衝動の間で揺れながら、火友は揚羽の言葉を、勝利を目指すゆえの詭弁であると断じた。勝ちたいから出まかせを言っているのだと非難をした。 「…ああ。その通りだ(・ ・ ・ ・ ・)。それがどうした?」 あまりにも正直な発言。火友どころか、刃山椿ですらもその真正直さに固まる。 悪びれずに揚羽は畳みかける。 「この大会に参加する猛者たちは素晴らしい…。いかに我と言えど、その能力を全て行使する存在に勝てるなど思いあがってはいない。だから我は、言葉で貴様に勝とうとしている。それに何の問題があるというのだ?」 村崎揚羽は大きく息を吸い咆えた。 「心の火を燃やせ!どんなに小さくても!絶やさずに燃やすのだ!自らの炎に従わずして何が魔人だ!何が人間だ!呪物に従い、燃やさせられている(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)生き方が良いというなら!我を燃やすがいい!一生を呪物に束縛され生きていくがいい!!」 その言葉に大きく反応した呪物人間・火友は、揚羽を殴り飛ばした。 あまりにあっさりと、無防備に揚羽は吹き飛んだ。 吹き飛んだ揚羽に追撃をすれば火友は勝利したであろう。 だが、彼女はそれをしなかった。 両の手を天に掲げ、肺よ張り裂けよと言わんばかりに叫んだ。 「うるせぇぇえ~~~~!!!お前なんかに!!言われなくても!やらされている放火なんて!つまんねえんだよぉぉぉぉぉ~~~!!!!」 叫ぶ。叫ぶ。 自らに宿された全能に近い力を振り切るように、喉から血が溢れるほどに叫ぶ。 そうして叫び倒した火友の瞳からは、濁りが消えていた。 「呪物だとか!なんだとか!知らないけども!」 特級の呪物に浸食され、脳髄と脊髄を支配されているにもかかわらず、火友が高らかに叫ぶ。 「わたしは!燃やすのが好きだ!火が好きだ!燃やして燃やして燃やしまくるために生きているんだ!!」 自身と一体化したゴーレムの腕を高々と掲げる。その腕の先には妖刀・ネオ村正。 果して彼女は何をしようというのか。生を諦め道連れに自刃でもしようというのか。 「その想いは!わたしだけのもんだ~~!!誰にも!渡してなるもんかぁ!!」 ――否。今生火友は魔人である。自らの我を通し、世界の認識を捻じ曲げる強欲の者である。 たかが(・ ・ ・)特級呪物程度に、欲求を明け渡し、生を諦めるはずなどない! 「ああああああああ!!!」 魔人能力――『独断専行唯我独尊』発動。 対象定義――『仔禽箱(コトリバコ)の支配』。 「負けるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 自身を束縛する呪物に深々と刃を突き立てる。 『独断専行唯我独尊』はあらゆる斬れないモノを斬れるモノに再定義する能力。 「ヒトモ…!ガンバッテ…!ボク…ボク…!!マチガッテタ!ボク!ヒトモニ!エガオニナッテホシイノ!!!」 「うっだらあああああああああ!!」 裂帛の気合。その直後、パキリと軽い音がレインボーブリッジに響き渡った。 束縛が断たれた仔禽箱(コトリバコ)は、真っ白な灰となりさらさらと風に飛んでいった。 その直後、ゴーレムの胸部からずるりと今生火友が吐き出された。 特級呪物の束縛を、彼女は見事に斬り捨てて見せたのだ。 二回戦 決着まであと数分 仔禽箱(コトリバコ)の触手の粘膜であろうか。 全身をぬめりで光らせながら今生火友が肩で息をする。 「…脱出を待っててくれるなんて、王様は優しいねえ」 「半端なところで攻撃し、貴様が呪物を御すことが出来なければ我が危うくなる…ただそれだけのことよ」 この死闘も終わりが近い。 当人たちも視聴者もそれは強く感じていた。 今生火友:仔禽箱(コトリバコ)からの脱出に大きく消耗 呪物ゴーレム:核であった仔禽箱(コトリバコ)消失により動作機能が大きく低下 村崎揚羽:右腕喪失 刃山椿:全身に雷撃傷と火傷 仔禽箱(コトリバコ)の消失に合わせて『無限葉の白詰草(インフィニット・クローバー)』の効力も失せ、猛烈な雨もいつのまにやら消え去っていた。 空には爛々と輝く太陽。 ――レインボーブリッジ上空には、大きな虹が弧を描いていた。 「死霊の騎士(スケルトンナイツ)!!」 揚羽の朗々たる声が海上に響き渡る。 揚羽の横で、死霊の騎士(スケルトンナイツ)たる椿が構えを取る。 「もはや、この場においては小細工無用。我に出来るのは、信頼を置く従者の一太刀を信じるのみよ…」 椿が居合の構えを取る。 ゴーレム&今生火友との距離は約5m。 一足飛びで近づくことのできる距離ではない。 「少女よ!我をここまで追い詰めし、偉大なる少女よ!貴様も、持てる最大の技を繰り出すのだ!貴様と、貴様の従者による最大の技を!“あの”スラム街の達人たちを打ち据えた技を見せてみよ!」 右腕を失い大量の血を溢しながらも汗一つ見せず、堂々と揚羽は咆える。 (汗が出た瞬間に透明化しているだけだよ!痛ぇ…怖ぇ…でも!負けらんねぇ!) 揚羽の誘いに、ニっと一つ笑みを浮かべた火友はハッキリとこたえた。 「上等だ~~~!!でも一つ!訂正させてもらうよ~~!!」 誰もがはっとするほどの凛々しさ。 今生火友の瞳に、青く、未熟で、それでもどこまでも眩しい輝きが灯る。 「ゴーレムは!!従者じゃない!!友達だあああ~~!!!!!やっちゃって!ゴーレム!」 「アリガトウ…アリガトウ!ヒトモオオォォォォ!!」 何も感じないで存在してきたはずのゴーレムが叫ぶ。 火友の想いに応え、理不尽なまでの結末をもたらす呪物を解放する。 数多の人々の勝利の運命を捻じ曲げ続けた厄介極まる呪物を!! 「はい!ここでオレ様爆発オチ太郎レプリカの出番でーす!」 (爆発オチ太郎レプリカは、かの有名な爆発オチ太郎を模倣して作られ、制御不能ゆえに封印されていた火属性の形而上存在です!) 「よいサイズの石油コンビナート~!」 (よいサイズの石油コンビナートは、なにかこう……よいサイズです! とてもちょうどよい!) 爆発オチ太郎レプリカの前に、謎のワームホールが出現!よいサイズの石油コンビナートが飛び出してきた!おお見よ!レインボーブリッジと石油コンビナート!まさに絶景! カオス極まれり!この世はまさにダンゲロス!シリアスも!感動も!熱血も友情もホラーも!何もかもは爆発オチに収束しーーーーーーーーー トン あまりにも軽い音と共に死霊の騎士(スケルトンナイツ)である刃山椿は火友の懐に飛び込んでいた。 「…アレ?」 火友は、我ながら間の抜けた声がしたと思った。 椿は特別なことは何もしていない。 猛烈な勢いで迫る爆発オチ太郎レプリカを一瞬で斬り伏せ、飛んできた良いサイズの石油コンビナートも、まるで何もないかのようにあっさりと躱し近づいた。 ただそれだけだ。 そうして、そのままあっという間に火友を見事なまでの居合で打ち据えた。 少女に対して加減をし、瞬時に峰打ちに切り替える程の余裕まであった。 「??な…んで?どう…して?」 あまりにも鮮やかに、何もできずに敗れることに納得がいかず火友が言葉を虚空に放る。 意識が消えゆく直前、彼女だけに聞こえる程度の小声で椿が敗因を告げた。 「残念だったな。アゲハの挑発に乗って、爆発オチ太郎レプリカを出した時点であんたの負けは決まっていたのさ…何故って?まだ分からないのかい?簡単な話さ」 「爆発オチは、何回も使うと弱くなるに決まっている!」 今生火友 気絶 決まり手:田宮流居合斬り 二回戦 終了後 都内 どこかの河川敷にて 河川敷。夕暮れ時。 今生火友は敗北を噛み締めていた。 堪えようとしても、滂沱と涙が溢れ出ていた。 「~!!悔しい~!悔しい!悔しい!」 人目もはばからず、ボロボロと涙をこぼす。 「もっと燃やせた!もっと!燃やせたのに!」 彼女が泣く理由は、敗北が悔しいからではない。 五億が手に入らなかったからではない。 心置きなく放火が出来る機会を失った。それがどうしようもなく悲しく、悔しかった。 第三者から見れば適当極まる理由での大会参加だったかもしれないが、今生火友にとってはこの上なく真摯な理由だったのだ。そしてそれが叶えられなかったことは、少なくとも彼女にとっては我が身を裂くほどの辛い事態であった。 泣き、啼き、哭きわめく彼女の頬を、武骨な手が優しく撫でる。 その手の主は呪物ゴーレム。 彼は核である仔禽箱(コトリバコ)を失った。 人間ではなかったため運営による再生の加護を受けることも出来ず、約3mあった巨体も、成人男性程度に縮んでしまっていた。 「ヒトモ…ゴメン…ボク、チカラニナレナカッタ…デモ、ボク、ヒトモトイッショ…ズット…ガンバルカラ…」 たどたどしくも感情のこもった声で呪物ゴーレムは火友とともにいることを誓った。 そう。 情熱なんてなく、 目的なんてなく、 欲求なんてないはずの呪物ゴーレムは、火友に心からの親愛の情を向けていた。 人を呪い、人に呪われるはずであった呪物の集合体が、親愛をもって人間に接している。 それは間違いなく奇跡と呼ばれる現象であった。 現象であったのだが、火友には特に関係のない話だった。 火友にとって呪物ゴーレムは友達であり、 自分が友達を大切に思う事も、 友達が自分を大切に思う事も当然であった。 「ありがとう!ゴーレム!くそ~!!もっと頑張って!!燃やすぞ!」 「モヤスゾ!!!」 彼女はこれからも、友なる炎と、熱く人生を駆けていくのだろう。 その姿を、燃えるように赤い夕陽が何も言わずに照らしていた。 二回戦 終了後 村崎大亜別邸にて 村崎揚羽と刃山椿。互いに背を預けながら大きく息をしている。 あまりにも紙一重。薄氷の勝利。 二人とも玉のような汗を額に浮かべた。 過呼吸の一歩手前。ゼヒゼヒと苦しそうな息をしながら、なんとか揚羽が言葉を吐き出した。 「っっっ~~!!今回も!厳しかった!…ああ、本当に負った傷は無かったことになるんだな…すげえ不思議な感じ…」 鏡の世界で失ったはずの右腕を感慨深げに眺め、一つ二つと拳を握り、腕がそこに在ることを確認する。 「っハァ~!死ぬかと思った…!!アゲハ!マジでお疲れ!」 パンと小気味のいい音を立てて揚羽と椿がハイタッチをする。 あと二勝。あと二勝さえすれば政府に取り込んで村崎組を健全化する道が見える。 村崎揚羽と刃山椿が“普通”の生き方をする道が見える。 まだまだ激戦が控える茨の道なれど、一時の勝利の美酒に二人は酔いしれた。 「…にしてもさぁ、ほんと、アゲハがゴーレムに無防備で向かった時は生きた心地がしなかった!」 火友を説得するために無手で向かった揚羽を思い出し椿は震える。 「最後の説得のセリフ、良い感じのセンスだったじゃん?『心の火を燃やせ!どんなに小さくても!絶やさずに燃やすんだ!!』だっけ。あれ、凄い良かった」 椿の賞賛にほんの少し恥ずかしそうに俯いて、ポツリと揚羽は返した。 「ヒートアップ♡ハピピュア…」 「…は?」 「いやだからさ、あれ俺のセリフじゃないんだ。ハピピュアのセリフまんま使っただけ。火友の小学校の卒業アルバムに、大好きなアニメって書いてあったから使えるかなって」 何でもないことのように揚羽が続ける。 「卒アルの写真見たらさ、遠足にもハピピュアの弁当箱持ってくるくらい好きみたいだったから、『炎と友達!ヒートアップ♡ハピピュア』は彼女の大切なものの可能性が高いなと。こっち側に引き戻すフックになればいいと思って」 サラリと告げる揚羽に、椿は心底から震えた。 傍から見れば無謀な無手での歩みも、揚羽には根拠があった。 準備をし、積み重ねた可能性があったからこそ巨大な呪物ゴーレムに単身向かうことが出来たのだ。 その入念な準備と、当然のように先の先まで推察する思考に、椿は震えた。 「俺は弱いからな。このくらい念入りに準備しないと勝てやしない」 にもかかわらず、単身で呪物の脅威を潰して見せた張本人は本気で自身を弱いと思っている。 油断は微塵の欠片もなく、本心から自分こそは挑戦者であると思い相手の研究を欠かさない。 確かに村崎揚羽に戦闘能力は無い。 一対一の純粋な戦闘に関していえば、今大会参加者最弱候補だろう。 それでも、椿は心から揚羽を信頼している。 揚羽の指示さえあれば、どこまででも進めると信じている。 改めて揚羽の“強さ”に触れ、感極まったかのように、熱のこもった声を漏らした。 「…やっぱりさ、二人なら負ける気がしないなぁ」 「…?いやいやツバキ?今回もギリギリだったし、とてもじゃないけど楽観視は…」 椿は揚羽の言葉を遮り、正面から柔らかく抱きしめた。 「それでもさ、負ける気がしないんだ」 イグニッション・ユニオン 第二回戦 戦場:橋 闇の王と骨の従者 VS 放火しに来ましたーズ 勝者:闇の王と骨の従者 To be continued
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ここでは要検証の記述がある個別記事を取り上げます。 ここに記載された記述に関する根拠となる情報ソースや文言の追加、または記述の修正をお願いします。 修正が確認されたものは順を追って削除します。 過去に要検証記事として上がったものは、ページ上部の「バージョン管理」から「編集履歴(バックアップ)」で確認ができます。 2022/6/1確認分 ニコニコ大百科改訂騒動 過去の界隈Wikiの記述から引用・復旧したままの状況で情報が古く、2022年5月以降の動向が記されていない。順を追って情報を更新していく必要がある。 2022/6/3確認分 京都アニメーション放火殺人事件 ツイート当時はKFPアンチから諌める声や活動は無く、むしろ推奨されていた。 しかし、年月が流れ騒動が下火になると共に「これらのツイートや書き込みを行った人物は全員真フレであり、たつきを貶める為に工作をしかけた」という主張が強くなったことで、ワイトキングはKFPアンチ界隈からパージの対象となった。 だが、オピニオンリーダーであったワイトキングはその後も活動を続けており、現在でも信頼できる情報源としてKFPアンチに利用されている。 該当記事の「発言者のパージ」において、根拠が薄く情報ソースがない記述が記されている。これらを裏付けするインターネット上の書き込みの投稿を併せて掲載する必要あり。 アニメ史どころか日本の犯罪史にも残る凄惨な事件の原因は制作会社への一方的な憎悪であり、アニメにおいて制作会社等に敵意を向けることが一時的にタブー視された。さらに、上記の例を見ても当時ではアニメに対して敵意を向けているのはどこの界隈か?となるとけものフレンズアンチだと連想する人が多く、挙句京都アニメーション放火殺人事件に根拠のない出鱈目な陰謀論が界隈外からも批判が集まった。 この事件の陰謀論を拡散したワイトキングはけものフレンズ界隈に知れ渡り、KFPアンチといえばワイトキングというイメージが定着していくことになった。 該当記事の「事件後のけものフレンズ界隈への影響」の項目において、今日においてもインターネット上で2017〜2019年の炎上騒動で出回った主張を信憑する人物もまだ多いことを考慮すると、下線で記した記述が正確性に欠けている。これらを裏付けするインターネット上の書き込みの投稿を併せて掲載する必要あり。 2022/6/11確認分 用語集/か行 漫画家のあさりよしとおが毎日一度キイロソバを食していることも当時話題となった。当人曰く「汁を捨て、麺だけを食えば塩分を心配することはない」と語っている。 原作に従うならば「お湯を入れる前に乾麺をそのまま食べ、汁とキイロ(卵)のみを飲む」のが本式である。 「キイロそば」に記されている記述。あさりよしとおの発言の情報ソースが記されていない。また、「原作に従うならば〜本式である。」の根拠とする場面の提示が必要。 2022/6/14確認分 けものフレンズ2 5ちゃんねるやニコニコ大百科の掲示板の書き込みを引用し掲載しているが、引用元のリンクが記されていない。
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実況生放送 part68-265,268 265 :実況生放送:2015/03/15(日) 00 06 38.31 ID nrA5n8sR0 ニコニコ自作ゲームフェス2にて出展されたゲーム、『実況生放送』行きます。 1レス完結の簡単なものですが、枯れ木も山の賑わいということで。 (ゲームの概要) ニコニコ動画で行われているゲーム実況の生放送をモチーフとしたゲーム。 プレイヤーは、とある生放送主が『犯行現場』というゲームをプレイしているのを視聴し、 アドバイスを生放送主に送る事で、間接的にプレイに参加する事になる。 その結果、PS2のマイクを使用するゲーム『オペレーターズサイド』『デカボイス』 等のようにメッセージでゲーム内の主人公を操作しているみたいなプレイ感覚を楽しめる。 (『犯行現場』のオープニング) 主人公が目覚めると自室の中だった。 そして、付き合っている彼女が室内で死んでいた。 さらには、部屋の外にでようにも鍵がかかっていて出られないのだ。 主人公は状況を把握するために室内を捜索する事にした。 (バッドエンド1) 彼女が死んだことに絶望した主人公は、 ダンボールにマッチで火をつけ放火し、彼女の死体と共に心中した。 後に、くたびれた服装をした刑事が現場を調べに来たが、 建物が丸ごと燃えたせいで、ろくに証拠を集められなかった。 唯一分かったのは、室内には二つの死体があり、 そのうち片方の死体の体内に鍵があった事くらいだった。 (バッドエンド2) 主人公はコタツの中から、彼女の携帯電話を発見した。 そのアドレスには、主人公以外にも何人もの男性のアドレスがあった。 しかも主人公のアドレスは『保険金用』という名のフォルダにあったではないか。 彼女は何人もの男性と付き合い、主人公を含める数人は 殺して保険金をせしめるためだけの付き合いだったようだ。 それを知った主人公は「…フザケヤガッテ」と呟き、彼女への愛情を捨てる。 そして、「部屋の中は全て調べた、調べてないのはここだけだ」と言うと、 彼女の死体を包丁で切り開き、中から部屋の鍵を見つけた。 その鍵で部屋の外へ脱出することに成功した主人公。 だがその後、くたびれた服装の刑事が現場を調べ、 主人公が部屋にいた痕跡を発見してしまい、 主人公は彼女を殺した犯人として指名手配されてしまった。 地獄の逃亡生活の始まりだった… (グッドエンド) バッドエンド2の方法で彼女の死体から鍵を手に入れた後、 バッドエンド1の方法で室内に放火し、その後素早く部屋から脱出した主人公。 後にくたびれた格好の刑事が現場を調べても、 部屋が燃えていたために主人公の痕跡を見つけることができなかった。 そして彼女は複数の男性と付き合っていたために 主人公のみに疑惑が向けられることはなく、 あの部屋も彼女に招待されて一時的に住んでいたので部屋から足がつくこともなく、 警察から逃れる事ができた。主人公は平穏な日常を取り戻せたのだ。 以上です。ゲーム実況生放送を体験できる珍しいゲームと言えます。 こういったゲームが出展されるのも、ニコニコ自作ゲームフェスならではだと思います。 268 :実況生放送:2015/03/15(日) 20 15 27.20 ID nrA5n8sR0 そういえばハードを書き忘れてましたね、その通り、PCです。
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怪火 色 画像 レベル 攻撃力 HP 速度 能力 赤 0 1 0 普通 ■待機効果 自分の「赤のカード」の効果によって減少するHPを2増やす 赤い火力を高める種火。 待機所に置いておくだけで赤のバーンによるダメージが増える。 勘違いされやすいが、効果があるのは減少するHPだけ。 混沌が出ている状態で自分アタッカーのHPを増やそうと思っても増加量は変わらないので注意。 また、混沌が出ている状態でゴブリンメイジを使ってHPが減少する場合にはダメージが増える。 待機効果は重複するので赤のバーン主体デッキには3枚積みでも有効。 ちなみにサラマンダーや火竜で与えるダメージが0の時でも+2される。 初手からノーコストで出せるが、敢えて言うならバーンデッキだとバレてしまうのが欠点といえるか。 バーンデッキじゃなくても1枚入れておいて、壮大なハッタリをかますのも痛快な使い方かもしれない。 怪火のおかげで炎の魔女や見習い魔女、マジシャンの株価上昇中かもしれない?? 放火魔がレベル0を破壊した場合でも怪火が待機所にいれば2ダメを保証してくれる。 反面、待機所にいない場合に放火魔が怪火を破壊すると0ダメになる…と、むず痒い関係。 鬼火の火力も上昇してくれるので力石や怪火をタネにしても2ダメになる。 ただし、待機所にいないで手札に怪火しか無い場合は鬼火が怪火を破壊して0ダメ(ry ゴブリン戦車なら攻撃力0のサブでも怪火が底上げをしてくれるので、0+1+2=3ダメになる。 ただし、待機所が怪火だけの場合はゴブリン戦車が「弾」にしてしまうので注意。 1ターン目に怪火を出せば、2ターン目は魔力が3になるのでマグマ男とちょっと相性がいい。 HPが0なので、当然ながら素のままではアタッカーにはなれない。 緑のHP回復カードで戦場に立てるが、多くの場合は1/1。 ほぼ全てのレベル1アタッカーに敗北するので、故にレベル0なのだと思われる。 イニがあれば人魚メイジで相手アタッカーを返り討ち、なんてことも出来なくはない。 ただそれよりも、人魚マダムの格好の的になりがちなので気をつけたい。 ケンタウロスリーダーで無力化されてしまう。 バーン自体は使えるが、+2を前提で動いていると計算が狂うので気をつけたい。 効果は使用効果に限らず、上記の一般的なバーン以外にも適用される。 ヤドクガエルの敗北効果や弩兵の待機効果にも適用される。 ゴブリンメイジを攻撃力<HPのアタッカーに使用した場合も適用される。 カウンターゴーレムの効果による反射にも適用される。 忘れがちだが、狙うと大きな効果を得られるので覚えておきたい。 また、気付きにくいが飛び火や騎兵の自壊ダメージにも適用される。 ちなみに、怪火(読み:かいか)とは、原因不明の火が現れる怪異現象のこと。 関連項目 バーン関連 HP0クリーチャー 意見所 名前 コメント ↓みたいな感じの復活カードあると面白いかもね。あとこのページの最初が何か変。 -- 名無しさん (2012-03-25 20 37 40) 減らされたHPを2増やす(回復する)、というバーン対策カードだと思ってた… -- 名無しさん (2012-02-18 10 34 54) ↓カード名じゃないリンクがしたかったんじゃない? わざわざアドレス打たなくても、ページ名だけでリンクできるよ 記事作成者
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絶望の庭で咲いたのは・・・⁉︎新感覚スリルパンデミック読切‼︎Cカラー47P‼︎ 木村勇治公原作読み切り。 絶望の花は静かに咲いた 人類よ、(ベル)警鐘を鳴らせ GARDEN-ガーデン- 街は呑まれ 人は消えた・・・ キャラ ボルト 人探しの旅をしている。他の街では5つほど見たが感染者だらけだったり食糧を巡って人間同士殺し合ってるやつらもいたと豪語。 元軍人。軍施設でボルト博士の警護をしていた。 感染したキスリング博士に写真とともにリリス捜索を依頼される 、写真見とれたら感染により正気喪失な博士に噛まれ感染。 幸いワクチンにより免疫で噛まれた左腕だけに留まっている。 必殺技は 天衝樹脈。ボルトとあるがナルトの息子ボルトとは無関係。 だからBORUTOとも無関係。ただし作者は集英社主催パーティで交友がある可能性もある。 ラテン系単球 見た目が単球から。鼻毛は花粉対策らしい。シェルター火事で避難し残飯はねぇかと欲張った。結果逃げ遅れた。 キスリング博士 リリスの親みたいなもん。自宅で軍から呼び出しの電信する。「いい子にな・・・‼︎」と言い残しでかけた。リリスにしたら9歳のとき、最期の会話だった。軍研究施設で研究に研究を重ねるも、もう少しでワクチンが完成するところ保管していた花粉が漏れ出す。しかも兵士の多さがアダとなり、結果感染してしまう。 かけつけたボルトにリリスを探してくれと瀕死ながら最期の依頼をする。 軍施設いたとき、花に負けないよう人間は自ら希望の種を蒔かなければ は口癖。 死亡してから三ヶ月経っている。 シモン メガネ。終盤で銃突きつけるもボルトの気迫に圧倒されミラーの墓に座。 ロイ ミラーとリリスでゾンビ駆除に来ていた。シカを見つけ仮の手間が省けると張り切って向かうもシカは感染していることをミラーに止められた時には遅く感染していることに驚き倒れて腕を噛まれ感染した。 腕を切れば助かるが反発するミラーと殺そうとするリリスで言い争い結果、感染が進行してしまい完全なヴィスカーに寄生された。そして頭を潰された。 ミラー ロイのオヤジィ。リリスのことを信用しておらず強く当たるプライドの高いオヤジィ。 感染したシカに腕を噛まれたロイの腕を切れとリリスに言われるが、たった1人の息子だからと号泣しながら反発し、銃で撃ち殺そうとするリリス、それにロイ前、身を呈し妨害をする。 結局、1人の息子も止むなしボルトに殺されてしまうんだが。 もともと感染拡大で女房を亡くしており、ロイが最期の心支えだった。ペンダントロケットを常に持ち歩いておる。 だが、リリスの部屋が開いていたのか覗くとヴィスカーを撒き散らす気と感違いし放火、 放火により保管してあった瓶が割れてしまい、部屋中の花粉が漏れ吸い込んでしまい感染。 安倍 総理大臣。ヴィスカー対策緊急会見を開く。その最中、感染発症したサングラスしたSPに噛まれる。ヴィスカーに感染者に噛まれた結末は決まっている言うまでもない。 リリス ポニーテールの桃源郷、つまり肉というわけだ。 キスリング博士とは親子みたいなものでな、9歳のとき以来会ってなく、 ヴィスカー難民達とともに避難していたけど、 どうすれば あの花を止められるか とは言わず そのことを考えない限り どんな明日も無意味なのに。明日食べるものがあるから大丈夫、明日になったら助けにくるという話にウンザリし、研究。 だが博士との結局再開はなかった。 ヴィスカーワクチンのセイセイコウテイを纏めたレポートは作り上げたも設備がないためボルトに他軍施設ではないか尋ねるもボルトはワケあって近づけないと難色。 ミラーにみつかり放火されてしまう。 用語 感染 ヴィスカーに感染したものをいう。感染したものは種別問わずゾンビとなって生きた人を襲う 感染経路は噛み突かれたり花粉を吸い込んだだけで感染するぞ! 感染したやつは襲う死体も同然なので元に戻らない、抹殺するしかなく、頭にヒットしないと倒せぬ。 ヴィスカー 別名、人食い花。他生物に花粉をバラまいて吸引させたり噛み付くことで媒介し繁殖するんだ。 そして生物の脳を乗っ取り操るので倒すなら頭を潰すしかない。 このヴィスカーが発見されたのは五年くらい昔だよ。 リリスの考えによるとヴィスカーは生物の血を養分にしており、宿主の脳を操り他生物を襲う。宿主の血を吸い尽くすと身体が乾ききり完全に木となり不動となるらしいぞ! 軍 ヴィスカー対策の軍。ヴィスカーが多数生息する街では軍が統治して安全だった。住民にも食糧と防護服を支給していたが。 その軍がやられてしまい本末転倒だったんだ。 シェルター 山の方にあるらしい。万が一軍統治する街がヴィスカーでダメになったら そっちに移るための隠蓑。その万が一で軍が外回り中に全滅し、住民は移り住んだ。それから1週間経っている。山の岩盤を繰り抜いて造られているよう。生活ベースがある。こっそりリリスがヴィスカーの研究をしているぞ。 ストーリー 人に感染する花、ヴィスカーの繁殖が始まった。 この5年間、人の抵抗も虚しく世界中に広がり 文明社会は崩壊した。 植物に支配されている。未来はヤサイ。文明は野生化していった。未来はヤセイ。
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火山で構成された島。 ここに来た者は、その禍々しい火山を見て、一様にこう言うという。 「悪魔だ」と。 この島で育った者は、フレームマンという名称で呼ばれる。 魔法 職業名称 都市種別 都市一覧 覚える炎魔法 Lv.1…ダイナマイト Lv.3…硝酸アンモニウム Lv.8…黒色火薬 Lv.15…アンホ Lv.20…TNT Lv.25…アマトール Lv.35…テトリル Lv.48…C-4 Lv.61…サイクロトール Lv.74…ペンスリット Lv.89…HNIW(ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン) Lv.100…ONC(オクタニトロキュバン) なお、他の魔法については、他のステージを参照すること。 職業名称 以下の職業名称は、フレームマン以外になることができない。 職業変更をする際には、指定職業所で手続きをする必要がある。ただし、最上級である特級になれば、名称を兼ねることができる。 名称を兼ねる場合は、効果はそれぞれ足した物となる。 職業は、初心者であれば探索士となる。 3級から1級及び特級で構成されており、その職業が1級になると、他の職業に変更することが可能となる。 制限がある。詳しいのは後述 凡例/名称…説明・特殊効果 放火士…敵に火を放ちダメージを与えられる炎魔法の効果が1.5倍・対炎魔法防御が1.5倍 鍛冶士…武器/防具を自作することができる・基本武器のみ・材料があれば、任意に製造可能 鉄鋼士…武器/防具を強くすることができる・武器/防具の攻撃力/防御力が10パーセント上昇・耐久力が2減少 調合士…薬を調合することができる・基本薬のみ・材料があれば任意に製造可能 技術士…武器/防具が壊れた時に修復することができる・任意に修復可能・武器/防具の耐久力が限界の半分へ上昇 適合士…武器/防具がその人に適合できるか確認できる・素早さが10パーセント上昇 探索士…探索する際に必要・運が10パーセント上昇 潜炎士…火山の内部へはいる際に必須・防御力/魔法防御力が10パーセント上昇 創造士…武器/防具/薬を新規に作ることができる・材料があれば任意に製造/修復/強化が可能・必須ステータスが全て10パーセント上昇・取得経験値が15パーセント上昇 制限について 探索士については、何ら制限はない 放火士/鉄鋼士/調合士については探索士1級以上が必要 鍛冶士/技術士は鉄鋼士1級以上が必要 適合士は鍛冶士/技術士のどちらか1級以上が必要 潜炎士は探索士特級が必要 創造士は潜炎士/技術士/調合士/鍛冶士の全て特級が必要 3~1級及び特級のいずれかにいるかによって、扱えるアイテムが決定される なお、新規にアイテムを製造した場合は、製造時の自己レベルのアイテムとして登録することができる。 3級…Lv.10まで 2級…Lv.30まで 1級…Lv.60まで 特級…全アイテム 都市種別 都市は首都都市、大都市、都市、村、宿泊所に別れている。 首都都市は、全ての建物がある。 大都市、都市は首都都市から比べて一部建物がなくなるが、大概の建物はある。 村は、ごくわずかの建物しかない。 宿泊所は、宿とATMしかない。 都市種別 宿屋 ギルド会館 決闘場 訓練場 アームズ プロテクター スーパー コンビニ 総支店 支店 支部 出張所 ATM カジノ くじ販売所 始まりの街 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 首都都市 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 大都市 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 都市 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 村 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 宿泊所 ○ ○ 都市一覧 都市名 都市種別 接続している街道 首都都市 首都都市 始まりの道/第3号/第1号/廃都道路 始まりの街 始まりの街 始まりの道 ラグラロシュ 大都市 第2号/第1号 スナラート 大都市 第1号/第5号 クルサルト 都市 第4号/第5号
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けちベルチャー (Gifts Ungiven Belcher) ヴィンテージで、けちな贈り物/Gifts Ungivenを核としたコンボデッキ。 #whisper #whisper #whisper デッキの基本的な動きはマナベルチャーと同じで、ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcherとマナ切り離し/Mana Severanceのコンボで相手を瞬殺する。 ただ、ここで重要になってくるのがサーチカードのけちな贈り物/Gifts Ungivenの存在で、このカードにより制限カードの修繕/Tinkerを確実に手札に持ってくることができる。 また、けちな贈り物/Gifts Ungiven使用時に修繕/Tinker、ヨーグモスの意志/Yawgmoth s Will、マナ切り離し/Mana Severance、埋め合わせ/Recoupの四枚を選べば、対戦相手がどれを選択してもコンボを発動可能である。 キーカード全てをけちな贈り物/Gifts Ungiven一枚で揃えられるため、非常に強力なデッキである。 その他のデッキの動きとしては、けちな贈り物/Gifts Ungivenによるシルバーバレット、修繕/Tinkerからのダークスティールの巨像/Darksteel Colossusの高速召喚、スタックスのようにゴブリンの溶接工/Goblin Welderで強力アーティファクトを再利用、などがある。 サンプルレシピ 備考 2005 Vintage Championship ベスト4(→参考) 使用者 Andy Probasco フォーマット ヴィンテージ(〜神河救済) メインデッキ (60) クリーチャー (1) 1 ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus インスタント・ソーサリー (32) 4 Force of Will 4 Mana Drain 4 渦まく知識/Brainstorm 1 ヨーグモスの意志/Yawgmoth s Will 1 Time Walk 1 Ancestral Recall 1 Demonic Tutor 1 神秘の教示者/Mystical Tutor 1 埋め合わせ/Recoup 1 燃え立つ願い/Burning Wish 4 知識の渇望/Thirst for Knowledge 2 商人の巻物/Merchant Scroll 2 けちな贈り物/Gifts Ungiven 2 強迫/Duress 1 修繕/Tinker 1 嘘か真か/Fact or Fiction エンチャント・アーティファクト (13) 1 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives 2 真髄の針/Pithing Needle 1 ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher 1 Mox Pearl 1 Mox Sapphire 1 Mox Jet 1 Mox Ruby 1 Mox Emerald 1 Black Lotus 1 Sol Ring 1 Mana Crypt 1 魔力の櫃/Mana Vault 1 水蓮の花びら/Lotus Petal 土地 (14) 2 Underground Sea 1 トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy 2 汚染された三角州/Polluted Delta 2 溢れかえる岸辺/Flooded Strand 1 Library of Alexandria 2 島/Island 1 冠雪の島/Snow-Covered Island 1 Tundra サイドボード 1 マナ切り離し/Mana Severance 2 赤霊破/Red Elemental Blast 1 紅蓮破/Pyroblast 1 荒残/Rack and Ruin 2 紅蓮地獄/Pyroclasm 1 ハーキルの召還術/Hurkyl s Recall 3 聖なる場/Sacred Ground 1 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives 1 急流/Rushing River 1 強迫/Duress 1 天秤/Balance 参考 マナベルチャー デッキ集
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「クル?」 【名前】 ラーム 【読み方】 らーむ 【声/俳優】 穴井勇輝/渡辺実 【登場作品】 仮面ライダーウィザード 【登場話】 第36話「九官鳥は語る」第37話「絶望、指名手配」 【分類】 ファントム 【宿主】 加賀 【狙ったゲート】 根本和良 【特色/力】 九官鳥に姿を変える能力、素早い身のこなし 【怪物モチーフ】 ラーム 【他のモチーフ】 九官鳥 【詳細】 早い身のこなしで飛行し、槍を武器とするファントム。 また、九官鳥に変身するという特殊な能力がある。 人間体は加賀という男性だが、鳥のような鳴き声を発し唇が黄色く塗られているなど、心身ともに鳥になりきったかのような描写が目立つ奇抜な人物(ソラ曰く「あの人、ちょっと変わってる」)。 気弱なゲート・根本和良を絶望させ、ペットの「キューちゃん」として潜伏、周囲で放火を起こすことで警察に追われる身にし、孤独に追い込むことで絶望させようと目論む。 放火魔として追われウィザードのバインドで捕縛されたゲートを助けるのに出現し、ウィザードと交戦するも煙幕を張って逃走。 その後、身柄を拘束されそうになるゲートの近くにいた晴人と攻介に籠から抜けだしてファントムの姿になり襲いかかる。 人の声を真似てしゃべる九官鳥のようにビーストの攻撃をそっくりそのまま返して応戦するもバッファマントをまとったビーストのパワーに弾き飛ばされ、ゲートが駿平達と共に警察車両を奪って逃走、3人を追う。 指名手配になっても逃亡を続ける3人を警察に捕まえさせようとしたが失敗。 さらに凛子の叱咤により現場にあった監視カメラのことをゲートが思い出し、身の潔白が証明され警察署内で本性を現し逃走、グールを放ってウィザード達と戦うも、最期はインフィニティースタイルの「ドラゴンシャイニング」を受け爆散した。 結局のところ、ゲートを警察に捕まえさせる事で絶望させる作戦は失敗したが、ペットの九官鳥がバケモノだったという事で絶望してしまい、作戦自体は失敗したものの目論見自体は成功することとなった。内部に発生したファントムを倒す描写は一切ない。 【余談】 デザイン画から推測するに、スーツは恐らくベルゼバブの改造(膝の突起物や肩の装甲が酷似)。 ラームとはゴエティアと呼ばれる魔術書に記された悪魔、もしくは魔神の一柱。 カラスあるいは人間の姿を取って現れ財宝の窃盗を得意とし、呼び出した者の好きな場所へと盗んだ財宝を運ぶと言われる。なお、ゲートが付けた「キューちゃん」の愛称は「九官鳥」ではなく「胡瓜」を食べさせていたのが由縁。 一切の台詞を言わなかったので、素性がまったく不明なファントム。ソラから「今度失敗したらどうなるか分かってるよね?」と言われると怯えたように取り掛かっていたことから、何かの弱みを握られていたものと推測される。 また、凜子に犯人と見抜かれた時は鳥の姿で目が飛び出したりと、他とは違いかなりコミカルなファントムだった。さらに、攻介が鳥の餌でファントムをおびき寄せようとして大量の鳥に貪られるシーンがあり、何故かホラー漫画調に描かれている。 というより、ゲートが容易く勝手に絶望するほど精神面が弱いことを考えると、別に動く必要もなかったかもしれない。
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「臭いのは俺じゃないよー。俺のガスの臭いだプ~」 【名前】 カンクス・ブチルメルカプタン 【読み方】 かんくす・ぶちるめるかぷたん 【声】 大西建晴 【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 【登場話】 #30「ふたりは旅行中」 【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー 【分類】 ギャングラー怪人 【武装】 シッカリバー 【犯罪歴】 大規模放火罪 【犯罪技】 ブリリアントガス 【ルパンコレクション】 「ばら色の人生~La Vie en rose~」 【金庫/識別番号】 胸部/「931」 【化けの皮】 無し 【人間界での犯罪内容】 大規模な放火 【生物モチーフ】 スカンク 【名前の由来(名)】 スカンク 【名前の由来(性)】 チオール+メルカプタン 【暗証番号の由来】 臭い 【詳細】 逆立ちしたスカンクのような姿のギャングラー怪人。 体内で激臭を放つ強力な可燃性ガスを生成する能力を持ち、指先から散布する。 ブレッツ・アレニシカが持っていたシッカリバーと似た武器を持つがあまり戦闘で使わず、可燃性ガスを撒き散らし大規模な爆炎を生み出し広範囲に被害をもたらす。 欠点としてガスは上述の通り激臭を放ち、その犯罪行為を見つけることは容易い。 なお都市ガス等が臭いのはあえてそうしているためで、ガス漏れ等をすぐに発見するための措置だが、 このギャングラーの場合は体内生成という方法にもよるのか凄まじい臭さで犯罪技がモロバレという欠点を抱えているのだが、カンクスは与えられたルパンコレクション「ばら色の人生~La Vie en rose~」の効果でガスの匂いを消臭することで不可視の火種として扱うことが可能。 コレクションの効果がオフになるとガスの匂いが復活するため、コレクションの有無が戦力ダウンになるとは限らない稀有なギャングラーと言える。 本人は自分が臭いのではなく、ガスが臭いと主張しているが、語尾にも「プ~」をつけるあたり確信犯。 その猛烈な激臭から敵は愚か味方にすら遠巻きにされており、特にゴーシュ・ル・メドゥからは露骨に嫌悪されている。 コレクションの力で匂いを消してバレないようガスを蔓延させ着火することで大規模なガス爆発を引き起こす「人間界火の海作戦」を実行しようと下準備を進めていた。 【余談】 モチーフはスカンク。 爆竜戦隊アバレンジャーに登場したアロハイビスカスカンク以来のスカンクモチーフとなる。 あまりスカンクモチーフ怪人は無く、ゴーグルファイブのスカンクモズーが初で超力戦隊オーレンジャーにてバラスカンクくらい。 スカンクといえば臭いオナラのイメージが強いが、実のところスカンクは威嚇が通じない相手に対し肛門腺から悪臭を放つ毒液を放つ生物。 つまり気体ではなく液体。 チオールと呼ばれる有機化合物を主成分とし、低濃度でも人を始めとした生物がすぐに反応できる匂いのため都市ガス等に人工的に付与することでガス漏れを感知できるようにしている。 イヌ類等嗅覚に優れる生物に対しては覿面であるが、猛禽類には無力で車などにも発射しそのまま轢かれてしまうものさえいるという。 スカンクに対しては最後の武器でありながら最大の威力を持つがあまりの過信が故か。 カンクスの名前はスカンクのアナグラムと、発射する毒液の成分が由来となっている上、金庫の暗証番号もストレートに臭いから。
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愚民はひれ伏しやがれですぅ! ガブリエル。 ナイトメアモードの20層付近から出てくる最強最悪の敵の1人。 3匹まで同時に出てくるし先制エンチャテッドハイは即全滅に繋がる可愛い天使の顔をした悪魔である。 ロリ可愛いので油断していると初見だと間違いなく全滅は免れない。高い体力に凶悪な全体魔法、そしてエンチャ。 こいつに比べたら猶予が有るだけまだオベロンのがマシである。 SS内では鯨家にいつの間にか住み着いていた。 鯨氏が誘拐したという説も 今では適当に居候しつつ古巣の遺跡に遊び(破壊)をしに行ったり、始祖を燃やしたり悪戯まみれの生活をしている。 鯨家の養子みたいな境遇だが、別にそれを恩義に感じたりはしてない。 でも地上生活が長くなるにつれ、どんどん人間臭くなっていってるのだが・・・天使様、それで大丈夫なんすか? 戦闘力は最大級。ガチったら勝てる奴はあんまりいないであろう雰囲気。 独自の進化をしてない状態で9人PTが壊滅も多々あるのだから、当然と言えば当然だが。 振る舞いや行動はまさしく生意気な幼女と言った所で、尊厳も何もあったもんじゃない。 かわいいは正義、とは便利な言葉だなぁ・・・。 たまにほめられたりすると照れつつ憎まれ口を叩いたり、小悪魔的な要素の方が圧倒的に目立つ。 だが忍には懐いている。後はあぷちゃんにもお姉さんぶったりしてるらしい。 背伸びしたい年頃なんだろう。 バエルはきもいから嫌いらしい 強いから嫌い、では無い辺りに実力の高さが窺える。 魔物としての格は勿論最上級。しかしやっぱり他の魔物勢に畏怖されたりはしていない。 むしろ気楽に頬をつまんで伸ばされたりしてる。 怒らないのかとか、もしそれが気に障ってガブがキレたらとかはみんな考えないんだろうか。 「そんなにガブは器小さく無いですぅ。出来るレディは穏やかな心を持つのですぅ」 そうですか。でもガブさんってよく魔女家に放火してましたよね? もちろん放火は鯨氏が指示していたのだが、3魔に増えた今それをやったら流石に命が危ない気がしないでもない。 ちなみに一人称は「ガブ」 大人になってやたら尊大な天使様とかになったらどうしましょう。 ていうか大人になってもこのままだったら無邪気すぎますね。 羽が生えているので、ふよふよ飛んでる事が多い。 近所ではおばちゃんに飴を貰ったり危ないお兄さんに写真を撮られそうになったり、小学生の集団登校に混ざったりと地上ライフをエンジョイしている模様。 高度な魔法を扱うだけあって知能は恐ろしく高い。 異世界からの帰還ゲートを作る事など造作もないみたいだが、あんまりそういう実力をひけらかしたりはしない。 ガブからしたら「やれて当然」だからであり誇る程の事でも無いからだろう。 ガブ子△ 子供扱いされたら不機嫌になるが、都合が悪い時は「ガブ子供だから解らないですぅ」とか言って逃げる。 まだまだ子供ですね! 鯨家でどう育てるのか、今後の活躍に期待。 余談だが、実はちまちまと登場回数は重ねている。 モブとは違うのだよ、モブとは!